ダメだKOREA
日本語が通用しないわ
>>823 日本語不自由だから勉強したいからあんたのお勧めの魔法少女モノはよ。
さぞ素晴らしいんだろうね?
普通の受動態もよく分からない朝鮮人の君に理解できるかな?
怪しいもんだよ
みんなに陵辱されて大喜びで跳ね回りながらストリップしてる黄泉子ちゃんprpr
でも今回はシンプルな見落としだったらしくちょっと恥ずかがってるねw
なにファビョってんだよ
一番触れて欲しくなかった痛いところを突かれたからかい?
分かってるよ
魔法少女を陵辱するのは、従軍慰安婦に対する復讐なんだよな
けどお門違いだよ
もう黄泉子ちゃん相手にすんなよ、流れが酷い事になっとるわ
真の在日嫌いは従軍慰安婦そのものを認めてないよ。
とっとと母国に帰れw
ファビョってるなあ
ついでに魔法少女韓国起源説を唱えてくれや
アグネスといい半島といい、覚えたての単語を使いたくてウズウズしてる黄泉子ちゃんが可愛いのでついprpr
……してしまうのは悪女黄泉子ちゃんに乗せられてるってことか。さっすが魔法少女!
ま、お互い楽しいからいいでしょ
荒れてるのはお前がつまんねぇ駄作を量産してるからだろうが
何を他人事みたいに上から目線でのたまわってるんだか
はいprpr
しかし見事なまでに単発だな、お前は
文体の違いも分からずに全部同一人物認定してる奴に偉そうに語られましてもねぇ……。
文体を変えるくらいなら、幾ら朝鮮人のお前でもできるだろ
外伝さんと、魔法少女とロリコンと、反転ピラミッドの人は明らかに別人でしょ。
何が何でも擁護から作者まで1人にまとめたいらしいなw
ピラミッドが反転して餓鬼が最強クラスになっているのなら、
最弱になった魔法少女を手加減なく攻撃したら跡形もなく消し飛んでもいい位になる
だがそうならないというのは、大量に居る餓鬼がトータルで逆さピラミッドの上の方、って事なのかな
つまりそれだけ数が多い餓鬼に陵辱され続けると
後付けの言い訳ほど惨めなものはないよ
傷口がどんどん広がるだけだ
ほら、お前らが相手した結果がこの流れだ
この結果を楽しんでるのは荒らし行為に加担してたお前らだけで、はたから見たら
不快なスレ汚し以外の何物でもないんだが、まとめてどっか消えてくんねえかな?
お前が消えたら万事解決だと思うぜ
どうせ力入れて書いてない、荒らしへの嫌がらせのためのクソ文字列なんだろ
誰も本気で擁護なんかしていないんだよ
エロがらみのご都合主義はたいてい許しちゃうなあ、例えがスレ違いになっちゃうが
退魔士もので強い霊力を持った女性は極上の苗床見たいな設定はよくあるけど、
男の退魔士が普通に存在する作品で集団行動に不向きな特殊能力を持ってるわけでもない
女退魔士が単独で戦闘に出るのはリスクが高すぎね?とか考えないし
簡単にやられすぎて、イジメにしか見えないから叩かれるんだろうな
魔法少女を犯ればいいってもんでもないだろう
魔法少女を犯ればいいってもんですよ
こんな弱っちいの魔法少女じゃないってことだろ
ただの勘違いコスプレ少女だわ
ホグワーツか、せめてアマテリアの卒業生じゃないとどうにもならんよ
そういう需要にも惜しかったと思うんだよね。
強さをみせつけてからの逆さピラミッドまでは良かったけど、餓鬼の一発で事実上終了だったからなぁ。
もうちょっと抵抗するなり、一度危機を脱して男がさらに奥の手を、という流れだったらなお良かった。
魔法少女学校で先輩にイジメられ陵辱される魔法少女ってセンはありそうだな
そういう荒らし丸出しの混ぜっ返しは不必要だよ黄泉子ちゃんw
そしてイジメられっ子魔法少女の復讐により魔法少女学院は壊滅、イジメっ子の先輩達が陵辱されるのを見て高笑いすると
>>787 GJ
誤字が多いけど展開が面白いな
最後実力が戻ったけど矜持を捨てたが故侵され続けてしまうのがいいね
誤字は黄泉子ちゃんもだよ
侵され続けていいの?
おお…
誤字を指摘しながら自分が誤字とは恥ずかしい…orz
「なにを……やってるの?」
僕の人生、オワタ\(^o^)/!?
妹の久潤美が留守の日に、実有ちゃんとあずさちゃんとお風呂エッチしてお昼寝して目が覚めたら、
九州に行っている筈のマイシスターが目の前に仁王立っていた。
違うよね? ……これ現実じゃないよね?
と、某古いアニメのヒロイン宜しく夢と願ってもところがどっこい現実です……! これが現実・・!
