と、言うわけで、レナ隊員の控え室の前でシンジとフウイ・ノ・レイを接触させ、
前々から出ていたトライラックス本国へ御招待の件にも触れてみました。
私が構想を練っている結婚式後の展開としては、
シンジがフウイ・ノ・レイに連れられてトライラックス本国へ行く。
↓
綾波教団側のEVA量産機がサルサ・セカンダスを襲撃する。
↓
ギーガー、フウイ・ノ・レイを駐日A級大使職から解任する。
↓
後任の駐日A級大使(実はこれも意外な人物)、綾波教団側に味方をすると表明する。
↓
その一方でエヴァ・フェットら特攻部隊、綾波教団の京都大神殿に突入。
↓
フウイ・ノ・レイ、ネルフ側にトライラックスの作戦を打ち明ける。
↓
エヴァ・フェット達が危なくなった時、シンジ達が助けに現われる。
・・・てな感じがいいかな、なんて思っているのですが。
あと、
>>367で登場したラスガンについて。
ラスガンとは精鋭部隊サルダウカーが携帯している対シールド兵器である
とは
>>368でも書いていますが、従来のものは遮蔽シールド仕様であり、
>>367で使徒人間に対して使用されているのは、新たに改良されて開発された
対ATフィールド仕様の新製品であると考えて下さい。
シールド類に着弾すると回転速度、進行速度が遅くなりますが、
逆に言えば、このため生じるタイムラグが欠点です。
人間大の標的が本体から数十センチの距離でシールドを発生させている場合、
下手をすると標的本体に命中するまで1〜3秒かかってしまいます。
つまり、シールド内に身動きできるだけの空間的余裕があれば、
避けることも可能なわけです。例によって間抜けな欠点がある武器だな。
(
>>383の続き)
箱の回りを取り囲む警備員たち。その中でも爆発物処理に心得のある連中が,慎重に箱を調べている。
緊張の時間が過ぎる。もし化学兵器やN2爆弾だったりしたら…
突然,俺のもつ携帯電話が鳴る。その場にいた皆が,緊張のあまり大いにビックリし,そして俺を睨み
つける。あわててその場を離れ,電話に出ると,なんとナオコ博士から。話の内容は,ナオコ博士から
の贈り物が届いたかどうか確認するものだったが…もしかして,このパラシュートつきの箱がそうなの
か?博士に聞くと,彼女は唸り,「また人騒がせな真似を…」とひとりごちた。その後,配送を頼んだ
人が派手好きで,とかなんとか言い訳をし,箱に何の危険もないことを告げた。
そういうことなら,と警備員たちにナオコ博士からの伝言の内容を教え,箱を開けてみることにした。
中には金塊と銀塊,それに銀色の派手派手なトカレフ二丁。程々の大きさの木箱が一つ。他人への贈り
物を勝手に開けるのはマナー違反だが,一応確認の必要がある,とその場の皆の意見が一致。で,木箱
を開けると,コ●ドームやピ●,バ●ア●ラ,ドリンク剤(博士の手による試作品だそうだ)などがド
ッサリ。俗にいう勝負下着や,その手のハウツー本,DVDまで入っている。このご時世,どこからこれ
だけ集めてきたんだ?新婚夫婦に対してある意味実用的な品々かも知れんが…メッセージも入っていて,
読んでみると,「明るい家族補完計画セット 贈 赤木ナオコ」。博士…(絶句)
でもこれを見たときの夫妻の反応はどうかな?木箱を元通りにし,その場にいた皆はこの中身をその時
までの秘密にすることを申し合わせた。
大阪会戦、綾波教との第三次全面衝突から二週間と数日。
海上都市大阪は、機関部の損傷と居住区の再建のため、あれ以来ずっと
湾内の波の静かな箇所に停泊し、復興作業を続けている。
EVA4号機改が来たことを除けば、オーヴァー・ザ・レインボーの日常は
会戦以来、大きな変化はない。
艦内の資材・人員を提供しての、大阪の復興支援。数日に一回、同じく湾内に
停泊しているトライラックス艦隊および関西復興委員会との協議。EVAの整備。
海外綾波教支部の情報の収集・検討、これは「L」を初めとする
海外の協力者の手を借りている。欧州地区ではゼーレ勢力の抵抗が弱まってきたらしく、
送られてくる情報も密度が増してきた。しかし、この一時勢力縮小は、インパクトの
前触れかもしれない、という見方もある。
A級大使救助までの二週間ほどで、兵装類・機動兵器の修理やオーバーホールが
ほぼ完了した。破棄するほかないものもあったため、芦ノ湖戦前に比べれば
通常戦力は若干減少。だがその分、EVA組の能力は戦いを通じて上昇している。
京都進攻では、大阪戦以上にEVAに頼る戦線となることだろう。
また、負傷者たちも長いブランクで充分な休養を取ることができた。
芦ノ湖戦・本部攻防で重傷を負った鈴原君の妹は普通に歩き回れるくらいまで回復し、
洞木さんとともに艦内の雑用をこなしてくれている。早く艦から降ろしてやりたいが、
現時点で最も安全なのはこの艦なのだ。
我々にできることは少しでも早く綾波教との決着をつけ、日本国内をまとめることだ。
海外からの干渉にも対しなければならない。芦ノ湖戦前後から、トライラックスという
強大な軍事国家が度々日本に興味を示している。聞けば彼らの目的は食を通した
世界征服だそうだが、本当にそれだけなのか。今は皮肉にも綾波教が歯止めになっているが、
彼らがもし倒れた場合、トライラックスがこれまで以上に日本に介入してこないという
保証はない。
綾波教との決戦が急務であることに変わりはないが、戦後のことも少しずつ考慮していかねば
ならない。勿論インパクトを防げなければ全て終わりだ。
司令や渚は決戦が済めば全て終わると言っている。彼らは何を、どこまで知っているのか。
彼らの指し示す道が四度目の悲劇に繋がらないことを、祈るしかない。
420 :
419:02/12/10 11:43 ID:???
反転。やはり容易だったようです。
時間軸がずれた分、ネルフ+トライデントは二週間大阪で何をしてたのか、という話。
後半の戦後の話は、某農場新入りさんの『Jade』での会話に便乗したものです。
ずっと以前に誰かが言ってましたが、旧東京の時田さんが日本の大統領になって
マターリ復興していく、という案があったな、としばし懐旧に浸る。
>>416 トライラックス担当さん
ラスガンのフォロー、すみません。せっかくの流れの提案ですが、シンジ君の本国訪問を
先にするのは、どうか。結婚式後すぐに行くとなっても、ネルフ側の手続き、
艦隊を通したトライラックス側の許可取得で最低一日は取ると思います。
サルサ急襲は、主席が切った「三日間」という期限内に行わないと意味がありません。
挙式の日がいつ頃に当たるか曖昧なのですが、三日過ぎてしまうと「勧告」の
体をなさず、ただの一方的攻撃になってしまいます。
最後に質問を。サルサ・セカンダスと本国との距離はどのくらいですか? また、
重要度は? 犯罪者隔離施設があったということは、島か何かなのでしょうか?
