エヴァ板ちょっと良い話。

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38じゃあ配役チェンジ:02/01/30 17:28
>>35

「……あなたはなぜ、碇君のことを好きになったの?」
「そ、そんなこと訊かれたって――」
私はなんだか頭が混乱してきた。そういうことを綾波さんの顔で聞かないで欲しい。
「……優しいからよ、きっと。何度か親切にしてもらったし。委員長の仕事を変わってくれたりしたし……」
私は言いながら、切なくなってくる。
「……そう、碇君らしいわ」
無表情に、彼女はつぶやいた。そして
「でも、洞木さんは本当にそういうことで碇君がすきなの?」
「……どう言う意味」
「それは全部、後から作った理屈のような気がする、あなたが碇君を"いいな”と思った気持ちが先、理由は後から見つけて、こじつけているよう」
妙に確信あリげに言う。
「そ、そんなこと言われても」
わたしはまた口ごもる。わりとハキハキものを言う方の私が、この人を前にしているとどうも歯切れが悪い。
「じ、じゃああなたは?あなたは碇君のことどう思っているの」
「私には何もないもの。……私が誰のことをどう思っているかは、どうでもいいこと」
「そういう言い方はずるいわ」
「碇君には感謝しているわ。"友達"と呼んでくれた。そう――」

彼女は、あの左右非対称の表情になる。

「嫉妬、そう嫉妬しているのね。あなたと同じように、綾波レイに」

<出展>ブギ―ポップ・オーバードライブ歪曲王


こんな感じ?
39名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/31 06:31
意外とおもしろいな
もとネタ知らない奴はつらいか
40遊園地にて:02/01/31 18:38
「……もう、やめたっ!」
「アスカ……」
 アスカの金切り声がカッターナイフのように飛んできた。
「シンジ!」
 アスカはその瞳に凄まじいまでの怒りを込めて僕を見据えた。
「アンタって、ほんっとバカァ!?なんで最後までわかんないのよっ!このアタシをバカにしてんの?」
 アスカは獰猛な肉食獣のような目をして髪を振り乱した。
「シンジはアタシが好きなんでしょ……!メロメロなんでしょ……!アタシ、ぜんぶわかってんだから!最後ぐらい、はっきりさせなさいよ!」
 まったく、公衆の面前で、すごい言われようだ。
 アスカは突然、山岸さんを睨み付けて人差し指を付きつけた。
「あんたなんかに渡さない!シンジはアタシのものなんだから!気安く手出さないでよね!」
「い、碇くん、……」
 山岸さんは完全に怯えた顔で、僕にすがりついた。
「ごめん、山岸さん。僕、先約あったんだ」
 僕は列をかき分けてアスカの前までたどり着いた。
 アスカはじっと僕の目を睨み付けていた。

 僕は素直に笑った。

「乗ろうか、観覧車」


<出展>BLOOD LINK−獣と神と人−
411:02/01/31 18:42
>>38
ステキにレスポンス。
そうそう、コレコレ。
>「碇君には感謝しているわ。"友達"と呼んでくれた。そう――」
>彼女は、あの左右非対称の表情になる。
OEC。
この表情をみたカッター。
(・∀・)
誰かSS書いて。

>>39
もとネタ知らないと辛いのは私もそう思うよ。
で、どうだろうお題を出して見るというのは。
少なくとも一人はほくそえむことでしょう。
>>38みたいにね。

「オーダー >>41 !」
「ウィ ムッシュ」

↓お題をどうぞ
421:02/01/31 18:43
誤。
「オーダー >>42 !」
「ウィ ムッシュ」

↓お題をどうぞ
431:02/01/31 18:48
また・・・もういいや。
とにかく誰か、お題出して。
恥。
44名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/31 19:39
>>40
つうかそれいい、スゴクいい
アスカのキャラにあってる、しんじにも

お題はねぇ・・>>45がいいのを考えてくれてる
>>40
元ネタ知らないけど、検索したあらすじを読んでみた。
脳内設定「LEON」で(・∀・) 。
あってる?

お題はねぇ・・>>46が「モレにまかせろ!」って
勘違い気味に熱くなってたからまかせることにした。
46遊園地にて:02/01/31 21:50
>>45
ごめん、「LEON]がが解らないや。
映画だったっけ?

