シンジと加持さん?
シンジとゲンドウ?
冬月とゲンドウ?
2 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/02/22 23:02 ID:kv+JMmtT
トウジ×シンジ 加持×シンジあたりが好み。
カヲルあたりは自己投影できないからねー。
>カヲルあたりは自己投影できないからね
よく知らんので訊きたいんだが、腐女子が男キャラに自己投影して絡む
ってことでいいのか?
4 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/02/22 23:14 ID:uM9l1DXl
_,,__,
,_;-ー'" `'';ェ、
,;'’ __, _, `';、
_t'-ー'¨_;-ー'゙ 、 ヽ,
,ノ ,;' .;'´’ } ;′ }
;',j´ノ , ;' ノ j | KOFスレにて祭り開催中!早くその糞っぷりを拝見せよ!
,リ,r'゙,_;、y' ;' , ,;' ' i ,i
´'イ i,i:::j i ; ノ .;' ,;'’ f
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/arc/1077253956/l50 j’ '´ '!ノ i.,_;'´ ノ ,;'゙ ノ
i, ''i::;:'ソ'´;'´,ノ ,;'´
ノ;, ,' 'ー' レ',ノ ハl
,_;-ー'´ `;、 ` ;ィ'´i 冫`';、
;'" ,jj`-―ー'´i `' ` ,ヽ、
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)| みんな死ねばいいと思うよ
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
ッ!ッ?
ッ!
ッ!ッ!
ッ?ッ!ッ!
ッ?ッ!
ッ!ッ!
ッ!
カヲルは逝っちゃってるから俺も無理だなぁ・・・
まぁそもそも801の場合は感情移入する趣味が無いんだけど。
加持×シンジだったらどうにかこうにか。
とにかくシンジは必須。もちろん受けで。
>>1 。君の為だ。
801板で遣れ 。
でなければ私が此のスレを喰おうか?
ばかだなー>9
801板は年齢制限があるじゃん。
あそこ、21歳以下は入れないんだよ。
11 :
1:04/02/23 12:48 ID:???
>でなければ私が此のスレを喰おうか?
それで盛り上げられる自信があるならかまわないですよ。
シンジ総ウケということでよろしいのでしょうか?>ALL
エヴァの場合登場人物が女性が多いからなかなかに難しいような気がしたんだ。
同人誌でもそういうの見たことないし聞いたこともない。
でもシンジ君自体のキャラクターはイイと思うのです。
シンジ×カヲルって801になりそうでならないみたいだし。
もっと色々と意外性のある組み合わせをみてみたい。
シンちゃんは例え女性が相手でも「受け」だそうです(ぉ
13 :
レクター:04/02/23 17:54 ID:dO4N6rrb
巡礼者
>>10 へ
ならば、21歳以上になってから出直すのだな。
ああ、君は私の言う「喰う」という意味を理解していないな。
まあ良い、いずれ分かる。
君等も、「ゼーレの老人風に‥」の二の舞は嫌だろ?
もし知らないのならば、それは幸運というもの。
では、また。
_,..、__
_, -‐ '´ ,--`\
/  ̄ / `ー 、
/ / | ヽ
/ / _ \ / |
_,../ / / i / ‐ \r' ,,ノ ..,, i|
/´ _,,/,ノ / | ∧ (r-、 `- 、_==ii;;;`'ヾ|i、
|/ // ノ ノ ∧{;::( | `-=r;;ッ//ァ
>、/ / // /´ ヘ二, \ `"´/ /i|
/:::::\|_| | ri | / | | r`'´ {
::::::::::::::::::\\lヽ` / | | ,、 r-、 |
:::::::::::::::::::::::::\\ /| \ ` 〉`´ ヽ_|
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ),,、-‐ '' ´\ |
::::::::::::::::::::::::::://´ `ー'
::::::::::::::::::::::::::ヽ ´|、
左様、好奇心は身を滅ぼすということだよ
15 :
レクター:04/02/23 18:30 ID:???
まったくだな。
16 :
レクター:04/02/23 18:42 ID:CDCWOmtA
>>14 私は当分は此処に居るつもりだが。
君は戻った方が良いのではないか、此処は君達の来るべき所ではないと思うがな。
それほど此処は下品と言う意味だよ。
_,..、__
_, -‐ '´ ,--`\
/  ̄ / `ー 、
/ / | ヽ
/ / _ \ / | 左様・・・と言いたいところだが
_,../ / / i / ‐ \r' ,,ノ ..,, i| 碇の息子に興味がある。
/´ _,,/,ノ / | ∧ (r-、 `- 、_==ii;;;`'ヾ|i、 と言えば理解してもらえるかね?
|/ // ノ ノ ∧{;::( | `-=r;;ッ//ァ
>、/ / // /´ ヘ二, \ `"´/ /i|
/:::::\|_| | ri | / | | r`'´ {
::::::::::::::::::\\lヽ` / | | ,、 r-、 |
:::::::::::::::::::::::::\\ /| \ ` 〉`´ ヽ_|
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ),,、-‐ '' ´\ |
::::::::::::::::::::::::::://´ `ー'
::::::::::::::::::::::::::ヽ ´|、
18 :
レクター:04/02/23 19:11 ID:???
某所の巡礼者
>>17 へ
ああ、例の前スレの話しか。
ということは貴殿は本物という訳か。
教えよう。
碇の息子だが、無事に帰したはずだ。
私は分別なく「喰う」輩では無いからな。ただ私にとっての無礼や下品な振る舞いが許せぬだけ。
必死だな。
五月蝿い!!
22 :
レクター:04/02/23 22:40 ID:???
>>1、2は、同一人物。
>>5 で「
>>1、2」は、
>>3の問いに対し「俺は男だ!」と答えている。
が、しかし虚言の可能性もあるだろ?
これは私の個人的見解だが、
>>1はショタ好きの中年のゲイのように見えるが、
「カヲル」に嫉妬している事から感情移入出来ない所を観ると、女性化願望も抱いてる。
つまり
>>1は、性同一性症候群の男だな。「女版のシンジ」の様に成りたがっているんだろ?
なあ、
>>1よ。
>>20 ウィル、久しぶりだな。
だが、お前は私の手紙を読んで自殺したのではないのか?
それも随分と昔に。
まあ良いだろう、ウィル。
君に宿題を出そうか?
私のお気に入りのスレ全てを探して、このスレに、ウィル・グレアム名義で「スレタイ」を書き込んでみろ。
正解ならば返事を書く。
全ての「板」、全ての「スレ」を探すのは大変だな?
ひとつ、ヒントをやろう「NNsiを使う」
さあ、探してみろウィル。
25 :
レクター:04/02/23 23:27 ID:???
巡礼者
>>24 へ
「2=5≠1」自演か。
私もそれは考えていたが、
それより
>>1の人物像が気になってな。
それにもし「2=5≠1」であるのならば、随分と粗悪な自演だな。
そう、思わないかね?
それよりも、これは私の個人的見解だが、
>>1 はショタ好きの中年のゲイのように見えるが、
「カヲル」に嫉妬している事から感情移入出来ない所を観ると、女性化願望も抱いてる。
つまり
>>1 は、性同一性症候群の男だな。「女版のシンジ」の様に成りたがっているんだろ?
なあ、
>>1 よ。
26 :
1:04/02/24 01:19 ID:???
>>レクター
私の人物像に興味を持ってくれるとは好意に値するね。
でもここで話したい話題とはちょっと脱線してきちゃってるんだよなぁ。
まぁ面白いからいいんだけど。
>>「2=5≠1」自演か。
自演かどうかわかりませぬが少なくとも私の自演ではないですね。
そんなめんどくさいこと私はしませぬ。そもそもする理由が無い。
>>ショタ好きの中年のゲイのように見えるが、
これは当たらずとも遠からず。中年ってのは合ってる。
(そりゃ当たるだろエヴァって中年の世代じゃんw)
801の話題を出したのは、知り合いの女の子で801好きな娘がけっこういるから。
彼女がいるからゲイではないね。ゲイに対しての憧れはあるけどね。
女装趣味は無いですな。
わざわざここで話をしたがったのは、ここがエヴァ板だからです。
801板とは違ったものをみてみたいのです。
27 :
レクター:04/02/24 04:22 ID:???
巡礼者
>>26 へ
いとも簡単に「1」が釣れた訳だが。
まず、疑問に思うのは君が本物の「1」かどうか、だが。
些細な事に無駄な時間を浪費したくはない。
「2=5≠1」だが巡礼者
>>24の意見に過ぎぬ、もし君が本当に「1」なら気にするまでも無い。違うか?
しかし君は自分の事を良く説明する。
まるで他人事の様に‥
で、その『知り合いの女の子は君の彼女』なのか?
乏しい文章力は時に誤解を招く、良く言葉を選んで書き込みたまえ。
それと、私はまだ何も結論付けていない。
それと呼び捨ては嫌いでね。
もう少し様子を観させてもらう。
では、またな。
なりきりうざい。他所へ逝け。
結局の所、>>1は何がしたいの?
加持に押し倒されるシンジAAキボンヌ
終わって見るとまんざらでもなかったり、
次からは自分からねだっちゃったりすると尚良い
嫉妬に狂ったアスカに刺し殺されてジ・エンド
カヲルはイラネ
加持Xシンジか…
これならなんとか感情移入できそうだな。
まってろシンジ君!!
もちろん、加持に感情移入してハァハァしてしまう漏れ。
女シンジでもよぃなぁ・・・
実際に感情移入できるかどうか試さんとな…
なんかサンプルになりそうなFFない?
801は生理的に受け付けん…と思ってたが
加持の立場でシンジが相手ならハァハァ出来た
ミサトじゃなくて加持がシンジの同居人だったら
エヴァはアニメとして流行らなかっただろうけど
そういうキャラ入れ替えのFFならハゲシク読みたい
加持がアスカを犯すやつなら見たことあるけど・・・シンジものはないなぁ。
おお、逝けましたか!やるなw
漏れも微熱シンジとかだと結構逝けるんで、
男なのか女なのかわからん中性的な描写のやつなら
逝けると思うのよ。で、相手のほうに感情移入できそうなやつ。
カヲルはカンベン。やっぱ加持か?
ゲンドウはどーよ。
近親相姦はやばいか?
>>37 本気で嫌がって抵抗するシンジを無理やりってか?
征服感がたまらんかも知れぬ。
で、これはお前が望んでいたことだとか言葉攻めしちゃうわけだw
まあ、801未読ゆえなんとも言えんがな。
>>38 正月ぐらいに話題になってたけんけん氏の本だな。
忘れてたよw
挿絵も良いし通販してみるかな。
サンプル絵のマヤちょむの汗で肌に張り付く髪がいろっぺえのう。
>>38 そのシンジヤヴァイ。めちゃエロイ。つか、シンジってイチバンエロイ
え、えろーーーー!!!!
カヲル人気ねぇなw
まー俺もパスだけどさ。
キャラ的には好きだが性格が人外すぎて、全然ハァハァできん。
>42
しかし、ケヌケヌってよっぽど加持が好きなのかなw
>>28 よ。
「他所へ逝け」か。言ってくれるな。
君には何故、此処が2chと呼ばれているのかを教えてやろう。
2chとは元々、ステレオ指向の者達の集まりから始まった。つまりは、
「ステレオタイプ」⇒「2ch」
となった訳だが、分かるか。
理解もなく私を只「なりきり」と言うのであれば、
君は若者か無知な愚者にほかならない。そのいずれにせよ、
これで私はこのスレの存在を許す訳にはいかなくなったな。
しかし救いもある。
>>1 が私に対しこの無礼の謝罪をするのなら‥
考えよう。
_,..、__
_, -‐ '´ ,--`\
/  ̄ / `ー 、
/ / | ヽ
/ / _ \ / |
_,../ / / i / ‐ \r' ,,ノ ..,, i|
/´ _,,/,ノ / | ∧ (r-、 `- 、_==ii;;;`'ヾ|i、
|/ // ノ ノ ∧{;::( | `-=r;;ッ//ァ
>、/ / // /´ ヘ二, \ `"´/ /i|
/:::::\|_| | ri | / | | r`'´ { 左様。その挿絵の碇の息子はハァハァに値する。
::::::::::::::::::\\lヽ` / | | ,、 r-、 |
:::::::::::::::::::::::::\\ /| \ ` 〉`´ ヽ_|
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ),,、-‐ '' ´\ |
::::::::::::::::::::::::::://´ `ー'
::::::::::::::::::::::::::ヽ ´|、
48 :
レクター:04/02/25 18:07 ID:MjUF5MyM
巡礼者
>>46 へ
君が「1」かね。
『そもそも板違いだ』?言ってくれるな。
では聞こう。801が何故、此処にあるのか?
是非、答えてほしいものだな。
49 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:38 ID:V1CqndVe
漏れは超エヴァオタ。
あのエヴァが始まった日から
空想でエヴァキャラを抱かなかった日はない。
部屋はもうエヴァグッズでイパーイ
お前らなんて漏れからみたら
エバが嫌いなんじゃないかってほどたいしたことない。
あと・・・・このスレは今から漏れのスレになったので
お忘れなくw
50 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:40 ID:V1CqndVe
今日も綾波人形を横に置いてお昼ね万歳!
毎日何時間もキスしてたらだんだん
口のところ変色してきたみたいなので
そろそろ、ストックしてあったものを使わないとなw
51 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:42 ID:V1CqndVe
後、今日秋葉原に行ってきた(まあ毎日通っているがwww)
もちろん小型の綾並み人形を胸ポケットに入れてねw
>>51 あなたのような人がここには必要だと思います。
それでこそのエバ板です。
私も綾並には散々萌えさせていただきましたが
どうやらあなたのほうが、人生を楽しんでいるようです。
応援しています、まじでがんばって下さい。
53 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:49 ID:V1CqndVe
>>52 漏れの綾並を抱くんじゃねー、綾並は俺を愛しているんだから
最近のオタクはどうもぬるい。俺こそがKING OF OTAKU
だろうな。エヴァに費やした金はもう1000万超えるんじゃないかなw
だけどこれは俺の生きる意味なんだから、誰にも非難することはできない。
他のやつみたいに色んな萌えゲーとかやってるやつとは違う
俺はエヴァだけだ。俺は一途なんだ、ただそれだけに深い。
俺こそオタクの中のオタクなんだよwww
あなたねえオタクなんてイメージ悪い言葉ですよ?
何誇らしげに言っているんだか。。。
少しは恥を知りなさい、オタクは適度なのがいいんですよ。
55 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:53 ID:V1CqndVe
>>54 久しぶりに笑わせてもらったよw
適度なオタク?
矛盾してるじゃねーかwww
オタクというのは過剰でなければならない
逆に言えば過剰なほどいいんだよw
良いオタクであるための必要条件は優秀な頭脳だと
いうことが良くわかった。どうだ名無しが死んだら終わりよ
反論があるか?
てか綾並ってwww
う・・・・悔しいが言い返せない。
確かにオタクが妥協なんてしてたら終わりか・・・
すいませんでした。エヴァオタさんがオタクの中のオタク
だということはよくわかったし、それと同時に頭のとてもいいかた
だと言うこともわかりました。恥を知るべきは俺のほうでした、本当にすいませんでした。
回線切って首をつってきます。
58 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 19:57 ID:V1CqndVe
あああああ
名無しが死んだら終わりのATフィールドが消えてゆく〜
デストルド反応があああああ
これが答えなのwww
馬鹿の為につけたハンドルそのままだったwwww
60 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 20:00 ID:V1CqndVe
俺がどれほどすごいエヴァオタか。
俺は女キャラだけではなく
等身大碇ゲンドウと一緒に一夜を過ごしたことも
あるほどの入れ込みようだ。
本来俺にそういう趣味はない、だがこれは真の
エヴァオタとなるには避けられないものだ。
ゲンドウとシンジと3人で抱き合ったとき
本当のオタクというものに近づけた気がする。
俺は自由自在なんだよ。
エヴァがアニメ界に新しい旋風を巻き起こしたように
エヴァオタさんもオタク界に新しい旋風を運んでくれるような気が
します。がんばってくださいね。
>>61 お前がどれほどのエバファンだと言うんだ?
俺は映画が公開された日から一週間毎日見れるだけ
同じ映画を見た男だぞ?もちろんチケット二人分かって
となりに綾並人形置いてなw
何だかエヴァオタさんとは気が合いそうです。
シンジ君かゲンドウさんか加持さんとしか絶対に
結婚しないと決めてたけど、エヴァオタさんとなら
秀美うまくやっていけるかも。。。
>>63 悪いが俺はアニメのキャラにしか興味ない
俺のことは悪い夢だったと思って忘れてくれ。
私を殺さないで・・・・・
私を殺さないで・・・・・
私を殺さないで・・・・・
66 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 20:14 ID:V1CqndVe
いやぁぁああああああああ!!
俺は実はネカマなんだよバーか!!!
俺が本当にてめーみたいなエバオタ
好きになると思ったのか
カエレ!!
もう嫌だ〜〜〜〜〜
僕が嫌いな人間なんてしんじゃえ〜〜〜
I wish that I could turn back time
’cause now the guilt is all mine
can’t live without
the trust from those you love
71 :
エヴァ好き、秀美:04/02/25 20:21 ID:V1CqndVe
だって、自演ですもの。。。
何が本当なのか、それはこの俺エヴァオタにしかわからない
漏れはは神と等しい存在なんだからなw
よくわからんが
エバオタが自演の天才でありまた釣り氏として
も一流であるということは認めないといけないと思う。
漏れもすっかり騙されてしまったし・・・
でも騙されてなんか爽快だよ、ミステリー小説の
ようなものかな(笑)
75 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/02/25 20:32 ID:V1CqndVe
すいません調子に乗ってました。
本当は全編通して一回見ただけで
映画館にも行ってなければグッズの1つも
もってません。もう二度ときませんね。
さよならでつ。
76 :
山師:04/02/25 20:33 ID:???
「加持さん、あの、用って、何ですか?」
「いや、大した用って訳じゃないんだ」
「は、はぁ…」
「もう、学校には慣れたかい?」
「はい。」
「…暗いね」
「えっ?…そ、そんな事ないです」
「ま、その内慣れるさ」
「はい…」
「人の多い所は、嫌いかい?」
「苦手です…ちょっとだけ」
「ははは…シンジ君はナイーブだな」
「…」
「ゴメンゴメン、別に、馬鹿にしたつもりじゃないよ」
「…」
「俺は、君の事が心配なんだ」
「…!?」
シンジの目の前に、不意に近づく加持の顔。
瞬間、シンジは唇を奪われた。
息を飲む間もない、本当にその一瞬。
時が止まった様に、長く、長く、重なり合っていた様な気がする。
「こう言うのは、嫌いかい?」
優しく微笑みかける加持の、その真っ直ぐな瞳に、
シンジは目を逸らせる事が出来ない。
レク(ryと言い、こいつと言い、いったいナニがしたいんだろう…
いい加減つまらないのだが
やだぁあ
>>77のレスよく見ると
いったいナニがしたいんだろう・・・
だって・・・
いつもこの人ナニ、ナニ言いまくってるってことがみえみえw
不潔な香具師っていやね。
>>76 ナイス(・∀・)ノ( ´∀`) ペチ
続ききぼんぬ
ごめん。
82 :
山師:04/02/26 00:00 ID:???
「かっ、加持さん!」
白い肌がYシャツから透けて見えるかの様な、少年の華奢な体に、
加持の逞しい腕がさり気なく絡み、そしてそっと抱き寄せる。
「シンジ君、愛している。」
「あっ…」
シンジの答えよりも早く、彼はまた唇を塞いだ。。深く、そして優しいキス。
その、柔らかなシンジの唇の余韻に浸りながら、重ねていた唇を離す加持。
既にトロンとした、虚ろな瞳で見つめ返すシンジから、抵抗する力は失われていた。
「加持さん…僕…」
「恥ずかしがる事はないさ。」
ズボンの上から、シンジの恥ずかしい膨らみを優しく撫でた。
ぴくん、と反応してしまうシンジ。
「んぅっ…」
その柔らかな膨らみに加持の手が触れる度、甘い吐息が漏れてしまう。
「可愛いね」
「は、恥ずかしい…です…」
シンジを抱き締める加持の腕に、少し力が入った。
いつしか、シンジのズボンのベルトは緩められ、その僅かな隙間から、
加持の右手が滑り込んでいる。
「あっ…はぁっ…んっ……」
やっぱりシンジが一番エロイと思ったこの夜
うーん、やっぱりアスカがこっそりそれを覗いてて…とかも欲しいのう。
えろしんじハアハア
>>84 それじゃ普通のNTRでっせw
ここはなんとかシンジで頑張るのがこのスレ的に正解かと…
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
キチガイキター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
148 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/02/27 15:11 ID:LcKTgSRq
>>42のこれって漫画?小説?
まんがなら買っちゃおうかなあ!
>>148 買って読んで、感想を書き込んでくれYo!
>>148 そうなのYo!まんがじゃないのYo!
でも、買って読んで、感想を書き込んでくれYo!
つか、人柱になってください Yo!
エロ小説スレか、同人スレで聞いたほうが早いんじゃないか?
買ってる人がいそうだ。
なんか久しぶりに大量あぼーんを見た気がするw
>>151 汁の中の人は買ってるらしい>ケソケソのドジンシ
加持とシンジのとこだけ読みたい。
カヲルは(゚听)イラネ
くそレクター・・・・
これが現実なんだよ。
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)| アハハハ
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
>>155 みんな君を待ってたんだよエヴァオタ!
レクターがアボーンされたのも君のおかげ
君がエヴァオタクだというのは嘘だったらしいけど
僕らにはそんなことは関係ないよw
エヴァオタがこのスレにいてくれる、それだけで
僕らはこんなにも幸せな気持ちになるのだから・・・
>154
カヲシンの方ですか?
それとも、シンジが皆に犯られてないと気がすまない方ですか?
嫌な感じですね。
いや、タブリスだけ(゚听)イラネ
このスレではカヲルは嫌われてるからなぁ。
最初のほう読んでみな。
LOS人の自分はシンジの心理描写が卓越なSSやお話なら
なんでもいいナー。
だからと言ってゴカーンとかはイヤだけどネ
戦国無双の蘭丸をシンジきゅんに置き換えてる漏れ・・・
昔のスレッドを探索して見つけた。
面白かったんで貼ってみる。
35 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日: 01/09/28 03:17
加持 「痛いのは、嫌いかい?」
シンジ 「あっ・・・ううん、そんなコト・・・ないけど」
加持 「ないけど、何だい?」
シンジ 「はっ、恥ずかしくて言えないよ、そんなの・・・」
加持 「ははは、シンジ君は照れ屋さん、だな」
シンジ 「あっ・・・そんなトコ、さ、触らないでよ!加持さん・・・はぁっ」
加持 「思ったよりも敏感なんだな、驚いたよ」
シンジ 「なんか、くすぐったいよ・・・な、何?!僕のお尻に何か・・・当たってる」
加持 「ははは、それは俺の拳銃さ。護身用とは少し違うが。シンジ君の拳銃も脈打ってるよ。ほら、ドクン、ドクン、ってね」
シンジ 「・・・加持さんの・・・H」
ミサト 「ほほう、ついでにアタシのも握ってみる?28口径のネルフ制式拳銃だけど」
加持 「やあ、遅かったじゃないか」
ズキューン
やあ諸君、エヴァヲタは元気かね。
エヴァヲタ。最近、夢をみるか?
ハンニバル=レクター
巡礼者
>>156 へ
アボーンか、君の人生のことか?
違うか? エヴァヲタ君。
165 :
ハンニバル=レクター:04/03/02 19:55 ID:h0fUaaDG
そうだな。
私ならばカヲルを食材にして旨いディナーと洒落てみるのも良い。
そう思わないか。
>>159
ああ、もちろん喰うのは君だがな。
私を越えるエヴァオタなど存在しない。
なぜならば、俺よりエヴァオタになると
もう物質として存在できなくなるからだ。
そうは思わないかね? くそレクターよ。
>>167 あっ!エヴァオタさん!
もうてっきりエヴァオタさんきてくれないかと思ってた。
私にとってエヴァオタさんは水のようになくてはならない
存在なんだから。エヴァオタさんがいないと
こんな、スレがこうやって存在できるのはエヴァオタさんが
来てくれるからなの、それを忘れないでね。
なんかエヴァオタさんがくるとマターリしていいねw
なんかエヴァオタさんって
俺達が遠い昔に忘れてたヒーロー
なのかもしれないな。
漏れはアンチエヴァオタ
だってエヴァオタは自演ばっかりする。
漏れは自演はあんまりよくないと思っている。
だけどあえて言う、エヴァオタは自演の天才だと。
エヴァヲタ攻め
レクター受け
>>167 そうだな、エヴァオタ ◆君。
私などは、あらゆる板のあらゆるスレで、君の言う「アボーン」をくらっているよ。
もちろん、そのスレットも巻き添えだが。
まるで、御訪ね者扱いだな。
ああ、私の為の素晴らしい自演。感謝するよ。
「創作板」の某スレが忙しくてな。
「エヴァ板」は所詮、私の遊び場。
どのスレも想像力に欠けたウスノロ共の寄り合いにすぎない。
君等から「エヴァ」を取れば何が残る?
自分の部屋を見てみろ。随分と理想と違うだろ。
なあ、エヴァオタ ◆。
最近どんな夢を見た?
ハンニバル=レクター
174 :
エヴァオタ ◆UOuLoK5WkQ :04/03/02 22:24 ID:njInhrt7
君等から「エヴァ」を取れば何が残る?だと?
当然愛と夢そして知が残るね。
そしてそれがすべてだ。
俺は自由自在なんだよ。
それに比べてクソレクター君。君には初めから
何もないじゃないか。
俺は君がこの俺エヴァオタに憧れているという
ことがよくわかるよ。君は俺になりたいんだ、
でもなれない。だからこうして敵にまわるしか
なかったんだ。哀れだよクソレクター君。
どうしてエヴァオタの一言一言に
俺は涙が溢れてるくるのだろう。
俺は還りたいよ、そしてエヴァオタと
同化したい。
神は死んだ・・・
誰かが言った。
でも新しい神が生まれた・・・
そうそれがエヴァオタさんだ。
俺エヴァンゲリオン見てて良かった・・・・・・
だって、エヴァオタさんという人に出会えたから。
またしても時代はエヴァオタを選ぶのか・・・・
いいから加持×シンジの続きを・・・
180 :
D:04/03/03 01:24 ID:???
敬愛するレクター博士へ
わたしもスレを潰すことに快楽を得ている一人です。スレを一つ潰す毎にわたしは、人を越えた何かに変化していることを実感しています。
この変身を理解出来るのは貴方だけです。2チャンネルはアンフェアですね、わたしの書き込みを勝手に解釈し馬鹿にします。
基地外。ひどく不適切です、貴方も名前を奪われた。私ごときがと思いましたが敢えて書き込みしました。
もし可能なら文通を希望します。「ヤプーズ○○ア」の掲示板で会えませんか、探せばすぐに見つけられるはずです。
御手を煩わせて済みません。
貴方のファンDより。
電波荒らしウザ
182 :
エヴァマニ▼:04/03/06 20:24 ID:OewE3s0u
さあゲームの始まりです
愚鈍なレクター博士
ボクを止めてみたまえ
ボクは荒らしが不愉快でたまらない
人の話しが見たくて見たくてしょうがない
汚い名無し共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを
スレット殺死のエヴァマニア
エヴァオタ ◆と、レ○ターは同一人物だと思う。
このスレに限ったことだけれども。
1、まずレ○ター名義で荒らしを装う。
2、それをわざとアボンする。
3、結果、自スレが延びる。
つまり1がエヴァオタ ◆本人で自演を続けるがカキコが無いので、
他スレで荒らしを多発しているレ○ターの名で自スレを荒らし被害者を装ってた。
動機は801板でスレ立て出来ないので、エヴァ板に立てた801スレを、
スレ違いと指摘されないようにすること。証拠にレ○ターがカキコすると同時にエヴァヲタがカキコしているし、
なんか、このスレ一人の人物がずっと自演でもっているような‥
レ○ターは使わないほうがいいよNGワードなってるとこ多数だし、重複スレ立てまくるし、あげくに本スレごと消されるし!そんな事をいろんな板でやってるし!てかっアンタでしょ。普通、相手わかんないのに電波とか言ってるし。自爆までは自演出来なかったってことなんだw
1、まずレ○ター名義で荒らしを装う。
2、それをわざとアボンする。
3、結果、自スレが延びる。
4、重複スレ立てまくる、あげくに本スレごと消される。
これは2ちゃんでレ○ターがやる常套手段だ!w
レ○ター=エヴァ○タ、キー○、玉ちゃ○、ケルべ○ス、ホジ○ジさん
間違い無いでしょう。
185 :
エヴァマニ▼:04/03/06 21:30 ID:7bxNKLqe
此処がレ○ターのネジロの可能性大!
言っておきますがボクは自演しませんから、
エヴァヲタ◆レ○ターさんw
エヴァマニ=エヴァオタだと思う。
エヴァマニ自演止めなよ、見苦しいよ。
前はもっと自演うまかったのにずいぶん下手になったね。
もうつまらないから帰っていいよ。
エヴァヲタ◆レ○ター
キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
確信。
エヴァヲタ◆=レ苦ター
190 :
エヴァマニ▼改めコロンボ:04/03/06 21:50 ID:7bxNKLqe
>186
じゃ根拠は?変だよ。
エヴァ○タさんでしょ?つまり>1であり、レ○ターでもある。
バレたから釣られた。
そうなんでしょ。エヴァ○タ◆レ苦ターさん!!
(ヲ)を(オ)にしてもバレバレですよ。
レ苦ターはあなただエヴァ○タ◆さん。
191 :
コロンボ▼:04/03/06 22:02 ID:7bxNKLqe
引っかかりましたねー。w
エヴァ○タ◆レ苦ターさん。
前置き考えるのに苦労しました。
「さあゲームの始まりです」ってやつ、絶対釣れるとおもいましたよーw
エヴァ○タ◆が、レ苦ターならね!
そんじゃボクはROMってますから。
ちがう板をねー。w
ばい、ばいー
なんだか、またバカがきたみたいだな・・・・
もうお前ら出て行ってくれ。
実に愉快だな、私の行くスレはことごとくスレッドストッパーか抹消とは、
とんだ茶番だな。
だが、ここは例外のようだが。
怪しいな。
解除か。
さて、ゲームの再開だな。
196 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/11 19:28 ID:W3kI/5Gh
もうカヲル相手でもいいからっ
シンちゃんのエロイSS!エロイSS!!
やはり、
エヴァオタ ◆と、レクターは同一人物というコトか。
>>169 エヴァヲタ◆レ○ター
キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>196 エヴァヲタ◆レ○ター
キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
つむじ風に乗り華麗に(●ー●)200ゲットだ!
アハハハ
俺はどうやらレクターとの同化に成功したようだ。。
そうこれは俺が望んだ人類補間計画の成功を意味している。
やっとあえたな・・・ユイwww
>>201 エヴァオタさん・・・
あんたって人は・・・
俺はもうあんたが眩しくて見えない。
ちょっとまって、エヴァオタさんそれどういうこと?
すべてはエヴァオタさんの手の中にあるってこと?
もうバカな俺には何もわからない、教えてくれよ
エヴァオタさん!
>>203 もうみんなのATフィールドは消えたということさ
レクターも、
>>203もみんなみんな俺なんだ。
1つになったんだよw
これが答えなんだよwww
エヴァオタさん・・・だけど・・・
たとえ、50億年たって、この地球も、
月も、太陽さえなくしても残りますわ。
たった一人でも生きていけたら。
とても寂しいけど、生きていけるなら
>>206 えっ???
エヴァオタさんそれってどういうことなの?
もしかして、レクターはエヴァオタさんではないってこと?
それを説明するためにこんな演出をして
僕らに知らせてくれるなんて
エヴァオタさんは、やっぱすげーやwww
むううう
エヴァオタ、侮れんやつだ・・・
エヴァをまったく理解してないやつが
読んでも、エヴァオタさんの文章は
わからないと思うよ。
エヴァオタさんの文章は高踏的だからな。
漏れはある意味勝ち組ってこった。
エヴァオタはコピペ荒らしなんかとは違い
エヴァの本質をとらえ、それをレスに反映しているから
エヴァファンにはとても興味深く読ませてもらえる。
実は俺がエヴァオタの文章を楽しみにしてるのは内緒だよ。
キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
自演キチガイ!
エヴァオタさん降臨キボンヌ。
>>212 (゚Д゚)ハァ?
モレモ・・・(*ノノ)
やがて来る
それぞれの
交差点を
迷いの中
立ち止まるけど
エヴァオタがそばにいてくれたら・・・
ID任意でジサクジエンし放題だな
エヴァオタさんはいったいどれだけ
僕らに与えてくれるのだろう。
下らない世界。
どこもかしこも偽善者ばかり。
優しさなんて所詮、利害の一致だとか
見返りを期待した行動だとかに過ぎない。
そう、誰もが完全なる利己主義者。
それは遺伝子の呪縛。
すべてが茶番。
無償の愛なんて存在しない。
するはずがない。
それは生命の存在さえ否定するような行為なのだから。
・・・・だけど
あの日初めて・・・偽りじゃない、本当の愛に触れた気がする。
エヴァオタさん、あなたは、現代の神となるべく人だ。
何十億のときをえて、この時空が生み出した
支配者によって作られたプログラムから唯一ときはなたれた
全生命、全物質の逆転のための唯一無二の切り札
それがエヴァオタさん、あなたなのだから。
もう疲れた・・・
僕だって書きたくてかいているわけじゃないんだ。
僕にはできないよ・・・
,、-‐'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`` ー---、
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/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::/:/::::::::::::ミヽ
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/:::::::::::/::::::::::/::::::::;ハヽ. |:! |'´ '′
/::::::::::/:::::::::::/:::::::/:::::::L° ゙、
/::::::::/:::::::/:::/::::::/::::::::::| l _ ヽ
/::::::::/:::::::/:::/::::::/::::::::::::| l ____r'´
/:::::/:::::::/::::::::::::/::::::::::::::| `7′
/::::::/::::::::::/:::::::::::::/ :::::::::::/ / エヴァオタ君
/:::::/::::/::::/::::::::::::::/ :::::::::::/二`ヽ、 `iヽ 、____/ あなた、また逃げるの?
/:::::::::/:::/::::::::/::::::::::::彡.:::::::::::/三ミヽ、 ``=ヽ
|:::::::::|::/::::::::::::/:::::::/:::/彡:::::∧`ヽ、 \三ミr'ヽ、
_,,......,、._ /,_:::::\
_,,.i'_- \ \::::\ 神になんてなれないよ・・・・
,/::::::::7i !l/ `i. \::7
|;;;;;;;;;;/,i/| ,'^ i _,> //
>,ハri_'、__`トーl::::::::::ト, '/
゙トー,---'::::,,,,::/ 7||
ヽ::::i'::::::::r''=ー、'/ ||
>;::\:::::ヽ ,/\||
'i_゙,ノ _>:::::>/
〈_,>ア"]
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 試 そ あ エ.iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| 合 こ き ヴ|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 終 で ら ァ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 了 め オ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| だ .た タ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| よ ら 君|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,.‐- 、 : : : :
廴ミノ
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クュ二二`Lっ) `==='
俺しかいねえんだな・・・
やっとわかったよ。
俺は神になる。
このスレで神になってみるよ。
・゚・(ノД`)・゚・。 まさかこのスレでこんなに
感動するなんて・・・
_| ̄|○
早く、シンジ×加持を・・・
春休み前から熱いなこのスレは
とりあえずここが数字板じゃなくてよかったなコテ…軍板の二の舞はきつかろう
エヴァオタさんこないと、スレが盛り上がらんな・・・
なんか、エヴァオタさんが恋しい季節がやってきたなw
別れの季節、この心の隙間を埋めてくれるのは
エヴァオタさんしかいないもんなw
なんなんですか、あなたたちは?
こんな個人を崇拝して何が楽しいんですか?
私にはわかりませんね、ここは801スレでしょう
もっと、禁断の愛のこととかについて語ってくれないと
意味がないじゃないですか?
いいかげんにして下さい、暴れますよ???
>>228 エヴァオタに萌えれば良い。
エヴァオタ×シンジきゅん
のベッドシーンを創造しただけで
俺は底知れない恍惚感を覚えるね
それができないなら、このスレにくるべき
でないし、エヴァンゲリオンのことを語る資格
もないように思う。
でもちょっと待ちなよ。
エヴァオタ・・・・・・さんに
萌えろって言ったって、エヴァオタさんについての
視覚的情報が何もないじゃないか、これじゃエヴァオタさん
に萌えろって言ったって無理だよ。
百歩譲って、萌えれたとしても禁断の愛の場面を
想像するのは難しい。
確かに、この退廃していくスレを必死に盛り上げようとしている
エヴァオタさんには、好感を持てるが・・・
なんだか、有意義な議論をしていますね。
あげておきます。
>>230 君さあ、今までエヴァオタに何を教わってきたの?
大切なのは、どこまで妄想できるかだろ?
俺達オタクにとってそれは大事なこと
エヴァオタを見てみろよ。
想像力が人並み外れている。
エヴァオタというコテハン自体が想像力の産物なんだ。
とにかく、想像しろエヴァオタの顔を体を、愛撫の仕方、され方
俺達は少し、エヴァオタさんに甘えすぎじゃないか?
・・・
俺、・・・
遠い昔に失った何かを
やっと、取り戻せた気がする。
エヴァオタさん・・・・
ありがとう。
・。゚(゚´Д`゚)゜。
泣かせる野郎どもだ・・・
今日はエヴァオタさんきてくれないのか・・・
つまんね。
今日はエヴァオタさん来てくれるんだろうな?
漏れいいかげん限界だよ・・・
エヴァオタさん。
私にはどうもあなたのやる気が感じられません。
書き込みの量が少なすぎませんか?
>>222で決意表明したではありませんか。
あなたはこのスレで中心となって盛り上げていかなければ
ならないのですよ。それをお忘れなく。
238 :
237:04/03/16 13:02 ID:???
エヴァオタさん。
私はあなたに
>>237のレスについての返答を要求します。
あなたは、本当にこのスレの未来を考えているのですね?
このスレを見ているのでしょうエヴァオタさん?
わかってますよ。
1時間以内に返答がない場合、あなたという名前は私達にとって
ユダと同義になります。そうですあなたは裏切りものと化するのです。
エヴァオタさん、少し危機感を持って下さい。
ご忠告はいたしましたよ。
239 :
237:04/03/16 13:05 ID:???
一応、弁解させていただきますが
私は別に、エヴァオタさんを攻撃しているのではありません。
ただこのスレのことを考えているだけです。
この過疎板における過疎スレ、それを良スレとして維持
していくためには、少しきつい態度をとるのは止むおえない
のです。そこのところをご理解お願いしますよ。
エヴァオタさん!早くレスして!!!
こんどばかりは、もうだめかもしれんな・・・
エヴァオタさん・・・
もうそろそろ時間ですね。
しかし、エヴァオタさんはどうやらきそうにないですね。
もうエヴァオタさんにはこのスレのことをとても任せられません。
これからは、私がこのスレを支えていくことにします。
エヴァオタさん、正直私はあなたに失望しましたよ。
子供のときに憧れてたテレビアニメに出てくるヒーロー
どうやらエヴァオタさんは、私のヒーローにはなれなかったみたいですね。
本当に残念です。
_.. -‐ ' " ヽ ̄ノ^7__ < >
`ー ''"--―――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/ < 異 議 あ り!! >
`ー--――ー---> 〜-、_, ', < >
`ー-- .._ へ/ くてi` 〈 ∨∨∨∨∨∨∨∨
`ー-_ | ^i , ノ _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
ヽr''ヘ、_ ,.-=ァ/ _. -‐ '"´ l l r} } }l
/ !、 {__// __ . -‐ ' "´ l ヽ 、 ヽ_ノノ
ノ 、  ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ーテヽJ
_.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´ / / __.. -'-'"
. ‐ '7 く/|〉-rへ. / l l / . -‐ '"´
その判断待ってくれないか?
俺はこれからもこのスレを支えていくつもりだ。
そのためなら多少の自演も厭わない。
これが俺の本当の気持ちだ。わかってくれたか?
”ずっとヒーローでありたい
ただ一人、君にとっての・”・・
エヴァオタさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
信じられない・・・
もう諦めてたのに、もうエヴァオタさんがきてくれないって
エヴァオタさんはやっぱり僕らのヒーローだよ。
僕らの・・・友達だよ!!
245 :
237:04/03/16 13:59 ID:???
エヴァオタさん・・・
私は初めからこうなることが
わかっていました。やはりあなたは私のヒーローでした。
これまでの無礼をお許しください。これも
このスレのことを考えてのことなのですから。
でも、あなたにはきっとすべてお見通しなのでしょうけどねw
良スレ保守。
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト ___
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´エエ !;K |
! |ハト〈 ,エエ , リイ)| |
`y't ヽ' //  ̄ ̄ ̄ ̄
! ぃ、 ∩ 〃 |/⌒l
`'' へ、 ∪ .イ | ノ
`i;、 / l | l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ ○ ○
/ ! レ' ヽ_
碇スィンジ「フォッフォッフォッフォ逃げちゃDA目YO」
※このレスを見た貴方は3日以内に別のスレに10個貼り付けてください。
さもないと「アカーギ」から
「アンタが死んでも変わりはいるのよ」と言われながら首を絞められます。
おい、エヴァオタク。
アニメなんて見てないで俺のように麻雀でも
やれよ、それが健全な学生ってもんだ。
アニメに詳しいからって粋がってんじゃねーよ
エヴァ好きなやつってほんとキチガイが多いな。
>>250 なんですか、あなたは。
ここはエヴァ板ですよ?
それなのにエヴァを語ることの否定をし
あまつさえ、麻雀をしろとは何事ですか?
私はこのスレの神となった人間です。
あなたを罵倒してもいいのですが、それは
しません。だから早く、このスレから出て行きなさい。
うるせえよ、このエヴァオタク。
出て行くも出て行かないも俺の勝手。
俺はなあ、お前のような現実社会で
蔑まれているくせに、ネットでは
態度がでかい野郎は気にいらねえんだよ。
その点俺はどうだ。ネットではお前らを叩いて
上の立場だし、現実でも麻雀が強くて
みんなに一目置かれている。
お前は俺に比べれば、本当に小せえやつだよ。
そして気持ち悪いやつだよ。だいたいなんだ
お前は、801に興味があるのか?ああ?
お前シンジとゲンドウのラブシーン想像して
毎日抜いてるってのか?生きてる価値ねえよ
まじで(藁)
哀れな男ですね。
アニメをあまり見てこなかった人間なのでしょう。
思いやり、それは学ぶのに一番適しているのは
アニメを見ることなんですから。
やれやれ、またバカがエヴァオタさんに
絡んできたかw
完全無欠で天衣無縫なエヴァオタさんに
敵う人間なんているわけないのにwww
つーか、世の中って結局麻雀ができるかできないか
じゃねーの?
真面目にがりがりやってるやつよりも、アニメに浸って
生きるやつよりも、きちんとやりたいことやってる
俺のようなやつが勝ち組っていうか、エヴァオタクって
すげえ麻雀弱そうじゃんw
敢えていうよ、麻雀できないやつは死ねってねw
やれやれですね。
なぜ麻雀ですか・・・
本当にどうでもいいことですが
私は麻雀もあなたより上ですよ。
257 :
名無し:04/03/18 21:41 ID:GG8Q6dw/
255ハァ?(゜Д゜)y
何だと?
笑わせてくれんなこのやろうが。
麻雀の神と言われたこの俺よりお前のほうが上ってかw
笑えねえよこのカスが!
やっぱり麻雀強いやつはかっこいいぜ
そうだな、やっぱり桜井章一がナンバー1
だなw
桜井の武勇伝が書かれたコミックはいっぱい
あるよ、アニメなんか見るのはやめて
それを読んでみなよ。麻雀だけじゃなくて
けんかも強い。もちろん女にももてもてだろうし
みんなに慕われている。マジでかっこいいぜ
こんなスレで神を気取って悦に入ってる
エヴァオタクなんかとは大違いなんだよ。
260 :
名無し:04/03/18 21:52 ID:GG8Q6dw/
エヴァバカにするならここにくんなよ(゜Д゜)y
・・・確かに桜井は強いやつだよ・・・
え?
エヴァオタさん、桜井に勝ったじゃない?
20年間無敗と言われてるけど実は一度だけ
土をつけた相手がいた。それがエヴァオタさん
じゃないか。
・・・・・・いや・・・・それは・・・
なんだと・・・
エヴァオタが・・・・
桜井に勝った???
そんな・・・
いや、俺にはわかるエヴァオタは本当に勝った
んだな、お前は嘘はつかない人間だとは俺も認めている。
フー、そうか・・・
最後に聞かせてくれよ
222444m111p5799s 5sツモ
エヴァオタよ、お前なら何を切る?
9pだ。
その7sは通らない。
そんな気がする・・・
アハハハ、役満聴牌取らずかい???w
負けたよエヴァオタ。
その7sで俺は対面に振ったよ。
四暗刻単騎待ち、ダブル役満になw
その半チャンで、俺は指をつめて
裏麻雀界をおさらばした。
本当は俺は失うものがないお前らが羨ましかったのかもしれねえなw
あばよ、オタクどもw
もう、どれがエヴァオタの自演なんだか
わからなくなってきた。(;´Д`)
良スレ保守。
最下層に到着
270 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/16 12:01 ID:aDxEBxbe
浮上開始
271 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/24 10:36 ID:G6f/5vQI
シンジ×トウジ
シンジ×ケンスケ(4話ね)
トウジ×ケンスケ
加持×トウジ(あんま接点ないけど)
萌え
>>271 俺も、萌え。でも801版にスレがあるからそこに逝ってみては?
801板は大人の時間カテ内にあるので
21歳未満は立ち入り禁止。注意。
275 :
272:04/05/25 11:41 ID:???
そうだよな…。271さんが21歳未満やったら入れないもんな…(;´∀`)
>>274 271さんが言ってるカプ全部ですよ。他にだったら日向受けくらいかな。
>>275 271だけど日向受け好きだ。気があうな〜
世間でないがしろにされてるキャラの受けばっかり好きになる。
エヴァだったらトウジとかケンスケとか日向さんとか…
加持さんも別に受けでもいいけど、攻めがいないな。
277 :
272:04/05/25 23:10 ID:???
>>276 あわわ、気が合いすぎてビクーリですよ!!(゜∀゜)
漏れも加持さん受け良いと思うんですけどね、相手がw
お気持ちすごい分かります…。
こんなところで同志さんハッケソ!出来るとは思いもしませんですたw
>>272さん
あそこってカヲルスキーな人多いっすよね?
だったら話題についていけないかも。
自分のエヴァ好きカプで世間に出回ってるの見たことあるのって
トウジ×シンジと加持×シンジくらいかも。逆のがいいけど。
何か暴走初号機モードのシンジが加持さんを拘束とかないものか。
加持さんは少年時代の方が受け自然かな。でも今の方が萌える…。
279 :
272:04/05/26 10:42 ID:???
>>278 そ、そうなんですよ…。あそこではただロムってるだけです。
多分浮いちゃいますからw
トウシン&加持シンはカヲシンほどではないですけど少し見かけた事はありますね。
同じく逆の方が萌えます…。ああ…_| ̄|○
少年時代も受けっぽいですけど、今の色っぽさある加持さんの方が漏れも萌えだ…
シンジが加持さん拘束!?(*´д`*)
(・∀・)イイ!! …どっかに落ちてないものか…。
>>279 加持さんは鎖骨萌えです。
ミサトさんとホテルに入った話で見えてたような…?
>>280 鎖骨(・∀・)イイ!!
マジですか!?さすがに細かいところまでは覚えてないなー。
加持さんが日向マコトをまるめこんで
ホテルインとかだったら萌え!
しかし自分には小説は書けない…。
禿萌え…!!(*´д`)
こっちも文才ないんで小説書きさんがとてもうらやますぃでつよ…
どちらかというと絵描きなんで…
他力本願…と言いたいところだが、他に同志が(ノД`)・゚・。
284 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/27 21:27 ID:1FdpuSYQ
腐女子は数字板へ(・∀・)カエレ!
あのスレもうだめぽ_| ̄|○
いったい何がしたいのかわからないよママン
漏れも…。出来ればここでマターリ語っていたいよ…_| ̄|○
最近見てないからどーなってるのかわからん…。
改めて、
加持さん(;´Д`)ハァハァ
トウジ(;´Д`)ハァハァ
ケンスケ(;´Д`)ハァハァ
日向さん(;´Д`)ハァハァ
エヴァ2でシンジプレイ(一番感情移入しやすい)で
加持さんや日向マコトに流し目送ったりして必死に愛情値上げようとしたけど、
なんかあんまり成果なかった。
トウジやケンスケは一時愛情値100いったんだがなー
別に抱擁とかはしたことないけど。
トウジとケンスケ愛情値100!?
しかも抱擁なしでか…!?すごくないですかそれ!
女同士でも男同士でも、同性だと全然上がらないですよ…。
すごいがんがって、ようやく40%とか…滅多にないけど(ノД`)
地道に上げるしかないのか、何かコツでもあるのか…。
>>289 なんかほっといたら勝手にあがりました。
もっと低かったかもしれません。でも60〜80は行ったはず。
その時確か委員長が100。あれ?シンジプレイじゃなかったかな?
同年代の子は同性でもまだ上がりやすいみたい…
でも抱擁もキスもない愛情値100なんて(;´Д`)
構って下手すると愛情値下がるし。
エヴァ2売ったけどね。萌えが微妙過ぎるから…。
う〜ん…すごいでつね…( ゚Д゚)
そうですよね、同年代の方が仲良くなりやすい気がします。
既に売りますたかw
自分は安かったので最近買った…。確かに色々ボミョウ…。
もっと色んな事出来たら良かったのになぁ〜。
シンジ育成計画は買いなんでせうか。
加持さんやトウジとも絡めればいいのだけれど。
絵はそんなに嫌いじゃない。
>>291 シンジが「逃げちゃダメだ」以外の感情でエヴァに乗ったりとか、
家出中にケンスケと暖を取るとか、
おじさんの家に帰ってもお話が進むとか、
人類補完計画阻止とか、
全部カットだもんね…でもJE改には少し燃えた。カットインも好き。
後は肝心の話が…カヲル説得イベントもまあ良かったか。
加持さんorトウジ育成計画きぼーん
腐女子は801板へどうぞ。
295 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/30 13:03 ID:zwGI4UoE
じゃあエロ話してるキモヲタ共は
虹へ逝けよ
そのとおりだ。よくわかってるじゃないか
>>295 エロはエロパロ板へ、ホモ話は801板へ
サークルシラネーヨさんのブース登場
298 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/06/03 15:26 ID:iOmzeAx7
フトゥーにトウジとシンジの友情モノを書いていたら
トウシンいいかもと思えてきたカヲシンスキーな俺。
301 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/06/07 12:51 ID:L1Cdp+2p
>>300 トウシン友情→ラブラブモノ書いてくれぃ!
トウシンは絶対トウジの片思いだろうな・・・
シンジとカヲルのホモホモしい関係よりは
トウジとシンジのがまだ見られる。
腐女子うざ
「なあ・・・・・・・・シンジ・・ええやろ・・・・・・・わし、もう我慢でけへんのや」
「・・・・・・・・いいよ。でも、これっきりだよ。明日になったらただの友達の戻るって、約束だよ」
>>305 それでシンジ攻め、トウジ受けだったら燃える。
307 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/06/13 09:30 ID:fKQaZU3a
誰か
加持×日向 加持×トウジ シンジ×ケンスケ 警備員×少年加持
書いてけれ
801板に(・∀・)カエレ
青葉×日向 とか
冬月×日向 なんかいいなぁ
加持×日向 シンジ×日向 がイイ
801板に(・∀・)カエレ
♀なんだけど
エヴァは男キャラがどうにも消極的なのと
女キャラが肉奴隷臭いので
エロの方が描きやすい。
でも、>305でシンジ×トウジはいいな。
その後に同情したケンスケ×トウジ
心のスキマお埋めします なカヲル×トウジとか
>305で攻にまわろうとしたトウジが押し倒されてシンジ×トウジになり
ショボーン としてる時にケンスケが同情して、トウジ×ケンスケになって
これって何か違う…と悩んでいる時にアドバイス厨カヲルよるカヲル×トウジが展開。
さらに畳み掛けるように
加持×トウジがあればなおよし
…書いちゃおうかな…ひさしぶりにエヴァ
>315
ガンガレ。
319 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/07/24 03:36 ID:oQXaEgr8
A-801しよう
エヴァヤヲイってなんか抜けるの少ないよなあ。
シンジ受けでエロいのなんかない?
あっち姐さんが多そうで聞き辛い・・・
微熱氏のシンジ受けは抜ける。
ケンスケ相手で女装ものだけどな。
加持さんがシンジの学校に夜侵入
トウジの競パン穿いて自慰行為 萌え
ゔ〲〰 ゔ〲〲〰〰 ゔ〲〰 ゔ〲〰 ゔ〲〰ゔ 〲〰ゔ 〲〰ゔ〲〲〰ゔゔ
〳〵ヷヷヷヷ〰〰〰〳〵ヷヷヷヷ〰〰〰〳〵ヷヷヷヷ〰〰〰
(♛Д)(*゜∀゜)〜♡ℳℴℯ❤ℒℴνℯ..._〆(゜▽゜*)㌰㌰
乜勹〰スㄜㄝㄋ 乜勹〰スㄜㄝㄋ 乜勹〰スㄜㄝㄋ
で801って何?
くそみそテクニックみたいのをアニメキャラでやることだ。
シンジとカヲルとかな。
気持ち悪い
age
おーい。
余計な書き込みしないで放置してくれよ。
いつまでたってもdat落ちしないだろ。
キモイ
青葉さんと日向さんでハァハァしたい。
問題ないハァハァしたまえ。
こちらはゲンドウとシンジでハァハァすることにしよう。
164 名前:名無し募集中。。。 投稿日:04/05/30 14:42
これからオナニーするから邪魔するなよっ!
165 名前:名無し募集中。。。 投稿日:04/05/30 14:43
谷亮子
166 名前:名無し募集中。。。 投稿日:04/05/30 14:43
>>165 邪魔するなと言ったろうがっ!!!!!!!!!!!!!!
/ / /___ _____
/| ̄| ̄| ̄| ̄ /| | / \/ |
 ̄| ̄| ̄| ̄| ̄ | | _ノ/ \_ |__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | / | |
/ | \ \ | __/ ___|_|____
//\\ ─┴─  ̄フ _|_ /
/ \ |二二| __|__ | /
| ̄ ̄| ┌──┐ | | ゝ /⌒l
|__| ノ |_, \| \_ / \ノ
うほっ
や ら な い か ?
世界の果てでゲンドウ受けを叫ぶ
341 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/17 18:59:33 ID:DfTtJUDv
誰かトウジ×シンジ書いてー
342 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/17 19:05:49 ID:SsRsk9GA
age
344 :
341:04/12/23 20:40:16 ID:???
