1 :
>>1:
さぁ祭りの始まりだ!!
2 :
>:2005/09/04(日) 19:56:38 ID:W9MFddgJ
(´∀`)
祭りが始まったら呼んでね!
糸冬 了
もぐレイ支援age
伸びねえなあ
それじゃ後で、適当にコメディでも置きに来ますよ。
箱根湯本…ここには数々の温泉旅館、湯治客が訪れる。
いわずもがな、温泉街である。
碇シンジ…彼もまた、この地に癒しを求めて来た一人である。
「冬月さん、予約してたとこの送迎バス…見当たりませんね…」
「ふむ、時間は間違って無い筈だが…少し待ってみようか。」
荷物をベンチに置き、一息つく一行。
本日は男三人旅…父との外出などは滅多に無いからシンジは少しばかり浮き足だった気分だ。
行きのロマンスカーで少し酒を入れた冬月とゲンドウも、その顔をいつもより緩め…何とも微笑ましい家族旅行と言った所か。
「あの、失礼ですが…碇様御一行でしょうか?」
声をかけて来た一人の少女…おおよそ日本風ではない髪や目の色は、異性にはグッと来るものがあった…
「あ、あぁ…宿の方ですか?確かに、碇ですが。」
冬月が、少し遅れて答える…それに対する少女の丁寧な会釈が、宿の格式を物語る。
「お待ちしておりました、お車はあちらにございます…お荷物は?」
「あっ、僕…持ってきますよ…」
シンジが言うが早いか…少女の合図によって呼ばれた少年が、荷物を瞬く間に抱えて車に乗せた。
「…どうぞ、お宿へ御送り致します。」
車こそよくあるバンであったが、運転が上手いせいかカーブごとに外の情景を楽しむ余裕があった…難を言えば、運転手の少年の話が煩くなければ最高だったのだが。
車を降りると、旅館の入口では数名が出迎えてくれた…
眼鏡に長髪の男性、ショートにロングの女性と、見た目に統一性は無いが綺麗な整列とお辞儀…間違いなく、しつけは良い様だった。
「…こちらになります、お食事は8時にお持ち致します…何かありましたら内線からフロントへ御言いつけ下さい。」
「あぁ、有り難う…少ないですが、これを。」
冬月が小さな封筒を、少女に手渡す…
最近の若い客は知らない事が多い、心付け。
ちゃんとした所では、こういう所で客にも格が付く…中身は3〜5千円入れておけば、後々の対応に決して悪い事は無い。
「有り難く頂戴致します…どうぞ、ごゆっくり。」
「いやぁ〜、久しぶりにゆっくり出来そうだな碇…」
「あぁ、噂通りの宿だ。」
早くもゲンドウと冬月は、お茶を入れてくつろいでいる。
…シンジはと言うと、さっきの少女がとても気になっていた。
「…若女将、なのかな?」
窓際でお菓子を頬張るシンジ…
彼の中でこの数日間は、忘れ難い事になるのだった…
――――――――つづく。
「どうだ、夕食の前に一風呂浴びないか?」
ゲンドウの珍しい発言に、冬月もシンジも賛成した…
「女は長風呂だから、一緒に来るとすぐに部屋には戻れんからな…男同士と言うのは、こういう点で気兼ねしなくて良い。」
普段一緒だとそんな言葉到底聞かないので、シンジにはとても新鮮に思えた。
母も来れば良いと思ったが、いかんせん予定が合わなかったからしょうがない…
風呂はとても気持ちが良かった。
食事まで時間があるから、シンジは冬月にサウナで何度か挑戦した…
が、結果は冬月の圧勝。
ゆっくり水風呂に浸かる冬月が、少し化け物かと思えるのだった…
ゲンドウはその間、数々の温泉に浸かっては外で風に当たる…というのを繰り返していた。
…どうでも良いが、その眼鏡はいつも以上視界が悪い…と思うシンジ。
時計は、19:30を回ろうとしていた…
…ふと聞こえる高い声。まぁ、隣りの女湯にも人が入ったのかな…と一同思ったその時。
「わぁ、ひっろ〜い!!貸し切りなのー!?」
少女が声を上げて入って来た!!
幸い…なのか、三人は外の露天風呂に居たが…出入口からは老若の女性がちらほら入って来た。
(い、碇…非常にまずいぞ!?交替の時間は夜9持じゃなかったのか…!?)