「甲お兄ちゃんは、あずさちゃんとみゆと……」
「アンタには聞いてないっ!!!」
遮る言葉の鋭利さにビクッと震えた実有ちゃんだけど、すぐ毅然として久潤美を見返して、でも口は結んだ。
「えっと、久潤美、これはね、あのね」
「あずさちゃんも黙って」
あずさちゃんはおずおずと僕の背中に戻って久潤美の視線を避けた。
怖い。そして真剣だ。こんなに厳しい顔をした久潤美を、僕はこれまで見たことがない。
「く、久潤美こそ、なんでこんな所に? 婆ちゃん家に行かなかったの?」
この状況で質問を質問で返すとか最低だな僕。
「……行ったよ」
でも、意外にも久潤美は素直に答えてくれた。
「行ったんだけど、行く途中もずっと、あたし、お兄ちゃんの事が気になってて」
「お母さん、御飯お昼のしか作り置きしてないって言ってたから、あたし、」
「あたし、お兄ちゃんに飢えて死んじゃえ、なんて言っちゃったから、」
「お腹空いてるんじゃないかなって、あたし心配で、もしかしてお兄ちゃん、あたし、」
そこで一瞬、言葉が止まって。
「お兄ちゃん、あたしの事、きらいになっちゃわないかなって……」
上の台詞はpp(ピアニシモ)で、
「とにかくっ!」
この台詞はff(フォルテシモ)で。
「落ち着かなくてどうしようもなくって、向こうに着いてすぐ飛び出して来ちゃったのっ!!」
最後は半ばヤケ気味に怒鳴る久潤美さん。
「マジですか……っつーか久潤美が一人で帰るなんて、母さんは何も言わなかったの?」
「なんか腹抱えて大笑いされた後、いってらっしゃい頑張ってねって応援された」
僕に社会常識を云々する資格は皆無だけど、小学生を九州から一人で帰すとかダメ過ぎですウチの母親。
「それで、こっち着いて、今日は夜ご飯あたしが作ってあげようと思って、」
久潤美の説明はもう少し続いた。
「スーパーに行って、何食べたいかなって迷ってたら時間かかって、」
「電話しようかと思ったけど黙って帰って驚かそうと思って、明日の分も、つい買いすぎちゃったけど」
スーパーの袋に目をやる僕。
パンパンに膨らんだそれは、事情を知った今、さっきよりもズッシリ重く見えた。
「スーパーから、途中から走って家に帰ってきたら……なんか……こんな……こんなの……」
久潤美は、いつの間にか、大きな瞳いっぱいに涙を溜めていた。
そして改めて問う。
「お兄ちゃん、実有ちゃんと、あずさちゃんとお昼寝してたの?」
改めて、僕は答えを求められている。
「……そうだよ」
ぼろっと、妹の瞳から雫が落ちた。
「グスッ……いっしょに、お風呂入った?」
「なんでそれをっ!?」
「……手を洗ってうがいするのに洗面所に行ったら、いろいろ散らかってた」
「……」
言い逃れを、考えたわけじゃない。単に、言葉が出なかっただけ。
「……お兄ちゃん」
久潤美は、沈黙を答えにして、次の問いに進んだ。
「お兄ちゃんは、実有ちゃんと、あずさちゃんが、好きなの?」
誤魔化したいと、思わなかったと言ったら、嘘になる。
幾ら僕でも、ここで「好き」の意味を取り違えはしないけど、
評価、信頼、友情、親情、保護欲、そういう「好き」も確かに僕と二人の間には存在するんだから、
そういう事だと主張すれば、もしかしたら久潤美は納得して、いや、納得したふりをしてくれるかも知れない。
だけど。僕は、実有ちゃんとあずさちゃんを見た。
不安そうに僕と久潤美を交互に見て、でも、黙って僕の言葉を待っている二人。
ついさっき、眠りに落ちる前、僕は、何って言った?
(「……大好きだよ……あずさちゃん……実有ちゃん……」 )
あの「大好き」は、そういうものだったのか? そんな訳がない。
僕は、二人を、異性として好きなんだ。実有ちゃんには、恋人同士だとも言った。
それを、他の誰でもない久潤美に、僕の「大好き」な妹に、誤魔化していい筈がない。
「そうだよ」
僕の言葉に、実有ちゃんがビクッと肩を震わせた。あずさちゃんが、きゅっと僕のシャツを掴んですぐ離した。
そして妹の目からまた一筋の涙。
「僕は、実有ちゃんと、あずさちゃんが、好きだ」
「……こ、恋人として?」
「うん。二人は、僕の恋人、だよ、実有ちゃんも。あずさちゃんもそう思ってくれるならね」
「……実有ちゃん、そうなの?」
久潤美は、さっきアンタと呼んだ、先日できたばかりの友達に尋ねる。
「はい。甲お兄ちゃんが認めてくれるなら、みゆは、甲お兄ちゃんの、こいびとです」
少女は、揺れる声で、それでも一言一言しっかりと、答えた。
「……あずさちゃんも?」
あずさちゃんは、いつのまにか泣いていた。
「ひくっ、ごめっ、くるみっ、けどっ、けどっ、わたしっ、わたしはっ、ごめん、甲が、こうっ、のっ、……」
「いいよ。分かった。ありがとう、あずさちゃん」
妹はそういって親友を留めると、視線を床に落として俯いた。
「そっか……そうなっちゃったんだ……」
「く、久潤美、あのね」
何か声を掛けなきゃと思って呼びかけたたけど、話せる内容があったわけじゃない。
「いいの、いいんだ……久潤美が悪いの……」
「な、何を?」
一人称が名前になっちゃってる。こういうのも去年までは普通だったけど、今年は無かった。
「久潤美が……久潤美が……」
また、ボロボロと涙を零しながら、久潤美は、
「久潤美がS小の制服じゃないからーっ!!!!!」
い、いや、それは関係ないよ幾らなんでもっ!?
◇ ◇ ◇
「い、いやそれは流石に関係ないよ?」
状況にそぐわぬ素っ頓狂な声を出しちゃったけど、久潤美はぶんぶんと首を振る。
「ひぐっ、違うのっ! 久潤美、久潤美がっ、久潤美はっ、久潤美がっ、S小に行きたかったのっ!」
「なんでっ!?」
「……だって、お兄ちゃん。S高受けるって行ったから」
えぐえぐしゃくりあげながら、涙を拭って僕を見る妹。
「S小なら、またお兄ちゃんと一緒に学校に行けるし、帰りもお兄ちゃんの所に寄れるし」
S高は、倒壊した前校舎もS小のお隣だったからね。
「それにS小の制服可愛いし。絶対お兄ちゃんああいうの好きでしょ?」
「……はい。好きです」
久潤美にS小の制服は、似合うだろうなと何度妄想したことか。
「ぐすん。だから、久潤美もS小学校に行きたくて、お母さんに受験手続きしてもらったの」
ぜ、全然知らなかった。
「内緒にしてたの。春になったら制服を見せて驚かそうと思って」
「で、でも……その……試験……ダメだったの?」
そんな難しいの? S小の転入試験って?
「ひぐっ、前の日、こーふんし過ぎて眠れなくて、うぐ、テスト始まったら、ひっく、寝ちゃったの」
僕の妹がこんなにダメ小学生だ!?
