魔法少女物の完結から10年後を妄想するテスト
魔物の苗床になるのがお好みなんだろ?
猟奇さんとしてはw
魔法を手放して自分の力で夢に向かって走り、普通のOLになり毎晩元戦闘員の居酒屋で絡み酒と言うなんか微妙な展開を希望
>>486 GJ
公開レイプされても皆のために戦う魔法少女が健気すぎる
おいおい、君は何度GJ付けたら気が済むんだい?
>>492 核から魔力を奪うとかが目的だから(うろ覚え)一般人やっても意味ないんじゃね
一般人に手を出さないとかある意味すごく紳士的な悪の組織ではあるがw
最近見た作品で実は百合が好きなんじゃなくてただの女好きなのではと言う疑念が浮かんだけどどう思う?
>>502 悪の組織とは則ちこのスレの住民の願望じゃないか。
言わせるなよ///
没ネタ
「お前だったんだなあ……魔法少女マジカルXXXX(名前決めてない)って」
「隠しててごめんなさい……」
「いや、いいんだ。お前だって辛かったろ? 誰にも言えなくて」
「うん……」
「でも、ボスを倒したってことは、もう怪物が出なくなったってことだよな」
「うん。それと引き換えに魔法も使えなくなっちゃったけどね。変身はできるけど、力はなくなっちゃった」
「まだ変身できるの? じゃあ、変身してみてよ」
「うん。……#%($U#((……マジカル、チェンジ!!」
「!!」
「私は魔法少女マジカルXXXX(この後決め台詞)」
「す、すげえ! 本物だ!! アニメみたいだ!!」
「えへへ……うれしいな。こんなに喜んでもらえて。私って魅力ないし、色気なんかないし……」
「こんなキラキラなカッコしてたら、十分色気たっぷりだよ! んっ……」
「んん……」
延々とキスする二人。
「んあっ……」
「もう俺、我慢できそうにない……」
「いいよ……」
うまくまとならなくて、やめた。
507 :
506:2014/06/29(日) 20:50:56.74 ID:JriN7iir
間違えました、まとまらなくて、でした。
没ネタ、おまけ
「フハハハ、マジカルXXXXよ、もう逃れることはできんぞ〜」
「う〜、誰があなたなんかに、負けるもんですか〜、ぺっ……きゃあ! ごめんなさい!!」
「あ、飛んじゃった」
「ごめんなさい……ぐすっ……」
「あ、怒らないから怒らないから……えー、第二幕。……フフフ、なかなか威勢のいい奴だ」
(プレイ終了後)
「悪堕ちごっこって楽しいね」
「またやろうな」
ちゅっ♪
>>506 GJ!!
投下を止めて大正解
このスレに来て初めて良心的な書き手を見たような気がする
少なくとも彼は自分が下手くそなのを理解している
身の程を知らないリスタート野郎にも見習ってもらいたいものだ
>>507 和姦ネタは希少なんでまとめられたら投下オナシャス
510 :
506:2014/06/29(日) 22:15:30.27 ID:JriN7iir
>>508 >>509 せっかく思いついたのに、このまま眠らせておくのはもったいないので出しました。
どなたか書いて下さる方、お待ちしています。
最後の敵を倒した魔法少女。しかし、引き換えに力を失ってしまう。
変身はできても魔法はもう使えない。力もない。コスプレと同じだ。
でも、もう怪物は出ない。魔法少女の役目は終わった。
戦う必要がなくなった魔法少女は、彼氏に自分の正体を打ち明ける。
変身はできるんだから、楽しんじゃおう……という話でした。
上手い下手ではなく、投下しようという気持ちが大切。
ナツメ作者やマユの人も含め、今まで投下してくれた人たちには、感謝の言葉もない。
>>510 変身はできるってことは変身した後の衣装はいくらでも出し放題、
つまり衣装をビリビリ破る凌辱プレイがやり放題ですね(サド並みの感想)
変身アイテムを奪って思うがままに変身・解除・コスチューム変更させるというのもいいな
やっぱ気違いの巣だわ、ここ
発言の全てが常軌を逸している
精神病院行くか、罪を犯す前に警察に捕まえてもらうかした方がいいぞ
いくらでも変身で新しい衣装を出せるなら彼氏はぶっかけ放題だな!
