1 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:
とりあえず書きまくれ。
エロあり、グロあり。
2
うほっ
5 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/16(日) 16:09:35 ID:To8te7bs
秘書そおこの書庫アーカイブ、誰か持ってないかなあ?
カヲシンは今でも好きだお…
7 :
1:2005/10/16(日) 16:49:04 ID:tt44Sw4q
8 :
1:2005/10/16(日) 16:52:35 ID:tt44Sw4q
ミススモソ
なにこの素敵バナー
10 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/16(日) 17:01:31 ID:tt44Sw4q
シンジ「あぅ・・・ああっ・・・」
カヲル「まだ逝かせないよ・・。」
リンクフリーになってはいるが、これは他のサイトに対してで
2ちゃんに貼ったら怒るんじゃ……まして叩かれやすい801なわけだし。
大丈夫なのか?
>>1よ
本人だから
自分でスレを立てて、10レスもいかないうちにだもんな。本人乙
14 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/16(日) 17:15:01 ID:tt44Sw4q
カヲシンハァハァvvvvvvvvvvvvvv
毒林檎と女体部屋が気になる
サイトに迷惑かかるようなことするなよ…。
男なのにカオシンに萌えてしまった……orz
24話借りてくるかw
19 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/16(日) 19:01:26 ID:tt44Sw4q
18>>
わかった・・。
俺、カヲシンSS作家目指すよ!!!!!!
20 :
1:2005/10/16(日) 19:03:51 ID:tt44Sw4q
まずはネタだ!!
ネタ、参考物をキボンヌ。
おっしゃぁあぁ!!かんがえるぞぉぉぉぉ!!
ハァハァ…やっぱカヲシンだよな…
22 :
1:2005/10/16(日) 21:13:44 ID:???
うおぉぉおぉぉ!!
がんばるぜぇぇぇい!!!
23 :
1:2005/10/16(日) 21:30:21 ID:???
シンジ「うぁ・・・っあぅ・・やぁぁぁっ!!」
カヲル「大丈夫かい?もう少し我慢してね・・?」
シンジ「・・・ぅん・・あぁ!ひゃ!!」
カヲル「・・クス、ここかい?」
シンジ「やぁぁぁぁぁ!!いっ・・いっちゃうよぉぉぉ!!!」
カヲル「いいよ・・我慢しないで・・。」
シンジ「ひぁぁ・・!!!ああああっっ!!!!!!!」
↑こんなカンジ?何点??
24 :
1:2005/10/16(日) 22:29:00 ID:???
カヲシンハァハァvvvvvvvvvv
25 :
1:2005/10/16(日) 23:18:44 ID:???
誰もいないの???
僕は君がいとおしい
臆病で、繊細な君
いつも他人を拒んで、そのくせ他人に愛される事をいちばん望んでいる君
僕を望んでくれるかな
僕を必要としてくれるかな
君が愛しい、いとおしい
27 :
1:2005/10/17(月) 00:42:59 ID:???
26>>
いいね。萌えたvvvvvvvvvvvvvv
28 :
1:2005/10/17(月) 01:20:23 ID:???
眠い・・・おちる・・。
>5
アーカイブが欲しいのか?
だったらぐぐれ。(笑)
ついでにスレ違い
カエレ!
>>23 SSとしての点数はともかく、ちょっぴり萌えちゃったYO。がんばれ
>>1 >>26 ハァハァ…いいなぁ
31 :
26:2005/10/17(月) 10:51:17 ID:???
駄文読んでくれてあんがとう。
また書いてもいい?短めになるけど
31でなくてもうしわけないが、私も投下しても宜しいか?
小説書いたりするの不慣れだから進め方とか語彙に乏しいけど、24話のシリアスパロディ書いてる…。
エロは微エロ程度に頑張るつもりだ
おおお!!おねがいしまつ!!!!
微エロハァハァ…
35 :
1:2005/10/17(月) 16:32:08 ID:???
>>30 ありがとう!!自信ついた!!
>>33 OK!!OK!!大歓迎!!
微エロじゃなくて18禁あたりでもいいぞ!!
俺、一流のカヲシン小説家になるため・・・がんばりまつ!!!!
36 :
1:2005/10/17(月) 19:24:33 ID:???
誰か来いよー・・。
33です。
OKサインもらったので、もの凄い中途半端だし続くけど投下します。
修正していくうちに自分でも混乱してくる文章なので、酔ってしまわないように気をつけて下さい。
使徒との闘いで大きな負傷、または意識不明の状態で何度か入った病院。
今はアスカが入院しているここは、過去に改装したのだろうと、今さらだけど解る。
なぜなら、外来や入院患者は滅多には通らない最上階は、下の階とはまったく違うカビ臭い壁、自動式では無い古くて錆びた扉ばかりだから。
僕は階段を登って、突き当たる屋上へのドアノブを躊躇いなく回す。
錆び付いて動きの悪い扉をほんの少しだけ肩で押すように開いていくと、不気味にも身体に響く鉄の重低音、鳥が鳴くより高くて耳障りな音も一緒にして起つ。
その不快しか生まないような扉から、院内とは違って開放的外界からの風が隙間を通り、光は導くように光の影を足元へと伸びて来る。
段々と風と光が僕の全身を包んで、外へ招かれたことを認識させる。
でも外は砂埃で黒ずむコンクリートに、そのコンクリートの亀裂から少しの雑草と、金網に給水タンク…屋上だから当然だけれど、殺風景だ。
この場所を目にした途端、さっきからどんよりと気分の浮かない僕に、"早く帰りたい"という思想を起こさせる。
この屋上に来たのは人を待たせているから。
その人はアスカとは見知った関係ではなくて、本当は僕一人でも良かったんだけど…一人で病院までいくのが怖かった。
何が怖くて、何が不安なのか解らないのだけれど、考えるのも嫌になって帰ろうとしていた処に、その人が声を掛けて来て、迷う僕にここまで着いて来てくれると言ってくれた。
だからアスカの病室を訪ねられたのは、その人のお陰。
何もないに等しいこの場所を端から見回すと、彼を見付ける。
視線の先の、僕と同じ制服姿で黄昏かれる夕空を眺める男の子が、付き添ってくれたその彼。
エヴァパイロット、フィフスチルドレンとしてネルフに招かれた同い年の子供、渚カヲル君。
「カヲル君!」
僕は彼に届く位の声で、叫んで呼んでみた。
さっきまで気分が沈んでいたのが嘘のように、カヲル君を見付けた瞬間から、何かが僕の中で浮上していって、彼を呼ぶ声も自然と興奮気味になる。
僕の呼び掛けで、彼の銀色の髪は朱色の光彩が絡んでなびいて、今の夕空よりも深くて綺麗な紅い瞳がこちらに振り向く。
「シンジ君」
カヲル君の優しい表情、柔らかい声も耳に届くと、心臓がどきりと大きく高鳴った。
カヲル君に近付こうとしていた足は停まってしまう。
笑われるかもしれないけれど、僕はその勢いで心臓が取れてしまったのではと、本気で思った。
だから、胸の動悸と、耳に心臓の音が聴こえてきたことで、取れて無いと解って安堵する。
そんな僕の安堵した隙を突いて、今度はカヲル君が声を掛けて来た。
「セカンドチルドレンの容体はどうだい?」
「あ、あの、アスカはまだ意識…無くて」
そう、結局アスカは僕を見てくれることは無くて、来なければ良かったかもしれないと後悔した。
『明日も来るから、じゃあねアスカ』そんな言葉しか残せずここに来た。
「そうか」
カヲル君のその一言の後に、互いに言葉を続けられる筈も無く、沈黙が風と一瞬に過ぎていく。
白紙の時間が出来てしまって、僕の思想は自然とカヲル君と出逢った時のことを思い返しだす。
そういえば奇妙な遭遇だったな。
それだけじゃない…彼からは不思議なものばかりを感じとっている気がする。
例えば、さっきみたいな高揚感だとか、彼と居ると安心出来るだとか…
僕の言葉を肯定も否定もしないで、ただ黙って聴いて僕の甘えを許してくれる。
他の人と違って、僕はカヲル君の隣にいるだけで幸福感を得られる…本当に不思議だ。
まだ彼といたかったけど、空に藍が差して、夜が来る。
「カヲル君、帰ろうか」
「そうだね」
僕は今日の彼との時間を、名残惜しく橙を残す空と共に手離した。
41 :
1:2005/10/17(月) 21:12:32 ID:???
いいねVvいいね〜!!!
42 :
1:2005/10/17(月) 21:39:36 ID:???
萌える〜萌える〜
44 :
1:2005/10/17(月) 22:30:16 ID:???
早くみたい〜〜〜!!!!!
45 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/17(月) 23:58:41 ID:3P0amJpq
GJ!
シンジ萌え
シンジキュン・・・(*´ω`*)
カヲル
↓
○|\
○| ̄ヒ|_
↑
シンジ
>>41-46 みんな有難う!まだこれといったエピはないけど、後少し話が進めばちょこちょこ絡ませます。
>>47 棒人間だからか、すごい長く見える
「御免なさいね。本当は明後日なのに、シンクロテストの日を今日に繰り上げちゃって。けど何時使徒の襲撃が来るかも解らないし、アスカが居ない今、早いうちにみんな…特にフィフスのシンクロデータを採っておきたいのよ…」
「はぁ」
僕は靴を履くと玄関前で、ミサトさんから明後日のシンクロテストが今日に急遽変更されたとの、連絡説明を聴いていた。
確かに、いざ使徒に現れられてエヴァに乗っても、まだ来て間もないカヲル君がシンクロ出来なかったら大変だし、僕と綾波だけでは太刀打ち出来ない相手だとか、作戦の実行が困難等のアクシデントがあるかも知れない。
よそを向いて一人納得すると、改めてミサトさんに視線を戻す。
その時のミサトさんは厳しい顔付きをしていて、思わず驚く。
さっき僕がミサトさんが説明してくれていた時に、はっきりとしないふやけた相槌ばかりを打っていたからなのかな?と、ドキドキしながら悩んだ。
一向にその状態から動かないものだから、僕は悩んでいるばかりで痺れを切らしてしまい、つい声をかけてしまう。
「ミサト、さん?」
「……ああ、うん、何?シンジ君」
名前を呼んでからほんの数秒の時間差があったけれど、取り敢えず僕の声は聞こえているみたいだし、反応した際の様子だと、僕に怒ってる訳でもないらしい。
怒っていたとしても、思い当たる事情がないから困るけど…。
「もう僕出ますから」
早く外へ出たかった。
一刻でも永くカヲル君と一日を過ごしたくて…。
「そうだったわね。けどもう少し待って。フィフスについて訊きたいの。彼、どんな子?」
「どんな子…ですか」
どうしてそんなことを訊くのだろうか?
今日のミサトさんは何かが変な気がしてならない。
取り敢えずカヲル君を思い描いて、説明しようと考えるんだけど、最終的には
「良い人ですよ」
これだけしか言えなかったのだけど、そう口にしただけで、頭へ血液が一気に巡って来た気がする。
「そう……ねぇ、顔何赤いわよ?」
ミサトさんの指摘で、やっぱり自分の顔が赤いのだと解ると、急激に恥ずかしくなって逃げたくなった。
「は、ああああの、もも、行って良い、ですか?」
「ええ、行ってらっしゃい」
動揺しまくる僕を見つめる、ミサトさんの顔は呆気にとられている。
居心地悪くて僕は即座に踵を返すと、足がもつれて転けそうになる…なんかもう情けなくて泣けてくる。
自動の玄関扉はボルトの外れる音がして、扉が横にスライドして開かれると、その先の通路が姿を現す。
僕は通路に切羽詰まった一歩を踏み出して、ミサトさんの顔を振り返らずに出掛けの挨拶をして走り出した。
「行ってきます!!」
扉の閉まる音が聞こえる…きっとミサトさん今頃笑っているかも知れない。
カヲル君を意識するその度、心拍が上がって、血の循環で顔が熱くなる。
彼の側に居るときのささやかな赤面と違って、急激な赤面は、他の人の前だと何か凄く恥ずかしい。
誰も、僕の心の中が解る訳でも、カヲル君に対してやましいことを考えている訳でも無いのに。
僕は走る足を緩めて、歩きに変える。
喉が痛い…息を整えようと、大きく空気を吸い込んで、少しむせかえりながらゆっくりと吐き出す。
走ったことで徒に脈打つ心臓の音、さっきまでの鼓動を誤魔化せた気になって、やっと気分的に落ち着く。
「彼に会えば、解るかな?」
切ない息苦しさを感じる原因は、カヲル君。
彼に会えば、答えが出るような気がしかて、さっきよりも余計にカヲル君に会いたくなってしまった。
見慣れた道のりも、今は足取り軽くさせてくれているように感じた。
52 :
1:2005/10/18(火) 15:42:17 ID:???
いいねVvいいねVv
早く続き読みたい!!
さあこうしちゃいられない!!ネタ考えるぞ〜!!!
53 :
1:2005/10/18(火) 18:01:26 ID:???
萌え〜!!!
僕よりも幾分細いその身体を押さえつけるのに、そう苦労はしなかった。
何か非難めいたことを口走りながら、僕の腕から逃れようと彼が手足をばたつかせる。
あまりのも抵抗するものだから、思うように押さえつけられなくなって。
気が付けば後が残るほど、彼の腕掴む手に力が入っていた。
ファーストが生きているという連絡の後、病院から戻ってきた彼は荷物をまとめだしていた。
まるで頭に入ってこない文字の列を眺めながら、様子を追った。
彼が立ち上がる気配を感じ、問いかけた。
「帰んの?」
「うん・・・。何日も泊り込んじゃってごめん。」
こっちを見向きもしない。
「ごめん」・・・ね。ほんとはそんなこと、思ってないんだろ?」
面白くない。彼の意識の中に僕はいない。
「感謝はしてるよ。じゃあ・・・」
面白く、ない。
自分にこんな薄汚いことが考えられたとは、驚きだ。そう。だったら、焼き付けてやればいい。
彼という身体に、意識に、存在に。僕を。
自嘲にも似た笑いがこぼれた後、身体は動いていた。
思い切り彼の肩を引いて、壁に押し付ける。
「ぅあっ・・・!」
いきなりの衝撃に、小さな呻き声をもらす。
「何するんだよ・・・!?」
疑惑に満ちた彼の大きな瞳が、微かに揺れる。
「このまま、素直に返すとでも思ったんだ?」
自分がどんな表情をしているのかわからない。
わかっているのは、酷く獣じみた眼で彼をみているという位で。
55 :
1:2005/10/18(火) 20:49:01 ID:???
>>54 うぁぁぁ!!!!!
萌え死ぬ〜!!!!!!
早く書いて!!!頼むからー!!!!!
ええええエロ!!!過激がいいとです!!!!!!
細い腕を片手で一つに掴み上げ、両足の間に割り入って抵抗を抑える。
「なにするッ・・・」
力では叶わないとみたのか、彼の全身の筋肉が凝縮するのが解った。
無言のまま、その顔を覗き込む。
「なんの冗談・・・だよ・・・??」
声が震えていた。しばらく眼を逸らさずにいれば、彼の身が竦むのが感じられる。
「冗談?君はそんな風に思えるんだ。」
自由な方の腕で、頬に手を添えた。
綺麗だな、と素直に思った。緩やかな線を描いて流れる首元。
その流れに沿って指を滑らせていく。
「ひ・・ぁ!」
触れるか触れないかの感触に、彼は声を上げる。
「君は、どうなると思う?」
そこからは、理性だなんてものは消えうせていた。
大きめのワイシャツの釦が千切れて何処かへ弾け飛んでいった。
アンダーシャツを捲り上げて、その下の肌へと直接触れる。
滑らかで、暖かで、温かい肌。
その感触に、彼が思考を呼び覚ましたらしく、また抵抗を始める。
「やめろよッ・・・!!放せ!放せよッ!!」
僕を振り払おうと、彼は身を捩った。
これでは、彼に触れられない。
どこまで僕を拒むんだろう?自分に勝ち目がないとわかっているのならば、抵抗しない方が賢明なのに。
強い彼の拒絶に何処からかまた、凶暴な獣のような感情がこみ上げる。
それはもはや、獣と言えるほど純粋なモノでもなかったけれど。
気が付けば噛み付くように接吻をしていた。
「ん・・んんッ!!」
彼の拒絶も抵抗も無視して、貪るように口膣を犯す。
舌を絡めようと探りあてれば、怯えたように逃げをうつ彼。
息苦しさからか、彼は僕のシャツを掴んだ。
抵抗が止んだ隙に、胸の飾に手を添える。
こんな行為はしたことが無いけれど、どこかで知っている。
親指の腹で転がし、強く弱く弄ぶ。
「んふッ!・・!ふ、ぁ!」
不意に、聞いたことも無いような悲鳴が聞こえた。
悲鳴といっても、それは篭って甘い響きを含んでいたけれど。
一旦唇を離す。
彼の口から、飲み込めなかった唾液が零れてぬらぬらと光っている。
「はッ・・はァ・・・はァ・・・あァ」
肩で呼吸をしながら眉根を寄せて呻く。
腰が砕けたのか、壁に寄りかかっている。
彼の瞳を涙で濡らしたい。グチャグチャにしてやりたい。
喉元に舌を這わせながら、ふと考えた。
このまま、喉を噛み切ってやろうか。そうすることは簡単だ。このまま噛み付けばいいだけのこと。
彼の生存権は、僕の手の中にある。支配感が体中に広がる。
「おねが・・・、お願い、おねがいだから・・・」
―――やめて。
荒い呼吸の合間に聞こえたその言葉に、不快感を感じた。
君の運命は。生は、死は、僕が握っているのに。
それをぶつけるように、再び行為を開始する。
といっても、今度のは先ほどのようなじゃれ合いではない。
苦痛と快楽を伴う、野生。
59 :
1:2005/10/18(火) 22:11:27 ID:???
LXSSK度skdかsdpsxdld!!!!
萌え死ぬ・・・もう死ぬ・・・・続きを!!!早く!!!
あなたに会えて 良かった
あなたには希望の においがする
躓いて 傷ついて 泣き叫んでも
爽やかな希望の においが する
街は今 眠りの中
あの鐘を鳴らすのはあなた
人はみな 悩みの中
あの鐘を鳴らすのはあなた
…和田アキ子の唄だが、詩がカヲシンぽくて 良いかと。
>>59 こら
>>1!!おまいは興奮しすぎだぞww
…やっぱりカヲシンいいよな。再確認した。
このスレのネ申たち超GJ!!
>>60 アキ子かよwいや、でも、意外とイイかもしれない。歌詞見るだけなら。
「ねぇ、知ってた?男同士でも出来るんだよ。」
出来るだけ優しく彼に囁く。
「・・・?ぇ・・・。」
気付かれないように、彼のベルトを引き抜く。
「何・・・?何を・・・」
「ナニ、をね。」
素早く反転させ、ソコに手を忍ばせた。
「い、やだ!やだぁあぁああ!!!」
侵入の瞬間、彼が悲鳴を上げた。
「い、いたぁ・・・!!!いたい、よぉ・・・。ひゃぐッ、」
当然といえば当然か。コレは傷つけるための行為なんだから。
傷つけて、傷つけて、僕を焼き付けて。
「少し大袈裟なんじゃないの?指が二本入っただけだよ?」
「あ・・・あ!抜い・・・て!抜いてよぉ!」
彼の懇願を無視して、指を動かす。押し広げる様に進み、ゆっくり入り口まで戻る。
「ね、解るよね?碇君?僕の指があるの。」
「・・・っくぅ・・・。うぇ・・・。ふぅう・・・う。」
啜り泣く声が耳に入った。そんなの、僕の知ったことではないけれど。
顔が見えない分、余計に酷いキモチになってくる。
「やだよぉ・・・いや・・・やだぁあ・・・。ぁ!?」
瞬間、彼の反応が変わった。
「あ!?いや!ひゃ!・・・は・・・あっ!ふぁぁ」
ふるふると、彼は頭を振った。
ああ、ここ・か。
「どうしたの?そんな声出して。」
「ちがァっ・・・っんあ・ぁああっ!」
その一点を攻める。出来るだけ彼がもどかしいように。
一体、どんな顔をしているのだろう?興味本位で、彼を振りむかす。
その瞬間、僕は見なければ良かったと思った。
63ですが・・・。
もしかしてss投下の許可もらった方がよかったですか?
65 :
1:2005/10/18(火) 23:38:32 ID:???
>>61 すまん、すまんVvあまりに萌えたんでvvvvvvvv
>>64 自由に書いてOK!!どしどし書け!!
かけかけ(*´ω`*)
本気ですか 調子にのりますよ?いいっすか?
ほのかに染まった頬が。涙に濡れて揺れる瞳が。唇から伝う唾液が。
気が 狂いそうになる。
「・・・ねぇ、君、もしかして経験あるの?」
今、僕のほかにも?だって、この表情はありえない。これが始めてだとしたら、よほどの淫乱だ。
「な・・・にぃ・って!!んっ・・・あ、でちゃ・・・・・ふぁあぁ!!!」
彼が果てる瞬間、指を引き抜いた。
ありありと想像できる。男に抱かれて悦ぶ彼が。
きっと僕はもう狂ってるんだ。狂って・・・。
ずるずると膝を突き、呆然としている彼を見下ろす。
「碇君。」
僕の声に、彼はびくりと身を震わす。
恐れの眼、怯えの瞳。
「やだ・・・、嫌だ・・来ないでよ・・・。嫌・・・!!」
彼は、後ずさりをして僕から離れた。といっても、立てないせいでそれほど動けないようだったが。
彼に目線を合わせるために、しゃがんで目を合わせる。
「だって君一人キモチよくなるのって、ずるいだろ?」
そういって、さらに逃げを打つ彼の腕を掴み上げる。
そして彼の閉ざされた箇所へ熱く猛った自身を宛がい、なんの躊躇いもなく挿入を行う。
「あっ・・・く・・・やぁあ・・・」
彼は不慣れな痛みに苦痛を感じ、痛みを与えている僕へと縋り付いてきた。
また、彼は泣いていて。
あれだけ壊したいと思ったのに。泣かしせたいと。なのに。
今度は、縋りつく彼を抱きしめたいと思った。
―――ちがう。僕は彼を壊したいだけだ・・・。
そういいきかせ、思いを振り払うかのように動きだした。
必要以上に乱暴に彼を扱った。
ガクガクと揺す振られる、人形のような彼。
「ひぁっ・あ、ぁぁあっあ!!」
ふと、鉄の臭いが鼻についた。恐らく、切れてしまったのだろう。
でも、これで動きやすくなった。
自分勝手に動きつづけた結果、そろそろ限界が近いかと思った時。
それまで人形のようだった彼が変化を見せた。
「ちょ・・・!!ぅあぁ!止めっ!!中では・・・っは、出さな、っでぇえ!」
「っく・・!!」
その懇願と同時に果ててしまったので、彼の願いが叶う事はなかった。
彼は気を失ったようで、ぐったりと瞼を閉じている。
涙の後をなぞった。長い睫毛を撫でる。
僕は一体、彼に何をした?
何故抑え切れなかった?何故言葉で伝えなかった?
「・・・碇君、僕を―・・・・」
僕を見て、と。
明日の朝、恐らく僕に浴びせられるのは罵声だ。
だから、それまでは。と彼の身体を抱いた。
夜の闇は、尚深かった。
終りっす。
ごめんね。全然エロくない。文才欲しい・・・。
萌えたよー
時計を見てみる。
シンクロテストの時間まで、まだまだ余裕がある。
今日は早めにネルフに来て、僕とカヲル君は自販機コーナーで時間を潰していた。
ここは人の出入りが多くてゴミ箱は一週間程しないと空にならないけれど、床は毎日綺麗に清掃されているみたいだ。
一日中人が出入りしていのに、何時掃除してるのだろうとちょっと考えながら、僕はずらりと並ぶ自販機のうち一つの前に立って、財布を取り出して小銭を入れた。
「ねぇ、カヲル君はどれにする?」
僕は最近お気に入りの缶ジュースのボタンを押しながら、背後に立つカヲル君にどのジュースがいいか訊いてみた。
さっき買った缶ジュースを取ろうと、腰を屈めた時
「ああ、僕なら遠慮しておくよ」
カヲル君の返答に屈めた体勢のまま、顔だけで振り返る。
「喉、渇いてないの?選べないとかだったら、僕と同じので良ければ…」
「…そうだね。シンジ君と同じものにするよ」
なんなのだろう。
カヲル君の表情が曇ったように見えたような気がしたけど…。
すぐに霞んでしまう位の短い時間で、どんな表情だったのかは忘れてしまったけど、あの直感的なものだけは隅の方で残る感じで、凄く気になる。
僕はもう一度さっきのボタンを押して、カヲル君の分を買う。
「はい」
「有難う、シンジ君」
僕がジュースを手渡すと、カヲル君はいつもと変わらない穏やかな微笑みで受け取ってくれた。
思い過ごしなのかも知れない。
こうして今彼が笑ってくれているのだから、深く考えなくても良いような気がして来て、あの表情を忘れてしまっていた。
カヲル君は椅子に腰を掛けたけど、僕は立ったままプルタブを開けてジュースを喉へと流し込む。
口の中へ冷えた液体が押し寄せて、舌にその液体の味覚を知覚させると食道をどんどん通過していく。
今口にしている分が全て喉を通り終え、一旦缶から唇を離す。
「美味しい」
満足感を込めた溜め息混じりの感想を呟いたら、カヲル君はどうかと訊こうとして椅子の方を見た。
「カヲル君?」
カヲル君はジュースには手を付けないで、僕のことをじっと見つめていた。
もしかして、柑橘系は駄目だったのかな…好み位は訊いておくべきだったな。
僕は反省した。
「御免ね、カヲル君」
「何がだい?」
カヲル君の視線や声は柔らかい分、申し訳なさが膨らむ。
「そのジュース、嫌いなんじゃないのかと思って…君の好みを訊かないで、僕の好みのものを選んでしまったから…」
そう謝って、僕が俯いてしまうと
「いや、違うよシンジ君」
微かな笑い声がして顔を上げると、凄く優しい笑顔のカヲル君が居た。
昨日と同じ高鳴りが、全身を支配した。
「君も座りなよ。気になっていたのはそのこと」
ジュースは関係ないと解ったのに、カヲル君は自分の隣へと促してくれるのに、僕に落ち着きなんて全く出来なかった。
なんか…凄く…
喉を鳴らして息を飲んだ後、吐いて出た言葉は誘いの答えとは全く別物になっていた。
「そ、そういえば、カヲル君は、いいっ今までどこで過ごしていたの?」
どうしてここまで逃避しちゃったんだろうとは思った。
けど聞けば、カヲル君はまだネルフの宿舎に移る手続きが終えていなくて、今日から宿舎に入る予定なのだという。
だとしたら、ここに来てからの数日は、どこに居たのか、僕は好奇心で訊ねてみた。
「ホテルだよ。僕に親、親戚なんかは、いないからね」
「あ…」
気まずいことを訊いてしまったかも知れない。
それでも、なんだか僕は勝手な親近感を覚えた。
彼も、一人だったのかと…。
「さぁ、そろそろ時間だね。話は着替えながらにしようか」
自分の思想に落ち込んでいた処に、カヲル君の声を聴いて我に返る。
立ち上がる彼の姿を見ながら、僕は頷いた。
二人きりの更衣室。
僕の気持ちは、先程の気まずさを引きずったままで、今の状況はかなり窮屈に感じる。
互いに無言、会話の無さが、この空間に切迫感を詰めていく。
僕は嘆息したい処を抑えて、ロッカーからプラグスーツを取り出すと、制服に手を掛けた。
「君は、僕と居るのが怖いのかい?」
唐突に会話を振られたので、身体が思い切り跳ねた。
まさか、彼から何か話掛けてくるなんて思わなかったし、吃驚してしまった。
僕が振り向いて見た先は、カヲル君の上半身裸の白い素肌だった。
「え?」
さらに驚いて短い疑問符しかでず、そのまま言葉を失って、僕の眼は釘で打たれたみたいに動かせなかった。
顔だけで無く、ずっと下を追っても曇り無い白さが怖い位に妖艶で、思わず溜まった生唾を飲み込んだ。
カヲル君が僕へ振り向いて近付いてくる。
人工陽で彼の銀の髪が光を宿して翻る様と、凛々しい輝きを放つ紅い瞳が僕を捉えた瞬間が、病院の屋上でのワンシーンを思い起こさせた。
「屋上や、自販機で思っていたんだ…」
彼の手が、僕の手首を捕らえた。
その瞬間に、首から肩にかけて鈍い痺れが走った。
「っ」
「君はなぜ、僕の隣で肩を並べてくれないのかって」
カヲル君という存在を示すモノが、一気に五感で感じていて、立ちすくんで答えることも出来ない。
違うと首を振りたい、示したい。
でも、今真っ直ぐ僕を射抜く程の力の籠もったカヲル君の瞳が、確かに怖くもあった…否定に戸惑ってしまっている?
動くことの出来ないそんな僕に、カヲル君が手を伸ばしてくる。
筋肉が強ばっていた筈なのに、瞼が視界を固く綴ざしてしまう。
その後、頬に微かな熱を感じた。
その熱と感触が掌なのだと解ると、瞼が開いて、再びカヲル君の顔が映る。
「君は、知り合い触れ合うことに対して、人一倍臆病なんだね…そういう壊れ易い部分も、シンジ君の一部。僕は君の全てに魅せられた……御免ね…怯えている君に、無理やり近付いて、こうして強引に触れたりして」
なぜ謝るの必要があるのだろうか?
君は何も僕に謝らなければならないことはしていないのに。
寧ろ、僕こそが、何も答えられない不甲斐なさを謝らなければならないのに…。
「どうしても、君に触れたいという想いが止まらなくて」
「ぁ…」
僕は、掠れながらも声が出せた。
後はこのまま流れに乗せてしまえばいいんだ。
「……好き…だよ……」
カヲル君の瞳が、円くなる。
そして、僕自身も自分で言った言葉が何であったのかを理解すると、激しいノイズが脳をかき乱した。
大変なことを口にしてしまった
僕はカヲル君に掴まれて無い方の手で自分の口を塞いで、沸騰しそうな位に熱くなる顔の赤味を抑えようとする。
こんなこと今更したって…特に顔の熱はどうしようも無いのに、無意味な行動をとってしまったことで、余計恥ずかしくなった。
穴があれば入ってしまいたい…。
恥ずかしさに埋もれてしまいそうな中、カヲル君は眼を細めて唇に緩やかな笑みを乗せていた。
「有難う、シンジ君」
その時の彼の表情は、今までぐちゃぐちゃになってしまっていた僕の総てを、無効にして真新しくしまう程の力を持っていた。
やっと接近はしたけど、文章や中身がループしてんな…自分orz
キャラに告白っぽいのさせるの初めてorz
81 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/19(水) 12:06:40 ID:/QNAak6M
82 :
1:2005/10/19(水) 15:11:30 ID:???
おまいら最高!!!
萌え死ぬ・・・・ガクッ!!
83 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/19(水) 16:04:21 ID:ywEJBKtw
懸命に言葉を紡ぐシンジの耳は赤く染まっていて、その姿はカヲルを更に欲情させた。
「当然、そのつもりだよ」
カヲルはシンジの腕を力強くベッドに押し付け、半ば強引に唇を重ねる。
何度も触れるだけのキスを繰り返した後、唇を舐め上げて口腔を犯すように舌を差し入れると、シンジもそれに応えてカヲルを求めた。貪るような口付けは卑猥な水音を生み、顎を伝う唾液は頬に添えられたカヲルの指をも濡らしていた。
「…っん、ぅ…」
「シンジ君…ヤラシイ」
舌同士の情交。互いに舌を絡め合い、熱く柔らかな感触を味わう。
「…ぁッ…ん」
ゆっくりと、カヲルは頬に添えた指を下降させる。
「本当に君は可愛い。食べてしまいたいくらいだ。」
そう囁きながら、はだけたシャツに指を忍ばせた。
「ゃ…」
口付けながら、胸の突起を探り当てる。
「嘘はイケナイ。嫌じゃないだろう?」
零れた唾液を掬い取り、再び唇を奪う。カヲルの舌がシンジの胸へと移動した。
84 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/19(水) 16:05:33 ID:ywEJBKtw
>>83 スレ間違えた…いっちょ逝ってくる(`A`)
シンジめちゃめちゃ可愛い・・・!!
こう、こんな素晴しいカヲシンに挟まってると真ん中の自分の駄文が
月とスッポンのスッポンだなぁと思う・・・。
月はいいね!ってことで続きを・・・!
86 :
1:2005/10/19(水) 17:01:21 ID:???
>>85 バッキャロウッ!!!おまいが書いた小説も最高だよ!!自信持て!!!
>>83 klxkdokxdlkxkskふじこl@!!!はっ・・早く続きを!!!!
>>83でつ。
申し訳ない…。
>>83はカヲカヲのエロ画像スレに落としてたものをこちらに誤爆してしまっただけなので続きはエロ画スレからおながいします。
マジ逝くわ。なにこのぐだぐだ。
とある宗教のサイトの創世記に、何故アダムの肋骨からイヴを作ったのかという考察で、
丁度肋骨がアダムの両手でイヴを抱きしめて守れる体の部分であり、また生きていく上で大切な
部分でイヴを作ることにより二人を不可欠な存在にするため〜とかなんか書いてあったな。
カヲシンで創造したらなんとか小説かけね?
>>87 気にするな、
>>83にはかなり萌えた。
あと、あのエロ画像スレはカヲル受けが強い感じなのでカヲシンならこっちの方がイイ気ガス。
>>1も大歓迎してるしwもちろん自分も大歓迎だww
90 :
1:2005/10/19(水) 19:42:42 ID:???
もうカヲシン止まらない〜♪
カヲシンというか、カヲル→シンジは流石に駄目でつか(´・ω・`)
>>91 カヲルのエロ画像キボンヌとかなんとかいうスレだったような。
>>83さんのはカヲシンだけども、今はカヲル受けな流れっぽいので苦手なら注意すべしなスレかも…。
>>92 いや、そんなことないぞ!!
>92
むしろ萌えだ!
鋼鉄のガールフレンドネタ(林ふみのの方)ですよ!
痛い人が書いてますよ! 調子乗ってます! すいません!!(逃
嫌悪感で吐きそうだ。
洗面所の外の、人の気配は消えない。
先ほどから右往左往しているのは、シンジ。
呆れたようなアスカの声が、時折混じるが、それでもシンジはその場から離れない。
彼が洗面所に篭ってから、既に五分以上は経過している。
トウジたちならば「長い便所だったね」とでも言って爆笑の後、終わるのだろうが、なにせ相手がカヲルだ。
それにはどうにも、該当しないらしい。
「カヲルくん、カヲルくん。大丈夫? 気持ち悪いの直った?」
トントン。
再度のノック音に、弱弱しくコトン、と内側から叩くことで返事をした。
まだ気持ち悪い? との言葉にも、もう一度叩き返す。
水を持ってこようかと言われて、もう出るよ、と告げた。
これ以上彼を心配させるのは、カヲルとしても本意ではない。
それでも、喉元からせり上がってくる気持ち悪さに耐え切れず、また洋式の便座を上げたそこに顔を突っ込むようにして吐いた。
こんな内容でスンマソンorz
「カヲルくん?! カヲルくん、大丈夫?! ねぇ、開けて!!」
心配そうな声。
うめくような声が聞こえたせいもあるのだろう。
シンジが焦るようにして、切羽詰った声をあげるのに、申し訳ない気持ちで息をついた。
流石に他の面子(とはいえ、今はカヲル、シンジ、アスカ、レイの、いつものといえばいつもの四人しかいない。当然のように、ユイや
ゲンドウは仕事であり、現在碇宅は子供たちの城と化していた)も異常を感じ取ったのか、洗面所前の気配が増えた。
「ちょっとカヲルー? アンタ本当に大丈夫なわけ?」
「なんでも、ないよ。ただちょっと、気持ちが悪いだけで」
レバーを引いて、下水へ吐瀉物を流し落とす。
口の中が気持ち悪くて、どうしようもない。
「今出るから、ちょっとどいてくれると嬉しいな」
「ハーーーッ。ったく、心配させないでよね!」
「あれ、嬉しいな。心配してくれたんだ」
「誰がよ!!」
「さっきと言ってること違うよ、アスカ………」
からかうように言いながら扉を開けば、すぐに食って掛かってくるアスカ。
それを宥めるシンジと、いつもの構図だ。
大丈夫。
手を洗って柔らかいタオルで拭くと、それだけで少しは先ほどの猛烈な嫌悪感も吐き気も治まってきたように思えた。
「カヲルくん、はい、水。気持ち悪いでしょ?」
「あぁ、ありがとう、シンジくん。誰かを気遣えるのは、人としての美徳だよ。本当に君は綺麗な心の持ち主だね」
「そ、そんな………!」
「渚くん」
「―――なんだい」
「気持ち悪いの、直ったの」
「あぁ、心配をかけて悪かったね。シンジくんも心配してくれたし、もう大丈夫だよ」
「………ふぅん」
じぃ、と、見つめてくるレイの、赤い目が、責めるようにこちらを見る。
コップの中の水が、揺らめいた。
二人の空間に漂う、何かに反応したかのように。
「え、えっと、綾波? カヲルくん?」
「なんでもないよ。シンジくん。あぁ、これで口を漱いじゃうから、もう一杯貰ってもかまわないかな?」
98 :
96:2005/10/19(水) 21:29:15 ID:???
「うん。綾波、座ってて」
「でも………」
「僕のことなら、心配しないでかまわないよ? 綾波さん?」
カッ、と、顔を赤らめて、リビングのほうへといってしまうレイに対し、嫌そうな視線をカヲルが一瞬送る。
気づかないことは幸せか、それをシンジが見つけることはなかった。
「口の中酸っぱくない? カヲルくん」
「気持ち悪い。だから、早く洗っちゃうね」
困ったように笑いながら、カヲルはコップを揺らして見せた。
どこか安堵の表情を浮かべるシンジに、安心させるよう頷く。
「シンジくん。心配させて、悪かったね」
「ううん。僕こそ、勝手に騒いじゃったし。可笑しいよね。カヲルくんは、僕なんかよりよっぽどしっかりしてるのに」
「―――そうでもないよ」
「そんなこと言ったら、僕なんてどうしようもないから」
「君の悪い癖だね。シンジくんはとても素晴らしいのに」
「カヲルくん・・・・・・っ!!」
赤い顔で、否定を示すように首を振る。
照れるというよりも、本当にそう思っていないのが丸わかりだ。
可愛い、と思うに、十分な。
「可愛い、シンジくん」
思った瞬間、口に出していた。
「・・・・・・・」
「好きだよ、シンジくん」
キスをしようと顔を近づけて、止めた。
胃液の残る口付けをするなんて、許されるはずもない。
あわあわと困惑しているシンジの唇にそっと人差し指の先を押し付ける。
戻らないシンジを呼ぶ声に、行った方が良いと促した。
口を漱いですぐに行くと微笑み、もう一度カヲルは洗面台に戻る。
99 :
96:2005/10/19(水) 21:32:06 ID:???
心配そうに見つめるシンジをもう一度促し、今度こそ胸中の気持ち悪さを拭う為に彼はコップの水を煽った。
―――まったく、子供じゃないんだから。
口をすすぎながら、心中で吐く毒は己に対してだ。
明らかにシンジを好きなアスカと、レイ。
彼女たちは、今の完璧な世界を壊す存在だ。
―――種の保存、男と女のセックス以外にだって、存続させる手段くらいはやくみつければ良いのに。
そうすれば。
この世界は壊されない。
故意か、無意識かは知らない。
ただ、確かな色を持って接した彼女たちに対して、男の本能か性ともいうべきか。
シンジが、僅かに反応を示したのは確かだ。
なんて気持ち悪い、と、半ば以上本気でカヲルは呟く。
―――シンジくんが穢れてしまうよ。
あの脆弱な精神を、あの脆弱な肉体を。
自分はとても気に入っているというのに。勝手に汚されるなど、心外だ。
―――彼は、僕が最初に手にしたのに。
奪おうとする彼女らに(そんな気など、ないとは知っている。ただ彼女たちは彼女たちなりに、彼が好きなだけだ。わかっている。
わかっていても、認められようはずもないこともあるのだと、言い訳る)悪感情が募る。
嗚呼、嫌悪感で吐きそうだ。
終了。
長くて申し訳ないすorz
>>96-99 GJ!!あの漫画はLASだってことでパラパラ見ただけだったが…こんな萌え方も有りだよな!!いや、むしろこれでいいよ!!
101 :
1:2005/10/19(水) 21:59:13 ID:???
102 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/19(水) 22:56:45 ID:ywEJBKtw
おはようございます。
ちょっと2箇所のスレでフラフラしてしまいましたが、
>>83はこちらでお世話になりますm(__)m
ややこしくてごめんなさい。
てな訳で
>>83の内容が重複しますが最初から。
----------------------
「……可愛いよ。ねぇシンジ君?」
薄暗い部屋の中、窓から差し込む月明りがカヲルの端麗な顔を映し出した。
白く整った肌。紅く、鋭い閃光を放つ瞳。桃色にほんのりと色付いた唇。
妖艶に笑む、その表情はとても綺麗で。
「ほら、よく似合う…」
細い指先をシンジの首筋に伸ばし、革製の首輪を爪の先で擽るようになぞる。そっと耳の裏に唇を落とすとシンジは静かに瞼を閉じた。
「可愛い。僕のシンジ君」
ぺろり…と、首筋から鎖骨へと舌を滑らせる。
「ひゃ…っ」
シンジの身体が強張る。
執拗に舌先で舐め回すと、小さく身体を震わせながら吐息を漏らした。
「は…ッ、ンぁ…」
甘い電流が背筋を走り抜けていく。もどかしい刺激に身を捩り、シンジは切なげな表情でカヲルの首に抱き付いた。
「…ね…っ、カヲル君…」
カヲルの耳元でシンジはか細い声で囁く。
「どうしたんだい?」
「お願い…今日はメチャクチャにして」
103 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/19(水) 22:58:08 ID:ywEJBKtw
懸命に言葉を紡ぐシンジの耳は赤く染まっていて、その姿はカヲルを更に欲情させた。
「当然、そのつもりだよ」
カヲルはシンジの腕を力強くベッドに押し付け、半ば強引に唇を重ねる。
何度も触れるだけのキスを繰り返した後、唇を舐め上げて口腔を犯すように舌を差し入れると、シンジもそれに応えてカヲルを求めた。貪るような口付けは卑猥な水音を生み、顎を伝う唾液は頬に添えられたカヲルの指をも濡らしていた。
「…っん、ぅ…」
「シンジ君…ヤラシイ」
舌同士の情交。互いに舌を絡め合い、熱く柔らかな感触を味わう。
「…ぁッ…ん」
ゆっくりと、カヲルは頬に添えた指を下降させる。
「本当に君は可愛い。食べてしまいたいくらいだ。」
そう囁きながら、はだけたシャツに指を忍ばせた。
「ゃ…」
口付けながら、胸の突起を探り当てる。
「嘘はイケナイ。嫌じゃないだろう?」
零れた唾液を掬い取り、再び唇を奪う。カヲルの舌がシンジの胸へと移動した。
104 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/19(水) 23:00:12 ID:ywEJBKtw
「あぁ…ッ…ァ…」
輪郭を舌で擦られ、敏感な先端がぷっくりと盛り上がる。
「…やぁ…ん…ッ」
押し潰すように先端を舐めてやると、シンジの頭が左右に揺れた。
「…今更遅いよ」
愛撫を止め、首輪に手を掛けてシンジの身体を引き寄せる。
「う、ぁっ…」
シンジは思わず息苦しさに顔を歪ませた。
「止めてあげない」
パッと手を離しベッドに落とすとカヲルは再び愛撫を続ける。ピチャピチャとわざとらしく音を立てて胸へと吸い付き、軽く甘噛みしながらもう片方を指先で摘み上げた。
「ひァあ…っ…!!」
身悶えるようにシンジは身体を震わせる。空いている手が脇腹を伝い内腿に滑り込んできた。
「あ、ぁ…ッ」
「…泣いてしまうくらい気持ちいいのかい?」
快楽のあまり、シンジの瞳からは無意識に涙が零れ落ちていた。
105 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/20(木) 01:11:32 ID:mBr30mR1
カヲルは口元だけシンジへと微笑みかけて両手でその顔を包み込む。
「んぅ…っふ、ァ…カヲル君、っ…」
唇を塞がれ、シンジが息を詰まらせた。上がった息でうわ言のように何度もカヲルの名を呼ぶ。
「んっ…ン…」
カヲルの身体にしがみ付き肩口に唇を押し当てる。そんなシンジの行動が愛しくて、カヲルはその耳元を擽った。
「…はァ、…んッ…」
耳朶を甘噛みして、首筋か胸、脇腹、脚へと指を這わす。
「…ぁあッ…ァ…」
ゆっくりとカヲルの指がシンジの陰茎に触れる。
「や、…あぁ…ッ」
固く震えながら天を仰ぐそこを指の腹で擦ると、透明な液体が先端から溢れた。
「あぅ…ア…っぁ…」
「こんなにして。君は本当にいやらしいな」
「そんなこと…、ひッ…ァあぅッ…」
言いかけたシンジが大きく背を反らす。身体を起こし、体勢をずらしたカヲルがシンジを口に含んでいた。
口腔内でシンジを舐め回すと唇を離し、丁寧に舌を這わせる。
「んぁッ…あぁ…あっ…」
尿道口の下の筋ばんだ箇所に舌先を何度も往復させ、亀頭を唇で擦る。シンジの腰はビクビクと波打ち、唇からは絶え間ない淫らな声が漏れていた。
>>102-105 超GJ!
二人ともえろい…萌えるよ…!萌え尽きちまうよ…ッ!!
続きが気になり過ぎる…
107 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/20(木) 06:22:37 ID:mBr30mR1
>>106 thx!!遅筆は許してください…(`A`)
----------------------
「…ぁん…っあ、カ…ヲル、く…っ…」
ちゅっ、と亀頭を吸い上げながら尖らせた舌先で割れ目を舐める。そのまま一気に唇を滑らせて根元まで銜え込むと喉の奥でシンジは達してしまった。
「…はぁっ…ァ…ごめ、…なさ…い…」
肩を上下させて息を整えようとするシンジの声は涙が混じっていた。
吐き出された白濁を喉を鳴らして飲み込み、カヲルはシンジに唇を寄せる。
「…やっ…!」
反射的にシンジが顔を背けるとカヲルはクスクスと目を細めて笑った。
「嫌だなんて…自分のものじゃないか」
顎を掴み無理矢理に口付けを交わす。上顎に付着した自身の精液とその匂いにシンジの表情が歪んだ。それでも構わずカヲルは敢えてそれをシンジの口腔に運ぶように舌を絡める。
「ぅっ…う…」
迫りくる嫌悪感に嗚咽しながらも与えられる快楽に身体はただ反応していて。
「そう。僕は素直なシンジ君が好きなんだ」
掌に収めたペニスを指の間で挟むようにして扱くと、シンジの陰茎が再び頭をもたげ始めた。
ひんやりと冷たい指先が熱くなったそこを刺激する。カヲルの繊細な愛撫は、シンジを言いようのない悦楽の波に溺れさせた。
108 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/20(木) 08:59:25 ID:mBr30mR1
「やらしくて可愛い、僕のシンジ君…」
心底嬉しそうなカヲルが頬、顎先、喉元…とシンジにキスを降らした。
「イッたばかりなのにこんなにして…」
「…っ言わないで…」
頬を染めて俯く。
「じゃあ…僕も気持ちよくして欲しいな」
シンジの腕を掴み身体を起こせると、カヲルはベッドに座りベルトを弛めてパンツのジッパーを下ろした。
「ほら…」
優しく頭を撫でシンジの顔を陰部へと促す。屹立した陰茎に唇を押し付け、頭を押さえ込む。
「できないのかな?」
興奮に身を震わせたシンジの膝はガクガクと笑い、思考はもはや奪い取られたかのように何も考えられなくなっていた。
「…ぅ、ッん…」
目の前にあるカヲルのものをぎこちない舌でペロペロと舐める。
109 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/20(木) 11:42:33 ID:mBr30mR1
「そう…上手だよ」
シンジの前髪を指で梳きながら、カヲルは意地の悪い笑みを浮かべた。
「ねぇ、シンジ君。僕がすぐにでも君の中に入れるように、自分でいじってみせて」
甘い声で、甘い口調でそう囁く。その言葉にシンジは目を見開いて顔を上げた。
「…え?」
「だから…」
シンジの右手を自らの口元に引き、爪の先から指の付け根まで、時間を掛けてネットリと舐め回す。
「いつも僕がしてあげているように、自分でそこを開くんだよ」
力の入らないシンジの身体は、片手を取られバランスを崩してベッドに埋もれていた。
「そんなの、無理だよ…」
泣き声混じりにシンジが首を横に振る。
「無理じゃないさ。僕に従わないのなら、今日はこれでおしまいだ」
それが嫌なら…と煽られ、シンジはカヲルの唾液にまみれた指先を秘部へと充てがった。
「あッ…」
人差し指を第一関節まで沈めて大きく息を吐く。きつく締め付ける襞は、ヒクヒクとシンジの指を欲していた。
「ん、あぁぁ…っ…」
奥まで一気に突き進めると、気の遠くなる程の刺激が駆け抜けた。
華奢な身体を支えていた膝は汗で滑り、白い脚がシーツに投げ出される。
「だらしないなぁ…」
カヲルに支えられ壁にもたれるように座らされると、右手は蕾に、左手は陰茎に添えるように強いられた。
う・・・最高!GJ!!!!!!!!!!!!!!!
カヲシン(*´д`)ハアハア
皆さん激しくGJ!!(*´Д`)ハァハァ
比べて自分は全くエロくない…orz
泣いていいですか?
風呂の中だと〇〇になってしまうとか色々考えましたが、妄想物語だしのと割り切ることにました。
途中ですが投下
「シンジ君、上がって良いわよ」
ミサトさんから、シンクロデータ集計完了の合図が届く。
「はいっ」
僕が答えると、テスト機体内の電源が落ちて薄闇が視野を奪う。
多分、大丈夫…いつも通りだ。
シンクロテスト中に、更衣室でのことが時折頭に浮かんで来そうだとか思っていたけど、そんなことも無く終えることが出来た。
これからまた、カヲル君と顔を合わせるんだと考える。
駄目だ…普通にしている自信が無い。
気の早いことに、僕はもうすでに緊張していた。
この状態で彼に合ったら僕はどうなってしまうだろうか?
いくら考えようと、先は解らないのにと、途方もなく当てにならず、現実その通りな自分の答えに溜め息が零れた。
機械が壁際一列に並ぶモニター室。
いつもなら結果報告の為にここに来るように声を掛けてくれるのに、今日は何も無い。
それに、カヲル君がいない…先にここに来ているのかと思えば、辺りを見回しても、カヲル君は見当たらない。
気になって、ミサトさんに訊ねてみた。
「あの…カヲル君は?」
「彼はまだ中よ」
なんだか素っ気なくて冷たい感じだ。
ずっと画面を見つめているミサトさんは、朝と同じ顔をしてた。
質問を続けてみた
「今日の結果は?」
「問題もなく、いつも通りだったわよ」
やっぱりこっちは見ない。
「そう…ですか」
ここに居てはいけない気がして来た僕は、足を一歩退げて踵を返そうとした時、モニターにカヲル君が映っているのが見えて数秒間見つめていた。
入浴場の広い湯船に僕とカヲル君は並んで浸かっていた。
水蒸気が籠もったこの空間は、感覚的に広がりを感じる。
何もかもを微睡みに変えてしまいそうな感じ。
全身に染み込む暖かな気持ち良さに浸りながら、盗み見るようにカヲル君に視線を巡らせる。
それを察知したのか、カヲルは言葉で返した。
「さっき…僕を好きだと言ったよね?」
「へぁ?ぁぁ、うん。僕は君が好きだよ」
動揺に舌がもつれながらも、自分がカヲル君を好きなのだという意思表示だけは、今度ははっきりと笑顔で出来た。
そこまでは良かったんだ…でも僕の口は止まらなかった。
「僕の君に対する"好き"は、特別過ぎる"好き"のような気がするんだ」
こんな奥にしまっておけばいいこと…どうして…。
カヲル君の前だと、僕の総てを明かしてしまいたくなる。
僕の総てを、カヲル君に外も内も何もかも…
「だからもっとカヲル君と一緒に…」
駄目だ
今考えていることはきっと熱気に浮かされて、まともになれていないだけなんだ。
在らぬことを馳せている自分を軽蔑した。
カヲル君とこれ以上二人きりで居る訳にはいかない。
「僕も、君に対しては他の誰とも違う感情があるような気がしてる…僕は君に逢うために、生まれたのかもしれない。そう思えてならない」
立ち上がろうとして力を入れた腕は、カヲル君の言葉に制された。
カヲル君を振り向いた時見たカヲル君の瞳が、思い詰めたように遠くを見ていた。
「…でも本来なら、僕は君と相容れてはならない種族。この現実に、僕は運命を呪ったよ」
それは、男と男という意味なのだろうか?
でも…"種族"?
さっきから彼は何が言いたいのか解らない…段々と整理の付かなくなっている僕をよそに、カヲル君の手が僕の手に被さった。
目の醒める衝撃が胸と脳に打ち寄せた。
「カヲルくっ…」
跳ねるような僕の突発的に出てきた声は途切れた。
心臓の律動が、圧迫されているかのように重い…喉がむせ返る程に窮屈で、痛い。
これは何?
…僕の唇に、カヲル君の唇が?
