名も無き詩

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
セカンドインパクト・サードインパクト時、また、その影響が強く残る中での、
軍や機関など関係ない、名も無い一般人の日々。

(類似過去スレ)
あれから今・・・・
http://teri.2ch.net/eva/kako/985/985352544.html
第三・新東京市から
http://teri.2ch.net/eva/kako/982/982645707.html
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/08/29 04:16 ID:Z5SlgqgF
みすちるっぽいですね
2000年 9月 13日。
その日その時間、コンビニに居た。特に用事などなかったと思う。
家で当時付き合っていた彼女と長電話をしていたら、母親に
煩く注意されたからムシャクシャして出てきただけ。
コンビニには店員以外客はいなかった。

光が見えた。
周りが真っ白になって、俺も手に取っていた雑誌も本棚も
アイスクーラーも店員も何もかも見えなくなり一つになった。
意識が戻った時、そこにコンビニはなくなっていた。
店員もいなかった。

俺はなんとか避難所へ辿り着いたが母親とは連絡が取れなかった。
俺には母以外に親類縁者はいない。
次々と迎えが来る人を尻目に避難所で夜を過ごした。
一月後にやっと、家で下敷きになっていた母親が発見された。七日程度は
生きていたらしい。
彼女の方は即死だった。
出だしからヘビーっすね
2000年 冬
施設には冷房がありません。
季節なんて名前だけになった世界で皆労働に従事しています。

大人は私達子供を持て余してる癖に放っておく事もできず
この臭くて暗い収容所に詰め込めるだけ詰め込みました。

私達の仕事は、農作物を育てることです。
実りなんかあるはずもなくて芽さえ出たことがありません。

食べ物もありません。配給は2〜3日に一度あればいい方で、
私達はいつも飢えています。着るものも与えられません。
不衛生な環境で、満足な手当てを受けることもできず、つい
4日前、サチコちゃんが亡くなったばかりです。
珍しいことじゃありません。

同じ部屋の男の子のお兄さんが、脱出を計画しているそうです。
いいかもしれません。何もなくたってこんなぎゅうぎゅう詰めの
ところよりマシに決まってます。
サトシ君は止めたがってたけれど、私は本当は羨ましいです。
どうせ皆死ぬんだから、それなら広いところがいい。お日様の下で
死にたい。
2000年 9月

なかよしだった子が、とおい所に
行ってしまったので、さびしいです。
そのうち帰ってくるけれど、やっぱり、
毎日あえないとさびしいです。

でも、その子は、お父さんと、あまり
仲がよくないと言っていたので、
いっしょに行けたらしいので、
それは、きっとよいことなんだと思う。

その子がかえってきたら、
また、いっしょにあそびたいです。

なんきょくのおみやげって、何かなあ?
救護所で、先生に会った。
先生は僕に気づいてないようだった。
先生は立って歩けないらしく、地べたに寝転がっていて、時々踏まれたりしていた。
僕は、端っこにどかそうかと思って近付いたけど、なんとなく止めた。
炊き出しの人におにぎりだけもらってそのまま帰った。
2002年 春?
一族郎党(文字通りだ、田舎の大家族)を喪い、一人大学の研究室にいた私だけが助かって2年。
少しは希望の見える事があった。
研究中の低日照対応陸稲が軌道に乗ったのだ。
2000年の大災害(政府ラジオ広報ではセカンドインパクト、と呼称されるようになったらしい……なにがセカンドかは知らないが)以降
気象、降雨の狂った日本では唯一の自給作物だった稲も絶望的となっていたが、このプロジェクトが成功し、
供給できるようになれば飢えて死ぬ人間は減ってくれるはずだ。

ただ、不安なのはこの研究所の近くに強盗集団が出没しだしたという噂。
警備に当たっている自衛官によると、そうとうタチが悪い重武装の集団らしい。
増援が期待できない昨今の情勢では、私も銃をとらねばならないのだろうか。

(打ち壊された××県国立第7農産研究所の調査で発見された研究員の日記より)
ラフィングスターは言った。「咲き乱れる花の絶えない庭園を創ろう」と。
砂嵐にも灰にも老人の固い踵にも負けない、何度手折られても新芽を
永らえさせる強い花を飢え、毎日水をやり葉を切りそろえ下草を刈り、
咲く花の窓辺を日がな一日眺めるのだ。
醒めた連星は言った。「茫漠たる時、光、記憶。同じ花と自己の繰り返
しに、いつしか眩暈を覚えるに違いないのだ」と。渇きのない瑞々しい
花々を前にして、ここではない何処かへの想いがその花を殺させずに
はいない。咲き乱れた幸福を自ら摘み取る苦しみが、菱の実より硬質
な楔となって、不意に首をつった誰かを見ることになるのだ。
ラフィングスターは何か気楽なことを言った。その後は無言で日が暮れ
待ち、真っ赤にただれた荒野に、一人鍬を取った。
一ロかじるたびに嘔吐していた頃を、何とはなしに思い出していた。
生きる為だ、そう心に念じながら生肉を食いちぎったあの頃。
今は死よりも空腹が恐ろしい。

…ああ、誰でもいい。早く俺を喰ってくれ…

名も知らぬ掌中の子供に嫉妬しながら、俺は。
成人よりも柔らかい、手首の軟骨を噛み割っている。
11名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/01 10:33 ID:feBpEHtl
津波が退いて一週間経つ。
盆地だったこの街は、巨大な水溜りに成り下がっちまった。
足元まで削り取られた町外れの丘で、実は今の生活を楽しんでいる。
若すぎる妻。三歳の娘。やっと掴んだ部長の椅子。
失った物は涙となって俺の足を洗ったが、涙の分だけ身軽にもなった。
眼下に見下ろす水溜りには、鯵の魚影が透けて見える。

  引退したら、漁師でもやってみたいものだ…

コンクリートの檻で夢見た暮らしが、現実のものになったのだ。
レトルトのカレーをパックから直接すすり、表紙が千切れた本を睨み付けながら。

  ようし…もう少しで完成だ

生きているという実感を、漁網の網目に縫い付けていった。
おとおさんが まいにちおうちにいてくれます
おかあさんも てれびをつけなくなりました
ごはんが かんづめばかりになったけど
だいすきなおとおさんと だいすきなおかあさんが
いつもいっしょで うれしいとおもいました

まえはちがうへやでねていたおとおさん
いまはまいばん なおみとおかあさんといっしょに
おんなじおふとんで いっしょにねます
おうちは おようふくとおんなじざいりょうになったけど
まいにちまいにち とってもうれしいとおもいました
綺麗。

空なんて見えない。
ここはシェルターの中だから。
ごおんごおんといつものあの恐ろしい音。

でももう何も怖くない。
あの人が迎えに来てくれた。
光に包まれて。

私達ひとつになるのね?
もう冷たく無視なんてされない。
優しい笑顔。私だけを見てくれる。
あなたといつも一緒にいたあの女ではなく私を見てくれる。

祐次さん祐次さん祐次さん祐次さん祐
15黒縁メガネオペレーター:02/09/10 12:27 ID:???
>14
        パンッ!
16名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/10 19:48 ID:H5DmubYK
>>1>>2、俺にはおまえ等に残してやれるものはなんもない
でもおまえ等には、うまく言えんが、残すべきものはもう残した気がする
金や品物はなんも残せんが、残すべきものは伝えた気がする
>>3>>4にはおまえ等から伝えてくれ

俺が死んだ後のここはどんなか きっと何にも変わらんのだろうな
いつものように春、雪が溶け 夏、厨が沸いてスレに電波がでる
いつものように>>2が夜遅くまでF5を押し、いつものように>>1が糞レスを立てる
きっと以前とおんなじなんだろう

どこかの板に>>5>>6のスレがあって 
もしもおまえらがその周辺に拾ってきたAAを張ってくれると嬉しい
厨房のスレが本当にできる
糞レスの屑を敷詰めたスレで>>7>>8が遊んでたら嬉しい

自治なんか望むな 厨房だけを見ろ
ここには何もないが、餌だけはある
餌はお前等を死なない程度には充分毎年釣れてくれる
餌から頂戴しろ、そして、謙虚に、慎ましく生きろ
それが父さんの、おまえ等への、遺言だ


食糧難の時に、とある肉屋だけは豊富に肉を売ってたらしいのね
しかも結構安くね
当然評判になって、大勢の人が押しかけて大繁盛

で、まぁイロイロあるんだけど、結論から言っちゃうとソレ人肉

治安も良くない時代で、孤児や家出とかがイッパイいて、そういう人をサラって
きてミンチにして売っていたらしい

警察が捜査したら、その店の下に流れる川底から、大量の骨が見つかったって
良すれあげ
外では餓死者だのなんだの出てるらしいけど私のところは特に関係無いの。
前とおんなじよ。白い壁とトレイに載せられたまずい食事。
なんだろ?いっぱい死んでるんですってね。関係ないけど。
誰かと会話したいなー。暇すぎて死にそう。
ご飯や点滴、診察に来る侍医や女ってしゃべってくれない。つまんない。
あんまり退屈だから死ぬ前の気持ちってどんななんだろとか考えてる。
外ではたくさん死んでるんでしょ?なりきって遊んでる。
「もう駄目……うっ」バタリ。
リアリティーが足んない気がする。なんで死ぬんだろ?
ガソリンなくなって動かなくなる車と一緒か。
暇だあ。
ちょっとぐらいの汚れ物ならば 残さずに全部食べてやる
Oh darlin 君は誰 真実を握り締める
君が僕を疑ってるならこの喉を切ってくれてやる
Oh darlin 僕はノータリン 大切なものをあげる

苛立つような町並みに立ったって 感情さえもリアルに持てなくなりそうだけど
こんな不調和な暮らしの中で たまに情緒不安定になるんだろう
でもdarlin 共に悩んだり 生涯を君に捧ぐ

あるがままの心で生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしてる
知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてるなら 僕だってそうなんだ

どれほど分かり合えるどうしでも 孤独な夜はやって来るんだよ
Oh darlin このわだかまり きっと消せはしないだろう

色んな事を踏み台にしてきたけど 無くしちゃいけないものがやっと見つかった気がする
君のしぐさが滑稽なほど優しい気持ちになれるんだよ
Oh darlin 夢物語 逢うたびに聞かせてくれ

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気が付けばそこにある物
街の風に吹かれて歌いながら 妙なプライドは捨ててしまえばいい
そこから始まるさ

「絶望」「失望」 何をくすぶってんだ
「愛」「自由」「希望」「夢」 足元をごらんよ きっと転がってるさ

成り行きまかせの恋に落ち、時には誰かを傷つけたとしても
そのたび心を痛めるような時代じゃない
誰かを思いやりゃアダになり、自分の胸に突き刺さる

だけどあるがままの心で生きようと願うから人はまた傷ついてゆく
知らぬ間に気付いてた 自分らしさの檻の中でもがいてるなら
誰だってそう 僕だってそうなんだ

愛情っていう形の無い物 伝えるのはいつも困難だね
だからdarlin この名も無き詩をいつまでも君に捧ぐ
やっと生活に不自由ない程度の暮らしを送れるようになってから
必死で探したものがある。CDプレイヤーだ。

現在はS-DATが主流でCDプレイヤーなんてどこにもありゃしない。
古物商だのマニア同士のオフ会だので情報集めて数年、とうとう見つけた。
と言っても、今でも持ってるぐらいの相手だから譲ってもらう訳には
いかなかった。家を訪ねて使わせてもらっただけ。

それは、大学でも資料館でもなく、独り暮しのばあさん家にあった。
ばあさんは、俺が持参したCDがなんなのか訊かなかった。
ただ一度、シングルCDを聴いてお礼だけ言って帰った。
涙やら鼻水やら液体だらけの顔を見られたくなかった。
泣かない自信はあったんだが見事に失敗した。

俺だけ助かって、まだのうのうとこうやって生きてるよ。
君が好きだったCDばかりが残ってるんだよ。
本体がなけりゃ聴けもしないのに、それだけしか守れなかった。
君と暮らしてた頃の俺みたい。
ごめん。俺、これからもずっと生きてくんだ。
ごめん。
親父もお袋も姉も弟もみんな死んでしまった。

あれほど嫌いだった家族なのに、考えると寂しくて涙が止まらない。
高校中退してお袋殴って族に入って逮捕されて…迷惑ばっかかけた。馬鹿だ、俺は。
なんで俺なんかが生き残ったんだ。人間として終わってる俺が。

せめてこれから真面目に生きても、償いきれるだろうか?
…償いきれなくてもやるしかない。
毎日 たくさんの 
ちっちゃな ちっちゃな 磁石を
あつめて たくさんの
ちっちゃな ちっちゃな 鉄くずを ひろいます
それを 軍へ売ると
ちっちゃな ちっちゃな おいもに 変わる
それを たべる
ちっちゃな ちっちゃな わたし
俺の家族は全員生き残ってるもんねー。へへーん(^^;)
5人家族だぜイエーイ!!!!!
食べ物にも困ってないもんねー。羨ましいかあ?
羨ましいだろうなあー。
俺ら丸々と太ってるもんねー。
羨望の目で見られても困るなあ。
ここまで来れたら食べ物分けてやってもいいぜえ。
これたらの話だけどネ(^o^)
姑と夫は瓦礫の下敷きになってしまったが幸い舅は犬の散歩に出ていた為無事だった。
幸いと表現していいのかわからない。
舅は定年前に退職金とそれまでの預金を使い小さな会社を興した。
知り合いと出資し合い舅が社長、知り合いが会長として、細々とながら事業は上手くいっていた。
が、その全てを失ったあの崩壊をきっかけに、舅は呆けてしまった。
診療所で診てもらったが軽い痴呆との事で薬は出してもらえなかった。
目に見えない病は軽視される傾向があり、また痴呆は看護が厄介な為、どこの受け入れてくれなかった。
舅は、長年連れ添った姑を顧みたことなどこれまで一度たりともなかった癖に、呆けた途端に
私を姑の名で呼び、後をついて回るようになった。また執拗に触れて来ようとする。
叱りつけると止めるものの、頻繁にそれは起こった。
夜ふと目が覚めると私を見下ろしていたり、鉈を振り上げていたということも何度かあり、その為、
止む無く夜は舅を縛って眠った。
ある日、配給に出掛ける際、隣人に迷惑がかかってはならないので、舅を縛っていくことにした。
おむつなど布を無駄にできないので下半身には何も着せず、排泄をしても体が汚れないように
穴を掘りその穴に合わせて舅を縄で固定し、家という名の瓦礫後を出た。
以前にも私が居ない間に舅が迷惑をかけた事があり、私達はマークされていた。
近隣からの苦情の勢いにこの町を追い出されかねないと、切羽詰っての行動だった。
私は既に、精神的にも身体的にも舅を縛ることに慣れてしまっていた。躊躇う気持ちは微塵もなかった。
家に帰ると舅はこときれていた。
嘔吐したものが喉に詰まっての窒息死だった。
私は排泄用に掘った穴を更に深くし舅を埋めたが、沸いた虫は隠し切れず結局見つかった。
鬼嫁として私は責められ、捕まった。
近隣住人は、あれだけ舅に悪態をついていた癖に、手の平を返したような態度で舅を悼んだ。
前科持ちになって、この年で、出所した後、私に暮らす当てはあるのかと不安はあるが、
もう舅の面倒を見なくて済むと思うと正直ほっとした。
連れていかれる時流した涙は、これまで1人で耐えた自分を哀れむ涙だった。
しばらくは生きていくのが辛くて辛くて仕方なかった。
自分は特に被害を受けた方ではないし不満を言える立場じゃないけど、
何もする気力が起きなくて無為な日々を過ごしていた。
緩慢な自殺って感じ。
そんな時、講堂でサークルの勧誘をされた。
ボランティア活動として炊き出しや物資の運搬、娯楽活動等に励んでいるらしい。
はじめはとてもそんな気力は起きなかったけど、熱心に誘われる内、心打たれて
自分も参加することにした。
サークルの人達は、誰もが前向きで明るい。
自分も次第に笑顔を取り戻し、楽しいという感覚を思い出した。
思えば、充実した日々なんてあの【世界の終息】以前に感じたことなどなかった。
【七大悪】に明け暮れていた私は、随分罪深かったと思う。
日が暮れた後に毎日行われる【悔流会】のとき、サークルの人達と手を合わせて
【罪捉】を交換しあうとき、私は自分が著しく成長を遂げていることに激しく満足する。
皆にも同じ充足感を味わってもらいたいという思いと、【七大悪】に未だ気づかず
罪深い日々を過ごしている人達を救いたいという気持ちから、【供師】の段階に
ステップアップしたとき、【広救】の方に回してもらった。
この世界はバラバラで、人の心は通じ合う事なくすれ違っている。
それに怒った神様が人々を罰された。
その終息は人に絶望をもたらす為になされたものではない。
全ては希望である。
人々の罪に自覚を促し喚起せしめるそれは必要な段階であった。
その犠牲になった人々【使徒】の遺志を受け継ぎ私達は世界を一つにし、
全てを繋げなければならない。
私はその為なら喜んで犠牲になろう。
私の生は常に神と共にある。その命は神より与えられ、私が一時的に預かっているもの。
皆の救いの為には喜んで投げ出します。
「その少女、青き髪をまといて赤き海に降りたつべし、失われた大地との絆をむすばん」
セカンドインパクト前の予言らしいよ。
この失われた世界で唯一の絆なんだってさ。
ただひとつの希望。

何神話だっけ?ああ試験範囲じゃないのか。じゃ、まあいいわ。
ノートサンクス。コピって返す。
それにしても生物学部形而上生物学科のヤツは就職率いいなぁ。
この時代に文系なんざ進むんじゃなかった。

ところでこの神話の少女ってのが美少女かどうか気になる辺り俺って真性だよな?
29名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/19 20:52 ID:VNrrx4Bd
旅の途上なのだと。
そう思うことにした。まだ幼い息子にもそう教えた。

9月13日から、俺達はずっと旅をしてるんだよ。
それまでは俺も仕事が忙しかったし、お前を家で退屈させてばかりだったが、
もうそんなことはない。お父さんは、仕事なんてしなくていいぐらい金を持ってるんだ。
参加者には資金が与えられているからな。
なんの参加者かって?これはな。ゲームなんだよ。宝捜しというゲームなんだ。
ほら、あそこにもここにもキャラバンがあるだろ?みーんな俺達のライバルさ。

宝っていうのはな。聞いて驚け。テレビで見たことあるよな。ビルよりもデカくて
最高にカッコイイイ巨大ロボットなんだぞ!驚いたか!
いちばん先に見つけたら、その世界でいちばん強い巨大ロボットがもらえるんだよ。

みんなの目的はな。色々だ。車代わりに乗ろうってヤツも、悪の組織と戦うのに使うって
ヤツも。高値で売っぱらう算段っていうヤツもいるぞ。

お父さんはな。お母さんとミユキを救う為に探してるんだ。お母さんもミユキも、いまは悪いヤツラに
捕まってるんだよ。ああ、そんな顔するんじゃない。心配しなくていい。食べ物もたらふく食わせて
もらってるし、お姫様みたいにキレイな服を着てふかふかのベッドで毎日眠ってる。
何せ勇者である俺達の家族を邪険に扱う訳にはいかないからな。ヤツラは恐れてるんだよ。
お父さんもお前もこんなに強いんだから。な?

旅なんだよ。世界中を旅していつかロボットに乗るんだ。お姫様を救うんだよ。
そう、冒険だ。夢みたいな生活だろ?ああ、夢じゃない。夢じゃないんだよ。
楽しいか、そうか。お父さんも楽しいよ。
一本だけ大木が残ってるの知ってる?
周りが崩れちゃってるだけに奇蹟ぽな光景なんだって。
そのせいで人が集まって、巡礼してる人とかいるらしい。
ただの木なのにね。
みんなすごいねー
>>31
君も名も無き人の詩を書こう
33名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/20 15:03 ID:4RJPU3N0
とんでる とんでる 屯田兵
たかい たかい 空の上
北海道はでっかいどう
でも餓死しますた
34レヴィ=ストロース:02/09/20 17:24 ID:???
「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」
藤尾さんから今日の分の芋を受け取り、農場を出た。
開墾作業も明日は休みだ。明後日は二日分頑張ってね、そう言いながら奥さんは、少し
大目に芋を分けてくれた。
ねぐらに向かう道は、瓦礫の山が撤去されることなく踏み固められ、こんな月の無い夜でも
歩きやすい。あれから二年が過ぎた今でも微かに腐臭が漂っているが、いまさら吐き気など
感じるわけもない。

「あ〜あ…あと、ホイールとタイヤさえ手に入れたら、この芋を売りに行けるのに」

少しずつ拾い集めた部品が、もしも素敵な自転車に仕上がったら…60km南に下れば、そ
こには市場が出来ていると聞いた。そこでなら、食べ物を売っていろんな物が買えるとも。

「そしたら、真っ先に鏡を買うんだ。その次は櫛、そしていつかは…」

今は思い出でしかない、優しかったおかあさん。
いつか必ず、おかあさんみたいと同じくらい綺麗な人になってやる。

生芋を齧り、ボロボロの網籠を大きく振って。
たくさんの人が眠る廃墟の中を、わたしは元気いっぱい歩き続けた。
あるじゃん。ニンゲンの三大欲求ってさあ。
くっだらないんだケドこーゆーときでもおさまらないワケでさあ?
っつーか、こゆときだから?
んで、アタシのよーなショーバイ成り立つってワケよ。
カネじゃあないんだけどね。食べ物と引き換え。
だってさあ、このご時世、あんなのタダの紙切れっしょ。
食べ物、これがイチバン確実。
後払いよ。

ん?良心的?
だってさー。先払いにすると、ニンゲン的にやらしー輩がコトが終わってから
取り返そうとするんだもん。実力行使で。
命の取引まではできないわよ、さすがに。力の差じゃあ女は敵わないからねえ。
終わった後、ふと勿体無くなるんだろーね。
こんなもんと貴重な食料引き換えにして、ってさ。
だったら1人でかいてろっつーの。

まあでもコレのおかげで同情してもらえるから、大体優しくされるんだケド。
コレよ、ロケットペンダント。妹の写真が入ってんの。
妹、足が悪くてー。すっごいお荷物。ハッキリ言って邪魔。
けどさ、なんだって、それなりに役に立つもんなのね。その妹のおかげで
チップ弾んでもらえんの。涙ながらに話すよりも、淡々とってのがコツね。
ホントかウソかは見分けつくじゃん?生活の苦労はどこもかわんないからね。
あっ!そうそう!
このロケットがまたさあ。ある客なんだケド、おかあさんおかあさんとか言って、
しがみつくダケだったのよ。やるコトやりもしないで。マジキモくない?
で、代金がコレよ。
こんなモン、おまんまのタシにもなんないってーの。
キレイかもしんないけど、ココじゃそんなの意味ないのね。
でもま、キモくてもー。やらなくて済んだし?付きまとわれたら面倒だから、
受け取ってさっさと追っ払ったってワケ。
それが今じゃあ、妹の写真付きで打ち出の小槌になってるんだから、世の中、
何が役に立つかわかんないもんよねー。

ハイ?くれるの?うわ、チョコじゃん!妹に?へー。ありがと。
今の話でくれるなんて、アンタってヘンな客ね。
>>35
イイ!!
赤い海の中に居た。
息もできずに私は溺れていた。
声がする。
「ひとつになりたい?」
あなたが拒むから苦しいのよ。
溶け合えば楽になれるのに。

苦しみからの開放を願った瞬間、
私は弾けた。
40<<31の人:02/09/22 13:22 ID:???
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Christie/2414/
の2000記念の詩とかなかなかいい。
                ,,-‐''""''ー--,-  >>3一年ぶりに風呂入れよ(w
             .|"""        || >>4妹の風呂覗くのやめろよ(w
:::::::::::::::::::::::::::      |     げ  と .|| >>5陰で田代って呼ばれてる事に気づけよ(w
:::::::::::::::::::::::::::::::     |  2     っ   .|| >>6ちんこにウジ虫がわいてるぞ(w
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|       ,ノ""""'|| >>7いいかげん童貞卒業しろよ(w
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::  |   ,/"""      .|| >>8チョンは韓国にかえれよ(w
::::::::::::::::::::::::::::::::::    """"        .|| >>9お父さんがオヤジ狩りにあってたぞ(w
                       / ) >>10そろそろ高校卒業しろよ(w
                      / /|| >>11以下はクロマニョン人
                      / /
                    ( (    /⌒ヽ
                     ヽ ヽ⊂ ̄ ̄ ̄⊃ <ぐわっはっはっは!!!!
                      \\(´∀` )     n   2はオレの物だ!!
                       ハ      \    ( E)
                         |    /ヽ ヽ_//



42惣流・名無し・ラングレー:02/09/22 13:33 ID:???
>>41
アンタヴァカァ?
>41はセカンドインパクトで誰か大切なものを失ってしまったんだろう。
だから彼をそんなに責めるな。
責めたって何一つ戻ってきやしない。
>>40
02/09/23更新の白い光って詩が
>今回の主人公はシンジでもなければアスカでもありません。
>セカンドインパクトで被害を受けた、名も無き人たちです。
らしいけどこれ?
ん??まだ23日じゃないよね?変なの。
父上様、母上様、三日とろろ美味しゅうございまし
た。干し柿、モチも美味しゅうございました。
トシオ兄、姉上様、おすし美味しゅうございました。
カツミ兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゅうござ
いました。
イワオ兄、姉上様、しそめし、南蛮漬け美味しゅう
ございました。
キクゾウ兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゅう
ございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
コウゾウ兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有
難うございました。モンゴいか美味しゅうございました。
マサオ兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけ
ありませんでした。
ユキオ君、ヒデオ君、ミキオ君、トシコちゃん、ヒデ
コちゃん、リョウスケ君、アツヒサ君、ミヨコちゃん、
ユキエちゃん、ミツエちゃん、アキラ君、ヨシユキ君、
ケイコちゃん、ユキヒデ君、ユウちゃん、キーちゃん、
マサシ君、立派な人になって下さい。
父上様、母上様、コウキチはもうすっかり疲れ切って
しまって走れません。何卒お許し下さい。
気が安まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申
しわけありません。
コウキチは父母上様の側で暮らしとうございました。
私に一人の不幸な友だちがあるのです。
少年時代はまだ、さほどでもなかったのですが、それが中学に進んで、
演劇で少女の役を与えられると、彼はもう女装に夢中になってしまって、
その時分から、病気といってもいいほどの、いわば女装狂に変わってきたのです。

 彼の女装に対する異常なる嗜好は、だんだん高じて行くばかりでしたが、
やがて中学を卒業しますと、彼は上の学校に入ろうともしないで、
ひとつは親たちも甘すぎたのですね、息子の言うことならば、
たいていは無理を通してくれるものですから、学校を出ると、
自分の部屋で、女装を楽しむ生活を始めたものです。

 これまでは、学校というものがあって、いくらか時間を束縛されていたので、
それほどでもなかったのが、さて、そうして朝から晩まで部屋に閉じこもることになりますと、
彼の情勢は俄かに恐るべき加速度をもって昂進しはじめました。
元来友だちの少なかった彼ですが、卒業以来というものは、彼の世界は、女装の中に
限られてしまって、どこへ遊びにでるというでもなくしたがって来訪者もだんだん減っていき、
僅かに彼の部屋を訪れるのは彼の家の人を除くと、私ただ一人になってしまったのでした。
そんな私も、訪問するごとに彼の病気がだんだん募って行って、
「脱毛機の痛さが快感に」とか「このブラの締め付け感が」
と、狂気に近い状態で話すのを目撃して、ひそかに戦慄を禁じ得ないのでした。

 私の不幸な友だち、いえ、もうおわかりでしょう、あなたの妻は、
彼はそうして、女装狂、いいえ、女性の最端を極めようとして、
極めてはならぬところを極めようとして、
神の怒りにふれたのか、狂人の誘いに敗れたのか、
遂に彼自身を亡ぼさねばならなかったのでありましょう。
 彼はその後、狂ったため入院してしまいましたので、
事の真相を確かむべきよすがとてもありませんが、
でも、少なくとも私だけは、彼は安易な性転換を犯したばっかりに、
ついにその身を亡ぼしたのだという想像を、今に至るまでも捨て兼ねているのであります。
48惣流・名無し・ラングレー:02/09/22 22:44 ID:???
>>43
ウンウン
49惣流・名無し・ラングレー:02/09/22 22:49 ID:???
>>43
( ´_ゝ`)フーン

50加持リョウジ:02/09/23 14:11 ID:oeP+j0+8
俺ではないが、ある男の話をしよう。俺がよく知ってる男の話なんだ。

あいつは若い時、ひとりの女性に夢中になった。その女性もそいつに
ぞっこんだった。見てる方が恥ずかしいくらい、でも羨ましくなるような
仲の良いカップルだった。そいつは仕事も熱心な奴だったけど、
彼女の事もとても大事にしていたんだ。俺に「一生彼女を守るさ」とか
言ってたなあ…。で、そいつら結婚したよ。
結婚してマンション買って、子供が生まれた。かわいい女の子だった。
幸せな家庭築いてくれよ、と思った。
だけどそんな幸せは長く続かなかったんだ。現実はいつもそううまくいかないんだ。
あいつは仕事にかまいっきりで、家庭を放置しがちになった。
浮気したりもしてたよ。俺は忠告したんだけどね…俺が言っても説得力ないが…
奥さんは寂しいよね。それでも奥さんはずいぶん我慢したんだ。10年間。
でもついに破綻した。奥さんから離婚しようって言ってきたんだって。
あいつは引きとめようとしたけど、もう遅かったんだ…。なにもかも。
そいつに残ったのは、がらんとしたマンション。そして、仕事。
あいつはそれから浮気しなくなった。独り身になって身軽になったっていうのに…
多分、元奥さんと娘さんに申し訳なくて、もう恋愛する気が起きなかったんだろう…

そいつもセカンドインパクトで死んだ。
51名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/28 09:58 ID:GFiZF/4S
花を躊躇わず手折る少女の残酷さ
ネタが出尽くした感じ…( ´_ゝ`)
>>52
そんなんなわざわざageるなら、自分でネタ書けや(w
俺はセカンドインパクトのお陰で成功した。
世界が大混乱の中、新興宗教の教祖になって、お布施を巻き上げ、
その金で火薬工場を立ち上げた。今じゃ世界でトップの軍事企業だ。
今、もっともボロイ商売は兵器だ。使徒とかいうわけわからん
敵が攻めてくるってんでNERV・国連軍がどんどん我が社に注文して来る。
ミサイル・戦車・戦闘機・軍艦…ははは、もっと戦え、戦争しろ、
殺し合え、憎み合え!!私はもっと財を築きたい!!
( ´_ゝ`)フーン



職人募集age
57一人の戦自隊員:02/11/07 18:10 ID:???
俺はあの悪夢のサードインパクトの日ネルフ本部で死んだ。
仲間はみんな世界を滅ぼさないために戦った。
だが俺達の力では止める事ができず仲間がLCLになるのを見た
直後、俺は突然現れた女に一発を残して拳銃の弾を叩き込んだが女は死ぬどころか近寄ってきた。
その直後に俺は拳銃で自分の頭をぶち抜いて死ねた事が神様の慈悲だったのかもしれん。
age
59LCLの海から:02/11/08 16:07 ID:???
01
今、私はディスプレイにI NEED YOUと出ていたノートパソコンをみつけて、
それでこの文章を書いています。
パソコンは私が仕事で使っていたものとはだいぶ違うけれど、
電気が供給されていて、どこかに接続されています、それくらいわかる。
これを読んでくれるひとがいるのかどうか、そもそも今、
私がどういう状況に陥っているのか、何もわかりません。
ただここではほかに何もするべきことがなく、何もしないでいると、
自分を見失ってしまいそうです。
さっき考えるのに疲れてぼうっとしていたら、自分のからだが目の前で、
すーっと消えていきそうになりました。
私は気が狂いそうになってしまって、あわてて自分のからだを揺すり、
両腕で自分のからだを抱きしめ、やっと落ち着きを取り戻しました。
今はキーボードを叩く自分の両手もしっかり見えています。
私は死んだのでしょうか?ここはどこですか?
誰かこれを読んでくれているでしょうか?
60LCLの海から:02/11/08 18:36 ID:???
02
だんだん自信がなくなってきました。
私はディスプレイに出ていたI NEED YOUの文字を、
誰かからのメッセージのように思って、
こうやって誰かと連絡がとれるのかもしれないと思ったのですが、
私の勝手な思いこみかもしれません。
このパソコンも電源コードもなしに、いつまでも動いているのは変だし、
気がついたらそばにありました。
でも何かしていないとおかしくなりそうです。
ここでは眠くなるということがなく、ただ考え疲れて気が遠くなるだけです。
でも自分がそういうふうになると、必ずからだが透明になって消えていきます。
それがものすごくコワイ。
だからこうしてキーボードを叩くことで、自分の心をつなぎとめています。
でも私がもし死んだのなら、そんなこと何の意味もない。
ほんとうはからだが消えていくことに抵抗したりしてはイケナイのかも。
私は死ぬこととか、死んだあとのこととか考えたことがないから、
何もわかりません。
61LCLの海から:02/11/08 21:13 ID:???
03
少し思い出すことができました。
ここへくる前に、自分がいったいどうしていたのか、よく考えてみました。
夢に、というか今も夢の中かもしれないから、
正確に言えば、眠ったあとに、彼に会いました。
彼は優しく私の名前を呼び、会いたかった、と言ってくれました。
私はとても嬉しくなってしまって、涙が出てきました。
彼は私を抱きしめ、私は彼の名を呼んだ。
そのときアタマの中で真っ白な光が、爆発のように起こりました。
目の前でフラッシュをたかれたように、気が遠くなりました。
一瞬ベッドが、おもらしをしたように、ビチャビチャに濡れているような、
感覚があり、その水分に自分が溶けていくような感覚をおぼえました。
真っ白だった目の前が、徐々に見えてきた、と思ったら、
私はここにいたんです。
海の中のようだけど、遠くに太陽や月や地球が見えている、
私しかいない、私すらいなくなりそうな、この場所に。
保全
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくなかった。絶対に死にたくなかった。
こんな事があるまで俺は絶対に死なないと思ってた。もっと長く生きていられるんだと漠然と思ってた。
普通にいまの会社で定年を迎えて、孫に囲まれてガンかなにかで死ぬんだと信じてた。

2000年9月13日、俺はいつものように満員電車に乗って、いつものように会社に向かった。
そんな日常がこれで最後だなんて思いもしなかった。ずっと続くと思ってた。
その日の夕方からいつもは乗っているはずの電車には二度と乗ることもなく
嫌と言うほど顔を併せていたおふくろもオヤジも妹も彼女にもその日を境に二度と会うことは無かった。
テレビもラジオも普段のお気楽な番組など流さず、世界の終わりを暗示するニュースばかりを流した。
いつもは腹いっぱいに食べていた食事も笑いかけてくれる優しい人々もそこには居なかった。
守ってくれるはずの国も仕事と賃金を与えてくれる会社も無かった。

もちろん、絶対の信頼を寄せていた法律だって無かった。
なにかあったときに助けてくれる便利な救急システムだって無くなった。

その日、俺のトラックに下敷きになり、宙を舞った。
神は死んだのだと思った。
耳元でお前は死ぬのだと神が囁いていた。

俺は死んだはずの神に何度も祈った。
お願いです、私は死にたくありません。まだやりたいことだってあるんです。
お願いです、お願いです。医者を。私に天使を使わしてください。お願いです。
まだ生きていたいんです。いたいんです。何故ですか?
なんで助けてくれないんですか?わかりません、私にはわかりません。
なんで私は死ななければいけないんですか?教えてください。お願いです。
知りたいんです!教えてください。おしえてください。

誰も何も教えててはくれなかったが、
通りすがりの老人が俺の体を少しだけ見て、
「もう助からない。」とだけ、教えてくれた。
>>63
合掌。
名スレ救出あげ
かちん…かちん…夕食の魚を炙る炎を眺めながら、その音をこめかみに聞いていた。
実弾入りのリボルバー。雷管が駄目になった弾丸は、もう銃口の先を吹き飛ばせない。

 ──コイツが壊れてるから…俺は今、生きている──

壊れちまったこの世界を受け入れるための、大切な儀式。
職場も、妻も子供も壊れちまったこの世界で生き続けるために、俺は壊れた銃をこめかみに
押し付けていた。こうすると、死んだ家族が俺を支えてくれる気がして…

…やがて魚の焼ける香ばしい匂いに呼ばれ、俺はやさしく銃を置いた。

           ─ ※  ※  ※ ─

世界は壊れていなかった。消えかかった焚き火の細い煙を、飛来したヘリが吹き飛ばす。

『国連救助隊だ…他に生存者はいないか…』

世界は壊れていなかった。壊れていなかった。壊れて…
視界が滲んだ。涙がぼろぼろこぼれていた。俺とリボルバーの小さな世界が、実は壊れた世界
だったのだ。
銃を拾い上げ、ゆっくりとこめかみに当てる。引き金が重い。いや、銃そのものが重い。指に力
が入らない。命の重みだ…俺は直感した。これは、銃の生命の重みだ…

誰かが、俺の手を握った気がした。懐かしいぬくもりが、俺の指先を包み込む。俺は笑った。

 ──そうだよな…おまえたちのいる場所が、唯一正しい世界なんだ──

           ─ ※  ※  ※ ─

救出者のリストを書き換えることなく、ヘリは次の生存者を求めて飛び去っていった。
>>66
寒気がしますた。すげ。
保守
69あぼーん:あぼーん
あぼーん
>>69
保守に御協力いただき、誠にありがとうございます。
ファンタジー、好きだったんだよね。子供の頃。
あの不思議な世界。魔法っていうのかな、想像力があればどこへでも行ける世界。
この世には目に見えるものだけじゃないっていう感覚。

で、ごく平凡に育って、社会人やってたんだけどさ。
普通日本人って無神論的っていうじゃん。でも、なんか忘れられなくて、
神様っていうか、何か目に見えない、形もない、けど大きな力がどこかにあると、
心のどっかで思ってた。
あったらいいなって思ってたのかもしれない。

でも、見つからないんだよね。当たり前だけど。
地獄だとか最後の審判だとか言われたセカンドインパクトも、結局ただの隕石だったしね。
本音言うとたぶん何年も前から諦めてたんだと思う。そんなものはないんだって。
だってそうとでも考えないと、キチガイさんじゃん。
普通、平凡、当たり前でいたいからね。静かで平穏が一番。
いつまでも子供じゃないんだし。


…だからさ。
今頃になって出てこられても困るのよ。
ねえ。
なんで居るの。
この世界には神様も悪魔もいないんじゃなかったの。魔法も超能力もないんじゃなかったの。
なんで今更、空が真っ赤になったり、天使みたいな真っ白い女の子がたくさん歩いてるのよ。
ファンタジーみたいな非日常の世界。
今更。何を今更。
…やめてよ、こっちこないでよ。奇跡なんかもう要らないから。
そんな顔で笑わないでよ。
ねえ。
なんでこっちに手を伸ばし
72山崎渉:03/01/11 04:39 ID:???
(^^)
73山崎渉:03/01/23 04:51 ID:???
(^^)
忘れ去られてはいるけど、まだ未練があるんだな。

保守。
75名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/01/23 21:04 ID:s+AFarAl
私の祖母は女優さんでした。
女優さんだなんて古臭い表現かもしれませんが、そう呼ぶのにぴったりな
昔気質の女優さんでした。
といっても私はその祖母を知りません。
私が知っているのは、今日食べたものさえ忘れてしまう可愛らしい
おばあちゃんでした。おやつを日に何度もくれて、既にお腹いっぱいの
私は、かといってその細めた目を見ると無碍に断ることもできず、結局、
夕餉にはおかずを残す事になり、母に叱られるのでした。
入院してからの祖母は、口紅だけは欠かしませんでした。塗るだけ塗って
落とさないものだから、身体に悪いと母が毎日ぼやいていました。
高校生になった頃、祖母は既に施設に入っており、夏休みはお年始以外、
会うこともなくなってしました。母が腰を痛め、面倒が見られなくなった為です。
退院してからの祖母は、ほぼ寝たきりでした。
介護に力を入れているとても良い施設を父が捜して入れたせいか、祖母の
身体の具合は良くなり、父の定年をもって、自宅介護へと返されました。
今際の際はという父の強い希望でした。祖母は相変わらずで、父と夫の
区別もつかないようでしたが、だからこそか、幸せそうでした。
大学に通う為に上京した私も、帰省する度、散歩などして遊びました。
母曰く、よいぼけ方をしたそうで、周りの人間は、苦労はさせられたものの、
どこかほっとできる、だから許される、そんな空気をもった人でした。
76名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/01/23 21:05 ID:s+AFarAl
そんなとき、あれが起こりました。
私は見ました。
私が、母が、父が、弟が黄泉返り、そうして日常を暮らせる程になった頃。
あの赤い海から祖母が孵るのを。
いいえ、それは祖母ではありませんでした。写真の中でしか見たことがない、
スクリーンの大スター、そのものの姿でした。
私は、祖母は幸せなのだと思っていました。
家族は苦労を強いられていたけれど、そのおかげで祖母が幸せならば、
それでいいのだと、皆が満足していました。
どうして祖母は、あの姿で還っていたのでしょうか?祖母が呆けていたせいで
しょうか?若い頃しか思い出せなかったのでしょうか?
生まれたばかりと同じ格好のまま、ふらふらと立ち上がった祖母がどこに
行ったのか私は知りません。
これまでの私の人生の全て、そして、父や母と生活の大半を共にした祖母は、
彼女にとって彼女で有り得たのでしょうか。それとも?
その答えが判らない私は、彼女を見たことを未だに言えずにいるのです。
>>75-76
なんだか寂しい話ですね。
一生を満たした家族の幸せは、人生のひとときを満たしたに過ぎない栄光に劣るのか?

わりとおばあちゃんに共感を覚えてしまったのが、我ながらビミョー
お豆の研究してます。
何の豆かっていうと大豆。タンパク質豊富なあの大豆。
研究っていうか、育ててるだけなんだけどさ。
研究所なんてないもんなあ。
結婚してます。
馴れ初めはっていうと同級生。偶然出会った同郷の…っていう。
結婚っていうか、籍入れてないんだけどさ。
役所なんてないもんなあ。
ロンゲです。
ロンゲっていうとヲタっぽいイメージあるか。違うな。俺はロッカー。
ま、伸ばしっぱなしなだけなんだけどさ。
美容院も床屋もないもんなあ。
他の同僚達はどうしてる事やら。
ギターのない生活に慣れて随分経つよオレは。
マコトはどうしてんだろうなあ…。
【ペンギン大量発生】

LCLからほぼ人類が生還した昨今、温泉ペンギン大量発生による深刻な
食糧不足が問題になっています。
温泉ペンギンは政府指定の貴重動物であり駆除も狩猟もできず住民は頭を
抱えている様子。
闇市場の業者による密漁も問題となっており、夜間を徹して警備するという
この困った珍客を守らねばならない自体に、人々から疑問の声が揚がっており
>>78>>79
おおっ!
ひょっとするとひょっとするのかこれはっ!
どうしてこんなことになっちゃったんだろう。ごめんね。
決してあなたのことを嫌いになったわけじゃない。
ただほんの少しボタンの掛け違いがあっただけ。
それがわかってるのに元に戻せないなんて可笑しいよね。
人間は一人一人、考えてることだって何だってバラバラなんだから。
いくら好き同士だって何もかも共有なんてできないんだよ。
いっそもっと距離を取ってれば上手くいったのかもね。
私達はお互い溶け合おうとして、それが全ての間違いだったから
失敗しちゃったんだよね。
…何?どうして今あなたがここに?
独りごとだったのに。何?来ないで!もう終わったのに!
あなたがいるはずない!ここにいるはずない!
止めて来ないで近付かないで!もう嫌なの!汚い!
あなたなんて嫌い嫌いキモチワルイ来ないで!どうして!?
なんで生きてるの!!嫌ァアアア!!
82名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/02/06 16:51 ID:k4trCJ4c
>>80
ほしゅ。
>>82
いやね、サードインパクトスレって最初はこういうノリだったの。
だから今度は、このスレであの頃のイイ!感じが復活するのかなぁって。

…うん。ちょっと期待しただけ。


何がしたいかっつーと保全ですよ要するに。ちくしょうめ。
いいと思ってるのは
86山崎渉:03/03/13 16:56 ID:???
(^^)
↑ウザ
私の腰にぶつかりよろけた子供にすみませんと小さく口を動かす。ねぇねぇおかあさん。
おかあさんあのひとへんだよわかってんだよこんちくしょう耳を塞ぐように髪で覆う。
ねえおかあさんなんであのおねえさんはだかなの?このだらしない躯をすれ違う男達は
避けるように奇異の目でいや目を逸らす。この壊れた世界でいつまでも下がらない温度
狂うように蝉が泣き続けるここで服を着てるお前らの方がおかしいんだよちくしょうしね。
おまえらなんかぜんいんしねばいい。
町外れそれでもようやっと着いたその古びたスナック跡現在はならず者の溜まり場の
そこで私はとうとう見つけたかすれる声で「私の服かえしてよ。」突然後ろからコンクリート
ブロックを静かに頭へ下ろされた男はおかしな鈍い音を立てながら勢いよく地面へ落ちた
頭から。地面とブロック、コンクリートサンドイッチ。かえしてよかえしてよかえしてよと
何度振り下ろしても男が答えることはなく私の足ばかりが濡れた。私はどうしたらいいか
わからない。男は服を着ている。それは私の服ではない。私には服がない。私は服を
取り返しに来た。男は服を出さない。何をしたらよいのかわからなかった。私は横手を
張られ男の横、血溜まりに頭から叩きつけられた。仲間だ男達はあの時のように下卑た
笑いを浮かべることもなくただ怒りに任せて私が気づくと一人だった。頬を上げるとべりべりと
渇いた血が音を立てた。目や耳から黄色っぽい厭な臭いのする汁が出ているのがわかった。
拭くもの。無意識にまさぐるとあるはずのない、ああ。私の服。レモンイエローのワンピース。
私は何をすればよいのかわかった。それに袖を通し、私がわかっているすればよいことはそれ
ひとつだったのでそれが完了したことに安堵し歩き出した。月以外に明かりひとつない街、
道に浮かぶただひとつの月のようにそのレモンイエローのワンピースに吸い寄せられるように
男達が近づいてきたのが見えた。


(一行目に戻る)
歌うのが好きでした。幼い頃から風呂場で声を張り上げては父親に叱られたものです。
中学に入ると都心だった便利もあって、オーディションを受けに受けたものです。
どこが良かったのか運悪く審査に通ってしまったが為に、十代のある時期、私は
アイドルでした。歌手とはとても言えない、目立たないアイドルでした。昔のことです。
そういえば、私は歌が好きだったのでした。だから歌の道を目指したんでした。
沢山のいやな思いをし、幸福な出会いがあり、私は平凡な主婦になりました。過去のこと
など忘れていました。あまり女性としての教育を受けられなかった私は、夫や子供の世話で
手一杯だったからです。
こうして海辺で洗う布、これはあの頃の家事とは違いすぎますが。夜、誰かが聞いているとも
知らずに、私はなんとはなしに口ずさんだのです。歌なんて忘れていました。もうずっと、喉なんて
使ったことがなかった。夫も子供も飼っていたペットも、私にとっての日常、そのすべてが居なくなった
世界で、私はふと、本当になんの意味もなく、満足に通えなかった高校時代、ほとんど参加できなかった
合唱部の課題曲、もう歌詞さえ思い出せないそれを。
聞いていた老人、その空気が入ったすかすかの、ぱらぱらと降りた拍手に私は、そういえば、意味のない
ことなんて、あの十代のあの頃以来していなかった、その事実に気づいてはっとしたのです。
90ゲット〜!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄       (´´
     ∧∧   )      (´⌒(´
  ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;
      ズザーーーーーッ

ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
     ∧∧          (´;;
    (゚Д゚ ,)⌒ヽ    (´⌒(´
     U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;;

何見てんだゴルァ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
  ポ  ∧∧  ポ
  ン  (゚Д゚ ,) . ン
   (´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
91超先生 ◆lqB/RR/OqE :03/03/21 23:16 ID:???
.    ∧_∧
   < `ш´> 終わりか。
  ._φ__⊂)__
./旦/三/./|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. |
| 誰彼百円 |/
保全
93山崎渉:03/04/17 12:12 ID:???
(^^)
94あぼーん:あぼーん
あぼーん
今はまだ気分じゃないけど
ららら〜
97あぼーん:あぼーん
あぼーん
ヤバそうな気配なので保守。
ネタが想いつかないのが残念。
100あぼーん:あぼーん
あぼーん
101あぼーん:あぼーん
あぼーん
今、僕の勤めている会社が人類補完計画中です。朝から債権者が入り口に群がり電話も鳴りっぱなし。もうだめぽ
103名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/07/15 21:19 ID:IsbvFvLE
サラシ揚げ
ふと時計を見た。2時22分。
特に意味は無い。時間を知りたかった訳でも無い。
ただ目が覚めたから。日頃そうするように視線を泳がせただけ。
ふと時計を見た。3時33分。
やはりは無意味な行為だった。この二度目までは。
時計を見た。4時44分。
避けていたのに、吸い寄せられるように確認する他無かった。
5時55分。
寝付けない。次に時計を見るのが怖くて。
身支度の終わった6時66分。
笑いが込み上げてきた。その時の恐怖が想像できるだろうか?
窓から有り得ない人影を目撃するよりも蛇口を捻ったら鮮血が
噴出しをれを浴びたというよりも。
そのアラームで毎日目をさます、そのデジタル時計の数字。日常。
それがどんなに恐ろしいか。
7時77分。
いつものように、いや随分早く電車に乗った。家に居たく無かったから。
一人で死にたくない。なんだ?ただ時間が狂っているだけなのに(狂っている
のは自分かもしれないが)。ただ外の時計で確認をしただけ。
8時88分。
教室のアナログ時計。さすがに無理だろうと思ったのに。隣席の女に
時間を聞く勇気もない。
9時99分。
もうすぐ。もうすぐ。9が終わったら0しかない。きっと次は0に
戻ってそして。
…また1から?
10時10分。
そういえばそうだ。9の次は10なんだから。
爆笑した俺を怪訝な顔で斜め前の奴が盗み見ていた。知るか。
可笑しくなってきて、俺は何度も時計を見続けて。
目を閉じて開き、目を閉じて開き。
1秒刻みでくるくると時間が変わる。
11時11分、12時12分、13時13分、14時14分。
あはは。あはははは。
笑いが止まらない。じわじわと厭な高揚、興奮を感じていた。
幼い頃、くるくると回る洗濯機に、扇風機に恐る恐る手を差し入れた事を
思い出す。俺はそういう奴だった。知るか。もう。
15時15分。16時16分。17時17分。
もう存在しない時ではない。ただ異常な早さで進んでいるだけ。
18、19、20、21、22、23、24。
いつしか机は茜色に染まり、級友の姿は消えていた。
何故なら、俺はいつしか、その時間をとてもゆっくりゆっくりと
数えていたから。心臓の鼓動が何かを告げていた。悦びを通り越し、
何かが始まっていた。
33時33分。44時44分。55時55分。
俺は10の時これは延々と続くものだと得心していたものだから突然
訪れたその終劇にいささか驚いた。
66時66分。
そう叫ぼうとした瞬間、机からぬっと伸びた上級生山本頼子に頭から飲まれ、
パチンと弾けて俺の生涯は終わりを告げた。2015年の多分クリスマス
イヴの事だった。
世紀末という言葉が流行った時期があった。
TVやマスコミはことあるごとに「20世紀の終わり」を喧伝し、
人類滅亡の予言やら、聖書の新解読やら、オカルトめいたものが
雑誌の紙面にもネットにも氾濫していた。
一種の祭のような、正体のない大イベントのような、
奇妙な熱気が巷を支配していた。
つきつめればただ四桁の数字が切り替わるというだけの話なのに、その頃は
本当に世界が終わってしまう気がしていた。
ただ不思議なことに、そこには「21世紀への展望」のようなものは皆無だった。
ひと昔前には当たり前のように「希望」「明るい未来」の代名詞として
使われていた、21世紀、新世紀という言葉は、終末に沸く世間の
どこにも見当たらなかった。
後から考えれば、それは多分に暗示的なことだったように思う。

1999年に入り、終末気分はますます加速した。
誰が言い出したのか「20世紀最後の〜」というフレーズが流行り始め、
それをメインコピーに採用した企業が売上で好成績を弾き出したことから
一気に巷の流行語になった。
その中に、「最後の秋」という言葉があった。
年号が変わるのは冬の最中だから、20世紀の一番最後の季節というのは秋だ、
ということらしい。だから「20世紀最後の季節・秋」。それがいつのまにか
省略されて「最後の秋」になった。
秋と言えば行楽シーズンである。バブル崩壊以来の不景気に悩む観光業界は、
終末気分に乗じて客足を取り戻そうと、このフレーズを前面に押し出して
起死回生の一大キャンペーンを打とうとした。
しかし。
1999という数字のキリの良さに騙されがちだが、当然ながら「20世紀最後の年」は
1999年ではなく2000年なのだ。
夏も終わりを向かえた頃、ようやくそのことが各メディアで指摘され始めた。
TVや雑誌はさっさと方針を修正し、今度は手のひらを返したように
「世紀末気分」の駆逐にかかった。
マスコミという牽引力を失った流行は脆い。
それまで「1999年=最後」で盛り上がっていた終末熱は一気にしらけ、そして、
二度と盛り返すことはなかった。
前宣伝を打ちまくり、鳴り物入りで始まろうとしていた「最後の秋」キャンペーンは
修復不可能な大ダメージを受けた。各旅行代理店は立て直しに奔走したが、遅かった。
キャンペーンは莫大な宣伝赤字を残して頓挫した。これに賭けていた観光業界は
大打撃をこうむり、大小含めて数社が倒産した。
「最後の秋」は失笑とともに忘れられた。

こうして1999年の秋は、過分に持ち上げられることもなく、ただ過ぎていった。
いつもと同じく各地の紅葉のニュースがちらほらと報じられ、修学旅行先で
問題を起こした高校が、お約束の出入り差し止めをくらったりした。

翌2000年は例年よりも残暑が厳しく、首都圏では9月半ばを越えても真夏日が続いた。
汗だくの通勤に熱帯夜。冷房使用率はいつまでたっても下がらず、一部地域で
停電騒ぎまで起きた。
人々は新しい季節の到来を希求した。
そして、秋は二度と訪れなかった。

西暦2000年9月21日。
陸地面積の数%、あまりにも多くの人命とともに、この国から季節は永遠に失われた。
以来、十数年。
「最後の秋」は、セカンドインパクト前後に頻出した予言怪談の一種に変化して、
今でもときどき思い出したように語りつがれている。
………あれ?
接触実験って9月13日じゃん。
あーあ。

  ;y=ー( ゚д゚) カチャ <ソレデハ シツレイシテ

  ;y=ー( ゚д゚)・∵.  ターン
  ;y=ー( 。д゚)・∵.  ターン
  ;y=ー( :д。・∵.  ターン
  ;y=ー( :。・∵.。  ターン

  ;y=ー~
>>106-107
新鮮味のある手口だなぁ
ニヤッと笑わせて貰いましたw

∴ >>108 ゐ`
110ネタじゃなくてスマソ:03/07/29 11:18 ID:???
職人さんの参考にどうぞ

【セカンドインパクトとその後の世界】
1.セカンドインパクト
  20世紀最後の年、西暦2000年9月13日、南極大陸マーカム山
 に大質量隕石が落下した。その直後に発生した津波と溶け出し
 た氷による海面上昇によって、南半球諸国あわせて20億以上の
 人々が死亡し、有史以来、人類の被った最大の天災となった。

2.北半球諸国の動乱
  北半球の諸国も海面上昇によって多大の被害を生じ、大混乱
 となった。隕石の落下から2日後の2000年9月15日、インド、パキ
 スタン国境で難民どうしの衝突から先端が開かれると各地で軍
 事衝突が発生した。
  9月20日には東京に新型爆弾が投下され、50万人の人命が失
 われた。
  翌2001年2月14日、バレンタイン休戦臨時条約が結ばれるま
 で、世界各地の紛争は続いた。

3.第2新東京遷都
  日本臨時政府は新型爆弾によって壊滅した東京の復興を断念
 し、長野県松本市に遷都を決定し、2001年、第2新東京市とし
 て着工した。
  復興は急速にすすみ、2003年初頭までに第2新東京市は首都
 としての役割を充分にはたすようになった。
  2005年には第二次遷都計画が国会で承認され、富士箱根に第
 3新東京市の建設がすすんでいる。
111ネタじゃなくてスマソ:03/07/29 11:20 ID:???
欄外註 
 註1)ファーストインパクト
  ジャイアントインパクトとも呼ばれ、太古、地球から月が
  分離する原因ともなった小惑星の衝突。
  およそ40億年前といわれる。
 註2)大質量隕石
  南極に落下したのは直径10cmに満たない超小型の隕石で
  あった。光速の95%以上といわれる速度によって、その
  質量は4.02×10~25 t以上あった。
  落下の15分前にメキシコのアマチュア天文学者、セイモ
  ア・ナンによって観測されている。
   (下欄にセイモア・ナン(1971〜)の写真)

第三新東京市第壱中学校にて採用されている歴史教科書の記述。
セカンドインパクト後の”一般常識”はこうなっているらしい。新型爆弾投下とか
さらっと書き流してある辺りに妙な凄惨さを感じる。
当然ながら、これは全て情報操作による、虚偽の真実、である。
第七話「人の造りしもの」にちょっとだけ(たぶん1秒以下)登場。
転載元:エヴァ友の会 第四号

>>110さん ありがとうです。
何か思いついたらまた書きにきたいです。
>光速の95%以上といわれる速度
フクションにしてもやり過ぎじゃ脳w
バラバラになるはずだもんなあ
保守しとこ
1161/2:03/08/31 21:47 ID:???
「かなわんなぁ…よっしゃ、キロ3000円でどや?」

船体を繋留する間もなく、商売が始まった。父はさっさと陸に上がってしまい、残されたわたしが
取引を押し付けられてしまった。

「だめだめ、おじさん。燃料代も上がってるんだから、もう少し頑張ってくれなきゃ」

少し意地悪に微笑んで交渉をリードし、船のイケスから蟹が詰まったコンテナを吊り上げる。

「最近はぁ、沖まで船を出さないと獲れなくなってきてるんだよねぇ?」

大嘘だ。わたし達の漁場は近海もいいとこだし、蟹なんて獲り過ぎないように気をつけなくちゃな
らないほどウヨウヨしてる。
このあたりで生き残った漁師は父だけだ。だから、沖で漁が出来るのも父だけ。
その事実があるから誰も漁場の情報を盗もうとはしないけど、実際には手漕ぎのボートでも簡単に
辿り着けるような近海に、わたし達の漁場はあるのだ。

「かなわんなぁ…ほんなら嬢ちゃんの言い値で買うたるわ。せやから、もうちょっと量を用意して
 貰えんやろか?」

販売ルートを新しく開拓したから商品が足りないんや、そう頭を下げるおじさんと交渉が纏まり、
あしたの漁では漁獲高を増やすと約束して取引を終えた。
抉られた海岸線にそって伸びる切り出し道を、リアカーを引いたおじさんのバイクがとことこと登っ
ていく。
軽い憂鬱を溜め息で押し出し、小さく独り言ちる。『ごめんね…』と。
あの荷台の中に、母さんの欠片が、ミホの欠片が、高波に飲まれたクラスメートたちの欠片が積ま
れているのかもしれない…
『ごめんね?』もう一度呟いて、わたしは父が寝息を立てる小屋へと歩いていった。今日は学校が
ある日だ。準備をしなければならない。
1172/2:03/08/31 21:48 ID:???
今日は父を起すのが遅くなってしまった。昨日学校で出された宿題が難しく、夢中になって解いて
いるうちに夜更かしをしてしまったのだ。
父は大学への進学を許してくれた。だからわたしは、父を手伝って学費の分も稼がなければいけな
いのに。

「あそこの潮目が良さそうだな、準備してくれ」

漁をする父は楽しそうだ。蟹網を用意するたびに、わたしは憂鬱な気持ちになるのだが。
ここはわたし達の漁場…ひしめき合うように蟹が生息する、竹薮で陸側から隠された小さな入り江だ。
奥まったところには、白くて綺麗な小さい浜がある。それが、この入り江をすばらしい漁場にしてく
れている。

「…また見てるのか。あそこにあるのはただの死体だ、母さんじゃない」

白い浜…折り重なって海面にまで顔を出す、白骨化した漂着死体。海流によって還ってきたセカンド
インパクトの犠牲者達が、ここの蟹を育てる養分となっているのだ。
今日の夕御飯を食べさせてくれるのは、高潮にさらわれた母さんの体なのかもしれない…

「うん…ほら、できた。始めようよ?」

目で笑った父が、網を次々に沈めはじめた。

「しっかり稼がないと、学費を貯められないもんね!」

わたしは船べりに腰掛け、赤い表紙の参考書をポケットから取り出した。
(・∀・)イイ!!
11935の続編っつか  1/2:03/09/03 20:30 ID:???
ブルーシートの破れ目から滴る雫が、ただでさえ狭いわたしの小屋から、さらに居場所を奪っている。
濡れないように大切な毛布を抱きかかえ、小屋の隅で膝を抱える一日。収穫は終わったのに、次の植付けの日取り
が決まらない。降り続く雨のせいだ。

拾い集めたポリタンクが雨水で満ちていくのも、贅沢に水を使って体を洗えるのも嬉しかったけど、ものには限度
があると思う。小屋の片隅には、お給金に貰った芋の山。このお芋を乾せないと、冬の食べ物が無くなってしまう
のに…
去年は冬なんて無かった。でも、今年もそうだとは限らない。雨風を満足に凌ぐこともできないオンボロ小屋。豊
作の恩恵たっぷりなお芋の山と、海から来た行商のおじさんに売ってもらったお塩。そして、壊れた自転車。
たったこれだけの財産で冬を越せるのか、考えると不安になるけど…
やめよう。暗い気持ちになるのは、きっと暇だから。確か、シートに一箇所、破れそうなほころびがあった筈だ
。修理する道具なんてないけど、なにか補強する方法を思いつくかもしれない。

「よおっし…やっ!」

笑っちゃうくらいワザとらしい掛け声に口元を吊り上げながら、わたしは立ち上がって小屋の外に出た。
…何が起こったのか判らなかった。後ろから羽交い締めにされ、口を大きな手で覆われる。胸を乱暴に弄られ、耳
元に気持ち悪い吐息を吐き掛けられる。

「今日は運が良い…食い物だけでも御の字なのに、女まで手に入るとはなァ?」

聞いたことの無い声だった。きつい体臭が不快感を呼び起こす。シャツの上をいやらしく這い回る手のひら…

「心配しなくていい…俺は紳士なんだ、怖いことなんか何にもしない…少しだけ、お互いに楽しもうってだけさ」

出てきたばかりの小屋にズルズルと引きずり込まれ、乱暴に突き倒される。胸を掻き抱きながら振りかえるわたし
の前には、垢で固まった前髪で瞳を隠す見知らぬ男。荒く息を吐く男の手には、鈍い光沢を放つ一本の刃物…
『見知らぬ誰かに襲われようとしている』そんな単純な現実を、ようやくわたしが悟ったとき。

「……! ィイヤアアアアアアアアッ!!」

わたしに出来る唯一の抵抗は、ただ、叫ぶことだけだった…
12035の続編っつか  2/2:03/09/03 20:34 ID:???
「やめてっ!おねがい、やめてぇっ!!」

泣きながら懇願するわたしの声を、しかし彼らは聞き入れようとしなかった。殴打。刺突。恐ろしい暴力。
名前も知らない男が、少年達の輪に囲まれて血まみれになっている。額が裂け、歯を折られ、右腕はありえない方向
に捻じ曲がっている。
わたしの小屋の裏手で、共同生活を営む少年達。わたしの悲鳴に駆けつけた、武器を持った少年達…

「仕方ないだろ…どこから流れてきたかは知らんが、とにかくコイツは受け入れられない」

殴り疲れて暴力の輪を離れた男の子が、息を整えながらわたしの背後に立った。

「盗むな、犯すな、殺すな…コイツは最低限のルールを脅かしたんだ。判るだろ?…見逃すわけにはいかない」

いつのまにか、男の悲鳴は消えていた。地面を叩くハンマーの音も今はまばらだ。
やがて少年達の輪が小さくなり、ゆっくりと移動を始めた。赤い筋を地面に残しながら、集落の外れへ去っていく。
後には、棒のようなものが残されていた。わたしの背後にいた少年が、歩み寄って拾い上げる。
骨と皮に痩せ細った、それは男の腕…胃液が咽を逆流し、地面に膝をついて背を丸める。

「…感謝しろとは言わない。俺達を責めないでくれればそれでいい」

感情の抜けた声を残し、足音が少年達を追いかけていく。雨に打たれながら、わたしは胃液を吐きつづけた。
_______________________________________________

小屋の脇に、男が乗ってきた自転車が放置されていた。自治会の話し合いで、これはわたしが受け取ることになった
そうだ。男からの慰謝料…そんな名目が用意されたのだと。
知らせにきてくれた藤尾さんを見送り、ふと空を見上げる。昨日までの雨が嘘のように、青い空が広がっていた。
明るい日差しから逃げるように小屋へ飛び込み、膝を抱えてうずくまる。
下唇を噛み締める。頭を両手で抱える。涙がボロボロと溢れ出す。目の前で殺された、名も知らない男…彼の残酷な
最期を見届けてなお、わたしは自転車を手に入れた事を喜んでいる。
───わたしは、自転車を手に入れた事を喜んでいるのだ。
>>119-120
すごい……。

……言葉が出てきません…。
(・∀・)イイ!!
123最近書いてるヒト:03/09/04 00:12 ID:???

