>>の続き
そこに立っていたのは、さっき放り投げたカモノハシだった。カモノハシが二本の後ろ
足で立ち、体についたほこりを前足で掃っていた。
「まったく…。人間の女はケツばかりデカくて、乱暴だカモッ!」
そう言うとカモノハシは女を見下ろし、つぶらな黒目を細めて笑った。平たいクチバシ
の端がよこしまに釣り上がる。
「魚喰いの日本人かカモ…。まぁ、そこそこ美人かもカモ…」
もしかしたら今、自分は死の淵を彷徨っていて、カモノハシが二本足で立って話をする
幻影を見ているのかもしれない。女の脳裏にそんな考えがよぎった。
カモノハシはうつ伏せに倒れている女の後ろに廻りこみ、スカートをめくり上げた。
突然、カモノハシのつぶらな黒目が怒りに燃えた。
「人間の下着は邪魔だカモッ!」
カモノハシは前足の爪でパンティを切り裂き、女の真っ白な尻を露わにした。
”いやぁ、なにをするの?!”
そして爪先を女の尻に突き当て、ゆっくりと引っ掻き下ろした。
”い、いたいっ!”
真っ白な尻に三条の赤い爪痕が浮かぶ。その痛みのおかげで、女はこの状況が幻ではな
く、現実のものだと理解した。
「くくっ、柔らかいケツだカモ。触ってて気持ちいいカモ」
カモノハシは両前足で尻肉を大きく広げると、鼻孔を陰裂に押し当て、クンクンと女の
臭いを嗅いだ。カモノハシの荒い鼻息が女の陰唇をくすぐる。
”いやぁっ。やめて、恥ずかしいっ!”
「ふふんっ、この女、排卵日が近いカモ。これは好都合だカモ」
カモノハシに生理を言い当てられて、女は体が熱くなるほど恥辱を感じた。女の中のカ
モノハシへの憧憬が音をたてて崩れ落ちた。
”こんなの、いやぁ…。もう、許して…”
そんな女の心中も知らずと、カモノハシは揚々と男根を肉孔に押し当てた。
”今度はなにをするつもりなの…”