敷金の件で困っている人どうぞ!! 其の弐

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722名無し不動さん
過去に新聞に出るような事件の和解に関係したことがあります。
その際知り合った検事の方に聞いたところ、裁判官が和解を勧めたがるのは、
判決を書くのが面倒くさいと言うだけでなく、裁判官の人事評価では、
自分の書いた判決に対して控訴された件数、というのが一番マイナス点になる
からなのだそうです。
(事情はどうあれ、出来の悪い判決を書いた、ということになるようです。)
このため、和解案を蹴るのも当事者の権利とはいえ、実質よりも何がなんでも
判決を欲しがる「訴訟マニア」のように思われることは、裁判官の心証を
悪くして不利になると思われます。
(そういう人は控訴する可能性も高いので、裁判官も人の子「この野郎!」
と思うでしょう。)
したがって、
@自分は敷金が帰って来さえすればよいのであって、何が何でも判決が
ほしいわけではないこと
Aこれまでの当方の主張は十分ご理解をいただけたものと思うこと
(そのような場合です)
Bそうであれば、いわば名を捨てて実を取るのだから、それを踏まえた
(すなわち、敷金の大部分が帰るような)和解案であれば応じる余地があること
C(そのような場合)今示されているような「足して二で割る」だけのような
和解案では納得できず、敷金がちゃんと帰ってくるか、あるいはなぜこの額に
なるのかきちんと説明していただきたいこと
を穏やかに主張して、
a自分は常識ある人間であること
b和解してもよいが、その場合判決ならばもっと取れていた、和解して馬鹿を見た
と言うことになることは納得できないこと
という印象を与えるように努めるのがよいのではないでしょうか。