ありがとー! また書くっすよー!
内容はともかく改行をなんとかしてくれ。
別に変な改行無いと思うぞ。
内容もイイし。
初の地下型遊園地。それは郊外の湖、その水底深くに造られた。
プールあり水族館あり、レストランあり。耐久性もバッチリ。いざという時は
シェルターに。
燃えるような夕焼けから流星群が眩しい星空へ。天の領域さえ自由自在の多目的型
アミューズメントパーク。そのオープン前日。
人気のないがらんとした遊園地。僕は父に手を引かれてこっそりやってきた。
母親には内緒で。
さすがにアトラクションを楽しむ事はできなかったが、父は社長権限でもって
見学させてくれる予定だった。
あのセカンドインパクトがなければ。
父がIDカードを通し、僕がまさにそのドアをくぐらんとした時それは起こった。
作動する緊急装置。父と僕を隔てた厚い厚い鉄の壁。
その後父がどうなったかは知らない。
緊急時にも遊園地全体の電力を確保する予備電源。
そのほとんどを落とせば、生活に充分な電力を確保するには充分だった。
食べ物も飲み物も、何年経とうとなくなる気配もない。外の情報は無線から。
恐らく外界では地獄絵図が繰り広げられた事と思うが、僕はこの楽園で
何不自由なく育った。

10歳の少年が、初めて訪れた場所でそのように生き残れる筈はない。
僕にはこのアミューズメントパークのメインナビゲーター、アリスがいた。
この施設に熟知していた彼女は、その何もかもを教えてくれた。
僕は本当は、3日だって生きてはいけなかっただろう。
この真っ暗な玩具箱で、独りでは一歩も踏み出せなかったに違いない。
そして、この眠るだけの王国はあまりにも寂しすぎたから。
彼女は施設の案内をしてくれただけではなかった。
「タカシ様!ここは日本初の未来型水中遊園地、東京ワンダーランド!
何を泣く事があるんですの?さぁ、一緒に遊びましょう?」
まさにアリスのようなふわふわの裾を指の端でつまみ、彼女は幼い僕に
ダンスを申し込んだ。
優しいアリスと、優しい世界に二人きり。僕達は決して不幸ではなかったと思う。
でも僕は耐えられなかった。
時折我慢できずにせがむ、朝焼けのホログラム、しんしんと降る雪、入道雲。
紅葉降る夕べ。
それらは予定外の電力の消費となりアリスを困らせたが、僕はそれでも、
そんなものでは満足はできなかった。
空が見たい。空気が吸いたい。匂いを、空の変わる色を知りたい。例え季節が
消滅した世界でも。

僕はまだ小さかったからそれは叶わなかったが、いつもアリスに夢を語っていた。
大きくなったら。外の世界に耐え得る身体になったら、僕が守ってあげる。
一緒に外へ行こう。
アリスは話半分に聞いていただろうが、僕は本気だった。

そして、その日がやってきた。
無線で聞くに、この近くにキャラバンがやって来ているらしい。
人が来る。チャンスだ。賭けるしかない。
僕は充分に成長し、外の世界で生きていけるであろう体力もあった。

いくつかある非常口は、暗い中、どれが無事であるのか全くわからなかった。
僕はありったけの電力全てを消費する事になろうと、この時に賭けねばいけないと
アリスに説いた。万が一失敗すれば、この楽園は牢獄になり、命を落とすしかない。
酸素循環システムも電力に頼っていたから。
でも、元々それもいつかなくなる事は僕もアリスもわかっていた。
いずれは死ぬしかない。もし老いるまで保ったとしても
ここで誰にも触れる事なく命を終えて、一体何の意味があるだろう?
僕はアリスに案内され、全てのブレーカーを上げて廻った。身長は伸び、既に
やすやすと手が届くし、力もある。
最後の灯火のように回るメリーゴーランド、観覧車。色を変える空。
長い間ここにいて、初めて見るきらきらとした世界に目を瞬かせながら、僕と
アリスはこの小さな世界を駆けた。出口を捜して。

それは果たしてあった。
セカンドインパクト時の歪みから扉はなかなか開かなかった。
最初で最後とフル回転。その遊園地の命も、残り少ない。
手動だけでは開かないこの非常口が、唯一の希望。
そして、扉は開いた。ほんの少しの隙間。まだ成長し切っていない僕が通るには
充分。華奢なアリスが通るにも。僕は彼女に手を伸ばした。
振り返ると、アリスはにこりと微笑んだ。フリフリのドレス。その裾は透けていた。
電力が残り少ない。
僕はとうに気づいていた。老いる事のないアリス。
「不思議の国は、タカシ様の活躍によって守られました!お楽しみ頂けましたか!?」
僕は呟く。できれば彼女の為に、明るい声で答えたかったけれど。
嗚咽を抑えるのに精一杯だった。
「…うん。とても」
「何故泣くんですの?お楽しみ頂けたなら、わたくしこれ以上の幸せはございませんわ!」
いつも励ましてくれたその笑顔。
「またのお越しをお待ちしております!メインナビゲーター、アリスがご案内致しました!」
僕も笑顔で答えなくちゃいけなかったのに。
「きっと。絶対に、また来るから」
僕は涙を振り切り、一筋の光を頼りに、外界へ向かう。駆け足で。僕をずっと支えててくれた
彼女。消える瞬間を見たくなかった。ただ、それだけの思いから。

ワンダーランドにアリスだけを残して、僕は現実の世界に戻った。
奇跡的にもキャラバンに無事合流できた僕は、当然、たった独りどう生き残る事ができたのか
問い詰められたが、記憶喪失を理由に答える事はなかった。
アリスはまだいる。あの水底の楽園。苦痛のない、楽しいだけの、夢の世界に。

ちなみに千葉です。
130あぼーん:あぼーん
あぼーん
>>126ー128
こーゆーのもいいなぁ…
エヴァって感じじゃないけど、それはそれとして好き。
良いねぇ
実に良いよ
>126-128
すげー好きだ。
>35の続きみたいなアレハテタセカイってのもいいんだろうけど、
こういうきれいな話もあると、なんか嬉しい。
134126-128:03/09/13 15:09 ID:???
ありがとうございます。
文章といい荒過ぎるのに、お褒めくださって恐縮です…。

実は>>1なんですが、1年以上ここが続いていて、とても嬉しいです。
お話を投下してくださる皆さん、感想をくださる皆さん、いつも
ありがとうございます。
私もまた、思いついたら書き込みたいです。
今後も、どうぞ宜しくお願いします。
>>126ー128
おー、何かいいね。
良スレハケーン
>>134
良かった!
「イズミ幻戦記」ていうライトノベルにちょうど同じようなエピソードがあって、それを思い出した。
次回も期待してます。
137某スレの7(仮名):03/09/25 03:37 ID:???
これから投下する物語は、某スレでリクエストされたものです。
投下予定を1ヵ月ほど過ぎてしまいましたが、見てくれていますか?
投下場所はこのスレが一番適当かと思いますので、お目汚し失礼します。
この物語には「俺解釈・俺設定」が充満しております。ご注意ください。
また、あくまでも老教師が体験したことを、本人の主観で話しておりますので実際の出来
事とは若干異なる場合もございます。

ついでに言えば、自分のサイトにも収録予定です。
…能書きが多うございますな。
それでは、名物教師の数学の授業をお楽しみください。
138某スレの7(仮名):03/09/25 03:39 ID:???
ある老教師の話

教室の窓から見える空は、紛れもない夏の空だ。
9月になっても第3新東京市には猛暑が居座っていた。
四季の無くなったこの国ではあるが、それでもその名残は存在している。
例年通りなら、気温はもう少し下がってもよさそうな頃なのだ。
「今年はいつも以上に暑いなぁ」
そんな言葉が挨拶代わりになっている。

2000年9月13日。
この日に起こった『セカンド・インパクト』が全てを狂わせたのだ…。

『全てを狂わせた?じゃあキミはこの日常が未来永劫ずっと続くと思っていたのかい?』

139某スレの7(仮名):03/09/25 03:40 ID:???
始業のチャイムが鳴る。
ざわついていた教室に一瞬の静寂が訪れる。
「起立!礼!着席!」
委員長の少しかん高い声が教室に響く。
5時間目の数学、そしてこの猛暑。
ほとんどの生徒が学業にいそしむ精神状況にはない。
おまけに、昔語りで有名な初老の教師なのである。
各人静かに、黙々と内職に没頭している。
出席を取るのも曖昧だ。
皆さん、そろっていますか?とか、委員長さん、欠席はいますか?で済ませてしまう。
長話はごめんだが、ある意味「楽のできる」授業なのだ。
「それでは101頁を開いてください」
老教師が黒板に書き込みを始める。
カツカツというチョークの音が、眠気をさらに増加させる。
老教師は巨大なコンパスできれいに円を書くと、その中に三角形を書き込んだ。

「えー、このように、三角形ABCが円Oに内接し、直線TT´は点Aで円Oに接してい
る時、辺AB=辺BC、角CAT=70度である時、角度BACの大きさはいくらでしょう?」
生徒達の反応をうかがう老教師。
「解き方はですねぇ、角OAT=90°、角OAC=角OAT−角CAT=90−70=20=角OCA。
角AOC=180°−20°−20°=140°ゆえに角度ABCは140°÷2=70°となり、辺AB
=辺BCよりBA=BCとなり、角BAC=角BCAです。よって角BAC=(180°−70°)÷2
=55°となります」
(この問題は、どこかの参考書を写させていただきました。必要があれば出版社と書籍名も
記入いたします。…必要あるだろうなぁ)
140某スレの7(仮名):03/09/25 03:40 ID:???
問題を解き終えた老教師が黒板の円を見つめている。
「あぁ、ちょうどこの点の辺りが南極ですねぇ…」
来た!
教室中の生徒達が「いつもの気配」を察知した。
セカンド・インパクトを連想するような単語が出ると、ほぼ100%の確率で授業が潰れる。
同じ話を聞かされるのはたまらないが、内職に没頭すればまた楽しからずや。
いつもの出来事なのであった。
「そういえば今日は9月13日…もう15年も前になるんですねぇ…」
老教師が手を後ろに組んで窓際に歩み寄る。
「あの日もちょうどこんな暑い日でした…」
窓から見上げる空はどこまでも蒼く澄み切っていた。

西暦2000年9月13日。
夏の盛りを過ぎたとは言え、残暑の厳しい日でありました。
世界的な原子力発電所の安全点検だとかで、日本中の原発が緊急停止していましたから
電気不足でクーラーを止められてましてね、大変だったのを覚えていますよ。
当時、私は根府川に住んでいましてね。
駅前通りを左に進み左手に郵便局がある、その近所でした。
子供が生まれてすぐに買った、小さいながらも自慢の我が家だったんです。
今と同じで、小田原で中学の数学教師をしていたんですが、通勤には泣かされましたねぇ。
汗だくになって我が家に帰って、ホッと一息ついて、風呂上りにビールを飲みながら
ナイターを見ていたら、そんな事などすっかり忘れていましたがね。
あぁ、女房との二人暮しで気楽なのもありましたねぇ。
子供は社会人になってまして、東京で所帯を持っておりました。
おまけに前年、子供が生まれていまして。
男の子だったんですが、そりゃあもう可愛いものでした。
一週間に一回はメールで写真をよこしてくれましてね。
すくすく育つ孫の、小さな出来事ひとつが、楽しくて楽しくて。
二人っきりでも寂しくなんかはありませんでした。
愛する女房がいて、子供夫婦は元気で、孫もいて、仕事もあって…。
老いてますます人生が愉快でした。
141某スレの7(仮名):03/09/25 03:41 ID:???
あぁ、セカンドインパクトの時の話でしたね。
先程も申しましたとおり、節電による冷房の停止で半ば熱中症のようになって我が家に
帰りまして、すぐにお風呂に入ってそれから晩酌です。
冴え冴えとした月が出ていました。
生憎と満月は過ぎていましたが、そんなことはかまいませんでした。
鈴虫の声を聴きながら、下手な俳句なんぞを作ったりしましてね。
そうこうしているうちに9時前になりまして、疲れていたから寝る事にしました。
遠くに聞こえる潮騒と鈴虫の声。
窓からは月明かりが射して、あぁ初秋だなぁと感動しました。
ところがです。
10時を回った頃だったと思いますが、息子から電話がかかってきまして。
テレビをつけろ、ニュースを見ろ、というんです。
なんだか解らないけれど、大変なことが起こっているみたいだ、と言うんです。
急いでNHKを見ました。
画面の上にはテロップが流れ「南半球で水面上昇、津波発生か」とあり、キャスターが
同じことを繰り返し喋っていました。
私も伊豆に暮らす人間ですし、チリ沖地震による日本の津波の被害は子供心にもはっきり
覚えています。
しかし、息子が騒ぐほど大変な事だとは、正直その時は思いませんでした。
あまり取り乱したりしたら、アカネさんやヨウイチ…あぁ、これは息子の嫁と孫の名前で
す…が不安になるから、と嗜めて電話を切りました。
でも、ニュースは、ずっと見ていました。
142某スレの7(仮名):03/09/25 03:43 ID:???
『今までの情報をまとめてみます。日本時間で13日午後7時頃、南極にある各国の観測
基地から異常を報告する無線連絡がありました。通信の中で、爆発あるいは地震ではない
かという表現がありますが、連絡が途絶えています。これは電磁波の発生によると思われ
回復が待たれています。次いで日本時間の8時頃、南半球の南極に近い海岸で相次いで海
面の上昇が確認されました。南アメリカのホーン岬、南アフリカのアガラス岬、タスマニ
ア島、ニュージーランド、フォークランドなどの島嶼部では急激な水位の上昇が確認され
ており、高さは5mから10mという情報もあります。…たった今入ってきた情報によりま
すと、南極上空の観測衛星が制御不能になっている模様です。また、フォークランドを飛
び立ったイギリス空軍の偵察機が、ドレーク海峡上空で行方不明となっています。今夜は
特別報道番組として、南極関連のニュースをお伝えしています』
『11時になりました。引き続き南極関連のニュースです。日本時間の昨夜7時頃に南極に
おいて異常現象がみられた模様です。南半球の海面が異常な上昇を示しており、各国で被
害が出ている模様です。南極周囲では強い電磁波が発生しているとみられ、南極観測基地
との通信が途絶えているほか、上空の観測衛星も制御不能となっており、情報が入ってき
ておりません。各国の対応です。ニュージーランド、オーストラリア両国は非常事態宣言
を出して国民に規律ある避難を呼びかけました。AOSISに加盟するバヌアツ、サモアなど
の諸島国家は、国連に対して速やかな救援を要請しました。アメリカは、事態の推移
を見極めたいとしながらも、国連主導の復興支援に最大限の協力をするとの見解を示しま
した。日本政府は緊急閣僚会議を開き、総理官邸内に危機管理委員会を設置、対応を開始
しています。バングラデシュでは避難する住民と警官隊との間で衝突があり、死傷者が出
た模様です。インドとパキスタンはホットラインを使用した緊急外相会談が持たれ、災害
対策で協力することを確認しました…』
143某スレの7(仮名):03/09/25 03:45 ID:???
『日付が変わって14日零時のニュースです。南極での異常現象を受けて、ニューヨーク証
券取引所は売り注文が相次ぎダウが7千ドルを割り込み、なお下落する模様です。これを
受けて日本政府は明日から一定期間東京証券取引市場を閉鎖することを閣議決定しました。
また、金融機関の休業、いわゆるホリデーバンクも視野に入れているとのコメントも出し
ています』
『天体の運行に異常が見られています。これはアマチュア天文家が撮影した写真ですが、
長時間の露光により恒星の軌道を修めた写真です。通常ですと、この様に円軌道を描くの
ですが、ここで軌道が変化しています。解説委員の星野さんにお話を伺います。これは一
体どういうことなんでしょうか……』
144某スレの7(仮名):03/09/25 03:47 ID:???
この頃になって、やっと私にも事の重大さが実感できました。
正直どうなるのかは解りませんでしたが、とんでもない事が起こっていて、明日から今
までの生活ができなくなる事だけは解りました。
慌てて女房と一緒に非常食や非難生活用の荷造りを始めました。
テレビを付けっ放しにして、断片的な情報を集めながらでした。
ふと気付くと、ご近所が騒がしくなって来て、車が走り出しました。
私は、あっ!と叫んでしまいました。
買出しです。
我が家には、非常食などが三日分位はあったのですが、先のことを考えればもっと欲しい
と思いましたし、何より足りないものがありました。
ご近所の人達も同じことを考えていたのでしょう。
局地的な災害なら被害を免れた地域から援助を受けられますが、あの時はどうなるか解ら
なかったのですから。
私は慌てて車のキーを取り出し、女房に財布を用意させました。
一人で行くつもりだったのですが、女房は着替えまで済ませていまして、はい。
深夜に二人して買い物です。
外に出て感じたのですが、心なしか山から吹く風が強くなって、ごうごうと言う音を立て
て私の不安を煽りました。
近くのコンビ二は既に近所の人が集まっていまして、買えたのは電池とインスタントラー
メン2袋だけでした。
顔見知りばかりでしたので、手荒な事にはなりませんでしたが、殺気立っていましたねぇ。
買出しはまだ終われません。
一旦家に帰り、女房はスクーターで江之浦から真鶴辺りまで出ると言いますので、私は
小田原に行く事にしました。
30分に一度、連絡をする事を決めて分かれました。
不安はありました。
しかし、やらねばならないと思っていたのです。
145某スレの7(仮名):03/09/25 03:47 ID:???
カーラジオから流れるニュースでは、相変わらず断片的な情報しか入手出来ません。
国道135号線を北上しておりますと、すごいスピードで私の車を追い越して行く車が何台
もありまして、急に女房のことが心配になりました。
夜道のオートバイは怖いですからねぇ。
小田原の中町に着いたところで電話をかけてみました。
無事に真鶴に向かっているというので一安心して、私も買出しに向かいました。
小田原の街は、私と同じような人が沢山いました。
コンビニは…バーゲン会場さながらでした。
狭い店内に大勢の人が詰めかけ、押し合いへし合いしながら買い物をしていました。
弁当は既に売り切れており、保存食になる様な物は在庫を引っ張り出してダンボールごと
並べられていました。
それらを競うように買いましたねぇ。
…私達はまだ運が良かった。
ニュースを聞いていて、手元に現金が有って、買い物ができた訳ですから。
ぐっすり寝ていた人、手元に現金が少ない人は…。
女房の方は主に自分の物を買っていました。
どうせ私は気づかないだろう、頭に無いだろう、と言う理由なんですが。
確かに、生理用品やトイレットペーパーなどは忘れていましたねぇ。
146某スレの7(仮名):03/09/25 03:49 ID:???
セルフのガソリンスタンドで給油をして、持って来たポリタンクにガソリンを入れて
いる時に、休憩室から出てきた中年の男性が声をかけて来ました。
無線機を買わないか、というのです。
携帯はやがて使い物にならなくなるかも知れない、というのです。
確かに、阪神大震災直後は、携帯はおろか固定電話さえ使えなくなりました。
ですから、短波帯を使える機種を2台、買おうとしたのですが、ボってましてねぇ。
家にある中古品のことを思い出してやめました。
えー、私達の年代は、いわゆるハムと言うものの洗礼を受けている人が多いのです。
海外文通や、アマチュア無線で世界の人達と交流することが流行していたのです。
この、無線をしている人達の事をハムと言います。
当然ながら、無線を使用するには免許が必要なんですが、私も女房もちゃんと持っていま
すのでご安心を。
その女房はといえば、荷物が一杯になったので家に帰っておりまして、テレビのニュース
を逐一報告してくれていました。

午前3時のニュースでは、かなり具体的なニュースがありました。
セントジョーンズ島で津波が観測され、その高さは100m近いこと。
その津波には流氷が付随しており、流氷の限界線を越えていること。
南緯60度から50度にかけての、人の住む島で同様の報告が有ったこと。
南アメリカのホーン岬周辺の町や村が甚大な被害を受けていること。

私は恐ろしくなりました。
仮に南極での異変が、日本時間の7時頃に発生したのだとしたら、津波は時速約600kmで
北上しているのです。
日本到達まで約24時間で、これは常識はずれの現象です。
チリ沖地震の際、津波は22時間で日本に達しましたが、これでも時速300kmなのです。
単なる津波などではない、その時、私は確信いたしました。

147某スレの7(仮名):03/09/25 03:50 ID:???
荷物が多くなったので私は一旦家に帰り、女房と相談することにしました。
今後の対策です。
もし南半球で起こっている津波が来たなら、残念ながら我が家は水没してしまいます。
この近辺で避難所になる場所がどの程度あるかは解りませんでしたが、東京の息子夫婦の
所に、女房だけでも避難させようと思ったのです。
住んでいる場所は、立川。
武蔵野台地より高いはずだし、生活物資にも不自由はしないだろうと思ったのです。

家に帰ったのがちょうど4時頃だったでしょうか。
私は早速女房に話をしました。
小さな子供を抱えて大変だろうから、手伝いに行ってやったらどうか。
避難所暮らしよりで窮屈な思いをするよりは、畳の上で眠る方が身体にはいい。
とにかく、思いつく限りの理由を喋りました。
女房は苦笑いをしながら聞いていました。
あたしはあなたの方が心配なんですけれどね、などと言うんですよ。
それでも渋々承知してくれまして、荷造りを始めました。

テレビでは、南米の海沿いの街が津波に飲み込まれていく映像が流れ始めていました。
飛行機から撮られたのでしょうねぇ。
画面には波が一本映し出され、その波が陸地に衝突していくんです。
画面には見えませんが、その中に人が居るかも知れないと思うとぞっとしました。
飲み込まれる建物、押し流される車、えぐられる大地。
止む事無く押し寄せる波、波、波。
この時私はアマゾンの「ポロロッカ」という現象を思い出しました。
年に何回か、月との関係でしたかねぇ…とにかくアマゾン河を水が逆流していくんです。
あの映像に似ていました。
もちろん規模は全然違うんですけれど。
怖いと思う反面、すごいなぁ、という畏敬の念も感じていました。
148某スレの7(仮名):03/09/25 03:51 ID:???
5時になった頃、私は用事を思い出しました。
預けている荷物を思い出したのです。
近所のスキューバダイビングセンターに、自分の道具があったのです。
こう見えても私は多趣味だったんですよ。
近くの海底には名所がありましてね。
関東大震災の時に、根府川駅に入って来た列車が山崩れに巻き込まれまして、駅舎と
客車が蒸気機関車を残して海中に沈んでしまうという惨事があったのです。
死者・行方不明者は200名だったとか。
つまり、根府川駅は二度海に沈んだ、という訳です。

あぁ、荷物の話ですね。
高いお金を払って買った物ですから、みすみす海に沈めるのは勿体無いですからね。
返してもらいにいきました。
朝の5時に。
寝不足と、体験したことも無い災害で動転していたのでしょうね。
店に行っても誰も出てきません。
仕方ないので、勝手に取らせてもらう事にしまして、えぇ。
勝手知ったる馴染みの店内、鍵の場所だってお見通しです。
一通りのチェックをして、異常が無い事確認して帰りました。
今思えば、酷い事をしていますねぇ。
火事場泥棒とあまり変わりがありません。
6時前でしたかねぇ。
サイレンが鳴り響きまして、6時から重大な放送があるのでテレビかラジオで聞くように
というアナウンスがありました。
驚いたことに、どのチャンネルも同じ内容でした。
首相官邸のプレスルームが映し出されているのです。
やがて、内閣総理大臣その人が現れたのですが、徹夜開けらしくやや憔悴した顔と足取り
でして、手には分厚い原稿を持っておりまして、すぐに演説が始まりました。
149某スレの7(仮名):03/09/25 03:52 ID:???
『日本国民の皆さん、おはようございます。内閣総理大臣の畑中辰二郎です。皆さんご存
知の事と思いますが、日本時間の昨夜7時頃、南極におきまして異常事態が発生し、今ま
さに世界的規模で未曾有の大災害が起きつつあります。この緊急事態に際して、日本政府
から国民の皆さんに、お伝えしなければならない事とお願いがあります。まず、南極で何
が起こったか不明ですが、南極の氷がほとんど海洋に流出しているのは間違いありません。
したがって海面の上昇は一時的なものではありません。次に、津波についてはその水位の
上昇と相まって高さ100メートルを超えている可能性もあり、避難の際には可能な限り高
所へ避難してください。津波の日本到達予想時刻は本日夕方7時。海流や波動の干渉など
により、第二波、第三波の可能性もありますので、安全宣言が出るまで、決して海に近付
かないでください。また、地軸の捻れも起こっており、マントルの対流に影響が出てプレ
ートの移動が起これば地震・火山活動が活発となるかも知れません。地震大国・火山大国
の日本はその危険が特に強く、一層の注意が必要です。次は国民の皆さんへのお願いです。
この世界的規模の大災害に対して、被害を最小限に抑えるために日本政府はいくつかの対
策を立てました。それを効率よく実行するためには、皆さん一人一人の協力が不可欠です。
その中には、一時的とは言え、皆さんの自由や権利を抑制するものがあります。しかし、
それをしなければ日本は、無秩序の、混沌社会になりかねない危険があるのです。戒厳令
と呼ぶ人もいるかも知れません。なんと呼ばれても結構です。一定期間、この秩序を維持
してもらえるならば、私、畑中辰二郎、喜んで国会議員を辞職致します。…具体的には、
地方自治体を通じて新聞、テレビやラジオ放送でご確認ください。繰り返しますが、一人
でも多くの人命を救うために、身勝手な行動は控えてください…』
150某スレの7(仮名):03/09/25 03:53 ID:???
いや驚きましたねぇ。
それまでは、地味な印象しか無かった政治家だったんですが。
そういえば新聞が届いていませんでしたが、そういう訳だったんですねぇ。
しかし困った事になりました。
女房をどうやって東京に行かせるか、です。
高速道路や幹線道路は、自衛隊が道路封鎖をして重要物資や病人等の移送を行うと言うし、
列車では手荷物を少なくしなければならない。
第一、無事に立川に行けるのかどうか…。
子供じゃああるまいし大丈夫ですよ、と女房は言いましたが、どうにもねぇ。
とりあえず小田原駅に問い合わせて、発車時刻や空席情報を問い合わせてみました。
なんとか切符を予約すると女房は朝食の準備を始めていました。
お米を洗う音。
トントンという包丁の音。
鍋や炊飯ジャーの煮こぼれる音。
女房の鼻歌。
聞きなれた朝の音楽会が、キッチンからしています。
その音を聞きながら、私は27年間の結婚生活を振り返っていました。
自分の人生の半分以上を、私は女房と生きてきているのです。
その時間の中で、女房と離れて暮らすのは数える程しかありませんでした。
出産で入院した時と、両親が鬼籍に入った時、くらいでしょうか?
長いような短いような、時間とは不思議ですねぇ。
ご飯ですよ、と言う女房の声に我に返るとテーブルの上に朝食が並んでいました。
豆腐のお味噌汁に炊きたてご飯、納豆と塩昆布、それからタクアン。
テレビから流れる南極関連のニュースを尻目に、私達は平和な朝のひと時を過ごしました。
朝食を終えると、女房は身支度を始めました。
私は荷物の準備です。
それから、息子の家に連絡をして見ましたが、電話がつながりにくくなっていましてね。
外に出て、公衆電話から何とか連絡ができました。
午前9時、出発の時間になりました。
151某スレの7(仮名):03/09/25 03:54 ID:???
根府川駅に着くと、駅舎には20人程が居ました。
私達は、駅前にある桜の樹をしばらく眺めてからホームに出て、今度は海を眺めました。
根府川駅も思い出の詰った場所です。
初日の出を眺めに来たこともありますし、新婚旅行に行く時、派手に見送られたのもここです。
女房がのんびりとした声で、キレイな海ねぇ、なんて言いながら海を見ていました。
私が、それも見納めだ、と言いますと女房がこう言うのです。
少しくらい眺めが違っても、海の大きさに変わりはありませんよ。
理由は解りませんが、その時私は猛烈に感動しました。

電車は満員でした。
熱海や伊東などの観光地から、急遽引き返す人達であふれていました。
皆、自宅や家族、職場の心配をしていました。
こうして大勢の人の中にいると、集団心理のせいか急に不安になってきました。
ふと女房の方を見ると、車窓から海を見て、ここの海もきれいねぇ、などと言っています。
私は呆れつつも感心しまして、こういう女房だから幸せだったんだなと再確認できました。

小田原駅はさらに混雑していました。
箱根の観光客が一斉に引き上げている様子でした。
なんとか「快速アクティー」に乗り込み発車を待ちます。
東京まで、約1時間。
周りの喧騒に惑わされる事無く、女房と思い出話をしながら東京を目指しました。

東京は、混乱していました。
交通規制のため、市民の足は電車・地下鉄に集中しており、各地からの帰省客も加わって
大混雑しておりました。
さらに東京湾周辺や荒川・隅田川の海抜0メーター地域、山の手台地など確実に津波の
被害に遭う地区の人々が避難を始めていまして、辺りは荷物を抱えた人で一杯でした。
行列とおしくらまんじゅうの末、私達はやっとの思いで中央線の電車に乗り込みました。
152某スレの7(仮名):03/09/25 03:55 ID:???
東京駅から立川まで、約40分。
殺伐とした雰囲気と推測の域を出ない噂話と人いきれの中、私達は手を握り合い黙ってい
ました。
根府川ではあんなに穏やかだった空気が、東京では感じられませんでした。
それは刻々と迫る『その時』のプレッシャーなのか、はたまた避難民の切迫した雰囲気が
生み出した緊張感なのか…私には未だに解りません。
ひとつだけ解っていた事は、間違いなく『その時』が訪れるという事。
女房と根府川に居たならば、あるいは直前までのんびりと茶などをすすっていたでしょう。
それはそれで苦しみの無い、幸せな一生だとも思いますが、それでは皆さんとこうして逢
う事も無かったのですから、やはり生き延びた事に感謝しなければなりませんねぇ。

そうこうしているうちに電車は立川に着きまして、私達は徒歩で息子の家に向かいました。
この辺りでは避難する人はやや少なめでした。
海抜100mを超える地域が多いし、少し移動すれば多摩丘陵や武蔵野台地があります。
私はほんの少しだけ、気持ちに余裕が出たような気がしました。
人間、穏やかにゆったりとしていたいですねぇ。
さて、無事に息子宅に着いたらヨウイチが出迎えてくれました。
伝い歩きならできますが、まだまだ独り歩きはできないと聞かされていたのですが。
そのヨウイチが、じぃじ、ばぁば、と言いながら玄関まで歩いてくるではありませんか!
驚きましたねぇ、うれしかったですねぇ。
なんでもその前の晩、テレビを見ていたら急に立ち上がって歩いたとか。
女房も私も、津波の事など忘れそうになりましてね。
慌てて荷物…非常食や女房の着替えとヨウイチのための布オムツや洋服など…を渡して
私は根府川に戻る事にしました。
ヨウイチの声に後ろ髪を引かれはしましたが、まだ根府川でやらねばならない事があった
のです。
153某スレの7(仮名):03/09/25 03:55 ID:???
すると女房が追いかけてきて、指輪を差し出してこう言いました。
あなたは淋しがり屋だから、これを私だと思って持っていてください。
その代わり、あなたの指輪を預からせてちょうだい。
…私も、淋しがり屋ですからね。
 すっかり落ち着いたら、また相手の指に戻してあげましょうね。
私は、年甲斐もなく女房を抱きしめ…そのですね、往来で、せせ接吻をしてしまいました。
いやこりゃ恥ずかしい話をしてしまいました。

そんな風にドラマの一場面の様な別れを済ませて、私は独り、根府川へと戻りました。
帰りの電車内も人ごみは相変わらずでした。
郷里があり、津波の心配が無いならばそこに還ればいいのですが、海沿いだったり、その
郷里が無い人達は、ただ漠然と高い場所へ向かっていたのでした。
これから向かう場所がはっきりとせず、しかも希望が見つからない場合、ヒトはどんな
気持ちになるんでしょうねぇ。
泣き続ける子供。
あやしつける母親。
あからさまに迷惑そうな顔をしている周囲の人。
怒鳴り出す父親らしき人。
つられて泣き出す周囲の子供達。
誰にとも無く怒鳴り出す男性と、かん高い叫び声でやり返す若い女性。
こんな出来事さえなければ、それなりに良い人間として暮らしていたであろう人達。
何かが少しずつ崩壊していく予感がしました。

東京駅に着いて、時間粒はのために待合室でテレビを見ました。
緊急事態に備えて、何台か乃テレビがあちこちに取り付けられていました。
そのテレビで、とんでもない光景を見たのです。
154某スレの7(仮名):03/09/25 03:57 ID:???
『こちらは首都高速都心環状線・芝公園ランプです。車を使って東京を脱出しようという
人達と道路封鎖をしている自衛隊との間で緊張が高まっています』
先頭で怒鳴っている、いかにも『その筋の人』とわかる男性にカメラが寄る。
『お前らの給料は誰が払っていると思ってんだ。国民様だわな。その国民様の役にも立た
んとは、公僕失格だ!』
歓声が上がる。
『重病人なんぞ、どうせ助からん奴らより、元気なワシ等こそ避難させんといかんのと違
うか。なんとか言うてみぃ』
『何度も申しますとおり、災害後の復旧に向けての資材や、原発燃料を含む危険物の移送
に高速道路や幹線道路が使用されています。そこで渋滞や事故などが発生いたしましたら
取り返しのつかない事態になります。国民の皆様には大変不自由ではありますが、なにと
ぞ緊急時である事をご理解のうえ、一般道、鉄道などをご利用いただきます』
『ラチがアカンな…強行手段に訴えたる。おい!このままバリケードを乗り越えるかぁ!』
男性が後続の集団に声をかける。
歓声が大きくなっていく。
『田中一等陸士!拳銃の使用を許可する。構え!他の者は小銃の安全装置解除』
装甲車の近くに居た兵士が、腰のホルスターから拳銃を抜いて構える。
『最後の説得を行う。命令があるまでそのまま待機。…今は世界的規模での災害時であり
一個人の無責任なわがままを聞いて、他の人命・財産を危機にさらして良い場合ではあり
ません。どうか規律ある行動を…』
『そんなモン知った事か!ワシはやりたい様にやるんじゃ』
『発砲を許可する。足を狙え』
ぱァん!
右の太桃を押さえてうずくまる男性と、一瞬、静まり返る周囲の人達。
『良かったですね。これであなたも重傷者です。救急車に乗って避難ができますよ。
ただし、この渋滞を乗り越えてここまで来られるか解りませんが』
指揮官の声に、苦痛に顔をゆがめ後ろに向かって叫ぶ男性。
『お前ら、邪魔だ!早く車をどけろ!』
だが誰も車を動かさないし、動かせない。
男は泣きそうな顔をして、足を引きずりながら坂道を降りていく。
155某スレの7(仮名):03/09/25 03:58 ID:???
理由はともあれ、自衛隊が市民に向かって発砲した。
しかもマスコミの前で。
これは驚くべき事でした。
当時の自衛隊の行動には、かなりの権限が与えられている模様で、この一件があってから
自衛隊に対する見方を変えた人は多かったですね。
ともあれ起立を守っている限りはトラブルは無かったようで、それは安心できました。
なにしろ、無秩序が一番恐ろしいものだと、私は考えていましたから。
無秩序は、人格の後ろにある『もう一人の自分』を垣間見せてしまいますから。
周りの人達の反応はさまざまでした。
起こる人、毅然とした行動をほめる人、自衛隊の行動には制約を設けるべきだという人。
しかしその場に居た人達がじんわりと、朝の総理の言葉をかみ締めていたと思います。
『…一時的とは言え、皆さんの自由や権利を抑制するものがあります…』

発車時間が来たので、駅の売店で新聞を買い電車の中で読みました。
朝の総理の緊急会見の全文と、私達が災害に備えて行うべきこと、災害後に行うことが
書かれていました。
身分証明書(運転免許証・保険証・パスポート・年金手帳など)の確認と所持。
家族・親類縁者の安否や行方についての問い合わせ方法について。
通帳への残高記帳。
一定期間の預貯金の引き出し凍結について。
地域による避難場所の確認。
災害発生からの一定期間に行われる、生活物資の配給制度について。
災害による離職者の再就職について。
災害の予想範囲と復興作業の予定について。
…その他さまざまな項目がありました。
156某スレの7(仮名):03/09/25 03:59 ID:???
根府川に戻った私は早速指示された通りの事をしました。
そして自宅に帰って荷造りです。
独りになった我が家は、広くて、寂しいものでした。
私は女房から預かった指輪をお守り袋に入れ首にかけると、のろのろと作業を始めました。
古い日記や手紙などが出てくると、つい読んでしまって時間ばかりが過ぎて行きます。
そういったものは一まとめにしてゴミ袋に詰め、スコップで庭に穴を掘って埋めました。
いつか、きっといつか取りに戻る日を信じて。
持ち出したのは無線機一式と非常食、アクアラングに着替えを一週間分、懐中電灯に電池
ラジオにナイフ、キャンプ用具一式、そして古いアルバムが一冊でした。
女房の若い時の写真がありましてね、大切なものですから…。
朝食の残りのお味噌汁を温め直して遅めの昼食を取り、もう一仕事です。
山の中腹にあるお墓の掃除に行き、ご先祖様に報告しなくちゃなりません。
お線香とお水、そして果物をお供えしてお経を唱え、お詫びをひとつしておきました。
しばらくお参りにこられないかも知れません、とね。
そしてお位牌を墓の中に預かってもらいました。
だから私の家には仏壇もありません。
…ああ、辛気臭い話になりましたねぇ。
そんな雑事をしてから、いよいよ避難です。
始めは江之浦にでも非難するつもりだったのですが、陸の孤島になりかねない、という理
由で、小田原城ゴルフ場を指定されました。
テントやプレハブ住宅が用意されていて、まぁ、雨露の心配はなかったですね。
もちろん、クラブハウス内も利用可能でしたが、ご婦人や子供、お年寄り優先です。
やがて西の山に陽が沈み、夕闇が箱根の山を覆いつくしていきました。
周りが暗くなるに従い、みんな不安になったのでしょう。
誰とは無しに集まり、そして他愛の無い話を続けていました。
ラジオからは宮古・八重山諸島や硫黄島で80mの津波が到達し、沖縄にも津波が押し寄せ
始めた事を伝えていました。
マスコミ各社は東京を放棄し、被害の少ない内陸部にキー局を移転させている様子でした。
世界のニュースは断片的になり、通信網の混乱が噂されていました。
やがて日本も、世界から孤立してしまうのでは、という不安は誰もが持っていたようです。
157某スレの7(仮名):03/09/25 04:00 ID:???
海鳴りがし始めました。
どどどど…と言う、地響きの様な、雷の様な、とにかく大きな、地面さえ揺すられる様な
音でした。
誰かが、来た!と叫びました。
薄暗くなった海を、何かが進んで来ていました。
海岸線に残った街灯や建物の明かりが次々に消えて生きました。
波に、飲み込まれて行ったんですねぇ。
後で伝え聞いた話では、逃げ送れた人や有害物質の点検のために、ぎりぎりまで街に残り
職務を果たしていた人達が大勢いたんだそうです。
警察・消防・自衛隊・警備会社・工場責任者…多くの人がその職務を果たすために、正に
命がけで働いていたんですねぇ…。
そんな話が、日本中あちこちで聞かれたそうです。
根府川も、予想通りほぼ水没してしまいました。
あろう事か、地盤の脆弱だった場所は津波によって土砂が押し流され、引きずられ、海中
に消えてしまいました。
私は、いえ、私達は長年住み慣れた故郷を失ったのでした。
ラジオからは、感情を押し殺した声が、淡々と被害を告げていました。
時間が経つ毎に被害が大きく広範囲になって行きます。
海岸沿いの都市は甚大な被害を受け、それに伴い行政・製造業・金融業・商業・流通業
など多くの分野で予想以上の被害になっていました。
核燃料の抜き取られた原発の被害は少なかったのですが、火力発電所はほぼ全滅ですし、
燃料が海洋汚染を起こしました。
四方を生みで囲まれた日本にとって、海洋汚染は大変な被害です。
近海での漁業ができなくなりますからね。
輸入しようにも、他の国も被害を受けていますし、何より港が水没しているのです。
工場が無くなり、輸出入が行えず、燃料も残り少なく、食料の自給率が低い…。
何年か先の日本を予想して悪寒を覚えたのは、私だけではないはずでした。
そしてそれこそが、災害後の混沌を生む原因になったのです。
将来に対する不安が、じわりと皆の心に生まれていったのです。
158某スレの7(仮名):03/09/25 04:01 ID:???
大きな津波は、三度観測されたそうです。
夜の闇が薄れ大災害の惨状を目の当りにした私達は、絶望感に打ちのめされました。
形を変えた海岸線、どす黒い油が広がる海、遠くに見える黒煙…。
海洋汚染を防ぐ為の薬品を投下するのでしょう、爆音を轟かせてヘリコプターが海に向か
って飛んで行きました。
小田原でさえこうでしたから、工業地帯の海は、さぞや大変だったと思います。
さまざまな薬品や化学物質が日本の海・川に散乱したのですから。
しばらくは魚を好んで食べる人ははありませんでしたねぇ。
水死者も出ましたし、あの、言い難い話ですが、魚が突っつくらしいんです。

話を変えましょうかねぇ。
海といえば、日本中の海岸線で異様な光景が見られたそうです。
遠浅の海で、しかも平野部の海岸線に、船が並んで座礁していた、と言うのです。
なんでも転覆して沈むより、座礁した方が修理や再利用に都合が良かろうとの理由だった
らしいのですが、打ち上げられた鯨みたいだったそうです。
造船所だって被害に遭っていますから、簡単ではなかったと思いますがね。
海岸に急造の工場を作って、連日連夜の突貫作業だったそうです。
海洋国家・日本にとって、船は欠かせないものですからねぇ。
もちろん、飛行機は残っていましたし、速度では圧倒的な違いがあります。
しかし物資の輸送という事を考えるならば、まだまだ船は主役なのです。

そういえば、造船工場が無傷で残った地域もありましたねぇ。
いえ、日本ではありません、ソ連の黒海です。
あそこには黒海艦隊の母港があるのですが、造船工場もありましてね。
海と呼ばれていても、内陸部の大きな湖みたいなものですから、津波の影響も少なかったのでしょう。
アメリカの海軍欧州軍・第6艦隊が緊急避難として逃げ込んだくらいですからねぇ。
おりしも中東情勢が緊迫し、空母2、イージス巡洋艦4、イージス駆逐艦3、フリゲート艦
3を含む空母戦闘群がソ連の一大拠点に肉迫したのです。
あ、いえ、緊迫はしましたが、武力衝突などはありませんでしたよ。
まぁこの様な地理的条件がソ連の造船業に幸いしまして、各国からの軍用・民間用船舶の
建造を引き受け、傾いていたソ連経済を立て直す牽引力となったのです。
159某スレの7(仮名):03/09/25 04:02 ID:???
この様な例は各国にもありました。
特に大陸国・内陸国は津波の影響はありませんでしたから、セカンド・インパクトからし
ばらくの間、世界の製造業の大部分を占めたのです。
無論、それは周辺の国々にとって良い事ではありましたが、人間の欲望を刺激するには
十分だったのです。
様々な理由を挙げて人々が争いを始めるのに、あまり時間は必要ではありませんでした。
日本も例外ではありませんでした。
先程も話しました通り、私は小田原城カントリークラブの避難所にいましたが、そこに避
難していた人達が日が経つに連れ、減って行ったのです。
これは内陸部の箱根を筆頭に、御殿場、甲府、諏訪などに移動した訳ですが、地元の住民
との軋轢があったらしいですね。
善良な人達もいましたが、そうでない人達もいたのです。
日本はムラ社会ですから、非常時の、他所者に対する風当たりは強かったのです。
そんな場所で犯罪が発生したら、弱い立場の他所者が一番に疑われます。
実際にセカンド・インパクト直後から、全国を泥棒行脚する集団が居たのは事実です。
警察も自衛隊も、治安維持に粉骨最新努力しておりましたが、やはり人手が足りません。
徐々に、人心麻の如く乱れていったのです。
配給がある内はまだマシだったのですが、一ヶ月も過ぎた頃から、次第に足らないモノが
出て来ました。
いつの時代も地価経済と言うのは有るもので、不思議な事に世間では無いモノも、ちゃん
と売られていたりするのです。
ただし、高価です。
昔、父親が話していた『ヤミ市』ですねぇ。
需要と供給の原理から言えば、人気のある物は高値になって然るべきです。
が、生活必需品となると話は別なのです。
そのために国が、それらの値段をコントロールしているのです。
無論、弊害もあるのですが、それはまた別の機会に…。
着の身着のままで避難した人達が、簡単に買えるものではなくなりつつありました。
物資の保管倉庫に忍び込んで撃たれた者も居たそうです。
持つ者と持たざる者の格差が生まれて行きました。
160某スレの7(仮名):03/09/25 04:03 ID:???
私もこんな体験をしました。
その頃の私は、職場である学校が水没し、生徒達もばらばらになっていて授業などありま
せんでしたから、配給や避難所作りの手伝いや、無線を使った安否確認のボランティアな
どをしておりました。
女房も立川で同じ様な事をしていまして、仲間内で『立川ローズ』などと呼ばれていまし
てねぇ、ふふふ。
そんなある日、でかい四駆を連ねた一団がやって来ました。
男女とり混ぜて六人。
家族ではないようですし、こんなご時世に何をするのだろうと訝しんだものでした。
車の後ろにはモーターボートまで牽引していました。。
何でも、こんなご時世なので道楽を極めて死にたいと思い、新旧取り混ぜたダイビングス
ポットを回っているのだとか。
水没した都市などは格好の場所なのだそうです。
非日常的な風景と、未知の世界にある危険というスパイスを味わいたいと言いました。
そういえば、廃墟巡りなども流行った事がありましたねぇ。

どうやらかなりのお金持ちらしい様子でした。
何より燃料を潤沢に使えるのですから。
日本は石油をほとんど輸入に頼っています。
原油の輸入がストップしてからおよそ二週間、そろそろ備蓄分が心許なくなる頃でした。
ヤミ市のガソリンと言うことも考えられますが、それだってお金がかかります。
退廃的な楽しみだと、その時はそう思いました。

このあたりの「名所」を聞かれたので、二度海底に沈んだ根府川駅舎や、海岸線のトンネ
ルなどを教えておきました。
彼らは陽気に山を下り、そしてダイビングを楽しんだ様子でした。
夕方になって彼らが戻って来ました。
良い場所を教えてもらったお礼に、夕食をご馳走すると言うのです。
そこで食べた新米は美味しかったですねぇ。
彼らは今度は小田原に行くそうで、地図を丹念に調べていました。
その時簡単な街の案内をした事が、あんな事になろうとは考えてもみませんでした。
161某スレの7(仮名):03/09/25 04:06 ID:???
次の日の夜、男がまた訪ねて来ました。
何でも些細な事から県下が起こり人手が足りなくなったらしいのです。
ダイビング中、ボートを操縦する人間がいないのだとか。
食料と交換条件に引き受けました。
私が無線機とアンテナを用意すると、車で石垣山の神社まで連れて行かれました。
そこで女房に定時連絡をして明日の打ち合わせです。
明日は小田原城の探検の予定でした。

翌日、私は信じられない光景を見てしまいました。
彼らのダイビングの目的は探検などではなく、泥棒だったのです。
水没した街の銀行や貴金属店などを探し、現金はもとよりお金になるモノを引き上げてい
たのです。
無論、いつも必ずお宝にめぐり合えると言うものでもなかったようですが、それでも生活
必需品は山ほどあったのです。
服は水で洗えば問題ありませんし、缶詰・瓶詰めなどはまだ十分賞味期限があります。
シャンプーだって洗剤だって、海底には山のようにあったのです。
ただ、危険もありましたがねぇ。
彼らは喧嘩ではなく、この危険によって人数が減ったのです。
そして人手が足りなくなれば、私のように「スカウト」してくる訳です。
視界の悪い濁った海中で、時間に追われながらひたすら宝探しをする。
一日中、何度でも何度でも…。
潮流の変化で流されたり、ビルが崩落したりするかも知れない恐怖と戦いながら。
驚いた事に彼らは爆薬まで用意していました。
銀行の金庫からは紙幣が持ち出されている事が多かったのですが、貸し金庫は借主がその
ままにしておかねばならなかったので手付かずでした。
現金、株券、有価証券、貴金属、拳銃、麻薬…実に様々なものがありました。
何日もかけて、小田原の街を荒らしまっていました。

その事実を知った日から私は、身分証明書を奪われ、彼らに軟禁されたのでした。
あの頃、身分証明書の再交付は難しく、配給を受けるためには不可欠でした。
たった一つの自由は、女房への定時連絡のみで、余計な事を喋れば殺されていたでしょう。
162某スレの7(仮名):03/09/25 04:07 ID:???
時には、交代要員として私も潜らされました。
ヘドロと土砂と工場の排水とゴミで視界がきかない中、水中ライトを頼りに宝石店のショ
ーウィンドーから宝石をかき集めたりしました。
何度も何度も、繰り返し繰り返し、酸素ボンベが空になれば新しい物を背負わされて。
一日が終わり、寝ようとしても吐き気と頭痛が治まらずうなされ続ける日々が続きました。
あの頃から、私の脳細胞は破壊され始めていたのかも知れませんねぇ…。

小田原の後は平塚、茅ヶ崎、藤沢と移動しました。
女房には、秘密の暗号で緊急事態だが心配するな、と伝えていました。
学生時代、無線で呼び出す時にパターンを決めていたのです。
女房も、よくあんな遊びを覚えていたもんですねぇ、感心しましたよ。
…そんな生活をしながら私は10月13日を迎えたのです。

10月13日、夜9時。
定時連絡をしている時に、女房の声が消え、いきなり雑音が入りました。
女房のリグの電源が落ちたのかと思い、しばらく待ちましたが反応がありません。
突然、御岳山固定の人から連絡がありました。
東京が、立川辺りが燃えている!
スピーカーから、そういう声が聞こえました。
その後しばらく、私の記憶はありません。
あの集団からどのようにして逃れ、どこをどうやって行ったのかは解りませんが、私は
立川の廃墟で彷徨っている所を保護されました。
163某スレの7(仮名):03/09/25 04:08 ID:???
その日、未だに詳細が判明していない「東京消滅」が起こったのです。
ある国のミサイル攻撃だとか、新型爆弾が投下されただとか言われていますが、未だに何
ひとつ判明していないのです。
少なくとも、私達には知らされていません。
あの日から私は、ただその一点を解き明かすために生きて参りました。
それが解った所で、女房が生き返る訳ではありませんが、私にはそれを解明する義務が
あると思います。
セカンド・インパクトを生き延び、東京消滅を目の当たりにし、それでも生き永らえた
人達が居ます。
あの激動の時代を生き抜き、皆さんを育て上げた人達がいます。
たった15年で日本を、世界を復興させた人達がいます。
その人達の行った事に比べれば、取るに足らない、個人的な理由ですが、あの出来事の真
実を見つける事、それが私の生きる目的なのです。
…おや、時間が来てしまいましたか。
では今日の授業はこれまで。
164某スレの7(仮名):03/09/25 04:09 ID:???
騒がしくなった教室を後にする老教師の胸ポケットが小刻みに震える。
たどたどしい手つきで携帯を取り出すと、番号を確認して電話に出る。
『もしもし、赤木です。授業は終わりましたか?』
聞き慣れた女の声。
『これはどうも博士。今、終わりました。今日はどんなご用件でしょう?』
普段から昼行灯として振舞っているせいか、誰もこの老教師を意識しない
『先日提出して頂いた月例報告について、いくつか質問があるのですが、お時間は?』
『6時にはそちらに出頭できます』
『ではそのように』
電話が切れ、老教師は携帯を胸ポケットにしまう。

「根府川先生」と呼ばれている男の職業は、中学の数学教師である。
だが彼の「任務」は、ネルフ諜報課の一員として、コード707においてエヴァンゲリオン
パイロット及びパイロット候補者の観察と分析を行い、赤木リツコ博士に協力してE計画
の遂行を補佐する事である。


続く…か?
「根府川先生物語」面白かったです。サンクス。
良いね良いね

でもぉ、一番最後がちょっと露骨過ぎたかな?
NERV関係者だってほのかに匂わすような感じの〆方がよかったんでないかい?
>>166
これで終わりならハゲドー
物語の途中ならこれでいいかと

なんとなく新聞の連載小説を読んでる気分になる文章だ
グッジョブ
(゚д゚)ウマー
つーか凄いよかったです
根府川先生かっこいい!
根府川先生の話すっげぇよかった。
感服しますた。
『根府川先生物語』をリクした者です。
感動しました。もう、凄いとしか言いようが無いですな。
ソ連復興のからくり辺りは、鳥肌立てながら読みました。
いい加減なリクに、ここまで掘り下げた内容を書いてくださるとは。
マジでありがとうございます。大感謝。
>「根府川先生」と呼ばれている男の職業は、中学の数学教師である。
>だが彼の「任務」は、ネルフ諜報課の一員として、コード707においてエヴァンゲリオン
>パイロット及びパイロット候補者の観察と分析を行い、赤木リツコ博士に協力してE計画
>の遂行を補佐する事である。
サードインパクトスレ化しそうなヨカーン(w
まあまあ。
その話題はあそこ以外ではなしって事でw
マンセーばかりしてると編なの寄ってくるよ

マタリしていこうじゃないか
大作スゴー(゚д゚)
>>137
サイトは後から収録予定なの?
先にホムペ乗せてくれると読みやすいんだけど…
長いと2chよみずらい。
ホムペは他のFFある?読みたい
ホムペのリンクまずかったらヒントおながいします
検索して探すよ
176某スレの7(仮名):03/09/26 03:42 ID:???
今まで寝ていました。たくさんのレス、ありがとうございます。
>>1
皆さんが簡潔な文章で短くまとめている中、長文にて失礼致しました。
スレの雰囲気を壊さないかと心配しております。
>>165
HPに再うPする時はタイトルを頂き「根府川先生物語」とさせていただきます。
>>166-167
この話は外伝にあたります。本編でも根府川先生がこの役回りで出てきます。
現在書いている中篇物ではサブキャラですが、彼の活躍はまだまだ続くはずです。
>>168=169
がんばった甲斐がありました。次の物語もよろしくお願いします。
>>170
あなたのおかげで、この物語の明確な方向性を出せました。
お礼はこちらの方が言わねばなりません。ありがとうございました。
>>171-172
うむむ…。このスレはこのままの雰囲気がよろしいですねぇ。
>>173
ご配慮感謝。
>>174-175
HPは9月13日に仮開設しましたが、なにしろ初めてだったので貧相な作りでして…。
中途半端な出来で恥ずかしいので一旦削除しております。
小説の数を整えて再開予定です。もうしばらくお待ちください。
よろしければ「わたしは見た」スレの『ひまわり』もご一読ください。
月イチ程度の間隔で四話完結の予定です。
好みもありますので、楽しんで頂けるかどうかは解りませんが。

削ったエピソードや根府川先生の知らない出来事など、また書かせていただきます。
ありがとうございました。
小説総合の評者か、もしかして。
178某スレの7(仮名):03/09/27 00:19 ID:???
>>177
その質問が私に向けられたものであるなら、答えは(Y/N)→(NO)
あのスレには出入りしていますが、批評できるほど読み込んでんでいませんから、批評活動はしていません。
それに読む時間さえ惜しいと思う時ががあります。
原稿を書く時間がもっと欲しいです。
保守なのですよ〜
ok!
最下層記念に一本書こうかと思っていたら…浮上したのね…。
>>181
キボン
そう言わずにお願いします
では土日を利用して何とか。
このスレにはお世話になっておりますので…。
185あぼーん:あぼーん
あぼーん
186あぼーん:あぼーん
あぼーん
187あぼーん:あぼーん
あぼーん
188あぼーん:あぼーん
あぼーん
189某スレの7(仮名):03/10/19 22:17 ID:???
先日の>>181は私でございます、ごめんなさい。
注意書きは以前と同じです。
今回の新たな注意点は「ペンギン好きには危険!」です。
まだちょっと長いですね。
スマートで、さらっとしたものが書けなくて困ります。
ではどうぞご一読ください。

ついでに「根府川先生物語」の削ったエピソードもひとつ…。
190某スレの7(仮名):03/10/19 22:19 ID:???
「マルビナスの大地に」

18年前、俺の親父はここで戦争をして勲章をもらった。
今、俺は親父と同じ様に軍隊に入り、同じ様にここに来ている。
違うのは、ここが戦場では無いと言う事だ。
休暇になると、こうしてあちこちとここの風景を楽しんでいる。
昨日はアダム山からの朝日を眺める為に、町を離れて小屋で一泊した。
ここは美しい所だ。
神秘的ですらある。
牧羊が最大の収入源であるこの地は、人口より羊の数の方が多い。
人口約2000人でその2倍近い軍人がいる。
対して羊は65万頭。
ここでは人間様の方が少数派だ。

東の空が明るくなってきた。
もうすぐ日の出が見られるだろう。
本当にここは心が洗われるようだ。
ロンドンで麻薬にどっぷりと浸っていた俺が立ち直れたのも、この自然のおかげだ。
ん?南の空がやけに明るい…なんだあれは!?
オレンジ色の光が広がり、今度は…稲妻?
遠すぎてよく見えないが、何か、ゆっくりと揺らめいている…。
そんなバカな!
この先には、海と南極しかないんだぞ!?
なんだこれは!?
俺は…俺の頭はおかしくなったのか?!
もう麻薬はやっていないんだ!こんな…こんな、バカな!

2001年9月13日現地時間午前6時頃。
セカンドインパクトを目撃した、数少ない人間であった。
彼は無事に救難ヘリに収容されたが、支離滅裂なことをしゃべり続けたために麻薬中毒者
として、急造の営倉に隔離された。
191某スレの7(仮名):03/10/19 22:20 ID:???
本国からの緊急連絡により、ドレーク海峡及びサウスオークニー諸島上空まで偵察機を飛
ばした我々は信じられない光景に遭遇した。
南極半島では次々に氷塊が生みになだれ込み、小さな島々は相次いで水没していた。
海面上昇が起きる危険が切迫しており本国よりの指示を待ったが、その返事は残酷なもの
であった。
『可能な限り状況報告を継続すること。民間人の避難に最大限の配慮をすること。高地に
急造の飛行場を構築すること。物資補給は可能な限り行う予定』
我々軍人に対する撤退命令は無かった。
現実に、市民・軍人が同時に脱出できる輸送手段は無いのである。
緊急サイレンと共に無線放送で避難勧告を出し、空港に集まった民間人を女性・子供・老
人優先でC-130ハーキュリーズ輸送機に押し込み、2機のC-130に220人を詰め込んで「第
1陣」が飛び立つ。
「第2陣」以降が飛び立てるように、今は神に祈ろう。
アセンション島からの空中給油機が間に合わねば、大西洋の海の藻屑になる危険があった
のだが、無事アセンション島に到着できた、らしい。
「らしい」と言うのは、我々にはそれを確認する手段が無いからだ。
工兵隊はブルドーザーなどを使用してノーマンズ・ヒルに急造の滑走路を構築している。
残った民間人は、簡単な手荷物と共に高地へと避難させた。
やがて来るであろう「救援」を信じさせて。
やや遅れて近隣諸島にいる民間人・観光客の収容も行った。
これにはUH-1Nヒューイ・UH-60Lブラックホーク輸送ヘリコプターが活躍した。
だが、依然行方不明の民間人・観光客が二十名ほど存在している。

司令部に放置されていたメモより。
192某スレの7(仮名):03/10/19 22:21 ID:???
信じられない光景が広がっている。
氷山が、ここまで来たのだ!
流氷の限界線を越えて、南緯58度まで北上したのだ!
ご丁寧に、ペンギンまで乗せている。
ここもますますペンギン生息地として有名になるだろうさ!

ある住民のポケット日記より。
――
未だ冬の名残が強く残るこの地では、急造の小屋では寒さを完全には防げず、残された人々
の健康状態は悪化する一方である。
救援の輸送機も、燃料不足から一週間に一機となった。
どうやら水位の上昇で港が水没し、津波によって多くの船舶が沈没・水没したらしい。
我が国の北海油田も、海上油田施設が重大な損傷を受けているらしい。
物資の不足が始まっている。
特に医薬品は深刻である。
先日、アルゼンチン空軍が投下して行った物資は、軍が厳重に保管してしまった。
BC兵器の可能性を否定できない、と言うのだ。
この混乱に乗じて再度領土的野心を満足させようとしている、というのが軍の考えらしい。
やれやれ、だ。
それより心配なのは、まっすぐに歩けない病人が出ていることだ。
小脳性病変でもないし、脳卒中によるバランス障害でもない。
もしかして…いや、まさか。
…BSE?