少なくとも近くに人口密集地は、なさそうですが。
支障がなければ、近日中に済ませたいと思います。許可を。
>「E」計画提唱者さん
そちらの組織についての誤解、すみませんでした。
もうしません、と言っても、恐らく翌日には嘘になるでしょう。
適当にあしらってやってください。余計な負担ばかりすみません。
最近もうどうしようもないです、単に自重で潰れそうだというだけなのですが。
毎回やかましくて本当に申し訳ありません。
つか、謝るなら最初からこんなこと書かなければいいんですけどね。まさに粘着。
ごめんなさい。
>結婚式イベント中の皆様
いつも楽しみにさせてもらってます。場合によるといらんネタレスが挟まるかも
しれません。その場合は無視して先に進んでください。すみません。
421 :
419:02/12/10 12:03 ID:???
>>419 訂正。毎回すみません・・・
最後から2行目
×「決戦が済めば全て終わり」 → ○「決戦が済めば全て片づく」
副隊長個人日誌
ランドマスター2号を移動させはじめるころには、町奉行の飛行船も
着陸してきた。
人があつまっていくところをみると、かなりの荷物を積載している模様。
後ろには、レナのベールを持つべく集まった姉妹が5人いる。
アイを筆頭に、みな蝿事件のときにきた者ばかりだ。
隊長の控え室からかなり離れたところに用意された花嫁控え室前につく。
ドレスのボリュームもあり、リアハッチからの搭乗となる。
無論降りるときは、サイドハッチとなるため前部へと移動してくる。
その姿をみて、おもわず声をうしなう。
元々整った顔立ちの美少女だとは思うが、まさかここまでの
美しさを持つとは思わなかった。
隊長より先に見てしまい悪いとは思うが、ドライバーの役得と思うことにする。
大使より、簡単な化粧の直し方をレクチュアされた少尉がレナ少尉の化粧の
崩れが無いかを確認する。
異常は無いようなので、会場に向かうことにする。
ナビ席に少尉が着いたときに、軽口をいうと叩かれた。
レナ、及び綾波姉妹が席についたことを確認。
これより当ランドマスター2号は、バージンロードへ向け発進する。
衛生兵少尉個人日誌
レナが2号に搭乗。
ここまできたらいよいよ、って感じ。
化粧の崩れはなし、ドレス、問題なし!
まさに、最高の花嫁ってとこね。
副隊長にそういうと、確認し彼女らが席につくのを
まっている。
同じ顔なのに、姉妹たちとなんか違う感じがするわね。
アイたちもため息ついているわ。
え?、お前の番のときはせめてあの10分の1くらいには
見れるようになっておけって?
うるさわね!、とわき腹をこずいてやった。
はぁ、でもあの10分の1にも化けるためには大使の下で
本気で修行よねえ。
いっそ、大使なんかやめてコスメの学校やってくれないかしら。
みんな、OK?
OKですって!
レナ個人日誌
ランドマスター2号にのると、アイたちがいた。
私のヴェールを持ってくれるのだという。
でも、アイたちは私の姿をみてため息をついている。
言葉がでないようだけれども、大丈夫。
いつか、みんな綺麗になれるわ、とわたしは言った。
アイが、おめでとう、姉さんといってくれた。
私たちの最初の希望だとも言った。
けどちがう。
私は、最初の希望はアオイだ、と言う。
アオイが、サカキと本当にひとつになったときが
私たちの最初の希望なのだ、と思う。
走り出したランドマスターの速さとともに私の鼓動も
はやくなるような気がする。
走った距離とともに、顔が熱くなる。
ふと、車内にあのネズミをみたような気がした。
いえ、彼もきっと来たのだ。
ありがとう。
厚木基地最後の兵士担当です。
ということでレナ会場入り、です。
出口は、かぼちゃの馬車風に装飾されたサイドハッチです。
ただ、副隊長。
結婚行進曲というより、わんだばな曲がかかってそうな気負いっぷり
であるということだけなんですが。
ネズミは、出てきてくれたらいいな、と。
船旅での酒は実に旨い
巡洋艦カニンガムの艦長の酒コレクションだから当然だが
乗組員の馴れの果てのLCLはモップで拭き取って海に捨てたから
運が良ければモップの捨て汁から一人位は戻ってくるだろう
「エッチなのは行けません!」
何だ、船員どもが覗きでもしたのか?
「いいですか、そもそも女性の体と言うものは・・・・・・・・」
なるほどあいつ等、まほろさんがシャワー浴びてる所を覗くか犯そうとしたな
中には気絶してるのもいるが手加減はしてるだろうから平気だとは思うが
427 :
大阪:02/12/11 02:29 ID:???
あ、何や空からパラシュートで落ちて来よった。人間やないようやな。
農場の警備員さん達が拾いに行って、フタを開けとる。
誰かが飛行機から結婚式のお祝いの品を落として行ったっちゅう話や。
そのお祝いの品の入った箱は農場の職員さん達が運んで行った。
中身が何なのかはわかれへん。いよいよという時まで秘密やそうや。
碇いう美男子の人とトライラックスのA級大使さんが何やら話しとる。
この2人、何か変やな。
喋り方はよそよそしいのに、A級大使さんは碇いう人のことをずっと前から知ってるみたいなこと言うとるで。
碇いう人は「どうして大使様がそんなことを知ってるんですか?」言うて、驚いとった。
飛行機の中でバスガイドの物真似しとったオカマのオニイチャンに今朝の牛乳の話したら、うらやましがっとった。
何や、あんたは牛乳飲んどれへんかったんか。朝ごはんは和風やったからな。
外が騒がしいで。花火の音が聞こえて、まるで雪みたいに紙ふぶきが降って来とる。
うわ、何や、何や。えらいけったいな物が空を飛んどるで。
あれは飛行船や。でっかいなあ、200メートルくらいはありそうや。
何や、何や。時代劇に出て来るお侍さんみたいな人達が降りて来よったで。
時代劇に出演する俳優の人達やろかと思たら、違ういう話や。
あれは箱根の町奉行やて。
箱根いうたら、江戸時代に関所のあった所やな。
今でも通る時にはあの町奉行さんに通行手形見せなあかんのやろか?