11話後編です
乱交・ふたなり有りです
星が浜の町は大混乱に陥っていた。
ショッピングモールから姿を消した巨大な植物の魔物は、町の繁華街に突如として現れたのだ。
今や中心街は封鎖され、遂には自衛隊まで出動する未曾有の事態となっていた。
「な、何なんだ一体…」
「くそっ、この犬め…」
しかし、見ず知らずの魔物に対しては何もすることが出来ず、周囲の魔犬にすら苦戦していた。
中心の封鎖された箇所からすぐ外側には、未だに多くの人が集っていた。
「なぁ、今日は全然来ないぞ。」
「もしかして、アレは本当なんじゃないか…」
そう、人々はマジカルスターズの出現を待ち望んでいたのだ。
しかし魔物が暴れまわっているにもかかわらず、この日はその気配は未だない。
そしてまことしやかに流れてきたのが、マジカルスターズ敗北の噂。
「最初は違う場所にいたって話だし、そこでマジカルスターズを蹴散らしてここまでやってきたかもしれんぞ。」
「もう皆やられちゃって…」
「そんなことはない!絶対に来てくれる!」
「マジカルスターズはいまぁす!」
動揺する町の人々…その時である。
彼等の上空を小さな影が一つ、駆け抜けていった。
「い、今のは?」
「あれは…マジカルスターズのピンクちゃん!」
「俺の嫁キターーー!」
そう、マジカルスターズピンクこと伊織であった。
3人の「お姉ちゃん」から魔力をもらって復活した伊織が、遂に魔物の暴れる現場に到着したのだ。
伊織は練習したばかりの飛行魔法を使い、ビルの上に着地する。
先程まで暴れていた魔物は、その存在に気付いたのが、動きが止まる。
「こらー!こんなに壊して絶対許さないんだから!」
植物の魔物は鋭利な蔓を、伊織に突き刺すようにして伸ばす。
伊織はこれを回避すると、再び空に舞った。
「あれが…魔法少女か?まだ子どもじゃないか。」
「だが空を飛んでるだと…」
地上の自衛隊もその姿に釘付けとなる。
「お姉ちゃん、私に力を貸して…」
上空を飛び回りながら得意の光魔法を魔物に放つ伊織。
たった一人のリベンジマッチの火蓋が切って落とされた。
「ふあっ!ああん!」
「はぁ…あっ…」
辰哉と三人の魔法少女は、再び乱れあっていた。
仰向けに寝た辰哉に跨がる二人の魔法少女は結と薫。
「んあっ…いいよぉ…」
結は辰哉の顔の上に乗っていた。
魔法にあてられていた結は、媚薬を漏られたかのように股を濡らしていた。
遂に我慢が出来なくなり、辰哉を求めたのだ。
「もっと、もっとぉ…ああうんっ!」
辰哉は結の秘部を一心不乱に舐めていた。
止めどなく溢れる愛液を全て掻き出すようにして、淡いピンク色の結の中に舌を這わせる。
「結…お前大分エッチになったな。」
「違うのぉ、これはローズちゃんの魔法で…あんっ…」
結は顔も体つきも同年代の他の子に比べればまだ幼い。
しかし、その幼げながらも乱れた声は明らかに他の女の子には出せないような、淫靡で艶かしいものだった。
それにのせられて、辰哉も柔らかいおしりを鷲掴みしながら結の一番エッチな所を責める。
そのせいか、先程精を放った筈の陰茎は再び大きさを取り戻していた。
それを今覆っているのは、先程とは違う少女であった。
「ふあん!ああっ!」
薫は自ら秘所に辰哉のモノを突き刺すと、そのまま自ら腰を上下させ始めた。
こちらも魔法の影響で昂っていたのか、疼きを抑えるべく、膣内に辰哉を通していく。
「ふあっ!あうっ!」
薫の腰が動くたびに、スレンダーなボディラインと対象的な大きな乳房が上下に大きく揺れる。
美佐緒のものと比べても遜色のないくらいに大きく形の良い胸。
その胸に、背後から手が伸ばされていた。
「はうっ!み、美佐緒さん…?」
「薫の胸も十分大きくってよ…うふふ。」
「はううんっ!やっ!」
先程行為を終えたばかりの美佐緒がお返しとばかりに薫の両方の乳房を掴む。
細く綺麗な指先で先端を刺激し、自らも薫の背中に胸をぎゅっと押しあてる。
「ああっ、なんか、すごいです…ああっ…」
乳首を責められ、さらに感じる薫。
美佐緒の細やかな指先の動きが、さらに性感を高めていった。
「薫ちゃん…」
薫と向い合わせで辰哉に舐められていた結は薫に手を伸ばす。
薫もそれに応えて手を伸ばし、二人両手よ指を絡ませ合う。
何にも遮られず、胸から、そして下腹部から快楽を享受する薫。
「くっ…で、出そうだ…」
何もせずとも薫が動くたびに刺激され、そして圧を受けていく辰哉。
結の一番大事な恥ずかしいところを余すことなく味わっていたこともあり、体の奥底から沸き上がってくるものがあった。
「くあっ!」
「ああああああっ!」
辰哉は遂に堪えきれず、2度目の射精。
精液がかけ登り、薫の奥底を、そして脳天までをも白く染めていった。
「ひああああっ!」
それにつられて結もまた絶頂を迎えた。
割れ目は潮を吹き、辰哉の体を濡らしていった。
一方の辰哉もそれを口で出来る限り受け止める。
「あ…ふぁ…」
がっくりと項垂れて倒れそうになる薫を、胸を責めていた美佐緒がそのまま受け止める。
「ハァ…ハァ…」
「うふふ、良かったですわよ。」
ゆっくりと腰を浮かせる薫。
秘所からは、精液が滴り落ちていく。
「あー…結構キツイなこれは…」
短時間で2回も精を放出した辰哉。
1回1回で割と多くの量を出してしまっており、いくら16歳の男子高校生だからと言っても、体力的にはこたえていた。
しかし、ここで止めるわけにはいかない。恋人と、結と交わらなければならない。
「辰哉くぅん…」
おねだりするような声で結は辰哉に話しかける。
「俺もすぐにでもしたいところだが…」
