【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ8

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1名無しさん@ピンキー
ここは異種族と人間のエロ・非エロでハァハァするスレです。
モンスターでも異星人でも動物でも植物でも無機物でも!
とにかく人外と人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ!
人外の見た目に貴賤無し、人外なら何でも受け入れます

《利用上の注意》
・sage推奨
・厨くさい書き込み、荒らしはスルー
・801は801板へ
・SS投下の際には種族や傾向等の注意書きを
・議論したい人は避難所へどうぞ、移動しない人も荒らしです

保管庫
ttp://www26.atwiki.jp/monsters/
絵板
ttp://www2.atpaint.jp/jingai/

前スレ
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ7
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1320767038/

「人外と人間でハァハァするスレ 避難所」 管理人:◆AN26.8FkH6 氏
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12634/
本スレに投下するか迷ったような作品を投下するスレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12634/1240613751/
2名無しさん@ピンキー:2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN ID:EvXFiz6W
落ちてたので規制空け記念に立てた。
3名無しさん@ピンキー:2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN ID:SAK/3inZ
久々に見たスレタイだ
4名無しさん@ピンキー:2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN ID:Yi0e13/z
乙 
今回は落とさないように保守していこう
5名無しさん@ピンキー:2013/07/09(火) NY:AN:NY.AN ID:J/3kDIwx
じゃあ保守
6名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
投下します
スレ7で書いた「戦え愛染三姉妹」の続きです

注意
・悪い烏男達が巫女三姉妹にエロいお仕置きをされてるだけ
・ドM向け

以上苦手な方は回避お願いします
7名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
「戦え愛染三姉妹(2)」


もう一体の烏男は大木の枝の上に墜落した


ゴスッ!!!


「グエェッ!」っと烏なのに蛙の潰れたような呻き声が上がる
仰向けで枝に引っ掛かりプラーンッと宙に浮いた姿はまるで物干し竿に干された布団のようだ
「イテェ、腰モロに打っアッ!」
烏男は己をこのような目にあわせた退魔師に激しく怒りを感じ
この借りは万倍返しだと心に誓いながら起き上がろうとする


ぎゅうっ!

「ひゥッッッ!!??」
突然男根を力強く握られ烏男の全身から力が抜け、またもや枝からぶら下がる姿勢になる
見れば、自分が引っ掛かっている枝の上に一人の巫女の娘が腰かけているではないか
「やあ、こんにちわ。烏男クン」
そう語りかけてきたのは、眼鏡をかけた無表情の少女で長い蒼色の髪をポニーテールにして纏めている
少女は片手で烏男の男根を握りながら読書をしていた
表情は無表情だが熱心に読んでいるようで紙面から視線を反らさない
その少女が読んでいる本の表紙には『美人巫女姉妹 禁断の濡れ濡れ百合世界 〜姉と妹が〜』という題名が書かれていることは
人間世界の字が読めぬ烏男が知る由も無い
「・・・グッ、貴様ッ、俺のイチモツを握り潰スつもりカッ・・・!」
「ん?」
烏男の乱暴な呼びかけに少女は一応返事はしたが視線は紙面に向けたままだ
「ウゥ、巫女のくせに恐ろしいッ、このまま男の勲章を潰されるワケにハッ・・・」
己の男根を握っている少女の手を引きはがそうと烏男が上体を起こそうとした時、少女の唇が動き
「今クライマックスでいい所なのだ。だから今はこれで我慢しておいてくれ」

シュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコッッッッッ

「はヒインッッッ!!!」
男根を握っている少女の片手が激しく上下に動き、烏男はビクンッと背筋を震え上がらせた
と同時に人外の大きさを持つ男根がさらに巨大に、ビキビキと血管を浮き立たせながら怒張する
烏男は目を見開いて驚愕した
今まで大勢の妖怪の女を交尾の相手にしてきた烏男でもこれほどの技巧を持った相手にはお目にかかったことは無い
それほどに少女の男根を扱う手さばきば凄まじいものであった
(オオオ・・・小娘のくせに何と言うテクニックダっ!!こ、この前相手した淫魔の手淫よりずっとイイっっっ!!!)
少女の手の平と指はまるで絹のように心地よい感触で幹を扱くたびに痺れるような快感が走る
ダラダラと先端から洩れる先走り液が少女の手と指を濡らしては、さらに滑りを良くする
指は竿を扱くだけは無くカリ首も撫で回す、そして亀頭の先端を指先でクリクリと弄り回しては軽く爪先で引っ掻く
その動きは相手を即には絶頂に至らしめず、快感を溜めて溜めて溜めて放出させる、相手により高い絶頂を与えるために計算されたものだ
が、その手淫を行っている当の少女は相変わらず無表情のまま読書を続け
「ドSと思った姉は実はドM。しかもドMになるのは愛しの妹の前だけ・・・ふむっ、これはタマラナイ設定だな」
と何やら訳の分からぬことを呟いている
「うヒイッ、うヒィ、うヒイイイイイイイッッッ!!!」
一方、烏男の体は枝にぶら下がったまま起き上がれない
それも少女に圧倒的快感を流され続けているせいで全身は震え続け、バタつく羽の欠片とのた打ち回る手足が虚しく宙を舞う
嘴からは涎が垂れ眼尻には涙が浮かび、まともに言葉を話せずに情けない悲鳴ばかりが上がる
そして少女は本を全て読み終えたようで、やっと烏男に視線を向けた
「待たせたな。イってくれ、実に激しく」
少女の指先が亀頭の先端に会心の一撃を食らわせる、絶頂に至らせるには申し訳無い程の強い刺激
烏男は手足をピィンッと貼らせながら絶頂の雄叫びを上げた
「イ、イグゥッ!!イッチマウウウーーーーーーーーーーッッッッッ!!!」
8名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
びゅるっ、ぴゅるるる、びゅるるるるーーーーーーーーんっっっ!!!

放射線を描きながら、男根の先端から飛び上がる大量の精液
100年以上の妖怪人生を生きた彼でもこれほど強烈な絶頂を味わうのは初めてだ
その絶頂を味あわせてくれた女が、人間の・・・巫女の小娘とは何と言う皮肉か・・・
烏男は全身汗にまみれながらゼェゼェッと荒い息を吐き、筋肉の盛り上がった胸を上下させ何とも微妙な面持ちで少女を見た
少女が男根から手を離す、するとぬとぉっと粘着質の糸が男根から糸を引いた
「何て生臭い精液・・・あぁ、鼻が曲がってしまいそうだ・・・」
嫌悪の言葉を発しながらも少女は片手に付着した精液をペチャペチャと舐め取っている
そして烏男の萎んだ男根に眼鏡のレンズの奥から冷ややかな視線を送ると
「何だ、一度で終わりなのか?」
「ウッ・・・!!」
少女の繊手が烏男の羽毛が備わった脇腹を撫で感触を味わうように指が上下する
その動きに射精直後で敏感になった烏男の体が反応し男根がムクリッと起き上がった
「それでいい。女に欲情し、精液の匂いを奥底まで染み込ませる・・・それが君達男の悦びなのだろう・・・」
少女が反勃起状態の男根を手に取ると、横髪をかき上げながら顔を近づけ亀頭を柔らかな舌で舐め上げた

れるっ

「グハァッッッ!!!」
一舐めされただけで烏男の背筋に走る電流のような刺激
と同時に股間の男根が脈打ちながら天を穿つように勃起する
今、自分の体に起こっている異変に気付き烏男は混乱した
「ア・・・クゥ・・・ナ・・・ゼ・・・!?」
「何故こんなに体が感じやすくなっているかって?答えは単純、君が私の体を欲しているからだよ」
「ナッ、そんなことあるわけ・・・ッッッ!!!」
その挑発的な言葉に烏男は少女を睨みつけようとするが、次の瞬間逆に目を見開かされることとなる
見れば、少女の巫女装束の上下が肌蹴た状態にあり彼女の肢体が露わとなっている
開かれた小袖の胸元から覗く豊満な胸の谷間、ずり落ちた紅の袴から露出した黒の紐パンティの下着に包まれた桃尻
特に胸元は半端に肌蹴たことで彼女のたわわな乳房をさらに強調することとなり、薄桜色の乳首が襟元の間から今にも零れそうな位置で見え隠れしている
まるで男の欲望をぶつけられる事を待ち望んでいるかのような色香漂う少女の肉体に烏男は大きく喉を鳴らしながら唾を飲み込んだ
案の定、男根も先走り液を垂らしながらビクンビクンッと欲望の吐き気を求めて脈立つ
「こんなに愚物を熱くして・・・とんだケダモノだな、君は」
自分の肉体を見て屹立した男根を前に無表情だった少女の頬にやや赤みがかかみ、口元には微かな笑みが浮かぶ
「では君の期待に応えて私も君をじっくり愛してあげよう・・・あっさりイッてくれるなよ?」
そう言って熱い息を吐きながら口を開けると小さな口腔で亀頭を呑み込んだ
「んむうっ、はふっ、んんんっ、ちゅううううっ、じゅるじゅるじゅるっっっ」
「おアアアアアアァァァァァーーーーーーーーッッッ!!!」
少女の熱く柔らかな舌が男根の亀頭やカリ首を舐め回しては口腔をすぼめ亀頭全体を強く吸い上げる
同時に片手で竿を扱きあげ、もう片手で玉袋を揉み上げてくる
やはり手淫と同じ口淫でも少女の与えてくる快感は圧倒的であり烏男は成すすべもなく絶叫した
「ぅうぐオオオオ、ウウゥッッッ、ふうううググググッッッ!!!!!」
時間をかけて射精に至らしめた手淫とは違い、油断していたら即精を漏らしてしまいそうな口淫に烏男は必死に射精を堪えている
その相手の形相に少女は亀頭の先端をチュルッと吸い上げながらら眼鏡の奥の瞳を細める
「んふっ、いい顔で耐えるじゃないか・・・では、これはどうかな?」
「ふギいいいいいいイイイイイ〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
少女は亀頭から唇を離すと、今度は責め方を変え裏筋に唇を吸い付かせてきた
「はちゅっ、ちゅうっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅうううう・・・・」
裏筋に降る少女の接吻の嵐
柔らかな唇が裏筋に激しく吸い付きながら上下する
片手で指の輪を作りながらカリ首を扱き、もう片方の手でパンパンに膨らんだ玉袋をグニグニと揉み続ける
乳房も烏男の腰に密着し出しむにゅむにゅと擦りつけながら感触を与える
「いっ、イイイッッッ・・・ま・・・またイグゥゥゥ・・・ッッッ」
烏男は限界まで見開いた目を血走らせ、腰を突き上げる
その射精の合図に少女の無表情が愉悦へと変わる
「いいぞっ、思いっきりイッてしまえっ!」
9名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:0neCyEOD
ズブッ!!

「ピギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーッッッッッ!!!!!」
突如、玉袋を握っていた少女の人差し指が一気に根元まで烏男の肛門を貫き前立腺を突き上げた
未知の快感に烏男の全身が痙攣し、甲高い絶叫が上がる

びゅるるるるるるうううううううううううううーーーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!

「んむううううううっっっ!」
烏男が射精すると同時に少女の口腔が男根を根元まで呑み込み、コクコクと喉を鳴らしながら精液を飲み続ける
と同時に挿し入れた人差し指をグリグリと円を描くように動かしながら肛門を掻き回した
「グアアアアアアーーーーーーッッッ!!!ヒイガアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーッッッッッ!!!!!」

ぴゅるぴゅるぴゅるぴゅるぴゅるーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!

「ギモヂイイッッッ!!!ギモヂイイイイイイイイッッッッッッ!!!!!」
全身を駆け巡る連続射精の快感に烏男は白目を剥いて絶叫する
その絶叫に応えるように、肛門を掻き回しながら前立腺を刺激し続ける少女の指の動きは激しさを増す
そして

ズボオッッッ!!!

「ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーッッッッッ!!!!!」
肛門に差し込まれた指に中指が追加され、腸内を押し広げるように2本の指がうねり出す
さらに激しくなる射精
そして最後の一滴が少女の口腔に注がれた時、少女は男根から唇を離し天を仰ぎながらゴクンッと精液を飲み干した
「君らしい下劣な味がした精液だったよ、烏男クン」
「ギピィ・・・ピィ・・・ィ・・・」
少女は口端から零れ落ちる精液を指でぬぐうと、肛門に挿しこんでいた指を引き抜いた
一方、烏男は白目を剥いて半死半生の様子だ
男根も枯れ果てたようにダランッと股間からぶら下がっている
(・・・やっと解放サレル・・・)
地獄の連続射精からの解放に烏男は安堵の息を吐くが・・・

「はんっ、あっ、これで、最後っ・・・なんて、つれない態度は無しだぞっ」
「ウッ・・・ッッッ!!!」
ぴちゃんっと烏男の萎びた男根に降りかかる生暖かい水滴
見れば、少女が烏男の腰の上に尻を向ける形で跨りながら己の秘所を指で弄っているではないか
「ふあっ、はぁっ、あんっ、見てくれっ、君の精液があまりに下劣な味だったからっ、こんなに濡れてしまったよっ・・・!」
突き出すように向けられる少女の桃尻
ずれた黒の紐パンティから剥き出した尻肉はむっちりしており、谷間からは濡れそぼった蜜唇と引き締まった肛門が露わになっている
「ひあっ、ああんっ、ふうううっっっ!」
少女が己の乳房を細い指で揉みしだきながら切なく喘く
蜜壺には根元まで指が挿入し、グチュグチュッと水音を立てながら掻き回す
そのたびにポタポタッと大量の愛液が降りかかっては真下にある烏男の男根と玉袋を濡らし、愛液の雫が蟻の門渡りを通って
肛門に染み込む
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
少女の痴態に烏男の心臓の鼓動が昂ぶり、荒い息を吐く
そして限界を超え萎びていたはずの男根はムクリッと起き上がり再度熱を持つ
「ふふふふふふっ・・・」
こんな状態の自分を放っておくつもりか?とでも言うように少女の口端が釣り上がり、眼鏡の奥の瞳が妖しく光る
少女のその表情に烏男の昂ぶっていたいた鼓動は速さを増し、男根は破裂しそうな程に怒張した
(犯シタイッ、犯シタイッ、犯シタイイイイッッッ・・・・)
ブルブルと震えながら起き上がる烏男の上体
そのまま尖った指先を少女の桃尻に伸ばす
「あふっ、んんっ・・・見たいかい?」
少女が烏男に見せつけるように指先で左右の蜜唇を開く
くぱぁっと愛液の糸を引きながら奥まで露わになる少女の蜜壺
そこは汚れを知らぬ処女のように美しい桃色をしていた
だが膣内にびっしり折り重なった肉襞は雄の欲望を待ちわびるかのように淫らにヒクついていて・・・
10名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
「んふっ、貫きたいだろう?掻き回したいだろう?・・・君の好きにしていいのだぞ・・・」


「んあああああっ、ふあっ、あっ、はあんっ!」
「ウォ、オオオオオ・・・・ッ」
巨木の枝で抱き合いながら深く繋がり合う雄と雌
だがその光景は枝に真っ逆さまの形でぶら下がりながらお互いの体を貪り合うというで倒錯的な体位であった
「ふふふふふふふふふふふっ・・・・・・」
一方、今まで冷徹な雰囲気を纏っていた少女の表情に大きな変化が現れた
少女は満面の笑みで微笑んでいたのだ
その表情はまさに淫欲に塗れた『女』の表情であった
「はぁっ・・・楽しいよ烏男クンっ、こんな蝙蝠みたいに宙に浮きながらセックスできるなんてっ・・・」
黒い羽毛に覆われた烏男の大きな胸板を少女の滑らかな手が這い回る
乳首を探し当てると指の先で摘まみ、コリコリと弄りだす
「あグゥッ!!」
「くくっ、女の子より敏感な乳首に調教してあげよう」
そして乳首に少女の柔らかな唇が吸い付いた

んちゅっ、ちゅうううっ、ちゅるるっ!
こりこりこりっ!

「オアッ!!!アアアアアッッッ!!!!」
乳首を襲う身を裂くような快感に弓なりに反りかえりながら震え上がる烏男
ビンビンに勃起しきった両乳首を少女の指と舌が緻密な動きで快感をさらにさらにと送り込む
「ヒ、ヒイイイッッッ!!!ち、乳首感じるヨオオオッ!!!も、もっと、吸っテェっっっ、コリコリひテェェェェェッッッ!!!」
烏男は狂乱の表情で胸を突出し自ら快楽を求める
少女はその反応に瞳を細めながらニヤリと笑うと
「ではこのままイけ、淫獣ッ!」

ギュウウウウウウーーーッッッ!!

「アギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!」
烏男の両乳首が少女の爪先でギリギリと捻り上げられる
電流を全身に流されたような刺激に烏男は涙と涎を撒き散らしながら絶叫した

どぷどぷどぷどぷどぷうううううううううーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!!

少女の子宮の最奥に吐き出される人外の熱く濃いドロついた精液
「嬉しいよ烏男クンッ・・・私の肉体を、君の汚らわしい精液でこんなに愛してくれるなんてっ・・・」
少女は今も注がれ続ける精液の熱さを感じながら震え上がる
そして己の長い蒼髪を纏めているポニーテールのリボンに手をやると、ふぁさっと解き
「では私は100倍返しだ」
11名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
ぬぷっ、つぷつぷつぷうっ

「ヒアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!???」
新たな刺激に驚愕する烏男
見れば、少女の長い蒼髪が触手のように蠢き出し束となって次々と烏男の肛門に進入しているではないか
そのまま腸内の奥に伸び、前立腺をくしゅくしゅっと擽り上げる

びゅびゅびゅびゅうううううううううううーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!!

「あんっ、今私を抱いていることも忘れてもらっては困るぞ、烏男クンっ」
「ピギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!」

ぬるうっ、ぬりゅぬりゅぬりゅううう・・・・

少女の桃尻が円を描くようにくねり、蜜壺の無限の襞が男根に余すとこ無く吸い付き、ぞろりぞろりと舐め上げた

プシュウウウウウウウウウウウウウーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!

勃起と射精を延々に繰り返す、終わりの無い快楽に烏男は顔面を涙と涎でグシャグシャにしながら泣き叫ぶ
少女の蒼髪はそのまま二人の体にシュルシュルと絡み付きながら、縛り上げ、いつまでも離れることの無いよう拘束し
やがて一つの大きな毛玉となった
「ひああああああっ・・・烏男クンっ、次はお尻だっ・・・私のお尻に君の肉棒を挿れて射精してくれっ!」


エロ小説を熟読しながらの搾精に倒錯的な体位による結合を好む
この変態系眼鏡娘の名は・・・

愛染五葉(あいぜん いつは)
愛染三姉妹の次女
エロ小説、エロ漫画収集家
一見クールに見えるが、卑猥なことへの執着が強い痴女である
妹と姉を性的な意味で愛している
常に身に着けている下着は黒の紐パンティ
12名無しさん@ピンキー:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:uth5YqHw
乱文失礼しました
続きは暫くお待ちください

言い遅れましたがスレ立て乙です
13名無しさん@ピンキー:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN ID:v379fcyE
14名無しさん@ピンキー:2013/07/15(月) NY:AN:NY.AN ID:ioOvtgHa
15名無しさん@ピンキー:2013/07/15(月) NY:AN:NY.AN ID:s7CVLpLB
16名無しさん@ピンキー:2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN ID:3iCcA49w
人でなくていいなら自走地雷もありか?
17名無しさん@ピンキー:2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN ID:vKs7o/W7
人でないなら何でもありだと思うよ
18名無しさん@ピンキー:2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN ID:3iCcA49w
問題は抱きつかれて爆発するからいかに機嫌とるかだな
19名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:w9RFf5V2
20名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:Ds8orNu+
21名無しさん@ピンキー:2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:kkvUvBtT
保守
22名無しさん@ピンキー:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:LGK4iYWh
ケモと女の子書きたい
23名無しさん@ピンキー:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:0yNpNsNp
最近蛇神様に嫁ぐ人間♀のエロバナー見たんだけど誰か見たかな
蛇神様とねっとりみっちり致す妄想楽しいのに、文章にできないのがつらい
24名無しさん@ピンキー:2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:FFNn1EDw
ポータルのグラドス萌え
25名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:cOdsgySH
蛇神さまはヘミペニスで一人で二穴責めできるんですよね?
26名無しさん@ピンキー:2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:xmbctAlc
そのための蛇キャラだからね
怖がらせないように人型でヤってたのに繁殖期で我慢できず蛇の姿で襲いかかるんですよ
でもあれ?以外と嬉しそうな女の子
その後華奢な身体に蛇の胴を絡ませながら人型より大きい二本のペニスで三日三晩離さず
最終的に女の子に怒られてシュンてすればいいよ
27名無しさん@ピンキー:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:V+Sykf3F
男ラミアでもいんじゃねーの…?だめか
上半身ががちむちの鱗つきのおっさん
28名無しさん@ピンキー:2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:xnh2Wd1U
男ラミアはtnkが人と同じ位置にあるのか、それとも蛇の尾の方にあるのか…

どっちでも美味しいけど
蛇の尾の方にあれば二穴責めしながらクンニできるし
29名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:DxKg1PR7
ほしゅ
30名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:Dz4qZAOR
ぽしゅ
31名無しさん@ピンキー:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:1Ag5I2lV
オーソドックスに生け贄にされた少女と人外をください
32名無しさん@ピンキー:2013/09/06(金) 10:17:23.05 ID:OE/1Sncn
ほしゅ
33名無しさん@ピンキー:2013/09/14(土) 02:10:02.41 ID:k1lwnEqu
人外♂に性的に飼われる人間♀くれ
34名無しさん@ピンキー:2013/09/15(日) 01:01:45.93 ID:KsQs52kk
飼われてるってどんな範囲だ。
鎖と首輪付けて檻に入れて性欲処理のみか、
「あいつニンゲンなんか囲ってるぜwww」と仲間内で言われつつも
夫婦同然の生活で愛あるセックスしてるのか、どんなだ。
35名無しさん@ピンキー:2013/09/15(日) 22:24:40.92 ID:RVFpvNBn
周囲から見たら虐げられてるようにしか見えないけど実はラブラブっていうシチュエーションって好き
36名無しさん@ピンキー:2013/09/22(日) 12:52:47.70 ID:QnGJV7V1
朝方寒くなってきたからもふもふ人外さんで暖をりたいですあげ!
37名無しさん@ピンキー:2013/09/23(月) 22:35:40.40 ID:UuB6X+FF
>>36
爬虫類系人外さん「あのっ」
38名無しさん@ピンキー:2013/09/24(火) 21:21:20.52 ID:sW1tvXep
爬虫類系なら温めてあげなきゃいけないな
39名無しさん@ピンキー:2013/10/04(金) 20:28:32.95 ID:y1ZqQV3m
ほしゅ
40ああああ:2013/10/07(月) 18:20:56.97 ID:/dihr7Ld
頑張れ!!保守する!
41名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 18:22:01.78 ID:ehfgkASN
毛皮にうまってもふもふしたい
42名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 22:24:31.06 ID:8q/h8FkD
今季アニメのキルラキルまだ1話しか見てないが
喋る制服と勇ましい女の子が良かった
『力ずくでも着られてやるっ!』ワロタ
43名無しさん@ピンキー:2013/10/17(木) 22:59:49.16 ID:kcStD3U6
とても恥ずかしい事をしているのだと知りながら、
自分からローブをまくり上げ、ショーツをずらして四つん這いになって、

魔犬のペニスを自分の女性器に擦り付けちゃう女の人が好き。

ちょっと眉を寄せながらも、身に湧き上がる快感に抗することはできず、
やがてゆらゆらと腰を動かして、膣とクリトリスを交互に刺激しちゃう。

叫ぶでも泣くでもなく、お互い声を押し殺しながらセックスに夢中になる。
そのうち、組み伏せられることにも悦びを感じて、
腰を震わせながら魔獣の射精を受け入れちゃうような。

そういう人に限って、
普段の生活ではとても優しい、みんなの憧れの女教師だったり。
44名無しさん@ピンキー:2013/10/27(日) 18:15:15.58 ID:vpRWHDrf
ほしゅ
45名無しさん@ピンキー:2013/10/27(日) 19:19:11.16 ID:70OEktf9
捕手
46名無しさん@ピンキー:2013/10/27(日) 20:11:50.57 ID:rUdT2bQb
>>23
見たけど、短い上にエロなしの広告詐欺だった。好きな作者でシチュ萌えしただけに残念
首に巻き付いた蛇神様と一緒にネットでやり方を調べるヒロインは可愛かったけどね
47名無しさん@ピンキー:2013/11/06(水) 23:10:16.38 ID:7H46Ov3+
ほしゅ
48名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 20:36:52.81 ID:EyOEcEpg
49名無しさん@ピンキー:2013/12/02(月) 02:55:50.80 ID:Im+EPD3p
50天に馬、地に蛇 1/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:11:22.79 ID:YLYA6l4r
今年の干支×来年の干支、ということで
男ラミア×ケンタウロス娘です。濡れ場は2〜9ら辺り
**