私らはトライラックスの飛行機に乗せてもろここまで来たから良かったけどな。
碇君と話していたら、私の“後輩”に当たる現在の綾波レイが来た。
「それでは碇殿、私は他の人達にも挨拶回りをせねばなりませぬゆえ、これにて失礼致します」
私はそう言うと、その場を立ち去る。
“後輩”の綾波レイは私の方をチラチラとうかがっている。
あの者とはあまり顔を合わせたくない、もう1人の私自身なのだから。
だが、あのもう1人の私になら、碇君のことを任せても良いのではないかという気もする。
アスカの奴は気に入らないが・・・。
私達が一通り挨拶回りを済ませると、また新たに到着した来客があった。
以前、第三東京の旧ネルフ本部跡でも会ったことのある箱根・湯本の町奉行の一行だ。
あの時は捕り物用の装束だったが、今回は紋付袴の礼装である。
「町奉行殿、お久しぶりじゃのう」
「おう、トライラックスのA級大使さんかい。えらい災難に遭ったと聞いておったが、元気そうで何よりだな。おや? 大使さんが2人!?」
「はっはっは・・・驚かれるな。この者は私の影武者、フウイ・ノ・レイ2号じゃ」
「何でい、影武者かい。しかし、いくら影武者だからって、フウイ・ノ・レイ2号は安易過ぎるこたァねえか?」
「ううむ、そのような意見はよく挙っておる。しかし、この者も自分のことをフウイ・ノ・レイという名前で認識しておるからな」
その一方で、新郎新婦の会場入りの準備はすでに始まっている。
「ちょっとォ、エヴァ・フェット! いつまでここで油売ってんのよ!」
俺が朝からずっと食堂に居座っているので、メンチが文句を言って来た。
「仕方ねえだろ。下手にそこらをうろついて新郎新婦にばったり会うとマズイからな」
「暇そうにしてるんだったら、あんたも手伝ってよ!」
「俺なんかが手伝ったら、せっかくの結婚式の料理がまずくなるぜ。それでもいいのかい?」
「エヴァ・フェット、あんた、火炎放射器持ってるでしょ?」
「え? ああ、俺の愛用の装甲服に装着してるの・・・飛行機の貨物層に置いてるよ」
「それ、持って来て!」
「どうして・・・? 何に使うんだい?」
「面白いアトラクション、思いついたのよ。あんたにやってもらうわ。会場でメインディッシュのスリグのローストをあんたが火炎放射器で焼くのよ!」
メンチの提案によると、メイン料理であるスリグの肉を会場へ運び込んでから、俺が装甲服の背中のロケット噴射機で飛んで来て、火炎放射器でそのスリグを火あぶりにすると言うのだ。
「いや、しかし・・・そういうのは俺には火加減がわからないから・・・」
「スリグのローストはレアが一番美味しいんだから、あんたは外側にこんがり焦げ目をつければいいのよ」
「ウジ虫ナメクジ豚を生焼けで食うのが一番美味いって、お前さん、自称グルメの正体はただのゲテモノ食いだな」
メンチは内臓を抜き取った巨大なウジ虫ナメクジ豚の腹の中に野菜類を詰め込み、ハチミツをベタベタ塗りたくっている。
あのスリグのローストは味は良いのだが、調理している所はあまり見たくない。
「だが、俺のことを死んだと思い込んでる奴らを驚かすにはちょうどいい見世物かも知れん。わかった。やってみよう」
現時点での役割分担
ランドマスター隊長:新郎
レナ隊員:新婦
A級大使フウイ・ノ・レイ:新婦のメイキャッパー、結婚式の神父役?
スティンガー:新郎のメイキャッパー?
ミスミ:来客の接待交渉役
サカキ:会場準備、世話役
アイ、他4名のダミーレイ達:新婦のベールの持ち役
ランドマスター服隊長:新婦の送迎役
烈海王、メンチ:料理準備役
エヴァ・フェット:料理準備役のオマケ、脅かし役
美嶋玲香:暇な奴の話し相手
春日歩:傍観者、ボケ役
ところで、
>厚木基地最後の兵士さん、
やはり、
隊長(声:宮本充)
レナ(声:矢島晶子)
なのでしょうか?
ゴメン、間違いがあった。
× ランドマスター服隊長:新婦の送迎役
○ ランドマスター副隊長:新婦の送迎役
>>420 サルサ・セカンダスはトライラックス本国から少しばかり離れた所にあり、
日本で言えば網走、ロシアで言えばシベリアのような所だと思って下さい。
離れ小島のような所だとするのも地形条件的には良いかと思われます。
軍事的には重要ではあっても、一般市民の生活にはあまり重要度は置かれていません。
そこを攻撃されることは、本国の一般市民の生活にはたいした影響はありませんが、
ギーガー達、指導者層にとっては軍事的にかなりの痛手を受けることになります。
シナリオの方はこんなふうに変更してみました。
結婚式終了
↓
綾波教団、サルサ・セカンダスを襲撃
↓
トライラックス本国から新たなA級大使が来日
↓
フウイ・ノ・レイには帰国命令が通達される
↓
フウイ・ノ・レイ、帰国に際してシンジを本国へ招待する
↓
後任のA級大使、綾波教団に味方をすると表明
↓
その一方でエヴァ・フェットら特攻部隊が京都の教団大神殿に潜入
↓
フウイ・ノ・レイ、シンジにトライラックスの作戦の真意を打ち明ける
↓
エヴァ・フェットらがピンチになった所へシンジが助けに現われる
なんでこんな一発ネタで7つもいくんだ(w
ハウスアトレイデス効果か? あの本そんなに売れてるのかよ。
>>433 キャラがかぶってる人
・綾波レイ
・ダンカン・アイダホ
・ボバ・フェット
遠くから結婚式の華やかなざわめきが聞こえてくる。
色あざやかな紙吹雪を撒きつつ飛行船も登場し、まるで何かもっと大きな
カーニバルのような雰囲気だ。花火まで上がっていた。
天気も上々。空は青く晴れ渡り、それだけで伴侶となる二人を祝福している
かに見える。この分だと夜にはすばらしい星空が望めるだろう。野外の
パーティーにはもってこいだ。
俺は仕事中だ。式の準備で人が出払ってしまったので、ひとりで家畜たちの番を
している。めでたい日とはいえ、家畜を一日厩舎に閉じこめておく訳にも
いかないからだ。これでも父の代までは牧羊犬だった。
さっき飛行船が現れた時には、臆病な羊たちがすっかりびびってしまい、
危うく暴走事件になるところだったが、それ以外は至って静かなものだ。
これまでこの農場は外からの攻撃も受けず、こちらから出ていくこともなく、
実にうまくやってきたと思う。旧東京の街も以前はそうだったが、
綾波教とネルフの戦いでひどく荒らされてしまったと聞く。
この農場だけはずっと、人もそれ以外もいつも安心して帰ってこられる、
オアシスのような場所であり続けて欲しいと思う。
436 :
町奉行:02/12/11 20:28 ID:???
飛行船からおりると、トライラックスの大使フウイ・ノ・レイ殿が挨拶をしてきた。
しかし、いきなり大使が二人ってのにゃ、おどろいたが。
まあ、影分身ってもんではなく、影武者だそうだが、しかし、フウイ・ノ・レイ2号ってな
どうしたもんだかと、そう大使にいったんだが、この影武者ってのも自分の名前を
フウイ・ノ・レイで憶えているからしかたねえということだ。
大使どのもえらい目にあったっていうし、影武者は必要だろが
そうぽんぽん人にばらしちまっていいのか?
