淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目

このエントリーをはてなブックマークに追加
227名無しさん@ピンキー:2014/05/25(日) 00:28:25.02 ID:21zn1Rdm
飼われる方がサキュバスの方だったら

長い年月をかけて品種改良された精子場のサキュバスは
人間の手を借りねば生きていく事すらままならない
羽がはえているが空を飛ぶ能力は失われているし
手足、そして口は男に快感をもたらす事にのみ使われる

って感じになるのだが
228名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 04:01:11.34 ID:jI9n7gEx
サキュが人間に飼われるってなんか違うような
229名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 04:47:04.30 ID:FPayipby
何だかんだでドタバタラブコメ的な対等なパートナーくらいの立ち位置が好きだな
性的にはどっちかがリードしてるけど、精神的なところではもう片方がリードしてて、みたいな
230名無しさん@ピンキー:2014/05/29(木) 08:47:09.23 ID:iid/8Yta
>>228
サキュバス「ぐへへ 私にイかされた男は私のペットにされてしまうのです」

男「なんだとー くそー うごけない! ちからがはいらないからなー」

サキュバス「身動きがとれないまま無様にぴゅっぴゅしてしまうがよいwwww」

ぬぶっ ずちゅずちゅ

男「あー」

ビクンビクン

サキュバス「あはぁんイグイグぅぅぅぅ」

ビクンビクン

 サキュバスはイかされてしまった

サキュバス「よくもイかせてくれましたね。男にイかされたサキュバスはその男の所有物となってしまうのですよ」

サキュバス「さあ、責任もって私を飼いなさい」

男「してないからー 俺なんにもしてないからー」


>>228
こんな感じだったんだろう
231名無しさん@ピンキー:2014/05/30(金) 02:02:54.52 ID:dri8VSbW
>>229
ちょっと違うけど、度々出てくるメイドサキュバスとかその類だね。

立場としては主従の関係にあるんだけど、実際は心も身体もメイドの魅力に溺れきってる感じ。
メイドサキュもメイドサキュで、理想の主人に手懐けつつも一応はしっかり服従しているとかだったらいいな。
文才ないけどとりあえず下みたいな感じで。
「あっ、あんっ♥......フフご主人さまぁ、、もっと私の身体で欲望を満たしてくださいね?」
232名無しさん@ピンキー:2014/06/04(水) 03:05:31.70 ID:XqmvI4Rt
「すみません、お情けを頂いても宜しいですか?」
「え、あ、うん」
「ありがとうございます。では、いただきます」
「……耳元で囁くならまだしも、正座して合掌されると
 文字通りに喰われそうでなんか嫌なんだけど……」
「……いただきます、というのは素晴らしい文化ですね」
「へ?」
「食物に感謝し、生産者に感謝し、提供者に感謝する。
 初めてこの意味を知った時は、雷に撃たれたような衝撃が走りました。
 否、実際に雷に撃たれた時でもここまでの衝撃はありませんでした」
「撃たれたことあるんだ……」
「以来、私は食物である貴方の精液に感謝し、生産者である貴方の肉体に感謝し、
 提供者である貴方の意志に感謝し、つまりは貴方自身に多大なる感謝をしているのです」
「お、おう……」
「故に私は感謝を込め合掌するのです。『いただきます』と」
「淫魔ってもっと肉食系でヒャッハーって感じじゃないの?」
「個人的には、そういうのはマナー違反です。感謝が足りません」


