宮崎危機の晴郎逆レイプ書こうとしたけどどうにも無理でした
むしろ晴郎が危機の正レイプにチャレンジする展開でやれないか妄想中
>>451の晴郎の危機レイプチャレンジ、前半部分ができました
普通のSSとしての出来が微妙なので、ゲーム風の小細工を施しました(後述)
「晴郎様、ごきげんよーーっ!」
「ひぃぃぃーーっ!?」
珍しく屋外で弟小鉄とその親友土井津仁と遊んでいた大沢木晴郎は、宮崎危機に襲撃された。
「そんな糞ガキどもなんか投げ捨てて、あたしとデートしましょーっ!」
「ぜ、絶対遠慮するでござるっ!」
見かけは美少女、中身は怪物ストーカーの晴郎の元カノ?宮崎危機は、いかにも魔女っ娘な
黒ワンピースの裾がめくれるのも気にせず全力疾走で、晴郎たちを追いかけてくる。
ちょうど発明品の『通常の3倍速く走れるシャー専アシスト付きブーツ』を履いていたおかげで、
デブで自宅警備員=運動不足の晴郎も、どうにか逃走にチャレンジすることができた。(晴郎の俊敏1→3)
しかし……、
「ヤ、ヤベーよアニキ!このままじゃ!」
「こ、殺される……」
元々マラソン適正皆無のうえ、小鉄と仁を肩車しているとあっては、体力切れして捕まるのも時間の問題だ。
(晴郎の体力−1、残り2。宮崎危機の体力−1、残り5)
さて、晴郎の選択は……?
→ 一.小鉄・仁くんと連携して一か八かの反撃だっちゃ!
二.宮崎さんの狙いはワシだっちゃ。弟たちだけでも逃がすなりー
三.マミーチャリが通りかかる僅かな確率に賭けて逃走を続けるズラー
「小鉄、仁くん、あの曲がり角でジェットリーアタックをしかけるのだ!」
「ア、アニキやるのかっ!?」
「デ、デッドオア……」
逃げきれないと悟った晴郎たちは、曲がり角を利用して待ち伏せ連係攻撃で、
破れかぶれの反撃にチャレンジすることにした。
「逃がしませんわよーっ!」
数秒後、宮崎危機が角から飛び出してきた。
「ワ、ワシを踏み台にッ!」
「……イエスッ」
晴郎の肩を蹴り宙に舞った仁が、赤いカチューシャをつけた危機の脳天めがけて新日流ニードロップを放つ。
仁の攻撃力21(プロレス5・俊敏6・直感5・底力3・幸運2)
宮崎危機の反撃力26(プロレス4・俊敏5・直感5・怒り6・パン屋6)
「あっはっはーっ」
逆襲を察知していた宮崎危機は胸パッド代わりに使っていた世界一硬いパンで難なくガードする。(仁の体力−2、残り3。俊敏5→1)
「キャーッ!さ、皿が……。……うあっ!?」
膝を抱えて倒れた仁はさらに世界一硬いパンを顔面に投げつけられ、意識を失った。
(仁の体力−3、残り0。宮崎危機の体力−1、残り4)
「うおおぉーっ!」
塀の上を走って宮崎危機の背後に回りこんだ小鉄が、この隙を突いて指浣腸を狙う。
「……フン、バレバレよ」
小鉄の気配を察知していた危機はもう1個の世界一硬いパンを手にしたまま振り向く。
小鉄の攻撃力22(腕力3・俊敏5・ツッコミ3・幸運5・放課後6)
危機の反撃力22(俊敏5・直感5・底力4・怒り6・幸運2)
――むにゅ。
「めいっ!?」
「うあっ!?」
宮崎危機がタイミング良く振り向いたために、小鉄のワルサーP38浣腸は、
彼女の後ろではなく前の穴を突いてしまった。(宮崎危機の気力−2、残り4)
「……こ、この糞ガキィィィッ!!」
「こ、怖ぇぇーーっ!?」(小鉄の気力−2、残り2)
怒り狂った宮崎危機の迫力に戦意喪失した小鉄は、敵に背を向け逃走しようとする。
危機の投擲力20(野球4・腕力5・器用5・怒り6)
小鉄の回避力15(俊敏5・底力4・幸運5・短距離走1)
「逃がすかーーッッ!!」
「でぃんっ!?」
宮崎危機の投げた世界一硬いパンが後頭部に直撃し、小鉄は白目を剥いて昏倒した。
(小鉄の体力−6、残り0、宮崎危機の体力−1、残り3)
「い、今だっちゃッ!2人の犠牲を無駄にしないなりッッ!!」
「!?」
2連戦でさすがに消耗し、さらに全力投球直後で隙だらけの宮崎危機に、晴郎は背後から抱きつく。
デブ男とスレンダー女子の体格差を活かしたバックドロップで一発逆転を狙っているのだ。
晴郎の攻撃力26(プロレス1・腕力3・魅力4・底力3・幸運4・デブ6・好青年5)
危機の抵抗力27(プロレス4・腕力5・魅力1・底力4・幸運2・美少女5・貧乳6)
……ぺた。
「きゃっ!?」(宮崎危機の気力−2、残り2)
「うおっ!?……ぺ、ぺったんこ……!」
不可抗力で揉んでしまった宮崎危機の胸の薄さに驚いて、晴郎は思わず脱力してしまった。(晴郎の気力−2、残り1)
「ドサクサに痴漢すんじゃねーーっ!!」
「イブッ!!」
羽交い締めから脱した危機が晴郎の股間を蹴りあげて3対1のバトルに決着をつけた。
(晴郎の体力−1、残り1。気力−2、残り0)
「乳もみして負けるなんて晴郎様らしいですわね。毎日オ○ニーとかしてんでしょ?サイテー」
「バルル……。し、してないなり……」
宮崎危機は口汚く罵りながら悶絶する晴郎の顔を踏みにじる。
どれだけヒステリックかつサディスティックに暴れても、胸の高鳴りは誤魔化せなくて、
それが余計に彼女を狂気と凶行へと駆り立てていく。
「……晴郎様にはお仕置きが必要ですわね。あたしが手取り足取りヤキ入れてあげますわ〜」
笑顔でそう言いながらショルダーバッグから取り出した首輪で晴郎を拘束し、
宮崎危機は飼い犬のようにリールで引っ張って、晴郎を拉致しようとする。
「ひっ、ひぃぃ〜っ!だ、誰か助けてっ!」
もはや抵抗する力を失った晴郎が、情けない悲鳴をあげたその時だった。
――キキキィィーッ!!
