「真涼は…はぁ…感じやすいんだね…こんなにあちこち触るとほら、きもちいい?」
「…うん、多分、境遇もそうだけど…相性が良さそうだから、私はあなたが気になって…」
ふー…すぐにいくのはもったいないと思って、そっと抱き合いながら、ゆるゆると根元
まで押し当ててぐいぐいと腰を使っていると長い足が俺の腰を挟み、やがて、俺の腰の上で
絡むように密着してきて…この感触の良い肌とむっちりとした乳房が俺を包んでいる。
「そういう本能的な引き合いがあったのかなあ」俺を虜にするような目線に惹かれ、くちゅ
くちゅとディープキスしながら、その刺激が俺と真涼の緩やかな快楽を乱して、
「あっ、あっ、もう、そう…もっと強く、はっはっ、い…いい…ああーっ!」
どうにもならない高まりが俺の中に満ちてきて、体を起こして、もがくようにバンバン腰
を使い、真涼の腕が俺の腕をぎゅっと掴み、これでもかとやっていくとやがて、
「俺、も、もう…真涼!」「あ、はーっ…んん…鋭太! 鋭太ぁー、いっくっ…んーー」
真涼の体中で激しい波が起こり、俺の体はそれに飲まれるように翻弄され、叫ぶような勢
いが俺を貫き、お互いの体を打ち付けるようにびくっびくっと俺はめまいがするような射精
感に任せて、どびゅーっとばかりに射精し続けた。ああ…汗だくだよ…はぁはぁ。
しばし、ぼーっとしていたと思う。ちゅって頬にキスされて、目が覚めた。
「ふー。真涼、気が済んだか? かなりがんばってみたんだけど」
真涼のまなじりは下がり、俺をやさしげに見つめている。まだ、物足りなかったかなあ。
「私が見込んだだけ、あったかなー…まだ、甘い感じが…なんでかしら、うふふ」
「そうか。良かったな、真涼」とちゅーっとキスして、俺は体を起こして腰を引いて、真涼
から抜いた。コンドームを縛って始末し、ティッシュが見当たらないので真涼の手を引いて、
起こして、「シャワー浴びようぜ」「そうね」とちょっと危うげな腰つきでソファーから降
りて、バスルームまで指を絡ませた恋人つなぎで。
広いバスルームは、ジャグジー機能とかありそうだったけど、もうじき夕飯だしと思い、
自重した。終わった後の賢者モードな思考で見ても真涼の裸はきれいで見事だった。
帰り支度を済ませ、玄関まで真涼は、付いてきた。
「わがまま言って、ごめんなさい。でも、私の気持ちはほんとうなのよ? 鋭太」
少し申し訳なさそうな顔で、でも、俺の手を握りながら、そう言った。
「真涼も辛い生活だったろうし、判るよ。気持ちは、十分伝わったと思うけどさ、俺は千和
が好きだ。ただ、真涼も見捨てておけないよ」
「すぐに答えが欲しいわけじゃないの。出来れば、私も恋人候補に入れてね、鋭太」
「ふふっ…学校では、偽装とは言え、恋人同士さ。当分は、それでいいじゃん」
「そうかもね、それくらいからで。では、気をつけて帰ってね。おやすみなさい」
「ああ、また明日な。おやすみ!」と真涼のさみしげな顔にキスして、別れた。
立派な邸宅を出て、バスで帰ろうかとすっかり暗くなった道を歩き…はっとなってスマホ
を見ると10回くらい千和から着信履歴が! 俺は慌てて言い訳を考えつつ、電話した。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり
乙です!
もっと書いてください!
41 :
35:2013/02/25(月) 23:17:55.65 ID:2d7sitiY
>>40 どもです〜って言うか、アップミスして最初のほう、欠けちゃってる(^^;
鋭太x真涼
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
スマホのアラームで目が覚めたら、布団に温もりがあるけど千和が居ないな。
起き上がって、いつか、自分にもこう言う事有るんだろうなあと思っていたけど、千和
とこんなに早く体験してしまうとはなあ。…さて、着替えようとパジャマを脱いで制服に
着替えた。教科書とか鞄に詰めて、階段を降りていくと庭でいつものように素振りしてい
る千和が見えた。うん…したからといって日常が変わるわけじゃ無いよなと安心しつつ、
台所に向かい、昨日買ってあったシャケを焼いてみたり。今日は、ネギとワカメの味噌汁
にしようと思い、鍋に水を入れて沸かし、ワカメを水で戻してネギを切って…シャケを裏
返して、ふやけたワカメを適度に切って、ネギと一緒に鍋に入れて…火を弱めて味噌と溶
かしてと…シャケは焼けたな。それぞれ、火を止めて、タオルを持って庭に行くと、
「おはよう、えーくん! えへへー」顔を赤らめてるな「おはよう、千和。元気だな」と
タオルを渡すと汗を拭いて、「ありがと! 愛してるっ!」「…お、俺も」「わぁー!」
つい、応じてしまった俺に喜んだ千和が抱きついてきてチューされちゃったぜ。
「まあ、朝飯食べようぜ」「そうだね!」俺がシャケを皿に乗せたり、なんか、輝いてる
千和がご飯とみそ汁を盛って、テーブルに並べて、いつものようにいただきますした。
今日のシャケの塩具合はおかず向きで良いなあとか食べたりしながら、
「今日の千和は、いつもより輝いてる感じ」「だって、愛する人にやさしく一晩過ごして
もらったんだしー千和は、とっても満ち足りてるよ? えーくん…」声が、甘いな。
「…俺も昨日までどこかうつろな寂しい感じがだったんだけど、安心感があるよ」ふわっ
と千和から惹かれる匂いが「二人の絆だよぉ…えーくん!」顔を赤らめた千和が…うう、
なんだこの空間は…不快じゃ無いけどもどかしいぜ! 俺はさっさと食べて、食器を片付
け始めたので、千和もはっとなってみそ汁をずーっと飲んで、お椀を差し出してきたので
洗って、水切りラックに並べて〜夜中のうちに洗濯が終わってたのを洗濯機から出して、
庭に干していると千和も手伝ってくれた。まあ、そんな感じで、仲良く登校だ。
「そろそろ学校が近いから、手を離すぞ?」温かな手を、名残惜しい感じだけど。
「いいじゃん。夏川なんて気にしないでさ、えーくん〜!」とぷーっと頬を膨らんだ。
「あら、おはよう、鋭太。私の事が何ですって?」するっと夏川が現れて、きゅっと手を
握ってきた。リレーみたいだなあと思いつつ、偽装彼氏、偽装彼氏〜と思いながら、
「やあ、おはよう、真涼。別に何でも無いよ?」と言いながら、横の千和に大丈夫だから
って目で伝えると判ってるよって感じで明るくうなずいたのでほっとした。
そんな様子に真涼はあまり面白くない顔していたけど、千和は俺の彼女だから。
「じゃあな、千和」「うん、えーくん!」と廊下で別れ、腕を組んだ真涼と教室に入ると
やっぱり「えっ?!」とか「ほんとだったのか…」とか教室がざわめく。
きっと、Twitterとかで昨日の夕方の事が拡散したんだろうなあ。
俺はふつうですけど何か?という顔で席に着くと、
「おはよう、鋭太。あはは、すっかり注目の的になってるね!」とカオルが面白そうに。
「なーに、真涼の見る目が無いとか実は…とかでスルーされるようになるさ」というと、
「…私の人選は間違ってなかったみたいね。微妙すぎる鋭太だから、誰も俺の方がいい!
とか来ないじゃないの。うふふ」実際、そういう生暖かい目で見られてる気がする。
でもさ、俺には愛する千和がいるのだ。昨日の甘い出来事を思えばどうって事無いさ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
最初のほう、これがあると思ってください…ううorz
今回は、鋭太x姫香で。
いろいろ設定が変わってますが、良ければ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
わたし、秋篠姫香。あまり人と馴染めなくて、いつのまにか一人になっていることが多
くて、うちが「旅館あきしの」をやっているせいもあって、忙しい時期には学校を休んで
手伝わされるのもあって、友達も出来ず、さびしい中学時代を過ごしていたの。
だから、自分の部屋にこもり、大好きな本の世界に飛び込んで、自由になっていくつも
の特別な体験をしたわたしは、いつしか自分は、この世界の人じゃなくて、暁の聖竜姫、
バーニング・プリン・プリンセスだって気がついたの。
その思いをノートに書き留めて、現実という【塔】に閉じ込められたお姫様のような、
わたしを救い出してくれる王子様に渡そうとずっと、待っていたの。
いつものようにファンタジー系の本が充実している古本屋に行って、もっとわたしを導
いてくれる本がないかな?ーって棚を見ていたら、古ぼけた動物図鑑がとても気になって。
子供向けの大きな図鑑を棚から取りだして、開いてみると一冊のノートが挟まっていて、
何気なく開いてみたページに、『暁の聖竜騎士』って書いてあって、大きな剣を持ち、黒
い甲冑とマントの竜騎士のイラストからまばゆい光が溢れ、わたしはその世界に引き込ま
れて、大空の城の広間で、暁の聖竜騎士が暁の聖竜姫を暖かく抱擁してくれた。
軽いめまいを感じつつ、現実に戻ったけど、運命の出会いなんだわって、本を閉じて、
しっかりと抱えてレジに向かって、ふわふわした感じでうちに戻ってきて、夢中になって
読んだの。邪竜…ワイバーンが世界の災悪を引き起こしていいるから、暁の聖竜騎士こと、
バーニング・ファイティング・ファイターさまが倒してくれれば、わたしは変われるって
思うと、胸が締め付けられるような想いが溢れ、このノートを書いた人に今すぐでも逢い
たいって思って読み進めたら、ノートの最後のページに凝った書き方で【季堂鋭太】って
あった。
それからのわたしは、この人にどうしたら逢えるのかな?って毎日考えてる。
次の授業は音楽なので教科書やノートを持って廊下を歩いていたら、一緒に歩いていた
真涼が話しかけた時、注意が削がれたのか、どんっと誰かにぶつかってしまった。
「わっ…ごめん、大丈夫だった?」和服が似合いそうな、色白で姫っぽい髪型をした子が
しりもちついていたので手をさしのべると俺の手より、取り落としたノートをじっと見てた。
「1年1組 季堂…エイタ?」ノートの名前欄を読んでたのか。
ともあれ、手を貸すと起き上がって、俺のことを珍しい物を見つけたような表情でじっ
と見つめ、ぱんぱんとスカートのほこりをはたくようにして足早に去って行ってしまった。
「なあに、あの子。抹殺ノートに鋭太の名前が書き込まれるのかしら?」
「怖いこというなよ、真涼。ちょっとぶつかったくらいだろう」
偶然だろうけど、白く柔らかな手に触れたときに懐かしいようなイメージが脳裏に閃い
たんだけど、それがなんだったか思い出せなかった。
夕方、真涼は用事があるとかでさっさと帰ってしまったので一人で廊下を歩いてると、
「えーくん! 一緒に帰ろう?」声で千和だと判るけど、俺のいうことを素直に聞いてセミ
ロングな髪をなびかせる千和に、ちょっとドキッとしつつ、「おう!」と応える。
人影もまばらなせいか、そっと手を繋いでくる千和になにも言わず、下駄箱まで来た。
自分の下駄箱を開けると靴の上に…手紙? マ…マジかよ。これってラブレターなのか?
手が震えつつ、さっとポケットに入れて、平静を装って靴を履き替えたが…、
「あ…えーくん、ポッケから落としたよ? …これって、ラブレター…だよねっ!」
膝を曲げたときにポロリと落ちちゃったのかよ。しげしげ見つめる千和から取り上げて、
「いやー果たし状とか? ほら、真涼をまだまだ諦めきれないヤツが多いと思うしさ?」
ハートのシールとか貼ってないし、ぱっと見にはなんの手紙かは、判らないさ。
「じゃあー、千和が読んでもいいいよねー?」「と、とりあえず、家に帰ってからな?」
疑惑の目で見つめる千和をなだめつつ、本屋と「まるとく」に寄って家に帰った。
リビングにカバンを置いて、色めきだっている千和をウザって思いながら、手紙を開封
してみると……ポエムなのか?
『――ずっとずっと、暁の聖竜騎士さまを恋い焦がれていました。
――はるか遠くの絆を、もう一度結び直して。
囚われの暁の聖竜姫より』
暁の聖竜騎士? あー…なんか思い出してはいけない記憶が、くそーなんだっけ?
「うーん…果たし状じゃないね。竜騎士って、もしかして、えーくんとこの夫婦仲が悪く
なってきて、毎日ケンカしているときに、びっしりノートになんか書いてたよね?」
「あの頃は、かなり病んでいたから……ちょっと待てよ?」俺は、階段を駆け上がって、
自分の部屋に飛び込んで、クローゼットの中を探るが…確か、図鑑、動物図鑑だっけ?
