冬月vsゲンドウの女シンジ争奪戦

6名無しが氏んでも代わりはいるもの
自爆覚悟で燃料投下!!

(少し・・似ているな・・・・ユイ君に・・・)
冬月はエヴァに乗って第3使徒サキエルと戦い意識を失ったシンジの見舞いに来ていた
彼も古い気質の人間である。小さな少女を戦わせることには少なからず罪悪感を感じる
無事なのを確認するだけで立ち去るつもりだったがユイの面影を残すシンジに見入ってしまっていた
「・・・・ここは?」
「気がついたかね?シンジ君」
ふと横を見ると初老の男が立っている
「私の名は冬月コウゾウ。ここの副指令をしている」
「・・・・副・・司令?あ、あの!すいません!」
「うん?なぜ謝るのかな?」シンジはバツが悪そうにうつむきながら尋ねた
「え?あ、あの・・・ボ、ボク負けちゃったんじゃ?」
「ははっ、キミは勝ったのだよ。世界を守ったのだよ」
「そう・・・なんですか」
「まぁ無理もない、いきなり実戦に投げ出されたのだからな・・・・。もう少し休んでおくといい」
冬月はそう言って温かみのある微笑を浮かべた。シンジも少しはにかみながら
「・・・・はい、ありがとうございます」そういってペコリと頭を下げた。



7名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/10/23 01:17:16 ID:5NAhOGuO
「・・・・・・・」と
「副司令さん?」
「あ、いや・・・・ゴホン!ちょっとボーッとなってしまってね。私も年かな」
「あははっ、そんなことないですよ。お元気そうで若く見えますよ。」
「ふふふ、シンジ君は優しいのだなこんな爺さんに若いとは。お世辞だとしても嬉しいよ」
「え~、そんなことないですよ。愛人さんがいてもおかしくないな~って思いましたもの」
一瞬冬月はシンジの笑顔に昔のユイを思い出したのである。そのため思考が止まってしまった
それと同時に何か忘れていた感情が甦っていた。しかし冬月はまだその感情に気づいていない
その時不意に病室のドアが開いた。ゲンドウも見舞いにきたようだ。
「お・・・・とうさん」
「さて・・・そろそろ私は行くよ。キミが元気そうでよかった」
そういって冬月は部屋から出て行った。ゲンドウはシンジの横で立ち止まった
「・・・・・・・怪我はないか?」
低く威圧するような声だがゲンドウなりの精一杯の優しい声のつもりである
「あ・・・うん、大丈夫だよ。お父さん」
「そうか・・・・・」
それっきり会話が続かず部屋はシンと静まり返ってしまった
ゲンドウもシンジもお互い色々話したいことがあるのだが緊張して話せないでいた
どれくらいの時間が経っただろう・・・・意を決してシンジはゲンドウに話しかけた
「お、お父さん、あのね・・・・」
「もう時間だ・・・・・すまない」
元々忙しいゲンドウだが先ほどのサキエルとの戦闘での事後処理などやることがまだ山のようにあり
このお見舞いの数分もなんとかゲンドウが作れた時間なのである
8名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/10/23 01:31:59 ID:5NAhOGuO
「そう・・・なんだ。お仕事・・・がんばってね」
「・・・・・ああ」
ゲンドウも後ろ髪引かれる思いだが時間は待ってくれない
ドアに向かって歩き出した瞬間、「お、お父さん!!」その言葉でゲンドウはドアに向かったまま立ち止まる
「ボ・・・ボク、お父さんの役に立てたかな?迷惑かけなかったかな?」
震えて今にも消え入りそうな声でシンジは問いかけた
「・・・・・・シンジ」
「は、はい!」
「お前は・・・・・よく頑張った」
「・・・・・お父さん」
そのままゲンドウは足早に部屋を出て行った。一人で部屋に残されたシンジはコロンと横になる
父の言葉を頭の中で繰り返し流していた
(よく頑張った・・・か。ボク・・・・・嫌われてないよね?お父さん・・・・・)
そのまま目を閉じシンジはまた眠りについた






う~ん、下手だなぁ かなり展開変わってるし・・・・自己嫌悪orz