誰か飢えてる漏れに萌えをプリーズ
347 :
346:04/12/23 23:46:54 ID:i7In/T3f
348 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/12/23 23:50:37 ID:u30BBllp
.__________
|| // // |
|| / ̄ ̄ ̄ ̄\ . | / ̄ ̄ ̄ ̄\
|| ( 人____) | ( )
|| |ミ/ ー◎-◎-)| (ヽミ |
|| (6 ゜(_ _) )|. ( 6) |
|| __| ∴ ノ 3 )| (∴ \____ノ_
|| (_/.\_____ノ | >--(っ___□__)
|| / ( )) ))ヽ| ( )) |三| ヾ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||========[]===|)
|_|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(_)\|三三三三三|
(:::::::::::::::::::::y:::::::::ノ)\
|:::::::::::::::::::::|:::::::::| |
俺の先生
いい男だからにきまっとるだろう。
ホモビデオのカタログだとこの手の
ごっつい中年も人気だぞ。
353 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/01/14 14:32:00 ID:/+J6Cy5P
シンジかわいいよシンジ
エヴァ2をカヲルでプレイして、カヲル×加持に萌えた
精神的ブラクラ
801は苦手
シンたんハァハァ
あげ
ノーマル最強
あの二人はできている。
\ ∧_∧_∧ ンッ /
アーニジャ。 \ ( ´( ) /_.∧_∧ ∧ _
∧__∧∧__∧\ / /⌒ ⌒ヽ // ( _) ) ヽ
( ´_>_ゝ`) \ // ̄ ̄ ̄ ̄// | (⊃⌒  ̄~゛,,) .|
(  ̄~,) )) \ ∧∧∧∧ / | ! 'ヾ ̄i | _|
/'\ / ̄ ̄ ̄ ̄/ < こ > ソ ̄ \ ⊂ニ_)_\
_(_ニつ/ FMV /ヾ < 801 の > / ミ `______, ) ヽ
\/____/ .< な 二 > \⌒⌒⌒( |( ||___|⌒⌒ノ
───────────< 予. 人 >───────────────
==================== < 感 > ⌒;, ⌒ ;,,) お待たせ♪
ギシギシ・・・・< !!!! > ;, ⌒ ( ,⌒,;⌒,,
―――――――――――/ ∨∨∨∨∨\ ⌒,, ∧_, ∧_∧ ;;,⌒;,,)
――/⌒⌒⌒\ヾ──./______ . \ ;,⌒;,,)__( ´_ゝ<_` )_,⌒,,⌒
:::::::::::ノ / ヾ/ .∧__∧ ∧__∧ .|l \ ___/ ⌒ `゛ ̄~゛ ,,)__;⌒,__
:::::::::::::: / / /||‐(*´_ゝ`)(´<_` ) ||)) \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄しj' ̄ ̄ ̄
:::::::::::::::: 〃 / .|,ノ´ ̄´⌒ ̄⌒⌒⌒⌒ヽ 、 \
801は苦手だが、シンジとカヲルだけは平気だ。キモチワルくない。
普通の801は性格ちゃうやんけで萎えだが、二人は本編設定だもんなw
押しに弱いシンジ&人間の倫理観関係ない使徒だとセクースに至る病も違和感が無い
・・・で、二人のコメディSS書いてたら、ネタで801のつもりがトチ狂って
超エロ801に筆が滑ってしまった。どこに載せるんだ俺・・・orz コソーリツブヤキスマソ
試しに超過疎スレのここに載せてみ
>>365 最後まで書いたら考えてみる・・・書くのか?w
中編になりつつあり、すでに滑った筆部分の方が長い罠・・・
何やたらと詰め込んでるんだ俺・・・orz
おーがんばれよー
ほす
さて・・・。様子を見つつ、こっそり投下・・・
注意。カヲシン以外の人、エロだめな人、18才未満の人はよけて通るべし。
カヲル好きも危険。どうも自分のカヲルの描写に愛が感じられない・・・
801はもちろんエロも初書きだったり。
メモ:某漫画の因幡の逆のネタが横縞道に逸れた代物。
コメディ部分は没。あらすじに残るのみ。
では投下
370 :
イナバ:2005/06/09(木) 02:55:05 ID:???
○あらすじ
ネルフ学園にウサギがやってきた!
だがその姿は少年だった。違うのは、頭に生える二対のウサ耳らしきものと目の赤さだけ。
生徒達が戸惑う朝礼で、碇シンジに容赦ない命令が下った。親の学園理事長・碇ゲンドウが朝礼台から見下ろす。
「ふっ……飼育」
「……父さん……なぜウサギを飼うの?」
「お前が考えている通りだ」
「じゃあ、僕がこのウサギの世話をするの?」
「そうだ」
「嫌だよそんなの! これのどこがウサギなんだよ!」
「新種のウサギだ」
「無理だよそんなの。見たことも聞いたこともない新種のウサギなんて、僕に世話できるわけないよ!」
「説明を受けろ」
「そんな……できっこないよ!」
そこに檻から声がかかる。
「僕のために親子喧嘩はよくないよ。碇シンジ君」
「えっ……」
「僕はイナバの渚カヲル」
「渚君……」
「カヲルでいいよ、シンジ君」
「分かった、カヲル君」
「やります。僕が世話します!」
371 :
イナバ:2005/06/09(木) 02:56:42 ID:???
ウサギの世話係となった碇シンジ。本当にウサギなのかと訝しむ生徒達が見守る中、ウサギ小屋に藁を敷き、食事の用意、話し相手と甲斐甲斐しく世話をする。
ある晩、忘れ物をしたシンジはウサギ小屋へと向かった。
懐中電灯の明かりが暗やみを切り裂く。ウサギ小屋。
(この辺に……あ、あった!)
「どうしたんだい、シンジ君」
「うわっ」
小屋の中から声がかかり、シンジの心臓が跳ねた。懐中電灯の明かりを向けると、頭に生える耳らしきものを確認できた。小屋の主・カヲルだった。
「カヲル君……ごめん、起こしちゃったね。忘れ物しちゃって……」
「こんな月のきれいな晩に君と会えるなんて僕は嬉しいよ」
「そういえば満月だね」
見上げると、雲の無い空に真円の月が昇っている。
「お茶でも飲んでいかないかい?」
「いいの?」
「僕が君と飲みたいんだ。時間はあるだろう?」
「うん」
深く考えることなくシンジは頷いていた。
372 :
イナバ:2005/06/09(木) 02:57:22 ID:???
檻の中で、肩を並べて月を眺める一人と一匹。
「満月は好きだよ」
カヲルが肩を抱き寄せるた。やや戸惑いを見せるシンジ。だが温もりに安心するのか、照れながらも軽く身を預けた。
「月にはウサギがいるんだよね……。カヲル君もいたの?」
「僕の仲間達が今ごろ餅をついてるよ」
「美味しいのかな。つきたてなら美味しいよね、きっと」
「いや、君の方が美味しそうだよ」
「えっ?……ひゃっ」
カヲルがシンジの頬をぺろりと舐めた。
慌てて身体を離すと、カヲルが目を細めて自らの唇を濡らしている。シンジは混乱した。
迫る赤い瞳。
「知ってるかい、シンジ君?」
「な、なに?」
「ウサギのオスは、死ぬまで発情し続けるんだ」
「へぇ……物知りだね。……カヲル君も……その、そうなの?」
「試してみるかい?」
「えっ……」
いつの間にか、シンジの着るカッターシャツのボタンが外されていた。
373 :
イナバ:2005/06/09(木) 02:58:30 ID:???
シャツがはだけ、カヲルの手がアンダーシャツの中に入る。シンジはそのまま藁の中に押し倒された。小屋中に藁が舞う。
「ちょ……カヲ、ル……くん! く、くすぐったいって!」
「オス同士ならどうなんだろうね、シンジ君」
「え、え、え、うわっ、ちょっ……離れっ……なにするのさっ」
「だから今の話を試してみるんだよ」
「なっ……っ……やめてよっ…………やめろっ、てば!!」
カヲルを押しのけたシンジは、小屋の鉄格子に背を預けて立ち上がった。乱れたシャツをかき抱いて、涙目で荒い息をつく。少し顔が赤い。
「ぼっ、僕っ…………ど、動物と、っていうのは……」
立ち上がったカヲルが、逃がさぬようシンジを鉄格子に押し付けた。がしゃんと大きな音を立てる。
「じゃあホモならいいのかい、シンジ君?」
「そ、それもちょっと」
「好きだと言ってくれたのは嘘?」
「す、好きだけど、でもっ……んんっ!」
なおも抗議を続けようとするシンジの口を、カヲルは自らの口で塞いだ。暴れる四肢を器用に押さえる。逃れようとする唇のすき間に、カヲルは舌を差し入れた。
まぶたを堅く閉ざしていたシンジが、予想外の出来事に思わず目をむく。
「んんっ!?」
374 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:00:07 ID:???
唇の裏をなぞる慣れない感触に、食いしばった歯が緩んだ。口腔内への侵入者から戸惑い逃げるシンジの舌。だがついに搦め捕られた。カヲルはその捕らえた舌を軽く噛み、吸い上げる。別の生物のような動きにシンジは翻弄された。次第にあごが上がり、力が抜ける。
重力に逆いきれず、硬い鉄格子に体重を預けてずるりとへたり込んだ。
「……っふ……ぅん……っ」
どれだけそうしていただろうか。湿った音とかすかな息だけが静寂に溶け込む。抵抗も形だけのものになり、とろりとしたシンジの瞳を確認して、ようやくカヲルは唇を離した。
「はぁっ、はっ……」
酸素を求めるように喘ぐシンジ。息が整うのを待って、カヲルはもう一度、軽く触れるだけのキスをした。
瞳に光の戻ったシンジは、上目遣いにカヲルを睨む。だが涙を溜めて上気した顔では迫力がない。
「カヲ、ル君……どぉして」
「君のことが好きだからね」
「だ、だめだよ、こんなの……。おかしいよっ」
「すべてはイナバの本能のままに……。特に今日は満月だ。僕らは抑えきれない」
「ぼ……僕は人間の、しかも男だよ?」
「そんなことは問題ではないよ。君がシンジ君だからいけないのさ」
カヲルはそう言って、力の抜けたままのシンジの身体を再びそっと藁の上に押し倒した。清潔な藁だが、火照りかけた体にちくちくとささる。それが痛いのかすら、すでに分からなくなっていた。
375 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:01:39 ID:???
カヲルの冷たい手のひらが、滑らかな肌に触れる。シンジは先のくすぐったさとは違う何かを感じた。
「ひぁっ……だ、だれ、かぁっ」
「見物人が必要なら呼ぶよ?」
「ち、ちがっ……!」
かっと頬に朱が走る。シンジは自分の今いる場所を思い出した。もう生徒は残っていないはず。だが、もしも――。
「いやだ……こんなっ、ところ、で……っ」
「ここでなければいいのかい?」
「そんっ……」
耳元でぼそりと囁いた。
「好きだよ、シンジ君」
「……っ!」
ぞくり。シンジの身体がしびれる。渇望していた言葉に我を忘れ、カヲルの体にしがみついた。
「ふふ……君の反応には感動するよ、シンジ君」
「な、に…………あっ」
服と肌の間に滑り込んだカヲルの指が、胸の中心の一方を探り当てた。組み敷いた華奢な背中が反る。意図せず漏れ出た声に戸惑い、シンジは思わず両手で口を塞いだ。
376 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:03:03 ID:???
「駄目だよ、シンジ君。せっかくのきれいな声を塞いでは。いけない手はこうだね」
「くっ、離してっ」
シンジの両手首を片手で掴んだカヲルが、シャツに手をかける。アンダーシャツごと途中まで脱がせると、手首にからませて鉄格子に結びつけた。華奢な腕が悲鳴を上げる。月に照らされるシンジの肌に、格子の影が落ちた。背中には、ちくちくと藁の刺激。
「や、やめてよ、カヲル君!」
「不自由は、君自身をよりくっきりと浮き上がらせるよ」
「なにをっ……んんっ」
抗議の声を口で塞ぐ。さらに耳朶を噛み、首筋に跡をつけて胸の突起にたどり着いた。薄桃色の幼い乳首。だが、くるりと舌で転がすと、シンジの背筋が反った。もう片方は突起の周りを円を描くようになぞる。噛みしめた口から、くぐもった声が漏れ出た。
「ん、ぅ…………っく、……んっ」
「感じているんだね。けれど我慢はいけないよ。さあ……」
「んっあぁっ……」
敏感になった突起への甘噛みに、シンジはのけ反り声を上げた。
信じ難い気持ちで自分の声を聞く。女よりはやや低い、少しかすれたような細い声。
「素敵な声だね。素直な君の体は称賛に値するよ」
「っこんなの……っ」
「これも君だよ? 君の知らないシンジ君。僕はもっと見たいな」
「や……やだ」
「でも君のここはそうは言ってないみたいだね」
「そんな、こと……ぅっ」
377 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:04:41 ID:???
シンジの熱くなったそこをカヲルはさらりと撫であげた。制服の上からでも、その怒張はよく分かる。触れる手を待ちわびたように、腰が自然に追いかけた。
「ほらね。そこは窮屈だろう。開放してあげるよ」
「だっ……んんっ」
唇を吸いながら、カヲルは器用にシンジのベルトを外す。ズボンをブリーフごと一気にひざまで降ろすと、それがこぼれた。張りつめて空を向いたモノが妖しく揺れる。
自由にならない手では、隠すこともできない。目をそらすことで、シンジはこの場から逃れようとした。
「やめ……恥ずかしい」
「もうここは涙を流して待っているよ」
「やっ……あうっ」
まだ幼さの残るそれをカヲルが咥えた。硬い。熱い。口の中に広がる苦味を愛おしむかのようにゆっくりと唇を上下させる。
「ぅうぁ、か、カヲルくぅ……だ、駄目、そんな汚いとこっ」
「シンジ君のここは僕にとっては龍の玉に勝る宝なのさ」
「う、あ……なに、言って……っん」
カヲルは目の前のシンジ自身に没頭した。全体を吸い上げ扱く。窪みに舌を添わせ、裏の筋を舌先でなぞる。袋を手で転がす。その度にシンジの体は震え、そこは硬さを増した。
「……っくぅ……ぁあっ……ぁう……」
378 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:05:49 ID:???
かつてない刺激に頭がしびれ、ため息ともつかない抑えた声が漏れる。手ずからの摩擦では不可能な快感に、すでに彼は限界だった。
「はぅっ……あっ、あ、だ、駄目っ……出るっ」
「いいよ、出して」
「えっ……あっ、ぁあうぅぅっ、はぁぅっ」
高まりに応じて手で強く扱き上げるとそれは弾けた。どくん、とカヲルの口腔に注ぎ込まれる。最後の一滴まで吸い取って、丹念に舐め上げた。
荒い息に構わず、カヲルはくちづけを交わす。シンジは青臭さの残る口に戸惑いながらも、その舌はぎこちなく応えた。
「んぅ、ふぁっ……。へ、変な味……」
「シンジ君のは美味しいよ、僕にはね」
カヲル君のは美味しいのだろうか。
一瞬よぎった自分の考えに、シンジは呆然とする。打ち消そうと首を大きく振った。
「それはまた今度お願いするよ」
「ししし、しないよ、そんなことっ!」
心を読まれた恥ずかしさに、上ずった声でさらに顔が赤くなる。そんな様子に笑って軽く頬にキスをすると、カヲルはつと立ち上がった。
「今夜は違う方法でお願いするからね」
そう言い残してカヲルは一度奥へと消えた。
379 :
イナバ:2005/06/09(木) 03:08:40 ID:???
長いのでいったん切ります。
801世界に詳しくないが、腐女子ごのみじゃない希ガス・・・
キタコレ!!!!!待ってた。イイヨイイヨー
腐ツボはついてるとおも。ガンガレー
エロは801板でやれよ
過疎ってるからここでいいよ
383 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:32:45 ID:???
スマン今回限りなんで見逃して欲しい。
腐ツボ入ってると褒められて喜んでいいものか複雑なところだw
参考にとサイト見に行ったら詩みたいな話多くてそういうのがいいのかと。
結局某男性作家の801を参考にしたんでね
さて以下続き
384 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:34:13 ID:???
縛られたまま放置されたシンジは、心細さに周りを見回す。
カヲルの引っ込んだ奥以外は、まごう事無きウサギ小屋だ。声を遮るものもなく、誰かの耳に届く可能性に不安がつのる。こんな痴態は誰に見せられるはずもない。
腕が軋む。僕はいったい何をやっているんだろう。忘れ物を取りに来て、お茶飲んで、月を見て、今こうしている自分。
格子のすき間から空を見上げる。月にすべてを見られているような気がして、恥ずかしさに身をすくめた。
「……やあ、お待たせ、シンジ君。寂しかったかい?」
「カ、カヲル君……」
ほっとしたシンジが近況を忘れて笑みを漏らす。
戻ってきたカヲルは手に小瓶を持っていた。何に使うのか分からないまま、シンジは訴えかけた。
「ねえ、手外してよ、カヲル君。お願い」
「拘束……それは人類の生み出した文化の極みだよ」
「意味が分からないよ……。僕、逃げたりしないから……」
「そうかい。……いや、もう少しこのままでいて欲しい……」
「そんな」
「月に照らされたシンジ君の体はとても奇麗で……扇情的だよ」
「なに、言って……」
「自覚がないのは犯罪だね。君はもう少し自分の魅力を理解したほうがいい。ほら……」
流れるようなしぐさで服を脱ぐカヲル。白さの際立つ肌は、月の明かりに溶け込むかと思われた。そしてその中心。張りつめて月を向くそれだけが、別の生物のように妖艶な空気を漂わせていた。その瞳と同じに赤く漲ったモノ。
385 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:37:25 ID:???
「シンジ君のせいですでにこんなになっているんだ」
「あ……」
頬を染めながらも羨望と嫉妬の混じる目でちらちらと見やるシンジには、その真意は伝わっていなかった。
カヲルが無垢な笑顔を向ける。
「シンジ君にはこの責任を取ってもらわないといけないからね」
「せ、責任!? ぁっ……」
カヲルはシンジの脇に跪くと、未だ熱を失わない肌をなぞった。冷たい指先が、薄い胸板にぞくりとした感触を残す。その隙に、足に絡みついた衣類はすべてはぎ取った。
「そう責任。男も女も異種族も等価値なんだ。僕らにとってはね。それはとてもとても気持ちのいいことなんだよ、シンジ君」
「な、何を言っているのか分からないよ、カヲル君!」
「融合だよ。さあシンジ君、僕を受け入れる準備をしておくれ」
「ちょっ……ひゃっ、冷たいよっ。なっ……そこはっ……」
小瓶のローションを、シンジの閉じた中心にたらす。逃げかけた腰を押さえ、カヲルはその菊門に指を滑り込ませた。
異物感がシンジを襲う。
「つっ……い、痛いよ……やめてよカヲル君っ」
「力を抜けば平気だよ……。痛いだけかい?」
「そ、そうだよっ。いっ……ぅん……な、なに?」
386 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:39:35 ID:???
努めて力を抜くよう意識する。指が入り口をほぐすように動くと、痛みとは違う何かが走った。沸き上がる切なさにシンジは戸惑う。
「ふぁっ……なっ、だ、駄目っ、へん、変……っあ……おかしっ……」
「もっとおかしくなって欲しいな、僕は」
「や、やだっ……はっ、あ……や、やめてっ……」
「そんなに言うならやめたほうがいいね」
「えっ……」
圧迫感を与えていた指が抜き出され、するり、と疼きは遠くに行ってしまった。シンジは上下する自分の胸越しに、カヲルの真意をはかる。未知の疼きは怖い。だが喪失感も大きかった。
眉を寄せ、潤んだ瞳で懇願するように見つめる。かすれた声で名前だけを呼んだ。
「カ……カヲルく……ぅん……」
「ああ……そんな顔をされると僕は……」
「んあっ……」
シンジの媚態に負けて、カヲルは再び中心に指を差し入れる。滴るローションを入り口に壁に塗りこめるようにして指を抜き差しした。ひだや筋肉の一つ一つを確かめながら、延ばすように、傷をつけないようにして丹念に指で犯す。甘い吐息が漏れた。
さらにもう一本の指が滑り込む。たったこれだけで限界に思える狭い場所。
「あぅ……ん、っつぅ」
「痛いかい?」
387 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:41:36 ID:???
ふるふると首を横に振って応えるシンジ。確かに圧迫感がある。だが引き伸ばされ、肉壁を探られる度に、ちろちろと別の感覚が生まれた。なぞられる都度、その場所の存在感が増す。秘めた場所を暴かれる恐れと快感。
カヲルはさらに奥まで指を進める。前方に曲げた長い指が鋭敏な箇所を探り当てた、シンジの腰がはねた。
「あ、あぁっ」
シンジは新たな刺激に我を忘れた。
これはなに。僕が僕でなくなる。いけないという声と、もっとという声がせめぎ合う。堕ちる、溺れる、浮かぶ、飛ぶ。
唐突にそれが止まった。疑問の声を出そうとして、口を塞がれているのに気づく。
「んむっ?」
「しっ、誰か来るよ」
「……!」
カヲルの視線の先を確かめると、小さな明かりが見えた。
心臓が跳ねる。思わず身をすくめると、まだ体内にある指先が敏感な箇所に当たった。不意をつかれた形でつい声が出る。
「……んっ!!」
「そこ、誰かいるの!?」
向けられた明かりにシンジの身体が硬直する。
カヲルはとっさに藁を掴んだ。横たわる身体を器用に隠す。
388 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:42:52 ID:???
明かりは小屋の主を確認すると、本人を照らした。担任の葛城ミサトだった。
「カヲル君だったの。もう〜、脅かしちゃいやよ」
「おや葛城先生。いかがなされました、こんな夜おそくに?」
「当直よぉ、やんなっちゃうわ。うら若い乙女には危険よねー」
「ははは……」
乾いた声で笑うカヲルをよそに、我に返ったシンジは混乱していた。
(ミサト先生!? どどど、どうしようっ。こ、こんな、こんなとこ見られたら……)
そして状況にはたと気づく。
(そ、そういえば、カヲル君裸なのに先生何も言わない……。あ、カヲル君はウサギだっけ、忘れてたよ……。でもあ、あそこ、た、たってたよね。目立つと思うんだけど……)
しかし他人の心配をしている時ではなかった。
(って、なな、なんでまだソコに入ってんだよぉ!? カヲル君!カヲル君てばぁ!! ちょっ、あっ……)
覆いかぶさる藁までもが繊細な箇所に触れる。意識しないようにすればするほど、感覚が鋭さを増した。
不意に指に締めつけを感じ、カヲルはシンジの状態を知る。イタズラ心が首をもたげた。
指の動きを再開する。
389 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:44:20 ID:???
「……っ!!」
動こうとする肢体と声を懸命に抑えて、シンジの体は震えた。
「あらん?」
「ああ、心地よい夜風ですね」
「風なんて吹いたぁ?」
かすかに揺れる藁を訝しむミサトに、カヲルは涼しい顔をして答えた。それでも指は休むことなくシンジの中を探る。
(だ、駄目、やだ、見られるっ……ぅあ、あぁ、ああっ)
うごめく指と刺さる藁、さらに視線の恐怖がシンジをさいなむ。絶え間なく打ち寄せる刺激に、彼の思考は白く塗りつぶされていった。
さらに、緊張感にしおれていた彼自身も次第に力を漲らせていく。とうとう藁の中から身をもたげた。
ミサトは眉を顰めた。
カヲルの影になっていてよく判別できないが、藁の中に隆起した細長い何かがある。
「? なあに、それ?」
「ああこれですか?」
「……っッ!!」
カヲルが何食わぬ顔でそれを握った。突然与えられた刺激に、シンジが爆発しかける。だがきつく握られ、弾けることは叶わなかった。
390 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:45:20 ID:???
「僕の大好物ですよ。シンジ君にさっき貰ったんです。葛城先生のビールと同じですね」
「無いと耐えられないのねえ。分かるわー」
「当直に飲み過ぎると後が怖いのでは?」
「わーってるわよん。どぉ?一緒に」
ミサトの目が光る。カヲルはさわやかにいつものスマイルを返した。
「残念ながら今夜は先約がありまして」
「そう、残念ね。じゃあまたお誘いするわん」
「喜んで」
じゃあねん、と背中を向けて手を振りながら見回りに戻っていった。
遠ざかる気配にシンジの震えが大きくなった。かき回された体内はすでにひくひくと痙攣している。
藁の間から覗くシンジの顔は、眉根を寄せて懸命に唇を噛んでいた。カヲルが辺りをはばかるように、小声を寄せる。
「シンジ君、まだ葛城先生には聞こえるから声には気をつけてね」
「……ぇっ」
「さて、ではその間、僕は好物を貰うことにするよ」
「……ぁぅっ」
先端にキスをするカヲル。すでに限界を越えたそれは、根元をきつく握られたままどくんと脈打った。だが戒めのため解き放つことが出来ない。
391 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:49:11 ID:???
翻弄され、弾けたくて無我に腰を上げるたびに、藁屑が飛び、シンジの身体を露にしていく。淡く桜色に色づいた身体が淫らに蠢いた。
「はっ、はぁっ……くぅ……うっ、うぅ……」
先に達することのできない苦しさと快楽との狭間で、喉からむせび泣くような声が漏れた。出口の無い奔流が荒れ狂う。どこにもたどり着けない辛さに、とうとう涙がこぼれ落ちた。ぽろぽろと藁にしみ込むそれを見て、カヲルは少しやり過ぎたことを自覚する。
震える声で、シンジが懇願した。まともに言葉も出てこない。
「ぅぅ……お、おねが……カヲ……も……」
「そうだね。君の艶やかな声もそろそろ聞きたい」
囁くと、カヲルは握る手を緩め、張りつめたシンジのそれを咥え擦りあげた。体内の指は深くねじり込む。そしてシンジは弾けた。
「はぁぁぅっ……ぅっく、ぁぅうあっ……」
大きく脈打ったそれは射精の勢いでカヲルの口を外れ、辺りに白い物をまき散らす。びくびくとはねる様子は別の生物のようだ。それは幾度も脈動し、果てた。
「はっ、はぁっ、はっ……」
シンジの顔の辺りの藁屑を退けてやる。その荒い息とは対照的に、焦点の合わない目が虚空を見つめていた。ぐったり脱力した様子に、すまないと思う気持ちと愛しいと思う気持ちがカヲルの中に同時に沸き上がった。
392 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:52:45 ID:???
「シンジ君、悪かったね。もう平気だよ」
シンジはその言葉にようやく自分を取り戻した。乱れた息を整えながら、赤く腫れた目でカヲルを一瞬睨む。と、ぷいと顔を反対に向けて、低めの声でぽそりと呟いた。
「い、意地悪……」
ぞくり。カヲルは抱きしめたい衝動にかられる。彼は藁の中に手を差し入れた。
「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない……」
そう微笑んで、背中にそっと腕を回した。優しくシンジをサルベージする。その身体は未だ小刻みに震えていた。汗で張り付いた藁を取り去る。
落ち着いたシンジは初めて自分の状態に気づいた。藁や身体に飛んだ自らの体液を認めて赤くなる。
「よ、汚して、ごめん」
「シンジ君が謝ることではないけれどね」
そしてようやく手の戒めを解く。汗でしっとりと濡れた身体を抱き締めた。
「そこで謝ってしまうシンジ君が好きだよ」
「そ、それなら僕に優しくしてよ……」
「おや、君の体はこんなに素直に喜んでいるというのに、まだ分からないのかい?」
「まだ何か、するの……んっ」
393 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:54:26 ID:???
抱きすくめたまま背後に手を回し、カヲルは充分に柔らかくなったその窪みを確かめた。
「シンジ君が嫌ならやめるよ」
そう言われて、シンジは合わせた肌の温もりを確かめる。最初の強引さ。それでも嫌いにはなれなかった。好きなのは間違いない。その相手から与えられる快感を、拒めるだけの理性はもはや残ってなかった。
たっぷり逡巡したのち シンジはカヲルの背中にそっと手を回した。
「…………い、いいよ……」
「嬉しいよ、シンジ君」
そろりと横たわらせ、カヲルは股を割った。ひざを持ち上げられたあられもない格好に、羞恥と予感を感じてシンジは身を硬くする。
「カ、カヲル君っ」
「大丈夫。心配しなくていいから」
安心させるように柔らかな髪を撫でた。
硬くなった自らにローションを塗る。先端をシンジの中心に押し当てて、カヲルはゆっくりと分け入った。慣れない場所が、異物の侵入を拒む。
「あ、うっうぅ! 痛いっ!」
裂かれ貫かれる痛みにシンジは思わず悲鳴を上げた。涙を浮かべたそのまなじりを、カヲルは舌でぬぐう。
394 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:56:16 ID:???
「力を抜いて、僕を受け入れて……」
「んっ……ふ……」
口を塞いで舌を絡ませる。力が抜けると、塗りこめた液体の働きで吸い込まれるようにして根元まで収まった。それでもきつい。
「は……ぅ……」
「シンジ君、僕たちは一つになったよ」
「あ、熱いよ……」
限界まで引き伸ばされたそこは、辛さとは違う疼痛を感じる。だが埋め込まれた楔が与えるのは息苦しさのみで、いまだ快感とは言い難かった。
しかしカヲルにしても、狭すぎる体内にじっとし続けるだけの余裕はない。
「ふぅ……動いていいかい?」
シンジは黙って頷いた。
静かにと引くと、その口から溜め息が漏れる。そしてまたゆっくりと埋め込んだ。
じりじりと括約筋が伸ばされる感覚に、やがて官能が混じりだす。シンジの吐息に熱さが宿りはじめた。
「はぁ、んっ……」
「感じているのかな」
「わ、分からないよ……んっ……い、いいよ、速く動いて」
「ありがとう、シンジ君」
395 :
イナバ:2005/06/11(土) 02:58:01 ID:???
カヲルは身を起こし、シンジの腰を持ち上げる。腰で支えるようにして押し入った。
「あっ、ん、ああぁっ」
その瞬間、明らかな艶声が彼の口から漏れた。快楽の源泉に触れたのだろう。カヲルはそれを確認すると、そこを擦り上げるよう大胆に動いた。
「……あっ……ぅあ……はぁっ、んんっ……駄目っ、ぁあっ」
もはや声を抑えようともせず、一突きごとにのけ反るシンジ。押し寄せる快感に、為す術もなくただ溺れた。
頂上が近かった。
「シ、シンジ君っ……あっく、いいかい」
「あっ……ぁっ、んっ……だっ、もうっ、あ、あぁっ、カヲル君っ」
シンジが何かを掴むように虚空を掻いた。その指を絡ませ、カヲルは共に上り詰めていく。最後に深く突き上げると、双方の身体がはじけた。
「あ、あっぁああぁぁっ!」
「ぁあっ……シンジ君っ」
カヲルの欲望がどくどくと体内に注ぎ込まれる。最後まで絞り取るかのように肉壁は痙攣を繰り返した。
「ぁあぅ……ぁ……はっ……はっ……」
すっかり弛緩した身体を藁に預け、薄い胸板だけがせわしなく上下に動く。うつろに見上げるシンジの瞳に、カヲルは軽く口付けをした。
396 :
イナバ:2005/06/11(土) 03:00:50 ID:???
シンジが目を開けると、藁の上にひとりだった。身体が拭き浄められ、きちんと服を着せられている。月の位置を見ると、あれからさほど経っていないようだ。
「カヲル君……?」
「なんだい、シンジ君?」
振り返るとミルクを持って立つカヲルがいた。受け取って一口飲む。温かい。
「……ねえ、どうしてあんな……」
ミルクの表面を眺めながら、シンジが尋ねる。
「好きだからだよ、シンジ君のことが」
「だ、だからって……ちょっと強引すぎだよ」
「嫌だったのかい?」
「い……嫌じゃない、けど……」
一瞬、身体の記憶がよみがえり、赤くなって俯く。
「ふふ、少しは素直になってくれたようだね」
だがそれには罪悪感も伴った。
「でもこれって、いけないことじゃ……」
「心配ご無用だよ、シンジ君。君はすでに僕の仲間さ」
397 :
イナバ:2005/06/11(土) 03:03:27 ID:???
「えっ……?」
驚いて顔を上げると、そこに鏡があった。鏡に映る自分の顔。違和感がある。
「そんな……」
目が、赤い。
頭には、見慣れない二対のモノ。いや、カヲルと同じモノ。
「耳……」
「ではないけれどね。第六の感覚器だよ。ほら」
「は……ぅっ」
カヲルが触れると、そこはぴくりと揺れた。
「満月に好き合う相手と結ばれると僕らの仲間に出来る。これは僕ら月人の習性……」
「な、何言って……」
「かぐや姫だよ。月から君を見つけて夢中で見ていたら、地上に堕ちてしまってね」
「そんな話……」
「お迎えが来るまで、僕ら二人の生活を楽しもうじゃないか」
「う、嘘だ、嘘だっ! ……僕は、僕は人間だよっ!」
一つ叫んで、シンジは小屋を飛びだした。
398 :
イナバ:2005/06/11(土) 03:04:59 ID:???
しかし家に帰ったシンジは、父・ゲンドウにその姿を見とがめられた。
「なぜここにいる」
「と、父さん……。だって、僕は……」
「ケモノの息子などいない。ウサギは小屋へ帰れ」
「そんな……」
かくしてシンジはふらふらとウサギ小屋に舞い戻る。
檻の中、藁に座り込んで震える肩をカヲルが抱きしめた。揺れる声を聞く。
「ねえ、カヲル君……。僕はいらない子なんだ……」
「シンジ君、僕には君が必要だよ」
まぶたにそっとキスをして、唇で涙をぬぐい取る。シンジは顔を上げた。
「……ここにいてもいいの?」
「もちろんさ。ウサギは寂しいと死んでしまうんだよ。僕は君とずっと一緒にいたい」
「カヲル君……」
二つの影が重なる。月がいつまでも見守っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
o
「――なーんてね、ふふ♪」
「……マヤ先生?」
399 :
イナバ:2005/06/11(土) 03:06:48 ID:???
そこには、目の前の光景に白昼夢を見出す女教師の姿があった。視線の先にはウサギ小屋。
ウサギの他に、二人の生徒が中に見える。腰に手をあてた女子生徒が、甲斐甲斐しく動く男子生徒の作業をただ眺めていた。
「やめてよ、カヲル君! くすぐったいって!」
「あんたウサギに人間みたいな名前付けんのやめなさいよね」
「仕方ないだろ、アスカ。父さんに言ってよ」
「しっかしこのウサギ、なぁんでシンジなんか気に入ったのかしら」
「さあ……。って、わっカヲル君っ、や、やめてよ、そんなところつっつかないでよ!」
「さっきから黙って見てれば……こぉんのエロウサギがぁ!」
長い耳をむんずと捕まれて、銀の毛並みの小動物は引きはがされた。だが引きはがした場所を見て、女子生徒は顔を真っ赤にする。
「イヤァ! エッチ!バカ!ヘンタイ! 信じらんない!」
言い捨て、乱暴に音を立てながら少女は小屋の外に飛び出していく。小屋の中には片頬を腫らした男子生徒と、腹を晒して伸びたウサギだけが残された。
「しょ、しょうがないじゃないかぁっ。男なんだから……」
男子生徒の声は小屋の外に空しく響いた。
「カヲル君……。恨むよもう」
伸びていたウサギは、起き上がると性懲りもなく少年の足下にすり寄った。
〜おわり〜
400 :
イナバ:2005/06/11(土) 03:07:56 ID:???
スマン夢路オチ
恥ずかしすぎてあのまま終わることには耐えられなかった・・・orz
やっぱり801は遠くから生暖かく見守ることにするよ。
シンジキュンにありがとう。
801スレにさようならノシ
そして、全ての書き手たちに
おめでとう
おもしろかったおー^^
402 :
猪狩シンジ:2005/06/15(水) 00:39:49 ID:???
age
楽しかったポーン(゚д゚)えがたっよ!
ええもん読ませて貰いました(*´Д`)ハァハァ
ありがとう・・・
やっぱりカヲル×シンジたまりません(´д`)ハァハァ。また投下おねがいしまっ・・
407 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/03(日) 01:09:26 ID:Z8RQ837V
あげ
408 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/06(水) 09:22:26 ID:luZYtGb4
カヲルくん受けはマイナーですか?
>>408 おお同士よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悲しみを分かち合おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トウジって話題に出ないね
けっこう爽やかな話になると思うんだけど
カヲルくん受け大好きだぁ!シンジくんにメチャクチャにされちゃうのが読んでみたい!
ここ来て良かった(*´Д`)ハァハァ
良い萌えをありがとう
413 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/14(木) 16:50:24 ID:rUW7+okY
良いものサンクスコ☆誰かカヲル受け書いてくれ〜(`U´)
なーんか最初のほうのレス読んでると801スレじゃなくてシンジハァハァスレになってるね
最近はカヲル受も人気あるのに
保守
ほしゅ
男ですが、このスレ保守したらおねえさんにモテまつか?
カヲルきゅんのような美形ならモテますよ
顔さえ良ければ
ほしゅ。。。
シンジが林間されてるSSとかない?
カヲルがゼーレの老人に林間されるのなら知ってる
そんな気持悪いものはいらん
いらんな〜
もっとソフトで男も平気な801が読んでみたい
>>422 それって少し前にカヲルのエロ画像〜…にファイルがアップしてあったやつだろ?
俺も見た。
挿し絵が綺麗だったなぁ…
カヲルエロスレでやればいいじゃないか
じじいに陵辱されてるカヲルなんぞ見たくもない
住人に質問。
貞シンと庵シン
貞カヲと庵カヲ
性格が微妙に(カヲルはかなり)違いますが、どっちのが好きですか?
そういうアンケートはそれぞれのキャラスレでやれば?
もぐレイ支援age
漏れはカヲル受けが好き。
一番始めに間違って見てしまったサイトの加持カヲ漫画でハマった。
シンカヲはさておき、ゲンカヲと加持カヲは堪らん。
棘だろうが好きだ。
LOKも好きだ。
どんな教育を受けてきたんだかいまいち解らない不思議っ子な庵カヲも好きだが、人間の感情すら教え込まれていないらしい育て甲斐のありそうな貞カヲに萌え。
カヲルが喘いだりしてるのはなんか想像できないなぁ…。
じじぃ共にカマ掘らせるのだけはやめてくれ
やっぱシンジ受けでしょ
性別反転スレの男版レイとアスカが好きvV
シンジのどこが良いのか百文字以内で語ってください
スレ違い
LOSスレで聞け
加持シン萌えない?
ホモというより少年愛な加持。
801板に行きたいんだけど、あそこカヲシンの巣だしほとんどカヲル萌えじゃない?
行きにくいんだよな〜
てかまだスレあんの?
スレはあるがやはりカヲル萌えばかりなのでもっぱらROMです('A`;)
ん〜やっぱカヲル萌えばっかか
カヲシンはあんま萌えんのよねぇ
ガイナの用意した腐女子狙いのキャラに引っかかってたまるかw
文才無いけどリピドーのままに加持シン書いてみる
801あんまり読まんし書いたこと無いからキス止まりかも知れんけど
>>443 ウワ━━━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━━━イ
待ってましたー
数字板のエヴァスレはカヲシンよりシンカヲ、カヲル受け萌えみたいです
シンジが攻めっ!?
LASですら受け臭いシンジが攻め…
シンジきゅん萌えなんでそこらへん覚悟してね
あと遅筆なんで時間かかります
みんなが忘れたころにアプしてるかもね
>>445 こちらはシンジきゅんのみ萌えなので全く問題無しです
お待ちしております、がんがってください(`・ω・´)b
>数字板
庵野はカヲシン、貞本はシンカヲだそうですよ
貞シンはツンデレ誘い受け
過呼吸ハァハァ
450 :
茸アーム:2005/09/12(月) 22:39:20 ID:Iq7n9AeT
447さん
貴方も過呼吸のようですが大丈夫ですか?
このスレ好きなので保守しときますね
保全さげ
加持シンを妄想しつつ保守
圧縮が近いので保守
ほっしゅーと
自作自演のエヴァオタに乾杯
801板に帰ったか?
カヲシンスレやカヲルスレに移動したんじゃないか?
). _..,,,,
(. ●'''" * ""'';;, また新スレ立てたよ〜他スレageて
) \.从 从 ;;;ミ
(∴ ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ. 目指すはスレ一覧の最下層!!!
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━━
( ヽ ;;ミ (´´ほじほじせっせ。ほじせっせ♪
\. > > ,/〜 (´⌒(´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
カヲシンまじ好き!!
かっこよすぎ
カヲシンとカヲ→シンがツボ
ツンデレシンジ良い…
DEELE
キールや老人達がツンだからこんな事になるんだ
pgr
鋼鉄のガールフレンドなるゲームがカヲルとシンジの801な件について
生き残るための戦略だって
ガイナも使徒も大変だ
ゲンドウ×シンジっぽく。しかも途中ですが板の墓場に落としていきます。
続きはまた今度。
父さんなんか嫌いだ。
ずっと、そう思っていた。たまに顔をあわせても目もあわせない、優しい言葉なんて聴いたこともない。
でも仕方ない。多分父さんはそういう人なんだ。子供なんて要らない、冷たい人なんだ。
だから、僕の方から父さんを嫌いになろう。
そう、思っていた。
嫌いな人に冷たくされても、辛くなんかない。
嫌いな人に会えなくても笑ってもらえなくても優しくされなくても。
だけど。
綾波といた時の父さん。
いつもは無表情だった綾波が、嬉しそうに微笑んで父さんに言葉をかける。
父さんは穏やかな笑みを浮かべてそれに応えている。
見たこともない、僕といるときに。そんな顔。
僕は分からなくなった。父さんが。
父さんは本当に冷たい人なのか。
子供なんて要らないのか。
ひょっとして、要らないのは子供じゃなくて。
僕、なの、か。
続
イイヨー(・∀・)
471 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/24(土) 20:15:22 ID:sgWuGOaW
803区間まで水増しコンクリ注入!
472 :
469:2005/12/25(日) 23:51:24 ID:???
続き。肉体関係方面が苦手な方はそろそろ透明あぼーんよろしく。
いやまだだけど。
シンジは想像を打ち消すかのように頭を振った。
しかし頭の中から二人の姿は消えてはくれない。
『綾波と僕の、どこが違うの』
『どんなに呼んでも見てくれなかったのに』
『綾波は僕に笑ってくれた』
『でも僕はあんな嬉しそうな綾波を見たことない』
『父さんには見せるの?』
『綾波になら父さんは笑ってくれるの?』
いつか見た綾波の白い肢体が目の前から離れない。
綺麗だ、と思った。紅い目に吸い込まれそうだった。
その身体を父が抱く。
…嫌だ。
柔らかい身体だった。自分も決して筋肉質な方ではないけれど、それでも男の自分とは違う優しい身体。
父さんにも、触れさせているの?
……嫌だ、そんなの嫌だ。
見つめあって微笑みあって。
触れ、あって。そして-----
473 :
469:2005/12/25(日) 23:56:51 ID:???
嫌だ
嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!
父さん、綾波を見ないで。
綾波、父さんを見ないで。
何が嫌なのか分からない。
『盗られた』と思うのはどちらをなのだろう。
嫌なのに。どうしようもなく哀しいのに。
シンジは自分の身体が熱くなっていくのを止められずにいた。
「父さん…」
綾波の白くて細い身体。触れる父の指先。
そんな想像に自分が嫌になる。
474 :
469:2005/12/25(日) 23:57:37 ID:???
「どうして…父さん」
父の子供は自分なのに、紛れもない真実なのに。
なのにどうしてこんなに辛いのだろう。
何が違う。何がいけない。
どうして父さんは自分を見てくれない?
シンジは自らの身体をきつく抱きしめた。だれも抱いてはくれなかったから。
だから、自分で抱くしかなかった。
「僕が…」
涙が止まらない。
綾波と違うところ。シンジに思い当たる所は一つしかない。
「僕が女の子なら…」
それは違うと本当は分かっていた。それでも、今の彼にはには
そう思い込むことでしか自分を納得させることはできない。
「僕が、女なら。父さんは僕を……」
そこから先を口にすることは出来なかった。
言葉には出せないことばがシンジの心に染み込んでいく。
捕らえられる。己の言葉に。己の想いに。
それでも。
それでも、シンジはそこから逃げ出すことも振り払うことも出来ず、
ただ涙を流すことしか出来なかった。
イイヨイイヨー(・∀・)
なんだかんだ言って、結局シンちゃんってファザコンなんだよね。
冷たい態度しかとれないゲンドウの不器用さはどうにかならんものか。
477 :
469:2005/12/27(火) 02:05:37 ID:???
時間があるうちにどんどんいっときます。
年末は忙しいね。みんなもがんばれ。
最近ますます似てきたな。
ゲンドウは微かにため息をついた。
艶やかな髪、細くしなやかな肢体。大きな黒い瞳。
どこを取っても『彼女』を連想させるに充分過ぎる。
だから、見るのが辛いのか。
自問に、ゲンドウは小さく首を振った。
いいや、『アレ』は違う。
『彼女』は強かった。
今の自分は大抵の人間に少なからず畏怖の念で見られているだろう。
だがそんな自分など及びもつかないほどに彼女は強かった。
微笑んで、生意気なだけの自分をいつの間にか捕らえていた。
そして、置き去った。
微笑んで。
未来、などというものの為に。
自分には『彼女』のいない未来など、欲しくはなかったのに。
478 :
469:2005/12/27(火) 02:06:38 ID:???
ああ、『アレ』は確かに違う。
いつも怯えたような目で。
反抗する言葉さえ生ぬるくて。
ふいに壊れてしまいそうなほど、弱い。
『彼女』とは似ても似つかない。
だからなのか、彼を見ていると無性に心がざわつくのは。
彼女と同じ顔で、まったく違う表情を見せるから。
だから、辛く当たってしまうのか。
…違うな。
ゲンドウは自嘲気味に笑みを漏らした。
弱いのは、恐らくは自分も同じだ。
彼を見つめるのが怖い。向き合うのが怖い。
…好意を向けられるのが、怖い。
また失ってしまうのが、怖い----
だから、彼の存在を消した。自分の中から。
呼び戻したときも、本当は来て欲しくはなかった。
会えばまた目に入ってくる。また、心乱れる日々が訪れる。
だから逃げ出したときも反抗したときも、止めなかった。
ここまま逃げてくれれば、会わずに済むから。
いいや、逃げ出したかったのは本当は自分なのかもしれない。
479 :
469:2005/12/27(火) 02:10:17 ID:???
『アレ』は弱い。
『アレ』は『彼女』じゃない
強いのは『彼女』
弱いのは『アレ』
弱いのは。
本当に弱いのは。
自分、だ----
ゲンドウに萌えてしまいそうだ
イイイイイ(・∀・)イイヨー
482 :
469:2005/12/31(土) 00:37:05 ID:???
アク禁に巻きこまれてましたよ。
どうでもいいけどレスくれたお二人様、地獄指令スレも巡回しちゃいませんか。
いえ、私もですが。
雨が、街を薄灰色に染めている。
ゲンドウはそれを一瞥するとマンションの廊下を足早に進んだ。
部屋に戻るのは久しぶりだ。尤も、頻繁に戻ったところで何かあるわけでもないのだが。
サングラスの奥で彼は目を僅かに細める。と、ふいにそれが大きく見開かれた。
部屋の前に誰かがしゃがみ込んでいる。雨にぬれた身体で。
立ちすくむゲンドウの姿に気づいたのか、その人物が顔を上げた。
「何の用だ、シンジ」
動揺を隠すかのように、殊更冷たく言い放つ。シンジはその言葉に身体を少し震わせ
俯きかける。が、次の瞬間彼は首を振り意を決したようにその口を開いた。
「…話があるんだ」
彼の言葉を待つより先に、ゲンドウは部屋の鍵を開け扉を開ける。
その後姿に少し怒ったようにシンジが何事か叫ぼうとしたとき、開かれたままの扉の
中から声が響いた。
「何をしている。早く入れ」
483 :
469:2005/12/31(土) 00:38:44 ID:???
「父さ…」
「話は後だ。まずシャワーでも浴びて服を着替えてこい。
タオルと服はその辺の引き出しに入っている。勝手に使え」
恐る恐るシンジが部屋に入ると、口を開くより早くゲンドウからこんな言葉を
浴びせかけられる。
すっかり毒気を抜かれてしまった彼は素直にタオルとシャツを取り出すと、
そのまま浴室へと向かった。
ゲンドウはそれを見送ると、落ち着かない様子でソファーに腰を下ろした。
それから新聞を手に取り、買って来た缶コーヒーを口に含む。
「…甘すぎるな」
誰に聞かせるでもなく、彼はそう呟いた。
普段は気にも留めないような出来事が、妙に癇に障る。と、突然部屋に
聞きなれぬ電子音が響いた。見るとシンジの荷物の中で携帯電話が激しく
その存在を主張している。
やや不機嫌そうな顔をしながらゲンドウはそれを手に取ると、ためらうことなく通話ボタンを押した。
「ちょーっとシンちゃん?何処にいるのよ!遅くなるなら連絡ぐらい入れてよねーー?!」
途端、けたたましい声が響き渡る。葛城ミサトだ。
「シンジなら今私のところにいる。何か問題でも発生したか?」
ゲンドウがそう告げると、明らかに電話の向こうでミサトが緊張したのが分かった。
「し…指令?!いいえ、何も問題ありません」
「そうか。ならいい」
「はい、失礼しました。シンジ君に宜しくお伝えください」
その言葉と共に回線はあっさりと切られる。よほど慌てていたらしい様子が
目に見えるようで、ゲンドウは苦笑いして電話をテーブルに置いた。と、同時に。
バタン。
浴室のドアが開く音がした。どうやらシンジが風呂から上がったらしい。
その気配を感じ取りゲンドウは彼に気づかれぬよう、小さくため息をついた。
484 :
469:2005/12/31(土) 00:40:38 ID:???
どうかしている。
いつもの自分なら、彼を部屋に招き入れたりなどしない筈だ。
常夏の今の日本の気候なら、少々の雨に濡れたからといって風邪を引く
こともないだろうに。
それなのに何故だか妙に気になった。
雨の中、ただ自分を待ち続けているシンジの姿が。
どうかしている。本当に。
そんな些細なことまで気にかかるようになってしまったのも、昼間自分が
考えていた下らぬ思考故か。
そばにいれば互いに傷つけあうばかりだと分かりきっている筈なのに、
何故こうも彼が気にかかってしまうのか。それを止められないのか。
ゲンドウは未だその答えを見つられず、ただ深いため息をつくばかりだった。
イイ(・∀・)ヨオォヲヲォオオォォオオオオ
ああ見えてこの人可愛いところもあるんですか?わかりません><
>どうでもいいけどレスくれたお二人様、地獄指令スレも巡回しちゃいませんか。
ふふふ。もちろんです。
487 :
469:2006/01/03(火) 01:57:57 ID:???
あけましておめでとうございます。
いい加減 イイヨ(・∀・)イイヨー のバージョンがどこまで増えていくのか
楽しみになってきますた。
地獄指令スレいいね。これ終わったらバカ親父書きたいなバカ親父。
どうしよう。
シンジは身体を拭きながら少しため息をついた。
勢いでここまで来てしまったものの、あの父が自分の話をまともに聞
くはずがないのは分かりきっていたことだった。
今こうして部屋に招き入れてくれたことさえ奇跡に近いと言うのに、
それ以上何をどう話せと言うのだろう。
そもそも、自分がどうして欲しいのかさえ、シンジには分かっていな
かった。
分かっているのは、たった一つだけ。
振り向いて。
自分を置いていったあのときの、父の後ろ姿が頭から離れなくて。
それが今までずっとシンジの心を締め付けていた。
どんなに泣いても、喚いても。父は自分を振り向いてはくれないのだ
ろう。それはあの時からずっと分かっていたことだった。
それでも。
それでも、シンジは父に振り向いて欲しかった。
自分を、見て欲しかった。
488 :
469:2006/01/03(火) 01:59:40 ID:???
シンジは父のワイシャツをゆっくりと手に取る。
『父さんの匂いがする』
懐かしいような、初めて嗅いだようなかおり。
それが殊更にシンジの心を締め付けた。
シンジはふるふると頭を振ると、それを身に着けはじめる。
自分には大きすぎるそのシャツは、袖を折り返さないと掌さえ
出てこない。
シャツのボタンを全て留めてから、シンジはちょっと迷ったように
彼の下着を手に取った。
完全に濡れてしまったそれは、なまじ温まってしまった身体につける
にはやや抵抗がある。仕方がない、という顔をして彼はそのままそれを
自分のワイシャツと共に洗濯乾燥機に放り込んだ。
それから父のワイシャツと一緒に持ってきたジャージの下を手にとっ
て身体に合わせてみる。
「やっぱり大きすぎるなあ…」
裾は折り返すにしても胴回りがあまりに緩すぎて、それは素直に彼の
腰にとどまってくれそうにない。
シンジは諦めたようにそれを籠に放り込んだ。
「まあ、このままでも大丈夫かな」
ワイシャツの丈は幸いにも彼の膝くらいまでを隠していたため、素足
のままでもあまり違和感を感じさせないで済みそうだ。
シンジは自分にそう言い聞かせると、意を決したように脱衣所のドア
を開けた。
489 :
469:2006/01/03(火) 02:01:05 ID:???
「いいお湯でした。…えと、父さんも入るの?」
ソファーに座ったまま振り向きもしないゲンドウにそう声をかける。
その問いに彼はいいや、とだけ答えると彼は缶コーヒーを口に運ぶ
仕草をした。が、もうとっくに空になってしまっていたらしくゲンドウは
憮然とした表情でそれをテーブルの隅に追いやる。
「あ、コーヒーなら僕が入れるよ。機械どこ?」
「知らん。あるなら台所だろうな」
家主とは思えぬ答えにシンジは一瞬呆れ顔を作って見せるが、
気を取り直したように台所の棚を漁り始めた。
その姿を何気なく横目に入れたゲンドウの顔が、一瞬呆気にとられる。
「なんだその格好は」
「あ、ズボン大きすぎて…。服が乾くまでだからいいかなと思ったん
だけど、ごめん。だらしなかったかな…」
謝りながらも棚の奥から目当ての機材を見つけると、シンジは探索の
ついでに先に見つけたコーヒー豆をセットする。
「いや、構わん」
ゲンドウはそれだけ呟くと、シンジから目線をはずすようにふいと新聞に
目を落とした。
大きすぎる彼のシャツは、シンジに辛うじて存在する骨っぽさを巧妙
なくらい覆い隠し実際よりも彼を華奢に見せていた。
それは、他でもない『彼女』を否が応でもゲンドウに思い出させる。
『ユイ……』
心の中でゲンドウはそっと、その名前を呟いた。
490 :
469:2006/01/03(火) 02:01:56 ID:???
うわ、1つ目の改行がえらいことに。
491 :
469:2006/01/03(火) 02:06:38 ID:???
うわあ。1つ目どころか全部の改行がとんでもない。
何故だ。
イイ(・∀・)ヨ-! !-E(・∀・)トト
>>491 坊やだからさ
493 :
469:2006/01/04(水) 02:20:36 ID:???
>492
…ツッコんだな!
父さんにもツッコまれたことないのに!
494 :
492:2006/01/04(水) 04:44:34 ID:???
495 :
469:2006/01/05(木) 11:00:48 ID:???
>494
…修正してやるっ!
すいません嘘です書き込んだ後で自分でもヤバイ台詞だってことに気づきました。
「…コーヒー入ったよ。ここ置くね」
シンジの声に顔も上げずゲンドウはああ、とだけ返事するとコーヒーカップを手に取った。
そういえば自分の部屋で淹れたてのコーヒーを飲むことなど、何年ぶりだろう。
口に含んだそれは予想外なほど熱く、少し苦い。
ふと気づくといつの間にかシンジもソファー横の床に座り、コーヒーに口をつけていた。
しばらく無言の刻が続く。
壁にかけた時計の音だけが音のない部屋でやけに大きく響く気がした。
「あ、父さん食事は…?」
静寂を破ったのはシンジのこんな言葉だった。
「外で済ませた。腹が減っているならお前だけ何かとれ」
「いや、別に僕もお腹へってないから…」
取り付くしまもないゲンドウの言葉にシンジは少し俯く。それからふと気づいたように言葉を続けた。
「外で、って…綾波と一緒に?」
「ああ。レイも一緒だ」
『レイ』という呼び名にシンジの身体がびくり、と震える。その姿にゲンドウは不審そうに眉根を寄せた。
「それがお前に何か関係あるのか?」
あくまでも冷淡な口調に、シンジは頭にかっと血が上るのを感じた。
「関係って…関係なかったら聞いちゃいけないの?!綾波は同じエヴァのパイロットの仲間だし…それに…」
肩が震える。言葉の続きがどうしても出てこなかった。
『どうして父さんは綾波にだけはそんなに優しいの』
言葉に出来ぬ重さにシンジは思わず俯いた。ただ、身体だけがぶるぶると震えている。
その姿にゲンドウは苦虫を噛み潰したような顔で口を開いた。
「そんなくだらん話をするためにわざわざこんな所まで来たのか」
その言葉に瞬間、シンジの中で何かが弾けるような感覚が、した。
496 :
469:2006/01/05(木) 11:02:12 ID:???