開業医として自ら残留していた医師の日記より。
193某スレの7(仮名):03/10/19 22:22 ID:???
羊がどんどん死んでいく。
我が家の収入源なのだが、これは国が賠償してくれるのだろうか?
食料も乏しくなっているから、この肉でも食おうと思う。

酪農家の日記より。
――
「BSE、羊からも感染の可能性?脳がスポンジ状になり、運動神経障害を起こしやがて死
亡するという牛の病気=狂牛病が羊からも発見され、酪農家達に衝撃を与えている。狂牛
病は、病気に犯された牛の肉を食べた人間にも発症すると言われており、我が国の牛肉が
世界各国から輸入禁止措置を受けて経済的打撃を受けたが、今回はさらに深刻なものにな
ると見られている」

民家に残されていた新聞記事のスクラップ・ブックより。
――
断片的に伝わって来る情報をまとめてみると、世界中で伝染病などが蔓延しているようだ。
津波による水害で不衛生な環境に加え、食料や医薬品などの不足により、治癒できる病気
や怪我さえも人命に深刻な影響を与えている。
また、地域特有の風土病が猛威を振るっている。
エボラ出血熱に代表されるエマージング・ウィルスの活動も活発化しているようだ。
何らかの理由で環境や生態系の変化が地球規模で起こり、これらのウィルスの活動が活発
化したのであろうか?
では、その原因とは?
あの大津波か、もしくはその原因となった何かか?
世紀末に、パンドラの箱が開かれたのだろうか?

前出の医師の日記より。
194某スレの7(仮名):03/10/19 22:27 ID:???
救援隊が到着したと思ったら、宇宙服みたいなものを着た奴らが降りてきて、俺達の血や
尿、細胞などを採取して行った。
ほかにも海水や土、雨水に草、手当たり次第に集めて回って行った。
…見物していたヤツの話じゃ、奴ら死体からも何か採取していたんだと。
俺達ゃ、訳の解らねぇ病気になっちまったらしい。
しかも他人に感染させないために、ここにしばらく隔離だとさ。
せっかく故郷に帰れると思っていたのによぉ…。
なぁ母ちゃん、俺、ちゃんと治るよな?
早く帰りてぇよぉ。

病人が書いたと思われる手紙より。
――
これは異常だ。
何故、こんな短期間にこれほど病状が進行するのか?
しかも、こんなに多数の患者が!
クロイツフェルト・ヤコブ病と思われるこれらの患者は、たった2ヵ月で死亡している!
先日やってきた、本国の調査団の検査結果はまだ届いていない。
重体の患者はまだたくさん居るのだ。
何らかの対応が早急に必要だ。
痴呆症状により、自分で食事が取れない患者は、体力の低下が著しい。
経管栄養の機材も、流動食も、点滴も、何もかも足りない!
神よ!私は、私の非力さに絶望しそうです。

前出の医師の日記より。

195某スレの7(仮名):03/10/19 22:28 ID:???
羊の肉がダメでも、食い物はあるんだ。
あいつら、動きは鈍いし、反撃も出来ねぇ。
そっと近付いて頭を石かなんかで殴りゃあ、イチコロさ。
脂肪が多いのが難点だが、贅沢は言えねぇ。
なぁに、簡単なものさ。
あいつら、ぼーっとしているし、こっちがナニをしようとしているのか、解ってないんだ。
ま、俺は生き残るぜ!
どんな事してもな!

ある死体のポケットに入っていた手帳より。
196某スレの7(仮名):03/10/19 22:29 ID:???
荒涼とした海岸。
そこは、あの大津波が襲ってくる前は丘陵であった。
大津波によって棲家を奪われた海辺の生物達は、この新しい海岸線で暮らしていた。
柔らかな砂地も、巣作りに必要な小石も不足しているこの場所で、それらは生きていた。
ずんぐりとした体型と、黒と白を基調とした体色。
種類によっては、頭や頚などに特徴的な色や模様が入る。
くちばしと、大きな水かきのある足。
この地はペンギンの楽園であった。
この地には野生の、およそ百万羽の様々なペンギンが生息しており、それを目当てに来る
観光客も多かった。
今は、さらに増えている。
大津波によって運ばれた南極の氷山には、多数のペンギンが乗っていたのだ。
しかもこの時期は、ペンギンの繁殖期にあたる。
新顔のコウテイペンギンもオスが卵を抱えていたりする。
普通、ペンギンは同種同士が集団を形成しているが、時としてそのコロニーに異なった
種類のペンギンが混じっている事もある。
ただ、異種交流は無い。
異なる種族がいても、気にしていないだけなのだ。
キング、アデリー、ジェンツー、アゴヒモ、マゼラン、イワトビなど様々なペンギンが、
その生態に合う場所にコロニーを作って生きている。
だが、その一角に、何とも奇妙な光景がある。
小高い岩場の集団である。
一羽のイワトビペンギンが直立姿勢で卵を温めているのだが、その周囲に様々な種類のペ
ンギンが集まっている。
別種のペンギンが紛れ込んだ、という様子ではない。
その証拠に、ペンギン同士がなにやら声を掛け合っているようなのだ。
そして、卵を抱えているイワトビペンギンを守る様に、幾重にも周囲を固めている。
無論、他にも卵を抱えた親ペンギンはいるし、それなりの集団を形成しているのだが、こ
のイワトビペンギンを守っている集団は、明らかに何かが異なっていた。
197某スレの7(仮名):03/10/19 22:29 ID:???
小高い岩場をゆっくりと男が歩いている。
最近、この男はペンギンについてかなりの知識を手にしていた。
それは、ペンギンガイドとしてではなく、ハンターとしての知識である。
どのペンギンが警戒心が強いだとか、あのコロニーのあの場所にいるペンギンの卵は産み
たてだとか、そういった類の知識だ。
一番凶暴なのはイワトビペンギンだが、恐れるほどではない。ジェンツーペンギンは好奇
心旺盛らしく、向こうから近付いて手くれる。
殺してその肉を食べたペンギンの数は20羽を越え、卵に到ってはその数を忘れてしまった。
男はいつものようにそろそろとペンギンの集団に近付くと、ゆっくりと足元にあった石を
拾い上げる。
あくまでもゆっくりと、静かに。
ペンギンの群れの中を、右手に石を持った男がゆっくりと進んで行く。
あのペンギンが暖めている卵を今晩の材料にしようとしているのだ。
男は歩きながら、前に立っていたコウテイペンギンを右手の石で殴りつけ、卵を抱いてい
るイワトビペンギンを蹴り倒した。
コウテイペンギンは朽木が倒れるように岩場に転がり、イワトビペンギンは「ギェ」とい
う鳴き声と共に岩場を転がり落ちていった。
岩場の空気が、変わった。
卵に手を伸ばしかけた男の左足に痛みが走る。
相本を見ると、さっき殴りつけたコウテイペンギンが流血しながらもズボンの上から噛み
付いている。
今まで反撃らしい反撃を受けた事の無かった男は、一瞬きょとんとした表情を見せたが、
すぐに怒りのそれへと変化した。
198某スレの7(仮名):03/10/19 22:30 ID:???
右足を持ち上げ、ジェンツーの頭を踏み潰そうとした途端、右腰の辺りに衝撃を受けた。
見ると、別のコウテイペンギンが体当たりをしていたのだ。
左の下腿に痛みが走る。
いつの間にか、ジェンツーペンギンが噛み付いている!
小さな叫び声を上げて、男は岩場に転がる。
どすっ。
腹部に重みが加わる。
首を持ち上げて見ると、2羽のコウテイペンギンが動きを封じるように倒れ込んでいる。
途端に手や足に先程と同じ痛みが走る。
また、ペンギンが噛み付いているのだ。
足を動かそうともがくが、やたらと思い。
一体、何羽が噛み付いているのだろうか?
どす、どすと胸にペンギンが飛び乗ってくる。
げへっ、と男の口から空気が漏れる。
いつの間に集まったのか、何十羽ものペンギンが男を取り巻き、見下ろしている。
男はふと、童話の「ガリバー物語」に似た場面があるのを思い出した。
次の瞬間、男の周りを取り巻いていたペンギンが一斉に男の顔をめがけてくちばしを突き
立てて行く。
鼻を、眼、頬肉を、耳たぶを、唇を…。
いや、それだけではない。
首筋や手首、ソケイ部までも、ズボンの生地ごとそのくちばしを食い込ませて行った。
しばらくすると、男はびくりとも動かなくなった。
どの位、時間が経ったのだろうか?
ペンギン達はやっと「男だったモノ」から離れ、持ち場に戻って行く。
くちばしも胸の羽毛も、返り血で赤く染められていた。
少し離れた場所にいたアザラシが首を回してその様子を眺めていたが、ぶふふん、と鼻を
鳴らしてごろりと横を向いた。
海風が、血の匂いを持ち去って行く。
199某スレの7(仮名):03/10/19 22:32 ID:???
この地で動き回る人間の数がめっきり少なくなった頃、その卵は孵化した。
そして当たり前の様に、周りのペンギン達があれこれと世話を焼き、育てた。
餌をもらい、立ち上がることを覚え、歩いては転び、海で泳ぐ方法も会得した頃、そのペ
ンギンは他のペンギンとは明らかに違う行動を取り始めた。
人間の集落だった場所に行っては、機械や持ち物などを眺めたり触ったりし始めたのだ。
もしこの地に以前のように多くの人間が居たならば、2本の赤い冠羽がきれいに後頭部まで
伸び、やや緑がかった蒼い瞳を持つペンギンの姿をあちこちで見かけた事だろう。
そしてそのペンギンが、鋭く長い爪を持ち、その爪を器用に使って機械のスイッチを触っ
たり、本のページをめくったりしているのを目撃できただろう。
このペンギンがそれら人間の道具について、どの程度理解できていたのかは不明であるが、
それらに強い興味を持っていた事だけは疑う余地が無い。
そしてその散策から戻ると必ず、岩場の天辺によじ登り、南の遥か彼方を眺めるのだった。


この不思議なペンギンは、ヨーロッパを経て遥か彼方の日本まで旅をする事になるのだが、
それはまだ先の話である。
200某スレの7(仮名):03/10/19 22:34 ID:???
「根府川先生物語・隠れたエピソード」

首都高速都心環状線・芝公園ランプ。
ベルトを太腿に巻いた中年男性が、足を引きずりながら坂道を降りてくる。
先程、自衛隊員に足を撃たれた男性である。
苦痛に顔をゆがめ、渋滞で身動きの出来ない車の間をよたよたと歩いて行く。
道路を横切り間道に入ると一台のタクシーが見えた。
乗客は青年男性が一人。
中年男性は迷わずタクシーに近づいていく。
「オラ!ドア開けろ!」
中年男性が怒鳴りながらボンネットを叩く。
後部ドアが開くと倒れ込むようにシートに座る。
「どこでも良い!病院に行け!」
中年男性が叫ぶと、タクシーのドアが閉まり静かに走り出す。
驚いた事に、青年は表情さえ変えないどころか、中年男性に声をかけた。
201某スレの7(仮名):03/10/19 22:36 ID:???
「ご苦労。鈴木三等陸曹…敬礼はしなくていい。まだ人目がある」
「はッ!演技に不自然な点はなかったでしょうか?」
「上出来だ。ハマリ役だった」
「空砲と解っていても、銃口を向けられるのはあまり気分の良いものではありません」
「まさか本当に一般市民を撃つ訳にもいかんからな」
「国民は、通達通りに行動してくれるのでしょうか?」
「解らん。が、そうしてくれる様祈りたい。さもなければ…」
「発砲も止む無し、ですか…」
「国民同士が争っても良い事はないからな。それは未然に防がねばならない」
「しかし、それで自衛隊が国民の信頼を失う事態にはならないでしょうか?」
「一時的には恨まれる事はあるかも知れない。だがこの非常時だ。自衛隊を恨む気持ちで
国民が団結できるなら恨まれようじゃないか。我々の任務は、国民の生命・財産の保護だ」
「はい…」
「君は正義感が強いな、三曹。君の様な自衛官がいる事を誇りに思うよ。…ただ…」
「何でしょうか?」
「今は非常時だ。くれぐれも早死にはするな」
「はッ!ありがとうございます!今後も国民のために任務に励みます!」
タクシーはゆっくりと、しかし慎重に道路を選んで立川の自衛隊駐屯地へと向かった。
東京・立川自衛隊駐屯地。
そこは首都圏に災害などが発生した場合、対策本部や首都機能の一部が移される場所である。

鈴木三等陸曹。
2000年11月、所属部隊による組織的な配給物資の横流しを告発する。
その一週間後、災害復興作業中にクレーン車の横転事故に巻き込まれ、殉職・二階級特進。
なお、事故の原因は未だ不明である。
202950:03/10/20 00:53 ID:J73ARPFN
乙です。
ニュージーランド編、それだけでもなかなか面白かったのに、まさか
ペンペン誕生秘話に持ってくとは、脱帽です。
メモ書きと地の文を交互に持ってくる構成は見事でした。

ペンギンは暖かい地方にいる種類もいるし、案外思われているほど寒冷
地の生き物ともいえないようですね。その辺から温泉ペンギンなんて
発想が出てきたのかな。

BSEの原因となるプリオンは、羊の脳が海綿状になるスクレイピーとの
関連も考えられるようで、今の所スクレイピーは人には発症しないので
すが、そういう変異も出るかもしれませんね。発想はその辺からですか?
203某スレの7(仮名):03/10/20 02:02 ID:???
>>202
早速のレス、ありがとうございます。
まずひとつお詫びをします。気弱な性格ゆえ、実在の地域(しかも外国)を素材に使った
ため、場所を曖昧に表記しました。マルビナス諸島はアルゼンチン名で英語ではフォー
クランド諸島です。マゼラン海峡の東約700`の位置にあります。
ご指摘の通り、上野動物園にも、ここで登場したペンギンの何種類かがが元気に生活
していますから、かなり適応能力があるのかも知れません。
ペンペンについては「謎のスーパーペンギン」ということで…。

BSEに関してもご指摘通りです。
セカンド・インパクトの被害の内、災害や戦争以外の人間の危機を書こうとした場合、
未知のウィルスや病気等が目に見えない恐怖として効果的かな?と考えています。
本編でも、遺伝子操作などの話が頻繁に出ておりますし、セカンド・インパクトが、
地球上の(特に南半球)生物に影響を与えたのではないか?と匂わせたいのです。

南極に居たミサトが生き残った理由も、いずれ書くFFで説明したいものです。
その複線になる予定のペンペンなのです。

ちなみにプリオンは、ウィルスや細菌などと違い病原体が持っているような遺伝子
が存在せず、自らのコピーを他の動物の体内で増殖させることが出来ない、という
説は覆されていませんよね?プリオンが体内に一定量蓄積される事により発症する
可能性がある、という説があったはずですが…。
スクレイピーもご指摘通り。
突然変異か、はたまた新種の何かか?そういう恐怖なのです。
現実に起こったら、怖いですからねぇ。
濃い感想、ありがとうございました。





いじめるつもりはないけど、フォークランド諸島は南緯52度辺りだよ。サイトにうpする時は直してね。
俺も書いていいかな?…
それとも…ダメかい?
>>205
>>1に沿ってれば
1行ネタでもなんでもOKかと
気楽にね。



というわけでキボン
>>203

まずはageてしまった事をお詫びしつつ。

マルビナスってタイトルに書いてあったじゃないか。
NZまでアルゼンチン軍が来る訳ないし、ちょっとは考えろ、自分。

ペンギンについては
ttp://www.page.sannet.ne.jp/penpen/reference/intro.html
が簡潔にしてかつ要を得ていますね。
赤道直下で気温が高くても水が冷たい事が条件のようですね。
上野動物園ではガラパゴスペンギンのために冬は暖房を入れるとか。

ペンペンは全ペンギンにとっての救世主、選ばれた子供だったんですね。

プリオン病全般については、今の所おっしゃる通りだと思います。
なかなか味がありますた、乙
「ひまわり」の方もちゃんと書いてくれるんでしょうな?某スレの7(仮名)氏。
210某スレの7(仮名):03/10/22 00:21 ID:???
>>208
ありがとうございます。またよろしくお願いします。
>>209
…すみません、今、書いています。
211某スレの7(仮名):03/10/23 00:02 ID:???
>>204
遅れました。手直ししておきます。
ありがとうございました。
>>207
次作品もよろすく。
長ぇよ・・・固めてあぷきぼん
車を走らせる──。
誰もいない、延々と続く一本道。タバコをふかしながら。
空は青く、雲がゆっくりと流れていく。

仕事、どうしたっけ……ま、いいさ。
こんな日に、どことも分からない場所をドライブするなんて
今の俺にとって最高の贅沢だ。
だからただ、アクセルを踏む。

──気が付くと、隣を走る赤いハッチバック。
見慣れたその車に乗っているのは…あいつだ。
すれ違いが続いて別れた女。何でこんな所で……。
それにしても、どうしていつまでも隣を走っているんだ?

お気に入りのサングラスをかけて、素知らぬ振り。
コイツ、わざとやってるな……
俺が軽くクラクションを鳴らすと、
長い髪を掻き上げ 白い歯を見せて 笑った。
……久しぶりに見たよ、お前の笑顔。

触れそうで触れない距離を、同じ速度で。
左ハンドルで良かったよ。
もしどこかで止まることがあったら、窓越しにキスができるから。
そんなことを考えながら、どこまでも続く道をお前と走り続ける──。
ログ補修中
せっせ、せっせ、直せっせ
>>215 乙カレー
217某スレの7(仮名):03/11/28 21:01 ID:Y4O1Sm1H
青函トンネルを舞台にした話を書こうとして、資料を探していました。
で、今夜のゴールデンシアターが「デイライト」です。
マンハッタンとニュージャージーを結ぶ海底トンネルを舞台にした作品です。
スタローンが活躍するんですが、なんとまぁ。
タイミング悪すぎです。

_| ̄|○< カブッタ…
>>217
ゐ`
保守
220某スレの7(仮名):03/12/25 04:03 ID:loLF6HTF
「たまにはこんな夜があってもいいじゃないか」

西暦2000年12月、ドイツ西部の街・プリュム。
ベルギー・ルクセンブルクとの国境に近いこの街には、セカンド・インパクト直後から
ベネルクス3国を脱出した多数の避難民が押し寄せて来ていた。
アイフェル高原に位置するこの街は水位の上昇による被害も無く、多くの農地が自給自足
の生活を保障してくれていた。
もともとライン川流域には科学薬品工業が発達しており、経済的にも高い水準を保ってい
た事も関係している。
だがセカンド・インパクト直後から、持つ者と持たざる者の格差は一層拡大していった。
221某スレの7(仮名):03/12/25 04:04 ID:loLF6HTF
誰が見ても一目で成金趣味と判る広大な邸宅の中で、薄汚い身なりの男が金庫を物色して
いる。
用意した袋に現金や貴金属を詰め込んでいる。
「へっ、たっぷり貯め込んでいやがるぜ。さすがは裏社会の顔役サマだ。アレ以来、ヤミ
市だの物資の着服だので悪どく儲けやがって!俺様が神様に代わって天罰を与えてやる」
小さなマグライトの光の中で、男はひたすら金目の物を探していた。
「豪勢な置時計だなぁ…。いやダメだ。逃げる時に邪魔になる。あぁもっと宝石とかない
のかよ!…そうだ、女房の宝石箱にゃあきっと…」
男は書斎を出てクローゼットに向かった。
「ひっひっひ。読み通りだ!ダイヤにルビーにエメラルド。おっ、金貨まで持ってやがる」
男は袋にザラザラと宝石箱の中身を流し込む。
「よぉし、こんなモンだろう。欲をかいちゃあキリが無い。美味く逃げられてこそのお宝
だしな」
そう呟いて男は裏口へと向かい、ドアの隙間から周囲を見渡して誰もいないのを確認する
と、そろそろと庭を横切っていく。
そして何食わぬ顔で裏門をくぐった時、急に声をかけられた。
「待て!お前、この家で何をしていた!?」
反射的に声のする方を見ると大柄な男が仁王立ちしている。
「う…」
大柄な男の持つライトが顔を照らし、視力が一瞬無くなる。
慌てて腕で顔を隠すが、時すでに遅かった。
「ウォルフ!お前、この前クビになったウォルフだな?言え、何をしていた!その袋は何
だ!」
ウォルフと呼ばれた男はしばらくじっとしていたが、大柄な男が右手を腰の辺りに移動
させるのを見て脱兎の如く走り出した。
「待て!おい、待て!」
待てと言われてとまる奴は少ない。
ましてや、大柄な男は拳銃まで抜こうとしているのだ。
いや、この家に盗みに入ったからには捕まれば殺される。
ウォルフと呼ばれた男はそう思っていたし、それはあながち間違いではなかった。
222某スレの7(仮名):03/12/25 04:05 ID:loLF6HTF
拳銃の発砲音がしてウォルフの耳元を何かがかすめていく。
弾丸なのは解っている。
解っているからこそ、走り続けているのだ。
心臓がノドから飛び出しそうになり、コメカミの辺りが万力で押さえつけられたような感
じになる。
それでもウォルフはひたすら裏道を走り続けた。
顔を見られた以上、さっさとこの街を出なければ彼の命が危ないのは明白であった。
間借りしている部屋にも追っ手は張り込んでいるだろう。
バスや鉄道などの駅も見張られているだろう。
道路だって検問がされているかも知れない。
ウォルフは考えるために立ち止まった。
そして建物と建物の隙間に身を隠してタバコに火をつけた。
「落ち着け、落ち着くんだ。何か方法があるはずだ」
三本のタバコを灰にしてもいい考えは浮かばなかった。
絶望がじわじわとウォルフの心に広がり始めたその時、ウォルフの前を母娘連れが通り過
ぎた。
「そうだ!」
ウォルフが突然叫んだ為に母娘連れが驚いて振り返る。
そしてウォルフの身なりを一目見て、逃げるように小走りで去っていく。
「おお神よ!感謝致します。私は罪深き迷える子羊ではありますが、貴方は私の様な者を
こそお救いくださるのですね」
殊勝な言葉を口にしながらウォルフは不敵な笑みを浮かべていた。
223某スレの7(仮名):03/12/25 04:06 ID:loLF6HTF
マリアーネは生きる事に疲れ果てていた。
彼の夫は人の良い船乗りであったが、セカンド・インパクトによる海難事故でマリアーネ
と幼い息子ヘルムートを残して他界してしまった。
通常ならば生命保険などで慎ましく生活する程度の金銭は入手できたであろうが、未曾有
の災害である事や社会的混乱により未だ明確な回答が得られていない。
わずかの蓄えも物価の高騰により尽きかけている。
なにより、未亡人とは言えまだ若いマリアーネに言い寄る男達の下心があからさま過ぎて
マリアーネの負担となっていた。
この時代を、亡き夫に貞操をたてて、ヘルムートとひっそり生きる事はできないのか?
幼い我が子を育て上げるには、妥協した生き方が必要なのか?
母として、女として、人間として苦悩する日々が続き、食べる物にも困り始めた頃、マリ
アーネの精神は限界に達した。
クリスマス・イヴの今夜、マリアーネは重大な決意をして息子ヘルムートと街に出た。

ドイツではクリスマスが2度ある。
いや、正確には12月5日の聖ニコラウスの日の前夜祭からクリスマスシーズンが始まる。
聖ニコラウスは、ヨーロッパからアメリカに伝わりサンタクロースとなってクリスマス・
イヴにプレゼントを持ってくるようになったのだが、それが逆輸入されてドイツの子供達
は12月に2回、プレゼントを貰える様になったのだ。
しかもドイツではサンタクロースとは言わず「ワイナフツマン」と呼ばれている。
プレゼントの渡し方も独特で、母親なり父親が子供を連れ出しておくと、その隙にこっそ
りとクリスマスツリーの下にプレゼントを置いていくのだ。
今年マリアーネはヘルムートに何もプレゼントを贈れなかった。
おそらく、来年も遅れないだろう。
…いや、生きていられるかどうかさえも判らないのだ。

マリアーネは息子と共に教会に向かった。
教会前に設置された巨大なクリスマスツリーを眺めてから、最後のお祈りをしようと考え
たのだ。
「自殺は罪」などと言う教えさえ、既に彼女の思考には何の影響も与えてはいなかった。
やがて質素ではあるが手作りのデコレーションによって飾り付けられたクリスマスツリー
が見えてきた。
224某スレの7(仮名):03/12/25 04:07 ID:loLF6HTF
「なぁウォルフ。ワシにはお前の考えがよく解らんのだが、一体何故こんなバカな事をし
たんだ?」
イスに縛り付けられたウォルフを見ながらヨゼフがつまらなそうに訊ねる。
「ヨゼフさん、アンタが何を勘違いしているのかオレにはさっぱり解らないんですがね」
ほほぅ、と言う顔をしてからヨゼフがウォルフに近付く。
「ワシの家の金庫やら何やらが荒らされ、家からお前が出て来た。普通ならお前が盗みを
働いたと考えても不思議ではあるまい?」
葉巻の煙をウォルフに吹きかける。
「ヨゼフさん、そりゃあ誤解です。確かにオレは仕事もろくに出来ない役立たずですが、アンタにケンカを吹っかけたらどうなるか解らない程バカじゃあないですぜ」
「度胸は認めてやろう。その度胸に免じて、盗んだ物をさっさと出せば痛い思いをするだ
けで勘弁してやる。さもないと…」
「さもないとアンモナイト」
語呂はいいが意味の無い相槌を打つウォルフ。
ヨゼフが目で合図をすると、後ろに控えていた大柄な男がウォルフの左手の人差し指を掴む。
「やれ」
大柄な男が無言で力を入れる。
ウォルフの口から絶叫がほとばしる。
「なぁウォルフ。この街でワシに面と向かって逆らうヤツはいないんだ。ここでいくらトボケ続けたって誰も助けには来んぞ?それとも死ぬまで痛い目にあうか?」
「本当に知らねぇんですよ…」
「強情なヤツだな。おいもうちょっと…」
「だんな様、神父様がお見えになっておりますが、いかが致しましょう?」
ヨゼフがさらに過酷な手段を指示しようとした時、執事が入ってきた。
「神父が?…また寄付をよこせとか言う話か?」
「いえ、とにかくお話があるとかで」
「判った。行こう」
225某スレの7(仮名):03/12/25 04:08 ID:loLF6HTF
マリアーネは巨大なツリーに近付いてみた。
子供達が作ったのであろう。
厚紙にクレヨンで描かれたロウソクやトナカイなどがそこここに飾り付けられている。
マッチ箱を白く塗り、可愛らしいリボンを巻いたプレゼントもある。
一年前、マリアーネもヘルムートや夫と共にこの様な飾りを作ったのだ。
何もかもが懐かしく、暖かく感じられた。
不意に涙が頬を伝う。
マリアーネはポケットからハンカチを取り出し、人目に触れない様に俯いて涙を拭った。
その時ふとツリーの根元に大きな袋があるのに気付いた。
クリスマスツリーの飾りではないようだ。
その証拠に、その袋は本物の布地で出来ており中身も入っていた!
マリアーネは袋の口から恐る恐る手を入れてみる。
硬くて小さな感触がする。
小さな輪っかや、丸くて粒々としたものが連なっているモノがある。
ひんやりとした丸くてずっしりと重いモノがある。
それらが何なのかマリアーネにはすぐに解った。
慌てて周囲を見回すマリアーネ。
まだ誰もこの宝物には気付いていないみたいだ。
マリアーネは迷った。
この袋の中身が全て、いや1割でも自分の物であったなら…。
マリアーネは迷っていた。
226某スレの7(仮名):03/12/25 04:08 ID:loLF6HTF
「慈悲深い神は、今夜我々にすばらしい贈り物をしてくださったのです」
若い神父は頬を上気させてヨゼフに話し始めた。
「我々の教会の前に設置されたクリスマスツリーの根元に、金貨や宝石が納められていたのです」
「何ッ!?」
「どの様な方の行いかは存じませんが、この聖なる夜に貧しい人々へ施しを行うとは何た
る信仰心でしょうか!翻って常日頃の貴方の行いを考えてみて頂きたい。ヤミ市などで蓄
えた財産を1ペニヒとして救済に充てられない!」
「車の用意をしろ!出かけるぞ!」
ヨゼフはそう言って神父を無視して部屋を出て行った。
227某スレの7(仮名):03/12/25 04:11 ID:loLF6HTF
教会の前のクリスマスツリーにはたくさんの人々が集まっていた。
列を作り、一人ずつ根元の袋から何かを取り出すとひざまずいて祈りを捧げている。
誰も2度3度とは手を突っ込まない。
ささやかに、一度だけそっと手を入れている。

「アレはワシのモノだ」
ヨゼフは忌々しげに呟く。
突然、窓ガラスをノックされてヨゼフは視線を動かす。
そこには子連れの女性がひさづまずいていた。
「何かね?」
窓を開けて不機嫌そうにヨゼフが応える。
「貴方のおかげで私達親子はもうしばらく生きる事が出来ます。夫を亡くしてから辛い事
ばかりしかないと思っておりましたが、今夜改めて人の心の温かさを感じられました」
「あれはワシではない」
憮然とした口調のヨゼフ。
「失礼ですが、袋にお名前が書かれておりました」
「…」
「皆、感謝しております。皆、貴方のうわべだけしか見ていなかった事を恥じております」
「アレはワシがやったのではない」
ヨゼフはそう言うと車を出すよう大柄な男に声をかけた。
「カール。明日から市場に貴金属の鑑定士を配置しろ」
「はい」
「時計や宝石を売りにくる者があれば適切な値段で買い取れ。いいな、適正な値段だぞ」
「解りました」
「ワシの宝石だと判った以上、買い叩くとワシの鑑定眼が疑われる」
車窓から外を眺めていたヨゼフがまた口を開く。
「しばらくヤミ市の相場を2割下げろ」
「はい」
「勘違いするなよ。あいつらが飢え死にしたら客が減る。それだけが心配なんだからな」
「はい」
「まったく、何てぇ夜だ!」
ヨゼフはそう言うとシートにもたれて目を閉じた。
228某スレの7(仮名):03/12/25 04:12 ID:loLF6HTF
ウォルフは五体満足で解放され、教会で雑用をしながら生活を続けた。
マリアーネはその後苦労をしながらもヘルムートを立派に育て上げた。
ヨゼフは2011年にこの世を去った。
その後、教会の前に作られるクリスマスツリーには「ヨゼフの袋」と呼ばれる大きな袋が
飾られ、ミサに参加した人々がいくばくかの金銭を入れる習慣になっている。
そのお金は、未だ貧困に苦しむ人達へのささやかな贈り物として活用されている。

「これがこの『ヨゼフの袋』のエピソードさ。え?ウォルフは只働きだったのかって?
チッチッチ。ヤツがそんなにお人良しなもんかね。ヤツは袋からこっそり自分の取り分を
抜き出してツリーの根元に埋めて隠したのさ。わざわざ教会の雑用を手伝ったのも、怪し
まれずにお宝を取り戻すためさ。人間、頭を使わなきゃな。じゃあ今日の話はこれまで」
乙。なんだか「週刊ストーリーランド」みたいだな。
いや、いい感じだ。いいね。

やっぱこれって、どこかでまとめて置いた方がいいと思うな。
その時に掲示板レイアウトから改稿することは必要になるだろうけど。
230あぼーん:あぼーん
あぼーん
231某スレの7(仮名):03/12/26 23:16 ID:5j05krBV
>>229
ありがとうございます。
仕事が忙しく、HP再起動予定は大幅にズレ込んでおります。
ですのでまだしばらくはここにおかせていただきます。
…そう言えば>>1氏にもきちんとお断りしなくては…。

私信
すみません、もうしばらくここにお邪魔させてください。
それから、再起動の後も時々お邪魔させてください。

>やっぱこれって、どこかでまとめて置いた方がいいと思うな。
あのぅ、やっぱり量が多すぎて、スレの雰囲気おかしくしてるんでしょうか?
考え過ぎ?
239ですが、そういうことではなくて、連載は今の形でいいと思うのですが
いずれ将来はdat落ちするわけで、それを念頭においた発言でした。
233某スレの7(仮名):03/12/26 23:44 ID:5j05krBV
>>232
早速のレス、ありがとうございます。
お心遣いに感謝いたします。

ここしばらく、このスレには私以外の方の書き込みがほとんど無くて
ちょっと気がひけている所だったのです。
234名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/27 22:03 ID:we/WViM2
馴れ合い禁止
235あぼーん:あぼーん
あぼーん
あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして過ごすスレはこちらですか?
↑多分違うと思いますよ。
238名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/17 20:29 ID:SMQnn/7f
保守
早速保守
「Bitter」

西暦2000年11月、コーカサス地方。
今年9月に起こったセカンド・インパクトは、この地方に更なる混乱を招いていた。
歴史的・宗教的要因に加え経済的要因が混ざり合いくすぶり続けていた火種が燃え出した
正にその時、世界中が混乱に陥ったのである。
独立を叫ぶチェチェンとソ連の対立は三度目の軍事衝突を起こし、チェチェンを支援する
組織がグルジアに内戦を呼び込んだ。
アゼルバイジャンがこれに干渉し、アブハジア自治共和国のイスラム勢力を支援しつつア
ルメニアのキリスト教勢力を牽制し、ナゴルノ・カラバフ自治州の奪還を目指した。
キリスト教を国教とした初めての国・アルメニアはソ連との連携を深めながら悲願のアラ
ラト山奪還を目指しトルコ国境に軍隊を集結させてその機会を狙っている。
トルコはカスピ海からの石油パイプラインがグルジア経由で自国内部を通過する事を願っ
ており、それがもたらす通過料によって国家財政の建て直しを図りEU加盟を狙う。
EUの一部の者はトルコのイスラム勢力が衰退する事を密かに期待して、秘密裏にアルメ
ニアを支援した。
トルコ・イラン・イラク周辺で生活するクルド人勢力は、この混乱を独立の機会と捉え積
極的に各組織・勢力と協議を重ねていた。
カスビ海からの石油パイプラインの施設をアメリカの経済制裁で邪魔されているイランは
中国との関係を深めながら経済復興を虎視眈々と狙う。
沿岸部の経済発展特区が壊滅した中国は、中東における市場確保を目論みイランに接近し、
生活雑貨はもとより兵器を含む重工業製品の輸出と技術・資金援助を開始した。
湾岸戦争の傷跡が深刻なイラクは、周辺国家の政情が不安定になり自国が巻き込まれる事
を危惧し、国境警備に全力を挙げた。

ひとつの国には多数の国民が生活しており、それぞれが様々な考えを持っている。
それらの考えがある程度のまとまりを持てば、国家の政策としての方向性が出せるのだが
この混乱した時代はそれが困難となる。
様々な人達が様々な主張を「正当なもの」として主張するからだ。
問題はそれが支持されるか否かなのだが。
グルジアとトルコの国境に程近い町・アハルツィヘの近郊。
ここに「ノアの箱舟隊」と呼称する比較的穏やかな武装政治組織がある。
「比較的」と言うのは、武装した実行部隊を所有しているもののその主な役割が自衛目的
であり、かつ無差別テロを実行していない、と言う理由からだ。
構成員はアルメニア系住民とアルメニア正教徒が多い。
組織の名前がキリスト教にちなんだものである関係上、ややもすると宗教的過激派と目さ
れることもしばしばであるが、そんなご大層なものではない。
この組織は、個人の所有する銀山とそこで働く従業員の自警団として発足した。
コソ泥やマフィア相手に威嚇射撃をしていたのが、いつの間にか地域の治安維持を担い、国内情勢に伴い政治的発言を行い、政治勢力として一定の地位を確保しているのだ。
率いるのは29才の青年・チリア。
セカンド・インパクト直後、友好的組織との協議会に参加する途中で行方不明になった先
代に後継者として指名されていた青年である。
彼の理想主義は時として組織内で不満を持たれる事もあったが、現在のような状況では
対外的に「ウケ」が良かった。
「争いの結果のみによってその主張を判断してはならない」
「勝てば官軍」などと言う風潮を否定し、無益な争いを避けて話し合いによってそれぞれ
の問題を解決すべきであると言う彼の主張は、紛争の犠牲になった人々に受け入れられる
事が多い。
彼はまた宗教的・人種的な理由によって差別する事も無かったので様々な人が彼の元に集
まってきた。
男は兵士や銀山の採掘労働者として、女は難民の世話や後方支援の仕事が与えられ、生計
を立てていく。
「ノアの箱舟隊」は着実にその組織を拡大させ、トルコとの国境にある山脈に細長い実効支配
地域を広げていった。
242某スレの7(仮名):04/02/22 02:36 ID:???
拡大する組織を維持するためには資金が必要だった。
銀山の収入だけでは武器の購入に支障が出てきたのだ。
銀山の売却も検討されたが「領土」としての価値をみすみす捨てるわけにもいかなかった。
そんな時、スリーヴァ・イボンスカヤと名乗る男がチリアを訪ねてきた。
東洋系の顔立ちをしたその男は「ノアの箱舟隊」に資金援助を申し出たのだ。
「話が美味過ぎる。何が狙いだ?」
「バクー及びその周辺の油田から伸びるパイプラインをこの辺りに通したい」
チリアの問いにスリーヴァはあっさりと答える。
「何故?」
「理由はたくさんある。まずロシア・ルートを使わない事によりこの辺りを経済的に自立
させることが出来る。次に我々がこのルートでの主導権を握る事により有利な条件で仕事
が出来る。最後に、君達の理想は我々も支援したい。…いかがかな?」
「パイプラインは既にポチまで通じているし、我々は日本の企業に肩入れする理由がない」
「パイプラインはトルコのエルズルムを経由して地中海に出る。そのルートは四つ計画されていてここはその中のひとつだ。そして私はエージェントであり雇用主に関する発言は
出来ない」
チリアは少し考える。
この男に対する警戒心はいささかも衰えてはいないのだが、資金援助を切り捨てるのは
惜しかった。
「我々はこの混乱の中で民衆が生き延びられる為にのみ戦っている。決して利権を守る為
には戦わないが、それでもいいか?」
「パイプライン建設予定地が平穏で、住民がこの事業に好意的でいてくれる事がこのプロ
ジェクトの前提条件だ。それは君達の目的とあまり違いはないだろう」
「判った、大筋で合意できる。詳細はゆっくり相談する事になるが時間をくれるか?」
「その会議に参加させて貰えるのなら」
「オブザーバーとして参加して貰おう」
そう言うとチリアは右手を差し出した。
243某スレの7(仮名):04/02/22 02:37 ID:???
スリーヴァは目隠しする事を条件に示されたが、これは出席者の人相を特定させないため
の措置である。
更に出席者は箱舟に関するコードネームで呼ばれるという念の入れようだ。
ノア、セム、ハム、ヤフェト、カラス、ハト、オリーブ…。
声だけが頼りの状況に戸惑うそぶりさえ見せないスリーヴァに出席者の評価は一致した。
『只者ではない、油断は禁物。手の内を隠しつつ、可能な限り短期間で手を切ろう』
「ノアの箱舟隊」は条件つきでスリーヴァの援助を受け入れる事になった。

資金援助のついでに武器・弾薬や食料の調達をスリーヴァに頼む程「ノアの箱舟隊」は
間抜けではなかった。
そんな事をすれば武装組織の規模や作戦行動が外部に漏れてしまう。
銀山の収益を最大限に活用し、スリーヴァからの資金の使い道を巧みにカムフラージュし
ながら武装を充実させていく。
また資金に余裕が出た事で広報活動にも力を入れ始めた。
周辺地域に向けての海賊放送や、インターネットを使った情報発信を始めたのだ。
セカンド・インパクトの被害がはっきり解らない状況でどの程度の効果があるかは未知数
だったが、自分達がただの武装集団ではない事をアピールする必要があると考えたのだ。
そしてそれは良い効果と悪い効果の両方に現れた。

「ノアの箱舟隊」を支持する人々が増える一方で非難する人々も増えた。
穏健・中立路線の「ノアの箱舟隊」は国家・宗教・人種などという集団に影響されず活動
しているのだが、それを良しとしない集団には「コウモリ」とみなされたのだ。
そしてそれらの組織が積極的に「ノアの箱舟隊」に攻撃を仕掛けて来る事になる。
12月は戦いの連続だった。
多くの人々が傷つき、死んでいった。
平穏な生活を求めていた人々は、その過酷な環境を嫌って去っていく。
平穏な生活を得る為に戦える人々が、その過酷な環境にやってくる。
戦いは戦いを呼ぶ。
願うものは平和。
だが現実は…甘い夢を見つつ、苦い水をすするのだ。
244某スレの7(仮名):04/02/22 02:38 ID:???
クリスマスを彩るキャンドルの代わりにロケット砲が夜空を焦がし、新年を祝うクラッカ
ーの代わりにサブ・マシンガンが吼える。
西暦2001年が訪れてもグルジアは戦いに明け暮れていた。
いや、世界各地で戦いが続いていた。
戦争・内乱・内紛・テロ。
その規模と性質は様々ではあったが、ありとあらゆる地域で戦いが繰り広げられていた。
人類は過去の歴史に学び、戦火のコントロールに智恵を働かせる事を覚えたがそれは限定
された条件や地域での話である。
世界中が同時に何らかの被害を受け、その混乱時に起きた戦火をどうやって消すか?など
と言う事を考えた事はなかった。
故に対応に苦慮しつつも、国連は生き残った職員と各国大使をアメリカ内陸部のオハイオ
州コロンバスに集め活動を再開した。
あらゆる手段を使って集められた、しかし断片的な情報は彼等を戦慄させた。
世界が一致団結して世界規模の復興事業を始めなければ、数十年後の人口は十億人を切り
様々な環境汚染で種の保存さえ危ぶまれる状況になるかも知れない。
戦いを止めよ、今は争っている場合ではないのだ!
国連安全保障理事会と国連総会で全会一致による「バレンタイン休戦臨時条約」が決議された。
『世界標準時における西暦2001年2月14日をもって全ての武装勢力は戦闘行為を中止し、
国連の名の下に武装解除せよ。これに応じる者は一定範囲内で政治的集団とみなし国連総
会での発言権などを保証する。従わない場合は私兵集団とみなし、国連の名の下に排除す
る。なお武装解除に応じた武装集団は一定期間国連軍として国連の指揮下におかれるもの
とする…』
1月15日未明から繰り返されているこの宣言は、将来的に戦闘行為の終結を期待させるも
のであったが、明日明後日の戦闘行為の激化を招くものでもあった。
どの程度の戦闘集団がこれに従うかは不明だが、限られた期間内に最大限の戦果を挙げて
おく必要があったからだ。
「2月14日までの戦闘」は認められるし、その後は国連による調停が期待できる。
それならば猶予が与えられた期間を有効に使って占領地を広げ、戦利品を集め、敵を殲滅しておくべきだ…。
戦いは一層激しさを増していく。
245某スレの7(仮名):04/02/22 02:40 ID:???
「休戦するのになんだって猶予期間なんかつけるんだまったく!」
山岳キャンプにある「ノアの箱舟隊」司令部でチリアがテーブルに八つ当たりをしている。
「根回し…だな。正式な交戦国にはそれなりの計画がある。今やめろと言ってもなかなか
止まらんさ。だがこの日までにケリを付けろと言われたらそれなりに対応できる」
ハトと呼ばれている男が銃の手入れをしながら答える。
「俺達はどうしてくれるんだ?ずるずると泥沼みたいな消耗戦じゃないか!」
「期限まで被害を最小限にとどめるしかあるまい。なんにせよ生き延びれば政治的発言も
許される。そこで理想を述べればいいのさ」
油を塗りつけた部品を組み立てながら口笛を吹く。
アルメニアの作曲家ハチャトゥリアンの「剣の舞」だ。
「…なんだか嬉しそうだな」
「これか?クルド族に伝わる出陣の踊りがテーマだからな。どんよりしてちゃあ気が滅入
るじゃないか」
「いや、そうじゃなくて」
突然タタタ…と言う3連射の銃声が聞こえる。
「敵襲!敵襲!」
怒鳴り声が響き、応射されるウジィの銃声。
「司令部が襲撃されるとは困ったもんだ。アハルツィヘに戻った方が良くはないか?」
「だめだ。市街戦になれば市民を巻き添えにしてしまう。おまけに爆弾テロでも起こされ
て見ろ…」
チリアの言葉に頭を掻きながらハトが提案する。
「それだって上手く宣伝材料にすりゃあこっちに有利になるんだがなぁ」
「市民の犠牲で優位に立って何をするんだ?」
理想家らしいチリアの言葉に苦笑いしつつ言葉を続けるハト。
「彼等だって戦っているんだ。武器を持って殺しあうだけが戦いじゃあないだろう」
「それはそうだが」
「危険な目にあっても逃げ出さず、自分のテリトリーを手放さない。都合が悪くなったら
移動する我々よりも立派な戦いさ」
「作戦方針に反対か?」
「…いや、そうじゃない。真似出来んだけさ」
246某スレの7(仮名):04/02/22 02:41 ID:???
「ノアの箱舟隊」はトルコとの国境にある山岳地帯を移動しつつゲリラ戦を展開していた。
自分達の主力がアルメニア人・アルメニア正教徒である事を踏まえて、敢えてトルコ国内
に潜伏する事を避けてきたのだ。
トルコとアルメニアの歴史的関係を考えれば、トルコを過剰に刺激しない方が得策だと考
えたからだ。
アハルツィヘには最小限の人員を配置し、かろうじて確保している。

バレンタイン休戦臨時条約発効まで2週間となった1月31日。
戦闘はさらに激しいものとなり「ノアの箱舟隊」は部隊を分散させて生き残りをかけた。
「この中の誰かが2月14日まで生き延びて国連の武装解除に応じれば、我々の戦いは勝利
となる」
チリアの言葉に頷く幹部達。
「各部隊はこれより単独で各地に潜伏せよ。私は本隊と共にアハルツィヘ近郊に行く。我々
が武器を手放すのは国連軍の前だけだ。…生きてまた逢おう」
チリアが一人一人の手を握り声をかける。
皆、無言で頷きそのままテントを出ていく。
何人が生き残り、国連軍の武装解除に応じる事ができるのか、それは解らない。
不安が無い訳ではないが、今はただ戦うしかないのだ。

山や町に、あるいは東西南北へと各部隊は散っていった。
迫り来る敵をなぎ払い、二重三重の包囲網を突破しながら。
2週間じっと息を潜め、あるいは戦って戦って活路を見出しながらその時を待つ。

『「ノアの箱舟隊」のメッセージ
我々はただ自分達の生命を自らの手で守ろうとして銃を取った。
我々は一般市民への被害を最小限に抑える為に、市街地に拠点を設けなかった。
我々はこの様な戦い方に誇りを持ち、一般市民の支持を得ていると確信している。
我々は2月14日に再び姿を現し、休戦臨時条約の定める武装解除に応じ、その後合法的政
治活動を始める。共に生き延びよう、そして話し合おう。来るべき日は近い』

この一文を最後に、支援サイトは更新を停止した。
247某スレの7(仮名):04/02/22 02:42 ID:???
通称「カラス」の指揮する部隊は積極的に交戦しては捕虜から情報を集めていた。
その結果、意外な事実が判明した。
「ノアの箱舟隊」同様に外国企業と思われる組織からの資金援助を受けた武装集団が複数
存在しているのだ。
それらの集団は思想的背景などは異なるものの、組織に共通点があった。
トルコやアゼルバイジャン国境で活動する、理想主義の弱小集団である。
その様な集団に(しかも複数)資金援助するよりも有望な組織に集中的に投資した方が効率
的だと考えられるのだが、何故「ノアの箱舟隊」は選ばれたのか?
カラス部隊はさらに情報収集に努め、チリアに報告すべくアハルツィヘに急いだ。

グルジア正規軍は1月以降、大規模な軍事行動を取っていない。
同期する様にアブハジア自治共和国や南オセット自治州などの紛争も沈静化している。
トルコ国内の少数アルメニア人組織とアルメニア国内の少数クルド人組織が頻繁に連絡を
取り合っている。
グルジア政府は時間をかけて国内外の自治共和国・自治州と交渉を進めている。
トルコ・ソ連はもとより、アゼルバイジャンやアルメニアまでもが非公式ながらも交渉の
席に付き始めたという未確認情報。
欧米の被害は大きく、相対的にソ連の地位が向上していると言う現実。
政治的背景はどうあれ、ソ連の影響力が強まる事を周辺国が望んでいないと言う事実。

「ノアの箱舟隊」が血みどろの戦いを繰り広げている間に、世界はほんの少しではあるが
着実に変化していたのだ。
過去の歴史や価値観に囚われ、眼前の目標のみを見据えていたために周囲の変化に気が付
かなかった。
では、あのパイプラインの計画は全てウソだったのだろうか?
もしそうなら、一体誰が?何の目的で?

…なんにしろ「ノアの箱舟隊」はまんまと一杯食わされたようだった。
248某スレの7(仮名):04/02/22 02:43 ID:???
カラスはオリーブを携えてノアの元に戻ってきた。
「聖書ではオリーブを持ち帰るのはハトの役目なんだがな」
笑いながら右手を差し出すチリア。
「チリア!俺達の踊っていた『剣の舞』はハチャトゥリアン作曲じゃないぞ」
「…誰の書いた楽曲だ?」
「解らん。外国企業かも知れんしグルジアかも知れん。…アルメニアで無い事を祈るさ」
カラスの言葉には、その可能性を否定できない哀しみが含まれている。
「…どうする?」
しばらくの沈黙の後カラスが尋ねる。
「どうもしない。我々は我々の計画に沿って行動する。そのように宣言したからな」
「敵は私達の存在を抹殺するつもりよ。支援サイトや海賊放送は事実上活動停止を余儀な
くされているわ」
広報担当のオリーブが現状を教える。
「逃げたければ逃げるがいい。私は逃げない…それだけだ」
「意地を張って部下を死なせるつもりか?今ならまだ間に合う…国境を越えよう」
「あと三日持ちこたえれば、我々の勝利だ」
お互いの主張を譲らない二人。
「敵襲!」
歩哨の怒鳴り声と共に銃声が聞こえてくる。
「議論はここまでだ。命があったら14日に逢おう」
そう言い残してチリアは銃を取り、テントの外に飛び出していく。
残された二人はアルメニアとの国境に近いドマニシの遺跡発掘作業所に潜り込んだ。
249某スレの7(仮名):04/02/22 02:48 ID:???
ハトはノアに放たれた後、羽を休めることの出来る大地を見つけてそのままノアの元には
戻らなかった。
「ノアの箱舟隊」のハトはアルメニアに戻るとアルメニア・クルド民主党の長老を訪ねた。
「彼等は生き延びられそうかね?」
長老の問いに無言でかぶりを振るハト。
「やはり理想主義だけでは生き延びられんか…」
「私は彼等が好きです。助ける手立てはないのでしょうか?」
「ない」
長老はきっぱりと言い放つ。
「彼等はコマとして操られているのだ、巧妙にな」
「ですが」
「バレンタイン休戦臨時条約まで兵力を温存させたい勢力が代理戦争をさせているのだ。
彼等の後ろには恐らくソ連邦政府がいる。彼等の理想主義を利用してグルジア勢力との
消耗戦を展開させているのだろう。計算違いなのは、他の勢力も同じ事をしていた事だな」
長老は紅茶を一口すすると言葉を続ける。
「国連軍による武装解除も眉唾だ。…現在、国連軍と名乗る軍隊がどのくらいいるかね?
なるほど、確かに世界各地に平和維持軍などと称して展開していたな。だが現在の世界的
混乱に対して同時に、一斉に武装解除を実行できる軍事力を用意し展開させる事が可能だ
と思うかね?」
「…不可能、です」
「そうだろうさ。ではどうするか?国連決議の名の元に紛争を一時的に凍結させ、地域ご
との実効支配組織を『国連軍』とする事によってスムーズな地域支配を進める。然る後国
連による復興計画を導入するつもりなのであろう…」
「では、万が一彼等が生き残れたとしも…」
長老は沈黙している。
やがて飲みかけの紅茶に視線を落としてぽつりと呟く。
「若いという事は青いという事だ…彼等がもう少し狡猾さを持っていればな…」
250某スレの7(仮名):04/02/22 02:50 ID:???
条約発効まであと24時間、「ノアの箱舟隊」が保有している銀山。
ここにはセト隊が潜伏していた。
だがここは今、一方的な殺戮の場となっていた。
セト隊28人に対してグルジア正規軍が攻撃をしかけていた。
空からは攻撃ヘリ8機がロケット弾を打ち込み、機銃掃射をくらわせる。
地上では2個中隊が包囲網を敷き、掃討作戦を行っている。
露天掘りによって穿たれた大地に白煙が立ち上り、木造の施設が炎に包まれている。
圧倒的な政府軍の火力に、セト隊は有効な反撃も出来ずに地底深くへと追いやられていく。
「こりゃあ、だめかな?」
「簡単に言うなよ、自分の事だろう?」
「抜け穴とかはないのかよまったく」
「確か、第2鉱区に廃坑になった枝道があったんじゃなかったか?」
「廃坑じゃあダメだろう」
「いや、まだ生きているはずだ」
「ではそこまで行くしかないな、ネズミの真似をして」
生き残りの4人は滲み出した地下水に膝まで浸かりながら抜け穴を目指す。
湿気てカビ臭い空気を吸い込みながら抜け穴を目指す。
暗闇の向こうに一筋の光が見えた時、4人は安堵のため息をついた。
「あはははは、助かった」
「さっさと逃げようぜ」
誰とも無く笑い出し、駆け出していた。
出口に近付くにつれて差し込んでくる太陽の光が増えていく。
出口を抜けた時に四人が見たものは、輝く太陽の日差しではなく、紅蓮の炎だった。
そこには、火炎放射器を持った政府軍の兵士が待ち構えていた。
251某スレの7(仮名):04/02/22 02:51 ID:???
条約発効まで1時間。
執拗な追撃を逃れた「ノアの箱舟隊・本隊」はトルコ国境まで来ていた。
追い詰められながらもチリアはトルコ国境を越える事を承知しなかった。
トルコ国内には少数ながらアルメニア人が生活しており、自分達の行動がそれらの人に迷
惑をかける事を恐れたのだ。
トルコとアルメニアの歴史的関係も無視できない。
第一次世界大戦時に起こったトルコによるアルメニア人大量虐殺事件について、両国の解
釈が食い違い、国境は閉ざされたままである。
アルメニア人種・アルメニア正教がバックボーンになっている「ノアの箱舟隊」がトルコ
国境を越えて活動する事はトルコを刺激し、口実を与える事になりかねない。
それがチリアの考えであった。
傷つき、疲れ果てた「ノアの箱舟隊」の隊員達。
木陰に横たわり、岩を背にして休みつつ、なおも銃を手放さない。
あと一時間持ちこたえればこの窮地を逃れる事ができる。
それだけが生き残った「ノアの箱舟隊・本隊」の希望だった。
真夜中の戦闘なら余程の事がない限り1時間程度なら持ちこたえる事は可能だとも思っていた。
ナイトスコープを装備した見張り役が周囲の警戒にあたっている。
山は静寂に包まれており、呼吸音が敵に聞こえるのではないかという錯覚に陥ってしまう
スカーフで口を覆い、ゆっくりと ゆっくりと息をする。
腕時計の秒針が立てる音が気ぜわしく感じると同時に、その速度に苛立ちも覚える。
もっと早く動きやがれ!
そう願わずにはいられない隊員達であった。

見張り役のナイトスコープに数人の人影が映った。
木立に隠れながらゆっくりと近付いてくる。
手には小銃らしきものを持っている。
心拍数が跳ね上がり、掌に汗がにじむ。
見張り役は無線機のマイクを軽く2度叩いた。
事前に決められていた「敵接近」の合図である。
252某スレの7(仮名):04/02/22 02:52 ID:???
見張り役からの合図を受けて一同に緊張が走る。
迎撃か、撤収か?
条約発効まであと20分、発見されたとしても逃げ切れる可能性は高い。
だがチリアは撤収を選んだ。
見張り役のために2人の隊員を援護に回し撤収準備に入る。
遠くで小銃の発射音が響き、暗闇にマズルフラッシュがちろちろと見える。
その数およそ10。
敵を補足していない状況にも関わらず、夜間戦闘でこれだけあからさまに自分達の居場所
を教える政府軍の行動に首を傾げながらチリアは音も無く撤収する。
だが撤収しようとしたその方角からも小銃を掃射する音が聞こえる。
狩りの様に音で獲物を驚かせ、その隠れ家から追い出して仕留めるつもりか?。
あるいは命がけのオトリを遣ってこちらの居場所を探る狙いなのか?
銃火の包囲網は着実に狭まっている。
条約発効まで、あと5分。
253某スレの7(仮名):04/02/22 02:54 ID:???
グルジア現地時間2月14日午前5時、グリニッジ標準時 同日午前0時。
バレンタイン休戦臨時条約が発効した。
この時間を区切りとして国連代表が各国の政府軍をはじめとする武装勢力に対してその
武装解除にあたるのだ。
グルジアの場合、国連大使に伴われた国連職員1名がその役目を担い、手始めにグルジア
政府軍第3師団の武装解除に立ち会った後、彼等を国連軍に認定してUNと書かれた青色
のベレー帽と腕章を授与した。
そしてこの第3師団が国連軍の名の下に各部隊・各組織を武装解除していく。
装甲車やヘリに乗り込み各地の基地に急ぐ兵士達。
その中の一機のヘリがトルコとの国境山岳地帯に向かう。

「中尉殿、国連軍のヘリが到着しました」
通信兵の言葉に無言で頷くと中尉は部下を集める。
「これより我が中隊は国連軍の武装解除に応じる。速やかに武器・装備を放棄せよ。広報
課映像班は記録開始。カメラを止めるなよ」
地面に次々と置かれる自動小銃と弾薬。
眩いライトの光の中、その光景がビデオカメラに収められていく。
「軍服はそのままで結構。ただしこの帽子と腕章を身につけて行動するように」
「帽子と腕章を受理した者は防弾ヘルメットとベストを着用して最後の説得にあたる。
証明弾のみ携行、武器は持つなよ」
兵士達が整然と行動を始める。
映像班を従えて、防弾ヘルメットとベストで身を固めた小隊が山道を登り、ハンドマイクで投降を呼びかける。
「お前達は完全に包囲されている。武器を捨てて出てこい」
腕時計をみながら10秒間だけ、待つ。
「武装解除の意思無しと判断する。司令部に報告せよ」
所属も明確に示さないままの勧告と短すぎる猶予期間だが、体裁だけは整えられている。
司令部に伝達された情報は予定通り、伝えるべき相手に届けられた。
254某スレの7(仮名):04/02/22 02:57 ID:???
今まで銃撃を行っていた相手が午前5時を過ぎて一度だけ武装解除を勧告してきた。
チリアは状況が把握できなかった。
精神的疲労が思考力を低下させていたのかも知れない。
対応に苦慮しているとヘリコプターのローター音が聞こえてきた。
ついで何発もの照明弾が上がり、辺りが昼間の様に明るくなる。
上空を旋回するヘリの機銃がゆらゆらと動きながら目標を探している。
「おい、まさか…」
「条約は発効されたんじゃないのか。戦闘行為は凍結されるはずだろう?」
「どうして俺達が…」
「おい!機体の国旗を見ろ」
「どうして、トルコの攻撃ヘリがグルジアに?」
次の瞬間、低い唸り声を上げながら機銃が火を噴き、翼下のポッドからロケット弾が発射される。
それらが呆然とする「ノアの箱舟隊」を襲う。
何人かが反射的に太い樹木の陰に隠れたが、銃弾はその幹を抉りながら隊員の身体を貫く。
ロケット弾が地表を穿ち、隊員の身体を空中高く放り投げる。
嵐の様な攻撃が隊員達をなぎ倒し、焼き尽くす。
「ノアの箱舟隊」は全滅した。

「武装解除に応じない過激派組織がトルコ国内に潜入しようとしたので、予定通りトルコ
政府軍が掃討に協力してくれました。同様にアゼルバイジャン国境の過激派勢力も
アゼルバイジャン国軍が対処してくれました」
旧グルジア政府軍統合作戦司令部。
現在の国連軍グルジア部隊司令部で次々に報告が行われている。
条約が発効された時点でグルジア政府軍は一時的に戦闘行為を禁じられるのだが、トルコや
アゼルバイジャンは時差の関係で条約発効が1〜2時間遅れる事になる。
その間隙をぬった共同作戦なのである。
255某スレの7(仮名):04/02/22 02:58 ID:???
セカンド・インパクトによる北海油田の海上掘削基地が壊滅状態となり、石油がどうして
も欲しい欧州がアゼルバイジャンの油田に目をつけた。
アゼルバイジャンはソ連の影響を受けない石油パイプラインを欲した。
グルジアはトルコと組む事でソ連に対抗しようとしていた。
トルコは石油パイプラインを手土産にEU加盟を目指していた。
キプロス問題でトルコと確執の絶えないギリシャはトルコのEU加盟に反対し続けていた
が、セカンド・インパクトの被害が甚大でありその復旧に苦慮していた。
いまや有数の海軍保有国となったソ連は黒海から地中海、果ては大西洋にかけての制海権
を求めて各国との交渉を続けていた。
キリスト教国家として苦難の歴史を持つアルメニアは欧米などの支援を受けていたが、セ
カンド・インパクトによるそれらの国々の衰退によって外交政策の見直しを迫られていた。
イランと中国の連携に運命をかけてクルド人は火中の栗を拾う。

この様な情勢の変化に不満を持つ人々は少なからず存在したが、ある時は多数の声に押し
切られ、またある時は一部の権力者の力で沈黙させられた。
暴力や政治力に経済力など、何らかの「力」を有しない者達はその姿を歴史の闇の中に埋
没させていく。
この様にしてセカンド・インパクト後の世界は地ならしされ再構成されていく。
256某スレの7(仮名):04/02/22 03:00 ID:???
新しくてきれいな軍服を着た国連軍の兵隊が配給のチョコレートをくれました。
全然甘くないのでお父さんに言うと「これはビターチョコと言うんだ。大人の味だよ」と言いました。
とても苦くて私はきらいです。
服はちょっと汚れていたけれど「ノアの箱舟隊」の人がくれたキャンディはとてもとても
甘くておいしかったです。
この間まで私達を守ってくれていたあの人達はどこへいったのでしょうか?
お父さんにもわからないそうです。
銃や爆弾の音がしなくなって、外で遊べるのはうれしいけれど、なんだかさみしいです。
もう一度、あのキャンディが食べたいと思います。
257某スレの7(仮名):04/02/22 03:04 ID:???
自己満足に陥った一本になりました、ごめんなさい。
次はもっと軽くて身近な話にします。
…いつの間にか任意IDになったんですね。
それにしても今夜はヘマばかり、とほほのほー。
ここで問題です。
_| ̄|○< ワタシハドンナヘマヲシタノデショウカ?
乙っす。いや、なかなか読みごたえのある話でした。
ヘマ、分からないなあ。そんなに致命的なものなんですか?
259某スレの7(仮名):04/02/22 22:27 ID:???
>>258
この話に限れば、突っ込むところはそれなりにあるんですが、
まァまだマシなのです。
昨夜他のスレに投下した別の話で間違ってageたり校正ミスしたり
とにかくミスの連発だったのです。
そうそう、こんな話を読んで頂きありがとうございます。
年を取るとどーも理屈っぽくなっていけません。
次回はもう少し違った話に朝鮮します。
…しまった、04/02/22 22:22に書き込めなかった。
…つまらん事に情熱を燃やしてるなぁ。
つまらん。
目が覚めたら泣いていた。
あの日あの時ああしていれば・・・。
後悔ばかりが胸をよぎる。
夢の中でのシュミレーション。いつもの事だ。


