□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
いずれ新しいエヴァが始まります。
何故か
エヴァという物語の構造を支えていたは0記号はユイであります。
ユイが生け贄として、初号機に取り込まれたせいで、彼女は不在の中心となり、
登場人物達は、ユイに対する関係性によって自己を認識し、物語上の役目をこ
なすのです。
綾波=ユイのクローン
ゲンドウ=ユイを取り戻すために補完を計画
シンジ=ユイの息子であり、エヴァパイロット
しかし、構造の外部から象徴秩序を支えるユイは、19話で覚醒し(蘇り)
メタレベルからオブジェクトレベルへと降りてきます。
このことによってエヴァ世界は不安定になり、作品はシンジの成長物語という
意味合いを失っていき、カオス状態へと陥ります。
終盤が支離滅裂でシンジの内面世界をそのまま表したようになったのは
そのせいです。
そしてEOEで生け贄に選ばれたのは、アスカです。アスカは作品上与えられた役割が
曖昧な物で、作品中にいてもいなくても良い存在です。それ故に登場人物の鏡として
機能できるわけです。
綾波=容姿性格ともせいアスカと正反対
シンジ=裏アスカ
文字通り、彼女はエヴァシリーズに八つ裂きにされ、宗教的儀式における
生け贄の役割を果たします。宗教的儀式において犠牲が行われるのは
万人に共通の恐怖である死をあからさまにし、それによって儀式に参加した者
同士の差異と同一性が明らかになるわけです。
こうしてカオスは静まり、象徴秩序が回復されるのは、社会学が明らかにしたと
おりです。
そして犠牲になったアスカは、ユイに代わる新たなゼロ記号として、新しいエヴァ
世界の構造を外から支えるのです。
まさに本田透氏の素晴らしいテクストが明らかにしたとおり、アスカ=神なわけです。
そして、このようにエヴァの新しい世界が誕生した以上、新作がいずれ作られるのは自明でしょう。
しかし、アスカはユイのようにエヴァ世界の構造を外から支えるゼロ記号
なので、物語に登場することはないでしょうが。
では、赤い海辺にいたあのアスカは何者か?
この謎を考えるには、まず第壱話での綾波レイの登場シーンから考えてみましょう。
重傷を負っているレイは、目と腕を負傷しています。
これは最後のシーンでのアスカと同様です。そしてレイは0シニフィアンである
ユイに似せられた、オブジェクトレベルに存在するシニフィアンであります。
そういうわけで、あの浜辺のアスカは、おそらく本物ではない。
ゲンドウがユイの不在に耐えられずにレイを創造したように、シンジもアスカの不在に耐え
られないために、新しいアスカを創造したのです。
そして、エヴァにおいてレイが大きな役割を果たしたように、続編では新アスカが
大きな役割(おそらく補完の鍵)を果たすものと考えられます。
>考察王様!
失礼でありますが、それは妄想でしょうか?
それともなにかソースがあるのでありましょうか。
恐れ多い事を申し上げて大変恐縮であります!
かなりそそられる話であります。
よかったら続きをお話ください!
よろしく御願いします!
>>5 妄想ではありません。ソースは冬月コウゾウ氏の自伝『コウゾウとカ』です。
ここのコウゾウ主義についての記述を参考にしました。
何故カかというと、碇ユイは人類補完計画についてのアイデアを、
カが人から血を吸って集め、産卵するエネルギーにするところから
思いついたらしいです。
血=LCL
黒き月=カの卵
ですね。
来るべき『Zエヴァンゲリオンのために』…
作家性を越えて 富野と庵野
1.