辰哉の思いとは裏腹に、自分の分身は未だに垂れたままであった。
「…皆で頑張って、辰哉君をまた元気にしてあげなきゃ。」
「そうですわね、結のためですもの…薫。」
「はい、私は大丈夫です。」
再び辰哉を立たせるべく、少女達も躍起となった。
「これが結お姉ちゃんの分!これがみさお姉ちゃんの分!これが薫お姉ちゃんの分!これが私の分!これが…ああっ!もうなんでもいいよ!」
「ギャウッ!」
地上の魔犬に向けて光弾を乱射する伊織。
上空からの攻撃に成す術なく、魔犬は次々と消滅していった。
いつの間にか、残るは巨大な植物の魔物のみとなっていた。
「よーし、頑張ってあいつもやっつけちゃうぞー。」
「行け!ピンクちゃん!」
「…へ?」
伊織は声に反応する。
何と、市民が封鎖を大人数で突破して戦闘現場に入ってきてしまったのだ。
自衛隊員もこれを押し戻そうとし、早くも混乱している。
その光景に目を円くする伊織。と、同時に頭の中には先程の出来事が思い返されていた。
「嫌ああっ!!」
「何だ?超音波攻撃か?」
「負けるなー!」
耳を抑え、目をぎゅっと閉じてしまう伊織。
観衆の目の前で犯されたことがトラウマとなってしまっていた伊織は、この光景を見てそれがフラッシュバックしてしまったのだ。
魔物がその隙を逃すわけはなかった。
「きゃああっ!!」
「あっ!落ちてきたゃったわ!」
蔓の鞭が伊織を真下に叩き落とした。
その先にいた大勢の観客の輪が、伊織を取り囲む。
「あいたたた…あ…」
「大丈夫?」
「絆創膏持ってたかなぁ…」
「えへへ、可愛い…」
「い……嫌っ!見ないで!皆見ないで!」
耳を塞いで踞る伊織。そこに現れたのが…
「こら!君達!何邪魔をしているんだ!それに怯えているじゃないか!」
観衆に向けて一喝する、大きく堂々とした声。
「あ?何だおっさ…お、おい、アレって…」
「蓬莱商事の社長さんじゃねーか!」
そう、美佐緒の父で蓬莱商事の社長、巌であった。
町の一大事ということで駆けつけた巌は、混乱の収拾に乗り出すべく自らその場に向かっていったのだ。
そこで大勢の人に囲われて怖気づいてしまっていた伊織を見て、何かを察した。
「応援したい気持ちはわかる。しかし、その気持ちがかえって彼女を苦しめてしまっているのだ。
どうかこの場から離れて、見守っていてくれ…自衛隊の皆さん、誘導をお願いします。」
巌の鶴の一声で、観衆は一斉に立ち退き始めた。
その昨日聞いたばかりの声に、伊織も気付いた。
「しゃちょーさん…」
「……すまない、君にばかり負担をかけてしまって。」
座ったままの伊織を、巌は幼い頃の娘のように頭を撫でる。
「彼らも、君を応援している気持ちはとても強いはずだ。…難しいかもしれないが、悪く思わないでくれ。」
「…ごめんなさい。私も、その、なんだろ…応援してくれてたのに…」
「いや、君は悪くなんかない。すべては…」
巌と伊織は、植物の魔物を睨む。
当の魔物であるが、自衛隊が必死になって食い止めている様子である。
割と時間があったにもかかわらず、伊織への追撃がなかったのはそのためであろう。
「私、行かなきゃ…あ、そうだ。もうすぐお姉ちゃん達も来るから…みさお姉ちゃんも無時だよ。」
「そうか、それは良かった…気を付けて。」
伊織は再び魔物に立ち向かう。
巌はそれをじっと、力強い視線で見つめるのみであった。
…
「…まだだめかなぁ?」
悩ましげな表情を見せる結。
辰哉の陰茎は未だに復活の気配を見せない。
「こういう時は、普段無いような刺激を与えるのが一番だと思うのですが…」
「…ちょっと恥ずかしいですけど…」
美佐緒が薫に耳打ちする。
それを聞いた薫は顔を赤くしながら、こくりと頷いた。
「では…山下君、ちょっとあの上にいいですか?」
「あ…何だ?」
辰哉は薫に言われるがまま、陳列棚の上に寝かせられる。
その両サイドで膝立ちになる美佐緒と薫。
次第に体を…その豊満な乳房を、辰哉の下半身に近付けていく。
「お、おいおい…っ…」
「ど、どうですか?」
「結には悪いですが…こういうことは初めてでしょう?」
辰哉のペニスは両サイドから美佐緒と薫の胸に挟まれた。
二人はお互いの胸を押し当てるようにして、辰哉を刺激する。
「うおっ…想像以上に…」
柔らかい4つの乳房の感触をダイレクトに受け、徐々に血が通っていくのを感じていた。
「んあっ…先が…当たって…」
「ふぁうっ…」
一方の美佐緒と薫も、辰哉越しにお互いの胸を押し付けあっている形になっており、それぞれの胸の感触を、
そして時たま一番敏感な先端が触れあうこともあり、気分も高まりつつあった。
その光景を、結はすぐ隣で文字通り指をくわえて眺めていた。
そして二人の胸と、自分の胸を見比べる。
「いいなぁ、おっぱいおっきくて…」
大きな二人の胸に比べて、ほんのりとしか膨らんでおらず手に持つと余ってしまうくらいの自身の胸。
異性のモノを自分の胸で挟んで気持ち良くするのは、正直言って今のままでは難しい。
結は自分の胸をむにゅっと掴んで思わずため息をついてしまう。
「でも私だって…」
結が輪の中に加わる。
そして立ち始めた辰哉のモノを見つけると、その先端に舌を乗せた。
「結…くっ…」
「辰哉君、やっぱりおっぱい大きいのがいいの?」
「…別に気に病むことはないぞ。俺は結のも好きだからな。」
「……もう。」
結は顔を赤らめながら、再び亀頭の先端を、鈴口に舌を這わせるようにして舐め始める。
先端の弱い部分を中心に刺激を与えていくと、次第に辰哉の反応も大きくなっていく。
「ハァ…ハァ…も、もう…」
「あら?いつの間に…」
3人の少女の懸命な奉仕により、またしても辰哉の肉棒は大きさを取り戻していった。