厚みのある柔らかさが離れると、カヲル君の整った顔が現れる。
どれだけ羨もうと、手には入らないだろう美の集大成ともいえる位の、彼の総て、ありのままを今僕は目にしている。
「人は心の壁を、こうした一時開放する方法を見つけて生命を繋げることを学んだ…神に疎まれている筈の行為がなけば、君はいなかったなんて皮肉な話だ」
周りの音が聞こえなかった。
カヲル君の額から流れる水滴がこめかみ、頬へと伝い、顎先から雫になって落ちていく様子に捕らわれていた。
カヲル君の外を構成している細やかな繊細さで紡がれた全身の肌細胞。
その表面に群がる水滴が滑る度々、身体がどんどん狂おしさに苛まれる。
時が停まってしまうなら、今この瞬間を閉じ込めてしまいたい。
「でも、今僕もこの行いしか見付からない。矛盾している…だからもう、悩むことはせず君に僕を刻みたい」
僕の心臓が大きく揺さぶられた。
"刻みたい"とカヲル君が言ったのが聞こえた気がする。
僕はそれを強く望んだ。
浮遊感とノイズで入り乱れる脳で、抑えきれない衝動に手を伸ばしてしまう。
何て汚れた視点なのだろう
僕は膝を立てた状態で、カヲル君の片腕が背中を支えてくれている。
カヲル君の唇が、首に触れるか触れないかのもどかしさ。
眉間、こめかみ、身体の芯から下へと緩やかな疼きが這って、むず痒さに顔を肩へと反す。
カヲル君の指先が胸の丸い尖りを弄び始めた。
弄ばれる度、丸かった尖りが快感を拾おうとしているように硬さと膨らみを宿していく。
「んやっんん」
僕は目を見開く。
自分が出したとは思えない、鼻から抜けるような甘ったるい吐息に驚いた。
カヲル君の頭が降下して、尖りを吸われたり、歯で肉を引かれると、僕は声と羞恥の波紋を空気中に響き渡らせた。
でもそれが同時に理性を失わせていく激しい落差が、堪らない悦に満ちていく。
胸から湯に浸かった腰、腹部へと愛撫される場所が変わる。
そして、カヲル君の指が興奮して膨張する僕のモノを揺さぶった。
「もっと、君が欲しい。僕に君の欲を晒け出して」
カヲル君の眼差しが、舐めるように僕を侵す。
その眼差しが僕を張り詰めさせ、激しさをます手淫も手伝いお湯の熱気と自分の昇ぶりで可笑しくなりそうになる。
「っ!ふぁ、ああ…ッは…そん…な、いたっ!はあぁあああああ」
先端を爪で掻かれてた途端、針でなぶられたみたいな痛覚に身体が強張った直後、湯に白い欲望が外へ吐謝された。
逃げ腰スンマソ…でもまだエロ続くよでスンマソ
抜かした部分があった…orz
リサイクルしてみたよ
熱を追い出した後、脱力感と頭が冴える開放感に酔いしれていた。
呼吸が整わなくて肩を上下させていると、カヲル君に抱き寄せられた。
「カヲル君」
僕は少しカヲル君の胸を押して引き離すと、頬に手を添えて、その勢いに任せる。
「もっと、キスもして欲しい」
好きと言うだけであんなにも恥ずかしかったのに、それよりも言い難いだろう台詞が出たというのに…僕にあるのは高揚感と欲。
僕は壊れてる。
でも、それも易々。
カヲル君の手も、僕の頬に触れた。
顔が、息が近くなる。
再び重なった唇。
僕は眼を綴じて幸福を感じていた時、生暖かい感触が下唇をなぞった。
「ん、何?」
「怖いかい?」
そうか…カヲル君だったんだ。
僕が大丈夫だと首を振ると、さっきの生暖かいモノが僕の舌へと伸びて来る。
大丈夫だと言ったのに、沸き上がった恐怖心で舌が逃げる。
カヲル君がキスの角度を変えて、啄みながら吸い上げられると、僕の舌は容易く絡め取られてしまう。
本当にカヲル君の舌が絡んでいるのか解らない感覚。
暫くされるままに任せていると、次第に苦しくなって意識がぼやけていく。
空気を欲しているための無意識の行為なのか、僕からも舌を絡めていった。
自分から絡めると唾液が飲み込めずに口の端から零れだす。
「シンジ君からも僕を求めてくれるなんてね。嬉しいよ」
呼吸が乱れて上気している僕に、カヲル君の微笑が容赦なく昇ぶりの再発を煽る。
何だか腰の辺りがそわそわして来た…
「……触って…もっとカヲル君しか考えられない位に壊して」
この瞬間を、身体を彼で埋め尽くしてしまいたかった。
カヲル君が優しく笑うのを合図に、肛腔へ指が這って来る。
肛腔の緊張を解そうと外を蹂躙していくのが解ると、身体が震える。
ある程度して、始めの関節も入らない位の指先と、ほんの少量のお湯が侵入して来た。
「いた…」
普段何かが入ったりすることのない場所が拡げられ、異物が挿入された初めての痛みに、腰が退いてしまう。
カヲル君は僕の腰を捕まえると引き寄せて、指を第一関節まで進めた。
121 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/20(木) 16:50:09 ID:mBr30mR1
>>111-
>>120 GJ!!
激しく萌えた(´д`*)
----------------------
限界まで脚を開かされ、シンジは羞恥から泣き出してしまう。
「もぉ…っ…ヤダ、こんなの…」
それでもカヲルは容赦なく『続けて』とシンジの耳元で囁く。カヲルの瞳にこの痴態はどう映っているのだろうか…シンジは泣きながら自身を扱き、小さな窪みを指で擦った。
「はぁ、ァああ…!ッあぅ…ア、ぁっ…」
先走りが会陰部を伝い淫猥な音を奏でる。指を二本、束にして押し拡げるように掻き回すと、シンジの腰が無意識に揺れた。
「…カヲルく、ん…っカヲルくん…おねがっ…もぉいれて…」
懇願するシンジの言葉は、既に呂律が回りきっていない。
カヲルはクスッと笑い、シンジを抱き上げた。
「欲しいのかい…?」
向かい合わせに膝に跨がるシンジの身体を力強く抱き締める。
「いくよ…」
ネ申だらけだよこのスレ!!
萌だえ苦しんで死にそうだ!!皆さん超絶GJ!!!!
こんなにワクワクテカテカするの久々…
マルチはやめなよ>◆.ou/LJKJhc
読んで欲しいなら、向こうのスレに誘導すればよかったのに
カヲシン萌える。職人さんたち超乙!!続きの投下を待ってるYO!!
>123
向こうではスルーされてた
みたいだし、せっかくスレが
あるんだから、こっちに
ひっこして続けてもらった
方がみんな楽しめていいと
思うが。
しょく人さん達、マイペース
頑張ってね。
↑職人の職がひらがななトコが可愛いな。
ともかく、職人さんたち乙!
続きが気になるよぅ…
>>121 有難う!
そしてGJ、燃えです!!
誤字脱字、変換ミスの乱舞で恥ずかしい…見直しは大切だなと痛感。
敢えて突っ込まないで下さる皆さんの優しさを噛み締めつつ続き投下。
今回はこれだけです。
「ひぐっ、ぅあああああ!」
指一本が入るだけで、足を動かせなくなる程の激痛が下半身に迸り、絶叫と反れる背がその痛みを主張する。
それでもカヲル君の指は硬さの解れない僕の中を、丹念に蹂躙してく。
痛みに足と喉が震え出す。
始めは痛みに悲鳴しか出なかったのに、痛みの中から徐々に乱れた快楽の兆しを見つけ、悲鳴に色が混ざっていく。
それを見計らったように、二本目が挿入された。
「うふ、くぅ」
さっきよりは緩んでいるとはいえ、馴れない部分をまた拡げられるのは辛かった。
けど、これからまたことを進めていけば、カヲル君は僕と一つになれるんだ…この身体で彼をもっと感じられるんだ。
そう考えると待ち遠しかった。
ようやく異物感に馴れだした処で、指が引き抜かれ、気泡が作られる時の音と一緒にまたお湯が中に入って来た。
お腹が少し苦しくなって油汗が浮く。
低く呻く僕を気遣うように、カヲル君が額、瞼へとキスをしてくれる。
「シンジ君、辛いかい?」
苦しい…動けない。
其れでも僕は首を振って続きを促した。
(:´Д`)ハアハア
ハァハァしますた
133 :
1:2005/10/21(金) 19:18:19 ID:???
ハァハァVvおまいらGJ!!!
135 :
1:2005/10/21(金) 19:55:48 ID:???
>>134 ありがとう!!
自分もがんばらなきゃな・・・。
書く機会ができたら書くよ。
136 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/21(金) 20:05:55 ID:NvF+5Fni
>>123 気分を害したのなら申し訳ないですm(__)m一応、私はカヲシンオンリーです。
今日は短いけどこれだけ投下させていただきます。
----------------------
蕾に自身を充てがうと、掴んだ腰を勢いよく落下させた。
「ひァあッ」
肉襞を割り入って迫る圧迫感に意識が遠退く。
弾みをつけて腰を進められると、シンジは脚を前に伸ばして更に奥へとカヲルを引き込んだ。
「あぁ…あッ、ん…ァ…」
激しい律動がシンジを揺らし、喘ぐ声も途切れがちになる。
カヲルは背中を支えながらシンジをベッドへと組み敷き、シンジの膝を抱えて緩やかな動きで攻め立てた。
「…っ…ん、あっ…ぁッ…」
ギリギリまで腰を引き、感触を確かめるようにゆっくりと突き上げる。
>>136 GJ!!萌え死ぬ…ッ!!!!
カヲルのペースでありつつも、何気にシンジも積極的っていうのは本気で萌える。ヤバス。
138 :
1:2005/10/21(金) 21:19:27 ID:???
カヲシンサイコー!!!!!
ダークイーペーコー氏のイブとアダムまた読みたくなった
気持ち悪い・・・
141 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/21(金) 23:01:58 ID:yuyi422I
143 :
◆.ou/LJKJhc :2005/10/22(土) 02:25:16 ID:eiB5k9Pk
書き逃げです…すいません(>_<)ラスト投下。
逝ってきます。
----------------------
カヲルの熱に溶かされいくような錯覚に陥る。熱に侵される。駆け巡る快感に蕩ける身体は、貪欲にカヲルを求めた。
「あっ…あ、ァ…カヲルくんッ…も、と…もっとして…!!いっぱいカヲル君が欲しい…」
だらしなく開かれたシンジの唇は唾液に濡れ光り、その唇から発せられる淫らな言葉…それはカヲルを暴走させる誘発剤でしかなかった。
「シンジ君が望む通りにしてあげる…」
汗ばんだシンジの胸に吸い付き、腰から脇腹へと指を這わす。触れるか触れないか、もどかしい程の指先が与える甘美な刺激にシンジの身体がしなる。
「…淫乱だな、君は。壊しがいがあるよ。」
遊ばせていた指をシンジの唇に押し当て、再び激しく抜き差しを繰り返す。息を吐く間も与えず、熱情のままに深く互いを求め合う。
二人の夜はまだ終らない。
>143
乙! 堪能しました。
145 :
1:2005/10/22(土) 09:54:52 ID:???
>>142 ボパーーー!!!!!!
なんだこの萌え画像は!!見た瞬間倒れそうになったぞ!!!!
>>143 ハァハァVvハァハァVvって思ったらラスとかよぉぉ!!
もっと書いてよ!!サービスしてよ!!!!!キェ〜〜〜!!!!
146 :
1:2005/10/22(土) 09:58:06 ID:???
おっと感謝の言葉を忘れてたな。
>>143 乙、萌えをありがとう!
おまいの小説は最高だったよ!
後、このスレにエロ小説、SSを書いてくれたおまいら!!!
ありがとう!!!おまいら最高!!!!
>>143 GJ!!非常に乙でした!もう、えろくてどうしようかと思った…!!
よければまた投下おねがいしまつね。
カ ヲ シ ン 最 高 だ
148 :
1:2005/10/22(土) 11:25:23 ID:???
来週も、カヲシン♪カヲシン♪
1よ、そろそろネタは浮かんだか〜?
150 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 14:38:42 ID:Vsz7cYBJ
*書き逃げします許して下さい。*
嫌な夢。恐い、助けて。
【朝の悲しくない世界】
「…シンジ君」
カヲルは隣でうなされているシンジを呼び掛け揺すった。
「……っぁ、カヲル君?カヲル君っ」
やっと目覚めたシンジに安心してカヲルはシンジの肩を抱え上げた。
「大丈夫?」
そう声が掛かったかと思うと突如としてカヲルの髪がシーツにバサリと音を立てる。
カヲルは一瞬何が起きたのか判らず瞬きをした。
自分に覆い被さっている身体が熱い。
「…シンジ君?」
「…しよう、カヲル君」
シンジから誘われるなんて、嬉しい反面シンジの身体が心配だった。
「…学校、遅れるよ」
自らの理性の勝利を複雑な気持ちで誇りながらカヲルはシンジの顔を覗き込んだ。
「っや、ぃやだ」
シンジはカヲルの胸に顔を埋めて白いシャツを払い除けた。
赤い舌がちろりと覗いてそれが遠慮がちに這う。
「…シンジ君」
そう制されてもシンジは舌を休ませようとしない。
自分のように淫乱な反応を起こさないカヲルに焦れったくなって身体をずらして下の突起を素早く口に含んだ。
「…っ、シンジ…」
ゆっくりと堅くなってゆくそれにシンジは愛し気に舌を這わせた。
151 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 14:39:54 ID:Vsz7cYBJ
墜ちる、墜ちる。
《ゴボッ――》
溺れる、この手を離さないと。
でも離すな。
苦しい、苦しい。
でも絶対離さないで…
「…っシンジ……っ君」
カヲルはシンジの髪を掴んで引っ張ったがシンジはカヲルにしがみついて離れなかった。
「っ…」
口の中に広がった苦いものを喉に流し込んでシンジは素早くカヲルの身体に馬乗りになった。
自分の中にカヲルを入れようと励むものの痛みと恐れが邪魔をする。
「…シンジ君…!まだ慣らして…」
シンジは瞼をきつく瞑って思い切り腰を下ろした。
「…ひっぃい゛っ…ぅ」
激痛に叫び声を上げそうになるのをシンジは唇を噛んで堪えた。
下半身を生温かく伝う血を精液だと思い込む。
カヲルと繋がる。
それだけの為にシンジは痛みを受け入れた。
152 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 14:45:19 ID:Vsz7cYBJ
どんな苦痛もカヲルと繋がっていない不安に比べればなんともない。
「…っはぁ…あぁっぁ…!」
快楽よりも安堵がシンジを満たした。
積極的に腰を揺り動かしてカヲルへの快感を追う。
「…っシン、ジ…っ君」
ぽたりとカヲルの上に涙が落ちた。
カヲルはシンジの顔を見上げる。
大きな瞳からとめどなく流れる雫にカヲルは驚いた。
やはり痛いのだろうか、普段でもシンジは此処まで泣かない。
153 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 14:46:47 ID:Vsz7cYBJ
「…カヲ、ルっ君…、も、っと…動っいて!!」
快楽にのぼせる愛らしいその顔には仄かだが思いつめた悲しみがある事にカヲルは気が付いた。
ここまで執着するシンジにどう接すればいいのか判らなくなって胸が苦しくなった。
縋るように胸を引っ掻かれてカヲルはシンジの細い腰を掴んで嬲るように腰を振った。
「…ぁ、ああっ、カヲっル、…く、…っ!」
望んでいた大きい刺激にシンジは気が飛びそうだった。
それでも意識の何処かが自分の情けなさを訴える。
何もかも全ての理性を振払うようにシンジは首を振って、より自虐的に腰を打ち付けた。
けれど、今はない筈の心が痛くて、どうしても涙が止まらない。
154 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 14:52:32 ID:Vsz7cYBJ
「んっ、ぁああぁっ……!!!」
激しい絶頂を向かえて二人は濡れた肌を密着させた。
カヲルは脱力したシンジを横たわらせようと身体を起こし華奢な背中を自分に抱き寄せた。
「…ぅ」
その移動に刺さったままの肉棒のせいでシンジは声を上げた。
「…っごめん」
カヲルは自らのものを引き抜こうとする。
「…っま、待って!!ぃやだっ」
シンジは手元にあったカヲルの太腿に爪を立てた。
「…いやだっ、抜くな!!」
「シンジ君…?」
嗚咽にほとんど声が出せない。
155 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 15:13:14 ID:Vsz7cYBJ
「…っこの…ま、ま」
繋がっていたい。
あの夢のように、ふいに離れて別れてしまわないように。
二人で溺れればいい。
先刻の行為で紅い花を何点か咲かせた白いシーツが二体を包んでいる。
「…シンジ君?」
眠ってしまったらしいシンジの髪にカヲルは顔を埋めて肉の薄いちっぽけな身体に腕を回した。
首を伸ばして涙で睫の張り付いた目尻にキスを落とす。
離れるなと泣叫ぶ声がぼんやりと脳内で蘇り染み渡る。
じわじわと恋人を病ます不安はカヲルをも襲った。
「…僕だって」
いっそこのまま、繋がったまま命を絶ってしまえば二人は永久と共にあるのかもしれない。
156 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 15:15:35 ID:Vsz7cYBJ
「愛してる、シンジ君…」
カヲルは狂気を纏った美しい微笑を浮かべてシンジの白い首筋に歯を立てる。
そして、腕と顎にありったけの力を込めた。
Fin.
もっと丈夫な鎖で繋いで。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
終わりです。長文お許し下さい。
157 :
◆KxS/tCRkd. :2005/10/22(土) 15:21:13 ID:eiB5k9Pk
>>150-156 GJ!!うはっ…ヤバイ。こうゆう話、大好き(´д`*)
ちなみに鳥変更…カヲシンな鳥いただいてきたお。
>>150-156 GJ!!切ない誘い受けキタ…ッ!!!二人とも切ねぇ…。しかし自分もこういうのかなり好きだ
159 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 16:29:17 ID:Vsz7cYBJ
157、158
有難う御座います。(深々)
ここはage進行なのか
161 :
1:2005/10/22(土) 17:10:51 ID:???
>>159 乙!!カヲシンを有難う!!!最高だよ!!!
162 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 17:19:29 ID:Vsz7cYBJ
有難う御座います。
そう言って頂けると嬉しいです。
そういえばココはエログロもOKなんですよね。
エグイ系カヲル君も大丈夫なのかしら…ちょっとネタ浮かんできた(-∀-)
カヲシンテラモエス。
164 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 17:56:58 ID:Vsz7cYBJ
シンジ×カヲル×シンジな感じの
痛い系ってだめですか?
>>163 な、なんだってー?!
と、投下おねがいしまつ…!!いつまでも待つよ!!ハァハァ…
167 :
1:2005/10/22(土) 18:00:37 ID:???
>>163 オッケェ〜イ!!!
遠慮せずどんどん書いてくれ!!!
>>164 問題ない!!!どしどし書いてくれ!!!!
1はテンション高えなw
…エグイっていうか黒い。しかもまだ全然エロじゃないです。引かないでください(`A`)
----------------------
─────今夜もまた始まる。
「ただいま。…ちゃんとイイ子にしてたかい?」
帰宅したカヲルが靴を脱ぎながら、ワンルームの狭い部屋に足を踏み込む。スタンドライトの灯がベッドに横たわるシンジを照らしていた。
一糸纏わぬ姿で虚ろげにカヲルに視線を向ける。痩せこけた頬と隈を刻んだ目元は影が落ち、笑顔はない。
半開きの乾いた唇に生気を失った表情、ガラス玉のように意思を持たない瞳はカヲルにとって堪らなく愛しいものだった。
「また何も食べていないのか。身体によくないな」
ベッドの脇に置かれた金庫に手を置き、カヲルが声を上げて笑った。無機質な箱の鍵を開け、その中の小さな包みを手に取る。
ふと、シンジの瞳に光が宿るのがわかった。
包みの中にはパウチされた白い結晶と個装の注射器が入っていた。
「“身体によくない”だなんて…バカバカしい発言だな」
先程の自ら発した言葉を嘲笑しながらミネラルウォーターのペットボトルを開ける。
キャップに中身をあけ、ごく少量の結晶を溶かしながらシンジに視線をやると、惚けた表情でこちらを見ていた。印字されたビニールのパッケージを破り、細い注射器を取り出す。
オレンジ色のキャップを口に銜えて外し、手際よく作り立ての溶液を吸い上げさせる。二本の太線の目盛を満たしたところで手を止め、空気を抜いてシンジの腕を強く掴んだ。
そして人形のようなシンジに囁く。
「さぁ。おまちどうさま」
>169
>170
乙!えちーなのもいいけど、この手の壊れ系も大好きです。
この2人には、闇と破滅がほんとよく似合うな。
続きまってます。
>>171 >>172 d(・∀・)眠気と闘いながら携帯カチカチしてまつ。
----------------------
浮き出た血管をグッと押さえ付け斜めに置いた針を突き刺す。
「…っ!」
2センチにも満たない針先にチクリとした痛みを覚えたのと同時に放たれた液体が静脈を伝い身体中に広がった。
「……ぁ…」
数十秒後、頭から爪先までを氷のようにひんやりとした感覚が駆け抜ける。鼓動は一気に速まり身体が軽くなっていく。鉛のように重かった四肢は嘘のように枷から解放された。
「どうだいシンジ君…」
全身の筋肉が緩み、顔がにやける。瞳を爛々と輝かせるシンジは自分の隣に腰を下ろすカヲルに抱き付いた。
縋るように上目遣いに顔を覗き込み、背中に回した腕はそのままにカヲルの唇にそれを重ねる。
「んっ…ふ、ぅ…」
無邪気な表情を浮かべ幸せそうに口腔を貪るシンジの髪を撫で、ベッドに寝かせるとカヲルは絡めた舌を更に奥へと捩じ込んだ。
深く長い口付けに上がる息にも構わず、なんの躊いもなく剥き出しの下腹部を滑る指にシンジは唇を離す。
「そこ、いっぱい触って…」
添えた掌に一心不乱に自身を擦り付け、すり寄るように腰を揺さぶるシンジにカヲルは歪んだ笑みを見せた。
…そう、すべてはこの日の為。恥じらいを捨て、身も心も自分に捧げるよう、どんな手段でも使ってでもシンジを自分の色に染めたかった。
その為には他力ではあるが、こうしてシンジを薬物に漬け込むしかなかった。
今、目の前のシンジは涙と唾液にまみれた顔を自分に向け、自分を求めている。これでよかったのだ。ずっと欲しかった存在を手に入れることができたのだから。
狂おしい程、愛しいシンジ君…もっと僕に狂っておくれ。
175 :
1:2005/10/22(土) 20:58:57 ID:???
>>1様のテンションの高さ大好きですw
今日のラスト…。なんか書き始めてなんとなく後悔 orz
----------------------
「あっ…あぁぅ…んァ…」
カヲルの掌はシンジの先走りでみるみるうちにぬめりを帯び、濡れ光るものとなった。
「やァ…イクッ…!」
トクン、とカヲルの手の中で飛沫が弾ける。大きく息を吐き、喪失感がシンジを包んだ。
それでも尚、シンジは動きを止めない。粘液の擦れる卑猥な音を立てながら、更なる快楽の波を求めた。
「僕の手でオナニーなんかして…シンジ君の変態」
鼻で笑いながら冷ややかに放たれた言葉さえもシンジには届かず、ひたすら自らの快楽の為に汗を振り乱し続ける。
…本当にこれでよかったのだろうか?そんな想いがカヲルの胸に沸いた。
みんなが考える(想像)するときのカヲルって、貞カヲルの方?それとも庵カヲル?
・・・なんとなく気になって。
結局書いてしまった。なんかエグイ話にしたかったのにカヲル君の葛藤みたいな話になっちゃったお。本当にごめんなさい×1000
----------------------
汚らわしくも貪欲に快楽に身を投げ出すシンジの瞳は漆黒。誰かを拒むこともなければ受け入れることもないそれは、カヲルを映し出すことはなかった。
こんな筈じゃない。僕は彼を手に入れたんだ。でも、目の前の彼に僕は見えていない。
これは誰?
こんなの、シンジ君じゃない。シンジ君の形をしたニセモノだ。
僕は騙されない…いくら似ていたとしても僕にはわかる。
僕が欲しいのは、僕だけに優しくて僕だけに一途で僕だけに笑顔を向ける清らかで可愛いシンジ君。
だから、これは違う。
…こんなもの、壊してしまえ。
扉が開いたままの金庫から茶封筒に入った瓶を取り出すと、転がった注射器でシンジの手の甲に注入する。
何の抵抗もなくシンジは安らかに眠るよう瞼を閉じた。
DEAD END.
>>177 私は貞カヲです。脳内サウンドは庵カヲ(石田氏)ですがw
181 :
1:2005/10/22(土) 22:07:44 ID:???
>>178 乙!!すばらしいカヲシン小説をありがとう!!!!!
>>176 自分も1好きだw
そして職人さんの文も激しく好みです。鬼畜カヲシンイイ!
続き楽しみにしてます
>>177 庵カヲ。
183 :
1:2005/10/22(土) 22:39:47 ID:???
カヲシン最高。
このスレ最高。
おまいら最高。
おまいら あ り が と う
貞カヲ
186 :
1:2005/10/22(土) 23:11:43 ID:???
>>185 同意!!
俺もエロエロな小説読みたい・・・。}(・∀・)/
188 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:27:44 ID:Vsz7cYBJ
*エロって感じでもないのですが…書いていきます。病気なシンジ君が嫌な方は気をつけて下さい。*
望むのは君の手による完璧な死だけ。
それすら許されない?
【メメントモリ】
誘ったのはシンジ君だ。
いつもの部屋で、真昼の欲情が。
「僕はもう死んだのに」
切なげに瞳を閉じて、シンジ君は僕の首筋を舐める。
「っ…ん」
小さく声を上げながら、シンジ君のボタンを外して二人の纏う全てのファスナーを下げる。
シンジ君は自分を屍と思っていた。
コタール症候群
精神科医の見解ではそう診断された。
僕にはシンジ君の、精神崩壊の足音が大きく聞こえていた。
カヲシンはエロでもほのぼのでもシリアスでもギャグでも美味しく頂けていいなぁ。
ただ、女体化はアウトだけど・・・。
んーー、声は庵カヲで形は貞カヲかな・・・。
どっかのインタビューでカヲルの声はもうちょっと可愛い感じの声を想像してたって
記事を見て吹いた・・・。今じゃ石田氏以外考えらんないよ・・・。
190 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:29:21 ID:Vsz7cYBJ
「僕が下でいい」
その強気な声に先程まで喘いでいた自分を恥じて、耳がカッと赤くなるのを感じた。
シンジ君の体を倒して、とりあえず乳暈を吸う。
粒になった口内のそれに、甘酸っぱいグミの実を思い出した。
煽るような淫猥な皮肉も言えず、黙々と体を火照らす。
「…カヲル君、下…、あついのっ、はやくっいじって…!」
その乱れように、なんて痴態だと何故か僕が恥ずかしくなる。
濡れた下着をそっと下げシンジ君の肉棒を取り出した。
扱くと徐々に大きくなっていく。
「あ、あ、ああ、もっいい、次っ…後ろっ」
明日にでも消えるかもしれない哀れなシンジ君の為に、その場所を解く。
191 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:31:01 ID:Vsz7cYBJ
「君は…世界の犠牲だ」
「ぅんっ、そうだ…、だからちゃんと、言われたとお、りに。みんなの為っに 死んだ 」
「いい子だ…。憐れむべき君、何でも叶えてあげる…」
「ぁっ…じゃあ、抱いててっ…ずっと、ずっと、僕の体ぁ…っもう空っぽっだから…!」
シンジ君は自分は死んでいて、魂と内蔵の欠けた骨と皮の、一種のマネキンだと本気で思っている。
精神鑑定の結果を見て僕は、確かに似たようなものだと思った。
だからシンジ君の前ではその妄想を真実にして振る舞った。
死の様な静寂を誇る空洞がそうさせた。
192 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:32:33 ID:Vsz7cYBJ
焼いた鉄のようになった棒をシンジ君の中に入れると、シンジ君は苦しそうに首を振る。
「カヲっ…もっと……っ!!」
仰向けで悶えるシンジ君は強請った。
「っあれして!」
シンジ君の言うあれに沢山の心当たりがあったが、僕は今の体制から一番易しい行為を選んだ。
筋を上手く隠したシンジ君の白い首に手を掛け、少しずつ力を入れた。
腰はシンジ君が懸命に振っていたから、今の僕の義務はそれだけだった。
「っは…ふ……ぅ」
不幸な快楽だ。
シンジ君は今にも飛んでいきそうだった。
シンジ君の肺がひゅう、と喉が呼吸の度に鳴り赤い顔は次第に青ざめた。シンジ君の存在の有無は僕の手中にある。
明日からは、僕の意識の中だけ。
締める指の力を抑えられない。
酷く心地がいい。
シンジ君の喘ぎは声にならず空気に擦れた。
シンジ君の下の洞窟は初めてした時を思わせる程、僕を喰らい離さなかった。
僕は限界に屈してシンジ君の気道を潰した。
「っシンジ…君、もうっ…終わり…だっ」
さあ、君は今、本当に楽園へと旅立ったの?
僕を置いて、光に満ちた皮肉な死の世界へ?
193 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:38:01 ID:Vsz7cYBJ
シンジ君が死んだ。
僕はついにそう認めたし、本人はそれを望んでいた。
暗い夢だ。
黒い獣が数えきれないナイフをその身に突き立てられて僕を睨んでいる。
僕を責める目だ。
お前はいつまで、と責める目。
「シンジ君…?」
ふと目が覚めて隣を見ると、その肢体はきちんと横たわっていた。
その面は絞殺死体の顔では無かった。
失敗と言えばいいのか、救われたと言えばいいのか。
僕らにとってそれは不幸なのか、幸いなのか。
「カヲル君」
シンジ君は僕を残酷な声で呼んだ。
死を許されない二人には、生と死の境界線にいることが快楽だった。
セックスはそれの手段でしか無い。
「きっともう少しで終われる」
そう囁いてシンジ君は秘密な笑みを浮かべた。
Fin.
僕らに、甘き死を
195 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/22(土) 23:49:59 ID:Vsz7cYBJ
有難う御座います!
良かったです〜!!エヴァの雰囲気そのままって感じで・・。
またお願いします、職人さん!
197 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 00:07:10 ID:EvsKCOv/
有難う御座います、頑張ります。
>178
>193
どっちも乙!救いのなさと終末感がGOODでした。
>189
自分も女体化はちょっと苦手ですね。
やっぱり彼らはあくまで少年もしくは男性でいてほしい..
>>178 GJ!!落ちてく感じがいい。
>>188,190-193
こちらもGJ!!
素敵な職人さんばっかで涙出そうだYO…!!
カヲシンは暗い雰囲気が似合うよなぁ…。
ラブコメも似合うがww
職人さんたち、超乙でした!!
日曜の朝から重たい話投下。
セリフありません。カヲル視線で書いてます。テーマは破滅。
PIERROTの脳内モルヒネの世界ですw
息が苦しい。
頭の中でバクバクと心音が響く。
───鬱陶しい。
こんなカタチだけの身体いならいのに。
弱さを知った精神も傷付いた身体もいらない。
溜め息をつく。ふと横を見やると硬直したままピクリとも動かない彼がいた。
僕は彼を傷付けた。こんな形で。
蒼白い顔は熱を失い、その頬は冷たかった。
シンジ君…。
声は、言葉は残酷で。
どうしてこんなことになってしまったのか。
僕はただ、想いを募らせていただけなのに。
好きで好きで堪らなかった。
君には僕だけを見ていて欲しかった。
でも、君は僕に想いを寄せてはくれたけど僕だけのものにはならなかったね。
『僕はモノじゃない』
彼はそう叫んで僕の身体を押し退けた。
───拒絶。
目の前が真っ白になる。
沸き上がる感情を抑えることはできず気が付くと僕の手の中には彼がいた。
笑いが止まらない。
皮肉だね。こんなことをしておいて僕は君が教えてくれた「笑顔」を浮かべているなんて。
シンジ君…愛しいよ。
気が狂いそうだ。
いや…もう狂っているのか。
シンジ君の隣に寝転がり冷たい手を取る。
もう一度、最期に彼に視線を送った。
反応のない細い指達。
待っててね。
もうすぐ君のところに逝くから。
二人の間に置かれたピルケース。
さぁ僕を墜としておくれ。
そっと指を絡めながら瞳を閉ざすと闇が僕を迎え入れた。
まどろみながら遠退いていく意識を黒い世界に手放す。
もし、またこの世界に生み落とされることがあるのならば僕は君を探し出してみせる。
次こそは幸せになろう。
君と一緒の幸せが欲しい。
あいしてる。
the end.
204 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:06:20 ID:EvsKCOv/
眠気の残る頭で書いていきます。
*ビー玉に映った夢のような話…とか爽やかぶってみます。*
【幻想エントロピー】
「暑い…】
シンジの額から顎にかけて汗のしずくが伝った。
前髪をかき上げて額を手の甲で拭うと、涙と同じ匂いがした。
ターコイズブルーのシャツは汗を吸って柔軟剤の匂いわ発している。
向こうに見える砂浜はモザイクガラスのようで、シンジはもういない薄茶色の髪の女の子の幻想を見た。
思わず笑ってしまってシンジは持っていたラムネを落としそうになる。
手の中で、冷たいその瓶も汗をかいていたからだ。
ようやくネルフへのエレベーター前に辿り着いたシンジは振り返って空を見上げた。
そして囁く。
「おはよう、アスカ」
205 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:07:19 ID:EvsKCOv/
カヲルは鳴らない風鈴をベッドの中から見つめていた。
去年の初夏に、向日葵に添えられてレイから送られたものだ。
白いシーツの上で寝転がるその風鈴は、一風変わった模様を描かれていた。
透明の薄い硝子は金の美しい細工を纏っている。
レイは いのち を描いた、と言った気がする。
「寒い…」
真白のタオルケットにカヲルはうずくまった。
ベッドの中にも温もりはないとがっかりしながら。
206 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:08:19 ID:EvsKCOv/
カヲルはシンジを見て爪が紫になった。
「ラムネは…涼しすぎる」
「おはよう、カヲル君」
シンジは苦笑した。
肉体の構成が不完全なカヲルはベッドから出られない。
それを判っていても、今のカヲルを見るとシンジはなんとなく滑稽だった。
「室温を上げてくれないか」
それ程に寒い部屋ではない。
だがカヲルの熱を発生する器官の未発達やカヲルの躯の組織の形成に適した温度、シンジに理解出来ない沢山のものがカヲルを凍えさせた。
普通は意識を落としておくらしい。
しかしカヲルはどういう訳か薬が効かずに数日で起きてしまう。
赤木博士は一種の不眠症のようなものだと言った。
シンジはその時残念そうに、「もう恐いもなんかないのに」と呟いた。
207 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:10:10 ID:EvsKCOv/
「腐ったり…するのかな?」
「ん…………」
シンジはやっぱり腐るかもしれないんだ、とラムネの蓋を押した。
零れ出る泡を水色のハンカチで拭いてから、ごくごくと熱い躯を冷やす。
恨めしそうな目をしたカヲルを横目で見ながら。
「…………シンジ君」
「何?」
「…………なんでもない」
シンジはカヲルが可笑しくて笑った。
こんなにも、近くにいる。
208 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:11:12 ID:EvsKCOv/
「…もうすぐ、なんだよね」
「うん。記憶も躯も完全に等しい」
「…うん…あの、カヲル君が見たいって言ってた向日葵、持って来ようと思ったんだけどさ、やっぱり自分で見に行った方がいいと思って」
「そうだね。間に合うように努力するよ」
シンジはカヲルの紅い瞳を見て、なんて綺麗なんだろうと思った。
首飾りにするならルビーより確実にこれだ。
「そう。夏が終わっちゃう前に」
そう笑ってシンジは洗面台でラムネの瓶を割った。
カヲルは余りに突然の行動に目を丸くした。
破片の中にキラキラ光るビー玉を取り出して、シンジは置いてあったタオルで拭く。
「これ」
その目玉と交換してくれないか。
シンジは言葉を飲み込んだ。
静寂が部屋を覆う。
駄目だ。綺麗なものに翻弄されるのは、もうやめたんだ。
シンジは微笑んで口を開く。
「これ返すよ。去年の夏、カヲル君が僕にくれたから。覚えてる?僕は今もだけど、ビー玉の取り出し方を知らなくて…」
「……………あぁ」
安堵したシンジは備えられているグラスにガラス玉を入れた。
209 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 09:12:16 ID:EvsKCOv/
愛されていない人間は、生死を彷徨った時も生きようとしない。
シンジはそれを知っていたから、自分の愛がカヲルを生に止どめたのだと誇らしかった。
「カヲル君、キスしてあげようか」
「……それも近いうちに自分でするよ」
シンジは車椅子から自分の服を引っ張ってキスを強請るカヲルを想像して笑いが止まらなかった。
どうして僕たちはここにいるのだろう。
こんなにも強く存在しているのだろう。
fin.
210 :
1:2005/10/23(日) 11:16:36 ID:???
>>203 おおおおおおおGJ!!モエェェ!!!}(*´∀`*)(・∀・)/{こういうカヲシンもイイよね!!
>>209 いい!!積極的なカヲシンもぉぉぉぉぉおぉぉ!!!ハァハァvvvvvv
211 :
1:2005/10/23(日) 11:20:29 ID:???
おまいらGJ!!!!
>>204-209 あなたの世界観が大好きです。GJ!!
なんか…仕事行かなきゃならないのにエログッズカタログ見付けてカヲシンで妄想萌え尽きたw
てな訳でエロエロ落とします。
----------------------
◎1NIGHT LOVE STORY◎
───♪♪♪♪♪
インターホンの音にカヲルは目を覚ました。
深夜2時。こんな時間の来客に怪訝そうな顔で起き上がる。
ったく、なんなんだよ…と舌打ちをしながらも、この部屋に訪れるのはただ一人───シンジしかいない。
今日はファースト達とミサトの家に泊まると言っていた筈なのに何故…とぶつぶつ呟きながらドアを開けた。
「ぅわっ!ちょっ、シンジ君…!?」
ドアを開けると同時にシンジが飛び掛かるように抱き付いてきた。
恐らく酒でも飲まされたのであろう。
頬はほんのりと桜色に染まり、抱き付く身体からは酒の匂いを漂わせていた。
「ただいまぁ」
呂律の回らない口調でカヲルの首に腕を回して唇を重ねる。
ちゅっ、ちゅっ…と何度も角度を変えて唇を押し当ててくるシンジを抱き上げ、カヲルは部屋の中へと入った。
「…どうしたんだい?」
カヲルは子供をあやすようにシンジを膝に乗せてソファに腰掛ける。しがみつくようにベッタリと身体を密着させるシンジの顔を覗き込んで微笑むとシンジは子供のような口調で答えた。
「僕ね、あのねっ、…その、したくなっちゃったの」
素面の状態では決して言わないような言葉を平然と発する。呆気にとられた表情のカヲルは、これは夢なのでは…と疑った。
214 :
1:2005/10/23(日) 14:06:53 ID:???
>>212-213 ああああああああああああああああああ!!!!!
萌えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!
ちょvvvvvvvvvvvvティッシュ買ってくる!!!!!!!!
215 :
磊:2005/10/23(日) 14:34:20 ID:e2P8UCQy
シンジはブリーフ一枚で両手を縄で縛られた状態でカヲルの躰を一心不乱に舐めていた。
「ほらっ…もっと上手になめないと解いてあげないよ?」
カヲルは手にもっていたスイッチをONにした。
「!!…はぅぅ!!」
振動がシンジの中にあるバイブレーターから発せられる。悶えて自然とでてきたヨダレがブリーフを汚す。その中身はすでにはちきれそうである。それでも体を休めることは許されない。脇から首筋まで丁寧に舐めた。しかし体力がついに限界に来してしまった。
「もう…許して…」
シンジはカヲルに涙目で訴えた。しかしカヲルはふっと微笑すると細縄をもってきてシンジブリーフからモノを取り出すと
「!!!ぐっぐぁあぁぁ!ひぃっ!ふんっぁぁ!」
根元にぎゅっと縛った。そしてブリーフを再びはかせると、
「ほらっ続きは?」
と言ってシンジを足で蹴りつけた。
216 :
1:2005/10/23(日) 14:42:04 ID:???
ただいま・・・って・・・おいぃぃぃぃいぃぃいぃ!!!!!!!???
さささっさささささ最高ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!
萌え死ぬーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
218 :
1:2005/10/23(日) 15:06:24 ID:???
>>217 すっ・・・すまん、すまん。
とりあえず続きが見たい!!!!!
219 :
磊:2005/10/23(日) 15:34:10 ID:e2P8UCQy
220 :
磊:2005/10/23(日) 15:46:38 ID:???
「あうっ!」
シンジは顔を蹴られると、よろめいて
両手を縛られているため受け身がとれず、床に倒れこんだ。シンジの口からは血がでている。カヲルはその血を吸う。ゆっくりと。それは次第に激しい接吻へと発展していく。
「んっんん。」
あまりの激しさにシンジはうまく呼吸ができない。数分後、ようやく終わったと思って口一杯に息を吸いこもうとした瞬間、
「!?んっ!!ーんんっ!」
カヲルの顔に似合わぬマラがシンジの口に挿入された。
「キミが動かすんだ。」
カヲルは冷たい瞳でそう告げると、シンジのブリーフに手をいれて右の尻をつねりあげた。シンジは涙をにじませながら、必死で奉仕した。
221 :
磊:2005/10/23(日) 16:10:28 ID:???
ありゃっ。今度のは微妙だったかな。失敬。
222 :
1:2005/10/23(日) 16:28:19 ID:???
>>221 OK!!OK!!さささささっ最高だよ!!!!!!!!
続きみたい!!!!!!!!!
224 :
1:2005/10/23(日) 16:49:33 ID:+AAXRVJv
>>221 GJ!!かなり萌えたお(*´Д`)ァハァハ=ハァハァ(´Д`*)
----------------------
自らの頬を摘み捻ってみせる。痛い。これは現実だ。
「…カヲル君?早くしようよぉ…」
潤んだ瞳で見上げるシンジの顔は確信犯的に可愛い。カヲルは堪らずに勢いよくシンジの衣服を剥いだ。
露になった胸元に噛み付き、音を立てて胸の突起をついばむ。
「あぁ、あっ…」
白い胸に起立する紅いそれを舌で転がし、もう片方を指でコリコリと摘んだ。
「…ぁン…あァ…ッ」
「いい眺めだね。最高だよ」
待ち焦がれていたのだろうか、シンジは嬌声を上げ背を反らし、華奢な身体を震わせて感じていた。
226 :
1:2005/10/23(日) 17:14:01 ID:+AAXRVJv
>>225 おおおおおお!!!イイネvvvvvvvvvvv
早く続き見たいお
227 :
1:2005/10/23(日) 19:55:23 ID:???
カヲシン最高!!!!
な、なんだこのカヲシンスキーにとってネ申にひとしき流れは!!
涙だのヨダレだのがとまらないんだがww
そして
>>1の人気に嫉妬www
229 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 22:02:24 ID:EvsKCOv/
書いていきます。
*幼少設定カヲシンです。微エロ。*
最近夢中になっている、僕らだけの遊び。
【密やかな遊戯】
鍵をかけたカヲル君の部屋で床に並んで座りながら他愛のない話を続けてどれくらい経っただろう。
…今日は、あの遊びをしないのかな。
ふと会話が途切れてカヲル君が僕の顔を覗き込んだ。
きっと、始まりの合図。
ズボンの上からカヲル君の手がそこに触れた。
柔らかく揉まれて息を飲む。
「……っ」
年頃になって周りがそういった話題を話すようになって、段々とカヲル君のこの行為の意味が判ってきた。
昔からたまにこういうことはされていたけれど今とは全然違う。
気持ちがいいと、心から思うようになった。
そしてカヲル君も気持ち良くしてやりたいと同じ行為を返すようになった。
230 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 22:04:55 ID:EvsKCOv/
「カヲル、君…、ちゃんと、っ触っ…て!」
「いいよ」
カヲル君がいきなり横になってジッパーの音と自身が取り出された。
床に這うカヲル君の目線はちょうどその勃ちあがった自分で恥ずかしかった。
「…やっ、汚い!カヲっ…ぁっ…カヲ、ルっ君…!」
なんとカヲル君は手に握った僕自身を口に含んだのだった。
信じられない。
こんなのは初めてだった。
けれど今までで一番気持がいい。
「気持ちいい?」
「しゃべっ…んない…だっ、もぉ、ダメっ…!」
もっと信じられなれないことにカヲル君は僕の吐き出した白い液体を飲み込んだのだった。
息を切らして呆然としながら、カヲル君にも同じことをしてやらなくてはと僕は奇妙な使命感に駆られた。
もしかしたら自分はいやらしいのかもしれない。
でも、もう留まるところを知らない。
Fin.
231 :
1:2005/10/23(日) 22:29:52 ID:???
>>230 おおおお!!幼少カヲシンvvvvvvvvvvvvvvvvvvv!!!!!!!
こういうのも萌えますなVv!!!!!ハァハァ止まらないぜぇ!!!
次回作も楽しみにしてるぞ!!!!!!ご馳走様でした!!!
>>229-230 GJ…(鼻血)私も
>>1様同様ティッシュ買ってくる。幼カヲシン(・∀・)イイ!!
私も仕事も終わったし帰ったら続き書きます。
エロないけど、すいません・・・。
なんだコレは。この状況は、とシンジは必死に考えを巡らした。
まず、僕の開襟のシャツは何処にいった?
それからなんで僕はこんな公園の草むらに寝転がってるんだ?
そして何より・・・。
「い、碇君ッ・・・!!!この日をどんなに待ち望んだか・・・!!ブヒャ!」
「は、放せえェェェ!!」
このキモチの悪い変態男は何だ!?なんで僕を組み敷いてんだ!?
――ということである。
「いっ、何時も見てたんだよ、お・思っていたんだよ、碇くぅうん!?」
贅肉を蓄えすぎた巨体のこの男は、ほとんど叫ぶような声でシンジへの愛を告白する。
「いッ!!何言ってんだよ、あんたっ・・・!!こんなの、は・犯罪だぁ!」
必死になって押し退けようともがくが、体格では当然勝ち目は無い。
華奢な腕を折れそうなほど掴み、男は尚も吼える。
「だ・大丈夫さ!君のために色々調べてきたんだよッッ!!」
―何をだ、とは聞いてはいけない気がした。
「やめろよ、放せ、放せ馬鹿あぁあぁ!!!」
「恥ずかしがらなくっていいんだよ!い・い、碇君!!」
丸々とした顔に恐怖を呼び覚ますような笑顔を浮かべ、男は言う。
「い・一緒に気持ちよくなろうッッ!!」
「こんのッッ、変態・・っ!!」
シンジはどうにか逃げ出そうと、男に向かって蹴りを飛ばそうとした。
しかし、それが仇になってしまったようで、右足を浮かせた瞬間、男が股の間に
割り込んできた。
そして、顔をゆっくりと下へ下へとずらしてゆく。
何をするのかと様子を伺ってみれば、なんと男は口でシンジのズボンのジッパーを
下げようとしている。ちらりと上目遣いをした男と目が合い、背中にゾワッと長い痺れが走った。
それは、嫌悪の類の痺れで・・・。
次、ちゃんとカヲル君出ますんで・・・
ウホッww
大体、どうしてこんな事になったのだろうか。
そうだ、始まりはたしかアスカだった・・・。
と、シンジは半ば現実逃避気味に思いを馳せた。
――ちょっと、バカシンジ。今日、あたしを家まで送りなさいよ!
その一言から始まったんだ。
それからこんなことも言ってたっけ。
――なんか最近視線感じちゃってさぁ、ほら、いっつもみんなで帰るでしょ?
そん時にいっつも感じるワケよ。こう、舐めるような視線を、さ。
ま・あたし位の美少女ならそれも仕方のない事なんだろうけど、やっぱりちょっと怖いじゃない?
んじゃ、また。
違ったみたいだよ、アスカ・・・。
舐めるように見られてたのは君じゃなくて、僕だったみたいだ・・・。
暫く呆然としていると、男が声をかけてきた。
「よ、ようやく大人しくしてくれたね・・・!し・し、シンジ・・・」
頬をほんのり紅く染めて恥らいながら、男はシンジ・と名を呼んだ。
「〜〜〜!!!?」
そこで、何かが切れた音がした。
「こ・・・んのォ!」
そう叫ぼうとした瞬間、その声はある絶叫によってかき消されていた。
「ブヒヒィァァアア!!!!!」
おおよそ人間とは思えない断末魔と同時に、その男は軽く宙に浮いていた。
・・・後ろから、銀髪の少年にソコを蹴り上げられて。
シンジには俄かに信じられなかった。
こんな体格の人間が浮く事が出来るのか・と。
そして見なければ良かったと思う。あの苦痛と悶絶も湛えた、ぐっちゃりと歪んだ男の顔を。
「何楽しそうな事してんの?」
その少年はニッコリと笑い、男のわき腹を踵で蹴り飛ばしながら、シンジに問うた。
―楽しそうな、事・・・?コレが!!?冗談じゃない!
「どこが楽しそうにみえるんだよ!!いいかげんなこと言うなぁ!」
と、シンジが半キレで返すと、
「そ・そうだぞ!ぼ・僕とシンジの愛の営みを、じゃ、じゃ・邪魔するなんてェ・・。」
そう、蹴り飛ばされた男が言葉を発した。
「黙れェえエ!!」
シンジは黙ってろと涙を飛ばしながら否定する。
途端、グシャリと何かを踏みつける音が聞こえた。
「ブ・ブヒャ!」
音の主はカヲルだった。
「君は少し黙ってろよ。僕はシンジ君に聞いてるんだから。」
ねぇ?と男の顔を思いっきり踏みつけながら、シンジに笑みを向けた。
「君はコイツをどうしたい?」
と。
238 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 23:48:27 ID:zSGAk8da
カヲル君テラカッコヨスw(*´д`)
おもしろwww
僕は、この日を永久に忘れることは無いだろう。
そして子孫達に伝えるんだ。渚家だけには逆らうな・と。
僕がどうしたいだとか答える間もなく、カヲル君はひょいひょいと事を進めていった。
思い出したくもいない。忘れてしまいたい。しかし、忘れられるほど易しい出来事ではなかった。
男の鳩尾に一撃いれ、気絶したのを確かめるとカヲルは男の荷物を確認した。
改めて、この男は変態だったと確認することが出来た。
はさみ・ロープ・手錠・ガムテープ・バイブ・カメラ・等など。
つまり、普段絶対にお目に掛かることの無いであろうという物が、次次と出てきた。
―良かった・・・カヲル君がいて本当に良かった! と、シンジは内心カヲルに手を合わせた。
おもむろにカヲルはハサミを手にすると、男の前でしゃがみ込み、脂ぎった頭髪に刃を入れた。
シャキン と鋭い音が響く。
そしてシンジは見た。カヲルがこの上なく邪悪な笑顔で笑っているのを。
明日の朝、アレを目撃する人が憐れになってきた。
頭髪を落ち武者のような髪型に切り落とし、
ボク ハ 変態 デス 。 ドウゾ スキ ニ シテクダサイ 。
と、ズボンと上着を剥ぎ取り、ブリーフとピッチリとした白い下着のシャツという男の腹に書き込んだ。
身体を悩ましげな縛り方で縛り、手に手錠をかけて公園一大きなサクラの木に男をつるし上げて満足そうにため息を吐いた。
「うっわ・・きついね、コレ・・・。」
「そう?随分優しい方だと思うけど?」
・・・どこが、と言いかけたシンジの肩に、カヲルは手をかけた。
「コレ、着なよ。そんな格好じゃ、風邪ひくだろ。」
はい、とカヲルは自分の開襟シャツをシンジに差し出した。
―そんな、格好?
改めて、シンジは自分の格好を確認する。
アンダーシャツの襟首はびろびろに伸びて鎖骨の下まで下がっていた。
ズボンは辛うじて足首にひっかっかっている程度。
一メートル先におちているシンジの開襟シャツはびりびりに裂かれていた。
あぁ、そうか。僕は――襲われてたんだ。襲われ・て・・・・。
そう思い出した途端、足が震えて目頭が熱くなった。
フラッシュバックする、男の行為。
おぞましい・キモチ悪い・吐き気がする。
そして何より―――・・・怖かった。
ワナワナと震えだしたシンジに、カヲルは訝しげに声を掛けた。
「―シンジ君?」
あれだけ止めてと叫んだのに。あれだけ誰かを求めたのに、結局誰も来なかったし、
あの男は行為を止めることはなかった。
しかも変態グッズを鞄に持ち込んでたときた。
同じ男なのに、力でも勝てなかった。
歯が痛いと感じる程堪えても、それはぼろぼろと零れて留まることを知らなかった。
「・・・泣かないでよ。君に泣かれると調子狂う・・・。」
「ない・・・て!っく、ぅ・・・無い!!」
強気に返したつもりが、思った以上に声が震えていてシンジ自信、驚いた。
わしゃわしゃと頭を撫でられ、何すんだ! と毒づいた。
―つもりが、零れたのはただの嗚咽で。
そこから先は、自分が何を口走っているのかさえ解らなかった。
ただ、背中をさする手が大きい、というははっきりと解った。
「ほんとはさ、あいつ・・・。あの男。殺してやろうと思ったんだ。」
何故かカヲルに手を引かれて歩くシンジに、その言葉が掛けられた。
「そ・それは、いきすぎ・・・かなぁ・・・」
あは・と顔の見えないカヲルに言葉を返す。
「――ほんとはあのハサミでずぶっと一発いってやろうかと思ったけど・・・。」
くるりとカヲルは反転して、シンジの目を見据えた。
「そんなことしたら、また君・悲しむだろ。」
あの時の猫みたいに、と。
―わかんないよ、そんなの。
「もう、猫の話しはいいよ・・・。悪気なかったんだし・・・。」
何となくむず痒くなって、シンジはカヲルから眼を逸らした。
「ねぇ、送ってってくれる?」
「君ン家まで?」
「うん。」
いいよ、という返事と同時に繋いだ手に力が優しく込められた。
「あのさぁ、カヲル君。」
「何?」
「言い送れてごめん・・・。その、ありがと・・・う・・・。」
照れくさそうにシンジが言うと、
「たまには君を襲わせてみるのもいいね。」
と返したので、馬鹿、と笑いながら返した。
終り。
ああああああっ!!隊長ー鼻血が止まりません!!
萌えすぎて出血多量で三途の川が見えますた(´∀`)
↑GJですた。
ハァハァ(;´Д`)
貞シンカヲイイ!!!GJ!!!!!
↑カヲシンだったスマソ
しかし神職人さんがイパーイだなwww
エロはなくても萌えがあってイイ!
萌え重視な自分には、ツボにはまりまくりです。GJ!
庵カヲスキーだけど、こんなの読むと貞カヲも好きになっちゃうな。
GJ!萌える…!!萌えるッ!!もうハァハァすることしかできないよ!!!
誰か書いてくれないかな。(´・ω・`)
書きたいけどPCぶっ壊れて携帯だから期待しつつロムりまつ(´∀`)
職人さん頑張って!
250 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:30:49 ID:MXzDQ1LR
書いていきます。
*痛い系カヲシン。病気なシンジ君が駄目な方は御注意を。貞カヲ?*
其れはあまりにも純粋な狂気。
【イノセンス症候群】
ネルフ内の廊下を歩いていると、しゃがみ込んでうずくまっている小さい躯を見つけた。
シンクロテストを終えたシンジ君らしかった。
「随分疲れているようだね」
微弱な動きさえ見られない。
頑なに硬直した様を見て、犯したいと嗜虐的な情操を覚える。
違う、…違う。
ひとつに、ひとつになりたい。
「立て」
死んでいたらどうしようか。
「抱っこして」
僕が近付くと彼は俯いたまま呟いた。
仕方なくしゃがみ込んで細い腕と腰を掴んで持ち上げた。
全てを僕に預けた躯が心をかき乱す。
251 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:31:47 ID:MXzDQ1LR
無防備に晒された脇腹をしつこく吸う。
出張った骨盤に歯を立てて力を加えると、歯が皮膚を破り鉄の匂いが鼻をついた。
歯止めが利かないとはまさにこのことだなと考える。
紅い雫を舐め取って、ズボンに手を差し入れる。
其処はもうドロドロだっで、淫乱、と心で嘲笑う。
波を付けて扱くと滑稽な程に彼は鳴いた。
何故だ。
何故こんなにも残虐な欲望が僕を支配する。
いつの間にか僕の手は彼の肉棒を暴力的にいたぶっていた。
「うあっぁ…」
痛みに呆気無く達した彼は、虚無を圧縮した様な瞳で僕を見る。
僕は背筋が凍るのと同時に血液が頭に昇るのを覚えた。
252 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:34:35 ID:MXzDQ1LR
机の引き出しからカッターナイフを取り出して刃を剥く。
それで胸元を覆うシャツの布を慎重に裂いた。
覗く胸板の蕾を舌で転がして齧る。
すると薄い膜が剥がれてあの金属の味がした。
「ぃた…っ……。カヲ、ル…君…っ」
呼ぶな、僕を呼ぶな。
君が僕を呼ぶからだ。
止めろ見るな僕を見るな見るな見るな。
震える手とカッターナイフが彼の背中を裂く。
白皙の肌が傷付き、シーツに血雫を飛ばす。
傷口を親指でなぞり、そのまま秘部へ侵入させた。
「?っ…ぁあ……いたっぃ…!」
痛いだろう。
君の痛みは僕の痛みだ。
だが僕の痛みは君の痛みではない。
躯が引き裂かれていくみたいだ…
253 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:39:22 ID:MXzDQ1LR
猛った僕の性器が淫蕩な音と共に飲まれていく。
多量の血液がぬるぬると纏わり付く。
彼は度々此の時にキスをねだる。
其の腕を伸ばす仕草が僕は好きだった。
絡み合う舌を離してあどけない顔を見る。
すると彼は怯えも見せず、微笑んで見せた。
猟奇的な感情に駆られ、腰を揺り動かす。
結合部の粘着質な音と高い嬌声が僕を享楽へと誘う。
君と溺れよう。
十と十の指を絡ませて、何も解らなくなるまで、ドロドロに同化して、君と。
息が出来ない程に幸せな律動。
繋がって、繋がって、これ以上ないくらいに。
254 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:46:03 ID:MXzDQ1LR
「っあ…ぁ…はっ…、カヲっ…っぃく」
絶頂を悟って僕は奥を抉った。
果ててしまえば虚偽の幸福は終わり。
虚しいだけ。
255 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:51:37 ID:MXzDQ1LR
余韻が薄れて意識が覚醒していく。
この感覚程、不快なものは無い。
気を失った彼は、屍の様に動かなかった。
幼気な肌には幾つかの傷が浮かんでいる。
全て僕が付けたものだ。
最近の僕は正気じゃない。
何が僕を此処まで狂わせる?
