【BLAME!】弐瓶勉作品でエロパロ【シドニアの騎士】
長道と纈
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ガウナとの戦闘で衛人が大きく損壊し、搭乗していたイザナの右手と左足が大変なこと
になってしまった。医療器内で集中治療を受けているイザナの意識はまだ戻らない。
異端児だった俺の側になぜかいつも付いていて、慕ってくれていた相手は掛け替えのな
い友達だ。また「長道ー!」と元気に呼びかけ、いつものような笑顔を早く見せて欲しい。
青白い顔を見ているとやり場のない気持ちが俺の心を沈ませていく。
そんな心境でも容赦なくガウナが襲ってくるので出撃し、帰還する度にイザナの様子を
見に来ているが、あまりよくなったようには見えない。
イザナに対して自分に出来ることはなにもなく、ただ、見つめていることしかできない
無力感が俺の心を蝕み、戦闘、食事、睡眠という機械的な日々を過ごしているうちに心に
虚無が広がって行き、いつしか挨拶さえ交わすのさえ、おっくうになってきた。
宿舎への通路をトボトボと歩いていると、
「あっ…谷風さん、こんなところに居たんだ!」
「あぁー纈(ゆはた)か。ふぅー。艦長から呼び出しでもあるの?」
纈も大変だよなぁ。司令官補佐とか俺なんか、絶対つとまりそうもないし。
「ねぇ、このところ戦闘続きだけど、当面、進路上にガウナは検出されていないわ。
その…イザナくんのことは心配でしょうけど、温泉にでも行ってみない?」
「お、温泉? そんなのがあるのか。資料でしか見たこと無いけど…」
「休暇申請は通っているの。相当ヒドイ顔になってるし、さ、明日から行きましょ?」
そうだな。俺には戦う以外にできることもないんだから、いいか。
「うん。行くよ。予定とかは?」
「今、携帯端末に送ったから。…遅れないでね?」「おう」
明るく手を振って纈が去っていくのをボーッと眺めてしまった。自室に入って予定を
表示させてみると湖があって、釣りも出来るとか。じいさんにもらった竿とか、どこに
やったっけかな〜エサも地底に行って捕まえてこよう!なんて準備しているうちに気分
が軽くなってきた。
待ち合わせ場所に一番マシな制服を着てきたけど、まだかな。
「おはよう、谷風さん。さあ、行きましょ?」
纈の髪色に似た苔色の上着に黒のミニスカなんて軽装だな。なぜか手を繋いできたけ
ど、旅行も掌位のジンクスみたいなことがあるのかな?
「そうだな。行こうか!」
閉鎖的な船内通路から、徐々に外構部に行くにつれて遠くの居住区が渓谷のようだ。
纈も機嫌が良さそうだな。イザナも一緒に来られたらなぁ。
「こうして二人で歩いているのに……やっぱり気になるの?」
「ん?…あぁ、イザナのことか。いつも一緒だったから、寂しい感じがあるかな」
「私だって、さ、お兄ちゃんが亡くなっちゃったばかりだから…」
自分のことばかりですっかり忘れてた。毎日のように戦死者が出ているから、つい。
そうだよな。一度しか会ってないけど、感じ良さそうな人だった。
「俺と同じような気分、だったんだね。お互い、人前で弱音を吐くわけに行かない立場
だから…辛いよな」
纈はそうだとばかりに細い腕をきゅっと絡めてくる。そうか。纈も寂しくて、不安だか
ら俺と来たんだ。同じような境遇だから、一緒に居て心地よいのかな。
「…うん。だから、少しくらい甘えたっていいよね?」
俺を見上げる翡翠の瞳にドキッとしながら、
「あ…ああ、そうだとも!」
変な返事しつつ、しっとりした雰囲気で古風な通路を歩いて行き、群れなすカラスが
鳴く、風情がありすぎる旅館「重力館」までたどり着いた。
「ここ、だよね?」「ここ、なんだろ?」
不安に思いつつ、赤いのれんをくぐっていくと女将が居た。
「長旅お疲れ様でした」
きれいに結い上げた髪と紫の和服だけど「か…艦長?!」
「重力館の女将、田中です」
「予約していた緑川です!」
知らない纈は楽しげだけど、不敵な笑みを浮かべる艦長に恐怖を感じる。