極力声を抑え話す三人…逃げ場のない分、失敗の許されない脱出作戦…
果たして、見付からずに抜け出せるのか?
(…シンジ、ここはお前が囮になれ。)
ゲンドウが腕を組み、静かに告げた…
(…な、何言うんだよ父さん!?酷いよ、自分さえよけりゃ良いの!?)
(…なるほどな、碇。それが一番妥当か…)
(ふっ、冬月さんまで!!…二人して自分さえよけりゃ、ですか!?あんまりだっ!!)
(まぁ待て、シンジ君…君がこの中で一番説得力を持つんだよ…)
冬月が作戦を説明した…まず、姿を現さずに物陰からシンジが女性達に呼び掛ける…
男女の温泉の切り替わり時間に中に居たが係員が来なかったと説明し、納得させた上で冬月、ゲンドウも説得に参加…説き伏せて堂々と外へ!
という流れだった。
(君が上手く切っ掛けを作れば、後は私達に任せなさい…相手も人情があるから、きっと上手く行くさ!)
冬月の心強い言葉にすっかり聞き入ったシンジは、深く頷いて配置に着いた…
(…お前は、人を諭すのが相変わらず見事だ。)
(…今は、私の尊厳にも関わる事態…必死なだけだ。)
冬月が、ニヒルに笑う…
まずは、ドアの中に入らなきゃならない…その後、柱の影からシャワーのある半個室の所へ移り、そこから説得を試みる手筈だった。
…裸体の女性が並ぶ情景を、シンジは必死な理性と助かりたいという思いで覗き込む…
(…ッ!!)
見た方向には妖艶なラインと豊満な身体が並び、その一つを正面から拝んでしまった…
幸い、まだ気付かれてはいなかった様だが。
…シンジにとっては、予想外に困難なミッションになりそうだ…
高鳴りと言う表現越して、もう炸裂寸前の鼓動を抑えつけてもう一度確認する…
今度は、全員が後ろを向いている!
ここぞとばかり、姿勢を低くして中に侵入したシンジ…
柱に背を付けて、気分はスパイか何かの様だった…状況を除けば。
遠めから見守るオヤジ二人…いや、一人は明らかに別を見ている。
例えその目線が眼鏡に隠れても、雰囲気だけでそうと判ってしまうシンジ…
(…父さんのバカ…!!)
まぁそれでも父親だし…後の説得では強力な助っ人となるのだからと目をつぶり、
三度相手の様子を探る…
(よし、後ろ向いてる!!)
シンジは姿勢を低くして、柱から目の前の物陰へと渡る…
びたんッ
何人かが振り返った!
運悪く足が滑り、前に向かい転ぶシンジ…
三分の一は物陰に入れたが、足は見事に丸見えだ。
「わ、大丈夫ですかぁ!?」
ぺたぺたと足音が近付く…見られたら確実に明日は無い!!
「だっ、大丈夫ですっ!!ご心配無くっ…」
「そ、そうですか…」
…足音が止まり、ほっとするシンジ。
遂に残す作戦は説得のみとなった…冬月とゲンドウも、あれから上手い事柱の影まで進軍している。
さぁ、勇気を出して第一声…決まれば晴れて脱出だ!!
「…みなさん、少し聞いて貰えますか!」
…何人かが振り返る…
「あの…ここのお風呂の切り替わり時間は、9時から…ですよね?」
「え?7時から、じゃないですか!現にあたしらそれで入ってるじゃないですかー。」
…一人が声高に答えた内容から察すると、どうやら19時の表記を見間違えたものと思われる…ゲンドウが。
「あの、それで…ここに手違いで男の人が紛れ込んでるんですけど…」
そこで、気配が一斉にこちらに向いた。
「何、ウソ!?」「どこよ…」「そっちに居るの?」「やだ、覗き?」
様々に交わされる声の中に、一つまずいものがあった…こっちに来る!?
再びぺたぺたと近付く足音に、シンジは必死に声を出す!
「いや、違うんです!覗きとかじゃなくて不可抗力で…違う、係員の人が来なくって…」
慌てるシンジに、影が一つかかる…蜂蜜色した長髪の女の子が、仁王立ち。
「はひゃあっ!?」
「ん?でぇその女の敵って何処に居るのよ?」
…目のやり場に困るが、奇跡的にバレて無い…!?