細い首を這う青い痣も、今の今まで気が付かなかった。
256 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:57:24 ID:MXzDQ1LR
「哀れだな」
僕に縋っておいて、目が覚めれば解放しろと啼くのだろう?
束縛してと懇願した口で、離してくれと僕を罵るんだろう?
孤独に震えた声で。
君には僕しかいないんだ。
……羽音がする。
僕から逃れるつもりなのかい。
なんて愚かなんだろう。
止めろ。
なんて耳障りな音だ。
…いいだろう。
狂虐の限りを尽くしてでも君を繋ぎ止めよう。
例え、壊してでも。
「…愛している」
君は、僕だけを見ていればいい。
Fin.
restrain[束縛]:
殺してやれなくてすまないと、泣いた日さえあった。
257 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 13:59:05 ID:MXzDQ1LR
*体調最悪で変な文章になってしまったカヲシン好きでした、さようなら。*
>>250-256 GJ!!いつも大好きです。お大事にしてくださいましm(__)m
とりあえず使い慣れない携帯から。
>>212-213>>225の続き。
************************
着衣すべてを脱がせると、痛いくらいにいきり立ち反り返った陰茎がゆらゆらと揺れカヲルを誘う。
その淫靡な姿はカヲルの理性を奪うように彼を暴走させた。紅潮するシンジの肌に爪を立て引っ掻き、腫れ上がった赤い筋を擽るように舐め回す。
「…ぁう…っぐ、…」
歯を食い縛り痛みに耐えるシンジにカヲルは容赦しない。ピンと突き出した乳首に前歯を立て顎に力を込めた。
「痛っ!…ァ、や…」
敏感なそこを噛み切られるのではないかとシンジが恐怖に顔を歪める。
シンジの表情にカヲルは背筋に痺れを覚え、その官能的な甘い痺れに目を瞑った。
259 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 15:33:45 ID:MXzDQ1LR
>
>>258 有難う御座います。私も貴方が大好きです。
萌を有難うです!
ホントに神ばっかりだな…!
個人的に>236辺りの流れが好みVV(>_<)
222 :1:2005/10/23(日) 16:28:19 ID:???
>>221 OK!!OK!!さささささっ最高だよ!!!!!!!!
続きみたい!!!!!!!!!
223 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/10/23(日) 16:32:44 ID:???
>>222 自演乙
224 :1:2005/10/23(日) 16:49:33 ID:+AAXRVJv
>>232 自演じゃないよ。
↑この時点でもう自演決定(笑)
262 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 17:16:34 ID:X/Y99wAh
小説さえ面白ければどうだっていいんじゃない?
264 :
磊:2005/10/24(月) 19:14:33 ID:???
261
262
本当に自演じゃないんですけど。普通に1さんが誉めてくださったんですけど。お前みてえな自分で創作する能力がないから煽るしかできないやつって本当にうざい。ぶん殴ってやりたい。
う〜ん、こういうのは放っておくのが得策だと思いますよ?
まぁ、マターリ萌えよう。エヴァ板のカヲシンスレが活性化するなんて久々ジャマイカ。
もうそれだけでもハァハァものだww
>>266 カヲシンスレが活性化していた時代があったの?
いいな〜(´・ω・`)
私もこのスレ大好きなので荒らしは暖かくスルーがいいかと。マターリね(*´艸`)
269 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 19:42:40 ID:MXzDQ1LR
書いていきます。
*イノセンス症候群におけるシンジ心境。*
【憎愛と幻肢痛】
「哀れだな」
白濁とした世界に、美しい声がぽつりと落ちて広がる。
背中の傷口にぬめりと舌が這った。
シンジの意識は、夢と朝の狭間にあった。
―――痛い。
痛い筈が無い。
自分にはもう、痛みを感じる心なんて無いのに。
何で…?
虚脱したように横たえた躯は、朝を拒絶する。
…目覚めたくない。
シンジは永遠にカヲルと夢の狭間に留まりたいと思った。
だが、意識に暗い影が走る。
がくりと階段を踏み外したような感覚。
「ふぅ…」
顔を上げて息を吐くとシンジを見やる。シンジは両手で顔を覆い啜り泣いていた。
「あーあ。ここ、こんなに真っ赤にして」
くっきりと歯形を刻ませた血の滲む突起を指で押し潰す。
「いやぁッ」
必死に首を横に振るがシンジの願いは聞き入れられることもなく、ギチギチと乳首を捻り上げられ声にならない悲鳴を上げた。
「───っ!」
「嫌だなんて言わせないよ?自分から押し掛けてきて誘ったくせに…」
淡々とした口調で冷酷な目に見下ろされ、シンジはゾッと寒気を感じた。
「前々から君に使ってみたかったものがあるんだ」
そう言って指先で遊んでいた乳首を爪の先で弾くと、カヲルは立ち上がってクローゼットを開ける。
「……?」
不安げにカヲルの背中を見詰めていると突然くるりと振り返り満面の笑みで何かを投げ付けてきた。
「…っ!?なに?」
筒状のゴムにプラスチック製のコンビニで売っている携帯充電器のようなものがくっついた物体。それをまじまじと凝視しているとカヲルは乱暴にシンジの腕を引っ張った。
271 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 19:43:37 ID:MXzDQ1LR
――カヲルは嘘つきだ。
君の言う夢は、夜毎に離れていくばかりじゃないか。
嘘つき、嘘つき、嘘つき…!
シンジは悲鳴を上げて飛び起きたかった。
しかし躯と意識は連結していないようで、信号が届かない。
272 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 19:44:36 ID:MXzDQ1LR
シンジは虚ろとした先程とうってかわって痛烈な憎悪を抱いていた。
隣の男は何もかも見捨てようとする。
こうやって、自分を殺そうとする。
「―――…る」
あぁ、もうたくさんだ。
「愛している」
うんざりだ、もうたくさん。
この気持ちもきっと許されない。
だから、もっと乱暴に扱って、蔑んで。
優しい素振りを見せるな。
僕は君の道具でいい。
何処にも行かないよ?
どうすれば信じてくれるのかな。
ずっと君の傍にいる。
独り沈んでいこうとする、可哀想な君の傍に。
…繋いでいてくれるんだろう?
最後は君の其の手で優しく殺して。
Fin.
phantom limb pain:[幻肢痛]
壊れた心はどうせ直らないから、捨ててしまった。
深いですな・・・。
提案です。混乱してくるので名前欄に名前を入れて小説連載してくれませんか・・・?
その小説の連載間だけでいいんで。
あ・嫌だったら別に構わないんですけど。あくまで提案なんで
276 :
磊:2005/10/24(月) 21:08:20 ID:???
>>275 私はやってるんですが、みんながやってくださるのは名案ですね☆
277 :
1:2005/10/24(月) 21:46:30 ID:???
>>272 GJ!!
今日は用事があって書き込むのがおそくなったが
やっぱり、おまいらやおまいらが書いた小説読むと心が癒されるよ・・・。
これからもどしどし書いてくれよな!!!!
278 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/24(月) 22:07:57 ID:MXzDQ1LR
書いていきます。
*雰囲気だけ楽しんで頂けると光栄です。少しでも皆様のお暇潰しになるよう。*
【蘇生ユートピアン】
碇君は、待ってたわ。
貴方のいない世界で、ずっと。
でも少し前、…去年の、こんな暖かいに日に、
いなくなったの。
────彼女はそう言って、彼を見つめる様な眼差しで空を仰いだ。
差し出された封筒も同じ、鮮やかな蒼をしていた。
279 :
雨宮(書き忘れた!汗):2005/10/24(月) 22:09:24 ID:MXzDQ1LR
僕の一番の人へ。
君がこれを読んでるってことは、僕の命が君の帰りに間に合わなかったってことなのかな。
君は沢山の物を僕にくれたよ。
全部を抱えて僕はここで君を待ってる。
本当に全部。
多分、僕が死んでも相変わらず空は蒼くて、その色が君を迎えて、僕はいないんだ。
間に合わなかった。
(早く帰ってきてよ、バカ!)
カヲル君、僕はきっと最後まで君を呼ぶと思う。
今はいなくなるけど、次は絶対に会える。
今度はカヲル君が待つ番だよ。
僕と君はきっと何度だって巡り会う。
だから、僕と君がここにいたことを忘れないで、信じていて。
2017.03.30
今日は新しいリリスの生まれた日
最後に、おかえり。
碇シンジ
あの浜辺で、僕を想って、優しく笑って?
280 :
1:2005/10/24(月) 22:09:32 ID:???
>>278 いいね・・Vv
優しいカンジがするし眠くなってきたよ・・・。
281 :
1:2005/10/24(月) 22:12:33 ID:???
>>279 イイvvvvvvvvvvvv
こういうカンジも萌えのポイントvvvv
282 :
1:2005/10/24(月) 22:16:53 ID:???
さぁvvv昼でも夜でもカヲシンVvカヲシンVv
283 :
雨宮:2005/10/24(月) 22:21:01 ID:MXzDQ1LR
蘇生ユートピアンは一応、カヲル君が帰って来て(私の願望)シンジ君が書いて手紙をレイちゃんから受け取って…って感じだったのですが…伝わったでしょうか?
>>277 >やっぱり、おまいらやおまいらが書いた小説読むと心が癒されるよ・・・。
おまいらやおまいらってとこなんかワロタw
>>1様大好きです。
>>278-279 切なくなりました…。いつも楽しみにしているのでこれからも頑張ってください!!
288 :
1:2005/10/24(月) 22:36:17 ID:???
>>283 俺はよかったと思うよvvvv
そういうカヲシンもイイvvvv次回作期待してるよ!!!
>>284 ほら、ハンカチ貸してあげるから泣くなよ。
さぁ次のカヲシン小説に向けて備えるぞ!!!
>>285 ありがとなvvvvvvv
一緒にカヲシンに萌えようぜ!!!
289 :
1:2005/10/24(月) 22:40:35 ID:???
なぁ、この中で一番みたい設定は何?
・学園ラブ
・幼少期
・何年後かの世界
・最後に生き残ったはカヲルとシンジ
どれだ??
290 :
233:2005/10/24(月) 22:42:15 ID:???
名前っていうか、初投稿番号でいいですかね??
懲りずにこそこそと投下・・・・。
シンジはブルブルと手を伸ばして耐えていた。
何に、かというと、それは詰まり己の身長の低さと戸棚の高さにだった。
「くぅう・・・っ!取れない!!」
こんこんと金属の大きな調理なべを指先が掠める。
・・・掠めるだけなのだ。
「シンジ!あんた早く鍋くらい持ってきなさいよ!ほんっととろいんだから・・・。」
赤毛の背の高く、赤いチェックの柄のエプロンを着た少女は眉を顰めながらシンジを叱咤した。
「・・・じゃぁ貴女が変わってあげれば良いわ。」
その後ろから、ひょっこりと白い割烹着を着た青い髪の少女が姿を現す。
「あんな高いところに碇君の身長が届くだなんて考えられないもの。万が一にも考えられない。」
言葉ではない言葉でレイはアスカに告げる。
「いやよ。あたし、この皮むき器で皮むくのが一番調理で楽しいんだから。」
見なさいよ、コレ全部あたしが剥いたジャガイモよ!とアスカが胸を張る一方、
シンジに限界が訪れていた。
291 :
1:2005/10/24(月) 22:46:50 ID:???
設定2
・甘々
・ほのぼの
・シリアス
・ダーク
・鬼畜
・ギャグ
・片思い
・三角関係
・微エロ
・エロ
・激エロ
どれがいいか?これを選んで
カヲシン小説職人にリクエストしよう!!!
292 :
1:2005/10/24(月) 22:48:48 ID:???
>>290 がんばれ233!!!がんばれシンジ!!!
早く続き見てぇぇぇぇ!!!!!!
293 :
233:2005/10/24(月) 22:58:25 ID:???
さて、そこで一番に気が付いたのは彼の親友の一人である色黒の少年だった。
調理実習なんてものは、彼にとっては最期の試食のみが調理実習なのである。
だから、やる気も無く調理室内を見渡していた彼にとって、その変化はあまりにも目に付くものであった。
その出来事はというと。
その時、碇少年は柄になく根性を見せてしまったことから始まった。
「ここであきらめたら、いつまでも逃げることになる」なんて思ってしまったのだった。
そに結果、ぷるぷると震えていた足元が崩れ落ちてしまった。
「――あかん!シンジ!」
トウジの絶叫の中、ガシャァン!と騒音が鳴り響いた。
瞬間、クラス中の音が止む。
暫くの沈黙の後、その一言が掛かるまで時間は止まっていた。
洞木委員長の「大丈夫なの!?」の声が上がるまで。
不思議なことに、シンジに痛みは無かった。
その代わり、硬質であり、ほんの少しだけ柔らかな物体を身体に感じた。
―なんだろう、コレは・・・?
「う〜・・・痛つつ・・・。」
呻き声・・・?何処かで聞いたことのある、その独特の音調は。
「よぉ、センセ・・・ 無事かァ〜・・・?」
「と・トウジッ!?」
「お〜痛・・。悪いけどはよ退いてんか。」
「ごッ、ごめん!」
親友の身体の上から、シンジは飛びのくように起き上がった。
申しワケなさそうに 大丈夫? を連呼するシンジの額をトウジはぽんぽんと叩くように撫でた。
「べつにワシは大丈夫や。な?」
ぶんぶんと右手を振り回して少年は己の無事をアピールする。
――が。
「いっ・・・・つぅううぅ!!」
突然電撃が走ったような声をトウジは上げる。
それと同時にクラスからざわめきが起こった。
やはり、いくら華奢な少年とは言え同世代の子どもを支えるのに、体は悲鳴を上げていたのだった。
295 :
1:2005/10/24(月) 23:20:22 ID:???
>>293 シンジーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
296 :
1:2005/10/24(月) 23:23:11 ID:???
>>294 おおおおおお!!!!トウジィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!
続きが気になるぜぇぇぇぇぇええええ!!!!!!!!!
298 :
1:2005/10/24(月) 23:31:41 ID:???
>>297 すっ・・・すまん!!!
ちょっと安定剤飲んでくるよ!!!!!!
萌えェェェ!!!!!!!!!
299 :
1:2005/10/24(月) 23:34:07 ID:???
300スレまで後1!!!
取るのは誰だ!!
ヤーパン忍法300ゲトー!!
301 :
233:2005/10/24(月) 23:37:29 ID:???
クラス中から大丈夫なの?というざわめきがもれる中、シンジは開口した。
「トウジ!!保健室行こう!ね?行こう!!」
微かに語尾が揺れていた。尻餅を付いて座りこんでいるトウジの左手の袖を引っ張って
シンジは「いいよね?委員長?!」と懇願するように問うた。
葛城教諭のいないこの調理実習の中、全ての権限を持っているのは委員長こと、洞木ヒカリであった。
「え、ええ・・・。」
彼女に、シンジの申し立てを却下する理由は無かった。
行こう、とトウジの手を引きながら保健室へと向かうシンジ。
二人の背中を沈黙と好奇の目が追った。
パタン、とドアが閉まるまで。
「おおげさな奴ね。シンジって。あんなくらいで死ぬわけじゃないのにさ。いまにも死にそうな顔して。」
その出来事にも動じずジャガイモを剥いていた赤毛の少女は誰に言うでもなく呟いた。
「ええ。でも――・・・」
それが彼のいいところだわ、とレイは返した。
―かもね、とアスカは笑った。
あの・ちゃんとカヲシンですので・・・
302 :
233:2005/10/24(月) 23:50:56 ID:???
ところは変わって保健室。
「い、痛くない?って、あぁ!駄目!動かしちゃ駄目だ!」
あたふたとトウジの周りで如何すべきか考えながら動きまわるシンジ。
「なぁ、落ち着けやセンセ・・・。そんな大きな怪我ちゃうんやし、どうせ打撲なんやし・・・。」
だからもう戻ろうや、身体を反転して、今来た道を帰ろうとしたとき。
「絶対にだめ!先生に診てもらうまでは返さないから!」
と、シンジが肩口に飛びついてきた。放すものかとトウジのジャージを握り締めながら。
わかったわかった、と困ったような笑顔で笑うトウジが一瞬、眉を顰めた。
「随分大きな声で話すんだね、君たち。」
恐らく、それはその声の主に。
303 :
233:2005/10/25(火) 00:06:51 ID:???
ふぁ、と欠伸をするカヲルを見て、トウジはシンジに耳打ちした。
「センセはもう帰っとき・・・。もうワシは大丈夫やさかい。ちゃんと赤城先生に肩は見てもらうから・な?」
なんで?とキョトンと聞き返すシンジに、トウジは少し考えながら答えた。
「調理室帰ったとき、上手いモン食えるように頑張っといて欲しいねん。」
―と。
しぶしぶ保健室を出るシンジが残した言葉は「ほんとごめん・・。」だった。
「ええよ。気にすんなや。」と元気に返したトウジは、打って変わって真顔になった。
「ずいぶん仲いいんだね、」とカヲルはベッドから身体を起こした。
「・・・まぁな。」 と、素っ気なくトウジは返す。
さして気にした様子もなく、カヲルは続ける。
「彼、随分うろたえてたみたいだったね。」
よく表情の読み取れない顔で言う。
「なぁ。はっきり言えや。」
急にトウジが畏まった。
304 :
233:2005/10/25(火) 00:37:43 ID:???
「ワシが気に入らんのやったらええ。ワシはお前に一切関わらんからな。
そやけど、シンジが気に入らんで・・・。」
「は?何言ってんの、君。」
トウジの言葉を遮ってカヲルは言葉は発した。馬鹿馬鹿しい、と顔に書いてある。
「・・・知ってんねん。ワシ。渚、お前シンジを見る時の眼が違うやろ・・。」
トウジは思い切りカヲルを睨みつけて言った。正確にはシンジに周りにいるもの全て・なのだが。
「―だったら?」
急にカヲルの声のトーンが落ちた。
「・・・ワシ、シンジになんかあったら、絶対にお前を許さへんからな・・・!!」
気負いながら凄むトウジに、カヲルは嘲笑に似た笑みを浮かべた。
「許さなかったら、どうだっていう訳?」
アレは元々、僕のモノだったのに。
声にださず、カヲルは呟いた。
――そう、約束までしたのに。
305 :
233:2005/10/25(火) 01:01:46 ID:???
あんなに一緒にいたのに。同じ時間を過ごしたのに。
十年ぶりにあえば 「はじめまして」 とかえってきた。
いつも自分の後ろを必死で追いかけて来た。あの稚拙な仕草で自分の気を引こうとしていた。
それが、今では 「はじめまして」 だ。
どれだけ凹んだか。 久方ぶりの再会。
その日からあまり授業に顔を出さなくなった。
自分という記憶が抜け落ちて、他の誰かと戯れるシンジを見るのが酷く辛かった・から。
そんな僕をコイツはあたかも部外者のように言う。
ほんとの部外者はどっちだっていうんだ。
口を開こうとしたら、ドアが開いた。
そこには教員が二人。担任と、保険医。
「やっだぁ〜。渚くん、此処にいたのね〜。探したわ〜・・・。って、あら?鈴原くん?
どしたの?肩なんか抑えて・・・。」
「ミサト、渚くんの方はともかく、鈴原くんは何か問題ありそうね・・・。どこかでぶつけたの?」
「いえ、これは・・・。」
「じゃぁ、彼はあんたに任せるわ。んじゃ、渚君、調理室行きましょv」
そう言われながら引きずられていく僕に、鈴原はさり気に一括くれていた。
多分、鈴原は僕を「彼」と同じところにやりたくなかったのだろう。
306 :
233:2005/10/25(火) 08:19:07 ID:???
調理室に入り、カヲルは失神しそうになった。
シンジが、刃物を握っている。
自分が横にいた頃は、ハサミ以外の刃物など握らせた事など無かったのに…!
なにやら葛城教諭が割烹着を自分に押し付けていることがわかったが、そんな事もはや問題では無かった。
あぁ、鍋に火が付きっぱなしだ、とか、包丁で指を切りそうだ、とか。
そんな事ばかり気にしていた。
…長い…あともう少しで終わるんで!やっぱり寝ぼけてかくもんじゃないね〜!
307 :
1:2005/10/25(火) 18:20:48 ID:???
>>306 GJ!!!最高!!
続きがんばって書いてくれよ!!!応援してるからな!!!
過保護イイ!!なんか皆いいキャラしてるよww
続きキボン…!!
309 :
雨宮:2005/10/25(火) 21:03:00 ID:ZK5JOdPi
書いていきます。
*カヲシン…っていうか、カヲル君出て来てないです。アスカが出張ってます。(死死死)
場違いだったら許して下さい。*
目を開けたら、きっと君のいない世界。
【変色する喪失】
「シンジ…!!」
シンジは嫌な目覚めだと思った。
ぼんやりとした視界がゆっくりと明確になる。
「アス、カ…?」
何よりも体が重い。
何故か泣いている友人の涙を拭ってやりたかったが、腕はシーツに埋め込まれたかの様でそれは叶わなかった。
それよりも、先ほどまで見ていたはずの夢は何だったか。
ほんの一瞬で記憶から塗りつぶされてしまって思い出せない。
310 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/25(火) 21:04:02 ID:ZK5JOdPi
アスカは地下へ急いだ。
今日はシンジの帰宅が許可される日だ。
病室へ行くと、既にシンジは荷支度を終えていた。
「…おめでとう」
「有り難う、アスカ」
三本の黄色い薔薇とかすみ草の小さなブーケを手渡す。
それを受け取り穏やかに笑ったシンジは、アスカが羨むくらい綺麗な表情だった。
「やっと帰れるわね」
「うん、アスカのおかげだよ」
「…そんなこと、ないわよ」
ネルフの廊下に二つの足音が響く。
こうしてシンジが笑ってくれることが、アスカにはこの上ない幸福だった。
精一杯忘れることを心がけた。
シンジが忘れたのだから、自分も忘れることが一番だと思った。
これからは、自分が彼を守るのだと。
311 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/25(火) 21:05:04 ID:ZK5JOdPi
戻ったシンジは記憶障害を起こしていた。
渚カヲルの存在や彼に関する全てのことを忘れていたのだ。
脳検査では異常が無く、精神的な障害だと聞いた。
無理に思い出させようとせず静かに回復を待つのが一番だと、そうするようにと、念を押された。
アスカもそうするのが一番だと思った。
312 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/25(火) 21:09:37 ID:ZK5JOdPi
エレベーターの扉が開いてホールを進み地上への自動ドアをくぐる。
見慣れた空をシンジは仰いだまま進もうとしない。
「……シンジ?」
大きな瞳は苦しげに細められている。
「何だろう…。わからないけど、凄く、…悲し…い…のかな…?」
「……シン、ジ…」
「ぁ…れ?」
白い頬に涙が伝うのをアスカは見た。
「っねぇ!シンジ!!ほんとに思い出せないの!?」
がくりと膝が折れ、シンジは地面に手を付いた。
「え…?ア…スカ、何?」
手を添えると、痩せた背中は震えている。
313 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/25(火) 21:11:35 ID:ZK5JOdPi
「た…いせつな、忘れちゃ、いけない…っ人なんで、しょ…?」
シンジは何かを振り払う様に首を振り黒髪を揺らした。
「わか…っんない…!何っ、を忘れ、たんだ、っ僕は…」
まるで小さい子供の嗚咽にアスカは胸が押しつぶされそうだった。
「でも…っ、アスっカ…」
「シンジ…?」
枝の様な腕の力が消え、胴も崩れ落ちる。
顔を覆ったままシンジは泣き続けた。
「…っ会いたい!もっかい…会いたい…!!
──でも、だれに……ぃた――ぃ…の、かな…?だれ…?」
「…ごめんね、シンジ。…ごめんね、ごめん────」
アスカは縋るシンジに、謝るしか出来なかった。
fin.
314 :
233:2005/10/25(火) 22:43:44 ID:???
出来ることなら今すぐ駆け寄って、包丁を取り上げたかった。
本人はどうやらいつもしっかり事をこなしているつもりらしいが、カヲルからみれば
それは危険なことの連続だったのだ。
―あぁ、そんな細かく切らなくていいだろうに。指まで切ったらどうするつもりだ・・・!
―素手で鍋の蓋なんか持ったら火傷するだろ!なんでシンジ君だけが調理してんだよ・・・。
「ちょっと!渚君!手伝う気あるの!?」
委員長ことヒカリの声が響いた。
「――は?」
きょとん・と返すカヲルにヒカリは眉を逆立てた。
「あのねぇ、みんなちゃんと仕事してるの!だから渚君もちゃんと手伝って!!」
別にすきでここにいる訳じゃない。
スキでこんな割烹着なんか着てるわけじゃない。
そう、カヲルの顔は物語っていた。
「ともかく!お皿をそこの食器室からとってきて!」
「・・・なんで僕が・・・。」
そう言いかけた瞬間。
「シンジー。お皿取ってきてよ。」
「今僕が玉ねぎ切ってるのが見えないの?結構眼にしみるんだよね、コレ。」
「うん。だからお皿とって来てって。」
「今言ってたの聞こえてた?」
「ぶん殴るわよ!さっさと行きなさい!」
解ったよ。横暴なヤツだな! とシンジはぼやいた。
ぱたんと食器室の扉が閉まる。
「・・・で、洞木さん。何枚皿が必要なわけ?」
カヲルはにっこりと微笑みかけた。
315 :
1:2005/10/25(火) 22:51:42 ID:???
>>313 うわぁぁぁぁぁん!!!悲しすぎだぁぁぁぁぁ!!!!!!
シンジ、がんばって記憶取り戻してくれよ!!!!!!!!
素敵カヲシンご馳走様!!!!!
>>314 こっからだよ!!カヲシンが!!!!
この時点でモェーなのでャヴァイ!!!!
早く続きが見たいよ!!!!!
>>309-313 GJ!!切ない…んだけども、どこか愛しい気分になった。こういうの好きです…!!
>>314 おお…ついにカヲルとシンジが!?気になりまくりんぐwww
317 :
233:2005/10/25(火) 23:04:33 ID:???
独特のニオイにカヲルは一瞬顔を顰めた。
出来るだけ音を立てないように扉を閉め、ゆっくりと鍵を回す。
かちり、と金属の音が笑った。
二番目の戸棚の向こうに、シンジはいた。
つま先立ちで手を目的のそれに伸ばしている。
「――危ないよ。」
伸ばした両手を押さえ込むようにして後ろへまわる。
「うっわあ!!」
いきなり後方に人の気配と、両手首に大きな手のひらを感じてシンジは飛び上がった。
ここらへんの反応は、昔と同じだな。と遠い日の思い出を思い浮かべた。
シンジはゆっくりと顔を上にあげ、その人物を確認しようとした。
頭一個分ほど大きなカヲルをみようと、上目遣いになる。
―あぁ、前のままだ。そして彼はいつも笑って言うんだ。
『カヲルくん』 と。
しかし、記憶と反してシンジはこう呼んだ。
「ど・どうしたの?渚君・・・?」
あぁ、こんなに近くでカヲル君を見るの、久しぶりだな―とシンジは思った。
彼が引っ越すと聞いた日はショックでご飯が食べれなかった。
父さんはなぜか嬉しそうだったけど、僕は凄く悲しかった。
お見送りの日に、彼に会いにいったらこう言われた。
彼と同じ髪の色の、ツインテールの女の子に。
「ちょっと、慣れ慣れしすぎるんじゃないの?」って。
それから、僕は彼を渚君と呼ぶようになった。
「・・・・ッ!」
無言で近づいてくるカヲルの瞳に、シンジは逃げの手を打った。
が、その拍子に肩が戸棚にぶつかってしまったようで、陶器の皿が揺れた。
揺れるだけならば問題は無かった。そこそこ奥行きのある棚だったし、器もなかなかの重量があったのだ。
しかしシンジは努力の甲斐あって、それらの陶器を手前まで移動させることに成功していた。
それが、仇になった。
「―――!!」
落ちてくる凶器に、カヲルは反射的にシンジの身体を引いた。
両腕に抱え込んで、出来るだけ脅威からシンジを遠ざけるように。
身を引き裂くような騒音の後、呆然とカヲルに抱きかかえられていたシンジの頬に
ぱたりと紅い体液が伝った。
「――カヲル・・くん・・・?」
319 :
1:2005/10/25(火) 23:48:59 ID:???
>>318 なるほど、そういうことだったのか・・・ってカヲルゥゥゥゥゥ!!!!!
気になる続きを!!!!!!!!!
320 :
233:2005/10/26(水) 00:05:52 ID:???
見開かれたシンジの瞳孔の向こうに、それは緩やかに脳裏に流れ込んできた。
いつかの日の記憶が。
手を伸べて、シンジはカヲルの目元へ触れた。にゅるりと生暖かな感触が伝わる。
「―ッ!カヲル君、大丈夫!?」
シンジはとっさに起き上がろうとしたが、
「シンジ君、今動いたら駄目だ!」
―と、カヲルに制されてしまった。
組み敷かれる体制でシンジは訝しげに顔を傾けた。
そんなシンジにカヲルは目線で答える。
あたりは、陶器の破片の海だった。
「危ないから、もうしばらく我慢してて。」
そう真上から見下ろすカヲルの髪を、シンジは見詰めていた。
321 :
1:2005/10/26(水) 00:14:14 ID:???
>>320 おおおおおおおおおおおおおっっ!!!!!!!
いいねぇvvvvvいいねぇvvvvvvvvvvv
続きが気になるけど朝早いのでもう寝るなvvvvv
おやすみ、今日も素敵なカヲシン小説ありがとう!!!!!
322 :
233:2005/10/26(水) 00:22:37 ID:???
「カヲル君、腕、つらくない・・・?」
今、カヲルを支えているのは彼の細い両腕だ。つらくないはずはないだろう。
「つらくない・・・っていえば嘘になるかもね・・・。」
「肘、折ってもいいよ・・・?そのほうが楽だから・・・。」
ね?とシンジは提案するが、この体制で肘をおるとなると・・・。
そりゃあ、僕は幾分楽になるだろう。腕への負担がへるから。
問題はシンジ君だ。今でさえ僕の髪がシンジ君の顔を掠めてるのに。
これ以上、距離を縮めたら・・・。
「・・・いいの?」
「いいよ・・・。」
ゆっくりカヲルは肘を折り始めた。
だんだん、シンジの瞳が大きくなっていく。
眼が、離せなかった。
―ちがう、そんなんじゃなんだ。
シンジがゆっくりと眼を閉じた。
―僕は何をしようとしてる?
その唇が異様に気になって。
―僕は、まさか。
無意識に、自分も瞳を閉じていた。
初めて感じたシンジの唇は、柔らかかった。
323 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/26(水) 00:25:22 ID:qagZbifu
そうこうしてるうちにシンジの海綿体が破裂した。
325 :
1:2005/10/26(水) 14:01:27 ID:???
>>322 チューしたぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
は・・鼻血拭いてくる・・・ハァハァVv
326 :
(└):2005/10/26(水) 15:16:59 ID:???
昨日の夜まごころを君にを見た。
お陰で今日はカヲシンの日だった。
夜に何か書いて灯火してもいいですか?初めて書くけど…
エロくないけど…
どれだけ躯を重ねれば君と一つになれるのだろう…。
腕の中で眠るシンジを見つめ、ふっと微笑みながらシンジの頭を優しく撫でる。
「この時が永遠に続けばいいのに。」
そう呟きカヲルはシンジの額にkissをした。
シンジ君…悲しいけどお別れだね。
出来るなら人として産まれ君に出逢いたかったよ。
さあ…
僕を消してくれ…
携帯からなんで短くしました(^_^;)
お目汚しすみません。
最終話のちょい前のカヲ×シンという設定にしますた。
読みにくくてすみませんでしたm(_ _)m
330 :
233:2005/10/26(水) 20:17:24 ID:???
331 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/26(水) 20:30:59 ID:aX2SB6qH
>>330 ありがとうございます(´∀`)
次は、ほのぼのちょいエロ書きたいです。携帯からなんで夜中とかに投下しようと思います。
カヲ×シン最高〜☆他の職人さんのも読みたいです。誰か投下お願いします(^_^;)
333 :
233:2005/10/26(水) 20:53:32 ID:???
「・・・・・」
なんか気まずいなぁ、とカヲルは胸中でぼやいた。
何か喋ればいいのに。何も思いつかない。シンジの顔を、カヲルはまともに見れなかった。
――何故か。
やはり、ここは謝るべき・・・なのか。
謝るべきなんだろう。多分。でも、何て言う?
―あぁ、もう、なんだってこんな頭が熱いんだ・・・!!
と、カヲルが一人もんもんと考え込んでいた時。
「シンジーーー!!!!無事かあぁああーーー!!!!」
雄叫びに似た叫びとともに、鍵のかかっていたドアは蹴破られた。
舞い戻ってきた鈴原トウジだ。
彼が見た現場は。
「――!!!!渚がシンジを襲っとるーーーーーー!!!???」
「・・・・は・・・?」
続きが気になる!!ああっ早くカヲ×シンを!!
何だかじらされてるみたいだわ。
335 :
233:2005/10/26(水) 21:43:17 ID:???
「ちょっと、鈴原くん!?あんた何やってんの・・・って、渚君?碇君?」
葛城教員と野次馬の生徒がトウジの肩越しに見たものは。
床に飛び散った陶器の破片と、シンジに覆いかぶさるカヲルと、床に転がるシンジだった。
「ちょっと、コレはどういう事なの!?」
―どういう事かと聞かれても。
「先生、見てください、渚君、血を流してます!」
「!ほんとだわ!大変・・・・。とりあえず鈴原君、そこを退いて頂戴!相田君、箒持ってきて」
いつものお茶らけな態度とは一変し、ミサトは的確な指示を出した。
「洞木さん、あなたはリツコ―・・・赤城先生を呼んできて!」
その指示のもと、事態は十数分で全て済まされた。
「・・・シンジ君、アナタには特に目立った外傷は見られないわ。渚君も額を軽く切っただけね・・・。
今回は運よくこの程度ですんだけれど、もしかしたらもっと大変なことになってたかもしれないのよ!」
すみません、とカヲルは額に貼られた絆創膏を撫でながら言った。
―違うのに。謝るのは。
「あの!僕が届かないのに無理に戸棚のお皿を取ろうとしたからなんです!」
「それで、堕ちてきたお皿から彼は僕を庇ってくれて、その、あのっ!」
「もういいわぁ・・・。後日、また話しは聞きます。念のために二人とも、もう帰りなさい・・・。」
ミサトはハア、とため息をついた。
336 :
223:2005/10/26(水) 22:08:06 ID:???
下校の時刻ではないこの時間に、その生徒はならんで歩いていた。
「・・・僕のこと、覚えててくれたんだね・・・。」
どういう話の切り出しがいいのかわからなかったから、とりあえず自分が一番聞きたかった事を訊ねることにした。
「当たり前だよ!僕が君の事を忘れるなんて、あるわけ無いじゃないか!!」
力一杯肯定するシンジに、カヲルはフっと笑みをこぼした。
「でも、君、あの日僕に初めましてって言ったよね?」
何で?と無言で聞くカヲルに、シンジはビクリと肩を震わせた。
「だ、って―・・・。」
あの春の日、シンジは公園で懐かしい髪の色を見た。
ツインテールの銀髪は、人目で彼の妹だとわかった。
―彼が、かえって来たのかもしれない。
「ねぇ!」
シンジはその娘を呼び止めた。娘の顔は穏やかだった。
―何時帰ってきたの、など事細かなことを聞きただし、シンジは期待に胸を躍らせた。
また・会えるんだ。彼に。
嬉しくて嬉しくて、涙がこぼれそうだった。
「カヲル君、早くあいたいなぁ・・・。」
そう漏らした瞬間、その娘は言った。
「ねぇ、そのカヲル君、って呼び方、ちょっと慣れ慣れしすぎるんじゃないかなぁ?」
穏やかな笑顔のまま。
「だって、もう離れて十年くらい経つでしょう?そんなに離れてた人に、いきなり名指しで呼ばれたくないもの。」
―それに、カヲル兄さんがアナタを覚えてるって確証はないもの。
急に、全身が冷めていった。鼻先がツンとなる。気分がまわって、吐き気がした。
満開のサクラの下に、少女は優しく笑っていた。
337 :
233:2005/10/26(水) 22:29:09 ID:???
「―なに、それ・・・。」
「・・・思ってみれば、そうだなって思って。・・・僕、ちょっと慣れ慣れしすぎたかもって、思って。」
本当に何なんだ。それは。
自分の浅はかな考えが恨めしかった。そうだ。あいつも存在を忘れてた。
嫌味なほど優しく笑いながら、人を弄ぶのが大好きな妹。
あいつが、彼に眼をつけていないはず無かったのに。
「シンジくん―「あのね。」
カヲルを遮るようにして、シンジは言う。
「今日ね、僕―・・・。ヘンだって、思われるかも知れない・けど・・・。」
シンジは立ち止まってカヲルのシャツを握りしめた。
微かに震えているのが感じられた。
「君、が僕に触れたとき、ね・・・。嬉しいって思ったんだ・・。ごめんね!ヘンだって解ってるけど・・・!」
シンジの顔は見えないが、耳がみるみると紅く染まっていくのが解った。
「庇ってくれるために抱きしめたんだ・って、解ってるんだけど、僕ね、僕・・・!」
「・・・シンジ君?」
「僕・・・もっと触れて欲しいって、思っちゃって・・・!!」
ちょっと待って。これは。まさか。
「どうしよぉ・・・。僕・・・。カヲル君が・・・好き・・・かも・・・。」
碇少年の涙声は、誰もいない河原に響いた。
338 :
1:2005/10/26(水) 22:31:28 ID:???
>>330 良かったよ・・・(泣)
カヲル・・・・使徒じゃなかったらシンジと一緒にいられたのにな・・・。
素晴らしいカヲシンを投稿してくれてありがとうっ!!!!
次回作も期待してまする。
>>336 憶えてたんだよシンジはぁぁぁぁ!!!!カヲルの事をぉぉぉぉぉ!!!!
ここからだ!!過去の事なんかで悩むんじゃないぞ!!!
とりあえず早く続きみたい!!!
339 :
(└):2005/10/26(水) 22:43:42 ID:???
寝る前に灯火。
続きは朝書くです。。。
──────
朝が又来る
──────
蒼
眼を開いた瞬間からその色に満たされた
時間というものが存在しなくなったかのような空間
蒼い。
なにもかもが。
天井、壁、床、自分…
唯一色を纏っているのは、白みはじめた空と
隣りに眠るきみ
340 :
(└):2005/10/26(水) 22:45:33 ID:???
蒼い部屋に吸い込まれていく静かな寝息を聴きながら
ぼくは畏れていた
朝が来る。
ぼくの嫌いな朝が来る。
ぼくを捕らえて独りにする光がやって来る。
「…う…」
きみの声にぼくははっとした
どうやら無意識のうちにきみを抱き寄せてしまっていたようだった
341 :
233:2005/10/26(水) 22:48:45 ID:???
「〜〜〜っっ!!」
どうしよう、まずい。
この状況は本当にまずい。いや、十分美味しいものなんだけど・・・。
ここで震えながら告白する彼を見て。初めて理性がどんなに重要なものかを知った。
「〜ッッ!じゃぁ、ごめんね!ばいばいっ!」
気恥ずかしさと申し訳のなさに耐えかねたシンジは、逃げ出すように走り出した。
「ちょっ!シンジ君!」
とっさに、カヲルはシンジの手を引く。
その反動でシンジは後ろにのけぞり、カヲルはそれを庇おうとして転んだ。
―今日はよくこけるなぁ・・・。とカヲルは思った。
「痛ー・・・」
「え・・?」
仰向けに転がるカヲルの上に、シンジは尻餅をついて座りこんでいた。
「ご、ごめんっ!すぐ退くから!」
動こうとするシンジを、カヲルは両手で引き止めた。
「・・・シンジ君、僕をスキだって言ったよね?」
カヲルはにっこりと笑った。
「・・・うん・・。言った、よ。」
「じゃぁさ、してみせて。」
「え・・・?」
「君が思う「好き」の証明をしてみせて?」
「・・・ッな・・・!」
カヲルは、悪戯っぽく笑った。
342 :
1:2005/10/26(水) 23:02:32 ID:???
>>340 朝まで待つのかよ!!早く続き見てェェェ!!!!!!!!!!
>>341(233)
モエタァァァァ!!もう少しいけばついにエロが!!!!}(゚Д゚*)/
ここの職人さんはじらすのがお上手で、もう耐えられないyo( ̄口 ̄)
萌え死ぬ………………………かはっ!!
早く朝になれ…!
345 :
1:2005/10/26(水) 23:20:58 ID:???
もう少しで木曜日になる・・・。
明日が始まるよ・・・。
346 :
233:2005/10/26(水) 23:21:02 ID:???
昼間の食器室での出来事と同じ事が、河原の葉の影に隠れて行われた。
ただし、配置は間逆で。
「―出来ない?。」
顔を真っ赤にして振るえながら自分を見下ろすシンジに、少し意地悪すぎたかなぁとカヲルは思った。
ぎゅっと眼を瞑り、意を決したかのようにシンジは体制を下げていく。
カヲルはシンジにさせるがままにさせた。
一瞬唇が掠っただけのようなソレは、キスとは言いがたかったけれど。
恥かしさに震えるシンジを見て、カヲルは胸中に甘いものが広がるのを感じた。
―可愛いなぁ・・・。
それはとろとろと蕩けるような感情で。
もしかしたら、コレが好きってことなのかもしれない。
カヲルは腹筋を使って起き上がると未だに震えるシンジを抱きしめた。
「僕も君が好きだよ?シンジ君。」
翌日、学校で碇少年と異常に過保護な渚少年が仲睦まじく登校するのを、クラスメイトは目撃することになる。
終り。
あわわわわわ
逝ってきます…………………かはっ!!
エロなくても萌える!!!
カヲル君に胸キュン←古っ!
348 :
1:2005/10/26(水) 23:31:16 ID:???
>>346 いいねVvいいねVv・・・・・・って
これで終わりかよ!!!エロ期待しちゃったよ!!(殴)
でも充分萌えたよ!!お疲れ様!!!!!
349 :
1:2005/10/26(水) 23:36:55 ID:???
萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた萌えた
萌えたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
>>346
350 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/26(水) 23:41:34 ID:aX2SB6qH
読んでニヤニヤしちゃう自分は……………………。
カヲ×シン好きだー!!!
いいもの見させてもらいますた(´∀`)ゞ
職人さん乙!!
351 :
233:2005/10/26(水) 23:52:41 ID:???
エロ書けなくてスマソ・・・。研究(?)します。
個人的に
>>340の続きが気になるところですばい・・・!!
小説なんてろくに書いたことないヤツが失礼します。
-- 世界の終わる前の夜に --
「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」
その言葉に僕は思わず俯いてしまった。目が熱くなる。
「どうしたの」と尋ねる彼の声にも、
「ごめん、何でもないよ」と言い返すことしか出来なかった。
ごめん、ごめんね。
本当に言いたいのは謝罪の言葉なんかじゃなくて、
ごめんね、『ありがとう』。
「好意に値するよ、好きってことさ」
初めてだった。
そんな言葉を貰うのは。
いままで散々求めたって、誰も言ってくれなかった言葉。
自分ですら言った事はなかった。
それなのに彼はこんな僕に エヴァに乗ること以外には何もない僕に
価値なんて無いと思っていた僕に 好きと言ってくれた。
今まであやふやだった僕の存在を、認めてくれた。確かなものにしてくれた。
ありがとう、ありがとう。
弱い僕だから、今は口を開けたら泣き出してしまうかもしれない。
だから、明日朝が来たら一番に言おう。
『おはよう』
そして、『ありがとう』
『僕も君が好きだよ、カヲル君』
明日の朝が来たら…
次の日、カヲル君はいなくなった。
---
スレ汚し失礼しました。(;´ー`)
354 :
1:2005/10/27(木) 00:21:32 ID:???
>>352-353 こういうカヲシン大好きだvvvv最後は悲しいけど・・・・。
素晴らしい小説をありがとう!!ご馳走様ですた。(゚∀゚*)/ワーイ、ワーイ
355 :
1:2005/10/27(木) 00:50:57 ID:???
ふわぁ・・・・カヲシン萌えしたし、寝ぼけてきたから寝ます・・・。
おやすみ・・・・明日もモエーVvなカヲシン待ってるよ・・。(゚∀´)b
───あの日と変わらない君。
今、君はこうして僕の前にいる。
それはとても不思議な感覚で。
僕の手は、あのときの感触をはっきりと覚えているのに。
目に焼き付いて離れない…あの光景。
この手で殺した筈の君。
ベッドの上で窓の外を眺めていた。
つまらない毎日。胸の空白は埋まらずに、虚しくも時間だけが流れ。
寝返りを打ち、目を閉じると突然チャイムが鳴る。ドアの前に立っていたのはカヲル君。
「────!?」
ドアを開けた瞬間、僕は言葉を詰まらせた。
目の前の状況が飲み込めない。何故…?
白銀の髪に透けるような肌。凛とした顔立ちに真紅の瞳は優しい笑顔で僕を見詰めている───何ひとつ変わらない君…。
「嘘…っ」
ようやく出た言葉は、堰を切ったように溢れる涙に掠れてしまい、僕はその場に崩れた。
「ただいま」
やわらかな声で髪を撫でられ、僕は子供みたいにカヲルの胸にしがみついて声を上げて泣いた。
僕が「使徒」として殺した筈のカヲル君。
彼の話によると、僕の名前と顔だけを記憶として持ち生まれ変わったのだと言う。姿形はそのままに。
地下室のベッドルーム。陽射しの一切入らないこの部屋は、外界から切り離したかのような、異常なまでに排他的な空気を醸していた。
カヲル君には、この部屋から一歩も出ることを許さない。
そう、ここには僕達しかいない。
「僕らはここで暮らしていたのか…」
部屋を見渡してカヲル君は呟いた。本当に記憶がないようだ。
僕は良心を少しだけ痛ませて頷いた。
「うん。ここがカヲル君と僕の部屋だよ」
芽生えてしまったカヲルへの独裁心は、僕の良識を霞めていく。欲深く、醜い僕。
「ここでカヲル君と僕は…毎晩のように身体を重ねた」
あぁ。目眩がする。
僕がこんな言葉を口にするなんて。
「…ねぇ。カヲル君、しよう?」
ずっと、ずっと欲しかったんだ。彼が。カヲル君が。
カヲル君の腕が僕を抱き締めて、僕もカヲル君の背中に腕を回した。
もっと強く抱いて。折れてしまうくらいに。壊れる程、力強く僕を…。
どちらともなくキスをして僕達はじゃれあった。
餓えたように肌を重ね互いを求め合い、汗を散らす。
昼夜を問わず狂ったように行為に耽る日々が続いた。
僕を忘れないで。その身体に僕を刻んで。例えまた記憶がなくなったとしても、身体だけでも僕を覚えていて。
そんな想いが行き場もなく僕の胸をぐるぐると巡っていた。
「カヲルく…ん、カヲル君…っ!」
何度も突き上げられ、飛びそうな意識をなんとか保ちながら僕は彼の名前を数え切れない程に叫んだ。
カヲル君との再会は未だに信じ難いもので。
このように身体で、いかがわしい交わりで彼の存在を確かめているのかも知れない。
僕の中で暴れる彼は確かに存在していて。
僕の身体を撫でる手も指も、何度も僕の名前を呼ぶ声も、耳元を掠める熱い吐息もすべて現実。
それを実感する度に僕の目頭は熱くなって、いつもカヲル君は『どうして泣くの?』と心配そうに訊いていた。
───僕は答える。
『以前、カヲル君から受けた仕打ちを思い出して』と。
カヲル君は苦しそうな表情で、今にも泣きそうだった。
何も持ち合わせていない君に、ほんの少しだけ、傷付いた僕への罪の意識を植え付けたかった。
僕以外に君を救うことはできないでしょ?それは僕も同じだから。
「…それでも僕は君を、カヲル君を愛してる」
最愛の君へ、憎しみを込めて。
僕だけを幸せにして。
他の人なんて見ないで。僕だけのカヲル君でいて。
もう君を傷付けたりしないから。
裏切りなんてできないくらい、僕に溺れてみせて?
もしも僕を裏切るような真似をしたら…絡めた二人の舌をそのまま纏めて噛み切るから。
絶対に繋いだ手を離さないから…───。
fin.
書き掛けの話をぶった斬ってイキナリ投下。仕事柄、仕事でキツキツな今はあまりエロ書く気分じゃなくなってしまい休めるようになったらまとめて上げようと思ってます…。
てな訳でシンジサイドで24話その後…みたいな話。独占欲からくる狂気をジャンヌダルクの某曲を軸に書いたのですが…微妙 orz
台詞もなく読みづらくてごめんなさい(>_<)
逃げたい…w
>>357一部抜けました。
なので前後の文章つけて訂正。
----------------------
僕が「使徒」として殺した筈のカヲル君。
彼の話によると、僕の名前と顔だけを記憶として持ち生まれ変わったのだと言う。姿形はそのままに。
こうして僕達の生活は始まった。
廃墟を住居とし、幸せすぎる程の日々。
…けれど僕は変わってしまった。
もう二度と大切なもの、君を手放したくなかった。
僕はきっと君に執着しすぎていたのだろう。
地下室のベッドルーム。陽射しの一切入らないこの部屋は、外界から切り離したかのような、異常なまでに排他的な空気を醸していた。
うわあああん!!GJ!!
萌えますた(´∀ノ)
こんなシンジもイイっ(・∀・)
仕事大変そうですが頑張って下さいな。時間と気力があればまた投下お願いします(*^-^)b
>>362 ありがとうございますm(__)mなんかいつもエロか狂気染みた暗い話で申し訳ない…。頑張ります。
364 :
(└):2005/10/27(木) 07:51:26 ID:???
おはようさんです。待たせてしまった割に駄文です。。。orz
「…かをるくん……?」
とろん、とした瞳でぼくを見る。
「なんでもないよ。…眠って……」
うん…と言って再び瞳を閉じる。
ぼくはゆっくりとその額を撫ぜた。
柔らかな体温
ぼくにはない温もり
───自分の指は冷たさにあふれている
365 :
(└):2005/10/27(木) 07:52:50 ID:???
朝が来る
朝が来る
朝が───
「シンジくん」
「さよなら」
幾筋もの細い光が
蒼い部屋を侵食していく
この瞳を濡らすのは、ぼくの涙か、きみの涙か。
乙です(´∀`)ゞ
切ないねぇ。
萌えるねぇ。
GJですた!!
367 :
1:2005/10/27(木) 16:32:07 ID:???
>>363 萌えたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!GJ!!!!!
最高だったよvvvvvvvvv次回作も期待してまするvvvv乙ですた。
>>365 待ってました!!
やっぱり切なくても萌えるのもいいよなvvvvvvvvvvv
おまいが書くカヲシンは最高だよVv
368 :
1:2005/10/27(木) 19:58:10 ID:???
おまいら、最高だよ。GJ!!
却下してもかまわないがリクで「難病を持ちながらカヲルを愛し死んでいくシンジ」が
見たいなぁー・・。
イイね、読みたいな。
きっと切なくて悲しくて萌えでハンカチが必須だろうな。
と、いうわけで
>>1よ、288で借りたハンカチはまだ返せそうに無いぜv
370 :
123:2005/10/27(木) 22:47:00 ID:???
只今私の脳内でのカヲ×シンがほのぼのなので、ほのぼのを投下します。
難病シンジは脳内で変換出来たら投下します。
携帯からなんで遅い&読みにくいかと思いますがご了承下さいm(_ _)m
371 :
123:2005/10/27(木) 22:57:13 ID:???
「熱っっ!!」
シンジは思わず手を耳たぶにあてる。
急いで蛇口をひねり水を出し手を冷やす。しばらくすると痛みも治まった。
「カヲル君喜んでくれるかな」
そう言いながらシンジは唐揚げをお弁当箱に詰める。
事の発端は昨日のお昼。
「カヲル君、またお弁当持ってきてないの?」
シンジは呆れたようにカヲルを見つめる。
「元々そんなに食べる事に執着しない質なんでね。」
カヲルはそういいながらにっこりと微笑んだ。
貞版のカヲシンって下の名前で呼び合う仲になっても君付けしなさそうね。
373 :
123:2005/10/27(木) 23:06:16 ID:???
よくよく見てみるとカヲルはいつもお弁当を持ってきていない。
何か食べてるとしても飴やガムなど、栄養にならないものばかり。
「今日は校外学習だしカヲル君の分のお弁当も作って一緒に食べよう!!」
そう考えてシンジは朝早くからお弁当作りに格闘しているのだった。
ミサトと暮らしてた頃は殆どシンジが食事を作っていた。その為、得意とまではいかないがそれなりには作れる。
「卵焼きは甘いのと出汁巻き、どっちが好きかな?」
シンジは喜んで食べるカヲルを想像しながら一生懸命作った。
374 :
123:2005/10/27(木) 23:15:32 ID:???
「カヲル君!おはよう」
シンジはカヲルの姿を見つけ駆け寄る。
「やぁ、シンジ君おはよう」
カヲルは優しくシンジに微笑みかける。
「今日はいい天気だね。校外学習には丁度いいね。」
シンジはそれとなくお昼の話題に持っていこうとする。
「ああ、そう言えば校外学習だったっけ。忘れてたよ。」
「その調子だとまたお弁当持ってきてないんじゃ…」
「食べなくても死にはしないよ。」
「そんなんじゃ体壊しちゃうよ!?」
よし!今だ!お弁当渡そう!!
375 :
123:2005/10/27(木) 23:22:04 ID:???