という淫魔を妄想
233名無しさん@ピンキー:2014/06/04(水) 21:25:46.73 ID:00KYLqyv
茶道でもたしなんでそうなサキュやな
234名無しさん@ピンキー:2014/06/05(木) 00:11:52.67 ID:5c6naAAO
超がつく好みだ
235名無しさん@ピンキー:2014/06/05(木) 09:42:13.44 ID:q2L0QehG
なんか最終的に『いただきまーす』って頭からばりばりいかれちゃいそうな気がしたのは俺だけ?
236名無しさん@ピンキー:2014/06/05(木) 17:54:18.15 ID:aKjcgXvA
それもうサキュバスじゃないじゃん…
237名無しさん@ピンキー:2014/06/05(木) 18:27:24.37 ID:LxD0H+++
節子それboarや
238名無しさん@ピンキー:2014/06/23(月) 00:16:11.38 ID:jmPyFgKG
ロリコンと言われてもいい。
ホテルサキュバスのあの母娘に食べつくされたい。
239名無しさん@ピンキー:2014/06/23(月) 00:45:59.43 ID:J2lndnXP
なつかしすぎ
240名無しさん@ピンキー:2014/06/23(月) 05:45:07.12 ID:9kkEZKa4
なつかしい……
どっかに過去ログとかないかな?
241名無しさん@ピンキー:2014/06/23(月) 14:44:59.31 ID:xb7V6Tjy
喰われるとか死ぬまで吸われるとかは好みじゃないな
快楽浸けにされて逃げられないようにされて一生飼われるとかなら好きだけど
242名無しさん@ピンキー:2014/06/23(月) 18:33:03.66 ID:phPMPEGc
>>240
普通にサキュバスの巣にいけよ
243名無しさん@ピンキー:2014/06/28(土) 17:44:46.69 ID:I9T1gTdq
私立サキュバス女学園

 しまった。えさがいない…

私立サキュバス女子高等師範学校附属小学校
244名無しさん@ピンキー:2014/06/28(土) 18:28:20.65 ID:Uy+pIhQ9
そこは課外活動で狩りに出るとか
奥義を究めると女の子を食い物にしちゃうとかで。
245名無しさん@ピンキー:2014/06/29(日) 10:26:27.80 ID:GEhPe6Jv
京都・奈良へ修学旅行で、
銀閣寺の庭の池の裏、
直指庵の横の垣根の道、
竜安寺の石庭の縁の下、
三千院の参道のわき、
二月堂から転害門へ抜ける道、
法輪寺と法起寺の間のあぜ道、
石舞台古墳の石室の中、
いたるところで、吸い取られる他校の学生が干からびて…
246名無しさん@ピンキー:2014/06/29(日) 22:51:42.44 ID:511o7bQS
修学旅行という名の災厄
絶対にうちの近所には来ないでください
247名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 06:10:38.27 ID:nVWDeyiO
最近流行りの異世界転生ネタ

死後に異世界で召喚師という不人気職になってしまった少年が、リリスとサキュバスを召喚してしまい、毎日二人とイチャイチャセックス三昧の日々を送る
やがてリリスやサキュバス以外の夢魔にも目をつけられ、なし崩しのうちに「夢魔に愛されし王」と呼ばれるほどに夢魔とラブラブしつづけるようになる

とか
248名無しさん@ピンキー:2014/07/04(金) 17:15:20.43 ID:SuRlgioU
魔王候補のライバルと闘っていたら、
ライバルは女淫魔で、仲良くなってしまうとか。
249名無しさん@ピンキー:2014/07/07(月) 05:57:40.49 ID:r62TQN4N
魔女っ子メグちゃんとライバルのランちゃんが百合、という展開ですか?
250名無しさん@ピンキー:2014/07/07(月) 06:50:14.35 ID:QOf8wacm
序盤
不慮の事故で死んだ主人公、異世界に転生する
魔物を呼び出して使役出来る力を得るも、最初に召喚したのが爆乳美女のサキュバスだったためか呼び出しを禁じられる
毎夜の如くサキュバスとセックスに浸る