「……あら?」
ブレーキ音を響かせ交差点から飛び出した黒い軽ワンボックスカーが、晴郎の数歩前でスキップする宮崎危機と衝突した。
「ばろんっ!!」
はね飛ばされた宮崎危機は、リールで繋がっていた晴郎の方へと飛んできた。
「ぽにょっ!?」
晴郎は尻餅をつきながらも元カノ?の華奢な身体を抱き止めた。
「痛つつつつ〜っ。……み、宮崎さん?」
晴郎の分厚い脂肪がクッションになったおかげで即死は免れたが、さすがの怪物魔女っ娘宮崎危機も、
自動車で轢かれてはひとたまりもなく気絶してしまった。(宮崎危機の体力−3、残り0)
「ス、スマン大丈夫かっ!?すぐ病院に連れて行かないとだな、デブ彼氏くん一緒に付き添ってくれっ!」
「えっ!?ワ、ワシはカレじゃないでちゅが、……是非もなしでござる」
運転席から降りてきた目つきの鋭いガニ股の初老男性に促されるまま、
晴郎は宮崎危機をお姫様抱っこしたまま、リアシートを畳んだフルフラット荷室に乗り込んだ。
「そ、そーだっちゃ!病院連れて行くなら小鉄と仁くんも……つはぁっ!?」
晴郎は世界一硬いパンを頭部に受けて意識不明で道端に転がる小鉄と仁も一緒に
病院へ連れて行こうとしたが、初老の男はそれを待たずに車を発進させてしまった。
「悪いが定員オーバーだ。マジに重傷なのはその娘だけだから心配いらんよ。この鎮痛剤を飲ませるといい」
「……そ、そーでちゅか?では仕方ないなりー」
胡散臭いと思いつつも妙に迫力と説得力のある初老の男に逆らえずに、晴郎は手渡された錠剤を
宮崎危機の口に入れると、続いて受け取ったミネラルウォーターを口移しして、彼女に薬を飲ませた。
(宮崎危機の気力−2、残り0)
「んっ……」
同様に気絶した隙に唇を奪った、最初で最後の初デート以来のキスは、相変わらず甘美で切ない味がした。
中身はともかく外見はかなり好みの美少女なのだ。先ほど彼女からのせいで受けた被害を思えば、
このくらいのセクハラ、いや仕返しは有りだと、晴郎は自分の良心に言い訳した。
「自己紹介まだだったな。俺はガニー・K。本名蛾江でしかもガニ股だからガニーさ。わははは」
「……ど、どーも。ワシは大沢木晴郎で、彼女は宮崎危機さんだっちゃ」
危機に錠剤を飲ませた時、ガニー・Kがニヤリと笑ったことにも、黒の軽ワンボックスが
病院に向かっていないことにも、晴郎は全然気づかなかった。
今回はここまでです。元ボツネタの微妙さをゲームブックとか卓上RPG風な要素で誤魔化しています
それっぽく挿入した各キャラのステータス(当然勝手な捏造二次設定です)はこんな感じです
本文中の数値と違ってたらすいません
大沢木小鉄
体力:6 気力:4
腕力:3 知性:1 器用:3 俊敏:5 直感:4 魅力:6 底力:4 怒り:4 幸運:5
ボケ:5 ツッコミ:3 妄想:6
国語:1 算数:1 図工:4 体育:5 放課後:6
プロレス:5 野球:2 短距離走:1 マラソン:4 運転:4 イケメン:3 漫画:1 クールビズ:5
大沢木晴郎
体力:3 気力:3
腕力:3 知性:5 器用:6 俊敏:1 直感:3 魅力:4 底力:3 怒り:1 幸運:4
ボケ:4 ツッコミ:2 妄想:4
プロレス:1 発明:6 話術:2 サブカル:6 雑学:5 デブ:6 無職:6 好青年:5
土井津仁
体力:5 気力:4
腕力:3 知性:4 器用:5 俊敏:6 直感:5 魅力:4 底力:3 怒り:3 幸運:2
ボケ:3 ツッコミ:5 妄想:3
国語:3 算数:6 図工:4 体育:4 放課後:4
プロレス:5 野球:2 怪盗:5 嘘つき:2 参謀:3 貧乏:6 無口:4
宮崎危機
体力:6 気力:6
腕力:5 知性:3 器用:5 俊敏:5 直感:5 魅力:1 底力:4 怒り:6 幸運:2
ボケ:1 ツッコミ:5 妄想:6
プロレス:4 野球:4 サッカー:4 短距離走:4 マラソン:5 運転:3 パン屋:6 美少女:5 貧乳:6 ストーカー:6
ガニー・K(オリキャラ)
体力:1 気力:6
腕力:4 知性:6 器用:5 俊敏:4 直感:6 魅力:5 底力:6 怒り:5 幸運:2
ボケ:3 ツッコミ:6 妄想:1
チャンバラ:4 運転:3 名優:6 強姦の美学:6
各ステータスの意味・説明とかも一応妄想しました。無駄にステの種類多いです
サイコロ風に能力はすべて1〜6 ただし特技スキルを有していない場合は0
☆生命力:HPに相当する能力。体力・気力はいずれかが0になると気絶。
体力:肉体的ダメージを受けると低下
気力:精神的ダメージを受けると低下。スキル発動で下がるMPも兼ねてるかも?
☆基礎能力:
腕力:力の強さを表す。戦闘はじめ多数の行動に影響
知性:頭の良さというより世間知的なかしこさ
器用:道具の扱いや細かな手作業の上手さ
俊敏:身のこなしの素早さ。直感と両立していないと後先考えない奴ということに
直感:瞬間的な判断力、頭のキレ。重要な能力の一つ
魅力:カリスマ性。美男美女が高いとは限らないがルックスと正比例してるキャラも多い
底力:ピンチの時に発揮される火事場のクソ力
怒り:激怒するとどれだけ凶暴化するか。戦闘に影響大
幸運:多くの行動に影響する侮れない重要能力
☆成績:子供や教師ら一部キャラのみ有する能力。
国語:知性と合わせて成否に影響
算数:直感と合わせて成否に影響
図工:器用と合わせて成否に影響
体育:体力・俊敏と合わせて成否に影響。
放課後:魅力と合わせて成否に影響。学校外のイベントで使うことも
☆ギャグ:ギャグ漫画キャラクターならではの能力。
ボケ:高いほどギャグキャラ補正が働く。失敗に繋がることも
ツッコミ:ギャグキャラ補正に対抗する力。ボケ+妄想には対抗しきれないことも
妄想:妄想力の強さ。ボケと同じくギャグキャラ補正に影響
☆特技:各キャラごとの特殊スキル。1〜6の能力差が意味ないものも
プロレス:持っているキャラの多い戦闘スキル、攻防に影響
拳法:プロレスより攻撃に重きを置いた戦闘スキル
剣道:剣代わりになるアイテムがあれば強力な戦闘スキル
チャンバラ:名称が違うだけで剣道と同じスキル
野球:ボールやバットやそれら代わりになるアイテムがあれば強力
サッカー:野球ほど強力でない代わりにアイテムなしでも使える戦闘スキル
ドッヂボール:大きめな凶器を投げつけるのに使えるスキル
石頭:攻防に使える便利な攻撃スキル
短距離走:逃走・追撃時に影響するスキル
マラソン:追走劇をやるときに影響するスキル
バキ:某作品のパロキャラ補正。エフッエフッ笑う人がよく持っている
☆特技の続きです。戦闘系じゃないものです。
財力:お金持ち。金の力で解決できることもある
運転:車の運転技術。無免許でも才能でカバーできる人も
料理:料理の上手さ。活用できるかはシナリオ次第
怪盗:ピッキング等の盗賊スキル。犯罪だが有効なスキル
食事:早食い・大食い等のフードファイトスキル
話術:会話スキル。無難かつ便利なスキル
聞き上手:会話スキルその2。話術とセットだと強力
嘘つき:上手にうそをつくスキル
霊力:霊的な能力。幽霊なら当然高い
怪談:霊力がなくても怖い話ができるスキル
タバコ:タバコ好きレベル。迷惑だがいろいろできる
漫画:漫画を描くスキル。アシスタントや編集者も持っている
クールビズ:薄着で過ごせるスキル。高いと裸でもOK
ウンコ:巨大なウンコを漏らす危険なスキル
遭難:バッドイベントに遭遇してしまうマイナススキル
貧乏:マイナススキルだがあまり影響しないかも
サブカル:漫画やアニメ、映画などへの造詣の深さ
雑学:話題の引き出しの多さ
美少女(美人):ルックスの優れている女性キャラ
イケメン:ルックスの優れている男性キャラ
雨女:雨を降らせる特殊能力
デブ:どれくらい太っているか
発明:変なモノを作るスキル
参謀:仲間の提案に意見を述べるナンバー2的能力
無職:ダメな大人の代名詞
酔っぱらい:同じくダメ大人の典型
貧乳:胸がぺったんこ
好青年:純情青年。チェリーボーイという側面も
その他多数
長々連投になってしまいましてすみません
くどくなってしまった捏造データは以前浦安の卓上RPGを妄想した時に考えたものです
後半はあまり出さずに普通のSSっぽくする予定ですのでお許しを…
乙です。