アレの間に挟んでおいたハズなんだけど、どこにもないなー。
「古いから要らないって段ボールにまとめて、古本屋に売りに行ったときあったよね」
千和が後ろかのぞき込んで来て、ごそごそしていて、
「あの時かー。隠しておいたんだけど、そのまま売っちゃったのを手に入れたのかな」
ぶんっと千和が素振りをしているのは、その頃に作った大剣、マントと甲冑もその付近
にまとめてあった。ベニアとか段ボールで作ったから、かなりしょぼいけど。
「あったなー。よく覚えてたな、千和」「えーくんのことなら、何でもね? うふふ」
うーむ。まさかと思うけどアレを本気にして、手紙しちゃったのかよぉ。
悩んでいてもしょうがないので、着替えて、夕飯作ったり。
千和と一緒に里芋の皮むきしつつ、微妙な気分だった。
「差出人が書いてないから、誰とも判らないのが何ともなあ」布巾で芋の皮をムキムキ。
「誰かのいたずらかもよ? えーくんがオロオロする動画がアップされるの。うひひ」
「げぇっ。女みたいな字を書くヤツもいるしなあ。そういうの止めて欲しいぜ」
それにしても俺の作った設定と似ている。あのノートもないし〜と思いながら、里芋
とインゲン、にんじん、鶏肉の煮っ転がしを作って、夕飯となった。
「でもさ、ラブレターもらったんだけど、気にならないの?」なにがって感じの千和が、
「えーくん、気乗りしてないじゃん。親密な二人の間には隙がないのです…」
えへへーっと俺を見ながら、千和はあたまをふりふりしながら語っております。
「愛されてるとこういう心境になるのかな」里芋と鶏肉って合うよなあと、ご飯を食べ
つつ。千和と真涼で、今はいっぱいいっぱいだしな。
「それが【千和愛】なのです! えーくんは、千和の全てを受け入れればいいの…」
この甘い時間がずっと続けばいいのになと思いながら、お茶を飲んで、食べ終えたの
で洗い物して、いつものように勉強したり、腹筋したりして、千和は去っていった。
ふと、テーブルに起きっぱなしだった手紙を見てみると、便せんに「旅館あきしの」
って書いてある。部屋に戻ってPCを起動してググってみると学校からそんなに遠くない
場所にあるので、そこに行ってみると何か判りそうな気がした。
あのノート、取り返しておきたいし。
風呂に入り、昼間、ぶつかってしまった子をちょっと思いだしていた。
千和みたいに小柄で、夢見るような瞳、はかなげな印象で腰まで届くようなお下げ、
艶やかな黒髪に赤い髪飾り、スカートから覗く黒タイツが色っぽいような…あんな子が
手紙を書いてくれたとしたら…いやいや、妄想乙って感じで、千和の襲撃もないので、
のんびりと風呂に漬かり、頭とからだを洗って、風呂を出た。
ちょっと着替えて、自転車に乗って外に出た。クレジットカードが無いからコンビニ
受け取りにした通販を受け取る為に。
コンビニに着いて、中身が見えないから大丈夫だと思いつつ、カウンターで受け取り、
そわそわした気分で軽い箱をかごに入れて家に帰ってくると、背後に気配を感じた。
「…えーくん? こんな時間に出かけるなんて、あ・や・し・い」パジャマ姿の千和だ。
「別に? ちょっと通販で届いたものを受け取りに行っただけだから」
ふぅーん?と千和が俺に続いて、うちに入ってきてしまうのでしょうがないから玄関
の鍵を締めて、箱を持って、二人で階段を上がっていく。
部屋に入り箱を机の上に置いて、俺はシャツとズボンから、パジャマに着替た。
「開けてもいい?」「いいけど」バリバリと段ボールを千和が開けて、む?としている。
「その…さ、今後も千和とするだろ? だから」数箱のコンドームを買ったわけで。
「うん…そうだね。えーくんとするのに、要るよね……じゃあ、さ」
千和は箱を開けて、わんこのように1枚口に咥えて、ほわっと部屋に甘いような香り
が強まってきて、伏目がちに俺を誘う千和と抱き合い「そうだね」とコンドームを受け
取り、キスを待ってるように薄く開いた花びらのような唇に合わせ、そっと舌と入れて、
繊細な感触を交わし、ちゅ、ちゅうっと吸い合うようにキスをした。
お互い、パジャマを脱がせつつ、千和がすとんと腰を下ろし、ぺろっと俺のを舐めた。
「千和…舐めてくれるのか?」根元にチュってして、頼りない舌がねろーっと。
「えーくんだけ舐めるのずるいし。どう? ゾクゾクする?」むふふと千和のフェラが。
「…舌で舐められるってこんななんだ。ゾクゾクって言うか…じわっとヤバイ」
「どのへん?」舌で包むように竿のところを這うように「そ…そんなの初めてだよ」
「どろってぬるぬるでたね。やっぱりここ?」千和が竿を握り、亀頭をまんべんなく、
ぬるりとしたきめ細かい舌が敏感なところを「お…おお」千和がにやりとした顔で舐め
続け、ちゅうって吸ったりされるともうヤバイのがこみ上げて来るし、千和の唾液と俺
の先走り汁が相まって、ちんこが溶けそうなぬめりとなって、むぉぉー!
「むぐっ!」この、この高まりで口の中へ?!「ヤバイ、ちんこ全体がいい!」口の中
というだけでおかしな気分になるのに千和はすっぽり咥えて、出し入れされてさ、唇が
舌がもう、何が何だか俺の股間に千和の顔がふりふりとして異様な昂ぶりに、
「あ…あぁ、うっ…うぉ!」変なところに射精してしまう快感でびゅっびゅっ!と勢い
よく出してしまいましたよ。はぁ。
「けほっ。変な味ー」と千和が精液をんべーとばかりにはき出すのでティッシュで受け、
「ごめん、外に出す余裕無かったよ」と自分のも拭いてみたり。部屋に広まった精液の
匂いのせいか判らないけど、千和の肌もぬめっとした感じに見えてエロい。
ベッドに全裸の千和を寝かせて、覆い被さるともう、乳首が立ってるので、手の平で
くにくに当たる感触を楽しみつつ、耳元に口を近づけて、ふーっと息を掛けつつ、
「千和のフェラ、気持ちよかったよ」というと「あんっ…えーくんたら」とゾクッとし
たように肩をすくめるので首筋に沿ってチュチュってしていくと「やーん」とかわいら
しい声で悶え、ぐにぐにと小ぶりな乳房を捏ね、すくい上げるようにして乳首に吸い付
き、反対側の乳首と一緒に愛撫していくと「…っはぁーん」と吐息を漏らし、太ももを
もじもじさせてくる。乳房を愛撫しつつ、汗ばんで来た素肌を味わうように脇から背中
にかけてそーっと撫でていき、お尻から膝の方まで触っていくと、びくびくっと千和は
感じているようで、太ももの内側にかけて撫でていって、熱気を帯びた茂みの奥へ手を
当てて、恥丘とその下につながるひだのあるあたりをマッサージするような感じで愛撫
していると「あ…あ…んくっぅ…や、そんなに乳首をしちゃダメだよぉ…きゃっ」
とかいうので乳首を甘噛みしたら悲鳴のような声でびくんと背中が跳ねたり、膣に入
れた指がきゅっと締まったりでゆっくりと出し入れしていくとだんだん愛液が濃くなり、
千和のからだはくったりとして、喘ぐばかりになって気持ちよさそうだ。
「どうして欲しい? 千和」「…もっと奥まで…して」「どこの?」「…えーくんの指
が入ってるとこぉ…あー…ぎゅーって来ちゃう」人差し指と中指の根元まで入れて、
ねっとりとまとわりついてくる肉壁をかき回してみたり指先でえぐるようにしてみたり、
「痛くないの?」「いろんなところが気持ちよくなって…出し入れして…そう、もっと
早くして…」はぁはぁはぁと息が荒く、熱に浮かされたような千和が俺の腕を掴んで、
ヤバイ雰囲気で「もっと…ああっ…止めないで! いいっ…はぁはぁーっ、あうっ!」
俺も興奮してずぼずぼと指を使っていくと悲鳴を上げて千和は息を詰め、そして、どば
ーっと俺の手の平に愛液をこぼした。
喘いでいる千和を見つつ、俺はコンドームを装着して、まだひくりひくりとしている
赤いひだにちんこを押しつけ、ぐーっと挿入しながら、火照っている千和を抱きしめた。
「ああ〜えーくん〜また…んんっ」愛する肉体がまたも悶え「いったの?」頷いてる。
昨日の感じからするともっと穏やかな感じになると思ってたけど、判らないなあと思
いながら、俺に必死で抱きついてくる千和に痛々しさを感じて、ゆっくりと腰を使い、
熱くうねり、俺を求めてくるやわ壁をいたわるように合わせて行った。
ふぅふぅと喘ぐ千和に「腰、痛くないか?」と聞くと「少し、きついよ」というので、
そうだな…こうすればいいかなと千和を抱きしめつつ、体を起こして抱き合うような、
座位にしてみたけど、「これだとどうかな?」と千和の柔らかなお尻を抱えつつ、
「うん…この方がいいみたい。うふふ…えーくん〜」と千和の顔が近づき、チュチュ、
くちゅくちゅと上と下でイチャイチャするような感じで「かわいいよ、千和」っていう
と千和の脚が俺の腰にぎゅってして、俺の首に細い腕を回して抱きつくようにして密着
するように繋がり合い、「はぁ…はぁ…えーくん、愛してる!」「千和、大好きだ!」
なんて感じで高まってきて、ふんふんふんっ!と突き上げていくとぎゅぎゅっと中が
締まってきて、「もうっ…だめっ、えーくん!えーくん!」「おう!俺も、そろそろ」
ぐったりしがちな千和を抱きしめ、もう、もうムリ!って感じで打ち込んで行くと、
「ああ〜! あ…い、いくっ…」むおーっとばかりに俺の中を奔流が駆け抜けるように
堪らないモノがぎゅーっと来て、どくっどくっと千和の中に向けて、力強く射精した。
ふえ〜っとばかりに俺は仰向けに倒れ込み、千和が俺の胸ではぁはぁしてる。
「なんか…千和も俺も、すけべなのか?」「…なんか、そうなっちゃうみたいだね」
あはは、ふふふって感じで、おかしくなって、すっきりした気持ちになったので、
千和から抜いて、コンドームの始末をして、もわっとした空気を窓を開けて換気した。
この前と同じように千和を抱っこしつつ、階段を降りて浴室でシャワーを浴びて、
さっぱりと汗を流した。体を拭いて、髪をドライヤーできちんと乾かして。
またやっちまったなあと思いつつ、2階の俺の部屋に戻ってきたら、
「今日はお母さんたち、居るんだ」げげっと思ったが、ギリギリ日付の変わる頃だ。
「大胆だなあ、千和は」「えーくんは、それだけ信頼されてるんだよ?」とキス。
「そうか、じゃあ、千和の家まで送るか」「いいの?」「うん」と千和の後に続き、
春咲家の玄関に来てドアを開けると、「千和、何時だと思ってるの?」とお母さんだ。
「すいません、僕がつい、引き留めちゃって」「あら、えーくん。久しぶりね」
「ご無沙汰してます」なんか、恥ずかしいぜ。「おお、鋭太君か」お父さんまで!
「ずいぶん、千和がお世話になってるようで申し訳ない」「いえいえ、僕も一人では
寂しいですし」うう、なんか、さっきまでえっちしてて、俺こそ申し訳ないっ!
「はいはい、もういいでしょ? おやすみ、えーくん」「千和の事、よろしくね?」
「期待してるぞ? 鋭太君」「あ、あはは、いやその、おじゃましました!」と俺は、
春咲親子に手を振られつつ、逃げるように家に帰ってきた。
いろいろバレてる感じだなあと思いながら、洗面台で歯磨きを終えて、2階の部屋
に戻って、ベッドに倒れ込んでいると夜風が俺の目を覚ますように吹き抜けていった。
窓を閉めて、ともかく、明日の放課後にでも手紙を持って、旅館あきしのに行って
みるかと思いながら、千和の残り香に包まれぐっすりと寝た。
今日も千和の元気な朝稽古を見たりして、いつものように登校した。
休み時間、トイレに行こうと思ったらとなりの教室から、昨日ぶつかった女生徒が
出てきたので、「あの…」と声を掛けたら、ぴゅーっと廊下を走って行ってしまった。
何なんだよ?と思いながら、俺はトイレを済ませて教室に戻った。
いろいろ気になりつつも昼休みになったので、今日は4人で学食へ。
「まあ、そういうわけで変な事になっているんだよ」手紙の事とかカオルや真涼に。
「ふぅん。鋭太は、モテ期なんじゃないか? 立て続けだものなあ」
「私は、計画的犯行の匂いが感じられるわ。注意しなさい、鋭太」
「昨日のお手紙から、誰が付いてきたり、撮影されてる感じが無いんでしょ?」
「モテ期はいいとして、犯行か。おびき出して…とか? 尾行されてる感じは無いし、
俺を撮影しているような感じは…見当たらないしなあ。
あ…カオルなんて人気者だし、実際、モテてるんじゃないか?」俺なんかより、さ。
「えっ、僕? 友達は多いけど、特にそんな相手は…居ないかな」
カオルは、なんで俺を見て寂しげな顔をするんだろうな。彼女が欲しいからか?
「そうなんだ。カオルから付き合ってくれないか?とか言えば、すぐ出来そうなのに」
「そうよね。でも、あなたみたいな人って、男性を強く感じないから出来ないのかも」
「カオル君、人当たりがいいけど、誰かのものにならないって感じかも?」
「オイオイ、僕はそんな感じに見えるの? はぁー、だからかなあ」
そんな感じで真涼も俺たちの輪にすっかり馴染んじゃったなあと思いながら、昼休み
は終わった。
放課後、真涼と帰りながらどこか寄っていかない?と誘われたけど、用事があるから
といぶかしがられながらも何とか別れて、昨日のうちに調べておいたバスに乗り、あの
手紙の旅館に向かっていった。夕日に映える山間の道を進んでいくとスマホのメモから
するとそろそろなので、ボタンを押して、バス停に降りた。
探偵するような気分で興奮しつつ、道沿いに歩いて行くと「旅館あきしの」と看板が
見えてきて、キター!と高まる胸を抑えつつ、玄関に向かっていくと、アレ?
「絆は、本当だったんだ…わたしが、暁の聖竜姫なの。
逢えてうれしい…暁の聖竜騎士さま」和服を着た隣のクラスの女子が駆け寄ってきて、
ひしっと抱きついてきた。えーっと…うれしい展開では、ある、あるけれども、
「つまり、手紙にあった俺の妄想を書いたノートに書いてあったことと便せんの旅館名
がキーワードで、ここにたどり着けた俺は、お前の…運命の相手とか?」
「はい、エイタ。わたしのことは、ヒメって呼んで?」と俺は、訳がわからないまま、
彼女の手に引かれ、風流な庭の砂利をざくざくと踏みしめつつ、離れに連れて行かれて
バタンと扉が閉められた。木造の女の子らしい部屋ですが…ファンタジー系が充実した
本棚がいくつもあって、読んだシリーズが何個もあるな。
「エイタは、ここに居て」とクッションを渡して、ヒメは出て行ってしまった。
この香りは、ポプリかなあ。隠れ家みたいな不思議と落ち着ける感じに浸っていたら、
「どうぞ」とお茶とせんべいを持ってヒメは、戻ってきた。お茶をすすりつつ、
「あのさ…あのノートに書いてた時期は、けっこう前で…今思うと、かなり恥ずかしい
事を書いていたと思うんだ。だから、悪いけど持っていたら返してくれないか?」
ノートの事知ってるし、間違いなく持ってるよね、この子は。
「そんな…あの【聖典】に書かれた事のどこが恥ずかしいの? わたしの唯一の光なの。
それを記した、暁の聖竜騎士こと、バーニング・ファイティング・ファイターは、
どうしてしまったの?」…え、えーとー、汚れを知らぬ純真な子なんだろうなあ。
「それは、君が受けた啓示であって、多分、俺じゃないんだよ」
「わたしを試しているの? あなたに触れたとき、確信があったのに」
こけたヒメに手を貸したときの事か。確かになにかイメージが伝わったような気も。
「そうだ、こんな格好しているから迷ってるの? それならば……」
そう言って、しゅるしゅるとヒメは、和服の帯や紐を解いて…和服では下着を着け
ないって、イヤその、マジか?!