中盤
サキュバスの目を掻い潜っての召喚に応じたのが、まさかの魔王の娘さん
しかし美少女ながらに性知識には疎い娘さんは、サキュバスに性のなんたるかを教えてもらうことに。
サキュバスと主人公の二人がかりで天国を教えてやるが…
251名無しさん@ピンキー:2014/07/08(火) 20:49:18.45 ID:ex1DvWcX
「御主人様、お呼びになりまして?」
「えっ?あ、あの、どちら様でいらっしゃいますか?」
「あら、情けないわ。御主人様は冷たくていらして?」
「えーっと、こんなゴージャスなボディに豪華なドレスの女中を雇った覚えはないのですが」
「わ・た・し・が、御召喚いただいたサキュバスでございますわ。以後、お見知りおきを」
252名無しさん@ピンキー:2014/07/14(月) 02:12:30.13 ID:AgTgJ7LC
ショタが呼びだしたサキュバスのお姉さんに襲われ、最初こそ圧倒されるけど
ショタの性欲と絶倫さで支配していく。最終的には髪を掴み顔を引き上げて
「もっとしようよ。お姉ちゃん」
吸い取りきるか、屈服するかの戦いとか浮かんだな
253名無しさん@ピンキー:2014/07/14(月) 08:06:31.75 ID:tkoDuhih
ショタの身体のどこかに魔王の印が浮かぶありがちなパターンに陥りそう
254名無しさん@ピンキー:2014/07/14(月) 12:29:25.55 ID:M1wZa4UI
ショタがあまりにも可愛すぎてメロメロになったサキュが、
「私が貴方を立派な魔王にして差し上げます。さあ、あの一際大きく輝く魔王の星を目指しましょう!」
「そんな星見えないよ、お姉ちゃん」
みたいな、魔王メーカー


最後は魔王の地位を捨てて「お姉ちゃんのお婿さん」になるハッピーエンド
255名無しさん@ピンキー:2014/07/15(火) 02:23:59.45 ID:d9rFRPg9
>>253 >>254
魔王メーカー、なんかいいな。魔王印、ありがち、なのか。
白肌と褐色肌のWサキュによる英才教育と人心支配、
メロメロトロトロになった2人のサキュが1人前の魔王として君臨するまで。
ショタ時代に結婚の約束、やらナニやらしてそうだ。

魔王ENDにいかなかったらサキュバスメーカーにもなりそうでいいな。
育ててるつもりで逆に育てられてしまう。
並のサキュバスから超絶最高級なサキュバスへ
256名無しさん@ピンキー:2014/07/15(火) 09:25:22.73 ID:XVI6nUHn
>>252
襲われたその夜のうちにベッドでの立場逆転よりも、
何日も、あるいは何年かかけて立場逆転のほうがいいなー。

その期間で互いに最適化しあうとか。
257名無しさん@ピンキー:2014/07/15(火) 09:44:07.84 ID:T0lVr3Yi
>>254
最強の魔王の地位を得てその後に
「やっとお姉ちゃんを僕のお嫁さんにできるよ」エンドとかもどうだろうか
258名無しさん@ピンキー:2014/07/15(火) 11:48:15.82 ID:G3P7/697
>>255の個性的すぎる句読点の打ち方がすごい気になる
他のスレでも似たレス見掛けて何気なくID確認したらやっぱり同じだったし

でも後半は普通だしもしかしてわざとなのか
259名無しさん@ピンキー:2014/07/16(水) 01:19:51.76 ID:EhK4bVMN
時々妙に句読点が多い書き込みって見かけるね
>>255も多いがまだ少ない方だと思う
この倍くらい句読点使ってるケースもあるし
260名無しさん@ピンキー:2014/07/16(水) 10:11:54.71 ID:8GRp4jss
男漁りよりも本漁りが好きで、ちんこ舐めてる暇があるなら文字読んでいたい変人サキュバスが
自分たちサキュバスをネタにした小説ブログを見つけ、その妄想のシチュエーションに歓喜するも
読み辛い文章にイライラして、「これは私が指導しなければ・・・!」と押しかけて・・・から始まる
二人の愛を共に記すビブロフィリアサキュバスとのクソ甘物語はよ
261名無しさん@ピンキー:2014/07/17(木) 09:01:24.17 ID:IPqKiKd0
サキュバス的には男の書いた小説が読みたいわけで、しかし男にとってはサキュバスにいろいろしてもらいたいわけで。
とすると、モニターに文章打ち込んでる男の後ろ頭におっぱい押し付けつつちんこしごきながら
「ほら!またそこ字が間違ってますよ!まったく何度言っても直らないんだから…」
(おっぱいに頭うずめられてちんこしごかれながら冷静に文章打てってのが無茶なんだよ…!)