詳しくはきかねえが、まあ、いいんだろうな。
と、なんだもう大分準備がととのったようじゃねえか。
はん、向こうからあるいてくるのは、隊長か、めかしこんじまって、まあ。
ほお、農場の楽団かい?、いつでもいいってかんじだな。
437 :
町奉行:02/12/11 20:29 ID:???
おう、リナ。
なに?、せめて砂糖菓子の鯛は新郎、新婦の前におきてえって。
むう、そりゃあ、披露宴の責任者にいっておくしかねえな。
大使どの、どちらへ?、え?、新婦役?
ああ、神父ですか。
うまくとりまとめてやってくださいよ、大使どの。
なんだ、リナのやつこんどはなに騒いでるんだ?
ああ、あのぼーっとしたのが、リナも結婚するのかと聞いてるのか。
今日は客だ、ってなにうろたえてんだあいつは?
なに!、顔はおなじなんやから一緒にしたらええ、だと?
かわった考えするやつだな、あいつは。
おいおい、結婚なんて相手がいねえとできねえだろに。
まったくリナもなに顔真っ赤にしてむきになってんだか。
ん、結婚なんて時がそろわないとできないでしょっ、たあ
そりゃそうだが、相手がいるのかって聞かれてるぞ。
なにごしょごしょいってんだかな。
なんとか終わったようだな。
なんだ、こんどはこっち来たな
え?、箱根越えるときの手形がない?、俺にみせなあかんって?
もしもの時にって?
そりゃ、番頭(ばんがしら)の仕事だぞ?、いや、今関所はおいてねえしな。
隊長個人日誌
いよいよ、結婚式の会場に入る。
箱根の町奉行もリナ嬢とともにいる。
アオイも、横の席にすわり指輪の箱をもっている。
緊張が顔にあらわれており、肩がこわばっているようだ。
会場に入り、所定の位置に立つと花婿の付き添いがやってきた。
ほう、碇シンジじゃないか、彼に頼んだのか。
中尉が、彼が来たときに半ば強引に決定したそうだ。
無論彼の意思は無視されているということだろう。
だけではなく、結局町奉行も付き添いということになったようだ。
急なことで申し訳ない、というと彼は
「めでてえ席なんだ、きにするこたあねえ。」
といってくれた。
気が休まる。
いよいよ花嫁の入場だという雰囲気がただよっている。
まて、あの見えてきた派手な装飾のやつはランドマスター2号か?
ここまでやるか!、なんといっていいのやら、という感じだ。
2号が見え始めたところでバンドの演奏が始まった。
厚木基地最後の兵士担当です。
いよいよ、入場から式へと移行、です。
トライラックス担当さん
声は、そうです。
そんな感じで頭の中で声を構成して書いてます。
何もない空間に浮かび上がる平面モニターに映し出されているのはサルサ・セカンダスの荒野の風景である。
新たに開発された次世代EVA、K-1ゲリオンがクローン使徒達を撃退し、敗走させている。
“K-1ゲリオンの訓練は順調に進んでおるようだな、ギーガ―”
SEELE 13 SOUND ONLYという電光文字の入った黒いモノリスから影の黒幕の声が聞こえる。
“それで、例の作戦についてだが、エヴァ・フェットには連絡はついたのか?”
「はっ、それが・・・艦隊に問い合わせた所、現在は関東の方へ行っておるとかいう話で・・・」
“関東? 何かあったのか? 綾波教団側は関東方面からは手を引いているという報告だったが?”
「旧東京近郊の農業プラントでネルフ側の系列団体の人間が結婚式を挙げるとかで、フウイ・ノ・レイがトライラックスの代表として参列しておりまして、エヴァ・フェットもその護衛として同行しているのです」
“結婚式だと? フーム・・・あやつらはネルフ側とは友好的な関係を築いているようだな。まあ、これはおぬしの予想した通りになったわけだが・・・”
「その一方で、綾波教団側はかなり焦っているようです。如何致しましょう? じきに艦隊に戻って来ると思いますが・・・」
“いや、待て、ギーガ―。私が直接あやつに伝えよう。その結婚式とやらも見てみたくなったことだしな”
「は・・・は? 閣下がじきじきに日本国内へ出向かわれるというのですか!? しかし、それは・・・」
“フッフッフ・・・ギーガ―、おぬし、わしの身を気遣っているつもりか? 今さらわしのことを知らぬおぬしでもあるまい?”
ギーガ―は息を飲んで言葉をおさめた。その通りだ。
形式的に護衛をつけることはあっても、実質的にはそんなものは必要ではない。
この闇の帝王は人智を越える怪物であり、誰が命を狙った所で、殺すことなどできはしないのだから・・・。
441 :
大阪:02/12/12 01:51 ID:???
トライラックスのA級大使さんが今度は飛行船から降りて来た町奉行さんと話しとる。
なんや、あの人らの喋り方、まるでホンマに時代劇みたいやな。
あ、青い髪の毛と赤い眼ェした女の人がまたおったで。やっぱ親戚なんやろか?
なあ、あんたも結婚するんか?
顔がおんなじやねんから、一緒にしたらええやん。
相手おれへんかったら結婚できへん? 相手おれへんの?
え? 私、何かマズイこと言った? なんで赤くなってんの?
結婚なんて時がそろえへんとでけへん?
ほな、結婚したい思てる人はおるんかいな?
・・・何やて? 何、ごしょごしょ言うとんのや。
ほんでやあ、お奉行さん、通行手形持ってへん人はどないするんや?
箱根の関所通る時は通行手形、お奉行さんに見せなあかんやろ?
私、飛行機で来たけど、帰りは歩いて行かなあかん時は必要やからな。
え? それはお奉行さんの仕事と違うんか?
今はもう箱根に関所はあらへんやて?