さほどの期待はしていなかった。
特産品が麻薬というだけで、ほかになんのとりえもない村の用心棒という仕事。
謝礼もそこそこ、蛇人の自分に向ける目も畏怖7嫌悪3の割合。
あからさまに値切られたり、断られなかっただけまし、というものだ。
割り当てられた小屋は小さく、中でとぐろを巻くのが精一杯だが、これは自分の身体が長いのだから仕方がない。
だが、夜更けに戸を叩かれたとき、期待をしなかったと言えば嘘になる。
妙に脂ぎった村長の後妻や、田舎娘にしては身綺麗なその娘たちを見て、
もやもやしながら床に就いたところだったので尚更だ。
それが戸を開けてみたら、鼻先にでっかい馬の身体があったときの俺の気持ちを考えてみて欲しい。

とにかくでかい。馬の身体は戸口を埋めつくし、首から上は夜闇に隠れて見えない。
「……ここは馬小屋じゃない」
一人言のつもりのぼやきに、意外にも返事があった。
「は、はい。地虫さんの小屋ですよね? 夜分遅く失礼します」
馬がしゃべったことよりも、“地虫”と呼ばれたいらつきの方が先に立つ。
もちろん俺にはれっきとした姓も名もあるが、だいたいの人間は“蛇”“地虫”と陰口を叩いている。
それを面と向かって、しかも馬に。
「……地虫じゃない」
「え、違うんですか、でも村長さんは地虫だって」
あの陰険デブの村長が言いそうなことだと思うが、頭上から気弱そうな声を出す馬に怒るのも面倒くさい。
「とにかく、寝るところだから帰ってくれ」
「あ、そ、それです」
「それ?」
「添い寝をするように、と言われて参りました」

俺は闇夜に溶けこむような馬の身体と、落ち着きなくばっさばっさと振られる馬の尾を眺める。
「帰れ」
「で、でも」
村長さんに叱られますともごもご言っている。知るかそんなこと。
「第一、この小屋のどこで寝るつもりだ」
馬は俺の肩越しに小屋を覗きこんだようだ。
小屋は俺の身体で埋め尽くされ、文字通り足の踏み場もない。
馬はしばらく考えこんだあと、良いことを思いついたという声色で言う。
「あ、でもあたしが上に乗れば平気ですよね」
「帰れ!」
大人げなくシャアッという威嚇音まで出してしまった。
効果はてきめんで、馬は悲鳴を上げて尻餅をつく。
51天に馬、地に蛇 2/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:12:58.93 ID:YLYA6l4r
に、してもだ。
さすがに俺も“しゃべる馬”などという荒唐無形なものが存在しないということは知っているし、
これが下半身が馬で上半身が人間のいわゆる“馬人”というものだろうと見当はついていた。
追い返そうかと思ってはいても内心、
馬の身体の上にむちむちとした健康美あふれる田舎娘がくっついているさまを想像していたのだ。
だが
「……お前、栄養が全部下に行ってるよな?」
「え?」
馬人の娘はおどおどと俺を見返す。
愛らしいと無理矢理言えなくもないが、色黒で平凡な顔。
あばらが目立つ平たい胸。声が高くなければ男だと思う……というのはさすがに言い過ぎか。
とにかく、食指が動かない。

しかしまあ、脱がしてみないとはっきりしたことは言えないな、と考えてしまうのが男の性だ。
「お前、とりあえず脱いでみろ」
村外れで人気のない場所とはいえ、戸口の外で服を脱げと言うのはあんまりだが、
その時の俺はすっかり意地の悪い気分になっていた。
そして俺が罪悪感を覚える間もなく、娘はあっさり帯を解く。
「……脱いでも変わらんなあ」
あばらの目立つ身体に乗せられた薄い乳房。
普段さらしでも巻いているのか、胸だけが白く、陽に焼けた身体と奇妙な対象を為している。
雲間から覗く月が、薄い色の乳首を照らした。

思ったことを口にすると、娘はさすがにしょげた様子を見せる。
「胸、小さいんです」
言わなくてもわかる。
「子供でも孕めば大きくなるだろうって、村長さんが」
若い娘に言うことだろうか。自分を棚に上げて義憤を覚える。
「しまった方がいいですか?」
「まあ、ちょっと待て」
俺は腕を伸ばし胸を掴んだ。薄い肉の下にこわばった筋肉と小刻みな鼓動を感じる。
こりこりとした硬い乳房はあまり趣味ではないが、
娘が食いしばった歯の間から荒い息を漏らしているのを聞いていると嫌な気はしなかった。
しかし硬い。あまり触られ慣れた様子もないし、まさかこいつは生娘なんだろうか。
今更であるが、ちょっと気がひける。
「あの、尺八したほうがいいですか?」
まあ俺のところに送り込まれるのだから、生娘な訳ないな、と納得するものの微妙な気分だ。
「別にいい」
「じゃ、じゃあ、もうしますか? 後ろ、向きますから」
そう言って娘は俺の手を逃れると、大きな馬の尻を向ける。
52天に馬、地に蛇3/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:18:08.06 ID:YLYA6l4r
しかし、馬の尻以外の何物でもないなと俺は少し途方にくれた。
引き締まったでかい尻、と言えなくもないが、馬の尻は馬の尻。
馬でも馬人でもない俺には、性欲の対象に入れたことのない物体だ。
この村の連中、趣味がどうかしてるんじゃないか?
「ひゃあっ」
俺が両腿に手を当てると娘はとんきょうな声を上げ尻尾を大きく揺する。
柔らか過ぎない肉の弾力は意外に悪くないと思いながら、俺は中心を広げてみた。
どろっとした熱い潤みが指を濡らす。
「ふあっ」
やっぱり、声はいい。甘くてかすれた声がそそる。
そんなことを考えながら俺は娘の秘所を指で掻き回す。

「あの、ゆび、もういいです、」
娘は腰を落とし尾を波打たせている。細い足は不自然に思える角度で地につき、
折れるのではと心配になるほどに引き攣っていた。
「わたし、準備、してきたので、すぐ、いれられ、ますよ?」
思ったよりはいい感じだが、手が届く範囲内すべて馬、というのは味気ない。
俺は馬の尻をいじめるのを止め、身体を伸ばす。
「ひゃああっ」
娘の背にのしかかり、後ろから胸をわしづかみにすると、とんきょうな悲鳴を上げる。
「静かにしろ、人聞きが悪い」
「だ、だって、なんで? お尻にまだ、なんか当たってるのに、胸触られて、え?」
なるほど馬人である以上、尻を触られながら、その遥か遠くにある胸をいじられるのは不可能である訳だな、
と察する。
相手が普通の人間だった場合は、だが。
「お前、俺が蛇人だってこと、忘れてるだろう」
娘は首を曲げ、貼りついた俺の肩越しに見えたものに息を飲む。
「本当に、身体、長い」
「今更なに言ってるんだ」
俺の長い胴体が馬の胴体を押し潰し、鱗を汗と月光で毒々しく輝かせている。
「ざらざらします」
「お互い様だ」
娘は俺の鱗にひっかかるのだろうが、俺は娘の背に生えた硬い毛が気にかかる。
短い毛が乱され、俺の鱗の跡がくっきり残ることを考えると、下腹が強く張るのがわかった。
53天に馬、地に蛇4/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:22:08.37 ID:YLYA6l4r
娘の乳首を押し潰していたことに気付き、手を緩める。
薄い胸の上で乳首は鋭く尖り、苺のようにつやつやと輝いていた。
それにつられて、舌を長く伸ばす。
「え、ちょ、それ、べろ? な、なんか、こわい、から、やだっ」
甲高い声を無視して、舌先を乳首に巻きつかせた。
絞られた粒からは、出ているはずのない甘い乳の味がするような気がする。
空いたもう一つの乳首は胸を揉みしだく手の、人差し指と中指の間だ。
挟まれ潰され指の股に扱かれ、硬くそそり立つ乳首が物欲しげに見える。

まあ、乳首に限った話でもない。
ぽってりとした唇も涙の浮いた瞳も汗にまみれた首すじも、すべて男が欲しくて仕方がないように見える。
「地虫、さん」
娘はよだれとともに言葉をこぼす。
「地虫さんは、変態の人、ですか」
「普通に失礼だな」
俺は先ほどまで舌を巻いていた乳首に、軽く歯を立てる。
娘はまた喘ぎ声を上げて悶えたあと、歯型のついた胸を不思議そうに眺めた。
「だって、胸小さいのに、いじるの、変」
「そういうもんだろ」
俺は娘の胸の下、普通人の女ならばしかるべきものがある箇所を撫でてみる。
もちろん穴が空いている訳ではないのだが、娘は荒い息を吐き俺の顔を見上げていた。

「普段からいじっている場所なのか?」
「はうえ?」
娘は俺の手にこすりつけるように身体を動かしている。
俺からすれば硬い肉とざらざらした馬の毛しか感じられないが、
娘にとってはまともな受け答えもできなくなるような箇所らしい。
女陰が二つあるとすると不便なように思うが、触っている方としては愉しい。
「さわった、り、したこと、ない、です、なんで、さわるのか、わかんない、し」
やっと問いが頭に届いたのか、娘はよだれ混じりに答える。
「触った方が気持ちいいだろ」
「きもち、よくなるの、へん。わたし、馬人なのに、馬人じゃない人として、きもちよくなるの、へんです」
54天に馬、地に蛇5/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:28:14.75 ID:YLYA6l4r
思わず手を止めるのと、娘がしゃくり上げるのとは、ほとんど同時だった。
「こうされるのは、嫌か」
「わか、わかんない」
娘は細い悲鳴のような声を上げる。
「だ、だって村長が、毎日まじめに働いて、みんなとして気持ちよくしたら、
馬人のお婿さんをもらってくれるって、だから」

俺は娘の耳を強く噛んだ。そうしないと憤りを隠せない気がしたのだ。
この村から出たことのない娘は知らないのだろう。
馬人は勤勉で力が強い種族の為、市場ではいつも高値で取引されている。
こんな小娘が痩せた土地を耕した程度では到底届かないような金額だ。
あのしみったれ村長が憐れな娘の為にその金を出すところを俺は想像出来なかった。

また、馬人に高値がつく理由はもう一つある。
そもそも市場に出回らないのだ、馬人たち自身が強い権力を持っているために。
人より足も早く力も強く、農地の耕作も武力でも上、それで権力を持たない方がおかしい。
かつては奴隷扱いされていた時期もあるが、彼らは叛旗を翻し自分たちの国を作った。
以来彼らは屈強な傭兵軍団を各国に提供する一方、固い防備に囲まれた豊かな土地を有している。
そんな彼らにとって、かつての自分たちの境遇を思い出させる者は最大の敵である。
もし彼らにこの娘のことを知らせたならば、間違いなくこの村を地上から消しにやってくるだろう。
この村が生い茂る潅木と深い湿地という、馬人にとっての鬼門に位置していなければ、だが。

「いたぁ、いたい、です」
娘の声には痛みよりも強い歓喜が混ざっていた。
俺は娘の耳から口を離して尋ねる。
「そんなまどろっこしいことせずに、自分でここを出て旦那を探せばいいだろう?」
娘は目を見張ったあと、しょんぼりとした顔で俯く。
「……ここから、出たことないです。
ここの外は全部沼だから、身体の重い私が通ったら、沈んでしまうって、村長さんが」
恐らくはったりだろう、だがここが外界と隔絶し、沼舟だけを交通の足としていることもまた事実なのだ。
泥の中で溺れ死にするかもしれない道を進めとは、とても言えなかった。
55天に馬、地に蛇6/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:34:52.00 ID:YLYA6l4r
「あの、なんで怒ってるんですか?」
黙りこんだ俺を娘は見上げている。
「おまえ、気持ちよくなるのは馬人とじゃないと、嫌か?」
娘はきょとんとした顔をした。
「嫌なら、さっさと、おまえが気持ちよくなる前に終わらせる。そうじゃないなら、ゆっくりする」
「ゆっくり……」
娘は俺の言葉をおうむ返しにする。
「ゆっくりしたら、今より気持ちよくなっちゃうんですか?」
俺は喘ぐ娘の胸を包み、柔らかく揉み上げる。
「まあ、そうだろうな」
「こういうこと、ずっと、する?」
「もう少し強引なことも、するだろうな。だが痛くなるほどのことは、しない」
娘は何度も唾を飲んでから声を絞り出す。
「地虫さんは、どっちがいいんですか?」
「おまえがしたい方がいい」
「で、でも、あたし、は地虫さんの、お世話に、来て、だから」
「おまえが決めろ」
「わかんないです、だって、そんなこと言われたことないから、わかんない!」
俺は泣きわめく娘からゆっくり身体を離した。
娘は自分の胸を抱き、呆然として俺を眺める。
「どっちにするか、決めろ」
娘は何度も息をつく。筋肉がうごめき、馬の尾が荒々しく振られた。
「ゆっくり、気持ちよく、して」
娘の声はその身体に不似合いなほどか細かった。

俺は身体を滑らせ娘の前に回り込む。
目の前に現れた蛇面にたじろぐ娘をすかさず引き寄せた。
「おまえ、口吸いの経験はあるか?」
「え、あ、ない、です。でも尺八はうまいって」
娘の言葉を遮って唇を奪った。
蛇人は面と鱗のわりにすけこましだ、という悪口を聞くが原因の一つは舌だろう。
この細く長い舌で、俺はどの種族よりも巧く、相手を極楽に行かせる自信がある。
56天に馬、地に蛇7/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:40:58.60 ID:YLYA6l4r
口を離した後しばらくほうけていた娘は、どこか恨めしげに俺を見上げた。
「私、口吸いは恋人や夫婦になる証だと思ってました」
「そりゃあ悪かったな」
「そうじゃ、なくて」
大して心もこもっていない謝罪だが、娘は首を横に振る。
「みんな、こんなにいやらしくて、気持ちいいことをしてたんだな、って」
口吸い以外はさんざんしてきただろうに、きらきらした目でそんなことを言う。
せがむように首を伸ばすのをかわし、娘の耳を噛んだ。
「一応教えといてやるが」
娘の林檎のような頬に鱗でざらついた自分の頬をすり寄せて囁く。
「気持ちがいいのは、俺が上手いからだ。他の奴のはこんなじゃない」
自慢してどうする、と頭の片隅で呆れるが止めることはできない。言葉も、身体も。
俺は小屋の中でとぐろを巻いていた下半身を引きずり出し、娘の腰にのしかかる。
ばさばさと振られる馬の尾を押し潰し、その下に自分のものを当てがった。

身体の構造上、俺たち蛇人は挿入れるとき手を使ったりしない。
「蛇人は下半身に別の蛇が生えてる」と言われる通りだ。
俺としては、他種族はなぜあんな不器用そうなのかと思う。
挿入れるべきところに持っていけば自然に入るのが当たり前だと思うのだが。
今回もすんなりと、それは飲みこまれる。
「んむぅっ」
娘の口を自分の口で塞ぎ、舌を捩込んだ。
身体の上と下から、俺の身体が串刺していくのだと考えると余計にたぎった。

さすがにちょっと息が苦しくなって口を離す。
娘は荒い息をつき、怒ったような顔で俺を見る。
「私、初めてじゃないです」
「そりゃ、そうだろう」
「いつも、してるし」
「ふむ」
「だ、だから、ゆ、ゆるいのはしかたないんです」
「緩い?」
ああ締め付けのことかと二三度突いてから得心がいく。
確かにやわやわと少しもどかしい感もあるが、これはこれで悪くない。
同時に気付く。いつもそう言われているのだろう。
「馬人のものを入れるなら、これでもきついくらいだろ」
馬人の男のものはあらゆる種族の中でもっとも立派だ。
それに対するので緩くて当たり前なのだが、気にしているのが不憫だった。
「で、でもちゃんと動きますから」
ばさばさ振られる尻尾にくすぐられて、下腹部にある『もう一つのもの』が張り詰めるのを感じる。
「へ? へぁっ? なんですか? 後ろに……」
「ああ、これか」
俺はやや気まずい気持ちで答える。
「蛇人は二本あるんだ」
57天に馬、地に蛇8/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:46:22.53 ID:YLYA6l4r
娘はじと目で俺を見る。
「いくらあたしでも、かつがれてるってわかります」
「嘘じゃないんだって!」
実物を見せれば話が早いのだが、それには今挿入っているものを抜く必要がある。
冬の朝に温まった布団でまどろむような快感から抜け出したくない。
「と、とにかく、気が散るから、それ、どけてください」
「どかせるか」
もう一つのものはべちべちと娘の下腹を叩く。
二本の根の間に花弁や雌しべを押し潰し、腹の皮を隔てて互いの頭を叩き合っている。
他の種族にはわかり辛い感覚だと思うが、俺はこの『叩き合い』が結構好きだ。
「やっ、やだぁ、これ、外、すられるの、変に、なる、から」
そう言いながらも娘は身をよじり俺のものに腹を押しつける。
だからまあ、俺だけのせいではないのだ。言い訳になるが。

「あぐぅっ」
「あ」
ちょうどよくほぐれて濡れそぼるところに押し当てていたのだから、
つるっと入ってしまうことも、ないとは言えない。
いや、いつもそんなことをしている訳ではない。
蛇人同士であっても二本を一つ穴に入れることはしない。
蛇人の女のあれはそう大きい訳ではないのだ。
「いだっ、痛い痛い痛い! なに? なにこれ?」
なにこれと言いたいのは俺も同じだった。
自分のもの二本がぎっちりと詰まり擦れ合い、柔らかな粘膜に甘噛みされる感覚はすべてを忘れさせ、
しばらくなにも考えず腰を動かす。

「いだぁ、ひどいぃ、うそつき、痛くしないっていったのにぃ」
娘がべそをかき始めてようやく我に返った。
罪悪感が胸を刺すが、下半身は沸き立ったままだ。
「悪い、悪かったって! ま、まあ力を抜け。きついから」
「早く抜いて」
「力抜け」
互いに同じことを言いながらも真逆というのが奇妙だ。
俺の方は抜く気などさらさらなく、逃げようとする腰に絡み付き拘束する。
尾を幾重にも巻き付けぜん動していると、自慰をしている気分になった。
張り詰めた自分のもの、それを薄く包む娘の腹、それらをこすり上げる自分の尻尾。
娘の首を噛み耳を噛み、腹に並ぶ複数の乳首を押し潰しても気が納まらず、俺はあっさり果ててしまった。
初めてしたときに匹敵する、腰が弾けたのではないかというくらいの快感が脳を灼く。
自分でも情けないと思ってはいるのだが、噴き出すものは止められない。
よだれをぼたぼたと、赤らんだ娘の首すじに落とす。
58天に馬、地に蛇9/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:53:04.43 ID:YLYA6l4r
「ば、ばかぁ、いたい、いたいよぉ、初めてのときより、いたいぃ」
そう言いながらも娘は腰を痙攣させ、潰されるのではないかと思うくらいに締め付けてくる。
「いや本当、今度こそ抜くから力抜いてくれ」
「む、むりぃ、どうしたらいいかわからな、あっ、あっ」
よく下の口などと言うがまさしく下半身を咀嚼されている感覚だ。
すっかり出来上がってるじゃないかと尻の一つも叩いてやりたくなるが、
本人は鼻水をたらして泣きわめいている。
「こわれた、あたしこわれちゃったよぉ、あぁっ、すごく、すごく裂けて、いたいし、おなかに穴、あいたみたい」
「開くか馬鹿」
「でも」
娘は鼻をぐずりとすすって言う。
「きっと前より緩くなった。ゆるゆるだって言われる」
それを言われると痛い。
「お婿さんもらっても、緩かったらきっと、嫌われる、し」
そう言ってまたしゃくり上げ始める娘の頭を俺は抱いた。
「ああもう泣くな! 緩くなってなんかないって! もしがばがばになってたら責任取って……」

俺は一瞬言葉を止める。
責任取って何だって?
まさか俺はこんながりがりの小娘と所帯を持とうと考えてるのか?
そこそこの見入りがある用心棒暮らしを捨て、この胸糞悪い村で泥を啜って暮らすと?
冗談じゃない。

「責任取って、おまえのあそこをぎっちぎちにするような旦那を見つけてきてやるよ」
俺はそう言って娘の口を吸う。
娘の舌は塩辛く乳臭く、気を高ぶらせる味がして、俺はまた娘を締め付け、腰を動かし始めていた。
59天に馬、地に蛇10/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 00:58:58.30 ID:YLYA6l4r
後になって考えて見ると、俺も娘と大差ない餓鬼だったのだろう。
渡世人気取りの、安いチンピラだ。
案の定、俺は娘にいかれてしまい、ずいぶん無茶をした。
娘を抱きに来た村人を脅し付けたり、これみよがしに人前で交わったりもした。
娘のあそこをしゃぶりまわし、
蛇人の唾液が触れた場所に突っ込むとぼこぼこに腫れて膿がでるとほらを吹いたときは愉快だった。
一服盛ったせいもあり、村人はかなり長くこのほらを信じこんでいたようだ。

だが娘の身体にはみみず腫れやあざが残った。
娘を抱けない腹いせに男たちが殴っていくのだ。
娘を抱くのは、女を買う金もない村の最下層民で、彼らはほかに楽しみもない。
その唯一の憩いを奪うのはいかがなものか、と村長が釘をさしてきたときのことを今でも考える。
もっと、良い答えがあったはずだ。
俺と娘が手に手をとり、面白おかしく暮らせるような答えが。
だが安いチンピラの俺はさして考えもせず答えた。
仕事の報酬としてあの娘をもらいたい。
俺には馬人へのつてがある。断るなら、この状況を彼らに伝えてもいい。

村長の顔色は一瞬赤黒く変わり、
そんなことは到底受け入れられない、一晩やるからよく考えろと言い捨てて去っていった。
俺は一晩も待つつもりはなかった。村は沼に囲まれているが、蛇人ならば泳いで渡れる。
ついでに娘を助けて渡らせるくらい、造作ないことに思えた。

やがて夕飯の支度にきた娘を俺は沼辺に誘いだした。
娘は嘘のつけない性質だ。あれこれ説明するより連れ出してしまった方がいいだろう。
「今日はどうしたんですか?」
娘は不安げに、視線を落とす。
「あの、もう外でするのはちょっと」
「そんなことするか」
実際したのだから信用されなくても文句は言えない。
「あのな、俺とこれから」

俺は言葉を切り、鈍い痛みを感じた脇腹を眺める。
脇腹からは先に羽の生えた細い棒が生えている。
棒じゃないか、矢か。
そう気付いたころには次の矢が、また次の矢が突き刺さる。
60天に馬、地に蛇11/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 01:04:01.00 ID:YLYA6l4r
娘の悲鳴がうるさい。首にかじりつかれているからか。
身体中がべたべたして不快だと思ったときには、あちこちから血が流れ出し、足元に溜まっている。
そのわりに痛くないのは、鏃に毒が塗られているからだろう。毒なら売るほどある土地柄だ。
痛くないのはありがたいが身体は動かない。痺れと寒気で身体が砕けていくように感じる。

いや
もう砕けてしまったのか。

俺は頭を割られ全身をずたずたに切られ、尾をぶつ切りにされた蛇人、つまり俺を見下ろしている。
自分自身を見下ろすという奇妙さも痛みも怒りも、もう感じない。
死ぬというのはこんなに呆気ないものなのか、と笑いたくなる。
これまでいろいろやってきたし、畳の上で死ねるとは思っていなかった。
これも仕方ないことなのだろう。
でもまあ、地獄に落ちるものだと思っていたけど、これからどうなるのだろう。
いい加減、俺の死体を村人が小突き回すのを見るのに飽きてきた。
そしてべったりと泥の上に座り込み、虚ろな目で死体を見つめる娘にも。

娘の顔は月に照らされていることもあって、これまでで一番白く見えた。
頬や身体のあちこちに殴られた後があり、唇が震えていなければ娘の方こそ死体のようだ。
先程まで泣き叫んでいたが、今は何かが切れたように黙りこんでいる。

