結局、劇場版エヴァで庵野は何が言いたかったか

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65名無しが氏んでも代わりはいるもの
ユダヤ/キリスト教の神話を借りた壮大なファンタジーの上に精神分析学的
実存主義を語り、そこで主人公と共に他者の無い状態を体験させ、それを再び
否定させる事によって、人を傷つけ人に傷つけられるの怖がってファンタジー
に閉じこもっている人に対し、ATフィールドがお互いを傷つけ合う世界で、
お前もまた頑張れば?というのがメッセージでしょ?あれだけはっきりと
シンジの内省が語られてるんだから、この手の「解釈」以外成り立たんと
思うが...。何故アスカかというのは、彼女がシンジにとって一番身近な
リアルな他者だからでしょ。レイとカオルはシンジの心の中にある「何時か
分かり合えるかもしれないという希望」と言っていたからこれはユングの言う
アニマとアニムスみたいなものだと、だからレイは使われなかったと思う。
最後の言葉は「気持ち悪い」だろうが「あんたに殺されるなんてまっぴら」
だろうが、ATフィールドを取り戻したんだから相手を否定する言葉なら何でも
良かったんだと思う。だから監督もOK出した訳だし。