名無し喫茶『STAREVAX COFFEE』第122号店

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おまいら。エヴァ板住人として、キャラハン系住人として、俺達が守ろうとしているものってのは何なんだろうな。
板ができてから数年。俺もあんた、荒らしなんてものは経験せずに生きてきた。
キャラハン。
俺達が守るべきキャラハン。
だがこの板のこのスレの良キャラハンとは一体何だ?
かつての厨房との総力戦とその敗北、風紀の占領政策、ついこの間まで続いていた叩きによる冷戦とその代理戦争。
そして今も板の大半で繰り返されている内戦、萌え衝突、古参新参紛争。
そういった無数の煽りあいによって合成され支えられてきた、血塗れの繁栄。それが俺達のキャラハンの中身だ。
叩きへの恐怖に基づくなりふり構わぬマターリ。
正当な代価を余所のスレの煽りあいで支払い、その事から目を逸らし続ける不正義のマターリ。
そんなきな臭いマターリでも、それを守るのが俺達の仕事さ。不正義のマターリだろうと、正義の煽りより余程ましだ。
あんたらが正義の叩きを嫌うのはよく分かるよ。かつてそれを口にした連中にろくな奴はいなかったし、
その口車に乗って酷い目にあった人間のリストで過去ログは一杯だからな。
だがあんたらは知ってる筈だ。正義の叩きと不正義のマターリの差はそう明瞭なものじゃない。
マターリという言葉が嘘吐き達の正義になってから、俺達は俺達のマターリを信じることができずにいるんだ。
叩きがマターリを生むように、マターリもまた叩きを生む。
単に駄キャラハンでないというだけの消極的で空疎な良キャラハンは、
いずれ実体としての駄キャラハンによって埋め合わされる。そう思ったことはないか。
その成果だけはしっかりと受け取っておきながら料亭に煽りあいを押し込め、ここがエヴァ板の一部に過ぎないことを忘れる。
いや、忘れた振りをし続ける。そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下されると。

「罰?誰が下すんだ。社長か?」

この街では誰もが社長みたいなもんさ。いながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る。
何一つしない社長だ。社長がやらなきゃ名無しがやる。いずれ分かるさ。俺達が奴に追い付けなければな。