頑張れ〜!無理はするな〜
気長に待つから、気にするな。
HOSYU
857 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/06(日) 13:33:16 ID:ZXGqku9J
落ちそうですよあげ
保守
既出かもしれんがそんな事したらEOEのレイは見苦しい
>>859 単純な性別入れ替えだけで、性格やストーリーを弄らなかったら、レイに限らず
女性陣は概ね最低だぞ?
ここで書かれている話は、それなりにストーリーや性格を弄ってるから、そうは
なっていないけど。
ここのEOEのレイ、リリスカヲルと対して変わんないと思うがな
ほしゅ
保守
やっと追い付いた
ぜひ、まごころを君にまで続けてください。応援してます
にしても凄いな
上
だいぶ放置プレイしてすまない。
盆も終わったし今月中には必ず。
か な ら ず 。
待ってるよ(・∀・)
一応できたんだが、多分容量足りないと思うんだ。
ここで次スレというのは…駄目?
勝手なことを言うな
>>869 おk、把握。
勝手なこと言ってすまない。
投下。
EPISODE:19
INTROJECTION
発令所に、けたたましい警報音が鳴り響く。
『総員、第一種戦闘配置! 地対空迎撃戦用意!!』
「目標は?」
「現在侵攻中です! 駒ヶ岳防衛線、突破されました!!」
上空の第14使徒に対して、兵装ビルからミサイルが連射される。
しかし、当然ながら使徒には傷一つついていない。
使徒の目が、光る。
カッ!
ドゴオォォォオオンッ!!
使徒の放った光線はビル郡を薙払い、その中心部には十字の火柱。
「第1から18番装甲まで損壊!!」
「18もある特殊装甲を一瞬で…!?」
ケタ外れの威力に、マコは冷や汗を流す。
その後ろのドアが開き、ミサトが到着する。
ミサトは到着するや、素早く、的確にオペレーターに指示を出す。
「エヴァの地上迎撃は間に合わない! 弐号機をジオフロント内に配置、本部施設の直援に回せ!」
ミサトの指示通り、射出される弐号機。
「アスカには目標がジオフロント内に侵入した瞬間を狙い撃ちさせてくれ! 零号機は!?」
チラリと、リツらに視線を送るミサト。マヤが返答する。
「A.T.フィールド中和地点に配置されています!」
「左腕の再生がまだなんだよ」
「戦闘は無理か…」
「シンジは初号機で出しなさい」
突如降ってきたゲンドウの声に、振り向くリツとミサト。
「ダミープラグをバックアップとして用意」
「ハイ」
ケイジ、拘束されている初号機にシンジが乗り込む。
「エントリースタート」
「LCL電過」
「A10神経接続開始」
乗り込んだシンジはいつもの無表情だったが、突如として嘔吐感に襲われ、顔を歪め口元を押さえる。
「うっ…!」
「パルス逆流!!」
「初号機、神経接続を拒絶しています!」
次々と消えていく表示。リツは、信じられないという顔だ。
「まさかそんな…」
司令塔、冬月が呟く。
「………碇さん」
「ええ…私を拒絶するつもりなの」
冬月にだけ聴こえるように呟く。
頭を上げ、目を細めるシンジ。
(…駄目なんだね、もう……)
直ぐ様、次の指示を出すゲンドウ。
「起動中止。シンジは零号機で出撃させて。初号機はダミープラグで再起動」
「しかし、零号機は!」
『構いません、行きます』
反論するミサトを遮る様に、シンジ。
「シンジ君!?」
プラグ内、どこが淋しげに、シンジ。
(…僕が死んでも、代わりはいるから…)
ハルカの声が響く。
「駄目ですっ! あと一撃で全ての装甲は突破されます!!」
「…頼んだぞ、アスカ」
使徒から幾度目かの光線が発射される。
その攻撃で装甲は破壊され、ジオフロント内にゆっくりと侵入してくる、使徒。
ライフルを構えながら、それを確認する弐号機。その周りには予備のライフルやソニックグレイブ等が地面に刺さっていた。
「おいでなすったな! レイなんかいなくても、あんなの俺一人でお茶の子サイサイだぜッ!」
照準を合わせ、ライフルを撃つ弐号機。光弾が、降下中の使徒に向かって飛んで行く。
「このオォォォッ!!」
直撃している様子はあるが、使徒にダメージは無い。
撃ってる間に使徒は地面から数メートルのところで止まり、ただ黙って弐号機の攻撃を受けている。
ライフルの、弾が切れる。
「ちっ! 次!!」
両手にライフルを持ち、一斉に発射させる。
光弾の雨の中、使徒はなおも平然としている。
「A.T.フィールドは中和してる筈なのに…ッ!!」
光弾の雨、雨、雨!
