ナウシカDVDに庵野の音声解説!

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うろ覚えナウシカコメンタリー語録その1

片山「庵野が(ナウシカに)参加したのってマクロスが終わったあとだっけ?」

庵野「マクロスのテレビを手伝ってダイコン4の自主アニメやって、で、その後
   大学放校処分になっててもう親も大学いってないから仕送りできん、って言われて
   で就職活動しなきゃってことで、就職活動の一環としてダメもとで。
   友だちが宮さんのナウシカの話を聞いてて、つてで面接に行ってナウシカを手伝いたい、
   で、庵野さんも一緒に行きませんかって。まあコレは前田真宏だったんだけど。
   マヒロにつれられて一緒にトップクラフトに面接に行って。
   で、その時ボクはガチガチに緊張してて、「あ、コ、コレが宮崎駿さんですか…」
   もの凄い緊張したの憶えてる。
   
   で、なんか運良く通って、明日からでも来ないかって。
   まだ大阪に荷物あるんで明日からは無理だけど、身辺整理して11月にでも来ますよ。
   「早く来い」とか言われて。それは意外でしたよ。まさか使ってもらえるとは
   全然思ってなかったから。」
片山「え、え、じゃいきなりトップクラフトに来たんだっけ。
   あの時って。」

庵野「あ、うん。面接はいきなりだったけど、行って、会って、1分2分しか話してないと思う。
   (宮さんが)あぐらかいてこっち見てたの憶えてる。」

片山「そうそう、いつものアレね(笑 」

庵野「うん。あんときダイコン4の原画とか持って行ったのかな。」

片山「あとはビデオか。」

庵野「うんビデオ持って行って。
   そういう爆発とかエフェクト、そういうやつばっかりだったんで。
   それですぐにもう。こんな学生あがりを原画にしてもらえると思わなかった。」

片山「まあ、スタッフがいなかったのが(笑 」

庵野「いやホントに人手不足だったんだよね。
   まあ宮さんの中で巨神兵を誰にやらそうってとこに、カモがネギしょって
   やって来たってやつだと思うんですけどね。タイムシートもロクにつけられないやつに
   そういうの任せるって凄い本人的には冒険だったと思うんですけどね。
   よくやらしましたよね。」
うろ覚えナウシカコメンタリー語録その2

庵野「やっぱハーモニーの置き方が巧い…
   あ…ああここだ。ここをマヒロがやってたんだ。」

片山「コレはしんどかったなあ。」

庵野「一瞬でね。」

片山「うん。」

庵野「ああ、この原画はやりたかった。ここはちょっとやりたかった。」

片山「奥はヒキで手前にさくらなんだろうな。」

庵野「ここの爆発はねぇ、ちょっと、自分でやりたかったですよ。
   原さんのもいいんだけど、ちょっと自分でもやってみたい欲が。」
うろ覚えナウシカコメンタリー語録その3

庵野「宮さんの中でナウシカが特殊なのは、ナウシカって宮さんが持ってる暗黒面背負ってる
   んですよ。そこが一番大きいんじゃないですかね。」

片山「まあまあね。」

庵野「クラリスとかラナって宮さんの中の理想の少女なんで。
   まあなんていうんですかね、ストレートに人を殺してるキャラってナウシカくらいしか
   いないんで。まあ、そういうとこじゃないですかね。
   本人の中の人殺してしまった人間ってのを主人公にしちゃってるんで
   そりゃ珍しいと思うんですけどね。

   男はいいんですよ。ルパンが何人殺してもたぶん宮さん気にしてないと思うんですよね。
   でも気にしはじめて、最終的には人殺さなくなっちゃいましたね、ルパンは。」

片山「うん。」
うろ覚えナウシカコメンタリー語録その4

片山「結構あの胸がいやらしかったりする。」

庵野「やっぱ宮さん胸の表現にこだわってる。
   絶対シワいれてるし。」

片山「なんだかんだ言ってね、ヒロインのセックスアピールって
   ちゃんとやってんだよね。」

庵野「特に胸ですよね。というか胸しかないと言ったほうが。」

片山「あはは(笑」

庵野「胸とくびれとしか。」

片山「そうそう」
132名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/19 15:07 ID:ARt6nnLr
うろ覚えナウシカコメンタリー語録その5

庵野「ナウシカやってる時に回転寿司おごってもらったんだけど、
   あっという間に食ってるからね。」

片山「あっというまにさ(笑」

庵野「あっという間に12、3枚食ってて、ボクがなんか遠慮しつつ
   たまごとかっぱ巻きといなりを5枚くらい食ってる間に
   「なんだお前まだ食ってるのか! いくぞ!」」

片山「そうそう(笑」

庵野「自分はもうパクパクパクパク食って以上終わりって。」

片山「あれさ、やっぱり食う間もなく仕事したいんだよね。」

庵野「ああそうだろうね。仕事したくてしょうがないんだろうね。
   食うのもめんどくさいんだろうね。」