『エバンゲリオンと私』

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2しなちく:02/11/16 10:40 ID:???
ぼぉー
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4うだうだ:02/11/16 12:37 ID:???
それは199X年に訪れた史上最強のXXXである。
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『えう^ぁんげりおん と わたし』

わたしのおとうさんは えう^ぁんげりおんという へいきのかいはつに
たずさわっています。
えう^ぁんげりおんは ろぼっとのようなみための じんぞうにんげんです。
わたしは おおきくなったら それにのって たたかうのです。
えう^ぁんげりおんに のった たかみから このとうめいな ちきゅうを
みおろし せいぎの てっついを くだすのです。
それは とてもとても こどくなことです。
ですが わたしは かなしくなど ありません。
なぜなら わたしは えらばれたからです。
わたしは おとうさんも おかあさんも そしてなみだも すてました。
ひとりで そのせいをいき おえることを ちかったのです。
ずるいおとうさんも よわいおかあさんも いたいいたいなみだも いりません。
それら ふようなものすべてを きりすてて わたしはえう^ぁんげりおんに
のるのです。
それは なんという きもちのよいことなのでしょう。
そして なんという ひらけたせかい なのでしょう。

わたしは ゆめのなかで いつも えう^ぁんげりおんに のります。
それは みらいの わたしなのでしょう。
ゆめのなかの わたしは とてもりりしく みまごうことなき しょうりしゃです。

わたしは えう^ぁんげりおんに のるでしょう。
しょうりするでしょう。
あおいそらとあかいち みゃくうつないぞうを みるでしょう。
いきぐるしく しんぞうを のうを つかまれるほどの かいかんをえるでしょう。
せかいのすべてに じゅうりんされるでしょう。
おとうさんを そのつめで おもいきり きりさくでしょう。
そして おとうさんに だかれるでしょう。
おかあさんのこうべを そっとなでるでしょう。
おかあさんに そのすべてを くるまれるのでしょう。
わたしは えう^ぁんげりおんに のります。それは ちかいみらい。
『えゔぁんげりおん と わたし』

わたしは、いえというものを しりません。

いえ。
それは、かえるばしょ。
あたたかいところ。ここちよいところ。やすらぐところ。
わたしは それをしりません。

わたしは、つくられたそんざいです。
わたしは わたしのために いきていません。
もくてきがあり それをまっとうすることが わたしのしめいです。

わたしのかえるところ。
もしあるとすれば、それはえゔぁんげりおん。
それは みかたではないし うけいれられるとも かぎらないけれど。
ほかに わたしのかえるところなど ないから。

いしをかんじます。
それはけっして わたしをつつんではいない。
なのに ははのたいどうのように とてもいきぐるしく けれどおちつきます。
でも それがにせものであることを わたしはしっています。

わたしのいえなど ほんとうは どこにもないのです。
『えゔぁんげりおん と わたし』

ぼくの おとうさんと おかあさん。
ふたりとも しごとをしています。
よるおそくなることも たびたびで ぼくはおんがくをきいたり
ほんをよんだり。
でも わがままは いいません。
おかあさんが ぼくのためにいっしょうけんめい じかんを
つくってくれていることを わかっているからです。
たいへんなのに おかあさんは えがおをたやしません。
そのえがおをみると ぼくはなにもいえなくなります。

おかあさん。
おかあさんは なにかにとらわれているような どこかかなしげで
もとめているものが ぜったいにえられないことをしっている
そんなかおを しているときがあります。
ぼくは とてもかなしくなります。
おかあさんの ほっするものは このせかいには ないのです。

おとうさんと おかあさんが しんけつをそそいでいるのは
えゔぁんげりおん というものなんだそうです。
ろぼっとみたいでかっこういいけれど いきてるんだそうです。
それって かなしくないのかな?さびしくないのかな?
ぼくだったら おとうさんもおかあさんもいない そんなせいかつは
いやです。
ふたりは それにむちゅうです。
ぼくは じつはそれに すこしだけ しっとをしています。
そんなとき おかあさんは ぼくをだきしめて いいます。
それがどんなに ひつようなもので きぼうなのかを。
おかあさんにとって それが それこそが ゆいいつの きぼうなのです。
ぼくは おうえんしなければ なりません。
ぼくは えゔぁんげりおんが すきじゃない。
ぼくは えゔぁんげりおんなんて きらいです。
『えゔぁんげりおん と わたし』