シンジは、何故アスカの首を絞めたのか?

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母との別れでめでたしめでたしでは楽観論に過ぎるのではと思う
そうした見地からラストが付け加えられたについては作者の意図を尊重する
ただラス前で全ての舞台装置が崩壊しているわけで
無一物になったシンジに今後があるのかと問うのは無意味だという気がする
逆に全生命が死滅してるから絶望だというのも同じように無意味だろう
自己と他者の境界を排除すれば他人の恐怖も排除されるが
同時に自分というものもなくなるのであると
シンジがLCLの海で感じた違和感はこのようなものであろうが
だから何?という疑問はやはり生じる
その疑問に仮に答えれば、あのラストのようになるというように理解した
二人に約束されたものはなにもなく、温かな笑顔を交わすべくもないが
人間なんてそんなもんだと了解するには、見る人が多少大人でなければ難しいかもしれない
首締めに人類滅亡だもんな。非日常の極みだ(w
そこまでやっても、まだ意味を求めるオタの身体性のなさを笑いたかったんじゃないのか。
>>475
>母との別れでめでたしめでたしでは楽観論に過ぎるのでは

同意。
ただ、上の方で出てる「他者の存在を認める」云々の小理屈自体はどうでもいいのよ。
そういうのは、実際経験していかなきゃいけない事で、理屈としてどうだとかいう事じゃ
ないと思うし。one more〜以降の分は、完全に本編から離れてて、単にシンジの
その後の「ぬか喜びと自己嫌悪を繰り返す」人生を圧縮して見せた物だと思ってる。
それこそユイと別れた後、いきなり学園エヴァが始まってもいいの。
でも、決してお気楽なだけじゃない。シンジがレイやアスカに相手にされなかったり、
トウジやケンスケとも、進学先で別れて以降は疎遠になったり。そんな至って当たり前
な世界。そこで、泣き笑いの人生を過ごすのだよ。(w
>シンジがレイやアスカに相手にされなかったり、トウジやケンスケとも、進学先で別れて以降は疎遠になったり。そんな至って当たり前な世界。

あなたの「至って当たり前な世界」は随分と寂しいのね。
>>478
そういう可能性も当然あるって意味ですよ。
そのあと、もっといい仲間に出会うかもしれない。
でも、出会った後で傷つけたり、傷つけられたりって事も当然あるわけです。
で、その象徴があのラストと。
>479
承知しました。
いや時々、都合の悪い世界でないとリアルと認めない人とかいて、
なんかその手合いかと勘違いしてしまったのです。スマソ
母と別れてめでたしめでたしじゃなくて、母を忘れることがスタートなんだな。
これ、母への過度の恐怖がなかった人には分かり難いだろうけど。
母を殺せる自分を自覚することがその一歩。
他人に完全に支配される恐怖から逃がれる第一歩。
だから、シンジはアスカを殺せると自覚しないと、アスカを他人化できないの
かもよ。
ところで、気持ち悪いって言葉は本編の外から意味を取らない限り、
一体化を拒否した状況を説明してる言葉なわけで、ならば首締めは一体化、
他者の理解という方向にすすむ行動のはずだと思う。
だから、無理心中でもいいといえばいい。
アドリブに細かな意味求めても無駄だと思うが。
あえて求めるなら、気持ち悪いは、他人を理解することの不可能性を表した言葉。
ついでに、補完シーンとone moreが時間的に並行なら、
やはりシンジの脳内アスカかもしれない「徹底的にシンジに都合が悪い」アスカの
首を締めたってとってもいいんじゃないのかな。
過去に自分がそうだと思い込んでいたアスカ観の抹殺。
これやらないと生身の相手とつきあえないもんね。
だから周りに墓がある、と。