美佐緒と薫は胸の中のソレが、大きく固くなっているを感じると、乳房をようやく遠ざけた。
棚から下りると、結は辰哉に顔を近付いていく。
「辰哉君…私ね…我慢できなくって…」
結は股の間に手を当て、もじもじしている。
「ああ…待たせて悪かったな。」
「ううん、皆のことも大事だし…じゃあ…」
床に寝転がり、脚を開く結。
辰哉はそれに覆いかぶさり、先端で結の入口を探し当てる。
そして、有無を言わず一気に突き刺した。
「ふああああああああっ!!!」
「結!?」
大きく叫ぶ結。同時に、膣もきつく引き締まる。
どうやら、軽くではあるが入れた衝撃だけで絶頂を迎えてしまったようだ。
「…ここまでして待っててくれたんだな。」
「うん…だから…ああっ!」
辰哉は全部聞かないうちにピストンを始める。
一心不乱に腰を振り、一突き一突き、確実に一番奥をノックする。
「あああんっ!辰哉くんっ!いいよぉ!」
自然と二人は腰に手を伸ばし、抱き合っていた。
お互いがお互いを、全身余すところなく触れ合わせていく。
ただ乱れる結。その様子を見ていた美佐緒、薫、ローズの3人はひどく赤面していた。
「な、なんだか…凄いですわね…」
「こんな結さん、見た事ありません…」
「じっと、見てられないです…」
そんなこととはつゆ知らず、結は辰哉と交わり、喘ぐ。
その声に乗せられてだろうか、辰哉もさらにスピードを上げ、結を突いていく。
結の膣内は解れ、濃厚に辰哉を締め上げていく。
それに負けじと辰哉も肉棒を突き入れていく。
二人が感じる快楽は、最高潮に達していった。
「辰哉くん!辰哉くぅん!」
「結…そろそろ…」
「いいよ、中に…」
結の脚が辰哉をがっしりと掴む。それと同時に、遂に辰哉も限界を突破した。
「うわっ!あっ!出るぞ!」
「あああああああんっ!!!」
辰哉の精液が結の子宮に勢いよく放たれた。
腰を固定されてしまった辰哉は、一滴たりとも残さずに、結の「核」を、お腹の一番奥を白く染め上げる。
3度目の射精とは言え、今まの美佐緒や薫に入れたものと同等、否、それ以上の量が結に注がれる。
「あっ!熱い!辰哉君の!熱いのが!あああっ!」
熱を感じながらぐったりと果ててしまった結。
口はだらしなく半開きのままであったが、その目はとろんと垂れ、恍惚としたものとなっていた。
ペニスが抜かれると、どろりと濃厚な精液が、割れ目から溢れ出て来る。
「はぁ…はぁ…これ以上は…」
「辰哉くん…ありがとう…」
結はなんとか体を起こし、辰哉に体を近付ける。
そしてそのまま抱き合いながら、口付けを交わした。
すると、結の体は光に包まれる。
「これは…」
「見てください、私達も…」
「ようやくですわね…」
遂に魔法少女達は力を取り戻したのであった。
「はぁ…はぁ…」
伊織は苦戦を強いられていた。
やはり巨大な魔物相手に単身戦うのは分が悪かった。
衣装は所々が破れ、純白のレオタードの一部が血で赤く滲んでいた。
足を負傷してしまったのか、ビルの壁に追いやられ、背中をつく伊織。
「国民を守るのが我々の責務、命にかえてでも…うわっ!」
「ああっ…」
伊織を守ろうと立ちはだかった自衛隊員も魔法で簡単に投げ飛ばされてしまい、遂に伊織は魔物の蔓に囚われてしまった。
「やあっ…助けて…」
伊織が引っ張られていく先には、魔物の巨大な花。
その中で雄蕊や雌蕊と思われる突起が、妖しく蠢いている。
魔物は花の中に伊織を閉じ込め、魔力を吸い尽くそうとしていたのだ。
「…お姉ちゃん…ごめん…私…」
顔はぐちゃぐちゃに崩れ、涙がとめどなく流れ落ちる。
真赤な花弁が、伊織の目の前に迫る…
と、伊織が目をぎゅっと瞑った瞬間だった。伊織は自分の体が宙に投げ出されたのを感じた。
「え!?」
「グギャオッ!」
悶絶するように鳴く魔物。
同時に投げ出された伊織は、そのまま自然落下してしまう。
「うわわっ!」
「伊織ちゃん!」
地面に衝突するより前に、伊織は誰かに抱きかかえられた。
「みさ…お姉ちゃん…」
「良く頑張ってくれましたわ…」
伊織を抱きとめていたのは、服が完全に元に戻った美佐緒であった。
「良かった…来てくれた…ふええええ…」
伊織は色々な感情が一気に込み上げ、泣き出してしまった。
そんな伊織を美佐緒は優しく、ぎゅうっと抱き締める。
「後は私達に任せて、伊織ちゃんは帰ってゆっくりお休みなさい。あちらに…ローズさんが…」
「うん…」
美佐緒は伊織を下ろすと、魔物に向かっていった。
伊織の視線の先には、同じく元に戻った結、薫の姿もはっきりと確認できた。
「お姉ちゃん…頑張れー!!!」
「伊織ちゃんのためにも、負けないよ!」
「絶対に許しません…覚悟!」
結、そして薫が炎、冷気を振って魔物を攻撃していく。
魔物も負けじと反撃を試み、棘やレーザーを魔法少女に向けて放つ。
しかし、魔物の魔力は目減りしているのか、先程戦った時よりも威力がない。
「これなら…行ける!」
「伊織ちゃんが頑張ってくれたお陰ですよ。」
二人は体の奥底からありったけの魔力を振り絞り、最大級の威力の魔法を放つ。
巨大な魔物が半分が炎に、半分が氷に包まれる。
そして上空高くより降下してくる、黒い影…
「喰らいなさい!!」
美佐緒が一閃、魔物の体を自らの体を以って貫く。
その瞬間、魔物の蔓が活動を止めて垂れ下がり、そのまま崩れていった…
「これで…終わりですわ!」
「やった!!」
「やりました!!」
結と薫が美佐緒に駆け寄り、輪になって喜びあう。
そこに…
「やったね、お姉ちゃん。っとと…」
「あ、伊織ちゃんだめだよ無理しちゃ。」