い、色々と驚いたけど。
「じゃ、じゃあ今年になってからずっと僕を避けてたのは? 僕を嫌いになったんじゃないの?」
「うわああああん!」
「ああゴメンゴメン泣かないで、言わなくていいから泣かないで」
また泣きテンションが上がってしまった妹を、ベッドに座らせる。
実有ちゃんとあずさちゃんが、ベッドから降りて場所を空けてくれた。心配そうに僕達を見守る。
「ないないないないっ! 久潤美がお兄ちゃんを嫌いになるわけないのっ!」
「うんうん、分かったよ。分かったから落ち着いて」
「お兄ちゃんと一緒に学校に行けなくなったから、久潤美、寂しくなるからっ、慣れようと思ってっ!」
なんってこった。
「お兄ちゃんはロリコンだからきっとS小学校の方ばっかり見て、可愛い女の子にちょっかい出して、
お兄ちゃん変態だけど優しいからその子のピンチを助けてあげたりして仲良くなっちゃうかもって思って」
妄想をたくましくしすぎです久潤美さん! 大体あってるけどっ!?
「そうなってもいいように、寂しくないように」
久潤美は自分の台詞でしゅんと落ち込む。
「……頑張って、お兄ちゃんとあまりベタベタしないようにしようとしたの」
そんな事情が……
「で、でも、ベタベタしないっていうより絶交みたいだったよアレは?」
妹が急に冷たくなったせいで、僕が今年に入ってどれほど憂鬱だったかはこれまでもつらつら述べたとおり。
それに対する、可愛く口をとんがらかせた久潤美さんの主張は、
「だってお兄ちゃんとしゃべると甘えたくなるんだもんっ!」
「甘えていいんだよっ!」
条件反射で答えてしまう、けど他の答えも有り得ない。
「ほらあっ! そうやって、お兄ちゃんは久潤美になんでもしてくれるから、久潤美っ!」
だ、だってしょうがないじゃないか。
久潤美は可愛い可愛いディアマイシスターなんだからっ!
「お兄ちゃんがいっつも優しいから、お兄ちゃんがいっつも甘いから」
僕を潤んだ瞳で見上げる妹。
「久潤美、久潤美、お兄ちゃんが、お兄ちゃんが」
二度ずつ自分と僕の名前と代名詞を呼んだ後、久潤美は、僕にその言葉を叩きつけた。
「久潤美は、お兄ちゃんが大好きなのっ!!!!」
「僕も久潤美が大好きだよっ!」
「ちーがーうーっ!」
「なーにーがーっ!」
兄としてオトナゲないけど、ここは譲らない。
ディアマイシスター久潤美に、僕の妹に対する愛情を疑われるのは我慢ならない。
「違うのっ! 久潤美は、お兄ちゃんとずっと一緒にいたいのっ!」
「僕も久潤美と一緒にいたいよ!」
「そうじゃないの、久潤美は、お兄ちゃんと、もっと仲良くしたいのっ!」
だから僕も、
と言いかけた台詞を、妹はキッと睨んで引っ込めさせて畳みかけた。
「久潤美はお兄ちゃんと一緒に学校行きたいの! 一緒にお弁当食べたいの!
一緒にお出かけしたいの! 一緒にお風呂入りたいの! お兄ちゃんと一緒のお布団で寝たいのっ!」
だからそれは僕の願……えええええ?
「久潤美は、久潤美はお兄ちゃんが、お兄ちゃんがお兄ちゃんで嬉しいけど、」
一息だけついて、続ける。
「お兄ちゃんがお兄ちゃんなだけじゃイヤなの。久潤美はお兄ちゃんの妹なだけじゃイヤなの」
じっと僕を見つめて、涙で赤い瞳に、全ての感情を込めて、
「久潤美はお兄ちゃんと恋人になりたいの。お兄ちゃんとちゅーしたいの」
そして両手を握りしめ息を吸い天井を見上げ、今度は顔全体を真っ赤に染めて振り下ろすように。
「お兄ちゃんの、お嫁さんになりたいのっ!!!」
僕の妹は、自分の気持ちを告白してくれた。
そう、だったんだ。
久潤美が今年になって急に冷たくなったのは、
お風呂に入ることもベッドに潜り込んで来ることもクッキー半分こもスカートぴらっも無くなったのは、
てっきり思春期に入って僕の事を毛嫌いしてるんだとばかり思ったけど、
まさか同じ学校に通えなくなった反動だったなんて。
なんてこった。
僕はいつでも妹が大好きで、いつも妹と一緒にいられたらと思っていたのに。
望むらくは一緒に学校に行って、一緒にお弁当を食べて、一緒にお出かけして、
一緒にお風呂に入って、一緒のお布団で寝られたらと思っていたのに。
「ぼくがかんがえたさいきょうのいもうと」の具現化たる久潤美が、現実に本当に僕の妹で嬉しいけど、
久潤美が妹でしかないのがイヤで、久潤美と恋人になりたくて、ちゅーしたくて、結婚したい。
叶うことなら久潤美を僕のお嫁さんにしたい。
ずっとそう思っていたのに。
どうして僕は、少し冷たくされたくらいで、久潤美を諦めてしまったんだろう。
すげない態度の裏にある彼女の想いに、どうして気付いてあげなかったんだろう。
僕は、妹が僕の為に転校しようとしてくれた事にすら気付かなかったんだ……
「久潤美……」
「お兄ちゃん……」
ベッドに腰掛けて隣同士。見つめ合う僕と妹。
その肩は手の届く場所に。その瞳は虹彩の模様まで見て取れる距離に、
唇は、少し身体を傾ければ触れ合いそうな位置に。
だけど、僕は。
実有ちゃんと、あずさちゃんを恋人と決めた僕は。
「「……」」
僕らは、どちらからともなく目を逸ら、
目を逸ら……あれ?
