FAQ
・作品を投稿したいんですが
ちゃんと書き終わりましたか? 未完成ではありませんか?
よし、なら投稿しましょう。
・○○ネタなんだけど、需要あるかな?/書いていいかな?
まずは投稿しましょう。スレ違いでない限り、大抵は需要があります。
なくてもスルーされるだけです、気にしないでまた投稿してください。
・台本形式ってダメなの?
台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。
・エロなしSSってダメ? 雑談ってダメ?
エロなしSSはローカルルール的にはグレーです。禁止されてはいませんが……ケースバイケースでしょう。
雑談は「萌え談義」「エロ妄想」などはローカルルール的に問題なしです。ただしやりすぎるとウンザリされます。
・wikiって何なの?
有志の管理人が、このスレッドに投稿された作品をまとめてくれています。
一部のページ以外は誰でも自由に編集することが可能ですので、手伝ってあげると喜ぶかもしれません。
・あの、俺の作品がwikiにまとめられてないんですけど……
基本的にwikiの管理人が一人でまとめる、という風潮があるので、どうしても遅れてしまうらしいです。
一刻も待てない、という人は自分でwikiを編集すると良いでしょう。
・遅れてしまうって割には、俺の後から投稿された作品もまとめられているけど?
もしかすると、管理人や他の編集者が載せ忘れているかもしれません。
wikiを編集できない事情があり、ここに書き込む場合は、その旨を書いておくと荒れにくいかもしれません。
報告してあげましょう>(
ttp://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/comment/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%A7/ )
・報告しても載せられないんだけど? というかスルーされました
もしかしたら「テンプレを守れていない」などの理由により、荒らしと見なされたのかもしれません。
自分のレスを見返し、ageていないか、マナーのない行動はしていないか……
つまり「荒らし扱いされるようなことをしていないか」を確認しましょう。
書き込んだ時には何も問題ないと思っていても、冷静になればかなりイタイことをしてしまっていた、なんて良くある話です。
※容量制限に引っかかった前スレ873-879を投稿しなおしています、ご迷惑おかけしました ゆらり×准 監禁調教物です SM・同性愛・陵辱ダメな人は、NGなり読み飛ばすなりスルーなりの対策をお願いします 次レスから開始します
私は絶対に生きないといけない。 ――准様、おはようございます。 生きて生きて、ここから出てやるんだ。 ――と言っても、こうやって地下牢に閉じ込められている准様には時間の感覚などは既にないでしょうが。 そして……復讐してやるんだ。 ――さぁ、今日も私を楽しませてくださいよ? 今、こうして私を見下しているかつての部下を。 ――その前にご飯としましょうか。 由良里を睨み付けながら、そう心に誓った。 「どうぞ、今日の朝ごはんですよ」 そう言って、由良里は私の眼前に犬用の皿に盛られた料理を置く。 私は今、手を後ろに回された状態で手首に手錠を付けられている。ご丁寧にも足首も同じように手錠が。 手と足が、この通り拘束されているから立つこともままならない。そのため、地下牢の冷たい床に寝転がされているのが現状だ。 この二つの手錠だけで充分だと思うのに、更に黒革の太い首輪までその手の好みなのかつけられた。 首輪にはリードのつもりなのか鎖がつなっていて、その鎖は背後の壁にある鉤爪に巻きつけられている。 そのため、私の行動範囲を定めている。 お陰で逃げる気力は根こそぎ奪われた気分だ。 だけど、由良里がこうして私に何か仕打ちしてくる限り、何度でも復讐する気力が湧く。 そして、由良里は首輪につながれている鎖のせいで、私がどこまで動けるか知りつくていた。 だから、どんなに頑張っても届かないギリギリの位置に皿を置いた。 これじゃあ私は料理を一口も味わえない。そしたら由良里はどうしてあんな風に食べるように勧めるのか? 答えは、至極簡単だ。 「残念ですね。折角准様のために運んできましたのに」 このわざとらしい言い分、何度も聞き飽きた。 由良里は待っている。私がお願いすることを。 そんなことをわかっているからこそ、私は無言を貫き通す。これ以上、由良里の好きにしてたまるものか。 「仕方ないですね……」 一回ぐらいなら飯を抜いても大丈夫だろう。 拘束されて肉体的な抵抗が出来なくても、こういう風に精神的な抵抗なら何度でも出来る。 ざまぁみろ。何でもかんでもあんたの思い通りに行くと思ったら大間違いだ。 「ご主人様の命令を聞けない駄犬にはお仕置きが必要ですよね」 由良里は私が料理を食べないと悟ったのか、皿を持つと私のお腹を思いっきり右足で蹴った。 あまりに突然の出来事に何が起きたのか最初は全く理解できなかったけど、生まれて初めて感じる激痛に事実を再確認させられる。 まさか蹴られるなんて――今まで暴力を全く振るわなかったから、その手の攻撃はないと信じていたのに。 手は後ろで拘束されているから、気休めに手でお腹を押さえることも出来ない。 ただ、激痛に悶えることだけしか出来ない。 体をくの字に曲げてみることぐらいしか、今の私には出来なかった。
「准様のお体を痛めつけるのはどうかと思っていましたが、仕方ないですね」 今度は脇腹辺りを軽く踏んづけたかと思ったら、壁側に向かって私を転がした。 二、三回転がされて、背中が冷たい壁に触れた。 まずい、このまま最初の一撃みたいな強烈な蹴りを今いれられたら……。 「随分と怯えていますね。可愛いです」 私を見下ろす由良里は、ついこの間までと同じように微笑んでいた。 私が知っている由良里の表情だった。だから、どうして今こうなっているのか。 余計にわからなくなった……。ほんと、どうしてなの。 「安心してください。痛めつけるつもりは一応ないので。と言っても、准様次第ですが」 そう言うと由良里は私の唇に靴先を持ってきた。そして、ぐいぐいと唇に靴先を、由良里は押し付けてくる。 「准様を蹴ったことにより、靴先が汚れてしまったじゃないですか。舐めて綺麗にしてください」 またもや、命令だった。さっきの蹴りがあったから、大人しく聞くと思っているのだろうか。 生憎だが、私の心はまだ依然として折れていない。由良里が諦めるまでは耐え続けてやる。 「全く、准様は賢い方だと思っていましたよ」 やれやれと、わざとらしい動作を由良里は私に見せつける。 そして、そのままつま先で軽く歯をこんこんと突く。 そんな、まさか―― 「恨むなら、事の理解が出来ていないご自身を」 右足を、思いっきり後ろに引いた。 間違いない。由良里は……本気だ。 「ま、待って!」 思わず、必死になって叫んだ。 反抗心なんて、すっかりどこかに吹っ飛んでいた。 由良里は冷やかな視線を私に送り、脚を戻した。 助かった。なんて一息つけたのは、たった一瞬だった。 「何様ですか」 由良里は全く感情がこもっていない声でそう呟くと、私の頭に右足を載せた。 そして、体重を載せる。更に、ぐりぐりと脚をひねらせる。 体からひねり出されたかのような、うめき声が自然と出た。 「ご主人様の命令が聞けないと思ったら、嫌なことは拒絶する。都合がよすぎるとは思いませんか?」 頭蓋骨が、みしみしと割れるような音が聞こえる。 「ゆら、り、やめ、て……」 「私は今さっき、准様に何を言いましたか?」 激痛に耐えながら必死に絞り出した声は、全く届かなかった。 それどころか、更に痛みを加えられた。 「自分の言い分だけまかり通らせ、ご主人様の命令ははねのける。とんだ駄犬ですよ、全く」 それから由良里は脚を頭から離すと、再び唇の前につま先を差し出してきた。 痛みから解放された私は、由良里の表情を恐る恐る窺う。 非常に冷めたで、私を見下していた。 怒りを瞳の奥に隠しているみたいに、心に突き刺さる視線だった。
「今一度、チャンスをお与えします」 それは、つま先を舐めろと言うこと。 目の前に差し出されたつま先を見て、再び由良里の顔を窺うと……やっぱり、あの視線だった。 もう、私には逃げ場何てないんだと悟った。 覚悟を決めて、目をつぶる。 そして、非常にゆっくりとした動きで、唇をつま先に近付ける。 このまま何もなかったら良いのに。 そんな私の希望は、いともたやすく打ち砕かれた。 冷たい革の感触を、唇で味わったから。 「私は何と言いましたか?」 わかっている。わかってはいた。 でも、なんだか最後の一線を超えちゃいそうだった。 「わかっていなかったとは」 由良里が落胆したような声で、そう呟いた。 その時、わけもわからず靴先を舐め始めていた。 情けなかった。 恐怖で自分が屈するとは。 悔しかった。 誓ったはずなのに、こうも折れてしまうとは。 自然と、涙が頬を濡らす。 咽び声と、靴先を舐める音だけが、牢屋に響く。 由良里は終始無言だった。 舐める方に集中していたから、由良里がどんな表情をしていたのかわからなかった。 ただ、いつになったら終わるのか。 私は、泣くことと舐めることしかできなかった。 「やれば出来るじゃないですか」 どれくらい舐めていたのか、わからなくなった時に由良里が急に喋った。 その後靴を離したから、私は由良里の表情を久々に見ることが出来た。 由良里は、とても上機嫌だった。 急にかがむと、私の頭を何度も何度も撫でてくれた。 何だか、私までも嬉しくなったけど…… 「しかし、言ったことをすぐ実行できなかったことに対しては、お仕置きが必要ですよね」 すぐさま、私を絶望に落とす。 私が何か言おうとする間も与えず、更に由良里は言葉を述べる。 「後、ごはんも食べなかったことですしね。ここはご飯のお預けが良いでしょう」 それから由良里は立ち上がって、結局口をつけれなかった料理を持って牢屋から出た。 「では、じっくりと反省してくださいね」 そして、牢屋の鍵を閉めて、私に一言だけ告げ、どこかに消えて行ってしまった。
***** 「さてと、反省できましたか?」 誰かの声がした。 「流石に飲まず食わずで放置しましたら、反抗する気力もないですよね?」 ゆら、り。なのかな。 「これから一旦後ろ手の拘束だけ解きますが、すぐさま前で拘束するので。反抗しましたら、この鞭でお仕置きですから」 解放される、のかな。 「目がうつろですね……思っていたよりも弱っていたとは。これは早めに食事を摂らせねばなりませんね」 ゆらりが何か言っている……良く、わかんない。 それからゆらりが何かしたけど、何をされたのかわからなかった。 だけど、ゆらりが一旦牢屋から出てからわかった。 手が、今度は前で拘束されてるって。 暫く経って、美味しそうな匂いがしてきた。 飢えに飢えている私には、とてつもない刺激で、活力となった。 やっと、何か食べられるのか。 「お待たせしました。ご飯の時間ですが」 ゆらりが牢屋にご飯を持ってきてくれた。 だけど、簡単には与えてくれなかった。 「手を使わずに、口だけで食べてください。犬みたいに。もしも手を使った場合は……この鞭で、お仕置きなだけですが」 わかった。わかったから早く食べさせて。 「では、どうぞ」 やっと、飯にありつける。 四つん這いになって、がつがつと料理を貪る。 まるで犬みたいだ。だけど、今はそんなことは気にしていられない。 「良い食べっぷりでしたね」 由良里はこの前みたいに屈んで、私の頭を撫でてくれる。 顔が汚れても気にせず、無心ですべての料理を平らげていた。 これで、大分体力が戻った。 一方で、この前屈してしまった私は由良里に逆らう気力を失ってしまった。 どうせ逃げられないのであれば、苦しまない方がいいんじゃないかって。 それに、もしかしたら由良里が油断するかも知れない。 今はおとなしく由良里の言うことに従えば良いんじゃないか。 最終的に、そう結論付けた。 食後に少しだけ与えられた時間で、ここまで考えはまとめられた。
「では、食後の運動と行きましょうか」 由良里は、首輪に繋がれている鎖の先端をいつの間にか左手に持っていた。 今なら、逃げ出せるかもしれない。 いや、今はまだ時期尚早だ。右手に持っている鞭で痛めつけられる可能性がある。 「ほら、犬はご主人様を引っ張るものでしょう? 早く進んでくださいよ」 手と足を拘束されている状態で進め何て、当然四つん這いで進めと言うことだ。 まるで犬の散歩。馬鹿げているとは思ったが、牢屋から出られる折角のチャンスだ。 ここの構造を知るチャンス、いずれ脱走する際に知っておかねばならないこと。 ここは我慢して、由良里の言うとおりに犬を演じよう。 そう誓って、進み始める。 牢屋から出ると、背中に激痛が走った。 「右に曲がってください」 由良里からの指示が、鞭で打たれてから飛んできた。 あまりの激痛に、思わず声を上げてしまった。 「一回は鞭を味わってもらわないと、変なことされても困りますので」 たった一発で、この痛さ。 とてもじゃないけど、二度と味わいたくなかった。 「では、改めて参りましょうか」 未だに背中が痛むけど、何とかして進み始める。 痛みのせいか、縮こまって、ゆっくりと進んでいたら 「遅いですよ」 再び、鞭が舞った。 今度は涙も流れてきてけど、何とかさっきよりも早く進む。 そのせいか背中だけでもなく、次第に手と膝も痛くなってきた。 だからって、速度を遅くすると鞭が飛んでくる。 私は泣きながら、痛みに耐えて進むしかなかった。
「そうですね。ここで一旦止まってください」 由良里は鞭を床に打ち付けて、私を止めた。 「ここで、犬みたいに排尿してください」 「えっ?」 何を言っているのか、私には理解が出来なかった。 「片足を上げて、排尿するんですよ。さっきの料理に利尿剤を仕込んでいたのでそろそろ効果を発揮すると思うのですが」 確かに、尿意を催していた。 でも、由良里が言っていることは、流石に―― 「出来ないんでしたら、鞭を打ち続けて、排尿させるだけですが」 再び鞭を床に打ち付けて、盛大な音を立てる。 由良里は、本気だった。怯えて震えている私を、ただいつものように冷たく見下ろしていた。 「やれやれ、本当に躾がなっていない犬ですね」 由良里は、右手を大きく振り上げて、今まさに振り下ろさんと私に狙いを定めた。 「ま、待って! わかった! わかったから!」 気が付いたらそんなことを口走っていた。 しかも、泣きじゃくりながら。 もう、あんな痛い目に合うのは本当に嫌だった。 「では、お願いしますね」 由良里が右手を戻して、まずは一安心。 だけど、ここからが本番だ。 足首も手錠によって満足に動かせはしない。 それでも、出来るだけ片足を宙に上げる。 非常にゆっくりとした動きで、恐る恐る。 由良里の方を一瞬だけ見たけど、どこか楽しげな表情を浮かべていた。 由良里は待っている。ここで由良里の機嫌を損なえば、鞭が飛んでくる。 ギリギリまで片足を上げ、制止する。 後は出すだけ。 なんて思っても、見られながら出来るわけがない。 かと言って、出さなかったら由良里からの鞭が。 どうしようもなくなって、私は由良里の方を見た。 「出ないんですか? 仕方ないですね」 由良里は何を思ったのか、急に右手を振り上げた。 その時だった。 「う、うぅ……うわあああああああ」 何かが壊れた。 気が付けば私は泣き叫んでいた。 そして、尿が冷たい床を打つ音。 人の声と水の音が、歪に響いた。 もう、私は戻れない気がした。 このままずっと、由良里の奴隷として私は生きていくのだろうと悟った。
「さてと、散歩に戻りましょうか」 由良里は何事もなかったかのように言う。 私は依然として泣いていた。泣くことしかできなかった。 そんな私に対して、由良里は鞭を床に打ち付ける。 「うるさいですね。いい加減黙ってくれませんか?」 鞭の音によって、私は操られていた。 歯を食いしばって、泣き止もうと努力する。 「やっと、泣き止みましたか。では、進みましょうか」 再び、鞭の音。 私は進み始める。 でも、さっきよりも、進み具合は遅くなっていた。 「ほら、遅いですよ」 背中に鞭を打たれ、また泣きそうになった。 だから、必死に耐えてなるべく早く進もうとする。 どこまでもみじめで、無様だった。 やがて、階段の前に辿り着いた。 どうやらここは地下だったらしい。 この先には何があるのか、由良里の方を向いてみた。 「では、維織様に会いに行きましょうか」 今、由良里はなんて言った? 「実は、准様の調教を維織様に頼まれていまして」 嘘だ。嘘に決まっている。 「ですから、ここは維織さんの別荘なのです。もっと正確に言うならば、別荘の地下なのですが」 そんなわけがない。あるはずがない。 「准様は維織様が助けてくださると思っていませんでしたか? 准様がいなくなったことを不思議に思った維織様が、きっとご自身を助けてくださると期待していませんでしたか?」 確かに、誰も助けに来ないことは疑問に思っていた。だけど、だけど…… 「全て、維織様が仕組まれたことなのです。私は維織様に准様の調教を命じられただけです」 あの維織さんが、そんなことするわけ―― 「しかし、私としては別に准様を維織様に会わせなくても良いのです。調教に失敗しただの言えば、それで済む話ですから」 だけど、維織さんに会うってことは今の私を見られることを意味する。それだけは、嫌だ。 「さて、決めるのは准様でございます。このまま進んで維織様にお会いするか。それとも牢屋に戻るか」 私は、 私は―― 牢屋に帰ろうと、進み始めていた。
****** これで、全て終わりました。 准様の調教は完璧です。 維織様にばれないよう、動くのは大変でした。 しかし、こうして調教が成功した今となっては懐かしいことです。 准様とお会いした時から、ずっと准様を私のものにしたいと思っておりました。 ようやくです。ようやく私は准様を手にすることが出来ました。 准様は、私のもの。維織様のものではなく、私のものなのです……。 ---- 以上です、途中連投規制に引っかかって時間がかかって申し訳ありませんでした
GJ!
愛がある。哀しみもある。しかし…陵辱がないでしょッッッ!!! って感じのこのスレにとっては異色作ですた GJ!
乙乙です
GJ! 何がここまで由良里を歪ませたのだろう・・・
クリスマスイブ記念ということで天道×若菜を投下します。
『淫乱ピンクが雪に祈れば』 クリスマスイヴ。 聖夜、俗には性夜とも訳される、日本人にはやや間違って伝わっている習慣だ。 「さ、今日は全部私のおごりだから、パーっと行こうか!」 そんな西洋諸国の記念日にはやや似つかわしくない小料理店で小さな忘年会を開く二人がいた。 片方は鮮やかなロングヘアの美少女。そろそろ少女も卒業の年齢だ。 もう片方の男はというと顔立ちこそ悪くは無いが、つるつるスキンヘッドが全てを台無しにしている。 地球人最強の男のようだといえば聞こえも良く…はないか。 「なんでここなんだ?」 「え?だってここが美味しいって天道君が紹介してくれたんじゃない。」 「そりゃ前紹介したけど… クリスマスって七面鳥とかそういうの食べるもんなんだろ?詳しくは知らないけど。」 「…!」 「何驚いてんだよ。」 「…まさか天道君がそんな常識発言をするなんて。」 何も言わずにお冷やを飲み干す天道。若菜は相変わらずニコニコしている。 「…ふん」 いつ頃からだろうか。 どれだけ強気に出てもすっかり彼女には頭が上がらなくなっていたのは。 「ごめんごめん、ふてくされないでよ。半分冗談だからさ。」 「はいはい半分なのな。」 少なくとも高校時代は、周囲に我を通していたときは ストレートに言えばもっとワガママだったときはここまで自分の立場は低く無かった気がする。 「あ、女将さんビール大ジョッキ2つお願いね。」 「だ、大ジョッキ?」 「こらこら、少しは肝臓鍛えないと。」 気が付いたらこんな感じにいいようにされてしまう。 綺麗な女将さんが軽い笑みを浮かべながらこちらを見つめている。あぁ恥ずかしい。 「あ、どうもどうも。ほんじゃカンパーイ!」 「…乾杯。」 「兄ちゃん、前みたいに倒れないでくれよ?」 「ちょ、そういう余計なことは…!」 板前のおっさん(女将さんの夫だろうか?)が要らん口出しをしてくれた。 くるりと横を向いてみれば、案の定若菜が爛々と目を輝かせている。 「えー、天道君何の話?ちょっと聞かせてよ〜。」 「ちょっとまて!あれは水木監督がだな!」 「いやー飲みすぎちゃったねー!」 「お前だけだよ…ったく、大して強くもないくせに。」 かなり危険な足取りの彼女を肩を組んで支える。 付き合ってから随分経つが、何度飲みに行ってもこのパターンが変わることはない。 「ごめんねー天道くーん」 「…奢ってもらった手前文句は言わないさ。」 時計を観れば11時手前。流石の若菜といえど二人二次会を開いたりするような真似はしないだろう。 自分も彼女も明日は休みなので油断はできないが。
「今年から随分調子よくなったよねー。 1軍でもちゃんと活躍できるようになったし、変態じみた練習中毒も治って身体壊すことも無くなったし。流石はニュー天道!」 「えーと、それは言わないでくれ。恥ずい。」 恥ずかしい云々は別にして、今年から調子が良くなったのは事実だ。 己の限界を無視して負担ばかり掛けて身体をボロボロにし 何とか治したら遅れを取り戻そうとまた過度の練習を…という負の連鎖から抜け出せた。 これもあの先輩に感謝だ。移籍してしまったのが残念だ。 「来年は一軍半卒業して…あとは完全定着だね。」 「まぁ頑張るさ。」 「こらこらー、私の彼氏なんだからもっと強気にいきなさい!高校時代は三冠王になるとか言ってたじゃない!」 高らかな声で激励が送られる。その中に懐かしい単語が入っていた。 「高校時代、三冠王、か…」 「ん?…天道くーん?」 そのぼそりとした呟きには明らかに陰りの色が見えた。 振り返ってみれば、高校時代の自分はどうだっただろうか。 自分の才能に溺れて他者を見下し、学校からは崇められ、マスコミにはスターとしてもてはやされ… そして地方大会であいつに痛い目に遭わされた。そこから意識を変え、野球への執念を数倍に膨れあがらせた。 あれが最初の挫折だった。 高校時代のリベンジを果たすことは出来ないままに終わったが 敗北の悔しさの中には、新たなる目標を見据えられたという喜びが確実に存在していた。 …ここまでなら普通は『かつての自分は井の中の蛙だったが今は違う。』などともっともらしいことを言えるだろう。 (それで反省して、心機一転して、このザマか。) 一度肩を壊す前とくらべて、自慢の急速は10kmは下がった。 コントロールもスタミナもプロの世界では自慢できる物ではない。 球団即戦力間違いなしの触れ込みはどうしたというのだろうか。 こっちからライバルと決めつけたあの男はオールスターにまで選出する人気野手。 自分はと言えばオールスターどころか控えの控えの期待外れ投手。 1軍と2軍の行ったり来たりを繰り返し、失望の声を振り払おうとオーバーワークを繰り返し… (あれから進歩したか?俺は。) 高校時代の自分が現状を見て、胸を張れるとは到底思えない。 社会的な名声を失ったから、と言う以前に はっきりと野球が『上手くなった』といえるか? あの傲慢で自惚れで世間知らずな高校時代の自分から『成長した』といえるか? これ以上自分は… ちゅっ 目の前の柔らかな感触にハッとすると、目の前に若菜がいた。 本当に目と鼻が付きそうな距離で目を伏せていた。 「わ、若菜…?」 「スキあり。」 どこか恥ずかしそうにはにかみながら呟く若菜。酒入りとは言え心なしか先ほどより顔が赤く見える。 それでも天道よりはマシではあるが。
「お、おおおおおお前何を…」 「そこに天道君の唇があったから…なんてね〜。」 あまりにも大げさにうろたえる天道を見て苦笑する。 「キスくらいでオーバーだねぇ。別に赤ちゃんできたりはしないよ?」 「それを言うなよ!もう昔のことだ!」 「昔と大して変わってないって。」 やっぱりこうなのだ。 真剣なことを考えていようが何だろうが、平常運転通りに彼女に玩具にされてしまう。 「お前本っ当にバカだろ!」 「バカじゃないと天道君と付き合ってられないよ。」 高校時代の彼を知っている者なら失笑間違いなしだろう。 そんな調子で帰路を進めると、ようやく球団寮にたどり着いた。 「一応お前の家までは送っていくか?…恋人ってそういうことするもんなんだろ。」 「えーと。…いいや、このままで。」 「そうか。気をつけろよ。」 「このまま天道君についてくから。」 「はぁ!?」 「うーん思ったよりは散らかってないわね。元マネージャーさんがチェックしてあげようと思ったのに。」 「なんでこんなことに…」 深夜に球団寮に帰ると言うだけでも好ましい話ではないのに、こっそり女を連れ込んでいる。 一応スキャンダラスな話題を避けて三年間やってきたつもりだが、もしばれたら今回が初めてになると思われる。 「大丈夫大丈夫、ナマーズ…ってか前身のホッパーズとかでも、そんなスキャンダルしょっちゅうだったから。」 「それのどこらへんが大丈夫なんだよ。」 若菜がベッドにごろんと寝転がっているのを見て、天道は押し入れから布団を取り出す。 残念ながら枕が見つからないのでそこら辺のクッションで妥協するほかない。 そんな彼の姿を見て、若菜は不思議そうに尋ねる。 「…まさかその布団で寝る気?」 「なんだよ、床の上で寝ろってことか?」 深い溜息が漏れる。 「変わらないねぇ、天道君は。」 「…どうしろってんだよ。」 言うや否や天道の腕をグイッと引っ張り、困惑する彼をそのまま同じベッドに巻き込んでしまう。 「……どうせまた冗談なんだろ。」 「お、今度は慌てなかったね。」 一緒に横になりながら、いかにも楽しそうにこちらを見つめる若菜から背を向ける。 恥ずかしいやら憎たらしいやら、なんともいたたまれない空気に包まれる。 「なぁ…なんでお前、俺なんかと付き合ってるんだ?」 「え?」 「元々は高校のあのヘボ監督に言われてたんだろ?俺と付き合ってゴキゲン取れって。」 「知ってたんだ。」 「どうせあのときは俺の事なんて…」 「うん、好きでも何でも無かったね。」 言葉のデッドボールが直撃。 感づいていたとは言え、無駄な変化無しのキレキレのストレートを放られると流石に痛い。
「今だから言えるけど、正直疎ましかったね。恋人、っていうより、お子様天狗の子守をしてるみたいな感じで。」 「………」 「あはは、落ち込まないでよ。『今だから言える』話なんだからさ。」 向き直ってみると彼女は気楽に笑っていた。からかっているわけではなさそうだ。 「じゃ、じゃあなんで…」 「天狗じゃなくなったころ…っていうか天道君が地方大会で打ち負かされたころかな。 天道君の見方を変えてみようと思ったの。」 「見方?」 「正直、天道君が負けちゃったときに清々してたんだ。これでやっと離れられるって思って… 周りと同じように、天道君を見捨てようとしたんだ。」 「……ま、仕方ないか。」 「でも…まぁ、詳しいことは言えないけどちょっとした事情があって…一度付き合ったんだからもう少し真剣に取り組んで 一通り天道君のことを見守ってみて、それでもダメだったら別れよう、ってことにしたの。」 「一通り、ってなんだよ。」 そこで若菜は一旦口をつぐみ、冷たさの残る掌で天道の手を握った。 「…私もぶっちゃけわからなかったんだよね。 だからまぁ、天道君を見限るときが来たらそのときはそのときで、みたいな。 つまりへこたれてこれ以上墜ちるようだったらダメ、って感じで適当にさ。」 「…どこが真剣なんだよ。」 「何を言いますか!基準はともかく天道君のことをしっかり見届けてたんですよ!」 ふくれ面で声を大きくしているが、どこまで本気で怒っているのかさっぱりわからない。多分殆ど冗談だろう。 「それで丸坊主になった天道君を見守ってたらさ…いつまで経ってもへこたれないんだよね。」 「……」 「どんなにやられても諦めないで、どんなに打ちのめされても起き上がって…見限るタイミングなんて全然無かったの。」 彼女の頬の赤みが少し増した。 「もう少し見てあげよう、もう少し見守ろう…なんて上から目線で見てるうちに…いつまでも見ていたくなっちゃって。」 「…あんなかっこ悪い俺をか?」 そう言った直後、若菜が眉を寄せて天皇の頭をこつんと叩く。 「私の好きな人をかっこ悪いとかいわないで頂戴。」 「お、お前、高校時代の俺を散々言っておきながら…!」 「だって高校時代の天道君は好きじゃなかったし、かっこ良くも無かったもん。」 あまりにも突飛な話の流れにうろたえる天道の肩に両手を回し、顔と顔を寄せる。 「あんな無味無臭の爽やか天道くんより、今の泥臭くて汗臭いツルピカ天道君のほうがずぅっとかっこ良いんだから。」 そう言って再びそっと彼に口付ける。 天道も今度ばかりは彼女を真っ直ぐに受け入れた。 「…お前まだ酔ってるだろ。」 「うん、天道君にずっと酔わされてるよ。」 なんで彼女に頭が上がらなくなったのかわかった気がする。 「……」 「またまた照れちゃってる?やっぱりウブだね〜。」 こんな女にかなうわけがない。 「照れてるよ。…悪い気はしないけどな。」 こんなに近く、こんなに真っ直ぐに自分を見つめている女に勝てるわけがない。 「……よかった。」 たぶん一生続くんだろう。 「ちょっと目を閉じろ。」 「…うん。」 …一生続くと良いな。 ――― 「ぷはぁっ!」 「はぁ、はぁ…め、珍しいね天道君がこんなにがっつくなんて。」 離れた唇から熱い息を漏らす若菜。その吐息には目の前の恋人への堪らない程の情愛がこもっていた。
「珍しいとかいうほど数は多くないだろ。」 「あ、まだこれで二回目だっけ。」 そう言いながら、若菜は座ったまま天道の服を器用に脱がしていく。 「お、お前…」 「あれ?やっぱり自分で脱ぐ?」 「そうじゃなくてその格好…!」 先ほどまで彼女の顔だけが視界に入っていたから気付かなかったが、いつの間にか彼女は半分服を脱いでいた。 「…最初からそのつもりだったのかよ。」 「そりゃあこんな夜遅く恋人のベッドに忍び込んでるんですから。そのことに関して冗談だなんて一言も言ってません。」 インナーを脱がされ、上の衣服を完全にひん剥かれたあたりで天道は無理矢理彼女を抱き寄せた。 「なーんだ。天道君だってその気じゃない♪」 「その…今日はなんというか…とにかくお前が欲しい。」 「あっ、そう…なんだ。」 予想もしない彼の一言で不意を突かれる若菜。恥じらいを誤魔化そうと浮かべる笑みが非常に愛らしい。 自制が出来なくなる前に彼女の服を完全に脱がし、片方の掌で彼女のほどよい大きさの乳房を包み込んだ。 「てん、どうくん…っ…」 やわやわと乳房を揉みしだくと、固くなりはじめた乳首がときおり掌にこすれた。 もどかしい刺激に、若菜は切なげな吐息を漏らす。 「ぁっ…」 不意にその吐息が悦びと驚きが同居した声にかわる。天道の唇が、ようやく彼女の桃色の突起をとらえたのだった。 勢いのままにそこに吸い付き、舌先でそこを転がし散々に弄ぶたびに甘い悲鳴が響く。 「あ、はぁ…んっ…」 投手の無骨で長い指が柔らかな太ももの間を探る。その先の快楽を期待した若菜の口から艶の乗った息が吐きだされる。 「んはぁっ!」 愛液で潤った割れ目に二本の指が入り込み、ゆっくりと奥まで進む。 くちゅりとした水音が彼女のあえぎと入り混じっていた。 「いい、よっ…てんどうくん…そこぉっ、あっ!」 経験の浅い彼の愛撫は決して巧みなものとは言えなかったが、彼女の疼く肉体を悶えさせるには十分で 若菜は火照る身体をどうにか押さえようと、天道にしがみつく。 徐々に天道の動きがこなれ、秘所がひくつきだしたころに、突然若菜は天道から身を離した。 「ちょっと…タンマ…」 ハァハァと荒い息をつきながら、若菜は艶やかな声で制止を訴える。 「ど、どうした?痛かったりとか…」 「いや、すごくイイんだけど、イクならさ…」 そう言って若菜は膨れあがった男根を下着から取り出す。 「イクんなら、一緒にね?」 そのまま返事を待つこと無く、天道の身体に跨がるようにして腰をおろした。 「ああぁっ、きたっ…!」 「くぅっ…」 若菜はプルプルと身体を震わせて天道を抱きしめる。 蜜の詰まった肉壷の感触もさることながら、自分の胸に押し付けられるむにゅりとした感覚が更に性感を高揚させる 「ど、どうかな、私の…」 「…気持ち、いい、よ。」
「あっ、ふぁああっ!…て、てんどうくんっ、んんっ!」 「わ、わかなっ…ちょっ、ペースはやいっ!」 柔らかなそこが締め上げ、擦り上げ、彼女にされるがままになって快楽を享受する。 若菜も天道の自信の意識を無視して下から跳ね上がる剛直を存分に味わっていた。 「てんどうくんっ、てんどうくんっ!はぁっ!んああっ!」 果て知れぬ官能を求め、若菜の動きの激しさは増していく。 天道も圧倒されるだけでなく、汗と涙をこぼしながら乱れる目の前の雌を貪る。 「んふぁ、んぅ…んんっ…ふ、んんぅ」 激しい下半身のぶつけ合いはそのままに、どちらから始めたかもわからずに二人は唇を求め合う。 もはや天道の頭から今日まで悩んでいたコンプレックスなど洗い流され ただひたすらに目の前の快楽を、目の前の女を愛する本能しか残されていなかった。 「んんぅ………て、てんど、くん、わ、わたしも…もうっ!」 「わかなっ!わかなぁっ!」 絶頂の手前で二人は口を離し、離れまいとお互いの背に手を回す。 そして最後の最後に全体重をがくりと落として天道のそれを子宮で受け止めた瞬間、若菜は嬌声を上げ それに呼応するかのように天道が精を解き放った。 裸体のまま横になる二人。心地よい充実感と疲労感がお互いを包んでいた。 「なんか、今日は激しかったね…どうかしたの?」 「いや、なんというか…」 視線を泳がせながらどもる天道。明らかに恥ずかしがっていたが、囁くように口を開いた。 「俺、こんなに若菜が好きだったんだなぁ、って思ったら…止まんなかった。」 「…ふふっ。恥ずかしいこと言うなぁ、天道君は。」 「……お前がそれを言うなよ。」 軽口をたたき合いながら、隣にいる温もりに抱かれ、二人は微睡みに飲まれていった。 「なんで神社の階段ってこんなに急なんだろうなぁもう…ところでさっきは何を願ったの?」 「俺は毎年変わらないぞ。野球が上手くなりますように、だ。」 「ふーん。500円も賽銭入れてねぇ…なんでそんなに野球が上手くなりたいの?」 「ふふん、そりゃあ俺にとっては野球が第一だからだ。残念ながらお前は第二だ。」 「じゃあなんで野球が第一なの?なんのために野球やってるの?」 「………」 「えー、天下の天道翔馬君はそんなことも答えられないのに野球やってるの〜?」 「…と…のためだ」 「ん?ボリュームアップでお願い。」 「……………恥ずかしくて言えるか!!」 「あらあらそんなに私のことが好きなんだー。愛されちゃってるなぁ私。」 「な、なにをお前は…どうしてそんな…!」 「あれー否定しないんだー。ひょっとして図星かなー。」 「う、うるさい!そういうお前こそ何を願って…」 「…ナイショ。」
以上です 二人ともゲーム中の描写がそこまで多くないためキャラはかなり脳内補完してます 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください。
よし。この流れに乗じて俺も芙喜子ネタ投下します。 タイトルは『二人のクリスマス』
クリスマスっていう日はロマンがある特別な日だと俺は思う。だからプロ野球選手になってから毎年、多少のリスクはあるが、俺はクリスマスを恋人の芙喜子と過ごすことにしている。 ホテルの近くの待ち合わせスポットに行くと、綺麗な俺の彼女は先に到着していた。 「ああ、来た来た。メリークリスマス。」 「メリークリスマス。久しぶりだな。元気そうで何よりだ」 「まだまだ死ねますかっての。さっ、行きましょ」 二人共久しぶりの再会を喜びながら俺達はホテルのレストランへ向かった。 クリスマスディナーを食べながら俺達はお互い最近どうしているのかを話した。 俺は野球のチームメイトのこと、自分が取った賞のこと、そしてプロ野球選手をやりながら細々とであるがツナミへの抵抗運動を支援していることーーー どんな話でも芙喜子は時には楽しそうに、時には心配そうに、興味を持ってしっかりと聞いてくれた。 芙喜子の方も大変だそうだ。 裏からの支援をしていてもわかるが、ツナミは強大で、苦戦を強いられていること、それでもテレビで野球を頑張っている俺を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになるそうだ。 俺は何か恥ずかしかったけど、俺のことを芙喜子はしっかり見ていてくれていたってことは堪らないぐらい嬉しくて、同時に堪らないぐらい芙喜子をいとおしく思った。 デザートのケーキを食べ終えて、俺は上の予約した部屋に誘うことにした。 「これからその・・・」 「ああ、寝る時に靴下をつっとくんだっけ?ハイハイやっときますよ。」 「そのネタ今年で何回目だよ。悪かったって」 「私に恥かかせたんだからこれぐらい良いでしょ。私があんなこと言ってたのを忘れるぐらい大人らしくなったら言うのをやめてあげる」 長い間芙喜子のパートナーだからわかる。芙喜子は俺をいじくるネタとして絶対忘れないから、一生言うつもりだ。 「冗談はさておき、行きましょ。部屋、とってあるんでしょ?」 「ああ、勿論。行こうか」 「ええ。クリスマスは『ロマン』だものね」
俺と芙喜子はチェックインして、このホテルの最上階へ向かった。あまり芙喜子と会う機会もないし、クリスマスだし、奮発してスイートルームに泊まることにしたのだ。 「・・・いつ来ても凄い部屋ね」 「そりゃあスイートだからね。俺ほどの人気プロ野球選手ならこれぐらいの部屋でも余裕さ」 「ハイハイ、流石年棒3億円選手様ねー」 「いやそう誉めるなよ。照れるじゃないか」 「う〜、悔しい。腹たったからお風呂は先に入るからね」 「まあまあそう言わずに一緒に入ろうよ」 「嫌よ。子供っぽい人とはいると何されるかわかったもんじゃないもの。入ってきたら投げ飛ばすからね」 ・・・流石に自慢し過ぎたかな? 機嫌をあまり損ねてないといいな・・・ 「良い湯だった」 結局芙喜子とは別に風呂にはいった俺は芙喜子が待っているであろうベッドに急いだ。 ベッドに行くと、髪を下ろした芙喜子が待っていた。 「遅いじゃない、女を裸で待たせるなんて・・・」 「先に入るって言ったのは芙喜子だろ。もしかして寂しかったのか?ん〜?」 「そ、そういうことじゃないんだけど・・・」 ・・・可愛い。 基本的に芙喜子はかっこいい女性なんだけど髪を下ろした芙喜子は外見は男の子みたいなのに普段と比べてとても女性らしい反応をする。 「何よ、そんなにニヤニヤして。何が面白いのよ?」 「いや、芙喜子が可愛いなって」 「そういうこと言わないでよ!恥ずかしいじゃない!馬鹿!」 「いやぁ、こんな芙喜子は他人に見せられないな!」 「見せられる訳ないじゃない!あんただけよ! ・・・恥ずかしくて死にたくなるもの」 ・・・やっぱり可愛い。普段とのギャップからか今とてつもなく芙喜子がいとおしい。ニヤニヤが止まらない。 「何まだニヤけてるのよ!」 「だって芙喜子が可愛いんだもん。しょうがないじゃないか」 俺がそう言うと芙喜子が突然うつむいて黙ってしまった。 「芙喜子?」 「ふぅん・・・私が必死に恥ずかさに耐えているのにあんたはそんな私を弄って遊ぶんだ?」 「反応がいちいち可愛いんだもん。しょうがないだろ?」 「じゃあ可愛い私はこれで終わり!えい!」 そう言って芙喜子は俺を強引にベッドに座らせた。
すると芙喜子は既に勃起していた俺の肉棒を彼女の形の良い胸で挟んで、胸を上下に動かしだした。 「こういうのパイズリって言うらしいわよ?」 「こんなの何処で覚えて来たんだよ?」 「ちょっと調べれば出てくるわよ。歴史も説明できるわよ。・・・ちょっと摩擦が大きすぎるわね。ならこうすれば・・・んっ・・・」 そう言うと芙喜子は俺の肉棒を口でくわえて唾をつけた。唾液で滑りが良くなって、正直堪らない快感が俺を襲ってきた。 「ちゅぱっ・・・どう?気持ちいい?」 「気持ちいいよ・・・堪らない位に。芙喜子はどうなんだ?」 「わからない・・・でもあんたが気持ち良さそうなのを見てると、何と言うか・・・体がぞくぞくしてくる」 「・・・なんかこうしてみると優越感を感じるな」 「どういう意味よ?」 「いつも他の男を寄せ付けない芙喜子が俺の前だとこんなこともするんだって思うと凄く嬉しい気持ちになってくるってこと」 俺がそう言うと芙喜子が突然ベッドの上に逃げて俺とは反対方向を向いて座り、うつむいて顔を隠してしまった。 「何でやめちゃうんだよ?それとこっち向いてくれよ。」 「・・・ヤダ」 「怒らせたんなら謝る。だからこっち向いてくれよ」 「そういうことじゃなくて・・・」 「?じゃあどういうことだよ。」 「絶対変な顔してるからあんたに顔を見せられない・・・」 「良いじゃないか。それぐらい。こっち向いてくれよ」 「だから嫌だって・・・ 」 「良いから見せろよ!」 そう言って俺は芙喜子を俺の方に向き直らせた。 芙喜子は・・・ ニヤけた顔をしていた。 「あんたがあんなこと言うから我慢してもニヤけちゃうじゃない!こんな顔はみせたく・・・」 そこまで聞くと俺は芙喜子を押し倒していた。 「突然どうしたのよ?」 「芙喜子が可愛い過ぎるのがいけないんだ。もう我慢出来なくなっちゃったよ。 ・・・挿れていい?」 「ワケわかんないこと言わないでよ・・・ 良いけどさ」
そして俺は先のほうだけ芙喜子の秘所に挿入した。すでに濡れていたので結構すんなりと挿った。 俺は胸を刺激しつつ秘所の奥へと芙喜子が気持ち良いと感じる場所を秘所を解しつつ探ることにした。 「んっ・・・はいってくる・・・」 「んっ・・・あっ・・・もうちょっと奥のほうが・・・あっ!」 やがて肉棒で擦ると明らかに芙喜子の反応が違う所を発見した。 俺はその場所を重点的に刺激することにして、腰を動かしだした。 「あっ・・・んっ・・あっそこ凄いっ・・・んっ」 刺激する度に膣が肉棒を締め付け、自然と蜜が溢れてきて、卑猥な水音が次第に大きくなっていく。強烈な快感が俺を襲っていた。 芙喜子も自分の体を襲う快感に堪えられなくなったのか腕をおれ背中にまわして、足を絡めてきた。 「あっ・・ああっ・んっ・・ハァハァ・・っねぇっ・・ねぇ?・あんたは・・あっ・・気持ち良い?・んっ」 「ああ気持ち良いよ。っくぅっ・・・」 正直刺激の少ない場所で休ませないとすぐにでもイッてしまいそうな快感が襲っていてあまり返答する余裕は無かったがそれでも何とか答えると 「そう・・・ならっ・んっ・・良いけど・・ああっ」 芙喜子にも余裕がなくなってきたのかだんだん言葉を発さなくなり、喘ぎ声の比率があがってきた。 「ああっ・・んっあっああっ・・もうっ限界っ・・」 「っ!先にイッていいぞ・・・くっ・・」 「あっ・・あああっ・あああァァァァァァァァァァァァァッ」 そして芙喜子は遂に堪えられなくなり、身体を痙攣させてイッてしまった。 しかし俺は耐えて、一緒にイかずに刺激を続けた。少しでも長く芙喜子と一つであり続けたかったからだ。 「あっ・・・・くっ・・ハァッ・・・んっっ・・・・」 最早芙喜子は喘ぎ声すら発することすら難しくなり、イキっぱなしになって身体を痙攣させ続けていた。 やがて俺も体力が続かなくなり、イく他なくなってきた。 「芙喜子っ・・ハァハァッ・俺ももう無理だっ・・ハァハァッ・・膣中で出してっ・・良いかっ?ハァハァ・・・」 そういうと芙喜子は強く縦に二回頷き、俺は芙喜子の膣中で果てた。
ヘトヘトの身体で何とかほとんど意識を失っている芙喜子に布団をかけて芙喜子の隣に寝転んでからしばらくして、ようやく回復してきた芙喜子が話しかけてきた。 「・・・ヤり過ぎよ馬鹿。」 「・・・芙喜子が愛しくて堪らなかったんだ。仕方ないじゃないか」 「『仕方ないじゃない』でしょっ。このまま本当にあんたなしで生きられなくなったらどうするのよ!?」 「・・・別にどうもしないさ。・・・責任もちゃんととるしね」 「・・・そうだったわね。『二人なら生きていける』ものね」 ・・・やっぱり一生言うつもりなんだろう。「・・・私もそう思ってるから・・・」 「今何て!?」 「うるさい、何でもないわよ!早く寝なさいよ。お休み」 「・・・あぁ。お休み」 ・・・一時期少しあれを言ったことを後悔していたけど、今なら言って良かったと思えるよ。 なぜならこの可愛くて、格好良くて、誰よりも大切なこの彼女となら「二人なら生きていける」 と胸を張って言えることを今確認したのだから。
以上です。 あまり自信は無いのですが、暖かい目で読んでいただけば幸いです。 では皆さんよいクリスマスを!
乙です! クリスマス投稿者が自分以外にもいるとはありがたいです
投下ラッシュGJ!
ちょっと質問があるんだが、パワポケのバトロワスレはなくなったのか?
36 :
名無しさん@ピンキー :2012/12/25(火) 09:15:54.21 ID:w+KC/0NL
ここほど盛んじゃ無いけどしたらばとかにはまだ投稿されてるっぽいぞ まぁ詳しくはググれ 若菜ちゃんマジ淫乱ピンク
クリスマスって誰か重要なイベントがあった気がするのは俺だけか
一日遅れましたが投稿させていただきます
「真っ赤なお・は・な・の〜〜、となかいさんはぁーー、いーぃつもみ・ん・な・のおー、にぃぃんきもの―ー」 「すまない美空ちゃん、その歌はちょっと邪悪な気配がするからチェンジで」 「え?ん、んーと、じゃあ……、あわてんぼーのーサンタクロース、クリスマスまえーにー、やぁってきたぁー」 ちょっと間延びした、朗らかな歌声が耳に届く。 デパートの中、片手にケーキやジュースの袋を下げ、もう片方は俺と繋ぎ、彼女は笑顔を絶やさない。 繋いだ手を振り振り、赤白緑に飾り付けされた店内を目まぐるしく見渡していた。 つい頭を撫でたくなる。 今日の彼女は、いつにも増して子供っぽかった。 体裁を繕うことを忘れ、完全に素が出てしまっている。 後日、彼女に今の姿を見せればきっと赤面するだろう。 あれやこれや、力のない言い訳を並べるだろう。 慌てふためく彼女もいいものだが、生憎、今はデジタルカメラの類いを持ち合わせていなかった。 それに、今日ばっかりは仕方ないのだ。彼女がはしゃぎすぎてしまうのも、浮かれてしまうのも。 なぜなら、今日は…… 「わたしっかっらっ、めぇりくりっすまーす!さぁんたぁくろーすいーずかぁみーんーとぅーたーぅん」 ……なのだから。
店内は混んでいた。人海に溺れてしまわないよう、かき分けながら進む。 今日はやけに笑顔とすれ違う。それも、ただの笑顔ではなく、明らかにこちらへと向けたものに。 初めは、気のせいだと思っていた。クリスマスが見せる祝福だと思っていた。 しかし、試しに周囲の視線をさりげなく追ってみると、みな一つの軌道を描いていた。 寸分たがわず、一度俺の胴あたりに目を向けて、それから俺に微笑みかけてくるのだ。 ――かわいらしいお嬢さんですね。娘さんですか?それとも御親戚の方でしょうか? ……決して嫌な気はしない。彼女は褒められ、そして俺達は祝福されているのだ。 だから、ありがたい心遣いに気づいてからは、俺は手紙に返事をすることにした。 ――ありがとうございます。でも、娘でも姪でもなく、そしてお嬢さんじゃないんです。俺達は恋人同士なんですよ。 伝わるはずのない返事だ。目線で届けるには、いささか複雑すぎる。 なんとなく寂しくなって下を向いた。俺より頭二つ分も低い彼女が、せっせかせっせか足を運んでいる。 なかなか忙しそうだ。なにせ、俺の一歩に追い付くためには、彼女は二歩進まねばならないのだから。 合わせてやりたいが、この人波では無理な話。彼女の頬にはうっすら赤みが差し、いつの間にか歌声も止んでいた。 そんな、目下の奮闘もよそに、相変わらず祝電は寄せられる。お世辞でもない、純粋たる善意の中に、俺達が欲しいたった二文字の言葉は見当たらない。
失礼しちゃうよなぁ。みんなしてお嬢さん、お嬢さんって。 いつだって彼女は求道者だ。 なるべく俺に頼らないように、なるべく俺に頼られるように、彼女は努力を惜しまない。 例えば、料理がずいぶん上手くなった。野球選手は体が資本だと言い張り、最近は栄養の計算に挑戦している。野球のルールも一から覚えて、今ではプロ野球を語り合える。 キャッチボールも出来るようになったし、パワプロも強くなって、おまけにちょっぴり背が伸びた。 証拠もある。彼女はこうして、現に頑張っている。俺に離されないように、心配をかけないように、今だって小さな足を回している。甘えん坊なところもあるが、彼女はいっぱしの大人なのだ。 仕方ないと思わないでもない。彼女の魅力は外面だけでは到底わかりはしない。しかし、お嬢さん、あまつさえ娘さんとは流石にあんまりではないか。 なあ美空ちゃん。 同意を求める代わりに、繋いだ手に、微かな力を込めた。 彼女は、あどけない瞳で、首をかしげてこっちを見た。俺は笑顔で手をほどき、代わりに肩へと回した。 彼女はちょっぴりうつむく。その頬は、やっぱり赤かった。
時計の針が、もうすぐ日をまたぐ。午後十一時五十五分。俺は悩んでいた。 デパートの出口際で、歩を止めた彼女。俺の袖をぐいぐい引っ張り、棚の上の、とあるものを買ってくれとせがんだのだ。 それは、巨大な靴下のアタッチメント。 『理由?だって今日はクリスマスですよ!サンタさんが来るんですよ!』 本日一番の笑顔は、街中のどのイルミネーションよりも輝いていた。思わず年齢を確認しかけた俺を封殺するほどにまばゆかった。 ちなみに、美空ちゃんはお酒を飲んでよい年だ。もっとも、飲んでよいことと飲めるかどうかということは別問題であり、彼女はさっぱり飲めないが。 閑話休題。 ……俺は悩んでいた。一応、クリスマス・プレゼントは用意していたが、おいそれとあげるわけにはいかなくなってしまったのだ。 もし彼女が、万が一、幻想世界のおじいさんを信じているのなら、プレゼントは寝てる間に靴下に入っていなければならない。 文字通り、夢の産物でなければならないのだ。 俺は待った。晩餐の間も、食後に肩を並べているときも、彼女が靴下を携えて、冗談でしたと笑うことを。 しかし、結局彼女はそのままだった。早く寝ないとサンタさん来てくれませんからと、ついに俺を置いて眠ってしまった。 手元には、美空ちゃんが欲しがっていたバッグがある。プレゼント用に丁重に包んでもらったものだ。 このままでは靴下に入りきらない。 そもそも、サンタクロースのプレゼントにラッピングはご法度なのではないか。 いやいや、あるいは逆かもしれない。 子どもの頃の経験など皆無な俺には、その辺りの微妙なディテールがわからない。曖昧な情報しかない中での状況判断はとても難しいのだ。 もしかしたら数年前の捜査以来かもしれない、野球とはまた異なる勘に身を委ねばならない場面。 悩んだ末、俺は枕元にプレゼントを置くことにした。仮に彼女が起きた時に、もしプレゼントが無ければ、俺は残酷な事実を告げねばならない。 そうなると、不可避の弊害が発生してしまう。たとえば、銃の恐怖を知らない者が、銃への怨恨は持ち得ない。 同様に、俺はサンタクロースの恵みを知らない。だから、別離の悲しみも知る由がない。 その俺が明け方彼女をどう慰めようか。 もちろん想像はできる。今日目にした子どもたちはみんな高揚していた。それはひとえにサンタクロースへの期待だろう。 あの状態で裏切られたら、誰だって傷つく。それくらいは理解できるが、所詮そこまでだ。互いに納得のいくような説明は今のところ望めない。 今日のところは誤魔化す。先ほど腹をくくった。プレゼントの存在は確定させておいて、今後の対策を練る。 サンタクロースとはどのようなものか。同僚に聞けばいい。美空ちゃんにも聞く。とにかく、実体験に限りなく近い経験を得てから、改めて彼女と話をするのがベターだ。 思考をまとめたからには速やかに行動開始。時計はすでに日を変えていた。包みを抱えて立ち上がる。リビングから寝室へ、足音を殺しながら向かう。 ドアの前、一連の流れをシミュレート、任務を再確認して俺はドアノブを捻った。
まぶたが歪む。部屋は明るかった。何故か電気がつけっぱなしだった。 早速の想定外だが、怯みはしない。今の俺はサンタクロース。姿を見られてはいけない。 昔とった杵柄、無音の足運びで、ダブルベッドの側に忍び寄る。無垢な寝顔を視認。ついでに上下する肩の肌も視認。 …………肌? 見間違いかと、まばたきを数度挟んで再び注視する。掛け布団からは、変わらず生肩がちらちら見え隠れしていた。 しかもよく考えてみれば、シャツの肩紐すら無い。つまり彼女は、服を着ていない、ということになる。 暖房が利いているとはいえ、暑くて裸で寝ているのか? そんな馬鹿な話はない。暑ければまず暖房を切ればいいのであり、真冬に裸など不摂生がすぎる。 よもや、高熱ではあるまいなと、額から計熱しようとした、その時だった。 「えへへー」 甘い声がした。閉じられていた目が大きく開く。体が重い、と感じた矢先に、世界がぐるんと回り、俺はベッドに倒れこんでいた。 もぞもぞ、何かに抱きしめられる。暖かく、とても小さな何か。答えは決まりきっている。 美空ちゃんだ。ここには俺と彼女しかいない。 その思惑も謎なら、服装も意味不明。状況を把握できても、彼女の意図だけは理解できないままだ。 なぜなら彼女は半裸だった。 白雪の肌には、胸元の一対の切れはしと、股部の三角形を纏うのみ。胸部の布はとても小さく、わずかに先端を隠すにとどまっている。 包むための下着は、もはや張り付いているだけだ。 下も下で、鎖骨の窪みから柔らかいおなかまで完全に無防備、下腹部も佳境に差し掛かった頃でようやくブラインドが現れる。 紅白のストライプという、かわいらしいデザインとは対象的に、どちらも異様に際どく、意匠の主点は見るからにボディラインの誇示にあった。 そんな代物を美空ちゃんが着ようものなら、答えは火を見るより明らかだ。
案の定、強調されたのは彼女の乏しい肉体だった。 膨らみも無ければくびれも無い貧相な肉体が、これっぽっちも武器を持てずに佇んでいる。 何が悲しくて、妙齢の女性が、自らの幼児体型を全力でアピールしているのか、俺にはさっぱりわからなかった。 「分不相応」の一言で切り捨ててやるつもりだったのだ。 彼女に、その口を塞がれてしまうまでは。 「……!」 「んむ……」 熱が口腔を伝わる。やけに甘い唾液がとろりと流し込まれる。 「ふふ、まずはあいさつ代わりですよ。こんばんは」 ……挨拶しているじゃないか、とか。その服身の丈に合ってないぞ、とか。 言いたいことは次々浮かべど、声にすることはできなかった。 「どーしました?あ、もしかしてびっくりしちゃいましたかあ?」 おっしゃる通り。減らず口も萎むほどに、俺は驚いていた。 キスそのものに仰天したのではない。彼女の唇の甘美な味はよく知っている。 ただ、互いの情熱を重ねる時、手を引くのはいつも俺の役割だった。 幾度となく共にした夜、しかし彼女から授かった夜など一度もない。したり顔で俺にかぶさり、口角をいやらしく湾曲させた彼女など想像だにできようか。 かててくわえて、俺の舌が正しければ、彼女の粘液には薬と果実の味が溶けていた。美空ちゃんの中に回っている。飲めないはずの、酒が。
「……飲んだのか」 「あ、バレちゃいました?でも、ほんの少しですよ?」 いたずらっぽく美空ちゃん。意識はしっかりしているから、少しというのは本当だとしても、それでも酒は酒だ。 こうも乱れた……もとい、積極的な彼女には覚えがなかった。 もちろん、美空ちゃんがそれを望んだのは違いなかろうが、あまりの豹変ぶりに俺は確認をとらずにはいられない。 すなわち、目の前の、俺にまたがる小悪魔然とした少女は美空ちゃんなのか否かということを。 ゆっくり手を動かす。目標は胸元、平坦な地。 「あ……まだ、……んっ」 制止も聞かず、手のひらで軽く撫でた。固さと柔らかさの混じった、わずかなかたまりの感触。 間違いない。この手触りは間違わない。 「……もう!まだわたしのお話が終わってないのに!」 彼女が声を荒げる。 「はあ。……ま、思わず手を伸ばしちゃうくらい魅力的!ってことなら仕方ないですけど!」 怒り半分、うれしさも半分といったところか。ちょっぴり誇らしげに、美空ちゃんは鼻を鳴らした。 ……そういえば、準備しておいた言葉がある。さっき言わせて貰えなかったひとこと、彼女のかりそめの自信を砕くひとことが。似合わない、と。 身の丈に合わない、と。一本取られた恨みもついでに晴らすべく、強烈なカウンターを俺は用意していた。 しかし、あと一歩、踏み込んだ後の紙一重で、俺は踏みとどまった。情けをかけたわけではない。記憶と現状の齟齬に、ただ純粋に感心したのだ。 アルコールの影響か、若干だらしなく崩れた表情。さっきの接吻で唇は生々しく光り、緩んだ目元が流し目でこちらを向いている。 それらはほんのスパイス程度ではあるが、未成熟なスタイルとのギャップを感じさせるには十分な程、彼女の幼顔に妖しげな風味を加えていた。 ギャップといえば下もそうだ。紅白のストライプという、かわいらしい配色とは裏腹にやたら扇情的なデザイン。 一度は一笑に負した格好も、未知なる彼女の誘惑に心さらわれてみれば大化けに化けた。 溢れる幼き愛くるしさと、静かに伝わる熟した熱気。少女と女性の境界線の、背反するふたつの性質を彼女は重ねてしまう。 本来あり得ない、禁忌の融合で生まれるのは、名状しがたい特異な倒錯だ。 今夜、この聖なる夜に、美空ちゃんは俺を盗りに来た。とびきりねじ曲がった、彼女の渾身の武器を携えて。 そんなものに抗えるはずがなく、二度、彼女に食指を伸ばす。今度は剥く気でいたが、あえなくブロックされてしまった。 「だ・か・ら、まだだめって言ってるじゃないですか!今日はわたしの番なんです!まったく、あわてんぼうさんなんですから……」 怒られた。理不尽だった。我慢なぞできるわけがないのに。ただ、確かに俺はあわてんぼうだったかも知れない。プレゼントの前に、真っ先に尋ねるべきことをないがしろにしたのだから。
「……サンタクロース」 「え?」 「信じて、なかったんだな?」 美空ちゃんの、紅白柄のコスチューム。どこかで見た気がしていた色使いは、思えばさながらサンタクロースそのものだ。 夢の世界の真似事は、裏を返せば現実に生きていることを意味する。 つまり、彼女はサンタクロースが虚なる存在だと認識している。 はたして彼女の首は揺れた。しかし、縦ではなく、横に。 「何言ってるんですかあ?居るじゃないですか、サンタさん、わたしたちの目の前に」 さも当然とばかり、美空ちゃんはあっけらかんに言う。 一瞬耳を疑ったが、反芻してみれば、納得。彼女は言うに及ばず、そういや俺も当初はサンタクロースに扮していたのだ。 「信じてましたけど、やっぱり待つのは不安でしたから、嬉しかったですよ。ちゃんとサンタさん来てくれて。 ……でも、今夜はわたしだってサンタクロースなんです。わたしのサンタさんに、今年貰ったたくさんのプレゼントのお返しをする日なんです」 「今年?」 俺は首をかしげる。もうすぐ終わる一年を振り返るも、いまいち覚えがなかった。 ジュースやアイスクリームなど、日々のお菓子はともかく、基本的に彼女は物をねだらない。それだけに、今日の靴下のアタッチメントが衝撃的だったのだ。 「あ、なんのことやら、って思ってますね?」 「ああ、よくわからないな」 「そっちが忘れていても、わたしは完璧に覚えています。テレビの向こう側から、スタジアムのフェンス越しから、……手を繋いだおとなりから、たっくさん、たっくさん、幸せをもらいました。 残念ながらチームは優勝できませんでしたけど、わたしはずっと、一心に奮闘するあなたを見てきました。……ですから」 美空ちゃんが口を閉ざす。緊張の見える、真剣な面持ちで、鈍く光る口を近づけてきた。 どんな言葉よりも短く、だが濃厚な、感情の湧水を伝える手段。 「これは、おつかれさまの、ちゅー、です。今年もごくろうさまでした。わたしのサンタクロースさん」 にっこり。美空ちゃんは笑った。今度は妖しさのかけらもない、純粋純朴な笑顔だ。そろそろ酒のブーストも切れてきた様子である。ようやく俺は、今宵の彼女を理解した。 なぜ美空ちゃんが、回りくどい策を画じてまで、俺を誘ったのか。 今にして思えば、俺を労うための夜を、俺に世話されては格好がつかない。彼女も同じ結論に至り、決断したのだろう。今夜は自分から。招待客から開催者へと変身することを。 クリスマスを舞台に、酒に助力を求め、かくして目的は達成された。安堵に溶けきった彼女を見ても、乗り越えてきた心中のさまざまな葛藤は想像するに容易い。
「……不器用だなあ」 自然と声に出していた。 「夜に来てほしかったのなら、一言言ってくれればいいのに。一人布団の中で、来るかもわからない俺を待つなんて怖かっただろ?」 「それは、そうですけど、なんていえばいいかわかりませんでしたし、それにその……恥ずかしいですし」 君の格好の方がよっぽど恥ずかしいじゃないか、とは言わなかった。代わりに声をあげて笑う。あんまりいじらしい彼女だった。 「な、なにがおかしいんですか」 「いやいや、何もおかしくないよ」 「じゃあなんで…………むぎゅ」 やっぱり彼女は素晴らしい。素晴らしいレディだ。 またひとつ、彼女は経験を積んだ。またひとつ、俺のためにことを為してくれた。 両腕を背中に回し、固く抱き締める。細身の体からは考えつかない柔らかさが、干したての布団よりも優しく、俺を暖めてくれた。 手を伸ばし、羽毛のような髪へ。指を通すと、さらりとほぐれて落ちていく。 ……足りない。彼女の努力に応えるために、彼女の勇気を讃えるために、表面だけのスキンシップでは力不足もいいところだ。 「んっ……ち、ちょっとだけ、苦しいです」 「ああすまない。ところで、もう止めないんだな?」 「はい。だって」 「必要ない、か?」 「はい。…………どうぞ」
いただきます。口づけをもって、礼節がわりにした。 彼女の小さな舌を、俺の大きな舌が襲う。矮小な彼女の、心地よい抵抗を楽しんだあと、丹精こめて粘膜をねぶりにかかる。 くちゅくちゅ、ちゅぱちゅぱ。 心燃やす、卑猥な音も堪能してから、俺は挨拶を切り上げた。 「ん、ぷはぁ……」 「いい顔だ」 愛の証、透明なアーチが俺達を結ぶ。とろけた彼女を一度、二度と撫で、俺の意識は下に。そこには白い肌とわずかな布切れのみがあった。改めて見ても凄まじい衣装だ。 近くて遠かった、胸元の二つを外す。身をよじり、隠そうとする彼女を制し、露となるごくごく薄い雪の降り積もりをまずは静かに鑑賞。 頂点は固くなっていて、時折ぴくりと震える。豆粒の如き乳頭でも、男にはあらぬサイズと形状である。 ……逆に、そこだけが彼女の乳房で女性を主張している、とも言えてしまう。 何度見てもふくらみはなく、悲しきかな、彼女に合う下着は左利き用のグローブよりも少ない。 胸だけではなく、腰つきの稜線も、ヒップの丸みも、一つ一つはどれも乏しく、とるに足らないものに思える。 しかしながら――だからこそ、と言うべきか、彼女には摩訶不思議な魅力があるのだ。 たとえるなら、薄く焼いたホットケーキだろうか。断じて太ってはいないのに、彼女のおなかは緩やかな弧を描き、とてもさわり心地がいい。 玉の肌は水をはじき、ひとつなぎのシルクでも再現できない抜群の滑らかを誇る。高めの体温は香りを運ぶ。食欲をそそる、バニラミルクの甘い香りを。 全てを合わせて見れば瞭然とする。美空ちゃんには美空ちゃんの色香がちゃんとあるのだと。 少し人とは違うけれども、見た目には少し分かりにくいけれども、ぜんぜん見劣りしない、素敵な素敵な特徴が。 「だから、そんなに不安な顔をしなくていい」 「……はい」 拭っても、拭っても、消えないコンプレックス。俺が彼女と寝るたびに、いつも悲しい顔をする。 初めての時など泣かれてしまった。今でも鮮明に覚えている。羞恥心に脅されて、両胸を隠して泣きじゃくる彼女の姿を。 誰が悪いわけでもない。それゆえ難しい問題ではあるが、いつの日か解決することを願い、今日も彼女を丹念に愛でる。 恥じなくていい。俺は君の全てが大好きだ。単純なのに難解な、愛情の粒を刷り込んでいく。 「あ、んあぁ……!……はあ……はあ」 小柄な体躯が可愛らしく震える。どうやら、軽く達したらしい。 下腹部のさらに下を盗み見ると、太股からその付け根までぐっしょりと濡れていた。 ともすれば、失禁してしまったかに見える。(これに関しては過去の彼女が少し悪いかもしれない) 秘所の覆いはあまり上等な代物ではないのか、形がくっきりと浮き出てしまっていた。 外見だけでも感じる。一本筋のたたずむ聖殿が形成する、野草のひとつも許さない、神秘的な空間を。
「あ、だ、だめです、見ないで……ひぁう」 視線に気づいた美空ちゃんを尻目に、布越しに、ぬぷり、と指を埋める。 全身を弛緩させてから、頼りないヴェールを取り外すと、むわんとした熱気が立ち上った。未熟も未熟、ほぼ閉じられた花弁からの香る、成熟した雌の匂い。 正直堪らない。堪らないが辛抱し、深紅に染まった美空ちゃんに声をかける。今夜の俺にできる、最後の手ほどきを授けるために。彼女の本懐を成すために。 「美空ちゃん、美空ちゃん」 「ひあぅ……、な、なんですかあ……」 「あのさ、今夜は美空ちゃんが上になってくれないかな?」 「はひ……うえ、うえって……ぇえええ?」 「だって、今日は俺、誘われた身だし。お客様だし」 意地悪ではない。断固意地悪ではないが、多少調子に乗った気は否めない。 「それもそうですね……今日はわたし、サンタさんですから……、わたしが、わたしが、プレゼントします、よ……ひぅ」 息も絶え絶えに、彼女は決めた。自分で決めた役割を、最後まで果たすことを選択したのだ。 ふらりと立ち、互いに位置を入れ替わる。こぼれ落ちた愛液が太ももを流れ、細い跡を作っていく。 雫は光を帯びて煌めいていた。この上なく淫靡な液体が、なぜだか神々しさを放っているのだから、ある意味美空ちゃんはずるい。 もし、淫猥さだけが俺を誘惑しているのならば、こっちだって開き直れる。ためらいもなく、当たり前のこととして、知恵も知識も理性も捨て去れる。 が、彼女は違う。 「ひぁ……あ、あ……」 くちゅ、くちゅ。いきり立った俺の物の感触を、入り口で何度か確かめていた。 本来隠されてしかるべきその光景は、美空ちゃんの場合に限り、何にも遮られない。姿も形も少女同然の性器が、大人の凶器を飲み込んでいかんとしていた。 単に卑猥なだけではない。真っ白なシーツをめちゃくちゃに引き裂くような、暴力的な衝動が、稲妻となって体内を貫いていく。 浮世離れした結合部は、この世の道徳倫理を破る、スリリングな背徳の悦びを強烈に喚起するのだ。 つくづくずるいと思う。男の根幹の欲望、既存の価値観からの逸脱願望を直接刺激するなんて、彼女にしかできない強力無比の芸当なのだから。 「うあ……入って……入ってます……」 劣情に膨れた俺を、彼女はゆっくりと埋めていく。小さな小さな身一つをいっぱいに使い、まさに全身全霊で包み込んでいた。許容ぎりぎりの異物に反応し、しとどに濡れそぼる彼女の受容器。 苦痛と快楽に歪み、涙でぐちゃぐちゃの美空ちゃんからは、もう明確な意識は読み取れない。 「ああ……あああ!ああ!」 やがて、彼女は小刻みに痙攣し始めた。限界が近いのだろう。よりいっそう締め付けも強くなる。 両手をつき、腰を上下させて、狂おしい勢いで彼女は淫楽を求める。 慎ましやかなお尻を振り、肉壁に異物を擦り付けて、一心不乱に絶頂を目指していた。 すべては、俺を導くため。一足先に辿り着き、俺の手を引くため。我を忘れ、彼女は肉欲の虜囚となったのだ。 「あふぁ……きて、きてください……!わた、わたし、もう……」 「ああ……!ちゃんと、ついていくからな……」 「は、い……ふぁ、ぁあああああ!」 半歩先。一歩にも満たないわずかな先を、彼女は行った。 後を追って俺も行く。何度も登った階段を、初めて彼女に先導されて、どこまでも、どこまでも、かけ上がっていった。
「サンタクロース」 「ん?」 「小学生のときまで、信じてました」 「……ほう」 一夜明けて。シャワーじゃ寒いからと、二人一緒の入浴を終え、真っ赤だった美空ちゃんが戻った頃には、もうお昼近かった。 「中学生になって、小学校の違う友達に、サンタなんか居ないって言われて大喧嘩しました」 「なるほど」 「わんわん泣いて、みんなに聞いて回ったのに、みんなお茶を濁して」 「それでか」 「はい。その日からは同級生にも妹扱いされましたし、おとーさんとおかーさんには、まだ信じてたのか、とか言われましたし」 「そうかそうか」 「……ちゃんと聞いてます?」 「聞いてるとも。でもな美空ちゃん」 「はい?」 「サンタクロースは、いるんだぞ?」 「…………わたしをバカにしてるんですか?それとも、夜のことならお願いですから忘れてください!」 「絶対に忘れないし、バカになんてしてない。サンタクロースはいるさ。……ただし」 後ろに回した手を、彼女の前に持ってくる。ラッピングされた小箱を美空ちゃんにわたした。 「どこかのだれか曰く、あわてんぼう、らしいけどな」 彼女は呆けている。 何がなんだか、理解が追い付いていない。放心状態で、小箱と俺を何度も見た。無味乾燥の無表情で、機械的に封を開け、かわいいバッグを取り出して。 数秒後、おもいっきり抱きついてきた。俺はしっかり受け止めて、今度はあわてず騒がず、決まり文句を口にする。 「メリー・クリスマス。美空ちゃん」
以上です。たまには甘々にしようと思いましたがとても難しかったです。 読んでいただければ幸いです。
GJ!
