正直ゲームは期待とのギャップが激しすぎました。
絵がイマイチ。システムもイマイチ。シナリオもイマイチ。
おそらく、エヴァファンの間では今後、空前の駄作として分類されるでしょう。
しかし、今のあなたはさすがにヘコみすぎで心配になってきます。
貴方一人がそんなに気に病むことではないと感じます。<大量の!反省が必要だとは強く!思いますが。>
作っている人間本人には見えない欠点を指摘する役割の人間が居たはずだし、
最終的にこれをこのまま販売ラインに乗せてよいかどうか判断した人も居たはずでしょう。
それらの人が、「これで良い」と判断した時点で、責任は等分に分散される、と、そう思います。
<まあ、さすがに本人にしても欠点が見えなさ過ぎだ!と言う気がするけれど!!>
それにそれらの人が仕事を適当にしていたわけでもないでしょう。
まさかベストだとは思わなかっただろうし、ベターだとも思わなかっただろうけれど、
商品として売り出すレベルには達していると判断したのですから。
問題は、貴方を含めそうした人たちと、私達ファン(特に熱心なファン)との間で
感覚のズレがあったことでしょう。
それが唯一の、最大の問題でしょう。もし我々と同じ感覚で判断していれば、
グラフィックやシステム、シナリオはいくらでも手直しするべきところを見つけ、かつそれを成せたはずですし。
貴方が責任者であり製作の大部分を受けた人間なのですから、厳しい評価は貴方に集中するでしょう。これは当然です。
そして、貴方がそれを真摯に受け止めるのも当然です。
しかし、あなた個人は「悪い」事をしたわけではありません。
「ファンの期待に応えられなかった」のは、貴方が手抜きをしたわけではなく(そう信じます)、
貴方や他のスタッフと、我々の間に、余りにも大きな谷があっただけでしょう。
それは、「不幸」です。我々も、そしてあなたにとっても、みんなががっかりする不幸。
それを止められなかった事を悪と言うならば、それは貴方個人ではなく組織の悪です。
もし次にこのような機会があったならば<あるかどうかは触れません>、
購買層の気持ちに少しでも近づけるよう最大限の努力をして、作ってみてください。
そして我々も貴方も、ともに幸せになれるような商品を世に出してください。