「…くだらない?くだらない話って何だよ?!」
ほとんど叫ぶようなシンジの剣幕にゲンドウは思わず彼の顔を見上げた。
「父さんはいつもそうやって僕の言うことなんかまともに聞いてくれない。
…それなのに」
肩が震える。握り締めた拳が震える。…心が、震える。
「それなのに…僕が望むものは何もくれないくせに…僕の大事なものは
全部奪っていくんだ…!」
そう。何も貰ってはこなかった。
父親らしい言葉も、優しい言葉も、笑顔も。
『綾波にはあげるくせに』
シンジの目からはもう涙さえ出てこなかった。
この激情はどうしようもなく、ただはけ口を求めてシンジの言葉の刃となり
ゲンドウに突き刺さる。
「綾波も、僕の生活も。…母さんも。父さんは全部僕から取り上げるんだ!
全部父さんの都合で!」
言ってはいけない言葉。
小さい頃から自分の周りで囁かれていて、とても嫌だった言葉。
絶対に認めてはいけない言葉。
それが口から滑り落ちる。
「母さんを返してよ。父さんのせいで死んだ、母さんを…!」
シンジの言葉にゲンドウの目が、大きく見開かれた。
497 :
469:2006/01/05(木) 11:05:56 ID:???
『母さんを返して』
シンジの言葉にゲンドウの身体がかっと熱くなる。
『返して、だと?』
『ユイが帰ってこなかったのは、誰の為だ?』
『未来。…お前のいる未来というモノの為に』
『お前の為に』
『お前の為にユイは帰ってこなかった』
『そのお前が言うのか。返してと』
『私から全てを奪った、お前が言うのか』
『私に全てを奪われた、などという言葉を----!』
口を開くよりも早く、ゲンドウの拳がシンジの頬を捉えた。
突然の出来事にシンジの身体はあっさりと床に打ち付けられ、
唇の端は切れて血がにじんでいた。
「父さん…」
血を拭いながらシンジはそう呟いた。驚きで目が見開かれている。
だがそれに構わずゲンドウは立ち上がると彼の胸倉を掴みあげた。
シンジの身体がびくり、と緊張するのが服の上からでもよく分かる。
その姿にゲンドウはようやく我に返った。
そのままシンジの両目を見据える。
498 :
469:2006/01/05(木) 11:06:45 ID:???
ユイと同じ黒い瞳。
今にも泣き出しそうに、潤んでいる。
彼がネルフに来てからは、こんな目しか見ていない。
いいや、初めに見たのは彼の元を去った、あの時か。
あの時から、シンジはずっとこんな目をしていたのか。
ゲンドウは掴みあげた手を、そっと下ろした。不審そうに見上げる彼の肩に掌を置く。
「人は自分の力で、独りで歩くしかない。私はずっとそうしてきた」
全てを失ったとき、そう悟った。
満たされたと思ってもそれはすぐに消える。結局人は独りに戻る。
ならば、それに縋るのは辞めようと心に誓った。
「だが、お前は」
そんなふうに生きられぬ者もいる。しかしゲンドウは何かに縋るより独りの方がまだ楽だったから。
「お前は、誰かに縋る生き方を選ぶのか」
自分には選べぬ生き方を。
それを、彼女に似たこの息子は選ぶのか。
「ならば与えてやる。だが私はこれの他に方法を知らぬ」
「父さ……」
思わず出たシンジの言葉は、そのまま何かに遮られた-----
イイヨヨヨ(・∀・)ヨヨヨヨォオ!
つ…続きキボン(*´Д`)ハァハァ
501 :
469:2006/01/06(金) 18:05:37 ID:???
すいませんゲンドウ最悪です。
あとマジ肉体関係駄目な方透明あぼーん宜しくお願いします。
入れようか迷ったのですが、これ書かないとどうしても駄目だったので。
びくり、とシンジの身体が震える。
気がつくとゲンドウの唇が彼のそれを塞いでいた。突然の行為に
シンジの目が驚きに見開かれる。
「恨みたいなら好きにしろ。だが、忘れるな」
耳元で囁かれる言葉。しかし肩で息をすることに気をとられ、それは
まるでシンジの耳には届いていなかった。
「お前が望んだ事だ。たとえ、お前がどう思おうとも」
その言葉と共に、シンジの身体が抱き上げられる。あまりの展開に
ついていけてない風情の彼をよそに、ゲンドウは寝室のドアを開け、
彼の身体をベッドに放り投げた。
「……!!!」
衝撃にシンジの身体が軋む。それに構わずゲンドウはそのまま彼の
身体を押さえ込んだ。
「…何…父さん…」
怖い。
いつもとは違いすぎる父の行動に、シンジの身体が竦みあがる。
だがお構い無しにゲンドウはそのまま彼の服のボタンに手をかけた。
502 :
469:2006/01/06(金) 18:07:23 ID:???
「……っ?!嫌だ!父さん…やめてよ…!」
ようやく我に返ったシンジは激しく身体を捩り、父の体を押しもどそうと
力を込めた。だが体躯差はどうにもならずあっさりと両手を押さえ込まれて
しまう。そしてそのまま再び唇を塞がれた。
「……っふ…く…ぅ」
頭を振って逃れようとするものの、両手で押さえ込まれそれすらも
ままならない。戸惑うシンジの口内をゲンドウは乱暴に蹂躙していった。
「…ん…ぅん…っ」
絡み付く感覚にシンジの思考が霞んでゆく。抵抗のなくなったシンジの
身体を、ゲンドウはそのままきつく抱きしめた。
「……ぁ…」
こんな状況だというのに、シンジには自分の身体が歓喜していくのが
よく分かった。
ずっと自分はこうして欲しかったのだと、初めて知った気がする。
ずっと不安で仕方がなかった。誰かに支えて欲しかった。
…抱きしめて、欲しかった。
こんなやり方でさえなければ、これはどれだけ自分にとって嬉しい
出来事だっただろう。そう思うとシンジはやるせない思いがした。
ゆるゆると、自分の両腕をゲンドウの背中にまわしてみる。
『父さんの背中だ』
広くて大きな背中。自分はずっと、これを追いかけていた。
ようやく追いついた。
自分の欲しかった形ではないけれど、それでも父は自分をようやく
見つけてくれた。
『父さんが、そうしたいなら…』
シンジはゆっくりと腕を首にまわし、自分からゲンドウを求めるように
舌を蠢かせた。
503 :
469:2006/01/06(金) 18:09:07 ID:???
ようやく唇が離される。
もうシンジは抵抗しなかった。ゲンドウのなすがまま、服の
ボタンを外される。
「下着も着けていなかったのか。用意のいいことだ」
ゲンドウの言葉にシンジの頬がかっと染まる。
「違…っ…ぁ…っ?!」
反論を聴くこともせず、ゲンドウは彼の身体を屠り始めた。
首筋に、鎖骨に、脇腹に。紅い徴を刻んでゆく。 それから
胸の突起を唇と舌で、丹念に転がした。
「…ん…ぁ……っ」
それだけでシンジは己の身体に熱が篭るのを感じた。
背筋からぞわぞわと湧き上がる感覚に思わず目を閉じる。
ひくひくと身体を震わせるシンジにふ、と笑みを漏らせると
ゲンドウはそのまま彼の下腹部に手を伸ばした。
「…っ?!…ゃ…っ!」
初めて他人に触れられる感覚に、シンジはびくりと肩を竦めた。
だがゲンドウはその手を止めようとはしない。いやむしろ煽るように
殊更にその掌で彼のそれを撫で回す。
「…はぁ…ぁ…っ止めてよ…っ」
潤んだ目で父を見上げる。それは先程までの寂しそうな瞳ではなく、
その奥に艶を隠した黒い瞳。
ゲンドウはそれを確認すると、更に強く彼自身を弄り始める。
勃ちあがったそれの先端からはひくひくと透明な液が滴り、彼が
限界に近いことを示していた。
504 :
469:2006/01/06(金) 18:11:18 ID:???
「…やだ…もう…ぁ…っ」
喉の奥から振り絞るようなか細いシンジの声に、ゲンドウは満足そうに
笑みを浮かべ耳元で囁きかける。
「構わん。このまま出してしまえ」
「…っ!ゃだ…ぁ…父さん…!」
瞬間、びくりとシンジの身体が跳ね上がり、ゲンドウの掌に白濁した
それが迸った。
「…あ…ぁぁ…」
はあはあと肩で息をしてぐったりと横たわるシンジの両肢を、ゲンドウは
お構い無しに押し広げる。びくりと身体を震わせるシンジの最奥に
今吐き出したばかりの彼の白濁液を塗りこんだ。
「…ひ…っ」
自分でさえ目にしたこともない箇所に触れられ、シンジはびくんと
身体を硬くする。だが責苦はそれに留まらない。
入口周辺を彷徨っていた指先がゆっくりと中に押し入り始める。
初めて知るその奇妙な感覚にシンジの目尻からは堪らず涙が溢れていた。
「…嫌…やだ…父さん…っ」
「やはり、固いな」
シンジの哀願に耳もかさずゲンドウはそう呟くとベッドサイドにある
ボードの引き出しから小瓶を取り出し、一旦引き抜いた指にその中身を
とりだすと、再び彼の奥にそれを塗りこむように何度も出し入れをする。
「…っ!…や…っはぁ…!」
冷たいそれに身を震わせながら、シンジはそれでも身体の奥から
滲み出てくるかのような熱い感覚に身体強張らせた。
それはじりじりとシンジを追い詰め、知らず彼自身を再び熱く
勃ちあがらせている。
ゲンドウはシンジの変化に気付くとその指を引き抜き、代わりに
彼自身をそこにあてがった。そしてそれはシンジが何か反応する
隙さえ与えずに一気に彼の中に進入していた。
505 :
469:2006/01/06(金) 18:13:18 ID:???
「……っ?!ぁ…っ痛ぅ…!」
突然押し入られて、シンジは叫び声を漏らす。だがゲンドウは
それに構うことなく彼の腰を持ち上げると小刻みに揺らし始めた。
繋がった場所からちゅくちゅくと淫靡な音が響く。その恥ずかしさに
シンジは我を忘れて頭を振った。
ゲンドウのそれが探るようにシンジの内部を突き上げていく。
掻きまわし、弄られる感覚にシンジはただ翻弄されていた。
と、ある一点をゲンドウが突いたときシンジの頭の中に閃光が走る。
「ひぁ…っ?!」
その反応を見逃す事無く、ゲンドウはそのままそこを激しく
責め立て始める。身体の奥から溢れ出す未知の感覚に、シンジは
怖れるように身体を震わせた。
「…っぁ…あぁ…っ」
甘い吐息が知らず口から漏れはじめる。初めて感じる昇りつめる
ような感覚。自分の中で猛り狂う父の存在。シンジは抗うすべもなく
それに流されていた。
昇り詰めた先に何があるのか。それは彼自身にも分からない。
ただシンジは自分を求める父のそれを、より深く求めることに
だけ集中していた。
瞬間、ゲンドウが己の中で固さを増すのを感じる。
「…あっ…父さん…!」
シンジの身体がびくりと跳ねる。ゲンドウはそれを固く抱きしめ
留まらせると一気に最奥を突き上げた。
「あぁ…っ!父さん…父さん…っ!」
その名を呼び、彼が限界に達しようとしたその時、父の吐息のような
呟きが耳元で響いた。
「ユイ………」
506 :
469:2006/01/06(金) 18:14:08 ID:???
「………っ?!」
シンジの目が見開かれる。
違う。
そう叫びたかった。自分は母ではない、シンジだと。
自分の名を呼んで、と。
だがそう思う暇もなくそれは彼を限界まで昇り詰めさせた。
「…っあっ…んぁ…っっ!」
一瞬、世界が白く染まる。
シンジは同時に自分の中に熱いものが溢れ出したのを感じた。
それが、彼の感じた最後の感覚だった。
堕ちてゆく。
深い、奈落に。
どこまでも深い闇に。
手に入れたと思ったそれは、あまりにも容易く彼の指の隙間から
零れ落ちてしまった。
「父さん……」
シンジの目から涙が零れ落ちる。
やっと手に入れたと思ったのに。
やっと、満たされたと思ったのに。
どこまでも自分は『自分』として見て貰えはしないのだと知り、
シンジはただ暗い淵で己の身体を抱きしめるより他になかった-----
ユメガヒロガリ(・∀・)イイイイング
キテター!!(゚∀゚)
509 :
469:2006/01/07(土) 09:51:29 ID:???
朝っぱらからなんちゅーもん投下してんだ自分。と
突っ込まずにいられません。
というかゲンドウ、なんぼなんでも人を放り投げるな。男やもめで
どうしてローションとか完備してあるんですか。
ひょっとしたらそれ以上のモン持ってるかも。なんだこの変態親父。
人の所為にすな。お前が書いてるんじゃボケ、と自己ツッコミしつつ。
己の腕の中で乱れる息子の姿。
それは、ゲンドウにとって情欲の対象とは比べ物にならぬほどの存在だった。
『それ』にどう触れてよいのか、ずっと分からなかった。
思い出すのはいつも、無垢な目をしてユイの腕の中から自分を見上げる彼の姿。
嬉しそうな目をして、幸せそうに微笑む姿。
それが失われたのは、あの時から。
ユイが永遠になった、あの瞬間からだった。
「…父さん…父さん…っ!」
それが、今は自分の腕の中で情欲にまみれている。
見たこともない、己の分身の艶に溺れた痴態。それを与えている自分自身の姿。
『彼女が見たら、どう思うだろうか』
彼の顔に自嘲気味な笑みが浮かぶ。
「ユイ………」
ゲンドウはシンジの中に放つ直前、無意識のうち呟いていた。
510 :
469:2006/01/07(土) 09:52:47 ID:???
何故、自分とシンジを置いていった。
おまえがここに居てさえくれれば。
そうすれば、こんな想いをさせずにすんだのに。
いいや、違う。
彼女のせいなどではなかった。
こうなったのは、全て自分の所為だ。
全てを捨てて、逃げ出した自分。
彼を見ようとしなかった自分。
すべて彼自身の蒔いた種だった。
そのつけを今、彼の息子が全て負ってしまっている。
「…あぁ…んぁっ…!」
ゲンドウが己を吐き出した瞬間、腕の中でシンジの身体も跳ねる。
男に犯され、絶頂に達する息子の姿。それはゲンドウにとって背徳以外の何物でもない。
シンジの身体から力が抜けていく。
「父さん…」
その言葉を最後に、息子が気を失ったのを知った。
「シンジ…すまない…」
目尻を濡らしたまま意識を失う息子に、そう声をかける。
本人に伝わらないところでしか、このような言葉を口に出せない自分が無性に情けなかった。
『ユイ…私はどうすれば良かったのだ…』
問いには誰も答えてはくれなかった。
傷つけあうのは初めから分かっていた事だった。
その上で、呼び戻した。
全て予想していたことだった。
だが、これは----
ゲンドウは初めて、己が今進むべき道を見失ったことに、気が、ついた-----
511 :
469:2006/01/07(土) 09:54:07 ID:???
シンジが目を覚ましたとき、部屋には誰も残っていなかった。
がらんとした暗い部屋は、妙に冷たい。
重い腰を庇いながらリビングに向かうと、テーブルの上になにか置いてあるのを見つける。
シンジはそれを手に取りぼんやりと眺めた。
【葛城くんには連絡した。今日は学校とネルフには行かなくてもよい】
たったそれだけの文章と、鍵。
それは「これを使って出て行け」と言われているのか、それとも
「いつでもここに来ていい」という証なのか。
シンジにそれを判断することは出来なかった。
重い身体を引きずり、シンジはシャワールームに向かう。
身体に残された昨夜の情事の跡。それはシンジにとって忘れがたく、しかし
消してしまいたい思い出だった。
湯を満遍なく身体にかける。しかしそんな事では昨日の傷跡は決して消えてはくれない。
乱れた自分。
汚された自分。
犯された自分。
再び、父に捨てられた自分----
シャワーの音に、嗚咽が混じる。
手に入れたと思ったのに。
いいや、手に入れたと思ったからこそ。
今のこの感情がシンジには耐えられぬほどの寂しさを与えていた。
『父さん』
『どうして、父さん』
溢れる涙は彼自身にも止め方など、分かるはずもなかった。
512 :
469:2006/01/07(土) 09:55:04 ID:???
身体を拭いて、シンジは父のベッドにもう一度身体を滑り込ませた。
昨日感じた父のにおいに塗れているシーツに顔をうずめる。
『僕を見て』
『僕に触れて』
『僕を、抱きしめてよ…』
自身に手を這わせる。
女にはない器官。男の自分だけがもっているそれに指を這わせる。
『父さん…』
父に弄られる自分を想像する。
咥えられ、舌で嬲られる。指で扱かれる。
『それ』を弄られている間は、父は『女』を思い出さないだろうから。
だから執拗にそこを責め立てた。
「…ぁ…んぁ…父さん…」
父の顔を思い浮かべながら夢中で扱く。
もっと、狂わせて。
他に何も感じないくらい。
何も思い出せなくなるくらい、僕を犯して。
父さんの『モノ』にして。
もうどうでもいい。
自分のプライドも、嫉妬も、父への憧憬も。
全て忘れさせて。
「あぁ…っ父さん…もっと…っ」
身体が跳ねる。昨日と同じように。
と、同時に。
シンジの掌に、白い涙が、迸った----
ウヒョイイ━━(。A。)━━!!!!
職人さん乙です!
シンジ切ない・・だがそれがイイ (*´д`)ハァハ
今ちょうど命の選択〜のDVDを茶の間でたれ流しながら読んでたんだが
「父さんやめてよ!!!!こんなのやめてよぉぉぉぉぉ」のセリフと
バッチリシンクロしてしまい妙にハゲ照れ。
パターンレインボウゥ!! 間違いありません。ウヒョーです!
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。) ウヒョーォオヲォオオ!
モエー―――!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァハァ止まらんwwwwwwwwwwwwwwwwヤヴァイ!!!!!
次はトウジ×シンジ物キボンヌwwwww
517 :
469:2006/01/08(日) 01:33:02 ID:???
>516
はは、無茶言うなよコイツぅw つうのはまあ冗談ですがw
まあこの先は今回はともかく今後どんどん暗くなりまする。
エロ要素もあんまないかな。
それでよければ最後までお付き合いくださいませ。
シンジは携帯の画面に「着信」の文字を見つけると、急いで留守電を確認する。
それは『あの時』から始まった奇妙な習慣だった。
あの夜から、時折シンジの携帯にはゲンドウからの着信が入るようになった。
大抵は「今日は部屋に戻る」等のほんの短い父の予定のようなものなのだが、
シンジはそれがまるで何かの合図のように彼のマンションへと向かうのだ。
今日も『それ』は彼の携帯に何事もなかったかのように吹き込まれている。
シンジは夕飯の買い物を済ませると足早にゲンドウのマンションへと向かった。
『それ』の時ゲンドウは彼の部屋でシンジの作った食事を採ることに、いつのまにか決まっていた。
だからシンジは安心して夕飯の用意をはじめる。
誰かのために作る食事は案外苦ではないことに気付いたのは、ミサトと一緒に住むようになってからだった。
だが彼の父に食事をしつらえることは、それにも増してシンジにとって楽しい出来事になっていた。
父と二人で摂る食事。
ずっと焦がれていた時間が過ごせることは、シンジにとって何よりの至福の時間だ。
夕飯の仕込を済ませると、ダイニングの椅子に腰を下ろしたシンジはふ、と時計に目を走らせる。
帰ってくると分かっている人を待つ事が、こんなに楽しいものだとシンジはこうやって時を過ごすことで
初めて知った。
518 :
469:2006/01/08(日) 01:34:22 ID:???
やがて扉の向こうから響く靴音に、シンジは顔を綻ばせる。
「おかえり、父さん」
シンジの笑顔にゲンドウはああ、とだけ答えるとコートをシンジに手渡し
シャワールームへと向かう。
シンジはそれをクローゼットへ仕舞うと父が風呂から上がったタイミングに
合うように夕飯の支度を始めるのだ。
まるで、ままごとの様な甘い時間。
シンジはそれをただ享受していくだけだった。
やがて風呂から上がる父の気配を感じる。
「お疲れ様。ご飯出来てるよ」
シンジの言葉に答える事無く、ゲンドウは彼の身体を抱き寄せる。
「…ぁ…待って…」
「どうした。…嫌か」
父の言葉にシンジはふるふると首を振る。
「違うよ…ご飯、冷めちゃう…」
シンジの言葉にゲンドウは構わん、とだけ答えると彼の身体を再び抱き寄せ、口付ける。
「…ん……っ」
甘い接吻。
それはシンジの心をもゆるゆると蕩けさせる。
『あの時』の彼の呟きを、シンジは意識的に頭の中から追い出していた。
それさえ忘れてしまえば、今の状況は彼にとって申し分ない。
自分は父に求められている。
それが身体だけでも、シンジにとっては自分を保つには充分だった。
519 :
469:2006/01/08(日) 01:35:23 ID:???
ゲンドウの首に両腕を回す。
それが合図のように、二人は互いを求め始めた。
触れられる、指先。
与えられる快感。
それらは全てシンジにとって己の情欲そのものだった。
「あぁ…父さん…っもっと…!」
躊躇う事無く求める彼に、ゲンドウは激しく彼自身を弄ってゆく。
もっと深く。
もっと、激しく。
シンジは父を求め続けた。
いつのまにか躊躇いは何処かに消え去っていた。
今の自分に感じられるのは父の熱い飛沫だけ。
それが全てだった。
すべて、どうでもいい。
抱きしめて。
気持ちよくさせて。
それが何故いけないことなの?
どうでもいい、何もかも。
世界も、未来も。…自分自身も。
全てどうでもいい。
自分にとって気持ちいい、今があればそれでいい。
シンジはゲンドウのそれを咥え、目を閉じた。
舌でゆるゆるとそれを味わう。
父さんの、雄。
自分を犯す、強い『雄』
それが世界の全てだった。
520 :
469:2006/01/08(日) 01:36:17 ID:???
ゲンドウのそれを、自ら自分の最奥へと導く。
早く。もっと深く。
シンジは恥も外聞もなく、それを自分の中に受け入れた。
「ぁ…っ父さん…いい…!」
甘い吐息を漏らす。それは彼にとっての最上の時間。
父と過ごす甘い憩いの時間。
己を求める父。
父を求める、自分自身。
全てはこのためにあった。
「あぁ…父さん…っもう…っ!」
溜息はかき消されてゆく。深い、奈落の刻に。
身体の奥に吐きだされる欲望の液体。
それらがシンジの全てを情欲に駆り立ててゆく。
だが、それは。
それは。
幸せな刻は、永遠には続かない。
シンジにとってもそれは、音もさせず近づいていた。
別離のとき。
それは、彼にとって。
最悪の状況でそれは訪れることを、今のシンジには知る由もなかった----
ウヒョー( ・)( ・∀)イイ(・∀・)ヨー(∀・ )(・ )イイヨー
ウホッ 先の読めない展開になって参りました(*´Д`)ハァハァ
523 :
469:2006/01/08(日) 09:50:32 ID:???
>522
いんや今後読めまくりです展開w
そして素で>514にビビったw
ともあれ、暗い話が続きますが最後は幸せにしたいです。
エヴァに乗る。
それはシンジにとって父との繋がりだった。
いつか綾波が『絆』と行っていた事の意味が、シンジには
ほんの少しだけ分かる気がした。
エヴァに乗って使徒を殲滅すれば、父は自分を褒めてくれる。
それだけがシンジにとっての『エヴァに乗る理由』だった。
だが、それは------
「どうしたシンジ。何故戦わん」
「だって人が乗ってるんだよ?!僕には出来ないよ!!!」
戦う相手は常に『ヒト』ではなかった。
だからこそ『殲滅』できたのだ。シンジにとっては。
『ヒト』と戦う。『ヒト』を傷つける。
『ヒトを殺す』
シンジにそれが出来るはずもなかった。
そんな事を要求する父自身、シンジは信じられない思いだった。
3号機…いや、第13使徒バルディエルの掌が、初号機の喉を掴む。
息苦しさにシンジはくう、と溜息のような声を漏らす。
「戦わなければお前が死ぬぞ」
「それでもいい…僕には…出来ないよ…!」
524 :
469:2006/01/08(日) 09:51:52 ID:???
きりきりとシンジを締め付けるそれに、ゲンドウは眉根を狭める。
彼は本気だ。
他人を傷つけるくらいなら自分を傷つける方が、シンジにとっては
まだ容易い行為であることは、ゲンドウにもよく分かっていた。
このまま彼の意思に全てをゆだねれば、彼はあっさりとその命を
差し出すだろう。
ゲンドウはマヤに指示を与える。
「初号機のシンクロを全てカット」
それは、シンジにとって最悪の。
しかしゲンドウにとっては唯一の判断だった。
「やめて、父さんやめてよ!!!」
悲痛な叫びが指令室にも響き渡る。
ダミープラグに操られた初号機は、シンジの目の前で使徒殲滅を
実行していた。
「やだ…嫌だよ…!こんなの…!」
初号機の掌に握られる『それ』にシンジは目を見開いた。
「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
シンジの目の前で『それ』はぐしゃりと握りつぶされる。
『ヒト』の乗った、エントリープラグ。それがシンジの掌で、
握りつぶされたのだ。
「エヴァ参号機…いえ目標、完全に沈黙しました…」
作戦司令室に、暗い声が響き渡る。
そして、エントリープラグから搭乗者が救出される。幸いにも
それは命だけは取り留めていた。
シンジはほっとしたようにその姿を見やり、そして。
「---------!!!!!」
525 :
469:2006/01/08(日) 09:53:40 ID:???
もう、叫び声も出なかった。
助け出された『それ』は。
自分が殺そうとした『それ』は。
父が殺せと命令した、『それ』は-----!
生まれて初めて、シンジは他人を憎いと思った。
回収された初号機の中で、気がつくとシンジはゲンドウに向かって、
啼く様に叫んでいだ。
「まだ内部電源は残ってる!ここを半分潰す位ならできるんだ!」
ずっと見ないフリをしていた。
父の冷酷さを。
自分の『役割』を。
父にとっての自分は、あくまでも便利のよい『モノ』でしかなかったのだと。
エヴァに乗る自分。
彼の性を咥えこむ自分。
楽しませるための自分。
命令を遂行するためだけの、自分。
それでもいい、と思っていた。父が自分を見てくれるなら。
それでも幸せだと。満足だと。自分にそう言い聞かせてきた。
事実、彼にとって今までの時間は至福だった。
満たされていた、と思った。
身体だけとはいえ、父に愛された。
情欲だけとはいえ、求められた。
命令遂行のためだけとはいえ、褒められた。
それはシンジにとって全て幸せに繋がるものだった。
その結果が、これなのか-----!!!
526 :
469:2006/01/08(日) 09:54:54 ID:???
『要らない』
こんな『幸せ』なら、要らない。
他人を踏みつけて、見殺しにして。
そんなことでしか手に入らない幸せなら、もう欲しくはなかった。
そんな父ならもう、消してしまったほうがマシだった。
父の作ったエヴァと共に。
全て消してしまおうと。
忌まわしい、自分自身と共に。
だが、その願いさえもゲンドウはシンジに赦す事はなかった。
彼は強制排除され、病院に搬送される。
彼の父への憎しみを抱えたまま。
彼の頬を濡らすものは、LCLだけでは、なかった-----
イイッ(・∀・)ッッ!
528 :
469:2006/01/08(日) 15:39:33 ID:???
マザコン親父とファザコン息子に拍車がかかってまいりました。
「もうエヴァには乗らない」
シンジはゲンドウを睨みながらそう叫んだ。
こうなる事は彼がダミープラグの使用を決めたときから分かっていた事だった。
だからゲンドウは驚くこともなくその要求を聞き入れる。
ピシャリと扉が閉まり、部屋を後にするシンジの後姿を見つめながらゲンドウは
シンジのパイロット資格の剥奪を命ずる内線をかける。
それから執務室の扉をじっと見据えた。
早かれ遅かれ、こうなる事は分かっていた。
相容れる存在ではないのだ。自分達は。
血に塗れた自分が触れてはいけない存在だった。初めから。
はじめから全て、ゲンドウにはわかっていたのだ。
それなのに触れてしまった。
抱きしめてしまった。
その血で汚れた掌で、穢してしまった。
『これでいい。これ以上汚れる必要は、ない』
独りでいることには、もう、慣れた。
憎まれることにも。
だがら、これでいい。
そうすることでシンジが立って生きていけるのなら、ゲンドウにはそれだけでよかった。
529 :
469:2006/01/08(日) 15:42:24 ID:???
脳裏に浮かぶのは、いつもあの頃のシンジの姿。
幸せそうな笑みを浮かべ、ユイの腕の中で微笑む息子の姿。
壊したのは、自分だ。
だがら、罪を負うのは自分だけでいい。
彼の涙を流す姿など、もう見たくはなかった。
『こんな私を見たらおまえは笑うだろうか』
ゲンドウは彼の妻に思いを馳せる。
『あなたはとても不器用なヒト』
『生きるのが、苦手なのね』
微笑みながら自分を抱きしめた、手。
受け入れた微笑。
いまその手がココにないことを、ゲンドウにとってあの日以来
これほどに感じた刻は、なかった。
そして、こんな愛し方しか出来ない自分を。
これほどに、後悔したことは、なかった-----
530 :
469:2006/01/08(日) 17:53:06 ID:???
「なんで今更逃げるんだよ!」
シンジの携帯に着信が入る。彼が通話ボタンを押すと同時に、こんなケンスケの
謗り声が響いてきた。
逃げるわけじゃない。
もう嫌なんだ。あの父の元で働くのは。
だから、見切った。
せっかく出来た友達を殺せと命令するような、あの、父を。
だがシンジが口を開く前に、回線はぶつりと切られてしまう。
『誰も、分かってくれない』
誰もいない。
自分の心を分かってくれるものは誰もいないんだと、シンジはそう悟った。
どうしようもなかったのに。
父がそう命じたから、だから、トウジはあんな目にあったのに。
自分は傷つけることなど望んではいなかったのに。
シンジは箱根湯本の駅のホームで、電車が来るのを待っていた
531 :
469:2006/01/08(日) 17:54:15 ID:???
ここから離れよう。
そうすればもう傷つかなくて済む。
また平和な日々が訪れる。
平和?
あの、何もない日々が?
誰からも求められない、誰も自分を見てくれない日々。
それが自分にとっての平和?
『仕方がないじゃないか』
『だって僕はもう、エヴァのパイロットじゃない』
だから、もう誰も自分を見てはくれない。
それでいいの?
知らない。
もう考えたくない。
自分の中で響くこの声は何?
どうしてこんなに思い出したくないことばかり聞くの?
『父さんなんて嫌い』
『みんな嫌いだ』
『楽しいことばかり考えて、何がいけないの』
『楽しい事だけして、それで幸せならいいじゃないか』
そうして、友達を壊すの?
違う!
あれは僕じゃない!
僕のせいじゃない、父さんがいけないんだ!
父さんのせいでトウジは!!!
532 :
469:2006/01/08(日) 17:55:31 ID:???
突然、警報が響き渡る。
「使徒…!」
シンジは駅から飛び出した。
もう何も出来ないとわかっているのに、それでも彼はそうぜずにはいられなかった。
そんなシンジに声をかける者がいた。加持リョウジだ。
「シンジ君じゃないか。ここは危ない、こっちだ」
誘われるまま彼についていく。
壊される街。逃げ惑う人々。
煩いほどに鳴り響く警報の音。
彼がエヴァに乗って戦っている間の人々の喧騒をシンジは初めて目の当たりにした。
呆然とそれを見つめるシンジに加持が声をかける。
「君は、大人を知るのが早すぎたんだな」
「………?」
シンジのもつ雰囲気の違いを、加持はいち早く見抜いていた。
おそらく彼がもう『知っている』ことに。
「同情はしないさ。こんな御時世だからな」
そのまま彼を自分の畑まで導いていく。
「君は大人の世界を知った。だから俺は、君に言わなきゃならない」
「…え…」
「君がまだ子供のままでいたいと言うなら、俺にそれを止める権利はないさ。
それでも、君は決めなくてはいけない」
シンジはびくりと身体を竦ませた。
加持は気付いているのだろうか。シンジと父との関係を。
「君には、君しか出来ないことがある。違うか?」
「………!!」
どうしろと言うのか、自分に。だが加持はその答えを否定するかのように続ける。
「決めるのは君自身だ。…自分が、どうしたいのか」
どうしたいのか。
そんなこと、シンジに分かるはずもない。
しかし悩んでいる暇は彼にはなかった。
目の前で苦戦する、零号機と弐号機。一刻の猶予もそこにはなかった。
533 :
469:2006/01/08(日) 17:56:56 ID:???
僕は。
僕は、どうすればいい。
考えるより先に、身体が動いていた。
彼が向かったのは。
ネルフ。
結局彼が向かう先は、そこしかなかった。
「どうしておまえがここに居る」
ゲンドウの声が響く。シンジはその声の響く方向に視線を動かした。
そしてしっかと父の姿を見据える。
僕にしか出来ないこと。
それは、やはりこれしかなかった。
嫌だけど。もう二度と乗らないと決めたけど。
それでも、もう後悔はしたくなかった。
誰かが目の前で傷つくのを、シンジはもう見たくなかった。
覚悟を決める。
それは、何に対してなのか。しかし。
「僕は…僕は、エヴァンゲリオン初号機のパイロットです!」
はっきりとした声が、ネルフに響き渡った。
イイ…(・∀・)
いろんな意味で興奮して
鳥肌立った((゚∀゚))
535 :
469:2006/01/08(日) 22:22:10 ID:???
ホモ登場。いやホモ言うなよ。
すいませんパチンカーなのでパチ版の呼び名で定着しちゃいました。
他意はありません。はい。
シンジはネルフに戻ることになった。
だが結局、シンジの『もう誰かが傷つくのは見たくない』という願いは
決して叶うことはなかった。
復帰した彼を待っていたものは。
本当の、修羅場。
加持が、姿を消した。ミサトの元に伝言だけを残して。
あの時の疑問を抱えたまま。
アスカも失踪した。
傷つき、何もかも全て、シンジもアスカ自身も否定して消えた。
そして、綾波までも。
シンジの見舞いに答えた綾波は、もうシンジの知る彼女ではなかった。
「多分私は3人目だから」
それは、シンジに微笑んでくれた…はにかんだ笑顔で礼を言った
彼女がもう、この世にはいないという事を指していた。
536 :
469:2006/01/08(日) 22:24:42 ID:???
全て。彼の守りたかったものは全て、彼の元を去っていった。
もう誰も残されてはいなかった。彼のもとには誰も。
取り残された哀しさがどうしようもなくシンジの心を苛んでゆく。
寂しかった。
独りには慣れていたはずなのに、どうしようもなくシンジの心には
寂しさが吹き荒れていた。
ゲンドウからの電話も、もうシンジの携帯にはかかって来なかった。
シンジもまた、それを待つことはなくなっていた。
それでもシンジには、独りでいることは耐えようもなく辛かった。
誰でもいい、そばにいて欲しい。
抱きしめて欲しい。
ここに居ていいのだと、誰かに認めて欲しい。
それをしてくれた父には、縋るわけにはいかなかった。
彼を許す事はシンジには出来そうもなかった。
そんな父に縋ることなど、何があってもしたくはなかったから。
しかし。
『誰か……助けて…』
夕日が街を染めてゆく。
また夜が来る。長い長い、夜が。
独りで膝を抱え、寂しさに耐えなくてはならない時間が。
『嫌だ…嫌だ…。独りはいやだよ…!』
シンジの心の呟きに答えるように、夕日の中から歌声が、響いた。
537 :
469:2006/01/09(月) 00:59:54 ID:???
「歌はいいねえ。リリンが生み出した文化の極みだよ」
アルビノの白い肌。色素の薄い毛髪。血のように紅い、瞳。
「そう思わないかい?碇シンジ君」
それが彼との出会いだった。
渚カヲル。
シンジにとって、初めての理解者である、彼との。
初めて会った時からシンジにとって彼は『他人』という感じを抱かせなかった。
それは彼の持つ雰囲気が綾波のそれと酷似していたからだろうか。
いいや、それ以上にシンジは彼の微笑みに惹かれていた。
全てを知っているかのような不思議な微笑み。
それが自分に向けられているとき、何故だか彼はとても安心できた。
『受け入れてくれるかもしれない。彼なら』
シンジは漠然とそう感じていた。
「待っててくれたのかい?」
カヲルは訓練を終えて、シンジにそう声をかける。
それから二人でシャワールームに向かった。
湯船に浸かっていてもなんだかいつも以上にリラックスできている気がして、
シンジはどこか不思議な気持ちになる。
こんな気持ちになったのは久しぶりだ。
シンジはかつて自分が幸せであった『その時』をつい思い出してしまい、ふるふると頭を振った。
『忘れよう、もう』
ゲンドウとの事は、もう過去のことだと。
決して消えてくれはしない、でも消してしまいたい刹那の思い出。
でもきっといつか忘れられる。彼がそばにいてくれれば。
確証もなく、シンジにはそんな気がしていた。
538 :
469:2006/01/09(月) 01:01:49 ID:???
「君の心は硝子細工のように繊細で、壊れ易い。…好意に値するよ」
「え?」
言葉の意味が分からずシンジは一瞬彼の目を見返して問い返した。
それにカヲルは微笑みで返事をする
「好きって事さ」
『好き』
そんな言葉を言われたのは、初めてだった。
シンジの心に暖かい喜びが溢れてくる。
嬉しかった。どんな言葉より。どんな褒め言葉より。
シンジにとってそれは、なによりずっと焦がれていた言葉だったから。
『もっと、彼と一緒にいたい』
シンジは彼の部屋に行ってもいいか、と尋ねる。そんなに積極的にシンジが
他人と関わりを持とうとしたのは、これが初めてのことだった。
声に出して初めて『断られたらどうしよう』という不安がシンジを襲う。だが
それも杞憂に終わった。
返ってきたのはやはり、シンジの好きな彼の、最上の笑顔だった。
いろいろな話をした。
尤も話しているのは専らシンジの方で、カヲルはただそれを笑顔で聞いている
だけだったのだが。
『なんで、こんな事話してるんだろう』
シンジにも分からなかった。
彼になら何でも話してしまいたくなる。
自分の辛かったこと。泣き出したいほど哀しかったこと。自分自身の全てを。
全て受け入れて欲しかった。
そして事実、カヲルはそれら全てを受け入れるかのように、ただ彼の話に頷いていた。
ふと、カヲルが微笑みを漏らす。
「君に逢うために、僕は生まれてきたのかもしれない」
シンジの心にびり、と電撃が走ったような気がした。
零れそうな涙を抑えながら、シンジにはただ頷くことでしか彼に答えることは出来ない。
539 :
469:2006/01/09(月) 01:03:17 ID:???
「ねえ、シンジ君。やっぱりこっちに来ないかい?」
「え、駄目だよ。カヲル君はベッドで寝て」
シンジの言葉にカヲルは可笑しくてたまらない、といった風情で吹き出してみせる。
「そうじゃないよ。…一緒に寝ない?」
「…え…?」
瞬間、シンジの頬が赤く染まる。カヲルの真意が図れず返事が出来ないでいる彼に、
カヲルは再び問いかけた。
「それとも僕と一緒では嫌かい?」
「そ…そんなことない!」
ふるふると頭を振る。その姿にカヲルは満足げに、にっこりと微笑んだ。
「じゃあ決まりだシンジ君。…おいで」
ベッドの中から手を伸ばす。
シンジは頬を染めながら頷くと、そっとその手をとり彼のベッドへと身体を滑り込ませた。
「ごめん…狭いよね」
「こうしてれば狭くはないさ」
言葉と共にシンジの身体がぐいと抱き寄せられる。
「…ぁ……」
頬を染めてシンジは身体を固く強張らせた。
「緊張してる。…僕が怖い?」
カヲルの言葉にふるふると頭を振って否定すると、シンジはゆるゆると身体の力を抜いていった。
540 :
469:2006/01/09(月) 01:05:50 ID:???
構わない。…カヲル君なら。
シンジはぎゅっと目を閉じて、カヲルを、待った。
「…………?」
しかしいつまで待っても彼の思う『それ』は訪れなかった。
シンジは訝しげにカヲルに問いかける。
「…しないの?」
「何を?」
カヲルの返事にかあっと頬が熱くなる。
何を考えていたんだろう、自分は。
恥ずかしさに死んでしまいたい。
赤面しながら俯くシンジに、カヲルはきょとんとした目で彼を見つめた。
それからふ、と笑みを漏らすと再びシンジの身体をきつく抱きしめる。
「暖かいね、シンジ君の身体は」
「…………」
恥ずかしさにシンジは何も答えることが出来ない。だがカヲルはそれに構わず言葉を続けた。
「僕は君のぬくもりを感じてるだけで満足だよ」
「………」
「でもシンジ君がそれ以上を求めるのなら、そうするけど」
カヲルの言葉に、シンジの身体がびくりと跳ねる。
それ以上。
シンジが欲しかったのは『それ』では決してなかった。
ふるふるとシンジは頭を振る。
「ううん。僕もこのほうが、いい…」
腕をそっとカヲルの背に回す。ゆるゆると暖かい何かが、シンジの中に流れ込んでくる。
知らずシンジの頬を熱いものが流れた。
541 :
469:2006/01/09(月) 01:07:37 ID:???
嬉しかった。
何も与えられない自分でも、誰かを満足させられる事が。
身体を求められることもなく、ただシンジの望む『ぬくもり』をくれる彼の存在が。
『君に逢うために生まれてきたのかもしれない』
その言葉を伝えたいのは、シンジの方だったのかもしれない。
幸せだった。
ゲンドウと共に過ごした『ごっこ遊び』のような幸せではない、本当の幸せ。
自分の気持ちを受け入れてくれる誰かに出会えた、本当の至福の時間。
しかし。
シンジは不安に身体を竦める。
シンジが幸せを感じれば感じるほどに『絶望』の刻は、彼の元へと近づいてくるような。
そんな予感がして、彼はぎゅっとカヲルの背中をきつく抱きしめる。
離れないで。
離さないで。
誰も、誰も。
誰も、もう僕のそばにはいないのだから。
だから。
カヲル君だけは。
だが、シンジの願いは、それは。
いつの時も、彼の願いは。
決して叶うことが、なかった-----
ホアア──ッ!!
キタキタキター!!!
結局カヲルか
545 :
469:2006/01/09(月) 17:57:49 ID:???
ホモ賛否両論だなあ。
でもこれもどうしても必要だったのでどうか堪えてつかぁさい。
>544
とりあえずこの話に於いてはそれは当たってないな。
何故なら自分は親父萌えだからw
「嘘だ!カヲル君がそんな…嘘だっ!!!」
「事実よ。受け止めなさい」
冷酷な言葉にシンジの心が弾けるような音がした。
「どうして…なんでだよカヲル君!」
あの時心が触れあったと思ったのは。
互いに通じ合えたと思ったのは。
全部嘘だったというの?
僕がエヴァのパイロットだから。カヲル君が使途…だから。
だから近づいたの?僕に。
全部そのために。
あの夜も。
『好きだ』と言ってくれたあの言葉も…?!
「裏切ったな!僕の心を裏切ったんだ!…父さんと同じに!!!」
シンジの心が叫びだす。
どうして。
どうしていつも、大切なヒトは自分を裏切るの。
自分を捨てていくの。
綾波も、アスカも、…父さんも。カヲル君まで!!!!!
嫌だ。
もう捨てられるのは嫌だ。
546 :
469:2006/01/09(月) 18:01:14 ID:???
シンジは夢中で初号機とともにターミナルドグマを降り、カヲルを追いかける。
そしてそこにカヲルの姿を確認すると同時に、シンジの行く手を弐号機が
阻んできた。 カヲルに操られて。
「邪魔するなっ!!!」
シンジは躊躇う事無く弐号機を破壊する。
カヲルは、そこにいた。
まるでシンジを待っていたかのように。
初号機の掌がカヲルを掴む。それさえ予期していたかのように、彼はあっさりと
シンジに捕まった。
「生と死は等価値なんだよ。僕にとっては」
「カヲル君…君が何を言ってるのか分からないよ…!」
シンジが欲しかったのはそんな言葉ではなかった。
確かめたかったのは、そんな事ではなかった。
裏切ったの?
好きといってくれた言葉は本当に嘘だったの?!
どうして一緒にいてくれなかったの。
どうして離れようとするの。誰もが僕から。
皆、どうして。
どうして!
どうして!!
どうしてなんだよ!!!!
547 :
469:2006/01/09(月) 18:02:32 ID:???
「うわぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
もう分からない、何も。
何もかも分からない。自分の気持ちが。
自分が今何をしているのかも。
痛い。
痛いよ。
誰か助けて。
誰か僕をここから連れ出して。
お願いだから。
みんな…カヲル君…
…父さん…!!!
その時シンジの掌に掴まれたカヲルの首が。
ごとり、と地面に、落ちた----
バシャンじゃないのかぁ
乙イ(・∀・)イヨ
549 :
469:2006/01/09(月) 19:52:06 ID:???
>548 ごめん素で間違えた。
「死ぬべきだったのは僕の方だ…。カヲル君じゃなくて」
「いいえ、彼は生きることを放棄した。だから残ったの。シンジ君が」
溢れてくる、涙。
それを拭ってくれるヒトはもう、いない。
「…冷たいんだね、ミサトさんは」
答えは返ってこない。
もう、誰も答えてはくれなかった。
シンジの問いに。
シンジの、心に。
もういない。誰も。
シンジを暖めてくれるモノは、もう誰も残ってはいなかった。
状況は、悪化する。
シンジはそれをただ冷めた目で見つめることしか出来なかった。
もう何もしたくない。
どうでもいい。なにもかも。
世界も、エヴァも、…自分の命も。
カチリ、とシンジの頭に銃口が突きつけられる。
「悪く思うなよ」
550 :
469:2006/01/09(月) 19:53:13 ID:???
殺すの、僕を。
殺されるの?僕は?
いいよ。
もういい。
殺して。
今すぐに。
早く。
どうせ、もう生きてる意味なんてないのだから。
今このときも、僕は死んでるのと同じなんだから。
だから、もう、いいんだ…。
だが、それすらも阻止されてしまう。ミサトの手によって。
「歩きなさい!あなたにはまだやるべき事が残されてる!」
することって、何?
やらなきゃいけない事ってなんだよ。
もう僕は何もしたくない。なにも考えたくない。
誰も、誰も僕のことなんて分かってくれない。
押し付けるだけ。みんなの都合を。
大人の、都合を。
僕の意思なんて関係無しに。いつもいつも、いつも---!!!
辺りには銃声が鳴り止まない。その中をミサトはシンジをつれて走っていく。
エヴァ格納庫へと続く道を。
初号機の元へと。
551 :
469:2006/01/09(月) 19:55:17 ID:???
エレベーターに彼を押し込めると、ミサトはシンジの唇に己のそれを重ねた。
そしてそのまま、深く絡めとる。
「大人のキスよ。…帰ったら…続きをしましょうね…」
その言葉を最後に、扉が閉められる。
倒れていく彼女のからだは、シンジの目には入ることはなかった。
シンジはたった今触れられた自分の唇に指を這わせる。
『大人のキス』
シンジはもう、それを知っていた。
それ以上のことも。
だが女から与えられるそれは、まるで別のもののようにシンジにとって
柔らかいぬくもりを与えていた。
ベークライトに固められた初号機が動き始める。
まるで、シンジを待っていたかのように。
「母さんも、僕に求めるんだね。エヴァに乗ることを…」
シンジは諦めたような溜息を漏らす。
『分かったよ。僕に出来ることは、これしかない』
初号機が彼を連れて行く。戦いの場所へ。
「アスカは、戦っているの?女の子なのに」
「僕は男なのに、逃げてばっかりだ」
「ごめんアスカ。ごめんね。…待ってて。いま僕も行くから」
「助けるから。絶対」
だがシンジが目にしたものは、量産型エヴァ達に捕食される、二号機の姿-----
「あぁぁぁぁっぁっっっっ!!!!!」
間に合わなかった。
また、シンジの守りたかったものは、彼の掌からすり抜けていく。
なにもかも。
そしてシンジの身体を槍たちが貫き、浮き上がらせる。
552 :
469:2006/01/09(月) 19:56:50 ID:???
どうして。
守りたいものは、どうして。
守りたい?何を。
世界を?この世界を?
自分をこんな目に合わせた大人達の作る、この世界を?
自分を?
こんな血に塗れた自分を?
もう嫌だ。
嫌いだ。みんな嫌い。
みんな嫌いだ。
僕は、僕が、嫌いだ。
だから。
『みんな、死んじゃえ----!!!』
シンジの願いはいつも叶うことがなかった。
いつだって、シンジの求められるものは与えられることはなかった。
それなのに。
『それ』は。
その、最悪の願いだけが。
初めて、叶えられた-----
ポエム乙
554 :
469:2006/01/09(月) 23:07:30 ID:???
>553
冷静な突っ込み有難う。
まったくその通りです返す言葉もありません。
そんなポエミーなもの読んでくれたうえレスまで下さる
あなたにも乙。
補完が、始まる。
赤い海が人々を溶かしてゆく。
それぞれの想い人の姿を借りて、ひとつに溶け合ってゆく。
それは、彼の元にも。
『レイ』に拒否され『願い』を叶えられなかった、もう一人の男の元にも
それは等しく訪れていた。
「ユイ…」
ゲンドウの元に現れる、初号機の姿。
それは、彼の妻の。
求めてやまなかった、彼の愛しいヒトの。
そして誰より大切な、彼の息子の乗った。
555 :
469:2006/01/09(月) 23:10:50 ID:???
『怖かったのね』
ああ、その通りだ。私は『あれ』を何よりも怖れていた。
ユイの腕の中で微笑むシンジが。
私に置いて行かれ、泣き喚くシンジが。
呼び戻したあの時のシンジが。
再び戻ってきた、あのシンジが。
ずっと、怖かった。
いつか訪れる時が。ユイと同じように、自分を見捨てて行ってしまうその日が。
その時、自分はどうなってしまうのか。
『だから、消したの』
そうだ。だから消した。自分の中からその存在を。
それなのに抱きしめてしまった。
そして、傷つけた。これ以上ないほどに。
『愛してると、言うのが怖かったのね』
ああ、そうだ。
『あれ』がそれを待っているのを知っていたのに、私にはそれを言うだけの
勇気がなかった。覚悟がなかったのだ。
「すまなかった…シンジ」
後悔の言葉と共に、ゲンドウの身体は初号機に捕食される。
それが、彼の願いだったから。
ヒトは分かり合うことなど出来はしない。
ヒトが、ヒトの身体を持つ限り。
だからこうするしかない。
ゲンドウは、ようやく今、ひとつになれた。
彼の望んでやまなかった、その存在と---
ここで終わったのかと思った
557 :
469:2006/01/10(火) 01:12:57 ID:???
当たらずも遠からず。これで終わりです。
シンジは何もない空間をただ彷徨っていた。
以前にも感じたことがある、この感覚。
身体の先から溶け合っていくこの感じは、初号機に取り込まれたときのあの感じと同じ。
そして、それ以上に『誰か』と溶け合う感じ。
『君が世界で、世界は君だ。分かるかい?シンジ君』
気がつくとレイとカヲルがシンジの前に立っていた。
「分かるよ。今皆とひとつになっている。…還ってきたみたいだ」
『全てがひとつに溶け合う世界。これが碇君の望んだ世界なの』
レイの言葉にシンジの身体が震える。
この世界を望んだのか?本当に、自分は。
瞬間、世界が白く染まる。
シンジが疑問を覚えたその瞬間、彼の意識はふいに何かに飲み込まれた。
赤ん坊の泣き声が聞こえる。
遠くに見えるその姿は、まだ若い面差しのゲンドウとユイ。
「女の子ならレイ、男の子ならシンジだ」
ユイの腕の中で微笑むシンジに、ゲンドウは戸惑うように呟いた。
「この子はこんな世界で生きていくのか。…地獄のような、この世界で」
ゲンドウの戸惑い、不安、恐れ。
それらがシンジの心にも流れてくる。そして、それらを取り巻くもっと大きな心も。
558 :
469:2006/01/10(火) 01:14:38 ID:???
愛しい。
初めて得た、たった一人の肉親を想うこころ。
感謝のこころ。生きてくれて、生まれてきてくれて有難うと想う暖かいこころ。
それら全てがシンジの中に流れ込んできた。
「父さん……」
シンジの心が、涙を流している気がした。
「僕は……」
温かい心。シンジを包み込む、大きなおおきなこころ。
それは彼の心の隅々に染み渡ってゆく。
「僕は、いらない子なんかじゃ、なかった…」
ありがとう。
ありがとう、父さん。
嬉しい。嬉しい。嬉しいよ父さん。
シンジの心が満たされていく。ずっと欠けていたモノが埋まる感覚。
それが、補完だった。シンジにとってこれが。
そして、シンジの心が彼の意識を捉えた。
彼の父である、ゲンドウの、意識を。
「…シンジか」
目の前にはいつの間にかゲンドウがいた。シンジは彼の目を正面からじっと見つめる。
こんな風に向き合ったことは今までなかった。
こんなに穏やかな心で、父と向き合ったことは。
559 :
469:2006/01/10(火) 01:16:06 ID:???
「人は人の身体をもつ限り、分かり合えたりはしない。お前にも、もう分かっただろう」
ゲンドウはそう呟く。その言葉にシンジは軽く頷いてみせた。
「そうだね。こんな事でもなければ、僕は父さんの気持ちを本当に分かることは
出来なかったと思う。多分、父さんが僕の気持ちが分からなかったのと同じで」
シンジの言葉にゲンドウはふ、と笑みを漏らせた。
「ゼーレの補完も悪くはないな。お前と、こんな風に話が出来る」
初めて見るゲンドウの穏やかな笑みに、シンジもふふ、と楽しそうに笑った。
「僕もだよ、父さん。僕もずっとこうやって普通に話がしたかった」
でも。
シンジはそっと目を伏せた。
「でもね、父さん」
ゲンドウはシンジの言葉にじっと耳を澄ませる。
「人は、本当の意味で分かり合うことは、きっと出来ない。でも」
シンジの心に溢れる気持ちは、もっと違った形で彼を動かしていた。
「父さんが僕を褒めてくれたとき、僕は嬉しかった。抱きしめてくれたときも。
お墓参りに誘ってくれたときも。哀しいときも沢山あったけど、あの時僕は、
本当に嬉しかったんだ」
ゲンドウの目がシンジをじっとみつめる。
「だから…。人は分かり合おうとすることは、出来るのかもしれない。
…この気持ちが、僕の。…全ての人の中に、ある限り」
560 :
469:2006/01/10(火) 01:17:18 ID:???
嬉しい気持ちが。
知りたいと言う気持ちが。
欲しいと思う気持ちが。
愛しいと思う、気持ちが----
その気持ちがある限り、いつか、きっと。
それはこんな形では決してないけれど。
それでも。
『人の心を取り戻せば、元の形に戻れる。また、他人の恐怖が始まる。
碇君は、それでもいいの?』
分からない。
でも、父と抱き合ったときのあの気持ちも、自分にとっては嘘ではなかったから。
だから、きっとやり直せる。
ゲンドウはそっとその目を閉じた。
『ああ、そうだ』
『自分にとって彼がいた時間は、決して嘘ではなかった』
『それは確かに、自分にとって』
『私はあの時確かに、嬉しかったのだ----』
世界が全ての色に染まる。黒い月が、壊される。
それは。
それは、始まりの瞬間。
全てのいのちの、再生の瞬間だった。
561 :
469:2006/01/10(火) 01:19:14 ID:???