こんなんなっちゃいましたけど。
262名無しさん@ピンキー:2014/07/17(木) 20:44:01.17 ID:TUmhTevW
マンガ家がポーズの確認やキャラの心情を理解するために
アシとそのシーンを実際に再現してみるとかよくある話
小説家でも同じことよ

あるいはフィクションの皮を被ったノンフィクションて手もある
263名無しさん@ピンキー:2014/07/21(月) 07:13:14.39 ID:1sdz+klU
「官能小説家育成支援サキュバス協会の方から来ました」
「姉ちゃんが、『方から来ました』っていう人が来ても、ドアは開けちゃだめだっていつもいうから」
「なんなの、あなたお姉さんがいるの?」
「うん、今留守だけど」
「まあ、いいわ。さあ、この魅力的なサキュバスの私に女性上位で犯されて精液搾り取られなさい」
「ね、姉ちゃんに怒られるから」
「大丈夫、わからないわよ。減るもんじゃなし」
「姉ちゃんに『今日は薄いわね。誰で出したの?ももクロ?彩芽?まさかきょんきょん?』とか言って怒られる」
「あちゃー、姉弟でそこまでいってるのかぁー。」
264流れSS書き:2014/07/21(月) 23:37:42.75 ID:Nx/n1MxP
いきなり書き込み失礼します。

* * * *

 薄暗い森の中、藪の中に僅かな道があった。そこに数名の屈強な男たちの死体が転がっていた。
 内蔵を鋭利な刃物らしきもので貫かれたようで、おびただしい血流が辺りに惨劇の様相を示している。
 そして虫の息――辛うじて絶命しきっていない――の男たちはどんな手段を用いても助かりはしないだろう。
 男たちが倒れた道、そこに血痕を残して進もうとしていた痕があった。しかし、その血痕が途中で消えている。
 後に、そのパーティーに所属していた年若い少年剣士は事情を知るものとして、
 近隣の町や村にお尋ね者としてかなり少額ながらの賞金首と同じような扱いで知られることになった。
 しかし行方は誰も知ることはなかったという。

 頭痛がする。目がくらむ。それでも、少しずつ意識がはっきりしてきた。
「……ここ……は……」
 途切れそうな意識だけど、何とか覚醒させて、ゆっくりと起き上がる。
 運良くベッドに寝ていたことが分かる。誰かに助けられたんだ。まさかベッドから起きて外は天国でしたなんて冗談も無い。
 周囲を見回すと質素な部屋ではあるけれど、掃除が行き届いた部屋で、自分が寝ている隣にもベッドがあり、壁にはクローゼットが置いてあった。
「……助かった……んだ……」
 数日前、ボクは初めての冒険に出たばかりだった。両親を亡くして、身寄りが無かったから冒険者になることを決めた。本当なら、平和に暮らしていくのが幸せなのかもしれない。
 だけど、ボクが住んでいた村は農耕くらいしか生活の術は無い。
 それに自警団に参加していた頃から、剣の才能があったこともあり、偶然通りかかった旅人に仲間にならないかと誘われた。
 そして屈強な男たち四人に誘われて、一週間。みんな豪快な性格で、すぐに可愛がられた。
 時には厳しいことも言われたが、すぐに打ち解けた。だからこれからしばらくはこの人たちと一緒に旅を続けられるはずだった。
265流れSS書き:2014/07/21(月) 23:39:36.40 ID:Nx/n1MxP
 甘かった。