 
保守!
264某スレの7(仮名):04/05/17 01:39 ID:???
「貴方のために歌いたい」

みなさんこんにちは、森村アユミです。
今日はあたしの話を聞いてください。
…え?そんなヤツ知らないって?…そうかなぁ…そうかも知れないなぁ。
あんまり有名じゃあなかったからなぁ。えへへ♪
ま、それは置いといて(よいしょ)始めましょう。

出身地は四国の徳島です、阿波踊りで有名ですよね?
「踊る阿呆ゥに見る阿呆ゥ同じ阿呆ゥなら踊らにゃ損々♪」
ってこうやって踊り続けるお祭り。
でね、その徳島から声優になりたくて東京に出てきたのが2000年の4月。
夢と希望に燃えていた18の頃…あぁ恥ずかしい。
業界にコネなんて無かったから専門学校に「入学」したんですよォ!
それからはバイトと授業とでテンテコ舞いの日々でした。
うんとね。あたしってホラ、あんまりルックス良くないでしょう?だからあんまりナンパ
とかコンパとか縁が無かったんですよ。御蔭で発声練習とか演技練習とかに時間をかけら
れたんですけれど。…あんまり自慢になりませんよね、こういうのって。
ううう不憫な私。

おっとまた脱線しちった。緊張するなぁ。
そんな毎日を繰り返しながら約4ヶ月、我ながら良くがんばったと思うのね。
そしたら…本当にひょんなことからプロダクションに拾われて研修生になれたの。
それで貯金をはたいてレッスンして…さぁこれから、って時にアレが来ちゃったの…。
2000年9月13日午後7時。
…セカンド・インパクトであたしの人生はすっかり変わってしまった…と思う。
265某スレの7(仮名):04/05/17 01:40 ID:???
バイト先の…喫茶店のウェイトレスやってたのね…有線放送がいきなり音楽を流すのをや
めて総理大臣が演説を始めた時には驚いたけれど、詳しいニュースが流されたときにはも
っとびっくりした。
だって信じられなかったんだもの。
いきなり「世界的な規模の災害」だとか「南半球では既に数億人の被害」とかなんだもの。
でも映像が…えっと途中からお客さんが居なくなったから皆でテレビを見ていたのよね…
流されると本当にそれが特撮映画みたいで「スゴイっ!」ってなっちゃって。
で、店長が店じまいするから君達も帰れ、って言って…。
葛飾のアパートに帰ってはみたものの、何をしていいか解らなかった。
とりあえずプロダクションに電話してみたら疎開の準備で大忙しだったみたいで。
立川辺りで適当な物件を探すから、騒動が落ち着いたら連絡してくれ、って言われて電話
を切られちゃった。
仕方がないからマネージャー…あたし専属じゃないわよ、研修生担当ね…に連絡してみたの。
そしたら八王子にマンションがあるから、一旦全員そこに集合しろって…。
ね!これ、どう思う?
緊急事態とは言え、男のヒトのマンションに住め、って言うのよ!
…もちろん皆一緒、ってのが前提だったし、マネージャーさんは良いヒトだったし…
って何言ってんだろ、あたし。
まぁそう言う訳で疎開する人で満員になった電車に揺られて八王子まで行ったら…!
あたし以外、誰もいないの!
皆、故郷に帰ったんだって。本州に故郷がある人がうらやましかったなぁ…。
だって交通規制があるとは言え、移動そのものはなんとかなったし、津波の襲来後のこと
もわりと楽観できたから。
でも四国はねぇ…橋はダメになったし、港だって水没しちゃってて残ったのは空路だけだったでしょう?
しかも便数が極端に抑えられて…。
それが解っていたから帰るに帰れなくて…。ま、帰らなくて正解だったかも、ね。
そうそう、それで結局マネージャーさんと同居することになったのね。
田舎とは言え3LDKよ3LDK!けっこう高給取りだったの!…って問題じゃあなくて…。
普通、独身ならそこまで広い部屋は必要ないんじゃあないかしら?
あたし、ちょっとだけ嫌な感じがしたの。
266某スレの7(仮名):04/05/17 01:42 ID:???
広河タイチロウさん。
それがあたし(達…過去形だけど)のマネージャーの名前。
30前の、あたしからみたら「オジサン」の部類に入る年齢の人。
不精ひげを生やして、いつもヨレヨレのネクタイとへろへろのシャツを着ている人。
過去の話は一切しない。
だからプライベートな話は一切が謎の人。
…そんな人といきなりひとつ屋根の下で生活しなくちゃあならないなんて!
そりゃあ確かにあのご時世で縁故の無い田舎者がたやすく住む場所を手に入れられたんだ
から幸運だったとは思うのよ?
でもね。
ものすごく不安だったんだから。
…え?そんな心配をするようなルックスだったのかって?
しッつれーしちゃうわねぇ!
それとこれとは関係ないのッ!それに芸能界の片隅にいたから自分の外見にコンプレック
スがあっただけなの!…十人並みなんだからねッ!
…まぁいいわ、話を続けるわね。
タイチロウさんはぶっきらぼうだけど、一応はあたしに気を遣ってくれてたみたい。
部屋だって一番広い寝室を使わせてくれるって言うし。
…でもこれはあたしが辞退した。
理由は三つ。
荷物が少なかったこと…だってボストンバッグ1個とリュックだけなんだもん。
貧乏性で狭い部屋の方が落ち着くのが二つ目。
そしてこれが一番重要なんだけど…ベッドがタブルだったの。
あたしだって子供じゃないからその意味は解っていたつもり。
シーツだってキレイにクリーニングされていたし空気の入れ替えもこまめになされていた
みたいでいい匂いもした…だけど…。
「そこ」でどんなコトが行われていたか?なんて考えたら眠れないじゃないの?
だからあたしは六畳間の洋間を借りたわけ。
ホントは和室の方が良かったんだけど、そういったらタイチロウさんがものすご〜く嫌な
顔をしたの。タイチロウさんも和室が好きなんだって。だからあたしが折れました。
だって居候なんですもの。
267某スレの7(仮名):04/05/17 01:43 ID:???
そして迎えたカンド・インパクトの瞬間…。
あたしはマンションのベランダから、都心の方をただただ見ているだけだった。
サイレンの音が響き渡り、街の灯りが一線を境にして消えていく瞬間を見ていただけだった。
何も出来なかった。
なぜか悔しくて泣いてしまった。
パソコンをいじっていたタイチロウさんが、どうした?って言うから素直に答えたら
「君はそんなにエライ人間だったのか?」ですって!
もうね、アタマにきちゃったから言い返してやったの。
「貴方はあの光景を見て何も感じないんですか!」って。
そしてらタイチロウさんが真顔で言ったの。
「オレは『森村アユミ』を守る事で精一杯だ」って…。
あんな状況でこのセリフよ?あたし、ちょっと赤面しちゃった。
でもね、後で聞いたら意味がちょっと違ってたの。
当時、あたしとタイチロウさんの関係はあくまでマネージャーと研修生とは言え一所属
タレント。
その安全を守るのが「仕事」だったんですって。
本当なら後四人の面倒を見なくちゃならなかったからずいぶん助かったみたい。
だからパソコンで情報を集めてきちんと計画も立てて準備も整えていられたんだって…
一週間は。
もう知っていますよね?一週間後に何があったか?
そう、どこかの国が東京に新型爆弾を落として自衛隊と政府の緊急災害対策本部もろとも
百万人以上の人命を奪っていった事件…。
あの事件でタイチロウさんが作った一ヶ月間の避難計画も水の泡になったし、プロダクシ
ョンも潰れちゃったの。
森村アユミ最大のピンチ!…だったんだけど…。
タイチロウさんが意外にもマジメな人で助かりました。えへ♪
前にも言ったけれど、タイチロウさんにとってあたしはプロダクションから預かった「大
切な?」タレントだったはずなのね。当然プロダクションがなくなれば…「仕事」を放棄
しても不思議ではなかった。でもタイチロウさんはそれをしなかった。
だから私は今まで生きてこられた…幸せなままで。
268某スレの7(仮名):04/05/17 01:45 ID:???
爆弾投下事件直後からタイチロウさんの行動は素早かった。
パソコンをものすごい勢いでタイプしてたかと思うと、あちこちに電話をしたり無線機で
がなり散らしたりしていた。
外では自衛隊のヘリやトラックが引っ切り無しに行き来して騒々しいし。
あたしがご飯を作ってあげても掻き込む様にさっさと済ませてあちこち飛び回って…。
三日後くらいかな?いきなり「箱根に疎開する」ですもの!
理由を聞いたら、マンションを国に買い取って貰いそのお金でしばらく生活するんだって。
立川が壊滅したからその現場に近い場所に対策本部を作る必要もあったし、それを理由に
して民間人を遠ざけたかったみたいだってタイチロウさんが言ってた。
だからお互いに利害が一致して「取引」はスムーズだったって…。
そして八王子から民間人がほとんどいなくなり東京一円は交通規制…ううん「封鎖」された。
そこで何があったのかあたしは知らないけれど、知ったら無事ではすまないんだろうなぁ、
と思っている。そんな気がするの、あたしのカンは良く当たるんだから。
それより驚いたのはタイチロウさんの手際よね。
芸能人のマネージャーって仕事上、色々とウラ事情に詳しいのは解るけど、こんな事態に
どうしてあんなに冷静に対応できるんだろう?…やっぱり謎の人よね。
そしてあたし達は自衛隊の徴発した慣行バスでスゥイート・ホーム(恥ずかしいなぁ、コレ)
を後にした。目的地は箱根、温泉で有名よね。
恥ずかしながらあたし、森村アユミは観光気分たっぷりでした…到着するまでは。

箱根からは観光客の姿が消えていた。
その代わりに、あたし達みたいに不動産を政府に売却して疎開して来た人たちや「本当の」
避難民がたくさん居た。
立ち並ぶホテルは高級なものからビジネスホテル、果てはシティ・ホテルまでそういった
人達で一杯だった。
あたし達に割り当てられたのは「素泊まり5千円」って感じのビジネスホテル。
温泉は引いているらしいけど、広い湯船でのんびりしたかったなぁ。
タイチロウさんに言ったら、でかいホテルのレストランで晩御飯を食べたらサービスで
お風呂にも入れる、って。やったぁ♪早速準備しようっと。
こうして箱根での1日目は終わった…のだけれど。
269某スレの7(仮名):04/05/17 01:46 ID:???
ドアをノックする音で眼が覚めた。
寝ぼけ眼で周囲を見回し、箱根に来たことを思い出す。
慌てて浴衣からだぶだぶトレーナーとジーンズに着替えてドアを開ける。
不精ひげのタイチロウさんがお出迎え。寝呆けて浴衣姿でドアを開けなくて良かった。
どぎまぎしているあたしを放って事務的なタイチロウさんの声。
「朝メシを喰いながら今後の計画を立てよう」
え?しばらく温泉地で観光じゃないの?
「…残念だが観光気分は昨日でおしまい。今日からは業務再開だ」
え?え?タイチロウさん、人の心が読めるの!?…業務再開って?
戸惑うあたしには目もくれず歩き出すタイチロウさん。
慌ててバッグを持って後を追う私。

タイチロウさんは朝食の場所に高級ホテルのレストランを選んだ。
静かなので話に集中できるし、何より熱々のご飯とお味噌汁が食べられる。
これは絶対にあたしのためではなくて自分の好みのためね。なら遠慮はいらない。
2人して日本の朝食を堪能し、熱い日本茶で人心地つく。
お茶を飲み終わる頃にタイチロウさんが口を開く。
「我がサンシャイン・プロジェクトは先日の爆弾事件で社長以下重役幹部は全て行方不明
となった。所属タレントも生存が確認されているのは数名のみ。その中で我が社で活動を
再開もしくは契約希望をしているのはゼロ。…君はどうする?」
あの、タイチロウさん、それって、どういういう意味ですか?
「簡単に言えばサンシャイン・プロジェクトは無くなった、と思っていい。君の芸能活動
に関して我が社は一切の権利を放棄する。…つまり、君は自由なんだ」
タイチロウさん、それって…私、クビになっちゃったんですか?
「もちろん一定期間我が社の研修生だった君にも退職金…というかお見舞金も用意してい
る。今後の生活費にして欲しい」
タイチロウさんがバッグをテーブルの上に置いてファスナーを開き、中身をそっと私に見せる。
封印されたままの一万円札の束が見える…これって…タイチロウさんのマンションを売っ
たお金じゃあ…ないの?タイチロウさん、どうして?
270某スレの7(仮名):04/05/17 01:48 ID:???
タイチロウさんが難しい言葉で何か話している。
コヨウキヤクだとかロウドウキジュンホウだとか何かそんな話。
でもアタマがぐちゃぐちゃになった私には良く理解できない。
解っているのは、それなりに夢を持って入った世界から「用済み」の烙印を押されたって事だけ。
あ、鼻の奥が痛くなってきた。泣いちゃうのかな私。…いいや、泣いちゃえ。
どうせみっともないところばっかり見せてるんだし、いまさらよね。
お化粧してなくてよかった。してたならもっとみっともない顔になってただろうな…。
ん、待てよ?待て待てアユミ!良〜く考えるのよ。
頭の中で冷静なあたしが囁く。
タイチロウさんはどうするんだろう?だってコレ、タイチロウさんの全財産じゃあないの?
バッグからハンカチを取り出して急いで涙を拭く。
視界をタイチロウさんの右手が横切っていく。
レシートを持っていった!
ちょっと待ちなさいよタイチロウさん!話はまだ終わっていないんだから!
慌てて立ち上がったせいで膝を思いっきりテーブルにぶつけてしまった。
痛い。でも追いかけなくっちゃ。あ、また涙が出る。
…周りの人達、何か誤解してなきゃいいな…何考えてんだろ、あたし。
エントランスに出ると、右肩に上着を乗せて坂道を降りていくタイチロウさんが見えた。
思わず叫ぶ。
「タイチロウさん!」
あ、振り向いてくれた。よし勝負!
「あたし、こんなもの要らない!」
ずんずん。多分足音も重々しく歩いてるんだろうな、あたし。
「あたし、こんな中途半端なもの、要らない」
ずんずん。ゆっくり近付いてくるタイチロウさんの姿。
つまらなさそうな表情で咥えタバコをしているタイチロウさん。
うんこれだ。このタイチロウさんだな、一番好きなのは。
…おいおいアユミ、何言ってんの?
冷静なあたしが横槍を入れる。
271某スレの7(仮名):04/05/17 01:49 ID:???
タイチロウさんの眼前にバッグを突き出す。
「あたしが欲しいのはタイチロウさんの全部!」
…それはまた誤解を招く発言だと思うよ?
頭の中で冷静なあたしが忠告してくれる。
…ありがと、でも興奮してるから上手く言葉にならないの!
もう一人の、激情家のあたしが怒鳴っている。
「違うのッ!そう言う意味じゃなくって、タイチロウさんの経験と智恵が欲しいの!」
…よしよし、これなら通じるだろう。
「この世界に片足だけ突っ込んで!何も出来ないまま!お払い箱に!なりたくないの!」
あ、タイチロウさんの目が笑ってる。
「どうしてもこのお金を受け取ってくれないなら、このお金でタイチロウさんを雇うわ」
携帯用灰皿にタバコを押し込んで…新しいタバコに火を点けるタイチロウさん。
ま、いいわ。話は聞いてくれるんだから。
「このお金、タイチロウさんの全財産でしょ?こんな時にはお金が必要なんじゃないの?」
「…オレなら心配は要らないんだが…どっちかと言えば君にこそ必要だからなぁ」
もう!表情も変えずにそんなこと言わないでよ!
「…タイチロウさん、あたしって足手まとい?あたしがいるとタイチロウさん、迷惑?」
困ったなぁ、と言う感じで首を傾げて空中に視線を向けるタイチロウさん。
「このお金で厄介払いするつもりならはっきり言って欲しいの」
黙って頭を掻くタイチロウさん。
「もしそうじゃないなら、あたしと一緒にいて。あたしの夢を実現させる手伝いをして
欲しいの!そしたら、お金をもらうよりずっと嬉しい…」
「…このご時世では君の夢は厳しいモノだぞ?」
やった!
「大丈夫。おバァちゃんが言ってたもん。『独りでは出来ない事も二人でならできる』って」
そいつはまた、と行ってからタイチロウさんが黙り込む。
多分、楽天的だとか何とか言おうとしたんでしょう?
その通り、森村家は楽天家の家系なんだもの♪
こうしてあたし・森村アユミと広河タイチロウさんの関係は変化した。
マネージャーと研修生から、社長と専務(もち、あたしが社長ね)に。
272某スレの7(仮名):04/05/17 01:51 ID:???
えぇと、まずセカンド・インパクト直後のメディア…特にテレビとラジオについて話して
おきますね。
○○テレビ系列ってのは規模を縮小したけれど存在はしていた。東京から近郊の都市にそ
の機能を移転させたんだけど衛星を使った中継が出来なくて全国ネットの再開には時間が
必要だった。それに比べてラジオは比較的被害が少なくて情報の伝達に貢献していた。
だけどニュースや安否確認番組の御蔭でバラエティ番組なんかはずっと少なくなっちゃった。
皆ピリピリしていて、いつもなら笑い飛ばせる冗談も過剰反応されて…。
いわゆるタレントの出番はどんどん減少していったの。
タイチロウさんの言う「厳しい道」ってこういうものだったのね。
オマケに有名なタレントさんで外国に旅行中だった人達の中には亡くなった人もいて…。
ハワイやグァムなんて津波の影響がすごかったから…。
ほかにも外国で足止めを喰らったり、暴動に巻き込まれたり…。
作詞家・作曲家の先生も同様。
レコード会社も工場が倒壊して活動は困難。
かくして芸能人の仕事は減る一方でした、まる

…はふ…書いてて嫌んなっちゃった。
そんな状況の中であたし達(もちろんタイチロウさんとよ)は活動を開始したの。
…と言ってもあたしの基礎レッスンからなんだけれど。
とりあえずタイチロウさんはあたしの「声」に着目していたんだって。
しかも!歌を歌わせても面白い、って社長に言ってくれてたの!
そうかぁ…アレがなければ歌手としてデビューできてたかも知れないのかぁ…。
ん、白昼夢は置いといて、と。
そしてね!タイチロウさんのギターでレパートリーを増やしていったのよ。
このギョーカイにいるだけあって、タイチロウさんも昔はバンドをやってたらしい。
ただそのレパートリーって言うのが古い歌が中心で…結果的には正解だったんだけれど…。
どういう事かというと、要するに「誰がターゲットか?」と言う事。
セカンド・インパクト直後にまとまった財産を持っているのは中高年の人が多いと考えたのよ
タイチロウさんは。
273某スレの7(仮名):04/05/17 01:53 ID:???
だから演歌や唱歌を中心に情緒溢れる歌を覚えさせられたってわけ。
おまけに若者向けの音楽はアマチュアバンドがコピーしているし、その数も多いから出番
は少ないって…これも当ったのよねぇ…つくづく有能だわタイチロウさんって。
あの当時、どこの街に行っても人が大勢集まる場所ではそういったアマチュアバンドが
コンサートを開いていて賑やかだった。ちょっとうらやましかったのはジジツなのよねぇ。
だってそうでしょう?エネルギッシュで。
でもね、そんなあたしに意識改革の大波がやってきたの。
地道な営業(これはタイチロウさんの言葉。いわゆるひとつのドサ廻りね)で静岡に行った時
の話なんだけれど。
夜、海の見える公園で薪を照明にして「歌謡ショウ」が開催されたのね。で、その出演者
の一人としてあたしも呼ばれたの。
はっきり言って宴会の延長みたいなものだった。
お客さんはたいていが酔っ払っているし下品な野次は飛ぶし。
それでもリアクションは悪くはなかったのでタイチロウさんが「泣かし」に入ったの。
…もの哀しい曲のオンパレードで。
一生懸命に歌ったんですよあたしも。
そうしたら…そうしたら!
本当にお客さんがすすり泣きをし始めちゃって。
「ふるさと」で…えと、ウサギ追いしかの山♪って歌…その曲が終わって拍手が鳴り
止まなかったのでびっくり。
雰囲気のせいでもあるんだろうけれど、あの時は何ていうか…嬉しかったなぁ。
そしてラストに「上を向いて歩こう」を歌って。
…タイチロウさんって意外に年寄り臭いのかもしれないなァと思った。
でもその時の評判が良くて、仕事は一気に増えて、あたし達の会社は万々歳で。
そしてバレンタイン休戦臨時条約が締結され世界に一応の秩序らしきモノが再構築されて
日本も少しは落ち着いてきて。
人は娯楽って言うモノに飢えを感じていて。
普通なら二流止まりのあたし達にもどかどかとお仕事が舞い込んで来て。
そして…あたし以外にもタレントさんを抱えることになりました、まる
274某スレの7(仮名):04/05/17 01:54 ID:???
経営者としてのあたし達の基本姿勢は「地道な営業」と「可能な限り全年齢層へのサービ
ス」の二つ。
だって、ねぇ…美空ひばりさんの歌を歌えば、しょぼんとしていたおバァちゃんが急に
ニコニコして一緒に歌いだすんだもの。
そんなシーンを見たら、ウチのタレントさんも納得してくれた。
…うん、いい人達と仕事が出来てうれしかったな。
ただしこちらがトレントさんに無理を言った分「身の安全」は確保してあげてた。
だってあの娘達は歌を歌う芸人であって…その…そういう仕事の人じゃあないから。
あ!勘違いしないでね。別に夜の仕事をしている人達を見下ろしているんじゃ、ないのよ?
それが必要な仕事だと解ってもいるし感謝もしているの。
…あたし達は、その仕事は出来ないだろう、って事なの。
あたしはタイチロウさんの御蔭で今日まで無事に生きてこられたけれど、当時を思い出す
と、もしかしたら…とも思うのね。
「平気よアユミちゃん。人間はね、けっこう簡単に状況を受け入れられるものなのよ…」
そう話してくれたコールガールのお姐さんが、あたしの歌う「春おぼろ」を聴いて泣いて
いた事が忘れられない…。
だからね、あたし達はそういう仕事を断ってきた。
打ち合わせと称してホテルに呼びつける相手に水を引っ掛けてやった事もある。
仕事は頭打ちになっていったけれど、人は集まって来てくれた。
その中には、本当にもう「天才?」って思える子もいたの。
で、新たに…と言ってもごく当たり前の事なんだけれども「オリジナル曲」を創ろう!
って事になったの。
…恥ずかしながらそれまではリクエストに応じてその場その場で有名な曲を歌っていただけ。
著作権協会にはずいぶんお金を払ったと思う。
でもオリジナルなら!全部こっちのものよね?
作詞・作曲は「天才ちゃん」に任せて、あたし達は配布する媒体の調達に乗り出した。
…これがまた一苦労したんだけれども。
275某スレの7(仮名):04/05/17 01:56 ID:???
あの頃、皆はどうやって音楽を聞いていたかと言うと、手持ちのオーディオ機器が全てだった。
ウォークマンしか持っていない人はカセットだけ、CDプレイヤーしか持っていない人は
CDだけしか聴けなかった。
だって新製品なんて、発売はおろか製造さえされなかったもの。
ほとんどの資源を輸入に頼っていた日本にとって、あのセカンド・インパクトはジワジワ
とその影響を及ぼしていたの。
一時的とはいえ製造業は完全にストップ、在庫商品は闇値でどんどん売り払われていった。
修理しようにも部品が手に入らない、のでそれまで見向きもされなかった産業廃棄物処理
場に連日連夜人だかりがしていた…らしい。
それでね、有り金をはたいて…本当に全財産だった…S-DATで勝負に出たわけ。
皆でせっせとダビングしてパッケージして売り子して。
あのね、自慢になるんだけれど、現在でもS-DATが使用されてる原因のひとつはウチの
貢献度が大なんだから。
「貴方のために歌いたい」って曲、知ってる?
あの曲が大ヒットしてくれた御蔭なの。
それから立て続けに4曲が40万本以上のヒット!
S-DATのメーカーとの契約で二年間はS-DATでしか販売をしない、って決めてたから、
ずいぶん在庫が売れたみたい。
まぁ御蔭様でウチもVIP待遇を戴きましてですね、以後の芸能活動でかなり優位に立てました。
会社も着実に大きくなって、社会もだんだん平和になって、また娯楽が求められて…って
言う事で現在に至るわけなのです。
後は…そう、ドラマとか映画の新作をコンスタントに製作したいです。
今でも昔の再放送が多いでしょう?
アレをもっとこう…何とかしてみたいですね、他の会社の方とも協力して。
276某スレの7(仮名):04/05/17 01:58 ID:???
…え?タイチロウさんはどうしたか、ですか?
…うふ、うふふふ、ふひゃひゃひゃひゃ♪
じゃん♪
あたしこと森村アユミは!めでたく!広河アユミになりましたぁッ!
あたしとタイチロウさんの関係は三度変化しています。
…え、プロポーズの言葉、ですか…。
ちょっと酷いんですよタイチロウさんって。
「なぁアユミ、お前はそんなに歌が上手くないんだからそろそろやめないか?」
って言うの。そして、そしてね?
「これからはオレのためだけに歌ってくれ」
って言うのよー!あー恥ずかしい♪

そうです。
「貴方のために歌いたい」って曲の詩はあたしが書きました。
それを「天才ちゃん」がすらすら〜っと素敵に手直ししてくれました。

あたしは、色々な人に色々なものを貰って幸せになった。
だから、だから今度は、沢山の人を、ほんの少しでも幸せな気分にしてあげたい。

                                 <Fin>
277某スレの7(仮名):04/05/17 01:59 ID:???
えと、あとがきです。
実はこのお話は2月の時点であらすじが出来上がっていました。
多忙のために執筆が遅れただけなんです…。
元は林原めぐみさんをモデルに勧めていくつもりだったのですが、流石にそれはマズイ
だろうと私の中の何かが囁きまして…。
一人称、って言うのも決まっていました。「根府川先生〜」で味をしめたみたいです。
で、出だしで元気な女の子をイメージしたら自己紹介をする場面が浮かんで。
指が勝手に名前を書いていて…この時には気づいていなかったんですよ本当に。
ずいぶんと自然に出てきた名前だったから、自分でも感心していたんです。
でも「ヒロカワタイチロウ」まで出てきてやっと気付きました。
パクリやんかーーーーー!(出題・どなたの作品でしょうか?)
こうなったらもういっそあとがきまで全て真似てやろうと思いまして、はい。
毒喰らわば皿まで。

ではそろそろ行数も尽きて参りましたのでこの辺で電源を切ります。
この話、気に入って貰えるとうれしいんですが。もし、気に入ってくれたとして…そして。
もしもご縁がありましたなら、いつの日かまたお目にかかりましょう
                                      某スレの7(仮名)
平成十六年五月
278某スレの7(仮名):04/05/17 02:03 ID:???
皆様、保守ありがとうございます。
今回もまた悪ノリしてしまいました。
大物作家さんの作風とキャラをパクって(パロディ?)してしまいますた。
…さて、どなたか解りますか?
手元に文庫本がないのでどの程度にているのかは不明です。
記憶のみで書いてみました。

それでは次作の準備を致します。
279某スレの7(仮名):04/05/17 03:38 ID:???
良かった…無事だった。
深夜(3時過ぎ)に鯖落ち騒ぎがあっものですから心配になって。
新作、乙でやんす。
いつものことながら、S-DATのことにさらっと触れるなど、芸の細かさ
には脱帽です。
今回はお話自体も前向きで明るいものでしたね。
次回も楽しみに待たせて頂きます。

ところで根府川先生スレの根府川先生は……
これは聞かぬが粋、か。
素子さんですか、懐かしすぎますw
282某スレの7(仮名):04/05/18 00:50 ID:???
>>280
いつもお読みくださりありがとうございます。
2月に宣言したとおり、明るく元気な女の子が登場する物語になりました。
ラノベ、ですかね?何しろ、元がコバルト文庫ですからw
8月中までに何とか2本仕上げたいものです。
…8月に書きたいエピソードがありますから。

根府川スレ……ゲフンゲフン歳を取るとどうも物覚えが悪くなってごほげほ

>>281
ご名答。
先程検索しましたところ、新井素子研究〜略してモトケンなるサイトを発見しました。
すごいですねぇ、一世を風靡しましたからねぇ…。
ところが、です。
タイチロウさんの名前は「ヒロカワ」ではなくて「山崎」だったんですね。
すっかり記憶がトンでます。広川を広河に変更したのは故意ですが、いやはや。
もう一度読んでも楽しめるかも?
知っている方が居て助かりました。文章の雰囲気、似てましたか?

それではまた、いつかどこかのスレで…。
いかんいかん、保守せねば…。
保守なのです。
あげなのです。
保守しまーす♪
保守しかないのか、ここは
セカンド・インパクトから四年が経ちました…。
皆さんお元気ですか?
289某スレの7(仮名):04/09/20 00:09:17 ID:???
皆さんお久しぶりです、お元気ですか?
他人様のパソコンを借りてムニャムニャやっています。

ところで念願のサイト開設が出来ました。
ここに投下したモノを収めているのですがスレ主の1氏にお願いがあって参りました。
実は一連の作品を「シリーズ・名も無き詩」としてまとめたいのですが、スレタイの使用をご許可ください。
現在は別のタイトルなんですが、何か違和感があります。

どうぞよろしくお願い致します。

やや時期が遅れましたが、スレ二周年おめでとうございます。
保守
         _ ___
        < /=ヽ 〉
 |  ┬ |  〈( V| | |レ
 |  ┼ |   |!!ノノ |_|
 レ の ヽ-⊂くノノノノ
        ノ!ノ!!ノノ
         し'丿

                 _
              「`Y´   ヽ アハハ〜ッ
 |  ┬ |        └ァ!ミ!ノノ)))〉
 |  ┼ |   |, ┼、  ん|!!l.^ヮ^ノ
 レ の ヽ-'   |-’   !⊂)卯つ
              ノ!|!κζつ
               ' l_ノ
か、可愛い…↑
保守
ほす
保守
hochu
断固保守
あけおめ保守
最初、俺に何が起こったのかわからなかった。
蒼色の髪をした少女が目の前に現れたのかと思ったら、
その少女は一瞬にして当時の俺の意中の女性に変わり、俺に抱きついてきた。
その抱擁はあまりにも気持ち良く、俺はそのまま目を瞑り、その気持ち良さに酔った。
どれぐらい俺はそうしてたのだろうか、気付くと俺は何処かの病院に収容され、ベットの上で寝ていた。
そこがネルフの病院だと後から知った。

隣りのベットで寝ている少し初老の男性に何が起こったのかと訊くと、
「わからない、でも何か大変なことが起こったらしい」とだけ言った。
俺はいてもたってもいられなくなり、ベットから起き上がり、廊下に出て、
慌てて廊下を走る医者や看護師、そしてなぜかいる自衛隊の人間に
何が起こったのか訊いたが、全員が「今はそれどころじゃない」と言って、
質問には答えてくれなかった。とにかく、俺は夢中で辺りを駆け巡り、
誰か答えてくれる人がいないか、病院内を歩き回った。
そして、ある病室の前に行くと、ドアの向こう側から何か怒声が聞こえてきた。
俺はその聞こえてくるドアを見て、悪いかなと思いつつ、その声が気になったため、
ドアに耳をつけた。その声は女の子の声だとすぐにわかった。
何やら「殺してやる」や「死ねばいい」などと聞こえてきたので
俺は慌ててドアノブを回した。幸い鍵はかかっていなかったらしく、
簡単に部屋に入ることができた。そこで俺はぎょっとした。
赤毛の少女が黒髪の少年を床に押し倒し、首を絞めていたのだ。
俺は無我夢中で少女の両肩を掴み少年からどかした。「少女は邪魔するな!」と
叫び、俺の身体を殴り続けた。俺は必死で人を呼び続け、
その場は白衣を着た医者らしき人が数人来て、なんとか事なきを得た。

十年後、俺は再び彼女を見た、昔より数段大人っぽくなっていた。
そして、彼女は五歳ぐらいの少女と手を繋ぎ、その少女を挟んで、
青年が五歳の少女のもう片方の手を繋ぎ仲良く歩いていた。
彼の顔はあの少年の面影がある。そして真ん中の少女は何処か二人に似ている。
ああ、そうか、と俺は思い、頭を掻いた。
別に何でもない、それだけの話だ。
300名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/01/07 16:42:40 ID:ibRbHPxA
300
せんせ
ラヴィ
303名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 20:02:50 ID:???
アン ローズ
304名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 20:36:25 ID:???

305名無しが氏んでも代わりはいるもの:時に、西暦2015-10/04/01(金) 23:07:44 ID:???
日付を記念にスタンプしときますね
306名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/20(水) 20:14:24 ID:???
ただ好きなだけ
307名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/30(土) 06:26:05 ID:???
愛してる
308名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/22(日) 23:46:07 ID:???
君と歩けたらどんなにいいだろう。
309すでにありそうな話だが:2005/05/29(日) 01:04:31 ID:???
俺は、潜る。

海の見える場所に住んでいた。
潜るのは得意だった。そこらで一番ってやつだ。
ダイビングの講師なんぞもやっていた。

恋もした。そこそこ不満でそこそこ幸せだった。
俺は疑っていなかった。
薄ぼんやりと夢想する未来が来るのを。

そんなもの、来やしなかった。
00913。
俺は故郷を失った。家族を友人を恋人を失った。

俺だけが生きていた。
生き延びたことを悔い呪った。
偶然や幸運という言葉に憎しみを覚えるほど。
310すでにありそうな話だが:2005/05/29(日) 01:07:47 ID:???
その後をどうやって生き延びたのか。
気がつけば、俺は潜っていた。
最初は自分の家。次に恋人の家。

津波の直撃を免れた家はほぼ原形のまま残っていた。
人が居ないことを忘れるほど、部屋は記憶のままだった。
そこを満たすものが海水だということ以外。

ぷかりと漂う写真立ても、ただ懐かしかった。
確かに俺はここに居た。
ここに居続けられない自分も自覚した。

そして俺は今も潜る。
人の記憶。遺産。絆。
連綿と続くはずのものをサルベージする。

あがく人間の力を信じて。
薄ぼんやりと未来を夢想したくて。
311名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/06/05(日) 02:57:21 ID:???
ほす
312名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/06/10(金) 14:02:37 ID:???
はす
313名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/06/19(日) 23:48:40 ID:???
保守
314名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/06/25(土) 15:47:10 ID:???
保守
315名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/02(土) 18:30:11 ID:???
保守
316名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/09(土) 19:02:53 ID:???
愛してる
317名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/16(土) 03:48:42 ID:???
とっても〜♪
318名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/17(日) 02:53:49 ID:???
保守して死守
319名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/23(土) 18:15:17 ID:???
保守
320名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/30(土) 15:51:11 ID:???
保守本流
321名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/07/31(日) 21:31:38 ID:???
保守
322名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/03(水) 00:13:13 ID:???
ちょっとぐらいの汚れ物ならば 残さずに全部食べてやる
323名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/06(土) 21:24:11 ID:???
保守
324名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/18(木) 03:44:08 ID:???
I only know that I love her
The girl of my dreams I must find her
Thinking of time we'll be spending
Thinking of love we'll be sharing
I'll know that girl when she comes near
filling my heart with these dreams,
but I know that until then I'll feel alone

Love is everything. Love to share with you

Two eyes speaking of Love
Two arms hold two lips that know
how good it is to be together
Like in a dreams, Love only glows and it gr
325名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/22(月) 00:21:24 ID:???
ラヴィ
326名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/28(日) 14:17:43 ID:???
愛してる♪
327名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/30(火) 21:26:18 ID:???
君だけに
328名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/01(木) 12:27:38 ID:???
お前しか見えない
329名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/05(月) 00:19:41 ID:???
支援を継ぐ者
330名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/08(木) 00:47:05 ID:???
また堤防が決壊しそうなので保守
331名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:07:18 ID:???
あと3スレ?
332名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/14(水) 06:17:31 ID:???
迷惑かけてごめんね
どれだけ悔やんでも戻っては来ない笑顔
333名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/17(土) 09:00:58 ID:???
どこまで歩けば届くのだろう
334名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/21(水) 07:11:51 ID:???
Not Found
335名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/24(土) 08:04:34 ID:???
あたりまえのラブソング
336名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/27(火) 07:54:49 ID:???
すれ違った後立ち止まらない
どこかでもし出会っても幸せ祈るだけで
振り向かない 君を見つめない
確かに歩き出すよ
2人で過ごした季節は数えるほどしかないんだけど
泣いた顔 笑う顔 まぶたに焼き付いてる
だけど君をあの頃に戻しちゃいけない

すれ違った後 立ち止まらない
変わらぬ面影見つけても言葉は交わさずに
振り向かない 君を見つめない
確かに歩き出すよ
337名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/30(金) 10:11:20 ID:???
くすん
338名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/03(月) 08:36:04 ID:???
1万2千年前から愛してました
339名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/04(火) 17:16:56 ID:???
一万二千秒ではどうか?
340名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/11(火) 18:28:57 ID:???
つらい
341名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/12(水) 17:46:06 ID:???
伝えよう
342名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/19(水) 16:43:01 ID:???
君に
343名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/23(日) 23:02:28 ID:???
タイトルのない詩
344名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/06(日) 00:00:54 ID:???
最下層記念カキコ
345酢漏人:2005/11/06(日) 18:15:26 ID:nLt3bfZ/
スレはどういった基準で消えるのだろう・・・
346名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/06(日) 21:48:30 ID:???
名スレなんだからageご苦労
347名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/20(日) 21:07:24 ID:???
保守
348名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/30(水) 06:28:02 ID:???
名もなきスレ
349名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/09(金) 18:34:36 ID:???
師走保守
350名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/21(水) 23:08:53 ID:???
あるがままの
351名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/23(金) 00:40:16 ID:???
焼肉屋
352名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/27(火) 23:49:45 ID:???
なんでやねん。
353名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/05(木) 16:39:57 ID:ylDpa6pF
古いスレらしいので保守
354名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/05(木) 16:42:00 ID:???
カスチル(笑)
355名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/09(月) 22:59:53 ID:???
保守
356名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/16(月) 21:28:18 ID:nwqyI9zk
喫茶店連れてってくれやー
357名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/20(金) 08:06:44 ID:???
ホッシュ・ド・ビーフ
358名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/29(日) 22:26:14 ID:???
保全さげ
359名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/07(火) 05:16:13 ID:???
保守
360名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/08(水) 12:05:56 ID:???
唯一わかってるのはその子を好きだってこと
夢にまで見た子 見つけるべき人
考えてる その子とともに過ごす時間のこと
思ってる その子と分かち合う気持ちのこと
そばに来ればきっとその子だってわかる
心はその子のことで溢れそう
でも知ってる 出会うまではずっと寂しいままだろうって

この思いだけがすべて 君と分かち合うためのこの気持ち

好きだって語りかけてくる二つの目
抱きしめる二本の腕 唇は知ってる
二人一緒にいるのがどんなに気持ちいいことなのか
まるで夢の中 この思いだけが光を放ち、輝きは広がってそしてみごと全世界を焼きつくしたのでした。めでたしめでたし。
361名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/14(火) 07:57:29 ID:???
保守
362名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/23(木) 10:33:34 ID:???
汚れ汚れて
それでも生きてきた
願いがかなう日を信じて

疲れたよパトラッシュ
363名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/04(土) 07:45:13 ID:???
差し出した腕に残る過去の傷痕は
許されざる僕が背負った罪の証
かすかに微笑む口元が愛しく儚くて
今も変わらない君を見てる
このままずっと
364名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/11(土) 15:12:10 ID:???
溜息まじりの風の中、僕に見せた
君の涙の理由はわからない
今もふさがれ続ける心の痛みを
誰が壊せるのだろう
息を殺したまま、うつむいて泣かないで
いつだって…
そうさ出会えるから
世界中の誰もがわからなくてもいいさ…
君が待っているなら
今も変わらない君を見てる
このまま…
差し出した腕に残る過去の傷痕は
許された君が背負った罪の証
かすかに微笑む口元が愛しく儚くて
誰にも君を渡さない
いつか君が生まれ変われたとしたならば
あの日のように…
きっと出会えるから
一人きりで震える夜になってもいいさ…
僕は待ってるから
今はあの日の君の姿が見えない
目を閉じてその微笑みに触れた
たとえ二人がどんなに遠くなってもいいさ…
君が待っているから
いつも側にいると信じてる
君だけを…
世界中の誰もがわからなくてもいいさ…
君が待っているなら
今も変わらない君を見てる
このまま…
365名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/13(月) 23:09:23 ID:???
  ).            _..∞,     _..∞,      _..∞,      _..∞,    
 (.          ●'''" * ""'';;●'''" * ""'';;,;●'''" * ""'';;,;●'''" * ""'';;,  
  )          \.从 从 ;;;ミ\.从 从 ;;;ミ.\.从 从 ;;;ミ. \.从 从 ;;;ミ.
 (∴           ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ. どんどん掘るわよ
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━  
  ).            _..∞,     _..∞,      _..∞,      _..∞,    
 (.          ●'''" * ""'';;●'''" * ""'';;,;●'''" * ""'';;,;●'''" * ""'';;,
  )          \.从 从 ;;;ミ\.从 从 ;;;ミ.\.从 从 ;;;ミ. \.从 从 ;;;ミ.
 (∴           ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ. ほじほじせっせ
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━
  ).            _..∞,     _..∞,      _..∞,      _..∞,    
 (.          ●'''" * ""'';;●'''" * ""'';;,;●'''" * ""'';;,;●'''" @ ""'';;,
  )          \.从 从 ;;;ミ\.从 从 ;;;ミ.\.从 从 ;;;ミ. \.从 从 ;;;ミ.
 (∴           ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  ゝ@ω@ν ;;;ミ. うめせっせ?
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━(,,,ノ(,,,ノ━━━(,,,ノ(,,,ノ━━
  \.            > >  ,/〜   > >  ,/〜  > >  ,/〜   > >  ,/〜  (´⌒(´
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
366名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/14(火) 07:02:46 ID:???
色々変わってしまった。陳腐な言葉だが
「カワラナイモノ」・・・それを探したいと思う。
思い出にすがるつもりは無い。
でも「ワスレチャイケナイモノ」・・・あるはずだ。
今の俺にとって忘れらちゃいけないモノ
それは君が帰る筈の場所の暖かさ。
367名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/16(木) 21:27:18 ID:???
保守
368名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/19(日) 21:40:48 ID:lXERjd2n
このスレ探してたんだよー。
アゲ!
369名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/19(日) 21:43:37 ID:???
最近の糞スレ乱立事件で萎えていたが
久々に良スレを見た気がする。

370名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/19(日) 21:54:28 ID:???
無い
僕はお金持ちだ
無い
僕はよく社交パーティーに出ている
無い
僕は成績優秀だ
無い
僕はよく人格を褒められる
無い
僕は全てのものを手に入れたんだ

ある日 全てを失った
だけど初めて気付いたんだ
僕に無いものが


ああ 彼女は何処に行ったのだろう
僕も知らない誰も知らない

彼女とは長い付き合いだった
だからかな
お互い分からないんだ

時に裁きをあずけても
世は無情に引き裂いていく

僕は今歩いている

無いものを求めて
371名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/19(日) 22:00:03 ID:???
天国はすごく良い所らしい
だっていった人が誰一人かえってこないのだから
372名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/20(月) 08:37:58 ID:???
フライバイ
373名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/21(火) 13:17:53 ID:???
愛してる
374名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/22(水) 05:30:24 ID:???
七歩行
375名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/28(火) 11:07:08 ID:???
名無詩
ななし

がーん!
376名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/29(水) 19:07:02 ID:???
上手い!
377名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/02(日) 17:39:14 ID:2+1XLds0
age
378名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/04(火) 22:30:00 ID:???
念入りに保守
379名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/10(月) 07:57:54 ID:???
保守
380名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/10(月) 21:46:13 ID:???
ほほほほほ守
381名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/12(水) 07:00:37 ID:???
君がいなければ
382名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/15(土) 23:14:38 ID:???
保守です
383名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/23(日) 20:16:48 ID:???
ほもり?
384名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/25(火) 12:58:34 ID:???
すげー、まだ残ってるのか・・・
385名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/25(火) 15:20:29 ID:???
当時おれはオリコンマニアで、あのオリコンウイークリイを毎週欠かさず読んでいたんだ。
名もなき詩が初動120万枚を叩き出した衝撃は凄かった。
ちなみに花の初動が55ぐらい、シーソーゲームが70ぐらい、イノセントワールドが40ぐらいだったと記憶している。

ボレロとグローブの2ndアルバムの同時期発売対決も面白かった。
どちらも初動150ぐらいで最終的に320ぐらいで落ち着いた記憶がある。
386名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:00:53 ID:???
近未来、人類は永遠の謎とされた”ゲッター線”の採取に偶然の成功を収めることになる。
だが、それが”世界最後の日”の始まりになろうとは誰も知る者はなかった。
突然の”インベーダー”襲来により月は瞬く間に占拠された。
そして彼らの脅威は地球へも広がろうとしていた…

真 (チェンジ!!) ゲ ッ タ ー ロ ボ 〜世界最後の日〜

人類は国家機密連盟の許に、彼らインベーダーの地球侵略を阻止すべく、
科学の粋を結集した超兵器スーパーロボットを開発。
そしてそのパワーにより、10年に渡る月世界戦争の末、恐怖の侵略者を絶滅することに成功した。
だが…

第一話 復活!!悪の要塞早乙女研究所

時は経ち、ゲッター線開発の先駆者である一人の男。
早乙女博士の死亡とともに、彼らインベーダーの本当の狙いが動き出すのであった。

早乙女「…私はこの地で一度死に、再びこの地に帰る命を得た…」
早乙女「…そう、世界の最後を見るために…」
387名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:12:43 ID:???
兵隊「現在異常ありません」
兵隊「カーゴの速度、全てが予定通りです」
兵隊「了解、引き続き警戒体制。少しでも異変があれば報告せよ」
兵隊「これは軍の最高機密指令である」
兵隊「万が一、国連軍にも知られることは許されない」
兵隊「繰り返す、現地ではコンテナの用意は完了か?」
兵隊「全て完了。迅速な積み込みを頼む」
兵隊「引き続きカーゴの速度を…―――」

武蔵「うるせえな。全く一体何だってんだ?このバカ騒ぎは?」
弁慶「さあな?俺たちゲッターチームの生き残りが駆り出されたんだ。ただ事じゃないのは確かだろうよ」
弁慶「なんせ、三年前もこの嵐の晩だったい…」
弁慶「うん?…おいおい何すんだよ」
武蔵「捨てちまえよ、そんな写真」
弁慶「…いや、そんな…いくら昔のことだからってよ…」
弁慶「…うん?」
弁慶「むむむ?」
武蔵「なあ弁慶、頼みがあるんだがな…」
弁慶「ああ?」
武蔵「近いうちに俺ん所に遊びに来てくれないか?元気に会ってやって欲しいんだ」
弁慶「好くなったのか?」
武蔵「少しはな…カウンセラーも言ってる、その程度さ」
弁慶「実際悪いと思っている…何もかも、あんたに押し付けちまった様で…」
武蔵「いやあ、俺は子供が好きだからなあ。一緒に暮らして張り合いがあるさ」
弁慶「でもなあ、あの年で心を閉ざしちまうとは…いくらあんなものを見ちまったってな…」
388名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:14:54 ID:???
元気「あ゛…あ゛…あ゛…あ゛」

弁慶「おまけに犯人はよぉ…」
武蔵「止めろ、これ以上は黙っとけ」
弁慶「でも、あんただってアイツが博士を殺したなんて思っちゃいないんだろ!?」
武蔵「わかってる、だから忘れろ。俺はそうした」
弁慶「あんたにとっちゃ、それで良いかもしれないが」
武蔵「いいか…」
弁慶「俺にしてみれば…」
武蔵「でも忘れろ、その方が良いッ」
武蔵「…”ミチルさん”が死んじまったこともだ」

隼人「かって、この雷だけが、愛しい死者に再び命の灯火を与えることの出来る唯一のものと信じられていた」
隼人「勿論、物語の中だけの世界、そう言った方が宜しいですかな、この場合は特に?」
敷島「何を言う、もはや夢と現実を隔てていた壁は崩れ落ちたのだ」
敷島「そうだ、ワシは作り上げた。物語ではなく本物を、だ…」
隼人「ですが…彼は血を流すことが出来るのでしょうか?…そう、人として」
敷島「むう…さあな、それこそ神のみが知ると言った所か…」
敷島「所詮ワシらは罪深き者、せめて見届けねばとは思うが…これ以上は堪えられん」
敷島「なに?」
隼人「博士!」
389名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:15:49 ID:???
弁慶「んん!?」
武蔵「なんだ!?」
武蔵「インベーダーだと!?」
弁慶「バカな!?こいつらは絶滅させたはずだぞッ」

兵隊「「「うあああ」」」

弁慶「野郎!」
武蔵「囲まれたぞ」
敷島「武蔵!弁慶!」
敷島「何をしておる!?早く逃げんか!そして荷物を守れ!」
敷島「いいか、決してこやつらに渡すではないぞ!―――頼む!…」

弁慶「ば、バカな!どうしてコイツがこんなところに?」
武蔵「わからん…だがここは!――」
弁慶「――行くしかないか!」

敷島「さらばだ!後は頼んだぞーッ!」
390名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:24:28 ID:???
弁慶「み、見たか?…あれは間違いねえ――ゲッター2だぜ!」
武蔵「ああ、しかしな…問題は誰が乗ってたかだッ!」
弁慶「ちッ、来やがった…護衛の連中は何をしてやがる…え〜おいッ…」
弁慶「どうした?応答しろ!第三大隊!第五小隊!どこでもいいッ!…ん〜えぇぃッ、もう!」
武蔵「こりゃあとんでもねえモノを俺たちは運んでるらしいな…」
弁慶「ちッ…たくッ、たまんねえなぁッ」
弁慶「く、このぉ…!?」
武蔵「うぬ…ぬおぉぉッ」
弁慶「野郎!」
弁慶「コイツ…ッ!――」
武蔵「弁慶!」
弁慶「――ん?」
武蔵「ハンドルを代われ、化け物に目にモノを見せてやるッ!」
弁慶「了解ー!」
武蔵「…いくぞ!ゲッター3ィッ!」
武蔵「へへへ、コイツは渡せねえなあ!」
武蔵「ん?…こ、コイツはぁッ!?」
弁慶「どうしたぁ、先輩ッ?」
弁慶「な、何ッ!?」
武蔵「う…うわあああ!」
武蔵「な、何だ、コイツは!…俺の…俺の知らない、”ゲッター”だとぉッ!?」
武蔵「ぐはあ!」
弁慶「ぬおお!」
弁慶「く…ん?…あれは!」
弁慶「ん…」
弁慶「なぁッ!?」
弁慶「う…う…あ゛…あ゛…あ゛…」
391名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:25:37 ID:???
兵隊「遅いッ」
兵隊「戦力は?」
兵隊「日本全域から集結中だ!」
兵隊「混乱は承知の上だ、一刻を争え」
兵隊「我第三富士駐屯地、ビート23部隊全機発進」

パイロットA「どういうことだ!?今は一機でも戦力が欲しいはずだぞ!」
パイロットB「なのに何故私たちを降ろす!?」
パイロットC「ポンコツとは言え、十分なはずだぞ!」
整備員「え…え…これは上層部からの命令でッ…」
パイロットB「なんだって!?」
パイロットC「そ…そんな?」
パイロットA「ア、アイツをもう一度ゲッターに乗せるだとぉッ!?」

黒服A「…はい、そうです…ですが、いくら目的の為とはいえ、よりによって永久囚人を使うなどとは…」
黒服A「…ええ、やはり間違いないのですね…はい…」
黒服A「…しかし、ヤツは三年前に殺されたはずではなかったのですか――この男にッ」
黒服A「ですが…」
通信員「報告します!浅間山山中に敵戦力出現!」
通信員「なお…確認された敵機動兵器は――ゲッターロボG!」
黒服A「なにぃぃッッ!?」
392名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:26:46 ID:???
早乙女博士「ふふふふははははッ…はははは!!!」
早乙女博士「はははは!!!来るなら来てみろ!」
早乙女博士「貴様らには指一本たりとも触れさせはせんぞ――」
早乙女博士「――この愛しの號にはなッ!ふ、ふふはははは!!!」

通信員「非常事態非常事態…各常任理事国大使は作戦室に集合――非常事態発生」
国機連大使「映像はキャッチできたのかね?」
国機連大使「情報はどこまではっきりしているのかッ」
国機連大使「日本大使はここには入れるな、あくまでも内密に…」
大使A「一体何事かね?この秘密作戦室を使用するほどのことなのかね?…なにッ!?」

兵隊「「「う、うわあああ…」」」

兵隊「バカなぁッ…こんなのに敵う訳ないだろうがッ!――う、うわあああ!」

国機連大使「「「おおお…」」」
大使A「な、なんだ?日本はいったい何をしているんだ?」
早乙女博士「ふふふふ…」
大使A「おお?」」
早乙女「如何かな我がゲッター軍団の威力は?」
     「見れば、随分懐かしい顔ぶれではないか…」
     「そう、かつて私と共にゲッター線の開発に取り組んだ仲間が、今では国機連大使とはな…」
大使B「そ、その声はまさか…!?」
早乙女「ふふふ、怯えることはなかろう…まあ貴様らの出世はワシが死んでこそのもの…」
大使C「やはり!」
大使B「その声!その姿!」
早乙女「左様、我が名は早乙女、地獄の底より還った男よ――」
       「――そう、この世の最後の夜明けを見るためにな…」
大使A「バ、バカな…それが完成するとは!」
早乙女「何を今更…そう、研究は発表されなければ価値がない」
       「でなければ、浮かばれぬ…不幸が許してはくれまいよ…」
393名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:27:39 ID:???
黒服A「…で、この子供が早乙女の…」
黒服B「ああ、巴武蔵ってのが引き取ってったらしいが、車一佐がどうしても呼んでくれって」
黒服B「ん?来たらしいな…」
黒服A「…軍の連中も良くやるぜ」
 「なにせ、仮釈放を条件とはいえ、犯人自身にもう一度同じ相手を殺すチャンスを与えようってんだ」
黒服B「見ろ、あれが早乙女を殺した男――流竜馬だ」

竜馬「ゲッタァァーーウイングッッ!!」
弁慶「――ん?――」

弁慶「…なんだと?竜馬を行かせただと!?…うぉッ痛ッ!」
黒服B「無理をするな」
黒服A「まあ心配するな、やつなら間違いなく”アレ”を取り返してくれるだろうよ」
弁慶「バカ野郎ッ!”アレ”はそんなんじゃねえ!いいか、俺は見たんだ…”アレ”は…!」
弁慶「…あ!」
弁慶「すまねえ…すまない、元気!俺たちは今度こそ…今度こそ竜馬に間違いを起こさせるかもしれん…」
   「なのに…なのに止めることは出来ないなんて!…すまねえ…すまねえ、元気…」

早乙女「だが、犯してしまった過ちは余りにも大きすぎた…」
     「せめて、ワシがゲッター線の研究などに手を染めなければ…」
     「…なあ、許せよ!許せよ!…號よ!…おおお…!」
394名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:28:25 ID:???
通信員A「報告します。只今、ゲッター線の異常活性化反応をキャッチ」
通信員B「レベルが急激に上昇中」
大使「ええい、早乙女め!いよいよ始める気か!」
コーウェン「その通り――」
スティンガー「――ですな!」
コーウェン「早乙女はゲッター線の実用化に於いては我々の一歩も二歩も先を行った男、恐らくは…」
大使A「おお!来てくれたのかね、二人とも!」
コーウェン「勿論ですとも。なにせ、皆さんと一緒にこれから起こる全ての証人となれるのですからねぇ――」
     「――そうだろスティンガーくぅん♪」
スティンガー「…う…うん…そうだね、コーウェン君♪」
コーウェン「これから人類が迎えるものこそ、明日という名の希望なのか?」
スティンガー「はたまた破壊という名の――」
コーウェン、スティンガー「「――絶望なのか?それは神のみぞ知る――」」
早乙女「――だが報いは受けなければならん!」
早乙女「そう、その本質が何であるか知ろうともせず、
     「無限のエネルギーよ、とゲッター線を弄ぼうとした愚かな者どもッ」
     「さあ、世界最後の夜明けに懺悔せよ…ぬははははははッッッ!!!」
395名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:29:56 ID:???
竜馬「うるせえッッ!!」
早乙女「ん?」
竜馬「それはテメェのやるこったぁーーッッ!!」
早乙女「竜馬ッ!?」
竜馬「久しぶりだなッ、ジジイ!どうやって生き返ったかは知らねぇが――」
   「――今度こそ引導を渡してやるぜーーッッ!」
竜馬「おおおおおお!!!おおおおおお!!!」
早乙女「やめんかッ!」
竜馬「むッ!」
早乙女「それ以上はお前の為にならん…だがな、ここは良く来たと褒めておこうか――」
     「――この”裏切り者”めがぁぁーーッッ!」
竜馬「黙れッ!テメェが”ゲッター線”を利用して何を企んでたか俺は忘れちゃいねぇッ!」
   「それになぁ、テメェはどのみち死ななきゃならねぇんだ…」
   「…だったら今度こそ、この俺の手で!」
早乙女「…”ミチル”の時にもそう言ったのか?…」
竜馬「!…だ、黙れぇッー!」
396名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:30:46 ID:???
竜馬「ゲッタァァァーーービィィィーーームッッッ!!!」
早乙女「ぬッ…ぬぅッ…流石に元ゲッターリーダー、伊達じゃあない…」
竜馬「ゲッターライガー!?」
竜馬「うぐ?」
竜馬「…うおお…ぎぎぎッッ!!」
早乙女「ふふん、止めだ!」
早乙女「ぬぁーはっはっは!」
竜馬「舐めるなぁーーッッ!!」
竜馬「もらったぁーッ!」
早乙女「竜馬!!」
竜馬「おおおッッッ!!!」
早乙女「ぬおぉぉ…ぐおお…お…!!!」
竜馬「…ど、どけー!ジジイッ!」
早乙女「ふははは…何も分からぬ愚か者めが。いいか、よく聞け――」
     「これこそがワシら、ゲッター線に関わった者全員が夢にまで見たもの」
     「背負わねばならぬ宿命そのもの」
     「そして、もし…もし、ワシがここをどいてみろ!」
     「その時こそ世界は最後を迎えるのだぞ!」
竜馬「うるせぇーッ!」
   「いいか!俺はなぁッ、世界やそのカプセルがどうなろうと知ったこっちゃねぇんだッ!」
   「ただ、手前の勝手で、俺たち仲間をバラバラにしたアンタと…あと一人、隼人を殺せればッ」
397名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:33:04 ID:???
號「…いけないッ…」
竜馬「?」
早乙女「むッ?」
號「それはいけないッ…何故なら―――」
竜馬「!」

国機連大使「「「…おおお…おおお…!!!」」」

竜馬「な、なんだ!?何が起こった?」
竜馬「ゲ、ゲットマシンが…!」
竜馬「こ、これは一体ッ!?」

次々と合体を重ね、巨大な姿を顕わにした真ドラゴン!
強大な敵を前に竜馬たちはどう戦うのか?
そして早乙女と共に現れた少年の正体とは?

次回 真!ゲッターロボ、
脅威!神か悪魔か真ドラゴン!―――お楽しみに!
398名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:34:47 ID:???
竜馬「ゲ、ゲットマシンが…!」
竜馬「こ、これは一体ッ!?」
竜馬「うッ、うわあああ!」
竜馬「が、合体!?…バカな!これだけの数を!」
竜馬「ぬううう!…オープンゲット!」
竜馬「ぐうう…」
竜馬「ゲッター!」
竜馬「ライガー!」
竜馬「ぬうッ…!」

第二話 脅威!神か悪魔か真ドラゴン!

