果たしてどうなるだろうか。
2 :
名無しは氏なないわ私が守るもの :2005/09/13(火) 14:13:52 ID:8iPiFHlz
2get
アニカヲが貞カヲを調教
逆だろ
×元 ○本 この時点で 糸冬 了
カヲル受けスキーな腐女子がわく前に糸冬了。
貞カヲがアニカヲを絞殺。
のび太の如くあや取りしてる。
10 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/13(火) 17:49:38 ID:pw6VX47j
腐女子と萌ヲタを同じ空間に閉じ込めた
理想と現実のギャップに耐えられず両者発狂 ↓ でも自我崩壊した状態で狂った性欲が目覚める ↓ 合体
雑談しても肉体関係にはならない罠
13 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/14(水) 00:47:23 ID:IqAUbgbR
そして冬コミに《空間不行届》と言う同人紙を出すカップルがいた
「猪狩、名スレの予感だな」 「ああ、久々に期待できる代物だ」
猪狩かよwwwwwwwwwwwwww
16 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/14(水) 01:26:05 ID:xUpwRgEf
「あーあ、何でこんなとこに居なきゃいけないんだ。」 「…。」 「狭いし暗いし、最悪だね。居心地が悪い。」 「そうかい?」 「ああ、さっさと出たいよ、こんなとこ。」 「…じゃ、出口を探そうか。」
結界で簡単に抜け出して閉じ込めた奴に逆襲。 アニカヲはともかく、貞カヲは切れると怖い
18 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/14(水) 01:37:04 ID:IqAUbgbR
萌ヲタ「・・・・・・ぁっ・・どうも・・」 腐女子「・あっこちらこそ!?」
互いの描いているエロ同人誌をこっそり覗き見→変な境地にはまる
「名スレの予感がしますね先輩。」 「でもスレに実験と観察をサボるのはダメよマヤ。」
22 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/18(日) 17:46:09 ID:AKoameXJ
同じ部屋でテレビチャンピオン アキバ王選手権を見た萌ヲタと腐女子
アニ「君は僕と同じだね。」 貞「でも、お互いは少しずつ違うよ。」 アニ「僕と一緒が、嫌なのかい?」 貞「不思議な事を言うなぁ、どうしてそんなに人と一緒に居たいんだい? 君も使徒なのに…。」 アニ「使徒だから、人と触れ合いたいのかもね。 君も、僕も…(笑。」 貞「…。」
「シンちゃ〜ん。名スレの予感がするわぁ」 「ぼっ僕にはわかりません!!」
庵カヲ「君は僕と同じだね」 貞カヲ「オンチの君と一緒にしないでくれる?」 庵カヲ「君が何を言っているのかわからないよ」
萌「君は僕と同じだね。」 腐「でも、お互いは少しずつ違うのよ。」 萌「僕と一緒が、嫌なのかい?」 腐「不思議な事を言うわね、どうしてそんなに人と一緒に居たいんのよ? 君もヲタクなのに…。」 萌「淋しいヲタクだからあえて、人と触れ合いたいのかもね。 君も、僕も…(笑。」 貞「…・・・・一緒に冬コミ行こうよ
萌ヲタ×腐女子って素敵ね。
とりあえずカヲルと綾人を並べたら腐女子は大興奮
綾人はイラネ。
庵カヲ「〜♪」 貞カヲ「今時鼻歌かい?ピアノくらい弾こうよ。音程ずれまくってるし。あ、君は絶対音感無いんだったね。」 庵カヲ「うざいねぇ、君は。」
庵カヲ 「君は・・・もしかして2人目なのかい?」 貞カヲ 「そんな事聞かれてもわかんないよ。 なんで同じ顔してんの?」 庵カヲ 「魂は一つしか生まれなかった筈なのに不思議だね。 君と僕が同時に存在してるなんて」 貞カヲ 「はあ?何言ってんの?」 庵カヲ 「君は・・・。そんなだからシンジ君に嫌われるんだよ」
意外に拒絶してるな てっきり庵カヲが貞カヲに同情して彼の苦悩を解決するために S2機関を引き抜いて取り込んでしまうとか思ってた
意外と良スレ
貞「君さ、スカートめくりって知ってる?」 庵「そりゃまぁ、一応ね。何でそんな事を聞くんだい?」 貞「それがさぁ、昨日ファーストにそれをしたら殴られちゃって」 庵「当たり前だよ。女性のスカートをめくって下着を見るなんて、 殴られるか、訴えられるかが普通さ」 貞「へぇ。そんなもんなの。覚えておこ。君、色んな事を知ってるんだね」 庵「常識だよ、君だって、異性に下着を見られるのは嫌だろう?」 貞「別に。見せてって言ってきたら見せるよ。下着なんて、性器を包んだ ただの布じゃない。本物を見せるわけじゃないんだしさー」 庵「…そんな恥ずかしい事、僕と同じ顔して平然と言わないでくれよ」
35 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/23(金) 19:50:08 ID:LQUaRQnQ
あげ
ほんと別人だな
37 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/09/24(土) 00:04:16 ID:EzOoA3Se
貞カヲ→白痴 庵カヲ→電波
( ・p・)<あうあうあー
貞「昨日ムーミンってアニメを見たよ」 庵「へぇ。僕もムーミンは好きだよ。ほのぼのしてて、 心が癒されるよね」 貞「そーなの?僕はムーミンの頼りなさにイラついていたよ」 庵「だからいいのさ。周りの住人達の暖かさに助けられながら、 ムーミンが成長していく。最高のアニメだよ」 貞「美化しすぎ。結局ムーミンは一匹じゃ何もできないカバって事 じゃない。大体なんでカバが住んでる谷にスナフキンがいるんだよ」 庵「あれはカバじゃない、妖精だよ」 貞「どっちでもいいよ。スナフキンは何でいるんだよ?あの人いくつ?」 庵「僕が知る訳ないだろう。それにあれはアニメーションなんだ。 そこまで現実的に考える必要はないさ」 貞「ま、そりゃそうだね」
庵「雑談もいいけれど、ここから出る方法もそろそろ 考え出さなければいけないね」 貞「え〜?めんどくさ、別にいいじゃん」 庵「そういう訳にもいかないよ。忘れている様だけれど、 ここはあくまでも"密室"なんだ」 貞「ああ、そういえばそうだったっけ。で?」 庵「つまり、いつかはここの部屋の酸素がなくなるだろう? そうなったら、僕らはここで死んでしまうって事さ」 貞「えっ?そーなの?早く言ってくれよ」 庵「君は実に馬鹿だね」 貞「うるさいなー」 庵「うるさくなんかないさ」 貞「そういうのをうるさいって言うの。もー、ちょっと黙ってろよ」 庵「君こそ、いくら同じ顔だからと言って、初めて会った人間に 黙ってろはないだろう?マナーがなってないよ」 貞「こんな状況で、マナーもカカシもないだろ」 庵「あるさ。人と人との関わりというのは、マナーがきちんと なっていないと上手くいかない」 貞「僕は別に君みたいなのと上手くいきたくないもん」 庵「…それもそうだね。じゃ、しばらく話すのをやめようか」 初ゲンカ
やべ、おもしれ。
庵カヲルもエキセントリックだが、貞カヲル相手だとマトモに見える
貞「ねーねー、この間さー」 庵「…静かにしてくれないか?今ここから出れる方法を考えているのだから」 貞「いつまで怒ってんだよー」 庵「よく言うよ、僕とは上手くいきたくなかったんじゃないの?」 貞「…君って結構根にもつタイプなんだね。僕とは大違い」 庵「そうなる事を言ったのは君じゃないか」 貞「わぁーかったよ、僕が悪かった。はい仲直り」 庵「ほら、マナーがなっていないじゃないか。全く」 貞「えーでも」 庵「…まぁ、しょうがないか。今この部屋には君と僕しかいない。 僕ら二人が知識を出し合わないと、いい方法は生まれないからね」 貞「そうそう。しょうがないしょうがない。せっかく知り合った んだもん、仲良くしよーよ。ね?」 庵「そうだね、せっかく出会った僕らだもんね。仲良くしなければ もったいない、か。君は時々いい事を言うね」 貞「時々は余計だけど、まぁいーや。とにかく、この間凄い事があったんだよ」 庵「教えてくれないかい?」 貞「うん。あのねー…」 仲直り
庵「そろそろ眠くなってきたね」 貞「ふぁ…そーだね、寝る?」 庵「ああ。けど、その前に決めなきゃいけない事があるよ」 貞「へ?それって何?」 庵「ベットさ。この部屋にはベットが1つしかないじゃないか」 貞「あー、どっちがベットでどっちが床か?」 庵「そういう事になるね。どうやって決めようか」 貞「ジャンケンでいいんじゃない?さーいしょーは」 庵「ちょっと待って。1回勝負?3回勝負?」 貞「1回。勝った方がベット。負けた方が床」 庵「よし、…最初はグー、ジャンケンぽん!!」 貞「うわ、負けたー」 庵「ふふふ。じゃあ僕がベットだね」 貞「ちくしょー。せめて毛布はちょーだいよ。風邪引いちゃう」 庵「ああ、いいよ。はい、毛布」 貞「どーも。んじゃ、電気消すよー、おやすみー」 庵「おやすみ。いい夢を」 就寝
貞カヲルを石田が声当てたらウケるんだろうなこれまた
面白いなw
途中から庵野と貞元で想像してしまった。
貞「僕らって、何で同じ顔なのにこんなに違うのかな?」 庵「どうしたんだい、いきなり」 貞「何か不思議だなーって…だって君と僕って正反対じゃない」 庵「ああ、確かに。そう言われてみれば不思議だね」 貞「大体、全く同じ顔の僕らが何で密室に閉じ込められたんだろ?」 庵「君は、閉じ込められる前に何をしていたか覚えてる?」 貞「うん。音楽雑誌を読んで、うたた寝してたよ。で、気づいたらここにいた」 庵「そう。…僕は、全然覚えていないんだ」 貞「…え?」
庵「何かしていたのは覚えてるけど、その何かが分からない」 貞「…?どーいう事?」 庵「夢の中で歌っていたのは覚えているけど、その歌が何だったかは 覚えていない、そんな感じ…」 貞「あー、そーゆー事か」 庵「これって何なんだろう?」 貞「僕に聞かれても分かんないよ」 庵「…」 貞「でも、別にいーじゃん。過去の記憶がなくても、君は今ここにいるんだもの」 庵「…そう、なのかな?」 貞「そーだよ。過去の思い出を失ったなら、これから思い出を増やしていけばいいし、 過去の体験を失ったなら、これから新たな体験をしていけばいい。そういうもんだよ」 庵「…そうか。そうだよね」 貞「現に今、君の目の前に僕がいる。僕の目の前には、君だ。お互い、新たな友達が できた。今はその現実に、単純に喜べばいいんだよ。…多分」 庵「…君…僕の友達になってくれるのかい?」 貞「何驚いてんの?とっくに友達でしょ」 庵「…ありがとう。こんな所に閉じ込められたのに、こんなに笑って過ごせて いるのは、君のお陰だよ。君は優しいね」 貞「今頃気づいたの?君は頭良さそうに見えて意外と抜けてんだね」 庵「………」 貞「あはは、嘘だよー。これからもよろしくね」 庵「…ああ。どうぞよろしく」
凸凹コンビのマターリいいね。GJ!
このスレマジでオモスレー 職人GJ 休憩したらまた、ネタ投下して下さい。
貞「ん〜、さすがに話す事が無くなってきたなぁ」 庵「ここ数日間ずっとしゃべりっぱなしだったからね。無理もないよ」 貞「そうだ!!ひっかけゲームやろうよ!!」 庵「?何だい、それは?」 貞「え〜と、つまり…クイズみたいなもんだよ」 庵「へぇ」 貞「じゃ、いくよ!!"いっぱい"って10回言ってください」 庵「…いっぱい、いっぱい、いっぱい、……いっぱい!!」 貞「"いっぱい"の"い"を"お"に変えて言ってみて」 庵「…おっぱい…何を言わすんだ、君は」 貞「あはは、ひっかかったひっかかった〜!!」 庵「へ?」 貞「"いっぱい"の"い"を"お"にだから、おっぱおだよ!!」 庵「あ…」 貞「わ〜ぁ、やらしー!!」 庵「…」 貞「ちょ、そんなに本気に怒るなよ〜」 庵「やり方が卑怯だよ。こんなひっかかりやすいゲームやらせるなんて」 貞「え〜、だってひっかけゲームって友達をひっかけてナンボなのにー」 庵「それじゃあんまりだよ。もっと他のゲームをやろう」 貞「例えば?」 庵「……マジカルバナナとか…?」 貞「2人で?」 庵「…………そろそろ寝よっか……」
貞「……うわっ!!!!」 庵「?…どうしたんだい?」 貞「ゴキブリ!!ゴキブリ!!」 庵「えぇ!?ゴキブリ!?」 貞「ほらそこ!!」 庵「うわぁ…」 貞「でっかい!!」 庵「ど、どうしようか」 貞「やっつけてよ!!」 庵「え?僕がやるの!?」 貞「だって僕には無理だもの!!」 庵「僕だってそうだよ!!」 貞「でもこのままじゃまたいつ出てくるかわかんないよ!!」 庵「〜…しかたがないなぁ…そこのスリッパ貸して」 貞「はい。がんばって!!」 庵「……あれ?何かこのゴキブリ全然動かないけど…」 貞「へ?」 庵「…これ、柿の種子だよ…」 貞「うそだー!!」 庵「ほら、見てごらん」 貞「……何でこんな所に柿の種があんの?」 庵「…さあ…」
57 :
56に関して :2005/09/29(木) 11:41:29 ID:???
56に出てくる柿の種はおつまみのスナック菓子ではなく本当の柿の種子の事です。 柿の種=おつまみのスナック菓子ってイメージが強いんで、他の果物の種に しようかと思いましたが、私の知識が浅いため、ゴキに見える果物の種と言えば 柿の種しか思いつきませんでしたorz たくさんの感想等のレス、本当にありがとうございます。
面白いよ〜。 これからにも期待。
貞「君は、僕に本当に良く似ているね。もう少し顔を見せてくれよ。」 庵「うわっ。」 貞「何故、顔を遠ざけるんだい?」 庵「誰だって、好きじゃない使途にソコまで近づかれたくないよ。」 貞「好きじゃない・・・?」 庵「嫌いってことさ。」 貞「・・・・・・僕もさ。」
やっぱ嫌いて言われるのかw
好きじゃない使途、にワロタww
貞「君は・・・誰だい?」 ???「君は、僕だよ。人々が使途と呼ぶ、人。」 貞「何を・・・?」 ???「この気持ち、君にも分けてあげるよ。」 貞「!!!」 ???「痛いだろう、ホラ。心が痛いだろう?」 貞「これは、涙・・・。流しているのは・・・僕?」
庵「ねえ、どうしたんだい?」 貞「夢、だったのかな・・・。」 庵「夢?」 貞「そう、夢。見たことないのかい?」 庵「よく、分からないよ。」 貞「え?」 庵「君は僕であって、僕でないからね。」 貞「どういうことだい?」 庵「君の夢は、僕の夢ではない。僕の夢は、君の夢ではない。 使途どうしが、分かり合う事なんて、できないのさ。」 貞「なんか君、シンジ君と話している時と、態度が違わないかい。」 庵「それも僕さ。君に、僕という存在を認識させている行動だよ。」 貞「君が何を言っているか、よく分からないよ。」 次回 「夢 の 使 者」
ネルフ諜報部発第203号 平成17年9月30日 このスレに御出でくださいました皆様 このスレに書き込んでくださる皆様 諜報部第1265課代表 readyox◆tbWymftu56 タイトルについて 拝啓 とりあえず、誰が書くか分かりませんが(俺かもしれない)、 次回の予告をしましたので、次に書いてくださる人は、 前に書いた人の予告タイトルを使ってくれたら、幸いでございます。 なお、タイトルについては、適当に決めてくださってかまいません。 まるで、私が、このスレの責任者のような振る舞いですが、申し訳ございません。 心より、お詫び申し上げいたします。 敬具 以上
65 :
夢の使者 :2005/09/30(金) 21:28:34 ID:???
貞「君が何を言っているか、よく分からないよ。」 庵「分からないのなら、それで構わないよ」 貞「…どうしたのさ、いきなり。僕らは友達じゃなかったの?」 庵「友達だったら、何でも分かり合わないといけないのかい?」 貞「え」 庵「友達というだけで、お互いを丸裸にする必要はあるのかい?」 貞「それは」 庵「人と人なんて、ある程度は嘘を基に成り立っているものだよ」 貞「…何なんだよ、僕、君に何かした?」 庵「ましてや、僕らは使徒。人どころか、それらを殺す存在」 貞「おい、聞けよ。僕を無視するな」 庵「………」 貞「…何なんだよ…」
庵「…ごめん」 貞「…どうしたのさ、いきなりあんな事言い出したりして」 庵「怖かったんだ」 貞「何が?」 庵「君と親しくなるのが」 貞「………」 庵「以前、シンジ君を悲しませた様に、また君の事を悲しませてしまうのではないかって」 貞「そんな」 庵「僕、自分が分からないんだ。この肉体は、僕の本心と全く逆の働きをする事が 時々ある。このまま君と仲良くなっていったら、いつかは君の事を…」 貞「…殺すかも、って?」 庵「…ああ。そう考えたら、不安ばかりが目に写る。昨日の夜も、眠ったら 自分が何をしだすか分からない。だから、ずっと起きていた。」 貞「そうだったの…。それで、僕との仲を壊すために、あんな事を?」 庵「…うん。本当にごめん」 貞「…僕さ」 庵「?」 貞「君になら、殺されても、いいよ」 庵「……え!?」 貞「僕、独りになりたくないよ。殺されるより、悪口言われるより、何よりも 独りになるのが怖いんだ。君に…嫌われるのが、怖いんだ」 庵「………」 貞「だからもう、あんな事……言わないでよ。僕……怖くてたまらない」 庵「……ごめんね。ごめん。………ごめん……」 次回「羽ばたき方を忘れた君に」
上で誰かが 庵野と貞本本人達の会話に思えてくる、って言ってたけど 本当だw
独占インタビュー!ふたりはタブリス!! 全略
69 :
茸アーム :2005/10/01(土) 12:53:04 ID:P6w5Nstb
面白いですね。続き希望します
羽ばたきを忘れた君に 庵「君は、何が望みだったんだい?」 貞「好かれたかったんだ。人に、…シンジ君に。」 庵「それが、君の望みかい?」 貞「そうさ。ただ触れ合いたかった…。」 庵「…。」 貞「だけど、彼は僕を望まなかった。僕は嫌われたんだよ。」 庵「僕は、君の事が好きになったよ。(微笑)」 貞「えっ!?」 庵「嘘だよ(微笑)」 貞「僕の気持ちをry」 次回 「心の扉、開かぬ部屋」
童貞のカヲル
ワクワクテカテカ…
73 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/10/04(火) 20:09:48 ID:s2g5BtF2
エースに載ってた使途フィギュアのあの美少女化タブリスを見たら ここの二人はどうリアクションするかな
76 :
心の扉、開かぬ部屋 :2005/10/04(火) 22:27:46 ID:FWa/1rZb
貞「そんなに怒んなよー」 庵「………」 貞「シンジ君は、別に君の事嫌いになったんじゃないと思うよ」 庵「え?」 貞「現実を受け止められなかっただけだよ、きっと。君を嫌いになったんじゃ 無くて、その時の現状全てが嫌だったんだよ」 庵「そう…かな?」 貞「だって、君みたいな優しい奴、本当に嫌いになったりしないよ」 庵「え」 貞「彼の心の扉の鍵は、君によって、ほんの少しだけ、緩くなったはずだよ」 庵「………」 貞「ま、嫌な思い出とかは忘れてさ、楽しく過ごそうよ」 庵「…うん!!」 貞「そういえば、ここの部屋って監視カメラとかはないのかな?」 庵「分からないけど…今のカメラは超小型だからね、何か専用の器具を 使わないと、あったとしても気づけないよ」 貞「…何かやだなー。もしかして、僕らの着替えとか、シャワーとかを 小型カメラで撮って、そっち系の人達に売るんじゃないだろーな」 庵「そっち系って、どんな人?」 貞「へ!?どんなって…」 庵「?」 貞「…説明しにくいなぁ…」 次回 「ほら、振り向けば一本道」
おもしろいお
「プロローグ」 いつの間にか、密室に閉じ込められていた、アニメ版カヲル(以下庵カヲ)と、漫画版カヲル(以下貞カヲ)。 文句をたれる貞カヲに、庵カヲも出口を探すことになった。 第一話「虚人たち(仮)」 庵カヲは、お互いを同じ存在と言い放つ。 二人が同じだと言うことに、違和感を感じた貞カヲは、その考えを否定する。 しかし、庵カヲの「使途だから、人と触れ合いたい」という言葉に、その口を閉じてしまう。 第二話「たそがれに、還る(仮)」 またしても、二人は同じ者だと語る庵カヲに、呆れた貞カヲは冷たい言葉を浴びせる。 「君はオンチ」 その言葉を認めたくない、庵カヲは、その耳を閉ざしてしまう。 第三話「猫弾きの、使者(仮)」 得意の歌を、歌い始める庵カヲ。 その歌を聴いた貞カヲは、その歌をまたしても馬鹿にする。 我慢の限界がきた庵カヲは、「うざいねぇ。」と、余裕の貞カヲに、言い放つ。 第四話「大いなる、正午(仮)」 どうしても、お互いの存在が気になる庵カヲは、己の感じている事を、貞カヲに打ち明ける。 だが、彼の、その詩的な言葉は、貞カヲの心をとらえる事は無かった。 第五話「青を、想い(仮)」 庵カヲに、スカートめくりについて、尋ねる貞カヲ。 スカートめくりの良さが分からぬ貞カヲに、庵カヲは、自分との違いを認識した。 第六話「夏への、扉(仮)」 ムーミン。その存在に疑問をもった貞カヲは、彼についての文句を、庵カヲにぶつけた。 彼の、間髪入れないツッコミに、呆れた貞カヲは、お互いの溝が深くなっていくのを感じていた。
第七話「ある日、どこかで(仮)」 この部屋からの脱出を提案する庵カヲ。 どうせ脱出しても、ここと同じ様な生活を強いられる事を知っている貞カヲは、 遠まわしに、脱出する気が無いことを伝える。 しかし、彼の態度に反感を持った庵カヲは、今自分たちが置かれている状況を、彼に教える。 彼を傷つけないために、貞カヲは、気が付かなかった、と言う。 だが、その優しさを、庵カヲは知らずに「馬鹿」と、言い放つ。 お互いを傷つけあった二人は、しばらく距離を取ることにした。 第八話「リプレイ(仮)」 彼との付き合いから逃げ出した貞カヲは、自分の中にある、心の痛み・・・、寂しさに気づく。 その気持ちを確かめるために、彼は庵カヲと仲直りする事を決めた。 一方、庵カヲは、必死に密室からでる方法を模索していた。 必死に仲直りしようとする彼に、庵カヲも、心を開き、人そして使途の可能性に、希望を見出す。 第九話「マイナス・ゼロ(仮)」 眠気が襲ってきた二人は、寝ることにした。 壮絶な戦いを生き残り、部屋に一つしか無いベットを手に入れたのは、庵カヲだった。 武士の情けで、毛布を貞カヲに分け与え、二人は深い眠りに落ちた。 第十話「ターン(仮)」 閉じこめられる前の記憶をたどる二人。 自分の記憶がはっきりしている貞カヲに比べ、庵カヲは、自分が何をしていたのかが、はっきりしなかった。 貞カヲに励まされる庵カヲは、確実に二人のATフィールドが、虚弱していくのを感じていた。 第十一話「5分後の、世界(仮)」 心の壁が解かれた貞カヲは、次から次に話をしていた。 そして、普通の話にも飽きてきた貞カヲは、ある事を思いつく。 そして、その企みに簡単に引っかかってしまった庵カヲは、少し悲しくなった。
第十二話「地には、平和を(仮)」 やる事も無くなった二人は、早々と寝る事にした。 しかし、二人の目の前に、あまり嬉しくはない客が現れた。 「ゴキブリ」人間が嫌う虫の一つである。 頼りない貞カヲを尻目に、庵カヲはスリッパを持って第一戦闘配備で待ち構える。 しかし、そのゴキブリは、定番のおやつ「柿の種」だったのである。 第十三話「この人を、見よ(仮)」 庵カヲの顔を確認するために、貞カヲは、顔を庵カヲに、近づけた。 だが、庵カヲは、彼の事を拒絶した。 また、二人の間が、ATフィールドによって、分断されてしまったのだった。 第十四話「闇よ、落ちる無かれ(仮)」 貞カヲは、夢の中に、もう一人の自分の姿を見た。 それが、何を意味しているのかは、二人には分からなかった。 そして、庵カヲは貞カヲに詩的な言葉を呟いた。 「君は、僕であって、僕でない。」 庵カヲの言葉は、またしても貞カヲを苦しめる結果になってしまった。 第十五話「夢の、使者」 疑問をもった貞カヲに、庵カヲは、冷たい態度を崩さなかった。 しかし、二人とも、お互い、そして自分さえも怖いという事を知り、 涙という手段で、お互いの心の壁を解き放った。 第十六話「羽ばたきを忘れた、君に」 シンジに拒絶された事を、思い出した貞カヲ。 傷心の彼に、もう一人のカヲルが優しく微笑んだ。 彼は、その笑顔を信じたが、その想いは届かなかった。
第十七話「心の扉、開かぬ部屋」 自分の気持ちを裏切られた貞カヲは、その気持ちを態度に表す。 庵カヲは、彼に本心の、励ましの言葉を放つ。 その言葉に、心が癒される貞カヲ。 しかし、この部屋について、一抹の不安を、二人とも抱えていた。 取り合えず、ここまでまとめました。 仮のタイトルとかは、だいたいSF小説から取ってます。 あと、第十六〜十七話までのつながりで、貞カヲと、庵カヲの立場が逆転しているように思えたので、 修正しておきましたが、あれは、作者の意図?
82 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/10/05(水) 20:27:12 ID:FLw2GFaK
50くらいまでの流れが一番好きだ。
勝手に参加するぜ! >83 個人的にグッジョブ 貞カヲル「うーん…そっち系ってのは…つまり…あー、僕もよく知らないんだよ、うん、実は」 庵カヲル「そうなのかい?」 貞カヲル「そんなことよりさ、カメラだよカメラ。ほんとにあるとしたら大問題だって。 ったく、誰だか知らないけどサイテーだよ。信じらんないや」 庵カヲル「落ち着いて。あるとしたら、だろう? それにもしその存在が証明されるなら、それはむしろここから出る助けになるかもしれない」 貞カヲル「ほんと?! どうしてさ」 庵カヲル「監視機構、つまり外部からの視点。それはすなわち、『この部屋の外』が 確実に存在し、そことこの部屋に、何らかの繋がりがあるということになるだろう?」 貞カヲル「? 話の流れがよくわかんないんだけど。… …って、まさか君、この部屋には『外』がないかもとか考えてたりすんの?!」 庵カヲル「その可能性もあるというだけさ」 貞カヲル「うっそだ、そんなことないよ! ていうか困るよそんなの。だいたい、前に話したろ。僕には この部屋にくるまで何してたかっていう記憶がちゃんとあるんだから」
87 :
2/5 :2005/10/07(金) 13:03:41 ID:???
庵カヲル「それは、正確にはいつの記憶だい?」 貞カヲル「…え?」 庵カヲル「それが本当にそのときの記憶だと言えるかい? 記憶の記憶、漠然とパターン化された印象ではなく」 貞カヲル「え… だって僕は、いつも通り自分の部屋で…わっわかんないよそんなの」 庵カヲル「ほらね。何者かが君に、君がそうしていたと思い込むに足るだけの、偽の記憶を持たせているだけかも しれないじゃないか。たとえばおとといも昨日も同じ行動をとっていたとして、それがどっちの日だったのか、 その行動の記憶だけで判断がつくかい?」 貞カヲル「それは…」 庵カヲル「記憶とは案外当てにならないものだってことさ。習慣化されたものならなおさらね。 現に君は日付や時刻だって覚えていないんだろう?」 貞カヲル「……」 庵カヲル「…どうしたんだい?」 貞カヲル「…ちょっと黙っててくんないかな」 庵カヲル「あ…」 貞カヲル「……」 庵カヲル「…、すまない、君を不快にさせるつもりはなかったんだ。僕は…」 貞カヲル「ようし、わかったっ!」 庵カヲル「?!」
88 :
3/5 :2005/10/07(金) 13:04:34 ID:???
貞カヲル「僕はここにいるんだ。だからほんとかどうかなんて関係ないのさ」 庵カヲル「…??」 貞カヲル「だからさ、僕の記憶が全部ニセモノだったとしても、別にどうでもいいんだって。 僕はそれを自分で覚えてるんだから。記憶なんてさ、それを覚えてて思い出す主体がなきゃ もともとないのと同じだろ? で、この場合は、覚えてるってことを自覚してる僕がいるんだから、 この記憶にはちゃんと意味が生まれてるわけ。君の言う『何者か』の意図とかは関係なく、 僕の覚えてる通りに。思い出してる僕が、曖昧な記憶をほんとにしてるのさ」 庵カヲル「……」 貞カヲル「過去の記憶が僕を作ってるんじゃない。今ある僕が、過去を意味の通るものにしてるんだよ。 何より僕が今ここにいるんだから、僕の過去ってやつも、連鎖的に存在が立証されるわけ。 はい証明終わり」 庵カヲル「……」 貞カヲル「何ぽかんとしてんのさ? せっかく考えたんだからなんかコメントしてよ」 庵カヲル「…ふふ」 貞カヲル「なんで笑うのさ!」 庵カヲル「いや、ごめんごめん、感嘆していたんだよ。君の解答にね」 貞カヲル「解答? …あ。まさか君、最初っから」 庵カヲル「そう、ただのゲームだよ。クイズみたいなものさ。たまにはこういうのもいいだろう?」 貞カヲル「うあ…なんかすっごい徒労感…」 庵カヲル「僕は楽しかったな。君の答えが聞けて」 貞カヲル「言わないでよ、なんか真面目に考えた僕が馬鹿みたいじゃないか」
89 :
4/5 :2005/10/07(金) 13:05:44 ID:???
庵カヲル「そんなことはないさ。僕は君の出した答えがとても好きだよ」 貞カヲル「…そう?」 庵カヲル「うん」 貞カヲル「…なら許してあげてもいいよ」 庵カヲル「ありがとう」 貞カヲル「…んー、確かに、そんなに悪くなかったよ、今の」 庵カヲル「そうかい? …それならついでに言ってしまうけど、さっきの答えだと実は穴があるんだよ」 貞カヲル「ええ?!」 庵カヲル「観測者本人が、無意識に自分自身に都合のいい記憶や知識を持たせている場合さ。 今とは最も新しい過去でもある。過去の集積が現在を構成しているのも、また確かなんだ。 『何者か』は、つねに自分の外側にいるとは限らないってことさ」 貞カヲル「うー…君ってけっこう性格悪いなぁ…」 庵カヲル「でも僕は、君の答えが本当だと思うな。 …真実は心の中にある。振り返る者がいるから、道はつねにひとつになる、とね」 貞カヲル「…じゃ僕も言っちゃうけどさ、今の、ほんとはゲームじゃないだろ」 庵カヲル「…え」
貞カヲル「わかんないと思ってた? 確かに途中からゲームにしちゃってたけど、 言ってたことは、君が現実に不安に感じてることなんじゃないの。 君、自分が何をしてたのか思い出せないって言ってたろ」 庵カヲル「…ふう。完敗だね」 貞カヲル「やっぱり。ったく、素直じゃないなぁ君は」 庵カヲル「どうしてだい?」 貞カヲル「怖いなら怖い、不安なら不安って、そう言えばいいのに。僕はちゃんと打ち明けただろ? 僕が怖いものをさ」 庵カヲル「…そうだね。すまなかった」 貞カヲル「いいって、別に。 …じゃ、どうせならさ、君の不安のことも話してみない?」 庵カヲル「僕の、不安…」 貞カヲル「僕らの、それぞれの過去だよ。僕らはちょっとずつ違うわけだろ? 君だって何にも覚えてないわけじゃないんだからさ、シンジ君のこととか。 お互いのことを少しずつ思い出してみるのさ。せっかく、こうして君と僕がいるんだから」 庵カヲル「…そうだね。君がそう言うのだったら」 貞カヲル「うん。話してみようよ。 僕らのこと」 ごめんよ長くて。 あとどうしても気になるんだけど、>80の「柿の種」ってちょっと違わないか? >57 続けてくれる人がいたら 次回 「ハイブリッドチャイルド」
……>86の名前欄は忘れてください。お願いします orz
>>90 なんてこったぁぁぁあああああ!!
すみませんすみません。
ageちゃったし・・・orz 吊って来る。
激しくGJ!!
庵のカヲルがシンジ化してる様なw
>>86-90 GJ!超GJ!
庵カヲも貞カヲも、イメージどおりだよ。
出来れば続ききぼん。
>>90 シンジのことを二人で話したら
ギャップが有りすぎて、それ誰のこと?ってなりそうだなw
貞カヲ「君の一番の不安・・・ていうか心配事って何なの?」 庵カヲ「やっぱり・・・シンジ君のことかな。きっとすごく傷ついてると思う・・・」 貞カヲ「それはどういうこと?」 庵カヲ「彼の気持ちを無視して自分の使命を遂行した、とでもいうのかな」 貞カヲ「それで、シンジ君はどうしたの?」 庵カヲ「よく・・・覚えていない。ただ、ひとつ言えることは僕がシンジ君を裏切ったってことなんだ」 貞カヲ「そうなんだ・・・君はそのことをずっと思い悩んでいたんだね」 庵カヲ「うん。でも、記憶が途切れる前の最後にシンジ君に会った時、 彼はとても嬉しそうに笑ってくれたんだよ」 貞カヲ「そうなの?」 庵カヲ「もしあの頃に戻れるのなら、もっとシンジ君と仲良くなりたいと思う」 貞カヲ「え、君とシンジ君ってそんなに仲が良かったの?」 庵カヲ「うん。今よくよく考えると、あの頃シンジ君は彼なりに、 精一杯の愛情表現をしてくれていたんだって思うんだ」 貞カヲ「愛情表現・・・」 庵カヲ「君も感じるだろう?シンジ君の、ガラスのように繊細な心を」 貞カヲ「・・・繊細ってどういう意味だよ」 庵カヲ「? そのままの意味じゃないか。 優しく触れなければ崩れ落ちてしまいそうな、一つ一つの言葉や心の動きがわかるだろう?」 貞カヲ「・・・」 庵カヲ「きっとシンジ君はあの時、全てを曝け出せる誰かが必要だったんだ。それなのに僕は・・・」 貞カヲ「・・・」 庵カヲ「君、さっきから変だね。どうかしたのかい?」 貞カヲ「・・・・・・君、さっきから誰の事を話しているの?」 庵カヲ「今更何を言うんだよ。シンジ君以外の何者でもないだろう」 貞カヲ「君の記憶・・・間違っているんじゃないのか?」 庵カヲ「それ、どういう意味だい?」 新参者です。この先のいい展開が未だに思いつかない・・・orz
GJ!! 面白すぎるw
101 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/10/18(火) 12:57:14 ID:wBtd/5Kj
_ ∩ ( ゚∀゚)彡 つ・づ・き!!つ・づ・き!! ⊂彡
貞カヲ「・・・・・・君、さっきから誰の事を話しているの?」 確かにそう言いたくなる罠。
貞カヲ「君の話聞いてると、シンジ君がすごくなよなよしく聞こえるよ」 庵カヲ「確かになよなよしい・・・というか女々しいところはあるかもしれないな」 貞カヲ「だからそれがおかしいんだって」 庵カヲ「え、どういうこと?」 貞カヲ「シンジ君はちっとも女々しくなんかないだろ。むしろその逆だよ」 庵カヲ「そうかな・・・一緒にお風呂に入ったときなんか、かわいかったけどなあ」 貞カヲ「げ・・・一緒にお風呂?何それ、キモチワルイ」 庵カヲ「おいおい・・・気持ち悪いはないだろう。シンクロテストの後に入らなかった?」 貞カヲ「お風呂なんて入ってないよ。シャワーだけさ。ましてや、一緒になんてありえないよ・・・」 庵カヲ「ずいぶんキッパリと言うんだね」 貞カヲ「当たり前さ。だって、シンジ君は僕のこと避けてるみたいだし」 庵カヲ「そんなことないだろう」 貞カヲ「ところがそうなんだよ。『好きじゃない』って言われたしね」 庵カヲ「それは、好きだけど恥ずかしいから逆の言動をとってしまうのさ、きっと」 貞カヲ「そうなのかなぁ・・・確かに一次的接触を避けるわりには、 向こうから掴みかかってきたこともあるしな」 庵カヲ「掴みかかってきた・・・だって?」 貞カヲ「胸倉を掴まれて、前歯全部折られるところだったよ」 庵カヲ「・・・・・・君こそ、誰の事を言っているんだい?」
貞カヲ「誰って、シンジ君以外にいないだろ」 庵カヲ「シンジ君がそんなこと・・・信じられないな・・・。君、さては彼によほどひどいことしたんだろう?」 貞カヲ「ひどいこと・・・う〜ん・・・よくわかんないや。あ、でも、その後泊まりにきたけどね」 庵カヲ「なんだ、やっぱり嫌われなんかないんじゃないか」 貞カヲ「え〜そうは思えないけど・・・」 庵カヲ「まだ何か心当たりでもあるのかい?」 貞カヲ「あ。じゃあちょっと聞くけどさ、好きな人に触れられたらどう思う?」 庵カヲ「そりゃあ嬉しいに決まっているだろう」 貞カヲ「ほんとに?じゃあ、逆に好きじゃない奴だったら?」 庵カヲ「あんまりいい気分じゃないな・・・」 貞カヲ「やっぱりな・・・」 庵カヲ「それがどうしたのさ?」 貞カヲ「シンジ君が泊まりにきたとき、一次的接触を試みたんだ」 庵カヲ「やるねぇ。それで、反応は?」 貞カヲ「拒絶されたとしか思えないけど・・・」 庵カヲ「おかしいな・・・そんなはずはないと思うんだけどな」 貞カヲ「だろ?ともすれば、命の恩人になったかもしれないのにさ〜」 庵カヲ「命の恩人?」 貞カヲ「そうだよ。まあ、過呼吸なんかで死んだりはしないだろうけど」 庵カヲ「ああ、シンジ君、過呼吸なんて起こしてたのか」 貞カヲ「うん。だから僕が、適切な処置をしたんだ」 庵カヲ「あれって、確か袋みたいなのが必要なんだよね」 貞カヲ「そうそう。まあ、あの時は袋使わなかったけどさ」 庵カヲ「え?じゃあ、どうやって呼吸が治まったんだい?」 貞カヲ「僕自身の二酸化炭素で」 続き書きますた。これが精一杯ですorz
乙&激しくGJ! 最後の庵カヲの反応が気になるw
GJ! 庵カヲの「やるねぇ」にウケた。 男友達が自分の彼女話してるみたいw
貞カヲル「…どうしたの? 大丈夫? 聞こえてる? おーい」 庵カヲル「……そうか…なんてことをしたんだ君は」 貞カヲル「え? いやだって、ああでもしないと治まりそうになかったし」 庵カヲル「僕には信じられないよ」 貞カヲル「そこまで怖い顔することないだろ! シンジ君なら大丈夫だったよ」 庵カヲル「当たり前だろう! それで彼に何かあったらどうする気だったんだ」 貞カヲル「何もあるわけないじゃないか、あの程度のことで」 庵カヲル「君は本当に自覚がないんだな」 貞カヲル「自覚ぐらいあったさ! 確かに、本当に自分でしたくてやったのかって 言われたら、そりゃ、自信ないけど…」 庵カヲル「したくて? 呆れたな。君は他人のことを平気でおもちゃにするような奴なのか」 貞カヲル「…ちょっと待てよ。何だよ、その言い方」 庵カヲル「事実を言ったまでさ。命に別状がなかったようだからいいようなものの、 一歩間違えば殺人だよ」 貞カヲル「………ちょっと待ってよ。一体何の話してんの…?」 庵カヲル「だから、適切な医療設備もなしに直接生体間輸血を行うなんて、正気の沙汰とは 思えないと言ってるのさ」 貞カヲル「………」 庵カヲル「それとも本部内の医療施設まで運んだのかい? その間に症状が悪化して、最悪 脳機能に障害でも残ったら、一体どうするつもりだったんだ」 貞カヲル「…いや、そんなことしてないし」 庵カヲル「じゃあ血液型の確認や感染症の心配もせずにその場でやったって言うのかい? 常識を疑うよ」 貞カヲル「待ってってば。ていうか輸血なんて物騒なことやってないよ、僕は」 庵カヲル「…やってない?」
貞カヲル「当たり前だよ。なんでそういう考えが浮かぶかなぁ」 庵カヲル「君自身の二酸化炭素でって言ったのは君じゃないか」 貞カヲル「いや、それはそうなんだけどさ」 庵カヲル「…? …でも、良かったよ、そういう強引な手段ではなくて」 貞カヲル「……あーあ。 君ってさ、ほんとにシンジ君のことが好きなんだね」 庵カヲル「…どうしたんだい、急に」 貞カヲル「べっつにー」 庵カヲル「…まさか嫉妬でもしているのかい?」 貞カヲル「は?! なっ何言ってんのさ君」 庵カヲル「違うよ。何を勘違いしているのか知らないけど、僕が言いたいのは、君はシンジ君と あまり親しくなれないでいることに不安を覚えているんじゃないかってことさ。そこに僕が シンジ君の話ばかりするから、そのことが、君には苦痛なのかもしれないとね」 貞カヲル「…別に、苦痛なんかじゃないけど」 庵カヲル「そう。では、ひとつ聞いてもいいかな」 貞カヲル「何さ」 庵カヲル「君は、シンジ君のことをどう思っているんだい?」 貞カヲル「え…? そんなこと、急に言われてもわかんないよ」 庵カヲル「でも、親しくなりたいんだろう?」 貞カヲル「そうだけどさ…何だよ、別に、僕がどうでも、君は好きなんだろ。ならそれでいいじゃないか」 庵カヲル「僕はね。だけど君と、君の知っているシンジ君との話は、また別だよ」
貞カヲル「だから、別に僕のことなんか… …あ。君さ、またなんか妙なこと思いついてない?」 庵カヲル「妙なとはひどいな。ただまあ、そうかもね。確認する手立てはないから」 貞カヲル「…まさか、僕らが二人いるように、シンジ君まで二人いるとか言い出すわけ?」 庵カヲル「それはわからないよ。でも一度、君の知っているシンジ君のことを聞いてみたいな。 それが何を意味するかではなくて、それよりも、君がシンジ君とうまく接せていない原因が 何なのか、わかるかもしれないからね」 貞カヲル「…僕のこと、なの?」 庵カヲル「そうさ。駄目なのかい?」 貞カヲル「そんなことないよ。…なんか、シンジ君が君には繊細に見えたっていうの、わかる気がするな」 庵カヲル「どういうことだい?」 貞カヲル「何でもないよ。…それより、ほんとに僕の話なんか聞きたいの?」 庵カヲル「うん。聞かせてほしいな」 貞カヲル「しょーがないなー、じゃ、話すよ。 …僕が来たとき、第三新東京市はその前の使徒襲来で、かなり損傷を受けててさ。僕は 廃墟になった街中を歩いてて、ピアノを見つけたんだ。…」 前の引きは逃げますた 庵カヲルって聞き役だと思ってやってみたんだが、なんか変なキャラになってるなスマソ
書き忘れ。前半は正直ただのデタラメです。 なので、過呼吸で輸血なんかすんの?等の突っ込みは勘弁してください。ていうかするわけないよねたぶん。 他に他人の二酸化炭素を入れる方法思いつかなかったんだよ ヽ(`Д´)ノ
>>103-104 の作者です。
うまく繋げてくれてありがd!
ぶっちゃけ庵カヲルの反応考えてなかったのでw
あと、サブタイ忘れてスマソ…
またもやGJ!! ああ、良いスレだなあココは。 なんか和む。
久々に来てみたら、ますます面白い展開になっとる…!GJ!!続き…続きが気になる!!
114 :
茸アーム :2005/10/19(水) 22:14:21 ID:wT3AlRUP
サイコーですね、このスレ。
ホント良スレだ。 職人さんたち乙。
なんかいちいちウケてしまうなぁ。
みんなガンガレ、もっとガンガレ!!
久しぶりに見たら良スレになっててビビった 小説かいてる人、マジでお疲れ様。
119 :
104 :2005/10/24(月) 17:16:39 ID:???
Nature children 貞カヲ「何も言われずに外へ放り出されたから困ったよ。 仕方ないからその辺をぶらついてたんだ」 庵カヲ「ほう」 貞カヲ「そしたら、何かが聞こえてきたんだ。音楽っていうらしいね」 庵カヲ「そうさ。音楽はリリンの文化の極みだよ」 貞カヲ「へぇ〜」 庵カヲ「ところで、何の曲だったんだい?」 貞カヲ「シンジ君に聞いたら、第九っていう曲らしいよ」 庵カヲ「奇遇だね。僕もその曲はお気に入りさ」 貞カヲ「あ、それでさ、その曲をさっき話したピアノで弾いてたんだ」 庵カヲ「すごいね。君はピアノが弾けるのか」 貞カヲ「ん〜まあ、適当に聞こえた音を再現してみただけなんだけど」 庵カヲ「十分すごいさ。で、ちょうどそこにシンジ君がやってきたと」 貞カヲ「そうそう」 庵カヲ「ふっ。お互い神出鬼没なのは相変わらずだね」 貞カヲ「…は?それ、何語?」 庵カヲ「わからないのか…気にしないで」 貞カヲ「了解」 庵カヲ「そして、その後どうなったんだい?」 貞カヲ「ああ、それでさ…」 中途半端でスマソorz センス皆無のタイトルは適当につけますた。
貞カヲ「…は?それ、何語?」 貞カヲルはちょっとお馬鹿さんなんだなw
121 :
104 :2005/10/25(火) 00:28:02 ID:???
クレイジー・ピアニスト パート1 貞カヲ「シンジ君は、何故か仔猫を抱いて立ってたんだよ」 庵カヲ「へ〜シンジ君らしいじゃないか」 貞カヲ「どういうこと?」 庵カヲ「きっと、弱い者をほっておけなかったのさ」 貞カヲ「なるほどね…だからあんなに怒ったのか」 庵カヲ「怒ったって?」 貞カヲ「シンジ君に学校まで案内して貰おうと思ったんだけどさ、 その猫がなかなかシンジ君から離れなくなっちゃって」 庵カヲ「それはちょっと困った事態だね」 貞カヲ「うん。そのまま連れてくわけにもいかないだろ」 庵カヲ「でも、シンジ君がそんなことで怒るとは思えないけど…」 貞カヲ「いや、シンジ君が怒ったのはそのことじゃないよ」 庵カヲ「え?じゃあ一体何なんだい?」 貞カヲ「僕がその猫を軽く握り殺したら、血相変えちゃって」 庵カヲ「な…」 貞カヲ「どうせあんな廃墟の中じゃ生きていけないのにさ」 庵カヲ「…」 貞カヲ「野垂れ死ぬよりはマシだと思ったし」 庵カヲ「……君。さ」
>>121 急かすつもりはないけど、続きが気になるよー。ワクテカ(AAry)
123 :
104 :2005/10/25(火) 01:44:38 ID:???
クレイジー・ピアニスト パート2 貞カヲ「?! な、何だよ。そんな怖い顔で…」 庵カヲ「よくそんなことができるね。信じられないよ」 貞カヲ「…君がそんな恐ろしい目つきをするとは思わなかったな」 庵カヲ「僕だって本気になることくらいあるさ」 貞カヲ「僕にはわからないよ…シンジ君があの時考えてことも。 そして、君が今何を考えているのかも」 庵カヲ「知りたいのかい?」 貞カヲ「知りたいって言ったら教えてくれるの?」 庵カヲ「いいさ、教えてあげるよ。ただし、僕の質問にちゃんと答えてくれるならね」 貞カヲ「…わかった。約束する」 庵カヲ「必ずだよ」 貞カヲ「わかってるって!だから早く教えてよ」 庵カヲ「君の握力は何kgなんだ?」 貞カヲ「…ha?」 庵カヲ「とぼけないでくれよ。僕の質問に答えると言っただろう」 貞カヲ「アノ…」 庵カヲ「やっぱり君はピアノを習っているんだろ。ピアノ奏者は握力が強いからね。 それとも、ラケットを使うスポーツか?はたまたゴルフか? いや、それはないな。僕が予想するに、関取やプロレスラーの比じゃない。 相対的にみれば、エヴァよりも強いかもしれないな。しかも…」 貞カヲ「お〜い」 庵カヲ「何だい」 貞カヲ「せめて、僕にわかる言葉で喋ってくれ…」 と、二人の会話はなかなか前進しないのであったw 感想くれた人、ありがd!
乙! こいつらってどっちが天然度高いんだろうなw
良スレage
次回予告:素直な君へ
二度読んだらツボったw この二人イイ!!