GJ!
まさかクリスマス作品が三つも一辺に投下されるとは… 職人さんGJ!
GJ×3!
昔はメガネ達が恋人のいる主人公を恨めしく思いつつ年末年始を過ごしてるイメージがあったけど 最近はカズがそういうポジションの印象がある
クリスマスの投下祭りに万歳 お三方ともGJです!
完全に遅刻した形になりましたが 今更ながら、ポッキーの日(11月11日)ネタSSを投下させていただきます
「小波さん、小波さん」 ある日の晩飯の後、リビングで座りながらくつろいでいたら、妙にウキウキしながら漣が話しかけてきた。 「ん、どうかした? 漣」 「あのですね、お菓子を買ってきたんですけど、一緒に食べませんか?」 「へえ、お菓子か。それじゃあもらおうかな?」 晩飯の後といっても、もうこれ以上何も食えないなんて程満腹というわけではない。 素直に食後のデザートをいただくことにした。 「ありがとうございます! それじゃあ少し待っててくださいね」 俺の返答を聞いた彼女は、そそくさとキッチンへ戻っていく。 ……お菓子を一緒に食べるくらいなのに、やけに嬉しそうというか、テンションが高く見えたのはなんでだろう? そんなに珍しいお菓子なのかな? まあ、すぐにわかることだし、素直に待とう。 「お待たせしました!」 テレビをのんびりと見ながら待っていると、元気のいい声と一緒に彼女がキッチンから帰ってきた。 視線をテレビから彼女に移すと、その腕には細長い小さな箱が抱えられていた。 「……ポッキー?」 「はい! ポッキーです」 ポッキーといえば、店でも簡単に買えるお菓子だから、考えていた予想は違ってたみたいだ。 それじゃあ、なんであんなにウキウキしていたんだろう?
「実はですね、今日ってポッキーの日らしいですよ」 実に初耳な話だった。 ……というかそんな日あったんだね。 「へえ……、でも、なんで今日がポッキーの日なの?」 「えっと、なんでも、1をポッキーの棒に見立てて、それで11月11日は1が一番多くなる日だから……って聞いたような」 「なるほど……」 なんともこじつけた記念日だなと思った。 お菓子会社の陰謀というか、記念日を決めて一つでもたくさん売り出したいって考えはあるだろうなあ。 「ええと、つまり今日はポッキーの日だから、一緒にポッキー食べませんかってことかな?」 「はい!」 目を輝かせんがばかりの漣の返答。 まあ……、彼女と一緒にポッキーを食べるくらいだし、別に何の問題もないかな。 「それじゃあ、いただくかな」 早速箱を開けて、袋を開けると、中から先からチョコでコーティングされたスナックの棒が数本。 その内の一本を取って、ぱくっと一口。 ……うん、おいしい。 やっぱり、長い間お菓子としてお店に並んでるだけの安定感があると思う。
「小波さん、小波さん」 ポッキーを食べるのに少し夢中になってると、横から漣の声。 彼女の声のするほうを向いて、それを見た瞬間、思わず目を見張ってしまった。 そこにはポッキーを一本くわえながら、照れくさそうにこちらに差しだす彼女の姿があった。 互いに座っているので、図らずしも漣が上目使いでポッキーをくわえながらこっちを見上げる形になり、理性が一瞬吹っ飛びそうになる。 ……気持ちを少し落ち着けて、聞いてみる。 「えっと……、漣、何してるの?」 「ええっと、恋人同士はポッキーをこうやって食べるって、聞いた事があったので……」 「そ、そうなんだ」 うーむ……、話には聞いて知ってはいるけど、これっていわゆる「ポッキーゲーム」というものなんじゃないだろうか。 なるほど、今日はそういう日だから、漣もこういうことをやってみたいと思って、さっきからテンションが高かったのかな。 ……恥ずかしいけど、彼女が望んでいることだし、正直、それを断る理由もない。 「……わかった。それじゃあ、一緒に食べよっか」 「はい! その、よろしくお願いします」 彼女のくわえているポッキーの逆側から、こちらもそっとくわえる。 少しずつ食べ進めていって、スナック菓子とチョコの甘みが口の中に広がっていくうちに、互いに近くなっていく顔。 ちゅっ、という音と一緒に、唇が重なり合った。 彼女の唇から、ほのかにお菓子の味がした、気がした。 少しの間、互いに触れるだけのソフトなキスを楽しんで、やがて離れる。 「なんだか……、普通にキスする時よりも、照れちゃいますね」 「……そうだね」 シチュエーションがいつもと違うせいなのかもしれないけど、同じキスでも、普段より数倍も恥ずかしく感じる。 彼女も頬を赤く染めて、照れくさそうに話している。 ううむ、これがポッキーゲームの魔力というものなんだろうか。 「あの、もう一回しましょう、小波さん」 熱に浮かされたように、彼女が提案してくる。 気持ちを昂らせながら、俺もそれに応えた。 もう一度、互いにポッキーを両端からくわえて、少しずつ食べ進んでいく。 そして、互いに近づいていき、再び唇が触れ合う。 「……ん」 今度はさっきよりは少し深い口づけ。 互いに唇を離すと、漣が照れくさそうにはにかむ。 「えへへ、ポッキーもおいしいですけど……、小波さんとのキスはもっと甘いです」 その仕草が、とても愛らしくて。 さっきから昂ぶっていた俺の理性は、もう限界だった。
「漣っ」 たまらなくなって、抱き寄せる。 「ふぇっ! こ、こなみさん……んっ!」 少し驚いた声を上げた彼女をそのままに、三度口づけを交わす。 「ん、んぅっ……、ちゅっ、ふ、むぅ……」 さっきまでのソフトなキスと違って、深いキス。 彼女も少し驚いてはいたが、すぐに目を瞑って、俺の口づけを受け入れる。 やがて互いに舌を絡ませ、より深い口づけへ。 「んっ、ちゅる、んんぅ……、んぁ、ふぅっ……」 互いに舌を絡み合わせて、ぴちゃ、くちゃ、といった水音と一緒に、互いの唾液を交換していく。 さっきのお菓子とは別のベクトルの、しびれるような甘さを感じる。 二人でその甘さを共有して、一緒に味わっていく。 「ん、んんっ、ふぅ……んっ、ぷはぁ、はぁ、はぁ……」 甘くて、深い口づけを終えると、交わった唾液が糸をひいて、落ちていった。 「漣、すごく甘いね」 「はぁ、小波さんも……、すごく、甘かったです」 二人ではにかみあって、感想を言いあう。 なんだか、照れくさい。 「あの、……その、もっと……」 漣が頬を赤く染めて、視線を下にしながら、細い声でと口にしようとして。 やがて顔を上げて、上目使いでこちらを見て、 「もっと、小波さんのことがほしいです……」 俺におねだりしてくる。 「うん、俺も……漣がほしい、かな」 その行為が始まる合図のように、もう一度、互いに唇を合わせる。 彼女を味わうように、深く、優しく。 やがて、唇を離して、服の合間から見える彼女のやや白みをおびた首元に移していく。
「んっ……」 くすぐったいのか、軽く身をよじらせる漣。 その反応がかわいくて、そっと首元に舌を這わせていく。 「ふ、あっ……、く、くすぐったいです、小波さん」 少ししょっぱい、彼女の汗の味が、するように感じた。 彼女は目を細めながら、俺の愛撫を受け入れてくれる。 漣の体をさするように愛撫しながら、服をたくし上げると、藍色のブラが姿を見せる。 ブラのホックを外すと、俺を魅了してやまない、二つの美しい双丘もあらわになった。 「……いつも思うけど。すごく、きれいだ、漣」 包み込むように、優しく、双丘を揉みしだいていく。 「んっ……んぁ……っ……」 俺の手が動かされていくたびに、漣が悩ましい声をもらす。 しばらくの間、漣の胸の感触を楽しんだら、右手を胸から離して、代わりに舌を這わせていく。 「ふぁっ……」 くすぐったいのか、ぴくり、と漣が敏感に反応する。 胸を、そして、彼女の先端をそっとなめあげていく。 そこは、さっきからの愛撫のせいだろうか、もうすっかり固くなっていた。 「んんっ……あっ、ふぁ……んっ!」 「漣のおっぱい、すごく甘くて、おいしいよ」 「こ、こなみさん……、すごく、いやらしい、ですっ……ああっ!」 左手でもう片方を揉みしだきながら、漣の胸を何度も舌で往復して、なめあげていく。 そしてピンと立っている突起に唇を合わせて、漣のおっぱいを味わっていくように、乳首をなめて、音を立てながら吸いあげていく。 「ふああっ! んっ、ふぅっ……あ、んあっ!」 俺が漣を味わっていくたびに、漣は軽く悩ましい声をもらしながら、身を震わせる。 漣が感じてる姿を見て、うれしくて、かわいらしくて、扇情的で、とても興奮していく。 とどめ、と言わんばかりに、彼女の乳首を唇で軽く甘噛みする。 「や、あっ、んああっ!」 それと同時に、漣は今まで以上の声をあげて、軽く体を震わせていった。
「……胸だけでいっちゃった?」 「は、はい……すごく、気持ちよかったです……」 少し細々とした声で、恥ずかしげに答える彼女が、また可愛らしい。 「……ん」 軽く、優しく触れ合うだけのキスを交わす。 「……小波さんのも、もうすっかり大きくなってますね」 うわごとの様にそういいながら、彼女は俺の下半身へと視線を落とす。 ズボン越しからもはっきりわかるくらい、俺のものははっきりと主張していた。 「漣がえっちな姿を、いっぱい見せてくれたからだよ」 「えへへ、……小波さんのにも、してあげてもいいですか?」 手でズボン越しに、俺のものを軽くさすりながら、とろんとした上目使いでおねだりしてくる。 俺の方も、漣のえろい姿を見て、いろいろと限界だった。 「うん、お願いするよ」 了承を得ると、漣が俺のズボンに手をかけ、下ろしていく。 下着も脱がすと、怒張し、そそり立つ俺のものが曝け出された。 「ちゅっ……ちゅる、んんっ、はぁっ」 手でさすりながら、軽く俺のものにキスをする漣。 そのまま舌を這わせていき、丹念に俺のものをなめあげていく。 ぞわぞわとした軽い快感が、俺の体に伝わっていく。 同時に、彼女が舌を使いながら、俺のものに快感を与えている姿は、とてもいやらしくて、俺を興奮させる。 「ん、ふっ、ちゅっ、ふふっ……、小波さんの、匂いがしますね、はむっ」 「……っく、漣っ、すごく、気持ちいい……」 「ふふっ、さっき気持ちよくしてもらったお返しです」 そう言うと、漣の口が俺のものを咥えていった。
「うあっ……!」 「んむっ……、んくっ、んんっ、むぅ……」 温かい漣の口が、俺のものが包み込み、じゅるっ、といった水音と一緒に吸い上げていく。 それと同時に、彼女の舌が咥内で俺のものをなめ上げてくる。 さっき以上の刺激と快感が俺の体を駆け巡っていく。 下半身に熱が集まる感覚、限界はもうすぐだ。 「うぁっ……漣っ、もう、やばいっ……!」 「んっ、むぅ、んむっ、ちゅぷ、んむぅ……!」 俺が声をあげたのを見てか、漣の咥内はさらに激しく、一気に吸い上げてきた。 「出る、っ……! くぁ……っ!!」 「んぅ……!」 下半身から突き上げてくるような射精感。 漣の口の奥へ、勢い良く精を吐き出していく。 「んっ……んくっ、んく、んむっ……」 漣はそのままそれを、こく、こくと飲み込んでいく。 やがて、俺が放った精液を全て受け止めて、俺のものから口を離した。 「漣、大丈夫?」 「ぷはっ、はぁ、はぁ……、はい。……えへへ、小波さんの味がしました」 口の端から精液をわずかに垂らしながら、微笑む漣。 その表情はとても可愛くて、そして、エロかった。 たまらず抱き寄せて、軽く触れるだけの口づけをする。
「あの……、小波さん、私、もう……」 「うん、俺も……もう限界だよ」 そのまま、彼女の下着に指を這わせていく。 すっかり濡れそぼっていて、既にその役目を果たしていなかった。 そして、下着を横にずらして、出したにも関わらず、すっかり元気を取り戻した俺のものの上に導いていく。 互いに向かい合う、対面座位という形だ。 「いくよ、漣」 「はい……、来てくださいっ、小波さん」 漣がゆっくりと腰を下ろしていって、俺たちは一つになっていく。 「ん……んっ! ふぁ、ああっ……!」 悩ましい声を上げながら、俺のものを飲み込んでいく漣。 漣の中は、口の中よりもさらに温かくて、俺を搾り取るかのように、締め付けてくる。 口でされていた時以上の快感が俺を襲う、正直、一度出してなかったらやばかったかもしれない。 「こ、こなみさんの、すごく、大きいですっ……!」 「くうっ……、漣のなかも、俺のを、飲み込んでるみたいで、やばいっ……!」 このままじっとしているだけでも、出してしまいそうだ。 たまらず、腰を動かし始める。 「ふあっ! あっ、はああっ! こなみ、さんっ! すごく、きもちいい、ですっ! ああっ!!」 俺が腰を突き動かすたびに、漣があられもない声を上げて、彼女の中がより締め付けてくる。 ぐちゅっ、ぬちゅっ、といやらしい抽送の音が部屋に響き渡る。 何度も腰を突き入れて、漣の最奥を突いていく。 その度に漣は敏感に反応して、体を震わせていく。 「んあっ! ああっ! 小波さんのが、奥にっ、奥までっ! はあっ! あっ、あぁんっ!」 快感に耐えようと、漣が俺の体にしがみついてきた。 さらに互いに深く繋がりあって、密着する。 互いの体を抱きしめあいながら、口づけを交わして、舌を絡めて求め合う。 俺も、もういっぱいいっぱいだった。
「はぁんっ! 小波さんっ、私っ、もうっ……!」 「はぁっ、漣っ、俺も、もう、やばいっ……!」 互いに限界を訴えあう。 「漣っ! イくぞっ! 一緒にイこうっ!」 「は、はいっ、きてっ、きてくださいっ、こなみさんっ! ひぁあんっ!!」 一緒に限界を迎えるために、今まで以上に、激しく腰を動かす。 頭の中が真っ白になるような感覚。限界はすぐに訪れた。 「くあっ、うあぁっ!」 「ふああっ、あああぁあああああぁっ!!」 ほぼ同時に、二人で絶頂を迎える。 漣の中が、俺のものをきゅうきゅうと搾り取っていき、俺のものが、漣の奥に精を注ぎ込んでいく。 「ふああっ、あっ、こなみさんの、いっぱいっ、中にっ……」 二度目にも関わらず、長い、長い射精感を感じた。 やがて、彼女の中に注ぎぎると、漣が体をこちらにもたれかけてくる。 「はぁ、はぁ……、漣……」 「っん、はぁ、はぁっ……小波さんっ……、んっ……」 そのまま繋がりながら、俺たちは口付けを交わした。 「なんだか、燃えすぎちゃったね……」 「そうですね、……えへへ」 あれから、二人でいろいろと、べたついた体を洗ったりした後、まったりと残りのポッキーを食べている。 まさか、お菓子食べててこうなるとは、思ってなかったけど。 しかし、何と言うか疲れた後だから、甘い物がいつも以上においしく感じるって言うか……。 漣の方はというと、ニコニコしながら、ポッキーを頬張っている。 「まさか、ここまでするとは、思ってなかったです」 「本当?」 「本当ですよっ。恋人らしいって言うか、こういう食べ方をしてみたいなってのはありましたけど……」 うーむ、ポッキーゲーム恐るべきだ……。 「……来年も、こうやって一緒に食べたいですね」 「……そうだね」 二人で、微笑みながら、甘い一時を過ごしていった。
以上です。読んでいただけたなら幸いです 最初の1レスのみ題名入れ忘れてます
乙 漣ちゃん可愛いよ漣ちゃん
GJ! まさかこの一週間未満で5作品も投下されるとは
GJ! 漣かわいいよ漣
年末投下ラッシュ凄いな
これは大晦日に年始も楽しみだね
13主「姫始め!姫始め!姫始め」
>>74 お前は歴代の中でもぶっちぎりの変態だもんなw
私見だけど13で相手に姫始めをどちらが先に求めるのかの一覧を作るなら 13主から誘う 桜華、由良里、真琴、冴花、靖子 彼女から 千羽矢、麻美 千羽矢なんてあの13主がおされてたからな。 ところで千羽矢の13主にたいする二人称って何だっけ?
君付けだったはず 保管庫見ると意外と冴花から誘ってるタイプのSSも意外と多いな
78 :
名無しさん@ピンキー :2012/12/30(日) 09:18:36.93 ID:xt1qZQx3
オニザメ「殿始め!殿始め!殿始め!」
ソイヤッ!ソイヤッ!ソイヤッ! ・・・ONZMコーチはお帰りください
靖子はいやいや言いつつも押し倒されそうだな 倫理的な問題との葛藤とうれしさで変態変態言ってそう
真琴はそもそも姫初め知っているのかw
千羽矢だけ姫始めを要求して13主を押し倒すのが容易に想像出来るんだけど・・・
13主での姫始めで盛り上がってるので即興で浮かんだ冴花の小ネタです
『今年最後の誤算』 大晦日。嘆く男が一人。呆れる女が一人。 「あぁ…俺が何をしたって言うんだ…」 「何をした、っていうよりは、何かをし忘れた、って感じよね。」 「俺はただ、冴花を愛でていただけだっていうのに…」 「ずいぶんと自分の欲望に正直な愛で方があったものね。」 「あぁ…これ以上酷い目に遭ったら野球やめちゃうかも…」 「私はなぜか大学やめるハメになったんだけど。」 「…その件に関しては申し訳ないです。」 「随分お腹も大きくなったよね…つわりは大丈夫?」 「流石にもう引いてきたわね。」 「なんでこの時期にできちゃったのかなぁ…姫始めしたかったのに。」 「…クリスマスの頃からずっと同じこと言ってるじゃないの。」 「そりゃ、そうだけど…それでもできるならもうちょっとタイミングがずれて欲しかったというか。」 「あれだけ中に出しておいて今更何言ってるの。いつ出来てもおかしくなかったわよ。」 「…だよな。」 「まさかこの若さでお腹の赤ん坊と一緒に年越しするとは思っても見なかったわよ。」 「いや、その…」 「永久就職先がここ、ってのはわかってたけど…私としてはもう少し計画的に結婚したかったのに。」 「えーと、でも、なんというか…」 「さっきから何が言いたいの?」 「その、非常に申し上げにくいのですが…」 「なにを?」 「そのー、冴花もあんまり、ゴム付けてとは言ってなかった…気がするなぁ…」 「……」 「いや、その、ホントにそんな気がするだけと言いますか…冴花も満更でもなかったような…」 「…してあげない。」 「えっ?」 「今日は口でシてあげない。」 「えっ、な、なんで?ちょ、ちょっと待ってよ!」 「……」 「勘弁してよ!ごめんなさい!ホンットにごめんなさいってば!」 「ふーんだ。」 「溜まりまくっててやばいんだって!もう冴花のおっきくなったおっぱいとかお腹見るだけでやばいんだって!」 「へ、変なこと言わないの!!」 大晦日。大いに嘆く男が一人。大いに茹で上がる女が一人。
我ながら何ともくだらないネタだなぁ… 以上です
12裏のアルマダさんは淫乱クソビッチ
87 :
名無しさん@ピンキー :2012/12/31(月) 14:18:58.51 ID:nxObPqvF
ナイスです!ぜんぜんくだらなくないですよ。
冴花かわいいけどワロタ
アルマダさんはだれかれ構わずやるのではなく、本当に主人公の事を好きになったからこそ行為を求めたんじゃないですか!ビッチの内には入りませんよ!
……アマルダです。
91 :
名無しさん@ピンキー :2012/12/31(月) 22:23:18.02 ID:VYSj/nSZ
あけましておめでとうございます。 ※1レスのみの新年単発ネタです。 ※6主×希美さん(4主×天本さん前提) ※エロありません。
「どうしたんだい? いきなり固まっちゃって」 希美は、不意に手を留めた小波を怪訝な目で見つめた。元旦の午前中のことだった。 小波と希美はザル入りミカンを乗せた炬燵に入って、家に届いた年賀状を交友別に選り分けていた。 未来人の小波も、和桐製作所に就職してから数年、プロ野球入りした今では、やり取りする年賀状の枚数も増えてきた。 さらに希美は、個人的な交友に加えて、芳鳥関係のお得意さんもいるので、小波以上の枚数だ。 「野球の河島さんから年賀状が来たんだけどさ。俺、河島さんにちゃんと年賀状送ったかな、って思って」 そうして辞書並みの厚さになった年賀状の束をチェックしていると、小波が一枚の年賀状で手を止めた。 希美がその年賀状を覗き込むと、年始の挨拶と一枚の写真が刷ってあった。写真には若い男女が並んで写っている。 女性は小さな赤ん坊を抱いている。背景を見ると、場所は神社の境内らしい。 「ああ、河島くんの嫁さんが、私の学生時代からの友達なんだよ。あと河島くんは、私の弟と野球部の同期でね。 ホラ、山田とかと一緒に甲子園出てたんだ。年賀状は私が送っておいたから」 「そういうことか。プロ野球の付き合いだと、リーグが
(ペースト失敗失礼……) 「そういうことか。プロ野球の付き合いだと、リーグが違うから、あまり会う機会がなくてさ。 河島さんとは、今年の交流戦で少し喋ったきりだよ」 希美は親友の家族写真をしみじみと眺めた。この間出産祝いを送ったと思ったら、あっという間に産着がとれていた。 人の子供は育つのが早い、ということを実感させられる。 「あはは、まだ足腰立ってるかどうかって年頃なのに、玲泉そっくりだ! こりゃ、将来は母親似の美人になるね」 「娘さんが? 確かに、こうして並んでると、似てるってのは分かるけど」 「ま、私は玲泉の小さい頃も知ってるからね。面影があるよ。いいなぁ、幸せそうだ」 感慨に耽る希美を、小波は年賀状を机に措いて眺めた。旧友の姿を通して、故郷のことを思い出しているのか。 小波は、希美の故郷である日の出島を見た経験は無いが、書かれた住所から見て、旧友は日の出島に住んでいるのが分かった。 背景の神社も、おそらく島内にあるのだろう。それを通して、希美は在りし日を思い返しているようだ。 島を出る前の希美を知らない小波にとっては、何となく触れ辛い一面だった。 希美が島を出たっきりな理由も、詳しくは知らない。山田や弟の武雄は多少知っているらしいが、強いて聞いてはいない。 「私が母親じゃ、こうはいかないだろうね。あの頃の私は、そんなこと考えもしなかったな」 希美のしみじみとした独り言が、小波の耳に引っ掛かった。故郷を出て、顔を整形した頃に回想が及んだのだろう。 小波は、希美の整形について希美自身から告白されているが、希美はまだ実家に帰って両親に会えるほどの、 心の整理はついていないらしい。そのため、入籍はしても式は挙げていない。 「私が子供を産んだら、子供も私と同じようなこと考えるのかな」 「まあ、そりゃ、親次第だと思うよ」 小波は、希美の抱えるコンプレックスを、深くは理解していない。 彼女は、整形手術を受けた時、過去の自分を一度否定している。それは、彼女にとって、もう変えられないことである。 一方、小波にとって過去とは、不都合なら修正すればよいというものである。受け止め方がまったく違っている。 小波の言葉は、ただ新年早々の辛気臭い沈黙を破ろうとしただけのものだ。 「何だい希美、いきなり人の顔じろじろ見て」
「期待していいのかなぁ、と思ってさ」 「何だよ、そういう話か。俺に似て不都合があるのかい」 「……そういう感覚が必要なんだろうね」 希美は年賀状の束を脇に退けて、炬燵のミカンを剥き始めた。 鮮やかな皮の色に、かすかに鼻孔を漂う甘酸っぱさが心地良い。 「君は君、我は我なり、なんてね。ミカンじゃなくて野菜だったら、ぴったり決まったんだけど」 「格好つけてるところ悪いんだけど……希美、ミカンの筋が顔についてる」 「……はあ、そう――ねぇ、見えないから、取ってくれない?」 「もう、しょうがないな。ほら――ぐわぁあっ! 目が! 汁が目に染みるっ!」 「人の感傷が分からない唐変木には、ミカン汁の刑がお似合いだよっ」 (おしまい) (今年もよろしくお願いします)
あけましておめでGJ!!
GJ! 年末年始に投下が多いのは素晴らしい
新年も豊作なり
パワポケ的に主人公が死ぬなんてこともありそうだと思うんだけど、カップルが成立したあとで主人公が殺害された場合ダントツで怖いのは千羽矢と紫杏だと思う。 この二人は犯人を殺しかねない。
ヤンデレが確定してる恵理とか紗矢香も中々
>>95 武者小路実篤とか、さすが希美さんインテリすなぁ
パワポケって彼女が死ぬとかひどい目に合うことがネタにされやすいけど
そういや裏はともかく、表でも主人公結構死んでたな
寧ろ死んでから生き返った主人公もいるしな、 幽霊とかと付き合う主人公も複数居るし、 死んでも終わりとは限らない
>>99 紫杏は実際に10主をルッカに殺されてルッカに復讐するというSSがまとめサイトにあるしな
白瀬にぶっ殺された主人公の数知れず
白瀬は二人なら生きていけるエンドの後に8主が誰かに殺されたら何としても犯人を探しだそうとしそう。
紗耶香以外にも白瀬と千羽矢はヤンデレの気質があると思う。 紫杏は一度結ばれたら10主に依存していくっぽい。
公式でほぼ三股状態の10主がもし最終的に柴杏を選んでいたらと思うと恐ろしい
108 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/03(木) 17:25:19.16 ID:3IkKQqKN
>>107 なかなか面白そうじゃないかww
おや、誰か来たようだ。
109 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/03(木) 19:14:31.99 ID:3IkKQqKN
もしもさやかが◯◯の子供だったら? というSSって面白そうじゃないか?
なるほど、ドラえもんのセワシ理論と一緒で 「10主の相手が誰であってもさやかは生まれる」って話か って、これって少なくとも孫の代(二世代分)までは開けないといけないんじゃなかったっけ?(パワポケなら靖子とか)
>>110 ドラ○エ5みたいに髪の色変えればokじゃないか?
wikipediaの勇次郎の項目見たら >彼が繰り出す攻撃は全て一撃必殺の破壊力を持つ。 とか書いてあったけど全然一撃必殺じゃないよな 鬼を解放して何度もぶん殴っても刃牙に大したダメージ与えられてないし
なぜか刃牙スレと誤爆したwwwwwwwww すまんかったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
114 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/04(金) 00:00:38.85 ID:3IkKQqKN
>>109 紫杏の子供だったら
さやか「ねえお兄ちゃん、聞きたいことがあるんだけど。」
小波「どうしたんだ?」
さやか「千条光とは付き合っているの?」
小波「あ・・・え、えっとあれは・・・」
さやか「いいよ。」
小波「えっ?」
さやか「私は寛大だから一人だけなら許してあげる。」
小波「・・・・ええ!?」
みたいな感じかな。
時空の歪みのせいかもしれんけど、ID変わってないから自演がバレてるぞ それと連続でageるな
スマソ
>>114 その後響子なんかに目をつけられたら恐ろしいことになりそうだ。
今グッドエンドの紫杏が他の人に隠れて短い会話をするだけでは我慢できなくなってことに及ぼうとするシチュエーションを思い付いた。
さらとの間の子供だったら…ゴクリ
さらは可愛くて優しいけど、嫉妬深そう。 だけど、そこがいい。
うふ〜ん
カズはもう不憫な女が似合ってるというか あそこまで不幸だともはや笑えちゃうんだよね 14で一気にトドメを刺されすぎた
14准さん小ネタ投稿します 小波はいつも准さんとスパイクの試作品を試していた。 それはお互いにとってとても楽しい時間となってもいた。 そんなある日のことだった。 小波「ん?あれは…ホンフーさんじゃないか?」 准「え!?ホンフー?」 ホンフー「おやおや、魔球少年じゃないですか。、でこちらはNOZAKIグループの元秘書のお方では」 准「…」 ホンフー「どうして、そんな怖い目でみられるのか…なんか私がしましたか?」 准「よくも、世納さんを殺しておいて、そんなことが言えるわね?ここで私も殺しておく?」 ホンフー「いえいえ、そんなことをする理由がどこにあるのですか?でも…警告はしておきますね。」 そういうと同時にホンフーの蹴りが准の腰骨に直撃した。 准は歯を食いしばり声をあげないように我慢した。 ホンフー「あくまで警告ですので力はぬいておきました♩でも、もう一度くらいは警告が入りますかね?」 そういうと准にゆっくり近づいて行った。 小波「おい!ホンフーさん‼そこまですることないだろ?准さんには触れさせないぞ‼」 ホンフー「……そうですか…では、あなたの顔に免じてこれくらいにしておきましょうか?」 小波「ふぅ、よかった。って准さんは!?大丈夫ですか!?」 准「う…うん、大丈…夫」 バタッ 准「うわぁー‼」 小波「あっ!准さん大丈夫ですか?」 准「え?う、うん。蹴られたところは痛むけど大丈夫。それより少年が運んでくれたの?」 小波「そうですけど…ほおっておくのもどうかと思いますし。」 准「ふぅーん?じゃあ私の体触ったんだ?」 小波「え…?そ、それは…仕方ないというか、そんな場合じゃないというか…」 准「これはどう責任とって貰おうかな〜?」 小波「え?ええぇぇぇ!?」 准「ちょっと!?冗談だってば?」 小波「なんだ…よかった。」 准「当たり前じゃない。それに少年は私をかばってくれたでしょ?やっぱ君はいい男になるよ。」 小波「まぁあれは…」 准「だって私、少年…いや小波君のことが好きになっちゃたもん♡」 小波「ちょっ!?准さん?何言ってるんですか?」 准「何って?それより小波君は私のこと嫌い?」 小波「そんなわけないじゃないですか!もちろん好きだけど…小学生の俺よりも准さんにはもっといい人いっぱいいるじゃないですか?」 准「いいの。小学生とか関係ないんだよ。私は小波君を好きになったんだよ。」 小波「准さん…大好きです。」 ダキッ 准「ふふふ、可愛いな〜私も大好きだよ。」 以上です。 気が向いたら続きで濡れ場書きたいですww
>>123 しかし10主二股•14主もヒカルと付き合ってるのがばれたら修羅場といえばいいのか家庭崩壊といえばいいのかわからない事態を免れないなww
127 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/04(金) 23:51:35.58 ID:hclTuSEQ
漣投下します 以前「夏期合宿特別編」という瑠璃花メイン漣サブのssを投下したところ 漣サイドを作って欲しいという要望が多かったのでとりあえず作ってみました
『夏期合宿監督編』 その昔、『人間万事塞翁が馬』ということわざが隣の国から伝わってきたとか。 簡単に言えば、人生において何が幸せをもたらすかわからないし、逆もまた然り、ということだ。 『人間』のところは『にんげん』ではなく『じんかん』と読むのだとか この場合の『人間』というのはヒトそのものを指しているわけでは無く…等という話が色々あるようだが それは置いといてもこのことわざは非常に信憑性が高い。 どん底の不幸としか思えなかった、内定取り消しによるその日暮らしのバイト生活が、彼女と俺を結びつけてくれたのだから。 「暮波さん!海に行きましょう!」 「海?」 随分と突飛な話だが、漣によるとこういうことらしい。 なんでも以前話していた彼女の大学の後輩、南雲瑠璃花ちゃんが彼氏と一緒に海に行きたがっている。 しかし二人っきりで海は恥ずかしいのでどうしても連れが欲しい。 だからといって露骨に女友達を誘うのはまるで嫌がっているように思われるかもしれない。 だからダブルデートということでまとめたいのだと。 「今週末はお暇なんですよね。せっかくだから一緒に行きません?」 「海か…海ね…」 断る理由など無い。正直言うと諸手を挙げて大喜びしたいところだった。 夏、海、水着、漣、夏の海で漣の水着…あぁなんて素晴らしい… 「暮波さーん、顔がニヤけてますよー」 「えっ?い、いやぁなんのことかなぁ…」 「ふふっ、何を想像してたんですかねぇ?」 悪戯っぽくはにかむ漣。いつ見てもその可愛らしい笑顔は俺の心を癒やしてくれる。 仕事からの解放のみならず、僥倖に恵まれた週末がとても待ち遠しい。 「はは、漣も楽しそうだなぁ。」 そんなこんなで当日を迎え、漣の後輩達と海水浴場でご対面する。 漣の話に聞くとおり小柄で可愛らしい女の子だ。 そしてその彼氏さんはというと、中々の偉丈夫で良い面構え。なるほどお似合いなカップルだ。 なんで漣に好いてもらっているのかわからない俺からすればうらやましい限り。 伝説のガンバ―ズ出身だったり、甲子園出てたり、プロ野球選手の義父がいたり… 俺ももっと才覚ある男に生まれたかったです。 「あぁご存じですか。有名なんだなぁガンバーズって。」 「君たちの世代から有名になったんだよ。俺、一応母校で野球部のコーチやってるんだけどね。」 「へぇ…ってことは経験者ですか。」 話してみれば才能を鼻にかけるようなことなど無い好青年。 恐らく小学生の頃からモテていたに違いない。…俺もせめて野球上手ければなぁ
「暮波さーん!着替えてきますねー!」 おっとそんなことはどうでも良かった。 彼らがどうあれ、今日の俺の目的は、漣の後輩達ではなく漣なのだから。 「暮波さーん!お待たせしました。」 「……」 「暮波さん?」 「…ごめん。ちょっと見とれてた」 「ふふっ、お上手なんですからぁ。」 ちょっと所じゃなく完全に心を奪われていたのだが、お世辞と思われてしまったらしい。 何度となく彼女の裸体を目にしてきたがそれにしてもこれは素晴らしい。 はち切れんばかりの豊満なおっぱい、引き締まったお尻、すらりと伸びる足。 それらを包む白いビキニは飾り気はあまり無いが やや小さめのそれが豊満な肉体を圧迫し、十分すぎる程に彼女の色気を引き出していた。 あぁなんでこんな女の人が俺と付き合ってくれているんだろう… 「さあーて!今日は遊び倒しましょう!行きますよ暮波さん!」 「おおっと。」 そんな感じにデレデレしている間に漣に腕を引っ張られる。 周囲の男の羨望の眼差しを感じながら、俺と漣は間に海に飛び出していた。 「いやぁ、いい年してはしゃぎすぎましたかね…もうくたくたです。」 「漣もデスクワークばっかりだし、たまには良いかもね。」 楽しさの中に疲労の色が見え始めてきた頃、お昼時なので後輩組と合流しよう、という話になった。 漣としてはここは恋人らしく、ということで腕を組みながら歩きたいらしい。どこまでも可愛いなぁ。 するりと腕と腕が絡み合う。ああ甘き時よ過ぎれ。 (こ、これは…) しかしこれが中々厄介だった。 俺としては何気ない風を装っているつもりだが、この状況はかなりまずい。 腕に彼女の胸があたる。いや当たるという言い方は正しくない。 一般平均サイズから離れたそれがぐいぐいと俺の腕を圧迫している。 「ん?どうかしました?」 まずい。心地よすぎてまずい。愚息が反応し始めている。 「い、いや、な、なんでもない…わけじゃないけど…なんというか…」 しどろもどろな俺をキョトンと見つめるも、すぐに合点がいったようで悪戯っぽい笑みを見せる。 バレた!というより、今更気付いたのかと。 「まったく暮波さんはぁ。」 「ちょ、れ、漣?」 そして今度は腕を組む、というより腕に抱きついてきた。 なぜ状況を悪化させようと…悪化、って言うのも何か違う気がするが。 「〜♪」 どっちにしたってこれはいかん、このままだと… 「お弁当出しますので…ってもう来てるみたいですね。」 天の助けか、あの状態が長引く前に小波君と瑠璃花ちゃんの元に来ることができた。 流石に知り合いの前でのおっぱい押し付けは気が引けたのか、急に漣の力が緩む。 あぁ、助かった。 悪い気がしたかというと、全くもってこれっぽっちも全然そんなことは無かったけどこれでゆっくり過ごせる… しかしこのような状況においても塞翁が馬とは良く言ったものらしく… 「相変わらず瑠璃花ちゃん料理上手だよねー。四人分キッチリ用意してくれて。」 「…それはどうも。」 「小波君も幸せ者だね!」 「あ…はい。…そう、ですね。ま、まぁそんなこと言ったら暮波さんも…」 ギロリ 「あ、何でも無いです。」 帰ってみたら二人の間の空気が物凄く冷たい。夏なのに。 何でこんな事になっているかはしらないが、どうも俺達がいない間に何か痴話喧嘩のような物があったらしい。
どっちが悪いのかはともかく、とりあえず瑠璃花ちゃんのキレっぷりが尋常じゃない。 自慢じゃないが俺にはデウエスとの戦いを生き延びたという自信がある。並大抵のことでは動じないつもりだ。 だがそんな俺が端から見ているだけでガクブル状態だ。 直接怒りの対象となっている小波君の心中お察しします。 「…?」 漣は全く気付いていない様子。恐らく7割方が彼女のせいだと思われるのだが。 「どう言う意味なんですかね。」 「い、いや…そりゃあ、漣みたいな彼女がいれば幸せだよね、ってことだよ。うん、俺は幸せだよ。」 「ふふっ、ありがとうございます!暮波さん!」 いつも通りのにこやかな笑みを浮かべる漣。 あぁなんて可愛らしい。 「本っ当に幸せですよね。こんなスタイルの良い先輩を捕まえられた暮波さんと来たら。」あぁなんて恐ろしい。 これはそろそろどうにかしないととまずい。 何がまずいとか具体的に言えるわけではないが、この雰囲気には耐えられそうも無い。 小波君には悪いが、とっとと逃げ出させてもらう…といいたいところだが、とりわけ式の弁当を4人で食べている以上そうも言っていられない。 もう少し待って皆の食事が終わるのを待つしかない。…といっても問題なのはこの弁当の量だ。 恐らく現役で野球をやっている彼に相当昔から作り続けているのだと思われる。 そして彼にしか作っていないため、一般男性が食べる量の基準がイマイチわかっていないようだ。 彼女的には男性二人ということで小波君二人分+女二人分を用意したということなのだろうが 正直現役から退いて久しい俺にプロ入りを視野に入れてる彼ほどの消化力などない。 食事を始めてまだ10分弱、弁当も随分残っている…ここで立ち去るわけにはいかないだろう。 「暮波さーん。ちゃんと食べなきゃダメですよ?」 「ん?」 「あーん」 卵焼きをつまんだ箸を目の前に差し出す漣。ちょ、この状態で… 「……」 「…? はいあーん。」 いつも通りにパクつかない俺に首をかしげる漣。 普段から夢心地な彼女だがやはり状況が理解できていない。今は『いつも通り』では無いのだ。 といっても気付いていないなら気付いていないでいいとして、彼女に不安感を与えるわけにはいかない。 恐る恐るではあるが彼女の箸先にかぶりつく。 「美味しいですか、って瑠璃花ちゃんのお手製ですけど。」 「う、うん美味しいよ!漣と良い勝負だ!」 「またまた暮波さんったらー」 違う、違うんだ漣。 今はそんな甘いムードを出すべき場面じゃ無いんだ! あぁそんなことをしているからどこからともなく冷たい空気が… 「南雲さんごちそうさま。じゃ、じゃあ俺達はちょっとあっちに行ってくるから!お二人でごゆっくり…」 頃合いを見計らって席を立つ。すまない、小波君。後は頑張ってくれ。 「暮波さん、どこいくんです?…あぁそういうことですか!」 漣も一旦は不審に思ったようだが、なぜか納得してくれた様子。 彼女の手を引いてそそくさと撤退する。いや本当に申し訳ないが、彼らの問題は彼らに解決して貰うしか無い。 (といってもどこに行ったもんかなぁ…) 勢いでその場を離れてしまったものの、何か考えがあったわけではない。 ただいたたまれない空気に耐えきれずに飛び出してしまっただけだ。 わざわざ漣を連れ出してしまった以上、理由と目的を説明しないと… 「暮波さん、こっちですよこっち。」 「こっち?」
不思議なことになぜか漣のほうから手を引っ張って道案内を開始する。 どこへ行くのやら、着いていってみると結構な距離だ。どんどんひと気が少なくなっていく。 「ここですよ。実はさっき目星を付けておいたんです。」 「目星?」 着いたのは謎の岩場だった。 大小様々な岩が点在し、相当に見晴らしが悪い。一応立ち入り禁止というワケではなさそうだが、人っ子一人見当たらない。 波しぶきが響くのみの閑静な場所だ。 「ここなら誰にも見つかりませんね。」 「え?どういうこと?」 「もう、今更とぼけないでくださいよぉ。」 そう言うや否や漣が俺の顔を押さえ、唇を強引に重ねてきた。 戸惑う俺を壁を岩の壁に押し付け、そこに彼女の身体を擦りつけるように密着させ完全に逃げ道を塞ぐ。 「んぅ…ちゅるっ…」 侵入してきた彼女の舌に掻き回される。ぬるぬるとした感触がそのまま脳をも掻き回すような錯覚まで引き起こした。 「…ちょ、ちょっと待った。」 そのまま流される前に彼女を身体から引きはがした。悩ましい吐息が彼女の潤んだ上下の唇の間から漏れる。 「な、なんでこんなところで…」 「またまたぁ。遠慮しなくて良いんですよ?しっかり抜いてあげますから♪」 どうにも勘違いしているらしい。 確かにわざわざ彼女を別の場所まで誘い出したのは事実なのだが、そう言うつもりではな… 等という間もなく、膝立ちになった漣は俺の海パンをずり降ろしていた。 「ちょ、何を!?」 「こんなに大きくしてたら、もうどうしようもありませんよね…」 玉袋に入念にマッサージを施し、同時に竿をしごく。実に慣れた手つきで俺の物を弄る。 「ほ、ホントに…っ…!」 べろりと裏筋を舐め上げ、得意げな上目遣いでこちらを見つめる。サディスティックな笑みが実に扇情的だ。 「くぅ…」 十分に舌先で潤滑をよくし、赤黒く膨れあがったそれを口に咥えた。 亀頭全体をを頬に擦りつけ、カリ首を舌で丁寧になぞる。 今までの経験から熟知している俺の弱点を執拗に責め、全体をなで回すかのように口の中で転がす。 「…っ……」 「ちゅぅ…んぅ…じゅる…ぢゅぷ…んっ」 甘い痺れが肉棒から腰回りに響き始め、身体がもっと激しく強い快楽を求めだした。 そんな俺の反応を楽しみながら焦らすように根元から先端まで舌で舐め上げ、次に舌先で擽るようにじりじりと責め上げる。 「れ、れんっ…」 絶頂を許されるない形の快楽に耐えきれず、彼女の名が弱々しく口から漏れた。 そんな俺の反応に気を良くしたのか、頬肉と舌で肉棒を強く締め上げ、端正な顔を歪めながら口をすぼめた前後運動が始まった。 「じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ…」 柔らかく暖かな粘膜に包まれ、ざらざらの舌とぬるぬるの頬に圧迫され、そこで強くしごかれる。 強烈な刺激に膝が震えだしてしまう。毎晩のことだが、彼女のテクには圧倒されっぱなしだ。 「うぅっ…」 じゅぽじゅぽとストロークが続くと溜めた唾液が漣の口の端から飛び散り、じゅるじゅるとそれを吸い上げる。 いやらしい水音と新しい刺激が加わり、俺のイチモツの耐久は風前の灯火。 もう少しで…というところで、なぜか漣は口を離してしまった。
「んんぅ…ふぅ…危ない危ない。出ちゃいそうでしたね。」 「まずいって…こんなところで…」 本心とは真逆の台詞が口から漏れる。本当に形だけの抵抗だ。身体は彼女からの愛撫を求めて止まないというのに。 「だって私を連れ出したのは暮波さんですよ?」 「そ、そういう意味で連れ出したんじゃ…うっ、ちょっと…」 笑いながら竿を握りしめた手を上下させる。緩やかな動きが逆に狂おしい。 「その割には始める前からギンギンでしたけどねー。」 あぁ、やっぱりそうか。やっぱり漣はわかった上で俺のことを弄んでいるらしい。 「私の水着姿で興奮しちゃいました?」 「そりゃ、もちろん…」 俺の本日の目的がそれだったわけで それ以外にもおっぱい押し付けとか色々あったし… 「それじゃあ」 そう言うと漣は自分の背中に手を回した。もしやと思って見ていると、案の定ビキニのトップを外し、豊かな胸を露出させた。 何度となく見てきた彼女の巨乳だがもちろん見飽きることは無いし、状況が状況なだけにいつも以上に興奮してしまう。 生唾を飲みながら見つめていると、彼女は俺の震えるモノを挟み込んできた。 「こっちはどうですかぁ?」 ヌルヌルになった肉棒が女性の象徴とも言える柔らかさに包まれ、そのまましごかれる。 「…ぁ…」 豊満で美しい胸が肉棒を双方から責め立てる。 「いいっ…よ、漣…」 それと同時に谷間から僅かに露出する赤黒い先端を口に含み舌先でいじめてきた。 胸での責めとの併用にも関わらず、丁寧に俺の弱点を突き、悶えさせられてしまう。 もう少しこの甘美な感触を味わっていたい、早く溜まっているものを解放したい 矛盾した欲望が脳を走るが、それを実行するかどうかは他ならぬ彼女。 淫らな技術で肉棒を弄ぶ彼女に、俺は完全に支配されてしまっていた。 「っ…そ、そろそろ…」 「ふふ、ぴくぴくしてきましたよ?」 漣が一旦口を先端から離し、今まで以上の速さと締め付けで胸を擦りつけ上下させた。 先走りと唾液が入り混じった液体でぬるぬるになったカリ首が柔らかな肉の果実にぐいぐいと圧迫される。 そのあまりにもエロティックな光景も相合わさって、身を燃やすような興奮と堪らない快楽が俺の脳を煮沸させる。 「いいんですよ。このままかけちゃって。」 挑発的な笑みを浮かべる漣。何ともサディスティックで、楽しそうに俺の顔を碧の瞳で見つめている。 「うあっ…あぁっ…」 「…もう我慢なんて出来なさそうですが。」 先ほどの執拗なフェラチオ、転じての濃厚なパイズリに耐えられるわけもない。 「も、もう…れ、漣!?」 今まさに発射せんという時に漣は再び亀頭にむしゃぶりつき、思い切り吸い上げられる。 「う、うぁっ!」 情けない悲鳴を上げながら射精してしまい 更にイチモツをぢゅるぢゅると吸い取られ、身の危険を感じるほどの快楽と喪失感が断続的に襲いかかり、腰を砕かれた。 「んむ…んん………ごちそうさまです。」 「が、がっつきすぎだよ…」 「そうですか?」
そうは言いつつも口の端から彼女の白濁液を垂らす淫らな顔を見ただけで、俺の息子は回復し始めていた。 なんでこうも俺の身体は彼女に付け入る隙を与えたがるのだろうか。 「…まだ出来ますよね?」 漣はそう言うと、岩肌に座り込んでいる俺の肩に手を掛け、馬乗りになった。 俺が何も言えないでいるのを了承と取ったのか、白ビキニをずらして秘所を露わにし、俺のイチモツを飲み込み始めた。 ぬぶっ ずちゅううぅ 「…っ…まだまだ、元気じゃないですかぁ。」 「れ、れん…」 「暮波さん素敵です、はぁあ…」 すぐに腰を上下させ、快楽を貪り始める。 豊満な肉体を震わせて竿と亀頭をしごき上げ、ざらついた内側は肉棒をキュウキュウと締め上げ貪欲に精を搾り取ろうとする。 興奮しきった彼女のそこは蕩けてしまいそうなほどの熱を帯び、本当に溶けてしまったかのような気持ちよさすら感じる。 「んはぁっ、ど、どうですかぁ、あっ、くれなみさんっ!」 「どう…って、よ、よすぎて、やばっ…くぅ…ぅ…」 座位の体勢のまま俺の上で淫らに舞う漣。その激しい動きに合わせて豊満な胸がぶるんぶるんと跳ねる。 せめてもの反撃とばかりに彼女の胸をわしづかみにする。 「いいですっ、ふぁ、ぁあ、そっちも、すきにして、あぁっ…んんっ!」 実際好き放題されているのはこっちの方なのだが、彼女のお言葉に甘え、豊かなバストにむしゃぶりつく。 しかし反撃としては逆効果だったようで、興奮と共に彼女の膣がたびたびきゅっきゅと締まり、その度に堪えがたい快楽に襲われる。 「ふ…ぁ…っ、くぅ…ぅ、れ、れん…っ!」 「んぁっ、くれなみさん、かわいいかおしてますっ…っあぁっっ!」 さぞかしマヌケになっているであろう俺の顔を見て、漣は楽しげに笑う。 腰の勢いは更に増していき、確実にトドメを刺しに掛かっている。 二度目の限界が足早に近づいてきたそのときだった。 「れ、漣!?」 「ふふ、ちょっとまってください…」 漣は自分の後方に右手を回し、俺の睾丸の付け根をピンポイントで押さえつけていた。 ここを押さえられると射精が出来ないのは周知の通り、彼女が深く覆い被さっているため腰を突き上げることすら出来ない。 彼女もあれだけ乱舞していた腰をとめてしまう。 蠢く媚肉によって射精感だけが高まっているが、限界以上に達しているのに射精することができない。 まさしく生殺しだった
「ど、どうして…」 「いいですよ。また中に出させてあげても。でもただ出すだけじゃダメなんです。」 「は、はぁ?」 「たっぷり出してください。いーっぱい出して、私を孕ませてください。」 「そ、そんな…」 いつもは生活のことを考えて避妊をしていたが、今日は状況が状況なだけにゴムもピルもない。 確かにこのままシてしまうとマズイのはなんとなくわかっていたが、この要求を呑んで良いものなのだろうか。 今の俺にはそれを正常に判断できそうもない。ただ彼女に欲望をぶちまけたい一心だった。 「うぅ…くぁ……ぁ」 「孕ませてくださいよぉ…そしたら私の中に好きなだけ出して良いんですよ?気持ち良さそうなのになぁ…」 白々しい困惑顔。興奮の色の残る眼差しでこちらを見つめながら 押さえた手を離さないまま、腰を円状に振るわせる。 限界以上に刺激され、敏感になっている剛直が肉壷に擦りつけ苦痛を伴う快楽を強制される。 「あぐ、うぁああぁあ!…やめ、も、おねがい、だから…!」 「私のこと、孕ませて、くれます?」 「わ、わかったから…はらませるからぁっ…あぁっ!」 泣きそうな、いや実際に泣いていたのかも知れない。それほどまでに情けない悲鳴を上げながら彼女に懇願する。 その言葉を聞いて満足したのか、漣は睾丸から手を離し、容赦なく腰を振るい始めた。 「れ、れんっ…も、あぁ…ぐぅああっ…いっちゃ…あぁあっ…」 「いいっですよっ…好きなときに、好きなだけ…はぁっ、んぁああっ!」 彼女のほうも我慢していたのは同じだったのか、先ほど以上に内部がヒクついていた。 不意に加わる性感にいつ発射してもおかしくなかったそれが堪えきれるわけも無く… 「お、俺、もう…―――――――――っっ!」 「きてる、ああきてっ!…んぁあっ!ぁああぁぁあっ!!」 「はぁ、はぁ、はぁ…」 圧倒的な射精感と喪失感でいっぱいになった俺は、彼女を上にしたまま岩肌に仰向けになっている。 周りに誰もいなかったとは言え、ここまで激しくした…いやさせられたのは久しぶりのことだった。 (いつからこんな感じに…) 今日も今日とて彼女に散々搾りとられて終わったが 同棲を始めて間もない頃はここまで一方的に主導権を握られてはいなかったはず… それで彼女の魅力が損なわれるかといったらそんなことは全くないし 悪い気がするかといったら微塵もそんなことはないが…やはり俺にも男の尊厳が…
「暮波さん、続きいきますよ?」 「は、はい?」 覆い被さるように彼女が俺に顔を近づける、むにゅりと当たる胸の感触が相変わらず素晴らしい。 「一回…まぁあれは二回分くらいの量でしたけど、まだまだアレじゃあ孕むかはわかりませんから…」 「ま、まって…も、もうげんか…!」 「まだたったの三回ですから…取りあえず二桁までいってもらいませんと。」 「そ、そんなに出るわけ…ぐぅっ…!」 困惑する俺を無視して漣が白濁液にまみれた肉棒を口に含んだ。 いつものいやらしすぎるおクチでのお掃除が始まってしまったのだ。 「あぁ…」 「ほら、また元気になりましたし…今日という今日は絶対私を妊娠させてもらいますよ…?」 その後、俺がどうなったのかは言うまでも無い。 一言だけ言えることがあるとすれば、安全日というのは案外当てに出来るものらしい。 水着姿の彼女を拝めたのは良いが、その結果彼女によれよれになるまで搾られる。 物事は、いや人生はどうなるか全くわからない。 やはり塞翁が馬とはそういうことなのだ。 まぁこの場合は良いことの後にイイことがあったわけだから、ことわざとは色々違うのかなぁ。 とりあえず漣は寝室の片隅に用途不明の紙おむつパックを設置して俺に圧力を掛けるのをやめてください。 「瑠璃花ー、また牛乳飲んでるの?朝昼晩で一日3本は多すぎない?」 「ええ、最近妙に好きになりまして…先輩も好きだって言ってましたし。」 「漣先輩ねぇ…でもあれは牛乳とは関係ないと思うなぁ。」 「た、ただ牛乳が好きになっただけですっ!別に胸のサイズを気にしてるとかそんなんじゃ…」 「あー、そう…なんだ。」 「…何か言いたいことでもおありですか?」 「瑠璃花、そんなに頑張らなくても俺は…」 「かっ、勘違いしないでください!別に貴方のために(ry
以上です 瑠璃花サイドの話は前スレをログで見るなりしてご覧ください 誤字脱字等あるかもかも知れませんがご了承ください
GJ!