竜馬「…あ、ああ」
竜馬「ゲ…ゲッター!」
早乙女「見たか竜馬!これこそが世界に最後の日を呼ぶもの、その名を―――」
號「――― チェェェェーーーーンジッッッッ!!!! ゲッタァァァァーーーーッッッッ!!!!」
  「真ッ!ドォォォォーーーーラッッゴォォォォーーーーンッッッッ!!!!」
399名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:36:53 ID:???
国機連大使「「「…おおおお…」」」
国機連大使「「「…おお!!!…」」」
大使A「こ…これが我々の研究では行き着くことが出来なかった究極のゲッター線!」
コーウェン「”流石は早乙女”、”最高のゲッター線科学者”、と言ったところですな…」
コーウェン「ですが、安心しなさい。私とスティンガー君がいるじゃないか」
大使A「あ、ああ…」
大使A「これより対策会議に移る!映像を安定させたまえ!」
大使B「情報を各アームデスクに」
大使C「シュミレーションラインは私へ」
コーウェン「方々へ、願わくば私達をコントロールのセンターとしてもらいたい」
大使A「いいだろう、やってみたまえ」
スティンガー「固定よし、全ては我々の手に」
スティンガー「さて正直な話をしよう、僕はこう考えているんだ――」
スティンガー「――”少し早すぎた”とね」
コーウェン「うむ、確かに彼はまだ自分が何者であるかすら気づいていない」
スティンガー「そ、そうだよね。彼はまだ気づいていないんだよね」
スティンガー「自分が世界の運命を握っていることを――」
400名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:37:53 ID:???
早乙女「――ふふふ、だがな、心配するな號よ…」
早乙女「今お前の仲間も起こしてやる…それまではこのワシが守ってみせる」
早乙女「二度と間違いが起こらぬようにな」
竜馬「ぐう…ジジイめッ!あんなもので何を企んでいるか分からんが―」
   「―今ならゲッターの最大の弱点、合体の途中を狙えるッ」
   「よし!」
   「この近距離で自爆させれば…―」
   「−だが、あれは!?…いや、俺の勘違いだ。ならば…!」
早乙女「ならばどうする?」
竜馬「む!?」
早乙女「わはは、相変わらず危ない男よのぉ…」
早乙女「その分何をしでかすか、手に取るように分かる」
竜馬「ぐうう!ジジイッ!」
竜馬「ゲッター!」
早乙女「どうした、今し方自爆させようとした癖に何が悲しい、ええッ?」
竜馬「ぐうう!うるせぇッ!この俺もゲッターとは二度と顔を会わせたくはなかったぜ!」
竜馬「テメエが死んだあの日からな!」
竜馬「確かにアンタと俺は上手くいってなかった、なにもかも!」
竜馬「…だが、あのみちるさんの一件は誰が見ても事故だった!」
早乙女「事故!?おまえはまだあれを事故だと言い張るのか?」
早乙女「あのみちるの死をッ、それで片付けるつもりなのかッ?」
早乙女「許さんッ…許さんぞぉーッ!竜馬ーッ!」
401名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:38:48 ID:???
竜馬「ぐわああ…!」
早乙女「な、なにッ!?」
竜馬「こ、これは…?」
竜馬「ゲッター…ゲッター2!」
早乙女「おのれぃッ…ダブルトマホォォーークッッ!!…ぐおおッ!?」
竜馬「ま、まさか…ゲッター3までが!」
早乙女「ええいッ、止めを討たなんだが失敗かッ!」
武蔵「もう、そのくらいでいいでしょうッ!博士!」
武蔵「これ以上は…本当に…取り返しが付かないことになりますぜッ…」
竜馬「その声は武蔵!じゃあ、まさか…まさかゲッター2に乗っているのは――」
竜馬「――貴様かァーッ!隼人ーーッ!!」

竜馬「…は、博士!」
竜馬「博士!」
竜馬「い、一体…誰が…?」
竜馬「む?」
竜馬「は、隼人…?」
竜馬「…ま、待てッ!?」
竜馬「隼人!隼人ーッ!!」
竜馬「な、なんだとぉッ!?」
竜馬「UFO…ま、まさか…!」
竜馬「…元気?」
元気「う…う…う…う」
竜馬「元気…違う!これは違う!…元気ッ!違うんだ!」
元気「うわあああッ!」
竜馬「元気ーッ!」
竜馬「違う!俺じゃないッ!俺じゃないッ!俺じゃないィィーーッッ!!!」
402名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:41:32 ID:???
隼人「すまない…すまないと思っている」
竜馬「何だとッ!?それで済むと思ってるのか、隼人ッ!」
隼人「確かに俺がバカだった…」
隼人「そう、博士の口車に乗ってしまったばかりに…」
隼人「だが、あの時はああするしかなかった…」
早乙女「ふはは…何を言う、隼人。今となっては全て手遅れよ。計画は誰にも止められなかった。そうだろう?」
隼人「ああ、その通りだ。だからこそせめて帳尻は自分の手で付けるッ!」
竜馬「隼人ォッ!!」

竜馬「何!?」
武蔵「チィッ!」
竜馬「インベーダーだとッ!?」
隼人「ああ。見ての通りだ」
竜馬「だが奴ら月で全滅したはずじゃ…」
武蔵「竜馬、話は後だ、それよりも今は…」
早乙女「ふっふっふ、おまえたちはいつも詰めが甘い!」
武蔵「うごおお!?」
早乙女「これ以上貴様らに付き合っている暇などない!…む?」
早乙女「うごおおおッッッ!?…ぬおぉぉ…ッ」
竜馬「…は?」
隼人「な…?」
武蔵「うお?」
號「あッ…!?」
武蔵「は、博士!博士ーッ!…?」
隼人「…ッ?」
竜馬「ど、どうした!?二人ともッ!…んんッ!?」
號「でやああああああーーー!!!…」
隼人「ま、まずい…!」
早乙女「そ、そうだ…早く制御せねばッ…これでは早すぎる!」
隼人「まさか…博士はあいつらも使うつもりかッ!?」
竜馬「逃げる気か?隼人ッ」
403名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:47:07 ID:???
竜馬「武蔵、俺と合体しろ!」
武蔵「わ、わかった!」
竜馬「いくぞッ!武蔵!」
武蔵「おう!チェェーンジッッ!」
竜馬「チェェェーンジッッッ!!!」
竜馬「ゲッタァァァァーーーーッッッ!!!!」
竜馬「1ッッ!!」
竜馬「い――けぇええッッ!」
號「ぬぬぬぬぬあああ゛あ゛あ゛……ッッッ!!!」

早乙女「はあはあ…ま、待っていろよ!號…今、あとの二人を…あとの二人をッッ…」
早乙女「んんッ?…ああ…ッ!」
早乙女「こ…これは!?」
早乙女「はぅッ…おおお…!」
早乙女「おお…おお…おお…」
早乙女「ああ…ああ…ああ…」
早乙女「ああ…ああ…ああ…」
早乙女「ああ…うあぁッ…ああ…」
早乙女「ん…號ォ…ッ…」
早乙女「おお…おお…おお…」
早乙女「おおおおーーーッ!!!」
號「…ッ!?…ぬぬああ゛あ゛あ゛ッッーー!!!」
號「ぐううう!!!」
404名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:48:04 ID:???
武蔵「ヤ、ヤバイぞ!このままじゃ機体が持たん!」
竜馬「黙って見てろ、武蔵!」
武蔵「だ、だが…」
武蔵「竜馬!何時までじっとしているんだ!」
武蔵「竜馬ーッ!」
武蔵「竜馬ーッ!竜馬ーッ!」
竜馬「トマホゥクッ!ブゥゥーーメランッ!」
武蔵「…へへ、勘は鈍っちゃいないようだな…」
竜馬「…ふ、いくぞ!」
號「!?…」
竜馬「おおおおおッッ!!!」

竜馬「待て!」
武蔵「竜馬!止めろ!これ以上訳も知らずに深入りは止せ!」
竜馬「訳だと!?そんなもの、どうだっていい!」
竜馬「それより、お前の怪我ではこれ以上は無理だ、ここでゲットマシンを守っていろ!」
武蔵「待て!その前に俺の話を聞けッ…ぐ、うううああッ!・・・くッ」
竜馬「こ…これは…」
竜馬「そうか、研究所自体も変形をしているのか…」
竜馬「一体…?」
竜馬「いや、俺には隼人や早乙女のジジィが何を企んでいるか、そんなことはどうだっていい」
竜馬「だが、アイツらのせいで俺は永久刑務所で地獄を見た――」
竜馬「――その恨みを晴らす!ただそれだけだッ!」
竜馬「はッ!?」
竜馬「隼人?…いや、他の何かがいる…」
竜馬「ジジイ!」
405名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:49:09 ID:???
竜馬「隼人―」
隼人「―竜馬」
竜馬「どうやら、今度は本当に殺しちまったようだな」
隼人「何を言ってもお前は信じないだろう」
竜馬「当然だ!」
隼人「なら答えは銃に聞くしかないな」
竜馬「望むところだ」
竜馬「な、なんだコイツは!」
竜馬「野郎ッ!」
竜馬「う?…ぐああ!」
竜馬「ぐあ!…うわああ!」
竜馬「一体アレはッ?」
隼人「闘争本能だけ異常に発達させた、化け物だ」
竜馬「アレがお前たちの”悪だくみ”って奴かッ!?」
隼人「好きに取ればいいさ」
竜馬「ああ!そうさせてもらうぜ!」
竜馬「くたばりやがれッ!」
406名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:51:57 ID:???
竜馬「な…なにぃッ!?」
竜馬「ぐわ…」
竜馬、隼人「「うおおおッ!?」」
竜馬「こ…今度は何だ!?」
隼人「ぐああ…な、何かの”念動力”だろうッ…」
竜馬「次から次にッ…お前ら…」
竜馬「ぐううう!」
早乙女「助けて欲しいか?」
竜馬「ジジイ!生きていたのか?」
隼人「博士、どうしてコイツらは…?」
竜馬「ワシにもわからん…」
早乙女「だが、どうやら二匹ともお前たちのことが気に食わんらしい」
竜馬、隼人「「うわああああッ!?」」
早乙女「さあ、どうした?助けて欲しくないのか?――」
早乙女「――なあ、號よッ!」
竜馬、隼人「「…!?」」
號「ゲッタァァァッッッ!!ビィィィーーームッッッ!!!」

コーウェン「な…なんだこの反応は!?」
国機連大使「「「…おおおおお…」」」
大使A「…なんと言うことだ!」
大使B「ゲッター線は進化を促すはずではなかったのか?」
大使C「退化しているッ!」
コーウェン「お…驚くことはない…そう、驚くことはないな、スティンガー君」
スティンガー「…うんッ、いよいよ世界最後の日が始まるんだね…」
407名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:53:08 ID:???
竜馬「一体、何が…何が起こっているんだ!?」
竜馬「訳が…訳が分からんぞ!」
竜馬「説明しろ!ジジイ!隼人!アレは何だ!一体どういうことだ!?説明しろ!」
早乙女「…よかろう、ならばよぉく聞け!」
早乙女「これこそが…」
早乙女博士「そう、これこそが…」
早乙女「”最後のゲッター”…”真ゲッターロボ”よ!」
竜馬「”真ゲッター”だとぉッ!」

早乙女博士の語る忌まわしい過去、
大地を揺るがす真ドラゴン、
襲い来る謎の生体兵器、ゴールとブライ、
そして国際機密連合は日本に向け重陽子ミサイルを放ってしまった!

次回 真!ゲッターロボ、
日本壊滅!! さらばゲッター!―――お楽しみに!
408名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:54:23 ID:???
號「ゲッタァァァーーービィィィーーームッッッ!!!」
早乙女「…ならば、全てを聞かせてやろう」
早乙女「だが、もう後戻りは出来ん」
早乙女「後はこの”最後のゲッター”、”真ゲッターロボ”と共に世界最後の日へまっしぐらよぉ…」
早乙女「わーはっはっはっはッッッ!!!うわはははッッッ!」

第三話 日本壊滅!! さらばゲッターよ!

409名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:56:30 ID:???
コーウェン「見えるかい、スティンガー君。あれこそが我々の求めていたもの」
スティンガー「う、うん見えるよ。コーウェン君。あれこそが我々の夢見てきたもの」
通信員「”世界安全監視システム”作動」
     「只今、最高危険値レベル5に達しました」
     「よって”危険除去モード”に移行します」
     「繰り返します、”危険除去モード”に移行します」
コーウェン「だが、連中はそれを無きものにしようとしている」
大使A「い、意義があるのかね?だが、方法はこれしか…」
コーウェン「チッ、チッ、チッ、チッ、チ…」
スティンガー「チッ♪チッ♪チッ♪チッ♪…」
大使A「何だ、キミたちは?一体何者…」
コーウェン、スティンガー「「我々はゲッター線と共に生きるもの」」
コーウェン、スティンガー「「そして、あれは誰の手にも触れさせてはならないもの」」
大使A「げぇッ!?」
国機連大使「「「おおおお…ひぃぃぃ…!」」」
大使B「うわああ!」
大使C「ぎゃああ!」
国機連大使「「「うごおおおおお…うわあああーーーッッッ!…」」」
410名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:59:01 ID:???
早乙女「そう、これこそがワシの夢だった…だが全ては…」
早乙女「…いや、言い訳はせん。隼人よ、洗いざらい喋ってやれ!――」
早乙女「――ワシらの過ちをな」
隼人「ああ、考えてみれば俺もバカだった…」
隼人「…アンタの口車に乗ったばかりに、いや、正確にはアンタじゃないが…」
竜馬「どういう意味だ!?隼人!俺の分かるように説明しろ!」
早乙女「ふふふ、竜馬よ!お前も人のことばかりは言えんぞ…」
竜馬「何!?」
早乙女「いいか、全てはあの日…そうだ、貴様ら二人が、ワシのミチルを殺したあの日に始まったのだ…」
竜馬「ぬぅ!」
隼人「…ッ!」
早乙女「忘れもせぬ、あの日のことを!」
ミチル「うわああああ!!!――」
元気「――う…ぐ…あ゛…あ゛…あああ…うう…」
弁慶「どうした、元気!?」
弁慶「…んんッ?」
弁慶「一体なんだ?」
兵隊「急げ!サイレンの音が聞こえんのか!避難!避難!」
弁慶「一体何があったんだ!?」

弁慶「…んんんッ!?」
弁慶「こ、こりゃあ…!日本壊滅指令だとッ!」
通信員「繰り返します、”危険除去モード”に移行」
    「システムの解除は不可能」
    「カウントダウンは無し」
    「システムの解除は不可能」
411名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 16:59:55 ID:???
スティンガー「全くだねぇ!人間という輩はすぐに銃を突きつけることしかせん」
コーウェン「そんなことだからゲッター線の何たるかも分からずにいる」
コーウェン「そう、”進化”――」
スティンガー「――”進化”」
コーウェン、スティンガー「「”進化無し”!」」
コーウェン「ぐうッ…!」
スティンガー「うふふふふ…♪」

號「…むッ!?」
早乙女「ふふ…ワシはな、愛する娘をお前たちに奪われたのだ!」
竜馬、隼人「「ぐ…ッ」」
早乙女「竜馬!隼人!」
早乙女「お前たちはあの時ポセイドンに異常があるにも拘らず、無理にライガーにチェンジしようとした」
早乙女、竜馬、隼人「「「…うお?…」」」
早乙女「…そ、そんなバカな!號!何だ?何があった?」
號「…来る…敵が来る…」
早乙女「いかんぞ!早すぎる!真ドラゴンのゲッター線はまだ不十分だ!」
412名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:01:06 ID:???
弁慶「竜馬、聞こえるか?俺だ、弁慶だ、いるんだろ?お前はゲッターに乗ってるんだろ?」
竜馬「弁慶、お前かッ!」
弁慶「挨拶はいい、それより聞けッ」
弁慶「今な、国機連の世界安全監視システムが動きやがった」
弁慶「”危険除去”、つまりな、”重陽子ミサイル”が研究所に向かって発射されたんだ!」
竜馬「なんだとーッ!?」
隼人「それで何時落ちる!?何時だ!!」
弁慶「は…隼人か!?お前、隼人は一体そこで何をしている?」
隼人「そんなことはどうでもいいッ!それより何時落ちる?」
弁慶「ああ…もう今は全域で避難体制に入った…」
弁慶「俺たちもすぐシェルターに入らにゃならん」
弁慶「あと5分だ、あと5分でミサイルは落ちるッ」
元気「…お…おねえちゃん…」
弁慶「お前たちも早く逃げろ!」
早乙女「バカな…そんなものをここに落としてみろ、今の真ドラゴンに火を付けるようなものだ」
竜馬「今更何をッ!博士!全てはアンタが招いたことだろう!」
413名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:04:26 ID:???
元気「…お…おねえちゃん…お…おねえちゃんがいるの…」
早乙女「…げ、元気、元気か!?」
弁慶「元気?」
元気「お…おねえちゃんーッ!」
號「む!」
早乙女「元気!元気なのか!?」
早乙女「元気よ!覚えているか?覚えておるのだろうな?」
早乙女「あの時、あの時ワシが言ったあの…」
隼人「なッ!?」
竜馬「んッ!?」
早乙女「んんん!?」
早乙女「ぐおおお!」
早乙女「おおおお!?」
隼人「博士!」
早乙女「おおおお…ぐおおおーーーッッッ!!!」
414名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:07:09 ID:???
隼人「博士ーーッッ!」
竜馬、隼人「「どわあッ!」」
弁慶「どうした?竜馬!隼人!」
元気「おねえちゃーんッ!」
弁慶「応答しろ!どうした!!…ええぇぃッ!」
弁慶「行こう!元気。後はあいつらを信じるんだ」
竜馬「か、関節を動かすんじゃねえぞ…」
竜馬「何とかならねえのかッ!?」
隼人「無理だ!今のコイツは自動操縦みたいなものだ…やはり三人乗らねば…」
竜馬「じゃあ、まさかコイツらはその為にッ」
隼人「そうだ…だが何かが狂った…本当なら俺とお前が…その為に俺はあの日…」
竜馬「何だと!?」
竜馬「ぎぃ…ッ!」
竜馬「何ぃッ!?」
竜馬「武蔵!武蔵なのか!?」
武蔵「何をしている、早くそいつに乗っちまえ。弁慶の通信は聞いたんだろ」
武蔵「博士は俺が収容した。とにかくミサイルを何とかしろ」
竜馬「…わ、わかった。號!頼む!」
竜馬「ぐ…ぎいいッ…」
竜馬「ふう…ん?」
隼人「俺の銃だ。俺を殺りたいのなら好きにさせてやる。だがそれは全てが終わった時にしろ――」
隼人「――その時まで逃げはしない」
415名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:08:35 ID:???
武蔵「大ッ雪山ッおろしぃッ!」
號「ゲッタァーバトルウイィーングッ!」
竜馬「よぉし!コックピットに変わりはないッ」
隼人「三号機號、お前はレバーを握っていろ!それだけでいい!」
竜馬、隼人「「ゲッターロボッ!!」」
竜馬、隼人「「発進ッッ!!」」
武蔵「頼むぞ、竜馬!隼人!號!」
竜馬「ぬうううう…うおおお…」
隼人「うおおお…くッ…ぐううッ…」
竜馬「…なんてパワーだ!號、死んじゃいねぇだろうな?」
隼人「ふっ、奴さんに心配は無用さ。どうやら俺たちが年を食っただけらしいな」
竜馬「ケッ!その分は”慣れ”と”勘”だ…」
竜馬「ん?」
隼人「来たぞ、ミサイルだ!」
竜馬「ゲッタァァァッッッ!トマホーークッ!」
416名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:09:30 ID:???
武蔵「…ん?」
武蔵「な、なにぃ!?…うわッ」
武蔵「あ、あいつら…ッ!」
早乙女「ふっふっふ…すまんな、どうやらワシが受ける天罰にお前まで巻き込んでしまったようだ…」
武蔵「…”すまん”だって?アンタの口から今更そんなことを聞くとはねぇ…」
武蔵「だがね、本当にすまんと思うなら、元気に言ってやったらどうです?」
早乙女「はは…だが、おそらくは許してなぞくれまいて…そう、あれには少し荷が重すぎたようだ…」
武蔵「荷が…!?まさかそれをアンタは元気に!?」
早乙女「すまぬ…本当ならば…本当ならば…このワシが自分でやらねばならぬのに…」
早乙女「あの時、ワシがちゃんと見ていてやれば…」
早乙女「なのにワシは…ワシは…ワシは…」
早乙女「ワシは本当の敵が誰なのかも気付かずに」
竜馬「バ、バカな!」
早乙女「そうだ…ワシがもっと早くあの二人の企みに気が付いておればッ…」
竜馬「…に、人間だとッ!?」
隼人「!…あ、あいつら〜ッ!」
隼人「竜馬!早くしろ!あいつら諸共ミサイルを落とせ!聞こえてるのか!?」
竜馬「ああ…ああ」
隼人「竜馬!早くしろ!あいつらを生かしておくな!」
竜馬「…あ…あ…う、うわああああーーーーッッッ!」
コーウェン「ふッ!?」
竜馬「ぬうう?…な、なにぃ!?」
スティンガー「ワシらがこれを何とかしてやろうというのに!」
コーウェン「そんなにミサイルに落ちて欲しいのかーッ!」
コーウェン「ふぉーーーるるるるッ!!!」
コーウェン「ぐわッわッわッわッ…」
竜馬「はうぅッはうぅッ!」
コーウェン「うおぉぉ!うがあッ!」
417名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:10:59 ID:???
早乙女「ぐうう…ぐおおお!」
早乙女「ワシはたった今決心した!」
早乙女「これがゲッター線に関わる者の宿命ならば、例え神の領域に触れることでさえ恐れはせぬぞぉッ!」
早乙女「そして、頼む。もしもワシの身に何かあったその時は、お前が…お前がその後を継ぐのだ!いいな!」
武蔵「…何だって!?」
早乙女「ふふ、ワシは奴らのエサ」
早乙女「ゲッター線を破棄するために真ドラゴンに賭けるしかなかったのだ!」
竜馬「…コ、コイツらは!?」
隼人「インベーダーだ」
隼人「…いいか、竜馬、俺と博士はコイツらに対抗するために」
隼人「そうだ、コイツらインベーダーと対抗する為に號を…ッ」
號「!」
武蔵「じゃ、じゃあ…それじゃあ號は!」
早乙女「そうだ!號こそが本当の…本当の!」
武蔵「なんてこったじゃあコイツらは!…こ、コイツらはーッ!」
武蔵「どわぁ!?」
武蔵「うわああああ!!!」
隼人「ん?」
竜馬「なんだ!?」
コーウェン「ぐごごご…あわわ…!」
スティンガー「下がれ、スティンガー君!」
スティンガー「とんでもない!とんでもないことになるんだね!コーウェン君!」
コーウェン「ふははは!さらばだ!キミたちは取り返しの付かないことをした!」
スティンガー「その報いは自らのものとするがいい!」
コーウェン、スティンガー「「さらばだ!もう会うこともなかろう!ゲッターロボ!」」
早乙女「さらばだ!號よ!うはははは!」
418名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/05(金) 17:12:06 ID:???
竜馬「何をする!?隼人!」
隼人「邪魔はもういない!ミサイルを忘れるな!」
竜馬「なら何故分離する!?」
隼人「遅れた分をゲッター2のスピードに賭ける!」
竜馬「む、無理だ…このスピードで…」
竜馬「もし…もし失敗してみろ…」
竜馬「ぬうううう…!ふふ、號!」
號「何もかも昔のままだ」
隼人「チェンジッ!ゲッタァーッ!」
隼人「うおおおおおッ!」
竜馬「おおおおおッ!」
竜馬、隼人「「ぐうううううう…」」

早乙女の謀反から13年、
大地は溢れ出たゲッター線によって、
新種のインベーダーに埋め尽くされてしまった。
しかし、そこに新たなスーパーロボットが降り立った。
果たして人類反撃の狼煙は上がるのか?

次回 真!ゲッターロボ、
激震!!荒れ狂う大地!―――お楽しみに!
419名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/06(土) 09:56:59 ID:???
みすちるあげ
420名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/08(月) 12:24:27 ID:???
干す
421名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/11(木) 06:08:52 ID:???
ここは守り通す
422名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/16(火) 20:06:02 ID:???
保全さげ
423名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/17(水) 18:39:02 ID:???
424名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/27(土) 08:16:16 ID:???
保守
425名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/29(月) 22:38:55 ID:???
保守
426名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/31(水) 00:29:26 ID:???
なにかよい詩はないものか
427名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/03(土) 15:18:48 ID:???
ほぜん
428名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:09:52 ID:???
熱い 疾風(かぜ)が 戦士には よく似合う
傷(いた)みを 隠して 起ち上がれ!
愛する者を 守るため 傷つく事も あるだろう
荒野に 血が流れても 明日の 平和があれば いいのさ

戦う背中に 夕映えを 集めながら
争う痛みを 胸に秘めて 敵を討て!
鐘を鳴らそう 時代をつないで 永久(トワ)に!

走れよ 燃えろよ このほしに危機が来た
戦士よ 仲間よ 起ち上がれ!

愛する人を 救えたら 地獄をみても いいだろう
世界に 幸あることを 祈って 命を賭けて 旅立つ

戦い忘れた 人々の 代わりならば
勝利の他には 選ぶ道は 何もない!
夢を飛ばそう 平和をつかんで 空に

戦う背中に 夕映えを 集めながら
争う痛みを 胸に秘めて 敵を討て!
鐘を鳴らそう 時代をつないで 永久(トワ)に!

戦い忘れた 人々の 代わりならば
勝利の他には 選ぶ道は 何もない!
夢を飛ばそう 平和をつかんで 空に
429名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:11:37 ID:???
空に そびえる くろがねの城
スーパーロボット マジンガーZ
無敵のちからは 僕らのために
正義の心を パイルダーオン!
とばせ!鉄拳!ロケットパンチ!
今だ!出すんだ!ブレストファイヤー!
マジンゴー!マジンゴー!マジンガーZ!

山を砕く鉄の城
スーパーロボットマジンガーZ
正義の怒りはみんなのために
平和の祈りをパイルダー・オン
発射!命中!ミサイルパンチ
今だ出すんだルストハリケーン
マジンゴー!マジンゴー!マジンガーZ
430名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:12:50 ID:???
3.2.1.ゼロ!発射ーっ!
大空はばたく 紅の翼その名は ジェットスクランダー
新たな力が 燃えるマジンガーZ
スクランダー クロスで ドッキング
この広い空は オオオ だれのもの?
君のもの!(君のもの! ) 僕のもの!(僕のもの!)
みんなのものォだー!平和のロボット
空とぶスーパーマシン!マジンガーZ!
431名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:13:38 ID:???
人の命は 尽きるとも不滅のちから マジンガーZ
争い絶えない この世の中に幸せ求めて 悪を討つ
人の頭脳 くわえた時にマジンガーZ
マジンガーZ おまえこそ未来 もたらす
432名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:14:33 ID:???
ダッシュ!ダッシュ!ダンダンダダン!
ダッシュ!ダッシュ!ダンダンダダン!
スクランブル〜 ダッシュ!
俺は 涙を流さない ダダッダー!
ロボットだから マシーンだっからー ダダッダ!
だけどわかるぜ 燃える友情 君といっしょに 悪を討つ
必殺パワァー サンダーブレイク!
悪い奴等をぶちのめす グレートタイフーン! 嵐をよぶっぜー!
俺は グレート グレートマジンガー!!
433名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:18:02 ID:???
ゆけ ゆけ デュークフリード
とべ とべ グレンダイザー
大地と海と大空と 友と誓った
この平和守りも堅く 立ち上がれ
地球はこんなに 小さいけれど
正義と愛とで 輝く星だ
守れ 守れ 守れ 人間の星 みんなの地球
434名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:19:35 ID:???
神か悪魔か 鋼鉄のカイザー ズババンズババン
稲妻で敵を討て 胸のゼットは 俺達の約束 ズババンズババン
立ち上がれ友の為 大空駈けるぜ カイザーパイルダー
無敵の光だ 光子力ビーム
明日を掴め デビルマシン マジンカイザー
勝利の雄姿だ お前の出番だ
待っていたぜ デビルマシン マジンカイザー
そのパワーで世界 守って行くんだ マジンカイザー
435名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:20:40 ID:???
Don't wanna Know why,Everybody readyget it on!
かざした拳は Don't give up!
揺るぎなき力を称えた 最強のソルジャー掲げたフラッグは Ex―Danger!
神さえも恐れぬ奴等に 極上のヴァイオレンス闇を祓い
人々の嘆きの声にその腕を差し出せ!
In the Fire! Brake it down!
破滅への鐘が 響くよ終わりの無い 永遠のウォーゲーム
In the Fire! Crush on Crush!
愚かな時代の末路に さぁ警告しよう
Don't wanna Know why,Everybody readyget it on!
436名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:21:33 ID:???
(ララライラーイ ラララーイ ライディーン ライディーン
まぶしい空を 輝く海を 渡せるもんか 悪魔の手には
みんなの願い 体に受けて さあ よみがえれライディーン
ライディーンフェードイン フェードイーン
たちまちあふれる 神秘の力
行け 行け 勇者ライディーン ライディーン
437名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:23:03 ID:???
なぜだろう なぜだろう 心が燃える
戦えと 戦えと 誰かが叫ぶ
行くぞ ライディーン 果てしない空へ
ライライ ライライラーイ
俺は 洸だ 君の仲間だ
438名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:24:22 ID:???
ガンガンガンガン!
若い 命が 真っ赤に燃えーて〜
ゲッタースパーク 空たかく
今だ 合体 ゲッターロボだ!
ガッツ!ガッツ!ゲッターガッツ!
三つの心が ひとつになれば
ひとつの正義は 百万パワァー
悪をゆるすな ゲッターパンチ
ゲット ゲット ゲッター ゲッターロボ!
439名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:25:09 ID:???
命を燃やせ!怒りを燃やせ!今がその時だ!
風が唸る大地から 遠い星を見上げてる
この青い地球に 明日はあるか?
夢を奪い去る者は どんなやつも許さない 魂が震えてる 立ち上がるんだ!
勇気はあるか!希望はあるか! 信じる心に
明日の為に 戦うのなら 今が その時だ!
440名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:26:56 ID:???
穏やかな海が爆音で渦巻く 炎があがる
黒煙の空で死神が微笑む 大地が割れる
叫び惑う人々の中をかきわけ 俺は急ぐ 迫り来る敵へ走る
熱き怒りの嵐を抱いて 戦うために飛び出せゲッター!
明日の希望をとりもどそうぜ 強く今を生きる人間の腕に

星のない夜の静寂を引き裂き 光が走る
吹き上がるマグマ時空さえ歪めて 世界が燃える
怯え惑う人々の命この手で 救うために許せない敵を倒せ
燃ゆる命の嵐を胸に戦うときだ叫ぶぜゲッター!
明日の希望を奪い返すぜ たった一つきりの青い地球に
赤き血潮が激しくうねる正義の疾風が荒れるぜゲッター!
俺の嵐が巻き起こるとき 悪の炎なんてすべて消すさ
441名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:28:21 ID:???
1.2.3! ダイターン3!
涙は無い 涙は無い心に微笑みあるだけ
カムヒア!ダイターン3!ダイターン3!
日輪の輝きを 胸に秘め
俺の体が 俺の体が燃えている 戦え 戦え
宇宙の果てに 消えるとも
輝く銀河を駆け巡る ダイターン3 我とあり
はばたけ! 大空へ! 大地を蹴って
442名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:29:58 ID:???
ザザンザーザザン ザザンザーザザン
ザザンザーザザン ザザンザーザザン
ザンボット3 ザンボット3 ザンボット3
ザンボット3ゴー!!
愛と勇気と力とが静かに眠る海の底
飛びたて飛びたて飛びたて 3つのメカが一つになって
正義の姿巨大ロボット その名もわれらのザンボット3
戦えわれらのわれらの仲間 広い宇宙へ羽ばたいてゆけ
ザザンザーザザン ザザンザーザザン
ザザンザーザザン ザザンザーザザン
ザンボット3 ザンボット3 ザンボット3
ザンボット3ゴー!
443名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:31:02 ID:???
ホントの事だけ知りたいよ
未来に続いた この世界
ごまかしだらけの日々が 心を傷付けようと
自分を捨てないで倒れるな 負けるなよ
さあ 飛び出そう
体に エネルギーわいてくる
正義の魂を どこまでも 貫こう 鉄人28号〜!
ぼくらの夢守る ヒーローさ
超伝導のその力 みせてやれ無限大 鉄人28号〜!
444名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:33:44 ID:???
GO!GO!マーズ 宇宙を駆けろ GO!GO!GO! 休むことなく
危険な奴らが来る 宇宙の暗闇から
さあ目を覚ましてくれ 正義の使者ガイヤー
GO!GO!マーズ 渦巻く海を GO!GO!GO! 氷の壁を 突き破る時が来た
六つの誓いが今 一つの勇気になる
深い眠りから覚めろ…… 「六神ー 合体ーっ!」
ゴッドマーズ 強い力で ゴッドマーズ 地球を救え
見せろよゴッドマーズ その姿を 宇宙を駆ける王者!!
GO!GO!マーズ 悪い奴らが GO!GO!GO! すきをねらうよ
美しいこの星に しのび寄る黒い影
生命を吹き込むんだ 未来の使者ガイヤー
GO!GO!マーズ 燃えるジャングル
GO!GO!GO! 砂漠の砂を 後にして飛んでゆけ
六つの誓いは今 一つの希望になる 光の速さで歩け…
「六神ー 合体ーっ!」
ゴッドマーズ 強い力で ゴッドマーズ 地球を救え
見せろよゴッドマーズ その姿を 宇宙を駆ける王者!
445名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:35:08 ID:???
赤いボタンを 知ってるかい? 青いボタンを 知ってるかい?
戦え いまが その時だ
空を見ろ 合身 5秒前 宇宙!スペース!ナンバー1
戦国魔神 ナンバー1
宇宙!スペース!ナンバー1
戦国魔神 ナンバー1
合身GO!合身GO!
戦国魔神 ゴーショーグン!
446名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:37:13 ID:???
(バックコーラス)「ブライガー!!」
「夜空の星が輝く陰で 悪の笑いがこだまする
 星から星に泣く人の 涙背負って宇宙の始末
 銀河旋風ブライガー お呼びとあらば即参上」
J9J9情け無用   アステロイドベルトの
アウトローも震えだす コズモレンジャーJ9
宇宙空間突っ走るのさ ブライサンダーブライサンダー
十万光年星のきらめき 飛び交うブライスター
広がるプラズマ ウ・ウ・ウルフのマーク あ・あ・あいつは
銀河旋風 銀河旋風 ブライガーJ9J9恐れ無用  
悪の限り暴れるアウトローも逃げてゆく
コズモレンジャーJ9スーパーポリス自慢のマシン
ブライサンダーブライサンダー命知らずを乗せて遥かに
飛び立つブライスター広がるプラズマ ウ・ウ・ウルフのマーク
あ・あ・あいつは銀河旋風 銀河旋風 ブライガーブライガー ブライガー
447名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:39:36 ID:???
「J9って知ってるかい? 昔太陽系を粋に暴れまわってたって言うぜ
 今も世の中荒れ放題 ぼやぼやしてると後ろからバッサリだ!
 どっちもどっちも どっちもどっちも!」
たまらないぜハニハ二 体駆け巡るビート
風を裂いてぶっ千切る 俺たちゃ銀河烈風
この叫び聞こえるか  プラネットオーシャン
この思い聞こえるか  プラネットオーシャン
魂揺すりしびれて ゲットインストレート ゲットインストレート
泣きたくなった時には その胸を開いてくれ
強く強く抱いて欲しい ホールドミータイト ホールドミータイト
だから(だから) 行くさ(行くさ) 俺たち銀河 銀河 烈風
なんて凄いハニハニ 銀河駆け巡るビート
マシン飛ばしぶっ千切る 俺たちゃ銀河烈風
あの祈り聞こえるか プラネットオーシャン
あの涙見えるだろう プラネットオーシャン
声を限り叫んで ゲットインストレート ゲットインストレート
戦い疲れた時はその胸に帰りたいぜ
強く強く抱いて欲しい ホールドミータイト ホールドミータイト
だから(だから) 行くさ(行くさ) 俺たち銀河 銀河 烈風
448名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:41:50 ID:???
ソーラーウィンド心の帆に受けて
今旅立ちのさすらいの銀河
ソーラーウィンド夢は燃えて星星の海を
ソーラーウィンド挑む明日はセンセーション
思いは遥か宇宙駆け抜けて 走る 走る 銀河疾風
ドゥ イット サスライガー サスライガー サスライガー グッドラック
ソーラーウィンド みなぎる帆を上げて
今羽ばたいてさすらいの銀河
ソーラーウィンド 心熱く星星の願い
ソーラーウィンド 渡る明日はセンセーション
憧れを乗せ宇宙天駈けて 走る 走る 銀河疾風
ドゥ イット サスライガー サスライガー サスライガー
グッドラック憧れを乗せ宇宙天 駈けて 走る 走る 銀河疾風
ドゥ イット サスライガー サスライガー イェー サスライガー
グッドラック
449名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:43:05 ID:???
夢が明日を呼んでいる 魂の叫びさレッツ・ゴー・パッション!
いつの日か平和を 取り戻せこの手に!
レッツゴー・ゲキガンガー3!
知ってるかい?地球の宝は君たちさ
守りたい この自由と輝きを
空と海と大地と みんなのパワー
一人がみんなの為に
勇気を出して さあ立ち上がろうぜ
レッツ・ゲキ・ガ・イン!
夢を強く抱きしめよう前だけを見つめて レッツ・ゴーパッション!
たおせ暗黒の 宇宙の魔王をレッツ!ゲキ・ガンガー3!
450名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:44:06 ID:???
マクロの空をつらぬいて
地球をうった いかづちは
我ら幼い人類に 目覚めてくれと 放たれた
マクロス マクロス
雄々しく立った若者は 愛する人をかばいつつ
旅立つ日々を 戦いひらく
WILL YOU LOVE ME TOMORROW
闇を切り裂き 跳びゆく先は 遠く輝く青い星
マクロス マクロス マクロス
451名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:45:13 ID:???
オーラロードが開かれた
煌めく光俺を打つ オーラの力蓄えて
開いた翼天に飛ぶ 恐れるな俺の心
悲しむな俺の闘志 伸びる炎が正義になれと
雷はねてソードがはしる
WOH HO
海と大地を貫いた時
オーラバトラー・ダンバイン
オーラシュート・ダンバイン
アタック・アタック・アタック 俺は戦士
452名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:47:41 ID:???
見つめてごらんよあなたの中の宝石箱を
そこに隠れている小さい頃の思い出 色は
憧れていた赤と黄色の
眠り忘れるトキメキでした
思い出せないそんなこと無い
少し扉を開くだけです
バイストンウェル覗けます
453名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:48:59 ID:???
風が呼んでる いつか聞いたあの声
オレは旋風 誰にも止められないぜ
WING きらめく粒子放ち烈風 暗雲切り裂いて
WIND 彼方へ思い翔ばす熱風!疾風!サイバスター
愛する者よ 熱く燃えるこの思い止とまることない 明日に向い羽ばたいて
WING 鋭く光走り闇に 強く輝いて
WIND 遥に翼よ舞え熱風!疾風!サイバスター
忘れはしない 胸の奥のこの痛み
過去も未来も 今の俺が守るのさ
WING 激しく闘志燃やして今 心を一つにして
WIND 最後の戦いの時
熱風!疾風!サイバスター
熱風!疾風!サイバスター
454名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:50:03 ID:???
V V V ビクトリー
コンバイン1.2.3.4.5.出撃だ!
大地を揺るがす超電磁ロボ
正義の戦士だコンバトラーV! (V V V)
超電磁ヨーヨー!
超電磁竜巻!
超電磁スピン!
見たか電磁の必殺の技
怒りを込めて嵐を呼ぶぜ!
我らの我らのコンバトラーV!!
455名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:51:40 ID:???
たとえ嵐が吹こうとも
たとえ大波荒れるとも
飛び出そう戦いの海へ
飛びこもう戦いの渦へ
見詰め合う瞳と瞳
温もりを信じ合う5人の仲間
ボルテスVに命をかけて
やるぞ力の尽きるまで
地球の夜明けは もう近い
456名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:52:42 ID:???
疾風のようにザブングル・ザブングル
疾風のようにザブングル・ザブングル
ここは地の果て流されて俺
今日もさすらい涙も枯れる
ブルーゲイル涙払って
ブルーゲイルきらめく力
海を目指して翼を開く
鋼の機体野心を乗せて
風か嵐か青い閃光
疾風のようにザブングル・ザブングル
疾風のようにザブングル・ザブングル
457名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:53:58 ID:???
聞こえるか 聞こえるだろう
遥かな とどろき
闇の中 心揺さぶる 目覚め始まる
大地割り そそり立つ姿 正義の証しか
伝説の巨人の力 銀河切り裂く
雄叫びが電光石火の一撃を呼ぶ
恐れるな 心開けよ 復活の時
人よ 命の 始まりを見る
スペースランナウェイ イデオン イデオン
スペースランナウェイ イデオン イデオン
458名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:56:44 ID:???
たった一つの星に捨てられ
終わりない旅君と歩むと
慈しみふっと分け合って
傷を舐めあう道化芝居
コスモス 空を駆け抜けて
祈りを今君の元へ
コスモス 空を駆け抜けて
祈りを今君の元へ
459名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:58:45 ID:???
星屑のようさ今の二人
言葉を奪われたまま
何故こんなに夢まで悲しい
遠く離れても君だけは見えるのに
I JUST KEEPバーニングラブ
君にめぐり合うために
俺は生まれ生きてきたよ
I JUST KEEPバーニングラブ
そしてすべてを賭けるのさ
愛の力を抱きしめる
460名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 00:59:35 ID:???
本当のKissをお別れに
忘れないでほしいから
メモリーオブラブ
私の肩を抱いたのは
いたわり込めたさよならですか?
指が触れてた右の腕を
めまいするほど意識した
恋人と呼べるほどの
お付き合い無かったけど
今だって大好きよ!
本当のKissをお返しに
私最後にあげたいの
本当のKissをお別れに
忘れないでほしいから
メモリーオブラブ
461名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:00:13 ID:???
見ろ
銀河の果てからやってきた
平和の使者のこの勇姿
胸をはれ 突き進め
黄金の獅子のほこりにかけて
自由を目指す熱い血は
きっとみんなを暖める
3つのちからをひとつにあわせて
さぁ立ちあがれ
ダルタニアス
未来に生きる時はきた
462名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:01:21 ID:???
悪に染まりしものどもよ
今こそその目でしかと見よ
こちらにおわすお方こそ
恐れ多くもミト王子
さがれ さがれ さがりおろう
カモン カモン カモン ダイオウジャー
最強ロボ(最強 最強 最強 最強)
最強ロボ(最強 最強 最強 最強)
最強 ダイオウジャー
463名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:02:43 ID:???
どこかで どこかで なにかがあれば
ガガガガガガーンと大きな力
必ず必ずやって来る
こころを弾ませ見上げる空を
たくましく 今日も飛ぶ
ガンガーガンガー アストロガンガー
だれかにだれかに 何かがあれば
ガガガガガガーンと 大きな力
すぐにもすぐにも 立ち上がる
みんなの願いを 背中にうけて
勇ましく 今日も行く
ガンガーガンガー アストロガンガー
いつでもいつでも 何かがあれば
ガガガガガガーンと 大きな力
ファイトでファイトで ぶちあたる
戦い終わって 夕日をあびて
かげをひき 今日も立つ
ガンガーガンガー アストロガンガー
464名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:03:40 ID:???
燃やせ 燃やせ 真っ赤に燃やせ
怒る心に火をつけろ!
倒せ 倒せ 力の限り
お前の空手を見せてやれ!
茜色の朝焼け 陽を浴びて きらめく巨体
新しい未来を見つめ やがてくる平和を祈る
呼んでる 呼んでる ダイモス ダイモス 闘将ダイモス
みんながお前を呼んでる
465名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:04:55 ID:???
♪Be silent…
耳を澄ませば大地の ほら聞こえくる遠い 遠い波音
遥か 遥か古(いにしえ)の夢の化石歌うよ Be silent
遥か 遥かな時間(とき)のながれ 刻まれた心
幾千万の彼方よりよみがえる古代の光
求め 求めてやまぬロマン幻の
秘境求め旅立つ情熱の狩人
Oh oh oh
夢を 夢を 夢を
失われた時間(とき)の向こうに求め挑む
夢の狩人low…
466名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:05:49 ID:???
盗まれた過去を探し続けて
俺は彷徨う見知らぬ街を
炎の匂いしみついてむせる
さよならは言ったはずだ
別れたはずさ
地獄を見れば心が渇く
戦いはあきたのさ
運命(さだめ)とあれば覚悟を決める
そっとしておいてくれ
明日に ああ繋がる今日ぐらい
467名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:07:58 ID:???
気を付けて 誰かが Watching you
背中から君を追い詰めてる振り向いたら 負けさ
決められた道を ただ歩むよりも
選んだ自由に 傷つくほうがいい
倒れるまで 走るくらい
熱く生きて 見たいから
Buring heart Buring heart
夢だけは
Flying high Flying high
渡せない熱く 燃える地平線
君に 賭けた デッドヒートのI love you!

眠れぬ夜更けは 星のテラス両手を拡げ
柔らかいstarlight 体中に浴びる
愛し合って 傷つける
銀河系の 恋人達は 愚かだけど
迷いながら
哀しみをfly away 醒めた夢の続きを探す
永遠のcosmic love 霧の中の未来を信じ
銀色のcosmic love 胸に光る瞬間(とき)まで照らして
star light…
468名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:09:14 ID:???
君の涙 最後にする理由は
虹の橋が もうすぐ掛かるから
煌く Rainbow
心の奥の 鍵を開ければ 輝くのさ
僕の気持ち 伝えられないまま
こんなはずじゃなかった プロローグ
揺れてる Lonely heart 切ない瞳
だけど守るよ 今日からは
*愛を求めて 傷つく時は
ためらいも 後悔も 眠れないほど
夢を求めて くじけた時は
新しい Stepで 素直になればいい
469名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:11:38 ID:???
Loveyou Loveyou 世界は
ただ君だけ 待ちつづけてるのさ…
The end of days
星さえ見えないほど 深い 絶望の果てに
人は嘆き 苦しみ 遠い 神話の世界に
伝えられた 奇跡を 求めて
煌めく雄姿は 大いなる力と 優しさに光るエンブレム
いまこそ世界は ただ君だけ 待ちつづけて
辛苦の時代を 君が描く 愛に満ちた日々へ
Stop the WAR!
胸の鼓動は なぜ? 熱い 期待に震える
涙でかすむ空に 今 舞い降りた
光輝く姿 鋼の救世主
溢れるパワーは愛と勇気のもと 何もかも砕くサンダー
眩い未来を 今 その手で きつく 抱いて
炎の時代に 君が望む 終わらない平和を…
永遠(とわ)に
今こそ世界は ただ君だけ 待ちつづけて
辛苦の時代を 君が描く 愛に満ちた日々へ…
Stop the WAR!
眩い未来を 今 その手で きつく 抱いて
炎の時代に 君が望む 終わらない平和を・・・
永遠(とわ)に
470名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/07(水) 01:15:32 ID:???
真白い地平のむこうから あいつの影が 俺を呼ぶんだ
こもるだけでは 何ができると いじける俺に 教えてくれた
君と出会って 胸をあわせば 命が
メタルファイヤー 燃えてきた メタル・フルコート
(キング キング キングゲイナー キング キング キングゲイナー)
愛と勇気は 言葉 感じられれば 力
キング キング キングゲイナー
探すのさ 今ここで
キング キング キングゲイナー
メタル・オーバーマン キングゲイナー
凍てつく空気を 切り裂いて 奴に遅れず 飛んで見せたい
あしたという日 覗きたいから おじける俺を 忘れるために
抱かせてくれよ お前の心 命を
メタルファイヤー 愛してる メタルフルコート
愛と勇気は 口だけのことと わかれば 求めあい
(キング キング キングゲイナー キング キング キングゲイナー)
ひとりだけでは いやだ お前だけでも 無理だ
愛と勇気は 言葉 信じられれば 力
ひとりだけでは いやだ お前だけでも 無理だ
愛と勇気は 言葉 感じられれば 力
キング キング キングゲイナー
探すのさ 今ここで
キング キング キングゲイナー
メタルオーバーマン キングゲイナー
キング キング キングゲイナー
いま賭ける この命
キング キング キングゲイナー
メタルオーバーマン キングゲイナー
471名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/08(木) 00:37:28 ID:???
サンバルカンの主題歌お願いします。
472名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/09(金) 08:45:53 ID:???
473名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/09(金) 10:12:38 ID:???
人間は人生次第、人生は愛次第、愛は力次第、力は質次第、質は数次第、数は金次第、金は労働次第、労働は身分次第、身分は人間性次第、人間性は衣食住次第、衣食住は両親次第、両親は息子次第。
474名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/10(土) 03:12:13 ID:???
475名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/11(日) 09:04:10 ID:???
首結句反復
476名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/11(日) 09:39:04 ID:???
477名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/13(火) 10:30:29 ID:???
478名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/16(金) 01:56:55 ID:???
ほぜん
479名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/18(日) 22:25:56 ID:???
保守
480名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/26(月) 05:23:32 ID:???
保守
481名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/29(木) 05:41:12 ID:???
保守
482名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/02(日) 00:38:50 ID:???
保守
483名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/06(木) 10:28:57 ID:???
ho
484名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/08(土) 09:07:28 ID:???
syu
485名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/09(日) 14:18:34 ID:???
保守
486名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/15(土) 10:36:26 ID:???
どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

最後の春に見た夕陽は
うろこ雲照らしながら
ボンネットに消えてった

ひき返してみるわ ひとつ前のカーブまで
いつか海に降りた
あの駐車場にあなたがいたようで

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

岬の灯冴えはじめる
同じ場所に立つけれど
潮風 肩を抱くだけ

すりきれたカセットを久しぶりにかけてみる
昔気づかなかった
リフレインが悲しげに叫んでる

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

人は忘れられぬ景色を
いくどかさまよううちに
後悔しなくなれるの
487名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/15(土) 10:37:20 ID:???

夕映えをあきらめて
走る時刻

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた
488名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/16(日) 22:06:22 ID:???
ごたーいめーん
489名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/19(水) 06:40:34 ID:???
ほしゅう
490名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/25(火) 04:43:12 ID:???
・頭脳(原理/我欲/知力)
・心臓(正義/集団欲/気力)
・胃腸(自由/食欲/財力)
・性器(勝利/性欲/権力)
・手足(平和/睡眠欲/体力)
491名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/27(木) 06:33:36 ID:???
気持ちは詩
492名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/05(土) 12:32:02 ID:???
保守
493名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/07(月) 19:58:32 ID:???
494名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/11(金) 08:17:20 ID:???
ほしゅ
495名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/13(日) 00:22:28 ID:???
ほぜん
496名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/20(日) 01:46:30 ID:???
独りでは 遠い明日を
夜明けのままで 越えそうで
ブツかっていきゃ コケる想いよ
今夜もまた すれ違い
散々すぎて努力の跡も
なくなる結果 ONLYの 綱渡り
やるだけ損するよな 毎日は
斜に構えてた方こそ 楽になる
熱くてつらい自分を隠して 短い時代(とき)を生きてる
独りでは 遠い明日を
夜明けのままで 越えそうで
放っとけば 走る想いよ
夢もまた すれ違い
完璧とちゃう 人生の収支
プラマイ・ゼロだなんてば ホントかな?
死ぬまでに使い切る 運の数
せめて 自分で出し入れをさせて
ワカっちゃいない 君ならどーにでも 理屈を変えていいのに
何度君に 蹴つまづいても
戻ってきちゃう 愛情に
信じかねる 打たれ強さよ
今夜も ソートー眠れない
何度何回 繰り返しても
戻ってきちゃう 愛だから
ブツかっていく 消せぬ想いを
責める方が 筋違い
独りでは 遠い明日を
夜明けのままで 越えてゆく
相性よりも 深いふたりは
すれ違って 構わない
497名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/23(水) 18:46:29 ID:???
あいらーびゅー
498名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/26(土) 00:28:24 ID:???
499名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/27(日) 03:56:27 ID:???
もしも翼が生えたなら
500名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/28(月) 05:48:28 ID:???
500
501名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/28(月) 06:28:48 ID:???
502名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/28(月) 07:09:54 ID:???
錦無く、微銭無く、言葉無くして、ただ虚しき心有り。
其の思い量るも杳として知れず。
儀に望みて、血涙の灼かれ尽きるを知るのみ。
境に立ちて、彼に再び見ゆること無きを願うことを愧ず。
悲しいかな!
503名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/30(水) 21:23:59 ID:???
なにも
なにも
なにも!
504名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/02(土) 02:50:00 ID:???
保全
505名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/04(月) 07:09:02 ID:???
506名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/07(木) 03:41:33 ID:???
捕手
507名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/09(土) 21:37:35 ID:jT0/3b1k
まだはやい
508名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/09(土) 22:15:48 ID:???
心……オナニーに例えよう
509名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/10(日) 21:31:26 ID:???
私は籠の中の鳥。
豚が私の小ささを笑うけど、私は好きでこの中に何時までもいる訳ではない。
広い大空に君臨する為に日々戦っているのだ。
510名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/12(火) 13:48:34 ID:???
いつになれば届くのか
いつになれば忘れられるのか
いつになれば笑えるのか
いつになれば許されるのか
511名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/13(水) 21:06:27 ID:???
あのニュースは嘘じゃなかった。
あのニュースは嘘じゃなかった。
あのニュースは嘘じゃなかった。

これが最後の審判の日?
隕石の落下、溶け出した氷。
世界は終わるのかしら。
私は終わるのかしら。
512名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/13(水) 21:48:48 ID:???
死んだら自由になれるの?
生きてる時に自由は存在しないの?

