LCLを連想させる血の味、匂いがダメだと思うから玉子はいけそうな気がする。
でもネタの為ならどっちでも良いとも思ったり。
821 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/10/26 20:58:22 ID:xLv+VxlD
やった、やった!ダミーさんが帰ってきた!
卵も動物性たんぱく質だからダメなんじゃないかな。
LCLを連想させるっていうよりも、命のあるものを食べること自体が嫌なんじゃないかと。
嫌悪の理由はLCLの味・・とかではなく、自分の存在の由来に絡むトラウマみたいなものじゃないかな。
あの水槽に浮かぶたくさんの自分の形をした肉の塊、
自分もあのおぞましい人工の肉から生み出された・・・というそこら辺のモノが原因かと。
>>815 最後の一行が最高ですね。非常にアスカらしい。
あーアスカかわいい・・・
うぁ、かわいい・・・
ほんとにダミー氏神だな。拝ませて頂きます。
ダミーアスカさん、素敵な日記をありがとう。
ダミー氏乙です。
手帳の隅氏も続き期待しています。
11月13日(金) 晴れ
第9使徒、襲来。
ネルフ停電。
―――――
11月14日(土) 晴れ
明日の準備。
チョコレートコスモスの花束。
カシスのジェラート。
これは、ヒカリが食べてみたいと言ったから。
明日は、ダイエットをお休みにする。
ごめん。送信間違えた。
11月21日(土) 晴れ
シンクロテスト。
更新手続きに手間取る。
―――――
11月22日(日) 曇り
公園で爪砥ぎする猫を見る。
キジトラ。
観察していたら、逃げられた。
11月23日(月) 曇り、後晴れ
ヒカリに爪の話を聞く。
日本の迷信。
シンジと二人、夜、爪を切る。
―――――
11月24日(火) 晴れ
マギの点検。
ネルフは休み。
今日、使徒が来たらどうなったろう?
11月25日(水) 晴れ
肉じゃがを作ったら、ジャガイモが消えた。
溶けないジャガイモの購入を希望。
―――――
11月26日(木) 晴れ、一時雨
シンジがコロッケを作る。
玉ねぎ多すぎ。
コロッケじゃなくてメンチカツだったのか?
11月27日(金) 曇り、夜雨
シミュレーション機の不調。
使徒が、二体続けて出る。
惨敗。
二体…分裂使徒以外にも可能性は(以下、不明)
―――――
11月28日(土) 晴れ
寝不足。
首が痛い。
肩こりかも。
爪の迷信って何だっけ?
>>833 親の死に目に会えなくなる。
電燈がない時代の話。
夜爪→夜詰め→通夜という連想で縁起がよくないと聞かされた。
言霊的な発想だな。
だとするとなんでシンジと二人で爪切ったのかわからん。
二人とも親の死に目を見たくないという暗い情念なんだよ。
シンジはゲンドウとの。
アスカは養父母との。
こわっ
幼いころからひどい目に合わされて
親の死に目なんか会いたくねぇ、という
シンジとアスカの心理描写がうまく書かれているな
熊月 クマー日
今日、放課後ゲームセンターによって、クレーンゲームにチャレンジした。
でっかい熊のヌイグルミが入ってて、一回200円のヤツ。
微妙にとれそうでとれなくて、結局、手持ちのお金を全部使っても取れなかった。
一緒に連れてきたシンジに手の平を出したけど、
「僕のお金も全部つかっちゃったじゃないか…」
などと生意気にも反論してきたので、財布を取り上げて中身を調べてやる。
見事に小銭はなくなっていて、でもお札が残ってると思ったら、なんか商店街の福引き券だった。
まぎらわしいもの入れてるんじゃないわよ、ってシンジに八つ当たりをしてゲームセンターを出る。
