日月神示

五島勉ノストラダムスの大予言は1973年の出版物、
新人類世代(現50歳前後)は小学生時にこれに多大なる影響を受けました。(20世紀少年等)
この世代の一部にとっては、自らのメディア消費暦を語るのに絶対不可欠な要素です。

次に1970年代後半、学生運動に挫折した世代の一部が、
陰謀論に思想転向した学生運動思想家の下、ユダヤ陰謀論に多大なる影響を受けました。
だから左翼団塊世代(現60歳前後)の一部はしつこくユダヤ陰謀論を唱える。

そしてこのノストラダムスとユダヤ陰謀論を複合して、
1980年代前半に集英社の週刊プレイボーイに連載されていたのが、
川尻徹の滅亡のシナリオ。
小学生時代にノストラダムスの影響を強く受けた新人類世代がちょうどこの頃、
週刊プレイボーイ読者年齢層で、強く影響を受けました。

結果として90年代以降に創作活動を始める新人類世代周辺の作風には、
これらの思想が色濃く反映されて行くことになります。
日月神示・中矢伸一は、自身この世代でもあり、著述家としては川尻徹の直弟子に当たります。