魔術と超能力

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113,

、、、   シャーマンは人を殺せるか   、、、






ナーバイはまた、重要なことを述べている。「世界中のシャーマンは、音楽を通じて精霊との交感が
出来ると主張している」。シャーマンが歌ったり踊ったりするのはそのためだ。アメリカの民俗音楽
者デイル・A・オルセンは、1970年代半ばに、音楽の持つ中心的な重要性を記録している。
ベネズエラはオリノコ・デルタのワラオ族の間では、トランス状態に達するために、音楽はタバコよりも重要
な役割をはたしているのだ(彼らは精神変容のための薬物を用いない)。

「音楽は、文化的な条件付けと組み合わせることによって、純粋なトランス状態を生み出すと
私は信じている。仏教徒がさとりに悟りに達するために音楽を用い、こうして獲得する瞑
想的トランス状態のようなものだ」。彼のよれば、ワラオのシャーマンは憑依を受けるのではなく、深い
瞑想に沈潜する。この状態において、超自然的な精霊との接触を果たすのだ。

ワラオのシャーマンは超自然的な師から教わったという「まじないの歌」をうたってくれたのだが、
その師にまず、この歌はテープレコーダーを破壊する、と警告した。UCLAから借りた高価な
ものも、オルセンの私物である安物のほうも両方だ。
114,:2008/10/14(火) 21:53:44 ID:EMXJT0Kc
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%8A
シャーマンはその長い歌の最後に、「精霊の世界の大きな鋏」の話をした。それが異邦人の機会
を破壊するという。だが、その破壊は直ちに行われるわけではない。もしもすぐに破壊し
たい場合は、短いタバコではなく、長いタバコを喫うという。

数週間後、その予言は現実となった――UCLAのレコーダーのバッテリーが液漏れを起こしてワイヤ
が破壊され、一方オルセンの私物のほうもテープをブツブツと切るようになり、彼がこれを直そう
とすると状況はさらに悪化して修理不能となったのだ。

このことは明らかな疑問を引き起こす。シャーマンは自分お力で他人に害をなすことが出来るの
か?その答はイエスだ――だがそれによって、シャーマン自身もまた被害を受ける。「人殺しシャーマン
との会見」(時を越えるシャーマン)所収)で、西ネパールのシャーマンであるアショクは、デンマークの人類学
者ペーテル・スカフテに対して、次のように語っている。

仕事のパートナーに騙された彼は、激怒して「死のマントラを彼らに送った」。その結果、3人全員
が死んだ.一人は病死し、一人は赤痢になり、もう一人は車に轢かれたのだ。アショクは震え
上がった彼はその力を人に奉仕するためにのみ使うと神々に誓っていたからだ。「その恐れ
は現実のものとなった。1ヶ月もしないうちに、幼い息子と娘が恐ろしい熱を出し、死ん
でしまったのだ」。(ヨーロッパの魔術伝承でも、西欧の魔女術について同じことが言える。魔
女が他人を害するために自分の力を使った場合、それは自分自身に跳ね返ってくるのだ)。

エクアドルのセコア族のシャーマン、フェルナンド・パヤワヘは、孫たちのために本を口述し、孫はこれをスペイン
語に翻訳、「ヤゲを飲むもの」(1983)と題して出版した(ヤゲとはアヤワスカのこと)。それ
によれば、ヤゲは呪術を教えてくれるという。「呪術を使う力を得るためだけにヤゲを飲むも
のがいるが、最高の階段に達するためには、はるかに大変な努力と、大量のヤゲの摂取が必
要だ。この段階にたっして初めて、ヴィジョンと治療の力が得られる。呪術師になるのは簡単
だし、すぐだ。私のなりたかったのはそれではなかった。最高の叡智がほしかったのだ」。
115,白からす黒ひつじ:2008/10/14(火) 22:13:31 ID:EMXJT0Kc
>>114  人間は、集合体である細胞の集まりや、各臓器のパーツに相当する。

このとき、誰かに対し、破滅的力を行使すると言う事は、行使したものと行使されたもの

の間で影響力を振るう不可視の存在を指摘する事になる。つまり、人間の集合体において、

それらを構成する部分的な部位が何者かの不可視の存在によって失われたと言う根本現象を目の当たりにした事を意味する。


それらの超能力を獲得するより、何ごとにも動かされる事の無い特性を身に付けることのほうが、

つまり、節度や、分別や、見極めなどの感覚を獲得するに至る事のほうがはるかに困難であると言わねばならない。
116,白からす黒ひつじ:2008/10/14(火) 22:15:47 ID:EMXJT0Kc
そしてこの段階に達した彼は、「呪術を使って人を殺すことも出来ることがわかった。一度
もしたことがないが。父に言われたことがずっと心にあったからだ――「おまえが今、そ
の力を使えば、人も殺せるだろう。だがそんなことをすれば、おまえは一生、ただの呪術
師のままだ」」。

