目が覚めたらシンジとアスカが入れ替わってたスレ

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    と__)__)
≫970の人は次レスを立てて




てゆうか語尾が「なの」・・・・・・逝きそう
嵐の前の静けさ…
アスカおめ
心と心が触れ合い、慈しみ合うがごとき抱擁は、二人の身体の間に挟まれた『シンジ』なアスカの
股間の膨張で中断された。
「あの・・・ごめんね、アスカ、ソレって本人の気持ちとあんまり関係なく変化するから・・・」
恐縮するシンジだが、告白を経た今のアスカは性の問題も前より冷静に受け止めることが出来た。
むしろ、自分がシンジと同じ感覚を味わっていることに、不思議な喜びと好奇心が湧いて来る。
「シンジ・・・・・・さっき話してた、その・・・やり方、教えて」
「えっ?! で、でも・・・」
「元に戻るまでは、あたしがコレと付き合っていかなくちゃいけないんだもの。パンツを汚して
目が覚めるよりは、自分でコントロールした方がまだマシよ」
「それはそうだろうけど・・・」
「あたしが何も知らなかったら、新婚初夜のベッドで苦労するのはお嫁さんのシンジじゃないの?」
「あれは勢いでいっちゃっただけなんだから、からかわないで!」
顔を真っ赤にしながらも、シンジはアスカを椅子に座らせて自分は背後に膝をついた。
「じゃあ・・・右手、貸して」
「いいわよ」
『アスカ』の右手が『シンジ』の右手を取ると、大きく膨張した『シンジ』に導いた。
入れ替わってから何度も変化は感じていたが、こんなにまじまじと観察するのは初めてだ。縮んでいる
時より数倍大きくなるサイズといい、グロテスクなフォルムといい、少女の肉体とはやはり全く違う。
指先が触れる、と同時に、触られた股間から予想以上の刺激がアスカの脳に達した。
「あっ?!」
アスカはつい手を離してしまう。
「アスカ、こうなった時に触るのは初めて?」
「う、うん・・・」
「意外と敏感なんだよね。触っていくうちに馴染むとおもうけど」
いいながらシンジの手はアスカの手を包み込んで動かし、その中に『シンジ』を握らせた。
9022/5。 ◆Y4xz/t8XUU :04/12/04 01:32:25 ID:???
手の平の中で『シンジ』はビクビクと小刻みに動く。血管が脈打つのもはっきりと感じ取れる。
『アスカ』の手より大きな『シンジ』の手にも余り、握っても先端が長く突き出ている。カチカチに
硬くなっている。地面と平行どころか、斜めに天へ向かうほどの角度に持ち上がっている。
そんな存在が自分の身体の一部になっていることが、今でもアスカには信じられない。しかし
股間から伝わる「触られる」感覚はあまりに明瞭だった。
あたし、男の子になっちゃってるんだな・・・一昨日の朝までは女の子だったのに・・・。
妙な感慨に耽りそうになったアスカだが、シンジのレクチャーがそれを中断する。
「それで、こうして・・・」
シンジが、『シンジ』を握りしめたアスカの手を、前後に何回か動かした。
「きゃっ!!」
動作によってアスカの手の中で『シンジ』がこすれる。その度に股間から、アスカに強い快感が
もたらされた。
「これを繰り返すと、そのうちにどんどん気持ちよくなってきて・・・出るの」
恥じらうような『アスカ』の声が後ろから聞こえる。アスカの背中には、パジャマ越しにもしかと
感じ取れる『アスカ』の胸が押し付けられている。アスカの手を支えているのも『アスカ』の白く
ほっそりした手。
・・・『あたし』があたしにコレの使い方を教えてる。
教わったばかりの肉体的な快感と、異常なシチュエーションがもたらす精神的な興奮が、アスカを
翻弄する。
シンジに促されるまま、アスカは教わった動作を繰り返す。
そのうちにシンジのいった通り、快感がさらに高まっていった。積極的に手を動かすようになった。
同時に、尿意とは違うが何かを排泄したいという欲求も、突起物の奥で増大していった。
「シ、シンジ・・・何か、出ちゃう・・・!」
「それでいいの、手を止めなくていいから、そのまま出しちゃって!」
「で、でも・・・あ、ああ、ああんっ!!!」
駆け上がり続けた快感は、アスカの中でついに一線を越える。
その瞬間、『シンジ』の先端から白い粘液が勢い良く噴出して壁にかかった。
9033/5。 ◆Y4xz/t8XUU :04/12/04 01:33:04 ID:???