「A級大使さん、そろそろお時間ですので、会場の方へ入られた方が・・・」
たしぎ曹長が言った。
他の側近達は私のことを「A級大使殿」もしくは「A級大使様」と呼ぶが、この者だけは「A級大使さん」と呼ぶ。
「そうですね・・・それではそろそろ行きましょう」
「大使殿、どちらへ?」町奉行が言った。
「私は今回の結婚式の神父役をするよう頼まれておりますゆえ、先に会場の方へ行かせて頂きます」
「へ? 新婦? するってえと、大使殿が花嫁の代理でもするんですかい?」
「いや・・・町奉行殿、その新婦ではなく、新郎新婦に“あなた方は永遠の愛を誓いますか?”と問う方の神父ですよ」
「ああ、そっちの方の神父ですか。うまくまとめてやってくださいよ、大使殿」
どうも私はあの町奉行とは妙にフィーリングが合うようだ。
歩きながら、随行の者達に問い掛ける。
「エヴァ・フェットとメンチはどうしました?」
「さっき食堂へ行ったら、料理の用意してたわ。何でもメインディッシュのスリグのローストをエヴァ・フェットが火炎放射器で焼くんですって」
「それはまた酔狂な・・・」
正直言って、このめでたい席にあのウジ虫ナメクジ豚のローストなどがメインディッシュとして出て来るというのは、不愉快極まりない。
いくら俺でもさすがに生のウジ虫ナメクジ豚の肉にさわる気にはならない。
スリグのローストの下ごしらえはゲテモノ好きのメンチに任せて、俺は他の料理の準備を手伝った。
『北斗琉軒』の主人の話では今回の結婚式のメニューにはギョウザやらニンニクラーメンやらも用意されるのだと言う。
まあ、来客の中にはニンニクラーメンが好きな人間が多いようだからな。
それにしてもギョウザというやつは中身の量の加減が難しいな・・・。
「何やってんのよ! エヴァ・フェット! せっかくの料理が台無しじゃない!」
ギョウザの皮が破れて中身がはみ出すと、メンチが怒って俺を怒鳴りつけた。
「だから言ったろ、俺なんかが手伝ったらこうなるって。俺は生まれてから目玉焼きとインスタントラーメンしか自分では作ったことがねえんだよ」
そして、俺はメンチに両手をかざして見せる。
「見ろ、この白魚のようなきれいな手を。台所仕事なんてしたことのねえ、まるでお姫様のような手だろ」
「あんたはそういうふうに自分で自分を甘やかして今日まで暮らしてきたのよ! その根性、叩き直してやるわ!」
「まあまあ、メンチさん。世の中にはそういう人もいるから、ここは大目に見てあげなさい」
結局、俺は下手に手伝ってもかえって足手まといになるということで、その後、飛行機へ戻って装甲服と火炎放射器を取りに行った。
装甲服に着替えて食堂へ戻って来ると、勝手口の外で背中のロケット噴射機に装着している火炎放射器を抜いて発火実験をする。
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
相変わらずすごい威力だ。直撃を喰らったら、人間でもローストになるだろう。
「ダメ、ダメ! それじゃ火力が強過ぎ! レアが美味しいんだから、芯まで火が通っちゃダメ!」
メンチの奴、注文がうるさいな。
あ、ゴメン。
>>442の
「さっき食堂へ行ったら料理の用意してたわ。何でもメインディッシュのスリグのローストをエヴァ・フェットが火炎放射器で焼くんですって」
というのはスティンガーの台詞。
>>443の
「まあまあ、メンチさん。世の中にはそういう人もいるから、ここは大目に見てあげなさい」
というのは『北斗琉軒』の主人の烈さんの台詞。
ウラジオストック到着まで後3時間か、やはり速い船はいい
「Mrスズキ、荷物の買取先は決まってるのか?」
「いや、まだ決めてはいない」
紹介されるとピンハネされる事が多くて困る
「我々の利用している武器商人を紹介しても構わないが。」
手数料決めといた方が良さそうだ
「リベートを10%で抑えるなら話に乗っても構わんぞ。」
「ダンナ、それじゃ商売になりませんぜ。」
「15%だ、それ以上は出さん。」
言う通りにしてたら幾ら掠め取られるか見当がつかん。
ここのところ、オーヴァー・ザ・レインボーはオオサカの正面港に居続け。
通信業務も、大半が海外からの暗号通信を艦内発令所に回すだけだから、
暇でしょうがない。そんな訳で毎日いつもの通信席で空ばかり見ている。
最近、俺と一緒に暇をもてあます奴が、もう一人増えた。
黒いスーツに身を固めた気障なイタリア人だ。俺の母親はイタリアからの移民なので、
俺も多少イタリア語がわかる。そう言うと、男は途端に母国語に切り替えた。日本語は
嫌いらしい。
適当に世間話をした後、なんで空母に乗るのにダークスーツなんだと訊くと、
自分たちにはこれしか支給されないことになってる、との答えが返ってきた。
次に名前を訊いたが、彼は1とかなんとか訳のわからないことを言うだけだった。
彼の属していた組織では構成員はナンバリングされ、数人の例外を除いて、
それ以前の名前は抹消されたのだそうだ。機密保持のためだよと男は言う。
セカンド前の映画に似たような話があったなと言うと、男はなぜか
苦笑いし、俺の差し出したコーヒーを受け取った。
男のいた組織は少し前に壊滅したそうだ。
彼は、それは別にどうでもいいんだが、アルマートの奴を出し抜く機会が永遠に
失われたのは悔しいな、と、セールスマンのような流暢な喋り方で言った。
任務は失敗したし、俺には何も残ってないよ、だけどこうなってみるとそれも
大して悪くはないのかもな。喋りながら、黒い男は晴れた空を見上げた。
そして振り返って、だからもう監視する必要はないぞ、と呼びかけた。
いつの間に来たのか、壁にチルドレンの一人がもたれて男を見ていた。
彼は身体を起こし、二重どころか三重思考とはね、大したものだ、と笑った。
男は苦笑して、俺のやったことじゃないと答えた。俺自身、もう自分の精神が
どういう構造になってるのかわからないんだよ、相当複雑にいじられたからな。
彼らはそれからしばらく、こっちには全く意味のわからない会話を交わしていた。
話が終わると、まず少年が去り、次に男が俺の方を見て、またまずいコーヒー
飲みに来るぜ、とモデルばりに気障な歩き方で出ていった。
俺はとりあえず日誌に彼らのことを追加し、それから男の呼び名を考えて暇を潰した。
447 :
町奉行:02/12/12 16:43 ID:???
いきなりだが、花婿の付き添いかい?
本来は、あの二股さんじゃねえのか?
え?、だれが来るのか良くわからないんで
その場できめてったってのかい。
へ、まあいいや、めでてえ席に理屈はいらねえな。
隊長も、そんなかしこまるなって。
急だが、めでてえ席なんだ、気にするこたあねえ。
ほお、花嫁の車もきたな。
また、ずいぶんと飾り付けに凝ったもんだよな。
おお、扉までそれらしくなってるか。
ほお、あれがあのレナかい?
まだ薄布で顔がかくれて見えねえが雰囲気が
ちがうな、花嫁のおちつきってとこか。
あーあ、リナも呆けた顔して、おめえの姉妹じゃねえか。
お、いつのまにか大使も準備してやがる。
おい、また影武者だったりするんじゃねえだろうな?