身を縮めて主要箇所を隠したのと、シンジの風貌がまだ男っ気に満ちて無いのが幸いした様だった…
「…ほらアスカ、いくら女の子同士でも初対面でそんな風にさらけ出すのは…はしたないわよ。」
続いて金髪ショートのお姉さんが現れて…シンジの心臓は、今迄に無く鼓動が唸りを上げている。
「ま、そうね…ほら、アナタもこっちで入んなよ、風邪ひいちゃうよ?」
少女に手を引かれ、シンジは必死に前を前を押さえるのだった。
…説得作戦は失敗。
ゲンドウと冬月は、柱の影に身を縮めて一連の出来事を見ていた…
(あいつには失望した…冬月、俺達だけでも逃げるしかあるまい。)
言うなり湯の中に身を沈めるゲンドウ。
(…すまんなシンジ君、だが私もまだ威厳を捨てたくないのだよ…)
と、続く冬月…
濁った湯の中を潜行する二人に、女性達は誰も気付かない…
むしろこの様な大胆な作戦こそ、偉大な功績を残すのではないかとも思えてしまう冬月。
…まぁ、古来からこういう事にはオチが必ず付く決まりなのだが…
手を引かれ、猛烈な恥じらいと置かれた窮地にパニック状態のシンジ…
彼が、二人の後ろ姿を見付けてしまった。
「あっ!?父さん!!」
一斉に二人に突き刺さる視線。
もう出口も目の前で、二人の歴戦の雄姿はその尻を硬直させた。
「キャー!!」「変態!!」「覗きぃッ!!」「いやぁーッ!!」
飛び交うお風呂用具を掻い潜り、冬月とゲンドウは何とか脱出した様だった…
「はぁ、はぁ…あなたの言ってたの、アイツらだったのね!?」
「う、うー…うん。」
取りあえずは、顔も見られず助かったし…バレてしまう事も無さそうなので、頷くシンジ。
「あっ、ええと…僕もでるよ…」
「へ?僕?」
「ち、違うよ!あの、私も!私ももう…」
あぁ、お約束の如く落ちるタオル…さらけ出す前。
シンジは真っ白になった…
「ひっ…ぎゃあぁぁぁぁぁッ!!」
先程から手を引いていた少女の悲鳴と共に走り出すシンジ…
泣きたい思いだったが、まずは逃げるしかなかった。
驚きの余りに少女はへたりこみ、追って来なかったのはラッキーだった。
籠から自分の着替えをひったくり、隣りの男湯入口へ行こうと飛び出たその時…
…気が付くと、出迎えてくれたあの少女の下敷きになっていた。
「あ…ぅわっ!?大丈夫ですか!?」
「う…えぇ…あ…ごめんなさい!お客様にこんな…」
慌てて上から退いてこちらに向く少女…
「ってあぁっ!?こ、こっち向いちゃダメッ!!」
…慌てて隠してもはみ出すし、少女は口を押さえてしっかり見ちゃってるし…
もう、シンジは泣きたい所でなくて泣いてしまった…
「な…なんでこうなるんだぁ〜ッ!!」
…泣き叫びながら逃げ出すシンジを、少女は頬を赤らめて見送るのだった…
一同、大いにぐったり。
あの後、女性客達には宿の方から説明をしてもらい…やっとこ事無きを得た三人。
まぁ、一人にとっては心に何か深いモノを負ったが…
食事を片付けに来たあの少女が、チラチラと自分を見る度に…心の奥底に鉄球でも叩き付けられる思いをしていた。
「…僕、帰りたくなったよ…」
一日目、ましてやほんの数時間で余りに色々起きてしまった…しかも、(健全な中学生の彼としては)決して良いとは思えない事の連続。
冬月は、そんなシンジにお茶を淹れてあげるぐらいしか出来なかった…
女の子に間違えられてるシンジきゅんモエスwww
良スレのヨカーン
食事が終わったので、冬月とゲンドウはもう一度風呂に。
シンジは…そんな気にはなれなかった…
かと言って、このまま部屋に居たらまたあの少女との鉢合わせがあるかもしれない…
財布を持って、仕方なく部屋を出る。
ゲームコーナーで、適当に時間を潰そうと行ってみると…なかなか、広いスペースと豊富な機種が揃っていた。
さて、何からやろうか…
「あーッ!?あんたさっきのぉーッ!!」
無難なパズルゲームをやっていたシンジに、聞き覚えのある声が刺さる…
「あんたさっきはよくも騙したわね…ボッコボコにして警察に突き出してやる!!」
言うなりシンジの首根っこを掴んで引き倒した!