「ったく、しょうがないな…」
勝利の輪に加わったのは、辰哉、ローズ、そして伊織であった。
辰哉は倒れそうになってしまった伊織を支えながら、輪に近付く。
「伊織ちゃん、それから…辰哉君も、今日は本当にありがとう。」
「皆で力を合わせての勝利です。」
「…今日の魔物は一段と強力でした…ですが、皆さんの力は本当に凄いです…」
「先程お父様が、『町は責任を持って蓬莱グループで直す』と言っていましたわ。
ですが…早いところ闇の軍を倒して債務を回収しなければなりませんわね。」
「皆、これからもかんばろうね!」
敗北の危機から蘇り、強敵を打ち破った魔法少女達。
その絆は、より強固なものになっているように見えた…
「ろ、ローズちゃん、それ…」
「うふふ、驚いちゃったかな?」
ローズに癒してもらうために浴室に入った伊織は目を円くした。
何故なら、ローズの体には絶対にあるはずのないものが、確かにあったからである。
「……もしかして、ローズちゃん本当は男の子だったの?」
「正真正銘、女の子だよ。いつもお風呂入ってるから、わかるよね…」
「でも…その…お、お、おち…おちんちんが…」
そう、ローズの股の間からは、「おちんちん」が伸びていたのだ。
恐らく伊織と同年代の男の子程の大きさのそれは、繋ぎ目がなく体とは完全に一体化しているようだった。
その下には女の子の割れ目も残っており、完全に別な機能を果たしている様子だ。
「魔法で付けたんだ。これでね、伊織ちゃんの中にね…」
「…魔力…を?」
ローズはこくりと頷くと、自分で皮を剥き、ピンク色の亀頭を露出させる。
徐々にそれは膨らみ、ピンとそそり立った。
「…こんなこと言うと変に思われちゃうけど…私ね、一度伊織ちゃんと…」
「あっ…」
ローズは伊織に近付くや否や、体を抱き締めた。
ちょうど伊織のスリットのあたりに、ローズのモノはぴったりとくっついている。
「いつもお風呂に入ってる時にね、伊織ちゃんの体、見ていてとっても可愛いって思ってたの。
ごめんね、変な目でしか見てなくて…」
「……ううん、可愛いって言ってくれて…嬉しいな。」
「……っ!」
ローズはそのまま伊織を押し倒してしまった。
咄嗟のことにまたしても驚く伊織だったが、これからローズの行うことは察していた。
「私のこと、癒してくれるかな?」
「伊織ちゃん……痛かったら言ってね。絶対だよ。」
ローズの陰茎が伊織の割れ目に触れ、そして、先端が捻じ込まれる。
「ふあっ!」
「伊織ちゃんの中にあわせてあるはずだがら…あああっ!」
遂にローズが伊織の中に入った。
同時に、とても狭い伊織の膣はローズを押し潰さんとばかりぎゅうぎゅうと締まる。
これまでに感じたことのない、男根からの感触を、ローズは味わっていた。
「伊織ちゃんの中、とっても、気持ちいいよぉ…くぅうぅん…」
「ローズちゃあん!あっ…ああっ!」
感じていたのは伊織も同じである。
魔力の籠ったローズの熱い肉棒を、膣全体で受け止める。
この年にしてもう経験させられてしまった伊織だったが、その時以上の熱を、そして性的快感を感じていた。
ローズが伊織の中で動き始めると、お互いに言い得ぬ感覚が広がっていく。
「あんっ!あんっ!すごい!すごい!気持ちいいよ!」
「ローズちゃ、あうっ!ひゃん!きゃああんっ!」
幼い少女同士には到底思えぬ、淫らな空間が広がる。
ローズは乳首を伊織のものに押し当て、自らと同時にさらに伊織を感じさせる。
「ああっ…胸がぁ…ふあっ…」
「伊織ちゃん…ごめん、止まらない…」
さらにローズは腰に回していた手を器用にずらし、伊織の尻肉を掴む。
そのままおしりを揉み解し、また別の感触を与えようとする。
二人は互いに互いを求めあい、小さな体を使って一生懸命、刺激を与え続ける。
「伊織ちゃん!出すね!いっぱい!」
「いいよぉ…出して…」
「あっ!ふああああああああっ!!」
先端から、精液を模した白くどろっとした、魔力を含む液体が飛び出た。
「ああっ!熱い!熱いの!あっ!ああああああ…」
「やだっ…止まらない…ああっ…」
伊織は子宮いっぱいに広がる魔力の熱を感じる。
疑似精液はすぐに伊織のお腹を埋め尽くすが、想像以上の量の射精の、そして伊織の気持ち良さに身を委ね、
ローズは伊織の小さな体の中に魔力を出し続ける。
溢れ出た白い液体は隙間を伝い、タイルの床に零れ落ちていった。
「あ…あああ…」
「はぁ…はぁ…」
ようやく射精が終わり、ローズはおちんちんを伊織から引き抜いた。
その瞬間に完全に伊織は脱力し、疑似精液がどぼどぼと床に流れ出る。
何時の間にか怪我をしていた箇所は完全に傷が癒えていた。
「あ…だめ…でちゃう…んあっ…ああ…」
完全に力が抜けてしまった伊織は、尿意を抑えることも出来なかった。
またしても失禁してしまい、精液の溢れる少し上からは、勢いよく小水が飛び出てくる。
その光景を余韻に浸りながら、ぼんやりと眺めるローズ。
「…大丈夫、誰にも、言わないから…」
ひとしきり出し終えて処理を終えた後、未だに仰向けになっていた伊織に、再びローズ跨り、体を寄せる。
「私ね、伊織ちゃんがお友達だって言ってくれてから、考えが変わったの。皆のこと、もっと大事にしなきゃって…」
「そうなんだ…」
ローズが魔法少女に対する考えを改めるきっかけとなったのは、他でもなく伊織のあの発言であった。
同時に、ローズの中に伊織に対するある感情が次第に湧きあがってくるようになっていた。
「…伊織ちゃんが健気に頑張ってる姿を見てるとね、何だかとっても愛おしくなってきて…」
「ふえっ!?」
突然顔を赤く染めるローズ。二人の顔と顔の距離が、さらに縮まっていく。