帰り道を歩きながら、なんであんなもの取るのにおこづかいを全部使ってしまったのだろう、なんて激しく後悔。
そして、その途中商店街によって、例の福引き券で、見事4等賞を引き当てた。
でっかい熊のヌイグルミだった…。
まあ、人生とか運なんてこんなもんだろうと思う。
せっかくだから部屋に飾って、名前書いた名札を付けてやった。
『シンジツヴァイ』
キックの練習をするのに丁度いいのだこれは。
熊月 クマー2日
なんかヒカリやクラスの女子とかが『シンジツヴァイ』を見たいというので、学校にもっていくことにする。
当然運搬させたのは、アインのほうのシンジだ。
背中にツヴァイを括り付けてやったシンジは、予想通り盛大に文句をいっていた。
「アスカ〜、重いし恥ずかしいよ〜」
「そう? あたしは全然重くないし、恥ずかしくもないわよ?」
「……」
生徒中の視線を集めてツヴァイは教室まで運搬された。
くたびれ果てて自分の机に突っ伏すシンジを横目に、さっそく女子たちにヒロウした。
「うわ〜、大きいわね〜」
「でも可愛い〜」
「抱っこして寝たいな〜」
みんな口々にいうので、かなりあたしは満足した。
ちなみに、胸の名札はドイツ語で書いてあるので読めるヤツはいない。従って誰もつっこんでこない。
そうこうしているうちに予鈴が鳴った。
「ねえ、アスカ? ところで、それ、授業中、どこにしまっておくの…?」
ヒカリから指摘されて、初めて気づいた。確かに、教室の後ろに無造作に放置しておくわけにもいかない。
だからといって、どこかに隠しにいく時間もなかったわけ。
とっさにあたしは適当に空いていた席へとツヴァイのヤツを設置した。
そこがファーストの席だと気づいたのは、担任が教室へ入ってきたころ。
クラスメート全員が笑いをこらえる中、担任はまったく気づかず出席を取り始めた。
相田の次でさっそくつまずく。そして、なんかとんでもないものを見るような声で、
「…綾波?」
そこまでがみんなの我慢の限界だった。
爆笑に包まれた教室の中で、あたしは一人きぜんと立ち上がる。
「先生。ファースト、じゃなかった、綾波さんの代理だそうです」
「…この熊のヌイグルミがか?」
「いいえ、カールです。彼の名前はカール・グスタフ・フォン・綾波です」
あたしの口から出任せに先生は茫然とし、クラスメートたちは更に笑い転げた。
あたしだって、顔は平静をよそおってたけど、もう少しで腹筋が千切れそうだったわよ。
「まあ…惣流がそういうなら、そうなんだろうな…」
教師は、思考停止するように呟いた。まったく正解だ。
そんでもって、優等生ってのも、教師を言いくるめるってのに便利だ。
笑いは後を引いたけど、どうにかHRは終わった。
さすがに次の授業の時も置きっぱなしにしておく気はなかったので、廊下の奥の音楽準備室へ隠しておいたけどね。
そんなツヴァイが再出動したのはお昼休みになってからだった。
シンジのお弁当を食べ終え、窓際の席でイチゴ牛乳をすすってると、ファーストのヤツが今頃登校して来るところ。
さっそくツヴァイを取りにいって、シンジの席に設置してやった。シンジは丁度次の教科に使う器材を取りに行っていなかったので。
だから、何も知らないで教室へ入ってきたファーストは見物だった。
「…碇くん、急に毛深くなったの?」
コイツは間違いなく天然だ、と確信しながら、あたしは笑いをこらえてファーストに声をかける。
「そう、シンジのヤツ、昨日、悪い魔法かけられちゃってさあ。ぬいぐるみに変えられちゃったのよ」
そう答えたとたん、なんとファーストのヤツ、ツヴァイの鼻先にキスしようとしたのだ!