「あああ、あのっ、カヲル君…」
「何だい?シンジ君。」
「おおっ…お弁っ…お弁当っ…カヲル君の分も作ってきたんだ!」
シンジはそう言うとお弁当をカヲルに差し出す。
「…これ…僕に?」「うん、今朝僕が作ったんだ…カヲル君が気に入ってくれるか分からないけど…。」
シンジは顔を真っ赤にしながら俯く。
カヲルはお弁当を受け取りシンジの頭をくしゃっと撫でた。「シンジ君ありがとう。嬉しいよ。」
いつにも増してカヲルの笑顔がシンジには眩しかった。
376 :
123:2005/10/27(木) 23:31:30 ID:???
改行出来てなかったorz
読みにくくなってすみません(-_-#)
続き↓
「各自好きな所でお昼休憩していいぞ」
担任の声と共に皆それぞれ散っていく。
「カヲル君、一緒に食べよう。」
シンジはカヲルを誘い歩き出す。
「あそこなんかいいんじゃない?」
カヲルが指差した先には大きな樹木が立っていた。
「そうだね、日陰になってるしゆっくり出来そうだね」
二人は樹木の下にレジャーシートを敷き座る。
…いざ食べてもらう時は緊張するなぁ。
シンジはドキドキしながらカヲルを見つめる。
もももも萌え〜〜!!
ほのぼの(・∀・)イイ!!
123様がんばれ〜v
378 :
123:2005/10/27(木) 23:41:19 ID:???
「…シンジ君、そんなに見つめられると食べにくいんだけど。」
カヲルは苦笑しながらシンジを見つめる。
「えっあっ…ごめん、何か緊張しちゃって…」
シンジはパッとカヲルから顔を逸らす。
「せっかくだからシンジ君に食べさせてもらおうかな。」
カヲルは、フフッと笑ってから口を開けた。
「えっ!?食べさせるって…」
「恋人同士がよくやるでしょ?早くしないとお腹空いて死んじゃうよ。」
カヲルは意地悪っぽくシンジを見つめる。
「…普段は全然食べないくせにこんな時だけ…」と思いつつ、シンジは慌てながらカヲルの口へと唐揚げを運ぶ。
ぱくっと一口で食べるカヲル。
モグモグ………
「カヲル君…美味しい?」
シンジは緊張しつつカヲルに問いかける。
379 :
123:2005/10/27(木) 23:46:33 ID:???
「うん、美味しい!!」
「本当に!?良かった…。」
シンジはホッと胸を撫で下ろした。
「勿論まだシンジ君が食べさせてくれるんだよね?」
カヲルはニヤリとしながら口を開けた。
「もう…カヲル君たら。」
シンジは照れながらもカヲルに食べさせる。
二人はじゃれあいながら時を過ごした。
380 :
123:2005/10/27(木) 23:52:38 ID:???
感想ありがとうございますo(_ _*)o
携帯からなんで何だか滅茶苦茶でorz
続きは明日に…(・_・;)
所でこの先エロを書いていいんでしょうか?
それが不安。嫌な人いたらエロなしで落ちさせますので書き込みお願いします。
早くPC直さないと(-"-;)
ようやく帰宅…(^_^;)
>>368 ナイスなネタですね。私も遅筆ながら話が浮かんだら書かせていただきます。
>>371>>373-379 イイ(・∀・)!!かなり萌え…お弁当いいなぁ(´д`*)あーんってするカヲルタソ思い浮かべたら顔にやけたw続きたのしみにしてます!!
気持ち悪い
383 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/28(金) 14:43:36 ID:f7KIL4Uy
「ってアスカに言われたんだ」
「ひどいなぁ惣流は・・。僕の可愛いシンジ君にそんなことを言うなんて(後でこらしめておかなきゃ)」
「可愛いってカヲル君,/////」
「ふふっ顔が赤くなったね。」
「だって〜恥ずかしいよ。」
「何度でも言うよ、君はすごい可愛いよ・・他の誰よりもね。」
「そんな・・////////」
「愛してるよ、シンジ君」
>>382の人には悪いけど勝手に続き書かせていただきました。
別にいいよねwってかキモイんなら帰れ!
カヲル×レイが一番好きなのですがカヲル×シンジもラブーん
でも渚カヲル様が居ればそれだけで萌えます。
>>383 GJw
今日は仕事サボリでカヲシン書いてるので…夜にはなにかしらうpします。
>>371,
>>373-380 GJ!!
ハァハァ…!これだよ!!弁当なんだ!!!
なんだか凄くツボに入ってしまいました。萌えますた!!
…あと、エロはバッチコイです…待ってますとも。
386 :
123:2005/10/28(金) 19:06:29 ID:???
>>383 GJ!!
382から神懸かり的な流れですた(´∀`)ゞ
>>385どうもです!
夜中に続きを投下します。ちょっと今喘息気味なのでυ
前に書いてあった難病のシンジ君誰か書いて欲っすぃ〜!!神降臨希望w
387 :
1:2005/10/28(金) 22:13:03 ID:???
>>369 OK!!萌えるんだから仕方ないよなVvvvv
>>383 萌えた・・・すごく萌えた!!!!ブォーーーーー!!!!
は・・鼻血がャヴァイVvvvvvvvvvvv
もうだめぽ・・・・。
388 :
123:2005/10/28(金) 23:47:33 ID:???
>>379の続きです。
「お腹いっぱいだね。」
シンジはお腹をさすりながら言う。
「そうだね。でもシンジ君の手料理食べれて良かったよ。」
そう言いながらカヲルはシンジを見つめる。
「集合までまだ時間あるからゆっくり休もうか。」
シンジは時計を見ながらゴロンと横になった。
「…そう言えば大切な事忘れてた。」
「大切な事?カヲル君?」
シンジが不思議そうにカヲルの方を見ようとした瞬間、
「食後のデザート食べなきゃね☆」
セリフと同時にシンジにカヲルが覆い被さってくる。
「ちょっ…カヲ…えっ!?」
シンジはあっと言う間にカヲルに組み敷かれていた。
389 :
123:2005/10/28(金) 23:54:48 ID:???
シンジの首筋に沢山のキスを降らせる。
「っ…カヲル君っ誰か来ちゃうっ…」
シンジは必死にカヲルをどかそうとする。
「大丈夫だよ。」
ニヤリと笑いながらカヲルはシンジのシャツの中に手を這わせ始める。
華奢な体からは想像もつかない位の力にシンジは戸惑う。
「でもっ…」
「いつもは自分からシテって言うくせに」
クスリと笑いながらカヲルは胸の突起を軽く弾いた。
「やぁっ!!カヲル君っっ…ここじゃ…イヤっ…」
390 :
123:2005/10/28(金) 23:59:18 ID:???
シンジの上目遣いと「ここじゃイヤ」のセリフにカヲルは満足げに微笑む。
「じゃあ場所変えようか。」
そう言うとカヲルはひょいとシンジを軽く抱き上げて樹木の反対側に回った。
「こっち側なら誰か来たらすぐ分かるから。」
「そう言う意味じゃ…」
シンジの言葉を遮るようにカヲルはキスをする。
「んっ…んんっ」
激しいキスにシンジは息をするのもままならない。
391 :
123:2005/10/29(土) 00:05:58 ID:???
カヲルはシンジを樹木に寄りかからせる。
そしてシンジのファスナーに手をかける。
「かわいいね、シンジ君は…。いつものかわいい声を聞かせて。」
「っ、だめぇっ!」
カヲルはシンジ自身を優しく握り締めゆっくりと動かし始める。
「あぅっ…いやぁっ!!」
外での行為にいつも以上に敏感になっているシンジ。
くちゅくちゅと卑猥な音が外に響く。
「もっといやらしい声を聞かせて。」
ニヤリと笑いカヲルはシンジ自身を口に含んだ。
392 :
123:2005/10/29(土) 00:10:48 ID:???
「だめっ!!カヲル君っ!出ちゃうっ!!」
シンジはのけぞりながらカヲルの顔を離そうとするが、ぬちゅぬちゅとした感触に力が入らず、なすがままになるシンジ。
「カヲ…もっ…だめっ…」
ふるふるとシンジの肩が震える。
「いいよ、全部飲むから出して。」
カヲルはさらに早く口を動かす。
「んっ!!」
シンジは白濁液をカヲルの口に全て出し切った。
393 :
123:2005/10/29(土) 00:19:18 ID:???
シンジ君だけ逝くのはズルいよね。
そう言いながらシンジを樹木に手をつかせ立ちバックの体勢にさせる。
「やっ…こんな体勢…怖いっ!!」
性行為自体そんなに経験してないシンジはまだ正常位しかした事がなかった。
「いい眺め。かわいいよ、シンジ君。大丈夫、痛くしないから。」
カヲルはシンジの顔を向かせ優しくキスをした。
そしてシンジの口に指を二本入れるとくちゅくちゅとかき混ぜる。
「痛くないように慣らさなきゃね。」
394 :
123:2005/10/29(土) 00:26:07 ID:???
ぐちゅ……
卑猥の音と共に圧迫感がシンジを襲う。
「ぅあっ!!」
今までの性行為とは違う初めての感覚にシンジは声を漏らす。
カヲルはゆっくりと中をかき混ぜ広げていく。
次第に慣れてきて指を三本に増やす。
「あああっ!!」
「ここら辺かな?」
カヲルは前立腺を集中的になぶる。
「っやぁっ!!」
シンジは力が入らず樹木にもたれかかる。
「ねぇシンジ君、僕の欲しい?」
意地悪くカヲルはシンジに問いかける。
395 :
123:2005/10/29(土) 00:35:04 ID:???
「っ…欲しっ…カヲル君の…入れてっ!!」
「可愛いね。誰にも見られないように閉じ込めたい位だよ。」
カヲルは一気にシンジの中に押し入れた。
「ああああんっ!!」
「もうっ!カヲル君のせいで学校まで帰るのつらいよ!」
ひょこひょこと歩きながらシンジは頬を膨らませる。
「じゃあ僕が学校まで抱いてってあげようか?」
ニヤリと笑うカヲル。
「っいいよそんなの!!」
シンジは顔を真っ赤にしながら怒鳴った。
…次からはデザートも作ってかないと体がもたないな…と思ったシンジだった。
fin
396 :
123:2005/10/29(土) 00:39:07 ID:???
お目汚しすんまへんでしたo(_ _*)o
しかも長々と(-_-#)短くまとめるって難しいですねυ
精進します。
短くしようと頑張ったけど中途半端な文章になりしかも長いorz
ダメダメでした。
カヲル君のお口あ〜んは、私の脳内では小さい口であ〜んしてます(´∀ノ)
乙です!寝る前にここに来たら
興奮しすぎて眠気吹っ飛んじゃったよ!!
すばらしいカヲシンをありがとう〜
398 :
233:2005/10/29(土) 11:48:46 ID:???
123氏、真に素晴らしかったです・・・!!ご馳走さまでした!
399 :
1:2005/10/29(土) 13:07:28 ID:???
さぁ、400ゲットは誰か!!?
401 :
1:2005/10/29(土) 14:17:52 ID:???
>>396 おおおおおおお!!!!!!!ャヴァい!!大量出血で死にそう・・・Vvvv
ハァハァ度MAX!!!!!!!
>>400 おめ、よくやった!!!!
晴れた日の午後の授業。
眠たくて眠たくて何度もあくびをしながら必死に目を閉じないようにする。
斜め後ろのトウジなんて、堂々と寝てる。
綾波は・・・と目をやると、校庭の1本の樹に目がいった。
実際は、樹ではなく樹の枝にこちらに背を向け座っていた一人の男子生徒に。
何しているんだろう・・・?
ぼーっと男子生徒の後姿を見る。すでに教壇の教師の声は届かない。
風が吹くと葉っぱが揺れ、少年の銀色の髪が揺れる。まるで時間がそこだけゆっくりと流れているようだった。
急に男子生徒がこちらを向いた。目が合った。
反射的に目を反らし、授業中の教師を見る。普段と変わらない退屈な授業。
見られた?
・・・まさか。わかるわけないもんな。
恐る恐る校庭の樹に目をやると、また背を向けて男子生徒は座っていた。
「先生・・・あの、トイレに・・・。」
「あぁ、行って来なさい。」
「はいっ。」
今まで授業をサボった事など無かった。
けど今はただその生徒が気になって仕方が無かった。
廊下を走り階段を駆け下りる。靴を履き替えることもせず、グラウンドへ。
たしかこの辺りだったはずなのに・・・どこだ?
「碇、シンジ君?」
ふと上を見ると、色の白い綺麗な顔の男子生徒が枝に腰掛けていた。
「会いたかったよ・・・ずっと。」
――――それが2人の出会いだった。
待っていたよ、碇シンジ君。」
「・・・僕を?」
走ってきたので息があがって上手く言葉を続けられない。
「君も僕に会いに来てくれたんだろう?」
どうして来たんだろう?今になってようやく自分のした行動に気付く。
なんとなく気になって?それで、会ってどうしようとしていたのだろう。
「・・・何をしているの?」
「風が気持ちいいんだ。お気に入りの場所さ。」
「何か見えるの?」
男子生徒と同じ方向を見てみるが、建物しか見えなかった。
「君の顔が良く見える。」
耳元でくすっと笑われ、びっくりして見ると樹の上にいた少年が何時の間にか自分のすぐ隣にいた。
「うわああぁぁ!!」
あまりにも驚いたので、思わず後ずさりをする。が、足がもつれて尻餅をついてしまった。
「あははははははは。」
「・・・そんなに笑わなくったって・・・。」
ブツブツ言いながら立とうとすると、すっと手を差し伸べられた。
「僕はカヲル。渚カヲル。」
「あ、ありがとう・・・僕は・・・。」
「碇シンジ君だろ。」
あれ?そういえばどうして僕のことを知っているんだろう?
隣のクラスなのかな?そんなに目立つはずでもないし・・・。
「もう一つお気に入りの場所があるんだ、こっち。」
授業中だということは忘れた。
いろいろ疑問もあったが、誘われるままに少年の後を追った。
「ねぇ、カヲル君、どこまで行くの?」
「もうすぐ。」
どれくらい同じ返事を聞いたのだろうか。
随分と歩いてきた。すでに学校は見えない。
「ここから入るんだよ。」
道路脇のガードレースを越えて、森の中へ。
「すごい・・・。」
コンクリートで囲まれた中で生活をしていた空間とは、まったく別の世界だった。
木々の間から差し込む優しい光。少し湿った感じがひんやりとしていて気持ちが良かった。
足元もクッションのようにやわらかい。大地が自然に作った緑色の世界。
「ここにいると、自然から力をもらえるような気がするんだ。」
「うん、わかるよ。」
大きく息を吸う。体の中から清められていく感じだ。
もう一度深呼吸しようと腕を横に大きく広げた瞬間、後ろからふわっと抱きしめられた。
それは、大地が包み込むように優しく力強かった。
「かっ、カヲル君・・・っ!?」
―――――――――――――
あとは任せたにょ。
406 :
233:2005/10/29(土) 17:59:30 ID:???
その高いビルの間を、ほの暗い風が吹いた。
第三新東京。
そこは最早無法地帯となっていた。
第三新東京の支配権を争っていた、ゼーレ・ネルフの和解が締結されるまでは。
そこには第一市民、第二市民、第三市民が層をなして生活しており、第二市民はまったくそれまでの
生活と変わりはないものだった。
ところが、第三市民は悲惨なものであった。飢えて飢えて、呻き声が上がらない日はなかった。
子どもを奴隷商人に売り、人を殺して食べ物を奪い合った。
それを見下すように高く聳え立った楼閣。
そこに第一市民はいた。打ってかわってこちらは毎晩豪華な催しものが成され、煌びやかに着飾り、
一晩の戯れに身を投じることを楽しんでいた。
ちなみに奴隷商人から第三市民の奴隷を買い取るのは専ら第一市民が多く、召使、門番、雑用係、
顔の良いものは愛玩動物として扱かわれていた。
407 :
233:2005/10/29(土) 18:16:35 ID:???
一人の老人が大きな窓から下の世界を覘いた。
暗く、深い、闇。
「あそこに、碇の一族もいるのか・・・。無常なものだな。」
喉の奥で静かに笑った。
ゼーレとネルフの和解は、それぞれの勢力の一番の権力者である者の嫡子を交換することで
不可侵なものとされた。最も、ネルフの方はそれまでの権力者であった碇ゲンドウ・その一族を全て
第三市民に格下げしなければ和解には応じぬ、とのゼーレの意思により、碇一族を全て第三市民とした後、
第二権力者であった綾波の嫡子を差し出すことになり、少なからず反対運動が起こっていたようだったが。
その際に差し出された子ども。
紅い眼を持った銀髪の。
赤い瞳を持った蒼髪の。
瞬きすら許されぬ沈黙の中、和解は成立した。
それぞれがそれぞれに人質を差し出すことで。
それからおよそ十年。
なにかが軋む音がした。
408 :
233:2005/10/29(土) 18:21:44 ID:???
あわわわ・・・。なんか
>>402とは別次元な話だ・・・!ごめんね・・・。
あの、庵カヲシンと貞カヲシン、どっちでやろうか考え中なんですけど、皆さん
どっちが好みなんでしょう??
ちなみにコレ、ドロドロになると思われます・・・。
貞が好み
>>408 ドロドロカモーン!庵カオがいい!カモンカモーン!
個人的には庵カヲがイイ…
庵カヲーー(・∀・)ーー!!
ドロドロ展開バッチコーイ。
自分は貞カヲ希望ですが、書きやすい方でどうぞ
庵カヲで…
415 :
233:2005/10/29(土) 21:34:09 ID:???
えぇと、貞カヲ 2票
庵カヲ 4票
今回は庵カヲでいきましょうかね?
416 :
233:2005/10/29(土) 21:54:35 ID:???
「あぁ〜こりゃあ・うん。そうだねぇ・・・。労働用に売り出すならほとんど値はつかんだろうねぇ・・・。
猫としてなら・・・。まぁそこそこか・・・。」
汚れた肌の色を持った老人の手が、滑らかなシンジの肌を滑った。
「い、いくらくらいなんでしょう・・・・。」
中年の女性が心配そうに問いだした。
「そうさなぁ・・・。二万。」
クツクツと笑い、執拗に身体を撫でるその老人に、シンジは顔を歪めた。
キモチワルイ。
「猫」「寝子」
自分が言い渡された新たな存在価値。
上の層で自分たちを見下げているやつ等の「玩具」「ペット」
振るえる口元もかみ締めて、シンジは目を伏せた。
母さんが死んでから、こいつ等は散々僕を利用してきた。
身体を売れとも言われた。盗みを働けとも。
「それだけあったら、最悪三日は困らないね」
叔母さんのうしろの子供は、意気揚々と答えた。
僕と同い年の従兄弟。
彼は知らないんだろう。男でありながら男を誘ってこいと言われた屈辱が。
可笑しくもないのに、シンジから笑い声が漏れた。
その日のうちに、シンジは展示されることになった。
417 :
233:2005/10/29(土) 22:19:07 ID:???
そろそろ、こいつにも練習用の猫が必要か・・・と、その日、クレノはため息をついた。
第一市民であるからには、ソレは大事な要素なのだ。
いかに頭がよくても、世渡りが上手くても、誠実であっても、美しくあろうとも。
その大事な要素が抜けた奴は、結局負け犬に成り下がって終わりだ。
――大事な息子を、負け犬にはさせられんな・・・。
柔らかな笑いが漏れた。父親の笑いが。
十年前、己の娘と引き換えに渡された男の子供は、今や彼にとっては本当のわが子になっていた。
自分に娘がいたとは嘘のようだ・とさえ思った。
「よし、冬月。カヲルを呼んで来い。」
ぱたん、と布張りの本を閉じ、クレノは冬月に言付けた。
「ねぇ、カヲル、引いてみせてくれないかしら・・・?」
母の赤いマニュキュアの手が自分の手にう重なっていくのを、カヲルは冷ややかな目で見ていた。
いいようのない笑いを浮かべながら。
「―・・・母さん、この手を退けてもらわないとピアノが弾けませんよ・・・。」
ふふっ、と女は耳元で笑った。
「―カヲル様、旦那様がお待ちです。」
冬月の声に、女はぎょろりとそちらを睨んだ。
「行かないと・・・。では。」
自分の横からするりと抜けていくカヲルを、母親は妬ましげに見ていた。
カヲルでは無い。自分からカヲルを取った人物を。
その日、カヲルは父と外出する事になった。
第三市民の町へ。一体何を買おうというのかは、カヲルにも解らなかった。
418 :
233:2005/10/29(土) 22:35:44 ID:???
「随分汚れた所なんですね。」
黒く寂れた、酷く薄汚れた色の世界。異臭が酷い。
これじゃ、まだ犬小屋の方がよっぽど衛生的だ・と思った。
「あぁ、我慢しろよ?これでも十年前よりは断然マシだ。うん・・・。むしろ清潔になったくらいでだな・・・。」
カヲルに、父の声は届いていなかった。建物の隙間から窺がい見る、目・眼・め。
―彼らは本当に僕らと同じ人間なのか・・・?
俄かに信じられない。
「あった!ここだよ、カヲル。」
父はニコニコとそこを指差した。
そこは一層汚らわしい臭いがしていた。その店の周りを溝の水が流れている。
「よし、何か適当に選んでおいで・・・。女の猫はだめだぞ?後々面倒臭くなるから。」
何の話だ、とカヲルは訝しげに父を見た。異臭に胸を詰まらせながら。
「・・・?決まっているじゃないか。解らなかったら、店の主人に言うといい。
練習用の猫がほしい・と。」
ここで私たちは待ってる、と父とお付の護衛は足を止めた。
―練習、用?
カヲルに一瞬、嫌な想像が走った。
419 :
233:2005/10/29(土) 23:06:02 ID:???
ぼろ切れの布で作った入り口を書き分けて、カヲルは店内へと足を踏み込んだ。
店内といっても何のことは無い。ただ男が座っているだけのテントだった。
「何の御用で御座いますかねぇ?旦那・・・。」
ひょこひょこと老人は跳ねながらカヲルの傍によってきた。
不揃いな白髪、黄色く抜け落ちた歯、片方が潰れた眼。
心の中で、カヲルは舌打ちを打った。
――汚らわしい、と。
「練習用の猫を買いたいのだけれど、いいかい?」
にっこりとカヲルは微笑んだ。これ以上僕に近づくな、と瞳で語って。
「ははァ・・・。今回は、いいのが入りましてねぇ。来てくださいな。」
老人に手招きされて、カヲルは奥へと足を踏み入れた。
両脇に大きな檻が並ぶ回廊。
そのずっと奥に、猫と書かれた札があった。
「練習用でしたら、雄でようございましょう・・・?雌は孕むと厄介で・・・」
そう説明する男の後ろの檻に、カヲルは眼が行った。
「どうしても雌がよいと・・・」
「アレは?」
420 :
233:2005/10/29(土) 23:06:48 ID:???
カヲルは老人を遮って言った。
指差したそこに、ソレはぐったりと倒れこんでいた。
擦り切れた皮の首輪に、重々しく鎖が垂れていて。
闇のように深い黒髪が、檻の湿気に濡れていた。
「あァ、あれは今朝入り立ての猫でしてねぇ、すみませんがもう買い手が決まっておりまして。」
「・・・いくら?」
「お高こう御座いますよゥ・・・。20万ほど・・・。」
「いくら払えば譲ってもらえるかな?」
檻の前に立ち、その商品を見下ろした。
「そうですなァ・・・。50万。」
足元を見てきたか、とカヲルは思った。さすがに猫一匹にそれは払い過ぎか・・・とも。
まぁ・でも。
「買った。」
何時の間にか、練習用の意味をカヲルは理解していた。
どうせ自分の所有物になるんなら、少しでも上物の方がいいに決まっている。
まさか練習用の意味って…お・大人向けっすか??
422 :
233:2005/10/29(土) 23:35:35 ID:???
その店から出てきたカヲルは、背中に何かを背負っていた。
「いいの、いたか?」
黒く光る高級車が、その世界の色とはあまりに似合わなくて。
「―ええ。今はちょっと具合悪そうですけどね。」
どれどれ、とクレノはその猫を覗き込んだ。
まだあどけないその少年。
その顔つきに、一瞬クレノは戸惑った。似ている。あの―・・・女に。
「まだ刻印が癒え切っていないらしいです。」
刻印、とは、主に奴隷の証のような物であった。押しておくのは、何かあった時にいろいろ便利だからだ。
「なかなかの子じゃないか。大事に扱ってやれよ」
クレノはからからと笑った。
「名前は?」
「・・・シンジ、と一言でけ喋ってくれましたよ。」
車に乗り込みながら、カヲルは言った。
―シンジ・・・。
クレノは一瞬凍り固まった。
たしかあの女の子供の名も―・・・。
そこまで考えて、クレノは考えるのを止めた。まさか。もう死んでいるだろう。親子諸共。
「車を出してくれ。帰る。」
そういったクレノの声は冷たかった。
庵カヲ難しい・・・!!
423 :
233:2005/10/30(日) 00:05:09 ID:???
呆然としているシンジの髪を、カヲルは軽く弄んでいた。
大事そうに腕の中に抱いて、まるで玩具をもらった子供のようだった。
「第一市民の男なら、女性の扱いくらい慣れておかないとな。そうでなければ、負け組みに落ちてしまう。」
クレノは明るく熱弁しながら、違うことを考えていた。
どんなにどんなに願っても、望んでも、自分の手に入らなかった女。
―碇ユイ。賢く、優しかった自分にとって唯一の「女性」。
妻を愛している訳ではない。誰が愛せるだろうか。ユイ以外を。
しかし、彼女は違う男を愛した。その男と共に堕ちていった。なんて忌まわしい。
シンジを見ていると、彼にかつての凶暴な想いが帰ってくるようだった。
多分、彼の雄としての想いが。
クレノの知らず知らず伸ばした腕を、カヲルは声で制した。
「何か?」
「・・・いや・・・」
本性が剥き出しになったクレノの瞳を、カヲルは見つめていた。
「・・・その子は大丈夫かと思ってね。」
「ええ、どうやら今は薬で意識がはっきりしていないみたいですけど。」
見れば見るほど、面影を残す顔。それを腕に抱く息子。
初めて父親は、息子を忌まわしいと思った。
424 :
233:2005/10/30(日) 00:41:57 ID:???
家に着くと、母親が玄関の前に立っていた。
真っ赤なドレスが揺れていた。
「―・・・どうしたんだい?ナオコ。」
唇に血が滲むほど、かみ締めていた。
「・・・寝子・・・をお買いになったそうですわね・・・!」
嫉妬に顔が歪んでいた。それは母親としての嫉妬か、或いは・・・。
「ただいま戻りました・・・。母さん。」
カヲルは父親の後ろから事も無げに挨拶を告げた。
退いてくれませんか、と言付けて。
おかえりなさいませ・と口口に告げる使用人に軽く「ああ」と返して、
バスルームに直行する。
「まずはその臭いを落とさなければね・・・。」
未だに麻酔が抜けきらないのか、ぼんやりとしているシンジにカヲルは告げた。
「これから、綺麗にしてあげようね。」
微笑むカヲルに、シンジは小首を傾げながら薄っすら笑った。
425 :
233:2005/10/30(日) 00:44:53 ID:???
「なぜあんなモノ・・・ッ!あんな汚らわしいモノ!!」
ナオコは爪を噛みながら大きな居間を行ったり来たりしていた。
「・・・今や常識だろう、エスコートの仕方、話の進展のさせ方、接し方の学習に“寝子”を使うのは。」
「・・・あら、それだけじゃありませんでしょう?」
ナオコは皮肉っぽく笑った。
「あの子はまだ15です。まだまだ必要ありませんわ。」
「いや、もう15だよ。」
ナオコはクレノを睨み付けて逸らさなかった。
クレノが「男を選べ」と言った理由の一つにナオコの存在があった。
ナオコはカヲルの近くにいる女を好まない。メイドでさえも。
2年まえ、カヲルに近づいたメイドを、ナオコは自殺に追いやった。
近づく、といっても好意があったのはメイドの方だけで、カヲルにそんな気はさらさら無かったらしい。
こういう事が二度三度起きるのは、さすがにまずい。
祖父のキール・ローレンツのお叱りを受けるのは目に見えているからだ。
そう考えながら、クレノの視界に車の中でのシンジとカヲルが頭に浮かんだ。
同時にリンクするシンジとユイ。
眉をそっと顰めた。
次あたりあの、そういうシーンが出てくるんで苦手な方は飛ばして下さいませ〜
>>425 うぉぉぉんっ!!乙です!!
続きが気になる!!GJです!!
427 :
233:2005/10/30(日) 01:50:20 ID:???
「ふっ、ゥ・・・あ!」
自分は何をしているのだろう、と遠くで声がした。
知らない。どうだっていいじゃないか。そんなこと。
シンジの服を脱がせている時、ふと気付いた。シンジは笑っている。
「・・・どうしたんだい?」
あやす様に聞けば、甘えた声で返ってきた。
「ねぇ、僕と・・・しよぉ?」
耳元で鼻から抜かすような声で囁かれて、甘い刺激がカヲルに走った。
腕を首に絡めて「いや?」と上目遣いに問いかけて来る。
答えを聞く間もなくシンジは唇をカヲルに重ねる。
そしてぺろぺろと唇に舌を這わせて舐めあげた。
―こうすれば、いつだって大半の男は落ちるんだ。
冷めた声がシンジ自身の頭の中に響いた。
本当は麻酔なんか、当の昔に醒めていた。あんな少量の麻酔なんかで焼き鏝の痛みは治まらず、
シンジは苦痛に喘ぎまくった。自分の下腹部にくっきりと付いたその印に、シンジはもはや吹っ切れていた。
こうなったらどうにでもなれ。僕を寝子として飼えばいい。そうしたら、僕はそのそいつらの幸せを壊してやる。
―と。
428 :
233:2005/10/30(日) 01:53:31 ID:???
―痴態を晒すことなら慣れている。
カヲルが無表情になり、ゆっくりとシンジの頬に添えた。
―さすがに初めての時は相当キツかったけれど・・・。
来る、か。とシンジは目を伏せた
―くぐもった声も大嫌いだけど。
「ちょっと待ってくれないかな・・・?僕こういうの全然知らないんだ。」
「――え・・・?」
「まぁ、男同士でも出来るってことは聞いたよ?店主の話を聞いてたら、寝子はそういう
ことのために飼うものなんだなってことは分かった。だけどね?」
何をどういう風にするのかは知らないんだ・と。
「だから、君のお手本を見せてくれないかな。」
シンジは絶句した。
つまりそれは、自慰を見せろと言われていることになる
やばい、おもすれー…
430 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/30(日) 09:16:15 ID:qRzGMJTB
取りあえず一度↑
職人さん超GJ!!!!
設定に萌えた(*´д`)ハァハァ
続きが見たい!!
ここに来るようになってカヲル君の夢をよく見るようになった自分はもう病ry
433 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/30(日) 11:57:03 ID:Hu+3/nnG
ボクって最低だ。
「シンジ君?」
「あ…や、やぁ」
放課後、夕暮れの中で僕はシンジ君の姿を見た。
両手にスーパーのビニール袋を抱えているところを見ると
大方、葛城三佐かセカンドあたりに夕飯の買出しを頼まれたのだろう。
「奇遇だね。夕飯の買い物?」
「本当はアスカが当番だったんだよ。
でも見たいテレビがあるからって、僕に押し付けちゃうんだもん…」
「へぇ、セカンドらしい」
なるほど、押しの強いセカンドに言い負かされて、こんなことになったのか。
優しいシンジ君らしいと言えばらしいけど、ちょっと動きがぎこちないのが心配だなぁ。
「…どうせ暇だし、途中まで半分持ってあげるようか」
「えっ、い、いいよ! これくらいなら僕一人でも大丈夫…」
「1人で持つより、2人で持った方が効率が良いはずだよ」
我ながら似合わない台詞だ。最初から効率も何もあったもんじゃない。
でも暇だったのは本当のことだし、老人達からシンジ君への対応について
特に注意は受けていない…これくらいの接触なら、問題ないだろう。
「よっと…結構重いね。材料からしてカレーかシチュー?」
「カレーだよ。ミサトさん、いつもレトルトカレーばかりだから」
別に他意はない。ただ単純に彼と「世間話」というやつをしてみたかった。
シンジ君をマンションの近くまで送った後、ふと何とも言えない達成感に満ちている自分に気づく。
「…これが俗に言う“親切”ってやつかな?」
少なくともシンジ君は感謝してくれた。
なら、きっと先程の自分の彼への行為は親切に値するものだったはず。
「リリンは奥が深い」
煩いセミがやっと鳴き止み始める。夜の帳が下りる前に僕も帰ろう。
「汝、隣人を愛せよ……簡単に言ってくれるじゃないか」
夜空の星のように、手が届きそうで届かない。
もどかしいはずなのに、その距離が心地よいとも思える。
多分、僕らの距離はこれくらいがちょうどいい…。
本屋で久々に少年Aを見たら表紙にEVA連載10周年の文字が…。
放送当時は厨房だった俺も今では20過ぎのいい大人になってました。
地方のため、土曜の朝6時放送というハードスケジュールの中
飽きもせずに最終話まで見てた当時を思い出しながら
何気ない日常の1コマを妄想してみた次第…すみませんです。
>>434-436 GJ!!
ああ、なんかいいなぁこういうの。
ここはスレタイ通りのところだけど、こういうのがあってもいいよね……。素敵ですた
438 :
1:2005/10/30(日) 16:42:52 ID:???
モエタァーー(○∀○)ーーーー!!!!!!!
さささ最高おまいら!!
ちょっと見ない内にこんなに萌え萌えな小説が沢山あって幸せだよ!!!
おまいらありががとう!!!!
次回、新世紀エヴァンゲリオン
「カヲシン、
萌
え
た」
来週も、カヲシン☆カヲシン☆
>>1タンキターー!!
相変わらず素敵なテンションでww
440 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/30(日) 16:58:18 ID:FJH7rE4w
貞カヲキボンヌ
442 :
1:2005/10/30(日) 21:18:59 ID:???
>>435 何気ないとこに萌えアッターーーー(゚∀゚)ーーーーーー!!!!!!!
今日は一回コメした後また出かけたのでちゃんと見れなかったが
やっぱモエタァァァァ!!!!!!!!!!!!
素敵なカヲシンご馳走様ですた!!!
もどかしい。
この身体が憎い。
こんなにも想っているのに、こんなにも愛しいのに…。
僕はまだ未熟だ。
「カヲルくんっ。お部屋行こうよぉ」
パタパタと足音を立てて階段を昇るシンジが舌足らずな口調でカヲルに手招きする。
「あ、うんっ」
冷蔵庫からコーラを取り出すと、カヲルも足早に階段を駆け上がった。
「シーンジ君♪今日はね、イイコト教えてあげる」
カヲルは満面の笑みでシンジの隣に腰掛けた。
コーラのプルタブを開け一口飲むとシンジの方を見やる。
「…知りたい?」
身体ごとシンジの方に向き直る。
「なに?なに?」
シンジは瞳をキラキラと輝かせながら身体を乗り出し、興味深々といったところだ。
「これはねぇ、好きな人同士がする特別なことなんだよ?」
シンジの顔にゆっくりとカヲルが近付く。
「シンジ君は僕が好きかい?」
近すぎる程の距離のカヲルに、シンジは意味もわからず頬を紅潮させて頷いた。
「…うんっ!!カヲルくん大すきっ」
「そう。じゃあ…目を閉じて」
ちゅ。
触るだけのキスは心地よくて。
今はまだ無理だけど、大人になったら続きをしようね。
このキスは君への予約だから他の誰にも渡さないよ。
fin.
設定は以下の通り。
カヲル→5歳
シンジ→4歳
誰か後ろから殴打してください。ほろ酔い20分で書いたから意味不だし(;´Д`)
昨日うpするって言ってたやつ…データ消してしまいやり直し中です。
お目汚しごめんなさい。
↑こんなの見たら今夜は眠れそうにありましぇん!!(ノ∀`)
この10年後とか見たいかも!
シンジはチューしたの忘れててカヲルはヤキモキ…みたいなw
このスレハァハァだ…
続きまだ〜?(´・ω・`)
気になって生活に支障をきたす…。
>>448 あはは…自分もだ・・・
すっかり中毒だよーOTL
森の中のも、233のも楽しみだ〜(><)
451 :
1:2005/10/31(月) 19:17:52 ID:???
ハァハァVvVv
おまいら大好きだ。
まさか、こう返ってくるとは思いもしなかった。
冗談じゃない、誰がそんなこと・・・!!
シンジは自分の肩に掛けられた右手も口元に持っていった。
―知らないなら、教えてやればいいんだ。冗談じゃない。僕は絶対に自分で自分を追い詰めたりしない。
それだけが―・・・せめてもの意地なんだ。
観察するカヲルをしり目に、シンジはゆっくりとカヲルの指を舐め上げた。
「僕が教えてあげる。だから・・・ね?一緒に・・・。」
自分が嫌に甘ったるい声を出しているのがわかった。
あぁ、吐き気がする。
「――僕はどうすればいいかな?シンジくん?」
よく読み取れない表情のカヲルに、シンジは「んー・・・」と思考を巡らせた。
「まずは、キスしてくれる?」
いつもそこから、その行為は始まる。
シンジの細い両腕がカヲルの首に回された。
「仰せのままに」
カヲルは冗談まじりに囁く。
453 :
1:2005/10/31(月) 21:55:58 ID:???
>>452 カヲル!!がんばれ
シンジがんばれ
452がんばれ!!最高!!!
454 :
233:2005/10/31(月) 22:06:08 ID:???
↑すいません!名前抜けてました。
「んふ・・・ふぁっ・・」
割りいって来るカヲルの舌を受け入れる。
口の中に唾液が溢れるのが分かる。絡み付く舌に、シンジは必死に応える。
顎と喉のラインを、つとつととソレが伝い落ちた。
ふさふさと当たるカヲルの髪の毛が、段々とずれていく。
唇―、頬―、喉―・・・。
赤い舌が肌を味わうように滑る。
「ひぁあっ!」
途中、強く吸われてシンジは高い声を上げた。
―さて、どうするかな・・・。
今までの反応を見ると、シンジ君は嫌がってはいないようだ。
「シンジ君、どうしようか?」
耳たぶを軽く甘噛みしながら尋ねた。
「んぅ・・・。慣らさないと・・・あっ!だ・・・めぇ!」
耳が弱いのか、シンジは身を震わせながら答えた。
「・・・どうやって慣らすの?」
緩く下腹部の烙印をなぞる。何度も何度も、印を確かめるように。
ビクビクと肩を震わし、シンジは顔を歪ませながら口を開いた。
今までに、こんな屈辱的な行為があっただろうか。
それをこの男は、知らないという理由でやってのける。
なんて無邪気に残酷な――・・・。
455 :
233:2005/10/31(月) 22:23:51 ID:???
「指、入れて・・・」
「? 指・・・?」
シンジの言葉を聞きながら、カヲルは自分の手を見つめた。
それをシンジは再び舌を這わせた。
横から舐め上げ、人差し指と中指を咥えこむ。
「――・・・ッ」
奇妙な感じだった。シンジの口内でカヲルの指は丹念に撫でられ、その度に背骨に甘い痺れが走る。
くちゅ、という音と共に口内から開放されたカヲルの指は、シンジの口から糸を引いていた。
それをシンジはゆっくりと下へと移動させるように導いた。
「――ここ、に・・・。入れて・・・?」
真っ赤になりながらシンジは告げた。唇をかみ締め、顔をカヲルからそらす。
「ここだね。」
場所を確かめるように、カヲルの濡れた指先はそこに触れた。
「ぁっ!」
シンジが、反射的に身を竦めた。それは恐怖の予感と、快感の予兆。
本当、厭らしい身体・・・。そう、また遠くで声がした。
456 :
233:2005/10/31(月) 22:44:02 ID:???
漏れてくる喘ぎ声を聞きながら、ナオコはその扉の向こうを睨み付けた。
おそらく、この壁一枚隔てた向こうで行われているであろう “行為”
扉から漏れるオレンジの明かりに、ナオコは沸いてくる濁色の感情を噛み締めた。
侵入するカヲルの指に身を仰け反らせながら、シンジは違和感に襲われた。
入ってくるだけなのだ。差し込まれた、それだけ。
逃げる腰をカヲルは強く引いていた。
「ぁっく・・・なん・で・・・?」
「ちゃんと声に出して教えて・・・。君自身の言葉で。」
薄く口元が弧を描いて。
「指・・・っ、動かして!!」
「こう?」
ゆるゆるとそれは動きだした。慣らすためではなく、まるで焦らす様に。
「〜〜〜っ!!もぉ・・・やだぁ・・!」
ぎゅう、とカヲルの上着を握り締めながら、シンジは涙に視界を曇らせた。
その向こうのドアの隙間に、一瞬恐ろしい形相のナオコの姿を見て。
457 :
233:2005/10/31(月) 23:21:37 ID:???
シンジが目覚めると、そこはフカフカとしたベッドの上だった。
寝ぼけ眼であたりを見回しながら、質素な部屋を見渡す。
質素、ではない。無機質な雰囲気の部屋。
「おはよう。」
「!!!」
跳ね上がるシンジを見て、その少年はクスリと笑った。
「昨日は悪かったね・・。少し意地悪過ぎたかな」
と、柔らかくシンジの頭を撫でた。
掌の温かさにうっとりとしていたシンジは、少しずつ覚醒してゆく。
昨日―?何があったっけ?・・・あぁ、たしか僕、寝子(ねこ)として買われて、
それで――・・・、
すべてを思い出す前に、銀髪の少年が口を開いた。
「―おいで。」
手招きされて、シンジはのそりと起き上がる。身体がダルイ。
昨日、僕は彼とシたのだろうか。誘った覚えは――ある。
少年の元まで行くと、シンジはぎゅうっと抱きしめられた。
どうして僕は抱きしめられているんだろうか・・・?
「・・・昨日僕は君と・・・」
「途中でシンジ君、気を失っちゃったんだよ。」
思ったよりも力の強い腕に抱かれながら、額に唇を落とされた。
「シンジ君、君は僕の猫だからね。」
と、口角を釣り上げながら。
458 :
233:2005/10/31(月) 23:56:01 ID:???
昨夜。
恥辱心に耐えられずに気を失ったシンジを、カヲルは抱き上げて部屋に運ぶことにした。
反応の無いシンジに少しばかり焦ったが、どうやら異変は無かったようで、ホッと胸を撫でおろした。
自分のシャツを着せてやり、バスルームの扉を開けたそこに、母はいた。
「・・・ずいぶん淫乱な寝子だったみたいね・・・。」
一部始終を見ていたと言わんばかりの態度に、内心毒を吐いた。
貴女には関係の無いことだ、と。
「解ったでしょう、そんなもの。早く棄てていらっしゃい。穢れたものを家の中に上げるだなんて、どうかしているわ―・・・」
カヲルはナオコに軽蔑したような視線をくれたあと、無言で部屋へと向かった。
それがショックだったのか、打ちのめされた顔で息子をい引き止めた。
「ッ!!待ちなさい!カヲル!」
振り向かず、カヲルか口を開いた。
「母さん、僕は貴女の息子として、それなりの義務を果たしてきました。関心を持ち、接触も怠らなかった。」
「――!!?」
「だからそれ以上は放っておいて下さい。貴女にそこまで口を挟まれる謂れは無い。」
それ以上語らず、部屋へと歩いて行く後ろ姿を、ナオコは呆然と見送っていた。
瞳に絶望を湛えながら。
ヤバい!!かなり面白い!!
これからもがんがって下さい(´∀`)ゞ
もう何もかも手につかない位ここにハマってるよ(-_-#)
あーーーもーーーおもしろーーーいww
十年近く経っても、やっぱりカヲシンはすごいよ
カヲルくんがたった一話にしかちゃんと出ていないと知らない若い子たちには勿体無いくらいだww
「シ・ン・ジくんっ」
シンジがソファでうたた寝をしていると突然、カヲルが小走りに飛び付いてきた。
「ぅわぁッ!!」
驚いた声を上げ、シンジはその拍子にソファから転げ落ちる。
「…もぉ、危ないじゃないか」
シンジを組み敷く体勢でカヲルは呟いた。
「危ないのはカヲル君じゃないかっ!!…って、」
言い掛けてシンジはふと気付いた。
「…お酒臭い」
カヲルは酔いが顔に出ていないものの、かなり上機嫌だった。笑顔でシンジに戯れつき、何度もキスをする。
「…カヲル君、猫みたいだね」
ぽつりと零した言葉にカヲルは嬉しそうに言った。
「その猫に可愛がられるシンジ君もネコだよねぇ」
何故か誇らしげな顔のカヲルの頭を軽くはたくと、シンジはペットボトルを手渡す。
「まったく…」
どうせジュースと間違えて飲んだんでしょ?と言いながら。
酒の入ったカヲルの性欲は尋常ではないことをシンジは知っていた。
ペットボトルを床に置いたのを合図に、二人の夜の幕が開く…。
fin.
夕方起きてからスパークリングワインをフルボトルとハーフボトルで1本ずつ、缶チューハイ数本飲んでかなりイイ感じです。
これはフルーツカクテルとジュース間違えて飲んで酔ったカヲタソ(酔うと性欲倍増)と世話焼き奥さんなシンジのお話ですた。
…もう酔ってて意味わからん(`A`)
酔っ払ったカヲルたんイイッ!!(・∀・)
お酒はいいねぇ…リリンが生んだ文化のry
ですな(´∀ノ)
>>464 この時間もう誰もいないと思ってたがイタ(・∀・)!!
ところで提案です。
淫乱なシンジにされるがまま、やりたい放題に搾られまくるカヲタソの話なんてどうかしら?(ドキドキ)
>>465 イイッ!!(・∀・)
なすがままのカヲルたんだけど攻め要素は無くさずで!!
無理かな?
あ、レス遅くてスマソm(_ _)m
明日の分のご飯炊いてた(´∀ノ)
最近ここ見てからカヲルたんの夢ばかり見るよ。病気だわw
>>466 攻め要素はしっかり保たせるぜー!!がんがりまつ。
>>467 私も夢の中にまでカヲシン出てくるお(´д`*)
ああっ考えただけでハァハァもんだわ(´∀`)
がんがって!!
因みに私がエヴァを操縦→動かず→カヲルたんに慰められる…といった夢を見ますたυもうダメぽ。
寝ちゃったかな?
遅レススマソm(_ _)m
私も寝るかな。
お休み(ρ_-)o
>>470 スマソ。別板にいますたw
てか…カヲタソに慰められるなんてぇえぇぇ!!!!
…羨ましすぎ。
つか眠れませんよ。なんか書くかな。
このスレの何%が女の子なの?リツコ
>>471 私もバイク板にいて6時に寝て8時に起きたorz
これからツーリングにでも逝ってきます(´∀`)ゞ
カヲルたんがバイクに乗る……………イイかも!!(・∀・)
>>472確かに気になる。80%位?もっとか?
>>472 いちお私はこれでも女でつよノシ やはり8割くらいかと…。
>>473 私も酒板に5時過ぎまでいて更に酒煽ってましたw
さぁ仕事だ。
475 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/01(火) 11:36:03 ID:uxcXk4t0
シンジ「氏ねばいいとおもうよ」
>>475続き
シンジはそう呟くとカヲルの首をゆっくりと絞める。
自分のものにならないならいっそ殺してしまおう。
僕以外の誰かを見るなら漆黒の闇に閉じ込めてしまおう。
嫉妬が僕を狂わせる。
「シンジ君がそれを望むなら…」
カヲルは微笑み瞳を閉じた。
魂も血も躯も全て奪って僕を忘れられなくなればいい…そう思いながらカヲルの意識は遠のいた。
fin
ハチャメチャですまそm(_ _)m
悪い流れはイヤなので無理やり作りますた。
123様GJ!です!
以前にも383様が悪い流れをステキ小説で戻してくれたりと
このスレのみんなはイイ人達ばかりだww
478 :
233:2005/11/01(火) 16:51:27 ID:???
その日、クレノは夢を見た。
夢を見たのは何日ぶりだろうか?このところ、仕事詰めでろくに寝てもいなかった。
夢をみたとしても、それはきっとまたあの夢だ。恋焦がれた女が、愛しい男と息子に囲まれて遠ざかっていく。
けれど、その日は違った。
少年の細い細い腕が首筋に絡む。幸せそうに微笑ながら、自分に接吻を強請った。
くすぐるように愛撫すると、クスクスと笑う。まるでじゃれているかのように。
何を思い立ったのか、クレノの耳元に少年は顔を寄せた。
「ねぇ、僕ずっと待ってたんだよ?」
こしょこしょこと囁く。
「――何を、かな?」
問うと、腕の中の少年はきつく腕に力をこめた。
「ふふっ、解ってるくせにさ・・・。大好き・・。」
柔らかな微笑みが零れ落ちる。自分はかつてこんな思いをしたことがあっただろうか?
こんなに温かな思いを――・・・・。
目が覚めたクレノに振ってきたのは喪失感だった。
腕の中にあの少年はいない。自分を言葉を交わしたことすらない。
それに。それにあの少年は―・・・息子の所有物だ。猫なのだ。
どこかで獣がうずくのが解った。吼えている。囁いている。
これまでの様に、そう。欲しいならば。
奪ってしまえばいいんだ、と。
それでカヲルと争うことになっても―・・・。
彼に振る朝の光は眩しかった。くっきりと影と光が浮かびあがっている。
479 :
1:2005/11/01(火) 16:52:50 ID:???
480 :
233:2005/11/01(火) 17:07:35 ID:???
「おはよう御座います、父さん。」
「おはよう、カヲル。」
にこやかに二人は挨拶を交わした。ばさり、と新聞を翻す。
「今日は学校か?不良君。」
制服のネクタイを締めるカヲル。
「ええ。今日は月曜ですよ?」
そうだったか、と快活にクレノは笑った。
「じゃあ、言って来ま―・・・」
「カヲル、待ちなさい。」
何だ、と訝しげにカヲルはクレノを見た。
「朝食くらい食べて行きなさい。せっかく母さんが作ったのに。」
勿体無い!とクレノは大げさに手を振った。
黙って席に着くカヲルに、クレノは確認を取るように聞いた。
「今日はたしか、惣流さんトコのご令嬢の誕生パーティーだって母さんから聞いたぞ。」
「ええ。学校が終わってから、彼女の家で開かれるらしいですよ。」
「保護者同伴で・だったな。仕事があるのに忙しいってぼやいてた。」
「誕生日、と銘打った企業同士の交流会ですからね。行かないワケには行かない。」
興味無さそうにカヲルはため息をついた。
「そうだな。たとえお前に行く気がなくても行かないといけないな。」
クツクツと声えお漏らして笑う父を、息子は黙って見つめていた。
481 :
233:2005/11/01(火) 17:19:34 ID:???
急に席から立ち上がったカヲルに、クレノは顔を顰めた。
「どうしたんだ、一体。」
「・・・忘れ物を思い出しました。失礼します。」
感情の無い声に、クレノは内心ほくそえんだ。
―なかなか、鋭いじゃないか。 と。
バタン、とドアが開く音にシンジは振り返った。
今まで窓から下の世界を見下ろしていたらしい。
「僕は今日、帰りが少し遅くなるんだ。」
「? うん。」
無邪気に返事を返すシンジに、カヲルは真顔で言いつけた。
「いいかい?母さんは仕事でこの家にはいない。でも、父さんが有給をとってずっとこの家にいる事になってるんだ。」
「・・・・・。」
「もちろん使用人たちもいるよ?だけどね、極力この部屋から出ないで欲しい。父さんも使用人もこの部屋に入れないで。」
いいね?と諭すようにシンジの頬を撫でた。
「――解ったよ・・・。言うとおりにするね。」
そう聞いて笑顔でシンジを撫でるカヲルに。
――そう、今はね。
と小さく付足して。
482 :
233:2005/11/01(火) 17:34:44 ID:???
手に入らなかったものが、すぐ傍にいる。
そう思っただけで、ゾクゾクと快感が背筋を駆け抜けた。
その時、息子はどう反応するだろうか?罵るか、殺したいとさえ思うに違いない。
まったく、私の嫌な部分ばかり引き継いだものだ、とクレノは思う。
支配心が強いのだ。独裁心も。自分の物に手をつけられるのが大嫌いなくせに、他人のものは簡単に傷つける。
私も相当汚いやつだな、と思いながら。
言って来ます・と言う妻と子に笑顔で返した。
行ってらっしゃい と。
カヲルはまだ知らなかった。父という本当の人物を。
ここらへんで終わりにしようじゃないか。親子ごっこも。
なぁ?カヲル。 ・・・・ユイ・・・。
233様いつも投稿ありがとうございます…
あー…展開が気になってドキドキするよー!
484 :
233:2005/11/01(火) 17:46:59 ID:???
滅相もありません〜〜!!こちらこそ、こんなヘヴォ小説読んで下さって…!!
485 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/01(火) 17:49:30 ID:RNg+L79u
きんもー☆
ステキ小説で荒らしを昇華させてくれる、職人さんには申し訳ないが
↑ みたいな香具師にはもう反応しないでスルーしたほうがいいんじゃないか。
この手のゴ(ry は 2ちゃんにはつきものだし
反応があると余計面白がって荒らされるだけだと思う。
そうですね。ヌルーしますか(´∀`)ゞきりがないυ
でもここは皆良い方ばかりでいいですね。
続きキター(゜∀゜)ー!!
こりゃ今夜も眠れそうにない罠!!
233様がんがって!!
「…っん、…ァッ!」
息を荒らげカヲルの上で躍るシンジは妖艶な媚声を上げて背を反らした。
「あぁッ…そこ、いぃ…っ」
カヲルの胸に両手をつき、膝を立てて腰を上下に動かす。
「…ひッ、ぁ…ン…」
汗の滲む肌を擦り合わせガクガクと震える膝に力を込めるシンジをカヲルは鼻先で笑った。
「…っね、カヲルくん…」
「なんだい?」
「もっと…もっと、して…」
そっとカヲルの手を取り自らの胸に押し当て、もう片方は陰茎へと導いた。
「シンジ君ってばコレだけじゃ足りないの?」
カヲルはクスクスと笑いシンジの陰茎を強く握る。
「ひぁァ…っ!」
陰茎にはコンドームのような黒いゴムが被せてあり、そのリモコンはカヲルの手の中にあった。
ペニス用のローターの内側には幾十もの突起があり、小刻みに作動するバイブレーターがシンジを追い詰めた。
「いぃ…っあ、ァ…」
「…いやらしいな」
カヲルは身体を起こしシンジを組み敷くと食い付くように自身を飲み込むシンジの蕾に指を突き立てる。
233さんGJ!!!
毎度続きが気になりまくっておりまつ…!
シンジは奴に食われてしまうんだろうか…次の投下、楽しみに待ってます…!!
「やぁッ…拡げないで…」
羞恥から顔を背けようとするが唇を奪われ阻止される。
「ダメだよ。自分から誘っておいて…今日はめいっぱい苛めてあげるからね」
そう言ってカヲルは挿入した指でシンジの中を押し拡げた。
貪り合うような情交は朝まで続いた。
fin.
毎晩スパークリングワインをフルボトルで飲みつつ朝から酒浸りな日々で頭が働かない…orz
ごめんなさい。
233様、敬愛しております。
492 :
233:2005/11/01(火) 21:37:11 ID:???