危ないところだったのだよ、と村長が娘に語りかける。
あのならず者はおまえを騙して連れ出し、売り飛ばすところだったのだよ。
甘い言葉を囁かれただろうが、みんな嘘だ。
白々しいことを言うと腹が立っても、今の俺は何もできない。
それに、その言葉を信じた方が娘のためになると、わかっていた。
娘はこれからも村で暮らしていかなくてはいけない。ずっと、死ぬまで。
初めて胸に怒りが灯った。
俺はなぜあの娘を幸せにできないのか、なぜ虐げられ辱められるのを見ていることしかできないのか。
怒りは身体全体にまわり、臓腑を焼き尽くす。
苦しい、憎い、殺してやる、だれもかれも、あの娘を不幸にする全てを、殺してやる

そうしたところで何が起こるわけもなく、村人たちは死体を沼の奥に投げ入れ、俺はぶくぶくと沈んでいった。
61天に馬、地に蛇12/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 01:09:43.17 ID:YLYA6l4r
それからどれほどのときが過ぎただろうか。

暗い泥の底で眠り、目覚めては憤り、怒り疲れて眠り、身体は腐り溶けていった。
俺は泥水そのものとなり、沼を渡る船底や、浅瀬でじゃぶじゃぶする足を感じることもできた。
手当たり次第に引きずり込み、肺を臭い水でいっぱいにしてやりたいと思うものの、
俺はなにも出来ず流れるだけだった。
もしもこの「俺」の中に、あの娘が足を、いや、蹄を踏み入れたなら、俺はどうしたいだろうと時々考えた。
足首を掴み引きずり込んで、亡きがらとなった娘を沼底で抱いて暮らす。
俺はそんなことを考え、自分の想像に慄いた。
そんなことがあってはいけないという気持ちと、どうしてもそうしたいという欲望が渦巻き、
泡となって水面に浮かんだ。

娘の蹄を岸辺に感じとったのは、それからずっと後のことだった。
俺が死んだときと同じように水面を月がきらきら照らす夜だ。


硬いように見えて、意外とやわらかいところもある娘の蹄が泥につかったとき、すぐそれとわかった。
妄想のように、娘の足首をつかんでひきずりこめたりしないことに、俺は安堵と落胆を感じる。
それでも少しでも長く、娘に触れていたい。
願いに応えるかのように、娘はべったりと泥の上に座りこむ。
腹が泥まみれになるんじゃないかと俺は気をもんだが、娘は頓着する様子もなかった。
そのまま腹ばいとなり、手で泥をかきまわす。
娘のひびわれた指に、泥となった俺がしみこんだ。

娘はなにをしているのだろう。なにか落とし物をさがしているのだろうか。
無い首をかしげる俺に、娘の唇からもれた言葉が届いた。
「うそつき」
ぼたあ、と大粒の涙が俺の上に落ちる。
「地虫さんの、うそつき」
ぼたぼたと、堰を切ったかのように涙と泣き声が落ちてくる。
「みんな、地虫さんは調子のいいこと言ってたとか、人買いだったとか言ってるよ、でも」
ばちん、と娘の手のひらが叩きつけられる。
「でも、あたしには、一度もそんなこと言ってくれなかった!
かわいいとか、すきとか、一緒によそで暮らそうとか、そんなこと、一度も言ってくれなかった!」
62天に馬、地に蛇13/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 01:16:22.37 ID:YLYA6l4r
「うそつき! 地虫さんのうそつき! きらい! だいっきらい!」

初めは、こんな田舎娘に入れあげているのが恥ずかしかった。
変に気をもたせるのも気の毒で、俺はこいつにそういうことをなにも言っていない。

「うそで、いいよ。
うそでも、そういうこと言ってくれたら、地虫さんはうそつきの人買いできらいになれたのに、
言って、くれなかったから」

俺はなんて馬鹿なんだろう。
馬鹿で最低で地獄に落ちるべき男なんだろう。
なぜ俺はこいつの下でぐずぐずとぬかるんでいることしかできないんだろう。
泣きわめく娘の手はめちゃくちゃに泥をかきまわし、俺はただその手に翻弄されるだけだった。

「あった」
娘がつぶやいたのは月が西に傾いた時分だった。
手のひらにすくった泥を、もう片方の手でゆっくりとなでまわす。
娘の指が手のひらにあるものの形を浮かび上がらせた。
親指の爪ほどの大きさの、うすくもろいかけら。
俺の死体からはがれた、鱗の一枚だ。
「あった。地虫さんがあったよ」
それはもう俺ではなく、ただの死体のかけらだ。
その声が届くわけもなく、娘は心底うれしそうに笑っていた。
こんなにうれしそうにしている顔は見たこともなくて、俺は罪悪感と不吉な予感で無い胸が痛くなる。
「地虫さん、あのね」
娘は手のひらの鱗に話しかける。


「地虫さんは言ってたよね。あたしにおむこさんを見つけてくれるって」
ああ言った。ろくでもないことを言ったものだ。

「でも、もう見つけられないよね? やっぱり地虫さんってうそつきだ」
まったくだ。ほかの男に渡すなんて冗談じゃない。

「だから、責任をとってくれてもいいと思うの。責任をとって、あたしを」
言えばよかったのだ。

「あたしを、およめにしてくれても、いいと思う」
言えばよかった。
63天に馬、地に蛇14/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 01:23:31.96 ID:YLYA6l4r
「ほんとうの、ほんとうのおよめさんじゃなくてもいいよ。
おめかけさんとか、二番目三番目でも、だめなら下働きとかでもいいよ。
地虫さんの、そばにいれたら」
俺に妾や二人三人の嫁を持つ甲斐性があるわけないだろう。
こいつ一人でよかった。こいつ一人のそばにいられれば。

「ううん、地虫さんが言うならあたしはどこに売られてもいい。
どんなことになっても、それが地虫さんの望みなら」
やっぱりこいつは馬鹿で世間知らずの田舎娘なのだ。
俺のようなちんぴらに入れあげても、なにもいいことはないと、なぜわからないのか。

「だから、あたし、行くね。地虫さんのところに」

この馬鹿でうすのろでデカ尻でまな板胸の馬女、おまえなんか願い下げだ!


そんな俺の叫びが届くわけもなく、娘は沼に足を踏み入れる。
足首が、くるぶしが、ひざが、ふとももが、一歩歩くごとに深く沈んでいく。
娘の身体は熱く、頬はばら色に染まり、この道のりの果てに花嫁になれると本気で信じこんでいるようだった。
そこにはなにもない。
冷たい水と臭い泥しかないのに。

神様、くそったれの神様、俺を地獄に落とすことさえさぼっている神様。
ずうずうしい祈りかもしれないがかなえてくれ。
あいつをここに来させないでくれ。
あいつを死なせないで、幸せにしてやってくれ。
娘の下半身は完全に沈み、胸から上が泥の中でもがいている有様だ。やがてそれも沈むだろう。
あいつを救う力を、俺にくれ。

娘の身体が大きく沈みこみ、前の蹄が泥をかく。
その蹄が、俺に触れた。
正確には、沼底に沈められた、俺の死体に。

娘の身体は跳ね返されて、水面に浮かぶ。
娘はなおも足を進めたが、身体はだんだんと、水の上にあがっていく。
腹が、腰が、ふとももが、水の上に出て
いつのまにか、沼を渡りきっている。
64天に馬、地に蛇15/15 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/04(水) 01:29:49.70 ID:YLYA6l4r
簡単な話だ。
沼はたしかに深い。大人の男一人を飲み込むくらいだ。
だが、馬の身体の上に人の身体を持つ馬人ならばどうだろうか?
ぎりぎりで、首から上が出る程度の深さだ。
そして、並の人間ならば泥の重みで動けなくなるところを、馬人は持ち前の力で突破できる。
ただそれだけの話だった。
あいつも俺も、あの村の住民たちも、それに気づいていないだけだったのだ。

娘はぽかんとした顔で泥まみれの身体を見下ろし、ついで自分が渡ってきた沼を見回した。
空は白みはじめ、月は沈もうとしている。
娘はしゃくりあげ、再び沼に足を向けたが、震えた足はその場から動かなかった。
娘が動かない足を打ち、泣きわめいているうちに日はゆっくりと昇っていった。

娘がべそべそ泣きながら沼から遠ざかっていくのを俺は見送っていた。
結局俺はあいつになにもできなかった。
幸せにしてやることも、好きだと言ってやることもできない。
娘が沼を渡りきったのも、偶然と自分自身の力故だ。

でも俺は祈るのをやめない。
娘が幸せになるように、好きだと言ってくれる相手を見つけられるように。
金持ちで働き者で優しく頼りがいがあり、ついでにいちもつのでかい旦那を見つけられるように。
せめて最初に交わした約束をはたせるよう、俺は祈っていた。


娘はやがて町にたどりつき、そこで働きながら子供を産んだ。
背中に鱗を持つ馬人の男の子だった。
俺はといえばこれで成仏することもなく、未練がましく娘にとりついて過ごした。

数十年の後、年老いた娘が孫たちに見守られて息をひきとったとき、
俺は花嫁衣装を持って迎えにいったが、これはそれこそ蛇足というものだろう。
65名無しさん@ピンキー:2013/12/04(水) 16:47:39.95 ID:7qTPcvJx
何ともいえぬ余韻の残るSSGJ
66名無しさん@ピンキー:2013/12/04(水) 18:06:22.10 ID:bW/MHp26
ナイスなSSじゃないか!
67名無しさん@ピンキー:2013/12/04(水) 23:23:29.08 ID:PxLWcPEi
この読後感…
前スレだったか「石の花」のお人じゃないのかい?
68名無しさん@ピンキー:2013/12/05(木) 00:48:28.30 ID:Ob1gqMNo
馬娘かわいいGJ
地虫さんにも生きててもらいたかったがバッドエンドにはならなかったのでよかった。

・西洋風ファンタジーと思ってたら畳で死ぬ世界観だったとは。
・前から気になってた馬人の体、この作品では性器は馬側(のみ)、乳は両方についてるのね。
身籠っても人間側はスリムボディを保てていいけど母乳はどこから出るのだろう?
・しかし作品自体はすごくよかったんだけど根本的な問題として人外×人外はスレチなのでは?
「【妖怪】人間以外の女の子とのお話30【幽霊】」スレなら 人外が♀ 以外の縛りは無いようですよ。
69 ◆vpePLp7Z/o :2013/12/05(木) 21:12:13.79 ID:DqgXGwDS
>>68
すいませんうpしてから気づきました。
来年の干支獣人のときは気をつけます……

個人的には「立ち上がった子供が飲める位置」ということで、
馬体側から母乳が出るんじゃないかと思っています。
70名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 13:00:45.45 ID:N3Skd7MT
乙乙
すごいよかった
うまいですねー(馬だけに)
71名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 18:04:59.71 ID:LyzAVs39
72名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 20:42:45.54 ID:VFS0mR//
73名無しさん@ピンキー:2013/12/07(土) 13:00:25.19 ID:f6kCOwoC
丸一年全裸待機はつらいな
なんならサンタウロスと獅子(獅子舞の)ですぐにでも…
2月 鬼娘
3月 桃or桜の精
5月 鯉人魚→龍娘
7月 鰻娘
9月 玉兎
うむ、半分しか埋まらん
74名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 14:03:10.22 ID:F3TUSBGi
暗殺教室には触手とJCという最高の材料が集まってるのに
生徒と先生の間に堅い信頼関係が構築されてて全くエロくできない…
先生に惚れてる女子はよ出てこい
75名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 22:24:40.59 ID:MigRSB0x
小説版戦闘妖精雪風とその続編グッドラック読んでたんだけど
まさか戦闘機に萌えるとは思わなかったぜ……
機械がデレるところがこんなに可愛いとは
76名無しさん@ピンキー:2013/12/22(日) 20:10:00.54 ID:2F41FG0P
ほしゅ
77名無しさん@ピンキー:2013/12/23(月) 10:28:51.35 ID:7piRzf8Q
野郎と美獣、というネタを見かけて滾ったのでちょっと妄想。

――――

薬屋の、仲睦まじい若夫婦にはささやかな秘密がある。

そろばんを弾きながら帳簿をつけていた主人の部屋に、妻がおぼんを持って現れた。
「あなた、お茶を入れたのでお飲みになられますか」
「ああ、飲ませてもらうよ」
「最近寒くなってきましたね」
「そうだねえ。お前も風邪には気をつけるんだよ」
「はいっ……くしゅん」

その瞬間、着物を着た狐が座布団の上でしっぽを振っていた。

「うおおおおおお前ー!!」
「あなた、何するんですかあなた! 待ちなさい!」

数分後、ほっぺたにかみ傷をつけた男が歯切れで血を拭っていた。

「お前いつも狐の格好でいればいいのに」
「あの姿だとあなたが昼間から押し倒してきますから。人間は年中盛るから嫌なものですね」
「ちぇっ」
78名無しさん@ピンキー:2013/12/28(土) 01:11:46.94 ID:3EEPPPOl
保守
79名無しさん@ピンキー:2013/12/28(土) 20:20:29.38 ID:S4CK0Qho
>>77
旦那レベル高過ぎwGJ
80名無しさん@ピンキー:2014/01/01(水) 12:07:05.79 ID:p5uBP5fp
あけおめ
81名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 10:03:52.79 ID:bnWCRYlM
保守
82あは〜ん:あは〜ん ID:DELETED
あは〜ん
83名無しさん@ピンキー:2014/01/17(金) 15:27:31.91 ID:t7jJKdsC
いいぞ
84姫馬ならし1/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 01:58:12.47 ID:tYZFHvG0
人間女×ケンタウロス娘の百合です。
苦手な方は「姫馬ならし」でNGしてください。濡れ場は5〜11、13〜14辺りです。

**

今から少し昔のこと。

馬人の中で普通人が暮らすのは、今以上に大変なことでした。
皆さんご存知のように我々普通人と馬人の仲は決して良好ではありません。
普通人の奴隷であった歴史を持ちその屈辱を忘れることができない馬人と、
その馬人に経済的軍事的に逆転された普通人。
正直申しますと悪い話はいくらでも見つかります。
ですが今回は、そんな馬人の社会で平穏に生きた普通人の話をご紹介したいと思うのです。

主人公は……仮にハナエとしておきましょう。
ハナエはごく平凡な家庭に育った普通人の女性でした。
年頃になったハナエは結婚し、まもなく子供をもうけます。
子供は女の子でした。
それからすぐ、戦争がおきました。

ハナエは夫も子供も両親も家も財産も、すべてを失いました。

どのような経緯か詳しく語りませんでしたが、彼女は焦土となった故郷を捨て馬人国に渡りました。
当時の移民は不当な扱いを受けたり、最悪奴隷として売り払われることも珍しくなかったといいます。
ハナエも言葉の通じない異国で苦労しましたが、なんとか女中の職を得ることができました。
馬人と違い、身体の小さく手先が器用な普通人が使用人として重宝されていた風潮も、
追い風になったようです。
こうしてハナエが働き始めてから十年近い月日が過ぎました。

ハナエが仕えていたのは、広大な領地を持つ裕福な家です。
馬人の社会では女主人が家を切り盛りし、男は傭兵として国外で働くのが一般的ですが、
ハナエの主人は違いました。
女主人が若くして亡くなったために、その夫が家業を継いでいたのです。
女主人は忘れ形見として娘を残し、周囲はこの娘に婿をとらせ跡を継がせるのだろうと考えていました。
ハナエもその話は耳にしていましたが、それほど気にしていませんでした。
長く勤め信頼は得ていましたが、所詮使用人、住む世界が違います。
ただかすかに、幼いころから見守ってきたお嬢様の成長に感慨を覚えたり、
あの甘えん坊なお嬢様に結婚は早いんじゃないかしらと心配したりした程度です。
だから主人に呼び出されたときもお嬢様絡みとは考えもせず、
なにか粗相をしたのかと胸を押さえながら向かったのでした。
85姫馬ならし2/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:04:31.11 ID:tYZFHvG0
「娘が婿を取ることになってね。それで『ならし係』をお前に、と言っているんだ」

お嬢様の結婚はもちろんめでたいことですが、『ならし係』とはなんでしょうか?
耳慣れない言葉にハナエが目を白黒させていると主人は助け舟を出してくれます。
「『ならし係』というのは花嫁の世話係のようなものだ。普通人にそういうものはないと聞いているが」
ハナエは自分が結婚したときを思い返します。
ハナエの実家はそう裕福ではありませんでしたが、親類がてきぱきと仕切り、
花嫁としての所作を教えてくれた記憶があります。
「いえ、普通人にも似たような慣習があります。私も嫁ぐとき面倒を見てもらいました」
「それはよかった。未婚の者には任せられないからなあ」

主人は破顔しましたがハナエはまずいことになったと思いました。
ハナエが知っているのは普通人の婚礼です。馬人の作法などわかりません。
だがそれを言う前に主人は「詳しいことはばあやに聞くように」
と言ってハナエを下がらせてしまいました。

「ばあや」こと女中頭は苦虫を噛み潰した顔でハナエを見下しました。
「旦那様はお嬢様に甘くていらっしゃいますから。
わたくしも申しましたのよ。こういうことはきちんとした経験と作法を心得た馬人が良いと」
馬人の女中頭の顔はハナエの頭上にあり、遥か上から降り注ぐ苦言に押し潰される気分です。
「それも『ならし係』が来る今日になってこんなことをおっしゃられるなんて! 
もう婚礼まで時間もないんですよ!」
そう言われたところでハナエにはどうしようもありません。
せめて『ならし係』はどのようなことをするのか聞かなくては、と思っても
女中頭の愚痴は際限なく続きます。
「まあ、あなたは結婚していたことがあると聞いていますし、まだ何とかなるでしょう。
では、きちんと努めるように」
気づけば二人はお嬢様の部屋の前まで来てしまっています。


「ま、待って下さい」
「なんですか」
「どのようなことをしたらいいのか……」
女中頭は深いため息をハナエの頭上に投げ落とし言いました。
「普通にやればいいんですよ。ああ、お湯はたっぷり沸かしてあります。
あと、薬液をまんべんなく塗って使うように。痛みを和らげますからね。
とにかく乱暴にせず、けがをさせないこと」
早口に言い捨てて、女中頭は去っていってしまいました。
ハナエは女中頭の言ったことの意味がまったくわかりません。
ぼうっとしているわけにもいかず、ハナエは扉をノックします。
返事を得て部屋に入ってから、ハナエはかすかに戸惑いました。
86姫馬ならし3/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:09:38.36 ID:tYZFHvG0
大きな窓からは光が差し込み、お嬢様の白い肌と白い馬体を照らしています。
髪の色は尾と同じ色の白、すべて大理石で刻み上げられたかのようでハナエはほんの少し見惚れました。
毎日接しているお嬢様がまぶしく見えて、これが花嫁になるということなのかと思います。
しかしお嬢様は下着しか身につけていません。
「お召し変えの途中でしたか?」
「うん」
「お手伝いいたしましょうか?」
「……うん、脱がせて」

なぜこんな時間に着替えるのかしらと内心首をかしげつつ、ハナエはお嬢様の下着の紐を解きます。
汗の浮いた肌と薄桃色の小さな乳首に柄にもなくどきどきするハナエは、
お嬢様の尻尾が落ち着きなく振られていることに気づきませんでした。
「では、次はどれをお召しになりますか」
「こ、このままでいい」
「風邪をひいてしまいます」
このころになるとハナエはお嬢様の様子がどこかおかしいと気づいていました。
お嬢様の頬はばら色で、大きな瞳は潤み、なにかもの言いたげな様子です。
お加減が悪いのかしらと心配するハナエの前でお嬢様は引き出しから なにかを取り出し手渡します。

「ハナエが私の『ならし係』なんでしょう? これを使って」
ハナエはそれを受けとった後、驚いて取り落としてしまいました。
「ま、まあ! いけません! どうしたんですかこんなもの」
「ばあやに用意してもらったものだけど、だめだった?」
「だ、だめに決まっています、嫁入り前なのに、こんな」
「でも、こういうのじゃないと上手く『ならせ』ないって……ハナエはどういう風にするの?」

ハナエはお嬢様がつまみ上げたそれ……べっ甲作りの精巧な張形を見つめます。

「申し訳ありません。私『ならし係』がどんなことをするのか、実はあまり存じ上げていなくって」
ハナエがそう言うとお嬢様はあごに手を当て考えながら答えます。
「私もあまり詳しくないけれど……お嫁に行く前に女陰を広げてならすことをするんでしょう。
もし狭いままでお嫁に行ったら痛くて困るものね」

さて、皆さんもご存知かと思いますが、馬人の男性器は非常に大きなものです。
これを受け入れるのは他種族の女性だけでなく馬人の女性にとっても困難であり、
いくつもの悲劇を生んできました。
結果、馬人の間には「結婚前に器具を用いて女性器を拡張する」という習慣が生まれたのです。
多くの場合、その役割を担う『ならし係』は女性の親族が当たりましたが、
『ならし係』を職業とする者や、ハナエのような使用人も珍しくありませんでした。

というようなことをお嬢様から説明されても、ハナエはぽかんとするばかりです。
87姫馬ならし4/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:15:04.72 ID:tYZFHvG0
「そのう……これを、お嬢様に入れる」
「うん」
ハナエは手にしたそれ……ハナエの年収くらいの値がつくであろう精巧な張形を見つめます。
自分の夫のものよりは細いけれど、馬人用ということもあって倍以上の長さか、
というところまで考えて赤面しました。
死に物狂いで働いてきたハナエはこんな玩具を欲しいと考えたこともありませんし、
夫とは道具を必要とするような『マンネリ』を経験する前に死に別れました。
つまり、知識で知っていても実物を手にするのは初めてだったのです。
しかもそれを同性の、はかなげで愛らしく、亡くした娘代わりのようにも思っていたお嬢様に挿入する。
ハナエの頭の処理を越える問題です。

「お嬢様、大変申し訳ありませんが、ハナエはその『ならし係』の経験もありませんし、
お怪我をさせてしまうやもしれません。専門の、そういう方のほうが」
そう言いつつもハナエは誰であってお嬢様にそんなことをするなんて納得できないと考えていました。
いやらしい笑みを浮かべた商売女にいじくり回されるのも、
冷たい医者に作業のようにされるのも、絶対に嫌です。
なんの不自由のない身分で、なんの落ち度もなく生きてきたお嬢様が、
なぜこんな酷い目に合わねばならないのかと、涙さえにじんできます。
「本当は今日、エヴァ叔母さまが来るはずだったの。『ならし係』として」
ハナエは主人の妹だという油ぎった婦人を思い浮かべます。
歳より若く見える美しい容姿の持ち主ですが、浮いた噂の絶えない婦人がどのようなことをするか
想像するのも厭わしく、ハナエは手を握りしめます。

「でも私恐くて……お願い、ハナエ、私の『ならし係』になって」
だからお嬢様が潤んだ瞳で見つめてそう願うと、ハナエは迷うことなく頷いてしまうのでした。
88姫馬ならし5/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:20:35.63 ID:tYZFHvG0
しかし頷いたものの、ハナエはどうしたらいいのかわかりません。
馬人と交わったことも、まして同性と交わったこともないのだから当然です。
「あ、あの、ハナエは旦那さんがいたのでしょう? そ、そのときは……」
お嬢様は赤面して言葉を吐き出します。
「どうやったの?」
ハナエも顔を赤くして記憶をたどります。
「ええと、まず口づけをしますね。それから互いの着物を……」

いつのまにか、お嬢様の腕はハナエの背に回っていました。
ハナエの娘と言っていいほどの歳のお嬢様ですが、馬人である以上、力も体格もハナエを上回ります。
その力で持ち上げられ、口づけられようとしているとハナエは気づきました。
「ま、待って下さい! だめです!」
「だめ?」
「は、初めての口づけは、結婚する相手にとっておくものです」
「そういうもの?」
「そういうものです」
お嬢様は腑に落ちない様子でハナエを下ろします。
「じゃあ次はなにをしたらいいの?」
「そ、そうですね、普通なら胸を……」
と言ったところでハナエに疑問が生じます。

まず、ハナエの頭上に、小ぶりながら形よく揺れるお嬢様の胸。
そしてハナエの眼下、お嬢様の馬の体に揺れる胸。
どちらを愛撫するべきなのでしょう?