「何でやられないんだよッ!?」
再び弾が切れると、今度はバズーカを両手に持つ。
すかさず、撃つ!
「もう二度と負けられねぇんだよっ、この俺はッ!!」
バズーカの弾が切れると、今まで黙っていた使徒の紙の様な腕がバラララッと下へ垂れた。
「!?」
刹那、その腕が弐号機に向かって伸びる!
「なッ!?」
あまりの速さに対処出来ず、その攻撃を肩口に受ける弐号機。
使徒の腕は弐号機の肩口を貫通し、その両腕を切断してしまった。弐号機の両腕は宙を舞う。
ブシュウウゥゥッ…
弐号機の両肩から、赤い液体が吹き出す。
「あ…ぐ…! ああああああっ…あ…ッ…!!」
両腕を切断される激痛に、悲鳴を上げるアスカ。
使徒はまるでアコーディオンの如く、その腕を戻す。
「く…ッ…!」
使徒を睨みつけるアスカ。
「こんちくしょおおおおッ!!!!」
両腕を失っても尚、使徒に向かって突進する弐号機。
「アスカ!! 全神経接続をカット早くッ!!」
マヤに向かい叫ぶミサト。
再び伸びる使徒の左腕!
「ッ!!」
ザシュッ!
弐号機の首が、宙を舞った。
ジオフロント内にある避難シェルターに、レイとサトミは居た。
「レイ…」
「……」
ずっとうつ向いたままのレイ。
と、その時!!
ズガアアアァァァアァンッ!!!!
「きゃあっ!」
「っ!!」
凄まじい衝撃と爆音がシェルターを襲った。人間の本能なのか、反射的に二人は頭をガードする。
それらが収まると、周りから悲鳴が聴こえてきた。
顔を上げ、レイが見た物。
それは、使徒と交戦している筈の、赤い巨人の首。
「………!!」
声にならない、叫び。
フラッシュバック。
3号機。
ユウキ。
「嫌ぁ…っ! もうこんなの嫌ぁぁぁぁぁぁっ!!」
「レイ…!?」
「アスカ君まで…私…!」
「…」
「ユウキだけじゃなくて…アスカ君まで……! 私…」
「レイ…」
その場に崩れ、涙を溢れさせるレイ。
「最低な…人間なんだわ、私って…。ユウキに酷いことして、勝手にエヴァを降りて、そのせいで、アスカ君まで…ッ!」
「……レイ…」
「サトミ……サトミぃ…」
「…」
「私……どうすればいいの…?」
「…」
サトミはレイの腕を掴むと、ゆっくりと優しくレイを立たせる。
「行って」
「え…」
短い言葉に、レイは聞き返す。
「私はここで戦いが終わるのを待つ事しか出来ない。でも、レイ…あなたには、あなたにしか出来ない、あなたになら出来る事があるはずよ」
「サトミ…」
「さ、早く。じゃないと…絶交よ」
笑顔で云うサトミを見、レイは腕で涙を拭う。
そして、上げた顔には決意の色が。
「ごめん…ありがとう、サトミ…」
「レイ…」
「…行ってきます」
「…行ってらっしゃい」
そう告げると、レイは走ってシェルターを後にした。
一方、アスカは自分の首に手を当て、その存在を確かめた。
「ちゃんとある…ちゃんとついてるよな…」
「弐号機大破! 戦闘不能!」
「アスカは!?」
「無事です、生きてます!」
「使徒、移動を開始!」
動かなくなった弐号機の横を、ただ通り過ぎていく使徒。
全く、興味が無いようだ。
「……ちくしょう…!」
悔しさで、レバーを叩く。
「初号機の状況は!?」
リツの方に振り向きながらミサト。
「ダミープラグ、搭載完了!」
「探査針、打ち込み終了!」
「コンタクトスタート!」
「了解!」