139 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/05(土) 19:18:02.90 ID:4wtiuE0x
GJ! 素晴らしい
GJ!
GJ!素晴らしい
142 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/06(日) 01:16:42.21 ID:KqGeiwhG
GJ!! やっぱり淫乱漣ちゃん最高や!
sage忘れすんません
あくまで個人的な想像だけど胸の大きさの表を作るなら 10 妙子>巨乳の壁>カズ>五十鈴>豊乳の壁>紫杏>ナオ>普乳の壁>さら 13 桜華>巨乳の壁>冴花>千羽矢>靖子>豊乳の壁>由良里>真琴>普乳の壁>麻美 っていう感じだな。
ナオっちの貧乳は公式設定ですぜ
公式って言うとちょっと違うかもしれんけど 付き合い始めの頃に 10主「ナオも生徒会には目を付けられたくないだろ?」 ナオ「残念ですがもう目を付けられているので手遅れです。」 10主「胸張って言うことか!」 ナオ「張るほどありませんよ!」 10主「……ごめん」 ナオ「いやあやまらないでくださいよ。」 的なやり取りがあるので貧乳なのはほぼ確実 タエタエに向かって 「胸の大きさと成績は比例しないんですよ!」とか言ってたし
wikiの更新量半端ないなw 管理人さんお疲れ様
札侍編のSSっていまだに小ネタ二つしかないんだよな。 そしていずれも漣ちゃんの逆レイプものというwww
150 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/07(月) 11:02:14.75 ID:KfVJnVh3
>>149 そういえば二つ目のほうはwikiに載ってなかったな。あとで載せとくわ。
>>148 IDが3pの書き込みがあるとは・・・!
鬼鮫・カンドリー「ガタッ」 こういうことだな
>>149 その他の欄にも1つあった筈
たしか紫杏のやつだったと
154 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/07(月) 23:17:07.18 ID:IJWB96Cb
ホンフーネタとかでもおもしろそう フランシスの能力をつかって精神崩壊 •••みたいなかんじを思いついたKYですまん
13の優輝って13主も餅田も彼女持ちなのに一人だけフリーだよね。 しかも恋した相手の千羽矢には男として見たことがないとか言われ、場合によっては千羽矢は13主とくっつくから凄く不憫だよね。 優しいしスペックも高いのに・・・
13には主人公以外のカップルで最強クラスの御影君と透ちゃんが…
優輝・・・
でも千羽矢に相手にされないチワワだからこそ優輝な気もするんだよな・・・
一応聞いておくが同じIDの同一人物ってことはわかってるぞ?
指摘しても無駄だよ。何回言っても止めてないんだから
IDの意味が分かってないんでない?
同一人物の確証はないけど、似たような文体の人が何度も自演してる気がする 毎回指摘される度に謝ってるけど、直す気はなさ気 同一人物かわからないし、別に害があるわけじゃないからどうでもいいけど
まさに、自・演ドでやんす
>>165 簡単に言えば
>>155 >>157 >>158 のそれぞれのレスをわざわざ分ける必要が無い
にもかかわらず半端に時間を開けて3つに分担投稿してるせいで失敗した自演臭く見える
それでもなきゃかまってちゃんにも見える
最近、ってか昔からだけどこのスレってあからさまにネット初心者っぽいやつが自演して自爆することがしょっちゅうだから
軽く疑心暗鬼になってたのですまんかった
絶対18歳以上じゃないよな クソガキは寝ろ
まーまったりいきましょー
>>166 ごめん。暫くたってふと思ったことを書いてたらこうなってしまったんだ。
>>167 一応大学2年です・・・
そんな事より姫初めだあ! 15日までは一応正月なんだっけ
聞いてもいないのに2ちゃんで自分の年齢を言い出してくる。 実年齢は知ったこっちゃ無いが精神年齢はガキだな。実年齢がガキのやつより余計たちが悪い。
>>172 >精神年齢はガキ
そうやってスルー出来ないお前が(ry
お前が精神年齢が低いと思う奴を見下すのは勝手だが頭冷せ
わざわざここで言う必要ないだろ
さて、こんなつまらんことよりもネタの話でもしようぜ!
取り敢えず最近全く話題にならない11の彼女の話でも
174 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/09(水) 00:41:13.88 ID:YKHCK+kX
11の彼女は結局何が悪かったんだ? ハタ人間しかまともにやってない俺に教えてくれ。
シズヤ:普通に人気 朱里:人気はあるが10での悪行から抵抗感ある人も多し 日出子:父親のイベントのインパクトありすぎてカゲが薄め しのぶ:可愛いには可愛いんだけど主人公を含めて男を取っ替え引っ替えしまくり 涼子:完全なストーカーの上に恐ろしく自己中 華音:見た目がミーナさんに似てることを除けば殆ど全部のりか級 こんな感じか 勿論キャラとしての魅力はあるんだけど 下三人はどっちかって言うと腹ただしいイベントが目立つ感じだな
シズヤ「小波よ。」 小波「どうしたんだい、シズヤ。」 シズヤ「姫始めとはどういうことなのだ?」 小波「ブーーーッ!」 シズヤ「どうしたのだ?そんなに動揺して。」 小波「い、いやなんでもないよ。」 シズヤ「とにかく、姫始めとはどういうことなのか教えてほしいのだが。」 小波「え、え〜とだな・・・(新年に男女が始めてセックスすることだなんて言えるわけないじゃないか・・・)」 魔人「ご主人様は姫始めについて勘違いしてるでマジンよ。」 小波「え?姫始めというのは新年に男女が始めて・・・」 魔人「それは違うでマジン。姫始めというのはそもそも・・・」 シズヤ「何を二人で話しておるのだ?」 小波「魔人に姫始めについて聞いていたんだ。」 シズヤ「そうか。では姫始めとはどういうことなのだ?」 小波「姫始めとは新年に始めて女性が洗濯や縫い物を始めることをいうんだ。」 シズヤ「そうだったのか。私はてっきり新年に始めて男女が交わる事かと・・・」 小波「ブーーーッ!」 魔人「(手遅れだったみたいでマジンね。)」 そして・・・ 小波「まずいな・・・シズヤの知識は偏っているけど、最近アッチ系の知識に偏りすぎている気がするぞ・・・)」 鬼鮫「おお、小波じゃないか。探していたんだぞ。」 小波「あ、鬼鮫コーチじゃないですか。一体どうしたんですか?」 鬼鮫「ああ、これから官取も混ぜて殿始めを兼ねた特別レッスンをやろうと思うんだ。」 小波「い、いえ結構ですっ!」 (ガシッ!) 官取「いいじゃないか。せっかく鬼鮫コーチが誘ってくれてるんだし、僕までいるんだ。一緒にやらないか?」 (うわあああああ〜〜〜!) 小波「お、お尻が、お尻が痛い・・・」 魔人「大丈夫でマジン?ご主人様には小娘がいるんだから男同士の営みはほどほどにしなきゃダメでマジンよ。」 小波「あ、ああ分かったよ・・・」 シズヤ「小波よ、今度は殿始めについて教えてほしいのだが。」 小波「うわあああ!やめてくれぇー!」 シズヤ「どうして小波はあんなに怯えているのだ?」
小ネタ投下しました。タイトルは「姫始めと殿始め」です。
乙 さりげなく優しい魔人
>>176 GJ!
渋に天本さんが姫はじめとは一年のはじめに姫飯を食べることだって4主に話す小説があったな。
最近は11キャラはシズヤ位しか話題にならないな。
180 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/10(木) 06:17:25.45 ID:qAFp/5wd
裏サクセスに11以降皆勤なのもあると思うよ
パワポケ新作出ないとか絶望にも程がある 毎年の楽しみが消えた感MAX
182 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/10(木) 19:50:35.41 ID:suRKwQu/
このスレがあるじゃない
今年の年末に希望を持つぜー
のりか・サイコミュ・むーみん・モモコ・響子・ヒカル 作品が一個も無いキャラ集めてみたけど…うーむ ハズレ彼女系列はどうしようもないし、ヒカルは彼女候補じゃないからいいとしても モモコかぁ…
185 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/10(木) 22:18:55.86 ID:qAFp/5wd
一番いけそうなのはヒカルかな?作中でも事故とはいえ主人公が胸に触ろうとするイベントあったし。
ヒカルとさやかの主人公をめぐる愛憎劇・・・ アリかなあ?
五十鈴「先代の私は勝利しているから問題ない。もうこの際既成事実でも何でも(ry」
五十鈴「私は洞窟で既成事実を作って勝ったぞ」
ヒカルきゅんは男だろいい加減にしろ!と言われても言いくらい男の子な見た目だから… あぁ、でもハンナですら出たんだからいけないこともない…のか?
初代外見男の夏海がいけたんだから大丈夫じゃね?
夏海先輩は男装してるだけで女の子の格好は普通に可愛い
>>190 すでにあるハンナのSSみたく高校生になったころを舞台にすればいいと思うお。
ヒカルのグラも十分可愛い女の子に見えるオレは勝ち組 供給されないなら自己生産しかないのかな……
供給がないなら自炊、その積み重ねがあの作品の山だ さあ作るんだ
まぁどっちかというと供給が多いキャラの作品の方が多いというのが(ry
197 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/11(金) 15:36:39.48 ID:kr5ZUfYB
ヒカルは性的なことにうとそうだから入れ知恵してくれる人が必要だと思う。
>>197 そこはヒーローチームの人が言わずとも教えるt(ry
199 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/11(金) 23:14:25.03 ID:LDZOE2Ze
ヒカル「・・・ねえ。ボクが女の子として出会っていたらどうなっていたんだろうね?」 システム「ソノコトニツイテハ考エルダケ時間ノムダデス(ライバルが強大すぎるという意味で)」
親子ゲンカの時とかチームメイト以上に14主と接する機会もいろいろ多いし BH戦前のホンフー達との決戦のイベントとかあるし そこまで無理ゲーって訳でも見えないけどなー>ヒカル
むしろメインヒロインになりすぎて他のキャラを食ってしまう希ガス
「彼女攻略とは別に本編の真相を知る上でのメインヒロイン」 そういう意味では1の智美や4の天本さん12のカオルみたいなもんなんだけどなぁ(智美や天本さんは彼女候補だけど) そう言った面々と比べるとパンチ不足な感じはする 初代の真ルートは完全に智美がヒロインやってたけど14の真ルートは完全に紗矢香がヒロインになるし
203 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/12(土) 12:43:31.21 ID:rmuEcXzz
せめて女の子だとカミングアウトしたあとは専用のイベントぐらいあっても良かったのに
うふ〜ん
>>202 さやかルート真ルートなら、そりゃさやかヒロインじゃないの?
さやかルートでなくても真ルートは行けるからそっちなら問題ないかと
そりゃそうなんだけど全ての話の真相を知る、って点で行くとやっぱり紗矢香ルートでしょ リアルタイムで4年がかりで受け継がれた五十鈴やカズ関係の話の締めくくりになるし 攻略してると最終決戦の内容まで変わっちゃう優遇っぷり見ると制作陣も意識してそうだし 何よりヒカルの「ボクが女の子として出会っていたら〜」 っていうのはやっぱり紗矢香のイベントこなしてたからこそ栄える台詞なんだよね 紗矢香がヒカルに嫉妬したり、どんなことがあっても紗矢香を守るって断言した14主、とかの話を経て 「友達であること」を選んじゃったヒカル、っていうしんみり感がたまらん
207 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/12(土) 21:02:32.16 ID:3NG39bJb
>>109 のアイデアでさやかの母親がカズだというSSを書けば丸く収まるんじゃないかな?
そういえば真ルートのイベントでピンクがヒカルを「神条」って間違えるシーンがあったな ヒカルの親があの神条だとしたら…
>>208 つまり、シアンと五十鈴、異母姉妹で争奪戦という事か?
……シアンが権力を利用して十主を逆レイプ→妊娠出産とか……ありだな。
作中のどの展開が一番正しいなんてのは言ったらキリがないし 書く人が書くだろうさね 自分はヒカルも全然ありだぜ、むしろ誰か書いてほしい
姫子で投下します
『冬が始まるよ(ほら親の中で)』 「ったく埃まみれでやんすねぇ…オイラ達はこんな汚い家で暮らしてたでやんすか?」 「まぁ男の四人暮らしでやんすからちょっと汚いくらいがちょうどいいでやんす。」 古ぼけたカーペットに掃除機をかける湯田。散らばった雑貨を整頓する落田。 普段なら適当に済ませておく清掃作業だが、今日はそうも言っていられない。 「いやぁ、小波がフィンチーズ以外の友達を家に連れてくるとは…後どのくらいでやんすかね?」 「あと一時間半くらいで帰ってくるはずでやんす。小波が言うには野球がうまいって言ってたけどどれほどのものか…」 「重要なのはそこでやんす。野球がうまい、そこが友達における最も大切な点でやんす。 友情とはなれ合いでは無くお互いにぶつかり合ってできあがっていくものなのでやんす! 野球を通じて切磋琢磨してお互いを高め合うのでやんす!」 「完全に星○徹の受け売りでやんすね。」 何かと常人からかけ離れた生活を送っている一家だが、客が来る前に家を綺麗にしておこうという意識くらいはあるようだ。 慣れない掃除ではあるが、これも良い機会とばかりに念入りにやりこむ。 「あれ?三年前に無くした未来融合のカードを発見したでやんす。久しぶりにデッキでも…」 「それもう禁止カードでやんすよ。」 「最近のコンマイはろくな仕事しないでやんす。」 「えーと、ただいま…」 二人が掃除を終えてしばらく経った頃に小波は帰ってきた。 どことなく歯切れの悪い言い方が気になったが自分から友人を誘うということで緊張しているのだろう。 「例の友達が来てるでやんすか?」 「ま、まぁそうなんだけど…友達っていうか…」 半開きにした扉から顔を覗かせ、小さな声で話す小波。 何を躊躇っているのか、そのまま動こうとも話そうともしない。 「なんでもいいからとっとと入るでやんす。」 「じゃ、じゃあ…うん、入っていいよ、姫子。」 「ちょっと間があったけど…何かあったのか?」 完全に言葉を失った父親二人。 文字通り開いた口がふさがらない状態で謎の女を見つめていると、とんでもない発言が彼女の口から飛び出した。 「ええっと…どうも、初めまして。七辻姫子です。えーと……ヨロシクお願いしますお義父さん!」 「ちょっ、姫子!?」 「なんでやんすか?あのムチムチしたねーちゃんは。」 「そうでやんす。事情とあの子のメアドを教えろでやんす。」 彼女を居間に待たせ、部屋の角で緊急家族会議を開く三人。山田は仕事で欠席である。 「いや、だから、今日呼ぶって言ってた…」 「野球が出来る子を呼ぶとか言ってたでやんす!」 「一応バッティングセンターで140kmくらいは普通に打ててたよ。」 「そりゃ凄い…ってそういう問題じゃないでやんす!なんであんな女子大生の友達がいるでやんすか。」 「うらやま…じゃなくて事情を説明するでやんす!あとメアドとスリーサイズを…」 「落田は少し黙ってるでやんす。」 「うーん、友達って言うのもなんか違うんだけど…」 「だからどうして…」
「?」 部屋の片隅でガヤガヤしている三人を不思議そうに見つめる姫子。 「おおっと、お客さんを待たせてしまったでやんすね。申し訳ないでやんす。」 「あ、いえいえ。わざわざどうもです!」 視線に気付いた落田が慌ててソファに彼女を案内してお茶を入れる。 そのまま湯田がコーヒーテーブル越しに彼女に対面して腰をおろす。 妙に口が重い息子から聞き出すより、こっちから聞いた方が手っ取り早いかもしれない。 「えーと…こんな辺鄙な家にわざわざどうもでやんす。」 「いえいえ、いつかは挨拶に来ないといけないかなぁ、って思ってたので。」 「いつかは…?ど、どういうことで…」 「うーん…言うの恥ずかしいなぁー。」 「ひ、姫子?穏便にね?穏便に。」 にこやかな笑顔が眩しいこの女性だがそれに惑わされるわけにはいかない。 というか普通に怪しい。何もかもが怪しい。 見た感じ十代後半、二十歳いくかいかないか。高校生、あるいは大学生。実にうらやま…いやそうではなくて どう考えても中学生野球男児と接点を持つような人種では無い。 そんな女性が何で息子なんかと… 「そのー、息子さんとは将来的なことも考えてるんで――――」 「マジでなんなんでやんすかあのねーちゃんは!何わけわからないこといってるでやんすか!?」 「だから話を穏便に済ませろって言ったのに…」 「そうでやんす!とりあえず下着の色を教えてもらえでやんす!」 「お前は何を言ってるでやんすか!」 「えーと、前は黒だったけど…」 「く、黒?…あのムチプリねーちゃんが黒?え、えろすぎるでやんす!」 「ちょっと待て!何でお前はそんなことを知ってるでやんすか!?」 「げっ、いやー、そのー…」 「…? あのー、さっきからなにを」 「いやいやなんでもないでやんす!どうぞそのまま…」 急いでソファの元に戻る湯田と落田。彼女に怪しまれて話を渋られるのだけは避けたい。 「その、将来的に、っていうのはどういうことでやんすかね?具体的に。」 「具体的に?」 怪しむべきはこちらのほうからなのだ。慎重に探りを入れる必要がある。 (ここはひとまず冷静になるべきでやんす。ひょっとしたら本当に野球関連の女友達って可能性もあるでやんす。) 視姦に余念の無い落田とは対照的に、湯田は真剣に、かつ前向きに考えてみる。 元々息子のチームメイトには一人か二人ほど野球をやっている女の子がいたではないか。 彼女らと比べるとやや年が離れすぎなきらいはあるが、そのようなものだと考えれば変な話では無い。 将来的というのも…あれだ。 将来社会人野球チームに女子枠的な何かで参加するときに、息子に教えを請うて貰うとか、そんな… 「具体的に…具体的、具体的に……私としては…マンションに憧れてます!」 「な、なんの話でやんす?」 「え?だから一緒に住むんなら一軒家買うよりマンションのほうが…」 わけがわからないよ。 「ちょっと姫子!?そういう話は…」 「なんだよ今更照れるなよ♪お前から告白してきたくせに!」 こ、告白? 「ふ、二人はどんな感じで知り合ったでやんすか?」 ナイス落田。 「うーん2,3年前の話で…」 … 「それじゃどうぞごゆっくりでやんす。」 気持ち悪いくらいにこやかな父親二人がそう言いながら部屋のドアを閉じた。 多少(?)難があったもののなんとか二人っきり(in小波の部屋)になれた。 「物わかりの良いお父さんじゃないか。本当に同じ顔だったのは驚いたけど。」 「あれで本当にわかってくれてるかはわかんないけどね…」
何なのだろうあの裏がありまくりそうな奇妙な笑顔は。 まぁ今の今までずっとヒミツにしていた彼女のことを洗いざらい白状したということを念頭に置けば無理もない。 かもしれない。 「もう一人同じ顔の父親がいるんだろ?…世界は広いよなぁ」 「多分狭いんじゃないかな。逆に。」 部屋の中を軽く物色をする姫子。隠さなきゃいけないものがあるわけではないので、小波はベッドに座りながらそんな彼女をそっと眺める それにしても格好が際どい。 無駄な露出をしているわけでは無いが、短いスカートから剥き出しになっている健康的な太ももにチラチラと目がいってしまう。 それを避けようとして目線を上げれば服越しに膨らむ大きな胸に引き寄せられる。 (こんなにジロジロ見てたらまずいよなぁ…) そこら辺は思春期男児の、いや男のSAGAなので仕方ない話なのだが、純情な中学生である彼には軽い罪悪感がのしかかる。 悪い悪いと思いつつ意思とは別に視線が良からぬ方向へと向かってしまう。 「じゃ、何する?」 姫子がいきなりくるりと振り返ったので急いで目をそらした。 「何する…って言われても…」 彼女を家に誘ったのは、まぁ彼女から言い出したことなのだが、とにかくそれはいいとしても 女性を、それも女子大生を家にお招きするなんて彼に人生において初めてのこと。 何をすればよいかなんてさっぱりわからない。 ちなみに小波が女性を家に呼んだことはあるにはあるのだが、彼の頭からハンナとヒカルは除外されているらしい。 (ゲーム、漫画…?あんまり種類無いし全部野球だし…DVDとかも持ってないしなぁ。 今からデートでも…ってわざわざ家に来た意味無いし…) トントン 「わっ、な、何!?ど、どうかした?」 不意に肩を小突かれてびくつく小波。くるりと振り返ってみて真っ先に彼女の胸部を目に入れてしまう自分を呪う。 ジーッ (何これ?怒ってる?変な目で見てるってバレた?) 何とも言いがたい彼女の眼差し。その視線を逸らさないまま、姫子は小波の隣に座った。 「ほ、本当にどうかした…?」 「別にー?ただ隣に座りたくなっただけだ。」 何でも無いと口では言いつつ、小波の肩に手を回し、軽く抱き寄せ、彼を胸元まで引き寄せてしまう。 「これでお義父さん達と公認だな。」 「ま、まぁそうなるね…認めてもらってるのかはわからないけど。」 「…逃げ場は無いぞ?今から同い年の子を狙ったりしても無駄だぞ?」 「そ、そんなつもりないよ…」
いつの間にか姫子は小波の後ろに回り込むようにして抱きしめていた。 背中に柔らかなかたまりが押し付けられ、トクントクンという鼓動を感じる。 「……小波の背中、温かいな。」 何かを言い返そうにも、喉がカラカラで声が出ない。 ふと横に顔を向けると彼女の端正な顔が目に飛び込む。ほんのりと赤らんだ頬で可愛らしくはにかんでいる。 (えーと、何この状況…) 徐々に高まる怪しげな、いや妖しげな雰囲気。 一般的な中学生が味わうことは、少なくとも女子大生と中学生が纏うことは少ない淫靡な空気。 「ん…」 その空気に飲まれるように姫子は目を伏せ、小波は引き寄せられるように彼女に口付ける。 柔らかな唇に触れるだけのソフトなキスだったが、今の沸騰寸前の彼にはそれが限界だった。 「やっちゃうか。」 「な、何を…?」 姫子は嬉しそうに微笑みながら小波の頬に口付ける。 「年頃の恋人が一つの部屋で二人っきり。…やることやっちゃおうか、って言ってんの。」 笑みを浮かべながら彼の手を胸元まで持っていき、強く揉ませる。 「ちょ、ちょっと待って!」 「どうした?」 「えと、その、父さん達が居間の方にいるからまずいって…」 そう言う小波の右の掌は彼女の胸から離れない。 「そ、そりゃ俺も姫子のこと…その、抱きたいけど…でも……」 姫子がぐいと小波を腰掛けているベッドに押し倒す。彼の焦りが加速される。 しかしその体勢でも揉まれ続ける胸。 「時と場所を、わきまえるべきなんじゃないか、って…」 太ももにズボン越しに触れるギンギンのイチモツ。軽くすりつけるような動きすら感じた。 「とにかく、その、まずいんじゃないかな…ほんとに嫌なわけじゃないんだけど。だから…」 言ってることとは裏腹に胸に伸びる左手。 満更でもないというか、本当はシたくて堪らないというのが一目瞭然だった。 (…素直じゃないなぁ。) 「じゃ、仕方ないか…ゴメン、変なこと言い出して。」 「え?」 「中学生にお説教されちゃうなんてちょっと情けないなぁ…」 彼の身体から身を離し、服を整える姫子。 「えーと…やめる、の?」 「うん、まぁ小波の言うとおりかな、と思ってさ。」 「そっか…そっかそっか。そうだよね。」 口では安心してる風を装いながらどこか…いや落胆の色を全く隠そうとしない小波。 痛いほど勃起させたそれをそのままにしてしょんぼりと俯いていた。 「…」 その寂しげな背中を見て、姫子はそっと笑った。 「フフッ…あれだけ言っておきながら、っ、夢中になっちゃって。」 小波は何も言わず、姫子の胸に顔を埋め、両手で揉みしだく。 「…ぁ…そんなに、胸が…っ…好きなのか?」 半裸で剥き出しになった胸をいじられるむずがゆい刺激、小波が自分に夢中になっているという事実が姫子の興奮を煽っていた。 結局、あの後しょんぼりしている小波に軽い誘惑をふっかけると、それだけで我慢しきれなくなったのか、すぐに飛びかかってきた。 中学生らしい不器用さというか、それほどまでに自分を欲していると言うべきか とにかく姫子は今夢中になって胸を襲っている小波が愛おしくて堪らない。 目線を下げると、何とも切ない表情の小波がそこにはいた。明らかに胸への甘え以上のものを欲している眼差しだ。
「どうした?小波。」 「そ、その…」 「どうしたんだ?何がしたいんだ?」 優しげな声で意地悪い質問をする姫子。意地悪は承知の上なのだが、我慢しきれない彼の狂おしい様子が堪らない。 なまじ一度断るそぶりを見せたため、自分から進んで、というのが恥ずかしいらしい。 「お、俺……そろそろ…もう…」 「仕方ないなぁ…でもちょっとそのままにしててくれ。」 そう言って姫子はベッドから降りて膝を立て、小波の股間に顔を近づける。 「え!?」 ファスナーを開け、トランクスを降ろすのと同時に小波の肉棒がぐんといきりたった。 「…すごいな、ホント。」 先端にちゅっ、と軽く口付けると小さなうめき声と供に小波の分身がぶるんと震える。 「やったことないから、うまくできるかわかんないけど…」 姫子は恐る恐る亀頭を舌で舐め上げた。 「あぁ…ひめこ…」 決して激しい技ではないぎこちない動きだったが、そのもどかしさとむず痒さが何とも言えない刺激となって小波の身体を強張らせた。 「ちゅ…んぅ…ちゅる」 ぺろぺろと亀頭周りを舐め、潤滑を良くしてから口の中までくわえ込む。 暖かくぬるぬるとした粘膜に敏感な部分が包まれ、思わず小波は腰を引いてしまう。 「ん…んぅ…ちゅ、ちゅるる…んふぅ…」 「うぁ…くぅ……」 初めての口淫。肉棒、そして先端からわき出る先走り汁の形容しがたい肉棒の味。 抵抗感が無いわけは無いが、それでも快楽で惚けている彼の表情を見ているだけで姫子は心が躍り 彼に奉仕することそのものに喜びを感じていた。 「も、もう…」 「ぢゅるっ…んぅ…ちゅうぅ…ぢゅぢゅっ…!」 肉棒がびくびくと振るえ始めた。 絶頂への合図だと思われるが姫子が口を離そうとする気配は見られない。 慣れ始めた舌つきで彼の敏感な部位を探り出し、責め上げ、嬲り続けた。 「ひ、ひめ、こ……い、いっちゃ……あぁっ!」 「んうぅぅ!?」 亀頭が一瞬膨らみ、口腔内に精液がぶちまけられる。 実に楽しげに責めを続けていた姫子もこれにはたまらず咳き込みかけるも、グッと堪える。 「ご、ごめん姫子…がまんできなくて…え?」 思わず頭を下げる小波だったが、口を閉ざしたままの姫子を見て僅かに困惑。 すると… 「んぐぅ…ごくん…」 喉を鳴らし一息ついた姫子。どこか艶やかな笑みを見せる。 「出し過ぎだろ…こっちは初めてだってのに…」 「ご、ごめん…でも俺も初めてで…」 「あ、そっか。…お互い様か。」 軽い談笑をするも、小波のそれは萎える様子は無く、先端は彼女を見据えたまま。 「お、おいおい…」 小波はそのまま姫子にふらふらと近づき、もたれかかる。 「まったくもう…ちょっと待て。今スカートとパンツ脱ぐから。」 … 「んっ…きたぁ…あっ…」 「く…うっ…」 小波の肉棒が媚肉の口をくぐり、ねっとりとした肉壷に包み込まれた。 己を押さえられるわけも無く、ベッドに寝そべる彼女に向けて腰を振り立てる。 「ひ、姫子の…なか…いい…!」 「ふぁっ、はぁっ!こ、小波のも、かなりっ、ぁんっ!」 ズンズンと若い性欲を愛しい年上の恋人に叩き付ける。いや叩き付けられることを強いられていた。
(こ、こんなつもりじゃ…) すっかりリードされっぱなしの小波が彼女に責め手に回ることを許されたこの場面。 彼なりに自分のペースでじっくりと責めたり、焦らしを交えたりと彼女に少しは反撃を試みようとは思っていたのだが ぞわぞわと絡みつく肉壁がそれを許してくれず、己の自制を突き破って腰を振らされてしまう。 「んあぁあっ!ひゃっ!んぅ…ああっ!あぁああっ!」 「う、うぅ…うあっ!」 突如として絶頂を求めた姫子の膣が、快楽に堪える肉棒をきゅうきゅうと締め上げた。 不意の刺激に性感を急激に高められ、もう後が無いと悟る小波。 「ひめこっ!ひめこぉっ!!」 「ふぁああっ!んあっ!ん、んっ!わ、わたしもうっ、いきそ、そ、そのままぁ!」 彼女を置いて先にイッてしまうわけにはいかないと、全力で突き続ける小波。 早くすれば早くするほど己を追い詰めてしまうのはわかっていたが、それでも止められない。 姫子も小波の首に両手を回し、足で彼の腰を逃げられないようにホールドする。 これで小波は肉壷を責め、最終的に彼女の中で果てることを決定づけられてしまう。 そして彼女の中が再び収縮した瞬間… 「ぐぅ……うっ!!」 「ああっ!ああっ!んっ、んんっ!あああっ!ああぁあぁぁあああああああ!!」 ドクドクドクッ! 彼女の身体に抱きつくようにして小波は精を溢れんばかりに放出した。 腰を引き抜こうにも彼女がそれを許してくれない。 「でてる…」 恍惚とした呟きが彼女の口から漏れる。 多すぎる白濁液を子宮で姫子は受け止め、息も絶え絶えの小波を抱きしめる。 「はぁ、はぁ、はぁ…」 「はは…お疲れ、様。」 「いつまで抱きついてんだよ。」 行為の余韻に浸る…というにはやや激しすぎる勢いで、着替え途中の姫子の胸に甘え込む小波。 自分が着替えを済ませたのを良いことに長々とやっていたせいか、流石にたしなめられてしまう。 「ったくどんだけおっぱいが好きなんだか…」 「ご、ごめん。」 もちろん姫子も満更ではなく、むしろいつまでも甘えさせたいくらいだったのだが そろそろ自分から我慢できなくなりそうなので仕方なく彼を咎めた。 怒られて申し訳なさげな小波の様子が実に可愛らしく、ついつい見とれてしまう。 小波はその眼差しの意味を理解しないまま、思わず逃げを試みる。 「…の、飲み物取ってくる!」 「適当に茶菓子も頼むぞー」 クスクスと笑いながら小波を見送る姫子だったが、次の瞬間、彼が驚愕の事実を知るとは思いもしていない。 「…あれ?」
ドアから踏み出した小波の足に何かが当たった。 足下に目を向けるとペットボトル入りの緑茶、茶菓子らしき饅頭、二つのグラス、それらを乗せた御盆があった。 「ま、まさか…」 このもてなしの品が自然に湧いて出るわけは無い。自分以外の家の者が用意したというのは一目瞭然。 「と、父さん達…?」 居間にはおいおいと涙を流し続ける瓜二つのメガネがいたという。
以上です なんか自分が書く14主はなよなよになっちゃうなぁ 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください
220 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/13(日) 13:10:20.09 ID:FP4raZ/+
GJ!
GJ!
GJ! 14のネタはもっと増えていいと思う。
GJ!! やっぱり姫子のおねショタでよかったんや! 元メイドさんなんていらんかったんや!
GJ! この調子で14の作品をどんどん増やしていこう
GJ! 姫子がよりエロく感じられたよ
紗矢香・姫子は普通に人気 ハンナ・ヒカルはちょっと人を選ぶ 響子はまぁ成長後に ハナは明日が見えない ハナってまさしくわん子の下位互換になってしまうのが…
>>227 なんというか本当にナチュラルに彼女候補として忘れていたというか…
いやこっちにも事情が
おっと誰か来たようだ
まぁ、准は俺の彼女だからな
230 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/15(火) 00:22:20.07 ID:P/zyGuFM
札侍編のSSを考えてるんだけど、避妊する手段が無いから孕ませネタばっかりなんだよな。
>>230 江戸時代は絶頂すると妊娠しやすいという考えが広まっていたので妊娠すなわち女の負けという思想があったそうです。
悔しいけど感じちゃうというネタはやりやすいと思うよ。
>>229 キーボードって叫ぶ男とピエロが呼んでるぞ。
ついでに道教絡みで射精したら負けなんて医学書もあったな どこのBFだっていう
234 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/15(火) 12:34:03.84 ID:mIIvzBFY
避妊に関しては江戸期にも以下の様な方法はあったと言われている ・膣の奥に濡らした和紙を丸めて入れて物理的に精液が子宮に到達しないようにする ・魚の浮き袋をコンドーム代わりに被せる ・避妊薬(ex.「朔日丸」)の服用 ※現代の避妊薬のように確実な効能があるものではない ネット上には色々転がってるんだけどね、そのネット上の記述の出典が何処というのが辿れないところが多すぎてしっかりとした裏づけは取れてない 資料としてはこの辺りにあるかもしれない、ぱっと調べただけだから実際載ってるかどうかは不明だけど ・渡辺信一郎『江戸の性愛術』(新潮選書、2006) ・渡辺信一郎『江戸の閨房術』(身長選書、2005) ・中野栄三『遊女の知恵』(雄山閣、2003)
流れに乗っておいて言うのもなんだが いざとなったらノリと勢いで押せばいいと思うよ
まあ女性には安全日なるものがあるんだしねえ・・・
13裏の海上ハーレム物とかあったけど気にせずに出しまくってたしなw
13裏主は中出しして孕ませても責任取れるからいいが、14裏主は中学生だからなあ。おまけにお相手に権力者(紫杏やシズヤ)がいるからヤり逃げしたらただでは済まなそうだし・・・
表物でも避妊してるSSなんて少ないんだから気にせず中出しすればええねん そしてそのまま孕めばええねん
>>233 男の札侍がセクロスの時先に射精したら札になってしまうという設定を思いついてしまったんだが。
しかし札侍編の舞台が江戸時代と全く一緒とは限らないだろ。 もしかしたら科学技術がものすごく発達してたりしてww
>>240 そういやそうか(笑)逆に14裏主との子を成すために女性キャラが誘いをかけるというシチュもいけそうだな。
保管庫に詩乃の作品が投下されてるね 乙です
そういやカズって小学生の頃に高校生に暴行を受け、それ以来男性が苦手らしいけど この場合の暴行ってもしかして…
247 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/17(木) 17:59:47.61 ID:llHcDY77
とことん救いがない彼女だなぁ
249 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/17(木) 20:04:38.99 ID:vR6CfnRw
札侍編ってまだ作品二つだけなのか
典子「ロリコンですって…怖いですね、小波さん。」 小波「え、あ、その…うん、そうだね。」
准・姫子「私達はセーフ?」
>>246 それを10年後のカズにやってたら確実に殺されてただろうな…
>>252 安藤「・・・・・(温かい目)」
ゆらり「・・・・・(冷たい目)」
レッド「・・・・・(生暖かい目)」
突然「お爺ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよね!」っていうタイトルが頭に浮かんだ。
5主「他人の彼女だけど愛さえあれば関係ないよねっ」 6主「ヤクザの跡継ぎだったり勤め先の社長の娘のJKだったりするけど愛さえあれば関係ないよねっ」 10主「3股だけど愛さえあれば関係ないよねっ」 13主「何か色々あるけど愛さえあれば関係ないよねっ」 ダッ走「実の妹だから…関係あるよね…」
257 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/19(土) 17:45:26.01 ID:4v/YLeO/
まとめサイトの「その他」がもっと増えないかなぁ・・
あそこの「その他」は何とも分類しづらいネタでしか入らないからなぁ まぁそういうのが面白いって言うのも何となくわかるけど
どんなネタを書けばその他になるのかな ひとつの話に同時にたくさんキャラを登場させれば とりあえず分類はしにくくなるかな
彼女が一人も出ないような長編みたいなのを書いたら間違いなく載ると思うぞ ここでやる意味があるのかと言われたらそれまでだけど メガネが彼女持ち主人公を愚痴るSSような話とかならありかも
自力で編集して「その他」に入れればOK
トップに載ってる若菜の作品の淫乱ピンクとはなんぞや
<<262 このスレの17〜23にあるよ
いやそういうことを聞いているんでは無くて… 淫乱ピンクってどう言う意味?ってことを聞いてた まあググったら結構あっさりわかったけど 安価は>>だぞ
266 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/20(日) 17:35:44.49 ID:KM6ikIF1
>>255 靖子からしたら倫理的に問題なんだろうけど
主人公からしたらいくら孫だといわれても年上の美人のお姉さんでしかないんだよな
割とそういうの気にしなさそうだな主人公は
気にせずヤっちゃいそう
>>266 むしろいけないと思うと興奮するかも
その孫の靖子も・・・
268 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/20(日) 23:56:47.94 ID:xYfZwgmH
靖子はイベントそのものは少なくて本人も性格の上では凡個性的なお姉さんなのがいい 初見は手抜きに見えるけどあのあまりにも強烈なラストを十分に引き立たせてる キャラ付けは強烈なのにイベントもラストも平凡な作ってるお姉さん(自称)も見習えば良かったと思う
>>269 ×平凡な作ってる
○平凡な、靴作ってる
肝心な所での誤字脱字が恥ずかしいのでヴァルハラ逝ってきます
関係ないけど靖子はスタイルよさそう 高校生の主人公からしたら二十歳の見知らぬお姉さんがアプローチしてきた としか思えないよな 毎日悶絶してそう
もし靖子が近親相姦について知ったら 孫靖子「何故私はおばあちゃんと名前が一緒なの?」 13主「そ…それは靖子という名前が好きなだけで…」 孫靖子「ふーん。(ジロジロ)」
13でスタイル良さそうなのは冴花、千羽矢、靖子だな
274 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/21(月) 23:17:43.24 ID:U4QqZZ16
真琴の着痩せパターンもあなどっちゃいけないと思ふ
水着姿だけで弾道上げさせた桜華ちゃんもわすれないでください
ひんぬー派の身としては麻美は貧乳であって欲しい
>>274 まこと「剣道の時に邪魔だから胸なんて小さいほうがいいと思うぞ。」
小波・加山「なんてことを言うんだ!もったいない!」
さやかVS姫子の主人公の取り合いはどう?
靖子はストーリーだけ追うならあんまり後味よくないだけに 創作でくらい幸せになってほしい
靖子もののSS、書いてみようかな。
靖子が変態である可能性が高いのは13主と千羽矢の孫だった場合かな・・・
282 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/23(水) 08:22:34.50 ID:m6/BzoG7
そうなると13主が誰と付き合ったかによって靖子の性癖とかが変化するというわけか
じゃあ靖子本人と付き合った場合は? 結婚したほうの靖子は孫の靖子=自分に会えるのかな BTTFでそれはいけないみたいに言ってた気がするけどSSだしどうでもいいな
靖子自体は普通のお姉さんだからなんともなぁ
>>278 ヤンデレ超能力者を相手にするとえらい目に遭うぞ…
実際世界が滅びかけたわけで
冴花のおっぱい揉みながらバックからガンガン突きたい
やっぱ尻なんだな
普通に制服来てるだけなのに男からあそこまでスタイル良いスタイル良い褒められまくる どんだけエロい身体をしているのだろうか
288 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/25(金) 09:37:14.78 ID:+Y81zZW+
個人的に漣は何となく細みなイメージがあったんだが 前に投稿された巨乳漣ちゃんのSSを見たらそれはそれでありな気がしてきた うーん悩む
289 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/25(金) 11:53:04.86 ID:XrXMK+c8
キチガイカスあぼーんマシーン糞猫wwww 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 (^Д^),殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺 自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺
>>288 そこらへんは執筆者のイメージによるな
武美なんかはいつのまにか巨乳で統一されてきたが
>>290 自由でも別にいいんじゃない?自分には自分のイメージがあるし
292 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/25(金) 19:24:25.45 ID:Lkh3kmSN
しかもパワポケは胸の描写なんてほぼ皆無といった感じだからそこら辺はいろいろなシチュで書くことができる
ナオ「ですよねー」
シナリオで言及されてる人はNG
そう言えば双子の妹は… いやなんでもない
誰が公式で胸のサイズが示唆されてたっけ?
297 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/25(金) 21:06:59.02 ID:LuXrTbqy
>>295 双子は一卵性ではない限り、体格に差がある
>>296 みなこぐらいかな
他はなんかはぐらかす感じだし
直接胸のサイズを言われてるのはナオっちとかアンナくらいだけど 後はスタイルの善し悪しくらいしか言及は無いな 冴花とかリコとかはスタイル良いって明言されてたりしたし 電柱呼ばわりされるカズは(ry
みなこ(巨)・アンヌ(寸胴=貧)・奈桜(貧)・妙子(巨) 公式の言及はこんなもんかぱっと思い出せる範囲では 「胸はわからんけど体型には言及」もアリなら和那とかも入ってくるんだろうが
>>298 電柱は身長の問題だろw 確か12主が街で初見時にモデルみたいと発言してた辺り悪くは無いんだろうが・・・
プロポーションが良いとしても出る所が出てるから良いのか、それとも全体がまとまってるから良いのか
このどちらかであるというのがわからんからな
冴花って周りからはスタイルのいい地味顔扱いされてたな 実際プレイしてても最初はなんだこのマネージャーってなったしな 最後は性格もろもろ加わってめちゃくちゃかわいいと思ったけど
リセット座談会といい、裏サクセスでのジオットとの結婚といい スタッフからすればまさか人気が出るとは思わなかったんだろうなぁ トツゲキ甲子園でイベントいっぱい用意してくれたのはGJと言わざるを得ない
千羽矢ってスタイルは良いの?
モテるらしいしいいんじゃなかろうか まあ悪くても色々弄っちゃえば(ry
千羽矢は触手責めを使える希有な彼女
千羽矢は触手責めとか無くてもテクニックや持ち前の性欲で13主をヒイヒイ言わせてそう。
貰えるの奪力と気迫だもんな。勝てる気がしない
>>296 グラフィック的には涼子さんも大きい
あとは…水着がキツキツの瞳さんとか、逆に見た目中学生とか言われてる怪盗さんとか
リコで投下します
『極めて健全かつ良好な肉体関係』 「ちょっと早く来すぎたかなぁ…」 寒空の下、現在待ち合わせ時刻30分前。ちょっと所では無い。 男としてやってることが女々し過ぎるように思われるかもしれないが、それも仕方の無いこと。 「久しぶりだからなぁ…あいつに会えるの。」 今日は約一ヶ月ぶりにリコとのデートなのだ。 プロ入り後、一軍の控えでちょくちょく使ってもらえるようになってしばらく。 俺もリコもお互い社会人となり、都合の合わない日も多くなってしまい (湯田君には「そもそも高校球児が隔週で女遊びしてることがおかしい」などと言われたこともあったが) やっと会えるのが今日というこの日なのだ。 心が躍らないわけがない。女々しくて何が悪いというのか。 (最近ドンドンいい女になってきてるからなぁ、あいつ。) 彼女本人で意識してのことかはわからないが、最近のリコはますます女性として魅力的になっている。 勿論元々可愛らしかったといえばそれまでだし、惚れた自分がひいき目で見ているだけかも知れないが 少なくとも俺の目には以前よりも惹き付けられる女性として映っている。 相変わらず化粧っ気は無いが、少し前から伸ばし始めた髪型も似合っていたし 本人は自信が無いと言っていたお洒落も俺からすれば、とりあえず良くはわからないが十分に可愛らしいし そして何より高一の時から(その時点でも立派な物だったが)さらに成長した豊満な肉体。 あのおっぱいとかくびれとかお尻とかもう色々とやば… 「やっほー…」 「うわっ!…お、おっす!」 後ろからの彼女の不意打ち。 変なことを考えていたせいで声が裏返ってしまったが、何とかそれを誤魔化す。 別に悪いことをしていたわけでは無いが。 「ごめん。ちょっと遅れそうになって…」 「いや、まだ15分も前だし…って」 改めて見てみる彼女の様子は明らかにおかしかった。 顔半分を隠すような大きなマスクを付け、秋に着用するには早い厚手のコート。 耳まで広がる赤らみが顔全体にかかっている。 マスク越しにくぐもって聞こえる声も元気が無い。 「お、お前…」 「あたし、今日はこの前できた遊園地行きたくて…」 そう言いながらリコは俺の手を引っ張る。 こいつが人の話を聞かないのはもはや驚くに値することでは無いのだが、いつものそれとは違う何かを感じる。 「ちょ、ちょっと待てよ!」 無言でぐいぐいと手を引っ張り、無理矢理歩みを進めるリコ。 やはり何か様子がおかしい。いつも以上に無理矢理推し進めているというか 何というか…焦っている? 「うわっ」 バランスを崩して倒れかかるリコを抱きしめるようにして支える。 「お前…大丈夫か?」 「だいじょぶだいじょぶ…ちょっと…まぁ大分辛いだけだから。」 「大丈夫じゃないだろ。」 額と額を重ねてみる。 「キス?…マスク越しとはまたマニアックだね。」 「ちがうちがう。」 明らかに平熱以上。未だにコイツの綺麗な顔に近づくと若干緊張してしまう。
「お前、咳とかは大丈夫か?」 「うん、問題ない…よ?」 そう言っているそばから呼吸が大分荒い。随分と苦しそうだ。 「……家で大人しくしてろよ。」 「…やだ。」 紛う事なき風邪だ。それも大分重傷の。 「ほら、水枕作ったぞ。」 「………」 「無視かー?」 「…えっ!?ご、ごめん!ちょっとぼーっとしてて…」 「いや、冗談だから慌てなくていいって。」 結局、あんな体調でデートなんて、ましてや遊園地になど行けるわけないので リコを彼女の家にまで送り届け、そのまま面倒を見ている。 分厚いコートをリコから外してハンガーに掛けてみると、薄緑色のセーターを着用していた。 うんうん、スタイルがいいから身体のラインがくっきりと…くっきり映りすぎじゃないか? …ってそんなスケベ心を出している場合じゃ無い。 「風邪薬はどこにあるんだ?」 「……そこの棚の上から二番目。」 ぼそぼそとした返事。いつものハツラツさの欠片も見当たらない。 本当に大丈夫かよ…と思いつつ、もう一度彼女の顔を覗いてみる。 (…な、なんかこれ、いいなぁ) 熱で赤く染まり、物憂げで切なげなリコの顔つき。 元の器量が良いというのもあるが 彼女が普段見せることのないその表情からは、何とも言えない色気が醸し出されていた。 苦しんでいるであろうリコには申し訳ないが、正直俺にとっては相当の眼福だ。 「…?」 こちらのやや危ない視線に気が付いたのか、首を軽く起こして俺の方を見つめだした。やばいやばい。 すぐさま目をそらし、薬を探していたフリをして誤魔化す。 「あ、あったぞ!はいこれ!」 「…ありがと。」 コップに水を入れて薬とセットで渡す。 半身を起こして一礼した後、一気に喉奥に薬を流し込むリコ。 「…コクン」 (なーんかさびしいなぁ…) いつものリコなら『口移しして欲しい』だの『もっとかまえ』だのと 冗談とも本気ともつかない戯言で騒ぎ立てそうな物なのだが… 風邪で元気が無いと言えばそれまでだが、それを差し引いたとしても今日のリコは変だ。元から変な女だけど。 「まだ辛いか?」 「うん。……ありがとね。」 そう言うとまたも寝込み始めてしまう。 先ほどであった時の様子では、いつ倒れてもおかしくは無かったが、ある程度の落ち着きを見せてくれている。 とりあえずは安心できそうだ。 「いやー、それにしてもリコってバカじゃなかったんだなー。 こんなド風邪引いちゃうなんて。まぁ元々俺より頭良さそうだったけど。」 「…」 場を和らげようとそれと無い冗談を言ってみた。 …つもりだったが、返事は無く、布団を被ったままそっぽを向かれてしまう。 いかん。ちょっと無神経すぎただろうか。
「そ、それにしてもタイミング悪いよな〜。まさかこんな時に風邪だなんて…ははは。」 先ほどよりそつの無い話をしてみた。 …つもりだったが、今度はそのまま寝返りを打って完全に俺に背を向けてしまった。 えーと、今のでもダメ? 「せ、せっかくのデートだったのになぁ…」 なんとかいつも通りの雰囲気に戻そうと、何の事は無い世間話風に話し続けてみた。 …つもりだったが(ry もういいや、黙っておこう。黙ってればリコも少しは落ち着くはずだ。 少し落ち着いて、彼女が寝るまで見守っていよう。 「…ぐすん」 彼女の布団の側に腰をおろそうとした瞬間だった。リコの口から小さく嗚咽が漏れた。 「えっ、リコ?」 「ぐすっ、えぐっ、ひっ…うぅ…」 何があったのかさっぱりわからない。 気が付けば彼女は声を詰まらせ、むせび泣いていた。 「うぅっ、ぐずっ、くすんっ、ぅ、ひっく」 「お、おい、リコ!?何がどうした?大丈夫か!?」 慌ててリコに駆け寄って様子を確かめようとすると、そのままきつく抱きしめられる。 「うぅ…小波…こなみぃ…」 半身を起こしたまま俺の胸に顔を埋め、さめざめと涙を流し続けるリコ。 長年の付き合いだが、ここまでのガチ泣きは始めてかもしれない。 そんな俺に彼女の慰め方などわかるはずもなく、ただ胸の中の彼女の頭を撫でることしかできなかった。 (まさか俺、リコに酷いことを…) 一抹の不安が脳裏をよぎる。今はただ泣いているリコを受け止めることしかできなかった。 ズズズッ… 「落ち着いたか?」 「…うん。なんとか。」 ホットミルクをすするリコ。 泣くだけ泣いてスッキリしたのか、先ほど話していたときよりは表情が明るい。 「で…その、なんというか…どうしたんだ?」 我ながら何とも歯切れの悪い問いかけである。 「だって…悲しかったから…」 「何が?」 「…せっかくのデートだったのに。」 「えっ?」 『それだけ?』と続けそうになるのをグッと堪え、彼女の声に耳を傾ける。 「ずっとずっと寂しくて…ずっと会いたくて…一ヶ月も会えなくて…」 「ま、まぁ俺もそうだったよ。」 「だから…ずっと電話で我慢してて…やっと直接会ってデートできると思ったのに…」 また涙がこぼれ始めた。頭を撫でながらハンカチで拭ってやる。 「こんな…ことになって…デートできなくなって…うぅ…」 「泣くなよ。綺麗な顔が台無しだぞ?」 臭い台詞で決めてみる。 勿論嘘をついたつもりは毛頭無いがせめて笑ってくれれば…とも思ったのだがリコは俯いたまま。 ええい仕方ない… ぎゅっ 「こな、み?」 やんわりとリコを抱きしめる。しばらくハグを続けた後にまた距離を取ってリコの顔を見ると、案の定目をぱちくりさせていた。
「…今日はずっと一緒に居るからさ。そう悲しむなよ。」 「一緒に…居てくれるの?」 「こんな状態のリコを放っておくわけにもいかないしな。」 「…本当に?」 「いたらダメか?」 ぶんぶんと首を横に振るリコ。 驚きも新たに一呼吸置くと、一気にその表情に明るさを取り戻す。 なんやかんや言っても、この笑顔がリコの中で一番可愛らしく、綺麗で、一番魅力的だ。 石川梨子という女性はこうでなくては。 ぎゅうううっ 「うおっ!」 「…ありがと!」 ほっこりする間もなく、今リコの方から強く強く抱きしめてきた。 やっぱり可愛い奴だなぁ…と言いたいところだが、今度は色々と勝手が違う。 (ちょ、当たってる当たってる。) 先ほどの俺の軽い抱擁とは打って変わって、全力で抱きしめてくるリコ。 そのおかげで豊満なおムネがダイレクトに当たって…ってなんか変だと思ったらやっぱりこいつノーブラじゃねーか! あんな分厚いコート着るくらいならまず下着をちゃんと着けろっての! そもそも巨乳ノーブラセーターってどんだけあざといんだ!狙ってんのかお前は!! いや、そんなどうでもいい怒り(?)に身を湧かせている場合じゃない。 当然のように屹立し始めた愚息をどうにかしないと… 「ん?」 どうにかする暇も無くバレた。 「これって…」 「いや…その…」 言い訳が頭の中で浮いては消えを繰り返す。 『リコが可愛すぎて』だの『リコの身体がエロすぎて』だの 『シチュエーション上仕方なく』だの『おっぱいは正義』だの『男ですから』だの… 何の言い訳にもなってないただの賞賛もどきから謎の開き直りまで様々。 どれもこれもまるで言い訳としてまるで使い物にならない。せめてもう少し真っ当な物を… 「…溜まってたものでして」 最悪だよ。 「…」 リコは再び目をぱちくりさせている。 そりゃあ驚きもするだろう。 病で苦しむ恋人相手に欲情している男が目の前に居て、なおかつそれが自分の恋人だというのだから。 周囲を確認しても空き缶は見当たらない。久しぶりの脳天直撃はなさそうだ。それさえわかればどうでもいい。 後は煮るなり焼くなり好きに… 「よいしょっと」 大きなバストがぶるんと揺れながら露わになる。張りと艶を両立させた美しいおっぱい。 ただでさえ魅力的な彼女が着痩せによって隠し持った仕込み刀のような強力な凶器。 …だがそれに見とれている場合では無い。
「おおお、おい!何をやって…!!」 「こっちのほうが興奮するんでしょ?」 「んなこと聞いてるんじゃない!」 病人相手に声を荒げてしまったがそれもしかたがない。 もはや目の前のこの女の底抜けに楽しそうな笑みと来たら、病人とはとうてい思えないのだ。 「…溜まってるんでしょ?だったら恋人のおつとめを果たさないと…」 正直言って願ってもない話。是非ともお頼みしたい所であるが… 「お前、体調悪いのに…」 「うん、だから風邪うつっちゃ悪いから本番はナシね。」 「そ、そういうことじゃなくて!」 「ええい!リコちゃんのご厚意に甘えなさい!」 その言葉と共にジーンズを下着ごとずり降ろされる。 「…」 「ほら、恥ずかしがってないで寝転がって。」 ダメだ。風邪を引いていようがいまいがリコに頭が上がらないのは変わらない。 結局いつも通りのテンションのまま押し切られてしまった。 「…っ!」 ギンギンにいきり立った肉棒がひんやりとした掌に包まれる。そのまま巧みなスナップをで竿をしごく。 「ふふ、もう先っぽから出てきたね。」 「ちょ、ちょっと…!」 先走り汁を慣れた手つきで塗りたくって潤滑を良くし、亀頭をぐにぐにといじり倒す。 じわじわと快楽が送り込まれ、無意識のうちに歯を食いしばってしまう。 「くぅっ!」 「わっ」 カリ首を指でつまむように擦られた瞬間、あっさりと白濁液が噴出した。 「早いなぁ…もう。」 「し、しかたないだろ。」 二十歳の若さで一月もご無沙汰だったらこうなるのも当然。 俺を実験台にして磨き上げられたリコのテクニックにかなうはずも無かった。 「ま、待てって…」 「ん?まだ物足りなさそうだけど?」 情けなさを痛感する暇も無く、射精直後で敏感になっている肉棒をしごかれる。 苦しいくらいの快楽を味あわされて、強制的に勃たされてしまう。 「ここまできてやめてほしいの?」 先ほど打って変わって妖艶な笑みを浮かべるリコ。 あのお気楽女がこんな艶めかしくもなれるのかと、背筋がゾクリとしてしまう。 「まぁ、咳とかがあるわけじゃないし…大丈夫だよね?……ちゅっ」 一応は風邪のことを念頭には置いているようだが、お構いなしに舌先でレロレロとカリ首をなぞる。 久々のヌルリとした感覚に溜息を漏らすと、リコがこれまた嬉しそうに笑う。 「マヌケ面しちゃって…そんなにいいの?」 「そりゃもう、ぁあっ…!」 返事を待たずにいきなり肉棒をくわえ込む。 情けないうめき声を上げる俺を上目遣いで見つめながら、舌先でぐりぐりと尿道口をいじめ込む。 「そ、そこは…っ…!」 「ここほ…ここらへんはよはいよね」 「しゃべるのは、やめっ…」 肉棒を口に入れたままモゴモゴと会話をするリコ。その微妙な舌の動きと口の中の振動が何とももどかしい快楽を与えてくる。
一度出したからか先ほどよりは長持ちしているが、あっという間に後が無くなっていた。 俺の反応を見て何かを感じ取ったのか、急に攻め方を変える。 カリ首を柔らかな唇で挟み込み、上下の唇で甘噛みするかのように亀頭を擦る。 痛すぎる手前の絶妙な強さの亀頭責め。 いつものように立ってやっていたら膝がガクガクと震えだしている頃だ。 「さてと、もう大分辛そうだし…」 「うわぁああっ、り、りこぉっ!」 存分に責めることの愉悦を堪能したのか、俺の肉棒にトドメを差し始めた。 喉奥まで肉棒をくわえ込み、頬をすぼめ、端正な顔を歪めて前後運動を開始する。 決して小さくは無い俺のそれをざらついた舌、熱い頬肉、ぬるりとした粘膜で包み込んで、竿から先端まで強烈にしごき上げる。 「も、もうっ…ぐぁ、…くぅううっ!」 小細工無しで俺をイカせる動き。トドメとばかりに中身を吸い上げる。 その瞬間、痺れるような極上の快楽が脳天に突き抜け、大量の精を病人である彼女の口の中に放出してしまった。 「り、リコ…無理に飲まなくても…」 半身を起こして唸る俺の声を気にとめることも無く、リコは何も躊躇わず口に溜まった白濁液を喉音を立てて飲み干す。 「ん、ん…ごちそうさま。なんか元気になったかも。」 「…何を言ってるんだお前は。」 あながち嘘では無いかも知れない。 少なくとも今日あった時よりはずっとイキイキとしている。 真っ当に考えればデート中止の悲しみが拭えただけだとは思うが…本当にそうなのだろうか? まるで元気を吸い取られているような… 「っ…!お、おい、何を…」 「おそうじおそうじ♪」 ドロドロになった肉棒を丹念に舐め取る。 ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅるる…ぢゅるるるっ 竿の根元から裏筋まで舌で丁寧になぞり、カリ首をちゅくちゅくとつつき、奥底に残った白濁液を限界まで吸い上げる。 「あれ?また大きくなっちゃったね。」 面白そうに笑うリコ。何という白々しさ。 (こ、こいつ…) 文句の一つも出したいところだが、一度勃ち上がってしまったモノが勝手に彼女の肉体を求めてしまい、何も言えない。 「まだして欲しい?」 確実に俺の意図を承知の上での意地悪な問いかけ。 殆どリコの思惑通り、無言のまま頷いてしまう。
「…ごめん、ちょっと疲れちゃった。」 「え?」 うろたえる俺を置いて、そのままゴロンと横になってしまった。 「お、おい!」 「好きにして良いよ」 人をその気にさせておいてあんまりだろ! 二発も出させてもらって何を偉そうに、と自分でも思ってしまうが、それでも苛立ちを覚えてしまう。 ここまでやっておいて自家発電は…ん? リコはただ寝そべっているわけでは無く、両手でその胸を中央に抱き寄せるように圧迫していたことに気がつく。 この体勢で好きにしてということは… 「えと、つまり…こういうこと?」 突き出た胸と胸の間に屹立したそれをあてがう。リコは寝そべったままやや恥ずかしげな様子でこくりと頷く。 「じゃ、じゃあ…」 ぬちゅぬちゅと水音とともに亀頭が柔らかな谷間を突き進む。 最初は恐る恐る挿入していたつもりだったが、まるで吸い込まれるように乳房と乳房の間をかき分けてしまう。 「んっ…いいよ、動いて」 (こ、これやばいな…) 胸でやってもらうのは初めての体験だが、にゅるにゅるとした柔らかな感触がたまらなく気持ちいい。 いつも好き放題やられてしまっているぶん、リコの胸を犯しているような感覚も非常に興奮を煽る。 ぐちゅぐちゅといういやらしい水音を響かせ、若干の恥じらいの残るリコの表情も実に愛おしい。 「気持ちいい…よね?」 「あ、あぁ…っ…」 話している間に胸の圧迫感が強くなり、おまけにリコからの上下運動も追加された。 「どうかな?」 「ど、どうもこうも、良すぎて…」 無意識のうちに腰のスピードが加速されていく。 柔らかな肉にカリ首や裏筋をにゅるにゅると擦りつけ、ぐいぐいとしごかれる。 新鮮な感触があっという間に俺を限界へと追いやってしまう。 「も、もう…」 降参のうめき声を上げた瞬間、一層に胸の締め付けが強くなった。 「いいよ。好きなだけ出して。…ほらほら」 より強くなる締め付けに先ほど以上に激しい上下運動。 そこに自分の意思を無視して暴れる腰の動きが、更に強い刺激を享受させられ… 「で、でるっ!…うぅぅっっ!!」
途方も無い快楽と共に精液を彼女の胸の中にぶちまけた。 一度ぶちまけただけで終わらず、ビクビク震える肉棒がリコによってさらにぐいぐいと締め付け、きゅうきゅうと搾り取られてしまう。 「う…ぁ…」 「…出てる出てる。」 散々にリコの中にぶちまけ、ようやく射精が終わる。 ぬるぬるになった胸の谷間から、ぬちゅりという音とともに萎えきった肉棒を引き抜く。 「うわぁ…おっぱいドロドロになっちゃったよ。」 我ながら本当に3回目だったのかと首をかしげたくなるような量だった。 仮にも相手は病人だったというのに。 「ごめん…こんな事させちゃって。」 振り返ってみれば与えられる快楽を一方的に享受するだけ享受しただけ。 病人である彼女の身体に少なからず負担を掛けてしまったのではないだろうか。 「えへへ、別にいいよ。小波が気持ち良くなってくれたんなら。」 「そ、そうか…」 申し訳なさ以上の感謝の気持ちが胸の奥底から湧き上がる。なんと礼を言えば… 「……あっ」 「ん、どうした?」 「えい」 「えっ!?」 ドンッ いきなりリコが身を起こし、その勢いのままに俺を押し倒す。 そのまま肩を押さえ、剥き出しになった下半身に馬乗りになった。 「な、なんだ?」 「前言撤回。」 実に楽しそうに笑うリコ。久しぶりのチュピーンとしたギラギラの眼光。 「やっぱり気持ち良くさせてあげたお礼をいただきます。」 「え?え?どういうこと?」 「…やっぱりシたい。小波とえっちしたい。」 「は、はいぃ?」 「いっぱい出させてあげたでしょ?あたしも満足させて。」 「俺もう散々出して…おい聞けよ!」 当然の如く俺の話を聞き流しながら下のほうを脱ぐリコ。 その下着はもはや失禁レベルで濡れに濡れて、下着本来の役割を果たしていなかった。 「あたしももう我慢できないからさ…」 「もう流石に出ないって!確かに出させてもらったけど、どっちかって言うとお前が一方的に…」 「風邪移っちゃったらゴメンね〜」 「聞けってば!」 「た、助け…」 「今からご飯作るからちょっと待っててねー」 「…はい。」 疲労困憊満身創痍。もうよれよれである。
あの後、数時間に及んで搾り取られ続け、完全にグロッキー状態。 野球の試合の数倍は疲れた気がする。もう玉もいてぇチンもいてぇ。 「〜♪」 一方のリコは鼻歌を唄いながら中々に華麗な包丁捌きを披露している。 あいつも近頃は料理上手くなってきて…っていうか (風邪はどうしたんだよ風邪は!?) 明らかに回復してるぞあいつ。 今朝あった時はふらっふらだったのになんで今はあんな元気なんだよ! どう考えても俺から精力吸収してないか?どこのサキュバスだお前は。 「味噌汁はもやしでいいよねー?」 あぁ、モ○ガンが何か言ってる…髪の色同じだなそう言えば。 「小波?」 「えーと、おっけー、です。はい。」 モゴモゴ 「ん、どうかした?」 「いや…ただ美味しいなぁ、と思って。」 本当は言いたいことがいっぱいあったんだよ。 文句の一つや二つくらいぶつけてやろうと思ってたんだよ。 でも… 「えへへ、ありがとね。」 ダメだった。 この笑顔にはどうしてもケチを付けられなかった。 ……あぁ可愛いなチクショウッ!! ――そろそろ考えなきゃなぁ。プロポーズの台詞。
以上です 連投規制キツいっすなぁ… 誤字脱字等あるかも知れませんがご了承ください。
320 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/26(土) 16:01:18.85 ID:DsT5MsOx
GJ! リコちゃん最高すわ
やっぱりリコ最高だな。
千羽矢ネタを書いてるんだけど、セクロスの時に13主と千羽矢のどちらが先に力尽きると思う? 参考にみんなの意見を聞かせてくれ
GJ! リコと女性上位好きな俺得すぎる作品でした! あとモリガンワロタw
GJ
>>322 覚醒前ならチハ、した後は13主かな
ただ覚醒しても13主のエロスに勝てないってパターンも美味しいかも
>>319 GJ!
