キャラハン・コテハンをおびき寄せるスレ

*´Д｀) ＜突発的読み物〜キャラハンについて（1）

エヴァ板の創設当初、ステハンやＨＮ乗っ取り志願の者を除けば、一つの
エヴァキャラに対しただ１人のみがそれを想起させるＨＮを名乗れる、
という黙契があった。いや、黙契というほどではないかもしれない。あえて
言い直せば「雰囲気」である。
そもそも本人と他者を識別するための記号であるＨＮの機能からすれば、
それは何のこともないアッタリ前のことである。コテハンとは固有の名前
である。固有の名前を他の者に使われれば「識別」という目的が無化される。
すでに使われているＨＮと紛らわしいＨＮをそれと知った上で使えば、混乱
を狙った愉快犯か、礼儀を知らない無礼モノと思われるのが当然であろう。
だがこの板特有の「キャラハン」という存在は、コテハンに対して採られる
上記の考え方を必ずしも許容しない。少なくともこの板にやって来る住人が
すでに共有している固有名詞であるエヴァキャラの名前を、自らのＨＮに織り
込むからである。コテハンと違って名乗る根拠を問われることになる。
「なぜ藻前が名乗るのか？」「なぜ藻前が名乗れるのか？」板を覗く住人からの
容赦ない問いかけに、エヴァキャラの名前を背負った「キャラハン」たちはその
根拠を答えなければならない。ここがコテハンと異なるところである。

*´Д｀) ＜突発的読み物〜キャラハンについて（2）

かくて彼／彼女たちは、この板において共有されている名前を私する担保を次の
ように準備・実行することになる。つまり住人に対していかにも元キャラを連想
させるレスをする、という半ばの義務を負ったのである。
逆に言えば、草創期にシンクロ率などと称された、元キャラを連想させるレスが
出来た者のみ、引き続き「キャラハン」を名乗ることを承認されたのであった。
こういったふるい分けを経て、エヴァ板内ではエヴァキャラ一つにつきただ一人
のみが、関連するＨＮを名乗ることができる、という雰囲気が醸し出されることと
なった。当該キャラ関連のＨＮを名乗ることが出来た唯一の「キャラハン」が引退
するまで、悪意、そのほか理由のある者を除き、そのキャラ関連の名を他の者が
使うことはまずなかった。
かかる一種の古風のなかで今も舞うのが赤木リツコ（Ｃ）である。
筆者は赤木リツコというＨＮに、この仮想世界における自同律の根拠を一貫して置く、
彼女の凛として凄絶な美しさにとても惹かれる。
このことに関して色々書きたい誘惑にも駆られるが、話がそれるし、かつて噂の
真相（固）が述べたことに、筆者の考えている点がある程度尽くされているから詳細
はそちらに譲る。
いずれにせよキャラハンに課せられた「負債」が、エヴァ板キャラハンたちが紡いで
きたさまざまな機微の物語の源泉にほかならないのである。