復活・エヴァ本議論スレッド

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96ケペル博士

1:書名 「エヴァンゲリオン 創造と結末の解明」
2:発行所 弓立社
3:1997年7月25日初版発行
4:定価 \1200ー(税別)
5:現在の実勢価格 \300〜600-
6:寸評、感想
徹底してエヴァの元ネタ、オリジナル・アイデアの源流を究明、解析した本。
岡本喜八監督作品、プリズナーNo.6、ターミネーター2、ジョーズ、
ツインピークスから諸星大二郎の伝奇コミック等までが取り上げられている。
特に円谷作品、ウルトラシリーズのエヴァに与えた影響を高く評価している。
なるほどと思う反面、いくらなんでも、それは考え過ぎだろうと突っ込みたく
なる部分もかなりある。
エヴァの引用、元ネタを探るには最適。
ただ、最後の袋とじの部分はいただけない。
スピルバーグや大林宣彦の引用ばかりで、独自の視点が、ここだけ欠けて
いる。それ故、袋とじにしたのか。

不思議なのは英国TV「謎の円盤UFO」が取り上げられていながら、LCLの
元ネタがキャメロン監督「アビス」の液体空気とされている点。
「UFO」でも緑の液体が満たされた宇宙服を宇宙人が着ている点を無視している。
類書でもそうだが、誰も知らないのか?
実際に参考資料としてビデオなど観ないで又聞き、うろ覚えで原稿を書いて
いるのだろうか。