【少女から】RE:サイボーグ003【大人へ】

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627×3(3/4):2012/11/23(金) 20:34:34.26 ID:6M56mNhZ
ダイブギアのシートに体を預けると、
ワンピースの上から、二つの手が胸を撫でまわしはじめた。
三つ目の手は、ワンピースの裾から太腿の間に入り込む。
太腿をなでさすっていたかと思うと、
下着の上から、秘所を前後に強く弱く刺激する。
もどかしさで身体が火照ってくるのがわかる。

ぴったりしたワンピースの首元から、何か細いものが二本忍び込み、
下着の中の突起をつつき、強く締め付ける。
「・・・あっ・・・。」
「声を出さないで」
四本目の手が口をふさぐ。マイクも脳波通信も切っているのだけれど。

カメラも切っているが、もし映っていたらどんな姿に見えるのだろう。
汚すのを恐れたのか、ワンピースはかなり上までたくし上げられている。
多分グレートは透明なままだ。私が一人でいやらしい夢でも見ていると
思われるのだろうか・・・。


そんなことを考えていると、身体に電気が走った。
細いものが下からも侵入し中の敏感な部分を弾く。
「・・・ッ!」
脚を閉じようとしたが、既に膝に何かが巻きつき、動かせない。
両腕の自由もいつの間にか奪われていた。

細いものはスルスルと出入りを繰り返す。
その数はどんどん増えていく。
硬さを変え、太さを変え、
外を刺激し、中をかきまわし、私を溢れ出させる。
「・・・んッ・・・」
唯一自由な腰は快楽を求め自然と浮き上がる。
その隙に後ろにも侵入される。
「・・・んんーッ!」
それでも与えられる刺激に満足できず、腰を揺らし、受け容れ続ける。
一体何本の腕に、触手に犯されているのか、もう考えられなかった。
ただ、温かいものに包まれている感覚に身を任せる。
辛いこと、哀しいこと、何も考えたくない・・・。
637×3(4/4):2012/11/23(金) 20:36:10.43 ID:6M56mNhZ
私は我慢できず、口を覆っていた掌に咬みついた。
すると、掌は口を離れ、指先が唇にそっと触れた。
私は指の一本を咥え、舌で舐めまわし、強く吸う。
なだめるように、優しく髪を撫でられる。


グレートは私にキスをしない。自分自身を私に挿入することもしない。
ただ、私の淋しさを慰めてくれるだけなのだ。それを少し物足りなく感じる。
これは彼への裏切り?一人で堪え切れず、こんな背徳行為に逃げている。
それだけ喪失感が大きいということ?

逢いたい・・・。帰ってきて欲しい・・・。抱きしめたい・・・。


また涙がこぼれてきた。

「きっと帰ってくる!」
ジョーの声が聞こえた・・・。

----------

礼拝堂に向かう前に、透明なままのグレートと、研究所の建物を出た。
「みんなのところへは行かないの?」
「まだSISの仕事もあるし、一旦戻る。」
「そう・・・。」
「ジョー、ジェット、ピュンマ・・・。三人もいないんじゃかなり戦力不足だな。
しつこく呼び出されてはかなわんから、連絡がつかないことにしておいてくれるか。」
「そんな、ひどいわ。」
「大丈夫、あいつはきっと帰ってくる。」
次の瞬間、一羽の鳥が夕暮れの空へ羽ばたいていった・・・。

----------
本編へ続く


エロくないし、スレ汚しすまん
6425 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/23(金) 22:15:43.23 ID:QEKxYW40
ビール回って酔っ払ってきたなあ……
酔った勢いで、誰か見てんだったら、即興で何か書きましょうかね……
見てる人います? 見てなきゃ後日投下w
65名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 22:35:11.19 ID:EH5TRZVN
遅かったかな
即興とか凄すぎ
6625 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/23(金) 22:44:46.70 ID:QEKxYW40
あ、いたw
今、片付けてきますんで、30分後ぐらいからやりますね
67名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 23:17:01.37 ID:6K4yHuQs
普通にジョーフランのいちゃいちゃが読みたいです先生…
6825 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/23(金) 23:21:09.69 ID:QEKxYW40
>>67
バイオレンスの後のいちゃいちゃを考えてたんだが……
もうひとつの方にしますかね

ちょい時間ください。出す順番変えるw
69名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 23:29:27.80 ID:6K4yHuQs
>>68
>バイオレンスの後のいちゃいちゃ
そちらも是非見てみたいです!
70名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 23:34:20.16 ID:ajsgpia5
自分もROMって待機してる一人です。楽しみ!
71名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 23:44:36.15 ID:ajsgpia5
ID:6M56mNhZさんの「7×3」、エロくてよかった!ありがとう
取り敢えず、上中下になりそうです。
時系列的には、冷戦終了後のREまでの間の一コマかな。