エヴァンゲリオンはガンダムを意識した作品だとよく言われている。
なるほど、エヴァにはガンダムに類似した点が多数見受けられる。来るべき続編につい
て考えるために、その点について考えてみよう。
電車が止まってしまい、途方に暮れるシンジの前に、少女の幻が現れるシーン、あの場
面に登場するのは綾波レイと一般的に考えられているが、実は違う。
これはエヴァという作品全体にいえるのだが、客観的な映像と主観的な映像の間に明ら
かに差異がある。
例えばアスカの胸の大きさだ。第弐拾弐話の追加された浴室のシーン(シンジが登場し
ない)を見ると、アスカの胸はそれほど大きくなく、貞本氏のイラストを見てもアスカ
の胸は綾波よりも小さく描かれている。これはアスカの胸は客観的にそれほど大きくな
いことを示しているが、第九話の就寝前に襖を閉めるシーンや壱拾話のプールサイドや2
5話の病室でのシーンなどはシンジ主観のシーンであり、こういった場面を見るとアス
カの胸はその存在を誇示するのだ。これはシンジ主観の場面では、妄想と現実の区別が
曖昧になることを示している。
翻って少女の幻のシーンだが、この時点でシンジはレイのことを知らないと考えると、
あの少女はシンジの記憶の奥底に存在するユイであると考えられる。そして顔が白いの
は、彼女が幽霊だからだと思われる。つまりこの場面はユイがすでに死者であり、それ
故にエヴァ世界のコウゾウを支える0記号となり、超越的な位地から世界を見守ると言
うことを示している。つまりユイ=神(エヴァは神のに似姿であり、ここでユイがエヴ
ァに取り込まれていることが暗示されている)である。その後綾波レイとであったため
に、シンジの中で記憶の歪曲が起こり、ユイをレイと勘違いしてしまったのだ。
その後葛城ミサトに保護され、ネルフへ向かうシンジだが、この場面で行われるのは自
動車での水平方向への移動→ジオフロントへの垂直方向への移動という、二種類の運動
の連結である。水平からの垂直への運動の変化は、ガンダムの第1話でアムロが走り、
その後トレーラーの上で寝そべるガンダムによじ登り、搭乗するという動きに対応して
いる。さらに対応する水平から垂直への方向転換は、DARU氏の美しいテクスト『時
が、走り出す』でシンジが走り高跳びの選手になる事などを例に挙げるまでもなく、多く
のエヴァFFに受け継がれている。
2.
垂直運動の果てに(この垂直運動はアスカ登場シーンの前のヘリコプターの動きによっ
て、反復されよう)エヴァケイジまでたどり着いたシンジだが、ここでエヴァに乗るこ
とに逡巡する。一民間人に過ぎないシンジは、戦いで命をかけることを恐れるのだが、
ガンダムのテーマであった『何故戦うのか』というテーマはここでも反復されている。
そして、そのテーマがあからさまになった時、もう一人のパイロットが登場する。医療
用のベッドに載せられた綾波レイだ。
ここで綾波レイがどのような姿で現れたのか、注目してみよう。レイは『仰向けに寝そ
べり』『目に負傷を負って(一つ目で)』『包帯で全身を拘束されている』姿で登場す
る。ここで想起されるのは、トレーラーの上に載せられた『仰向けに寝そべる』ガンダ
ムの第一話での登場シーンであり、『一つ目で』全身を拘束具で『拘束された』エヴァ
零号機の姿である。つまり、綾波レイという記号が指し示す物は、機動戦士ガンダムの
主人公の機体であり、作品の題名その物である、ガンダムとエヴァにおける謎と物語の
中心であり、作品の題名その物でもあるエヴァなのだ。機動戦士ガンダムやエヴァにお
いて、そのロボット達は彼らの戦い(理由が見つからない戦いではあるが)の道具であ
り、題名(=作品を指し示す記号であることを考えると、エヴァが指し示す物は作品世
界全体と言うことも出来よう)であることから考えると、レイが戦いの道具扱いされた
ことや、彼女が使徒と人間のハイブリッドで補完の要であることも容易に理解されよう。
まさに綾波レイとは、新世紀エヴァンゲリオンという、作品その物なのだ。
ガンダムとの類似性に注目するならば、我々はアムロ・レイと綾波レイの名前の類似を
見いだすことになる。さらに私達は二人のイメージカラーは白であるが、ここで浮かん
だ疑問「機動戦士ガンダムの主人公であるアムロ・レイは、何故碇シンジとの類似性で
なく、綾波レイとの類似性があからさまになっているのか」に突き当たることになる。
この疑問を解決するために、さしあたりこの三人の関係を
アムロ・レイ+ガンダム=綾波レイ+碇シンジ
という等式で表すことにしよう。
アムロ・レイの戦闘者としての資質とニュータイプとしての資質(人は解り合えるとい
う希望)は綾波レイに受け継がれ、さらに兵器としてのガンダムは、新世紀エヴァンゲ
リオンの世界では、決戦兵器エヴァンゲリオンに変換され、それが人に造られし人と使
徒とのハイブリッドである綾波レイに受け継がれることになる。
そしてアムロの弱々しい部分、戦う理由について悩み続ける平凡な少年としてのアムロ
は碇シンジに受け継がれることになろう。