「わっ、やめてよ!?さっきのは間違いなんだ!誤解だよ!!」
今にもその拳と口が火を吹きそうな少女を、これまた見覚えある金髪のお姉さんが制止してくれた…
「さっき宿の人から説明されたでしょ?この子は悪くないわ…あなたの早とちりも在ったのだし、ね?」
「でもぉ…コイツ私の裸を…」
少女の言葉が先程の二人の裸体をフラッシュバックさせ、シンジは顔を真っ赤にした。
「まぁ、人生こんなこともあるわ…可愛い子だったから、まだ良かったでしょ?」
そう言った金髪のお姉さんの唇に目が行き、再三鼓動が臨界へ近付く…
「私は赤木リツコ、この子はアスカラングレー…日本だと上に惣流が付くわ、よろしくね。」
不機嫌に手を差し出す少女…アスカに手を伸ばすシンジ。
…立ち上がる時に力が入り鼻血が出て、思い切り蹴飛ばされるハメになるのはこの数秒後の話。
×…に手を伸ばす
○…の手を借りて立ち上がるシンジ。
∧ ∧
(;゚Д゚)大目に見てケロ
〜(___丿
何とか鼻血も止まると、シンジはアスカに引き回される…
「よし、コレやるわよ…ほら、お金!」
…どうやらシンジは彼女の為に、ここで散財する事になる様だった…
「オラオラオラオラぁッ!!腹癒せにゲームでのしてやるわぁッ!!」
画面で踊る格闘ゲームのキャラクター…シンジが上手くカウンターを入れると、すかさず少女からの睨みが入る。
…結果、ギリギリだがアスカの勝利。
「はっはーん♪こういう時は、やーっぱ正しい方が勝つのよねー!…次!!」
…という具合で一進一退、何機かあるビデオゲームでは通算で引き分け。
続いて目に入ったエアホッケーで、決着を付ける事になった…
「くっ…こんのぉーッ!!」
「ふっ!!」
「あぁっ!?」
カシャン…
シンジ、圧倒的優勢。
「…くぅ〜、あんたズルでもしてんでしょ!?」
「なっ!?どうしてそんな事言うんだ…うわっ!!」カシャン…
「君の方がズルいじゃなか!!」
「スキを見せた方が悪いのよ〜ん♪」
得意気になるアスカを睨みつけるシンジ…ふと、乱れた胸元に目が行ってしまう…
そして、それは彼女のほてる裸体を彷彿させて…シンジは途端に動きが悪くなる。
「ホラホラ、どーしたのよッ!?」
連続得点するアスカ…更に乱れる胸元に、ますます動揺するシンジ…
今それを直せと発言したら、パックではなく鉄拳が飛んできそうなので必死に猛攻に耐える。
点差は一点、次が正念場だ!
「はぁぁぁぁッ!!」
アスカがより気合いを入れて打ち込み始める、自制心とギリギリの集中力で耐え凌ぐシンジ…
「いただきッ!!」
アスカが身体を振った逆へとすかさず打ち込む!
「ダメぇッ!!」
アスカは咄嗟に空いた手を伸ばし、手でパックを叩き押さえた…
両手を左右に広げたその格好は胸元をより一層はだけさせ、シンジに精神的な大ダメージを与えるのだった。
「くーらえぇーッ!!」
動けないシンジに、アスカは容赦無くパックを滑らせた!
カシャン…
「よっしゃー同点!!」
…が、次のパックは出て来ない。
得点表はシンジの一点リードで止まっている…
「はぁ〜!?なによコレ、インチキだわ!!」
台を蹴っ飛ばすアスカ…そこへ、
「…お客様と言え、そういう設備の扱いはいけないわ。」
あの赤目の少女が何処からか現れた。
「なーによあんた、エラそうに…コレがいけないのよコ、レ、が!!」
そう言って盤面をベシベシ叩くアスカ…
「…いいわ、あくまでそういった態度なら…私と勝負して!」
「…望むところよ!アンタなんか片手で捻り潰してやるわ!!」
「…血の気、多いのね。勝負は、あちらで行うわ。」
…少女の指す先には、マッサージ機が立ち並ぶ広間。
そして、その広間の中央に設置された緑のコート…
「私は、綾波レイ…私が負けたら、旅費はタダよ。」
奥からラケット数本とピンポン玉を持って来た赤目の少女…こと綾波レイ。
「…アンタ、二言は無いわね?言っとくけどアタシもドイツじゃ白球の火…」
「あまり誇張すると、後で情けなくなるわ…ここは箱根、温泉街。貴方が私に勝つ事は無いわ。」
「…ッ!!上等よ、旅費+お土産も付けて貰うわ!!」
アスカのサーブ!
