561 :勝手に続きを書く輩 :03/06/30 18:36 ID:???
>>550 「アスカ、どうしちゃったのかしら?」ヒカリがシンジに訊ねる。
「バカァーってのはいつも言われているからなんてことないけど、なんでいわれ
たんだろう。ハンバーグじゃなくて、ローストチキンだったからかな。」
ほんの暫く、ヒカリとシンジの間で困惑した空気が流れる。
「あのアスカ、どうしたの?せっかくつくったんだから、食べよ。ケーキも多分失
敗してないと思うし。ハンバーグも材料はあるから、作れるよ。」てんで見当
違いなことを問いかけるシンジ
「そんなこといってんじゃないわよ。そんなことじゃ.......」何も知らない、何も疑っ
ていないシンジの優しさが胸の痛みをより大きい物にしてゆく。
「アスカ、何があったのかしらないけれど、せっかくの誕生日なんだから出てき
なさいよ。みんなでお祝いしましょ。ね?」優しく問いかけるヒカリ。
「出ておいでよ。アスカ。安物だけど、アスカにプレゼントも買ってきたんだし。」
それでも出てこないアスカ。ひくくうめく声だけが聞こえる。不審に思う二人。
「アスカ、ここ開けるよ」 勝手に入ったら殺すわよ というボードが気になりつつ
も、シンジは開けてみる
そこには、真っ暗な部屋の中、ぺたんと座りこんで泣いているアスカがいた