「胸を?」
「……胸を触ります」
言ったものの、ハナエは迷います。
幼いころから何度も見てきて、性欲の対象に入れたこともなかった胸。
その胸をもみしだき、搾りあげ、甘い声を出させる。
そんな罪深いことできるわけがありません。
ですが、なにもしないわけにもいかない。

「し、失礼します」
考えた末にハナエが手を伸ばしたのはお嬢様の馬の体についた乳房でした。
お嬢様の人間の体についた胸を触るのは恐れ多く、どうしても触れなかったのです。
馬の体ならば動物の体と同じだし、冷静な気持ちで触ることができる、
と非常に『差別的』な腹積もりもありました。
それに馬人の子供が乳をもらうのは馬の体からだと聞いています。
きっと一般的な馬人における『胸』は馬の体に付いている方でしょう。

「あっ、やっ、そこ、さわるの?」
お嬢様の声にハナエはあわてて手を引っ込めます。
「は、はい……あの、やっぱりやめておきましょうか?」
ハナエの位置からお嬢様の顔は見えませんが、声の震えから羞恥に染まっていることがわかります。
「……いい、やって」
しぼり出すような声色に絞り出すような声を痛ましく思いつつ、ハナエはお嬢様の乳房、
ほかよりも少し薄い桃色の皮膚に手を当てます。
89姫馬ならし6/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:25:46.47 ID:tYZFHvG0
さて、少し考えればわかることなのですが、馬人の性交というのは基本後背位です。
体の構造上、それ以外の体位を取るのはそうとうの無理があると、ハナエだってわかったはずでした。
そして後背位(馬人にとってはこれが「正常位」ですが)で交わる馬人の手が届かず、
決して愛撫できない箇所というのが「馬体の乳房」です。
故にそこは「乳飲み子だけが触るのを許された、神聖な場所」と考えられています。

もっともタブーがあれば破りたいと思う者がいるのは当然で、
「そこ」の愛撫は馬人向け性風俗の定番です。
当時、馬体の乳房を縄で戒められ辱められる官能小説が大流行しましたが、
ハナエは知るよしもありませんでした。

知らないものですからハナエは遠慮なくそこをもみまわします。
乳房は普通人同様二つですが、薄い皮膚の下に筋肉が張りつめ、あまりやわらかくありません。
乳首も人の体より大きく、ぽっちりと自己主張をしています。
それでもハナエには絹のようになめらかでもみ心地のよい肉に感じられました。
指を食いこませるたびに甘い声が降ってくるのだからなおさらです。
始めは声を押し殺していたお嬢様ですがすぐに我慢できなくなり、
甲高い声を上げて身体を上下させています。
ハナエには、もうすでに男の馬人がお嬢様の上にのしかかり、
身体を貫いてゆさぶっているように思えました。
その妄想には胸を刺す痛みとざらついた甘さがあり、ハナエの指をいっそう激しくさせます。
当初はほころんだつぼみの硬さだった乳首には血が通い、
今にも乳を噴き出すのではないかというくらいに張りつめていました。
ハナエは無意識に乳首に口を寄せる自分に愕然とします。
相手は、お嬢様です。
自分の娘でも不思議ではない歳の、愛らしいお嬢様。
それをあえぎ狂わせ、あげく乳首を口に含もうなんて――

「ハナエ、ハナエ」
何度もあえぎ声にまぎれて名を呼ぶお嬢様と、ハナエは目が合いました。
馬の体をへだて、はるか頭上から見下ろすお嬢様の頬には涙が伝っています。
両手は人の体の乳房をわしづかみ、跡が残るほどにもみしぼっていました。
てらてらと輝く汗が、見上げるハナエの額に落ちます。
「おねがい、ハナエ、胸を、おっぱいを吸って、吸ってくれなきゃ、やだ」

お嬢様の懇願は、ハナエの理性をたやすく打ち崩してしまいました。
ハナエはお嬢様の腹にすがりつき、
お嬢様の乳首をすすり、甘噛みし、舌で転がし、
二つの乳首が赤く腫れ上がるまで続けました。
90姫馬ならし7/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:30:55.20 ID:tYZFHvG0
馬人は立ったまま寝るなどと言いますが、それはよほどの貧困層の話で、
ハナエの主人宅ではみな寝床というべきものを持っています。
もっとも、足下が見えづらい馬人は段差が苦手なので、
普通人と違って寝台ではなく、床に絨毯を敷きいくつものクッションや毛布を配置したものになります。

そんなクッションの山の中にお嬢様とハナエは倒れ込んでいました。
互いに荒く息をつき汗にまみれた姿を人が見れば、すでにことを成したあとと思ったかもしれません。
ですがまだこれは途上であり、一番大事なことが残っていることを考えると、
ハナエの胸は押しつぶされそうになります。
だがその重圧にぞくぞくするような期待や愉悦が混じっていることにも、ハナエはもう気づいていました。
「お嬢様」
ハナエは乾いた唇をなめて言います。
「お怪我はございませんか、お加減の悪いところは?」
お嬢様は少し間を置いて答えます。
「平気。ハナエは大丈夫? 私につぶされたりしなかった?」
「大丈夫です」
言うべきこと、するべきことはわかっているはずなのに、二人は黙りこみました。
ハナエはねっとりとした蜜に包まれ、それが息をつまらせ手足をからめとったかのように感じていました。
「さっきは、平気って、言ったけど」
お嬢様は大きく息をついて言います。
「足が、腰がしびれて、立ち上がれないの。ももが、ぶるぶるして、変に、なって」
横たわったお嬢様は、同じ姿勢のハナエとまっすぐに目を合わせていました。
「ねえ、ハナエ、なおして、わたしの、あそこ、見て」
はい、と応えたハナエも腰が立たず、這いずるようにお嬢様の背後に回ったのでした。

お嬢様は染み一つない白い馬の体を持っていましたが、このときだけは鮮やかな紅色がのぞいていました。
体の色が白いせいで、お嬢様の局部はまるで毛に守られていない幼いもののように見えます。
実際は細かい白い毛が尻全体を覆っていますが、こぼれる汁によってぐっしょりと濡れ、
きれいな尻尾もべとついた毛の束となり果てていました。
いつもブラシをかけている尻尾が痛ましく、ハナエは無駄と分かっていても手櫛で整えてしまいます。
その指が毛筋一本に与える刺激だけで、お嬢様は腰を弾ませてしまうのでした。
91姫馬ならし8/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:35:53.51 ID:tYZFHvG0
「ねえ、ハナエ、わたしのあそこ、へんかな」
「い、いいえ」
尻尾を持ち上げ、あらわにしたそこを見つめてハナエは息をつきました。
自分以外の女性の局部など、そうまじまじと見たことはありません。
馬人のものとなれば尚更です。
当然ですが、馬人の女性のものは普通人のものよりはるかに大きく出来ています。
ハナエの前には、自分の顔の半分以上はある果実が、はぜて傷口を広げていました。
柔らかな薄桃の果肉からは今もぷつぷつと泡が噴き出し、酸素を求めるかのように口をひくつかせます。
もう断りを入れることも忘れ、ハナエは指を差し入れました。
一際甲高い声とともに、白く濁った汁が吐き出されます。

両手の指を左右に差し入れ、引き裂くように開きます。
普通人の女性なら決して耐えられないようなことですが、お嬢様の声には苦痛の色もありませんでした。
そうして肉を引き裂くハナエは、自分の胸の中に感じたことのない気持ちが広がるのがわかります。
目の前のものを興味のおもむくままにいじまわし、めちゃくちゃにしてしまいたいという気持ち。
当たり前の男性ならば誰でも持っている獣欲、征服欲というべきものでした。
お嬢様の中は女の掌を二つ飲み込んでもまだ余るほど広く、熱い泥をかきまわすような気持ちでハナエは手を動かし続けます。
このまま絡めとられて、すっぽり腕がはまってしまうのではないかと恐れながらも、
ハナエはお嬢様の尻に顔を埋めました。
いくらでもあふれ出る汁のように、お嬢様の欲望は終わりがなく、その中に溺れるように思います。
ハナエは自分でもよくわからない衝動のままに、あふれる汁をすすりあげました。
同時にお嬢様の中に入れた手が押しつぶされるかのようにきつく、絞り上げられるのを感じました。
92姫馬ならし9/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:40:49.63 ID:tYZFHvG0
ハナエが手を引き抜くと、泡だった汁が糸を引き、絨毯に汚らしい模様を残します。
「ね、ねえ、ハナエ」
お嬢様はクッションに顔を埋めたまま、わずかに腰を持ち上げます。
ですがその足の動きはいわゆる「馬人の赤ん坊」のようにがくがくと震え、おぼつきません。
「わた、わたし、ハナエに、ならされなきゃ。
ハ、ハナエの手で、もっと、広げて、いっぱいにしてもらわなきゃ、だめなの」

どろどろに汚れた手をぼんやり眺めていたハナエは、我に返りました。
そうです。ハナエはお嬢様の女陰を拡張し、張形を埋め込むために呼ばれているのでした。
目先の欲望に溺れている場合ではありません。
それをお嬢様は自覚しているのに、年長の自分は忘れていたのだと、ハナエは顔から火が出る思いでした。
冷静になり、自分の下腹に燃える熱のことは忘れて、役目に専念しなければいけない、
とハナエは気を取り直します。
それでも、女中頭の言葉をすっかり忘れ、
張形に薬液ではなく手にまとわりついた汁を塗りたくっていたのですから、冷静とは言いがたい状態でした。

「あ、あの、挿れ、ます」
「う、うん」
緊張をほぐして、優しく、ゆっくりと、そう自分に言い聞かせるハナエの方ががちがちに緊張しています。
それでも指でもみほぐしていた甲斐あって、お嬢様の秘所はつるんと張形の先端を飲みこみました。
「は、あ、つめたい」
「も、申し訳ありません!」
「ハナエの、せいじゃないよ」
実を言えばハナエの不注意のせいでした。
張形は中に湯を入れて温められるようになっていたのですが、
ハナエがそれに気づいたのはお嬢様に挿し入れたあとだったのです。
なぜ女中頭が「お湯はたっぷり沸かしてある」と言っていたのか、よく考えてみるべきでした。
「あ、あの、お湯を入れますから」
「抜かないで!」
張形を持つ手を引くハナエにお嬢様は悲鳴のような声を上げます。
「お、奥まで、ちゃんと入れて」
ハナエの頭は罪悪感で白くなり、力加減がわからぬままに突き入れてしまいます。
お嬢様がクッションを噛みしめているのがわかるので、
冷静さは熱せられた雪のように溶けて消えてゆくばかりです。
それでもなんとか気を紛らわせればと、ハナエは必死でお嬢様のお尻を撫でます。
お尻はまんべんなく淫水を塗られてらてら輝くほどですが、
もうハナエはどうすればよいのかわかりませんでした。
93姫馬ならし10/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:45:14.69 ID:tYZFHvG0
「すごく、かたくて、ささるみたい」
お嬢様はよだれとともに言葉を吐き出します。
「ね、ねえ、ハナエ」
「は、はい! なんでしょうか」
「ハナエの」
お嬢様は一度言葉を切り、大きく息をついて続けます。
「ハナエの、ときも、痛かった?」
一瞬ハナエの脳裏に、はるか昔、なにも知らぬ花嫁だったころの記憶がよみがえりました。

顔を真っ赤にして身体を固くするばかりだった自分と、それを力強く抱きすくめた無骨な夫。
おずおずと重ねられる唇
すそを割りももをつかむ大きな手
引き裂かれる痛みでただただ早く終わってほしいと思っていた夜
なしとげた喜びと髪をなでられる心地よさでいつまでも続けばいいと思った朝

「ハナエ」
ハナエはお嬢様のきっぱりした声で、我に返ります。
気づけばハナエの目からこぼれた涙はお嬢様の尻尾の上に落ちています。
お嬢様はぱさりと尻尾を振りました。
「わたし、平気だから。ハナエもいたかったんだから、ハナエと一緒だから、平気」
「は、はい」
ハナエがあっと思ったときには、お嬢様は腰を突き上げていました。
ぶちりとした嫌な手応えが腕に伝わります。
同時にお嬢様の背がぴんとひきつり、背に生えるたてがみが逆立ちました。
「お嬢様!」
「へいき」
張形の根元から赤い色が混じった粘液が流れ、それを握るハナエの手に絡みます。
「うごかして」
「……はい」
ハナエはゆるゆると、こわばった手を動かしはじめました。

指を差し入れたときはあれほどやわらかく、水のようだったお嬢様の膣内は、
きつく固まり粘土の塊のようです。
それを突き、広げ、かきまわすのを、できる限り無感情に行おうとハナエは心がけました。
お嬢様の負担にならぬよう、手早く済ませてしまおう、ということだけ考えます。
しかしハナエが手にしているのは張形で、
本物の男と違って力つきることもないし、精を吐き出してしぼむこともないのです。
いつまで続ければ「済んだ」ことになるのか、と考えてハナエはふと、怖くなりました。
94姫馬ならし11/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:50:20.75 ID:tYZFHvG0
やろうと思えば私は、日が沈みまた日が昇るだけの時間、お嬢様を責め続けることができる。
その考えはハナエの心を凍らせ、そしてじりじりと焦がしはじめました。
もちろん、現実的に考えて不可能であるとはわかっています。
食事の時間には誰かしら呼びにくるでしょうし
(この有様を誰かに見られることを想像すると、ハナエは絶望的な気持ちになります)
ハナエにもお嬢様にも仕事や予定があります。
なによりお嬢様もハナエも疲労困憊していました。
頭がぼおっとして、床に座り込みたいという気持ちとハナエは必死に戦っているのです。

それでも
もし、邪魔が入らなければ
いつまでもいつまでもこの時間が続いたなら
自分はがまんして、適当なところで切り上げてお嬢様から離れることができるのか?

ぽたり、とハナエの口から垂れた唾液は、お嬢様の尻の上に落ちました。
「あ、ああああっ」
ひときわ高いお嬢様の声にハナエは驚いて顔をあげます。
「お、お嬢様、痛くしましたでしょうか?」
「ち、ちがっ、あっ」
ハナエは手を止めていましたが、お嬢様のからだはうねるように動きつづけます。
「どうしよ、へん、ハナエ、ハナエ」
「はい」
おろおろするハナエにも、お嬢様の秘所ががっちりと張形をくわえこみ空腰を振っていることはわかりました。
「おしりを、ぎゅうっとして、両手で、つかまえていて」
「は、はい」
ハナエはお嬢様の尻に顔を埋めます。
鼻孔にとびこんでくるのは淫水の磯臭さと血の鉄臭さ、馬人特有の獣臭さ、そして香水の甘い香りでした。
胸をむかつかせる臭いのはずなのに、どれも心地よく思えてハナエは思い切り息を吸い込みます。
「あ、ああ、どうしよう、おなかの中からなにかくるの、こわいよ、こわ、あっ」
痛みにも毅然とした様子を崩さなかったお嬢様が、快感を前にしておびえきっています。
「おねがい、ハナエ、はなさないで」
「はい、大丈夫です、決して、離しません」
このお嬢様を弄ぼうなど、なんて怖ろしいことを考えたのだろうと、ハナエは自分に憤ります。
それでも両手いっぱいにお嬢様を抱えていると、
ハナエは自分の中が深く充たされ、身体の奥が大きく震えるのを感じました。
95姫馬ならし12/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 02:55:45.52 ID:tYZFHvG0
**

『ならし係』というのは馬人ではごくふつうの、誰でも知る風習です。
ハナエが『ならし係』に任じられた翌日、朝礼で女中頭がそれを皆に伝え、
そのためにハナエはときどき仕事を抜けることになると言ったときも、
周囲はさほど大きな反応はしませんでした。
女中頭のように「『ならし係』は馬人の方がいいんじゃないか」と言う者もありましたが、
「『ならし係』なんて大変でしょう? あたしが隣の家の娘にやったときは本当に面倒だったわ」
とか
「うまい人に当たらないと苦労するのよねえ。わたしが結婚前に頼んだ『ならし係』なんて……」
とか
「うちの娘のときたら『ならし係』が気に入らないとかわがままを言って。
穴を広げるだけなんだから誰でも同じじゃない」
とか、
世間話の一つに過ぎない様子で、ハナエの役割をあっさりと受け入れてしまいました。
普通人の同僚はどうかというと、『ならし係』という役割自体うまく理解できなかったようです。
ハナエは同輩の一番若い娘に
「ハナエさんの仕事って、お嬢様に美容マッサージをすることなんでしょ?
お金持ちは結婚前により美しくなれるよう色々するって言うものね」
と言われ、なんと答えたものか悩んだものでした。

実際「美容マッサージ」と大差ないものなのかも知れない、と結婚を間近に迎えた今、ハナエは思います。
お嬢様の部屋に行き、お嬢様の女陰に張形を入れ、事が済んだあとはお嬢様の身を浄めて退室する。
幾度となく行為を重ね、もはや作業と代わりないとさえ思うときもあります。
少なくとも、お嬢様はそうなのでしょう。
今日も、荒い息をつきながらもお嬢様はしっかりと四本の足で立ち上がり尻尾を振ります。
女陰にはハナエの腕ほどの太さの張形が埋まったままです。
「だいぶ、これにも慣れたみたい」
少しずつ太い張形を挿れてきましたが、今回使ったのはその中でも一番太いものです。
これを使うのは三回目で、お嬢様はもう苦痛すら見せずに飲み込んでみせました。
「お嬢様、抜いてもよいでしょうか?」
「……うん」
巨大な張形を抜くのは、内臓を裏返すような痛々しい有様ですが、お嬢様自身は軽いため息をつくだけです。
96姫馬ならし13/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:00:54.85 ID:tYZFHvG0
「どうでしたでしょうか?」
ハナエはお嬢様の身体を、ねばっこい艶を感じる尻や、いじり慣れた馬体側の乳房を拭き浄めながらたずねます。
「どうって?」
「もう、十分『なれた』でしょうか」
「そうね」
ハナエの位置からはお嬢様の顔は見えません。
その声は落ち着いていて、行為中の様子はみじんも感じさせませんでした。
「あの、女中頭から、あまり、広くしすぎてもよくないと」
「それもそうよね」
「だから、そろそろ『ならし』を終わらせるように、と」
「そうねえ」
お嬢様は少し考えたあと、こう答えます。
「次くらいで終わりにしても、いいかもね」


ハナエは汚れたリネンと、そして張形を持って退室します。
リネンは洗濯室で係の者が洗うことになっていますが、
張形は同じ洗い場で『ならし係』であるハナエが洗い、お嬢様の部屋の引き出しに戻すことになっています。
衆人環視の中で粘液が絡みつく張形を洗うことに今でも抵抗がありますが、
周囲の馬人たちは気にしていません。
きっと馬人からすれば、経血がついた下着と同程度なのでしょう。

ハナエはお嬢様の部屋からまっすぐ洗濯室に向かわず、物置に向かいました。
身体が大きい馬人は狭苦しい物置が苦手です。
よほどのことがなければ人の来ない場所でした。

ハナエは扉につっかい棒をし、用心深く一番奥の片隅にもぐりこみました。
比較的ほこりっぽくなさそうな場所にリネンと張形を置き、荒く息をつきます。
ごそごそとリネンを探り、隠していたものを取り出しました。
中から出てきたのも張形です。
一番小さい、一番始めの『ならし』に用いたもので、今日使ったものとは大人と子供ほどに大きさが違います。

ハナエにはこれがとても高価なもので、
黙って持ち出したことがばれれば大変な問題になるとよくわかっていました。
それでもハナエは熱っぽい目で張形を見つめ、血管を模したふくらみを指でなぞります。
そしておもむろに服のすそをまくりあげ、下着をおろしました。
ハナエの股から垂れる汁は糸を引き、ほこりっぽい床に落ちます。
ハナエは荒い息をつきながら張形をあてがい、一気に刺し貫きました。
口からもれそうになる叫びを、リネンを噛んで殺します。
口の中はリネンにしみついたお嬢様の体液の味でいっぱいでしたが、それすら刺激にしかなりませんでした。
97姫馬ならし14/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:06:25.65 ID:tYZFHvG0
くずれおちそうになる身体を棚にもたれかからせ、ハナエは張形を上下に動かします。
馬人用の張形は太さはともかく長さは普通人以上で、ハナエが奥までくわえこんでもまだ余ります。
まるで自分の腰から男のものが生えて、それをしごきまわしているような倒錯感が
ハナエの動きをより激しくしました。
早くいかなくてはいけない、そう気持ちはあせるのに、身体の奥から飢えばかり湧き上がってきて止まりません。
あまり時間はないのです。
次の仕事もあるし、ここでこんなことをしているところを見られたらおしまいだと、わかっているはずです。
それも、お嬢様のもので
お嬢様の、初めてを貫いたもので
お嬢様の匂いをかぎながら
お嬢様を抱き、頭の中で犯しながら
「お嬢、様」
つぶやいた言葉が引き金になり、ハナエの身体は大きく震えます。
ハナエのそこは、お嬢様の張形を二度と離すまいとするかのように、ぎゅっとしぼられ、脈打ちました。

ハナエは息をつきながらゆっくりと張形を引き抜きました。
汚れた手と股をリネンで拭いてから、頬が濡れていることに気づきます。
「……なにをやってるんだろう」
ごしごしと顔をこすってからも足の力は戻らないままで、ハナエは棚にもたれていました。

本当に、なにをやっているのでしょう。
ハナエがこのような下半身の飢えに苦しむようになったのは、『ならし係』になってすぐのことでした。
目の前で若い女体が欲望にまみれているのですから、当たり前と言えば当たり前です。
ですがその飢えが、欲望を充たすためだけではなく、
お嬢様に対する恋情というべきものに変わったのも、それからまもなくでした。
それに気づいたハナエは、なんとか否定しようと必死に考えました。
自分は夫に操を立てるべき身だということ。
お嬢様は女性であるということ。
親子ほどに年が離れているということ。
身分がまるで違うということ。
そして
お嬢様にとって自分は単なる『ならし係』で、別にどうとも思っていないこと。
98姫馬ならし15/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:12:34.69 ID:tYZFHvG0
そうです。
お嬢様は行為が終わればまるでさばさばした様子で、
それこそ美容マッサージをしていたかのような態度しか見せません。
きっと、馬人にとって『ならし係』とはそうしたもので、
どのような痴態を見せたところで気にならない相手なのでしょう。
馬人の同輩にさりげなく聞いてみても『ならし係』など結婚前に関わらなくてはいけない面倒事で、
結婚したら名前も覚えていないような扱いです。
お嬢様にとって自分は、この張形一本より価値のない存在なのだと思うと、
ハナエは張形を粉々に砕いてしまいたい気さえします。
そうしてよこしまな気持ちを抱く自分がいとわしく、
自分こそ粉々に砕けて消えてしまえばいい、とハナエは自らの腕に爪を立てました。
お嬢様が欲しい
その背に指を這わせ
丸い乳房を包み
首筋を舐め
髪を撫で
唇に口づけたい

そんなことが叶うはずもないと、ハナエにはわかっていました。
いつもお嬢様の馬体を抱くハナエは、その身体のはるか先にある人体に触れることもできないのですから。
行為の最中、お嬢様がどんな顔をしているか、見ることもないのですから。

翌日「最後は一番小さい張形で復習をしたい」というお嬢様の求めに応え、
ハナエは『ならし係』を勤め終えました。
お嬢様は自分の尻がハナエの涙で濡れたことに気づかぬ様子でしたし、
ハナエは張形をしまう引き出しがかすかに開いていたことに気づかぬままでした。
99姫馬ならし16/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:20:08.66 ID:tYZFHvG0
それからまもなくして、お嬢様の元に夫がやってきました。
夫はお嬢様と同じ年頃で、線の細い優しげな顔立ちと、ひきしまった栗色の馬体を持つ若者です。
周囲は似合いの夫婦だとほめたたえ、二人はまばゆいほどに輝いて見えました。
婚礼の宴が終わり、片づけも済んで使用人たちが泥のような眠りに沈むころ。

ハナエだけが眠ることもできず、幾度となく寝返りを打ち続けていました。
目をとじていても、まぶたの裏にはくっきりと絵が浮かびます。
考えてはいけない、と言い聞かせるほどに絵は鮮明になっていきました。

白い身体に浮かぶ汗
血の混じった汁が伝う足首
かすれた喉から吐き出される声

これはもう、夜風に当たり頭を冷やすしかない、と決意したハナエは起き上がり、そっと部屋を出ます。
庭に出るとさわやかな風が花の香りを伝え、澄んだ空に月が浮かんでいました。
夜が美しければ美しいほど、ハナエはみじめな気持ちになります。
こんな晴れの日に、みにくい気持ちを抱いているのは自分だけなのだと、また少し、涙が流れました。

「いやあ、飲まされた飲まされた」
場違いなほど陽気な声に驚き、ハナエはあわてて物陰に隠れます。
「お義父さんがあんなにお酒に強いとは。まったく、あのままつきあっていたら朝になっていたよ」
そうして蹄を響かせて現れたのは花婿である青年です。
「飲み過ぎだわ、貴方もお父さまも。きっと明日は起きられなくてよ」
そう言うのは彼と腕を組むお嬢様でした。
ハナエは胸にずきりと痛みを感じつつも、二人から目を離せません。
「お義父さんはきっと寂しいんだよ。だから邪魔してるんだ」
「邪魔?」
「こう酔っ払っては、せっかくの初夜だけどなにも――」