流石にこの場でそんなお茶目はしねえだろうけどよ。
式の前日の夜、ランドマスターの側で歩哨が眠り込んでいた。そして、その側には小
さな手書きのカードを添えた大きな包みが置かれていた。
その包みを置いた者はすみやかにその場を去ろうとした。だが、彼は突如として異様
な気配を感じ、振り返った。……そこには、異様な巨人…身長は2メートル20〜3
0、ザンバラ髪にボロボロのコートを着用している…がいて、彼を見下ろしていた。
「そうやって希望の象徴たる者を祝ってやれる心を持ちながら、なぜお前はあの者に加担するのだ」
「あの者は進化と救済を唱えながら、その実、自らの狂気の衝動を満たすために地獄
をもたらそうとする者」
次々と告げられる言葉は、現実の声のようでもあり、同時にテレパシーのようでもあっ
た。言葉を告げられた者はしばし圧到さあれる。
「あの者は私と同じく、この世界に在らざる者。……見極めよ、あの者に従い滅ぶの
がお前の進むべき道なのかどうかを。……お前はすでに勝手に作られた使命に従うだ
けの存在では無くなっている。
……芦ノ湖にいた、極めて未熟な魂の残滓も、お前がお前の生き方を見つける事を願っ
ていた。それを肝に命じよ!!」
そして、言葉を告げられた者が気付くと巨人はいなくなっていた。彼には現実なのか
幻想なのかの区別はつかなかった。
余談だが、花嫁は式の最中に、自分の席に自分に合わせた大きさの一振りのジャック
ナイフが置いてある事に気付く事になる。
第弐はサルサ・セカンダスへと向けて飛び立った。さて…そろそろこちらも準備する
とするか……。
オレはソイツ…もう長い間教団で飼ってる赤毛猿…が食事を始める所を覗いていた。
今日のメニューは特別メニュー。今まで教団の誰も口にした事の無い特別なメニュー
だ。…どう特別かと言うと……。ソイツはそれを口にした途端、心の底から驚愕し、
動揺した。そして、その瞬間オレは姿を現し、大きな隙の出来た精神の操作を始めた。
……この言葉と共に。
「……どうだ、その食事は? それは私自身が調理した特別メニューだ。うまく『再
現』できているだろう?」
そして、オレは精神をいじる。心の中の記憶の基準を摩り替えるのだ。大切に感じて
いる記憶、楽しい記憶…男と心が通じた時の記憶、力を合わせて生きぬいた記憶、男
が自分を助けに現れた記憶、かつて敵対視していた相手が想い人を同じくする友となっ
た記憶、母の復活を知った記憶、男に抱かれた記憶、男を抱いた記憶、二人がかりで
男を抱いた記憶…などを、忌まわしい記憶…ナンバー1になれない自分の記憶、誰彼
と無く憎んでいた記憶、母を亡くした記憶、母に殺されかけた記憶、狂気に陥った記
憶、自身が殺された瞬間の記憶…などと交換する。そして、表面化した心の暗部を刺
激し、連中への敵愾心とオレ達に協力する心を植え付ける。……これでコイツもオレの手駒だ。
「さて、食事を済ませろ。少々打ち合わせを行う必要がある」
「言われなくてもやるわよ。…アイツがフォース・インパクトを防ぐって言うんなら、
アタシはフォース・インパクトを起こしてやる。そのための大切な打ち合わせだからね!」
ククク…いい顔だ。オマエ量産機と戦った時もこんな顔してたんだろ? 今度はその量
産機が味方だ。頼むぜ、”隊長”サン。
ヒヒヒ…ここまで手間隙かけた介があった。このためにアレコレ手をつくしたんだから
な。アーッハッハッハッハッハッ!! ヒーッヒッヒッヒッヒッ!!!
……うう、おかしくてタマランぜ……。
その瞬間…京都にいる『彼女』が精神をいじられた時、彼女は自分が何をされるのかを
理解した。力在る身である現在の彼女が正常であったならこのような手にはかからなかっ
たろう。だが、彼女は料理の味に動揺した上、相手は彼女以上の力を持つ者だった。そ
のため、彼女の精神は敵の手に落ちた。そして、その瞬間彼女の魂は悲鳴を上げた。
【イヤッ!イヤッ!!イヤッ!!! やめて!!!! こんな…こんなやり方だけはやめて!!!
アタシの心を汚さないでぇッッッッ!!!!!!!】
そして、響く強さに強弱の違いはあれ、その悲鳴を受け取った者達もいた。それは、セカ
ンドクローンと言われる22人、ダミーレイと呼ばれる35人、ZOと呼ばれる者、フウ
イ・ノ・レイと呼ばれる者、エヴァ・フェットと呼ばれる者、惣流・キョウコ・ツェッぺ
リンと呼ばれる者…そして、碇シンジと呼ばれる者であった……。
451 :
450:02/12/12 18:03 ID:???
えー、最近レスの減ってる????他です。とり急いだコメントだけ。上のダミーレイ3
5人はレナ、リナ、ななこを含みます。
○黒縁メガネさん
農場のパートは第弐が贈り物をした直後の出来事と思ってください。本来はゲンドウでも
出そうかと考えましたが、レナとの関係からこいつを出しました。
京都での事件は、第弐を驚かせる意味を兼ねてこのタイミングでやってます(藁 式の方と
は時間がずれますが。かくして、アスカは危険人物と化してます。京都決戦での予想される
対決も書いていただけるとありがたいかなあって……。(W
また、キョウコさんは再びエヴァ能力を使用不可になっています。
452 :
450:02/12/12 18:11 ID:???
とと、
>>450の受信者にはオリジナルの綾波レイも追加。
ランドマスターが停車し、レナが降りてくる。
いよいよ、結婚式の開始ということだろう、観客の雑談も減った。
降りてきたレナは、まだヴェールで顔は見えないが、白いドレスをきて
実にそれが様になっている。
ヴェールをもつレナの姉妹たちも緊張のなかに喜びを隠せない様子だ。
副隊長と、衛生兵少尉も車外にでている。
副隊長にいたっては、こちらに向けぐっとサムズアップをしている。
碇シンジは、先ほど町奉行に二股のとよばれふてくされていたが、花嫁の
行進が始まると、そちらの方を凝視している。
ランドマスターから続くバージンロードを歩いてくる間にも周囲の客より
ため息がでているようだ。
こういうのは、ある意味拷問にちかいものだな、と思う。
ゆっくりと時間をかけてこちらにきたレナをヴェール越しだが見る。
これは。
おもわず、息を飲む。
レナは、それをみて聞いてくる。
わたしは、正直につい美しさに見とれたといってしまった。
町奉行は、三国一の花嫁だと私に言う。
たしかにそうだ、と町奉行にいうと、彼はにっと笑って大事にしろよ、と
いってきた、無論そのつもりだ。
祭壇の方に向くとそこにはフウイ・ノ・レイA級大使が正装ですでに
立っている。
その横には、かの2号がたってなにか小道具をもっているようだ。
アオイや、式に携わる物がみな位置につく。
「用意はいいようじゃな。いまから式を執り行う。いまや世界は宗教や
思想が無意味となっておるが、結婚はそれらがなくとも絆を認めるという
大事な儀式じゃ。意義があるものはいますぐ口をとじよ。」
といい、式の開始を宣言した。
レナ個人日誌
ゆっくりと、赤い絨毯の道を彼に向かってあるいていく。
周りの吐息が聞こえるけれども、周りを見ている余裕が無い。
アイたちの緊張もヴェールの震えでわかる。
わたしも、緊張している。
彼の目の前に立った。
彼が息を飲む、どうしたんだろう。
わたし、なにか変かしら?