「見て、エイタ。わたしがバーニング・プリン・プリンセスよ。思い出して……」
白雪のような肌、その印象を裏切るような豊かな乳房、優美な腰の…いやいや!
「これでも…そうだ、あなたの体には紋章があるはず!」
急な全裸に戸惑っている俺は、ヒメに押し倒されて制服を脱がされ、同じように裸
にされてしまいました。なんでこんな事に?
「ああ…雄々しい戦士の体。この胸と背中の紋章は、たしかに聖典通り…」
うっとりとしたヒメは俺の胸にもたれかかってるけど、そのさ、アザと染みがね?
見ようによっては、そういう風に見えて当時は、浮かれたよ。小さいし、そうと思わ
ないと見えないんだよ。千和とやってる腹筋のせいで、多少は締まった体だとは思う
けど、ああーもう、裸で心許ないぜ。こうなったら、
「よし、ヒメよ。確認は十分であろう。これでもワイバーンとの戦いで忙しい身だ。
これにて、失礼させてもらおう!」確か、そういう設定だったと思う、たぶん。
「お待ちになってください。昨夜の啓示では、ワイバーンの精神攻撃から護るには、
全身をくまなく護法を施さなければならないと、とても甘美な…まるで男女が愛し
合うかのような秘儀を行ったではありませんか。
それなしでは、わたしはとても耐えられないでしょう。お願いです、エイタ、この
ヒメに、永遠なる秘儀を与えてください」
啓示って夢見ただけだよね? こんなこともあろうかと、鞄の隅に例のゴムを持って
来ていて良かったと思いつつ、まあ、それっぽいことをすればいいのだろう。
「予知夢みたいなモノかもしれないな。では、そこのベッドに寝なさい」
ヒメが神妙な顔をして、ベッドに寝そべり、そのときを待っている。俺は鞄をあさり、
ゴムを取り出して手の平に隠した。うーむ、こんな珍妙な事になるとは。
かわいらしいキルティングのカバーが掛かったベッドにそっと乗り、
「では、ドラゴニック・アスペルシオ・エンジュラスの儀式始める!」「…はい」
どこかのMMRPGで聞いたようなスキルを並べたが、こんなモノか? 目を閉じている、
神妙な顔に近づけ、この桜色した唇にそっと口づけを「…んっ」頬に赤みが差してきた。
ふーむ…全身ね。左手の指先から触れるかどうかという感じで、キスして行き、きめ
細かでいい匂いがする肌だな…手の甲、手首、腕と上がって、肩までしたところで、
「はぁ」とヒメは甘いため息を漏らした。右手に移り、同様にしていって、次は足かな。
きゅっとした左足の指先にちょっとためらったけど、キスをするとふるって体が反応
し、足の甲から、ちゅちゅってしていくと肌が湿ってきて、膝のあたりで「ふぅ」と、
ため息が。続けて、やわやわした太ももを楽しんでいき、少しずらして腰の辺りをちゅ
っとすると「ううんっ」と声を漏らし、右足に移って、同じようにしていくと堅く緊張
していた体から雰囲気が変わってきたぞ? ヒメの脚の間に割って入るようにして抱くと
「ああ…ドラゴニックオーラが心地よい」ドラクエだっけ? でも、華奢な体に似合わぬ
ふくよかな胸とふわっとした感じがとても抱き心地が良いなとさらっとした髪から、形
のよい耳をあらわにして、キスを続けていくと薄目を開けて、口元が緩み、夢見るよう
に小さな喘ぎが止まらなくなり、徐々にからだが火照ってきた。
首筋から胸元に掛けてしなやかな感じを味わいながら、そっと両手で乳房を愛撫する
と指の間からやわやわしたあたたかなものがはみでるようなこの堪らない感触。
まんべんなくむにむに、むにょむにょとする感じを楽しみ、朱鷺色した乳輪にキスを
し、乳首を口に含むと「あっ…そんな」と乳首がさらに起ってきて舌先で弄っていると
俺の頭を抑えて、心地よさそうだな。すべすべした脇から脇腹に掛けてもおなじように
キスして行き、みぞおち、お腹、へそとキスして行くと「や…あっ…」ともう、儀式っ
て感じじゃ無くなってきたなと思いながら、両膝をぐっと持ち上げて、内ももをキスし
て行くと「…恥ずかしいです」と手の平で顔を覆うのが萌え!
じらすような感じで両太ももに唇を滑らせていくと淡く茂った陰毛の下にある、一筋
の繊細なひだは充血し、とろりとした透明な愛液が溢れていたのでそこにもキスをして、
膣から上に向けて舌先でなぞり上げていくと「あふっ…んんっ…あーっ!」小さく頭を
出したクリトリスに辺りで声が大きくなったので、そこを中心に慈しんでいると俺の肩
を抑えるようにして喘ぐようによがりはじめたので、そっと中指を膣に挿入してひくひく
とした肉壁を探るようにしていくと「こんな…こんなにも…なの? あぁんっ」半開きに
なった唇から柔らかな舌が見えたので、親指でクリトリスを弄りつつ、中指を出し入れ
しながら、淡く甘い感触の唇を貪り、舌を絡み合わせていると唾液が濃く、塩甘いよう
な感じになって、やがて、ヒメの体は股間を中心にぎゅ、ぎゅっと引き締まるような
感じになってきたので、空いている左手で乳房を愛撫し続けていたら、
「ああっ…体の奥まで…感じるっ…すごい…エ…エイタぁっ」と身を反らせるようにし
て息を詰めて、そしてふぅーっと体から力が抜けた。あ…忘れそうになったけどこれ、
儀式だっけか。
「儀式は、第2段階に入る」ぽーっとした顔で焦点の定まらない目をしているヒメを見
つつ、判らないようにそっとコンドームの封を切り、ちんこに装着した。よし。
「はぁはぁ…はい」とうなずくヒメが愛おしくなってきたぜ。儀式、儀式と思いながら、
かるく膝を立てて、この辺の角度かなとちんこを潤んだ膣口にあてがい、そっと馴染ま
せてぬめりが付くようにしつつ…じわーっと挿入していくと…大丈夫そうかなー。
「わたしの中に…輝くオーラが染め上げていって…こんなに…あふぅ」奥まで入った。
「よくぞここまで耐えた。あと、もう少しだ、ヒメよ」「はい! エイタ」
なんだろうなあと思いながら、可憐な少女とそっと抱き合いつつ、あやすような緩や
かさで腰を使い、吸い付くような肌を抱いていくと甘酸っぱいような気持ちになってき
て、甘いようなこの香りに包まれながら、それでも中は俺のを包み、奥へと誘い、俺の
魂まで見通すようなヒメの瞳が見つめ、俺は愛おしむように口づけをしつつ、細い手が
俺の背中に回され、頼りなさげな太ももが俺の腰をぎゅぎゅっと挟む度に中が締まって
言って、何とも言えない瑞々しいような感じが二人を溶かしていく。
「そろそろ、最終段階だ、ヒメっ!」「はぁー…はぁー…もう…もう…どうしたら」
汗ばみ、堪らない様子で喘いでいるヒメにそろそろ限界な俺は腰を速めていき、
「いい…も…もうっ…あっあっあっ…あぁーっ…きちゃう、き、いっ、ああーんっ」
ヒメの高まりに合わせられたか?と思いながら、ぐっと腰を押しつけつつ、ほとばし
りが俺の腰から抜けていき、びゅ、びゅーっとばかりに射精して、びくびくっとする、
ヒメの締め付けが堪らない感じだった。ふぅーっ。また、やっちまったー。
ぼーっとしてるヒメに口づけをして、そっとちんこを抜き、ティッシュで陰部を拭い
て、コンドームを外して縛り、ティッシュに包んで手の平に隠した。儀式だしこういう
のはそぐわないだろうから。さてさて。
「儀式は、成功した。暁の聖竜姫よ、もはや、そなたにワイバーンの魔の手は及ばない
だろう」というと「うれしい。これで、本当のわたしになれる」
本当なあ。まあでもさ、これがきっかけでふつうにやっていけるようになれば良いさ。
「さて、ヒメも服を着るが良い」「…はい」
俺は、さっさと制服を着ると正気に返ったような感じだぜ。和服って、面倒な手順な
んだなあと俺はベッドに座りつつ、眺めていた。でも…きれいに着付けたヒメは、見違
えるなあ。そうだ、俺のノートを回収しないと。
「ヒメよ。ノートいや聖典を回収しておきたい。今回の秘法でもう、不要になった筈だ」
そう言うと、引き出しから地味なデザインノートを出してきて、どうぞと俺に渡した。
何度も読み返したのかずいぶんと膨らんでしまっているな。
「読みにくくなってきたので、パソコンに取り込んでおいてありますから」
「そ…そうか。万が一にもネットに流出しないよう、厳重に管理してくれ」
「はい!」ま…まあ、原本が手元にあれば、いいさ。
鞄を持って、離れから特に何も言うでも無く、気恥ずかしい感じでざくざくと砂利を
踏みしめていき、ほとんど日が落ちた町並みを見つつ、ヒメは、紙片を取出し、
「あの…わたしの携帯の番号とメアドです。よろしければ、これからも護ってくれませ
んか?」うー、同じ学校の隣のクラスだしなあ、それを受け取りつつ、
「ヒメよ、聖なる存在として、俺たちの事は世間に知られては行けない」
「はい、エイタ。学校とかでは秘密ってことですね」物わかりが良いな。
「そのとおりだ。では、これで別れよう。さらばだ、暁の聖竜姫!」
「また、会える日を待ち望んでいます。暁の聖竜騎士…」と口づけをして、別れた。
バス停まで歩きつつ…あ、バスが来てる!とダッシュして、すいませーんとバスに何
とか乗って、席に座りながら、捨てたはずの中二病が追いついてくるとは…トホホと思
いながら、遠ざかっていく「旅館あきしの」を眺めていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり
この鋭太は刺されても文句が言えないレベル
51 :
41:2013/03/01(金) 08:45:05.13 ID:dw0N1sx/
>>50 いや〜鋭太から誘ってないし、えっちも求めてないですよ?(^^;
でも、そうですねー千和とここまで仲良くなってるからーううむ。
乙
1文をもう少し短くしたらよくなるとおもう
バス停まで歩きつつ…あ、バスが来てる!とダッシュして、すいませーんとバスに何とか乗って、席に座りながら、捨てたはずの中二病が追いついてくるとは…トホホと思いながら、遠ざかっていく「旅館あきしの」を眺めていた。
↓
バス停まで歩きつつ…
そこで、バスが着ていることに気付いた。
俺はバス停までダッシュし何とか乗ることができた。
そして、窓から遠ざかって行く「旅館あきしの」の姿をみながら、
(捨てたはずの中二病が追いついてくるとは…)
と考えていた。
私も文章が上手いというわけではないんで、参考程度でいいんですが
「そして」「そこで」などを入れると良いと思います。
お外を全裸で走ってくる愛衣ちゃんをはよ
54 :
41:2013/03/02(土) 00:37:53.24 ID:Cp240kH1
>>52 ああ〜、そこのとこなど、確かにその方が情感が出ますね。参考になりますですよ(^^)
気力が尽きて、てきとーに締めてしまった感じです(^^;
なんの意見もアドバイスも無いことが多いのでありがたいです。
pixivに上げた分は長くなってしまったので抜粋。
カオルの紹介で愛衣ちゃんと再開して、鋭太はメアドとか知ってる状況。
鋭太x愛衣
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
じわじわと夏らしくなって、ちらほらとセミが鳴き始めた頃、今年も猛暑なんだろうな
と退屈な土曜日を過ごしていると、スマホにメールが届いた。カオルからか。
『件名:ヒマだったら、花火大会に行かないか?』
『本文:当日に言うのもなんだけどさ、特に用事もなければ行かないか?』
ああ〜そういえば、今日だっけか。千和はお父さんたちが休み取れたので和歌山の方に
行って、海と温泉!とかはしゃいで行ってしまったので、ちょうどいいやと思って、行く
と返事したら、学校の前で待ち合わせということになったので、出かける支度をした。
行く途中、飲み物くらい買っておいた方がいいかなと思って、コンビニでお茶とコーラ
のペットボトルを買って、夕日に沈む校門前に着くと落ち着いた赤の浴衣を着た子は…、
「こんばんは。その、あーちゃんも花火大会に行くの?」
またも落ち着かない表情で、挙動不審だな。でも、結い上げた髪がきれいだなあ。
「タッくん、そのね、一緒に行って欲しいところがあるの。今日でないとダメ、なの…」
「あー…直接誘うと俺が来ないと思ったから、カオルのメールで?」
「ごめんなさい。その…どうしていいか、思いつかなくて」
まあ、いいか。俺がしっかりしていればいいんだしーと「いいよ、じゃ、行こうか?」
というと「うん!」といって、手を繋いできた。
からころと下駄の音が心地よく響き、あーちゃんがこっち!といって、あの頃のように
ゆっくりと歩いて行くと、小川を越えた辺りでかえるの声が辺りに聞こえ始め、夕凪の風
が、ざーっと草をさらっていき、懐かしい気分になってきた。
「この辺、子供の頃によく来たっけ。川岸とかコンクリートになっちゃってるけど」
「…うん、そうよね。四つ手網だっけ?」「そうそう、ザリガニとかタナゴとかいっぱい
取ったよね。あの頃は、どじょうも居たなあ」と眺めていると…淡い光がいくつか。
「あの…山の方に見えるのは、ほたる?」「わぁ…そうね、まだ居たんだぁ」
手の届かないような遠くの暗闇にすぃーっと光が舞っていて、いつのまにかあーちゃん
は俺の隣に寄り添っていた。暗いから、不安なのかな。
「私、転校しがちだったから…一番仲が良かった、タッくんとの思い出がいつまでもね、
鮮やかだったの。でも、それも薄れてきて…あのほたるみたいなもの、かな」
「あー、そうだったんだ。俺さ、ぜんぜんあーちゃんだって判らなかったけど、俺もさ、
幼稚園の頃とは、ずいぶん変わったりしてるよね?」そこまで童顔ではないと思うし。
すいっとあーちゃんは歩き始め、坂を登っていき、やがて、花火大会開始のどーんと
言う音は響くんだけど、山陰で見えないなあと思って…もしかして、この先に高台が。
そう思っていたらわくわくしてきて、あーちゃんを引っ張るようにして…砂利道から、
このはるか空を見上げるように木々に覆い被さるように隠された石段が!