ペルーのヒバロ族とアワルナ族の風習を研究したアメリカの人類学者マイケル・F・ブラウンは、彼らが呪術を
意図的な殺人行為と見なし、呪術師は処刑すべきと考えていることを知った。呪術師もシャー
マンも「精霊の矢」を使うという点では同じだが、呪術師は敵に害をなすためにそれを用い
るのに対して、シャーマンは呪術師の邪な行いをくじくために用いるという。シャーマンは――そし
てその患者たちは――生命に関わるような病気はすべて呪術が原因だと信じている。これ
はもちろん、西洋人にとっては荒唐無稽な話だ。だが西洋人である人類学者エディス・ターナーは、
1985年にザンビアで治療の儀式を観察した。このとき彼女は、その参加者とひとつにな
って、「害をなす霊」を見た。それは灰色のプラズマのような大きな塊で、彼女の背中から出
てきた。

「このとき私は、アフリカ人の言っていることが正しいと知った。つまり霊による病気という
ものが確かにあるのだ。それは隠喩やシンボルではなく、まして心理学の問題ではないのだ」。
そして彼女によれば、その灰色の塊は「、、、、惨めな存在だった。純粋な悪で、何のエネルギー
も持たない。哀れな自殺者の亡霊のようだった」。どうやらその「塊」とは、一種のエネルギー
の吸血鬼のようなものらしい。

イギリスの人類学者グラハム・タウンズリーは、1990年代初頭にペルー・アマゾンのヤミナワ族の中で暮ら
し、シャーマンの使う「秘密の言語」のことを耳にした。その解読に着手した彼は、彼自身の認
識の枠組みと、シャーマンのそれとの間にある「力場」を克服する術を学んだ。

彼によれば、ヤミナワ族の認識の中心には「ヨシ」と呼ばれるものがある。これは大把持に「霊」
とか「生命のエッセンス」といったような意味だ。

この世にあるすべてのものは、ヨシによってそのエッセンスを与えられている。ヨシは他のヨシの影響
を受ける。こうして病気が起きる。だがヨシは物事や存在のエッセンスであるというだけではない。
それは超感覚的な領域に独自の形で存在しており、この領域において常に両義的だ。つま
り「似ているが似ていない」「同じだが違う」。そして人間は、3つの部分から成っている。
肉体、理性や言語と関連する社会的な自己、社会的でもなければ人間的でもない霊体だ。
これは容易に他のヨシと混じりあう。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:19:23 ID:bDarHPZP
ある魚羊は言った散々悪い事をしてるけど幸せになりたい

世の理で世界を悪で埋め立てるなら不幸にしか成れない

不幸になる土台を建ててるからこそ余計に見苦しく焦り心は幸福を求める

二律背反が魚羊を狂わせているのだろうな

結果幸せに成りたいのなら世界を善で埋めれば結果幸せに成る

せめて真実だけは知った上で滅びて欲しい魂に刻み浄化されますよう
118,白からす黒ひつじ:2008/10/14(火) 22:24:45 ID:EMXJT0Kc

「害をなす霊」を見た。それは灰色のプラズマのような大きな塊で、彼女の背中から出
てきた。

>>109

まいったな、エクトプラズムとかの類の話か、、、、。そういうことか、、、。

しかし、蛍光色のヘビが撮れるかどうか、、、? でも心霊写真で本物かどうかはわからないが

そういう種類の写真の報告はありますね、、、、。
119,ミジンコ:2008/10/14(火) 22:30:20 ID:EMXJT0Kc
ヨシとは、気のことですな、、、。オカルトで言うエーテル体、つまり生命のこと。
120,:2008/10/14(火) 22:32:09 ID:EMXJT0Kc
シの観点から見れば、人間とそれ以外のものは本質的に同一だ。だから人間は人間以外の
ものになれる。人は動物になれる。

歌うことはシャーマニズムのエッセンスであり、シャーマンの力の道具だ。アヤワスカの影響の下で、ヤミナワ族のシャ
ーマン7は「歌うこと、力のある聖歌のリズムを詠唱すること、シャーマンの歌の深遠な隠喩言語の
形で表された言語的イメージを丹念に繋ぎ合わせ、それに従うことを学ぶ。歌は道だ――それ
をまっすぐにし、障害を除けば、それをたどることが出来る」。シャーマンの治療の力は、その
歌とコシュイティに由来する。コシュィティとは、途切れ途切れの掠れた呼吸をするときに出す音を模
倣することをいう。

コシュイティの言語は、普通の物事を表す普通でない単語からなっている。歌は隠喩であり、そ
の歌の目的とする状況の比喩だ。「病人を前にしたシャーマンは、月に、動物に歌う。あるいは
神話を歌にして歌う」。彼はヴィジョンの中に住み着いている人外のヨシに歌いかけているのだ。
そしてその言語は「緻密かつ隠喩的」だ。夜は「素早い獏」、森は「栽培されたピーナツ」、魚
は「ペッカリー」、ジャガーは「籠」、アナコンダは「ハンモック」となる。

タウンズリーによれば、その結果、それはシャーマンでない者にとってはまったく意味不明となる。
魚が「白い首のベッカリー」と呼ばれるのは、魚の鰓がこの種のベッカリーの首の白い模様に似て
いるからだし、ジャガーが「籠」と呼ばれるのは、ぞんざいに編んだ籠の目とジャガーの模様
が似ているからだ。ヤミナワ族のシャーマンはこれを「捻り言葉」と呼ぶ。歌は、彼らの想像力とと
もに、ヴィジョン体験をより鮮明なものにする。シャーマンによれば、通常の単語を使うと「物に
ぶつかってしまう」のだ。