小鉄にマンチョーされたら少しぐらい恥じらってよ宮崎危機。
ほうほう浦安版TRPGですか。
ガープスルナルや妖魔夜行を以前やってましたけど
キャラクターシートって創作にちょっと役立ちますよね。
462 :
名無しさん@ピンキー:2014/06/14(土) 19:34:50.89 ID:BcbAXzjV
今週は目茶苦茶エロかった
大鉄「父の日のサービスかー」
のりこ女子たちにローションプレイマッサージをうける大鉄
もちろん本番生挿入ありの高級ソープ設定
晴郎の危機レイプチャレンジ苦戦して後半の投下遅れてます
来週の木曜までにはなんとか完成させたいです
ちょっと出来微妙ですが晴郎×危機のSS、後半できました
強姦なのとオリキャラが出しゃばるのでご注意を
「ガニーさん、顔色悪いけど大丈夫でつかー?」
「ど、どーにかな……。よっしゃ、着いたぜ」(ガニーの気力−1、残り5)
何やら苦しげなガニー・Kの運転する黒のバモスは、平屋建ての一軒家の庭に停まった。
「あれ?ここ病院じゃないなりよー」
「ここは俺の家さ。その娘みたいな女子専門の秘密の病院でもある」
「えっ!?……もしかしてお主、凄腕の無免許ドクターでござるか?」
「ハハハッ、アングラなトコだけはゴッドハンドBJと同じかもな。ま〜騙されたと思って上がってくれ」
「ウイ、おじゃまします」
巧みに言いくるめられた晴郎は、気絶している危機を背負い、ガニーの家に入った。
「治療室は地下にあるんだ、ついてきてくれ」
「文字通りアングラでやんすねー」
正直怪しいと思いながらも、晴郎はガニーの言いなりになっている。胃の辺りをおさえ苦しむ
初老男相手なら、何かあっても逃げられるという油断もあったかもしれない。(ガニーの気力−1、残り4)
「開けマンコー、……なんてな。さあ、ここが治療室だ」
「プゥゥーーッ!?」
核シェルターめいた分厚い扉の先の地下室は、どうみても女性を監禁して色々性犯罪行為
を犯すための、ヤバい道具や設備が色々置かれた激ヤバ調教ルームだった。
「こここ、これ医療施設じゃないのだ!ど、どーみてもR18系の……!」
「そう、ここは18歳未満お断りの医療施設だ。その娘みてーな性悪女子専用の精神病院さ」
真っ青な顔色を誤魔化すようにウインクしながら、ガニーは物騒なぶっちゃけ話をはじめた。
「お、女の子を監禁調教するのは医療行為じゃなくて鬼畜性犯罪だっちゃピーッ!!」
「怒るなって。こーでもしてマインドコントロールしねーと、この娘は君に一生ストーカーし続けるぞ。
もし別の子と付き合ったりエッチしたら、その”次カノ”も危害受けることになるけど、それでいーのか?」
「うっ、そ、それは……」
痛い指摘に、晴郎は思わず口ごもる。
気絶している今はお尻の小さな美少女だが、彼がおんぶする宮崎危機は凶暴なサイコパスストーカーなのだ。
少しでも晴郎との関係が怪しい女性を見つければ、危機は何の躊躇もなくその”恋敵”にも危害を加えるだろう。
たとえそれが、今はまだ時々遊んだりバイトしたりするだけの関係の、まだ幼い髪の長い美少女だとしても……。
「……と、とにかくこーゆー趣味ないでつし、報復が怖いからワシは遠慮させてもらうでやんす〜」
「ビビって帰んならその娘置いてってくれ。死ぬ前にダメ元で調教チャレンジしてみるからよ」
「えっ!?……し、死ぬってどーゆーことでちゅか?」
宮崎危機を背負ったまま帰ろうとした晴郎の足が止まる。
ガニーの意味深な言動と、それを裏付けるかのような彼の体調不良ぶりがついつい気になってしまう。
「……実は俺、先月末期の胃癌で余命一ヶ月って宣告されちゃってさ。思い残す事ないよーに、
1回やってみたかった懲悪レイプにチャレンジしたくてね。……ちっ、胃が痛てぇーな。
……ちょっと失礼して、俺も一服させてもらうわ」
部屋の隅に置かれたマッサージチェアに腰掛けながら手短に打ち明けると、ガニーは先ほど
鎮痛剤だと言って危機に飲ませた錠剤を一錠取り出して水なしで飲み込んだ。(ガニーの気力−2、残り2)
「ポヒョーッ!!さ、さっき宮崎さんにも飲ませたその薬、モル○ネだったでやんすかーっ!?」
「ああ、鎮痛剤だって言ったろ。晴郎くんは飲んじゃダメだぜー」
「言われなくてもダメゼッタイだっちゃ!……てゆーか、そんなボロボロの体で婦女暴行や
監禁調教なんて無理ズラー。ご、極悪非道な性犯罪だしやめるなりー」
どんどんヤバい方向へと進む話題に、晴郎は胃痛に苦しむガニーに負けず劣らずダラダラ油汗を流して狼狽しきりだ。
気絶したままの宮崎危機をおんぶするのが気まずくなり、彼女を地下室の中央に置かれたベッドに横たえた。
「……忠告ありがたいが、俺もうその極悪性犯罪で前科つきなんだよね」
「な、なんですとーっ!?」
「がははは、そうビビりなさんな。君の歳じゃ知らねぇだろーが、俺はその昔ハムカツロマンポルポトって
ポルノ映画で男優やっててね。金や家柄や権力傘に着たクズヤローが犯り放題って風刺入り
だったのに目をつけられて、マジに女の子を強姦してる映像だろって冤罪かけられて懲役20年さ」
「は、話だけは聞いたことがあるなり。ご、強姦の美学とか言われてるレジェンド強姦魔シリーズだとか……」
「サブカル王だね、君も。……まあ、そんなかんなで人生ぶち壊しにされちまったけど、
おかげで虚名に箔がついたし、刑務所でリアル強姦魔にも会ったりして、ポルノ男優だった頃より
断然強姦スキル上がったぜ。この力を可愛い顔してタチの悪い女を成敗するのに使いたくて、
君とこの娘の痴情のもつれバトルに介入させてもらったってわけよー」
「そーゆーことだったでつか。……結局暗黒面に堕ちただけな気もするけど、
悪をもって悪を制すダークヒーローを目指すのはロマンあるなりー」
ぶっとんだサイコパス思考に呆れながらも、晴郎はガニーになんとなく好感を抱いてしまった。
どうやら死期間近なのに、眼孔鋭くまだまだ漢のオーラ全開で、年長者らしい理性と知性と
哀愁を併せ持つこのダミ声のガニ股男が、晴郎はどうにも憎めなかった。
「光栄だね〜。……んじゃ、おっぱじめるから、気分悪くなっったら勝手に帰ってくれ。
元カノが犯されんのにムカついたらいつでも俺をブン殴ってこの娘助けてヒーローすりゃいいし、
参加しくなったらいつでも乱入してガンガン犯っちゃってくれー。全ては晴郎くんの自由だ」
クスリの力でようやく苦痛から解放されたガニーは、恍惚の笑みを浮かべながら、腰掛けた
マッサージチェアのリモコンを押した。すると、天井からロボットアームが2つ下りてきて、
地下室の中央のベッドに横たわる宮崎危機の生足を痴漢プレイっぽくさすりはじめた。
「ガ、ガニーさんのレイ……い、いやプレイはハイテクでござるな」
発明好きの晴郎はこの無駄なギミックが気に入ってしまい、ついつい見物を続けてしまう。
「もう直接犯れねーからこいつ頼みさ。……悪いけど、その娘をバンザイさせてもらえるかな?
その魔女みてーな黒ワンピ、破ってもロマンねーからスポッと脱がしたいんだが」
「それなら肩からずり下げる方が早いかも。スレンダーな宮崎さんなら可能な気するなりー」
「マジ?やってみるぜ」
晴郎のアドバイスに従いロボットアームで宮崎危機の服の襟元を掴んでずり下ろすと、
魔女のローブ風の黒ワンピースは易々と肩から滑り落ち、両脚から引き抜くことができた。
「こんな美少女なのに色気ねー下着だな。ぺったんのくせにチューブトップで、
パンツはドロワーズって、魔女っ娘コスプレにしても酷すぎじゃねーか……?」
「パッド代わりにパンを入れてたり、胸にコンプレックスある娘でござるから〜。
そ、それより、次はこれらのし、下着もぬ、脱がせちゃうなりか……?」
宮崎危機の残念な下着と胸にも反応して、晴郎は勃起してしまった。
最近弟小鉄のクラスメートの髪の長い美少女(9歳)と仲良く遊んでいるおかげで、
膨らみのない胸にも萌える素養が身についたのだろうか。
「わははは、貧乳でもイケるのかー?なら、ポロリさせちゃうぞ〜」
「うおおおーっ!?」
ガニーの操るロボットアームがチューブトップをずり下げると、
乳房と言うほど房になっていない控えめすぎる宮崎危機の胸が露わになった。
「……この娘18歳以上だよな?それでこの中学生よりチッパイってヤバくねーか?