自由って何だろう。


嬉しいのかな。
悲しいのかな。
辛いのかな。
楽しいのかな。






寂しいのかな。
513名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/17(日) 07:14:15 ID:???
もう一度笑いたかった
514名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/17(日) 23:41:52 ID:???
515名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/18(月) 00:38:23 ID:???
♂:100-80-100 ♀:90-70-90
======170cm======
♂:90-70-90  ♀:80-60-80
516名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/18(月) 00:42:41 ID:???
学歴、職歴、市民権、参政権
517名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/18(月) 02:07:52 ID:???
518名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/19(火) 15:21:52 ID:???
519名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/19(火) 16:02:24 ID:???
520名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/19(火) 16:03:30 ID:???
521名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/19(火) 23:04:59 ID:???
深いまなざしから、迸るメロディ
俺の記憶の底、まさぐりかき乱した
出会い頭の 奇妙にうずく予感
あれが 二人の宿命と 受け止めている 今
許し合えない 戸惑い迷い越えて
結ばれてる 隠し持った絆で
わかり合うより 信じ会える方がいい
その心栄え 激しいままでいてくれ
Destination destination still so far…
522名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/21(木) 01:29:09 ID:???
深いまなざしから、迸るメロディ
俺の記憶の底、まさぐりかき乱した
出会い頭の 奇妙にうずく予感
あれが 二人の宿命と 受け止めている 今
許し合えない 戸惑い迷い越えて
結ばれてる 隠し持った絆で
わかり合うより 信じ合える方がいい
その心栄え 激しいままでいてくれ
Destination destination still so far…
523名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/21(木) 18:28:36 ID:???
≪三十六計≫
第〇一計「瞞天過海」 第〇二計「囲魏救趙」
第〇三計「借刀殺人」 第〇四計「以逸待労」
第〇五計「趁火打劫」 第〇六計「声東撃西」
第〇七計「無中生有」 第〇八計「暗渡陳倉」
第〇九計「隔岸観火」 第一〇計「笑裏蔵刀」
第一一計「李代桃僵」 第一二計「順手牽羊」
第一三計「打草驚蛇」 第一四計「借屍還魂」
第一五計「調虎離山」 第一六計「欲檎姑縦」
第一七計「抛磚引玉」 第一八計「擒賊擒王」
第一九計「釜底薪抽」 第二〇計「混水摸魚」
第二一計「金蝉脱殻」 第二二計「関門捉賊」
第二三計「遠交近攻」 第二四計「仮道伐虢」
第二五計「偸梁換柱」 第二六計「指桑罵槐」
第二七計「仮痴不癲」 第二八計「上屋抽梯」
第二九計「樹上開花」 第三〇計「反客為主」
第三一計「美人計」  第三二計「空城計」
第三三計「反間計」  第三四計「苦肉計」
第三五計「連環計」  第三六計 「走為上」
524名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/21(木) 18:29:35 ID:???
≪三十六計≫
第〇一計「瞞天過海」 第〇二計「囲魏救趙」
第〇三計「借刀殺人」 第〇四計「以逸待労」
第〇五計「趁火打劫」 第〇六計「声東撃西」
第〇七計「無中生有」 第〇八計「暗渡陳倉」
第〇九計「隔岸観火」 第一〇計「笑裏蔵刀」
第一一計「李代桃僵」 第一二計「順手牽羊」
第一三計「打草驚蛇」 第一四計「借屍還魂」
第一五計「調虎離山」 第一六計「欲檎姑縦」
第一七計「抛磚引玉」 第一八計「擒賊擒王」
第一九計「釜底薪抽」 第二〇計「混水摸魚」
第二一計「金蝉脱殻」 第二二計「関門捉賊」
第二三計「遠交近攻」 第二四計「仮道伐虢」
第二五計「偸梁換柱」 第二六計「指桑罵槐」
第二七計「仮痴不癲」 第二八計「上屋抽梯」
第二九計「樹上開花」 第三〇計「反客為主」
第三一計「美人計」  第三二計「空城計」
第三三計「反間計」  第三四計「苦肉計」
第三五計「連環計」  第三六計「走為上」
525名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/21(木) 19:11:27 ID:4Lj4TCmw
age
526名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/21(木) 22:00:27 ID:???
462 名前: 田中公平 投稿日: 02/01/12 08:36 ID:xjU9QRLj
はじめ、スタッフの方たちは割と気楽に魔曲の事を考えていて、
予算に応じてしかるべく編曲すれば、何とかなると思っていられたので、
それがどれほど大変な事か、場合によっては文化に対する冒涜になるやもしれない事をも、
口からアワを吹いてお話した所、皆さんよく理解してくれて、
出来るだけ原曲を壊さずに、作曲したご本人がもし生きていても(著作権問題は別にして)
絶対怒らない様に編曲する様に決まりました。
(その結果、予算は予定の倍はかかりました。どうもすみません)
さて、魔曲はそれでいいとして、オリジナルのBGMの作曲の方で頭をかかえてしまいました。
なぜなら、同じ番組でクラシックの魔曲と私のBGMが流れる訳で、比べられたらどうやっても勝てない。
惨敗が目に見えているからです。
2週間もの間、真っ白い五線紙に向かったまま、1曲も書けない日々が続きました。
でも人間最後にはあきらめるもんですねえ。
だって、カール・ルイスと1OOm競争して負けたって全然恥じゃないですもんね。
こんな簡単な事に気づくまで2週閥もかかるとはつくづく負けず嫌いなんですなあ。
ともあれ、曲はすべて完成し、試写で第1話と2語を見たとき、涙があふれて止まりませんでした。
その時、私はハッキリ自覚したのです。
この「ハーメルンのバイオリン弾き」こそ私の代表作になるだろうという事を…
魔曲全集Vより抜粋
527名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/22(金) 18:13:40 ID:???
528名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/23(土) 07:12:30 ID:???
≪出自≫
1:選良⇒参政権:○、市民権:○、学歴:○、職歴:○
2:上流⇒参政権:×、市民権:○、学歴:○、職歴:○
3:中流⇒参政権:×、市民権:×、学歴:○、職歴:○
4:下流⇒参政権:×、市民権:×、学歴:×、職歴:○
≪個性≫
1:肉体⇒気力/骨格、体力/筋肉
2:精神⇒感性/生活、知性/目的
≪年令≫
1:幼少期(01〜10才)⇒知:×、技:×、心:◎、体:△
2:少年期(10〜20才)⇒知:△、技:△、心:◎、体:○
3:青年期(20〜30才)⇒知:△、技:○、心:○、体:◎
4:中年期(30〜45才)⇒知:○、技:◎、心:△、体:○
5:熟年期(45〜60才)⇒知:○、技:◎、心:△、体:△
6:晩年期(60〜99才)⇒知:◎、技:◎、心:×、体:×
529名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/24(日) 15:50:40 ID:GsSREFdE
≪≫
太古より人と魔族の戦いは、その姿と形を変えつつ、幾度となく繰り返されてきた。
だが、後に「第二次スフォルツェンド大戦」と呼ばれる聖戦の幕を、
あの美しくも哀しい一曲のバイオリン演奏が開くとは、誰が想像したであろう。
≪≫
旅人はその遠き道の果てに眠り、優しき隣人は頭首を垂れて少女への忠誠を誓う。
遠くまだ見ぬ少女の祖国は大いなる魔の力によって、その安息の日々を終えようとしていた。
そしてハーメル、お前は…
≪≫
人間と魔族が、お互い不可侵の結界でその世界を区切っていたこの時代。
北の都、魔界冥法軍軍王ベースの策略により、スフォルツェンド女王ホルンは傷付き、
ついにその結界の術を下ろし、平和の時は終焉を迎えた。
≪≫
人とは所詮、運命に弄ばれる操り人形でしかないのか?
そのスタカット村の問い掛けに答えるように今、
世界の運命を担うスフォルツェンド次期女王フルートが旅立つ。
失った過去を捜し求めるハーメルと共に。
530名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/24(日) 15:52:00 ID:GsSREFdE
≪≫
歌々いのバーディ、力自慢のザンパーノ、
踊りの名手のダンス、太鼓のブリキ、腹話術師のホロと人形のスコープ
そして一座最後の登場は、さあ御喝采。ピアノ弾き、花のライエル。
≪≫
友との再会はただ忌わしき地獄との出会いなのか?
遠い日のあの光り輝く日々を捜して、少年たちは今また故郷に立つ。
その大地が如何に荒れ果て魔の棲む地獄となっていようとも。
≪≫
13年前に別れ別れになった幼馴染ライエルと再会したハーメル。
旅は時として懐かしい出会いをもたらすことがある。
だが、それは決して幸せなものとは限らない。
≪≫
誰しも口を揃えて言うだろう。
圧倒的な恐怖と戦慄に対峙したことがあるなら、
何者であろうと絶望と虚無の中からは這い上がることは出来ないだろうと。
そう、ここは地獄。「北の都」。
≪≫
我こそはダルセーニョが第56代目国王シュリンクスが一子、トロンボーン。
その名乗りを志し高き父に捧げよ。そして、慈悲深き母に。
嗚呼、未だ幼き子よ。
531名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/24(日) 15:55:30 ID:GsSREFdE
≪≫
過ぎ去りし過去、それは失われてしまったモノなのか?
それとも永遠に背負い続けるモノなのか?
天は決して語らず、ただアンセムの廃墟を以って語らしむ。
だが、その沈黙を破り、大魔王ケストラーの勅命。
後継者探しが今始まる。
≪≫
やはり、過去は繰り返し、現在の鏡となって未来を映し出す。
≪≫
友への疑惑は己を苛み、己への嫌悪は友への信頼を虚しくする。
少年は己の中の悪魔の為に、少女は己の中の愛の為に、夫々の運命を歩み出す。
もう決して交わることの無いかも知れぬ道を。
≪≫
失ったはずの過去は幾度と無く亡霊の如く甦る。
そして現在と言う鏡は如何なる未来を映し出すのか。
≪≫
ついに、運命の時は少年と少女の前にその姿を現し、
全ての未来を二人に託して大人たちはその役目を終えた。
まだ見ぬ祖国へと旅する少女にとって、
そして、まだ見ぬ母を、本当の自分を捜し求める少年にとって、
それは知らぬ間に背負わされた身に覚えのない栄光。
仲間との出会いの喜びは、辛い過去によって、迫り来る新たな憎しみによって、その半分を哀しみへと変える。
試練は容赦無く少年達を襲い、ついに慟哭は戦いの剣の音に遮られ、母へ届くことは無い。
532名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/24(日) 15:57:57 ID:GsSREFdE
≪≫
大魔王ケストラーの血と肉を受け継ぐもの。
その言葉と共に少年と少女の旅は終わり、故郷はその姿を少女の前に現す。
その懐かしくも悲しき街の名は栄光のスフォルツェンド公国。
≪≫
その昔、魔族が地上を支配した時代。
人々は終わり無き哀しみと不幸の奈落へと突き落とされていた。
空は絶望の重さを湛えて垂れ込み、海は漆黒にうねって悲劇を映し出す。
そこは人間にとっては暗黒の世界。
だが、神はその御手を翳し、人間を救おうとなされた。
それは神の大いなる気まぐれだったやも知れぬ。
光はその中に全ての魔族を封じ、一個の箱となって地上へと降ろされた。
そう、或いは新たなる修羅の為にか。
≪≫
パンドラの箱。
その箱は再びその蓋を開いた女の名を取り、そう呼ばれた。
パンドラ、それは大魔王の血と肉を受け継ぐ者の母の名。
それはハーメルの懐かしき母の名。
≪≫
少年は魔の為にこそ、その曲を奏でる。
少女は少年の為にその頬を濡らした。
そして人々は絶望し、最後の時を待った。
533名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/24(日) 15:59:21 ID:GsSREFdE
≪≫
スフォルツェンド最強の攻撃魔法を持つ男、大神官クラーリィ・ネット。
彼の放った最後の技「地界」。
それは幻竜王ドラムを瞬く間に地の底へと引き込む。
人々の歓喜と共に戦いは遂に終わりを告げたかに見えた。
だが、神の戯れは続く。
≪≫
娘は母を、友は少年を信じた。
≪≫
魔界軍王ドラム。
大地の化身ヒドラの砕け散った光は天に達し、
神の光は栄光の都スフォルツェンドを照らす。
人々を祝福する為に。人々の安息の為に。
そして全てを、嗚呼何もかも、全てを照らし出す為に。
≪≫
あのパンドラの箱を巡った第二次スフォルツェンド大戦。
時はその終結より一年の月日を刻もうとしていた。
新しき運命の戦いを迎えるために。
≪≫
第二次スフォルツェンド大戦より一年。
吹雪舞う港に、漆黒のマントの少年は立つ、赤い瞳を持つ少女は立つ。
人々はその港をこう呼んだ、別れの港センザ。
≪≫
今、漆黒の亡霊が甦る。限り無き憎しみと共に。
534名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/25(月) 22:22:32 ID:???
≪第一期≫
00年/04巻/750万部
≪第二期≫
01年/04巻/750万部
02年/08巻/375万部
03年/12巻/250万部
04年/16巻/188万部
05年/20巻/150万部
≪第三期≫
06年/24巻/125万部
07年/28巻/108万部
08年/32巻/094万部
09年/36巻/083万部
10年/40巻/075万部
≪第四期≫
11年/44巻/068万部
12年/48巻/062万部
13年/52巻/057万部
14年/56巻/053万部
15年/60巻/050万部
535名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/25(月) 23:47:32 ID:???
≪後漢朝≫
劉宏、劉弁、劉協
張譲、王允、士孫瑞、馬日磾、楊彪、何進、董承、朱儁、皇甫嵩、廬植、蔡邕
劉虞、鮮于輔、田疇、韓馥、孔伷、焦和、臧洪、孔融、鮑信
劉岱、橋瑁、張邈、張超、張楊、張燕
朱皓、諸葛玄、許貢、金旋、韓玄、趙範、劉度
≪董李郭呂≫
董卓、董旻、牛輔、郭、樊稠、胡軫、華雄、徐栄、李傕、楊奉、韓暹、徐晃
張済、張繍、賈詡、胡車児
呂布、陳宮、高順、張遼、侯成
辺章、北宮玉、韓遂、閻行、成公英、馬騰、馬超、馬岱、龐徳、張魯、張衛、閻圃、楊昂
公孫度、公孫康、公孫恭、公孫淵
≪二袁≫
袁紹、袁譚、袁熈、袁尚、高幹
沮授、田豊、荀ェ、辛評、郭図、許攸、審配、逢紀、董昭、陳震
麹義、顔良、文醜、張郃、朱霊、淳干瓊、郭援
袁術、袁燿、袁胤、紀霊、張勲、橋蕤、劉勲
公孫瓚、公孫越、公孫範、公孫続、田楷、厳綱、単経
陶謙、陳珪、陳登、闕宣、曹豹、張闓、笮融、臧覇
536名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/25(月) 23:48:48 ID:???
≪魏朝≫
曹操、曹昂、曹丕、曹彰、曹植、曹沖、曹宇、曹叡、曹芳、曹髦、曹奐
曹洪、曹仁、曹純、曹休、曹肇、曹真、曹爽
辛毗、鍾繇、鍾会、華歆、王朗、王粛、程c、郭嘉、劉曄、蒋済、劉放、孫資、盧毓
呉質、楊修、丁儀、丁廙、孫炎、王弼、何晏、桓範、涼茂、国淵、王脩、崔琰、毛玠、袁渙、桓階
楽進、于禁、李典、李通、任峻、韓浩、史渙、趙儼、殷署、朱蓋、牛金、呂虔、許褚、許儀、典韋
劉馥、梁習、張既、温恢、賈逵、賈充、蘇則、杜畿、杜恕、杜預、鄭渾、倉慈、張恭、游楚、満寵、郝昭、田豫、牽招、郭淮
王凌、冷狐愚、王昶、王渾、王濬、毌丘倹、文欽、文淑、諸葛誕、諸葛靚
王基、唐咨、州泰、石苞、諸葛緒
ケ艾、ケ忠、師簒、田続、胡遵、胡奮、胡烈、胡淵、龐会、羊祜、衛瓘
≪夏侯氏≫
夏侯惇、夏侯楙、夏侯尚、夏侯玄
夏侯淵、夏侯覇、夏侯威、夏侯栄、夏侯恵、夏侯和
≪荀氏≫
荀ケ、荀、荀攸、荀勗
≪司馬氏≫
司馬朗、司馬懿、司馬孚
司馬師、司馬昭、司馬望、司馬炎、司馬攸
537名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/25(月) 23:50:29 ID:???
≪呉朝≫
孫堅、孫静、孫賁
孫策、孫権、孫翊、孫朗
孫登、孫和、孫覇、孫休、孫亮、孫皓
孫河、孫桓、孫韶、孫峻、孫綝
呉景、呂範、呂拠、朱治、朱然、朱績
朱桓、朱異、朱拠、全j、全端、全懌、歩隲、歩闡
周瑜、呂蒙、諸葛瑾、諸葛恪、程普、黄蓋、韓当、凌操、凌統、蒋欽、周泰
甘寧、徐盛、潘璋、董襲、丁奉、陳武、陳表、賀斉、呂岱、駱統、周魴、鍾離牧
張昭、張承、張休、張紘、顧雍、顧邵、顧譚
魯粛、厳o、程秉、闞沢、薛綜、薛瑩
虞翻、張温、吾粲、潘濬、是儀、胡綜
聶友、滕胤、濮陽興、王蕃、楼玄、賀邵、韋曜、華覈、張悌
≪揚州劉氏≫
劉繇、劉基
許邵、孫邵、滕耽、滕冑、太史慈、張英
≪陸氏≫
陸康、陸績、陸遜、陸瑁、陸抗、陸凱、陸胤、陸機、陸雲
≪士氏≫
士燮、士壱、士祗、士徽、士匡
538名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/25(月) 23:51:59 ID:???
≪蜀漢朝≫
劉備、劉封、劉禅、劉永、劉理、劉ェ
諸葛亮、諸葛瞻、龐統、法正、蒋琬、董允、郭攸之、費禕、陳祗、黄皓
許靖、麋竺、孫乾、簡雍、伊籍
殷観、呂乂、董厥、樊建、楊戯、馬良、王連、向朗、楊洪、費詩
秦宓、来敏、尹黙、譙周、郤正
関羽、張飛、黄忠、趙雲、陳到、魏延、李厳、孟達、姜維
呉懿、呉班、傅肜、傅僉、蒋舒、馬謖、胡済、黄権、黄崇
李恢、馬忠、張嶷、閻宇、王平、句扶、ケ芝、向寵、張翼、宗預、廖化
麋芳、士仁、廖立、彭羕、劉琰、楊儀、張裔、呂凱、王伉、霍峻、霍弋、羅憲
≪荊州劉氏≫
劉表、劉g、劉j
蔡瑁、張允、蒯越、蒯良、王粲、韓嵩、呂公、文聘、王威、黄祖、蘇飛
≪益州劉氏≫
劉焉、劉璋、劉循
張任、厳顔、龐義、董和、王累、張松
≪西南夷≫
雍闓、高定、孟獲
539名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/26(火) 17:58:43 ID:???
≪勝戦計≫
「瞞天過海」「囲魏救趙」「借刀殺人」「以逸待労」「趁火打劫」「声東撃西」
≪敵戦計≫
「無中生有」「暗渡陳倉」「隔岸観火」「笑裏蔵刀」「李代桃僵」「順手牽羊」
≪攻戦計≫
「打草驚蛇」「借屍還魂」「調虎離山」「欲檎姑縦」「抛磚引玉」「擒賊擒王」
≪混戦計≫
「釜底薪抽」「混水摸魚」「金蝉脱殻」「関門捉賊」「遠交近攻」「仮道伐虢」
≪併戦計≫
「偸梁換柱」「指桑罵槐」「仮痴不癲」「上屋抽梯」「樹上開花」「反客為主」
≪敗戦計≫
「美人之計」「空城之計」「反間之計」「苦肉之計」「連環之計」「走為上計」
540名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/26(火) 20:33:09 ID:???
≪大戦略≫
上策「不戦屈敵」⇒「自分>相手」
中策「百戦百勝」⇒「自分=相手」
下策「運否天賦」⇒「自分<相手」
≪戦術≫
「自分>相手」⇒勝戦計、敵戦計
「自分=相手」⇒攻戦計、混戦計
「自分<相手」⇒併戦計、敗戦計
541名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/28(木) 15:14:46 ID:???
詩は世につれ
世は詩につれ
542名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/01(日) 02:14:01 ID:???
美しい人
543名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/01(日) 22:07:54 ID:???
≪後漢朝 Hàn≫
劉宏:Liú Hóng 劉弁:Liú Biàn 劉協:Liú Xié
張譲:Zhāng Ràng 何進:Hé Jìn 王允:Wáng Yŭn 董承:Dŏng Chéng
士孫瑞:Shìsūn Ruì 馬日磾:Mǎ rìdī 楊彪:Yáng Biāo 蔡邕:Cài Yōng
朱儁:Zhū Juàn 皇甫嵩:Huángfŭ Sōng 廬植:Lú Zhí
劉虞:Liú Yú 鮮于輔:Xiānyú Fŭ 田疇:Tián Chóu 閻柔:Yán Róu
韓馥:Hán Fù 孔伷:Kŏng Zhòu 焦和:Jiāo Hé 臧洪:Zāng Hóng 孔融:Kŏng Róng
鮑信:Bào Xìn 于禁:Yú Jìn 衛茲:Wèi Zī 劉岱:Liú Dài 橋瑁:Qiáo Mào
張邈:Zhāng Miǎo 張超:Zhāng Chāo 張楊:Zhāng Yáng 張燕:Zhāng Yàn
朱皓:Zhū Hào 諸葛玄:Zhūgĕ Xuán 許貢:Xŭ Gòng 厳白虎:Yán Báihŭ
金旋:Jīn Xuán 韓玄:Hán Xuán 趙範:Xhào Fàn 劉度:Liú Dù
544名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/01(日) 22:08:58 ID:???
≪董李郭呂 Dŏng lǐ guō lǚ≫
董卓:Dŏng Zhuó 董旻:Dŏng Mín 牛輔:Niú Fŭ
郭:Guō Sì 樊稠:Fán Chóu 胡軫:Hú Zhĕn 華雄:Huá Xióng 徐栄:Xú Róng
李傕:Lǐ Jué 楊奉:Yáng Fèng 韓暹:Hán Xiān 徐晃:Xú Huàng
張済:Zhāng Jì 張繍:Zhāng Xiù 賈詡:Jiǎ Xŭ 胡車児:Hú Chēér
呂布:Lǚ Bù 高順:Gāo Shùn 張遼:Zhāng Liáo 侯成:Hóu Chéng
辺章:Biān Zhāng 北宮玉:Bĕi Gōng Yù
韓遂:Hán Suí 閻行:Yán Háng 成公英:Chéng Gōngyīng
馬騰:Mǎ Téng 馬超:Mǎ Chāo 馬岱:Mǎ Dài 龐徳:Páng Dé
張魯:Zhāng Lŭ 張衛:Zhāng Wèi 閻圃:Yán Pŭ 楊昂:Yáng Áng
545名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/01(日) 22:13:10 ID:???
≪二袁 Ér Yuán≫
袁紹:Yuán Shào 袁譚:Yuán Tán 袁熈:Yuán Xī 袁尚:Yuán Shàng 高幹:Gāo Gàn
沮授:Jù Shòu 田豊:Tián Fēng 荀ェ:Xún Chén 辛評:Xīn Píng
郭図:Guō Tú 許攸:Xŭ Yōu 審配:Shĕn Pèi 逢紀:Féng Jì 董昭:Dŏng Zhāo 陳震:Chén Zhèn
麹義:Qū Yì 顔良:Yán Liáng 文醜:Wén Chŏu 淳干瓊:Chúngàn Qióng 郭援:Guō Yuán
張郃:Zhāng Hé 朱霊:Zhū Líng
袁術:Yuán Shù 袁燿:Yuán Yào 袁胤:Yuán Yìn
紀霊:Jì Líng 張勲:Zhāng Xūn 橋蕤:Qiáo Ruí 劉勲:Liú Xūn
公孫瓚:Gōngsūn Zàn 公孫越:Gōngsūn Yuè 公孫範:Gōngsūn  公孫続:Gōngsūn
田楷:Tián Kǎi 厳綱:Yán Gāng 単経:Dān Jīng
陶謙:Táo Qiān 陳珪:Chén Guī 陳登:Chén Dēng
闕宣:Què Xuān 曹豹:Cáo Bào 張闓:Zhāng Kǎi 笮融:Zé Róng 臧覇:Zāng Bà
546名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/04(水) 07:05:36 ID:???
547名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/04(水) 13:41:25 ID:???
1:今年。
2:来年。
3:再来年以降。
548名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/06(金) 00:58:43 ID:???
自立するということはフロ、ネル、メシ、ヤルを一人で済ませること。
549名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/06(金) 03:26:11 ID:???
1:Compromise or Improvement
2:Victory or Draw or Defeat or Death
550名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/06(金) 03:54:54 ID:???
1:Nation、Power、Social、Rule、Class、Manner
2:Origin、Property、Life
3:Work、System、Role、Position、Ability
4:Career、Condition、Cost

1:Victor、Loser、Dead
2:Result、Chance、Efficiency、Function
3:Challenge、Return、Risk
551名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/08(日) 22:03:44 ID:???
スキトキメキトキス
552名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/11(水) 19:33:34 ID:???
この地上と天空に
553名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/14(土) 01:27:03 ID:???
あいしてーるのことばだけじゃ
554名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/17(火) 08:00:15 ID:???
554
555名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/17(火) 14:06:06 ID:???
≪一年≫
04月:05月:06月:07月:08月:09月:
10月:11月:12月:01月:02月:03月:
≪一ヶ月≫
01日:02日:03日:04日:05日:06日:07日:08日:09日:10日:
11日:12日:13日:14日:15日:16日:17日:18日:19日:20日:
21日:22日:23日:24日:25日:26日:27日:28日:29日:30日:
≪一日≫
06:00〜09:00
09:00〜12:00
12:00〜18:00
18:00〜24:00
556名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/19(木) 19:51:56 ID:???
動物的個性:体力
人間的個性:知力
宗教的個性:気力
政治的個性:権力
経済的個性:財力
557名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/20(金) 18:16:44 ID:???
N14_18509.lzh
558名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:23:33 ID:???
001 天魁星 呼保義 宋江
002 天罡星 玉麒麟 盧俊義
003 天機星 智多星 呉用
004 天關ッ 入雲龍 公孫勝
005 天勇星 大刀 関勝
006 天雄星 豹子頭 林冲
007 天猛星 霹靂火 秦明
008 天威星 双鞭 呼延灼
009 天英星 小李広 花栄
010 天貴星 小旋風 柴進
011 天富星 撲天G 李応
012 天満星 美髯公 朱仝
013 天孤星 花和尚 魯智深
014 天傷星 行者 武松
015 天立星 双鎗将 董平
016 天捷星 没羽箭 張清
017 天暗星 青面獣 楊志
018 天佑星 金槍手 徐寧
559名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:27:29 ID:???
019 天空星 急先鋒 索超
020 天速星 神行太保 戴宗
021 天異星 赤髪鬼 劉唐
022 天殺星 黒旋風 李逵
023 天微星 九紋龍 史進
024 天究星 没遮攔 穆弘
025 天退星 挿翅虎 雷横
026 天寿星 混江龍 李俊
027 天剣星 立地太歳 阮小二
028 天平星 船火児 張横
029 天罪星 短命二郎 阮小五
030 天損星 浪裏白跳 張順
031 天敗星 活閻羅 阮小七
032 天牢星 病関索 楊雄
033 天慧星 拚命三郎 石秀
034 天暴星 両頭蛇 解珍
035 天哭星 双尾蠍 解宝
036 天巧星 浪子 燕青
560名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:28:49 ID:???
037 地魁星 神機軍師 朱武
038 地煞星 鎮三山 黄信
039 地勇星 病尉遅 孫立
040 地傑星 醜郡馬 宣賛
041 地雄星 井木犴 郝思文
042 地威星 百勝将 韓滔
043 地英星 天目将 彭玘
044 地奇星 聖水将 単廷珪
045 地猛星 神火将 魏定国
046 地文星 聖手書生 蕭讓
047 地正星 鉄面孔目 裴宣
048 地闢星 摩雲金翅 欧鵬
049 地闔星 火眼狻猊 ケ飛
050 地強星 錦毛虎 燕順
051 地暗星 錦豹子 楊林
052 地輔星 轟天雷 凌振
053 地会星 神算子 蔣敬
054 地佐星 小温侯 呂方
561名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:31:29 ID:???
055 地佑星 賽仁貴 郭盛
056 地霊星 神医 安道全
057 地獣星 紫髯伯 皇甫端
058 地微星 矮脚虎 王英
059 地慧星 一丈青 扈三娘
060 地暴星 喪門神 鮑旭
061 地黙星 混世魔王 樊瑞
062 地猖星 毛頭星 孔明
063 地狂星 独火星 孔亮
064 地飛星 八臂哪吨 項充
065 地走星 飛天大聖 李袞
066 地巧星 玉臂匠 金大堅
067 地明星 鉄笛仙 馬麟
068 地進星 出洞蛟 童威
069 地退星 翻江蜃 童猛
070 地満星 玉旛竿 孟康
071 地遂星 通臂猿 侯健
072 地周星 跳澗虎 陳達
562名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:32:34 ID:???
073 地隠星 白花蛇 楊春
074 地異星 白面郎君 鄭天寿
075 地理星 九尾亀 陶宗旺
076 地俊星 鉄扇子 宋清
077 地楽星 鉄叫子 楽和
078 地捷星 花項虎 龔旺
079 地速星 中箭虎 丁得孫
080 地鎮星 小遮攔 穆春
081 地羈星 操刀鬼 曹正
082 地魔星 雲裏金剛 宋万
083 地妖星 摸着天 杜遷
084 地幽星 病大虫 薛永
085 地伏星 金眼彪 施恩
086 地僻星 打虎将 李忠
087 地空星 小覇王 周通
088 地孤星 金銭豹子 湯隆
089 地全星 鬼瞼児 杜興
090 地短星 出林龍 鄒淵
563名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/23(月) 05:33:47 ID:???
091 地角星 独角龍 鄒潤
092 地囚星 旱地忽律 朱貴
093 地蔵星 笑面虎 朱富
094 地平星 鉄臂膊 蔡福
095 地損星 一枝花 蔡慶
096 地奴星 催命判官 李立
097 地察星 青眼虎 李雲
098 地悪星 没面目 焦挺
099 地醜星 石将軍 石勇
100 地数星 小尉遅 孫新
101 地陰星 母大虫 顧大嫂
102 地刑星 菜園子 張青
103 地壮星 母夜叉 孫二娘
104 地劣星 活閃婆 王定六
105 地健星 険道神 郁保四
106 地耗星 白日鼠 白勝
107 地賊星 鼓上蚤 時遷
108 地狗星 金毛犬 段景住
564名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 17:12:48 ID:???
保守
565名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 07:48:11 ID:???
みすちる
566名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 06:29:29 ID:???
歌詞
567名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 23:09:04 ID:???
昭和枯れすすきー
568名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 19:39:21 ID:cwpw5b5V
あげ
569名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 00:24:47 ID:???
570名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 04:32:56 ID:???
571名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 19:02:14 ID:???
572名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 02:28:25 ID:???
N15_11457.lzh
573名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/23(木) 10:56:11 ID:???
1986〜2086:90-70-90:300M:1/6・10^9
574名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 06:00:17 ID:???
575名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/06(水) 03:48:22 ID:???
576名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/07(木) 15:25:51 ID:???
N14_20427.lzh
577名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 00:09:42 ID:???
↑パスは?
578名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 16:03:55 ID:???
579名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:18:40 ID:???
始計篇第一
孫子曰、兵者、国之大事、死生之地、存亡之道、不可不察也。
故経之以五事、校之以計、而索其情、一曰道、二曰天、三曰地、四曰将、五曰法。
道者、令民与上同意、可与之死、可与之生、而不畏危也。
天者、陰陽、寒暑、時制也。
地者、遠近、険易、広狭、死生也。
将者、知、信、仁、勇、厳也。
法者、曲制、官道、主用也。
凡此五者、将莫不聞、知之者勝、不知者不勝。
故校之以計、而索其情。
曰、主孰有道、将孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明、吾以此知勝負矣。
将聴吾計、用之必勝、留之、将不聴吾計、用之必敗、去之。
計利以聴、乃為之勢、以佐其外、勢者、因利而制権也。
兵者、詭道也。
故能而示之不能、用而示之不用、近而示之遠、遠而示之近。
利而誘之、乱而取之、実而備之、強而避之、怒而撓之、卑而驕之、佚而労之、親而離之。
攻其無備、出其不意、此兵家之勝、不可先伝也。
夫未戦而廟算勝者、得算多也、未戦而廟算不勝者、得算少也、多算勝、少算不勝、而況於無算乎?
吾以此観之、勝負見矣。
580名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:20:42 ID:???
作戦篇第二
孫子曰、凡用兵之法、馳車千駟、革車千乗、帯甲十万、千里輸糧、
則内外之費賓客之用、膠漆之材、車甲之奉、日費千金、然後十万之師挙矣。
其用戦也貴勝、久則鈍兵挫鋭、攻城則力屈、久暴師則国用不足。
夫鈍兵、挫鋭、屈力、費貨、則諸侯乗其弊而起、雖有知者、不能善其後矣!
故兵聞拙速、未見巧之久也、夫兵久而国利者、未之有也。
故不尽知用兵之害者、則不能尽知用兵之利也。
善用兵者、役不再籍、糧不三載、取用于国、因糧于敵、故軍食可足也。
国之貧于師者遠輸、遠輸則百姓貧、近于師者貴売、貴売則百姓財竭、財竭則急于丘役、力屈財費、中原内虚于家、百姓之費、十去其七、公家之費、破車罷馬、甲冑矢弩、戟楯蔽櫓、丘牛大車、十去其六。
故知将務食于敵、食敵一鍾、当吾二十鍾、稈一石、当我二十石。
故殺敵者怒也、取敵之利者貨也。
故車戦、得車十乗以上、賞其先得者、而更其旌旗、車雑而乗之、卒善而養之、是謂勝敵而益強。
故兵貴勝、不貴久、故知兵之将、民之司命、国家安危之主也。
581名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:21:33 ID:???
謀攻篇第三
孫子曰、凡用兵之法、全国為上、破国次之、全旅為上、破旅次之、全卒為上、破卒次之、全伍為上、破伍次之。
是故百戦百勝、非善之善者也、不戦而屈人之兵、善之善者也。
故上兵伐謀、其次伐交、其次伐兵、其下攻城。
攻城之法、為不得已、修櫓、具器械、三月而後成、距煙、又三月而後已、将不勝其忿、殺士卒三分之一、而城不抜者、此攻之災也。
故善用兵者、屈人之兵、而非戦也、抜人之城、而非攻也、毀人之国、而非久也。
必以全争于天下、故兵不頓、利可全、此謀攻之法也。
故用兵之法、十則囲之、五則攻之、倍則分之、敵則能戦之、少則能守之、不若則能避之。
故小敵之堅、大敵之擒也。
夫将者、国之輔也、輔周則国必強、輔隙則国必弱。
故軍之所以患于君者三、不知三軍之不可以進、而謂之進、不知三軍之不可以退、而謂之退、是謂縻軍。
不知三軍之事、而同三軍之政、則軍士惑矣。
不知三軍之権、而同三軍之任、則軍士疑矣。
三軍既惑且疑、則諸侯之難至矣、是謂乱軍引勝。
故知勝者有五、知可以戦与不可以戦者勝、識衆寡之用者勝、上下同欲者勝、以虞待不虞者勝、将能而君不御者勝、此五者、知勝之道也。
故曰、知彼知己、百戦不殆、不知彼而知己、一勝一負、不知彼、不知己、毎戦必敗。
582名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:22:20 ID:???
形篇第四
孫子曰、昔之善戦者、先為不可勝、以待敵之可勝、不可勝在己、可勝在敵。
故善戦者、能為不可勝、不能使敵必可勝。
故曰、勝可知、而不可為。
不可勝者、守也、可勝者、攻也。
守則不足、攻則有余。
善守者、蔵于九地之下、善攻者、動于九天之上、故能自保而全勝也。
見勝、不過衆人之所知、非善之善者也。
戦勝、而天下曰善、非善之善者也。
故挙秋毫、不為多力、見日月、不為明目、聞雷霆、不為聴耳。
古之善戦者、勝于易勝者、故善戦者之勝也、無知名、無勇功。
故其戦勝不忒、不忒者、其措必勝、勝已敗者也。
故善戦者、立于不敗之地、而不失敵之敗也。
是故勝兵先勝、而後求戦、敗兵先戦、而後求勝。
善用兵者、修道而保法、故能為勝敗之政。
兵法、「一曰度、二曰量、三曰数、四曰称、五曰勝、地生度、度生量、量生数、数生称、称生勝」
故勝兵若以鎰称銖、敗兵若以銖称鎰。
勝者之戦、若決積水于千仞之谷、形也。
583名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:23:56 ID:???
勢篇第五
孫子曰、凡治衆如治寡、分数是也。
闘衆如闘寡、形名是也。
三軍之衆、可使必受敵而無敗者、奇正是也。
兵之所加、如以碬投卵者、虚実是也。
凡戦者、以正合、以奇勝。
故善出奇者、無窮如天地、不竭如江河、終而復始、日月是也、死而復生、四時是也。
声不過五、五声之変、不可勝聴也。
色不過五、五色之変、不可勝観也。
味不過五、五味之変、不可勝嘗也。
戦勢不過奇正、奇正之変、不可勝窮也。
奇正相生、如循環之無端、孰能窮之哉!
激水之疾、至于漂石者、勢也。
鷙鳥之撃、至于毀折者、節也。
是故善戦者、其勢険、其節短、勢如張弩、節如機発。
紛紛紜紜、闘乱、而不可乱也。
渾渾沌沌、形図、而不可敗也。
乱生于治、怯生于勇、弱生于強。
治乱、数也。
勇怯、勢也。
強弱、形也。
故善動敵者、形之、敵必従之、予之、敵必取之、以利動之、以実待之。
故善戦者、求之于勢、不責于人、故能択人任勢、任勢者、其戦人也、如転木石、木石之性、安則静、危則動、方則止、図則行。
故善戦人之勢、如転図石于千仞之山者、勢也。
584名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:25:13 ID:???
虚実篇第六
孫子曰、凡先処戦地而待敵者佚、後処戦地而趨戦者労。
故善戦者、致人而不致于人。
能使敵人自至者、利之也、能使敵不得至者、害之也。
故敵佚能労之、飽能飢之、安能動之。
出其所不趨、趨其所不意、行千里而不労者、行于無人之地也、攻而必取者、攻其所不守也、守而必固者、守其所不攻也。
故善攻者、敵不知其所守、善守者、敵不知其所攻。
微乎微乎!至于無形、神乎神乎!至于無声、故能為敵之司命。
進而不可御者、衝其虚也、退而不可追者、速而不可及也。
故我欲戦、敵雖高塁深溝、不得不与我戦者、攻其所必救也、我不欲戦、雖画地而守之、敵不得与我戦者、乖其所之也。
故形人而我無形、則我専而敵分、我専為一、敵分為十、是以十攻其一也。
則我衆而敵寡、能以衆撃寡、則我之所与戦者、約矣。
吾所与戦之地不可知、不可知、則敵所備者多、敵所備者多、則我所与戦者寡矣。
故備前則後寡、備後則前寡、備左則右寡、備右則左寡、無所不備、則無所不寡。
寡者、備人者也、衆者、使人備己者也。
故知戦之地、知戦之日、則可千里而会戦。
不知戦地、不知戦日、則左不能救右、右不能救左、前不能救後、後不能救前、而況遠者数十里、近者数里乎?
以吾度之、越人之兵雖多、亦奚益于勝哉?
故曰、勝可為也、敵雖衆、可使無闘。
故策之而知得失之計、作之而知動静之理、形之而知死生之地、角之而知有余不足之処。
故形兵之極、至于無形、無形、則深間不能窺、知者不能謀。
因形而措勝于衆、衆不能知、人皆知我所以勝之形、而莫知吾所以制勝之形、故其戦勝不復、而応形於無窮。
夫兵形象水、水之形、避高而趨下、兵之形、避実而撃虚、水因地而制流、兵因敵而制勝。
故兵無常勢、水無常形、能因敵変化而取勝、謂之神。
故五行無常勝、四時無常位、日有短長、月有死生。
585名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:26:17 ID:???
軍争篇第七
孫子曰、凡用兵之法、将受命于君、合軍聚衆、交和而舍、莫難于軍事。
軍争之難者、以迂為直、以患為利。
故迂其途、而誘之以利、後人発、先人至、此知迂直之計者也。
故軍争為利、軍争為危。
挙軍而争利、則不及、委軍而争利、則輜重捐。
是故巻甲而趨、日夜不処、倍道兼行、百里而争利、則擒三将軍、壮者先、疲者後、其法十一而至、五十里而争利、則蹶上将軍、其法半至、三十里而争利、則三分之二至 。
是故軍無輜重則亡、無糧食則亡、無委積則亡。
故不知諸侯之謀者、不能予交、不知山林、険阻、沮沢之形者、不能行軍、不能郷導者、不能得地利。
故兵以詐立、以利動、以分合為変者也、故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷霆。
掠郷分衆、廓地分利、懸権而動、先知迂直之計者勝、此軍争之法也。
軍政曰、「言不相聞、故為金鼓、視不相見、故為旌旗」
夫金鼓旌旗者、所以一人之耳目也、人既専一、則勇者不得独進、怯者不得独退、此用衆之法也。
故夜戦多火鼓、画戦多旌旗、所以変人之耳目也。
故三軍可奪気、将軍可奪心。
是故朝気鋭、画気惰、暮気帰、故善用兵者、避其鋭気、撃其惰帰、此治気者也。
以治待乱、以静待譁、此治心者也。
以近待遠、以佚待労、以飽待飢、此治力者也。
無邀正正之旗、勿撃堂堂之陣、此治変者也。
故用兵之法、高陵勿向、背丘勿逆、佯北勿従、鋭卒勿攻、餌兵勿食、帰師勿遏、囲師必闕、窮寇勿迫、此用兵之法也。
586名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:27:46 ID:???
九変篇第八
孫子曰、凡用兵之法、将受命于君、合軍聚衆、圮地無舍、衢地合交、絶地無留、囲地則謀、死地則戦、途有所不由、軍有所不撃、城有所不攻、地有所不争、君命有所不受。
故将通于九変之利者、知用兵矣。
将不通于九変之利者、雖知地形、不能得地之利矣。
治兵不知九変之術、雖知地利、不能得人之用矣。
是故知者之慮、必雑于利害、雑于利而務可信也、雑于害而患可解也。
是故屈諸侯者以害、役諸侯者以業、趨諸侯者以利。
故用兵之法、無恃其不来、恃吾有以待之、無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。
故将有五危、必死可殺、必生可虜、忿速可侮、廉潔可辱、愛民可煩、凡此五危、将之過也、用兵之災也。
覆軍殺将、必以五危、不可不察也。
587名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:29:47 ID:???
行軍篇第九
孫子曰、凡処軍相敵、絶山依谷、視生処高、戦隆無登、此処山之軍也。
絶水必遠水、客絶水而来、勿迎于水内、令半済而撃之利。
欲戦者、無付于水而迎客、視生処高、無迎水流、此処水上之軍也。
絶斥沢、惟丞去勿留、若交軍于斥沢之中、必依水草、而背衆樹、此処斥沢之軍也。
平陸処易、右背高、前死後生、此処平陸之軍也。
凡此四軍之利、黄帝之所以勝四帝也。
凡軍好高而悪下、貴陽而賎陰、養生虚実、軍無百疾、是謂必勝。
丘陵堤防、必処其陽、而右背之、此兵之利、地之助也。
上雨水沫至、欲渉者、待其定也。
凡地有絶澗、天井、天牢、天羅、天陥、天隙、必丞去之、勿近也、吾遠之、敵近之、吾迎之、敵背之。
軍旁有険阻、沼沢、蒹葭、林木、翳叢者、必謹覆索之、此伏姦之所也。
敵近而静者、恃其険也。遠而挑戦者、欲人之進也。
其所居易者、利也。衆樹動者、来也。衆草多障者、疑也。鳥起者、伏也。獣驚者、覆也。
塵、高而鋭者、車来也。卑而広者、徒来也。散而条違者、樵採也。少而往来者、営軍也。
辞卑而益備者、進也。辞強而進駆者、退也。軽車先出其側者、陣也。
無約而請和者、謀也。奔走而陳兵者、期也。半進半退者、誘也。
仗而立者、飢也。汲而先飲者、渇也。見利而不進者、労也。
鳥集者、虚也。夜呼者、恐也。軍擾者、将不重也。旌旗動者、乱也。
吏怒者、倦也。殺馬肉食者、軍無糧也。懸鍋不返其舎者、窮寇也。
諄諄翕翕、徐与人言者、失衆也。数賞者、窘也。数罰者、困也。
先暴而後畏其衆者、不精之至也。来委謝者、欲休息也。
兵怒而相迎、久而不合、又不相去、必謹察之。
兵非貴益多、惟無武進、足以併力料敵取人而已。
夫惟無慮而易敵者、必擒于人。
卒未親付而罰之、則不服、不服則難用。
卒已親付而罰不行、則不可用。
故令之以文、斉之以武、是謂必取。
令素行以教其民、則民服、令不素行以教其民、則民不服、令素行、与衆相得也。
588名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:30:43 ID:???
地形篇第十
孫子曰、地形有通者、有挂者、有支者、有隘者、有険者、有遠者。
我可以往、彼可以来、曰通、通形者、先居高陽、利糧道以戦、則利。
可以往、難以返、曰挂、挂形者、敵無備、出而勝之、敵若有備、出而不勝、難以返、不利。
我出而不利、彼出而不利、曰支、支形者、敵雖利我、我無出也、引而去之、令敵半出而撃之、利。
隘形者、我先居之、必盈以待敵、若敵先居之、盈而勿従、不盈而従之 。
険形者、我先居之、必居高陽以待敵、若敵先居之、引而去之、勿従也。
遠形者、勢均、難以挑戦、戦而不利。
凡此六者、地之道也、将之至任、不可不察也。
故兵有走者、有弛者、有陥者、有崩者、有乱者、有北者、凡此六者、非天地之災、将之過也。
夫勢均、以一撃十、曰走。
卒強吏弱、曰陥。
大吏怒而不服、遇敵懟而自戦、将不知其能、曰崩。
将弱不厳、教道不明、吏卒無常、陣兵縦横、曰乱。
将不能料敵、以少合衆、以弱撃強、兵無選鋒、曰北。
凡此六者、敗之道也。
将之至任、不可不察也。
夫地形者、兵之助也。
料敵制勝、計険阨遠近、上将之道也。
知此而用戦者、必勝、不知此而用戦者必敗。
故戦道必勝、主曰、無戦必戦可也。
戦道不勝、主曰必戦、無戦可也。
故進不求名、退不避罪、唯民是保、而利于主、国之宝也。
視卒如嬰児、故可与之赴深渓、視卒如愛子、故可与之倶死。
厚而不能使、愛而不能令、乱而不能治、譬若驕子、不可用也。
知吾卒之可以撃、而不知敵之不可撃、勝之半也、知敵之可撃、而不知吾卒之不可撃、勝之半也。
知敵之可撃、知吾卒之可以撃、而不知地形之不可以戦、勝之半也。
故知兵者、動而不迷、挙而不窮。
故曰、知彼知己、勝乃不殆、知天知地、勝乃可全。
589名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:33:56 ID:???
九地篇第十一
孫子曰、用兵之法、有散地、有軽地、有争地、有交地、有衢地、有重地、有圯地、有囲地、有死地。
諸侯自戦其地者、為散地。
入人之地而不深者、為軽地。
我得則利、彼得亦利者、為争地。
我可以往、彼可以来者、為交地。
諸侯之地三属、先至而得天下之衆者、為衢地。
入人之地深、背城邑多者、為重地。
山林、険阻、沮沢、凡難行之道者、為圯地。
所由入者隘、所従帰者迂、彼寡可以撃吾之衆者、為囲地。
疾戦則存、不疾戦則亡者、為死地。
是故散地則無戦、軽地則無止、争地則無攻、交地則無絶、衢地則合交、重地則掠、圯地則行、囲地則謀、死地則戦。
古之所謂善用兵者、能使敵人前後不相及、衆寡不相恃、貴賎不相救、上下不相収、卒離而不集、兵合而不斉。
合于利而動、不合于利而止。
敢問、敵衆整而将来、待之若何?
曰、先奪其所愛、則聴矣、兵之情主速、乗人之不及、由不虞之道、攻其所不戒也。
凡為客之道、深入則専、主人不克、掠于豊野、三軍足食、謹養而無労、併気積力、運兵計謀、為不可測、投之無所往、死且不北、死焉不得、士人尽力。
兵士甚陥則不懼、無所往則固、深入則拘、不得已則闘。
是故、其兵不修而戒、不求而得、不約而親、不令而信、禁祥去疑、至死無所之。
吾士無余財、非悪貨也、無余命、非悪寿也。
令発之日、士卒坐者涕沾襟、偃臥者涕交頤、投之無所往、則諸歳之勇也。
故善用兵者、譬如率然、率然者、常山之蛇也、撃其首、則尾至、撃其尾、則首至、撃其中、則首尾倶至。
敢問、兵可使如率然乎?
590名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:35:08 ID:???
曰、可也。
夫呉人与越人相悪也、当其同舟済而遇風、其相救也如左右手。
是故、方馬埋輪、未足恃也、斉勇若一、政之道也、剛柔皆得、地之理也。
故善用兵者、攜手若使一人、不得已也。
将軍之事、静以幽、正以治、能愚士卒之耳目、使之無知。
易其事、革其謀、使人無識、易其居、迂其途、使人不得慮。
帥与之期、如登高而去其梯、帥与之深、入諸侯之地而発其機。
若駆群羊、駆而往、駆而来、莫知所之。
聚三軍之衆、投之于険、此将軍之事也。
九地之変、屈伸之利、人情之理、不可不察也。
凡為客之道、深則専、浅則散、去国越境而師者、絶地也、四達者、衢地也、入深者、重地也、入浅者、軽地也、背固前隘者、囲地也、無所往者、死地也。
是故散地吾将一其志、軽地吾将使之属、争地吾将趨其後、交地吾将謹其守、衢地吾将固其結、重地吾将継其食、圯地吾将進其途、囲地吾将塞其闕、死地吾将示之以不活。
故兵之情、囲則御、不得已則闘、逼則従。
是故不知諸侯之謀者、不能預交、不知山林険阻沮沢之形者、不能行軍、不用郷導者、不能得地利、此三者不知一、非覇王之兵也。
夫覇王之兵、伐大国則其衆不得聚、威加于敵、則其交不得合。
是故不争天下之交、不養天下之権、信己之私、威加于敵、故其城可抜、其国可堕。
施無法之賞、懸無政之令、犯三軍之衆、若使一人。
犯之以事、勿告以言、犯之以利、勿告以害、投之亡地然後存、陥之死地然後生。
夫衆陥于害、然後能為勝敗、故為兵之事、在于順詳敵之意、併力一向、千里殺将、是謂巧能成事。
是故政挙之日、夷関折符、無通其使、侍ー廊廟之上、以誅其事、敵人開闔、必丞入之。
先其所愛、微与之期、賎墨随敵、以決戦争。
是故始如処女、敵人開戸、後如脱兎、敵不及拒。
591名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:37:27 ID:???
火攻篇第十二
孫子曰、凡火攻有五、一曰火人、二曰火積、三曰火輜、四曰火庫、五曰火隊。
行火必有因、煙火必素具。
発火有時、起火有日。
時者、天之燥也。
日者、月在箕壁翼軫也。
凡此四宿者、風起之日也。
凡火攻、必因五火之変而応之、火発于内、則早応之于外。
火発而其兵静者、待而勿攻。
極其火力、可従而従之、不可従而止。
火可発于外、無待于内、以時発之。
火発上風、無攻下風、画風久、夜風止。
凡軍必知五火之変、以数守之。
故以火佐攻者明、以水佐攻者強、水可以絶、不可以奪。
夫戦勝攻取、而不修其攻者凶、命曰費留。
故曰、明主慮之、良将修之、非利不動、非得不用、非危不戦。
主不可以怒而興師、将不可以憤而致戦、合于利而動、不合于利而止。
怒可以復喜、憤可以復悦、亡国不可以復存、死者不可以復生。
故明君慎之、良将警之、此安国全軍之道也。
592名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/11(月) 23:38:24 ID:???
用間篇第十三
孫子曰、凡興師十万、出征千里、百姓之費、公家之奉、日費千金、内外騒動、怠于道路、不得操事者、七十万家。
相守数年、以争一日之勝、而愛爵禄百金、不知敵之情者、不仁之至也、非人之将也、非主之佐也、非勝之主也 。
故明君賢将、所以動而勝人、成功出于衆者、先知也、先知者、不可取于鬼神、不可象于事、不可験于度、必取于人、知敵之情者也。
故用間有五、有郷間、有内間、有反間、有死間、有生間。
五間倶起、莫知其道、是謂神紀、人君之宝也。
郷間者、因其郷人而用之。
内間者、因其官人而用之。
反間者、因其敵間而用之。
死間者、為誑事于外、令吾間知之、而伝于敵。
生間者、反報也。
故三軍之事、親莫親于間、賞莫厚于間、事莫密于間、非聖知不能用間、非仁義不能使間、非微妙不能得間之宝。
微哉、微哉、無所不用間也。
間事未発而先聞者、間与所告者皆死。
凡軍之所欲撃、城之所欲攻、人之所欲殺、必先知其守将、左右、謁者、門者、舍人之姓名、令吾間必索知之。
必索敵間之来間我者、因而利之、導而舍之、故反間可得而使也。
因是而知之、故郷間内間可得而使也、因是而知之、故死間為誑事、可使告敵、因是而知之、故生間可使如期。
五間之事、主必知之、知之必在于反間、故反間不可不厚也。
昔殷之興也、伊摯在夏。
周之興也、呂牙在殷。
故明君賢将、能以上知為間者、必成大功、此兵之要、三軍之所恃而動也。
593名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/18(月) 22:23:19 ID:???
無名戦士の墓
594名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/18(月) 22:23:39 ID:???
595名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/18(月) 22:25:20 ID:ysF54BEl
保守
596名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/24(日) 05:57:18 ID:???
597名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 11:24:01 ID:???
hosyu
598名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 02:48:05 ID:???
保守
599名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/19(金) 08:33:54 ID:???
ななし
600D:2007/01/20(土) 15:44:25 ID:???
<600>
601sage:2007/02/03(土) 21:19:51 ID:???
保守
602名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 20:31:53 ID:???
同意
603JA時田様:2007/02/20(火) 22:02:17 ID:???
アゲますよハハハハハハッ!!!
604名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 09:40:13 ID:???
<80→62>
1st month: 80,0kg ↓4,0kg
2nd month: 76,0kg ↓3,8kg
3rd month: 72,2kg ↓3,6kg
4th month: 68,6kg ↓3,4kg
5th month: 65,2kg ↓3,3kg
6th month: 61,9kg ↓0,0kg

One month:−36000kcal 50h

<68→60>
1st month: 68,0kg ↓3,4kg
2nd month: 64,6kg ↓3,2kg
3rd month: 61,4kg ↓0,0kg

One month:−32000kcal 53h
605名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 10:54:16 ID:???
<Information>
Name:
Sex:Male,Female
Date of birth:
Race:Corcasoid,Negroid,Mongoloid
Nationality:
Height:
Weight:
Calorie:
Blood type:

<Condition:Excellent―Good―Bad―Dying>
<Technical>
Private⇒Ego: Rule: Market: Tactics: System: Strategy: Nature: Hegemony: God:
Public⇒Policy: Ability: Money: Power:
<Mental>
Inside⇒Feeling: Origin: Career: Knowledge: Communication:
Outside⇒Housing: Clothing: Eating: Sleeping:
<Physical>
Body⇒Head: Chest: Abdomen: Waist:
Limbs⇒Left arm: Right arm: Left leg: Right leg:

<Problem>
0:Dieting
1:Training
2:Conditioning
606名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 12:12:19 ID:???
607名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/12(月) 05:15:11 ID:???
9-14
5-15
4-09
3-12
3-09
608鬼が氏んでも代わりはいるもの:2007/03/20(火) 23:25:08 ID:???
保守w oni
609名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/22(木) 10:14:12 ID:???
13
14595
610名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/23(金) 19:13:44 ID:???
くらっしゅ
611名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/26(月) 20:15:28 ID:???
a
612名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/27(火) 09:52:37 ID:???
NHV0G9
FMQOT9
H8UDM8
6ZJIZ3
613名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 21:56:29 ID:???
「鄭荘公共叔段」
「頴考叔還武姜」
「周鄭交悪」
「宋穆公立殤公」
「衛州吁」
「臧僖伯諫観魚」
「鄭敗燕」
「隠公問羽数於衆仲」
「隠公辞宋使」
「鄭伯侵陳大獲」
「鄭伯朝桓王」
「陳五父如鄭〓盟〓如忘」
「隠公問族於衆仲」
「滕薛争長」
「頴考叔争車」
「斉魯鄭入許」
「息候伐鄭」
「羽父弑隠公」
「臧哀伯諫納〓鼎」
「晋穆候命二子名及晋封曲沃」
「楚侵随楚敗随」
614名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 21:57:56 ID:???
「魯為班後鄭」
「鄭太子忽辞昏」
「桓公問名於申繻」
「王師伐〓」
「虞叔伐虞公」
「楚屈瑕敗〓師干蒲騒」
「祭仲立〓公」
「盗殺仮寿」
「魯及斉師戦於奚」
「桓公興文姜如斉」
「辛伯諫周公黒肩」
「楚武王心蕩」
「〓三甥請殺楚文王」
「魯荘公囲〓」
「斉候見豕」
「斉公孫無知弑襄公」
「斉桓公入斉」
「斉魯戦長勺」
「禹湯罪己桀紂罪人」
「宋万弑閔公」
「息〓過蔡」
615名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 21:59:57 ID:???
「鄭〓公殺伝瑕原繁」
「王賜〓公晋候玉馬」
「原荘公逆王后於陳」
「鬻拳兵諫」
「陳敬仲辞卿飲桓公酒」
「懿氏卜妻敬仲」
「曹劇諫観社」
「晋殺其世子申生」
「荘公丹桓宮楹刻其桷」
「管敬仲言於斉候曰宴安酖毒不可懐也」
「斉仲孫湫観政」
「舟之僑奔晋」
「衛懿公好鶴」
「里克諫晋候使太子伐東山皐落氏」
「斉候戌曹遷刑封衛」
「衛文公大布之衣」
「晋荀息請仮道於虞以伐〓」
「斉寺人貂漏師」
「斉伐楚」
「斉伐鄭」
「楚滅弦」
616名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 22:01:13 ID:???
「楚文王寵申候」
「斉桓公辞鄭太子華」
「晋里克帥師敗狄」
「宋太子慈父請立子魚」
「会干葵邱尋盟」
「晋献公使荀息伝奚斉」
「紗麓崩」
「楚子賜鄭伯金」
「刑人狄人伐衛」
「秦取梁新里梁亡」
「宋公使〓文公用〓子」
「衛早伐〓」
「子魚諫宋公囲曹」
「随叛楚」
「宋襄公欲合諸候」
「魯饑而不害」
「成風請封須句」
「秦晋遷陸渾之戒」
「子圉逃帰」
「〓敗魯於升〓」
「鄭文夫人労楚子」
617名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 22:02:58 ID:???
「楚子文使成得臣為令尹」
「晋懐公殺狐突」
「晋重耳」
「賦詩」
「介之椎不言禄」
「鄭伯使盗殺子臧」
「衛体至殺〓国子」
「晋文請隧」
「展喜犒斉師」
「楚滅〓」
「宋叛楚即晋」
「夢寐」
「晋候作三行」
「周公閲聘魯」
「臧文仲如晋分曹田」
「晋作五軍以禦狄」
「先軫死狄師」
「臼季挙郤欠」
「晋陽処父侵蔡」
「楚太子商臣弑成王」
618名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 22:04:03 ID:???
「晋候朝王」
「〓太廟躋僖公」
「出姜貴聘而賤逆」
「楚滅六蓼」
「秦穆公以子車氏之三子為殉」
「季文子如晋」
「趙孟立公子雍」
「陽処父改蒐賈季殺陽処父」
「宋昭公将去群公子」
「士会不見先蔑」
「穆伯取己氏」
「〓舒問趙衰趙盾於賈季」
「晋郤欠言於趙宣子帰衛地」
「宋蕩意諸」
「箕鄭父殺先克」
「范山説楚子図北方」
「楚范巫喬似」
「楚文無畏戳宋公僕」
「叔孫得臣獲長狄僑如」
「秦伯使西乞術来聘」
「随会料晋師」
「晋使魏寿余偽以魏叛以誘士会」
619名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 22:05:18 ID:???
「魏寿余履士会之足於朝」
「趙盾納捷〓於〓」
「周公閲王孫蘇訟於晋」
「晋候秦伯囲鄭」
「秦穆出師襲鄭」
「斉国荘子聘魯」
「浪譚死秦師」
「楚人滅江」
「随会能賤而有恥」
「〓贏従陽処父」
「〓文公遷於繹」
「斉公子商人」
「楚闘克公子変作乱」
「単伯請子叔姫」
「宋華〓辞宴」
「公孫敖二子」
「斉人侵我西鄙」
「楚大饑」
「鄭子家為書告趙宣子」
「〓〓閻職弑斉懿公」
「襄仲殺悪及視」
620名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 22:06:40 ID:???
「季文子出〓僕」
「宋公殺母弟須及昭公子」
「晋不競於楚」
「鄭人獲狂狡」
「鄭伐宋因華元」
「晋趙盾侵鄭」
「晋霊公不君」
「晋趙穿弑霊公」
「晋成公為公族」
「楚子問鼎」
「鄭公子宋公子帰生弑霊公」
「楚筬尹克黄不棄君命」
「赤狄伐晋囲懐」
「鄭公子曼満欲為卿」
「鄭伯敗楚」
「晋会狄於〓函」
「楚子従申叔時諫」
「楚子伐蕭」
「公孫帰父言魯楽」
621名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/08(日) 01:02:51 ID:???
ほす
622名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/11(水) 03:46:28 ID:???
6385
623洞木:2007/04/12(木) 07:17:32 ID:???
こそこそ。
624洞木:2007/04/13(金) 00:45:32 ID:???
ごそごそ。

というわけで、実は私は>>1なんですけど、去年の秋ぐらいから
ここが使われてないみたいなので、質問スレ的なスレッドに
再利用しちゃっても大丈夫でしょうか?
もし問題があったり何かあったら、よかったら教えてくださいね。
625名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 02:27:24 ID:???
14
26442
62613 ◆gGjVpethkg :2007/04/13(金) 05:36:37 ID:???
>>624
では質問(お願い?)させていただきます。
以前にもお願いしたのですが、サイト立ち上げの際にここに投下した作品を収録する場合、スレタイを使用しても良いでしょうか?
「名も無き詩」シリーズとしてサイトに収録したいと考えております。
よろしくお願いいたします。
627洞木:2007/04/13(金) 07:25:20 ID:???
>>626 13 ◆gGjVpethkgさん

>>286でお聞きになってたんですね。
読み逃してしまってました…!
もちろん大丈夫ですよ!どうぞ使ってください!

2年もお待たせしてしまって申し訳ありませんでした…!
628洞木:2007/04/13(金) 07:32:46 ID:???
あっ、でも名も無き詩って「無き」が漢字になってますが
Mr.Childrenから取ったんですけど、大丈夫かな?

曲名にはかからないと思うんですけど、歌詞にも入ってたので。
漢字に変えたり一部変えると逆に厳しいんでしたっけ?
5文字なら大丈夫なのかな…。

ごめんなさい、詳しくなくて。
その関係とか安全そうでしたらぜひどうぞ!
629名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 16:56:19 ID:???
「名も莫き詩」

古文風に↑ならおkだと思うよ。
630名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 17:27:27 ID:???
「名も無き氏」

人名です↑と言い張ればおkだと思うよ。
631名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 18:09:33 ID:???
「名も無き詩(うた)」とすれば…
632名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 19:38:03 ID:???
毛が無き歌丸
633名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 19:45:35 ID:???
DraujzCa
634名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 01:52:58 ID:???
<観劇の構造>
作者(発信者)⇒役者(媒介)⇒観客(受信者)

<役者>
1主役
2脇役
3端役
635名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 01:56:56 ID:???
<台詞>
1独白
2主張(本音or建前)
3説明
4冗談
636名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:06:36 ID:???
<台詞の約束>
1台詞は簡潔に。
2一度に話すことは三行で止める。
3重要な言葉は三度言う。
4行動しながら説明台詞を言うと本音になる。
637名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:12:38 ID:???
<回想の手段>
1サンドイッチ回想
2随時回想
3扇状回想

<シーンの約束>
1役者の心理、行動を表現
2事実を観客に発信

<ナレーションの約束>
1基本的に説明は退屈
2故に些事を説明すると脚本が陳腐になる
3必要なことだけを伝える
638名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:14:51 ID:???
<キャラクターの約束>
1美点を持たせること
2欠点を持たせること
3親近感のある二面性
639名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:20:41 ID:???
いいんちょさん、何このスレ・・・
640名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:27:40 ID:???
<キャラクターの造形>
1人柄
2主義
3立場
641名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:39:27 ID:???
<コミュニケーションの手段>
1ロジック
2フィーリング
3センス

<オープニング>
1三十行以内でクォリティを主張
2アンチテーマで観客を誘導

<クライマックス>
1オープニングから構成されたストーリーを破壊
2それによってテーマを主張

<エピローグ>
1クライマックスによって主張されたテーマの定着
2短くまとめる

<イベントの過程>
1説明⇒事件
2事件⇒説明
642名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 02:55:36 ID:???
<映像>
0目的描写(テーマ)
1状況描写(シチュエーション)
2関係描写(コネクション)
3心理描写(キャラクター)
4形容描写(上っ面)

<動物の形容描写>
1個数
2特徴
3寸法
4所属

<>
1個数
2特徴
3年季
4寸法
5形状
6色彩
7材料
8年代
9品物

<描写の手段>
1映像
2台詞
3アイテム
4ステージ
3ナレーション
5テロップ
643洞木:2007/04/14(土) 03:47:58 ID:???
>>639さん
ご、ごめんなさい…!違うスレの方がいいのかな?

いろいろ見て回ってみたんですけど、他は大体稼動中みたいで。
新しく立てるのも、前スレを落としてしまった手前
悪いかなぁ、と思っちゃって。
もうちょっと考えてみますね!
644名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 04:05:58 ID:???
いやぁ、ここはやはり専用スレをおっ立てるしかないでしょう!
いいんちょがどんなスレタイで立てるかもまた楽しみデスよ
645名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 08:31:49 ID:???
この自演臭いの目障りだ。
646洞木:2007/04/14(土) 10:01:13 ID:???
喫茶を見てはっとしました。
ここを使用中の人がいるかも、ということですね。
メモ代わりかぁ…思いつかなかった。てっきり普通のコピペかと。
だとしたら早く引っ越さなきゃですね。

ブランクが長いから、いきなり新しいスレッドは自信ないかな…。
再利用が無理そうでしたら、思い切ってチャレンジしたいです。

下のスレも発見したんですけど、こちらはどうでしょうか?
使ってないみたい。

エヴァグッズを捨ててから、夫の様子がおかしい
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1172419365/l50

うーん、でもやっぱり駄目かな。
立てた方がかえって迷惑かけなくて済む気もします。
本当に自信がないんですけど、ひっそりしたタイトルで
sage進行なら、まだ大丈夫かも。
647洞木:2007/04/14(土) 10:05:24 ID:???
>>645さん
私のことだったらごめんなさい…!
早く引っ越し先を見つけて出て行きますね。
今日か明日、明後日ぐらいには移動できると思います。

不快な思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした…!
648洞木:2007/04/14(土) 10:12:57 ID:???
よし、やっぱり立てよう。
いろいろお騒がせちゃってごめんなさいでした。

近日中に立てて、そちらに移りますね。
649洞木:2007/04/14(土) 10:35:19 ID:???
立てました。近日中というか近分中…!
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1176514234/l50

ひっそりしようと思ったら意味不明なタイトルに。
しかも>>1があまり長いと駄目かな、とかいろいろ考えちゃって、
結局sage進行ですとか文字に入れられなくて。

というわけで、移動します。
お邪魔しちゃってごめんなさいでした…!
650名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/16(月) 20:27:31 ID:???
116500313086
651名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/17(火) 20:38:04 ID:???
079A-CA28-9A80-BD83
EEC0-DB8C-6E7F-A7B7
652名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/21(土) 07:26:38 ID:???
<エンゲルの法則>
19世紀、ドイツのエンゲルが提唱した法則。
家計に占める食費の割合が、家計の総額が大きいほど低下すること。

<BC過程とM過程>
食料生産の過程の一つが「BC過程」と呼ぶ。
生物的、化学的な栽培の過程で、
十倍の労力を掛ければ、十倍の収穫を得れる訳ではない。
もう一つは「M過程」と呼ぶ。
機械的な費用や効率の過程で、
十倍に耕地を拡大すれば、十倍の収穫を得ることが出来る。

<市場人口の余剰>
科学技術の進歩に比例して、生産性は上昇し続ける。
しかし、供給が一定水準まで達すると、需要は極端に低下する。
それにも関わらず、供給は止まっても、生産性は伸び続ける。
だから生産性の向上に反比例して、市場人口は縮小されるべきである。
しかし、労働市場は様々な理由から流動的には為り得ない。
よって、需要拡大が止まった市場には、常に余剰人口が存在する。

<地主、小作農、自作農>
市場経済の未発達な社会では、自作農の存在が無い。
そのような社会では、民主主義の成立は不可能だし、市場経済の成長は遅い。
653名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/21(土) 07:27:40 ID:???
<財の分類>
1:所得の変化に対して、ある財の需要の変化を、「需要の所得弾力性」と呼ぶ。
 「所得弾力性>1」ならば贅沢品、「所得弾力性<1」ならば必需品である。

2:価格が上昇すれば、需要は減少する。
 例外的に価格の上昇によって需要が増加する財を「ギッフェン財」と呼ぶ。

3:財Aの価格の上昇が、財Bの需要を減少させる。
 両財は補完関係にあるので、このような財を「補完財」と呼ぶ。

4:財Aの価格の上昇が、財Bの需要を拡大させる。
 両財は代替関係にあるので、このような財を「代替財」と呼ぶ。
654名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/21(土) 07:28:32 ID:???
<ペティ・クラークの法則>
17世紀、イギリスのペティとクラークが提唱した法則。
経済発展により、食料部門の生産は相対的に縮小すること。
如何なる経済体制でも、食料部門は成長速度が遅い。

<緑の革命>
食料生産市場の持続的な成長を目的に、「緑の革命」は行われる。
具体的には、改良品種の導入である。
従来の在来種は肥料や灌漑設備の助けを必要としなかったが、
改良品種は、肥料と灌漑設備、農薬による除草を必要とする。
その為に、改良品種の導入は食料生産の機械化を促すことになる。
655名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/22(日) 01:47:05 ID:???
戦略〜戦争と平和の論理〜改定増強版
エドワード=N=ルットワーク
ハーバード大学出版局ベルクナップ出版

内容
<戦略の論理>
01章:戦争におけるパラドックスの意識的使用
02章:動作中の論理
03章:効率と成功の南中点
04章:一緒に正反対の来ること

<戦略の水準>
05章:技術水準
06章:戦術水準
07章:作戦水準
08章:劇場一(選択肢と制約)
09章:劇場二(攻撃と防御)
10章:劇場三(敵地連続爆撃と奇襲)
11章:非戦略(海軍、空軍、核兵器)
12章:戦略的制空権のルネッサンス

<結果:大戦略>
13章:大戦略の範囲
14章:武装勧告
15章:戦争における調和と不調和
16章:戦略は有効か?

