月から來ました【其の弐拾弐】

何回も話を出すようで本当にごめんねグレン。
だけど、今回の件に関してはどうしても関わらざるを得ないからまた書いちゃうね。
本当にごめん。

僕は、その人の書き込み一つ見れば、大体何を考えて書いているのか分かる。
当然、その予想が当たらないことがある。ただ、神様を話に出した時だけはすぐ分かる。
何故なのかは言及しない。
グレンと僕が始めて会話した時、
僕は一目でこいつは人を騙そうとしてる奴だって分かった。
だから初めから僕は彼に対して構えていた。
彼は確か、タロットカードが出来て女神がついていると。
タロットカードの方はただのお遊びだから別にいい。
ただ、女神がついているっていうこの文に、僕は直感で強烈な悪を感じた。
だから僕は更に彼に対して更に構えた。
で、彼はあの事件を起こすわけだ。
女神がついているって口実でわいせつな行為をした。
しかもその彼女と会うときは、「武藤」っていう偽名を使って。
彼女からそれを聞いた時、あぁ、やっぱりなって思った。
僕は、悪い人に対する直感が異常なほど敏感だ。