構成的には、上中でバカップルの会話、下でエロ突撃ですかね
でもこれ、普通のいちゃいちゃなんだろうか……

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「ほら、ジョー。これはどう?」
「……今の、本気で狙ってなかった?」
「さあ、どうかしら?」

 澄ました顔でフランソワーズは蹴りを放ち、ジョーは先程と同じく、するりとそれを回避して
安全圏に身を寄せるが、二撃、三撃と連続してくると、なかなか大変だ。

 シャッセ(横蹴り)、フゥエテ(回し蹴り)、クゥ・ドゥ・ピェ・バ(摺り蹴り)と、矢継ぎ早に鞭のように
蹴りが飛んでくるのだから、女性相手でもなかなかに怖い。

 ましてや相手はサイボーグであるだけでなく、トップクラスのバレリーナだったフランソワーズだ。

 身体技能という点では最高峰に位置するバレエで鍛え抜いた彼女が武芸を行えばどうなるのか、
ジョーは今、実地でそれを体感中である。

 蹴りが飛んできたと思えば、今度はクロシェ(フック)を始めとしたパンチが飛んでくる。
 どれもこれも、下手なプロの格闘家より速く重く、食らえばサイボーグでも危なそうだ。


 美人がニコニコ笑いながら、殴る蹴るを仕掛けてくる。


 文章だけにしてしまうと怖い事この上ないが、二人とも殺伐とした雰囲気はなく、逆に和やかなものだった。


「エクササイズしたいのは結構だけど、僕を的にするのは無いんじゃないかなあ」
「あら? ジョーは私に他の男の相手をして欲しいの?」
「その言い方はずるいと思うよ」


 君のその姿を他の男に見られるなんて、僕が我慢出来ないの知ってるだろ?
 困ったように笑って、ジョーはフランソワーズの一撃を手で払いながら、苦笑する。
 今の彼女の体を包んでいるのは薄地のトレーニングウェアに、練習用のシューズ。
 女性らしく発達した彼女の体のラインがはっきり分かる姿を他の男に見られたい奴なんて、この世には
いないだろう。
 男だったら当然そう思うし、ジョーもその大多数派の一人だった。

 そのために、スポーツジムに行くのも他の男の視線が危険と思えて、自宅の一部を改装してトレーニング
用の部屋を増築したほどである。
 金があったからと言って、そこまでやるジョーもジョーである。
 本人はフランソワーズがバレエの練習をしたい時、スタジオまでわざわざ行かなくても出来るようにしたんだと
言い張っているが、誰も信じてはいない。

 フランソワーズが笑ってそれを受け入れてくれたのでジョーの嫉妬心は収まっているが、その反面、困った事もある。
 エクササイズに気を使っている彼女の頼みで、その練習パートナーを引き受けざるを得なかったのだ。
「でも、君が格闘技をしてるなんて思わなかったよ」
「月並みな言い方だけど、綺麗な薔薇には棘があるものよ。それとも、棘のない女は嫌い?」
「フランソワーズなら、棘があってもいいね」


 こんな会話を交している間も、ジョー目掛けてパンチとキックが次々と飛来している。
 彼女の繰り出す技は、ボクシングや空手、キックボクシングとは少し違う。


 サバット。


 フランス式キックボクシング、リュット・パリジェンヌ(パリジャン・レスリング)、ラ・カン(ステッキを用いる棒術)で
構成されたフランスの伝統武道。

 ブルボン王朝の時代に源流を持ち、紳士の護身術としても洗練され、上流階級の子女まで習われるようになり、
現在でもフランスでは一般民衆の護身術から、警察特殊部隊の武術にまで採用されている。

 フランソワーズがそれを習い覚えたのは、兄のジャンからの勧めだった。
 第二次大戦終結から少し後に生まれた彼女の周りは、お世辞にも治安が良いとは言えなかったからだ。
 兄の目から見ても見目麗しいフランソワーズだったし、心配になったジャンは護身術を身に着けておくように妹に勧め、
自分も通っていた道場へと連れて行ったのだった。

 残念ながら、それで身を守れていればブラック・ゴーストに拉致されていなかったのだろうが、今でも彼女は習い覚えた
技の練習は止めていなかった。

 任務上、格闘技が必要になる場面もあるし、エクササイズというのもあるし、兄との思い出を無くさないように、というのもある。
 それに、ジョーとの特別な時間を増やすという意味でも、彼女にとっては大事な事だった。
 バレエの練習に付き合ってもらう事はできないが、こういう格闘の練習であれば、付き合ってもらえる。
 そんな理由から、エクササイズや護身術の訓練も兼ねて、フランソワーズはジョーと日常的に練習をしているのである。