お題?
じゃ、「ガンパレードマーチ」でよろしく。
↑うわ、なまえ消し忘れてた。
みっともない。

……ええと、
おれ、ライトノベル系なら、結構お題に答えれられると思う。
じゃ。
「わたくし、十六になってしまいました。少女と言うには、もう……無理があるかも。
ずいぶんと歳を取ったような気がします」
「え、十六で!?そんなこと言ったら二十代はどうなちゃうのさ?」
 シンジは何となくフォローしたつもりだったが、マユミは耳に入っていない。
「このまま歳をとってしまったら、私、困ります」
「いや、あの……」
 困ると切実に訴えられてもシンジにはどうしようもない。……というより、マユミはシンジがどう言おうが聞いていない。
「……もう半年もしないうちに、絶対たくさん、競争相手……じゃない、ええと、その、いろいろ困るんです」
 もう、シンジのほうを見もせず、完全に独白モードに入っている。

「とくに長女で、一人娘で、眼鏡かけてて、少し世間はずれで、
奥手でパイロットで、かわいいと思ってもらえるといいなぁなんて
……そんな甘いこと考えている女なんて、若さで押しきるしかありません。
ええもう、絶対それしかありません。私の祖母もその奥義で成功しました。
わたしの未熟さから考えて他に手はありません」

 言うだけ言って、少しは我に返ったようだ。
 マユミは呼吸をととのえた。
「……とにかく、あの、それは全然関係ありませんが、私あと一年も戦争が続いたら、行き遅れになってしまいます」
 シンジのほうを見、視線をはずし、またシンジを見る。どうにも挙動不信だ。
 そうかと思えば、いきなりにじり寄ってきて、真剣な眼差しを付きつける。

「そのときは私を、もらってくださいね」


<出展>ガンパレードマーチ(小説版)
>>46
LEONはおっさんだけどこどもっぽい殺し屋と大人っぽいけど少女なみなしごが
恋したり殺したりする話。
泣いて濡れてしっぽり。
リュックベンソン様。

ガンパレードマーチ?
知らんなぁ!
けどマユミがオモロなので(・∀・) 。
良い性格ダネ。

一作品だと狭い気がするのでテーマは「ライトノベル」でどうか?
下の板の客層を取り込んでみよう、というテスト。
はい、ムリ。
LEONは完全版をLDで買った。
リュックベッソンが好きになったが、WASABIはどうなんだろう?

ガンパレードマーチはプレステか何かのゲームだと思う。

しばらく>>49の下の板ってのが何のことか解らなかったけど
ボード一覧で下に乗ってるラ板のこと?
あそこの住人はネタバレに厳しいからこんなスレ見たら怒るんじゃないかな。

と言うわけで、二つ下にいってみるテスト↓
52榎木津→アスカ:02/02/01 17:52
 冬月は一層様子がおかしくなっている。アスカはその手首のあたりを凝視して、
「ふうん、埋めたのね」
 と言った。
「あいつにどこに隠したのか探せっていわれたけど これならかんたんね。さあ、掘ってちょうだい。あなたが掘らないなら、アタシが掘りだしたっていいのよ」
「掘る?」
「意味がわからない!アスカ君、いい加減にこの人を責めるのはよせ。この人は事件には無関係だ」
 青葉は震えたような声で言った
「解っかんないわねえ」
アスカは肩をすくめた。
「やはり君達に相談したのは間違いだった。アスカ君、君と僕達はやはりすむ世界が違う!。シンジ君、君は!」
 青葉はシンジを睨み付けた。シンジは少し怯んだ、。
「君なら俺の気持ちがわかるはずだ。君はなぜ平気なんだ!」
「ぼ、僕は、……」
 シンジは失語した。そしてアスカを見た。
「いい加減にしなさいよ!さっきから聞いてればうじうじと!すむ世界が違うったってここは地球で、しかも日本じゃないの。馬鹿いってんじゃないわよ!」
 アスカは怒っているらしい。
「シンジはね、そりゃ少しはバカだけど、あんたなんかよりよっぽど心得てんのよ!」
 講壇を叩き、アスカはいった、
「人は人を救えないとか馬鹿なこと言って、あんたが救われたくないんなら勝手にすればいいけど、そこの牧師は別でしょ!」
 アスカは冬月に向かい、
「あんた、救って欲しいんでしょう。救われたいのなら藁にでもすがればいい、そのうえアタシは藁じゃなくて探偵よ!」
 その迫力に牧師と精神科医は後退した。
「どうしても人間に救われたくないってんならこう考えたらどう?」
 アスカの声が聖堂に響いた。