性悪にしても性格に難がありすぎるし、正直俺は強姦中止したくなっちまったぜー」
「お、概ね同意でちゅが、このお年頃でこの膨らみのなさは逆に貴重だっちゃ……」
ドン引きしたガニーに対して、晴郎は宮崎危機の薄い胸に思い切り欲情してしまった。
髪の長い美少女の方は、現在の発育の良さとその大食いっぷりから将来巨乳になりそうな
予感がしているだけに、初めて視姦した元カノ?の貧乳がなんだか貴重に思えた。
「ち、小さくても乳首は綺麗なり……」
19歳にして未だ童貞の晴郎は、蜜に吸い寄せられる虫のように、宮崎危機にふらふら近づいていく。
「……おっ、犯る気かい?」
それに気づいたガニーはロボットアームで宮崎危機の両手を拘束して、晴郎の行為をアシストしようとする。
「み、宮崎さん……ハァハァ」
「いいぞ〜、そのまましゃぶりつけっ」
足下の方から歩み寄った晴郎は、宮崎危機の胸の蕾に口づけしようと前かがみになった。
「――っ!?犯られてたまるかーッ!!」
狙ったかのようなジャストタイミングで目覚めた宮崎危機が晴郎につま先キックを放った。
「モリサキッ!」
贅肉でブヨブヨの太鼓腹を蹴られて、晴郎は仰向けにダウンした。
一服盛られて宮崎危機の戦闘力が大幅に削られていなかったら一撃KOされていただろう。
「こ、このアマーッ」
ドスの効いた怒声をあげながら、ガニーはマッサージチェアに偽装した調教ルームのコントローラーを操作する。
「くっ……、くそっ!」
わき腹をおさえ苦しむ晴郎にニードロップで追い打ちしようとベッドの上に立った
宮崎危機をロボットアームで引っ張りあげて天井から吊り下げされた手鎖で拘束した。
「離しなさいよ糞ジジィーッ!!」
「うっせーサイコパス女、もー容赦しねーぞ」
バタバタ振り回される宮崎危機の生足キックコンボをロボットアームの1本で牽制しながら、
背中に回わしたもう1本のロボットアームで危機の履くドロワーズを掴んだ。
「……ガ、ガニーさん、乱暴なのはいけないなりー」
「や、やめ……っ!?キャアアァァーーッ!!」
晴郎の制止や宮崎危機の悲鳴を無視して色気のない下着を一気に膝まで下ろすと、やはり
色気不足の小さなヒップ、とこちらはその小ささが愛らしい秘密の入り口が露わになった。
「……ゴクリ」
「や、やめろぉっ!!見んじゃねーーっ!!」
「うっせー。ちゃんと股開いて、もっと晴郎くんに見せてやれ」
鬼気迫る形相で睨む宮崎危機と視線を合わせないようにしながら、ドロワーズを脱がせてしまうと、
ガニーは2本のロボットアームで危機の両足首を掴み、脚を無理矢理開かせる。
「キャーーッ!?」
「うおおおぉーーっ!?」
地下室の青白い照明のもと晒け出された宮崎危機の股間の可憐さに、晴郎は思わず雄叫びをあげた。
「イヤーーッ!!晴郎様、見ちゃダメェーーッ!!」
「……む、無理でござるよ。宮崎さん、綺麗だっちゃ……」
理性も良心も吹き飛んだ晴郎は、下着ごとズボンを脱ぎ捨て下半身を露出させ、
ギンギンに勃起したペニスをしごきはじめた。
「は、晴郎様……!」
「この娘なら後で警察に通報される心配もねーだろーから、遠慮なく犯っちゃえよ」
宮崎危機を吊した手鎖がゆっくり降りてきて、晴郎が彼女の身体に触るのにちょうどよさげな高さで止まる。
「い、いや……」
さすがの宮崎危機も、ここまで絶対絶命の状況に陥ってしまうと、普通のか弱い美少女のように怯え、恥じらうばかりだ。
「けっ……。今さら普通の女みたく嫌がんじゃねーよ。胸もマンコもガキみてーだからってマン毛まで剃りやがって」
下卑た口調で嘲ったものの、ガニーにはもう眼前の美少女を視姦する気力は残っていない。(ガニーの気力ー1、残り1)
「剃毛じゃなくて、て、天然だっちゃ……!ビューティフルなり〜」
晴郎は肉棒をしごくのをやめて宮崎危機に近づくと、彼女の意思に反して大きく開かれた股間に手を伸ばす。
「イヤーッ!!晴郎様、触らないでっ!!」
「……で、では舐めるのだー」
「えっ!?きゃああああぁっ!!」
晴郎は二次性徴はじまったばかりの高学年JSのような薄い胸に顔を近づけ、右の乳首にしゃぶりついた。
生意気では済まない性極悪美少女の貧乳を舐るのは、征服感も伴い極上の快感だ。
「いやっ、汚いっ!晴郎さまやめてっ!や、やめなさいよーー!!」
「嫌がるフリしてホントは感じてるなりー。ストーカーするくらいワシの事好きなんでちゅから〜」
「ち、違いますっ。なに勘違いしてんのよっ!?は、晴郎様みたいなキモデブにされてもキモいだけっ……ひぃぃっ!?」
ほとんどぺったんこの胸板に舌を這わせ、右から左の乳首へと口撃目標を変更した晴郎は、
こちらの蕾には歯を立て軽く噛みついてみた。
「痛っ!は、晴郎様、やめてぇぇぇっ!!」
「……やめて欲しかったらもー二度とワシやワシの大切な家族や友達に危害加えないと約束するのだ」
「ちっ、ちくしょーっ!……けだものっ!!」
「……宮崎さんにだけは言われたくないなりー」
初対面から理不尽に虐待されてきた宮崎危機に、男ならではのやり方で仕返しするのはいい気分だった。
「いいぞー。チッパイ育成の次はションベン臭いマンコの消毒だー。ハ、ハハハ……」
ガニーは晴郎を煽って、急かせる。意識を失う前に宮崎危機を強姦させねば、ここまでお膳立てした意味がない。
「ウイ。は、初『生』クンニーだっちゃ……」
宮崎危機の胸から唇を離した晴郎はガニーを振り返り力強く頷くと、眼前に吊り下げられた危機の股間に顔を近づける。
「や、やめてーーっ!!マジやめないと挽肉にしますわっ……きゃああああぁぁーーっっ!?」
下の口に晴郎の唇を重ねると、宮崎危機の悲鳴が一段と甲高くなった。
「……うほっ、うほほほーぃっ!!宮崎さんのココ、オッパイ以上に美味でござるよーっ!!」
危機のそこの濃厚な味と匂いに驚喜して、晴郎はバター犬さながら一心不乱に舐め続けた。
「やっ、やあぁ〜っ!は、晴郎様、らめぇぇ〜っ!!」
宮崎危機の声が本気で嫌悪しているとは思えない甘い響きに変化してきた。
「ぬ、濡れてるのだ……。宮崎さん感じてるなりかー?」
「は、晴郎様に無理矢理ハメられても痛くないよーに反応してるだけよっ。あっ、ああぁぁっ……」
程なくして宮崎危機は晴郎の舌技というよりも盛られたクスリの魔(麻)力に屈服していく。
「み、宮崎さん、ハ、ハメてもいいなりか……?」
「……ダ、ダメって言ったら余計興奮して無理矢理ハメるんでしょ?
今日は安全日だから、晴郎様の汚い精子なんかに絶対負けませんわよ……」
彼女なりの表現で、宮崎危機は晴郎を受け入れることを承諾した。
「……い、いいぞ。今のうちに犯しまくって……、晴郎くんの味をたっぷり教えてやれ〜。
懲悪レイプでその娘を調教、いや改心させて……君自身や君の大切な人を守るんだ」
そろそろ喋るのも辛くなってきたガニーは、気力を振り絞り、晴郎にアドバイスを送る。
「大切な人を守る……?……そ、そーだっちゃ。これはわいせつ目的じゃなくてやむを得ない自衛手段なりー」
脳裏に浮かぶ髪の長い美少女のふくれっ面に謝りながら、全裸になった晴郎ベッドに座って、
か細い宮崎危機の裸体が、ゆっくりと降りてくるのを待つ。
「……いっ、いやっ!いくら晴郎様の短小チンコでも、こ、怖い……」
いよいよ晴郎のペニスと小さなワレメがドッキングする寸前、さすがの宮崎危機も不安を口にした。
この性格にしてこの身体。彼女はほぼ確実に処女であろう、無理はなかった。
「ハ、ハメる前からイキそーだから、挿入れたらすぐナカダシして痛くなくしてあげるっちゃ……」
「……あぁぅっ!?……そ、それで痛くなくなるの!?」
「ハハハ、そりゃいい。……んじゃ、一気にいくぞ」
対面座位で2人が繋がったのを確認したガニーが、一気に宮崎危機の腰を下ろした。
「ひぎぃぃっっ!?やああああぁぁぁぁ〜〜っ!!」
「うわあああぁぁーっ!?」
一気に根本まで挿入されてしまい、危機はもちろん晴郎も悲鳴をあげた。
「いっ、痛いぃぃ〜っ!!は、晴郎様助けてぇぇぇぇーっ!!」
「今助けるのだ宮崎さん!……イ、イクッ!!うおおぉぉーーっ!!」
激痛に泣きわめく宮崎危機を苦痛から救わんと、晴郎は電光石火の早漏で、危機の膣内で白濁液を発射した。
「ああぁぁっ!晴郎様の精子あついぃぃぃぃっ!!ぁぁあああああぁぁーーっっ!?」
そそり立った股間の上にいきなり落とされて一気に奥まで貫かれた破瓜と、その直後の超早漏な膣内射精。
いくら美少女の皮を被った暴力魔女とはいえ、つい先ほどまで処女だった宮崎危機は、
この電光石火の高速レイプに心身共にショートしてしまい、再び意識を失った。
「み、宮崎さんのナカ、あったかいなりー、ハァハァ……」
「グッジョブ晴郎くん。俺が手伝えるのはここまでだ……。
強姦の美学で、我が身と次カノと、この娘自身を救ってやんなよ……」
余韻に浸る晴郎にエールを遺すと、最後の力を振り絞って気絶した宮崎危機の拘束を全解除し、
ガニー・Kは深い眠りについた。(ガニーの体力・気力ー1、共に残り0)
「ガ、ガニーさん……!ご教授いただいた強姦の美学、無駄にはしないのだ。
だ、だから……宮崎さんが気絶してる隙にもっとや、犯るなり〜」
危機と繋がったままガニーに敬礼した晴郎は、その後さらに二度ほど宮崎危機に中出ししたが、
「――ハッ!?……ななな、なに調子こいてレイプしてんだキモデブーッ!!」
「やんでれーっ!!」
意識を取り戻した宮崎危機のパンチ一撃でKOされてしまった。
「……な、中出しくらいで、あたしは言いなりになりませんわよ、晴郎様……」
一発殴って気絶させるだけという彼女にしては優しいお仕置きで去っていった宮崎危機も、
案外まんざらではなかったのかもしれない。
……そして。
「またブタ箱入る前に、若い奴が犯るの見れて満足だったぜ」
迫真の死んだフリ演技を見せたガニー・Kが麻薬所持・使用の現行犯で逮捕されたのはその一週間後のことだった。
以上で完結です。ほのぼのレイプというかギャグ混じりの強姦目指しました
こんな感じで犯ったら余計危機に狙われそうですが
パロキャラ追悼ネタ捏造したらオリキャラが目立ちすぎました、すいません
乙です。
おびえる宮崎危機はかわいいっすね。
元ネタの蟹江敬三氏の「強姦の美学」なる言葉が実際に存在するなんて知りませんでしたよ。
今週のノブとのり子の二人乗り見た人いる?