庵カヲル「…なんだ、そういうことか。 扼殺、いや、首を絞めたと言いたかったんだね、君は」 貞カヲル「だからそう言ってるだろ。まぁ僕の言い方もわかりにくかったけどさ、握るって言ったら、 普通は首以外ないってば。…ていうか、君は一体どういう状況を想像してたのさ?」 庵カヲル「…なんでもないよ。例によって妙なことだから、君は気にしないでいい」 貞カヲル「何だよ、そんな言い方されたらかえって気になるじゃんか」 庵カヲル「ごめんごめん。ともかく、この件は僕の勘違いだったんだね?」 貞カヲル「…んー、まあ、そうなんじゃない。 にしても、なんで君ってそんなに僕と違う考え方すんのかな? ある意味、 シンジ君よりわかりにくいや。彼の方は感情って奴に流されてるだけみたいだからね」 庵カヲル「感情?」 貞カヲル「そうだよ。僕が仔猫を殺したときだって、何か言う前にまず怒り出したし。…そうだ、 なんで彼はあんなに怒ったのさ? 質問に答えたら教えてくれるって言ったろ」 庵カヲル「君は答えていないじゃないか」 貞カヲル「しょーがないだろ、握力なんて測ったことないんだから。不可抗力だよ。ね?」 庵カヲル「まったく…仕方がないのは君の方だね」 貞カヲル「なんで笑ってるのさ? 庵カヲル「僕にだって感情はあるからね。それとも、嫌いかい? こういう顔をされるのは」 貞カヲル「別に厭じゃないよ。ただ、なんかさ、落ち着かないんだ。 同じ顔してるのに、僕には君みたいな笑い方はできないからさ。…それが 君と僕の違いなのかな」
庵カヲル「…どうなのだろうね。逆に僕には、君のような素直さはないのかもしれないね」 貞カヲル「何だよ、それって僕が単純だっていいたいわけ?」 庵カヲル「そうじゃないよ。それより、君が知りたいのはシンジ君のことなんじゃないのかい?」 貞カヲル「なんかはぐらかすなぁ君は。…まいいや、知ってるなら教えてよ。 なんで彼は僕のこと怒ってばっかなのさ?」 庵カヲル「そうだね…きっと君が、そんなふうだからなのさ」 貞カヲル「…え?」 庵カヲル「もう一度、君が仔猫を殺した理由を聞かせてくれるかい?」 貞カヲル「…? だから、どうせ生き延びられないって、わかってたからさ」 庵カヲル「でも、仔猫はシンジ君についてきていたんだろう?」 貞カヲル「だけど、彼ははっきり『飼えない』って言ったんだ。それじゃ生きる望みはないわけだろ。 だったら、答えは決まりきってるじゃないか」 庵カヲル「それで、殺したのかい?」 貞カヲル「そうだよ。ねえ、教えてよ。一体それのどこがいけなかったのさ」 庵カヲル「君は君なりに考えてから、その結論を出したんだね」 貞カヲル「そうさ。なのに彼は怒るんだ。僕が理由を言ったら、何も反論できなかったくせに」 庵カヲル「…そうか。 君の判断は確かに間違っていないかもしれない。何もせず放してあげたとしても、 恐らくその仔猫は早晩死んでいただろうね。誰にも助けてもらえないまま」 貞カヲル「でしょ?! ちょっと考えれば誰にだってわかることじゃないか」 庵カヲル「でもね、本当にそうなっていたかどうかは、まだわからなかったのさ。 可能性は常にゼロではない。現実がどうなるかは、最後の瞬間まで、誰にも知り得ないことだからね」 貞カヲル「どういうことさ?」
庵カヲル「仔猫の死は、仔猫のものだったということさ。君ではなくね。 君は把握した状況から、最も妥当な判断として、仔猫の死を早めるという行動を選んだ。でもそれは、 あくまで君の判断なんだよ。仔猫は死を迎える直前まで生きていたかったかもしれない」 貞カヲル「そんなのおかしいよ。いくら猫だって、そんなことは無意味だってわかるはずだよ。 辛いのが、それもほんの少し長引くだけなんだよ?」 庵カヲル「それでも、仔猫はそっちを選んだかもしれない」 貞カヲル「…、おかしいよ、そんなこと望むなんて」 庵カヲル「そう、不合理だね。だけど、そういう可能性もあったかもしれない。 仔猫はまだ死んではいなかったから」 貞カヲル「……」 庵カヲル「生きるとは、それ自体、その先も生きていくという可能性を含むのさ。 それは生きている限り、誰にも等しく与えられている。だから死とは、他の誰でもなく、 その当事者自身のものでなければならない。たとえ、それが避けられなくても。 仕組まれたものだったとしても」 貞カヲル「……」 庵カヲル「…僕は、そう思うな。…ああ、ごめん、また変なことばかり言ってしまったね」 貞カヲル「…ううん。なんか、わかる気がする。確かに変だけど、でも、変じゃないよ。たぶん」 庵カヲル「そう。…ありがとう」 貞カヲル「ねえ、じゃ、どうしてシンジ君は怒ったのさ。彼だって、仔猫じゃなかったのに」 庵カヲル「たぶん、彼は仔猫の死を他人事だと思えなかったのさ。別に自分のの経験や心情に 重ねたりしたのではなくて、もっと深い部分で。…そう、同じ生き物として、だろうね」 貞カヲル「…生きもの」 庵カヲル「生物は生きていく過程で、必ずどこかで死という現象を知る。それがいずれ自分に訪れることもね。 …君は、きっとまだそれを考えてみたことがないのだろうね」 貞カヲル「…何を?」 庵カヲル「自分もいつか死ぬかもしれないということ、さ」
貞カヲル「僕が…」 庵カヲル「そう」 貞カヲル「シンジ君は、それで僕に怒ったってことなの?」 庵カヲル「それでというより、彼はそれを知っていたから、そう反応せざるを得なかったんだろうね」 貞カヲル「彼自身も、いつか、自分が死ぬかもしれないって、知ってたから…?」 庵カヲル「その自覚が、他者の死を心に意識させる。そして必ずしもそこからというわけではないけど、 人は他人の存在や、その心を知ろうとするのさ。自分とは違う存在としてね。 人と人の関係はそれを基にしている。シンジ君が怒ったのは、恐らく君がそれを全くしなかったせいさ。 君はあまりにも素直で、自分と他人の違いがよくわかっていなかったんだよ」 貞カヲル「……そっか。 人は自分のことと同じくらい、他人のことを意識してるのか。自分の感じたことをもとにして、 他人のことを気遣ったり、わかろうとしたりする。自分が、死ぬってことを少しはわかってるから、 他人の死にも、痛みや不安を感じたりするんだね… …じゃあ、だからなのかな。ファーストが死んだって聞いたとき、あんなに僕に怒ったのも」 庵カヲル「ファースト?」 貞カヲル「うん。僕が知ってる中で、彼が一番強い反応を見せたのがそのことなんだ」 庵カヲル「それじゃ、今度はその話を聞かせてくれないかい?」 貞カヲル「うん… …正直に言うと、これは僕自身にもまだよくわかんない話なんだ」 また長くてごめんよ。ついでに、途中話がかなり斜め上とかに飛躍してるけどスルーしてください タイトルくれた>126さんサンクス!
乙!いい流れだなあ…なんだかジーンときちゃったヨ。
庵カヲ…って言うより
>>131 に惚れたw
次回タイトルできればヨロシク!
GJ!会話を通じて両者が補完していく所がすごくいい!
超GJ!! つい見入ってしまった。深いな・・・
>>132 に超禿同。
自分が死んだときのことを思い出しつつも、貞カヲを優しく諭す庵カヲ。いいねー。
シンジのスレもできたんだな
両方とも凄いスレに育ちつつある…。 FF書いてる人達、乙。
次回予告:涙を集めた河
>>136 シンジスレは最初から互いのATフィールドを中和できずに
貞シン過呼吸で倒れますたw
貞カヲル「んじゃちょっと出番みたいだから行ってくるよ。」 庵カヲル「だからここ密室だよ・・・。」 茶々入れてすまん。
タイトルつけ始めたころからおもしろくなくなったな
庵カヲル「…じゃ、その話は少し長くなりそうだね。 その前に、少し休憩しようか? もうかなり長いこと話しづめだからね」 貞カヲル「そういえばそうだね。…なんか、そう言われたら喉が疲れてきたよ」 庵カヲル「ふふ、正直言えば僕もだよ」 貞カヲル「ふう。あーあ、ここが密室だってのはもうわかってるけどさ、水くらい欲しいよね。 まぁ僕らは食べたり飲んだりしなくても平気だけどさ」 庵カヲル「使徒だからね…」 貞カヲル「にしてもさー、なんか味気ないっていうかさー…」 庵カヲル「仕方ないさ、身体はヒトと同じ形をしているからね」 貞カヲル「ていうか考えてみたら、ここ待遇最悪じゃない? 状況としては立派に拉致監禁だし。 今んとこ外からのリアクションみたいのもないしさ、何がしたいんだよって感じ」 庵カヲル「それは、実際に外に出てみないと知りようがないね。…そろそろ、本気で 外に出る方法を考えてみるかい?」 貞カヲル「…んー、だけど、なんか久しぶりにゆっくりできた気はするな。ここに来てさ」 庵カヲル「そうだね。こんなに長く誰かと話したのは、僕も久しぶりだよ」 貞カヲル「うん。疲れたけど、まぁいいかな。君と話すのがこんなに楽しいとは思わなかったし」 庵カヲル「そう?」 貞カヲル「だって話し始めた頃の君さ、僕のことうるさがるし、マナーがなってないとか言って 怒ったりするしさ。こんな奴と一緒で大丈夫なのかって思った」
庵カヲル「そういえば、仲直りのきっかけを作ってくれたのも君だったね」 貞カヲル「そうそう。君はすっかりすねちゃったりしててさー」 庵カヲル「 …改めて思い返せば、僕はずいぶん君に助けられているんだな」 貞カヲル「なんだよー急に。いいってば、なんかくすぐったいだろ」 庵カヲル「ごめんね、何だか言っておきたかったのさ」 貞カヲル「おだてても何も出ないよ? …あー、なんかほんとに飲み物とかお菓子が欲しくなってきたなぁ。 けど何もないし。…そうだ、あの柿の種ってまだあるよね? あれって食べらんないかな?」 庵カヲル「不可能ではないと思うけど…」 貞カヲル「なんかもうあれでもいい気がしてきた。試してみようかな」 庵カヲル「…本気かい? …あれ、相当乾いてるはずだけど」 貞カヲル「……やっぱやめる…」 一休み。勝手ながら>138さんのタイトルは次回に譲ります(ごめんよ) 身に余る感想マジサンクス! >141 正直自覚してる。>50くらいまでの流れってつくづく良ネタスレだったからね。 でもたぶんこのままやるよ。もしかしたらこの先、少しは面白くなるかもしれないしさ。ごめんな。
私はこの流れ結構好きなんですけどね〜。 やっぱりシリアスよりギャグっぽい方がいいんでしょうか? いずれにしろ、職人さんお疲れさまです!
貞「あー、お腹すいたなあ」 庵「へえ、そうなのか」 貞「そうってなにがさ」 庵「君もお腹が空くのかってこと」 貞「当たり前じゃないか、君空かないの?」 庵「おなかは空くさ」 貞「あ、そ」 庵「君は不思議に思わないかい。僕らはどうして空腹になるのだろう?」 貞「お腹と背中がくっつきたいからさ」 庵「そう、S2機関が僕らにはあるのに」 貞「人の話きいてないだろ」 庵「食べ物で空腹を満たしても、時が経てばまたお腹が減ってしまう それはなんだか空虚で、味気ないと思う」 貞「じゃあ食べなきゃいいじゃないか。今日の君の分の食事を貰うよ」 庵「だけど、やっぱりお腹が空いたら食べたくなる…だからあげないよ」 貞「ケチ」 庵「そうだね、じゃあオヤツは君にあげようかな」
この二人だんだん仲良くなってきてるような気が。。 かわいい。
今日の食事と今日のおやつは何なんだろ。
俺はどっちのスレの流れも好き 頑張れ
以前から思ってたが貞カヲルってどことなくアスカを男にしたみたいな感じだな アニメとはかなり違ったキャラに育ってるけどこれからの行動が気になる。 職人さんお疲れさんです
>貞「人の話きいてないだろ」 にワロタw 庵カヲは我道を行くタイプだよな。 今の流れの方が好きだけど、ネタも嫌いじゃない。 ギャグ系を書きたい人は、流れから外れた番外?で書いてくれればいいんじゃないかな。 なんでもありってことで。
151 :
143とか :2005/10/30(日) 17:57:14 ID:???
えーと、話し込んでばっかの流れを作ったのは自分一人なんで、 別にそれ一本に固定しなくてもいい気がする。 最初の職人さんも戻ってきてくれたことだし、デカイこと言った手前申し訳ないけど ROMに戻ることにします。(まぁなんか思いついたらまた勝手に割り込むかもしれないけどさ) カヲル二人についていろいろ考えられて楽しかったよ。住人の皆さんほんとにありがとう。
>>150 はげどう
>>151 いや、俺マジこのスレ立て忘れたんだけどさ、
無責任に立て逃げしたスレにまじめにFF考えて投下して
わざわざ盛り上げてくれてありがたいやら申し訳ないやら。
もう一つのスレの方々も頑張ってくれ、おしまひ。
貞「1ってさあ、ちょっと無責任じゃないの?」 庵「それは意見は僕も同じだね」
154 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/11/04(金) 10:10:26 ID:uRDzEilH
保守age 貞「今日のメニューは何だろうね?」 庵「密室の筈なのに、いつの間にかご飯が置いてあるのはありがたいね。 結構美味しいし」 貞「味はいいんだけど、肉が入ってんのがなぁ…」 庵「おや、君も肉がダメなのかい?」 貞「へぇ〜君もなんだ。僕達性格は違うけど、 そういうトコは同じなんだね」
庵「ねぇ、知ってるかい?」 貞「何を?」 庵「シンジくんの部屋には今、三人のシンジくんがいるんだってさ」 貞「三人…それはまたうっとうしい話だね…って、シンジくんも閉じ込められてるのかい!?」 庵「三人ともそれぞれ違った性格をしているらしいんだ…僕達のようにね」 貞「聞いてよ人の話」 庵「つまり…僕達の部屋にも…」 貞「もしかしたら三人目が…?」 ?「覚えてい〜ます〜か〜♪目と目が触れ合った時〜を〜…♪」 庵&貞「!!!」 つづかない
ワロスww
来るとしたら誰になるんだろうね。
林カヲ「ここは…?」 庵&貞「…!!七三分け!!!」
林「いきなり七三とは失礼だね」 貞「ってゆうか君どこから来たの?」 庵「…そうか、第三者が入ってこられるということは僕たちもまたこの空間から出られるのかもしれない…!」 林「入ってきたのは僕だけじゃないよ」 ひょこっ 貞「……誰?」 庵「女の子…?」 林「彼女はタブリスXX。彼女もまた僕たちの可能性のひとつだ。」 庵&貞「えっ…………」 林「ん?なんだい?タブリスXX?この空間に四人は狭いって?…それもそうだな。僕たちは帰るとしよう。」 貞「…行っちゃったね。」 庵「あっ!!」 貞「どうしたの?」 庵「どうやってここに来たのか、つまり出口の場所を聞くのを忘れていたよ…」 貞「あっ……」
ちょっと間抜けな二人w
貞「あっ、見て見て!今度は窓になんか映ってる!」 ??? 「君に会うために生まれてきたのかもしれない」 貞「あれ?消えちゃったよ。キモイなぁ。なんだったんだろ? どちらかというと雰囲気は君似だったね」 庵「ああ、彼はね、しゃべったり出現するだけでリリンに幸運を約束するCRカヲルだよ」 貞「リリン?何それ?僕にわかる言葉で言ってよ」 庵「彼と違って、僕達は決してリリンにとって福音とはなり得ない。悲しい存在だね…」 貞「やっぱり君、人の話聞いてないよね」
どこまでもマイペースな庵カヲw
キモイなぁって・・ww
でも自分と同じ顔のヤツが突然現れて 「君に会うために生まれてきたのかもしれない」と言うだけ言って消えるのは キモイなぁ。
庵「フンフンフンフン〜♪」 貞「ちょっと、静かにしててくれない?」 庵「どうしたんだい?」 貞「いつも同じパートばっかり。どうせそこしか知らないんだろ」 庵「・・・歌はいいねぇ」 貞「ごまかすなよ」
>165 ワロタ 第九を第一楽章から一時間以上鼻歌でフンフン歌われるのもイヤだけどなw
庵「歌はいいねえ」 貞「また言ってる、よく飽きないよね」 ス「歌はいい。それは奏でられる調律の声、銀河に響く歌声、愛・おぼえていますか?」 庵「ごめん、知らないんだ。君は?」 ス「君たちと同じ仕組まれた存在。 最近、シンジ君達の部屋に来た新しいシンジ君と同じ世界からやって来たとも言える」 貞「はあ、またご大層な話だね」 庵「君は僕と同じだね」 貞「そうかな?ちょっと違う所もあるよ」 ス「フフフ、今日はちょっと顔を見に来ただけ。また来るかもしれないよ。それじゃ…」
何であっちはαでこっちはスなんだ?
職人の感性の違いだと思うが
スって何をさしているのかわからない俺がいる。
すぱろぼ?
αのカヲルは時空の調停者として他のスパロボ世界にも現れているという裏設定があるらしい。
ほえー調停者て…!!結局何してるんだろう。
175 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/11/10(木) 17:47:29 ID:yDnExwhU
重要人物っぽいようなそうでないような…。 αしたことねぇからわかんねぇ。
ごめんsage忘れた…。
☆ゅ
ほす
夜なべをして手袋編んでくれるような職人期待ほす
ほすー
巨人のほすぅ
ほすーの白い馬
ほるほーす
ほるすたいん
ホルスタインの牛はドイツいちぃぃぃぃぃぃぃぃ はいはいほすほす
庵「しまった。ほすのネタがもう思い浮かばないよ」 貞「僕の勝ち〜」
貞 「これな〜んだ?」 庵 「こっ、これは!?は開発中止になったはずのマザー3!何故ここに!?」 貞 「ゼーレのジジイどもにゴマすっとけば簡単につくれるわい」 庵 「どせいさんはいるのですか?どせいさんは!?」(必死) 貞 「さぁ?」 庵 「頼む。貸してくれないか兄弟」 貞 「いやじゃボケ」 庵 「貸しなさい!!」(結界を張って威圧) 貞 「いやじゃボケ!」(逃げる) 庵 「貸せっっ!!」 この後、貸す、貸さないで数時間の泥仕合が続いた
おとなも こどもも 使徒さんも ってかいきなりマザーネタくるとは思って無かったww どせいさんに萌える庵カヲに萌え&ワロスwww
エヴァ風に直して見た。 じじい(ゼーレ)も ババア(赤木)も くそがき(レイ、アスカ、シンジ)も
つー事は庵がネスで貞がポーキーなんだろうかw
庵がちょっとオタクな長男で 貞がちょっと気癇坊な次男だと思う。 その辺はシンジも同じかな
じじいも ばばあも くそがきも 何このすごくいいフレーズ 昔のCMみたいに庵貞が歌うと面白いなぁ 子供とキムタクのCM懐かしい
>193 少年のうたってサイトに元ネタがあった気がする。
12:名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/11/26(土) 05:08:40 ID:whqmYnTo カヲル君が「ナデナデシテー」ってうるさいから とりあえず初号機乗って死ぬほどナデナデしたら 「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ-」ってなった。 最初は大丈夫だったんだけど、なんか怖くなったので首元を横から思い切りチョップしたら 「モルスァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。 庵「流石だよね僕ら」 貞「それってただの改変じゃない?」
マザーネタきたから言うが・・・ マザー1・2と、立て続けにプレイしてるんだけど キャラの名前を、エヴァの登場人物にしてみたら意外と面白いよ。 主人公をシンジにしてるんだけど、ママの声をユイ、パパの声をゲンドウで脳内補完してみたら 意外と違和感が無い。特にゲンドウパパ最高www ちなみに2の犬の名前はカヲルです。
>2の犬の名前はカヲル ちょwwwwwなんかワロタwwwwwwww
>>196 俺は2chの問題児とかをRPGの名前につけてたけど
シンジ=ネスってそれ和むな…
どせいさんの名前をカヲルに出来たらかわいいかも
>>195 流石兄弟な庵カヲと貞カヲをAAで見てみたいw
200 :
196 :2005/11/30(水) 07:07:04 ID:???
>>197 >>198 正直、バッシングされるの覚悟で書き込んでみたんだけど
ノってきてくれて安心した・・・ありがとう、二人は良い人だ(つA`)
ちなみに、
1のメガネ・BB団のボスはそれぞれケンスケ・トウジ。
2のジェフ・プーはマコト・シゲルです。
女の子は1・2両方レイ・・・アスカは入れられなかったです。
⊂⊃ .'⌒⌒丶 .'⌒⌒丶 ノハ丶ヽミ ノハ丶ヽミ ヽ´ー`;ノゝ ヽ´ー`ノゝ/ `i __(∬_つ/ ̄ ̄ ̄/i |_∬_ 旦\/___/ ヽ⊃_旦 貞「見切り投下ー」 庵「君は考え無しのプロフェッショナルのようだね」 流石だよね密室なのに
流石カヲカヲキターーーーーーーー!!!!!!!! 超GJ!! ところで、右が来月二日発売某完全版表紙キャラに見えry
>>202 ホントだ・・・。アレだよね?
核爆発起こしちゃう子
インスパイアアアアワロタ
カヲルはジャンプマンガにも影響を及ぼす素敵なキャラということだな?
そうかもしれないw
>>201 か、かわいい・・・
庵カヲは特にキャラの特徴のテンプレ的な性格容姿だと思うんだよね .'⌒⌒丶 .'⌒⌒丶 ノハ丶ヽミ ノハ丶ヽミ ヽ´ー`;ノゝ ヽ;´ー`ノゝ/ `i __(∬つ/ ̄ ̄ ̄/∬i |__ 旦\/___/ 旦ヽ⊃ 残念!庵者のわっかはボッシュート! つ⊂⊃ どう見てもハッピーターンです。 OK、修正版だがどうみても博打です。 流石に本当にありがとうございました。
Zのハマーン様にも見える悪寒 いやかわいいけどw
>>208 これからも良AAに期待します。
僕にはハッピーターンより、笹かまぼこに見える。
保守
あ げ
.'⌒⌒丶 .〃∩ノハ丶ヽミカタカタ ⊂⌒ヽ´ー`ノゝ 保守っと `ヽ_っ_/ ̄ ̄ ̄/ ζ \/___/ 旦 ∧⌒∧丶 .〃∩ノハ丶ヽミカタカタ ⊂⌒ヽ*‘ω‘*ノゝ ほすぽっぽ `ヽ_っ_/ ̄ ̄ ̄/ ζ \/___/ 旦
ちょwカワイス
.'⌒⌒丶 .'⌒⌒丶 ノハ丶ヽミ ノハ丶ヽミ ヽ´ー`ノゝ ヽ´д`ノゝ <・・・・ (_っ__φ キュッキュッ /∪ ∪ と_)_) し'`J .'⌒⌒丶 .'⌒⌒丶 ノハ丶ヽミ ノハ丶ヽミ ヽ´ー`ノゝ ヽ ゚д゚ ノゝ <脱出まだ? /┏∪━∪┓ ドスッ! /∪ ∪ と┃ 保守 ┃ノ3 し'`J 左:庵の 右:貞も
修正 .'⌒⌒丶 .'⌒⌒丶 ノハ丶ヽミ ノハ丶ヽミ ヽ´ー`ノゝ ヽ´∀`ノゝ <あたまあたま! /┏∪━∪━┓ ドスッ! /∪ ∪ と┃志村ー!┃ノ3 し'`J 頭がふっとぶとは想定の範囲外です 本当に縁起でもありませんでした
217 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/01/05(木) 17:01:05 ID:WoRyLS/K
あげー
貞カヲが庵カヲを押し倒せばいい
庵「僕達、何日ここにいるんだっけ?」 貞「忘れちゃったよ、もう。」 庵「ここって密室なんだよね?」 貞「そうだね。」 庵「酸素、いつまで持つのかな?」 貞「・・・。」 貞、庵を絞殺。 貞「これで一人分浮いたね。」
ちょwwwwwww
使徒だから酸素なくても平気だよ
庵カヲ「おいおいww冗談にしてはやりすぎだよwHAHAHAHA」 貞カヲ「うっわ!生き返った〜!」 庵カヲ「この僕がそんな簡単に死ぬものか」 貞カヲ「意外とタフなんだね」 庵カヲ「あんまりふざけたことすると怒るよ」 貞カヲ「ちょ、待って待って。ゴメン!もうしない!」 庵カヲ「わかってくれたならいいさ」 貞カヲ「でも、酸素が本当に足りなくなっちゃったらどうすんの?」 庵カヲ「僕にいい考えがある」 貞カヲ「えっ?ほんと?・・・って、何持ってんの?」 庵カヲ「見ての通り、植木鉢と種だよ」 貞カヲ「そりゃ見ればわかるけど・・・(一体どこに隠し持ってたんだ)」 庵カヲ「これは水と蛍光灯の光だけで育つ、優れた植物なのさ」 貞カヲ「へ〜。そんなんで何するのさ?」 庵カヲ「聞いて驚け・・・この植物は成長が早い上に、二酸化炭素吸収率も高い」 貞カヲ「なるほど。つまり、光合成で酸素をつくってもらうってことね」 庵カヲ「そうそう。しかも、栄養抜群な美味しい果実もなるんだよ」 貞カヲ「ほほ〜。それは楽しみだね。早速植えてみようよ」 庵カヲ「そうしよう」
223 :
219 :2006/01/15(日) 22:43:11 ID:???
貞「ごめんね、カヲル殺しちゃってごめんね。」 庵「キャラが違うよ?君。」 貞「なかなか便利な植物だね。 肥料をあげたらもっと発育が良くなるんじゃない?」 庵「で、誰が肥料になるの?」 貞「学習したんだね。」
庵「僕達はタブリスってゆうか、ダブルスだね。」 貞「いや、タブリスなのは僕だけだし。」
庵「君にはなにか・・・そう、美形としての自覚が足りないね。」 貞「なに?それ。」 庵「たとえば君は、あの時どうして仔猫を殺したんだい?」 貞「どうせ苦しみが長引くだけ・・・君ならどうしたっていうの?」 庵「読者にいきなり肛門見せて登場しちゃうようなデリカシーのない猫は即死でいいよね。」 貞「君は僕と同(違)」 庵「いいえ、同じじゃ(違)」
このスレ、面白いんだけど 庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞庵貞 ってすんげぇ読みにくいよ
庵「そうかい?だんだん庵野と貞本の会話に思えてきて笑えないかい?」 貞「一緒かよ。」
なんて好意に値するスレw
ちょっと下がりすぎ
232 :
??? :2006/01/23(月) 15:53:05 ID:???
好きって事さ
233 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/01/24(火) 17:11:15 ID:sOQHbnRx
保守、じゃなくてあげ
234 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/01/27(金) 19:46:17 ID:LHhD5VNC
庵カヲ「やあ、何か外ではホリエモンとかいう人が逮捕されたみたいだね。」 貞カヲ「・・・誰それ?」 庵カヲ「結構有名な人らしいけど・・・姉歯に続いて色々あるねぇ。」 貞カヲ「人の話ちゃんと聞きなよ。・・・ていうか、君はどこで外の情報を得たの?」 庵カヲ「歌はいいねぇ」 貞カヲ「人の話聞きな・・・って、また第九の鼻歌始まったし。」 庵カヲ「〜♪」 貞カヲ「・・・。」 この時庵カヲを握り潰しそうになった貞カヲであった・・・。 うっわ・・・。 初めてだったから超変になったと思うorz スマソ
235 :
234 :2006/01/27(金) 19:47:27 ID:LHhD5VNC
あ、ちなみに前スレのマイペースな庵カヲ、ちょっともらいますた。
乙!前は私もよく書いてたが、最近はほとんど…。 次回も楽しみにしてますね
237 :
1/4 :2006/01/28(土) 12:31:06 ID:???
流れ全く読まずに行くぜ! 貞カヲル「とりあえず酸素の問題は解決しそうだし、なんかまた落ち着いちゃったね」 庵カヲル「そうだね…外からの訪問者も絶えてしまったしね」 貞カヲル「また君と僕だけになっちゃったわけだね。 んー、結局、振り出しに戻ったってことかなぁ」 庵カヲル「出口の手がかりも見つからないまま、か。…まあ、むやみに急ぐ必要も ないんだけれどね。基本的に今すぐどうこうされるという訳ではないようだし」 貞カヲル「…なんでそこでこっち見るのさ? … …あーもー、悪かったよ。もうあんな悪ふざけはしないってば」 庵カヲル「…悪ふざけ、ねぇ」 貞カヲル「〜、だから、ごめんって言ってるじゃないか」 庵カヲル「君の握力をナマで味わわされた方としては、もう少し真摯に反省してほしいところだけどな」 貞カヲル「反省? してるしてる、もうすっごいしてるって。いいじゃんかもう。怒んないでよ、ね? …って、なんでまた笑ってんのさ」 庵カヲル「なんでもないよ。 ただ、君は、本当に僕とは違うんだなと思ってるだけさ」 貞カヲル「あー、またそういうアバウトな方向に行くし。 …ほんと、なんで君みたいなヤツが僕なんだろ。しかもこうして顔つきあわせてるなんてさ」 庵カヲル「少なくとも、普通ならあり得ない体験ではあるね」 貞カヲル「…ねえ、じゃちょっと訊いてみたいんだけどさ」 庵カヲル「なんだい?」 貞カヲル「なんていうかさ…あー、…君さ、泣いたことって、ある?」 庵カヲル「いや。僕にはそういう機会はなかったよ」 貞カヲル「そっか…」 庵カヲル「君にはあるのかい?」
238 :
2/4 :2006/01/28(土) 12:32:02 ID:???
貞カヲル「…まあね。…もし君もあるなら、あれってどういう行為なのか、聞いてみたかったんだけど」 庵カヲル「自分で、わからなかったのかい?」 貞カヲル「うん…僕のは、あれは半分は他人のだったからさ」 庵カヲル「他人?」 貞カヲル「ん…」 庵カヲル「…話したくなければ、無理に言う必要はないよ」 貞カヲル「そういうわけじゃないんだけどさ、…なんか、まだちゃんと整理できてないんだ」 庵カヲル「構わないよ。いつでも、話せるときに聞かせてくれれば」 貞カヲル「…うん」 庵カヲル「……」 貞カヲル「…涙ってさ、不思議だよね」 庵カヲル「…?」 貞カヲル「どれだけ流しても、終わっちゃえば何も残らないんだ。 そのとき感じてて、僕に涙を流させた気持ちごと。…泣くぐらいなんだから、それだけの 心の高ぶりとか、辛さとか痛みがちゃんとあったはずなのにさ」 庵カヲル「……」 貞カヲル「なんか、泣き終わるともうそんなに辛くないんだ。完全に忘れるってわけじゃないんだけど、 ヘンにさっぱりしたっていうか…まるで、涙がそのときの苦しさも一緒に流しちゃったみたいに」 庵カヲル「君は、それが気になるのかい?」 貞カヲル「気になるってほどじゃないけど、…なんか卑怯じゃない? 生理現象でラクになるなんて、 ちょっと都合よすぎるような気がしてさ」
239 :
3/4 :2006/01/28(土) 12:32:51 ID:???
庵カヲル「都合がいい、か。…確かに、涙とは忘れるための仕組みでもあるからね。 傷ついた心が安定を取り戻し、その先も生きていくための」 貞カヲル「だからってあったはずの気持ちを忘れてくわけ? なんかやだな」 庵カヲル「…そういうわけじゃないよ。涙にできるのは、痛みをやわらげることだけさ。直面した辛さを 泣くことで遠ざけることはできる。でもそれだけなのさ。一時的に心が救われても、その辛さや、 それをもたらした出来事が消えるわけではないよ。むしろ、辛くても思い出そうとするから、 人には涙が必要なのかもしれない」 貞カヲル「そうなの? …僕にはあんまり納得できないな、それ。 どっちにしろ自分のためなら忘れようとするんじゃないか。大体、君は一度も泣いたことないんだろ」 庵カヲル「…、不快にさせたのなら謝るよ。でも、一体どうしたんだい?」 貞カヲル「…べっつに。 たださ、涙が痛みを乗り越えるためのものなら、泣きながら死んでった人はどうなるのさ」 庵カヲル「…泣きながら?」 貞カヲル「それで、死なれて一番辛そうにしてるヤツは、僕の前じゃ涙なんか見せないんだ。 だからかもしれないんだけどさ。怒ったり、身体に負担かけたり、そういうことばっかで」 庵カヲル「……」 貞カヲル「まあ結局、生存してたことになったから別にいいんだけど。みんなが元のサヤにおさまったってわけ」 庵カヲル「…でも君は、そのときの涙を忘れることができない?」 貞カヲル「そうなんのかな。どうせわかんないよ、僕には」 庵カヲル「そうかな。…僕には、君は、自分で思っているよりずっと、それらを理解していると感じられるよ」 貞カヲル「…だといいけどね。ま、君が言うならそうなのかもしんないけどさ」 庵カヲル「おや? 君にしては珍しいことを言うね」
240 :
4/4 :2006/01/28(土) 12:34:27 ID:???
貞カヲル「なんだよ。別にいいだろー、たまには」 庵カヲル「そうだね。たまにはね」 貞カヲル「あー、また笑ってるし。… …ねえ、流れた涙ってどこに行くのかな」 庵カヲル「涙?」 貞カヲル「だってあれだけ人の気持ちを揺さぶってったんだよ。ただ消えたんじゃ、なんか、…つまんないじゃんか」 庵カヲル「…そうだね。 もしかしたら、流れた涙の集まる場所がどこかにあるのかもしれないね」 貞カヲル「集まるって、今までに流れた分全部? すごい量になりそうなんだけど」 庵カヲル「そうさ。池や湖どころか海になってしまうかもしれない」 貞カヲル「涙の海かぁ。…んー、僕はそれよりは川がいいな」 庵カヲル「川?」 貞カヲル「うん。量が量だから、海よりも広くて深ーい川になっちゃうけど」 庵カヲル「それなのに、海にはならないのかい?」 貞カヲル「ならない。で、川だから両側に岸があるのさ。ものすごく遠いからお互い見ることはできないけど、 川だから、向こうにもこっちと同じような岸があるって思ってられるわけ」 庵カヲル「人と人の間にある川、だね。涙を流した人と、流させた他人との間にある」 貞カヲル「ん…なんだろーなー、隔てるでも繋げるでもなくて、けどなんか、間にあるって感じの」 庵カヲル「うん」 貞カヲル「…あ。変なこと言ってるって思ってるだろ」 庵カヲル「そんなことはないよ。僕は好きだな、こういうの」 貞カヲル「またそういう言い方する。…まいいか、たまには」 庵カヲル「そう、たまにはね」 いきなり長文でスマソ 以上、前にタイトルもらった「涙を集めた河」いい加減遅くなったけどやってみますた マターリな流れの邪魔になってすんません >222辺りの過去のどっかの話だと思って流してください
GJ でも別のキャラの会話に見えたから、貞庵カヲルとしては読めなかった
おおお!私が思いつきで考えたタイトルを書いてくださってどうもです! いい話だ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
長すぎで読む気シネ
いや、SSやネタ等は長すぎな方が好きだ。
まあ人それぞれだしな
貞「でさ、結局ずーっとココに閉じ込められている訳だけど」 庵「確かに…何だか段々時間の感覚が鈍ってきたよ」 貞「あーあ、今頃コナンとかどうなってんだろ」 庵「コナン?」 貞「僕がココを出る前に連載終了しちゃったらヤダなー」 庵「コナンって何だい?」 貞「え、知らないの!?本当に!?あんなに有名なのにぃ!?」 庵「………」 貞「あーごめんごめん、そうだよね、君って漫画読むキャラじゃないもんね」 庵「失礼だな。僕だって漫画くらい…サザエさんとかムーミンとか!!」 貞「………」
向こうのスレ(シンジのほう)落ちちゃったみたいだね
>サザエさんとかムーミンとか
家庭的でかわいいw
>>248 本当だ・・・良スレだったのに・・・
あなたのこときらいじゃないのうそじゃないわほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) 夕焼けの街角で 初めて会ったとき ゆびさきから 白い糸を 紡いでたあなた。 うつむいた横顔が 寂しそうだったね ときめきさえ知らなかった あのころがフフフン。 四本目の指がなくなる頃 いつか見てた夢も終わるわ あなたのこときらいじゃないのうそじゃないわほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) セリフ「うそでもいい…。夢でも…。鼻が7メートルになれば…。」 あなたのこときらいじゃないのうそじゃないわほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) トンピリピにおねがいして 土瓶蒸しつくったの トンマだなんて いわないでね くちぐせだけど。 コンサルタントみたいな 眼鏡好きよ大好き 文化包丁振り上げて 追い駆けるフフフン。 7本目の足が生える頃 ぬかりなくことが はこぶの
あなたのこときらいじゃないのうそじゃないわほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) あなたのこときらいじゃないのうそじゃないわほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ・ニョキニョキ。(ニョキニョキ。)
ニョキニョキ 貞「うわっ!!」 庵「どうしたんだい?」 貞「何か白い変なのが床から生えてきた」 ニョキニョキ ニョキニョキ リリスカヲル「もういいのかい?」 貞「わー!大きいなぁ!身長ってこんなに伸びるもんなの?」 庵「……。」
カワイスww
テラワロスw
(二人とも息を止めている) 貞「……………」 庵「……………」 貞「…………プハァッ!もう無理、限界だよ!」 庵「はは、また僕の勝ちだねw」 貞「こんなことしてても楽しくないよっ」 庵「君が言い出したから付き合ったのに…」
貞カヲは何をいい出したんだww
にらめっこ→息を止める競争だと思うw
こいつらって酸素無くても平気なんじゃないのかwwでもカワイスwww
アニメのシンジと漫画のカヲルの組み合わせだとどうなんだろ 逆とか
庵シンの鬱が加速します
貞カヲはキツいことズバズバ喋りそうだもんな
どっかのカヲシンサイトにそんな小説あったよ。 庵カヲと庵シンがデート中にはぐれて、 庵カヲは貞シンと 庵シンは貞カヲと 合流しちゃって、お互い別人だって気付かずにデートしようとするけど、どっかオカシイって感じの話。
気付けよ
保守age
>>263 じゃないが、
>>265 たぶんケータイサイトのやつ。自分も一回見ただけだから何処とか覚えてないけど。
違ったらごめん。
貞カヲ&庵シンの場合 庵シン「あの…ぇえっと…あのね…」 貞カヲ「君さぁ、なんでいちいち口ごもるの?ウザいよ」 庵シン「…!!! やっぱり僕はいらない人間なんだ!!うわあああああああああ」
>>268 なんか今思ったけど、シンジって慣れればものすごく面白い奴なのかもしれない。
貞カヲ&庵シンの場合U 庵シン「さっきは…取り乱しちゃってごめんね。話し方、直すようにするから…」 貞カヲ「ふぅん、別にどーでもイイケド。」 庵シン「!!あ…うん、そうだね…僕なんか、どーでもいいね… そう、僕なんかどーでもいいんだ… 居ても居なくても変わらない。 …やっぱりいらない人間なんだ!! 僕なんかいなくなればいいんだ!!!うわあああああああああああああ」 貞カヲ「(人間は奇妙だね。見てて飽きないケド)」
シンジワロス
うざすぎるwww
会話の度に絶叫するシンジ萌え
シンジカワイソスww
275 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/03/07(火) 23:17:46 ID:Qrxj8NFc
漫画読んでないんでよく知らないけど 一言で言うと貞本版と庵野版でカヲルどう違うの
>>275 一言でうまく説明出来ない・・・
庵カヲは知っての通り。
貞カヲの方が人間ぽい。あとゼーレにタメ口きいたりする。
>275 漫画嫁。 それが1番手っ取り早い。
漫画にキスシーンあったっけ?
281 :
280 :2006/03/08(水) 01:46:38 ID:???
自己解決しますた 過呼吸のとこねorz
貞版カヲルはただ庵版カヲルの形をした使徒にしか見えない
実際「人の姿をした使徒」として描かれていると思う むしろ庵野カヲルがなぜああいう奴だったか、となると 「腐女子受けを狙った」以上のことが考えられない
庵野カヲルはシンジとの繋がり合い再優先のキャラ付けなんだと思う 庵野自身が言ったことだけど、カヲルはシンジ自身の コンプレックスをなくした、シンジが思い描く理想の人物像そのままのキャラだと。 結果腐女子狙いみたいにはなってるけど…
そんなカヲルにトキめいたシンジも腐男子だ
何故カヲルばかり変態扱いなんだ 先に頬を染めたのはシンジじゃないか
確かに・・・!
漫画版で、カヲルにレイの気持ちが流れ込んだってことは、つまり貞カヲはゲンドウ萌えなのだろうか。 シンジとの関係よりまずそっちが気になる
庵カヲは、必然的にああいうキャラになったんじゃないかな。 シンジをあそこまで壊すには、最も心を開いた相手に裏切られ(裏切ってんのか?)、 自分の手で殺すことが必要だったから。 正直、貞カヲ相手ではシンジが壊れるところは想像できない。 庵シンジですら、ショックは受けても壊れそうにないw
(´・ω・`)セツナス
アニメ監督とキャラクターデザイナーの違いか 監督はあくまで作中の役割から、必要な性格を設定した。 キャラデはキャラの設定から、イメージを膨らませた。
ここの庵カヲは常識人過ぎ
>>289 しかも壊されるシンジに同情して
ゼーレのその後のシナリオに疑問を呈している…
でも人類のためお前に託す、と議長にいわれると従ってしまう。
切ないシーンだよな
切ないっつーか…なんで議長に言われると従うのかとかの背景が解らん 綾波がゲンドウに従うような関係なのかと言えば、 人当たりは異様なくらい善いし、 キール以外に心を開かない人生おくってきた訳でも無さそうだ 個人的には惹かれあいながら、思想・立場の上で対立してしまった二人という ネタに適したシチュエーションありきなんだろうが
>>284 >カヲルはシンジ自身のコンプレックスをなくした、
>シンジが思い描く理想の人物像そのままのキャラだと。
謎本でそんな考察見たことあるけど、庵野自身もそう言ってたのか
しかしシンジ自身がカヲル化ってのは想像つかんなw
「クール気取りで実はピュア」な貞シンにとって、
「実際素で他人のこと鼻にもかけちゃいない」貞カヲが理想の自分って方が
まだわかる・・・というか、そういう設定踏まえて貞シンに合わせて
貞カヲの性格をああ設定したのか
なんか>「実際素で他人のこと鼻にもかけちゃいない」貞カヲ って、貞本自身みたいだね 漫画どんなに待ってても描かないし
>296 ワロスw
保守
>>293 すべてはリリンの流れのままに…がカヲルのスタンスだと思う。
カヲルは否定しないんだよな。シンジのことも、弱いところ含めてすべて肯定してるし。
貞「シャワーでも浴びてすっきりしたいな」 庵「ああ、シャワーはいいねぇ。心も体も温まるよ。壁に浮き出る富士山も風流で、 一日の疲れがとれる気がするよ。リリンの生み出した文化の極みだね」 貞「…」 庵「どうかしたのかい?」 貞「それってシャワーじゃなくて風呂じゃない?君って賢いふりして実は馬鹿なんじゃないの」 庵「シンジくん…、君は僕に嘘を教えたのかい…」
ワロスww 自分も、シャワーだよ これからなんだろ?→風呂の流れに吹いたwww
つまるところカヲル=単体存在であるアダムは、 リリン全体を一つの意思と見ていて、個人はその部分としか認識していないのか シンジ個人に語りかけているのか、リリン全体に対しての台詞なのかも区別しずらいし 貞元カヲルはアルミサエルに対しての台詞にしても 独立した「個」として認識していそうだし そういう意味でも人間に近いのか
ほっしゅ
保守&あげ
貞「最近人あんまり来ないねー」 庵「皆忙しいんだよ」 貞「なんか面白い事ないかなー」 庵「それより此処から出る方法を考えようね」 貞「君、なんかやってよ逆立ちしながら歌うとかさ」 庵「……(話聞いてないし)何故僕がそんな大道芸やらなきゃいけないんだい」 貞「大丈夫、君ならできるよ」 庵「…」
自己中な貞カヲワロスwww
そんな貞カヲルもいいね
貞カヲゎちょいイジワルだもんね
庵カヲルより貞カヲルのほうが良いと思う人〜!
貞「じゃあさ、じゃんけんして僕が勝ったらやってよ」 庵「僕が勝ったら君がしてくれるのかい?」 貞「もちろん」 庵「…解ったよ」 貞「じゃあいくよ。さーいしょーは」 庵「…(グー)」 貞「パー!」 庵「え…?」 貞「はい、僕の勝ち。逆立ちして歌ってね」 ちなみに自分は貞カヲ派。
庵カヲル「……。どうしてもやらなきゃ駄目なのかい?」 貞カヲル「だって、負けたろ。約束約束」 庵カヲル「…わかったよ。仕方ないな、やってみようか」 貞カヲル「そうこなくちゃ」 庵カヲル「ところで、逆立ちってどうやればいいんだろう…?」 貞カヲル「ええ? …ちょっ、まさかやったことないの? そんなわけないだろ、機体連動のイメージトレーニングとかでさんざんやったじゃないか」 庵カヲル「そうだけど、あれはエヴァで動くための思考シミュレーションだったからね」 貞カヲル「自分で身体を動かしたわけじゃないって? うさんくさいなぁ。 …あ、わかった。駄目だよ、今さら言い訳して逃げようったってそうはいかないからね」 庵カヲル「違うよ。すまないけど、本当にわからないんだ」 貞カヲル「…ほんとに? 君って一体どういう育てられ方したのさ。なんかかわいそうなくらいだね」 庵カヲル「じゃあ訊くけど、君はできるのかい?」 貞カヲル「当たり前だろ」 庵カヲル「本当に?」 貞カヲル「嘘ついてどうするんだよ。見てなよ、ほら!」 庵カヲル「わ…すごいな…」 貞カヲル「ふふん…、こんなの、軽い軽い」 庵カヲル「逆立ちしたまま喋ったりできるのかい?!」 貞カヲル「当然。できない方がおかしいんだよ。変なの、僕と同じ身体してるくせして」 庵カヲル「すごいんだね、君は」 貞カヲル「なんだよ、これぐらいで驚かないでってば。じゃあこれも見せてあげるよ」 庵カヲル「すごい! どうやったらそんなふうに動けるんだろう」 貞カヲル「まだまだ!」 ・・・ 貞シンジ「……何してるんだよ?」 貞カヲル「…あ」 勝手につけてスマソ…俺はどっちも好きだなー ところで>305さんは最初期からの職人さん?いつも楽しませてもらってます
両方かわいいな
イイナ!(゚∀゚)もっと書いてくれー
315 :
305 :2006/03/27(月) 19:56:43 ID:???
>>312 さん続き書いてくれて有難う御座います。
素直に感心してる庵カヲと得意になってる貞カヲが兄弟のようで可愛いです。
ちなみに自分は初期からずっと傍観者でした。
折角の良スレなのにシンジスレのように落ちたら悲しいと思って
少しでも人が増えればいいなと今回初めて書いてみました。
貞「結局僕がやってるじゃん!」
庵「君じゃんけんでズルしたし罰ゲームだと思ったらいいんじゃないかい?」
貞「…ちぇ」
貞カヲは純粋ゆえに騙されやすそうだw
317 :
1/3 :2006/03/28(火) 13:54:37 ID:???
>>315 こちらこそ書いてくれる人がいて嬉しいです ありがとう
気になったので少しサルベージしてみる
貞カヲル「…って、あれ? なんで君らがこの部屋にいるのさ」
貞シンジ「知らないよ。気がついたらここにいたんだから」
庵カヲル「君たちも閉じ込められてたのかい?」
庵シンジ「うん。僕らは別の部屋にいたんだけど…なんか、そこが閉鎖されちゃったんだ、
知らないうちに。最後に母さんの話をしてたのは覚えてるんだけど」
貞カヲル「へぇ、『母さん』ねぇ」
貞シンジ「…! ちょっと、そんなことまでこいつに言う必要ないだろ!」
庵シンジ「? どうして?」
貞カヲル「恥ずかしいんじゃないの、僕に聞かれるのが」
庵シンジ「…? だって、カヲル君じゃないか。別に甘えろとは言わないけど、何か装ったり
構えたりする必要はないと思うよ」
貞カヲル「そうそう。だいたい、三泊の恩義ってやつがあるだろ、君はさ」
貞シンジ「うるさいな、わかってるよ…ったく、いちいち人に絡むなよな」
318 :
2/3 :2006/03/28(火) 13:55:24 ID:???
庵カヲル「…本当に、全然違うんだね」 貞カヲル「だろ? おかしいよね、頼ってくる割に、自分からは距離を縮めようとはしないしさ。 居心地いいって人の部屋にいつづけといて、気が済んだらさっさと帰るし」 貞シンジ「…嫌だったら出てけって言えば良かっただろ。なんだよ、今になって」 貞カヲル「今? ふぅん、面白いこと言うね。じゃああのとき僕がなんか言ったとして、君は聞いてくれたわけ?」 貞シンジ「そりゃ…だからって、他人の前で言うことないだろ。あ、まあ他人じゃないけどさ、一応」 庵カヲル「そっちはそっちで複雑なようだね…」 貞カヲル「まぁね」 庵シンジ「一応、か。…ねえ、こんなとこで喧嘩するなよ」 貞シンジ「気にしないでいいよ。そっちには関係ないからさ」 庵シンジ「それは…そうだけど、それこそ他人事じゃないよ。僕も同じようなことをしたんだと思うし」 貞シンジ「同じって…」 庵シンジ「自分がどうしようもないときに、勝手に避難場所になってもらったんだ、人に。 …だから、やっぱり僕には関係ないとは思えないよ」 貞シンジ「……、君が、そんなに自分から話す奴だとは思わなかったよ」 貞カヲル「君がって、自分じゃないか」 庵カヲル「茶々を入れない。…それよりシンジ君、君の言っていることはよくわかるけれど、少し違うな。 僕は君に一方的にすがられたなんて思っていないよ。…それは君もだろう?」 貞カヲル「んー…まあ、別に、いられて嫌だったわけじゃないし」 貞シンジ「え…」
319 :
3/3 :2006/03/28(火) 13:56:27 ID:???