「ここ、だよね?」「うん! 急ごう?」「おう!」と念のために持ってきたLEDライト
のきつい光で照らしても暗く、欠けたり落ち葉が積もってたりする、人気のない石段を
とことこと上がって行き、不気味な木々の揺らめきにも負けないよう、もう少し、もう
少しだ!って二人して、息が上がりつつ、最後の段を上りきった!
不思議と開けた場所には、一本の大木が葉を生い茂らせていて、奥に鳥居が見える。
そして、花火の音がした方を見ると、どどーんという音と共に、
「すごい! あんなに鮮やかできらめいてさ、キラキラして」喉が渇いたので袋から、
ペットボトルを取りだして、キャップを開けて飲んで、あーちゃんにも渡して。
「…ふう」また、どどどと花火が上がって夜空に複数の華が咲き…あーちゃん?
前に回り込み、大輪の花火を背負うようにして、俺をあーちゃんが俺を見つめている。
「ここ、タッくんが教えてくれたの。引越前で泣いていた私をいいモノ見せてやるって
引っ張ってきてくれたんだよ?」
そうか…そんなことがあったから、か。あーちゃんは俺の胸にもたれて、しみじみと。
「ずっと忘れていたよ。この場所もあーちゃんも。思い出させてくれて、ありがとう」
俺を見上げるあーちゃんの瞳がきらめき…この、雰囲気は、またか?
「タッくん。もう1つあるんだよ?」と袖から1枚の紙を出して「よく見て?」
うーん、ライトで照らしてみるとひらがなで婚姻届とか書いてあるんだけど…そのさ、
あーちゃんの名前と俺の名前が書いてあって、
「わー…こんなのよく持ってたね。あの頃、結婚の約束とかしたんだー」
いささか、悪寒がしてきました。わざわざ、持ってこないよね、普通。
「10年後、結婚しようねってあの時、約束して、これを作ったんだよ?」マジで?
「ずっと…大事にしてたの?」
「タッくん…あの時とぜんぜん変わらない。私の旦那様になるまで待っていてくれた。
いやぁんもお、大ハッピー♪ 10年越しの愛衣ちゃん大勝利ぃぃぃぃぃぃっっ!」
キ、キター! 何度喰らっても愛衣ちゃん大勝利には、度肝を抜かされる。
「落ち着いて、お茶でも飲んで?」くぴくぴとお茶を飲ませつつ、なんだこれ?
二人で草むらに腰を下ろして、肩にもたれたあーちゃんをどうしようかと花火を眺め
つつ、いや〜暗いところで見る花火は金属的なきらめきでいいなあ…いや、結婚?
俺は、コーラも開けました。しゅわーっと良い感じですね。
「その…さ、10年も経つと俺もいろいろあるんだ。
この間、一緒に居た千和がいるだろ? 付き合ってるんだ。もう…しているくらい」
「えっ?! どうして?」「それにね、あと二人、なぜか付き合ってるような女がいる。
つまり、あーちゃんが思っているような、タッくんじゃなくなってるんだ!」
どうだ、三股状態だぞ? 威張れるようなことじゃないけど、最低だろ…マジでさ。
「ほら、あーちゃん。ハートとか星形の花火だよ、ああいうの難しいんだろうね〜…」
どーん、どどーんと打ち上がるのに、なぜ、見てあげられないの?
「わかんない…わかんないよぉ。どうして、タッくんは、そんなことしちゃったの?」
俺に肩に手を掛け、すがるような目つきであーちゃんは震えてる。
「ごめんね、あーちゃん。俺の両親がさ、不倫して失踪しているんだ。一時、スゴく荒
れてたんだ。そうなった辺りから、俺、変わっちゃったんだよ。ダメ男に」
幼い頃の純真な俺は、もう居ないんだよ。判ってくれ。
「…だから、そんな乱れた女関係になっちゃったんだ。でもね、私、風紀委員している
くらいだし、あなたのことをきっと、立ち直らせてみせる! そして結婚(ゴール)!」
いやいやー、ムリ、もう、ムリなんだってばとコーラをぐい飲み。
「ぷはっ。あーちゃんは、すごくきれいになったし、可愛い。だから、こんなケガレた
俺なんか忘れて、カオルとかいい男を捜した方がいいよ!」
「だって…婚姻届ぇ」「ほら…がっかりしたろ? 10年経ったら、無効だよ。時効だ」
これ以上、俺の心労を増やしたくないって。あーちゃんはかわいいけど…よいしょって
あーちゃん? なに俺に跨がってるの? せっかくの浴衣をあられもなく…えっとー、
「タッくん、アイね、胸が熱くなってるの。ほら…こんなに。どうして?」たぷんとした
おっぱいが大変よろしいですね、自分から俺の手を押しつけなくてもさ、熱く…火照って
る感じだなあ、手の平につんっと当たるのは乳首? まさぐってるうちに息が荒く…、
「さっき、石段上がってきたし…まだ動悸があるんじゃないかなー?」
「ここ…真っ暗だし、誰も居ないね。二人っきりだよね! ふぅー…タッくんー?」
なぜか、周りの闇が濃くなって、俺とあーちゃんしか見えなくなってきたんだけどー。
もしかして、何らかの能力者なのか? しっかりと腰に脚が絡んで逃れられないし。
「風紀委員さん! 自ら不純異性交遊的な事しちゃダメだよ。しっかりして!!」
あーちゃんまで俺の胸をまさぐって、熱に浮かされたような目つきで俺を見つめないで!
「違うの。風紀委員は、学校だけのことだよ? 今は、アイちゃんとタッくんなのぉ」
といって、いじわるぅと言った赤い唇が俺に迫って、んちゅーっと。
「ダメだ、一時の感情に流されてはいけない。絶対、後悔するよ!」
本当に!俺にとってもなんだよ、もうイヤなんだよ、トラブルは。
「あれ? お尻のポケットに入ってるこのぐにってしたヤツ、アイちゃん、知ってるよ?」
いいの、それは知らなくても! 引っ張り出して俺に見せないで!
この間、千和か真涼と出かけ時に入れっぱなしだったんだよって言えない、とても言え
ないってば。女の子が熱くなった股間をぐいぐい押しつけちゃダメです。
「タッくん、なに黙ってるの? あ…こんなになっちゃたから、恥ずかしいの?」
むふふーって感じで豊満な乳房を押しつけるように抱きつかれても困ります。うぅ。
「ああ…あれ、最後の花火だったなあ。どれくらいまとめてやったんだろう。空が急に
明るくなるくらいだったよね!」首筋をチュチュされてる。もしかしてこの緑茶、媚薬
でも入ってるの? あーちゃん、俺の話を全く聞いてないよ。
「その…この体位で入れると慣れないと凄く痛いんだって。だから、止めようよ」
「そう、なんだ。タッくん、教えてくれてありがとう」と顔をスリスリするようにして、
あーちゃんのしっとりした手の平が俺の顔を挟み、ああ…舌が入ってきて、むふぅ。
不意に、すっと腰を起こして立ち上がったあーちゃんに俺は、ほっとした。
これで、この危険な状態から脱出できる!……浅はかでした。あーちゃんは、俺の手を
つかみ、「一緒に来て?」なにか禍々しいような色気に負け、「…はい」と立ち上がり、
あの一本杉のところまで来ました。伝説の木の下で告白を…とかじゃ無さそうですね。
あーちゃん。裾を大胆にまくり上げて、お尻を突き出して、木を両手で押すような格好、
どうしたの? 暗がりにほわっとした白いものがゆらゆらとしていて…、
「この格好だったら、出来るよね。もし、逃げたらカオルにスゴイメールしちゃうよ?」
思わず、尻をガシッとつかんでしまい、匂い立つような雌の色香が…、
「来て、タッくん。だって、アイだけしてないなんて、がまんできないよ。お願い、ね?」
星明かりに浮かび上がるうなじが、俺を求めるその甘えた声とがまたも理性を飛ばし、
「あ…そんなところにちゅーするの? い…やぁん、舌が…ふぅ、ああ〜…あっ、あっ」
ふにっとした尻をぐにぐにと捏ねつつ、ひだに口づけをして舌を割り込ませて舐め上げ、
ねろっーっと舌を這わせているとぴらっとしてきて、このお尻の穴に近い膣口にとがらせた
舌先をねじ込み、ちゅぐちゅぐとしているとじわっと愛液が染みてきてするするとした感じ
になって、あーちゃんがよがる度に中がうねり、俺の舌を吸い込んだりねじったりする。
滴った愛液が陰毛を濡らし、ひだの下の方にはぷくりとクリトリスが出てきたので、指の
腹で撫で回し、押し込むようにしたりしていると尻がびくんっびくんっと跳ねたりも。
「やぁ…そんなにしたら脚に力が入らなくなっちゃう」と滑り落ちるように地面に伏せて、
尻だけを突き出したような格好になってしまう。そんな媚態にむしゃぶりつくように陰部に
舌を這わせ、内ももに吸い付いたり、口を開き欠けた膣に指を出し入れしつつ、クリトリス
をむき出しにして吸い上げ、舌を荒く押しつけこすり上げていくと、
「やーっ…だめだめっ、感じ過ぎちゃう…やっ…やぁ…熱い、タッくんの指、熱い…そんな、
いっぱいしたらぁ…しん…じゃうーっ!」と息を詰まらせ、ぎゅっと締め付けられた膣口
からどろりとした愛液が溢れてきた。…また、やり過ぎたな。
さっき、コンドームが有るって事知られてるし、最後までするしかないかとズボンを下ろ
し、ポケットからコンドームを取りだして、先走り汁で湿ったトランクスを脱いだ。
感触でコンドームの裏表を確かめて、みなぎりにみなぎったちんこにずるずると装着して、
「本当にいいの?」と生暖かくひくひくしているそこに当てつつ、聞いてみた。
「してよ、タッくん。10年待ったんだから、もう、待てないよぉ」ぐっと持ち上がる尻が
俺のを飲み込んでいき、ずぶずぶと入りつつ、んっ、くっと声を漏らすのは、痛いのか、感
じているのか判らない。根本まで入ったので、いたわるように揺らすような感じでぐっぐっ
と腰を使って行き、あーちゃんの動きに合わせてあまり出し入れしないようにしていると、
「あ…タッくん…タッくんだぁ…こんな…奥まで…いっぱいに…んっ…いいっ、いいね」
大きな木の暗がりでぴちゃぴちゃと柔肌に自分の快楽を打ち込み、それに応じて女体が喘
ぎ、それが俺に伝わって、もっともっとという淫らな流れが生まれ…木々の精気とかそうい
うものやちょっとした森のような雰囲気がおかしな雰囲気を高めていって、肌をぞわぞわさ
せるような感じや甘い疼きが止まらず、あーちゃんの首筋にキスをし、そして、覆い被さり、
胸を抱きしめるようにして強く繋がっていくと、何度もきゅーっと俺のを締め付け、緩んだ
り、俺から逃れるように喘ぐあーちゃんの奥へ、奥へと突き進んでいくと、
「もう…だめぇーっ…んっんっ…もう、何度も…また、タッくんが大きくなってるよぉ」
「そうか? なんか、すごい高まっちゃって、はぁ、はっ、でも、そろそろ出そう」
「アイ、もう、限界だから…そう、そう…来て、来て、ああーっ…も…い、い…きゃうっ!」
あーちゃんがかるくイク度に俺のに熱いモノが流れてきて、それに応じて俺のが今にも
飛び出しそうになるのを何度も抑えていたけど…ああーっもうだめだ、唸り声を上げて俺は、
びゅー…びゅー…と背筋を駆け上って脳を灼くような快感を感じつつ、射精した。
草木萌ゆるような爽快感を感じつつ、あーちゃんの中から抜いて、コンドームを始末し、
投げ捨てたズボンのポケットからティッシュを取りだして、内ももまでしたたり落ちた愛液
を拭い、もう何枚か出して、陰部とお尻をきれいに拭った。ふぅ。
浴衣の裾を直し、そっと抱き起こして、残ったお茶で手とか汚れたのを洗い流したり。
あーちゃんは、ボーッとしている。目がうつろだな。大丈夫かな?と思いやさしく抱いて
背中をとんとんとすると、
「タッくん! 私、すごく満たされてる。でも、でもね? こんなことしちゃうなんてーっ」
すっくと立ち上がり、目に精気が戻ってきて、陸上選手のようなすばやい腕の振り?
「………あーちゃんお外走ってくるぅぅぅぅ〜〜〜!」
スゴイ速度で石段に向かい、ガコガコガコガコガコ…とこだまのように下駄の足音が遠ざ
かって…あーちゃんが居なくなってしまった。
ひゅ〜〜と涼しい風が吹き、ぽつんと取り残された俺は、頭を振って正気に返り、トラン
クスを履き、ズボンを履いて、ペットボトルとゴミをポリ袋に集めて、LEDライトで辺りを
照らして、忘れ物がないかな?と確認してから、残ったコーラを飲み干し、ゆっくりと石段
を下りていった。
あーちゃん、おかしくなっちゃったのかなー…と思いながら、家に帰ってきた。
玄関でサンダルに履き替えて、泥っぽくなった靴を庭でぱんぱんとはたいて、落とし、
2階の自分の部屋に戻って、ポケットのスマホを机に置いたところでメールが来ているのを
発見した。あーちゃんからだな。
『件名:無事、帰りました。』
『本文:タッくん、好き好き、大好き、愛してる!』
まだ、おかしい気がするけど、おやすみなさいと返信して、俺は風呂に入って、寝た。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり
愛衣ちゃん大勝利
61 :
55:2013/03/07(木) 07:41:16.39 ID:rEyRItNB
>>60 アニメの愛衣ちゃん大勝利が大変インパクトがあり、お外走ってくるとセットで入れようと
がんばりました(^^;
62 :
名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 11:27:00.67 ID:Z6WEitTP
誰か5Pをお願いします
時間がかかりすぎるのでとりあえず出来た分だけ。
みんなで保養所に行って、ちょっと組んずほぐれつするような。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今、電車に乗っています。俺の保護者でもある、桐生冴子さんがみんなで海に行きたい
というムリな要望を、鋭太君にぜんぜん親らしいことしてないからと船瀬浜近くにある会社
保養所の予約を取ってくれたので、そこに向かっているところなんだけど…、
「それにしても鋭太君。わたしはゲームでこういう状況を作るのに慣れているんだけど、
その…大丈夫なの?」冴子さんの心配は、ごもっともです、はい。
「えーくんはね、あたしの旦那様だけあって、モテモテなの。…でも、千和だけのモノ!」
本来、そういう気持ちでした。俺の人生の一部的になっていたしさ。
「私、夏川真涼と申します。学校で困っている私を彼が救ってくれました。
家庭の境遇も同じ感じで、親近感が有りますし、もちろん、交際も親密なんですよ?」
偽装カップルだったはずがまったくウソだったし、狡猾な女狐め!