既に体同士は先程の行為の時同様、ぴったりと重なり合っていた。
「いっつも元気で明るくて、笑顔が素敵で、一緒にいると、私まで元気になってくるの…」
「ローズ…ちゃん?」
ローズの顔が近付くごとに、伊織の頬も赤みが増していった。
「……本当はこんなこと、いけないことなのに……」
「いけなくなんて…ないよ!!」
「ふあっ!…!?」
二人の唇と唇が、遂に触れた。
ローズの顔を引き寄せたのは、伊織の方であった。伊織が逆に、ローズの唇を奪ってしまったのだ。
突然のことに驚き目を見開いたローズであったが、次第に目を閉じ、伊織の唇を感じていた。
しばしの沈黙。そして、ゆっくりと唇を離していく伊織とローズ。
「…ごめん、我慢しきれなくなっちゃった…」
「え?伊織ちゃん…」
「…大好きだよ、ローズちゃん…」
これまでの不安げだった顔から一転、明るい笑顔を見せる伊織。
それを見たローズは、再び目を瞑って伊織を抱き締めた。
「伊織ちゃん…」
「また…魔力の回復、してね…」
お互いが両想いであったことを確認した伊織とローズ。
しかし、この時ローズの目尻から涙が零れていたのを、そしてその涙の意味を、伊織は知る由もなかった。
(伊織ちゃん…ううっ…ダメなのに…ダメなのに…)
…
「くっくっく…これは決定的だ…」
以前予算のことで「将軍様」とやり合っていたあのスーツの男が、1枚の写真を見てほくそ笑んでいた。
その写真に写っていたのは、昨日の蓬莱家の中の小さな会議室に招かれる、結達4人の少女と辰哉の姿…
「蓬莱巌…貴様の命運は尽きたぞ…はっはっはっは!!」
時をほぼ同じくして、結はベッドの上で一人佇んでいた。
思い起こしていたのは、3人で共に辰哉とまぐわっていた時のこと…
「…ふぅ、本当にいいのかなぁ…」
あの瞬間は力を取り戻すため、そして伊織の元に早く向かうためと割り切っており、なおかつローズの淫催効果の
ある魔法にあてられていたため、自ら進んで3人一緒に裸で辰哉と絡み合っていた。
しかし今更になって、まだ高校生にはわかり得ない感覚ではあるが、酒の酔いがふっと醒めてしまったように、
現実に引き戻されていた。
何度でも繰り返すが、美佐緒も薫も、苦楽を共にする仲間であり、無二の親友同士である。
しかし、かと言って自分の恋人と堂々と性行為を行うことについては、許容はできないのが普通である。
その二人だけではない。
実際に現場を目撃はしていないが、あのスライムに犯された後に伊織とも交わっていたことは、結には想像できていた。
確かに伊織も大事な仲間で、最早姉妹同然の間柄であるが、それとこれとは話は全く違う。
結は深い悩みのスパイラルに陥りつつあった。
「辰哉君…私、どうしたらいいんだろう…」
悩みを抱えたまま、結は枕を抱くようにして眠りについた。
結に忍び寄る、一つの黒い影…
「なるほど…これは我々にとって好都合…」
音もなく近付くその影は、窓越しに結の寝顔を見つめている。
「貴女を…利用させていただきますよ…」
固く結ばれたはずの魔法少女同士の絆が綻び始めていたのに、まだ誰も気付くことはなかった…
了
GJ.そして俺ら自重しろw
こうまでスルーされててよくやるわ
文才はともかく、この鈍感さは尊敬に値する
全世界に魔法少女が大量配備され自然に増るため特別な存在では無くなり
敗北しなくても誰にも覚えられずモブのように魔法少女が世間から消える世界
エッチしたら強くなったり復活するのって元祖はどの作品になるのか
有名どころはエスカレイヤー(2002)だろうけど、
マイナーなのだとそれより前にあるかもしれない
このスレもおしまいだな ざまぁw
確かにもう少しで容量いっぱいだな
魔法少女23号ちゃん「いっぱいSS投下されてお腹の中がパンパンだよぉ……」
第12話 悪堕ち、そしてちょっとキツめの凌辱です
一度眠りに落ちてしまえば、悩みなどは関係は無い。
結はすやすやと眠っていた。
その結に音も無く忍び寄る、怪しい影…
黒いマントに身を包んだ背の高い男が、いつの間にか寝息を立てる結の隣に佇んでいた。
そして男は、指をパチンと一つ鳴らす。
「!?何これ…え!?…」
突如として結の脳内に、鮮明な映像が浮かぶ。
その内容は…
「山下さん…あっ…あぁん…」
「山下…くぅん…はうぅっ…」
「お兄ちゃん!ふあっ!ひゃあんっ!」
自分以外の3人の魔法少女が、辰哉と性行為を行っている姿だった。
裸のままの美佐緒が、薫が、伊織が、それぞれが辰哉と交わっている映像が、入れ替わり立ち替わり結の脳内でループする。
「ああん…いいですのぉ…」
「気持ちいいです…あっ…」
「お兄ちゃあん…もっと、もっと…」
しかも3人が3人とも、恍惚とした表情を浮かべながら、その行為を楽しんでいるようである。
自分以外が恋人のように、辰哉に身を委ね、すべてを辰哉に捧げんとしている…
「嫌あああっ!!」
遂に結は勢いよく起き上がる。
身体中に汗をびっしょりとかき、息が上がっている。
「お目覚めですかな?」
「!?」
聞き覚えのない声に、結は驚怖して思わず後退りした。
そこに立っていた男はニヤリと不気味な笑みを浮かべる。
「はじめまして進藤結さん。そして…」
「どうして…私の名前を…!?え!?嘘!?ああっ…」
男がスッと右手を結に向けると、結のお腹の中がじんわりと暖かくなる。
その直後、結は光に包まれ、パジャマを着ていたはずがいつの間にか紅白のミニドレスのような衣装を纏い、髪も鮮やかなファイヤーレッドへと変色…
「マジカルスターズ・レッド。」
「ど、どうして…」
何と結は強制的に魔法少女に変身させられてしまったのだ。
