怖っ
でも面白い、GJ
>>673 原作の、ダミープラグが3号機を攻撃するシーンをイメージしたもんでして・・・
>>674 はい、のんびり書いて行こと思っちょります
先日の惨劇の舞台では撤収作業が進められている。
スタッフが処理作業を進める様子をミサトとリツコが見つめている。
二人とも体の所々に巻かれた包帯が痛々しい。
「もういいの?」
「仕事が出来れば問題無いわ。やすんでられないわよ、この非常時に。・・・子供達は?」
「問題無いわ、3人とももう退院しているわ。鈴原君も命に別状は無いそうよ。」
「そう。」
ミサトは少し安心した様だ。
「ただ、」
リツコの表情が些かこわばる。
「アナタ、シンジ君になにも話して無かったでしょう?!」
「・・・。」
ミサトは何も答えない。「彼、相当ショックだった見たいよ。あの様子じゃあシンクロ率にも影響出てくるかもしれないわ。」
「そう・・・。あやまらなきゃね・・・。」
ミサトはうつ向いた。
しばし二人の間に沈黙が流れる。
「それにしても、」
リツコが沈黙に終止符を打つように喋り始めた。
「4号機に続き3号機まで失うとはね・・・。痛すぎるわ。」
「そうね、でも得るものもあったわ。」
「アスカの事?」
「凄かったらしいじゃない。」
「確かに。シンクロ率は過去最高値の79・2%を記録したし、動きも格段に良くなっていたらしいわ。おそらくアスカの中で何か意識改革が有ったのね。ただ・・・、」
「ただ?」
「マヤや、発令所のオペレーター達全員が少なからず弐号機に対して・・・恐怖を感じたそうよ。」
「・・・恐怖・・・。」
第拾九話/覚醒と言う名の凶器
「・・・助かったんか・・・?」
太陽の光が刺しこむ病室でトウジは目をさました。
横を見るとヒカリが座っていた。
「なんや、イインチョやんか」
「鈴原!・・・大丈夫?」
「ああ、生きとるみたいやな」
「よかった。3日も寝てたんだから、鈴原は」
「そうか、3日もか。イインチョは?」
「こ、ここに来たのは委員長として、公務できたのよ。それ以外何もないのよ」
ヒカリは慌てたようすで言った。
「ああ、わかっとるわ」トウジがそう言うと、ヒカリはトウジに聞こえないくらいの声でつぶやいた。
「・・・わかってないわよ」
プシュー
ドアが開く音が室内に響く。
「ヒカリー!鈴原起きたってー?」
「アスカ!」
「お、惣流か」
「よーやく起きたわね。アンタヒカリに礼言いなさいよ!」
「?」
「ちょっ・・!アスカ!」
「ヒカリったら無理して3日間付きっきりでアンタの事見てたんだから。」
アスカはニヤニヤしながら横目でヒカリを見ている。
「ぎゃ〜〜〜っ!!!うそ!うそ!!うそ!!!冗談よ!冗談だからねっ、鈴原!!」
「な〜に言ってんのよ!手術中なんて『鈴原〜!』って泣きまくってたくせに〜(笑)」
「わーーーっ!わーーーっ!!」
ヒカリは耳たぶまで真っ赤にしながらギャーギャー騒いでいる。
「イインチョ」
「ハ、ハイ!なんですか!?」
ヒカリはパニック状態なのか、何故か敬語だ。
「ありがとな」
そう言うとトウジは小さく微笑んだ。
「・・・うん」
ヒカリはますます赤くなりながら嬉しそうにうなずいた。
二人の邪魔をしたら悪いと思ったのか、アスカはその場を立ち去ろうとした。
「あ、惣流!」
トウジに呼び止められ振り向くアスカ。
「ありがとな。お前なんやろ?助けてくれたん。よう覚えとらんけど解るわ。」
「まぁね、このエリートパイロットにかかればお茶の子さいさいよ♪感謝しなさいよ!」
「ホンマやで。あのままやったら死んでた所や。どんなに感謝してもしきれへん!・・・機体は無くなってしもうたけどわしの体は無事や、手も足もある!今はまだ動けへんけど絶対治す!したら、今度こそ力になるさかい、もう少し待っとってくれ!!」
トウジはそう言うとアスカを見つめた。
アスカは軽く微笑みながらその熱意に答える。
「いいけど足引っ張んないでよ。今度ヒカリ泣かせたら殴り殺してやるんだから。」
「ああ、もちろんや」
アスカは軽く頷くと病室から出ていった。
「・・・あいつ、」
「ん?アスカが何かした?」
「変わったな」
「そう?」
「ああ、変わりよったで」
面白いです。
できれば対量産機ぐらいまで頑張ってください。
久々に見たけど面白い…!!続き何気に期待
681 :
678改めHID:2005/11/22(火) 03:02:45 ID:Br63TazU