 あの日、森のほぼ獣道みたいな一本道を歩いていたボクらは、近隣では見かけない凶暴な虎の人獣に襲われた。
 それも言語能力を有しないバーサーカーのような類の。
 そして仲間が次々と鋭い爪で突き刺され、ボクは辛うじて交わしたけれど胸や腕に受けたこともない傷を負った。
 そのまま剣を取り落としてすぐに逃げ場が無くなった。何しろ背中には大木の幹がある。
 死を覚悟した。だけど、そのときにはもうこのベッドの上にいた。そしてとりあえず思うのはここはどこ?
 すると突然、ドアが開く。
「あ、気づいた……良かったわ……」
 入ってきたのは自分よりは少し年上、成人に達したかどうかくらいの赤毛の女性が入ってきた。
 表情は穏和で落ち着きがある。外見よりも年上かもしれない。
「……あなたが助けてくれたんですか……?」
「ええ……危なかったわ……この辺りじゃあ人獣も穏和なのしか住んでいないから、人間を襲うなんてないのに……」
 噂されている、近隣の魔物の凶暴化が現実なんだと思うと、自分が旅に出たのが甘すぎたという現実を突きつけられる。
 こんなことなら畑の開墾をしていた方がまだ良かったのかもしれない。死ぬという覚悟はあっても唐突過ぎた。
「わたしは、レイチェル。この森で暮らしているの。あなたは?」
「エミリオ。こないだ旅に出たばかり……ボクの仲間は……?」
 すると彼女は首を振った。それが何を意味しているかは分かった。
「でも……あんな凶暴な人獣が現れたならあなたも危ないんじゃ……」
「大丈夫。この家は結界で守られてるから。魔物どころか普通の人間にも分からないようになっているの。
 わたしは昔からここに住んでいるから」
 昔からと言われると、幼い頃から暮らしていたということかな。だとすれば今は家族はいないのかもしれない。
 さっきからレイチェルさん以外に気配がしない。
「ゆっくり休んでね。わたしが癒しの魔法でも使えたら、もっと早く起き上がれるんだけどね」
 そう言って、再びボクを寝かしつけようとする。
「あ、大丈夫です」
「いいから。けが人はゆっくり休みなさい」
 そう言われて、大人しく従うしかなかった。
266流れSS書き:2014/07/21(月) 23:43:48.58 ID:Nx/n1MxP
 数日、レイチェルさんのお世話になって分かったこと。
 この家は森の奥だけど、特別な目印ですぐに町に出られるような近道があること。
 そしてレイチェルさんは特殊な薬草などを栽培したり収集することを生業としている。
 それも効果は絶大で、ボクは致命傷でないにしてもかなりの傷を負ったはずなのに一週間もしないで全快している。
「……これなら、また旅に出られます。
 ただ……仲間の遺体を埋葬するなり、ボクが生き残っていることで、彼らのことや危険な獣人がいることを伝えないと……」
 するとレイチェルさんは首を振って、
「大丈夫。その獣人なら、いなくなったわ」
「いなくなった? 何で分かるんですか?」
「何しろ、こないだ凄い強い人たちが返り討ちにしてくれてたわ。手助けする必要もないくらいね。
 あなたたちは間に合わなかったけれど……」
 なるほど。レイチェルさんは、森を通る人をこうやって助けていたりするのか。
「それに、あなたの仲間の遺体は全て近くの町で埋葬してもらったわ。
 あそこの神父さんと知り合いだから、もしも行方を追っている人がいたら伝えるようにって」
 彼女はあらゆる心配事を既に解決させていた。とても良い人だ。
 こういう人こそ、下手な町の町長とかやった方が良いのにな。そんなことも考えていた。
「じゃあ、明日、旅に出ます」
「目的は?」
「あてどもない旅です。家族はいないし、せっかく仲間にしてもらったから旅に出られたけど、
 ひとりからやり直しです。近くの町で仲間を探している人に声でも掛けてみます」「ふーん……じゃあ、とりあえず今日はゆっくりしていってね。明日、お弁当持たせてあげるから」
「嬉しいな、ありがとうございます」
 レイチェルさんは本当に良い人だ、ということをボクはしばらく後に撤回することになる。
267流れSS書き:2014/07/21(月) 23:46:40.50 ID:Nx/n1MxP
 夜、ベッドの軋む音に思わず目を開けると、レイチェルさんが馬乗りになってボクを見下ろしている。
「起きた? エミリオ」
「レイチェルさん……何をしているんですか……」
 いつもの落ち着き有る表情ではなく、その顔は妖艶な表情をしている。そしてよく見ればレイチェルさんは全裸だった。
 思ったよりも巨乳で着やせするんだと思ったけれど、そんなことよりも。
「……ええっと……ボクの身体が目当てだったんですか……?」
 さすがに童貞だというのに、こんな状況に遭遇するなんて。仲間たちには馴染みの娼婦を紹介してやるなんて言われていたけど、こんな夜這いみたいなことがあるなんて。
「そうなんだけど……エミリオにわたし、謝らなくちゃいけないの」