4人掛けからはみ出た二人は、俺の後ろの席に座っているのでひょいと頭を出してきて、
「…なんの話をしているの? わたし、秋篠姫香。バーニング・プリン・プリンセス。
エイタとは魂が共鳴する特別な関係。…対応を間違うと世界が滅ぶ?」
世界というのは、俺の世間体やヘタすると淫行で退学になるというアレですよね、ヒメ。
「私は、冬海愛衣です! タッくんとは、幼稚園からのフィアンセなの。
婚姻届だって、ほら…この通りなの! アイちゃん、大勝利ぃっ!」
あーちゃん、持って来ちゃったんだ、あのラクガキ。はんこは押さないからね?
「冴子さん、千和以外は友達や知り合い的な感じなんですよ? 俺は、このややこしい状況
をすっきり解決し、健全な高校生活をエンジョイしたいんです!」本当だよ?
「そうかしら? 友達というには…みなさんの雰囲気的にかなり、親密な感じで彼女?って
言うか……もう、しているんじゃないの?」冴子さん、色っぽい目で俺の手を握って、
どうしたんですか。みんなどうして赤くなって目線を反らせてもじもじしてるの?
窓の流れる風景に緑が増えてきたなあ。俺は、もっと爽やかな雰囲気が良いよ!
「そ…そういうんじゃないから。俺はいわゆる…ハーレムとか考えてないし、もっとね?
堂々としていられるような恋愛とか、していきたいと思ってるんですよ!」
マジでマジで! こんな状況は異常だって。
「そうなの? 鋭太君がそう思っていても、女の子たちは、ねぇ?」
なんかこう、湿った甘ったるいような香りで包囲されている感じがイヤなんだ。
「大丈夫、冴子さん。えーくんは【千和愛】で守られ、ちゃんとした夫婦になります!」
ガッシリと千和が腕を組んできて、寄るなメスどもと可愛らしく威嚇しております。
「…私は、別に。 鋭太がどうしてもって言うなら、考えてあげても良いけど?
正直、こんな幼い子より、私と大人の付き合いをした方がラクでしょ?」
真涼、なにこんなところでデレて来てんの? 俺を切ない目で見つめないで?
「えーくん、こんな底知れない腹黒い女にダマされちゃダメ!」だよねー千和。
「エイタとは、特別な結びつきがあるの。ぎゅってして?」
ヒメは相変わらず空気を読まないな。すっと後ろから出てきて俺にもたれ掛かって…、
清楚でふんわりとした感じに思わず抱きしめますよ、男なら!
「タッくんから離れなさいよ、ヒメ! …ねぇ、海でこの前よりスゴイことしよう?」
あのことは、お外走ってくるっーて忘れちゃったんじゃないの?
「この前ってなあに? えーくん」「いや、花火大会、良かったよな? あーちゃん」
「うん! チワワには教えてあげないよ?」「なんですってー!」
ヤバイ、修羅場寸前だ。真涼はこの状況を楽しんでるし、ヒメは俺しか見てない。
「はいはい、車内は静かにね! 鋭太君とあなたたちが仲が良いって事は、十分判ったわ」
冴子さんが手をパンパンと叩いて、場を治めてくれたけど、クスクスしながら俺を見て
いるし…はぁ、もうね、ゲームの参考にでもしてくれよぉ。
微妙な雰囲気ながら、女子たちはお菓子食べたり、本を読んだり、スマホいじったり
しているうちに窓の外にキラキラとした水面が見え、海だー!と盛り上がって、ムズムズ
するような妙な空気が健全な感じになってきて、ほっとした。
網棚の荷物を下ろし、降りる支度をしているうちに降りる駅に着いた。
ドアが開いて、下りる人もまばらな改札を賑やかに抜けていくとセミの鳴き声と遠くの
潮騒、突き抜けるような青さと強烈な日差しがまぶしいぜ。いやあ、これだよ。海に来た
なあって感じ。
しかし、俺の持っているクーラーボックスには食材が詰め込まれているし、飲み物とか
もデイパックに詰め込まれて肩に食い込むし、千和が軽いモノしか持ってくれないので駅
から出て、タクシー乗り場に行くまででけっこう汗かいてしまった。
ともあれ、荷物をトランクに入れて分乗してタクシーに乗り込み、さあ、保養所へ!
少し高台にある保養所まで着いたので荷物を下ろして、冴子さんが玄関の鍵を開けて、
「私は、ここの準備してから行くので、あなたたちは着替えてさきに海に行きなさい」
「すいません、冴子さん。食材くらい運んでおきますよ」「ありがとう、鋭太君」
俺は厨房に向かい、クーラーボックスから肉類とか生ものを大型冷蔵庫にどんどん入れ、
開いたところにデイパックに入れてきたペットボトルを入れて、俺も着替えるかと廊下を
歩いて行くと、ぐいっと部屋に引っ張り込まれてしまった。
「わっ、いきなりなんだよ、あーちゃん」桃色の髪の子が甘酸っぱいような顔してます。
「タッくん、アイとお着替えしよ?」ああ、縄張り的にそれぞれ部屋に別れたんだな。
「…いいけど?」ときわめて冷静を装い、デイパックから大きいタオルとトランクス型の
トロピカル柄な水着を取りだし、一度、抱き合った仲だしさーと汗ばんだTシャツを脱い
でいると…あーちゃんが俺の前にしゃがんで、
「脱がせてあげるよ?」とトランクスをズリ下げて、じーっと見ているので、俺のはムク
ムクと…いや、今、そういう場合じゃないから。ダメだし。
「…もういいかな? あーちゃんも早く着替えなよ」というと「うん」とうなずき、その
ままタンクトップとホットパンツを脱ぎ、下着姿ですね。
「こう…なんだ。花火大会の時は、まっくらだったし…」その、にぎにぎしないで?
「こんなにぴちぴちになって…熱い。血管が浮き出てるね」させるかぁ!という気合いで
俺は水着をガッとばかりに履いて、危険な雰囲気から脱出した。ふぅ。
「あら…そのままフェラするのかと思ってたら」真涼! スマホ向けてなにやってんの?
「違うよ? あーちゃんもしっかりして!」「えっ?! 気になっていたのが目の前に…」
自分のしていたことに戸惑っているあーちゃんに「水着!水着!」と言いつつ、タオル
や防水の小物入れとゴーグルとかスイムバッグに詰め、レジャーシートを持って、
「真涼? ちょっと話があるんだ」「なあに? 続きを私とするの?」と部屋から出て、
さっとスマホを奪ってしてチェックしてみると俺の後ろ姿がメインでそれとは判らないな。
「もうっ、なにするのよ。見ての通り、もうちょっと構図を考えてくれないと…」
「いや、助かった。ふー」一息ついていると上の階から千和やヒメが降りてきて、
「えーくん!どこで着替えたの?」「いや、その辺の部屋でな?」と言っていると、玄関
広間にカラフルなビキニを着た美女が集合しました。
千和は、鮮やかなレモン色、真涼は、セクシーな黒のビキニ、ヒメは、白ビキニだけど、
ハイレグっぽいのは何故?、あーちゃんは、水色のビキニにフリル付き。
「みんな、素敵じゃないか。さあ、海に行こうぜ!」きゃーっ!と盛り上がる千和とサン
ダルを履いた俺らは、のどかな坂道を下っていき、重いクーラーボックスを何度も肩に掛
け替えしつつ、砂浜に着いた。
よく沈み込む砂に足を取られつつ、千和とあーちゃんは海の家にビーチパラソルや浮き
輪をレンタルしに行ったようだ。
「で、どの辺にレジャーシート広げれば良いんだ?」そうねー…と真涼がしばらく歩き、
開けた場所で「ここにしましょ?」というので、どさどさっと荷物を下ろして、レジャー
シートが風で飛ばないように重しにサンダルとか荷物を置いてと…よし。
「えーくーん! ビーチパラソル用の穴を掘って!」はいはいと、よく乾いているせいか
すいすい砂が掘れるな…湿ってきて掘りにくくなってきたなー…まあ、腕がすっかり入る
くらいだし、いいだろ。
縛ってあるパラソルを開いて、穴に差込んで周りをしっかりと砂で埋めて踏み固めた。
「エイタ、すごい。さすが、暁の聖竜騎士。シャチも膨らませて?」持ってきたんだ。
「…あ、ああ」千和もビーチマット持ってきたんだよねーと、今度は足踏みポンプをひた
すら踏むことになりました。10分ほどでやっと終わった俺は、へたり込んだ。
「お疲れ様」と真涼がペットボトルの麦茶をくれたので「サンキュ!」とビーチパラソル
の大きな日陰の下で寝転んで、一休みだ。
千和たちは、もう海に走って行き、キャッキャとはしゃいでいる。
「真涼も行かないのか? 俺はしばらく荷物番しているよ」少し悲しげな顔してるな。
「私、泳げないのよ。…でも、日焼けしちゃうからこのローション、塗って欲しいな」
そう言って、真涼はシートに寝そべったので「お、おう」とボトルを受け取り、すらっと
している見事な肢体が目の毒だと思いつつ、きらめく銀髪を避けて、つぅーっと背中に白い
ローションを垂らして、手の平で伸ばしていくけど慣れてるようでも心地よい肌だ。
柔肌を楽しみつつ、首から背中、太ももから足先までまんべんなく塗っていくと、
「…ふぅ。人が居なければアオカンもいいわよね。 鋭太も塗ってあげるわ」と真涼は体を
起こしながら、とんでもないことを言う。でも、出来たら爽快だろうなあと寝そべり、
「そんなこと出来るのは、プライベートビーチくらいだろ。真涼は軽いなぁ、心地よいぜ」
うふふといいながら、俺の尻に乗った真涼の股間が熱い気がする…気のせいさ!とどこ
か愛撫するようなしなやかな手つきに俺は幸せな気分だ。
体の前の方は自分でやるからと俺と真涼はそれぞれ、ぬりぬりして、また麦茶を飲んだ。
「のど渇いちゃったー!」と千和たちが戻ってきたので、「荷物番、交代な!」と浮き輪
を借りて、「行こうぜ!」と戸惑う真涼の手を引いて、波打ち際に。
「軽く準備体操しようか」と軽くストレッチする俺とおなじようにしている真涼が、
「その…ムリして海に入らなくてもいいの」とか言うので、「浮き輪をして、浮いてみる
だけでも楽しいぞ。泳げとか言わないし、俺が付いていくからさ」と真涼に浮き輪を被せ
て、恥ずかしがってるのが萌えと思いながら、そろりそろりと海へ。
「手を…離さないでね?」「波も穏やかだし、海水は浮力があるから、どうだ?」
足の着く深さなので怖くないだろうと思いながら、浮き輪を引いていき、戸惑い気味の
真涼はそれでも身体が浮いて、潮風に吹かれていると表情が晴れやかに。
「浮き輪なんて、恥ずかしいって思ってたけど、いいものなのね」
「身体が浮くって、リラックスできるしさ」俺と真涼は、浮き輪に捕まりつつプカプカと
して、穏やかな雰囲気でいいなあとキラキラと水面が揺らぎ、時折、大きめな波が来て、
ゆらーりとしたりすると怯える真涼がぎゅって腕をつかんできたり、なんか楽しい。
突然、バシャバシャー!っと激しい勢いで泳いでくる子供が居るなあと思っていたら、
「なに、いちゃいちゃしてますか!」と浮き輪をひっくり返してきたので、ザブンと水中
に俺は投げ出され、千和か?と思いながら、パニックになって暴れてる真涼をぐっと引き
上げ、ヤバイヤバイと担ぎ上げるように浜まで戻って真涼を座らせた。
ライフセイバーの人に叱られ、すいませんとか言いつつ、ざざーっと波打ち際で洗われ、
「大丈夫か? 真涼」「はー…死んじゃうかと思ったわ」顔が青ざめてるよ。
そこへ、ぶーぶーしながら、千和が浮き輪をもって戻って来たので、
「おい、千和。真涼は泳げないんだぞ?」「そんなこと知らないもん」まったくもうと
思いながら、真涼が震えてるので手を引いて、ビーチパラソルのところへ戻った。
ビーチベンチを借りて、寝そべっているあーちゃんに、
「済まないが、貸してもらえるか? 真涼がおぼれたので」というとしょうがないわねと、
どいてくれたので、真涼がぐったりと寝そべったのでタオルを掛けてやった。やれやれ。
「じゃあー、タッくん。日焼け止め塗って?」と寝そべったら、わたしもあたしもーと、
言うので、「はいはい」とあーちゃんから順番にぬりぬりしていくわけですよ。
「えっとですね、海でムチャすると死ぬことがあるので自重して下さい」
それぞれ柔らかさとか弾力とか違っていて、何人でもぬりぬりして行きたい!