のり子が後ろから体を密着させて、ノブは若干頬を染めててて
ノブはカプがあかねで固定さていくのかと思ったら、たまにこういうのもやってくるから侮れないな…
今週みたいな描写がちらほらあるから俺はノブのSSを投下することができるんですよ
さっそく今週のパロ(後日談)SSを妄想中ッス
アニメは情報聞く度萎えるけど原作はやっぱちゃいぽー
はよ
勢いで一気に書けましたので投下します。ノブ×のり子、エロなしです
「さて、帰るか」
今日の塾が終わった、午後5時すぎ。
「駐輪場にいた女子、結構可愛かったね。ちょっと頭悪そーだったけど」
「髪型もなんか幼稚だし見るからにバカそーだけど、塾の女子よりは可愛いかもなー」
塾の教室で帰り支度をしていた信彦の聞き上手耳が、塾の近所に住む男子コンビの会話をキャッチした。
(それって、もしかして……?)
ピンときた信彦が急いで塾を出て、彼の自転車も置いてある駐輪場に向かうと、
「オース、ノブ。塾おつかれさ〜ん」
「おう。珍しいな、のり子1人で来たの?」
信彦の予想通り、体操着姿で子供っぽいツインテールの結構可愛い女の子が笑顔で駆け寄ってきた。
信彦の学校のクラスメートで一番親しい女子の友達、西川のり子だ。
「……なんだ、上田君の彼女かよー」
「勉強に集中しないで彼女といちゃついてるから78点しか取れねーんだよ」
先ほどの男子コンビが舌打ちしながら帰っていく。
「彼女ちゃうわーっ!この塾、なんかムカつく奴ばっかやな〜」
「たははは、怒るなよー。あいつらオマエの事、可愛いって言ってたんだぜー」
「ホンマ?……あんなガリ勉どもなんか全然好みちゃうけど、悪い気はせんなー。やっしゃっしゃ〜」
コロコロ表情を変えるのり子は、確かに塾の女子より単純で、断然美少女で、比較にならないくらい可愛い。
「で、どしたの。また仁ママがダイオウイカ捕まえたのか?」
そんなのり子を見ていると、信彦は自然と笑顔になってしまう。
「今度のハンターは垣ママや。ダイオウイカよりものごっつう珍しーのを捕まえたらしいでー」
「わははは、垣ママがいるんなら今回はノムさんいなくても食えるなー」
「仁と涙が勇子とノムさん連れてくる言うてたから、ノムさんと垣ママの大食い対決見れるかもしれんで〜」
「……そ、そりゃ楽しみだな、たはははー」
信彦が談笑しながら駐輪場から出した自転車にまたがると、のり子はためらうことなく
信彦の自転車のリアキャリアに腰かけて、彼の背中にぎゅっと抱きついてきた。
「……んじゃ、今回は垣の家に行けばいいの?」
可愛い女子に抱きつかれて赤面しているのを塾の友達に見られたくなくて、
信彦はのり子の返事を待たずに自転車のペダルを漕ぎ出した。
「そや。今日もがんばってや、ノブ〜」
のり子は照れた様子もなく、いつもの気安い口調で返事した。まだ小3で全然胸が膨らんでいないとはいえ、
信彦をこれっぽっちも異性としては意識していないにしても、男子相手に無防備すぎる。
好きな小鉄相手だとセクハラを過剰に警戒して、二人乗り自体を拒否するくせに……。
「……あれで彼女じゃなかったら逆にヤバいよねー?」
「だよなー。イケメンは勉強そこそこでもモテていーよなー。ちっ」
誤解するなと言う方が無理な仲睦まじさだ。
「……し、しかし、二人乗り重いな〜っ」
動悸の高鳴りにも、複雑な内心にも気づかないふりをして、信彦はペダルを漕ぎ続ける。
「疲れたら休んでええで。ウチが交代でチャリ漕ぐのはなしやけどな、あっしゃしゃー」
のり子が喋るたびに、頬や耳に息がかかってくすぐったい。
「交差点とかで時々止まるから休みはいらない。のり子こそ、そこ座り心地よくないけど大丈夫か?
それに俺汗かきまくりだから、……そんなにくっついてると臭いし汚いだろ?」
「全然。ノブチャリタクシーごっつう快適やでー。それに二人乗りチャリ漕いだら汗かいて当然やん。
汚いなんて言うたらバチ当たるわ。汗臭さも晴郎ほどやないし全然気にならんでー」
「そ、そっか。……ありがと」
言葉通り信彦が背中まで汗びっしょりになっても、のり子は気にせず体を離そうとしない。
「がんばれーノブ。楽ちんのウチにできんのはこのくらいやー」
「あ、ありがと。……うれしいよ」
交差点で自転車が止まる度に、のり子は信彦の額の汗を指で拭って、励ましてくれた。
信彦の彼女ではないのに、のり子は彼女よりも優しく親密に接してくれていた。
下手なデートよりもずっと嬉しくて刺激的な最高のご褒美イベントだった。
「……お、重くて疲れるけど、のり子にこき使われる二人乗り結構楽しいぜ。たははは」
「そんなこと言うと、ホンマタクシー代わりにこき使うでー。お人好しすぎやな自分ー、はははは」
これだけ密着しているのだから、のり子も信彦の動悸の高鳴りに気づいているはずなのに彼女は平然としている。
二人乗りサイクリングで消耗していることだけが原因だと思っているのだろうか?