「アタシも神よ」


<出展>狂骨の夢
53名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/01 18:55
チェロミュージック

 彼女の名前は綾波レイ。僕のピンチの度に自爆をし、病院から出れば再インストールしたみたいになる、とても魅力的なオンナノコだった。
 僕は綾波のことを愛していたけど、たったひとつだけ不満があった。
 綾波は子供だからセックスができない。

 お酒を飲んでシャワーを浴びて、レンズの入っていない眼鏡をかけた僕に、綾波はコンドームをつける。そこまではミサトさんと変わりはないけれど、それから先になると彼女は何もできなかった。
 痛いから入らないとか、そういう問題じゃなかった。何もできない、何をしていいのかわからない、そんな表情で僕を見た。
 僕はその表情を見ると萎えてしまって、それから綾波にキスをして、毛布を余分にかけて寝た。彼女は酷い寒がりだった。
 毎晩そんな調子だから、僕はマスターベーションをこっそりした。
 綾波はそれに気付き、無言で行為を見ている時もあった。
 そんな時、彼女はサラサラした涙を流した。
 だから僕は昼間にこっそりとトイレでそれを行う場合が多かった。
 綾波は零号機で戦っていた。
 僕は出動していなかった。

 一回だけ僕は浮気をしたことがある。
 本八幡駅の本屋で、赤毛の少女に声をかけられた。
 彼女はハードカバーの本を何冊か抱えていた。
「これ、買ってくれたら寝てあげるわバカシンジ」
 ずいぶんと唐突だったけれど、僕は彼女に一万円札を渡した。
 彼女はレジで本を買い、正直にお釣りを僕に渡した。
 それから少女の家に行ってセックスをした。彼女の体は幼かった。
「いつもこんなことするの?」
 僕は聞いた。
「まさか」
 彼女は笑った。
 それから彼女はハードカバーを手にとってベッドの上で読んだ。それは何年も前に文庫で僕が読んだ本だった。彼女の本棚にはハードカバーしかなかった。

 それから彼女には会っていない。僕はまたね、と言って、彼女もまたね、と言ったけれど、それっきりになってしまった。
 彼女を抱いている時、綾波のことは思い出さなかった。これっぽちも思い出さなかった。悪いとも思わなかった。僕は頭がおかしいんだろうか。
 だけど、君だってあの状況なら、悪いなんて思わないはずだ。
 それはその場にいないとわからない。そういうことが希に、本当に希だけど、ある。
 綾波にばれた時は、そう言い訳しようと決めた。

 綾波は今日も僕の隣で寝ている。ラジオからは小さな音でチェロミュージックが流れ続ける。僕は赤毛の少女を思い出しながらマスターベーションをする。悪いとは思わない。本当に希だけれど、そういう関係があってもいいんじゃないかと思う。
 そういうことが、希に許されると思う。