彼は、そうではないと言う。
とても、綺麗だ、つい見とれてしまう、といってきた。
町奉行さんは、三国一の花嫁とかいっている。
彼に大事にしろよ、というと彼は当然だ、答える。
いつも大事にしてもらっているわ、と私も奉行に言う。
そういってから、祭壇というのにむかうとフウイ・ノ・レイ大使が
立っていた。
あの影武者さんも一緒だ。
大使が結婚式の開始を言う。
どうしよう、わたしなんか、きもちがふわふわしている。
宙に浮いているみたい。
衛生兵少尉個人日誌
みてよ、レナ。
最高の花嫁よねえ。
さすが、ここまでの花道を用意してきた甲斐があるって感じじゃない。
そうよ、花道よ。
だれ!
花電車なんていったのは!
花電車はストリップのだろうって?
そうよ、だれかがそんなこといってたなあって。
厚木基地最後の兵士担当です。
えー、ジャックナイフはあとでしっかりと
レナの手に渡します。
大使の劇的な誓いの儀式を期待してたりします。
式に出席する為の身支度を整える為,家に戻ると,空中から爆発音がする。
外に出て見上げるとなんと飛行船の姿。紙吹雪を撒き散らし,祝砲を鳴らしている。この時間だと…箱
根湯元の町奉行氏の到着のようだ。派手にやってくれるぜ!!
ということは式本番は近い。いい席をとらなきゃな。アオイは指輪を渡す役,上手くやれよ。
そう考えながら,急いで家に戻り,スーツを着て,髪を整える。出来れば町奉行氏にも会いたいが,そ
うすると席をとる時間がない。礼拝堂に駆けこむ。中は,まだ空席がある。ざっと見渡してから,なる
だけ前の方の席に座る。ここならよく見えそうだ。
ほっと一息つくうちに,昨日からの疲れが出たのか,少しうとうとする。眠気を破ったのは,音楽とラ
ンドマスターの駆動音,そして「新郎の入場です」の言葉。式の開始だ。
付添いに町奉行氏とシンジ少年を伴い,隊長がゆっくりとバージンロードを歩いてきた。周囲の女性達
が,ひそひそ話し合っている。好意的な感想が多いようだ。
そして式の華,花嫁の入場。静々と歩むレナ嬢の美しい姿に,皆,呼吸を忘れたかのようだ。
一度化粧した姿を見た俺でさえ,ウェディングドレス姿のレナ嬢の美しさには驚くより他ない。
ふと,指輪の入った箱を持ったアオイと目が合う。緊張の様子。それでも彼女はこちらを認めると,
こわばった顔で微笑んでくれる。頑張れ!の意をこめて微笑み返す。
堂内にいる人々の,感嘆の吐息と視線。それらを一身に集め,花嫁は祭壇の前に立つ。フウイ大使の立
会いのもと,いよいよ二人の誓いの儀式が始まるのだ。
458 :
410:02/12/13 00:17 ID:???
いよいよ始まりましたか。
しっかりと楽しませて頂くとゆー事で、今夜はレスのみ。
サルサのネタを練っときます。
>黒メガネさん
遅レスですけど、気にしておりませんので。ていうか、絡んで頂けないと以下略。
かの組織とも言えない集団に関してほとんど明確に書いていない漏れが中略後略。
>????さん
ホントにキター!! その展開もあり、ですね。想像するだけでスゴそうなラストが。
んで、御無理を承知でお尋ねします。
『E』計画提案者がアスカの「魂」の叫びを聞くのは不可能ですか?
ネタがおいしそうに見えたので、ちょっとだけつまみ食いをしたいなぁと…
すでに490KB……もう次スレかヨー。
料理の下準備はほぼで整っているらしい。まあ、俺の出る幕はあまりなかったようだが。
俺の装甲服に装着している火炎放射器の出力調整もすでに整っている。
「そろそろ式が始まる頃ね。あたし達の出番はまだだけど、そろそろスタンバイにかかった方がいいわ」
メンチが相変わらずのガラッパチ声で言った。
料理準備関係のスタッフは大体全員がコックさんの制服を着ている。
中にはあの美嶋玲香もいつの間にか混ざっていて、あれほどの美少女は何を着てもよく似合う。
しかし、メンチと選ばれた4人の男達は豆絞りのハチマキにハッピ姿というお祭りのような出で立ちだ。
「あ、待て、メンチ。緊張すると小便がしたくなった。トイレ行って来る・・・」
「何よ、馬鹿ね! 早く入って来なさい!」
「馬鹿だけ余計だろ」
俺は食堂を出ると一番近くのトイレへ向かう。
ところが、その途中で誰かに話し掛けられた。
「あの〜、ちょいとばかりお尋ね致しますが〜・・・」
振り返ると、そこには白い綿飾りのついた赤い服と帽子をまとい、白いヒゲと眉毛でおおわれた顔をした老人が大きな袋を持って立っていた。
背中と腰が曲がっているが、身長は意外に高いようだ。
「私は見ての通りのサンタクロースじゃがのォ〜、礼拝堂にはどう行けばええのかのォ〜?」
「礼拝堂なら・・・私達も後で行くので、食堂の所にいる人達に訊いてくれるとわかると思います」
「そうか〜そうか〜、それはどうもありがとう存じますのォ〜」
たぶん宅配業者か何かがサンタクロースのコスプレをして結婚式のお祝いの品を届に来たのだろう。
俺はトイレで小用を足すと、食堂へ戻った。
サンタクロースが美嶋玲香と何やら話している。
「遅かったじゃない、エヴァ・フェット! さあ、早く会場へ行くわよ!」
メンチが大きなウチワを振り回して先導すると、彼女と同じハッピ姿の4人の男達が巨大なスリグの肉塊を神輿のように担ぎ上げた。
「ワッショイ! ワッショイ! 神輿だ、ワッショイ!」
祭壇の上から客席を見渡すと、前の方の席でサカキがウトウトと居眠りをしている。
ランドマスターの駆動音や楽団の音楽、そして、「新郎の入場です」というアナウンスで、サカキがビクッとした。
客席を左右に分ける真ん中の通路を新郎のランドマスター隊長が黒いスーツ姿で入場して来る。
付き添っているのは町奉行殿と・・・そして、碇君だ。
人工的に管理されている私の呼吸や脈拍が乱れる。もっとも、このようなことはよくあることだが。
「続いて、新婦の入場です」
今度は新婦であるレナ隊員が同じ通路を通って入場する。
純白のウェディングドレス、裾を持っているのは5人のダミーレイ達である。
私のすぐ近くにもダミーレイが1人、彼女はアオイ。新婦に指輪を渡す役目だ。
そして、私の影武者のフウイ・ノ・レイ2号も私のすぐそばに控えている。
「用意は良いようじゃな。これより式を執り行う」
私は式の開始を宣言する。
「いまや世界は宗教や思想が無意味となっているが、結婚はそれらがなくとも絆を認めるという大事な儀式じゃ。異議がある者は今すぐ口を閉じよ」
だが、その時、低く響きの良い老人のような声が聞こえた。
「異議あり! 口を閉じるわけには行かぬのォ〜!」