 ジェット辺りに言わせると、「いちゃいちゃする時間を理由付けて増やしてんじゃねえよ」となるのだが、本人達は気にしていない。

 突っ込んだジェットが、フランソワーズに笑顔で半殺しにされてるをの見ているから、他のサイボーグ戦士たちも何も突っ込まなかった。

 一名を除いて、みんな命が惜しいのである。


「もう、いつもながら本当に当たらないわねえ……」
「当たったら、僕が痛いだろ」

 可愛く口を尖らせる恋人に、つい一発ぐらいなら食らってあげてもいいかなあとジョーも思わないではないが、サイボーグである彼女の蹴り
を、それも特注品の硬質ゴムで爪先と足裏が強化されているシューズで蹴られたら痛いなんてレベルでは済まないだろう。

 幾らチューンナップされて原型が残らないほど改造されていても、脳みそは自前の部分もあるのだから、頭部に蹴り食らって無事でいられる
自信もない。

 彼女には悪いが、ジョーには避けるという選択肢しかなかった。

「ジョーも避けてばかりじゃなくて、反撃してもいいのよ?」

「僕はもう少し後でいいよ。フランソワーズのエクササイズって名目だからね」

 Tシャツに半ズボン、裸足という、トレーニングというより自室でくつろいでる方が似合う姿なジョーは、さっきからフランソワーズの矢継ぎ早の
攻撃を食らっても、まだ一撃ももらっていない。
 彼女にとっては少し悔しいものがあるが、同時に頼もしいとも感じてしまう。
早速、誤字発見、酔っぱらってると駄目だw
誤字脱字多いですが、即興なんで勘弁

×棘のない

○棘のある

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 フランソワーズが格闘技を習ったのは、兄に護身術として勧められたからだが、ジョーが習った理由は
ちょっと特殊だったらしい。

 付き合い始めてから教えてくれたのだが、彼を補導した警察官や鑑別所の教官の中に、ジョーの境遇に
同情して色々と世話をしてくれた人が何人かいた。

 その中に、喧嘩ばかりしていたら駄目になると考えた人もいて、ジョーは彼らに連れられて精神修養の
代わりに、色んな先生を紹介されて、半ば強制的にやらされたのだった。

 初めは反発もあったし、偽善なんてまっぴらだとも思ったが、練習後には必ずご馳走してもらえたので、
まだまだ貧乏な時代に飯のありがたみは捨てがたく、ジョーは渋々ながら彼らに付き合っていた。

 別に武道家になろうと思っていた訳でもないから、深く練習した事もない。
 だけど、月日が積み重なる内にジョーの顔から少しずつだが暗さは消え、笑うことも増えるようになったのは確かだった。
 達人と呼ばれる、何かを極めた人物特有の空気に触れている内に、徐々に彼の心も解きほぐされたのかもしれない。

 今でも過去の事を思い出すと暗い目をする事もあるジョーだが、世話になった人たちや、習った先生たちの話になると、
懐かしそうな目で嬉しそうに話してくれる。

 あれほど荒れた過去を持つのに、優しく温厚な性格を取り戻したのは本人の精神の強さもあるが、それを彼に思い出させ
てくれた人たちの尽力もあったのだろう。


 フランソワーズは、顔も知らないその人達には本当に感謝していた。


 しかし、テレビを見ていたり、本屋に行った時、

『あ、先生』

 と、呟いたジョーが見ている先にいる人物が、合気道の凄い先生だったり、柔道で最高段位の人だったり、やたらと凄い人ばかり
なのだが、気のせいだろうか。

 ジョーの過去だけは、本当に謎だ。

 ミステリアスな彼氏って素敵よね、とバレエ教室の女の子たちが言っていた事があるが、一線を通り越すと別な意味で気になって
仕方ない。

 でも、知れば知るほど、もっと彼の事を知りたくなる。
 そして、自分の事を深く知ってほしい。
 今までもそうだったし、今でもそう思う。

 フランソワーズは未だに島村ジョーという青年の事を完全に理解したとは思っていないし、これからも出来ないだろう。
 でも、それが彼女にとっては楽しく、そして嬉しい事でもあった。

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取り敢えず、次で決着、その次からエロ突入ですかね
7525 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/24(土) 01:55:21.50 ID:C/Q5uDIe
すみません、寝落ちしてました
ちょっと眠気取れないんで、続きは起きてからにさせてください。
申し訳ありません。