貞カヲル「出てけなんて一度も言ってないだろ」 貞シンジ「ん…」 庵シンジ「ほらね。構えたりする必要ないんだよ」 貞シンジ「…そうかもね。君の方の渚を見てると、そんな気もしてくるよ」 貞カヲル「そうそう。君ももう一人の君みたいに素直になればいいんだって」 貞シンジ「……けど、やっぱりこいつには構えといた方がいい気がするよ」 貞カヲル「なんでだよ!」 貞シンジ「そのくらい自分でわかるだろ!」 庵シンジ「逆戻りした…全く、どうしてすぐこうなるのかな。同じ僕のくせに」 庵カヲル「それが君と彼の違いなのかもしれないね。でも、お互い嫌いではないようだし」 庵シンジ「そうだね。…遅くなったけど、また会えて、嬉しいよ。カヲル君」 庵カヲル「僕もだよ、シンジ君」 貞カヲル「ほら! あれ見なよ、あのぐらい君も言ってみればいいんだよ!」 貞シンジ「だからなんで君に言わなくちゃいけないんだよ!」 庵二者「……」 四人って難しいな… また長文グダグダだったので気を悪くした人いたらスマソ シンジ二人はこの後も残るかもしれないし、またいつのまにか消えるのかもしれない それが密室クォリティみたいなもんじゃないかという気がする
貞カヲと貞シンが何故かアスカに見える
部屋を拡張して何かをプレゼントしてみよう。 つ [マージャンの台]
パイがないよー
人はみな創意工夫して、歴史を築いて来た。 つ [紙粘土]
つ [二酸化マンガン+過酸化水素水]
>324 酸素が増えますね。 貞カヲ「過酸化水素水に二酸化マンガンをかければ酸素が発生するらしいよ」 貞シン「…逆だよ」 庵シン「二酸化マンガンに過酸化水素水をかけるんだよね」 貞カヲ「…」 庵カヲ「へぇ…シンジ君物知りだねぇ」 庵シン「そ、そうかな?」 庵カヲ「そうさ。尊敬に値するよ」 貞シン「…これくらい学校で習うけどね」 貞カヲ「ま、どっちでもいいじゃん。じゃーかけるよー」 貞シン「え?!ちょ、行き成り全部かけたらっ!!」 ばしゃー ごぼごぼごぼぼぼ 貞カヲ「うわっなんだこれ!」 貞シン「…」 庵シン「い…一気にかけたら反応しすぎて危険だって習ったけど…」 庵カヲ「そうなのかい?シンジ君よく覚えてるね」 庵シン「うん、試験に出るって言われて暗記したんだ」 庵カヲ「シンジ君は努力家だね。尊敬に(ry」 貞シン「んなことどうでもいいよ!ほら何ぼさっとしてんだよ!」(ごつん) 貞カヲ「いた!何すんのさ!」 貞シン「バカやったの君なんだからさっさと片付けるの手伝ってよ!」 貞カヲ「えー」 庵カヲ「ほら、元凶は君なんだから、ね?」 庵シン「過酸化水素水が手についたら爛れて大変らしいから気を付けてね?もう一人の僕とカヲル君」 貞シン「君らも手伝えよ!」
貞シンのリアクションがそれっぽくて (゚∀゚)イイ!!
現在部屋内にある/あると思われるもの:
・ベッドと毛布各一組
・
>>222 の種をまいた植木鉢
・二酸化マンガンおよび過酸化水素水の残骸
・マージャンの台
・紙粘土
貞シンジ「…これで一体何をしろって言うんだ…?」
庵シンジ「僕らが一緒にされた理由もわからないね」
.貞カヲル「まあ、二人よりは四人の方がいいんじゃないの。にぎやかで」
貞シンジ「君のは『にぎやか』じゃなくて『はた迷惑』だろ」
.貞カヲル「あ、なんだよその言い方。いちいち失礼な奴だなー」
庵シンジ「だから、なんで君らはそうつっかかるんだよ…」
.庵カヲル「お互い緊張が解けてきたということじゃないかな。それにしても、
確かにこれからどうするのか、少し考えてみるべきかもしれないね」
.貞カヲル「どうするって、脱出以外ないんじゃないの、やっぱり」
.庵カヲル「そうだね…未だに外部からのリアクションがない以上、やはり
物理的に部屋を破壊するしかないかな」
.貞カヲル「えー、めんどくさいなぁ…でもこのままだと確実に床で寝ることになるし…
しょうがないか。あーあ、けっこう居心地良かったんだけどな、ここ」
貞シンジ「…?! ちょっと待てよ、破壊ってなんだよ」
.貞カヲル「だって、こんな部屋にいつまでもいたくないだろ。解放される保証ないんだしさ」 .庵カヲル「僕ら二人ならともかく、あまり長く閉じ込められた場合、君たちの健康状態に 支障が出るかもしれないからね。それだけは避けないと」 貞シンジ(…こういうときは同じような顔するなぁ) .庵カヲル「…でも、いいのかい? さっきからの感じだと、君はまだ何も知られてないんだろう?」 .貞カヲル「いいよ。非常事態ってやつ」 貞シンジ「なんの話だよ?」 庵シンジ「あの…無理やり脱出する必要はないんじゃない? 騒いだりしなくても、テストが済めばちゃんと出してくれると思うよ」 .貞カヲル「え?」 庵シンジ「いや…だから、これはお互いとシンクロするテストだって、リツコさんが…」 .庵カヲル「…じゃあ、ここはネルフ本部内のどこかなのかい?」 .貞カヲル「なーんだ…ていうか、ほんとにあったんだ、監視カメラ。 あ、じゃあ、今までの会話とかも全部聞かれてたってわけ? 腹立つなぁ」 貞シンジ「けど、それって前に僕らがいた部屋の話だろ。ここもそうだとは限らないんじゃないかな」 .貞カヲル「どういう意味さ?」 貞シンジ「だから、僕らは前の部屋からここに移されたっていうはっきりした覚えがないんだよ。 だったらここは全然別のどこかかもしれない。…考えすぎかもしれないけど」 庵シンジ「そっか…結局、中にいる僕らにはわかんないのか」 .貞カヲル「まだるっこしいなぁ。さっさと脱出してみればわかることじゃないか」
貞シンジ「だからどうやって脱出するって言うんだよ」 .庵カヲル「それは僕らに任せてもらえればいいよ。大丈夫、危ない目には合わせないから」 庵シンジ「でも…もしこの部屋を出たら、また別々にされることになるんじゃないの…?」 .貞カヲル「僕も君らと会えたのは嬉しいけどさ、でも、いつまでもここにいるわけにはいかないだろ。ね?」 .庵カヲル「そう、ずっとこのままではいられないよ。…じゃ、行こうか」 .貞カヲル「いいよ」 貞シンジ「…ちょっと待って!」 .貞カヲル「何?」 貞シンジ「…あんなところにドアなんかあったっけ?」 .庵カヲル「え?」 庵シンジ「ほんとだ…」 .貞カヲル「前はなかったよ、絶対。ってことは脱出経路?」 貞シンジ「どうする…? 開けてみようか?」 庵シンジ「う、うん…気をつけてね」 貞シンジ「…鍵、かかってないみたいだ」 .貞カヲル「じゃ、出られるんだ! 何してるんだよ、先に行くよ」 .庵カヲル「でもこれが外に続いてるとは…あっ、待つんだ」 貞シンジ「勝手に行くなよ! もう、しょうがないな」 庵シンジ「待ってよ!」
貞シンジ「…なんだ、ちょっと広いだけの同じ部屋みたいだ」 庵シンジ「でもベッドは四つになってるよ」 .貞カヲル「なんか、こっちの方が多少快適そうだね」 .庵カヲル「じゃ、向こうの部屋のものを持ってこようか。…あっ?」 庵シンジ「どうしたの?」 .庵カヲル「…ドアがどこにもない」 .貞カヲル「ええ?!」 貞シンジ「今度はこっちに閉じ込められたってこと?! どうなってるんだよ」 庵シンジ「どうしよう…って、どうしようもないのか…」 .貞カヲル「…ああ! しまった、どうしよう!」 貞シンジ「なんだよ!」 庵シンジ「ど、どうしたの?!」 .貞カヲル「…マザー3向こうの部屋に置いてきちゃった!」 .庵カヲル「……」 部屋拡張編・終
GJ!貞カヲが間抜けで笑えるw
布団をめくったらマザー3が置いてあったりしてwww
ワロスww
GJです! 本格的にシンジ君達も閉じ込められるようで、続きが楽しみです。 職人さんも帰ってきてくださったので自分は引っ込んで傍観者に戻りますね。
別にシンジ組がいないネタでも投下はいいよな?
おk
337 :
330とか :2006/03/30(木) 11:29:37 ID:???
全然問題ないと思います こっちは職人って言っていただけるほどのもんじゃないです 勝手に設定進めたりしたのがまずかったなら以後は控えます、 引っ込むなんて言わずにまた書いてくださいお願いします つーかむしろ俺が引っ込んだ方がいいのか?
>>337 誰も遠慮することなんて無いよ
このスレもカヲルも個人のオリジナルでは無いのだから
自分の好きな様に書いて好きな時に投下してくれればいい
そうそう、いろんなパターンが有った方が読んでて楽しいしね。
.貞カヲル「ねえ、そっちのシンジ君」 庵シンジ「…え? な、何?」 .貞カヲル「…… 君って、ほんとに別人なんだね。とても同一人物とは思えないや」 貞シンジ「なんでこっち見るんだよ…ていうか、そんなことでいちいち人に ちょっかい出すなよな、もう」 .貞カヲル「なんだよ、別に何もしてないだろ」 庵シンジ「なんか…そっちは僕らとはずいぶん違う接し方してるみたいだね」 貞シンジ「そりゃ、人も状況も違えば変わるよ。特にこいつはこういう奴だしさ」 .貞カヲル「あ、ひどいなぁ。自分こそどうなのさ。なんでそんなに僕に冷たいんだよ? ファーストやセカンドのことはすぐかばうくせしてさ、態度変わりすぎ」 貞シンジ「別に、かばうなんてつもりじゃないけど…それ以上に君が配慮なさすぎるんだよ」 庵シンジ「配慮、か…なんだか僕よりしっかりしてそうだな、君って」 .庵カヲル「人のことを気にかけられる細やかさは、君も同じさ。でも確かに、彼は芯が強そうだね」 .貞カヲル「苦労してるって言ってほしいんじゃないの?」 貞シンジ「うるさいなもう。あー、それより、そっちでは、綾波やアスカはどうしてるの?」 庵シンジ「え…」 .貞カヲル「そっか、そういえば、そっちは僕らの方より多少状況が進んでるんだっけ?」 .庵カヲル「…、どうしてそう思うんだい?」 .貞カヲル「君が喋んないからさ。あのはぐらかし方を見てればなんかあると思うよ」 貞シンジ「え? じゃあもしかして、僕やみんながこれからどうなるか知ってるのか?!」 庵シンジ「あ、いや…その…」
貞シンジ「教えてよ! 君もそっちの渚も無事ってことは、きっと使徒は倒せたわけだよな… アスカは、良くなった? 父さんには何か言ってやれた? それから…その、綾波とは、 もう一度、話せるようになれた…?」 .庵カヲル「気持ちはわかるけど、聞いてもそう意味があるとは思えないよ。君らと僕らが違うように、 お互いの状況だって結局は別のものなのさ。こっちと同じようになるとは限らないよ」 貞シンジ「そうだけど…頼むよ、君だって僕なんだろ。知りたいんだよ。 あ、君もそっちの渚も無事ってことは、きっと使徒は全部倒せたんだよね? アスカはもう良くなった? …父さんには、何か言ってやれた? それから…その、綾波とは、 もう一度、話せるようになる…?」 庵シンジ「それは… 【これから起こることリスト】 ・一生口外不能「最低だ、俺って」事件 ・弐号機虐殺解体祭り ・白綾波巨大化+大増殖でア――(゚∀゚)――ヒャヒャヒャ!! ・どう考えても人には話せない体勢で綾波と再会 ・人類皆あぼんの果てに絞殺未遂+「気持ち悪い」 庵シンジ「…………悪いけど…言えない…」 貞シンジ「ええ?! なんなんだよ?!」
はいコピペミス発覚 OTZ >341最初の貞シンジの台詞は全面的になかったことにしてください どうかどうかお願いします
>>342 落ち着け、そんなに気にしちゃ駄目だ。
俺は何も見てないとは言わないがなw
ともあれGJ!最後の貞シンと庵シンが想像出来て笑えたwww
GJ ワロタw
GJ!! リストwww
GJ!! そこまで話が進んでるということはここにいる庵カヲは・・・いったいどういう存在なんだwww
3/32日キターー。
4月1日と3月32日は等価値なんだ。僕らにとってはね。
(いろいろ思い出して一気に落ち込んでいる庵シンジ) 貞シンジ「…もしかして、訊いちゃまずかったのかな」 .貞カヲル「あの沈みっぷりはすごいよね」 貞シンジ「一体、この先何があるって言うんだろう…?」 .貞カヲル「あ、もう一人の僕に訊いても無駄だと思うよ。絶対教えてくれないから」 貞シンジ「それ以前に、向こうの僕が立ち直るまで僕らの存在自体忘れてると思うよ」 .貞カヲル「そーだねぇ。僕と二人でいた間もシンジ君シンジ君ってうるさかったし」 貞シンジ「人のことにやたら関心持ちたがるあたりは一緒なのか…」 .貞カヲル「何、それがなんか悪いの?」 貞シンジ「別に…僕には、いいとか、悪いとか言えないよ。そういうのは」 .貞カヲル「……へぇ、ファーストにはあんなに必死になってた奴の言葉とは思えないな」 貞シンジ「綾波は関係ないだろ」 .貞カヲル「ほら反応する。面白いなぁ君って」 貞シンジ「…、怒らせたいのか」 .貞カヲル「ふーん、こういうときは怒るんだね。自分よりも人のことで? どうしてさ?」 .庵カヲル「二人とも、やめてくれないかな。シンジ君が怯えてしまうだろう」 .貞カヲル「うるさいな。別に君には関係…」 貞シンジ「…それが何だよ。君はもう一人の僕のことだけ構ってればいいだろ」 .貞カヲル「うわ…」 .庵カヲル「……」
貞シンジ「…、君たちは何がしたいんだよ。一方的に近づいてきて、あれこれ訊いて… こっちの気持ちなんか考えたことないんだろ。僕のことは放っといてくれよ」 .庵カヲル「……」 .貞カヲル「……」 庵シンジ「……三人とも、やめてよ」 貞シンジ「あ…」 庵シンジ「…もうやめようよ。お互い嫌なこと言い合ってどうするんだよ… 僕は…もう、そういうの嫌なんだよ」 貞シンジ「…、ごめん」 .庵カヲル「…余計なことを言ってすまなかった。僕は、君たちのことは何も知らないのにね…」 貞シンジ「…いや。僕も言いすぎたよ」 .貞カヲル「……」 .庵カヲル「どうしたんだい?」 .貞カヲル「ん…ごめん。シンジ君」 貞シンジ「…いいよ」 .庵カヲル「ごめんね、シンジ君。大丈夫かい?」 庵シンジ「うん…大丈夫。…ねえ、なんかしようよ。できれば、四人一緒で。 皆別々で、何もできないでいるから、こういうふうになるんだと思う…」 .庵カヲル「…そうだね。何か四人でできることを考えてみようか」
.貞カヲル「前の部屋にあったあの変なボードゲームみたいの、持ってくればよかったね」 貞シンジ「中学生四人でマージャンはちょっと無理だと思うけど…」 庵シンジ「何もなしでできることって言ったら、何だろう…?」 .貞カヲル「…歌でも歌う?」 .庵カヲル「ああ、それはいいね。ともに歌うことはお互いの心を通わせてくれる」 貞シンジ「けど、何を歌うんだよ?」 .貞カヲル「なんだっけ、あの、第九?とか言うやつは?」 貞シンジ「君は歌詞知らないだろ」 .庵カヲル「そもそもドイツ語だからね。歌詞を追えても、自分で何を歌っているか わからないのでは楽しくないだろうね」 .貞カヲル「あ…先に断っとくけど、僕はあんまり他の歌知らないよ」 庵シンジ「それなら、覚えやすくてすぐに歌えるようなの、かな」 貞シンジ「そんなの何があるんだ…?」 .貞カヲル「それを君らが考えるんじゃないか。しょうがないなぁ」 貞シンジ「なんでそこで君がいばるんだよ!」 協議の結果、とりあえず「森のくまさん」を七回ほど熱唱して妙な連帯感を得る四人
「森のくまさん」テラワロスwww
ミロワロスwwww
そういうのって、最初恥ずかしいけど歌ってくうちにどうでもよくなるよなw
確かにどうでもよくなるよな 友人もかえるの歌を3回ほど熱唱してたw
貞カヲル「すっかり寝ついちゃったね、シンジ君たち」 庵カヲル「仕方ないさ。疲れてしまったんだよ、あれだけ声を出したのではね」 貞カヲル「けどさ、なんだかんだ言って楽しそうだったよね」 庵カヲル「そうだね。…ありがとう。君のおかげだよ」 貞カヲル「いいって、最初に言い出したのは君の方のシンジ君じゃないか。 …あーあ、シンジ君もこのぐらい言ってくれればなぁ。実はさ、彼があんなに 笑ってるところ見たの、初めてなんだ」 庵カヲル「そうなのかい? じゃ、君には二倍良かったじゃないか」 貞カヲル「んー、そっか。そうだね。 にしてもさ、彼ってああいう顔で笑うんだね。なんかもっとお堅いヤツかと思ってた」 庵カヲル「それだけ楽しいと感じたのさ。そういえば、君は冷たくされてるって言っていたね」 貞カヲル「そう。せっかく人が近づいていってるのに、無視したり、そっけなかったりさ。 でもいいや、今日、笑ってるとこを見れたわけだからさ」 庵カヲル「そうだね。君も、さっきはよく笑っていたよ。彼らと一緒にね」 貞カヲル「まぁね…最初はバカみたいだって思ってたけどさ」 庵カヲル「今は、そうでもない?」 貞カヲル「…どうなんだろ。笑うって変な感じだよね、理由もないのに気持ちが盛り上がってさ、 身体全体がすかっとする。何なんだろうね。実は大したことしてないし、自分でも 訳わかってなかったりするのにさ」
庵カヲル「でも、楽しかったんだろう? 僕にはそう見えたよ」 貞カヲル「楽しかった、のかな…なんだろ。笑ってる間はどんなことも気にならないんだ。 何も怖いものないって感じ。今だけは、誰も手が出せないって思う。ちょっとの間だけど」 庵カヲル「そうなのか。…君は面白いことを言うね」 貞カヲル「なんだよ、君はこういうのとっくにわかってるんじゃないの?」 庵カヲル「そんなことはないさ。実を言うとね、僕もシンジ君が笑っているのを見たことは あまりないんだよ」 貞カヲル「君が? 意外だなぁ」 庵カヲル「笑顔は見せてくれたよ。でも、心から笑ってもらうことは結局できなかった。 もう笑ったりできる状況ではなかったということも、あるだろうけどね」 貞カヲル「状況かぁ。…笑ったりできるのも、僕らが今こんな部屋にいるからなのかなー、やっぱ。 じゃあさ、なおさら今のうちに笑っとこうよ。またなんか起こる前にさ」 庵カヲル「…そうだね。そうしようか」 貞カヲル「ねえ、何か人を笑わせるいい方法ってない?」 庵カヲル「一つ、心当たりはないでもないけど…」 貞カヲル「へぇ、そんなことで? じゃやってみよう」 庵カヲル「やってみようって、…待って、二人とも眠ってるんだよ?!」 熟睡中の貞シンジを起きるまでくすぐり倒し、半眼のシンジ二人に死ぬほど怒られるカヲル二人
GJ
(´ー`)GJ!!
ちょww怒られるカヲル二人ワロスwww GJ!!
カヲルかわい〜(●´ω`)GJ!!
腐女子らしき人物の書き込みでスレストwwww
全くだ。 顔文字キモイんだよwwww
二日間もスレストww 腐女子の異臭恐るべしwww
腐女子ってすごいねw 改めて思ったよ
貞カヲ「ちょっと険悪気味だネ」 庵シン「喧嘩は…だめだよ…?」 庵カヲ「確かに喧嘩はよくないね」 貞シン「ほっとけばそのうち収まると思うけど」 貞カヲ「うん、そーだね。 それにあんまり煩いようなら猫みたいに絞めちゃえばいいんだよ」 庵シン「絞っ?!」 貞シン「…っ!」 庵カヲ「シンジ君の前でそんな物騒な事言うのはやめてくれないか」 庵シン「…あれ?ねえ、もう一人の僕。顔色が悪いみたいだけど大丈夫?」 貞シン「……平気」 庵シン「君もああ言う話苦手?僕もなんだ。やっぱり元は同じなんだね?」 貞シン「…」 庵シン「…どうしたの?やっぱりだいぶ気分悪いんじゃ…」 貞カヲ「あ、もしかしてシンジ君。あんときの事思い出したの?」
庵シン「…あのとき?」
貞シン「っ……煩い」
貞カヲ「えー、まだ気にしてんの?」
貞シン「……」
貞カヲ「無視?」
庵カヲ「…(溜息)…君は、少し配慮が足りないね」
庵シン「何か解らないけど、あんまり僕を虐めないでね?もう一人のカヲル君」
貞カヲ「別に虐めてるつもりはないけど…気分害したなら謝るよ…ごめん」
貞シン「…別に、気にしてないからいいよ」
こっちもちょっち険悪。
えっと、別に煽ってる訳ではないです。
流れが元のほのぼのに戻ればいいなと思って…逆に悪化しそう…すいません…
それにしても「もう一人の僕」って呼び方はめんどくさいですね。
>>357-358 さんGJです。
>>312 さんと同じ方ですか?
いつも面白いお話ありがとうございます。
シンジ君に怒られるカヲル組が想像できて楽しかったです。
うわageてしもうた。 吊ってきます。
GJ
突然ネタ停止してすみませんでした 別に趣味の人がどうとか言うんではなくて単に俺の無為無能っつーかネタギレでした 余計な軋轢の種をまいちゃったみたいで申し訳ないです 住人の皆様、和むネタを書いてくれた職人さん、すみませんでした (いろいろ一気に思い出して言葉少なになる貞シンジ) 庵シンジ「…大丈夫?」 貞シンジ「…別に、何でもないよ。平気だから」 庵シンジ「わかった…」 .貞カヲル「……なんだよ、全然平気じゃないくせに」 .庵カヲル「仕方ないよ。一人でそっとしておくしかないこともあるのさ。 別に放っておけばいいと言っているわけではないよ。ただ、気遣うつもりで 声をかけていても、それがかえって負担にしかならない時もあるからね」 .貞カヲル「ふぅん…だから君、そっちのシンジ君が落ち込んでたときには、ただ黙って ついてただけだったのか。難しいんだね、人と接するって」 庵シンジ「うん、難しいよ…僕なんてどれだけ経っても、まだどうしていいかわからないんだ」 .貞カヲル「周りにあんなに他人がいるのに?」 庵シンジ「…うん」 .貞カヲル「へぇ、こっちのシンジ君より鈍くさいんだね、君って」 庵シンジ「うん…そうかもしれない」 .貞カヲル「…なんでそこで笑うのさ?」 庵シンジ「え? いや、別に…ほんとのことだなって思って」 .貞カヲル「ふーん…」 庵シンジ「な、何?」 .貞カヲル「なんだか、思ったより面白いヤツだね、君」 庵シンジ「え…」
.庵カヲル「そう身構えることはないよ。これが彼なりの評価の仕方なのさ」 庵シンジ「評価って…」 .庵カヲル「好意を持たれてるってことだよ」 .貞カヲル「…うっるさいなー。大体君さ、なんでさっきからやたらにこにこしてんの? 僕がシンジ君と喋っても何も言わないし。前だったら確実に僕にお説教したろ」 庵シンジ「お…お説教って、カヲル君が?」 .貞カヲル「違うの? じゃあ、苦言を呈してた」 庵シンジ「ええ?」 .貞カヲル「とにかく、何かとうるさかったんだってば。それが今はなんでか嬉しそうだからさ」 .庵カヲル「こうして見ていて、君が、以前より人のことをわかろうとしていると思えるからさ。 自分の心や気持ちだけで動くのではなくね」 .貞カヲル「…そう、なの?」 .庵カヲル「前より人の表情を見るようになったよ。…まぁ、少々配慮が足りないのは相変わらずだけどね」 .貞カヲル「…っ」 庵シンジ「はは…」 .貞カヲル「あーもう、ほら、言った通りだろ? ったく、僕だって何も考えてないわけじゃないのにさ」 庵シンジ「え? あ…君はもう一人の僕のこと、心配してくれてるんだね」 .貞カヲル「心配? よくわかんないけど、…まあ、なんか落ち着かないのは確かだよ」 庵シンジ「そっか…」 .庵カヲル「? どうしたんだい、シンジ君」 .貞カヲル「あ…ねえ、今は一人にしとくんじゃないの?」
庵シンジ「…ねえ、ちょっといいかな」 貞シンジ「いいよ、僕のことは気にしなくて。 渚が何言ってるか知らないけど、一人で平気だから」 庵シンジ「うん…けどさ、もし良かったら、君が気になってること、話してくれない…? 別に、今じゃなくてもいいんだ。でも、僕も同じ碇シンジなんだし、もしかしたら、なんか役に 立てるかもしれない。君まで、僕と同じ思いをするのは…嫌なんだ」 貞シンジ「…ありがと」 庵シンジ「……」 貞シンジ「……でもさ、僕はやっぱり一人でやってみようと思う」 庵シンジ「え…?」 貞シンジ「君は確かに僕だけど、それでも、僕とは別にいるわけだから。 そりゃ、君に訊けば、これから先どうしたらいいかわかるかもしれない。でもそれだと、 やっぱり僕が切り抜けたことにはならないんじゃないかって。…なんか、大げさだけどさ」 庵シンジ「…ううん。やっぱり、君って僕より強いんだな」 貞シンジ「そんなことないよ、僕だって君なんだからさ」 庵シンジ「そっか。…そうだね」
.庵カヲル「……ふふ。どうやら心配ないようだね」
.貞カヲル「みたいだね」
.庵カヲル「…おや、何か気になるのかい?」
.貞カヲル「んー? べっつにー」
.庵カヲル「シンジ君が自分が離れてしまうような気がして、不安なのかい?」
.貞カヲル「?! 別に、そんなことないさ」
.庵カヲル「そう。…心配することはないよ。君が近づこうとする限り、他人とのつながりは
決してなくなりはしないからね。たとえ、お互いが離れていても。二度と会えなくなってもね」
.貞カヲル「…なんだよ、君こそ不安そうな顔してるじゃんか」
.庵カヲル「少しはね。ただ、そう信じているから、僕は今あるものを大切にしたいのさ。
こうして会えた彼らと、もちろん、君のこともね」
.貞カヲル「…あー、またそういう方向に行く」
.庵カヲル「ごめんごめん」
.貞カヲル「ほんと、しょーがないヤツだよね、君って。…ま、別にいいけどさ」
貞シンジ「…それに、言えない未来予想図なら聞いても仕方ないだろ」
庵シンジ「え……あ…うん…ごめん…」
.庵カヲル「……」
.貞カヲル「…うわ」
その後、再発した庵シンジの鬱をなんとかするため約二時間ほど歌声大会を強制再開
いい加減『みんなの歌』とかを歌い尽くしたあげく四人ともダウン 半ば昏倒する形で就寝した
…お粗末さまですた
>>368 俺はずっとこの形式で書かせてもらってます
前からだけどどうにも笑えるネタにするのは苦手だ…皆スマソ
GJ!!
GJ!続ききぼんぬ
GJ いつも思うけどこのスレは本当に深いなあと思う。
GJ 読んでて和みます いいねえ
友情というか人間愛というか、いい話ジャマイカ。GJ
色々学べるスレだ
382 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/07(金) 12:56:23 ID:r5K22NAK
貞カヲがシンジにしか見えない・・・・
貞カヲってむしろアスカを男にした感じだと思う
皆が寝静まる中ひとりベッドの上でごろごろしている貞カヲ
貞カヲ「なんか枕が高くて寝辛いな…(枕の中に手を入れ)
…?なんか入ってる(取り出し)
…あぁーーー!!!」
庵シン「…っ!!な、なに?!」
庵カヲ「…煩いねぇ…一体何事だい?(不機嫌)」
貞カヲ「枕の下にマザー3があった!!」
庵カヲ「…(無言で殴る)」
貞カヲ「いた!」
庵シン「マザー3って何?」
貞シン「(静かに爆睡)」
>>332 のネタをかいてみました。布団じゃなくて枕の下だけど。
>>375 さんの書かれるお話はいつも置くが深くて考えさせられるものばかりでGJ過ぎますね。
自分はいつもこんな感じのゆるいのしか書けないので勉強になります。
386 :
385 :2006/04/08(土) 22:23:13 ID:???
置くってなんだよー「奥が深い」です…orz
良スレだな…石田と緒方に読んで欲しい
389 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/09(日) 03:28:05 ID:nFUOV5Qy
>>384 というか貞のシンジとカヲルってどっちもアスカっぽいとこ在る。どっちかっつうとシンジの方がアスカに近いけど。ツンツン具合が。
ageちゃった。orz
>>389 >どっちかっつうとシンジの方がアスカに近い
同意
マザー3…w この謎のゲームキャラがこのスレの4人組だったら面白いだろうなw
マザーというより真女神転生 ロウヒーロー 庵カヲ カヲスヒーロー 貞カヲ ザ・ヒーロー 貞シン ヒロイン 庵シン
「ゲームは良いね。ゲームは心に安定をもたらし現実から引き離してくれる。」
もう一人のボク もう一人の僕の「ぼく」をカタカナにしただけで遊戯王っぽくなるw
396 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/10(月) 01:55:07 ID:j8ODE8DS
>>393 まあ…シンジは儚い薄幸の美?少年で三拍子そろってるのはわかるんだけど…
ヒロインってwwwwwwwww
4者の幼少時代や生い立ちが気になるな 性教育とかどんなだったのか
カヲルってIQはめちゃくちゃ高そうだけど ロクな教育受けてなさそう
ゼーレだもんな 貞カヲはひどいwwwww
33 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/11(火) 16:43:41 ID:??? シンジ「ねーおじいちゃん。赤ちゃんはどうやって生まれてくるの? キール「ん?それはね、おとうさんとおかあさんが教会に行き コウノトリの天使様にお願いすると神様が授けてくださるんだ。」 シンジ「じゃあおねがいするとおとうとがうまれるんだね。ぼくきょうだいがほしいな。 キール「そうだよ。だからお父さんとお母さんは大切にするんだぞ。」 カヲル「園長先生。リリンはどうやって生まれてくるの キール「んあ? ( 自主規制 ) にズブズブ突っ込んで出来たにに決まっとろうが。」 カヲル「……お父さん……。僕のお母さんはどこにいるの?」 キール「実験中にとっくに性病で死んだわ。知識あるんだから下らんことを聞くな」
シンジとカヲルじゃ接し方が全く違うな。 ひでぇ…ひでぇよキール
この差は一体なんだw
これは没ネタのリスカもしょうがないなwwwww
実際こんなもんなんじゃないか ゼーレにとってはカヲルなんて道具だし
405 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/11(火) 23:41:31 ID:BXhTov9v
どっかにこのスレの庵カヲは常識人すぎるって書いてあったけど俺も同意。 彼はもう少しぶっ飛んでてもいいと思うんだ。 貞カヲはただのバカだなw
バカと電波か……これはひどいwwwwwwwwww
俺は貞カヲも初号機に握り潰されるかも。と考えると複雑…
test
串規制?とかでしばらく書き込めませんでした 読んでくれた人、GJって言ってくれた人、いつもありがたく思ってます (マザー3片手に嬉しそうな貞カヲル) 貞シンジ「…そんなに大事なゲームなの? それ」 .貞カヲル「なんだよ、駄目だよ! 絶対貸さないからね」 貞シンジ「いや、別に貸してほしいんじゃないけど」 庵シンジ「マザーかぁ、面白そうなタイトルだね」 .貞カヲル「まーね。…あ、そうだ。君らに聞いてみたかったことがあるんだけど」 庵シンジ「何?」 貞シンジ「…何だよ?」 .貞カヲル「なんで嫌そうな顔するのさ。まいいや、ねえ、『お母さん』ってどんなものなの?」 庵シンジ「え…」 .貞カヲル「これやってて、どうもそれだけピンとこなくてさ。君らにはいるんだよね、お母さんっていうのが」 庵シンジ「あ、うん…まぁ、いる、っていうか…」 貞シンジ「嫌な訊き方するヤツだな。『お母さんっていうの』はないだろ」 .貞カヲル「何、なんか気に障った? じゃあどうやって訊けばいいのさ?」 庵シンジ「あの…君は、お母さん、いないの…?」 .貞カヲル「いないよ。だからちょっと知りたくてさ。ほら、君らさ、前の部屋でお母さんの話 してたって言ったろ」 貞シンジ「それはそうだけど…」 .貞カヲル「なんだよ、ケチらないで教えてよ」
.庵カヲル「…そろそろやめよう。話したくないことを無理に聞くのは、その人に対して失礼だよ」 .貞カヲル「えー…」 貞シンジ「…、別にいいよ。話したくないってわけじゃないから」 庵シンジ「え…?」 .貞カヲル「…あれ?」 貞シンジ「いちいち気を遣ってくれなくても平気だよ。…それにしても、君って、もう一人の 自分の言うことは聞くんだな」 .貞カヲル「…なんだよ、急に」 貞シンジ「聞きたいんだろ。でも悪いけど、僕らも母さんのことはあまり覚えてないよ。 小さい頃に死…いや、生き別れたから」 .貞カヲル「……」 貞シンジ「ごめんね、期待に応えられなくてさ」 庵シンジ「…、どうしたんだよ、一体」 貞シンジ「別に」 .庵カヲル「……」
貞シンジ「…あの、ちょっといいかな」 .庵カヲル「…どうしたんだい?」 貞シンジ「その…さっきはごめん。こっちが一方的につっかかったみたいになって…別に、 君に嫌な思いをさせるつもりじゃなかった」 .庵カヲル「僕は何も気にしていないよ。むしろ、君の方が嫌な思いをしたんじゃないのかい?」 貞シンジ「…、なんで…って、君には隠しても仕方ないんだろうな」 .庵カヲル「良かったら、聞かせてくれないかな」 貞シンジ「うん… 正直言って、君といるとなんだか落ち着かない気がする。 …変だよね、もう一人の僕は君といて安心してるみたいなのに」 .庵カヲル「君は、それがなぜなのかも見当がついているんだろうね」 貞シンジ「うん。…たぶん、もう一人の僕が安心するのと同じ理由だと思う」 .庵カヲル「それは、何だい?」 貞シンジ「…君がそうやって何でも聞いてくれること、じゃないかな。 別に、それが悪いって言いたいんじゃないんだ。外から見てて君はすごいと思うよ。 僕は渚がなんか変なこと言うたびに怒ったり慌てたりさせられてばっかりだけど、君は あいつが本当は何を言いたいのか、ちゃんと聞いてやれてるように見えるから」 .庵カヲル「でも、君は、そうされるのは好きではないんだね」
貞シンジ「好きじゃないっていうか…なんか、変だと思うんだ、そういうの。 僕は…ほんとは一度、初号機の中で母さんに会ったことがあって…そのとき、 なんとなくわかったんだ。母さんは僕のお母さんであるだけじゃなくて、…それは確かに 僕の母さんでもあるんだけど、それでも僕とは別の、一人の他人なんだってことが。 それまでは『お母さん』っていう漠然としたイメージを思い浮かべてた。優しくて、何でも 僕の言うことに耳を傾けてくれて、っていう。でもそうじゃなかった」 .庵カヲル「……」 貞シンジ「きっと君を見てると、僕はその勝手なイメージの方を思い出すんだと思う。 今はもうそれが違ってたって知ってる。だから、落ち着かなくなるんだ。たぶん」 .庵カヲル「僕の態度に、どこか嘘があると感じてしまうから、かい?」 貞シンジ「それは…嘘だなんて思ってないけど、…でも、そうかもしれない。 たぶん僕はもうそういうイメージに頼りたくないんだ。…それに、僕が知ってる 『お母さん』の感じは、やっぱりそのイメージとは別にあるから」 .庵カヲル「…そうか。 よくわかったよ。ありがとう、僕に話してくれて」 貞シンジ「うん…こっちこそ、聞いてくれて、…」 .庵カヲル「…? どうかしたのかい?」 貞シンジ「…前、渚に言われちゃったんだ。ほんとは『ありがと』なんて思ってないだろ、って」 .庵カヲル「…そう。 でも、言ってくれるだけでも、僕は嬉しいな。…いや、こういう言い方は直さないといけないね」 貞シンジ「そんなことないよ。 僕も変に考えないようにするからさ。なんていうか…今さらだけど、これからもよろしく」 .庵カヲル「…、うん。こちらこそ、よろしく」
庵シンジ「…良かった。喧嘩じゃなかったんだね」 .貞カヲル「そっかなー。あいつ相手に喧嘩は無理だよ。ぶつかる前に丸め込まれちゃうからね」 庵シンジ「丸め…って、喧嘩したことないの?」 .貞カヲル「あるよ。しかも仲直りしたのは僕からだったし」 庵シンジ「ええ?」 .貞カヲル「あー、意外そうな顔してるし。ほんと変だよね、そのあいつが『お母さんみたい』だって」 庵シンジ「だっ駄目だよ、勝手に聞いちゃ」 .貞カヲル「なんだよ、君だって気にしてたじゃんか」 庵シンジ「それは…うん、でもさ」 .貞カヲル「大体僕らにとってのお母さんってさ、目を覚ますなり問答無用で熱滅却処理されて、 胎児状態で復元されたのはいいけどベークライトで固められっぱなしなんだよ? そんなんで 『お母さん』なんてわかるわけないじゃん。ねえ?」 庵シンジ「………な…何の話、それ…?」 庵カヲルが常識人杉ってのはたぶん書いてる俺が頭固いからだろうなー 上の方でははっちゃけた庵カヲル書いてる人いっぱいいるしな… スマソ
いや、面白いと思う。GJ。 庵シンジは母性本能がある代わりに依存心もかなり強く自主独立の傾向が欠落していて 貞シンジはきかん坊って感じで、母性を否定してる代わりに自我を喪失してるわけじゃないんだな。
只俺は庵カヲルの正体はキール議長+アダムのクローンだとマジで思っていた 後庵シンジにとっての「好き」のヒエラルキーは カヲル>>アスカ≧綾波に見えるんだが 貞シンジにとっての「好き」のヒエラルキーは 綾波>アスカ>>>カヲル になってるっぽい。 そう考えると貞カヲルってかなりかわいそうな奴だと思う
アダムって可哀想だな
>>409-413 乙!今じゃスレを毎日確認してしまう程ハマってるよ
この四人の人格をここまで書き分けできる君は凄いね
アニメ漫画なら表情や演出でそれは簡単にできるけど
君は文字だけでやってのけ、面白い話で人を魅了してしまう
俺にはそんな芸ないから君が眩しい、尊敬に値するよ
もっと自信持って欲しいな
俺は毎日どころか3時間おきだwwwヤバスwww
ちょ…きてたーーーー! 電車の中で読むよ。楽しみができて嬉しいよ。
貞「ねえ、人を好きなるってどういう気持ちだい?」 庵「君は人を好きになったことがないの?」 貞「わからないんだ。でも、君は好意に値したんだろ?」 庵「そうだね・・・僕とシンジ君は惹かれあった。 いや、僕から近づいていったんだ。側に居たかったのさ あの時のシンジ君は一人になりたがっていたけど、 本当は誰かと一緒にいたかったんだ。そして僕もシンジ君同じだった」 貞「それで寄り添ったの?キスとかしたの?」 庵「ただ、手を触れるだけだったよ」 貞「手だけ?僕はキスをしたよ・・・無理矢理だったけど・・・おかげで嫌われちゃったよ」 庵「嫌われて悲しい?」 貞「嬉しくはないさ」 庵「そう。それなら、すぐにわかるさ。 きっと、ずっと側に居たいって思うのだから…」
ホモかいな…
貞シンジ(…って会話でもしてたのかと思ってたけど、こうして見てるとなんか違う感じもする。 あいつの言う『好き』ってどういうものなんだ? …綾波のとは、どう違うんだろう。 それとも、ほんとに同じなのか…?) 庵シンジ「…じゃあ、ずっとその研究所で育てられてたの?」 .貞カヲル「そ。ほとんど外にも出してもらえなくてさー、っていうより、生育途中の頃は 今自分がいるとこの『外』があるなんて考えたこともなかったぐらいでさ。 だからこういう部屋にいるのには、なんだろ、慣れてんのかな。僕は」 庵シンジ「まるで、綾波だ…」 .貞カヲル「ん? ああ、ファーストか。そうみたいだね」 庵シンジ「でも、僕がこっちのカヲル君の部屋に泊まりに行ったときは、部屋にもたくさん 私物があったし、それに、綾波と違ってもっといろんなこと知ってる感じだったけど」 .貞カヲル「…違って?」 庵シンジ「あ…いや、僕は君の部屋を知ってるわけじゃないから、それはわからないけど」 .貞カヲル「ファーストの部屋、見たことあんの? 君」 庵シンジ「うん。二回くらい行ったかな」 .貞カヲル「どんな感じだった?」
庵シンジ「どんなって…、本部の地下にあった部屋とそっくりだった。最初見たときは驚いたんだ、 まるで人が住んでる感じがしなかったから。ベッドとかタンスとか、ほんとに最低限の 物しかなくて、壁とか天井は汚れたまんまで」 .貞カヲル「何もない部屋だったってわけ?」 庵シンジ「うん…なんか、薬とか、難しそうな医学書があったくらいかな。綾波が普段どんな ふうに過ごしてるのか、全然わからない部屋だって思った」 .貞カヲル「ふぅん…」 庵シンジ「考えてみれば、僕は綾波のことほとんど知らないまま接してたんだな…」 .貞カヲル「…ねえ、君もさ、ファーストのこと好きなの?」 庵シンジ「っ?! なっ、なんだよいきなり」 .貞カヲル「慌てるってことはそうなの?」 庵シンジ「え?! あ、いや、そうじゃなくて…その、ッ君がいきなりそんなこと訊くからだよ」 .貞カヲル「じゃあ好きじゃないの?」 庵シンジ「そういうわけじゃ…、…わからない。本当のこと言うと」 .貞カヲル「わかんない?」
庵シンジ「…、そりゃ、どっちなのかって訊かれたら、そうだとしか言いようがないけど… まだわからないんだ、自分が、本当にそう思ってるのかどうか」 .貞カヲル「だって、君のは自分の気持ちなんだろ?」 庵シンジ「そうだけど…僕は、その自分の気持ちが、よくわからないんだ。 …少し前に、すごく大変なことがあって…そのとき、自分の心がどれだけ卑怯で、臆病で、 狡くて弱いものなのか、思い知らされた。…好きだって、自分でそう思ってる気持ちでも 嘘があったりするんだ。自分のためでしかなかったりも、するんだ」 .貞カヲル「自分のため…?」 庵シンジ「そう。だから、僕はまだわからない…信じられないんだ、自分の気持ちが」 .貞カヲル「それが、ほんとに他人のための心なのかどうか?」 庵シンジ「うん…」 .貞カヲル「…わからないの?」 庵シンジ「…うん」 .貞カヲル「僕は、知ってるな。あれはほんとに他人のためだけの気持ちだったよ。 …すごかったからさ、ほんと」 庵シンジ「…それは、君の?」 .貞カヲル「違う。ファースト」 庵シンジ「……」
.貞カヲル「なのに君はわかんないの? …こっちの君は、わかってんのかな、ちょっとはさ」 庵シンジ「…わからない。僕は彼とは違うし、たぶんずっと同じにはなれないと思う。 僕は、わからないまま、これからも考え続けるだけだ。考えて、それで当たり前のことに 何度も気づく。そういう繰り返しにすぎなくても」 .貞カヲル「それが、君の答え?」 庵シンジ「…、答えなんてもんじゃないけどね」 .貞カヲル「…笑ってるじゃんか。それ、もう一人の君には教えないの」 庵シンジ「そんな必要ないよ。自分の力で何とかしたいって言ってたし、…それに彼だったら、 もしかしたらこんな半端なのじゃない、本当の答えを見つけられるかもしれない。 なんか、そう思うんだ」 .貞カヲル「…そっか」 庵シンジ「うん。…あれ、なんか君、嬉しそうだね」 .貞カヲル「でもさ、それって買いかぶりってやつだよ。あーんな身勝手で現金なヤツなんだからさ」 庵シンジ「え? いや、でもさ…あっ」 貞シンジ「ごめん、立ち聞きする気はないんだけど、最後の方だけ思いっきり聞こえちゃってさ」 .貞カヲル「えー? あー、ごめんねーシンジ君」 貞シンジ「絶対わざとだろ!」 .貞カヲル「違うよー、ねえ?」 庵シンジ「え…」 貞シンジ「もう一人の僕を盾にするなよ! ったく君ってヤツは…ちょっと待てッこら!」 庵シンジ「…ああ…またかぁ…」 .庵カヲル「今日も変わらぬ日々、だね。…ふふ、この分では脱出はもう少し先かな」 前回の逆パターン。オチなし >414-421の方々ほんとにありがとう マジ感激っす ヤバスギ 拙文ってやつですがこれからも精進していこうと思います
すげ…
>>426 のシンジの描写リアリティが凄まじい
神ですか
貞シンジ「…いつまでここにいるんだろう、僕ら」 .貞カヲル「何、もう嫌になったの?」 貞シンジ「別にそんなこと言ってないだろ。…だけど、心配じゃないのか? いつまでこうして 閉じ込められてるんだろうって」 庵シンジ「そうだよね…あ、もしかして、外の人みんな、とっくに僕らのことなんか忘れてたり …しない、よね…?」 .庵カヲル「それは心配ないさ。例えば、こうして新しい部屋が用意されているしね」 貞シンジ「あ、そうか…」 庵シンジ「じゃあ、この実験…実験じゃないかもしれないけど、それはまだ続いてるってことなのかな」 .貞カヲル「かもね。さっぱり目的が掴めないけどさ」 貞シンジ「ネルフが関わってることじゃない場合もあるとすると、動機もわからないのか…」 .庵カヲル「こちらから何か行動を起こしてみるかい? 君らがそうしたいなら、いつでも構わないよ」 貞シンジ「君らが、って…君たちは、自分から出ようとか思わなかったの?」 .貞カヲル「そういえば、あんまなかったね」 庵シンジ「どうして?」 .貞カヲル「んー…やっぱ、慣れてるからかもしんないね」 庵シンジ「あ…」 .庵カヲル「…あとは、やはりこうしているのが居心地よかったから、だろうね。正直なところ」 .貞カヲル「そうだね。まぁ、結局はそうなんのかな」 貞シンジ「こうしてって、先のこともわからず閉じ込められてるのが?」 .貞カヲル「違うよ、バカだなぁ」
貞シンジ「なんでそこでバカって言われなきゃならないんだよ」 .貞カヲル「君が全然わかってないからだろ」 貞シンジ「だから、何をだよもう」 .庵カヲル「…つくづく仲が良くなったねぇ、君たちは」 貞シンジ「ッ、なんでそうなるんだよ」 庵シンジ「…あ、あのさ、こうやってみんなでいるってことが、じゃないかな」 貞シンジ「え?」 .貞カヲル「…みんな、ねぇ」 庵シンジ「あ…間違ってた…? …、ごめん、勝手に口出しちゃって」 .貞カヲル「違うってば。みんなって言うの? こういうのも」 庵シンジ「え…うん、とっさに出ちゃったけど」 貞シンジ「そりゃ、言うんじゃないの。まあ変な組み合わせだけど、一応、四人いるんだし」 .貞カヲル「ふぅん…そっか」 貞シンジ「なんだよ、いきなり」 .庵カヲル「ふふ、みんな、か。いい言葉だね。…君もそう思ってるんだろう?」 .貞カヲル「そーいう見透かすような喋り方するなよな、ほんと」 貞シンジ「見透かすって、そうなのかよ」 .貞カヲル「まーね、うん、楽しいよ。みんないてさ。閉じ込められてるって思うとしゃくだけどね。 …だから別に、脱出考えてもいいよ」 貞シンジ「……」
庵シンジ「…、君って」 .庵カヲル「…さて、というわけなのさ。どうしようか、シンジ君」 貞シンジ「え…? 僕が…いや、僕らが決めるのか?」 .貞カヲル「決めなきゃ始まんないだろ」 .庵カヲル「君の言った通り、いつまでこの状態に置かれているのか、具体的な見通しもないからね」 庵シンジ「…、うん。そうだね。何かしなきゃ」 貞シンジ「君まで…」 庵シンジ「何かやってみようよ。前だって、この部屋に移れたじゃないか」 貞シンジ「けど、あのときは勝手にドアが……あ」 .庵カヲル「あ…」 .貞カヲル「…あれってさ、ドアだよね」 庵シンジ「うん…どうなってるんだろ、ここ」 .庵カヲル「…やはり、僕らの会話は聞かれてるということだね。誰が聞いているにしても」 貞シンジ「なら、これが実験してる側の…って、いればの話だけど、そっちからの指示なのか…? 今度もあそこから出てみろ、ってことか」 .貞カヲル「どうする?」 貞シンジ「…行くよ。行ってみよう。みんな、それでいいんだろ?」 庵シンジ「うん」 .貞カヲル「ついてくよ、どうせだからさ」 .庵カヲル「何が起こるかはわからないけどね」 貞シンジ「…わかった。じゃ、…開けるよ」
貞シンジ「………あれ?」 庵シンジ「どうしたの? あ…もしかして、これって前にいた部屋?」 .庵カヲル「いや、そうではないようだね。中にあるものが違うし、向こう側の壁にもドアがある」 .貞カヲル「えー、なんだよこれ。やだな、あのドア開けてもまた密室だったりして」 庵シンジ「…それ…笑えないよ…」 貞シンジ「それどころか、どこまで行っても似たような部屋ばっかで…って…」 ほぼ同時に『密室ダンジョン』という可能性を想起して凍りつく一同を前に、無言でドアを閉める貞シンジ Adventure-seeker CHILDREN in the Rocked-room Dungeon quest (ウソ 前回身に余る言葉をくださった方々ありがとうございます …じゃなくてすんませんでした ネタ書いててここまで言ってもらったの初めてなんでマジありがたいです あと、勝手ながらできれば俺は名無しのままがいいっす スマソ
× Rocked ○ Locked 素でまちがえてたよ馬鹿だよ恥ずいよもうだめだ俺 OTZ
>>431-435 乙!面白いよw 次の投下にwktkwwww
あ、あと俺は名無しでいいと思うよ
てか文のクヲリティーですぐわかるからトリはいらね。 なんだか新展開が始まりそうでwktk 俺にも文才があれば良かったのにな…
ダンジョン行く場合パーティー構成は
>>393 で確定だな
>>437 んなこと言わずに書いてみればいいじゃん!
