H月G日 朝。
朝5時に起きて、喫茶店の場所を調べに行った。
思ったとおり、場所はこの別荘より少し奥に行ったほうにポツンと佇んでいた。
ご飯は炊いていないので、食パンを焼いて、ハムエッグとサラダを作った。
アスカはキュウリとか日本の野菜は嫌いなので、それを抜いて作った。
キュウリの酢付け美味しいんだけどなぁ・・・
しかし、加持さんが前もって食材を冷蔵庫に入れてくれておいたから助かったな。
その後、アスカと朝食を摂った。
なぜかアスカは鼻歌を歌いながら、大袈裟にパンを千切っては口に持っていく。
僕はその様子をじっと見つめていると、見られているのに恥ずかしくなったのか、
別にあんたとお出掛けするから嬉しそうにしてるんじゃないからね!!って、言われた。
そうなのかな?でも、アスカが嬉しそうなのは確かだった。
一通り、後片付けも終ったのでアスカに行く用意をするように告げに行った。
ドアを開けるとそこには麦わら帽子とワンピースに着替えたアスカが行くの?って感じで僕の顔を見たんだ。
僕はアスカって犬っぽい所もあるし、猫っぽい所もあるなぁって・・・
出かけるのにワクワクして僕の方を見てくるアスカって子犬みたいでかわいいや。
でも、そこで微笑んでしまったのが悪かった。
何気持ち悪く笑ってんのよ!って言いながら、背中を平手で強打された・・・
とりあえず、アスカが玄関の前で大声出して僕を呼ぶので、日記はこれぐらいにして
出かけてこようと思う。
シンちゃん…キュウリは欧州でも食べるよ…
キュウリは俺も嫌いだ。
つまり、シンちゃんはキュウリが嫌いなアスカにだまされているのか