マヤがスイッチを押すと、瞬間、メインモニターを「ALERT」の文字が埋め尽した。それと同時に、警報も鳴り響く。
「何だ!?」
「パルス消失! ダミーを拒絶!」
振り向き、マヤ。
「駄目です! エヴァ初号機、起動しません!!」
「…そんな…」
発令所は、絶望的な空気に支配された。
「…ダミーを、シンジ君を」
「受け入れないの…」
リツと冬月。緊急事態の中、ゲンドウは立ち上がる。
「冬月さん。…少し、お願い」
レイは、走っていた。ふと見上げると、そこには首と両腕を失った弐号機。
「アスカ君…!」
思わず足が止まる。息が乱れ、汗が吹き出す。
と、
「レイちゃんじゃない?」
声が聴こえてきた。その方向に振り向くと、そこには手にじょうろを持った加持の姿。
「加持さん…!? 何やってるんですか、こんな所で!?」
「アルバイトが公になっちゃってね。戦闘配置に私の居場所は無くなったの。それ以来、ここで水を撒いてるわ」
足元のスイカを見つめる加持。
「こんな時にですか!?」
「こんな時だからよ。あの人の腕の中もいいけど、やっぱり死ぬ時はここにいたいから」
そう言った加持の顔は、優しかった。
「……死ぬ…?」
「あなたは? 何か急いでたようだけど」
「…私は…」
その時、突如森の向こうに零号機が現れた。しかし、零号機は武器を持っていない。
「綾波君!? ライフルも持たずに!?」
「…!」
使徒を見据え、突進する零号機。
よく見ると、その右手にはN2爆弾が。
ミサトとリツは、ただ叫ぶしか出来ない。
「N2爆弾!? まさか…!」
「自爆する気か!?」
使徒まで数メートルのところで、零号機はN2爆弾を使徒のコアに突き出す。
刹那、展開されるA.T.フィールド。弾かれる爆弾。
「…A.T.フィールド全開」
零号機もA.T.フィールドを展開する。中和され、爆弾を押し込まれている部分はまるでビニールの様に伸びていく。
そして遂に、使徒のフィールドを破る零号機。コアに向かい、右手を伸ばす。
―――しかし!
爆弾がコアに届くまさに直前、なんとコアは両側から現れたカバーの様な物に守られた。
「!」
あまりにも唐突、予想外の出来事に、ハッとするシンジ。だが、右手は止められない。
カッ
シンジの顔に、閃光が差し込む。
そして―――!
ズドドドドドォォッ…!!
ジオフロント内に、巨大な火柱が上がる。
発令所も、モニターから差し込む光に状況が確認出来ずにいた。
「…零号機は?」
光と煙が晴れ、モニターを見るとそこには対峙している零号機と使徒。零号機は爆発の衝撃で右手をも失っていたが、使徒は……。
無傷。
使徒は腕を伸ばすと、零号機にとどめを刺す。
「シンジ君ッ!!」
頭を割られ、倒れる零号機。
「なんてことだ…!」
「シンジ君とアスカの救出急げ!!」
その一部始終を見ていた、レイと加持。
「…加持さん…」
「…行くんでしょう?」
「え…」
「自分が今、何をすべきなのか…その答えを、見つけたんでしょう?」
「……これが答えかなんて分かりません。でも、今は私に出来る事をします」
「…そう。あなたがそう決めたのなら、誰も強要はしないし、反対もしないわ。後悔の無いようにね」
「…ハイ。失礼します…!」
本部に向かい、再び走り出すレイ。
一人残される、加持。
「…いい友達を持ったわね、レイちゃん…」
使徒の目が光る。
ズガァァンッ!