職人が多いほどスレは面白くなるぜ
二人のライバルキャラと何故かなれなれしく付きまとわれ 手やら足やら腰やらに手が触れてきて、 第二次性徴の最中のヒロインこと庵シンは 肉体的にも精神的にも二人の男と距離が接近していた。 戦闘と嘘と裏切りに満ちた真女神転生の世界では 死の危険が高いため子孫を残そうという本能が起きて来るのだが、 野郎ばかりのパーティーは当然、徐々にいけない欲で悶々としてくる。 ロウとカオス。秩序と混沌。節制と快楽。束縛と自由。 対極のいずれかに何かがきっかけでいつ襲われてもおかしくはない。 が、何故かヒロインはそれを危険とも異常とも感じなかった。 日ごろの生活の中でむしろ息を呑んで待っているかのような行動をとり、 その姿は女の色気まで放ち始め、それは少しずつだが確実に徐々に濃厚になっていく 「来てもいいよ…君たちが気持ちイイなら。そんなに嫌じゃないし… こんな僕がこんな事で役に立てるなら。望むなら構わないかも」 そんな庵シンを目の前にして感涙の二人である。 が、やることしか考えていないケダモノと ヒロインに思われたくないため彼らは互いに牽制し合い、 逆にヒロインに手が出せない。 「言っとくけど、手は出しちゃ駄目だよ」 「き、決まってるだろ!」 「正直結婚するまでは綺麗な体でいて欲しいんだ…」 「ハァ?そっちこそ三身合体とか考えてんじゃねーぞ」 そんな二人に背徳的な幸福感をゾクゾクと感じてしまうヒロインであった。 「ふふ…好きなのにあえて襲わないでいてくれるんだ…嬉しい…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方蚊帳の外にいることをひしひしと感じているのだが 身の危険を感じ中に立ち入れず悶々としている 貞シンジこと、主人公ザ・ヒーロー。 何故かダンジョンの中でカオスヒーローに、 クリアを放棄したマザー3を渡される。 「これ、よかったらあげるよ」 「ん?セーブデータ消してやっちゃっていいの?」 「うん、構わない。ちょっと今、寝る暇ないんだ」 「ふーん。」 暇つぶしにゲームを進めると、 ラスボスはにゅるにゅるの異物触手系の化け物、 ギーグローレンツ だったりする。 『シンジさんシンジさんシンジさんシンジさん』 「な…何?このクソゲー。」 『アヒイイー♪ ウーウー♪』 「き…きめぇ…」 『イタイ…ウレシイ…シンジさん』 「けっ、やってらんねえ」 『キ モ チ イ イ シ ン ジ さ ん』」 「……………。あのさ、カオスヒーロー。」 「どうしたんだい?」 「悪いけど、これ、返すわ」 引きつった笑顔で貞シンジはマザー3の世界を卒業した。
なんじゃこりゃあ 不覚にもワロタw
他スレでやってくれよ…
正直キモい
君が何を言っているのか分からないよ!
…きもいよ、きもすぎるよー!
>バカネタの人 悪いけどキモイ 勘弁 ていうかマザーってそういうゲームなんすか…? メガテンもだ …懐かしいなソウルハッカーズ (先に就寝しているシンジ二人) 貞カヲル「…まだ起きてる?」 庵カヲル「起きてるよ。眠れないのかい?」 貞カヲル「ちょっとね」 庵カヲル「…良ければ、少し話でもしようか?」 貞カヲル「うん。…なんか久しぶりだなぁ、君と二人で話すの」 庵カヲル「そうだね。でも、彼らが来て、この部屋は本当に変わったよ。 君も楽しそうにしている。いいことだよ」 貞カヲル「…君ってほんとに嬉しそうに言うね、そういうの」 庵カヲル「そう?」 貞カヲル「そ、文句のつけようもないような笑顔でさ。そうだなぁ…うん、他人事みたいに」 庵カヲル「…、そう見えるのかい?」 貞カヲル「たまにね」 庵カヲル「…そうか。…別に距離を置くつもりはないんだけどね」 貞カヲル「…っ、やだなぁ、そうやって引かないでってば。そこは君が言い返すとこだろ」 庵カヲル「言い返す理由がないよ。僕は、間違ったことを言われたと感じてはいないからね」 貞カヲル「それでもだよ。なんでもかんでも受け入れてちゃ、そのうち自分ってやつが なくなっちゃうじゃんか。よく平気だね、君は」
庵カヲル「別になくなりはしないよ。僕は何かを我慢してそうしているのではないし、それに、 僕が本当に他人のことをそのまま理解できているかどうかも、実は怪しいものだしね。 僕は他人の言葉を、自分が理解する通りに受け止めているだけさ。 たとえ独りよがりだったとしても、人にはそうするだけの意味があると思うからね」 貞カヲル「…それで、いつも人の言うことに耳を傾けてるの?」 庵カヲル「うん」 貞カヲル「ふぅん。…なんか出来すぎって気もするな、それ」 庵カヲル「…ふふ。君の方のシンジ君にもそう言われたよ」 貞カヲル「シンジ君が? あ…そういえば、君らってあんま話さないよね」 庵カヲル「そうだね。いつも君が間に入るか、でなければこの間のように正面きって話し合うか、だね」 貞カヲル「変なの。君って誰とでもうまくやれるんだと思ってた」 庵カヲル「それはないさ。僕がこの僕である以上、嫌いだと思う人も必ずいるはずだよ」 貞カヲル「え? そんなわけないよ、自分でいるだけでなんで嫌われなきゃなんないのさ」 庵カヲル「お互いが別の存在だからさ。たとえば君にだって、どうしても気になることや、嫌だと感じる ことはあるだろう? それらも君を形作る一部だということに変わりはないからね」 貞カヲル「お互い違うところがあるから、合わなくても仕方ないってこと? …あ、でもそうすると、やっぱりさっき僕が言った通りでいいんじゃないか」 庵カヲル「さっき?」
貞カヲル「他人のこと受け入れてばっかだと、いつか自分がなくなっちゃうよってこと。 人が自分と違うのは、いいも悪いもなくて、当たり前のことなんだろ? じゃあ、君が そうやっていつも人の話聞いてばっかじゃなくてもいいんだよ。 うん、物わかりのいいこと言うだけじゃなくて、たまにはさ、ただ言い返してみなよ」 庵カヲル「……」 貞カヲル「ちょっと、急に真顔になることないだろ。…なんか、気を悪くさせるようなこと言った?」 庵カヲル「違うよ。君はいいことを言うなと思ってね」 貞カヲル「…、あー、またそういうこと言う」 庵カヲル「無理に言ってるわけじゃないよ。本当にそう思うから言うのさ」 貞カヲル「それでも変だよ。言い返してみなよ、ほら、練習練習」 庵カヲル「そうか…でも、どうやったらいいかな」 貞カヲル「だから、何も考えないでいいんだってば。 …あ、じゃあなんか勝負しよう。ゲームとかなら君もやりやすいだろ」 庵カヲル「そうだね。じゃ、眠くなるまで付き合ってくれるかい?」 貞カヲル「望むとこだよ」 約八時間後、両目を真っ赤にして山手線ゲームを続けるカヲル二人を発見するシンジ二人 …某所にゴバーク 氏ね俺 OTZ
超GJ!! 山手線ゲームワロスwwww
きもいきもいって…そこまで粘着するほどか? 本人もネタでやってるわけだし、況してや荒しでもあるまいし そういうレスばかりになると雰囲気悪くなるからやめて欲しい 例えそう思うことがあってもスルーすること覚えようぜ 住人少ないんだし仲良くしようよ
>>448 マザーを誤解しないでくれ。あんなに良ゲーや神ゲーと言われるソフトなのにorz
>>452 いや、ここの住人の言う通り。
最近この手のネタで図に乗ってたと自分でも思うので
この傾向は控える。擁護してくれてありがとう
>>453 他
ごめんさい
>他人のこと受け入れてばっかだと、いつか自分がなくなっちゃうよってこと。 >人が自分と違うのは、いいも悪いもなくて、当たり前のことなんだろ? 乙、かなり納得。
やっちまった。。448じゃなく442だった。。逝って来る
>>456 どんまい、また何か作ったら来てくれよな
そんな神ゲーなのか・・・ 買ってみようかな、マザー・・・
459 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/17(月) 12:31:29 ID:TgDYFVQC
MOTHERは今やると正直微妙だが当時は良ゲー。 MOTHER2はもはや歴史に残る神ゲー。 とりあえずアドバンスの1+2を奨めとく。 10年越しの夢、MOTHER3を予約した奴手を挙げろ ノ
いい加減スレ違いだしageてるし
ちょっと続きかいてみお・・・(わりこみスマソ 貞シンジ「大丈夫?ふたり・・・じゃなくてもう一人のカヲル君」 庵カヲル「うん・・・・ありがとう。大丈夫だよ」 貞カヲル「君ひどくない?もう一人の僕には心配して 僕の心配はしてくれないのかい、君は。」 貞シンジ「だってもう一人の君がこうなってるのは君のせいだろう。 そうでなきゃこんなにもう一人の君は夜中までおきてないだろう? ・・・・まぁ、君はどうかしらないけど。」 庵カヲル「いや、もう一人のシンジ君、こうなってるのはもう一人の 僕のせいではなく、僕のせいなんだよ。」 貞シンジ「え・・・?」 庵カヲル「もうひとりの僕が、いい助言をしてくれたんでその言葉に あまえて夜中ずっと色々と相談にのってもらったんだ。 だからもう一人の僕をあまり攻めないでくれないかい?(ニコッ)」 貞シンジ「・・・・・わかった。」 貞カヲル「あれ?君ってそんなに聞き分けがよかった・・・・もが!?」 (庵カヲルに口をおさえられる貞カヲル) 貞カヲル「(おい!!何するんだ、いきなり!?)」
庵カヲル「(ここに四人で来て初めてもう一人のシンジ君が君に向かって 反省の色をみせてるのに、水をさすのかい?ほら、見てみろ 少し眉にしわをよせているけど、目はかすかにゆれているだろう?)」 貞カヲル「(・・・・ホントだ。ファーストに対してなら何回か 見たことがあるけど、自分にむけられるのは初めてだ。)」 庵カヲル「(だから、あまり刺激のあることはいうなよ?)」 貞カヲル「(・・・・・了解)」 貞シンジ「・・・・あの、カヲル君。」 貞カヲル「なんだい?」 貞シンジ「その・・・・ひどい事いってごめんね。君、前みたいに 信用してないかもしれないけど、今回は本当の気持ちだから・・・」 貞カヲル「・・・・・(うわぁ、なんか泣きそうだよ。そんな顔されると こっちもツラくなるじゃないか・・・ってあれ?こんなこと なんで僕が心配しなくちゃいけないんだ?あっちが悪いのに ・・・・・こんな気持ち初めてだ。)」 貞シンジ「あの・・・・カヲル君、大丈夫?」 貞カヲル「!!あぁ・・・なんでもないよ。うん、ありがとう 大丈夫気にしてないから。」 貞シンジ「・・・・・・うわ」 貞カヲル「(ん?今、僕なんか変なこと言ったっけ?なんか シンジ君顔が少し赤くなってるけど・・・・。) ねぇ、シンジ君、僕なんか事いった?」 貞シンジ「!!いや、なんでもないよ・・・・・ただ」
貞カヲル「ただ?」 貞シンジ「君もそんな風に笑えるんだなぁっておもっただけだよ」 貞カヲル「!?」 庵カヲル「フフ・・・今、君素直な笑顔をしてたよ。」 貞カヲル「そうかい?今日はなんかおかしい日だな。さっきから 調子が狂ってるのかな?まぁいいや。」 庵カヲル「(だんだん変わってきてるのは本人は気づいてないみたいだな)」 貞カヲル「あれ?そういえばもう一人のシンジ君は?さっきから いないんだけど・・・・・。」 貞シンジ「そういえばどこに・・・・・あっ!!いたいた。 どうしたの?部屋の隅になんかに座り込んで。」 庵シンジ「・・・・・・・・・なんで?」 貞シンジ「え?」 庵シンジ「なんでカヲル君、僕に相談してくれなかったの!? 僕だってそんな相談にのれないほど弱くないのに!!!」 庵カヲル「え?僕はそんな事全然思ったことな・・・」 庵シンジ「どうせ僕の存在なんて・・・・存在なんて・・・・・ うわぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」 貞カヲル「は?君何言って・・・・・もがっ!!(今度は貞シンジに口を押さえられてる)」 貞シンジ「(君は入るな。君が入ると話がもっとややこしくなる!!)」 こんなカンジで6時間ぶっとおして壊れたシンジ君を落ち着かせようと する庵カヲルと貞カヲルがちょっかいをださないようにおさえる貞シンジの 攻防はつづいた・・・・・・ 文才なくてスマセ・・・・orz
すんません
>>462 ×「少し眉にしわをよせているけど」
○「少し眉間にしわをよせているけど」
です。間違えますた・・・・orz
GJだけど、一つだけ 貞シンジは「カヲル君」なんて言わない
貞シンだって名前呼ぶ時はカヲル君って言ってなかった?
とにかく
>>461-463 GJ!また頼むよ
>>465 ・・・・・・orz
スマン、ここはスルーしてくださ(ry
いや、マジすんません;;orz
貞シンってほとんどカヲルの名前呼ばないよな、なんでだろ 「おい」とか「君」とかばっかで、名前も一回呼んだ事あるけど「渚くん」だし そんなに嫌いなのか?
貞カヲ「ねぇねぇ、人間の食べ物で好きな物って何?」 庵カヲ「好きな食べ物か…食べ物っていっても色々あるから迷うねぇ」 貞カヲ「ん〜じゃあ、お菓子限定でベスト3は?」 庵カヲ「そうだなぁ…。上から順に、プリン・シュークリーム・マシュマロかな」 貞カヲ「ふ〜ん。君って意外と子供っぽいんだねw」 庵カヲ「失礼なこと言うね君は。人に聞いておいて…」 貞カヲ「ごめんごめん。怒らないでよ」 庵カヲ「まあいいけど。…そういう君はどうなんだい?」 貞カヲ「何が?」 庵カヲ「好きなお菓子のこと」 貞カヲ「うーん…」 庵カヲ「何かな?」 貞カヲ「ナビスコ・プチダノン・食べっ子動物」 庵カヲ「君には負けたよ」
たべっこ動物食ったことない
お子様嗜好なカヲルいいね。
何かアレだ。庵カヲは兄に、貞カヲは弟にしたい
それで二人の頭を撫でていいこいいこしたい
庵兄ちゃんには寝る前に頭なでなでしてもらいたい。 貞弟はイジめ倒して半泣きの彼の頭をなでなでしてあげたいwwww 弟カワユス…ハァハァ
庵兄には電波なお話を沢山聞かせていただきたい
貞弟には
>>474 かなwww
うっわ…… 軽くキモい奴ら到来
神 聖 な ス レ を 汚 す な
真性な変態スレの間違い
>>478 だがエロ画像スレと間違えたw
ここは間違いなく神聖なスレ
480 :
469 :2006/04/19(水) 08:10:21 ID:???
スミマセン私がこんなネタ投下したばっかりに…(´・ω・')
>>480 あなたは悪くないんでまた書きに来て下さい
>>480 いや、ここはエロ画像スレなんか覗いてる変態な俺が悪い
貞シンジ「さっきから、なんか楽しそうな話してるね」 .貞カヲル「そう? 普通に喋ってるだけだよ。あ、そっちのシンジ君、もういいの?」 庵シンジ「うん…落ち着いた。ごめんね、急に取り乱しちゃって」 .庵カヲル「平気さ、僕らは気にしていないよ。…そうだろう?」 .貞カヲル「なんで僕の方見んのさ」 貞シンジ「さっきので一人だけ状況がわかってなさそうだったからじゃないの」 .貞カヲル「ひっどいなー。僕だって心配して声かけてあげようとしただけなのにさ」 貞シンジ「…君の場合、それがマズかったりするんだよ」 庵シンジ「なんか、すごく説得力のある言い方だね…前に何かあったの?」 貞シンジ「まぁね…」 .貞カヲル「何のことさ? …あ、いいや。どうせまたファーストの話なんだろうし」 貞シンジ「え、何?」 庵シンジ「あ、あのさ、そういえば、さっきは何の話をしてたの?」 .庵カヲル「好きな食べ物は何かって訊き合ってたのさ。そうだ、君たちのも教えてくれないかい?」 .貞カヲル「…お菓子じゃなかったっけ?」 .庵カヲル「お菓子でもいいけど、シンジ君は料理ができるようだからね。詳しいかなと思ったのさ」 .貞カヲル「え? 自分で食事作れるの?」 貞シンジ「まあ、一通りはやってたけど。何しろ他に人手がなかったからね」 .貞カヲル「人手? 料理の?」 貞シンジ「料理っていうか、家事全般かな」 庵シンジ「あ、そっちもそうだったの…?」
貞シンジ「うん。…そっちもやっぱり、引越しの日の夕飯は出来合いの惣菜とインスタント?」 庵シンジ「うん…翌々日からはもう朝ごはん作ってたよ…」 貞シンジ「ああ…そうだよね…」 .貞カヲル「…、何の話? 二人で盛り上がってないでさー」 庵シンジ「あ、ごめん…ミサトさんの話なんだ」 .庵カヲル「葛城三佐か。そういえば、君は三佐と暮らしていたんだったね」 .貞カヲル「そっか、じゃあ三佐の食事まで君が作ってたの? 案外人使い荒いんだねぇあの人」 貞シンジ「そういう言い方するなよ。…まぁ、そんなに外れてないかもしれないけど」 庵シンジ「どっちかって言うと、人使い荒かったのはアスカの方だったかな」 .貞カヲル「へえー。ねえ、他人の食事作るのって楽しいもんなの?」 貞シンジ「…なんだよ、いきなり」 .貞カヲル「前にTVで手料理がどうとかって話をやってたからさ。そっちのシンジ君は?」 庵シンジ「え? うーん…あんまり、楽しいとかは考えたことなかった、かな」 .貞カヲル「じゃあ楽しくないの?」 庵シンジ「いや、そうじゃなくて…なんだろ、そんなに考えたりする前に、手が動いちゃうっていうか」 .貞カヲル「ええ? なら料理って反射行動みたいなやつなの?」 貞シンジ「違うって。ったく、どこをどうしたらそういう言葉が出てくるんだか。 ただ単に、毎日のことだから、特に深く考えたりしないってことだよ。作らなきゃ食べられないんだし」 庵シンジ「うん、そんな感じ。当たり前のこと、っていうのが一番近いかもしれない」 .貞カヲル「ふぅん…」
.庵カヲル「当たり前の、か。…なんだか、君たちがうらやましいな」 貞シンジ「え? そんなことないって。大変なだけだと思うよ、こんなの」 .庵カヲル「そうではなくて、そんなふうに言えることが、なのさ。話している君たちはとても楽しそうだからね。 少し、葛城三佐やセカンドチルドレンが妬ましいくらいかな」 貞シンジ「そうかな…君たちって、いつも一人で食事してたの?」 .貞カヲル「まぁ、そんなとこだね。勝手に食べてたって感じ」 庵シンジ「それじゃ、誰かと食事したことって、あんまりないんだ…」 .庵カヲル「? 君たちはいつも自分の家で食事を摂ってたんだろう?」 庵シンジ「うん、ミサトさんのところに来てからだけど」 .貞カヲル「何、その前はそうじゃなかったの? だって、君は人の分も食事作れるんだろ?」 庵シンジ「そうだけど、…先生は、そういうことあまりしなかったから」 .貞カヲル「なーんだ。じゃあ君らも大して変わらないんだ。…あ、君、今ちょっと安心しただろ」 .庵カヲル「…、そんなことはないよ。それは君の方じゃないのかい?」 .貞カヲル「違うよ、僕は人のことうらやんだりしないからね」 貞シンジ「もう、自分と口喧嘩するなよ。君って誰にでもつっかかんなきゃ気が済まないのか?」 .貞カヲル「うるさいなぁ。ていうか、僕の方ばっかり怒るのやめてくんないかな」 庵シンジ「あ、あのさ、じゃあいつか、みんなで一緒に食事しようよ。ちゃんとした献立用意するからさ」 .貞カヲル「え、何、君が作ってくれるの? ほんと?」
庵シンジ「う、うん。頑張るよ」 .庵カヲル「それは嬉しいな。この四人なら、なかなかにぎやかな食事ができそうだね」 .貞カヲル「あ、けっこう楽しみになってきた。そうすると、さっさとこんなとこ脱出したいよね」 貞シンジ「それはいいけど…でも、脱出できたとして、それでも四人一緒にいられるのかな」 庵シンジ「あ…そっか…」 .貞カヲル「…、何言ってんのさ、そんなのわかんないじゃんか」 庵シンジ「でも…ごめん、馬鹿なこと言って」 貞シンジ「いや、その…こっちこそ、水差しちゃってごめん…」 .庵カヲル「…もしかしたら、四人一緒に、というのは不可能ではないかもしれないよ」 貞シンジ「えっ?」 庵シンジ「ど、どういうこと…?」 .貞カヲル「…あ、わかった。本気で言ってんの、それ?」 .庵カヲル「そうさ」 .貞カヲル「えー…」 貞シンジ「何の話をしてるんだよ」 .貞カヲル「…だから、あのドアから出て探し回れば、どっかに食堂みたいな部屋もあるんじゃないのってこと」 庵シンジ「ええ…?! あ、でも、行かなきゃわかんないのか…」 貞シンジ「待ってくれよ。行って、もしなかったらどうするんだよ」 .庵カヲル「でも、あるかもしれないだろう?」 .貞カヲル「この部屋にずっといるよりは間違いなく可能性高いよね。まぁ変な発想ではあるけどさ」 貞シンジ「そりゃ、そうだけどさ…」
.庵カヲル「別に、僕は強制したいわけではないよ。むやみに動かない方が安全かもしれないしね」 .貞カヲル「ええ? それは違うって。 シンジ君はさ、単に、見つかったときに自分まで作る側に回らされるのがやなんだよ」 貞シンジ「ちょっと、どういう意味だよそれ」 .貞カヲル「そのまんまだよ。こっちの君ならともかく、君は僕の分まで作るのは渋りそうだからさ」 貞シンジ「なんだよ、それじゃまるで僕がものすごく性格悪いみたいじゃないか」 .貞カヲル「違うの? ふーん」 貞シンジ「ッ、わかったよ、行けばいいんだろ、行けば!」 庵シンジ「え?! あっ、ちょっと待ってよ」 .貞カヲル「ふぅ、思い立ったら早いよねー、シンジ君って」 .庵カヲル「…いつからそう老獪になったのかな、君は」 .貞カヲル「ん? 君の真似だよ、真似。見習ってみただけ」 貞シンジ「ほら、行くんだろ?! ぐずぐずしてると置いてくからな!」 .貞カヲル「はーい」 .庵カヲル「やれやれ、だね」
貞シンジ「………あれ…?」 庵シンジ「ほんとにキッチンだ…」 貞シンジ「…本当に密室なのか、ここ…?」 .庵カヲル「…ずいぶんと都合のいい構造であることは確かだね」 .貞カヲル「別に害があるわけじゃないからいいじゃん。さ、約束通りご飯ご飯」 貞シンジ「いつ約束になったんだよ!」 庵シンジ「冷蔵庫の中、けっこういろいろ入ってるよ。良かった、四人分は楽に作れそうだ」 貞シンジ「ほんとにやるの…?」 庵シンジ「だって、せっかくだしさ。何なら一人でも大丈夫だよ」 貞シンジ「…、いいよ。大変そうだし」 .庵カヲル「僕らも、何かできることがあれば手伝うよ」 .貞カヲル「うん、手伝う手伝う。で、ねえ、何作るの?」 貞シンジ「わかったからうろうろするなよ、もう」 庵シンジ「とりあえずご飯の代わりになりそうなものを……あ!」 .庵カヲル「どうしたんだい?」 庵シンジ「きょ、今日の日付って何日だろ?」 .貞カヲル「そんなのわかるわけないだろ。それがどうかしたの」 庵シンジ「……賞味期限、いつかなって…」 貞シンジ「あ…」 その後、貞カヲルの「調理しちゃえば平気だよきっと」の一声でとりあえず食事は無事完了 皿洗いを誰がやるかで壮絶なじゃんけん大会が催された >463 >469 超乙 できれば今後もがんばってください 俺も楽しみにさせてもらいます
はぁ… 腐女子が書いてたのか。 そうと解れば サヨナラ だな
>>489 カヲルの名が上がった所で気付くべきだよ
>>490 読みに来てる側?ネットで、しかもこんなとこで何言ってんだ
489もどこをどう読んで腐女子と思ったかは分からないけど…
お前の言葉を借りる、その言い方は無いよ
腹がたってもスルーするということを覚えろ
>>483-488 いつもの人GJ!しかしこのペースでこのクオリティ…尊敬
エロ画像スレ発言で腐女子と認識されたんだろうよ 正直自分もちょと怯んだし
494 :
480 :2006/04/19(水) 20:11:44 ID:???
やっぱり私のせいですわ…すみません、せっかくいい流れだったのに。 まさかこんなことになるとは予想してなかった_| ̄|○ またしばしロムります。
作品に腐女子臭を出さなければいいんじゃまいか? 貴重な職人さんと少ない住人なんだ。殺伐はなるべく避けたくねーか?
>>495 同意。内容がこれなら問題無いだろ。
もうこの話題はやめよう
ご飯を食べ終わった四人.........。 .庵カヲル「いやぁ、おいしかったねぇ。久しぶりにおいしいものを食べたよ。 2人ともホントに料理本当に上手いんだね。」 貞シンジ「いや、僕はほとんどやってないよ。もう一人の僕が ほとんど作ってくれたんだよ。」 庵シンジ「いや僕が作ったのはこのロールキャベツだけだよ。 君が作ったハンバーグのほうが凄くおいしかったよ」 .貞カヲル「どっちでもいいじゃん、そんなの。結局はお腹に入ったら みんな同じでしょう。・・・・・・なんだよ、みんなその目は。」 .庵カヲル「・・・・・・・君作った人の前でよくそんな事いえね。 君に2人のシンジ君の料理をこれから食べる権利にないよ。」 .貞カヲル「え!?なんでだい?ただ、ごちゃごちゃ言ってたから口げんかになる前に 止めただけじゃないか!!なのになんでそうなるんだ?」 .庵カヲル「君、ちょっとは黙って・・・・・・」
庵シンジ「ううん、いいよ。ただもう一人のカヲル君には口に あわなかっただけなんだから・・・・・・・・。ごめんね。」 .貞カヲル「はぁ?君も何言って・・・・ちょっと僕の方のシンジ君もなんか 言って・・・・・・・・・・・」 貞シンジ「なんだよ。せっかく作ってあげたのに・・・・・ちょっとは君と 仲良くなってみようかなって思ったのに。やっぱり君とはうまく いかないみたいだね・・・・・・・。ちょっとは許そうと思った僕が馬鹿だった。」 .貞カヲル「・・・・・・・ねぇ、なんか君たち勘違いしてない?いつ僕が君たちの 料理がまずいって言ったんだい?」 貞・庵シンジ「え?」 .庵カヲル「なにかあるのかい?よかったら教えてくれよ。」 .貞カヲル「・・・・・・・・はぁ、あのね。僕はいつも毎日のように研究所のほうから 時間になったら栄養バランスの考えられた食事がだされるんだよ? ずっと知らない人が作った料理を食べていたんだすべて計算されたものをね。 だから手料理という手料理を食べたことがないんだ。」 貞シンジ「あ・・・・・・・。」 .貞カヲル「だからね・・・・・・・・・・。」 .庵カヲル「だから?(クスッ)」
.貞カヲル「・・・・・・君はムカツクけど、料理はそうでもなかったよ。」 庵シンジ「それってつまり・・・・・・?」 .貞カヲル「・・・・・・・・・おいしかったよ。ごちそうさまでした。」 貞シンジ「ふ〜ん・・・・・。」 .貞カヲル「なんだよ君、そのあからさまな態度は!!素直においしいって・・・・・!!」 .庵カヲル「素直に・・・・・ね。(フフッ)」 .貞カヲル「その態度やめろよ・・・・ほんとに。」 貞シンジ「・・・・・・・・なら許してあげるよ。」 庵シンジ「あれ?君ちょっと熱でてる?顔が赤いよ?」 .貞カヲル「彼にかぎってそれはな・・・・・なんでもない。(ブルッ)」 .庵カヲル「(よし、それでいい!!)」 そんなこんなでちょっとずつ打ち解けていった貞カヲルだった・・・・・・・ >461です。上手くつなげられてたら・・・・orz(ないか;;;)
501 :
494 :2006/04/19(水) 22:03:00 ID:???
あのネタをあんな風に解釈される腐女子の方々の怖さを学べてよかったってことにします(´・ω・') で、この話題は終了。 感想くださった方どうもでした。
シンジきつw俺が貞カヲだったら泣きたくなるなww
まあ最後は分かってくれたから安心
>>498-500 乙!
今回は新展開と言えば新展開 (結局全員で手分けして片付けする四人) 貞シンジ「まさか、この四人でこんなことするとは思わなかったな」 庵シンジ「なんか嘘みたいだよね。こうやってちゃんと食事できるなんて」 .貞カヲル「待遇が悪いって何度も言ってやったからかな。…にしても、ちょっと気味悪いな」 貞シンジ「この状況に一番適応してる君が言うなよな」 .庵カヲル「いや、慣れてるからこそだと思うよ。ここまで急な待遇改善は、大目に見ても 少し行き過ぎているからね」 貞シンジ「…そこまで言うほどのことかな。良くなったのは、つまり長居しろってことだろ。 閉じ込められてることに変わりはないんだし、状況的には同じだと思うけど」 .貞カヲル「違うよ。わかんないかな」 貞シンジ「何がだって言うんだよ」 庵シンジ「だから、状況がだよ。ここ、換気扇は普通に動くし、こうやって食器を洗ってても 水が止まらない。ガスも点いたし、冷蔵庫には電気も来てる」 貞シンジ「あ…」 庵シンジ「確かに閉じ込められてるのは同じだけど、前までの密室とは違ってきてるんだよ」 貞シンジ「完全に孤立してるわけじゃない、ってことか」 .庵カヲル「僕らの扱いが変わったのかどうかまでは、わからないけどね。少なくとも、外部との リンクが完全な一方通行でなくなったことは確かだね」
.貞カヲル「ってことは、今は沈黙してても、今後また別の内部干渉が起こる可能性もあるわけ。 だから気味悪いって言ったのさ」 貞シンジ「そっか、今回は僕らにとっては好条件だったけど、これからの保証はないのか… むしろ今回が良かった分、次は向こうの要求が強くなるかもしれない、って…?」 .庵カヲル「そこまでは断言できないけれどね。一切の情報を遮断されている以上、こっちは あくまで推測することしかできないのさ」 庵シンジ「…、なんだか…怖いよ。やっぱり、閉じ込められてるんだね、僕ら…」 貞シンジ「そういうこと言うなよ、…不安になったら、閉じ込めた側の思うつぼだろ。それに、 ここはもしかしたら、ほんとにネルフの実験施設かもしれないじゃないか。 案外、今頃誰かが監視カメラ見て笑ってるだけかもしれないよ」 庵シンジ「……」 .庵カヲル「…僕には何の確言もできないけど、ただ、物理的干渉についてだけは心配しなくていいよ。 僕らは何があっても君たちを傷つけないから」 .貞カヲル「うん。逆に攻撃されたら、返り討ちしてここから出てやる。だから怖がんなくていいよ」 貞シンジ「…、なんでそう言いきれるんだよ。武器もないのに平気なわけないだろ」 .貞カヲル「平気なんだよ、僕らは」 貞シンジ「え…?」 庵シンジ「…そうじゃないんだ。そういうことが、怖いんじゃない」 .貞カヲル「ちょっ、…大丈夫? …君も何か言ってやりなよ、見てないで」 .庵カヲル「言えないよ。たぶん、シンジ君は僕と同じことを考えているからね」 貞シンジ「どういうことだよ…?」
庵シンジ「…前、僕に、これから先どうなるか知ってるのかって訊いたよね」 貞シンジ「あ…うん」 庵シンジ「言いたくなかったけど、…僕が知ってる通りなら、こうやって僕らが普通に過ごせるような 部屋が用意されたり、そもそも、リツコさんが実験なんてできるわけないんだ。…そういうことは、 もう絶対起こらないはずなんだよ。無理なんだ」 貞シンジ「何を…言ってるんだよ、一体」 庵シンジ「僕には、君と二人で閉じ込められる前の記憶があやふやなんだ。…うまく思い出せない。 どうしてこんなこと可能なのかって、ずっと考えてた。だって起こるわけないんだ、もう一度 リツコさんが僕に話しかけて、アスカが邪魔しに入ってきたり、伊吹さんに注意されたり… そういうのは、もう起こるはずなかったんだ」 貞シンジ「……」 庵シンジ「だから、いきなり君が…もう一人の僕が現れても、何も訊かなかった。閉じ込められるのは 嫌だったけど、逆らわずに部屋に入った。これが終わるのが嫌だったから。 カヲル君ともう一度会えて、本当に嬉しかった…だから、もうこれが何でも構わないって思った。 …でも、やっぱりこれは誰かが仕組んでることなんだ。いつまた終わらされるかわからないんだ」 .貞カヲル「……だから、君は怖がってるの」 庵シンジ「…うん」 貞シンジ「…っ、やめろよ、終わるって…どういうことだよ。僕らはちゃんとここにいるだろ。 君が言うのを聞いてると、まるでこれが全部大きな作り事みたいじゃないか」 .庵カヲル「……」 .貞カヲル「……」 貞シンジ「…君らまで…確かに、自分が二人いるなんておかしいけど、でも僕らは夢を見てるわけでも、 勝手に記憶をすり替えられてるわけでもないよ。僕らは自分で…」 庵シンジ「…違うんだ。自分で、じゃないんだよ」 .貞カヲル「閉じ込められてるんだから、さ」
貞シンジ「…そんな」 .庵カヲル「だから、僕には何も確言はできないし、せいぜい推測するしかないんだ。ここではね」 貞シンジ「…嘘、だろ」 庵シンジ「…一応、考えてることはあるんだ。僕らがどうやってここにいるのか」 .庵カヲル「え…?」 .貞カヲル「うそ…」 貞シンジ「…わかるのか?」 庵シンジ「勝手に、考えてるだけだよ」 貞シンジ「それでもいいよ! もう何があっても構わない。どんなことでも聞くから」 庵シンジ「…わかった。 本当かどうかはわからない。でも部屋を移動したりしてるうちに、こう思ったんだ。 もしかして、僕らは全員…」 .庵カヲル「……」 .貞カヲル「……」 貞シンジ「……」 庵シンジ「……マトリックスにいるんじゃないか、って」 残三者「………」 その後一応「現実世界へ帰還すべく電話ボックスとかを探した方がいいのか?」がわりと真剣に討議された 密室陰謀編・終 …失礼しますた O...TZ
508 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/04/20(木) 14:35:09 ID:fSr6vAVi
貞カヲ馬鹿www
シンジ「や、やめてよトウジ…そんなとこ舐めたら汚いよぉ…」 トウジ「そんなことあるかいな、おまえのここは綺麗だよ…」 シンジ「あん…ああん、そんなんしたら…う〇ちでちゃうよぉ…」 トウジ「出せや出せや、ぶっといのひねり出せや」 シンジ「うわあああああああああああああ」 ブリピー!ドバドバドバ… シンジ「ハァハァ、う〇ち出ちゃったよぉ…しかも大好きなトウジの前で…」 トウジ「ホンマに汚いのォ…」 シンジ「えーん、ひどいよぉ…」 トウジ「でも全部食ったるわ、おまえのこと好きやからな」 シンジ「嬉しい…僕も大好きー」
うわあ飯食いながら見るんじゃなかった スカトロ気持ち悪いw
ノ"~::::::::::::::::::i::::、::::::::::::、::::::::::::::::::::::メ、 _ ._ /....:::::::::::::;;:::::/::!:::::i;:::ヾ::::::\:::::::::\:::::::\ ┌┘└─┐ /7 ┌┘└─┐ /:/:::::::/:::/:::::イ:/゙!:::::ヘ::::i\:::ヽ::::、:::::゙i;:::::ヽ,|. └┐ r─┘ / / .└┐┌─┘ レ/:::::::/::;イ::/|/ ヽ::::゙i\l,ンヘト\ヽ::::i:::::::} / 二,゙''ヽ、 / /─-、 / /l二二l .{:::;;::::|/ |/,'゙~'''=-ヽ\ヽ‐~イ,、i ヽ_iヽ:ト:::::〉 | /~| レ'/ヽ ゙i / / ̄ヽヽ、┌┐ / /「l i:::;|:::::l, / (o}゙ ゙ヽ ゝ-- '" ∧,|ヽ/ ヽ二、_/┌┘ノ|/ \二_ノ∠_/ L二二l ヽ/|::::|ハ `' -'''~ <l ハノ::レ'  ̄ | ヽl、(ヘ __,,,,,r‐-、 .ハ'/ ┌-、 ,-‐──-、 ヽヾ∧ i'‐''"""'‐i /::::ヘ 厂7\ \□口 _/ ̄/__ | ┌─┐ | |:::ヘ !, ノ ,イl::::::::i, / / ヽ ヽ L_ __ ゙ヽ ヽ_l | | |::::l:l、゙ヽ,、. ゙''‐-‐'" ,イ-''|;;:::::|:l / / ヘ ヽ / / | | ___ // _,,--メ‐‐.、 ̄ !゙'-、,,,,,,...‐" i' ヽリ:::レ' / / ヽ ヽ / / | | [____ 」 |_| /~ { ヽ''"l |'ヽ、ヽl/"_,,,,,,∠_/ ゙i >/ / 」 | _// ┌┐ / ゙i ...:::: .゙i ゙'''‐-、,,_ _,,゙''‐''"~ ~゙"''ヽ.、  ̄  ̄ └─┘ \\ └┘ |. ヽ::::::::::: ゙ト、 ゙ ‐" ゙''-、,,_ // ヽ ,-‐‐ヽ::::::::::: ヽ、
うむ
ほしゅ
「うわっ?!」 「え?! ま、真っ暗だよ?!」 「一体どうなってるんだ?!」 「停電…? いや、わからないか。じゃあ」 「うるさいなぁ、別に慌てることないんじゃないの?」 「あれ…? ねえ、みんなどこにいるの? あ…うわっ」 「目が慣れるまでじっとしていた方がいいよ」 「ねえ、何の音? 今の」 「だけど、このまま動かないでいるわけにもいかないだろ」 「いたた…なんだ、テーブルだったのか」 「むやみに動き回った方が危ないって。…って、誰だよ今僕にぶつかったの!」 「ごめん、今の君だったのか。もう、何がどこにあるんだか…」 「待ってよ、動く前に誰がどこにいるのか確認しようよ。危ないよ」 「え? 君、今どこにいるの?」 「僕はここだけど…えっと、これは誰の手?」 「痛いな、そんなにきつく掴まなくても逃げないってば」 「あ、ご、ごめん…」 「えーと、じゃあこれは君か。ねえ座ったら?」 「わかったから、君こそそんなに引っぱるなよ。にしても、一体どうなってるんだろう」 「まぁそのうち外の人が何とかしてくれるだろうし、とりあえず待ってみない?」 「そうだね…あれ、カヲル君は?」 「え?」 「僕?じゃないよね。…いないの?」
「…ちょっと待てよ、いないわけないだろ。大して広くもない部屋なのに」 「でもさ、さっきなんか音がしなかった? あれ何の音?」 「…ひょっとして、ドアの閉まる音だったんじゃ…ない、よね」 「まさか。彼が一人で出てくとは思えないけど」 「出てったんじゃなくて、誰か入ってきたんだったりしてね」 「え…?」 「ちょっと、脅かすなよ。この部屋には僕らしかいないだろ」 「そんなのわかんないだろ。こんな状況じゃさ」 「待ってよ、じゃあ、それこそカヲル君はどこにいるんだよ」 「わかんないよ。だいたいなんで彼が…あ、そうか」 「…? 渚? おいっ」 「え? …何? まさか、彼までいなくなっちゃったの?!」 「わからないよ! わかんないけど、とにかく君はいるんだよな?!」 「う、うん、いるよ。僕はここにいるから」 「何がどうなってるんだよ…実験にしても何にしても、ここまでやることないだろ!」 「あ…まさか、これも何かの実験なんじゃ」 「真っ暗な中に閉じ込めることが? それも一人ずつ減らしながら?!」 「だって、わかんないだろ。これまでも訳わからないことばっかりだったし」 「だからって…くそ、そんなことで勝手にされてたまるか。僕らは人の玩具じゃない!」 「待ってよ、君までどこ行…うわっ?!」 「なんだ?! 何の音?!」 「わ、わかんないよ! 向こうの、部屋の隅っこの方から…わっ、まただ!」 「やっぱり僕らのほかにもいるんだ。誰だ! 出てこいよ!」 「ちょ…あっ、勝手に動かないでよ! やめてよ、君までいなくなっ……」
貞シンジ「………あれ?」 庵シンジ「……あ…カヲル君、たち?」 .貞カヲル「うるさいなぁもう。どんだけ騒げば気が済むのさ?」 .庵カヲル「君が途中でいなくなるからだろう。急に抜けられれば、誰だって慌てるさ」 .貞カヲル「そもそも君が勝手に動くからこうなるんだろ」 庵シンジ「…待ってよ、一体何がどうなってるんだよ?」 貞シンジ「? それ、配電盤のパネル?」 .庵カヲル「そう。壁伝いに見つけたのはいいんだけど、しっかりねじ止めされてしまっていてね。 よほど僕らにさわられたくなかったんだろうね」 .貞カヲル「ブレーカー上げたら直ったわけだし、外の人のミスだよね、これって」 庵シンジ「それで、それをこじ開けようとしてて、僕らに返事ができなかった、ってこと…?」 .庵カヲル「ごめんね。できるだけ早く終わらせようとしたんだけど」 .貞カヲル「包丁の先をドライバー代わりになんかするからだよ。あーあ、もう使えないよこれ」 貞シンジ「じゃ…さっきのは、外れたパネルが落っこちた音か…」 .庵カヲル「? 二人とも、大丈夫かい…?」 庵シンジ「ん、なんでもないよ…ただなんか、気が抜けたっていうか…」 貞シンジ「うん…」 .貞カヲル「ていうか、君らが大げさに考えすぎなんだよ」 貞シンジ「最初に不安煽ったのはどこの誰だよ! っていうより、君は何やってたんだよ」 .貞カヲル「途中で気がついたから彼を手伝ってたよ」 貞シンジ「じゃあ僕らにも言えば良かっただろ。ったくもう、なんで黙っていなくなるかな」 .貞カヲル「えー? なんでいちいち君に断んなきゃいけないのさ」 貞シンジ「言わなきゃわかんないだろ! 少しは自分の行動ってものを自覚しろよな、君は」 庵シンジ「ああ…やめようよ、もう…」 .庵カヲル「言い合える元気があるのはいいことさ。父なる神は天にいまし、世はなべて事もなし、だね」 貞シンジ「君もだよ!!」 その後「集団行動時の基本」について貞シンジに小一時間説教されるカヲル二人
なんか面白いネタだったな! 途中から続けられるネ申降臨キボン!
最初、台詞の前にキャラ名が無いから何かと思ったら… すげー面白かった!いつもありがとう! 「君もだよ!!」と突っ込まれてる庵カヲワロスwww
GJ。 キャラ名が無くても誰が話してるか解る所にクオリティの高さがうかがえるな。
(次第に雑談もとぎれ黙りがちになる四人) 貞シンジ「…もう何日くらいになるのかな、ここに閉じ込められて」 庵シンジ「さあ…すっかり時間の感覚が狂っちゃったからね」 貞シンジ「そうか、そうだよね。…うん」 庵シンジ「……」 貞シンジ「何?」 庵シンジ「別に、…なんでもないよ」 貞シンジ「…そう」 庵シンジ「うん…」 貞シンジ「…、君らも何か言いたいなら言いなよ。さっきからずっと…」 .庵カヲル「…君は何が心配なんだい?」 貞シンジ「…え?」 庵シンジ「……」 貞シンジ「心配って…別に、そういうわけじゃないけど」 .貞カヲル「じゃあ、イラついてるって言い直そうか?」 貞シンジ「……」 .貞カヲル「違うの? 違わないよね、その顔色じゃ」 庵シンジ「…、何もそんな言い方しなくたって、普通に訊けば…」 貞シンジ「いいよ。一体、僕が何にイラついてるって言うんだよ」 .庵カヲル「この状況全てにさ。先が見えないこと、拘束側の沈黙、変化のない継続。外の情報の欠如」 庵シンジ「…ねえ、やめようよ。言い出したらきりがないんだし」 .貞カヲル「やめてどうするのさ」 庵シンジ「どうって…」 貞シンジ「絡むなよ。機嫌悪くするのは勝手だけど、人に当たるのは迷惑だろ」 .貞カヲル「僕は彼に訊いてるだけじゃないか」 貞シンジ「それが絡んでるって言うんだよ」 .貞カヲル「それは君の方じゃないの? 勝手に言葉尻を捉えてさ、自分だけ正しいみたいに」 庵シンジ「…また口喧嘩か。いい加減にしなよ、もう」 貞シンジ「僕は注意してるだけだ。君がいつもそうやってうやむやに終わらそうとするから」
庵シンジ「そんな、僕は…別にごまかそうとしてなんか」 .貞カヲル「でも、ことが穏便に済みそうなら黙ってようとするよね」 .庵カヲル「では君はその逆だね。言いたいことがあれば他人のことなどお構いなしに言おうとする」 .貞カヲル「なんで君が割り込むのさ。何、またお決まりのパターン? そんなにそっちのシンジ君が大事?」 .庵カヲル「彼の代わりに言い返してあげただけさ。君はそうして欲しいんじゃなかったのかい?」 貞シンジ「…やめろよ、そうやって人にかこつけるの。君は、自分じゃ何も言えないのか?」 .貞カヲル「言えるわけないさ。他人の話を聞くことしかしたがらないんだから」 .庵カヲル「それこそ早計だね。僕は自分の立場をわきまえているだけさ」 .貞カヲル「わきまえてる? 笑えるね、それ。臆病の間違いじゃないの?」 庵シンジ「…もうやめてよ。なんでここまで言い合わなきゃいけないんだよ」 貞シンジ「やめさせたいなら、君も何か言えよ。だいたい、君がそうやってはっきりしないから 話がこじれるんだろ。何でも人の顔色見て、先延ばしにして、それで済むわけないじゃないか」 庵シンジ「なんで…君に言われなきゃならないんだよ」 .庵カヲル「そう? 同じ自分だから、そこまで言ってくれるのかもしれないのに?」 庵シンジ「え…カヲル君…?」 貞シンジ「待てよ、君は一体どっちの味方なんだ? それともただ面白がってるだけなのか?」 .貞カヲル「違うって。あのさ、言われてから態度変えても見え見えだよ。単純だねぇ君って」 庵シンジ「やめなよ、そういう言い方。カヲル君は別に…」 .庵カヲル「かばおうとしなくていいよ。…君がそうやって場を取り繕おうとするから、もう一人の君が苛立つんだ」 庵シンジ「カヲルく…」 .貞カヲル「…え」 貞シンジ「…ちょっと、君がそうやって強く言うことはないんじゃ」 .庵カヲル「黙っていてくれないかな。僕がはっきり言えばいいんだろう? いいさ、その通りにするよ。 そう、君が頼りないから困るんだ。少しは毅然としたらどうなんだい、この…優柔不断へっぽこパイロット!」
庵シンジ「………え?」 貞シンジ「……へっぽこ?」 .貞カヲル「…ていうかパイロットは関係ないんじゃないの?」 庵シンジ「……あ…え、えっと、その」 貞シンジ「…あれだけ前振りしといて出た悪口が『へっぽこ』か…なんか…僕が悪かったよ」 .貞カヲル「ほんとに駄目なんだね、あーいうの」 庵シンジ「でも、あの、たぶん一生懸命言おうとしてくれたんだし…」 .庵カヲル「……… し…仕方ないだろうッ、とっさに口が動いてしまったんだから」 貞シンジ「…う、うん、君はよく頑張ったと思…いや、ごっごめん」 庵シンジ「あの、とにかく落ち着いて、僕らは別に気にしてな…あっ、その、そうじゃなくて」 .庵カヲル「………」 .貞カヲル「追い討ちかけるようなことばっか言わなくてもいいのに。でもしょーがないか、『へっぽこ』だし」 貞シンジ「…っバカ、もう一回言うなよ! 我慢できなくな…ぷっ、あはははは」 庵シンジ「…カヲル君ごめん、僕ももう無理…!」 .庵カヲル「……いいよ、好きにしてくれて」 .貞カヲル「あーあ。良かったね、あんなに笑ってもらえてさ」 .庵カヲル「…君も笑えばいいじゃないか。不様なのは承知してるから」 .貞カヲル「そうじゃなくて、最初からこのつもりだったんだろ、君は。途中まではほんとにやばかったから」 .庵カヲル「…そう? 考えすぎじゃないのかい」 .貞カヲル「いい加減、ここに閉じ込められて長いしさ。言い合いになるなら、この際たまってる鬱憤ごと 全部吐き出してもらおうって思ったんじゃないの? まあ僕もついでにいろいろ言っちゃったけどさ」 .庵カヲル「さあね。君の想像に任せるよ」 .貞カヲル「ま、いいけどさ。でも『へっぽこ』は素だよね」 .庵カヲル「……っ」 .貞カヲル「あーもう、そこまで真っ赤になんなくたっていいのに。ほんっと面白いねぇ、君って」 その後、なおも爆笑中のシンジ二人も含め「今すぐできる脱力系悪口の作り方」大会が就寝まで続いた
>優柔不断へっぽこパイロット うはwww庵カヲからそんな言葉が出てくるとは思っていなかったwww ワロスwwそしてGJ
バロスwwww
庵カヲの脱力系悪口ワラタwwwwwww へっぽこ!へっぽこ!GJwww
すぐに脳内で石田ボイスが流れてワロタwww
ちょwコーヒー噴いたwww
へっぽこワロスwww どこでそんな言葉覚えたんだw
この部屋の中、なかなか楽しいかもな。突拍子もないイベントとか発生するし。
へっぽこwwwwwwwwwwww
この会話内容をぜひ声がエヴァキャラに似てる〜スレのネ申達にやってもらいたいよな。 カヲル役がまだ決まってないが…
>>536 あー、面白そうだな
カヲル役の人決まったら頼んでみようぜw
しかし、普通のエレベーターにとじこめられてたら中暑いだろうなあ…夏だし 暑いからとゆう理由で脱ぎだしついには全裸になる貞カヲ庵カヲ 恥ずかしがって必死で目をそらす庵シン 見たら負けだと思い必死で目をそらす貞シン なにこれ突然思いつきましたすんません
gj! でも貞シンの反応がよくわからない。
貞カヲル 「何かさあ、さっきからやたらと暑くない?」 庵シンジ「そう言われればちょっと暑いかも…」 庵カヲル 「もしかしたら空調の調子が悪いのかもしれないね」 貞シンジ「こんな密室で空気がこもる中、勘弁してほしいよな…」 庵カヲル 「もし外からの干渉というものがあるのなら、じきに改善される筈だよ」 貞カヲル 「それにしてもそれまでこんな暑苦しい中我慢しなきゃなんないわけ?そんなのやだよ」 庵シンジ「えっ、あ、何してるの!?カヲルくん…!?」 貞カヲル 「何って暑いから脱いでんの」 庵カヲル 「確かに外気の調節は出来ないからね、自分自身で出来る範囲で対応するしかないか」 貞シンジ「えっ、ちょっと、君まで!?」 庵カヲル 「シンジ君達も脱水症状を起こしたりする前にどうにかした方がいいよ」 庵シンジ「で、でも…」 貞カヲル 「なに、もしかして恥ずかしがってんの?」 庵シンジ「ふ、普通は人前で全裸になんてならないんだよカヲル君っ」 庵カヲル 「そんなに照れる事でも恥ずべき事でもないよ、だってヒトも動物も生まれた時の姿というのは」 貞シンジ「それにしてもだよ!」 庵カヲル 「……そう」
貞カヲル 「なんだ、こっちのシンジ君も結局は照れてるんじゃん」
貞シンジ「別に君が脱ぐのは構わないけどそれを僕らに強いられても、って…わっ、ちょっ…こっちに近寄ってこないでよ馬鹿!」
貞カヲル 「じゃあ別に最初から何だかんだ言う事ないじゃん、やっぱ照れてるんだ?」
庵カヲル 「多感な年頃だからね、仕方ないといえば仕方ないんじゃないかな」
庵シンジ「そこまで分かってくれてるならせめて下着くらい穿いてよね…」
貞シンジ「あーもう、こっち来るなって言ってるだろ!」
貞カヲル 「そっか、やっぱりシンジ君も歳相応の子供って事だね、可愛い可愛い」
貞シンジ「何だよ、その人を小馬鹿にした喋り方!ホント君ってむかつく奴だね」
貞カヲル 「シンジ君がむきになって意地張るからじゃん」
貞シンジ「別にむきになんてなってないだろ!」
貞カヲル 「じゃあ何でいつまでも目ぇ逸らしてんの?こっち向いて話せばいいじゃん」
貞シンジ「そ、それは…」
貞カヲル 「やっぱり恥ずかしいんだ!そうじゃないならちゃんと真正面から見れるよね、シンジ君」
貞シンジ(このままコイツの言う通り見たら負けだ…!!)