放出の瞬間に絶頂に達した快感は潮のように引いていき、後には、辛抱していたトイレを済ませた
直後のような心地好さと、短距離をダッシュした直後のような疲労感が残った。
「アスカ、大丈夫?」
荒い息をつくアスカに、シンジが声をかけてくる。
「ありがと・・・でも、大丈夫よ」
アスカは初めての経験に一種のショックを受けはした。しかしこの行為が自分とシンジとの、あるいは
自分と『シンジ』との、一体感をもたらしたことも理解していたから、動揺はしなかった。
「これが『シンジ』なのね・・・シンジはいつもこんな風に感じていたのね・・・」
「う、うん・・・」
「本当に癖になりそう・・・教えてくれてありがとう、シンジ」
振り向いて笑いかけると、シンジは複雑そうな表情になる。
「で、でも、あんまり夢中にならないでね。アスカが心まで男の子になっちゃったら、僕、嫌だから」
あんたこそ女の子になりきらないでよ、とやり返してからアスカは尋ねた。
「これって、一日に二回することなの? さっき寝ながらしたばっかりの割には今も簡単に出たけど」
「ええと・・・普通は一日一回で治まるとおもうよ。たぶん今日は、五日分も溜めてたからじゃない
かな。当分は、大きくなりそうな感じしないでしょ?」
いわれてみれば、昨日今日と事あるごとに膨張していたのに、今は可愛らしく縮こまっている。
「そうね。・・・それにしても、出すもの出しちゃうと萎むなんてわかりやす・・・あんっ?!」
何となく先端に指を伸ばしてみたアスカは、膨張していた時以上の刺激に驚く。
「あっ、出したすぐ後は敏感になってるから」
「そ、そうなんだ・・・」
ソレから手を離したアスカは、代わりに手の中で糸を引く白い粘液を眺めた。
「不思議ね・・・これが女の子の身体の中に入ると赤ん坊になるなんて・・・」
アスカとしては深い意図もなく口にしたのだが、シンジが黙りこくってしまい、気まずくて叱った。
「な、何変な想像してるのよ! そんな話はもっとずっと先でしょ!」
「う、うん。でも・・・僕とアスカの赤ちゃんってどんな子なのかな?」
シンジに真顔で問われると、嬉しさと恥じらいと未来への希望が渾然となり、アスカも無言になった。
9044/5。 ◆Y4xz/t8XUU :04/12/04 01:33:44 ID:???