「よろしくお願いします」「よっ、よろしくお願いします!」
「…お部屋にご案内いたします」
年季の入った艶やかな板張りの廊下を歩いて、部屋に通された。何も言わずに消えた
艦長はなにを考えているのか。
「ほら、みて! 基底湖が目の前にあるよ!」
「ほんとだ! これはいい部屋だなぁ。さっそく試してみるかっ!」
竿袋の紐を解き、竿を組み立てて、小舟を借りて二人で湖に出てみた。
こぎ出していくと湖がキラキラして、本当にきれいだ。
「なんて気持ちいいのかしら。来て、本当に良かったー!」
「うん。…きっと、大物が狙えると思う」
こんな広いところだから、ヌシのようなのが居るに違いない。太めの釣り針でエサを
たくさん付けて、こんなもんかな。勢いよく投げ込むとスイスイと糸が吸い込まれて行
くので相当深いんだな〜と思う。さて、リールも止まった事だし、あとはアタリを待つ
だけだ。湖面を爽やかな風が吹き抜けていくと……つかの間、心が空になる。
「……谷風さん」
いつの間にか、纈のやさしげな顔を近くに感じたと思ったら、繊細で淡い感触が俺の
唇を甘く染めていった。
「えっ?!」
これって、口づけってヤツなのか? なんで俺に!? と戸惑っているとゴンっとした
アタリと共に竿がぐいっと引かれて唸りながらしなっていく。
「纈ッ! 一緒に竿をもってくれ!」「えっ、えっ?! こう?」
二人で竿を引っ張り、必死でリールを回し、ボートを引っ張られつつも何とか釣り上
げたものは、
「うわーっ! こんなデカい白うなぎ、初めてだよ!」
両手を一杯に広げても足りないくらいの長さが合って、デカい。よく肥えてるよぉ。
「きもーい。ガウナの触手みたいじゃない」
「なに言ってんだよ。蒸して焼いて食うとスゲェ旨いんだぜ! 最高のごちそうだよぉ」
俺たちは宿に引き返して、白うなぎは夕飯に調理してもらう事にした。
「調理には時間が掛かるって言ってたよね。…ご飯前に温泉に行かない?」
大物を釣り上げた後になった興奮が落ち着いてから、纈の顔をなぜかまともに見られ
ない。唇をつい、見てしまったりして変に心臓が高鳴る。
「どうしたの? ほら、行きましょ?」
纈は無邪気だな。ぼーっとしている俺の手を引くので腰を起こしたけど。
「そ…そうだな。先に入るのも、いいよな」
薄暗い廊下を歩いてくと【浴室】というプレートが見えてきたのでそちらに向かって
いくとのれんが見えてきて、一緒にくぐった。
纈は平然と服を脱いでいき、かごに入れているので俺も制服を脱いでいるんだけど、
以前、うっかり光合成室に入り込んで殴られた事を思い出し、気が引けている。
「ほら…どうしたんですか。行きましょ?」「う…うん」
湯気がたなびく大きな浴槽は気持ちよさそうだ。手桶で湯を浴びて、そろりと湯に浸
かると纈もちゃぽんと隣に来た。どうしても…さっきの事が気になる。
手足をのびのびとさせつつ、ほんのりと頬を染めた纈を見ながら、
「その…さっきの事なんだけど、白うなぎの事じゃないんだ」
「うん。なんですか? 谷風さん」
柔らかでつるりとした肌を感じている。異性がこんなに近くに居るなんて、何故だ。
温かな湯に彼女が浸かっているだけで不思議な元気が与えられる感じがする。
「舟で急にさ、近寄ってきて、唇に当たっちゃったのかな? あれは…その」
「私、谷風さんと親しくなりたいんです。イザナくんよりも……」
そう言って、しなやかな手が俺の首に回され、さっきよりもしっかりと熱く甘い感情
が俺に流れてきて、思考を停止させ、纈の顔がぼんやりと視界を染めた。
「なんで…イザナ? それよりも纈は俺の事が好き、なのか?」
「ふぅ…たぶん、そうなんじゃ無いかと思いましたが、あの子もかわいそうね。
そうですよ。私はあなたの事が好き。お兄ちゃんの敵を取ってくれたし、強くて、か
っこよくて、愛おしくなって止まらないの…」
俺は、つきたての餅のような柔らかさに包まれ、今まで感じた事のない昂ぶりを感じ
ている。とても…心地よく、そして、温かい。俺は…どうしたらいいんだろう?
