シンジハーレムを追い求めるスレ3

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930LAS?  いいえハレムですか?
向かい合う男女、アスカとシンジ。
見つめあう瞳は潤んで熱を帯び、また真剣な光を湛えている。
「      」
シンジの唇が紡ぎだしたその言葉にアスカは一瞬大きく目を見開くと、真っ赤にそして心まで融け切ったかのような表情を作った。

そのまま見つめあう事数刻、いや数瞬かもしれない。
…シンジの目がどこか焦りを含んだモノに変わり、その唇が再度動いて空ろに言葉を紡ぐ。が、アスカは熱を帯び潤んだ視線を彼に向けるだけ。シンジが再度口を開こうとしたその時…

「カァーーーーーット!!!」


「アスカぁ〜〜」
「ゴメンナサイ…」
腰に手を当てて仁王立ちするヒカリと、その前で正座させられているアスカ。
「これで何回目かしらぁ〜?」
口元は笑っている。が、目を見てはいけない、恐怖に凍りつく事になるであろうから。
「え、えっとぉ…3…4回目、かな?」
恐る恐るといった感じのアスカが最後にテヘッと首を傾げる。引きつった愛想笑いをうかべつつ。

「9回目よーーッ!」
最後のスイッチをアスカに押された委員長。普段なら可愛いと思えるその仕草も今はムカつくだけだった。

「だ、だって…こんな時じゃないとあんな凛々しいシンジなんて滅多に見られないんだもの…」
叱られた子供のように口を尖らせ、ボソボソと言い訳をする。
「だからって台詞のたびにボーーッとして自分のを忘れてたら劇にならないじゃない…」
コメカミを押さえつつ溜息と共に吐き出された台詞に、アスカはその身をますます小さくする。
と、そのアスカの頭を後ろから伸びてきた手が勢いよく横に退ける。同時にアスカの首からはグキッという音が聞えた。
「……弐号機パイロットは用済み…イインチョさん彼女がアレでも代わりがいるわ…」

首を押さえて悶絶するアスカとその横で頬を赤らめて立っているレイ。
ヒカリはそれを半眼でチラリと見ると、又もや大きく溜息をつく。
「…綾波さん…貴女も人のこと言えないって言うか…」

ヒカリの脳裏に去来したのは先ほどのアスカをレイに置き換えた場面。シンジの台詞とともにレイは真っ赤になりその動きを止める。
…そこまでは同じだが、レイはいきなりシンジの服に手をかけ脱がそうとしている。
『あ、綾波!?』
『碇クン…私とひと(ry

「なに言ってんのよファーストッ! いきなり欲情したくせに!!」
「そう? よくわからない…」
アスカ復活。途端に騒がしくレイに噛み付く。

その喧騒を見つつチラリと横目で先ほどレイがやって来た方向を見ると、そこにはそわそわしながら立候補の順番を待つマユミとマナの姿が在った。




…あれ? シンジは?