花婿の言葉を遮ったのはお嬢様の唇でした。
背伸びして口を吸うお嬢様の腰に花婿は腕を回し、引き寄せます。二つの影はしばし、溶け合いました。
やがて、かすかによろめきながらお嬢様は身体を離します。
「やっと、できた」
お嬢様は軽いため息とともに囁きました。
「初めての、口づけが出来てよかった」
小さな声は風に乗り、ハナエの耳に届きます。
その艶めかしい声はハナエの心を打ち砕きました。
ああ、本当ならば、
あのとき、自分が良識なんてものに縛られていなければ、
あの口づけは自分のものになっていたのです。
『初めての口づけは、夫になる人と』
そんなことさえ言わなければ――
「ごめん、さっきは、なにも出来ないと言ったけど」
そう言って荒々しく抱き寄せる花婿を、お嬢様はまた遮ります。
「大丈夫。準備は、出来ています」

ハナエは月の光に照らされた二人が抱き合い互いに求め合う様をずっと、見つめていました。
100姫馬ならし17/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:25:38.65 ID:tYZFHvG0
**

それから三月が過ぎて。

ハナエの身にはこれといった変化はありませんでした。
もちろん一時は思い詰め、職を辞すことも考えたのですが、これまで通り働き続けたのです。
異国の地で新たに職を求めるのが難しかったから、というのもあります。
だがそれ以上の理由は、ハナエが怒り狂っていたからでした。
『ならし係』という頭のおかしい制度や、軽んじられる立場や、
なにごともなかったようにふるまうお嬢様への怒りに、我を忘れていたのです。
これがどこにでもある、ありふれた制度だというのなら、
そのために苦しんでいる自分は、まったくばかみたいではありませんか。
だからハナエは、こんなことはなんでもないし、
自分はお嬢様のことなどなんとも思っていないのだ、ということを証明するため職に留まったのでした。

だから、お嬢様がどうやら懐妊したらしい、という知らせにも、ハナエはそれほど動揺しないで済みました。
「あれほど仲がよくていらっしゃるんですもの。ふしぎではないわよね」
と落ち着いた声で返すことさえ出来たのです。
「あーあ、でも残念」
ハナエに噂をもたらした馬人の同僚はため息をもらします。
「これで旦那さまはお役ごめんでしょう? 目の保養になってたのに帰っちゃうなんて」
「……あの、帰るってどこへ?」
「ご実家でしょ。あ、それとも兵役かしら? 
どっちにしろ、子供を作る間しか男の人って居着いてくれないのよねえ」
ぽかんとしたハナエを見て同僚は初めてなにかに気づいた様子でした。
「やだ、もしかして知らないの? 普通人はこうじゃないわけ?」

そう、もちろん普通人は「こう」ではないのです。

建国当初から現在に至るまで、馬人国は傭兵を主な産業としてきました。
高い膂力と機動力を持つ馬人兵はどの軍でも重宝されたものです。
一方、国に残る馬人の女は男に代わって畑を耕し、家を守る役割を持ちました。
この国では、男の数が戦によって減りやすいこともあって、
結果、一妻多夫の母系家族制へと移行していったのです。

ハナエは、自分の主人宅のように男性が当主をつとめる家は少数派で、
ほとんどの場合女当主を頂いているということを、これまで知らずにいたのでした。
言われてみれば思い当たることもあります。
同僚にやけにやもめが多かったり、
馬人の女性がちょくちょく夫を取り替えているように見えたのはこういうことだったのか、
こんな根本的なことに気づかずにいたのか、とハナエは愕然としました。
101姫馬ならし18/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:31:50.29 ID:tYZFHvG0
が、なんとか気をとりなおします。
確かにお嬢様は夫と別れるかもしれませんが、それで自分のものになるという話でもないのです。
いや、そもそもお嬢様が自分をなんとも思っていない事実は変わらない訳で、
と必死に考えるハナエに声がかかります。

「ねえ、お嬢様が散歩に行くからお供しろって言ってるわよ。
聞いてるの、ハナエ?」


ハナエはお嬢様の後をついて歩いていました。
普通人に合わせて少しゆっくり歩いてくれていますが、
それをのぞけばお嬢様はハナエに対して関心のない様子で、ぼんやりと、
空や色づき始めた麦畑を眺めています。
やっとぽつりと呟いたのはこんな言葉でした。

「この麦って、私のものでもあるのよね」
「え、ええ、そうです」
お嬢様の領地ですから、当たり前のことでした。
「でも、種をまいた人のものでもあるわね」
「ある程度は、そうですね」
小作料を納めれば、残りは小作人のものでしょう。
領地の小作料はそう厳しいものではなく、領民たちはお嬢様を慕っているとハナエは聞いています。
今も、畑の間を歩くお嬢様に気づき、小作人があいさつをしたところでした。
「私は、耕した人のものでもあると思うわ」
「耕す者と種をまく者は同じなのでは?」
「・・・・・・違った場合も、そうだという話よ」
ハナエは少し首をかしげた後、答えます。
「そういうとき、耕した者は別に給金をもらうのではないかと思います。故郷ではそうでしたから」

お嬢様はなぜかとても不機嫌そうな顔になりました。
「いいえ。私の麦は、私と、種をまいた人と、耕した人のものだと思ってるわ」
そう言って、人気のない散歩道を先に歩いていってしまいます。

ハナエはあわてて後を追いながら様子を伺います。
初めての懐妊で気持ちが不安定になっているのかしら、とハナエは自分のときを比べて想像しました。
当時のハナエの周りには両親や義理の両親、そして夫がいてくれましたが、お嬢様はどうなのでしょう?
お父様は健在ですが、女親のように身を持って理解するというわけにはいきません。
ああいうとき、母親の次に頼りになったのは夫だった、とハナエは思い返します。
無愛想な人と思っていた彼が相好を崩し、横で一喜一憂してくれたのが、今でもうれしく思えます。
お嬢様の旦那様はどうなのでしょう。
本当に彼と別れてしまうのでしょうか?
102姫馬ならし19/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:36:57.80 ID:tYZFHvG0
「あの、お嬢様」
「なあに」
「旦那様は……」
ハナエは口にしてから、自分の職分を越えた問いであると後悔しました。
「彼といつ別れるのか、という話?」
「い、いえ、そんな」
お嬢様は軽く尻尾を振ります。
「そう先じゃないと思うわ。今、彼は次の嫁ぎ先を探してて、色よい返事をもらえた様子だったから」
言葉を失うハナエにお嬢様は困ったような笑みを浮かべます。
「若い男の人って、ふつう『こう』だわ。
たくさん女の人を回って、よりたくさん子供を作れた方が勝ち、というゲームをしてるようなものよ。
互いに束縛なんてしないし……どうせ、本当に欲しい人って、手に入らないものだもの」

ハナエの目には、お嬢様がひどく老成してしまったように見えました。
ついこの間まで、あどけないようにさえ見えたことを思うと、ひどく痛ましく思えます。
「ハナエには嫌われちゃったかしら」
「えっ」
「普通人は『こう』じゃないんでしょう?」
お嬢様は少し唇を歪めます。
「夫と定めた人とは一生離れず、その人のものになる、って聞いてるわ。
ハナエから見たら私って、浮気性でいやらしい、嫌になっちゃうような女かな」

馬人であるお嬢様の顔はハナエの頭上にあり、更に少し前を歩いていたので、
表情を読みとることはできません。
でも、ハナエの目にはお嬢様の尻尾は見えました。
しょんぼりとうなだれた尻尾が。

「お嬢様」
ハナエはお嬢様の背に手を当てます。
「嫌いになんて、なるわけありません。
ハナエで良ければ、いつまででも、お側におりますから」

お嬢様の背の温もりを感じながら、ハナエはわだかまっていた屈託がきれいに溶けていくのがわかりました。
そうです。
自分がお嬢様にどう思われているかではなく、
自分がお嬢様をどう思っているかだけを考えればよかったのです。
たとえお嬢様にとって自分がただの使用人で、どうとも思われていなくても、
自分にとっては誰よりも大事で誰よりも可愛く、誰よりも幸せになって欲しい人でした。
そのためなら捨てられても、踏みにじられてもいいと、ハナエは気づいたのです。
103姫馬ならし20/20 ◆vpePLp7Z/o :2014/01/21(火) 03:41:39.50 ID:tYZFHvG0
「ハナエ」
お嬢様は尻尾をぱさぱさ振りながら言いました。
「そういうこと言うと、勘違いするわ」
「えっ?」
「……なんでもない」

お嬢様はばさりと大きく尻尾を振ってから言います。
「とにかく、私、今日は頼み事があって連れてきたの」
「はい、なんでしょうか」
「私は、結婚したわけよね」
「はい」
「結婚した馬人の女というのは、その、『ならし係』を頼まれることもあって……
これは付き合いもあるし、断れないわ」
「……はい」
ハナエはつとめて、なにも考えないようにします。
「でも、実際やられるのとやるのとじゃ大違いだし、うまくできなくて怪我をさせるかもしれないし」
「はい」
「だから練習台になって」
「はい……えっ」

ハナエはお嬢様を見上げます。
お嬢様はごくなんでもないように微笑んでハナエを見下ろしていました。
もしハナエがお嬢様の背に触れたなら、たてがみが針のように逆立っているのを感じたでしょうが、
もちろんそんなことはわかりません。

「あの、練習台とは」
「本当に痛くしたりはしないわ。太いの挿れたらきっと壊れちゃうし、指とか、一番小さいのとか」
ハナエは様々な想像で茹で上がった頭で必死に言葉を探します。
「いえ、あの、わたしは馬人では、ありませんし、練習のお役には立てないか、と」
「どうしても、だめ?」

結局のところ
ハナエはお嬢様に潤んだ目でじっと見つめて
願い事をされたら、大体どんなことでも「はい」と言ってしまうのでした。

「ああよかった」
くったくなく笑うお嬢様はハナエを抱き上げます。
まるで人形扱いですが、ハナエは嫌な気持ちではありませんでした。
いつか飽きられて捨てられても、それまでお嬢様を笑顔にできればいい。
まあ、気をしっかり持って、勘違いをしたり変な気分になったりしないよう
肝に銘じないといけないけれど。
特に、今のようなときは、あぶない。

「お嬢様」
ハナエはやっと自由になった口を開きます。
「その、口づけは、だめです」
「あら、そうかしら」
お嬢様は若干むっとした様子の赤い顔で返しました。
「最初の口づけはもう夫としたもの。あとは誰と何回しようが私の勝手よ」
そう言ってお嬢様はまた、ハナエの口を塞いだのでした。


さて、残念ながら、その後ハナエがどうしたのかは伝えられていないのです。
ですが伝えられていないということは、伝えるべきこともなく、
言わずもがなに落ち着いたのだろう、と筆者は考えています。
104名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 12:21:49.91 ID:uW+1NWch
特殊設定がよくできてる
良い話だった!GJ!
105名無しさん@ピンキー:2014/01/27(月) 23:59:06.59 ID:Z6bJby+6
間違ってたらごめんだけど蛇×馬の人かな?
なんとも言えないいい話だったGJ
ただ普通人ていう表現が馬人視点でも人間視点でも違和感が半端ないのが
珠に傷で残念だった。あくまでも個人的な意見だけど
106名無しさん@ピンキー:2014/02/11(火) 18:22:40.37 ID:v+spnjtN

バレンタインだしチョコレート怪人のチョコバナナをだな
107名無しさん@ピンキー:2014/02/12(水) 17:55:44.79 ID:IR22YzFk
バナナの先端からホワイトチョコレートが出るんですねわかります
それかチョコ好き女子が豪快にチョコバナナを噛みちぎって怪人にどん引かれる
108名無しさん@ピンキー:2014/02/21(金) 12:59:43.15 ID:aMH3hk21
アシュラバスター見て思ったんだけど
ケンタウロスとかアラクネとか多脚系は普通に見るけど
多腕キャラ(男女どちらでも)の絡みって見ない気がする
脚が多いよりは幅が広がりそうなのになぜだろう

てかぶっちゃけ読みたいです
109名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 21:39:19.69 ID:7LwfHj55
>>108
多脚に比べて安定感がないからじゃね?
千手コキとか考えてしまったじゃあないかw
110名無しさん@ピンキー:2014/03/15(土) 22:43:47.11 ID:mqtrJeGp
>>108
触手と住み分けが難しいからじゃないか?
111名無しさん@ピンキー:2014/03/30(日) 14:07:06.63 ID:LRX9RQ1x
触手と多腕は違うと思うけど
そもそも住み分ける必要なくね?
112名無しさん@ピンキー:2014/04/08(火) 05:39:06.22 ID:iGqXcG6Q
んほぉ系と即堕ち系を書こうとしたが俺にはこれが限界だったよ。なご都合主義ほのぼのレイプもの。
サイクロプスと高慢女魔術師
多腕もいいよね。
113サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:42:42.33 ID:iGqXcG6Q
魔術師とは、知識の探求者である。
カミラもその例に漏れず、かつての神代の時代の魔術を研究していた。
魔術師らしい隠れ家の、地下牢の前で一人の女が笑う。
「神代の時代の秘術の一つ、「支配の指輪」だ」
長い黒髪の女魔術師は、クククと悪そうな顔で指輪を見せる。
その視線の先にいるのは、膝まづいているサイクロプスだ。
通常男性の頭三つ分は高い背丈に、鍛え上げられた体躯、青い肌、二本の角、そして赤いひとつの目。衣服は申し訳程度にしか来ていない。
両手には手錠がかけられ、捕らわれているのだと一目でわかる。
一つ目の巨人の片方の角には不釣り合いな角飾りの輪が嵌められていた。
よくみれば、カミラの指輪と同じデザインだとわかるだろう。
サイクロプスは何も言わず、ただカミラを見据える。

「かつて、巨人族は神代の時代、強力な魔力を持っていた。貴様のその巨人族の末裔の力を研究に使わせてもらおう。」
モノクル越しに、貴重な実験生物を見てカミラは薄い唇を笑み歪める。
「とはいえ、簡単に言うことは聞かなそうなんでな、さっそく「支配の指輪」の力、試させてもらおうか」

サイクロプスは何も言わない。
カミラが指輪に魔力を込め、サイクロプスに「立て!」と命令する。

言われるままにサイクロプスは立ち上がるのを見て、カミラは成功だ!と喜ぶ……が

「『開けろ』」
「へっ?」

魔力を込めたサイクロプスの言葉に、カミラの体が支配される。
体が勝手に牢屋の扉を開ける。

「『手錠を外せ』」
「なっ!あ!あれぇ!?」

言われるままにサイクロプスの手錠を外してしまう。
理解できず、キョトンとしているカミラに、サイクロプスはぽつりと告げる。
114サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:43:35.87 ID:iGqXcG6Q
「「支配の指輪」の作りが逆だ」
「……はっ!?」
「どうせ、秘術書の解読でも間違えたんだろ。俺のこの飾りが支配する側。お前の指輪が支配される側の作りになってるぞ」
「そ、そんな馬鹿なっ!なんで!お前がそんなことを!」
「巨人族が全員バカというのは人間の偏見だ。仮にも神代の時代で繁栄した末裔だぞ……」
カミラの顔が青くなり、今にも泣きそうになる。
慌てて指輪を外そうとするが、外せない。
「支配される側の指輪がそう簡単に外れるわけがないだろうが」
ぽん、サイクロプスがカミラの肩に手を置く。
「で、なんだっけ、命令は、「勃て」だったか?」
「ひっ!ひぃぃぃ!!!」
申し訳程度の布で隠されていたサイクロプスの股間が盛り上がっているのも見てカミラは腰を抜かす。
「どうした、実験体の生態だぞ、しっかり調べたらどうだ?」
「ば!バカか貴様ぁぁ!」
先ほどの威勢はどこにやら、腰を抜かしてカミラは四つん這いで逃げようとする。
「『動くな』」
サイクロプスの言葉に、カミラはぴたりと動きをとめる。
「きっ!貴様、何をする気だっ!やめろっ…!」
サイクロプスの手が、カミラの体に触れる。
魔術師のやぼったいローブを、ブラウスを脱がされ、質素な下着姿だけになったときには、カミラはぶるぶると震えていた。
「その身で実際味わうのも、研究には必須だろう。」
「何がだ!やめろ!!」
下着ごしに、硬いものが秘裂に当てられる。
「性魔術もあるだろう?経験しておけ」
サイクロプスが覆いかぶさり、カミラのブラを外す。
少し小さめの乳房をやわやわと揉みほぐされ、耳元では荒い息がかかり、股間部分ではサイクロプスの男根がぐりぐりと押し当てられている。
「ひっ!ぐっ……!ふ、ふん、やれるものならやってみろ……!」
生来の気の強さなのか、プライドを守ろうとしたのか、それとも本当にアホなのか。
そんなことを口走るカミラ。
「それでは遠慮なく」
と、乳房から手が離れたかと思えば、下着が一気にずり下ろされ…
「ふあっ!」
サイクロプスの指が秘裂を押し広げて侵入する。
人間の指より少し大きい程度ではあったが、サイクロプスの外見からは信じられないほど優しく丁寧にそこを愛撫し始めた。
115サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:44:41.53 ID:iGqXcG6Q
ふーっ!ふーっ!と息を大きく荒げ、カミラは思わず尻を挙げる。
内壁を擦られ、豆を押しつぶされて擦られる。
つぷ、と二本目の指が入ると、痛みでカミラは体を震わせる。
くちゅくちゅと濡れていく秘所に、下腹部が疼き出す。
それでも、しばらくは耐えていたカミラだが、豆を少し強くつままれた時大きく体が跳ねた。
ちょろちょろ…と水音が小さく牢に響く。
自分が失禁していると嫌でもわかった。そのようすをサイクロプスに見られているということも。
「みっ!見るな!みるにゃあ!!はぁん!!」
三本目の指が入る。
「失禁見られて余計濡れたか?」
「そんなわけないだろうがぁ!あっ!駄目!そこだめっ!!」
ガクガクと腰を振る様は、誘っているようにしか見えなかった。
指が抜かれてすぐに、腰を掴まれる。
カミラの秘裂に、ピトッ!と何が触れたかと思った時。
「ひゃあああああ!!」
指三本とは比べ物にならない大きさの男根に貫かれ、カミラは声を挙げる。
じんじんとした痛みと、腹部の圧迫感、それ以上に熱い疼きに、息を荒くしてそれに耐えようとする。
「処女だったのか?『答えろ』」
「ひゃっ!ひゃい!しょ、処女でしたぁっ!!」
泣き叫ぶような声でそう答える。カミラの薄い尻にサイクロプスの鍛えられた肉体が打ち付けられる度、カミラの声はだんだん熱と色を帯びていく。
「やだっ!初めてなんだってばぁ!!痛いのっ!いたいのにぃ!!あっ!いやっ!いやあああ!!」
「『どんな気持ちだ?言ってみろ』」
魔力のこもった言葉が、カミラの体を支配すると、口から嬌声と共に言葉が溢れ出す。
「気持ちいいですぅ!中、ごりごりってぇ!!パンパンされりゅのしゅきぃぃぃ!!もっとパンパンしてほしいですぅ!サッ、サイクロプスに犯されてるなんてぇ!でも、気持ちいいっ!やだぁ!あっ!そこ好きっ!そこ擦られるの気持ちいい!」
「ここか?」
116サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:45:54.47 ID:iGqXcG6Q
感じる部分を突かれ、カミラは一段と大きな声を上げてその背をのけぞらせる。
じゃあ、こうしたほうがいいな、とサイクロプスは四つん這いになっていたカミラの片足を持ち上げる。
「ひぐっ!やだやだ!見るなぁ!やめろ!あっ!そ、そこきもちいい!!」
体を捻る体位となり、カミラの目からもサイクロプスの男根が打ち付けられているのが見えた。
男根をしっかりと受け入れていてぐちゃぐちゃに濡れている事、その相手がサイクロプスであること、
そして、下腹部で大きく膨らみ始めている熱の正体がわかったとき。
「ひっ!やっ!ああああああああ!!!」
彼女は明らかに感じている声を上げると体を震わせて、達した。
一拍遅れて、サイクロプスがうめき声を上げて、彼女の中に吐精した。
びゅくびゅくと胎内に注がれる精液に、カミラはとろんとした顔を晒す。

「何日も追跡して、やっとの思いで捕まえた実験体に犯される気分はどうだ?」
サイクロプスの皮肉を込めた言葉に、カミラは答える。
「すっごい……気持ちよかった……」
数秒の間の後(正直、サイクロプスも予想外の言葉で固まった)、慌ててカミラは「最悪だ!馬鹿が!」などど罵声を浴びせる。
無言で、サイクロプスはカミラを仰向けにさせると、また硬くなった男根を押し当てると、一気にぶち込んだ。
「ひぐぅっ!!」
秘所から先ほど注がれた白濁液が溢れ出る。
サイクロプスはカミラを抱きしめるようにして腰を振り、奥へ奥へとその先を打ち付ける。
先ほどとは、また違う深さにカミラはもはや喘ぎ声しかでない。
サイクロプスにとって、陵辱のための行為ではなく、孕ませるための行為になっていることに気づかずとも、無意識のうちにカミラも足をサイクロプスの腰に絡ませる。
117サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:48:27.48 ID:iGqXcG6Q
『ち、違うっ!こ、これは研究のためっ!そうだ研究のためだ!こいつを利用して言うことを聞かせてやるためだ!』

そう自分に言い聞かせ、サイクロプスの接吻にも応じてやる。
獣臭い体臭、大きな舌、そのくせ自分を優しく抱きしめて、睾丸の精液を自分の胎内にぶちまけようとしている。

「っ!ふっ!!んっんーーーー!!!」

叫び声は接吻で封じられ、二度目の射精にカミラも達する。
ぷしゅっ!と愛液が二人の結合部をさらに濡らした。

達したのにもかかわらず、抜くこともせず、サイクロプスは接吻をやめない。
蕩けた頭で、カミラも舌を絡ませる。

くちゅくちゅと、まだまだ水音が牢に響く。

***

「最初は仕置程度のつもりだったんだがな……このご時勢、雌を捕まえるのは大変なんだよ」
「……へぇ」
「巨人族なんてもう絶滅種だぞ。まぁ、俺もひっそりと死んでいくかなと思ったら、ちょうど魔力申し分ない女がやってきたじゃないか」
「……貴様……」
「お前の研究には協力してやるよ」
全裸で睨みつけるカミラと、ヘラヘラと笑うサイクロプス。
「それに、もう人間のじゃ満足できねぇと思うぞ」
ちゅ、ちゅっとカミラの小さい乳房を吸いながらそんなことをいう化物。
不思議と、嫌悪感はなく、ただ羞恥とどこか愛しいという感情さえ芽生えつつあることにカミラは困惑する。
「こ、これも「支配の指輪」の影響か……?」
「多分な。まぁ、気にすんな」
「ぜ、ぜったい、外してやるっ……」
「そーかい、それじゃあ外される前に楽しんどくか」
「ふっ!ふざけるなぁぁ!!」
「『今度は上になれ、自分で腰を触れ』」
「ああああ!きさみゃああああ!!!」

半泣きでカミラが叫び、サイクロプスに跨ると穿たれるため腰を下ろす。
「や、やだやだ、死ぬ、これ以上すると死んじゃうっ!」
すでにサイクロプスのモノの形に馴染みはじめていたカミラのそこは、簡単に受け入れ、それどころか歓迎するとばかりに締め付ける。

「ひゃっ、やらっ!見るなっ!ひっ!やだ、腰が止まんない!も、もうやだぁぁぁ!!」
「『本音は』」
「好きぃっ!これ好きっ!お前もお前のコレも大好きぃっ!」

結局、カミラとサイクロプスは牢を出ることはなく、一日中行為を続けることになったのだった。
118サイクロプスと女魔術師:2014/04/08(火) 05:51:43.45 ID:iGqXcG6Q
終わりです、ありがとうございました。
女魔術師、もしくは魔女がその使い魔とパコる展開大好き。
使い魔にしようとして、逆にパコられる展開も大好き。
119名無しさん@ピンキー:2014/04/08(火) 18:08:26.88 ID:41Ibfhgz
GJ!
立場逆転モノはやっぱりいいわ…
120名無しさん@ピンキー:2014/04/09(水) 22:59:24.45 ID:j8uhuK3Z
また投下失礼……少しアホエロ入った、なんだかんだで合意プレイ
113の続編でサイクロプス×女魔術師
121サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:00:47.98 ID:j8uhuK3Z
女魔術師カミラの隠れ家は森の中にある。
幾つかの結界と人避けの魔術がかけられており、滅多に人は訪れない。
魔術の研究、実験を他の魔術師に見つからないようにするため
また魔術に集中するためという理由はあるのだが、一般人にはただの人間嫌いに見えるのであろう。
カミラのような隠居魔術師は多いため、魔術師は薄暗い洞窟や塔や廃墟に隠れたがるものだ、と皮肉る人も少なくはない。