気がつくとシンジは波打ち際に打ち上げられていた。隣にはやはり同じく、アスカの姿。
シンジはその首に手をかける。
シンジの掌に脈打つもの。シンジの掌を通じて伝わる呼吸。それは、生きていることの証だった。
生きている。これが、生きるということ。この身体をもっている事そのものが、ヒトが生きるということ。
「…気持ち悪い」
アスカがぼそりとそう呟いた。
気持ち悪いと感じる身体も、気持ちいいと感じる体も。
それらは全て、同じ身体。
その身体をつくるものが。そのこころを形作るものが、ATフィールドと呼ばれたそれなのかもしれない。
「帰ろう。アスカ」
シンジはそっと彼女の手をとった。まだ呆然としている彼女は素直にそのまま彼に従い立ち上がる。
そう、僕達は帰らなくてはいけない。あの街へ。この、大地へ。
この海に還るのではなく。
ヒトは生まれたときからこの海に還りたかっている。それでも帰る所はこの大地にしか存在しないのだから。
だから、帰ってきて。
「父さん。僕、待ってるから。…ずっと待ってるから…」
振り返ってその海を見つめる。
帰ってくる。きっと。
この体験で得た想いを、長い経験の中で繰り返してきた存在が『大人』なのだとシンジはあの時知った。
だからきっと帰ってきてくれる。
そしてシンジは振り返る事無く歩き出した。
その海に背を、向けて-----
562 :
469:2006/01/10(火) 01:32:13 ID:???
ようやく終わりました。
読んでくださった方、有難うございます。
あの親子関係がどうにも不服で書き始めたこの話ですが、
拙いばかりで今一歩伝え切れなかったかもしれません。
本編の展開もあえて変えたところ、素で間違えたところなどが混在して
自分でも何がなんだかさっぱりです。
ただ分かったことは、やはり自分は親父スキーだということくらいでした
それではこれで名無しに戻ります。
ありがとうございました。
長編マジGJGJ!!!!最後らへんでホロリときた
当時シンジと親父の和解をひたすら望んでいた身としては
実に読み応えがあった。GJ
あるかもしれない、いつかのどこかの物語。
続きません。
気がつくと、私は浜辺にいた。
目の前には息子の姿。
「父さん、おかえり」
それだけ言うとしっかりと抱きしめてくる。その頬を涙が濡らしている。
だがそれが哀しみ故のものではないことは、まだ意識のはっきりしていない私にも容易く
分かる事だった。
それから、目まぐるしい日々が続く。
赤の海に沈んでいた都市は、人々が日々増えていくのに比例するかのようにその水位を
下げていった。
今ではそれは以前の状態と変わらないまでになっている。
ただし、ゼーレの老人達だけは帰っては来なかった。
あの海の中で彼らは自分達の望む『補完』の日々を、今も待っているのかもしれない。
彼らの組織と財産は全て押収、解体された。
私はこの事件の主要人物として投獄される覚悟を決めていたが、不思議とそれはいつまで
待っても来なかった。
人々の記憶が消えているわけではない証拠に、ネルフは解体。しかしその職員は政府直轄の
復興支援団体として再結成された、そこで働くこととなった。勿論私も例外ではない。
私の私的財産は押収されたが、代わりに生活にかかる費用は全て補助に寄る事になった。勿論
それは、私という人物を監視するためなのだろう。要は自由な監獄に入れられたようなものだ。
だが、その生活に不満はなかった。
シンジと私は同居することになった。
実の親子が共に生活することに何の問題があろうか。政府もそれをあっさりと認め、
私たちは新しい生活を始めることとなった。
「父さん朝ごはんできたってば。早くしないと遅刻しちゃうよ」
ベッドルームの扉が勢いよく開けられる。私は疲れきった身体をのろのろと
起き上がらせると髪を掻き回した。
「そんなに寝起き悪くて、よく今まで一人暮らしできたね」
シンジの言葉に溜息をつく。
私が毎朝毎度、疲れきった状態で目覚める羽目に陥っているのはいったい
誰の所為だと思っているのだろう。
「さっさと起きて顔洗って着替えて!ほら父さん!」
腕をぐいと掴まれて無理やりベッドから引きずり出される。正直に言おう。痛い。
だがそんな私をあっさりと無視するとシンジは台所へと再び姿を消した。
程なくしてコーヒーの匂いが辺りにたちこめる。
着替えを終え席につく私の目の前に、計ったようなタイミングで淹れたてのそれは差し出された。
私は素直にそれを受け取ると、口に運ぶ。
あたたかい。
それは、温かい味がした。
何ひとつ不満のない生活だ。ゲンドウは不思議な想いでそれを味わう。
正体の見えぬ怖れは、もう彼の中には存在しなかった。あの、赤い海から
帰ってきたときから。
まったく不安がないといえば嘘になるが、それでもかつての焦燥のような恐怖は、
彼をもう苦しめることはなかった。
「シンジ」
「何?父さん」
食事を終えて学校へ向かう彼の身体をふいに抱き寄せる。
そして、唇を。
見る間に彼の頬は、赤く染まっていった。その姿にふ、と知らず笑みがこぼれる。
やはり私とシンジは普通の世間一般で言う『親子関係』とは大きく違う関係しか築けぬようだ。
少なくとも、今のところは。
それはシンジにしても同じだったらしく、どうして良いのか分からないからこうしよう、
と提案したのも彼からだった。
お互いどうも、想いを言葉にして分かり合おうとする行為は苦手なようだ。
こんな所で親子なのだなと実感する。
しかしかつてのそれと比べれば、自分達の関係は大いに進歩している。
少なくとも、私にとっては。
そしておそらく、シンジにとってもそれは。
だから、もう少しだけこのままでいよう。折角やり直す機会が与えられたのだから。
だから、ゆっくりと進んでゆけばよい。
いつか訪れる、旅立ちの日まで。
ゲンドウは『その日』の存在を、思ったほど怖れてはいない自分に気がついて、笑みを、こぼした。
イイ(・∀・)イイヨー
先行きなんも考えずに妄想してみた。
加持×シンジ気味に。
最初は鞄か何かが当たっているのかと思った。
学校帰りに新しいアルバムを買おうと湯本まで足を伸ばしたシンジは、夕刻の
通勤ラッシュに巻き込まれてしまいややうんざりとした面持ちで電車に乗り込んだ。
扉近くの壁際に身体を滑り込ませると、ふうと溜息をつく。
それはそんな時に起こった。
『それ』があまりに頻繁に身体に触れるものだから、シンジはやや不愉快そうに
身体を捩ってその向きを変えようとして。
そこでようやく『何かがおかしい』ことに気付く。
さわさわと腰を蠢くもの。それは人の、恐らく目の前にいる男の掌だった。
瞬間、シンジの頭がパニックに陥る。
自分は男子学生の制服を着ている。確かに年齢にしては小柄で女顔だという
自覚はあるが、少なくとも女には見えないはずだ。
だが自分に降りかかるこの状況は紛れもなく。
『痴漢……?なんで?男なのになんで?』
シンジの異変に気付いたのか、男の掌は彼の腰をしっかりと押さえ、逃げられぬよう固定してくる。
それから、一方の手がシンジの下腹部へと伸びた。
びく、と体が震える。
『嫌だ…!誰か…』
辺りを見回すが、夕刻の通勤時間帯で混み合う車内に彼らの異変に気付いている
様子のものはいない。
大声を出そうか迷うが、互いに男という状況でそれをしても信じてもらえるとは思えなかった。
第一喉は緊張の為か、からからでまともに声も出せそうにない。
『どうしよう…嫌だ…いや…』
シンジが迷っている間にも男の手は留まるところを知らない。
やわやわと握りこみ、ズボンのファスナーを下ろされる。そして下着の上から直に揉み解された。
『…っん…』
辛うじて声が上がるのだけは防ぐ。
そんなシンジの太腿を後ろから男の手が割り広がせると、双丘の付け根に固いものが押し付けられた。
彼の秘部を突付き上げるそれが男の膨張したそれということは、布越しからでもはっきりと分かる。
シンジが嫌悪感に身体を震わせた、その時。
「桃源台、桃源台〜」
電車がホームに滑り込む。
『助かった』
あわてて人並みに紛れ電車からシンジは駆け下りた。
それから乱れてしまった下半身に気付き鞄でそれを隠しながら人の流れるまま改札へと向かう。
どうしようかと迷うシンジの目に飛び込んできたのは駅のトイレの看板。そこで乱れてしまった服を
直そうと彼は人ごみをはずれ、そこに向かった。
『もう、ひどい目にあったなあ』
シンジが安堵の溜息をつき個室の扉に手をかけた瞬間、ぐいとその肩を掴まれた。
「こんなところで一人で慰めるつもりかな?」
「………っ!」
その指の感触は、電車の中で触れられたそれと同じ。
叫びだそうとするシンジの口が、その掌で覆われた。
「…っ!んむ…っ!」
そのまま個室に連れ込まれそうになる。シンジはそれだけは避けようと必死で身体を捩り、
男の手から逃れようともがいた。
『こんなとこ連れ込まれたら…!』
その先は電車で行われたあの身の毛のよだつ様な行為。いや、それ以上のことをされて
しまうのはいくらなんでもシンジにも予想できた。
だから必死で食い下がる。だが所詮シンジの体躯で大人の男の力に叶うはずもない。
個室の中に突き飛ばされ、鍵が閉められようとしたその時。
「な…なんだお前?!」
男の戸惑ったような声が聞こえた。
振り返ったシンジの目に映ったのは、よく知る男の姿。
「加持さん…?」
「ようシンジ君。こいつは君の知り合いか?」
今までシンジに無体を仕掛けていた男の襟首を掴みながら、加持がこの場所には不釣合いな
までの笑みを浮かべ、シンジに聞いてくる。
ふるふると首を振るシンジの姿に頷くと、加持は男の鳩尾に一発喰らわせる。
それからシンジの手をとり立ち上がらせた。
「何か駅の改札で見知った顔があるなと思って来て見たら。…随分ドラマチックな体験してるじゃないか」
「な…なんですかドラマチックって!僕だって好きであんな目に…!」
安堵の為かシンジの目から涙が零れ落ちる。
加持はそれを見やるとやれやれといった顔をしてシンジの頭をぽんぽんと撫でてやった。
「いや済まん。辛い目に、あったな」
「…いえ、加持さん助けてくれたのに。僕の方こそごめんなさい…」
それだけ言うとシンジは加持の胸に顔を埋め、しゃくりあげた。
突然襲ってきた恐怖と、それから逃れられた安堵と、全ての感情がシンジの中で混ざり合い涙の粒となって溢れ出る。
加持はただそれを頭を撫でてやることで、宥めるしかなかった。
ごめんここまで。
ところでこういう状況でなく本当に単に加持がシンジを見かけて
ついていっていた場合だと、やはり加持はシンジが出てくるのを
用を足しながら待ってて、出てきた瞬間
「よう、奇遇だなシンジ君」ってな事になるわけか。
嫌な出会いだな。
ちょとマテなんでココで終わりなんだ、そういうプレイか?焦らすなw
良スレ
576 :
569:2006/01/13(金) 19:02:05 ID:???
なんとか続き思いついたので投下。
とりあえず駅のベンチに泣きじゃくるシンジを座らせる。
それから何とかひとごこちついたらしい彼にミルクティーを勧めながら、加持は時計に
目を走らせるとまずい、という顔をした。
「そろそろ帰らなきゃ葛城にどやされるな。…シンジ君、送るよ」
その言葉にシンジの体がびくり、と震えた。
「………?どうした?」
その反応に加持は訝しげにシンジの顔を覗き込む。慌ててシンジはぷるぷると首を振って
なんでもないです、とだけ答え自ら率先してホームへと向かうよう歩き出した。
明らかに様子が変なのだが、あまり問いただすのも何だしと加持も彼について歩き出す。
それが一変したのは電車がホームに滑り込んできた瞬間だった。
近づいてくる電車の姿にシンジの顔色がみるみる青ざめていく。
「……っ!!!」
そしてそれがホームに停車した瞬間、シンジはその場にしゃがみ込んでしまった。
青ざめた額には脂汗が滲んでいる。慌てた加持が見たのは口元を押さえ、必死に吐き気を
こらえているシンジの姿だった。
「おい大丈夫か?!シンジ君?!」
「だ…大丈夫…で…っぅ…!」
ぶるぶると震える体を抱きとめると、加持は背中をさすってやる。
やがて電車が発車しホームに人がまばらになる頃、シンジはようやくはあはあと息を整えると
加持にすみません、とだけ謝った。
「謝る必要はないが…その様子じゃ電車は止した方が無難だな」
加持は溜息をつくとシンジを再び駅のベンチへと誘った。
『…無理もない。あんな事があった直後に、同じ電車に乗れと言う方が酷だったな』
加持はさっきシンジから聞いたばかりの、電車の中で先程の男に痴漢行為にあったのだという話を思い出す。
おそらく、ショックによるPTSD。電車の中だけならまだしも、後までつけられて男に襲われたという
恐怖が、シンジの心に深い傷をもたらしたのであろう事は容易に推測できた。
そこまで気が回らなかった自分が情けない。加持は再び深く溜息をついた。
577 :
569:2006/01/13(金) 19:04:26 ID:???
「タクシーでも呼ぶとするか」
そう言うと携帯電話を取り出そうとした加持の手を、シンジが掴む。それからはっと
気付いたように慌ててそれを引っ込めた。
「ひょっとして…帰りたくないか?」
加持の言葉にこくんとシンジが頷いた。
今のシンジの精神状態では、家に戻ってもミサトやアスカに気を使う余裕はない。
かといって自分の部屋に引きこもって一人でいるのも今の彼には怖くて仕方がなかった。
それをどう伝えてよいのかわからず、まごつくシンジの頭を、加持はぽんぽんと
撫でてやる。それから携帯電話を取り出すとミサトの元へと電話をかけた。
「おう、葛城か。シンジ君は預かった。返して欲しくばキス一回で手を打つぞ。
なに?いや本当だって。今日は俺んところに泊めるから心配するな。なあに
男同士の親交でもたまには深めないとと思ってな」
電話の向こうでミサトがキーキー言っているのを宥めながら加持はシンジにウインクした。
その表情にようやくシンジはほっと安堵したように微笑み返す。
「僕の身代金、キス一回ですか?何か安くないですか?」
「俺にとっては最上級に高いんだがなあ。その後のビンタがまた痛んだぞこれが」
そんな軽口も出てきたシンジの姿に加持も安堵の溜息をつく。
「さて、と。じゃあ今日の宿探さないとな」
そう言ってシンジの手をとり加持は鼻歌交じりに歩き出す。正直、そのざっけない態度が
今のシンジにはとても有難かった。
あまりいい印象を抱いていなかった彼だが、シンジはその認識を改めることにすると、
慌てて加持の後を追いかけた。
578 :
569:2006/01/13(金) 19:07:01 ID:???
「あの…ここ高いんじゃないですか?」
シンジが恐る恐る声をかける。加持が連れてきたそこは仙石原に昔からある
高級リゾートホテルだった。
「なあに、家までタクシー飛ばすよりは安いさ」
事も無げにそう言うと加持はさくさくとチェックインの手続きを済ませ、
戸惑うシンジを先導する。
流石手馴れてる…と余計な感心をしてしまう。実際ネルフでの彼の行動は大体
女を口説いてるか、ミサトと漫才のような掛け合いをしているかのどちらかだったので、
そういう意味では予想通りというか何と言うか。シンジは何となく可笑しくなって笑みをこぼした。
「よしよし、元気出てきたな。ここは飯もなかなかでな、芦ノ湖の鱒料理はちょっとしたもんだ。
後で食いにいこう」
「…その絵に描いたような『女と以前来ました』な発言、何とかなりませんか?」
シンジの鋭い突っ込みに加持はまいったな、といった面持ちでぽりぽりと頭を掻くしぐさをする。
シンジは改めて『いい人だな』と安堵の笑みを浮かべた。彼が来てくれなかったら自分は今頃
どうなっていたのか予想も出来ない。その上こんなに迷惑をかけても、それを感じさせず
自分を労ってくれている彼の優しさが身に染みる。
シンジの表情に、加持は『気にするな』と言うかのようにぽんぽんと頭を撫でる。
指先から伝わる労りの言葉に、シンジは泣きたくなるような嬉しさを感じて微笑みを、返した。
579 :
569:2006/01/13(金) 22:00:53 ID:???
なんとか違和感なく雪崩れ込ませることが出来ました。
やれやれ。一時はどうなることかと思いましたが何とかなりそう。でも落としどころに
かなり困ってます。こういう書き方は初めてなのでかなり戸惑い気味。
レストランで食事を済ませた加持とシンジが部屋に戻る。
部屋の中をぐるりと一瞥すると、シンジはおずおずと口を開いた。
「あの…入ったときから思ってたんですけど。何でこの部屋ベッドが一つしかないんですか?」
シンジの問いにもっともだと頷くと加持はバツの悪そうに頭を掻く素振りをする。
「急なことでダブルの部屋しか空いてなくてな。でも心配するな」
そう言うと加持はソファーをごそごそと弄り始める。マットの下を引き伸ばして形を整えると、
そこにはもう一つベッドが現れた。
「こういう所はエキストラベッドが用意してあるからな。俺はこっちで寝るからシンジ君はベッドを使うといい」
そういって微笑む。シンジは慌ててそれを遮った。
「いや、駄目ですよ!僕がそっちに寝ますから加持さんがベッド使ってください!」
「子供が遠慮なんかするモンじゃない。今日は疲れただろ?ここは露天風呂も最高なんだが
もう夜遅いし、今日のところはシャワーだけにして早めに休んだ方がいい」
あからさまな子ども扱いに一瞬腹が立つが、今日の自分の状況を考
えるととてもそれを否定することは出来ない。有無を言わさぬ彼の態度にシンジはそれ以上の説得は
諦め、軽く頷くとバスルームへと向かった。
580 :
569:2006/01/13(金) 22:04:06 ID:???
シンジはシャワーブースに入るとコックをひねり湯を身体にかけた。ヘッドから出る湯は
リゾート地らしくそれも温泉のようで、硫黄の匂いが少しだけシンジの鼻を擽った。
シャンプーをしようと目を閉じてそれに手を伸ばした瞬間、シンジの目の前が白く光る。
男に口をふさがれ乱暴に身体を弄られる感触。
男の荒い息遣い。
どうにもならない無力感。
逃げ場所のない、恐怖-----
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
それらが一瞬のうちに蘇り、シンジは思わず叫びだした。
息が、苦しい。
夢中ではあはあと空気を吸うが、その度に余計苦しくなる気がしてシンジは堪らず床に身体を伏せる。
自分を打つシャワーの湯と息苦しさが自分を更に追い詰める。シンジは夢中で頭を振った。
苦しい。誰か。
ぼうっとした頭でシンジが扉に目を向けた瞬間、そこに加持の姿が飛び込んできた。
「大丈夫かシンジ君!」
バスローブに彼の身体を包むと、加持はシンジのただ事ならざる様子に気がついた。
急いでその辺にあるビニール袋を掴むとシンジの口元に押し当て背中を撫でてやる。
「…落ち着いて。もう大丈夫だ。…ゆっくり、息を吐いて」
青ざめて震えるシンジを出来るだけ労るように加持はそう声をかける。やや落ち着いた様子に
ほっと胸を撫で下ろすと彼はもう一度シンジの背中をゆっくりと撫さすった。
「ゆっくり息を吸って、吐いて。そうだ」
しばらくそうしているうちに、ようやくシンジはぜいぜいと息を整えた。
その姿に安堵し、加持が彼の肩に手を回した、そのとき。
581 :
569:2006/01/13(金) 22:13:26 ID:???
「………っ!!!」
びくりとシンジの体が震える。見るとその目が恐怖に見開かれていた。
「…嫌だ…っ!誰か…やだあ…っ!」
突然暴れだしたシンジに驚くと加持は暴れる身体を取り押さえようと手を伸ばし、何かに
気付いたように彼の目を見つめる。
『フラッシュバック…!』
シンジの目に自分の姿は映っていない。
恐らく、彼の目の前にいるのは先程自分を襲った暴漢の姿なのだろう。必死で加持の
手から逃れようともがいていた。
「助けて…誰か…っ!」
「シンジ君落ち着け!俺だ!加持だ!」
必死でその身体を抱きしめ声をかける。その声にびくりと身体を震わせシンジは加持を見上げた。
「…ぁ…加持さん…僕…僕……っ!」
ぽろぽろと涙が零れる。予想以上のシンジの心の傷に、加持はどうしたものかと溜息をつき
彼の身体を再びぎゅっと抱きしめた。
「…ぁ……!」
その途端シンジは頬を染め加持の身体を勢いよく引き剥がす。
そのまま、俯く。加持はあっけにとられたように彼の身体を見つめ、合点が言ったように
ああ、と声を漏らした。
582 :
569:2006/01/13(金) 22:15:56 ID:???
その声にシンジの体がびくんと震える。
彼の体の中心で身をもたげるそれは、触れてもいないのに既に熱く震えていた。
「僕…こんな…嫌なのに…どうして…!」
ぽろぽろと涙をこぼす。加持はその姿にもう一度彼の身体を抱き寄せると、今度は逃げ出せないよう
更にきつく抱きしめた。
「…大丈夫だ。何も変なことじゃない。男なら当然だ」
「でも、こんな…あんな事されて…っ!」
ぶるぶると震える。加持はその頭を撫でてやると優しく囁いた。
「状況とか気持ちとかは関係ない。…きみは歓んだ訳じゃない。そういう哀しい体なんだ。
男って生き物は、な」
「…でも…でも…っ」
「君は悪くない。なにも悪くないんだ。感じることも、悪いことじゃない」
加持はそう言うと、シンジのそれにそっと手を伸ばした。
びく、と震える。それを見て加持は出来るだけ優しく微笑んだ。
「怖いか…?これは、怖いものじゃない。俺を信じてくれ、シンジ君」
それだけ呟くと優しく撫でさする。シンジは目をつぶり静かにそれに従うとこくり、と頷いた。
583 :
569:2006/01/14(土) 06:42:43 ID:???
一週間風邪っぴきで咳がひどいためまったく横になれません。横になると呼吸困難で死にます多分。
のでずっとパソコン弄っては意識を失い、咳で目覚めパソコン弄り…の繰り返しです。夜が長い。
寝不足で頭モーローとしてきました。異常な投下ペースです。誰かこの咳止めてマジで。
薬効きやしねえ。
ゆるゆると体の力を抜いていく。
加持の指が身体に触れる度、シンジは怖れる様に身体を震わせるが、すぐにその緊張を解いて
彼の為すがままにさせた。
『大丈夫。…怖くない…これは、安心な手…』
自分に言い聞かせるようにシンジは心の中でそう繰り返すと固く目を閉じる。
シンジのそれがやんわりと握りこまれる。やさしく、羽が触れるようなそれから徐々に強さを増してゆく。
「…ん…っ」
シンジは堪らず声を漏らし、それから慌てたように口を押さえた。それを加持はやんわりと押しとどめる。
「大丈夫だ。恥ずかしいことじゃない」
「で…でも…ぁ…っ…」
反論は加持の手の動きにかき消される。両手で包み込まれ、揉み解しながら扱かれる。その感覚に
シンジはびくりと身体を反らせた。
ひくひくと痙攣する。加持はシンジの限界が近いことを知ると更にその掌の勢いを増していった。
「あ…加持さん…駄目…!」
目尻に涙を浮かべシンジが見上げてくる。加持はそれに構わずそのまま彼を追い詰めた。
「ゃだ…っもう…!」
「…構わない。そのまま任せて」
加持の声にシンジはびくびくと身体を震わせると、一際甲高い声で呻き声を上げた。
584 :
569:2006/01/14(土) 06:45:44 ID:???
「…っん…くぅ…んぁ…!」
その声と同時にシンジは達していた。白い飛沫が加持の掌に弾け飛ぶ。シンジはそれを見た途端
真っ赤に頬を染め俯いた。
「ご…ごめんなさい…」
「謝ることはない。俺がそうさせたんだからな」
にこやかに微笑うと加持は掌に飛んだそれを舐めた。その光景にシンジは目を見開いてそれを押しとどめる。
「駄目…加持さん汚いです…そんな…!」
「汚くないさ。シンジ君のなんだから」
事も無げにそう言う加持に、シンジは尚も恥ずかしそうに俯き。
「……ぁ…」
瞬間『それ』に視線を奪われる。
「ん、どうした?…って、これか。参ったな」
シンジの視線の先には、加持の起立した自身。照れくさそうに笑う加持を他所に、シンジは恐る恐る
それに手を伸ばした。
「…僕のこと襲ったあの人も、こうなってました。男の体触ってて、気持ちいいものなんですか?
僕にはよく分からない」
「…まあ、少なくともシンジ君が相手なら不快ではないな。ただ、こういうのはそういうものとは別だと俺は思う」
別のもの?シンジは不思議そうに加持の目を見つめる。
「征服欲というか、な。自分の手の中でいい気持ちになってる相手を見ているだけで興奮するのも、
男の自然な欲求だ」
びくんと震えるシンジに加持は穏やかに微笑みかける。
「ただそいつを望まぬ相手に押し付けるのは、男のやることじゃない。だからまあ、シンジ君が無理して
それに応える必要も、ない」
そう言うと加持はシンジの手を己のそれから外させる。それからゆっくりとその身体を抱きしめた。
「シンジ君。人に触れることや、触れられることは怖いことじゃない。気持ちがいい、嬉しいことなんだ。
心が通いあった証拠のようなものだからな。それだけ覚えておいてくれ」
585 :
569:2006/01/14(土) 06:48:54 ID:???
「加持さん…」
シンジはゆるゆるとその腕を背中にまわした。
「僕…嫌じゃないです。加持さんとこうしてるの。…だから」
そう言うと己の身体を加持のそれに押し付ける仕草をした。
「平気です。…加持さんが、嫌でなければ」
シンジの言葉に加持の理性がぐらつきそうになる。それを必死で押し殺すとシンジの目を見つめた。
「シンジ君。君は、男だ。こんな事覚える必要はないんだ」
それだけ呟くとシンジの身体を引き離そうとする。だが、シンジはそれに逆らうように腕に力を込めた。
それからふるふると首を振り、意を決したように加持の耳元で囁きかける。
「もう遅いです。…だって、あの時無理やり押し付けられた感触はもう消せない。だから…加持さんなら、
それも別の思い出にしてくれると思うから…」
シンジのか細い呟きに、加持の中に残っていた最後の理性が音を立てて崩れる、気がした。
つ、続きキター(*´Д`)ハァハァ
シンジ受けはいいねえ
たまらん(;´Д`)ハァハァ
おまえらー!!
ティッシュの用意しとけー!!!
590 :
569:2006/01/16(月) 01:01:01 ID:???
なんとか薬が効いてきてありえんほど寝てました。
抱きしめて、キスをする。深く、激しく。衝動の赴くまま加持はシンジを貪った。
「…ん…ふぅ…っ…!」
シンジは息苦しさに顔を背けようと身を捩る。だがそれを許さず加持は更に舌を深く絡ませ、
思うまま彼を蹂躙した。
歯列をなぞり、吸い上げ、ちろちろと擽るように舌先で口内を掻き回す。
シンジは突然訪れたその行為に、頭の端から蕩けていくような感覚を覚えぐったりと加持に
その身体を預けた。
ゆっくりと、唇が離される。
「これから先は、先刻みたいな優しい俺じゃない。君を奪おうとする一人の男だ。
…いいのか?本当に」
加持の振り絞るような呟きにシンジは戸惑いがちに、こくりと頷いた。
それが合図のように、身体を床に押し付けられる。そして再び唇を奪われると、加持の唇は
そのままシンジの首筋へと移動した。
「……っ」
吸い上げられシンジはぴくりと身体を震わせる。首筋から鎖骨へ、それから胸の突起に辿り着くと
ちろり、と舐めあげられた。
舌先で突付きあげられ、シンジは思わず甘い声を漏らす。その声音に加持は唇の端を少し持ち上げ、
彼の耳元で囁いた。
「もっと声を聞かせてくれ。…気持ちいい時の、君の声を」
シンジの頬が真っ赤に染まる。顔を背けようとするそれを阻むかのように、加持はその顎に手を掛け
上向かせると再び舌の動きを再開した。
591 :
569:2006/01/16(月) 01:04:58 ID:???
「…あ…っ」
甘い、吐息のような上擦ったシンジの声。
加持はまるで上質の音楽を聞くかのようにそれに耳を澄ませる。耳を擽る吐息と聞き慣れぬ彼の甲高く短い喘ぎ。
それら全てが加持をもっと強い欲求へと導いていった。
胸から脇腹へ。そして彼のもたらす刺激に再び勃ちあがりかけているそれへと、加持の唇が移動する。
「…ひゃ…っ!」
シンジが反応するより早く、加持の唇はシンジのそれを捕らえていた。そしてそのまま口に含まれる。
「や…加持さん…駄目…っ!」
シンジの抗議に耳も貸さず、加持はそのままシンジのそれを舌で舐め上げる。わざとぴちゃぴちゃと音が立つように
舌と唇で扱きあげるとシンジの体がひくひくと震え、反り返った。
「やぁぁ…っ!」
啼くような甘い声に加持は唇を離し、シンジに微笑みかけた。涙ぐむシンジの手を己のそれに導き触れさせると、
そのまま彼の口元へそれを押しあて呟く。
「シンジ君…」
加持の掠れたその声に導かれるように、シンジがそれを口に含む。
おずおずと舌が触れ、舐めてくる感覚に加持はくう、と溜息を漏らした。
ぞわぞわと背筋を駆け上る快楽に加持の体が震える。シンジの戸惑いがちな愛撫は却って彼を凶暴な情欲へと
駆り立てていた。
加持は彼に己のものを含ませたまま、身体を捩りシンジの下半身へ顔を埋める。足を割り広がせると、
びくりとシンジの体が震えるのが分かった。だがそれに構わず最奥へ唇を近づける。
「…んむっ…ふぅ…ん…!」
入り口を丹念に唇で解きほぐし、舌を割り入れる。ねっとりとしたその感触に、シンジは異物の入る違和感と
背中を駆け上る快感を同時に覚え、くぐもった喘ぎ声をあげる。
その声に後押しされるかのように加持は根元までそれを捩じ込むと、押し広げるように激しく舌を蠢かせた。
「んふ…んん…っ!」
柔らかく広げられかき回される感触に、シンジのそれは熱く震えている。加持はそれを横目で見やりながら更に
深く彼を追い詰めていく。
592 :
569:2006/01/16(月) 01:07:53 ID:???
「…っんん…んっっ…!」
腰を動かしその口内を愉しみながら、彼の内部を舌で突付き上げる。両方からの激しい責苦にシンジは
既に限界寸前まで昇りつめていた。
それを承知で加持は一番敏感であろう部分を乱暴に舐めあげてみせる。
「んっ!ん…ふぅ…んんん…っ!!」
びくん、と背を反らしシンジのそれが再び性を吐き出した。加持は満足そうにそれを指に取り片頬を歪ませる。
「シンジ君、舐められて気持ちいいのか?これからもっと君は気持ち良くなる。…狂いそうな程に。覚悟はいいな」
その言葉にシンジはびくりと身体を震わせた。射るような加持の瞳は獲物を追い詰めた時の獣のそれと同じに、
暗い欲望に塗れている。
逃げ出したくなるような気持ちを抑え、シンジは加持のそれを口に含んだまま頷く。
望んだのは自分なのだから、今更逃げ出せないことなど彼には百も承知だった。
それが自分を傷つけるものでも、後悔はしないと心に深く誓う。
「いい子だ。…シンジ君、いくぞ」
そう言うとシンジの口から加持のものが引き抜かれる。それから大きく足を広げられ、今まで舌を入れられていた
そこにシンジの液で濡れた指が捩じ込まれた。
「ひぁっ!…あっ…あぁ…!」
いきなり広げられ、目尻から涙が零れる。がくがくと震える体を加持の腕がしっかりと支え、そのまま揺さぶられた。
「んぁっ!くぅ…あああっっ!!」
段々と指が増やされる。シンジの心が追いつくよりも先にそれは限界まで広げられ、じっくりと濡らされ解されていた。
ちゅくちゅくと淫靡な音が部屋に響き渡る。
「シンジ君…!」
溜息のような呟きと共に指が引き抜かれ、ほっとシンジが身体の力を抜いた瞬間、指よりももっと熱く強大なモノが
シンジを貫いた。
「あぁぁぁぁっ!!!」
そのままがくがくと揺さぶられる。全身を貫くかのようなその感覚に、知らずシンジの瞳からは涙が溢れていた。
だが、追及の手は緩まない。突き上げられ指よりも激しく、深く内部をかき回される。充分に解されていたためか
痛みはそれほどには感じなかったが、それでも異物感と広げられる戸惑いはおいそれと慣れられるものではなかった。
593 :
569:2006/01/16(月) 01:09:16 ID:???
「ふぁ…ぁ…」
視界が歪む。身体の全てが加持の行為に支配される感覚に、シンジは怖れるように首を振ることで耐えるしかない。
『君を奪う』
その言葉の意味がようやく理解できる。
奪われる。なにもかも。
シンジの身体も、感情も、心も。全てが今の彼にとっては加持の思うが侭になってしまっていた。
「あぁ…っ…加持さん…もう…許して…っ!」
口をついて出る哀願の言葉。自分がおかしくなってしまいそうなほどの、快感。
そう、快感だった。
加持に染められる自分。貫かれ、支配される自分。
情欲に乱れ、全ての思考を誰かに委ねる快感。
そんな自分をまざまざと見せ付けられている気がして、シンジは首を振り加持の責めをただ耐え続ける。
「シンジ君…いくぞ…っ!」
なにかに焦るような呟きと共に、シンジの中のそれが一際熱く、固く膨れ上がり、その瞬間。
「あぁ…んあぁぁっあん…っ!」
シンジの叫ぶような喘ぎと共に、加持のそれはシンジの中に熱い迸りを放っていた。
キテター!!!!!!
ハァハァハァハァハァハァハァ
くぁwせdfrtgyふじこl;p@:「」
萌えもえもえもえもえもえも絵もえもえーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついにやちゃったーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwww
加持シンに目覚めそうです
597 :
569:2006/01/17(火) 16:40:16 ID:???
なんとか終わりです。ついでに風邪もだいぶ良くなりました。
シンジ受けは風邪に良く効くらしいです。お試しあれ。
熱い。
シンジは迸るその感覚に、虚ろな目のまま体を捩り、腰をくねらせた。最後の一滴も逃さず
吸い尽くすかのような締め付けに加持の表情が軽く歪む。
「シンジ君…最高だ…」
その言葉に恥らうように首を振る。しかしその動きは決して止まる事はなかった。それは加持の
固さが失われるまで締め上げ、蠢き続けている。
「や…そんな…ぁぁ…っ!」
そして甘い叫びと共に、シンジも三度目の絶頂を迎えた。
はあはあと部屋に二人の甘い吐息が響き渡る。しっかりと抱きしめ合い互いの呼吸が一つになる頃、
加持の身体がむくりと起き上がる。
それから湿らせたタオルを持ってくるとまだぼうっとしているシンジの身体を清め始めた。
体中に飛んだ飛沫を拭うと、腿の間に手を伸ばす。その途端シンジの体がびくりと震え、
恥ずかしそうに身を捩った。
「あ…僕、自分でしますから…」
「今更恥ずかしがってもしょうがないだろ?いいから任せて」
そう言うと強引に足を広がせると指で丹念に拭いてゆく。入り口に触れるたびシンジはぴくぴくと身体を震わせた。
その反応に悪戯心が芽生え、わざと耳元で囁いてみせる。
「また感じてるのか?シンジ君はいやらしいな」
「……!…加持さんのバカ…!」
短く抗議すると、シンジは真っ赤に頬を染めぷいと拗ねた様に加持に背中を向けてしまう。
「怒ったのか?そういう表情もいいもんだな」
後ろから抱きすくめ、耳元を舐めるように舌で突付いてみせるとシンジの唇から軽い吐息のような声が漏れる。
その表情に加持は満足げに微笑むと、ふと気付いたように声を上げた。
598 :
569:2006/01/17(火) 16:41:52 ID:???
「おっと、あんまり可愛い声出さないでくれよ。…まあもう遅いか」
「え?」
何のことかとシンジが振り向いた先には、加持の再び起立した自身。思わず呆れ顔を作る
シンジに加持はにや、と笑ってみせた。
「君があんまり可愛いからいけないんだ。責任、取ってくれるよな?」
その言葉にシンジの頬が染まる。
「む…無理ですよ!僕もう…!」
加持は慌てて首を振るシンジの頬に手を当てると、唇に指を押し当てた。
「こっちなら、平気だろ…?」
「…やっぱり加持さんは意地悪な人だったんですね」
何を今更、と微笑んでみせるとシンジは諦めたように溜息をついた。それからゆっくり立ち上がると
ベッドの方に向かう。
状況が分からずはて、という顔を作る加持の姿にシンジは振り返って不機嫌そうな顔で手招きをした。
「…床のままじゃ、身体痛くなっちゃいますから。ダブルだったら二人で寝れるでしょ。
もう、早くしてください!」
頬を染めながらふくれっ面をするその姿に思わず噴きだす。それからしまったと言う顔つきで
すまんすまんと謝りながら加持もベッドの方に近づいた。そしてそのまま、シンジを抱きしめる。
ベッドに寝そべり促すと、シンジはこくりと頷いて加持のそれを恐る恐る口に含んだ。
震える唇と、舌。それらでゆっくりと舐めあげられ、時折吸い付いてくる。添えられた右手でやんわりと
扱きながら筋に沿って舌を絡ませてくる仕草に加持は少々驚いてシンジを見つめた。
「……ごめんなさい。よくないですか…?」
加持のその反応に、唾液で濡れた唇から舌を覗かしながらシンジが見上げてくる。
「いや、逆だ。上手いよシンジ君。一度でこんなに上達するなんて、これも才能かな?」
「いりませんよそんな才能」
あっさりと否定するとシンジはそのまま作業に戻った。
袋を揉み解し扱きながら、先端を口に含んで舌で刺激する。ぺちょぺちょと音を立てながら眉根を寄せて
加持に奉仕しながら、シンジは無意識のうちに腰をくねらせていた。
599 :
569:2006/01/17(火) 16:45:30 ID:???
「…うん…っ…ん…」
声が上がる。ひくひくと蠢く身体に、加持は意地悪に微笑みシンジの耳元で出来るだけ
ねっとりとした声で囁いた。
「シンジ君…しゃぶって感じてるのか…?」
びく、とシンジの体が震えた。その反応に確信を得たように加持はシンジの奥に指を埋める。
「…ひゃ…っ!」
「ご褒美だ。…嬉しいだろ…?」
「やだ…もう駄目だって…ぁ…っ!」
言葉とは裏腹にシンジの中は加持の指に吸い付くように締め上げてくる。限界のない身体に、
加持の背筋を駆け上るような興奮が湧きあがる。
「シンジ君、いいよ…もう出そうだ…」
シンジはその言葉にこくりと頷くと、更に激しく舌を動かし加持を追い詰めた。
「く…っ!」
低いうめき声を上げ、シンジの口内に勢い良く性が迸る。それを眉根を寄せて飲み下すと、
シンジは溜息をつきながら加持のそれからようやく口を離した。
飲み損ねた白い液体がシンジの口の端から流れ落ちる。目を潤ませ濡れた唇をしながら
見上げる彼の姿に、加持はぞくぞくとした達成感を感じていた。
征服した歓びが沸き起こる。幼い彼の身体を蹂躙した罪悪感よりも深いそれに、加持は少しだけ
心が痛んだ。それを埋めるかのようにシンジの身体を抱き寄せるとそのままキスをする。
深く、労わるように。出来るだけ優しく。しかし激しく。
うっとりと自分に身体を預けるようにシンジは加持の背中に手を回し、とろけそうな目で唇を離し呟いた。
「僕…加持さんが、初めての人で良かったです…」
それだけ囁くと眠るようにシンジは目を閉じた。力の失った身体をベッドに横たわらせると、
すぐにすやすやと寝息が聞こえてくる。
600 :
569:2006/01/17(火) 16:46:44 ID:???
「…まいったな…」
加持は少し頬を赤らめながらそう呟き、ぽりぽりと頭を掻いた。
どうやらこれは、単なる火遊びで済みそうもない予感がする。
加持はなんとなくそう感じながらシンジの隣に寝そべると、彼の身体を抱きしめた。
「まさかここまでとは…。一体どこをどうしたらあの親父からこんな可愛いのが
できるんだか不思議だよ、俺は」
ついでにどうやったら、こんな可愛い相手にあそこまで邪険に出来るのか、秘訣でも聞きたい
気がして加持は複雑な笑みを浮かべる。
それから欠伸を一つすると、目を閉じ枕に顔を埋めた。
今夜はいい夢が見れそうだ。
久しぶりのその感覚に苦笑いしながら、加持もゆっくりと眠りに落ちて行く。
伝わってくるぬくもりが、とても嬉しい。
それを感じていたのは一体どちらなのか分からぬまま、夜は静かに更けていった。
601 :
569:2006/01/17(火) 16:48:50 ID:???
加持が目を覚ますと、部屋には誰もいなかった。まさか昨夜の出来事は夢だったのかと一瞬
混乱するが、テーブルの上に書き置きを見つけほっと胸を撫で下ろす。しかしその内容を見て
再び加持の身体に衝撃が走った。
【お風呂行ってきます。 シンジ】
たったそれだけの走り書きだったが、加持は昨夜露天風呂のことを伝えた自分に軽く後悔する。
温泉地の宿泊客は総じて酔っ払いが多い。ここはホテルだからそれほどひどい客は居ないだろうが、
それでも万が一ということもある。それが昨夜シンジを風呂に行かせなかった理由のひとつでもあった。
朝自分と一緒に行けばいいだろうと油断した自分が恨めしい。
過保護かなとも思うが、昨日のシンジの脅え方を見たら誰でもそうせざるを得ないだろう。
ともあれ加持は慌てて部屋を飛び出すとシンジの後を追いかけた。
その頃シンジは風呂の脱衣所で入浴の準備をしていた。と、その肩を叩く者がいる。加持が来たのかなと
振り向くと、そこには昨夜の酒がまだ残っているのだろう、赤い顔をした男がにやにやと笑っていた。
「おじょーちゃん、女湯はあっちだぜ?それともおじさんと一緒に入るか?ん?」
酒臭い息に眉を顰めると、シンジは男に向き直る。
「僕は男です!…それから、気安く触らないで下さい」
そう言うと男の手を払いのけた。その態度に男の顔色が変わる。
「んだと?!可愛い顔してるから優しくしてやりゃ付け上がりやがって。男だってんなら
証拠見せてもらおうか?」
凄む様にそう言うと、男はシンジの身体を抱きすくめると浴衣の上から身体を弄る。
602 :
569:2006/01/17(火) 16:52:28 ID:???
「…や…っ止めて下さい…!」
びくんと震えるシンジに、にやにやと男は顔を近づけ股間を弄った。
「…ぁ…っ嫌…っ!」
「へえ、ほんとに男だな。そのわりにゃ可愛い声出しやがって…」
はあはあと男の息遣いが荒くなってくる。シンジはびくりと身体を震わせると男の腕から逃れようともがいた。
「離してください!…やだ…っ!」
「色っぽい反応だな…どれ、おじさんが可愛がってやるよ」
舐め回すような目つきでそう言うと、男の手がシンジの胸を弄り、股間を激しく撫で回す。
その感触にシンジの全身が総毛だった。昨夜とはまったく意味の違う、まさしく嫌悪感で。
シンジはきっ、と男を睨むと怯んだように緩む腕の中から急いで逃げ出し男に向き直る。
昨日の痴漢男と目の前の男の姿がシンクロする。シンジは叫びだしたくなるような恐怖を覚えながらも、
あえてその場に踏みとどまった。
『逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。…ここで逃げたら昨日と同じだ…!』
昨日の加持に見せた失態。シンジはあんな風に彼を困らせるのは、もう嫌だった。だから必死で男を睨みつける。
そして。
言い争いの声を聞きつけ、焦ったように脱衣所に飛び込んできた加持がそこで見たものは、股間を
押さえて蹲る男の姿と、乱れた浴衣を直しながらそれを見下ろすシンジの姿だった。
どうやらぶち切れたシンジに思いっきり蹴り上げられたらしい。加持は少しだけ男に同情すると、
シンジに声をかける。
「お見事。いや、たいしたもんだ。俺が焦って追いかけてくることもなかったな」
その言葉に振り向くとシンジの目が途端に潤む。
「加持さん…!」
ぽろぽろと涙を流す。どうやら一気に緊張が緩んだらしい彼の様子に背中をぽんぽんと撫でて
やりながら落ち着かせる。
それからどうせなら、と露天風呂にシンジを連れて行く。湯に浸かってだいぶ落ち着いたらしく、シンジも
気持ちよさそうに身体を伸ばした。
603 :
569:2006/01/17(火) 16:53:50 ID:???
「僕…怖かったです」
ひと心地ついてシンジは俯きながらそう呟いた。加持は黙ってそれに耳を傾ける。
「でも、いつも僕のそばに加持さんに居て貰うわけにはいかないから…だから頑張って逃げませんでした」
シンジの言葉に加持はにこりと微笑んだ。やはり目の前の幼い彼は、それでも男なのだなと
嬉しくもあり、少々残念な気もする。
「よくやったな、シンジ君」
複雑な心境で呟いた加持の言葉に、シンジは嬉しそうににっこりと笑う。その笑顔を見ると、
やはりこれで良かったのだと思えてきた。
「いい眺めだろう。遠くに駒ケ岳、眼下に広がる湿原。…そうだ、姥子にある宿もいいんだぞ。
芦ノ湖が一望できる巨大露天風呂があってな、なかなか爽快だ」
話題をすり替えようとにこやかにそう言う加持に、シンジは楽しそうにふふ、と微笑んだ。
「へえ、今度連れて行ってくださいね」
シンジの言葉に加持は少しどきりとする。
「…それは、またお相手願えるって事かな?」
「それはお断りします。もう御免ですよ、加持さんしつこいし」
唇を尖らせる彼の姿に、加持は思わず噴出した。
しばらくそのまま二人で笑い転げる。
嬉しそうに笑うシンジの横顔に朝日が反射する。湯の中で火照ったその表情は思わず見とれて
しまうぐらい綺麗で、加持はなんとなく苦笑いした。
若さってのは、強さだな。
そう思ってしまう自分に歳を感じるのは、少々加持にとって不本意だったが、それでも彼の笑顔を
見ているとそれもどうでもいい事のように思えてくるから不思議だ。
加持は辺りに誰もいないことを確かめると、彼の身体を抱き寄せそっと、キスをした。
湯煙の中睦みあう二人を祝福するかのように、朝日がそっと二人を照らす。
沸き起こる愛しさに、加持は再びシンジに気づかれぬ様、苦笑いをした-----
604 :
569:2006/01/17(火) 16:57:13 ID:???
「シンジ君、本当にいいのか?遠慮ならいらないから、やっぱりタクシー呼ぶか?」
なんとなくおろおろした様子の加持に、シンジはにっこり微笑みかける。
それもその筈、二人が立っていたのは昨日シンジが襲われたあの駅のホームだった。
その後のシンジの様子を思い起こせば、加持のその心配も無理のない事といえる。多少
吹っ切れたとはいえ、実際たった一晩であの心の傷が癒えるとは加持には思えなかった。
「大丈夫です。これから先も一人で電車に乗れなかったら、それこそ僕困っちゃいますから」
しかし、と呟く加持の手をシンジはそっと握った。
「…ほんとは怖いです。でも、きっと大丈夫です。…加持さんが、居てくれるから」
その手がふるふると震えていた。加持はそれに気付くと応えるようにその手をしっかりと握り返す。
「…そうだな。大丈夫だシンジ君。俺がついてる」
「…はい」
微笑みあう二人の目の前に、昨日と同じ電車が近づいてくる。
シンジは少しだけ溜息をつくと、きりと前を向き歩を進めた。
『大丈夫』
『加持さんと居れば、怖くなんかない』
『強くなるんだ、僕は。…加持さんみたいに』
そして、二人の目の前に扉が、開いた---
なんかもう、内容の割りに長い話ですいませんでした。
そして無駄にヒゲ親父の話題を出さずに居られない自分に乾杯。
そして次は何書こうかなあとまったく懲りてない様子です。
くっだらねえ話がいいな。すげえくっだらねえの。短めで。
トウジ×シンジって上の方にあったけど、ヒゲ親父の話の番外編みたいのしか
思い浮かばないや。どうもノーマルな気がして。トウジって。
また何か思いついたら投下します。読んでくださって有難うございます。
頼む!!トウシン書いてくれ!!!
誰でもいいから!!!!頼むーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!111
加持シン、GJ
トウシンスレ、前あったのに落ちたんだよなぁ。
あの続きが読みたいものだ
神マジGJGJ!!!完全に加持シンに目覚めた。
ハァハァした御礼にバファリン つ○
手が空いてたら是非トウシンも書いてくれw
トウシンは加持シンのようにエロくなく
友情以上恋愛未満くらいが好み
「なんやセンセ、ええ匂いがする…」
「ちょっ!やめてよトウジ!どこに顔近づけてるのさっ!」
「ええやんけ、ちょっとぐらい。ああ、ほんまええ匂い…なんや食べてしまいたいわ」
「やだ、ちょっ舐めないで…っ!」
「ええなあ、センセ可愛いわぁ」
「……やだって言ってるじゃないか!もう!いいかんげんにしてよ!」
すぱこーん!!!!
「いっつぅー!センセきっついわぁ…」
「知らない!トウジのバカ!」
横っ面を張られた衝撃を毛づくろいで誤魔化すロシアンブルー♂と
それを威嚇しながら逃げる雑種キジトラ♀
ウチの猫二匹が繰り広げる小劇場(実話)をトウシン目線でお送りしました。
親父話番外編トウシンは、没にしたネタをリライトして後日投下します。
気長にお待ちくださいませ。
つか他の人の話も読みたいぞー。投下キボンヌ。
>>610 GJ!!よくやった!!ほら、これでも飲んでくれ つ旦
とりあえずエロエロトウシン読みたい。
リライトしてみました。途中だけど。バファリンとお茶ありがd。
リク貰ったときゲンドウ×シンジの話に入れようとしたけど、どうもこれ入れると
話の主軸がぶれるし、広がりすぎてここに書き込めないくらいの長さになりそうだったから
没にしてました。これ入れるとヒゲに嫉妬とかさせなきゃイカンかったし、
それやるとまたややこしくなるからね。
なので日の目が見れてある意味良かったです。
「なあセンセ、頼む!一生のお願いや!」
「それ何回目の『一生のお願い』だっけ?…もう、しょうがないなあ。たまには自分でやりなよ」
毎朝の恒例行事のようなやり取りを経て、トウジはシンジから宿題のノートを受け取ると
いそいそと書き写す。やれやれという顔をしてシンジはそれを見つめると、ふと気付いたように
教室を見回した。
「あれ?ケンスケは?」
「んー?あいつならまたどっかに軍艦が来たから撮りに行ってくる言うてたで。 まったく
飽きんやっちゃなー」
こりこりと筆を走らせながらも律儀にトウジが答える。その言葉にふうん、と返事をすると
シンジは時計に目を走らせ慌ててトウジに声をかけた。
「あ、あと5分!写すなら早くしてよ?授業始まったらノート持って行くからね?!」
「嘘ぉん!もうそんな時間なんか?!そんな、殺生やで〜」
ばりばりと筆のスピードを上げるトウジに、シンジは少し呆れ顔で
微笑むとはやくしてよ、と急かすように声をかけ自分の席へと戻った。
「今朝は助かったわ〜センセ、ホンマおおきに。…なんや?昼飯教室で食わへんのか?」
何とか宿題を提出できたトウジが弁当をもって教室を出ようとするシンジににこやかに
声をかけてきた。
「うん。今日は天気がいいから屋上に行こうと思って」
「そっか、そりゃええな。…よっしゃ、ワシも付き合うたる。ちょお待っとってや」
そう言うとパンの入った袋を抱えてトウジも慌てて後をついて来た。それから二人で
屋上へと向かう。
「センセの弁当、美味そうやな〜」
パンをかじりながらトウジは感心したようにそう呟いた。その言葉にシンジは照れくさそうに
微笑んでみせる。
「…そうかな。自分で作ってるから良く分からないけど…」
「おう。ワシはそういうちまちましたモンは、よう作られんからなぁ。尊敬するでホンマ」
素直な褒め言葉にシンジは嬉しそうに笑った。それから卵焼きを箸で掴むとトウジの目の前に
すっと差し出してみせる。
「自分で作ってると美味しいかどうか良く分からないんだ。…味見、してみてくれるかな…?」
「ええんか?ごっそさん!」
にか、と笑うとそのままトウジは目の前のそれをパクリと口に入れ、にっこり微笑んだ。
「うんまい!センセ料理上手やなー。ええ嫁さんなれるで!」
「…なんでお嫁さんなんだよ…」
憮然とした声を上げながらも、ちょっとだけ嬉しそうに微笑むシンジにトウジはちょっと真面目に声をかける。
「や、ほんま美味いって。でもセンセ、誰ぞ飯食わせたいヤツでもおるんか?」
「え?な…何で?!」
突然の言葉にシンジの顔が真っ赤に染まる。どこからどう見ても図星のようだ。
「はあ…分っかりやすいなあセンセは。何や?好きなヤツでも出来たんか?つうか料理で気を
引こうて、乙女の発想やでそれ」
トウジの台詞にシンジは益々真っ赤になる。それから慌てて首を振った。
「ち…違うよ!最近父さんの部屋に行ってご飯作ってるから…。父さん何も言ってくれないし、
僕の料理美味しくないのかなって…!」
意外な言葉にトウジの目が丸くなる。
「なんや、親父さんと最近上手くいってんのかいな?」
「…うん、帰れそうなときは電話かかってくるんだ。その時だけご飯作りに行ってる」
照れくさそうに、しかし嬉しそうにそう言うシンジにトウジも微笑み返し、彼の背中をばんばんと叩いた。
「良かったなあ!親子やもんな、やっぱ仲良え方がええよな!」
「…うん、ありがとうトウジ」
微笑んで礼を言うシンジの髪を、風がさわさわと揺らす。それにふと気付いたように、シンジはフェンスの
向こうに目をやりながらぽそりと呟いた。
「…いい風。気持ちいい」
目を細めて風を感じるその表情に、トウジの胸が一瞬どきりと弾む。
『センセ、何や雰囲気変わったか…?』
「どしたの?トウジ、顔赤いよ?」
シンジの声にはっと我に返るとトウジはなんでもないといった素振りでぶんぶんと腕を横に振る。
「な…何でもないて!さ、そろそろ昼休み終わるで。帰ろうや」
そう言って慌てて立ち上がる。その声にシンジも急いで弁当箱をまとめるとトウジの後を追いかけた。
『なんやこれ…センセがごっつ色っぽく見えた…ワシどっかおかしいんかな…?』
ふ、と横目でシンジを見る。細い首筋が妙に目に眩しく思えて、トウジの動悸がますます早くなった。
『や、気のせいやて。男が色っぽいて、そんな訳ないやろ』
トウジはその考えを頭から追い出そうとふるふると首を振った。
それが、初めてトウジが彼を意識した瞬間だった。
トウシンキター!!!(*´Д`)ハァハァ
神GJ!!やっぱり同い年同士だとほのぼのするなw
616 :
612:2006/01/19(木) 00:19:42 ID:???