 これは僕への言い訳だ。

<出典>クリアラバーソウル「バイオリンミュージック」
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~kook/
54名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/02 21:42
これに似た名作スレってなかった?
名作をエヴァに改変するスレ
55イリヤの空、UFOの夏:02/02/02 23:04
「お、こんなのもあるで」
トウジはまた別の毛を指先でつまみ上げ、ほれという感じで差し出した。
シンジとケンスケはつり込まれるようにその指先を注視した。
陰毛であった。
「うわぁ!」
「き、きったねーなバカ野郎!」
トウジはへらへら笑っている。逃げ腰のふたりに陰毛突きつけ、ずいと身を乗り出して、
「なんでや。ごっついかわいい子の奴かもしいひんで?」
シンジもケンスケもぶんぶんと首を振る。
縮れ具合も禍々しいその陰毛は長さが十センチ近くもあって、
まさに「剛毛」と呼ぶにふさわしい貫禄をその先端にまで漲らせていた。
こんなものが女の子に生えるはずがない、シンジもケンスケも固く固く固くそう思った。知らぬが仏という奴である。
「うらー! くらえー!!」
「うわー! やめろばかー!」
「早く捨てろそんなもん! こっちくんなー!」
「ほらほら陰毛や陰毛!! いんもーーーーーーーーっ!!」
冬月コウゾウは口元に微笑を浮かべて言った。
「もう少し、ネルフ職員へ訴えかける所のある作戦名に
するべきではないかな?」
葛城ミサトは片方の眉だけをあげて言った。
「対使徒長距離作戦レインボーの作戦名は、
以前、オレンジ・プランと呼称されていました」
「それでは変わりばえがしない。作戦に妙な色をつけて呼ぶのは代わらん。
何か腹案はあるかね?ネルフ職員達を燃え立たせる様な名前が良い」
「ヤシマ作戦」
葛城ミサトはそれだけ言って沈黙した。
冬月コウゾウは唇をとがらせて葛城ミサトの言葉を聞き、
一瞬考える表情になった後で、破顔した。
「良い名だ。気に入ったよ。対使徒長距離作戦の公式名称はヤシマ作戦だ」
>>55
ん、見覚えがないな、連載ぶん?

……っていうかどこが良い話じゃい!と突っ込んでみるてすと。
「小胆なのね、やはり。
いいえ、他にも小さいものがあるに違いないわ」
「ええ、殿下。まさにそのとおりです」
シンジは微笑を浮かべつつ答えた。
「ですが、他人の欠点をあげつらっていい気になっている
チルドレンの玩具(おもちゃ)になるような大胆さを持ち合わせる必要性を僕は感じません 」
>>57
しまった。連載分だった。
……買って読んでね。
60E.Gコンバット:02/02/03 00:09
ネルフがあなたの中に見出したのは他でもない、たった一つの価値……チルドレンとしての適正。
これまでがずっとそうであったように、これから先もずっと、誰もがあなたを指さして「まぐれだ」と決めつけ、心の底であなたに憧れ、更にはその奥底で「あんな立場に置かれるのが自分でなくて良かった」と安堵するでしょう。
あなたは充分すぎるほど耐えた。もうやめてしまえばいい。逃げるあなたを責める資格など、誰にも有りはしない。
でも、私は、あなたに、ついに、そう言ってあげることが出来ませんでした。
今更「逃げろ」と言うだけの資格が、私にはないのです。
なぜなら、私もまた、あなたのチルドレンとしての適正を磨き上げることに手を貸した者の一人であるからです。
寂しいと、怖いと泣く子供を殺し屋に改造し、地獄に送り込むことを良しとする大勢に与する一人であるからです。
私の体はもう死にかけています。
戦自の銃弾に倒れ、このフロアももうすぐ爆発するでしょう。
どうか許して下さい……正直なところ、私は今、この間近に迫った死を、
この体が機能を失い、意識がなくなるその瞬間を、心待ちにしているのです。
私がここで死ぬことは、神様がくれた最後の良心なのかも知れません。
やはり私は保護者にはなれないようです。
逃避に過ぎないと、卑怯であると自分でも思います。無自覚であったことは、なんの言い訳にもなりません。
地獄の炎で焼かれるのは、戦場でトリガーを引いたあなたではなく、トリガーを引かなければ一秒でも生きていられない場所にあなたを送り込んだ我々であるべきです。
それでも……
それでも、私は、一緒にいると楽しいという理由で、笑顔が美しいという理由で、あなたのことが好きでした。
あなた達三人のことが好きでした。
チルドレンとしての適正があるとかではない、それ以外の幾億もの理由で、あなた達のことを愛してました。
私だけではない。あなた達をチルドレンとした全ての者達が、あらゆる者達が、
チルドレンでもなんでもない「あなたたち」をまた、愛していたのだと、そう信じています。
その事が、私達を苦しめます。
私達が背負うべき、当然の苦痛です。
それでも……
それでも、私は、誇りに思います。
あなたと寝食を共にしたことを、あなたたちの上司であったことを。
あー!先こされたー!
加持からアスカへ、でやろうと思ってたのに。