空が抜けるように青い。
今まで僕がいた世界は遥か下に存在するだけ。僕が生活していた場所はあそこだろうか・・・。
あそこでは十分な睡眠をとる事すらままならなかったな。
ここでは―・・・安全な生活があるのだろうけれど。それは僕の人間としての価値が無くなった事と引き換えだ。
いつも見上げていた空は灰色だったのに、ここからみると青い。綺麗すぎて、目が痛かった。
ふいに。
「やぁ、どうも。シンジくん―・・・だっけ?」
ドアの向こうから穏かな声が響いた。
「今日は天気がいいし、外に出てみないか?あ・嫌ならいいんだが・・・」
「・・・・。」
この声は誰だったか。あぁ、あの少年の父親か・・・・。
誰も部屋に入れるなって言われていたっけ。ここから出るな、とも。
「言いつけがあるから、駄目・・・です。」
「そうか・・・。じゃぁ・・・。」
扉一枚隔てた声が、一瞬弾んだ。
「私がそっちに行くから、窓を開けていてくれ」
シンジの頭に、疑問符が浮かんだ。
ぎゃあぁ!!そんな勿体無いお言葉を!! ◆KxS/tCRkd様、毎度毎度参考にさせて頂いてます。
ってゆーか愛しておりますレベルのファンですから・・・!!
493 :
233:2005/11/01(火) 22:04:21 ID:???
「おッ!ひっさしぶりー。」
眼鏡の少年が、意気揚々と渚少年の肩を叩いた。
「・・・やぁ。どうも・・・。」
「素っ気ないなぁ。4日ぶりの再開なのに」
制服を軽く着崩したその少年は、からからと笑う。
ところでさぁ、と。
「お前、猫飼ったんだって?」
声を潜めて言う。
「なぁ、猫ってどんなもんなんだよ?やっぱりアレか?こう、イイのか?」
「答える義務ないな。大体どうして君がそんなことを・・・。」
「まぁ、衛星のコンピューターに軽くハッキングかけて調べた。誰がどこにいても一目両全!」
「君も暇な奴なんだな・・・。で?何が聞きたいって?」
うーん・と眼鏡を掛けなおして、カヲルを見据えた。
「俺さ、パパがそろそろ猫を飼おうって言い出したんだけど・・・。どういうのがいいか判んないんだよな。」
「どういうの・・・?ってどういう意味?」
「だからさぁ、顔がいいとか、スタイルがいいとか色々だよ。お前はどんなトコに目を付けたんだよ?」
ドコに――、と問われて、カヲルは考えを巡らせた。
なんだろう。ただ、気になった。気になって仕方が無かった。
―それだけなんだ。
494 :
233:2005/11/01(火) 22:05:22 ID:???
「さぁね・・・。ただ、気になって仕方無かったから買っただけだし・・・、」
「・・・それだけなワケ?もっと無いの?」
「無いね。気になって仕方無かった。本当にそれだけだ。」
そうかぁ・・・と考え込むように、少年は頷いた。
「つまりは、“恋”みたいなモンなんだな・・。」
「なッ――!!」
瞬間、教室の扉が開いた。
「はぁい、あんた達!早く席に着いて!相田君!渚君、あんた達よ!」
「はぁい!っと、また後でな、渚!」
恋―?何言ってるんだ、あいつは。そんなワケ、そんなワケ。
あるはず、無いのに・・・。
そこから授業は手につかなくなった。彼はどうしているか―・・・。
何故、あんな男のいる所に残して来たのか。
自分の浅はかさが悔やまれた。
495 :
233:2005/11/01(火) 22:29:41 ID:???
「すごい事する人なんですね、貴方って・・・。」
呆れとも尊敬ともつかない声でシンジは言った。
「この部屋から出ない。誰も入れない」、と言ったシンジに、クレノは。
彼はスルリとベランダから降りてきた。手すりに腰掛けながら言う。
「ここはカヲルの部屋の中じゃないし、いいだろ?」
「―そうですけど・・・」
落ちたらこの男は確実に死ぬだろう。
「さてと、話でもしようか。シンジ君。」
子供の心とは、なんて繊細で単純で簡単なんだろうか。
こちらが好意的に接してやるだけで、コロリとこちらに傾く。カヲル・・―は、例外として。
十分もすれば、この少年はまるで吐き出すように色々なことを喋った。
そして縋り付きながら泣いて来た。一言、「辛かったね」と言うだけで。
思わず口角がつり上がる。今、自分は確実に彼の心の中にいる。
「シンジ君、いい事を教えてあげようか?」
涙で濡れた睫毛をキラつかせて、シンジは顔を上げた。
「寂しく無くなる方法を、教えてあげようね」
首元にちらつく、朱い花。恐らくカヲルが付けたそれを、すべて己で塗り替えたい。
「な、ちょ・何を――!?」
細い手首を一つに纏め上げて、硬質な床に組み敷く。
脳裏に、顔を歪ませる息子の顔が浮かんだ。
それに思わず、笑いが漏れる。
496 :
233:2005/11/01(火) 22:50:43 ID:???
せっかく、出会えたと思ったのに。もしかしたら、自分を解ってくれる人なのかもしれない、と。
初めて洗いざらいを吐いた。辛かったとか、悲しかったとか。
それでも、僕を組み敷いているコイツは、その人では無かった。そう装っただけなのだろう。
自分の学習能力の無さに笑いそうになった。前にも一度あったじゃないか。こんな裏切りが。
それ以前に、あの少年の言いつけを守らなかったこと―・・・。そこからが間違いだったのだ。
「あぁ!はぁ・・・んぁ・・・」
誰の喘ぎ声だろう・・・?ああ、自分か。愚かで浅ましい、僕。
まるでコイツは女を抱くように僕を抱くんだな。
僕の肩越しに口付けをして、耳に舌を忍ばせて。
薄い胸の突起を弄んで来た。
足と腰が快感にガクガクと震えだす。
強く穿たれ、身体中に伝わる快感の波、ナミ、なみ。
「ひゃぁぁあ!だ、めぇぇぇ!やぁ・だ!嫌・ぁ、あ!」
「くぅうッ!」
腹の中に熱いモノを感じ、意識を手放す瞬間。
男は言った。確かに口が形作る。
ユ イ と。
僕の脳裏にその言葉が焼きつく。どうしてコイツは僕の母の名を知っているのか。
そうして今は、ただひたすらに。
何故か、あの少年に申し訳が無いような気がした。
何故か、は解らなかったけれど。
───ガタッ…
寝返りを打つと腕に何かにあたった。目を覚まして見てみると枕の横には大きな箱。
起き上がってその箱を訝しげに見ていると、シンジの背後からカヲルが抱き付いてきた。
「おはよう、シンジ君」
「…おはよ。ねぇ、」
指差した先は例の箱。
「気になる?開けていいよ」
カヲルに促され恐る恐る蓋を開けてみると、そこには淡いブルーのベビードールが入っていた。
「───っ!?」
シンジは目を丸くしながらもその薄い布を手に取り、窓から差し込む陽光にかざしてみる。
「なに、これ…」
カヲルを睨み付け、シンジは呆れた声を上げた。
「寝るときはそれを着るといいよ。脱がせやすいし終わった後にパジャマを着せるのも大変だからね」
からかうようにカヲルは笑いシンジを抱き寄せる。
「ねぇ…早速だけど着てみせて?」
その後も暫くの間、シンジは昼夜を問わずカヲルの『着せ替え人形』にされ続けた。
おしまい。
ごめんなさい×10000000
なんとなく書きました。明らかに飲み過ぎです。はい。
今日の分w↓
http://f.pic.to/56lre 一人で家飲み寂しいお。
233様こちらこそ滅相もないです。続き心待ちにしてますね(ハァト)
499 :
233:2005/11/01(火) 23:58:24 ID:???
すべてが苛立ちの対象だ。
時間はなかなか進まない。教師の声が耳障りだ。
―あと、20分・・・!
なんて長い。一人にしてきた彼が気になって仕方がない。
もし、もしも彼が泣いているような事があったら・・?
多分、いや、絶対に僕は父を殺すだろう。あの男を。
ふいに、カヲルの耳に声が届いた。微かな声。
まさか・・・シンジ君?
行き成り席を立ったカヲルに、一瞬教室は静まり返った。
「な・渚くん・・・?」
俯いていた顔が上げられる。紅い瞳が、教師を貫いた。
ビクリ、とその女の身体が戦慄く。おそらく、それは恐怖。
「気分が悪いので、早退させて頂きます。」
そう一言だけ告げて、教室を飛び出す。
一刻も早く彼に会いたかった。
相田ケンスケはヒュウ、と口笛を吹いた。
「渚カヲル、1限目途中で早退・・・と。」
あの反応はコレ関係か、と小指をピコピコと動かす。
洞木ヒカリ嬢は馬鹿、と小さく怒鳴った。
500 :
1:2005/11/02(水) 00:29:36 ID:???
500ゲッツ!!
今、カヲルが家に着いたらシンジの強〇シーンを目撃しちゃうんじゃ…!?ヒエー (((´Д`;)))
あー…ヤられてしまったぁorz
カヲルガンガレ!!
良スレ
504 :
1:2005/11/02(水) 15:01:33 ID:???
>>501 強○とかVvv
でもそんな小説読みたいVv
505 :
352:2005/11/02(水) 19:59:47 ID:???
>>475の続きでもう1つ…。(すみません)
言ってやった言ってやった、渚くんに言ってやった。
先週僕のクラスに転校してきた渚カヲルくんは、何を考えてるのか分からない。
いきなり子猫を殺したり、勝手に名前で呼んできたり
研究所のシャワー室で人の個室に入ってきたり、やたらとべたついてきたり
最近では「好きだよ」なんて言ってくる。男が男を好きになるかっての!
正直、かなりうっとうしい。
なので言ってやった。
渚くんは無神経なので、普段から近づくなとか言っても全然聞いてくれない。
冗談でも、このくらいキツク言ってやらないと僕が迷惑がってるの分かってくれないと思う。
よし、渚くんびっくりしてるみたいだ。
これで少しは僕の気持ちを理解して…
「うん、そうだね」
僕が優越感に浸っていると、渚くんはいつもの笑顔でそう言ってきた。
506 :
352:2005/11/02(水) 20:00:53 ID:???
「え?」
「シンジくんがそう思うのなら、その方がいいかもね。
僕はシンジくんのこと、好意に思っているけどシンジくんはそうは思っていない。
ならいっそのこと、僕は死ねばいいかもしれない。
君が願うのなら、なおさらだ」
え、ちょっと何言って…
「それじゃあ。シンジくん」
そう言うと、渚くんは突然走り出した。
「え、ちょ、ちょっと…どこ行くんだよ!」
あわてて追いかける。
渚くんの足が速いのか、僕がとろいのか(多分その両方なんだろう)全然追いつけない。
僕との距離を離しながら、渚くんはどんどんと階段を上って行く。
まさか……屋上!?
「ま、待って!!渚くん、待って!!」
渚くんがが屋上のドアを開けた。少し遅れて僕もドアを開ける。
するとそこには、手すりによじ登っている渚くんがいた。
507 :
352:2005/11/02(水) 20:01:46 ID:???
「何やってるんだよ!!」
慌てて渚くんにしがみつく。
「何バカなことやってるんだよ!やめろよっ!!」
「だってシンジくんは僕に死んでほしいんでしょ?」
驚くほど冷たい声で、そう言う。
「なっ…バカ、そんなの冗談に決まってるだろ!!」
「どっちにしろ、僕にはもう生きる価値なんてないよ」
「はぁ!?何言って…」
「先に言った通りさ。
僕はシンジくんが好きだ。だけどシンジくんは僕のことが嫌いだ。
きっと、これからも。
人のことを思っていても、その本人に嫌われているなんて意味が無いじゃないか。
だから死ぬんだ。生と死は等価値だからね、僕にとっては」
「そっ、そんなの分からないよ!!」
「好きな人にフラれた。だから死ぬ。簡単なことさ。」
そう言うと渚くんは、手すりを持つ手に力をこめた。
508 :
352:2005/11/02(水) 20:03:42 ID:???
「うっ、嘘、嘘!嘘だから!!」
「…嘘?」
「渚くんが…君が嫌いだなんて、そんなの嘘だから!!
本当は、大好きだから!!!」
………。
あ、言ってしまった。
渚くんの動きが止まる。恐る恐る彼の顔を見てみると、
してやったりという笑みを浮かべていた。
…ちくしょう、謀ったな。
おわり
++
ツンデレシンちゃんと確信犯カヲルくん。無駄に長い…orz
再びスレ汚し失礼しました。
509 :
1:2005/11/02(水) 23:03:48 ID:???
>>508 あああ!!!GJ!!最高!!モエタァァァァVvvvvvvvvvv
次回作も期待してまする!!!!!(゚∀゚)/
510 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/03(木) 11:38:05 ID:47FV2Fdr
カヲルとシンジが合体してカンジってとこかな・・・
さらにコイツが・・・
(バッ)
超カンジだ!!!
511 :
1:2005/11/03(木) 11:40:05 ID:???
おまいらのおかげで500いきますた。
全部全部おまいらのおかげです。
カヲシン萌えしたのもおまいらのおかげです。
このスレ立ててよかったと思えるのもおまいらのおかげです。
おまいら あ り が と う
512 :
(└):2005/11/03(木) 13:00:54 ID:???
いやぁ1さんの萌えっぷりが好きダカラ-!!!
そしてネ申職人さん方あ り が と う
513 :
妃咲:2005/11/03(木) 13:48:48 ID:???
◆KxS/tCRkd.です。
パキッと折れた携帯の液晶が遂にうつらなくなりショップに入院しました。
トリップのメモが何処にあるかわからずコテつけました。
暫くROMに徹するので神の降臨を楽しみにしてます♪
>>1様 500overおめでとございます。これからもカヲシンで萌え上がりましょう!!
514 :
妃咲:2005/11/03(木) 14:20:49 ID:???
カヲ「このスレも書き込みが500を越えたねぇ」
シン「そうだね。これも
>>1さんがスレを立ててくれたお陰だね」
カヲ「ここでも数えきれないほど愛し合ってきたねぇ」
シン「………。」
カヲ「これからも淫らな君を魅せてくれるよね?」
シン「…そんなことはいいからっ!!」
カヲ&シン「
>>1さん、神職人さん、ありがとう」
…記念にどうぞ。
吊ってくる('A')
515 :
352:2005/11/03(木) 14:47:45 ID:???
>>1さん、毎度稚拙な文章にお言葉ありがとうございます〜。
しどろもどろしながら描いてますけど、気に入っていただけたのなら幸いです。
そして500越おめでとうございます!
…しかし500番台最初のSSが私でなにやら申し訳ないような;
516 :
1:2005/11/03(木) 20:11:31 ID:???
>>512-515 おまいら・・ありがとう。
俺もこのスレ見守りながらおまいらを応援する!!!
そして職人さんたち!!素晴らしく萌えなカヲシン小説有難う!!
この調子で1000スレいきたいと思います!
このスレはおまいらのためにありつづける、おまいらがんばれ。
いつの間にか500突破しちょる!!Σ('A`)
>>1さんおめでとうございます!!
1000と言わず2スレ目3スレ目とがんがって行きまっしょい!!
カヲ×シンは永遠に不滅です(´∀`)ゞ
518 :
1:2005/11/03(木) 22:45:11 ID:???
>>517 ありがとう!!おまいもがんばれよ!!
さぁみんな!!恥ずかしがらずにどんどん投稿してくれ!!
新人職人も大歓迎!!素敵なカヲシン待ってるなり。
1さまのやさしい言葉に甘えて、粗末な代物ですが投下させていただきます。
挨拶をすませ、自習室をでたシンジは目の前に立っていた人物に驚いて立ち止まった。
「シンジ君お疲れ様、」
「え..と、カ、カヲル君?ひょっとして待っていてくれたの?」
「夜道は物騒だからね。おばさんにも頼まれてるし。帰ろう。」
そういって笑いながら手を差し出してくる。
その手を取ることなく黙って歩き出すシンシ。後を追うカヲル
二人が外へ出た時あたりは暗闇に包まれて星が瞬いていた。
そのまま無言で歩き出す。しばらくしてカヲルが口を開いた
「補習はもう終わりなのかな?」
「課題が1つ残ってるけど、それは量が多いから終業式までに提出すればいいって。」
「そう..そういえば週末は何か予定がある?いい映画が始まるから見に行かないか?」「週末は通院もあるしちょっと無理かな。それにカヲル君受験生だろう。
そんなことしてる暇あるの?」
「遊ぶ時は集中して遊ぶ。勉強する時も同じ。それが僕のポリシーさ。」
「そう。」そういってシンジはそっぽを向いてしまった。
それきり会話は続くことなく、やがてシンジの家の明かりが見えてくる。
「送ってくれてありがとう。じゃあ」
そう言って家の方に走り出そうとしたシンジの腕を、カヲルは強引に掴んだ。
520 :
519:2005/11/03(木) 23:10:45 ID:???
それに答えることなく、カヲルは近くの公園にシンジを引きずって行く。
強引にベンチに座らせると、正面からシンジと視線を合わせる。
「ここ何日かシンジ君は僕を避けてるけど、僕が何かしたのかい?
気に触る事があったのなら言ってほしいな」
シンジはそれに答えず、体をよじって逃げ出そうとする
「シンジ君!そうやってすぐに逃げるのは君の悪い癖だって前から」
「前からって何だよ!それってイヤミ?」
その言葉にカヲルは硬直する。
シンジは少し前まで事故で昏睡状態になっていた。奇跡的に意識は戻ったが
それと引き替えに「過去」を無くしてしまっていた。
これといった治療法はなく、退院後は自宅で生活しながら通院する日々を送っていた。
「ゴメン。言い過ぎた。」
「カヲル君に僕の気持ちが分かるの!あう人あう人みんな誰だか分からなくて
でもその分からない人たちはみんな僕に気を遣って腫れ物に触る見たいに接するんだ!
僕の父さん、母さん、友達、学校、みんな冷たくって居心地が悪くって
でもそこにいなきゃならない。気持ち悪いよ!カヲル君だってそうだよ!
僕の親友だったって言うけど、何かにつけて母さんに頼まれたってそればっかり口にしてみんなと同じように腫れ物扱いで、本当は親友だって言うのもウソなんでしょう?
君と同じクラスのだって言う女の子たちから言われたよ!
『前から幼なじみって立場を利用して、カヲル様にまとわりついて目障りだったけど
今度は記憶喪失のフリなんかして気を引いて最低よ!』ってね。」
それだけ言ってカヲルを正面から見据えたシンジの目には涙が光っていた。
521 :
519:2005/11/03(木) 23:14:15 ID:???
しばらく見つめ合った後、カヲルは
「そうだね、僕は君に嘘をついていた。親友なんかじゃないんだよ。」
そういってゆっくり顔を近づけると、一瞬だけ唇をあわせた。
「僕は君に特別な感情を抱いていた。こういう事がしたい感情。わかるかい?」
「それって..」
「言うつもりは無かったんだ。君と親友でいられればそれでいいって思っていたから
前に君に言ったろう『君は生きている。記憶がないくらい何だ。なくしてしまったものはまた作ればいい。だって生きているんだから。生きていればいくらでもやり直せる
今はそれだけでいい』って」
「...」
「君に警戒させないためにおばさんをだしに使ってしまったけど、
僕は僕の意志でこれからもずっとそばにいたい。たとえ君が記憶を取り戻せなくても
僕と同じ感情をもてなくても、親友としてでいいからそばにいさせてくれないかな?」
「カヲル君」
そういってシンジはカヲルの手に自分の手を重ねた。
「僕の方こそゴメン。自分の事しか考えてなかった。君だってつらかったのに」
「いいんだよ。君の気持ちに気付けなかった僕も悪い。君の今の状態を考えたら
焦りは一番良くないのに。」
「..あの、診察は午前中だけで、午後は開いてるんだ。だから...」
そういって真っ赤になってしまったシンジ
「じゃあ午後からは僕が予約させてもらうよ。診察にもついて行ってもいいかな」
「うん!」
「すっかり遅くなってしまったね。家の前まで送っていくよ。」
二人は並んで歩き出した。かつてのように。
おわり
522 :
1:2005/11/03(木) 23:35:04 ID:???
>>519-521 萌えたーーーーーーーーーーーー!!!!!!さささっ最高!!!!!
もうだめだ・・・萌え死にそうVvvvvvvvvvvv
最後とかVvvvvやさしいカヲルVvvvvvv最高!!!!
萌え度MAX!!ありがとう!!!!!!
523 :
妃咲:2005/11/04(金) 05:17:13 ID:???
>>519-521 好き!!(いきなり告白w)萌えました('μ'*)
私もいつもヘナチョコな話しか書けないけど携帯直って部屋の模様替えしたらまた投下させていただきます!!
てな訳でリク受付中w
524 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/04(金) 16:44:18 ID:YQ0nDwot
貞カヲで
525 :
1:2005/11/04(金) 23:19:11 ID:???
初半Rもわからない様な厨が多いなこのスレは('μ'*) (いきなり告白w)
誤爆?
528 :
お久し振りの雨宮:2005/11/05(土) 08:03:01 ID:325il8RC
酷い鉄分不足で入院してました雨宮ですボンジュール。
鉄分!鉄分は重要です!
*吸血鬼カヲルと下僕シンジ。鬼畜で流血沙汰です。暴力性交過激注意。*
【紅い喜び】
深夜十二時を知らせる鐘の声、屋敷の廊下へ急ぐ。
別棟への連絡通路を抜け、灰色で何処までも冷たい螺旋階段をエプロンとスカートとレースを捲し上げて駆け上がった。
息切れしても自分を鞭打つようにただ走った。
走れ、シンジ。
酷い折檻が待っているぞ。
高鳴る心臓で辿り着いた部屋の重い扉を開ける。
「申し訳御座いませんっ!」
「…五分二十一秒遅れたな」
僕の雇主の渚公爵は机の上に足を組んで腰掛けていた。
その左手には懐中時計が握られている。
529 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:04:50 ID:325il8RC
「食器の、始末をしていて…!」
「わざわざこんな屋敷の隅まですまない。妻は夜な夜な僕を探すものでね。
まったく女というものはヒステリックで極めて面倒だ」
神経症の奥様は屋敷から出たことが無く、ほとんど幽閉という形だ。
絶世の美女でご主人様に異様な執着を病んでおられる。
澄んだ青い瞳はまるで少女だった。
「しかし罰は受けてもらわなければな」
びくりと露骨に反応してしまう。
夜が、始まる。
530 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:06:01 ID:325il8RC
「では、そうだな…舐めなさい」
そうご主人様は命令して、組んだ長い足を開く。
甘い声に抗う術は無く、僕は膝立ちでその欲望に近付いた。
「失礼、します」
衣服から解き放たれたそれは沈黙していて、恐る恐る手に取る。
震える唇で軽く銜えると何処か女のような繊細な味が香った。
なかなか変化を示さない肉棒に焦りを感じる。
「シンジ、やはり駄目だ。離れなさい」
仕方なく身を引き、これからの行為を予測した頭は引き攣っておかしくなりそうだった。
531 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:07:02 ID:325il8RC
天井から吊られた黒いベルトの手枷をご主人様は手に取り、飢えた獣のような眼を僕に投げる。
それに怖じながらも僕はお医者様に診せる時と同じに上半身の服を脱いで、裸の腕を差し出すしかなかった。
ご主人様の冷たい指はそろりと僕の肌を愛撫してから両手首を巧みに拘束した。
さらに包帯で二の腕をきつく縛られる。
血の流れを一度止めるのだ。
「Monsieur…私を哀れんで下さい!」
涙を流して請うても、そんなのは無意味に違いなかった。
「僕だって限界なんだ。ああ!乾き切って死んでしまいそうだ!私を救ってくれ!!」
荒々しそうにそう吐いて、シャンパングラスに入っていた銀の果実用ピックを取った。
そして、浮き上がった紅の巡るこの血管に。
「ぁ…あ、っあぁあ…!!」
一瞬の暗い静寂の間に、ご主人様の唇が傷口と刃に添われる。
そして、皮膚のさらな下を破ったそれは、嫌な音を立てて僕の躯から引き抜かれた。
ご主人様の口内で血が吹き出る。
その薄い唇は皮や液を貪るように働き、みるみる薔薇色に染まっていく。
「ぁ…ぅあ…あぁ…」
口角から垂れる程の出血とその香りに、僕の意識は遠のいた。
532 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:08:14 ID:325il8RC
「…ぁうっ!」
腰に痺れるような痛みを与えられ飛び起きる。
ご主人様の鞭だった。
「…あ……」
思い出したくなくても、右腕に流れる紅い川が先の奇行を語った。
「あああっ」
気が途端に失せ、床に額を擦る。
「起きなさい」
今度の鞭は優しく頭を撫でた。
荒らされた心で顔を上げると、その人食いの血の気の無い白い頬は飛び散った紅に塗られていた。
「血液恐怖症…まったく厄介だな」
ご主人様のように血が得意な訳ではないが、恐怖症とまではいかないと内心反論する。
誰だって、あれだけのショッキングな失血をすれば気くらい失うだろう。
533 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:09:33 ID:325il8RC
「だが…ようやく僕は蘇った。大いに満ち足りている」
オペラのごとく高らかにそう喜んで、彼は冷たい舌で僕の口を塞いだ。
そこでようやく自分が既に全裸であることに気がつく。
いつの間に、と考えながら必死に香る血の匂いに耐える。
ご主人様の唇がするすると顎を滑り、喉に落ち着く。
吸血行為が再開されるのか、と胸元に掛けていた筈のロザリオに縋ろうとしたが、吸血鬼の手によって衣服と共に葬られたらしい。
肌に歯が当てられたのに目をきつく瞑る。
場所が場所だけに今度こそ本当に殺されるんじゃないかと嫌な考えを巡らせてしまう。
ぶちりと皮膚を破られる。
溢れる血を公爵は乳飲み子のように吸い、躯の線をなぞった手はやがて僕の性器を包む。
「んっ…ぁ…っ」
「血を吸われてこんなにも硬くするなんて…淫猥だな」
触れるだけの意地悪な指が、目の見えない洞窟の入口で止まる。
そこでやっと吸い止めたご主人様の瞳は、ぞっとするほど綺麗で、情炎に燃えていた。
534 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:10:46 ID:325il8RC
硬いその肉の鍵穴を解すように、長い指がねっとりと働く。
その息苦しさに傷の痛みを忘れた。
鍵穴に強引に指が侵入し、爪は内の壁を引っ掻く。
「ぅっ…はぁ…っぁ」
そしてその享楽の先駆者は、力強く次のものの為に道を開いた。
勇ましい肉芯が押し当てられ、一思いに素早く全ての体積がねじ込められた。
「ふっ…ぅ、あ゙ぁ!」
灼熱の痛みが体を痙攣させ、内蔵はふしだらな喜びを歌う。
「…ぁ、ああっ…んぅ…っはぁ、…ぁん…っ」
白い濁りを視界に確認したが、目や鼻など必要ないとさえ思った。
血を得て精気に満ちた肉棒は、快楽の玉座に到達せんと自身を圧迫する肉面を擦る。
罪にまみれた紅いダンスだ。
535 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/05(土) 08:11:45 ID:325il8RC
「ああ…っひぁ…ぁん…!」
「Monamour…」
「っあああっ!!!」
ヴァンパイアの粘性で白い液に火傷をして、考えられない快感に内蔵が麻痺した。
血の廻らない頭で、貴方の為に美徳は捨てましたと囁く。
「Bonne nuit.」
下腹部にぶち撒かれた二人の体液が、ただ冷たかった。
fin.
536 :
1:2005/11/05(土) 10:39:34 ID:???
>>528-535 最高vvvvv!!
カヲルがいい味でてたよ!!
萌え&グロ系をふたつ同時に味わえたから満足だよvvvv
次回作も期待してるぞ!!!カヲシン小説ありがとう!!!!
>>528-535 切ないけど黒くて綺麗な私の好きな話です。
鉄分といえばミキプルーンの瓶入りのピューレみたいなのがいいですよ。お身体、御自愛くださいませ。
早く携帯直らないかなぁ。でも携帯だと面倒が多いし近々PC買います…。
1は良い味出してるよ。
2chには居ないタイプだからな。
ただ、それにつられてリアっぽい娘さんが集まるのが難点。
それだな。
激しい情事の後、君の寝顔を眺める。
僕は君のすべてが欲しい。
過去も未来も…すべて。
『今』だけじゃ足りない。
君の心や身体だけじゃなく、喜びも幸せも、痛みや苦悩さえも僕のものにしたい。
君に与える傷は僕に痛みを与え、君に成す愛撫は僕に快楽を与える。
なんて素敵なことだろう。
君は何も感じない。
君は僕だから。
君に与えられたものはすべて僕に却ってくるんだ。
君が欲しいよ。
その涙も僕に頂戴?
君をください。
可愛い僕だけの人形になって。
君が欲しい…───。
fin.
本当にごめんなさい。
カヲタソ視線で独占欲について書いてみました。
過去最高の駄作です。
酔いすぎて文字が幾重にもブレて見えます。
リアがそろそろ、かなり疎ましく感じるのは漏れだけか?
いい加減、腹が立ってくるんだが。
いくら職人でも2のローカルルール位守れ。
変な顔文字やらvやら()やら使うDQNは半年ROMってから出なおして来い。
顔文字等はまぁかまわないけども(故意にではないわけだし)近況報告は多少鬱陶しいな…構ってちょうだいが見え見え
カヲシンな文章を読んで感想書いて、語り合って。
ここはそういうとこじゃないか?
妃咲さんには正直、自分語りを自粛してほしい。
リア厨、リア工の臭いが強くて適わないよ。
そんなに自分語りがしたいならサイトつくればどうかな?
皆さんの気分を害してしまい申し訳ないです。
主旨にそって語りは別板で、ここではカヲシン投下のみにします。
本当にごめんなさい。
547 :
233:2005/11/06(日) 21:18:16 ID:???
そこから、どうやって家まで辿り着いたか解らなかった。
それを考えるだけの時間があまりにも惜しかったからだ。
バタァン!!
乱暴に家の扉が開く。
怖気の走るような瞳のカヲルを迎えたのは、冬月だった。
「・・・そこを退いてくれ。」
「承知致し兼ねます。」
―父の命令だから、か?
そう言いたげにその姿を見やった。
老いた顔に入る、眉間の皺。
「―冬月、退け。」
逆光で、冬月には上手く見ることが出来ないけれど、解る。
声に殺気が含まれている。恐らく、もう一度拒めば―・・・
「何度も言わせないでくれないか・・・?退くんだ。」
殺されるだろう。
その時、クレノは己の衣類を整えていた。緩く前髪を掻き揚げる。
―だるい。だるくてかなわない。けれど、何所か解放されたような高揚があった。
床に転がる少年を見て、自分も随分、浅ましやかで軽率な奴だと思う。
死んだように瞼を開かないシンジに、クレノの手が伸びた瞬間。
「彼に触らないでもらいましょうか、父さん。」
いる筈もない息子の声がした。
548 :
233:2005/11/06(日) 22:00:41 ID:???
「おかえり、カヲル。学校はどうしたのかな?不良君。」
平然と言い放つ父親に、カヲルは腹の底から冷たく、そして熱い物が渦巻くのを感じた。
男の横に手足を投げ打って倒れているシンジを見て、打って変わって喉が潰れそうなほど切なくなった。
それが、より一層感情を高ぶらせる。冷たく、冷たく、酷く熱く。
「離れてくれませんか?彼から。」
何の感情も篭らないその声に、クレノは冷ややかに笑った。
「そう怖い顔をするな。少し猫とじゃれていただけだよ・・・。別におかしい事じゃない。」
愛玩動物ってモノは、可愛がるために在るのだから。
そう言って愛しげにシンジの額に触れる。
「―そういう事は母とでもしていればいいでしょう。僕のモノに勝手に手を出さないで貰いたい。」
クツクツと、男は喉を鳴らした。
「アレは―・・。ナオコは私よりも恋しい男がいる様だからな。なぁ、カヲル。」
お前はどう思う?とカヲルを見るクレノの眼に、カヲルは眼光を鋭くした。
「―そんな事、僕の知った事ではありませんよ。」
まるで卑しいモノを見るような眼で私を見るんだな。とクレノは内心呟いた。
結局のところ、お前と私は同じなのに。
549 :
233:2005/11/06(日) 22:03:29 ID:???
プルル・・・プルル・・・プルル・・・
鳴り響く携帯の音に、緊張の糸が解れた。
「電話、か。行かないと・・・。」
ため息を吐いて、クレノはゆっくりと立ち上がった。
息子とすれ違い様、小さな囁きをクレノは聞く。
――・・・殺してやる。と。
ドアが閉まると同時に囁き返す。
「上等だよ、カヲル。」
重い足を動かして、シンジの許へ近づいて行き、しゃがんで様子を伺う。
全身にくまなく散る、朱い痕。指先でなぞれば、どうやって彼を抱いたのかありありと想像出来る。
ふざけた真似をしてくれる。
華奢な身体を抱きかかえて、覚醒を促すように口付けた。
「・・・んッ、う・・・」
ゆっくりと意識を取り戻すシンジが最初に見たのは、紅い眼だった。
綺麗だなぁ、と素直に思った瞬間、苦しい程の力で抱きしめらる。
苦しい、と訴えようかと思った時、銀髪の少年の身体が微かに震えているのに気が付いた。
かつて母にそうして貰ったように、シンジはその背中をポンポンと撫でてやる。
そして額にキスを落とした。大丈夫だ、と込めて。
何となく、そうしたいと思った。
そして、シンジは知らない。
カヲルが何度も心中囁いていた事に。
あの男を―・・・殺してやる、と。
そうして、少年の報復が始まる。
550 :
1:2005/11/07(月) 16:07:47 ID:???
>>549 いいねー!!見てて楽しいよ!!
おまいさんが書くカヲシンもハァハァ(´Д`*)
「人間の身体は興味深いものだね…」
シンジの上で、微かに息を上げながらカヲルが呟く。
「…え?」
「こんなところに…こんな風に咥え込むなんて」
ベッドで身を重ねたまま結合部に指を這わせ、軽く爪の先で掻く。
「ぁッ…」
そのまま指を自らの陰茎に添わせて挿入させる。
言い様のない圧迫感がシンジを襲い、狭い秘部がギチギチと軋んだ。
「…っくぅ、あァ…っ!」
「…実に不思議だ」
嗚咽しながら、身を捩るシンジを無表情に眺めカヲルは淡々と言葉を紡ぐ。
「ここは一体どこまで拡がるんだろうね。」
フィストファックなんてものもあるみたいだし…と続けながら腰を引き抜く。そのカヲルの瞳にシンジは咄嗟に恐怖を覚えた。
閃光を放つ無機質な緋色の瞳。
「試してみないかい?」
指先をペロリと舐め上げ、シンジの腿を力強く掴む。
「やだぁっ…やめてぇ…」
涙混じりの懇願を遮り、カヲルはシンジの中に指を突き立てた。
「ひィ…っ!」
纏められた三本の指はシンジを貫き、苦痛を与えた。更に激しく掻き回すように動かすとポタポタと鮮血が滴る。
「あれ。切れちゃった…」
>>549 乙。いつも楽しみにしてます。
233のカヲルはカコイイな。
挿入したままの指を増やし、両手で蕾を無理矢理に開かせるとシンジの喉から声にならない悲鳴が上がった。
「…───ッ!」
「人は欲深い。見たい、欲しい、奪いたい…汚らわしい欲望に支配されているんだ。」
あまりの激痛にシンジは意識が遠退いていくのを感じた。
「僕は今、君のすべてが見たい。それは外見だけじゃなくて臓器も血も肉も…すべて。すべて欲しいよ」
カヲルの指に力が籠る。
「シンジ君の中はとても綺麗だね。もっと、もっと見せて…」
そう言って血塗れの指先で秘部を抉るカヲルの表情は、まるで残酷にも無邪気な子供の笑顔を張り付けたかのようなものだった。
薄れゆく意識の中でシンジは最後に唇の動きだけで呟く。
「君も寂しかったんだね…」
fin.
壊れた貞カヲをイメージしてみました。自己の欲望願望を抑制できなくなったカヲルを哀れみながらも一緒にいるシンジ…みたいな。
わかりづらい話でごめんなさい。
>>553最後の一行、訂正前のだった。シンジの最後の一言に悩んで書いては消してを繰り返していたので。
**********************
そう言って血塗れの指先で秘部を抉るカヲルの表情は、まるで残酷にも無邪気な子供の笑顔を張り付けたかのようなものだった。
薄れゆく意識の中でシンジは最後に唇の動きだけで呟く。
「可哀相な人…」
fin.
). _..,,,,
(. ●'''" * ""'';;, また新スレ立てたよ〜他スレageて
) \.从 从 ;;;ミ
(∴ ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ. 目指すはスレ一覧の最下層!!!
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━━
( ヽ ;;ミ (´´ほじほじせっせ。ほじせっせ♪
\. > > ,/〜 (´⌒(´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
557 :
1:2005/11/08(火) 18:24:00 ID:???
>>556 がんばれ、ほらスポーツドリンク。
さぁ!!まだまだカヲシン募集してるぞ!!
来週も、サービス☆サービス☆
558 :
1:2005/11/09(水) 23:08:50 ID:???
さぁ萌えすぎてャヴァくなってきた!!
くっ!時間が出来たらぜひこのスレに小説を投下したい!
>>1さんを悶えさせたいです!はい!!
このスレ、小説もお客さんもレベル高すぎです!
こんな普通の板にグレート過ぎる小説スレがあるなんて。
560 :
1:2005/11/10(木) 19:32:02 ID:???
>>559 ちょvvvvオマイも書いてみろよ!!
俺、結構楽しみにしてるぜ?
時間が出来たら書いてくれよな!!まってるぜ。
「…えっ?」
玄関のドアを開けた瞬間、シンジは拍子抜けしたような声を出した。
玄関を入ってすぐのキッチン。そこに何故かエプロン姿のカヲルが立っていたからである。
「おかえりなさい、シンジ君」
ニッコリと笑顔を向けるカヲルにシンジは言葉を詰まらせた。
「…どうしたの?上がりなよ」
カヲルに促され、靴を脱ぐシンジが動揺を隠し切れない声色で答える。
「あぁ…うん。ただいま」
そもそもカヲル君って料理なんかできたっけ…?など考えながら、鼻歌を混じりに何やら陶器製のボールを抱えているカヲルの手元を見やる。
ボールの中身は生クリームで、カヲルは軽快な手付きでクリームを泡立てながらシンジの前に立った。
「極上のデザートだよ」
人差し指で掬い取ったクリームをシンジの唇に寄せる。
そのまま指を小さな口に捩じ込み、口腔を蹂躙するように掻き回すと、シンジが頬が紅潮した。
「…んっ……」
指を離してボールを置くと、シンジを抱き寄せて口付ける。
舌先で唇を舐め回し、深く舌絡め合わせる。
「…甘くておいしい」
二人は顔を見合わせ微笑む。
「ケーキ、作ろうか。シンジ君をデコレーションしてあげる」
冗談ぽくクスクスと笑い、リビングへと消えた二人。
甘い甘い時間はこれから。
fin.
不完全燃焼です…。
本当はシンジの身体にクリーム塗りたくって男体盛りみたいにしたかったけど…。
お目汚しすみません。
564 :
1:2005/11/10(木) 22:23:39 ID:???
>>563 ボパァァァァvvvvvvvvvv!!!
ハァハァしすぎでャヴァいVvどうしよう!!
次回作も期待してるぞ!!
565 :
雨宮:2005/11/11(金) 09:34:16 ID:4tqbOEuY
書いていきます。
パラレルです。
*設定*
12年の月日が経ち、ネルフは解体され、シンジは26歳です。
使徒とはいえシンクロ率の高かったカヲルの遺伝子情報はある研究所に持ち出され、研究の一貫としてカヲルのクローンが生み出されました。
本作はそのクローン(容姿として10歳程度)と大人になったシンジが主体です。
始まりはシンジが組織の研究所に訪れる場面からになります。
566 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/11(金) 09:35:06 ID:4tqbOEuY
数えきれない喪失、拭えない過去。
【水鏡ノ花】銀鼠
空は色を忘れて、世界は無惨な有様だった。
「お待ちしておりました、碇元帥」
鬱陶しいくらいにライトアップされた廊下を進む。
大陸の最果てにある組織の地下深くに作られた研究所は、機密を具現したかのように閉鎖的だった。
「…新しい試験体は、どんな」
「は。慢性的なディスフォリアで、自傷癖があります。まったく手のかかる試験体で…」
一際厳重に管理されたゲートに通される。
広い円の部屋だった。
567 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/11(金) 09:36:03 ID:4tqbOEuY
対人用に開発された殺戮人形がぬいぐるみの皮を着せられている。
猫や兎や熊や鳥。
余程重要なものが保管されているらしい。
それより圧倒されたのは、この世から葬られた筈の鮮やかな蒼穹。
高い天井に目を凝らすと、どうやら其れは映像らしかった。
「面白い部屋でしょう?ドクターが試験体の為に作らせたものです」
「あぁ…」
「…そして、あれが我々の希望です」
給仕服を着た三人のスタッフが小さな子供を連れて近付いてくる。
僕は、頭を鈍器で殴られた様だった。
「何で…君が…」
568 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/11(金) 09:36:57 ID:4tqbOEuY
信じられない事態に酷く狼狽する。
此れは、どういうことだろう。
拘束着を着た子供は、彼と同じ瞳で僕を写した。
「カヲ…ル…」
そんな筈はない。
第一、此れはとても幼いではないか。
「カヲル君…」
気が付くと僕はありったけの力で子供を抱き締めていた。
「誰?」
張り裂けそうに懐かしい声。
判っている。
違う、彼じゃない。
君を失ったことが僕の罪過なら、此れは何て残酷な罰だろう。
了.
569 :
233:2005/11/11(金) 18:15:30 ID:???
>>549の続きです。
一限目の終了のチャイムと同時に、ケンスケの携帯が鳴り響いた。
「もしもし・・・。どこ行ったんだよ、お前」
「自宅だよ。」
「担任カンカンだったぜー。俺は知らないからな。・・・んで、何か用?」
「あぁ・・。少しばかり、君に頼まれてもらいたくてね」
「厄介事?あんまり乗り気しないなぁー・・・。」
「そうか・・・。残念だな。」
せっかく、レイを紹介しようと思ったのに。
そうちらつかせるだけで、ケンスケの声が弾んだ。
「・・・まぁ、犯罪じゃないかぎり構わないけど!」
三時間後、カヲルのパソコンに送られてきたのは、過去15年間の犯罪データだった。
犯罪、といっても抹消された、決して公に出ることの無い事柄。
企業間の争いの中に起こった、鬩ぎ合いのようなもの。
クレノの会社はここ15年間、全く著しい進化を遂げていた。かつて業界のトップに立っていた会社、
その本締めが次々と消されていったためだ。さぞかし多くの者から怨みを買っていることだろう。
データを開きながら呟いた。
「さすがは相田・・・。こんな事まで・・・。」
そこには幾重にもロックが掛かってある筈の記録がズラリと陳列していた。
こんな事が出来るのは、恐らく彼一人だけだろう。
570 :
233:2005/11/11(金) 18:16:19 ID:???
なるほど、こういう手を使ってここまで登り詰めたワケだ。
その鮮やかとも思える手口にため息を吐きながら視線を滑らしてゆく。
そして目に留まったのは、十年前の――。
碇ゲンドウ・ユイ・シンジに関する項目の欄だった。
―シンジ?
横目で、カヲルの横で机に突っ伏して寝息を立てるシンジを見やった。
まさか、とは思いながらも好奇心からカーソルを動かす。
カチリ・と無機質な音が響いた。
571 :
233:2005/11/11(金) 18:34:52 ID:???
―あぁ、何てことだろう。
あの男は、あの男は・・・・!
穏かな眼差しで微笑んでいるのは、幼子を腕に抱いた女性だった。傍らに、決して愛想がいいといえない男と
クレノという男を付かせながら。
データとして取り込まれた写真の向こうから、はっきり面影が伝わる。
恐らくは―・・・嫌、絶対に、この科学者とシンジは親子だ。
そして、写真の中でこのユイと呼ばれる科学者を見るクレノの目は、シンジを見る目そのものだった。
成る程。
悪戯を思いついたようにカヲルは笑った。
「―シンジ君、起きて。」
ぼんやりと覚醒したシンジは、寝ぼけて潤んだ瞳で返した。
―何・・・? と。
「君も、今夜の誕生日パーティーとやらに来るんだよ。」
疑問符を浮かべるシンジに、カヲルはにっこりと笑いかけた。
「凄く面白いものが見れるから、ね。」
カヲルの瞳が赤黒く光った。
あともう少しで終わりますので・・・。何だか、だらだらとスミマセン。
雨宮さん、233さん、いつも素敵小説ありがとうございます!
10歳子カヲル話…すごい切ないです(つД`)・゚・。
233さんの連載も、いつも次の展開は何かとワクワクしながら読ませていただいています
がんばってください〜
>>233氏
毎度GJ! 楽しみにしてる。ガンガレ
574 :
雨宮:2005/11/12(土) 12:21:48 ID:4huH2Yff
書いていきます。
*続きパラレル*
【水鏡ノ花】深縹
僕は暇を作っては、研究所へ足を運んでいた。
「シンジ!」
嬉々とした声を上げ子供は僕の元へ走り寄った。
実験の最中だったのか、その躯にはおびただしい数のコードが取り巻いていた。
しかし本人はおかまい無しに機械をなぎ倒しては引きずる。
「待ちなさい、リンシィ!!」
研究員は彼の名を叫んで制止を呼び掛ける。
此処の研究長が中国系だからだろう。
子供は”005”、「リンシィ」と呼ばれていた。
575 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:23:04 ID:4huH2Yff
タックルに情けなくもよろめく。
其の両手が自由だったなら、抱きついて押し倒す勢いだった。
「寂しかったかい?」
力を誇示する様に僕は彼を持ち上げて目線の位置を合わせた。
すると子供は口を尖らせてそっぽ向く。
「…今日は、出掛けようか」
突然目を見開いて僕の首に腕を回した。
「どこ?どこに行くの?」
「お前は何処に行きたい?」
準備は万端だった。
彼の為の服もわざわざ用意したし、今日は護衛の者も連れず単独で来た。
576 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:24:14 ID:4huH2Yff
「……元帥殿っ、困ります…!外出はドクターの許可が…」
眼鏡を掛けた研究員が僕らを咎める。
子供は不安そうに、俺と研究員の顔を交互に見た。
「許可なら取ってある」
「…そうでしたか。失礼しました」
本当はそんなもの取っていない。
連絡が着かなかった。
しかし、彼女のことだからたいした問題にはならないだろう。
「……おでかけできるの?」
「出来るよ。何処へ行きたいんだ?」
「海がいい!ドクターが言ってたんだ、すごくきれいなところだって」
曇りの無い声で子供はそう言う。
かつての彼も、晴れ渡った空の様に澄んだ声をしていた。
577 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:25:06 ID:4huH2Yff
「海か。判った」
其の言葉を聞くと子供は僕の腕から飛び下りた。
「ありがとう、シンジ!」
研究員のため息も、故障させた機械のうなり声も、二人には届かない。
578 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:27:03 ID:4huH2Yff
「着いたぞ」
ブレーキを踏んで助手席に座った子供にそう呼び掛けると、彼は窓の向こうをきょろきょろと見回した。
「え?シンジ、海、無い」
不思議そうにする彼を車から降ろして、コートを着せる。
「変な匂い、する」
「此れが海の匂いだ」
背の低い彼からは、異常現象で伸びた草で見えないのだろう。
握り取った小さな手は、温かい。
草を掻き分けると海が開けた。
「―――――」
子供は小さな口をポカンと開けて声にならない叫び声を上げた。
輝いた其の瞳を捕らえたかと思うと、子供は弾ける様に走り出した。
「海だ!」
砂浜を黒い靴で蹴りながらライオンの子のように一直線に駆ける。
そして服のまま海面に飛び込んでしまった。
579 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:27:56 ID:4huH2Yff
彼は聞くところによるとあと三年程度しか生きられないらしかった。
希望と言いながら三年しか生きられないというのはどういうことか訳が判らなかったが、其れは”人間の狂気”という一言で片付いた。
濡れた躯で子供が飛び跳ねて僕に抱き着く。
冷たい海に浸かった筈の子供は、体温を上げていた。
「ずっと見たかった!凄く冷たいん、だね!それで、しょっぱい…!!」
息を切らせながら叫ぶ。
その姿は奔放で、あの頃の彼の様に晴れ渡った空が似合うと思った。
余りにも無垢で、花のように笑う。
580 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 12:29:19 ID:4huH2Yff
「………… ル 」
ふいに零したあの名前は、波の音と子供の笑い声にかき消された。
白い砂が落ちた涙を優しく吸う。
胸の辺りが苦しくて、僕はどうすればいいのか判らなかった。
了.
581 :
233:2005/11/12(土) 15:44:12 ID:???
「さ・・・む・・」
はぁ、とシンジが白い息を吐いた。
午後六時。辺りは既に暗く、惣流の一人娘・アスカの誕生パーティー開幕の一時間前だった。
「少し早かったね。ほら、こっちにおいで。」
素直にカヲルの傍に寄り付くシンジ。
ダブダブのコートが少し動きにくそうで、それでいて少し可愛くて、カヲルは笑みを零した。
「動きにくい?」
フイに赤らんだ頬に手を添えられたシンジは、無意識に一瞬身体を竦ました。
「・・・?あ、もしかして冷たかった?ごめん・・」
「や、あ・違・・うんだ!」
仄かに赤かった頬を、今度は紅に染め上げて。
――熱・・・い。
優しくされるのは、優しくしてくれるのは。母以外、初めてだった。
――へんなの。何だか・・・歯痒い・・。
582 :
1:2005/11/12(土) 15:50:03 ID:???
よお、みんな。
最近忙しくてなかなかこのスレを見られなかったが
いきなりおまいらのボパァァァァVvvvな小説見れてよかったよ。
やっぱりおまいらの小説萌える・・・癒される・・・・。
583 :
233:2005/11/12(土) 16:01:18 ID:???
赤く赤く染まったシンジの頬を見て、カヲルは失敗だったかな・と思う。
もう少し遅く家を出るんだった。そうすれば此処で一時間近く会場開きを待たなくてすんだ。
―でも、どうしようもないじゃないか。あそこに、あの家に彼がいるのが・・・耐えれない。
少しでも早く、遠く、父からシンジを遠ざけたかった。
「・・・ここは、明るいんだね・・・」
カヲルの肩口に、シンジは言った。
「明るい・・?」
「うん。いっぱい明かりがあって、道も凄く綺麗で―・・・。信じられないくらい綺麗。」
仄かに光る街頭を指差して、シンジは見とれるように見渡した。
――ただの路地なのに。
そう言えるシンジに少し驚きながら、道の彼方の闇を見据えた。
「そうだ、まだ少し時間があるから散歩でもしようか。」
唐突に、カヲルが言葉を発した。
「え―あ、え?」
「おいで。」
カヲルはシンジの手を引いて、少し大またで歩きだす。
白い息が、立ち上っては消えていく。
ポケットの中で、小さく何かが揺れる音がした。
584 :
233:2005/11/12(土) 16:21:37 ID:???
「ねぇ、いいの!?時間、とか・・・」
「今はまだ五時三分だよ。ほら。」
ね?とカヲルが時計等のソレを指差した。
「う・・わぁ・・・。光ってる・・・。」
深いオレンジの電飾を施した、大きな時計等。
「此処は公園だよ。何にもないところだけど、ね。」
「―・・・何にもない・・・?嘘。」
くるりとシンジは身を翻し、カヲルに微笑んだ。
「たくさん綺麗なものがあるじゃないか!」
「・・・・そうだね、たくさんある。」
無邪気に笑うシンジに、一瞬カヲルは胸が詰まった。
本来なら、すべてが彼のものだった。この公園も、時計塔も、彼が綺麗だと謳ったものも。
そして、また思う。
今は、彼の総てが自分のモノだと。
――だから、彼の笑みは僕のモノなんだ。
馬鹿馬鹿しい独占欲に、自嘲の笑いが漏れた。
ちらほらと人影が写る。何人かの通行人は自分と同じく、猫を連れていた。
それらは皆美しい容姿をしていたけれど。
誰もシンジのように瞳を輝かせてはいなかった。
585 :
233:2005/11/12(土) 16:36:43 ID:???
「あっれー、渚じゃーん。またもや奇遇!」
突然声がして、カヲルは振り返る。
「奇遇も何も・・・。君だって惣流に呼ばれてるんだろう?」
「まぁね。でもさ、ここで会うのは奇遇だな・ってこと!」
ケンスケはカラカラと笑った。
「―で、例の、ちゃんと持ってきたぞ。だからちゃんと紹介しろよ!約束通りに。」
「ああ、どうも。昼間のデータもかなり役立ったよ。」
そりゃそーだろ、と笑うケンスケは、シンジに目線を移した。
「おー、何だ、お前!何あんな可愛いの連れてんだよ?」
興味津々と近づくケンスケに、シンジは咄嗟にカヲルの腕へと縋った。
構わず首もとに触れると、かちゃりと金属の音が響く。
「首輪?ってことは―・・・。」
ほぉー、と感嘆の声を漏らすケンスケに、カヲルは眉を顰めた。
「おいおい、そんな怖い顔すんなって。別に取って食ったりしないんだからさ。」
―ドコで買ったか、今度教えろ!と耳打つケンスケに、カヲルはハイハイと流した。
586 :
1:2005/11/13(日) 11:32:39 ID:???
>>585 おお!!カヲルが俺の萌えツボに入ってモエーが止まらんVvvv
早く続きみてぇぇぇぇ!!!
>>1様 『ボパァァァ』って何ですか…w
さてさて最近カヲシンSSのサイトを作ったのですが久し振りにエロ投下してきます。いつもマイペースでごめんなさい。
「ちょっと…本当にするつもりなのっ!?」
夕陽の眩しい放課後の空き教室でシンジは怯えた声をあげた。
「当然じゃないか。その為に折角その制服もファーストから借りたんだから」
綾波の制服を纏わされたシンジは、その辺の女子よりも格別に可愛らしかった。
「んっ…ぁ…」
ガタンッ、と机に座らされ性急なキスを求められて身体が傾く。そのままひっくり返らないようにと咄嗟に首に回されたシンジの腕を見てカヲルは嬉しそうに微笑んだ。
「…こういったシチュエーションもいいね」
再び唇を重ねる。誰もいない教室には弾む吐息だけが響いていた。
「ゃだ…っ誰か、きちゃう…」
目の淵に涙を溜めて赤らめた頬でカヲルの身体をやんわりと押し退ける。
「…それは絶対にありえない。大丈夫だよ」
何故か自信満々に答えるカヲルに疑問符を浮かべつつ、スカートから割り入る指に反応してしまう。
「…ぁッ…は、…」
シャツを開かれ平らな胸が露になる。襟元から大きく開かれたシャツに腿まで捲れ上がったスカート…幼さを残しながらも妖艶な雰囲気を醸すシンジにカヲルは息を飲んだ。
「なんか、無理矢理に犯してるみたい…」
590 :
1:2005/11/16(水) 22:51:56 ID:???
>>588 萌えたVvvv
はっ・・・早く続きがみたいVvvvvvv
鼻血が止まらん!!}(´∀`*)/
591 :
若:2005/11/16(水) 23:53:37 ID:MxT2rZuv
私もいつか、投下させてくだされ〜ヽ( ´ ▽ ` )ノ
592 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/16(水) 23:55:32 ID:1ATO+Yrd
>>591 今すぐ投下しろ。今すぐだ!出なければ帰れ!!