 すると、レイチェルさんは身体を震わせて背中を仰け反らしたかと思ったら、背中の肩胛骨の間からコウモリのような翼を生やした。
 そして頭からは羊のような角が生えた。
「ええっ……悪魔っ……」
「違うわ。サキュバスよ……あんまり……わたし、あまり人間は襲わないの。人間に紛れて生きてたの長かったし、普通に男の人と寝るだけで数年は大丈夫なくらいだから……
 でも……たまに異常に性欲が強くなるし、好みの……エミリオみたいな男の子が好きだから」
「じゃあ、あの獣人を殺したのって……」
「そう……わたしが……んんっ! ごめんなさい……今晩だけ、精力頂戴!!」  
 そう言われたと同時に全身が熱くなり、特に腰と股間が痙攣する動きだし、無意識にビクンッ! と動く。
「あぅっ……」
「良い反応……」
 あまりの快感にめまいがしそうだったけど、レイチェルさんはそのまま口づけをしてくる。
 いきなり唇を長い舌でなめ回して、そのままその舌を口の中に進入させる。ボクの唾液と彼女の唾液が混ざり合い、息が出来なくなる。
 それなのに身体だけは素直に腰は反応し、乳房を押しつけられた胸板は押しつけられるのに合わせて密着したがっている。
「ぷはぁっ……」
 長いキスが終わると、身体を起こしたレイチェルさんはそのままボクの股間に跨るような体制になる。
「ねぇ……エミリオ、あなたのおちんちん、こんなに大きくなっているわよ」
 既に意識は朦朧としているけど、何とか首を上げたら驚愕しかない。ボクの股間のおちんちんは有り得ない大きさで勃起していた。
「わたしの唾液って媚薬そのものだから、凄い効果なの……これも一応売り物。ところで……エミリオは童貞?」
「は、はい……」
「じゃあ、初めてなんだ、それじゃあエミリオの童貞もらっちゃうっ!!」
 その声の勢いのまま、彼女はボクに完全に跨ってきた。そのまま挿入してしまった瞬間、今度はボクが仰け反った。
「ああっ! ああっ! 熱い!」
「童貞には刺激強かったかもね! んんっ!! イイッ!!」
 跨ったレイチェルさんは前後に動いたり、横に動いたりして完全にボクを翻弄している。
 腰が痺れて頭の奥がきつくなってきて、腰の感覚が無くなってきているのにおちんちんの感覚はあって、もう言葉で表現できなくなってくる。
「ああ、レイチェルさん出ちゃう、出ちゃうよっ!」
「出して、エミリオ! わたしの中にいっぱい出して!!」
 その言葉を合図にボクの股間が爆発するような快感が溢れ、今度は数十秒以上も仰け反った。そしてボクはそのまま気絶した。
 ただ、意識が完全に切れるまで激しい射精の感覚が続いていた。
268流れSS書き:2014/07/21(月) 23:48:19.75 ID:Nx/n1MxP
プニ、プニ……なんか変な感触に意識を呼び戻される。
「あ、起きた……ちょっと絞り過ぎちゃったね……ごめんなさい」
 レイチェルさんが腕枕をしてくれていた。変な感触はボクの頬を指で突いていたようだ。
「……ちょっと、死ぬかと思った……」
「ごめんなさい。久しぶりだったから、ちょっと興奮しちゃって……」
 申し訳なさそうにする顔はいつものレイチェルさんだった。ただ角が生えて、翼が折り畳まれているところ以外は。
「……昔話で聞いたことがあるんですけど、サキュバスって死ぬまで男の人から精気を奪うって聞いていたんですけど……」
「ううん。それは、本当に低級な種族だけ。節操ないから人間と敵対されて殺されているのが大半。わたしみたいに、それなりに節制できているのは人間の中に紛れて暮らしている。まあ、こうやってしまうこともあるけど。大抵は一部の記憶を消す形で帰ってもらっている」
 意外な話を聞けた。とはいえ、このままだとレイチェルさんと会ったことしか記憶が残らない。
「……レイチェルさん……命の恩人だから、あなたのことは黙っておきます」
「ありがとう。もちろん、あなたが言いふらしたところで、誰もこの家を見つけられないわ。それにわたしは人を殺したことは滅多に無いの。明らかな夜盗は二度と立ち上がれなくはしたけれど」
 絶対に黙ってようと堅く決意することにした。
「さて……ごめんねエミリオ。もう少し、頑張れる?」
 レイチェルさんの瞳が怪しく光る。
「……えっと……終わりじゃないんですか?」
「一応、サキュバスだもの。死なない程度にするから我慢してね」
 またも激しいキスで唾液交換。そしてボクの意識は靄が掛かったように薄くなっていく。
269流れSS書き:2014/07/21(月) 23:50:58.88 ID:Nx/n1MxP
* * * *
すみません、ちょっとミスで最後の部分がメモ帳から消えたので、
三十分以内に続き書きます。失礼しました。
270名無しさん@ピンキー:2014/07/22(火) 00:30:36.39 ID:sVM9GLtd
おほー!
271流れSS書き:2014/07/22(火) 00:37:36.42 ID:JAmGvSvG
続きです。