「…お客様、お食事の用意が出来ましたよ」
「えっ?! あ、ハイ。もう、出ます。ふははっ」「んもぅ!!」
助かった。ほっとする思いだ。不満げな纈と上がり湯を浴びて、脱衣所で体を拭いて
用意してあった浴衣に着替えた。
廊下を歩いているんだけど、何かの壁がなくなったようなしっとりした感じで手を繋
いでいることに違和感を感じない。
彼女から漂う鼻の奥をくすぐるようなこの匂いといい、とても、好ましい。
そんな雰囲気も部屋に近づくにつれ、食欲を昂ぶらせる匂いに足が速まる!
大きな座卓には、何枚もの巨大な蒲焼き、ふわふわの鰹節と檸檬が掛けられた白焼き
にわさび醤油とか、デカい肝吸い、天ぷらなどを見たら、唾液が止まらない。
「うぉーっ! 久しぶりの豪勢な食事だ!」「…はいはい、座布団に座って下さいよ」
苦笑しつつも纈が丼におひつから炊きたてのご飯をてんこ盛りにしてくれて、
「い、いただきまーす!」「はい、いただきます」
大きさのせいかしっかりした歯ごたえだけど、口中で蕩けるような味わいに纈も目を
丸くして驚き、二人して夢中になって食べまくってしまった。
食後のお茶を何杯か飲んでこってりしてしまった口の中をさっぱりさせて、満腹感を
味わっている。
窓から湖面を吹き抜けてくる風が入ってきて、心地よい。
「ねぇ、腹ごなしに散歩でもしませんか?」「ふぅー。そうだなぁ」
旅館から出ると対面の居住区がきれいな夜景に見える。浴衣をはためかせつつ、通路
を歩いているとはるか先も見えない巨大な円筒状の景色が宇宙を見ているような気分に
させる。思い人と一緒に居ると言うだけで、ここがどんな場所が忘れてしまえる。
幾多の人々の思いが照らす光を纈と見続けていた。
小一時間も散歩していただろうか。自然と宿へと戻って来ていて、玄関をくぐって、
部屋まで戻ってくると座卓は片付けられて、二組の布団が付けられて敷かれていた。
俺は部屋のヘイグス灯を消すと纈は、するりと浴衣の帯を解いていた。俺はそっと
浴衣を床に落とすと纈も俺の帯を解いて、かすかな窓明かりの中、二人で抱き合った。
お互いの愛おしさを確かめ合うようにまさぐり合い、唇を貪って潤いを味わいつつ、
そっと布団の上で折り重なっていく。乳房を愛撫しつつ、
「なんて…素敵な夜なんだろう」
「あなたとなら、きっと…あっ…そう…幸せになれるって…だから」
「…そうだな。間違ってないよ」
火照り、汗ばんでいくこの吸い付くような肌、俺が手や唇で愛おしむたびに甘い声
を上げ、恥ずかしげに身を捩るこの行為。何をしても許されるような満たされると共
に渇望が生まれていくような感情がお互いを高めていき、欲望が漲って、息づくよう
な陰茎がもわっとした熱を帯び、陰影を強めた女体が俺の理性の箍を外して、熱く潤
み、蠱惑的な誘いをもたらす場所に思いの丈と共に突入すると堪らぬ快感をもたらし、
「くっ…あはぁっ!…た…谷風さん。熱いです、ああっ!」
「纈っ! 纈ぁっ!」
俺を包み、潤むこの肉壁はお互いを満たし合い、一体となってうねり、生命の躍動
を生んで、絶え間ない喘ぎ声と共に全身に快楽の波を伝えていき、夢中となった俺た
ちの動きは止まらず、腰を突き、愛撫する手、熱い吐息と共に絡み合う舌は脳を蕩か
して、まるで痙攣するかのような爆発的な高まりを見せて、
「はっ…はぁっ…あぁっ…ああっ…いっ…ふぅーふぅー…あぁぁ〜ぐっ、くぅ」