風呂から上がればもう夜で、二人は慌てて洗濯物を取り込んだり、夕食の支度に取り掛かったりした。
炊飯器をセットし、肉じゃがを弱火でコトコト煮ると、ひとまず急ぎの仕事はなくなる。
「シンジ、身体は大丈夫?」
未熟なアスカにてきぱきと指示を出し、自分で動いてフォローもしてくれたシンジを気遣って、
アスカが声をかけた。
「うん。けっこう慣れてきたし・・・アスカが優しくしてくれるから、大丈夫」
いいながら、シンジはアスカの胸に寄りかかる。アスカはもちろんシンジをしっかりと受け止めた。
「もう・・・シンジってば甘えん坊なんだから」
文句をいいつつも、アスカはシンジを抱きしめて、一昨日まで自分のものだった長い柔らかい髪越しに
シンジの頭を撫でてあげる。シンジも一層身体をすり寄せて、幸せそうな吐息を漏らす。
アスカもとてつもなく幸せだった。
シンジを少し離すと、真っ直ぐ向き合ってアスカは提案した。
「シンジ、キスしようか」
アスカがいうと、シンジはとても複雑な表情を見せた。
「・・・元に戻れるかどうか、また試してみるの?」
その表情から、アスカは昨日のシンジの心理をようやく読み取れた気がした。
「・・・・・昨日はごめんね。シンジは嫌がってたのに、無理にしちゃって」
「う、ううん、アスカとキスするのは嫌じゃなかったんだけど・・・あの時のキスはただの元に戻る
手段って感じだったから、愛情とか無関係なのかなって考えちゃって・・・」
「あ・・・そっか・・・ごめんなさい」
もう一度謝ってから、アスカはきっぱりといった。
「でも・・・今はそんなつもりじゃないの。シンジのことが好きだから、したいだけ」
その言葉を聞くとシンジは安堵したような表情になり、怪訝な顔をしたアスカに説明した。
「あの・・・ね。昼間、ネットで入れ替わりの小説、いくつも読んでみたんだ。そしたら、その
・・・キスで元に戻ったカップルって、ね」
シンジは『アスカ』の白磁のような頬を赤く染めながら、続けた。
「ただキスをしたからじゃなくて、愛し合ってキスをしたから、元に戻れたって書いてあったの」
9055/5。 ◆Y4xz/t8XUU :04/12/04 01:34:21 ID:???
「・・・まあ、物語なんだし、無闇な期待はしない方がいいわよね。だいたい、愛し合ってキスしても
元に戻れない、なんて話もずいぶん多いんでしょ?」
大喜びするかとおもったら、アスカはずいぶん冷静で、シンジはちょっと拍子抜けした。
そんなことをシンジがいうと、アスカは優しくシンジを見詰めた。
「あたしだって元に戻れれば嬉しいけれど・・・でも、それに囚われ過ぎて、元に戻れない状態を
不幸だなんて考えちゃうのが嫌なの。今のあたし、『アスカ』だった時よりよっぽど幸せなんだもの」
はっきりという『シンジ』の身体のアスカ。その表情は確信に満ちている。
「・・・そうだね。僕も、元に戻れれば一番だけど、戻れなくても、残念だなんておもいたくない」
シンジもじっと考えて、そう結論付けた。
入れ替わったから、アスカと前よりわかり合えるようになった。
入れ替わったから、アスカと恋人同士になれた。
今の自分は、『シンジ』だった以前よりも、間違いなく幸せだといいきれる。
もしいつまでも戻れなかったら『アスカ』として生きることになる。他人の人生を歩むことになる。
異性の身体で暮らすことになる。
でも、隣にはいつもアスカがいてくれる。
怖くない。
「じゃ、余計なことは何も考えないで、キスしましょ」
アスカがシンジを優しく抱き寄せた。シンジはアスカに身を預けた。
「セカンドキスだね」
アスカとのちょっとした符号に気付いてシンジが口にすると、アスカも軽く笑って応じた。
「そうね。そしてこれが、あたしたちの最初の本当のキス」
間近で見る『シンジ』なアスカは、今のシンジの目には王子様のようにかっこよく映った。
「愛してるよ、アスカ」
元に戻れても戻れなくても自分がそんなアスカにふさわしくなれるようにと願いつつ、シンジはいう。
「愛してるわ、シンジ」
目を瞑ったシンジに、アスカの満ち足りた穏やかな声がかけられた。
そしてシンジとアスカは、唇を重ね合わせた。