でも>60の方がいいな、ウマイ。
SHINNZI-RES(03):敵味方識別信号抹消、アカウント"5TH CHILDREN"、本名『渚カヲル』。
当該者に対するすべて交流義務を放棄し、当該者よりの無線有線直接全ての質問接続を拒否する。逆賊誅すべし。 :EOS

KAWORU- RES(05):敵味方識別信号抹消、アカウント"3TH CHILDREN"、本名『碇シンジ』。
当該者に対するすべて交流義務を放棄し、当該者よりの無線有線直接全ての質問接続を拒否する。君を連れていく。 :EOS
SHINNZI-RES(03):敵味方識別信号抹消、アカウント"5th CHILDREN"、本名『渚カヲル』。
当該者に対するすべて交流義務を放棄し、当該者よりの無線有線直接全ての質問接続を拒否する。
逆賊誅すべし。 :EOS

KAWORU- RES(05):敵味方識別信号抹消、アカウント"3rd CHILDREN"、本名『碇シンジ』。
当該者に対するすべて交流義務を放棄し、当該者よりの無線有線直接全ての質問接続を拒否する。
君を連れていく。 :EOS
64極悪ネタバレ:02/02/03 01:42
 そろそろ、あの物語にとどめをさそう。
 誰もいなくなってしまったこの星の、語られるべき物語のあまりなかったあの頃の、
荒野の物語の最後の一幕だ。
 レイは、どうしても、人間になりたかった。
 どうしても、どうしても、シンジの心の中に隠れ住む、あの人間の女の子になりたかった。
 時刻は夜明け、とある廃墟の、町の崩れかかったとあるビルの、遺跡のような個室のトイレ。
 薄闇にきらめく注射器の針、その切っ先から飛び散る溶液の飛沫。
 恐怖に震えるレイの顔。
 あまりの恐怖にレイは目から塩水を流す。
 どうしても、人間になりたかった。
 どうしても、どうしても、シンジの心の中に隠れ住む、あの人間の女の子になりたかった。

 それは、凄惨な光景だった。
 ご想像願えるだろうか、注射器を自ら首筋に突き立てるときの針が皮膚をすり抜けて潜り込んで来る感触を。
 射器のプランガーを押し込むのに必要だった、途方もない絶望とすがるような希望を。
 誰もいなくなってしまった、この星の、誰もいなくなってしまったこの星の、とある崩れかかったトイレの光景を、。
 泣き虫な目をしたヒトの姿を

 どうしても、どうしても、人間になりたかった。
 偽者でもいんちきでも構わなかった。
 レイは、シンジに、振り向いて欲しかったのだ。


<出展>鉄コミュニケイション
6564:02/02/03 01:58
ああ、ミスだらけ↑
あわててかきこむもんじゃないね。
……オヤスミナサイ
661:02/02/03 19:17
半コテハソ化。
ちょっと空けたら増えたねぇ。
>>53,60,64に(・∀・)。
三塁打。>>53に関しては小一時間は語りたい。
本人?オナイドシダネハニー。
>>55 ある意味良い話。輝ける少年時代。小4の二学期。
>>52 知らんなぁ。けど「アタシも神よ」に激しく濡れた。そう私も神。
>>54 あったような気もする。けど今はないからいいかなぁと思って。
   結局、>>2を書きたかっただけなんだよ。1は。
TAXY以降はちょっとね、とかワイン片手で評論家気取り。
サンデーナイトフィーバー。
67名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/03 22:27
約一名ほど秋山信者ハッケソ。
>>67
二名以上いると思われ。
って言うか、俺は人外萌えなだけっすよ。
69そろそろネタたぎれ:02/02/03 23:18
「……やめましょう。」
「え?」
「アスカの記憶、いじるのはやめましょう」
 その言葉は不思議なほど迷いなく、僕の口から滑りでた。
「……あなた、なにを言っているの」
 リツコさんが困惑したように言った。
「駄目なんです」
「やっぱり、勝手にそんなことしちゃダメなんです」
「あなた、アスカが帰ってこなくていいの」
「いえ……帰ってきます」
「よく考えてみなさい。それほど大きな問題ではないでしょう。いまあの子を閉じ込めている石を取り除いてあげるだけよ」
「誰かがどかせる石なら、アスカは自分でどかしますよ」