「わっしょい! わっしょい! 神輿だ、わっしょい!」
スリグ神輿はようやく会場である礼拝堂の前へたどり着く。
「まだ入っちゃ駄目か?」
メンチが中の様子をうかがう。
「駄目よ。まだ始まったばかりだわ。A級大使様が式の開始を宣言してる所よ」
礼拝堂の中からフウイ・ノ・レイ様の金属的な声がさらに増幅され、エコーがかかって聞こえて来る。
「・・・結婚は絆を認めるという大事な儀式じゃ。異議がある者は今すぐ口を閉じよ」
だが、その時、例のサンタクロースが礼拝堂の中へ入って行くと、大声で叫んだ。
「異議あり! 口を閉じるわけにはいかんのォ〜!」
「なッ!?」
「ちょっとォ! あんた、何よ! 大事な式の開幕にケチをつける気?」
メンチが怒って怒鳴りつけたが、サンタクロースはかまわず客席を左右に分ける真ん中の通路をどんどん歩いて行く。
「待ちなさいよ! あんた、一体何なのよ!」
「わしか・・・わしは見ての通りのサンタクロースじゃよ。ただし、あわてんぼうのサンタクロースじゃがのォ」
そして、サンタクロースは大声で歌を唄い始める。
「あっわてんぼうのサンタクロース、クリスマス前ェ〜に、やって来たァ〜・・・♪」
「な、何なんだ・・・あのサンタクロースは・・・」
俺が驚いていると、俺の頭の中で声が聞こえた。
“あの人もこの結婚式を祝いに来たのよ。大目に見てあげなさい”
振り返ると、コックさんの衣裳を着た美嶋玲香が例によってニッコリと微笑んでいた。
「異議あり! 口を閉じるわけにはいかんのォ〜!」
声の主は白い綿飾りのついた赤い服と帽子をまとい、白いヒゲと眉毛でおおわれた顔の老人で、大きな袋を持っている。
背中と腰が曲がっているが、意外に身長は高いようだ。
「あっわてんぼうのサンタクロース、クリスマス前ェ〜に、やって来たァ〜・・・♪」
サンタクロースは大声で歌を唄いながら、礼拝堂の真ん中の通路を歩いて来る。
「ちょっと、待ちなさいよォ! あんた、何考えてるのよ!」
ハチマキにハッピ姿のメンチが後を追い掛けて来る。
祭壇の両脇に控えていた羽織袴姿のたしぎ曹長と白いタキシード姿のスティンガーも前に立ち塞がった。
「あんた、失礼じゃない? A級大使様が式の開幕を宣言している所よ!」
「わしはサンタクロースだ。フォッフォッフォッフォ・・・文句があるか?」
突然、スティンガーが震え出して道を開けた。
賞金稼ぎとして実戦経験を重ねてきた人間として、相手に睨まれただけで「自分には勝ち目がない」ということを悟ったのだ。
エヴァ・フェットは礼拝堂の入口で火炎放射器を構えてアタフタしている。
「異議があると言ったのはね、その者達の結婚自体に異議があるわけじゃない。この聖人ニコラウスを抜きにして結婚式を進めることに異議があるという意味じゃよ」
「聖人ニコラウスですって?」
私が問い掛けると、サンタクロースは言った。
「そうじゃ、クリスマスには少し早いがのォ、その者達の結婚を祝うために遠い国からやって来たのじゃ。わしにもその者達を祝わせてくれぬかのォ〜?」
私もしばらくの間は困惑していたが、ややあって再び口を開いた。
「おお、これは素晴らしい! 1800年もの時空を越えて聖人ニコラウスがこの両名の絆を祝いに来て下さったぞ!」
客席から歓声があがる。
463 :
町奉行:02/12/13 02:26 ID:???
おいおい、いきなり異議をとなえるたあ、なんだい?
あのサンタクロースの野郎は?
おまけにあたりかまわず入り込んできやがる。
けどなんだ?
妙に殺気のねえやろうだな。
思わず刀に手をやっちまったが、異議があるくせに
ぜんぜん邪気はねえ。
なんなんだい?
隊長さんもあっけにとられてるな。
式がどうなるか、ぜんぜん本人達が理解してねえって。
しょうがねえや。
464 :
大阪:02/12/13 02:50 ID:???
いよいよ結婚式が始まるで。
礼拝堂の祭壇の上にトライラックスのA級大使さんがおる。
影武者さんもおるで。同じ顔やからまぎらわしいな。
同じ顔でまぎらわしい人がここにはぎょうさんおりよる。
お婿さんが入場して来よった。黒いスーツ着とる。
あ、付き添いは箱根の町奉行さんと碇っていう美男子の人や。
花嫁も入場して来たで。うわ、すごいウェディングドレスやな。
ベールが長いから、5人で裾を持たなあかん。
何や、何や。5人とも顔がそっくりやないか。
A級大使様が式の始まりや言うて、「異議のある者は口を閉じろ」言うたら、
「異議あり!」言う人が現われたで。
うわ、何や、何や。あれはサンタクロースやないか!
そやけど、クリスマスにはまだ早いで。
あわてんぼうのサンタクロースやから、クリスマスの前に来たんやて。
何や、サンタクロースもこの結婚を祝う言うとる。
なんで異議ありなんか言うたら、自分が仲間はずれなんは嫌やねんて。
サンタクロースも結婚を祝う言うたら、会場の人達から歓声があがっとるで。
サンタクロースにまで祝ってもらえるなんて、新郎新婦も幸せやな。
極東海軍の母港であったウラジオストックはサードインパクト後の混乱が
災いした事により軍艦、貨物船、稼動可能な艦艇の殆どが人手に渡っていた。
「確かにアメリカ製艦上ヘリ2機と航空機搭載型N2兵器4発を
受領しました。この書類にサインをお願いします。」
予定した額は手に入りそうだ・・・・・・・これで良し。
「どうぞ、金は貰っていくので後は好きにして下さい。」
この港は武器商人のメッカだから良い掘りだし物が見つかりそうだ。
「まほろさんはホテルに戻ってて構わんぞ。」
「スズキさん、無駄使いはいけませんよ。」
「十分判ってる、金の半分はまほろさんが持っていてくれ。」
・・・・・・30分後
こ、コレは安い日本の半分以下とは。
「お兄さん、寄ってかない。」
そんなに俺は男に言い寄られる雰囲気を放ってるのか
「なんだ、個人的にそういう誘いは遠慮しているんだが。」
エヴァ・フェットの首を絞めたあの日の悪夢を思い出していかんな
「違うわ、ビジネスのお誘いよ。」
・・・・・・・1時間後
「どぉ、いい飛びしてるでしょ。
軍の研究所に放棄されていた実験機に発掘した部品を組み合わせて
完成させたオリジナル、名前はエスペランサ私の故郷の名前で希望って意味。」
「搭載火器の命中精度はどうなっている。」
港に浮いている的に発射された機関砲の弾が命中した。
「射撃精度も見ての通り最高級。今なら安くしとくわよ。」
欲しいもののコレ1機で戦闘機が三機は買えるがまあいい
「買った!エスペランサは何時受け取れる」
「そぉ早いわね、明日の朝には取りに来ていいわよ。」