ぐい。
何か(物理)が僕の頭を押さえたので目が逸らせなかった。
妹を見たら、
実有ちゃんが久潤美の頭を両手で挟んでいたので目を逸らせなかったらしい。
……ってことは僕の頭を固定しているのはあずさちゃんの手か。
「……あずさちゃん?」
「……実有ちゃん?」
僕と妹は、お互い視界に入らない相手の名を呼ぶ。
ニコッ。
僕の視界には、実有ちゃんの笑顔が映る。
意味を図りかねて困惑する。久潤美も、僕と同じ様な表情。
ぐぐーっ。
あずさちゃんが僕の頭を前方に押した。
「えっ?」
実有ちゃんは、久潤美の頭の位置を、僕の正面に来るように微調整する。
元々近かった久潤美と僕の距離が、あっという間に縮まって、
僕の視界が久潤美で一杯になり、実有ちゃんすら入らなくなるまで近づいた。
「お、お兄ちゃん……」
「く、久潤美……」
互いを見つめる瞳に吸い込まれる視線。
後頭部を挟んでいたあずさちゃんの手が僕から離れた。
頭を動かす暇もなく、今度は正面から伸びた手が僕の頭を抱きかかえる。
ほぼ同時に、背中に体温が触れて、あずさちゃんが僕に密着したのを感じる。
僕の左右から、久潤美に向かってあずさちゃんの手が伸びる。
あずさちゃんが僕ごと久潤美を、実有ちゃんが久潤美ごと僕を、抱きかかえた体勢。
そう理解したのは後からで、その時は眼前に広がる妹の瞳しか目に入らず。
実有ちゃんとあずさちゃん。兄妹を抱き締める二人の腕の中で、僕と久潤美は唇を重ねた。
……。
…………。
………………。
「むぐぅ〜っ!」
久潤美が暴れた頃には、僕も窒息しそうになってました。
「「はわわっ!?」」
実有ちゃんとあずさちゃんが、我に返ったように僕達を離す。
「「ぷはーっ!」」
はぁっ。はぁっ。僕と久潤美が息を整える。
「ご、ごめんくるみっ! 大丈夫っ!?」
「あったかくてきもち良かったのでついぼーっとしちゃいました」
あずさちゃん、実有ちゃんが謝る。
なんともしまらない光景だけど、でも。
「お、お兄ちゃん……」
「く、久潤美……」
さっきの台詞を繰り返す。
「い、いいの?」
久潤美は、僕だけでなく自分以外の全員に向けて聞いた。
「もちろんですー」
「実有とくるみがそれでいいなら、私に文句はないわよ」
にこーっと実有ちゃん。優しくあずさちゃん。
「……甲を好きになる物好きが、世界に三人も出るとは思わなかったけどっ」
「お兄ちゃんは、いいの?」
二人の承諾を取った久潤美は、最後に改めて僕に顔を向ける。
「僕が久潤美を大好きなのは知ってるだろ?」
「ホントに、久潤美なんかがお兄ちゃんの恋人で、いいの?」
「僕なんかで良かったら喜んで。実有ちゃんとあずさちゃんが許してくれたからだけどさ」
「ふふー。あずさちゃんとくるみちゃんとみゆと、みんなで甲お兄ちゃんのこいびと。うれしいの」
「神様に感謝しなさいよね。私たちみたいな美少女を3人はべらかすなんて妄想でも許されない幸福よ」
まったく、その通りだ。
「じゃ、じゃあ、久潤美も、お兄ちゃんの恋人になるっ!」
「う、うん。よろしくね、久潤美」
そう答えたら、久潤美は突然、ベッドの上で座ったまま器用に3回飛び跳ねて倒れ込む。
「どうしたの久潤美さん?」
「え、えへ、えへへへへへへへへへへへへへへへ」
僕の妹が壊れた?
「あははっ、ごめんなさいお兄ちゃん、でも、えへへ、久潤美、嬉しくて」
ごろんと転がって、僕のマクラをつかんで、胸に抱きかかえて頬を擦り寄せるマイシスター改めマイラバー(兼任)久潤美。
「ねえねえお兄ちゃん、久潤美、また、前みたいに甘えてもいいの?」
「いいに決まってるじゃないか!」
久潤美が甘えてくれなくなってから、僕がどれだけ寂しい思いをしたことか。
「また色々おねだりしてもいい?」
「もちろん!」
「じゃ、じゃあ、さっそく一つお願いがあるんだけど……」
枕に顔の下半分を埋めて、上目遣い。
こ、これはまだ僕に懐いていた頃の久潤美が、すごくして欲しい事がある時に見せる最強のおねだりポーズ!
久しぶりに見ると尚一層……
こうかは ばつぐんだ!
「う、うん! なんでも言って!」
いいよね、実有ちゃんとあずさちゃんも笑って見てるし。
「じゃ、じゃあね、あのね、えっとね」
「久潤美と、セックスして?」
おおっと ばくだん!
実有ちゃんといいあずさちゃんといい久潤美といい。最近の小学生は、すごいなあ。
だが、こと久潤美に関しては二人と若干違う。
「え、えーっと、久潤美さん?」
「う、うんっ?」
「僕は久潤美とえっちな事もいっぱいしたいよっ?」
「う、うんっ!」
「でもねその、いわゆるセックス、は、久潤美さんにはまだちょっと早いと思うな」
「ええ〜っ!?」
すごーく不満そうに口をとんがらかして、再び枕に半分沈む。
「……実有ちゃんとは?」
「え?」
「あずさちゃんとは? してないの? せっくす」
「え、え、えーっと……」
「してるんだ!」
逡巡を一発で見抜かれた僕は、再び窮地に陥る。何をどう説明して良いのやら。
「……くるみ。」
声をかけたのは、あずさちゃんだった。
「あずさちゃん?」
「私ね、くるみに教えなきゃない秘密があるんだ」
「秘密?」
「うん……実有、いいよね?」
同意を求めたあずさちゃんに、実有ちゃんはコクンと頷く。
「久潤美、あんまり驚かないで、落ち着いて見てね」
「たぶんびっくりするですー」
「な、何をするの? あずさちゃん、実有ちゃん?」
首を傾げた久潤美に、ニコっと笑いかけて、お互いの顔を見やって、
「「えいっ!」」
妹の眼前で、二人は魔法少女に変身してみせた。
ぽかーん。
完全に沈黙してしまった久潤美。そりゃ驚くよね。
「……な、なにそれ!? 実有ちゃんその服可愛い! あずさちゃんもっ!