 記憶を消すのか消さないのか。そんな答えは簡単だ。
 僕はアスカの記憶を消すことは許せても、その必死にがんばった時間の蓄積までも無に返すことはできない。できるはずがない。
 そこには、消し去ってはいけないアスカの体温がある。アスカが一人で流した涙もある。

「記憶じゃないんです、もっと大切なものがあるんです。いやな記憶を消して生まれるほど、アスカの笑顔って薄っぺらじゃないんです。
そんなことしたら、アスカはアスカじゃなくなリます。そんなのはやっぱりアスカじゃないんです」


<出展>BLOOD LINK−赤い誓約−
>69
すげえ(・∀・)イイ!!燃える!
>63
カヲルとシンジ逆じゃない?
「カヲル君!」
シンジの声もすでに遠い。胸にすがって泣く少年の重みを感じながら、カヲルは退場の時が来たのを知った。
「ねぇ……シンジ君」
不思議なほどに、静かな声だった。
「僕達は……使徒も、そしてエヴァも、君達人間により善くなってもらうための、捨て石なんだよ……今はその事を別に悲しいとは思わないけれど、これだけは覚えておいて欲しいんだ」
「カヲル君……」
「君達は、希望なんだよ……いつか天にもその手が届くかもしれない、神の後継足り得るかもしれない。だから、お願いだから道を誤ったりしないで欲しい……偽りの救いや、上辺だけの他人の言葉に逃げることなく……」
ふと……口をゆがめてカヲルは笑った。
「憎まれるのは、僕らがすべて引き受けるから……」
「憎くなんかないよ!カヲル君!僕、大好きだよ……だから……」
「けれど……もしも、僕らにも生まれ変わりがあるなら」
夢見るような声がつぶやく。

「今度は人間がいいね……」

君と同じ種が好い、……力一杯、君の事を抱きしめられる様に。
そんな言葉を、しかしカヲルは飲み込んだ。
このガラスのように脆い少年が、悲しみを引きずらないように、早く自分のことを忘れてしまえる様に。



<出展>ドラゴンズ・ウィル
731:02/02/07 00:47
小説シヴァリはきつかったか・・・>私
>>72 :は(・∀・)話なんだけど。
ただ
>お願いだから道を誤ったりしないで欲しい
これは言わなそうだな私的な渚的に。
自分の価値観で正誤を論じないんじゃ、という妄想パワー。
74shin red line:02/02/07 00:56
シンジ 「間違いありません、使徒です・・・ミサトさんどうします?」
ゲンドウ「撤退だ、葛城三佐」
ミサト 「・・・・・・」
シンジ 「ミサトさん?」
ゲンドウ「レイにやらせろ」
シンジ 「父さんに聞いてるんじゃない!僕はミサトさんに聞いてるんだ!
     ミサトさん、僕はミサトさんの指示に従います!
     指示を下さい、ミサトさん!」
冬月  「熱くなりすぎだな、葛城君引き上げさせたまえ」
ゲンドウ「聞こえたな、シンジ。撤退だ」
シンジ 「ミサトさん!!」
冬月  「葛城君」
ゲンドウ「葛城三佐」
シンジ 「ミサトさん!!」
ミサト 「・・・・・・・」
冬月  「もういい、青葉君、強制排出だ」
青葉  「は」
シンジ 「戦闘は司令室で起こってるんじゃない
     戦場で起こってるんだ!」
ミサト 「・・・迎撃準備」
ゲンドウ「何を言っている?」
冬月  「止めさせろ!」
ミサト 「・・・迎撃よ、シンジ君」
シンジ 「ハイ!」
ミサト 「あと、お願い」
日向  「は?」
ミサト 「私も行くわ」
日向  「どこへ、ですか?」
ミサト 「もちろん戦場に」

<出典>踊る大捜査線
オドッテナイケドネ。
なんか、ブラッドリンクって興味無かったけど、>69と>40のシンジの相手って同一人物?
それならアスカ人な自分は激しく興味があるなぁ。
76KAJ:02/02/07 00:59
アスカ 「加持さんならいつだってOKの三連呼なんだから!!」
加持  「・・・“OK”はよしてくれ」
アスカ 「OK」
加持  「よし」