貞本版でシンジがいみじくも語ったように、『綾波は遠い昔に引き裂かれたシンジ自身』
なのである。
瀕死のレイを助けるためになし崩し的にエヴァに乗ることになったシンジだが、このシ
ーンは第壱拾九話でも反復されることになる。言うまでもなく、加持の説教シーンだ。
あの場面、エヴァを降りると決めたシンジだが、加持の「使徒とアダムによってサード
インパクトが起きる」という言葉と、破壊された零号機と弐号機を見て、再びエヴァに
乗ることになる。当初言われていたように、エヴァという作品がシンジのオディプス的
成長物語であるのなら、この説教シーンで加持は、セカンドインパクトの真相と人類補
完計画の真相を語り、その上で後でゲンドウを止めるためという戦いの意味を諭した上
でエヴァに乗せるべきだったのである。しかし、ここで第壱話と同じようになし崩し的
にエヴァに乗ったせいで、オディプス的成長物語としてのエヴァは否定され、大衆娯楽
としてのエヴァは終わりを告げることになる。この後のエヴァの暴走は第弐話を反復し
た物で、これによって物語としてのエヴァの終焉が宣言されたことになる。
9 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/27 08:22
長い。
発言は一回あたり3行に要旨をまとめること。
>3
ビッグコミック作品にも応用できるかもよ〜。
たとえば「美味しんぼ」や「F」にね〜。
ビッグコミックをビッグコミックスに訂正…。
>>9 無理です(笑)
出来ると思うんなら、あなたが私の発言の要旨を3行以内にまとめてください(笑)
どちらにせよ、このスレは私が書かなければ廃棄同然だったわけですし、
後二章か三章で終わるので我慢してください。
>>10 母親が不在の0記号になるというところは同じですが、エヴァの場合は
母親が覚醒すると共に、物語が不安定になるところが独特ですね。
全ては今ココから始まる
14 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/29 08:44
>>12 まとめてみた。
「はじめ」
「駄文」
「おわり」
>>14 あの、それだとまとめになってない様な…。
「駄文」では何が書いてあるか解りませんよね。
それともあなたは文章をまとめる時にいつもそうやっているのですか。
「はじめ」と「おわり」は余計です。これがなければ一行で終わったのに。
こんな余計なことをするのは編集能力が不足しているせいですね。
この人はなかなか一筋縄では太刀打ちできないと思うナー。
17 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/29 14:03
ようは好きなようにオナニーさせてくれってこと。
>>17 意味不明。
このスレの文脈で、何故そのレスが来るのか。
15に対するレスのなのか、16に対するそれなのか。
私は好きにやらせてくれなどとは、一言も言ってませんが。
15で私が言いたかったのは、あなたは読解力と編集能力が不足していると
言うことです。
それはあなたが私の文章を「駄文」と表現したことが、文章をまとめたということだと
称したからです。
私の文章をまとめるのなら、エヴァとガンダムの共通性を具体例も盛り込みながら、
まとめなければなりません。それは三行ですることは不可能なのです。
やっぱりあなた、読解力と表現力が不足してます。
19 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/29 22:05
むずい
20 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/29 23:12
きしょい
21 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 01:26
考察王さん 解説の続き希望
てゆーか、1氏の論理そのものがネタでしょ?
雨後の筍のように出たエヴァ批評や謎本のパロディじゃん。
>>21 もう少し先になります。
カオス状態のエヴァ終盤における、綾波の位置づけとカヲルの位置づけをどうす
るかを決めかねていますので。
おそらく、カヲル=ララア(理解し合った途端に主人公に殺害される)であるかと
思われますが、そうなるとシャアが誰なのかが解らないんですよね。
赤といえばアスカなんでしょうが、アスカは303号室で眠ったままですし。
綾波は資本主義社会における貨幣の役割を担うのかとも思いましたが、
それですとコウゾウとカオスの弁証法という、当初の思考モデルから逸脱
する可能性がありますし。
>>22 私は1さんでは有りません。
3からです。
>>23 あっ、ごめん。考察王さんの存在があまりに強烈なもんで
この世の始まりからいるような気になってた。
25 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 17:52
>24
まさか・・考察王さんは・・神・・??!!!
