碇シンジですけど…何か用なの？

そんなとき、だった。
ここに、質問スレを、立てさせられたんだ。

ここは、エヴァなんて関係ない。
みんなが、立場も関係なく、好きな事が書ける。

…怖かった。
こんな事…自分から、傷つくような事…したくなかった。

エヴァに乗ってない僕に、みんなは、好き勝手な言葉を浴びせた。
エヴァに乗ってない僕は、自分を守る事が、できなかった。

出会った人達のおかげで開いた窓から、たくさんの刃が突き刺さった。

僕は、何もかもイヤになった。

…僕は、逃げようと、思った。
望まれていないところに、居たくなんて、なかったから…。

だから、本心を、書いた…。

そしたら、みんなが。
…エヴァなんて、関係ない。僕なんて、居なくたって、何にも困らない人達が、
優しい言葉を掛けてくれた。心配して、くれた。
自分の悩みを、話してくれた。

僕の事なんて、全然必要ないハズの人達が。

…好きだって、言ってくれたんだ。

937 ：碇　　シンジ：02/01/26 00:53

…今まで、人を信じる事が、できなかった。
みんなに何を言われても、それは、僕が、エヴァのパイロットだからだろうって…。
僕が居なきゃ困るもんね。
ヘタな事なんて、言えるワケがない。

だから、誰の事も、信じられなかった。

でも…。
何の利害関係もない、ここの人達は、僕を好きだって、言ってくれた。
必要だって。

…うれしかった。
今まで言われた、どんな言葉よりも。
心に、響いた。
信じる事が、できた。

はじめて。
人を信じる事が、できたんだ…こんな、僕にでも。

みんなが、その力を、くれた。

938 ：碇　　シンジ：02/01/26 00:54

こんな話…とんだ茶番にしか、聞こえないかもしれない。
どこまで話していいのかも、わからない。

でも…本当なんだ。
僕が、僕自身の力じゃない事で、大切にされてる事も。
僕が、周りを信じる事が、できないって事も。

僕が…僕の中身が、カラッポだって、思ってることも…。

939 ：碇　　シンジ：02/01/26 00:55

ここは、不思議な場所だよね。

前…ここで、僕と、よく話してくれてた女の子が、言ってた。
現実では、本気で誰かに言葉を掛けた事なんて、ないって。
でも…僕には、言えるって。

940 ：碇　　シンジ：02/01/26 00:57

きっと、現実では…。
みんな、身を守る殻で、相手の事が、見えないんだ。

リツコさんが、言ってた。
ヤマアラシのジレンマ。

だから、色んな思考が邪魔して、ホントの気持ちが、わからなくなる。

…今までの、僕みたいに。

941 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:00

ここは…きっと、感情すべてが、増幅される場所なんだ。
良い方向にも、悪い方向にも。

少しでも、気に入らなければ、現実ではできないぐらいに、攻撃する。
好意を持ったら、普段じゃ、できないほど…素直に、その思いを、伝えられる。

僕も…。
誰にも語った事なんてない気持ちを、ここで言えた。

942 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:01

僕は…みんなの気持ちを、信じる事が、できた。

943 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:02

そして、今まで、他人から逃げるしかできなかった僕が…。
最後まで。

ここまで。できたんだ。

944 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:05

みんなも…エヴァなんて、関係なくたって。
僕を必要としてくれるかも、しれない。

必要じゃなくたって、僕の事を、思ってくれるかもしれない。

ずっと。人を好きになるのが、怖かった。
嫌われた時の傷が、倍になるから。

でも…わからないんだよね。
僕が僕の事をキライだって、誰か、僕を好きでいてくれるかもしれない。
好きになってくれるかもしれない。
僕だって、僕の事が、好きになれるかもしれない。

そんなの、誰にもわからない。
僕にだって。

945 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:08

…僕、やっぱり、みんなの事が…好きなんだ。

嫌われたくなくて、その気持ちを、閉じ込めてた。
…僕は、本当は、父さんに…。

父さんに、好かれたかった。

拒絶されるから…それを認めるのが、怖かった。

でも。
父さんが、僕の事をどう思ってても、それは…僕の、気持ちだ。
僕自身のもの。
僕は、父さんに、好かれたかった。

僕が父さんを好きなのか、まだわからない。
でも…父さんには、大事に思われたかった。

これは、本当の気持ち。

946 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:11

この質問スレ。
正直、すぐ投げ出しちゃうと、思ってたんだ。
みんなだって、書いてくれないって…。

でも、ここまで、来られた。
僕にも、できた。

947 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:13

可能性についての話をされた。
どうして、何もできないって決めつけるのかって。

僕は、自分には、何もできないって、ずっと思ってた。
僕なんかに、できる事なんて、何もないって…。

でも、僕ができないと思ってた質問スレも、最後まで頑張る事が、できた。

948 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:16

…僕には、できるかもしれない。
何かはわからないけど…。でも、何かが。
エヴァに頼らなくたって。

エヴァだって、僕は言われた通りに乗っただけだけど…。
アスカを助けたのは…綾波を、助けたのは。
僕の、意思だ。

誰も、エヴァに乗る僕しか、必要じゃないと思ってた。
でも、そんなのわからない。
僕になんて、わからない。

僕は、みんなが好きだ。
みんなも…僕を好きでいてくれるかもしれない。

僕は…みんなが必要だ。
みんなも。
僕を必要と、してくれるかもしれない。

949 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:22

父さんに、好かれたかった。
でも、父さんが好きなのは…母さんだった。

でも。
父さんが、僕を要らなくたって…。
どこかにいる誰かが、僕を必要としてくれるかもしれない。

母さんは、エヴァの中にいた。
そして…いなくなっちゃった。

でも。
母さんが、いなくたって…。
僕は、誰かと愛し合えるかもしれない。

僕は、僕の事を信じる。

傷つく日が来るかもしれない。
…それでも、いいよ。

いつか、誰かに出会えるかも、しれないなら。
ここで、みんなに会えたみたいに、誰かと心通じ合う事ができるなら。

950 ：碇　　シンジ：02/01/26 01:23

さよならは言わない。
いつかみんなと再び出会える…それも、可能性のひとつだから。

みんな、ありがとう。

>>880さん、これで>>950ちょうど。(笑

じゃあ。
また、いつかどこかで。

951 ：ぽんぽん：02/01/26 01:24

(・ー・）ｵﾜｯﾀﾅ･･･

952 ：名無しが氏んでも代わりはいるもの：02/01/26 01:25

おめでとう！

953 ：名無しが氏んでも代わりはいるもの：02/01/26 01:25

おめでとう

954 ：名無しが氏んでも代わりはいるもの：02/01/26 01:26

シンジきゅん、おめでとう！！

955 ：名無しが氏んでも代わりはいるもの：02/01/26 01:26

長文お疲れ様、シンジ君。
リアルタイムで君のレスを読むのは初めてだったから、嬉しかったよ。
君のレスが終わるのをずっと待っていた。君の気持ちが知りたかったからね。

君は強くなったよ。
当初の君とは比べ物にならないくらいにね。

こちらこそありがとう。またどこかで。