庵カヲル 「そこまで。君もそう面白がって人をからかっちゃいけないよ」
貞カヲル 「ちぇ、折角あと少しの所までいったのに…」
庵カヲル 「僕達が下着を穿けば丸く収まるんだから、ほら」
その後パンツ一丁でうろうろと動き回る二人に庵シンジがやっぱりズボンも…と頼むものの、貞カヲルによってそれは却下。
>>538 のネタを借りました。
貞シンが負けだと感じるシチュエーションってこんなかなーと勝手に想像してしまった。スマソ
>>540-541 GJ!!!11
なんか4人とも可愛いな・・・ここまでは行かなくとも貞カヲと貞シンが
仲良く話すとこが本編でも見たいよ
545 :
538 :2006/04/30(日) 16:28:51 ID:???
>>540-541 うおーまさか書いてもらえるとは…ぐじょぶ!
あと説明不足だったね…貞シンの「負け」は、貞カヲが面白がって近付いて来たりするだろうな、あ、だったら絶対恥ずかしさ+意地で見ないわこいつ…的な感じで予想。てかSS通りだよ!説明不足ゴメンネ(´・ω・`)
反応してくれた奴らサンクス 初投下だったから何言われるか怯えてたんだが少し安心した。
gj!そういうことか。納得したよありがとう(^ω^)貞シンのツンデレに萌えた(笑)
やべぇw貞シンジ可愛すぎwww
庵シンジ「…あ、空調、戻ったみたいだ。さっきより息苦さがなくなってきてる」 .貞カヲル「ほんとだ。あー、良かった。あのまま窒息死すんのかって思ったよ」 .庵カヲル「四人では酸素の消耗も馬鹿にならないからね。…ただ、この程度で済む辺り、 やはり空調は止まったのではなく、止められたと考えるべきなのかな」 庵シンジ「わざと止めて、僕らの様子を見たってこと…?」 .貞カヲル「このあいだ配電盤いじったペナルティだったりして。ま、だから何って感じだけどさ。 …おーい、いい加減戻ってきなよ、シンジ君」 庵シンジ「二人とももう服着てるから、大丈夫だよ」 貞シンジ「…そういう問題じゃないよ、もう」 .貞カヲル「じゃあ何さ? 君が一方的に嫌がってたんじゃないか」 貞シンジ「だから、君たちには警戒心ってものがないのかってことだよ。外から見てる奴がいるって 疑ってるくせに、そうやって無防備に行動したり、平気で挑発するようなこと言ったり… 閉じ込められてる身だっていうのに、よくそんなことできるよな」 .貞カヲル「何言ってるのさ。見てるだけで何もしてこない連中に遠慮するなんてバカみたいじゃないか」 貞シンジ「…そう言うんならもうそれでいいよ」 庵シンジ「あの、そうじゃなくて、わざとやってるっていうのもあるんじゃないかな。この会話だって外で 聞かれてるんだとしたら、今さら、多少注意したって意味ないだろうし」 貞シンジ「ちゃんと考えた上での行動だ、って? にしても、限度ってものがあるよ。君たち、…そっちの 僕もだけど、ここに慣らされすぎて、危機感が薄れてきてるんじゃないのか?」 庵シンジ「え…そう、かな」 貞シンジ「この部屋を用意した奴らが僕らの味方だっていう保証なんてないだろ。ここんとこ、 いくら普通に過ごせてるからって、警戒心ゆるめすぎだよ、みんな」 .貞カヲル「僕らは最初からこうだよ。ていうか今に始まったことじゃないだろ、この状況はさ」 貞シンジ「そりゃそうだけど…」
.貞カヲル「警戒するったって、外から何も言ってこない以上どうしようもないだろ。だいたい君だけだよ、 そうやって一人で不安だ不安だって言ってんの。もう一人の君を見習いなよ」 貞シンジ「あ…」 .庵カヲル「そう責めることはないよ。シンジ君が正直に不安を口にするのは、脱出に望みを失って いない証拠でもあるだろう? 早々に諦めてしまうよりはずっといいことさ」 貞シンジ「…別に、僕の肩を持とうとしてくれなくてもいいよ。一人で不安がってるのは確かだから」 庵シンジ「そんなふうに言うことないじゃない。カヲル君は無理にそうしてるわけじゃないし…それに、 正直あんまり戻りたくないって思ってる僕よりは、君の方がまともだし、立派だと思う」 貞シンジ「君…」 .貞カヲル「…そっか。早く元のとこに戻りたいんだね、シンジ君は」 貞シンジ「なんだよ、君はどうなんだよ。戻りたくないのか?」 .貞カヲル「どっちでもいいよ」 貞シンジ「どっちでもって…、だって、ずっとこんなとこにいる訳にいかないだろ」 .貞カヲル「そんなのわかってるよ」 貞シンジ「じゃあなんでだよ。…そうだよ、君らは僕らが来る前から、ずっとここにいたはずなのに。 その間、一度も脱出しようとしなかったの? なんで外に出ようとしないんだよ」 .貞カヲル「……」 .庵カヲル「…脱出を考えなかったわけではないよ。でも、実行に移さなかったのは事実だね。 ずっとこの状態を続ける訳にはいかないことは、僕らも承知している。君が焦る気持ちも 理解してはいるつもりだけど」
貞シンジ「それでも、自分から外に出たくはないってことなのか?」 .庵カヲル「それも少し違うけど…そうだね、僕らが何をしても、少なくともこの状況は変わってしまう。 いい方にであれ、悪い方にであれ、今のこの状態は失われてしまうのさ。…そう、確かに、僕らは 少しここに慣らされすぎているのかもしれないね」 貞シンジ「…、確かにここにいて君たちと過ごすのは、僕も楽しいよ。 だけど、居心地がいいからってこんな異常な状況に甘んじるのは変だよ。自分の意志で ここにいるわけじゃないのに」 庵シンジ「うん…それは、みんなわかってると思う。 これがずっと続くはずは、ないんだ。もし続いたとしても、やっぱり、君みたいに元の場所に 戻ろうとする方が本当だと思う。僕のことを言えば、結局、逃げてるだけだから。ここに」 貞シンジ「…この部屋に?」 庵シンジ「ここにいる、みんなに。でもカヲル君たちは違う。僕らが来るまではともかく、合流してからは、 何度も脱出してみようとしてきたじゃないか。本気で出たいって言えば力を貸してくれると思うよ」 貞シンジ「だって…君らは出たくないんじゃ」 .貞カヲル「…だから、どっちでもいいって言ってるだろ。わかんないな君は」 貞シンジ「…構わない、のか?」 .貞カヲル「僕はね。たださ、実際どうやって出るのかって言ったら、また別だけどね。まぁついてくよ、僕は」 庵シンジ「どうする? 今からでも、行動起こしてみようか…?」 .庵カヲル「四人いれば、何とかなるかもしれないしね」 貞シンジ「……」 .貞カヲル「どうしたのさ、早くなんか言いなよ」 貞シンジ「…… …お腹、減ったな」 庵シンジ「…え?」
.貞カヲル「…は? 何言ってんの?」
貞シンジ「お腹減ってないかって訊いてるんだよ」
.庵カヲル「…そうだね。そういえば、起きてからまだ何も口に入れてなかったね」
.貞カヲル「ちょっと、君まで何言ってんのさ? それより脱出の手立てじゃないの、今は」
貞シンジ「動くんなら、その前に何か食べとかなきゃならないだろ。
何か作るから少し待ってて」
庵シンジ「あ…手伝うよ。あのさ、じゃ、せっかくだからちゃんとしたの作ろう」
貞シンジ「うん。最後かもしれないから、せいぜい手をかけたの作ってあげるよ。
だからそこで待っててよ」
.貞カヲル「…え? だって」
.庵カヲル「だそうだから、僕らはおとなしくしていようか。また邪魔しては悪いからね」
.貞カヲル「…いいの?」
.庵カヲル「ついていくんだろう?」
.貞カヲル「…ん」
.庵カヲル「では、それまでは黙って待っていればいいのさ。ご飯ができるのをね」
.貞カヲル「…わかったよ。…ちぇ、つくづくひねくれてるよなぁ、シンジ君て」
貞シンジ「何か言った? 渚」
.貞カヲル「えー? なんでもないよー、なんでも」
貞シンジ「じゃあ黙って待ってろよな、もう。
…って、なんで君が笑ってるんだよ! そんな暇あったら早いとこ献立決めちゃおうよ!」
庵シンジ「はいはい、わかってるってば」
貞シンジ「はいは一回だろ! そっちの渚も、その子供でも見るみたいな目やめろよ! ッたく君らは!!」
その後カヲル二名が手伝うと言い出して大騒ぎになったあげく、結局脱出話はまたお預けになったという
>>546 グッジョォォオオオオオブ!!! 見習いたいっす
あいかわらず良作GJ!
モエスwwwwww GJ!!
> …お腹、減ったな モエスwww
つくづく貞シンはツンデレだなーw 職人さんGJ!!!
557 :
582 :2006/05/05(金) 17:46:29 ID:???
所で、この部屋には風呂とトイレはあるのだろうか? 職人さんGJ!
誰か絵に描け
絵てか図?
.貞カヲル「食器の片付け終わったよー。あれ、どうかしたの、二人とも」 .庵カヲル「顔色が冴えないね。何かあったのかい?」 庵シンジ「うん…ちょっと、問題が出てきたんだ。実は…」 貞シンジ「…さっきので、冷蔵庫の中身が底をついた」 .貞カヲル「…え? 君らのことだから、そういうのも考えながら作ってたんじゃないの?」 庵シンジ「そうなんだけど、さっきはその、張り切りすぎちゃって…今考え直してみたら、なんていうか、 つまり…後の祭りで」 .庵カヲル「全然、何も残ってないのかい?」 貞シンジ「卵二個にジャガイモ一個、キャベツ三分の一。調味料と油はまだあるけど…あとは氷ぐらいしか」 .貞カヲル「…それってかなりピンチなんじゃないの…?」 庵シンジ「…うん」 .貞カヲル「…どうする?」 貞シンジ「どうするって…補充のしようがないよ。一応、ここは密室なんだから」 庵シンジ「とりあえず小麦粉がけっこうあるから、お好み焼きでも作ればあと一食分はしのげるよ。 その後は…外の人に助けを求めてみるって、駄目かな」 貞シンジ「そんなの、聞いてるかどうかもわかんないのに…って、聞かれてはいるのか、一応」 .庵カヲル「そう、その『一応』が問題だね。これまでの対応からして、僕らをこのままにしておくことは ないと思いたいけど」
.貞カヲル「心配することないんじゃない? どうせまた都合のいいハプニングとかが起きるんだからさ」 貞シンジ「…寝てる間に別の冷蔵庫が運び込まれてたりとか?」 .貞カヲル「そうそう」 庵シンジ「でも、何も起きなかったら?」 .貞カヲル「心配性だねぇ君って。大丈夫だよ、これまでずっとそうだったじゃんか」 庵シンジ「そうだけど、最近は何か変じゃない? 停電に、さっきは空調まで止まった。直りはしたけど… 一応、助けがない場合のことも考えといた方がよくないかな」 貞シンジ「でも考えるったって、僕らにできることはほとんどないだろ。外で何とかしてくれるのを待つか、 …でなきゃ、脱出しかないんじゃないの。それだって手立てはないに等しいわけだし」 .庵カヲル「そこまで悲観することはないよ。僕らには他にも選択肢があるだろう?」 .貞カヲル「だって、密室だよここ…あ、そうか」 庵シンジ「え…何?」 貞シンジ「…まさか、また部屋の移動?」 .庵カヲル「そう。この部屋になくても、どこか別の部屋に解決策が用意されているかもしれないってことさ」 庵シンジ「そういえば、この部屋を見つけたのも、僕らが自分で移動したからだったっけ…」 .貞カヲル「じゃ、話は早いじゃんか。さっさと次の部屋に行くよ」 貞シンジ「待てよ、行ったってすぐ食料があるとは限らないだろ。何か準備していかないと」 .庵カヲル「そうだね。この部屋に戻ってこられない可能性もある以上、使えるものは持っていくべきだろうね」 .貞カヲル「準備って何があるのさ? それより、時間がもったいないよ」 庵シンジ「それじゃ…残ってる材料で、お弁当作ってみる? ここの食器借りてくことになっちゃうけど」 .貞カヲル「お弁当? お弁当まで作れるの?」
庵シンジ「うん…わりと日常的に作らされてたからね…」 貞シンジ「君もなんだ…って、そんな、珍しいもの見るような言い方するなよ。お弁当くらいで」 .貞カヲル「ほんとに珍しいんだからしょうがないだろ。ね、じゃ早く作ってみてよ」 貞シンジ「…時間が惜しいんじゃなかったんだっけ…?」 庵シンジ「うん、わかった。じゃあもう少し待っててね」 貞シンジ「ッて、なんで君はそう行動早いかな」 .貞カヲル「君と口論してる方が時間の無駄だからじゃないの」 貞シンジ「その原因は明らかに君だろ!」 庵シンジ「なるべく日持ちしそうなものがいいよね…カヲル君、ちょっと手伝ってもらってもいい?」 .庵カヲル「構わないよ。何をすればいいかな?」 .貞カヲル「…っていうより、もう僕ら二人の存在に慣れちゃったって感じだね」 貞シンジ「なんだか僕らだけ子供みたいだ…」 庵シンジ「あの、そんなことないよ。こっちは僕らでやるから、君たちは他に持っていけそうなものとか 選んでてもらえないかな」 .貞カヲル「りょーかーい。良かったねシンジ君、仕事もらえたよ」 .庵カヲル「適材適所、かな。いいものだね、人が互いの差異をプラスに転じるよう工夫した仕組みか」 貞シンジ「わかったから、君らは少し黙っててくれよ!」
.庵カヲル「…さて、準備もできたことだし、そろそろ行こうか?」 貞シンジ「持っていけそうなもの、一応まとめてみたよ。…台所用品ばっかりだけど」 庵シンジ「懐中電灯とか、何か非常用のものがあれば良かったね」 .貞カヲル「まぁ大丈夫なんじゃないの。食料と水はちゃんとあるんだしさ」 庵シンジ「うん。どのくらい保つかは、ちょっと不安だけど…」 .庵カヲル「でも、できるだけのことはしただろう? その先は、そのとき考えるしかないよ」 .貞カヲル「そ。まずは進まなきゃわかんないよ」 貞シンジ「…うん。とにかく、行ってみないと。じゃ、開けるよ……あ」 貞カヲル「なんか見つかったの? 出口の手がかりとか」 貞シンジ「いや…なんか、見覚えのある感じがするんだ、この部屋の造り」 .庵カヲル「何もない部屋だね…四方の壁にドアがあるから、ただの通路かな。それにしては随分広いな」 .貞カヲル「正面のドアだけ様子が違うね。このにおい、なんだろ? あのドアからっぽいけど」 庵シンジ「ドアっていうより、引き戸…? 何か新しい種類の部屋なのかな。でも、においなんてする?」 .庵カヲル「言われてみれば、少し空気の感じが違うね」 貞シンジ「あ…何となく、見当ついたかもしれない…けど、まさかな」 庵シンジ「え?」 .貞カヲル「ここで言ってないで、さっさと開ければいいんじゃないの。君がやんないなら僕が行くよ」 .庵カヲル「次も同じような部屋か。ん…やはり空気がおかしいね。においというより、これは…」 .貞カヲル「もう一個似たようなドアがあるよ。これも開けてみ…って、うわっ!」 庵シンジ「な、何?! 湯気…? てことは、もしかして」 .庵カヲル「…本当にどうなっているんだろうね、ここは」 .貞カヲル「あ、なんだ、お風呂だよお風呂。ネルフのほど大きくないけど。…あれ、どうしたのシンジ君」 貞シンジ「……別に…なんか、もういいや…」 今後の方針会議の結果、とりあえず徒労感だか脱力感だかを解消すべく命の洗濯をする四人 お弁当は野菜入りのパンケーキみたいのでも作ったんじゃないかと予想 >557 実はそれ敢えて考えないようにしてた…>76を見る限り、ユニットバスとか着替え程度は 部屋にあったような感じだけど、そう考えると今度は>300がわけわかんなくなってしまう、と
グッジョブ
面白いよww乙wwwww
マンネリなんて事ないですよ、いつもGJ!! 「僕らだけ子供みたいだ」発言にワロスw 確かに庵野組が大人で貞本組が子供っぽい。もはや親子w …と、ここまで書いて、元々の資質以外にも、庵野組は自分たちの結末の 一つの可能性を知ってしまっているから、貞本組よりちょっとだけ 大人びてるんだろうか…と思ってしまってちょっと切なくなった。
>もはや親子 ちょっと待て、その場合どっちが母さんになるんだw
父子家庭×2
庵カヲ(父) 庵シン(子) 貞シン(父) 貞カヲ(子) ということ? 貞カヲが子ということは譲らない。
あえてここは 親・庵シンジ 子・貞カヲル 親・庵カヲル 子・貞シンジ みたいな 対応が
貞カヲは使徒のくせにあからさまに末っ子気質だな。
>>570 庵シンジが育児ノイローゼになりそうだなwwwww
>>569 庵2人が親だと思ってたが意外と貞シンが父で庵シンが子もありうるな。
貞カヲはどうがんばったって子だけどなw
もう、 【父】庵シン 【母】貞シン 【子】貞カヲ でどうだ。 ……庵カヲはおばあちゃん。
あえて 【父】貞カヲ 【母】貞シン 【子】庵シン・庵カヲ 業田義家「自虐の詩」みたいな両親と 逆に落ち着いてる子供。
579 :
wq :2006/05/10(水) 00:20:41 ID:WzHO7VH7
>>578 自虐の詩じゃあ貞シン逃げちゃうじゃないか、信州に。
(命の選択いや洗濯中の四人) .貞カヲル「あー、落ち着くねぇ。こうやってみんなでぼーっとしてさ」 貞シンジ「…いや、少しは疑問に思うべきなんじゃないのかな」 庵シンジ「でも、お風呂なんて久しぶりだな。こうやってゆっくり身体を伸ばすのも」 .庵カヲル「そうだね。やはりそれなりに疲れは溜まっていたようだね…おや、ここで眠ると危ないよ」 貞シンジ「え? …うわ、おい、渚! 起きろよ!」 .貞カヲル「…うるさいなぁ。寝てないよ、別に」 庵シンジ「なんだ…良かった、ずっと動かないから、ほんとに寝ちゃったのかと思ったよ」 .貞カヲル「大丈夫だよ、こんなとこで眠ったりしないから。…君ってほんと人のこと気にするねぇ」 庵シンジ「え…あ、その」 貞シンジ「君がまぎらわしい行動してるってだけだろ。そっちの僕も、いちいち気に病まなくていいよ」 庵シンジ「あ…ごめん、…ッじゃなくて、あの」 .貞カヲル「落ち着きなよ。あー、なんかさ、ここんとこ冷たいよね、シンジ君」 庵シンジ「え…そう、かな」 貞シンジ「なんだよ、いきなり人のこと」 .貞カヲル「えー? だってその通りなんだから仕方ないだろ」 貞シンジ「だから、どういう意味だよ」 .庵カヲル「…彼は君に、少し避けられてるように感じているのだと思うよ。君が、ある距離以上には 他人の方に踏み込んでこないことに対してね」 貞シンジ「踏み込まないって…そりゃ、確かに僕にはそういうとこがあるかもしれない。…けど、それは それで仕方のないことだろ。君らみたいに、際限なく距離を縮めてこようとするのも変なんだよ。 人との距離がゼロになることなんて、結局は、ないんだから」
.庵カヲル「そうだね。でも君は、いったん縮んだ距離を再び自分から広げようとしていないかい? 互いが近づく前に、近づくこと自体にひるんでしまっている。近づかれたと感じたとき、自分から 身を引こうとする。積極的に拒絶しているというわけではなくても」 貞シンジ「…そう見えるのか?」 .庵カヲル「違うのかい?」 貞シンジ「……」 庵シンジ「あの…そうでもないと思う。僕には、別に、君が他のみんなを避けてるようには見えないよ。 なんだかんだ言っても気配りとか気遣いを忘れてないし、みんなを引っぱってきてるじゃないか」 貞シンジ「…そうかな。僕はそっちの渚が言ってることが合ってると思う。自分でも」 .貞カヲル「別に、どっちも間違ってないんじゃないの。 君が思ってることも、そっちの君が思うことも。こっちの僕もこれで絶対正しいなんて言ってないだろ」 貞シンジ「…君が言うなよな」 .庵カヲル「そう? 彼だから言うのさ、きっとね」 貞シンジ「なんだよ、それ」 .貞カヲル「いいってば別に。せっかくのお風呂なんだしさ、のんびりしようよ。あー、気持ちいいや」 庵シンジ「…、ほんとに、気持ちよさそうな顔するんだね」 .貞カヲル「本当のことだからさ。…こうやってるうちは、何もしなくていいし」 庵シンジ「…何も?」 .貞カヲル「そう。まだ、何もしなくていい。僕にはそれがラクなんだ」 庵シンジ「何もしないでいることが…?」 .貞カヲル「そ、まだ何もせずに済むってことが」 庵シンジ「…そうなんだ」 .貞カヲル「うん」 貞シンジ「もしかして、だからいつも部屋でダラダラしてるのか? そういえば、僕がいる間も、どこも行かずに ベッドで雑誌読んだりTV見たりしてばっかりだったな…」 .貞カヲル「そうだよ。…変?」 貞シンジ「いや、別に変なんて言うつもりじゃない、けど」
.貞カヲル「じゃあいいだろ。だいたい、君は居候してた立場なんだから文句言えないんじゃないの?」 貞シンジ「〜、わかったよもう。なんで僕には絡むんだよ、君は」 庵シンジ「…僕は、なんかわかるような気がするな。そういう感じ」 貞シンジ「え?」 .庵カヲル「…さて、のんびりするのもいいけれど、いい加減に上がらないと湯当たりしかねないよ」 庵シンジ「そうだね…って、そっちのカヲル君、大丈夫?」 .貞カヲル「…んー」 貞シンジ「うわ、顔真っ赤じゃないか!」 .庵カヲル「やはり、完全にのぼせてしまってるようだね」 貞シンジ「やはりって、気づいてたんなら早く言えよ! …ちょっ、うわ、沈むな! しっかりしろってば!」 庵シンジ「とにかく、お湯から上げないと。そっち持ってもらっていい? 行くよ」 .庵カヲル「ん、けっこう重いな…とりあえずここに寝かせておこう。ほら、目を開けられるかい?」 .貞カヲル「…うー…」 貞シンジ「ったく、世話ばっか焼かすなよな…って、あれ」 庵シンジ「どうしたの?」 貞シンジ「…もしかしてこいつ、寝てるだけなんじゃ…?」 .貞カヲル「…くー」 庵両者「……」 その後「貞カヲルの顔に似合う落書き考案製作委員会」が発足するものの書く道具がないため断念された
寝るなよ貞カヲwwwwww しかし各キャラの特徴が出てて何気に深いな。
>>581-583 うーん、前から凄いとは思っていたけどここまで特徴出してるのは本当に凄いよな
読んでて面白いしwwwwww
ゆっくりでも全然構わないからぜひとも続けて欲しいな
とにかくGJ!そして乙wwwww
GJ!しかしここ読んでると この先、貞カヲが死ぬのが信じられなくなってくるな。 なんか一番、生命力あるというか……。
無常識で空気が読めないのをのぞけば 貞カヲが一番普通の子供っぽいからな
生命力wwwwww そうだよな、メンヘル+鬱気味+電波+子供だったら子供が一番普通だわなwwwwww
>>585 前から思っていたが、wwwは
>>589 みたいなネタレスじゃない限り
付けすぎると煽りのようで不快だからそこら辺よろしく
>>590 そうか・・?
全然そう思わないんだが・・
>>591 俺もそう思ってた
せっかく良い流れだしあんま神経質にならずに行こうぜww
↓ラミエルのビームみたいww wwwwwwwwwwww
◆wwwwwwwwwwww λ それはともかく、職人GJ! セリフだけで情景が浮かぶほどのSS、マジすごいです。
>>594 ワロタwwwwwwwwwwwwww
あと
>>592 分かりずらくてスマソ、俺もそう思ったって書いた気だったorz
◆wwwwwwwwwwww λ
庵カヲル(´ー`) 貞カヲル(゚ぺ) 確かにこんな感じだ
↑貞カヲかなり似てるなw
>>587 ちょwwおまwww「無」常識じゃねーだろw
お前それじゃあ貞カヲルに負けず劣らずだぞwww
そこはニュアンス的にわざと造語で表現したんだろ・・ 貞カヲの不思議っぷりは非常識っていうのともちょっと違うし。 この板ってネタとかこういうのとか わざわざ説明しなきゃわからない奴多いな。
>>603 おまえもマジレスいくないw
「マジレスすんなよwわざとだろwww」
くらいにしとけww
すまん むしゃくしゃしてやった 今は反省している
【その3】
せっぱ!
懐かしいな一休さん
うむ。なにもかもみなナツカシス。
庵シンジ「もう立っても大丈夫なの? なんだか、まだ少し顔が赤いけど」 .貞カヲル「平気だよ、って。あー、よく寝た」 庵シンジ「あ…、やっぱりまだふらふらしてるじゃないか! 駄目だよ、急に動いちゃ」 .貞カヲル「大丈夫だってば。体温も下がってるし、この程度で動けなくなったりしないよ」 庵シンジ「待ちなよ、頭ぐらいはちゃんと拭かないと。風邪引くよ」 .貞カヲル「えー? 放っとけばそのうち乾くよ、こんなの。それとも君がやってくれんの?」 庵シンジ「え…、ッわかったよ、勝手にしろよな!」 貞シンジ「…のんきな奴だな、もう。ったく、あんなところで寝て、それこそ風邪でも引いたら どうする気だったんだか。ここじゃ薬や手当てなんて期待できないのに」 .庵カヲル「そのくらいは本人もわかっているよ。だからああして自分から起きてきたのさ。 本当はまだ眠そうなのにね」 貞シンジ「…、そうかな。僕には、やっぱり自分勝手で非常識な奴にしか見えないよ。 人のこと気にしすぎて必死になるのもおかしいけど、何でも自分中心に周りを見て、 それに合わないことにはしつこく構ってくるのも、何ていうか…普通じゃないだろ。 どっちも、本当には他人のことなんか考えてないんだと思う」 .庵カヲル「君はそれが嫌いなのかい?」 貞シンジ「嫌いっていうのは、少し違うと思う…ただ、僕はもう疲れたんだ、そういうのに」 .庵カヲル「他人と関わることに?」 貞シンジ「…わからない。そうかもしれない。…疲れたとしか、言いようがない」 .庵カヲル「そうか。…もしかしたら君は、他人ではなく、自分に疲れてしまっているのかも しれないね」
貞シンジ「自分? …自分の内面にって言いたいのか? それとも、違う自分になりたいって方? ああ、そうかもね。さっき言ったことだって、全部僕にも当てはまることだと思うし」 .庵カヲル「…そうだね。…そのことで、人を遠ざけたくなるというはまあ頷けるかな。周りには 多少冷たいと思われるにしても」 貞シンジ「…僕は自分が嫌いだから、周りの他人まで嫌な奴に見えてるって言いたいのか?」 .庵カヲル「さてね。それはもう一人の君に聞くべきことだと思うよ。僕は所詮、他人だからね」 貞シンジ「…、君って思ったより嫌な奴だったんだな。そのくらいはっきり言えばいいだろ」 .庵カヲル「別に僕は構わないけど、君は、それで納得できるのかい?」 貞シンジ「できるさ。はぐらかされるよりはマシだと思うから」 .庵カヲル「そう。では君は何をしてほしいんだい? 他人に聞いてほしいことがある訳ではないね。 話してみても、そうしているうちに自分で嫌になってしまうから。一次的接触はもっと違う。 放っておいてほしいというのが一番近いかもしれないけど、それが何にもならないことは、 君自身が既によくわかっている」 貞シンジ「…君は何でもお見通しなんだな。だったら、少しは手を貸してくれたっていいじゃないか」 .庵カヲル「君が自分を許せないでいるうちは、何も変わらないよ。 自分で自分を見捨て、そうすることで、周りの他人をも拒絶している間はね」 貞シンジ「悪いのは僕だってことか。…わかったよ、もういい。付き合わせてごめん」 .庵カヲル「待って。そうじゃない」 貞シンジ「なんだよ、放せよ。もういいから」 .庵カヲル「違う。そこを動かないで、僕の顔を見て。少しの間で構わないから」
貞シンジ「何…?」 .庵カヲル「いいから、ちゃんと見るんだ」 貞シンジ「…、なんで、君の顔なんか」 .庵カヲル「…僕がわかるね? 落ち着いたら、今度は向こうの二人のことも見てごらん。 あれは君じゃないんだ。君自身の、見たくない嫌な部分ではないよ。他人なのさ」 貞シンジ「……」 .庵カヲル「だから、押し付けては駄目だよ。…たとえ、嫌だと感じるときでもね」 貞シンジ「…… …腕、放してもらってもいいかな」 .庵カヲル「…ああ、ごめんね。少し強すぎたかな」 貞シンジ「ううん」 .庵カヲル「……」 貞シンジ「…これ、まだ使ってないよね」 .庵カヲル「タオル? うん、問題ないと思うけど」 貞シンジ「…じゃ、これでいいや」 .庵カヲル「…? あっ」 .貞カヲル「うわっ?! って、シンジ君か。なんでいきなりタオルなんか投げてくんのさ」 貞シンジ「それで頭拭きなよ。見苦しいから」 .貞カヲル「…うーわー、キッツイの」 庵シンジ「どうしたのさ、急に」 貞シンジ「別に」 .貞カヲル「? 怒ってんの? お風呂ん中で寝たのがそんなにまずかったのかな」 庵シンジ「いや…彼のことだから、それはないと思うけど。…カヲル君、一体何の話してたの?」
.庵カヲル「別に、これといった話はしていないよ」 貞シンジ「彼は関係ないだろ。 …君らが、いつまでもそうやって騒いでるからだよ。 ほんと、風邪でも引いたらどうするんだよ。誰が体調崩しても、全員に心配かけることに なるんだからさ。少しは自覚しろよな」 .貞カヲル「…やっぱり怒ってんじゃないの?」 庵シンジ「違うと思うよ、何となくだけど。それより、早く頭拭いちゃった方がいいと思うよ」 .貞カヲル「はーい。やっぱり勝手だよな、シンジ君て」 .庵カヲル「そう言わない。ほら、貸して」 .貞カヲル「えー? わ…おー、ありがと」 庵シンジ「…さすがカヲル君、面倒見いいっていうか、扱いに慣れてるっていうか」 貞シンジ「どっちにしろ、結局人にやってもらってるんじゃないか。君って奴は」 .貞カヲル「残念、人じゃないよ。一応」 庵シンジ「あ…そっか、まぁ、そうだけど」 貞シンジ「人だよ。そうなんだろ」 .庵カヲル「…そうだね。君次第だよ」 庵シンジ「え…?」 .貞カヲル「何だよもう、ややこしいなぁ。ま、君がそう言いたいんならそれでいいよ」 貞シンジ「…もう、うるさいな。いちいち僕のこと言わなくても、いいよ。君はさ」 今回はオチなし スマソ いつも身に余る言葉をかけてくれる方々ありがとうございます ◆wwwwwwwwwwww トλ λ
いつもながらGJ!! 庵カヲルの言葉で心境を変える貞シンジの描写に感心しとったら、最後のラミエルにワロタwwwww
なんかせつなくなったwwww GJ
貞シンジはホントツンデレだなwww GJ
なんでもかんでもツンデレって表現するのは違う気がする。 貞シンジはすごく普通の少年ぽいと思う。
相変わらず描写うめぇ( ^ω^)w オチとかそういうのとは別で、読んでて面白いよ! 特にカヲル二人、どっちも味があっていいなぁ
カヲル二人が兄弟に見えて仕方ない
貞シンジ→(*`・ω・)
庵シンジ→(´;ω;`)
(´ー`) (゚ぺ) (*`・ω・) (´;ω;`)
ワロタ
カヲル二人が秀逸すぎるwwwwwwww
(゚ぺ) 「ねーねー、暇なんだけど」 (¬_¬) 「…そんなこと言ってもしかたないだろ」 (´ー`) 「フンフンフンフン〜♪ 歌はいいね。君達もそう感じないか?」 (。_。;) 「…逃げちゃ駄目だ」
噛み合ってナサスwwwww
>>626 こ れ だ
この顔文字めっちゃ似てるなwwwww
(゚ぺ) 「人を好きになるってどんな感じ?」 (¬_¬) 「前歯全部折ってやる!」 (´ー`) 「歌はいいねぇ」 (。_。;) 「…最低だ、オレって」
(,, `・_・ ) 「前歯全部折ってやる!」 (* ・_・ *) 「綾波もミサトさんも恐いんだ・・・アスカ・・・」
(,, ´ ;_; ) 「君が何言ってるのか分からないよ」
こうしてみるとシンジカワユスwww
(。_。)人(´ー`)人(゚ぺ)人(¬_¬) ナカーマ
なんか可愛いんですけどww
(¬_¬) 貞シンが似過ぎてて困るwww プライベートで思わず使いたくなるジャマイカwww
(¬_¬)ふぅん
貞本のカヲルはアニメのカヲルに一般常識を教わればいい
アニメのカヲル君も一般常識があるか、と言われるとかなり怪しい気も・・・ 知識はありそうだけど
ますます変な電波になるだけのような気がする。
どっちがまともなんだろうこいつら
白紙に近い分だけ貞カヲのほうがまともな気がする。 その代わり突拍子もない行動が多いが。
アニメのほうが出来上がっちゃってる分真性かもな。 庵野に基地外って言われてたし。 お貞版カヲルは無知すぎる。 ゼーレもせめて女子トイレに入っちゃいけないことぐらい 教えてやれよと思った。
カヲル「?チカンってなに?」 アスカ「チカンはチカンよ!でなきゃ変態でしょ!」
アスカもよくドイツ帰りなのにチカンとか変態とかいう言葉知ってたな
アスカはアンテナ張ってる範囲が広そうだからな アニメのカヲルもあの堅くて妙な言葉遣いをみる限り 一般常識には疎い感じもする・・
確かに。
647 :
突発スマソ :2006/05/25(木) 01:19:31 ID:???
深夜、寝静まった部屋の中。僕は一人眠れずにいた。 庵シン「ぐーぐー」 貞シン「スースー」 庵カヲ「すぴーすぴー」 貞カヲ「(ふぅ、寝れないなぁ…)」 庵カヲ「すぴーすぴー……み、みえ………」 貞カヲ「?」 庵カヲ「…ミエ…る……、ラミえ、る……う…」 貞カヲ「!!」 庵カヲ「ラミエルぅ…ぼ…僕と付きあ、って……」 貞カヲ「!!!」 庵カヲ「付き合って、下さ…い!!……あ、あれ?…え、うそ、そ…そんなぁ、そりゃないよぉ…ちょ、待って、待ってよラミエルぅ!うっ、うえっ、うえぇ〜ラミエル〜〜らミエルぅぅ〜〜!!」 僕は頭から布団を被ってベットに潜り込んだ。 「ラミエルって女だったのか……」 ‥‥‥全て忘れてしまう事にした。
◆wwwwwwww|λ ←(´ー`) ◆wwwwww|λ... えっ!? ∨ ̄ ̄ ̄ ◆ww|λ...
庵カヲの好みって ◆ かよwww
別に庵野カヲルなら何言い出しても驚かないw
◆ww|λ ちょ、おまww ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆λ<♪ (¬_¬)<使徒を喰ってる!?
自我に目覚めたのかいつの間にか部屋の外に出ている4人… そして4人の個性と顔文字について語り合うスレになっている。 でも可愛いからいいやw
>>613 お久しぶりです、神様乙。仲良し4人組がいきなり人のいない緑の大地に出て
「自由」が突然与えられたら、彼等はどうするんだろう…
いや、どうなるんだろう…などと無責任な事を言って見る…
職人さんを気長に待ちつつ保守
(´ー`) 「ラミエルはブルーウォーターに似ているね。」 (゚ぺ) 「ブルーウォーター?何それ?」 (´ー`) 「ブルーウォーターは古代アトランティス人の生み出した文化の極みだよ。」 ( ´ ・_・ ) 「古代…アトランティス人?」 (´ー`) 「ラミエルのことが好きって事さ。」 (¬_¬) 「……………。」
顔文字ほんとはまってるなぁ
微笑ましいって言うか、指でつつきたくなる
ボケ倒すカヲル二人に どうしていいかわからない庵シンとひきまくりの貞シン
ガチャリ…なんだか広い部屋に出た。 貞カヲル「うーわ!」 庵カヲル「これはこれは」 両シンジ「何何?今度こそ出口‥って、うわ何これ!」 軽く40畳はあろうかと思われる、だだっ広い畳張りの和室。その真ん中には意外なモノが鎮座していた。 庵シンジ「ピアノだ」 貞シンジ「…何か頭痛くなってきた…」 庵「やはりそう簡単には出してくれそうにないみたいだね。連続して現われたドアをたどって5つ目。やっと変化のあった部屋がこれか。」 庵シンジ「何でピアノが…あ、和室ってのも初めてだね。何か意味があるのかな?」 貞シンジ「あってもわかるかよこんなの。こっちの反応見て面白がってるとしか思えない。 やっぱりここは何かの実験場なんだ。モルモットなんだよ、僕達は。」 庵カヲル「そうだね。和室に繋がるのにドアっていうのはないよね。普通は襖、引き戸で繋がるものだよ、和室には。」 庵カヲル「…そこなんだ、つっこむとこ。」 ──ポロンポロン♪ 貞シンジ「わっ!ちょっと、何勝手に弾いてんだよ!」
貞カヲル「何って、何さ。折角面白そうなモノがあんのに、弾かなかったら損じゃないか。ふふふん」 ──ドレミファソラシド〜♪ 貞シンジ「だからって安易に触るなよ!何が起こるか判らないんだから…って、わわっ!」 貞カヲル「何、地震!?」 庵シンジ「違うよ!ほらあそこ!」 見ると奥の壁に引き戸らしきものが現われた。 庵カヲル「ふすま!見て御覧、ほら襖だよ。やはり和室には襖であるべきなんだよ。そう思わないかい?みん…」 貞シンジ「だからツッ込むのそこじゃないだろ!」 貞シンジ「何か紙が張ってあるよ。何これ、ええとー」 『真の旋律が扉を開く』 貞シンジ「これってもしかして……」 庵カヲル「ああ、出口の暗示みたいだね。」 庵シンジ「!!?」 庵カヲル「今までのドアにはこんな物一切無かった。部屋の内容は色々だったけれど、答えになる様な具体的な物は与えられなかった。 しかし今回は違う。これは僕らが答えを導き出す為の、言わばヒントみたいな物だよ。監視者からのね。」 庵シンジ「………」 貞シンジ「真の旋律が扉を、か。真の旋律って…」 貞カヲル「真のってくらいだから、間違ってないって事だろ?要は間違えずに一曲弾いたらいいんじゃないの?」 庵シンジ「そ、そうなの?」 庵カヲル「一理あるかもね。現にこの襖も鍵盤をたたいた途端に現われた訳だしね。ふすまがね。」 貞シンジ「襖にこだわるね…」 庵シンジ「(ガタガタ) 引いても開かないよ。この扉。」
貞カヲル「だから〜弾かなきゃダメなんだって、曲。」 貞シンジ「でも曲だって色々あるだろ?下手に弾いて扉が消えたりしたら、それこそどうすんだよ。少しは考えないと…」 庵カヲル「僕は第九がいいね。第九。ふんふんふんふんふんふん〜♪」 貞シンジ「人の話聞いてる?」 貞カヲル「わっはは!ちょっと君、音ずれてるってば!それだとこうだ、こうなるって」 ポロンポロンポロンポロン〜♪ ゴゴゴゴゴ‥‥ 貞カヲル「うわ!?」 両シンジ「今度は何!?って、わー!!部屋が縮んでるー!!」 ゴゴゴ…ゴ‥ゴ‥‥ 貞カヲル「止まった…」 庵カヲル「これは…もしかすると…」 庵シンジ「何?」 庵カヲル「"真の旋律"以外、つまり間違った音階を入力すると壁が迫る、一種の防衛システムなのかもしれないね。あまり何度も間違うと壁に押し潰されてしまう。襖の外の自由、それと等価値にあるもの、それだけ危険が伴うっていうことさ」 貞シンジ「今の君の鼻歌なんだけど……」 庵シンジ「と、とにかく、それだと間違えないような曲を弾くしかないよ。何かないの?」 貞カヲル「なんだ、それなら普通に弾けばいいだけだろ?。今のは鼻歌真似たからああなったわけだし、ちょろいちょろい♪ 第九でいいね。いくよ。」 ジャンジャンジャンジャンジャンジャジャーン♪ ゴゴゴゴゴ… 貞シンジ「わぁ何で!?」 庵シンジ「と、途中で止めたからじゃないの?何で最後まで弾かないの!?」 貞カヲル「え?これってまだ続きあんの?町で聞いただけだからコレしか知らないんだけど。あ、」 庵カヲル「…止まったみたいだね。」
貞シンジ「だぁーっもう!何で途中までしか知らないのに弾くんだよ!結果わかってるのに少しは考えろ!」 貞カヲル「うっさいなー。知らないって事を知らなかったんだよ。いいじゃん、もう止まったんだし。そんなに怒んなら君弾けば?」 貞シンジ「なっ!!」 庵カヲル「喧嘩しない。今すべき事は彼を責める事ではないよ。出口は目の前なんだ。ピアノが弾けるのは彼だけみたいだし、確実に知っている曲を探すこと。これが今の僕達にできる最良の選択じゃないのかい?」 貞シンジ「………」 庵シンジ「それに…外に出たらバラバラになっちゃうかもしれないんだしね…」 貞カヲル「あ……」 貞シンジ「仲良くしようよ…」 貞シンジ「…ん……」 庵カヲル「…… そうだ。森のクマさんはどうだい?この前皆で歌っただろ?曲もそんなに長くないし、最適だと思うけど。 あるぅ日〜森の中ァ〜クマさんにぃ〜でああた〜♪♪」 庵シンジ「カ、カヲル君!?」 貞シンジ「ちょ、ストップ!ストーップ!!おい、君も弾こうとすんなよ!」 貞カヲル「冗談だよ。ははっ、君も怒りっぽいなぁ。 森のクマさんだろ?ちゃんと覚えてるからちゃんと弾くって。鼻歌じゃなくて、ちゃんと!」 庵カヲル「………」 貞カヲル「じゃ、いくよ」 タタラタンタタラタンタタラタンタタラタン♪ ズゥ…ン……カチャ、ピンポーン 貞カヲル「ビンゴ!」 庵シンジ「…いよいよお別れか。色々あったけど…楽しかったよ。君達と、僕の違う可能性と会えて、良かった。」 貞シンジ「うん…僕も…」 貞カヲル「だねー。なかなか面白かったよね。」 庵カヲル「人との出会いで無駄な事などないよ。僕も君達に会えて嬉しかったよ。 では行くよ。この扉の向こうに!」 三人「うん!!」 ──ガラガラガラ── 四人「……!!!……」 扉の向こうには布団が詰まっていた。僕達は無言でソレを敷くと、黙ったままソレ潜り混んだ。僕は何だか可笑しくて、そのあとなかなか眠れなかった。
荒唐無稽なのにちゃんとまとまってて面白いなぁ続きが気になる 無常識貞カヲのくせに森のクマさんは知ってるのかw
GJ
庵カヲの唄ってる通りに第九を弾いたら壁が…wwww GJ!!
愉快だし面白杉。 GJ!!
いいね、いいね〜好きだよ。こういうの。GJ!!