…流石、言うだけの事はあってスピンのかかりはハンパでは無かった。
しかし、綾波もまたそれを無造作に返し…綾波が優勢に立っていた。
「…タイム!ラケットを交換するわ!!ちょっと待ってなさいよ!?」
そう言って走り去るアスカ…気持ちとしても、かなり追い込まれてるらしかった。
「…強いんだね、君って…」
シンジは、うっすら汗を浮かべる綾波に話しかけてみた…
「…ふふっ、ようやく話しかけてくれましたね?」
あっと声を出して、さっきの出来事を思い出す…
「あっ…の…さっきは…」
「先程は失礼致しました、よろめいた所にお客様がいらして…あの様に。」
「…僕こそ、あの…裸で外に出ちゃって…」
そこで二人は顔を赤らめて、黙り込む…
この宿に来てから、シンジは心臓が休み無く激しく鼓動している気がするのだった。
「待たせたわね…覚悟しなさい!!」
いつの間に戻たアスカが、ケースから赤く燃える様なラケットを取り出した…
「アンタ、あたしはコイツでの温泉卓球は…負けた事無いのよ?」
「…そのケースにあるシール、見れば判るわ…でもこの宿で、なおかつ私に挑むのは…間違いだったわね。」
ここはエヴァ板です。
名前だけ同じでエヴァと関係ない話は、どっかよそでやってください。
まぁそんな事言うなって
作者GJだぞ
「…湯本の女王は伊達じゃないわ!!」
綾波の放つ鋭いサーブ!
明らかにさっきのものと違うボールの唸りがそれを物語る…
対するアスカもそれを果敢に切り返す!
今や、その回りには徐々に人だかりが出来ていた…
「…どうしたのよ、女ー王ー様?」
なんと、試合はアスカの三点リードでマッチ。
綾波は少し息が荒い…
「甘く、見てただけ…ハンデをあげるのは当然よ、お客様?」
その言葉に歯を剥いたアスカが、一番強烈なサーブをお見舞いした!
「頑張れ、綾波さん!!」
…綾波の目に、炎が宿った。
アスカの放つ強烈なトップスピンを、下からの垂直なラケット捌きで受け止めた!!
腕を振り上げたその体勢で身体が浮き、遥か上方よりアスカのコートに白球が叩き付けられる!!
「す…すごい…」
思わず誰もが息を呑んだ…アスカはそれを不敵に笑い、構え直した。
点差は二点、綾波のサーブ…
天井高く舞い上がる白球を、身体を捻り素早く袖の影からうち放つ!
(王子サーブの変化型!?こいつ…こんな秘密兵器を!!)
「上等よぉーッ!!」
それを見事なカットで返すアスカ…だが、ただのカットではない。
白球は、着弾地点から真横にそれる!!
(何て回転力…!?でも…ッ!!)
ギリギリそれを返す綾波…しかし、返球は勢いも弱く明らかなチャンスボールだった!
「これでっ、ラストォーッ!!」
上から振り被り、叩き落とすアスカ…
―――次回、決着!!
>>24 ここはエヴァ小説スレです
原型留めてないと小説と認めない厨房はどっか他所へ行って下さい
だよな。
コテハンつけてくれてるんだし
読みたくない奴はNGワードに入れて無視すればいい。
俺はこういうノリは好きなので読む。
>原型留めてないと小説と認めない
違う、エヴァという作品の設定を一定使っていないと「エヴァ小説」とは認めない。
あたりまえ。
アスカのコートに、白い軌跡が伸びた。
アスカの強烈なスマッシュを、綾波は身体を回転させる事により回転力もろとも球を打ち返すという…文字通りの離れ業を見せたのだ!
遅れて沸き上がる歓声と拍手に、アスカはラケットを握り直す…
「同点、ね…どうする?正式に二点先取で行く?」
綾波が低く構え、アスカの返答を待っている…
「…温泉卓球らしく、一発勝負!!来なさいッ!!」
アスカも同じく身構えた…
「フフ…じゃあ、温泉卓球らしく…最後は華々しく決めましょう…」
そう言って放り上げた白球は先程と同じく舞い上がり、袖の影からスピンをかけてアスカへ飛び掛かる!