慌ててファーストの鼻先からツヴァイを回収すると、
「魔法は、お姫さまのキスで解ける…」
って、頬を赤くしている。
「アンタね、脳みそまでファンタジーかかってるの? そんなわけないでしょ!?」
「いいから貸して…。意地悪な魔女の呪いは私が解いてみせるわ…」
「だーれが、意地悪な魔女よ! だれがっ!」
ってな感じでファーストとやり合ってると、ツヴァイが思いっきり手からすっぽ抜けた。
天井あたりまでゆっくり弧を描いてあがってから、ツヴァイは教室の入り口辺りめがけ落下を開始した。
そしてそこには、五時限目の数学で使う器材一式を抱えたシンジが入ってくるところ。
次に展開された光景は、正直あんまり詳細に描写したくない。
つまりは、シンジが抱えてきたでっかい三角定規の先端に、ツヴァイの首がぐっさりささったのだ。
どうみても致命傷な感じで。
あたしが思わずその場に顔を覆って泣き崩れると、たちまち女子が周囲に集まってきて、その後気まずそうなシンジがやってきた。
「あ〜あ、こりゃ、シンジ、ボロクソいわれるでぇ〜」
とか、鈴原のバカの声しか聞こえない中、シンジがおそるおそるって感じで声をかけてきた。
「あの…ごめんね?」
なんで、コイツがあやまるんだろう? むしろ、悪いのはこっちのほうなのに。
そう思ったあたしは、スクっと立ち上がり、青ざめたシンジの顔面に指を突きつけた。
「いい? あのヌイグルミより大きくて可愛いヤツを今度ゲームセンターで取ってくるのよ!! もしくは福引きでね!! 」
胸を張って宣言するように言っていると、なぜかほっとした顔でヒカリが話しかけてきた。
「なんだ、アスカ、嘘泣きだったのね〜」
「そうよ、当たり前じゃない。このあたしがあの程度でへこむと思う!?」
…な〜んて、その場では適当なコトをいったけど、実際あたしはへこんでいる。
あの時、あたしは本気で泣いていたのに、ヒカリにもそう思われなかったなんて。
普段のあたしがあたしだからだろうか? ジレンマだ…。
・ ・ ・
そして何より、あれはシンジが福引きで当ててあたしにくれたものだったのに…。
やっぱりヌイグルミは再起不能で学校の焼却炉で処分された。
昼間笑ったぶん、余計に悲しい…。
自業自得としか。
熊月 クマー3日
今日、何事もなくもう寝ようと思ってたら、ドアがノックされて開けたらシンジが立っていた。
「ゲームセンター行ったらもうなくなってて。だかkら、今の僕の手持ちのお金じゃ、これが限界で…」
って渡された、一抱えもある袋を開けると、中から首にリボンをした可愛い熊のヌイグルミが出てきた。
びっくりしてないふりをして、シンジに訊く。
「なによ、これ?」
「だから、この間の替わりだよ」
「…あんたばかぁ!? あんなの冗談に決まってるでしょ? そもそもあれは、あたしも悪いんだからさ」
シンジはちょっと怯んだようだったけど、ボソボソと、確認するように言った。
「だって、アスカがあの時、本気で泣いていたから…」
10秒くらい固まっていたと思う。
そして、短くお礼をいってドアを閉じた。
「そう、じゃあもらっておくわ。ありがと」
で、ドアを閉じたとたん、ヌイグルミを抱えてベッドへダイビング。
そのままヌイグルミを抱きしめてしばらくゴロゴロして、ようやくこの日記の続きを書いているんだけど、なんか頭がまとまらなくて困る。
嬉しいようなくすぐったいような恥ずかしいような…
まったく、あのバカ
普段は鈍感なのに。
シンジのくせに。
なによう…。
>>839 待ってましただ。
乙です。
やはしアスカだけに「ツヴァイ」なのですね。2は。
>>844 自分のミスなら哀しくないってもんではなかろうよ。
日付けだけ見て、街中に熊が出没する話だと思ってしまった。
あっちのクマーが浮かんだ俺はもうだめだorz
ちょっとアスカを甘やかせすぎ
ダミー氏乙、そしてGJ!
終盤の恥らうアスカに萌えた
綾波がドイツ語読める落ちかと思ったら違った!
おもしろかたよー。いつも乙。
思うにドイツ語でもシンジは「sinji」なんじゃなかろうか?(笑)
>>852 ドイツ語で「彼氏」や[好きな人」って書かれてて読めるか?
