スターツ≪社員暴露≫問題・現状を学生へ伝える@

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632むらいしくんのさくぶん
  〜話は変わりますが、先の衆議院議員総選挙では自民党が圧勝しました〜

  私は自民党を手放しで評価しているわけではないので、今回の結果に関
しては、ある程度予想はしていたとは言え、ここまでという気持ちもあります。
民主党には政権を担えるだけの人材があまりにいなさ過ぎたということです。
かねてから日本にも早く二大政党制をと言ってきましたが、逆に遠のいてし
まったとの危惧が大きい。とにもかくにも、国民がもっと政治を、政策を勉強
し、政治家に対する要求度を上げていかないことには、本当に国が立ち行
かなくなってしまうと思います。
  昨年の政府の外交を見ても、今回の選挙を見るにつけても、日本は島国
文化、鎖国文化だとつくづく感じます。海外に行けば、人と人とが違うのは当
たり前、考え・価値観が違うという前提の中で言いたいことも言い合いながら、
一方でしたたかに立ち振る舞う。これは欧米に限らず、アジアの特に親日と
言われる国でも共通です。国境が接している隣国との摩擦は当たり前。日本
は多様なものを受け入れているようで案外受け入れず、その割に自ら勉強を
するでもなくムードに安易に引っ張られてしまう、自立心のなさを感じます。
  日本人気質と言ってしまえばそれまでですが、それだけでなく、国防はす
べてアメリカに守ってもらい、経済のことしかやらなかった。だからこそ、日本
は奇跡の発展を遂げたわけですが、その分、周りと折衝し、揉まれながら国
と社会をつくってきたという経験に乏しいということです。

  昨年訪れたイスタンブールは、まさに”百聞は一見にしかず”の代表例で
した。世界のどの主要都市にも直行便が飛ぶ立地は、日本にはないもので
す。そこに世界一の空港を造るという発想。その考え一つとっても、トルコと
いう国の持つ経済・文化両面でのポテンシャルを活かそうという意思が伝わ
るわけですが、それに比べると日本は、今の政治家も国民も、未来への
ビジョンがあまりに薄いのではないでしょうか。