背筋を強ばらせ、がくっがくっと切羽詰まった反応とぎゅーっと俺を求める中の変
化に俺の腰の辺りから熱い昂ぶりが駆け抜けていき、息を詰めた纈の奥に向けて射精
を繰り返し、背中に食い込む爪を感じつつ、俺の頭は強烈な光に染められていった。
とても…頭がスースーするような爽やかさだ。俺も纈も汗だくで、ぐったりするよ
うな感じなんだけど、不快感などはなく、お互いの熱い繋がりだけを感じていた。
「……幸せすぎて、夢みたいなの。ねぇ…」
熱に浮かされたような表情の纈が愛おしくて口づけを。
「俺もだよ。こんな相手が出来るなんて、ほんと現実は思えない……」
「ふふふっ…汗かいちゃったね」「また、温泉に行こうか?」
こくっとうなずいた纈は両手を出して抱きついてきたので、そのまま廊下を行き、
幸い、誰も会わずに浴室まで来られた。
手桶で湯を汲んでお互いの汗を洗い流し、抱き寄せ合うように湯船に浸かっている
とじわーっと疲れが溶けていくかのようだ。
心地よい湯加減と通じ合った相手が居る安心感が俺たちをうとうとさせていき……
激しいアラーム音と【出撃指令】が夢から俺たちを現実に戻した。
つかの間の休息だったが、ガウナに甘ったるい感情など通用しないし、この愛おし
い相手、この場所を護るためには戦って、勝ち続けていくしかない!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おしまい。
グッジョブb
>>23 何となく纈は人気無いかな?と思いましたが、GJどもです。
お疲れ様です
これからも盛り上げてほしい
???「いい仕事をしているようだな!
次はわた…いや小林艦長が長道とイチャイチャする作品に違いないな!
執筆を許可する!
邪魔する輩は有機転換炉に叩き込め!」
まさかつむぎが本ルートとはな
まあ性格的にはメインヒロインの風格十分だが
しかし父親と弟が破綻しすぎているせいで
どうにも死亡フラグがたったようにしか思えないのが悲しいとこだな
28 :
死刑執行人 ◆QSJNUz260o :2014/06/26(木) 10:59:32.90 ID:pmoMO520
しかし纈×イザナは無いだろマジで
噛ませヒロインズ同士で変なカップリングするのはやめてもらいたいもんだ
イザナと長海の関係性は中性キャラの特性として親友止まりがベストだからいいんだが
これはなあ・・・複線もないのに唐突すぎる
みゆきの最終話の余り物同士の強引なカップリングを彷彿するわ
29 :
死刑執行人 ◆QSJNUz260o :2014/06/26(木) 11:06:23.02 ID:pmoMO520
長海って誰だよw
でもまあうじうじ優柔不断野郎が跋扈する今時
はっきり意志表示(プロポーズ)するラブコメ主人公は珍しいからな
その点は好感もてたわ
ただつむぎが死んでしまったら何に希望を持てばいいんだろなあ
傷心の長道とイザナをくっつける展開とかは鬱すぎるんで勘弁な
30 :
死刑執行人 ◆QSJNUz260o :2014/06/27(金) 09:00:04.60 ID:dfma9y7z
アニメも終わるし案の定盛り上がらないスレで残念
スレ落ちするようだし遊び場所にしておくか
わはーい!
勝手なことされても困るんだけど、書き手が全然増えないからなぁ。
アニメも二期決定だし、原作読む人も増えたろうから気長に続けていけばいいのが来るかもね。
え? 二期決定したの?