「第3基部に直撃!」
「最終装甲版融解!」
「まずいっ! メインシャフトがまる見えだぞ!」
焦る一同。
「初号機はまだなのか…!?」
ケイジには、変わらず警報音。
「ダミープラグ拒絶!」
「駄目です、反応ありません!!」
次のスレをエヴァスレにするかガイナスレにするかから決めないといかんね
その言葉に、ゲンドウは幾度目か分からない、同じ命令を出す。
「続けなさい! もう一度108からやり直して!」
その顔には、焦りの色が出ていた。思わず、計器を叩く。
「何故なのっ!? 何故シンジを…ダミーを……私を…拒絶するの!?」
―――何を考えているの、あなた…!!
その時。
ザ…
ザザ…
「…!?」
突然、ゲンドウの目の前のモニターにレイの顔が映し出された。驚き、振り返るゲンドウ。
見ると、全てのモニターというモニターに、同じくレイの姿が映し出されていた。
「これが…」
モニターの中のレイを見つめながら、ゲンドウ。
「これが、あなたの答えだというの…」
「乗せてくださいッ!!」
突如聴こえた声に、ケイジ内を見下ろすゲンドウ。
そこに、逃げ出したはずの娘の姿。
レイは肩で息をしながら、ゲンドウを見上げる。
「私を……私を…この…、初号機に乗せてください!!」
母はそんな娘を、冷たく見下ろす。
「レイ。何故ここにいるの」
下げた手に力を込め、母に向かい叫ぶ。
「私は…!」
『私は…ッ!』
「エヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇レイですッ!!」
娘の叫びに、ゲンドウの表情は、変わらない。
メインシャフトに、再び爆音。
「目標はメインシャフトに侵入! 降下中です!」
「目的地は!?」
「そのままセントラルドグマへ直進しています!」
「ここに来るぞ! 総員退避! 急げ!!」
その時、メインモニターの表示が消えたかと思うと、なんとその奥から使徒が現れた。
ゆっくりと、ミサト達に近付く使徒。
「…くっ…!」
まさに絶望的な状況。残っていたスタッフは、ただその場に立ちすくむしかなかった。
その状況下、ミサトは無意識に母のカタミを握りしめ、使徒を睨みつける。
使徒の目の奥が、光り出す。
誰もが死を確信した瞬間!
ズガァッ!
突然使徒の右側の壁から初号機が現れ、使徒を殴り倒した。
「エヴァ初号機!?」
振り返るミサト。そこに乗っているのは、紛れもない、逃げ出したはずのレイだった。
「レイちゃん!?」
「うわあぁぁぁぁあぁッ!!!」
プラグ内、叫ぶレイ。
初号機は使徒を発令所から離すべく、使徒の顔を掴み壁に押し倒す。
その壁の向こうはケイジだった。衝撃で、足場やブリッジが破壊される。
使徒を押さえ込み左手で殴りかかろうとする初号機。その刹那使徒の目から光線が発射され、初号機の左腕は吹き飛ばされる。
壁に激突し、体液を吹き出す腕。その液は側で見ていた女を赤く染めたが、その女は動じもせずただ戦いを見届けていた。
「うわああああああああああッ!!!!」
痛みを堪え、叫ぶレイ。
初号機は再び使徒の顔を掴むと、そのまま射出口へ移動する。カタパルトに使徒を押し付けながら、振り返る。
「ミサトさんッ!」
ハッとするミサト。焦って命令を出す。
「5番射出! 急げ!!」
使徒を押さえたまましゃされる初号機。壁に押し付けられた使徒から火花を散らしながら上がっていく二体の巨人。
ジオフロント内に射出されると、初号機は使徒を地面に押し倒す。
「うわあああぁぁぁぁッ!!!!」
何度も、何度も使徒の顔を殴る初号機。顔を掴み、引き剥がそうとする。
「このぉぉぉッ…!!」
さらに引っ張る初号機。しかし突然、動きを止める。
「!?」
振り向くレイ。見ると、残時間を表示するカウンターは「0」で止まっていた。
「エネルギーが…切れた…!?」
上昇しているエレベーターの中でマヤ。床にはノートパソコンが置かれている。
「初号機、活動限界です! 予備も動きません!!」
「レイちゃん…!」
動きを止めた初号機の頭を掴む使徒。まるで糸の切れた人形の様に力の無い初号機。そのまま、軽々と投げられる。
「レイちゃん!」
ミサト達が非常口から出てきた瞬間、本部に叩きつけられる初号機。
「レイちゃん!!」
「動け! 動け! 動け! 動け!! 動いてよ!! 今動かなきゃ、何にもならないの!!」
暗くなっているプラグ内、激しくレバーをガチャガチャと動かすレイ。突如顔を歪める。
初号機の胸部には使徒の腕が刺さっており、その腕を戻す使徒。
少しの間の後、吹き出す赤い液体。
一閃、初号機の胸が吹き飛ぶ。
「くっ!」
爆風にあおられるミサト。風が収まるとハッと見る。
装甲版が外れている初号機の胸部に、なんと使徒と同じ、光球が見える!