なにこれ手品? 変身みたい! どうやったの? そのステッキどこで買ったのっ?」
そして沈黙が決壊した途端に怒濤の質問責め。
「え、えっとね、くるみ? ちょっと落ち着いてね?」
久潤美のハイテンションに慌てて「どう、どう」状態のあずさちゃん。
僕もどうフォローしたものか頭を抱えたんだけど、
「かくかくしかじか、ですー」
実有ちゃんが落ち着いて説明を始めたので、僕とあずさちゃんも協力して事情を話した。
「ふ、ふええ、そんな事が……」
「はいー」
「ごめんねくるみ、これまで黙ってて」
「ううん……でも、その魔物(笑)? と戦うなんて、危なくないの?」
久潤美の質問に、実有ちゃんとあずさちゃんが顔を見合わせる。
「まあ……別に噛みついてきたりするわけじゃないから……」
「いのちのきけんはないですー」
「そ、そうなの?」
「はい。こんなのです」
実有ちゃんがスマホを取り出して“げしょ カールビンソン”でgoogle画像検索した結果を見せた。
「ぷっ! 何これ!? 似てるっ!」
笑ったのは、初見だったらしいあずさちゃん。まあ、普通の小学生は知らないよね。
それで久潤美はというと、意外にも形の良い眉毛の根っこを寄せてこう言った。
「……これ、うちの天井裏にいるやつ?」
ナ、ナンダッテー!!!
Ω ΩΩ
「どう? 居た?」
「まっくらですー」
「いま懐中電灯持ってくから、よっと」
「きゃっ! こら、お尻照らすなエッチ! 実有も気を付けなさい!」
「うわ蹴らないでっ落ちる落ちる!」
僕達が賑やかに騒いでいる場所は、久潤美の部屋の押し入れだったりする。
(「……これ、うちの天井裏にいるやつ?」)
妹の発言には、他の3人ともびっくりだったけど、
「あ、言われてみれば気配がしてたんだった」
「わすれてましたー」
魔法少女二人は、うちに潜む魔物(笑)の気配には気付いていたみたい。
……わ、忘れないでよそんな大事なコト!
「あ、あとで片づけようと思ってたの! べ、別に甲と……」
「甲お兄ちゃんとあそぶのが楽しくてつい……ごめんなさい」
少しバツの悪そうな2人。
ま、まあね? 慌てても仕方ないし? 今から退治すればいいよねっ?
そんなわけで、妹部屋の押入れから天井裏に上がり、
真っ暗で何も見えない僕があずさちゃんのヒップアタックで突き落とされたり。
懐中電灯を持ってきた僕が実有ちゃんのネグリジェの中身を明るく照らしちゃったり、
久潤美の秘密基地になっていた天井裏から僕の下着や私物が発見されて一悶着あったりした後、
「あ、居た」
「はっけんですー」
「やっぱり! 暗い所に黒いから気のせいかなって思ったけど、目が光るから怖かったの!」
「なんで黙ってたの?」
「だって……お兄ちゃんに甘えたくなかったし、お母さんには信じてもらえないだろうし」
うちのダメ母は理系だからね。
「うーん」
魔物(笑)の所在を確認したところで、一度部屋に戻って作戦タイム。
「まあ、数も大したことなさそうだし、ささっと退治しちゃいましょうか」
「……」
あずさちゃんの当然に思える提案に、実有ちゃんが首を傾げた。
「どうしたの、実有ちゃん?」
「ええと、くるみちゃんは、魔物さんが見えるですよね?」
「うん」
「キメラさんが言ってたけど、魔物さんが見える人は素質があるかもです」
「ああ……」
僕に会った時そんなコトいってたかな。僕は年齢と性別でダメだったけど。
ということは?
「くるみちゃん、まほうしょうじょになれるかもです」
◇ ◇ ◇
キメラ(仮)は窓から飛んできた。
「よお、久しぶり。あずさもお前ん所で面倒みてたのか」
「な、なにこれ〜〜〜っ!?」
悲鳴を挙げたのは、当然ながら久潤美。
まあびっくりするよね。ドラクエのキメラみたいな外見も魔物(笑)より気持ち悪いくらいだし。
「なんかキモ可愛い〜」
うーむ、そういうもんなのか。
「そらどうも、ほうほう、コイツは確かに適格者だな。魔法少女になるかい?」
相変わらず話が早いヤツだ。
ちなみに魔法少女は魔法で随時キメラに連絡することができるそうで、実有ちゃんが事情を話したら、ものの数分で姿を見せた。
「なるっ!」
そして久潤美の返答は、まあ友人2人の変身を見た後では当然っちゃ当然なのかな。
「うし、契約完了だ。変身できるから頑張って魔物(笑)を退治してくれ」
魔物(笑)って公式名称になったのか。
「変身の仕方は……まあ二人も先輩が居るから大丈夫だな。じゃあの。」
以前に会った時と同様、キメラ(仮)は自分の出番を最小限にして窓から飛んでった。
「え、ええっと、へんしんっ!?」
ぱあっ。
自信なさげな少女の声にも、きちんと魔力が反応したらしく、
ラブリーマイシスター久潤美の身体が、何度か見慣れた変身の光に包まれる。
が、
「こ、これからどうするのっ?」
「自分の好きなコスチュームをイメージするのよ、くるみっ」
「よりどりみどりですー」
「そ、そんな……急に言われても……えと、えーっと」
光に包まれたまま戸惑う久潤美。
「はやく決めないと、裸になっちゃうかもよ?」
「そ、それはやだっ! ……あっ、そうだっ! とりあえず、これで!」
あずさちゃんの脅しにイメージが決まったか、久潤美を包む光の色が変化する。
ぱあっっっ!
一瞬より輝きを増した後に光が収まり、僕達が見守る前で新たなる魔法少女が誕生した。
その、魔法少女久潤美のコスチュームは、
「ぶはっ!」
思わず吹いた。
「な、なにその反応っ!」
「い、いや久潤美さんこそ、なんですかその服はっ!」
「なにって……たいそーぎ」
そう、可愛い妹が選んだ魔法少女衣装は、いわゆる体操着っぽいイメージで。
「いや体操着って」
「動きやすいのがいいかなあって思ったのっ! ダサい? 悪いっ?」
確かに動きやすいだろう。
「ダサくなんかないよ。可愛いよ」
僕が言ったのも本心。
半袖丸首に袖口、衿口の赤ラインも装備したトレーニングシャツは元気な久潤美に良く似合っている。
K小の体育着はラインが入らない衿付きポロシャツ風だから、彼女のオリジナルデザインという事になるねっ。
それはいい。
構えた杖はね、うーんと、砲撃に向いてそうな形状だねっ。元ネタは何かのアニメかなっ。
それもいいんだ。
問題は。
「どうしてブルマーなのっ!?」
そう、久潤美の体操着の下は、運動選手のユニフォームならともかく、
学校の体育着としてはもはや都市伝説と化した有名な物体、ブルマー。ちなみに臙脂(えんじ)色だった。
「だってぇ、お兄ちゃん、この、ぶるまー? っていうの? 好きなんでしょ?」
好きだけどっ、なんで知ってるのっ!