26 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 18:51
長い文書かれても見る気分にはなれないよぉ
簡潔にまとめきれないのなら書かないでよ
要約さん参上!
要約して欲しいレスを申告して下さい(全部というのは無し)
>26
じゃ、見るな。
>>3 ユイが不在。物語はここから始まる。
エヴァという物語はユイという柱によって成り立っている。
(例)
レイ=ユイのクローン
ゲンドウ=ユイを取り戻す為に補完計画
シンジ=ユイの息子、エヴァ初号機(ユイ)のパイロット
しかし、19話でユイが蘇ったことによって、「ユイがいないことによって」支えられていた
エヴァの世界は安定を失う。そして混乱へ。
終盤ストーリーとして破綻しているのは、ユイが覚醒したから。
TVシリーズのエヴァ世界を支える生贄として選ばれたのがユイだった。
そして、EOE(映画)で、生贄となったのはアスカ。
ユイと違って「不在」ではなくとも、物語上、不必要な存在であるアスカは、
生贄としての役割を充分に果たすことができる。
(例)
レイ=容姿・性格ともアスカと正反対
シンジ=裏アスカ
EOEでは、アスカがエヴァシリーズに八つ裂きにされたことによって、儀式完了。
そして、混乱した世界の秩序が回復。
つまり、アスカ=神。
ユイに代わってアスカが支えるエヴァ世界、この新しい世界が誕生したということは、
つまり新作ができるということ。
しかし、TVシリーズのユイと同じく、「存在しない」ことによって、外側からエヴァの世界の柱となる
役目を負ったアスカが新作に登場することはない。
短くないですね。噛み砕いただけってことでよろしくお願いします。
31 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 20:18
なんだなんだこの小僧どもの群れは…?
32 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 20:32
何言ってんだか。
エヴァ続編が作られるとしたら、行き詰まった庵野・経営××のガイナの組み合わせだよ。
金儲け出来る方向に決まってるじゃないか。
結論:綾波がメイン。
アスカとじゃ人気が段違い。
やっぱりR18指定ですか?
煽りも反論も評論家っぽく難しい文章でお願いします。
新作がでるってホント?
36 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/30 23:23
ハイブロウなネタスレ希望age
>23
TV版でカヲルは最終的にアスカの愛用機と同調することを選んだから、
ララアになるはずだった。が、劇場版で「神の交代劇」は時間の空虚を
一時的に生じさせた。あってはいけない歴史を。
それでカヲルは「時間さえ支配できるようになる」(アムロ)という使命の為に、
リリス内のユイにレイとともに(AIRならぬ)VACUMMされたのでは
ないでしょうか。この場合にのみ、レイは反・アスカ(裏シンジ)、すなわち
反・一般将兵(裏アムロ)としてのシャア、になれるのです。
絞殺王氏の論理展開はここまで完璧のように思われるが、実はその立脚天からして
致命的な欠陥を擁している、と言わざるを得ない。
それは端的に言って、階級的な視点の欠如、これである。
記号論的な手法でエヴァのコウゾウを脱構築するまえに、まずエヴァを産みだした土壌が
本当に近代を脱却したか、その点を問うべきではなかったか?
エヴァの修理にメゾン一刻が傾くほどの費用が必要とされる。問題はそこだ。
その場合、響子さんはどうなる!?
労働する未亡人たる響子さんの身の上を、絞殺王氏はどう考えているのか?
まさか自分が引き取るとか無謀なことを考えているとは思えないが、
私としてはその点に関して多大なる懸念を表明せざるを得ない。
>37
それでカヲルは→そこからカヲルは、に訂正…。
>37
>リリス内のユイに
こう書いたのは、エヴァ・リリス・レイにそれぞれ、(良心を持った)科学者・
母・女というユイの人格が移植され、その背景にマギ・システムとS2機関の
開発競争があったと想定したからです。
>40
>あったと→あった…と、に訂正。
42 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/04 19:39
1は珍しい人だね。たぶん若い人なんだろうが
普通、けなすか、弁護するかで言えば
弁護する方が大変なんだよね。
エヴァで感動したと言ったら粘着に叩かれるのに
決まってるのに、中々見所あるよ。
俺なんかはいつまでも平行線辿ってるのに
疲れたよ。
にしてもアンチエヴァの人は理論的に叩こうとは思わないわけ?