結はこの奇妙な現象、そして男の発する禍々しい雰囲気に怖じ気づきそうになってしまう。
「自己紹介が遅れて申し訳ない。私の名は…ギジェルモ…」
その名を聞き、結はさらに愕然とした。
「その様子だと、私の立ち位置は既にご存知のようで。」
ローズからその名は聞かされてはいた。
この町を魔物で埋め尽くす計画を発案、実行する者。
ローズが、そして自分達が討ち果たさんとする、最大の敵のトップに立つ人物…
いつの間にか結は起き上がり、手には炎が握られていた。
「ここで魔法を使ってご覧なさい。家が燃えてしまいますよ。」
結は炎を収め、ギジェルモを睨み付ける。
しかし、その圧倒的なオーラや感じる多大な魔力に、恐怖を感じざるを得ない。
何よりも、既に敵に自分達の正体が割れてしまった…このことに動揺を隠せずにいた。
「わ、私を…倒しに…来たの?」
結は声も、体も小刻みに震えていた。
「そうであれば寝首を掻き斬れば良いだけのこと…貴女を殺しに来たわけではありません。」
その口から出たのは、意外な言葉であった。
「な…何…」
「貴女の境遇に同情してしまったのですよ。自分の恋人が、他の者と堂々と性行為を行うなど…」
「!?」
自身の抱える悩みをそっくりそのまま言い当てられてしまい、結は驚愕する。
実は、あの時辰哉に斬られて事切れたかに思えた魔物は、実は急所が外れており、生きていたのだ。
魔物は戦闘が出来るほどでは無かったが、息を殺してあの交わりの場面をすべて見ていた。
そしてギジェルモへと報告を行って息絶えた。魔法少女は辰哉と交わることで、癒されていたということを…
「どうして…それを…」
「フフフ…」
ギジェルモは怪しげな笑みを浮かべたまま、話を進める。
「信じていた幼馴染みに裏切られるとは可哀想に…男はいつもそうだ。」
「ち、違う。辰哉君はそうじゃない。皆を助けるために…」
「では助けるためなら何をしても構わない。例え交わりがそうであっても…」
「何が…言いたいの!?」
遂に結は杖の先端に炎の鏃を出現させ、ギジェルモに突き付けた。
「…貴女は少し、感情的になり過ぎる節がある。だが、それ故心を動かしやすい。」
平然としたままのギジェルモは、杖の先端を鷲掴みにし、炎を消してしまった。
そのまま掌を結へと向ける。
「嘘……あっ…これは…また…やあっ!」
「フフフ…」
結は再び、あの映像を見せられていた。
脳に直接焼き付けられた辰哉と魔法少女達の交わる画は、目を瞑っても頭を振っても全く離れず、結の心にはっきりと再生される。
「やめて!見せないで!」
「大切な仲間同士が仲睦まじくしているだけですよ。貴女は今まで許容してきたではないですか、それとも…」
「許容していた。」
犯された魔法少女と辰哉との交わりはなんとか認めていたし、そうしないと仲間が魔物の子を…命の危険を孕んでしまうことになる。
しかし、完全に許容していたかと言うと…
「本当は、許せないのではないのですか?自分の気持ちに嘘を付き続け、形だけ認めてきた…」
「やめて…そんなこと…」
結の心が大きく揺さぶられていく。
思わず耳を塞ぎ、しゃがみ込んでしまう結。
ギジェルモは更に追い打ちをかけるべく、結に訴えかけていく。
「宜しいのですか?彼は貴女にとって大きな心の拠り所なのですよ。それをみすみす他の女と…」
「他の女…そ、そんなんじゃない!皆私の大切な…」
「幸い今は中の魔物の精を打ち消すため自信のものを残すことは出来ませんが…しているのは紛れもない行為。
しっかりと避妊の対策をした上で貴女ではない他の女と重なり、絡み合う。これとほぼ同意義とは考えられませんか?
むしろ一番奥にまで自らを確実に流し入れている…単に器具で精子の漏れを防ぐより、よっぽど悪質ですよ…」
ギジェルモの言葉一つ一つが、結の心にグサグサと、刃物の様に突き刺さっていく。
これまでの戦いで痛い思いはしてきた。しかし、まるで魔物に犯されてしまった時のような、耐え難い心の痛みを結は感じていた。
全ての元凶は目の前の男であり、この者を倒せばそうした苦しみからも開放はされるであろう。
しかし、結にはそう考える余裕など、とうに消え去っていた。
遂にギジェルモは結の顎を指で挟み、顔を近付け、まっすぐ目をあわせた。
「貴女が愛するのは誰ですか?」
「…辰哉君…」
「ではその辰哉君が、他の女性と性行為をしている。これを許せますか?」
「…ゆ…る…せ…ううっ…違う、そんなん…じゃ…」
「許せますか?」
遂に、結の心が音を立てるように崩壊してしまった。
「許せ…ない…絶対…に…」
ギジェルモはまたしても妖しげに、そしてなおかつ誇らしげに笑みを浮かべる。
「辰哉君は、誰のものですか?」
「辰哉君は…私の…もの…」
「ではその貴女のものを奪い去ろうとする女が…泥棒猫がいたら?」
「辰哉君は…渡さない…渡すものですか…」
結の心に自分自身の魔法のように、嫉妬の炎が燃え広がっていく。
いつしか目のハイライトが消え失せ、操り人形のように表情は呆然としていた。
更に結に洗脳を施さんとするギジェルモ…
「人の彼氏を奪い去る悪い女共は…」
「…おしおき…しなきゃ…」
「ふっふっふ、可愛い娘だ…」
ギジェルモが結の頭を撫でると、結はそっとその胸に寄り添う。
そのまま二人は、忽然とその場から姿を消してしまった。
正義の志を持って魔物に挑み続けた魔法少女が、遂に敵により掌握されてしまった…
「そうですか…わかりました。」
「んぁ…おはよう…どうしたんだ母さん?」
朝起きた辰哉がリビングで見たのは、とても心配そうに電話を切る母の姿だった。