「お兄ちゃんのお部屋で見た本にそういう女の子が載ってた」
ど、どの本見たのっ!?
「買って着て見せてあげようと思ってネット探したのに、なんだかいやらしいお店しか出てこないし」
……ごめんなさい。
「……もしかして、あんまり好きじゃなかった?」
「いや大好きだよ!」
即答したら、久潤美は嬉しそうにニヤける。
「えへへ、良かったっ」
くるりと回る、久潤美さん。杖持って見返り美少女、お尻がぷるり。
「甲のへんたーい。」
「素直なのは甲お兄ちゃんのいいところです」
いつになくぼそっと呟くあずさちゃんと、友達の言を否定はしない実有ちゃんの視線がちょっとだけ痛かった。
でもって、久潤美のデビュー戦、初の魔物(笑)退治は、20分ほどで完了した。
うち、天井裏で奮闘していてた時間が約10分。
残り10分は、
「ふにゃあ〜、ち、ちからが入らないよぉお兄ちゃん〜」
案の定というかお約束というか、
1匹みたら3匹以上はいる魔物(笑)の攻撃によってぐにゃぐにゃになった久潤美の身体を元に戻す、
言い換えるとブルマー体操着姿の久潤美を僕が全身くまなくマッサージしてあげる時間でした。
……まったく。実有ちゃんも全然教えてあげないんだもんね。魔物(笑)の特性とか。
「ひゃくぶんはいっけんにしかず、です」
確かに、今回は何かあっても確実にフォローできる状況だし、こういう時に習うより慣れておけ、というのは正論だろう。
そう思ったから僕もあずさちゃんも、余計な口出しはせずに久潤美が一匹やっつけて仲間に逆襲されるのを温かく見守っていたんだ。
べ、別に実有ちゃんが怖かっタワケジャナイヨ?
「はぁっ、はぁっ、ふあぁ……ぁぅ……」
そして今、ベッドの上で、久潤美が荒い息を吐いている。
「お、お兄ちゃぁん、なんか身体が切ないよぉ……」
う、調子に乗って触りすぎたかな。
「あのね、くるみちゃん」
そして、実有ちゃんは用意していたみたいに落ち着いて台詞を続ける。
「さっきの話の続きですけど」
「さっ、き?」
「うん。まほうしょうじょはね、変身すると、ケガとか、いたいのとか、なくなるの」
「ふぁ、そ、そうなの?」
「うん。みゆも、あずさちゃんも、だから」
にこーっと屈託のない笑顔。
「はじめは変身して、甲お兄ちゃんにせっくすしてもらったの」
あ、そういう事ですか。
思うに実有ちゃんは、僕の部屋での会話が終わった時点で、この展開を想定していたんじゃないかな。
確かにこれなら、
「あふっ、んっ、それなら、お兄ちゃん」
なんとか身を起こす久潤美。
「お兄ちゃん、あたしと、セックスしてくれる?」
「……まあ、こういう事なら」
否定する材料が、色々と無くはないけど僕が言える立場でもないし言うつもりもない。
「……」
しかし、今度は久潤美が逡巡する。
「いや無理にとは言わないよ。慌てなくていいんだよ?」
「あ、そうじゃないけど……あずさちゃんも、実有ちゃんも」
「なあに?」
「?」
「えっと……お兄ちゃんと、した時、痛くなかったの?」
「えっ? ま、まあ、そ、そうねっ」
「きもちよかったです」
「それは、魔法少女になってたからだよね? 多分そのままだったら痛いんだよね?」
「多分……ね」
「わからないですけどー」
何を悩んでいるんだろう、久潤美は?
「うーん……」
そして、さらにひとしきり悩んでから、
「決めたっ!」
ぽんっと変身を解いて、普段着姿に戻る久潤美。
「お兄ちゃん!」
「な、なにかな?」
「やっぱり、あたし、変身しないでお兄ちゃんとえっちしたい!」
なんでっ!?
「だって、あたし」
久潤美は僕の目を真っ直ぐ見た。
「お兄ちゃんとの初めてを、全部感じたい」
「だから、変身して痛さが無くなるんだったら、変身したくない」
「痛いんだったら、痛いのも憶えていたい。気持ちよくなんて、無くてもいい」
「僕が嫌だよ、久潤美が痛いのなんて」
痛くしないで済むからこそ、僕は実有ちゃんもあずさちゃんも抱いたのに、
そして久潤美もその手段を手に入れているのに、これじゃあ話が振り出しに戻ってしまった。
「うん。そうだよね。だから、これはあたしのワガママっ」
そして、あろうことか、
「お願いお兄ちゃん。今、このままの久潤美を抱いて」
がばっと、
ベッドの上に正座して、久潤美は僕に頭を下げた。
「ちょ、ちょっと久潤美さん、な、何をやってるの?」
「土下座」
Oh,Japanese dogeza! ヤック・デカルチャー!