<出典>LEON
>>75
おなじです、9歳のヒロイン。
ただ、重くてイタイ話なので、
下手にエヴァキャラで当てはめて読むとへこむかも。
78KAJ’:02/02/07 01:01
アスカ 「あなたに恋をしたみたい。初めての経験よ」
加持  「初めてで、なぜ分かる?」
アスカ 「感じるの」
加持  「どう?」
アスカ 「ここが温かいの。絞めつけられるような感じが消えたわ」
加持  「アスカ、腹痛が治って何よりだ。恋とは関係ない」

<出典>LEON
79新世伝:02/02/07 01:17
加持 「まあ,家出息子の帰宅ってところだな」
ミサト「アンタが言って良いセリフ?」
加持 「おやおや,これは伊達と酔狂で戦争ごっこをやってる葛城一佐じゃありませんか」
ミサト「フン、トラブルがあれば必ず顔を突っ込み、なければ自分でトラブルの種をまくアンタに言われたくないわよ」
加持 「そうだろうな。何しろおれば無節操と無分別を親にしてこの世に生を受けちまったんだから」
ミサト「自慢してるつもり?」
加持 「いやあ,それほどでも」
リツコ「類は友を呼ぶ、かしらね。ね、シンジ君?」
シンジ「え?…みなさん自分だけは例外だって思ってるらっしゃるんですね」
80コピペ:02/02/08 21:10
ミサト「『白馬に乗った王子様』つってもなー……どうにも乗りこなしが不様だったり
    馬からして借りモンだったりするでしょ。
    結局求めてんのは『白馬にも乗れる王子様』ってトコなのよね。
    出会ってみたいわー、そんな王子に」
リツコ「判るシンジ君? 女は可愛がられてナンボってコトなのよ」
シンジ「……そーいうコトではないと思います」


「おひっこし」竹易てあし。
8133:02/02/08 22:35
■現在までの通算(・∀・)■
15/33 『.456』 /1フィルダーズチョイス
82名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/10 02:22
>>80 オモロ。
単行本出てるかなって探したけどなかった。
出てないんスカ?
>>82
出てないよ。完結しているけど。
今年中には出るかな?
ちなみに竹居てあしは沙村広明の別ペンネーム。
ネタギレン?
>>83
どもです。
ちなまれてもどっちもわかりません。
勉強します。
単行本でたら買おう、そうしよう。

ふと思ったのだ。
このスレには何人が職人さんがいるんだろう?
3人?
85名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/15 01:39
世界最大の非公開組織「NERV」。
今日も世界各国から様々な使徒達が襲来していることだろう。
ある使徒は真面目に襲来し、ある使徒は見知らぬ何かと共生をし、そしてある使徒は他の使徒に精神汚染をする・・・。
NERVがここまで成長した理由は何故だろうか?
「総司令」の碇ゲンドウの方針に反抗した、日本という国の襲いやすさ、「人類の敵」であることの絶対的な満足感…NERVには確かに人を引きつける「何か」がある。
しかし本当にNERVがここまで成長した理由はそれだけではない。
皆も一度は聞いたことがあるだろう。
「NERVには場を盛り上げるために襲来をして給料をもらっている使徒=プロ固定がいる」という噂を。

実は私はサイドビジネス程度ではあるが現役の「使徒固定」の一人である。
今回、この文章を書くことにしたのは別に碇ゲンドウと袂を分かつためではない。
私はこれからも使徒固定の仕事は続けて行きたいし、正直言ってこのサイドビジネスのおかげで懐にも少々余裕が出来ているので手放すつもりもない。
また使徒固定が存在することの倫理的責任を云々するつもりもない。
場を盛り上げるためにはサクラの存在は不可欠なのだ。
ただ、使徒固定は完全に陰の話だ。
使徒固定の存在の有無を仮に碇ゲンドウに聞いても確実に否定するだろう。
我々は「公式には」「いないこと」になっているのだ。
まあ率直に言って今回の行為は「陰の存在」である自分に気づいて欲しかった、
言って見れば目立とう精神で書いているのである。

<出典>某オモシロHP。
ウマクナイカラ、ツヅカナイ。
85=マト
87ドクトル=バジーナ
ゲンドウ「逝きろー!シンジーー!!」

<出典>不死技の膿のナ●ィア