ゴメン一気にほのぼのじゃなくなった。
夢を、見た。
目の前でシンジが見知らぬ男と嬉しそうに話をしている。その顔は影になっているので良く分からないが、
彼の様子からそれが彼の父親であるということは何となく推測がついた。
と、その身体を男が好きに弄び始める。
「あ、父さん…駄目…」
恥ずかしそうに身を捩る。だが決して抵抗はしないシンジを、目の前の男はゆっくりと愛撫していった。
いつの間にか裸にされていたシンジは、その腕の中で頬を染め男の為すがままになっている。
「父さん、恥ずかしいよ…あぁ……っ」
腿を広げられあられもない格好でうっとりとするその表情に、動悸が激しくなってくる。
『センセ、あかんて!親子やろ?!なんでそんな…!』
思わず叫び出す。だがその声は目の前に居るはずの彼には届かない。
シンジの身体が目の前で男のそれに犯されている。潤んだ目でそれを受け入れ気持ちよさそうに
腰を使う彼の姿に、だんだん妙な気分をになってくる。
痛いような、もっとその表情を眺めていたいような。初めて感じる奇妙なその感覚に、慌てて頭を振って
それを振り払った。
「あ…いい…っ父さん…もっとぉ…」
それを嘲る様に目の前の彼は男に貫かれ、歓喜の表情を彼に見せつけた。胸の痛みが更に強くなる。
『あかん…あかんあかん!センセ、そんなヤツでそんな顔したらアカン……!』
彼がそう叫んだ途端、目の前が白く光った、気がした。
「夢……か。つか、なんちゅー夢見とんのやワシ…」
溜息をついてむくりと身体を起こした。妙な罪悪感で彼の胸がきりきりと痛む。と、何かに気付いたように
トウジは再びはあ、と大きく溜息をついた。
「最悪や…何しとんねん…!」
自らの性で汚れてしまった下着を見つめながら、トウジは情けなさそうに頭を抱えた。
617 :
612:2006/01/19(木) 00:21:35 ID:???
「なによ、辛気臭い顔してうっとおしいったら!」
机に突っ伏して今朝の失態を反省するトウジにアスカがヒカリを伴ってそう声をかけてくる。
それにうんざりしたように溜息をつくとふと気付いたように彼はアスカに尋ねるように口を開いた。
「なあ、センセ親父さんと最近上手くいってるてホンマか?」
「ああ、碇指令の事?そうね。最近ちょくちょく会ってるみたい。一体何の風の吹き回しかしらね、
あーんなに邪険にしてたのに」
アスカの言葉に少しだけずきりと胸が痛んだ。そんなトウジに構わずアスカはそのまま言葉を続ける。
「そういえばこの間雨の降ってる日に、アイツが急に指令の部屋に行ってからね。風邪引いたとか
いって指令の部屋に泊ったのよ。指令から直接電話があったみたいで、珍しいこともあるモンだって
ミサトのやつが驚いてたもの」
「そっか、センセもよかったなあ」
何となく気持ちの篭らない声でそう呟く。
「アイツ張切っちゃってうっとーしいったらないわ。まあ元々ファザコン気味だからしょうがないけど、
あれ以来夕食当番ブッチして帰ってこないのよ時々。も、あったまくるったら!」
思い出したようにきい、と叫びだすアスカの言葉にトウジの胸が再びきりり、と痛む音がする。
『泊ってるて…いや親子やん、何も変なことないがな…』
トウジは必死で次々と浮かんでくる今朝の夢の内容を、頭から振り払うようにぷるぷると首を振り
再び机に突っ伏した。
「あれえ、珍しい。トウジ今日は宿題してきたんだ?」
そんなトウジにきょんとした顔でシンジがにこやかに声をかけてくる。可愛いなあ、と一瞬見とれた後、
その声にはっと気付いたようにトウジは慌てて顔を上げた。
『可愛いて、何考えとんねん!…じゃのおて!』
ぱち、と拝むようにシンジに慌てたように向き直る。
「あかん忘れとった!センセ、頼む助けて!」
「無理無理、もう授業始まるもん。諦めたら?」
くすくすと笑いながら席に戻るシンジの後姿に、泣きそうな声をあげる。
「そんなぁ〜センセのいけずぅう〜!」
振り返ってにこ、と笑うシンジの表情にトウジはずきんずきんと痛む胸を押さえ、必死で笑い返した。
618 :
612:2006/01/19(木) 00:24:06 ID:???
教師の小言を聞き流しながら、トウジは横目でシンジの姿をふ、と見やる。苦笑いしながら
こっちを見つめる姿にどきりと彼の心臓が弾んだような音をたてた。
『今まで気付かんかったけど、客観的に見てもやっぱべっぴんやなあ…。綾波といい惣流といい、
エヴァのパイロットちゅうのは顔で選んでるのかいな』
心ここにあらず、なトウジの姿に教師の小言がますます激しくなる。トウジはそれに気付きもせず、
ただ呆然とシンジの姿を見つめていた。
教師の小言が終わっても、トウジはシンジから目が離すことが出来なかった。教師の話に耳を
傾けながら、時々ふと思い出したように窓の外を見つめている。
その横顔が、なんだかとても哀しそうな目をしている気がして、トウジの心に軽い痛みが走った。
『なんでやねん。センセ今、親父さんと仲良ぉ出来て嬉しいんと違うんか?
それなのに何で、そんな顔しとるねん…。』
見れば見るほどにシンジの事が異常に気にかかってしまう自分に、少しげんなりするとトウジは
軽く溜息を、ついた。
「災難だったね。ま、これに懲りてちゃんと明日から自分で宿題したら?僕だって
そうそう助けてらんないよ」
結局宿題三倍の刑を申し付けられたトウジに同情したような声でシンジが声をかけてくる。
それにああ、と気のない返事をするとトウジは再び机に顔を突っ伏した。
「駄目駄目、今日はずっとこんな調子。寝不足なのかね?」
ケンスケが手を振って代わりにシンジに答えた。と、教室にあるスピーカーから校長室に
トウジを呼ぶ声が聞こえてくる。
「鈴原ぁ、あんた何か悪さしたの?」
「んな訳あるかい。全然心当たりないわ。…何やろ」
ヒカリに返事しながらトウジは頭をひねりながら教室を後にした。シンジはなんとなくその後姿に
妙な不安を感じて、じっとそれを見つめる。
『どうしたんだろ…何か、変な感じ…』
不安を振り払うかのように頭を振ると、シンジはケンスケとの話題に戻り、わざとらしいくらいの
はしゃいだ声を、あげた。
619 :
612:2006/01/19(木) 01:14:30 ID:???
昼休みが終わってもトウジは教室に戻ってこなかった。何となく彼の様子が気になって
ぼおっとしているシンジに教師が声をかける。
「碇、眠そうだな。目覚ましに資料室に行って世界地図のA-5V持って来てくれ」
しまったな、という顔をしてシンジは、はいと返事をして教室を後にした。
『トウジ…どうしたんだろ…』
ふう、と溜息を一つつくとシンジは資料室の扉を開ける。持って来いといわれたそれは
棚の随分上の方にあり、シンジはそれを取ろうと爪先立ちをして必死に手を伸ばし。
「うわっ!」
取り損ねたそれが突然シンジの頭に降ってくる。尻餅をついてしまった彼がズボンを叩いていると、
奥のほうから物音に気付いたように誰かがのそりと現れた。
「なんやセンセか。相変わらずとっぽいなあ」
「…トウジ、ここに居たんだ。授業始まってるよ」
突然現れた姿に驚きながらも、シンジはそう言って彼に近づく。トウジはそれに気のない素振りで
ああ、とだけ呟いた。
「なんや、やる気せんでな。ここでサボっとったわ」
それだけ言うと溜息をつくトウジの姿に、シンジは何だかいつもの彼とは違う雰囲気を感じ、
おずおずと声をかけた。
「あの、さ。…何かあったの?」
シンジの言葉にいいや、とだけ首を振る。彼のそんな様子にシンジは少し哀しそうに目を伏せた。
「言いたくなかったらいいけど、僕に出来ることがあるなら何でも言って。何の役にも
立たないかもしれないけど…」
シンジの言葉にトウジは少しだけ微笑むと、ふうとまた一つ溜息をついた。それから、ゆっくりと口を開く。
620 :
612:2006/01/19(木) 01:17:52 ID:???
「なあ、センセはエヴァに乗るの、怖くないんか…?」
「え?」
いきなり思ってもみなかった質問を投げかけられて、シンジは軽く目を見開いた。
「初めに会うた時、言うてたやろ。『好きで乗ってる訳じゃない』って。何でセンセはあの時
逃げんかったんや?別に悪いことでもないのに」
トウジの呟きにシンジは少しだけ目を伏せる。それからぽそりと呟いた。
「怖いよ。…今でも、すごく怖い」
「なら何で乗れるんや?正義感か?ワシにはよう出来ん。…センセは強いなあ」
トウジの言葉にシンジは少しだけ身体を震わせると、どこか遠くを見るような目で口を開いた。
「僕は強くなんかない。正義感なんかであんなのに乗れる訳ないよ。…僕は多分、
たった一人の人の為だけに、エヴァに乗ってる…」
「…親父さん、か?」
びくりとシンジの体が震えた。それから少しだけ、頷く。
「エヴァに乗ってるとね、…父さんが褒めてくれるんだ。その言葉が欲しいから、怖くても頑張れる。
他の人が聞いたら多分怒られちゃうけど」
シンジの夢見るような声音に、トウジは再びずきりと胸が痛む気がした。思わず自嘲気味に呟く。
「…親父さんが羨ましいわ。センセに、そんなに想って貰えて」
その言葉にシンジは驚いたようにトウジの顔を見つめる。それから恥ずかしそうに頬を染めると、
ゆっくりと口を開いた。
「僕はトウジのことも、すごく大事に思ってる。…初めてなんだよ、こんな事話せる友達が出来たのは」
シンジのその言葉に、トウジは思わず彼の身体を抱きしめた。少し驚いたような顔で自分を見上げて
くるシンジの姿に、トウジは頭のどこかが弾けるような感覚を覚える。
621 :
612:2006/01/19(木) 01:21:35 ID:???
「…………っ!」
腕の中で、シンジが目を丸くしている。気がつくとトウジは、何かに吸い寄せられたように彼の唇を
己のそれで塞いでいた。
ふるふるとトウジの身体が震えている。シンジはそれに気付くと彼の背に腕を回し、そのまま
舌を入れ彼に絡ませた。
「…ん…ふぅ…ん…っ」
突然与えられた感触に、夢中でトウジはそれを貪っていた。シンジはそれを抵抗する事無く
受け入れると、少しくぐもった甘い吐息を漏らす。
その声に我に返ったようにトウジが、がばとその唇を慌てて離した。それから真っ赤になって目を伏せる。
「堪忍な…ワシ、どうかしとる。センセにこんな…」
と、その時扉の外からヒカリの声が聞こえた。
「碇君いるの?先生が遅いって怒ってるわよ?」
同時にがらりと扉が開かれる。気付くと二人は反射的に物陰に隠れていた。
「あら?いない。…これ、教材よね。持って行かなきゃ」
そう言うとヒカリはシンジが落としたままの地図を両手で抱えると資料室の扉を閉めた。
遠ざかってゆく足音にどちらともなくほう、と安堵の溜息をつく。それから近づきすぎた距離に、慌てて
ぱっと身体を離した。
「気持ち悪かったやろ…?悪かったな。虫がいいかも知れんが、忘れてくれや…」
目を伏せてそう呟くトウジにシンジはふるふると首を振る。
「気持ち悪くなんかない。平気だよ、僕は」
そう言って見上げてくるシンジの姿に、トウジははたと気付いた。背中にまわされた腕の感触。
差し入れられた舌の動き。それらは今日初めて体験したにしては、あまりにも巧みすぎた。
『初めてやないんか…?それにあの声。女相手であんな声出しよる男はおらん。まさか、ホンマに?!』
トウジはかっと頭に血が上るのを感じた。恐らくそれは、嫉妬。
「まさか親父さんと、いつもこんな事しよるんか…?」
震える声で口に出して初めて後悔する。幾らなんでもとんでもない言葉だったとトウジが
否定しようと彼を見つめた瞬間、目に飛び込んできたのは真っ赤に頬を染め狼狽するシンジの姿だった。
「…な…何で…?いつから…!」
その言葉にがつんと衝撃が走る。どんな言葉よりもその反応が、今の言葉が事実だと彼に知らしめていた。
622 :
612:2006/01/19(木) 01:23:47 ID:???
「ホンマにそうなんか?!何でや?親子やろ?!アカンてそんなん。そんなんしたらアカン!」
思わず叫びだしていた。その剣幕にシンジは少し哀しそうな顔をして静かに目を伏せる。
「…分かってる。僕も、こんなの間違ってると思う。でも、どうしていいのか分からない。
だって初めてなんだ…父さんが僕を見てくれたのは。抱きしめて、くれたのは…!」
泣き出しそうな声にトウジの心がちくりと痛んだ。
「何でや…なんでそうなるんや。センセは親父さんに、子供として見て欲しいんやろ?なら何で
嫌やって言わへんのや」
「言えないよ…もしそれで父さんが僕のこと、また見てくれなくなったら、そっちの方が僕は
嫌だから…。それに、全く嫌なわけでもない。…父さんが僕で満足してくれてるの、見るの嬉しいから」
恥ずかしそうにそう呟くシンジの姿に、トウジは自分の中で何かが壊れる気がした。
「嫌や…センセがそんなん、ワシは嫌や!」
そう叫ぶとシンジの身体を力任せに押し倒した。突然の行為に腕の中でシンジの身体が暴れだす。
「トウジ、止めて…!駄目だよ僕は…!」
「親父さんのモノやからか?!…だから駄目なんか。嫌や!ワシは…ワシかてセンセの事…!!!」
口に出して初めて気がつく。ずっと彼の中で引っかかっていた感情は。それは多分。
『ワシ…好きなんか…?センセの事…』
トウジの振り絞るような告白に、シンジの身体が震える。驚いたような目をして見上げる彼の唇を、
トウジは再び乱暴に奪った。
「…!んっ!んんん…っ!」
首を振って逃れようとするシンジを押さえつけながら、乱暴に口内を弄る。シンジの指がふるふると
震えながら、トウジの肩に痛いくらいに食い込んだ。
623 :
612:2006/01/19(木) 01:26:55 ID:???
そのまま、下腹部に指を伸ばす。夢で見たときと同じようにシンジはその瞬間ひくひくと震え、恥らう
ように身体を捩った。
唇を離し、そのまま首筋へと吸い付く。その瞬間シンジの口から甘い吐息が漏れ、その身体の力が
少し抜けた。
胸に掌を這わせ、腰を引き寄せ己の身体でシンジ自身を刺激する。たったそれだけの行為で
シンジは既に熱く勃ちあがり、甘い喘ぎ声を漏らしていた。
『センセ、慣れてる…全部、親父さんが覚えさせたんか…!』
トウジは深い憤りを感じ、乱暴にそれをシンジへとぶつけた。引き剥がすようにワイシャツを脱がせると、
シャツの下から手を入れる。胸の突起はそれを待っていたかのように硬く立ち上がり、震えていた。
そのままシャツを押し上げると、唇でむしゃぶりつく。
「嫌だ…っ!トウジ、止めて…お願いだから…!」
目尻に涙をためながらシンジが呟く。その姿に少し罪悪感を覚えたが、それでも激情は止まらない。
そのまま指と唇で刺激し続けると、シンジは甘い息を漏らして背を反り返らせた。
「あ…っあぁ…!トウジ…駄目ぇぇ…」
拒絶の言葉さえ、誘うような艶を帯びている。トウジが堪らずシンジのズボンに手を伸ばした、その時。
「あ………っ!」
シンジのポケットから携帯の着信音が鳴り響いた。その音にはっと我に返ったようにシンジは身体を震わせると、
トウジの身体を両手で引き剥がし腕の中からすり抜ける。
トウジの邪魔をしたそれは1コールだけ鳴ると、直ぐに留守電に切り替わる。こすこすと伝言が吹き込まれるような
音がして、それは直ぐにぷつりと切れた。
624 :
612:2006/01/19(木) 01:28:11 ID:???
『親父さんからか…?』
トウジがそれを聞き出す暇もなく、シンジは既に出口の近くまで逃げ出していた。それから
ふと立ち止まるとシャツの裾の乱れを直しながらトウジの元を振り返り、ぽそりと呟いてみせる。
「ごめん…僕、トウジのこと嫌いじゃない。…父さんとこんな風になる前に、トウジが
言ってくれてたら…そしたら僕…。でも、もう駄目なんだ。本当にごめん…!」
きらりと目尻が光る。それを隠すようにシンジは資料室のドアを開けると、走ってその場を後にした。
その後姿を見送ると、トウジは盛大に溜息をついた。
「嫌いじゃない、か。ずるいでセンセ…。そんなんやったら、いっそ大嫌いやて、
言われた方がマシや…!」
トウジは完璧なまでの失恋にがくりと首を落とす。それからシンジの言葉をふと思い出したように繰り返した。
「たった一人の為に、エヴァに乗ってる。…か」
そう呟くと、トウジは遠い目をした。
「流石センセや、なかなかええ言葉やな。…なら、ワシもそうするとしよか。覚悟決めて行くで、
ええか、鈴原トウジよう?」
自分に言い聞かせるようにそう呟く。シンジがゲンドウの為にと言うならば、自分は彼の為に。見
も知らぬ誰かの為にという正義よりも。そして妹のためという道理よりもそれは、トウジの心に
勇気をくれるような気がした。
「見とれよセンセ。ワシは自分の息子に手ぇ出すような外道には、絶対負けへんからな!
必ず惚れ直させたる!」
トウジは叫ぶようにそう口に出すと、窓の外に向かって誰に向けるともなく握り拳を突き出した。
神だ…
626 :
612:2006/01/19(木) 20:19:04 ID:???
資料室で落ちてきた地図に頭をぶつけて具合が悪い、と嘘をついて保健室で休ませてもらい
しばらく気を落ち着かせた後、既に授業もHRも終えて人気の少ない教室に戻ったシンジを
迎えたのは、何となく元気のないような様子のヒカリだった。
「あ、碇君…。具合はどう?」
「え?あ、うん。もう平気」
突然声をかけられて少し焦りながらも、シンジはそれを曖昧に誤魔化した。それに気付く様子もなく
ヒカリは思いつめたようにシンジに訊ねてくる。
「ね、碇君。鈴原って…アスカのこと好きなのかな?」
「え?!」
突然出たトウジの話題に先程の出来事を思い出してしまい、シンジの胸がびくりと高鳴る。
それからその言葉の内容に、再び彼は素っ頓狂な声を出した。
「えぇぇ?!アスカとトウジが?ないないない!それは絶対にないよ!何でそんな風に思うの?!」
「だって二人とも仲いいし…」
『あれ仲いいっていうのかな…どう見ても犬猿の仲なんだけど』
思わず苦笑いするシンジにヒカリはそっと目を伏せた。
「大体、何でそんなこと…あ、もしかして」
その言葉にびくりとヒカリの体が震える。それだけの仕草で、シンジは彼女の想いをあっさりと
悟ってしまった。
『何だよトウジのヤツ…僕にあんなことする前に、委員長の事もっと見てあげてれば良かったのに。
そしたらアイツだって元々女の子の方が好きなんだから、丸く収まってたのに…僕もトウジの事、
傷つけなくて済んだのに…』
なんとなく彼の想いを踏みにじってしまった罪悪感から、シンジはそんな想いにとらわれる。
そんな彼の背後から気配もさせず、いきなり聞きなれた声があがった。
627 :
612:2006/01/19(木) 20:21:42 ID:???
「…誰と誰が仲いいですってぇ?!」
「うわっ!アスカいつの間に?!」
思わず飛びのくシンジの襟首を掴みながら、アスカはヒカリに焦ったようにまくし立てる。
「冗っ談じゃないわよ?!いい、アタシはもっと理想が高いの!あんなのと仲がいいなんて
誤解されちゃ、死んでも死にきれないわ!」
そんなアスカの剣幕に気圧された様にヒカリがうん、と頷いた。その返事にようやく安心したように
ほっと溜息をつく。
「ヒカリの趣味が分からないわ…なぁんで、あんなのが良いのよ?田んぼで食う虫は好き嫌いが
多いって言うけど、ほんとね」
「アスカ…ひょっとして蓼食う虫も好きずき、って言いたいの…?」
シンジの冷静なツッコミにアスカはきい、と喚くとシンジの胸倉を掴んで畳み掛ける。
「うっさいわね!もう、バカシンジはさっさとヒカリの恋の成就大作戦のアイディアでも
出したらどうなのよ!」
「…はあ?!なんでいきなりそんな話になってるんだよ?!」
アスカの突然の要求にシンジの目が白黒する。それを見下したような目で睨むと、腰に手を当て
アスカは踏ん反り返って更に厳しく言い放つ。
628 :
612:2006/01/19(木) 20:22:47 ID:???
「女の子が困ってるのよ?!男が助けてやるのが筋ってモンでしょ?アンタそれでも男なの?!」
「何だよそれ?!全然理屈になってないって!…あ、そういえば」
そのまま激しい言い合いをしていたシンジが、ふと何かに気付いたように声を上げた。
彼の脳裏に一瞬浮かんだのは、自分の作った卵焼きを嬉しそうに頬張るトウジの笑顔。
「なあに?何か思いついたの?」
突然動きを止めたシンジに、アスカが声をかける。それにうん、と頷くと彼はヒカリに向かって提案する。
「お弁当、作ってあげたらいいんじゃない?ほらアイツ、いつもお昼パンとかばっかり食べてるし」
シンジの言葉に感心したようにアスカが頷く。
「成程ねー。古典的だけど、単純なアイツには結構効くかも。バカシンジの割には良い作戦じゃない」
アスカの言い草に一瞬腹が立つが、俯いて躊躇いがちに佇むヒカリの姿に何とか反論を思いとどまる。
「鈴原…喜んで、くれるかな…?」
「うん、大丈夫だよきっと」
彼の言葉に嬉しそうに微笑むヒカリの姿に、シンジは先程の彼との行為を思い出し少しだけ
罪悪感を覚えた。それからそれを振り払うように首を振ると、彼女に微笑みかける。
『大丈夫だよ。さっきのだってきっと、僕と父さんの事聞いて、急に変な気持ちになっただけなんだ。
それだけだよ多分。そうだよ…きっとそう…』
自分に言い聞かせるようにシンジは頭の中でそう繰り返す。そうであって欲しいと願いながら。
…本当はそうではないと心の隅で気付きながらも、彼はそう思い込むことで自分を納得させるしかなかった。
だがシンジがあの時、彼の想いを受け入れてやれなかったことを、死ぬほど後悔する事になるのは
それから数日後のことだった。
629 :
612:2006/01/19(木) 20:24:42 ID:???
「はあ…これがワシのエヴァか…ごっついのぉ」
トウジは三号機を見上げながら誰に聞かせるともなくそう呟いた。
起動実験に呼ばれた彼は、あのままこの事実を誰に話すこともなくリツコに呼ばれるまま、
この松代向かっていたのだ。
勿論、それはシンジにも。
隠したことに特に深い意味はなかった。ただ彼のことだから、自分がエヴァのパイロットに
なったことを告げればこの実験のこともひどく心配してしまいそうだったから、だから全て終わって
自分がちゃんとエヴァに乗れるということ、シンジの頼りになる仲間として戦力になれるのだと
いうことをきちんと証明してから告げようと。
そう、思ったからに過ぎなかった。
「鈴原君、緊張してる?大丈夫よ今日は単なる起動実験だから」
そんなトウジに声をかけたのは、彼の緊張を解そうとなるべくにこやかに微笑んだミサトだった。
「大丈夫ですわ。ああそうや、ミサトはん…センセの親父さんて、どんなお人や?
司令官なんやろ?」
突然そう訊ねる彼に目を丸くしながら、ミサトは苦笑いしながら答える。
「碇指令ねえ…顔は全然似てないわ。怖くて、冷徹な人。何考えてるか良く分からないのよね。
でもシンジ君ともちょっと似てるかも。彼の素直でなくて、ひねくれてて。ちょっち人付き合いが
苦手みたいなところは指令に似たのね多分」
その言葉にちょっと意外な気になりながらも、出会ったばかりの頃のシンジの姿を思い出し
合点がいったようにトウジは頷いた。
「そっか…14年間親戚の元に預けたまんま会いにも来なかった言うてたもんな…」
「そうね。こっちに呼んだ時も一緒に暮らしてあげればいいのに、一人暮らしさせようとするんだもの。
あきれてモノも言えないわ。進路の事だって私に任せっぱなし。あれでよく父親面できるわよね。
…あ、それさえしてあげてない、か。親は選べないけど、シンジ君もとんでもない人の所に
生まれちゃったわよね。同情するわ」
ミサトの言葉にトウジの心がずきりと痛む。
630 :
612:2006/01/19(木) 20:26:36 ID:???
『初めてなんだよ…父さんが、僕のこと見てくれたのは』
シンジのあの言葉が、本当に彼の心からの本音であったことを知り、トウジは彼にすまない
気持ちでいっぱいになった。それから改めてゲンドウへの怒りがむらむらと湧き上がる。
『センセにあんな顔させて、都合のええときだけ弄んで…ワシはそんなヤツ絶対認めへん。
待っときやセンセ、これからはワシがずっと傍に居たる。このエヴァでいつだってセンセを
守ってやる。これが終わったらあんな親父はんの事なんか、思い出さなくなるまで抱きしめて
やるんや。センセがもう寂しくないように』
きりと再びエヴァを見上げ、トウジはミサトに向き直る。
「さ、ちゃっちゃと実験済ませてしまおうかいのお!この、鈴原トウジがオトコ見せたるわ!」
あくまでも明るい彼の姿に、ミサトは微笑む。
『良い友達持ったわね、シンジ君。彼が傍にいてくれたら、きっと変わるわ。何かが。
…そんな気がする』
だが、ミサトのそんな予感は見事に打ち砕かれる事となることを、その時予想できるものは誰も居なかった。
トウジ切ないよトウジ
誰かさんへ
LOSスレに来ないでね
633 :
612:2006/01/20(金) 17:59:49 ID:???
やっぱりベースになってる話が話なだけに、ほのぼのにも友情にも
できかんかったよ。ごめんよ。でもそっちの方が自分も好きだよ。
ともかくどんなに暗くても最後だけは幸せにするから、どうか
温かい目で見てやってくれると嬉すい。
「な…なんやこれ!!!何かがワシの中に入ってくる…これ、ええのか?!なんや分からん
…何が起きたんや!」
起動実験の最中、突然トウジはエントリープラグ内の異変に気付いて声を上げた。モニターに
焦ったようなリツコの顔が浮かび上がる。
「緊急事態よ!実験は中止、パイロットはすぐに脱出して!」
その声に緊急用のエントリープラグ排出ボタンを押す。だが、それは参号機を絡め取る『何か』に
邪魔され上手くいかない。
「あかん…駄目や…」
モニターがぶつりと途切れる。その瞬間トウジの意識が、何者かに喰われた、気がした。
気がつくと自分は初号機…シンジと戦っていた。はっきりしない意識のまま、トウジは叫びだす。
『アカン…なんでセンセ、抵抗せんのや…!…このままやったら…!くそっ止めろや、
止めろ言うてるやろ!』
そんな彼の意識とは裏腹に自分の掌が初号機の、シンジの喉を掴んで持ち上げる。
『センセ、頼むから逃げてくれや!…くそったれ、何でワシの言うこと聞かへんねやこのクソ腕が!』
トウジの叫びも空しく、己の掌の中でシンジの呼吸が小さくなってくる。その瞬間、泣き出したくなるような
恐怖が彼を襲った。
『嫌や…センセが…ワシの手でセンセが死んでまう!…お願いやから抵抗してくれや!なあセンセ!!
ワシに一番大事な人を殺させんでくれ!頼む…頼むから…!!!!』
トウジがそう叫んだその瞬間、回路が閉じてしまった筈のモニターから、小さく声が聞こえた。
「初号機のシンクロを全てカット」
と、同時に初号機が突然反撃を始める。安堵するトウジの耳に、聞きなれた彼の悲痛な叫びが聞こえてきた。
「やめて!父さんやめてよっっっこんなの嫌だよ!!!」
「役立たずはただ座っておればよい」
その言葉にトウジは苦笑いする。
『…ったく、酷いヤツやなぁ。噂どおりの冷酷非情や。でも、こればっかりは感謝するで…』
634 :
612:2006/01/20(金) 18:03:04 ID:???
初号機に掴みかかられ、めちゃくちゃに殴られ腕をもぎ取られる。今まで体験したこともない痛みに、
トウジは思わず叫び声をあげた。
と、初号機の掌に全身が握られる感触がする。参号機からエントリープラグを引き抜かれたのだ。
『ワシ…死ぬんかな…でもええわ。センセの手で殺されるなら、本望や…センセ、構わんから
一気にいってや…』
トウジがそう願った瞬間、初号機の掌のそれはぐしゃりと握りつぶされる。薄れていく意識の端に、
シンジの悲痛な叫び声だけが、トウジの耳に聞こえてきた。
気がつくと病院にいた。傍らには悲しそうな目をしたヒカリの姿。
「なんや…センセが隣におった気がしたんやけどな…」
今までのことは夢だったのかと一瞬安堵する。だがあれは事実だったのだと告げるかのように、
ヒカリの口からこんな言葉が漏れた。
「碇君なら3日前に退院したわ…」
その言葉に彼の頭にがつんと衝撃が走る。はあ、と溜息をついてトウジはそっとその目を閉じた。
『最低や…ワシは、自分が絶対したくなかった事、センセにさせてしもうたんか…。センセはあんなに
嫌がってたのに。どう謝ってええか分からん…堪忍やでほんま…!』
トウジは後悔に苛まれながらそっと眠りに落ちていった。
『守りたかったんや…この手で、抱きしめたかったんや…!それなのにセンセ、ワシは…ワシは……!』
そんなトウジの心の叫びを聞けるものは、だれもこの部屋に存在してはいなかった。
635 :
612:2006/01/20(金) 18:06:05 ID:???
一体どれぐらいの日にちが経ったのか。トウジはあ、と溜息をついた。退院にはまだまだかかりそうで、
正直うんざりする。
シンジがこの病室を訪れる事は、トウジが入院してから一度もなかった。彼の性格からして、この事で
きっと彼は自分を責めて深く後悔しているのであろう事は容易に想像できて、トウジは再び深く溜息をつく。
『センセが悪いんやない…ワシの力が足りんかったからや。謝らなアカンのは、ワシの方や。…センセに
あんな辛い事させて。…ああ、会いたいなあ。こんな姿見せたら、また哀しい想いさせてまうやろけど、
ワシ、センセに会いたいわ…』
トウジがそう願った瞬間、病室の扉が開き、その奥からおずおずとシンジの姿が現れた。
そして扉を閉めるとかちりと鍵を閉める。だが思ってもなかった彼の来訪に喜ぶトウジは、その事には
全く気付いていない。
「トウジ……」
すまなそうな顔をして目を伏せるシンジに、トウジは嬉しさを隠さぬ声でシンジに微笑んでこう言った。
「センセ、気にするなや!こうなったんはワシが抜けてたからや。それにあの時センセがワシを
傷つけとうない言うてたの、聞こえてたで。せやからセンセは何も悪くないんや!な、もう忘れてくれや!」
シンジはその言葉に虚ろな目で首を振る。その表情にトウジは何か奇妙な感覚を覚え、身体を震わせた。
「トウジは優しいんだね。…分かってたけど。だから、僕はきっとここに来たんだ。誰かに優しくして
欲しかったから…。でも、駄目だよ。トウジ、僕に優しくしちゃ駄目…」
焦点の合わない目でふ、とシンジが微笑む。それからトウジの失われた足を擦りながら、呟いた。
「僕の声が聞こえてたなら、尚更だよ。僕はあの時逃げたんだ…人を傷つけるのが怖くて。僕はあの時、
トウジとちゃんと戦わなきゃいけなかった。戦って、トウジを参号機から救出してあげなきゃいけなかったんだ。
それなのに、逃げた。逃げて…トウジに僕を殺してもらおうとしたんだ。ごめんね…使途に汚染されただけでも
辛かったトウジに、僕はそんな事までさせようとした…!」
636 :
612:2006/01/20(金) 18:10:27 ID:???
「そんな…ワシは気にしてへん。殺してもらおて、逃げたのはワシかて同じや。あん時ワシは
諦めたらアカンかった。けど諦めてもうたんや…諦めて、センセに辛いこと全部押し付けてしもた…」
トウジの言葉にシンジはふ、と微笑をもらした。
「それだけじゃないよ。…僕は、トウジを裏切った。トウジの気持ちを知ってたのに…委員長を
応援するようなフリをした。トウジが委員長と巧くいってくれたら、僕がトウジの気持ちを傷つけたこと、
嘘にしてしまえるから。トウジを傷つけたことが辛いんじゃなくて、僕は自分が傷つくのが嫌だったから…
トウジの気持ちを嘘だと思おうとしたんだ」
「そんなん…ワシが勝手にセンセの事好きになっただけやんけ!何でセンセがその気持ちに
応えなならん義理があるんや。ワシが傷ついたのは、ワシの所為でしかないがな!」
焦ったような彼の言葉に、シンジはふるふると首を振る。
「違うよ。…裏切ったのは、その後。僕ね…好きな人が出来たんだ、父さん以外に…。 トウジの
気持ちには応えなかったくせに…トウジの気持ちを知ってたくせに。それを嘘だと思い込んで、
勝手に寂しくなって…勝手に辛くなって。そんな時に優しくしてもらって、嬉しくなって心を全部、
その人にあげた」
「…………!!!」
その言葉に、トウジの身体が震えた。そしてそのまま目を見開いてシンジの顔を見つめる。
「そして、裏切られた。使途…だったんだよ、その人。だからこの手で…大好きな、一番大切な人を
この手で、殺した…!」
637 :
612:2006/01/20(金) 18:12:41 ID:???
くすくすと可笑しそうにシンジが笑う。その目はもう誰の姿も映してはいない事に気がついて、
トウジは目を見開き、ただ彼の言葉を聞いていることしか出来なかった。
「辛かったよ。大切な人殺すの、すごく辛かった。…今でも、すごく痛いんだ…心が。
そんな事があってようやく気付いたんだよ僕は。自分はトウジに同じ事をさせようとしてた、ってね。
酷いよね…トウジに会わせる顔なんか、ある訳ない。それなのに僕はトウジに甘えたくて、 優しく
して欲しくてここに来た。吐き気がするよ自分に。どこまで僕は、自分勝手なんだろうって、ね。
…だから、トウジは僕に優しくしちゃ、駄目なんだよ…!」
「センセ……そんな…嘘やろ…?」
トウジの言葉ににっこりと微笑む。そしてシンジはきっぱりそれを否定し、虚ろな目で自分の着ている
ものを一枚ずつゆっくりと脱ぎ始めた。そしてすべて脱ぎ終わり完全に裸になると、トウジの目の前に
その身体を曝け出す。
「嘘じゃないよ。…ね、トウジ。僕が憎いよね?僕のこと、もう嫌いになったよね…?だからさ…
こんな酷い僕に、罰を与えて…」
信じられないその言葉にトウジは目を見開き、彼の姿を呆然と見つめる事しかできなかった。
(*´Д`){シンジー!トウジー!
まさかトウシンが読めるとは…
良スレだ
640 :
612:2006/01/22(日) 02:48:38 ID:???
ええと、二人ともえらい事になってます。でもこれ壊れてるだけなんで…。
こんなの違う!とお思いの方、その認識が正しいです。ええもう。
「なんでもいいよ。僕のこと、トウジの好きなようにして。どんな事でもするから…全部、トウジの言う通りに
するから。どんな酷いことでもいい…トウジの気が済むまで、僕を、虐めて…!」
振り絞るようなその声に、トウジはとぶんぶんと首を振った。
「アカン…アカンて。そんな事したらアカン…!何でそんな自分ばっかり責めてまうんや。ワシは構わん。
センセにならどんなに裏切られても、報われんでもええ。…憎いことなんかある訳ないやろ!ワシは
自分の意思でセンセに惚れた。せやから、どんな事があってもそれはワシの責任や。センセが気にする
ことやないんや…!」
トウジのその言葉に潤んだ目で首を振ると、シンジは震える声でトウジに向かって呟いた。
「僕はトウジにそこまで想って貰えるような人間じゃない。そんな資格なんてないんだ。…知ってるよね、
僕が…もうとっくに慣れきってること」
そう言うとシンジはベッドの横にある椅子に手を掛けると、トウジの前に自分の腰を突き出した。そして
脚を広げ最奥を彼に見せ付けるように自分の指で押し広げてみせる。
641 :
612:2006/01/22(日) 02:51:33 ID:???
「ここに、何回男を咥えたか分かる…?何度も何度も、トウジの気持ち知った後も。僕はトウジ以外の
男に犯されて歓んだんだよ?トウジに告白されたあの日だって…あんな事があった夜にだって、僕は
父さんに抱かれた。それだけじゃない。父さんの目の前でトウジに犯される所想像して、興奮さえ
したんだ。父さんに恥ずかしい姿見られて、他の男で歓んでる僕に嫉妬してる姿想像して、何回もイった。
…最低だろ?軽蔑するよね?!こんな身体で、トウジのこと拒否できる資格なんかなかった。あの時
素直に抱かれてれば良かった。父さんに操を立てるふりして、綺麗なふりしてトウジを拒否なんかしなきゃ
よかったんだ…!どうせ、父さんにだって…僕の身体だけが求められてたんだから…誰にでも好きに
させておけば良かったんだよ!こんな僕がトウジに想ってもらう資格なんかない。トウジはこんな
汚れた僕を、好きになんかなっちゃいけない。もっと綺麗で、優しい人と幸せにならなきゃいけない人
なんだよトウジは…!」
「止めてくれセンセ!もうええ…もうええから…!!!」
堰を切ったように流れ出すシンジの言葉に、トウジは思わず耳を塞いでいた。その瞳からはぼろぼろと
涙が流れている。はあはあと息を荒くする彼の姿を、シンジは悲しそうな目でただ見つめていた。
「分かった…虐めたる。センセのその身体、ワシがめちゃくちゃにしたる。せやからもう、何も言わんでくれ…!」
トウジの振り絞るようなその声にシンジは泣き出しそうな顔で頷くと、鞄の中から何かを取り出した。
その手に握られていたのは男性器を模った電動式の玩具。
「父さんに渡されたんだよ、これ。自分が居ないときに使え、だって。…笑っちゃうよね、こんなの貰っちゃう
くらい淫乱に見えてたんだよ、父さんにも僕が」
自嘲気味な呟きにも、もうトウジは何も答えない。ただシンジが握るそれを、冷たい瞳で眺めているだけだった。
それから少しだけ鼻で笑うと、シンジに冷徹な声で命令する。
642 :
612:2006/01/22(日) 02:54:31 ID:???
「…そんなモンまで咥えてたんか。ええで、ワシの前でそれ使ってしてみぃや。自分で入れるんや
…出来るやろ?」
トウジの言葉にびくんとシンジの体が震える。恥ずかしくて死にたくなる程のその要求に、シンジの頬が
みるみる染まった。
彼に自慰をしろと命令するトウジの瞳の奥は、冷たい炎が燃えているようにゆらゆらと揺れている。
「早うせえ…!虐めろ言うたんはセンセやろ。お望みどおり思う存分虐めたるがな…今更嫌やなんて
言わせへんで」
トウジの剣幕にシンジの身体が再び、びくりと震えた。それから目を伏せて恥ずかしそうにこくりと頷くと、
それを自分の奥へと導き躊躇う事無く差し込んだ。そしてスイッチを入れる。
途端、静かな病室にシンジの甘い喘ぎと低いモーター音だけが鳴り響いた。
「ん…ふぁ…んんっ」
「声、殺すなや。いつもはもっとやらしい声あげてんねやろ」
容赦のない責めにシンジの頬が益々真っ赤に染まってゆく。それを見つめながらトウジは促すように
顎を動かした。
「あ…あぁ…っ!トウジ…恥ずかしいよ…見ないで…!」
「そんな事言うて、ホンマは見られて歓んでるんやろ。センセのソコ、嬉しそうに咥えてるやんけ。ちゃんと
見てたるからワシの見とる前で、ワシの視線でイクところ見せてみろや…」
煽るようなその言葉に突然シンジの身体が激しく震えた。びくんびくんと腰を捩り、あられもないよがり声を上げる。
643 :
612:2006/01/22(日) 02:57:17 ID:???
明らかに言葉で責められて歓んでいるその姿に、トウジはむらむらと卑猥な欲望が自分の中に
湧き上がるのを感じていた。
「せやけどその格好じゃアカンな。そやセンセ、そこの椅子座って股広げろてみろや。センセの
ビンビンになってるモンも、恥ずかしい顔も、そのやらしい下の口も。全部見せてみぃ」
トウジの責めに、シンジは頬を染めこくりと頷いてみせる。潤んだ目で椅子に座り膝を立て、脚を
広げてその全てを曝け出すシンジの姿にトウジは満足そうに頷いた。
「ええ格好やな…。どや、センセも気持ちええやろ?ワシに目で犯されて興奮してんやろ?なあ…
触ってもへんのにもうセンセのソコ、イってまいそうやな…?」
「あ…あぁ…!僕、おかしいよ…トウジに見られてるだけで…感じてる…どうにかなっちゃいそうだよ……!」
その言葉にぴくぴくと身体を震わせ、シンジは胸の突起と自分を貫くそれを同時に自分の指で刺激する。
自分の一番恥ずかしい姿を見られているという羞恥は、いつの間にかシンジの心と身体を麻薬のように
狂わせる。頭の中が掻き乱されるような感覚に、シンジはもう理性も何もかもかなぐり捨てて叫ぶように
トウジに呼びかけていた。
「トウジの視線が…入ってる…あぁ…もっと入れて…僕の中、もっとトウジで掻きまわして…」
激しい指の動きでぐちゅぐちゅと音が漏れる。モーター音と相まって、それは酷く扇情的に彼を刺激した。
「あ…っ!あぁぁ…っっイク…トウジ、気持ちいい…出ちゃう…!見て…僕のイクところ見てぇぇぇ…」
瞬間、シンジの身体が反り返り勃ちあがったそれから、白い液体が迸った。噴出したそれがシンジの細く
しなやかな身体を汚し、ひくひくと震えることでトウジをより深い欲望へと誘っていた。
「…もうイってもうたんか…やらしいのうセンセは。弄ってもおらんのに後ろだけで感じたんやな」
容赦ない責め言葉にシンジは恥ずかしそうに身体を捩る。その姿にトウジは満足げに頷くと、彼に手招きをした。
644 :
612:2006/01/22(日) 02:59:53 ID:???
「こっち来いや。今度はワシの目の前でよがってみい。…出来るやろ?ワシを興奮させてみろや。
そしたらご褒美やるわ…センセの大好きなご褒美や。欲しいんやろ…ワシのモンが。のう?」
「あ…欲しい…トウジのが欲しいよ…!」
恥ずかしそうに口に出す。トウジの促すような目線に、シンジはふらふらと彼の寝ているベッドに近づくと
彼の身体に跨った。
「間近で見るとますますやらしいわ、センセのここ」
にやにやと笑いながらシンジを貫いたままの玩具を、指で動かしてみせる。それだけでシンジ自身は
再び勃ちあがりひくひくと震えた。
「そういや親父さんの前でワシにヤられて歓んだんやってな。ワシにも見せてくれるか?親父さんの
モン咥えて歓んでるセンセのやらしい姿…さぞかし乱れてくれるんやろなあ…?」
「……ぁ…そんな…あぁ…」
ふるふると首を振るシンジを赦す事無く更に言葉が追い詰めていく。
「どんな風にされてたんや?親父さんのモン、センセ大好きやったんやろ?ん?ええから咥えて
よがってみろや?興奮するんやろそれが。見せたいんやろホンマは…自分がヒイヒイいうてる姿を…!」
「やだ…ぁ…駄目…………父さん駄目ぇ…!」
シンジの身体がびくりと跳ねた。ゲンドウの幻影に絡め取られ、乱れてゆくその姿をトウジは冷たい目で
ただ見つめている。
「…父さん…駄目……そんなにしたら…ん…ぁぁ…!」
拒絶の言葉を吐きながらも、目の前のシンジの腰は激しくそれをくねらせ、淫らな音を立てていた。
トウジは戯れにそれを乱暴に掻き乱すと冷たい声で命令する。
「ようワシの前でそんなに歓べるなあ。こんなに腰ふって…そんなに美味しいんか親父さんのモンが。
ワシにもちょっとは愉しませろや。親父さんとワシ、二人がかりでセンセ抱いたる。嬉しいやろ?…
しゃぶれや。両方から咥えてみせろや…!」
「あぁ…っそんな…ぁ…っ駄目…!そんなの駄目ぇ…」
くねくねと腰を震わせながらシンジが哀願する。だがトウジはそれを決して赦さない。快感に震える身体を
反転させ、無理やり自分の股間へ押し付けた。
645 :
612:2006/01/22(日) 03:02:09 ID:???
「ワシの言うこと何でも聞くんやろ?命令や…親父さんのモン咥えたまんま奉仕しろや。出来るんやろ…
ホンマはそうしたいんやろ?のう変態シンジセンセよお」
「あぁ…トウジ…!」
激しい言葉責めにシンジは甘い声でトウジの名を呼ぶ。そして観念したように彼の衣服をずらすと、
勃ちあがった野生を口に咥えた。
「…ん…ふう…んむ…」
ぺちょぺちょと音を立てて夢中でしゃぶる。トウジはそれに満足したように片頬を歪ませると、目の前で
ひくひくと蠢く玩具をちゅくちゅくと掻き回した。
「どうや…上の口と下の口、両方から可愛がられる気分は。ええやろ?輪姦(まわ)されて嬉しいんやろ…!」
その言葉に反応するかのようにシンジの腰が激しく動き、己を愛撫する勢いが加速する。より深くまで
味わおうとするその身体にトウジは堪え様もなく興奮していた。
「…最高や…流石センセ、すごいな…上手に咥えるわ…どんだけしゃぶったらそんな巧くなんねん…
もう出てしまうわ…!」
トウジの言葉にシンジの舌使いは更に勢いを増す。トウジのそれはもう彼の巧み過ぎる責めに、
耐えられそうもなかった。
「イクで…今からセンセの中にワシを注ぎこんだるからな。ちゃんと飲むんやで……っ!」
そのまま低く呻くと、トウジはシンジの頭を両手で抱え、口内へ性を吐き出した。そしてそのまま最後の
一滴まで注ぎ込む。
「んんん…っんむぅ…ふぅ…ん…!」
その瞬間シンジもトウジの目の前で絶頂に達していた。ごくりとシンジの喉が彼のそれを飲み下す音が響く。
そして唇を離しはあはあと荒い息遣いを漏らすシンジの身体を、今度は自分の方へと向けトウジは耳元で
囁きかけた。
646 :
612:2006/01/22(日) 03:04:16 ID:???
「どや、気持ちよかったやろ…今度はワシの番や。センセのココで愉しませてみい。自分で動かして
ワシをイかせてみろや。…センセならお手のモンやろ?」
「あっ…ぁぁ…!」
そう言ってぐりぐりとシンジを貫くモノを乱暴に捏ね回すと、トウジはいきなりそれを引き抜いた。
「あっ!嫌…!」
「なんや、まだ欲しかったんか。なら本物の方がもっとええよな。大丈夫や…一本抜いたからてダメんなる
ようなヤワなモン持ってないからなぁワシは」
そう囁くとシンジの内腿に再び猛ぶった己のそれを押し当てる。硬く膨張した感触にシンジの口からああ、と
甘い溜息が漏れた。
その顎を掴み睨みつけると、シンジは虚ろな目でゆっくりと腰を沈めていく。やがて根元までトウジを
受け入れると、シンジはそのまま彼を締め上げた。
「…く…っ」
呻き声を漏らすトウジに構わず、そのまま腰をくねらせる。はあはあと息を吐き、腰を上下に蠢かしながら
シンジは堪らず喘ぎ声を上げた。
「あ…トウジ…気持ちいい…?僕の中、感じる…?」
艶がかった瞳でうわ言の様にシンジは問いかけてくる。それに冷たい笑みで答えると、トウジはシンジの
腰を掴み激しく揺さぶりかけた。
「あっ!あぁぁ…っ駄目…!トウジがイクまで駄目…っ!」
その瞬間そう叫ぶとシンジは夢中で頭を振った。トウジを受け入れる内部の締め付けがより強くなり、
まるで吸い付くように彼を刺激する。トウジはくう、と呻き声を漏らすと夢中でシンジの腰をぐいぐいと揺さぶった。
その瞬間、己のモノが弾けそうに膨らむのを感じる。
647 :
612:2006/01/22(日) 03:06:13 ID:???
「出すで…!」
その呟きにシンジの瞳に歓喜の色が宿った。
「あ…っ!トウジ…トウジ…っっっ!!!」
その名を呼びながらシンジの背筋が反り返る。その身体にトウジは激しく腰を打ちつけ、激情のまま彼の
中に己を注ぎ込んだ。
「あっ!…んあぁぁ…っいい…トウジ、ぃぃ…!」
同じくしてシンジも己の性を吐き出す。トウジの身体を再びシンジのそれが白く汚し、その瞬間彼の身体が
がくりとトウジに雪崩かかった。そのまま互いにはあはあと息をする。
上気したシンジの横顔に、トウジは涙が出そうなほどの愛おしさを感じ、その身体をゆっくりと抱きしめた。
そのまま、唇を重ねる。深く、初めて重ねたときより熱く、それは何度も繰り返し互いを求めていく。
「もう離さへん…センセはもう誰にも渡さへん…!全部ワシのもんや。嫌や言うても、絶対にもう
逃がさへんからな…!」
シンジを抱きしめながら、トウジは啼くようにそう呟いた。
決意のような、命令のような。そんなトウジの言葉にシンジは何も答えない。ただ黙って彼の背中に腕を回し、
彼の鼓動を感じている。
「ワシの傍にいるんやセンセは。これは、命令や。…分かったな」
トウジの振絞るような言葉に、答えは決して返ってはこなかった。
648 :
612:2006/01/22(日) 03:07:51 ID:???
互いの身体を清め終わると、シンジは部屋の隅に転がった自分の衣服を身につけた。そしてすっかり
身支度を整え終わると、鞄を持ちそのまま入ってきたときと同じように、無言で扉に手を掛ける。
その後姿に、トウジは焦ったように声を掛けた。
「センセ、明日も来るよな…?…明日も来るんや。分かったんか、なあ?!」
その言葉に振り向くとシンジはにこりと微笑んだ。それは、今にも消えてしまいそうに儚げで、トウジの心に
言いようのない不安が広がる。それを打ち消すかのように彼はもう一度叫ぶように問いかけた。
「返事しろや!明日も来い言うてるやろ…!センセは、ワシの命令何でも聞く言うたやろ!何でなんも
言わへんのや!」
その言葉に再びにっこりと微笑むと、シンジは哀しそうにその目を伏せる。
「駄目…その命令だけは聞けないよ、トウジ…」
「何でや!何でなんや…!許さへん…ワシはセンセを離さへんからな…!センセが言うたんやろ、
罰を与えろて。まさか一回で済むとでも思うてるんか?!」
叫ぶような言葉にシンジは首を振る。そして尚も追及の手を止めようとしないトウジに向き直ると、ゆっくりと
その口を開いた。
「トウジは優しすぎるよ…。どうしてそんなに僕の望みを叶えてくれるの?僕は、トウジに罰して貰いたかった。
罰してもらって、酷いこといっぱいしてもらって。それで赦されようとしたんだ…。許されるはずないのに、なのに
トウジはそれをしてくれる…。一番縋っちゃいけない相手なのに、僕はトウジに縋ろうとしてしまう。許して
くれるから…僕の事、甘えさせてくれるから…。だから、僕はもうトウジに、会っちゃ駄目なんだよ…!」
649 :
612:2006/01/22(日) 03:14:24 ID:???
シンジの言葉にトウジは首を振る。だが、溢れてくる涙で思うように言葉が口から出てこない。
「ありがとう、優しくしてくれて。僕…トウジのこと好きだった。父さんとも、カヲル君とも違う…。どんな相手とも
全然意味が違うけど、でも僕はトウジが好きだったよ…」
トウジの身体に衝撃が走る。一番聴きたかった言葉は、一番聞きたくない状況で、誰より大切な彼の口から
トウジに突きつけられた。
「あかん、行くな…行かんでくれセンセ…!頼むから…」
トウジの泣き出しそうな声音に、扉の鍵を開け部屋から出て行こうとしたシンジが振り返る。そして再び微笑むと、
ゆっくりとその口が開き、言葉を紡ぐ。
「……………」
それはトウジの耳には、聞こえてこなかった。
たったそれだけの言葉を残して、そのままシンジはトウジの前から姿を消していく。トウジはまるで狂ったように
その後姿に叫び続けることしか出来なかった。
「嫌や、行ったらアカン…!ワシの傍からもう離れたらアカン!頼むから…頼むから離れんでくれセンセ…!
ワシは…ワシは…!!!」
叫び声は届かない。それでもトウジはただ呼びかけることしか出来なかった。
最も大切なその存在に向かって。決して戻っては来ないだろう、シンジに向かって。
シンジの残した言葉が何だったのか、それを知るものは誰も、いない。
す ご す ぎ る
正に神!!!!!!!!
神降臨。
崇め奉らねば。
652 :
612:2006/01/23(月) 01:49:37 ID:???
ごめん書けたけど推敲がまだ出来てない。
今日は遅いのでまた後日…近日中に投下します。
難産だったよ…
653 :
612:2006/01/23(月) 19:06:37 ID:???
ようやく終わりました。結局リライトというより全面改稿だったけど
とても楽しく書くことが出来ました。
トウジはたった一人で暗い病室にいた。
あれから幾日経ったのか、それとも数時間しか経っていないのか。それすらももう彼には分からない。
ただひとつ分かる事は、トウジは遂に一番大切な存在を失ってしまったのだということだった。おそらくは永久に。
「センセ………」
彼の名を呟く。もう何回呼んだのだろう、その名前を。トウジの目尻に涙が浮かぶ。
『どうしてや。なんでワシじゃ、あかんかった…。優しゅうして何がアカン。許して何が悪いんや。好いたヤツの
全てを受け入れて赦して、何がアカン言うねや…!』
---甘やかしてくれるから、だからもう会っちゃ駄目なんだ…。
シンジの言葉を心の中で繰り返す。トウジにはその意味などとても分かるはずがなかった。理解など、
出来る筈もなかった。
『甘やかすのの何が悪い。センセがそうして欲しかったんなら、いくらでもそうしたる。なんでそれを自分から
断ち切ってしまうんや。欲しいなら、遠慮のうくれるヤツに縋ったらええやん。何も返す必要なんかないやん。
ワシは何も求めへん。センセが傍におってくれたら、それだけで良かったんや…』
----もっと綺麗で優しい人と、幸せになるべき人なんだよ!
『幸せって何や!センセのおらん毎日の、何が幸せや。ワシはセンセがおったらそれだけでええ…。それ以外
何もいらん。何もいらんかったんや…!!!せやのに何でそれが分からんのや!』
ぼろぼろと涙が零れる。伝えたい言葉を聞いてくれる彼は、もう自分の隣には決して現れることはない。それが
トウジの心を今も深く苛み続けてる。トウジは幾度漏らしたのか分からぬほど繰り返した溜息を、再びついた。
と、突然部屋の空気ががらりと変わる。
654 :
612:2006/01/23(月) 19:09:13 ID:???