日曜日の夜。葛城ミサトはマンションに戻り、自宅のドアの前にたどり着いた。
使徒が実際に現れてから、仕事の量はうなぎのぼりだ。ネルフ本部へ数日間に渡って泊り込んでの
今回の強行軍も、前回の使徒襲来で余分に積み上がった書類の山を消し去っただけ。本来ならば
もう数日・・・いや、いっそ本部内の宿直室にでも生活拠点を移したいところ。
しかし同居中の、それも半ば無理矢理引き取った、子供二人のことを考えれば、そんな真似ができる
わけもない。どうにかスケジュールを都合して、今夜の帰還となったのだ。
「シンちゃんとアスカ、何日も二人っきりで大丈夫だったかしらね・・・喧嘩になってなけりゃ
いいんだけど」
殻に閉じ篭もりがちな『少年』と、周囲にやたら攻撃的な『少女』。本質的には近しい存在であり、
歯車が噛み合えば最高のカップルになるのではないかとミサトは期待しているのだが、一歩間違えれば
近親憎悪でとんでもないことにもなりかねない。普段頻繁に喧嘩しているのも、「喧嘩するほど」
なのか、本気の憎み合いへのカウントダウンなのか、どちらへ転がるかはいまだ予断を許さない。
そして二人の関係が悪化した場合、時間的にも精神的にもミサトには手を打つ余裕がなかった。
三人の家族ごっこは、運任せのひどく不安定なバランスの上に成り立っているのだ。
「・・・やっぱ見通しが甘かったのかしら」
ミサトは今さらながら溜息をつき、それでも気を取り直すとドアを開けた。
「シンちゃん、アスカ、たっだいまー」

ミサトは家の中に入って、すぐに強烈な違和感に襲われた。
「おかえりなさい、ミサトさん。意外に早かったですね。肉じゃが残ってますけど、食べます?」
『少年』の温厚な態度はいつも通り。
「午前様とかいってた割にはずいぶん早いじゃない? ビールが飲みたくてさぼったんじゃないの?」
『少女』の毒舌も、普段より低調だが、まあいつも通り。
しかし、なぜ、二人のお手手はしっかり繋がれているのか。
かとおもえば腕を組んだり、肩を抱いたり、髪の毛を手櫛で整え合ったり、見詰め合って微笑んだり、
ほっぺたに接吻したり、そんな行為をなぜ二十秒に一回の割合で繰り返すのか。
なぜ、こいつらはこんなにいちゃいちゃしているのか。
907エピローグ2/2。 ◆Y4xz/t8XUU :04/12/04 01:36:14 ID:???
「まあ、色色あったんです」
ミサトが鋭く問い質しても、『少年』は普段以上に知恵を働かせてのらりくらりとかわす。
「年増のヒステリーってみっともないわよ」
『少女』の舌鋒が鈍っているのは幸せ一杯で心が優しくなっているからか? そりゃよござんしたね。
「まあ・・・まあ、ね。別に、あんたたちが仲良くなる分には構いやしないわよ。いくらでもやって
ちょうだい。でも、関係ない私に見せ付けるのは、お願いだからやめて」
「別に見せ付けてるわけじゃないのにね、シンジ。あたしたち、自然に振る舞ってるだけなのに」
「そうだよね、アスカ。ミサトさん、見せ付けるっていうのは・・・」
合図したわけでもないのにぴったりの呼吸で顔を向け合い、キス。しかも三十秒は続く濃厚な代物。
「・・・こういうのをいうんじゃない?」
『少年』の言葉を引き継いで、『少女』が艶麗な笑みを浮かべた。
「このマセガキどもが!! さっさと寝ちまいなさい!」
「ならミサトさん、早くお風呂に入っちゃってくださいよ。バタバタしてると眠れないから」
「ど、どうしてよ?」
「だってあたしたち、ここにお布団並べて寝るんだもん」
ねー、ときれいなユニゾンが居間に響き、ミサトは何をいう気力も失ってビールを呷った。
しかしそんなドタバタを繰り広げながらも、ミサトは内心で二人の変化を大いに喜んでいた。
不遇な環境で育った二人がお似合いのパートナーを見つけたことが、素直に嬉しかった。
またそこには保護者としての無邪気な喜びだけではなく、指揮官としての冷静な喜びもある。
義務感はあれど、エヴァに乗る積極的な意義をいまだ見出していないように見えた『少年』。
逆にエヴァに乗ることに固執するあまり、些細なきっかけでバランスを崩しそうだった『少女』。
