うおぉぉ!!F型装備かっけぇぇぇぇぇl!!

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プラモ説明書よりF型装備の解説

汎用人型決戦兵器として開発されたエヴァンゲリオン・シリーズは、各種作戦時に
その特性を活かし、兵装の感想を行う、使徒との幾度もの実戦を経て兵装システム
の強化を図り、量産化へのデータフィードバックを実行していた。
第14使徒ゼルエル戦において、零号機・弐号機共に大破・活動不能の甚大な被害
となった。初号機の善戦の結果辛勝したものの、当の初号機も主装甲が大破し、
近接戦闘での装甲の脆弱さ・中近距離戦闘での固定武装が無い等、種々の弱点が
露呈した。だが第14使徒戦では初号機の暴走状態が幸いし、奇跡的に無傷で「S2
機関」の獲得に成功し、これにより初号機は不安定ながらも本体部の動力源の確保
が可能となった。また暴走覚醒した初号機は、より強力なA.T.フィールド(以下A.T.F)
を形成することが可能となり、体躯・各部筋組織も増加した。
これにより、「機動性」「防御力(装甲強度)」「攻撃力」の3方向全てに強化する
システムを、使徒の持つ「進化する強さ」に対抗する方策として、初号機素体修復
と共に検討した結果、素体第一装甲より刷新することで新装備の開発が推進された。
「F型装備」と呼称するコード名の本装備は、獲得した強力なA.T.Fを人工的に誘導
しることによってその特性を発揮するものであり、近接戦闘のみを主眼においた兵装
である。
「機動性」は、主に腰部に設置された「A.T.A.D-JET推進機関」による。これはA.T.F
を固定誘導した状態で保持し、連続的に大気を圧縮、噴射する推進システムである。
これにより、通常装備重量の3倍近い本機体を跳躍させる大水力を確保した。しかし
本システムは、A.T.Fが本来の目的(敵A.T.Fとの干渉による攻撃・防御)に展開した
際は、一定以上の出力を発揮できないという欠点も併せ持っている。また、姿勢制御
は、両脚部に装備された補助推進器(化学ロケット)により行う。
「防御力(装甲強度)」は、通常より強化された第二装甲に、更に重装甲システムを
装備している。ほぼ全身に渡って増加された装甲板には、「A.T.F偏向器」が内蔵
されており、より強固な防御力と、敵A.T.Fに対して中和・突貫効果を向上させて
いる。またこれは増加した筋組織を緊縛する拘束具の強化も兼用している。しかし、
本装備に改装した機体は、通常装備(B型装備等)に比して約3倍の重量となり、
実戦配備時においては支援各機との連携作戦が重要視されることとなった。
「攻撃力」は、本装備の中でも最も特筆すべき点である。固定武装を持たない過去の
各装備と異なり、大型化した装甲内(肩部・腰部)に大容量の電源が確保可能となった。
これにより肩部には大電力によるA.T.Fを利用した逆位相兵器「インパクト・ボルト」
が装備された。格闘戦距離(超至近距離)において最大の効果を発揮するこの武装は、
敵の直接破壊、電撃攻撃及び敵A.T.Fを突貫し、物理攻撃を可能にすることが出来る。
この大出力兵器が搭載可能となったのは、本体素体部の動力が「S2機関」により補完
されているためであり、またその余剰エネルギーも(不安定ながらも) 当兵装に補填
できる事が大きい。また、通常固定装備「プログレッシブ・ナイフ」に代わり、強化
された専用武器「プログレッシブ・ダガー」を装備している。
近接戦闘時の打突攻撃に備え、手掌部・手根部も装甲が強化大型化されたため通常の
銃火器は装備不能となった。初号機本来の第二装甲部分も種々変更が加えられており、
特に頭部は、探査アンテナ(額角部)、複合視聴覚システム(両頬部)の改良に伴い、
大型化している。
当装備に改装するためには、第一装甲よりの改装が必要となるため、通常時の装備
への換装は不可能となった。結果、実際の機体は「初号機最後期型(最終決戦仕様)」
と言える結果となった。
また、本装備は使徒に対抗するという本来の主目的以上に、NERV日本本部以外の
各支部で建造中のエヴァシリーズ(量産機)への対抗手段ともなった。そのため、
ゼーレに対し、その真意を秘匿する必要上、F型装備:「AFCエクスペリメント
(フィールド偏向制御運用実験機)」として同一コード名を使用したものである。*
なお、初号機のF型装備への改装、実戦配備が完了後、他のエヴァシリーズも用兵
に応じた改装を検討していたと推測されるが、どのような形態への装備を起案して
いたのかは不明である。
*JA捕縛作戦時(本編第七話)にも同名装備の存在が葛城一尉の発言により確認
されている(実作戦時には通常B型装備にて参戦)。