さて、そんな定番の隠れ家の一室で、床に座り込んでいるのは体毛を持たず、青い肌、一つ目の巨人であった。
二本の角の片方には角飾りが嵌っており、適当なローブを腰にまき、今にもページが崩れ落ちそうな本を読んでいる。
「巨人族が字を読めるのか?」
皮肉った言葉を投げかけるのは、この隠れ家の主カミラであった。
「人工生命の巨人なら読めないだろうな。あいつらは短命で繁殖能力もないんだろう?」
視線は本のまま、なんでもないことのように巨人が返す。
「よく知っているな」
「何度かそういうのを従えた魔術師に襲われた、天然物の巨人は高く売れるそうだ」
大きな赤い一つ目が、不機嫌そうなカミラを見て笑いに歪む。
「ああいう連中はお前の中に出した精液でも、欲しがって買うだろうな」
「うるさい!それぐらい知っている!」
目を釣り上げてカミラが怒鳴る。あまりの怒りに愛用のモノクルがずり落ちそうになった。
「クソ……隷属させたら精液でも売って研究費にしようと思ってたのに」
親指の爪を噛みながら、カミラは悔しそうに己の指輪を眺める。
他者を従属させる「支配の指輪」のセットを作ったのだが、あろうことか、それを逆につけてしまい……
カミラは従属させる予定だったこの一つ目巨人に支配され……

その結果、この忌まわしい巨人に己の隠れ家で好き勝手やられているのだ。
興味深そうにカミラの蔵書を読みふけったり、カミラの衣服を勝手に腰まきにつかったり……
かと思えば、ベッドでは小さすぎると、床で交尾の相手をさせられ、たっぷりと中に出される。
昨夜の行為を思いだし、カミラの下腹部がきゅんと疼く。
昨日は青黒い剛直が中に入っていく様を、わざわざ姿見の前で見せられた。
童女が用を足すような格好で持ち上げられ、ヒクつく秘所が巨人のモノを飲み込んでいく様を思い出す。
杭を打ち込まれる衝撃、耳にかかった荒い息、鏡にうつる結合部……
そして、マーキングするようにあの白濁液をたっぷりと注がれた……
とろり、と下着が濡れる。昨日の子種が漏れたのだろう。
決して思い出して濡れたわけじゃない。決して。
122サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:01:20.23 ID:j8uhuK3Z
「今日は、来客がある。大人しくしておけよ?言っとくが私並に強い魔術師だからな」
下着の濡れを誤魔化すようにしかめっ面でそう告げる。
「来客?なんのようだ?」
「薬や食料品の売買だ。知り合いの魔術師が商人も兼業していてな」
「なんだ、ホントに売るつもりだったのか?」
「はっ?あっ?」
サイクロプスは本をそっと閉じて本棚に戻す。
「魔術師の商人なら、精液を買いそうだな」
サイクロプスの声が笑っているのがわかった。それが気に触ってカミラは鼻で笑ってみせる。
「協力すると言ったし、売れるものは多い方がいいだろう」
「随分と話がわかるじゃないか。研究材料という自覚はあるようだな」
サイクロプスがこちらに向き直り、腰まきを外す。
「さっさと入れ物でも持って来い」
「……わ、わかった」
あぐらをかいたサイクロプスの股間に眼が行く。
青黒い巨根を見て、カミラの子宮が疼き、また下着が濡れたのがわかった…
カミラは慌てて眼をそらし、わざとらしく足音を立てて適当なガラス瓶を探しに行く。

―――なるべく広い口の瓶を探し出し、サイクロプスの元に戻る。
「ほら!さっさとこれに出せ」
瓶を突きつけるが、その手を取られぐいと引き寄せられる。
「支配の指輪の力を、使われたいか?」
赤い目が笑い、カミラを見据える。
言わんとすることは、嫌でもわかった。カミラは露骨に嫌そうな顔をしてみせる。
無言でカミラは座ると、小瓶を床に置き、サイクロプスの股間に手をやる。
生暖かく、ぐんにゃりとした肉の塊をカミラは震える手で撫で、ゆるゆると擦り上げる。
拙い行為だが、刺激を与えてはいるらしく、徐々にそれは硬度を増し頭をもたげ始める。
『……こんなふうに大きくなるのか……』
今まで膨張済みのものばかり見せつけられてきたカミラは、そんな感想を持つ。
ふいに、ぽん、と頭にサイクロプスの手が乗る。
そうして、何度かゆっくりと頭を撫でられる。
慈しみ、愛でて、褒めるような手の動きに、カミラは一つ目の巨人を見上げる。
「……不快か?」
カミラの視線を拒否と思ったのか、サイクロプスは手を離す。
「いや」
驚く程、早く、素直にカミラの口から言葉が出た。
「不快ではない」
「そうか、よかった」
また頭を優しく撫でられる。カミラの黒髪を大きな指が梳く。
一方のカミラは、そんな言葉を吐いた己の口を罰したくなったのか。
すでに屹立しはじめていた青黒い男根を、その口に含んだ。
123サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:02:06.88 ID:j8uhuK3Z
とても口には収まりきらず、亀頭をほおばるだけで精一杯だ。
尿道と何度もキスをし、舌先で掃除をするように舐めまわす。
開きっぱなしの口からよだれが垂れ、男根を濡らしていく。
そんなカミラの顔も、先走りで汚れていく。
男根が脈打ち始めているのが、嫌でもわかった。
じゅるじゅると音を立ててはしたなく吸い上げた時には、カミラを撫でていた手もさすがに止まる。
「お、おい、そろそろっ……」
「ああ……」
ぐちゃぐちゃに濡れた手で小瓶を取る。
亀頭に小瓶を当てつつ、カミラは男根の根元に顔を突っ込む。
四つん這いで、まるで餌を求める犬のように。
舌で、唇で、息遣いでしばらく愛撫を続けると……
いつものうめき声と、小瓶に液体が叩きつけられる音が聞こえた。
「……出たぞ」
サイクロプスの言葉に、カミラは無言で顔を上げると、小瓶を手に取り、蓋を閉める。
吐精した性器はいくらか萎れている。
「一回分でいいのか?」
サイクロプスの言葉に、カミラは何も言わず、適当に床に置く。
「なんだ?怒ってるのか?」
「違う」
カミラは真剣な声で呟くと、いそいそと立ち上がる。
「わ、私も……欲しいんだよ……!わかれっ……」
はぁはぁと荒い息で、カミラは目の前で下着を脱ぎ捨てる。
「おぉ、濡れてるな」
「ばっ!やめろバカ!」
脱ぎ捨て下着をしっかり拾われ、まじまじとサイクロプスに見られる。
慌てて取り上げようとするが、片手で軽くあしらわれる。
「見るなバカ!っ!なんでそれでまた勃起してんだ変態!」
「いや、これは正常な反応だからな。さ、またがれ」
何故か嬉しそうなサイクロプスがカミラの腰を掴んだ時。

カランカラン!と金属音が響いた。

「!」
玄関の来客を伝えるベルだとわかり、カミラは飛び跳ねそうになる。
この隠れ家にやってこれる人物は、ほんの数人しかいない。
「来客だ!おい、大人しくしてろよ!?というか何も喋るな!出るな!」
そうカミラが喚き、わたわたとローブとロングスカートを直し、
適当な布で顔とモノクルを拭き、玄関に走る。
巨人は黙って見送る。片手にはカミラの下着が残っていた。
124サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:02:45.51 ID:j8uhuK3Z
―――
「お久しぶり、カミラ」
「……やぁ、アロア」
革鎧に、かっちりと纏めた金髪。しかし穏やかな表情の女が、扉を開けると待っていた。
「相変わらず、結界がしっかりしてるわね、招待がなきゃ私でもこの隠れ家に来れないわ」
アロアと呼ばれた女、格好こそローグのようだがれっきとした魔術師である。
カミラの数少ない友人であり、旅商人でもある。
「まぁ、入れ」
部屋に通し、椅子をすすめて、お茶を用意するカミラ。
「ありがとう。そうそう食糧と、言われてた本も持ってきたわよ」
テーブルにアロアは注文の品を置いていく。
「あ、あぁ、助かる」
いつものように、手に入りにくい生活必需品を、薬と交換し、
稀にカミラ自身が街に出ることもあるので、いくらかは貨幣に変えてもらう。

「で……」

あらかた、取引が終わったあと、アロアが切り出す。
「サイクロプスを捕まえたんでしょ?」
カミラは、あの巨人を捕まえたその日にアロアに自慢した事を思い出した。
捕まえた時、わざわざ通信魔法を使って自慢した自分を、今は殴りたい。
「……あぁ……」
「使い魔にできたなんて、すごいわねぇ……でも気をつけてね」
感嘆しつつ、アロアは心配そうに忠告する。
「強力で珍しいのは、王国に献上するよう命令されるって話も聞くわ」
「……気をつけるよ」
「で、どうする?サイクロプスの精液、高く買うけど」
カミラは、目を泳がせる。
「人工生命の素材にとか、精力剤の材料とか、需要はあるし……」
「あ、あー……それは……」
なぜだろう……カミラは売りたくないと思ってしまった。
「まぁ、無理にはとは言わないけど……」
アロアはこの返事を予測できてたようだ。
「意外と使い魔の精液売りたがる魔術師って少ないの。
売ってもらえるなら、できれば新鮮なのがいいんだけど……」
サイクロプスなら珍しいし、貴方が研究しつくしてからでもいいんじゃない?
とアロアは告げた。
125サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:04:05.54 ID:j8uhuK3Z
商談が終わり、アロアを玄関まで見送ったあと、部屋に戻ればのそのそとサイクロプスが出てきた。
「なんだ、結局売らなかったのか」
「お前を飼ってるとばれると、面倒になりそうだからな」
ふん、とカミラはそっぽを向く。
「『テーブルに手を付け』」
「お前っ……!ホント嫌なやつだな!」
思い出したように指輪の力(奴のは角飾りだが)を使うサイクロプス。
カミラはそう叫ぶが、魔力には逆らえず、テーブルに手をつく。
サイクロプスは彼女の後ろに回ると、ローブとスカートをめくりあげた。
太い指が、彼女の濡れた秘裂を左右に広げる。じっくり見られているとわかり
カミラは羞恥で顔を朱に染め、唇を噛み締めるが、それ以上にまた濡れ始めていた。
「太ももまで濡れてるぞ。お預けだったからなぁ」
「うるさい!調子に乗るな!」
騒がしい口はそこで閉じる。
ぐちり、と彼女の求めていた穴に、サイクロプスのモノの先端が侵入したからだ。
そして腰を掴まれたと思ったら、パァン!と乾いた音を立てて勢いよく突かれる。
子宮口とあの青黒い性器の先端が接触し、心地よい痛みと痺れが下腹部から脳天に突き抜けた。
「おっ、おっ……」
目を見開いて、まるで金魚のように、口をぱくぱくさせるカミラ。
滑稽な姿だが、サイクロプスにはそれが愛しくてたまらない。
こんどはゆっくりと抜いてやると、カリの部分が彼女の内壁を擦っていく。
びくびくと体を震わせ、弓なりに体をそるカミラ。
「よしよし、いつもみたいに存分によがれ」
「よ、よがってなんかない!よがってなんか!ひぅっ!」
もうすぐで抜けるというところで、またゆっくりと押し入られる。
こりっ、と弱い部分を擦られ、カミラの肌が粟立つ。
「しばらく、俺の子種はお前の独占だなぁ」
サイクロプスはそう冗談を言ってみるが、返事はなかった。
さすがに気持ち悪い台詞だったか?と思う暇もなく……
赤い一つ目には、こくん……と頷くカミラが確かに見えた。
「あ、飽きるまでは使ってやるよ」
彼女の精一杯の虚勢の言葉に、そうかいと、サイクロプスは上機嫌に答える。
言葉とは裏腹に、サイクロプスが挿入しやすいように、つま先立ちまでして尻をあげているとか
部屋の隅に置かれた姿見には、照れ笑いを堪えているカミラの顔が映っているとか
そういうことは気づかないふりをして、サイクロプスは腰を動かし、その度にカミラは必死に喘ぎ声を飲み込む。
126サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:05:09.52 ID:j8uhuK3Z
さて―――取引が終わり、カミラの隠れ家を出たアロアであったが……
「あ、やだ!ランタン忘れてる」
踵を返してアロアは慌ててカミラの隠れ家に戻る。
「カミラー!ごめんなさい!私ランタン忘れちゃってー!」
ガランガランと乱暴にベルを鳴らす。
返事はない。いや、本当は「返事が遅れただけだったのだが」アロアは気づかない。
「カミラー?入るわよー!ごめんねー!すぐに出るから!」
「あ、アロア、待てっ!駄目っ!!」

長年の付き合いのせいか、ついついアロアは遠慮を少しばかり忘れていた。
はやく忘れ物を回収したいと、焦ってしまったのも原因かもしれない。
そして彼女が見たのは、先ほど商談したテーブルに手をついて尻を突き出しているカミラ。
そしてそのカミラを後ろから犯しているサイクロプスであった。

「ちょっ!!ひっ!あっ!あぐぅぅぅぅぅぅ!!!
カミラが大きくのけぞり、サイクロプスが目をつぶり、呻き、体を僅かに震わせた。
アロアはばっちりその様子を見た、それがなんなのか理解できた。
三者三様の沈黙が満ちる。

「ご、ごめんね。カミラ」
「ちがう、違うんだぁ!!」
「どうも、初めまして」
「あら、このサイクロプス言葉が通じるのね。初めまして、アロアです」
「トニトルスです」
「何普通に会話してるんだ!てか、お前の名前今初めて知ったぞ!」
「カミラ、精液と愛液の混合モノも結構高値で売れるけど、どうする?」
「売るかバカ!ホント!バカ!ひぁっ!お前も!ぬ!抜け!!」
「ここでやめてたまるか。気にしないで会話を続けろ」
「できるか!バカ!ひっ!ひぅっ!」
「ト二トルスさん、何かご入用なものあります?」
「そうだな、俺用の衣類を頼みたい」
「商談をはじめるなぁぁぁぁ!!!」

後に、アロアもト二トルスも混乱していたゆえの挙動だったと語る。
ここで動揺しては負けだとか思ったらしい。何が負けかは二人ともわからないとか。
結局、ト二トルス用の衣類や生活用品を幾つかと、次回の食糧は多めに仕入れるという話をし、アロアは帰っていった。

なお、商談の間、ずっとカミラはト二トルスと繋がったままだった。
恥ずかしくて言葉も抵抗もできなかった!と……
彼女はその後半泣き半ギレで巨人をポコポコと殴り続けるのであった。
127サイクロプスと女魔術師 その2:2014/04/09(水) 23:06:19.27 ID:j8uhuK3Z
投下終了、ありがとうございました。
筋肉バカや動物的なサイクロプスが基本だけど
元々は鍛冶や魔法使った巨人族でもあるんだから、知性の高い奴がいてもいいと思った。
128名無しさん@ピンキー:2014/04/10(木) 21:34:55.81 ID:B8DKxzZy
GJ
129名無しさん@ピンキー:2014/04/11(金) 18:58:55.72 ID:HAX6wXcJ
これはいいものだ
130名無しさん@ピンキー:2014/04/13(日) 00:51:13.35 ID:PPrO7y4w
ふと、オークや触手等の「孕ませてナンボ」な人外って捕えたメスが不妊症だったらどうするんだろうと考えた
石女として村で疎まれてた女がこれ幸いとばかりにそれらの存在に献上されて
献上された方も「えー、俺子孫残したかったのに。それじゃダメじゃん」と落胆する
このまま食っちまってもいいけど殺す前に少し弄ってみるか…とラブラブHするうちに女側の体質が改善されて見事懐妊
みたいな話が脳裏を駆け巡った
131名無しさん@ピンキー:2014/04/20(日) 10:42:32.07 ID:wt8qMmNZ
>>130
不妊にまつわる書物を読み漁る触手君(24歳)
132名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 11:40:28.26 ID:r0dtocGP
触手君っていい響きだな
133名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 15:09:07.08 ID:BOBncV0u
逆に子孫を残すことが重要視されている人外が、石女の女性に惚れてしまうってのも悲恋気味で美味しいです。
高貴な竜人がプライドかなぐり捨てて、プロポーズするも
「私、子供が産めないから……」って涙ながらに振られるという。

機械系人外やスケルトン系人外ならそんなの関係ねぇ!って感じだがなw
134名無しさん@ピンキー:2014/04/27(日) 23:44:38.67 ID:BuwRdjzf
良家に嫁いだがなかなか子供を授からず、夫の愛が冷めていくことに心を痛める娘
そこで屋敷の婆やから女体の感度を上げ着床率を上昇させるラブグッズである触手を贈られる
貴族の淫習にドン引きする娘だが、愛情深い触手の動きに傷ついた心を癒されていき…

みたいな粘液たっぷりハートフルストーリー読みたい
135名無しさん@ピンキー:2014/04/28(月) 22:30:25.56 ID:R3doxco5
>>134
今一生懸命「不妊と触手」のテーマでSSを書こうとしては捨て、書こうとしては捨てをしているのに、
どうしよう、それが一番面白そうで泣く。
136触手保健室:2014/04/29(火) 14:48:41.34 ID:rZK8LJfi
「うっ」という、湿り気を帯びた吐息が少女の口から漏れた。
ほんのりと朱に染まった頬に、ぷっくりと膨らんだつややかな唇。くっと反らした喉元はか細く、今にも折れてしまいそうなほどだ。

白く清潔なベッドの上に浴衣一枚で寝かされ、少女は今、体をくねらせ身もだえしていた。ほっそりとした白い脚はくの字に曲がり、つま先をきゅっと丸めてシーツを掴む。熱病にでも罹ったかのような火照りが全身を覆い、はだけた裾を直すことにすら気が回らない。


少女の全身に、無数の触手が絡みついていたからだ。



カーテンを締め切られた、保健室のベッドの上。
12歳になったばかりの少女は、泥まみれのプディングのような身体をした触手に四肢を拘束され、ありとあらゆる敏感な部分を責められ続けていた。

少女の薄桃色のちいさな唇を、甘い媚薬の香りを漂わせながら這いずる触手。
小さく可愛らしい耳の後ろから回り込んで、耳の穴をクチュクチュ嘗め回す触手。
はだけた浴衣の襟から入り込み、まだ膨らみかけの小さな乳房に巻き付いて、その頂にあるピンク色の乳首をちゅっちゅと吸い上げる触手。
浴衣の両方の袖口から、少女のつるんとした腕に絡まるようにもぐりこみ、汗ばんだ腋を舐めあげる触手。
少女の脚を閉じさせないように、くるぶしのほうからゆるゆると巻きつき、内腿を摩擦して刺激を与える触手。
まだ丸みを帯びていないお尻の割れ目を掻き分け、少女の菊座と、その先にある小陰唇をちゅくちゅくと擦りあげる触手。
そして、へそから下腹部、下腹部から恥丘を分け入って、まだ誰も触れたことのないクリトリスへと吸い付く触手。

まだ性の知識も浅い少女は、身体中から同時に快感を注ぎ込まれ、抵抗しようにも力さえ入らず、なすがままの状態だ。あまりにも強い刺激に、時折びくんと身体が跳ねる。
137触手保健室:2014/04/29(火) 14:50:33.18 ID:rZK8LJfi
保健室は通常なら日当たりのいい南向きだが、今は閉ざされたカーテンによって、空気全体がピンク色に染まっている。
外の日差しに暖められた空気と触手の体温で、少女の身体はとろけるような温かさに包まれる。拘束されていることにさえ、感じてはいけない安心感を与えられてしまう。このまま身を任せて、触手に優しく包まれていたい――

そんな少女の心を知ってか知らずか、浴衣の中でさらに触手は妖しく蠢く。

内腿に包まれた少女の花園が、触手によってゆっくりと開拓されていく。
ある触手は小陰唇をかき分て、敏感な内ひだを粘液とともにゆっくりと擦る。またある触手はクリトリスに絡みついてきゅっきゅと幼い花芽を締め上げる。さらにはひだの奥でひっそりと震えていた少女の膣口さえも探り当てて、丹念にその周囲をねぶる。

敏感な場所を周到に刺激されて、少女はくぅっと呻き、そっと蜜を出した。

少女の頬は今や真っ赤に燃えている。興奮を抑えきれないのか、目はうつろで、鼻息も荒い。
身体を完全に触手に支配されて、休むことなく刺激されては、たとえ性の知識がほとんどない少女でも、本能の奥底に眠る牝の性が頭をもたげる。次第に「あっあっ」と、触手の刺激に呼応して声を上げはじめた。
138触手保健室:2014/04/29(火) 14:52:03.26 ID:rZK8LJfi
生まれて初めての性的な高ぶり。

触手はそれを的確に察知して、少女への刺激をより強くしていく。
性に未熟な少女が痛みを感じないように、やんわりと胸を揉み、わずかに勃起した乳首に淫らな粘液をまぶして、ちゅるりと吸い上げる。そして同時に、下半身も容赦なく愛撫する。
少女の泉からじゅくじゅくと溢れる蜜を巧みにすくい、真っ赤に充血している小陰唇のひだをしゅるりと舐める。
触手の先端を膣口にあてがって、じゅぽじゅぽと、まるでペニスをあてがうかのように刺激する。

少女は疼くような快感で全身がじんわりと覆われ、無意識に脚がぴんと伸び、背中が反り返った。唇が震え、喉がきゅっと締まる。快楽を求めて、意識が下半身に集中する。


絶頂が近い。


触手は少女の身体の変化を見ながら、ゆっくりと、しかし着実に刺激を強めていく。性的に未熟な少女の、敏感な肌や粘膜を知り尽くした動きで、クリトリス、膣、小陰唇を巧みに責めあげる。
そして不意に、クリトリスと包皮との間に触手を挿し挟ませると、そのままぐるりと円を描いて、クリトリスの皮を一気に剥いた。


「うううっ!」


突然の快感に、少女の背中がきゅんと緊張した。両脚をベッドの上にぴんと伸ばし、つま先でブリッジでもするかのように、お尻が浮かせる。頭が真っ白になって、ふうっと意識が遠のく。

びくり、びくり。
括約筋がきゅっきゅと弛緩を繰り返す。
彼女は生まれて初めての絶頂に達した。
そして、同時に意識を失った。
139触手保健室:2014/04/29(火) 14:52:57.72 ID:rZK8LJfi
*   *   *



《はい、お疲れ様でした。検査は終わりですよ。あ、これ、リンゴジュースです。飲んでくださいね。》


どれほどたったろうか。
意識を取り戻した少女の耳に、触手の声が届いてきた。

触手ははだけた少女の浴衣を丁寧に直すと、まだ放心状態の少女に優しかけ語り掛け、ストローを差した紙パックのジュースを差し出した。
呆けた顔で、少女は触手から差し出されるままにジュースを受け取る。そして、息をつくとちゅうちゅうの飲み始めた。まだどこか上の空といった感じだ。
触手は穏やかに、しかし事務的に言葉を続ける。


《しっかりと分泌液が取れましたのでね、1週間もすれば結果が出ると思います。ちょっと恥ずかしい思いをさせちゃいましたけど、将来元気な赤ちゃんを産めるかどうかの検査ですからね、辛抱してくれてありがとうございました》


こくり、とストローからジュースを吸ったまま、多少頬を染めて少女がうなずく。
生まれて初めての絶頂であったためか、まだ頭がぼうっとしているようだ。


《検査結果は先生から渡されますけど、あなたの秘密はちゃんと守られますからね、心配なさらないでください。
 もし結果について不安な点がある場合は、お母さんとご一緒でも構いませんから、当院まで直接お越しくださいね。
 こちらが地図になります。服はそちらのパーティションの向こうにありますから、着替えが終わったらそのまま退室なさっていただいて結構ですよ》


「あ、あの・・・ありがとうございました」


ふらふらと立ち上がりながら、少女がぺこりと頭を下げる。
触手は自らの手をゆるゆると振ってこたえた。
触手だから表情は分からないが、きっと、微笑んでいたのだろう。

そして触手は、そのままくるりと机のほうに向きなおると、校内放送と書かれたスイッチを押す。

《6年B組の……さん。第2保健室の前までお越しください》

次に愛液を摂取する少女を呼び出しであった。


*   *   *


少女の検査の結果が出た。
幸い、不妊にかかわるような問題は何も見つからなかった。過剰なダイエットなどをせず、栄養バランスと規則正しい生活に気を付けてさえいれば、元気な赤ちゃんを産めるとのことだった。
恥ずかしい思いをしただけの結果が得られて、少女はほっと胸をなでおろした。


次の日には、少女はまた普通の小学校生活に戻っていた。


・・・そんな少女にとって、たった一つだけ困ったことがある。

それは、彼女が無類のオナニー好きに・・・それも、縄で自分を縛り、自分自身で拘束されながらするオナニーに異様な興奮を覚えるようになってしまったことであった。

(了)
140名無しさん@ピンキー:2014/05/04(日) 13:02:51.89 ID:pvhZcEdN
保守
141名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 04:38:31.03 ID:5hRWS+vd
とある森
良く日に焼けた褐色の肌に鞣の露出の多い装備の新人魔物ハンターが初めて生け捕りにした獲物を前に佇んでいた

なぁ、お前って本当にワーウルフで良いんだよなぁ?
ふぇ?あ、はいっぼくはワーウルフの一族ですが?

