調教や洗脳などで悪の奴隷になるﾋﾛｲﾝ49【悪堕ち】

>>93 そんな手には乗らないわよ。私、アンタの安い挑発になんて絶対乗らないんだから。
え……なに、これ……体が、勝手に……っ！？　いやっ、止めて……誰か止めてっ！
う、うぅ……ダメよ私……これ以上闇の呪文を書いたら……ヤツらと同類になっちゃう……！
なんで……なんで止まらないの！？　イヤッ、手が……どうして……！？
（……黒い煙みたいのが纏わりついてくる！？　もしかして……闇の魔力が実体化した！？　ウソ、早すぎる！）
あああぁぁぁあ！？《シュシュッ！シュシュシュシュ！》ダ、ダメ……呪文が完成……しちゃ、う…………心が……染まっていく……！
（手が……呪文を書く私の手が、もう魔族化している……そっか、魔族ってやっぱり爪が長くて鎧みたいな腕なんだね）
――ッ！《ピキッ――ピキピキ》ダメ……抵抗しなくちゃ……彼にも会う約束、したんだから……だから……！
うあああぁぁぁああああ！！《バチバチバチッ！》光の魔力に反応したっ！これなら勝てるっ！
はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ！！光よっ！我がもとに……！？な、何で闇の魔力が…………！ま、まさか……！
「光の巫女よ……いや、最早お前は光の巫女ではない。さあ、魔族として我とともに世を蹂躙するのだ！」
アンタのせい、で……私は…………！私は、こんな……ッ！イヤよ！アンタの仲間になんか、ぜェェ――ったいに…………！
（世界を、蹂躙？　巫女として規則に縛られた毎日を送った私は……彼と一緒に色んな世界を見た。あの気分を何度でも……）
違う！私の望みは……そんなんじゃ……「さあ来い。自由をやろう」自、由……？《ビキッ》自由……自由自由自由自由自由自由……
「闇の巫女よ……何を迷っているのだ」そうよね、私は…………グ、グううぅ！チが……う、わタし…………は、ヒカ、ひカリ、の……
ううぅぅぅうううああああぁぁああああ！！《ビキビキビキ！》（や、闇が……！？イヤッ！もう私は……こんな…………）
「呪文が完成したか」あぐっ……やっ、あっ「魔族になれば……全てが手に入る。力も、自由もな……」私は……！
「自分の体を見よ」えっ……あれ？《ググッ……ムクムクッ》む、胸が……いや、体全体が、どんどん大きくなって……成長している……！？
「成長した体に合わせて、服も再構成される。我ら魔族の特徴でもある、黒き鎧へとな……」……う、うわぁぁ！背中が、あっ……熱い！
「その翼は、お前を縛る全てからの自由の象徴であり、力の象徴だ」これが、魔族なの？魔族って、こんなに素敵なものだったの……？
私は、私は自由……もう、何者にも縛られない…………待っててね。あなたのもとにだって、すぐに飛んでいけるから。

軽く返信するつもりだったのになんかよくわからない衝動に駆られて。