「シンジ君」
シンジがネルフ内の休憩所で休んでいると、背後から声をかけられた。
「ミサトさん・・・。もういいんですか?」
ミサトの腕に巻かれたギブスを見てシンジは心配する。
「うん、平気平気♪これくらいなら直ぐにでも治るわよ♪」
ミサトは強がるものの、やはり腕の痛々しさは隠しきれない。
「・・・シンジ君」
「はい?」
「・・・ごめんなさい」
「えっ」
さっきまでと違い、急に真面目な顔付きになった途端に謝りだしたミサトにシンジは少し驚く。
「鈴原君の事、本来なら実験前には伝えてなくてはならない事だったの。けれど私はそれをしなかった」
「・・・」
「実験結果も含めて、いくら言葉であやまっても『ごめん』で取り消せるミスでは――」
「やめてください!」
シンジはミサトの話を止めた。
「・・・シンジ君?」
「そんな・・・、謝らないで下さい!」
「けど・・・」
「別にミサトさんやリツコさんのせいで起こった事故じゃないですし、トウジの事だってミサトさんが考えて判断した事なんでしょう?だから!だから、謝らないで下さい」
「・・・シンジ君」
「むしろ謝るのは僕の方です。僕は!僕は――」
ビーーッ!!
ビーーッ!!
シンジが何かを言いかけた時、今度は警報音が話を止めた。
「総員第1種戦闘配置、総員第1種戦闘配置。対地迎撃戦用意!!」
本部中の警告灯が点滅し、職員達が各配置場所へと急いでいる。
「まさか・・・、使徒!?」
682 :
HID:2005/11/22(火) 03:04:31 ID:???
スマンageちまっただす。
続きが楽しみだ!!
健全なロボットアニメになりつつあるな
支援sage
685 :
HID:2005/11/22(火) 19:40:58 ID:???
686 :
HID:2005/11/23(水) 03:23:36 ID:???
使徒の襲来により本部第1発令所慌ただしさを増していた。
「目標は!?」
「現在進行中です。駒ヶ岳防衛線突破されました」
第3新東京市に使徒が到着した。
一閃。
その瞬間、地面に大穴が開く!
「第1から18番装甲まで損壊!」
「・・・18もある特殊装甲を一瞬に」
「地上迎撃は間に合わないわ。初号機と弐号機をジオフロント内に配置!本部施設の直援にまわして」
ミサトの指示で初、弐号機が射出されていく。
「二人には目標がジオフロント内に侵入した瞬間を狙い撃ちさせて。零号機は!?」
「左腕の再生がまだなのよ」
「戦闘は無理か」
「レイと零号機はケージで待機。状況を見て、バックアップとして出撃させろ」
ミサト達よりも1段上の席からゲンドウは指示をだす。
「了解、零号機発進準備!」
ジオフロント内に配置された弐号機の中でアスカは待機している。
「見ていてね、ママ」
アスカはコックピット内のレバーをそっと撫でた。
「だめです!あと一撃で全てのシステムは突破されます」
ダーーーン!!!
激しい爆発音と共に天井が崩れ落ちる。
黒い煙の中から目標、つまり使徒出てきた。
>>687に同じく。
いったん暗くすると際限が無いからな
でもこの流れなら好きなようにやっていいと思うよ
689 :
HID:2005/11/23(水) 23:33:57 ID:???
>>687 >>688 了解したよ。
一度、脳内に描いてたシナリオ(原作より少し軽い位の鬱加減)を消去して、月曜夜7時半位にオンエア出来るくらいの健全ロボットアニメ版エヴァを考えてみるよ。
一晩二晩待ってくれ。
思わぬ所で再度良スレハケーン!!(・∀・)
古参の方も新人さんも期待してますお!!
691 :
HID:2005/11/27(日) 23:36:44 ID:???
お久しぶりです。
一晩二晩と言っておきながら随分間が空いてしまいました。
すみません。
やっぱり健全エヴァは思いつきませんでしたorz
待ってくれてた方々本当にすみません。
最初から考えていた、「原作よりも、ちょっと軽い位の鬱」でよければ続きを書かせて欲しいです。
良いですかね?
おk
無理なさらんで下さいな〜
693 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/28(月) 15:53:08 ID:GQJ2U0zX
待ってます
ageちゃった……。
すいません、逝ってきます。
695 :
HID:2005/11/29(火) 00:12:11 ID:???