ご無沙汰です 俺がヘタレてるうちに新たな職人さんが! しかも>1さんまで来てたのかー このスレも安定してきたみたいで良かったです もう要らんかもしれないけど、一応書いてみたんで置かせてください スマソ (畳に布団敷いて川の字状態の四人) 庵シンジ「結局、いつもの通りか。…なんだか、拍子抜けしちゃったね」 貞シンジ「なんだかんだ言って、けっこう真面目に『出口』を期待してた、ってことなのかな… そっちの渚じゃないけど、ああいうわかりやすい状況設定は初めてだったし」 .貞カヲル「わかりやすいっていうか、うさんくさかったけどね。正直」 .庵カヲル「ふふ、期待が外れたからといってそう拗ねることはないんじゃないのかい?」 .貞カヲル「うるさいなー。君は楽しそうだったからいいんだろうけどさ」 貞シンジ「うん。楽しそうっていうより素で楽しんでたよね」 .庵カヲル「否定はしないよ」 庵シンジ「あの、でもさ、積極的に動いたおかげで、こうやってまた少し状況を変えられたんだし」 貞シンジ「…、そうなのかな。さっき、結局いつも通りだって言ったのは君だろ」 庵シンジ「そうだけど…」 .貞カヲル「まぁいいんじゃないの? とりあえず寝る場所が確保できたってことでさ。しかも畳に布団」 貞シンジ「…君はいいよな、気楽で」 .貞カヲル「そうかな。シンジ君が考えすぎなんじゃないの」 貞シンジ「何言ってるんだよ。考えなきゃ、いつまで経ってもここから出られないだろ」 .庵カヲル「…確かにそうだね。僕は、今の状況を受け入れるのもそれほど間違っていないと思うよ。ただ、 この全てがいつまでも続くわけではないことは自覚していなければならない」 .貞カヲル「わかってるよ。ずっとこうやってられるわけない。これが何だろうと、黙っててもいつか終わる。 それはみんなわかってるんじゃないの」 貞シンジ「そうかな。…君らは、そんなこと気にしてないように見える。まるで、できるだけ終わりが来るのを 引き伸ばしたいって思ってるみたいで…閉じ込められてるのは僕らの方なのに」 庵シンジ「…うん。たぶん、そのことなんだ。僕らがずっと引っかかってるのって」 貞シンジ「どういう意味だよ?」
庵シンジ「あのさ、僕らは本当に今すぐここから出たいって望んでるのかな」 貞シンジ「?! 当たり前だよ。こんな、勝手に閉じ込められて、我慢できるわけないだろ。もしできても 限度ってものがあるはずだろ。現にさっきは、みんなあの扉が出口だって信じてたじゃないか。 それは出たいって思ってるからじゃないのか?」 庵シンジ「うん…僕もそれはその通りだと思う。そのことを違うって言いたいんじゃないんだ。そうじゃなくて… そう、さっきのピアノの仕掛け、どうして僕らは『森のくまさん』で試したのかなって」 貞シンジ「それは、そっちの渚が勝手に決めたからだろ」 .貞カヲル「まぁ言い出したのは彼だよね」 貞シンジ「なんだよ、その絡むような言い方。だいたい実際それを弾いたのは君だろ」 .貞カヲル「僕はちゃんと弾くよって断ったよ」 庵シンジ「うん。変えようと思えば、他の曲にだってできたはずなんだ。そのことだけじゃなくて、 本気でここから出ようって思うなら、たとえばこうやって寝てたりなんかしないと思う。 特に今は食料が残り少ないっていう強い理由があるわけだし、状況的にはけっこうヤバいんだ」 .貞カヲル「せっぱつまってるってヤツだね。改めて考えると、僕らってずいぶんのんきじゃない? どうなるかもわかんないのに、こうやってまだ四人でいるんだからさ」 貞シンジ「…本気で脱出する気なら、本当は幾らでもやれることがある、ってことか。 わかったよ。…でも、どうして『森のくまさん』がそこに出てくるんだ?」 .庵カヲル「わからないかい? あの歌は、僕らが合流したばかりの頃に歌った歌だからさ。 僕らが、初めて四人で何かしてみようって言ったときにね」 貞シンジ「あ…、そっ…か。…そうだよな」 庵シンジ「…あの、僕は、こうだって強く決めつけたいわけじゃないんだ。おかしなこと言ってるって いうのは自覚してる。…できるだけ早く、こんなとこからは出なきゃいけないんだ、ほんとは」 貞シンジ「…、君が自分を責めることないよ。僕だって、たぶん…」
.貞カヲル「あーもう、まだるっこしいなぁ。ここにいるのは悪くないって思ってる、けど脱出も諦めてない、 それでいいんじゃないの? こうしなくちゃなんて思いつめないでさ。違うの?」 貞シンジ「……」 庵シンジ「え…あ、…そ、そうだよね、うん」 .貞カヲル「でしょ? あれ、どうして急に黙るのさシンジ君」 .庵カヲル「…君はもう少し場のタイミングというものを考えた方がいいかもしれないね」 .貞カヲル「えー? なんだよ、それじゃまるで僕が全然空気読めない奴みたいじゃんか」 貞シンジ「…まるでも何もその通りだと思うよ」 .貞カヲル「なんでさ!」 庵シンジ「あ…その、別に、言ってることは間違ってないと思うんだ…」 .貞カヲル「ほら、違わないじゃないか!」 .庵カヲル「…だから、そうではなくてね…」 貞シンジ「うるさいな、僕はもう寝る! 明日はすぐ出口探しに行くから、起きなかったら置いてくからな!」 .貞カヲル「あ…あーあ。そこまで露骨に嫌がんなくたっていいのに」 .庵カヲル「別に嫌がっているわけではないと思うけどね。…さて、これ以上彼をわずらわさないうちに 僕らも寝ようか。明日に備えてね」 .貞カヲル「とか言って、ああ言った本人が一番遅くまで起きてこなかったりして」 庵シンジ「それは…本人に聞こえるところで言わない方がいいと思う…」 貞シンジ「…悪いけどしっかり聞こえてる。 渚、寝るって言ったけど、やっぱり君には少し言うことがあるみたいなんだ。ちょっといいかな」 庵シンジ「わ…」 .庵カヲル「…やれやれ。もうしばらく安眠はお預けのようだね」 その後、かなり真剣勝負な枕投げ合戦のさなかに投擲物の一つがピアノの鍵盤を直撃 迫りくる壁およびめくれ上がって押し寄せてくる大量の布団を相手に壮大なサバイバル戦が展開された …貞本版スレに誤爆 氏んできます
職人さんGJ! やっぱりここの職人さんたちはクオリティが高いな。 お互い書いた話を繋げてるから違和感がない。
勝手に『メロディ』書いた者ですが、わー!神職人さんが繋げてくれてるー!!サンクスです!! あのカワイイまったりした感じが好きなんですよ。続きが楽しみですっ。
同じく。続きに期待大
いつもオチがほのぼのしてていいなぁ
枕投げか 本編が殺伐としてる分癒されるよ・・ありがとう神
>672-675 なんか…ありがとう、マジで なんか書いてみたら書けたんで少し調子に乗らせてください (結局ピアノの上やら下やらに避難して眠った四人) 貞シンジ「…ん」 庵シンジ「あ、起きたみたいだよ」 .庵カヲル「おはよう。気分はどうだい?」 貞シンジ「…おはよう。ほんとに僕が最後になったのか…あれ、渚は?」 .貞カヲル「残念でした、起きてるよ。よく寝てたねぇシンジ君」 貞シンジ「…っ、人が寝てるとこ勝手に見るなよ! ほんと、プライバシーも何もないよな、ここ」 庵シンジ「そうだよね…でも、寝てるとこを起こされたわけじゃないし、良かったんじゃないかな」 貞シンジ「? もしかして、君らは渚に無理やり起こされた?」 庵シンジ「無理やりってほどじゃないけど…まあ、うん」 .庵カヲル「熱心ではあったね。どうしても君を最後にしたかったみたいだから」 貞シンジ「……」 .貞カヲル「やだな、そんな怖い目で見ることないじゃんか。みんなで起きることの何が悪いのさ」 貞シンジ「開き直るなよな。…ったく、どういう考え方してるんだか」 .貞カヲル「あれ、怒んないの?」 貞シンジ「いちいち構ってられないってだけだよ。もう慣れたよ、君のその性格には」 .貞カヲル「…ふぅん」 .庵カヲル「近しいと認めてくれてるってことさ。さてと、ともかくこれで全員揃ったわけだね」 庵シンジ「うん、今日はどうする? とりあえず、昨日ここに入ってきたドアから戻るしかないけど」 貞シンジ「そっか、壁がここまで来ちゃってるんじゃ、ピアノはもう当てにできないよな… けど、途中に他のドアはなかったし、また最初の部屋まで戻らなきゃならないのか」 庵シンジ「やっぱり引き返すしかないのかな…せっかく、ここまで来たのに」 .庵カヲル「仕方ないさ。焦らずにまた別のルートを探してみよう。…ところで、君はそんなところに 登って何をしているんだい?」 貞シンジ「え? …うわっ、何やってるんだよ!」
.貞カヲル「何って、天井板外れないかなって試してるのさ」 庵シンジ「やめなよ、危ないよ! ピアノの上に椅子乗せたりして、落ちたらどうするんだよ?!」 .貞カヲル「平気ってよ、下は布団だからさ。…だってここまで来て引き返すなんてつまんないよ。 ダクト通ってでも先に進んだ方が建設的だと思うけどな。戻って、出口が見つかるとは 限らないんだからさ」 庵シンジ「君…」 貞シンジ「…、しょうがないな。そこ、ちょっと場所空けて。手伝うよ」 .貞カヲル「え…うん。…けっこう高いよ、ここ」 貞シンジ「大丈夫。このピアノ丈夫そうだし、二人乗ったくらいで潰れないだろ」 .貞カヲル「…わかった。じゃ手貸して、引っ張り上げるから。…せーのッ」 庵シンジ「うわ…気をつけてよ、二人とも」 .庵カヲル「ふふ、あれなら心配ないよ。上は彼らに任せて、僕らはこの布団を何とかしようか」 庵シンジ「そうだね、これじゃ元のドアがどこかも…あれ」 .庵カヲル「どうしたんだい?」 庵シンジ「…ここに入ってきたドアがない」 .庵カヲル「え? 布団の山で隠れてしまっているだけかもしれないよ。確かこの壁に…あ」 .貞カヲル「どうかしたの? …うわ、もしかして閉じ込められた?」 庵シンジ「そうみたい、なんだ…」 貞シンジ「ッ、冗談じゃないよ! 渚、ここの板が一枚だけ動きそうだからとにかく破ろう。 こんな狭いとこに閉じ込められてたまるか、このっ!」 .貞カヲル「ちょっ、急に力入れちゃ危な…うわっ?!」 .庵カヲル「! シンジ君?!」 貞シンジ「…げほ、ほんとに抜けた…すごい埃だけど」 庵シンジ「だ、大丈夫、二人とも…?!」
貞シンジ「うん。とりあえず、天井裏は普通に続いてるみたいだよ。暗くてよく見えないけど」 .貞カヲル「じゃ、僕が上がってみるよ。ちょっとどいて」 貞シンジ「うん…、気をつけなよ」 .貞カヲル「大丈夫だってば。…あ、思ったより足元の板はしっかりしてる。これなら少し頭下げれば 歩いてけそうだよ」 貞シンジ「よし、それじゃ行ってみよう。二人とも、そこから上がってこれる?」 .庵カヲル「うん。行こうか、シンジ君。不安なら僕が支えるから」 庵シンジ「わ、わかった…頼むね」 .貞カヲル「あれ、もしかして高いところ苦手なの? こっちの君は全然平気そうなのに」 貞シンジ「いいから、君は早くどけよ!」 .貞カヲル「はーい。ちぇ、うるさいなぁもう」 貞シンジ「うるさいは余計だろ! …あ、大丈夫? こっちの手掴んで」 庵シンジ「うわ…あ、ありがとう」 .庵カヲル「問題なさそうだね。はい、下にあった君らの靴」 貞シンジ「あ、ごめん。渚、君も靴置きっぱなしだったろ…って、どこにいるんだ?」 庵シンジ「え?! …まさか、一人でずっと先まで行っちゃったんじゃ」 .貞カヲル「僕ならここだよ。ねえ、ここの上の板なんだけどさ、こっちもなんか押せば 開きそうなんだけど」 .庵カヲル「ここの上か…一つ上の階に出られるということかな」 貞シンジ「いや、建物の配管スペースとかかも。どっちにしろちょっとは進めそうだ」 庵シンジ「ここ? ほんとだ、押すと上に動くね。少し固いけど、四人なら持ち上げられるかな」 .貞カヲル「だね。他に手がかりもないし、やってみる?」 貞シンジ「うん、試してみよう。…じゃ、行くよ。せぇの、ッ!」 .貞カヲル「動いた!」 庵シンジ「わっ、なんだ?! …光?! この上から…?」
.庵カヲル「とりあえず、これをどけてしまおう。手元に気をつけて」 貞シンジ「よいしょ、ッと! うわ、まぶしいな…ずいぶん広い場所みたいだけど」 .貞カヲル「じゃあ上がるよ。…あ?!」 貞シンジ「どうしたんだ?!」 .貞カヲル「…、これって、もしかして外じゃない…?」 庵シンジ「え…?!」 .貞カヲル「なんか野原みたいなとこだよ。太陽も見えるし」 貞シンジ「ちょっと待てよ、とにかくみんな出よう。…うわ」 庵シンジ「ほんとに緑の野原だ…」 .貞カヲル「ちゃんと風も吹いてる。うわぁ、久しぶりだな、こんな広いところ」 貞シンジ「本当に…外なのか。解放されたってこと、なのか…?」 .庵カヲル「…いや、残念だけどそうではないようだね」 貞シンジ「…え?」 .貞カヲル「あ…ほんとだ。あれ、太陽じゃなくてただの照明だよ。わかりづらいけど、 上に天井の鉄骨が見える」 庵シンジ「…そんな」 .庵カヲル「地面の草は本物のようだけどね。あとは、遠近法を利用した壁画と天井画か」 貞シンジ「ッ、待てよ。そんなことして何になるっていうんだよ?! だいたい、こんなの 一体何のために…」 .貞カヲル「それはほんとに外に出てみないとわかんないよ。あーあ、騙された。…にしても、 ここも密室の中なら、これって何なんだろ?」 .庵カヲル「今回は説明はないようだね…でも、これで進む当てができたよ」 庵シンジ「あ…もしかして」 貞シンジ「何だよ?!」 庵シンジ「……第二ステージ、とか…?」 残三者「………」 とりあえず大事に持ってきたお弁当広げてやけくそ気味にピクニックする四人 >654 勝手にちょっと借りますた スマソ
681 :
680 :2006/05/30(火) 14:58:50 ID:???
>676 ごめん直前だったから気づかなかった… 君もサンクス 俺一人がなんか書いてるだけじゃなくて、いろんな奴が名無しで書き込んでることがすごく面白いよ このスレマジに良スレになれたのかも みんな最高だ!
GJ 職人さん乙です。このスレ文章だけでも十分クオリティ高いな。あなた達の 文章力がウラヤマシス
職人さん達が、以前のまた他の職人さん達のネタやら設定やらを生かして 続きを書き進めてるのが凄いと思う。このスレ大好き。 皆さん本当にGJです
まさか本当に真女神転生のダンジョンが出てくるとは思わんかった …マジで発想力と文章力スゴス。GJ
夜の闇が皆の肩を寝息で揺らす深夜。僕は一人取り残されていた。 貞シンジ「ぐーぐー」 庵シンジ「すーすー」 貞カヲル「んがーんがー」 庵カヲル「(ふぅ…今夜の闇は僕に冷たいね)」 貞カヲル「んがー…は、はち…はち、ご……」 庵カヲル「?」 貞カヲル「はちご…しじゅう…はちろ、く…」 庵カヲル「(?…九九、かな?これは。)」 貞カヲル「はちろく、しじゅう…じゅう?…あれ?」 庵カヲル「!」 貞カヲル「はちろく…しじゅう、ドリフト…ハチロクはドリフト…だよね 」 庵カヲル「!!」 貞カヲル「8×7…ごじゅう………何?…えっと、はっぱ…発破?爆破?…えー、はっく…」 庵カヲル「!!!」 貞カヲル「はっく…しょんじゃなくて、8×9=89で終わり!……え、嘘、九九ってまだあんの?も〜いいよ〜。これで不便ないって。無駄だってば、もう〜 今日から九九は8の段で終わり!問題ないって〜もぅ〜〜面倒臭いって〜〜」 僕はまぶたを閉じて、早く静寂が訪れることを祈った。 「……九九は9×9まであるから九九って言うんだよ……」 なんだか涙が出そうになった。
貞カヲお馬鹿www
貞カヲ最高WWWWWWWWWWWWWWW
貞カヲはやはりいじられキャラだなw
庵カヲ ブチャラティ 庵シン ナランチャ 貞シン アバッキオ 貞カヲ ミスタ に見えた
深夜、皆が寝静まった部屋の中‥‥‥? 貞シンジ「ぐーぐー」 庵シンジ「すーすー」 庵カヲル「……眠れないのかい?」 貞カヲル「えっ?」 貞カヲル「んんー、まあね。てか君も眠れないんだ?」 庵カヲル「うん、何だか目が冴えちゃってね。何か話でもしようか。勿論彼等を起こさない程度にだけど。」 貞カヲル「いいね。あ、それだったらちょと質問していい? 実は***◆***の事なんだけど…」 庵カヲル「え?***◆***?それだったらοοοο◆οοοοοだよ。」 貞カヲル「えっそうなの!?てっきり☆☆☆☆◆←←☆☆☆☆☆」 庵カヲル「あはは!だったら∞∞∞∞∞◆、wwwwwwwwwworz!」 貞カヲル「◇◆◇、なるほどwwwwww◆∞∞∞∞∞∞」 庵カヲル「◎◆◎〜∞∞∞∞∞∞♪」 貞カヲル「∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞」 庵カヲル「∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞」 貞カヲル「いやー、ありがと。おかげでスッキリしたよ。ははっ!何か君を誤解してた!」 庵カヲル「ふふふ、どういましまして。」 真夜中の、使途語による内緒の会話。 何を話したかは二人の秘密。
深夜……彼一人だけ爆睡していた。 庵シンジ「すーすー」 貞カヲル「羨ましいくらい爆睡してるな。何か悪戯してみよっか。」 貞シンジ「馬鹿!止めろよ、迷惑だろ。本当身勝手なんだから君は。」 庵カヲル「しかしねぇ。これだけ明かりを付けてて話もしているのに起きないとは。シンジ君にも意外と図太い面があったんだね。」 貞シンジ「あっ、こら馬鹿ッ!何してんだ渚!」 貞カヲル「コチョコチョ……」 庵シンジ「うぅ……ん」 貞シンジ「ほら!言わんこっちゃない!起こしちゃったじゃないか。」 庵シンジ「ん…んう……ぐっ……くぅ…!」 貞カヲル「起きてないって。 ありゃ。過呼吸?こっちのシンジ君も?」 庵シンジ「…うっ、…く、かはっ…ぁ…」 庵カヲル「いや違う。苦しそうに見えるけど、過呼吸ではないね。 これは涙?泣いて…る…?」 庵シンジ「あ…ぐっ……げ…ちゃ、だめだ……」 貞カヲル「わ!」 庵シンジ「…にげちゃだめだ、逃げちゃだめだ…」 貞シンジ「これは!」 庵シンジ「…逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ!動け!」 庵カヲル「く、来るよ!」 庵シンジ「逃げちゃ駄目だ動け動け動いてよおおぉぉぉうわアあああああああああああああああアア!!!」 三人 「緒方ヴォイス、凄っげえぇぇーーー!!!」 夜はまだ長い。
ちょっと怖い 中の人が燃え尽きそうで
使徒語すっげぇぇぇぇぇーwwwwww
石田ボイスで使徒語聞きてえwww
夜の黒に意識が溶ける。LCLの、原始の海。あのカプセルの中に良く似ている。 「…だれだ。さっきから人の名前を呼ぶ奴は。」 『僕さ。僕だよカヲル。君と同じ渚カヲルさ。』 「なんだ君か。何だか随分大げさたな。大体ここはどこなんだ?」 『ここは夢さ。君の夢。僕の夢。朝になれば消えてしまう、忘れゆく意識の波打ち際。』 「ふぅん、夢か。どうりであの二人がいないわけだ。ところで君は何してんのさ?そんな所で半分溶けてて、夜の一部にでもなるつもり?」 『君に聞きたい事があるんだ。 君はここに来る前の事を覚えているね。』 「部屋にいた。」 『その先は?』 「覚えてない。」 『自分の“運命”は覚えてる?』 「覚えてるさ。そのための僕だ。たとえ記憶を失ったとしても、魂の行き先くらい覚えてる。」 『ここを出た後、君はその運命に従うのかい?』 「従うんじゃない。決まってるんだ。運命はもう決まっていて、僕は流れのままに進むだけ。」 『君の意志ではなく?』 「僕の意志さ。」 『進むことが?逆らわないことが?その運命がたどる軌跡、その先にある未来だって、君は知っているのだろう?。』 「知ってるんじゃない。決まってるって言ったろう?。それが運命ってヤツだ。"知って"いるのは君の方じゃない?君は少し"先"の僕なんだろ?」 『その"未来"を聞きたいかい?』 「別に。」
「他者の辿った未来なんて興味ないね。僕のじゃない。」 『君のだよ。君は僕だし僕は君だ。君の運命の行き先のひとつ、それが今の僕さ』 「でも同じじゃない」 『なぜ運命がある?』 「それは僕が○○だからさ。〇〇〇より生まれし〇〇は、やがて再び〇〇〇に還る。それは君も同じだろう?」 『変な顔をしている』 「!?」 『君、変な顔をしているね』 「君と同じ顔だろ。」 『そう、同じ顔だよ。同じ顔、同じ声、同じ遺伝子、同じ〇〇〇の魂。同じ運命。 何が違う?』 「………」 『何故シンジ君に接触した?』 「サードは鍵だ。」 『君にとって?』 「リリンだろ。」 『そう、ならば何故今みたいサードと呼ばない。ファーストやセカンドと同じ様に、彼も記号で呼んでやればいい。』 「………」 『リリンは面白いだろう?少なくとも僕はそうだった。初めて面白いと"感じ"たよ。それならその先は?もっと知りたいと思わなかったか?』 「興味ないね」 『そうかい?知りたいと感じた時、僕は“知らないという事を知らない”と気が付いたんだ。僕は運命を知っていたけれど、運命が何なのかを知らなかった。』 『君は僕と同じじゃないと言うが、僕達は同じじゃないけれども、「違わない」。体も、魂も、運命さえも一緒だ。どこがちがう?』
『他者に同じと言われるのは嫌なのか。しかし君は誰かにソレを言ったはずだ。何故今になって不愉快に感じる。言った時は何も感じていなかっただろう。』 「……お前、ごちゃごちゃうるさいよ。そろそろ消えれば?」 『君は全て忘れてしまうよ。夢から覚めれば夢を、ここから出ればここを。再び運命だけ持って外に出る。何が同じで何が違う? どうせ忘れる。ならばもっとはっきり聞いてやろうか?君は……』 「黙れ」 『 ド ウ シ タ イ ?』 「消えろ!」 『 おやすみ ダブリス 』 目を覚ますとまだ暗闇が残っていた。皆の寝息が聞こえる。目蓋の裏の残骸は瞬きをすると消えた。 夢を…見ていたのかもしれない。覚えてないけれど。 水を飲もうと水筒に手をかけ、その軽さに止めた。 「残り、少ないな…」 何が………ナニガ? ひどく喉が乾いた。 かなり主観入ってしまって、その上長くなってしまったので、受け付けない方スルーして下さい(爆)…スマソ
>>699 主観としては自分はおまいさんに近い読み方してるな・・
あらためて少しばかりせつなくなった。
.貞カヲル「……あれ」 庵シンジ「? …あ。ねえ、起きたよ」 貞シンジ「やっとか。おはよう、君が最後まで寝てるなんて初めてだね」 .貞カヲル「…起きた?」 貞シンジ「起きてるじゃないか。寝ぼけてるのか?」 庵シンジ「大丈夫?」 .貞カヲル「…たぶん。大丈夫だよ、何ともない。ところで君らは何やってんの?」 庵シンジ「何って…待ってるだけだよ。これからどうするか、まだ決めてなかったし」 .貞カヲル「それでそうやってのんびり坐ってるの? ま、そうしたくなるロケーションではあるけどさ。 あー、偽物だってわかっててもけっこう気持ちいいなぁ」 貞シンジ「そこでまた寝転がるなよ。…だいたい、半分は君が起きるのを待ってたんじゃないか」 庵シンジ「いいじゃない、こんなとこに来られたんだからさ。なんか嘘みたいだな」 貞シンジ「君までその気になるなよ! ったく、もう少し緊迫感ってものを持てよな、二人とも」 .貞カヲル「君がそうやって見ててくれればいいじゃん。君は緊迫感ってやつに不自由してないんだろ… …あれ、ちょっと待って。半分って何」 庵シンジ「あ、戻ってくるのを待ってるんだ。僕だけ先に帰ってきちゃったから」 .貞カヲル「戻る? 誰が?」 庵シンジ「…えっ?」 貞シンジ「ちょっと、本気で言ってるのか? もう一人の君だよ」 .貞カヲル「…ああ、そっか」 貞シンジ「もしかして、今までいないの気づいてなかった…? どれだけ寝ぼけてるんだよ、もう」 .貞カヲル「…ん」 庵シンジ「あの、この部屋がどうなってるのか、僕とカヲル君で一通り歩いて見て回ろうとしたんだ。 でも思ったより広くて。君たちの場所がわからなくなる前にって僕は戻ってきたんだけど、 カヲル君はもう少し調べてみるって言って、それで、まだ帰ってきてないんだ」
.貞カヲル「ふーん。君は? なんで行かなかったの?」 貞シンジ「君が一人でぐうぐう寝てたからだろ。見張ってろって残されたんだ」 .貞カヲル「え、じゃあさっきまで君と二人だったの? ちぇ、起こしてくれれば良かったのに」 貞シンジ「…どんだけ揺さぶっても起きなかったくせしてよく言うよ」 庵シンジ「とにかく、そんなわけで、今はこうやってカヲル君が戻るのを待ってるんだ」 .貞カヲル「ふぅん。なーんだ、じゃ彼が戻ってくるまでもう一眠りしてようかな」 貞シンジ「いい加減起きてろってば。彼が戻ったとき、三人とも昼寝してたんじゃひどいだろ」 .貞カヲル「なんだ、結局君もじゃんか。じゃあほら、こっちに寝っ転がりなよ。気持ちいいよ」 貞シンジ「いやだね」 .貞カヲル「冷たいの。人の親切は素直に受けるべきなんじゃないの?」 貞シンジ「君のそれのどこが親切なんだよ」 庵シンジ「それにしても、こうやってるとほんとに騙されそうだね。一体誰がこんなところ造ったんだろう」 貞シンジ「そんなのわかんないよ、どうせ。単に僕らを期待させてからかうためかもしれないし」 .貞カヲル「そっかなぁ。案外ボーナスステージのつもりなのかもしんないよ」 庵シンジ「そうかもね。…あのさ、もしこれが本物の外だったら、今頃、僕らはどうしてたのかな」 貞シンジ「…本物、か。けど、この四人が一緒のままで? それとも一人一人別にって話?」 庵シンジ「それはどっちでも。外に出されたとき、こんな何もない、気持ちのいい場所だったら どう思うんだろう、って」 貞シンジ「外は外でも、直接元いた場所じゃなかったら、ってことか…そんなの、考えたこともなかったな」 .貞カヲル「僕は今と変わんないだろうな。せっかく空いた時間を自分で縮める必要はないし、 お節介な人とか組織とかが連れ戻しにくるまで、せいぜいのんびりするよ」 貞シンジ「なんだよそれ。…僕は、たぶん逆に落ち着けなくなる気がする。解放感はあると思うけど、 結局、早く元の場所に戻りたくて焦るんだろうな。…想像するとなんか情けないけど」 庵シンジ「元の場所って、第三新東京市?」 貞シンジ「うん。…もう街って言えないくらいになっちゃってるけどさ。それでも、僕が戻らなきゃならない 場所があるとすれば、やっぱりあそこしかないと思う」
.貞カヲル「ネルフに、葛城三佐に、エヴァ初号機? あ、それにファーストとセカンド」 貞シンジ「ちゃかすなよ。君だってとりあえずはあそこに戻るしかないだろ」 .貞カヲル「え? 何、もし二人揃って解放されたら、本部まで一緒に戻ってくれんの?」 貞シンジ「たぶん。全然知らない場所だったら、何とか二人で協力して帰り道探すほかないし」 .貞カヲル「…そっか。そうだよね。うん」 貞シンジ「なんだよ、急に一人でニヤニヤして」 .貞カヲル「ニヤニヤなんてしてないって」 貞シンジ「してる。ったく気楽でいいよな、君は。…ごめん、なんか勝手にこっちだけで喋っちゃって」 庵シンジ「ううん。僕の方こそ、勝手に聞いてた。何ていうか、君たちはまだ、戻った場所ですることが あるんだなって思って」 貞シンジ「…、戻ったところで、まだどうしたらいいかわからないよ。…何もできないかもしれない。 きっと、僕も君の方と変わらないよ」 庵シンジ「そんなことないよ。戻りたいと思うってことは、まだ何かできるかもしれないって、自分で 少しは信じられてるってことだから。君たちの場所は、まだそうやって思えるところなんだね」 貞シンジ「…そう、かな」 庵シンジ「そうだよ、きっと。…いいなぁ」 貞シンジ「あ…」 .貞カヲル「…、なんだ、君、ちゃんとそういう顔で笑えるんじゃんか」 庵シンジ「え? …あ、あの、変だったかな」 .貞カヲル「違うってば。…僕らにそんなふうに言えるってことはさ、君も、自分の場所のこと嫌じゃないし、 もう逃げ出したいなんて思ってないってことじゃないの」 庵シンジ「そう、なのかな。…うん。そうかもしれない」 貞シンジ「…ん。僕も、そうだと思う」 .貞カヲル「あれ? 珍しいね、シンジ君が僕の言うことに賛同するなんてさ」
貞シンジ「なんだよ、別にいいだろ」 庵シンジ「もう、そこで喧嘩するなよ…あ、カヲル君」 貞シンジ「ほんとだ。帰ってきた」 .貞カヲル「えーどこどこ? …あれ」 庵シンジ「どうかしたの?」 .貞カヲル「ん、別に…なんか、変な感じがしてさ。こうやって見てるとほんとに同じ顔だし」 貞シンジ「…やっぱりまだ寝ぼけてる。っていうより、寝すぎか」 .貞カヲル「違うよ、ひっどいなぁ。君こそさっきは寝る気満々だったじゃないか」 庵シンジ「だからやめなってば。 …お帰り、カヲル君。ずいぶん遠くまで行ってきたみたいだけど」 .庵カヲル「それほどでもないよ。おや、君もちゃんと起きたみたいだね」 .貞カヲル「なんだよ、みんなして僕を子供扱いするなよなー。で、何か見つかった?」 .庵カヲル「うん。出口ではないけど、いいものだよ」 .貞カヲル「いいもの? 何さ?」 .庵カヲル「見てのお楽しみ、さ。ここからそんなに遠くないから、みんなで行ってみよう」 庵シンジ「そうだね。また暗くなる前に動いといた方がいいし」 .貞カヲル「そうそう、ここにいるとすぐ昼寝しちゃうからね。特にシンジ君が」 貞シンジ「なんで僕なんだよ! ッこら、勝手に先に行くな!」 .庵カヲル「……。何か、僕がいない間にあったのかい?」 庵シンジ「ううん。…いつもと同じだよ。じゃ、僕らも行こう」 貞シンジ「…木?」 庵シンジ「うわぁ、けっこう大きいね…壁のカモフラージュに隠れて、向こうからは見えなかったんだ」 .貞カヲル「なんか、ますますここっていう場所がわかんなくなってきたなぁ」 .庵カヲル「それは僕らが気にすることじゃないさ。それより、これに見覚えはないかい?」
.貞カヲル「植木鉢? 空っぽみたいだけど…あ」 庵シンジ「何か知ってるの?」 .貞カヲル「知ってるっていうか、…これ、もしかして最初の部屋で僕らが持ってた植木鉢? あの酸素補給用の種まいたやつ。…ってことはまさか、この木ってあの種…?!」 .庵カヲル「さすがにそれはないと思うけど、同じ種類のものかもしれないよ。ほら」 .貞カヲル「あ、実がなってる!」 庵シンジ「ほんとだ。ずいぶん数があるみたいだね」 貞シンジ「もしかして、あれって食べられるのか?」 .貞カヲル「そう、しかもおいしいらしいよ。一気に食料問題解決だね」 .庵カヲル「でも、ここで問題が一つあるんだ」 貞シンジ「え? …あ、そっか。枝が」 庵シンジ「どう見ても、背伸びした程度じゃ届かないよね」 .貞カヲル「なら、誰かが登ってとってくればいいんじゃないの?」 貞シンジ「他人事みたいに言うなよ。そうだ、君が行けばいいよ、あんなに身が軽いんだから」 .貞カヲル「えー? でもこの木登りにくそうだし…あ、こうすればいいじゃん」 庵シンジ「水筒? …わっ、何するんだよ!」 .貞カヲル「あれ、失敗だ。おっかしいなー、当てれば落ちてくると思ったんだけどな」 貞シンジ「って馬鹿っ、あんなところに引っかかっちゃったじゃないか! 最後の水だったのに!」 庵シンジ「どうしよう、あれじゃ揺さぶっても落ちてきそうにないよ」 .庵カヲル「仕方ないね。ほら、途中まで支えてあげるから行っておいで」 .貞カヲル「えー、僕が登んの? めんどくさいなぁ」 貞シンジ「わかったから早く行けよ!」 その後、水筒回収に成功した貞カヲルの「降りるのめんどくさいや」の一言で貞シンジが追撃開始 悪戦苦闘の末に二人とも素で降りられなくなり、約三時間にわたって大救出作戦が展開された >697-699 グッジョォォブ! 俺はそういうの書けないからうらやましいなぁ
>>705 のはドラクエのパーティでほほえましい感じだが
>>699 のはゼーレと庵カヲの会話みたいで、なんかポカーンとする感じ
両方面白いよ、GJ
お貞んちの二人が毎度迷惑かけすぎでワロス。特に貞カヲ
>>699 で宿命の重さを考えつつギャップに和んだよ。
皆さんぐっじょぶ
なんかもう、皆GJ 色々切なくなったり和んだりで、なんか泣きたくなってきた 職人さんいつも有難う
職人さん達、ありがとう。ほんと良スレだなぁ。
>>705 、ほのぼのカワイス。いつもGJです。
この先の展開が楽しみだよ。
>>699 は自分のストライクゾーンど真ん中ですよ。
ぜひ、またお願いします。
ほんと泣きたくなってきたww やられたwつか巧すぎ
ザアァァーーーー 庵シンジ「わっ!雨!」 貞シンジ「雨!?まさか、天井があるのに?ここって部屋の中なんだろ?」 貞カヲル「スプリンクラーじゃないの?散水機。あー、なんか天井にパイプみたいなのがあるなぁ。あれかな?」 庵カヲル「それより早く木の下に非難するんだ。このままではずぶ濡れになってしまうよ。」 ザアァァーーーー。 庵シンジ「結構ひどいね。」 貞カヲル「ははっ、この木があって助かったじゃん。色々役に立つな。こいつ。」 貞シンジ「何お気楽な事言ってんだよ!のんきでいいな君は! はぁ〜、いくらここが野外風だからって、まさか室内で雨にあうとは思わなかったよ。どこがボーナスステージなんだか…」 庵カヲル「確かにね。しかし一概に悪い事とばかりは言えないよ。これで飲み水は確保できたわけだし。」 庵シンジ「そうだね。確かにもうほとんど残ってなかったからね。」 貞カヲル「でもさぁ、何か全然たまんないよ。コレ。ちょっと口が狭すぎなんじゃない?」 貞シンジ「普通の水筒だからなー。雨を集めるシートとかあったらいいんだけど。」 庵シンジ「今後を考えると入れ物ももっと大きい方がいいよね。」 庵カヲル「瓶とかね。」 貞シンジ「…古いね…」 庵カヲル「タライとか。」 庵シンジ「…バケツでいいんじゃない?」
貞カヲル「それよりさぁ、さっきからゴロゴロ言ってるこれ気になんない?雷じゃないの?」 貞シンジ「は?何言ってんだよ。室内で雷とかあるわけな…って、わっ!」 ゴロゴロゴロ…… 庵シンジ「本当に雷だ…」 貞カヲル「だろ?ほらーだから言ったじゃないか。そうやってすぐ疑うんだから君は。」 庵カヲル「しかしね。やはり本物の雷とは考え辛いね。ここは雨と同じで擬似的な装置があると思ったほうが良さそうだ。どれどれ…」 庵シンジ「濡れるよ、カヲル君!」 庵カヲル「少し見てみるだけだよ。…ああ、あれが雨の装置か。だとするとあれが───っ」 ゴイイィーーン!! 庵シンジ「かっカヲルくんっ!!!」 貞カヲル「なっ何だぁ!?」 貞シンジ「あれは…金ダライ!?」 庵カヲル「ピヨピヨピヨ……」 庵シンジ「カヲル君!カヲル君!」 貞シンジ「気を失ってる…」貞カヲル「あ、危なっ」 ゴイイィーーン!! 庵シンジ「ピヨピヨピヨ……」 貞シンジ「シンジ君!?っ!まさか本当にタライが降って来るなんて…渚!とりあえず二人を木の下に運ぶんだ!そしたら…」 ゴイイィーーン!! 貞シンジ「ピヨピヨピヨ……」貞カヲル「シンジくんッ!!」
貞カヲル「…くそっ!なんて事だ!皆ひよこが飛んでるなんて…」
ゴロゴロゴロ……
貞カヲル「ふ……くくくっ。ようし、来るなら来てみろ。この僕を見くびるなよ。おまえが少しでも姿を見せた時、ATフィールド全開で粉砕してやる!たかが金ダライごときに、使途であるこの僕が…」
ピカッ!
貞カヲル「そこかッ!!いや違う、フェイントか!?むっ!そこだっ!!!…くそっ雨で良く見えない!…こうなったら天井ごと破壊してやる。あまり僕を舐めるな……」
バシャッ!!
貞カヲル「うわッ!!あたたた…な、シンジ君か…もう、なんでこんな時に足元で寝てんだよ。危ないじゃない…………」
ゴイイィーーン!!
貞カヲル「ピヨピヨピヨ………」
その後、雨は上がり、金ダライ4杯分の水は確保できた。
しかしずっと雨に打たれていた僕達四人は、しばらく鼻水ずるずるの状態に突入するのだった。
>>699 です。レスくれた方ありがとうございます。少し暗すぎるかなーと思ったんですが、赤目二人の睨み合いを想像して書いてみました。もちろん、カヲルボイスで。
コントかよwワロスww
てかこんな風に残された時間も確保できればいいのになと思ってしまった。
>>697 からのやり取り読んでて石田声が頭に響いてきたよ。
作品読む時普段あまり声を意識したことがなかったから新鮮だた。GJ!
ちょっ、朝の爽やかなコーヒーを吹いちまったじゃねーかwww GJ!!
庵シンジ「はっくしょん!」 貞シンジ「はっくしょん!」 貞カヲル「はっくしょん!」 庵カヲル「んえぇ〜〜〜〜っぷしっっ!!!」 庵シンジ「………」 貞シンジ「………」 貞カヲル「………」 三人「……加トちゃん?」 庵カヲル「 ぺ 」
ゆらり… 足元が揺れた。 「やあ、また君か。て事はここはまた夢の中なのか。こうゆうのって君の趣味なの?」 『…………』 「ふぅん、今日は随分おとなしいんだ。それに背も低い。何だか可愛らしいよねぇ。」 『…………』 「この前は好き勝手言ってくれたよな。と言っても、まぁ、ほとんど覚えてないけど。…あー、確か変な顔とか言ってなかった?」 『…………』 「言ってたよね。覚えてる。うん、あれってちょっとヒドイよね。同じ顔してるくせにさ。」 『…………』 「ほら、こうやって顔だけ見てると良く解る。そっくりだ。全く同じ。でも君が言うほど悪くはないな。」 『…………』 「目鼻立ちも整ってるし、輪郭だってシャープだし。ま、多少ヤサオトコではあるけど。」 『…………』 「でもさぁ。今日の君のソレはちょっとヒドイよ。何それ?君、片目どこにやったの?その頬に付いてるのは何?LCL?汚いなぁ。」 『…………』 「大体何でそんなに小さいわけ?差別するわけじゃないけどさ、そんなにちっこいとモテないよ。牛乳とかもっと飲んだら?」 『…………』 「人がアドバイスしてやってんのにだんまりか。あ、てゆうか君、喋れないのか。首から下、無いもんな。 どうしたのそれ?あぁ、舌も声帯も中途半端か。いいよ、別に黙ってて。こっちで勝手に想像するから。」
「しかしがっかりだよ。自分と同じ顔がそうしてるなんてさ。見苦しい。僕だったら絶対そんな姿にはならないね。」 『…………』 「あれ?睨んでんの?睨んでんだ。 ははっ、全然恐くない!片目で睨んでも迫力ないぞ、カヲルくん!」 『…………』 「何?その目。何よだその目。怒ってんの?何か言いたいの?じゃあ言ってみれば。文句の一つでも言ってみろよ!?」 「いつもそうやって解った様な顔をして、肝心の事は言わないで!頭に来る。イライラする、ムカつくんだよお前!! その顔は何だ!その姿は何だ!ここはどこだ! 何故こんな所にいる!?何故ここから帰りたくない!?何故ここにいたい!何故ここに居たいんだ!! 黙ってないで答えろ!何か言え!言えよカヲル!!」 『…興味ないんだろう?』 「!!」 『他者の未来には興味ないんだろう?君は僕と同じじゃないんだろう?ならば僕が何か言う事に、意味なんてないんじゃないのか?』 「…喋れるのか……」 『僕のこの姿?君がここにいたい理由?そんな事が知りたいのか?そのために怒鳴ったのか?前は何も聞きたがらなかったのに。』 「…口を開けば…」 『何でもよかったんだろう?』 「は?」 『君は僕の声が聞ければ何でも良かった。ただ沈黙が破られれば良かった。君を睨んだ時ほっとしたね。違うのかい?』 「…何だよそれ?」
『沈黙は不安だからね。望んでいない答えでも、無視されるよりはずっといい。たとえその言葉に傷ついても。』 「不安て…何だ…」 『シンジ君の口からは、望む答えは聞けなかったかい?それでも無視されるよりは良かったかい? 否定されて拒否されても、無いことにされるよりは良かった?』 「…君は…何でいつもそうなんだ。知りたいかと言うくせに、肝心な事ははぐらかす。不安って何だ?傷つくって何がだよ!」 『それは気持ち…』 『あとは君が自分で気付くことさ。』 「…っ!」 『僕の目が一つ足りないかい?それは君もそうだからだよ。本当の片目は君の方だ。 君の目は、まだ一つ「開いていない」。これから開けるんだ。自分自身でね。』 「…頭くるッ!」 『もう一度聞こうか?君は、ドウシタイ?』 「聞いてどうする!?どうせ僕は忘れるんだろ!」 『僕自身もね…』 「!」 『……そろそろ行くよ。この姿は疲れるんだ。少し眠りたい。』 「待っ…!」 『……次は 君からおいで 』 とぷ、と静かな響きを残して彼は消えた。 その最後の表情は、夢から覚める前に忘れてしまった───
貞と庵のその会話見てセフィロスとクラウドの関係思い出した。GJ
自分との葛藤か。ホラーチックで怖いけど、おもろい。
(揃って木陰でダウンしている四人) 庵シンジ「…みんな、大丈夫?」 貞シンジ「うん…まさか、ほんとに全員風邪引くなんてね…」 .庵カヲル「少し、気が緩んでいたのかもしれないね…これまで、こんなふうに直接僕らにまで 危害が及ぶような干渉はなかったからね…」 貞シンジ「別に君が気に病むことないよ、誰の責任でもないんだし…こんなの予想しろなんて いう方が無理だよ」 .庵カヲル「…そう? …せめて、雨が降ってきたときに、何かあると気づければ良かったけど」 庵シンジ「結局、みんな揃って雨の中に出ちゃったからね…」 貞シンジ「うん。油断してたっていうのは、確かにそっちの渚の言う通りかもしれない… …あ、やっと起きたのか。大丈夫」 .貞カヲル「ん…ああ、シンジ君か。…うん、大丈夫だよ、僕は」 庵シンジ「待って、急に起きようとしない方がいいよ。今は日陰で休んでないと」 .貞カヲル「…休む?」 庵シンジ「うん。寒いかもしれないけど、まだ体力戻ってないと思うから、日なたには 出ない方がいいよ。…はい、これ水。雨を集めたやつだけど、一応飲めるから」 .貞カヲル「…ありがと。君は大丈夫なの?」 庵シンジ「うん、なんか僕が一番軽かったみたいで。こっちの二人はまだ大変そうだけど… …あの、カヲル君がどうかしたの」 .貞カヲル「え?」 庵シンジ「…いや、なんかさっきから、その…気にしてる、みたいだから」 .貞カヲル「…彼を見てた?」 庵シンジ「…、うん」
貞シンジ「…もう一人の自分が心配なのはわかるけど、じろじろ見ててもどうにかなるわけじゃ ないだろ。どうせしばらく動けないんだし、おとなしくしてようよ…」 庵シンジ「いや、そうじゃ…なくて」 .貞カヲル「わかったよ、おとなしくしてればいいんだろ。そっちこそ少し寝なよ。ひどい顔だよ」 貞シンジ「わかってる…」 庵シンジ「…、そうだよ。ほんとに、少し休みなよ。二人のことは僕が見てるからさ」 貞シンジ「ん…ごめん、じゃ、頼む」 .貞カヲル「……ちぇ、ほんとに寝ちゃった」 庵シンジ「たぶん、やっと少し落ち着けたんだと思うよ。君が目を覚まさないの、ずっと気に なってたみたいだし」 .貞カヲル「…そうなの?」 庵シンジ「あ、いや、…僕にはそんなふうに見えたってだけなんだ、けど」 .庵カヲル「…そう否定することはないよ。…僕も、それは君の言う通りだと思うな」 .貞カヲル「…起きてたんだ、君」 庵シンジ「…、カヲル君、平気? 無理しなくていいよ、僕は起きてられるから」 .庵カヲル「うん。ありがとう、すぐ休むよ。…話の邪魔をしてしまったかな」 .貞カヲル「別に。だいたい君は、邪魔っていうほど立ち入ってきたがらないだろ」 .庵カヲル「…そうだね」 .貞カヲル「それより、さっき何を言いかけたのさ。途中で黙られる方がよっぽど気になるんだけど」
.庵カヲル「…ん? …あれはただ、シンジ君の言葉に賛同したかっただけさ。 …彼はちゃんと君のことも気にかけているよ。ここにいて、…はっきり口にはしなくともね」 .貞カヲル「…そうかな。言葉にしなきゃ何も伝わらないじゃんか。…伝わるのを望んでないんだったら、 それって結局、拒絶とあんまり変わらないんじゃないの」 庵シンジ「僕は、何となくわかる気がする。…ミサトさんや、他の人とうまくいってたときは、お互い 特別に何か言ったりすることなかったんだ。今思うと、そういうときが一番落ち着いてたの かもしれないなって」 .貞カヲル「言う必要がない、ってこと?」 .庵カヲル「…言葉にしないでも、そうしているのが不自然じゃない、ということかな」 庵シンジ「意識しても…気づいても、言わないでられるってこと、かもしれない」 .貞カヲル「…君は、気づいたことあるの?」 庵シンジ「…うん。他の人に言われて、初めて知ったこともあった。それから、今は思い出せないけど、 本当はもっと…そのときは何でもないことが、たくさんあったと思う」 .貞カヲル「たくさん、か。…気がついたときは、どんな感じがしたの」 庵シンジ「え? うん…やっぱり、嬉しかった。…子供みたいで恥ずかしいけど」 .庵カヲル「…素直にそう思えるのはいいことさ。…きっと、いい家だったのだろうね。君のホームは」 庵シンジ「…、うん」 .貞カヲル「ホームかぁ。帰る場所。帰りたいって思えるところ、だよね」 庵シンジ「うん。それで、僕がさっき言いたかったのは、つまり…僕らにとってのここっていうのも、 そういう感じなんじゃないかってこと、なんだ。言わないでも、いられるところ」 .貞カヲル「わざわざ言わなくても、僕らはここにいる、って?」 庵シンジ「そう。言わないし、脱出しなきゃならないけど、みんなが…みんなでここにいることは 変わらない。…もう一人の僕も、そういうふうに思ってるんじゃないかって気がするんだ。 もし嫌だったら、もっとずっと早くに四人ともばらばらになってると思うから」
.貞カヲル「…だから、シンジ君は僕のことも考えてくれてる、か。 言葉や態度にしなくても。…僕が、気にかけてよって言わないでも」 .庵カヲル「…そうさ。…だから、かもしれないね。…今まで、ここから脱出する方法や、ここに 閉じ込められていることの不安は何度となく口にしていても、誰も、たった一度でさえ、 明確に『まだここにいたい』とは言わなかったのは」 .貞カヲル「…そうだっけ? ああ、そういえば…そっか」 庵シンジ「うん。…きっと、そうだよ」 .貞カヲル「…かもね」 .庵カヲル「…では、これからも言わないでおこう。…僕らはこうして閉じ込められていて、何とかして 脱出しなければならないし、そう望んでもいる。だからこそここにいられるのさ」 .貞カヲル「ヘリクツだなぁ。…ま、しょうがないか。ここは密室なんだし」 庵シンジ「そうだね。…それじゃ、みんなの風邪が治ったら、また出発だね。この金ダライの水と、 木の実を何とかして持っていく方法を考えなきゃならないけど」 .貞カヲル「だね。一刻も早く脱出したいって思ってるヤツも一人いるしさ。…にしても、ほんとに よく寝てるねぇ、シンジ君。こんだけ耳元で喋ってんのに」 .庵カヲル「…僕らがいるからさ。…僕ら二人と、君がね」 .貞カヲル「…僕が?」 庵シンジ「うん。そうだってわかってるから、眠れるんだと思うよ。何も、確かな約束がなくても」 .貞カヲル「…この先どうなるか、誰にもわかんなくても、か」 その後、すっかり目が覚めて退屈した貞カヲルが熟睡中の貞シンジに何かとちょっかいを画策 起こすまいとする庵二者との間に小一時間ほど静かなる戦いが続いた 今回オチなしで失礼 次回の貞本版の展開が不安でしょうがないや orz
GJ!!!かなりイイ!カヲル好きじゃなかったケドハマってマス。続き楽しみィ:-O
絶対貞カヲが突っ込み役になるだろうと思ってたけど、 そうでもないみたいだな
やっぱりGJ!!いつもほのぼの和みます。 貞漫画の方はそろそろ進むみそうですね。てか、ここの四人のが本編より好きかも。
ツッコミ(苦労人)度
貞シンジ>庵シンジ>>庵カヲル>>>貞カヲル
みたいななイメージだったな
>>725 乙です。いつもここの四人のやりとりに癒されてます。
どうやって完結するのか楽しみだ。
沈黙が苦にならないというか自然な関係といえば
どん底貞シンジが貞カヲルの部屋で過ごせたのは
結果的には割とそれに近いと思うのだが
貞本版の展開はほんと気になるところだ
精神年齢でいえば、 庵カヲ>>>庵シンジ=貞シンジ>>>貞カヲ なイメージがある。 庵カヲが長男で、シンジは性格の違う双子。貞カヲは末っ子。
わかるw 双子ではないけどなにか若草物語を思い出した
ちょっとおじゃまします。 庵カヲル「シンジ君。」 貞カヲル「ねーねー、シンジ君!」 庵シンジ「ん?何?」 貞シンジ「何だよー?」 せーの! カヲル二者「シンジ君、お誕生日おめでとうー!」 シンジ二者「うわ!どうもありがとうー!(*´∀`*)」 (流れとは関係ないですが)シンジ君お誕生日ということで、ひなたに咲いてたお花をプレゼントしたカヲル二人でした。チャンチャン
マジでシンジ君おめでとう(*´∀`*)
>>730 たしかに。
精神年齢高かったり達観してるような人が シャワーと風呂を混同したりしないと思うんだ
ワロスw。 精神年齢は関係無くて、一般常識があやしいんジャマイカ。
貞カヲが長男でもなかなか面白そうだけどな
737 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/06/09(金) 17:00:14 ID:W27oIyND
age
738 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/06/09(金) 17:03:28 ID:W27oIyND
age
あげんな
740 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/06/09(金) 20:23:07 ID:V8JcK5hx
あげ
これだけはっちゃけたスレタイ初めて見た。
(樹上で熟してそうな実を探すカヲル二人) 貞シンジ「おーい、二人ともあんまり無理するなよー。一応病み上がりなんだし」 .貞カヲル「えー? 病み上がりって、ただの風邪だろ。平気だよー、ま、そうやって 見ててくれんのは嬉しいけどさー」 庵シンジ「ああ…そうやってどんどん上に行かないでよ、危ないよー?」 .庵カヲル「心配ないさ、僕が見てるから。君たちこそ真下にいない方がいいんじゃないかい?」 貞シンジ「うん、わかってるよ。…ったく、あんなにはしゃいで。また降りられなくならなきゃ いいけど」 庵シンジ「そうだね…けど、平気だよ。カヲル君もついてるし」 貞シンジ「カヲル君、か。君って、なんでそんなに彼を信用してるんだろうな」 庵シンジ「え…そ、そうかな。信用っていうか、…僕は、何度も助けてもらったと思ってるから」 貞シンジ「助けてもらった?」 庵シンジ「うん。辛かったとき、一緒にいてくれたのがカヲル君なんだ。…他に誰もいなかった わけじゃないんだ。ただそのときの僕は、ミサトさんや、知ってる人たちのところには どうしても行けなかった」 貞シンジ「知ってる人に会いたくなかった…?」 庵シンジ「…うん。顔を合わせるだけの勇気もなかった。誰に会っても、自分が今置かれてる 状況を見せつけられる気がして、怖かった。…それで初対面の彼に頼ったんだと思う。 彼だけは、自分や他の人と違って、追いつめられてないように見えたから」 貞シンジ「前に君が言ってた、避難所になってもらってたって話?」 庵シンジ「うん。そう、ミサトさんのところから家出までしてた。ほんとに避難だね」 貞シンジ「…彼の部屋に?」
庵シンジ「うん、無理言って泊めてもらった。…あの、君も? 前にそっちのカヲル君が 三泊の恩義とか言って…あ、いや、僕みたいに押しかけたって意味じゃないんだ」 貞シンジ「ううん、君と一緒だよ。…僕の場合は、居座ったって感じだったけど。 でも、動機は同じだ」 庵シンジ「……」 貞シンジ「なんか…違うようで、結局同じようなことしてるんだな。僕らって」 庵シンジ「…、そうだね…ッて、うわっ?!」 貞シンジ「なんだ、木の実? …こら、渚か?!」 .貞カヲル「暇そうにしてるからさ。まだかかるから、それ食べてれば。はい、もう一個」 貞シンジ「え? わっ」 .貞カヲル「おー、ナイスキャッチ。じゃあおとなしく待ってなよ」 庵シンジ「あ、うん、ありがと。…あれ、どうしたの?」 貞シンジ「…別に。やっぱあいつには素直に感謝するべきじゃないなって思ってね」 庵シンジ「はは…でも、なんだかいい友達に見えるよ、君たちって」 貞シンジ「…そうなのか?」 庵シンジ「あ…その、…気に障ったならごめん」 貞シンジ「…別に、気に障ったとかじゃないよ。でもあいつは友達じゃない」 庵シンジ「え…」 貞シンジ「友達とか、仲間とか、もうそういうのは持てない。そんな余裕ないんだ。 悪いけど、僕はもう自分のことだけで精一杯だ。これ以上自分じゃない誰かを 抱え込んだりできない。そう決めたんだ」 庵シンジ「……」 貞シンジ「何もできないなら、…助けることもできないなら、最初から一人でいる方がいい。 エヴァに乗るのも一人でいい。もう、他人の命や思いを背負うのは嫌だ」
庵シンジ「…わかる、よ」 貞シンジ「わかる? 君が? …そうだよな、君は僕だもんな」 庵シンジ「…違うよ。僕は君と同じことを決めて、…そのせいで、また別の人を失ったから。 取り返しのつかないことだって気がついたのは、後になってからだった」 貞シンジ「…わかってるさ。だけど、僕が何をしてもしないでも、結局嫌なことは起こるんだよ。 起きたことは戻らない。それだけならまだいいさ。でもきっと、それで僕が何を思っても… 後悔しても決心しても、これから起こることは止められないんだ」 庵シンジ「だったら、何もしない方がまだマシだと思う?」 貞シンジ「…わからない。でもそれが一番いいのかもしれないって考えることはある」 庵シンジ「…うん。僕も、そう思った」 貞シンジ「…それから?」 庵シンジ「それから…? …それから、最後には、それは間違いだってわかった」 貞シンジ「……」 庵シンジ「何かしなきゃいけないって意味じゃないんだ。…そうじゃなくて、結局、僕はいつだって 何かせずにはいられないんだってわかった。もうこんな思いしたくないって閉じこもっても、 それでも、最後には何かしないではいられないんだ。それでまた後悔するだけでも」 貞シンジ「…どうして?」 庵シンジ「…まだ、僕は生きてるから。…結局は、そういうことなんだと思う」 貞シンジ「……」 庵シンジ「……」 貞シンジ「君は…」 庵シンジ「何?」 貞シンジ「……綾波に、何て言った? …ヤシマ作戦のとき」 庵シンジ「…え」
貞シンジ「僕は…生きていこうって、言った。一緒に行こうって。綾波に」 庵シンジ「…、それから…?」 貞シンジ「……」 庵シンジ「…… そうだ、これ、食べてよう。せっかく投げてもらったんだし、もったいないよ」 貞シンジ「うん…」 庵シンジ「皮剥いた方がいいかな。…あ、けっこうおいしいね」 貞シンジ「…うん」 庵シンジ「でも、ちょっと小さいかな…二人が降りてきたら、四人でもう一個ずつ食べよっか」 貞シンジ「…うん。けどその前にやることができたよ」 庵シンジ「え? …って、そんなに急いで食べて大丈夫?」 貞シンジ「大丈夫。さてと、…渚!」 .貞カヲル「え? 何…わッ?! 種? 何するんだよ!」 貞シンジ「さっきのお返し! のんびりやってないで早く降りてくればいいだろ、バカ!」 .貞カヲル「なんでそこで僕がバカって言われるのさ?!」 貞シンジ「君がいつまでもグズグズしてるからだろ!」 .庵カヲル「…一体そっちで何があったんだい?」 庵シンジ「あ、別に…っていうより、落とされないうちに早く降りてきた方がいいと思う…」 .庵カヲル「…そのようだね…」 その後貞二者の突発口論は無意味にエスカレートし物の投げ合いに発展 最終兵器金ダライが持ち出されるに及んで木の上下で必死の取り押さえ活動が行われた
ktkr!!GJGJ
748 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/06/10(土) 15:19:51 ID:ueEAXPY5
あげ
職人さん、いつもGJ! 原作の貞シンって、友達じゃないとか言いつつも泊まりこんだり 貞カヲに言いたい放題だし、周りから見ると立派に友達だよなあ …と、丁度考えてた所だった
職人、いい奴だよな…
752 :
Alice :2006/06/11(日) 12:21:04 ID:???