そんな二人が大切な人を、守るべき人を見つけ出した。
そのことは二人がパイロットとして戦う上できっと役立つだろう。そうした読みも働いたのだ。

結果的にミサトのその読みは見事に的中し、数か月後、紫の巨人を駆る『少年』と紅の巨人を操る
『少女』は歪んだ野望を未然に防いで人類を救い、幸せな人生を二人で歩むようになったのだが
・・・それはまた、別の話。
>907にて、私が書いてきた話は一段落ということにしたいとおもいます。
ここまでお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございます。2chで長い話を書いたのは
初めてで、毎回投下する度に不安で不安でたまりませんでしたが、数多くの温かな励ましのお言葉に
大変助けられました。
また、入れ替わりTSが好きでLASも好きな、そんな私の特殊なツボにぴったりなスレをお立てに
なった1さんに、深く感謝いたします。土台となった>35までの展開があればこそ、「味覚の交換」
などを軸に序盤の妄想が膨らみ、ミサトの帰宅で締め括るという発想も浮かびました。

二人が元に戻ったかどうかについては、書いてる私自身一つの結末に決めかねてぼかしてしまいました
が、考えていた案は三つほどあります。
・とりあえずそのまま(第一案)
・元に戻った(第二案)
・いつでも入れ替われるようになる(第三案)
蛇足かもしれませんが、>905と>906の間に存在したこれら三通りの経過を以下に記しておこうと
おもいます。
唇を離しても、アスカは『シンジ』でシンジは『アスカ』のままだった。
「・・・ほんとはちょっと期待しちゃってた」
「あ、シンジも?」
もっとも、そんな話をしながらも、二人には悲壮感はない。
「ま、気長に行きましょ。あたしたちはこの先ずっと一緒なんだから、急いで戻ろうなんて焦る
必要もないんだし」
「・・・でも、戻れるなら早い方がいいよね。結婚して、妊娠までした後なんかに元に戻っても、
却って困っちゃいそう・・・」
シンジの言葉に「シンジを妊娠させる自分」の図を想像して、アスカは顔が赤くなる。
「シンジのエッチ」
「だって・・・自然に考えちゃうんだもん」
下腹をさすりながらシンジがいい返した。一見何でもないように振る舞ってはいるが、やはり痛みに
簡単に慣れるというわけにもいくまい。
そんな様子を見てしまうと、アスカの中でまた罪悪感や不安がぶり返してしまった。
「・・・シンジはいいの? 本当は男の子なのに、男に抱かれることになって。それも、元の自分の
身体に抱かれることになって」
しかしシンジはアスカの暗い気持ちを打ち消すように、明るく微笑むといった。
「今はいいの。今の僕は、女の子の『アスカ』なんだから。・・・今の僕が一番好きなのは、
『シンジ』の身体のアスカだよ」
たった三日目でそこまで割り切れるわけもないだろう。しかしシンジの優しい心遣いを感じ取って、
アスカも宣言するようにいった。
「・・・・・あたしも。今のあたしが一番好きなのは、『アスカ』の身体のシンジよ」
「なら問題ないじゃない」
シンジがくすりと笑い、アスカに寄り添う。
「シンジ、頑張ろうね。元に戻るのもこのまま暮らすのも大変だろうけど・・・二人で一緒に」
「うん。支え合っていければ、きっと大丈夫だよ」
誕生したばかりのカップルは、誓い合うように言葉を連ね、三度目となるキスをした。
キスしたその瞬間、目を瞑っていた二人は立ちくらみのようなものに襲われた。
目を開いた少年は少女に「アスカ?」と尋ね、目を開いた少女は少年に「シンジ?」と尋ねた。
一呼吸、二人は黙って見詰め合い、それから事態を認識した。
「「元に戻った!!」」
二人は喜びの声を上げると、強く強く抱きしめ合った。さっきまで自分のものだった、相手の身体を
確かめるように。さっきまで相手のものだった、自分本来の身体を味わうように。
「良かった・・・良かった・・・・・」
深い安堵によって膝から力が抜ける。二人は床にへたり込んで抱き合ったまま同じ台詞を繰り返した。

「・・・この痛みを嬉しく感じるなんて、初めてだわ」