しおらしくなって思わず泣き出しちゃうリコがたまらんかった
GJ!
なにげにしおらしいリコってこれが初じゃないかな。
>>322 覚醒後なら、千羽矢がいったん力尽きた後復活して形成逆転ってのもありそうだと思う。
どのみち千羽矢の方が先に尽きそう
GJ リコかわいいよリコ
小ネタ投下します。札侍編です。 まこと「あ、待ってください小波殿、入れる前にこれを・・・」 小波「(これはコンドーム!?どうしてこの世界に?) えーっと、これは・・・?」 まこと「避妊具です。今日は危険な日ですし、もしも孕んでしまったら天狗党討伐の旅ができなくなってしまいますから。」 小波「そ、そうだったな。(どうしてこの世界にコンドームが・・・?)」 ・・・・・ 翌日 小波「じ、実は聞きたいことがあるんだが・・・」 小杉「一体どうしたんだ?」 小波「避妊具ってさ、だいたいどのくらい昔からあるもんなんだ?」 小杉「何言ってるんだ。俺が生まれるずっと前からあるみたいだぞ。」 小波「そ、そうなのか・・・(まあ野球札があるくらいだし、江戸時代と完全に一緒ってわけじゃないみたいだな。)」 小杉「それと、避妊具は俺のほうでも予備をいくつか持ってるから、そっちの避妊具を使い切ったら言うんだぞ。」 小波「そうか、それはありがとう・・・ってまさかお前!俺とまことの事を知ってるのか!?」 小杉「そんなもんかなり前から知ってるぜ。それに夜中あんなに激しくしてて俺が気がつかないとでも思ってたのか?」 小波「・・・・・(今後はもう少し声を抑えるようにまことに言っておこう・・・)
以上です。
>>242 を見て思いついた事を書いてみました
GJ 札侍ネタももっと増えないかなぁ 個人的にいつきネタももっと増えろ(他力本願)
「名探偵だよ あさみちゃん」というフレーズがパッと頭の中に浮かんだのだが どう考えても13主が逮捕されるイメージしか浮かばない
むしろ助手のゆらりの方が優秀っぽい
13主「違うんだ、俺はただ、野外でマネージャーを押し倒したり観覧車で剣道部員と乳くりあうと何か興奮することに気がついただけなんだ。」
孫とするのも興奮するのか…(困惑)
336 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/28(月) 20:16:59.30 ID:CTKC1bu2
ふと思ったが冴花相手に浮気したらジナイダにヴァルハラに送られると思うんだ
ジナイダも落とせば問題ない
ジナイダは難易度高いだろw
>>332 >>334 13主がプレイボーイなのがバレて彼女候補全員に袋叩きにされるというオチを思いついたんだが
プレイボーイなクマ吉ポジションってなんかなぁ…w
覚醒した千羽矢ってなんかクトゥルフっぽいし這いよれ!千羽矢さんでいってみよう
>>332 警察に逮捕されるんじゃなくて浮気した13主が彼女達にぼこられるほうがしっくりくるね
>>341 たぶん
>>332 はギャグ漫画日和の「名探偵だようさみちゃん」をもじったネタなんだと思うぞ
で、13主がクマ吉ポジで逮捕されると
クマ吉ポジは13主よりもツメイの方が合ってると思う
>>342 いや、13主がくまきちのように警察に逮捕される姿は想像できないだろ
>>342 前レスと内容被っちゃうけど
>>341 はうさみちゃんの内容知ってる警察逮捕オチも知ってるけど、その上でくまきちポジションはしっくり来なかったんだと思う
346 :
13裏 :2013/01/29(火) 00:12:15.25 ID:UyM5fGLx
ヒヨリンやハルカやカズの作品がないのはおどろいた ハルカ(+ウタノ)はイベントがおおいしヒヨリンは固有技でできるとおもう ムード×で悪い
>>341 極めてどうでも良いが
原作のニャル子は恋路をジャマしようとしたヘタレな兄を
何度も何度もバイクで引きまくって再起不能にした後に警察に引き渡して処刑してもらったという素敵な経歴が…
冴花・チハヤ・まことは浮気したら恐ろしい事になりそうだな。 まこと・チハヤ・ 戦闘能力が高い 冴花・ ジナイダの存在 だもんな。
そこで袋叩きにされるのが一般のSS 夜のテクニックでちょめちょめしてメロメロにしちゃうのがエロパロでしょう!
まことにチハーはいいとしてジナイダさんの難易度が高すぎるじゃねーか
前だったら「こんな立派な嫁さんもらっといて浮気なんてするはずない」 っていう人が出そうなもんだったけど どっかの誰かさんがやらかしたせいでそうも言えなくなったよな 冴花やチハみたいな立派な奥さんゲットしてまさか…とはいいたいが すずちんがなぁ
BADだけど、一応二股いけるしな
「リンゴ食べられなくてゴメンね」の悲劇のシーンからの「あの尻ならそれもありかな」 ユウキは絶交するんじゃないだろうか
麻美はゆらりのみで浮気は許しそう そんな話し合ったような気もするが
ポケ9であった、彼女候補からもらえる超特殊能力で夜の生活がわかるってのは13の彼女候補にも当てはまるのだろうか?
麻美とゆらりの二股ってあり?
二股があり、って言うのもなんか変な話だけど ナオサラ姉妹を一緒にいただきますするのと同じレベルな気はする とどのつまりアウトっちゃアウトなんだけど 13で実際に可能な二股の 冴花と千羽矢を同時攻略して千羽矢が死んだ後にスッパリ千羽矢をぶった切って 冴花との幸せなニューライフを…よりは全然マシだな
>>358 ちはちゃんが遺言で新しい幸せを見つけろ、さえちゃんと付き合っちゃえと煽るという、
涙なしには語れないエピソードが思いついてしまったでわないか。
>>359 「あたしのことはいいから…あのマネージャーと付き合っちゃいなよ。」
「ギクッ」
「どうしたの?」
「いや…それが、実はもう…」
これをやらかした主人公がいてだな…
13主「俺のマネージャーと幼なじみが修羅場すぎる」
そろそろバレンタインだな。流れに乗って13のバレンタインネタでも書いてみようかなあ。
363 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/29(火) 23:10:50.83 ID:fiW/MEyd
ま、あのヤリチン・・・ではなく、モテ男ならシチュには困らんだろうしな
10主「俺の嫁(五十鈴)と愛人(カズ)が修羅場すぎる」
>>364 自業自得だろw
風来坊はそういう話題が出ないのにお前と来たら…
風来坊「俺の漢方屋と社長が修羅場すぎる」
1主「俺の幼なじみと女スパイが修羅場過ぎる…ということにして欲しいのですが。」
>>367 お前はよみがえった後いい奥さん貰ったからいいじゃねえかw
ふふ〜〜ん。修羅場なら任せるです。
370 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/30(水) 00:16:24.10 ID:+rjOy6zV
13裏主「俺の大工と航海士が修羅場すぎる」
11裏主「俺のクラスメイトの女子全員が修羅場すぎる」
尻フェチの親父が誉めないという事はヒカルのお尻は薄っぺらい可能性が微レ存
375 :
名無しさん@ピンキー :2013/01/30(水) 05:49:50.79 ID:luYMSU+7
12主裏 イーベルとアルマダが修羅場すぎる
意外とこの手のSSは少ないんだよな 10主ハーレムとかはあるけど
>>376 保管庫にある夏海と青空の修羅場モノとかは結構好きだった
13主が
>>378 と言って不安げな顔になってる冴花想像しておっきした
13主なら気にせず尻をなで回すだろう
それに嫉妬する千羽矢がいるだろう
>>381 その嫉妬してる千羽矢ににかまってもらえないユウキもいるだろ。
基本的に13の話題が多くなるな まぁ大豊作だったから当たり前だけど 明日香とか智美とかにもスポット当たってくれないかなぁ
つまり13主がユウキの尻をなで回せばすべて丸く収まるんだな
>>383 昔の作品は当時からのファンじゃなきゃ見る機会がないから仕方ないね
DSLiteより後のにはGBAスロットないしね GBAソフト売ってるとこもそんなにないし、ハード面でもとっつき辛い
>>379-382 主「肉付の少ない薄い尻もいいよね」
冴「……」
主「(冴花の尻を撫でながら)冴花のは別だよ(イケボ」
千(グヌヌ……あの尻デカ女め……)
優「クーン……」
>>387 何気ないネタだと思ったけど
こうしてまとめてみるとすばらしいシチュエーションだ
>>381 >>386 俺はGBC当時小学生で、視力が落ちるほどやりこんだが
最近創作のためにやり直したらGBCどころかGBAでもきついのなんのって
特に野球システムの不便さに耐えられなくなってる
最近のパワポケパワプロしか知らん人が手を出すにはきついんじゃないか
ミートカーソルとか打球とか守備とか見ると、やっぱ進歩してるんだなぁと思うよ
まぁ一番は明日香のままだが
390 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/01(金) 15:24:27.08 ID:YETJe4uR
旧キャラは攻略むずい上にイベント少ない 新キャラは比較的攻略楽な上にかわいいイベント多い 諸行無常ですなぁ
391 :
正夢? :2013/02/01(金) 21:31:44.16 ID:2ZPqMURw
「見て見て、みんなと別れてからこんなに大きくなったんだよ」 久しぶりに会ったしたヒカルは小学生の頃とは別人のような成長を見せていた。 「ああ、そうだな、すごく大きくなったな」 身長もグンと伸びたが、それ以上に胸の成長が著しく、男と偽っていた時とは全くの別物になっていて、どうしてもそこに目が釘づけになってしまう。 「ちょっと、どこを見て言ってるんだよ」 「それはもちろん身長だろ」 俺の視線に気付いたような素振りでヒカルが聞いてきたがそれを避けるように答えた。 「ふーんそうか、じゃあ素直じゃない君にはこうだね」 そう言いながら胸の谷間を押しつけるように俺の腕に絡み付いてきた。柔らかな胸の感触とヒカルの体温、何より顔が近くにある事にすごくドギマギする。 「バカ、腕に抱きつくなよ」 「あれー、顔が真っ赤だけどどうしたんだい?」 いたずらっ子のようなニヤニヤした笑顔とわざとらしい台詞を言いながら顔を覗き込んできた。 「ヒカル、正直限界なんだけど」「なんのことだい」 なおもトボけるヒカルに対して思い切り顔を近付け、そして…… (なんだ夢かよ。だけど何でヒカルはみんなと別れてたんだろう。しかしあの感触は良かったなあ……) 翌日 「おはよう!」 元気良くあいさつしてきたヒカルは当然だが夢の中とは違って小学生だった。 「おはようヒカル。ところで牛乳って好きか?」 「うーん普通だけどなんで」 朝、最初に会って牛乳が好きか?なんて俺の見た夢の内容を知らなければ不思議がるのも無理はない。 「いや、女にしては大きいからさ」 「なーんだそういう事か、これは遺伝だよ」 「そうなんだ、もっと大きくなるといいな」 「もう少し高くなりたいかな」 「そうじゃなくてだな」 「ん、どういう事?」 あぶない、あぶない。つい本音が出てしまうところだった。 「まあいいや、大きくなれよ」 「なんだよその言い方は。見てろよ、君を抜かすぐらいに高くなって上から見下ろすからな」 「それは楽しみだな」 ホントに将来が楽しみだ。まあ楽しみなのは身長じゃないけれど。
>>193 のアイディアを使ってヒカル主人公で作ってみました。
ボクっ娘スキーの方にはごめんなさいということで。
乙です
GJ! 初めて投下されたヒカル作品に乾杯!
GJ
小6にもなると普通に体つきも少しは女っぽくもなりそうだけど 「堂々としてればばれない」もんなのかね よっぽど薄い身体なのだろうか
トレロ「大いにアリだと思います」
>>396 先入観はあるがヒカルの性別を見抜けずハンナの性別はわかるあたり、細工をしていたとしても相当薄いんじゃないかな
10主「そろそろセットヴァレンチンの季節だな。」
バレンタインは私を食べて(はーと)が似合うキャラは誰だろうか
ゆらりに唆されてやる麻美という構図が浮かんだ
しあーんや漣はどうかな?
>>402 漣のはもう保管庫にあったからやりやすいと思うな
>>332 全員「名探偵っスか!あさみちゃん」
麻美「は〜い」
ゆらり「開拓高校2年××組の麻美ちゃんは近所でも有名な名探偵だよ。
たとえすべての犯罪者は親だろうが主人公だろうが警察に通報するくらいの心構えだよ」
『野球部で大事件』
冴花「キャー!」
麻美「おや、事件のようね」
小波「あ、久々に麻美ちゃんの名推理が見られるぞ」
麻美「どうしたの、さえちゃんお父さんがミスターKだったの」
小波「何気にネタバレだよ麻美ちゃん」
麻美「世の中にはネタバレ注がいるから、隠してもしょうがないのよ小波君」
小波「何かが盗まれたとかだよ。きっと」
麻美「そうなの?」
冴花「え〜ん、え〜ん、うちの(野球部)のキャプテンが“俺は見られてた方が興奮する変態”なの、え〜ん、え〜ん」
小波「何て変態だ許せないね麻美ちゃん」
麻美“ギロ!!”
小波「あっ!麻美ちゃんの目付きが鋭くなった。麻美ちゃんのインスピレーションが働いている印だ。
その特徴から麻美ちゃん目付き悪と呼ばれている。あの鋭い眼光から逃げられる犯人は一人も居ないんだ。
さあ始まるぞ麻美ちゃんの名推理が!」
“パーポー、パーポー、パーポー、パーポー”←(パトカーサイレン)
『孫と何て最低だ』 靖子「きゃー!」 麻美「ん? 事件のようね。どうしたの」 小波「あっ、麻美ちゃん! 事件だよ」 麻美「何があったの? 靖子ちゃん」 靖子「孕まされたの、麻美ちゃん祖父に孕まされたの」 麻美“ギロ!!” 小波「なっ、違うよ僕じゃないよ。そんな目しないで確かに前科はあるけど」 靖子「えっ? お爺ちゃん……」 麻美「お爺ちゃんか、普通に考えれば犯人は老人、加齢臭だよ。靖子ちゃんとの行為はソフトプレイへの一歩の略かもしれない」 小波「その線は無いと思うよ。ソフトプレイ好きの老人何て犯罪史上例がないよ! 真面目に考えなよ麻美ちゃん、 許されないことだよ。孫を孕ませるなんて、しかも捜査が攪乱できる未来から来た孫だからバレないと思って孕ませるなんて、 近親相姦なんて卑怯で最低な行いだよ」 “パーポー、パーポー、パーポー、パーポー”←(パトカーサイレン)
『あさみちゃん最後の名推理』 ホンフー「悪質なストーカーからいやらしい手紙が来たんですよ」 麻美「なっ、何ですって!」 小波「ホンフーさんに、そんな事するなんて何て命知らずな」 『 ホンフーヘ 今日おまえの 部屋に入って やるぞフフフフフフ フフフ 小波 』 小波「ちょっと待て、幾らなんでも男、しかもホンフーさんにそんなことしないよ」 麻美「確かにそうね」 ホンフー「小波君、『本当の事を言って下さい』」 小波「僕がやりました…… あれ?」 “パーポー、パーポー、パーポー、パーポー”←(パトカーサイレン) 小波(見事な推理だったよ。麻美ちゃん、ホンフーさん、でも僕もパワポケ主人公という肩書に踊らされた一人に過ぎないんだよ) 『完』
実際に書いてみたら13主クマ吉だったわ
GJw ホンフーハメやがったwwww
確かにバレンタインも目前だが 明日には節分があるんだぜ
ホンフーでっち上げw
節分、それは年齢の数だけ豆を食べる日。つまり
おまけにバレンタインの翌日は旧正月だ!・・・と思ったが特にそれでできそうなネタはなさそうだな(笑)
旧正月で一発目に思い浮かんだのがサイボーグ爆発だった
冴花投下します 以前投下したリコのネタを煮詰め直したものです
『もっと甘えさせてください。』 「それじゃ……またの機会と言うことで。じゃあ、ね」 ピッ ツー、ツー 「またの機会…ね。」 ―――お父さん、お母さん、残念ながらあなた方の娘は16歳のころからちっとも成長していません。 「おっと、いけないいけない。泣いたらダメだっていうのに。」 ―――むしろ逆行しているようです。 開拓高校を卒業した頃、冴花は言った。 「少し腹を括る必要があるわね。」 しばらくは以前のように頻繁に顔を合わせることはできなくなる。 でももう自分たちは大人なのだ、いつまでも高校生と同じではないのだ、とやや依存がちの自分の彼氏に戒めていた。 「厳しいことを言うようだけど、ちゃんと野球に専念しなさいよ?私に構うばっかりじゃなくて。」 「う〜ん、寂しくなるなぁ。」 「しばらくの辛抱よ。とりあえずお互いの生活が落ち着いてから、今後のことを考えないとね。」 “今後のこと”が何を指すのかは言うまでも無い。 愛し合う二人の共通認識だった。 「冴花は寂しくないの?」 「……そりゃ寂しいでしょうね。」 「どれくらい?」 聞いたとたんに小波の顔が急に嬉しそうになる。 「…全く見当もつかない位に。」 やや呆れながら答える冴花も満更ではなさそうだ。 「えー、なんか適当だな。」 「あら嘘は言ってないわよ。」 「というか見当もしてないだろ。」 「どうかしらね。」 「ちぇっ」 他愛も無いやり取りだった。 以前だったら気にも止めない、幸せながらにありふれた、ただのおしゃべりに過ぎなかった。 まさか現実の物となるとは思っても見なかったのだ。
「はぁ」 今日も眠気を誘う授業の中、独り溜息をつく。 「皆、こんな感じなのかしらね。」 世の遠距離恋愛学生は皆この苦痛を味わっているというのか。 …それでは遠距離恋愛というものはあまりにも儚すぎはしないだろうかか。 それとも自分だけが独りよがりで嘆いているだけなのか。 …それでは自分という存在はあまりにも脆すぎはしないだろうか。 「つまんないなぁ…」 悶々とした思いを膨れあがらせながら、冴花は機械的に板書をとり続ける。 「私、なんでこんなことしてるんだろ。」 “会いたいなぁ” 大学に入って数ヶ月。 この独り言が冴花の口癖になっていた。 ただひたすらに彼が恋しかった。 毎日彼と顔を合わせていた高校時代には気にすることもなかったが 彼と、愛する人と会いたいときに会えないということが こんなにももどかしく、こんなにも辛いものだとは考えもしていなかったのだ。 「木村さん。ちょっと隣いい?」 その日のお昼時、珍しい誘い手だった。八坂透だ。 成績優秀だった冴花と学部こそ違えど、同じ農業関係の大学に進学している高校時代からの同級生だ。 もちろん友人関係ではあるものの 親友と言うほど親しいわけでもなく、少なくとも高校時代の三年間ではこのような出来事は皆無だった。 いつも『お相手』がいる彼女がお昼の誘いとは中々あるものではない。 「朝一からの授業なんてとるもんじゃないよねー。ホント」 「野球部で慣れてたから、朝に関してはそれなりね。」 「ふーん、やっぱり野球部って凄かったんだねぇ…感心感心。」 他愛も無い会話の中から覗かせる愛情の欠片。 今の冴花には惚気にすら聞こえた。 「…あなたが感心してるのはどうせ御影君についてなんでしょ。」 「えっ?い、いやそれは、その…そう、かもね。へへ。」 「……ま、私が言えることじゃないか。」 「えっ?何を?」 「ううん、ごめん、こっちの話。」 愛しの野球部員に惚けている彼女に対してどうこう言える自分ではない。人の振り見て何とやらだ。 「それにしても今日はいとし…じゃなくて御影君はどうしたの?」 話が変に深入りする前に関連した別の話題を振りかける。 会話を途切れさせることなく都合の悪い話題から離れるコミュニケーションの基本だ。 「えっ、京ちゃん?」 「いつも一緒じゃない。どうして今日はまた私を昼食の代理に?」 「代理って、また変わった言い方だね…」 ちょっと無粋な質問だっただろうか。ひょっとして何か良からぬ事情があるのかもしれない。 「大したことじゃないよ。風邪引いちゃってて、今日は休んでるの。」 「ふーん、風邪ね…なるほどなるほど。」 「京ちゃんってば私に全授業の代返やらせちゃって…ホントにもう。」 「…」 「ま、代わりに今度はどっか連れてってもらえばいいかな。」 「…顔が笑ってるわよ。」
妙な心配は要らなかったが、どうやら話題の振り方を間違えたらしい。 「わ、笑ってた?」 透本人にそのつもりはないようだが 幸せいっぱい温もりいっぱい、幼なじみの彼氏との晴れやかなキャンパスライフを語るとなると どうしてもお惚気全開になってしまうようだ。 「聞くんじゃなかった…」 口の中だけで冴花はボソリと呟く。透には聞かれていない。 別に彼女らに恨みがあるとか、機嫌を損るようなマネをしたとか言うわけではない。 ただひたすらにうらやましかったのだ。 「最近小波君とはどうなの?」 「………」 「木村、さん?」 「………特に変わらないわよ。ここ半年ほど変化無しね。」 「そ、そうなんだ…」 「…本っ当に変化なし、なのよね。」 「……」 「なんでかしらね、なーんで何にも無いのかしらね…」 「ご、ごめんなさい!」 何に謝っているのか自分でもわからないまま、透は頭を下げた。 なお高校時代、ほぼ同じ理由で透にうらやましがられていたという皮肉を、冴花が知るよしはない。 脱力状態で帰宅し、ベッドに倒れ込む冴花。 別に疲れているわけでは無い。何のやる気も湧かないのだ。 「もう二ヶ月前…か」 最後に彼と会えたのがそれっきりだった。 確かに高校時代に比べれば会う頻度は激減したが 逆に言えば、長くてもそのくらいの間隔で待てば会えると言うことである。 更に加えるならば、入学当初からこうなるであろう事は十分予想していた。 それでいて自分がこのザマなのだから嘆いているのだ。 「何が、腹を括る必要がある、よ。」 偉そうに語った半年前の自分を呪いながら枕を抱きしめる。 腹を括っていなかったのは誰だ。覚悟を決めていなかったのはどいつだ。 こんな目に遭うと予想しておきながら、なんであんなことを言ってしまったんだ。 そしてそれ以上に腹ただしいのは、その時に己が述べたもう一つの浅はかな発言だった。 「何が、私に構わず野球を頑張れ、よ…!」 あんなことを言わなければ、彼はもっと積極的に自分に構ってくれたかもしれないのに。 もっといっぱい電話をしてくれたり、もっといっぱいデートに誘ってくれたり… あぁ、何であんな馬鹿げたことを抜かしてしまったのだろう。 今日の彼女は八坂透の放つ幸せ充実オーラを感知してしまったせいか、いつも以上に激しく嘆いる。 ――私だって、私だって…本当はもっと小波君と触れ合いたいのに… 枕をベッドの上に置き直し、そこに突っ伏すようにうつぶせになる冴花。 寂しかったのなら電話をすればいい話。 携帯電話ならメールも電話もどこでもできる。現代社会で会いたい人と連絡を取る術なんていくらでもあるのだ。
しかし彼にあんなことを言ってしまった以上、そんなことすらもできない。 彼の前で寂しがっているという自分の弱い姿を見せることはできない。 しばらく野球に専念しろと言ってしまった以上、こちらから彼に誘いを掛けるわけにはかないのだ。 せっかく彼が野球に専念しているというのに、自分からそれを台無しにする。それだけは防ぎたい。 あんな偉そうなことを言っておきながら、こっちから甘え込むというなどと言語道断。 だからこそ冴花は我慢していた。 以前の半分にも満たない電話とメールの数。月に一度あるかないか程度のデートの回数で。 しかし彼との接触が減った以外、彼女の生活に何か問題があるわけではない。 健康に問題があるわけではない。 それなりの数の学友もいる。 片田舎から飛び出したことによって女性として磨きが掛かり、男性人気も決して低い物ではない。 それでいて女友達がいないわけではない。 「そんなのが何だっていうのよ…」 欠けているのはそこだけだから大丈夫だという問題では無い。 そこが欠けているのが一番の問題なのだ。 "昔っからこんなに弱かったのかなぁ…私" いつからこんなに自分は弱い人間になってしまったのだろう。彼に強くあれと言われたのが嘘のようだ。 「小波、くんっ…」 気が付けば冴花は横になったまま、両足の間に指を這わせていた。 スカートの中に手を入れ、下着越しにそこに触れる。 彼の太くて長い無骨な指とは大違いの細くて繊細な冴花の指。 間違えようがない二つだが、冴花の頭の中ではそのほっそりとした指は小波のそれと入れ替わっていた。 「んっ…あぁ…だめだって…」 目蓋の裏に映る小波は無理矢理彼女のことを後ろから押さえつけ 抱きしめるような体勢で、すっかり湿りきったそこに愛撫を施していた。 「だ、だって…ひさしぶりすぎて…はぁあっ!」 夢想の中の彼の言葉責めに言い訳を返す。しかしその責め手が緩むことは無かった。 湿り気を帯びた下着越しにぬちゅぬちゅと割れ目をなぞり、陰核をつまむように責める。 狭い部屋に強制が響き渉ると同時に、下着の隙間から指が直接入り込む。 「そ、そっちは…ひゃぁああっ!」 ぬちゃぬちゃとした水音を立てながら冴花の敏感なところをその細い指が突き続ける。 「こ、小波君…!」 頭の中だけで我慢できなくなった冴花は フリーになっている片方の手で近くにあったスマートフォンの画面を起動させ 待ち受け画面に映る愛しい人の顔を目に焼き付ける。 「も、もう、だめぇ…こ、こなみ、くん!んぁ…あぁああっ!」 より鮮明に写る小波の顔が彼女の興奮を高め、絶頂まで後一歩を踏み出そうとしていたその瞬間だった。 プルルルルルルルルルッ プルルルルルルルルルッ 「ッ!?」 突如として鳴り響く着信音。 小波と自分の姿が共に映る待ち受け画面が着信画面へと入れ替わる。 「こ、小波君?」 待ちに待った彼からの連絡が最悪なタイミングで訪れる。 よりによって彼を慰み者にするという甘い背徳感に溺れている最中に、なぜ彼本人と電話しなくてはならないのか。 「〜〜!!」 顔を真っ赤にしてスマートフォンを握りしめておろおろしていると、割とあっさりと着信が切れてしまう。 「ちょ、ちょっと待って!」 大慌てでかけ直す冴花。慌てるあまりリダイヤル機能すら忘れ、手動でダイヤルを入力した。
「も、もしもし!小波君!?」 「冴花?よかった〜連絡取れて。」 普段の倍の勢いはありそうな心臓の鼓動。努めて冷静な風を装う。 「どうか…したの?め、めずらしいじゃない。」 「んー、冴花こそなんか変だけど、どうかしたの?」 「そ、そう?別に何ともないけど…」 あなたのことを想いながら自慰行為にふけっていました、などと言おうものなら死ねる。恥ずかしすぎて。 「それならいいけど。」 「で、用って何?」 「明後日オフなんだけどさ。久しぶりにちょっと冴花の家に遊びに行こうかな、と思って。」 「えっ?あ、明後日?」 「ダメ?」 「い、いやそんなことはないけど…急すぎてちょっと準備が…」 「そんな改まらなくても良いよ。えーとそうだな…」 翌日の大学。彼女は朝の授業を終えると、すぐさま荷物をまとめ始めた。 「私はこれから用事あるから、それじゃあね。」 「あれ?冴花ちゃんまだ授業あったよね?」 「出席日数は足りてるから大丈夫よ。あ、一応ノート後で見せてくれる?」 「ほぉー…珍しいですね。あの冴花ちゃんがサボりとは。」 「ノートは貸すのはいいけど…さては男かな?」 「…ま、まぁそんなところよ。」 「えー…マジな話なの?聞かせてよー!」 「うわ、すっごい見てみたい!」 「じゃ、じゃあ!」 「逃げるなー!」 学友の叫びから逃げるように駆けだした冴花は、すぐに近所のスーパーに出かけると恐ろしい量の食材を買い込み始めた。 「えーと、ジュースは…何が好きだったかなぁ、小波君って。まいっか、全部買っちゃえば。」 可憐な女学生が大量のオレンジ、グレープ、リンゴetc…の清涼飲料(2L)ボトルををほいほいと運ぶ様は圧巻である。 パーティでも開くのですかと聞きたくもなるが、まさか誰も二人の会食のためだけだと思うまい。 そこまで大それた事をしておきながら、彼女はこの日の記憶が殆ど残っておらず、浮ついた一日を過ごしていた。 ただ彼に会えるという事実だけが彼女の心を浮かせ、それ以外のものを全て曖昧な物にしてしまっていた。 「何作ってあげよ…牛も豚も十分にあるし、久しぶりに鶏の血抜きでもしようかしら。」 全ては明日のため。 冴花の昂ぶる心は収まりを知らなかった。 「なんか昔を思い出すわね…」 あっという間に日が暮れてしまう。昨日までの煩わしい一日と同じ24時間とは到底思えない。 「あの時も、こんな感じに色々やってたっけ。」
初めて彼にデートに誘って貰ったときもこのような感じだった気がする。 あの時と違って既に恋人同士である、という大きな違いがあるが、それでもこの高揚感と緊張感は同じ。 とにかく明日が楽しみで堪らない心臓の高鳴りもあの時と同様なのだ。 「結構変わらないなぁ…私も。」 苦笑に近い笑みを浮かべながら冴花は布団を被った。 SUB:ごめんなさい TEXT 緊急の二軍招集がかかった。 具体的には知らされてないけどそれなりに時間かかるっぽい。 大丈夫だと思うけど行けてもかなり遅くなりそう… 本当にゴメン。 意気揚々と朝を迎えた冴花のテンションを激減させたメールの一文がこれだった。 「やれやれ…仕方ないわね。」 お気楽な大学生である自分と違い、彼はもう社会人。 それも厳しい競争の中にいるプロ野球選手なのだ。 途中で予定がつぶれたとしてもなんらおかしくは無いし、彼は何も悪くは無い。 今日会えなかったとしてもまたの機会を待てば良いだけの話。 それだけのことなのだ。 「ふんっ」 それでもやはり腹は立つ。 (……危な…ちょっと目が潤んできた。) そしてやはり悲しかった。 机の上に頬杖をつき、置き時計を眺めながら冴花は待ち続ける。 「まだなの…?」 延々とチクタクと動く二本の針を眺めていたにも関わらず、彼女は時間の感覚を半ば失っていた。 ふと窓の外に目をやると、空はいつの間にかどんよりとした灰色の雲に覆われ、木々を揺らすほどの風が吹き荒んでいる。 その冷たい風に呼応するかのように彼女の心は冷え始めていた。 「なんでこんなに待たなくちゃいけないのよ…」 普段の彼女は、待つという行為を嫌ったりはしていない。 恋人を待つというのは悪い気持ちでは無い。 これから何をしよう、どこへ行こう、何をしてあげよう、何をしてもらおう… 待っている間にそういったことを考えるのが好きだった。 あの待ち遠しさ、もどかしさ、小恥ずかしさに逆説的な心地よさを感じていた。 だが、現在進行形のそれは違った。
“ひょっとしたら彼はもう来られないかも” そんな不安を一つ抱くだけで、そんな甘酸っぱい思いは消え失せる。 ただただその不安が胸に広がるばかりで、時が過ぎれば過ぎるほど気は沈む一方。 今日会えなかったら、次会えるのはいつになるのだろうか また延々と彼からの電話を待たなくてはいけないのだろうか 次もまたすれ違ったらどうなるのだろうか 延々と会えなくなったりはしないだろうか そんなのは嫌だ。嫌だというか耐えられない。 ああ自分はどうすればいいのだろうか。 不安が不安を呼び、不安が恐怖に変化し、その変化そのものに恐怖を抱いてしまう。 頭では考えすぎとわかっていても、感情はそれに従ってくれず、負の連鎖を重ね続ける。 やっぱりあんな約束をするんじゃなかった。自分はなんて浅はかだったんだろう。 プルルルルルルルルルッ プルルルルルルルルルッ やっときた。 彼女を不安の鉄格子から救い出す着信音がやっと鳴り響いた。 大急ぎで画面を確認しても、そこには載っているのは彼の名前。 「もしもし?」 「やっと繋がった…」 「お、遅かったじゃない。で、何時ぐらいに着くの?」 弾む声を抑え、冷静な振りを装う。いつも通りの彼女だ。 「ごめん…ちょっと今日は無理かも」 「…え?」 その言葉を聞いた瞬間、『振り』すらもできなくなっていた。 「その、こっちの予定そのものは20分ほど前に片付いてたんだけど…」 「な、なら早く連絡しなさいよ!いつまで…」 「それでそっちに向かおうとしたら、あいにくこの雨でさ…」 「雨?」 はっとなって窓の外を見てみれば外は大荒れ大嵐。 いつの間にここまで酷くなっていたのだろう。 「えーと、なんか駅員によるとこの雨でなんか事故ったらしくて…」 …… 「ってことで出発まで後数時間はかかる見込みらしいんだ。」 「そう…」 「だから…このまま、まともにいってたらちょっと無理っぽくて、その…」 「なら………仕方ないわよね」 「いや、本当にゴメン!この埋め合わせは絶対に」 「大丈夫大丈夫。謝る必要は無いわよ。小波くんは悪く無いんだし。」 「…そう、か。」 「埋め合わせしてくれるんならありがたいけど、小波君は小波君のことも頑張らないと…」 「でも俺も冴花に会いたいんだけどなぁ。」 「ぁ…」 「冴花?」
これは…チャンスなのだろうか? ここで本音をブチまければ、ここであの忌まわしきお触れを撤回すれば もっと彼に甘えることができるかもしれない。 もうあんな辛い思いをしなくても済むかもしれない。 ――ここで言っちゃいなさいよ!もっと小波君と触れ合いたいって!電話とかデートとかいっぱいしたいって! 「さ、冴花?」 ――もう耐えられないのは自分でもわかってるんでしょ!?また後悔するわよ!?それでいいの? 「おーい…ひょっとしてやっぱり怒ってる?」 「お、怒ってなんて、ないわよ…」 ――ここは素直になるべき場面よ!?変な意地張ってる場合じゃないのよ! 「埋め合わせっていうんなら…」 ――強がってる場合じゃないの!そもそもあの時の小波君はそういう意味で言ったわけじゃ… 「早いところ一軍上がって…大きな一軒家でも買ってもらわないとね。」 「…中々厳しいなぁ。まぁ冴花らしいけどさ。」 ―――――――バカじゃないの? 時刻は9時。寝るには早く、何かをするにはやや遅い時間。 そしてそのやや早い時刻にも関わらず、冴花は布団の上に仰向けになっていた。 「…何をしてんのよ。私は。」 ごろんと寝返りを打ってみると、お腹の中に何も無いということに気が付いた。 朝食の後、何も食べていないのだから当然だ。 食材は冷蔵庫から溢れんばかりに詰め込んであるが、それをもって料理する気には到底なれない。 というか空腹などどうでも良い。いや、何もかもどうでも良かった。 「こういうときって…普通の人はどうするのかしら?」 彼を恨む?自分を恨む?鉄道会社を恨む?電車を止めた張本人を恨む?神を恨む?それともその全てを恨む? どれもしっくりこない。 怒りが無いと言えば嘘になるが、その対象がわからなかった。 誰が悪いという話では無いのだから当然かもしれない。だからこそやるせない。
「バカみたい」 そもそもこれはそこまで大層な話では無い。 ただただ楽しみにしていたデートが一回ダメになっただけ。 死が二人を別つわけでもなく、すれ違いが破局を招いたわけではない。 「……こんなこと考えてるの、私くらいなのかなぁ。」 それだけの話のハズなのに、なぜ自分はこんなに悲しんでいるのだろう。 昔はこうでは無かった。 彼は自分の事を強い女だと言ってくれたが、今の自分はこんなにも脆く、弱々しい。 (こんな私を見たら…小波君もがっかりするかな?) 寝転んだまま身を横にしてみると、枕が濡れていた。 「あ…」 なぜ濡れているんだろう、と考える間もなく、自分の目尻から何かが伝っているということに気付く。 その滴を手にとる。それを不思議に眺めていたが、すぐに感情が追いつき、その時に己を理解した。 (ないちゃったんだ…わたし) 一度防波堤を越えてしまったらもう止まらず、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちていった。 「うぅ…ぅ…ぐすん…」 いいのだ。 どうせ彼はここには来ない。ここにはいない。 いくら情けない自分でも、いくら弱々しい自分でも、彼に知られることは無い。 デートが無くなっただけで泣いてしまう情けない恋人の姿が見られることは無いのだ。 だったらうんと泣いてしまえ。 うんと泣いて風邪でも引いてしまえ。 こんな小さな事で泣いてしまっている自分には丁度いい罰だろう。 ピンポーン 彼女が悲しみに暮れているまさにその時、玄関チャイムの音が響く。 「…?」 誰だというのだろうか。なんだというのだろうか。 こんな時間、こんな嵐の中に。 明らかに普通の客が尋ねてくるような状態でも無いし、そんな客に心当たりも無い。 しかし、冴花はそう頭を悩ませることも無く、いかにも気怠げに立ち上がる。 (誰でもいいや…どうせ小波君じゃないんだし。) 玄関まで歩みを進め、鍵を開ける。 「えっ…」 「おじゃましまーす…寒かったぁ…」 彼が来た。 何事も無かったかのようなあっけらかんとした挨拶と共に ずぶ濡れの小波が家に上がってきた。 「このコートもうダメかな。ずぶ濡れだし…」 震える手で暖まったマグカップを取り、紅茶をすする小波。 彼のコートを壁に掛けながら、恐る恐る冴花は問い掛ける。 「どうやってここまで来たの?…電車は止まってたんでしょ?」 「駅の近くでチャリ買って…それでなんとか。」 「こ、この嵐の中を自転車で!?」 こんな夜遅く会いに来るためだけに自転車を購入する行動力は流石だが、どう考えても賢明な行動とは言いがたい。 傘もレインコートも無しにこの暴風雨を突っ切るのも蛮行以外の何でも無い。
「何度か跳ねられかけたよ。危なかったなぁ。」 「なんでそんな危ないことするのよ!大切な二軍のこんな時期にケガでもしたら…」 「ごめん…わかってたけど…やっぱり冴花に会いたくってさ……」 「…あ、あぁ。そう…なの。」 (この卑怯者。) 心の中で小さく彼を罵る。 (これじゃ…怒るに怒れないじゃないの…) 「それに、冴花をこれ以上寂しがらせるわけにもいかなかったからね。」 「べ、別にそんな気遣いいらないわよ。」 「本当?」 「私一人でも…そりゃ寂しくないっていったら嘘になるけど…とにかく一人でもなんとかやっていけてます!」 焦りを感づかれぬように胸を張る冴花だったが、小波はそれを見てニヤリと笑う。 「…目元。」 「え?」 「目元、腫れてるぞ?あと涙の跡も残ってるし。」 「…証拠隠滅ならず、ね。」 もちろん自分で自分の顔を確かめようなどなかったが、とりあえず何があったのかは彼に完全にばれているらしい。 少なくとも、冴花が小波が来られないと聞いて泣いてしまったという事実は。 「だめだろ?冴花は強い子なんだから。」 「……ごめんなさい。」 彼女を叱るその声に怒りの色は見られず、彼女をいたわるかのようなやさしい声音だった。 (すっかりお見通しなのね…私のこと。) 彼はこんなにも自分の事をよく知り、こんなにも自分の事を想っている。 羞恥、そしてそれによく似た甘美な感情が顔を赤く染めるのを感じた。 「で、でも……しかたがないじゃない。」 「でも?」 「だって、だって…」 「だって?」 … 「…さびしかったんだもの。」 「はは、仕方ないなぁ」 赤く染まった顔を言い訳になっていない言い訳で誤魔化そうとする冴花。それを微笑ましく受け止める小波。 彼らの基本的な関係は高校時代に完成され、今もなお変わっていない。 「ふぅ…それにしても、まだちょっと冷えるなぁ。」 呆然とした一日を過ごしていたせいで気が付かなかったが この冷え切った部屋の中で、冴花は今の今まで暖房を付けていなかった。 その場にあったリモコンでエアコンの電源を入れるが、もちろんすぐには部屋は暖まってくれない。
「もう一杯紅茶煎れるからちょっと待ってて。」 「それもいいけど…ちょっとこっち来て。」 くいくいと小波が手招きをする。 「?」 首をかしげる冴花だが、断る理由も無いのでほいほいと近づいていく。 だがそれは小波の別に巧妙でも無い罠だった。 「ひゃぁっ!」 不意に両の手で身体をつかまれ、がしりと胸元に抱き寄せられる。 「やっぱり冴花ってあったかいなぁ…」 「あ、あなたねぇ…!」 確かに彼の身体は冷えついていた。 「世界で一番あったかいなぁ。」 「…バ、バカッ!」 だがそんなことが気にならないほど冴花の体温が上昇した。 「遅れてゴメンな。冴花」 「…特例的に許してあげます。」 … 「…いつまでそうしてるつもり?」 「離れて欲しい?」 「……イジワル。」 久しぶりの再開の間に溜まった鬱憤を晴らすかのように熱い抱擁が続く。 いつしか小波の身体も温もりを取り戻していたが、ひしと互いに巻き付いた手が解かれることは無く 身体と身体をぴったりとくっつけていた。 どれだけの時間が過ぎただろうか。 お互いの体温が完全に一致して暫く、冴花がゆっくりと口を開いた。 「ねぇ…小波君。」 「どうした?」 「…私、約束破っても…いい、かな?」 「奇遇だな。俺もとある約束を破りたかったから…それでおあいこということで。」 「何の約束?」 「シーズン終わるまで冴花を我慢しなくちゃだめ、って約束。」 「…奇遇ね。」 「恋人だからな。」 ぴたりとくっついていた二人の間にようやく僅かな距離ができ、お互いの視線が絡み合う。 そして視線を中心に、引き合うように両者の唇と唇が結ばれた。 お互いにソフトに触れ合い、柔らかな感触を堪能する二人。 しかし久しぶりの再会を果たした恋人達のキス。ただの口付けで終わろうはずもない。 「んっ…うぅ…んぅぅ…」 先に手を、いや舌を出し始めたのは冴花のほうだった。 勿論小波もすぐに応戦し、お互いの舌と舌を触れ合わせ、絡ませ、求め合い、荒い息を突きながら蹂躙戦。 ぬるぬるとした感触を存分に味わい、口周りまでべとべとにし、ただひたすらに愛し合う。 「っぷはぁ!」 銀の橋を引き合いながら、唇と唇が距離を取る。
「せ、積極的だね、冴花。」 「言ったでしょ…寂しかったんだって。」 すぐに彼のズボンにつかみかかり、ファスナーを下ろし始める。 「お、おい…!」 制止を耳に入れることも無く、トランクスをずり下ろし、大きく屹立した肉棒を露出させる。 「どうせ溜まってるんでしょ?」 「ま、まぁそうだけど…」 「なら、一発出しておいた方が良いわね」 いつもとは大違い、どこか開き直ったかのような積極性を示す冴花。 小波が驚く間もなくその大きなイチモツが唾液がため込まれた口に含まれる。 じゅるる…じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ! 「い、いきなり激しすぎ…っくぅ!」 開幕から強烈な前後運動。 唾液がしぶきとなって飛び散るほどの勢いで肉棒を暖かな口内でしごき上げる。 「ちょっ、やばいって…」 久しぶり、かつ熱烈な彼女の奉仕に圧倒され、思わず腰を引いてしまう小波。 その程度の動きで彼女の燃え上がる情欲を躱すことができるはずもなく、逆に口内できつく締め上げられてしまう。 「あぁ…」 小波がうめき声を上げるのと同時に、喉奥まで入り込んだそれを外気に触れさせる。 「イキそうなの?」 「きょ、今日はど、どうしたの?いつもより…ちょ、ちょっと…」 「はい、余計な口出しはしない。」 小波の疑問をかき消すように右手でそれをシュッシュッとしごき上げる。 先ほどのフェラチオ同様、全く容赦が無い。 「ご、ごめん…も、もうイキそうだから……」 小波の懇願と同時に手の動きが止まる。 「飲んで欲しい?」 「えっ?」 「私の口の中に出したい?」 「う、うん。」 「仕方ないわね。」 「さ、冴花が言い出したんじゃ…っ、や、ご、ごめん…」 文句があるのかと言わんばかりに手コキが再開される。 「口の中に出したいんでしょ?素直に言いなさい。」 「出したい…です。」 「正直でよろしい。」 彼女が得意げな笑みを浮かべたのもつかの間、すぐに暖かな粘膜が肉棒を包み込む。 先ほど以上の激しいピストン運動が竿をしごき、亀頭を潰し、裏筋が擦りつけられる。 堪えようのない快楽を絶え間なく送り込まれ、腰が震え始めた。 快楽で歪む小波の顔を見て、冴花の興奮と加虐心が更に煽られ、肉欲をぶつけるかのように口淫を施し続ける。 愛情と劣情のこもった強烈なご奉仕の前に、小波はあっという間に絶頂を迎えた。 「さえか、も、もぅ…うぅう…あっ、あああぁああっ!」 ドクドクドクッ! 「ん…んっ…んむぅうっ…」 彼女の頭を押さえつけながら、大量の精を暖かな口内に放出する。 突き抜けるような快楽が身を襲い、まるで彼女の口を女性に見立てるかのように、腰を振るって欲望を解放していく。 「っ…ま、まだ…!」 冴花も冴花で彼の射精に合わせ、どくどくと溢れる精液を飲み干し、一旦それが止まると奥の奥まで吸い出そうとする。
「ふぅ…顎釣りそ…大きすぎよ。」 言ってることとは裏腹にけろりとした様子で口元を拭う冴花。 茫然自失としていた小波だったが、すぐさま反撃とばかりに彼女の服に手を掛ける。 「…も、もしかして溜まってた?」 「仕方ないでしょ…数ヶ月ぶりなんだし。」 「いやいや、文句なんてないよ。やっぱり…俺の彼女は冴花じゃないと務まらないな、と思って。」 「ど、どういう意味よ…!」 「え…そりゃあ」 彼女の衣服の中に手を突っ込み、下着越しに秘所を弄る。 まだ触れてもいないはずのそこは既にぐしょぐしょに濡れていた。 「や、あぁ…」 「これくらいスケベな彼女じゃないとなぁ…って」 「ち、ちがぁ…」 艶がかった声の抗議を耳に入れること無く、彼女の服に手を掛け、器用にひん剥いていく。 冴花が抵抗する間もなく(する気が合ったのかは疑わしいが)あっという間に彼女の豊満な肢体が露わになる。 大きくハリのある柔らかな尻。高校時代より大きく膨らんだ豊満な乳房。 それらを繋ぐくびれたウエスト。シミ一つ無い美しい肌。 そしてなにより、期待と羞恥の入り混じった彼女の悩ましい上目遣いがこの上なく愛らしい。 相も変わらず美しいままの芸術品を前に、小波は喉をゴクリと鳴らす。 「…やっぱり冴花はエロいよ。カラダからしてもうヤバイ。」 「い、いいから…はやく小波君もしてよ…」 何か言い返してくると思いきや、以外にも従順にこちらを求めてくる。 それほどまでに溜まっていたのか、興奮しているのか、あるいは両方か。 先ほどまでの勢いが嘘のようにしぼんでしまっている。 「あ、あぁ…んっ」 そのギャップにたまらない愛おしさを覚えつつ、小波は彼女の発育した双球を力強く掴む。 今までの経験から学んだ、痛みを与えない最大限の力で彼女の乳房を揉みしだく。 「揉み方やらしい…」 「冴花のおっぱいのほうがやらしい。」 そんな禅問答を繰り広げながら存分に柔らかなそれの感触を楽しむ。 「ふぁあああっ!」 無防備に開き始めた足の間に片方の手を突っ込む。 ぐじょぐじょに濡れたそこはむせかえりそうな程の熱を発し、入り込んできた指をうねうねと締め付ける。 その感触だけで小波のモノは臨戦態勢に入ってしまう。 あぁ、早くこの甘美な肉壷を自分で満たしてしまいたい… 「んあぁっ!あっ…んむぅうっ、ん…」 小波が夢心地のままに愛撫を繰り返していると、冴花がいきなり身を起こし、再び小波の唇に食らいつく。 面食らう小波だったが、愛撫の手をやめないようにそれに応じる。 (うわ、吸い付きすご…) じゅるりじゅるりと唾液を飲み干すように吸い付き、さらに相当に強い力で舌がこちらに侵入してくる。 負けじと愛撫を強めると、反撃とばかりに顔を押さえられ先ほど以上に濃厚な口付けを施される。 「んっ、んんんっ!ぢゅう、ぢゅるる…ぁんっ!」 負けじと陰核をつまみ上げるとくぐもった嬌声が響く。 それでも小波の口内への陵辱は止まない。
「っぷはぁ…」 「ぁ……」 あまりにも熱烈なキスに、先に小波の方が音を上げてしまう。 「も、もう入れたいんだけど…」 濃厚な口付けが興奮を煽りに煽り、彼女をいじめたいという思い以上に、己の欲望を解放したくなってしまう。 今日の冴花はそれほどに貪欲だった。 「いい、よな?」 恥じらいと興奮の入り混じった赤い顔で、冴花はこくりと頷いた。 「んっ…」 とろとろにとろけた彼女の割れ目。そこに小波の人一倍のサイズを誇る巨根が押し当てられる。 (こ、これはマズイかも…) この時点でじわじわ広がる快楽が危険信号のように伝わってくる。 先ほど彼女に容赦なく抜かれてしまったばかりというのに、もう臨界点寸前となってしまっていた。 「はやくぅ…」 「ぐぅっ!?」 どうしようかと難儀していると、冴花が肩に手を掛け腰に足を回し、一気に小波の身体を引き寄せる。 「うぁっ…」 「…っっ!!」 ドロドロにとけたきつい媚肉に吸い込まれ、一気に先端が子宮の入り口に押し当たる。 その甘美な感触に耐えきれず、早くも二発目の精を放ってしまう。 「ご、ごめん、冴花…」 「は、早すぎよ…っ…」 口ではそう言う冴花の顔もどこか惚けていた。 久しぶりの小波のそれ、しかも奥の奥への射精。興奮が冷めるはずも無い。 小波の方もすぐに硬度を取り戻し、前後運動を再開する。 「っ…冴花の中、やっぱ、スゴい、な…ぅ…」 「ん、あぁっ…ふぁあっ!んあぁあっ!」 二度の射精の後とは言え小波にそこまでの余裕は無かった。 久しぶりのセックスということもあり、溜まっているのは当然のこと。 それでいて彼女の名器を相手に余裕などあろうハズも無い。 「ホンットに、スケベ、だよな…冴花のマンコ…」 「ふぁああっ!そ、そんな、ち、ちがうのぉお!ひ、ひさしぶりだからっ!しかた、ないのっ!…んはぁああっ!」 快楽を求め、火傷するような温度と共にキュッキュと締め付ける冴花の膣。 それに呼応するかのように小波は腰を振り立て、膣壁のひだを亀頭でかき分け、子宮を連続的に突き上げる。 「いやぁっ!んんっ、ふぁあっ!あたって、おく、あたってるぅ!ああっ!」 「ぐ…やば…!」 挿入を繰り返す度に肉棒をキツく締め上げ、うねりながら絡み付く精を搾り取ろうとする淫らな膣肉。 そこから与えられる快楽に欲望が煽られ、さらに腰の動きが加速させられる。 ずしんずしんと子宮を抉られ、カリ首が弱点に擦りつけられ、脳髄に激しい快楽が焼き付けられる。 「あぁああぁ!こ、こなみくん、ん、んあぁっ!はげし、はげしすぎぃ!んうぅ、ぁああっ!」 「さえ、かっ、そろそろ…あぁっ!」
限界を悟った小波。 下っ腹に力を込め、目の前の魅力的な肉体を、自分の限界が速まるのも構わず高速で穿ち続ける。 「わたしも、きちゃ、きちゃう!イっちゃ、イっちゃう、イっちゃぁあ!あぁあ!ああああぁあぁっ!!」 半コンマ先に絶頂を迎える冴花。それに伴って一際強く膣が収縮し、肉棒をぎゅっと締め上げる。 ドクッ!ドクドクッ!ドクン! 「ぁ……ッッ!!」 それが切っ掛けとなり、小波は喉からうなり声を絞り出しながら、先ほどと同量の精を放出し、倒れ込むように冴花に寄りかかる。 「…こなみ、くん」 二人とも息も絶え絶えのまま抱き合い、軽く口付けた。 行為を終えた後の甘い倦怠感をキスでそのまま体現する。 …が、ここで小波にとって予想外の出来事が起きた。 「んぅ!?」 口の中に舌が強くねじ込まれる。 まるで口の中を彼女に犯されるかのような錯覚が起きるほど、荒々しく強い動き。 小波が狼狽える間もなく、口を一旦離した冴花は身を回し、彼に馬乗りになる。 「ま、まだ、できるわよね?」 情欲に身を燃やす冴花の細い眼差し。 どこか切なげで、それでいて興奮の冷めぬ艶顔。 小波がそれを断る道理も無く、無言でこくりと頷いた。 「…のぼせるかと思った。」 「ごめんごめん。」 結局あの後何度もまぐわい、共に入った浴室でもシャワーを延々と浴びながら深く深く愛し合った二人。 心地良い疲労感を味わいながら、共に一つの布団で横になっていた。 「ねえ、小波君。」 「どうした?」 肩に回された手を握り、冴花は言葉を紡ぐ。 「小波君は…私と会えなくて…寂しかったりしなかったの?」 「…冴花は?」 「え?」 「冴花は寂しかった?」 質問に返さず、逆に質問で返す小波。 戸惑いを見せる冴花だったが素直に答えを白状する。 「…何度も言ってるでしょ。すっごく寂しかったって。」 「じゃあ俺に会えて嬉しかった?」 「それは…もちろんよ。」 「俺も同じだよ。」 自分の頬が桃色に染まるのを感じ取った冴花。 愛らしい彼女の様を実に楽しそうに眺める小波。 「…私に言わせないで自分で言いなさいよ。」 「冴花の口から聞きたかったから。それに…」 「それに?」 「やっぱり恥ずかしいし。」 「…私も同じよ。」
同時に笑みを浮かべた後、再び抱きしめ合い、唇を合わせる二人。 補充しきったはずの寂しさの隙間に、これでもかと言うほど愛する人の温もりを埋め込む。 「それにしても、今日の冴花…随分と」 「それ以上言わないの。」 「…はい。」 キリリと彼を睨み威圧する冴花、一歩引く小波。 「…ふふ」 「わ、笑わないでよ。」 実際の所は恥ずかしがる冴花、あえて言及しないであげる小波、だった。 「…冴花」 「何?」 「その……色々とゴメンな。」 「え?別に遅れた事なんて今更気にして…」 「そうじゃなくて…あんなに寂しがらせてゴメンな。」 「そ、それは…」 「まさか泣いちゃうほど悲しませてるとは思わなかったんだ。」 「いや、悪いのは私で…」 「許してくれ。」 真剣そのものの小波の眼差し。 それを見て冴花は悟る。 彼は自分にきっかけを与えてくれているのだ。 「じゃ、じゃあ…」 「……許して…あげる、か…な。」 「代わりに…お願いが、あるんだけど…」 『―もっと…』 数ヶ月後。 「引っ越しってめんどくさいんなぁ。」 「もう球団寮の方々に挨拶はしてきた?」 「えーと…多分大丈夫。抜けは無いはず。」 ―――冴花については、甲子園大会の後はさびしさの裏返しかもしれないが、俺によく甘えるようになった。 「一緒に暮らすからにはビシバシいくからね。ちゃんと毎日三食バランス良く…どうしたの?」 「いや、なんか…嬉しそうだなぁ、と思って。」 「………喜んじゃダメなの?」 ―――俺が自分だけの家族を手に入れられる日はそう遠くないと思う。 「いやいや、大歓迎だよ!」 「…幸せにしてもらうからね。」 「こっちこそな。」
以上です 詰め込み過ぎ感が半端ない… 誤字脱字等るかも知れませんがご了承ください。
432 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/03(日) 15:46:29.49 ID:AhB9H2km
GJ!