ぉつです。いつも4人に癒されてぉります。。。貞エヴァ11巻いつ発売?早く読みたいなぁ(^_^)/
空気読めよ
名無しにしとけ
>>749 そうか?最新話読んでそう思うならフィルターかかりすぎだろ
>755 横レスになるけど、「周りから見ると」ってのがポイントなんじゃないかな 最新話の衝突は「本人たちにとってどうなのか」って話な気がする …まあエース読んでないから偉そうなことは言えないけどナー (もいできた木の実を選別する四人) .庵カヲル「で、さっきは何の話をしていたんだい?」 貞シンジ「別に…何の話ってわけでもないよ。ただの雑談」 .貞カヲル「ほんとに? 僕の悪口でも言ってたんじゃないの、君が」 貞シンジ「なんで君の話なんかしなきゃならないんだよ」 庵シンジ「あの、カヲル君はカヲル君でも、こっちのカヲル君の話をしてたんだ。 僕が…前に会ったときどんなだったとか、そういう話だよ」 .貞カヲル「…そっちの? なーんだ」 貞シンジ「そう。向こうもだいたいこっちと似たような状況だったんだって話。…違うのは、 彼は、そっちの僕にこれだけ信頼されるような人柄だってことかな」 .貞カヲル「なんでそこで僕の方見るのさ!」 .庵カヲル「信頼、か。…そうなのかい?」 庵シンジ「…、少なくとも、こっちの僕にはそう言われた。信用してるねって」 貞シンジ「そっちの内面事情までは知らないけど、…傍から見てると、お互い、すごく 自然に打ち解けてるように見えるよ。こっちと同じって信じられないくらいだ」 .貞カヲル「だからさ、なんでいちいちそういう言い方すんのさ」 貞シンジ「自分の胸にでも聞いてくれるかな」 庵シンジ「…カヲル君、あの」
.庵カヲル「いいよ。僕は、そう聞けてとても嬉しいな。君と今こうしていられることもね」 庵シンジ「…、うん…」 貞シンジ「…? 何か間違ってた、かな」 .貞カヲル「違うと思うよ。あーあ、いいよねぇ君は。人望あってさ」 .庵カヲル「人望というのはどうかな。僕がこうして一緒に行動していられるのは、君たちが 僕を受け入れてくれているからさ。僕の人格の問題ではなくてね」 貞シンジ「そうかな。君がそういう性格だっていうのも、けっこう大きいと思うけどね」 .貞カヲル「僕と違って?」 貞シンジ「…違うって。なんでそこでそうなるんだよ」 .貞カヲル「君がいちいち比べるような顔するからさ」 貞シンジ「別に比べてないよ。そっちが自意識過剰なんじゃないのか、ったく」 庵シンジ「ん…比べられるのは仕方がないんじゃないかな。一応、同じものどうしなんだし」 .貞カヲル「同じなんて信じられないって言ってる奴もいるけどね」 貞シンジ「実際その通りだろ!」 .庵カヲル「そうだね…自分や、よく知っている他人とそっくりな人物が現れたら、望む望まないに 関わらず比較してしまうのは自然だろうね。違いを確かめたくなるのは似ているからさ」 .貞カヲル「アイデンティティの危機とかそういうの? 面倒くさいなぁ」 .庵カヲル「そこまで大げさな話でもないけどね。僕らに限って言えば、違いは明白だから」 庵シンジ「そうだよね。僕ともう一人の僕でも、少し話すだけではっきり違うなってわかる。 逆に全然違う他人どうしだったら、自分とどこが違うかなんて気にしないと思う。むしろ 似てるところを見つけたときに驚いたりするんじゃないかな」 貞シンジ「…確かに。ミサトさんに僕と同じ癖とかがあったら、かなりびっくりするだろうな」
.貞カヲル「そっかなぁ。僕は、他人に自分と似たとこがあるって知ったら嬉しくなる気がするけど」 庵シンジ「うん…そうだね。自分と同じなんだって思えると、なんか安心できるから」 .貞カヲル「同じって思いたくないときもあるけどね。けど、それは結局似てるって自覚してるから なんだろうな、たぶん。…そっか、だから同じじゃないなんて言葉が出たのか」 貞シンジ「? 何の話だよ」 .貞カヲル「べっつに。君に言ってもしょうがない話さ」 貞シンジ「…、ああそう。じゃあ聞かないでおくよ」 .貞カヲル「うん」 庵シンジ「…、ねえ、そういう言い方ないよ。…君も、話せばいいのに」 .貞カヲル「ん? ありがと、でもいいよ。ほんとにしょうがないことだからさ」 庵シンジ「そっか…わかった。…ごめん、余計なこと言って」 貞シンジ「…君が謝ることないよ」 .庵カヲル「互いを気にかけていることの表れさ。…ところで、持っていく分はこのくらいでいいのかい?」 庵シンジ「あ、うん。これ以上だと全部包みきれないと思う」 .貞カヲル「あまり熟したのは持ってけないしね。もったいないなぁ、これだけいっぱいなってるのに」 貞シンジ「仕方ないよ、持ち運ぶ手段がないんだから。まさかお弁当包んできた布巾が役に立つとは 思わなかったけど」 .庵カヲル「この水も、全部は持っていけないね…残りはどうしたらいいだろう?」 貞シンジ「さすがに金ダライ四個は置いていくしかないよね…」 .貞カヲル「水はこの木の周りにまいてけばいいんじゃないの。日陰とか雨宿りの恩もあるしさ」 庵シンジ「そうだね。うん、それが一番いいかもしれない」
貞シンジ「わかった、じゃ、こっちの端持って」 .貞カヲル「あ、待った! どうせなら手と顔洗ってこうよ。次はいつになるかわかんないし」 貞シンジ「なら持ち上げる前に言えよな、もう。…ほら、早くしなよ」 .貞カヲル「わかってるってば」 庵シンジ「どうせなら、あのお風呂場にあったタオルとかも持ってくれば良かったかな」 貞シンジ「荷物が増えすぎても動きづらくなるだけだよ。今から戻れないし」 .貞カヲル「…ふう、さっぱりした」 .庵カヲル「もういいかい? じゃあ、手伝って」 .貞カヲル「僕らがやるの? まいいか、せーのっ」 .庵カヲル「! ちょっと待っ…」 貞シンジ「うわっバカ、人の足にかけるなよ!」 .貞カヲル「あー、ごめんごめん、手が滑っちゃってさ。わざとじゃないんだから仕方ないだろ」 .庵カヲル「……。すまない、何て言えばいいか…」 庵シンジ「大丈夫だよ。このくらい、歩いてれば乾くから。…君もあんまり怒らないでよ」 貞シンジ「怒っちゃいないよ。まあ、いつものことだって思うことにするよ」 .貞カヲル「なんだ、別にむきになって僕を叱ることないんじゃないか」 .庵カヲル「…僕らは反省すべきところだろう、ここは」 貞シンジ「いいから、早いとこ出発しよう。荷物は全部持った? じゃ、行こう…あ」 庵シンジ「どうかしたの?」
貞シンジ「別に、…ただ、この木は僕らが行ってもここにあるんだろうなって、何となく」 庵シンジ「そっか。…そうだね」 .庵カヲル「そう、この部屋が機能している限り、この木はずっとここにあるのだろうね」 .貞カヲル「金ダライ四個もだけどね。…じゃあさ、お礼でも言っていく?」 庵シンジ「木に?」 .貞カヲル「うん。もうここには来れないんだろうしさ」 貞シンジ「…お礼って、よくそんな気恥ずかしいこと思いつくなぁ」 .庵カヲル「そう? でも、ここを離れる前にすることとしてはちょうどいいかもしれないよ」 .貞カヲル「じゃあ四人で一緒に言おっか。で、遅れた奴が荷物全部持ってくことにすんのさ」 貞シンジ「え?! ちょっと待てよ、それは関係ないだろ!」 .貞カヲル「もう言ったから取り消し不能。行くよー、はい並んで」 庵シンジ「え…ほんとに?!」 .庵カヲル「そうみたいだね。まぁ僕らは子供だし、これくらいでいいのさ」 貞シンジ「ああもう、なんで君らはそうなのかな!」 .貞カヲル「はいはい黙って。行くよ、せーの」 四人『…ありがとうございました!』 その後あまりにも完璧なユニゾンぶりに全員が爆笑 とりあえず出立したものの、たびたび噴出する思い出し笑いによって行程は遅れに遅れたという …なんだこれw 失礼しますた いつも感想くれる方々本当にありがとうございます
四人ユニゾン、微笑ましいw 色々考えさせられたり和んだりする話をいつも有難う。GJ!! どうでもいいけど私749だったりするんだが、まさか職人さんにフォローされる とは。 重ね重ね有難う。 フォローの通り、端から見た場合の事のつもりでした。 わかりづらくてスマンかった。
>>760 GJ
エース最新話のやりとりは拒絶より沈黙だったのとか
シンジも薄々自覚してて拒否ってるように
見えてシマッタなぁ
そういうつもりないが何かフィルターかかってんのだろうか
>>760 お礼を言われた木は照れているに違いないW
かわいい四人だなぁ。もうおまいら本編に戻らずここにいなさい!(笑)
はげどう 漫画をこのストーリーにしてしまえ
この4人、ほのぼのしてていいなw
庵シンジ「…あ、開いたよ」 貞シンジ「やっぱり隠しドアか。中は…暗いけど、向こうに非常灯がついてる」 .庵カヲル「人一人なら楽に通れそうだね。配管スペースか、整備用の通路かもしれないな」 .貞カヲル「通れるなら何でもいいよ。ここで固まってないでさ、早く行こうって」 貞シンジ「あ! ちょっと、勝手に行くなよ」 庵シンジ「あ…待って。あのさ、僕が先に行ってもいいかな」 貞シンジ「…? うん、構わないけど」 .貞カヲル「もう、順番なんかでもめてないで早く来なよ。あ、でもそっちの僕は最後ね」 .庵カヲル「わかってるよ」 貞シンジ「なんでだよ。君も、別に彼の言うこと聞かされる必要はないんじゃ」 .庵カヲル「これでいいのさ。…それに、先頭と最後尾で喧嘩を始められたら、間は大変だからね」 貞シンジ「…、わかったよ。…やっぱり僕らってそういうふうに見られてるんだな」 .貞カヲル「はは、拗ねないの。しょうがないじゃんか」 貞シンジ「君が言うなよ!」 庵シンジ「ああ、言われてるそばから…とにかく、今は先に進もうよ」 .貞カヲル「りょーかーい。うわ、なんかパイプとか突起とかあって歩きにくいなぁ」 庵シンジ「歩けるだけまだいいよ。それにしても、ずいぶん大掛かりな設備だよね」 貞シンジ「うん…ここって、さっきのドームみたいな部屋をぐるっと囲んでるのかな。暗くてよく 見えないけど、両側の壁、相当上まで続いてるみたいだ」 .貞カヲル「あ、じゃあパイプ伝いに登ってけばどっかに出るんじゃない? 別の整備孔とかさ」 .庵カヲル「それも考えられるけど、まずはこの通路に沿って普通に行った方が無難だね。ここが 行き止まりだとわかったら、その方法を試してみてもいいかもしれないけど」 貞シンジ「行き止まりってことはないよ、たぶん。ここは一応密室じゃないわけだし」
庵シンジ「密室の裏側、って感じだね。どこか、外に通じるドアか何かがあればいいけど」 .貞カヲル「それは行かなきゃわかんないよ。とりあえず、この暗くて狭苦しいとこを抜けないと… …あ」 貞シンジ「どうしたんだ? …まさか、行き止まり?」 庵シンジ「ううん、道が二つに分かれてるんだ。片方は登り坂みたいだけど、真っ暗だ」 .貞カヲル「もう片方は明らかに下に向かってるよ。こっちはこれまで通り照明あり。どうする?」 貞シンジ「うわ…登り道の方はほんとに真っ暗か。明るい道を行った方が安全かな、やっぱり」 .貞カヲル「けどさ、そう見せて引っかけだったりしてね」 貞シンジ「引っかけって何だよ」 庵シンジ「外の人の、かな。ここが密室の外側だったら、その手の仕掛けはないと思うけど」 貞シンジ「逆に仕掛けがあったら、ここはまだ密室の中だってことか…でも、そこまでするかな」 .庵カヲル「見当もつかないね…それと、僕らは天井裏を通ってこの階に上がってきたわけだけど、 それは出口が上下どちらの方向にあるかの推測材料にはならないしね」 .貞カヲル「あーもう、地図とか見取り図とかないのかな。これじゃ外の人だって迷うんじゃないの」 貞シンジ「ってことは、やっぱりここはまだ密室側なのかも。…だけど、それならどっちに進んでも 大して変わらないのかもしれない。案外、10mくらい先で合流してたりして」 庵シンジ「…なんかありそうだね、それ」 .貞カヲル「じゃとりあえず進んでみるよ。後のことは後で考えればいいしさ」 貞シンジ「ッて、なんでそっちの暗い道に行くんだよ! 普通逆なんじゃないのか?!」 .貞カヲル「いいじゃん、先頭権限ってやつだよ」 庵シンジ「あ、待ちなよ!」 貞シンジ「あー…ったく、勝手に仕切るなよな」 .庵カヲル「心配ないさ。四人で固まっている限り、どこに出ても何とかなるだろうしね」 貞シンジ「…もう、なんでそんなに気楽でいられるんだろうな、君らはさ」
貞シンジ「……で、これで何度目の分岐だっけ…?」 庵シンジ「……八回目くらいじゃないかな…たぶん…」 .庵カヲル「今回ので九度目だよ。三叉路としてはこれが二度目」 貞シンジ「…いや…うん、別にそういうこと聞きたいんじゃなくて…」 .貞カヲル「いい加減うんざりするのはわかるけどさ、通路が続いてる以上しょうがないじゃん。 で、どっちに進む?」 貞シンジ「…もう君に任せるよ。なんでそんなに元気でいられるんだ…?」 .貞カヲル「君らが勝手にへばってるだけじゃないの? 別に歩けないほど疲れてるってわけじゃ ないのにさ。じゃ、こっちね」 庵シンジ「でもこの状況って、ある意味、密室に閉じ込められてるよりこたえるよ…先がどうなってる かもわからないのに、進み続けることだけできるなんて」 .庵カヲル「目標も保証もないのに、当てのない期待だけはさせられてしまうからね。 …一度小休止するかい? 少し休めば落ち着けるかもしれないよ」 貞シンジ「…いいよ。こうなったら行けるところまで行こう。止まるのはそれからでいいさ」 庵シンジ「そうだね…ただ、いつのまにか道がループしてて、同じところをぐるぐる回らされてた、 なんてことになってなきゃいいけど」 .貞カヲル「それはないよ、ちゃんと見てたから。まぁ僕の記憶とか感覚が合ってる保証もないけどさ」 貞シンジ「…大いに希望が持てるコメントをどうもありがとう」 .庵カヲル「ん…いや、あながち外れではないかもしれないよ」 庵シンジ「どうしたの、そんなとこで立ち止まって」 貞シンジ「え? …壁がどうかしたのか? あっ」 庵シンジ「蓋みたいのが外れた…?!」 .貞カヲル「え、なんでそんなのわかったのさ?! 僕が通ったときは何もなかったのに」 .庵カヲル「壁の向こう側の音が何となく違う気がしたのさ。…ああ、この穴から抜けられそうだよ」 .貞カヲル「どれどれ? あ、なんか穴の先から光が射してる」
貞シンジ「…ちょっと、なんで君が先に行くんだよ! 気づかなかったんだから最後だろ」 .貞カヲル「いいじゃんかそんなの。早い者勝ち」 貞シンジ「あっこら!」 庵シンジ「……急に元に戻った…もう、まだこれが抜け道だなんて保証ないのに」 .庵カヲル「元気を出せるだけいいさ。さ、僕らも行こう。置いていかれないうちにね」 庵シンジ「…、そうだね」 貞シンジ「ッこら、狭いんだから急に止まらないでくれよ! …わっ、人の肩蹴るな!」 .貞カヲル「うるさいなー、君がちゃんと距離おかないからだよ。自業自得…ってうわ、怒んないでってば!」 貞シンジ「怒るに決まってるだろ! 待てこのッ!」 .庵カヲル「……やはり、もう少し待ってからにしようか…?」 庵シンジ「…うん…」 その後、ほふく前進しながら喧嘩は不可能だと判明するまで小一時間ほど人災的通行止めは継続 運行は再開したものの、先頭二名は横穴を抜けるまで後方の二名に無言の圧力をかけられ続けたという
乙!相変わらず喧嘩ワロスwwww
がんがれ職人。新しい新天地のために…
ageるなよ最悪だな
GJ。この4人が新しい世界に生まれようとしてるみたいでいい。
>でもこの状況って、ある意味、密室に閉じ込められてるよりこたえるよ… 今のガイナックスの状況に似てるのかもしれない…
やるだけのことはやっている4人が微笑ましい 俺ら人間の現実に似ている 最大限努力してるようでも出来ることは限られてる 実は人間は世の中に生かされてるんだって痛感する
(´Д`;)?
俺にもようわからん
何が分からないんだ?
続きの展開が。リアルでこんな感じの状況に見舞われたら 閉所恐怖症になると言うか正直恐ろしくならないか? この4人を生かしてくれてる環境がいつまでも良いままとは限らない。 それでも前へ前へと進んでしまう辺りが面白いのだけれど 投下待ち
貞シンジ「よいしょ…っと、やっと広い場所に出られたか。って言っても、ここもまだ 壁の裏側の続きか」 .庵カヲル「さっきまでの通路よりは広いし、床や照明もまともなようだね。…大丈夫かい?」 庵シンジ「あ、うん、一人で平気だよ。…ふう、普通に立てるのがこんなに楽だなんて 思わなかった」 .貞カヲル「ほんと、背中と膝が痛くなっちゃったよ。埃はすごいしさ。あーあ、ここ出たら まずシャワー浴びないと」 庵シンジ「またどっかにお風呂でもあればいいけどね。けど、そういうのはもう一回 密室の内側に戻んないと見つからないんだろうな」 貞シンジ「ここまで来たんなら、きっと外に出る方が早いよ。それにもう戻れないよ、横穴を ぐるぐる回らされてるうちに、どっちから来たのかも見失っちゃったから」 .貞カヲル「この際、行けるとこまで進んでくしかないんじゃない? どっちが前かわかんなくてもさ。 その方がいいよ。そうするしかないってものあるけどね」 .庵カヲル「そう、自分から動き続ける限り、状況を変えるチャンスはつねに残されているからね。 ここのように、僕らを取り囲む状況自体が曖昧な場所でも」 庵シンジ「うん。少なくとも、あの密室の連続からは出られたんだ。今度はここから出ないと」 貞シンジ「…けど、一つだけ気になることがあるんだ。あんな、木や草が生えてるドームまで あったんなら、もしかしたらここも…壁の裏側って形をしてるだけの、別の密室 だったってこともあるんじゃないかって」 庵シンジ「あ…そっ、か。それは考えてなかった…」 .貞カヲル「んー、そこまでめんどくさい真似するかな。外の人がさ」 .庵カヲル「可能性としては否定できないけれどね」 貞シンジ「別に、だからどうっていうわけじゃないけど。ただ、踊らされてるだけなのは嫌だな」
庵シンジ「…それは、僕らにはわからないと思う。僕らには、今自分たちがどこにいるかも 知りようがないから。でも、進めるうちは進んでみようよ。…それに、どこにいても、 僕らにやれることって大して違わないんじゃないかって気もする」 貞シンジ「…、そっか。うん、そうなんだろうな、結局」 .庵カヲル「…そうだね。それと、閉じ込められているとわかるなら、かえって簡単かもしれないよ」 庵シンジ「どうして?」 .貞カヲル「決まってるじゃんか。そのときは、そこから出ればいいのさ」 貞シンジ「…あ」 .庵カヲル「そう。何度でも、脱出できるまでね。たとえ、その過程でどこに行き着いても」 .貞カヲル「止まらなければ、どっかにはたどり着けるんじゃない? そこも途中かもしんないけどさ」 貞シンジ「結局、ここまでやってきたのと同じ、か。…わかったよ、考えてても仕方ないって言うんだろ。 行こう。これがどこに通じてるかはわからないけど、戻るよりはいい」 庵シンジ「うん。行こう、行けるとこまで」 .庵カヲル「改めて出発、だね」 .貞カヲル「そういえば何度目だろ? ほんっと手間のかかるヤツだねぇ、君って」 貞シンジ「…君はいちいち人になんか言わないと気が済まないのかな?」 .庵カヲル「いいことさ。君が、彼にとって何でも言える相手だってことだからね」 貞シンジ「…わかるけど、正直あんまり嬉しくないかな…」 .貞カヲル「え? 逆だって。遠慮がないのはシンジ君の方じゃんか」 庵シンジ「そうかな…あ、でも、言われてみればそうかも」 貞シンジ「ちょっと、なんでそこで君が納得するんだよ」
.貞カヲル「事実だからじゃないの? 君ってときどき自分以外のこと全然見なくなるしさ」 .庵カヲル「それは君もお互いさまだと思うけれどね」 .貞カヲル「なんで君が言うのさ…って、そっちのシンジ君もなんで笑ってんのさ!」 貞シンジ「…事実だからじゃないかな」 庵シンジ「ごめん、あんまりタイミングよかったから…あ、待って。ここから上に行けそうだよ」 貞シンジ「階段? …ずいぶん上まで続いてるみたいだ。暗くてはっきりしないけど」 .庵カヲル「よく見つけたね。どうする、行ってみるかい?」 .貞カヲル「うん、行こう行こう。いい加減この暗い通路にも飽きたしさ」 貞シンジ「そんな理由で決めるなよ、登りって体力の消耗が馬鹿にならないのに」 庵シンジ「でもさ、迷ったときは高いところを目指せって言うよ。何か見つかるかもしれないし」 貞シンジ「…それって野外の話じゃなかったっけ?」 .貞カヲル「いいじゃんか、理由としては充分それらしいしさ。ほら、さっさと行くよ」 庵シンジ「あ…待ちなよ、一人で行っちゃ駄目だってば」 貞シンジ「ちょっと二人とも…またか、もう。ったく、あんまり急ぐなよー、危ないから」 .庵カヲル「おや、叱りに行かないのかい?」 貞シンジ「毎回行ってられないよ。もう慣れた…って言っても、君から見れば、相変わらず 僕は振り回されてるだけなんだろうけど」 .庵カヲル「そんなことはないさ。僕が知る間だけでも、君と彼はずいぶん変わってきているよ」 貞シンジ「変わる、か。…結局、いろいろあったんだよな、ここに来て。…君たちとも」 .庵カヲル「…そうだね。でも、その言葉は無事に脱出したときのためにとっておこう。 振り返るのは、まだ早いからね」 貞シンジ「…うん。じゃ、ちょっと急ごう。あの調子だと置いてかれそうだからさ」 .庵カヲル「そうだね。そうしようか」 .貞カヲル「おーい、二人とも何やってんのさ? 早く来なよ、すごいよ、ここ!」 貞シンジ「え? …何か見つかったのか?」 .庵カヲル「何があったんだい?!」 庵シンジ「なんていうか…とにかく、上がってきた方が早いと思うんだ」
貞シンジ「うわぁ…」 .庵カヲル「これは…以前に僕らがいた密室の、裏側…? それにしても、壮観だね…」 .貞カヲル「でしょ? すごいよね、上も下も100m近くは続いてるんじゃないの。暗いし、向こうまで 距離あるから確かめらんないけどさ」 庵シンジ「急に上の方が開けたから、急いで登ってみたんだ。そしたら、ここに続いてて」 貞シンジ「あれが全部、部屋の配電とか空調設備…? あの明かりの点は、全部機械が 光ってるのか…すごい数っていうか、規模なんだ…」 庵シンジ「うん、あれだけ部屋数があったのも頷けるよね…」 .庵カヲル「この階段は…まだ上に続いてるのかい?」 .貞カヲル「みたいだよ。真っ暗で見づらいけどさ、わかる? あそこまで上がってって、あの ずっと上に見える足場に繋がってるのさ」 .庵カヲル「足場…ああ、あれか。作業用の簡易通路のようだね。こっち側から、向こうの 密室のある側に続いてる。通るのに問題はなさそうだね」 .貞カヲル「やっぱ外の人の管理用かなんかだよ、これ。たださ、向こう側までは行けるけど、 ここから見る限りだとその先はないみたいなんだよね」 .庵カヲル「ああ、あの足場の突き当たりに入り口らしき扉があるね。そこだけ照明されてるのは 外の人の気遣いかな」 貞シンジ「ってことは、そこから先はまた密室の中に戻らなきゃならないのか。…こうやって 僕らにここを見せたのも、部屋に戻れっていう意思表示なのかな」 庵シンジ「そうは思いたくないけど…でも、当たっちゃったね。君が言ってた、通路も壁も、 別のもっと大きな密室なんじゃないかって、予想」 .貞カヲル「いいんじゃないの、今どこにいるのか、ちょっとはわかったわけだからさ」
貞シンジ「…うん。ここまで来たんだから、どこを通ることになっても進むさ。脱出するまで」 庵シンジ「…、そうだよね」 .庵カヲル「それと、やはり上に進んできて正解だったかもしれないよ。この広い空間を見て、 何か思い出さないかい?」 貞シンジ「何って…」 庵シンジ「なんだろう…エヴァのケージ、かな。こんなに暗くないけど」 貞シンジ「…そっか、本部施設に似てるんだ」 .貞カヲル「あ、わかった。これだけ大きい構造なら、ここ全体が地下にあるかもってことだろ」 貞シンジ「ジオフロントみたいに?」 .庵カヲル「そう。その場合は出口は確実に上にあるし、もしこれが地上施設でも、上層には必ず 窓か、建物の屋上に出る経路があるはずだからね。ここよりも状況を把握できるさ」 庵シンジ「そうだね。上なら、密室の中でも間違えないし」 .貞カヲル「だね。じゃ、先に進む前にさ、ここでちょっと休んでこうよ。この先はまた密室だしさ」 .庵カヲル「そうか…確かに、次はいつこんな広い場所に出られるかわからないからね」 貞シンジ「なら、そうしよっか。 …そういえば、ここまでずっと歩きっぱなしだったもんな。はい、残ってる水と木の実」 庵シンジ「ありがと。…最後は階段だったしね。でも、その甲斐はあったよ、きっと」 .貞カヲル「密室の裏側も見物できたし?」 庵シンジ「うん。それと、ほら、こうして向こう側の明かりを見てるとさ」 .貞カヲル「向こう? …あ、そうか」 .庵カヲル「…ああ」 貞シンジ「本当だ。…まるで、星空を見上げてるみたいだ」 密室裏側編・終 最近続けんの遅くてスマソ 感想書いてくれる方々いつも本当にありがとう 正直助けられてます
いや、超がんばってるよ、GJ。 >自分から動き続ける限り、状況を変えるチャンスはつねに残されているからね。 >ここのように、僕らを取り囲む状況自体が曖昧な場所でも 激しく同意。前向きでいいな、この考え
最近ちと読み辛い気もするけどな。 なんかムリヤリ会話で状況説明してるような気もする 変な意見だったらスマソ
皆GJ!職人待ち
>788 いや、言ってくれてありがとう その通りだと思う 面白さを求めて頭をひねるのはいいけど、無理やり書くのはもうネタじゃないよね (対壁の密室群に向かって高架通路を渡る四人) 庵シンジ「…けっこう長いね。下からは、すぐ向こう側に着きそうに見えたのに」 .庵カヲル「周りが暗いからね。それに、一本道だからよけいそう感じるのかもしれないね」 .貞カヲル「なんか遠近感までおかしくなりそうな感じ。わざとじゃないの、もしかして」 貞シンジ「とにかく歩こう。歩かなきゃ着かないんだから」 .貞カヲル「はいはーい…ちぇ、外だか中だか知らないけど、なんで延々とこんなこと させられなきゃなんないんだろ。いい加減慣れたことは慣れたけどさ」 庵シンジ「…、考えても仕方ないよ。今までだって何度か考えてみたけど、結局毎回 行きづまっちゃったし」 貞シンジ「…そういうのは脱出してからでいいよ。まずはここから出ないと、それこそ いつまでもこんな真似を続けてなきゃならない。それだけは確実だろ」 .貞カヲル「悲観的になることないんじゃないの? ある意味、振り出しに戻ったんだって思えばさ」 貞シンジ「振り出しって、君は簡単に言うよな」 .貞カヲル「しょうがないじゃんか。また密室に逆戻りなのは本当なんだからさ」 貞シンジ「そりゃ…だけど、全然無駄だったってことないだろ。…僕がそう思いたいだけかも しれないけど」 .庵カヲル「そんなことはないさ。僕らは自分で決めて、歩いてきたからね。無駄ではないよ」 貞シンジ「…だといいけどね」 庵シンジ「逆戻り、か。…あのさ、僕らにとっての振り出しって何だと思う?」
貞シンジ「なんだよ、君まで急に」 庵シンジ「うん、ちょっと。なんていうか…ここんとこずっと、みんな少し無理してたんじゃないかな。 脱出しよう、ってことに」 貞シンジ「無理って、…無理も何も、それ以外ないじゃないか。閉じ込められてるんだから」 庵シンジ「…そうだけど。でも、僕には何だか無理やり脱出だけを目指そうと…考えようとしてた ように見えるんだ。だからじゃないかな、同じことを繰り返してるような気になるのって」 .貞カヲル「脱出って目的に入れ込みすぎてるってこと? それで逆に行きづまってる、って?」 .庵カヲル「期待していた、ということかもしれないよ。…実を言うと、僕も行動開始しさえすれば すぐにこの状況は変わると考えていたからね。今思えば、だけれど」 貞シンジ「期待、か…思うように行かないから、無理してでも続けようとしてる、か。 …そうかもしれない。そう思いたくはないけど」 .貞カヲル「それはわかるけど、なんでそこで振り出しが出てくるのさ?」 庵シンジ「うん…僕ら、密室にいて、最初から脱出のことだけずっと考えてたわけじゃないよね。 だったら、他には何があったのかなって」 貞シンジ「一番最初の頃?」 庵シンジ「うん。まだ何をするかも決まってなかった頃」 .貞カヲル「最初の頃は…喋ってたよ、今みたいにさ。今ほどお互いに慣れてなかったけど」 .庵カヲル「そうだね…お互いを知ろうとしていた、のかな。何しろ、この顔ぶれだからね」 貞シンジ「けっこう言い合いもしたし、突っかかったりもしてたっけ」
.貞カヲル「君は突っかかる以前に拒絶してたじゃんか。あれって人見知りになるの?」 貞シンジ「君が二人いるなんて思わなかったんだよ。もう一人は全然わからない性格だったし… …って、ごめん」 .庵カヲル「いや、僕も君にはどう接していいかわからなかったからね。お互い様さ」 庵シンジ「僕は…なんか一人でおろおろしてた気がする…」 貞シンジ「それは、強烈なのが二人もいればしょうがないんじゃないかな」 .貞カヲル「え? 何他人事みたいに言ってんのさ。君だって充分その中に入ってるだろ」 .庵カヲル「それは単に君が彼を怒らせてばかりいるからだと思うけどね」 .貞カヲル「なんで君が口出すのさ! そういう自分はどうなんだよ、一人で傍観者気取ってないでさ」 貞シンジ「もう、だから自分と口喧嘩するなってば!」 .庵カヲル「…ふふ。案外それが、僕らにある『脱出以外』のことなのかもしれないね」 貞シンジ「…口喧嘩が?」 庵シンジ「ううん。そうじゃなくて、こうやって喋ったり騒いだり…普通に、四人でいること、だと思う。 …言葉にすると、大したことじゃないって感じしかしないけど」 .貞カヲル「四人で、かぁ。改めて考えるとヘンな感じだね」 貞シンジ「すぐ変とか言うなよ、君は」
.貞カヲル「だってそうだよ。こんなに長い間顔突き合わせてて、未だに決裂も退屈もしてないんだから。 一応、脱出っていう結束目標はあるにしてもさ」 .庵カヲル「密室に戻るのは、僕らがそこに立ち戻ることでもある。…さっきは、そう言いたかったのかい?」 庵シンジ「…、そこまで、はっきり形になってなかったけどね」 .貞カヲル「それならさ、また密室に入るのも、別に後戻りじゃないんじゃないの? 僕らにはさ」 貞シンジ「…それじゃ、中に入る?」 庵シンジ「あ…もう、すぐそこか。下から見えたドア」 .貞カヲル「普通のドアだよね。仕掛けもなさそうだし」 .庵カヲル「ただ、中は密室だよ」 貞シンジ「…わかってるよ。 行こう、いつまでもここに立ってるわけにいかないんだしさ。…開けるよ」 庵シンジ「…うん」 .貞カヲル「どれどれ…うっわー、これでもかってくらい前と同じパターンの部屋」 .庵カヲル「本当だね。そうだ、こういう場合でも『ただいま』と言うべきだと思うかい?」 庵シンジ「それは…別にいいと思う、うん…」 貞シンジ「……君らのその発想はどこから来るのかな、ほんと」 その後、ベッド争奪戦や一つしかないシャワーの順番争いで部屋に落ち着くまで小一時間経過 それでも結局四人ともいつもの通りベッドに入り、なんだかんだでぐっすり眠ったという 脱出試行編・完 今まで付き合ってくれた方々ありがとうございました! また何か書けるようになったらリベンジに来るぜ!ヽ(`Д´)ノ
お疲れ様。今生きているこの現実の世界も この4人のいた密室のようなものかもしれない。GJ
>mailto:sage 惨めだな俺wwでもマジに楽しかったよサンクス んなことはない。おまいはマジでよくやった。ありがとう。
職人本当に乙 面白かったよありがとう
職人さん乙です!! いつも、本当に可愛い四人をありがとう。
職人さん乙でした!
ageないでよ
乙!
職人さん乙でした!
保守☆
庵カヲ「そう言えば、君達ここに来る前はお互いのことを何て呼んでたんだい?」 貞カヲ「えっ?そうだなー。友達扱いもしてもらえなかったから君って呼んでたよ」 貞シン「僕は…直接は呼んだことは無いけど、渚カヲルッって…」 庵カヲ・庵シン・貞カヲ「………(なぜフルネーム???)」
呼びにくそうだよな、毎回毎回「渚カヲルッ」って
805 :
803 :2006/07/08(土) 01:50:40 ID:???
うへぇ、間違えた。直接呼んでたよ。うろ覚えで書くもんじゃないな。 と言う訳でちゃんとした職人さん待ってます。
かえって面白いからいい 「ヲ」あたりで舌噛みそう
貞カヲル 「なんかさぁ、皆顔も名前も同じで見分けがつきにくいから、あだ名でもつけようよ。」 庵シンジ「えっ?」 貞シンジ「何だよ、急に。」 貞カヲル 「えっと、そっちのシンジ君はおどおどしてるから、オドシン。」 庵シンジ「え?ええ!?」 貞カヲル 「そんでこっちのシンジ君は、怒ってばっかだから、怒りシンジ。」 貞シンジ「ちょ!勝手に決めるなよ!てゆうか怒りシンジって、発音まんまじゃないか!」 貞カヲル 「んじゃ、イカシン。」 貞シンジ「何だよイカシンって!」 庵シンジ「ぼ、僕のオドシンもどうかと思うけど……」 貞カヲル 「じゃ、キョドシン。」 庵シンジ「キョド…」 貞シンジ「だから勝手に決めるなって!そもそもそうゆう君は何なんだよ。ニックネーム。」 貞カヲル 「ん?僕はカヲルだよ?」 貞シンジ「何で君だけ普通なんだよ!もう一人の君はどうするんだよ。」 貞カヲル 「ああ、彼?彼は、“あんちゃん”。」 貞庵シンジ『あんちゃん!?』 貞庵シンジ「……納得…。」
庵ちゃん?
>>808 兄(あん)ちゃんです…。わかりにくくてごめんなさい。
怒りシンジワロタwww
キョドシンはひでーよww
Wシンジカワイソスw
>810 いや普通にわかったよ、だいじょぶだ もうカヲル兄弟説は確定だなw
>>807 ちょww
怒りシンジとかキョドシンとか茶吹いたジャマイカww
個々の反応がまた「らしく」てイイ!GJ!!
庵カヲル 「ねぇ君たち。互いの親睦と理解を深める為、ニックネームで呼び合わないかい?」 庵シンジ「え……」 貞シンジ「ええ!?君も?」 庵カヲル 「そうだな。こっちのシンジ君は繊細さが売りだから、ナイーヴってのはどうだろう?」 庵シンジ「あの、別に売りってわけじゃ……」 庵カヲル 「そしてそちらの君は意外と根性がありそうだから、ガッツ。」 貞シンジ「おい!…って言いたいとこだけど…まぁ前回に比べればマシ、かな。」 庵シンジ「カヲル君は自分の名前決めてるの?」 庵カヲル 「僕はねぇ。うーん…ビューティーってところじゃないだろうか?」 庵シンジ「カヲル君…自分でビューティーって……」 庵カヲル 「まぁ、あくまでもイメージの問題だからね。」 貞シンジ「一応聞くけど、こっちのあいつは何にしたんだよ。そのイメージってヤツだったら。」 庵カヲル 「そうだね。僕は彼を、志村って呼びたいな。」 庵貞シンジ「しっ、志村!?」 庵貞シンジ「後ろ!後ろーーーっ!!」 …ぽかーん具合が志村の貞カヲル。
「志村後ろ!」をわかる世代が減りつつある昨今の中よくやってくれたwGJ!
志村キタコレww GJ!
庵カヲ、電波っぷりを遺憾なく発揮してるなw それにしても庵カヲは電波からシリアスまで幅広くこなす美味しいキャラだよな。
庵シンジ「あの、僕もちょっと皆のミドルネームを考えてみたんだけど……」 貞シンジ「ミドルっ!?」 庵カヲル 「おや、珍しいね。」 貞カヲル 「いいねいいねぇー!」 庵シンジ「ええと、もう一人の僕は、碇“もっと肩の力を抜きなよ”シンジ。」 貞シンジ「えっ…」 庵シンジ「それでこっちのカヲル君は、渚“いつもありがとう”カヲル。」 庵カヲル 「おや…」 庵シンジ「そして、元気なカヲル君は、渚“何だかんだで和み系がいいね”カヲル。」 貞カヲル 「へぇ…」 庵シンジ「あー、えっと。それだけ。ごめんね勝手に。」 庵カヲル 「いや、凄く君らしくていいよ。ありがとう。」 貞シンジ「何だか…涙が出そうだよ…」 貞カヲル 「ホントホント、ちょっと感動したかも。」 庵シンジ「や、そんな…」 貞シンジ「ぐすっ。ね、ねぇ、じゃあ君は?自分の呼び名は決めたのか?」 貞カヲル 「まだならこっちで考えてあげようよー。」 庵カヲル 「そうだね。素敵な名前のお礼にね。」 庵シンジ「え、いや、いいよ。そんな大したもんじゃないし。それに……」 庵シンジ「ミドルネームなんて、こっ恥ずかしいよ。」 残三者 「(ええ〜〜〜〜!!?)…………。」
庵シンジって実は一番冷めてそうだなー 投下マジ乙
hosu
ほしゅ〜る
庵シンジの仕草が相変わらずカワユスw
保守
巨人の星ゅ
真夜中、微かに聞こえるすすり泣きのような声で目が覚めた。 誰?シンジ君? 闇の中周りを見回してみると、手足を大の字に投げ出して眠りに落ちている(貞)カヲル。 その横には対照的に寝相のいい(貞)シンジ。 そして体を丸めてうなされている(庵)シンジ。 やっぱりシンジ君か…。 うなされているシンジを起こそうと手を伸ばした瞬間、 「───ごめん、ごめんねカヲル君…」 閉じた瞼から涙がこぼれている。 やはり、自分のした事はシンジを深く傷つけていた。 彼らに未来を与えたいと思ったのは真実。 それと同じくらい自由になりたいと望んでいたのも、また事実。 ここにこうして4人でいる事───。 これが何か未来に繋がる重要な意味を持つのだろうか? 誰かが見ている幸せな夢で覚めてしまえば消えてしまうものかもしれないけれど。 「でもね、シンジ君。僕はもう一度君に会えて嬉しかったよ」 とか小説風もたまにはいいんじゃないだろうか。職人さん書いてくれないかな。
>828 グッジョォォオブ! 丁寧でいいなー 良作にインスパイヤされて一瞬だけ復活 貞カヲル「…何してんの?」 庵カヲル「?! …、何でもないよ。彼が少し、うなされてたようだったからね」 貞カヲル「心配で見てたってわけ?」 庵カヲル「そんなところかな。君こそ、眠れないのかい? それとも僕が起こしてしまったかな」 貞カヲル「別に、ただ目が覚めただけさ。もともとそんなに眠る方じゃないし」 庵カヲル「…そうだね。僕らはね」 貞カヲル「……」 庵カヲル「どうかしたのかい?」 貞カヲル「あのさ」 庵カヲル「ん?」 貞カヲル「その…」 庵カヲル「なんだい?」 貞カヲル「〜ッ、あー、やっぱりいいや。何でもない。忘れてよ」 庵カヲル「やっぱり、僕に起こったことを知りたくなった、かい?」 貞カヲル「…なんでわかるのさ」 庵カヲル「僕は君だからね。何でもわかるさ」 貞カヲル「……」 庵カヲル「冗談だよ。単に君がシンジ君の方を見ていたからさ。そうじゃないかと思ってね」
貞カヲル「なーんだ…なんか性格悪いなぁ、君って。僕のくせに」 庵カヲル「だからさ。過剰に傷つける心配なしに対せるのは、自分自身だけだからね」 貞カヲル「そんなもんなの? …面倒くさいね、人間は。たくさんいるのに、ほんとに心を許せるのは 結局自分一人だけだなんてさ」 庵カヲル「突き詰めれば、の話さ。それに今は、二人だよ」 貞カヲル「…ん」 庵カヲル「…どうして、知りたくなったんだい?」 貞カヲル「いいよ、言わなくて。あれはさっきだけだ。もう知りたくないよ、全然」 庵カヲル「心配しなくても、僕も言わないよ。ただ、なぜ急にそう思ったのか、知りたくなってね」 貞カヲル「なぜって…別に、なぜなんて理由はないけど。何となく」 庵カヲル「そうなのかい?」 貞カヲル「…あーもう、わかったよ。…そっちのシンジ君さ、泣いてただろ。寝ながらだけど… そういうの聞いたら、嫌でも気になるよ。…だからさ」 庵カヲル「訊きたくなった?」 貞カヲル「気になっただけだよ。もう聞きたくない」 庵カヲル「わかった。もう言わない」 貞カヲル「うん」 庵カヲル「……」 貞カヲル「…起こしたら?」 庵カヲル「え?」
貞カヲル「シンジ君。君が起こせば、ちょっとは落ち着いて眠り直せるんじゃないの?」 庵カヲル「…それは、僕にはわからないよ」 貞カヲル「なんでさ」 庵カヲル「……」 貞カヲル「…あのさ、そっちの事情とかは、それこそ僕にはわかんないし、別に知りたくもないけどさ。 けど、君がそんなこと言うのはまずいんじゃないの」 庵カヲル「…そうかな」 貞カヲル「うん。狡いよ、なんかさ」 庵カヲル「狡い?」 貞カヲル「だって、君のことだろ。なら君がわかんないなんて言うのは狡いよ」 庵カヲル「…、そう…だね。 うん、その通りだよ。…ありがとう、君が言ってくれなければ気づかないところだった」 貞カヲル「いいってば、大げさだなぁ」 庵カヲル「そんなことはないさ。僕にはそれだけの意味があったからね」 貞カヲル「はいはい。じゃあ僕は寝るから、君はちゃんとシンジ君の面倒見てやりなよ」 庵カヲル「うん。…あ、一つ聞かせてくれないかな」 貞カヲル「何?」 庵カヲル「もしこれが君だったら、…シンジ君が君のことで悲しんでいたら、君もこうするかい?」 貞カヲル「シンジ君が? …僕のことで? ないよ、ない。それはないって。絶対ない」 庵カヲル「…ずいぶん強く言うんだね」 貞カヲル「うん、断言するね。…ていうか、ない方がいいのさ。そんなの」 庵カヲル「…そうだね。…変なことを訊いてすまなかった。それじゃ、おやすみ」 貞カヲル「ん。おやすみ」 いい話に勝手に蛇足つけてスマソ あと、小説形式は人称がわけわかんなくなるので避けてました 少なくとも俺のスキルじゃムリポ… ここが変わらずマターリ良スレで安心したよ 住人の皆さんと投下してくれる職人さんサンクス!