その獲物の姿は垂れた犬の様な耳にするんと丸まった尻尾、ピンク色の肉球の覗く栗毛で肘から下が覆われた腕に紅いたれ目がちな瞳が覗く愛狂しい顔立ちそして雪肌と言うおよそ狼男とは見えない小柄な少年だった。

まじか・・・
まじです
こんなワーウルフ聞いたことねぇよ!?
そうなんですか?
なんかもっとこう・・・がおーって感じのやつだろふつーは!
そ、そんなこと言われても〜(おろおろ)

その時!いきなり背後より巨大は蜂が魔物ハンターに襲いかかった!

がはっ!?なんだこいつら!
この辺りに住む毒蜂です!とりあえずこっちへ!
え?あ、うん
142名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 04:53:30.10 ID:5hRWS+vd
〜洞窟

大丈夫ですか?
お、おうなんとかな・・・・・・・・じゃねぇよ!
ふぇ!?ぼ、ぼく何か変なこといいました!?
いや、いってないけども・・・いや、ありがとうだけど・・・なにナチュラルにたすけてるんだ!!!もしかして喰う気か?
えーと、ぼくはカルバリズムに走る気はありませんよ!?パンとハチミツと果物で良いです!
いやいや、お前ワーウルフだろ?もっと肉にがっつけよ?背ぇ伸びねぇぞ
あう、ごめんなさい・・・(しゅん)
いや、別にイメージと違うなーって
べ、別に良いじゃないですかワーウルフがリンゴを食べたって!
いや、まぁ、そぉだわなってなるとなんで人間喰ってるやつらがいるんだよ・・・
恐らくはリビングデットじゃ無いんですか?ワーウルフって別に昼間でも活動できますし、夜しか現れ無いのなら人間のリビングデットと一緒ですよ!
う、まぁ、確かにってそれならなんで私に付いてきてむざむざつかまったんだ?
そ、それは・・・その・・・・夏は・・・・んしょく・・・・だから
んぁ、あんだって
な、夏は繁殖期だから無条件にドキドキしちゃうんです//////(かあぁぁぁ)
まじか・・・
まじです
143名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 05:08:32.05 ID:5hRWS+vd
永い沈黙が流れた

ぷ、ははは♪
な、なんですか!?
いや、悪りぃなんかお前が可愛くてなそんなに顔を真っ赤にして『ドキドキしちゃうんです〜』ってははは♪
・・・・・たまんねぇよペロリ
ふ、ふえぇぇぇ(びくうっ)
かわいい、焦ってるかわいい、ふええって言ったかわいいオシタオシ
ちょ、いきなりゅ・・にゅる、ちゅる、じゅぞぞ、チュパチュパ
ふぅ、どうだキスの味は?
ふああ(トロ〜ン)
そういゃあまだ名前聞いてなかったな?名前なんてんだ?
ぼ、ぼくの名前?
そうだよお前の名前だ
ぼく、名前なんてないよ・・生まれてすぐにパパとママは死んじゃったし
そっか・・・じゃあ名前つけてやんなきゃな・・・・・ルナってどうだ?
ルナ?
ああ、月って意味だ、夜を天空(そら)から優しく照らす月、いいだろ?
ルナ、ルナ、ルナ、ぼくの名前・・・
ああ、それと私はサファイヤだ改めてよろしくな!
うん、サファイア・・・
144名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 05:33:23.15 ID:5hRWS+vd
そ、それでサファイヤ・・・あの・・
あぁ、ズボン、苦しそうだな・・・・・・脱がすぞ・・
(こくん)

その肉棒を見てサファイヤは息を飲んだ
只でさえ男性の性器など見たことがないと言うのに眼前のそれは30センチは有ろうかと言うサイズにガスボンベの様な太さ
鶏卵を内包している様なこうがんに根本の犬科特有の肉こぶと高いカリに皮が振り落とされそうになっているソレが
おへそにくっつきそうな程に反り返って脈を打っていたのだ

なぁ、ルナ(震え声)
なぁに?サファイヤ?
男って皆こうなのか?
えぇと、知らないけど・・・
そうか・・・

そういって自らも衣服を脱ぎ捨てる
褐色の肌に鍛え抜かれ締まった体に大きめの乳房が形を崩さずに揺れた

こ、これがサファイヤのおっぱい//////
揉んでみるか?
も、揉む?
そうだ、お前の肉球で
こ、こうかなえいっプニュン
あん♪
おお、暖かくて柔らかい・・・(もみもみ)
ふふ、次はこっちも見てみないか?(くぱぁ)
こ、これって・・・
ふふ、ここが女の大切なところ・・赤ちゃんを作るところだ
な、なんか濡れてる
ああ、ここはな、好きな男の赤ちゃんを孕みたくなると濡れるだ
さ、サファイヤはぼくの赤ちゃん・・その・・(もじもじ)
あぁ、孕みてーぜ(にかっ)
あうあう////
なぁ、ルナ、私のここ、舐めてくれよ
舐めて良いの?
ああ、大丈夫だ私の処女まんこの味をたっぷり味わえ
ん、ぺろぺろ・・・なんか・・・不思議な味がする・・・しょっぱくて・・甘くて・・トロトロで・・だんだん白くなってく
ああ、もうそろそろだな、一回舐めるの中止!
ええ、なんで!?
次は、・・・・ここでするからだ(くぱぁ)
145名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 05:55:30.36 ID:5hRWS+vd
ん、いれるよ・・サファイヤ///
ああ、こい、ルナ

ブヂブヂブヂッ

ふぇ!?さ、サファイヤ!なんか血がでてるよ!?
大丈夫だ、初めてだとそうなるだけだ遠慮しなくて・・・ルナ

雰囲気が変わったルナに目をやるサファイヤ

血、血、血、ふぅーふぅー、がああああああ(ごんごん)
んひぃぃ!?ルナっあが、いきなりっ激しっぎぎ
がああああああ(パァァンパァァン)
あ、あああガグガグ

肉棒は遂に子宮口をこじ開け直接胎内をじゅうりんする
そして更に体位を変え犬のように後ろから背中に体を預け乳房を鷲掴みにして褐色の女体に純白の腰をぶつけるように振る

ちょ、ル・・・ナ・・・
があああ(ドピュドピュ)
んほおぉぉガグガグ
っ、はぁ・・はぁ・・あれ?サファイヤ・・?
良かった、ルナ・・血を見て魔性に目覚めちまったんだな
うう、サファイヤの中におしっこしちゃってるぅ
ふふふ、そっか・・・今のが初めての射精だったんだな・・精通精子注がれちまったか
っ、ああん、ま、まだおちんちん熱いぃ〜
え?あっ!確か犬の交尾って雌を確実に孕ませる為に1〜2間続くんじゃ]]]
あきゅうボグン

肉こぶが膨らみ接合部を内側から締め切り胎内に精子を送り始める

ああん、なんか変だようサファイヤぁぁ
あばばばガグガグ
146名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 06:00:11.39 ID:5hRWS+vd
〜10か月後〜

んん、サファイヤのおっぱいおいひぃ(ちゅーちゅー)
ん、そうか・・はぁはぁ・・ルナが私を孕ませてくれたおかげだな(ボテ腹)
サファイヤ・・・
ん?どうしたルナ?
大好き(はぁと)
ああ、私も大好きだ

おしまい
147名無しさん@ピンキー:2014/05/14(水) 03:39:44.07 ID:G42kYqpU
きもちわりいんだよ
148名無しさん@ピンキー:2014/05/15(木) 06:29:56.38 ID:FiECPn9+
>>147
どうした?欲求不満か?自慰でもして落ち着けよ
149名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 11:58:34.41 ID:gD3yUWpm
邪神降臨か
150名無しさん@ピンキー:2014/05/28(水) 09:23:17.61 ID:T+E4bsne
獣系人外だと発情期ネタは定番だけど
人外娘ちゃんに「えっ人間のオスって年中発情できるの気持ち悪い……」
って思われてるとそれはそれで面白い
151名無しさん@ピンキー:2014/05/28(水) 17:03:09.44 ID:LT6jrnKZ
びっくりするぐらい廃れてるけどどうしたんだよと。
人間のメスは年中発情できるらしいと聞いて、テンション上がる人外男もいいと思うんです。
152名無しさん@ピンキー:2014/05/28(水) 18:07:26.55 ID:/5hsKDBS
彼氏のことを愚痴る人外娘と人間娘とか可愛いよな
その後ろでエロ自慢しあってる彼氏共とか
153名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 00:28:42.87 ID:WrCFpEZ3
人外と女の子だと、最近出た魔法使いの嫁が今後イチャラブになることを期待したい
あとこのスレで以前良く話題になってたジャバウォッキーの新装版、誰か買った?
全巻持ってるからちと悩むわ
リリイとタバサのコンビ?は好きだが、追加がコラムやあとがきだけだとなー
154名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 13:52:14.39 ID:5P6jRQdN
流れを切って申し訳ない
某同人本のリザードマンをみて思う浮かんだ話
中世
非エロ



(久しぶりにベッドの上で寝られるなぁ…)
俺は馬車に揺られながらそんな事を考えた。
「お前さん、街に着いたらどうする?」
街に野菜を売りに行く農夫の爺様が聞いてくる。
「さぁねぇ……仕事があればいいけどな」
爺様はカッカッカと笑って言った。
「最近は戦(いくさ)も少ねぇからな。ワシらにとっちゃ
ありがてぇ話じゃわい。お前さん達には酷だがの」
そう、俺は戦がなければ食っていけない。
職業が『傭兵』だからだ。
一昔前は戦につぐ戦で稼ぎも良かったが、戦には金がかかる。
どの国の王様や議会も『割に合わない』と戦をやめて、話し合いで
物事を決める時代になってしまった。
「ま、賭場の用心棒でもするかね。これ馬車代だ」
「達者での」
俺は銀貨を1枚、爺様に渡して馬車を降りた。
時間は昼を回った頃か…街の喧騒をぬけて酒場に行く。
情報を仕入れるためと宿を探すためだ。酒場はこの時間でも騒がしい。
155名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 13:52:59.56 ID:5P6jRQdN
「麦酒くれ」
カウンター席に腰掛けながら親父に注文する。
「最近じゃ傭兵も仕事が減ったね。皆、麦酒ばかりだ」
樽の栓を抜いてグラスに麦酒注ぐ親父がぶつぶつ言っている。
「耳が痛いぜ。ウイスキーの味忘れちまったよ」
グラスを受け取り、一口飲む。羽振りのいい頃が懐かしい。
「この辺じゃ仕事はないな。もっと西の方に行けば国境で小競り合いを
しているらしいがね。宿は満室だ。娼館は街の西」
さすが酒場の親父。俺が聞きたいことを全部教えてくれた。
「ありがとよ。これは情報料だ」
俺は紙幣を置いた。多少弾んでやれば、もっと教えてくれる。
「娼館行くなら『ライム』ってトコ行きな。酒場に親父に聞いたっていえば
生でヤラしてくれる。病気持ちもいねぇから安心しな。あと
7日前から街の広場で腕比べしている亜人がいる。勝てば今まで巻き上げた金を全部くれるらしい。金貨1枚から挑戦しているってよ」
上機嫌な親父が小鳥のように饒舌になった。
「へぇ7日……」
亜人と一口に言っても、この大陸には様々な種族がいる。
最近ではどの種族の若者も古い習慣を捨て社会に進出している。
街ですれ違う人間と亜人のカップルなんていうのも珍しくない。
ドワーフ、ホビット、エルフ、希にハーピーやラミア、ケンタウロス
なんてカップルもいる。どうやってヤっているのか気になったりもするが、
割と上手くヤッてるのかもしれない、馬だけに……
俺はくだらないことを考えながら、親父の話に相槌を打っている。
「今まで何人も挑戦したのだが、誰も勝ったことがないらしいな。
お前さんもどうだい?」
……あまり乗り気はしないが、野次馬に混じって見物していくか……
156名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 13:54:19.83 ID:5P6jRQdN
広場では既に人だかりができていた。
皆、個々に賭けたりしているんだろう。輪の中心では2メートルはある
巨人族が厳つい剣を振り回している。たぶんあの巨人族が
腕比べしている亜人なのだろう。相手は…よく見えない。
甲高い金属音が響く。真剣でやっているのかよ。危ねぇなぁ…ったく
「なぁ、あの巨人、いつも真剣でやっているのか?」
俺は近くにいた野次馬に聞いてみた。
「ああ?ちげぇよ!あの野郎、負けたのに『真剣で』って言い出したんだよ!あいつは挑戦――おっそこだ!いけいけ!」
あとは取り付く島もない。もう決着がつくみたいだ。
「ま、参った!降参だ!」
巨人が膝をつき、手をあげた。肩で息をしているところをみるに
相当動き回ったんだろう。野次馬が喚声を上げた。
賭けに勝った奴、負けた奴、その他……
もうお開きとばかりに徐々に野次馬が減っていく。
「挑戦…誰かいないか?」
凛と響く声。こいつが件の亜人か…
「リザードマンか…しかも女とはね」
この辺りじゃ珍しい種族に入る。
リザードマンといえばトカゲが二足歩行しているように思い浮かべるが、
この種族は顔も身体もほとんど人間だ。違うのは長く伸びた尻尾ぐらいか?
挑戦者を募る少女はブラウンの髪を後ろでまとめている。
装備は……背中にあるロングソード。涼しげな衣服の下に見える鎖帷子
腰に差したダガーか……構えや動きから相当な手練れだ。
しっかし……けっこうおっぱいデカイな。と、そんな事を思っていると
157名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 13:55:34.49 ID:5P6jRQdN
「貴方、勝負です」
誰か指名されているぞ、俺はキョロキョロと左右を見た。
「貴方だ。そこの傭兵」
傭兵って……お、俺?
「い、いや…俺、金貨1枚なんて持っていないから遠慮しとくよ」
「お金はいらない、勝負」
リザードマン、いやリザ子は木刀をこちらに放ってきた。
思わず受け取ってしまう俺。面倒だなぁ………
何だ、何だと野次馬が戻ってきた。ギャラリーが増えた。これで断れば
暴動が起きるかもしれない。しかも、警備兵まで野次馬に加わっている。
くっそ、野試合とか取り締まれよ。
「構えて下さい」
「あー…あー…いや、俺、これでいいよ。うん」
リザ子は木刀を両手で持ち、言った。対する俺は片手で持ったまま、
だらんと下げている。
『真面目にやりやがれ』『金を賭けているんだぞ』
『何だ!何だ!やる気あんのか傭兵!』『賭けにならねぇじゃねえか!』『ボケ』
誰だ、最後にボケって言った奴!
「いざっ!」
リザ子が木刀を上段から降り降ろしてきた。あっぶねぇ。
俺はそれを左に避けた。リザ子がそのまま下段から頭部を狙い切り上げてくる。
それもバックステップで避け、距離をとった。
その後も避けて、避けて、避けまくった。
『避けってばかりじゃないか!』『打ち合えよ!つまらなぇんだ!』
『余裕みせてんじゃねぇ!』『でも、全部避けるってすごくねぇか?』
『避けた瞬間に切りつければいいのに』
好き勝手いいやがって、こっちに余裕なんかねぇんだよ!
息が切れてきた、あちらの息も荒い。タフだなぁ…こいつ。
そろそろ決めないと木刀でやられちまう。
158名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 14:24:05.83 ID:5P6jRQdN
「こっちから行くぜ」
俺は木刀を構えて突進した。
「せぇい!!」
しめた、横に薙ぎ払ってきた。俺はその一閃を前転して空振りに
させ、擦り抜け様に片手でもった木刀でリザ子の腰を叩いた。
「ぐっ!?」
手応えがあった。リザ子は痛みをこらえて振り向き様に木刀を
振り下ろそうとした。が、俺はすで立ち上がり、木刀をリザ子の
喉元に突きつけた。静止するする時間。木刀の先が微かに喉元に
触れている。
「これで勝負あり………じゃねぇかな?」
俺はおそるおそる言ってみた。
カランと地面に転がる木刀。リザ子のだ。
「私の……負けです」
次の瞬間、野次馬がドッと歓声を上げた。
『勝ちやがった!』『すげーぞ、傭兵!』『リザードマンに勝ちやがった』
『避けて、避けてってのは作戦か』『ボケ』
だから誰だよ最後にボケって言ったのは!
野次馬を余所に俺はそそくさと退散しようと走って路地に入った。
「あーやばい、やばい…警備兵に取り締まられなくて良かった!」
右に左、右と間借りに曲がって路地の行き止まりまで来た。
「ええ、よかったです」
止まって息を整えていると、後ろから声がした。
って―――なんでっ!?
「何でアンタがいるんだ!?もう終わったろ?仕返しとかやめてくれ
真剣で試合もノーだからな」
「そ、そんなつもりは!あのこれ、お金です!」
リザ子も肩で息をしながら、革袋をつきだした。
そうか、勝ったら稼いだ金全部くれるんだっけ。
「あーそういうことなら貰っておくぜ、にしても律儀だな」
「はい、そ、それと――」
何だ、まだ何かあんのか?
「私と結婚してください!」

159名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 14:48:07.52 ID:tNq8W/71
続き期待してます
160名無しさん@ピンキー:2014/05/30(金) 21:39:17.56 ID:W3IYFz7n
この状態で放置されるとスレストになるんだが
161名無しさん@ピンキー:2014/05/31(土) 20:17:15.62 ID:6Ydm525t
汗ばむ季節になってきたので、そろそろ爬虫類や虫、ロボ系が重宝され
モフ獣人系が女の子に敬遠されている頃だな
クーラーで冷やされた甲殻類を抱きまくらにするのもひゃっこくていいかも
162名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:46:52.52 ID:sBKOaiaw
>>158の続き 
人間♂×リザードマン♀
エロ



夕刻、酒場の親父に金をはずみ、奥のボックス席に座った。
「……んで、どういうワケなんだ?」
俺がこのリザードマンを酒場に連れてきたわけではない。
昼間の1件以来、俺がどこへ行こうともコイツはついてくる。
歩いても、走っても、何をどうしても、必ずついてくる。
『俺は迷惑なんだよ!着いてくるな!』
と言うと、少しの間シュンとするがついてくるのだ。
「はい、私の一族は自身を打ち負かした異性を夫とし、
夫や自身より強い子を求めます。一族を繁栄させる為です」
そういえばリザードマンはヤケに強いし、身体能力が異様に高い。
傭兵にもリザードマンはいた。味方であれば心強いが、敵であれば
脅威以外のなにものでもない。
「私も夫を迎える適齢期になったので夫探しの為、あちこち旅をしながら
今日のような事を続けていたのですが……」
ああ、昼間の『腕試し』の野試合のことか……
「気づいたらこんなにいっぱいお金が貯まってしまって」
リザ子はため息をついて言った。
かなりの重量の革袋。中には金貨がごまんと入っている。
「そんで…打ち負かしたのが俺だったと」
「はい、ですから私の夫になってください」
「断る」
「そんな!困ります!」
悲壮な顔をしてリザ子は言った。
「困るのはこっちだ!試合に勝ったら!金くれるだけって条件だろ!?
勝ったら『結婚』なんてどんな罰ゲームだよ!」
「こちらは切実な問題なのです!」
「俺は人生最大の問題だ!お前の問題に俺の人生を巻き込むな!」
163名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:47:52.72 ID:sBKOaiaw
「お待たせしました♪ご注文のメニューです」
黄色い声を上げて、にっこり営業スマイルなバイトが料理を運んできた。
俺はオーダーしたウイスキーに摘まみの数々、対してリザ子は
ミートボールに骨付きウインナー、それにミルクと実に質素だ。
「奢ってもらってなんだけどよ………お前、それだけで足りるのか?」
「これからの結婚生活に貯蓄は大切ですから」
とニッコリスマイル。………はやいとこ食べて飲んでオサラバしよう。
「だから俺は結婚しないって言っているだろ!?いい加減にしろ」
ウイスキーを呷りながら俺は言った。喉にしみる、美味いウイスキーだ。
「人間って万年発情期だから、すぐ結婚してくれるというは…デマですか?」
万年発情期……それは間違っていない。
「デマだ!だいたいなぁ、俺より強い奴なんてごまんといるぞ?」
「私だって……その…」
ぱくっ…とウインナーを口にしてもぐもぐと口を動かす。
「もぐもぐ…太くて歯ごたえが…んぐ」
「……………」
俺は摘まみのサラミを口に放り込み、眼をそらした。
「コクコクコク……ああ、美味しい」
ミルクを飲んで、ふぅと息をつく。
「お前、わざとか?わざとなんだろ?ん?」
「え?あの?」
リザ子は心底、困った顔をした。わざとではないようだ。
「お、俺はもう…行く…だ、だから…」
あ、ヤバイ。久々のウイスキーがもう回って…しまった。
かなりどころか特上のウイスキーだった…もうろうとする意識の中、
酒場の親父がニヤニヤと含みのある笑みを浮かべていた。
くっそ、コイツに買収されやがったな……俺の意識はそこで途絶えた。

ハッと気がつくと俺はベッドの上にいた。
鼻をくすぐる香の臭い。見上げている天井にはどでかい鏡。
こ、ここは――ラブホテル!?
浴室からはシャワーの音が……
やばい、これは非常にやばい状況だ。俺は立ち上がると
ドアに向かってダッシュした。が、鍵がかかって開かない。
「クソックソッ!どうなっている」
殴ったり、蹴ったりしているとドアノブが回った。
164名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:48:45.46 ID:sBKOaiaw
『お客さん、困りますよ。ドアを壊すつもりですか?』
半開きのドアからぬっと現れたのは甲冑だった。
いや、首を抱えているからデュラハンか。しかも女。
おいおい、なんだってこんなラブホに首なし騎士がいるんだよ?
「おい、お前!俺はどうしてここにいる!?」
『貴方の彼女が連れてきたんですよ。リザードマンが彼女って
良い趣味していますねぇ』
甲冑に抱えられた首が二ヒヒッと笑った。
「違う!つか、お前、死人がでるトコにいるんだろ!何でいるんだよ」
『最近は戦がなくてバイトしているんですよ。それに皆さんヤッてる最中に
『死ぬ』とか『逝く』とか言っているようなので、まぁそれでいいかなと』
何ていい加減なデュラハンだ。ちゃんと仕事しろよ。
『あと彼女さんにたんまりチップもらってますんで、貴方は
彼女の了承なしに部屋から出られません。そんじゃ』
バタンっとドアが閉じられた。
あの半ニートの首なし騎士を抹殺して出るか…つか、甲冑に剣とか
効かないし、あんなのがバイトでいるなら用心棒には
バケモノ級の奴がいるかもしれん。ああ、どうしょうもねぇのか。
「あの……」
「……ああッ何だよ!?」
俺はその姿を見て、固まった。
明かりに照らされ、浮かび上がるリザ子の肢体。
濡れたブラウンの髪。腕で隠しきれない大きな乳房、
それを支える胸筋によって大きく張り出し、 たぷんっという擬音が似合う。
そこから腰へと伸びるきれいな曲線。
小振りだが官能的な尻。身につけているモノは股間を覆う下帯のみ。
俺の息子はフル勃起した。ここの最近、女を抱いていないからだ。
――もう!なるようになれ!