「私は、まだなにもしてないもん」「エイタ、SPF 50以上のシールドの塗布を」
あーちゃんが終わったので、ヒメは白いからなーと念入りに塗っていくとあの時のよう
な甘い吐息が…いかんいかん。さて、次は千和に塗ってやるか。
「あたしは、さー…足着くところだったし、夏川が泳げないとは知らなかったよ」
「千和は、もっと余裕があると思ってたよ。俺って、改めて甘かったんだなあ…」
「鋭太君、またやらかしちゃったの? そろそろお昼だと思って、おにぎり作ってきたから、
焼きそばとか好きなもの買ってきなさい」
「冴子さん…そうだな、そうしようか。じゃあ、俺が買ってこようか?」
「千和も行く!」「タッくん、あたしも」「エイタ、サポートする」真涼以外は、全員か。
「真涼、何か食べたいモノあるか?」「かき氷とかそういうのが、いいな」「わかった」
というわけで、海の家に向かって、俺は飲み物、千和は焼きそばとたこ焼き、あーちゃん
はやきとり、ヒメはかき氷を適当にという感じで、手分けして買いに行った。
俺が一番早く買えたのでさっさと戻って来たら、真涼が身体を起こしていたので袋を
見せるとスポーツドリンクを選んで、目が覚めたような顔になっていた。
「ごめんな、もしかして小さい頃におぼれたりしたの?」「もともとあまり上手く泳げな
くて、面倒だからそういう体質だとかいってサボってたから、自業自得かしら…」
「ふうん。真涼は痩せているから体脂肪が少なくて浮力のバランスが悪いのかもな…」
段ボールを切ったのトレイに焼きそばとたこ焼きを載せた千和がやってきて、
「じゃ、ちゃんと食べなさいよね!」と千和が真涼に焼きそばとたこやきを押しつけた。
「そうね、ありがとう」としおらしく食べ始めた。
ヒメがなかなか来ないのでみんな、それぞれ食べ始めたけど、日なたに置いておけば
温まるかな?とやきそばとか出しておいて、そろそろ食べ終わる頃、
「エイタ、おまたせ」とバランスに苦労しながら来るのが見えたので、俺は腰を起こして
取りに行き、いくつかもってやって、食後のちょうど良い時間にかき氷だ。
「ヒメ、ほら良い具合に熱くなってる」と焼きそばとたこ焼き、やきとりを渡すと、
「すばらしい気遣い。ぎゅってして?」「いや、まあ、かき氷が溶ける前に食べようよ」
「はい」と俺の脇に座って、もぐもぐしているヒメがかわいい。
みんな食べ終えたので、ボーッとしているから容器とかトレイに積んで、俺はゴミ捨て
場に捨てに来た。ついでにトイレに寄って、用を足して戻ってくるとみなさん、お昼寝中
だな…日差しがきつすぎるし、俺もスキマに紛れ込んで……寝るとするか。
目が覚めると喉がカラカラなのでその辺にあったペットボトルを飲んでいると、うーん
とか女子たちも目覚め始め、お茶飲んだりなんだりして、日焼け止め塗り直して〜とかい
うので、お互いの手の届かない背中とか塗り直し、
「あたしは、荷物番しているから、遊んできなさい」という冴子さんの言葉に甘えて、
「じゃ、いってきまーす」「わーい」とか言う感じで、ゴーグルもって、あっつあつの砂
に飛び跳ねつつ、海に入ると足がじゅわーって言うかと思った。
「私は、ここでいいわ」と真涼が波打ち際に座ると「いっしょにお城作る?」と、ヒメが
誘うと「そうね、そういうのもいいかも」と作り始めたので、ほっとした。
「えーくん! 押して〜!」と千和がビーチマットに乗って俺を呼ぶので、マットに掴まり
バタ足で押していくと「タッくん、待ってよー!」とあーちゃんは浮き輪に座るようにして
両手をオールのように使って追いついてくるのが、おかしかった。
さて、遊泳範囲を示す沖の方のロープが見えてきたので、一休みだ。深いせいか波の揺れ
幅も大きくて、ウォーって感じでとても楽しい。ゴーグル越しに水中を見ると2〜3階建て
くらいの高さに自分が浮遊しているようで、良いなあ。あ、小魚の群れがあちこちに。
背中をぱしぱしされるので身体を起こすと、あーちゃんか。
「私にもゴーグル貸してよ」「いいよ」とあーちゃんの浮き輪に掴まって、ゴーグルを脱ぎ、
ほいっと渡すと「着けて?」と甘えるので、しょうがないなあと目をつぶったあーちゃんに
ゴーグルを当てて、髪の毛を挟まないように…こんなもんかな?
「どう?」「うん、大丈夫そう。ありがと、タッくん!」ってほっぺにチュされちゃったぜ。
見てなければいいけどと思いつつ、千和のマットに泳ぎ着いた。
波にゆらゆらと揺られつつ、千和は寝そべっているので、背中に水を掛けてやると、
「ひゃっ! えーくんかあ。海っていいね」「うん。今度は、二人っきりで来ような」
「うふふ…そうだね。やっぱり、みんながいると落ち着かないよ…ねぇ、えーくん」
マットに乗り出すようにして、あーちゃんも水中に見とれているし…波の波紋が千和の顔
に複雑な模様を作り、んちゅーっとキスしたり。ふぅ。
まったりしているうちにだんだん波が荒くなってきてマットがひっくり返りそうなので、
「そろそろ戻ろうぜ!」とあーちゃんに声を掛けて、「浜まで競争しよ!」と言うのでじゃ、
あたしも押すからと千和が飛び降りてマットを押して、「負けないわ!」ともの凄いバタ足
を始めたので、俺たちも本気で追いかけていったけど、俺と千和では推力のバランスが悪く、
あと数メートル追いつかなくて、波打ち際でしょーりゅーけんする子が、
「いやぁんもお、圧倒的っ♪ 海の女王、アイちゃん大勝利ぃぃぃぃぃぃっっ!」
「くっそー、負けた」「アイに負けるなんて、くやしぃぃー!」
ビーチマットを引きずって行くと、波に浸食されつつあるけど見事なサンドアートが!
「うっわー、ヒメって才能あるね!」「形もさることながら、この窓硝子みたいなのって」
数メートルはある立派な城に宝石のような小窓がいくつもあって、ファンタジー!
「エイタ、これは、シーグラスなの。割れたビンとかが砂に洗われて、いい風合いに」
「私がほとんど集めたのよ? あなたにも1つ上げるわ」と真涼の手の平には白や緑や琥珀
の素朴な感じがいくつもあって、ぱっと見、ガーネットやアクアマリンみたいだ。
「アイもこれ欲しい。タッくん、一緒に探そう?」「千和も探す!」
日が暮れてきた海岸をどっちが大きいシーグラスを拾えるかとかこっちの方が高級!とか
桜貝だ〜とか集めているうちに見事な夕日が沈んで暗くなってきたので、海の家に借りてた
あれこれを返し、手分けして荷物を持って保養所まで帰ってきた。
夕凪の涼しい風が吹き抜ける庭で、備え付けのシャワーを使い、砂だらけになった体や足
とかきれいにして、俺はシートやマットを洗って、干しておいた。
「お風呂沸いているから、入ってきなさい」と冴子さんが言うので、俺の荷物を置いた部屋
に行き、男は俺一人だから、風呂を独占できるぞ!と水着とタオルをコンビニ袋に入れ、
着替えを持って、脱衣所にあった洗濯機に水着とか放り込んで、全自動であとは任せて、
浴室に行った。
いやー久しぶりだなあ、大きな風呂は。ぶくぶくしているのは超音波?看板を読むと疲労
回復にいいのか〜まあ、頭とか洗うかなと洗っていると、ガラガラッとサッシが開き、
「タッくん、こっちにいたんだ」「いや、ここは男湯だよ? あーちゃん」「やっぱりねー」
「エイタ!」「私は、止めたのよ? 少しは節度を持ちなさいって」
ざーっとシャンプーをシャワーで洗い流すと小麦色の肌とふつうの肌のトーンがエロい!
それが4人もですよ。若く、美しい裸が4通りも…たいへん、ヤバイですね、ああ。
「タッくん、昼より逞しくなってる」「誰を見て一番こーふんしたの? えーくん」
「誰から始める?」ま、真涼?「エイタ、ぎゅっとして」ちょっとひんやりしたやわ肌が、
ぴっとりとして、「ヒメ!」「いや、ずっとぎゅっとする」「なにしてんのよ!」
ああ〜もみくちゃです。お風呂場ではキスしたり、へんなところを触ったりしなくて、
いいんですよーという俺の声は届かず、ウナギの出荷前ってこんな感じ?と思いながら、
俺は堪えきれず、びくんっびくんっと射精して、魚だと受精するんだろなーとか。
「みなさん、ちゃんと体を洗って下さい。こんなかたちで妊娠したら一生後悔しますよ?」
俺は、不満げな女子たちにシャワーを当てて漂白剤っぽいニオイを消そうと努力します。
「もぉ、えーくん、だらしない」「エイタ、けっこうよかった」「まだ元気じゃない?」
すぐに柔らかくならないってば。真涼は弄るのをよしなさい。ボディシャンプーを何度
もポンプして、片っ端からキケンな箇所を洗っていくと「タッくん、みんなが見ている前
でダメ、ダメだよぉ」「あ…もっと」「ふぅんっ」とか洗ってるんだか、濡らしてるんだか
判らない感じで、俺の体にまたもみんなからだをすりすりぬるぬるとしてきて、もうさ、
体中、いやらしい汁と匂いで大変な具合となり、あまり品の良くない声がこだまする風呂場
に荒い息を吐いて、横たわる女たちを見つつ、俺は、湯船に浸かってため息をついていた。
はー…こうなるような予感はあったよ。超音波、効くな〜体が軽くなるぜ!クソ。
我に返った女たちは、シャンプーしたりコンディショナーしたりして、次々と湯船に入っ
て来るので「俺、のぼせそうだし、もう出るからさ」と入れ替わりに出ると床に血糊が。
「あのさ…どなたか、女の子の日なのではないでしょうか?」みんなざばーっと立ち上がり、
チェックなさっています。「アイちゃんだ!」だから、発情してたのか。
あたし持ってきてるからとか女の子同士、助け合っているので邪魔者は浴室を出るのです。
浴室の扇風機に当たってからだを冷まし、備え付けの浴衣に着替えて、洗濯機から水着と
タオルを取りだして、コンビニ袋に入れて、庭に干しに行った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つづく
>>68 のつづき。
あんまりエロにならなくてスマンす。まだ終わらないし。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
食堂に向かうと冴子さんが夕飯の準備をしていたので、タマネギ剥いたり切ったりして
いると女子たちがやってきて、あーちゃんとヒメが手伝います!と加わって、エイタは休息
してて?とか言うので、料理が出来ない千和と真涼といっしょにテーブル拭いたり、冷蔵庫
から麦茶を出して、カレーっぽいので皿を用意して、コップとスプーンとか並べたり。
やることがなくなったので食堂のテレビを点けて、リモコンで適当に映るチャンネルを探
して、テーブルのイスに座って、ぼーっとニュースを見てる。
空腹と疲れから襲ってくる眠気と戦いつつ、けだるげな横顔を見て、
「千和は、少しずつ料理を覚えてるけど、真涼は普段、どんな食生活なんだ?」
「そうね…面倒なときは外食、便利な冷凍食品も多いから困らないし」
「味気ない生活だなあ」「そんなんだから、夏川は性格がひねくれちゃうのよ」
そういう俺たちに夏川は、苦笑しつつ、
「まあ、でも…鋭太が食べに来てくれるなら、がんばってみようかしら?」
真涼は手先とか器用そうだし、あの広いキッチン、使ってみたいなあと思い、
「その方が体に良いよ。なんだったら、俺が教えに行ってもいいし…」ぎゅーっと千和が頬
を引っ張って「えーくんは余計なこと言わないでいいの!」イテテ。
「はいはい、イチャイチャしてないでお皿にご飯をよそって?」と冴子さんに言われ、
はーいと返事して、炊飯ジャーを開けてご飯を盛り、千和がカレーを掛けたりして準備が
整い、「さあ、どうぞ!」の声に元気よく、いただきまーす!とお腹が空いていたせいか、
みんなバクバクと食べて、あっという間に食べ終えたヤツから、皿を持って炊飯ジャーの前
に並んでるのって、給食みたいだなって思ってちょっとおかしかった。
「このカレー、おいしいですけど、ちょっと複雑な味ですね」と冴子さんに言うとふふふと
笑っていて「それはね…」「アイちゃん特製の隠し味のおかげよ!」「エイタの為に特別に
秘薬を…」「オイオイ、なに入れたんだよぉ」「大丈夫よ、鋭太君。台所にあったモノだし」
ほんとかよ?と思いながら、悪くないのでみんな、食べきった。
なにもしていませんので、洗い物くらいと真涼が全部やってくれたので満腹だし、幸せだ
なあ。「昼のうちに買って置いたスイカもあるのよ?」と冴子さんが冷蔵庫から出して、切
ってくれたので、しゃりしゃりと食べながら、エアコンも良く効いてると思ってると、
「一日見ていてね? 女の子たちは良い子なのに鋭太君は、まだ本命が無いんでしょ」
冴子さんが鋭すぎる見解を話してしまいました。
「恋愛ゲーム的には、どの子のルートにも入ってないって感じに見えます?」
コンシューマ用から18禁美少女ゲームまで扱ってるプロだしなあ。
「そうねぇ、フラグだけ立って、イベントもこなしているようだけど…バッドエンド間違い
なしって感じかな。彼女たちはあなたに心を開いているのにそれを受け入れられる勇気が
無いというか、自分を出すのが怖い、とか?」ううっ、みんなの視線が痛い。
「だって…まだ付き合って数ヶ月だし、その…よく判らないというか」動揺しつつ語る俺が
言い出せないことをガラス張りで見透かされてるようで、身が縮む思いだ。
「要するにぬくぬくとしていたいだけで、一人の子を選んで他の子から責められたり、その
子を守ることなんて面倒だから、じゃ無いかしら? うふふ」
「じ、時間が解決してくれるんじゃないかな? 自然になるようになるって言うか…」うう、
誰か、弁護してくれないの? 俺って、良いとこ無いのか?
「ごめんなさい。別にあなたを公開処刑とかそういうつもりじゃないのよ。
…そうね、私から左回りに一人ずつ、鋭太君と30分ほどその辺を散歩して、私の話を聞
いて、どう思うか話してらっしゃい」もう、眠いんだけどなあ。仕方ないかと、
「じゃ、ヒメからかな」「はい、エイタ」とざわざわするこの場から離れて、なにを話した
らいいのかと悩みつつも玄関で靴を履いて、海岸まで歩いて戻ると30分くらいかなと歩き
出し、そそと付いてくるヒメと手を繋ぎつつ、虫の声がひしめく坂道を下っていく。
「さっきの冴子さんの話、聞いたよね。ヒメから見て、俺はどういう感じかな?」
「わたしとエイタは、暁の聖竜姫と暁の聖竜騎士。俗世の女たちなんてどうでもいい」
…ヒメは、恋人じゃ無いんだな。もともと同じ趣味だから、引き合っただけだし。
「それであまり関わり合ってこないんだ。俺さ、ぎゅっとしてとか来るし、趣味も合うしさ、
恋愛的に好かれてると思って…その、俺が恋しちゃってたのかな、たはは」
そろそろ防波堤に来て、潮が満ちて砂浜を昏い波がさらう様子を見ていると落ち込む。
「わたし…恋とかよく判らないの。エイタは運命の人だって思えて、ぎゅって守っていて
欲しい。エイタなら、わたしの扉をもっと開いてくれると思って」おや?俺の胸に光が。
この夢見るような瞳から、失望どころか澄んだ尊いものが感じられるよ。
うーん…おっと、車が通り過ぎていった。道を引き返しつつ、
「ヒメは、そういうことを俺に望んでいるんだ。ううむ…この世の中には存在しないんだ!