* * * *

 あれから何回も搾り取られた。
 よく見ればレイチェルさんには尻尾もあって、それを使ってお尻まで犯された。
 勃起は全然収まらなくて、放出される粘液も際限がなかった。そんなことをしていたら、もちろん。
「あーっ!! あぐっ! あがぁっ!! あひゃ! しぬぅっ!!! しんじゃー!!」
 意味不明な叫び声をあげた頃には、ボクには感覚のようなものは総て失われていた。
 辛うじて、ボクを見下ろすレイチェルさんの声と姿だけが確認できる。
「エミリオ……頑張ったね……久しぶりに……あれ? エミリオ?」
 まさか、ボクの冒険は死にかけたと思って、助かったのに、助けてもらった人……じゃなくてサキュバス相手の腹上死だなんて。
「……ああっ! ごめんなさい!! ダメッ!! 死なせない……」
 いやもう死ぬ。もう意識が途切れ途切れ目の前が真っ暗で、レイチェルさんが何をしゃべっているのかも途切れ途切れ。
「ごめんなさい、エミリオ……これしかないの……」
 その瞬間、レイチェルさんの声が少し聞き取れるようになってきた。体力は戻ってないけど、少しだけ身体の感覚が戻ってきた。
 そして気づいたときには身体を起こせるくらいになってくる。
「……エミリオ……本当にごめんなさい」
「レイチェルさん?」
 とても申し訳なさそうな顔をしているレイチェルさん。それを意識した途端、身体の異変に気づいた。
 胸がむず痒いと思ったら、少しずつ膨らんできて、レイチェルさんほどじゃないけれど大きなリンゴくらいの大きさの乳房になり、乳首も激しく尖り出す。
 腕や足、腹筋といった鍛え上げた筋肉が少しずつ減少して、お尻や太ももに脂肪が適度につき、身体が内臓ごと作り替えられている感触を覚える。
 そして皮膚感覚から身体が少しだけ丸みを帯びた女性的な曲線を描き出していることを意識させられる。
「はぁっ……」
 思わず漏らした声は、とても高く声までも変化が始まってしまったことを知らされる。
そして股間を見やれば、激しく勃起したおちんちん、その根本には割れ目が作られていた。
「……うそ……」
272流れSS書き:2014/07/22(火) 00:41:41.95 ID:JAmGvSvG
 急激に変化していくことに呆然としていると、
「エミリオ、ごめんなさい……」
 レイチェルさんの尻尾がボクに向かってくる。そしてそのまま割れ目に突き刺さってくる。
「ああっ!!」
 尻尾の先端はとても堅く、貫かれたという感触が身体に残る。太股から垂れる血を見て、さっきまで処女だったことまで意識させられる。
 ただ、痛みよりも頭の奥が締め付けられる感触が、背筋に快感が走って、さっきから声が漏れる。
「エミリオ、ごめんなさい、いっちゃうっ!!」
「ああっー!! イクッ!!」
 背中を仰け反らせながら、ボクはおちんちんから激しい粘液の放出を感じた。そして同時にレイチェルさんの尻尾の先端で女として体内を犯される感触を味わった。
 おちんちんから粘液が放出されきると見る間に小さくなっていき、真珠の粒のような陰核へと変貌していた。
「……ボク……女の子になっちゃった?」
「ううん……それだけじゃないの」
 すると今度は背中が割けるような感触と酷い頭痛に襲われる。そしてお尻にも違和感。
 ここまできたら、もう何が起こるのか分かってきた。
 背中からコウモリのような翼が生え、頭からは羊のような角が生え、お尻からはさっきボクを犯した物と同じ形の尻尾が生えた。
「……レイチェルさん……ボクに何をしたの……?」
 ジト目でレイチェルさんを見ると、言い出しにくそうな顔をしている。