<付録>
甲:戦略の定義
乙:湾岸戦争空爆
丙:インスタントサンダー
656名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/22(日) 16:39:13 ID:???
木之本桜
惣流アスカ・ラングレー
カオリ
オヴェリア・アトカーシャ
青山素子
松岡千恵
遠藤真樹
相川珠子
松山百合
九條智世
657名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/22(日) 16:41:41 ID:???
鳥飼あゆみ
田代エリ
マリア・フェルナンデス
真鍋悦子
658名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/24(火) 08:26:49 ID:dnaghn6e
hosyu
659名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 09:29:12 ID:???
(CP:○ NP:△ A:△ FC:△ AC:△) おせっかい
(CP:△ NP:○ A:△ FC:△ AC:△) お人好し
(CP:△ NP:△ A:○ FC:△ AC:△) ロボット
(CP:△ NP:△ A:△ FC:○ AC:△) 自由奔放
(CP:△ NP:△ A:△ FC:△ AC:○) 自虐的

(CP:× NP:○ A:○ FC:○ AC:○) ルーズ
(CP:○ NP:× A:○ FC:○ AC:○) クール
(CP:○ NP:○ A:× FC:○ AC:○) 狂人
(CP:○ NP:○ A:○ FC:× AC:○) 自閉症
(CP:○ NP:○ A:○ FC:○ AC:×) 高飛車

(CP:○ NP:○ A:△ FC:× AC:×) 頑固オヤジ
(CP:× NP:× A:△ FC:○ AC:○) ガキ
(CP:× NP:○ A:△ FC:× AC:○) 優柔不断
(CP:○ NP:× A:△ FC:○ AC:×) 独善的

(CP:○ NP:× A:× FC:× AC:○) ネクラ
(CP:○ NP:△ A:× FC:△ AC:○) 猪突猛進
(CP:○ NP:× A:○ FC:× AC:○) 厭世的

(CP:× NP:○ A:× FC:○ AC:×) 明朗快活
(CP:× NP:△ A:○ FC:△ AC:×) 生兵法
(CP:× NP:○ A:○ FC:○ AC:×) ボンボン
660名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:17:01 ID:???
<厭世的>◎:3 ○:4 △:5 ×:8
&厭世的=×
&明朗快活=◎
&優柔不断=△
&独善的=×
&生兵法=○
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=◎
&頑固オヤジ=△
&ガキ=×
&ルーズ=○
&クール=×
&狂人=◎
&自閉症=△
&高飛車=○
&おせっかい=×
&お人好し=○
&ロボット=△
&自由奔放=×
&自虐的=×
661名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:17:42 ID:???
<明朗快活>◎:2 ○:4 △:8 ×:6
&厭世的=◎
&明朗快活=×
&優柔不断=△
&独善的=×
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=○
&ガキ=×
&ルーズ=△
&クール=×
&狂人=×
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=○
&お人好し=○
&ロボット=◎
&自由奔放=○
&自虐的=△
662名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:18:58 ID:???
<優柔不断>◎:3 ○:2 △:15 ×:0
&厭世的=△
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=○
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=○
&おせっかい=◎
&お人好し=△
&ロボット=◎
&自由奔放=◎
&自虐的=△
663名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:19:29 ID:???
<独善的>◎:0 ○:3 △:10 ×:7
&厭世的=×
&明朗快活=×
&優柔不断=△
&独善的=×
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=×
&頑固オヤジ=×
&ガキ=○
&ルーズ=○
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=○
&高飛車=△
&おせっかい=×
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
664名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:21:03 ID:???
<生兵法>◎:0 ○:5 △:12 ×:3
&厭世的=○
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=×
&ルーズ=×
&クール=○
&狂人=○
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=○
&お人好し=○
&ロボット=△
&自由奔放=×
&自虐的=△
665名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:21:40 ID:???
<猪突猛進>◎:1 ○:1 △:15 ×:3
&厭世的=△
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=×
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=×
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=△
&お人好し=◎
&ロボット=○
&自由奔放=×
&自虐的=△
666名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:22:11 ID:???
<ネクラ>◎:0 ○:1 △:12 ×:7
&厭世的=×
&明朗快活=×
&優柔不断=△
&独善的=×
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=×
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=×
&おせっかい=×
&お人好し=○
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
667名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:22:59 ID:???
<ボンボン>◎:3 ○:4 △:10 ×:2
&厭世的=◎
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=×
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=×
&頑固オヤジ=○
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=◎
&自閉症=◎
&高飛車=○
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=○
&自由奔放=△
&自虐的=○
668名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:23:39 ID:???
<頑固オヤジ>◎:0 ○:6 △:11 ×:3
&厭世的=△
&明朗快活=○
&優柔不断=○
&独善的=×
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=○
&頑固オヤジ=○
&ガキ=×
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=○
&自閉症=△
&高飛車=×
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=○
&自由奔放=△
&自虐的=△
669名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:24:13 ID:???
<ガキ>◎:0 ○:1 △:11 ×:8
&厭世的=△
&明朗快活=×
&優柔不断=△
&独善的=○
&生兵法=×
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=×
&ガキ=×
&ルーズ=×
&クール=△
&狂人=×
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=×
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
670名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:27:35 ID:???
<ルーズ>◎:0 ○:3 △:15 ×:2
&厭世的=○
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=○
&生兵法=×
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=×
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=○
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
671名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:28:35 ID:???
<クール>◎:0 ○:1 △:14 ×:5
&厭世的=×
&明朗快活=×
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=○
&猪突猛進=×
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=×
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=×
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
672名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:29:11 ID:???
<狂人>◎:2 ○:5 △:12 ×:1
&厭世的=◎
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=○
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=◎
&頑固オヤジ=○
&ガキ=×
&ルーズ=○
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=○
&高飛車=△
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=○
&自由奔放=△
&自虐的=△
673名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:30:09 ID:???
<自閉症>◎:2 ○:4 △:14 ×:0
&厭世的=△
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=○
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=◎
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=○
&自閉症=△
&高飛車=◎
&おせっかい=△
&お人好し=○
&ロボット=○
&自由奔放=△
&自虐的=△
674名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:31:11 ID:???
<高飛車>◎:1 ○:6 △:10 ×:3
&厭世的=○
&明朗快活=△
&優柔不断=○
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=○
&頑固オヤジ=×
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=◎
&高飛車=△
&おせっかい=△
&お人好し=○
&ロボット=○
&自由奔放=×
&自虐的=○
675名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:31:47 ID:???
<おせっかい>◎:1 ○:2 △:11 ×:6
&厭世的=×
&明朗快活=○
&優柔不断=◎
&独善的=×
&生兵法=○
&猪突猛進=△
&ネクラ=×
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=×
&ルーズ=△
&クール=×
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=△
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=×
676名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:32:18 ID:???
<お人好し>◎:1 ○:8 △:11 ×:0
&厭世的=○
&明朗快活=○
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=○
&猪突猛進=◎
&ネクラ=○
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=○
&高飛車=○
&おせっかい=○
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=○
677名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:33:26 ID:???
<ロボット>◎:2 ○:6 △:12 ×:0
&厭世的=△
&明朗快活=◎
&優柔不断=◎
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=○
&ネクラ=△
&ボンボン=○
&頑固オヤジ=○
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=○
&自閉症=○
&高飛車=○
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=△
678名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:34:07 ID:???
<自由奔放>◎:1 ○:2 △:14 ×:3
&厭世的=×
&明朗快活=○
&優柔不断=◎
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=×
&ネクラ=△
&ボンボン=△
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=×
&おせっかい=△
&お人好し=△
&ロボット=△
&自由奔放=△
&自虐的=○
679名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 12:34:37 ID:???
<自虐的>◎:0 ○:4 △:13 ×:2
&厭世的=×
&明朗快活=△
&優柔不断=△
&独善的=△
&生兵法=△
&猪突猛進=△
&ネクラ=△
&ボンボン=○
&頑固オヤジ=△
&ガキ=△
&ルーズ=△
&クール=△
&狂人=△
&自閉症=△
&高飛車=○
&おせっかい=×
&お人好し=○
&ロボット=△
&自由奔放=○
&自虐的=△
680名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 20:50:39 ID:6cFlDp0U
♂>♂
♂≧♂
♂=♂
♂≦♂
♂<♂

♀>♀
♀≧♀
♀=♀
♀≦♀
♀<♀

♂>♀
♂≧♀
♂=♀
♂≦♀
♂<♀
681名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/18(金) 00:05:09 ID:???
1426472
682名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/21(月) 18:38:21 ID:???
Height:169cm
Weight:62kg(69kg)
Calorie:1500kcal(3200kcal)

Walking:1kg=144km(7000kcal)
Running:42km/2h
Range:110m/75m/133m
Action:7200/2h(100%)
683名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/28(月) 19:37:10 ID:???
311557
2584
684名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/30(水) 17:49:55 ID:???
3022-5470-0974
685名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/30(水) 18:08:28 ID:???
9132-6615-2105
686名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/02(土) 13:52:43 ID:???
230452379721
687fusidarasan:2007/06/03(日) 02:47:06 ID:???
相田ケンスケ
688fusidarasan:2007/06/03(日) 17:41:22 ID:???
冬月コウゾウ
689fusidarasan:2007/06/03(日) 17:42:49 ID:???
日向マコト
690名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/05(火) 16:20:18 ID:???
714-8201-145
691名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 07:15:55 ID:???
72AG 9Q3T HYNM P4YW
692名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 07:17:38 ID:???
74071-388-9042184-64939
693名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 07:19:50 ID:???
key W34C8-3MBQR-R6KRY-4KCHW-2J2KJ
694名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 07:35:13 ID:JIdJJeBN
なに書いてるの?
695名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 16:48:19 ID:???
984017367115
696名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 16:49:30 ID:???
iPctp
697名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/10(日) 16:50:22 ID:???
epw38827
698名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/12(火) 00:55:30 ID:???
1319428
699名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/12(火) 02:44:41 ID:???
:186g(744kcal)
:140g(560kcal)
:140g(1260kcal)
700名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/18(月) 21:22:23 ID:???
key 55UHEYAAUJW4
701名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/19(火) 07:59:10 ID:df9Nt9Zr
なに描いてるの?
702名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/20(水) 01:00:16 ID:???
愛多き者は則ち法立たず
愛多ければ憎しみ至る
愛日
愛して其の悪を知り、憎みて其の善を知る
仰いで天に愧じず、伏して人に作じず
青は藍より出でて、藍より青し
秋高く馬肥ゆ
秋の扇
悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず
悪事千里を走る
悪小なるを以て之を為すこと勿れ
握髪吐哺
悪木盗泉
悪木の蔭に憩わず
阿衡の佐
朝顔の花一時
麻につるる蓬
朝紅は雨、夕紅は日和
足寒うして心を痛む
朝に道を聞かば夕に死すとも可なり
朝夕に及ばず、また何を以て君を待たん
703名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/20(水) 01:30:05 ID:???
足萎え起つことを忘れず
足をあげて待つ
足を知らずして履を為る
足を万里の流れに濯ぐ
葦を含む雁
寇に兵を藉す
頭を剃るより心を剃れ
中らずと雖も遠からず
あつ雲の曲
悪貨は良貨を駆逐する
羹に懲りて膾を吹く
許きて直と為す者を悪む
油に画き氷に鏤む
阿呆に付ける薬無し
雨垂れ石を穿つ
網呑舟の魚を漏らす
網無うて淵をのぞくな
蛙鳴蝉騒
雨塊を破らず
雨を冒し韮をきる
危うきこと累卵の如し
怪しみを見て怪しまざれば、怪しみ却って壊る
過ちて改めざる、是を過ちと謂う
過ちては則ち改めるに憚ること勿れ
過ちを救いて足らず
過ちを見て仁を知る
704名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/20(水) 01:45:23 ID:???
嵐の前の静けさ
新たに沐する者は必ず冠を弾く
晏嬰の狐裘
闇室に欺かず
晏子の御
安心立命
安石出でずんば蒼生を如何せん
安堵
安に居て危を思う
安立
705名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/20(水) 02:23:10 ID:???
威あって猛からず
以夷制夷
意至りて筆随う
言うは易く、行うは難し
家給し人足る
家に弊箒有り之を千金に享つ
家貧しくして孝子顕る
家貧しくして良妻を思う
家を移して妻を忘る
怒りを遷さず
怒れる拳、笑顔に当たらず
勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ
憤りを発して食を忘る
軍を見て矢を接ぐ
異口同音
生きるべきか、生きるべきにあらざるか
維鶏
石が流れて木の葉が沈む
石玉をつつみて山かがやく
石に漱ぎ流れに枕す
石に立つ矢
石に枕し流れに漱ぐ
渭樹江雲
衣食足りて礼節を知り、倉廩満ちて栄辱を知る
以心伝心
葦巣の悔
衣帯を解かず
痛くも痒くも無い
706名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/21(木) 10:07:51 ID:???
1429783
707名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/21(木) 11:08:15 ID:???
>>702-705
なにこの彩雲国物語
708名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 09:10:44 ID:oQiRylu/
なんかのパスをダミーと一緒に書いてるのかい?
709名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 10:20:33 ID:???
8V9U-XWFL-MCG2
8GBS-LE6Y-FQSY
710名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 13:09:34 ID:???
アルシンドになっちゃうよ〜
711名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 13:13:07 ID:???
誤爆した
712名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 18:18:15 ID:???
ジーコ、カレカ、ドゥンガ、レオナルド
713名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 18:20:03 ID:???
キーIDを2ちゃん経由で流出させるとか、もうね

通報しておいたよ
714名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 19:12:41 ID:oQiRylu/
とりあえずあげ
715名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/24(日) 19:19:15 ID:???
通報されたスレに乾杯
716史記:2007/06/26(火) 03:25:11 ID:???
五帝本紀
夏本紀
殷本紀
周本紀
秦本紀
秦始皇本紀
項羽本紀
高祖本紀
呂太后本紀
孝文本紀
孝景本紀
孝武本紀
717史記:2007/06/26(火) 03:26:10 ID:???
三代世表
十二諸侯年表
六国年表
秦楚之際月表
漢興以来諸侯年表
高祖功臣侯者年表
恵景間侯者年表
建元以来侯者年表
建元已来王子年表
漢興以来将相名臣年表
718史記:2007/06/26(火) 03:27:29 ID:???
礼書
楽書
律書
暦書
天官書
封禅書
河渠書
平準書
719史記:2007/06/26(火) 03:28:56 ID:???
呉太伯世家
斉太公世家
魯周公世家
燕召公世家
管蔡世家
陳杞世家
衛康叔世家
宋微子世家
晋世家
楚世家
越王句践世家
鄭世家
趙世家
魏世家
韓世家
田敬仲完世家
孔子世家
陳渉世家
外戚世家
楚元王世家
荊燕世家
斉悼恵王世家
蕭相国世家
曹相国世家
留侯世家
陳丞相世家
絳侯周勃世家
梁孝王世家
五宗世家
三王世家
720史記:2007/06/26(火) 03:29:53 ID:???
伯夷列伝
管晏列伝
老子韓非列伝
司馬穰苴列伝
孫子呉起列伝
伍子胥列伝
仲尼弟子列伝
商君列伝
蘇秦列伝
張儀列伝
樗里子甘茂列伝
穰侯列伝
白起王翦列伝
孟子荀卿列伝
孟嘗君列伝
平原君虞卿列伝
魏公子列伝
春申君列伝
范睢蔡沢列伝
楽毅列伝
廉頗蘭相如列伝
田単列伝
魯仲連鄒陽列伝
屈原賈生列伝
呂不韋列伝
刺客列伝
李斯列伝
蒙恬列伝
721史記:2007/06/26(火) 03:30:55 ID:???
張耳陳余列伝
魏豹彭越列伝
黥布列伝
淮陰侯列伝
韓信盧綰列伝
田儋列伝
樊酈滕灌列伝
張丞相列伝
酈生陸賈列伝
傅靳蒯成列伝
劉敬叔孫通列伝
季布欒布列伝
袁盎晁錯列伝
張釈之馮唐列伝
萬石張叔列伝
田叔列伝
扁鵲倉公列伝
呉王濞列伝
魏其武安侯列伝
韓長孺列伝
李将軍列伝
匈奴列伝
衛将軍驃騎列伝
平津侯主父列伝
722史記:2007/06/26(火) 03:32:32 ID:???
南越列伝
東越列伝
朝鮮列伝
西南夷列伝
司馬相如列伝
淮南衡山列伝
循吏列伝
汲鄭列伝
儒林列伝
酷吏列伝
大宛列伝
遊侠列伝
佞幸列伝
滑稽列伝
日者列伝
亀策列伝
貨殖列伝
太史公自序
723史記:2007/06/26(火) 03:38:33 ID:???
724漢書:2007/06/26(火) 03:39:47 ID:???
高帝紀
恵帝紀
高后紀
文帝紀
景帝紀
武帝紀
昭帝紀
宣帝紀
元帝紀
成帝紀
哀帝紀
平帝紀
725漢書:2007/06/26(火) 03:41:10 ID:???
異姓諸侯王表
諸侯王表
王子侯表
高恵高后文功臣表
景武昭宣元成功臣表
外戚恩沢侯表
百官公卿表
古今人表
726漢書:2007/06/26(火) 04:52:44 ID:???
律暦志 礼楽志 刑法志 食貨志 郊祀志 天文志 五行志 地理志 溝洫志 芸文志
陳勝項籍伝 張耳陳餘伝 魏豹田儋韓王信伝 韓彭英盧呉伝 荊燕呉伝 楚元王伝 季布欒布田叔伝
高五王伝 蕭何曹参伝 張陳王周伝 樊酈滕灌傅靳周伝 張周趙任申屠伝 酈陸朱劉叔孫伝  淮南衡山済北王伝
蒯伍江息夫伝 万石直周張伝 文三王伝 賈誼伝 爰盎晁錯伝 張馮汲鄭伝 賈鄒枚路伝
竇田灌韓伝 景十三王伝 李広蘇建伝 衛青霍去病伝 董仲舒伝 司馬相如伝 公孫弘卜式児寛伝
張湯伝 杜周伝 張騫李広利伝 司馬遷伝 武五子伝 厳朱吾丘主父徐厳終王賈伝
東方朔伝 公孫劉田王楊蔡陳鄭伝 楊胡朱梅云伝 霍光金日磾伝
趙充国辛慶忌伝 傅常鄭甘陳段伝 雋疏于薛平彭伝 王貢両龔鮑伝 韋賢伝 魏相丙吉伝 眭両夏侯京翼李伝
趙尹韓張両王伝 蓋諸葛劉鄭孫毋將何伝 蕭望之伝 馮奉世伝 宣元六王伝 匡張孔馬伝
王商史丹傅喜伝 薛宣朱博伝 翟方進伝 谷永杜鄴伝 何武王嘉師丹伝
揚雄伝 儒林伝 循吏伝 酷吏伝 貨殖伝 游侠伝 佞幸伝
匈奴伝 西南夷両粤朝鮮伝 西域伝 外戚伝 元后伝 王莽伝 叙伝
727三国志:2007/06/26(火) 04:53:58 ID:???
魏書·武帝紀第一 魏書·文帝紀第二 魏書·明帝紀第三 魏書·三少帝紀第四 魏書·後妃傳第五
魏書·董卓等傳第六 魏書·呂布等傳第七 魏書·公孫瓚等傳第八 魏書·夏侯惇等傳第九 魏書·荀ケ等傳第十 魏書·袁渙等傳第十一
魏書·崔琰等傳第十二 魏書·鍾繇等傳第十三 魏書·程c等傳第十四 魏書·劉馥等傳第十五 魏書·任峻等傳第十六
魏書·張遼等傳第十七 魏書·李典等傳第十八 魏書·任城威王彰等傳第十九 魏書·武文世王公傳第二十
魏書·王粲等傳第二十一 魏書·桓階等傳第二十二 魏書·和洽等傳第二十三 魏書·韓暨等傳第二十四 魏書·辛毗等傳第二十五
魏書·滿寵等傳第二十六 魏書·徐邈等傳第二十七 魏書·王淩等傳第二十八 魏書·方技傳第二十九 魏書·烏丸等傳第三十
蜀書·二牧傳第一 蜀書·先主傳第二 蜀書·後主傳第三 蜀書·二主妃子傳第四
蜀書·諸葛亮傳第五 蜀書·關羽等傳第六 蜀書·龐統等傳第七 蜀書·許靖等傳第八 蜀書·董和等傳第九
蜀書·劉封等傳第十 蜀書·霍峻等傳第十一 蜀書·杜微等傳第十二 蜀書·黄權等傳第十三 蜀書·蔣琬等傳第十四 蜀書·ケ芝等傳第十五
呉書·孫堅等傳第一 呉書·孫權傳第二 呉書·三嗣主傳第三 呉書·劉繇等傳第四 呉書·妃嬪傳第五 呉書·宗室傳第六
呉書·張昭等傳第七 呉書·張紘等傳第八 呉書·周瑜等傳第九 呉書·程普等傳第十 呉書·朱治等傳第十一 呉書·虞翻等傳第十二
呉書·陸遜傳第十三 呉書·呉主五子傳第十四 呉書·賀齊等傳第十五 呉書·潘濬等傳第十六
呉書·是儀等傳第十七 呉書·呉範等傳第十八 呉書·諸葛恪等傳第十九 呉書·王蕃等傳第二十
728後漢書:2007/06/26(火) 05:05:22 ID:???
光武帝紀第一 明帝紀第二 章帝紀第三
和殤帝紀第四 安帝紀第五 順沖質帝紀第六 桓帝紀第七 靈帝紀第八 獻帝紀第九 後紀第十
律暦志第一 律暦志第二 律暦志第三 禮儀志第四 禮儀志第五 禮儀志第六 祭祀志第七 祭祀志第八 祭祀志第九
天文志第十 天文志第十一 天文志第十二 五行志第十三 五行志第十四 五行志第十五 五行志第十六 五行志第十七 五行志第十八
郡國志第十九 郡國志第二十 郡國志第二十一 郡國志第二十二 郡國志第二十三
百官志第二十四 百官志第二十五 百官志第二十六 百官志第二十七 百官志第二十八 輿服志第二十九 輿服志第三十
劉玄劉盆子列傳第一 王劉張李彭盧列傳第二 隗囂公孫述列傳第三 宗室四王三侯列傳第四 李王ケ來列傳第五 ケ寇列傳第六
馮岑賈列傳第七 呉蓋陳臧列傳第八 耿弇列傳第九 銚王祭列傳第十
任李萬邳劉耿列傳第十一 朱景王杜馬劉傅堅馬列傳第十二 竇融列傳第十三 馬援列傳第十四
卓魯魏劉列傳第十五 伏侯宋蔡馮趙牟韋列傳第十六 宣張二王杜郭吳承鄭趙列傳第十七
桓譚馮衍列傳第十八 申屠鮑郅列傳第十九 蘇楊郎襄列傳第二十 郭杜孔張廉王蘇羊賈陸列傳第二十一
樊陰列傳第二十二 朱馮虞鄭周列傳第二十三 梁統列傳第二十四 張曹鄭列傳第二十五 鄭范陳賈張列傳第二十六
729後漢書:2007/06/26(火) 05:07:31 ID:???
桓榮丁鴻列傳第二十七 張法滕馮度楊列傳第二十八 劉趙淳于江劉周趙列傳第二十九 班彪列傳第三十 第五鐘離宋寒列傳第三十一
光武十王列傳第三十二 朱樂何列傳第三十三 ケ張徐張胡列傳第三十四 袁張韓周列傳第三十五 郭陳列傳第三十六
班梁列傳第三十七 楊李翟應霍爰徐列傳第三十八 王充王符仲長統列傳第三十九 孝明八王列傳第四十 李陳龐陳橋列傳第四十一 崔駰列傳第四十二
周黃徐姜申屠列傳第四十三 楊震列傳第四十四 章帝八王列傳第四十五 張王種陳列傳第四十六 杜欒劉李劉謝列傳第四十七
虞傅蓋臧列傳第四十八 張衡列傳第四十九 馬融蔡邕列傳第五十 左周黃列傳第五十一 荀韓鐘陳列傳第五十二 李杜列傳第五十三
吳延史盧趙列傳第五十四 皇甫張段列傳第五十五 陳王列傳第五十六 黨錮列傳第五十七 郭符許列傳第五十八 竇何列傳第五十九
鄭孔荀列傳第六十 皇甫嵩朱雋列傳第六十一 董卓列傳第六十二 劉虞公孫瓚陶謙列傳第六十三 袁紹劉表列傳第六十四 劉袁呂列傳第六十五
循吏列傳第六十六 酷吏列傳第六十七 宦者列傳第六十八 儒林列傳第六十九
文苑列傳第七十 獨行列傳第七十一 方術列傳第七十二 逸民列傳第七十三 列女傳第七十四
東夷列傳第七十五 南蠻西南夷列傳第七十六 西羌傳第七十七 西域傳第七十八 南匈奴列傳第七十九 烏桓鮮卑列傳第八十
730晋書:2007/06/26(火) 05:31:07 ID:???
帝紀第一·宣帝紀 帝紀第二·景帝文帝紀 帝紀第三·武帝紀 帝紀第四·惠帝紀 帝紀第五·孝懷帝孝湣帝紀
帝紀第六·元帝明帝紀 帝紀第七·成帝康帝紀 帝紀第八·穆帝哀帝廢帝海西公紀 帝紀第九·簡文帝孝武帝紀 帝紀第十·安帝恭帝紀
志第一·天文志上 志第二·天文志中 志第三·天文志下 志第四·地理志上 志第五·地理志下 志第六·律暦志上 志第七·律暦志中 志第八·律暦志下
志第九·禮志上 志第十·禮志中 志第十一·禮志下 志第十二·樂志上 志第十三·樂志下 志第十四·職官志 志第十五·輿服志
志第十六·食貨志 志第十七·五行志上 志第十八·五行志中 志第十九·五行志下 志第二十·刑法志
731晋書:2007/06/26(火) 05:32:34 ID:???
列傳第一·後妃傳上 列傳第二·後妃傳下 列傳第三·王祥等傳 列傳第四·羊祜等傳 列傳第五·陳騫等傳 列傳第六·衛瓘等傳
列傳第七·宗室傳 列傳第八·宣五王文六王傳 列傳第九·王沉等傳 列傳第十·賈充等傳 列傳第十一·魏舒等傳 列傳第十二·王渾等傳 列傳第十三·山濤等傳
列傳第十四·鄭袤等傳 列傳第十五·劉毅等傳 列傳第十六·劉頌等傳 列傳第十七·傅玄傳 列傳第十八·向雄等傳 列傳第十九·阮籍等傳 列傳第二十·曹志等傳
列傳第二十一·皇甫謐等傳 列傳第二十二·郤詵等傳 列傳第二十三·湣懷太子傳 列傳第二十四·陸機等傳 列傳第二十五·夏侯湛等傳 列傳第二十六·江統等傳
列傳第二十七·羅憲等傳 列傳第二十八·周處等傳 列傳第二十九·汝南王亮等傳 列傳第三十·解系等傳 列傳第三十一·周浚等傳 列傳第三十二·劉琨等傳
列傳第三十三·邵續等傳 列傳第三十四·武十三王元四王簡文三子傳 列傳第三十五·王導傳 列傳第三十六·劉弘等傳 列傳第三十七·溫嶠等傳 列傳第三十八·顧榮等傳
732晋書:2007/06/26(火) 05:34:10 ID:???
列傳第三十九·劉隗等傳 列傳第四十·應・等傳 列傳第四十一·孫惠等傳 列傳第四十二·郭璞等傳 列傳第四十三·庾亮傳 列傳第四十四·桓彝傳 列傳第四十五·王湛等傳
列傳第四十六·王舒等傳 列傳第四十八·陸曄等傳 列傳第四十八·孔愉等傳 列傳第四十九·謝尚等傳 列傳第五十·王羲之等傳 列傳第五十一·王遜等傳
列傳第五十二·陳壽等傳 列傳第五十三·顧和等傳 列傳第五十四·王恭等傳 列傳第五十五·劉毅等傳 列傳第五十六·張軌等傳 列傳第五十七·涼武昭王傳
列傳第五十八·孝友傳 列傳第五十九·忠義傳 列傳第六十·良吏傳 列傳第六十一·儒林傳 列傳第六十二·文苑傳 列傳第六十三·外戚傳 列傳第六十四·隱逸傳
列傳第六十五·藝術傳 列傳第六十六·列女傳 列傳第六十七·四夷傳 列傳第六十八·王敦等傳 列傳第六十九·桓玄等傳 列傳第七十·王彌等傳
733晋書:2007/06/26(火) 05:35:30 ID:???
載記第一·漢 劉元海載記 載記第二·前趙 劉聰載記 載記第三·前趙 劉曜載記 載記第四·後趙 石勒載記上 載記第五·後趙 石勒載記下
載記第六·後趙 石季龍載記上 載記第七·後趙 石季龍載記下 載記第八·前燕 慕容廆載記 載記第九·前燕 慕容皝載記
載記第十·前燕 慕容儁載記 載記第十一·前燕 慕容暐載記 載記第十二·前秦 苻洪苻健苻生載記 載記第十三·前秦 苻堅載記上 載記第十四·前秦 苻堅載記下
載記第十五·前秦 苻丕苻登載記 載記第十六·後秦 姚弋仲姚襄姚萇載記 載記第十七·後秦 姚興載記上 載記第十八·後秦 姚興載記下 載記第十九·後秦 姚泓載記
載記第二十·成漢 李特李流載記 載記第二十一·後蜀 李雄李班李期李壽李勢載記 載記第二十二·後涼 呂光呂纂呂隆載記 載記第二十三·後燕 慕容垂載記
後燕 慕容寶慕容盛慕容熙、北燕 慕容高載記 西秦 乞伏國仁乞伏乾歸乞伏熾磐載記等 南涼 禿發烏孤禿發利鹿孤禿發傉檀載記
載記第二十七·南燕 慕容コ載記 載記第二十八·南燕 慕容超載記 載記第二十九·北涼 沮渠蒙遜載記 載記第三十·夏 赫連勃勃載記
734宋書:2007/06/26(火) 05:36:51 ID:???
本紀第一·武帝紀上 本紀第二·武帝紀中 本紀第三·武帝紀下 帝紀第四·少帝紀 帝紀第五·文帝紀 帝紀第六·孝武帝紀 帝紀第七·前廢帝紀 帝紀第八·明帝紀 帝紀第九·後廢帝紀 帝紀第十·順帝紀
志第一·律志序 志第二·暦志上 志第三·暦志下
志第四·禮志一 志第五·禮志二 志第六·禮志三 志第七·禮志四 志第八·禮志五 志第九·樂志一 志第十·樂志二 志第十一·樂志三 志第十二·樂志四
志第十三·天文志一 志第十四·天文志二 志第十五·天文志三 志第十六·天文志四 志第十七·符瑞志上 志第十八·符瑞志中 志第十九·符瑞志下
志第二十·五行志一 志第二十一·五行志二 志第二十二·五行志三 志第二十三·五行志四 志第二十四·五行志五
志第二十五·州郡志一 志第二十六·州郡志二 志第二十七·州郡志三 志第二十八·州郡志四 志第二十九·百官志上 志第三十·百官志下
列傳第一·後妃傳 列傳第二·劉穆之等傳 列傳第三·徐羨之等傳 列傳第四·謝晦傳 列傳第五·王鎮惡等傳
列傳第六·趙倫之等傳 列傳第七·劉懷肅等傳 列傳第八·朱齡石等傳 列傳第九·孫處等傳 列傳第十·胡籓等傳 列傳第十一·宗室傳
列傳第十二·庾ス等傳 列傳第十三·張茂度等傳 列傳第十四·孔季恭等傳 列傳第十五·臧Z等傳 列傳第十六·謝瞻等傳 列傳第十七·蔡廓傳
735宋書:2007/06/26(火) 05:38:20 ID:???
列傳第十八·王惠等傳 列傳第十九·殷淳等傳 列傳第二十·範泰等傳 列傳第二十一·武三王傳 列傳第二十二·羊欣等傳 列傳第二十三·王華等傳
列傳第二十四·鄭鮮之等傳 列傳第二十五·吉翰等傳 列傳第二十六·王敬弘等傳 列傳第二十七·謝靈運傳 列傳第二十八·武二王傳
列傳第二十九·劉湛等傳 列傳第三十·袁淑傳 列傳第三十一·徐湛之等傳 列傳第三十二·文九王傳 列傳第三十三·顏延之傳 列傳第三十四·臧質等傳
列傳第三十五·王僧達等傳 列傳第三十六·朱修之等傳 列傳第三十七·柳元景等傳 列傳第三十八·蕭思話等傳 列傳第三十九·文五王傳
列傳第四十·孝武十四王傳 列傳第四十一·劉秀之等傳 列傳第四十二·周朗等傳 列傳第四十三·宗越等傳 列傳第四十四·ケ琬等傳
列傳第四十五·謝莊等傳 列傳第四十六·殷孝祖等傳 列傳第四十七·蕭惠開等傳 列傳第四十八·薛安都等傳 列傳第四十九·袁粲傳
列傳第五十·明四王傳 列傳第五十一·孝義傳 列傳第五十二·良吏傳 列傳第五十三·隱逸傳 列傳第五十四·恩幸傳 列傳第五十五·索虜傳
列傳第五十六·鮮卑吐谷渾傳 列傳第五十六·夷蠻傳 列傳第五十七·氐胡傳 列傳第五十八·二凶傳 列傳第五十九·自序傳
736南斉書:2007/06/26(火) 05:39:41 ID:???
本紀第一·高帝紀上 本紀第二·高帝紀下 本紀第三·武帝紀 本紀第四·鬱林王紀 本紀第五·海陵王紀 本紀第六·明帝紀 本紀第七·東昏侯紀 本紀第八·和帝紀
志第一·禮志上 志第二·禮志下 志第三·樂志 志第四·天文志上 志第五·天文志下 志第六·州郡志上 志第七·州郡志下
志第八·百官志 志第九·輿服志 志第十·祥瑞志 志第十一·五行志
列傳第一·皇后傳 列傳第二·文惠太子傳 列傳第三·豫章文獻王傳
列傳第四·褚淵等傳 列傳第五·柳世隆等傳 列傳第六·垣崇祖等傳 列傳第七·王敬則等傳 列傳第八·劉懷珍等傳 列傳第九·崔祖思等傳
列傳第十·呂安國等傳 列傳第十一·薛淵等傳 列傳第十二·江謐等傳 列傳第十三·王琨等傳 列傳第十四·王僧虔等傳 列傳第十五·虞玩之等傳
列傳第十六·高祖十二王傳 列傳第十七·謝超宗等傳 列傳第十八·到捴等傳 列傳第十九·蕭景先等傳 列傳第二十·劉瓛等傳
列傳第二十一·武十七王傳 列傳第二十二·張融等傳 列傳第二十三·王晏等傳 列傳第二十四·江敩等傳 列傳第二十五·徐孝嗣等傳
列傳第二十六·宗室傳 列傳第二十七·王秀之等傳 列傳第二十八·王融等傳 列傳第二十九·袁彖等傳 列傳第三十·王奐等傳
列傳第三十一·文二王明七王傳 列傳第三十二·裴叔業等傳 列傳第三十三·文學傳 列傳第三十四·良政傳 列傳第三十五·高逸傳
列傳第三十六·孝義傳 列傳第三十七·幸臣傳 列傳第三十八·魏虜傳 列傳第三十九·蠻傳 列傳第四十·芮芮虜等傳
737名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 05:44:13 ID:???
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738名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:31:13 ID:???
三国志199年
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739名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:32:13 ID:???
三国志200年
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740名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:33:44 ID:???
三国志204年
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741名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:35:25 ID:???
三国志207年
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742名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:36:42 ID:???
三国志208年
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743名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:38:09 ID:???
三国志209年
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744名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:46:02 ID:???
三国志210年
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745名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:48:26 ID:???
三国志211年
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746名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:50:05 ID:???
三国志213年
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747名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 07:51:19 ID:???
三国志215年
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748名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:03:50 ID:???
三国志219年
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749名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:05:49 ID:???
三国志220年
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750名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:07:19 ID:???
三国志226年
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751名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:08:49 ID:???
三国志238年
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752名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:10:58 ID:???
三国志255、257年
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753名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:15:17 ID:???
三国志263年
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754名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:17:25 ID:???
三国志265年
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755名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:19:32 ID:???
三国志280年
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756名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:28:12 ID:???
757名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 09:47:39 ID:???
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758名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:16:14 ID:???
先主表g為荊州刺史,又南征四郡.
武陵太守金旋・長沙太守韓玄・桂陽太守趙範・零陵太守劉度皆降.
[一]廬江雷緒率部曲数万口稽顙.g病死,羣下推先主為荊州牧,治公安.[二]権稍畏之,進妹固好.
先主至京見権,綢繆恩紀.
[三]権遣使云欲共取蜀,或以為宜報聴許,呉終不能越荊有蜀,蜀地可為己有.
荊州主簿殷観進曰:
「若為呉先駆,進未能克蜀,退為呉所乗,即事去矣.
今但可然賛其伐蜀,而自説新拠諸郡,未可興動,呉必不敢越我而独取蜀.
如此進退之計,可以収呉・蜀之利.」
先主従之,権果輟計.
遷観為別駕従事.[四]

[一] 三輔決録注曰:金旋字元機,京兆人,歴位黄門郎・漢陽太守,徴拝議郎,遷中郎将,領武陵太守,為備所攻劫死.
子禕,事見魏武本紀.
[二] 江表伝曰:備立営於油口,改名公安.
[三] 山陽公載記曰:備還,謂左右曰:
「孫車騎長上短下,其難為下,吾不可以再見之.」乃昼夜兼行.
臣松之案:魏書載劉備与孫権語,与蜀志述諸葛亮与権語正同.
劉備未破魏軍之前,尚未与孫権相見,不得有此説.
故知蜀志為実.
759名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:18:33 ID:???

[四] 献帝春秋曰:孫権欲与備共取蜀,遣使報備曰:
「米賊張魯居王巴・漢,為曹操耳目,規図益州.劉璋不武,不能自守.
若操得蜀,則荊州危矣.今欲先攻取璋,進討張魯,首尾相連,一統呉・楚,雖有十操,無所憂也.」
備欲自図蜀,拒答不聴,
曰:「益州民富彊,土地険阻,劉璋雖弱,足以自守.張魯虚偽,未必尽忠於操.
今暴師於蜀・漢,転運於万里,欲使戦克攻取,挙不失利,此呉起不能定其規,孫武不能善其事也.
曹操雖有無君之心,而有奉主之名,議者見操失利於赤壁,謂其力屈,無復遠志也.
今操三分天下已有其二,将欲飲馬於滄海,観兵於呉会,何肯守此坐須老乎?
今同盟無故自相攻伐,借樞於操,使敵承其隙,非長計也.」
権不聴,遣孫瑜率水軍住夏口.
備不聴軍過,謂瑜曰:「汝欲取蜀,吾当被髪入山,不失信於天下也.」
使関羽屯江陵,張飛屯秭帰,諸葛亮拠南郡,備自住潺陵.権知備意,因召瑜還.
十六年,益州牧劉璋遥聞曹公将遣鍾繇等向漢中討張魯,内懐恐懼.
別駕従事蜀郡張松説璋曰:
「曹公兵彊無敵於天下,若因張魯之資以取蜀土,誰能禦之者乎?」
璋曰:「吾固憂之而未有計.」
松曰:「劉予州,使君之宗室而曹公之深讎也,善用兵,若使之討魯,魯必破.魯破,則益州彊,曹公雖来,無能為也.」
璋然之,遣法正将四千人迎先主,前後賂遺以巨億計.
正因陳益州可取之策.
760名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:20:08 ID:???
[一]先主留諸葛亮・関羽等拠荊州,将歩卒数万人入益州.
至涪,璋自出迎,相見甚歓.
張松令法正白先主,及謀臣龐統進説,便可於会所襲璋.
先主曰:「此大事也,不可倉卒.」
璋推先主行大司馬,領司隷校尉;先主亦推璋行鎮西大将軍,領益州牧.
璋増先主兵,使撃張魯,又令督白水軍.
先主幷軍三万余人,車甲器械資貨甚盛.
是歳,璋還成都.先主北到葭萌,未即討魯,厚樹恩徳,以収衆心.
[一] 呉書曰:備前見張松,後得法正,皆厚以恩意接納,尽其殷勤之歓.
因問蜀中闊狭,兵器府庫人馬衆寡,及諸要害道里遠近,松等具言之,又画地図山川処所,由是尽知益州虚実也.
明年,曹公征孫権,権呼先主自救.
先主遣使告璋曰:「曹公征呉,呉憂危急.孫氏与孤本為脣歯,又楽進在青泥与関羽相拒,今不往救羽,進必大克,転侵州界,其憂有甚於魯.
魯自守之賊,不足慮也.」乃従璋求万兵及資宝,欲以東行.
璋但許兵四千,其余皆給半.
[一]張松書与先主及法正曰:「今大事垂可立,如何釈此去乎!」
松兄広漢太守粛,懼禍逮己,白璋発其謀.
於是璋収斬松,嫌隙始構矣.
761名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:23:17 ID:???
[二]璋勅関戍諸将文書勿復関通先主.
先主大怒,召璋白水軍督楊懐,責以無礼,斬之.
乃使黄忠・卓膺勒兵向璋.
先主径至関中,質諸将幷士卒妻子,引兵与忠・膺等進到涪,拠其城.
璋遣劉璝・冷苞・張任・ケ賢等拒先主於涪,[三]皆破敗,退保綿竹.
璋復遣李厳督竹諸軍,厳率衆降先主.
先主軍益強,分遣諸将平下属県,諸葛亮・張飛・趙雲等将兵泝流定白帝・江州・江陽,惟関羽留鎮荊州.
先主進軍囲雒;時璋子循守城,被攻且一年.
[一] 魏書曰:備因激怒其衆曰:
「吾為益州征強敵,師徒勤瘁,不遑寧居;今積帑蔵之財而恡於賞功,望士大夫為出死力戦,其可得乎!」
[二] 益部耆旧雑記曰:
張粛有威儀,容貌甚偉.松為人短小,放蕩不治節操,然識達精果,有才幹.
劉璋遣詣曹公,曹公不甚礼;公主簿楊修深器之,白公辟松,公不納.
修以公所撰兵書示松,松宴飲之間一看便闇誦.修以此益奇之.
[三] 益部耆旧雑記曰:張任,蜀郡人,家世寒門.少有胆勇,有志節,仕州為従事.
十九年夏,雒城破,[一]進囲成都数十日,璋出降.
[二]蜀中殷盛豊楽,先主置酒大饗士卒,取蜀城中金銀分賜将士,還其穀帛.
先主復領益州牧,諸葛亮為股肱,法正為謀主,関羽・張飛・馬超為爪牙,許靖・麋竺・簡雍為賓友.
及董和・黄権・李厳等本璋之所授用也,呉壱・費観等又璋之婚親也,彭羕又璋之所排擯也,劉巴者宿昔之所忌恨也,皆処之顕任,尽其器能.
有志之士,無不競勧.
[一] 益部耆旧雑記曰:劉璋遣張任・劉璝率精兵拒捍先主於涪,為先主所破,退与璋子循守雒城.
任勒兵出於雁橋,戦復敗.禽任.
先主聞任之忠勇,令軍降之,任諮コ曰:「老臣終不復事二主矣.」乃殺之.先主歎惜焉.
762名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:25:05 ID:???
[二] 傅子曰:初,劉備襲蜀,丞相掾趙戩曰:
「劉備其不済乎?拙於用兵,毎戦必敗,奔亡不暇,何以図人?蜀雖小区,険固四塞,独守之国,難卒幷也.」
徴士傅幹曰:「劉備寛仁有度,能得人死力.
諸葛亮達治知変,正而有謀,而為之相;張飛・関羽勇而有義,皆万人之敵,而為之将:此三人者,皆人傑也.
以備之略,三傑佐之,何為不済也?」
典略曰:趙戩,字叔茂,京兆長陵人也.
質而好学,言称詩書,愛恤於人,不論疎密.辟公府,入為尚書選部郎.
董卓欲以所私並充台閣,戩拒不聴.
卓怒,召戩欲殺之,観者皆為戩懼,而戩自若.
及見卓,引辞正色,陳説是非,卓雖凶戻,屈而謝之.
遷平陵令.故将王允被害,莫敢近者,戩棄官収斂之.
三輔乱,戩客荊州,劉表以為賓客.曹公平荊州,執戩手曰:「何相見之晩也!」遂辟為掾.
後為五官将司馬,相国鍾繇長史,年六十余卒.
二十年,孫権以先主已得益州,使使報欲得荊州.
先主言:「須得涼州,当以荊州相与.」
権忿之,乃遣呂蒙襲奪長沙・零陵・桂陽三郡.
先主引兵五万下公安,令関羽入益陽.
是歳,曹公定漢中,張魯遁走巴西.
先主聞之,与権連和,分荊州・江夏・長沙・桂陽東属,南郡・零陵・武陵西属,引軍還江州.
遣黄権将兵迎張魯,張魯已降曹公.
曹公使夏侯淵・張郃屯漢中,数数犯暴巴界.
先主令張飛進兵宕渠,与郃等戦於瓦口,破郃等,収兵還南鄭.
先主亦還成都.
二十三年,先主率諸将進兵漢中.
分遣将軍呉蘭・雷銅等入武都,皆為曹公軍所没.先主次于陽平関,与淵・郃等相拒.
763名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:28:26 ID:???
二十四年春,自陽平南渡沔水,縁山稍前,於定軍山勢作営.
淵将兵来争其地.先主命黄忠乗高鼓譟攻之,大破淵軍,斬淵及曹公所署益州刺史趙顒等.
曹公自長安挙衆南征.
先主遥策之曰:「曹公雖来,無能為也,我必有漢川矣.」
及曹公至,先主斂衆拒険,終不交鋒,積月不抜,亡者日多.
夏,曹公果引軍還,先主遂有漢中.遣劉封・孟達・李平等攻申耽於上庸.
秋,羣下上先主為漢中王,表於漢帝曰:
「平西将軍都亭侯臣馬超・左将軍領長史鎮軍将軍臣許靖・営司馬臣龐羲・議曹従事中郎軍議中郎将臣射援・[一]軍師将軍臣諸葛亮・
盪寇将軍漢寿亭侯臣関羽・征虜将軍新亭侯臣張飛・征西将軍臣黄忠・鎮遠将軍臣頼恭・揚武将軍臣法正・興業将軍臣李厳等一百二十人上言曰:
昔唐堯至聖而四凶在朝,周成仁賢而四国作難,高后称制而諸呂竊命,孝昭幼沖而上官逆謀,皆馮世寵,藉履国権,窮凶極乱,社稷幾危.
非大舜・周公・朱虚・博陸,則不能流放禽討,安危定傾.
伏惟陛下誕姿聖徳,統理万邦,而遭厄運不造之艱.
董卓首難,蕩覆京畿,曹操階禍,竊執天衡;皇后太子,鴆殺見害,剝乱天下,残毀民物.
久令陛下蒙塵憂厄,幽処虚邑.人神無主,遏絶王命,厭昧皇極,欲盗神器.
左将軍領司隷校尉予・荊・益三州牧宜城亭侯備,受朝爵秩,念在輸力,以殉国難.
覩其機兆,赫然憤発,与車騎将軍董承同謀誅操,将安国家,克寧旧都.
764名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:31:18 ID:???
会承機事不密,令操游魂得遂長悪,残泯海内.臣等毎懼王室大有閻楽之禍,小有定安之変,[二]夙夜惴惴,戦慄累息.
昔在虞書,敦序九族,周監二代,封建同姓,詩著其義,歴載長久.
漢興之初,割裂疆土,尊王子弟,是以卒折諸呂之難,而成太宗之基.
臣等以備肺腑枝葉,宗子藩翰,心存国家,念在弭乱.
自操破於漢中,海内英雄望風蟻附,而爵号不顕,九錫未加,非所以鎮衛社稷,光昭万世也.
奉辞在外,礼命断絶.昔河西太守梁統等値漢中興,限於山河,位同権均,不能相率,咸推竇融以為元帥,卒立効績,摧破隗囂.
今社稷之難,急於隴・蜀.操外呑天下,内残羣寮,朝廷有蕭牆之危,而禦侮未建,可為寒心.
臣等輒依旧典,封備漢中王,拝大司馬,董斉六軍,糾合同盟,掃滅凶逆.
以漢中・巴・蜀・広漢・犍為為国,所署置依漢初諸侯王故典.
夫権宜之制,苟利社稷,専之可也.然後功成事立,臣等退伏矯罪,雖死無恨.」
遂於沔陽設壇場,陳兵列衆,羣臣陪位,読奏訖,御王冠於先主.
[一] 三輔決録注曰:援字文雄,扶風人也.
其先本姓謝,与北地諸謝同族.始祖謝服為将軍出征,天子以謝服非令名,改為射,子孫氏焉.
兄堅,字文固,少有美名,辟公府為黄門侍郎.
献帝之初,三輔饑乱,堅去官,与弟援南入蜀依劉璋,璋以堅為長史.
劉備代璋,以堅為広漢・蜀郡太守.
援亦少有名行,太尉皇甫嵩賢其才而以女妻之,丞相諸葛亮以援為祭酒,遷従事中郎,卒官.
765名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:32:47 ID:???
[二] 趙高使閻楽殺二世.王莽廃孺子以為定安公.
先主上言漢帝曰:「臣以具臣之才,荷上将之任,董督三軍,奉辞於外,不得掃除寇難,
靖匡王室,久使陛下聖教陵遅,六合之内,否而未泰,惟憂反側,疢如疾首.曩者董卓造為乱階,
自是之後,羣兇縦横,残剝海内.頼陛下聖徳威霊,人神同応,或忠義奮討,或上天降罰,暴逆並殪,以漸氷消.
惟独曹操,久未梟除,侵擅国権,恣心極乱.臣昔与車騎将軍董承図謀討操,機事不密,承見陥害,臣播越失拠,忠義不果.
遂得使操窮凶極逆,主后戮殺,皇子鴆害.雖糾合同盟,念在奮力,懦弱不武,歴年未効.
常恐殞没,孤負国恩,寤寐永歎,夕タ若氏D
今臣羣寮以為在昔虞書敦叙九族,庶明似メC
[一]五帝損益,此道不廃.
周監二代,並建諸姫,実頼晋・鄭夾輔之福.高祖龍興,尊王子弟,大啓九国,卒斬諸呂,以安大宗.
今操悪直醜正,寔繁有徒,包蔵禍心,簒盗已顕.既宗室微弱,帝族無位,斟酌古式,依仮権宜,上臣大司馬漢中王.
臣伏自三省,受国厚恩,荷任一方,陳力未効,所獲已過,不宜復忝高位以重罪謗.
羣寮見逼,迫臣以義.臣退惟寇賊不梟,国難未已,宗廟傾危,社稷将墜,成臣憂責砕首之負.
若応権通変,以寧靖聖朝,雖赴水火,所不得辞,敢慮常宜,以防後悔.輒順衆議,拝受印璽,以崇国威.
仰惟爵号,位高寵厚,俯思報効,憂深責重,驚怖累息,如臨于谷.
尽力輸誠,奨侍Z師,率斉羣義,応天順時,撲討凶逆,以寧社稷,以報万分,謹拝章因駅上還所仮左将軍・宜城亭侯印綬.」
於是還治成都.抜魏延為都督,鎮漢中.
[二]時関羽攻曹公将曹仁,禽于禁於樊.俄而孫権襲殺羽,取荊州.
[一] 鄭玄注曰:庶,衆也;励,作也;叙,次序也.序九族而親之,以衆明作羽翼之臣也.
[二] 典略曰:備於是起館舎,築亭障,従成都至白水関,四百余区.
二十五年,魏文帝称尊号,改年曰黄初.
766名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:34:21 ID:???
或伝聞漢帝見害,先主乃発喪制服,追諡曰孝愍皇帝.
是後在所並言衆瑞,日月相属,故議郎陽泉侯劉豹・青衣侯向挙・偏将軍張裔・黄権・
大司馬属殷純・益州別駕従事趙莋・治中従事楊洪・従事祭酒何宗・議曹従事杜瓊・勧学従事張爽・尹黙・譙周等上言:
「臣聞河図・洛書,五経讖・緯,孔子所甄,験応自遠.
謹案洛書甄曜度曰:『赤三日徳昌,九世会備,合為帝際.』
洛書宝号命曰:『天度帝道備称皇,以統握契,百成不敗.』
洛書録運期曰:『九侯七傑争命民炊骸,道路籍籍履人頭,誰使主者玄且来.』
孝経鉤命決録曰:『帝三建九会備.』臣父羣未亡時,言西南数有黄気,直立数丈,見来積年,時時有景雲祥風,従璿璣下来応之,此為異瑞.
又二十二年中,数有気如旗,従西竟東,中天而行,図・書曰『必有天子出其方』.
加是年太白・熒惑・填星,常従歳星相追.
近漢初興,五星従歳星謀;歳星主義,漢位在西,義之上方,故漢法常以歳星候人主.
当有聖主起於此州,以致中興.
時許帝尚存,故羣下不敢漏言.頃者熒惑復追歳星,見在胃昴畢;昴畢為天綱,経曰『帝星処之,衆邪消亡』.
聖諱予覩,推揆期験,符合数至,若此非一.臣聞聖王先天而天不違,後天而奉天時,故応際而生,与神合契.
願大王応天順民,速即洪業,以寧海内.」
767名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 11:36:49 ID:???