と、中学の頃に諦めた、あのノートに記したような想いを俺となら?」
「はい、エイタ。きっと……二人で、なら」ぴとっとヒメが寄り添ってきた。
「悪くないな…そうか。でもさ、俺が邪な感じになってエロいことばかりしてきたら?」
「わたし、合気道の段位を持っていますので、エイタをたたき直してあげます」
千和の剣道やヒメの合気道とか俺の周りに怖い女がけっこう居るなと思いながら、保養所
まで着くと、「次は、私よ? 鋭太」と真涼にバトンタッチですか「はいはい」とまた夜道
を下っていきます。喉が渇いてきたので、自販機で何となく紅茶を買ったら、真涼に取られ
たので同じのをもう一度買って、さていこうかと思ったら、
「今日は疲れちゃったから、ここの石垣に座って話しましょう?」「ああ、いいけど」
ぷしゅっと缶を開けて飲みつつ、この暗闇だと銀髪に青い瞳は幽霊みたいだな。
「冴子さんは、年上だし、ゲームメーカーの人だから、けっこう堪えた?」涼しげな笑みで、
こいつめと思いながら「甘いところをズバリと来たよ。一人二人と呆れていって、最後に残
った相手にすればいいやくらいに思ってたから」それは、千和かな?とかさ。
「あは、そう思ってたら誰も残らないっていわれた訳ね。
…でも、私も鋭太と似ているかな。漁夫の利という感じで、いれば良いかなって」
そういうところが俺と似ているからつい、馴染んじゃうんだよなあと二人で飲みつつ、
「真涼とは、ドライな付き合いで行けるかなって思うけど、ときどき、そのさ…」
「私が甘えると苦手って顔しているわ。何度も熱いセックスしているのにちっともあなたの
心の中が判らなくて…じれったいの。この付き合いって、セフレ?」あ…マジなんだ。
「真涼の色香に圧倒されて、ガードを固めちゃうよ、やっぱり。気持ちいいし、盛り上がる
けどさ、本能のぶつけ合いみたいで、怖いよ。…ただ、はじめ、思った時より真涼って、
誠実なところあるし、俺をちゃんと見てくれてると思う」
あ…目線を反らして恥じらってるな。黒いところもあるけど、でもさ、
「真涼をどうでもいいって思うなら、泳ぎに誘ったりしなかったと思う。海に来てさ、俺、
迷惑かもしれないけど、真涼と泳いでみたかったんだよ。きっと楽しいって」
「うん…鋭太が腕を引っ張って、連れて行ってくれて、うれしかった。
海に浮かぶって、あんなに心地よいものだったとは思わなくて…春咲さんにひっくり返さ
れたけど、真っ先に私を救ってくれて…特別な気持ちに思って良いでしょう? 鋭太…」
ああ…そう思ってくれたならと俺は感動しつつ、引き寄せられるように唇を重ねてしまう。
「そうだな、そういう、思いだよな。あ…そろそろ戻ろうか」不満げな真涼の手を引いて、
俺の腕を抱きしめるようにしてばか…とか言っているけどどうしたらと思いながら坂道を
上って、戻ってきたら、
「はい、そこまで! 千和と行きましょ?」と強引に俺は連れて行かれてしまいます。
慣れているだけに千和と手を繋いでいると安心するなと思い、坂を下っていくと、
「冴子さんにばしっと言われちゃったね」「うん。でも、もっともだと思ったよ」
「今までのえーくんだったら、言われたとおりだと思ったけど、二人でえっちした夜にさ、
逃げないでちゃんと千和に求めてきたよね?」「そうだね、その時から、かな」
「あたし、えーくんに甘えてばっかりで、慣れちゃってたけどさ、夏川って、えーくんは
鈍感だから判らなかったみたいだけど、はじめから狙ってた。
だから思い切ったことしないと、負けちゃうってがんばったんだよ?」悲しげだな。
「その…学校とかでも誰が好きとかキスしたとかで大騒ぎだし、子供にはどっちかというと
悪いことだって感じだった。だから、千和にはなにも出来なかった、かな」
「うまくいったって思ったのに、えーくんはほかの女の子にも…しても大丈夫って、なった
のには、すごいがっかりした。失敗しちゃったって、思ったよ?」
「千和の気持ち、判ってなかったよね。ほんと。千和と恋人になれたことが…二度と恋人に
なれない原因にさせてしまった。マジで、マジでごめん」また、昏い海だと眺めていると、
後ろから、暖かい気持ちが抱きついてきた。ああ…千和。
「でもね? えーくんのお父さんたちが居なくなった頃みたいにダメなえーくんにならなか
った。――悔しいけど、前より魅力的になって来たりしてさ、あたしもがんばろうって」
「そう、なのか? 俺にはよく判らないけど。たぶん、今のままの俺じゃ全然なんだろう」
「そうだよー、えーくんは【千和愛】が無いとダメなんだからっ」と防波堤に乗って、俺を
見下ろすように愛おしい顔が近づいてキスしてきた。千和の方が恋愛とか上だよな。
千和を抱き留めて、そうかーというかんじで坂道を上がっていった。
「待っている間、寝ちゃったわよ。タッくん、いこ?」「待たせてごめんな、あーちゃん」
これで4回目だし、その辺で良いよな?と真涼と来たときの石垣辺りで、
「あーちゃん、体、だるいだろ? ここに座って、話そうよ」と俺が座るとそうだねって、
横に座ってきた。海風がびゅうびゅうと吹いて、つかの間、気持ちが空になる。
「花火大会の時じゃ判らなかったろうけど、今の俺って今日みたいな感じなんだよ。
そんな俺って、どう思う?」正直、あーちゃんが一番判らないし。
「小さい頃とそんなに変わってないよ? あの頃も仲良くなってた女の子居たし、今だって、
…そう、大人になって、恋愛とかえっちとか絡んできてるけどさ、タッくんは、おんなじ
だよ?」あーちゃんはそう思ってるから、俺も気兼ねなくつきあえるのかな。
「その…婚姻届とか小さい頃のイメージを8年だっけ? 思い続けてたから、正直、ぱっと
しない俺がちゃんと見えてないとか、盛り上がり的に美化してるんじゃないかな?
幼稚園の頃の楽しさと今じゃ、ずいぶん違うよね。そのうち、我に返るんじゃないかな
って俺は思ってるんだけど」縁とかあるのかも知れないけど、どうなんだろう。
「タッくんは、今、モテモテだからアイの事なんてどうでも良いんだよね。
カオルから少しは聞いていたけど、もう、お腹いっぱいなの?」首をかしげつつ。
「俺は、カオルとデート? しているのを見て、お似合いだなって思ったよ。…俺よりもさ、
小学校時代、カオルと過ごしていた時間の方が長いんだから、それでいいんじゃないか?」
「そう言うんじゃなかったんだもん。私、そんなに魅力ないかな…」うつむいてしまった。
「カオルは、俺にとっても親友だから、あーちゃん、かわいくて、スタイルも良いし、彼女
としていいと思うんだ…けど、俺には逢えないし、カオルはタイプじゃないのか?とかで、
長年のストレスが溜まって、大勝利!とかなっちゃったの?」びっくりするし。
「アイのこと、判ってくれないから、かなぁ…」とこの前みたいに俺に跨がってきて、
「ねぇ…タッくん。アイも恋する女の子なんだよ? だから、タッくんもアイにね?
いろんな事していいの。いっぱいお話ししたり、遊んだり、…えっちなことも!」
「俺を好きになってくれる、女の子の一人、か」「タッくんも好きになっていいよ?」
ふんわりとして、温かい雰囲気で包んでくれる目の前の女の子。彼女にもなれる子、か。
「うーむ。千和以外、嫉妬しないんだけど、なんで?」全員そうなったら、大変だけどさ。
「アイは、タッくんだけを見ているの。外の女の子なんて、どうでもいいよ…」とキス。
あーちゃんをそっと抱えたまま、石垣を下りるとすたっと、あーちゃんも立った。
「そういう感じなんだ。じゃ…あーちゃん」と甘えるように抱きつくと「タッくん…」と
頬をスリスリしてあっつい感じでほかほかしてくる。うーむ。
「いい感じでしょ?」「うん。この事態がちっとも解決しない感じだけど、さ」
まあいいかと手を繋ぎながら、保養所に戻って来たら、
「さあ、今日はもう寝ましょう。鋭太君も得るものがあったかしら?」
「現状の理解が進んで…それぞれの子たちのことがもっと判った感じですが、足が痛い」
うふふと冴子さんは笑って行ってしまった。
「それで、鋭太は誰と一緒に寝るの?」とロビーにいた真涼が聞いてくるので、
「2階に大部屋があったから、そこでみんなと寝よう。念のため言うけど…えっちなし!」
ええーっ?!という一部女子の声を無視して、俺は2階に上がって、大部屋に向かうと、
「うわ、きっちり敷いてあるなーって、ヒメがやってくれたのか」5組の布団だな。
「エイタがなかなか戻ってこないし、慣れてるの」【旅館あきしの】だものなあ。
「じゃ、俺はもう眠いからさ」と窓際の1個離れたとこに寝転がっていると、
「あたし、こことった!」と俺の隣に千和が。「私は、ここで」ヒメは千和の下側に。
なんか揉めそうだから、俺の近くに照明スイッチがあったので、
「はい、もう寝ますので消しまーす。おやすみ」とスイッチを切ると静かになった。
部屋のエアコンも効いてるし…布団にもぐってまくらに頭を乗せた辺りで意識が…。
明け方…なんか布団が重いと思ったら、千和が上からガッシリ俺に抱きついてるので、
「…千和、重いって」と退かそうと思ったら「…千和ガードでえーくんの貞操を守ります…」
なんだよそれ?…腕が動かせませんねーと首を起こすと右にヒメ、左にあーちゃんが掴ま
ってるというか俺が捕まってる感じ? 頭上の例えようもない包容力ともちもちとしたよう
な感じは、真涼が猫のように俺の頭を抱えて…いい感じだなと思いながら、動けない。
浴衣が寝ている最中にもみくちゃにされて、どっか行っちゃってるし。
腕を揺すって…ヒメでもあーちゃんでもいいから起きてくれ!
「…エイタ、おはよう」ふぅ、右腕が解放された。「ヒメ、千和が重いから」「わかった」
千和ちゃん、とヒメが揺すって、ごろりと横にして…うーんと千和が唸っているうちに、
「ぎゅっとして?」と、入れ替わりにヒメが抱きついてきちゃダメだってば。
「そうじゃなくて」と左腕のあーちゃんから腕を抜いて、ふんっと起き上がったら、
「エイタのエクスカリバー」座位のようにまたがったヒメは、
「たくましい」と柔らかく湿ったとこでぐりぐりするので「朝から、ダメだよ? ヒメ」
「…なにがダメなのかしら?」と後ろからグラマーなのが押しつけられ、しゅるっと腕が
回されて、んちゅーっとキス…んふぅ「ヒメのアヴァロンに収めるね?」ダメ、ゼッタイ。
「こんな朝はダメ、ぬおぉーっ!」渾身の気合いで立ち上がり、脱出しようとしたら、
「むぎゅ…えーくん、踏まないで? みんな、なにしてるの?」うっかり千和を踏みかけて、
「タッくんがいない…もう、朝なの?」とみんな起きて、真涼がカーテンを開いて、窓を
開けるとまぶしい朝日と爽やかな風が入ってきた。どどーんと波の音がしたり。
「いやあ、さわやかな朝だな。俺、着替えてこようっと!」と部屋を出ると、アイも!と
あーちゃんが付いてくる。早くも蝉の鳴き声が聞こえてくるし、今日も暑くなりそうだな
って、部屋に入ってシャツや半ズボンに着替えているとあーちゃんも同じような格好だ。
「今日もいっぱい泳ごうね!」「そうだな」朝からテンションが高いなあと、一緒に食堂
まで来ると冴子さんとヒメが朝食の支度をしているので、俺も手伝うかとお茶入れたり。
「おはよう、鋭太君。よく眠れた?」うりうりしてくる冴子さんに「変なことしてないし、
朝までぐっすりですよ」「エイタ、抱き枕としてもいい」「タッくん、全然起きないから
つまんなかった」千和たちもやってきたな「千和が守ってあげなかったらどうなってたか」
「私を誘い出して、夜の浜で…と期待してましたのに」いやいや、なに言ってるの?
「節度ある付き合いが、健全な関係を生むのです! さあ、朝食だ!」
いただきまーすとアジの干物、ご飯とみそ汁というふつうな感じだけど、アジもワカメ
みたいなのも鮮度が良いのか大変おいしいなあ。食堂のテレビが朝のニュースを流す中、
まだ起きてない頭でぼーっとしつつ平和にもぐもぐと食べて、お茶を飲んで一息ついた。
食事の後片付けをして、みんなで庭に行って、干しておいた水着やタオルを取り込んで、
「準備が出来たら、玄関前に集合しようぜ」というと「そうだね!」「わかったわ」とか
部屋に戻って、俺もあーちゃんと一緒に部屋へ。
昨日のこともあるので俺は素早く半ズボンを下ろして、トランクスを脱ぎ、水着に着替
えた!この間、10秒かかってない!
「タッくん、そんなに警戒しなくても。それよりさ、アイ…どう?」は…はだか?!