GJ!
冴花かわええ GJ!!
GJ! やばい、スゴイツボったw
GJ! これは良作 素直になれないブサエちゃんマジ天使
ID2TUKWD90「げへげへ、俺嫁の冴花をタップリと汚してやったぜ・・・・・・・ウッ!」 シコシコシコシコ・・・ドピュッ ID2TUKWD90「はあ、スッキリしたぜ、次は何を書こうか・・・」 ”待ちやがれ” ID2TUKWD90「だ、誰だオメーは!?」 ゼクターブラッディ「汚れないヒロインを性の対象にして汚すとは、許さん!!」 ”ブラッディビーム!!” ドッカーーーーン! ID2TUKWD90「があああああああ!!」 ゼクターブラッディ「アクは滅びる、ただそれだけさ」 (冴花は俺の嫁なので汚された気がして意趣返ししちゃいました、気を悪くしないでくださいね?)
エロパロで何言ってんだコイツ
エロパロは18禁だから小中学生は帰れ
こ れ は ひ ど い
節分終わっちまったな 意外と美咲ネタが出ないもんだ
表なら普通の子だから。と思ったけど二股は普通なのだろうか?
>>443 ヒロインが二股っていうのはやっぱり需要は限られるし、5はタマちゃんが強すぎるのもあるんじゃない?
ID:JFwYlym/「人のオナニーの邪魔すんじゃねーぞ!」 ID:EujHFvL3「俺の嫁のSSまだかよ」 ID:woPIA9EE「げふふふふ。今日はオナニー三回目・・・」 ゼクターブラッディ「貴様らいいかげんにしろよ!! 清純なヒロインを汚す奴は俺が許さない」 ”ブラッディナッコォ” ID:JFwYlym/「ぐああああ!!」 ID:EujHFvL3「ひいいい!」 ID:woPIA9EE「ぼうやべで、ばぶう」 ゼクターブラッディ「とどめだ!」 ”ブラッディキャノン” ズドーーーーーーン!!!!!!! ゼクターブラッディ「ふん、たわいもない」 (叩かれたんでついやっちゃいました! ごめんなさい皆さん)
5の主人公ってどうなったのかわかってないんだっけ?
一応モグラーズで優勝してその野球頑張ってるくらいはわかってる 再登場してる彼女候補がタマちゃんしかいないからなぁ…
13裏主になって、船員のみんなに俺の恵方巻きを食べさせたい
最近13の話題が特に多いなぁ
10と並んで結構人気があるからな
10と13は彼女がみんなかわいいからな
>>451 9もみんな可愛いのになんで最近少ないんだろうね?
前スレも冴花のSSとか多かったしな 真琴も投下されないだろうか…
自分の好きにできるんだから自分で書けばいいんだよ
ここまでくると11が空気過ぎだろww
別に節分を過ぎたと言っても節分SSを投下してはいけない訳ではないんだぜ? むしろピンと頭の中に浮かんだらどんどん書いちゃっていいのよ
>>443 美咲はイサムが絡まなきゃ二股無しで普通にいい子だろいい加減にしろ!
ジナイダって絶対に冴花の作ったチョコに細工とかをしていそうだな。
節分ネタだけど、 豆=子種 鬼=彼女候補 みたいな感じにすればいけるんじゃないか?
>>458 精力剤仕込んで主人公に襲わせようとかしてそう
スマホだと186以降の書き込みが見れなくなってるな。
>>456 確かに。何ならクリスマスネタでもハロウィンネタでも好きに書いたら良いじゃん
と言っても俺は書いた試しがないけど
てか最近ヒーローの作品見ないな 前はあれだけ投下されてたのに
>>463 1ヶ月遅れで季節ネタを投下したことある私が(ry
季節ネタって前々から準備しとかないと速筆でもない限りなかなか間に合うもんじゃないと個人的に
最近はリコと冴花が多いよな
二人とも好きなので俺は嬉しい ヒーローが少ないのはちょっぴし残念ではあるが やっぱり女同士連んでこそ〜 みたいなところがあったからカズがあんな感じになってるとやりづらそうではある
カズ→バッドエンド街道爆進中 ブラック→破局の兆し ピンク→幸せの絶頂 朱里→絶賛引退中 レッド→男やもめ うむ、確かに辛いな。
まあ別にカズがふつーに幸せに平和を謳歌するSSがあってもいいじゃない(二次創作だし)
実際投下されてなかったっけ?
あったにはあったが14発売以降だとそういうのがほぼ皆無だなぁ 開き直って14主とくっついちゃうやつとか くっついたらくっついたで10主が病死したりとか 色々鬱憤溜まりまくったんで五十鈴を犯したりとか そんな感じの凄まじい内容のSSは投下されてたりするけど
最新作準拠にしなければいけないという不文律があるわけではないんだぜ?
>>473 そうはいってもカズが幸せになってるSS書くのが簡単かというとそうでもないだろ
あの悲惨な目にあって簡単に10主との幸せな姿を想像できるかって話なわけで
書き手が書きやすいかが重要なんだから
そら書きやすいかってのも大切だと思うけど 書きたいってモチベーションが一番だと思うよ
カズは明確な敗北宣言くらっているのがきっついよなぁ。 適度にボカしておけばまだ何とかなったのに。 それとやっぱり書きやすいってのはモチベに繋がると思う。 9主×武美の話とか考えても、どうしても最後は武美との死別が頭にちらついきて、 何かしんみりくる話になっちゃいそうだし。
>>474 カズの場合柴杏と違って幸せに終わるifルートすら存在しないからな…
五十鈴と紗矢香をバッサリ切り捨ててカズに走るなんてのも想像するに忍びない
最初からカズ一本に絞ってたっていう設定で書くのが良いんだろうけどそれでもやりづらいそう…
あんな不幸な目に遭いながら「これでいいのだ」でアルバムが締められてるのがえげつない
連レスでスマン
>>476 基本的にそこに収まっちゃうよね
武美にしろフッキーにしろ「末永くともに過ごせない」っていう事実がどうしても念頭から離せない
武美はタケミとエンゼルという素晴らしい分身がいるけど
単純に書こうと思う人が書くだけだと思うなあ 自分が贔屓してるキャラが一番書きたいと思うのはあるよね、好きだから書くっての IFルートもない?ならば作っていっても良いという心積もりでいっても良いのよ
だから単純に書こうと思いにくくなってるよね。って話じゃないのか 作っていっても良いなんてのも言うだけなら簡単だよね
>>476 とかは書こうと思う人がやりづらいから書かないって話をしてるんだろ
「IFルートもないなら自分で作ればいい」って簡単にいうけど中々難しいぞ
自分も一回カズのそれやろうとして見事に話がまとまらなかったし
キャラ崩壊しかけた
なんだか知らん内にパワポケもドロドロしてんなぁ 昔はハーレムルートや各々に救いのあるルートがあったのに
やっぱり10主と五十鈴を離すのは無理があるかも知れないからいっそのこと別の人とで書くしかないかもな 14の事を忘れて書くか想像のみで書くか
14って「カズルートかつ五十鈴ルート」ってのを前提(10で本来のプレイングでこれ出来たっけ)にしてると思われるから 10のカズルートのみからで考えればスッといかないかな? 五十鈴とくっついたところも前提に置くから難しくなるんじゃないかなと
>>484 自分でそれやってみたらどうにも上手くいかなかったんだよなぁ
12のラストから分岐して「ただひたすらにカズの帰りを待つ10主との感動的な再会」的なノリで書こうとしても
「いやこいつ一途ちゃうやん。本来は平気で二股しちゃうようなやつやん。」ってなってなんともしっくりしないまま終わってしまった
しあーんやナオサラ姉妹なら割り切れるかも知れないけど相手がカズだとやっぱりなんか違和感合った
そこら辺を上手くまとめられる筆力と熱意のある人なら違うんだろうけど
二股どころか十中八九紫杏にも手だしてるしなあ それで救えてればいいんだけどそうじゃないのが許せない原因
>>485 うーむ、やっぱ先入観があるのかなあ
自分的には各エンドで主人公もまたいろいろの性質も変わってくもんかなーとも考えてる(奈桜ルートやってて将来このルートの10主が二股とかするとは個人的に考えないし)
もう割りきって10主は10主だけど14の展開とはまた違う10主として考えるとか
10主のあれってカズと五十鈴だからこそなったものだとは思う
あれ、紫杏にも手を出したみたいな描写あったっけ? 11やってた記憶だと多少知り合いだったくらいの認識しかなかったような気がするけど プレイ不足だったら申し訳ない
10だと朱里が推薦したのは「つまんない男に引っかかるよりはマシ」だからだし 11で「野球部に親友がいた」って言ってるし紫杏ルートも結構進んでたんじゃないかと思うよ
11発売後 「正史はカズルートっぽいけど柴杏とも仲が良かったらしいぞ?」 「カズのノーマルエンドと柴杏のバッドエンド同時進行ならしっくりくるな。まさか二股?」 「ねーよww10主はバカだけど根は良いやつなんだぞwwww」 12発売後 「五十鈴も結婚したらしいけど相手は誰なんだろ」 「まさか10主?」 「いやピンクのルート見る限りカズの可能性が一番高いだろ。『五十鈴は別ルートの主人公と幸せに暮らしてますよー』的なファンサービスだろ」 13発売後 「五十鈴と結婚した相手がほぼ10主で確定っぽいが」 「ま、まぁ別人なんだろ。桜華ルート限定で五十鈴と結婚してるって設定なのかもしれないし。」 14発売後 「完全に五十鈴とカズの二股が確定したわけだが」 「二股がありってことは…やっぱり柴杏とも?」 こんな感じで疑惑の芽が育った
親友か、まあ解釈はどうでも出来るわけかあ
どうでもいいが、柴杏はやめろ
柴杏じゃなくて紫杏だね
wikiに唯と春香のSS投下されているね 乙です
エミュでしかプレイしたことないけど作品投下していいの?
そういうことを言わなけりゃ余裕で投下できたのにな
すんません、小遣い少ないもんで 見れなかったイベントはニコ動で保管してます
エロパロは18禁だからさっさと帰れ
こいつ数日前の厨房?
高3で18歳の場合はいてもいいんでしょうか?(ちなみに学校は休みです、受験はセンターがだめだったのですでに諦めてます)
>>495 ぐわあ、好みどストライクのふたりなのに出先だから読めないっ……
一日生殺しかよ畜生ォ!
○><コンビは本当に素晴らしい 唯ちゃんなんて4裏ではヒロインだし
さらのSSを書きたいんですが
>>469 真央と7主が最終的に破局するって考えの人多いよね
俺なんかは復縁派だけど
バケモノ?パワポケ主人公ならなんてことはないぜ!って何とか説得してww
>>506 7主は11の時点で一緒に春香ちゃんと一緒にクリスマス過ごしてるってのが…
まぁ仲直りして欲しくはあるのだが
>>507 東先輩も一緒やろ!w
単に同窓会的な集まりぽいと思うよ
それでもクリスマスに彼女すっぽかして他の女と遊んでるのはいただけない そのせいで真央は廃ビルのなかで女仲間だけでひっそりケーキ囲んでるんだぜ お互いにクリスマスに予定空いてるなら恋人にかまってやれよw
普通に仲直りできると思ってるけどなあ
もうプレイヤー一人一人の正史ってことでいいや プレイヤーの数だけ物語の認識の数もあるだろうしね みんな違ってみんないいよ
>>510 >>511 勘違いしてるようだけど別に破局しろ破局しろとは誰も言ってないんだぜ
ただ単にそれっぽい描写があるから皆ネタにしてるだけで
カズがあんなことになってるくらいだから真央にも一波乱あったら面白そう、くらいのノリ
やっぱ○><はたまらん でも一発病は勘弁な
ふと思ったんだが、3主が寺岡さんを選んでいた場合(グッドエンドを迎えていた場合)の12はどうなるんだろう? 3主がツナミ(ジャジメントかオオガミ)あたりに殺されてしまって、自暴自棄になったデウエスが人類皆殺しを考え 暴走するとかだろうか?
>>514 デウエスは寺岡さんが抑圧していた
人並みに長く生きたい、3主と結ばれたい、みたいな欲望の追求が行動原理だからちょっと違うかも
どうあがいても寿命は長くは無かっただろうけど
それでも3主と共に過ごせたっていう幸せを掴めたのならデウエスも暴走なんかしないかもしれない
ついでに言うと別に3主が殺される理由もないしね
いや、それはわかってるんだけど… 3主と寺岡さんと結ばれた後のことを考えると、どう考えてもハッピーエンド になると思えないんだよね。あの世界、既にミスターKとか色々いるし。 主人公ならなんとかしてくれる…と思いたいけどパワポケってことだけで無理 な気がするし。そんで大筋がそう変わらないと考えると、8の後の襲撃受けた 時あたりで主人公が死んで(殺されて?)本編よりも凶悪なデウエスが誕生する 未来しか浮かばなかったんだ。 後は亀田が何とかしてくれるのに期待するしか…。
保管庫のユイも春香もすごい甘いw GJ! これぐらいのイチャラブ書けるようになりたいなあ
>>517 さっき言ったように「主人公と結ばれる」っていう目的を果たした後でデウエスが暴走するかは分からんし
そもそも3主自体が長生きできない可能性も十分ある
何よりデウエスが暴走したところで割とどうにでもなるからな
実際12でも世界中のデウエスのバックアップデータの消去した後でオカルトプログラムでデウエス倒してるけど
犬井が同じようにバックアップを封じた後にぶっ殺すという手段もあったわけで
4以前と以降だと彼女候補の人気に決定的な違いがあるなぁ
イベント量の多さ的にしゃーないね
DQやFFの二次界隈とか見る限り、イベント量より売上本数のが人気との相関性が強い気がする 1・2がリメイクされてイベントが増えたから 1や2の彼女候補の人気が上がったという話は聞かないし 妙な後付けもらって残念な子になっちゃったケースを見れば、イベントは量より質だしょ 何であんな扱いになっちまったんだろうなぁ(遠い目
この手のスレって基本的に陵辱モノが多くなるイメージあるけど このスレだと異様に少ないよね 陵辱系投下する際にはわざわざ注意書き必須なくらいだし
しかし5裏のSSは全部陵辱注意扱いだったりする
凌辱の需要はeraでかなり供給されてる気がする
erapokeスレが久々に活気帯びてるから お前らもっと盛り上げに来てください
パワポケで不幸せになるのは本編だけでいいや eraは興味ないです
528 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/09(土) 23:05:41.33 ID:+5SgZHKO
キュウコク地方の女性陣の百合SSを考えようという同志はいないのかな〜?
いやどうせレンちゃん無双になるのが目に見えてるし
それに若葉ちゃん総受けになるのが目に見えてるし。
いつき「アタシと姉御のキマシタワーなSSが一本も無いのは何故…」
そういやガチ百合もあんまりないな 3Pは結構あるけど
533 :
さら大好き :2013/02/10(日) 21:13:46.41 ID:oHCs2Mfg
さらの屈辱作品が多くてもいいと思う。
主人公の年収が嫁より年収が少なくなるのってどのルートに行ったときだろ?(9主は除く)
12のレンとか13のゆらりとか
久しぶりに札侍編のファイル開いたらキュウコク地方しか解放してない状況で739日経っていたのだが
>>534 鈴音や冬子…はちょっと違うか
嫁の収入では無いし
地味だけど一人CEOの矢橋ミホとか
10の紫杏も
紫杏はハッピーエンドだったらジャジメントとも大神とも無縁の生活を送るわけだから 収入は人並みだろ 主人公はプロ選手の収入なわけで
薫の年収っていいのかな?
薫さんは出費もたぶん桁違いだろうな。
14見る限りだとワギリの経営状態ってあんまりよろしくないんだよなぁ 山田もキツイキツイ言ってるし レンは巫女さんバイトしてるし
ミーナがもし嫁だったら世界的なジャーナリストだからかなりのお金が入って来ると思う 13.5ないけど
>>536 きっと739日の間に主人公は干物にされてるだろうな(笑)
>>545 ミーナの妹のなんとかさんもベストセラー出してるからウハウハだぜ
>>547 多分主人公の収入も諸々のトラブルで減ってそうだから相対的にいい線行きそうだな!
549 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/11(月) 19:52:17.81 ID:SEFwiBO+
14裏で桜華のほうがレンより淫乱だと思うんだ。
おしとやかそうな人のがエロいってのはあるな 鈴音とかさらとか
さっき気づいたが14裏主がキュウコク地方のサクジマ行った時だけ頬が赤いのは何故だw
実体験を元にした10主×さらとか書いてる プロットも作って、あとは文章を書くだけ みなさんどんな展開にして欲しいですか?
>>553 内容が分かったら面白くないから自分で考えて!
期待してるよ!
シズヤ投稿します
『魔人曰く爆ぜよ主人』 「いや、特に用があったとかそんなのじゃないから!ホント、ホントにホントだって!」 「でも確かに私を呼ぶ声が聞こえたのだが…」 「ね、寝言だよ寝言!」 「うーむ、そうか…では私も寝るとするか。」 「うんうん、おやすみ!」 「あー、危なかった…」 シズヤが完全に壷に戻ったのを確認した小波はそっと呟きながら、自分の下着を取り上げる。 「うわぁ、どろどろだよ…洗いたくねー」 ぶつぶつと愚痴りながら白濁液に塗れたパンツを脱ぎ、新しい物を取り出す小波。 「…もうシズヤをオカズにするのはやめよう。」 累計5回目になる誓いだった。 彼女と知り合って2年と少し。 小波がシズヤという女性に惚れてしまうのに十分すぎる時間だった。 容姿端麗、どこまでも自分に尽くしてくれるいじらしさ、真剣でいてどこか抜けている愛らしさ。 よっぽどの高望みをしない限り彼女を気に入らない道理は無い。 それでいて若い男が一つ屋根の下で(壷の中)惚れた女と暮らしていれば色々と溜まってしまうのも無理は無い話。 「っ…ふぅ…」 「…やっちゃったよ」 そんなこんなで小波は今夜も妄想の中で彼女を汚してしまう。 既に魔人が白い目で見始めているのだが、それでも20前後の若者が性欲を押さえられるわけもなく またも1週間ほど前の決意を都合良く忘れて自慰にふけてしまった。 ふがいなさと罪悪感にさいなまれながらティッシュで良く拭き取る。 以前彼女に『妙な匂いがする』と感づかれたことがあったので、念入りにやらざるを得ない。 「…いつバレることやら。」 先週は危なかった。 行為中に彼女の名前を叫んでしまった拍子に彼女が壷から飛び出してきたのだ。 その際はなんとかバレずにすんだものの、よくあの状態からごまかせた物だと自分を褒めたくなる。 やっていることは褒められた物では無いが、こうでもしないといつ彼女に襲いかかってしまうか分からない。 「なぁ、小波よ。少し頼みがあるのだが…」 「頼み?」 まぁ夜のことをおいておけばこんな感じでいつも通りの仲ではある。 願いを叶える者、叶えて貰う者という契約関係ではなく、きちんとした信頼関係の上に成り立つ仲なのだ。
「インターネットというものの使い方を教えて欲しいのだ。」 「ネット?」 テレビやらゲームやらに興味を持つのであれば、ネットに手を伸ばそうとするのも当然の流れではある。 それでもこれは意外。 人ならざる者とはいうが、彼女がどの程度人と共通した知識を持っているのかは非常に曖昧だ。 「何か調べたいものでもあるの?」 「え?それは…ネットならばテレビより詳しい情報がのっているものなのだろう?」 「まぁ基本的には。」 「だ、だから小波の成績などを詳しく知ることができれば…と思って。」 「それは、まぁありがたいけど…」 「だ、だめか?」 「いや…それは…」 上目遣いでこちらの様子を探るシズヤ。 「も、もちろん構わないよ!」 彼女のうるうるとした瞳に見つめられて、断ることなどできるはずも無く、あっさりと了解する小波。 久しぶりにPCを立ち上げ、ブラウザへのショートカットを開こうとするその瞬間に小波の腕がぴたりと止まる 「…!」 「どうした?小波。」 「えーと、その…」 首をかしげたままのシズヤに向き直る小波。 若干の間の後歯切れ悪く言葉を繋ぐ。 「ちょ、ちょっとここらへんの作業がめんどくさいからさ…失敗しないように集中したいんで、あっち行っててくれる?」 「うむ、了解した。」 そそくさと壷の中に彼女が戻るのを確認した後、小波は再び作業に戻る。 「えーと履歴、削除、っと。」 「そういや、最近PC触ってないな。」 一週間後、試合を終えて夜遅く帰ってきた小波がふとそんなことを思う。 あれからシズヤとは良くも悪くも変わらずに過ごしているが 気になるのは彼女はPCを、少なくとも自分の目の前で動かしている様子は見られないということだ。 「…何を見てるんだ?」 履歴を消して、その手のファイルをUSBに抜き取って、そのUSBにもロックをかけた上で見つかりにくい場所に隠して …と言う具合に準備万端の上で彼女にネット、もといPCの使い方を教え込んだが 彼女は実際、どのようにそれを活用しているのだろうか。 どうにもこそこそしすぎている。
本当に自分の成績やニュースを見たいというのなら、もう少し堂々としても良さそうな者だが それならばなぜ彼女がネットに繋いでいるところを見かけないのだろう。 「まさか変なトラブルに巻き込まれてたりは…」 自分でも詳しくは分からないネットの世界。 世の中のほぼ全てに不慣れな彼女が容易に手を出せばどうなるのかわかったものではない。 ひょっとして変な詐欺に遭ったり掲示板でいじめられたりはしているのではないか? 不安を感じた小波はすぐさまPCを立ち上げ、久しぶりにブラウザを開く。 少し悪い気はしたが、彼女の履歴を見せて貰うことにしたのだ。 「ま、まぁそんな厄介なことになってるとは思えないけど…」 自分でも気にしすぎだとは思っている。 確かにシズヤは天然な嫌いはあるが、ネット上に転がっているイナゴのような連中ほど愚かなマネはするまい。 どうせさしあたりの無い言葉を調べてるくらいだろう。 "そんなふうに考えていた時期が俺にもありました" 性行 奉仕 夜伽 セックス 動画 フェラチオ やり方 フェラチオ 動画 etcetc… 「なんじゃこりゃあああああああああ!!!」 出るわ出るわR指定の検索ワードの履歴がボロボロと。 勿論普通に野球関連のサイトにも触れてはいたが、七割方はオトナに関するサイトばかりだった。 動画共有サイトやら体験談サイトやら実践方サイト あげくに同人誌やそっち系のアニメやらバリエーション豊か。 あの真面目な彼女が自分に隠れてこんなことをやっているとは… 「こんなのって…こんなのって…!!」 「…ゴクリ」 戸惑い以上に興奮を覚えてしまうのは男の悲しいSAGAである。 もちろん彼女が何をしていようと怒る気はさらさら無いし、そんな権利も無い。 では彼女がこっそりと卑猥なものを見て自分を慰めているというのを知って、悲しむかといったらそんなわけは無い。 ここ最近のオカズが8割方シズヤとなっている小波のそれは完全にスタンドアップだった。 そんなこんなで小波の七度目の誓いはあっさりと破られた。 「…どうかしたか?小波。」 「えっ!?な、なんでもないよ?」 「そうなのか?」 「最近のご主人様はいつも変でマジン。」 ジトっとした目で小波を睨みつつも、再び食事に戻るシズヤ。 食事風景そのものはいつも通り変わらない。 魔人のおまけ付きで人間一人と人外二人。端から見たら食器が宙に浮かぶホラー映像。 変わっているのは小波の目線そのものだ。 数日前にあの事実を知ってしまった今、目の前にいるシズヤを見るだけで良からぬ妄想が頭の中を駆け巡ってしまう。
(いかんいかん、落ち着け落ち着け…) ギュッと目を伏せて、頭を冷やそうとする。 無想の境地にたどり着いた、と勝手に思ったその瞬間にパッと目を見開くと シズヤがキョトンとした顔で箸を咥えている光景が飛び込んできた。 「…っ!!」 そう『咥えていた』のだった。 「どうかしたのか?」 「い、いや、その…!?」 言葉を綴ろうとしたその次の瞬間、次なる衝撃が飛び込んできた。 彼女は今まさにその箸でたどたどしくウインナーをつまもうと… 「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」 「え?あ、あぁ…」 「またでマジン?さっき行ったばかりでマジン。」 持っていた箸をその場に投げるように放り捨て、大急ぎでその場から離れる小波。 「…重傷だな。」 そんな彼の背中を見て、シズヤはふと呟いた。 「あかん…これはあかんぞ…!」 トイレに駆け込みしっかり鍵をかけ、小波は呼吸を整えようとしている。動揺のあまり口調が謎の変化を遂げていた。 賢者タイムになっても未だに落ち着きはなかった。 「と、とりあえずシズヤになんとか言わないと…」 何を言えば良いのかは自分でもよく分かっていない。 というか勝手に履歴をみて勝手に興奮してる自分が全面的に悪いはずではある。 彼女が何歳なのかはよく分からないが、別にそう言ったものを見たところで小波に文句を言われる筋合いは無い。 「相談くらいは…したほうがいいよなぁ。」 何を離すこともできない立場にありながら変な話だが、このまま済ますわけにはいかない。 そろそろなんであれ話を付ける必要がある。 腹を括った小波は便所から出て彼女に話しかけようと試みるが、戻ってみると彼女はいなくなっていた。 「小娘なら壷の中に帰ったでマジン。」 「えっ?何も言わずに?」 「いや、ご主人様に今日は早く寝るように、とかなんとか言ってたでマジン。」 「は、はぁ…」 「ま、こっちもやることないのでとっとと寝るでマジン。」 「お、おやすみ。」 小波の挨拶を聞き流しながら、魔人はランプの中に戻っていく。 首をかしげる小波だったが、何をすることもないため、歯を磨いて寝室に向かった。 「ん…ぢゅる、ちゅう…ふぅ…ちゅるる」 (ま、また夢か…) ネットリとした快楽とともに再びこの光景が飛び込んでくる。 シズヤが口で奉仕してくれるというあり得ない光景だ。 「ちゅる…ぷはぁっ、こ、こんな感じでいいのかのう?…んじゅる」 溜まってるといつもこの夢を見てしまう。よっぽど惚れ込んでしまっているのだろうなぁ、と苦笑するが何か違和感がある。 妙に意識がはっきりしているというか、いつもの夢には無いすーすーとした感触が気になる。 更に言えばいつもの夢に比べると口の中の感触が生々しいというか… (ま、まさか…) 「…!?」 恐る恐る彼女の髪を撫でてみる。シズヤは目を見開いて驚く。 「お、起きているのか小波!?」 うわぁ…これは現実ですね…たまげたなぁ… 「起きて、ます…はい」 「その…どうして、こんなことしてたの、かな?」 なぜかベッドの上に正座する小波とシズヤ。 一応パンツは穿いているが、それでも不自然な状況には違いない。
「や、やっぱりいやだったか?」 「い、いやそんなことはない、けど…どうしてかなぁ…って思って。」 軽く俯くシズヤ。 顔を赤く染めたまま、上目遣いで小波の顔をちらりと見る様は凶悪にいじらしく、思わず飛びかかりそうになるのを堪える。 いかにも恥ずかしげな様子で、シズヤは恐る恐る口を開く。 「その…少し前に、その…小波が、じ、自慰をしているのを見てしまって…」 「え!?」 「そ、そこらへんは、まぁ、若い男の…欲求?…とにかくそのようなものなのだろうと思って…見過ごしていたのだが…」 「だ、だが…?」 「その…一日に多すぎるのではないのか…と思って…し、しかもそんなのが毎日毎日で…」 穴があったら入りたいとはまさにこのこと。 口の中がカラカラに乾ききって何も言えない。 「だ、だから…私が手伝ってあげようと…」 「…え?」 「いや、だから、その…その……」 「だ、だいたいわかったよ。」 なるほど、大体のことに合点がいった。 唐突にネットを使いたい、などと言って思いっきりエロサイトばかり覗いていたのはこのためか。 流石はシズヤ。自分のためならなんでもやってくれるのか。 その厚意そのものは非常にありがたいし、とてもうれしい。 …だからといってめでたしめでたしで収まる話でも無い。 総じてこの上なく頭が痛くなる話である。 恥ずかしいやら悲しくなるやら、とにかく自己嫌悪感が半端じゃない。 彼女の愛撫で育てられた肉棒をすっかり元気を無くしていた。 「じゃ、じゃあ…お休み。」 「ま、待て!!」 布団を被って全部無かったことにしようとする小波だったが、シズヤが慌てながらそれをはぎ取ってしまう。 「な、何するの?」 「だ、だって小波はまだ満足しておらぬのだろう?」 「はぁ!?」 一瞬思考停止に陥るが、すぐに頭が追いついた。 淫行を続けてくれようとしているらしい。 「そ、そんなこと気にしなくても…」 「いや、そ、そっちこそ気にせずとも私に任せてさえくれれば…」 「だから俺は大丈夫で…」 どうぞどうぞの押し…いや引き問答が続く。 正直言うと満更でもないどころか、是非ともお願いしたいのが小波の本音ではあるのだが 毎晩マスターべーションにふける男でもその程度の見境はあるようだ。 「…私に恥をかかせたまま終わらせる気か?」 「は、恥?」 またしても俯きながらシズヤは答える。 「人のことを勝手に…その、じ、自慰の対象にして…」 「ちょ、ちょっと!何でそれを!?」 「…あんな声を張り上げていれば嫌でも分かる。」 「ちょ、ちょっ…えぇ!?」 この世に生を受け20年。 小波はこれほどまでに羞恥に覆われたことは無かった。 顔を包むような熱が脳を煮沸させる。
「わ、わたしだって、小波が望むのであれば…」 「で、でも…いや、だって…」 思考が完全に暴走を始める小波。そんな彼にシズヤがトドメを刺す。 「私では…不服か?」 どこで覚えたのかも分からない、着物をずらして肩を花魁のように露出させながらの甘い誘惑。 「…お願いします。」 あっさりと小波は折れた。 「…見られてるとなると、緊張するな。」 「そりゃこっちもだよ…」 膝立ちになって小波のそれをしごきあげるシズヤ。 ネットでのお勉強のおかげか、抵抗感は薄いようだ。 「気持ち…いいのか?」 「う、うん…」 かなりたどたどしい手つきではあるのだが、あの夢にまで見たシズヤが相手と言うだけで彼の愚息はギンギンになっていた。 「ちゅる…んぅ…」 「ま、また口で…」 一度萎えたそれが復活を遂げたのをみて、シズヤは再びフェラチオに移行する。 先ほどは意識がぼやけて何が何だか分からなかったが、改めて見ると非常に興奮を煽る光景だ。 「んぢゅう…ちゅ、んぅ…」 「いいよ、シズヤ…そのまま」 紛う事なき童貞であった小波に、それが上手いか下手なのかなど分からなかった。 事前の勉強の甲斐あってか、歯はあたらないように心がけているが、もちろん彼女が上手にできているはずも無い。 しかし、あのシズヤが自分のモノをしゃぶっている。 その事実だけで腰が砕けそうな程の興奮が湧き上がる。 「ん…ふぁ…そんなに、いいのか?」 シズヤはどこか不安の入り混じった表情のまま、上目遣いでこちらを見る。 小波が何も言えずにコクリと頷くのを見ると、そのまま口淫を続行した。 「ぁ…っ…」 恐る恐るだったシズヤの動きは徐々にこなれ始め、裏筋を重点的に舌で嬲るように責める。 じゅるじゅると吸ったり、頬に擦り付けたりと、様々な動きを試していた。 「シズ、ヤ…っ!」 一つを試すごとに小波を探る上目遣いが彼の興奮を加速させた。 長々と彼女の慣れない愛撫を受けていた小波に急速的に限界が近づく。 「っ…うぁ…ごめ、もうっ」 「んぅぅっ!?」 そのまま彼女の頭を押さえつけ、喉奥まで肉棒を突き込み白濁液を放出する小波。 しばらくの間、夢心地の気分で放出感を存分に味わうが、シズヤのくぐもった声を耳に入れてようやく我に帰る。 「ご、ごめんシズヤ…」 シズヤは返事をすることもできず、げほげほと咳き込みながら口元を押さえる。 「け、ケダモノかお前は!」 流石に全部飲むことはできなかったのか、小波が差し出したティッシュに吐き出していた。 「このまま続きを…といきたいところだが、ここから先はまずいであろう。」 「えっ?」 露骨にがっかりとした小波の表情にシズヤ思わず面食らった。 「ば、バカをいうでない! 本来こういったことは好きあっている者同士でやることであって…」 「ちょ、ちょっと待ってよ!シズヤは俺のこと嫌いなの?」 「な、そんなことあるはずが…」 「俺はシズヤのこと好きなんだから!だったらそれでいいじゃないか!」 謎の勢いのままに想いを伝えてしまう小波。 告白の仕方としては最低であろう。
「な、な、な…!」 それでもシズヤの顔が再び真っ赤に燃え上がる。 もちろん小波が止まることはなかった。 「そりゃそうだろ!好きだからシズヤをオカズにしたりしてたんであって…」 「ええい!わかった、わかったから皆までいうな!」 先ほどどうぞどうぞのやり取りをしていたのが嘘のように大声を張り上げる二人。 ちなみに時刻は深夜12:30。 隣室からすれば男一人が謎の性癖暴露をしている奇妙奇天烈な音声が響いていると思われる。迷惑この上ない。 しばしの静寂が広がった後、シズヤがようやく口を開く。 「そなたの気持ちは…わかった。」 「じゃ、じゃあ…」 「だから、それを第二の願いとする。」 「だ、第二の願い?」 「もしそなたが魔人の願いを叶え、その時私がまだそなたの隣にいられたら…私の初めてをやる。」 「…」 「そ、それまでは…私が、その…そなたの…それを処理してやるから…とにかく!野球を頑張るのだ!」 「…」 「ふ、不満か?」 「いや、俄然やる気出てきた。」 「そ、そうか…」 「もう負ける気がしない。」 「……き、期待しておる…ぞ。」 最後の最後、彼女の小さな呟きを耳にして小波のヤる気ゲージはカンストした。 「先輩!シーズン終盤絶好調でしたけど、なんかそういう秘訣とかあるんですか!?」 「いやその…強いて言うなら…お、女、かな?」 「お、女?…久しぶりに若菜に連絡するかぁ。」 「じゃ、俺、引っ越しの手続きで忙しいから…」 「手伝いましょうか?連れの人、和服で大変そうだし。」 「いいからいいから…ボロが出たらこまるし」 「ボロ?」 「いや、なんでもない。」 オマケ in検索履歴 履歴 見る方法 履歴 消し方 履歴 消し方 わからない 検索履歴 消し方 検索履歴 消し方 わからない 「あぁ、もうどうすれば消せるというのだ!」 「シズヤ?分からないことがあったら聞いてくれれば…」 「な、なんでもない!いいか、私が許すまで絶対にPCでネットをやるでないぞ?」 (正直に言った方が良いかな…でもこれはこれで面白いなぁ) 「わかったか?」 「あ、うん。わかったわかった。」
以上です なんかやっつけ感あふれるままに終わってしまい申し訳ない 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください
GJ
GJ!
GJ! 最高です!
GJ! シズヤ作品数少なかったから感謝です
GJ!
569 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/13(水) 22:38:19.68 ID:vhpKXwGW
GJ! 魔人が空気w
さあバレンタインですよ
>>570 セット ヴァルエンチンですね。
わかります。
無題の小ネタです 「はぁ…」 「どうしたんだ。詰井。派手に溜息なんてついて。」 「ん?お前みたいなイケメンにはわかんない悩みだよ。雨崎。」 「わかんないならわかんないなりに言ってみたらどうだ?相談に乗るぞ。元チームメイトなんだし。」 「てか混黒のお前がなんでここにいるんだよ。帰れよ裏切りチワワ。」 「ツッコんだら負けだ。季節が季節だし、お前の所も大した練習無いんだろ?」 「…じゃあ言ってみるけど、今日ってあの日じゃん?日本の糖分摂取量が異様に高くなる日だろ? しかもモテるやつほどハイカロリーになる日。」 「まぁそうだな。俺もいくつかはもら…いや、なんでもない。」 「それで、なんだ、その…まぁ俺も好きな奴がいるにはいるんだ。」 「へぇ、開拓の生徒?」 「それは…いやどうでもいいだろ! とにかく、そんなこんなで、とりあえず義理でも良いからそいつからのを期待してたりするわけよ。」 「義理も配らないタイプなのか。」 「部活ではそういう虚礼は禁止なんだと。」 「(部活で、ってことはあのマネージャーね)…なるほど、で、今年も貰えなかったと。」 「貰えたんだなこれが。」 「貰えた?マネ…好きな人から?」 「あぁ、それも手作りのやつ。トリュフチョコとチョコクッキーを。」 「二種類も貰ったのか?しかもどっちも作るのに結構手間かかるやつじゃないか!」 「その場で食べて感想を求められたよ。…うまかったな、かなり。」 「…」 「それで…ん?どうした、雨崎」 「…そんな美味しい出来事があったのに何を落ち込んでんだよ…俺なんて、俺なんて。」 「いやいや、流石にここで終わってたら俺だって有頂天だったさ。でもな、これ、昨日の話なんだよ。」 「昨日?…バレンタインイヴなんて制度あったっけ?」 「ねーよ。」 「じゃあなんで昨日渡してきたんだ?」 「……さっきの話に戻るけど、感想を求められたんだよ、そいつに。」 「なんて答えたんだ?」 「普通に『おいしかった、ありがとう。』って言ったらさ『どっちがおいしかった?』なんて聞いてくるのよ。」 「ふーん。それで?」 「そこはまぁ俺の好みでチョコクッキー、って答えたんだけどな。そしたら…そしたらよぉ…」 「ど、どうなったんだ?」
「『参考にさせて貰うわ』だってよ。」 「えっ?」 「それで今日、そいつ、同じクラスの、その、所謂できる奴にチョコクッキー渡すんだと。」 「うわぁ…」 「虚礼じゃ無いし義理チョコでも無いから何の問題も無いとか…ったく、人を踏み台にしやがって。」 「それは心に来るな。」 「やっぱり昔っから素直に…あぁもういい、諦めだ諦め!」 「わかるよ、その気持ち…噛ませにされまくるその気持ち。」 「なんだ、雨崎も経験があるのか?」 「俺もさっき本命の余った材料で作った義理を貰った所さ。」 「…案外似たようなもんか。」 「あいつのチョコ貰えるやつは幸せだろうなぁ。いや知り合いなんだけどさ。」 「俺のも大体同じだなぁ。今頃あいつのチョコ喰ってるそいつがうらやましいぜ。」 「あれあれ先輩、先輩もチョコ作ってたんですか? やめといた方が良いですよ?太って小波君に捨てられた暁には…」 「あ、あなたも退院したばっかりなのにけっこう元気じゃない。 もう少しくらい病院にいても良かったのに…具体的に言えば2月15日以降に!」 「やだなぁ、今のあたしなら分裂して病院にいながら家でチョコが作れますよぉ♪」 「何の冗談?」 「あ、でも先輩はチョコ食べても太る心配はないか。全部お尻にいっちゃうみたいだし。」 「なんですって?」 「なによ?」 「えーと、二人とも落ち着いた方が…」 「「…ギロリ」」 「…バレンタインとはここまで恐ろしい日だったとは。」
以上です 同時攻略で両方ハッピーエンドならこんなかんじだったんじゃないかなーなんて妄想です
575 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/14(木) 16:02:33.14 ID:S2tA+tLB
乙 言われてみればツメイもユウキも似た者同士だなw
まぁ詰井はエピローグで結婚して赤ちゃんまでできてるから3年後くらいには… ユウキはプロになりそうだからファンからどっさり貰えると思うし
お風呂で足から洗う人の性格 《良い面》 ・しっかり者 ・機転が利く ・他人のサポートが得意 《悪い面》 ・マイペース ・我流に拘る(頑固) ・自信過剰
足から洗うって珍しいよね ふつうは胸か腕か股間からだと思う ちなみに私は股間から洗います
頭からです
581 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/15(金) 07:27:20.89 ID:bGMBQ2DJ
今日は旧正月だな。札侍編の姫始めネタでも投下されんかなあ
そこにはデジーマから売り飛ばされて主人に陵辱されるマコトの姿が
やっぱり13裏のほうがそっち系の妄想が捗るな
>>582 ホンフーにハイバラの目の前で犯されるってのも良さそう。
グントラム海賊団に陵辱されるブサイ姫 ブラックな世界観だけあってネタには事欠かないな
カズが10種の前でホンフーにおかされる妄想してたら、 いつの間にかカズが10主を五十鈴の前で犯す妄想にすり替わっていた。 しかも途中から五十鈴が混ざって3Pになってた。 皆さん、私は病気なのでしょうか!?
それは重症だな でもそれ書いてここに投下したら治るよ
紗矢香「おにいちゃーん!久しぶりに帰ってきたお父さんが身長2mくらいで真っ黒い服を着て槍をもった女の人に酷い目に遭わされてたのー!」 14主「犯人に心当たりが…」
実際、カズとさやかがあったらどうなるんだろ 一波乱も二波乱も起きそうだけど
カズって14見る限りだと結構割り切ってるんだよな 10主に会うための繋ぎでやってたヒーロー活動になんやかんやで精を出してて 仲間同士でそれなりに仲良くやってるし むしろ五十鈴のほうが恋愛沙汰がキツそう 10主のために投身自殺を図るほど思い詰めちゃうくらいなんだから、もし10主がカズを選ぼうとしたら 娘を見習ってヤンデレ化して10主を家に監禁したりするんじゃないだろうか
じゃあ逆の方向性で五十鈴がカズを監禁しちゃえばいいんだよ
ちょっと待て 何故そうなるw
593 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/17(日) 09:19:42.99 ID:yMDuxCgk
つまり矛先がカズに向くか10主に向くかの違いなのかw
594 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/17(日) 09:31:45.65 ID:yMDuxCgk
sage忘れてすまん
>>584 なんとなくだがホンフーはそういうことはしなさそうなイメージがある。
>>586 と絡めてこんなのはどうだろう?
ホンフー「『彼のことは諦めてください』
カズ「!!!! し、しっかたがないなあ! 超能力まで使われたら諦められんわ! あははは!
カズ「とまあ、そういう事があったんでうちはドロップアウトは不可能や。
五十鈴「……ほぉ?