あ、エロはちゃんと書きますんでw
76名無しさん@ピンキー:2012/11/24(土) 02:16:32.29 ID:eZ8XdDUH
>>75
乙!即興とは思えないよ
続き楽しみにしてる
すみません、遅くなりました

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「……っ!」

 そんな事を思いながらも、フランソワーズは攻撃の手足は緩めない。
 これはいざという時の格闘技の練習でもあるのだから、手を抜く気はなかったし、彼女の真面目な性格が
それを許さなかったのもあるが、それ以上に切実な理由もあった。
 以前、加速装置を装備したブラック・ゴーストのサイボーグ達に襲われ、貞操の危機に陥った事があるのだ。

 元々、視力と聴力が強化されたタイプであり、その後の強化プランもそれを活かすための通信能力と情報処理
能力が重点的に行われた彼女はあの時、ただ翻弄されるだけだった。
 もしもあの時、ジョーが助けに来るのが遅れていたら、どうなっていたか分からない。
 今は他の能力もアップデートされているから、加速装置を用いる敵であろうとも簡単に遅れを取る気はないが、
何にでも万一という事がある。

 彼以外の男性に身を許すなど考えるのも嫌だったから、自然と訓練には身が入った。
 ジョーは殆ど反撃しようとせず、彼女の攻撃を躱すだけだが、見る人が見れば違う事に気づくだろう。
 ピュンマが一度、ジョーと彼女がドルフィン号の狭い場所でも訓練しているのを目撃した時、『子供の自転車の
後ろを持つお父さんみたいだな』と評した事もある。
 一生懸命やっている彼女は気づかないが、ほんの少しだけ今の彼女ができる以上の部分に引っ張り、それが
狂わないように調整し、それを繰り返す。

 無理をせずに上達させる方法の一つだが、教える方の手間や負担は非常に大きい。
 ピュンマからそれを聞いたハインリヒが『過保護だからな』と笑い、自身も覚えのある張々湖が『良い先生に教えて
もらった証拠アルね』と評しているが、本人たちは単純に、互いの事を考えているだけだったりする。

 フランソワーズにとっては、ジョーに少しでも負担をかけないために強くなろうとしていたし、ジョーにとって彼女のために
なる事に骨折ることなど、何の苦にも負担にもならなかった。
 ついでに言えば、

「ところで、今日も僕の勝ちが決まりみたいだけど?」
「そんなに早く決めつけていいのかしら?」
「商品が豪華だと、僕は本気になるんだよ」

 何やら役得もあるらしい。
 そうはいかないわよと笑いながら、フランソワーズはフェイントも取り混ぜながら、多彩な攻撃を繰り出していく。
 世界ランカーどころか、サイボーグでもKOできる攻撃が繰り出されていくが、ジョーは最新の注意でそれを回避し、
あるいは手で軽く払ってしまう。
 だが、フランソワーズの方も簡単に負けるのは嫌だったし、たまには勝ってみたい。

「っ!」
「…お」

 ほんの一瞬だった。
 
 流れるようなフェイントの連続から繰り出した前蹴りをジョーが躱そうとした瞬間、のめるように上体を
突っ込ませたフランソワーズは彼の片足に腕を潜らせると、体を密着させたままクルリと回ってみせる。

 回りながら体を浮かせていく姿はパッと見れば、ダンスで相手を抱き上げて回るようにも見えるが、男性
がやる役を女性であるフランソワーズがやっているのが異様に映るだろう。
 ジョーの重心を崩しながら、フランソワーズはバレエで鍛えたバランス感覚と瞬発力で、一気に回転を加えていく。


 ワルツ


 パリジャン・レスリングの技の一つで、蹴り足を取って密着した相手の重心を崩しながら回転し、最後には頭から叩き
落とす荒業だが、彼女が使ったのはその変形とも言えるものだった。
 こんな技を恋人に本気でかけるというのも怖い話だが、フランソワーズはジョーなら大丈夫という変な信頼を持っている
ので、全く気にしていない。
 違う技をかけて頭から叩き落としたジェットは少なくとも生きていたし、と変な自信付きである。
 もしも怪我したら、付きっきりで看病してあげるから。
 どう考えても得するのは彼女だけだろうというツッコミが入りそうな、そんな詫びを心の中で入れながら、最後の仕上げにかかる。

 が、

「ちょっと重くなるね」
「え……? て……きゃあっ!!!?」

 最後にジョーの体を高く担ぎ上げようとした瞬間、フランソワーズの体はクシャッと崩れ落ちてしまう。
 一瞬、膝の力が抜けて、立っていられなくなぅたのだ。
 当然、ジョーと絡んだままで潰れてしまうから、本人は良い下敷きだった。