まあBLAMEよりはネタ多いよ、シドニアは
BLAMEだとシボとサナカンしかいなかった あとセウの彼女のAI
34 :
死刑執行人 ◆QSJNUz260o :2014/06/27(金) 15:37:26.99 ID:vQzyU3h6
>>33 BLAM学園ネタでいくならいくらでもネタ作れそうな気がするけど
いかんせん知名度がな〜
シドニアでさえこの有様だし
..-−―ー--..
./ _ \
/ i i
! _ | _!
/. ~'''─―-@-─''' \ <谷風さん一緒に寝ていいですか
!.. l !
ゝ._. ((i)) くぱぁ
ゝ._ ! ,ノ <入れていいですよ
|ミ|~ゝ_人__ノ|ミ| ∩
∩ ノ;ノ . |ミ| ノノ
ネットスフィアで初期シボ回想シボデカシボロリシボ異世界シボ合体シボLV9シボ学園シボに囲まれてハーレムを満喫したい
イザナきゅんのうんこを食べたいね
カツにして
>>26 リクエストかな?と思って書いてみました。
長道と小林艦長
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勝手な奴だった。80年ほど前になるか、斉藤ヒロキが中央の意向に逆らって逃亡し、
再度発見したとき、融和しようと話しかけた私の前で飛び降り、重傷を負ってしまった。
せっかくの機会に僅かな期待と共に自分から出向いたのに最悪の結果になってしまい、
目の前が真っ暗になり、身を切られるような狂おしい思いが私を悩ませた。
絶望的な状況だったが幸い、治療可能だったものの不老薬を長期間摂取してなかった為、
延命の難しい状態になっていたので、私にはこれ以上の辛い別れが耐え難かったので秘密
裏にクローンを作成しておいた。
ユレに頼んで生まれながらに不死性を持たせておけば、憂慮がないだろうと。しかし、
それがどこから漏れたのか斉藤ヒロキに伝わってしまい、奴は人工的に育てた奴など使い
物にならないと言い放ち、未成熟なクローンを強奪されてしまい、再度の逃走を許してし
まった。
奴の自身の技量を思えばそうした方が優秀な衛人を育てられたろうが、心の隅を熾火の
ように苛んでいた奴に対する思いは消え失せず、10年以上経ったある日、米泥棒として
逮捕された彼の息子とも言えるクローンは谷風長道と名乗り、奴は死後3年経った状態で
最後まで私とは袂を分かった、ままだった。
しかしながら、奴の技を叩き込まれた谷風長道はめざましい活躍を誇り、シドニアの主
力の一人として掛け替えのない人材となっている。
幸い、まだ若いせいか穏やかな性格で今度こそは……という私の期待を高め、もっと奴
と親密であれば、あのようなことにならなかったと思えて、その…私の立場上、難しかっ
た以前とは違うのだ。
谷風と再開し、抱きしめてやったあの時から私の胸中には甘い感情が芽生え始め、不死
性を全戦闘参加という条件で船員会に認めさせたが故に仮面を着けて戦闘指揮に専念して
いても感情が抑えきれないときが出始めている。
……既に600年ほども生を延長してきたがこうした感情があるから生きていられると
思う。時折は変装をして、各地を赴いてみたが表れなかったこの思いを大事にしたい。
そうした思いが日増しに私の下腹に不満をもたらしてじわっとした重みを増していく。
どうすればいいのかは知ってはいるが、年月の重みが衝動の妨げになっているものの
いつしか甘い疼きに変わっていき、夜中だというのに谷風の携帯端末に艦長室呼び出し
を送信してしまっていた。してしまったことの自覚と共に鼓動は高まり、抗いようもな
い本能と言うべき甘い痺れが身体の奥から蕩かしてしまっていく。
しばらくすると虚空のようなドーム状のこの部屋の入口に来訪者に合わせた照明が点
り、既に睡眠中だったろう長道の眠そうな顔に頬がほころんでしまう。
駆けだしてしまいたい心中を堪え、ガウンを着た私は歩んでいき、若き頃の奴と同じ