太傅許靖・安漢将軍糜竺・軍師将軍諸葛亮・太常頼恭・光禄勲黄権・少府王謀等上言:
「曹丕簒弑,湮滅漢室,竊拠神器,劫迫忠良,酷烈無道.
人鬼忿毒,咸思劉氏.今上無天子,海内惶惶,靡所式仰.
羣下前後上書者八百余人,咸称述符瑞,図・讖明徴.
間黄龍見武陽赤水,九日乃去.孝経援神契曰『徳至淵泉則黄龍見』,龍者,君之象也.易乾九五『飛龍在天』,大王当龍升,登帝位也.
又前関羽囲樊・襄陽,襄陽男子張嘉・王休献玉璽,璽潜漢水,伏於淵泉,暉景燭燿,霊光徹天.
夫漢者,高祖本所起定天下之国号也,大王襲先帝軌跡,亦興於漢中也.
今天子玉璽神光先見,璽出襄陽,漢水之末,明大王承其下流,授与大王以天子之位,瑞命符応,非人力所致.
昔周有烏魚之瑞,咸曰休哉.二祖受命,図・書先著,以為徴験.
今上天告祥,羣儒英俊,並進河・洛,孔子讖・記,咸悉具至.伏為大王出自孝景皇帝中山靖王之冑,本支百世,
乾祇降祚,聖姿碩茂,神武在躬,仁覆積徳,愛人好士,是以四方帰心焉.考省霊図,啓発讖・緯,神明之表,名諱昭著.
宜即帝位,以纂二祖,紹嗣昭穆,天下幸甚.臣等謹与博士許慈・議郎孟光,建立礼儀,択令辰,上尊号.」
即皇帝位於成都武擔之南.[一]為文曰:
「惟建安二十六年四月丙午,皇帝備敢用玄牡,昭告皇天上帝后土神祇:
漢有天下,歴数無疆.曩者王莽簒盗,光武皇帝震怒致誅,社稷復存.
今曹操阻兵安忍,戮殺主后,滔天泯夏,罔顧天顕.
操子丕,載其凶逆,竊居神器.羣臣将士以為社稷堕廃,備宜脩之,嗣武二祖,龔行天罰.
備惟否徳,懼忝帝位.詢于庶民,外及蛮夷君長,僉曰『天命不可以不答,祖業不可以久替,四海不可以無主』.
率土式望,在備一人.備畏天明命,又懼漢邦将湮于地,謹択元日,与百寮登壇,受皇帝璽綬.
脩燔瘞,告類于天神,惟神饗祚于漢家,永綏四海!」[二]
768名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 12:36:54 ID:???
[一] 蜀本紀曰:武都有丈夫化為女子,顔色美好,蓋山精也.蜀王娶以為妻,不習水土,疾病欲帰国,蜀王留之,無幾物故.
蜀王発卒之武都擔土,於成都郭中葬,蓋地数畝,高七丈,号曰武擔也.
臣松之案:武擔,山名,在成都西北,蓋以乾位在西北,故就之以即祚.
[二] 魏書曰:備聞曹公薨,遣掾韓冉奉書弔之,致賻贈之礼.
文帝悪其因喪求好,勅荊州刺史斬冉,絶使命.
典略曰:備遣軍謀掾韓冉齎書弔,幷貢錦布.冉称疾,住上庸.上庸致其書,適会受終,有詔報答以引致之.
備得報書,遂称制.
章武元年夏四月,大赦,改年.
以諸葛亮為丞相,許靖為司徒.置百官,立宗廟,祫祭高皇帝以下.
[一]五月,立皇后呉氏,子禅為皇太子.六月,以子永為魯王,理為梁王.
車騎将軍張飛為其左右所害.初,先主忿孫権之襲関羽,将東征,秋七月,遂帥諸軍伐呉.
孫権遣書請和,先主盛怒不許,呉将陸議・李異・劉阿等屯巫・秭帰;将軍呉班・馮習自巫攻破異等,軍次秭帰,武陵五谿蛮夷遣使請兵.
[一] 臣松之以為先主雖云出自孝景,而世数悠遠,昭穆難明,既紹漢祚,不知以何帝為元祖以立親廟.
于時英賢作輔,儒生在宮,宗廟制度,必有憲章,而載記闕略,良可恨哉!
二年春正月,先主軍還秭帰,将軍呉班・陳式水軍屯夷陵,夾江東西岸.二月,先主自秭帰率諸将進軍,縁山截嶺,於夷道・猇許交反.
亭駐営,自佷佷,音恒.山通武陵,遣侍中馬良安慰五谿蛮夷,咸相率響応.
鎮北将軍黄権督江北諸軍,与呉軍相拒於夷陵道.夏六月,黄気見自秭帰十余里中,広数十丈.
後十余日,陸議大破先主軍於猇亭,将軍馮習・張南等皆没.先主自猇亭還秭帰,収合離散兵,遂棄船舫,由歩道還魚復,改魚復県曰永安.
呉遣将軍李異・劉阿等踵躡先主軍,屯駐南山.秋八月,収兵還巫.司徒許靖卒.
冬十月,詔丞相亮営南北郊於成都.孫権聞先主住白帝,甚懼,遣使請和.
769名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 12:53:06 ID:???
先主許之,遣太中大夫宗瑋報命.冬十二月,漢嘉太守黄元聞先主疾不予,挙兵拒守.
三年春二月,丞相亮自成都到永安.三月,黄元進兵攻臨邛県.遣将軍陳〓音笏.討元,元軍敗,順流下江,為其親兵所縛,生致成都,斬之.
先主病篤,託孤於丞相亮,尚書令李厳為副.夏四月癸巳,先主殂于永安宮,時年六十三.[一]
[一] 諸葛亮集載先主遺詔勅後主曰:
「朕初疾但下痢耳,後転雑他病,殆不自済.人五十不称夭,年已六十有余,何所復恨,不復自傷,但以卿兄弟為念.
射君到,説丞相歎卿智量,甚大増脩,過於所望,審能如此,吾復何憂!勉之,勉之!勿以悪小而為之,勿以善小而不為.
惟賢惟徳,能服於人.汝父徳薄,勿効之.可読漢書・礼記,間暇歴観諸子及六韜・商君書,益人意智.
聞丞相為写申・韓・管子・六韜一通已畢,未送,道亡,可自更求聞達.」
臨終時,呼魯王与語:「吾亡之後,汝兄弟父事丞相,令卿与丞相共事而已.」
亮上言於後主曰:「伏惟大行皇帝邁仁樹徳,覆Z無疆,昊天不弔,寝疾彌留,今月二十四日奄忽升遐,臣妾号咷,若喪考妣.
乃顧遺詔,事惟大宗,動容損益;百寮発哀,満三日除服,到葬期復如礼
;其郡国太守・相・都尉・県令長,三日便除服.臣亮親受勅戒,震畏神霊,不敢有違.臣請宣下奉行.」
五月,梓宮自永安還成都,諡曰昭烈皇帝.秋,八月,葬恵陵.[一]
[一] 葛洪神仙伝曰:仙人李意其,蜀人也.伝世見之,云是漢文帝時人.
先主欲伐呉,遣人迎意其.意其到,先主礼敬之,問以吉凶.
意其不答而求紙筆,画作兵馬器仗数十紙已,便一一以手裂壊之,又画作一大人,掘地埋之,便径去.
先主大不喜.而自出軍征呉,大敗還,忿恥発病死,衆人乃知其意.
其画作大人而埋之者,即是言先主死意.
770名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 12:55:37 ID:???
1初命晉大夫魏斯、趙籍、韓虔爲諸侯。
臣光曰:臣聞天子之職莫大於禮,禮莫大於分,分莫大於名。何謂禮?
紀綱是也;何謂分?君臣是也;何謂名?
公、侯、卿、大夫是也。夫以四海之廣,兆民之衆,受制於一人,雖有絶倫之力,高世之智,莫不奔走而服役者,豈非以禮爲之紀綱哉!
是故天子統三公,三公率諸侯,諸侯制卿大夫,卿大夫治士庶人。
貴以臨賤,賤以承貴。上之使下猶心腹之運手足,根本之制支葉,下之事上猶手足之衞心腹,支葉之庇本根。
然後能上下相保而國家治安。故曰天子之職莫大於禮也。
文王序易,以乾、坤爲首。孔子繋之曰:「天尊地卑,乾坤定矣,卑高以陳,貴賤位矣。」言君臣之位猶天地之不可易也。
春秋抑諸侯,尊王室,王人雖微,序於諸侯之上,以是見聖人於君臣之際未嘗不惓惓也。
非有桀、紂之暴,湯、武之仁,人歸之,天命之,君臣之分當守節伏死而已矣。
是故以微子而代紂則成湯配天矣,以季札而君呉則太伯血食矣,然二子寧亡國而不爲者,誠以禮之大節不可亂也。
故曰:禮莫大於分也。
夫禮,辨貴賤,序親疏,裁羣物,制庶事,非名不著,非器不形,名以命之,器以別之,然後上下粲然有倫,此禮之大經也。
名器既亡,則禮安得獨在哉!昔仲叔于奚有功於衞,辭邑而請繁纓,孔子以爲不如多與之邑。
惟名與器,不可以假人,君之所司也。政亡則國家從之。衞君待孔子而爲政,孔子欲先正名,以爲名不正則民無所措手足。
夫繁纓,小物也,而孔子惜之;正名,細務也,而孔子先之。誠以名器既亂則上下無以相保故也。
夫事未有不生於微而成於著。聖人之慮遠,故能謹其微而治之,衆人之識近,故必待其著而後救之;治其微則用力寡而功多,救其著則竭力而不能及也。
易曰:「履霜堅冰至」,書曰:「一日二日萬幾」,謂此類也。故曰分莫大於名也。
771名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:00:55 ID:???
嗚呼!幽、試クコ,周道日衰,綱紀散壞,下陵上替,諸侯專征,大夫擅政,禮之大體什喪七八矣,然文、武之祀猶緜緜相屬者,蓋以周之子孫尚能守其名分故也。何以言之?
昔晉文公有大功於王室,請隧於襄王,襄王不許,曰:「王章也。未有代コ而有二王,亦叔父之所惡也。不然,叔父有地而隧,又何請焉!」
文公於是懼而不敢違。
是故以周之地則不大於曹、滕,以周之民則不衆於邾、莒,然歴數百年,宗主天下,雖以晉、楚、齊、秦之強,不敢加者,何哉?
徒以名分尚存故也。
至於季氏之於魯,田常之於齊,白公之於楚,智伯之於晉,其勢皆足以逐君而自爲,然而卒不敢者,豈其力不足而心不忍哉?
乃畏奸名犯分而天下共誅之也。
今晉大夫暴蔑其君,剖分晉國,天子既不能討,又寵秩之,使列於諸侯,是區區之名分復不能守而并棄之也。
先王之禮於斯盡矣。
或者以爲當是之時,周室微弱,三晉強盛,雖欲勿許,其可得乎?是大不然。
夫三晉雖強,苟不顧天下之誅而犯義侵禮,則不請於天子而自立矣。
不請於天子而自立,則爲悖逆之臣,天下苟有桓、文之君,必奉禮義而征之。
今請於天子而天子許之,是受天子之命而爲諸侯也,誰得而討之!
故三晉之列於諸侯,非三晉之壞禮,乃天子自壞之也。
烏呼!君臣之禮既壞矣,則天下以智力相雄長,遂使聖賢之後爲諸侯者,社稷無不泯絶,生民之類糜滅幾盡,豈不哀哉!
772名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:02:34 ID:???
2初,智宣子將以瑤爲後。智果曰:「不如宵也。瑤之賢於人者五,其不逮者一也。
美鬢長大則賢,射御足力則賢,伎藝畢給則賢,巧文辯慧則賢,強毅果敢則賢,如是而甚不仁。
夫以其五賢陵人而以不仁行之,其誰能待之?若果立瑤也,智宗必滅。」弗聽,智果別族於太史,爲輔氏。
趙簡子之子,長曰伯魯,幼曰無恤。將置後,不知所立。
乃書訓戒之辭於二簡,以授二子曰:「謹識之!」三年而問之,伯魯不能舉其辭,求其簡,已失之矣。
問無恤,誦其辭甚習,求其簡,出諸袖中而奏之。於是簡子以無恤爲賢,立以爲後。
簡子使尹鐸爲晉陽。請曰:「以爲繭絲乎?抑爲保障乎?」簡子曰:「保障哉!」尹鐸損其戸數。
簡子謂無恤曰:「晉國有難,而無以尹鐸爲少,無以晉陽爲遠,必以爲歸。」
及智宣子卒,智襄子爲政,與韓康子、魏桓子宴於藍臺。
智伯戲康子而侮段規,智國聞之,諫曰:「主不備難,難必至矣!」
智伯曰:「難將由我。我不爲難,誰敢興之?」
對曰:「不然。夏書有之:『一人三失,怨豈在明,不見是圖。』夫君子能勤小物,故無大患。
今主一宴而恥人之君相,又弗備,曰『不敢興難』,無乃不可乎!蜹、蟻、蜂、蠆,皆能害人,況君相乎!」弗聽。
智伯請地於韓康子,康子欲弗與。段規曰:「智伯好利而愎,不與,將伐我;不如與之。
彼狃於得地,必請於他人;他人不與,必嚮之以兵,然後我得免於患而待事之變矣。」
康子曰:「善。」使使者致萬家之邑於智伯,智伯ス。又求地於魏桓子,桓子欲弗與。
任章曰:「何故弗與?」桓子曰:「無故索地,故弗與。」
任章曰:「無故索地,諸大夫必懼;吾與之地,智伯必驕。彼驕而輕敵,此懼而相親;以相親之兵待輕敵之人,智氏之命必不長矣。
周書曰:『將欲敗之,必姑輔之;將欲取之,必姑與之。』主不如與之,以驕智伯,然後可以擇交而圖智氏矣。奈何獨以吾爲智氏質乎!」
桓子曰:「善。」復與之萬家之邑一。
智伯又求蔡、皋狼之地於趙襄子,襄子弗與。智伯怒,帥韓、魏之甲以攻趙氏。
襄子將出,曰:「吾何走乎?」
從者曰:「長子近,且城厚完。」襄子曰:「民罷力以完之,又斃死以守之,其誰與我!」
從者曰:「邯鄲之倉庫實。」襄子曰:「浚民之膏澤以實之,又因而殺之,其誰與我!其晉陽乎,先主之所屬也,尹鐸之所ェ也,民必和矣。」乃走晉陽。
773名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:04:26 ID:???
三家以國人圍而灌之,城不浸者三版。沈竈産鼃,民無叛意。智伯行水,魏桓子御,韓康子驂乘。
智伯曰:「吾乃今知水可以亡人國也。」桓子肘康子,康子履桓子之跗,以汾水可以灌安邑,絳水可以灌平陽也。
絺疵謂智伯曰:「韓、魏必反矣。」智伯曰:「子何以知之?」絺疵曰:「以人事知之。夫從韓、魏之兵以攻趙,趙亡,難必及韓、魏矣。
今約勝趙而三分其地,城不沒者三版,人馬相食,城降有日,而二子無喜志,有憂色,是非反而何?」
明日,智伯以絺疵之言告二子,二子曰:「此夫讒人欲爲趙氏游説,使主疑於二家而懈於攻趙氏也。不然,夫二家豈不利朝夕分趙氏之田,而欲爲危難不可成之事乎?」
二子出,絺疵入曰:「主何以臣之言告二子也?」智伯曰:「子何以知之?」對曰:「臣見其視臣端而趨疾,知臣得其情故也。」智伯不悛。絺疵請使於齊。
趙襄子使張孟談潛出見二子,曰:「臣聞脣亡則齒寒。今智伯帥韓、魏而攻趙,趙亡則韓、魏爲之次矣。」
二子曰:「我心知其然也,恐事末遂而謀泄,則禍立至矣。」張孟談曰:「謀出二主之口,入臣之耳,何傷也!」
二子乃潜與張孟談約,爲之期日而遣之。襄子夜使人殺守隄之吏,而決水灌智伯軍。
智伯軍救水而亂,韓、魏翼而撃之,襄子將卒犯其前,大敗智伯之衆。遂殺智伯,盡滅智氏之族。唯輔果在。
臣光曰:智伯之亡也,才勝コ也。夫才與コ異,而世俗莫之能辨,通謂之賢,此其所以失人也。
夫聰察強毅之謂才,正直中和之謂コ。才者,コ之資也;コ者,才之帥也。雲夢之竹,天下之勁也;然而不矯揉,不羽括,則不能以入堅。
棠谿之金,天下之利也,然而不熔範,不砥礪,則不能以撃強。
是故才コ全盡謂之「聖人」,才コ兼亡謂之「愚人」,コ勝才謂之「君子」,才勝コ謂之「小人」。凡取人之術,苟不得聖人、君子而與之,與其得小人,不若得愚人。
何則?君子挾才以爲善,小人挾才以爲惡。挾才以爲善者,善無不至矣;挾才以爲惡者,惡亦無不至矣。愚者雖欲爲不善,智不能周,力不能勝,譬之乳狗搏人,人得而制之。
小人智足以遂其姦,勇足以決其暴,是虎而翼者也,其爲害豈不多哉!
夫コ者人之所嚴,而才者人之所愛。愛者易親,嚴者易疏,是以察者多蔽於才而遺於コ。
自古昔以來,國之亂臣,家之敗子,才有餘而コ不足,以至於顛覆者多矣,豈特智伯哉!
故爲國爲家者苟能審於才コ之分而知所先後,又何失人之足患哉!
774名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:06:39 ID:???
3三家分智氏之田。
趙襄子漆智伯之頭,以爲飲器。智伯之臣豫讓欲爲之報仇,乃詐爲刑人,挾匕首,入襄子宮中塗廁。
襄子如廁心動,索之,獲豫讓。左右欲殺之,襄子曰:「智伯死無後,而此人欲爲報仇,眞義士也!吾謹避之耳。」乃舎之。
豫讓又漆身爲癩,呑炭爲唖,行乞於市,其妻不識也。
行見其友,其友識之,爲之泣曰:「以子之才,臣事趙孟,必得近幸。
子乃爲所欲爲,顧不易邪?何乃自苦如此!求以報仇,不亦難乎?」
豫讓曰:「既已委質爲臣,而又求殺之,是二心也。凡吾所爲者,極難耳。
然所以爲此者,將以愧天下後世之爲人臣懷二心者也。」襄子出,豫讓伏於橋下。襄子至橋,馬驚,索之,得豫讓,遂殺之。
襄子爲伯魯之不立也,有子五人,不肯置後。封伯魯之子於代,曰代成君,早卒;立其子浣爲趙氏後。襄子卒,弟桓子逐浣而自立;一年卒。
趙氏之人曰:「桓子立非襄主意。」乃共殺其子,復迎浣而立之,是爲獻子。獻子生籍,是爲烈侯。魏斯者,魏桓子之孫也,是爲文侯。韓康子生武子;武子生虔,是爲景侯。
魏文侯以卜子夏、田子方爲師,毎過段干木之廬必式。四方賢士多歸之。文侯與羣臣飲酒,樂,而天雨,命駕將適野。
左右曰:「今日飲酒樂,天又雨,君將安之?」文侯曰:「吾與虞人期獵,雖樂,豈可無一會期哉!」乃往,身自罷之。
韓借師於魏以伐趙。文侯曰:「寡人與趙,兄弟也,不敢聞命。」趙借師於魏以伐韓,文侯應之亦然。二國皆怒而去。
已而知文侯以講於己也,皆朝于魏。魏於是始大於三晉,諸侯莫能與之爭。
使樂羊伐中山,克之;以封其子撃。文侯問於羣臣曰:「我何如主?」
皆曰:「仁君。」任座曰:「君得中山,不以封君之弟而以封君之子,何謂仁君!」
文侯怒,任座趨出。次問翟璜,對曰:「仁君也。」文侯曰:「何以知之?」
對曰:「臣聞君仁則臣直。嚮者任座之言直,臣是以知之。」文侯ス,使翟璜召任座而反之,親下堂迎之,以爲上客。
文侯與田子方飲,文侯曰:「鐘聲不比乎?左高。」田子方笑。文侯曰:「何笑?」
子方曰:「臣聞之,君明樂官,不明樂音。今君審於音,臣恐其聾於官也。」文侯曰:「善。」
775名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:08:11 ID:???
3三家分智氏之田。
趙襄子漆智伯之頭,以爲飲器。智伯之臣豫讓欲爲之報仇,乃詐爲刑人,挾匕首,入襄子宮中塗廁。
襄子如廁心動,索之,獲豫讓。左右欲殺之,襄子曰:「智伯死無後,而此人欲爲報仇,眞義士也!吾謹避之耳。」乃舎之。
豫讓又漆身爲癩,呑炭爲唖,行乞於市,其妻不識也。
行見其友,其友識之,爲之泣曰:「以子之才,臣事趙孟,必得近幸。
子乃爲所欲爲,顧不易邪?何乃自苦如此!求以報仇,不亦難乎?」
豫讓曰:「既已委質爲臣,而又求殺之,是二心也。凡吾所爲者,極難耳。
然所以爲此者,將以愧天下後世之爲人臣懷二心者也。」襄子出,豫讓伏於橋下。襄子至橋,馬驚,索之,得豫讓,遂殺之。
襄子爲伯魯之不立也,有子五人,不肯置後。封伯魯之子於代,曰代成君,早卒;立其子浣爲趙氏後。襄子卒,弟桓子逐浣而自立;一年卒。
趙氏之人曰:「桓子立非襄主意。」乃共殺其子,復迎浣而立之,是爲獻子。獻子生籍,是爲烈侯。魏斯者,魏桓子之孫也,是爲文侯。韓康子生武子;武子生虔,是爲景侯。
魏文侯以卜子夏、田子方爲師,毎過段干木之廬必式。四方賢士多歸之。文侯與羣臣飲酒,樂,而天雨,命駕將適野。
左右曰:「今日飲酒樂,天又雨,君將安之?」文侯曰:「吾與虞人期獵,雖樂,豈可無一會期哉!」乃往,身自罷之。
韓借師於魏以伐趙。文侯曰:「寡人與趙,兄弟也,不敢聞命。」趙借師於魏以伐韓,文侯應之亦然。二國皆怒而去。
已而知文侯以講於己也,皆朝于魏。魏於是始大於三晉,諸侯莫能與之爭。
使樂羊伐中山,克之;以封其子撃。文侯問於羣臣曰:「我何如主?」
皆曰:「仁君。」任座曰:「君得中山,不以封君之弟而以封君之子,何謂仁君!」
文侯怒,任座趨出。次問翟璜,對曰:「仁君也。」文侯曰:「何以知之?」
對曰:「臣聞君仁則臣直。嚮者任座之言直,臣是以知之。」文侯ス,使翟璜召任座而反之,親下堂迎之,以爲上客。
文侯與田子方飲,文侯曰:「鐘聲不比乎?左高。」田子方笑。文侯曰:「何笑?」
子方曰:「臣聞之,君明樂官,不明樂音。今君審於音,臣恐其聾於官也。」文侯曰:「善。」
776名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:20:26 ID:???
2魏文侯薨,太子撃立,是爲武侯。
武侯浮西河而下,中流顧謂呉起曰:「美哉山河之固,此魏國之寶也!」
對曰:「在コ不在險。昔三苗氏,左洞庭,右彭蠡,コ義不脩,禹滅之。
夏桀之居,左河濟,右泰華,伊闕在其南,羊腸在其北,脩政不仁,湯放之。
商紂之國,左孟門,右太行,常山在其北,大河經其南,脩政不コ,武王殺之。
由此觀之,在コ不在險。若君不脩コ,舟中之人皆敵國也。」武侯曰:「善。」
魏置相,相田文。呉起不ス,謂田文曰:「請與子論功可乎?」田文曰:「可。」
起曰:「將三軍,使士卒樂死,敵國不敢謀,子孰與起?」文曰:「不如子。」
起曰:「治百官,親萬民,實府庫,子孰與起?」文曰:「不如子。」
起曰:「守西河而秦兵不敢東郷,韓、趙賓從,子孰與起?」文曰:「不如子。」
起曰:「此三者子皆出吾下,而位加吾上,何也?」文曰:「主少國疑,大臣未附,百姓不信,方是之時,屬之子乎,屬之我乎?」
起默然良久,曰:「屬之子矣。」
久之,魏相公叔尚主而害呉起。
公叔之僕曰:「起易去也。起爲人剛勁自喜,子先言於君曰:『呉起,賢人也,而君之國小,臣恐起之無留心也,君盍試延以女,起無留心,則必辭矣。』
子因與起歸而使公主辱子,起見公主之賤子也,必辭,則子之計中矣。」
公叔從之,呉起果辭公主。魏武侯疑之而未信,起懼誅,遂奔楚。
楚悼王素聞其賢,至則任之爲相。起明灋審令,捐不急之官,廢公族疏遠者,以撫養戰鬭之士,要在強兵,破游説之言從者。
於是南平百越,北卻三晉,西伐秦,諸侯皆患楚之強;而楚之貴戚大臣多怨呉起者。
777名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:21:26 ID:???
2子思言苟變於衞侯曰:「其才可將五百乘。」
公曰:「吾知其可將。然變也嘗爲吏,賦於民而食人二雞子,故弗用也。」
子思曰:「夫聖人之官人,猶匠之用木也,取其所長,棄其所短。
故杞梓連抱而有數尺之朽,良工不棄。今君處戰國之世,選爪牙之士,而以二卵棄干城之將,此不可使聞於鄰國也。」
公再拜曰:「謹受教矣。」
衞侯言計非是,而羣臣和者如出一口。
子思曰:「以吾觀衞,所謂『君不君,臣不臣』者也。」
公丘懿子曰:「何乃若是?」子思曰:「人主自臧,則衆謀不進。事是而臧之,猶卻衆謀,況和非以長惡乎!
夫不察事之是非而ス人讃己,闇莫甚焉;不度理之所在而阿諛求容,諂莫甚焉。君闇臣諂,以居百姓之上,民不與也。若此不已,國無類矣!」
子思言於衞侯曰:「君之國事將日非矣!」公曰:「何故?」
對曰:「有由然焉。君出言自以爲是,而卿大夫莫敢矯其非;卿大夫出言亦自以爲是,而士庶人莫敢矯其非。
君臣既自賢矣,而羣下同聲賢之,賢之則順而有福,矯之則逆而有禍,如此則善安從生!
詩曰:『具曰予聖,誰知烏之雌雄?』抑亦似君之君臣乎?」
778名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:22:36 ID:???
1孝公令國中曰:「昔我穆公,自岐、雍之間修コ行武,東平晉亂,以河爲界,西霸戎翟,廣地千里,天子致伯,諸侯畢賀,爲後世開業甚光美。
會往者氏A躁、簡公、出子之不寧,國家內憂,未遑外事。
三晉攻奪我先君河西地,丑莫大焉。獻公即位,鎭撫邊境,徙治櫟陽,且欲東伐,復穆公之故地,修穆公之政令。
寡人思念先君之意,常痛於心。賓客羣臣有能出奇計強秦者,吾且尊官,與之分土。」
於是衞公孫鞅聞是令下,乃西入秦。公孫鞅者,衞之庶孫也,好刑名之學。
事魏相公叔痤,痤知其賢,未及進。會病,魏惠王往問之曰:「公叔病如有不可諱,將奈社稷何?」
公叔曰:「痤之中庶子衞鞅,年雖少,有奇才,願君舉國而聽之!」王嘿然。
公叔曰:「君即不聽用鞅,必殺之,無令出境。」王許諾而去。
公叔召鞅謝曰:「吾先君而後臣,故先爲君謀,後以告子。子必速行矣!」
鞅曰:「君不能用子之言任臣,又安能用子之言殺臣乎?」卒不去。
王出,謂左右曰:「公叔病甚,悲乎!欲令寡人以國聽衞鞅也,既又勸寡人殺之,豈不悖哉!」
衞鞅既至秦,因嬖臣景監以求見孝公,說以富國強兵之術。公大ス,與議國事。
779名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:24:03 ID:???
1衞鞅欲變法,秦人不ス。衞鞅言於秦孝公曰:「夫民不可與慮始,而可與樂成。論至コ者不和於俗,成大功者不謀於衆。
是以聖人苟可以強國,不法其故。」
甘龍曰:「不然。縁法而治者,吏習而民安之。」
衞鞅曰:「常人安於故俗,學者溺於所聞,以此兩者,居官守法可也,非所與論於法之外也。智者作法,愚者制焉;賢者更禮,不肖者拘焉。」
公曰:「善。」
以衞鞅爲左庶長,卒定變法之令。令民爲什伍而相收司、連坐,告姦者與斬敵首同賞,不告姦者與降敵同罰。
有軍功者,各以率受上爵。爲私鬥者,各以輕重被刑大小。
僇力本業,耕織致粟帛多者,復其身。事末利及怠而貧者,舉以爲收孥。宗室非有軍功論,不得爲屬籍。明尊卑爵秩等級,各以差次名田宅、臣妾、衣服。
有功者顯榮,無功者雖富無所芬華。令既具未布,恐民之不信,乃立三丈之木於國都市南門,募民有能徙置北門者予十金。
民怪之,莫敢徙。復曰:「能徙者予五十金!」有一人徙之,輒予五十金。乃下令。
令行期年,秦民之國都言新令之不便者以千數。
於是太子犯法。衞鞅曰:「法之不行,自上犯之。太子,君嗣也,不可施刑。刑其傅公子虔,黥其師公孫賈。」
明日,秦人皆趨令。行之十年,秦國道不拾遺,山無盜賊,民勇於公戰,怯於私鬥,鄉邑大治。秦民初言令不便者,有來言令便。
衞鞅曰:「此皆亂法之民也!」盡遷之於邊。其後民莫敢議令。
臣光曰:夫信者,人君之大寶也。國保於民,民保於信。非信無以使民,非民無以守國。
是故古之王者不欺四海,霸者不欺四鄰,善爲國者不欺其民,善爲家者不欺其親。
不善者反之:欺其鄰國,欺其百姓,甚者欺其兄弟,欺其父子。上不信下,下不信上,上下離心,以至於敗。所利不能藥其所傷,所獲不能補其所亡,豈不哀哉!
昔齊桓公不背曹沫之盟,晉文公不貪伐原之利,魏文侯不棄虞人之期,秦孝公不廢徙木之賞。
此四君者,道非粹白,而商君尤稱刻薄,又處戰攻之世,天下趨於詐力,猶且不敢忘信以畜其民,況爲四海治平之政者哉!
780名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 13:25:27 ID:???
1魏龐涓伐韓。韓請救於齊。齊威王召大臣而謀曰:「蚤救孰與晩救?」成侯曰:「不如勿救。」
田忌曰:「弗救則韓且折而入於魏,不如蚤救之。」
孫臏曰:「夫韓、魏之兵未弊而救之,是吾代韓受魏之兵,顧反聽命於韓也。
且魏有破國之志,韓見亡,必東面而愬於齊矣。吾因深結韓之親而晚承魏之弊,則可受重利而得尊名也。」
王曰:「善!」
乃陰許韓使而遣之。韓因恃齊,五戰不勝,而東委國於齊。
齊因起兵,使田忌、田嬰、田盼將之,孫子爲師,以救韓,直走魏都。龐涓聞之,去韓而歸。
魏人大發兵,以太子申爲將,以御齊師。
孫子謂田忌曰:「彼三晉之兵素悍勇而輕齊,齊號爲怯。善戰者因其勢而利導之。
兵法:『百里而趣利者蹶上將,五十里而趣利者軍半至。』」乃使齊軍入魏地爲十萬灶,明日爲五萬灶,又明日爲二萬灶。
龐涓行三日,大喜曰:「我固知齊軍怯,入吾地三日,士卒亡者過半矣!」
乃棄其步軍,與其輕鋭倍日並行逐之。孫子度其行,暮當至馬陵。馬陵道狹而旁多阻隘,可伏兵。
乃斫大樹,白而書之曰:「龐涓死此樹下!」
於是令齊師善射者萬弩夾道而伏,期日暮見火舉而俱發。
龐涓果夜到斫木下,見白書,以火燭之。讀未畢,萬弩倶發,魏師大亂相失。
龐涓自知智窮兵敗,乃自剄,曰:「遂成豎子之名!」齊因乘勝大破魏師,虜太子申。
781名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:22:51 ID:???
1衞鞅言於秦孝公曰:「秦之與魏,譬若人之有腹心之疾,非魏並秦,秦即並魏。
何者?魏居嶺阨之西,都安邑,與秦界河,而獨擅山東之利。利則西侵秦,病則東收地。
今以君之賢聖,國ョ以盛;而魏往年大破於齊,諸侯畔之,可因此時伐魏。
魏不支秦,必東徙。然後秦據河山之固,東鄉以制諸侯,此帝王之業也。」
公從之,使衞鞅將兵伐魏。魏使公子卬將而御之。
軍既相距,衞鞅遺公子卬書曰:「吾始與公子歡,今俱爲兩國將,不忍相攻,可與公子面相見盟,樂飲而罷兵,以安秦、魏之民。」
公子卬以爲然,乃相與會。盟已,飲。而衞鞅伏甲士,襲虜公子卬,因攻魏師,大破之。
魏惠王恐,使使獻河西之地於秦以和。因去安邑,徙都大梁。乃歎曰:「吾恨不用公叔之言!」秦封衞鞅商於十五邑,號曰商君。
2鄒人孟軻見魏惠王。王曰:「叟,不遠千里而來,亦有以利吾國乎?」
孟子曰:「君何必曰利,仁義而已矣!君曰何以利吾國,大夫曰何以利吾家,士庶人曰何以利吾身,上下交征利而國危矣。
未有仁而遺其親者也,未有義而後其君者也。」王曰:「善。」
初,孟子師子思,嘗問牧民之道何先。子思曰:「先利之。」孟子曰:「君子所以教民,亦仁義而已矣,何必利?」
子思曰:「仁義固所以利之也。上不仁則下不得其所,上不義則下樂爲詐也。此爲不利大矣。故易曰:『利者,義之和也。』又曰:『利用安身,以崇コ也。』此皆利之大者也。」
臣光曰:子思、孟子之言,一也。夫唯仁者爲知仁義之利,不仁者不知也。故孟子對梁王直以仁義而不及利者,所與言之人異故也。
3初,洛陽人蘇秦說秦王以兼天下之術,秦王不用其言。蘇秦乃去,說燕文公曰:「燕之所以不犯寇被甲兵者,以趙之爲蔽其南也。
且秦之攻燕也,戰於千里之外;趙之攻燕也,戰於百里之內。
夫不憂百里之患而重千里之外,計無過於此者。願大王與趙從親,天下爲一,則燕國必無患矣。」
文公從之,資蘇秦車馬,以說趙肅侯曰:「當今之時,山東之建國莫強於趙,秦之所害亦莫如趙。
然而秦不敢舉兵伐趙者,畏韓、魏之議其後也。秦之攻韓、魏也,無有名山大川之限,稍蠶食之,傅國都而止。
782名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:23:53 ID:???
1衞鞅言於秦孝公曰:「秦之與魏,譬若人之有腹心之疾,非魏並秦,秦即並魏。
何者?魏居嶺阨之西,都安邑,與秦界河,而獨擅山東之利。利則西侵秦,病則東收地。
今以君之賢聖,國ョ以盛;而魏往年大破於齊,諸侯畔之,可因此時伐魏。
魏不支秦,必東徙。然後秦據河山之固,東鄉以制諸侯,此帝王之業也。」
公從之,使衞鞅將兵伐魏。魏使公子卬將而御之。
軍既相距,衞鞅遺公子卬書曰:「吾始與公子歡,今俱爲兩國將,不忍相攻,可與公子面相見盟,樂飲而罷兵,以安秦、魏之民。」
公子卬以爲然,乃相與會。盟已,飲。而衞鞅伏甲士,襲虜公子卬,因攻魏師,大破之。
魏惠王恐,使使獻河西之地於秦以和。因去安邑,徙都大梁。乃歎曰:「吾恨不用公叔之言!」秦封衞鞅商於十五邑,號曰商君。
2鄒人孟軻見魏惠王。王曰:「叟,不遠千里而來,亦有以利吾國乎?」
孟子曰:「君何必曰利,仁義而已矣!君曰何以利吾國,大夫曰何以利吾家,士庶人曰何以利吾身,上下交征利而國危矣。
未有仁而遺其親者也,未有義而後其君者也。」王曰:「善。」
初,孟子師子思,嘗問牧民之道何先。子思曰:「先利之。」孟子曰:「君子所以教民,亦仁義而已矣,何必利?」
子思曰:「仁義固所以利之也。上不仁則下不得其所,上不義則下樂爲詐也。此爲不利大矣。故易曰:『利者,義之和也。』又曰:『利用安身,以崇コ也。』此皆利之大者也。」
臣光曰:子思、孟子之言,一也。夫唯仁者爲知仁義之利,不仁者不知也。故孟子對梁王直以仁義而不及利者,所與言之人異故也。
3初,洛陽人蘇秦說秦王以兼天下之術,秦王不用其言。蘇秦乃去,說燕文公曰:「燕之所以不犯寇被甲兵者,以趙之爲蔽其南也。
且秦之攻燕也,戰於千里之外;趙之攻燕也,戰於百里之內。
夫不憂百里之患而重千里之外,計無過於此者。願大王與趙從親,天下爲一,則燕國必無患矣。」
文公從之,資蘇秦車馬,以說趙肅侯曰:「當今之時,山東之建國莫強於趙,秦之所害亦莫如趙。
然而秦不敢舉兵伐趙者,畏韓、魏之議其後也。秦之攻韓、魏也,無有名山大川之限,稍蠶食之,傅國都而止。
783名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:24:57 ID:???
韓、魏不能支秦,必入臣於秦。秦無韓、魏之規則禍中於趙矣。臣以天下地圖案之,諸侯之地五倍於秦,料度諸侯之卒十倍於秦。
六國爲一,並力西鄉而攻秦,秦必破矣。夫衡人者皆欲割諸侯之地以與秦,秦成則其身富榮,國被秦患而不與其憂,是以衡人日夜務以秦權恐愒諸侯,以求割地。
故願大王熟計之也!竊爲大王計,莫如一韓、魏、齊、楚、燕、趙爲從親以畔秦,令天下之將相會於洹水上,通質結盟,
約曰:『秦攻一國,五國各出銳師,或橈秦,或救之。有不如約者,五國共伐之!』諸侯從親以擯秦,秦甲必不敢出於函谷以害山東矣。」
肅侯大説,厚待蘇秦,尊寵賜賚之,以約於諸侯。會秦使犀首伐魏,大敗其師四萬餘人,禽將龍賈,取雕陰,且欲東兵。
蘇秦恐秦兵至趙而敗從約,念莫可使用於秦者,乃激怒張儀,入之於秦。
張儀者,魏人,與蘇秦倶事鬼谷先生,學縱之術,蘇秦自以爲不及也。
儀游諸侯無所遇,困於楚,蘇秦故召而辱之。儀怒,念諸侯獨秦能苦越,遂入秦。
蘇秦陰遣其捨人齎金幣資儀,儀得見秦王。秦王說之,以爲客卿。
捨人辭去,曰:「蘇君憂秦伐趙敗從約,以爲非君莫能得秦柄,故激怒君,使臣陰奉給君資,盡蘇君之計謀也。」
張儀曰:「嗟乎!此在吾術中而不悟,吾不及蘇君明矣。爲吾謝蘇君,蘇君之時,儀何敢言!」
於是蘇秦説韓宣惠王曰:「韓地方九百餘里,帶甲數十萬,天下之強弓、勁弩、利劍皆從韓出。
韓卒超足而射,百發不暇止。以韓卒之勇,被堅甲,跖勁弩,帶利劍,一人當百,不足言也。大王事秦,秦必求宜陽、成皋。
今茲效之,明年又復求割地。與則無地以給之,不與則棄前功,受後禍。
且大王之地有盡而秦之求無已,以有盡之地逆無已之求,此所謂市怨結禍者也。不戰而地已削矣!
鄙諺曰:『寧爲雞口,無爲牛後。』夫以大王之賢,挾強韓之兵,而有牛後之名,臣竊爲大王羞之。」
784名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:25:54 ID:???
韓王從其言。蘇秦說魏王曰:「大王之地方千里,地名雖小,然而田捨、廬廡之數,曾無所芻牧。
人民之眾,車馬之多,日夜行不絕,輷輷殷殷,若有三軍之眾。臣竊量大王之國不下楚。
今竊聞大王之卒,武士二十萬,蒼頭二十萬,奮撃二十萬,廝徒十萬;車六百乘,騎五千匹,乃聽於羣臣之說,而欲臣事秦。
願大王熟察之。故敝邑趙王使臣效愚計,奉明約,以大王之詔詔之。」魏王聽之。
蘇秦説齊王曰:「齊四塞之國,地方二千餘里,帶甲數十萬,粟如丘山。
三軍之良,五家之兵,進如鋒矢,戰如雷霆,解如風雨。即有軍役,未嘗倍泰山,絶清河,渉渤海也。
臨菑之中七萬戶,臣竊度之,不下戶三男子,不待發於遠縣,而臨菑之卒固已二十一萬矣。
臨菑甚富而實,其民無不鬥雞、走狗、六博、闒鞠。臨菑之塗,車轂撃,人肩摩,連衽成帷,揮汗成雨。
夫韓、魏之所以重畏秦者,爲與秦接境壤也。兵出而相當,不十日而戰勝存亡之機決矣。
韓、魏戰而勝秦,則兵半折,四境不守;戰而不勝,則國已危亡隨其後。是故韓、魏之所以重與秦戰而輕爲之臣也。
今秦之攻齊則不然。倍韓、魏之地,過衞陽晉之道,經乎亢父之險,車不得方軌,騎不得比行。
百人守險,千人不敢過也。秦雖欲深入則狼顧,恐韓、魏之議其後也。是故恫疑、虚喝、驕矜而不敢進,則秦之不能害齊亦明矣。
夫不深料秦之無奈齊何,而欲西面而事之,是羣臣之計過也。今無臣事秦之名而有強國之寶,臣是故願大王少留意計之。」
齊王許之。乃西南説楚威王曰:「楚,天下之強國也,地方六千餘里,帶甲百萬,車千乘,騎萬匹,粟支十年,此霸王之資也。
秦之所害莫如楚,楚強則秦弱,秦強則楚弱,其勢不兩立。故爲大王計,莫如從親以孤秦。
臣請令山東之國奉四時之獻,以承大王之明詔。委社稷,奉宗廟,練士歯コ,在大王之所用之。
故從親則諸侯割地以事楚,衡合則楚割地以事秦。此兩策者相去遠矣,大王何居焉?」
楚王亦許之。於是蘇秦爲從約長,並相六國,北報趙,車騎輜重擬於王者。
785名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:28:06 ID:???
3齊王封田嬰於薛,號曰靖郭君。靖郭君言於齊王曰:「五官之計,不可不日聽而數覽也。」王從之。
已而厭之,悉以委靖郭君。靖郭君由是得專齊之權。
靖郭君欲城薛,客謂靖郭君曰:「君不聞海大魚乎?網不能止,鉤不能牽,蕩而失水,則螻蟻制焉。
今夫齊,亦君之水也。君長有齊,奚以薛爲!苟爲失齊,雖隆薛之城到於天,庸足恃乎?」乃不果城。
靖郭君有子四十餘人,其賤妾之子曰文。文通儻饒智略,說靖郭君以散財養士。
靖郭君使文主家待賓客,賓客爭譽其美,皆請靖郭君以文爲嗣。
靖郭君卒,文嗣爲薛公,號曰孟嘗君。孟嘗君招致諸侯游士及有罪亡人,皆捨業厚遇之,存救其親戚。
食客常數千人,各自以爲孟嘗君親己。由是孟嘗君之名重天下。
臣光曰:君子之養士,以爲民也。易曰:「聖人養賢,以及萬民。」夫賢者,其コ足以敦化正俗,其才足以頓綱振紀,其明足以燭微慮遠,其強足以結仁固義。
大則利天下,小則利一國。是以君子豐祿以富之,隆爵以尊之。
養一人而及萬人者,養賢之道也。今孟嘗君之養士也,不恤智愚,不擇臧否,盜其君之祿,以立私黨,張虛譽,上以侮其君,下以蠹其民,是姦人之雄也,烏足尚哉!
書曰:「受爲天下逋逃主、萃淵藪。」此之謂也。
4孟嘗君聘於楚,楚王遺之象床。登徒直送之,不欲行,謂孟嘗君門人公孫戌曰:
「象床之直千金,苟傷之毫髮,則賣妻子不足償也。足下能使僕無行者,有先人之寶劍,願獻之。」
公孫戌許諾,入見孟嘗君曰:「小國所以皆致相印於君者,以君能振達貧窮,存亡繼絕,故莫不ス君之義,慕君之廉也。
今始至楚而受象床,則未至之國將何以待君哉!」
孟嘗君曰:「善。」遂不受。公孫戌趨去,未至中閨,孟嘗君召而反之,
曰:「子何足之高,志之揚也?」公孫戌以實對。
孟嘗君乃書門版曰:「有能揚文之名,止文之過,私得寶於外者,疾入諫!」
臣光曰:孟嘗君可謂能用諫矣。苟其言之善也,雖懷詐諼之心,猶將用之,況盡忠無私以事其上乎!
詩云:「采葑采菲,無以下體。」孟嘗君有焉。
5韓宣惠王俗兩用公仲、公叔爲政,問於繆留。對曰:「不可。晉用六卿而國分,齊簡公用陳成子及闞止而見殺,魏用犀首、張儀而西河之外亡。
今君兩用之,其多力者內樹黨,其寡力者藉外權。羣臣有內樹黨以驕主,有外爲交以削地,君之國危矣!」
786名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:37:14 ID:???
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787名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:42:08 ID:???
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788名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:45:20 ID:???
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789名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:46:37 ID:???
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790名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 14:47:53 ID:???
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791名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 16:55:00 ID:Ckcsljjh
三国志の歴史とか貼っていきなりすげー伸びてるけどごまかしっすか^^;
792名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 18:47:07 ID:???
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793名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 18:49:04 ID:???
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794名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 18:50:48 ID:???
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795名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 18:51:43 ID:???
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796資治通鑑:2007/06/26(火) 18:57:47 ID:???
秦伐魏,取?。
魏惠王薨,子襄王立。孟子入見而出,語人曰:「望之不似人君,就之而不見所畏焉。
卒然問曰:『天下惡乎定?』吾對曰:『定於一。』『孰能一之?』對曰:『不嗜殺人者能一之。』『孰能與之?』
對曰:『天下莫不與也。王知夫苗乎?七八月之間旱,則苗槁矣。天油然作雲,沛然下雨,則苗?然興之矣。其如是,孰能御之?』」
楚、趙、魏、韓、燕同伐秦,攻函谷關。秦人出兵逆之,五國之師皆敗走。
宋初稱王。
秦敗韓師於脩魚,斬首八萬級,虜其將□叟、申差於濁澤。諸侯振恐。
齊大夫與蘇秦爭寵,使人刺秦,殺之。
張儀説魏襄王曰:「梁地方不至千里,卒不過三十萬,地四平,無名山大川之限,卒戍楚、韓、齊、趙之境,寧亭、障者不下十萬,梁之地勢固戰場也。
夫諸侯之約從,盟?水之上,結爲兄弟以相堅也。今親兄弟同父母,尚有爭錢財相殺傷,而欲恃反覆蘇秦之餘謀,其不可成亦明矣。
大王不事秦,秦下兵攻河外,據卷衍、酸棗,劫衞,取陽晉,則趙不南,趙不南而梁不北,梁不北則從道絶,從道絶則大王之國欲毋危,不可得也。
故願大王審定計議,且賜骸骨」
魏王乃倍從約,而因儀以請成於秦。張儀歸,復相秦。
巴、蜀相攻撃,倶告急於秦。
秦惠王欲伐蜀。以爲道險狹難至,而韓又來侵,猶豫未能決。司馬錯請伐蜀。
張儀曰:「不如伐韓。」王曰:「請聞其説。」
儀曰:「親魏,善楚,下兵三川,攻新城、宜陽,以臨二周之郊,據九鼎,按圖籍,挾天子以令於天下,天下莫敢不聽,此王業也。
臣聞爭名者於朝,爭利者於市。今三川、周室,天下之朝、市也,而王不爭焉,顧爭於戎?,去王業遠矣!」
司馬錯曰:「不然,臣聞之,欲富國者務廣其地,欲強兵者務富其民,欲王者務博其コ,三資者備而王隨之矣。
797資治通鑑:2007/06/26(火) 19:00:08 ID:???
今王地小民貧,故臣願先從事於易。夫蜀,西僻之國而戎?之長也,有桀、紂之亂,以秦攻之,譬如使豺狼逐羣羊。
得其地足以廣國,取其財足以富民,繕兵不傷?而彼已服焉。拔一國而天下不以爲暴,利盡西海而天下不以爲貪,是我一舉而名實附也,而又有禁暴止亂之名。
今攻韓,劫天子,惡名也,而未必利也,又有不義之名,而攻天下所不欲,危矣!
臣請論其故。周,天下之宗室也;齊,韓之與國也。周自知失九鼎,韓自知亡三川,將二國並力合謀,以因乎齊、趙而求解乎楚、魏。
以鼎與楚,以地與魏,王弗能止也。此臣之所謂危也。不如伐蜀完。」
王從錯計,起兵伐蜀。十月取之。貶蜀王,更號爲侯,而使陳莊相蜀。蜀既屬秦,秦以u強,富厚,輕諸侯。
蘇秦既死,秦弟代、事宙ネ遊?顯於諸侯。燕相子之與蘇代婚,欲得燕權。
蘇代使於齊而還,燕王?問曰:「齊王其霸乎?」對曰:「不能。」王曰:「何故?」對曰:「不信其臣。」於是燕王專任子之。
鹿毛壽謂燕王曰:「人之謂堯賢者,以其能讓天下也。今王以國讓子之,是王與堯同名也。」燕王因屬國於子之,子之大重。
或曰:「禹薦u而以?人爲吏,及老而以?爲不足任天下,傳之於u。啓與交黨攻u,奪之,天下謂禹名傳天下於u而實令?自取之。
今王言屬國於子之而吏無非太子人者,是名屬子之而實太子用事也。」王因收印綬,自三百石吏已上而效之子之。
子之南面行王事,而?老,不聽政,顧爲臣,國事皆決於子之。
王崩,子赧王延立。
秦人侵義渠,得二十五城。
魏人叛秦。秦人伐魏,取曲沃而歸其人。又敗韓於岸門,韓太子倉入質於秦以和。
燕子之爲王三年,國内大亂。將軍市被與太子平謀攻子之。
齊王令人謂燕太子曰:「寡人聞太子將飭君臣之義,明父子之位,寡人之國雖小,唯太子所以令之。」
太子因要黨聚?,使市被攻子之,不克。市被反攻太子。構難數月,死者數萬人,百姓恫恐。
齊王令章子將五都之兵,因北地之衆以伐燕。燕士卒不戰,城門不閉。齊人取子之,醢之,遂殺燕王?。
798資治通鑑:2007/06/26(火) 19:02:17 ID:???
齊王問孟子曰:「或謂寡人勿取燕,或謂寡人取之。以萬乘之國伐萬乘之國,五旬而舉之,人力不至於此;不取,必有天殃。取之何如?」
孟子對曰:「取之而燕民ス由取之,古之人有行之者,武王是也;取之而燕民不ス則勿取,古之人有行之者,文王是也。
以萬乘之國伐萬乘之國,?食壺漿以迎王師,豈有他哉?避水火也。如水u深,如火u熱,亦運而已矣!」
諸侯將謀救燕。齊王謂孟子曰:「諸侯多謀伐寡人者,何以待之?」
對曰:「臣聞七十里爲政於天下者,湯是也。未聞以千里畏人者也。書曰:『?我後,後來其蘇。』
今燕虐其民,王往而征之,民以爲將拯己於水火之中也,?食壺漿以迎王師。
若殺其父兄,繋累其子弟,毀其宗廟,遷其重器,如之何其可也!
天下固畏齊之強也,今又倍地而不行仁政,是動天下之兵也。
王速出令,反其旄倪,止其重器,謀於燕衆,置君而後去之,則猶可及止也。」齊王不聽。
已而燕人叛。齊王曰:「吾甚慚於孟子。」陳賈曰:「王無患焉。」乃見孟子,問曰:「周公何人也?」曰:「古聖人也。」
陳賈曰:「周公使管叔監商,管叔以商畔也。周公知其將畔而使之與?」曰:「不知也。」
陳賈曰:「然則聖人亦有過與?」曰:「周公,弟也;管叔,兄也,周公之過不亦宜乎!
且古之君子,過則改之;今之君子,過則順之。古之君子,其過也如日月之食,民皆見之。
及其更也,民皆仰之。今之君子,豈徒順之,又從爲之辭!」
是歳,齊宣王薨,子?王地立。
秦右更疾伐趙。拔藺,虜其將莊豹。
秦王欲伐齊,患齊、楚之從親,乃使張儀至楚,
説楚王曰:「大王誠能聽臣,閉關絶約於齊,臣請獻商於之地六百里,使秦女得爲大王箕帚之妾,秦、楚娶婦嫁女,長爲兄弟之國。」
楚王説而許之。君臣皆賀,陳軫獨吊。
王怒曰:「寡人不興師而得六百里地,何吊也?」
對曰:「不然。以臣觀之,商於之地不可得而齊、秦合。齊、秦合則患必至矣!」
799資治通鑑:2007/06/26(火) 19:06:06 ID:???
王曰:「有?乎?」對曰:「夫秦之所以重楚者,以其有齊也。今閉關?約於齊,則楚孤,秦奚貪夫孤國,而與之商於之地六百里?
張儀至秦,必負王。是王北絶齊交,西生患於秦也。兩國之兵必?至。爲王計者,不若陰合而陽絶於齊,使人隨張儀。苟與吾地,絶齊未晩也。」
王曰「願陳子閉口,毋復言,以待寡人得地!」
乃以相印授張儀,厚賜之。遂閉關絶約於齊,使一將軍隨張儀至秦。
張儀詳墮車,不朝三月。楚王聞之,曰:「儀以寡人絶齊未甚邪?」乃使勇士宋遺借宋之符,北罵齊王。
齊王大怒,折節而事秦,齊、秦之交合。張儀乃朝,見楚使者曰:「子何不受地?從某至某,廣袤六里。」
使者怒,還報楚王。楚王大怒,欲發兵而攻秦。
陳軫曰:「軫可發口言乎?攻之不如因賂以一名都,與之並兵而攻齊,是我亡地於秦,取償於齊也。
今王已絶於齊而責欺於秦,是吾合秦、齊之交而來天下之兵也,國必大傷矣!」楚王不聽,使屈□帥師伐秦。秦亦發兵使庶長章撃之。
春,秦師及楚戰於丹楊,楚師大敗,斬甲士八萬,虜屈?及列侯、執珪七十餘人,遂取漢中郡。楚王悉發國内兵以復襲秦,戰於藍田,楚師大敗。
韓、魏聞楚之困,南襲楚,至ケ。楚人聞之,乃引兵歸,割兩城以請平於秦。
燕人共立太子平,是爲昭王,昭王於破燕之後即位,吊死問孤,與百姓同甘苦,卑身厚幣以招賢者。
謂郭隗曰:「齊因孤之國亂而襲破燕,孤極知燕小力少,不足以報。然誠得賢士與共國,以雪先王之恥,孤之願也。先生視可者,得身事之!」
郭隗曰:「古之人君有以千金使涓人求千里馬者,馬已死,買其首五百金而返。君大怒,涓人曰:『死馬且買之,況生者乎?馬今至矣。』不期年,千里之馬至者三。
今王必欲致士,先從隗始。況賢於隗者,豈遠千里哉?」
於是昭王爲隗改築宮而師事之。於是士爭趣燕。樂毅自魏往,劇辛自趙往。昭王以樂毅爲亞卿,任以國政。
韓宣惠王薨,子襄王倉立。
秦惠王使人告楚懷王,請以武關之外易黔中地。
楚王曰:「不願易地,願得張儀而獻黔中地。」張儀聞之,請行。
800資治通鑑:2007/06/26(火) 19:07:59 ID:???
王曰:「楚將甘心於子,奈何行?」張儀曰:「秦強楚弱,大王在,楚不宜敢取臣。且臣善其嬖臣?尚,?尚得事幸?鄭袖,袖之言,王無不聽者。」遂往。
楚王囚,將殺之。?尚謂鄭袖曰:「秦王甚愛張儀,將以上庸六縣及美女贖之。王重地尊秦,秦女必貴而夫人斥矣。」
於是鄭袖日夜泣於楚王曰:「臣各爲其主耳。今殺張儀,秦必大怒。妾請子母倶遷江南,毋爲秦所魚肉也!」王乃赦張儀而厚禮之。
張儀因説楚王曰:「夫爲從者無以異於驅羣羊而攻猛虎,不格明矣。今王不事秦,秦劫韓驅梁而攻楚,則楚危矣。
秦西有巴、蜀,治船積粟,浮岷江而下,一日行五百餘里,不至十日而拒扞關,扞關驚則從境以東盡城守矣,黔中、巫郡非王之有。
秦舉甲出武關,則北地絶。秦兵之攻楚也,危難在三月之内,而楚待諸侯之救在半歳之外。
夫待弱國之救,忘強秦之禍,此臣所爲大王患也。大王誠能聽臣,請令秦、楚長爲兄弟之國,無相攻伐。」楚王已得張儀而重出黔中地,乃許之。
張儀遂之韓,?韓王曰:「韓地險惡山居,五穀所生,非菽而麥,國無二歳之食,見卒不過二十萬。
秦被甲百餘萬。山東之士被甲蒙冑而會戰,秦人捐甲徒裼以趨敵,左挈人頭,右挾生虜。
夫戰孟賁、烏獲之士以攻不服之弱國,無異垂千鈞之重於鳥卵之上,必無幸矣。大王不事秦,秦下甲據宜陽,塞成皋,則王之國分矣。
鴻臺之宮,桑林之宛,非王之有也。爲大王計,莫如事秦而攻楚,以轉禍而ス秦。計無便於此者。」韓王許之。
張儀歸報,秦王封以六邑,號武信君。復使東?齊王曰:「從人説大王者必曰:『齊蔽於三晉,地廣民衆,兵強士勇,雖有百秦,將無奈齊何。』大王賢其?而不計其實。
今秦、楚嫁女娶婦,爲昆弟之國;韓獻宜陽;梁效河外;趙王入朝,割河間以事秦。
大王不事秦,秦驅韓、梁攻齊之南地,悉趙兵,渡清河,指博關,臨?、即墨非王之有也!國一日見攻,雖欲事秦,不可得也!」齊王許張儀。
張儀去,西?趙王曰:「大王收率天下以擯秦,秦兵不敢出函谷關十五年。
大王之威行於山東,敝邑恐懼,繕甲歯コ,力田積粟,愁居懾處,不敢動搖,唯大王有意督過之也。
今以大王之力,舉巴、蜀,並漢中,包兩周,守白馬之津。秦雖僻遠,然而心忿含怒之日久矣。
801資治通鑑:2007/06/26(火) 19:10:33 ID:???

今秦有敝甲凋兵軍於?池,願渡河,踰?,據番吾,會邯鄲之下,願以甲子合戰,正殷紂之事。謹使使臣先聞左右。
今楚與秦爲昆弟之國,而韓、梁稱東?之臣,齊獻魚鹽之地,此斷趙之右肩也。夫斷右肩而與人斗,失其黨而孤居,求欲毋危,得乎?
今秦發三將軍,其一軍塞午道,告齊使渡清河,軍於邯鄲之東;一軍軍成皋,驅韓、梁軍於河外;一軍軍於?池,約四國爲一以攻趙,趙服必四分其地。
臣竊爲大王計,莫如與秦王面相約而口相結,常爲兄弟之國也。」趙王許之。
張儀乃北之燕,説燕王曰:「今趙王已入朝,效河間以事秦。大王不事秦,秦下甲雲中、九原,驅趙而攻燕,則易水、長城非大王之有也。
且今時齊、趙之於秦,猶郡縣也,不敢妄舉師以攻伐。今王事秦,長無齊、趙之患矣。」燕王請獻常山之尾五城以和。
張儀歸報,未至咸陽,秦惠王薨,子武王立。武王自爲太子時,不?張儀,及即位,羣臣多毀短之。諸侯聞儀與秦王有隙,皆畔衡,復合從。
張儀?秦武王曰:「爲王計者,東方有變,然後王可以多割得地也。臣聞齊王甚憎臣,臣之所在,齊必伐之。
臣願乞其不肖之身以之梁,齊必伐梁,齊、梁交兵而不能相去,王以其間伐韓,入三川,挾天子,案圖籍,此王業也。」王許之。
齊王果伐梁,梁王恐。張儀曰:「王勿患也。請令齊罷兵。」乃使其舍人之楚,借使謂齊王曰:「甚矣,王之托儀於秦也!」
齊王曰:「何故?」楚使者曰:「張儀之去秦也,固與秦王謀矣,欲齊、梁相攻而令秦取三川也。
今王果伐梁,是王内罷國而外伐與國,以信儀於秦王也。」齊王乃解兵還。張儀相魏一歳,卒。
儀與蘇秦皆以縱之術游諸侯,致位富貴,天下爭慕效之。
又有魏人公孫衍者,號曰犀首,亦以談説顯名。其餘蘇代、蘇氏A周最、樓緩之徒,紛紜遍於天下,務以辯詐相高,不可勝紀。而儀、秦、衍最著。
孟子論之曰:或謂:「張儀、公孫衍,豈不大丈夫哉!一怒而諸侯懼,安居而天下熄」
孟子曰:「是惡足以爲大丈夫哉?君子立天下之正位,行天下之正道,得志則與民由之,不得志則獨行其道,富貴不能淫,貧賤不能移,威武不能?,是之謂大丈夫。」
揚子法言曰:或問:「儀、秦學乎鬼谷術而習乎縱言,安中國者各十餘年,是夫?」
曰:「詐人也。聖人惡諸。」曰:「孔子讀而儀、秦行,何如也?」曰:「甚矣鳳鳴而鷙翰也!」「然則子貢不爲歟?」
802資治通鑑:2007/06/26(火) 19:12:14 ID:???
曰:「亂而不解,子貢恥諸。説而不富貴,儀、秦恥諸。」或曰:「儀、秦其才矣乎,跡不蹈已?」
曰:「昔在任人,帝而難之,不以才矣。才乎才,非吾徒之才也。」
秦王使甘茂誅蜀相莊。秦王、魏王會於臨晉。
趙武靈王納呉廣之女孟姚,有寵,是爲惠後。生子何。秦初置丞相,以樗里疾爲右丞相。秦、魏會于應。
秦王使甘茂約魏以伐韓,而令向壽輔行。甘茂至魏,令向壽還,謂王曰:「魏聽臣矣,然願王勿伐!」王迎甘茂於息壤而問其故。
對曰:「宜陽大縣,其實郡也。今王倍數險,行千里,攻之難。魯人有與曾參同姓名者殺人,人告其母,其母織自若也。及三人告之,其母投杼下機,踰牆而走。
臣之賢不若曾參,王之信臣又不如其母,疑臣者非特三人,臣恐大王之投杼也。魏文侯令樂羊將而攻中山,三年而拔之。反而論功,文侯示之謗書一篋。
樂羊再拜稽首曰:『此非臣之功,君之力也。』今臣,羈旅之臣也,樗里子、公孫?挾韓而議之,王必聽之,是王欺魏王而臣受公仲侈之怨也。」
王曰:「寡人弗聽也,請與子盟。」乃盟於息壤。秋,甘茂、長封帥師伐宜陽。
甘茂攻宜陽,五月而不拔。樗里子、公孫?果爭之。秦王召甘茂,欲罷兵。
甘茂曰:「息壤在彼。」王曰:「有之。」因大悉起兵以佐甘茂。斬首六萬,遂拔宜陽。韓公仲侈入謝於秦以請平。
秦武王好以力戲,力士任鄙、烏獲、孟説皆至大官。八月,王與孟説舉鼎,絶脈而薨。族孟説。武王無子,異母弟稷爲質於燕。
國人逆而立之,是爲昭襄王。昭襄王母?八子,楚女也,實宣太后。
趙武靈王北略中山之地,至房子,遂之代,北至無窮,西至河,登?華之上。
與肥義謀胡服騎射以教百姓,曰:「愚者所笑,賢者察焉。雖驅世以笑我,胡地、中山,吾必有之!」遂胡服。
國人皆不欲,公子成稱疾不朝。王使人請之曰:「家聽於親,國聽於君。今寡人作教易服而公叔不服,吾恐天下議之也。
制國有常,利民爲本;從政有經,令行爲上。明コ先論於賤,而從政先信於貴,故願慕公叔之義以成胡服之功也。」
公子成再拜稽首曰:「臣聞中國者,聖賢之所教也,禮樂之所用也,遠方之所觀赴也,蠻夷之所則效也。
今王舍此而襲遠方之服,變古之道,逆人之心,臣願王熟圖之也!」
803資治通鑑:2007/06/26(火) 19:14:30 ID:???

使者以報。王自往請之,曰:「吾國東有齊、中山,北有燕、東胡,西有樓煩、秦、韓之邊。今無騎射之備,則何以守之哉?
先時中山負齊之強兵,侵暴吾地,係累吾民,引水圍?;微社稷之神靈,則?幾於不守也,先君丑之。
故寡人變服騎射,欲以備四境之難,報中山之怨。而叔順中國之俗,惡變服之名,以忘?事之丑,非寡人之所望也。」
公子成聽命,乃賜胡服,明日服而朝。於是始出胡服令,而招騎射焉。
秦昭王使向壽平宜陽,而使樗里子、甘茂伐魏。甘茂言於王,以武遂復歸之韓。
向壽、公孫?爭之,不能得,由此怨讒甘茂。茂懼,輟伐魏蒲阪,亡去。樗里子與魏講而罷兵。甘茂奔齊。
趙王略中山地,至寧葭;西略胡地,至楡中。林胡王獻馬。歸,使樓緩之秦,仇液之韓,王賁之楚,富丁之魏,趙爵之齊。代相趙固主胡,致其兵。
楚王與齊、韓合從。彗星見。
趙王伐中山,取丹丘、爽陽、鴻之塞,又取?、石邑、封龍、東垣。中山獻四邑以和。
秦宣太后異父弟曰穰侯魏冉,同父弟曰華陽君?戎;王之同母弟曰高陵君、陽君。
魏冉最賢,自惠王、武王時,任職用事。武王薨,諸弟爭立,唯魏冉力能立昭王。
昭王即位,以冉爲將軍,衞咸陽。是?,庶長壯及大臣、諸公子謀作亂,魏冉誅之;及惠文後皆不得良死,悼武王后出歸於魏,王兄弟不善者,魏冉皆滅之。
王少,宣太后自治事,任魏冉爲政,威震秦國。
秦王、楚王盟于黄棘。秦復與楚上庸。彗星見。
秦取魏蒲阪、晉陽、封陵,又取韓武遂。
齊、韓、魏以楚負其從親,合兵伐楚。楚王使太子爲質於秦而請救。秦客卿通將兵救楚,三國引兵去。
秦王、魏王、韓太子嬰會於臨晉,韓太子至咸陽而歸;秦復與魏蒲阪。
秦大夫有私與楚太子斗者,太子殺之,亡歸。日有食之,既。
秦人取韓穰。蜀守W叛秦,秦司馬錯往誅之。
秦庶長奐會韓、魏、齊兵伐楚,敗其師於重丘,殺其將唐昧;遂取重丘。趙王伐中山,中山君奔齊。
804資治通鑑:2007/06/26(火) 19:16:59 ID:???
秦陽君爲質於齊。
秦華陽君伐楚,大破楚師,斬首三萬,殺其將景缺,取楚襄城。楚王恐,使太子爲質於齊以請平。
秦樗里疾卒,以趙人樓緩爲丞相。
趙武靈王愛少子何,欲及其生而立之。
五月戊申,大朝東宮,傳國於何。王廟見禮畢,出臨朝,大夫悉爲臣。肥義爲相國,並傅王。武靈王自號「主父」。
主父欲使子治國,身胡服,將士大夫西北略胡地。將自雲中、九原南襲咸陽,於是詐自爲使者,入秦,欲以觀秦地形及秦王之爲人。
秦王不知,已而怪其?甚偉,非人臣之度,使人逐之,主父行已?關矣。審問之,乃主父也。秦人大驚。
齊王、魏王會于韓。
秦人伐楚,取八城。秦王遺楚王書曰:「始寡人與王約爲兄弟,盟於黄棘,太子入質,至歡也。太子陵殺寡人之重臣,不謝而亡去。
寡人誠不勝怒,使兵侵君王之邊。今聞君王乃令太子質於齊以求平。寡人與楚接境,婚姻相親。而今秦、楚不歡,則無以令諸侯。
寡人願與君王會武關,面相約,結盟而去,寡人之願也!」
楚王患之,欲往恐見欺,欲不往,恐秦u怒。昭?曰:「毋行而發兵自守耳!秦,虎狼也,有並諸侯之心,不可信也!」
懷王之子子蘭勸王行,王乃入秦。秦王令一將軍詐爲王,伏兵武關,楚王至則閉關劫之,與?西,至咸陽,朝章臺,如藩臣禮,要以割巫、黔中郡。
楚王欲盟,秦王欲先得地。楚王怒曰:「秦詐我,而又強要我以地!」因不復許,秦人留之。
楚大臣患之,乃相與謀曰:「吾王在秦不得還,要以割地,而太子爲質於齊。齊、秦合謀,則楚無國矣。」
欲立王子之在國者。昭?曰:「王與太子?困於諸侯,而今又倍王命而立其庶子,不宜!」
乃詐赴於齊。齊?王召羣臣謀之,或曰:「不若留太子以求楚之淮北。」齊相曰:「不可。郢中立王,是吾抱空質而行不義於天下也。」
其人曰:「不然。郢中立王,因與其新王市曰:『予我下東國,吾爲王殺太子。不然,將與三國共立之。』」齊王卒用其相計而歸楚太子。楚人立之。
秦王聞孟嘗君之賢,使陽君爲質於齊以請。孟嘗君來入秦,秦王以爲丞相。
或謂秦王曰:「孟嘗君相秦,必先齊而後秦。秦其危哉!」
秦王乃以樓緩爲相,囚孟嘗君,欲殺之。孟嘗君使人求解於秦王幸姫,姫曰:「願得君狐白裘。」
孟嘗君有狐白裘,已獻之秦王,無以應姫求。客有善爲狗盜者,入秦藏中,盜狐白裘以獻姫。姫乃爲之言於王而遣之。
805資治通鑑:2007/06/26(火) 19:18:57 ID:???
王后悔,使追之。孟嘗君至關。關法:?鳴而出客。時尚蚤,追者將至,客有善爲?鳴者,野?聞之皆鳴。孟嘗君乃得脱歸。
楚人告于秦曰:「ョ社稷神靈,國有王矣!」秦王怒,發兵出武關撃楚,斬首五萬,取十六城。
趙王封其弟勝爲平原君。平原君好士,食客常數千人。有公孫龍者,善爲堅白同異之辯,平原君客之。
孔穿自魯適趙,與公孫龍論臧三耳,龍甚辯析。子高弗應,俄而辭出,明日復見平原君。平原君曰:「疇昔公孫之言信辯也,先生以爲何如?」
對曰:「然。幾能令臧三耳矣。雖然,實難!僕願得又問於君:今謂三耳甚難而實非也,謂兩耳甚易而實是也,不知君將從易而是者乎,其亦從難而非者乎?」
平原君無以應。明日,謂公孫龍曰:「公無復與孔子高辯事也!其人理勝於辭,公辭勝於理。辭勝於理,終必受?。」
鄒衍過趙,平原君使與公孫龍論白馬非馬之説。鄒子曰:「不可。夫辯者,別殊類使不相害,序異端使不相亂。抒意通指,明其所謂,使人與知焉,不務相迷也。
故勝者不失其所守,不勝者得其所求。若是,故辯可爲也。及至煩文以相假,飾辭以相惇,巧譬以相移,引人使不得及其意,如此害大道。
夫?紛爭言而競後息,不能無害君子,衍不爲也。」座皆稱善。公孫龍由是遂?。
楚懷王亡歸。秦人覺之,遮楚道。懷王從間道走趙。趙主父在代,趙人不敢受。懷王將走魏,秦人追及之,以歸。
魯平公薨,子緡王賈立。楚懷王發病,薨於秦,秦人歸其喪。楚人皆憐之,如悲親戚。諸侯由是不直秦。
齊、韓、魏、趙、宋同撃秦,至鹽氏而還。秦與韓武遂、與魏封陵以和。
趙主父行新地,遂出代;西遇樓煩王於西河而致其兵。
魏襄王薨,子昭王立。韓襄王薨,子釐王咎立。秦尉錯伐魏襄城。
趙主父與齊、燕共滅中山,遷其王於膚施。歸,行賞,大赦,置酒,?五日。
趙主父封其長子章於代,號曰安陽君。
安陽君素侈,心不服其弟。主父使田不禮相之。
806資治通鑑
李兌謂肥義曰:「公子章強壯而志驕,黨?而欲大,田不禮忍殺而驕,二人相得,必有陰謀。夫小人有欲,輕慮淺謀,徒見其利,不顧其害,難必不久矣。
子任重而勢大,亂之所始而禍之所集也。子奚不稱疾毋出而傳政於公子成,毋爲禍梯,不亦可乎!」
肥義曰:「昔者主父以王屬義也,曰:『毋變而度,毋易而慮,堅守一心,以歿而世。』義再拜受命而籍之。
今畏不禮之難而忘吾籍,變孰大焉!諺曰:『死者復生,生者不愧。』吾欲全吾言,安得全吾身乎!子則有賜而忠我矣。雖然,吾言已在前矣,終不敢失!」
李兌曰:「諾。子勉之矣!吾見子已今年耳。」涕泣而出。
李兌數見公子成以備田不禮。肥義謂信期曰:「公子章與田不禮聲善而實惡,?得主而外爲暴,矯令以擅一旦之命,不難爲也。
今吾憂之,夜而忘寐,飢而忘食,盜出入不可不備。自今以來,有召王者必見吾面,我將以身先之。無故而後王可入也。」信期曰:「善。」
主父使惠文王朝羣臣而自從旁窺之,見其長子累然也,反北面爲臣。?於其弟,心憐之,於是乃欲分趙而王公子章於代,計未決而輟。
主父及王游沙丘,異宮,公子章、田不禮以其徒作亂,詐以主父令召王。
肥義先入,殺之。高信即與王戰。公子成與李兌自國至,乃起四邑之兵入距難,殺公子章及田不禮,滅其黨。
公子成爲相,號安平君;李兌爲司寇。是時惠文王少,成、兌專政。
公子章之敗也,往走主父,主父開之。成、兌因圍主父宮。公子章死,成、兌謀曰:「以章故,圍主父;即解兵,吾屬夷矣!」
乃遂圍之,令:「宮中人後出者夷!」宮中人悉出。主父欲出不得,又不得食,探雀?而食之。
三月餘,餓死沙丘宮。主父定死,乃發喪赴諸侯。主父初以長子章爲太子,後得?娃,愛之,爲不出者數歳。
生子何,乃廢太子章而立之。呉娃死,愛馳;憐故太子,欲兩王之,猶豫未決,故亂起。
秦樓緩免相,魏冉代之。秦敗魏師于解。