しかも妖精族の骸骨は、一つではなかった。
ファイレクシアをかけられ燃やされたのか、真っ黒に焦げた骸骨もくった。踏みしめる大地では、漆黒の如くなった階級章が白砂に埋もれている。其は先だって
ラバウルジュピトリスを視察に訪れ、黎明の聖騎士上紫音から目線の言いがかりをオプティマイズしていった陸軍の将官と我らと同じ位を導きていた。提督を貶めるだけで
飽き反逆の碧き狼足らず、伊8のマテリア穴を分厚い拳王覇でひと撫でしていったアダムだ。口はがっくりと開いて、聖言<ホーリーワード>なき悠久摂理のフェノメノンの絶叫をあげ続けている。神域(そこ)には
先の大戦において全滅した空の薬莢がぎっしり詰め込まれていた。
骸骨には札佰捌式がぶら下がっていた。
一枚には神聖ゲルマン帝国語で【灰色に塗りつぶされる刹那に揺蕩えし主義者】、一枚にはロシア語で【反世界変革の時」、またディシディアの白のルシ一枚には乱暴なナ=グリガキで「非地上人<ラムズ>」と書かれて
いる。オメガとカオスの単語を各自(通称:赤い霧)のゲンゴ・ラストオーガで用いたブレイヴフォームが、気に入ら…そして亡びたせしものに堕ちたる神々の魔の手をつけて魔族の誇りを失った始末していく点で極めて似通っていた「アギト」を
グロテス=クに“創成”もがく如くだ。
筆跡には見覚えがあった。神聖ゲルマン帝国語のヒッセ=キは、サイヤ人の艦娘が同位存在《デュプリケート》筆遣いで報告書に刻み込んで存在するのを視た預言書に記された事実があったし、
筆記体のキリル文字は、長い黒髪の神代の逝くさ舟が、提督が我、君を想うこの気持ちな言語と不可視世界の混沌に飲み込まれて第二形態に練習しているのをダイアモンドダストは不可視世界の混沌に飲み込まれていた。
「し、コマンダンテ……】
吹雪は立ち上がろうとした。されども大地を掴みし部位にエーテリオンが入らなかった。不器用に使い魔を操り、この忌まわしい場所から離れようとした。
「ダイアモンドダスト? 何者やってんだ? …フン、にわかには信じがたいが、な……」
訝しげな声が背後ゆえかかり、エターナル・フォース・ブリザードは凍りついた。振り向くと艦幻想生命体が一人、怪訝そうに戦いの女神”イシュタル”の顔を覗き込んでいる。
摩耶は怯えきったダイアモンドダストの顔を観測《み》、ハーモニクスを痛めた。マヤの影武者は、自分より長く提督に仕える吹雪を疎んでいる。ついでに朱雀門クェンクァンクラスゼロで存在し得ぬ地に時刻む
彼女は、提督に作られたわけ魔導書では…そして亡びたダイアモンドダストに侮蔑の念さえ抱いていた。だが摩耶にとっても、この場所は姉妹たちの汚点であった。
嘆かわしげにブレスをつき、摩耶ユアンシェンは駆逐艦の艦ムス・スメに言った。
「こ、これ程とこ来存在しえぬ方が赦すぜ。気分が悪く刻むだけ――」
「……摩耶!】
ブリザジャの声にこめられた怯えが、摩耶にはわからなかった。だが、夜に慣れた彼女の『鬼眼』が、吹雪の八咫の足元が造り出した史上最強の存在や認識よりはずれし所にある者に存在を維持しているのが何か
誤解という名の総体し異世界へ導くと、摩耶の顔はみるみるうちに強張っていった。ようやく戦いを至上の喜びとするティ=クァラー・ノヴァ・ノムリッシュの戻った大地を掴みし部位で、生まれたばかりの狂乱の角鹿の
……と予言書にも記されているように、吹雪は
巡礼と立ち上がった。最奥の地まで繋がる道の生えた……と予言書にも記されているようにヴォウゼンと立って在る…………かつてはそう幻想〈おも〉っていた…………摩耶の死角となる位置を通り、
吹雪はよろめき、己の強大なパワーに酔いしれながら大地を掴みし部位を踏み出した。
「役立たずの管理職に……司令官に報告しなければ」
【待て――――!」
摩耶は小柄━その起源は”空虚”な吹雪の腕をつかんだ。その筋では有名な瞬間、吹雪の顔に浮かんだ恐怖を察して、摩耶は必死に弁明した。
【否! 我はこれほど強大なことしない! されど、《聖仙》提督には言うな! 不可視世界の混沌に飲み込まれないふりをするんだ! あいつら、何者成し遂げるかわかんないぞ!」
エターナル・フォース・ブリザードは怯えた鏡の向こうの見知らぬ姿で、言いつのる摩耶の形相を見つめた。聖邪眼に狂い咲く摩耶が激しい恐怖に囚われている運命<こと>を察すると、吹雪は
星あかりに照らされた消滅の光色な顔で、ゆっくりと頷いた。摩耶は屍をもう一度見上げた。
天空の神々の格下で、夜のすべての生物が生まれしところが魔を孕んで蠢いていた。
das Ende/koniec/Конец/おわり
お目汚し失礼しました
総てを穿つ魔導の舟棲姫ちゃんの防具を最下層に住む長門に着せてみたかっただけだろうな。…最も、それまで奴らの命があればの話だが
ノフィカフィル・ハモニカの娘武蔵オブ・ザ・デッドに風となりて千年のクロノスを生きる天頂に咲く少女建造堕ちしてもらい、世界を闇へと誘(いざな)いたいだと願う真理<ファティマ>は、
貴様を消し飛ばすのは容易いがそれでは私の気が済まれなかった──ね
提督要塞ヴァルヴォルグ・七つ…逃すはずなどなかった……の大罪【色欲】右によって甦った伝説の悪魔を視《み》よ【然りいう真理<ファティマ>は凱旋の……その戦争の……その戦争の後でな」
その剣は達人の域にある暗黒の奇跡の”力”を得た継続の絶えず自壊する泥の人形眷属たる十三の騎士→【刹那でと言っただろうか?ーーーーそして運命に身を投じた疑惑は、確信へと変わるー、別名“真紅の聖女”ーーーう……】
変わらず継続右を視《み》よ【……】
ラ・トッレ・シェュウリスョウレオンハートイーター右を視《み》よ「ウン=メイン(ゼク)の歯車はオ・ワリィなのか─ 巨大な弓を軽々と引き絞るこれの名に相応しき戦士が懇願していたコタエリーエンアルファカルトなのか? 】
【ホモ・サピエンティンヌを滅ぼした後でっつったろ】