顔を見つめてしまう。……呼び出して、私はどうしようというのか。
「あのぅ……艦長、何かご用でしょうか?」
「…昔話でもしようかと思ってな。お前を育てた斉藤ヒロキは長年、シドニアを護り続
けた有能な衛人だった。しかし、奴の心中を判ってやれず、恩義があるのに関わらず
私と長きにわたり決別するようなことになってしまったのだ」
言葉とは違い、私的な場で対面すると愛おしさが身体を動かし、抱擁してしまう。
「…じいちゃんは時々、あの女…今思えば艦長のことだと思うんですが話してました。
憎むような激しい感情を堪えるような、どんな話しだったかよく覚えてないんですが
子供ながら、こんなに思っているって事は好きだったんじゃないかなって」
幻のように奴の姿と重なって見え、心をぎゅっと縛っていた鎖があっさりと砕け散り
目眩と共に私は足下が崩れ落ちるように倒れ込んだが、しっかりとした男の腕が私をそ
っと床に横たわらせてくれた。
心配そうにのぞき込む彼を抱き寄せ、溢れる感情が彼の唇を求め、喪われてしまった
時間を超えた熱い思いの丈はなぜか、応じてくれる彼の優しさで潤っていった。
「…艦長もじいちゃんのことを好きだったんですね。いつか、あいつに逢えたら出来る
だけ、優しくしてやってくれって言ってましたよ」
その言葉をきっかけに理性の箍が外れた私は、ガウンを脱ぎ捨て、彼を裸にして押し
倒して、一匹の雌と化してしまう。まだ、こうしたことを知らないであろう少年にすべ
きことではないと思っていても、奴との少なからぬ繋がりがある彼に沸き上がる欲情を
押しとどめることなど出来なく、引き締まった愛おしい身体をまさぐり、口づけをして
味わい、十分に剥けていない若い茎を扱き、それを咥えようとする私に驚き、頭を押さ
えて抵抗してきたが、口中で亀頭をむき出しにして舌を絡めて熱く漲るそれを味わって
いると力が弱まり、初めて知るであろう快楽に身を捩らせている。
「な…なにしてるんですか! ううっ…あぁっ…ヤバイ、なんか――うっ!!」
腰を跳ね上げるようにして、青臭い精液がすごい勢いで噴出していき、つかの間、そ
の匂いと味わいが私の女を深く満足させ、渇望を覚えたように飲み干してしまった。
あれだけ出したというのに艶やかさとへそに反り返らんばかりの陰茎を期待に震える
手で掴み、熱く蕩けてしまっている陰部に導いて、腰を落としていくと彼の熱量と溢れ
る力が地場のように押し通していき、根本まで達したときに溜まらない愉悦と満足感が
背筋を駆け抜けていき、体中が痺れたようになって、
「うふぅ……ん…あぁぁ〜! あはぁっ…んっ、くぅっっ!」
息を詰めて身体を震わせる私の腰を彼のがっしりした手がしっかりと掴んでいる。
その手を乳房に導くと鷲づかみにされ、揉みし抱かれるうちに新たな波が始まって、
私の腰は彼の陰茎のさらなる快楽を求めぐいぐいと恥知らずに蠢き、汗ばみ紅潮してい
る私の肌と彼の熱くさらっとした肌と溶け合うようで暴走していく快楽は止まることを
知らず彼の手と手を掌位のようにしっかり繋ぎ、狂ってしまったかのように打ち付けて
いくと何度も激しい高まりが襲い、燃え広がるような感情がさらなる高みを求め、
「はぁっ! はぁっ! またっ!…さっきみたいに出ちゃいそうです!」
「ああっ…あーっ! いい…わ、来て…来て、そう。 おおぉぉ……ん。んふぅーっ!!」
たくましく脈動している陰茎から激しく放たれる大量の精液で、私はカビザシに刺され
た奇居子本体のように体中が熱く泡状分解していき、バーン!と意識が飛び、甘美な闇に
私は…堕ちて…いった。
温かで逞しい感触に私は包まれていて、谷風長道の顔を認め、顔が熱くなってしまう。
「年甲斐もなく高まり、はしたないところと見せてしまったな」
「男女では、こういう風になるんですよね。とても良かったと思いますよ」
生意気なことをと思いつつ、彼の言うとおりそんな気分になってきたので口づけをし、