>>686続き
使徒が侵入して来たのはジオフロントのちょうど中心、エヴァ2機の中間点である。
「来たわね。シンジ君!アスカ!頼んだわよ」
二人は落下してくる使徒に向かって、既に照準を合わせていたパレットライフルのトリガーを引いた。
ライフルから飛び出した銃弾の雨が目標に向けて一斉に襲いかかる。
が、しかし、あまり効果は無いようだ。
「ちょっとシンジ!アンタちゃんと撃ちなさいよ!」
「やってるよ!!」
パイロット達の顔から焦りが伺える。
それを知ってか知らぬか、使徒は優々とジオフロントに降り立った。
「どうなってるんだろう、ATフィールドは中和してるはずなのに・・・」
「遠距離からの射撃が効かないなら、近距離格闘に出るしかないわ。シンジ!アタシが行くからバックアップお願い!!」
アスカがそう言うと、弐号機は肩からプログナイフを取りだし、目標をにらみつける。
精力的だな。がんがれ!!
697 :
HID:2005/11/30(水) 00:07:38 ID:???
弐号機が走り出そうとしたまさにその時
(!)
アスカは何かを感じた。
何かとは何か?と聞かれもアスカにも解らない。
理屈では無い、直感で何か感じたのである。
属に言う所の「嫌な予感」と言う奴だ。
が、コンマ数秒後には予感は現実の物となった。
「シンジ!避けて!!」
使徒は攻撃を仕掛けてきた。
さっきまで収納されていた、腕の様な物が初号機に襲いかかる。
「え!?」
ザシュッ!!
シンジがアスカの声に反応した時にはすでに、目標の紙の様にヒラヒラと舞い、剃刀よりも鋭いであろう腕が、初号機の左足と右腕を断ち切る音がジオフロント内に響きわたった。
ありゃ、やっぱり初号機がやられちゃうのかw
保守
700 :
HID:2005/12/03(土) 00:03:30 ID:???
つい数秒前まで当たり前の様に初号機についてあった左足と右腕は無造作に地面に転がり、それらが本来在るべき場所からは真紅の血が吹き出している。
片足を失った初号機はバランスを崩し、倒れこむ。
「・・・うっ・・・くっ・あっ・・・」
シンジが言葉にならない苦痛に襲われていると使徒は初号機に近付いて來た。
とどめを刺すつもりだ。
シンジは目の前にそびえ立つ目標がコレから何をしようとしているのか、一発で理解した。
どうにか逃れようとするが片手片足のエヴァではどうにも動けない。
パニック状態のシンジなど、おかまいなしといった感じで使徒はとどめを刺すべく、ペラペラの腕を振り上げる。
その瞬間、シンジの頭の中に、どす黒く冷たい単語が浮かび上がった。
死
「うわぁぁぁぁぁっ!!!」
発令所のミサトは叫ぶ!
「初号機の全神経接続をカット!早く!!」
ザシュッ!!
次の瞬間発令所のメインモニターに写し出されたのは、天高く飛ぶ初号機の頭部だった。
「初号機大破!戦闘不能!!」
「パイロットの生存を確認、回収班向かいます!」
701 :
HID:2005/12/03(土) 00:05:37 ID:???
さりげなく700ゲトしてたw
wktk
乙。
やっべ、初号機がクビちょんぱされて死ぬだけでなんか笑える
704 :
HID:2005/12/06(火) 12:00:45 ID:???
みんな、すまない。
もうちょっとだけ待ってくれ。
絶対に未完なんかで終わらせないから、あとちょっとだけ待ってくれ。
(´・ω・`) 待たせてばかりでゴメンネ・・・
このスレは落ちないわ、私が保守るもの
ガンガレ!!待ってるお
GJ!頑張って!
保守
最近糞スレ立ち杉だもの…
ほしゅ
保守
710 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/26(月) 16:11:25 ID:4jMtkCSf
ほしゅほしゅ
良スレ☆ゅ
★
保守です
がんがれ!
このスレ良すぎwwww
がんがれ!!がんがれ〜!!!!!
定期保守にきますた。
λ_λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( `ー´) < なんかネタとかネーノ?
/ ノつ \_____________
(人_つ_つ
ほす
シンジ好きなので卒倒しそうになったが続き期待保守
720 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/12(日) 20:03:48 ID:TEslrI/4
このスレ明らかに終わったな…
育成計画のシナリオをフィーリングでなぞってるから…
世界を救うなら話の骨組みをしっかり作っておき
そこにエピソードを付けないと上手くいかない…
家の建築と同じだよ…残念
サイトを作っているのだから、個々のイベントを真剣に作っているのは分かる
壮大な作品を認めて欲しいのは分かる。でもそれはファイナルファンタジーと同じで
痛いんだ、拒絶してしまうようだが