・・・・うそ、すぐにじゃなくてもいいから、萌え小説を書いてね。お願い。
前触れもなく剥き出しにされた乳首を甘噛みする。強く吸い付きながら舌先で舐め回すと、すぐにそこは赤く色付くものとなった。
「あっ…あぁ…!」
スカートに忍ばせた指先で下着をずらし、熱くなった陰茎に触れるとシンジはガクガクと膝を震わせた。
「どうしたんだい?そんなに感じて…」
妖艶に笑むカヲルに心が揺れる。シンジは真っ赤な頬と涙に潤む瞳でカヲルを見詰めた。
「…っ…こんなとこで、するから…」
縋るようにカヲルに抱き付き唇を重ねる。シンジは執拗なまでに舌を絡め、自ら片足を机の上に乗せた。
「…もぅどうなってもいい」
カヲル君の意地悪…と零すシンジを更に強く抱き寄せると、カヲルはゆっくりとシンジの屹立した陰茎へ指を這わす。
>>1様
いつもいつも不定期でごめんなさい…なんとか早く話まとめ上げれるよう頑張ります。
>592
ワラタw
>594
スカートエロ杉(*´Д`)
「…ぁあッ…、ん…」指を絡め、扱き上げると先端からは涙が溢れカヲルの指を濡らした。
「興奮しているみたいだね…トロトロだ」
濡れ光る先走りを目の前に見せつけるとシンジは思わず目を背けた。
「あれ。シンジのモノなのに…まぁいいか」
シンジの腰を引き、下着を片足から抜き取る。そのまま膝をついてカヲルはシンジの膝の間に割り入った。
「やぁ…ン…」
目の前にある今にもはち切れそうに膨張したペニスを口に含みながら奥の蕾を指先で刺激する。
ジュプジュプと音を立てて強弱をつけながら吸い付き、たまに先端だけを強く吸う。その度にシンジからは艶めいた嬌声が漏れた。
「ひぃッ…ぁ、あァ…っだ、だめ…」
ほぐすように触れていた指を秘部に突き立てられ、シンジの腰は無意識に揺れていた。
「お願い…っカヲル君、ほしぃ…」
両手でスカートの裾を掴み、限界まで脚を拡げながら懇願するシンジを机に押し倒し、組み敷いてやる。カヲルの理性も限界だった。
「そんな淫靡な格好されたら僕も堪らないな…」
軽く苦笑してカヲルはジッパーをおろしシンジ同様に勃起しきったペニスをシンジの秘部にあてがった。
「濡らしてないから痛かったらごめんよ」
一気に腰を押し進め、最奥で動きを止める。
「ひぁあッ…!」
肉を割り入る感触がカヲルの熱を更に高めた。
「…痛くないかい?」
優しく囁くとシンジはゆっくりと頭を横に振った。
続きは夜また書きます。
ノーパンスカート姿には自ら萌えたw
「気持ちいぃ…カヲルの凄く熱くて、溶けちゃうよぉ…」
シンジから痛みが消えたことを確認すると、カヲルは腰をグッと更に奥に進めて耳元で囁く。
「…そろそろ動くよ?」
激しく抜き挿しを繰り返すと机がガタガタと鳴り、シンジの身体も大きく揺さぶられる。
「あぁっ…あッ…ァん…」
舌を噛みそうな程の律動にシンジの意識がぼやける。
「…っ…シンジ君、立って…?」
一度、身体を離したカヲルはシンジを後ろ向きに机に手をつかせた。
「あッ…んァ…、っ!?」
突然、力強く腕を引っ張られ身体を反転させられる。力の入らない脚で何とか床に立たされると半ば乱暴に背面からカヲルが挿入された。
「ひぁぁ…ッ!あッ…あぁ…」
喰いちぎられそうな程に締め上げられ、カヲルにも限界が近付いた。スピードを速めて深くシンジの中に身を沈めさせる。
「…ん、…出すよ?」
「あ、ァあ…あッ…出してぇ…僕も、ぃく…」
二人同時に果て、シンジはドクドクと注がれるカヲルの熱い奔流をうっとりと感じていた。
───ガタッ…
その瞬間、教室の外から物音がした。
「な、なに…?」
まだ繋がったままの体勢のシンジは不安そうに振り向き、カヲルを見上げる。
「関係ないさ…さぁ、少し休んだら帰ろうか」
動揺も見せず微笑むカヲルを訝しげに思いながらもシンジは身支度を整えた。
『ファーストのやつ…最後にヘマしたな』
大急ぎでシャツのボタン留めるシンジを眺めながらカヲルはぽつりと呟く。
その頃、シンジに貸し出された制服の持ち主である綾波は『見張り代』として二人の情事収めたテープを胸に抱えて、珍しく喜々と家路を辿っていた。
「可愛かったわ、碇君…」
翌日そのテープを高値でカヲルが買い取ったのは言うまでもない。
fin.
久し振りに普通のエロ書きました。なんだかんだ超特急で終わらせちゃったし。
オチは…まぁ流してください(苦笑)
なんか、いつも場所借りて駄文晒してごめんなさい。
宣伝になりますが近いうちに私のSSまとめサイト作ります。よろしければ探してくださいw
603 :
若提督:2005/11/17(木) 13:18:49 ID:9HGB197F
初めてのSS投下、エロはほぼなし!!(;´・3・)〜♪
そのうちサイトの何処かに載せるつもりだった……
ここは鬼畜もOKなんじゃろか?
ぐちゅぐちゅって音が…響いている。好きな人を犠牲にしているこの行為が、ど
うしてこんなに気持ちいいんだろう……。彼はまだ泣いている。やめてって言っ
てる。傷付けているんだ…誰よりも好きな子を…僕が……
ごめんね、僕は醜いね。散々君を傷つけたのに、まだ足りないんだ。まだまだま
だまだまだ足りない。
ごめん……ごめんね、でももっともっと傷ついて。身も心もバラバラになるくら
い、バラバラになって、君をバラバラにした僕以外に抱きしめることができる人
がいなくなるくらい、僕だけに君を頂戴。
僕は君が好きだった。好きで好きで仕方なかったんだ。
ねぇ、今僕を感じてる?今僕で感じてる?
涙をこぼしながら感じる君は、艶っぽい。妙にいやらしい。
君だけなんだ、僕を狂わせるのは。君のせいなんだ、僕が狂ったのは。
僕は君に狂った。狂わされた。そしたら君も僕に狂って。僕の与える快楽にでい
いから、僕の何かに狂ってよ。
解放できない苦しみに、彼が喘ぎ泣く。
604 :
若提督:2005/11/17(木) 13:19:32 ID:9HGB197F
離して」「やめて」「もう許して」「お願いイカセテ」
切羽詰まった哀願。
「死んじゃう」「変になる」「狂っちゃう」
叫びになる懇願。
狂ってしまえばいいんだ、君なんか。僕を愛してくれない君なんか、壊れてしま
えばいい。
バラバラになって、君と言う何百の肉片になるところまで、僕は君を貪り続けたいのだけれど……
鳴き喘ぎ、涙を零して哀願している君が、言葉を失い、力を失って、果てには意識も手放して、僕の人形となる様は、きっとこの世で最も心に響く瞬間。
だけど唯一つ、君の魂が何処かに連れ去られてしまうのだけは、僕は許せない。
だから僕は君を、肉片に変えてしまうことが出来ない。それが悔しくて、少しほっとしている。
ねぇ、君には分かるだろうか?僕のこの狂った心が……
もし分かると言うのならば、君も僕と一緒に狂うべきだ。僕に狂うべきだ。
もし分からないと言うのなら、君の世界全てを奪ってやる。そう、こうして君を嬲って嬲って嬲って、君の全てを犯しつくして、君の体を、精神を、魂も……全て汚して喰ってやる。
僕を狂わして時点で、君はもう僕のもの。君の全ては僕のもの……。
606 :
1:2005/11/17(木) 18:34:01 ID:???
>>604 初めてにしては超上出来!!エロ!!萌え!!
最高だったぜ!!次回作も楽しみにしとくぜ!!
607 :
若提督:2005/11/17(木) 22:01:59 ID:???
もう少ししたらも一本投下して見まふ(^-^)/(((((((((●〜*
608 :
若提督:2005/11/17(木) 23:22:50 ID:???
目を覚ますと鳥かごの中だった。
あんまりに驚いたので目をこすると、手首に銀の輪が填められていて、しかもそこからは銀の鎖がのびている。
我に返れば服もきていない。
こんなことあっていいのだろうか。
眠った時は確かに、今まで見たこともないような綺麗な部屋、大きくてフカフカの綺麗なベッドの上だった。
なのに今僕が感じることの出来るのは、冷たい金属の感触だけで、部屋に敷かれたフサフサの絨毯の上ですらない。鳥かごが置かれているのは眠った部屋と同じ部屋。
まるで中世ヨーロッパの屋敷のような、美しい調度品の設置された広い優美な部屋だった。
客観的に見れば部屋の装飾とこの鳥かごは、かなり絶妙なバランスで絶妙な雰囲気を醸し出し、選んだ人のセンスの良さに改めて驚かされる。
そう、この部屋の美しささえも色褪せてしまう程に美しい、僕の目の前にいる彼のセンス…。
「カヲル…君…?」
「なあに?シンジ君…」
昨日あったばかりの麗人を前に、その名を呼ぶことすら戸惑う僕の名を、彼はまるで旧知の友の名を呼ぶかのように、凛とした美しい声で呼ぶものだから、僕は彼の僕への仕打ちや、現在の自分の状況も忘れて、その声に聞き入ってしまう。
>601
>603
どっちもGJ!
>607
期待してまつ
610 :
若提督:2005/11/17(木) 23:29:25 ID:???
「やはり可愛らしいね。シンジ君は。」
鈴の鳴るような音で、僕を見ながら満足そうに笑う彼は、
やはりお伽話の中の妖精のようで、彼を責める言葉が出しづらい。
「君を見つけた時から、君にはこの籠をと思っていたんだ」
だからもしかしたら、彼がこんなあまりに非常識なことさえ言わなければ、
僕はこの鳥かごの中が僕の居場所だと勘違いしてしまっていたかもしれない。
「な…何を言っているの?カヲル君……」
彼は相変わらずニコニコしていて、
周りの空気には罪悪感や戸惑いといった感情は感じられなかった。
そう、信じらんないことに、
彼は本気で僕を鳥かごの中に閉じ込めることができ、喜びを感じている。
僕を見る目は、まるで追い求めていた蝶を捕まえた採集家のようで、
背筋に走る悪寒を感じずにはいられなかった。
「出して……ここから出してよ……!!」
僕とカヲル君のいる世界を隔てている細い棒に縋り、
必死に訴えるがどこ吹く風。逆に彼を喜ばしてしまう。
「君は姿形のみならず、聴覚でも僕を喜ばせてくれる。」
僕の悲痛な訴えも、彼にとっては心地良い風の囁きなのだ。
「いや、イヤイヤ!!ここから出して!!」
こぼれ落ちる涙も、彼を喜ばす材料に過ぎず、
彼は鉄格子越しに僕の頬に唇を、舌を這わせ、
流れる涙を掬いとっては甘いといって僕の頬を撫でた。
611 :
若提督:2005/11/17(木) 23:43:18 ID:???
鬼畜を書きたいのですが、ここってどこまでOK?
612 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/18(金) 01:56:20 ID:rn5uApR6
613 :
若提督:2005/11/18(金) 02:33:31 ID:???
「君を見つけた時はね、本当に驚いたんだ。
だって僕のテリトリーにはそうそう人は入ってこないし……
久しぶりにかかった獲物は美味しそうな子供だったんだもの……」
その言葉で、僕は彼という存在の意味を思い知らされた。
彼は人間じゃない。だって、だって……
僕の村には古い話が残っている。
遠い昔に聞いた話ではっきりとは覚えていないのだが、
二人の兄妹の話だ。
兄も妹も今は亡き旧家の末裔で、
その昔この地方一帯を治めていた貴族だった。
なのに、二人はこんな辺鄙な片田舎にたった二人ですんでいた。
その理由は二人の容姿にあったらしい。
二人は人並みはずれて美しく、妖しい色気を放っていて、
都で沢山の人をたぶらかしただとか、本家の人間を狂わしただとか……
とにかく二人は実の両親からさえも疎まれて、
たった二人でこの村に送られたらしい。
本当は、この国の帝がその美しい妹に目をつけて、
自分の元に侍らせたいと仰り、
妹のみならず兄にまでその触手を伸ばそうとしたものだから、
兄が妹を連れて逃げてきたというのが真実らしい。
とにかく、二人はこの村で隠れて暮らしていた。
それでも穏やかな時期はそう長くは続かなくて、
とうとう帝にその居場所が知れてしまうときが来て、
帝の軍隊がこの村に押し寄せた。
しかし頑として都に戻ることを拒否した二人に、
帝はとうとう腹を立て、妹を捕らえて
兄の前で犯し生きながらにして野獣に食わせた。
614 :
若提督:2005/11/18(金) 02:35:05 ID:???
>>612 了解しますた。まだちょっと突入するまでに時間かかりますが、思う存分鬼畜ルヨ
615 :
若提督:2005/11/18(金) 02:54:10 ID:???
どうでもいいが、だれかカヲシン小説を探すに適したスレをおしえてくれまいか?
2ch初心者なのでどこに行ったらいいか分からない。゜(゚´Д`゚)゜。ウワーン
>613
おおおお!超GJ!
初心者でこんだけ書けるなんて、うらやましすぎ。
>615
昔難民にカヲシンスレあった気がするが..
とりあえず/ エ / ヴァ / サ / ー / チ / あたりで
探してみてはどうでしょう?
801板のエヴァスレ落ちてるな
618 :
若提督:2005/11/18(金) 12:32:30 ID:???
兄の憎悪は凄まじく、彼は悪鬼となって軍隊を皆殺しにしてしまった。
特に帝は妹の苦しみの何倍もの苦痛を与え、嬲り、食い殺した。
そして自分達を見捨てた旧家と人間に呪いの言葉を吐きながら、
妹の残骸を胸に抱き、山へと消えたという。
それから、その兄の消えた山では人が行方不明になることが相次いだ。
もともと山自体が険しい上に、麓には鬱蒼と生い茂る森があり、
昼でも日の指さないような場所であったから、
人がいなくなることもたまに遭ったのだが、
その回数がどんどん増えたのだ。
三人に二人の割合で行方不明になり、
その人数が6人に5人となった頃になって、
村はその山への出入りを禁止した。
それから何百年とたち、今では子供がそこへ入らないように
との脅し文句として使われる話であったが、
事実、今現在も人がいなくなることがある。
そう、この目の前の美しい人が、
その話に出てくる鬼になった麗人なのだ。
「今までも何人か子供がここにきたこともあるし、
その何倍もの大人がここに入ったけれど、
君ほど可愛く鳴く子はいなかったんだ。
もう一人でいることには飽きたし、
人間の子供を飼うのも面白いかもしれない。」
ああ、この人はいっそ生まれた時から鬼だったと、
そう伝えられていた方が納得のいくような美しい顔で、
そんなに恐ろしいことをさらりと言ってしまうのだろう
619 :
若提督:2005/11/18(金) 12:36:38 ID:???
6年位前……エヴァ黄金期辺りの作家さんたちの作品だから、アーカイブしてもダメだった。
それでもどうしても読みたいって時はどうすればよい?
>618
がんばれ!期待してる
>619
同好の仲間に補完してもらう。そうじゃなければ
アーカイブがだしたエラーの種類によっては見られる可能性がある
出したエラーがRobot txt .. とか block なんたらの場合には
見られる可能性はゼロですが
ほかのエラーなら小技を使えば呼び出せる可能性があり
その辺の関してはエヴァ板のリクスレを参照するといいかも
これ以上は完璧スレ違いになってしまうので沈黙させていただきます
621 :
若提督:2005/11/18(金) 13:31:42 ID:???
>>620 リクスレなりね?本当に有難うございまふ、そちらに行って見まふ。
小説、教えてもらった分きっちり書きまふ。
622 :
若提督:2005/11/18(金) 18:48:55 ID:???
「あ……あ、ああ……いや…いや……だ」
がたがたと震えて泣く僕は、
目も当てられないくらいみっともない顔をしていたはずなのに、
彼はそれですらも喜んだ。
そして鳥篭を開けると僕を目の前へと連れ出した。
「ふふふ、僕から逃げられないようにしなきゃね」
そういって、彼は何も着てない僕の肌に注射器を刺すと、
驚くような速さで中身を注射する。
注入された薬液が血液の流れに乗って体中に回り、
そしてすぐに、僕の体は異変を訴えた。
逃げなくちゃと思うのに体は言うことを聞かず、
膝から力が抜けてガクリと彼の前で跪く。
咄嗟に前に突き出した手は、両方ともカヲル君に捕まって……
態勢を立て直さなくちゃと思っている間にも、次々と体は変化していく。
体全体を包んだ悪寒。
そして直に体の重心、臍の辺りから熱が広がり体全体を蝕んでいく。
カタカタと震える体……その変化に対応しきれず、涙が溢れ頬を伝っていく。
そんな涙ですら、冷たいと感じてしまうほど、
僕の体は熱を孕んでいた。
誰かこれでもかという程凄い鬼畜書いておくれ……水●泉みたいなやつ……
人体切断とかでよければ・・・・書きますよ。>鬼畜
手足切断みたいなやつがよければ、それで書きますよん>鬼畜
あれ、失敗してたやつが届いていた。
痛いカキコを2回もごめんなさい・・・・。
人体切断はさすがにこあい((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
負けましたorz
剃毛とかボデイピアスぐらいなら妄想したことありますが
さすがに人体切断は....((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
自分も負けましたorz
ボディーピアスはイイネc⌒っ*゚д゚)っφ メモメモ...
痛くてこあい
>>624ですがちょっと多い流血くらいならOKですか??
それで、腹を裂くとかはしません。バデーは美しいままで・・・。
手足切断ではなくて、手足緊縛ぐらいがヨロシ ( ̄m ̄*)V
鬼畜って言うとそっち(手足切断系)の方がイメージ強いか……
流血……バデー綺麗ならヨシ ( ̄m ̄*)V……と思いますが?
633 :
若提督:2005/11/18(金) 23:22:22 ID:???
最近精通を覚えたばかりの幼いペニスでさえも起たせてしまうほどの強烈な快感。
それが熱の正体だった。幾度か経験したことのある男性器の変化に、
僕は咄嗟に両手を伸ばそうとした。
しかし、その手はカヲル君の手によって阻まれる。
「ダメだよ。飼い主の許可なしに粗相をしようとしちゃ。
こんな悪い手は縛ってしまおうね」
体を蝕む熱に苦しむ僕に、彼は笑いながらそういって、
僕の両手を後手に拘束しなおしてしまった。
手枷についた鎖の距離は微妙で、
痛いほどに起ち上がって主張をしている自身には、
あと少しというところで届かない。
「いやだっ、いやだぁぁ!!助けてっ、たすけてぇ!!!」
絨毯に転がり足をばたつかせる僕を見ながら、
彼はソファに座り満足げに足を組んでいた。
「いいね、その声も……もう少し僕を楽しませておくれよ」
彼は頬杖をつくとそのまま目を瞑り僕の声を聞くことに集中し始めてしまった。
放って置かれる僕は、薬のせいで神経を焼かれるような快感に苛まれ続け、
徐々にそのあるかないかも分からないような理性を崩されていってしまう。
634 :
若提督:2005/11/19(土) 00:40:54 ID:???
>>624 ただ虐めてるだけじゃないですよね?萌えもあるですよね??(ちょっと必死)
人体切断なんて話が出てますがカニバリズムとかもNG?
愛しすぎて愛撫中に噛み付いたまま皮膚ごと喰いちぎったり…。
そうゆうの好きですが。
636 :
1:2005/11/19(土) 12:48:51 ID:???
こん、最近忙しくてこのスレ見る機会が少なかった1だ。
このスレも気づかない内に600逝ってますた、おめ。
これもおまいらのおかげです、これからもよろしくな。
ところで次は700スレを目指すわけだが、もし700スレ突破した際は
700スレ突破記念小説を書いてくれないか?
設定は何でもOK!!カヲシンでよければよし!!ばっちこーい
ごめ、グロ系は苦手…。
だが自分はスルーするので気にしないで書いてくれ。
638 :
233:2005/11/19(土) 15:04:45 ID:???
「シンジ君、今日は何の日だか解る?」
「秋の日の平日。」
けろりと答えるシンジにカヲルは少しばかり口角を引き攣り上がらせた。
「いや、それ以外でさ。」
「……秋晴れの日…とか。」
「〜〜っ!解ったよ、正直に言う…。今日は僕の誕生日なんだよね…」
「……へぇ〜…。」
「と、言うことで」
はい、と掌をシンジに突き出すカヲルに、シンジはキョトンと返した。
「何この手?」
「だ〜か〜ら〜!!」
痺れを切らした様にカヲルは立ち上がると、どたどたと自らの鞄をひっくり返した。
639 :
233:2005/11/19(土) 15:16:21 ID:???
「何これ…。」
出て来たのは、赤やピンクで彩られた小さな箱や包み。
「学校で貰った。見ず知らずの子達からね。」
当然、シンジも用意しているのだろう・と言った顔でカヲルは言った。
「へ〜〜…。こんな一杯貰ったんだ。じゃあ僕の要らないだろ」
不機嫌な声でシンジはカヲルに返す。
「要る。要るから!」
「こんなけ一杯貰ったんなら要らないだろ!欲張るな!」
「あ〜!もぅ!だから、君のが欲しいの!」
「だったらそんなに一杯受け取って来ないでよ!馬鹿!」
まるで喧嘩のような会話が過ぎた。しばし沈黙が走る。
「…」
「…」
640 :
233:2005/11/19(土) 15:31:14 ID:???
「はい…。これ。」
カサリとシンジは青い包装紙に包まったソレを差し出した。
「……ん。」
気まずい空気の中、カヲルはそれを右手で受け取る。
「多分、女の子達の方がいい品物選んでると思う…。期待しない方がいいよ。」
「…用意しといてくれたんだ…。」
「…うん。一応ね。」
「何ですぐ渡してくんなかったの?」
よく掴め無い声でカヲルが問うた。
「…だって君が、誰彼構わず受け取ってるんだもん」
「…僕は君のが一番欲しいんだけど。…何時でも。」
「……馬鹿。」
641 :
233:2005/11/19(土) 15:42:41 ID:???
カヲルから視線を外してシンジは俯いている。
耳が熱そうな色に染まっていた。
「……シンジ君。」
カヲルはシンジからのプレゼントを眺めながら、口を開いた。
「……何さ。」
照れ隠しからか、シンジね口調は尖っている。
「うん、その…どうも有難う。」
構わず続けると、一層シンジは深く俯いて言った。
「……うん。おめでと、う。」
あんまり可愛かったので額に口付けようとした、ら。
パチン、とカヲルはデコピンをシンジから喰らった。
「痛いんだけど…」
「き、き、君は!何時もイキナリ!何すんだ!」
何って、何だろう。
642 :
233:2005/11/19(土) 15:56:32 ID:???
「何って…キス?」
額にだけど、と小さく付け加える。
「!!平然と答えるな!」
シンジは更に顔を赤く染めて言い詰めた。
「君、イチイチ大袈裟過ぎるんじゃないの?」
たかがキス。されどキス。
「君が無神経過ぎるだけだよ!」
怒ったように反論した後、少し落ち着いた様にしてシンジは言う。
「…心の準備ってのがあるじゃないか、もう…」
「じゃあ、いつその準備が出来るワケ?」
不機嫌にカヲルが聞くと、またシンジは少し怒った様に、照れる様に答えた。
「そういう所が無神経なの、馬鹿!」と。
曰く、無神経な少年Kの誕生日。
643 :
233:2005/11/19(土) 16:00:26 ID:???
らっぱり貞カヲシンは書いてて楽しいですなぁ。
って言っても、頭の悪さ丸だしな文章なんですけど…。
グロ…、が、頑張って下せえ!!
645 :
1:2005/11/19(土) 18:50:29 ID:???
>>644 ハァハァ止まらんかったVvvvvv萌え小説ゴチ!!
話題がでている鬼畜小説も早くみたいなー・・。
楽しみにしてるぞ、みんな。
646 :
若提督:2005/11/19(土) 23:43:09 ID:???
上のような鬼畜ではないが、我も頑張る!!
647 :
若提督:2005/11/19(土) 23:46:22 ID:???
彼は片方の目だけを開け、その紅い瞳で僕を見ると、
遊んでいるのか本気なのか分からない口調で、
僕にとんでもない注文をつけてきた。
「その可愛い口から言ってごらん?僕はご主人様の玩具です…と」
そんな中ですら微かながら健在の理性は、
快楽に飲まれそうになりながらも首を縦には振らない。
それは僕の、ささやかなプライドのなせる業で、
そしてそれによって僕はさらに苦しむ。
「それなら何もしてあげない。
もう少しそこで、その可愛い声で鳴いているといい。
君は僕のカナリアなのだからね」
クスリと笑い、また瞳を閉じてしまう彼に、
僕の体の方はとうの昔に降伏していて……
「いや……いやだぁ」
と、意志とは無関係に言葉が口から滑り出していた。
何がイヤなのか尋ねられていたら、答えることなどできなかっただろう。
ただ、僕は幼さ故に溜められた快感の吐き出し方すらも知らず、
自分に与えられている仕打ちに泣きじゃくるしかなかった。
648 :
若提督:2005/11/20(日) 13:38:55 ID:???
そんな僕を、彼はその両目を開け、あの優しげな笑みのまま、
じっと見ているのだ。僕が彼に堕ちる瞬間がそう遠くないことで、
確実なことだとわかっていたから。
そして、薬によって狂わされていく思考は、
確実に僕の理性を食らっていて、
もはや拒絶など形だけのモノになっていた。
「こんなに小さいモノをこんなにして、苦しいだろう?」
「きゃうぅぅぅ!!」
そういって初めて、カヲル君は僕にふれた。
カヲル君の足が僕の情けなく立ち上がっていたペニスを踏んだのだ。
「フフフ、これでもまだ楽になれない。可愛いね、シンジ君」
「ひんっ…ひぃん、はっあぁ!」
カヲル君の足が動く度に、女の子のような情けない声が響く。
そしてまた、強烈な快楽により、僕の理性はどんどんと溶かされていく。
「踏まれて感じているの?随分と淫乱なカナリアだね、君は」
649 :
若提督:2005/11/20(日) 14:05:47 ID:???
「ひぃやっぁ…ぁぁあ!!くひゃっぁぁぁあああ!!!!」
立ち上がり、僕を踏みつける彼の、その見下したような、
蔑む様な視線と、屈辱的な言葉にさえも、
僕の狂わされた神経は焼けるような感覚と共に、
脳が処理しきれないような快楽を見出し、
そして僕の体は大きく仰け反り、
今日一回目の欲望を彼の足の下で吐き出した。
「イってしまったのかい?主人の足を汚すだなんて…悪い子だね」
そういって、彼が自分の足を軽く持ち上げると、
ネチャッと水音がして、僕のペニスと彼の足の間に僕の体液の架かった。
「汚れてしまったよ…シンジ君、綺麗にして」
彼は僕の口元に、僕の精液にまみれた足を寄せた。
自分の体液にまみれたそれは、やはり彼のものであるためか、
彼を形作る一部として相応しいほどに形が綺麗で……
思わずその足の指一本一本に見とれてしまう。
これが彼の恐ろしさなのだろうか?
その美しさで人を誘惑しダメにしてしまう。
そして自分の虜にして……物語の中の帝が狂ったのも、
この彼の美しさのせいではないのかと思う。
彼の足を前にして、どうしていいのか想像もできなかった僕は、
ただ阿呆のようにその足に見入っていた。
「どうしたの?早くしておくれよ」
650 :
若提督:2005/11/20(日) 14:06:32 ID:???
彼は焦れたようにそういって、
親指で軽く僕の唇を撫でるとそのまま指を口の中に侵入させてきた。
途端に口の中に広がる青臭い臭い。
あまりの不快感に、咄嗟に侵入してきた足の指に噛み付いてしまった。
「っつ!」
小さく呻いた彼の声と共に、
部屋の温度が一気に下がった……気がする……
なんか、さっきまではこう…
異常な自体ではあったけれどこんな…
こんな冷たくて怖い空気はなかった。
いきなり、カヲル君の空気が変わった?
「……あ…あ……」
恐る恐る、カヲル君の顔を窺い後悔した。
冷たい冷たい笑顔。それは先程の様なふざけたようなものではなくて……
少し長い前髪が顔に影をつくっていて、それがやけに僕の恐怖を煽る。
氷の手に心臓を鷲掴みにされたような、そんな錯覚。
「言うことの聞けない悪い子には、お仕置きと躾が必要だよね」
いやん、テラモエス(´д`*)
>>646さん(名前で呼びたいけど読めない)の作風も好きです。鬼畜最高。
さて700レス記念ですが私はパラレルを
>>1様に送ろうと思いまして。
カヲル→ホスト・シンジ→客
こんなありえない設定は如何ですかね?
入院中の身なのでUPは少し遅れるかと思いますが…。頑張って書きます!!
2ちゃんの中でこんなに気合が入った誘い受けが見えるだなんて!!
653 :
若提督:2005/11/20(日) 17:31:27 ID:???
>>651さん 鬼畜でお願いしますヽ( ´ ▽ ` )ノ
カヲルホストバッチコイ!!!
名前は「ワカテイトク」です元ネタはあります。こじつけに過ぎませんが…
入院!?お体お気をつけて……早く元気になられるよう、元気の出る鬼畜を
お送りするよう勤めますね。
>>若提督サマ
…漢字あってるかな?
早速ホストネタ取り掛かってますよ!!マターリ点滴しながら鬼畜カヲシンに励みます(`∀`*)
655 :
1:2005/11/20(日) 19:37:29 ID:???
鬼畜萌え!!
おまいらがんばれ!!}(`д´)/
656 :
若提督:2005/11/20(日) 20:11:10 ID:???
>>1様 テストなので次の更新は明日の夜になってしまうかもですが、
頑張ります。
>>妃咲様、お互い頑張りませう!!
657 :
1:2005/11/21(月) 17:00:54 ID:???
>>651 了解!!期待してるぞ!!姫咲!!
>>656 分かった、テストがんばれよ!!萌え小説いつでも待ってる!!若提督!!
1よ、メール欄にsageって入れてみ?上がらないから。
659 :
若提督:2005/11/21(月) 23:31:34 ID:???
窓一つない、むき出しのコンクリートの部屋。
カヲルの屋敷の地下室にシンジはいた。
両手を後ろ手に縛られ、両肩を地面につき、
腰だけを高く掲げる格好で、後孔に細いバイブを挿され、
ペニスをリングによって止められ、解放を許されない状態……
もうかれこれ二時間は経過しているのではないだろうか。
絶妙な強さで締められているペニスからは、
先走りの透明な液だけが、たらたらと零れ落ち小さな水溜りをつくっていた。
「はひっ…はひぃっ……も、もぉ許してぇ……」
永延と続く快楽の地獄。既に解放の快感を知ってしまっているシンジの体には、
ことさらに響く苦しみ。そして、薬によって増大される悦楽……
何もかもが幼いシンジの精神をぐずぐずに溶かしていく。
「もう、おわりなのかい?」
目の前で、やはり椅子に座ってシンジを楽しそうに見つめるカヲルが声を掛けると、
シンジは快楽に濡れた瞳で、回らぬ舌で哀願する。
「おちんちっ…が……溶けちゃ…ぁ…たすけ……てぇ」
両足は、一本の鉄の棒の両端に繋がれていて、
強制的に広げられたところから、
それ以上広げることも閉じることも出来ない。
そこから身動きをとることさえ、ほとんど出来ないのだ。
GJGJ!!期待しとります(*´Д`)ハァハァ
初めてお邪魔させていただきます。
ぬるすぎ、庵カヲシン。 エロも何もないです。
風呂場のシーンから部屋のシーンの間の脳内妄想。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
彼が、ふるりと身を震わせる。体が冷えてしまったのだろうか。
「っくしゅ!」
続けて今度は小さいくしゃみ。
「ぐしゅ、冷えちゃったのかな」
鼻元を拭うようにしてから、彼ははにかんだ。 風呂場からあがった後、
彼は着替えを見られるのを恥ずかしがって 体をよく拭きもしないで服を着ていたから。
「っふふ、おかしいね。だから、もっと丁寧に拭いた方がいいと言ったのに」
「それって、自業自得だって言いたいの、カヲル君?」
口を尖らせて彼は僕を睨んだ。勿論、その目に憎しみの色はない。
寧ろ、見て取れるのは親しみ。それが僕の思い込みでないのなら。
「カヲル君がゆっくり着替えすぎなんだよ・・・・。しかも堂々と。」
「裸ならお互い風呂場で見たじゃないか。何を恥ずかしがるんだい?」
そういうと彼は火照ってピンクになっていた頬を、更に赤くした。
「だっ、だって、カヲル君が・・・んな・・好・・とか・・・言うから・・・」
彼なりに反論したようだが、最後のほうは全く聞き取れず、 彼が吐く息と一緒に上に上って
消えてしまった。 寒さと、何やら反論できないのとで縮こまった彼の肩に、僕は右腕を回し引き寄せる。
瞬間、彼は僕の腕の中でオーバーに飛び上がった。
「・・・!!カヲル君、いきなり、何・・・」
しどろもどろで問いかけてくる。
「だってこの方が暖かいだろう?」
ただ暖を取るためだけの行動。それ以上の他意はない。
そう言わないばかりのあっけらかんとした口調で答えると、
「そ・・・そうだね。」
彼は焦ったように無理やり納得して黙ってしまった。
風呂場で手を重ねたときも、彼は反応こそすれ、拒否しなかった。
いや・・・拒否するのが怖いのだろう?君を受け入れる意思を示した僕を。
彼は、僕の帰りを待っていた。
彼は、シャワーについていくという僕の誘いを断らなかった。
「・・・・・ねぇ、カヲル君」
あぁ、君はなんて素直なんだろう。
「今日さ、あの・・・・・・めて・・泊・・めてもらっちゃ・・・駄目、かな」
たぶん、今、僕は今までに無いほど優しい表情をしていると自分で思う。
「もちろんだよ、シンジ君。」
彼の顔がぱっと明るくなるのを見て、そのすっかり気をゆるしきった笑顔に、
僕はたぶん、僕がここに生まれた分だけの意味を見たような気がした。
―――僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない。
663 :
若提督:2005/11/22(火) 23:27:13 ID:???
「少しは反省したのかな?」
俯き、涙を零し喘ぎ続けるシンジの目の前に跪き、
カヲルはその汗に濡れた前髪を掴むと無理矢理に自分の方を向けさせた。
「あぅぅ……」
ギリギリと引っ張りあげられる前髪。その鈍い痛みと、
そして絶え間なく与え続けられる快楽に、シンジは呻いた。
「どうなの?反省したの?しないの?」
カヲルの言葉にシンジは髪をつかまれたまま、
ガクガクと首を縦に振った。
そのシンジの首の動きにあわせてぱらぱらと、
シンジの涙や汗が床に落ち染みを作る。
「ふうん…じゃぁ、態度で証明して見せて。」
そういってカヲルが手を離し、
シンジの顔は地面へと吸い寄せられ、
例に漏れず床に額を打ち付けた。
その痛みに呻くシンジの目の前には、
先程噛み付いたカヲルの足……。
シンジはもう、逆らうことは考えずに、
素直に首を伸ばしその美しい指一本一本に丁寧に舌を這わせていった。
まるで、子猫がミルクを舐めていくような舌使いで、
自分の、既に乾いてしまっている精液のついた指を、
快感で頬を染めながら、とろんとした目で一心に舐める。
そんなシンジの姿は、
カヲルでなくても欲情することを禁じえなかっただろう。
嗜虐心を煽りまくるこの、久しぶりの可愛い獲物……
(どうシツケテあげようかね……)
自分の足を舐めるシンジを見ながら、
カヲルが邪悪な笑みを浮かべたことを、シンジは知らなかった。
『いらっしゃいませ!!』
活気のいい男達の声が店内に響く。
シンジはカウンター横で手渡された温かいお絞りで冷えた手を暖めながら奥の方の席へと通された。
「おはよう。待ってたよ」
柔らかなソファに腰を降ろしたのと同時にカヲルが隣に座りニッコリと微笑む。
「…薄めでよかったんだったよね?」
手慣れた手付きでクリスタルボトルをグラスに注ぎ酒を作るカヲルの姿にシンジはつい見惚れていた。
「はい、どうぞ」
そっとグラスを手渡され、受け取ったグラスをコースターに載せる。
「ありがと」
二人でグラスを傾け、見詰め合う。
『乾杯♪』
ホストクラブ〈eve〉
そう、僕はこの店に通い始めて半年が経とうとしている。
カヲルとの出逢いの場所はコンビニ。いきなり声を掛けられた。
『───少しの時間でもいい。君と同じ空間で同じ時間を過ごしたい。』
突然の出来事に躊いつつも、導かれるまま気付けばカヲルの店の中にいた。
カヲルはeveのNo.1。
いつも女の子に囲まれてニコニコとしている。
…何をしても僕だけのものにはならない、手の届かない人。
だけど、こうしてお金を出せば数時間でもカヲル君は僕を見てくれる。
だから僕はこの店に通い続けていた。
「シンジ君、明日ね…休みなんだけど何処か行かないかい?」
耳元で小さく囁かれた言葉にシンジは目を丸くした。
「…え?いいの?」
そう。大勢の客を持つカヲルにプライベートで誘われるのは初めてのことだった。
「うん。僕の家、来てみる?」
シンジは瞳を輝かせて大きく頷いた。
「うんっ」
さぁ700記念企画ホストカヲル始まりました!!
eveの渚カヲル…実在するしねw
e→veセカンドインパクトの代表だっけ。
また夜にでも続きで『ホストカヲル・自宅でシンジを調教編』書きます。
667 :
若提督:2005/11/23(水) 13:58:12 ID:???
>>661 ほのぼのカヲシン……大好きvvv
待っていたよ妃咲さん(笑)何気に666……シンジのぞろ目ですね…
自宅調教バザーイ!!!めちゃくちゃ楽しみにしております〜〜vvv
お体に障らないよう気をつけながらお書きくださいね。
668 :
1:2005/11/23(水) 19:36:57 ID:???
ハァハァ最高!!
カヲシンエロ発動!!おまいらがんがれ!!}(゜∀゜*)/
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
シンジ シンジ シン シン シ〜ンジ (ホッ!ハッ!)
使徒が踊るよ シ〜ンジ アスカでヌく〜よ シ〜ンジ
シンジ、シンジ、シンジと仲間達! (ホッ!)
チムポを立てろ〜〜〜 ホッホッホ〜! ホッホッホ〜〜〜!
阿呆たちがついて来る〜 〜〜 ♪
反則OK シ〜ンジ タイガージェットだ シ〜ンジ
シンジ、シンジ、シンジと仲間達 ♪
670 :
若提督:2005/11/24(木) 00:22:03 ID:???
「やはり乾いてしまった分、随分と舐め取るのに時間が掛かったね。」
30分後ひんひんと子犬のような声を上げて啜り泣くシンジに、
カヲルは優しく声を掛けてやる。
優しい青年のようなカヲル。
一見すると本当に、自分にこんな酷い仕打ちを与えるような、
魔物に近い存在だなんて思えないのに……
カヲルの言葉と共に、一瞬にして煙のように消えてしまった手足の戒めに、
そのことを強く実感させられる。
「どうしたの?楽になりたいんだよね?
それだったら僕がさっき君にどうすれば楽になれるか、教えてあげただろう?」
その言葉に、シンジは震える唇からかすれた声を絞り出す。
「…ぁ…ぁ、たす…けてく、ださ…い……ごしゅ、じ…さまぁ」
そういって、シンジは二時間半も拘束され続け、
悲鳴を上げている両手足を、必死になって動かしてカヲルの足に縋りついた。
両の黒い大きな瞳から涙を零し、
口の端から垂れる涎も既に気にしている余裕がないほどに、
シンジは快楽に憑かれていた。
若提督さんの小説かなり(´Д`;)ハァハァ
鬼畜最高
672 :
若提督:2005/11/24(木) 12:34:42 ID:???
>>671さん、有難う。君は、君はいい人だぁ〜〜(ちゅどーん)
続きマダ━(・∀・)ワクワク
ひそかに磊さんの小説最高と言ってみる(´∀`*)
では、私もひそかに233さんと雨宮さんの小説最高と言ってみる(´∀`*)
676 :
1:2005/11/24(木) 22:33:26 ID:???
おまいら最高!!
萌えたぁぁぁぁぁぁ!!(゚∀゚)
677 :
若提督:2005/11/24(木) 23:34:24 ID:???
おしゃぶり、おねだり、羞恥、痛み、絶対的な服従心……
教えることはまだまだ沢山ある。焦らされる快感というのも、
絶対に教えなければならないことの一つ。
この子はきっといいペットになる。そう、ペットと言う名の生き人形に。
足に縋り震えながら哀願してくるシンジを抱えあげて、
カヲルは部屋を移動した。質素ながら何でもそろえてある、
カヲル自身の部屋に。
「足を立てて大きく開いて……僕に君のはしたない所を良く見せてごらん?」
カヲルの言葉に、シンジは足を大きく開き全てをカヲルの前に曝け出す。
痛々しく屹立したまま、解放を許されないペニスに、
カヲルの指ほどの細さのバイブを咥え込んだ後孔。
そこは、ペニスから流れてくるシンジの体液のせいで、
ドロドロになっていた。
「流石にゆっくりと慣らしていかないと、
君に痛い思いをさせてしまうからね……
こちらはまた今度にとっておこうか……」
くちゅり、と音を立てて、シンジの後孔に指を侵入させ軽くかき回してやる。
たったそれだけで、シンジの体はぴくぴくと反応を返す。
「うわ、淫乱だな。これならそんなに時間かけなくてもすぐにここでイケるようになるね……」
「ひんっひぃっ……おねが……しま、す…もぉ、苛めな、いで……」
679 :
若提督:2005/11/25(金) 01:24:16 ID:???
楽しみ!みたいな
>679
ワクワクしてテカテカしちゃうらしいよ
自分もワクテカしてますw
〜〜〜♪♪
夕方、カヲルからの着信で目を覚ましたシンジは慌てて携帯を手探りに掴み、通話ボタンを押した。
『おはよう、シンジ君』
少し掠れた声は寝起きであることが窺えた。
「…、っ…おはよ」
シンジも寝起きの掠れ声で返事をする。
『寝てた?起こしちゃったかな…?』
「うぅんっ!!大丈夫だよ」
電話越しにも関わらず、シンジは手振りをしながらカヲルに気を遣わせないようにとそれを否定した。
『そっか。…どうする?昨夜うちに来るって話してたけど、来れそう?』
「うん。絶対行く。あと昨日はごめんね。アフター誘ってくれたのに眠いって断っちゃって…」
『いいよ。ちゃんと睡眠はとらないとね。』
「とりあえず今から支度して…」
『じゃあ、店の近くまで迎えに行くよ。駅に着いたら連絡ちょうだい?』
「わかった。2時間くらいかかるけど大丈夫?」
『平気だよ。じゃあ楽しみに待ってる。後でね』
「うん、また後で」
耳が熱い。カヲル君の囁くような声がまだ焼き付いてて、僕は携帯を握り締めたまま暫く動けなかった。
大急ぎで身支度を整えて電車に乗ってプラットホームからリダイヤルで通話ボタンを押す。
数秒間の呼び出しに胸がドキドキする。
早く声が聴きたい。でもカヲル君本人にもうすぐ逢える…
『──シンジ君?着いた?』
「うん。今から改札出るから近くまで行ったらまた電話してもいい?」
『わかったよ。じゃあ僕もそろそろ家を出るからね』
終話ボタンを押すとシンジは足早に改札を抜けてカヲルの勤める店の方向へと向かった。
「ぁ…。カヲル君っ」
店の斜め向かいにあるコンビニの前にカヲルは立っていた。
「待たせちゃった…?」
息を切らせながらシンジは申し訳なさそうに問い掛ける。
「そんなことないよ。僕も着いたばっかりだから。それより早く行こう?」
笑顔でシンジの手を取り、カヲルは歩き出した。
店から歩いて5分もかからないうちに小綺麗なマンションの前でカヲルは立ち止まる。
「部屋、あんまり綺麗じゃないけど…」
手早く暗証番号を押しオートロックのドアが開く。
3階建ての真新しいマンションの階段をひとつ昇り、ポケットから出したキーケースで部屋の鍵を開ける。
「どうぞ」
恐らくデザイナーズマンションであろうその部屋のドアを開くと、口元だけを微笑ませてシンジを中へと招き入れた。
「うわぁ…全然キレイだよ」
特に大きな家具もない10畳程度のワンルーム。少々殺風景ではあるが、壁一面が窓になった白い部屋にシンジは声を上げた。
「何もないでしょ。余計なものを置くのが嫌でさ」
これくらいの広さのが落ち着くんだ…と言いながらカヲルはベッドに腰掛けてシンジを抱き寄せる。
ペース激遅でごめんなさい…もう少しでエロ突入します。
若提督サマのSSには私もwktkです(´д`*)
687 :
若提督:2005/11/25(金) 11:37:54 ID:???
>>679、681、682、.。゚+.(*'ω'*)。+.゚。.感激でふ。頑張りまふ。
>>妃咲さん、更新お待ちしておりましたよ〜〜。妃咲さんの鬼畜エロのみを楽しみに
私は頑張っておりますので……。妃咲さんはご自分のペースでゆっくりと更新してくだされヽ( ´ ▽ ` )ノ
688 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/25(金) 11:39:56 ID:4H0D9aO6
皆様オススメのカヲシンサイトとかありますか?ありましたら教えてほしいです
。シンカヲも最近いいですね。私文才無いので書きがたいんですが…
>>若提督
そんな…!!感激です。鬼畜エロ頑張ります!!
若提督サマの続きも楽しみに待ってますね(・∀・)
>>688 私も知りたいです><
携帯房なので携帯からも見れるところ、オススメあったら教えてください(*`∀`人
ついでに宣伝。私がココに投下したSSをまとめてみました。
いろいろ飾りたいけどまだ時間なかなかなくて…簡素なものですがよければ覗いてやってください。
http://xmbs.jp/blackgate/
シンカヲは…ちょっと…パス…
まぁ個人的意見なんだけど。エ/ヴァ/サ/ーチあたりにいいサイトあるっぽい
昔からやってる人はエ/ヴァ/サ/ーチには殆どいないので、その辺は少し、
ネットサーフィンして探した方が良いと思います。
私が知ってるだけで3つ程、素敵小説サイト様がエ/ヴァ/サ/ーチ未登録です。
ここではちょっと……名前も出せませんが、私ごときが紹介するのもあれなんですが……
ちょっとヒントに、エ/ヴァ/サ/ーチの中でシンカヲでもヒットする大手サイト様があって、
そのサイト様のリンクに辿りつければ、エヴァ黄金期の雰囲気を愉しむことが少しは出来ます。
頑張って探してみてください。
とシンカヲ系メインでも相互リンクでカヲシンサイトとリンクしてる所も
あるから苦手でもリンクだけでもチェックするといいかもしれません。
(このジャンル他ノジャンルよりCPへのこだわりが薄い人が多い気がする
のは気のせいでしょうか?)
>989
サイト設立おめ
でもこっちにもたまには萌え燃料投下してくださいね。
>687
ハアハアしながら続きまってます。
>>692 恐らくそれはカヲル君のせいかと……シンジは総受けのはずなんだけど、
カヲル君も受けの色香を持っているので、どうもシンカヲベースで精神的にはカヲル攻め
というのが、シンカヲには多いかもしれませんね。
なんせ他のカプだとカヲル受け率もかなり高いし……
レス番間違えた
>989 じゃなくて >689 です。
ロンギヌスの槍で刺されて逝ってきます。OTZ
695 :
若提督:2005/11/25(金) 21:35:26 ID:???
妃咲さんページ設立おめでとうございまふ。
是非お友達になってもらいたいですわぁヽ( ´ ▽ ` )ノ
小説に関してはもう、私のHPにスカウトしたいくらいでフ。
ぎゃあっ!とあるカヲシンサイト様がぁ…。・゚・(ノД`)・゚・。
若提督さんのサイトぉぉ〜〜!?Σ(゚д゚;;)
い、行きたい行きたい!!(´Д`;)ハァハァ
もしかしたら知ってるサイトかもしれない >若提督のサイト
699 :
若提督:2005/11/25(金) 22:38:26 ID:???
>>696 どうしたんですか!??何があったとですか???
>>697 裏サイトではないのでエロはありませんぞ……w
>>698 う〜ん、それは困った……。ここは一つこれで黙っておいては…((((( ^-)_◎ドーナツどうぞ
700 :
若提督:2005/11/25(金) 22:45:48 ID:???
本当は飼うのなら女の子の方がいいんではないかとずっと思っていた。
何せ簡単に快楽に沈めることが出来るし、もともと体の構造だって違う。
でも、何かが足りないと、
ずっとずっと色んな女の子をこの館に導いてきて思っていた。
そう、彼女らには慎みが足りない。
すぐに僕の容姿に夢中になって、言うことを聞くし簡単に足を開く。
すぐに忠実な僕になってしまう。
その点この子は男の子だ。
好みの容姿に好みの性格をしていて、
さらに男ということで簡単には足を開けない。
これがいい。これでなくては嬲り甲斐もないというもの。
うつ伏せにしてのしかかるようにして、
彼の薄い胸板に腕を通して無理矢理体を持ち上げ。
四つん這いの態勢をとらせる。
そして、先程から彼が切望している解放を与えるために、
リングを弛めてやる。そして、目の前にある彼の耳朶に舌を這わせ、
ねっとりと舐めあげながら、軽くペニスを扱き、
先端に爪を捩じ込んで痛みと快感を直結させる。
701 :
若提督:2005/11/25(金) 22:56:13 ID:???
>>696 エ/ヴァ/サ/ーチのカヲシンサイトの数が減ってる?もしかして、
何処か閉鎖されましたか?
オマイラ悲しいのはわかるが、ここに書くのはサイト晒してるのと同じですよ。
閉鎖したサイトとはいえ、特定できる書き方は止めた方がいいよ。
703 :
若提督:2005/11/25(金) 23:21:59 ID:???
ただ其れだけの事で彼のペニスからは精液が溢れ出す。
しかしやはりそれだけでは満足できず、絶頂の最中にいる彼の、
震えながら精液を零しているペニスを、これでもかというほど刺激し続けた。
勿論乱暴にはせず、純粋に快楽のみを送り続ける。
「ひっきゃひぃぃ!!ぃやぁ…ひやぁぁぁ!!!」
あまりに長く、薬を打った上に放置しすぎたせいか、
彼のペニスはまるで壊れた蛇口のように、僕の与える快感に、
搾り取られるようにして、たらたらと精液を零し続ける。
これがいきっぱなしという状態か……。
「イや…!!も、もう許し……もう…いきたく、なッ!!ふぁぁぁっふっぐぅ!!!」
彼の叫びは耳に心地良い。だからこそ、色々な悪戯をして色々な聞き方をしてみたくなる。
彼の大きく開かれ、絶叫を迸らせていた口の中に指を侵入させ、咥内を掻き回してやる。
彼の唾液が僕の指を伝い幾筋もの軌跡を作りながら、シーツに染みを広げていく。
シーツの上、半分宙に体を浮かせた状態でありながら、
彼の腕はシーツを掻き分けて逃げようとする。
かと思えば、しっかりとシーツを掴んでいたり……。
「逃げたいの?可哀想に……そんなこと無理なのにね。」
だんだんと抵抗の鈍くなる彼の体に覆いかぶさったまま、
彼に聞こえてなんかいないことを承知で呟く。
「一度鳥篭の中に入れられた鳥は、もう二度と、
自由に空なんか飛べないんだよ。」
ただ空を眺めて鳴くだけさ。
そう、君はこれから空を見て、そしてそこに戻れない自分を哀れんで、
僕のために啼けばいい。僕は君を手放す気など、毛頭無くなってしまったのだからね。
>>若提督サマ
HP見たい…是非メルくださいと言ってみるw
てゆうか若提督サマのエロ萌え過ぎる…(´д`*)ハァハァ
705 :
若提督:2005/11/25(金) 23:33:53 ID:???
>>702 確かに……これ以上は聞かないようにしまふ。
う〜ん、上は続いた方がいいのでしょうか……鬼畜書くって言っても、
これじゃ鬼畜のうちには入らないような気がしないでもないでもないんですが……
このまま書き続けると、確実に長編になってしまう……
706 :
若提督:2005/11/25(金) 23:41:49 ID:???
>>妃咲さん、お優しいお言葉有難うございますv私のHP携帯からだと見辛いかもですが、
もし機会があったら遊びにいらしてください。了解頂いたので明日にでもメールしますと言ってみるvv
>705
いつも最高です
長編でもいいから、最後までぜひお願いします。
>>若提督さん
ぜひ最後まで!!中途半端はイヤン(´Д`;)
長編ばっちこ━い!
709 :
若提督:2005/11/26(土) 00:42:58 ID:???
長編了解致しますたo(`Д´)
>若提督 様
おいしい小説が中途半端なのはイヤンなので
最期まで書いていただければうれしいです
711 :
1:2005/11/26(土) 15:15:45 ID:???
>>若提督サマ
メルも長編もばっちこいです(`∀`*)
>>1サマ
700記念…頑張ってホストネタを贈ります。
…ホスト話を書いてて思ったけど、ホストも大変な仕事だよなぁって。
昨夜、歌舞伎町でホストが亀甲縛りされてアナルバイブあてがわれてましたwカヲルがホストだったら…できねぇよ!!w
横話スマソ。
「…、っ!?」
抱き寄せた腰を強く手元に引き、カヲルはシンジの唇に自分のそれを重ねた。
「…ちょっ、…カヲル君…!」
予想すらしていなかった突然の出来事に、シンジは頬を染めてベッドから立ち上がる。
「どうしたんだい?」
からかうような口調でシンジを煽るカヲルの笑顔は営業スマイルそのものであった。
「ほら…座って?」
ぽん、とベッドを叩きシンジに自分の隣に座るように促すが、驚きで目の前が真っ白になっているシンジにその声が届くはずもなく。
「──座れ。」
一瞬にしてカヲルから笑みが失せる。軽く舌打ちし、シンジを抱き抱えると強引にベッドに押し倒した。
「…っ…ねぇ、カヲル君?どうしたの?」
シンジの声は震えている。
触れて欲しかったカヲル君の指。僕だけを映して欲しかった瞳。夢にまで見ていたカヲル君とのキス。
なのに、怖い。
僕の上でカヲル君は鋭い閃光の瞳で僕を睨み付けている。
「…僕ねぇ、マクラしたことないんだ。勿論その気にさせてイロかけたり本営はしてきたけど…打ったことはない」
カヲルは淡々と話続ける。
「でも君が欲しくなった。…すべて壊してやるよ」
714 :
若提督:2005/11/26(土) 21:55:34 ID:???
妃咲さん!!!壊してぇぇぇぇ!!!(大興奮)
>>714 いまメール返信してスレ見たら即レスw
これからシンジ壊しちゃいますよ(´∀`)
716 :
若提督:2005/11/26(土) 22:02:58 ID:???