「おっ…んん!!」
俺は壁にもたれた背をビクっと反らせた。
リザ子がズボンのジッパーを開き、勃起しているモノを舌で
チョロチョロと舐めたのだ。 その舌使いよりも舌そのものに反応してしまう
人間の舌よりも長い爬虫類を思わせる細長く、先端が二股に分かれた舌が
棹にからみついてくるからだ。
「こういうがあまり経験がないもので…その…痛かったですか?」
軽い鳥の囀りのような接吻。ゾクゾクゾクと背筋を登ってくる快感に
俺はまたしても背をのけ反らせた。
165名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:49:31.23 ID:sBKOaiaw
「だ……大丈夫だ…クッ」
リザ子は言い終わる前に俺のズボンをずり降ろし、下半身を顕わにした。
「す、すごい…初めて見ました、人間の生殖器……とっても硬くて
熱くて猛々しいですね…ん、ちゅ」
竿に添わせ、歯で軽く甘噛みしながら、唾液を擦りつけ始めた。
「くッ…はぁ!?」
俺は段々と荒くなる息を押さえ、股間に踞るリザ子は言った。
「…口淫は奉仕する性技術は予備知識として学んだ程度して…」
上目使いにリザ子は俺を見た。どういう予備知識だよ!?
「……くっ…あ……くはっ」
「し、舌だけでなく!こ、こっちも、おっぱいで挟みますね」
リザ子は、豊満な乳房を両手で寄せあげた。
そして、その胸に上に申し訳程度についている桜色の乳首。
俺は生唾を飲み込んだ。リザ子はその反応に満足したのか、
乳房を捧げ持つようにして起立したモノを挟み込んだ。
「うっ…く…ぁ…」
圧倒的な圧迫感に俺は思わず唸った。ぐにゅぐにゅと脈動する
極上の柔乳に挟み込まれる感覚は何とも形容しがたい。
「ん……ピクピクと熱いですね……確かこう…ん、ちゅ…はぁん、ちゅる、にゅちゅ…舌とおっぱいのコンボで」
ゆっくりと乳房を上下させ、先端が飛び出る瞬間を狙って、そこを口で責め、
裏筋を、舌を這わせ、乳首の突起をモノに擦りつける。
「ぐう…あっ…」
乳房を両手で抱えシュッシュッとリズムよく扱き上げるリザ子の
淫らな性技に俺は思わず天を仰ぐ。隙間なく肉棒を扱く乳肉の猛烈な圧迫感。
「人間っておもしろいですね、乳をこんな風に使うなんて…」
俺は拳を握りしめた。モノがビクンビクンと大きく反応する。
それを見て射精の前兆と悟ったリザ子は扱くスピードを早めた。
「ぐ、うう…も、もう……あああっうっ…ぐう!」
俺はついに限界に達した。それを見逃さず、口を開けた。
モノの先端がビクビクと震え、グワッと大きくなると透明な液がピュッと出され、 続いてドロッとした大量の白濁液がリザードマンの口にぶちまけられた。
「う…おお…で、出る…はぁはぁ…んんっ」
「はむ!…ん…んっんんっ」
乳でむにゅむにゅと竿を扱きながら俺の射精を口と顔で受け止めた。
「ぐ…あ、ああ………うっ」
腰をガクガク振るわせながら、身をかがめリザ子の頭部に手を回し、
モノ突き出した。もっと汚したい、顔に精を振りかけたい。
雄としての支配欲が俺をそうさせた。
「うっ…ううう…く…」
ようやく長い射精を終え、リザ子が眼を開き、俺から離れた。
その口元や頬からとろりと白濁液が垂れ落ちる姿は淫靡すぎる。
「んぐぐ…ううん…んっんっんん…ケホッケホッ…に、苦いし
濃い ケホッケホッ……あ、あのすっきりしましたか?」
リザ子は頬に付着した精液を舐め取ると激しく咳き込みながら言った。
萎えかけたモノが再び、起立し始める。
「ふふ、やっぱり発情期……デマじゃなかったんですね」

リザ子の背中、脚、太腿、そして尻。
盛り上がったその肉付きは女の尻そのもの。尻尾がなければ人間の女だ。
左右からもちっと盛り上がった尻肉が女性らしい官能的な丸みを帯びている。
俺は両手でリザ子の尻を掴んだ。吸い付くような柔らかい尻肉に
指が沈んでゆく。餅のように柔らかく、ムニュとした感触は
いつまででも揉んでいたくなる。
166名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:50:26.23 ID:sBKOaiaw
「ん、積極的ですね……ひゃん!」
尻の谷間の終わりにあるリザ子のアソコに指を立ててみる。
特に拒否はしないみたいだ。まー結婚してくれっていうぐらいだし。
勢いに任せて下帯を解いて、割れ目をなぞった。
「あッ!ダ、ダメ!ほんと…そこは…ンンッ……ン!」
な、なんてエロイ声をだしやがるんだ…ふにふにとした
股間を指で擦ったりしているだけなのに、とろっとした蜂蜜のような
液体がリザ子のアソコから溢れ出してきた。アソコがヒクヒクと開閉している。
「濡れてきた」
指でなぞる度に、ヒクヒクしているアソコ。
「そんなこと…言わないであ、あッ…ああッ―――くン」
リザ子が眼を瞑り、大きく声を上げた。
「はぁ…はぁあ…はぁ」
荒い息をつくリザ子の表情は扇情的だ。
俺もアソコが痛いくらいに勃起し、その存在を主張している。
リザードマンに勃起する日がくるとは……
「リザ子…もしかして…」
「…言わないでください」
弱々しく言う女戦士を俺は抱きしめ、俯せにすると
俺はリザ子を後ろから責めることにした。
「きゃ…後ろ―――」
リザ子が抗議の声を上げるが、構わず腰をぎゅっと掴む。
「もう止まらないからな…」
「えっ……」
戦士と言ってもリザ子は俺より低い。
後ろから抱きしめると俺の鼻あたりが頭の天辺になる。
ブラウンの髪、日焼けしていない白い項…俺はリザ子の髪に鼻をつけた。
香りのいい石鹸の匂い、濡れた女の髪はなんかエロイ。
リザ子の尻に俺の息子が当たって、ふにふにした尻は柔らかい。
やばい…限界だ。尻尾が器用に俺の腰に巻きついている。
「……お、お願いします。その優しく」
「………リザ子」
開閉を繰り返すリザ子のあそこに先端をあてがう。
くにゅと驚くほど簡単に先端がのみ込まれた。が、そこからがなかなか
入らない……俺は処女とした経験がない。やっぱり痛いんだろうか?
「な、なぁ…ゆっくりするから…」
「だ、大丈夫です…その…興奮してると痛みは…ありませんから」
なんて便利――じゃなくて、最高だぜ!リザードマン!

「あン、ああッ!ダメ、ダメッ!」
後ろからリザ子を四つん這いにして腰を打ちつける。
ぷるんぷるんと揺れる乳に尻。ぐいぐいと締め付けてくる尻尾。
「はぁはぁ…くッ」
俺はリザ子の左足を持ち上げ、もう一方の足を俺の右足で乗り越える。
リザ子の右足に跨る格好だ。
より深く繋がる体位だ。根本までズプッと埋まり、先端が最深部に触れた。
「あっ!はっ!お、奧っ!突かれ、ふ、深…あッ」
リザ子の眼が見開かれ、喉をのけ反らせた。
キュウキュウ締まるリザ子の膣内に思わず出そうになる。
そのまま、位置を調整して腰を突き出した。
167名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:51:12.09 ID:sBKOaiaw
「あッああ!な、中が擦れ…はッ!はッ!ど、どうにかなってしまッンン!」
確かに、き、気持ちいい、というかよすぎる。
熱いぐねぐねした筒に無理矢理突っ込むような感じだ。
それもその筒は空洞ではなく、ぴっしりと閉じたモノ。
なにより腰を動かす度に上がるリザ子の声がものすごくエロい。
泣いているような、甘えているような…
リザードマンの鍛えられた身体、当然ながらアソコも締まりがすごい。
「リザ子、俺もすごく気持ちいい!」
「あはッ!あンン!わ、わたしッ!へ、変になる!あはッ中!中!あはァ!」
リザードマンってこんなに乱れるのか?あ、結婚適齢期っていわゆる
発情期か…突く度に上下、左右に跳ね踊る乳もエロすぎる。
「乳でかいな、跳ね回ってる。ゴム鞠みたいだ」
「そッ!い、言うこと!言わないッ!で!あンン」
もう断続的にしか聞こえないリザ子。
そのおっぱいを鷲掴み、指で乳首を扱いた。
「あッあッあッ!それ、やめッ!くッふッ!」
コリコリとした感触に悪ノリした俺は、指で摘んで激しく転がすようにこねた。
「あッやッ…それ!や、やめて!」
身をよじっていやがるそぶりを見せた途端、ビクッビクッと腰が震え、
うッ…し、締め付けがさらにキツくなった。リザ子がイっている最中なのか。
「は、はああ!あッああああ!」
リザ子の甘い吐息、汗ばむ尻にそこからポタポタ垂れる透明な粘液。
お、俺も…や、ヤバイ。初めはソフトにするため、
太腿あたりに抱えてやったが、リザ子の足を肩に担いだ。
「あ、足!」
「リザードマンの身体は、すごく柔軟だろ?」
「それとこれとは!あッあッあッ!」
突く度に震える尻肉、ゆっさゆっさと揺れる横乳、
眼下の光景に俺はもう限界だ。
そりゃそうだろう。リザードマンの女を組み敷く機会なんて、そうそうない。
「あッ!あッ!ま、また!わたしィ!」
や、やばい!俺は根本からグググッと昇ってくる感覚に眼を閉じた。
いつもより遥かに多い精液が昇ってくる。
「―――うッ!!」
「あああああっ!」
ビュルボビュッと塊のような精液が先端からリザ子の中にぶちまけられた。
何週間も溜め込んだドロドロのゼリーだ。相当な濃度と粘度に違いない。
「おッ…おおッ…リザ子…ンお…」
リザ子の脚を掴んで、奧へ奧へというように下腹部を密着させる。
「あッあああッ!へ、変になる!わたし!お、おかしくなっちゃう!!」
俺はリザ子の脚にすがりつくようにして出し切った。
あ…あ…はぁはぁ…何とも言えないような優越感が込み上げてきた。
リザ子の中に押し入ったムスコは、出すモノを出し切ったらしく
嘘のように萎えた。腰を引くとぬめっとリザ子の中から引き抜かれた。
「んッ…あ…あ…力が…入らな…」
ぶるぶると身体を震わせて、リザ子の身体から力が抜けた。
解放されたリザ子はガクガクと膝を震わせて身を横たえていた。
「はァはァはァ…ン…はァはァ…」
犬のように荒い息をつき、お互いしばらく何も言えなかった。
「リザ子…だ、大丈夫か?」
「はァはァ…は、はい…」
168名無しさん@ピンキー:2014/06/02(月) 22:51:47.83 ID:sBKOaiaw
その後、何回戦して体力を消耗した俺はリザ子を浴室へ
入れた後、ルームサービスを呼んだ。
あの首なし騎士がオーダーされた飲み物や食い物を持ってきた。
『二ヒヒ、お楽しみでしたか?死ぬほどよかったですか?逝きましたか?』
「うるせえな。早く置いて出て行けよ」
水を浴びるように飲むと、髪をタオルでまとめたリザ子が
顔を出した。
「あ、あの…もういいですか?」
「もう行ったよ。出て来ても大丈夫だ」
浴室からでてきたリザ子は身体にタオルを巻き付けた格好だ。
「ほら、水」
リザ子は水が入ったグラスに口をつけ、一気に飲み。
「んぐんぐんぐ…ぷはー!生き返りました」
「ああ…1つ聞いていいか?」
「はい、何か?」
グラスを持ったままリザ子はこちらを向いた。
「…お前って孕んだら卵で産むのか?」
リザードマンが妊娠したら、当然それくらいの発想しか浮かばない。
亜人といっても元はトカゲなワケだし。ハーピーやラミアは卵らしい。
「えッ…私って卵産むんですか!?」
初めて聞いたというようにリザ子は驚いた。
「俺が聞きたいわ!どうやって産まれたんだよお前は!?」
「えーと…たぶん、人間と同じかと思われます……」
チェリーをかじりながらリザ子は問う。
「私も1つ聞きたいのですが……エッチしといて何ですが、その
名前は…貴方の名前は?」
そういえば名前って名乗ってなかったな。マジで今更だ。
「俺の名前はカズンって名だ。お前は?」
「はい、私はセラって言います…その、よろしく…あなた」
セラは尻尾を左右に振りながらすり寄ってきた。
「……それ、やめてくれ。カズンでいいから」
「ダメですよ。夫なのに……ねぇ、あなた♪」
勘弁してくれ。
「ふふふ……ねぇ、もう1回戦しませんか?」
バスタオルを解いて、セラは俺に抱きついてきた。

おしまい

人外SS『傭兵とリザードマン』
169名無しさん@ピンキー:2014/06/04(水) 12:22:11.69 ID:Xx2dH2Ac
こんなスレあったのか・・・GJじゃないか・・・
ここって二次もいいの?
獣人傭兵が主人公してるラノベのエロパロ書きたいんだが
170名無しさん@ピンキー:2014/06/04(水) 15:52:15.80 ID:pfW3QkUH
>>169注意書きしとけばいいんじゃない?
たぶん『ゼ○から始める魔法の書』のことだよね?
171名無しさん@ピンキー:2014/06/04(水) 23:19:37.12 ID:Xx2dH2Ac
>>170
よくわかったな
じゃあちょっと何か書いてみよう・・・
172名無しさん@ピンキー:2014/06/06(金) 00:52:56.55 ID:WcVcoqFH
ゼロから始める魔法の書の二次
白い虎の傭兵×ぼくっこ魔女
エロなし


 白い虎の獣人と、一言で表せばそういう事になるだろう。
 ただ「傭兵」と名乗るその男は、“獣堕ち”と呼ばれる半人半獣の化物だ。
 趣味は料理で、夢は自分の酒場を開いてのんびりと余生を過ごす事。
 その性格は獰猛な肉食獣の見た目とはうらはらに、どちらかと言うと臆病で、
少しばかりぶっきらぼうで偽悪的なだけの小市民だ。
 今はわけあって戦争稼業は休業し、魔女の傭兵などといういかがわしい
仕事を請け負っている。
 今もその関係で、傭兵はウェニアス王国の王城に滞在していた。
 夜中である。
 あてがわれた召し使い用の部屋のベッドでぐうぐうと眠りこけていると、
しのびよる気配を感じて傭兵はふと目を覚ました。
 だがそれが知っている気配だと気がついて、特に騒ぎたてる事もなくゆっくりと目を開ける。
 そのまま無視して寝ようかと思ったのだが、気配がベッドの近くに立ったまま動かないので、
傭兵は仕方なく半身を起した。
「何の用だ? そんなところにぼーっと突っ立ってられたら、気が散って寝られ――」
 ねぇだろう、と言おうとして傭兵は口を閉ざす。
 そこには、一糸まとわぬ姿の少女が立っていた。
 思いきりよく短く切った金色の髪と曲線の少ない体は、ともすれば少年と
見間違えそうだが、傭兵はそれが少女だと知っている。
「な……何やってんだ、お前……! 馬鹿! 服を着ろ!」
 思わず怒鳴ると、少女――アルバスは思い詰めたように唇を引き結び、
傭兵のベッドに膝をかける。
 傭兵は喉の奥で悲鳴めいた声を上げ、アルバスから逃げる様にしてベッドから転げ落ちた。
「な、何の冗談だ一体!? 俺の毛皮を寝床にするのが目的か!? だが、お前にゃ
犬面っていう下僕がいるだろうが! ベッドにするなら俺じゃなくあっちにしろよ!」
 ベッドから離れた壁に背中を張り付け、情けないくらい震えた声で叫ぶように言うと、
ベッドに取り残されたアルバスがきっと傭兵を睨み付けた。
「そんな理由で僕がわざわざ君の部屋に来るわけないだろ……!
夜這いにきたんだよ! 決まってるだろ!?」
「よ、ば……い……ってなぁ! お前、意味分かって言ってんのか!?
おまえみたいなガキがそんな亊してどうするんだよ。いいから服を着て、
自分の部屋に戻れ!」
「なんだよ、いくじなし! 人が折角勇気出して部屋まできたのに……!
そんな風に追い返す事ないだろ……よーへいの馬鹿!」
 アルバスはどなって、枕を傭兵に投げ付けた。
 しかし全裸でベッドの上に居座ったまま動こうとはしない。
 傭兵は困りはて、投げ付けられた枕を手に立ち尽くした。緊張で無意識に爪が出て、
枕につき経ったせいで中身がこぼれる。
「そ……そんな亊言われてもだなぁ……」
 猛獣の姿で生まれたせいで、今までずっと女と無縁の生活を送ってきた傭兵である。
 それがいきなり全裸で夜這いをかけられたところで、
いきなりその気になんぞなれるわけもない。
 相手が色気のかけらもない、チビで貧乳のガキでは尚更だ。
「……必要なんだ、どうしても」
「――あん?」
173名無しさん@ピンキー:2014/06/06(金) 00:53:45.77 ID:WcVcoqFH
「け、獣堕ちの……せ、せーえき……が、必要で……だ、だから……」
 言いながら、アルバスの顔は見る見る赤くなっていく。
 獣堕ちの首は、魔術や魔法を扱ううえで重要な贄となる。
 首だけでなく血や爪、肉に至るまで役に立つというのだから、
精液だってそれは確かに何かの役に立つのだろう。
「けど、ホルデムは……あ、あいつは馬鹿だし、凄い女好きだし、
僕が精液よこせなんて言ったらどうなるかわかんないし……だから傭兵なら、
その、や、優しくしてくれと、思って……それで……なのに……」
 馬鹿、とアルバスは弱々しく傭兵をなじった。
 ホルデムとは、アルバスの下僕の獣堕ちだ。
 その姿は狼で、好色な上に真性のクズ野朗だ。だがアルバスの前でだけは大人しく、
アルバスの命令は喜んで聞く犬的な気質も持ち合わせている。
 だが確かに、アルバスがホルデムに「精液をくれ」などと言ったら、
たががふっとんで大惨事になるだろう事は傭兵にも想像がついた。
 ――それで、俺の所にくるのかよ。
 内心嘆息して、傭兵は頭を抱えた。
「だからって……裸で俺の部屋に乗り込んでくることはねぇだろう……
そんなもんが欲しいだけなら、口で言えば何か……その、入れものにい
れるとか……とにかく、俺みたいに化物に体を投げ出すようなマネする
必要は――」
「傭兵は化物なんかじゃない!」
 鋭く怒鳴られて、傭兵はびくりと尻尾を跳ねさせた。
「そりゃ、君は獣堕ちだけど……けど、そんなの関係無いよ。
僕は傭兵ならいいと思って……ホルデムより、傭兵の方がいいって、
そう思ったから……」
 ぎゅうと、アルバスは裸の体に足を引きつけ、その小さな肩を抱きしめる。
「僕……と……したく、ない……?」
 上目遣いに聞かれて、傭兵はごくりと喉を鳴らす。
 まだ、ガキだ。
 しかしベッドの上に白い素肌を晒し、頬を染めて男を見るその顔には、
女の色香が漂っている。
 触れたいという欲望なら、ある。
 枕を落として、傭兵は一歩足を踏み出した。アルバスが小さく肩を跳ねさせて、
膝をより強く抱き締める。
 アルバスの心臓の音が聞こえてくるようだった。
 近づくとふわりと汗の香りが傭兵の鼻をくすぐる。
 その柔らかな白い肌に手を伸ばし、傭兵は触れる直前で拳を握り締めた。
 剛毛に覆われた、ケモノの手。その指先に光る鋭い爪は、少しでも力加減を
間違えればやすやすとアルバスの体を引き割いてしまうだろう。
 心に芽生えた欲望が萎えるのは、一瞬だった。
 アルバスの服を拾い上げ、その肩に巻き着ける。すると、アルバスは大きく
目を見開き、裏切られたような顔をして傭兵の顔を引っぱたいた。
「よーへいの馬鹿! いくじなし! 一生童貞野郎!」
 捨て台詞を吐きながら、アルバスは外套を体に巻き付けて部屋から飛び出して行った。
 取り残されて、傭兵は叩かれた頬を押さえながらベッドに座り込む。
「……ぶねぇ……マジで……」
 そのままベッドに仰向けに倒れこんだが、結局朝まで眠ることはできなかった。


終り
だめだ傭兵がへたれすぎてエロくならんかった
174名無しさん@ピンキー:2014/06/06(金) 18:21:05.48 ID:mL+nIzEb
これはいいへたれ!GJ!
次はぜひへたれ返上も期待している!!
人外が女の子に頭上がらなかったり強面なのにへたれだとニヤニヤせざるを得ない
175名無しさん@ピンキー:2014/06/07(土) 14:31:45.54 ID:ww+Q5dBQ
ホルデムに襲われるアルバスとか・・・
ゼロに襲われる傭兵とか・・・・
176名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 16:16:05.92 ID:X+kaiO8D
>>111以来久々に覗きに来ましたが>>112以降の職人の皆様どれもよかったですGJ続編にも期待
特にサイクロプスの話の各要素が悉くツボでね

しかし質(読み専が主観で偉そうにして失礼)も数もも十分に投稿されてるのに
レスがほとんど付いていないのは一体どういうことなのか?
読み手より書き手の方が多いとしたらかなり特殊な状況だな…
177名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 17:10:27.56 ID:d0Iu2I1y
言ってしまえばニッチの極みだからねぇ、人外って
悲しいけど需要が少ないのも当然ちゃあ当然だろう

職人さん乙です。
178名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 22:37:43.67 ID:fOend2Qc
需要が少ないと供給はそれ以上に少なくなり
結果的に自家発電率が高くなり、それぞれの質も高くなるという流れ

かもしれないが、そもそもこっちのスレと被っているのが原因ではないのか
【妖怪】人間以外の女の子とのお話30【幽霊】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1348297104/
というか差がよくわかんにゃいにゃん
179名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 22:42:26.59 ID:fOend2Qc
そして専スレのないSSスレに投げようかと思ったけど
思い直してここに思いつきネタを投下する
たぶんスレ違いではないと思う、というかこういうスレかと思った

【エロ内容】 子宮ファック
【ストーリー内容】 ファンタジー
【ターゲット属性】 子宮


正しくない位置

×
タンポンの挿入位置が浅いので、異物感があります。
挿入の目安あたりまで挿入しましょう。

月のものに悩まされるすべての女性のために。
私は多くの女性を導き、苦しみを軽減してきました。
今また一人の女性を救おうとしています。

……えっ?
何コレ何コレ、膣におちんちんがはいってくるぅ!
やめて、私はそういう事をするために居る訳じゃないんだから!
ああっ……私のところまできちゃう!やめてっ!こないでっ!
ああああっっ!!!
私……タンポンの説明書の図解なのに犯されちゃったよぉ……図中でも当てられた事ないのに……
黒いモノぐりぐりしないでぇぇっ!!
もう無理だから!もう無理だから中まで描き入れないでっっ!!
いやぁぁぁぁっっ!!!
全部いれられちゃった……私、もう図解としての役目はたせないよぉぉ……
ね、ねえ、もういいでしょ?満足したでしょ?終わりでしょ?
ちょ、ちょっと……その白い液は何?ただの図解相手にやりすぎでしょ?ねえ
いやあああ!出てる、白い液が出てる!臭いよぉ、汚いよぉ、ぐちょぐちょだよぉ
どうして私だけ、こんな目に……

おわり
180名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 22:45:08.91 ID:d0Iu2I1y
なんだこれwwwなんかワロタ
181名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 23:33:04.05 ID:X+kaiO8D
何故急に人来たしww
>>177
ニッチってことはないだろう>>178の言うように類似スレが複数ある
触手・怪物に犯されるSS 28匹目
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【二十匹目】 とか
>>178
人外×人間なら性別問わないのがこっち
一方が人外♀なら相手種族性別問わないのがむこうではないか
つまり人外♀×人間♀、人外♀×人間♂はどちらでもいいと。うん、もうみんな統合でいいんじゃないかな
>>179
ノリ自体はすごく好きなんだけどよくわからんです
説明書のイラストが落書きされてるってこと?
だとしたら非生物系のスレってのもあったはず
182名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 23:41:33.04 ID:fOend2Qc
>>180
なんだろうな
インスピレーションはもうちょっとだけエロかったような気がしないでもなかったような

>>181
だいたいそういうかんじ
非生物とかそういう感じのスレがあったような気がして検索してみたんだけど
見当たったのがこのスレぐらいだったので…
183名無しさん@ピンキー:2014/07/04(金) 14:13:47.21 ID:iY86oniF
無機物とかタイトルに入ってるスレとかね

だめぇ 激しくゆさぶらないでぇぇぇぇぇぇ
スレは少し方向性が違うか?
184名無しさん@ピンキー
保管庫にあった昔のイラストってもう見えないの?