じゃなくて。
「や、やめなさいそういうのは!」
「しないよ。他の人にはしないし、お兄ちゃんにももうしない」
ぷーっと頬が膨れる久潤美さん。
「だから、ね、お兄ちゃん……」
瞳が潤む。
まったく、僕は今日、何回、彼女を泣かせる気なんだ。
「……ダメそうだったら、途中で変身するんだよ?」
「やったあっ!!」
正座から立ち膝になって、肘を曲げた可愛いガッツポーツで器用にぴょんと一回跳ねた妹。
「ありがとうお兄ちゃんっ!」
ベッドから落ちそうな勢いで僕に抱きついてくる。
「あ、あはは……」
ああ、幸せ過ぎると色々どうでもよくなるのは、僕の悪い癖だなあ。
「じゃ、じゃあ、改めまして、とてもよろしく」
「よ、よろしくお願いします。お兄ちゃん」
ベッドの上にちょこんと、今度は女の子座りの久潤美。僕もベッドに上がると、上目遣いの妹を抱き寄せて……
「あ、ちょ、ちょっと待った」
こけっ。
「どうしたの?」
「うー、えっとね、えっとね、」
ぴょこんとベッドから飛び降りて、おもむろに洋服ダンスを開け出す。
「あうー」
「急にどうしたんだよ久潤美」
「うう、一番お気に入りの服、お婆ちゃんちに置いてきちゃった」
「母さんが持ってきてくれるだろ」
「そうじゃなくて、せっかくお兄ちゃんとの初めてだし、一番いい服でしたかったのにー」
「久潤美は何を着てても可愛いと思うよ」
「うん……」
それでも、ちょっとがっかりした様子のマイラブシスター。
そこに、
「くるみちゃん、ちょっと?」
「なあに、実有ちゃん」
ベッド脇の床に座って、かぶりつきで僕らを眺めていた実有ちゃん―あずさちゃんは久潤美の椅子に座ってチラチラ見てる―が、
なにやら久潤美とひそひそ話。
「え? いいの? しわになっちゃったり、汚れちゃうかも?」
「うん。明日お洗濯する予定だからへーきです。」
「じゃ、じゃあ、ちょっと待っててねっ、お兄ちゃんっ」
「??? うん?」
部屋を出ていった実有ちゃんと久潤美。トントンと階段を降りる音、ややあって昇る音。
「に、似合うかな?」
戻ってきた久潤美は、S小学校の制服姿になっていた。
ぱさっ。
少女がベッドに横たわると、スカートの裾がふわりと波打った。
「久潤美……」
「お兄ちゃん……」
添い寝するように身体を寄せて、僕は久潤美にキスをする。
「ふええ、夢みたい」
「僕もだよ、久潤美」
優しく髪を撫で、その手を頬に、顎に、首筋に沿わせた所で一瞬震えた妹にもう一度キス。
肩を抱き寄せると、彼女は僕の胸に顔をつけて小さく首を揺らす。
おでこに口づけしたら、顔があがってきた。
「んっ」
再び、こんどは深く唇を合わせると、少女は最初の扉を開く。
「うぁっ、んっ」
久潤美が楽な姿勢になるように、僕は頭を浮かせて妹の口唇を貪る。
「ふぁ、あぅ、うぁ……」
久潤美は、僕に全てを任せてきた。自然と、僕が少女に覆い被さる体勢に。
さらさらしたS小制服の生地を通して、薄い胸に触れた。
「ぁっ!?」
びくんと大きく身体を震わせる久潤美。僕は一度唇を離す。
「……イヤだった?」
「……ううん。んっ」
かぶりを振って、久潤美は再び唇を合わせてくる。
口と口で睦み合いながら、僕は改めて少女のなだらかな膨らみに触れていく。
今度は大きなリアクションはなく、ただ妹は唇を押し込んで歓迎の意を示してくれた。
「ふぁ? あ……やぁ……」
しばらく上半身を撫でて、腰をなぞったところで、僕は一度身体を起こそうとしたのだけれど。
「離れちゃやだあ」
僕の首に腕を回した久潤美が、そう甘えたので。
「わかったよ、離れない」
「うん……んんん……」
できるだけ身体を離さずに、キスもしたままで、僕は妹の身体を愛でることにする。
「ぅふぁん?」
なので、お尻を掴まれて挙げる悲鳴もくぐもったものに、
「はぅ、ふ、ふへ、は、ぅ」
スカートの上から太股をさすられ、徐々に布地がめくりあがってゆく感触に少女が狼狽えても、唇は塞がっている。
「んんんっ! おひいひゃ、はふぅ!」
そして、ついに制服の裾から侵入した僕の指が、久潤美のいちばん秘密の部分に辿り着いた時も、
僕と妹は、互いの呼吸器官の片方を吸い合ったままでいた。
それから、じっくりと時間をかけて、僕は久潤美の未成熟な身体を解きほぐす。
「んっ、あっ、あんっ、んんっ!」
「ふぁ、おひいひゃ、ひゃぅ、ほう、ふるひっ」
「苦しい?」
「ひゃらくへ、くるみっ、きもひよくて、へつなくて、はひゅっ?」
何度か状態を確認しながら、ディープキスは続行中。
「ふぁあんっ!」
手のひらで股間を撫で回している時から、久潤美は何度か小さな頂に達していた。
「うう、ひひゃ、へは、なんか、あちゅい、にゅれて、ぁうう」
パンツの中に滑り込む前から、僕の指は湿り気、どころではない水分を感じていた。
「も、もうらめ、おひいひゃん、して、くるみに、してぇ」
気持ちも身体も、もうこれ以上ないくらい、久潤美は僕を求めている。
その状況になってようやく、僕の決意も固まる。
「いくよ、久潤美」
「うん。お兄ちゃん」
下穿きを脱がせて、妹にタオルケットを噛ませる。実有ちゃんとあずさちゃんが側に来て、彼女の両手を握ってくれた。
少なくとも入口は十分に潤っている久潤美のその部分に、僕のその部分を合わせる。
「舌噛むから返事しないでね……久潤美……大好きだよっ!」
言葉と共に、僕は妹のヴァギナにペニスを突き入れた。
「んぐぅんんんっ!!!」
できる事はしたつもりで、久潤美も覚悟ができていて。
それでもやっぱり、少女の声はとても苦しそうに聞こえた。
実際、痛かったんだろう。
タオルケットを噛みしめて目をつぶった彼女から涙が漏れる。
「く、久潤美?」
僕は妹と繋がったまま、身体を曲げてできるだけ顔を近づけた。