>>715 マクラとかは専門用語ですか??話の流れからなんとなく意味は推測できましたが……
とにかくエロを頑張ってくだされヽ( ´ ▽ ` )ノ
一応わかりづらい言葉の補足。
【マクラ】エチー
【イロ】色恋。擬似恋愛。
【本営】本営彼女。営業用の彼女だけど客は本当に付き合っていると思い込んでいる。
【打つ】エチーすること。
718 :
若提督:2005/11/26(土) 22:52:50 ID:???
大量に吐き出された彼の精液にまみれた手を、ペロリペロリと舐めてみる。
苦いはずのその液体も、彼のものというだけで何の嫌悪感も持たずに口に運べた。
むしろそれがごく当然のことででもあるかのように、自然に口に運んでいた、という方が正しいか……
月明かりの下、気を失って力なくベッドの上に倒れこむ彼は、
ピクリとも動かない。ただ、彼の下の口に咥え込ませていたバイブを引き抜くときだけ、小さく反応を返した以外は……
彼を綺麗にして、彼の部屋を僕の部屋まで移動させる。
真っ黒の美しい彼のためだけの鳥篭。その中に彼を入れて繋いでおく。
やはり朝一番にこの鳥も鳴くだろう。
泣き声か、叫び声か……その声が僕を求める囁きに変わるのも、
何もかもが僕次第……。そしてその声を聴けるのは僕だけなのだ。
「ねぇ、レイ。僕はこんな姿になって初めて、楽しいことを見つけたよ。」
生ける人形をどういうペットに躾けるか、
僕は久しぶりの高揚感に包まれながら、ベッドに潜り込み、
朝日を待つためにまどろみの世界を作り出す。
719 :
若提督:2005/11/26(土) 22:53:50 ID:???
>>717 ふむふむc⌒っ*゚д゚)っφ メモメモ...
カヲルの声は冷たく氷のようだった。
覆い被さる体勢で再び口付け、指先で服の上から胸元を擽る。
「んぅ…っぁ…」
息苦しさともどかしい指の動きに微かにシンジの喉から声が漏れた。
くちゅくちゅと舌で口腔を貪る水音が部屋に響く。
「…っやぁ…ン」
上顎を尖らせた舌先で舐め上げ、舌に強く吸い付くと飲み込み切れない唾液がシンジの伝った。
胸に這させていた指はそのままに、カヲルはもう片方の手でシンジの両腕を一纏めに押さえ付ける。
「…ッ…ん…ン、ぁ…」
身動きも呼吸する自由すらも奪われ、シンジは恐怖に身体を震わせた。
「…怖いかい?」
唇を離すと濡れた糸が二人を繋いでいた。
「君は可愛いな。僕、ずっとペットを飼おうと思っていたんだよ」
耳元に唇を落とし、耳朶を甘噛みする。
「ひゃッ…」
「ちょうどいい玩具<ペット>がここにいたね」
乱雑にシンジの衣服を剥ぎ取り、押さえ付けた腕に力を込めてベッドの横にあるローテブルの下の箱を手繰り寄せる。手探りに取り出した手錠をシンジの手首にカチャリ、と手錠をかけた。
「なに…?」
「客が冗談でくれたんだけど…こんな風に役立つとはね」
クスクスと笑いながらカヲルは更に首輪をシンジの細い首筋に嵌める。
「やだッ…カヲル君、こんなの嫌だよ…!」
身を捩って抵抗するシンジにタオルを噛ませると、手錠を鎖に繋ぎベッドの脚に括り付けた。
「“御主人様”って呼んで?今から君は僕のモノだからね」
優しく髪を撫でようとするが、シンジはいやいやと頭を振る。カヲルは苛立ちを隠し切れずにシンジのすべての衣服を脱がせた。
「んッ…ぅ…」
「まずは躾が必要か…」
立ち上がり脱がせた服をゴミ箱に投げ込むと、洗面器をシンジの眼前に差し出す。
「ここがトイレ。排泄は僕の許しを得てから。餌は僕がちゃんと食べさせてあげる。散歩にも行きたいね…」
カヲルは至極満足そうに微笑んだ。
「毎日が愉しくなりそうだよ」
こうして飼育生活は始まった。
とりあえず一段落。
私も長編になりそうな悪寒…(;´Д`)
次は『飼育数日目』から始める予定。
楽しみにしてます(*´Д`)ハァハァ
724 :
若提督:2005/11/27(日) 13:19:09 ID:???
妃咲さん!!!サイコ〜〜〜〜!!!!!.。゚+.(*'ω'*)。+.゚。.
725 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/27(日) 13:40:46 ID:b9rmjQdx
お二方とも素敵です(ハァハァ)…自分も書きたくなる罠か!(何)
726 :
若提督:2005/11/27(日) 14:00:51 ID:???
>>725 その通りなので、是非書いてくださいヽ( ´ ▽ ` )ノ
お褒めの言葉有難うございます.。゚+.(*'ω'*)。+.゚。.
727 :
725:2005/11/27(日) 15:53:47 ID:b9rmjQdx
わあいいんですか!(笑)ね、ネタ用意してきます…!エロくなかったらごめなさ!(待)<若提督
取り敢えず
メール覧にsageと入れましょう
729 :
725:2005/11/27(日) 16:19:51 ID:???
これでいいんでしょか…!(sage)
「はぁ……」
第3東京市第壱中学校にて。今日は女子が校庭にて体育、男子はプールで水泳の日。
大抵の男子はプールに入り涼む事が出来る為はしゃいだりする。
が。
「なぁにセンセ暗い顔してベンチにおるんや?」
プールサイドにあるベンチに一人ちょこんと座っていたシンジに明らかにプールをエンジョイしてます顔のトウジが話し掛けた。
「え…あ、トウジ…いいね。楽しそうで」
「シンジは楽しくないのか?まぁ俺はカメラを防水用のに変えるのが面倒で少し嫌だけど、シンジは臆する事なんかないだろ?」
何を撮るつもりかは知らないが、その防水用のカメラを片手にしたケンスケも話し掛けて来た
「……いや…臆するどころか今日は学校に来たくなくなるくらい嫌だったよ。水泳」
「はぁ?センセ…どうしたんや?何かあったら聞いたるで?」
「そうだよ。俺達に言えって!悩み事か?あ!もしかして生理か?」
「……僕…カナヅチなんだ。」
しばしの沈黙。
「……せ、センセ…大丈夫や。ワイが味方…や。」
「…いや。ありうるぞ。…今の時代でもカナヅチは。」
2人は笑いをこらえながらフォローだかなんだかわからないものを言う。
シンジはまるでその反応がわかっていたかのように溜め息をついた。
『やっぱ変なのかなあ…泳げないの。』
実を言うとつい最近まで人の体は浮かないものだと思っていた。
泳いでる人はきっと魔法の水で浮くようになってると思っていたくらいだ。
しばらくして2人の笑いがおさまって、これは水泳より面白い事を見つけたぞ。という喜々とした顔で言った
「よし!よし!シンジ!ちょーっと待ってろ!」
そう言うとケンスケはプールの方に走り出し、"ある"少年を連れてきた。
「え…?ケンスケ何やっ……!!」
シンジの顔は見る見るうちに真っ赤になった。
「やあ、シンジくん。泳げないんだって?」
一番知られたくなかった人に知られてしまった事実にシンジは耳まで赤くなり、それをトウジ達が面白そうに見ている。
2人に全く悪気はなくからかってやろう程度だがシンジにとっては重大問題だ。
カヲルくんに知られたらきっと心配して"こう"言うのを予想してたからだ。
別に他の友達だったら良かったのだがカヲルだと下手に意識してしまうから避けたかったのに。
「良かったら僕が泳ぎを教えてあげるよ。」
やっぱり。
732 :
坂崎:2005/11/27(日) 17:02:34 ID:???
つ、次からカヲシンチックになる予定です…orz
733 :
若提督:2005/11/27(日) 17:08:18 ID:???
坂崎(725)さん、続き楽しみにしておりますヽ( ´ ▽ ` )ノ
頑張って〜〜頑張ってエチーを書いて下さい.。゚+.(*'ω'*)。+.゚。.
734 :
坂崎:2005/11/27(日) 17:15:18 ID:???
わあん有難うございま…!
小説は初めてだけどエチー書けるようがんばる…
735 :
若提督:2005/11/27(日) 19:16:53 ID:???
>>坂崎さん
あ、でもご無理はなさらないように……もともと入れるおつもりが無かったのなら、
それに従った方が話は書きやすいと思いますので。余計な事言いましたね……
736 :
坂崎:2005/11/27(日) 19:48:45 ID:???
若提督<<いやいや大丈夫ですたい…!鬼畜は書けそうにないですが頑張りますよう…!(ぐっ)わわ余計な心配かけてすみません…!
>>坂崎サマ
うはっwかなりイイです…(´д`*)私も仕事終わったら書きます。
738 :
坂崎:2005/11/27(日) 21:05:46 ID:???
『じゃあ、シンジ君。明日は日曜日だよね…だからきっと都民プールは混んでるからミサトさんに頼んでNERVの水泳室を使わせてもらおうか。』
水泳の授業の後、カヲルと話した内容をシンジは頭の中で反芻して頭を抱えていた。
「どうしよう…都民プールだったらまだ人が居てちょうど良いのにまさかNERVでなんて…いやきっとリツコさんがいる…きっと…」
特に意味のない強いて言うなら自分を落ち着かせる為の独り言を呟き、部屋で水着の用意をしようと立ち上がった。
「…さて、用意しようかなあ…」
日曜日。
カヲルは既に約束の30分前にプールに着いていた。
これといって楽しみだからとか、やる気があるとか言うわけではないがあくまでも"なんとなく"早めに来てみたのだ。
「…早く来たはいいけど…さすがに一人だと変な感じだね…」
ばちゃ。
おや。と云う顔をして足の消毒水がある方の扉を見た。もうシンジくんは来たのか。
入ってきたのはシンジだった。カヲルはそれに気が付き、声を掛けようとしたが思わず止まってしまった。
「…………」
お互いに目が合い、長い沈黙。
シンジは顔を真っ赤にしていて。
カヲルは体制まで固まり呆然としている
739 :
坂崎:2005/11/27(日) 21:07:46 ID:???
なんて言ったって
シンジが"スクール水着"を着ていたのだから。
「あの…シンジ…く「わー!違う!違うんだカヲルくん!僕昨日水着学校に忘れちゃって、NERVで借りようと思って今日借りたら何故か女物で!気が付いたのが服脱いじゃった後で!その!とにかく!僕は男だからっ!」
シンジは一気に理由を話し、右手を股にあてがったまま左手で手を思いっきり降って、息を切らしていた。
「シンジくん…いや、大丈夫だよ。仕方がない理由だったんだろう?」
カヲルは微笑みをシンジに向け、そのほっとした顔を見て何故か不覚にもときめいてしまった。
「………」
「あの…カヲルくん?ごめんね?変だよね?」
「いや。かわいいよ。似合う。」
…今、自分は何を言ったんだろう。シンジくんは真っ赤になっている。…今…僕は…
「し、シンジくん!ごめん…!思わず…!」
「だだだ大丈夫だよ!きき気にしないで!」
2人して顔を赤くしてプールサイドにしばらく無言で立ち尽くした。
「……じゃあ水泳、教えるね。」
先に落ち着きを取り戻したカヲルが声をかけた。カヲルは胸の中である決心をした。
さっきの気持ちを確かめてみよう。と
740 :
坂崎:2005/11/27(日) 21:13:17 ID:???
妃咲様>>
Σお褒めの言葉有難うございま…!わあ頑張るですよ…!
妃咲さまの小説楽しみです(はあはあ)
「あぅ…ぁ…あぁぁッ!」
遮光カーテンの隙間から差し込む陽の光が、朝を迎えたことを知らせた。
もうすぐ、彼はもうすぐ帰ってくる…とシンジは自分に言い聞かせながらベッドの上で躍り続ける。
この部屋に来て何日が経ったのだろう…。
誘われたときは夢のようだった。けれど現実は違くて。
…スーツ姿の彼はこの部屋に存在しない。
僕に苦痛や羞恥と背中合わせの快楽を与えるサディストな彼。
それでも僕は彼<御主人様>を拒むことはできなかった。
──ガタッ
部屋の鍵が開く音。シンジは身を乗り出して玄関の方へにじり寄った。
「ぁ、あ…ご、主人…さまぁ…」
バタン、とドアを閉めるとカヲルはベッドに歩み寄る。
「…イイコにしてたかい?」
涙と涎に汚れたシンジの顔をそっと両手で包み込み、額に口付ける。
「…ぉ…かえり…っなさぃ…」
「ただいま。…ちゃんと“おかえり”なんて言ってくれるんだね」
嬉しいよ…と唾液に濡れ光るシンジの唇に指を置いた。
「舐めてごらん?」
>>坂崎サマ
スク水!!(鼻血)私の中で受キャラ黄金コスチュームは縄化粧、エプロン、制服そしてスク水で御座いますw
続き楽しみにしてますね(´д`*)
743 :
若提督:2005/11/27(日) 22:03:01 ID:???
坂崎さん!!妃咲さん!!御二方ともノリノリでふね!!!私も頑張りまふ!!!
744 :
若提督:2005/11/27(日) 22:25:33 ID:???
彼に打った薬は悪魔の薬と呼ばれる薬の中の一つ。
麻薬に似た効果を持ち、しかしその厄介度は麻薬の比ではない……。
他者の精液に反応し、一定の量を打ち込みさえすれば、
それ以降その薬は必要ない。
取り込んだ精液のみを渇望するように体が変化していく。
その依存性の高さはまさに麻薬そのもので、
例え動物のものであろうと、この薬は反応し、
さらにその効果は薄れることが無い。
体に蓄積されたまま久遠の時をも渡れるという噂だ。
つまり人を見えない鎖で縛ることが出来るということだ。
そして彼の体には、その鎖となりうるモノが既に潜んでいて、
シンジ君を縛る形を取るときを、今か今かと待っているという訳だ……。
それにしても、当の本人であるシンジ君は、
鳥篭の中未だにスヤスヤと眠っている。
時折うなされているのはやはり昨日の名残で、
随分と精神に負担をかけたのだろう。
睡眠は、その精神と肉体を癒す、彼に出来る唯一の手段だ。
もう日は高く上っているというのにね。
まぁ、僕としても、一日くらいの猶予をペットに与えるくらいの器量は持ち合わせてるつもりだから、
今回はお咎めなしということで。起き出して来た時の為に餌の準備でもしておくかな。
そして、今日の彼の課題も。
745 :
若提督:2005/11/27(日) 22:33:32 ID:???
鼻腔をくすぐるいい匂いに、僕は眠りの淵から引き摺り出された。
出来ればずっとずっと沈んでいたかったのに……
目を覚ませば、やはり目の前には細い鉄格子。鳥篭の中の自分。
昨夜のことが夢であったと思いたい。だけどだるさを残す体に、
裸の自分がそれが現実逃避に過ぎないと知らしめる。
目の前が霞み、流すつもりなんか無かったのに涙が後から後から零れてくる。
これから何が起こるのかわからない。それが怖くて、怖くて…彼が自分を元の生活に戻す気が無いのも明白で……
ひっくひっくと嗚咽はやまない。
「ダメじゃないか。泣く時は僕が傍にいるときじゃないと。勿論啼くのも鳴くのもね。」
片手に湯気の立つ皿を持ちながら、彼が僕の傍に近づいてきた。
こんなときでもお腹は減るのだ、という事実と、
一応食事はきちんと与えてもらえるんだ……ということに安堵を覚えてしまう。
考えてみれば昨夜は何も食べていない。
「う〜ん、君を鳥篭から出してしまったら、君は鳥というよりも犬に近いものになってしまうね……
こちらの方が鎖もつけやすいし、これは僕からのプレゼントだよ。」
746 :
若提督:2005/11/27(日) 22:35:00 ID:???
嗚咽を堪えることも出来ない僕に構わずに、彼は僕を鳥篭の外に出して、
そんなことをいいながら、僕の首筋を撫でた。
瞬間、彼の撫でた首筋に違和感を覚える。そして彼の手の中に現れた鎖……。
「いい子だね」
といいながら、僕の頭を撫で僕を見るその瞳に映る自分の姿を見て、初めてそれがなんなのか分かった。
首輪……
それも恐らく、中型犬用の首輪だろう。
「さぁおいで、ここででもいいんだけど、気が変わったから、僕と一緒にご飯を食べよう。君の今日の朝のお仕事も用意してあるから。もっとも、もう昼だけどね。」
嬉々として僕の鎖を引っ張り室外へと連れ出そうとする彼。
逆らって食事を抜かれては困るので、僕は泣きながらその後についていった。
747 :
坂崎:2005/11/27(日) 23:12:16 ID:???
若提督>>うわ萌…!(*´Д`)
妃咲さま>>スクール水着いいですよな…!
748 :
1:2005/11/28(月) 21:18:32 ID:???
ちょvvvvャヴァイvvvv
また鼻血がっ!!!!(*゚∀゚*)ハァハァ
オマイラGJ!!
↑
興奮
とりあえず、メール欄にsageって入れましょーよ
sage進行きぼん
751 :
坂崎:2005/11/28(月) 21:49:45 ID:???
「じゃあシンジくん。まず浮いてみようか?」
準備体操を済ませ、プールに入ったはいいもののシンジは水を怖がるかのように硬直している。
「で…でもどうやって?」
「うーん…力抜いて、としか言えないな。ちょっといいかい?」
「?!わあっ!」
カヲルはシンジの手を握り、軽く力を後ろにかけて仰向けにして浮くようにしてやった。
つもりだったが
「カヲっ……がぼがぼが」
「!しし、シンジくんっ?!」
仰向けにしたらそのまま沈むなんて、とカヲルは驚きつつも取り敢えず体制を立て直してやる。
「大丈夫かいシンジくん?」
浮き上がり少々笑いつつ、大丈夫だよ。大丈夫と言っている。
今の体制。カヲルがシンジの肩を抱き締め、手を握って支えてやっている形。
…確かめてみよう。さっきの"気持ち"
「じゃあもうい…!か、カヲルくん!?」
「大丈夫。怖くないよ」
カヲルはいつものような笑顔のままシンジの背中をプールの壁に押し付けるような姿勢にして見下ろしている。
「大丈夫。僕に任せて?」
シンジは訳がわからなかったが浮く練習だと思ったのか、すぐに笑顔になって答えた
「…うん!」
その時カヲルはまたその"気持ち"を抱いた。
「じゃあ始めようか」
752 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/28(月) 22:06:48 ID:juIVNblR
ちょ…!
カヲル役の石田がこれらのせりふを言ってると思たら鼻血とまらん(*´Д`)ハァハァ
だれかティッシュきぼーん
メール欄に半角でsageと書き込む
これで下がる
荒れてからじゃ遅いんだよ
754 :
坂崎:2005/11/28(月) 23:03:44 ID:???
すみません…!
sageって一応…これでいいんですかねorz
sageと書いても下がるわけじゃなくて、上がらないんじゃなかったっけ?
756 :
若提督:2005/11/28(月) 23:37:05 ID:???
連れて行かれた先は、フローリングの床の広がる部屋。まだ湯気を立てている、
恐らくは彼のための食事の横に、彼は手に持っていた皿を置いた。
そしてたった一つ配置されていた椅子に座りこちらを向く。
「さぁ、これからの朝のお仕事だよ。
その可愛い口で、僕の事をイかせることができれば、朝食をあげようね。」
状況が飲み込めないままに鎖を引っ張られ、バランスを崩した僕は彼の足元へと跪く。
上目遣いに彼を見ても、それ以上は何もアクションをとらない。
「……どうすれば…いいの?」
仕方なしに口に出した言葉も、情けなく震えてしまっていて、自分の根性のなさに呆れてしまう。
「わからないのかい?」
困ったね、と笑いながら、彼は僕の両脇の下に手を差し入れると、
そのまま僕を持ち上げて、テーブルの上に乗せた。
「じゃぁ、僕が教えてあげるから、しっかり覚えておくんだよ。
しかし、朝食の前に君を食べることになるとはね」
と、楽しそうに笑いながら、僕の臍に口付けた。そしてそのまま、
彼の頭は下に下がっていき、僕の幼いペニスをぱくりとくわえてしまった。
「や、やだぁっ!!」
まだ日も高いうちからの彼の行動に唖然としながらも、
下腹部にある彼の髪に指を絡ませ、何とか彼を引き剥がそうとする。
>>坂崎サマ
水泳コーチ萌〜(´д`*)
潜水(30mはいけるがw)しかできない私にも泳ぎを教えて!!w
>>若堤督サマ
毎日かなりハァハァしてますお。テラモエスw
明日の夜はMy(脳内)ダーリンのところへ行くので今夜〜翌朝にかけて少しでも話進めて私もぅpします(・ω・*)
しかしいつもここは上がってるのに、不思議なくらい荒れてない。なぜだ
あまりにも天然過ぎる厨スレは逆に荒らされなかったりする。
sage知らない、顔文字乱舞、意味無くコテで書き込む、自分語り
ここまで逝っちゃってると、もう煽る気にもならないでしょ。
エロ好きリアには居心地の良いスレだと思う。
ただsageるのは、このスレが荒らされないようにじゃなくて
801嫌いな人に不快感を与えない為じゃないのかね。
差し出しされた指をペロリと舐め、吸い付くように腔内に含む。
「そうだよ…。もうココも待ちくたびれているんだろ?」
薄笑いを浮かべたカヲルは、いやらしい音を立てながら指を舐め回すシンジの後孔を爪の先でつついた。
「ひぃ…っ!」
体内で蠢き続ける玩具に微かな振動が伝わりシンジの背が跳ねる。
「あーあ…。こんなに汚して」
見ればシーツには何度果てたのだろうか、大量の白濁が染みになっていた。
「トイレはまだ、か…。」
青臭さの立ち込めるシーツを引っ張り、ベッドから引き剥がす。
「君にゲージでも用意しようか…尻癖の悪い犬を放し飼いにはできない」
「きゃうッ…」
ベッドがら蹴落とされ、床に叩き付けられたシンジは怯えた瞳でカヲルを見上げた。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
万能血まみれ兵器 エヴァンゲリオン!(弐号機)
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
魔法のフィールドで人生 やり直してあげる
いやだよだめだよこんなの バカバカ
そんなにギラギラしないで
お願いだから えいっ!
残酷天使 血しぶきドクドク 碇くん
残酷天使 NNドガドガ 碇くん
踏んで千切って突き刺して
蹴って殴って喰らって
でもそれって僕の「愛」なの
残酷天使 ナイフでドスドス 碇くん
残酷天使 弾丸ドゴドゴ 碇くん
斬って暴れて引き裂いて
刺して砕いて潰して
でもそれって僕の「愛」なの
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
グロかいてみたよ!( ^∀^)ニコォ
765 :
若提督:2005/11/30(水) 21:52:35 ID:???
あまり顔文字を連発してはならないんだね……しらんかた……orz
>>若提督さん
あんま気にしないほうがいいよ
煽りくらい、よくあることだから(・∀・)
でもsage進行はドーイ
早く続きもキボン
761はツンデレ
768 :
坂崎:2005/12/01(木) 16:57:07 ID:???
色々と無知ですいませんでした…これから気をつけます;
人に迷惑だけはかけないよういろんな意見からさりげなく学びつつ
若さを生かしてつっ走れい。
770 :
若提督:2005/12/01(木) 20:52:11 ID:???
771 :
若提督:2005/12/01(木) 20:53:44 ID:???
しかし彼の器用に動く舌に弱いところを刺激され、
うまく手に力が入らなくなってしまう。そして僕の体はあっさりと、彼に降伏する。
そう、彼に逆らうことの恐ろしさ、彼の与えてくれる快楽の気持ちよさ……
その両者を僕の体は僕の頭よりもしっかりと理解していた。
「あ……ぅぁあああん!!」
ヒクリヒクリと痙攣して、彼の咥内で喜びながら果てた僕……
制御しきれない体に、支配される恐ろしさに、僕の瞳は涙を零す。
「気持ちよかった?今度はシンジ君が僕にやってくれるよね?
うまくできたら、ご褒美をあげるよ」
僕の頭を優しく撫でるカヲル君声は優しい。だからこそ、僕はそれが怖い。
彼の声も手も何もかも優しいのに、彼の瞳はいつも冷たく輝いているから。
彼の言いたいこと、やれといっていることがようやくわかって、
僕は彼のズボンに手を伸ばした。プルプルと震えている根性の無い僕の手……
そんな僕の手は、ズボンに辿り着く前に彼によって掴まれた。
772 :
坂崎:2005/12/01(木) 21:00:47 ID:???
769 有難うござい…!
…小説の続き全然かいてな(ry
>>若堤督サマ
とてつもなく続きが気になるお…wktk
>>坂崎サマ
私も…(ry
また自分語りだけど今現在リアルでホストにハマり仕事でいっぱいいっぱい…明日こそは書きます(`・ω・´)
774 :
若提督:2005/12/02(金) 00:42:35 ID:???
妃咲さん、お優しいお言葉有難うございまふ。私も妃咲さんの小説かなり楽しみにしていまふ。
坂崎さん、萌えを追求してください。続き楽しみにさせてもらっておりまふ。
「ごめ、ん…っなさ…」
縋るようにカヲルの足元に腕を伸ばすと、シンジの華奢な腕は簡単に蹴散らされる。
「汚い手で触らないの。ほら…僕も眠いんだからどいて」
けだるそうにシンジを退けるとスーツをハンガーにかけ、クローゼットを閉めるとソファに深く腰掛けた。
「おいで」
目を細めてカヲルはシンジを手招きする。
おずおずとカヲルの膝元に這い寄り、シンジはその顔を見上げた。
「舐めてよ。気持ちよくして」
漆黒の髪を鷲掴み、顔を引き寄せる。まだやわらかい陰茎をシンジの頬に押し当てカヲルは口元を歪ませた。
「口だけでイカせられるかな…?」
777 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/02(金) 20:34:44 ID:hoVtPf/F
ちくしょう萌え(*´Д`)
778 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/02(金) 20:47:52 ID:FE4aRKsp
ああああああ萌え!やべえええ!
口煩いかも知れないけどsageましょう…。
でもやっぱりsageって大切だと思うよ?
801嫌いな人もいるし、荒らし対策にもなるし
ageていいことはないからね。
「sage進行」推奨。
782 :
若提督:2005/12/02(金) 21:57:58 ID:???
「ダメだよ、手を使っちゃ。食事の時は手を使ってもいいけどね……
ああ、逆でもいいよ。選ばしてあげる。食事とお仕事、どっちのときに手を使うかね」
その言葉は、僕の頭をガツンと殴った。それくらいにショックで……あまりにも屈辱的な言葉だ。
もし今手を使ったら、僕はきっと犬や猫のように、お皿に口をつけ、舌を使ってご飯を食べることになる……。
膝の上でぎゅっと両手を握り締めて、僕は顔を彼の股間へと近づけた。彼のズボンの前を留めているボタンに舌を這わせ、
一度位置を確認してから前歯で軽く抑える。そして、下の歯で押さえつけるようにしてボタンを固定して、
今度は口を大きく開いてまた舌を出し、ボタンを通している布を探し出して前歯を引っ掛けて引っ張る。
ボタンを通した穴にもう一度、今度は後からボタンを通せば前は簡単に緩んだ。
「上手だね……」
ボタンが外れたところで、彼はそう声を掛けて僕の頭を撫でた。
それに構うことなく、ズボンのジッパーを歯で捕らえ、ひき降ろす。
チチチチッという音がして、僕の戸惑いを表すようにゆっくりとジッパーが全開になった。
僕の血はこの異常な行為のせいで沸騰寸前になり、頭に上りっぱなしにでもなっているのか、顔が異常に熱かった。
自棄になっていたんだと思う。最後に彼の下着に顔を寄せたとき、微かに香る雄の匂いに、僕は我に返ってしまった。
返らずにすめばよかったのに、咄嗟に自分の立場と彼の立場に思いを巡らせてしまったのだ。
椅子に座り僕を見下ろす彼と、まるで本当に彼の玩具になることを喜んでいるかのように、彼の意のままに動く僕……。
783 :
若提督:2005/12/02(金) 21:59:42 ID:???
まっていたよ妃咲さん!!! 鬼畜鬼畜〜鬼畜カヲル。私も鬼畜になるように頑張りまふ。
784 :
坂崎:2005/12/02(金) 22:13:07 ID:???
壁の方へシンジの手首を押し当てる。
流石に不安を感じたらしく、控えめに自分の手首を握っている相手に訊ねる
「ね…ねぇカヲルくん…どうして手首…」
「大丈夫だよ。僕に全てを委ねてごらん」
カヲルはいつもより少々黒い笑顔で微笑むとまるでそれが合図だったかのように水中で水着の中に手を入れた。
「…?!カヲルく…?!」
入れた手を器用に動かし、小さな胸の飾りを弄びはじめた。
「ッ…!や…何?!」
まるで状況が飲み込めず、何をやられているのかもわからない。ただ一つわかるのは自分に今までに感じた事の無いような感覚が襲ってきている事。
「ひ…やっ!や…だぁ」
「辛いかい?もう少し、我慢して。そのうち慣れてくるさ」
そう耳元で呟くとシンジに深く口づけをした。
「!…ふ…ぁ」
自分じゃないみたいな声が出てくる。気持ち悪い。嫌だ。
「っ…カヲルくん…やめて…よ」
胸の奥から絞り出した言葉は虚しく無視をされて行為を続行される。
「ひぁ…!?」
いつの間にかカヲルの手は下半身に触れていた。自分のソレはすでに赤くなっておりシンジは激しい羞恥を感じた。
「やだ!やだ!いやだよ!やめてよカヲルくん!」
785 :
坂崎:2005/12/02(金) 22:13:38 ID:???
わあお二方の超ハァハァ
786 :
坂崎:2005/12/02(金) 22:14:16 ID:???
わあお二方の超ハァハァ…!
萌エチが書けないよママン
787 :
若提督:2005/12/02(金) 22:32:53 ID:???
坂崎さん、十分ハァハァですよ……私なんか、本番に入ってない…・・・
くぁwせdrftgyふじこlp; よっ、よだれがとまらないス... (*´Д`)ハワハワ
若堤督サマの続きが気になる…!!と画面スクロールしたら坂崎サマのお話しがあった(´д`*)ハァハァ
さぁ私も頑張るぞ。
790 :
若提督:2005/12/02(金) 23:08:35 ID:???
がんがれがんがれ妃咲さん!!!楽しみにしてます。プライベートでメールを送ってみたり……
なにこの萌えスレw
〜〜〜〜♪♪♪
掴んだシンジの髪に更に力を込めた瞬間、ソファの横に置いたカヲルの携帯が着信音を奏でた。
「…っるさいなぁ」
溜め息混じりに着信のイルミネーションを睨むと、カヲルは携帯を開き通話ボタンを押す。相手は客だった。
「…もしもし?」
営業用の甘い声。それでも指先は器用にシンジを操っていて。
「…!?…っん、ぅ…」
シンジの顎を掴み唇を開くと、カヲルはその腔内にペニスを半ば無理矢理に押し込んだ。
「ぅ、…ッ…」
『上手くできたら御褒美をあげる』
そう視線を送るカヲルに、涙目になりながらもシンジは小さな舌先で奉仕を始めた。
ゆっくりと硬度を増すカヲル全体を銜え込み、唇で上下に擦る。
楽しげに話し込むカヲルを恨めしそうに見上げると、ふと視線が重なった。
「…ッ、ふぁ…」
(*´Д`)ハァハァ
萌え(*´Д`)
795 :
若提督:2005/12/03(土) 23:29:26 ID:???
「……っひぎゃぅ!!」
我に返ってしまったことで、それ以上動けなくなってしまった僕のペニスを、彼の足が踏みつけた。
踏みつけたといっても、本当に踏まれたりなんかしたら大変なことになってしまうから、
それは本当に些細な重さだったのだけれど、先程彼の口によって絶頂に導かれていた僕のペニスは、
かなり敏感になっていて、踏みつけられたというのに僕は感じてしまった。
トロリっと、まだ中に残っていた精液が極僅かだが流れ出す。
まるで粗相をしてしまったかのように、いたたまれない気持ちで、彼の仕打ちを恐れる僕は、
彼の下着に歯を立ててずらし、まだ萎えたまま彼のペニスを口に含んだ。
「ふぅっ……んぅぅっ……」
奉仕をしているのは僕のはずなのに、部屋に響く甘ったるい声は僕のものだった。
彼が足で、奉仕をしようとしている僕のペニスを意地悪く弄り始めたのだ。
「んぅー……ふっ……うぅっ」
奉仕の仕方が分からなくて、見よう見まねで彼のものを口に含んだまま困惑していた僕は、
物を考えるような余裕すら与えられない。僕は彼のモノを咥えたまま、彼の両足のズボンを握り締め、
それで上半身を支えながら彼の与える快楽に溺れていった。
だんだんと霞んでいく視界に、たった一日の陵辱で快楽の味をしめてしまった腰が、
厭らしく蠢き、彼の足に自らの欲望を擦り付ける。
(いやだ……っ!!いやだ……っこんなの……いやだ……)
醜悪な欲望に、穢れた思考……拒絶する意思とは裏腹に、
体が求めるのは底の見えないほどに深くねっとりとした快楽だった。
796 :
若提督:2005/12/03(土) 23:32:17 ID:???
期せずして妃咲さんと同じような展開に……やはり調教って言うとおしゃぶりは大切ですよね。
勿論その後の展開の中でも……(ナニいってんだ自分 orz)
>>若堤督サマ
(*´Д`)イヤソ
やはりおしゃぶりは必須です…!!
私も今日はまったく手付かずだったので明日は時間を見付けて書きますよ(`・ω・´)
私信ですが…綾凪クン結構タイプでしたw
798 :
若提督:2005/12/04(日) 03:48:48 ID:???
相変わらず営業トークを繰り広げるカヲル。
シンジは一瞬その真紅の瞳に邪の色を見た気がした。
「…───ッ!?」
突然、身体を引き剥がされ、手元にあったタオルがシンジの口内に捩じ込まれる。
後孔の玩具を乱雑に引き抜くと、カヲルは向かい合わせに抱き抱えたシンジの秘部を一気に貫いた。
「う…ッ、ひァ…」
カヲルの肩口に顔を埋めながら声を漏らすと容赦なく掌がシンジの頬を掠める。
『静かにして』
なんか無理矢理な展開&短くてすみません…今夜さえ乗り切れば2〜3日は余裕ができるので、その間に頑張ります。
>>若堤督サマ
綾凪クン→渚サン見学ツアーでもしますか?w
801 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/04(日) 19:41:53 ID:ye25bFCh
下がりまくりなのであげ
sageましょう
いつも思うんだが、なんで常に上がってるんだここは?
周りを考えて配慮しろよ。
ここはsage推奨。
はい、ってことで、次の方カヲシンよろしく〜↓
805 :
若提督:2005/12/04(日) 23:03:39 ID:???
「そうか……君は初めてだったものね……やり方がわからないか……じゃあね、
今から僕がすることを、その舌を使って真似てごらん?」
僕の中の葛藤を見透かしたように、彼が僕の中のざわざわと波の立ってしまった心に、石を投げ込んで、さらに僕を混乱に陥れる。
(やめて……いやだ……怖い…怖いよ……)
心と体の相反する動き……言うことを聞かない体に、
僕の心は悲鳴をあげる……それなのに、体は彼の言うことに、彼の与える快楽に忠実で……
ピチャピチャ……ッ
彼の足の指先が、ツイッと僕の先端を掠めるように撫でて、そしてそのまま指の腹で擦るように愛撫してくる。
僕の舌はその彼の動きを必死に真似て、彼の指が動く場所を動く通りに舐めていった。
怒られるのが怖くて必死になればなるほど、彼は強い刺激を送ってくれて、
次第にもっと上の刺激を求めて、僕の口淫は熱を帯びていった。
彼はそんな僕に応えるようにして、僕をより高いところへと引き上げていく。
淫らで汚い、そして醜い……彼と同じに快楽を追っているはずなのに、どんなときでも綺麗に見える彼と違って、
彼の足に縋りつき、彼の足で嬲られて悦び、彼のものを咥える僕と彼では、比べるべくも無い。
「んんぅぅッぐっ……!!」
「くっ!!!!」
僕と彼が果てたのは殆ど同時だった。彼が果てる瞬間、頭を押さえ込まれて悲鳴さえ上げさせてもらえない。
それどころか喉の奥に怒涛の如く流れ込んでくる彼の精液……
鈍い痛みが頬に染み、涙が溢れた。もし次にカヲルに逆らうような真似をしたら…そう考えたら背筋が凍るようで。決心したシンジはタオルを噛み締めながら押し寄せる快楽に声を殺して喘いだ。
「…ッ…ぅ…!」
突き上げられる衝撃に耐えながら、シンジはカヲルの長電話が終わるのをただ待ち続けていた。
「───うん。じゃあ、今夜ね…」
ようやく携帯から手を離したカヲルは眼前で悶えるシンジを嘲笑しながら胸の突起に指を這わせた。
「んッ…ん…」
「さっき声出してたよねぇ?僕の仕事の邪魔をするつもり?」
>>若堤督サマ
すげー続き気になる!!!!かなり興奮気味ですw
寝る前にええもん見たわ(´д`*)
808 :
若提督:2005/12/05(月) 22:38:17 ID:???
「ああ、ダメだよ。きちんと飲んでくれないと」
口からペニスを抜かれて、口の中に吐き出されたものを吐き出そうとした僕の口を、その綺麗な手で覆いながら彼が言う。
どうしてこの人は……僕を肉欲の対象として、底の無い快楽の地獄へと引きずり込んでいるのに……
何故この人だけは、綺麗で美しいままなのだろう……
ゴクリと喉を鳴らし、彼の吐き出したものを飲み込む。
……途端にぽろぽろと涙が零れてくる……
僕はこんなにも……この人のせいでこんなにも汚く…醜く…
惨めなモノになってしまったのに……
可愛いシンジ君が喉を鳴らして僕の精液を飲み込んだ。
これでこれから先、彼が僕から逃げることは出来なくなったというわけだ。
とりあえず、今日の一番の目的は達成できた。そして、彼におしゃぶりを覚えさせることも。
彼は苦さに顔をしかめて、何度も咳き込んでいたけれど、もう遅い。
君の与り知らぬ所で君の体は変化していっているんだ。
重度の薬物依存患者のように、ね。二日も経てば君は自分から僕にオネダリするようになる。
809 :
若提督:2005/12/05(月) 22:40:17 ID:???
>>妃咲さんのこそ気になりますぞ??楽しみにしてますぞ。
>>坂崎さんのも激しく続きが気になります。
810 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/07(水) 00:06:00 ID:D3R/L6Gm
も え
sage進行推奨
ageてるのってスレ荒らしなのではなかろうか?
でなければ萌と叫ぶ前にsage。
さげますよっと
小説の続きを楽しみにしつつsage
読み返す度に萌え〜(*´Д`)ハァハァ
815 :
若提督:2005/12/08(木) 17:00:37 ID:???
更新が滞ってしまってすみません orz
我が家の最高権力者のパソ様が機嫌を損ねてしまい、
復旧に一人奮闘しておりました。続きは明日からまた書きます。逃げませんから許してください。
横レスすんません。ちょい気が早いと思うけど、次スレは勿論立てますよね?
禿萌…!
818 :
若提督:2005/12/08(木) 19:04:06 ID:???
>>816 次スレと言うのは1000いったらってことですかね??私は立て方知らないけど、
1000いったら嬉しいですね(´Д`)
私も私情でバタバタしていて続き書くの滞っていて申し訳ないです(`A`)
カヲシン2立つの楽しみに頑張ります(`・ω・´)
別にSS投下すんのは義務じゃないし、毎日投下なんてルールがある訳じゃない。
謝る必要なんて無いよ。自分のサイトでもないんだから。
ある程度、まとめてからの投下でもいいんだし。
マイペースが一番でつね。ま、使途でもドゾー ・ω・)つ◇
822 :
若提督:2005/12/09(金) 18:17:35 ID:???
泣きそうになりながら必死に強請る彼の姿というのも、なかなかに魅力的ではあるけれども、シチュエーションだって大切だ。
それにこれは布石のようなもの。彼のこれからの行動に対する予測と、先回りといったものか……。
「さぁ、君のお仕事も終わったし、お腹も空いただろう?ご飯にしよう」
彼がそう言って彼の向かいに僕のお皿を置いた。
そしてそこには、いつの間に現れたのか……椅子がおいてあった。ようやく、遅い朝食にありつけるというわけだ。
先ほど無理矢理に飲まされた物への嫌悪感で、何も食べたくなかった。
なのに、冷めかけた、彼が朝食にと用意してくれたリゾットを見ると、
僕の腹の虫が食料を求めて大暴れをはじめる。それに、ほんの些細なことでも彼に逆らうことが怖くて、僕は大人しく席に着いた。
そんな僕に満足そうに彼は微笑んでいる。
何が楽しいんだろう……僕みたいな貧相なやつを抱いたって、面白いことなど何もないだろうに……
彼見たいな美少年に手を出すというのなら、少しはわかるものだけれど、僕みたいなやつに手を出すというのが信じられない。
そう。あんなに綺麗なのだから、態々僕なんかに手を出すことなんてしなくていいじゃないか。
態々嫌がる僕を捕まえなくたって、彼なら自分から進んで一緒にいてくれるような美しい女性だって見つけられるだろうに……。
予想以上に美味しいご飯を、それでもできる限り時間をかけ、ゆっくりとお腹に収めていった。
こうしてご飯を食べいている限り、何か恐ろしいことをされることはないのだろうから……。
1000いったら重複スレになるかもしれないから
このままの早さのスレ進行なら
>>960から
>>970の辺りでスレ立てが妥当かと思われ
824 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/10(土) 21:43:07 ID:5w4Q4ctH
(・-・)(。_。)ウンウン
だね
(・-・)(。_。)ウンウン
下げますよ。
下げよう
下げっとな
エロもなにもなくて、EOEっぽいカヲシン風味、程度のものなんですけど大丈夫でしょうか・・・
おまけにやたら長くなってしまったんですがorz
全然いいと思いますよ。
気が狂うかと思った。
だって誰もいないんだ。
誰もいないんだ。
アスカもいない。
ミサトさんもいない。
崩れた綾波が、綾波だったなにかが、瞳孔をさらして笑っている。
僕を笑っている。
僕を助けて。
誰か助けて。
助けて。
助けて。
呼び声は誰にも届かない。
だってここには、僕とみんなしかいない。
みんなは、ひとつになっていて、僕をみてくれない。
僕を助けて。
僕の声を聞いて。
僕を助けて。
僕の声にこたえて。
助けて。
助けて。
832 :
831:2005/12/11(日) 00:43:04 ID:???
「たすけ、て・・・・」
赤いんだ。
視界が全部赤いんだ。
トウジの足を潰しちゃった時みたいに。
LCLの海は、真っ赤にしか見えない。
僕もそこにかえりたい。
でも、僕はそれを拒絶したから受け入れられない。
だれか僕を受け入れて。
だれか僕を好きだといって。
―――彼みたいに。
「僕かい?」
奇跡の声をシンジは聞く。
ずっと手に残っていた、アスカの首を絞めた感触が。
消えていた。
「やぁ、シンジくん。久しぶりだね」
「カヲルくん………!!」
嗚呼、冗談にしたって、出来すぎだ。
銀色の髪も、赤い目も、制服姿も。
なにもかも、知っている通り。
何でもないように、そこには彼がいた。
「硝子のように繊細な君の精神に、ここは似合わないね」
LCLは、胎内への回帰を助長するよう血の匂いに溢れている。
世界がLCLの海で覆われているというのなら、それは世界に血の匂いが満ちているということだ。
悪趣味極まりないね、と、彼は笑う。
「本当に? 本当にカヲルくんなの?」
「嘘だと思うかい?」
「だって、君は………」
833 :
831:2005/12/11(日) 00:44:46 ID:???
殺した。
僕が殺した。
殺してしまった。
だってカヲル君は。
そうだ、使途だった。
僕を裏切って、だから。
だから、僕が殺したんだ。
カヲル君を、この手で握り。
「僕は死んだ。そして、還りついた。此処に」
広がるLCLの海。
薄く笑うカヲルに、シンジはそれでも信じられないという顔で見つめる。
「リリンがどうやって存在しているのか、知っているかい?」
伸ばした手。
恐る恐るといった様子のその手を、カヲルは恐ろしく繊細なものでも扱うかのように。
そっと、手にした。
ゆっくりと立たせれば。
近くに触れていた頃と同じ、カヲルがいた。
シンジの、自分の、目の前に。
眩暈がするほどに美しい、笑みを浮かべて。
「誰かに定義されることで、自分の枠を定める。それがリリンの限界なのさ。自分という自分の、ね」
回帰したリリン。
それは、自己の枠を強制的に、自律的に、失った存在。
「けれど君は残った。君という存在は、自分で自分を定義したんだ。他にも沢山の要素はあったとはいえね」
それは無意識か、故意か。
わからないけれど。
「そして君は世界でただ一人、残った。自分という枠を取り払えず、還れず、どこへもいけない存在として」
834 :
831:2005/12/11(日) 00:47:30 ID:???
冷たく、白い指先が触れる。
頬に、首に、胸に。
肋骨にたどり着いたカヲルの指先は、なぞるように一度動くと、離れた。
「君は求めた。自分で自分を定義するのにも、限界だったから。自分を自分として定義してくれる自分以外の誰かを」
それは、自分を見捨てない存在。
自分に対して、酷く当たらない存在。
自分を許してくれる存在。
自分に好意をよせてくれる存在。
「君の短い人生の中で、その存在はごく限られていた」
「・・・君は、カヲルくんじゃないの・・・?」
半ば絶望的な目で、シンジは目の前の相手を見つめた。
しかし、首を振るわれる。
穏やかな様子で、微笑まれた。
「僕は第十八使徒。自由の天使、リリンに創造されし人工の使徒、タブリス。
架空機関、マルドュック機関より認定された、フィフス・チルドレンにして、渚カヲルの名をもつ存在」
風さえ吹かない、世界には。
波のように、足元をLCLが寄せては引いている。
「僕は死んだ。全てと溶け合い、全てとなった。けれど、君は求めた。君という存在を、この世界で確かにするために。
渚カヲルを、君は求めた」
みんなではなく、たった一人を求めた。
個人としての<<渚カヲル>>、その人を。
だから、こうして現れることが出来た、と。
笑顔で、告げる。
835 :
831:2005/12/11(日) 00:50:14 ID:???
「君のためだけに、僕は存在しよう。君を傷つける全てから守り、君の傍に、永遠にいると誓おう」
「・・・僕が、カヲルくんを、また、この世界に、呼んだから?」
「それは、義務感でしているのではないか、ということかな?」
「だって、カヲルくんは、あの時死にたがったじゃないか。僕に、殺せって、なのに、僕が呼んだからって………!!」
言い募るシンジの肩は震えていた。
言いながら、拒絶の言葉を恐れている。
そんな様子としか、見えないほどに弱い姿だった。
「一応、拒否権はあるさ。精神を構成し、そこから自分という概念のもと肉体を構成する。その過程で、嫌ならLCLに戻れる」
「じゃあ、なんで来てくれたの・・・? 僕なんかのところに」
「以前にも言っただろう?」
「・・・・・え・・・?」
「好意に値するから」
震えの残る、脆弱な身体を抱きしめる。
どこまでも満足げに。
腕の力を緩めず、カヲルは告げた。
「好きってことさ」
836 :
831:2005/12/11(日) 00:51:11 ID:???
・・・間違いとか多い気もするんですが
長々とすいませんでした
>>831 GJ!!!
やっぱり優しいカヲルが一番好きだ…
原作ベースの話って久々だから新鮮な気分w
>>831 激GJ!!!!
癒された。
いい気分で寝れそうだ。
自分も、エロも何もないけども、初めて小説を書いた…
日ごろのこのスレの皆への感謝の気持ちのつもりで書いたんだけど、意味不明で我ながらショボーン…(´・ω・`)とても投稿出来るような代物じゃない…
小説って難しいんだねママン…orz
改めて此処の職人の皆さんの凄さと素晴らしさを感じたよ…
841 :
若提督:2005/12/11(日) 21:20:37 ID:???
>>839 そのままにしておくのはもったいないので是非投下をお願いしまふ
>>831 素敵小説、ばざ〜〜〜〜〜い!!!!
842 :
若提督:2005/12/11(日) 21:22:49 ID:???
鳥篭に入れられた鳥は、翼の筋力が衰えてしまい、自由に空を飛ぶことができなくなる。
君も僕のテリトリーという名の鳥篭の中で、過去という名の翼を忘れ、自由という名の空を見ることをやめてしまえばいい。
手に入らないものを思い鳴くよりも僕のために啼いてごらん。そうすれば僕が可愛がってあげるよ……
「気持ちいいかい?気持ちよかったら素直に気持ちいいといってごらん?そうしないとやめてしまうよ?」
彼をベッドの上に横たえて、彼に覆いかぶさるようにしながら、彼の後孔に指を二本忍ばせて、
性感帯を探り出す。最初はここをいじられることにかなりの抵抗を感じたのか、ずいぶんと暴れていたが、
両手を後ろ手に縛り上げ、有無を言わさずそこを犯し始めたら、いい声で啼き始めた。
「ひゃっぁ…き、きも…ちぃ……です」
泣きながら、それでも自分の欲には勝てないのか、小さな声で快楽を主張し、
行為の継続を願う彼。可愛いね。実に開発して弄る甲斐があるってものだ。
「なに?聞こえないよ」
嘘。本当は聞こえたし、君の望んでいることは僕には全部わかっている。でも君はまだまだここに来たばかり。
まったく躾がされていない状態だから、しっかり僕のベッドの中でのルールを覚えてもらわなくちゃ。僕は彼の中をいじくる指の動きを止めた。
「やっ、やぁっ!!!!気持ちいいっ!!気持ちいいから…お願、っします……やめないで……」
涙ながらの懇願。君のそんな表情は、この上なく扇情的で嗜虐心に火をつける。本当に可愛い子だね……。
「どこが?シンジ君のどういうところが気持ちよくて、どうしてもらいたいの?きちんといってごらん?」
ほら、たったそれだけのことで、君はそんなに泣きそうな顔をする。
その表情が僕を煽って、結果的に君を苦しめているって言うことに自覚はないんだろうね。
若提督さんいつも最高です(*´Д`)ハァハァ
844 :
若提督:2005/12/12(月) 13:04:07 ID:???
>>843 ありがとうございます(*´Д`)ハァハァ
遅蒔きながら>831さん好きだぁああ
スッゴい好きです!雰囲気も空気も伝わってくるみたいで、ひたすらハァハァ
GJ!(*´`)
846 :
若提督:2005/12/13(火) 00:08:26 ID:???
「ひっ、く…ぼくの…お尻…を弄って……っださい」
初めてのレッスンだから、勝手がわからないのは仕方がないとしても……もう少し可愛くオネダリしてくれてもいいものだと思うんだけど……
オネダリのイロハまで教え込んでいかなきゃいけないわけだ……
「ダメだよシンジ君、きちんとお願いしなくちゃ……ね?
教えてあげるから僕の言うとおりに言ってごらん……?……………ってね」
クスクスと笑いながら、これ以上ないくらい甘い声で彼の耳元で囁いてやる。たったそれだけのことで、耳に当たる僕の吐息の刺激だけで彼はビクビクと体を震わせている。本当に、呆れるくらいに正直な体……嘘吐きな彼の口とは正反対だ。
「やっ!!そ……そんなこと、いえ…ないよぉ……!!」
僕の口から紡がれた言葉に彼は真っ赤になりながら、首を左右に大きく振った。
羞恥の余りに新しく零れた涙がシーツに小さなシミを作る。本当に強情で意地っ張りだ。
「いいの?でも、シンジ君のここはなんだかヒクツいてるよ?なんて言ってるのかな?
君の上のお口と違って言葉はしゃべらないけど、嘘は絶対に言わないんだよね」
そう言いながら焦らす様にゆっくりと、仰向けに寝ている彼の後孔の淵を辿り顔を寄せて息を吹きかけてやった。
そして最後に、悪戯心も合わさってぺろりとそこを舐めてやる。
847 :
若提督:2005/12/13(火) 00:12:21 ID:???
ふと気になったんだが……いつまで書くのだろう……(何)できれば調教の最初から最後まできっちり零さずに……と思ったんだが……
Sで鬼畜なカヲルの出てくる話が延々と続くなんていやだよな?でもこの設定だと愛は語りそうにないし……謎だ。書いてる本人が一番謎だ。
若提督さんが納得できる範囲でどぞーですよー
ほら、ここ有志なわけですし
>>847 Sで鬼畜なカヲルが延々と出てくる話きぼんぬ
自分も848さんに同意。 職人さんの都合もあるしあくまで有志の方が好意でかいてくれてるのに、自分達の都合だけで続き強要するのは良くない気がする。 ただ終わるときには、ここで終わりです。って言ってもらえるとありがたいかも。
852 :
若提督:2005/12/14(水) 19:43:05 ID:???
「でも、僕には何を言ってるか分からないし、
シンジ君がいらないって言うならもうやらない。」
止めの言葉を放って彼から手を離し身を起こすと、
焦燥感からか彼はあっさりと折れた。
「いやぁっ、まって……!!やめな…いでぇ」
涙をぽろぽろと零しながら僕の腕に縋り付いてきた彼。今度の涙は何の涙かな?
「そう、なら言ってごらん?」
君が堕ちる為の歌を。僕の為に、僕だけの為に。
だって君は僕のカナリアなのだから。
「ぅ…ぁ僕の…いや…らしいお、尻の穴を…ご…主人様の指、で
ク…チュクチュって……音がする、まで…可愛がってくださ……い」
「そう…それでいいんだよ……」
最高の快楽を享受出来るよう僕が仕込んであげるか。
夢を見るのも忘れてしまうほどの快感と絶望を……ね。
853 :
若提督:2005/12/14(水) 19:47:56 ID:???
ここにSS投下するのは好きでやってるけどね……ここは自分のサイトを弄ったときよりもずっと、
感想をもらえる良い場所だ。849のように言ってもらえるのも851のように優しくして貰うのも凄く嬉しいとおもふ。
とりあえずほかの職人さんが戻るまではがんばる。
若提督、がんがれA!!!ヾ(`∀´)ヾ応援してるゾww
855 :
若提督:2005/12/15(木) 21:58:23 ID:???
>>854 ありがとう、我頑張る(。´Д⊂) ウワァァァン!!
856 :
若提督:2005/12/15(木) 22:20:26 ID:???
「ひゃぅ……ぁぁ…あっ!!」
懇願の言葉を口にした途端に、体をひっくり返されて、
腰を高く突き上げさせられた。
自然、彼の目の前に後孔が晒される格好になり、
僕の望み通りに彼の指が再度僕の中を犯し始める。
「あぅぅ……ひっぁ、ぁぁああっくぅ……」
彼の指が体内を移動するたびに沸きあがる、
認めたくも無いような快感。
純粋な快楽に流されて口から出るのは自分のものだとは
認めたくなくなるような甘い喘ぎ声。
そして、それを恥じて時々復活する理性がそれを抑えようと無駄な努力をする。
顔中はもう、涙や涎でぐちゃぐちゃになっているだろう。
止められない涙に飲み込めない唾液……涙でぼやける視界の先に移るものは、
あの忌々しいほどに美しい彼の顔ではなく、
自分が動くたびに皺を増やす白いシーツだった。
彼の指は時折凄く感じるツボのようなものを刺激しては、
内部の壁面を撫で回していく。
まるで、自分の中を開拓されているような、そんな不思議な気分だった。
まさかそのときは、本当に彼が僕の体を開拓しているつもりだったなんて、
思い持つかなかった。それだけ僕は、まだまだ幸せだったのかもしれない。
857 :
若提督:2005/12/17(土) 20:24:15 ID:???