眉をしかめるミサト。
「…あれは?」
使徒は再び腕を伸ばすとその光球めがけて攻撃を繰り出す。
初号機は、ただ黙ってその攻撃を受け続ける。
レイは、必死にレバーを動かす。
「動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!!
動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動いてよッ!!
今動かなきゃ、今やらなきゃみんな死んじゃうの!! もうそんなの嫌なのよっ!! だから、動いてよッ!!!!」
ドクン…
「!!」
ドクン…
ドクン…
ドクン…
ドクン…
ドクン…!
カッ!!
消えていた初号機の眼が、再び光り出す。
迫ってくる使徒の左腕を右手の指先で受け、まるでカンナくずの様に切り刻む。
動きが止まったところで一気に握り潰し、グイッと引き寄せる初号機。使徒は被いかぶさる様に初号機に激突する。
そのまま初号機は使徒を蹴り込む。瞬間ちぎれる、使徒の腕。使徒は吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられる。
その光景に、恐怖を覚える一同。怖れながら、マヤ。
「エ…エヴァ、再起動」
ゆっくりと立ち上がる初号機。ちぎった使徒の腕を、なくなった自分の左腕に添える。するとなんと初号機の腕と使徒の腕が融合し、左腕が再生された。それは、生身の人間の腕そのものだった。
「……すごい…」
呆然とするミサト。
「まさか…信じられません!」
ノートパソコンを見ながら、パニックになっているマヤ。
「初号機のシンクロ率が、400%を越えています!!」
マヤの報告を聴き、呟くリツ。
「やはり目覚めたのか? …彼が…」
天に向かい、吠える初号機。
グォオオォォォォォ!!
刹那、突然飛び出す使徒の腕! 初号機はゆっくりと手を上げると、一気にバッと降り下ろす。
ただそれだけで使徒の腕は次々に切断されていく。立ち上がっていた使徒はA.T.フィールドを展開させるが、まるで紙のごとく易々とその身ごと引き裂かれ、再び倒れる。
それを見ると初号機は獣のごとく四つん這いになり、そのまま這って使徒へと近付いていく。
異様な光景に、一同は言葉も出ない。
初号機が側に来ると、ヨロヨロになりながらも最期の抵抗を試みようと、使徒は目を光らせる。
しかし、躊躇なくその顔を潰す初号機。初号機は辺りを見回すと、既に活動を停止している使徒にゆっくりと顔を近付ける。
刹那、上下に大きく開く口!
そしてなんと、初号機はそのまま使徒の残骸を食べ始めた。
「使徒を…食ってる?」
声を絞り出すミサト。
「S2機関を自ら取り込んでいるというのか? エヴァ初号機が…」
恐れの表情で、見上げるリツ。
しばらく使徒を食べていた初号機だったがおもむろに立ち上がり、空を見上げる。
バキンッ!
バキンッ!