つまらねー!糞だ!庵の氏ねとかじゃ、あまりにも虚しい。
43 :
考察王改め考察平民:01/10/05 09:38
3.
壱拾九話の最後に、エヴァ初号機は覚醒することになるが、このシーンで興味深いの
は、エヴァの力を制限していた拘束具が外れるということである。
先に述べたとおり、人造人間エヴァンゲリオン=新世紀エヴァンゲリオンという作品で
あることから、エヴァの拘束具とは、作品を拘束するもの(作者としての義務=視聴者
を満足させること)である。つまりこのシーンが表しているのは、視聴者の快楽のため
のオディプス的成長物語としてのエヴァはここで終わり、これからは作者である庵野氏
の欲望の赴くままに作品を作るという宣言なのだ。また、エヴァその物であるレイを拘
束するもの(ゲンドウへの義務感)が無くなり、弐拾弐話でアスカにアドバイスをする
など積極的に関わろうとする場面や、ゲンドウではなくシンジのために命を捨てる場面
に見られる様に、ゲンドウの道具としての役割を果たすことが無くなるであろう事を暗
示している。
第弐拾話で、それまで成長物語の主人公であったシンジは、自ら再生することを拒否す
るが、覚醒した初号機によって半ば強制的に再生されることになる。これはシンジにと
っての現実が、母親との融合によって、想像界的な物に変わってしまったことを示して
いる。このときに赤ん坊時代のシンジの映像が映るのも、当然といえよう。
そして、シンジの無事を確認したミサト(=父親との葛藤を持ち、クルーの母親的存在
でもあったミライ・ヤシマか)は加持(=外からやってきたトリックスターである、ス
レッガー・ロウ)と性交し、その後加持の死が語られるが、これがガンダムにおけるミ
ライとスレッガーのキスシーンの反復であり、これが生命におけるエロスとタナトスの
運動を表していることは、いうまでもない。また、ミサトと加持の性交が、象徴秩序の
瓦解により、登場人物が己の欲望のままに振る舞う様になったことが原因であること
も、付け加えるまでもないだろう。
そして、登場人物達の欲望に歯止めの掛からなくなったため、アスカは抑圧していた母
親の記憶の取り戻し、その後精神崩壊を起こすことになる。この後彼女が昏睡を続ける
のは、セイラ(小説版ガンダムにおいて、セイラのあだ名は金髪さんである)がニュー
タイプとしてなかなか覚醒出来なかった事と、パラレルである。
カオスから回復するための生け贄には、誰が相応しかったのであろうか。当初の予定で
は0記号は綾波レイ(0)に成る予定だったのではないかと思われる。綾波とは「自分
には何もない」と考えている存在で、その上彼女は碇ユイ(唯一の存在=神)の似姿で
あり、クローンが存在するために二人目の自爆と三人目としての復活など、メタレベル
からオブジェクトレベルへの投下を繰り返せる存在であり、これは金に対する偽金とし
ての貨幣の関係と同一でもある。つまり、近代資本制の様なダイナミックな作品構造を
エヴァは目指していたもの考えられるが、この計画は挫折することになる。何故なら綾
波レイは自分が空虚な存在であると考えていたのとは裏腹に、補完の鍵であり、人類の
母でもある使徒リリスの魂を持っていたからである。
続いての生け贄候補はカヲルであるが、その空虚さ(微笑み、彼の語る言葉)にもかか
わらず、彼は生け贄には成れなかった。何故なら彼もまた補完の鍵である上に、ガンダ
ムにおけるララアの様な影響を、主人公であるシンジにもたらしたからである。
どちらの作品においても、両者が絶対的な相互理解を達成した後に、主人公によってカ
ヲルもララアも殺されるのである。
ガンダムにおけるララアとアムロの悲劇は、シャアとアムロの戦いを止めようとしたセ
イラが二人の間に割り込み、躊躇したシャアの隙ををアムロが突き、とどめを刺そうと
したところをララアが庇ったために起こった。
これはエヴァにおいて、アスカが昏睡しているうちにカヲルが赤い弐号機(=キョウコ
であることから、セイラの家族であるシャアであると考えられる)を起動し、シンジが
弐号機を倒した後、彼の手によって殺されるというシーンで反復されている。
44 :
考察平民改め考察機械:01/10/05 09:39
ところで、この他人同士の絶対的な相互理解という問題は、富野氏においてはユング・
宗教的なニュータイプ論となり、これに縛られた富野氏は長年苦しむことになるが、フ
ロイトやラカンに依拠した庵野氏は、補完を否定することでこの危機を回避した様に思
われる。
もちろん富野氏のニュータイプ論を立てて庵野氏を批判するという試みが、ユングを立
ててラカンを批判する事と同様に、愚劣な試みであることは言うまでもないだろう。