>>594 保管庫にあった13裏リコのやつとかな
あれはハーレムのハッピーエンドだったけど海賊リコが主人公を強引に奪い取ろうとする展開とかも中々良い気がする
>>597 若菜一本に絞ってる天導はそういう面ではライバルに勝ってるな
599 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/17(日) 15:29:33.55 ID:YZ/BzXHk
裏13のホンフーはリアル反日みたいでキモかった ねたみとか言ってたし
>>598 若菜は10主に彼氏になってとさえ言わなければ文句なしのいい女だったんだけどな・・・
11で成長してるから逆にあれでいいだろ いい女になったなぁって感じで
>>591 そうなったら真ルートの最後がえらいことになるぞw
ある意味カタストロフ二度起こることになるなww
>>597 ホンフー「『ご主人を大江さんに譲りなさい。』」
五十鈴「・・・・・」
翌日
五十鈴「言っておくが十蔵を譲る気は毛頭ない。」
カズ「ウチも一歩も引く気はないで?」
十蔵「(十蔵ですが家庭内の空気が最悪です・・・)」
>>596 裏のホンフーも恋人を目の前で殺されてるからなあ。
13裏にて。かつて恋人を目の前で犯されたあげくに殺されたホンフー。自分と同じ思いを味あわせるべく
>>584 みたくハイバラの目の前でまことを犯すのか。それともかつての自分を思い出して
>>596 みたく思いとどまるのか。
一方コンキスタ号ではハーレムが形成されていた
麻美とか強豪校のバスケ部だと下級生に全裸しごきやられてそう という妄想をした
コンキスタ号には海賊の姫君やら商船団長も来るよね
wikiに作品を直接投下します
610 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/19(火) 00:29:59.40 ID:YuMIR42j
最近8の彼女の話題が上がらないのがさびしい アカネはもらっていきます
>>610 貴方に彼女の痛みを癒せるのならそうしてください 正直8主以外には救えると思えない……いや、情報屋さん、関節技はヤ……
アカネbadアルバムはBGMがは
途中で送ってもうた アカネのバッドアルバムはBGMがハッピーエンドと同じなのがなんとも 言えない
15の情報が…
>>614 15の情報が来たのかないのを嘆いているのかどっちやねん
深夜のテンションでなんとか完成させたんで、寝る前に投下します ピンク&#9747;12主モノです
617 :
ももいろ彼女 :2013/02/20(水) 03:24:10.99 ID:IfZKLumg
「なあリーダー、今度のはどんな感じなん?」 「地下鉄内で火災発生。数十人がトンネル内に閉じ込められてる」 「あぁ、そりゃはよ助けなまずいな…」 ひと気のない廃ビルの中、三人の女性が話していた。いや、話しこんでいたのは二人で一人は俯いて黙っている。 非常に長身な一人を除けば普通の女の子にしか見えないが、彼女達こそ、悪の組織ツナミ…もといジャジメントに反抗し続ける正義の味方達だ。 以前は違う場所で戦っていたが、様々な事情により、今は前にいた拠点を離れ各地を転々とし、様々な活動をしている。 とは言え、今はジャジメントの動きも大人しく、災害救助活動に従事する事が殆どだ。 「大体は前の時と同じやと思うけど、とりあえず地下鉄内部の状況は調べんとあかんな、力仕事はウチが担当するとして、バックアップはピンクに…」 今もその話をしていたのだが、どうも様子がおかしい。 「おい、ピンク!聞いとんのか?」 長身の女性、大江和那は、小柄な、どう見ても高校生程にしか見えない、ピンクと呼ばれている少女に声をかける。 ピンクはぴくりと反応して、顔を少し上げる。その大きく、綺麗な瞳から、大粒の涙が止めどなく零れ落ちた。 「うぅ…うぇ…ひっく、ふぐ」 はぁ…と思わずため息を漏らしてしまった。一体これで何度目だろうかと和那は思う。 あの日、デウエスが倒れ、ツナミの混乱の中三人でミルキー通り周辺から離れたあの日から、ずっとこの調子だ。 ミーティングや移動中などで、突然泣き出してしまうのだ、むしろ最近になってまた酷くなってる気さえする。 勿論想い人と離れ離れになる辛さは判る、自分の場合は特に。 しかしながら、離れてからまだ一ヶ月程度に過ぎない。流石に弱すぎとちゃうか、このアホは。 「リーダー、ウチ一人で行くことにするわ、今のコイツ連れてったら逆に足手まといや」 「……」 和那からリーダーと呼ばれている、黒い服を着た少女ブラックはこくりと頷いた。 芹沢真央という普通の名前もあるのだが、仲間内からはブラックと呼ばれることも多い。 和那はそれを見ると、非常にめんどくさそうな足取りで廃ビルの窓まで歩いて行き、何の躊躇いもなく窓から飛び降りた。 普通の人間なら、地面へと真っ逆さまであろう。しかし彼女はそんな地上の法則を無視し、逆に上昇する。 「……そんな寂しいなら、会いに行けばいいだけの話やろ」 それは、誰に向けた言葉だっただろうか。その言葉の意味を考えるよりも早く、和那は天空へと落ちていく。 結局、ピンクが泣き止んだのはそれから二時間もした後だった。 しゃくりあげる彼女を落ち着かせるために自分の分と合わせて缶ジュースを買ってきて渡したのだが、どうもそれがいけなかったらしい。 少し落ち着いたように見えたピンクがまた子どものように泣き出してしまった。何か想い出でもあったのだろうか。 ようやく少しは落ち着き、会話することができるようになったのを確認してから、ブラックは切り出す。 「戻らなくて、いいの?」 「…」 実は、ピンクがこうなることは私もある程度予測はしていた。 彼女には恋愛の事でトラウマがある。そのトラウマを打破するために、敢えて少し距離を空ける事で解消することが出来ればと思っていたのだが…。 どうもショックが強すぎたのか、彼女は精神的に身動きが取れなくなってしまっているようだった。 本当はもっと、さり気ない形で再開させるつもりだった。しかしこうなってしまった以上、多少露骨でも助け舟を出す必要があるだろう。 ピンクはそれを聞いて、暫く押し黙っていたが、やがて堰を切ったように喋りだす。
「そんな必要、どこにもないじゃない…」 相変わらずのこの子の面倒くささに、逆に笑いそうになった。 「だってだって!そもそも向こうは一般人だし!あたしもあいつのことなんて好きでもなんでもなかったし!」 ピンクは往生際が悪く、あいつは無職だとか、部屋が汚いとか要領の得ない事を暫く喚き散らしていたが、最後にか細い声で、絞りだすように話す。 「それに…あんな勝手に飛び出しといて…許してくれるわけ…ない…」 「…」 思わず押し黙ってしまった。ピンクの方も再び瞳に涙を溜め、うつむく。 「あいつもあたしのこと、嫌いになってるわ。それなのに、どういう顔をして会えばいいのよ…それだったら…」 自分も人のことをどうこう言える立場でもないことを思い出す。 私もかつて、好きな人の記憶を消して、物事の解決を測った事があった。 だけど… 「でも、このままじゃ彼もあなたも、幸せになれない」 なまじ私達は人と違うから、普通の人と違うものが見えてしまうから、普通の人の好意をそのまま返すことに抵抗がある。 結果として恋愛に臆病になってしまうのかもしれない。記憶を消したり、二度と合わないようにして、そのまま手遅れになってしまうことを期待する。 でも、それじゃだめなのだ。私も、彼が私の事を思い出してくれたからこそ、幸せになれたのだから。 「あ、あたしは…あたしは…」 「それに、今戻らないと、彼もその内違う人と付き合うかも…」 それを聞いた瞬間、ピンクも「ふぇっ!?」っと素っ頓狂な声を出した。…そういう事は考えてなかったらしい。 「実は彼、結構モテるし…」 悪戯っぽい笑みを含みながら言うと、先ほど泣いていた時とは打って変わってあたふたして「あ、あいつがモテるわけないじゃない!」と言うピンク。 正直、面白い。 暫くの間、ピンクをおちょくっていたが、突然ピンクがすっくと立ち上がる。 「わかったわよ!」 ジーパンのお尻の部分を手でパンパンと払いながら話しだす。 「あいつに悪い虫がついてないか、チェックしてくるわ。ちょっとお人好しなところがあるからコロッと騙されてそうだもの」 本当にそれだけなんだからね!とピンクは付け加える。 無茶苦茶な言い分だと思うが、反論等はせず頷くだけにしておいた。別にそれでいいと思った。 髪型や服装をなんだかんだで結構長い時間チェックした後、突然ピンクが大きい声で私を呼ぶ。 「ブラック!!」 「…?」 「その…ありがと」 「…頑張って」 うん、と頷くとピンクは弾丸のように、窓から飛び出した。 見送った後、私もほっと息をつく。色々あったが、これで少しは上手くいきそうだ。 何故か、無性に自分の恋人に会いたくなった。そう言えば、怪我してから暫く会っていなかった事を思い出す。 (私も、会いに行こう…) カズには悪いが、ちょっと抜け出すことにした。今くらいの時間だと丁度練習中だろうか、元気にしているだろうか…。
ピンクは彼が住んでいるアパートの前に立つ。もうすでに辺りはどっぷりと暗くなっていた。 移動するのに時間がかかったわけではない。彼を呼び出す勇気が出ず、近くのネットカフェ等で時間を潰していたのだ。 というわけで、アパートの前に立って、どうしようか迷っている光景は、本日三回目の光景である。 意を決して、ピンクはドアの横に備え付けてあるインターホンを押す………前に、彼の部屋の内部の状況をスキャンする。 やはり、部屋には一人しかいない。その人物のデータから、彼であることはすぐに分かる。 確かルームシェアしている同居人がいたはずだが、今は反応はない。今日三回スキャンして、未だに他の人物は確認できなかった。 ひょっとしたら、今日は帰ってこないのかもしれない。 …彼と二人きりで話す機会は、今日を過ぎたら中々巡ってこないかもしれない。 髪の毛を少しいじり、深呼吸をする。とりあえず明るく、辛気臭くならないように。 あんたが元気にしてるか見に来たわよ、って軽く、そんなところから話を始めよう。 それで…気が向いたら、少しくらいは、謝ってもいいかな。 よしっ!と心のなかで決め、目をぎゅっと瞑りながら、今度こそインターホンを押す。 よく聞くピンポーンと言う音が響いて、少し経った後、とん、とん、と彼の足音が聞こえてくる。 ああ、彼が来ちゃう、どうしよう!どうしよう…、なんで押しちゃったんだろう、どうすればいいの? 傍から見れば数秒の話、あたしには数分の出来事のように感じた。落ち着いてたはずなのに、あっという間に思考が混乱し始める。 少し涙目になっていると、ゆっくりドアが開かれた。 「(き、きた!)」 かれこれ一ヶ月ぶりの、彼との対面だった。 手が掛かる子程可愛いく、離れた時に寂しくなるものだとよく言うが、本当にそうらしい。 今日は開田君が何かのイベントがあるらしく、朝から出て行ってしまった。向こうでホテルも予約しているようで、今日は帰ってこないそうだ。 久々に一人でいると、どうしてもあの時期の事を思い出してしまい、何気なしに近くで酒を買い、一人でしみじみ飲んだ。 いつまでも引きずるつもりはなかったが、結局の所まだ自分の気持ちを整理できていないのだろうと思う。 デウエスとの戦い、そして、デウエスとの戦いと同じくらい、奇妙で不思議なヒーローの話。ヘタレでワガママで泣き虫で子どもっぽくて、でも時々正義の味方として頑張る少女の話。 そして、よく分からない理屈で、俺の元から消えてしまった少女の話。 だって、勝手にいなくなっちまうんだぜ。少しくらいは、不満に思っていいじゃないか…。 結局の所、俺は彼女のことが本当に好きになってしまったんだろう。だが、それを伝えることも、今は出来ない。 突然、インターホンが鳴る。あれ、開田君帰ってきたのか?でも今日は向こうにいるはずだけど…別の人かな、誰だろう。 少しふらつきながら、玄関の方へ向かう。正直、今は誰とも顔を合わせたくなかったが仕方ない。 (こんなことじゃダメだな…) いつまでも彼女のことばかり考えているのは良くないのは分かっている。人にものを教える立場となった以上は尚更だ。 でも、どうすればいいんだ?そのピンクが、俺の目の前に現れた時は。
「えと…あ…ぅ……」 あいつの顔を見た瞬間、頭の中は完全に真っ白になってしまって、何を言うかさえも分からなくなってしまった。言葉にならない声が漏れる。 あいつの方はというと、まるでありえないものを見たかのように、こちらを見つめている。ちょっとお酒の匂いがする。飲んでたのかな? でも、本当に懐かしい。一ヶ月しか経ってないけど、会えて嬉しい。すっごく嬉しい。 …ああ、やっぱりそうだ。 あたしは、こいつのことが、なんだかんだでどうしようもなく好きなんだ。 こいつはもうあたしのことなんて嫌いになっちゃってるかもしれない。ううん、間違いなく嫌いになってるわ。でも、謝るくらいは言ってもいいはずだ。 とりあえず、こっちから話さなきゃ。久しぶりって。その後、素直にごめんなさいって言えば、ちょっとは許してくれるわよね? 唇を舌で湿らせ、ゆっくりと口を開け、ぎゅっと手を握りしめ、声を出そうとしたその時… 急に、こちらの腕を掴まれ引っ張られ、抱きしめられた。 「な、なにす…!!」 言う前に、あいつの顔が近づく。視界がすべて彼で埋まったことにビックリする間も与えられず、自分の唇に何かが押し当てられる。 ほぼぶつけられるように当てられたそれは、あいつの唇だった。 「ん…んん!!」 こちらの唇を、あいつの唇がはさみ、吸い、しゃぶる。 荒い鼻息が、こちらの鼻先をくすぐった。 こっちは息継ぎすらままならないのに。乱暴にされて、どうしていいか分からなくなってしまい、されるがままになっていた。 (…キスってこんな激しいものだったの?) あたしの知ってるキスって、こういうのじゃなかったのに…。 その内、あいつの舌先がこちらの歯をなぞる。 それを避けようと、口を少し開くと、あいつの顔がさらに密着し、にゅるりとしたものがあたしの口内に入ってきた。自分の口の中にも付いているものなのに、他人の物だと凄い変な感じがする。 あいつの舌は、あたしの舌を捕まえようとする。それから逃げるように舌を動かしても、追っかけられて、こすりあわされる。 ぶちゅ…ぶちゅ…と、ずっと聞いてるとなんか変になりそうな音が頭のなかに響く。 (あたし、食べられてる…!) よく考えればそんなはずはないのだが、この時は本当にそう思った。あいつにこんな乱暴にされたことなんて初めてだった。 何故か身体から力が抜けてしまい、あいつに体重を預けながら、最早抵抗することもできず、ひたすら口腔を嬲られる。 あいつの方は、依然としてやめようとしない。あたしを抱きしめる力をより強めながら、顔の角度を変え、あたしの舌を器用に自分の舌でなぞったり、自分の唾液を流し込んだりしてきた。 あたしにできることといえば、あいつの身体に捕まって、なんとか立っていようとすることくらい。お互いの唾液が混ざり合い、口の中に溜まっていく。ちゅぱ、ちゅぱと変な音も大きくなる。 やがて、満足したのか、あいつの舌が引っ込み、顔を離れる。 「ぷぁ…」 はあはあとお互いに乱れた呼吸を元に戻そうと、酸素を肺に取り込む。あたしのほうが息は荒い。酸素なんて、必要ないはずなのに…。 あいつのが混ざった唾をこくんと飲み込んだ。ただの唾のはずなのに、何故か身体がぴくんと震えた。 もうあたしには、あいつの行動に対して不平を言う余裕すらなかった。それになんか、身体が熱い…。 それを察してか、彼はあたしを抱きかかえ、奥の部屋へと運んでいった。
身体を支えられながら、あいつの部屋の中に通され、ベッドへと運ばれる。そのまますとんとベッドに降ろされ、身体を横たえた。 ふと、布団にほのかに染み付いた匂いが鼻孔を擽る。 (あいつの匂い、する…) なんだろう、この感じ…ちょっと男臭い匂いなのに、なんかずっと、包まれていたいような気にさせられる。 あいつは、ギラギラした目であたしを見下ろしていたが、やがて、あたしの上から覆いかぶさる。 あいつの視線が気恥ずかしく、あたしは顔を背けた。突然あいつが口を開く。 「ピンク」 ふぇ…?と間の抜けた返事をする。あいつの目は、こちらの顔をまっすぐ捉えていた。 「先に言っておくけど、お前が嫌って言っても、絶対やめないからな」 それってどういう意味…とあたしが言うよりも、あいつの行動の方が早かった。 あたしの上着の裾をぐいと引き上げ、乱暴にずり上げる。あまり洒落っ気のない、シンプルなブラジャーがあらわになる。 「ぁ…やぁっ!」 ぼーっとしてたせいで、反応することが出来なかった。そのままブラも強引に上にずり上げ、あたしの胸が晒された。 あわてて胸を手で隠し、元に戻そうとするが、あいつの声が制止する。 「駄目だ、隠しちゃ」 「ぇ…」 「駄目だ…」 …そっか。そうよね。 やっぱり、怒ってるんだ。あたしのこと嫌いになったから、だからこんな乱暴なこと、するのよね…。 あたしは手を万歳をするように上げると、布団の端をぎゅっと掴んだ。自然と、胸を隠すものが無くなる。 目をぎゅっと瞑り、手をぐっと握って、恥ずかしさに耐えた。 「んっ!!」 突然の感覚にびっくりして目を開けると、あいつの手が、あたしのその…薄い胸を触っていた。 (み、見るだけじゃなかったの!?) 胸の柔らかさを確かめるように、さわさわと触れる。徐々に揉むような動きになって、両手になって両方の乳房を揉んでと、少しずつ動きがエスカレートしていく。 「う、うぅ…!」 くすぐったさから、変な声が出てしまう。やがてあいつの親指が、あたしの胸の先端の突起に触れた。 「ひぅっ!」 親指で、あたしの乳首を柔らかく、弾くように触れる。それを中断したと思ったら、今度は人差し指と合わせて軽く押し潰したり、唇と舌で吸ったりして、あたしの乳首に刺激を与えていく。 「ぁ…ふぁ…」 されるがままになっていると、今度はさっきのように強引に唇を奪われる。同時に乳首への愛撫もやめない。 指でいじるのも、あいつの唾液がついているせいか、より刺激が強まっている。 「ん…んっ…ぁむ…んっ!」 それに対して、あたしはくぐもった声を上げることしか出来ない。やっぱり、あたしを食べるつもりなのかな…。 なんだろう、刺激を全く与えられていないはずの、股の部分から、なにかがとくんと流れ出しているような感覚がする。なんか、あついよぉ…。
暫くして、彼の手はあたしの上半身から下半身へ移動する。 てきぱきとした手つきであたしのジーパンのボタンを外し、チャックも少し下ろす。上と同じく、飾り気の無い下着が覗いた。 「ちょっと、腰浮かせてくれ」 一瞬きょとんとしたが、すぐ意味がわかった。下も脱がせるつもりだ!脱がせやすいようにしたんだ。 (やぁ…もう無理無理…!) あたしは顔を手で覆い、左右に首を振る。だって、これ脱いだら、全部見られちゃう…!さっきからおかしくなってる場所も。 「ピンク、お願いだ…腰、浮かせて」 「!!」 覆った顔の指の間から、あいつの顔を見てしまう。すっごい真剣な表情で。どうしても見たいって顔して。 (ひ、卑怯よぉ…) 「ぅぅぅ…」 猫の唸り声のような、変な声を上げながら、仕方ないから、ほんのちょっとだけ、数センチ腰を浮かせる。あいつはそれを見逃さず、するっとジーパンを脱がせた。…パンツも一緒に。 「ああっ!やだぁ!」 見られた。あたしが変になってるところ。ただでさえ見られて恥ずかしい所なのに、普通の時とは違い、そこは湿り気を帯びていた。 今日は何回目になるだろう、あたしの目に涙が浮かぶ。おもらししたわけじゃないと思うけど…普通の女の子はこんな反応しないんじゃないかと心配になる。 別に、あたしが普通の人間じゃないのは仕方ないことだけど。 (だけど、それが元で目の前のあなたに引かれるのは、辛いよ…) 咄嗟に脚を閉じて、あいつの視線から身体を守ろうとした。でも、あいつはあたしのそんな葛藤も知ってか知らずか、強引に閉じた脚を開く。 「やぁ…」 「綺麗だ」 「き、綺麗じゃないわよ!そんなとこ!」 あたしが必死になって否定する。あたしだって、お風呂とかで何度か見たことあるけど…女性なら生えているはずの陰毛も生えてこないし、 ぴっちりとした秘裂を広げて膣内を見ても、なんか変な形をしていて、とても綺麗と呼べるものではなかった。 「ふぁぁ…」 その場所に、あいつが指先で秘裂をなぞる。上下に往復させ、指を深く埋没させていくにつれ湿り気が増していく。 ぴくん、ぴくんとあたしの身体も、彼の指先の動きに反応するように跳ねる。それは彼が標的を、秘裂全体からある一部分に集中させた時、最高潮になった。 「ひっ!ああん!ぁぁっ!」 あたしの、あたしじゃないような声が部屋中に響く。両手で口元を抑えようとすると、あいつのもう片方の腕がそれを止めた。 仕方なしに、布団の縁の部分をぎゅっと掴む。指の動きがどんどん早くなり、くちゅくちゅという水音もそれに応じて大きくなる。 あたしの中から溢れでたものが、指によって掻き出され、タオルケットを濡らした。 あたしの中心の部分への刺激を続けられ、くたくたにされたあたしを尻目に、彼は自らのズボンのベルトをカチャカチャと外す。 「ぁ…そんな、なんだ」 あたしにはない、男の人特有のもの。 それは初めて見たあたしにも判るくらい、熱く、ぱんぱんに膨れ上がっている。痛くないのかな…? ここにきてやっと、彼が何をしようとしているのかなんとなく理解できた。あたしもなんだかんだで女だってことなのかしら。 正直言って、怖い。でも、あたしは… 「ピンク…」 不意に、名前を呼ばれた。あいつの顔を見る。ちょっと迷っているような表情をしている。 やめないって言ったくせに、いくじなしめ。でもそういうところ、嫌いじゃないよ。 少しだけ緊張していた身体がほんの少しだけリラックスできたような気がする。腕を伸ばし、彼の頬を撫でた。 …いいよ、って気持ちが伝わるように。 あたしの気持ちが伝わったのか伝わらなかったのかは分からないけど、意を決したようにあいつがそれをあたしのそこにあてがった。
いたい!いたいいたいいたい! ミシミシという音が聞こえるような気がしてくる程、あいつのそれが強引にあたしのそこを割って入ってくる。 戦ってる時に感じる痛みとは違う、身体の内側への鋭い痛みが走った。シーツをぎゅっと掴み、痛みに耐える。 「も、もう入った…?うぅ…」 「いや、多分、また半分くらいだ…」 もうちょっとだけ我慢してくれというあいつの要求に、再びシーツを握り直し、彼を向かい入れる。 ゆっくりと身体に体重を乗せて、ぐいっぐいとあたしの膣内を広げながら、ついにあいつの腰とあたしの腰とが密着した。 「はぁ…うう…全部、入った…?」 「ああ…大丈夫か?」 「…いたかったよぉ」 涙目になりながら答える。あいつの方も暫くの間動かず、唇を奪ったり、胸の愛撫を繰り返して痛みを紛らわせようとしてくれた後、ゆっくりと腰を前後に動かす。 「う、ううう、うう、うう!!」 あいつがピストン運動をするにつれ、喉から苦しげな声が漏れる。 ピンク、ピンク、とあいつがあたしの名前を何度も呼ぶ。まるであたしの存在を確かめるように。だからあたしも、あいつにある事を確かめた。 「きも、ちい…?」 どうしても聞きたかったことを聞く。 「ああ、気持ちいい…!」 「えへへ…うっ…うぅっ…」 痛いけど、結構嬉しかったりする。 「ピンク…ピンク!!」 「う、ああ!」 何度かさっきより大きなピストン運動をした後、あたしの名前を叫びながら、あいつがあたしの奥深くに突き入れた。 びくん!びくん! なんか、出てる。あたしのなかに…ぴくぴくって、震えながら。その度に、あたしのなかになにかが放出された。 少しの間それが続いた後、彼も疲れたのか、こちらに体重を預けてくる。お互いにはあはあと荒い息をしながら、お互いの身体をぎゅっと抱きしめた。 こんな時くらい、何も考えずただあいつの事を確かめたかった。 あいつの大きい手が、あたしの髪を撫でる。心地良い気だるさの中、二人一緒に眠りに落ちた…。 「う……」 鈍い、頭への痛みにより目が覚めた。あまりよい目覚めとはいえない。 確か昨日、開田君が居なかったから、酒を飲んでて、それで… そうだ、ピンクは…!また夢じゃないだろうな…今度も消えたりしていたら…。 がばっと身体を起こし、彼女を探そうと辺りを見回して…その必要がないことに気が付いた。 「えと、あの…おはよ……」 もう彼女は起きていたらしい。隣に、衣服を身に着けていない姿のピンクがそこにいた。 どうやら昨日はあの後、一緒に眠っていたようだ。朝日の光に照らされて、白く、シミのない肌が眩しい。 「はぁ…」 俺の隣にピンクがいることに、どうしようもないほどの喜びを感じる。だけど…。 昨日はこの子に乱暴をして、結果、彼女の初めてを強引な形で奪ってしまった。 あの時は、またいなくならないように、どうしても…自分のものにしたかった。たとえ傷つけてでも。 しかし、醒めた頭で考えれば、彼女に酷いことをしたという気持ちが強くなってきた。
兎に角謝らなければ…。 「その…酔った勢いで…ごめん、こんなことするつもりじゃ…」 その言葉を聞いた後、ピンクはその言葉の意味を考え…そして叫んだ。 「ごめんって…どういうことよ…ごめんって!」 急に、ピンクの綺麗な瞳に大粒の涙が溜まっていく。 「そりゃ…あたしだって、ひどいことしたと思ってるわよう!うっ!だから!痛いのも、恥ずかしいのも、我慢したのに!うぅっ!」 大きな瞳から、ぼろぼろと涙がこぼれ落ち、布団を点々と濡らした。ピンクが必死に手で涙を拭っても、とめどなく涙が溢れてきてしまう。 「それも…いらなかったって事?ひっ…あたし…それじゃ…どうしたいいのか、もう…ひっく!」 俺の言葉が足りなかったのか、ピンクはネガティブな方向に大きな勘違いをしているようだ。違う、そうじゃない! 思わずピンクを抱きしめた。昨日の玄関の時のようにではなく、優しく、泣き出した子どもを落ち着かせるように。 「ち、違う…!俺は、その…お前がまたどっか行ったら…俺のものにしたくて…ああもう、だから!お前のことが好きなんだ!」 ああ、やっと言えた…。こんな形じゃなく、もっと違った形で言いたかった。 ピンクは潤んだ瞳でこちらをじっと見つめていた。呆けたようなその表情からは、彼女がどういった気持ちなのか、読み取ることが出来ない。 俺が放った言葉を聞いてから、暫くの間人形のように固まっていたが、やがてピンクが口を開く。 「ほんと…?」 「ああ…本当だ」 「あたしのこと、嫌いじゃないの…?」 「そんなことない…その…好きだ…」 それを聞いたピンクの瞳に、再び涙の粒が溜まり出す。でも、今度の涙は…。 「なによ…早く言いなさいよ…馬鹿!」 「ごめんな、不安にさせて…」 「あたしも、ひっく!好きだっての!うぅぅぅっ!」 「ああ、知ってるよ」 「この馬鹿、アホ、スケベ、変態…」 「ごめん」 「この無職、甲斐性なし、強姦魔、ニート、朝昼夕ずっとバイト先の廃棄パン!」 「……」 …だんだん腹が立ってきた。ちょっと待て。こじれたのは、誰かさんがハッピーエンドに耐えられないとか、へそ曲がりな事言ったからじゃないか! 「元はと言えば、お前が面倒くさい性格してたのが原因だろう!」 「な、なによ!言い訳するっての!?男らしくないわね!!」 「大体俺が他の女性と付き合ってたりしたらどうするつもりだったんだ?」 「ふん、アンタがそんなモテるわけないわ!どーせしょぼくれてると思って来てやったら、案の定自棄酒しててさ!」 「玄関であった時から目のあたり赤く腫らしてた奴に言われたくないな、どうせびーびー泣いてたんだろう!」 「そ、そそそ、そんなことないんだから!!」 「「……ぷっ」」 なんか無性におかしくて、お互いに笑い出す。涙がでるほど可笑しかった。暫くの間笑いあって、ちょっとだけ泣いた後、改めて言う。 「おかえり、ピンク」 「ただいま」 優しくキスをした。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ回り道をしてしまったが、結局俺達はハッピーエンドで終わるらしい。
「あれ、リーダーそのデジカメ何なん?」 「彼の家の隠しカメラ内のデータが入っている…」 「うわー、えげつな!」 そう。ブラックはこの時のために、ミルキー通り周辺から立ち去る前に彼の部屋の至る所に隠しカメラをセットしておいたのだ! 普段ならピンクがその索敵能力で瞬時に見つけるはずなのだが、事が事だっただけに気付けなかったようである。 「あとでピンクが来た時に、上映会開始…」 「うわ、リーダー酷いこと考えるな…ちょい見せて…うわうわうわうわ、スゴイスゴイ」 「ちなみに、データのコピーは50用意した…」 「これはやばいで、ピンクの奴こんなんあること知ったら、恥ずかしすぎて爆発するで」 「色々手助けしたんだから、それくらい当然…」 「ああ、想像しただけで可哀想になってくるで、ピンクの奴…クク、クククククッ」 しかし、後にブラック達は後悔することになる。 なんと、ピンクの彼が正式にヒーローの一員として、活動を手伝い始めるようになったのだ。 ピンクもその映像のデータの存在を知った時は、最初の間は顔をトマトのように赤くさせ、デジカメや映像のデータを破壊しようとしていたが、 そのつもりならばと最終的に開き直ってしまい、対抗手段としてブラックとカズの二人の目の前でも、見せつけるようにイチャイチャし始めたのだ。 結局、想い人が現在遠くにいる二人は、ピンクをおちょくるどころか逆にこっちがフラストレーションが溜まっていき、 ついにはそれが引き金となり二度目のヒーロー内乱へと突入したとかしないとか…しかしそれはまた別のお話である。
以上です ピンクのエロ話がもっと見たいと思ったので、二人が再会する話も書きたかったですし これをきっかけに増えてくれたら嬉しいなあ
GJ
GJ!
GJ!
GJ!
そういやヒーローは久しぶりだったな 最近は真央ちゃんとか見かけないし
>>632 まぁ14見たら書く人が減るのはしょうがないと思う
大抵再登場しちゃったら余り幸せになってる工ピソードとかが出ないよね
例えば11の紫杏とか
>>633 カズ以外はむしろ幸せ確定みたいな感じだと思うけどなぁ
真央ちゃんはグレーかな?w
まーここはエロ【パロ】だし正史気にしないでもいいとおもうけどやっぱ引っかかるのかな
なんかついこないだ似たような流れを見た気がするぞ
「幸せになったであろう人たちの後日談」はそれはそれで妄想なのだが、「本編で不幸な人を幸せにする後日談」はパワポケ的に架空になりそうだからね。 なんというか作ろうとして徒労感にとらわれる人が少なくないと思う。それでも描きたいから描いてるんだろうけどさ、皆。
久しぶりに14やったら姫子ルート複雑すぎ そして二週目だと何となくイベントがエロく見えてしまう不思議
>>633 それは他の物語でその主人公と違う主人公が直接出てきたら駄目だからじゃないのか?
それで主人公が出ない理由付けの為に別れたやら喧嘩してるやら描かれるケースが多いんじゃあないかと思う
14で12主が出てきてるが←
7のバカップルが破局するとは思えんしな
姫子ルートは姫子に認めてもらおうと精一杯背伸びする14主も可愛いと思った。
>>638 天本さんとか漣とかは相手を明確にしてこそいないけど、幸せそうにしてる
ドロドロしてるのは割りと冗談抜きでヒーロー関係と愛ちゃんくらいだな
642 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/24(日) 07:28:03.08 ID:vtkteAqm
もしもさやかの母親がカズだったら・・・ ってのを考えてみたんだが需要あるかねえ?
あるにきまってるだろ!!!!
どっちみちめんどくさい女なのは変わらんだろうなw
さやかが関西弁喋るのか
関西弁喋る水色の髪のロリか
647 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/25(月) 07:27:26.13 ID:yCnjp4Ii
>>642 となると父親はプロ野球で、母親はヒーロー活動でなかなか家に帰ってこなくなることになるな。おそらく本家以上に寂しがり屋になりそう。
>>642 つまり主人公がもし浮気すればその相手の家に槍を持った青い髪の少女が現れるのかなるほどなるほど
さやか自身はこっそり12裏にでてたよね アマルダの子供がどうなってるのかはよくわからんけど
>>640 14の准ルートは色々残念だったけど
准でやって欲しいことは大体姫子ルートでやってくれたよな
あれ? 姫子って14主の筆おろししたっけ?
准の相手を想像するとどうしても9主になってしまうのは俺だけじゃないはず
>>651 つーか14の彼女で弾道upイベってあったっけ?
ちよアナルもの書けたー 注意→アナル
「ねえ、今日はお尻でしてみない?」 「……唐突にどうしたんだ」 クッションを胸に抱きかかえたちよちゃんがニコニコしながら提案してきた。 ……あの事件から何年か過ぎ、ちよちゃんはCMに少しずつだが出れるように成り始めていた。 そして上がってきた知名度により、劇団の方も黒字まではいかなくとも前程の大赤字には避けれるようになった。 その為前の様にバイト漬けになる事も少なくなり、今日のようにのんびりと過ごせる日も増えてきたのだ。 ……余談だがオレもバイト的な事を始めた。さすがに面子が立たな過ぎると思い商店街で便利屋のようなことをやっている。 とはいえ貧乏なのには変わりはないのであんまりお金を使った遊びはできない。 なので必然的にそういう事も増えていったのだが。 「バイト先でお尻でするのが好きって人がいたの」 「お尻って気持ちいいの?」 「人によるらしいけどね。試すのはタダだしいいかなーって」 「ふーん。まあ、ちよちゃんがいいならいいよ」 「やった」 にかっと笑みを見せてくる。この表情は何度見ても惹かれるものがある。さすが女優と言ったところか。 「じゃあまずは雰囲気作らなきゃね。……ん」 クッションを置き、四つん這いでこちらに近づいて来た。そして俺に覆いかぶさった後、軽めのキス。 こちらも唇を押し付ける様に体を動かす。何回か繰り返した後は互いに唇を舐めあう。 ちろ、ちゅる、ちゅ。 息が荒くなり始めた時には二人の口の周りは唾液でベトベトになっていた。 「もっと……深く……」 有言実行。ちよちゃんは舌で歯を舐め上げ俺に口を開けさせると、そのまま奥にまで舌を入れてきた。 その舌を自分の舌で絡め取り、甘噛みする。 「んっ……はぁ……いい……」 愛撫に気分を良くしたちよちゃんは、唾液を俺の口内に流し込み始めた。 前に聞いたがこれがとても好きらしい。体内まで自分を浸透させるのがいいそうだ。 「んくっ……ごくっ……」 何の抵抗もなく飲み込む。錯覚かもしれないがちよちゃんの唾液は甘い味がして美味しく感じる。だから俺もこれは好きだ。 そしてまた舌を絡ませ合う。順番に互いの口内に引き込み、軽く噛み、味わう。 「んっ、んんっ、んんん――っ!」 ちよちゃんの背筋がぷるっと震えた。軽くだがいってしまったようだ。 しばらく二人で荒い息を吐く。その間ちよちゃんは俺の首に手を回しかじりつく様に抱き付いていて、 俺はそんなちよちゃんの髪を梳く様に撫でていた。二人ともくっつき合うのが好きなのだ。
「ふふっ、やっぱりキスって気持ちいいね」 幸せでとろけそうな顔で微笑んできた。釣られて俺も笑う。 「そうだな。……と言っても、ちよちゃんが敏感すぎるってのもあると思うけど」 「んー?他の女の子との実体験?」 「一般論。オレはちよちゃん以外の人の体は知らないよ」 「んー、一途だ。何回聞いても嬉しい言葉だなあ」 顔を埋める様にしてより強く抱き付いてくる。……ちよちゃんは人並以上に独占欲が強い方らしい。家族がいなかった反動だろうか。 ただ、役者としての性質なのか自分の物である俺を人に見せびらかすことも好きではあるようだ。 いつだったか「本気にしないで私の所に帰って来るなら、浮気してもいいよ。本気にしないなら、ね」みたいな言葉を頂戴した。 決してそんな事をするつもりはないが、あの時のちよちゃんはちょっぴり怖かった。 まあそれは置いておいて、俺自身は人に必要とされることを好む傾向があるので、相性ばっちりと言えるだろう。 「――!」 ボーっとしてたオレの耳をちよちゃんが舐めてきた。思わずピクリと反応する。 「恋人とこういうことしてる時に、考え事はよくないんじゃないの?」 「俺とちよちゃんは相性がいいなって思ってさ」 「嬉しいけどさ、今は現実の私のことを見ててよ」 「ごめん」 「いいよ」 また軽いキスをして、互いの顔を見た後一緒に笑いあう。 一しきり笑いあった後、どちらかともなく次の行為の為の体勢に。 ちよちゃんはこちらに尻を向けて四つん這い。俺はすぐ後ろで膝立だ。 スカートの中に手を入れ、スパッツとパンツを下げる。ぜんぶ脱がさない方がエロい気がするので膝までだ。 「好きだよね。服着たままするの」 「ちよちゃんは役者だからね。着飾らないと」 「あの変態と逆のこと言ってる」 「じゃあ正しいんだな。……で、これからどうするの?」 「えっと……傷つかない様先にお尻の穴解すんだって。……あっ、ちゃんとお尻の中は綺麗にしたからね!提案する前にトイレで」 アナルを弄られるのと舞台に立つ恥ずかしさとは違うのか、さすがのちよちゃんも少し照れた様子で言ってくる。 「ちよちゃんのなら洗ってなくてもいけたかも」 「……それはさすがに汚いよ、小波。……あ」 ちょっと引いたちよちゃんを無視してお尻をマッサージするように撫でる。いきなり中心より周囲から行った方がいいだろう。 最初は外回りに、優しく、ゆっくり。その後徐々に力を入れ揉みこむように変えていく。 「ちよちゃんのお尻、いつ見てもきれいだよね。鍛えてるからかな?」 「ふっ……鍛えてるのは……はっ……皆に見せるためだけど……んっ……ここまで見せるのは、小波だけだよ?……んんっ!」 ツーっと指を滑らすと高い声を上げた。苛めたくなる、可愛い声。
「そこまで言ってくれて嬉しいよ。じゃあ、そろそろ真ん中行くね」 「う、うん……ちょっと緊張する」 桃尻を鷲掴みにして菊穴にキスをする。一回、二回。徐々に口づけをする時間を長くし、間隔を短くする。 そして少し湿り気を帯びてきた頃に舌を伸ばして菊穴の周りを人舐めする。 そのまま穴の周りや、穴そのものを何度も舐める。唾液で湿り気を帯びさせていく。 そして解れたのか少し開いた穴の中に舌を刺しいれた。 「んっ!」 「どうしたの?」 「背筋が……ぞくってした。もしかしたら、そっちの才能あるのかも」 「それはよかった」 舌を出しいれしたり、穴の中と外で円状にかき回したりしながら穴の開きを少しずつ広げていく。 「あっ、ああっ……んくっ……きっ……んんっ!……」 切なげに穴が動くのと同調してちよちゃんの喉からも切なげな声が漏れ始めた。 アナルを舐めている背徳感や、ちよちゃんの声をもっと聞きたい事、他にも色んなことが俺に行為のペースアップを催促する。 ちゅ、れろ、ちろ、ちゅーっ。 どんどん速度を上げ激しくする。それに連れて部屋に響く嬌声も高く大きくなっていく。 最初は狭かった入り口も徐々に開いていき、そのことが俺を誘っているように感じ俺自身も高ぶっていく。 「お、尻……あっ!……ひろ、がって……うぁっ……変に、なっちゃう――!」 ちよちゃんの体を支えている腕がプルプルしている。 力が入らなくなってきているのだろう。今まで感じたことのない感覚に全身が震えているようだ。 生まれたての小鹿のようなその光景に酷く嗜虐心をそそられた。 もっと苛めたい。 体を支えれなくなるほどの刺激を与えたい。 じゅるる!ぢゅー! 舌を限界まで伸ばして奥を引っ掻いてみたり、何度も舌を出しいれさせる。 唾液も積極的にアナルの中へ注ぎ込み、潤滑をよくしていく。 そうしているうちに段々ちよちゃんの上半身が下がってきた。 あと少し。 舌を中で一回転させた後、擦り付けながら思いっきり引き抜いた。 「あっ!あっ、あっ、あっ……」 ついに耐え切れなくなったのか、くてんっとちよちゃんは床に上半身を投げ出した。
「はぁ……はぁ……、い、苛めるなよう……」 ちよちゃんが首だけこちらに向け、恨みがましそうな瞳で見つめてくる。 「だってちよちゃんが可愛かったから」 「……それ言えば何やっても許されると思ってない?」 「でも気持ち良かったんでしょ?」 「うっ。……次はもうちょと優しくして。私一人だけってのはずるいよ」 そういうとちよちゃんは片手をこちらに差し出してきた。 「りょーかい」 こちらも片方差し出し、指を絡ませ、握った。 もう片方はちよちゃんのお尻に当てる。 「じゃあ……、入れるね」 「自分で言いだしといてあれだけど、ちょっと不安になってきた……」 「ごめん、我慢できない」 ペニスの先端を穴に当て、少しずつ腰を推し進める。ゆっくりとだが穴に埋まり始める。 「うっ……あっ……んくっ……ふっ……」 ちよちゃんは若干苦しそうな声を出しながらも、こちらを気遣い体を強張らせたりはしていない。 それでも事前に言った通り不安があるのか、手を強く握り締めてきた。こちらも強く握り返す。 「しかし、ぐっ、やっぱりキッツい、なっ」 あれだけ解したとはいえ初めて異物を入れるのだ。わかってはいたが締め付け――特に入口が――がかなり強い。 こんな中に入れたら痛みが、そう思い口を開こうとしたら先をこされた。 「気遣いなんて、はぁはぁ、いらないからね。小波だけ我慢する必要なんか、ない」 「ごめん。じゃあ、いくよ!」 強く腰を押し出す。ギチギチと狭い肉癖をこじ開けていく。さすがにちよちゃんの体も強張り、痛いぐらいに締め付けられる。 「いっ――――――はっ――――――」 ちよちゃんが背中を思いっきり反らす。顔は見えないがおそらく酸素を求める為に大きく口を開けているだろう。 そうしているうちに、ぱんっと体がぶつかる小さな音がしてオレのものがちよちゃんの中にすべて埋まった。 「ちよちゃん、はいったよ。全部」 「やっと、か……。いつも自分の中に入ってる物より長く感じるなあ。錯覚なんだろうけど」 緊張を抜くためかちよちゃんがふーっと長い息を吐く。 「お尻に入ってるってどんな感じ?」 「ちょっと汚い話だけど大きいのが出ないで留まってる感じ。この感じだと出す時のスッキリさがそのまま気持ち良さなのかな?」 「ふうん。痛かったり苦しかったりは?」 「痛みは我慢できる程度。まあ苦しいのはあるかも。でも小波が気持ち良くなるのを優先でいいからね。私はさっき貰ったから」 「わかった。じゃあ動かすよ」 「来て」
ぐちっ、じゅちゅ。 先程念入りに唾液を塗したからか、鈍い音ではあるが水音が響く。 だからと言って急に解れたわけでは無く、かなりきつい。 錯覚なのだろうがオレのものと、ちよちゃんの中、それぞれ互いに削り合ってるように思えた。 「――ぐ、うう――――はっ、……ん」 しかしそんな状態でも繰り返せばなれてくるのか、ちよちゃんの口から偶に痛み以外の声も混じり始めていた。 その声を聞いた俺は少し腰の動きを速めた。――気遣うなと言われてはいたが丸っきり無視という訳にもいかないだろう。 ちよちゃんの呼吸に合わせ腰を動かす。息を吸うときに押入れ、吐く時に引く抜く。 そうしているうちに腸液が分泌を始めたのか卑猥な音が大きくなっていった。 ぐちゅ!じゅちゅ! 滑りがまし、またちよちゃんの負担が減る。それを確かめた後また腰の動きを速くした。 しかも今度は先程の逆。力が入る時に押し入れるよう動かす。こちらの方が強くこすれるだろうと思いやっている。 先程まではまだ中が固く、傷つけてしまわないか不安だったが、潤滑が増した今なら大丈夫だろう。 粘膜同士を強く擦り付け互いに快楽をむさぼっていく。 「あ゛、あ゛っ!あ゛あ゛あ゛っ!!!」 前でする時とは違う、腹の底から響くような声がちよちゃんの口から零れていく。 「ぐっ!」 どんどん菊穴の締め付けがましていく。単に硬くて狭かった最初とは違い俺の物を飲み込み離そうとしない、そんな意思を感じる。 それに逆らいペニスを引き抜くとカリ首が引っかかり中を削るように動くことになる。その結果 「ひぐうっ!っはんんん!」 ちよちゃんはより大きな声を出すことになる。内壁を削るたび愛らしい嬌声を奏でる。 ――もっと聞きたい そんな欲望に突き動かされ俺は腰をより速く、より強く動かし始める。 その度でん部と腰がぶつかるパンッ!という大きな音とちよちゃんの可愛い悲鳴が部屋に響く。 そうしているうちに限界が訪れた。 「ちよちゃん、もう!」 勝手に出る声でしゃべれないちよちゃんは、返事の代わりに繋いでいる手を今まで以上に強く握ってきた。 俺もそれに応えるため力いっぱい握り締める。 「くっ、出る!」 最後に思いっきり腰を打ち付け、ちよちゃんの中に何度も精液を吐き出す。 ドクンッ!ドクンッ! そんな音が聞こえる様な射精の後、菊穴から物をゆっくりと引き抜く。 全部が抜き終わると菊穴からゴボッと精液が溢れ出し尻を伝い流れ出ていく。 最後に終わったことを告げるため背中をトントンと叩き、それを合図に体力の尽きた俺達は床にへたり込んだ。
「う〜、まだお尻に違和感あるよ……」 疲れているせいかタオルをかけただけの状態でまだ横になっているちよちゃんが呟く。 精液などは一人回復したオレが拭いたので問題ない。……お尻から精液を溢れ出してる姿はそそるものがあったが、我慢した。 「まあ、あれだけの時間出し入れしてたしね。しょうがないよ」 「そうなんだけどさ〜……」 ぐてーっと伸びるちよちゃんは未だ不満そうである。 「その違和感でマイナスに成る程気持ち良くはなかった?」 「うっ、それは……。クセになりそうな程でした」 ちょっと拗ねたようにこぼしたちよちゃんが可愛くて、思わず笑みがこぼれる。 「あー、何で笑うの!」 「ごめんごめん」 そういいながらも顔は元に戻せない。 「で、これはまたするの?もうやめとく?」 意地悪な感じに質問をぶつける。 「……わかってるくせに。あーあ、小波はいいなあ、気持ちいいだけで!……あっ!そうだ今度は小波のお尻も」 「無理」 「だ〜め、決定決定!今度はお互いに汚い穴を弄ろう!」 急に笑顔になり足をぱたぱたし始める。 これは……止めるのは無理そうだ。覚悟を決めるしかないか。 「ふふふ、私が責めるなんてなかなか無いし今度が楽しみだなあ。……ねえ、小波」 急にちよちゃんが真顔になりこちらを向く。 「なに?」 「愛してるよ」 「俺もだ」 「ちゃんと言葉にしなきゃイヤ」 「……愛してる」 「あ、赤くなった。役者としてはまだまだだなあ」 「芝居が上手くなったら心にもないことを言えるようになっちゃうかもよ?」 「お芝居を私が見抜けない訳ないでしょ。まっ、初々しさが抜けるのは寂しいかもね」 「ちよちゃんには勝てないな」 「先に惚れたから私の負けだよ。ねえキスして」 「わかったよ」 そうして俺達はもう一度一つになり、また一つ幸せな思い出が増えたのだった。
投下終了 タイトルは「マンネリ打破」です
GJ!
GJ!
乙です
汚い穴をいじり合うという表現に妙にエロスを感じる
いいねェ
668 :
名無しさん@ピンキー :2013/02/28(木) 22:38:34.20 ID:mxR82em4
12裏でシアン・ソネ・ハキムの3pを書こうと思ったがシチュが思いつかん。誰か知恵を貸してくれい
>>668 すまん考えてみたが、その三人はちょっと無理だった・・・
>>668 その三人でエロ書くならエロなしの方が良いと思うぞ
672 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/01(金) 07:14:43.62 ID:RTsXfuXz
>>668 魔王を覚醒させるには魔族二人の精が必要なので魔王の魂をシアンの身体に入れて・・・ってのを考えついた
男2人怪物化でどうだろう
パワポケ表サクセスでぱっと羞恥系ネタが思い浮かばない 裏なら結構思い浮かびそうだけど
>>675 7とか10とか13なら学園ものの定番ネタが使えると思うよ
冴花とか紫杏は罰ゲームでローターつけたまま1日を過ごすSSあったな
キャラ的にヒカルはカズの娘ってポジションなのになんか色々と残念だなぁ
相棒キャラとして見ればかなり面白いキャラではあるぞ カズ自身も色々残念なのは変わらんし
>>678 顔が可愛くないから仕方ないね。可愛かったら9の准みたくバグバグ言われていたぜ。
准の場合は攻略出来た方がバグ(みたいにショボいシナリオ)だったが。
>>676 校則違反という濡れ衣に先生達に羞恥プレイされる春香、紫杏、麻美……ゴクリ
>>680 しょぼいシナリオ以前に普通の日常シナリオみたいな彼女が14だとハナだけってのが……
それにハナ攻略するぐらいなら普通につぐみ攻略させてくれたっていいじゃんレベル
響子?知らん
某リョナゲをやってたら巨大ゴキブリが敵で出てきて、ふとパワポケを思い出させた あれ?倒れた所をゴキブリの集団に異種姦されるとかよくね?
>>681 でもこういう妄想をするためのシナリオばかり用意してたらスタッフさんが対象年齢が変わってしまうかも知れないとか考えてるのかも知れないな
まぁ直接出さない限りそれはないと思うが
ヒカルを可愛いと思ってるのはオレだけでいい……といいたいがオレだけだとSSが供給されない
>>681 ハナは、つぐみとのひと夏の不思議な思い出で終わらせてくれればほのぼのできてよかったと思う
紫杏は望む人格を演じてられるからどんなプレイでもできそうだよな 千羽矢は遺伝子情報を書き換えられるらしいから13主の望む体型になったりするんだろうか?
>>688 ナイスバディーからスレンダーまで自由自在なら13主がハッスルしちゃうなw
ミミズ千匹とか数の子天井まで行けたら干からびるな
690 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/03(日) 23:46:36.11 ID:SKj2UYKC
春香ちゃん7主卒業のときガチ泣き声してるのが可愛かったけど 端から見たらドン引きだよね
そうかねぇ。中高の卒業式だと、手前が卒業するわけでもないのに、 先輩からもらい泣きしたのか何なのかで泣いてる女子の在校生って、ちらほら居なかったか?
いやあのアルバムよく見ると二人の周りの人が なんとも言えない顔をしてるのよねw
7主が高卒プロ入りなら簡単に会えなくなるんだし普通泣くだろ
異 種 姦 よ く な い か 11裏の宇宙ビーストとか
>>695 同志
非人間に孕まされる展開とかあってもいいのにね
11裏に限らずそれらしいモンスターはいっぱいいるのに勿体なく感じる
めたりんこやルーズとヤるのも面白いかもな
わんこ相手だったら異種扱いなのだろうか
緑髮成分が足りん… リコとかナオとか…
>>697 人型モンスターでエロいのに使わないなんてもったいないよな
701 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/07(木) 13:56:37.30 ID:3GiUQ6i6
札侍編のSSを考えてるんだが、女性が主導権を握るシチュしか思いつかん。
>>701 14裏本編の主人公が主導権を握るような性格じゃないしな・・・
>>702 考えたけど婚約者死んじゃったし何となくそいつ一筋な気もするんだよね
有るとしたら復讐ルート?位かな
虫攻めの事じゃね? マヒで動けなくなってる主人公の前で 虫の大群に仲間の女の子が凌辱されるみたいな?
凶暴なイヌに倒されて獣姦されるトモとか人食いGに集団でレイプされるユイとか
>>701 女性が主導権を握るなんて結構なことじゃないか。
異種姦なら目玉系モンスターの触手プレイとかバンパイアに犯されるってのもアリじゃないかな?
>>706 凶暴なイヌよりも(性欲に)飢えたオオカミのほうがいいんじゃない?
709 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/09(土) 14:03:49.76 ID:7dbPwmyJ
>>前あったけど人間花瓶とかなかった?
ナオ投下します
『類は馬鹿を呼ぶ』 冬休み。 所謂長期休暇の一種。 生徒は勉強から放免され、先生から解放され 全寮制の学校であれば、両親に顔を合わせる絶好の機会。 とどのつまり、多くの生徒学生が求めて止まない長い長いお休みだ。 しかし俺はその限りではなかった。 「早く新学期にならないかなぁ…」 待ち受けに映る緑髪の少女の笑顔を眺めながらぼそりと呟いた。 3年の冬休み。 高校野球を終え、実質高校でやれることを全て済ましてしまった俺は実家で悠々と羽を伸ばしている。 羽を伸ばしているといっても、楽しいかというとそういうわけでも無い。 理由は冒頭で述べたとおりである。 確かに久しぶりの実家。 といってもこの年で母親に会えたとしてもあまりありがたみは無い。 テレビも面白くも無い番組ばかりだし、外は寒すぎて体を動かす気にもなれない。 なによりなによりなによりナオがいない。 これでおもしろいと思うことがあろうか。いやない(反語) 「おっ、珍しく古文の内容覚えてたな!…どーでもいいか」 本当にどうでも良いことをブツブツ呟きながら自室に戻る。 あの監獄のような学校からようやく離れられたというのに、離れられたら離れられたで彼女とも離れることになる。 世の中上手く行かないもんだ。 退屈しのぎにナオに連絡でもしてみよう。…といっても直接会いたいんだけどなぁ。 そうこうしながらものぐさに携帯を充電器から取り外してみると 連絡アリのマークが点滅していた。 「あれ?メール来てる。」 もしやと思って開いてみると案の定、差出人高科奈桜の表記が目に入った。 なんとも奇遇、いや流石恋人と言うべきか。 SUB:無題 TEXT 今からそっち行きますよ! 「…はぁ?」 恋人に送っているとは思えないほどの単文メール。しかも無題。 味気ないことこの上無いがそういう問題ではない。 一体何を言っているんだこいつは。突拍子もなさ過ぎる。 「まさか本当に家に来るんじゃ…」 こっちとあいつの家は県をいくつか超えるくらいの距離があるので、常識的に考えたらそんな唐突な話があるわけではない。 だからといってあいつが常識的な行動を取るわけも無い。 とりあえず返信して、どういうことなのか説明をしてもらわないと。
TEXT お前、まさか本当に俺んちに来たりはしな ピンポーン ピンポーン 「はーい今行きますね」 メールを書き終える前に玄関チャイムの音、それに呼応する母親の声が響いた。 「いやぁうちの息子がお世話になっております。」 「いえいえ、お互いにお世話しまくってますからお気になさらずにお母様!」 「お母様?」 「ええそりゃもう私にとっては第三の母親ですよ。」 「だ、第三?あ、そういえば息子からそんな話を…」 「はは、まあうちはほんのちょこっとだけ複雑な家庭なのでそこはまぁ…」 とんとん 「もう、なんなんですかー、小波くんはぁ。今良いところなのに…」 「お前こそ何やってんだ。」 「お母様評価アップイベントを進行させていますです。」 「俺からの評価が下がるぞ。」 「小波君は攻略済みなのでお互いにある程度好き放題しても大丈夫なのです。」 「どんな基準だ。」 「水回りを汚されると流石にマズイですが…」 「親の前でやめろ。」 少し離れていただけなのに随分と久しぶりのこのやり取り。 …うれしくもあるが、やっぱり疲れるもんは疲れる。 数日ぶりにあったナオは相変わらず可愛らしく…といっても四日そこらで変わるわけないが。 可愛らしい私服だがこの冬にミニスカートとか寒くないのかと。 いや是非穿いて欲しいですが。はい。 「で、お前何しに来たの?わざわざ特急使ってここまで来て。」 「予行演習に来たんです。」 「予行演習?」 「はい新婚旅行の予行演習です!」 … 「予行演習?」 「いやループしませんよ。何無理矢理スルーしようとしてるんですか。」 「お前こそ無理矢理わけわからん方向に話を持って行こうとするな。」 「じゃあ説明しますね。」 「わかりやすく簡潔にたのむぞ。」 「そんな頭のいい人みたいなマネできませんよ。バカですから。」 「いいからやれ!」 手持ちの鞄から何かを取り出すナオ。 何かの広告の様子、旅館のパンフレットだ。随分とご立派な旅館の。 「…何、この高そうな旅館。」 「明日から一緒にここに泊まりに行きますよ!」 「はぁ!?」 せっかくの高校最後の冬休み。 どうもこの小娘は数週間前から俺と旅行する気満々で、2泊3日でこの旅館に勝手に予約を入れてしまったらしい。 無断で、しかもよりによってこの高そうな旅館に。
「そこら辺のことは気にせずに!交通費宿泊費諸々も全部私が出しますよ!」 「マジで?」 「それくらいじゃないとこんな厚かましい申し出できませんから。」 「うーん、なんか逆に悪い気が…」 「……ダメですか?」 その切ない表情は卑怯だ。 「いやいやいや!是非お願いするよ。」 「ありがとうございます!」 その眩しい笑顔は反則だ。 「ホントにこんな可愛い子が彼女さんだったんだねぇ。」 物凄くにやついた顔で母親が話しかけてくる。ナオと違って実に気に障る笑顔だ。 「この子本当にうるさいんですよ。家に帰ってからナオちゃんの話ばっかりで…」 「うわぁ、それ以上言うな!」 「へぇー…非常に興味深い話ですねぇ。」 「この前なんか結婚は何歳くらいでするべきかって…」 「やめろやめろやめろー!!!」 それから話は流れるように進んだ。 その日の午後を使って通行手段の確認から荷造りまで済ませ、明日に備えることに。 ナオは父・母共に大好評。 当然のように今日はこの家に泊まることになった。 部屋が恋人の俺とは別なのが残念だが、まぁ仕方ないと言えば仕方ない。 それにしても両親二人して、やれ息子には勿体ない、やれ相手のご両親に申し訳ない… 別に猫を被ってるとまでは言わないが、この女の破天荒さを知ったらさぞや驚くんじゃなかろうか。 ったく、よくもまぁこんな滅茶苦茶な女を… …選んだのは他でも無い俺ですよ、ええ。 仕方ないじゃん。惚れちゃったんだから。 そして翌日、家を出発した俺達はちょっとした電車の旅の後、予定地の旅館に到着した。 「ほぇー、実際見てみるとまたご立派な…よくこんなところ借りられたな。」 「フフン、パパのお仕事の関係でちょっとしたコネがありまして。」 「なんで得意げなんだよお前は。」 甲子園に行ったときの宿泊施設も中々だったがそっちよりも随分でかい。 ごくごく普通の収入の一般家庭出身の俺にはありがたい話なのだが、本当に旅費を全面負担してもらっても良いのだろうか? 「本当にお金任せちゃって大丈夫なのか?」 「そんなに小波君が払いたいですか?」 「いやそういうわけではない。」 「お金は予約の時にもう払っちゃいましたから問題有りませんよ。 パパも快く承諾してくれました。」 「お前の…その、今の父さんは俺のことなんか言ってるのか?」 「もう大評判ですっごく感謝してましたよ!杯交わしたいくらいだって!」 「さ、さかづき…?お前の父さん、何やってる人なんだ?」 「…聞きたいですか?」 ナオの目が久しぶりにチュピーンと輝いたのを見て、俺は口をつぐんだ。 何はともあれ、本格的に周りをうろついてみるのは明日と言うことで 今日は早速荷物を部屋まで降ろしてゆっくりすることに 従業員さんに手荷物を運んでもらえるという時点でかなり驚いてしまったのは内緒だ。 なんとも貧乏くさい話である。 場面は飛ぶが、今、俺は温泉に浸かりながらのんびりとしている。 やや早めの時間だったからか、他の客も少なめ。 旅の疲れを存分にお湯の中に溶かすように湯船で身を休めた。 これはこれで素晴らしいのが、惜しむべきは混浴が存在しなかったということか。 正直、かなーり期待していたのだが…まぁナオが変な輩に絡まれなくなったということで納得しよう。 …それにしてもバスタオルまで無料レンタルだとは思わなんだ。
「ちょっと早すぎたかな?」 俺個人としてはそれなりに長湯したつもりだったのだが、未だにナオは入浴中。 先に部屋に帰ってしまっても良いのだが、せっかくなので待ってあげるべきか。 待合用に用意されていたイスに腰掛け、適当に時間を潰す。 「なんでこんな時期に旅行なんだろう。」 彼女を待っている間に、ふとそんな疑問が頭に浮かぶ。 別にこの旅行に不満があるとかそういう話では無い。 確かにドタバタしたものの、むしろナオと二人っきりで過ごせるのは願っても無い話。 この機会に、そしてこの機会そのものを与えてくれた彼女自身に感謝している。 しかし別に冬休みなんてめんどくさそうな時期にどうしてまた…と思ったがどうせいつもの突拍子も無い思いつきだろう。 というかそんなことはどうでもいいのだ。旅行は自体は嬉しいし。 問題は一緒に旅行しているという事実そのものなのだ。 「…一緒に外泊、ってそういうことだよな。」 初体験は学校でこっそり済ませてしまったが、回数は片手で数えられるくらい。 わざわざ外泊のお誘いをしてくるくらいなんだから、そういうことなのは間違いない。 「あれって…普通の人はどうやって誘うものなんだ?」 悲しいながら女性経験が彼女以外にない俺にはそれが全く分からない。 学校でやっちゃったときは勢いのままこっそりやっていたので前例としては使えないだろう。 無言でキスでもしちゃえばいいんだろうか? 事前に「やりたいんだけどいいかな?」的なことを言えばいいのだろうか? でもあんまりがっついてると身体目当てみたいに思われそうな…いやもちろんそうなんだけど身体だけが目当てでは無い。 そもそも向こうから誘いをかけているわけでもあってだな。 やっぱり事前にそれっぽい雰囲気になったりするのか? 馬鹿な俺にでも分かるような空気に。本当にその空気が読めるのかわからないけど。 めんどくさいからここはもう開き直ってルパンダイブしちゃって… 「お待たせしました!」 「うわっ!?」 やましいことを考えている最中に肩トントンの不意打ち。なんと卑怯な。 「…?どうかしました?」 「あっ、いや、その…なんでもない。」 振り返ってそこにいたのは浴衣姿のナオ。 勿論旅館の貸し出しだが中々新鮮な出で立ち。 っていうか、風呂上がりのナオが…なんかこう…ストレートに言ってしまうとエロい。 僅かに湿った髪とか赤みの残る肌とか、妙に色っぽいと言いますか。 いつもと違って縛った髪型(乾かすためか?)も中々にグッドです。 「ちょっと早いですけど、ご飯食べに行きましょうか。時間になったら部屋に運ばれるはずですので。」 「お、おう。」 「…なんか変ですね、今日の小波君。」 あからさまに変な俺に少し首をかしげたナオだったが、それに構わず、そろそろと歩き出した。 俺も彼女の後を追って歩き出す。 「…ん?」 そこであることに気が付いてしまう。 「……!?」 う、うなじ…! 普段の髪型だと見ることが不可能なナオのうなじ。 なにがどうとか言えないけど…なんか凄く良い。 以前荷田君にうなじの良さを力説された事があったが、今になって初めて分かった。 あの時は完全に戯言扱いで聞き流してたけど、湯田君、君が正しかった。新学期になったら謝らないといけな… 「じーっ」 気が付いたらいつの間にか振り向いていたナオが俺のことをガン見していた。 もはや怪しいを通り越して疑いのような何かを感じる視線だ。 「こーなーみーくーん…」 「うっ」 ジリジリとナオが距離を詰めてきた。流石にいかがわしい目で見ていたのがバレたのか? っていうか顔近!めっちゃ顔近い!5cmも離れてないぞこれ。
「…ナオっちはそんなに魅力的ですか?」 「そ、そりゃ…はい」 「じゃあ他の人に目移りしちゃだめですよ?」 「あ、ああ、そんなの当たり前だろ。」 「…えへへ」 はにかんだ笑顔を浮かべ、ナオは再び歩みを進めだした。 あぁ危ない、怒られるかと…っていうかやっぱりナオ可愛いな、うん。 「いやぁ美味しいですねぇ!」 「そ、そうだな…美味しい美味しい。」 確かに美味しい。 懐石料理、っていうの?よくわかんないけど、和食でもこんなに美味しいんだね。 でもアワビをそのままの形で出すって言うのはどうなのかなぁ。詳しくは知らないけどこれ、冬が旬じゃなかったよな。 まぁそういう食べ方もあるんだろうし、躍り食いってしろって話じゃないから文句があるわけではないんだけど なんかこう…今の俺には別の物が連想されてしまうと言うか… 「小波君、私のアワビとお刺身食べます?もう胃袋がヤバイので」 「!?」 「どうかしました?」 「な、なんでもない!」 ナオのアワビナオのアワビナオのアワビナオのアワビ… れ、冷静に冷静に。 「布団まで敷いてくれるんですねー。」 なんとも至れり尽くせりというか、ここまでされるとサービスのはずなのにこっちが悪い気がしてくるのはただの貧乏性だろうか。 といってもそんなことはどうでもいい。とうとうこのときが来たのだ。 「いよいよか…」 「何がです?」 なんとも暢気な表情のナオ。 俺と違って随分気楽そうだが、女の方が案外こういうことに積極的だと聞いたことがある。そういうことなのだろうか。 「どうかしました?」 「いや、ちょっと緊張して…」 「別に緊張する必要なんて有りませんよ。いつも通りで良いんです。」 「そ、そうか。」 よ、余裕だなこいつ。 よく考えてみれば、初めての時もきっかけはこいつだったし…襲いかかったのは俺だったけど。 「じゃ、電気消しますね。」 そう言った直後、部屋は真っ暗に。小さなランプ程度の明かりくらいは付けるものかと思ったが、完全に消灯だ。 なんだかんだ言って恥ずかしいのか。あたりまえだけど。 それぞれ布団に入り、横になって向き合う。少し目が慣れたので大分ナオの顔が見え始めた。 「いつも通り、って言われてもやっぱなんか難しいな…」 「やっぱりこういう所だと変に意識しちゃいます?」 「そ、そりゃまぁな。」 「甲子園でマウンドに立ってた男なんですから、このくらいの事で緊張しちゃいけませんよ。」 「いや俺キャッチャーだから。」 「キャッチャーだったらなんでもできますよ。センターフライのキャッチ位余裕です。」 「どこのダメジャーだ。」 「あれ原作は面白かったんですよ?」 ニコニコ笑顔のまま思いっきり話を脇道に逸らすナオ。 どこまで俺をやきもきさせる気なのか。
「じゃ、そろそろ…ですかね。」 ゆったりとした声と共にナオの目が閉じられた。 「そ、そうか…」 あんまりにも余裕綽々な彼女にあっけにとられたが、こっちもそれについていかないと… 覚悟を決めて彼女の唇に自分のそれを重ねた。 「ん…んぅっ!?」 最初は軽く触れる簡単な口付け、それをほんの数秒続けた後、彼女の口の中に舌をねじ込ませた。 ヌルリとした感触に惹き付けられるかのように、そのまま舌と舌を絡ませ、唾液を吸い上げる。 (ひさしぶりだけど…やっぱりキスってすごいな。) 欲情の高まりと共に、自然と彼女を蹂躙する舌が力強くなってしまう。 彼女 このままどろどろとした感触に流されるように彼女と一つになってしまいたい…そう思っていたその時だった。 「んっ…んむぅっ、ふぁ、んんぅぅっ!ちょ、ちょっと待ってください!」 こっちが大分盛り上がってきたところでナオに身体をひっぺがされてしまった。 「な、何なんです?」 「えっ?いや、その…そろそろってナオが言ったから…」 「だ、だったらなんで寝ないんですか!?い、いきなり濃厚にぶちゅっとされましても…」 大いに狼狽えるナオ。全く状況が理解できていないようだ。俺もできてない。 「…いや、だった?」 「そ、そんなわけないじゃないですか! いやだとかいやじゃないとか、そんな話じゃなくてなんでこんなことに…」 まさか…こいつ…いや、いくら何でも高校生になってそれは… 「お前、ひょっとしてこれから寝ようとしてたのか?」 「だ、だってもう11:30じゃないですか!」 … … … 「なぁ、ナオ。俺達、一応恋人同士…だよな?」 「一応どころか今世紀最高のカップルですよ。」 「…一般的な恋人同士がが、二人っきりで夜を共に過ごすとしたら…何やってると思う?」 「と、トランプとかPカードとか…?」 なんか変だとは思ってましたよ。 意外と純情なこいつがいざ共に夜を迎えるってときに、妙に堂々としてるのは確かに違和感がありましたよ。 それでもここまでとはは予想していなかった。 一緒に寝る、って聞いて本当に熟睡しようとするほどの純情きらりな女だとは思ってなかったよ。 何、こいつ性欲無いの? 恋人と一緒にいてヤりたいとか思わないの?女ってそういうもんなの? いやむしろ俺がダメなのか?ひょっとして女から性的な目で見られないような男だったりするの? 自分で言うのもアレだけど背は低くないし太ってるわけでも無いし 顔だって、少なくとも…荷田君よりはイケメンだと思うんだけどなぁ。 いや、やっぱりナオがば…じゃなくて、その、えーと…ああもういいや。やっぱりこいつが馬鹿なだけで俺は… 「…あっ、そ、そういうことで…って、ええ!?」 急に炎上するナオ。やっと俺の言ってることが理解できたらしい。 「つ、つまり、小波君は…わ、わたしを、だ、だだだ、だ、抱きたかったと…」 「テンぱりすぎだろ。間違ってないけど」 「だ、だって…」
そのままナオは真っ赤な顔のまま俯いてしまう。…凄くいじらしいが、そう感じてしまうことになぜか悔しさを覚えてしまう。 もういいや、どうとでおなれ 「じゃ、じゃあ…おやすみ。」 「ちょ、ちょっと待ってください!」 布団を被ろうとする俺を、ナオは慌てて引きずり出し、その腕を引く。 まるで取り返しがつかないような顔をしている。目頭が潤んですらいた。 「えと、その…あぅ、あぁ…」 そのままあたふたと目をそらしながらしどろもどろに口を開く。 かなり動揺させてしまったらしい。 …なんというか、結局、俺が悪かったんだろうなぁ。 「えーと、その、ちょっと話してもいいかな?」 「は、はい!!」 「なんというか、まぁ結果的に俺は、全くその気の無かったナオの寝込みを襲いかかってしまったわけだ。」 「い、いや、小波君はそんな…!」 「でもナオはその気が無かったんだろ?」 「そ、それはそうなんですけど…」 「ごめんな。変なことして。」 「いえ、その、こっちこそ、その小波君の想いを踏みにじるようなマネを…」 「いやそんな想いとか格好いいもんじゃないよ。欲望のままに動いただけだし。 とにかく……その、わるかった。」 険悪な雰囲気になることだけは避けられた。 まぁ大体俺のせいなんだし謝れて、そして許してもらえてよかった。 こっちが勝手に納得していると。目尻を拭ったナオが表情をきりりと改める。 「あの…勝手なこと言うようなんですけど……」 「なに?」 「その、ええと…改めてお願いします!わ、私を…だ、抱いてください…!」 「ハグ?」 「そ、そうじゃなくて…18禁で子作りで責任問題なほうでお願いします!」 「…責任はとるよ。」 微妙な重圧(?)をかけられたようなそうでもないような、よく分からない調子で俺達の夜は始まった。 「くちゅ…ん、ぴちゃ、ちゅるる…」 「んっ、んぅ、はぁっ…ナオって、キスうまいよね。」 「へへ、ありがとうございます。」 明るいながらに艶めいた笑みを見せると、すぐさま俺の唇に飛び込んで舌を絡ませてくる。 先ほどと打って変わって乗り気のこいつに押されまいと、再び寝間着のボタンに手を掛け、一つずつ外していった。 「ふぁっ…んふぅ、んっ…ちゅぅ」 ぴちゃぴちゃとした水音を響かせながら、ナオも俺の寝間着に手を掛けはじめ 濃厚な口付けを交わしながらの脱がせ合いが始まり、不慣れながらにお互いの服をひん剥きだす。 二人とも裸同然の格好になってもになってからもキスが続いたが 唇周りが唾液にまみれてぬるぬるになったころ、口と口とが少しずつ距離を取り始めた。 「…なんか、申し訳ないですね。」 「なにが?」 「だって、小波君がこんな立派でたくましい身体を見せてくれてるのに、私の身体ときたら胸無しの尻無しで…」 赤らんだ顔でそういいながら、しょんぼりとした顔でこちらの胸に倒れ込んできた。 「…たしかに薄い身体だな。」 「すいませ…」 「だがそれがいい。」 「んふぁあぁっ!」
薄い。限りなく薄い。 この起伏の無い最高にスレンダーな身体の素晴らしさをナオは理解していない。ちっぱいも小尻も最高だというのに。 胸板の上でナオの可愛らしい双球がつぶれる感触の心地よさを噛みしめながら 彼女の下着の中に手を突っ込み人一倍敏感なそこをまさぐる。 「ちょっ、いきなり、そんな…んちゅっ…んんっ!ふぁっ…」 嬌声を上げる口を封じるかのように三度口付け、より指の動きを激しくする。 「ちゅ、んぅぅ…ん、はあぁっ、ぢゅる…」 指の動きに連動するかのように舌で口内を蹂躙し、上で下でと彼女を責め立てる。 膣の凹凸の触感を楽しむかのように掻き回し、びくんびくんとくる震えを受け止め、上の方では彼女の唾液を吸い上げる。 「んっ…ちょ、こなみく…んぅ、はぁっ…んむぅ、」 このぬるぬるの穴の中に自分のそれを入れる。 一度は味わったその快楽が再び脳裏に蘇り、自分のそれが痛いくらいに起ち上がる。 「んっ…ぁっ…あああっ、ひぃあああっ!」 口を離して呼吸を整え、そのままねちっこく責め続けると、ナオが一際大きな声を張り上げ、びくびくと秘所が震えた。 「イっちゃった?」 目尻に軽く涙を見せながら、こくりとナオは頷く。 「…なんか、あたまが真っ白になって、ちょ、やぁ…」 彼女の陳述を聞く傍らで胸のにぷくりと膨らんだ可愛らしいつぼみをくりくりとつまむ。 「いつっ…い、いじわるです、小波君は…畜生です、ド畜生です。」 抗議を呈するナオの顔は既に興奮の熱で朱色に染まり、表情も快楽で緩み、悩ましげな吐息が連続的に口から漏れていた。 一言で言うならエロい。ものすごくエロい。 「はぁ、な…んっ…ぁぁ」 いつもの天真爛漫な明るいナオとは違う、何とも言えない艶やかさを纏ったナオ。 物凄く、この上なく愛らしく、愛おしい。 「む、むねばっかりいじわるしないで…もう、その…い、入れてください!」 「はは、ごめんごめん。」 身体もほぐれ、すっかり抵抗をなくした彼女の下着を完全にはぎ取る。 「ぐしょぐしょだな。」 「だ、だってあんなにいじめられたら…」 直接愛撫していたのでわかったことをあえて言ってみると、案の定ナオの可愛らしい反応を目にすることができた。 「もう少しいじりた…」 「この期に及んでまだいじわるする気ですか?」 その問いに答えること無く、生まれたままの姿になった彼女を布団の上に寝かせた。 「まだ結構キツイな」 「だ、大丈夫です、そのまま、そのまま…」 ぬるりとした膣内をかき分けるように進行するも、まだ経験の浅い彼女のそこは抵抗感を失っていない。 「…っ…ぁ……」 「ほ、ほんとに大丈夫か?」 苦しんでいる彼女には申し訳ないが、こっちはこっちで余裕が無い。 このぞわぞわとしたもどかしい快楽が身体を突き動かすのを堪えるのに必死だ。 ようやく根元まで入った頃には、流石にナオもこなれたのか すっかり上気して赤く染まった頬と、潤いを帯びた瞳の、何とも悩ましい表情でこちらを見据えていた。 「動くぞ?」 「お、おーけーです…ぁあっ!」 ぴくりと腰を引くだけでカリ首が肉ヒダに擦れるように刺激され、堪らない快感が生じ、甘いしびれが腰回りを襲う。
「ぅ…ナオ…っ!」 目の前を見れば、恥じらいと肉欲の入り混じった、なんとも淫靡な顔をしているナオが目に飛び込んできてしまった。 「んぁあ!ちょ、やさし、く…ふぁああ!」 「…っ…ナオっ、かわいいっ!」 そんなナオを前にして己を押さえられなくなり、前後運動が加速されてしまう。 きつく締め上げる彼女の肉壷が与える快楽は、俺の欲求をどんどんと高めていった。 「んぁああっ、お、おく、き、きてますっ、こな、ああぁあ、こな、みくんっ!」 「ごめん、とまんないっ…!」 いつの間にかナオのほうも快感を求めて腰を揺るがしだしていた。 唐突に加わった別の刺激に怯むどころか、さらにそれを求めて動きが勝手に激しくなり ナオの引き締まったお尻と俺の腰が、ばしんばしんと音を立ててぶつかり合う。 「っくぅ…」 「ああぁああっ!こなみくん、だめ、だ、だめぇっ!ん、んぁああっ!」 拒絶の言葉とは裏腹に、両の足でがっちり俺をホールドし、さらに密着度を高めながらよがり狂うナオ。 不意に中がキュッキュと締まり、堪えがたい快楽が肉棒を急襲する。 「ナ、ナオ…そ、そろそろ…っ……!」 「そ、そのままで、んっ、はぁあっ、んあぁ、ああぁああああ!」 限界を悟った俺は、無我夢中でナオの奥を突きまくり、子宮口を亀頭で穿ち続けた。 その間にナオがこちらの唇にむしゃぶりついてきた。 「んぅーっ、んんん!んん、んんっー!」 くぐもらせた嬌声を響かせながら激しく舌をねじ込まれ、上下の口でこれ以上無いくらいに密着される。 彼女はこのままの絶頂を望んでいるらしいが、こちらとてそれにあらがうわけもなく… 「んっ…うぅ…!」 「――――――――――ッ!!」 精の解放と共に、凄まじい絶頂感と射精感で満たされる。 文字通り昇天するような錯覚を覚えた。 「ふぁあ…こなみ、くん…」 「だ、大丈夫かお前?」 「殺す…じゃなくて、壊す気ですか?」 「あ、あれはお前が…い、いや、悪かった。」 「うら若き乙女の肉体をこんな凶器で…ってあれ?」 下半身を再びまじまじと眺めるナオ。 「な、なんでまだ凶器のままなんです!?」 「そ、それは……その…かなり期待してたもんで…つい…」 「…」 「本当は昨日の時点で抜こうと思ってた所をお前が家に来たから仕方なく先延ばしにして、その、つまり元々結構溜まってたといいうか…」 「………………続き…します?」 しばしの沈黙の後、恥ずかしそうな顔でナオは弱々しく呟いた。
「あぁ、パパ、ママ、お父さん、お母さん…私ももうすぐそちらに向かいます…」 「いやまだ大半の人は生きてるだろ、その面々。」 それから時はあっという間に過ぎ、もう次の日の同時刻。 昨日と違うのはいつの間にかこの時刻になっていたと言うこと。もう一つは二人で一つの布団をつかっていることか。 「もうダメです…四六時中小波君に慰み者にされてしまい、ナオっちの肉体はもうヨレヨレのホクホクです。」 「どっちだよ。」 昨晩は結局朝までガッツリとナオと身体を交え、今日も昼間に数時間観光したのを除けば、殆ど一日中まさぐりあって ついさっきも一戦終えたところ。疲れて当然だ。 一応言い訳させてもらうと、ナオはナオで相当ノリ気だった。殆ど抵抗しなかったし。 「小波君、重罪ですからね〜。責任とってくださいよ?」 咎める気ゼロのへらへら顔をこちらの腕にすりすりしてくるナオ。 「……」 「どうしたんです?何とも言えない顔していますが。」 「…いやぁ、その、やっぱり…なんでもない。」 やっぱり可愛いなお前、と言おうと思ったがやめた。 ナオじゃあるまいし、そういうことを直接言うのは恥ずかしい。 「うわぁ、小波君極悪非道です。早速恋人に隠し事を作りましたね。」 「悪人のハードル低すぎだろお前。」 「そりゃあ小波君は極悪人ですよ。乙女の純粋なハートをギュッと鷲づかみにして握り潰しちゃってるんですから。」 「潰してない潰してない。」 いや、ひょっとして一度つぶれたからこんな変な奴に…ってこいつは最初っからこんな奴だったな。 「それにしても…明日帰っちゃうのが非常に残念です。」 そしてこんなやつだからこそ、俺は惚れちゃったんだろうな。 「とっとと冬休み終わってくれませんかねぇ?」 「…なんなら、明日俺の家に帰ってからもう一泊するか?多分母さんも許してくれると思うし。」 「マジですか!?」 「そりゃそんなウソ付く必要ないだろ。」 「是非是非是非ぜーひお願いします!!」 嬉しそうな笑みがナオの顔からこぼれる。 やっぱり、この笑顔だ。 この笑顔が否応が成しに俺を元気づけてくれるんだ。 「えへへ、楽しみが増えちゃいましたよ。」 「何が楽しみなんだ?」 「そりゃあ小波君の家に泊まって、泊まって…泊まって……って!?」 「んっ?…あ、あぁ」 そこで自分が何を言っているか気付いたらしい。ナオの頬がほんのりと赤みを増す。 「ま、まぁそういうことになっちゃいますよね。ハハハ…」 「ひょっとして嫌?」 「…とんでもないですよ。」 今度はうろたえること無く、再びいつも通りの優しい笑みを見せてくれた。 そんな彼女の温もりに包まれながら、俺達は文字通り夜を共に過ごした。 新学期にて。 「お姉ちゃん、差し出がましいようだけど、なんかお土産とかあったりする?」 「えへん!ばっちり用意してありますっ!」 「ありがとね。」 「それと年内には甥っ子か姪っ子の顔をしっかり拝ませてあげるからね!」 「…ゑ?」
以上です ナオ書くときに一番難しいのは何気にさらと会話させるところな気がする 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください
GJ!