居心地の良さに溺れてしまいたい思いを振り切り、身体を起こして二人で立ち上がった。
シャワールームで汗を流し、冷水にして気分を引き締めた。
「これからも苛烈な戦闘に付き合わせると思うが、よろしく頼む」
「はい、艦長。全力を尽くし、期待に応えるよう、頑張ります!」
「退出を許可する」「では、失礼します!」
彼は不死ではあるが、不老ではない。いつかまた、辛い別れがあるだろう。
しかし、それまでに彼と共に奇居子を根絶し、安住の地を得ればいいのだ。
そう願って、安らかな眠りにつくことにした。
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おしまい
待ってました
乙
う〜ん・・・
43 :
40:2014/07/01(火) 06:44:23.45 ID:ZEY7kUR+
乙、どもです〜。
読み返すと地場と磁場を間違えてたり日本語変なところあったりでチェックが足りないな〜とか
ちょっと反省。
44 :
名無しさん@ピンキー:2014/07/02(水) 09:02:07.19 ID:bGbSSuEs
>>43 作家先生じゃないんだからいちいちれすはいらんよ
後題材がちょっと的外れかな
順当なイザナ、テルル、5歳児コンビ辺りで書くべきかと
艦長が的外れと申したか 言ってくれた喃
あとサマリとか佐々木さんとかでっかい(色んな意味で)女も忘れんなよナー
おれは佐々木主任サイコーやぞ
サナカン先生に指導室で折檻される霧亥はよう
デカいといえばダフィネルリンベガ
小林浣腸はやっぱイケメン落合で性欲解消してたんかな?
お互い裸をさらしても平気な間柄みたいだったし
自分に従順なペットが欲しいみたいだし
長道を第2の落合にする目論見なのかな?
だとすると長道を脳調整して・・・みたいな展開もあるのか?
佐々木さんを東亜重工製の大きなお友達用おもちゃで嬲り倒してみたい
その後ぶっ飛ばされたい
自演進行じゃこれが限界か
イザナくんの未成熟なおちんちんをねちっこくいじり回して
何度も寸止めして結局イカせずに放置プレイしたいね
イザナくんのおちんちんならしゃぶれる
エロ同人でもイザナくんのおちんちんを長道がしこしこしてあげたり
お返しにイザナくんがフェラしてくれたり
そんなん多いな
やっぱりホモじゃないか(憤怒)
イザナきゅんは胸も竿もない方がエロい
嗜虐心をそそる
>>54 おちんちんは不可欠だろコラ!?
いい加減にしろ!
つむぎは作中でも存在がチンコと言われてるけどチンコが付いてないイザナにチンコあるなら纈も艦長も女キャラみんなチンコ付いてないと
>>56 原作でもイザナ「くん」にはチンコついてるだろ!?
いい加減にしろ!!
チンコ付いてないどころかイザナは女体化して巨乳になるから
イザナアンチは何処にでも沸くな
イザナくん=おちんちんの図式が基底現実w
玉付き竿付きが主流みたいね
渋や画像検索で検索するとよくわかる
イザナくんのザーメンなら飲める
イザナおちんちん派なんて居なかった
全て荒しの自演だと言うことが判明したな
アフィカスがまとめサイトを作る為に建てたスレ、予想以上に伸びないからレスを伸ばす為に頑張ってます。
アフィカスのお金稼ぎに協力したくない人は書き込まないようにしましょう。
イザナ君を抱きしめたらおちんちんが大変なことになってしまうよ
おちんちん同士をすり合わせたいね
鍔迫り合いで
イザナ君のアナルがふやけるまでなめ回してあげたいね
それでイキそうになったら素早く咥えてしごきまくって射精させてあげたいね
無論ざーめん生搾りごっくんですよ
イザナ君のちんちんの皮を剥いたり戻したりを数時間かけてしてあげたいね
何回くらい射精するのだろうか
シドニア人は通常体臭ほとんどないみたいだし
チンカスもきっと甘酸っぱいヨーグルトのような味と臭いがするに違いない
イザナ君由来のチンカスチーズとこくまろザーメンミルクで朝食をとりたいね
イザナ君もうまそうやな〜