「………?」
不審そうに部屋を見回すトウジの目の前が白く光り、いきなり彼の目の前に誰かの姿が現れた。
「……センセ…」
信じられない思いでトウジは彼の名を呼ぶ。
「これは夢か…いや、夢でもええ。センセ…!」
トウジの呟きににこりと微笑む彼は、まごうことなき彼の一番大好きなシンジの笑顔だった。
『ごめんねトウジ。寂しかったんだね。僕も寂しかったよ…。だから僕と…ひとつになろう…』
そう言って両手を広げてくる。トウジにそれを拒否する理由など一つもなかった。
「センセ………」
歓喜の笑みを浮かべ、トウジが彼の身体を抱きしめたその瞬間。
彼の身体はぱしゃり、と音を立てLCLに、溶けた----
自分が溶けていく。その奇妙な感覚に、トウジは身体を震わせた。
と、自分の中に誰かの心が溶けて混じってゆくのを感じる。それは、頬を染め微笑むシンジの姿。
『カヲルくん、…しないの?』
『ううん…僕も、この方が、いい…』
見知らぬ男の腕の中で幸せそうに微笑むシンジ。それはトウジの心に深い悲しみを与えた。だが、それ以上に
感じるのは、彼の心の流れ。彼の生きてきた時間と、その中で感じた彼の想い。
シンジの心の全てが、トウジの中に流れ込んでくる。
ゲンドウに捨てられ、涙を流す幼いシンジ。
親戚の元で大切に育てられはしたけれど、決して『家族』として受け入れては貰えなかったシンジ。
ネルフで父と再会し、その冷たい態度に心を閉ざしていくシンジ。
父が自分を愛してくれたと歓び、そして再び奈落に落ちていくシンジ。
自分の下から仲間達が消えていく恐怖に震える、シンジ。
寂しさに怖れ、恐怖に苛まれ。戸惑い傷つくシンジの心の全てが、トウジの中に流れ込んできた。そのあまりの
過酷さに、トウジは知らず涙を流す。
655 :
612:2006/01/23(月) 19:11:52 ID:???
「辛かったんやな。ずっと一人でさみしかったんやな。…でもやっと受け入れてもらえたんやな。…センセは
ホンマにコイツのこと、好きやったんやな…」
…自分ではなく。
それはトウジにとって身を切られるように辛い感情だった。しかしそれ以上に彼が幸せになれた事を喜ぶ自分も、
彼の中には確かに存在していた。彼が嬉しいなら、それでいいと。
だが、そんなささやかな幸せさえシンジは掴むことが出来なかった。自分の手で、それを消してしまったのだ。
大切な人の命と共に。
涙を流すことさえ出来なくなったシンジの哀しみ。後悔。心を吹き抜ける冷たい風のような、冷たく凍った彼の感情。
『もう誰からも、僕は愛されちゃいけない。カヲル君の命を…未来を奪った僕は…もう幸せになんか
なっちゃいけない…』
トウジはその感情に、がつんと頭を殴られたような衝撃を感じる。
激しい後悔と、そして彼の贖罪。一生を孤独に苛まれることで、彼はその罪を贖おうとしていた。
その重さに、ようやくトウジは何かに気づいたようにああ、と溜息を漏らす。
『もうええ!もう何も言わんでくれ!!!』
己の発した言葉の冷たさに、トウジは今になってようやく気がついた。
「ワシは…センセの事、なんにも知らなんだんや…。センセの事好きや言う気持ちで一杯になって、センセが
どんな想いで居たかちゅうこと、何も気付かんかった。気持ちを押し付けるばっかりで、ワシはセンセの気持ちを、
何にも知ろうとせんかったんやな…。堪忍や…センセ、ホンマに堪忍やで…!」
トウジの後悔の念が辺りに満ちていく。と、ふいにその隙間から一筋の光のような情景が彼の前に差し漏れた。
656 :
612:2006/01/23(月) 19:14:03 ID:???
それは、ひとつの風景。
アスカと、レイと。そしてケンスケやヒカリ達に囲まれ微笑むシンジの姿。そして一際大きく輝く、自分の…
トウジの笑顔。
きらきらとそれは、シンジの心の中で眩しい光を放っている。
ゲンドウやカヲルへの想いとは違う、しかしなにより明るい光となってそれは彼の心の中で輝いていた。
その風景に、トウジは我知らず涙を流す。
「センセ……!」
トウジの心に、シンジの言葉が蘇る。
『父さんとも、カヲル君とも全然違うけど…でも僕はトウジのことが好きだったよ…』
「ホンマやったんや…。センセはワシの事もちゃんと、想うてくれてた…。ワシがただ、それに気付かんかった
だけなんや…センセ…センセえ……!」
心に、歓喜が満ちていく。
大切な人は常に彼の元にあったのだと、トウジはようやくそのことに気がついた。
一つになる心。大事なその存在と、同化する歓び。
それがトウジの心に満ちていく。
補完は、確かにトウジの元にも訪れていた。
おめでとう。
おめでとう。
おめでとう。おめでとう。おめでとう。
トウジの心が…そして彼の…シンジの心が、喜びに満ち溢れていく。トウジはその感覚に思わず微笑んだ。
『よかったなあ、センセ…。やっと満たされたんやな。分かるで…センセが今、親父さんと全部分かり合えたこと』
シンジの心がようやく救われたことが、トウジには我が事のように嬉しく感じる。
しかし。
657 :
612:2006/01/23(月) 19:15:56 ID:???
「けどな、センセ。これは違う…分かってるんやろホンマは」
辺りに不安が満ちる。シンジの心が戸惑っているのを感じて、トウジはふと、笑みを漏らした。
目の前の仲間と笑いあう風景がぐらりと歪んだ。それは、シンジの戸惑い。彼の不安。怖れ。自分自身への…不信。
『僕は…僕が好きじゃない…こんな僕なんて、誰もいらない…』
「冗談ぬかすな!ワシはセンセが好きや!センセはワシのこと、好いてくれてるんやろ?!ならワシの
好きや言う気持ちを…ワシの心を否定するなや!自分で自分を否定するなや!!!今は嫌いでも、いつかは
好きになれる日が来る!絶対に来る!センセが自分を許せる日が、いつかきっと来るんや!」
揺れる心。トウジの言葉にシンジの心がぐらりと揺れる音が聞こえる。
『ここにいていいの?僕は本当に、ここにいていいの…?』
愛されなかった不安。
大切なものが消えてしまうことへの恐怖。
離したくないという、欲求---
トウジは堪らず叫んでいた。
「当たり前や!センセはここに居てええ!いや、居てくれにゃアカン!ワシがそう決めた!せやから信じろや…
ワシを…センセ自身を…!センセが今、どうしたいのかを…!それが答えや!!!」
『ぼくは……』
シンジの心が震える。戸惑いに、怖れに。
『僕は…僕はここにいたい…』
その言葉にトウジはにっこり微笑んだ。
「なら、そうしたらええやん。それでええんや。…な?センセ」
トウジの言葉にシンジの心が涙を流す。
『僕は…僕はここにいていいんだ…!』
「そうや、ここにおってええ。ワシがセンセの居場所になったる。絶対に消えへん幸せな場所を作ったる。
…せやから…もう一度…ワシに会いに来てくれや…!ワシは…ワシは…」
震える心。それは、一体どちらのものだったのだろう。そして一つの言葉が心の中で形を作る。
『もう一度、会いたい----!』
その時二人の…トウジとシンジの心が重なった、気がした。
658 :
612:2006/01/23(月) 19:17:39 ID:???
気がつくとトウジの身体は砂浜に打寄せられていた。何故だか事故で失われたはずの両足も、きれいに
元通りの姿になって。
彼が戸惑いながら辺りを見回すと、遠くに誰かの姿が目に入る。
「…センセ…!」
歓喜に満ちた笑みが浮かぶ。再び出会えた。その喜びはトウジを彼の元へと夢中で走らせていた。
「トウジ…!!!」
シンジが彼の姿に気付いたとき、彼はもうその直ぐ隣まで駆け寄っていた。一瞬、シンジの顔に喜びと
戸惑いの混じったような表情が浮かぶ。トウジはそれに構わず彼に言葉を掛けた。
「センセ、歯ぁ食いしばれや…!」
シンジが返事をする暇もなく、トウジの右手が彼の頬を捉え、そのまま彼の頬に拳を打ち込んでいた。
「悪いな…ワシはセンセを殴らなアカンのや」
その言葉にシンジの表情が暗く沈む。
「そうだよね…僕、トウジに酷い事したもんね…。当たり前だよ」
シンジの言葉にトウジは笑ってぽかりと彼の頭に拳骨を入れる。
「ちゃうわボケぇ!そうやない。センセがあんまりアホやからや」
「………え?」
驚いたように目を見開くシンジに、トウジは再びにっこり笑って彼の目を見つめる。
「あのな。センセが好きになったヤツは、ホンマにセンセが不幸になること、望んだんか?よう思い出せや」
「…………!」
トウジのその言葉に、シンジの肩が震えた。
『生と死は等価値なんだよ、僕にとっては。…そして君は、死ぬべきじゃない』
蘇ってくるカヲルの言葉。それは、多分。
「な、分かったやろ。センセは幸せになってええ。そんな事にも気付かんアホゥは殴らな直らんわ」
笑顔でそう言い放つトウジに、シンジの瞳から涙が零れ落ちた。
それは、カヲルを失ってから初めて流す、彼の心の涙だった。
659 :
612:2006/01/23(月) 19:20:28 ID:???
と、そんなシンジにトウジが再び声をかける。
「ほな次はセンセの番や。思いっきりいってくれや」
そう言って自分の頬を指差す。ぽかんとするシンジに、トウジはにか、と笑い彼の耳元で囁いた。
「ワシもセンセにどえらい事してもうたからなぁ。…まあ、センセがしてくれ言うたからやけどな?」
その言葉にシンジの頬が真っ赤に染まる。そして小さくバカ、と呟くと、そのまま彼の拳はトウジの頬に
吸い込まれるように打ち込まれた。
「…っくぅ〜。やっぱセンセの拳は効くのう…!」
頬を押さえ、トウジがにっこりと微笑む。その姿にようやくシンジの顔にも笑みが浮かんだ。
そのまま、見つめあう。ようやく開放された彼の心を、二人はただ相手の姿を…その目を見つめることで確認していた。
と、その後ろから不意に声があがる。
「…はっくしょん!!!!」
その声に思わず振り返る。そこにはがちがちと歯を鳴らすアスカの姿があった。そして不機嫌そうに
二人に向かって叫びだす。
「…あのねえ。仲が良いのは結構だけど!何でアンタ達、可憐な美少女が素っ裸で隣に居るのを無視して
殴り合いとか出来ちゃうわけぇ?!信じらんない!さっさと何か着る物持ってらっしゃいよ!バカ!」
その言葉に二人の顔に再び笑みが浮かんだ。…帰ってきた。その実感がようやく湧き上がり、トウジは何か
身にまとうものを探しに行こうとシンジを促す。と、そんな彼らの後ろから追い討ちのように言葉がかかる。
「あんた達自分の服も忘れないでよ?!そんなモノぶらぶらさせたまんま戻ってきたら、タダじゃおかないから!
この変態!」
その言葉にようやく自分達のいでたちに気がつき、二人は同時に真っ赤になる。仕方ないだろ!と思わず叫び
彼女に向き直るシンジに、きゃあ、こっち向かないでよ痴漢!変態!露出狂!等と叫びながら、アスカは
その辺りのものを手当たり次第に彼らに投げ始めたので、二人は慌ててその場を離れ駆け出した。
そしてそのまま、お互いを見つめる。
帰ってきた。
もう一度、会えた----
喜びを噛み締めながら、二人はどちらともなく笑いあう。
赤い海から反射する光はまるで、大きな深い誰かの愛情のように。
その姿を優しく、いつまでもいつまでも、包みこんでいた---
660 :
612:2006/01/23(月) 19:22:32 ID:???
『ピンポーン』
呼び鈴を鳴らすと、慌てたようにシンジが扉の奥からその顔を覗かせた。トウジはにっこり微笑んで彼を促す。
「センセ、早よぉせな遅刻やで!」
「今行くよ!父さん、行ってきます」
言葉と共にシンジが飛び出してくる。その扉の奥からああ、という無愛想な返事が聞こえてきて、トウジは思わず
笑みを漏らした。
「相変わらずやなあ、あのオッサンは。行ってこいとか気ぃつけろとか、ちっとは言えへんのかいな」
「…まあね……」
トウジの言葉に苦笑いしながらそう返事をするシンジに、ふと悪戯心が芽生え、トウジは彼の耳元でひそ、と
囁きかける。
「…けど、ラブラブなんやろ?!」
「……!!!」
途端に真っ赤になる頬に、トウジはけらけらと笑った。それを上目遣いで睨みつけると、シンジはふと思いついた
ように真面目な声で彼に向かってぽそりと呟く。
「…確かに、今も僕と父さんはそういうコトしてるけどさ。でも、前とはちょっと違うんだよ、トウジ」
その言葉に、途端にトウジも真面目な顔つきになる。
「僕も父さんも口下手で…どうしていいか分からないんだ。これしか、知らない。…分かり合う方法…」
ぽそぽそと呟く声に、トウジは黙って彼の言葉に耳を傾けた。
「けど…多分いつか…そんな事しなくても、良いようになると思うから…だから…」
それだけ言うと、シンジは真っ赤に頬を染め俯いてしまった。トウジはそんな彼ににっこり微笑むと、その頭を
ぽんぽんと叩く。
「…ワシは待つのは慣れてるからな。気が済むまで、センセの好きにしたらええ。ワシはずっと
ここにおるから。…な?」
その言葉に潤んだ目で頷くと、シンジはふいにトウジの耳元に唇を近づけ、囁いた。と、見る間にトウジの頬が
真っ赤に染まる。
661 :
612:2006/01/23(月) 19:24:25 ID:???
『僕も、ずっとトウジの傍にいたいよ…』
それは、あの時聞こえなかった、彼の言葉。
まごう事なき彼の本当の想い。
思わず固まってしまったトウジに微笑みかけると、シンジは遅れるよ、と彼に声をかけ恥ずかしそうに走り出した。
その後姿を見つめながら、トウジは少しだけ複雑そうに笑みを漏らし、彼の人の存在に思いを馳せる。
それは、シンジの心を彗星のように奪って消えた、もう一人の男の存在。シンジは決して彼を忘れは
しないだろう。いつまでもいつまでも、それは彼の心を深く苛み、後悔の渦に陥れていくのだろう。
しかし。
トウジはきりと空を眺めた。青い空は彼の心を映し出すかのようにただ広く、澄み渡っている。
『ワシはそれでもセンセが好きや。せやから、ずっと傍におる。どんだけセンセがアイツの事好きでも、
一緒におることを止めたヤツにワシは負けられへん。…いいや、ヤツの事好きなセンセを、そのまんまワシは
受け止める。センセの全部、丸ごと好きなんやからな…ワシは…』
ふ、と笑みを漏らすトウジに、シンジが振り返って再び声をかけてきた。
「なにやってんの、早く!もう、トウジ?!」
自分を呼ぶ声に笑顔で答えると、トウジもまた彼を追いかけ、駆け出した。
大切な仲間達の待つ、彼の通う学校の方角へ------
662 :
612:2006/01/23(月) 19:35:00 ID:???
というわけでようやく終了しました。相変わらずクソ長い話ですいません。
かなり大変でしたが、しかしようやく469の話もこれで本当に終われたという
思いがしています。一度はお蔵入りにした話でしたが、今は本当に
書いてよかったと思います。当時リク下さった方にはとても感謝します。
そして読んでくださった方にも。
加持シンの時も少し思いましたが、この話は「読んでみたい」という人がいたから書けた話でした。
いつもは自分の萌えの赴くまま、誰に止められようと書かずにはいられぬ自分でしたが
このような形で書き始めた事で、また違った何かを掴むことが出来た気がします。
上記で「神」と表現してくださった方がいらっしゃいましたが、自分はただ何かに
突き動かされるようにこの話を世に送り出しただけです。そして読んでくださるみなさんが
いなければきっと、この話は形になることが出来ませんでした。
だからおそらくきっと「神」と呼ばれるそれは、みなさん自身なのだと思います。
本当にありがとうございました。
そして神であるみなさんと、トウシン萌えという新たな扉を開いてしまった自分に、乾杯w
ヨカ(・∀・)ター
GJGJ!!
いいもの読ませてくれてありがとう!!
ところで絵描きさんのための801用うぷろだとか絵掲示板とか
あったら良いと思うんだがどうかな
エヴァ板のは申し訳なくて使えないしなあ
いつの間にこんなに良スレ化していたんだ
読みふけってしまった
667 :
612:2006/01/27(金) 16:24:54 ID:???
>>667 小説も絵も神的に描けるなんてテラウラヤマシス
669 :
665:2006/01/28(土) 01:33:49 ID:???
>667
うわ、既に用意されてた!ありがとうございます!!
ていうかもともと絵描きデスカ?!すごい…
でも本当に絵版需要なさそうですね…。
同意レスがいっこでもあったらこっちで用意しようかと思ってたけど
その必要もなさそうだし、661さんの絵が見れただけで良しとしときます。
670 :
665:2006/01/28(土) 01:42:53 ID:???
661さんて何…
612さん、でした!すいません!
需要ある
少なくとも自分にとってはw
うお、風邪全快記念にエヴァパチ打ちに行ってまったりしてたら
需要ありレスが。やた!自分以外の絵でも小説でもとにかく見たくて
仕方がなかったんだよ。すげえ嬉しいよ。URL晒すね。
絵のほうも褒めてもらって嬉しい。でも自分はいわゆる器用貧乏というやつなんで
どっちか一方だけを熱く追及できる人が羨ましいよ。
あ、一応絵板管理者用トリップつけました。文章投下はこれまで通り名無しでするけどね。
絵の投下に関しては一応わいせつ画像に関しては板削除対象らしいので
それだけは禁止の方向で。
その他のローカルルールに関しては皆で決めてください。よろしくー。
http://www4.oekakibbs.com/bbs/eva801/oekakibbs.cgi
おお、ありがとうございます
神のおかげでもうこんな時間だ。
良スレ!!カヲ×シン小説スレの二の舞にならないように祈りsage
あそこは厨のすくつだからねえ
好きなんだけどな>カヲシン
つかこの神引き出し広いな〜
今某スレで書いてねえか?
文体っていうか変換癖とか表現とかで確信したよ
過疎スレ再生職人だなww
ところで絵板、カヲルの扱いどうするよ?カヲル可にしたら荒れるのかな?
過去ログに飛んじまうぞ〜。
保守
sageても書き込みあれば大丈夫なんじゃないのか
>>672 感謝。
記念にシンジ投下しました。
至って健全だと言い張る。
カヲルは不可がいいなあ
荒れそうだ
>679
おつ!
>680
不可の方が無難だよなあ。好きな人には同情するし
個人的に何か思うところはないけど、荒れるのは怖い
まあカヲル絵はネットで検索すればいくらでも出てくるし
ここでは我慢してもらうしかないかな
カヲルがそんなにも荒れの原因になるという現実に愕然(´・ω・`)
まぁ一番好きなキャラがシンジな私はまだ救われた方か。
まぁとりあえず不可にしといて、後々様子見ていったらいいかもね。
なあ、何で最近801系単独スレが乱立してるんだ??
そろそろ801嫌いの人の目に余る感じになってないかー。
このスレとは関係ない話だけど、ちょっと不安だよ。
801出ていけみたいな流れにならないかなあ。
今だってお情けで置いてもらってるみたいなモンなのにさあ。
686 :
685:2006/02/05(日) 02:44:45 ID:???
「父さんがいけないんだ…やっと会えたと思ったのに、こんなに近くにいるのに、僕を無視するから…」
シンジの声が震えていた。狂気を帯びた瞳は今にも泣き出しそうに潤んでいる。
「だから、見てくれないなら…それなら僕の方からこうして父さんの目を、無理やりにでも向けさせるしか
ないじゃないか…!」
引きちぎられそうなほどの声音は、私の心をひどく動揺させた。
シンジがこれほどまでに何かに飢えていたことに、私は気付かなかった。
いいや、気付かぬふりをしていた。そんな余裕は私には残されていなかったからだ。目的のためには
全てを捨てると、私はあの日心に誓った。だからシンジを見捨てた。泣き出して自分を追いかけようとする
幼いシンジを。
『己の蒔いた種、ということか』
私は諦めにも似た感情を覚える。だが、それでも彼の好きにさせるわけにはいかなかった。
「止めろ…お前は…自分が何をしているのか、分かっているのか…!」
私の呟きに、シンジはくす、と笑った。
「当たり前だよ。僕は父さんを手に入れる。僕の事、もう絶対に忘れられないくらいに、ね?」
そうしてふふ、と漏らした笑みは忘れえぬあの妻と同じ、どこまでも美しい顔をしていて、私は思わず
息を呑んだ。
シンジの掌が後ろから私のそれをやんわりと包み込む。思いがけない感触に私は思わず呻き声を
上げていた。
シンジは楽しくてたまらない、という笑みを浮かべ私の耳に囁きかける。
「気持ちイイ?いいんだよ父さん。気持ち良くなってよ…ちゃんと全部撮っててあげる」
その言葉にビデオカメラの存在を思い出し、私はく、と呻き身体を捩った。
「無駄だよ。それにほら、もう父さんのこれ…気持ちよさそう。このまま全部見せてよ僕に…ねえ?」
そう囁くと愛撫を再開する。上下に扱きあげながら、空いた手でシンジは袋を揉みこんだ。
ぐう、と堪えきれず声が上がる。
耳元を舌で弄りながら、シンジは己の身体を私の腰に押し付けてきた。勃ちあがったシンジの感触に、
私の身体に衝撃が走る。
「父さん…もっと気持ちよくなってよ…そんな父さん見てると、僕もすごく気持ちイイ。ね?分かるでしょ?」
ぐいぐいと押し付けてくる。耳元に感じる吐息が荒くなってくるのを私は呆然と受け入れるしかなかった。
「あぁ…父さん…!」
甘い声が上がる。聞いたこともないシンジの艶じみた吐息に、私の体は再度震え、己のモノが
硬く膨れるのを感じた。
『息子の痴態に興奮したとでも言うのか…この私が』
嫌悪感と罪悪感が交じり合ったかのような感情が私を支配する。だがシンジはそんな私に構わず
更に勢いを加速していった。
「父さん…もうイっちゃいそうなんだ?いいんだよ?ね、ほら…」
囁きながら手の動きを強くする。限界寸前まで膨れたそれは、シンジの責めに耐えられるはずもなく
あっさりと弾けていた。
「あ…!父さん…!」
同時に私の腰に押し付けられたシンジのそれも爆発した。
甘い吐息を漏らしながら、シンジはそのまま私の身体に体重をかけるようにして屑折れた。
はあはあと荒い息を整える。ひと心地ついたようにシンジは溜息を漏らすと立ち上がりおもむろに
ビデオカメラのスイッチを切った。それから振り返り私に微笑みかける。
「いい格好。これでもう、父さん僕に逆らえないよ?こんなの世間に流れたら大変だもんね?」
くすくすと笑う。私は思わずかっとなりシンジを睨みつけた。
「怖い顔しないでよ、気持ちよくしてあげただけじゃない。それにココからが本番なのに、そんな顔
してちゃ楽しめないよ?」
シンジの言葉に唖然とする。屈辱を与えるためだけならば、ここまででもう充分だったはずだ。
私は信じられない思いでシンジの顔を見つめた。
「なんて顔してるの?言ったじゃない、僕の事忘れられないほど気持ちよくしてあげるって」
そう言うとシンジは私の下半身に顔を埋め、先程性を吐いたばかりのそれを口に含んだ。
「ん…ん…っ!」
シンジの甘い声が上がる。舌と口内で刺激され絡みつく感触に、私のものは再び熱を持ち始めていた。
それを確認するとシンジは顔を上げ満足そうに微笑みかけてくる。
「凄いね父さん。まだまだ元気みたいだ」
そう言うと私の身体に跨り、手早くローションを塗りつけるとシンジは自分の両腿の付け根を私に
押し付けてきた。
意外な行動に思わず目が丸くなる。
「ん…っ父さん…!」
甘い吐息が漏れた。入り口を掠めるようにシンジの腰が私のモノを刺激している。その感覚に
思わず私は呻き声をあげた。
「くぅ…!うぅぅ…!」
すっかり硬さを取り戻した私自身をシンジは自分の中へと導こうとしている。だがその先へは
どうしても進めない。
シンジの身体がぶるぶると震え、潤んだ瞳からはぽろぽろと涙が溢れていた。
「痛ぅ……っ!」
喉の奥から溢れるようなその声に私ははっと気付いたようにシンジの顔を見つめる。だがそれから
目をそらすと、強引に私を中へと埋め込もうと、シンジは腰を深く沈めた。
「やめろ!無理をするな…!」
私は思わずそれを押しとどめる。だがそんな私をシンジはきっ、と睨みつけてきた。
「煩い!邪魔しないで!!父さんだって嬉しいでしょ?!母さんにそっくりなんでしょ僕は!
だったら母さんだと思って僕の中に挿れたらいいじゃないか!満足させてあげるよ、他の誰よりもね?!」
ぼろぼろと涙を流しながら叫ぶようにそう言うシンジの顔を、私はただ呆然と見つめることしか
出来なかった。
「…あぅ…っ!」
やがて短く叫ぶと、シンジは私を根元まで咥え込んだ。ひくひくとその身体が震えている。激しい
締め付けに一瞬私のそれが固さを増した。
「あぁぁっ!!!」
背が反り返る。痛みに耐えるようにシンジはただ身体を震わせ、首を左右に振った。
「気持ちいいでしょ…?父さん僕の中、気持ちいいよね?…気持ちいいって言ってよ…!!!」
泣きながら、叫ぶ。私はその姿に頷いてみせた。
「ああ、最高だ…シンジ…」
私の言葉に満足げに笑うと、シンジは腰を蠢かせ始めた。その表情が苦痛にゆがむ。だが私には
もうそれを止める事は出来なかった。ぎこちない動きが、やがて激しいそれへと変わってゆく。
シンジは私のもので己の内部を深く掻き回しはじめた。
「く…ん…ふぅ…ぅぁ!」
びくびくと身体が跳ねる。だがシンジはそれでも自分への責めを止めようとはしなかった。と、
一瞬その身体がびくりと反応する。
「ひぁ?!あ…っあぁぁ!」
甘く叫ぶと、シンジは憑かれたように腰を上下し始めた。その表情が苦痛から次第に歓喜の
それへと変わっていく。
私はシンジが感じ始めていることに気がついた。
「あっ…父さん…あぁ…!」
吸い付くように自分を締め上げてくる。私は腹筋を使いシンジの腰の動きにあわせ、更に深くまで
貫きあげた。
「嫌だ…!父さん…!あっ…あぁ…!」
哀願のような言葉が漏れる。潤んだその表情に私は夢中でシンジを突き上げていた。
「シンジ…!」
私の呟きに、シンジがびくりと反応する。感じているのだ。この息子は私に貫かれ、今まさに
興奮と情欲の淵で限界寸前なのだ。
その事が私を深く欲情させた。激しく求めるシンジを、思うまま狂わせたいという欲求に私の理性は
既に絡め取られていた。
「シンジ…シンジ…!」
夢中でその名を呼ぶ。その声にシンジもまた甘い叫びを漏らしていた。互いに深く求め合う。より
深くへ、より激しく。
「父さん…父さん…!あぁ!ん、ぁぁぁ…!!!」
そうして、シンジの身体が再びびくりと跳ねたその瞬間、私達は同時に達していた。
白い飛沫が私達の身体を汚した。それはまるで罪悪の徴のように、私の心をひどく責め立てていた。
やがて息が落ち着くと、シンジは無言で私の戒めを解いた。
だがもう、私は何をする気にもなれなかった。その手からビデオカメラを取り返そうとも。
シンジは薄く笑うと、そのまま私の唇を塞ぐ。絡み付いてくる感覚に私もまた応えるように、
求めるようにそれを返すだけだった。やがて唇が離され、そのままシンジは私の耳元で囁きかける。
「もう、僕のものだよ父さん。忘れないで…僕はここにいる。父さんの傍で、ずっとずっと
父さんを縛る鎖になる。…いいよね、父さん?」
喉の奥から絞るようなその声音に、私は頷くことでしか答えることは出来なかった。
堕ちた魂は、再び天に還ることは出来ない。
私はシンジの身体を抱きしめると、その罪の重さをただ受け止めることしか出来なかった。
救いのない感じで終了。
シンジ受けにしたのは一応理由がありまして。
結局シンジは親父に抱きしめて欲しいのだろうから、たとえ攻めたとしても
最終的に「受け入れる」方を選んでしまうんだろうなと思ったから。
まあ親父の受ける姿をとても書けんという根本的な理由もあったけどねw
ところでトウジスレにかなり期待している自分ガイル。
あれが噂の。楽しみだあー。
うはwwww神wwwwwwwGJGJ!!!
トウジスレの神の再来には軽く感動を覚えた
どうしようケンスケ×シンジの鬼畜書いてみてえ。しかもトウジと三角関係。
つーか有り体に言えば3P。シンジ受けでな。多分一番かわいそうなのはトウジ。
正直幸せにする自信ねぇよw
ケンスケってあんまり他人に興味なさそうだったから無理かと思ってたんだが
よく考えたらこれほど鬼畜にむいてるキャラもなかったわ。
興味ない関心ない執着もない。それゆえに相手に何でもできるよなあ。と。
違う意見の人いたらごめんよ。
いやむしろその意見で教育しなおしてくれ。自分ヤバイ。宇宙ヤバイ。
おい、同意見だ。書くんだ、書いてくれ!
トウジも絡むなんて最高ですよ
昔ケンスケ×シンジの同人を読んだことがあるけど鬼畜で最高だった。
ネットじゃなかなか見ないよな
>696
おい誰が煽ってくれといったwこれじゃ誘ってるみたいじゃねえかw
ああもう、いいよ投下するよ畜生。その代わり後悔するなよ。
いつもみたいに最後は幸せになるとか言う期待は一切するな。
最初から最後まで最悪だ。一番後悔するのは書いてる自分だという
自信がありまくりだ。
透明あぼーんしやすいように、この名前欄で投下するから、頼むから
そういうの嫌いなヤツやトウジやシンジに幸せになって欲しいやつは
これを読むな。頼んだぞ本当に。専ブラじゃないやつは脳内あぼーん推奨だ。
忠告したからな。
あ、あと傾向としては最終的には ケンスケ→シンジ←トウジという感じのシンジくるくるだ。
分かったら今のうちにあぼーん設定してくれ。頼んだぞ。
おそらく最初に意識したのは、あの時自分のテントに彼が訪れたとき。
何かに失望したような暗い瞳と、それでも知り合いである自分を見つけて安心したような顔。
そして黒服の男達に見つかり、自分の前から連れ去られそうになったとき一瞬見せた、
助けを求める顔。その後慌ててその表情を振り払い大人しくなった彼。
男達に手をひねり上げられ痛い、と短く叫んだその声。
その全てが今でもケンスケの心に深く焼きついていた。それは彼が…シンジが再びこの街で
暮らすことに決めた今も、ケンスケの脳裏から消えない思い出となっていた。
「そういえば今日ミサトさん、徹夜で仕事とかいってたなあ。晩御飯どうしよう」
シンジが何気なく呟いた独り言に、ケンスケは内心喜びを隠し切れなかった。あの時から彼の
頭の中には密かに、一つの計画が練られていたからだ。ケンスケは少し間をおいてシンジにひそ、と
耳打ちをした。
「シンジ、俺さ…相談したいことがあるんだ。今日家にいっていいか?悪いけど、誰にも内緒で」
ケンスケのいつになく真面目な表情にシンジは少し驚きつつも、うん、いいよ。と即答する。
「じゃ、晩御飯一緒に食べよう。カレーでも作るよ」
シンジのその返事に悪いな。と謝りながらケンスケはにこりと笑ってみせた。その笑顔につられる
ようにシンジも、いいよ独りじゃ僕も味気ないし。と笑顔で答える。
だがその笑顔を何とも形容しがたい表情で見つめるケンスケの視線に、シンジは気付くよしもなかった。
『ピンポーン』
玄関のチャイムが鳴る。シンジはぱたぱたと小走りになりながら玄関に向かい、訪問者を受け入れた。
「いらっしゃいケンスケ。…なにその大荷物」
「ああ、明日あたりまたちょっとサバゲー行こうかと思ってさ。野宿用の荷物ついでに持ってきた。
悪いね、夜には帰るからさ、ちょっと置かせて」
呆れたような声を上げるシンジにケンスケは拝むような仕草をした。その姿に納得したように
微笑むと彼を家に招き入れる。
「いいよ別にそれくらい。ていうか、今日から野宿する気?だったら家に泊っていきなよ。
明日なんでしょ、そのサバゲー?だっけ」
ケンスケにダイニングの椅子を勧めつつシンジは夕飯の用意をしながらそう問いかける。
シンジの言葉にケンスケの顔がぱっと明るくなった。
「え、いいのか?悪いな気を使わせたみたいで」
その言葉にいいよいいよ、と微笑みながらシンジは彼の前に夕飯を並べていく。
エプロンをつけてまめまめしく立ち動く彼の姿を、ケンスケはただじっと見つめていた。
それから時間はあっという間に過ぎていった。夕飯を終え、風呂も済ませ寛ぐケンスケに、シンジは
おずおずと話しかける。
「ね、相談って…何?あんまり僕そういうの慣れてないから役に立たないかもしれないけどさ。
何でも言って。…あ、まだ言いたくなかったらいいよ?話したくなってからで」
労わるようなシンジの言葉にケンスケはにっこり笑った。
「サンキュ、シンジ。いいヤツだなお前」
「…そんなことないよ」
ケンスケの言葉にシンジは照れくさそうに頬を染める。その姿をまたしても彼の舐める様な視線が
捕らえていた。
「実はさ、俺写真が趣味だろ?結構頼まれるんだよ。何組の誰々ちゃんの写真撮ってくれ、
とかさ」
「へえー。そうなんだ」
意外そうに呟くシンジにケンスケは更に続ける。
「でさ、最近お前の…シンジの写真くれってヤツが多いんだよ。それもさ、相手は何故だか
上級生の男ばっか」
「へー、そうなんだ。…って、ええ?!僕?!」
こくりと頷くケンスケにシンジはぶんぶんと首を振った。
「駄目駄目駄目!やだよ僕、知らない人に自分の写真持たれてるなんて気持ち悪いよ!」
シンジの猛烈な勢いにケンスケは慌ててそれを否定した。
「違う違う。いくら俺でも友達売ったりしないって。そうじゃなくてさ」
「あ、ごめん。そうだよね。ていうか、…じゃなくて、何なの?」
シンジの言葉にケンスケは自分の荷物の中から一本のビデオテープを取り出した。
「何で男ばっかりなんだろうって気になったからさ、俺調べてみたんだ。そしたらどうも、
これのせいらしい」
その手に握られていたのは、アダルトビデオ。それも同性愛用のそのパッケージの表紙には、
シンジに良く似た少年の姿がくっきりと映っていた。
「…なにこれ…」
呆然とシンジが呟く。その姿にケンスケは慌てたように首を振った。
「いや、お前じゃないのは俺が一番良く知ってるって!でもどうも誤解されてるみたいなんだ」
そんな言葉もシンジの耳には入っているかどうか分からない。ふるふるとシンジはただ震えていた。
「僕知らないよ…何でこんなの…!」
真っ赤になって肩を震わせるシンジの姿に、ケンスケはわかってる、と呟きながら背中を黙って
擦ってやる。それからぼそりと呟いた。
「あの、さ。辛いかもしれないけどさ。…見てみない?見なきゃ反論も出来ないしさ。ホントは俺、
シンジにはこの事言いたくなかったんだけど…傷つくの分かってたし。でもちょっと最近、
空気やばいんだよ。だからお前の口から違うって言わなきゃ、収まらないかなと思って。
ほんとゴメンな!」
ケンスケの言葉にシンジはようやく笑みを浮かべた。
「…ごめん、取り乱しちゃって。ありがとうケンスケ。そうだよね。ちゃんと僕じゃないって証明すれば
いいんだよね」
「そうそう」
にっこりと笑うと、ケンスケは自分の荷物を手に持つと、TVの置いてある方へとシンジを誘った。
素直にシンジもそれに付き従う。それから二人で緊張気味にビデオをセットした。
『あぁっ!!やっ!あっ!あっ!』
あられもない嬌声が部屋中に響き渡る。慌ててボリュームを落とすとシンジはじっとその画面を
見つめた。 そこに映し出されている映像は、シンジの想像を遥かに越えたものだった。
複数の男達に押さえつけられ、無理やりにそれを咥え込まされている。体中に縄を掛けられ
四方から伸びた手が一人の少年を嬲っている。抵抗の言葉を口にする少年に、男達の容赦のない
卑猥な責め言葉が降り注いでいた。
涙を流しながら、男達の行為をただ受け入れるしかない様子のその姿は、確かに自分とよく似た
背格好の少年だ。まあ、顔も確かに結構似ている。でも当たり前だが自分じゃない。
だが自分とよく似た少年が画面の中で複数の男に弄られ、喘ぐ姿は見ていて気持ちのいいものでは
なかった。
「…やっぱり違うよ。ね、もういいよね。止めよう」
そう言ってビデオを取り出そうとするシンジの手をケンスケは押しとどめた。
「駄目だって。ちゃんと最後まで見なきゃ」
強引なその行動にシンジは眉根を寄せた。
「…ぼくはもういい。ケンスケ見たければ見てていいよ。僕自分の部屋にいるから」
そう言って立ち上がろうとするシンジを、ケンスケは再び押しとどめる。それからなに?!と声を荒げ
振り払おうとするシンジの腕を乱暴に引き寄せると、ケンスケは後ろからシンジの身体をがっちりと
押さえつけ座らせた。
「ちょっとケンスケ!離してよ!…怒るよ?!」
明らかに気分を害しているシンジの耳元で、ケンスケがねっとりとした声で囁いた。
「なんだよシンジ…こんなので興奮したのか?」
「……!!!」
シンジの頭にかあっと血が上る。ふざけないでよ!と叫び彼の腕を引き剥がそうとしたが、後ろから
しっかり抱え込まれていて、逃げ出すことは叶わなかった。
「やめて!離してよ!」
身体を捩るシンジの姿に、ケンスケはにやにやとただ笑みを浮かべている。
「お前分かってんのかよ?これお前だと思われてんだぜ?俺に写真を要求した男どもは、
こんな風にお前のこと犯したいって、思ってんだよ?ちゃんと見ろって。自分が男の頭の中で
どんな風に犯されてるのかをさあ?」
びくり、とシンジは身体を震わせた。信じられない思いでケンスケを見上げる。こんな彼の意地悪な
声をシンジは聞いたことがなかったからだ。
とりあえずはここまででやんす。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
これは…イイ!!続きが激しく楽しみだ。
キタキタ!!!!
期待
その表情にケンスケは楽しそうに彼を見下ろした。それから動きを止めたシンジの下半身に
自分の手を忍び込ませる。
「…ひゃっ!」
びくっと震えるシンジの股間をケンスケはわざと煽るように掌で撫で回し、耳元で意地悪く囁きかけた。
「勃ってんじゃん、シンジ。僕関係ないです、みたいな顔して、実はとっくに経験してんじゃないの?」
「ち…違う!ケンスケ、どうしたんだよ?!おかしいよ…!」
ふるふると首を振るシンジの頭を押さえつけて画面に向きなおさせるとケンスケは耳元に唇を這わせ
ながら、ねとりと再び囁きかける。
「ほらちゃんと見てみろよ。あれお前だよ、シンジ。お前あんな大勢で輪姦されて感じてるんだよ」
耳元にかかる吐息がシンジの身体を震わせた。その間もケンスケの手はシンジを撫で回し、
扱き上げている。そして空いたほうの手でシャツをたくし上げ胸の辺りを撫で回した。
初めて他人から受ける感触と、ビデオの中で喘ぐ自分に似た少年の姿がシンジの頭の中で混ざり
合っていく。まるで自分があんな行為を受けているかのような錯覚にとらわれ、シンジの唇からは
哀願の言葉と甘い吐息が漏れ始めていた。
「やらしい声あげちゃって。シンジ、もう抵抗しないんだ?何だよ男に弄られてこんなにメロメロに
なるんじゃ、ビデオと別人だなんて言い訳できないよ」
ケンスケの容赦のない言葉攻めに、シンジはふるふると首を振ることでしかもう抵抗できなかった。
逃げ出したくて仕方がないのに、ケンスケの掌の動きはシンジの理性を少しずつ奪っていて、今では
自分の意思で手を上げることさえ出来ぬほどに蕩けてしまっていた。
ケンスケはそんなシンジの姿を確認すると、自分の荷物を引き寄せ中から何かを取り出した。
「シンジ、いいものやるよ」
何事かとそれを見上げたシンジの表情が凍りつく。それは手錠と、首輪。それから妙な形をした
電動式の玩具だった。
逃げ出そうとする彼をケンスケは軽く押さえつけると、半分脱げかかっている上着を引き剥がし後ろ手で
シンジを拘束した。それからにやりと微笑むと、ゆっくりと下着ごとズボンを引き下ろしてゆく。
「やだ…やだよお…!ケンスケ…やめてよ…!」
シンジの哀願は彼には届かなかった。いや、それはむしろ彼を余計に煽る結果にしかなっていない。
「そんなこと言ってる割には…。シンジってやらしいな」
じろじろと露になった股間を眺めながらケンスケはにやりとシンジに微笑みかける。ほら、自分で
見てみろよ、と脚を広げさせるとケンスケはシンジの頭を掴むと彼の下半身へと向けさせた。そこには
勃ちあがったシンジの性がぴくぴくと震えている。
「嫌だ…!」
思わず顔を背けるシンジの頬を強引に掴み、尚も耳元で責めたてる。
「シンジが男に無理やり弄られて服脱がされて、挙句押し倒されても勃っちゃう身体だなんて先輩達が
知ったら、お前明日から学校一人じゃ歩けないよ?あっという間にあのビデオよりやらしいことされちゃう
かもなあ?」
ケンスケの言葉にシンジはびくりと震えた。
「やだ…!ケンスケ嫌だ…!お願いだから…」
その言葉にケンスケは満足そうににやりと笑いかける。
「黙っててやるよ。俺達、友達だもんな?」
びくんと震える。シンジは潤んだ目で彼の顔を見上げた。友達はこんな事したりしない、と叫びたかった。
しかしそれを言ってしまえばケンスケが本当に自分のこの恥ずかしい姿を、皆に言いふらしてしまうのでは
と思うと、どうしても言葉が出なかった。
「だからお礼くらい貰っても罰は当たらないよな?な、シンジ?」
ごめん眠いわ。もう寝る。
鬼畜ケンスケwww
イイヨイイヨー!!!
!!!!!!!
GJ!GJ!!
続き楽しみにしてまつww
くす、と笑いながらそう言い放つ彼の姿を、シンジは恐ろしいものでも見るかのような眼で、
ただ見つめることしか出来なかった。何かとてつもないことを要求されるのでは、という恐怖に
身体がすくむ。そんなシンジの姿を楽しそうに眺めると、ケンスケは自分のズボンに手を掛け
下半身を露にした。
「………!」
勃ちあがったケンスケがシンジの目の前に突き出される。呆然とそれを見つめる彼の姿に
ケンスケはまるで口説き言葉のような、甘い声音でシンジの耳元に囁いた。
「舐めてくれよ。…いいだろ?俺さ、ずっと前からお前のこと…シンジの事が……」
甘い囁きにシンジの頬が赤く染まった。要求自体もそうだったが、それ以上にシンジの心を
弾ませたのは、彼の甘い告白の方だった。
シンジはおずおずと彼の姿を見上げる。その真面目な表情に、シンジは恥ずかしそうにこくりと頷いた。
「一回だけ…それだけでもうこんな事、しないって約束してくれるなら。ちゃんと本当に
友達に戻るって、約束してくれるなら…それなら僕…」
伺うようにそう口にするシンジに、ケンスケの返事は返っては来なかった。ただ辛そうに
シンジの姿を見下ろしてくるその姿に、ずきりと彼の胸が痛む。
シンジは覚悟を決めると、ゆっくりと自分からそれを口に含んだ。それから舌先でゆるゆると
刺激を与えていく。
「…う…っ」
ケンスケの呻き声が聞こえる。シンジはそのまま彼を慈しむように舐めまわすと、唇と舌で全体を愛撫した。
「シンジ…」
ケンスケは短く呻くと、突然シンジの頭を掴み激しく揺さぶった。喉の奥まで突き上げられる
感覚に一瞬咽そうになる。
だがシンジはそれを堪え、ケンスケの為すがままに口内を彼のそれで蹂躙させるに任せていた。
と、ケンスケが傍に落ちていたままの玩具を手に取る。それはコードの先に玉のようなものが、
いくつも順列に繋がっているローターだった。
シンジはびくりと身体を震わせるが、片手で頭を押さえつけられたままの姿では、逃げ出すことは
叶わなかった。
ケンスケはそのまま身体をずらしシンジの下半身に手を伸ばす。両腿を割らせ熱く震えるシンジの
それには目もくれず、その最奥へと指を走らせた。
「んん…っ!!」
シンジが堪らず首を振り抵抗する。だがそれは所詮ケンスケへの刺激を加える結果にしかならない。
ローションを指に取りケンスケはそのまま躊躇う事無く指を差し入れる。そのまま何度も
出し入れを繰り返し、たっぷりと内部に粘液を含ませると小さな玉をゆっくり、ひとつまたひとつと
シンジの中へと潜り込ませていった。
「うう…ふぅ…」
シンジは激しい違和感に、目尻から涙をこぼし首を振る。だがケンスケはそれでも最後のひとつを
飲み込ませるまで、シンジを許そうとはしなかった。
やがて全てを入れ終えると、ケンスケはシンジの姿を見下ろして囁きかける。
「シンジ…一緒にイこうぜ…」
その言葉と共に、スイッチを入れる。瞬間シンジの身体がびくりと跳ねた。内部で方々に蠢く感覚に、
シンジの腰が無意識のうちくねり始め、目尻からは既に幾筋もの涙が溢れ出している。
低いモーター音と、液で濡れそぼった中を掻き回すその猥雑な音に、シンジの頭の中が白く弾けた。
ケンスケは彼のそんな姿に目を細めると、両手で彼の頬を押さえつけ乱暴に自身を突き上げ、
かき回した。
「うう!くぅぅ…うんん…!」
両方からかき回され、シンジの身体が熱く震える。シンジの変化に追い討ちをかけるように、
ケンスケはスイッチの目盛を最大まで上げた。その瞬間、シンジの身体が反り返る。
「んっ!んんんっっ!!!んーーー!」
その声に突き動かされ、ケンスケは激しくシンジの口内を突き上げる。
「う…っ!」
そして、短く叫びケンスケのそれが弾けたと同時に、シンジのそれも絶頂を迎えていた。
「んく…んん…うんっ」
最後の一滴まで出し尽くすと、ケンスケはシンジの頬を掴み囁きかける。
「シンジ…ちゃんと飲めよ…」
その言葉と未だ咥えさせられたままの状態に観念したように、シンジはそれをごくりと飲み下す。
喉の動きとその音に満足するとケンスケはようやくシンジの口内から己のモノを引き抜いた。
「かは…っ…ぅぅ!」
咽ながらシンジは吐き気を堪える。青臭い匂いは飲み下した後もシンジの口内をべたべたと
汚したままで、口の端からは唾液と混ざり合った白いモノがどろりと流れ出していた。
潤んだ目ではあはあと息をするシンジの姿に、ケンスケは楽しそうに初めはくすくすと。
そして段々堪えきれず激しい笑い声を上げた。
いきなりのその姿に、シンジの目が驚いたように彼を見上げる。それをけらけらと笑いながら
見下ろすと、ケンスケは意地の悪い声でシンジに向かって声をかけた。
「お前どこまでお人よしなんだよ?普通好きな相手を手錠で拘束してレイプなんかしないだろ?
それなのにあっさり信用してフェラまでしてくれるなんてさ。シンジ、お前本当にバカだよなあ?」
その言葉にシンジの目が見開かれる。
「……嘘…」
思わず出たシンジのその言葉に、ケンスケは再びけらけらと可笑しそうに笑った。
「いいモノ見せて貰ったよシンジ。ほんとお前エロいんだな?初めて入れられたのに後ろで
イっちゃうなんてさあ?」
見下したようなその声音に、シンジは頭にかっと血が昇るのを感じていた。ふるふると体が震える。
自分の精一杯の想いを踏みにじられたような気がして、シンジはきり、とケンスケを睨みつけた。
「……出て行って…」
小さな声に、ん?とケンスケが笑いながら問い返す。それにシンジは叫ぶように怒鳴り散らした。
「この家から今すぐ出て行って!顔も見たくない!ケンスケなんてもう友達でもなんでもないよ!
早く出てけ!」
ぼろぼろと涙を流しながらそう叫ぶシンジに、ケンスケはふうん、と鼻を鳴らした。
「いいの?このまま出て行ったらミサトさんに、こんな変態姿見られちゃうよ?」
嘲るような声にシンジはぎりぎりとその顔を睨みつける。
「構わないよ!ケンスケとこれ以上一緒にいるくらいなら、ミサトさんにどう思われたって平気だ!」
「へえ、じゃあ学校の先輩にも言っちゃっていい?シンジが後ろで感じるような変態でレイプ好きだって?」
煽るような言葉にも、シンジはもう怯むことはなかった。それ以上に彼は信じた友に裏切られた
思いで、胸が張り裂けそうだったから。
「好きにしたらいいよ!僕は恥ずかしくなんかない。恥ずかしいのは友達に無理やりこんな事する
ケンスケのほうだろ?!僕の所為じゃないんだから、どう思われたって平気だ!」
シンジの言葉にケンスケの顔が暗く歪む。それに彼が気付くまもなく、ケンスケの足がシンジを
思いっきり蹴り上げていた。ぐっ!と呻くシンジの頬を掴むと、ケンスケは怒りをあらわにした声で
彼に向かって呟いた。
「お前のそういうとこ、本当ムカつくよシンジ。いつだってお前そうやって全部周りの所為にして
自分は被害者面だよな?今さっきだって、ろくすっぽ抵抗もしないでビデオ見ながら俺の手でアンアン
言ってたのはお前の方だろ?!無理に犯されてますって言い訳だけして、こんなやらしい玩具で
イっておいて、何が恥ずかしくない、だよ?!あんま俺を笑わせるなよな、この変態!」
ケンスケのその剣幕に、今まで怒りに我を忘れていたシンジも思わず怯む。それに構わず
ケンスケは自分の荷物の中から愛用のカメラを取り出した。それからシンジを仰向けにさせ彼の
性で汚れた身体を眺めると再びローターのスイッチを最大まで一気に上げた。
「ああああっ!!!」
びくびくと身体を再び震わせるシンジの足を掴み強引に広げさせると、ケンスケはそのまま
咥え込んだ場所を中心にカシャカシャとその姿をカメラに収め始める。
喘ぐ表情、再び立ち上がる彼自身。一度放った後の白い液体に汚れた体。奥で蠢く玩具を
咥え込むその入り口。その全てを写真に収めると、冷たくシンジにこう言い放つ。
「お前がそういうつもりなら、俺も遠慮なくそうさせてもらうよ。この写真全校生徒の端末に送りつけて、
皆に見てもらおうぜ?シンジの変態姿。いいだろ恥ずかしくないんだから」
びくりと震えるシンジの体を、ケンスケは冷たい目で見下ろした。
「そうだよなあ?お前は特別だもんな。こんなの屁でもないよな?お前の親父はネルフの最高司令官。
おまえ自身もエヴァのパイロット。こんな写真のひとつくらい、いくらでももみ消せるよその気になれば。
しがない研究所勤めの俺の親父も、俺の生活もその瞬間一気にパーさ。お前にはその力があるもんな。
なあシンジ?」
その言葉にシンジの顔が暗く沈んだ。それからふるふると首を振る。
「僕、そんなことしない…ねえケンスケ。お願いだからもうこんな事止めて…。この事忘れて
いつものケンスケに戻ってよ。そしたら僕も…忘れるから…!」
シンジのその言葉にケンスケの顔が更に歪む。怒りをあらわにした表情で彼はシンジの頬をいきなり
殴りつけた。
「同情かよ?!いいご身分だなシンジは!俺はそんな言葉いらないんだよ!」
そう叫ぶと放置されたままの首輪を掴みシンジの目の前に突きつける。
「選べよシンジ。全校生徒どころか世界中にお前の変態写真ばら撒かれて恥ずかしい思いしてまで
俺を破滅させるのか。…それともおれに服従するか。何でも俺の言うこと聞く奴隷になるのか、
お前が決めろ」
「な……っ!」
目を見開くシンジに追い詰めるように彼の言葉は続く。
「言い訳なんてもうさせない。俺は別にどっちでもいい。おまえ自身の意思で決めるんだよ。
誰もお前に強制なんかしていない」
逃げ道のない選択にシンジの顔が辛そうに歪んだ。だがケンスケはそれをただじっと見つめて
いるだけだ。そこには揺らぐ気配もない彼の意思が感じられ、シンジは思わず目を伏せた。
しばらく無言のときが続く。シンジは無言で選択を迫る彼の表情に、ついに諦めたように言葉を発した。
「…ケンスケの言う通りにする…。僕…ケンスケのものになるよ。…だから、お願いだから…
酷いことしないで…」
シンジの振絞るような言葉にケンスケはにこりと笑みを浮かべた。それはいつもの、彼の友人である
ときのケンスケの屈託のない笑顔で、シンジはほっと安心したように胸を撫で下ろす。
「酷いことなんかしないよシンジ。お前が俺の言うことよくきいて、いい子でいれば優しくしてやるよ」
その言葉にこくりとシンジが頷く。それに再び微笑みかけると、ケンスケはシンジの首に手にもって
いた首輪を優しくはめてやった。
「これでシンジは俺のモンだ。嬉しいだろシンジ、ご主人様が出来て?」
その言葉にびくんとシンジの体が震える。それを微笑みながら押しとどめると、ケンスケはシンジに
優しく囁いた。
「お前、本当は寂しかったんだろ?知ってるんだからな俺は。だから寂しくないように俺がお前を
縛ってやるよ。いい子にしてたら優しく愛してやる。な、シンジ?」
そう言うとそのまま彼に唇を重ねた。労わるようなその感覚に、シンジはうっとりと身体を預けてくる。
「俺の命令には絶対服従だ。そうすればシンジ、もうお前は独りにならなくて済むんだ。…いいな、
お前がそれを望んだこと、絶対に忘れるなよ」
ケンスケの言葉にシンジはうっとりとした表情で頷く。その姿に彼の陥落を知ったケンスケは、
彼に見えないように口の端を歪ませ、淫らな視線で嘗め回すように彼の幼くしなやかな細い肢体を
じっと見つめていた。
どうしようマジで神がいる。
イイ!!(・∀・)イイ!!
さぞかし名のある職人氏と見受けた。
ケ ン ス ケ す ご す ぎ
カヲルスレで書いてた人かな
>722
そこだけは否定させてもらう。違うぞー。
間違えられた人が可哀想だろこんなんと一緒にしたらw
自分は今も昔もこのスレ以外で801は書いてねえっすよ。
カヲルは嫌いじゃないが自分が書かなくても書くやついっぱいいるので
自分は書かないだろうなあ。
貴重な神、超GJ
>>723 ごめんねごめんね
気を悪くしたらごめんね
>725
気にしてないよう。ごめんよこっちこそ。
単に間違えられた相手に悪いと思ったんだよ。
気にしないでー。
しかしこのケンスケは自分で書いておきながら
どう見てもDVです本当に(ry だよなあ本当w
ごめんなDVのDって家庭内って意味なんだよごめんな
そんなお茶目なあんたが好きです
突っ込んでくれて有難う
イヤ!恥ずかしいっ!バカバカ!www
鬼畜ケンスケが言ってるみたいで笑えるなw
ようやく今このスレざっと読めたんだがここ最近の
大量の小説はひょっとしなくても同じ人が書いてるのか?
どんだけ幅広いんだよこの職人
>729
それはケンスケ受みたいってことかー?!