GJ! このSS読んでナオの父親が893かもしれないという疑念が確信に変わった件についてwww
GJ! ナオちゃん可愛い
GJ! ナオっぱいよすよす
ナァーオ
GJ!
GJ! やっぱり緑髮いいなぁ
GJ!
>>695 シズヤは12裏だと魔族だから異種姦に入ると思うんだ
10主「そういえば荷田君がそろそろホワイトデーだとか言ってたな。というかホワイトデーって何の事だろう。」
なぜだろう?ホワイトデーというとなぜかオニザメコーチや疋田のことが頭に浮かぶんだが。
ヒカルかわいいよヒカル
12裏で主人公に負けたルッカさんがダンジョンをさ迷ってたら、巨大クモや肉食コオロギに襲われて異種姦されるSSをお願いします! 何でもしますから!
鬼鮫「ん?今何でもするって言ったよね?」
>>734 物語の骨組みをそこまで考えているんだったら自分で作りゃいいだろwww
>>730 まて、その理論だと、イーベル、サラ、メモリーも異種姦だ!
異種姦だったらモンスターとだろうが!
メモリー×グラントラムとかに決まってるだろうが
ルッカさんは魔王城で戦った後死んだんだっけ?
740 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/12(火) 07:14:15.67 ID:I4GGWtqW
>>730 なかなか面白そうだが、いざ書くとすると意外とシチュが難しそうだな
まず表の時点で生物学的にホモ・サピエンスではないキャラクターとは……そういえば意外といくところまでいかないな。 パワポケチームがヒューマニズム(悪い意味込み)に毒されてるのかな。
アンドロイド組の方々はワギリバッテリーで動いている辺り生物学的に見て人間と同じかというとかなり怪しい 3主とかヒナコとかは完全にアウトだろうし
千羽矢は異種姦に含めていいと思うよ
しかし大切なのは分類じゃなくて内容のほうだろ 分類上異種姦でも内容が異種姦じゃないやつもあるからな それなら業々読み手を選ぶ必要もないしな
>>703 釈迦に説法承知で言えばその毛色の作品はまとめにも投稿されてるね>婚約者絡みネタ
まあ原則的にメンタリティ含め擬人化されているのが基本だからな、本家。あまりにもニッチだと色々誤魔化せないだろうし。
しかし基本的にこのスレでは純愛大正義なのであった
11裏の(敵の)ストーカーに全裸で獣姦されているユイを書いてください! 何でもしますから!
ん? 今何でも(ry
どうしてホモが沸いてるんですかねぇ…
ソイヤソイヤソイヤソイヤ!
751 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/13(水) 23:42:49.56 ID:E3ZUmLoY
>>730 シズヤの正体が実は淫魔で・・・ってのを思いついた。
>>746 しょ、少数意見も大事にしろ!(震え声)
保管庫でリコの作品見あさってたら 主人公が縛りつけられる作品多くてなんかワロタ リコはそういうイメージなのか
尻に敷くのと縛りプレイが好きなのはイコールになりません
でも保管庫にある「惚れた相手(=7主)に尽くす女」ってのもありそうなんだよね。そもそもグッドエンドがそういうカラーだし。 裏では確かに主人公をひたすら振り回すトラブルメーカーに終始している感があるけどね。
756 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/14(木) 21:22:48.40 ID:jpRtNiEG
尻に敷く、縛りプレイ、主人公に尽くす。 最高の三位一体じゃあないか。
唯ちゃんかわいいすき 天本さん死ねドブス
9主×維織小ネタ投下します 喫茶店にて 「いやー維織さんは読書がすきだなぁ」 「本当にそうよねートラックが突っ込んできたとしても気にしなさそうよねー」 「それは言い過ぎだろ。…そうだ!維織さんの本の山の中にいかがわしい内容の本を入れたらどうなるだろう」 「何でこんな本持ってるのよこの男は」 「よし、準備完了。俺は維織さんの家に帰るか。」 「どうなっても知らないわよー」 その夜 「おかえり」 「…本で読んだ事を試したい。」 「ん?何のこt「問答無用」ぎゃぁあああ!」 バント◎が身についた!▽ 内野安打◎が身についた!▽ 弾道が3上がった!▽ 腰痛になった!▽ 服がしわになった!▽
761 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/15(金) 03:29:58.41 ID:zBQe6AKJ
>>760 最後のコメントの効果は……チームメートにバレて仲間評価マイナス20とかかな。
内野安打をエロワードにしたパワポケスタッフは偉大
裏読みするとアレな表現はプロ時代からだものなあ。寸前×が言い寄って断られたから、と素直に考えて負けるな主人公、と思った時代が懐かしい……
一番最初のネタって希美さんの 「今晩泊まっていくかい?」→バント○ だっけ?
神速には結構意味があると思う イクのが速い 射精が速い 勢いが速い 足が速い→実況「足を使ったプレイに期待がかかります」→足コキ等?
他にも 天然芝◯→野外でヤる ホーム◯→家でヤりまくる ピボットマン→二股 帳尻合わせ→onznコーチ ってのがあるな。
>>767 なんで帳尻合わせがonznコーチなんだよwww
>>740 シズヤの試練に失敗して代償として主人公が搾り取られるってのはどうだろう?
天本さんが酒に酔っ払ってイル状態になっちゃうというのを思いついた
天本「キャハハハハハハ、もうイってもうたんか、敏感なやっちゃな〜」 4主「(い、いつもの玲泉じゃない・・・・・・!)」 こんなのか
773 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/16(土) 11:03:04.92 ID:jRwMZ8Ie
漣投下します
『いやしからずもいやらしく』 「えっ?…えぇっ!?」 なぜこんなことになっているのかさっぱりわからない。覚えていない。 (私、なにをしてたんですか?) この状況から思い浮かぶことは一つしか無い。しかし自分がそんなことをするはずは無い。 (なんで私、裸になってるんですか?) それはもう豊満な肉体がすっぽんぽんに。 (なんで小波さんはどこにもいないんですか?) この格好のときは普通隣で彼が寝ているはずなのだ。勿論同じ格好で。 (なんで私、こんな所にいるんですか?) ここは愛しのあの人との二人の愛の巣(仮)ではない。 後輩の彼氏、走波の家だ。 「漣さん、一応俺が送っていくから、それまで適当にそこのパンでも食べてて。」 「あ、ありがと…」 シャワールームから響く走波の声。 そこら辺に脱ぎ散らかしていた自分の服を身につけ、そそくさと朝食を済ます漣。 150円前後のコンビニパンを口に運びながら、昨日のことを順々に振り返る。 まず昨日は二人の休みが重なったのだった。 願ってもない機会を利用しない手はなく、朝から小波と一緒に久々のデートを楽しんだ。 映画の後にお昼を食べ、久しぶりにマニアショップを覗いてみて、たまには、ということでバッティングセンターに行ってみて… そこで後輩の南雲・走波ペアに出くわしたのだ。 その後なんやかんやでダブルデートになって 夕飯を食べに居酒屋に行って…そこからはあまり覚えていないが、多分飲みつぶれたのだと思われる。 「…まさか。」 姿の見えない恋人。 男の家で素っ裸で寝ていた自分。 「あれ?あのジーンズどこ脱いだんだっけなぁ。」 再び脱衣所から走波の声が響く。 ――そして同じく先ほどまで素っ裸だったと思われる他の男。 「ひょ、ひょっとして、私…」 ――――酔った勢いで他の男と寝てしまった。 状況から察することのできるもっともシンプルで真っ当な答え。 「いやそんなことするわけないじゃないですか!」 己に言い聞かせるように怒鳴るが、声の大きさとその自信の程は比例していない。 なぜあの時に記憶が欠落しているのだろう。 いや、むしろ記憶が欠落しているという事実が不安感を高めていた。 そこまで酔ってしまった自分の行動に自信は持てない。 言い換えると、昨日の自分は何をやっていてもおかしくなかった。
「漣さん、準備できた?」 「えっ?あ、あぁ、うん。」 自分の頭を悩ませている張本人は、あっけらかんとした様子で車の準備を始めた。 「…ね、ねぇ走波君。」 「なんですか、漣さん?」 助手席から恐る恐る走波に語りかける。 運転に支障が出ない程度にくるりと横を向く走波と目が合ってしまう。 「え、えーと…」 なるほど、精悍な顔つき。 男女の仲に関しては十分過ぎるほどに満足して暮らしている自分がときめきを覚えたりすることはないが 世の女性ならそういう『間違い』を期待してしまうような相手。 …もしかして酔った自分も勝手に 「漣さん?」 「あ、ご、ごめんなさい!」 嫌な推測の連鎖が深みにはまってしまったところをハッと我に返る。 ここでふと気付くが、この男、あまりにも堂々としてはいないか? もし本当にそんな過ちを犯しているのだとすれば、多少なりとも躊躇いに似た何かを感じ取れそうなものだが。 よっぽど下半身が緩くて、こういうことに慣れっこだというなら話は別だが、瑠璃花の話しぶりを聞く限りでは真っ当な男のハズだ。 再び螺旋を連ねる前に彼に聞いてみることにする。 「あ、あのさ、私って…昨日、何やってたのかな?」 「昨日?」 「いや、その…私、っていうか、走波君と私一緒に家にいたじゃない?私、昨日の夜、酔いすぎてあんまり覚えてなくって…」 「べろんべろんでしたからね。」 「…で、な、何やってたのかな?」 震える舌を押さえながら、慎重に言葉を運ぶ漣。 (どうか、どうか思い過ごしであってください…) 「やっぱり…それ、聞いちゃいますか。」 「えっ?」 とたんに走波の歯切れが悪くなるのを聞き、漣は手のひらに嫌な汗がにじむの感じた。 「その、俺も割とノリ気だったんで、変に咎めるような事は言えないんですけど…」 「…とがめる?」 「その昨日、漣さんは…すんません、ちょっと酒入ってない色々恥ずかしいですね、はは」 「さけいり…?」 「ま、はっきりと口に出しづらいんですけど…」 「…」 「漣さん…夜は積極的なタイプなんだなぁ…ってのがわかったというか」 「」 「あーと、えーと…その、漣さん着痩せするタイプなんですね!いや瑠璃花にも見習って欲しかったなぁ、なんつって… あ、このことは瑠璃花には言わないでくださいよ!」
――どう考えても真っ黒な話だったので ――――――漣はそのうち考えるのをやめた。 「そんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずない そんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずない」 部屋のスミにうずくまりながらガタガタ震える漣。 どうしても信じられない。信じたくない。 汚れ無き乙女とは到底言いがたいような性生活(一日三発年中ほぼ無休)を送っているのは自覚しているが それでもある程度の貞操観念は持ち合わせているつもりだ。 言い換えれば浮気は絶対許さない。させるつもりは毛頭無い。 それがまさか自分がやらかすとは… 「な、なにかの間違い…そうに決まって…」 プルルルルルルルルルッ プルルルルルルルルルッ 「電話…瑠璃花ちゃんから…」 着信画面に映る名前は昨日出くわしたカップルの片割れ。今現在一番会話したくない相手である。 まさか昨日のことでダイレクトアタックを仕掛けてくる気なのだろうか。 「もしもし、先輩ですか」 「う、うん…どしたの瑠璃花ちゃん。」 静かな口調。にもかかわらず感じられる隠しきれない刺々しさ。 「…気付いてないみたいですけど、先輩、走波の家に忘れ物してますよ。」 「わすれ…もの?」 はて、心当たりが無い。財布も携帯も両方とも持っている。 貞操やモラルを置いてきましたという笑えない冗談は勘弁して欲しい。 「…ブラジャー、忘れてますよ。 寝室に転がってました。っていうか自分で気付きません?」 「ゑ?」 言われてみれば胸がすーすーするような…案の定確認したらノーブラである。 危ない危ないこれは無くしたら一大事…とかそういう問題では無い。 「ちょ、ちょ、ちょっっ!?」 問題なのはそこではなく、それを走波の家に忘れてしまったということ。 そしてそれを彼の恋人である瑠璃花に見つかってしまったということである。 「そ、それ本当に私の?る、瑠璃花ちゃんが走波君の家に忘れていったってことは…」 「残念ながら私にはこんなに大きなブラ必要有りませんよ。先輩と違ってトップとアンダーの差があまりありませんので。」 「い、いや自虐しなくてもいいんじゃないかな、ハハハ。」 「………まったく先輩ときたら…走波も悪いんですけどね。」 終わった。何もかもが終わった。 「では、後日先輩の家にお届けしますから…」 「ううん!わ、わたしが今からそっち取りに行くから!」 「…では、せっかく走波がそっちに送ってもらったところを申し訳ありませんが、ヨロシクお願いします。」 あの素直じゃないながらに優しい彼女とは思えないどこか冷たい物言い。 間違いなく怒っている。 「はい、こちらです。」 「ど、どうもありがとう。それにしても、な、なんで走波君の家に…?」 「特別なことはありませんよ、久しぶりに彼の家の掃除でもしてあげようとしたらたまたま発見しました。」 わざわざ玄関前で渡さなくても、と思うがそれを指摘する気などわかない。 「黒くて立派なブラですねぇ…勝負下着か何かで?」 「い、いやそんなつもりじゃ…な、なんか今日の瑠璃花ちゃん冷たいなぁ。」 あまりにも直視しがたい現実を受け入れられず、つい笑って誤魔化そうとしてしまう。 しかし、逆効果だったようだ。
「…先輩、ふざけてます?」 「い、いやそんなつもりは…」 「この際正直に言わせて貰いますが…私、結構怒ってますから。」 「えっ?」 眉間にしわを寄せ、瑠璃花は怒りと不満を声色に乗せ、静かに語り出す。 「まぁ先輩と私では女性としての魅力に大いに差がありますから、そういうことに積極的になるのかもしれません。 …全く理解できませんが。」 「そんなこと…る、瑠璃花ちゃんだってすっごくかわいい…」 「そういうことはどうでもいいんですよ。 …とにかく、昨日の出来事のおかげで先輩がどんな人なのかがよく分かりました。」 「それは、その、ちょっと、違って…」 「あんな信じられないようなことをしておいて!?」 目尻に僅かな涙を覗かせ、ギュッと目を伏せる漣。今の瑠璃花とはとても目を合わせられない。 「別に先輩がどうこうしようと構いませんよ。好きなように性生活を送れば良いと思います。 …ただし、今後二度と私を巻き込むようなマネはしないでください。」 「…………ご、ごめんなさ」 「あ、それと言うまでもありませんが走波もですよ。」 そう言い放すと、瑠璃花は踵を返して家に戻っていった。 「…確定、みたいですね。ははは」 「ただいま…」 「お帰り漣!今日も早かったね。夕飯は俺が用意しておいたから!漣に比べたら腕は落ちるけどさ。」 「……ありがとうございます。」 「げ、元気ないなぁ。今日も、その、疲れてる?」 「いえ、別に…」 いつものハツラツさはどこへやら、と言いたいところだが、ここ一週間の彼女はいつもこんな感じだった。 以前の彼女はと言えば、やる日には限界ギリギリまで残業して仕事に集中。 息抜きの日には定時までに仕事をスパッと終わらせて急いで帰宅。 その後は小波と共に甘いひとときを過ごす、たまには職場の人と飲みに行ったり、ひそかにマニア活動を行ったり等 夜遅くまで楽しむだけ楽しんで、目覚ましの音にたたき起こされる。 最近の彼女のそれに比べたら健康的とは言いがたいかもしれないが とにかく仕事もプライベートも充実した毎日を送っていたのだ。 そして現在はと言うと定時を少し過ぎる程度に残業し、何も無しに真っ直ぐに帰宅。 口数も少なく食べる量も少なく酒も飲まず、撮りだめしてあるドラマもアニメも見ないですぐに就寝し、七時頃までぐっすりと眠る。 ある意味健康的な生活とも言える。とても満ち足りたものとは言いがたいが。 「あ、漣、ちょっと待って!」 「…なんです?」 寝室に向かおうとする漣に小波の呼び止めがかかる。 「あのさ…ひ、久しぶりに、今晩どうかな。寝る前…」 「寝る前…?……ッ!?」 「いや、あの変なこと言うようだけど、最後にしてから結構経つし…そ、そろそろ溜まってきちゃったなぁ、なーんて」 「…すみません。」 「えっ?」 顔を逸らし、俯きながら震える声で言葉を綴る。 「今日は、ちょっと…勘弁してください。…疲れてるんで。」 「で、でも、さっきは疲れてないって…」 「あ、あれは…嘘、です。……ごめんなさい…そして、お休み、なさい。」 決して小波に顔を見られないようにしながら、漣は寝室の扉を閉じた。
「…ど、どうしたのかな?」 振り返ってみても、何か問題になるようなことはしていないはずなのだが… 頭を抱え込む小波に気付かれないよう、漣は布団を被りながらすすり泣いていた。 その翌日の夜遅くである。ここ一週間で初めて、そして漣が勤めてからそう多くもない出来事が起きた。 「あの、沙耶さん。どうして今日はまた…」 「上司が部下を飲みに誘うのに理由なんてないでしょ。それとも何か予定でも?」 「い、いえ、何も無いですけど…」 「まぁ実際の所は、漣ちゃんと話したかったからなんだけどね。最近なんか元気ないし。」 「そ、そうですか?私は…別に…」 ドンッ 「!?」 「はい、話を逸らそうとしないでまずは一杯飲む!あ、希美さん、枝豆とか適当にお願い。」 「あいよ。」 並々と注がれた大ジョッキが漣の目の前に置かれ、思わず体を仰け反らせてしまう。 「悩みでもあるんでしょ?こーいうのは一回腹を割って話した方が楽になるよ? …ほら、飲んで飲んで。」 「…一杯だけですよ?」 「だからぁ…私はっ、今生を共にすると誓った、あの人を裏切ってしまってぇっ…うぅ…」 「う、うん、それはわかったからもう飲まない方が…」 今まで溜まっていた鬱憤を晴らさんばかりに、漣はその酒癖の悪さを爆発させ 割り勘ではかなり不公平なほどの数のジョッキを空にしていた。 「私、沙耶さんみたいな、家庭に憧れてたのに…こんな、酷いことを…」 「褒められたもんじゃないけどねぇ…あたしの家なんて。」 「え?だってあんなに幸せそうな…」 込み上がる嗚咽の間間に声を振り絞るように話す漣に、苦笑いを浮かべながら沙耶は続いた。 「あたしと旦那、いつ付き合い始めたか知ってる?…あたしが高校生の時だよ?」 「へ?…その時、だ、旦那さんって…」 「立派な社会人だったよ。確か…23歳だったね。 しかも入社早々あたしのメアド聞いてきたんだよ?端から見たらバカの所行だよ、ホント。」 社会人が高校一年生に手を出す。 それだけでも中々にキツイ話なのに、しかもお相手は勤め先の社長の娘。 世間的にいい顔をされるわけが無い。 「あの時はあたしも恋に恋する乙女だったから夢心地のままに付き合ってたけど 今考えると相当ヤバイよね。普通に学校帰りにホテルとか行ってたし。」 「別にいーじゃないですか…そんな、ちょっと付き合い始めの頃が変だっただけでー…」 「いや、本題はここからここから。うちの工場が一度どっかに買収された、って話は知ってる?」 「…ふぁい?」 一応聞いたことのある話ではあった。 和桐製作所はかつて一度倒産し、その数年後に沙耶の夫が以前の人を集めて再び盛り立てたのだとか。 「倒産した後、一回今のあの人と別れちゃってさ…もう大いに荒れたね、あたし。 紛う事なき非行少女になってたよ。 流石に麻薬はやってないけど未成年でたばこもお酒もやりほうだいで …名前も知らないような男と一緒に寝たりすんのもしょっちゅうだったよ。」 「……」 「汚れた女になっちゃったけど…それでもあの人はちゃんとあたしの元に返ってきてくれたよ? あんなに汚れてたあたしをちゃんと受け入れてくれたよ?」 どこか恥ずかしそうに、それでいてどこか嬉しそうな笑みを浮かべながら沙耶は語る。
「そ、それで、ちゃんと…結婚した、と。」 「そ。だからさ、漣ちゃんもそこまで頭抱える必要ないでしょ。 こんなあたしでも、漣ちゃんがうらやましく思えるくらいにはは幸せな家庭を作れたわけだしさ。 あたしが幸せになれるくらいなら、漣ちゃんくらいいい子なら十分幸せになれるって。」 「…あ、ありがとうございます。」 「大体…その、えーと…小波君か。 小波君は酔った勢いで一回やっちゃった、くらいで漣ちゃんを嫌ったりする人じゃないっぽいみたいだし。 すっごくいい人なんでしょ?」 「そうです、けど…そ、そういうもの、ですか…ね?」 「そーそー。少なくともあたしの旦那は許してくれたよ。あ、すいません、勘定お願いします。」 会計を済まそうと腰を上げる。その間も漣の顔からは不安の色が払拭されていなかった。 「………許してくれる、のかな。」 「きっと謝ったら許してくれるよ。積極的に浮気したわけじゃなくて何かの間違いみたいなもんだったわけだし。 …でも、全然その話してないんだよね?」 こくりと頷く漣。 「だったらまずは白状しちゃわないとね。」 「ただい…」 「おかえり!飲み会楽しかった!?」 扉を開けた瞬間に伝わる大きな声のお出迎え。思わず面食らってしまう。 「…飲み会、ってほどのものじゃなかったですけど、楽しかった?…です。」 「うんうん、良かった良かった!あ、上着こっちで預かるから! お風呂湧かしてあ…ってお酒飲んだ後だったよね。ごめんごめん。」 妙に元気に振る舞う小波。 もちろんその元気が漣を元気づけるためのただの空元気だというのは明らか。 それは漣にも分かっていた。 (ごめんなさい、小波さん…) 申し訳なさと同時に心のどこかで喜びを感じてしまう。 あぁ、やっぱりこの人は自分を大切にしてくれているんだ。 あんなに冷たい態度を取ってしまった自分をちゃんと気づかってくれるんだ。 小波からの、そして小波への想いを改めて自覚すると共に、再び心が揺らいでしまう。 彼を裏切ってしまったことを告白することへの恐怖がぶり返してしまう。 「じゃ、勿体ないから風呂入ってきちゃうね。二度風呂もたまには…」 「小波さん。」 「な、なに?」 「ちょっとお話がありますので…お風呂上がったら、寝室まで来てください。」 「あ、あぁ、わかった…」 「んぅ…ちゅぅ、ちゅるる…」 薄明かりのついた寝室に水音が響き渉る。 「んんっ、ふぁ…こなみさん…んぅっ」 その音は深く重なり合った漣と小波の唇から奏でられていた。 舌と舌が絡み合い、お互いの唾液を飲み干さんばかりに吸い付く濃厚なディープキス。 数分間続いた後、名残惜しさを残しながら二人の唇が離れた。 「い、いきなりどうしたの?」 「…後で言いますから、とにかく、今日は私を抱いてください。」 艶やかな顔で見つめられた小波は何も言うことができず、こくりと頷いた。 展開についていけない。 今日は久しぶりに彼女が仕事帰りに会社で飲んできたという。 それなら少しは元気になってくれたかな、などと楽観的に考えていると、なぜか寝室に来いと言われた。 そしてノコノコと寝室に入ると素っ裸の彼女が半身を起こしていた。 驚くのもつかの間、久々にその豊満な身体にに見とれてたり色々混乱したりしてるうちに 気が付いたら彼女が馬乗りになって熱烈なキスを施してきた。
「着てから間もない所を申し訳ないですけど…」 そう言いながら小波のボタンを手際よく外していく漣。 「…」 混乱の収まらない小波だったが、とりあえずその間に沸騰せんばかりに熱くなった頭を落ち着けるよう努めた。 「すみません、昨日は断っちゃったりして…」 「そ、そりゃ仕方ないさ…誰しも疲れてるときくらいはあるだろうし…」 「でも、小波さんはどんなに疲れてても私が頼むと…」 「漣の頼みだったら断れないよ。どんなに疲れてても。」 「んっ、あ、ありがとう、ございますっ…あぁ」 久々の彼女の豊満な胸の感触を手の平いっぱいいっぱいに味わう小波。 柔らかな全体もにゅもにゅと揉みしだきながら、ときおりぴんと立った乳首を指先でこねくり回し その度に漣から甘い声が漏れる。 「ちゃんと漣を幸せにしないと、他の男の所いっちゃうかもしれないしさ。」 「っ…!そ、そんなことありませんよ…」 「いや漣ならどんな男でも選び放題だし、もし俺が不満だったら…ってうわっ!」 彼なりの賛辞であることは確かなのだが、今の漣には耳が痛くなる話。 小波の言葉を遮らんと、再び小波を布団の上に押し倒す。 「れ、漣?」 「脱がせますね。」 有無を言わさぬ勢いのまま、無理矢理小波のトランクスをひん剥きいきり立った肉棒を露出させる。 「すいませんね、長らく放置してしまって。」 まるで肉棒相手に話すかのように語った後、ぺろりと先端を舐め上げると小波の口から小さなうめき声が漏れる。 「ちゅる、んぅ…ちゅぶ…」 「…い、いい感じ。」 ぺろりぺろりと全体に唾液をまぶすように舐め上げる漣。 そのまま先端をちゅぱちゅぱと唇と舌で丹念に愛撫し、小波が上げた情けない悲鳴を耳にした直後にそれを頬張る。 「ぢゅぼっ、ぢゅぼっ…ぢゅるる!」 「…っ…ぁあっ!」 ひとたび口に咥えた後の漣は容赦が無かった。 肉棒を舌で転がすように全体を舐め回し、柔らかな頬とぬるりとした粘膜できつく締め上げ そのまま頭を上下させ、口内から抜き差ししていじめぬく。 「や、やっぱり、漣はんぱな…うっ…!」 賞賛の言葉を途切るかのように舌と頬でカリ首を抉るようにキュッと締め上げ、玉袋を優しく揉む。 「うわっ…あぁあっ!」 「んっ…ぢゅうぅ、んっ…」 ぢゅぽぢゅぽといやらしい水音を響かせながら、刻々と小波の限界が迫る。 「れ、れんっ…!?…え」 「………すいません、ちょっと待ってください。」 これまでの彼との交わりで学んできた『後一歩』のタイミングで口を離す漣。 そしてもどかしくて堪らないであろう小波の膝の上に腰掛け、小波の半身を引き起こして肩に手を掛ける。所謂座位の体勢。 「いれても…いい、ですよね?」 「う、うん、えと、お願いします。」 幾度となく繰り返してきたことだというのになぜか改まってしまう二人。 若干の緊張を感じつつ、膝立ちで腰を上げ、先端を膣口にあてがう。
「…は、入ってきてます…!」 「っ……やばっ…」 小波のモノをしゃぶっていたときの興奮で漣のそこは十分に湿っており するするとそれを飲み込んでいくものの、相も変わらず侵入物をきつく締め上げる。 漣自身も同じように彼の背に手を回しギュッと抱きしめた。 「漣?」 「しばらく、しばらくこのままで…お願いします。」 「…う、うん。」 彼女の切ない眼差しから何かを感じ取り、同じように彼女を抱きしめ、改めてその温もりを噛みしめる。 (な、何気にヤバイな…これ…) 愛溢れる恋人同士の抱擁のようだが(間違ってはいない)、小波としては余裕などあった物では無かった。 先ほど射精のお預けを彼女に食らってしまい、しかも興奮冷めやらぬ彼女の膣は肉棒を求めきつく蠢いている。 その淡い快感が欲望を再燃させ、小波の腰を突き上げさせる。それとほぼ同時に漣の口から甲高い嬌声が飛び出した。 「ご、ごめん。」 「いい、ですよ…も、もう動いて…ふぁああぁっ!!」 お許しが出た。 小波は躊躇うことなく下からガンガン彼女を突き上げ始めた。 漣の身体を持ち上げるように腰のバネを使い、肉壷の奥まで抉るように責める。 「い、いいですっ!こな、こなみ、さんっ!あぁああっ!んんっ、んはぁああっ!」 「こ、こっちも最高だよっ…!」 いつの間にか同一のタイミングで性器の押し引きを合わせ、互いの快楽を強めだす。 「あっ、あっ、ああっ!…ふかっ、ふかひぃっ!お、おくまで、きちゃぁあっ!」 「ぐ…っ……!」 このままではあっという間に果ててしまう。 なんとか堪えようとする小波だが、もはや小波以上に激しく身体を動かして自分を貪ろうとする漣の責めの前に歯を食いしばるばかり。 ヤケに大人しい導入に誤魔化されてしまっていたが、夜の彼女は女豹に変わるのだった。 「んぅっ、んん、んうぅ、んーっ!」 もはや座位ではなく、小波に覆い被さるようにしてその唇を貪り尽くそうとする漣。 口と口とがぴたりとくっつき、それでいて下半身は激しい上下運動を繰り返し、全身で小波に食らいつく。 「ん、ちょ、れん、でちゃ…んぅっ!」 隙を見て押し付けられた唇の間から言葉を発しようとするも、すぐさま激しい口辱によって遮られる。 そして腰のグラインドは激しさを増し続け… 「……っ…!!」 「んっ、むぅううっ、んんっ――――――!!」 彼女の絶頂にワンテンポ遅れるようにして欲望を解放してしまう。 昇天せんばかりの快感、搾り取られるような脱力感。 その二つの感覚が小波の脳内を支配している間、中に収まりきらなかった白濁液が膣口からあふれ出てきた。 「は、激しかったね、漣…」 心地良い疲労に包まれながら苦笑いを浮かべて語りかける。 そんな小波に帰ってきた返事は予想だにしないものだった。 「…ごめんなさい、小波さん。」 「へ?」 いきなり落ち込む。そのままの調子で一週間過ごす。 いきなり誘われる。そのまま好き放題やられる。 そして再び落ち込み始める。 二転三転する漣の挙動。そして二度三度と困惑の渦に落とされる小波。
「ど、どうかしたの?俺が何かまずいことでも…」 「違います…私なんです。…私、とんでもないことをしちゃったんです。」 「と、とんでもないこと?あ、ほら、泣かないで。」 なぜいきなり彼を求めたのか。 それは彼女なりの覚悟が決まったからだ。 彼に嫌われるかもしれないという覚悟を決め、せめて最後に彼を感じたかったのだ。 本当のところ、話したくなんてなかった。 一度は全てをこのまま無かったことにして、いつも通りに彼と暮らしていければ、となどと卑怯なことも考えた。 それでもダメだった。すぐに理解して、いや、理解させられてしまったからだ。 このままでは一生「いつも通り」は帰ってこないということに。 そうこう二の足を踏んでいるところ、沙耶の後押しの勢いのまま、全てを打ち明ける覚悟を決めたのだ。 「先週の土曜日に…」 「あ、ひょっとして走波君の家のあれ?」 心臓が口から飛び出しそうになった。 「そ、そう、ですけど…知って、たんですか?」 「え?…そりゃあ知ってるよ。」 嫌な汗が漣の白い肌に伝う。 身の毛もよだつような寒気と同時に彼女の頭の中に共に浮かび上がるのは一つの疑問。 「あー、あれでショック受けてたのか、なるほどなるほど。」 「…その、本当に申し訳ありませんでした!」 「いいっていいって。過ぎた事だし、気にすることでもないって。」 (……いくら何でも平然としすぎじゃないですか?) 「酔った勢いみたいなのもあったししかたな…漣ならシラフでも結構ノリがよさそうだけど。」 「なっ…ど、どう言う意味ですか!」 確かに悪いのは自分だし、やらかしてしまったのもまた自分なのだが、その言い方はないだろう。 彼は自分の事を貞操観念皆無のふしだらな女だとでも思っているのだろうか。 「いやー、だって良くないこと、ってのは分かるけどああ言うのってやっぱりちょっと興奮しちゃうじゃん。恥ずかしいけど。」 「え?」 話の流れがおかしい。先ほどからどこかおかしかったが本格的におかしくなっている。 「小波さん、NTR属性でもお持ちですか?」 「NTR…なにそれ?」 「えーと、略称みたいなもので…って違います違います。そんなどうでもいい解説してる場合じゃありません。」 「?」
「その、変なことを聞くようですけど…先週土曜日、私、何やってました?」 「え?」 「ね、念のため、確認を…」 「4人で乱交してましたが…」 「………はい!?」 「いや、乱交ってのも違うかな?お互い見ながらセックスしてただけでヤってる相手は変わらなかったし。」 「えっ?えぇぇ!?…ちょ、ちょっと待ってください!だ、だったらなんで小波さんと違って私は走波君の家で寝てたんですか?」 「俺も走波君の家にいたよ?一緒の部屋では寝てなかったけど。 二日酔い酷すぎて昼の11時過ぎまで寝てたから、帰るまで漣とは顔を合わせてなかったなぁ。」 「なんで別の部屋なんかに…」 「別の部屋、ってか気が付いたらリビングのソファの下で眠ってたんだよね。多分トイレの帰りに寝ぼけたんだと思う。」 点と点が線で結ばれだした。 自分はあの日、酔った勢いで他の三人を巻き込んで大乱交でスマッシュしてしまったらしい。ブラザーズは生まれていないが。 それでお世辞にも酒が強くない自分はそのまま服も着ないで一足先に爆睡。 それに次いで小波が別の所で就寝。 朝起きたら泥酔時の記憶を無くし、気が付けば素っ裸でよその男の家の布団にくるまっていた。 オマケに一緒にいるはずの小波が見つからず、そのせいで走波と浮気をしたと勘違い。 車の中での 「漣さん…夜は積極的なタイプなんだなぁ…ってのがわかったというか」 という意味ありげな走波の発言も、文字通り『見たまま』をそのまま言っただけのものだったようだ。 そして瑠璃花に怒られた後、昼過ぎに小波が帰宅。 ショックのあまり、その時まで彼が何をしていたのかを問わないまま、一日を終え 今日の今日まで引き続けたと言うことだ。 ただもう一つ気になるのは 「それにしてもあの時の漣は凄かったなぁ…俺の上で腰振りながら瑠璃花ちゃんにディープキスとかしてたもん。」 …つまり彼女があそこまで激怒していたのはそういうことらしい。 「……」 「どうかした?」 「いえ、なんか力抜けちゃって…」 「大丈夫?久しぶりにやったからちょっと疲れてるのかも…」
心配してくれる小波だが、今は彼の厚意に感謝の意を述べる気にすらなれない。 身の潔白(?)が証明された安心感。ここ一週間の何度も涙を流すほどの絶望感が一気に不意になったという脱力感。 その二つが同時に押し寄せてくるが、どちらが大きいかと言われたら間違いなく後者だった。 自分はこの一週間何を悩んでいたというのだろうか。 馬鹿馬鹿しいの一言に限る。 誰が悪いのかと言えば間違いなく自分、その事実自体は何も変わらないのだが 何かが、いや何もかもが違うではないか。 そうこう考えているうちに苛立ちとも違う、それに近しいやるせない感情が腹の奥底で湧き上がる。 (なんかもう、今度こそどーでもよくなってきましたね…) グイッ 「うわっ!?」 心配そうに顔を覗く小波を突き倒し、三度彼に馬乗りになる漣。 「あ、大丈夫ですよ。小波さん。」 「な、何が?」 「小波さん寝てるだけでいいですから。私が全部やってあげますから。」 「ごめん、話の流れが…」 「いいから好きにさせてください。」 久しぶりに見た彼女の満面の笑み。その後ろに見える謎の圧力の前に小波はただ小さく頷くことしかできなかった。 その夜、彼は待ち望んでいた彼女の肉体を存分に味わうこととなった。 文字通り昇天しかけるほどに。 FROM 南雲瑠璃花 TEXT 相当落ち込んでると聞きましたが、こちらも怒鳴ったりしてすみませんでした。 正直に言いますと、確かに恥ずかしいというのもあったんですが どちらかというと先輩の裸に見とれてたこっちのバカな連れ合いにムカッ腹が立っていたのが本音でした。 八つ当たりのようなマネをして申し訳ありません。
「わざわざメールしてくれるなんて…やっぱり瑠璃花ちゃんいい子だなぁ」 「あ、漣ちゃん、今日は定時帰宅?」 「あぁ沙耶さん。先日はアドバイスありがとうございます。」 「別に大したことは言ってないわよ…で、どうだったの?浮気の話。」 「えーと、あれは浮気じゃなかったみたいです。勘違いでした。」 「?」
以上です 勘違いネタとしてはオチが弱いなぁ、と反省しています 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください。
イッツグレイトゥ!ワンダホー!
GJ!
GJ!
792 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/17(日) 15:23:47.78 ID:dbI6ak7c
突然だけどヒヨリって作品少ないよな、ギャビズゴー星人とかに捕まったりとか、ファンに誘拐されちゃうとかいろいろなシチュができるのに
GJ! 沙耶との絡みは珍しい
GJ! 文章から推測すると夏合宿の話書いたのと同じ作者かもな
GJ! 沙耶ちゃんとその旦那さんの話も見てみたい気がする
>>792 俺は結構好きなキャラなんだけどな
書き手の方は主人公と絡ませたいんじゃあないか
まぁ主人公とはキス以上の事はしてくれないルートと記憶を失うルートしかないし
それにこのスレ陵辱が少ないからしょうがないと思うぞ
>>788 GJ!
なんやかんやいつもの淫乱漣ちゃんで安心した
GJ!
GJ!
801 :
799 :2013/03/18(月) 22:40:00.83 ID:1t46FZhA
12裏のハルツグ×ノエルって需要あるのかな?
需要あるかどうか、なんて気にしない方が良いぞ どうしても気になるなら投下して確かめてみるべきだな
>>801 よく考えてみたら12裏って晴継×冬子を合法的にできるんだよな。なんで今まで気づかなかったんだろう。
ハルツグ「幼女だったから惚れたんじゃないから。惚れた女が幼女だっただけだから」
>>804 しかし12裏のハルツグとノエルってどんぐらい年の差あるんだろうな?
意外とノエルの方が年上かもしれないと
ハルツグ「えっ、実は年上だって?」 ノエル「うん、実はそうなの」 ハルツグ「まあ、そうは言っても十歳も年上じゃないんだろう」 ノエル「惜しい!」 ハルツグ「・・・・・・」
808 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/20(水) 01:45:37.84 ID:ekdeRjAu
sageが外れててスマソ 言われてみればハルツグとノエルは赤の他人だったわ
ハルツグ、妹と似ていたのでノエルと暮らし始める。 ↓ しかしノエルはハルツグより年上で、おまけに年下趣味でした。 ってのを思いついたんだが。
姫子「年下のままが最高でしょそこは」
ロリコンショタコンどんとこいだな
ロリコンなハルツグは見たくないなあ
>>810 おまけに性的なテクニックもハルツグより上手だったりして
冴花と透、瑠璃花と漣みたいに別の彼女が話に絡んでくるSS最近多いね 嫌いじゃないわ!
五十鈴とカズを交えて3Pとか
蟲姦からの生命の神秘
なにげに異種姦が根強い人気を保ってる件www
需要があるのに供給間に合ってないからな
正直、異種姦書くのはキツイっす…
821 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/22(金) 23:23:15.92 ID:raZXyizN
>>817 シアンが主人公に復讐するためにイーベルを蟲姦して孕ませるってのを考えついたんだがどうだろうか?
表ではカズと修羅場 裏ではシアンに蟲姦される 五十鈴って・・・
異種姦需要を知れただけでも嬉しいぜ そういえばエロパロスレでの絵の扱いってどうなってるんだろ?NGなのか?
保管庫に挿絵ある作品もあるし別にNGじゃないのでは?
犬シンボルのモンスターに獣姦されるイーベル 蝙蝠シンボルのモンスターにレイプされるトモ
>>821 シアンに孕まされた蟲を除去するために主人公と交わることになったイーベルってのを考えてみますた。
死んだ婚約者を蟲で再現してそれと交わるシアンというネタを思い付いた
表サクセスでも異種姦できそう ツナミが作った生物兵器に犯される真央とか
ここにいる奴ってみんな書いた事とかあるの? 昔一回春香ちゃんで挑戦してみたけどアッハンウッフンする前らへんで恥ずかしくなって全部消した
書いてる人もいつもここを覗いてるわけじゃないだろうし
>>830 俺はあるけど書いたことない人もいると思うよ
数ヵ月前まで書いたこと無かったけどそれまで二年ほど見てたし
そういうのだとライムって凄く便利に思う 表にライム出てたっけ?
>>834 直接は出てないけど、14のフナ虫退治のイベントで発生してて作物とか食い荒らしてるらしいとか言ってた筈
14じゃなくて12な 最近漣ちゃんばっかりでパカがないのが寂しい
>>836 すまんナチュラルに間違えた
ただ一応14でも確かカタストロフ成功した時に話題に上がってた記憶
14で異種姦といったらハナを忘れないでください。
わんこも追加で…ん?これって異種姦なのか?