だとしたらさすがに少し寂しいかな、と信彦が苦笑した時だった。
「……ホンマええ奴すぎやで、自分」
「えっ!?」
不意打ちの一言に驚いて、信彦は交差点でもないのに自転車を止めてしまった。
「こんだけ女子にベタベタされてもハゲや涙みたくキモい興奮せーへんし、嫌がりもせん。
しがみついたらちゃんと胸ドキドキさせとって、ウチを女扱いしとらんのともちゃうよーやし」
「の、のり子……!?」
思わず振り向くと、頬を赤らめはにかむのり子と目が合った。
「そ、そーかな……?」
信彦はあわてて前に向き直って、猛然とペダルを踏み始めた。
「ホンマ自分、根っからの善人で、中身もイケメンやな。小鉄に爪の垢飲ませたいわー。
チャリ二人乗りでこんだけ安心してしがみつける男子なんて自分だけやで、ノブ……」
信彦の背中におでこを押しつけたまま、のり子は少し照れた口調でそう続けた。
「……俺のこと、買いかぶりすぎだよ……」
「買いかぶりやあらへんよ。誰よりも信用できるええ奴やで、自分……」
「のり子……!」
感激のあまり泣き出しそうになってしまった信彦は、それ以上言葉が続かなくなってしまった。
「……あ、あかん。ノブが聞き上手すぎるからつい喋りすぎてもーたわ……」
のり子も真っ赤な顔でそう言い訳すると、信彦にしがみついたまま、黙って彼の横顔を見つめていた。
のり子と信彦の自転車二人乗りは、恋人同士よりも仲睦まじく、プラトニックで美しい光景だった。
「……は、花子さん、大丈夫ですか……?」
「……ぜ、全然。さすがノブちん、女子とチャリ二人乗りでベタベタしても全然いやらしくないわねー。
けど、今見た事はきれいさっぱり忘れるのよ!と、特にあかねには絶対秘密!……いーわね?」
「ハ、ハイ。勿論です……」
見た者を誤解させずにはおかないほどの、奇跡的に美しい光景だった。
「……よ、よーやく着いたな」
「……あ、ああ。どんな珍味か楽しみやなー」
「――あっ!?のり子さんとノブくん、来ましたよー」
「またノブ1人にチャリ漕がせてたのかよオメェー!?」
信彦とのり子が再び口を開いたのは、目的地である垣の家にたどり着いたときだった。
「エフッエフッ。今回の獲物は、身の程知らずのドアホウ異星人共の一夜干しよ。
樹海に行けばまだまだ腐るほど殺り放題だ。遠慮しないで貪り喰えッッ!!」
「み、見た目はグロテスクですけど、味は意外とイケますよ……」
「じゅらる〜っ!?」
垣と垣ママが樹海から持ち帰ったのは、一つ目エイリアンの無惨なミイラ化死体×3であった。
「キャーッ!!」「き、気持ち悪ぃーっ!!」
「ノ、ノムさん食わんでええのーっ!?」「た、食べられるわけないでしょーっ!?」
大食い美少女野村幸子ですら食べられずなかったジュラル星人のミイラ死体は
エイリアンジャーキーに加工されて、とある宇宙一の馬鹿教師の胃袋に満たしたという。
以上です
今度のアニメ化情報聞いてたら思い出したアニメのネタを借用しました
中田さんには言わなくてものり子相手なら「そーかなー?」言ってもいいんじゃないかと
最高でしたっ!そしてこいつらホントに小学3年s(以下略)
最後のチャー研オチは拍子抜けしましたが、これはこれで浦安っぽいですねw
あかねちゃんがこれを知ってしまうパターンとかも見てみたいです。
やっぱ浦安はガチエロより、非エロの甘酸っぱい話のほうが向いてる気がします。(自分の趣味かもですが)
まさに「カゲロウの中に消えていく真夏の幻」って感じで、情景を想像するととても綺麗でした。
「彼女ではないのに、のり子は彼女よりも優しかった」の文で一瞬んっ?となりましたが、
最初の彼女はGirlfriendの意、後者はherの方だとやっと気づきましたw
「ノブのチャリで二人乗り、めっちゃ快適やったでー!」
「……そ、そーなんだ。……ちょっと羨ましいかも〜」
花園親子が浦安にジュラル星人の干物を持ち帰った翌日の放課後。
自宅コーポあかねを二人きりで貸し切って、親友西川のり子とおしゃべりを楽しんでいた
菊池あかねは、のり子の羨ましすぎる体験談を聞かされて、思わずため息をついた。
「あかねもノブチャリタクシー乗ってみるとええよ、タダやしなー。あっしゃしゃー」
「えーっ?……あたしは無理よ、そんなの……」
「無理あらへんて。ノブはホンマ優しいええ奴やから、頼めばゼッタイ二人乗りさせてもらえるで〜」
のり子が自ら虎の尾を踏むような話題を振っているのには理由がある。
……4時間ほど前の学校の昼休み、のり子は体育館の裏に呼び出されていた。
「な、なんや自分ら、こんなとこに呼び出してー?」
「尾ひれがついてあかねさんの耳に届く前に、自分から打ち明けた方がいいですよ、のり子さん……」
待ち合わせ場所までのり子を連れてきた田中と、
「ハァーッ?……なんのこっちゃ?」
「昨日のノブちんとチャリ二人乗りしてたことに決まってんでしょー!?」
体育館の裏で待っていた花子は、昨日彼女たちが目撃したスキャンダルの話題をはじめた。
「プゥーッ!じ、自分ら見てたんかーっ!?」
「おもいっきし見たわよー!小鉄に片想いしてるくせに、カノジョ気取りでノブちんに抱きつきやがって〜」
「あのハゲに片想いなんかしとらんわーっ!!それにウチ、ノブのカノジョ気取りなんてしてへんよ。
た、ただノブとチャリ二人乗りして、アイツにしがみついただけやがな〜」
「目撃したあたし達には恋人気分でイチャイチャしてるようにしか見えませんでしたよ」
「ご、誤解すんなや。ノブなら他の男子と違って安心やから遠慮せんとしがみついただけやのに〜」
「……おまけにその言い訳。小鉄へのツンデレと合わせ技で二股認定されても文句言えねーぞ、ちぇめ〜」
「二股ちゃうわーっ!!小鉄もノブもただ同じクラスの男子の友達ちゅーだけやんか。
ホ、ホンマに誤解やめてや!中田ちゃん、花子、ウチを信じてやっ!……うっ、うう〜」
いつも女子軍団として仲良くしてくれる友達二人から執拗に追求されて半泣きののり子は、
姫熱にかかった時のように頬を火照らせ、必死に二股疑惑を否定する。
「……わかってますよ、のり子さん。あたしたちは誤解してませんよ。でも、あまりのり子さんと
親しくない人に見られたら、今言ったみたく勘ぐられて仕方ありませんよ。それに……」
「な、中田ちゃん……」
「それに、……ノブちんに憧れてる女子だったら絶対のり子に嫉妬するっつーの。
小鉄の方が大本命なのに、ノブちんともあんなイチャつけるなんて羨ましすぎー」
「は、花子ぉ……。ホンマゴメン、二人ともっ。……うわわ〜〜んっ!」
田中と花子が友達として忠告してくれていることに気づいて、のり子は号泣してしまった。
「オイオイ、泣くなよ〜。……あと、謝んならあたしじゃなくてあかねにだろ〜?」
「……えっ?あ、あかね、に……?」
「ハイ。誤解した人に変な事吹き込まれる前に、のり子さんからあかねさんに昨日の事、伝えるべきです」
「あかねは複雑でデリケートで面倒なんだから、さっきのあたしらみたいなゲスな勘ぐり
吹き込まれたら絶対傷つくわよー。そーなる前に自分でケツ拭くのよっ。いーわね?」
「う、うん。……二人とも、ありがと……」
こうしてのり子は、少しわかりにくいが信彦に好意を寄せているように見える親友あかねに、
誤解されかねない昨日の出来事について自らぶっちゃけ釈明することを決意したのだった。
「……そりゃノブくんなら頼めば絶対二人乗りさせてくれるだろーけど、
あたし補助輪なしじゃ自転車乗れないもーん。二人乗りなんて無理〜」
「二人乗りちゅーてもチャリ漕ぐのノブだけや。あかねは荷台に座ってりゃええだけやでー」
「でも曲がる時に体重移動とかしないと振り落とされちゃうでしょー?」
いかにも運動オンチで、なおかつ二人乗りなどしないお嬢様然としたあかねの言動にのり子は苦笑する。
「バイクちゃうよー。……ノ、ノブにギューっとしがみついとれば振り落とされへんから〜」
「ええーっ!?……も、もしかしてのり子、ノブくんに抱きついてたのーっ!?」
いよいよ一番肝心な事を打ち明けると、さすがにあかねは少し表情を曇らせた。
「……う、うん。……あかね、ゴメンな……」
「……別に謝んなくていいじゃん。……けど、のり子ってば無防備すぎ〜」
「ゴ、ゴメンあかね!ノブ相手やとなんか妙に安心してもーてつい……」
予想よりもあかねの反応は冷静だったが、のり子はなおもビクビクしながら謝り続ける。
「……だから謝んなくていーけど、そんな無防備じゃ、小鉄っちゃんじゃなくてノブくんの赤ちゃん妊娠しちゃうわよ」
「小3で妊娠してたまるかーっ!?……だ、だいたいノブは小鉄と違うてエロい事する奴ちゃうやろ〜?」
「ノブくんだって男子だもん。のり子みたいな無防備な女子にしつこく逆セクハラされたら
我慢できなくなっちゃうわよー。……長時間ハグしてたんなら、心当たりあるでしょ?」
「……そ、そりゃハグしとった時、ノブも心臓バクバクしとったけど……」
少し赤面しながら呟いたのり子の一言に、あかねもなんだか頬が火照ってきた。
「……やっぱり。のり子ってばホント無防備なんだから。そのうち小鉄っちゃんとノブくんに
3Pされて、どっちの赤ちゃんかわかんない妊娠しても知らないわよ〜。あははははーっ」
「3Pってなんやーっ!?小鉄もノブもただのクラスの男子ちゅーだけやのに、妊娠妊娠うっさいわーっ!」
「プゥーッ!のり子ったら必死すぎ〜。あはははははっ、おっかしーいーっ!!」
真っ赤になって逆ギレするのり子の反応に、あかねはお腹を抱えて爆笑した。
……ほんのちょっぴりだけ感じた親友へのジェラシーともども笑い飛ばそうと、
柄にもなく小鉄の真似をして、ひたすら馬鹿みたいに笑い続けた。
「チャリ二人乗りしただけで妊娠してたまるか、アホーッ!!……けど、正直ほっとしたわ〜」
あかねの複雑な胸の内はわからないものの、基本的には許してもらえた事だけは分かった。
必死に小鉄や信彦との熱愛疑惑を否定しつつもほっと一安心するのり子であった。
「……ホンマにゴメンなあ、あかねー」
「うんうん。小鉄っちゃんとノブくんに3Pされないよーに気をつけてね、のり子。あははははーっ」
「だ、だから3Pってなんのこっちゃーっ!?」
>>477-480『チャーリマン信!』の続きです
中田さんと(エロパロじゃキツイ)花子を活躍させたくてこの展開に
あかねちゃんの恋愛感情は過去のノブとのSSよりも原作寄りっぽいということで
アニメは作画良質で予想よりは悪くありませんでしたが、
萌えとかほのぼのエピソードにはいかにも不向きで、SSの参考にはちょっと…
非エロでも逆にエロエロでもいいから投下が増えるきっかけになればいいけど
乙です。「ノブルゾン」や「 ノブ・レスオブリージュ」ではヤンデレに足を踏み入れてるくらいノブが好きな感じ(ある意味二次設定)だったので、
そのまま展開が発展するかと思ったら予想外にあっさりしてたので変化球でした
あかねがこうならなくて良かったですねw(いや、物語的にはなったほうがいいのか…?)
