「しんちゃ〜〜た〜だいま〜〜」
「また飲んできたんですか!?」
「悪い〜?大人は大変なんだから、少しぐらいはめ外してもいいじゃな〜い。」
「ミサトさんははめ外しすぎですよ!まったく、はい水」
「ありがと〜…」
「ぷはぁぁぁ!少し酔いがさめたわ」
「明日は僕の進路相談があるから早く寝てくださいね。お休みなさい」
リビングを去るシンジ。ふとミサトの手がシンジの腕を掴む。
「!?な、何ですか!?」
「あ、ごめん、まだ少し酔ってるみたい。何でもないわ」
「ミサトさん……泣いてるの?」
「…少しだけ我慢して…」
ミサトはシンジの腕にしがみついてひたすら泣いた。いつのまにかシンジを抱き締めていた。
「ごめんね…最近辛いことが多すぎて…」
「気にしないでください。誰だってそういうときはありますよ。」
「今晩…付き合ってくれる??」
「えっ!?…………は、はい」
小さく頷くシンジ。ミサトはシャワーを浴びて、シンジの手を引き自分の部屋へ入っていった。
_, ,_
( ‘д‘) そこは一緒にシャワーだ!
「じゃあ、頼んだわよ」
ふとんにうつ伏せになったミサト。
「あっ、あの!僕…その…初めてだからどうやればいいのか…」
視線を左右に反復して顔を赤くしているシンジ。
「そうなの?アスカに頼まれてやったことないの?」
「ぼ、僕はアスカとはそんな関係なんかじゃ…」
「しょうがないわね…私が教えてあげるわ。」
シンジの手を自分の腰の辺りに持っていくと、シンジの手は震えていた。
「あっ、そこよ!そこそこしんちゃ〜ん」
「わかりましたよ。もう…」
「あぁーーーんっ!!最高よ!!だいぶうまくなってきたわね…じゃ、次はここよ、もっと力入れて!」
「はい…」
2人の怪しい会話にアスカは気付いたらしい。気になって抜き足差し足でミサトの部屋に近づき。そっと襖を開けてみる。
(!?)
シンジがうつ伏せねミサトの上に乗っている!?ミサトが喘いでいる!?
「ミサトさん!変な声ださないでくださいよ。アスカが起きちゃいますよ!」
「いいじゃない!気持ちいいんだから!」
アスカは目眩がしたがしばらく2人を観察していた。
「しんちゃんマッサージの才能あるんじゃない?」
「そうですか?」
マッサージ??その言葉が出た瞬間、ちょうどアスカは襖をものすごい勢いで開けたのであった。
「わっ!?何よアスカ!?」
「何よはこっちのセリフよ!もう勘違いしちゃったじゃないの!!シンジのバカ!ミサトのバカ!」
アスカはずかずかと自分の部屋に帰った。
「荒れてるわね」
「いつものことですよ…僕も寝ます。」
「ちょっち待った!これから毎日マッサージ頼むわね〜♪」
「はぁ、考えときます。」
あきれた顔のシンジもまた部屋に帰っていった。