「何度も同じ手は…食わないのよぉーッ!!」
初球からアスカも全力スマッシュ…二人の間では熾烈なスマッシュラリーが展開される。
…シンジはふと周りを見回すと、どっから沸いて来たのか他の旅館の従業員まで駆け付けている模様…
たかだか温泉卓球に、どうしてこうもアツいのか…いまいち理解出来ないのだった。
「くぉんのぉッ!!」
「やらせないッ!!」
…二人共、目の温度が尋常でない…いや、綾波は薄く笑っている…?
「ふっ…あなた…はッ!!…一つ良い…かしらっ!?」
「やッ!!…何よッ!?」
「ハッ!!…ブラ出てるわ。」
この一言で、勝負は呆気なくついた…
アスカは最後まで罵ったり、卑怯!!と喚いていたが…
これもまた、温泉卓球の醍醐味なの…か?
「…先程は、応援ありがとうございました…お陰で勝ちました。」
綾波が、衣服を正し会釈する…
「いや…ただ、アスカよか君を応援した方が良いかなって…それだけで…」
「…そうですか?では、期待しない方が良いのかしら…」
「へ?」
「…何でも、ありません…それではまた。ごゆっくり、碇様…」
意味深な言葉を残して去る綾波、シンジは後々になって痛い程に意味を理解するが…
それはまた後ほど。
アスカはリツコさんが連れて行ったし、シンジは今度こそゆっくり風呂に入ろうと思った。
部屋に戻るとまだ髪も濡らしたままに冬月達が、酒で顔を染め上げている…
まぁ、後は寝るだけだろうし…とほっといて、一人ぺたぺたと大浴場へ向かう。
案の定、誰も居ない浴場…身体を洗い、手足を伸ばしくつろぐ…
(…疲れたけど、こうしてお風呂入ってると…まぁ、チャラになるかな…)
…などとシンジはタオルで顔を覆って、湯の香りに心を溶かすのだった…
程よく茹で上がり浴場から出て、シンジは畳の広間で涼む。
備え付けのお茶とうちわで、すっかり気分も和んでいた…
「あら、碇さん…お湯の方はいかがでした?」
…何処からかやって来た綾波も、同じく湯気をあげて…風呂上がりの様だった。
どうやら勤務時間も終わったそうで、卓球の汗を落としてきたらしい…
さっきの着物よりラフな浴衣が、何とも目新しく…
その上気した肌は、シンジの鼓動を穏やかに加速させた…
「あ、そうそう…この宿には大浴場の他に、離れの露天風呂もあるんですよ?」
「へぇ…明日、行ってみようかな…」
「今夜は月も綺麗ですし、今からでしたら…私がご案内します。」
「えっ!?でも…綾波さんも、今お風呂入ったばっかりだし…」
「…私の案内はお嫌ですか?」
「い、えっ!?そんな事は…」
「では、善は急げ…早速参りましょう。」
…てな具合で、シンジは綾波に連れられて露天風呂へ…
途中、大浴場に行くアスカと鉢合わせ…彼女もついて来る事に。
「…こんな暗い山道…電気とかないのぉ!?」
「そんなもの必要無いわ…もうすぐ着くし。」
ブー垂れるアスカに綾波はパッパと返す…そういえば、いつの間にかアスカにはタメ口な綾波。
「へぇ〜、なんかムードあるわねぇ…さて、更衣室は…」
「アレよ…さ、碇さんも…入口はあちらです、一応。」
一行は別々に入り、それぞれ籠に衣服を入れる…
こんな山奥だと鍵とか付けなくても、盗られる心配も無いのがありがたい。
シンジは早速湯気を掻い潜り、乳白色の湯に浸かる…少し熱めの湯は、ピリピリと刺激を感じ気持ち良かった…
「ふぅん、ちゃんと垣根もついてるわね…コラァーアンタぁ!!覗いたら捌いて、猪の餌にしてやるからねッ!!」
アスカの声…そんな事する訳ないじゃないか…と、シンジは首まで湯に沈みながら(心中で)反論した…
>>29 >>24 >名前だけ同じで
自分で共通点言ってますが何か
あと、性格とかな
じゃないと鋼鉄の存在意義とかなんなんだと
名前がシンジとアスカならエヴァなのかよ。
種死だってレイもアスカもいるからエヴァだなwwwww
プギャ(ry
種死の話をしたいならエヴァ板じゃなくてシャア池
名前をアスカやレイにしただけでエヴァだと言うなら
種死もエヴァだな?という厭味だろう
38 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/13(火) 17:19:01 ID:Ly27zIhr
おまえらのオナニーでキャラを捏造したFFなんてみんな同じだよ。
えーと、ごめんなさいね…多少誤解があった模様。
各キャラ役の上で、頭の辺りは言われた通り性格的特徴が表に出てないor判りにくいです。
(特に綾波…)
まあ、も少しお付き合い願えれば幸いです。
何とかなります。
コメディがテーマですので、イメージベースは学園でお願いします。
(…レイは別デスヨ?)