45 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/05 13:25
コピペウザイ
48 :
考察機械改め考察プロレタリアート:01/10/05 23:54
>>38 確かにキョウコさんの存在は重要でした。
おそらく傾いた一刻館を再建するために、キョウコさんは科学者となり、
エヴァを建造したのではないかと思われますが。
資本家に自分の才能を商品として提供したわけです。
惣流・キョウコ・ツェッペリンの惣の字は、惣一郎さんの惣でしょう。
未だに亡くなったご主人の存在を忘れられないのでしょうね。
さらに犬に惣一郎という名前を付けた様に、精神崩壊を起こしたキョウコさんは、
人形をアスカと勘違いします。この辺りもメゾン一刻の管理人をしていた頃と変
わり有りません。
エヴァの維持費の問題ですが、これは資本主義社会に対する、大きな批評性を持ってい
ます。ゼーレやゲンドウが金銭を湯水の様に使えるのは、実は彼らが貨幣の価値を信じて
いないからなのです。彼らの脳内的には、極度のインフレが起きているのです。それは何
故かと言いますと、彼らには、世界終末の日が解っているからなのです。マルクスが喝破
した様に単なる紙切れに過ぎない貨幣が価値を持っているのは、実は世界中の人間が、
貨幣が明日も使われ、さらにその明日も使われと、永遠に貨幣経済が続くという信仰を持
っているからなのです。明日円の価値が無くなると予想した人は、皆今日中に円を使い果
たそうとするでしょう。資本主義とは、この様に貨幣が永遠に価値を持ち続けるという、信仰
の元に成り立っているのです。そして、人は皆資本主義が永遠に続いて欲しいがために、無
意識的にであれ、その様な信仰を持ち続けているわけです。これがマルクスの言う暗闇の
中の跳躍です。浅田彰がクラインの壺を使って解説した様に、貨幣はオブジェクトレベルと
メタレベルを行き来することによって累進的に資本主義を支えているわけです。
しかし、世界の終末が解っている、ゼーレやゲンドウにその理屈は通用しません。
だから彼らは湯水の様に予算を投入するわけですが、こういった表現によって
エヴァが資本主義が内在的に持つ危機について描写していることは言うまでもあ
りません。
49 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/06 00:13
50 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/06 18:50
1は珍しい人だね。たぶん若い人なんだろうが
普通、けなすか、弁護するかで言えば
弁護する方が大変なんだよね。
エヴァで感動したと言ったら粘着に叩かれるのに
決まってるのに、中々見所あるよ。
俺なんかはいつまでも平行線辿ってるのに
疲れたよ。
にしてもさあアンチエヴァの人は理論的に叩こうとは思わないわけ?
つまらねー!糞だ!庵の氏ねとかじゃ、あまりにも虚しい。
51 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/06 19:22
52 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 07:10
53 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 11:01
54 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 12:55
55 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 16:30
>>51 激しくガイシュツ
でも、あったらいいなとも思われ・・・
という訳で
>>54に激しく同意!
56 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 16:59
>>51 ネタだろ?
今作ったら、『角川歴彦』じゃなくて『井上伸一郎』になるし。
だいたい『ドルビーライセンスロゴ』がデタラメだよ。
ただ、フォントは大変近いものを使用してて、良し。
(劇中のフォントは、同系列の一段階細いヤツ。)
>>51 それに、もし総監督がデザインしたら、
和文が極端な平体か長体で、
英文はギチギチに詰まってるハズだよ。
/⌒彡
/ 冫、) +
/ ` く ふ ー ん
⊂ニニニ二 二ニニニニニ⊃ .
. ・ \ \
. \ \
. \ \ \ * .
. + \\ \
. \\\
・ . |丿丿
. _ ,.... -‐‐
,...- ' ゛゛
, '´ヽ ヽ _/
/ j´ `'ー、_ j
/ /`´ !ノ
/ '!.j
,!' `'