実有ちゃんとあずさちゃんが、ぎゅうっと久潤美の手を各々の両手で握りしめる。
「ごめんね久潤美、えらいよ久潤美、大好きだよ、久潤美」
「くるみちゃん、だいじょうぶ?」
「くるみぃ……」
あずさちゃんも泣きそうになっている。
そんな僕らを見て、久潤美は笑う。涙をぼろぼろこぼしながら。
「へーきだよ。お兄ちゃん。あずさちゃん、実有ちゃん」
僕を見て、あずさちゃんを見て、実有ちゃんを見て、
そしてまた僕に向き直る。
「お兄ちゃん、はやく、最後まで、して」
途中で止めてまた今度、なんて提案は、するだけ無駄だろう。
僕は頷いて、久潤美にタオルを噛み直させて動き始める。
「んんっ!」
妹の声に快楽の色は無いけれど、少女の本能は僕を締め付けてきた。
そもそも挿入前までで限界に近づいていた僕は、
久潤美の泣き顔からくる罪悪感に意思が萎えそうになりつつ、
肉体的な刺激による興奮と、それを愛情に変換しようとする努力を持って、
「出すよっ、久潤美っ」
こくん、こくんっ。何度も強く頷く少女。
「うっ、くぅっ、久潤美っ!」
ビクッ、ビュクビュクドクッ。
僕は、妹の膣内に、ありったけの精液を注ぎ込んだ。
◇ ◇ ◇
「えへへ、夢みたい……」
うっとりとして、僕に背中で寄りかかる久潤美は膝の間。
「ゆめじゃないですよー」
右側に座った実有ちゃんも、ぽてっと体重を預けてくる。
「まったくもう、夢でも有り得ないわよこんなの」
反対側にあずさちゃん。僕の肩に頬をつけて、右手で実有ちゃん、左手で久潤美に触れている。
あの後、久潤美はシャワーを浴びた。
僕も心配なので(下心抜きに)一緒に入ろうかと思ったけど、
「甲は外っ!」
実有ちゃんとあずさちゃんが付き添ってくれて、お風呂から出てきた久潤美は、
「うぅ〜おまたが痛い〜っ」
階段を昇る時に腰をくの字に曲げていたけど、満開の笑顔。
その後、四人でお菓子を食べて、実家の話とか、テストの話なんかして。
「ちょっと甲、そこに座ってよ」
あずさちゃんが、ベッドの壁際を指さしたので、僕が壁に寄りかかて座ったら、
「みゆがいちばんのりー」
「実有早っ! じゃあ私が二番っ!」
「あ、ああっ、あたしもーっ」
三人次々と僕にひっついてきて、現在この体勢。
「……幸せだよぉ……」
最初に呟いたのは久潤美。
それは僕のセリフだよ。
って言ったら、実有ちゃんもあずさちゃんも同じ事を言ったので、みんなで笑った。
それから、僕達は四人で魔物(笑)退治をするようになった。
時間を合わせるのが少し大変になったけど、
幸か不幸か、実有ちゃんの親もうちの両親も放任主義で夜も不在がち。
あずさちゃんが抜け出せるタイミングで大体みんな家を抜ける事ができた。
つくづく携帯電話は便利だね。
みんなでデートも沢山した。うちには何度も三人が遊びに来た。
あずさちゃんが保護されている施設「さとり園」にも遊びに行った。
実有ちゃんの家にも、何回かは集合した事がある。
えっちな事も……まあ、それなりに、ゴホンゴホン。
そうやって、魔法少女と一緒に魔物を退治するという、
非日常的な生活が、なんとなく日常的になってきたとある日曜日。
ピルルルル。ピルルルル。
僕の携帯電話が鳴る。
「あずさちゃんだ」
「えー、お兄ちゃんにぃ?」
リビングで一緒にくつろいでいた久潤美が疑問符を付けたのは、大体あずさちゃんは僕でなく久潤美に連絡をよこすから。
ピッ。
「はい、もしもし?」
僕の応答は、あずさちゃんの声に遮られる。
声、否。悲鳴だ。
「こうっ! こうっ! 助けてっ!」
「ど、どうしたのあずさちゃん!? 大丈夫?」
僕の声が一気に緊張する。妹もがばっと身を起こして僕に耳元を合わせる。
「こう〜っ、あずさのおうちが、あずさのおうちが」
「落ち着いて、さとり園がどうしたの?」
あずさちゃんは、さとり園を「おうち」と呼ぶ。実際、自分の家なのだ。
「あずさのおうちが、食べられちゃう!」
魔物(笑)が、さとり園に?
彼女の言葉で僕と妹が想像した事態は、種類としては合っていた。
だが、僕が久潤美に掴まって空から駆けつけた時、
そしてほぼ同時にやってきた実有ちゃんがそれを目の当たりにした時、
僕等は一様に絶句した。
だって、さとり園の屋根一杯に、
いや、そんなもんじゃない。もう建物の全てが魔物(笑)で真っ黒に染まっていたんだから。
「な、なにこれっ!」
「は、はわわわわ?」
「一体、何匹いたらこうなるんだ!?」
間違いなく、直ちに筐体や建築に影響を及ぼすレベルだろう。
「ひぐっ、ひぐっ、こうっ、くるみっ、みゆ〜っ」
あずさちゃんが、泣きながら僕らの所にやってくる。
こんな数、いや濃度、魔法少女三人で退治しきれるのか? 幾らなんでも危険じゃないか?
建物はどのくらい保つ? 住人の避難は? 見られてたら退治もできない、けど、どうやって説得する?
そして、さとり園が無くなったら、あずさちゃんは何処に行くんだ?
・
・
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どうすればいいんだ。
以上です。読んでいただいた方ありがとうございました。
容量制限が近づいているかと思って前置きを省略しましたがまだ若干余裕ありましたね
今回ようやく妹とエッチしてますが、ノリはもうずっと同じです。
あと2エピソードくらいかと思いますが、書けたらまた。
リアルタイムGJ
やっと妹と結ばれた重畳
最後の大量発生でまさかの全滅バッドエンドもいいなーと思いました
みんな死ぬまで犯されるのもまたよし
もはや何のスレか分からない状態だな
まあ、この人もあちこちのロリコン系スレで辛い目に遭ってるから
ようやく安住の地を見つけたってことか
優しい住民でよかったな
はいprpr
>>868 4PGJ
そして相変わらずの投稿ペースお疲れ様です