しばらくしてからアスカが微笑むと、シンジはアスカの長い髪を優しく撫でながら尋ねた。
「大丈夫? ベッドに戻る?」
「あんたが平気だったのに、なんであたしが横になるのよ。・・・それにしても、男と女って
やっぱりずいぶん造りが違うのね。『アスカ』なんて胸は大きいし、下には何にもないし」
「そ、そうだね・・・あの、アスカ、ごめんね。『シンジ』の身体のせいで迷惑かけちゃって」
「え? ああ、別に今さらいいわよ。あたしこそ、辛い目に遭わせて悪かったわね。『シンジ』の
射精は気持ちよかったけど、『アスカ』の生理は痛いだけだもんね」
「ア、アスカ・・・そういうしゃべり方って、はしたないよ。がさつな男の子みたい・・・」
「シンジこそ、深窓の令嬢みたいなお上品なこといってんじゃないわよ」

「シンジ、キスしよう。今度はサードキスね」
さらにしばらくして夕食を食べ終えた後、シンジとじゃれ合っていたアスカが陽気に笑いかけた。
アスカが『アスカ』として、シンジが『シンジ』としての、初めてのキス。シンジにも異存はない。
向かい合う『アスカ』なアスカはやっぱり特別可愛い女の子で、シンジは男の子としてドキドキする。
「・・・このキスでまた身体が入れ替わっちゃったりして」
「縁起でもないこといわないでよ、バカシンジ」
照れて変なことをいうシンジと優しく憎まれ口を叩くアスカは、本来の自分として恋人と唇を重ねた。
「・・・・・・おかしなことになっちゃったわね」
「・・・・・・うん」
困惑した表情で『シンジ』が口を開くと、途方に暮れた表情の『アスカ』が同意した。
二度目のキスで入れ替わりが元に戻った二人だが、三度目のキスでまた入れ替わってしまったのだ。
そしてすぐにやってみた四度目のキスでまた元に戻り、五度目のキスでまた入れ替わり・・・
今終えたばかりのキスが何度目かはもう覚えていないが、アスカが『シンジ』でシンジが『アスカ』
なので、奇数回目のキスだということだけはわかる。
「ま、キスさえすればすぐ元に戻れるんだし、実害はないわよね」
変な体質になってしまったわけだが、シンジとの特別な絆が得られたようでもあり、アスカとしては
悪い気分はしない。
「とにかく元に戻り・・・どうして逃げるのよ?!」
アスカが抱き寄せようとするとシンジはするりと身をかわし、離れるとアスカにいった。
「えっと・・・あの・・・せっかくだから、もうしばらく『アスカ』のままでいようかなって・・・」
「変態みたいなこといわないでよ! だいたいあんた、朝から痛がって・・・」
いいかけて、アスカはシンジの考えがわかったような気がした。
「・・・あたしに気を遣う必要なんかないのよ? 月に一回、女なら誰でも耐えることなんだから。
あんたに肩代わりしてもらわなくても、大丈夫よ」
「でも・・・辛いでしょ?」
シンジは『アスカ』の顔で、柔らかく笑った。
「この先ずっとは、無理だし、僕だって嫌だけど・・・たとえば今から明日の朝までとか、そんな
程度の時間なら我慢できるよ。苦しいことや嫌なことも、僕はアスカと分かち合いたいんだ」
シンジの真心溢れる言葉に説得されそうになったアスカだが、肝心なことをおもい出す。
「あの、その気持ちは嬉しいけど、それなら寝る間際にして。だってもうすぐ・・・」
「シンちゃん、アスカ、たっだいまー」
「そっか、ミサトさん! って、あの、ど、どうしよう。今キスしてたら変だよね?」
「と、とりあえず出迎えましょ! そのうち機会を見つけて元に戻るってことで!」
『シンジ』なアスカと『アスカ』なシンジは、手を取り合ってばたばたと玄関に向かった。
うごー
かっ完結してる
取り急ぎ乙〜
深夜に乙 これからじっくり読みます
モニターの前でニヤニヤしながら読んでました
作者さんお疲れです
お疲れ様でした
お疲れ様でした。最高
作者様ホントお疲れ様!!今までで最高の作品でした。何だか寂しくなるな〜、グスン。また作品書いてって下さいね。応援してまつ。
お疲れ様でした。
作者様お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて嬉しいです。
お疲れさまでした!