女の子のぬいぐるみに、shinjiと書かれたプレートがついていれば、
そりゃあ、想像することは一つしかないじゃん。
ダミー氏、いつも楽しみにしています。
>やっぱりヌイグルミは再起不能で学校の焼却炉で処分された。
自分はモノに割と愛着持つ方なんで、このシーンのツヴァイが
ちと可哀想でした。
(痛々しい状態のツヴァイをこのままにしておくのは
かえって気の毒ということなのでしょうが)
自分、首に三角定規が刺さった時点で
慣れない手つきでこっそりツヴァイを手術する(あるいはシンジにさせる)
アスカを勝手に想像してしまったもんで……
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | ドライ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
>853
名札は「シンジ・ツヴァイ」のはずだが……
>855
これは確かに読めんわ(笑)。tnx
>>855 たぶん同年代っぽいw
当時は先生に筆記体で書けって言われてたなぁ
でも、後でノート見直すと自分の字とはいえ筆記体って読みづらいのな
>>855 >>860 というか、最近は筆記体を習わない。弟がそう言ってたのでビックリした。
ゆとり教育の賜物(ぉ
呪月 怨日
あたしはホラー映画が好きなほう。
スプラッタ系も、サスペンス系もいけるし、一番のお気に入りはゾンビ相手に銃を撃ちまくったりするヤツ。
なんでホラー映画のヒロインは絶叫ばっかして逃げないのかしら? なんてヒカリと話していたら、相田のヤツがDVDを何枚か貸してくれた。
「和製ものはクるぜ〜…?」なんていっていたけど。
さっそく帰ってから見てみた。考えてみれば、日本製のホラー映画を見るのは初めてだな、なんて思いながら。
…スゴク後悔しました。
カンベンしてください。
どうして日本人って、こう精神的にじわじわくるものを作るのが上手いの!?
見終わってクッション抱きしめてボーゼンとしてて、帰ってきたシンジに不意に声をかけられ、思わず悲鳴を上げてしまった。
クツジョクだ。
その後も、押し入れやカーテンの隙間が気になって仕方がないので、全部シンジにしめさせた。
それでも、部屋で一人きりになって寝ようと思っても怖くて仕方がなかった。
あいにくミサトが留守だから、一緒に布団に潜り込むなんて出来ない。
…仕方ないから部屋にシンジを呼んだ。
あたしが眠るまで側にいさせようとしたんだけど、どういうわけか眠くならない。
気を紛らわす為に、今、腕で隠しながら日記を書いているんだけど…。
「何書いてるの、アスカ…」
覗いてくるバカの眠そうな声にムカついて、アドレナリンが分泌されて目が覚めるから怒っちゃダメって自分に言い聞かせて…。
ちょっと、シンジ! だからあたしより先に寝ちゃダメだってば!!
もはや実況だなw
次は是非「箪笥」をご覧くださいアスカ様(ホラーちゃうけど)。
11月29日(日) 晴れ
発熱。
風邪を引いた。
―――――
11月30日(月) 晴れ
シンジがオレンジジュースを温めた物を持ってきた。
酸味が強い。
ミサトは玉子酒。
変な匂い。
どちらも飲む。
12月1日(火) 曇り、後晴れ
全快。
リハビリ代わりにジムで走りこむ。
―――――
12月2日(水)
体力測定。
肺活量の減少。
走るより、水泳か。
12月3日(木)
カキ氷機、購入。
ペンペンにやり方を教える。
生活費に計上、要相談。
―――――
12月4日(金)
誕生日。
ヒカリにプレゼントを貰う。
ペンギンの目覚まし時計。
シンジには、言わなかった。
…なんとなく。
12月5日(土) 晴れ
夕食のデザートにケーキ。
「太るからいらない」と言ったら、落ち込んでた。
一口食べる。
残りは、明日。
―――――
12月6日(日) 晴れ
来週末は期末テスト。
ヒカリと勉強。
おやつに、昨日のケーキを出す。
ケーキの購入店、判明。
12月5日の夕食のデザートにケーキ。
これはもしかして、面と向かっておめでとうとは言えなかったから
一日遅れのバースディケーキのつもりだったのか!?
でも食べてもらえず落ち込むシンジ。
それをみて一口だけでも食べるアスカの不器用な優しさを感じる。
短い中でも色々妄想できるから面白いw
これからも頑張って下さい!