「……エミリオが危うく死んじゃうところだったから、ギリギリのタイミングでサキュバスに転生させたの。
 本当は、これ、わたしたちが仲間を増やすときに使う方法で、できるならインキュバスにしてあげたかったんだけど、
 さすがに高度すぎてわたしにはそこまでできなかったの」
「それで……人間に戻れますか?」
「ごめんなさい。そういった事例は聞いたことがない……」
 まさか二回死にかけて、結果的にサキュバスに生まれ変わるなんて、普通の冒険じゃこんな経験はしないと思う。
 そう考えると、自分が今まで思ってきた色んなことが溶け出してきた。
 人間じゃなくなったんだという気持ちが後になってから意識させられてきた。
273名無しさん@ピンキー:2014/07/22(火) 00:43:39.48 ID:G7mEfEUE
続ききたー!
274流れSS書き:2014/07/22(火) 00:48:33.04 ID:JAmGvSvG
「レイチェルさん……責任……取って下さい……」
「えっと責任? 生活だったら……わたしが養うから……」
「サキュバスの生き方ってどうすれば良いんですか?
 まずこのままの姿じゃ、町に行ったら退治されちゃいますよ!」
 とりあえず、転生したと分かったら、少しだけ満たされない気分になってきた。
 きっと身体が精力を求めている。町に行ったら手当たり次第に男の人を襲ってしまう。
「……後で、サキュバス同士で交われば一ヶ月は大丈夫よ」
「本当ですか? それで、取り敢えず角とかを隠す方法を教えてください。これじゃあ外にも出られない……」
「意識を強く持ってみて。見えないようにって」
 騙されたような気分で、角と翼と尻尾に集中すると、見えなくなった。
 目の前のレイチェルさんからも消えた。
「……ボク、もうサキュバスなんですね……」
「ええ……本当に……申し訳ないというか……しばらくは、エミリオのこと何でも世話するから……」
 何でも。そうなると、今までのボクが人間として得られなかったもののことを考えた。
「それじゃあ家族になってくれませんか?」
「ええっ?」
「一応、レイチェルさんのせいでサキュバスになっちゃったから……ある意味、産みの親だし、
 お母さんって違うから……お姉ちゃんって呼んで良いですか?」
 何か自分も気持ちがサキュバスに馴染んでいるのかずいぶんなこと言っている気がする。
 だけどレイチェルさんは意外そうな顔をしていた。
「良いわ……ありがとうエミリオ……いいえ、今からあなたのことをエミリアって呼ぶわ。
 良いでしょう?」
「はい」
 返事に納得するとそっとボクを抱き寄せて、抱きしめてきた。
「お姉ちゃんは、寂しかったの?」
「……そうよ」
「なら、ボクが一緒にいてあげるから……」
 こうしてボクはサキュバスになってしまった。だけどお姉ちゃんは、あまり人間を襲わないし、
 たまに旅人が迷ってきたら、少しだけ休ませてあげて、ほんのちょっとだけ精力を頂く。
 だんだんボクの心も女の子っぽくなりつつあるけれど、これはこれでありかなって今なら思ってしまったりする。

* * * *

以上です。サキュバスでTSはお約束だと思ってますw
ところで、昔読んだ作品で、妹がサキュバスで兄が犯されたあげくサキュバスにされて、
最後には別れていくって作品があって、それが個人的にベストワンです。

それでは失礼しました。
275名無しさん@ピンキー:2014/07/22(火) 00:51:22.02 ID:G7mEfEUE
乙!最終的に仲良くなるENDはやっぱり良いなー
276流れSS書き
あ、最初の部分とレイチェルが埋葬した云々の部分で、
矛盾が発生しましたが、書いた奴がバカだと思ってやってくださいw