禿ワロタwwwwあんた最高や。
誰か書いてくれねえかケンスケ受け。
あ、ケンスケスレにはあったなそういえば。
ケンスケがにっこりと僕に向かって微笑む。
僕はその笑顔に、少しだけ安心した。彼の笑顔はいつでも僕に安心をくれたから。
それは『好きなのか』と問われれば、そうではないと答えるしかない感情だったけど。
ケンスケの笑顔はいつも、僕を見ているようで見ていなかった。受け入れてくれているわけ
ではなく、その場限りの。肯定でもなければ否定でもない、でもそんな笑顔に僕は安心していた。
それはきっと、僕が自分に向けられる「人の気持ち」がとても怖いと思っていたから。
ここに来て僕は急に注目された。今まで空気のように扱われていた僕が、エヴァのパイロットだと
いうだけで皆に見られ始めた。僕にとってそれは、嬉しかったと同時にすこしだけ恐怖を与えた。
誰も本当の僕を知らないのに、それなのに回りは僕という存在を気に掛ける。
それが怖くて仕方がなかった。
でもケンスケは僕の事「特別」には見ていなかった。いいや、「特別である僕の立場」と「僕」を
分けて見つめていた。
その目が僕をとても安心させてくれていたのだと思う。
でもそれはきっと、『好き』ではなかった。
何故なら僕は『好きな笑顔』をもう知っていたから。
それは力強い光のような、まぶしい笑顔。
迷ってばかりの僕を照らし、暗い闇の中から連れ出してくれそうな、そんな明るい笑顔。
僕はその笑顔が大好きだった。 僕の中にいつの間にか棲んでいた、暗く湿った感情を明るく
吹き飛ばしてくれそうな。
それは、そんな笑顔だった。
でももう、僕はその笑顔を好きでいてはいけない。
僕は少しだけ溜息をついた。後悔ではなく、決別のそれは僕の心をひとつの色に
塗り変えていく。
僕はもう『誰かのもの』になっていた。それは『された』のではなく、自分がそれを望んだから。
僕はずっと誰かの腕を待っていた。強引に僕を何処かに連れて行く、その、腕を。
そして僕の前にそれは現れた。そしてその腕に絡め取られた。絡みついた腕は、僕の全てを
支配した。それを僕も望んだ。
もう僕は暗い闇で独りでいるのは嫌だったから。その腕は、僕を決して離さないのだろうと、
そう思ったから。
だから僕はケンスケのものになった。
僕はずっと誰かのものになりたかった。だからそうした。
僕の好きな笑顔は、そんな僕をきっと否定するのだろう。そうして、僕を光の中に連れて行こうと
するのだろう。
だから僕はもう、あの笑顔を好きでいてはいけない。
僕は『誰かのものになる』ということは、僕の中の全てを塗り替えられる事だと知った。
心を切り離されることだと知った。
そして僕を『支配』するものは、その心を決して僕に分け与えることもせず、僕の全てを
呑み込むのだと知った。
僕はその感覚に、いつしか酔ってしまっていた。
シンジ…
イイ(・∀・)ヨー
「ね…これ、外して?僕もう逃げないから」
シンジはおずおずと彼に向かって己を拘束するそれを差し出した。その言葉にケンスケがふん、と
鼻で笑ってみせる。
「お前、口の利き方知らないな。…まあいいや。今日だけはタメ口許してやるよ。でも明日から
二人だけのときは、ちゃんと奴隷らしい言葉遣いをしろよ?」
そう言いながらケンスケはシンジの手錠を外してやる。
「今日はお前が素直になった記念日だからな。…優しくしてやるよ。本当はもっと乱暴に奪ってやる
つもりだったんだけど。感謝しろよな」
そう言ってくつくつと笑うケンスケに、シンジは静かにこくんと頷いた。それから、空いた両手で
そのまま彼の身体を抱きしめてキスをする。
「………!」
瞬間、ケンスケの瞳が驚きに見開かれた。シンジはそれに構わず舌を差し入れようとして。
「…あぅ!!!」
思い切りその頬を彼に殴られていた。
「しつけの悪いペットだな。誰がお前から俺に触れていいと言ったよ?!お前は俺の命令に従え。
それ以外は許さない」
その言葉にシンジは身体を震わせると、素直にこくりと頷いた。潤んだ目はそれでも何かを誘うように
彼の瞳をじっと見つめている。
「そんなやらしい目をして…シンジ、お前って素質あるんだな?まだお前、俺のものちゃんと咥えた
こともないのに、もう完全にトロトロじゃないか」
そう言うとゆっくりとシンジを抱きしめる。その瞬間、彼の表情が歓喜に彩られた。
「ぁぁ……!」
甘い声を上げる。それはまるで、身体よりも先に、シンジの心が絶頂を迎えた証のように
彼の身体を震わせた。
そのまま、胸に唇を這わせていく。ぴくり、と震える体にケンスケがにやりと微笑んだ。
「おまえばっかり気持ちよさそうだな。シンジ、ちょっとは俺のことも愉しませてみろよ」
そう呟くとシンジの手を彼の熱く昂ったそれに重ねる。瞬間シンジの頬が赤く染まった。
「いつもやってるだろ?見せろよ。お前が自分でしてるところ、俺に見せてみろよ…」
ねっとりとした声音に、シンジの体が震える。それからおずおずと頷くとシンジは少しずつ
その掌を動かし始めた。
「あ、あ…っ!」
甘い声が上がる。それに追い立てられるかのようにシンジの動きが早まった。と、それを
突然ケンスケは留めると彼の手に落ちていたローターのスイッチを握らせた。
「こっちも自分で動かせよ。お前の好きな強さでかき回して感じてるところ、見せてみろ。
自分で後ろも慰めるようになるんだからな、お前はこれから先」
ケンスケの意地悪い言葉に、シンジはひくひくと身体を震わせる。そしてそのまま手元のスイッチを
入れ、目盛を最大にあわせる。
「ああああああっっ!!!」
びくびくとシンジの身体が跳ね、何かに縋るように床を掻き毟る。その手をとるとケンスケはシンジの
片腿を自分で開かせてその痴態をじっくりと眺め始めた。
「……ぅ…や…だ…!」
頬を真っ赤に染めながら、そう呟くシンジにケンスケは低く囁きかける。
「自分でこんな強くしておいて、嫌だ、はないだろ?意味判んないよお前」
楽しそうなその表情は、シンジの心を熱く震わせた。シンジはもう、限界だった。
「……お願い…」
聞き取れるか否か、というくらい小さく呟く。それを無言で聞き返すと、シンジは諦めたように
少しだけ大きな声で呟いた。
「…お願いだから…早くケンスケのものにして…!」
その言葉に満足そうに微笑む。だがそれとは裏腹に、ケンスケの言葉はシンジを更に追い詰める
ものだった。
「そんなんじゃ分かんないだろ。お前俺にどうして欲しいんだよ?」
責めたてる言葉はシンジの羞恥を加速させる。涙を浮かべふるふると首を振る彼の姿を顎で促すと、
ようやくシンジは観念したようにぼそりと呟いた。
「…入れて…ケンスケのもの、僕の中に入れて…!」
「モノと中とか、よく分かんないな。それに人に物を頼むときにはお願いします、だろ」
精一杯の言葉を否定され、シンジの表情が羞恥に歪む。それでも彼は必死で彼に応えた。
「入れてください…ケンスケの…を…僕の…中に…入れてください…。お願い、します…」
肝心なところは聞き取れないほどに小さいその声に、ケンスケはそれでも満足したように微笑みかけた。
「まあ、初めだしそれくらいで勘弁してやるよ」
その言葉に一瞬シンジの顔が明るさを取り戻し。しかし次の瞬間、一気に奈落に叩き落された。
「ちゃんと俺の前でイケたら、してやるよ」
優しげなその声に、シンジはふるふると首を振った。何故なら彼の身体はもう限界寸前だったからだ。
それは、『欲しい』という意味合いのそれではなく、単純にシンジの限界だった。
「駄目…もうこれ以上は…!」
「…ああ、そういやお前もう、2回もイってるんだっけ?それでまだこんなに勃つんだから、元気だよ
なあ?ああ、それとも単なる淫乱か?」
シンジのか細い声をからかうように、そう続ける。シンジは涙を浮かべてケンスケに哀願していた。
もう一回でもイかされてしまったら、シンジはそれ以上は限界だった。自分にはケンスケを受け入れる
余裕がなくなってしまう。だがそれを彼は決して許さないだろう。だから必死で恥ずかしさも忘れて
シンジは彼に懇願していた。
だが、ケンスケはそれを決して許さなかった。冷たい声が部屋の中に響き渡る。
「やれって言ってるだろ?…それとも俺の命令が聞けないって言うのか?!お前もう自分の立場
忘れたのかよ?!」
怒気を含んだその声に、シンジはようやく諦めたように、やります、とだけ呟くと自身に再び手を這わせ
はじめた。
「…うぅ……っ!」
低く呻くと、ぴくぴくと身体が震える。シンジが彼に懇願している最中も自分を責めたてていた
玩具は、相変わらず強い力でシンジを掻きまわしつづけていて、シンジのそれはもうほんの
小さな刺激でも爆発寸前なほどに膨れ上がっていた。
「あう…っ!!!」
短く叫ぶと、シンジはあっさりとその性を解き放つ。
びりびりと掠れた様な快感が彼を襲い、シンジはそのまま意識を失いかけた。だが、それを強引に
呼び戻される。
「寝てんじゃねえよエロシンジ」
がつりと蹴られた衝撃でシンジの意識はようやく繋ぎとめられた。それを嘲るようにケンスケは
シンジの内部を掻きまわすそれを引き抜くと、耳元で囁く。
「じゃ、俺の番だな。シンジ嬉しいだろ?欲しがってたモノ、やるよ。ずいぶんお前大胆に欲しがって
たよなあ?」
その言葉にシンジはびくっと震える。怯える様な目で首を振り、シンジは彼に赦しを乞うた。
「駄目…もう僕駄目…!できないよ…!お願い、口でするから…だからもう今日は許して…」
シンジの泣き出しそうなその声にも、ケンスケは容赦することはなかった。何も言わずそのまま
一気に彼の身体を開かせると、彼のものを打ち込んで掻きまわす。
「あぁぁ!嫌…やだ…!お願い許して…許してよぉ…!」
ぼろぼろとシンジの目から涙が溢れ出す。それをにやにやと見下ろしながらケンスケは更に激しく
彼を追い詰めた。
腰を掴み、がくがくと揺さぶる。それから内部を抉るように己のものでかき回すと、シンジの一番
感じるところを探り当てるように小刻みに突付き上げた。
「やだ…やだ…!もう嫌だぁ…!」
もう理性さえ失っているのかもしれない。虚空を見つめながらシンジはただそう呟きながら、
ケンスケの責めをただ耐えるしか術はなかった。
と、そのある一点を突いたとき、シンジの表情が怯えたそれに変わる。ケンスケはそれを見逃す
事無く、重点的にその部分を責めたて始めた。
「やっ!嫌だぁぁぁ!!!ケンスケ止めて、許して…許してよぉぉぉ!!!!」
叫ぶような声を上げて、ただ首を振る。しかしそんな事では与えられる感覚が消えるはずもなく、
シンジは次第に己のものが再び熱を持ち始めるのを感じて身体を震わせた。
それは既に、快感ではなく自分を追い詰め、苦しめるだけの感覚。彼の身体によってもたらされる、
紛れもない苦痛でしかなかった。
「やだ…もうイきたくない…無理だよ…!やめて、やめて…もうやだ…っ!」
夢中でそう叫ぶ。しかしそんなシンジに降りかかるのは、ケンスケの意地の悪い微笑みと、冷たい声。
「やっぱりお前、そういう顔が一番いいよ。シンジ、もっと泣き喚けよ…!」
その言葉に漸くシンジは、わざと彼がシンジを限界まで追い詰めたのだと知った。しかしそれを
知ったからとて彼にはどうしようもない。
シンジはただ涙を流しながら、ケンスケのするがままそれを受け入れ、苦痛に耐え、収束を待つこと
しか出来なかった。
「くう…!」
そしてようやく、ケンスケは短く叫びシンジの中に己を解き放った。同時にシンジもまた自分自身が
限界を越えた性を吐き出したのを感じる。
いいや、本当にそれは吐き出されたのかさえ、彼には分からない。ひりひりと痛むその渇いた感覚に、
シンジは自分が何処か暗いところへ堕ちていくのを感じていた。
意識を失ったシンジを、ケンスケは面白そうにただ見つめる。自分の掌の中で乱れ、泣き、哀願する
シンジの姿は彼に大きな歓びを与えていた。
「お前は全部持ってるんだよな…俺の欲しいもの、全部。だから俺はお前を赦さない。どこまでも
追い詰めるよ俺は、お前の全てを…な」
目を閉じて尚、苦痛に顔を歪ませるシンジの目尻には、涙の乾いた跡が幾筋も残っている。
ケンスケはそれを舐めとってやりながら、すこしだけ力を込めてシンジの身体を抱きしめた。
「逃がさない…離さない。お前もそれを望んでる。俺にはそれがわかるんだよ、シンジ」
呟きは闇に、吸い込まれていった。
ちょ、、、、これは…
マ ジ で 最 高 だ
今、本物の神を目の当たりにした
鬼畜ケンスケ最高だ(;´Д`)ハフハフ
>743
お前はここでもおでん食ってんのかw
口腔をおでん種にねぶられる快感!!
ネ甲
好きだなあケンスケスレ。あそこの空気は実に落ち着くよ。
向こうで言えといわれそうだなw
職人がまたいい。自分的神。力をくれるよ。
やはり人の萌えは大きな力になる。とても嬉しいよ。
あそこは腐女子禁止だぞ
覗くくらいは許してくれまいか。あの空気を壊すのは自分の本意ではないし。
エールを送りたかっただけだった。すまんかった。
スレ違いだなそういえば。ごめんよ。
個人的には鬼畜ケンスケの話が一番楽しみなわけですよ
自分ほどこのスレをチェックしてる人間もいまい
ありがとよ。涙出るくらい嬉しいこと言ってくれちゃって
こやつめ、はははw
ま、いい機会だしもうちょっとだけ充電することにするよ。
頭の切り替えが上手くいかねえわココ最近。
まあアフリカではよくあること
いやいやマジレスすると本気で書けないときは無理に書こうとするな
その無理が目に見てとれるから休む時は休めばいいと思うよ
>752
ありがとさん。お言葉に甘えて休みすぎ自分w
風邪で失われた体力を回復するのに、案外時間かかった。
流石一ヶ月引き続けた風邪だ。頑固すぎ。医者にも結核かもね〜とか言われて
素でびびったし。いや、大丈夫だったけど。風邪こえぇ。
シンジが目を覚ましたとき、辺りは既に明るくなっていた。慌てて周りを見渡すと、いつの間にか
シンジは自分の部屋に運ばれていたらしく、隣には暢気な顔でぐっすりと眠るケンスケの姿。
その無邪気そうな寝顔に、シンジは昨夜の出来事がまるで夢だったのではないのかという想いに囚われる。
だがそれが夢ではなかった証拠に、体中は骨が砕けてしまったのではないかと思うほどにがくがくで、
首には昨日掛けられた首輪がきちんと付けられていた。
シンジは少しだけ迷って、ケンスケを起こす。
「…朝だよ。僕、学校行かなきゃ」
揺さぶられてケンスケも薄目を開ける。シンジは彼が目覚めたのを確認すると、おずおずと自分の
首に付けられたそれに手を当ててケンスケに伺うように声をかけた。
「これ…外していい?二人のときはちゃんと付けるから、外では許して…」
シンジの言葉にケンスケは薄目を開けたままこくりと頷く。思いがけずあっさりと認められた要求に、
シンジはやや驚きながらも嬉しそうに微笑んでケンスケに礼を言う。
「朝ごはん作るね。出来たら起こすから、もう少し寝てて」
シンジはそれだけ言うと、少しだけ勢いを付けて布団から身を起こす。そうしなければとても身体を
起こすことなど出来そうもなかったからだ。
ずきん、と腰の辺りが少しだけ痛んで、シンジの顔が苦痛にゆがんだ。それを押し隠しながら、再び
にっこり微笑むとシンジは台所へと姿を消した。
ケンスケはその後姿を見送りながら、少しだけ苦笑する。
『無理しちゃって。…そういう顔されると、また虐めたくなっちゃうじゃないか』
くつくつと押し殺した笑いは、シンジの元までは聞こえはしなかった。
「シンちゃんたらいま〜〜〜ああもう、お腹ぺこぺこ。夜食も食べれなかったわよぉ!」
二人で朝食をとっていると、ミサトがバタバタと玄関から帰宅する。目の下にはクマ、髪の毛は
ぼさぼさで疲れきった様相だ。と、それがダイニングにいる来客の存在に気付くと突然きりっとした
顔に変わる。
シンジがその変貌振りに呆れながらも、何か食べますか?と訊ねるとミサトは、うー。お風呂先に
入るわ。などと言ってバスルームへと姿を消した。
「くぅ〜、羨ましいヤツだねシンジは!あんなお姉さまに毎日シンちゃん、なんて呼んでもらいたいよ俺も!」
拳を握り締めながら天を仰ぐケンスケからは、昨日までのあの姿は微塵も感じられない。
シンジは何となくほっとしたように笑みを浮かべた。
それから支度を整え、二人はミサトに見送られながら揃って家を出る。その時ケンスケが学校とは
反対方向に歩を進めようとして、ふと思いついたように振り返った。
「お前も来るか?シンジ」
その言葉に一瞬シンジの顔に躊躇の色がみえた。それに気付いているのかいないのか、ケンスケは
そのままにっこり笑うと、冗談だよ。と続ける。
シンジはその姿にちょっと驚いた顔をしながらも、少しだけ何かを考えるように顎に手を当てると、
ケンスケに向かっておずおずと声をかけた。
「行こうかな…」
シンジの言葉に今度はケンスケの目が驚いたように丸くなる。それからちょっとだけ嬉しそうな顔で、
彼はシンジに笑いかけた。
「バカ、いいよ別に気を使わなくて。お前ただでさえ出席少ないんだから無理すんなって」
なんだか妙に優しい言葉に、シンジの胸が締め付けられる。
「それとも俺がいなくて寂しいのかよ?」
そんなシンジの胸のうちを知ってかしらずか、ケンスケがちょっとからかう様にそう問いかけた瞬間、
シンジの頬が真っ赤に染まった。
「………」
その表情に思わすケンスケの動きが止まる。
『これで無意識なんだから、コイツって本当罪作りなヤツだよなぁ』
暢気にケンスケがそんなことを考えている間も、シンジはもじもじと頬を染めて俯いたままだ。
そんな彼の姿にケンスケは少しだけ意地の悪い微笑を作って見せた。
「別に寂しくないだろ?…それとも感覚がないのか?」
そう言ってシンジの腰の辺りに手を回す。シンジはその瞬間不自然なほどびくりと身体を震わせると、
慌てて首をふるふると振った。
「直ぐ戻るよ。それまでいい子にしてな」
それだけ言うとあっさりとシンジに背を向けて行ってしまう彼の姿に、シンジは少しだけほっとしたような
寂しいような感覚を覚え、もう一度首を振ってみせると学校の方角へと歩き始めた。
「よ、センセ。そんなちんたら歩いとったら遅刻すんで!」
後ろからトウジが追い越しざまにシンジの肩をたたく。シンジはそれに笑顔で答えつつも、彼を
追いかけようとはしなかった。
「なんや?ホンマに遅刻してまうで?」
振り返りそう声をかけてくる彼に、シンジは首を振ってそれに答える。
「ん、僕ちょっと今走れないんだ。いいから先に行ってて」
シンジの言葉に少しだけ妙な表情をしながらも、トウジはそのままほな、後でな!と言って彼を
おいて学校へと向かう。シンジはその後姿を見つめながら、ふう、と溜息をついた。
彼の明るい笑顔は今のシンジには眩しすぎた。自分が望んだこととはいえ、シンジは少しだけ
後悔の溜息をつく。
どうにもならない、という訳ではない。しかしシンジにはどちらを取っても後悔しか残らないような
気がして、気分が塞いでゆくのを止められずにいた。
ケンスケがいないから、こんな事を思ってしまうのだ。
シンジは自分の肩を自分で抱く仕草をする。自分を強引に引き寄せるあの腕が今はいない。だから
自分はこんなにも迷ってしまう。
シンジは彼に思いを馳せながら、とぼとぼと学校へと向かっていった。
キタキタ!!待ってたよ!!
いよいよトウジ登場か
いやーんなフラグきたあああ
復活キタコレ(;´Д`)ハフハフ
バイブレーションがシンジのポケットから伝わってくる。授業も半ばを過ぎた頃の、いきなりの
呼び出しだ。シンジは慌ててそれを取り出し、液晶画面を見つめる。
非常召集かと思ったそれは、ケンスケからのメールだった。ほっと息をつきながらシンジは
内容を確認し始める。その中身に目を走らせた彼の身体がびくりと震えた。
授業は続いていく。それに耳を傾けながらも、シンジにはその内容など全く頭に入っては
こなかった。ただ携帯の画面を呆然と見詰めている。
ややあって授業は何事もなく終了し、シンジはそのまま教室を後にした。トウジがその後姿を
何の気なしに見つめ、見送る。
シンジはその視線に気付くよしもなく『彼』の要求を叶えるべくある場所へと向かっていった。
シンジは体育用具室にいた。薄暗く、人気のないその場所に彼は呼び出されていた。
何をさせるつもりなのかは分からない。シンジはただ彼の要求するまま、そこに足を踏み入れた。
「ケンスケ…」
いるはずのない存在に呼びかける。返事は当然返ってこない。だがシンジの姿が見えているかの
ように彼のポケットから再び彼を呼ぶ振動が伝わってきた。
びくりと身体を震わせ、それを取り出す。液晶画面には彼からの要求を伝えるメール着信画面が、
シンジを追い詰めるように表示されていた。
迷う事無くそれを開く。その瞬間、シンジはぴくりと肩を震わせると無意識に首を振った。
「やだ…こんなところで、嫌だよケンスケ…!」
思わず呟く。だがそれを嘲笑うかのようにシンジの中の『それ』が突然動き始めた。
「……!!!」
びくん、と震える身体。それは昨晩嫌というほどシンジを追い詰めたその感触だった。
今朝身支度をしているときに『命令』された『それ』がシンジを追い詰めていく。
おそらくは、遠隔操作。だがシンジにそれを確かめる余裕は既になく、ただケンスケの操作する
まま追い詰められていく。
シンジが堪えきれず甘い声を上げようとしたその時、彼の肩を掴む感触が、シンジの身体を更に震わせた。
「……?!」
思わず振り返る。ケンスケがそこにいたのかと安堵するシンジの心とは裏腹に、それは全く
見知らぬ男の姿だった。
「…誰……?」
問いには言葉は返ってこない。無言でシンジの身体を抱きすくめると、強引に両腕を拘束し、
口に布切れのような物を押し込める。
「っ?!んむ…?!」
自分を押さえつけるその腕を振り払おうと、力の限り暴れる。シンジは突然のその男の行為に
恐怖より腹立ちが先に立っていた。抗議の意味も込めて、思いっきり睨みつける。
だがその男にシンジのそんな思いが伝わるはずもなく、蹴りを繰り出す足首をつかまれ、
そのまま引き倒される。
そして彼が逃げ出す暇もなく、シンジは男に上から圧し掛かられていた。
「………!!!」
一体どういうことか分からない。気付くとシンジを責めていた『それ』は動きを止めていた。
その事実にシンジは少なくとも、これはケンスケの仕業ではないという事に思い至る。
もしこの男が彼の差し金だったなら、自分を責めたてるものが動きを止めるはずがなかった。
おそらくこれは、ケンスケにとって不測の事態なのだろう。
そしておそらく、ケンスケはこの場所を今も監視しているのだと言うことにシンジは気がついた。
男の腕から必死でシンジは逃れようと暴れる。形振り構わぬ彼の行動に、男に掴まれていた
洋服の一部分がびり、と裂ける音がするが、彼にそれを構っている余裕はなかった。
絶対に屈服してはいけなかった。昨日までの自分なら、ひょっとしたら諦めてしまったかもしれない。
でも今はそうするわけにはいかなかった。自分の身体はもう、自分のものではないのだから。
予想外に激しいシンジの抵抗に、男が怯むように身体を震わせた。その隙を突いてシンジは
思いっきりその男に頭突きを喰らわせる。
そしてその瞬間緩んだ腕から逃げ出すと、シンジは一目散に出口へと走った。
もうすぐだ。
もうすぐここから逃げ出せる。
シンジが安堵の溜息をついて扉に手を掛けたその時、扉が不意に開きシンジの身体は勢いのまま
『誰か』にぶつかった。
と、ここまでで引っ張ってみるw
(゚Д゚三゚Д゚)投下終了?
続きもできてるのに切ったね?
当たりwww
あ、でもまだ書いてないから。
この鬼畜!!
それにしても、このスレが無事なのは奇跡に近いなー。
だって鬼畜ケンスケだものw
…巻き込まれないことを願う…。なんていうか、自分エヴァ板が好きなんだ。
ここじゃなきゃ嫌なんだ。だからせめて迷惑かけないようにひっそりやらせて欲しい。
801板とか、エロパロ池って言われたら哀しい。
801よりも先に、エヴァが好きで好きでたまらないんだ。だからここに居させてほしい。
巻き込まれたら、それでも駄目っていわれるかな?
嫌なら出ていけばって言うけど、なかなかネ・・・
とりあえず、
・必要以上に馴れ合いはしない
・ageないsageる
この二点は最低でも守ってひっそりといきましょう。
それしかないね。そして自分には書くことしか出来ない、な。
悩んでてもしょうがないか。
じゃ、続き今から書いてくる。今晩中投下は無理だけどw
続き期待してます。
明日でも明後日でも急かさずに待ちますので、
ご無理なさらないでくださいノシ
今読みきったわけだが
カップ麺を三分待てずに二分すぎくらいにがっついて
まだ固いところが歯にくっついた時のような気分です><
ナイス形容。
さてここでクイズです。
Q: シンジがぶつかった人は誰でしょう
A 男の仲間→シンジくるくるチャンスタイム突入モード
B ケンスケ →大急ぎで戻ってきた鬼畜。ちょっとラブ展開暴走モード
C ペンペン →禁断の愛に突入覚醒モード。
妥当にBか
Cに1票
(*´Д`)<A
突如カヲル登場とかw
やめて。
変なのを呼び寄せるから。
(・∀・) <C!
覚醒モードщ(゚Д゚щ)カモォォォン
>780以外の人、全員正解です!
正解Vは、30秒後、CMのあと!チャンネルは、そのまま!
マジかよw
「なんやセンセ。こんなとこ呼び出してからに」
驚いたシンジが彼を見上げた瞬間、聞きなれた声が彼の耳に届いていた。
「トウジ…!」
安堵のあまりその場にへなへなと座り込んでしまう。トウジは驚いて彼の姿を見つめると、その
衣服の乱れに気付いて眉をしかめた。
「…どないしたんや?」
問いながら用具室の奥に目をやる。トウジの目に見慣れぬ男のうろたえた姿が入り、彼は
シンジとその男の姿を見比べた。
明らかに様子のおかしいシンジの、怯えたような表情。破れた彼の衣服。焦ったように自分の
存在にうろたえる男。
何があったのかは分からない。だがこの男がシンジに、何かよからぬ事を仕掛けたのだということに、
トウジが気付くのは容易いことだった。
「センセ。こいつに何かされたんか」
彼の問いにシンジは何も答えない。俯いて自らの肩を抱く仕草をする彼の姿に確信を得たように、
トウジはその男の傍につかつかと歩み寄った。
怯む男に構わず、力の限りトウジはその頬を殴りつける。それからその襟首を掴み、呆然としたままの
その男を引き摺って用具室から叩き出した。
「ワシのダチに二度と近づくなボケ!」
トウジの迫力に男は怯えたように震えると、そのまま逃げるように走り出す。その姿を確認すると
トウジはシンジに向き直りにっこりと微笑みかけた。
「よっしゃ、もう大丈夫や」
トウジのその言葉にシンジの表情が歪んだ。そのままトウジの顔を見つめ、ぼろぼろと涙をこぼす。
「トウジ…!」
肩を震わせるシンジの姿に、トウジは情けない顔つきで彼の周りでおろおろするばかりだった。
ひとしきり泣いたあと漸く落ち着きを取り戻し、シンジはトウジに向かって頭を下げた。
「ごめんね、みっともないトコ見せちゃって。あと、助けてくれて有難う」
シンジの言葉にトウジは照れくさそうに笑い、首を振る。
「ええて。それに、センセ自分で逃げ出しとったやん。ワシが来んでも大丈夫やったんや。
ワシはあのアホウにトドメ刺したっただけや」
そう言って再びにか、と笑う。シンジは少しだけ痛む心で、その笑顔に応える様に微笑んだ。
「アタマ、どないしたんや?赤こうなっとる」
トウジの言葉に初めて気付いたように、シンジは額を自分で撫でる。少し腫れているみたいだ。
「あ、さっき逃げるとき頭突きしちゃったから…でも平気」
シンジの言葉にトウジは堪えきれず噴出してしまう。
「頭突きかいな!流石センセや。やっぱりやる時ゃやるのう!」
けたけたと笑いながらも微笑むトウジの姿に、シンジもまた知らず笑みをこぼす。
やはり彼の存在は、シンジにとって大事なものだった。
その事を思い知らされた気がして、シンジは軽く胸の軋む音を聞く。
こうやって、ずっと三人で笑っていたかった。 三バカなんて言われながらも、くだらない事で
笑い合いたかった。
でも、もうそれは出来ない。
踏み出してしまった。逃げることも出来たのに、シンジはそれでも踏み出さずにはいられなかった。
だから、せめてこの友にだけは、トウジにだけは明るい世界で笑っていて欲しかった。
だが、そんなシンジの姿を嘲笑うかのように、シンジのポケットから彼を奈落に叩き落す感触が、した。
というわけで正解は D のトウジでした。
ごめんあんまりにも捻りがなかったので思わずネタに走ってしまった。
今は反省している。
裏切ったな!ぼk
いやええねんええねんわかってんねん全力で釣られてナンボですぅ><
ペンペンの総排泄孔からシンジきゅんに精液が迸るかと思ってたのに……orz
うはwwスレ住人を翻弄するまさに鬼畜wwwww
い ま 素 晴 ら し い 鬼 畜 を 見 た
絵板一ヶ月書き込みないと確か消えるので保守がてら書き込みしてみましたよ。
あ、あとわいせつ画像の基準は多分イチモツやらが書かれてたり
結合部分が描かれてたりなので、マッパくらいならOKでしょうと思う。
時間のあるときにでも皆さん書き込んでくだちい
ありがとうケンスケ
絵も最高だよ
携帯を取り出さなくても分かる。ケンスケが一体自分に何を要求しているのか。
何故ならシンジの中のそれは、携帯が鳴ると同時にその動きを再開していたから。
シンジは絶望感と戸惑いに、身体を揺らした。
『どうして…ケンスケ、どうしてこんな…!』
問いただそうにも、彼はこの場所にはいない。そしてシンジにもまたそんな余裕は既になかった。
青ざめていく彼の表情に気付き、トウジは心配そうに彼に声をかける。
「どないしたんや?何か顔真っ白や」
シンジはそんな彼の労わりに、引きつった笑顔で答えることしか出来なかった。
「なんでもない…それより、トウジはどうしてここへ?」
話をそらそうと、何となく感じた疑問を口にした彼の言葉にトウジは驚いたように目を見開く。
「へ?センセが呼んだんやないか。ここに来いて、メール送ったやろ?センセ朝からおかしかったし、
何ぞ悩み事でもあるんか?ワシで良かったらいくらでも言いや」
トウジの言葉に今度はシンジが驚く番だった。そしてその瞬間、彼は本来のケンスケの狙いに気が
ついて身を震わせる。
トウジがここに到着したタイミングから言って、自分が襲われたのを助けるために呼んだわけでは
ない事は明白だった。
恐らく自分の要求どおり行為に耽る自分の姿をトウジに目撃させるため。そして…。
『そんなのないよ…何でだよケンスケ…』
シンジはがくりと肩を落とす。昨夜遠ざかる意識の端に聞こえてきた、何処までも自分を追い詰めると
言った彼の言葉は、本当だった。そして彼は自分のトウジへの想いすら、知っていた。
『お前の事は何でも知ってるんだ』
その言葉の真実を思い知らされて、シンジは諦めたように溜息をつく。逃げられない。全てを失うまで、
彼は自分を責めたてるのだろう。そして自分に出来ることはそれを受け入れることだけ。何故ならそれを
望んだのは自分なのだから。
『ごめんね…』
心の中で、彼に謝る。シンジを心配そうに見つめるトウジに彼は、にこりと薄く微笑んだ。
「そっか、そうだったね。僕ね、トウジに見て貰いたいものがあったんだ」
言いながらシンジは自ら己を包む衣服を脱いでゆく。驚くトウジの姿を他所にシンジはすっかり裸に
なると、己を貫く『それ』を彼に見せ付ける。
ケンスケに言われて、自ら受け入れたそれは既に、シンジの身体の隅々までも拘束していた。
蠢くそれと、そしてそれを受け入れているシンジの姿に、トウジの喉が知らず音を立てる。
シンジは潤んだ目でそれを見つめると、脚を広げ自身を自分で刺激し始めた。
「…ん…ふぅ…ぅ」
甘い喘ぎは静かな部屋にあっという間に響き渡る。シンジは己の発する声と、奥から己をかき回す
その響きに、憑かれたように腰を震わせた。
『トウジが…見てる。そしてケンスケも…!』
自身の乱れる姿を人に晒す事は、シンジにとって初めて感じる羞恥と快感の入り混じった奇妙な感覚だった。
見られたくない。でも、もっと深くまで自分を見て欲しい。
矛盾した感覚は彼の理性を根こそぎ奪っていき、シンジはそれに溺れるようにトウジの目の前で
淫らな自慰に耽っていった。
自身を扱きながら、その奥を刺激するように身体を震わせる。その下にある柔らかな皮膚に包まれる
脹らみは硬く強張っていて、今にも限界を誘うように震えていた。
シンジはそれを追い詰めるように自分でやんわりと包み込み
猛る己と同時に掌で撫で擦り、限界を待つ。
「あぅっ…ぁぁぁ…っ!」
甘い喘ぎと共に、シンジは自らを解き放つ。親友の目の前で己の身体を汚す白い液体に、シンジは
ひくひくと震えた。
「………」
トウジは何も言わない。ただ呆然と自分を見つめているその姿に、シンジは胸の痛む音を聞いた。
そしてそれに気付かぬふりをして、トウジの下半身に顔を近づける。
「トウジ…僕で、興奮してくれたの…?」
目の前のズボンに隠されたそれは、布越しからもはっきり分かるくらいに固く膨張していた。
それを上から唇で包み込む。トウジの身体が怯えたようにびくりと震えるのに気付いて、シンジは
再び自分の心が軋む音を聞いていた。
「いいよ、僕は平気だから…」
その言葉に、トウジは遂に堪きれなくなったかのように乱暴にシンジの身体を床に押し付ける。
それから既に露になっている胸の蕾に吸い付くと、そのまま激しく舌で弄りはじめた。
「く…ん…ふぅ…っ」
たったそれだけで簡単に口から漏れる吐息を、トウジの唇が塞ぐ。喉の奥まで味わおうとするその
感触にシンジは甘い痺れのような感覚を覚え、震えた。
ケンスケとは違う、乱暴なのに労わるようなその感触。泣きたくなるほどの幸福感。
それらはシンジを深い快感と、そして罪悪感に導いていく。誰に対してなのか、何に対してなのか。
自分でも分からぬそれは、確実にシンジの心を捉えていった。
それを振り払うかのように殊更トウジに積極的に振舞う。
その肩に腕を回し、深く唇を受け入れる。戸惑うような彼の指を自ら己の深いところへと導くと、シンジは
己を貫いていたものの代わりに彼の指を受け入れた。
「あ…トウジ…!」
名前を呼び、そのまま彼の勃ち上がったそれを発掘するように衣服を脱がしてゆく。下着と共に
脱ぎ捨てられたズボンの下から現れたそれは、シンジを求めるように硬く強張っていて今にもはちきれん
ばかりだった。
それに唇を寄せ、口内に含む。途端トウジの口の端から堪えきれぬように押し殺した吐息が漏らされた。
「く…っアカン…こんなんしたら、アカンて…っ!」
トウジの振り絞るかのようなその声に、シンジは薄く彼に応えるように微笑みかける。
そして含んだままのそれを、舌で強く刺激する。筋に沿って舌と口内を使い丹念に擦りつけながら、
先端を喉の奥で吸い上げると、トウジは辛抱できぬといった様相で腰を激しく打ち付けてきた。
「ん…んふぅ…っ!」
苦しげな吐息を漏らすシンジの頭を、トウジは両手で押さえつけるとがくがくと揺さぶる。
それでも尚吸い上げてくるシンジの口内に、トウジは遂に堪らず己の精を吐き出してしまった。
一瞬の開放感と、そして襲い来る激しい後悔と罪悪感。トウジはそれに苛まれながら、シンジから
己を引き抜こうとする。
が、それは彼の腕で押し留められた。驚くトウジを横目に、そのまま吐き出されたそれを飲み下す。
そして中に残るもの全てを呑みつくすようにシンジの口内は彼をきつく吸い上げた。
「う…っ!」
びくんと腰が震える。全てを吸い出される感触に、トウジは虚ろな視線で彼の姿をただ見つめていた。
やがて満足したようにシンジが唇を離す。唾液で濡れた唇に、トウジは再び自分自身がびくりと
震えるのを感じ、頬を赤らめ俯いてしまった。
そんな彼を労わるようにシンジはゆっくりとトウジを仰向けに寝そべらせると、今度は自分から覆いかぶさる。
均整の取れた筋肉に包まれるその身体に跨り、胸に唇を這わせながら下半身で彼を刺激する。
トウジはその甘い責めに耐えるように、眉根を寄せて彼の為すがままにさせることしか出来なかった。
再び熱を持つトウジを、シンジは躊躇う事無く自身の奥へと誘う。その感触に震える彼の表情に、
シンジは痛む胸を押さえそのまま一気に己を貫いた。
「…あぅ…ぅ…!」
思わず漏れる吐息に、トウジがはっとしたようにシンジを見上げる。それに微笑で応えると、そのまま
腰を蠢かせる。
決して経験豊かな訳ではない。昨夜ケンスケに教え込まれただけの、未熟な身体だった。それでも
シンジは彼を歓ばせる為だけに自らを煽り、奥深くまで受け入れ吸い上げた。
多分もう、あの笑顔は永遠に消えてしまう。自分の前から。
そしてそうさせたのはまぎれもない自分自身。
だからせめて、身体だけでも満足して欲しい。その為ならどんな恥ずかしい事だって、してみせる。
シンジはまるで何かに贖罪を求めるかのような想いで、トウジを受け入れその身を捩った。
少し硬く、しかし柔らかいその内部は隅々までトウジを締め上げ、吸い上げる。与えられるその
異常な快感に、トウジは夢中で腰を突き上げていた。
「あ…ぁ…トウジ…っ!」
シンジもまた貪る様に彼を受け入れていた。互いの鼓動と汗と吐息、そして情欲がひとつに重なる。
その激情の果てを見極めようとするかのように、二人はただ互いと自身を交わらせ絡み合うしかなかった。
そして訪れる、頂点。
「ああぁぁぁぁ!トウジ!トウジぃ…!」
叫ぶような甘いシンジの声、それに応えるようにトウジもまた最期の昂りを彼の中に突き上げる。
「…イってまう…センセ…セン…シンジ…っ!!」
甘く呟くと、トウジはそのままシンジの中に己を吐き出した。そしてその瞬間シンジ自身も白く滾る
絶頂を迎える。
はあはあと重なる息を感じながら、シンジは惜しむかのように自身の中で力を失っていくトウジを
抱きしめていた。
やがて、身体を離すとシンジはトウジと自分の身体をポケットの中のティッシュで丁寧に清め始める。
二人は何も話そうとはしない。ただ無言で互いの身支度を淡々と行っていた。
そしてそれを終えると、シンジは彼に薄く微笑み、先に出口へと向かう。そのときトウジの唇が何か
言いたげに開かれるのを見咎め、彼に向き直った。そして重い口を開く。
「ごめんね、びっくりしたでしょ?でももう忘れて。遊びだよ、ただの」
シンジのその言葉に、トウジの目が驚きに見開かれる。それをなるべく見ないようにシンジはにこにこと
微笑みながら、続けた。
「大丈夫、男相手なんだもん。こんなの数の内に入らないよ。ただの練習台だと思って忘れた方が
いいよトウジも。…僕も忘れるからさ」
それだけ言うと、まだ何か言いたげなトウジを置いてシンジはさっさと扉を開け出て行ってしまう。
残されたトウジの目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
「忘れろて…そんなら初めからすんなや…っ!」
彼の悲痛な呟きは、闇の中へ消えていった。
シンジは昼間の明るい陽の下で、ようやく携帯を取り出し確認する。ケンスケからのメール。そして、
自分を縛る甘い鎖。
それに目を走らせると、シンジの眉が酷く寄せられた。怒りの表情が浮かび上がり、激情のままそれを
投げつけようとしてシンジははっと気付いたようにそれを押しとめる。
「何が…何が…っケンスケ…何がだよ!!!」
苦しげな呟きを吸い込むように、シンジの携帯には彼からのメッセージがただ点滅していた。
『ご褒美だよ』
たったそれだけの短いメールが、シンジの心をこれ以上ないほどに軋ませ、ただ深く痛めつけていた。
文章読んだ後で絵板の方を見ると、よりいっそう
いやーな気分に浸れます。
いや駄目じゃんそれ。
キタコレ!!!
読んだ後絵を見た
切な…
↑801ゲットおめ
そろそろ陽も落ちようというその時、ケンスケは自分のテントを訪れる人影を見咎めて、眉を顰めた。
「何だ、結局来たんだ」
彼の問いにこくりと頷くことで応える。しかしその瞳は暗く澱んでいて表情がよく読み取れない。
ケンスケはとりあえず彼にコーヒーを勧め、焚き火の前に座らせる。
「で、シンジは何しに来たんだ?まさか寂しいってだけの理由じゃないよな?」
彼のその言葉にシンジの眉がますます寄せられる。しばらく無言で勧められるまま、コーヒーを
口に運んでいた彼の重い口がその言葉に漸く開いた。
「どうしてあんな事したの…?」
シンジの言葉に少しだけ驚いた顔をしつつも、ケンスケは彼に薄く笑いかける。
「お前がそれを望んだからだよ」
その言葉にシンジははっきりと不快感を露にした表情で彼に向かって叫びだしていた。
「僕はあんな事望んでない!別にケンスケが僕の事好きにするのは、いい。でもトウジを巻き込むこと
ないじゃないか!」
しかしシンジのそんな叫びにも彼の表情は変わることはなかった。ただにやにやと彼を見つめるだけで、
それがシンジの憤りを加速させてゆく。その表情を満足げに見やるとケンスケは楽しそうにシンジに
向かって言葉をかけた。
「で?それでお前はどうするつもりだよ?パパに頼んで俺に復讐するか?」
その言葉にシンジの眉根がはっきり分かるくらいに寄せられる。
「父さんが僕の頼みなんか聞いてくれる筈ないよ。…知ってるくせに。でもそうだね、ネルフに迷惑
かかることなら父さんも動くかもしれない。この間の黒服の人たち、見たよね?ケンスケが思ってる
以上に怖いところだよネルフは。多分ね」
表情も変えずそう言い放つ彼の姿に、ケンスケは感心したように鼻を鳴らす。
「覚悟決めてきたってワケ。やっぱここぞというときの根性は半端じゃないなシンジは。…でなきゃ
エヴァのパイロットなんかやってられないか」
何故だか嬉しそうな彼のその言葉に耳も貸さず、シンジは立ち上がり彼を一瞥する。
「悪いけど社会的抹殺くらいじゃ、済まないと思うよ。それに写真が出回ることもない。情報のプロだって
何人もいるんだネルフには」
ぼそりとそれだけ呟くと、そのままシンジはその場を立ち去ろうと歩き出す。引き止められるかと思ったが
ケンスケもまたそれをただ見送るだけだった。と、その体が突然揺れる。
「なに……?」
低く呟いて膝をついたときには、もう手遅れだった。シンジの全身は痛いほどの痺れに支配されていて、
指一本動かすにも辛いくらいだ。
「詰めが甘いよシンジは。そこまで覚悟決まってるのに、どうして素直に出されたもの口にしちゃうかな?」
にっこり笑って自分を抱き上げる彼の言葉に、先程口にしたコーヒーに一服盛られていたのだとようやく
気付き、シンジは悔しそうに歯噛みした。
そのままテントに連れ込まれ、衣服を脱がされる。結局はこうなってしまうのかと、シンジは絶望したように
自分を見下ろす彼の姿を不快そうに見つめた。
『もう、いいや』
投げやりに心の中でそう呟くと目を瞑り唇を硬く閉じる。ここから逃れるには、こうするしかない。それにもう
自分の好きだったものは全部失ってしまった。
だから、もういい。未練なんか全然ない。
シンジが覚悟を決めて再び口を開きその舌に歯を立てた、その瞬間脱がされたばかりの衣服が彼の口に
押し込まれる。
「逃がさないって言ったろ?まったく分かってないよなあシンジは」
ケンスケのその行動に、残された最後の手段さえ奪われたことを知りシンジの瞳からは悔し涙が零れ落ちる。
その表情に満足げにケンスケの口元が軽く歪んだ。
「そういう嫌がる顔、やっぱサイコーだよな。お前オチるの早すぎなんだよ大体。まあそういう
素直な所もいいんだけど」
楽しそうに囁きながらシンジの股間を弄る。勝手な言い草にシンジの眉は益々寄せられ、僅か
ばかりの抵抗の徴とばかりにその首がぶんぶんと振られた。
「無駄なことすんなって、首痛めるだけだし。…あーあ、随分派手に飲み込んでるよなあココ。
そんな 良かったんだ?」
シンジの抵抗などものともせず、彼の奥に注ぎ込まれたトウジのそれを掻き出す。いきなり指で
掻き回され、シンジは軽く呻き声を上げた。
「巻き込んだも何も、お前から押し倒してたじゃん。逃げたきゃあの変な男にしたように、何が何でも
あの場所から出れば良かったのに、それもしないで自分から服脱いでトウジのこと誘って押し倒して
おいて俺の所為なんだからな。お前にゃ参るよ本当に」
その言葉にシンジの体がびくりと震える。その姿に意地悪そうに微笑んでケンスケは再び彼の
身体を指で責めたてた。
「で、気持ちよかったんだろトウジは?あいつだって満更でもなかったみたいだし。よかったよな
シンジ、両想いでさ」
その言葉に再びシンジがぶんぶんと首を振る。それを微笑みで無視しながらケンスケは更に言葉を続けた。
「どうして、って聞いたよな。お前が全然自分の事分かってないからだよ。お前恵まれてる。あんな
立派な親父がいて、エヴァにも乗れて。ヒーローだよ言っちゃえばさ。それなのに自分がこの世で
一番不幸です、みたいな顔してひねくれて。でも許して貰えちゃうんだよ?トウジだってお前のこと
ものすごく 気にしてる。妹はお前のせいで怪我したっていうのにさ。それで一体何が不満だよ?!」
叫ぶようにそう言い放つと、シンジの身体を乱暴に弄る。優しさのかけらもない、酷く冷たい愛撫に
シンジの身体が悲鳴を上げた。
「本当は俺よりトウジのこと好きなんだろ?あいつだってお前にどっか惹かれてる。お前が逃げた
とき、追いかけようって言ったのトウジなんだよ。会ったばかりのお前にあんなに必死になってさ。
俺がこんな風にお前のこと奪ってなきゃ、トウジがいつかお前をこうしてたかもな。お前にとっちゃ
そっちの方がよっぽど幸せだっただろうよ」
ケンスケの言葉にシンジの目が見開かれる。意外そうなその表情に彼の顔が不快そうにゆがみ、
それが更にシンジの身体を責めたてる刃となって彼の身体を軋ませた。
「だからお前のこと虐めるんだ。ムカつくから。代われるものなら代わって欲しいね。でも無理だろ?
だからこうしてお前を好きにするんだよ」
吐き捨てるような言葉に、シンジの目の色が変わった。激しく首を振り、何か言いたげに低い呻き声を
漏らしながらケンスケを見つめている。
その姿に眉を顰めながらケンスケは彼の唇を塞ぐ布を剥がしてやる。
「何?反論なんかできるのお前」
投げやりな彼の言葉に、息苦しさから開放され荒く息をついていたシンジの唇から、ようやく言葉が
発せられる。
「ケンスケだって分かってない…。ケンスケはお父さんと一緒に暮らせてるし、何も怖い思いしなくていい
平和な生活も持ってる。付き合いの長い、自分のこと何も言わなくても分かってくれる友達だって!
なのになんで僕の事羨ましいなんて言えるの?!代われるものなら、僕の方こそ代わって欲しい
くらいだよ!羨ましかった…僕だって羨ましかったんだよ…!」
ぼろぼろと涙を零しながらそう呟くシンジの姿に、ケンスケが初めて動揺の色を見せる。
「トウジがいつか僕の事こんな風にしたとしても、嬉しくなんかない…。それよりも友達としてずっと
傍にいてくれる方がよっぽどいい。ケンスケは僕の事全部分かってるような気になってるかも知れない
けど、僕の気持ちぜんぜん分かってない!」
そう叫びながら、シンジは自分の身体を支配していた痺れがかなり軽くなっていることに気がついた。
そのまま起き上がり、ケンスケの身体をきつく抱きしめる。
「ケンスケが僕の事こうやって虐めるのを、僕が望んだって言うのは当たってるけどね。僕はずっと
待ってたんだ、こうして自分を縛ってくれる誰かを。でもそれは、トウジには望んでいなかった。僕の事
一番冷静に見てくれてる、ケンスケだから僕はそれを受け入れたんだ…。そんなことさえ、分かって
くれてなかったんだケンスケは」
抱きしめて、唇を重ねる。
いつもなら拒否して殴るはずのその行為をケンスケはただ呆然と受け入れていた。
「分かんないなら、僕が思い知らせてあげる。僕がどれだけケンスケのこと欲しいと思ってたのか」
シンジの呟きに、ケンスケはただ呆然と彼の姿を見つめていることしか出来なかった。
いい加減この風呂敷のたたみ方が分からなくなってきました。
おいおいどうすりゃいいんだこいつらw
当初の予定から激しくずれてきましたが、それもまた一興か
形勢逆転ですか乙!
リアルタイムで見れた俺は幸せです。
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
(;´Д`)フグフグ
襲い受けですか(*´Д`)ハァハァ
壱中モード3バカ カワイイよカワイイ
マスオです。今日あなこ君に「フグタ君は本当にショタ描きが天命のようだね」と
言われました。全く意味が分からなかったのでサザエにそれを伝えると
すごい勢いでハゲ笑われました。僕の心はもう折れそうです。
さて来週のサザエさんは
「ペンペン襲来」
「シンジ暴走する」
「ケンスケ危機一髪」
の3本でお送りします。嘘ですが。
という訳で全く意味が通っておりませんが絵板の方に加持さん描いてみましたよ
>>813 嘘かYO!!
久し振りだな、鬼畜ケンスケ
一応ほしゅしますよ
大丈夫とは思いつつ引き続きほしゅ
うはw続き書いてたファイル全部消えたwww
ごめん書き直しするんでもうちょっと投下時間かかりそうー
モッタイナス
待ってるよ
一体いつ頃からなのかはもう覚えていない。でも、もの心ついたときには僕はもう既に『それ』を知っていた。
僕を引き取ってくれた『先生』がそれを教えてくれたから。
それが『普通じゃないこと』である事に気付いたのは、僕が中学校にあがってずいぶん経ってからのことだった。
いつものように僕は自分の部屋で先生を待つ。僕の部屋は庭に建てられた独立した小屋だった。
簡単なお風呂やトイレなどもついていて、食事以外の生活は全てここで賄えるようになっている。
尤もその食事すら自分の部屋に運ばれて一人きりで摂る事の方が多かったのだけれど。
でも僕は寂しくなんかなかった。先生は僕のことを気に掛けてくれて、毎晩僕の様子を見に来てくれて
いたから。
会いにきてくれもしなければ、連絡すらくれない父さんよりもずっと、先生のほうが父親らしい。僕は
そう思っていた。
ガタリと音を立てて部屋の扉が開く。ここに来るのは先生だけだったから、僕は安心して準備を始めた。
時間までにお風呂を済ませておいて、僕は先生の用意した服に着替えておく。それは脱ぎ着のしやすい、
薄いパジャマのようなものだった。
それを身につけてベッドに身体を横たえる。先生が来ても目を開くことなく、僕は先生のするに任せるのが
毎日の習慣だった。
ゆっくりとベッドに近づいて、僕の服を一枚ずつ脱がせていく。すっかり裸にされた僕の身体を先生は、
脚を広げたりうつ伏せにしたりしてゆっくりと眺めていく。
「シンジ君がどれだけ成長しているのか、ちゃんと確認しないとね」
いつだったか僕が、何故こんな事をするのか先生に訊ねたとき、返って来たのはこんな言葉だった。
子供だった僕は、その言葉を何の疑問も抱く事無く信じきっていた。
それが違う意味を持っていたと知ったのは、僕がこの行為が『普通じゃない』事に気がついたあの日の
ことだった。
何気なく聞こえてきた同級生の会話。それは「どうやって子供が出来るのか」という内容で、
彼らもあまりよく分かっていない様子ながらも「男と女が裸で身体を触りあったりするらしい」
という事だけが僕の耳に入ってきた。
僕はその内容に少なからず動揺する。何故ならそれは、いつも『先生』と僕がしている行為
そのものだったから。
本当なら、女の子とする行為なんだ。
『誰にも言ってはいけない』そういい聞かされてきたその意味に気がついて、僕の身体は自分でも
驚くほど震えて仕方がなかった。
僕はその日、いつも通りに僕の部屋を訪れた先生に思い切って訊ねてみた。これは『普通じゃない』
のではないかと。
その途端いつも優しくて穏やかだった先生の目の色が変わった。見たこともないくらいに、冷たい
視線が僕を射抜く。
「何故そんな事を聞くんだい?」
優しげな声。だけど僕はその声に驚くぐらいに怯えていた。疑問のようなその言葉は反論を
許さない色を帯びていて、僕はそれ以上何も言えず、ただいつものように先生の為すがままに
されるしかなかった。
先生の指が、唇が。僕の身体を這い回る。目を硬く瞑り、僕はそれが過ぎ去るのを待つしかなかった。
胸を、脇腹を、太腿の付根を縦横無尽に掻き回す、その行為が恥ずかしいものなのだと僕は
その時初めて知った。
頬を染めてそれにただ耐える僕を、先生は満足そうに見つめていた。その視線が僕の心を
冷えさせていったのを今でも僕ははっきりと覚えている。
父親らしいと思っていた『先生』は、父さんと同じに僕の心をただ傷つけるだけの『大人』でしか
ないのだと、僕はその時初めて知った。
それからも僕と先生の関係は変わることがなかった。僕はいつも通りに先生を待ち、そして
長い時間をかけて先生を満足させることが義務のようになっていた。
先生のそれを僕の口で満足させることも、もう慣れきっていた。初めにそれをしろといわれたときは
あまりの大きさに顎が外れそうに苦しかったけれど、身体も大きくなった今ではそれほど
苦痛な事でもなかった。ただ愉快なものでもなかったので、僕はいかに早く先生を『満足』させる
ことが出来るのか、そのことだけを考えてその行為を受け入れていた。
そしてあの日。忘れもしない、僕が父さんに第3新東京市に呼ばれる前の日のこと。
いつものように僕は先生を受け入れていた。でもそれは、いつもと何かが違っていた。
僕の身体がその日は、少しだけおかしかった。
先生は何かに気付いたように、僕の耳元でねっとりとした口調で囁きかける。
「シンジ君…大人になってきたんだね」
言葉の意味はよく分からなかった。だけど、僕の身体はその事をとうに理解していたかのように、
熱く震えていく。
先生の掌に柔らかく握りこまれた僕のそれが、先生にはとても嬉しい出来事のように笑っていた。
そのままやんわりと握りこまれ、掌を使って扱かれる。僕は今まで感じたことのない熱い感情に、
思わず声を上げていた。
「嫌だ…!先生…やめてください…」
僕の哀願には耳も貸さず先生は僕を追い詰めていく。今まで感じたこともない感覚に、僕の身体は
どうしようもなく震えるだけだった。
そのまま僕の後ろにも手が伸びる。今まで痛くて不快なだけだったその行為にも、僕の身体は
反応していた。
クリームのようなもので柔らかく解され、そのまま広げられる感覚。筋張った指先が僕の中を
探るように深く掻き回すその感覚に、僕はただ震えていた。
まるで身体の中心に全ての血液が集まっていくかのような、酷い違和感。自分を追い詰める
焦燥のような疼き。
僕はただ開放されたいと願うその感覚にすっかり捕われてしまっていた。
奥の『そこ』を不意に突かれて、僕は甲高い声を上げた。女の子みたいな酷く甘えた声だった。
そんな声を上げてしまった自分自身に、僕は激しく後悔する。しかし先生はそんな僕を嬉しそうに
見下ろしながら同じ箇所を何度も指で責め立てた。
その度に声を上げる僕。堪えようとする唇を無理やりに開かされ、自分でも目にしたこともない
場所を責め立てられる感覚に、僕の身体はますます熱くなっていった。
「嫌…先生、許して…もう嫌だ…」
開放を望む感覚と自分がどこかにいってしまいそうな、それを恐れる感覚とが混ざり合って、
僕は先生にただそうお願いするより他になかった。
しかし先生はそれを許さなかった。ただ激しく僕を追い詰め、女の子のように恥じらい涙し、声を
上げる僕を面白そうに見下ろして僕の心と身体を支配していく。
僕は初めて味わうその感覚に、ただ流されるだけだった。
そうして、開放が訪れる。
先生の指の責めに、僕の身体の中心は遂に爆発した。
ひくひくと体が震え、一気に堪えていた何かから僕の身体は開放された。一点から迸るその快感に、
僕はただ恍惚と先生を見上げることしかできない。
「シンジ君、いい顔だよ。これでもう君はもう大人だね」
先生は満足そうにそう囁くと、僕の唇に先生のそれを押し付けてきた。
「本当は今すぐにでも最後まで経験させたいんだけどね。…初めてだし、今日は許してあげるよ」
僕はもうその言葉の意味を考える余裕もなく、言われるがまま先生のそれを口で満足させた。
僕を見下ろす先生の目がいつも以上に恐ろしくて、ただ震えながら僕はそれに従うしかなった。
僕の口の中に吐き出される先生を感じながら、僕は今まで自分がしてきた行為の意味を噛み締めていた。
父さんの手紙が着いたのは、その翌日のことだった。
「来い」とだけ書かれたカードひとつで、僕はこの街に呼び戻された。
僕はそれが届いてから先生には会っていない。部屋には内鍵をつけて、誰も入れないようにして
僕は最後の夜を過ごした。
それは先生のところに来て、初めて一人きりで過ごす夜だった。
寂しいと思う心と、ほっとしたような感情が入り混じる。
僕は今でもあの行為が僕にとってなんだったのかはよく分かっていない。ただ分かるのは
『大人』はいつでも自分を利用し、傷つけていくだけの存在だった。
少なくとも僕にとっては。
それはこの街に来てからも変わらなかった。
でもそれでも、この街では友達が出来た。それから大人じゃない、僕を求めてくれる存在も。
僕はそれだけで良かった。
ただそれだけでいいと、僕はそう思おうとしていたんだ。
消えて案外結果オーライだったようですよ
風呂敷のたたみ方は未だ不明だがw
乙かれーw
先生まだまだ若いな。
先生GJ!!