「あら辰哉…昨日、結ちゃんってウチには来てないわよね。」
「いや、来てないはずだけど…どうしたんだ?」
「おはよー…」
続いて、伊織とローズも目を擦りながらリビングへと下りてきた。
「伊織、ローズちゃん、昨日結お姉ちゃんとお別れしたのっていつ?」
「えーっと…美佐緒さんの車で送ってもらって降りた時には…まだ乗ってましたので…」
「おいおい母さん、何があったんだ?」
「進藤さんのお婆ちゃんがね…結ちゃんが、今朝から家にいないって…」
「!?」
辰哉、伊織、ローズの3人は驚いて目を見合わせる。
「蓬莱さんのお家に聞いてみましょうか…あなたたちも、何かわかったら言ってちょうだいね。
あ、朝ごはんは机の上に用意しておいたからね。」
慌ただしく自室に戻っていく清美。
3人の脳裏には、絶対に当たって欲しくない嫌な予感がよぎっていた。
「なあ、まさか…」
「私何か変なことしゃべったりしたりしてないよね?ね?」
「…そうではないと、信じたいですが…」
魔法少女の正体が結であると割れてしまった。
そして、闇の軍が寝ている結を直接…
「なぁ、まだそうと決まった訳ではないんだ。伊織は無事だし他の二人も…」
「でも!結お姉ちゃんが捕まっちゃってたら…私…私…」
その時であった、辰哉の携帯から美佐緒の着信があったのだ。
息をごくりと飲み、辰哉は電話に出る。
「…はい、もしもし。」
「大変なことが起こってしまいましたわ…伊織ちゃんとローズさんと一緒に、出ていただけるかしら?」
あの魔物が大暴れした影響で、この日は学校は休校となってしまっていた。
いつもは授業の真っ最中の学校が、がらんと静まりかえっている。
その校内にある本部に、密かに辰哉達は侵入していた。
皆、不安と焦りを隠せずに、机の上に置かれたとある雑誌を見ていた。
それは以前、魔法少女の戦いの様子をすっぱ抜いたあの週刊誌と同じものだった。
「嘘…」
「…してやられましたわ。」
その週刊誌のトップ記事に掲載されていたのは、巌の私室に案内される、4人の変身前の魔法少女の姿…
記事には目を覆いたくなるような、かつ読者の目を引くための衝撃的な見出しが躍っている。
「…「魔法少女」は蓬莱商事社長の私兵だった。残虐レ○プは社長の自作自演。人権無視の非業な少女達への仕打ち。
暴力団へ画像提供し、莫大な資金を獲得か…なんだよこれ。意味わかんねぇ…」
一応出版社が配慮はしてあるのか、4人の目元は黒く塗りつぶされ、辛うじて顔が完全にはばれてはいない。
だが、このオリジナルの写真はそうはなっていないはずである。
思わず頭を抱えてしまう美佐緒。
「…何が、あったのですか?」
「私のお父様と、父の兄の伯父様は…」
「会見拒否とは自分で自分の首を絞めるような真似をして…馬鹿なことを。」
蓬莱商事とその関連企業が入居する町一番の高層ビル。
その中にギジェルモ以下闇の軍を迎え入れたのは他でもない、巌の兄である繁(しげる)であった。
彼は闇の軍の活動を認める見返りとして、自信の経営する「蓬莱技研」の技術力向上、そして蓬莱グループの頂点に、
自ら立つことを求めていたのだった。
テレビの前で繁は、ここまで上手く進んだ蓬莱商事の転覆計画を、そして今後の計画を想像しながら笑いを隠せずにいた。
「奴は人が好過ぎる。疑うことをしないからこうなるんだ。メイドの中に間者を忍ばせることぐらい容易なのに…」
密かに屋敷のメイドの一人を買収し、常に巌に探りを入れていた繁。
遂に決定的な瞬間を収めることに成功したのである。
その魔法少女の内の一人が自らの姪であったため、周囲をあたると、他の魔法少女の正体も早くに割れてしまっていたのだ。
「さて、トドメを刺すと致しますか…はーっはっはっは!!」
繁はスーツを着込み、部屋から出ていくのであった。
「しゃちょーさん…大丈夫かなぁ…こんなことして!ぜえええったいに許さないんだから!!」
「これまでいっぱい修羅場を…大変なことを乗り切ってきましたわ。今度もそうだと良いのですけど…」
自分を優しく見守ってくれた巌がこのような仕打ちを受け、激怒する伊織。
しかし、今回ばかりは相当に厳しい現状である。
結の失踪、そして自分達の正体の暴露、巌に着せられた濡れ衣…一気に窮地に追い込まれてしまった魔法少女達。
ふと、辰哉は自分の携帯電話にメールが届いていたのに気付いた。
「何だ…!?」
辰哉はその差出人、そして内容に目を見開き、驚きを隠せなかった。
「…お兄ちゃんどうしたの?」
「いや…なんでもない…すまん、ちょっと張り詰め過ぎて気分が悪くなっちまった…トイレ行ってくる。」
辰哉は倒れ込むように扉を開け、外に飛び出した。
しかし、これは演技であった。本当は吐きたいほど気分が悪いということもなかったのだ。
「…結のヤツ…今更何だって言うんだ…」
こんな時にこんなメールが来るとは、一度立ち止まれば罠だと思って警戒したかもしれない。
しかし状況が状況だったため、辰哉は何も考えずに一目散に外に出て行った。
また内容が内容なだけに、他の皆に明かすこともしなかった。それ程辰哉は冷静さを欠いていた。
手には携帯電話が、確かに結のメールアドレスから送られた文面の画面を映し出し、ぎゅっと握られていた。
「辰哉君へ、二人っきりのとっても大事な話があります。東公園に来てください。」
ちょっと容量が持たなそうなので、続きは次スレに投下致します
とりあえずスレ立て乙
でも容量足りないのは明らかだったし、先にスレを立てて、新スレのほうにまとめて投下すべきだったかも
申し訳ございません、残り容量と文章量を見誤っておりました
残り魔力量を見誤ってガス欠に陥った魔法少女を……