GJ!!ここの職人さん達ってほんとクオリティ高いよなぁ〜……
何かキャラの掘り下げ方から人柄の良さが伝わってくるな
このスレ見てると「奇妙で、おもしろい。そして、せつない。」ってフレーズ思い出す。 職人さんガンガレ
>>829 優しい人だなぁ。thx!
>>830 職人さんキタ─!(AA略
とってもGJです。
保守がてら職人さんが投下してくれるのを願い、
一生懸命ネタ振りを考えた甲斐があった。
一瞬だけ復活とは言わずに、また投下お願いします。
無理せず楽しんで書けるペースでいいので。
いつも楽しみにしてるんですよ。
同じく。ホンマに無理はしないでほしい
ほしゅ
ホシでち
HOSU
保守
保守
ふぉすぃゅ
庵カヲがんばれ。*゚+。*゚+。*゚。
プギャーッ(^Д^)9m
あげんな
ほす
848 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/08/11(金) 14:41:26 ID:jDuXdPcX
続きキボン。
849 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/08/12(土) 12:27:17 ID:2zqhLF5p
ほすぃ
最近上げてる君達、ここはsageが基本だよ。 メル欄に半角でsageと入れればオケ。
test
おおやっと書き込めた ご無沙汰っす 申し訳ないくらい優しい>836さん及び保守してくれてる方々ほんとにスマソ お言葉に甘えてヘタレてますた で、やっと少しだけ思いついたと思ったら書き込みエラー発生 orz 回復したみたいなので今さらですが投下します ていうか勝手に書き逃げるぜ!!! (思い思いにベッドに寝転がっている四人) 庵シンジ「……あの、さ」 貞シンジ「…何?」 庵シンジ「別に、何ってわけじゃないんだけど…みんな、ずっと黙りっぱなしだから」 貞シンジ「…仕方ないよ。こうして閉じ込められて、もうずいぶん経つんだから。話すことだって そのうちなくなるよ。もともと、共通の話題がそんなに多いわけじゃないし」 .庵カヲル「そうかもしれないね。…そう言えば、僕は一日くらいしかシンジ君と一緒にいなかったのか」 .貞カヲル「たった一日?」 庵シンジ「うん…間にテストとかもあったし。ほんとに顔を合わせてたのは大して長い間じゃなかった」 .貞カヲル「それでそんなに仲良くなれたんだ。なんか信じらんないな」
庵シンジ「そ、そうかな」 .貞カヲル「だって、僕はこっちの君を見てるからね。全然知らないヤツを、たった一日で受け入れる 気になれるなんて思えないからさ」 貞シンジ「…そっちの渚を見てると、それも充分可能な気がするけどね」 .貞カヲル「どういう意味さ」 貞シンジ「別に何も言ってないだろ」 .庵カヲル「…そう捉えてくれるのは光栄だけど、僕は、君たちも君たちなりに互いを認め合っていると思うよ」 .貞カヲル「僕らなりにって、どんなふうにさ」 貞シンジ「…断っとくけど、僕とこいつのこれは仲がいいとか悪いとかじゃないよ。こいつはどうなのか 知らないけど、僕はただ、話しかけられるから返事してるようなものだし」 .貞カヲル「ええ?」 庵シンジ「また、そうやって突き放す…ほんと、なんでなんだろ。 …でもさ、嫌々答えてる感じはしないし、やっぱりただ喋ってるだけとは違う気がするよ」 貞シンジ「…そう?」 .貞カヲル「そんなロコツに嫌そうな顔しなくたっていいじゃんか」
貞シンジ「そっちこそ、そうやって僕だけが悪いみたいな目で見るなよ。だいたい君は、別に僕と 仲良くなりたいから話しかけてるわけじゃないだろ。たまたま僕がそこにいたから、なんだろ」 .貞カヲル「…意味がわかんないんだけど」 貞シンジ「だから…君は、初号機パイロットの碇シンジに用があっただけだろ。最初から。 僕にじゃない」 庵シンジ「ねえ、何もそこまで言うこと…え?」 .貞カヲル「…?? 何言ってるのさ、君が碇シンジだろ?」 貞シンジ「そうじゃなくて…もし僕が碇シンジじゃなかったら、君は近づこうとしなかったんじゃないのか」 .貞カヲル「え? だから、碇シンジは君のことじゃないの? …あれ、なんか別の名前があったの?」 庵シンジ「そういうわけじゃないと思うけど…」 貞シンジ「だから違うって! 僕が言いたいのは、君は碇シンジに接触したかっただけで、僕に 近づいてこようとしてたわけじゃなかっただろって…」 .貞カヲル「??? …悪いけど、もう一回言ってくんない?」 貞シンジ「ッだから、君は…」 庵シンジ「…なんだか、聞いてるこっちまでこんがらがってきたよ…」 .庵カヲル「恐らく当人もそろそろ訳がわからなくなってきてるだろうね。…何が言いたいかは、薄々 察せるような気もするけど」 庵シンジ「え?」
.庵カヲル「望みながら、同じだけそれを恐れる心。それがもう一人の君が拒絶したがる理由だよ。 心から望んでしまったら、叶わなかったときに辛すぎるからね。特に彼の場合はそうなのさ。 だから、疑おうとするのだろうね。信じてしまえば後戻りはできないから」 庵シンジ「それって…」 .貞カヲル「もう、だから何なんだよ! わかるように言ったらどうなのさ!」 貞シンジ「だから、何度も言ってるだろ! つまり、僕は……くそっ、もういいや」 .貞カヲル「え? 何だよ、言いなよ」 貞シンジ「…、何が言いたかったのか、自分でもよくわからなくなってきたから、いいよ。ごめん」 .貞カヲル「なんで君が謝んのさ…って、なんで笑ってるのさ」 貞シンジ「別にいいだろ」 .貞カヲル「そこまでわからなくなっちゃったわけ? けっこうむちゃくちゃなんだね、君って」 貞シンジ「別に、そんなのいいだろ。人がどうだって」 庵シンジ「…なんか、勝手に落ち着いちゃったみたいだね」 .貞カヲル「勝手にって、僕まで入れないでくれるかな。シンジ君が一人で切り上げちゃったんだから」 .庵カヲル「そう? 君のそれが、案外助けになったのかもしれないよ。…それで、少しは掴めたのかい?」 貞シンジ「…、君はほんとに何でもお見通しなんだな。…まぁ、ちょっとは。 少なくとも、今の僕じゃ簡単には言葉にできそうもないってことは、わかったよ」
.貞カヲル「え? 結局なんなのさ、じゃあ」 貞シンジ「だからうまく言えないんだってば。いいだろ、ほら、久しぶりに四人で話せたんだし」 庵シンジ「…、うん。やっぱり、楽しかったよ。こういうのさ」 .庵カヲル「そうだね。共通の話題がないのなら、話しながら探してみるのもいいかもしれないね」 貞シンジ「それもそうか。渚も、TVでやってたような話ならわかるんだろ」 .貞カヲル「TV? あ、そうだ、それで思いついた。どうせ暇なんだからさ、怖い話しない?」 庵シンジ「怖い話?」 .貞カヲル「そうそう。納涼なんとか番組っていうのをこないだやってたからさ。この部屋暗くして」 .庵カヲル「僕はよく知らないけど、面白そうだね」 貞シンジ「そうかな…」 .貞カヲル「あ、何? もしかしてシンジ君さ、そういうの苦手なの?」 貞シンジ「っ別に、そんなわけないだろ」 .貞カヲル「じゃあやろうよ。雑誌とかでも面白そうな特集読んだからさ、いろいろ知ってるよ」 貞シンジ「〜、わかったよもう」 .庵カヲル「じゃ、決まりかな」 庵シンジ「うん。それじゃ電気消すよ」 その後、時ならぬ怪談大会は異様に盛り上がり全員が自分の語った恐怖話でビビリモード突入 真っ暗な密室の中、誰が電気をつけにいくかで壮絶な押し付け合いが勃発した
お久しぶりです、超GJ!!
職人さん乙です。 お盆に怪談。タイムリーでいいですな。 四人がどんな話をしたかちょっと気になる。庵カヲはドイツ生まれのクセに、四谷怪談とか話しそうw しかし、庵野エヴァではシンジとカヲルは一日くらいしか一緒にいなかったと考えると、 改めて貞版とは違いがありまくりなのを痛感しますね。 まあ、性格自体別人と言えるから展開も違うのは当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。
‘僕は…僕は本当にこの密室から出たいと思っているの?’ 僕は…お思ってるよ…だって…みんな心配してるだろうし… ‘でも…今本当は楽しいんだよね?’ えっ…うん…確かに楽しく感じてるかも… ‘じゃあこのままで…ここにいてもいいんじゃないかなあ?’ で…でも…それじゃあ……このままじゃ… ‘このままじゃ…?’ このままじゃっ…このままだと…っ…元の世界に戻った時…僕は… ‘僕は?…そう…『僕は…』 『自分が作り上げた現実に、耐えられなくなってしまう …カヲル君がいない…カヲル君を…消してしまった…現実に…』 「…ごめん…ごめんね…カヲル君…」
すいません勝手に
>>828 のシンジの夢の中妄想しました。すいません。
いつもみなさん楽しみにしてます。
>>853-
>>856 GJ!いつも楽しみにしてます!!
>>858 >庵カヲはドイツ生まれ
知らなかったwでもなんか妙に納豆ww
>>853 ムリヤリ書かなくてもいいと思うよ
前は楽しかったありがと
>>859 人の続き勝手にかくな
>>859 828ですが、GJです。
読んだらまた書きたくなってしまったですよ。
職人さんの
>>832 と
>>852 の間に入るって感じで。
「…ンジ君……シンジ君」
ああ、これはカヲル君の声。
───ごめんね、カヲル君。僕は、僕は君を……。
「シンジ君!」
心配そうな声と共に肩を揺すられた。
眠りの淵から引き戻され、ようよう瞼を開くと、
目の前に気遣わしげな表情で僕を覗き込んでいるカヲル君がいた。
夢?
頬に手をやると涙が触れた。やだな、僕泣いてたんだ。
「大丈夫?うなされていたよ。嫌な夢でもみたのかい?」
「えっ、──あっ、あの、その…僕、…何か言ってたかな?」
もしかして聞かれた?
胸の内の動揺を悟られないように、そっとカヲル君から視線を外した。
カヲル君は何かを推し量るように僕をじっと見つめたあと、
「何も。うなされてただけさ」
と言い、僕を安心させるように微笑んだ。
ごめんね、本当はちゃんと謝らなきゃいけないのに。
でも、そうする事がこわいんだ。
君を殲滅した事を、君がいない世界を認めてしまうようでこわいんだ。
僕はまた逃げているのかな…。
保守
保守がてら 貞カヲル「あー暇暇暇暇暇暇h(ry」 貞シンジ「うるさいよ渚。それに渚はマザー3持ってるんだろ、やればいいじゃないか」 貞カヲル「・・・あるよ、大事に持ってるさ。でも今はやりたくない、やる気が起きないんだ」 貞シンジ「ああ、飽きたんだ」 貞カヲル「飽きる? 僕が? まさかそんな訳」 貞シンジ「あるだろ。現に今、君は飽きてる」 庵カヲル「仕方ないさ。“人”は飽きる生物だからね。 だからこそ人類は進化を続け、生きながらえてきたんだ。 まぁ・・・それにしても、もう一人の“僕”が飽きるとは思わなかったよ」 貞カヲル「・・・・・・」 貞シンジ「? 僕は時々そっちの渚が言っていることが分からないよ。 この中で一番飽きっぽいのはこっちの渚だと僕は思っていたけど・・・」 庵カヲル「いづれ君も分かる時が来るさ。それが運命だからね」 貞シンジ「はぁ・・・」 庵シンジ「ねぇ、みんな」 庵カヲル「どうしたんだい、シンジ君」 庵シンジ「いつのまにかに本棚が・・・」 貞カヲル「本当だ。でも何で本棚だって分かったの?何も入ってないじゃないか」 庵シンジ「あぁ・・・そういえば、何でだろう? そんな気がしたからそう言っただけだなんだ」 貞シンジ「あ、でも本棚であってるみたいだ。ほら、四冊も・・・みんな同じ本だけど」 庵シンジ「何の本?」 貞シンジ「・・・・・・『赤ずきんちゃん』」
貞カヲル「なにそれ」 Wシンジ「!!」 庵シンジ「・・・君、知らないの?」 貞シンジ「一・二年前にブームが起きていたのに?」 庵シンジ「あ、君のところでもそうだったんだ・・・」 貞シンジ「そっちの渚はどうなんだ?」 庵カヲル「知っているといえば嘘になるけど、知らないわけではないよ」 貞シンジ「(どっち・・・)」 庵カヲル「ところで、その本おかしくないかい?」 貞カヲル「本当だ。読みにくい本だなぁ」 庵シンジ「あぁ・・芝居用の本だね」 貞シンジ「なんでまた台本なんか」 貞カヲル「演じろっていう外の人の指令だったりして」 一同 「・・・・・・」 庵カヲル「面白そうだね、やろうかシンジ君」 庵シンジ「えっ?! ぼ、僕?!」 庵カヲル「大丈夫だよ、僕達もやるから。何の役をしようか」 貞シンジ「ちょっ!勝手に決めるなよ!!」 貞カヲル「(台本を読みながら)あ、僕狼やりたい!!シンジ君はえーと・・・おばあさんね」 貞シンジ「だから勝手に決めるなってば!!」
赤ずきん「おばあさん、どうしておばあさんのお耳はおおきいの?」 他三者「!!!」 庵シンジ「え?・・ぁ・・・・ぼ、僕の赤ずきん変だった?」 貞シンジ「う、ううん・・・そうじゃなくて」 貞カヲル「かなり上手いじゃん こっちのシンジ君とは違って」 貞シンジ「一言多いんだよ! 」 貞カヲル「そんなに怒るなよ。本当のことじゃないか」 貞シンジ「だから、その一言がっ!」 庵シンジ「カヲル君、どうだった?僕、恥ずかしくて何がなんだか・・・」 庵カヲル「碇シンジ、恐ろしい子」 庵シンジ「か、カヲル君?! どうしたのカヲルくーん!!」 庵カヲルぶっ壊してごめんなさい
わろすwwwwww
やばいwwwwwはげわろすwwwww
>870 GJ つかテラワロスwwwwww月○先生wwww .庵カヲル「『…こうしてわるいおおかみはたいじされ、あかずきんとおばあさんは おおかみのおなかのなかからたすけだされたのでした。おしまい』」 .貞カヲル「はい、めでたしめでたし」 庵シンジ「なんとか終わったね」 貞シンジ「台本の読み合わせだけで、こんなに手こずるとは思わなかったよ」 庵シンジ「でも、みんなけっこう役に入れ込んでたじゃない」 .貞カヲル「シンジ君は最後まで棒読み直んなかったけどね」 貞シンジ「うるさいな。…そっちこそ出番が短いって文句ばっか言ってたじゃないか」 .貞カヲル「現に短すぎるじゃんか。結局狼は何のために出てきたのさ? おばあさんと 赤ずきんを食べて、それでその後一体何がしたかったんだろうね」 庵シンジ「何がって…このお話はそこで終わりだから、何とも言えないけど」 .貞カヲル「じゃあただ人間を食べるだけなのか。つまんないな」 貞シンジ「だから、その後ちゃんと猟師に退治されるだろ。そういう役なんだって」 .貞カヲル「なら、殺されるための役なんだ」 .庵カヲル「それは仕方がないよ。狼は人間を食べてしまったんだからね」 庵シンジ「あ…でも、もっと小さい子向けの絵本なんかだと、狼も助かったんだと思うよ。 猟師に諭されて森に帰ってくとか、そういう展開だった気がする」 .貞カヲル「へぇ、そりゃまたずいぶん都合のいい終わり方だね」
貞シンジ「都合がいいって…まあ、言われてみればそうなのか。結局狼は悪役のままだし、 人間が殺す役をやらずに済むってだけだもんな。…狼って、ほんとは一番 損な役回りなのかもしれない」 .貞カヲル「まあ人間からすれば、襲ってきた敵が自分から非を認めて、どっかに消えて くれるっていうのが、一番楽な決着だよね。後は忘ちゃえばいいわけだし」 庵シンジ「なんだか…狼が損しない終わり方は、ないのかな」 .庵カヲル「あることはあるよ」 貞シンジ「…どんな?」 .庵カヲル「赤ずきんはおばあさんの…この話では母親の家に着くのだけど、狼はすでに 母親を殺してしまっている。赤ずきんは、母親になりすました狼の言うままに、 死んだ母親の血と肉を食べてしまう」 庵シンジ「え…?」 貞シンジ「おばあさんは…狼が食べるんじゃないのか?」 .庵カヲル「違う。家の外から小動物たちが警告するけれど、赤ずきんは狼の言葉の方を 信じてしまうんだ」 .貞カヲル「…それで?」 .庵カヲル「その後は、普通に知られている話と同じさ。ただ、人間側の結末が存在しない」 .貞カヲル「じゃ、どうやって終わるのさ」 .庵カヲル「狼が赤ずきんを食べる」
.貞カヲル「…? それだけ?」 .庵カヲル「そう。それで終わり」 貞シンジ「そんな…でも、それは、その話だけの終わり方だろ。女の子が助からないって… それに、その話でも結局狼は悪役じゃないか」 .貞カヲル「損はしてないけど? それより僕は赤ずきんの方が怖いよ」 庵シンジ「だけど、赤ずきんは何も知らなかったんだ。他に助けてくれる人もいなかったし」 .庵カヲル「そうだね。この話は、童話というよりは寓話なんだろうね。教訓や戒めを伝えるための」 貞シンジ「だからって…ちょっと救いがなさすぎるよ。知らなかったのは、仕方ないのに」 .貞カヲル「仕方ない、ね。いいよね、そう言ってられるのって」 貞シンジ「え…渚? 何言ってるんだよ」 .貞カヲル「その話さ、赤ずきんは何も知らないわけじゃないんだよ。薄々勘づいてるくせに、 気づかない、知らないで通しただけだよ。誰も答えを隠してなかったのにさ」 庵シンジ「…、どうしたの、急に」 .貞カヲル「君には話してない。シンジ君に言ってるのさ。ねえ、どうなの? それでも、 答えが逃げようのない形で目の前に突きつけられるまで、『知らなかったから』で 通ると思う? そんなのは、これが結局人間側から見た話だからだと思わない?」 貞シンジ「さっきから何言ってるんだよ。人間、人間って…まるで僕らを責めてるみたいに」 .貞カヲル「……」 貞シンジ「何とか言えよ! 一体何が違うって言うんだ。僕と、何が! …君だってヒトのくせに!」 SE『ズダダダダダダ』(重機銃音)
貞シンジ「うわぁあああああ……って、これでやっと終わりか。…なんなんだよもう。しかも なんで僕だけ唐突に撃たれなきゃいけないんだよ」 .貞カヲル「ていうか、一体何なのさこの台本? なんで効果音とかあんの?」 庵シンジ「途中から赤ずきんと全然関係なくなってるよね」 .庵カヲル「むしろ僕らの会話を再現してみたのかな。相変わらず盗聴はされてるようだね」 .貞カヲル「あーあ、一体僕らに何をやらせたいんだか。ねえ?」 貞シンジ「僕にわかるわけないだろ」 庵シンジ「…でも、なんだかみんな迫真の演技だったよね」 .庵カヲル「特にそっちの二人はね。妙に息も合ってたし」 貞シンジ「できたら一緒にしないでくれるかな…」 .貞カヲル「なんでさ? なんか面白くなってきたからさ、最後のとこだけもう一回やらない?」 貞シンジ「やらない!!」 >870さんすいませんでした わかんなかった人もスマソ 心底どうでもいいが赤ずきんが助からないバージョンはフランス民話等に実在する(上の話はドイツか東欧)
「恐ろしい子…!」は○影先生じゃなくて姫○亜弓じゃなかった?
ここまで来るともはや嵐に近いぞ 自覚があるなら謝るより身を引いてROMっててくれ
>>870 庵カヲは白目、顔縦線ですか?w
>>876 深い、深いですね。
今月号のバレを見ただけに、くるものがありますよ。
>>876 エヴァ板で人狼ネタわかるやつの方が少ないんじゃ
>>870 そういえばシンジの中の人実際に麻耶やってたなw
保守
貞カヲ「フーフーフーフ、フーンフフーン♪」 貞シン「唐突に歌ったりして…何を喜んでるんだよ」 貞カヲ「何って…マザー3じゃないか、 (テレビが有るのか謎だけど)コードを繋いでっと…」 庵シン「あ、それマザー3?もう買ったんだ、密室なのに。 けど…なんで64?…あ、スーパーゲームボーイ?」 貞カヲ「(ぴくり)…買った? それはこれが市販されている物だとでも?」 庵シン「うん(キッパリ) 4ヶ月前、ゲームボーイアドバンスで発売されたハズだけど…」 貞カヲ「・・・(理解するのに時間が掛かる)・・・ …ちょっと行って来る」 貞シン「どこに(密室なのに)どうやって行くんだよ」
ゲームは某ゾンビ系しかやらないからマザーネタ分からなくてごめんね、883。 でもまた書いてくれると嬉しいな。
>>876 なんか
>なんで僕だけ唐突に撃たれなきゃいけないんだよ
てとこが無性に面白かったw
そういや最近ゲームから離れてるな マザー3って面白いのかな?気になる
いっぱいネタがあるんですな。 カヲル自体がエヴァの世界の中ではどせいさんだしw
不思議キャラというのがカヲルの魅力だしな
来年は庵野版新作+貞本版完結?外伝スタートか 密室出たら仕事が待ってるんだなこいつらw
また忙しい日がやって来るわけだな とりあえず誕生日おめ
誕生日おめ〜
だれか誕生日ついでひ・・・・ 誕生日ネタで何かたのむ!!
庵カヲル「誕生日なんだってね、おめでとう」 貞カヲル「誕生日ってなに?」
/イハ/レ:::/V\∧ド\ /::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\ ‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶 /::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l /´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト /|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K ! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)| `y't ヽ' // ! ぃ、 、;:==ヲ 〃 「お誕生日おめでとう」 `'' へ、 ` ‐ '゜ .イ `i;、 / l 〉 ` ‐ ´ l`ヽ / ! レ' ヽ_ _,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_ ,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_ / i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ / l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ', / l i ´ く ';::::::l / / / ',
./ ^ヾソ , \ ,/,, ,/ \ /_/ / ヽ '"´ / / ヽ .〃 / / / ',\ //|/ / /./ /', l 、 ヽ /' / /, / /_// / /// .!,|ヽ, 〕 、 \ 7 jYl .-''/^"゛~l`i /|'/',,"゛^"゛'''ト . /ヽ〉` /, イ| | /i/lヽ''""'^ト| // r' '''"^'''ヾ' Wi ト | ./ 〃 ハl//ぃil. ' !/' /イ〉i| ./V |/i/' ヾ,ヽ. .|〉 /ニ〃!|/ 「ありがとう」 l/ ,,i ,i .ィ\ ー- .-一' ./,,,、r'´ !/´|/`´,'ー‐ト、. イヽ-i/ / j ` 、 / l, `、 ,/' ,/ノ ` ´ .l`i ',\ ,,- '"〃 〈/ ! | iヽ,`丶、 / /i|. ', .l |、 `ヽ、 / / ./.|. ',、__ __./ | ヽ \ / ,,./ l. ',____ヽ ‐'"_,,./_. ',_ \ ,,ノ/ z.‐'' ヘ, '::::`"::""´゛./ノ``i ',丶、 \ / |_,,,,...ノ'', / .ヽ::::::::::::::/(. L_____i `丶、 l ,,/ ', `ト、,' ,:::,./_,,. ,> ヘ/ | y' 、 ` ,>o''"´ / /z,,..‐-l '', ヽ \ ヾ、 __ ,..-r, / / ||
/イハ/レ:::/V\∧ド\ /::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\ ‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶 /::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l /´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト /|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K ! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)| `y't ヽ' // ! ぃ、 、;:==ヲ 〃 「うそだよ」 `'' へ、 ` ‐ '゜ .イ `i;、 / l 〉 ` ‐ ´ l`ヽ / ! レ' ヽ_ _,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_ ,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_ / i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ / l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ', / l i ´ く ';::::::l / / / ',
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |! cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・ ,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _ ,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、 / ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、 / / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i ,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │ . |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l !_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 /`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ ! _/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/ _,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´ ! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、 i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー
バロスww別人がやってたら神だなw
ワロタww
902 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/17(日) 06:11:42 ID:FzXbJCrF
ユイとアダムでカヲル ユイとゲンドウでシンジ ユイとリリスでレイ ってどっかのホームページにのってた あるいみ兄弟みたいなもんかも
うん
うん
∧,,∧ ( ¬_¬) 。・゚・⌒) チャーハン作る / o━ヽニニフ)) しー-J ↑貞シン 〃〃∩ _, ,_ ⊂⌒( `Д´) < チャーハンなんてヤダヤダ! `ヽ_つ ⊂ノ ↑貞カヲ ジタバタ ∧,,∧ ( ¬_¬) 。・゚・⌒) じゃあピラフ作る / o━ヽニニフ)) しー-J _, ,_ (`Д´ ∩ < たいして変わっていないのヤダヤダ! ⊂ ( ヽ∩ つ ジタバタ 〃〃 ∧,,∧ ( ¬_¬) これ以上ガタガタぬかすと前歯折るよ / o━ヽニニフ しー-J ∩ ⊂⌒((;゚Д゚ ))ガクガクブルブル `ヽ_つ⊂ノ
一瞬貞シンがひろゆきに見えた……(゚Д゚ ;)
〃〃∩ _, ,_ ⊂⌒( つД´) < どうせならオムライスがいいよ! `ヽ_ ノ ⊂ノ ジタバタ ∩ ⊂⌒( _, ,_) < 卵入ってないとヤダヤダ… `ヽ_つ ⊂ノ ヒック...ヒック... ∩ ⊂⌒( _, ,_) `ヽ_つ ⊂ノ zzz…
貞カヲヤダヤダかわええw
そんなに卵が食いたいのか
貞シンの顔がいい
そういえばシンジたちはお互いの事なんて呼んでたっけ?
912 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/21(木) 05:39:22 ID:MRsltC0R
泣きながら寝ちゃうって子供か(たか&としツッコミ) そっちのぼく。とかだっけ
やっぱどうしてもそういう呼び方になるよな
/// l \ヽ\_ / /| |/ | ト、 \ \ ヽ ヽ―<__ |イ .|/_/| |-N\|\| ト、|\|::::::<_ |/ |/nヘ | ヘ_厂`' ヽ|k_〉l::::::::> 何言ってんのさ │ |「 ∧| ∧|::::::Z ̄ 僕は子供じゃないよ |ヘ ヽ__ レ'7ー¬―、 \  ̄ | /:::::::::::::::::::\ /ヽ -イ\ /::://::::::::::ヽ:::\ /:::::ヽ:::::::::〈:《ヽ ..:/:::/:::::::::::::::::::::::\::\ |:::::::>-::::::::::\_//::|:::::::::::::::::::::::r―>:: |::::::::::::─\:::::::::/:::::|:::::::::::::::::::::::|─::::::::
いや子供だと思います。
>>911 なんか隣同士だったので遊びにきた
うちシンジ同士はお互い君って呼ばせてる
三人以上だと混乱するけどなんとか…
貞シン「お風呂沸いたよ。誰から入る?」 庵シン「あ、僕はあとでいいよ。ご飯も作らなきゃいけないし」 貞シン「そうだね、僕も手伝うよ。じゃあ渚たちから入っちゃいなよ」 庵カヲ「じゃあ君から入ってきたらどうだい?僕は次でいいよ」 貞カヲ「え?いいの?」 庵カヲ「ああ、一番風呂はいいよ。リリンの生み出した」 貞カヲ「もーまたそれ?君のその言葉聞き飽きたよ」 庵カヲ「………」 庵シン「カ、カヲル君、僕はいいと思うよ!」 庵カヲ「ありがとうシンジ君…君は本当に繊細(ry」 庵シン「(確かにカヲル君って同じ事良く言うなぁ)」
貞カヲ「じゃーお先」 貞シン「…暴れてお湯汚すなよ」 貞カヲ「そんな事しないよ!もー、君って相変わらず僕だけに冷たいよねー」 貞シン「自業自得だろ!」 貞カヲ「なんでさ!」 貞シン「自分の胸に聞けよ!」 貞カヲ「? 胸に聞くってどうやって? …こう?」 貞シン「僕の胸じゃないよ!自分の胸だよ! 触るな!離れろ!」 貞カヲ「いたっ… えー?自分って…どうやって? おーい。 …こう? で、胸に何聞けばいいのさ?」 貞シン「…………」 庵シン「もう、また始まった…二人とも、いい加減に…」 庵カヲ「そうだよ、お湯が冷めてしまうよ…それに早く入ってこないとご飯が遅くなってしまうよ」 貞カヲ「だってシンジ君がわけわかんない事言うからさぁ。 あっそーだ。今日の晩御飯なに?」 貞シン「…オムライス」 貞カヲ「え?!ほんと!?」 庵シン「うん、君が食べたいって言ってたから、たまにはってもう一人の僕がモゴ」 貞カヲ「やった!じゃあさっさと出てきてさっさと食べようよ! …何してんの?」 庵シン「モゴモゴ」 貞シン「なんでもないよ! それよりちゃんと体洗えよ!お湯汚すなよ!!」 貞カヲ「わかってるー」 庵シン「モゴ…」 庵カヲ「そろそろシンジ君を放してあげた方がいいんじゃないかな…青くなっているよ」 貞シン「え? あ、ごめん!」 庵シン「ぷはっ!ゲホゲホッ!」
貞シン「……なんか、さっきから風呂場から不吉な音が聞こえるんだけど…」 庵シン「…?」 庵カヲ「不吉って、何がだい? はい、シンジ君これ皮むいたよ」 庵シン「ありがとうカヲル君。じゃあ次はニンジンをお願いしていいかな?」 庵カヲ「わかったよ。 で、どうしたんだい?風呂場からは水の音しかしないけれど…」 貞シン「それが怖いんだって… アイツ前に風呂でめちゃくちゃに暴れてお湯なくなってた事あったし… 水の音にしたって何か大きすぎない?」 庵シン「そういわれてみれば、そうだね」 庵カヲ「じゃあちょっと僕が見てくるよ。君たちはご飯の用意を頼むよ」 庵シン「ありがとうカヲル君」 貞シン「………」
ざっぱーん、ざっぱーん、ざっぱーん 庵カヲ「…! き、君は何をしているんだい…?」 貞カヲ「あ! あのさ、面白い事発見したんだ!」 庵カヲ「面白い事…?」 貞カヲ「うんちょっと見てて。あ、そこに立ってるとズボン濡れちゃうよ。下がりなよ」 庵カヲ「え、あ、ああ…」 貞カヲ「まず立ったままお湯をいっぱい入れて…」 庵カヲ「…なんだか嫌な予感がしてきたよ…」 貞カヲ「いくよ!」 ざぱーーー 貞カヲ「あはっ お湯が溢れて面白いだろ。 …あれ?きみいつからいたの?」 貞シン「………………………… へぇー…ずっとそれやってたんだ… どこもかしこも泡だらけで。 楽しそうだね」 貞カヲ「う、うん、楽しいけど… あのさ、何かきみ顔怖いんだけど… やりたいなら、別に真似してもいいよ」 庵カヲ「ほ、ほら、なんていうか…彼には悪意はないんだよ、許してあげてくれないかい?」 庵シン「そ、そうだよ!えーっと、ほら、ここでは水道代とか別に払わなくていいから…」 庵カヲ「払わなくていいからやっていいというのは、少し違わないかい?」 庵シン「ええ!? ちょ、ちょっとカヲル君どっちの」 貞カヲ「もーなんなのさみんなして。 あ、ねえ、そこのヒヨコちゃんとって。 さっきので流れてったみたい。ねえってば、聞いてる?ねえ、無視?」 貞シン「(ぷち) こんのバカヲル!!!!!!!! 大人しく入れって言っただろーーー!!!」 貞カヲ「いったぁー! 何すんのさ! グーで殴ったらいたいだろ!」 貞シン「うるさい!バカ!さっさと出て来い!!」 貞カヲ「ちょ、ちょっと…離してよ!まだ… ヒヨコ…」 貞シン「うるさい!前歯折るよ?!」 貞カヲ「ビクッ」
922 :
ラスト :2006/09/21(木) 21:39:12 ID:???
庵カヲ「バカヲル…」 庵シン「カ、カヲル君の事じゃないよ!」 庵カヲ「…シンジ君、半笑いなのはなんでだい?」 庵シン「え?!そ、そんな事」 その後、 ガタガタふるえながら全裸で正座させられる貞カヲルと、 仁王立ちでガミガミと説教する貞シンジの姿が小一時間ほど見られた。 貞カヲ「うーん、うーん…頭いたい…熱い…」 貞シン「じ、自業自得だろ」 庵シン「でも何も裸のまま…」 貞シン「…………ごめん……バカは風邪ひかないと思ってつい…」 貞カヲ「うーん、バカって言う奴がバカなんだー…」 貞シン「もう分かったから大人しく寝てなよ」 庵カヲ「そうだね。この星を生きるにはパンツはとても大切な物だからね」 庵シン「あの、カヲル君、そんなスケールの大きい話じゃなくて…」
>>917 ほんまや知らなんだ
いいねぇ、萌えるねえ
仲良いね、4人ともかわええ
萌え書けねから…
貞本シンジ「それは力量の問題だろ」
庵野シンジ「まぁまぁ、それなりに頑張ってるみたいだし…」
学園シンジ「萌え?」
貞本シンジ「だいたい、僕らを増やしすぎなんだよな…なんだよアッチの状況…」
学園シンジ「ねぇねぇ、萌えってなあに?」
庵野シンジ「えっ、な、何だろうね…」
学園シンジ「ねぇってばあ」
貞本シンジ「うるさい」
学園シンジ「なんだよっ、教えてくれてもいいだろーケチ!!冷血漢!!」
貞本シンジ「あーもう…静かにしろよガキ…」
学園シンジ「な!!じ、自分だってガキのくせに!!」
庵野シンジ「や、やめなよ二人とも…こんなとこまで来て喧嘩はよしてよぉ、もう…恥ずかしい…」
貞本カヲル「いつもこんな風に喧嘩してんの?」
庵野シンジ「そ、そういうわけじゃ……ごめんね」
貞本カヲル「喧嘩するほど仲が良い、だっけ?」
庵野カヲル「仲良きことは美しきかな…、ふふ、素敵なことじゃないか」
貞本カヲル「でもなんかガキ臭いなー」
貞本シンジ「き、君にだけには言われたくないんだけど…」
学園シンジ「そうだそうだ!!空気読めない君!!」
貞本カヲル「なんで?僕のドコがガキ臭いんだよっ」 貞本シンジ「そうやってムキになるとこ!!空気読めないとこ!!」 貞本カヲル「それはコイツも同じだろー」 学園シンジ「な、なんで僕なんだよ!?お前なんてアホのくせにっ」 貞本カヲル「なんだって!?」 庵野シンジ「もうっやめなよ三人とも!!いいかげんにしないと怒るよっ!?」 貞シンジ&貞カヲル&学園シンジ「「「ご、ごめんなさい…」」」 庵野シンジ「ほらっ帰るよ二人とも!!ごめんねカヲル君…迷惑かけて…」 庵野カヲル「い、いやいいんだよシンジ君」 庵野シンジ「それじゃあね…、そっちは仲良くやってね」 学&貞シンジ「「お、お邪魔しました」」 庵野カヲル「シ、シンジ君強くなったんだね…」 貞本カヲル「なんか保母さんみたい」 庵野カヲル「保母さん、か…可愛いね」 貞本カヲル「ねぇねぇ」 庵野カヲル「ん?なんだい?」 貞本カヲル「萌えって何?」 庵野カヲル「………」
925 :
918 :2006/09/21(木) 22:54:45 ID:???
>>923-924 いらっしゃい。
その後庵カヲが貞カヲになんて説明したのか気になりますw
萌えはリリンの生み出した文化の極みですよ
>916 >923 何のことだ?と思ったらシンジ二人の密室スレまた立ってたのか 記念に小ネタ書き逃げ 貞カヲル「…なんだってさ。良かったよね、専用の居場所が復活して」 庵カヲル「その割に、君は嬉しくなさそうだね」 貞カヲル「別に」 庵カヲル「そう?」 貞カヲル「…君はさ、心配にならないわけ?」 庵カヲル「それは、少しはね。…彼らのための部屋が用意されたということは、近いうちに 彼らはこの部屋から去るのかもしれない。ここに来たときのように、突然にね」 貞カヲル「僕は嫌だな」 庵カヲル「そう」 貞カヲル「君はどうなのさ」 庵カヲル「……」 貞カヲル「…なんだ、冷静に喋っといて、僕より君の方が始末に終えなくなりそうじゃんか」 庵カヲル「…そうだね」 貞カヲル「言ってみれば?」 庵カヲル「…何を?」
貞カヲル「嫌だ、ってさ。…ああ、わかってるってば。君は絶対そういうこと言わないよね。 わかるけどさ」 庵カヲル「…、ふふ、君にそんなことを言われるなんてね。…少し、気が楽になったよ」 貞カヲル「そりゃどーも」 庵カヲル「君は言わないのかい?」 貞カヲル「…たぶん」 庵カヲル「そうか。…君は変わったね。それとも、僕が見過ごしていただけかもしれないけれど」 貞カヲル「それって褒めてんの、けなしてんの?」 庵カヲル「言わないとわからないかい?」 貞カヲル「…冗談だってば。 とにかくさ、もしそうなっても、耐えらんないってことはないんじゃない? 僕らは覚えてられるわけだしさ。それに、一人になるってわけでもないんだからさ。 …嫌だけどさ」 庵カヲル「そうだね。…ありがとう」 貞カヲル「ん」 そのまま翌朝見事に寝過ごして貞シンジに叩き起こされるカヲル二人(+後ろでおろおろする庵シンジ)
929 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/22(金) 15:49:33 ID:hX1k0EJ2
おもしろいし楽しみなのに なんかおわっちゃいそうなヨカーン 気のせいだといいけど・・・。
930 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/22(金) 15:50:24 ID:hX1k0EJ2
おもしろいし楽しみなのに なんかおわっちゃいそうなヨカーン 気のせいだといいけど・・・。
931 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/22(金) 17:05:52 ID:z0ghGXTR
このスレの庵かをは見事に電波だな。
庵カヲは元々電波だ
終わるのやだし、もし次スレ作るならいっそのこと 「庵野貞本の両カヲルとシンジを閉じ込めたら」 とかにしたらいいんじゃねえ?
もう1スレ分閉じ込められるのかw 終わるっつーか、1000行ったら脱出だと思ってた
どっちかというと開放してあげたいw 巨大な農場を4人が共同経営とか
脱出したら補完が終わってて、4人だけ残った、じゃだめかなw 実は庵シンジはEOE後だが記憶がなく、庵カヲルも赤い海から戻ってきたんだけどやはり記憶がなく… みたいなwちょい無理やり過ぎか…
脱出したらカヲルが消えるのかと思ってた。密室の中でだけ存在していられるのかと。場経営も平和でいいなw
場経営って、おい!農場経営だよ。すまそ。
>>939 貞版もカヲルの死は確定したから、936みたいなのもいいよな。
こいつらには、ほのぼの幸せなままでいて欲しいよ。
ところで、兄弟スレ?の84-85は禿ワロタw
>937 俺もそれが気になる さんざん書き散らしといてなんだけど、どうも怖い なのでもう一発こんな話 庵シンジ「…ねえ、僕らって、いつまでここにいられるのかな」 貞シンジ「…さあ。見当もつかないよ。でも、そんなの前からわかってることじゃないか。 どうしたんだよ、突然」 庵シンジ「いや…別に、何でもないよ」 貞シンジ「…何でもないわけないんじゃないの」 庵シンジ「え…そう、かな。…あの、もしかして、僕、どっか変に見える?」 貞シンジ「少なくとも、普段通りじゃないよ」 庵シンジ「そっか…あの、どんな感じかな」 貞シンジ「何か、思いつめてる。…だと思う」 庵シンジ「…そう、だよね。…うん。何とか、納得しなきゃとは思ってるんだけど」 貞シンジ「納得って、何をだよ」 庵シンジ「ここのこと。ここにいるのが楽しければ楽しいほど、自分で忘れそうになるから」 貞シンジ「…だから、何を」 庵シンジ「いつかは、ここから出てかなきゃならないだろうってこと。 もちろん、みんなはわかってるし、わかってるつもりでいるんだろうけど、同じくらい 気にかけないようにしてるんじゃないかな。…僕は、怖いんだ。気がつくと、自分が 忘れたがってるってことが。心配で眠れなくなるより、その方が嫌だ」 貞シンジ「そんなの…それだって、初めからわかってることのはずだろ。 今頃になって考え始めても仕方ないよ。…どうせ、僕らにはどうにもできないんだから」
貞シンジ「…それより、ほんとに脱出できるかどうかを心配するべきだと思うけどな。それだって 保証ないんだし、外の人の良識に期待するったって疑わしいだろ」 庵シンジ「…それは、大丈夫だと思う。なんでって訊かれても答えられないけど」 貞シンジ「じゃ、何が心配だっていうんだよ」 庵シンジ「……」 貞シンジ「君は僕の知らないことも知ってるんだろ。なら、その分心配だって減るはずじゃないか。 何をそんなに不安がる必要があるんだよ」 庵シンジ「それは…」 貞シンジ「そうだろ? だったら…ああ、こんなの何言ったらいいかわかんないよ。そういう話は 渚に言えばいいだろ。僕より、彼の方がよっぽど親身に答えてくれるんじゃないか」 庵シンジ「…、それこそ、二人には言えないよ。こんな話」 貞シンジ「どうして」 庵シンジ「……」 貞シンジ「言えないならいいよ。でも、そうやって不安がってたら、何も言わないでもすぐに あの二人に勘づかれると思うけど」 庵シンジ「…君は、怖くなったりしないの」 貞シンジ「…わからない。 怖いのかもしれない。でも、何か言ったら、本当になりそうで嫌だ。だから何も言わない」 庵シンジ「…そっか。強いね、君は。…あ、なんか前にも同じこと言ったかな、僕」 貞シンジ「…僕のは、強いんじゃないよ。 嫌なことや辛いことを、なるべく感じないようにしてるだけだ。でも感じずに済むはずない。 いつか追いつかれるんだと思う。…ただの先延ばしだけだよ、こんなの」
庵シンジ「でも、君はその間に、自分で何か動こうとするじゃないか。僕みたいに嫌なことから 逃げて、閉じこもるだけじゃなくて」 貞シンジ「だけど、その結果何にもならなかったら、動いたところで意味ないよ。 何もできなかったってわかるだけだ。…僕のところは、そういうことばかりだった」 庵シンジ「でもそれは…、…そう…だね。 …何もしないよりはいい、なんて気休めにもならないよね。…ごめん。僕だって、 やっぱり何も言えないや。…何か、言えたらいいのに」 貞シンジ「…うん。何か思いつけたらいいのに」 庵シンジ「……」 貞シンジ「…あのさ」 庵シンジ「何?」 貞シンジ「どうやっても…何をしても、どうしようもないことって、あるのかな」 庵シンジ「どうしようもないこと…?」 貞シンジ「どんなことでも、僕らにできることっていつも少ししかないけど、さ。 全然何もできないことってあると思う? そういうことって、本当にどうにもできないと思う?」 庵シンジ「あるかもしれない。 …いや、そういうことの方が多いのかもしれない。 君も言ったけど、僕の周りも、そういうことばかりだった気がするから。でも…わからない」 貞シンジ「…わからない?」 庵シンジ「本当にどうしようもないかどうかは、…その通りでしかないのかもしれないけど、…でも、 わからない。わからないと思う」 貞シンジ「…どうにかできるとは、思わないのに?」
庵シンジ「そんなふうには、僕はもう思えない。…だけど、まだ、わからないとは思ってられそうだ。 どんな結果になっても…それで本当に終わりかどうかは、わからないんだと思う。 たぶん、生き続けてる限り」 貞シンジ「生きてれば…」 庵シンジ「うん。生きてるって、まだ考え続けてられるってことだから」 貞シンジ「そう…だよ、な。 …、なんだ、君の方がずっと強いんじゃないか。僕なんかよりさ」 庵シンジ「え…そんなこと、ないよ」 貞シンジ「そうだって。なんだか…君が僕で、良かった。そんなこと、今さら言っても変な感じだけど」 庵シンジ「…うん。でもそれを言うなら、君と僕が二人いることの方がずっと変じゃない?」 貞シンジ「はは…そっか。そうだよな、ここってそもそも変なとこなんだし、言っても始まらないか。 ここ、…どうなるんだろうね」 庵シンジ「わかんないよ。わかんないってことに、しとこう。もし、止められないんだとしても」 貞シンジ「うん。…そう、わかんないよな。四人とも、一筋縄でいくようなヤツじゃないし」 庵シンジ「そうだよ。…わかんないんだ。まだ」 書いてる人間が根が暗いからこうなるんだろうか >936さんは正直スゴイ この後は>928の最終行に続くってことにしといてください 長文読んでくれた人ありがとう
全米も泣いた。GJ! とりあえず、1000までまだ間があるしマターリしてるってのはどうだろう? 次スレを立てるかは970位で考えては? 自分的には次スレ有って欲しいんだけど。
>>947 自分もそれがいいと思う。次スレはあってほしいけど…
このスレ見てマザー3買って主人公の双子をシンジとカヲルにした… まさか「あのキャラ」がゼーレ化して、補完計画まがいの鬱展開… …が出てくるとは思わなかった。面白いけどトラウマになります
950 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/27(水) 23:39:48 ID:8i2ScUof
密室(胎内)から外に出たい人と残りたい人とで別れちゃうとか。 未来が有る人と未来が完結している人と。難しいか・・・。
>>936 は…
合う事がないはずのパラレルな二組が出会ってしまって、融合して一つになった世界に戻った4人
庵二人…EOE後記憶なし(話の流れでもどる)か密室脱出後記憶戻る(カヲル海から復活)
貞二人…カヲル自分が起こすはずだった補完が終わっててポカーン(でもなぜかホッ)
シンジわけがわからずポカーン
他の人が戻るかどうかはわからないけど、とりあえず4人で生きていく みたいな
こんなかんじかな…なんかわけわかんねwwスマソ
952 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/09/28(木) 04:10:31 ID:u6blnVOp
sage誰も死なないのがいいね。庵二人が貞二人を外に送り出し、貞二人が外に出たとたんに 庵二人はパシャる。庵たちはそれをわかっていた。貞は知らないまま。また会えるといいね。 なんつって。そんな鬱な続きしか思い浮かばない。希望キボンヌ
終わりたい人はこのスレが終われば卒業 それ以外の人は普通に次スレいけばいいんじゃないかな?
>951 そのとき世界は巨大な密室にってかw どうせなら他の人も全員戻ってきたりして もちろん二人ずつ 以後、人類は自分が二人存在する世界を生きることになるのだった 密室を出た四人はこの超困難かつ大混乱な世相を生き抜けるのか?!みたいな >953 このスレの終了と同時に終わるのが一番きれいな形だって思ってたけど (次スレに行ったはいいけど停滞してdat落ち、のパターンは多いし) なんかもったいない気もしてきた 密室ではないどっかにいる四人を想像したくなってきたというか 続くなら是非俺みたいなヘタレじゃない本物の職人さん降臨キボンヌ!! 終わるとしても、できれば誰も死んだり消えたりしない閉め方になるといいな
>人類は自分が二人存在する世界を生きることになるのだった >密室ではないどっかにいる四人を想像したくなってきたというか 激しく同意。大自然の中に協力し合って生きている4人とかも 健全で好感持てる。農場って案も出ているけどそれもいいかもしれない >俺みたいなヘタレじゃない本物の職人さん降臨キボンヌ 卑下しないでホスイ。貴様はもはや立派な職人だ
吊り以外のなにものでもないな
全くだな。時間を無駄に潰すのは未来の無い浮浪者のやることだ
卒業すべきなのかもしれない。こういった世界自体から
それは個人の自由 価値観の違い
>>959-960 (卒業)おめでとう。
>>957 ん〜、次スレとしてはどうなんだろう。マザー3をやった人限定のスレになっちまうからなぁ。
スレタイがカオスすぎる
綺麗に終わるべきだった
貞エヴァ10巻までを前提として”一応の最終回”を 書き進めていたんだけど、投下してもいいかい?
wkwktktk
構わないんじゃないかな じゃそれが済んで、もし1000までレス余ってたら埋めに来るよ ガンガレ!
969 :
966 :
2006/09/30(土) 12:32:45 ID:??? サンクス。 夜までに投下完了出来るよう頑張ります