本編イメージだと、確かに種クラスorそれ以下ですから…
…素人にはお薦めしない一品ですw
「…碇さん、湯加減どうですか?」
垣根の奥から響く声にシンジも上機嫌で答える。
「えぇ、すごく良い湯です!パンフレットに無かったから、ビックリしました!」
「それは良かったです…本来一般のお客様は、お通ししてない秘湯ですから…」
そんな普段来られない場所の上、この気持ち良さ…シンジはそれを、心から堪能した。
「…温泉玉子、召し上がります?」
「えっ…?あっ、はい!」
…温泉玉子…?
まぁ、確かに温泉街に温泉玉子…おあつらえ向きだが、こんな人気の無い所に有るのは…少し変な話である。
と、次の瞬間…垣根の一部が開き、綾波が入ってき…
綾波!?
「ぁわっ!?きゃぁぁぁぁっ!!」
…悲鳴を上げたのはシンジ。
慌てて岩に背中を押し付け、そちらを見ないようにする…
「…どうかしました?急に隠れたりして。」
「い、ぁ…な、何で普通にこっちに入って来てるんですか!?」
「はい、玉子どうぞ…何だったら、饅頭も出しますけど…」
「へ!?あ、いや…玉子だけで大丈夫…」
お盆をこちらに押し出す綾波の手…今、間違いなく岩の影に彼女が居る。
理性がなけりゃ、今にも飛び出しかねない自分が嫌にな…
「あ、塩使うわよ。」
「あ゙ー!!あっ!?アスカまで何でこっちに入ってるんだよ!?」
「何よ、玉子独り占めする気ぃ!?」
「違う!!男湯だろこっちは!?」
「だって、考えたらアタシもう見られてんだし…あんたに度胸ないのは分かったから、どうでもいいか…ってね。」
そこで怪しい笑みを浮かべ、ギラリと睨むアスカ。
「…ま、襲って来てもブっ殺すだけよ。」
あぁ、結局色んな意味で心が休まらない…湯に沈むしか逃げ場の無い、シンジだった…
つか、最近は萌ねらいのFF(ちょっとエチーで、それくらいしか特筆がない)みたいなやつばっかになったよなぁ。
特に板投稿のFFは。
寒い時代だと(ry
正直、こういうのはいい加減飽きた。
こんな深みが無いマンネリなFF、書いてて楽しいのかね。
翌日、父親の股ぐらで目が覚めたシンジ。
胸元に当たるスネ毛の感触が何とも心地良い…訳が無い!!