ほ
あれ?誰も上げてないのになんで微妙に上がってるの?
圧縮のせい?
どうにかこの話幸せにもっていけないものかと無駄な努力をしてみたのだが
やはり駄目なようだ。何がイカンて、書くのがえらい痛い。
初めから自分が書いてて一番後悔するだろうとは思ってはいたけど
これほど全てのキャラが幸せにならんと気がすまない奴だとは思わなかったぞ自分w
でも負けねえぞお。ちと時間かかるかもだけど、気長に待っててくだちい
煮詰まる度に絵板に逃げちゃいそうだがw
頑張れ鬼畜ケンスケー。神話になれー。
終わるまでこのスレは消えないわ。私がホシュるもの。
なんじゃこのスレタイは…と思ってたら、一気に読んでしまった。
SUGEEE!!俺はネ甲の再来を待つ
シンジはそのままケンスケをじっと見つめる。
「どうしてケンスケだけ見させてくれなかったの」
それだけ呟くとゆっくりと彼の身体に跨った。自分を追い詰め、支配した存在を今度は自分が
追い詰める。
シンジは何故だか妙にそれが可笑しく感じて、くすりと笑った。
「どうして、僕だけを見つめてくれなかったの…?」
その言葉にケンスケの表情に暗い影が宿る。シンジはそれを冷たい目でただ見つめていた。
本当はずっと気付いていた。ケンスケが見つめていたのは自分ではないということに。
あの時。
トウジを受け入れようと思ったのは、彼がそれを望んでいると分かったから。ケンスケが彼と
シンジの交わりを見たいのだと悟ったから。
それはシンジにとって、彼との決別を意味していた。それでもシンジはそれを選んだのだ。
「ケンスケだけ見ていようと思ったから、だからトウジを受け入れたんだ…。友達としての『好き』
だったけど、だけどそれでも他に好きな人がいるのは、いい気持ちがしないだろうから、だから
…僕は…」
もう怒りも、涙も湧いてはこない。シンジの中には、ただ自分を深く支配する大きな空洞が
あるだけだった。
「でも、違った。ケンスケは僕を支配したいんじゃない。僕が欲しいんじゃない。僕になりたかった
だけ…僕の体を使ってトウジとそういう事したかった。そうでしょ?」
そう呟くと、そのままシンジは彼の下腹部を己の太腿で刺激する。難なく勃ちあがるその姿に、
シンジはくすりと笑みを漏らした。そしてそのまま、躊躇う事無く自分の中にそれを受け入れる。
既に昼間トウジを受け入れ開いた身体は、ケンスケのそれをあっけなく飲み込んでいた。
「分かる…これが僕だよ。ケンスケはこんな身体になりたかったの?僕自身でさえ吐き気がする、
こんな酷い身体に」
間断なく動かし、腰を揺らせ最奥まで彼を締め付け呑み込んでゆく。ケンスケに教えられるよりも
ずっと前から知っていた、その感触と行為がシンジの動きを助けていた。
「初めてとは思えないって、言ったよね。…そうだよ。最後まではしたことなかったけど、僕はずうっと
こんな事されてたんだ。小さな頃からずっと。でも自分から欲しいと思ったのはケンスケが初めてだった!」
叫ぶような言葉と、突き動かされる身体と。双方が同時にケンスケを責めたてる。
シンジの暖かな内部がくねる様に自分を締め上げ、擦り合わされる感覚が彼自身を追い詰め激しい
感覚へと駆り立てていった。
熱い欲望と、焦燥。一点に集中する血液と己の意識と。
それを追い求めケンスケは夢中で腰を動かし、シンジを深く追い求めていた。
支配したと思ったそれが、己を絡めとり追い立てる。その感覚が彼自身を更に、深い欲情と快感に
堕としてゆく。
ケンスケは案外それを不快に思っていない自分に気がついて、溜息のような声を漏らした。
幼い頃からこんな事をされていたと、そう呟いたシンジの表情はケンスケの心の奥を抉り取る。
自分が憧れていた立場は、そんなに楽なものでもなかったのだなと、思い知らされた気がして
ケンスケはじっと彼の姿を見つめた。
泣き出しそうな顔。快楽に溺れる身体。
トウジに抱かれていたときの彼も、こんな顔をしていた。
シンジはずっと彼のことが好きなのだと思っていて、トウジもまた彼のことを気に掛けていて。
だからその前に奪ってしまおうと思った。
互いが思いを通わせてしまえば、自分は何処に行けばいいのか分からなかったから。
だからシンジを奪って、トウジを傷つけた。
自分を見つめてくれないトウジにも腹が立ったから、その腹いせと、自虐的な感情。彼らの想いの
成就を上から見下ろして、嘲笑ってやりたかった。
けれどシンジが求めていたのはそれではなくて、自分が求めていたのもそうではなくて。
「お願いケンスケ…僕を見て…僕だけを見てよ…!」
振り絞るような声。そして、振り絞るように己を吸い尽くすシンジの身体。
ケンスケは為す術もなく、彼の中に己を吐き出していた。
屑折れるように倒れこむシンジの身体を抱きとめながら、ケンスケは自嘲気味な笑みを漏らした。
シンジの言葉が己の心に突き刺さる。
自分は確かに、彼になりたいと思っていた。トウジが彼を見つめるその姿に、嫉妬していた。だから
腹が立った。そうではない自分自身に。
だが、それは。
「お前も同じだよ、シンジ」
荒い息の中で、シンジは彼の言葉に耳を澄ませる。
「俺だけを見てるなんて言っても、お前にとって俺はただの『初めての奴』にすぎないだろ。初めて
自分を欲しいと言った奴だから、だからお前は俺に堕ちたんだ」
その言葉にシンジの身体がびくりと震える。
「俺もパパは一緒に暮らしてるって言っても、毎日帰りは遅いし俺が何してても、関心ないってカンジ。
こうして家を何日も空けても怒られた事なんか一度だってない」
ケンスケの言葉にシンジは驚いたように起き上がって彼を見つめた。その表情にケンスケはふ、と
笑みを漏らす。
「見て欲しかったんだよなあ、誰かにさ。お前もそうだろ?」
こくりと頷くシンジの身体を、ケンスケは今までになく優しく抱きとめた。
「バカみたいだな。慰めあってるだけじゃん俺達」
「………うん」
好きだとかいう感情の前に、自分達には己を支える根すら持たなかった。だからもたれ合う様にして
互いを支えるしかなかったことに気付き、どちらともなく二人は涙を流す。
それが分かったからとて、二人にはそれをどうすることも出来なくて。互いに慰めあう以外の術も
知らなくて。
彼らはそれでもただひたすらに、抱き合い涙を流し続けるより他になかった。
大きく開いた彼らの空洞は、未だ、埋まらない。
もう自分にもこいつらを止めることは出来ないわ!
かくなる上はトウジに期待するしか…それしか…!
無理臭いかもしれんがw
キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
待ってた甲斐があった…!乙です。
?スキ?セ??セ繝シ!!!!
鬯シ逡懊こ繝ウ繧ケ繧アGJ?シ?(o^-')b
>893
読めんw文字化けなのかわざとなのか何かの暗号なのか
あ、未来レスだw
>839宛てですた。
842 :
839:2006/04/06(木) 01:39:00 ID:???
文字化けだ…orz
激しくスマソ(ToT)
とりあえず先生乙!
(これも化けたらドウシヨ…
顔文字うぜぇ
すげぇいい感じ。
親に愛されなかった子供せつないし。
期待sage
はあ、とトウジは今日何度目かの溜息をついた。
昼間のシンジとの行為が頭から離れない。何故突然あんな行動に出たのか。何故、あんなにも
辛そうな顔をしていたのか。
『忘れて。遊びだよ、ただの』
酷い言葉だ。しかしそう呟いたシンジの方が自分よりももっとつらそうな顔をしていたことの方が、
トウジは気になって仕方がなかった。
思い返せば初めて会った時は、酷く嫌な奴だと思った。
暗くて捻くれてて、他人になんか興味ありません見たいな顔をして。絶対こいつとはソリが
合わないと思った。
しかし彼に助けられて、使徒と戦う彼の姿を見てからその印象は少しづつ変わっていった。
必死に操縦桿を握るシンジ。
新湯本の駅で泣きそうな顔をしながら、黒服の男達に無理やりホームに連れて行かれていたシンジ。
あの時から、自分の中でシンジの姿が変わっていった。
少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑うようになった。
だらしないミサトの姿に愚痴るようになった。
尖った針のような態度が段々と薄くなって、寂しげな本音を見せるようになった。
いつも笑っているといいのにな。と、自分はいつしか思うようになっていた。
「何であんなことしたんや…」
呟きは、闇に消える。
決して嫌ではなかった。シンジが自分を求める姿に、恥ずかしながら欲情したのもまた事実だった。
甘い声を上げて目の前で乱れる姿はトウジの理性を狂わせ、その流れのまま自分がシンジを
求めたことも。
忘れられるはずがなかった。だから『忘れてくれ』というシンジの言葉が殊更にトウジの心を深く
抉り取っていたのだ。
「ワシは…どうすればええんや…!」
己の心の深いところまで絡めとる感情は、トウジの知らなかったシンジへの想い。
大事な友人だと、疑いもせず思っていた。
哀しいことがあるなら、力になりたいとも。
しかし今自分を支配する感情は、それさえ越えた深い欲求だった。
トウジは自身に眠っていたそれを知り、身体を震わせる。
こうしてベッドに身体を横たえているだけで、あの時のシンジの姿が蘇り、トウジはただ自身を
震わせることしか、出来はしなかった。
キテタwww
激しくGJ!
トウジ二人を幸せにしてやってくれ。
一応保守
暗闇の中、シンジは一人むくりと身体を起こす。
隣には寝息をたてるケンスケの姿。シンジはその寝顔を見つめながら、軽く溜息をついた。
初めて聞いた、彼の本音。
いつも飄々として、他人にも自らにも深い関心を見せぬケンスケの心の奥に閉ざされていた本音は、
シンジの心を大きく揺さぶっていた。
思えばあの時彼とここで出会ったときにも、シンジは彼に親近感を感じたことを思い出す。
『止めた方がいい。お母さんとか心配するよ』
『俺、そういうのいないからさ。お前と同じだよ』
自分と同じ、母親を知らない彼。
そして今日初めて聞いた、父親への反発心のような、憧憬の様な思いを抱える彼。
まるでもう一人の自分を見ているような、そんな奇妙な感覚にシンジは深い感慨を覚え、再び
溜息をついた。
『バカみたいだな。慰めあってるだけじゃん俺達』
彼の言葉は本当で、だから多分自分はその行為に溺れた。それはきっと、彼も同じだったのかもしれない。
今にも倒れそうなギリギリで踏ん張っていた心が、彼とこうなる事でバランスを崩してしまって。
恐らくどちらかがほんの少し躓くだけで、自分たちはあっさりと倒れてしまうだろう。
シンジはそっと闇の中、彼の寝顔を見つめる。
周囲と当たり障りなく、深く関わらず。そうする事で自分を保っていた彼。
多分初めて、彼が深く関わろうとしてくれたのだろう、自分。
こんな方法しか、本当になかったのだろうか?
「僕が、そうさせたのかな…」
シンジは己の肩をそっと抱くと、ぼそりと呟く。
『先生』は、自分を幼い頃からそういう対象で見続けていた。
学校で自分を襲ってきた、見知らぬ男もきっと。
自分は男なのに、何故そんな目で見られなければいけないのか、さっぱり分からなかった。
何故自分がこんな目にあわなければいけないのかとも。
しかし、それは本当は自分が『それ』を求めていたからなのだとしたら?
シンジはぶるりと、身体を震わせる。
彼が目をそらし続けていたそれは、シンジの心を次第に追い詰めていった。
『お前にとって俺は、単なる初めての奴にすぎないだろ?』
ケンスケの言葉が突き刺さる。心の、一番深いところへ。
自分にとって大切だったのは彼の自分を求めてくれる心ではなくて、与えられる温もりだったの
かもしれない。
それを求める心が、自分がそういう対象で見られる原因だったのかもと。
その事に気付き、シンジは俯いて肩を震わせた
「僕がいけなかったんじゃないか…。僕がこんなだから、ケンスケを巻き込んだんだ。
そして、トウジも」
闇は未だ明ける様子もなく、シンジの身体を包み込む。テントの外では虫の声と、風が草木を
揺らす音だけが響いていて。
その中に混じる微かな嗚咽は、闇夜へとただ消えていった。
夜が、明ける。
朝靄の中で、ケンスケは外でごそごそしている物音と、鼻を擽るいい匂いに気付いて目を覚ました。
寝ぼけ眼で外に出て見ると、シンジが炭をおこすのに手間取ったのだろう、頬をちょっと黒く汚した
顔で振り向いて微笑んでくる。
それでもちゃんと火はついていて、焚き火の周りにはささやかながら朝食の準備が整えられていた。
「ごめんね、勝手に材料とか使っちゃった。朝ごはん出来てるよ」
朝日に照らされながら、そう言って微笑みかけてくる彼の姿に、昨夜までの思いつめたような表情は
微塵も感じられない。
ケンスケは少し意外な顔をしつつも、シンジに勧められるまま火の前に座り込む。
「お前酷い顔してるよ?鏡みてみろって」
皿を手渡してくるシンジに、ケンスケはからかうようにそう声をかけた。そしてそのまま、彼の頬の煤を、
指で拭ってやる。
「意外に火をおこすのって、難しいね」
はは、と照れくさそうに笑いながらそう答えてくる。そんな姿にケンスケは自然と頬を緩めていた。
何だかあの時ここでシンジに会った時以来の、穏やかな時間だ。ケンスケは不意にあの時の出来事を
思い返す。
転校してきたばかりのシンジが、落ち込んだ様子で何故だかこんな所をふらふらしていたあの時のこと。
ずっと学校に出てこなかった彼に罪悪感を感じていた自分は、迷わず彼を引き止めて、自分のテントに
泊めた。
あの晩共に焚き火を囲んでいたときの彼は、戸惑いながらも少しだけ嬉しそうだった。そして、
ずっとこうして一人遊びをしていた自分も、思わぬ来訪者がきっと、嬉しかった。
だからあの日以来、自分はシンジの事が気にかかって仕方がなかったのだ。
「ねえケンスケ。サバゲーっていうの、どうやるの?僕もしてみたいな。そうだ、どうせならトウジも
呼んで三人で」
と、ケンスケの思考を破るように、シンジが明るい声で問いかける。その内容に思わず目を丸くして
彼を見つめ返すケンスケの姿に、シンジは何も言わずにこにこと微笑んでいるだけだ。
「こんなの、好きでもなきゃ面白くないって」
「そんなのやってみなきゃ、分からないよ。ケンスケは面白いと思ってやってるんでしょ?だったら
僕も面白いかもしれないし」
ケンスケのそんな言葉にもシンジは引く様子もなく、あっさりとこう返されてしまう。妙に強引な
その勢いに妙な違和感を感じつつも、ケンスケは諦めたように頷いてしまう。
シンジはそれを確認し嬉しそうに微笑むと、いそいそと携帯電話を手にして何処かに電話を始めた。
程なくして通話を終えると、シンジは嬉しそうにトウジも来るということを報告してくる。
何だか全く状況がよく飲み込めない。
嬉しそうに食器を片付け始めるシンジの後姿を見つめつつ、ケンスケは何だか狐に抓まされたような、
妙な気分に包まれていた。
「えっらい遠くまで来させるのお。なんや急に」
ぶちぶちと文句を言いながら、トウジが二人の待つテントを訪れる。そういえば彼がここに来るのは
初めての事だった。
トウジは設えられたテントと、彼の荷物を珍しそうにまじまじと探索を始める。そして感心したように
溜息をつくと、ケンスケに向かってにか、と笑った。
「ほー、えらい本格的やないかい。なんやケンスケ。こないな面白そうなことしとるなら、もっと早うに
呼ばんかい」
「でしょ?僕もそう思ったから呼んだんだ。じゃ、始めよっか。ケンスケ、どうしたらいいの?」
二人に促されるまま、ケンスケは自分の所蔵するコレクションの中から、比較的初心者向けの武器を
手渡して説明を始める。珍しそうにしながらもそれを楽しそうな顔で聞き入る二人の姿に、ケンスケは
何だか嬉しくなって、いつしか夢中で説明を続けていた。
「…とまあこんなカンジ。分かった?」
「要するにドンパチやな。よっしゃ、燃えてきたわ!」
「敵がいるってなりきって戦えばいいんだね?言っとくけど経験者だから、上手いよ僕」
シンジの言葉に思わず笑いが巻き起こる。ケンスケは笑いながらも、不思議な気持ちでそれを
見つめていた。
そして心の奥から沸き起こる、嬉しい気持ち。
一人芝居じゃなくて、ちゃんと付き合ってくれる相手がいる楽しみと嬉しさが、ケンスケを自然に
微笑ませていた。
それからしばらく、三人はまるで幼い子供のように草原で走り回っていた。
ちょっと風に揺らされた木を敵に見立てて攻撃したり、巻き上げられた砂塵を敵の攻撃に見たたてて
窪地に避難してみたり。
あちこち転げまわるものだから、三人の衣服はすっかり泥だらけになっていて、それでもそれが
また楽しくて。
「小隊長!しっかりしてくださいっ!」
「うう、ワシはもうアカン…けどお前らは…うっ!」
「くっそお!この、このお!」
傍から見ていれば馬鹿馬鹿しいだけの、芝居じみた遊びだ。でもくだらないからこそ面白くて、
隣で共にはしゃいでいる仲間がいるのが嬉しくて。
だから三人は飽きることもせず、夕暮れに辺りが赤く染まるまで夢中で辺りを駆け回っていた。
沈んでいく夕日を見つめながら、シンジはふいに傍らの銃をケンスケに手渡す。それが合図のように、
三人はそのまま楽しかった遊びに終わりを告げた。
「ケンスケありがと。すごく面白かった」
「そやな。たまにはこうして童心に返るのもおもろいわ。また誘ってくれや」
二人の言葉に、ケンスケは酷く嬉しい気持ちと、寂しい気持ちを同時に感じて苦笑いをした。
「ほんで、今日はこのままキャンプか?よっしゃ、ワシの特製カレー味あわせたるから期待しとれよ」
だからトウジのこんな言葉に、ケンスケはほっと胸を撫で下ろす。なんだかこのまま解散してしまうのが、
酷く残念な気がしたから。しかしシンジは少し残念そうに微笑んでそれを遮った。
「あー、ゴメン。僕明日、早くからネルフに行かなきゃいけないんだ。だから帰らなきゃ」
「なんや、ほんなら仕方ないのう」
残念そうにそう呟くトウジに、シンジはごめんね、と呟きながら帰り支度を始める。それから、ふいに
思いついたようにケンスケとトウジに向かって微笑みかけた。
「僕は帰るけど、二人はキャンプ楽しんでて。ごめんねトウジ、急に呼び出して。今日は本当に
面白かった。ありがとう」
それだけ言うと、足早にテントを後にする。
何度も振り返りながら手を振るその姿が夕日に赤く染まって、ぼんやりと消えていくようで。
ケンスケは何故だか急に不安な気持ちになる。
それでも彼にはシンジを止めることが出来なくて、ただじっと彼の後ろ姿を見つめ続けていた。
その時二人は気付けなかった。それが、シンジとの、最後の会話だという事に。
それ以来シンジは学校に来ることも、電話に出ることもなくなって。
だが今の二人には、そんな事を予想できるはずもなく。
ただ漠然とした不安な気持ちを抱えつつ、シンジを染める赤い陽を見つめて、ケンスケはただその
場所で立ち尽くすことしか、出来なかった。
あ、何かよく読んだらこれで終わりみてぇだなw
そんな事ないです。まだ続きます。はい。
856 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/14(金) 01:53:26 ID:UVnvXdib
おをを………ッ
生殺しや……………ッッ!!!!
乙。
続き待ってるwww
スマン…ageちゃった……orz
保守。
君がageたおかげでいいものが見れたよ
久しく来ない間にこんなに神作品が投下されてたなんて…
万歳
気になるわ
やれやれ、また圧縮くるかもなので、保守。
夕日に照らされながら、僕を乗せたバスはあの場所から遠ざかる。ゆっくりと、ゆっくりと。
「ごめんね……」
誰もいない車内。僕は口の中で、ぼそりとそう呟いた。
胸が軋む音がする。
大切だった。はじめて、そう感じる事の出来る友達だった。
一緒に学校に行くのが楽しかった。いつの頃からか、僕を迎えに来てくれるようになって、それが
嬉しかった。
からかわれたり励ましてくれたり。弱虫でずるい僕を、それでも赦してくれるように傍に居てくれた。
知らなかった、こんな感情。
心の中があったかくなるような、泣きたくなるような温かい心。二人と一緒に居ると、それを
感じていられた。
それをくれた、初めての友達。
「だからもう、一緒に居ちゃ駄目だ」
崩れてしまうから。自分が居ると、その関係を崩してしまうから。だからこうしたほうがいい。
それなのに。分かっているはずなのに、心が砕けそうに痛くなる。痛みが僕の両目から
流れ落ちてくる。
「ごめんね…ごめん…」
もう直接は伝えられない言葉を、僕はただ繰り返す。
何も言わなくてごめん。
さよならさえ、言えなくてごめん。
でも僕はさよならを言いたくなかった。さよならだと思いたくなかった。
友達だから。僕の大事な友達だから。
もう会えないけれど、それでも二人は僕にとって誰より大事な友達だから。これからも
ずっとずっと、僕の中ではそれは変わらない事だから。
だから、さよならは言わなかった。
「トウジは優しいから、きっと大丈夫だよ。ケンスケ」
この痛みは、自分が崩してしまったバランスへの、後悔。
だけどきっといつか、元に戻る。たとえ今倒れてしまっても、傍で引き上げてくれる優しい
友達が居れば、きっと立ち上がれるから。トウジはそれをしてくれる友達だから。
だから、きっと大丈夫。
僕は遠ざかる景色を見送りながら、彼らの姿を思い返す。まるで目に焼き付けるように。
夕日に包まれながら笑い合った思い出を、心に焼き付けるように。
「大丈夫」
僕は一人だけど、一人じゃない。
あの思い出があれば、僕はもう一人じゃない。
この涙はだから、寂しいからじゃない。
僕を乗せたバスは、ゆらゆらと僕の身体を揺らしながら。夕暮れに光を放つ街へと、連れて行った。
せつない…シンジー!!!
保守
なんだ?
パチパチと爆ぜる火を囲んでの、初めての夕餉。ケンスケは酷くくすぐったいような感覚を
覚えて苦笑いする。
思えば長い付き合いなのに、トウジをこの遊びに誘った事は一度もなかった。
理由は特にない。トウジはあまりこういったものに興味がなさそうだったから、誘っても
面白くはないだろうと思っていたからだ。
だから彼が今日こうしていることが、ケンスケには不思議な気がしてならなかった。
そしてシンジが何故急にこんな遊びに興味を持ったのかも。
ケンスケは彼が去って行った時の、奇妙な違和感を思い出して身体を震わせる。
離してはいけない気がした。
行かせてはいけないような気がして、それが不思議だった。
『ケンスケは僕の身体を使って、トウジとそういう事がしたかった。…違う?』
不意に、昨夜のシンジの言葉を思い出す。
思いがけない言葉だった。考えた事もなかった。
ただ、トウジをシンジに取られてしまう様な、そんな予感が自分を駆り立てていたのは事実だった。
そして、シンジをトウジに取られたくないという相反する思いも。
「やっぱり、分かってないよなあ」
「?何がや」
思わず口に出てしまった疑問に、トウジが不思議そうな顔をして答えてくる。ケンスケはそれを
曖昧に誤魔化すと、少し真面目な顔をしてトウジに向き直った。
「あのさあ、トウジ。お前シンジの事どう思ってる?」
「ななななな何や急に!」
聞かなくても分かる。こんな他愛もない質問に、真っ赤になってしまうその顔を見ているだけで、
彼がシンジのことをどう思っているのか。
「はあ、分かり易いねトウジは」
そう言って溜息をつくケンスケの言葉に、トウジの頬が益々赤みを増すのをみて、ケンスケは
思わず噴き出した。
それから安心させるように微笑むと、彼に言葉をかける。
「大丈夫だって。俺、そういうの偏見無いほうだし」
「………いや、そうやなくて…」
トウジはその言葉に少しだけほっとしながらも、がくりと肩を落としてしまう。
実際、自分の感情が自分では全く説明がつかない。だからケンスケの問いに、トウジは何も答える
事が出来なかった。
「なあ、ワシよく分かれへんのや」
「何が」
だから思わず訊ねてしまう。自分がシンジをどう思っているのか、むしろ知りたいのはトウジ自身だった。
「センセの事、何や分からんけど放っとかれへん。困ってたら助けたいし、誰かに嫌な思い
させられてたら、そいつの事ぶちのめしたい位腹が立つ。まあ友達やからなあ。…けど」
けれど、自分の奥に潜む、この感情は。
「何でか分からん…センセ見てると、もやもやするんや。何がしたいのか自分でも分からん位に。
何なんやろか、これ」
落ち込んだような顔をしてそう呟くトウジの姿に、ケンスケは思わず沸いてくる笑いを押し殺して
肩を震わせた。
「笑うなや…これでも真剣なんやで…」
ケンスケの態度に怒る気にもなれず、トウジはぼそりとそう呟いた。それにごめんごめん、と拝む
ように謝りつつケンスケはトウジに向かって言葉をかける。
「分かんないでもないよ。あいつ、何か気になるんだよなあ」
彼の言葉にトウジもそうやろ?と頷いて腕を組む。それをちょっとだけ複雑な想いで、ケンスケは
見つめていた。
この親友は、いま自分の事を全く見ていない。
それなのにケンスケには、その事があまり不快ではなかった。あれほど自分が怖れていた
事態だというのに。
そればかりかこうして二人で彼のことを考えている事が、かえって互いの絆を強めさえする
ような気がして溜息をつく。
『なんだ、分かってなかったんだなあ。俺も、シンジも』
ケンスケはそっと心の中で呟く。あの、いつでも寂しげな彼の顔を思い浮かべて。
パチパチと爆ぜる炎の向こうにいつもの困ったようなシンジの笑顔が見えたような気がして、
ケンスケは苦笑いを浮かべた。
やおいって何?
キテター!!!!!!
873 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/27(木) 20:30:06 ID:AVxp1Fs0
ハッピーエンドの予感
トウジとケンスケでシンジを輪姦(まわ)そうぜ!
いやここはあえてケンスケが輪姦される側で
うはwwwケンスケモエスwwww
鬼畜ケンスケが一段落したら久々にカヲシンが読みたいと言ってみるテスト
>>877 君は叩かれるために生まれてきたのかもしれない…
このスレでそれ言っていいのかYOww
あ、そうなの?最初から読んだらカヲシンがあったから・・・すまんこってす
反省します
やおい晒しあげ
ガンガレ!!鬼畜ケンスケ!!!!
シンジはぼんやりと電車の座席に座っていた。
本来ならば学校に行かなければいけない時間だが、シンジが向かっていたのはその反対方向。
隣町の図書館だった。
あの日以来シンジは学校へは行っていない。ただミサトに疑われないためだけに、毎日家を出て
どこかで時間を潰すのが、最近の彼の日課になっていた。
と、シンジは不意に目の前の乗客に声をかけられ、顔を上げる。
「よう、碇じゃないか」
聞き覚えのない声に相手を不審そうに見上げ、その瞬間シンジの表情が引きつったように固まる。
目の前に居たのは、学校で彼を襲ってきた、件の男だった。
程なくして電車が駅に着き、乗客の幾人かが扉に向かう。シンジの隣に座っていた一人が立ち上がると、
入れ替わるように男はシンジの隣に腰を下ろし、そのまま気安くシンジに話しかけてくる。
「何だよお前もサボリか?偶然だよなあ」
やけになれなれしい口調が耳障りで、シンジは思わず眉を顰める。だがそんな彼に構わず、更に
肩を抱いてくるに到って、ようやくシンジはイラついたように声を上げた。
「……離してください」
呟きながら思いっきり睨みつける。だがそんな事では男は全く動じない。そればかりか更にきつく
シンジの身体を抱き寄せると、にやにやと笑いながら彼の耳元で囁きかけてきた。
「どうせ行く場所ないんだろ?なら俺と一緒にこの間の続きでもしようぜ、なあ」
男の言葉に思わず全身の毛が総毛立つ。
粘着質な視線が絡み付いてくるようで、シンジは思わず身体を震わせた。
おそらく男はシンジがここの所、ずっと学校に行かずそのへんで時間を潰していたのを
知っているのだろう。
何故自分にそんなにまで拘るのだろうという疑問が、シンジの不快感に拍車をかけていた。
「離せったら!」
シンジはそう怒鳴ると勢いに任せて男の手を振り払う。それから立ち上がると、隣の車両に
向かってすたすたと歩き出した。これ以上この男と一緒に居るのはもう御免だったからだ。
だがその後ろを懲りずについてくる気配がして、シンジは深い溜息をつく。
「…何で僕に構うんだよ」
足を止め、振り返る。シンジの言葉に男は少しだけ嬉しそうににやりと笑うと、そのまま
シンジの腕を取った。
「お前みたいに可愛いの、ほっとく手はないだろ」
その言葉にシンジは再び眉を寄せる。
結局この男もまた、自分の器にしか興味がないのだという事を思い知らされた気がして、
シンジは情けない思いがした。
『先生と同じだ、こいつも』
落胆が心を支配し、シンジは少しだけ自分の感情に驚いて、それから苦笑する。
自分の中にほんの少しだけ存在していた、期待のようなもの。この男がもしも、自分自身に
興味を持っていてくれたなら。
ひょっとしたら自分は、この男に着いて行ったのかも知れないと、その事に気づかされて。
シンジは未だ、寂しさの鎖から抜け出す事は、出来ていなかったから。
『でも僕はもう、抵抗さえ出来なかった幼い子供じゃない』
シンジは男に向き直ると、やんわりと男の手に自分の掌を重ねると、自分の腕から外させる。
それからタイミングを計るように窓の外に目をやると、男に向かってにっこりと微笑みかけた。
「僕は女の子じゃないけど、それでもいいって事?」
シンジの態度に男は気をよくした様に、調子付いた口調で頷きながら返事をする。
「下手な女より上玉だよ、碇は」
男のその言葉を受け流すと、シンジはそう、とだけ返事をすると男につ、と歩み寄る。
その間に電車は次の駅に到着して、乗客たちは次々に扉に向かっていた。そして、発車のベルが
鳴り扉が閉まるその、寸前。
「でも僕は迷惑だよ!」
シンジは男に向かってそう叫び、思いっきり頬に拳を打ちつける。そしてそのまま閉まりかけの
扉からすり抜けるように飛び出していた。
発車する電車の中から、悔しそうに自分を見つめる男の姿を見送りつつ、シンジは軽く溜息をつく。
もう吹っ切れたと思っていた自分の中の、どうしようもない寂しさを思い知らされて、心が軋む。
楽しかった思い出だけを胸に、もうずっと一人でいようと思ったのに。
それなのにどうしようもなく寒かった。
シンジは行く宛てもないまま、改札を抜け駅を出る。
そんな彼の目に飛び込んできたのは、あの場所に向かうバスの姿だった。
『トウジ…ケンスケ…』
吸い込まれるようにそのままそのバスに乗り込む。その場所に彼らは居るはずがないのに、
シンジはそれでもそこに向かう事しか出来なかった。
震える心が彼の身体を揺らし、連れて行く。
彼らの思い出の場所に。
シンジは溜息をついて、そっと自らの身体を両の腕で抱きしめる仕草をした。
鬼畜神キテター!
シンジ切ないよシンジ
保全さげ
鬼畜ケンスケ超GJ!!!
シンジの描写素晴らしいよ!!!
ちょwwwなんだこのスレタイ。と思って来てみたら素晴らしいFFに出会った!!!
マジで神!一気読みしましたよ、ええ
wktk
やっと道が見えたような、そうでないような状態です
ごめん
あと少しだけ、待ってくれると嬉しい
いつまでも待つよ、頑張ってくれ!
待ち
気合いで待つ!
待機
待ち&シンジのお誕生日祝い記念レス
シンジラブ本郷
期待sage
鬼畜ケンスケ待ち
900げとー、待ち
マッチ
保守
鬼畜たん町
まち
age
もうこのスレいらないな
だな、そろそろ次スレの季節だしな
友情の薔薇が咲き乱れる
まだ100も残っている
やっと追いついた
こ れ ぞ 俺 が 求 め て い た 萌 え だ
鬼畜氏有難う。
保守
職人さん待ち
いつもの教室、いつもの退屈な授業。
変わり映えのないその風景が、彼が居ないだけで妙につまらないものに感じてしまう。
ついこの間まではそれが当たり前だったはずなのに、もうその頃の事を思い出そうとしても
良く覚えていない。
彼の存在がいつの間にか、それほどまでに大きくなっていたことに気付き、トウジは知らず
苦笑いを漏らした。
「もう一週間やな……」
「何が?」
誰にともなく呟いた言葉に、隣で戦闘機模型に夢中だった筈の友人が、顔も上げずに聞き返してきた。
一人の世界に閉じこもっているように見せて、実は一番人の心の機微に敏感なその親友の、
相変わらずの態度にトウジは苦笑いしつつその問いに答える。
「シンジや。ここん所、ちっとも学校来おへん」
トウジの心配そうな様子にも関わらず、ケンスケはその言葉に無関心な態度のままだ。
その一見して雑に見える応対は、トウジにしてみれば楽で心地がいいものだった。だからこそ、
この全く相反する性質の自分達が、ここまで長い付き合いで居られたのだと実感する。
それ故にトウジはついつい彼の前では本音を漏らしてしまうのだ。
そしてそれは今回も、例外ではなかった。
「ワシの所為やろか……」
口に出して初めて、しまったというような顔をする。それもいつものトウジの癖だった。だがそれに
対する友の返事は、いつもとは少しだけ違っていた。
「違うよ、多分ね」
『なんで?』とか『心配性だねえ』とか。普段ならそんな言葉が返ってくるはずのケンスケのその呟きに、
トウジは妙な違和感を覚える。
理由を聞かないということは、その言葉の示す事実に心当たりがあるということ。そしてそれを
真っ向から否定するのも、いつもの彼らしからぬ行動だった。
トウジのそんな視線を感じたのか、ケンスケは少しだけバツの悪そうな顔をして席を立つ。
「どこ行くんや?」
「家に帰る。…トウジも来る?」
トウジの問いに振り返ったその表情は、既にいつもの彼のそれに戻っていた。
「おじゃましまー」
彼の家に来るのは初めてのことではない。
家族がめったに帰ってこないこともあって、何かといえばトウジはこの家に招かれ、時には
そのまま泊る事もあった。
雑多な彼のコレクションが犇く部屋に通されると、変わらない風景が彼を迎える。
「麦茶でいいよな」
「おう」
いつも通りのもてなし、いつも通りの部屋。
それだけにトウジは先程の彼の言葉の意味を聞きあぐねていた。と、そんな彼の気配を
察したかのように、ケンスケが口を開く。
「多分俺の所為だよ」
意図の読めないその言葉に、トウジはぽかんと彼の顔を眺めてしまう。しかしケンスケは
それを気にする風でもなく、そのまま言葉を続けた。
「シンジのコト。先刻言ってたろ」
「あ…ああ。せやけど、何でそう思うんや?」
トウジのその問いに、ケンスケは少しだけ意地悪そうに笑みを浮かべ、逆に彼に問いかけてくる。
「お前だって自分の所為だって言ってただろ?何でだよ」
その言葉にトウジはぐっと言葉に詰まらせると、そのまま黙って俯いてしまった。
沈黙は往々にして直前の会話を、深い所まで思い巡らせるきっかけとなる。
この場合もそれは例外ではなかった。
トウジが『自分の所為だ』と思った原因は、言うまでもなくあの時の彼との行為そのものだ。
実際あの薄野原に呼び出されなければ、自分もこれから先シンジにどんな顔をして会えば
良いのか分からなかっただろう。
シンジのあの場所での、思いがけず楽しげで明るい表情はトウジにとっても有難いもので、
そのお陰でずいぶん心が楽になったものだ。だからこそ今こうして、シンジの方から自分達を
避ける本当の理由は、彼には見当もつかない事だった。
それとも目の前の親友はその理由に、心当たりがあるという事なのだろうか?
トウジは再び彼の言葉を己の中で反芻する。
『俺の所為だよ』
何故そんな事を、確信をもって口に出すのだろう。
少なくともトウジには自分の中に心当たりがあった。
彼にそれがあるとは、普段のケンスケの行いを見ている限り考え付きもしないことだ。
だけど。
「ご名察」
トウジの脳裏に一瞬よぎった考えを見透かすように、ケンスケはにっこりと笑って彼に一枚の
写真を差し出した。
映っているのは、紛れもないこの話題の中心人物。
トウジはその映りこんだ姿に、それを握り締めながら呆然と友の顔を見つめる事しかできなかった。
「何でや…何でこんな事……」
映りこんだシンジの姿は酷い有様だった。
手錠で拘束され内部を何かに掻きまわされている。その目には薄らと涙が浮かび、唇の端は
切れているのだろうか、血が滲んでいる様さえ見てとれた。
これを、ケンスケがしたというのだろうか。
彼がそれを差し出したということは、そういう事なのだろう。だがトウジにはおいそれとそれを
信じる事は難しかった。
だがそんな彼の微かな希望は、目の前の友自身の口からきっぱりと否定されてしまう。
「俺さ、前からシンジの事懲らしめたいと思ってたんだよね」
トウジは彼のその言葉に、信じられない思いでその表情を見つめた。気心が知れていたはずの
目の前の友人が、やけに遠い存在に感じて仕方がない。
「だってそうだろ。あいつはエヴァにも乗れて、偉い親父さんも居て、あんな美人に親切にしてもらって。
なのに自分がこの世で一番不幸だって顔してさ…それで周りを巻き込むんだ」
独り言のように呟くケンスケを、トウジは未だ混乱のままに受け入れられずに居た。
彼もまた自分と共に見ていたはずだ。シンジがどんな思いでエヴァに乗っていたのかを。
目の前で使徒に対峙し、そして泣き崩れる彼の姿を。
自分はあの時己を恥じた。あんなものに乗って戦う事を『当然』だと思い、その被害すらも彼の所為に
して、怒りをぶつけた自分の傲慢さを。
選ばれた立場であるという事など、シンジにとっては痛みでしかなかったのだと。
だからこそそれをしないで済む時間には、彼と共に笑っていようと思った。それくらいしか平凡な立場の
自分達にはしてやれる事などなかったから。
トウジはケンスケもそう考えているのだとばかり勝手に思っていたのだ。
「せやからこんな事した、ちゅうんか…」
声が怒りに震えるのが自分でもよく分かる。ケンスケもまたそれが当然とばかりに、平然としたままで
更に続けた。
「そうだよ。…それに俺には分かってた。アイツがそれを望んでたって事をね。だから一番酷い
やり方で奪ってやったんだ。…怒った?いいよ、殴りたいなら殴れば」
まるで煽るようなその言葉に、トウジの感情が爆発する。それに任せて彼の胸倉を掴んだその瞬間、
ケンスケの口から更に思いがけない言葉が発せられ、トウジは振り上げた拳を止めざるを得なかった。
「シンジもさ、そうすればよかったのにな…」
呟いた彼の瞳は暗い。後悔の色にも見えるそれはまるで、漣のようによせては消える事を繰り返していた。
だがそれは一瞬のうちに消え去り、次に見たときにはまたいつもの彼の表情に戻ってしまう。
戸惑うトウジにケンスケは遠い目で、不意に思い出したように問いかけた。
「この間のアレ、面白かったよな。サバゲー」
突然の話題の転換に全く意図がわからないまでも、トウジは素直に頷く。今となってはあの瞬間が、
自分達にとって最良の時間であった事は間違いない事実だった。
「シンジが本当に一番欲しかったのは、あれなんだよな結局。それを俺は壊したんだ。なのに
あいつはさ、俺だけを見させてくれなかった、って怒るんだ。俺を憎めば楽になれるのに、絶対そうは
しないんだよ。馬鹿だよなアイツ…なんであんなに馬鹿なんだよ……」
だがその返事すら、もはやケンスケには見えていないかのように、彼はただ己の心を吐き出すことに
終始していた。
トウジもまたそんな彼の姿を見つめている事しか出来ない。
振り上げた拳を打ちおろすには、目の前の友の姿はあまりにも疲弊しきっている。だがケンスケは
そんなトウジの態度が気に食わないとでも言いたげに、彼を睨みつけてきた。
「なんだよ殴れよ。それともまだ怒り足りないのかよ?!おめでたいよなお前も!シンジに
あんな事させたのも、俺だってのにさ?」
ケンスケの吐き捨てるようなその言葉に、トウジは再び身体を震わせた。彼が言っているのは
体育倉庫での、あの出来事の事なのだろうか。
あの時のシンジの様子はおかしかった。それも彼に命令されての行為だとしたら、確かに納得がいく。
だがそれは同時にトウジにとっては酷く残酷な宣告でもあったのだ。
「冗談……やろ…?」
その思いがトウジにそんな言葉を呟かせる。だが彼の願いはことごとく彼の態度によって
打ち壊されていった。
今度のそれもまた、例外ではない。
「冗談でこんな事言う奴いないよ。もう分かっただろ、俺がこんな奴だってさ。…ほら、殴れよ…
殴れって言ってるだろ?!何でそんな顔するんだよお前も……あいつも!」
叫びはまるで痛みのように、部屋の中にただ木霊する。トウジは怒りより悲しみより、目の前の
友人の心の闇と痛みに、ただ呆然とする事しか出来なかった。
「シンジはさ、いっつもそんな顔ばっかりしてるんだよ。笑ってるときでさえ、何だか困ったような
顔でさ…何が不満なんだよ…俺たちがいるのにさ、何がそんなに辛いんだよって…」
そこまで呟いて、ケンスケの目からは堪えきれぬように涙が溢れ出してくる。一旦流れ出したそれは
瞬く間に両の頬を伝い、畳の床に染みをつくった。
「分かってる…勝手なのは俺のほうだよ。なのに何でお前もシンジも、俺のこと責めないんだよ…!」
ただじっと自分を見つめてくるトウジに、まるで責めるかのようにケンスケはただそればかりを
繰り返すばかりだ。
トウジはその姿に何故だか、ほっと安心している自分に気付き、苦笑いをする。
「……なんや、お前も結局シンジの事好きなんやないか」
口に出してしまうと、尚更それは確信へと変わる。
酷い事をと腹も立ったが、それがおそらくこの友の最大の愛情表現だったのだろう。
要領がいいはずの彼の、変なところで不器用なところはシンジのそれと、妙によく似ている。
だからこそ自分はシンジとも彼とも、妙に馬が合ったのだろう。そして自分もまた、それほど器用では
ないタイプなのは、充分自覚していた。
しかしながら彼もシンジも、それを全く自覚していないところが始末に終えなくて、しかしそこが
トウジにとっては好もしい部分でもあったのだ。
「……なんでそうなるんだよ」
案の定ケンスケは意外そうに自分の言葉に異を唱えてきた。
そこのところが分かってないというのだ。
「まあ分かってないならええわ。何にせよ、ワシらが揃いも揃ってアホ揃いなのは、確かみたいやしな」
それだけ呟くと、にかと笑ってみせる。その姿にケンスケは毒気を抜かれたように、ただぽかんと
自分を見つめてくる事しか出来ないようだ。
二人は結局そのまま、どちらともなく笑い出していた。
怒りも腹立ちも、酷く馬鹿馬鹿しい出来事のような気がして、彼らはしばらくそのまま転げまわるように、
部屋の中で腹を抱えて笑い続ける。
声を上げるたび己の中の尖った感情が流れ出す気がして、心地よさと罪悪感の混じったような
感情が彼らを包み、流れていった。
「ほな、行こか」
ややあってそう提案したのは、やはりトウジの方だった。何処に行くのかと訊ねるケンスケに、
トウジは再び邪気のないいつもの笑顔を浮かべ、窓の外を親指で指し示す。
「シンジん所や。ワシら3バカやしな、やっぱあいつがおらな、調子狂ってまう。一番大馬鹿もんの
シンジがおらな、な」
そう言ってにっこり笑う彼の表情には、一片の曇りもなかった。
ケンスケはそれに苦笑いしつつ頷くと、少しだけ溜息をついた。それは、まぎれもなく安堵の。
『こいつを見くびりすぎだったな、シンジも…俺もさ。な、シンジ』
そこへ向かう二人の足取りは、あくまでも、軽い。
キタwwww
螺旋のように繰り返される日常が終わろうとしている。
シンジは枯れたような草木の間に沈み行く夕日を眺めながら、そっと溜息をついた。
この場所についてから彼はずっと、一つ所に腰を落ち着かせたまま動こうとはしない。
ただぼんやりと眺める風景はまるで一枚の絵画のように不変のものだ。
それらを見つめながら思い出されるのは、夢の欠片の様な美しい風景。自分の笑顔と、
それを受け止め返してくれる笑顔。
もう二度と見ることは叶わない、自分自身から手放してしまった風景だった。
「おかしくなってる…僕は多分、おかしくなってるんだ」
シンジは誰にともなく、そう呟いた。
楽しかったあの瞬間を思い出すたび、胸がちりちりと痛む音が聞こえる。それは後悔や
寂しさなどではなく、もっと切実な感情だ。
荒々しい手で奪われた自分自身の心と体。
自分を責めたてられる怖さと、その奥に潜む湿った感覚。
あの時自分は確かに、歓んでいた。
自分自身を奪われる力と感情に呑まれていく事を歓ぶ、自虐的な欲望。それを好しとする身体。
シンジは自分に付きまとっていた、あの嫌な笑い方をする男の姿を思い出し身震いをする。
もし自分を暴力で征服した男が、あの男だったとしても。
それでも自分はケンスケに対したように、彼に心も身体も奪われてしまっただろうか?
己のその想像がシンジの身体を再び震わせた。
そんな筈はない、と自分に言い聞かせながら頭を振る。だがいくら頭の中で打ち消そうとしても、
それはシンジの思考をゆるゆると絡めとるように満ちていくばかりだった。
「おかしくなってるんだ」
シンジは再びそう呟く。
言葉とは裏腹に、そう口に出していても彼の心は最早それを忌むべきものとは感じて
いないかのように、ただ静寂を保っている。
おかしくなっていると感じる理性は、果たして本当のものなのだろうか。それとも実際は、
おかしいと感じる自分自身が既に狂ってきているのだろうか。
心と体が引きちぎられそうなその感覚に、シンジは抗う術もなくただじっと沈み行く夕日を眺め
三度の溜息をつく。
そんな彼の姿を遠くから眺める人物の存在に、今のシンジが気付く由もなかった。
キタヨー!!
待ってたよ!
キタ!
これ終わったらトウジシンジ読みたいんだが。
カヲシンは好きじゃない。
カヲシンは専用スレが別にある
ここはカヲシン以外の801スレだよ
そういえばトウシンも専用スレがあったわ
トウシン読みたいな。何か青臭い青春物。
友達から恋へ。そして片思い。一悶着ののち告白。最後は両思いハッピーエンドみたいなの。
早起きしてみたらいっぱい新着レスがあってびっくりしたなあ
トウシンって需要あるんだね。
ここの所トウジがらみが2作続いたから、次辺りまた加持シンで行こうかと
思っておったのだが。トウシン専用スレいっぱいあることだし、と思って。
トウシン書きたい人がいるなら是非読みたいのですがw
いやその前に終わらせるほうが先ですが。
あと2回くらいかと思います。多分だけど。
宜しくお付き合いいただければ幸いです。
トウシンいいよねえ。
でもネットではあまり見かけないんだよな(´・ω・`)
トウシン話を置いてあるサイトはカヲシンメインの管理人さんが多くて
もっと書いてくださいとお願いするのは気が引けちゃうし。
誰か書いて〜
トウシンはかなり好きだけどないよな。専用スレも幾つかあるけどほとんど過疎化してるしなぁ…。
順を踏んで幸せになっていくトウシンがすごく読みたい。職人さんお願いします。
トウシン誰か書いてくれないかな。
続きマダー?
age
まぁ職人が書きたいものを書いてくれればいい
加持シンのほうがいいな。でも職人さんが書きたいものを書いてくれれば満足
うーん、トウシンかなぁ…?職人さん待ち。
次スレどうすんの?
ただ今350あたりまで待ち中
なんでしたら次スレについて話し合っててくだちい
立てるにしても9月あたりの方がいいと思うけど
夏だから気をつけないとな
1ヶ月も持つかねえ
鬼畜氏&トウシン職人さん待ち
hosyu
ヽゝ●>ω<●ν{保守
保守っとく
保守
まだかい?
鬼畜氏とトウシン職人さん待ち
950 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/12(火) 14:20:37 ID:H0VpTfso
801ってなに
952 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/13(水) 04:33:50 ID:glTurVdM
ゲン加持とか書いてもいい?
それは801っていうかホモじゃね?
いや、801の定義なんか知らんけど
無機物さえやおらせるのが腐女子という生き物なのでw
おっさん同士でも全く問題はありません
>>952 どうぞ
DBも801、ルパンも801、何でも801
ほ
トウシン待ち
最近トウシン信者が色んなとこででしゃばってて
トウシン自体嫌いになりそうな自分が居る
自重しろ。
またカヲルスキーか
いい加減しなさい
カヲシンはネットの海でいっぱいあるからいいじゃない
>>958 これくらいで嫌いになるなら、そうして頂いて結構ですよ
「嫌いになりそうな自分がいる」なんて
まるで前から好きだったみたいなことを言ってるけど
本当は最初から好きじゃなかったんでしょう?
なんで叩かれてるのか一ミリも理解できないけど
カヲシンはただシンジ目当てで好きでカヲルは好きじゃないし
カヲシンっていうカップリングも別に好きじゃないよ
ただ、トウシンを催促する強引さが嫌いだって言ってんだ
カプ批判じゃねえんだよ。わかるか?
じゃあ来るなよこのスレ
保守代わりに書き込んでるようなものだろ。
別に催促してるからトウシン職人が来るわけでもなし。
実際このスレ人も職人もいないし。
嫌ならLOSスレにでもいけよ。
珍しく伸びてるので鬼畜氏来てるかと思ったら…。
別にいいじゃん。次スレ立たないっぽいし。終了。
塚、このスレ自分以外に人いたんだwwww
この板見てると、どのキャラが好きかってことで一括りにして、レッテル貼って決め付ける人が多いよなって思う。
煽り文句には最適なんだろうけどさ。
それはこのスレに限ったことじゃなく、言ってしまえばエヴァ板全スレに言えるだろ。
職人も人も次スレの予定もないスレでわざわざ言うことじゃないよ。
板って書いたんだけどな。
気に障ったらごめん。もう書かないよ。
誰かゲン冬でもかいてくれよ
その前にマジで次スレどうするんだよ?
誰でも良いから立てるだけで良いから立ててくれよ………
じゃあテンプレ考えようか
次スレはいらないだろう
>>975 何故そんな悲しい事をっっ!!!!続き気になるのにっっ!!!!!!
スレ終わる前に投下を待てばいい
何かこう友情の延長線みたいな感じでお互いがお互いを慰める意味で
触りっこしてたら、うっかり身体の関係を持ってしまい
それから不毛な情交を結ぶも、またしてもうっかり愛が芽生えてしまい
両思いになったはいいけど、今度は照れてどう接したらいいかわからず
前みたいに触れようとしてやっぱりやめて、
触れようとしてやっぱりやめようとしてを繰り返し
お互い「やっぱ嫌われてるのかなー」とすれ違いつつも
最後は身体も心も両思いみたいな
エロがありつつも青臭い青春ものみたいなトウシンが読みたい。
そこまで考えてるんだったら投下しろよ