「あーちゃん…見えない水着じゃないよね?」俺、なにバカ言ってるんだか。
「そんなに見つめて…浜に行く前に、日焼け止め塗ろう?」裸で塗った方がまんべんなく
ガードできて良いだろうな…でもなあ、やはり、ムラムラと…お互いに日焼け止めローシ
ョンを塗っていると危険な雰囲気に……こう言うシチュエーションだと後ろを振り向くと
やっぱり、真涼が撮影中だな。
「あーちゃん、もういいよね? 真涼も見てるし、水着に着替えないとサー」
「やんっ、もうっ」と言って、あーちゃんは真涼を睨みつつ、水着を着ております。ふぅ。
「鋭太って、感が良すぎるわ」「いえ? 誤解だよ?誤解」とかいってると、
「なにやってるの? えーくん。早く行こうよ!」と千和たちが呼んでいるので、スイム
バッグを持って、「行こうか? あーちゃん」「そうね」と顔を赤らめたあーちゃんと部屋
を後にした。
昨日、冷凍庫に入れておいた保冷剤をクーラーボックスに入れて、膨らませたままのビー
チマットやシャチを持って、みんなでわいわいと坂道を下りて、海近くのコンビニで飲み物
とか買い込んでクーラーボックスに入れ、今日も潮風たなびくこの浜にやってきましたよ。
昨日と同じような場所で良いだろうとレジャーシートを広げていると千和とかがビーチ
パラソルやビーチベンチを借りてきたり、真涼は浮き輪を借りたな、ふふふ。
一通り、設置できたのでまだ、水が冷たそうなのでラジオ体操して体をほぐしたり、岩
場があったので見に来てみたり。
「カニが居るな〜」「透明なエビが居るよ、えーくん」「イソギンチャク」ヒメがつつい
たり、「フグの子供かしら? かわいい」ぱたぱたと緑っぽいフグが群れなしてるな。
「ウニだ! 食べられるかなあ、タッくん」「けっこう、いろんなのが居るなあ」
童心に返ったかんじでしばらく磯遊びしているうちに日差しがきつくなってきた。
「そろそろ、泳ごうか?」「そうだね!」「うん!」と混み始めた浜の俺たちの場所まで
戻ってきた。「アイ…まだ落ち着かないから荷物番しているね?」生理来てたっけ。
「ああ、そうか」「えーくん、早く行こうよ」「悪いな、あーちゃん」後ろ髪引かれる思
いだけど、仕方ないかなと俺はゴーグル持って、真涼、千和、ヒメと海へ。
「ちょっとまだ、水が冷たいね」ぶるっとしているとヒメは沐浴するみたいに海水をぱちゃ
ぱちゃと浴びてるし、真涼は浮き輪をしっかり抱えつつ、つま先からそろそろとして、
「だよねー、ほらほらっ!」「うっわっ、冷たいって、千和!」と浴びせているうちに体が
馴染んできたので、「真涼、行こうぜ」と俺が手を引き「夏川、泳ごう?」と千和も誘うと
「そうね」とすぃーっと海に入ってきた。ヒメは?と見渡すとあの白いビキニ、シュノーケ
ルまで持ってきたんだ。ふわふわと波間を漂うようにシュノーケリングしてる。
「真涼、寝そべって見なよ」「こうかしら?」とおそるおそる足を上げるとふわーっと海に
銀髪が広がって、きれいだな。「気持ちいい…」大丈夫そうだなと思って、千和とその辺を
平泳ぎで泳いだり、手を繋いで背泳ぎみたいにして浮かんで、空を見上げつつプカプカと浮
いてリラックスしたり、癒やされるなあ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つづく
やっと完結したー。
読んでいる人が居る判らないけど、これでおしまいです。
冴子さん視点から、どうぞ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あら、あなたは泳ぎに行かないの?」「はい。生理来ちゃったので」
うーん、海でこれは難しいシチュエーションね。二人で来て自分だけ泳ぎに行ったら、
最低だけど、女の子も生理でだるいから。
「海にナプキン漬けちゃうわけに行かないものね」自分で飲もうと思ってステンレスボトル
に入れてきた熱いお茶を渡すと「どうもです」とすすってる。
「鋭太君のまわりにはかわいい子ばかりで、気が気じゃ無いでしょ?」
「タッくんって、そう簡単に気が変わらないみたいなんです。…焦っても仕方ないかなって」
それで女の子たちは諦めず、がんばっちゃう訳か。
「そんな感じなのね。ゲームだと幼馴染みの千和ちゃんは微妙な位置なのにかなり親密よね」
「ふぅ。タッくんに一番近くて、まんざらじゃないようだし、勝てないかなぁ」
そうねー、千和ちゃんが仕切ってるような感じさえするし。
「といっても、鋭太君はぞっこんじゃ無いみたいよ? あなただって、鋭太君が意識してるっ
て感じがあるから、諦めてないんでしょ?」
「はい。気持ちを伝えてくれるし、抱きしめてくれたりも。だから、その…」
ほんと、かわいい子なのね…あら、その彼氏が来てくれたようね。じゃ、お邪魔だろうし、
「まだまだ、大丈夫よ。ほら、見てご覧なさい。気に掛けてくれるから」
「あっ、タッくん!」「じゃ、私もちょっと海に行ってきますから、よろしく」「はい!」
少し水が冷たいけど…さあ、次はどの子が良いかしら。あの白い水着の子、確かそうよね。
「どう? 楽しめてる?」「…冴子さん。わたし、海の中、好きなの」夢見る少女って感じね。
「ここの浜は、水が透明よね。やっぱり、魚とか多い?」「はい。見とれてしまいます」
やっぱり、自分の世界をしっかり持ってるから、鋭太君はその登場人物の一人かな?
「鋭太君には、愛されてる?」少し考えてるみたい。どんな付き合いなのかな。
「エイタとは、神秘的な繋がりがあるの。いつも、護られてる」ふぅん? 面白いわ。
「それは、幸せね。好きなの?」「……とても、大事なの」恋愛、未満かな。初々しい。
「じゃましてごめんなさい。では!」「いえ」うふふ。また、シュノーケリングするのね。
さて、次は…浮き輪で浮いてる彼女かな。ハーフなのかしら、外人みたい。
「気持ちよさそうね」「はっ!…冴子さんも、泳ぐんですか?」驚かせてしまったみたい。
この子は一番落ち着いてるけど、積極的だし、どんな子なのかしら。
「せっかく海に来たんですから、ね。…鋭太君とはうまくいってるの?」
「とらえどころが無い感じですが、でも、付き合っていて、楽しいですよ」
おもしろがっているって感じなのかな。どこか寂しげなのが鋭太君に求めてることかな。
「そう、それは良かったわね。でも、学生らしい付き合いが大事よ?」カマ掛けてみたら、
顔を赤らめて…もう、鋭太君とはしているんだわ。
「…っ、はい。判っています。ちょっと鋭太に引かれている感じもありますし」
「うふふ、お小言って訳じゃ無いわ。…30分くらいしたらお昼にしましょ?」
うなずいて、すいすいと行ってしまったので、千和ちゃんたちのところに行こうかな。
「あっ…冴子さん!」「冴子さんだ。わぁっ!」「うふふ、仲良くやっているようね」
どっちがビーチマットになるかバシャバシャと争っている様子は、まだまだ子供のよう。
「そろそろ、お昼が近いから、上がって、買い出しに行きましょう?」泳いで近寄りつつ。
「じゃあ、乗ってください」「えっ?!」ビーチマットに引っ張り上げられたけど?
「じゃ、千和、押してくれ!」「うん!」えっと…恥ずかしいんだけど、ラクね。
鋭太君が引っ張って、千和ちゃんが後押しする感じで、輿に乗ったように波打ち際に。
まあ、悪い子は居ないようだし、鋭太君次第だわ。がんばりなさい。
「あーちゃん、具合はどうかな?」「タッくん! 平気だよ。そうだ、紅茶が飲みたいな」
「おう、判った。何か食べたいものは?」「アイスクリームがいいな」「ほいほい」
聞いている間に冴子さんは、クーラーボックスからおにぎりとか出してビーチマットの
日なたに置いて温めてる。真涼とヒメも上がって来たので、手分けしてお昼に。
海の家にアイスクリーム無かったので、俺と千和はコンビニまで行って、買ってきた。
みんなも程なく戻ってきたので、いただきまーすって感じで、モグモグと。
午後は、軽くビーチバレーみたいなことしたりして、早めに上がった。
マットとかの空気を抜いて、レジャーシートをよくはたいて畳み、庭のシャワーを浴び
てから、みんなで風呂場へ。今回は冴子さんも付いてきたので、女子たちはちゃんと女湯
に行ってくれたので、俺はお湯が日焼けに染みるぜ!と思いながら、のんびり出来た。
風呂から上がって、荷物をまとめて、もうちょっとここに居たかったなあと名残惜しみ
つつ、みんなで戸締まり点検して廻って、最後に、冴子さんが玄関の鍵を締めた。
駅まで行く途中、無人販売所の野菜を買ったり、珍しい魚の干物があったのでお土産に
したりして、駅に着いた。
帰りの電車は、みんな疲れたのか寝てしまって、特になにもなく駅で解散だな。
冴子さんは仕事が忙しいので、駅から会社に直行だって。大変だなあ。
「正直、どうなるかと思ったけど、みんなと楽しく過ごせたと思う」
「えーくん、がんばってた。お疲れ様」「エイタ、楽しかった。また海に行きたい」
「なぜか…皆さんと仲良くなれて、良かったのかしら? でも、ご苦労様」
「タッくん、お疲れ。アイは、もっと一緒に遊んでいたかったなあ」
「ふー。じゃ、これで解散だな。また、学校で会おう!」
真涼はタクシーを呼んで、みんなを乗せて行ってしまった。
俺と千和は、駅から遠くないので二人でバスに乗り、家まで歩いているんだけど、
「千和…疲れたのか?」なんか、熱っぽいようなかんじで様子が変だし。
「違うの…えーくんだって、そう…なんでしょ?」この匂いとか、やっぱりか。
「さすがにさ、旅行中はそんな時間取れなかったから…」もう、溜まってるし。
「一人で済ませないで? 千和だって……」体を押しつけてくる千和と俺の家の玄関まで
来て、千和も黙って付いてきて、荷物を下ろすと、
「えーくん…もうっ」蕩けるような顔した千和が抱きついてきて、「俺も我慢が…」と、
貪るようにキスをすると抑えていたモノが止められなくなってきて、もどかしく服を脱ぎ、
千和も自分から服を脱いで、裸になったら、ぶわーっと体中にエロいものが漲って、欲情
して熱くなってる千和を抱っこして、寝室のベッドまで走って、飛び込み、激しく絡み合
ってお互いの肌を感じ合い、舌を絡ませつつ、乳房をぐいっと愛撫しただけで、
「あ…はぁーっ」と千和は軽く達してしまい、荒々しく乳房を揉み、乳首に吸い付いて舐
め回すと下腹に響くような甘く鋭い声も上げ、股間に手を伸ばしてそこに触ると熱く濡れ
そぼっていて、ひだの奥に指を滑らせ、ぎゅっと締まってくる膣に指を入れて出し入れす
ると「はぁ…はぁ…んーっ…いいよぉ、えーくん…もっとぉ、あっ、あっ」と濃い愛液を
滴らせながら背筋をびくんびくんさせながら感じ入って、体を赤らめ、全身で俺を求めて
いるんだ!と猛々しい気分でコンドームのパッケージを破って、ギンギンになったちんこ
に被せて、熱い膣口にぐっと当てると千和の腰がぐいっと動き、俺のが飲み込まれた。
両手を広げて俺を求めてくる千和に抱きつき、もう、止められない勢いで、
「千和っ! 俺、もうっ…!」「えーくん!えーくんっ…きてきて、ああーん…うぐっぅ」
ぎゅぎゅっと握るように締め付けて俺を求めてくる熱い奥底に、堪えきれない高まりを
叩き付けるように悶える千和を抱きしめつつ、びゅー!びゅーっ!とばかりに射精した。
「うふぅ…もう、我慢できなかったよぉ」余韻に震える千和にキスしながら、
「俺も…ヤバかった。抑えていたけど、限界だったかもしれない」と腰を引いて、だらり
と垂れ下がるコンドームを外すと千和は、四つん這いになって誘っている。
ああ、一度じゃ鎮まらないよなと新しいのを出して着け直して、千和の尻を掴むと、
「あ…早く入れてぇ」と甘い声を漏らし尻を上げる千和にずんっと入れると悲鳴のような
声を上げて背筋を振るわせ、俺のにまとわりついてくる、みっちりとした肉壁が堪らない
感触にちんこの根元がびくびく来つつ、ぱんぱんと腰を使っていくと、
「もう…もう…いきっぱなしだよぉ…あーっ、また、やっ、やっ、はぁー、いいよぉ」
「俺…千和が居て良かった。ああ、俺もすごく良いよ」まさぐるように小ぶりな乳房を手
で包み、乳首をくにくにさせていると中がきゅきゅっとするし、ああっ、でも、また!
「やーんっ、もうぅ〜…えーくん、このまま…いかせてぇっ…はうっ!」
高まる千和に合わせて、俺を求めるやわ壁を蹂躙するように打ち込んでいると声を詰まら
せた千和に誘われるようにどくんっという衝動が腰を抜けていき、びゅびゅっと。
「千和…腰、大丈夫か?」「…んっ…無茶しているようでもえーくん、気を遣ってくれる
から、痛くないよ…ねぇ、まだじんじんしてるんだー…えーくん?」俺を熱のこもった瞳
で見つめ、千和の小さい手が俺のをしごいている。しょうがないなあともう1枚使って、
あぐらをかいた俺の膝に千和が乗ってきて、ぐいぐいと飲み込んでいく。
「そんなにしたら、明日、なにも出来ないぞ?」んちゅーっと千和がキスしてきて、
「夏休みだから、いいの。えーくんがほかの女の子を抱きに行かないよう搾り取るの!」
「淫乱千和め!」「えーくんの節操なし!」と言いながら、熱く結び合い、お互いの思い
に包まれて高まり、汗だくになりながらイって、満足感の中…二人で闇に落ちた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり
ほしゅ
おらおら書き込みおせーぞwwwwwww
両想いになった夏希望
本命になるために他の子を他の男に襲わせるようなどす黒いのがすき
しそうなのは愛衣かな
82 :
77:2013/04/08(月) 19:41:51.46 ID:7shAz+vp
番組も終わってしまって、海に行く話ですっかり気力を使い果たしてしまったので〜、
次の人、がんばってね!w
「えーくん、助けて!あたし、今布団から起き上がれないの!」
「は?」
「腰が動かないの!今、家に誰もいなくて!このままじゃ、遅刻しちゃう!えーくん、助けてっ!」
「わ、わかった千和…今行くからな」
「ありがとうえーくん!こんなこと、初めてじゃないんだけど…うぐっ、うくくくく…」
「無理すんなって!今行くから!」
「ふえええん…えーくん、ありがとう…!」
85 :
名無しさん@ピンキー:2013/04/30(火) 23:58:06.15 ID:3eokQ0Hx
「痛い、痛いよえーくん!」
「千和、腰痛むのか!?き、救急車読んだ方がいいか?」
「ううん、平気っ…でも、腰、痛くて、全然、起き上がれない…」
「俺が支えてやれば」
「いたいっ!!やめて、えーくん!!そこ、触ると、すごく痛い」
「す、すまん…!」
「はあ、はあ、くーっ……」
「どうするんだ、とりあえず俺から学校に電話しておく。もう今日は、休め」
「やだっ!今日は乙女の会の大事な日でしょっ…!あたし、這ってでも行くよっ…!」
「おいおい…!無理、すんなって…」
「くっ……うぐぐぐ……っ!はあ、はうー……」
4人に強引に犯される鋭太も観たいな。
ってスマン、スレミスった。まぁいいかw