昨夜露天風呂から帰ると、
〈冬月対ゲンドウ・枕投げ大戦〉
が開催中…
シンジは(強制的に)ゲンドウの盾として冬月の猛攻を受けるが、全員最終的には疲れ果てて寝てしまった…という事があった。
事の始まりの二人といえば
「良い運動になったな…」
「あぁ、爽快だった。」
…などと、疲れのつの字も無いご様子。
内一人節々の軽い痛みを引きずって、一行は朝食を食べに宴会場へ…
疎らな客の中、お腹も満たされた三人。
冬月がまた風呂に行くと言ったので旅館に車を出してもらい、シンジはゲンドウと共に街に降りた…
「父さんと出掛ける何て…って、コレもう言ったね。何処行くの?」
何やらそわそわ気味のゲンドウ。
「…実はな、この辺りの…ッ!!」
「え、あ!?待ってよ父さーん!!」
…言いかけて走り出したゲンドウを追うと、そこには数名のジジババが列を成して居た…最後尾にゲンドウ。
「…はぁ、はぁ…父さん、一体何なの!?」
「俺はこの為に箱根まで来た…シンジ、お前には五千円やろう…どっかで好きに遊んでろ。」
いつも以上、その顔は笑うと怪しさを醸し出す…
しばらくするとなつかしの軍艦マーチが…さっきまでの列とゲンドウは、みるみるその先へと吸い込まれていった。
「…そういえば、母さんに止められてたね…」
…朝っぱらから唯一活気のある場所…そこは、さびれた看板のパチンコホールに他ならなかった。
しまった…
書いてる内何とかなるかおもてたら、このままダレそうにorz
住人の人に深くおわびを。
精進しなおして来る、本とごめん。
よし、帰れ。
とりあえず「…」を多用するのいはやめたほうがいいよ。
セリフはともかく、地の文には使わんよな。
使わんよ。
擁護する訳じゃないが、俺はたまに使う事もある。
ゲンドウはケージで待ち続けた。
シンジは戻って来る。必ず、最強の使徒がここに来るまでには、戻って来る。
しかし……。
彼は戻らなかった。
とかね。
ただ、上のFFみたい、文の最初には使わんなぁ。
たまになら地の文で使われてるのを見たりもするが、こんだけ連発されるとね。
>>41-42 それ辺に関してはただの好みだし、グチグチ言うよりスルーだろ。自分に合わなきゃ。
2ちゃんはぐちぐち文句を言ってもいい場所ですぅ♪
「それ辺」ってどこの方言だよw
話のコシ折って悪いが、この3日間で、ネタにもならんタイプミスに突っ込んで勝ち誇るヤツを2人も見た。
ちょっと得した気分DA。
NOとREを間違えて「タイプミス」ってのはちとずうずうしすぎるな。
kudarane
下らんが、俺は親切だから教えてやる。
>54は、タイプミスの意味くらい知っといた方がいいぞと。
小説の話に戻すが、俺は上の「湯けむり紀行」みたいな作品も好きなんだ。
で、キャラらしさや設定が失われたらエヴァFFではないとの意見もよく目にするけど、そのキャラらしさの解釈や、改変を許容する幅には個人差があって、一概に判定は下せないと思う。
また、キャラが名前だけと見えても、実際には外観などの諸情報を依存してたり、エヴァのパロが繰り返される中で生まれた2次創作内的キャラであったり、或いは元のイメージを逆にギャップとして利用したり・・・
結局はエヴァのパロディとして派生したものだと思うし、そうであればエヴァFFの範疇だとも思う。
少なくとも、エヴァを知らない人と知ってる人で、全く同じように読める作品じゃないわけで。
ちなみに種はエヴァ知らなくても関係ない。
作品の出来不出来、好き嫌いはまた別として、「エヴァFFかどうか」に拘りを持つ必要ってあまりないのでは。
作者乙
そんな細かいことどうでもいいかと。
ここまでの小説がおまいらに書けるか、と問う。
作者の方、乙&GJ。
>問う
俺は書けねーけど、それが何か意味あるのか?
俺はすでに書いちゃってるし。
あかほり作品とか好きな人なら平気なんじゃない。
後、漫画の赤松健とか。
ああいうのつまらないと思ってる人には、つまらんと思う。
文章は、どうせ素人なんだから、それなりに読めれば良いや。
でも、確かに最近はこういう作品とかばっかな希ガス。
俺自身、あかほりみたいな萌系みたいのは好きじゃないんで、ちょっと寂しいな。
俺、むかしっからあかほりとか、赤松とか(マガジンのだよね?)全然受け付けないけど、上みたいなのは好きだよ。はてさて。
んな簡単に、Aな人はこう、Bな人はこう、と分類できるもんじゃないだろー。
人の好みやらなんて。
文句付けるばっかで、自分らでネタ振れないんだな、文句言ってた椰子共は。
そんななら、書きたい奴に書かせとけばいいのに。
ま、それが出来る理性があれば、そもそも、あんな事は書いてないか。
65 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/25(日) 17:29:15 ID:4oYTcwPb
>>64みたいに毒を吐かずにいられない奴とか、それに同じようにレスする俺みたいな人間がいる以上無理w
てか2ちゃんにそんな物を求めるのがお門違いw
つまり、所詮は荒らしであって住人ではないと言うことか。
>>66みたいのはもう少しROMして2ちゃんを知った方がいいんじゃないだろうか?
多分、無駄w