初号機の両肩の装甲が吹き飛ぶ。
「拘束具が」
「拘束具?」
マコが返すと、リツは厳しい顔になる。
「そうだ。あれは装甲版じゃないんだ。エヴァ本来の力を俺たちが押さえ込む為の拘束具なんだよ」
見上げる一同。
「その呪縛が今、自らの力で解かれていく。俺たちにはもう、エヴァを止めることは出来ない」
天に向かい咆哮する初号機。スイカ畑で、それを見上げている加持。
「初号機の覚醒と解放。ゼーレが黙っちゃいないわね。これもシナリオの内ですか? 碇司令」
司令室にて、吠える初号機を見つめている冬月とゲンドウ。
「…始まったわね」
「…ええ。全てはこれからよ」
つづく
普通に容量足りた件。
携帯からだからビクビクしてた。
これで一応の山場は終わったかな…。
あと八話か、頑張れ俺。
そして早く直れPC。
お疲れ
割り込みごめんね
おお!超GJ乙です!!
ずっと楽しみに待ってたよ
携帯からスゲェェェェ!!!!!
GJ!
(・∀・)GJっす
次のスレタイは
「エヴァのキャラの性別を逆にしたら・2」
かな?
893 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/01(金) 11:42:14 ID:uX/7isDY
ガイナキャラって幅広くする必要もないからな
俺はそれでいいと思う
しかしまさか次スレいくとは
職人が神だからさ
ごめんあげてた
じゃあスレタイが変わる前に書き途中だったガンバスターのSSでも落としとくかね
「わかった…ノリ、合体しよう!」
「よっしゃあ!兄貴!!」
ガズの決意と共にバスターマシン1号と2号は合体態勢に入った。
その中でカズは、決意と共に何かを思う。
(君の六ヶ月…この六ヶ月戦ってみせるよ、君のために。
それが、君と同じ時間を生きられる唯一の方法なんだね)
パーツとパーツがドッキングし、徐々にその全貌を明らかにするガンバスター。
コックピットが移動し、遂にガンバスターが姿を現した。
「ガンッッ!バスタァァァ!!」
咆哮にも似たノリとカズの叫びが、宇宙怪獣の占める宇宙に木霊する。
「ノリ、エクセリヲンは健在。僕達の左下方にいるよ」
状況の分析を終えたカズが言う。
ノリはそれを聞き終わると、熱の激る瞳を宇宙怪獣に向けながら、口を開いた。
「兄貴、あれをやろう」
「あぁ、いつでもいいよ」
ノリのその言葉を待っていたかのように、頼もしくカズが笑う。
「ウオオオオォォォッッ!!!!」
ノリの雄叫びと共に、ガンバスターは一気に上昇した。
「スゥゥゥパァァァ!!」
「イナズマァッ!!」
「キィィィィィィッックゥ!!!!」
宇宙怪獣を次々と倒していく強烈な一撃。
そうこれが、スーパーイナズマキックだ!
「合体したガンバスターを、ただのマシンだと思わねぇことだ!」
エクセリヲンの甲板に降り立ち、ノリは言う。
「コーチの!」
自分達を育ててくれたコーチ。
「コーチの!!」
体に負担をかけてまで、自分達に託してくれたガンバスター。
「コーチの心が詰まっているからなあああぁぁ!!!」
ありったけの思いを、バスタービームにして放つ!
宇宙怪獣を焼き!溶かし!銀河に延びていくバスタービーム!
「ノリ、敵機直上、急降下」
「くっ!」
そのままガンバスターは上を向いた。
バスタービームはそのまま直上にいた宇宙怪獣を分断し、
「下からも来るよ。約3000」
「ホーゥミング!!レェェェェザァァァァァ!!!」
そのままホーミングレーザーを発射する! ホーミングレーザーを喰らった宇宙怪獣は、紅い閃光となって消えていった。
「みんなの未来、僕達の未来…ガンバスターで作ってみせる!!」
「その通りだぜ!だがらお前等、邪魔すんなァッ!!」
>1に他のガイナックスキャラもOKって書いておくといいんじゃないかと
>>897-898を読んで思った。
900
>>897-898 熱いwwwwww
俺が一番好きな場面じゃんwww
トップ2はキモいだけだな
いっしょにドラム缶風呂に入って弟分に髪を洗わせる兄貴とか
肩を組んでプリクラとか駄目かい?
ラルク姫とチコちゃんはキモくないよ