後孔を弄る僕の指の動きに反応して喘ぎ悶えて泣く……そんな彼に煽られて、
僕もその気になってきてしまったんだけど……困ったことに彼のそこは
昨日あれだけ弄り回して上げたというのに、
今銜え込んでいる僕の指が自由に動き回るのに精一杯な程度でしかない。
それだけでも、昨日初めて弄られたにしては随分易々と口を開いたのだから、
それだけの素質があったことは認めざるを得ない。
だけど、やはり傷つけて痛めつけたいわけではないし……
自分のみの快楽を求めるような、格好悪いことはしたくない。
となるとやはり彼の後ろをほぐすにはかなりの時間が必要そうだ。
でも、彼ばっかりが気持ちよくて僕が我慢しなくちゃならないなんて、
なんだか僕が損している様な気分だし……でも、
あんまり痛くして泣かせちゃうのも可哀想だし……虐待になっちゃうし……
結局、僕は少し妥協することにして、幾つかの玩具を彼を弄りながら用意した。
昨日は僕の指くらいの太さの玩具だったけど……
拡張するのを目的とするのならば、グレードアップしていかなきゃならない。
最終目標を指四本くらいの太さとして……今日からは指三本の太さを銜えてもらう。
淫乱体質な彼のこと、三日もすれば馴染むだろう。
858 :
若提督:2005/12/17(土) 20:26:27 ID:???
だだだ、だんだん書くことがなくなってきた……やりたいことはいっぱいあるのに……
乙でし
若提督さんいつも禿萌え小説あざーす(*´Д`)
マイペースで頑張って下さいね。応援してます!!
が、がんばって(つД`)
862 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/18(日) 16:00:22 ID:RQmhMXGD
最高ですねwこのレスw
カヲル君ラブ
おっとスレとレスの違いもわからない馬鹿が一人
まずsageてから話すんだな
864 :
1:2005/12/18(日) 18:56:23 ID:???
久しぶり、おまいら。
突然、パソがぶっ壊れてこのスレの確認が出来ないまま
一ヶ月ぐらい経ってしまいますた・・・・・。
そしてついに、二日前ようやくパソが再起動し復活しますた。
これで、このスレと素敵なカヲシン職人達、住人とモエーすることができます。
おまいら、ありがとう。
後、800スレおめ・・・(^∀^)ノシ
コレカラモ、サービス、サービスゥVv(^∀・)b
865 :
1:2005/12/18(日) 18:57:27 ID:???
とりあえず、安全確保のためsage
何回も注意されてるんだから、もうちょっと気を付けて欲しい…
(´・ω・`)
>>若堤督サマ
素敵…(´д`*)お慕いしております。
かくいう私はスランプの為、年内だめぽ(`A`)
続きが書けたらまとめHPと一緒にupします。
871 :
若提督:2005/12/19(月) 23:15:28 ID:???
>>妃咲さん 有難うございまふ☆無理はなさらずに……お帰りになられるまで一人になっても保守します(笑)
>>860 がんばりまふ。有難うございまふ。私のような駄文書きに……こんなのでよろしければ……是非萌えてください
872 :
若提督:2005/12/19(月) 23:17:09 ID:???
「ほら、朝ごはんの時間だよ?」
新しい朝が来た。清々しいねまったく。彼が来てから朝が清々しく感じられるようになった。
いや、もともと朝は清々しいものだけどね、清々しさ三割増し位かな?
僕の言葉に、鳥篭の中で蹲っていた彼がノロノロと動き出した。
未だにおねむなのかな?もしかして低血圧?なんておもってしまって……
僕も随分上機嫌のようだ。だってほら、低い虫の羽音みたいな機械音がしているんだもの。
それが彼を苛め続けているんだ。昨日の昼から絶え間なく。
しかも彼は昨日の夕方の射精を最後に、丸々12時間位我慢してるんだ。
彼が、その小さな口の端から涎を垂らして涙を零しながら、
僕のことを上目遣いに見てくる。ゾクゾクするね、その表情。
今すぐにでも貫いてあげたいけれど……調教と開発は初めが肝心だというからね。
彼が這うようにして僕のそばに寄ってくる。
そして彼を見下ろしていた僕の足元にやってくると、
僕の足をその震える舌でペロリペロリと舐め始めた。
自分のお仕事に関してはしっかり覚えているようだ。
そして教えたことをきちんと実行できている。応用力は十分あるようだ。
これは、教え甲斐があるというものだね。
陶酔しきったように僕の足を舐め続けるシンジ君。
顎を伝って彼の涎が僕の足の上に落ちてはそれを舐め取り、舐めとってはまた新しい涎を落としている。
見ると彼の手も透明な液体で濡れていた。鳥篭の底も小さな水溜りが二つ広がっている。
我慢できなくて、自分で弄ってしまっていたわけか……そんなことしても、
先走りの液が垂れるだけで、開放にありつけるわけではないのに。
873 :
若提督:2005/12/23(金) 20:22:54 ID:???
「ほら、リビングにおいで。そこでお仕事をしてから、一緒にご飯を食べようね」
彼が舐めている足をスッと引いて、彼に着いてくる様に促す。
体内の玩具のせいで足に力がうまく入らないようで、
彼は犬のように四つん這いになりながら、ゆっくりとあとについてきた。
随分とあの玩具を気に入ってくれたようではあるけれど、
まだまだ慣れていないせいか、彼は昨日一睡もでいなかったようだ。
睡眠をとらないということは、肌にも良くないし体にも良くない。
彼は我慢することも覚えなければならないし、
慣れるまで放っておいてあげよう。
ペットの体調管理も、飼い主の大切な仕事だと書いてあったしね。
体の中で蠢く異物のせいで一睡もできなかった。
ここに来てからまだそんなに日はたっていないはずなのに、
体が…精神が……蝕まれていってる。
考えてもいない行動を体が勝手に取って……望んでもいない快楽を、
自分に与えている。回らない頭、纏まらない思考。
ズクズクと身を焼く快楽が僕の中の全てを、
まるで霧のように包んでいってしまう。
戒められているペニスを上下する手。
酷く厭らしいことを考える頭、そしてその妄想に唇を舐める舌、
動かない喉に垂れ流しになる唾液。
力の入らないはずの足は、それでも快楽を得るための動きに対しては
どこかからか力を搾り出してくれるようで、
ゆらゆらと揺らめく腰でさえも僕はとめることができなかった。
カヲル君以外に人はいなくて……カヲル君はいるのに、
僕は孤独で……カヲル君がいるからこそ自分が一人だということを強く感じてしまう。
>>若堤督サマ
…肩痛いw
いや、続き気になりまくりです。私も5〜10行くらいだけど年納めに続きあげれればと思いつつ本業や副業に追われたり酒に溺れたり。
牛歩ですがしっかり最後まで投下致しますので…。
ここの皆様、ほんの少し早いですけど
Merry X'mas.
若堤督さんGJGJ!!!マイペースに頑張ってくだされw
最近漫画を読んでエヴァに再熱しますた。
で、こちらの影響を受けて初めてカヲシン書いてみたんですが、
果たして新参者も書いていいものなんでしょうか・・・。
エロないし。むしろいちゃいちゃしてますし…。
↑…プ
投下希望
いや失せたほうがいいよ
877=879
塚、投下したいなら勝手にしる。したくないなら失せろ
誘いうけに付き合うほど世間は暇じゃねえよ
何かりかりしてるんだろう。
三大職人が消えてるから
三大職人って……?
年末だしリアルが忙しいのでしょう。
帰ってきてくれるまでマッタリ待ちましょう。
保守sage
886 :
若提督:2005/12/25(日) 21:30:07 ID:???
逃げ出さなければならない……と思う。まだ数日しかたっていないのに、
僕はもう、体だけではなく精神までも彼に犯されてしまっている。
ほんの少しだけど、もっと快楽が欲しいと思ってしまっている。
彼に苛めて欲しいと願ってしまっている。
まともで居なければと思っていられるうちに、ここから逃げ出さなければ、
僕はきっと見栄も誇りもなしに……彼の虜にされてしまう。
あの美しい紅い瞳に取り込まれてしまう。
「んぅ〜〜、ふっぅ…ぁっはぁ」
白痴の幼子のような純粋で綺麗な瞳……
それに涙をいっぱいためて僕の足に縋り付く様にして、
僕の足に一生懸命ペニスをこすりつけている。純粋で淫蕩……本当に面白い。
朝のお仕事をさせようと思ったのだけど、
なんだか僕の目の前に跪く彼のペニスが、可愛く起ちあがって、
僕に「お願い、苛めて♪」ってお願いしてきたんだ。
だからちょっと足で弄ってやったら夢中になっちゃった。
「ぁふぅっぁ…っご、しゅじ…さまぁっ!!」
なんて可愛いこと言ってるから、もう少し好きにさせておいてやろうかなって。
可愛い子にはご褒美を上げたっていいだろう?あ、でも意地悪もしてやりたくなるなぁ。
「ほら、お仕事が先だろう?」
って、ちょっと困ったように言うと、泣きながら僕を見る。
気持ちいいことをやめたくないんだよね?よく分かるよ。
渋々と言った形で僕のズボンに、昨日のように顔を寄せて前をあけようとしていたから。
可愛い君にはご褒美と意地悪を。お仕置きじゃないんだ、これくらいいいだろう?
887 :
若提督:2005/12/25(日) 21:31:42 ID:???
三大職人の代わりにとりあえず場繋ぎ投下!!でも、これで今年多分最後。ゴメン、皆
889 :
233:2005/12/25(日) 22:17:27 ID:???
例えば、の話。キスをしたとして。
・・・キスしたとして、その後、は・・・。
どんな顔をしたらいいんだろう?
どんな態度を取ったらいいんだろう?
どんな言葉を言ったらいいんだろう?
解らない。解らないから、怖くて。
でも、すごく――憧れる。
怖くて、憧れもあるその行為は、やっぱり特別・・・なんだと思う。
――それなのに、彼 は・・・。
「・・・ッ、ひどいよ!!」
「え?何がひどいの??」
「いきなり、こんな・・!」
重ねていた唇を離した途端、シンジの罵声が飛んできた。
何故だかカヲルには解らなかった。
ただ解るのは、相手が目に涙を浮かべるほど嫌がったと言う事位で。
「だってさ、僕ら一応付き合ってるんだよ?」
恋人同士がする事をしたいと思うのが普通だと思う。
ぼんやりと外を眺めているシンジ君の唇が微かに開いていて、赤い舌がちろちろと
覗いていて――・・・言い訳かも知れないけど、嫌、言い訳なんだけど。
キス、してもいいかな・と思った。
890 :
233:2005/12/25(日) 22:32:51 ID:???
「・・・、ッでも・・、でも・・。」
俯いて言葉を詰まらせるシンジに、カヲルは苛立ちの様な物を覚えた。
苛立ちよりも、微かに切なくて、悲しいソレ。
それをかき消すように、口は言葉を紡ぎ出す。
「別にキスくらいでそんな・・・」
カヲルが言い終わらないうちに、シンジが顔を勢い良く上げた。
瞬間、ぱぁん!と張りのいい音が響く。
「―痛・・・。」
赤く染まった頬を反射的に押さえて、カヲルはゆっくりシンジに目線を合わせた。
ぴりりと痛みと熱を持つ、頬。
叩かれた理由が解らなくて、多少怒りを含んだ目線でシンジを見る――と。
「・・・っくらい・・って、キスくらい・・って何だよ!!」
大粒の涙を零しながら、悲しみとも怒りともつかない光を湛えながら、シンジは泣いていた。
「な・・っで、なん、で!―――馬鹿、馬鹿ぁ!!」
泣きながら言うシンジを、カヲルはただ見詰めるしか出来なかった。
なんて言えばいいのか、解らないから。
ただ、部屋を照らす夕日だけが二人の影を重ねていく。
キタコレ。
233待ってたよ〜。クリスマスプレゼントですな。
きゃ〜v
233様待ってました!
893 :
233:2005/12/25(日) 23:18:12 ID:???
「馬鹿馬鹿馬鹿・・・!アイツなんか大っ嫌いだ・・・」
冬の匂いの残る布団に身体を沈めながら、今日の事件を思い返して悪態を吐いた。
「キスくらい、なんて・・キスくらいなんて・・・・」
なんでそんな事言えるんだよ!!
そう怒りと悲しみで頭をいっぱいにさせながら、頬を赤く腫らしたカヲルを思い出した。
無意識に右手を唇に運んでいく。
――もっと、甘いモノかと思っていた。
もっと、切なくて、もっと優しくて、もっと幸せなモノなんだって、そう思っていた。
シンジの中で、そういったモノがキスだった。
けれど、理想と現実は全く違う。
ただ、柔らかいだけ。感触だけのモノ。瞬間で終わる行為。それが現実のキス。
彼が「くらい」で済ましたモノ。
「馬鹿、馬鹿・・。カヲルくんの馬鹿・・・。」
瞼を閉じた瞬間浮かんだ、少し怒った様な、悲しいような彼の瞳。
思い出して、目頭が熱くなった。
894 :
233:2005/12/25(日) 23:31:50 ID:???
「・・・何なんだよ、いったい・・・」
解らない。理由が、全く解らない。シンジが怒った訳も、涙の理由も、カヲルには解らなかった。
彼にキスをしたい・と思ったのは、彼を愛しく思ったからで。
決して、悪戯や好奇心なんかでは無かった。だからこそ、身体が動いた。
―なのに、彼は。
「――・・・。」
シンジくんの唇は温かくて、それでいて柔らかくて・・。
触れた瞬間、幸せだと思った。唇から、喜びみたいなモノが胸まで伝って広がっていった。
当然、彼もそう感じているものだと思っていた。
でも、実際は違っていて。
僕は彼を悲しませる事しか出来なかった。泣いている彼に何も言えなかった。
歯痒さに、きつく唇を噛む。鉄の味が口の中に広がる。
――どうして僕は、何時もこうなんだろう?
その問いかけだけが、頭の中に何度も響く。
895 :
233:2005/12/26(月) 00:03:45 ID:???
学校で彼に会うのが、嫌だった。
―怖かった。苦痛だった。どんな顔したらいいのか解らなかった。
学校へ向う足も重い。
逃げたい。いつもみたいに、逃げ去ってしまいたい。僕はずるいから、いつもみたいに。
「ちょっと、馬鹿シンジ!!何朝からうっとーしー顔してんのよ!」
「痛っ!!」
後ろからもの凄い衝撃を感じて、たまらず声を上げる。
こんな事するやつは一人しかいない。
「・・・アスカ・・・何すんだよ・・・。」
「あっら、朝のご挨拶よ―・・・って、何その酷い顔・・・。」
うっわ〜、とアスカは何ともいえない顔を作った。多分、昨日泣いた後一睡も出来なかったからだろう。
かなり酷い顔になっている筈だ、と思う。
「よっくそんな顔で登校する気になったわねー!あたしなら休んでるわ!」
「うん・・・。僕も本当は休みたかったよ・・・。」
思わず本音が漏れて。でも、しまった!とは思わなかった。
「あ〜、もしかして渚となんかあったわね?はん、いっつもイチャついてる天罰よ!」
いつもの様に反論を期待してアスカはシンジに悪態を吐いた・
「・・・かもね。」
けれど、返ってきたのは力なく笑う顔と、すこし枯れた声。
896 :
233:2005/12/26(月) 00:21:20 ID:???
「ちょっと、来なさい。」
グイ、と強い力でアスカはシンジの腕を掴んだ。
「痛っ!ちょ、アスカ!何すんだよ。学校は・・・」
「いいから来いって言ってんのよ!!」
「・・・!!」
反論を許さぬ口調で、言う。
こうなった彼女に何を言っても無駄だということは、シンジも十分承知だった。
だから、何も言わない。
半分引き摺られるようにして入ったのは、駅前のカフェだった。
カラン、とドアを鳴らして店内に入る。コーヒーの香りが、暖かく香った。
「アスカ・・・ッ、補導されちゃうよ!!」
真っ先に気になったのは、その事で。「だから、学校行こう。」と繋げるつもりで・・・。
「あら、大丈夫よ。ここ、知り合いの経営だもの。」
おはようございまーす、とアスカは店の人に挨拶を交わす。
「おや、おはようアスカちゃん。」
―と、年老いたその人が言葉を返す。
「ね?言ったでしょ。」
そう、勝ち誇った様にアスカは笑った。そして、どっかりと窓際の席に腰を降ろす。
「一体なんだよ・・・。また面倒な事になるだろ、色々・・・。」
「あ〜ら、一回の無断欠席くらいどってこと無いわよ。さ、聞きましょうか。」
「・・・?何を?」
「あんた馬鹿ぁ?決まってんじゃないの。あんたと渚の事よ!」
897 :
233:2005/12/26(月) 00:44:36 ID:???
痛い事を聞かれている・・・とシンジは思った。
あまり思い出したく無いこと。また、昨日の気持ちが甦るから・・・。
「アスカには関係ないだろ・・。ほっといてよ。」
「はぁ〜?せっかくあたしが相談に乗ってやろうってんだから、あんたは在った事全部言えばいいのよ!」
「それが迷惑なんだよ!」
思わず声が大きくる。半分八つ当たりみたいなモノだった。
「むっかつくわねーー!何?言えない事なワケ??あー、もしかしてそういう事だった?」
嫌味と冷やかしの入った台詞に、一気に身体の体温が上昇する。
「違うよ!!」「じゃあ言えるでしょうが!!言いなさい!」
間髪入れず返されて、少し躊躇ったあと―・・・、漸く折れたようにシンジは語りだした。
「・・・あっほくさ・・・。何よソレは・・・。」
「何ってなんだよ!!僕にとっては凄く・・・。」
「何?凄く重大とか言いたいワケ??バッカみたい。」
はぁ〜、と盛大に疲れた溜息に、シンジは不快感を覚えながらも返事を返した。
「・・・何が馬鹿みたいなのさ・・・。」
「今時キスくらいでウダウダ言ってんじゃないわよ・って事。何?あんたは昔の乙女か何か?」
「・・・違うけど・・・、でも・・・。」
言いよどむシンジに、アスカは尚も続けた。まるで演説でもしているかの様に。
「いい?そりゃぁさ、無理やり押し倒されて〜とかなら解るわ。でもねぇ・・・。」
「だってさ、アイツ・・・全然解って無いんだもん。」
「・・・?何を??」
898 :
233:2005/12/26(月) 01:17:02 ID:???
僕だって、恥ずかしい話だけど、その・・・色々考えてた。
もし、彼とキスしたら。キス、したら・・・。
笑おうって、思った。大好きだって言おうと思った。ぎゅって、抱きしめて欲しいって思った。
初めてのキスだから。初めてだから、精一杯の好きを表そうって。
だから、昨日は悲しかった。っていうよりは――残念だった。
考えていた 好き を表せなかったから。心の準備をくれなかったから。
そりゃぁ・・・叩いたのはやり過ぎだったと思うけど、でも。
キスを、「くらい」 とは思って欲しく無かった。
「そんなの、アンタの我侭じゃん。」
「・・・そう、かなぁ・・?」
「そーよ、キスなんて、したいと思ったらするモンなの。渚はあんたの事好きだからキスしたんでしょーが。」
思った事を洗いざらい吐いたら、そう返ってきた。我侭。思いもしなかった返答。
「・・・そうだけど、でも・・・。」
「もぉお〜、うっとしいわね!!そんなに理想のファーストキスしたいんだったら、やってきなさいよ!やり直しってね!」
ばん!と、アスカの白い手が机へと振り下ろされる。
その音に身を竦ませながら、シンジが聞き返した。
「やり直し・・・・?」
「そ。やり直すの。あんたの理想のシュチュエーションでね。アンタがどんなに夢見てたか解るわよ。」
さぁ〜て、とアスカが席を立った。
「じゃあ、もう学校行きましょ。あんたの“理想”を叶えるためにね。少年乙女くん」
「なっ!誰だ少年乙女だよ!」
少年乙女・に反応して反論するシンジを見て、アスカは満足そうに笑った。
少年乙女シンジきゅんかわええw
がんばって下さい。
イイヨイイヨ シンジきゅんイイヨー
901 :
若提督:2005/12/26(月) 11:32:43 ID:???
223様〜〜〜!!!お待ちしておりました。今カヲルはふてくされているのか……楽しみです。
続き凄く楽しみです。私の場繋ぎ投下不要でしたね(=_=)
902 :
233:2005/12/26(月) 13:03:02 ID:???
「え?カヲルくん、まだ学校着てないの?」
一時間目の過ぎた頃、到着したシンジが吐いた台詞がソレだった。
ほんの少し驚きを含んだ声。
「何やぁ、シンジ。遅れて来よって、第一声がそれかい・・・。」
「本当だよな。トウジのヤツ、大騒ぎだったんだぜ?事故にでも遭ったんじゃないかってね。」
「じゃかぁしいわ!お前もやろ!」
そんな会話も、シンジの耳には届いていなかった。
目に入るのは、誰も座っていない席。彼の席。
「事情は惣流さんから聞いたわ。」
「うわ!」
ぬっと姿を現したのは、蒼い髪の少女。
気配も無く、隣に佇んでいたらしい。
「綾・・・波?え〜と、・・・」
「メールで、彼女から聞いたの。行った方がいいと思うわ。」
「・・・行くって、何処にだよ・・・」
答えは解っていた。けれど、聞き返す。決心がつかないから。
「・・・解ってるんでしょう。でないと、もうダメになるかも知れないわね。」
――もう、ダメになるかも知れない・・・・
「どういう意味・・・?」
「そのままの意味よ。それが嫌ならどうすべきか・・・解ってるんでしょう?」
核心を突いてくる綾波の言葉に、身体がチクチクとする。どう、すべきか―・・・
「でも、学校とか・・・・」
「『一回の無断欠席くらい、どってことない』わよ」
何処かで聞いた台詞。
「早く行ったら?もう二時間目が始まるわよ。」
「・・・うん。その、綾波もアスカも、ありがとう。」
「いいの。」と言う綾波に、シンジは微かに笑った。そして、鞄を机の上に置いたまま教室を抜ける。
遠く、トウジやケンスケが僕を呼ぶ声が聞こえたけど・・・。
聞こえないフリして走り出した。ごめんね、二人とも。
903 :
233:2005/12/26(月) 13:19:35 ID:???
・・・昨日は全然眠れなかった・・・。あぁ、身体がダルイ・・・。
手足や身体の全てをベッドの上に放り投げて、カヲルは天井を見詰めた。
別に、嫌がられる事自体はいつもの事で慣れてるけど・・・。
それは、ちょっかいを出した時の話であって。ああいう場面で嫌がられると・・・。
「さすがにキツイなー・・・。」
ふぅ、と溜息が漏れる。
もう考えないでおこう。うん。考えるから悩むんだよ。僕らしくも無い・・・。
瞼を閉じたその時。
ピンポーン♪
呼び鈴が鳴った。何だろう・・?こんな時に。無視だ、無視。
ピンポーン♪
煩いな・・・。早く行ってくれないか。
ピンポーン♪
・・・ひつこいヤツだな。早く行けってば。
ピンポンピンポンピンポンピンポーン♪
ああぁーーー!!煩い!解ったよ、出ればいいんだろ。全く・・・!
怒りを隠そうともせずにドアを開けた、その向こうにいた人物。
・・・まさか。
いやいや、ありえない。夢かな、これは・・・。
そう思い、再びドアを閉める。
「ちょっと、何だよ!!何で閉めるのさ!この馬鹿!」
ドアを叩く音が聞こえる。
どうやら夢や幻ではないらしい。
904 :
233:2005/12/26(月) 13:34:09 ID:???
「・・・何の用?僕の事嫌いなんじゃないの?」
「・・・それは、その、・・・」
気不味い・・・。
シンジくんも気まずいのか、眉尻を下げながら睫毛を伏せている。
・・謝るべき、なんだろうか。
・・謝るべき、なんだろうな。
彼の悲しい顔が―、好きなワケじゃない。・・・可愛いとは思うけど・・・。
心臓がもの凄い速さで脈打ってる・・。
カヲルくんのあんな顔、初めて見る気がする。少し困ったような、不機嫌な様な顔。
その顔を、僕がさしたんだと思うと何だか情けなくて・・・悲しくて。
それから、僕がこれから言おうとしてる事を考えると、すごく・・・悲しい。
でも、言わなきゃ・・・。
「「あの・・・」」
昨日は影が、今日は声が重なった。
905 :
233:2005/12/26(月) 13:59:54 ID:???
本当、悲しい・・・っていうよりは、恥ずかしい。
何が悲しくてファーストキスをやり直そうなんて、言わなきゃなんないんだよ!
これも全部アイツが悪いんだ。
「何・・?」
「カヲルくんこそ、何?言ってよ。」
「君から言いなよ。僕は後からでいいから。」
目が言えって怒ってる。ああ、もう!怒りたいのはこっちなのに!
「じゃあ言わしてもらうよ!?」
思わず立ち上がる。膝がガクガクいってるし、鼓動は馬鹿みたいに早いし、耳は異様に熱く感じるし・・・。
「あの、あの、あの・・・!」
「・・・?何?」
「やり直し、しよう!!」
906 :
233:2005/12/26(月) 14:00:25 ID:???
言った・・!!言っちゃった・・・。良く言った、僕・・・。
ああ、まだ身体は震えてるし、耳は熱いし、喉はカラカラ渇く。でも、言った。
「・・・やり直しって、何を?」
目をパチクリさせて、カヲルくんが聞いてくる。
「何って、だから・・・、キスの・・。」
キス、辺りの声が小さく震えた。・・・
茹蛸みたに真っ赤な顔したシンジくんの口から、僕は「キス」って言葉を聞いた。
やり直ししよう・・・って。シンジくんは、嫌がってた筈、だ。
「やり直しって・・・、君、僕とキスするの嫌なんだろ?泣くくらいに。」
すこし嫌味をこめて言う。
「・・・ッ!違う、違くて、その!」
シンジくんがまた、目を閏わせ始めた。これ以上無いくらいに顔も赤い。
「カヲルくん、は・・・僕の事、嫌いになった・・・ッの?」
「は??」
・・・・??どうしたらそんな結論に行き着くんだろう。
「ねぇ、君本気で言ってんの?」
「・・・ッだったら、だ、ったら・・・!」
お願い、と震える声で訴えられた。
907 :
233:2005/12/26(月) 14:33:17 ID:???
僕も、ほとほと彼に甘いんだな・と思い知った。
「いい!ぜったい目開けないでね!?絶対だからな!」
「はいはい。で、どうすればいいの?」
向かい合わせにたって、言われるままに瞼を下ろした。
さっきの震えるような態度は何処へやら・・・。
「・・あ、えっと、もう何もなくて、じゃ、いくから!」
そうシンジくんが言ったと同時に、そろそろと項に彼の腕が絡められた。
それもかなりゆっくり、慎重に。
僕の方が身長高いから、首が下がる体制になる。はっきり言って、ちょっと辛い。
身体と身体の間に距離があるらしく、首本がひっぱられて痛い。せめてもう少し寄ってくれたら楽なんだろうけど・・・。
引き寄せたりして、又怒らせても困るので我慢する事にした。
かなり、恥ずかしい・・・。逃げたいくらい恥ずかしい。
心臓が狂ったみたいだ。恥辱に唇が震える。
シンジは必死にカヲルに身長をあわせようと、つま先立ちで距離を縮めていった。
何故だか、怖くて、緊張して、でも少し嬉しくて―・・・感情がごちゃ混ぜになる。
だから、これは特別な事。
恐る恐る、彼の唇が近づいてくるのが解った。
そこまで緊張されると、こっちまで緊張してくる。じれったいような、それでいてこのままでいて欲しい様な。
・・・何言ってんだろうな、僕は。
心の中で自嘲の笑みを漏らしていると、何かが唇を掠った。
何か、では無く唇なんだけど。付いたか付いてないか、という感触だった。
一瞬間を置いて、今度は確かな感触で。項に絡められた腕に微かに力が入っている。
・・・痛い。思わず手を伸ばして、シンジくんの腰を抱いた。
そうして、一気に引き寄せる。これで、首は随分楽になった。
908 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/26(月) 14:53:53 ID:i+9PHwsR
iiyoiiyo
さげろ
910 :
233:2005/12/26(月) 14:59:11 ID:???
ゆっくりとシンジくんが離れた。僕に身体を抱かれたまま。
「・・・ッ、キスしたよね、今。」
鼻にかかった声で確認を取られる。
「うん、したね。」
甘かった。昨日とは桁違いに、熱かった。そして、長かった。
「そっかぁ、うん・・。なんか・・・変なの。」
「?何が変なの?」
「・・・・。」
「え、今なんて・・・?」
上手く聞き取れなかった部分を聞き返そうと、したら。
トン、と僕の肩にシンジくんは首を擡げて、信じられない言葉を言った。
「カヲルくん・・・。大好きだから、ね。」
「〜〜〜ッ!!」
初めて、彼の口から好きって聞いた。
胸の奥がむず痒い。と、同時に暖かくて、叫びたいくらい嬉しい。
言葉が出ないから、せめて。
「うっわ、ちょ、カヲルくん!!苦しいから!」
「うん。うん。うん・・・。」
馬鹿みたいに「うん」を連呼しながら、思いっきりシンジくんを抱きしめた。
嫌がられるかな、とか、そんな考えはもう頭に無くて。シンジくんも、嫌がって無いみたいだった。
吃驚した。まさか「しあわせ。」って言葉が出るなんて。思いもしなかった。
幸い、カヲルくんには聞こえて無いみたいだったけど・・。
何か、顔が熱い。カヲルくんの体温は温かいけど、僕の体温は熱い。
・・・理想のキス、出来た・・よね?
大好きって言ったし、ぎゅってカヲル君してくれたし・・・。笑えてないけど・・。
っていうか、カヲルくん苦しいくらい抱いてくるんだけど。まぁ、幸せだからいいかな・・。
911 :
233:2005/12/26(月) 15:12:34 ID:???
「ねぇ、カヲルくんさ。今日は学校休もっか?」
真面目なシンジからは思いも付かない台詞が飛び出した。
「え?いいの?・・・連絡入れる?」
「うん。いいじゃない?別に『一回の無断欠席くらい、どってことない』よ。」
何処かで聞いた台詞を、シンジも吐く。
「う〜ん・・、ま、それもそうか。」
すこしうろたえた後、カヲルは笑いながら言った。
微かに甘いシンジの髪の匂い。温かい体温。何故だかとても、落ち着いて、安堵する。
「・・なんか僕、眠くなってきた・・・かも・・。」
ふぁあ、とカヲルは欠伸をした。つられたようにシンジも言う。
「ん・・・、昨日寝てないもん。僕も眠いや・・・」
誰かさんのお陰でね、と二人は心中呟いた。
そして数分後、仲良く寝息を立てる二人の姿があったとさ。
終わり
912 :
233:2005/12/26(月) 15:19:22 ID:???
なんか久々にパソ触りました。
誤字脱字が沢山あると思いますが、そこは笑って見過ごしてやって下さい・・・!!
神的な職人さんの後に書くのはかなり緊張します。
若提督さんのような素晴らしい文章は到底無理でした。本当尊敬しますね!
それでは皆さん、身体にお気をつけてお過ごし下さいませ〜
913 :
若提督:2005/12/26(月) 15:32:56 ID:???
>>223様
(@_@;) なんだかもったいないお言葉を……私こそ神様的職人の223様に褒めて頂き嬉しいです。
これからも頑張ります。
>三大職人って……?
スレ読み返せw答えは君の中に
カヲシン四天王だな!(はぁはぁ)
エロと甘いのとたまにグロの楽園ですな、このスレは
>876です。
223さんの素晴らしいカヲシンの後というの大変恐縮ですが、投下させていただきます。
■□■
ふいにカヲル君が僕の手を取った。
「シンジ君の手は暖かいね」
笑ってそう云いながら僕の手を包む彼の手は、とても冷たかった。
「カヲル君の手は、冷たいね」
「…そう、だね。僕は人より体温が低いみたいなんだ」
「だからシンジ君の手は暖かくて気持ちいいよ。」
握ったままの僕の掌をカヲル君は彼自身の頬に当てて笑う。
そんな彼はとても綺麗で、僕は全身の血が顔に集まってしまったんじゃないかと思うくらい顔が熱かった。
「シンジ君、顔まっかだ」
「かっ、カヲル君が恥かしいことするからじゃないかっ」
わたわたと慌てる僕にくすくすと笑うカヲル君。
彼の笑顔は僕を安心させてくれる効果があるようで、恥かしさがすっと消えていく。
残ったのは、暖かくて柔らかい安堵感。そしていとおしさ。
僕はカヲル君に握られていない方の手を、彼の手に添えた。
「僕は、体温がちょっと高いみたいなんだ」
「だから、カヲル君の手は丁度良くて気持ちいい」
さっき云われた事と反対の言葉を返すと、カヲル君は眼をまあるくして僕を見た。
いつも余裕そうな顔で笑う彼の、そんなちょっと抜けた顔を見て僕はなんだか嬉しかった。
体温の高い僕と、低い彼。
「僕らは2人でちょうどいいんだね」
手をお互いに握ったまま、僕らは笑い合った。
■□■
すいませんでしたっ・・・!(逃走)
>>223さん
あなたのツンデレシンジきゅんは最高です
可愛すぎる
>>867さん
癒されました
ほのぼのいい!
920 :
233:2005/12/26(月) 23:07:07 ID:???
922 :
876:2005/12/27(火) 13:03:24 ID:???
>>919さん
癒されてくださったようで気恥ずかしくも嬉しいです。
感想ありがとうございます!
>>223さん
あわわわ…憧れの職人さんに感想を頂いてしまった…
恐縮ですっ、ありがとうございます…!
sage
人いなさ杉www
927 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/09(月) 05:49:29 ID:EbuLKSsF
L らぶらぶ
K カヲル
S シンジ 記念w
神きたこれ!!(゚∀゚;)
有り難やーっ!!なんまいだぶなんまいたぶ!!
929 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/11(水) 06:08:07 ID:Wa+msTZ0
神?いつきた?どこにきた?
>>927のIDがLKS(ラブ・カヲル・シンジ=カヲシン)になってるってだけのことさ
神が生み出したIDの極みだね
931 :
若提督:2006/01/11(水) 23:28:56 ID:???
ほんとに神きた!!いらないかもしれないけど記念投下
932 :
若提督:2006/01/11(水) 23:30:33 ID:???
「あっ、ぁんっ!!」
軽く撫でてやると体を離してびくりと震えた。
「嫌だった?」
と、足を離すとすぐにオネダリの姿勢に入る。
「あっ、いっしょ…ぅけんめ…い、がんば…るから……ふんで…ください」
顔を逸らし、胸を反らせながら震えるペニスを差し出すようなポーズ。
教えてもいないのに、少しレベルアップしたんじゃないの?
「誰の何を踏んで欲しいの?………っていって、オネダリしてごらん?可愛くできたら聞いてあげる。」
オネダリの言葉を耳に囁いたら、真っ赤になってうつむいてしまった。
そんな彼の顎に人差し指をかけて上を向かせると、観念した彼はできる限り媚を売るようにしてオネダリの言葉を口にした。
「シ、シンジの…おち…んちん…を……フミフ、ミしてください。」
ねっとりとした瞳で僕を見ながら、甘く囁くシンジ君。
可愛いね。実に可愛いよ。いつか本心からその言葉を聴きたいね。
「よくできたね…」
そう優しく笑いかけてやって、頭を自分のほうに引き寄せお仕事を再開させる。勿論、ご褒美をやりながら。ああ、いいね、理想の主従関係の図だよ。
そう、シンジ君、君が僕に完全に堕ちてくれれば、毎日こうして君を可愛がれるのにね。
いいよ、今は騙されていてあげる。可愛い君と精一杯な演技、そして精一杯のご奉仕で見逃してあげるよ。
でも君は本当に、君が本当は何を考えているのか、どうして今日はこんなに素直なのか……
僕が分からないとでも思ってるの?
>>928 神に経を唱えるとはまたおかしなヤツですね( ^∀^ )ニコォ
934 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/12(木) 10:52:06 ID:2nS2A4bn
猫シンジはどうなったんだろ?あの話ってもう終わっちゃったのん?
若提督 様
だいぶ遅くなりましたが、あけましておめでとうございます
戻ってきてくれてうれしいです。
あいかわらずハアハアさせてもらってます。
>934
自分も続きがきになってます。早く職人さんこないかな。
937 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/12(木) 22:49:58 ID:Jo1Z2mrr
938 :
名無しが死んでも代わりはいるもの:2006/01/12(木) 22:58:38 ID:OoiuAKEh
↑このサイト良いですよね。よく通ってます。
晒し禁止って書いてあるのに…
閉鎖したらどうするんだ
資源は大切に
むしろ閉鎖キボン
私怨乙
943 :
若提督:2006/01/14(土) 21:57:22 ID:???
彼が行動を起こしたのは、それから五日程経ってからだった。
もっと早くに行動を起こすと思っていたけれど、随分と時間をかけたものだ。
時期を待つということを知っているらしい。賢いけれど、ペットには要らない知恵だ。
まだ少しフラフラする頭を振って意識を覚醒させる。
僕はどうやっても死ぬことは無いけれど、一応人並みに気絶をすることはできるみたいだ。
彼のおかげで知ることができたけれど……これは感謝には値しないね。
シンジ君が逃げ出した。食事をしようと、彼をつれて食堂に行ったときだった。
テーブルの上に飾られていた花。それを挿していた壷でもって僕の頭をガツーンとやってくれた。
そして僕が意識を失ってから、彼は朝食にと用意しておいた、パンを引っつかんで逃げてくれたというわけだ。
恐らく、パンが朝食に出る日を待っていたのだろう。 なかなか周到なことだけれども、一つ計算違いがあった。
それは勿論、こんなことも予想に入れて飲ませていたあの薬だ。
飲ませてから早一週間、彼は二日ほどで乾きに耐えられなくなるだろう。
この辺りの山には、彼が持ってる食料以外にも、 今の時期は木の実が沢山なっているはずだから飢える事もないだろう。
綺麗な沢だっていっぱいある。彼は絶対に僕のテリトリーからは逃れられないけれど、飢える事も何も心配はしなくてもいい。
でも彼にとって問題なのは、どれだけの間、乾きに耐えていられるかということだということを彼は知らない。
そう肉体的な喉の渇きなどよりもはるかに厄介な、性欲の乾き。
彼が一度でも自身を慰めてしまったら、彼はその刺激で肉欲に目覚めてしまうだろう。
いつもいつも、泣いて泣いて哀願して、それでも許されずに気を失うまで責めてあげた体が記憶しているその快楽、
その代わりを彼が自分自身で補うことなどできるわけがない。
今このときもその瞬間が目に浮かぶようだよ。物足りない刺激に泣きながら自分を慰め、
理性と本能との狭間で葛藤し苦しみながら僕を呼ぶ彼の姿が……。
想像の中の僕に、跪き許しを乞いながら、犯してくれと哀願する……そんな彼の姿がね……。
944 :
233:2006/01/15(日) 23:20:42 ID:???
父さんは、ただの成り上がりだ。
無能で、自分の欲に従順な。
あそこまで会社を広めたのだって、他社の有能な奴を引き抜くなり殺すなりして、
その功績と結果を自分のモノしてきた。
そしてもう一つの父さんの鍵は、母さん―母―…つまりナオコ、だ。
正確には、母さんの親の資産と権威。そこが主な資金の調達源。
今夜、それを断ち切ってやろうと思う。
安心しなよ、総て奪ったりしないから。
もっとゆっくり、ひとつひとつ奪っていってあげるから。
貴方は必死に、且つ惨めにそれを眺めていればいいんだ。
「渚様…、そちらの方は……、」
会場の入り口で、カヲルは引き止められた。
もうそろそろ、人が集まり始めている。
「あぁ、僕の猫だよ。」
こっちにおいで、と、カヲルはシンジの腕を引く。
ボーイの男は、シンジをマジマジと見つめた後、納得したように頷いた。
「猫―、でしたら、首輪を……。一応、規則ですので。」
首輪をしない限りは、権力者の前に出さない。
それが、ここの規則である。
良い猫は、しばしば貸し借りされる。その際、逃げ出す為に、飼い主を殺める事がたびたびあった。
その飼い主が重要なポストの人間だった場合、経済的にも政治的にも混乱が起こるだろう。
それを避けるためだった。
945 :
233:2006/01/15(日) 23:24:02 ID:???
――首輪、ね。もっとも、僕は彼を貸し借りする気なんか更々無いけど。
「…あの、カヲルくん?僕、外で待ってようか?」
黙り込み、考えている様子のカヲルにシンジが声を掛けた。
もともと、人の多い処が苦手なシンジである。
殊更、こういった上級層の人間たちは苦手だった。
好きなだけ弄んで、投げ付けた金を拾えと笑う。
それが、シンジの会った上級層の人間達。
その中に身を投じなければならない。
そう考えると、シンジの膝は今にも震えだしそうになる。
正直いって、外で待っている方が何倍もマシだった。
「いや、そんな必要ないよ。」
言うと、カヲルは自分のしているネクタイをしゅるしゅると解きだした。
シンジとボーイは、首を傾げてその様子を見ている。
「シンジくん、ちょっと首―…。苦しかったら言って。」
「――え?」
946 :
233:2006/01/15(日) 23:25:39 ID:???
そう答えた次の瞬間、シンジの首に何かが触れる感触が走った。
カヲルがネクタイをチョーカーとして巻いているのだ。
きゅっと、項の付近で結ばれる。微かにくすぐったさを残しながら。
「はい、出来た。」
頭に疑問符を浮かべるシンジの後ろで、カヲルは満足そうに笑った。
「何、これ…?」
「首輪の代わりだよ。」
さぁ、これで通せ・とカヲルの笑みが言っている。
ボーイは一瞬戸惑った。コレは首輪と言っていいものかどうか。
しかし、断れない。おそらく断れば、厄介な目に遭うだろうから。
「……宜しいでしょう。では中へどうぞ。」
一瞬の間のあと、ボーイは二人を中へと通した。
少年の目は、余りにも禍々しすぎる。逆らってはいけないような、そんな気がするほどに。
行こうか・と猫の肩を抱いている少年の影が、眩い光の中へと呑まれていった。
947 :
233:2006/01/16(月) 00:21:23 ID:???
無邪気なフリ、というのは案外疲れるものだ。
ずっと媚びた顔を、仕草をしていなければならない。
苦痛以外の何者でもないのだ。
カヲルに抱かれながら、明るい照明の下をシンジは歩いた。
僕は僕だ。
猫として存在する前に、僕は僕として存在している。
なのに…なのに。
僕は僕としてではなく、猫としてここに存在している。
着飾った人々。奏でられる音楽。
一体何人の第三市民が日々息絶えていってるのか、こいつらは知らないんだろう。
「……。」
シンジは、苦々し気に顔を顰めた。
もちろん、周りに気付かれないように、そっと。
「ねぇシンジ君。」
「え?あ…何?」
急な問いかけにはっとしながら、シンジは答える。
948 :
233:2006/01/16(月) 00:22:17 ID:???
「君は、女性の嫉妬心ってどう思う?」
「―…?さ、さぁ?」
急に何を言い出すのか、この少年は。
「今夜、その凄さを見せてあげるよ。どんなに醜くて、扱いやすいものかを、ね。」
夢見るように、嘲るかの様に言うカヲルに、シンジは言いようも無い不安を覚えた。
おそらく、誰か消える事となるのだろう。
そういう企みを持った者は、大抵そんな様子を見せるのだ。
シンジの知りえる限り、は。
233様御降臨‥!!!
233様キターWWはっ早く続きを↑↑
951 :
233:2006/01/17(火) 19:11:28 ID:???
きらきらと、ナオコの胸に首飾りが煌いた。
もう随分人で賑わっている。
真紅のドレスに身を包み、その中から愛しい者を探す。
…一体、何処にいるのかしら…?
そう頭の中で呼びかけながら、飾り立てられたホールを歩く。
豪華な衣類の人々の中でも、ナオコの姿は艶やかに、より毒毒しく栄えていた。
「どうやら…。母さんが来たみたいだね。」
そろそろ動こうかな、と二階の手すりから下の様子をカヲルは伺った。
「……面白そうだね。」
「そう、見える?」
むずむずと、まるで悪戯を仕掛ける直前の子供の様な、そんな様子。
無邪気…とは言い難いが。
柱の影にカメラの瞳を忍ばせながら、シンジはカヲルの様子を伺った。
「じゃあ、僕は下に行ってくるけど――…。ここから動かないでね。
できれば、身を潜めていて。」
解ったね?と諭す様なカヲルに、シンジはコクリと頷いた。
返事はしない。断定できないから。
シンジは、ココで量るつもりだった。自分の飼い主―だというこの男を。
それでも満足そうに笑いかけるカヲル。
シンジの思惑に気付いているのか、いないのか。
或いは―…とって足らない事なのだろうか。何れもシンジには解らなかった。
リアルタイムで233様の小説見たの初めて・・・ww
マジ萌え死ぬwww
953 :
233:2006/01/17(火) 19:32:37 ID:???
「済みません―…。少しよろしいですか?」
赤毛の少女と、その両親らしき男女に、少年は声を掛けた。
にこやかに、それでいて儀礼的に。
一瞬静まり返る三人だったが、瞬間、ぱぁっと空気に華が咲いた。
「君は・・確か渚くんの―…」
「はい。」
父親らしき人物が、笑顔でカヲルに応じる。それに応えながら、カヲルは赤毛の少女・・。
つまり今回の主役であるアスカを盗み見た。
鉢合う目線―に、少女はにっこりと笑む。
「どうだね?お父さんは元気かね?いや、よくお世話になっているよ・・・。」
「はい。父もそう申して居りました。それで―…」
「ん?何だね?どうし「あなた、ちょっと…。」
追求する男に、妻らしき女が制止をかけた。恐らく、何かを察したのだろう。
954 :
233:2006/01/17(火) 19:33:28 ID:???
「私たちは、向こうで挨拶がありますから…。どうぞそのままで…。」
そう微笑みながら、男の腕を強引に引っ張って人ごみの中へと消えていく。
「おい、お前…。なんだ一体…」
「いいから、貴方。二人の邪魔しちゃいけませんもの・・・。」
そう、微かに聞こえる声。
成る程、カヲルの企みに加担してくれたらしい。それが、思い違った様であれ。
「…さて、惣流さん。」
くるり、とアスカに向き直るカヲル。
「ふふっ。何よ?」
待っていた、と言わんばかりの口調。
解りきった質問を、アスカはカヲルにぶつける。顔は誇らしげに笑っていた。
「少し僕と付き合ってもらえるかな?」
あくまで儀礼的な笑み。それもそうか。本心からでは無い行いなのだから。
「……いいわ。しょーがないから付き合ってやるわよ。どうせ、あんた相手居ないんでしょ?」
感謝しなさい、と言いながら、右手を差し出す。
それを、言い知れぬ笑みで迎えた。
955 :
233:2006/01/17(火) 19:42:37 ID:???
勝ち誇った顔で、少女は少年と並んで歩いた。
皆が二人を振り返る。そうさせずにはいられない。
目鼻立ちの整った、鮮やかな髪の二人。
もはや、人間と言い切っていいものかどうか。
――ふふっ、みんなが見てる。
満足げに、アスカは周囲に気配を張り巡らした。
そうして、そうして。
――やっとこの場所を手に入れたんだわ。やっと―…。
にやける口元を抑えもせず、アスカは自分の腕をカヲルへと絡める。
「ねぇ、あたし達って…。すごく似合ってると思うわ。お互いにね。」
そう囁きながら、こつりと額を背広に押し当てる。
「そうだね。君と釣り合いが取れるとは―…。光栄だね。」
心にもない事を吐きながら、アスカの様子を冷ややかに見つめた。
勿論、笑顔のままに。
956 :
233:2006/01/17(火) 20:02:30 ID:???
「あら、渚さま―!」
聞きなれた声に、ナオコは振り返った。
見知った女。確か取引先の――…。
内心煩わしく思いながらも勤めて笑顔で返す。
「あら…、こんばんは。」
「こんばんは……。今夜も冷えますわねぇ」
そうですわね、などと、下らない質問に応答しながら、やはり目線はカヲルを探す。
いくつかの雑談が終わったあと、女は見惚れる様な目でいった。
「それにしても、奥様のそのドレス―…。とても良くお似合いですわ。
思わず見惚れてしまいます。坊ちゃんとお並びになっても、親子とは思えませんわ。」
その言葉に、ナオコは素早く反応を示した。
「本当ですの!?」
「え、ええ…。すごくお綺麗で若々しく見えますわ。」
―親子には見えない。
その言葉を甘くかみ締めながら、ナオコはうっとりと思いを馳せた。
――カヲルは、何て言ってくれるかしら? と。
早く見せたい。綺麗だと言われたい。
そんな思いが、胸に渦を巻く。
そうして。
957 :
233:2006/01/17(火) 20:07:07 ID:???
「あら、奥様?あれ、あの人―…、坊ちゃんじゃありません?」
――カヲル!?
ナオコは待ちわびた視線で、指差された方向に視線を向ける。
希望と期待の瞳。直後、絶望に姿を変えて。
愛しい愛しいカヲルの影に隠れて見える、長い髪。
赤毛の、艶やかな長い髪。
“――女…!!?”
視界に飛び込むのは、仲睦まじく寄り添うカヲルと、女。
「あらぁ、なんて可愛らしいお嬢さん…。すごくお似合いのお二人ですわね?ねぇ?」
「え・えぇ…。」
ヒクつく口角を必死に抑えながら、ナオコは打ちたくも無い相槌を打った。
ムラムラと、かつて経験した様な胸の高鳴りが蘇る。
おん、な―…。
奥の歯を、ギチリと噛み締めた。
958 :
233:2006/01/17(火) 20:53:33 ID:???
突き刺さるような目線を感じる。
おそらく、母さんだろう。
…ようやく見つけて貰えたか……。
ふぅ、と内心ため息をつきながら、そっとアスカの耳に口をつける。
「…渡したい物があるんだ…。二人っきりになりたいんだけど。」
どう?と囁くように言付ける。すると――。
「ふん!しょーが無いから、行ってあげるわ。変な物なら捨てるからね」
案の定、確信したような笑みが帰ってきた。
すい、と姿を晦ませる二人を、ナオコは目で追った。
―何処に行こうっていうのかしら!?
「きゃあ!ちょっと…渚さま!?」
今しがた会話していた相手を押しのけて、二人の跡を追う。
周りの事など、頭に入っていなかった。
ただ、どす黒い感情だけが湧く。
かつて、メイドを死に追いやった時よりも、もっと濃くて、粘り気のある――…。
おそらくそれは、女としての嫉妬。
959 :
若提督:2006/01/17(火) 22:55:07 ID:???
>233様
233様最高です!!!この間は名前間違っててすみませんでした。
とりあえず233様と比べられるのは怖いので、私は遠目に眺めてますね |д゜)カンサツ
頑張ってください。
960 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/20(金) 07:49:27 ID:XTxe1Qry
gj
余程のことがない限りageるのは控えたほうが…
そして233様キテタ━(゚∀゚)━!!
まっ 益々続きが気になる…
あと、そろそろ次スレの季節かな?
次スレは970さんくらいにお願いしますかね?
そして、若提督様、233様、ありがとうござます!
萌えをありがとうございます! 明日の活力にさせていただきます!!
963 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/21(土) 18:11:06 ID:kZYDz8iJ
943の続きが気になる。
964 :
若提督:2006/01/21(土) 22:49:06 ID:???
>962-963 Σ(@ロ@) ががが、頑張る
最高です!思わず今日一日で1から全部みてしまいました…
職人さん、とっても小説素敵です。お体に気を付けてこれからも素敵な小説よろしくお願いします。私も楽しみに待っています!
967 :
若提督:2006/01/23(月) 17:44:03 ID:???
カヲル君に花瓶をぶつける瞬間になって初めて、僕は自分が実に愚かなことをしているのではないかと思い至った。
彼は人外の存在なのだ。普通の人のように意識を手放す保証はないのだ。いや、手放さない可能性の方が高いのではないか……。
しまった、と思ったときには僕の手には鈍い感触が広がっていた。ドサリという音が続いて彼の体が床に崩れ落ちていた。
彼が実際に意識を失っていたのか……僕はそれを確かめる余裕もなしに、反射的に朝食にあったパンをひっつかんで走り出していた。
彼の屋敷は広い。自分が最初入ってきて通された部屋でさえ僕はどこにあるのかわからなかった。僕はすぐに玄関を探すことを諦め、窓を利用して外に出た。
屋敷の外は迷いここにたどりついたときと同じように、木の生い茂った山だったが、彼は初めて僕にあった時に、この山からの下り方を教えてくれていた。
とにかく下へ下へと下っていった。至る所を流れる小さな小川に、木々にたわわに実る木の実のおかげで、手持ちのパンがなくなっても飢えることはなさそうだ。
飛び出した窓のカーテンを引きちぎって持ってきてもいた。一枚を首輪と手足の枷のみの裸体に巻きつけ、毛布の代わりにもう一枚を手に持って走り続けた。
裸で走り回ることへの恥辱と、さらに信じられないところに填められたままのリングを表に出したまま、人前に出ることなど考えたくもない。
どれだけ走ればふもとに辿り着くのか、それは分からなかった。それでも僕は、僅かな希望に縋りながら、少しでも遠くへ行こうと歩を進めていった。
二晩を山の中で過ごした。二日間、僕は走っては歩き、体力が回復してからまた走ることを繰り返した。が、依然としてふもとにつくような気配はなかった。ただ、坂がずっと続き、僕はひたすらにそれを下り続ける。
既に丸一日歩いた時点で気がついていたことだが、いったいこの山の標高はいくらなのだろう……。
いくら行ってもふもとも何も見えてきやしない……
968 :
若提督:2006/01/23(月) 17:46:47 ID:???
このスレ最後の投下 つ●
また次スレで会いましょ ↓
>若提督 様
GJ
新スレで待ってます。
おつ
乙
GJ!
973 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/24(火) 07:33:15 ID:bZxGzq6j
新スレで待っています
乙です。
まち
新スレ期待
GJ
978 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/24(火) 23:15:42 ID:NGJgjzTL
乙
979 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/24(火) 23:17:16 ID:NGJgjzTL
IDがGJ
はいはい。
職人さん乙でした。
981 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/25(水) 06:31:15 ID:mwjhEzMX
otu
982 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/25(水) 22:08:40 ID:U91z9WUs
乙でした。
983 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/25(水) 23:31:39 ID:KcQBMm8N
乙でした。
O2
埋め埋め
産め
埋めや増やせや次も期待
埋めてやるw
膿め
梅
ume
992 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/28(土) 00:54:19 ID:Rt83r7g3
993 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/28(土) 00:55:04 ID:Rt83r7g3
1000までとどけ壱弐参
995 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/28(土) 01:06:26 ID:O/3CUGQx
1000ならカヲル君は俺のもの
1000ならエヴァの
997?
998?
銀河鉄道999
うんこ
1001 :
1001:
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