http://i.imgur.com/BiLEbN4.png
あかね→のり子の百合的な話って需要あります?
需要あります
浦安のパロSSでエロかエロなくても萌えがあれば俺は基本的に何でもOKです
完成したので投下します
毎度!浦安鉄筋家族3巻、36キンポの扉絵のあかねとのり子がなんかビアンカップルっぽい事から思いつき、
あかねと同名の百合キャラを元にしつつ流れに任せて書きました。
百合というよりいわゆる"クレイジーサイコレズ"です。
エロ要素は上半身脱がすくらい。あくまでギャグとしてお読みください。暴力描写注意。
その日が来るまで、あたしは自分のことを異性愛者だと思っていた。
隣で眠りこくっている少女のことも、ただ仲の良い友達だと思ってた。
あたしの好きな男の子はノブくんだけ。それは今でも変わらないし、これからも変わらないと思う。
でも、もし"好きな女の子"ができてしまったとしたら?――
「Zzz…」ヤスー
あたしの家『コーポあかね』の一室で、可愛らしい寝息を立てながらうたた寝をする彼女。
自分の家じゃない場所でこんなにも無防備な寝顔をさらけ出してくれるのは、私を信用してくれていることへの表れなのかしら…。
そりゃ、同性の友達がいきなり襲ってくるなんて普通は考えないものね。
窓から入ってくる風で、彼女の特徴であるちょこんとしたツインテールはフリフリと動く。
その動きはまるで"踊る妖精"。「私を捕まえてごらん」とでも言っているかのように、ヒラヒラと人を魅了させる動きをする。
あざとい。あざとすぎるわ…!
「か、髪を触るくらいならいいわよね…」
恐る恐る右手を肩まで垂れたツインテールへと伸ばしていく。
驚いた際は跳ね上がり、落ち込んだ時は項垂れ、感情にあわせてピコピコ動くツインテール。
彼女のツインテールは生きているのではないかと何度か本気で疑ったこともある。
それほどまでに、"彼女のツインテール"は"魅力的な女性"だったのだ。
彼女の髪に近づくにつれ、腕の震えが激しくなっていく。
自分が触れたことで消えてしまったりしないだろうか。異世界に瞬間移動してしまったりしないだろうか。
そう突拍子もないことを妄想させるくらい、彼女のツインテールは幻想的だった。
それは一種の魔術。まさしく魔法であった。
あと数ミリまで近づいた指先は、どうしても彼女の方へと動かない。
ここに来て、『これ以上進むともう元の関係には戻れないかもしれない』という恐怖感が湧き上がったからだ。
この事がバレて彼女に拒絶されたら…。もしも彼女があたしを避けるようになったら…。
『…レズとか無いわぁ。あかね、金輪際うちに近づかんといてな』
嫌よ!そんなのぜったい嫌!私を置いてかないで!
『あかね、うちノムさんと付き合うことになったから』
『のり子さん、食べちゃいたいくらい可愛いくて、ちゃいぽーテス☆』
「ハアアアアアアァァア!!?」
許せない…あの大食い女!よくも…!よくもあたしののり子をッ!!
のり子は私だけのものなんだからぁ!!
「のり子は…のり子は絶対誰にも渡さないわあああああああ!!!」
「あかね…うるさいでぇ…」ムニャムニャ
「…ヒッ!」
あたしとした事が、つい悪い妄想に取り憑かれて花子みたいな叫び声を上げてしまった。
マズイ、非常にマズイ。起こしてしまったかしら…!?
「ちょ、ちょっと国会議員がでっかいウンコをして驚いただけよ」
「ほぇ?そーなん…?ならええわ……Zzz」ヤスー
ホッ、なんとかとっさの機転で誤魔化せたみたいだ。
それにしても今の寝ぼけのり子、可愛かったわね…。『ほぇ』とか妙に舌っ足らずで、目がとろんとしていて…。
「……」ジュルル
いけない!寝ぼけ眼ののり子を思い出したら思わずヨダレが出ちゃったわ!
…でももう一回あの寝ぼけたのり子を見たいわね。ちょっとつっついてみようかしら。
「……」ツンツン
のり子のモチッとした頬を指でつつく。予想通り、彼女のほっぺはプニプニだった。
感触を例えると…なんだろう?マシュマロ?(プニプニ
クッションともちょっと違うし…いや、それこそお餅?(プニプニ
「ウ〜ン…」
「…!!」
おっと危ない危ない。また起こしてしまうところだった。
触られていた部分をポリポリと掻いている。もうだいぶ眠りが浅くなってる感じがするから、起きてしまうのは時間の問題ね。
それにしても今の「ウ〜ン」って呟き声、どこか蠱惑的だったわね。
まるで『襲ってくれ』と言ってるかのように…。
あぁ、のり子をペットにして買いたいわ。いくら出したら飼えるのかしら。
大きさも今の半分、ちょうどワンちゃんくらいの大きさがいいわね。
"一家に一匹チビのり子"なんて時代も来るかも…!
いや、一家に一匹?それだと"他の女の子ものり子とイチャイチャする"って事?
例えば割りとのり子と仲のいい佐渡さんとか…。
『のりちゃん、前みたいに甘え顔で"勇ちゃんキモ?い"って言ってよ、テヘッ☆』
『ゆ、勇ちゃんキモ〜い』ウルウル
『うにゃ〜〜///』キュン
「チッ、あの野球マゾがッ…!」
やっぱりダメよ!"一家に一匹チビのり子"なんてダメなのよ!
私だけの、私だけののり子じゃなきゃいけないのよ!!
カープ女なんかにのり子は渡さない!渡すもんですか…!
「ウフフ…ウフフフフフフフ…」
決めた。完全に決意した。もうのり子は誰にも渡さない。
同性だとか、これまでの関係だとかそんな事知ったもんですか。
あたしはのり子を愛でるの。のり子はあたしに愛でられ続けるの。
それで万事OK。そうでしょう?
「そうよねぇ…そうよねのり子ぉ…!」スッ
「…ひ、ひゃっ!何!?」
顎筋をフェザータッチされ、くすぐったさに飛び起きるのり子。戸惑う表情が可愛いわぁ…。
もう我慢できない!のり子を食べちゃうわ!
大食い女に食べられちゃう前に、あたしがのり子を食べちゃうんだもん!
「ス、スマンあかね。寝ちゃってて話を聞いとらんかって…」
「ううん、のり子が謝る必要ないのよ。これからのり子はあたしと一つになるのだから…」
「…ヒッ!きゅ、急にどうしたんやあかね!?なんかいつもと様子が…」
そんなのり子の動揺を気にもとめず、頬に触れていた腕を下へと降ろしていく。
顎から首筋、全く起伏の無い胸、そしてへそを通り過ぎると、腰元の辺りで指を止める。
「は〜い。おりこうさんはお洋服をぬぎぬぎしましょうね?」
「ちょっ…意味わからんてあかね。お、おい!冗談きついでホンマ…!」
眠気から覚め、のり子は必死に抵抗しだした。
何よ?何で抵抗するのよ。
あたしはただのり子の体操服を脱がせようとしてるだけじゃない。
「のり子、暴れちゃダメよ。ほら、早くしなさい」
「ちょっと…ホンマにあかんて!やめ…」
バチーン!