すっごく楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます!
作者様乙!プレゼント有難う。
アスカおめ!
最高によかったです!
希望…それがシンジとアスカの子供。
わざわざアスカの誕生日に完結させる辺り
計算してるというか、憎い演出。神スレ最高。
完結おめでとうございます。
本当に楽しませていただきました。
文章力もさることながらそのストーリーもまた素晴らしいものでした。
アスカ様には最高のプレゼントになった事でしょう。
父に乙
母に乙
そして・・・・
粋な作者さんに、乙!
924名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/04 02:51:00 ID:7WBRi6Iq
ありがとうございます・・・今後これ以上の神作品に出会えるのか・・・
( ´∀`)えがった…この場に立ち会えて良かったよ。作者乙
うえああああああああああああ
完結しちゃってるぅ〜〜・゚・(´Д⊂ヽ・゚・  これから何を支えに生きていけばいいんだ・・・。
ともあれ作者さん乙。作者さんありがとう。そしてシンジ君とアスカに幸あれ。
928名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/04 06:51:18 ID:XJYtmDEn
お疲れ様です
神のご加護がありますように
作者さんお疲れ様です。
乙一
大変お疲れ様でした。
次会えることを楽しみにしてます。
乙でした。

ネット小説らしく、これはマルチエンディングでいいんじゃないかと思います。
どこか有名なLASサイトにでも投稿されてみてください。
どこに持ち込んでも恥ずかしくないですよ。
このままスレ終了と共に流れるのも勿体ないですし。
>>932
同意。>>924も言ってるけどエヴァ板の中では最強。
この小説って普段は軽くストーリーを書いている人が
ここぞと言うところで全力を出し切っていると言う感じ
この作品が忘れ去られるのは本当に勿体無い…

>◆Y4xz/t8XUU
お疲れ様でした。
最高のプレゼントをありがとう
第四案として入れ替わったままEOEまで突っ走るという・・・
ともかく作者殿乙!
やったら確実にゼーレ崩壊になるな。夏の1行小説のように
碇キール誕生とかめちゃくちゃやるのも一興かもしれんが。
何はともあれ乙〜
本当に本当に、作者様乙でした!
そして有難う御座います。実は綾波スキーな私ですが、ずっと心から楽しませていただきました。
アスカもシンジもやっぱり(・∀・)イイ!

今までにも『プロだろう』等の意見はありましたが、作者様の著作やサイト等ありましたら是非拝見したい勢いです!


駄目もとで、捨てアド落としたりしても良いものでしょうか…
神の存在なんて信じてなかったのに!
本当にいるなんて!
ありがとうございました!
作者様おつかれさまです
本当に素晴らしい物語でした。゚(゚つД⊂゚)゚。
〆は2案がいい感じだけど3案も面白い! 神GJ!
そうそう言い忘れてた。

>>1もGJ!
>909-911ってそのまま続けて読んでも話繋がってるな。
これでもいいんじゃない?w
942名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/04 12:12:17 ID:3ZQL4ODS
さて、じゃあレスしまくって落とすかな。
943宝町:04/12/04 12:54:07 ID:???
乙カレー。
落ちる前に来て良かった
お疲れ様でした
作者様乙彼!
久しぶりにええもん見たw
ログ保存して貰っときまっせ!