犬形態なら
千羽矢・・・
いい加減この話題ばっかりどうになかならんもんだろうか
なら何かネタを提供してくれ
異種雑談からSSが産まれれば盛り上がるだろうけど 最近のは「〜はどうかな」ばっかりだからなぁ しかも同じ話題がループしてるし
最近のパワポケには疎いので、異種っていうとパラサイトにとりつかれたアキミが最初に連想される。 迷いの森で消耗していたところを蔓に絡め取られ、手足ぶんぶん振って抵抗するも、 テリトリーに引き摺り込まれ、あえなく身体をこじ開けられ、じくじくと内奥に侵入を許し、 毒液を染みこまされ……毒の効能と回り方はお好みで。 個人的に丸呑みはされないほうが良い。蔓をぐるぐる巻かれ、頭ぱっくりしゃぶられて、 上から下から脳みそどろどろにされて……しかし目より下は呼吸的にもビジュアル的にも塞いではいけない。 パラサイトのいいところは、寄生された後も、寄生先の記憶がある程度保持されるって点。 おかげで生かさず壊さずって責めができる。あっけなく喰われるのも悪くはないけど。 だいたいこのぐらいまで妄想したら、SSとして書き起こすまでもなく満足して終了だわ。 もうちょっとなんか欲しいな。
小ネタでもいいから投稿してほしいかも
やはり完結してしまったのは大きいな なかなか新作の話も出ないし当分同じ話題でループしそう
逆に考えるんだ、止まっているよりはましだと
冴花投下します
『ご機嫌斜め45度』 「……隠し子?」 「違う違う!!」 久方ぶりに遠征から帰って来た恋人に背負われた幼子。 信じられない者を見てしまった、というような顔をする冴花。 信じられないことを言われてしまった、というような顔をした小波。 思わしくない遠征明けの再会だった。 「へぇ、天道選手の…」 「信用してくれた?隠し子じゃないって。」 「ただの冗談よ。」 「冗談でも迫力があるんだよ。冴花が言うと。」 家に帰ってホッと一息着く一同。 簡単にまとめるとこうなる。 今日一日、小波の先輩である天道、その奥さんがわけあって二人とも家を空けてしまうとのこと。 そのため一人娘を預かってくれる人を探しており、わりかし近くに住む小波がそれを引き受けたのだと。 「で、いつまで預かるの?」 「明日の昼までだけど、大丈夫だよね?」 「勿論構わないわよ。一日だけだし。………それにしても、随分あなたになついているのね。」 先ほどからギュッと袖を掴んだまま小波の影に隠れるようにして冴花を見つめる女の子。 あからさまに警戒している。 「奥さんと一緒に先輩の応援に来てることが多くて、その時に結構話したりしてさ。ほらほら、さっき言ってた…」 「冴花お姉さん…?」 「そうそう冴花お姉さんだよ。」 預かりになったこの少女、可愛らしい容貌に似合わない鋭い視線で冴花を睨み続けていた。 とても疑わしげな眼差しで。 「…………」 「いや、その…怖がらなくていいんだよ? さっきも言ったけど目つきが鋭いだけで優しいお姉さんなんだからさ。」 そう言いながら彼女の手を取って冴花の前に突き出す。 「あぁ、握手ね。よろし…」 「やぁっ!」 冴花の白い手が少女の手に触れるか触れないかの所でそれを振り払い、脱兎の如く廊下に逃げ込んでしまう。 「…また随分と手強い女の子ね。」 「おかしいなぁ、いつもは素直でいい子なのに。」 「ライバル出現で警戒してるんじゃない?」 「ライバル?」 「今のもっかいやって!もっかい!」 「また?もう五回くらいやってるけど…」 さっきの無愛想な態度はどこへやら。 彼女は小学生らしいはしゃぎっぷりで小波と一緒にゲームを楽しんでいた。 「いいからもっかい!もっかい!」 正確に言えばゲームを楽しんでるとは言い難い。同じムービーを何度も何度も見ているだけだ。
「うん、わかったわかった!わかったからちょっと落ち着いて!」 「わーい!」 そして彼女はコントローラーすら握っていない。 胡座をかく小波の懐に潜り込むようにして座り込みながら、最新機種の美麗な映像に惚れ込んでいるだけである。 (正直、結構しんどいぞこれ…) 同じ操作を繰り返し、同じ映像を延々と見せられるだけならまだ平気だ。 長時間小学生を膝の上にのせるだけでもまだ音を上げるほどではない。 しかし二つ合わさると中々大変だ。音を上げるほどでは無いが、この上なくかったるい。 それでも世話になっている先輩の愛娘なのだから丁重に扱わなければならない。 「ちょっと変わる?」 「あ、頼んじゃっていい?夕飯の準備とかで忙しいんじゃ…」 「下準備はできてるから今は大丈夫よ。」 「ありがと。今の聞いた?今度は冴花お姉さんが一緒にゲームやってくれるから…」 その言葉を耳にしたとたん、少女は断じて離れまいとしてひしと小波を抱きしめる。 「やだっ!お兄ちゃんがいい!」 「えっ!?いや、でもお姉さんのほうがこのゲーム上手だし、俺のを見てるよりも全然面白いよ?」 「いいの!私お兄ちゃんがいいの!」 「あのね、遊んでもらいたいのはわかるけど、小波君は今ちょっと疲れてて…」 「……やだ。」 「ほら、小波君に迷惑かけないで…」 「…ベーッ!」 実に小学生らしい手法で冴花を拒絶したあと、少女はひしと抱きついたまま顔を小波に擦り付ける。 一方で露骨に邪険にされた冴花だったが、その表情が変わる様子はなかった。 …二三度、眉が不自然にぴくぴく動いたのを除けば。 「……じゃ小波君、引き続きよろしくね?この子、どうにも私が気に入らないみたいだから。」 「ご、ごめん冴花。」 「わーいわーい!」 助け船を出してくれた彼女の優しさと申し訳なさを同時に味わいながら、小波は再びムービー地獄に突き進むこととなった。 …そして心なしか、後ろの彼女の足音が重苦しく聞こえた。 「お兄ちゃん、あーんして!あーん!」 「うん、わかったわかった。」 大きく口を開ける彼女の元に箸を動かす。 幼子らしく愛らしい様だが、小波は和む和まない以前に気が気でない。 ちらりと横を見ると恋人は無表情のまま箸を進めていた。 …やはり眉をひくつかせながら。 「はい、お兄ちゃんもあーん!」 「えっ?い、いや俺は別に…」 「いいからいいから!あーんして!あーん!」 「……お風呂準備してくるわね。」 「あ、ありがと…冴花。」 「お兄ちゃん!!」 「わ、わかった、わかったから!はいあー…」 チッ 「…!?」 「お兄ちゃんどうしたの?」 冴花が発したと思われる謎の短音。決して意味のある単語ではないのだが、小波をゾクリと震え上がらせるのには十分だった。 高一の時から付き合い始め、初めて耳にしたそれは… (あれって…舌打ち…か?) 「…やっと寝てくれたか。」 布団に潜って約1時間。毛布の中ですら延々とはしゃぎまわった少女はやっと眠ってくれたようだ。 といっても時刻はまだ九時半。こっちとしてはまだ眠くなるような時間ではない。
「動いたら起きちゃうだろうなぁ…」 できれば寝室を出て冴花に一声かけたいところだが、もしこの子を起こすようなことになったら両者の機嫌を同時に損ねることになる。 なぜだかわからないがこの少女、冴花には目に見えて牙を剥くのだ。 先ほどだって冴花と一緒に入浴するよう頼んだら、はっきりと断って小波と一緒に二人で入浴すると言って聞かず 寝るときも小波と一緒にしたいと頑として言い張ったのだった。 (ここまで我が儘な子じゃなかったし、こんなにべったりしてはいなかったと思うけど…なんでだろ?) 結局言うことを聞かないわけにはいかず、二つとも彼女のお願い通りにした結果 冴花の口数はみるみる減少し、そのうち黙って一人で寝室に入ってしまった。。 もちろんこの少女が落ち着いて寝られるようにという配慮なのだが、やはりどこか寂しげに見えた。 一つ屋根の下にいる夜、二人で別の部屋で過ごすなどと初めてのことだ。 彼女なりにきちんと面倒を見てくれたというのにあの手ひどい扱い。 やはり怒っているのだろうなぁ…というか申し訳ない。 そして小波の個人的な欲求を言わせてもらうとすれば(占める割合はこっちの方が大きい) できることならば余所様の子供などほっておいて二人で共に過ごしたかった。 この国ではそういった趣向の人も多いようだが、彼に幼女嗜好などは全くなく どっちと過ごしたいかと聞かれたら間違いなく愛する女性を選ぶ。 どっちと一緒にお風呂に入りたいかと言われたら、それは勿論素晴らしい肉体をお持ちの冴花を選ぶし どっちと共に一夜を過ごしたいかと言われたら、それは勿論冴花を選んで身も心もしっぽりと繋がりたい。 幼子と素晴らしいお尻を持つ彼女のどちらを膝の上に乗せたいか、など答えるまでも無い。 そんな愛情と欲望で二色に染まった心構えの小波が今日やっていることを振り返ってみると…落胆せざるを得ない。 「先輩とあの子には悪いけど…」 早く連れて帰ってくれないだろうか。 もやもやとしたよく分からない散文が頭に浮かぶ中、その願いだけをくっきりと明文化させたまま 小波はかなり早めの就寝を迎えた。 「あ、いえいえ、とんでもありません。先輩にはお世話になっているので、こちらとしても…」 『すいません、本当に。ウチの練習バカときたら本当に野球しかできなく…では後ほどまた。』 「はい、わざわざありがとうございます。」 相づちと共に目の前にいない相手に会釈を取りつつ電話を切る小波。 その表情は明るいものとは言い難い。 先ほど買い物から帰宅したばかりの冴花が恐る恐る語りかける。 「…一応聞くけど、どうなったの?」 「先輩の勘違いだったらしくて…もうちょっと預かってて欲しいんだって。といっても今日の夜までだけど。」 「…はぁ」 珍しく派手な溜息が彼女の口から漏れる。 今朝からずっとどこか機嫌が悪そうではあったのだが、露骨に腹立たしげな表情をしている 「まぁ今は小学校にいるから数時間は家にいないわけだし、それまでは辛抱してくれ。」 「…別に文句があるわけじゃないわよ。」 (本当かよ?) そう思いながらもあえて聞き流し、それとない世間話に繋ぐ。
「そういえば何買ってきたの?」 「近所のケーキ屋さん。…もちろんあの子の分あるわよ。」 「そっか…色々あったけど、やっぱり優しいね。冴花は」 「優しいっていうより…別にあの程度で恨んだりはしないわよ。ましてや相手は子供なんだし。」 「…本当かよ。」 今度こそポロッと本音を漏らしてしまう小波だったが、彼女の三白眼に睨まれ、それ以上は何も言えなかった。 昨夜のような刺々しさは感じられなかったが、やはり怖い物は怖い。 「あー、そういえばなんでケーキなんか?えと、お客さん来てるからって珍しいよね?」 「……」 「…冴花?」 急に口を閉ざす冴花。心なしか顔が赤く見える。 深呼吸で文字通り一呼吸置いてから、再び小波に問い掛けた。 「早速だけど…ケーキ食べない?」 「え、今?まだ昼前だし、あの子を迎え行くまで待ってた方が…」 「…」 「そうだな、一緒に食べるか。」 言ってる途中に彼女が表情を曇らせたのを見て、首をかしげながらも彼女の提案に従う小波。 冴花はすぐさま皿とフォークを用意する。 というよりなぜか最初から置いてあったセットを並べ直しているだけだが。 「じゃあさっそくいただきま…」 「ちょっと待って!」 見るからに高そうなそのケーキにフォークが刺さらんとしたその瞬間、冴花が大きな声で小波を制止する。 「ご、ごめん…何か悪いことした?」 「いや、あやまらなくていいんだけど…その、ちょっと待って。」 震える手で小波の手のひらからこぼれたフォークを再び彼に持たせ、彼の手を掴んだままままフォークを動かす。 「そのまま、そのまま…ちょっと待っててね。」 「……」 そうして彼の手の中のフォークでケーキの先端を削り取って… 「あのー…冴花?」 「な、なに?」 「なんで俺の手を使ってるんだ?」 「それは、その…」 今度こそ顔を真っ赤に染めてモジモジしてしまう冴花。 「えぇと…だ、だから…」 普段クールな彼女とのギャップも相合わさって凶悪なまでにいじらしいが それにごまかされることもなく、小波は気付いてしまう。 「ひょっとして……あーん、ってしてほしかったとか?」 まさかそんなはずはないと常識的には考えてしまう。いくら恥ずかしくても他人の手のひらを使って擬似的にやる意味など無い。 しかし状況的に考えるとそうなる。あーんになってしまう。 「………うん。」 そして状況的なほうが正しかったらしい。 「だ、ダメ…かしら?」 「あーん♪」 「あ、あーん…」
妙に嬉しそうな声音で彼女の口元にケーキを運ぶ小波。 そしてその彼女はと言うと、案の定この上なく恥ずかしそうに、それでいて満更でもなさそうにケーキを そしてケーキよりも遥かに甘いひとときを噛みしめていた。 正直なところ、舞い上がりすぎていてケーキの味はあまりわからなかったが、それでいい。 「美味しかった?冴花が買ってきたんだけどさ。」 「…甘かった。すっごく。」 「じゃ、じゃあ今度は私から…あ、あーん…」 「声裏返ってるぞー。」 「う、うるさいわね…」 クスクスと笑いながら彼女の震える手で差し出されたケーキにパクつく小波。 「まさか冴花からこんなこと言い出してくるなんてなぁ。」 「いいから、ほら、あーん…」 顔を逸らすように、それでいてチラチラと恥ずかしいものを見るようにして フォークをつきだしてくる彼女がおかしくて可愛くて堪らない。 「お、おいしい?結構値の張るやつだったんだけど…」 こくりと頷く小波だったが、その代わりとばかりに彼女に問い掛ける。 「なんでまたこんなことを?」 「昨日…じゃなくて、その、恋人なんだから一度くらいやってみたいなぁ…って。」 「昨日?」 「そうじゃ…なくもないけど…それはただ単に切っ掛けみたいなものであって…」 歯切れ悪い言い訳が並ぶ中、小波の頭の中で突拍子もない仮説が浮かび上がった。 「あのさ、冴花ちょっと変なこと聞いていい?」 「変なこと…何を?」 「万一で、ひょっとしたらの話であって、まぁあり得ない話だとは思うんだけど…」 「…」 「あり得ない話だと思うけど、それを知った上で、なおかつ失礼を承知の上で聞きたいんだけど…」 「まどろっこしいわね。」 「ひょっとしてあの子に嫉妬してたりする?」 カチャン 今度は彼女の手からフォークがこぼれ落ちる。 それにワンテンポ遅れるようにして、再び無言で小波に背を向けてしまう。 今度ばかりは手遅れ感が半端ないが。とうか彼女自身もこれで誤魔化すつもりはないのだろう。 「…マジすか」 確かに彼女と『これ』をやったことはないが、相手は小学生低学年である。 まず嫉妬の対象以前に眼中に入るのがおかしい。 「てか昨日から機嫌悪かったのって…」 邪険にされた悔しさ。構ってもらえない寂しさ。 昨日今日のどこか冷たい彼女の態度が、この二つに起因していたというのは間違いない。 しかしその原因の大半は『彼といちゃつく小学生女児への嫉妬』が占めていたというわけである。 「……そ、その…」 なんとか次の言葉を繰り出そうにも繰り出せない様子。 そのまま居心地の悪い静寂が続く。
「…そりゃ変だとは思ったわよ。」 意を決したのか、冴花が力強い口調で話し始めた。ただし視線を逸らしながら。 「あの子は小学生、それもお世話になってる先輩の娘さんだから仕方ない。 …って散々自分に言い聞かせたわよ。」 「私は子供じゃないんだから心を広く持つべき、とも思ったわよ。」 「それでも………うらやましい、って思っちゃったんだもの…」 「あんな風に素直に甘えられたらな、って思っちゃったんだもの…」 「…いいじゃない、嫉妬くらい。」 燃え上がるような羞恥に耐えつつ、小波に向かって視線を合わせようとする冴花だったが、それは叶わなかった。 彼の顔を見ようとしたとき、すでに彼女の身体は小波の胸に納まっていた。 ぎゅううううっっ 「痛い痛い!こ、小波君、もうちょっと緩めて!」 文字通り痛いほど彼女を抱きしめる小波。 「だって冴花が可愛すぎて…」 「だ、だったら…」 「だったら?」 言われたとおり彼女の背に回す手の力を緩め、その瞳をひしと見据える。 「もう少しくらい私に構ってよ…こっちから言うのは…恥ずかしいんだから…」 ぎゅううううううっっ 「小波君落ち着いて落ち着いて!痛いんだってば!」 狙ってやっているのかと疑いたくなるほど、小波の胸の内を疼かせる冴花の甘い言霊。 「興奮しないでちょっと聞いっ、んぅ…んっ!」 再び腕の力が緩んだと思いきや、今度は唇を押し付けられ、そのまま舌が口内にねじ込まれる。 「んっ、むぅ…ちゅる、んんっ…」 あまり純粋とは言い難い、肉欲に駆られた愛情のこもった口付け。 双方の荒い息と唾液を掻き回す水音が混じり合った淫靡な音が響く。 時には唇をついばむように、時には舌と舌を絡ませるように、飽きさせぬよう変化を続ける。 「ぷはぁっ」 「………ぁ…」 口内への愛撫が一段落つき、唾液に塗れた唇が糸を引きながら離れる。 興奮に頬を桃色に染め、潤んだ眼差しで彼を見つめる冴花がそこにいた。 その悩ましくも美しい艶顔は小波を興奮させるのには十分すぎた。 すぐさま次の段階に移行せんとソファに彼女を押し倒した。 「が、がっつきすぎ…まだ昼間なのに…ちょ、やめっ、んっ…」 片手で彼女の衣をはぎ取りながら、もう片方の手で豊満な胸を揉みしだく。 まるで噛み合わない動作を一辺に行っているとは思えないほど、恐ろしい手際の良さである。
(いつのまにかおっぱいの方もお尻に匹敵するくらい立派になってきたなぁ。…ホンットに素晴らしい。) 「こっちの話……聞いてる?」 「聞いてるけど聴いてない。」 必要最低限未満のやり取りを終えた頃には、彼女は下着一枚のセミヌード状態になってしまっていた。 あえてここで一旦止めたのは小波の趣味である。 「…ホントにスケベなんだから。」 「相手が冴花だから仕方ないさ。」 「やぁ…んっ」 そのまま彼女の背に手を回し、ブラのホックを取り外し、大きな柔肉の上にちょこんと立った桃色の突起をつまむ。 「冴花のおっぱい、綺麗だよ。もちろん冴花は全部綺麗なんだけど。」 「っ…んっ……も、もうっ!あ、ちょ、ちょっと!」 そのまま乳首を口に咥えて吸い付く。 「そんな、やぁん…ああっ!か、かんじゃだめっ、ふぅ、んんっ」 悶える彼女のそれを舌先で転がしながら、これまた魅力的な彼女のお尻に手を伸ばす。 むにゅりとした柔らかい感触もさることながら、びくんと驚く様がまたまたたまらない。 「んっ…もう、おっぱいばっかり、やぁ…」 「じゃあこっちも」 「んあっ!あ、ちょ、まっ…ふぅん、んっ!」 尻に回していた手を回して秘所にいきなり人差し指と中指をつっこみ、二本の指で愛液に溢れる肉穴を掻き回す。 「すっごい濡れてるな。ほんと感じやすいよね」 「ふぁああっ、んっ…んうぅ、だめ、あああっ!」 うねうねと指に絡み、締め付ける感触がさらに興奮を煽る。 早くこの淫靡な穴に精を吐き出したいという欲望をグッとこらえ、彼女をいじめたいという欲望を優先し、肉豆をキュッとつまむ。 甲高い嬌声と共に、白い喉を見せるように美しい身体を仰け反らす。 「か、勝手にどんどん進めちゃって…」 「素直じゃないなぁ」 「な、なんの、ことよ?」 「だって冴花、最初っから全然抵抗してないし。」 「〜〜!!」 言われるまで本人も自覚していなかったのか、そこで言葉が途絶えてしまう。 「まぁ仕方ないよ。体つきがこんなにエロいんだから本人がエロくても。」 「うるさっ、ん、ふぁああっ、んやぁ、いじめちゃやぁっ」 目を潤ませながら悶える冴花を見て生唾を飲む小波。 これ以上はこちらが限界だった。 「えっと…とりあえず俺も脱ぐか…っておいおい。」 小波が頃合いを見計らった頃には既に、冴花の細い指が小波の服にかけられていた。 「やる気満々じゃん。」 「これは、その……………悪い?」 開き直りである。 「全然。むしろグッド!」 「…相手が小波君だから仕方ないわよ。」 先ほどの言葉をそっくりそのまま返す。 お互いにクスリと笑みを浮かべながら、男一人の脱衣を続行する。 「嫉妬、かぁ…」 「ぶり返さないでよ…」 「いやいや、これだから冴花はやめられないなぁ、って思ってさ。」 「…なにそれ。」 ぷいとそっぽをむく冴花だったが、もはや彼女の照れ隠しが小波に通用することはなかった。
「…何度見ても、見慣れないわね。この馬鹿げた大きさ。」 「もう散々しゃぶったりしてるくせ…いたっ」 ぽかりとげんこつが飛んできた。 勿論実際に痛みの伴うものではなかったのだが、彼女からの黙れという指示に従うことにした。 「またここでするの?」 ここはリビングのソファの上。 無論そこでの行いは初めてではないが、日常的に性行為を行う場所でもない。 「嫌?」 「そういうわけじゃないけど…」 「俺、基本的に場所には拘らないから。」 「…分かってはいたけど、あなた本当に変態ね。」 「何度も言うけど相手が冴花だから変態になっちゃっても仕方ないっていうか…」 「どうだか」 苦笑にも近い笑みを浮かべながら彼女の両足を開き、濡れぼそった膣を露わにする。 物欲しげにピクピク動くそこに怒張したモノをあてがおうとすると、冴花が手を向けて制止した。 「どうしたの?」 「……私が一番よね?」 「へ?」 「改めて確認したいの…小波君の知ってる女の人の中ででいいから…その中では…私が一番よね?」 「当たり前だろ。そんなに謙遜しなくても、俺にとっては冴花が一番大切だよ。」 「じゃ、じゃあこんなことするのは…私とだけなのよね?」 興奮の余韻と不安の色の混ざり合った彼女の問いに小波は返さず、返事の代わりとばかりに優しく口付けた。 「小波…君?」 「自分に自信を持てよ。冴花は強くて、誰よりも魅力的な女だ。…誰にも嫉妬なんてする必要ないんだ。」 「………ありがと。」 …… ばしんっばしんっばしんっ! 「ああっ、んふぁああっ、お、おくきてるう!ずんずんあたってっ、はげしっ、ああああっ!」 「やばっ…い、いつもより締まるっ…うぅっ」 ソファの上に寝そべった彼女の上に覆い被さりながら、柔らかな尻に腰を叩き付けるように男根を振るう。 はねっとりとした粘膜、ざらりとした独特の感触の肉壁 双方がきゅうきゅうと心地良く肉棒を締め付け、堪えがたい快楽が脳髄に走る。 「こ、こなみくんっ!も、もっともっとぉ、ああっ!んあああっ!」 「いつもより、すごい絡みついて…冴花、気持ちいいよっ」 冴花のあられもない嬌声と小波の荒い息遣い それと共に肉壷で蜜がかき混ぜられるぐちょぐちょとしたいやらしい水音が合わさった卑猥な響きが部屋中に響き渉る。 その淫靡なBGMと共に二人の行為は激しさを増していった。 「ひ、あああっ、こなみくんっ!わ、わたし、んっ、も、もうっ…ひぁあああっ!」 「ちょ、ごめん、はやいけどっ、俺もそろそろっ…!」 もっと激しく突かれたい、もっと激しく感じたい、もっと深く愛されたい愛したい、 冴花の欲求は無意識のうちに肉体を支配し 肉棒を突き入れられる動きに合わせて腰が跳ね上がり、互いの交わりがより一層激しくなる。
「らめえっ、こんなっ、すご、すごすぎ、すごすぎぃっ、あっ、きちゃうきちゃうっ!!」 「ちょ、冴花っ、やばい、やばいって…」 絶頂を迎えようとして浮かび上がるような錯覚を覚えた冴花は、小波のそばに身をとどめようとするかのように、その身体を抱き寄せる。 「……っ!」 体勢の変化と共に訪れる内部の感触の変化。 その不意打ちは小波の性感を急激に高めるのに十分で、いち早く射精感が湧き上がるのを感じてしまう。 このまま彼女より早く果てるわけにはいかない。 腹を括った小波は鍛え上げられた肉体で彼女のいやらしすぎる肉壷を全力で突き降ろし続けた。 「ひぃ、ああああっ、こ、これよすぎっ!よすぎてだめ、だめになっちゃう、こ、こわれちゃうのっ、こわれちゃうぅっ!」 「さえかっ、さえかっ!!好きだっ!」 激しく彼女を責めれば責めるほど、その名器からのカウンターを喰らってしまう。 しかしもはや目の前の極上の女体を我慢などできるわけもなく、快楽と興奮のままにお互いに腰を振るう。 ぞわぞわと蠢く肉ひだが肉棒全体をきつく締め上げ、いきり立った剛直が子宮口をぐいぐいと押し上げる。 そして小波が一際強く子宮口を突き上げたその瞬間、膨れあがった冴花の性感が限界まで膨張し… 「もうだめ、だめえ、い、いっちゃう!い、いっちゃうのぉ!いっちゃああっ! んあああぁあっ!んああああああああっっっっ!!!」 一際甲高い叫び声を上げつつ、身体を弓なりに反らし、絶頂を迎える冴花。 その激しい快楽の反動でその淫靡な媚肉は一際強く蠢き、中に埋まる肉棒を搾りとろうとする。 そのあまりにも卑猥で淫乱な彼女の膣の感触が、決壊寸前だった小波に完全にトドメを刺し… 「ぐ…ぅ…!さえか!ううううぅっ…!」 ぶびゅっびゅるるるっびゅるびゅるるるるるるっ 長い長い射精に伴う快感と開放感。 全身から力が抜けるようにしてそのままソファに倒れ込む二人。 絶頂の余韻に浸り、心地良い疲労感をその身で味わう二人だったが しばらくして冴花が静かに口を開く。 「あの子を…迎えに行くのって…」 「まだ二時間以上、あるよ。」 「…じゃあ、続き、いきましょう?」 「美味しい?」 「うん!ありがとう、冴花お姉さん!」 昨日までの苦い顔はどこへやら、この上なく嬉しそうな表情でケーキを頬張る少女。 すっかり冴花に気を許してしまっている。 (流石の人心掌握術だな…あれで詰井を名実ともにエースにしたようなもんだし。) 帰ってきて早々のケーキプレゼント攻撃で彼女の心をぐらつかせ それでもなお敵意を消すまいと踏ん張る彼女に二個目の伏兵ケーキ責め 小波から情報聞き出した彼女の趣味としてマスコットほるひすのプレゼント(冴花のダブり品なのだが、中々のレア物らしい)。
まさしく小学生らしい単純さ、そしてそれにふさわしい物で釣るという強力な手段で 冴花はあれだけ敵意を剥き出しにしてきた彼女の信頼をあっさりと勝ち取ってしまった。 「な、冴花お姉さんはいい人だっただろ?」 「うん!最初は怖い人に見えたけど、やさしくてきれいでいい女の人だったの!」 「だよなー、やさしくてかわいくて…あと身体もすごくエ…いい感じで…」 「いい感じ?何が?」 「それはだね…」 「…小学生に向かって何を言ってるの。」 穏やかながらにドスの効いた冴花の呟き。それを耳にした少女は一気にビクつく。 「お、お姉さんまだ怒ってる?」 「大丈夫よ。別に最初から怒ってなんかいないから。…あ、ちょっとトイレ行ってくるわね。」 すくっと立ち上がり、足早に廊下に飛び出す冴花。 「や、やっぱり冴花お姉さん怒っちゃったのかなぁ?」 「大丈夫大丈夫。ただの照れ隠しだから。」 「テレてるの?」 「そ、照れてるだけ。あれがまたいいんだよ。」 「ふーん。…ところでお兄ちゃん達こんな早くからお風呂入ってたの?」 「え?」 「さっきお風呂場の電気ついてたよ?あと冴花お姉さん、今朝と服違くない?」 「そ、それは…」 時は移り時刻は午後7:00前。約束の時刻を迎え、少女の母親が迎えに来た。 「本当にご迷惑をおかけしました。あ、こちら菓子折ですが…」 「いえいえ、こちらこそわざわざすいません。」 深々と頭を下げる天道夫人。鮮やかな桃色の髪が、一人の子持ちとは思えない彼女の若々しさを強調している。 婦人漫談(冴花は独身)がそれなりに盛り上がっている一方、迎えに来られた少女は未だに渋っていた。 「ねぇねぇ、今日はもうすぐ帰るけど、その代わりに!おっきくなったらお兄ちゃんと結婚させて!」 びくっ
「ちょっとそれは厳しいかなぁ…」 「なんでー?」 「お兄さん近いうちに冴花お姉さんと結婚するつもりだからなぁ。」 「えー、やっぱりお姉さんなの?」 「まぁ俺なんかほっといても、そのうちお母さんみたいに美人さんになって、お父さんみたいな立派な…」 「あたしはげた人やだー!」 「いや、あれはハゲてるんじゃなくて…」 騒ぎ続ける娘の手を、母親がぐいと引っ張り、強くたしなめる。 「ほらほら、小波さんはお父さんと一緒に明日からまた試合なんだから、ジャマしちゃいけません!」 「はーい…ばいばーい!」 「それでは小波さん、これからもウチの馬鹿旦那のリードお願いしますね。」 「あ、さようなら。」 「ふぅ…せっかくのお休みが丸々つぶれちゃったなぁ、冴花」 「そうね。残念だったわ。」 「……」 「…何笑ってるのよ」 赤く染まった愛しい人の横顔を眺めながら、小波は微笑んだ。
以上です パッと浮かんだネタを真っ先に冴花に回してしまうのは悪い癖か何かなのだろうか 誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください
なんだまた冴花かいいぞもっとやれ とにかくGJ!
GJ!
まずあの野球馬鹿に子供がいるのが驚き……って失礼すぎるか。なんというかほほえましい話でした。GJです。
いいですなぁ〜。
GJ 天道に娘だと・・・?
GJ! なにげに微笑ましいSSってなかなかないだけに嬉しい
うおおおおお!!!GJでやんす!!! ………バタッ
GJ!! 冴花と武美のエロさはガチ
GJ! 冴花の嫉妬→甘えるの流れがたまらんかった
GJ! 冴花ぐうかわ
少々季節外れになりますが完成しましたので 漣で投下します
年の暮れ、窓の外はすっかり夜の帳が下りた頃。 こたつへ体を入れ、体を暖めながら、のんびりとくつろぎながら待つ。 冬場はこうやって暖かくしているだけでも、何時間も過ごしてしまいそうだ。 ぐつぐつと茹でる音が聞こえてくるキッチンへと目を向けると、エプロン姿で楽しげにそばを湯がいている漣の姿。 年の瀬といえば、外せないのが年越しそば。 「あ、もうそろそろ年越しそばを作っちゃわないといけないですね」と、漣が料理を始めて、そろそろ十分ほど。 そばが出来上がるのを待ち遠しく思いながら、漣が料理を作っているのを、ぼーっと眺める。 漣と一緒に暮らして、漣が俺のために料理を作ってくれて、こうやって夫婦みたいな時間を過ごしてると、改めて、幸せだなあ、と実感する。 こんな何気ない日常も、彼女と一緒にいると感じ方が全然違って。 嬉しくて、思わず顔がゆるんでしまう。 「小波さん、おそばが出来上がりましたよ」 キッチンから俺を呼ぶ、元気な声。 御盆に出来上がった二人分のそばを乗せて、漣がこちらへと歩いてくる。 香ばしい出汁の香りが、熱気と一緒にこちらへとやってきた。 「お、ありがとう。 それじゃ食べよっか?」 「はいっ!」 御盆からこたつの上にそばを乗せ、目の前に手を合わせて、 「いただきます」 「はい、いただきます」 軽く一礼。 箸を手にして、ずるずると、目の前の温かそうなそばを啜っていく。 「……あったかくて、おいしいね」 「ええ、とってもおいしいです」 互いに笑みをもらしながら、おいしくいただいていく。 温かいそばの熱気が、体に染み渡るみたいだ。
「ふう、おいしかったよ」 「えへへ、お粗末さまです」 そばを二人で平らげて、軽く一息。 二人で向かい合わせにこたつに入りながら、まったりとくつろぐ。 ぬくぬくとこたつの暖かさを堪能しながら、無言の時が流れていく。 「……もうすぐ、今年も終わりますね」 時計の方を見て、漣が呟いた。 「そうだね、……いろいろあったなあ、今年は」 ふと、この一年を思い返す。 大学を卒業する直前に内定先の会社が倒産。 さあこれからどうしたものか、と思った矢先に中山先輩と開田君は目の前から消えてしまって。 さらには、二人が消えたことについて渦木さんから疑われることになるわ、春先は本当に大変だった。 ……でも、そのおかげで漣と出会うことができた、こうやって一緒になれたのかもしれない。 そう考えれば、大変だったあの日々も、こうやって明るく思い返せる。 「俺さ、漣と出会ってさ、一緒に野球大会を乗り越えて、今も一緒に過ごして、すごく幸せだ」 こんなにかわいくて、しっかり者で、たまにはドジな所もあって、夢に向かって一生懸命で、俺の事を一途に思ってくれて、好きになってくれて、支えてくれる。 「今年は本当に大変だった一年だったけど、本当に幸せな一年だった、って思うよ」 俺もそんな彼女を支えていきたいし、夢は別々の道だけど、これからも一緒に進んでいきたい。 「小波さん……、えへへ、私もです。ツナミの選考に落ちて、落ち込むこともあったけど、小波さんと出会って、小波さんが支えてくれたから、私、頑張れたんだと思います」 はにかみながら、言葉を続ける漣。 「いろんな事があったけど、私、今とっても幸せです」 笑顔で、俺に思いを伝えてくる彼女が、本当に愛しくて―― 「……はは、ありがとう、漣」 「ふふ、こちらこそです、小波さん」 本当に、幸せだな、って思う。
「あの、小波さん」 ちょっと照れたような顔をしながら、漣が話を切り出してくる。 「もうすぐ、新しい年になるじゃないですか」 「そうだね」 時計のほうを見ると、年を越すまで後二時間程といったところ。 「えっと、小波さんと一緒に過ごしながら、えっちしながら、新しい年を迎えたいな、って思いまして……」 頬を紅潮させながらの、彼女からのお誘い。 「はは、うん、俺も漣と一緒にいたいし、……いいよ」 「えへへ……、ありがとうございます、小波さん」 俺の返事を聞いて、漣の嬉しそうな声が返ってくる。 「ははは、……えーと、こういうのってなんて言うんだっけ、姫初め、だっけ?」 「えっと、確か一年の最初にするのが、姫初めだったような……、……あれ? えっちしながら年を越すのはどうなるんでしょうか?」 「うーん、それはちょっと俺にもわかんないけど……、そっかあ、漣と一緒に、かあ」 新年の訪れを、彼女と交わりながら迎える。 たまらなく嬉しくて、つい、でれーっとした顔になってしまう。 「あ、その前にお風呂に入っちゃわないといけないですね。 お先に入りますか?」 「っと、そうだね。 んー……、それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ」 一緒に入るのも選択肢だったけど、多分、俺が抑えられなくなって、行為に突入してしまうだろうからやめておく。 風呂場で楽しむも悪くはないとは思うけど、二人共のぼせてしまうだろうし。 それに、せっかく一緒に新年を迎えるんだから、するんだったらちゃんとした所でしたいしね。 「はい。 それじゃ、上がったら言ってくださいね」 彼女のにこやかな顔に見送られながら、風呂場へと向かった。 「漣、お風呂空いたよ?」 十数分ほど、丹念に体を洗い流し、その行為への準備をしっかり整えて、風呂場を出ると、 「あ、はい。 私も今入りますね。 ……えっと、先にベットで待っててください」 と、俺が出てきたのを確認してから、漣はいそいそと風呂場へと向かっていった。 ……なんだか、微笑ましいな。
チク、チク、と静かな寝室に時計の音だけが刻まれていく。 ぼんやりとした小さな明かりが、ほんのりと寝室を照らす。 初めてでもないのに、心なしか緊張してしまう。 同時に、彼女が来るのがとても待ち遠しい。 我ながら、初めてでもないのに初々しいなあ、と心の中で笑う。 時計の方に目を向ける、もうすぐ11時になるだろうか。 もう一時間で今年も終わる。 いろいろあった一年、漣と出会った一年、漣と一緒に乗り越えた一年。 大変だったけど、すごく楽しくて、幸せだった。 来年はいったいどんな年になるだろうか? そんなことを考えながら、しばらく待っていると、コンコン、というノック音。 「お待たせしましたっ」 扉が開くと、パジャマ姿の彼女。 つややかで美しい、真っ直ぐ長い黒髪、湯気で上気した顔。 彼女の可愛さが、より増して見える。 「きれいだよ、漣」 「ふふ、ありがとうございます」 二人で、くすくすと笑いあう。 互いに視線を交わして、ほんの少しの沈黙。 「……おいで」 「……はい」 そっと、隣に腰を下ろす漣。 お風呂上りの爽やかな彼女の香りが、鼻腔をくすぐる。 ゆっくりと彼女の肩を抱く、そのまま彼女の髪へと手を伸ばし、そっと撫でる。 しっとりとした手触りが、なんとも心地良い。 気持ちいいのか、漣も俺の方へと体を預けてくる。 「小波さん」 俺の胸に顔を埋めながら、彼女が口を開く。 「今年は、小波さんにいっぱい、幸せにしてもらいました。来年も、ううん、これからも、小波さんと一緒に歩いていきたいです」 そう言って、顔を上げて、 「……だから、これからも、ずっと、一緒にいてくださいね?」 微笑みながら、思いを伝えてくれる。 「うん、もちろん。……ずっと一緒だよ」 返事を返すと、漣がそのまま、目を瞑る。 彼女をそっと抱きしめて、ゆっくりと、唇を重ねた。
「ん……っ……」 もうどれだけ交わしたかわからない、甘い口づけ。 互いに味わうように、何度も、何度も。 口づけを交わしながら、漣も、俺に抱きついてくる。 体を密着させて、温もりを感じあいながら、唇を触れ合わせる 「ん、んっ、ちゅ、んんぅ、んぁっ……」 やがて、合わせるだけの優しいキスから、大人のキスへ。 漣の咥内へと舌を入れていくと、彼女もそれに応えるかのように、舌をのばしてくる。 舌と舌を絡ませあって、その感触を確かめ合う。 咥内の唾液が混ざり合って、ぴちゃ、ぴちゃ、と水音が部屋に響く。 熱く、しびれるような甘さが心地いい。 互いに舌を絡めあいながら、二人でその甘さを共有して、味わっていく。 「んんぁ、ふぅ……んっ、んんっ、ぷはぁ、はぁ、はぁっ」 少し息が苦しくなるくらい長く、濃厚な口づけを交わして、やがて唇を離す。 交わった唾液が、俺たちの間で糸をひいて繋がり、落ちていった。 「ふぅ、ふふ、大好きです、小波さん」 頬を朱く染めて、とろんとした目つき。 俺だけが知っている、彼女の甘い顔。 それがとても愛しくて、大事にしたいなって思う。 「うん。俺も、漣のこと、大好きだ」 はにかみあいながら、互いの気持ちを共有する。 「えへへ、……あの、もうちょっと、キスしたい、です」 「ん、わかった」 漣のおねだりに応えて、もう一度。 深く、優しく、口づけを交わす。
「ん、ふっ……、ちゅっ、ん、むぅ……」 口づけながら、ゆっくりと彼女をベットへ押し倒す。 同時に、パジャマの上から軽くマッサージするように、胸を触る。 パジャマ越しからも感じる、柔らかな感触。 キスを堪能して、やがて彼女の紅潮する頬へ、白い首筋へと、唇を移していく。 「ん……ぁっ……」 くすぐったいのか、軽く身をよじる漣。 「漣、かわいい……」 その反応が、たまらなく俺を興奮させる。 彼女の反応を楽しみながら、ゆっくりとパジャマのボタンを外していく。 上下のパジャマを脱がしていくと、彼女のすらりとした体躯と、藍色の下着があらわになる。 藍色のブラのホックを外すと現れる、俺を魅了してやまない、きれいな双丘。 俺もパジャマを脱ぎ、胸へと手を伸ばして、優しく、包み込むように撫でまわしていく。 「ふぁ……は、あっ……、んんっ……」 柔らかくて、手触りのいい彼女の乳房。 俺の手が触れていく度に、小さく、悩ましげな声をもらす漣。 掌全体で、胸の感触をしっかりと楽しむ、そのたびに声をもらす彼女が可愛らしい。 強弱をつけて揉みしだきながら、続けざまに、舌を左の乳首へと這わしていく。 「ひゃっ……」 軽く一舐めすると、敏感に反応する漣。 さっきからの愛撫のせいだろうか、そこはもうすっかり固くなっていた。 空いている方の胸への愛撫を忘れずに、何度も、何度も、乳首を舌でねぶっていく。 「はぁ……んっ、ふぁっ、あ……っ」 「ふぅ、漣のおっぱい、柔らかくて、おいしいよ」 「はぁっ、こなみさんも、あったかくて、気持ち、よくって……あっ!」 彼女の言葉を聞いて、ピンと立っている先端へと唇を合わせる。 右の掌で乳房を揉みしだきつつ、指でこりこりと先端を軽く摘む。 漣の胸を味わっていくように、乳首をなめて、左右に転がし、ちゅる、と音を立てながら吸いあげていく。 「ふあぁっ、や、あっ……、んんっ、は、ああっ!」 口の中で乳首を弄って、彼女を味わっていく度に、漣は目をつむりながら、ぴくりと反応する。 彼女の胸をひとしきり堪能して、突起から口を離す。 ゆっくりと彼女の身体を下降していき、ショーツのほうに目をやると、しっとりと湿り気を帯びているのが見て取れた。 「んっ……!」 指先でショーツの上から軽く秘部を擦ってみると、くちゅ、と水音が響く。 何度も繰り返し擦り上げる度に、彼女の蜜がショーツをぐっしょりと濡らしていく。 彼女のそこから、愛液が溢れてくるのを指先で感じる。 「……脱がすね」 俺の言葉に、顔を朱に染めてこくりと頷く漣。 無言の了承を得て、ショーツへと手をかけ、腰を浮かせて脱がしていく。
その先に現れる、彼女の一糸纏わぬ姿。 しなやかな肢体に白い柔肌、そして下腹部に見える、手入れされた小ぶりな陰毛と、蜜を溢れさせるピンク色の花弁。 蜜で濡れてきらきらと光る恥毛と、彼女の白い柔肌が生み出すコントラスト。 初めて見たときから、ずっと変わらず綺麗で、神秘的で、それでいていやらしくて。 「……本当、すごくきれいだ、漣」 彼女の肢体を眺めながら、思うことを口にする。 「ふふ、小波さんが、私のこと、いっぱい、やさしく愛してくれるおかげですよ」 嬉しく思いながら、熱気を放つ彼女の秘部に、軽くキスをする。 「ひぁっ……!」 彼女の口から、一際大きな嬌声が漏れる。 続けて、蜜で濡れるそこを、舌で優しく愛撫していく。 「や、あぁっ……ふぁ、はぁっ! あっ、んんっ」 ちょっとしょっぱくて、それでいて甘く感じる、彼女の味。 舐めていく度に彼女の愛液がそこから溢れていく、それを舐めとっていきながら、彼女の敏感なそこを攻めていく。 「あ、はぁっ! そこ、きもちいい、ですっ、はぁっ、こなみさんっ、ふあぁっ!」 部屋に響く、ぴちゃ、ぴちゃという卑猥な水音と彼女の甘い声。 もっと漣の声が聞きたくて、もっと漣の感じてくれてる姿が見たくて。 何度も、舌や指を使いながら、彼女の秘所を攻めていく。 漣の反応も、あふれ出る愛液の音も、次第に大きくなっていく。 「漣のここ、もうこんなに溢れてきて、……とってもいやらしいよ」 「んぁっ! そ、そんな、や、ぁ、あんっ!」 彼女の敏感なそこをねぶっていく、その度に身体を反応させる漣。 やがて、その舌先を彼女の中へと、ぬるりと差し入れていく。 「やぁ、あ、あぁっ! ふあぁっ! いいっ、こなみさんっ……、ああんっ!」 温かい彼女の中で、舌先をうねらせていく。 彼女のそこから溢れる愛液を全て掬い取っていく。 その刺激の前に、彼女は甘美な声をあげながら、より身体を震わせる。 「はぁっ! こ、こなみさんっ、そんなに、したらっ、わたし、も、もうっ……!」 そろそろ限界が近いのか、そう言葉にする漣。 舌先をそこから離して、その上の陰核を唇で軽く甘噛みした。 「ひゃあぁっ!? ふあっ、あっ、あああぁぁっ!!」 その瞬間、彼女の身体が大きく跳ね、より大きな嬌声を上げ、絶頂を迎えた。
「はぁっ……、はぁ……はぁっ……」 びく、びくと身体を小さく痙攣させながら、息を整える漣。 「……いっちゃった……?」 「はぁ……、はぁ……、は、はいっ、とっても、気持ちよくって……」 目尻に涙を溜めて、蕩けきった表情で漣がそう答える。 彼女の甘い表情は本当に可愛くて、色っぽくて、俺の気持ちをもっと昂ぶらせる。 「んっ……」 顔を近づけ、軽く、優しく唇を交わす。 「……漣、そろそろ、いいかな?」 唇を離して、彼女にそう尋ねる。 「……はい、来てくださいっ……小波さん」 漣の言葉を聞き、下着を脱いで、さっきから自己主張している自分の息子を解放する。 怒張し、先端から先走りの液を出すそれを、彼女の濡れそぼった秘所へとあてがう。 「……いくよ」 ゆっくりと、漣の中に入っていく、繋がっていく。 「んんっ……、ふぁ、ああぁっ! こ、こなみさんが、なかにっ……!」 そのまま、彼女の奥へと進んでいく。 彼女の中は俺のものを優しく包み込んでくるみたいで、温かな快感を全身で感じる。 「ふぅっ……、漣っ、奥まで、入ったよ……」 「……はぁっ、は、はいっ、こなみさんが、わたしの奥にいるの、すごく、感じますっ……」 繋がったまま、互いに抱きしめあって、唇を交わして、求め合う。 ぴったりとくっつきながら、心も、体も、二人で一つになっていく。 「それじゃ、動くね、漣」 しばらく交わっていた唇を離して、彼女の奥まで入っていた俺のものを、ゆっくり動かしていく。 温かく、締め付けてくる彼女の中から来る快感に耐えながら、腰を動かしていく。 「漣、すごく、気持ちいいよ……」 「はぁっ、ふああっ! あっ、こなみ、さんっ! わたしも、すごく、きもちいいですっ……!」 漣の中から与えられる快感に耐えながら、身体を突き動かしていく。 その度に、ぐちゅっ、ずちゅっ、といやらしい抽送の音が結合部から響く。 温かい彼女の膣肉は、俺のものをぎゅっと締めつけて離さない。 何度も、何度も、彼女の最奥を突いていく。
「ああっ、んっ、こ、こなみさんのが、奥までっ、んぁっ、いいですっ、こなみさんっ! ああんっ!」 俺のものを突き入れていく度に、漣は蕩けた表情で、深く甘い吐息を漏らしながら、あられもない声を上げる。 彼女の声を聞く度に、どんどん気持ちが昂ぶっていって、腰の動きもだんだんと速くなってくる。 「んんっ、ひあぁっ……、こなみ、さんっ……」 「っく……、なんだい、漣っ」 「んあっ、はぁっ、こなみ、さんっ、好きですっ、大好きっ……!」 「うんっ、……っ、おれも、漣の、こと、好きだっ、愛してるっ」 ぎゅっと抱きしめあいながら、思いを伝えあう。 目尻に涙を溜めながら、蕩けた笑みで思いを伝えてくれる漣が、途方もなく可愛くて。 すごく幸せで、大好きな彼女ともっと繋がりたくて、もっと身体を動かす。 だんだんと頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなってくる。 ただ、ひたすら、彼女を愛したくて、身体を突き動かす。 「あっ、ああんっ! こなみさんっ、わたしっ、もうっ、もうっ……!」 「うんっ、俺もだよっ、一緒にいこう、漣、漣っ……!」 「はいっ、こなみさんっ……! ふあぁっ、ああっ、ああんっ!」 互いに名前を呼び合いながら、二人で一緒に限界へと近づいていく。 貪るようにキスをして、全身を重ねあって、力強く腰を動かす。 限界は、すぐそこまで来ていた。 「れんっ、れんっ……! うああぁっっ!」 「こなみ、さんっ、こなみさんっ……! はあぁっ、ああっ、んあああぁあああああぁっ!」 俺が漣の最奥へ、精を注ぎ込んでいくのとほぼ同時、彼女も身体を震わせながら、二度目の絶頂を迎えた。 俺の脈動するものを、彼女の膣肉が搾り取っていくように締めつけてくる。 「ふあぁっ、ああっ、こなみさんの、なかに、いっぱいっ……」 俺が中に注ぎ込んでいく精を、漣は荒く息を吐き、蕩けた表情で受け入れる。 身を震わせて、長く感じた射精感の後、脈動を終える。 射精を終えた息子を彼女の中からゆっくり引き抜くと、入りきらなかった白濁液が彼女の中からこぼれてくる。 「はぁ……はぁっ……、漣っ……」 「っん、はぁ……はぁっ……、小波さん……、んっ……」 互いに顔を見合わせて、優しく触れ合うようなキスをする。 「……あ」 唇を離すと、何かに気づいたように、横を向く漣。 「漣、どうかした?」 「時計……」 時計の方を見る、短針は12を少しだけ過ぎている。 12時を過ぎた、ということは、新しい日、新しい年……。 「あはは……、年、越しちゃいましたね」 どうやら、身体を交えているうちに、新年を迎えていたようだ。 「……はは、そうみたいだね。 あけましておめでとう。 今年もよろしくね、漣」 「はいっ、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いしますね、小波さん!」 にこやかに笑いあいながら、もう一度、優しく口づけを交わした。
しばらく口づけを味わった後、体を離すと、眠気とけだるさを感じる。 何とかそれに耐えながら、タオルを手にとって、互いにベタついた身体を拭いていく。 漣はむず痒いのか、気持ち良さそうに、身を任せてくれた。 こうして、互いに綺麗になって、改めて布団に入って、ぎゅっと抱きしめあう。 会話はないけど、こうやって抱き合うだけで、心も、体も、暖かくなる。 幸せで、ずっとこのままで居たいな、って思う。 「小波さん」 胸元で、彼女が俺の名を呼ぶ。 「……私、今、すごく幸せです。小波さんと一緒にいれて、こうやって一緒に過ごして、本当に、しあわせです」 顔を上げてにこやかに、ぎゅっと抱きついてきながら、気持ちを伝えてくる。 「うん、俺も。 しあわせ、だよ」 ――本当に幸せだ。 漣と出会えて、本当に良かった。 これからもずっと、彼女と一緒に歩んでいきたい。 「漣」 だから、俺も、彼女に伝えよう。 「これからも、一生、ずっと一緒だからね」 「……はいっ、これからもずっと、よろしくお願いしますね!」 お互いに、抱きしめあいながら、目をつむる。 胸元からは、彼女のあどけない寝息が聞こえてきた。 去年は大変だったけど、漣と出会って、漣と乗り越えて、幸せな一年だった。 今年はいったいどんな年になるのだろうか? いろんな事があるかもしれない、もしかしたら大変なことがあるかもしれない。 でも漣と一緒なら、きっと楽しくて、幸せな一年だろうな。 これからもずっと、漣とこうして一緒にいれたらいいな。 そう思いながら、俺も眠りの世界へと入っていった。
以上です
885 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/27(水) 14:21:20.30 ID:PUEJJiim
GJ! これまでレンちゃんは淫乱系が多かっただけにこう言う系もいい
GJ!
GJ! やっぱりお誘いをかけるのは漣なんだなw
異種姦についてとやかく語ってるところに純愛が2日連続投下とは… すばらしい
GJ! レンちゃんかわええわ…
GJ!
冴花といい漣といい人気彼女は投下数多いなぁ マイナー派からするとうらやましいぜ
書けばいいんだよ>マイナーキャラ まあ自分も挫折しかけてる口(しかもスレ的にアレなシーンがないから投下するにしても別の場所だし)だけどね・・・
前に一作だけ渾身の力で作品完成させて投下した事があるんだけど 文章やや雑だしエロ描写もどこか物足りないんだよな なんで他の人はここまで濃厚にエロが書けるんだろうと思う
>>893 作品は作って投下した瞬間は満足してんだけど後日見ると粗が見つかるもんだ
だがそれは「粗を見つけられるだけ自分の腕が上がった」ということだ、だから次の作品に挑戦すればいい
書こう
模倣は創造の母、最初はまず保管庫の作品でこれは良いと思ったエロシーンを参考にして書いてみるのもいいかもな 無論そのままコピーするのではなく自分なりに表現を変えたり書き加えたりしてな
12裏のアマルダはビッチ 例えるなら紫豚
パワポケパワメジャでもテキスト引用あったんだからダイジョブダイジョブ
アマルダさんはだれかれ構わずやるのではなく、本当に主人公の事を好きになったからこそ行為を求めたんじゃないですか!ビッチの内には入りませんよ!
コピペかよw
902 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/31(日) 02:32:44.93 ID:vIV8Lmkg
クラーケンがハルカ(+ウタノ)や ヒヨリを襲うのを誰かかいてください
903 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/31(日) 02:33:55.07 ID:vIV8Lmkg
クラーケンがハルカ(+ウタノ)や ヒヨリを襲うのを誰かかいてください
姫子って初めて主人公と会ったときの反応を見る限り 学校とかではヤンキー系を気取ってるタイプなんだろうか
905 :
名無しさん@ピンキー :2013/03/31(日) 10:09:37.00 ID:VePeTg2G
お知らせ 市原警察署の生活安全課の帰化人創価警官の指導の元、 入学式から2週間ほど、在日の創価学会員を主体とした自称防犯パトロールが、 2週間ほど行われることになりました 生活安全課の指導であることと、パトロールであることは、 絶対に公言してはいけないとの指導も、帰化人創価警官より出ています 期間中は2人組の在日の創価学会員が、頻繁に創価批判者の自宅周辺を、 うろつき回ると思われます 日本人の方は、充分に注意してください
>>904 小学生に甘えさせてあげるヤンキー姉ちゃんとか何それえろい
カズ「なぁ、リーダー。ウチ、とうとう本格的にヨリを取り戻せたわ!」 真央「またその話…ハイハイ…よかったよかった。」 カズ「いやぁ簡単なことやったわ!嫁さんに槍突きつけて脅迫してやったら一発やったわ。」 真央「!?」 カズ「ダメ押しで寝ている娘さんの悲鳴を聞かせてやったらおもしろいように食いついてきたで。」 真央「あ、あなた…」 カズ「『なんでもするからこれ以上家族に危害を加えないでくれ』とかなんとかな。いやぁ傑作やったわ!ケーケッケッケッケ!!」 真央「………」 カズ「…なーんてな!エイプリルフールや!びっくりしてもうたか?」 真央「……」 カズ「な、なぁリーダー、ここ笑うとこやけど…」 真央「…ごめん、生々しすぎて笑えない。」 カズ「…すまんかった。」 真央「いや、あなたのせいじゃない。」
規制が解けた いつも読ませてもらってる、それだけははっきりと伝えたかった
やめて!今のカズはどうフォローしたところで死体蹴りにしかならないわ!
しかしサディストばかりだよな、パワポケチーム。まあ2の時点で最悪の展開が1時代に起こった段階で推して知るべしだけどさ・・・
保管庫にリンの作品が投稿されてるね 乙です
あれ? これって大分前からあるよな 何で更新されてんだろ
過去の作品が更新される事は昔からちょくちょくある 多分書いた人が誤字訂正したりとか、そこらへんだと思うよ
最近ちょっとまゆみに虜になってる 特にデレ顔が可愛くて 話がちょっと短すぎるけど
>>914 湯田君彼女が出来ないからって妹に走るのはどうかと思うな
916 :
名無しさん@ピンキー :2013/04/02(火) 09:08:18.90 ID:xilwueK1
>>906 ヤンキー系の子ってそういうふうに可愛いものを愛でる事が多いよな。
>>907 カズはん、それエイプリルフールちゃう。本音や。
小学生相手なら許してしまうその姿はまごうことなきショタコン
ユイ B:72 W:52 H:84 ナオ B:69 W:52 H:71 カズ B:76 W:47 H:88 悪魔で予想です by堤
3サイズをわかっていない。やりなおし
>>918 身長180cmオーバーでその3サイズだとガリガリってレベルじゃねーぞ、カズ
ちょっと前に何件か投下された豊満な身体の漣に嫉妬する瑠璃花、って構図がハマリ役過ぎて それ以来俺の中で瑠璃花は貧乳のイメージで固定されてしまった
>>921 俺の中では漣は普乳〜美乳あたりの整ったイメージがあるなー
まあ作中で言及されていないキャラクターに関しては各々が存分に脳内で考えて描写する余地があるよね
何でヒーローたちは揃って貧乳キャラが定着してるんや! 一理ある
ライバルが大きいほうがなんか対照的でいいんじゃね?って事だとおもう。レッドは例外
唐突だが貴子のSSのシチュエーションが全く思いつかないから誰か提供してくれ なかったら諦める
靖子とかにも言えることだけど キャラの基本設定が本人の性格的特徴以上にぶっ飛んでるようなキャラって どうしてもネタが偏りがちになっちゃうのよね
巨乳と言えば武美。 そういや武美と9主だと実年齢的にはどっちが年上なんだっけ。武美?
929 :
春雨 :2013/04/04(木) 00:23:01.35 ID:LYGXiT0O
初書き込み、初投稿です メモリーのグントラムに強姦されるやつ投稿します 注意獣姦強姦くらいです 『狼の王』 「メモリーは生まれた時からのライカンだったよ」 全てはその言葉が引き金だった 通過の儀式直前ハンスに連れられメモリーは 『王様』グントラムのとこへつきそこでそれを言ってしまった 「じゃあメモリーは皆に追いかけ回されてないし、 石も投げられて無いんだ!メモリーとはもう絶交だ!」 ハンスはそう言いメモリーから離れた。 オスカーが話してる間グントラムはその時、新しい可能性を発 見した。 (ライカン同士で子をなせる事に) (なら...産みまくればかなりの数になるな) 「野郎ども!通過の儀式は中止だ」 ざわざわ (なぜだなぜだ?) 「ここには今魔物ハンターたちが来つつある時間稼ぎされる間に 軍隊が来ると厄介だそれに面白いものを見つけたからな」 「!」 メモリーは背筋が凍った、これは何物でもない野性の勘が逃げるよう伝えている。 メモリーは今すぐ逃げようとした...しかし遅かった メモリーの両腕はすでにグントラムの部下に掴まれとてもじゃないが雌で子供のメモリーがどうこうする事は叶わなかった そしてグントラム...王はメモリーに近づき仲間にこう言った
930 :
春雨 :2013/04/04(木) 00:37:53.14 ID:LYGXiT0O
「これからこいつをつかい俺らの仲間を増やす」 雄叫びが上がった、ライカンたちの飢えた獣の雄叫びが 「お前らこいつ溜まってた分、思いっきり遊ぶぞ!」 「「「「「オォーーー!!!」」」」」 「今まで溜まってたんだよ」 「さすが王様!」 「最高だー!」 歓喜の声が上がる汚れた野獣の声が 「始めるぞ」 そう言い王はメモリーの服を乱暴に引き裂いた 「ひっ!」 メモリーは恐怖に怯えた その声に感化されるように雄たちは声を荒あげた 王が後ろから破けた隙間に手を入れ強引に広げた メモリーはこの時点ですでに恐怖に怯え涙を流し、反撃する事はできなかった そして王は後ろから強引に乳を揉みだした 「ひゃう!」 「いい声出るじゃねーか、しかも案外胸あるし」 王は耳元でそう囁いた そしてその手は荒々しくメモリーの胸には爪痕が残っていく 「あぁ!痛い!痛いわん!」 傷つき叫ぶが耳を傾けるものはいない 王は乳首をつねった 「あっ、」 メモリーは声をあげた、恐怖や痛みではなく甘い快楽の声を 「おい、この状況で感じてるぜこいつ!」 「狂乱野郎だな!」 初めての感覚にメモリーは理解するのに時間がかかった しかしその前に新しい快楽が来る 「ひゃあああ!」
931 :
春雨 :2013/04/04(木) 00:50:54.48 ID:LYGXiT0O
すいません誰も見てないかと思いますが一応 トラブルで元ネタ消えたんで後日 修復します ごめんなさい
期待して待ってるから頑張ってくれ
異種姦ネタキター! 頑張って続きを書いてくれ!
934 :
春雨 :2013/04/04(木) 11:13:57.11 ID:LYGXiT0O
下腹部に未知の快楽が走った 裏返る声が森に響いた、王は続け様にこう言った 「こいつ下着を履いてないぜ」 メモリーはやはり獣であっただから流石に衣服は着ていたが下着は履かなかった 「随分濡れてるじゃねーか、変態メス犬が」 「っちがうわんっ、あぁああ!」 豆を摘まれ即座にメモリーは絶頂に達した 「さぁてそろそろいいか。」 そう言い王はものをメモリーにあてがった 「やめ、るわん!ゆるして、」 その声は届かなかった 「アァあああ!」 悲痛な叫び声が森に轟くそして雄達の歓喜の声が上がる 「こんなに濡れててこのきつさ、名器じゃねーか」 鮮血を気にせず、パンッパンッと卑猥な音が森を包む 「やめ、て、」 先程までの快楽と今の痛みでメモリーに反撃の力はなかった なす術もなく打ち続ける中で1つの終わりが来た 「行くぞ一発目!」 王は大量に白濁液をメモリーの中にぶちまけた 「よーし次はお前らの番だ、好きなだけ外にも中にも吐き捨てろ!」 「「「「「オォーーー!!!」」」」」 「お許しが出たぞー!」 野獣の歓喜が再び上がる 「やめ、て、ください」 夜は永く永く続いた。 以上です。初めての投稿なので色々失敗しました(内容的にも機械的にも) いつも見ていて獣姦の話しが出たので初めてはこれにしました。 色々問題があると思いますが一応完成しました。 和やかなのが好きなので次はそちらの方に挑戦したいです
935 :
名無しさん@ピンキー :2013/04/04(木) 16:36:01.61 ID:w8xntbr3
おつ
GJ
かなり前に冗談でリクエスト
>>738 した「メモリー×グラントラム」を
本当にしてくれる人がいるだと!!!!
ヒカルとハンナを考えたりしてるんだけどどうにも男のイメージが拭えない どうしたものか
いっそ男のイメージを活かしてみたらどうかな?
女っぽい格好してるのを妄想するとか絵にするとかもいいかも
深刻なさら不足
ちょっと前に投下された双子の姉で満足するしかねえ
でもよく考えたら桜空と奈桜が正史でヨリを戻してたら10主は実質5股(紫杏、カズ、奈桜、桜空、五十鈴)を達成したことになるな 流石10主!やれやれだぜ
>>942 「10主さんのおかげで人を信じることができました」→「ごめん高校時代に浮気して子供作ってたわw」
これは間違いなく投身自殺ルートですわ
紫杏の二股イベントって良く考えたら超能力者とサイボーグにフルボッコされるわけだよなwよく10主プロに行けたなw
しかも
>>942 の死ナリオではカズにも二股掛かってるから余計酷い事になりそうだし5股だから朱理も余計怒るだろうから10主の能力が全て10くらいさがるだろうなwしかし弾道は何故か上がる
ハーレムENDしかねえ!
>>943 そうなったら10主がナオ並みに恨まれることになんのか
スタッフが言ってたような気がするけど、必ずしも本編と同じ話でルートを通ったとは限らないらしいからなあ(14見てる限り夏菜とかそうだし) なおさらの二人の関係が修復したとしても必ずしも10なおさらルートみたいに彼氏彼女になる話じゃないかもしれんよ まあそうなら10主にその気がなくてもたらしっていうかお人好しって感じだけどなw
>>946 「あぁお父さんまで私のことを裏切るなんて…やっぱり人間なんて信用できないんです…もう生きるのに疲れました。」
「まて早まるな!俺はさらのことを裏切ったりなんてしない!だから自殺なんてやめてくれ!」
「…信じても良いんですか?」
ここから浮気して他の女孕ませてたらどうなるかなんて一目瞭然だわな
そもそもBADだと「やっぱり主人公もいつか自分の事を裏切ってしまうんじゃないか、って思ってしまうんです。」
って言って自殺するわけだし
>>947 公式のQ&Aによると
Q.10のさらとさらのお姉さんはあれから仲直りできたんですか?
A.してないかもね
だそうな
まぁ想像次第ってことだな
>>947 だからこそ五十鈴がお人よしと表現したのかもな。
恋人にならなくても姉妹の仲直りのために駈けずりまわってりゃ、五十鈴も愚痴の一つも言いたくなるだろ。
しかしカズとヤっちゃった可能性は濃厚だったりする
まあ私の中では妙子と青春した後プロ入りして長い2軍生活なんすよね
そろそろ次スレ?
なんだかんだで話題には事欠かない10主には感謝しないと
めちゃくちゃいいやつの11主はいいやつすぎて影が薄いな カップリングの話ですら出てこない
11主は公式で「女運が無い」とか言われちゃうような人だから… 後腐れないハッピーエンド迎えられるのがシズヤだけってのがなぁ 朱里もファンは多いと思うけど10での所行が未だに許せない、ってひとも少なくないだろうし
紫杏が死んでカズがああなってて朱里一人だけ幸せになってるのはなんかちょっと違う気がする
さらって歴代の彼女候補でも人気トップクラスじゃない?
さらかわいい
さらー
さら可愛いですよね。初めて10でさら見た時「何この可愛い子?」って思い ました。あるサイトでさらとオリ10主を中心とした小説書いてますけど、書 いてて楽しいです。
悪いけど自演にしか見えない
ぶっちゃけ緑髪はカルト的な人気しか無い。
>>964 屋上
それはさておき、さらはなんでこんなに定期的に変な持ち上げが入るんだか
毎回毎回不自然
桜空は人気高いからしょうがないな 頭一つ抜けてるというか
もう一度言うけど自演にしか(ry っていうかもう相手にしない方が良いか、これ
緑髪はどうもエロゲ臭がつよくてなあ。個人的嗜好なんだろうけど博多さんの書く天才キャラは天才設定活かせてなくてイマイチ 逆に奈桜やら麻美やらのちょっとバカだけどどこか達観しているキャラはすごくいい
さらかわいい
さらかわいいよさら
さらー
>>968 さらってかわいいけど天才なの?どこが?
>>972 茜とか維織とか准の事だろ。ナオサラ姉妹は珍しく普通だったけど。
そうか、おかしいと思った
まあスレの残りが埋まるしちょうど良いっちゃ良いんだろうがw
さらとなお、どちらもイベントが軽薄で印象が無く、どちらが緑髪だったか覚えてないな
>イベントが軽薄で印象が無く ふざけんなよ さらのことなんだと思ってる?
>>978 >さらのことなんだと思ってる?
ふざけんなよ
ナオのことなんだと思ってる?
966 :名無しさん@ピンキー:2013/04/10(水) 02:42:57.83 ID:PDjVQmLO 桜空は人気高いからしょうがないな 頭一つ抜けてるというか 969 :名無しさん@ピンキー:2013/04/10(水) 13:23:12.61 ID:PDjVQmLO さらかわいい 970 :名無しさん@ピンキー:2013/04/10(水) 17:47:58.65 ID:PDjVQmLO さらかわいいよさら 971 :名無しさん@ピンキー:2013/04/10(水) 20:31:24.79 ID:PDjVQmLO さらー 978 :名無しさん@ピンキー:2013/04/10(水) 22:56:33.03 ID:PDjVQmLO >イベントが軽薄で印象が無く ふざけんなよ さらのことなんだと思ってる? 狙ってやってるんだろうなー
スルースルー
自分はいつき派だな なんでいつきは彼女候補じゃないんだ…… 14がプロ編なら彼女候補あったかも知れないけど
主人公が女性だったらワンチャン
自分はさら派 というわけで10主×さらの甘い作品を希望する
>>832 リコ以外の緑髪って単体では話が進まないからそのサポートをバグ組がやってる感じだけど
いつきは完全にオマケ扱いだという…
14に出てたら20代後半だけど実際どんな女になっているのかは気になる
准ばっかりBBA扱いされてるけど准より年上のリンは(ry
計算したら14の時点でいつきは26歳か…… プロ編だったら年齢的には普通だな まぁミーナみたいにやばいバッドエンド用意されるかもしれんが
年下の主人公にお姉さんぶるいつき それはちょっと見てみたかったかも
>>986 \
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>>1 の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
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\::::: _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんなスレ・・・たてちゃったのかな?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「その答えを見つけるのは、お前自身だ。」
6 ∂
(9_∂
>>1 は声をあげて泣いた。
>>988 そういう役割の彼女はすでにいるからもういらないんだぞっ。
14に出てたらキャラ被るな
他の彼女候補の扱いを見るにいつきが再登場してたら 「あたしはあんなにひたむきに姉御のことを想っていたってのにあの馬鹿な野球部員がブツブツ…」 とかひたすらに愚痴ってきそう
>>990 いや姫子とは違って
なんか無理に先輩風を吹かそうとしてるけどなんかそれっぽくないっていうか
11の春香に近い感じ?
埋め時ですかね
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