心を鬼にして、のり子の頬に思いっきりビンタをかます。
「止めるのはアンタのほうでしょ!どうしてあたしの言うことが聞けないのよっ!!」
突然ビンタされた上に怒鳴られて、のり子に怯みができた。
その隙に手際よく体操服を脱がし、ポケットにしまっておいた手錠で腕を後ろに回して固定させる。
のり子も怯みから復帰して抵抗を試みるが、あたしの方が格段に早さが上だった。
ふぅ…この拘束術は1人で何十回も練習したから、本番でも成功したみたいでよかったわ…。
「フフフフ…これでやっと…ウフフフフフフフ」ニヤッ
ママも当分帰ってこないので、時間はたっぷりと残っている。
これからのり子を好きなように調教できる夢のような時間が待っているかと思うと、楽しみすぎて自然に笑みが浮かんじゃうわぁ…。
「痛つつ…オイあかね、いたずらにしてもやりすぎやで!もうお前なんかとは絶交やわ!覚えてろや、あか…菊池!」ギリッ
口撃してくるのり子の言葉とガチャガチャという手錠の擦れる嫌な音で、徐々にイライラが募っていく。
それにしても…この子はこの期に及んでまだ反抗してくるのね。
ここは"あかね先生"らしく、きちんと教育しないといけないかしら。
バチンッ!
もう一度、のり子に奈々子先生的指導をする。
「絶交…?菊池…? のり子…謝りなさい」
「お前なんかうちの知っとるあかねじゃあらへんわ!菊…」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
連続でのり子の柔らかい頬にビンタをする。のり子の頬はどんどん赤く腫れ上がっていく。
「痛っ!ホンマ止めろやオイ!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
10発程本気ビンタをかますと、のり子のほっぺはついに真っ赤になった。まるでリンゴみたいで可愛いなぁ…。
「うぅ…もう止めてや…」グスッ
「謝 り な さ い」
「ウッ…す、すまん…」
「ちゃんと謝れたわね…偉いわぁ」ニコッ
相変わらずのり子はチョロいわね…。一見気が強そうに見えて、ピンチになるとすぐ怯えて要求に屈しちゃうのは相変わらずね。
襲われた相手が男じゃなかった事に心底感謝しなさい。
「さて、あたしも暇じゃないしそろそろ始めるわよ」
ズルズルと短パンを下げていく。…相変わらず色気のないショーツね。まぁでもその方がのり子らしいわ。
「キャ、キャアアアアアア!!止めろやあか…菊池!オマエ自分が何してるか分かっとんのか!こんのキチガイがっ!」
…ッ!この子まだあたしに逆らう気力が残ってたっていうの!?
許せない…許せないわ!
ドゴッ!!
「大声を出すな汚い言葉を使うな、あたしの事は今までと変わらずあかねと呼べ」
「グッ……!」
腹を蹴られて本気で痛がってるようだ。…必要悪とはいえ、ごめんねのり子。
「…あたしもホントはこんな事したくないの。のり子が好きだからこそ、こうして教育してるのよ?
ちゃんと言うことを聞いてくれたら、絶対に痛い思いはさせないから…ね?」ナデナデ
頭を撫でると、柔らかい髪の感触が伝わった。最初は頭を撫でるくらいで躊躇していたのに、随分関係が前進したものだわ。
「な、何なん…。何で…こんな…」ウルウル
「のり子が可愛すぎるのがいけないのよ。さ、じゃあ始めようかしら」
引き出しからロープを取り出す。足も固定させたら、いよいよ準備完了だ。
「小鉄ぅ…助けにきてくれや…」ガクガク
「小鉄っちゃんが来るわけないじゃなーい。まぁ来たとしてもカギと防音は万全だし、助けてもらえるだなんて考えないことね」
「小鉄ぅ…小鉄ぅ…」ブルブル
あらあら、もう壊れちゃったのかしらねこの子。
まあいいわ。すぐにあたしの虜にしてあげるから――
―――
――
「そういえば、そろそろあかねちゃんとのり子が付き合いだして1ヶ月だね」
「そうよー。さすがノブくん、記憶力もいいのね!」
"好きな男の子"と、ちょっと嬉しそうに会話するあたし。
でも右手は確かに"好きな女の子"と繋がっていた。
「たはは、それにしても最初聞いた時は驚いたよ。まさか女の子同士で、…それものり子と付き合いだすなんて」
「何言ってるのよ、好きあってるなら性別なんて関係ないってー」
「あかねぇ、ノブと話してないでうちとも話そうや〜」
突然あたしの左肩に抱きついてくるのり子。
あらあら、あたしがノブくんと楽しそうに話していてヤキモチを焼いちゃったのかしら。全く甘えん坊さんね。
「こらこら、そんな風に抱きつかれると歩きづらいわよー」
「はは、二人の仲を邪魔しちゃって悪いね。…じゃあ俺、先に帰るから!」
「あっ、ノブくん…」
引き止める間もなく、ノブくんは駆け足で去って行ってしまった。表情を見せないようにしていたのは気のせいかしらね…。
「あかねぇ、今日もあかねん家でいっぱいタノシイ事、教えてやぁ〜」
「…そうね」
うーん…のり子はもちろん可愛いんだけど、なんか面白みが無くなってきちゃったなぁ。
最初はあんなに抵抗していたのり子も、最近は従順すぎてつまらなくなってきたのかも。
それにしてもまさかのり子に飽きが来るだなんて、最初は考えてもいなかったなぁ。
――
「うーん…」
あれから数日後、スーパーで買い物をしながらこれからの事を考える。
のり子には悪いけど、一旦他の娘に乗り換えてみるのも悪く無いわね。
それでマンネリが解消されたら言うこと無いし、2人同時に…なんてのもアリかも☆
そうと決まればさっそく次の一手を考えましょっと! 誰かいい娘は居ないかしら。
ノムさんは確かに可愛いけどのり子のように小動物的な可愛さじゃなくて、どっちかと言うとあたしみたいに大人びた可愛さよね。
背が高いのと控えめな性格なのもあまり好きじゃないし…。
中田ちゃんはそんなに大きくなくて意外とノリもいいけど、顔が…ね。
NYAのYとAは顔は小さくて顔もギリギリ妥協できる範囲だけど、全然活発じゃないわ。
うーん…あたしより背がちっちゃくて、小動物的な可愛さを持ってて、かつ活発な子って誰かいないかしらね。
そんな都合のいい娘いるわけないか…。のり子の素材が良すぎるからやっぱ他の娘じゃ妥協できないかな。
「――あら?」
お菓子コーナーの辺りで見知った顔を見つけ、ふと立ち止まる。
そうよ。この娘が居たことをすっかり忘れていたわ。
ちっちゃくて、スポーツが大好きな娘。
のり子のように顔立ちは整っているわけではないけど、小動物的な可愛さなら負けていない。
特に話し方や仕草が一々可愛すぎるのよねぇ…。「テヘッ」だとか「ウニャ〜」だとか。
基本ドSだけどたまにドMってのも、調教しがいがありそうで楽しみだわ…ウフフ♪
後ろからそっと近づき、ニヤけそうになる顔を抑えつつ話しかける。
「こ ん に ち は 、 佐 渡 さ ん」
終わり。なんでこんな展開になったんだろう
文字化けがありましたので訂正
>>492 『のりちゃん、前みたいに甘え顔で"勇ちゃんキモ?い"って言ってよ、テヘッ☆』
↓
『のりちゃん、前みたいに甘え顔で"勇ちゃんキモ〜い"って言ってよ、テヘッ☆』
>>493 「は〜い。おりこうさんはお洋服をぬぎぬぎしましょうね?」
↓
「は〜い。おりこうさんはお洋服をぬぎぬぎしましょうね〜」
乙。浦安では敷居高いと思われるジャンルの投下お疲れさまです
ベタベタ仲良しのあかねちゃん×のり子でも百合エロのみだと書くの難しそうですね
花子がタチなら妄想しやすそうですが、それだと別の意味で難易度高いですし
今週号でこのスレ住人の権化(?)、笛男が再登場しましたね!
勇子は予想以上に強い・・・目の前でオッサンがのり子の笛をくわえてもポーカーフェイスでフェイントをかけるとか凄すぎる
(のり子との差別化もあるのでしょうが)
「ロリ」という言葉を知ってる勇子とか、春巻を"龍ちゃん"と呼ぶ新キャラの同僚の先生とか、性格ブス呼ばわりされた民子とか、今週号は見どころがありすぎてちゃいぽ〜