「……ジョー、重いわ……」
「重くしたんだよ」

 澄ました顔で、ジョーは体の下でジタバタする恋人の体の要所を抑えながら、僕の勝ちだねと嘯く。
 投げ落とそうとする寸前、重心が上がって彼女の意識が集中した瞬間に、ジョーはそれまで入れていた力を一気に抜いて、彼女の
重心がかかっている部分に体重をかけてやったのだった。
 昔、達人の老人を投げ飛ばそうとして、何度も潰された経験の応用だった。
 今も、彼らのような事ができるほど上手くはないが、何とか上手くいったらしい。

 ジョーは内心でホッとしながら、まだ手足をばたつかせている恋人の上から体を起こしてやる。
 フランソワーズは真面目で一生懸命だから、そろそろ何もせずに回避するだけというのもきつくなってきた。
 これ以上強くなられたら、僕はそろそろ連敗するかもしれないなあと呑気な事を思いつつ、彼女の手を取って立たせてやる。

「ありがとう……でも、また負けちゃったわね」
「どういたしまして。まあ一応、恋人のプライドってものがあるからね、負ける訳にもいかないよ」

 ちょっと悔しそうな顔をしているフランソワーズの頬にキスをして、ジョーは困ったように笑った。
 彼女を守るのは僕の役目だ、という自負を持っているジョーだから、彼女より弱い自分というのはプライドが傷つくし、それ以上にフラン
ソワーズに直接戦わせるような真似はさせたくない。

「……それに、ご褒美があるとやっぱり負ける気がしないし」
「現金ね」
「君限定ならね」

 少し呆れたように言うフランソワーズの耳元にそんな事を囁くと、ジョーは彼女の唇を素早く自分ので塞いだ。


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ようやく次でエロ突入っぽいんですが、それ書くまでが何でこんなに長くなるんだ、俺……
取り敢えず格闘技の設定は、私が適当に設定した事ですので、原作にねえぞおいというツッコミは許してください
 先程まで運動していたのだから当然、フランソワーズの肌は上気し、汗の香りも漂わせている。
 抱き寄せてキスを繰り返す内、フランソワーズの熱が体に伝わってきて、こちらの体も熱くなってくる。
 もてる癖に、何故か性に関して淡白そのものと思われがちなジョーであるが、フランソワーズが相手だと別だ。
 唇だけでなく、顔や耳元、首筋にも口吻ていくと、フランソワーズもその気になって来たらしく、ジョーにも同じ事を
返してくる。

「……もう、シャワー浴びなくていいの?」
「うん、今はしなくていい」

 恥ずかしそうに言う彼女に頷きながら、ジョーは首筋に顔を埋めて軽く舌を這わせた。
 汗のピリリとした刺激が微かに舌に感じられ、その後からフランソワーズの甘い味が続く、。
 入浴後の彼女の肌の味わいも格別だが、汗を漂わせる今の味わいも素晴らしい。

「くすぐったいわよ、ジョー」

 少し笑いながら、フランソワーズは抱き締めてくるジョーの体を、グローブを外した手で愛撫し始めた。
 あまり汗をかかないジョーだったが、自分を抱き締めてキスしてからは肌が熱くなってるのが、手のひらに感じられる。
 彼が興奮しているのを感じ、フランソワーズは恋人の体を優しく撫で摩っていく。
 服越しなのに、彼女の白魚のような指に触れられるだけで、ジョーの体は時折、ビクッと震えるほどだった。
 何年も体を重ね、互いの感じる場所を知っている者にしか出来ない事である。

 彼女の愛撫に身を震わせながら、再び唇にキスしたジョーが舌を送り出すと、恥ずかしそうにそれを受け入れたフラン
ソワーズは優しく歓迎してくれる。
 格闘技の訓練の時の積極的な姿からは想像もできない、恥ずかしげで、それなのにジョーの全てを受け入れようとする
かのような彼女の応え方は、何年経っても変わらない。

 唾液なんて味が無い筈なのに、彼女の肌同様に、甘く感じられるのは気のせいではないだろう。
 ただキスしているだけで酷く興奮しながら、少しだけ身を離し、彼女のトレーニングシャツとスポーツブラをまくり上げると、
形の良いバストが顕になった。

 バレリーナ特有のほっそりした体型に似合わない、手のひらから余るほどの豊かな膨らみが空気に触れ、少し震える。
 初めて見た時より豊かになった膨らみは勿論、ジョーが大きくしたようなものだった。
 産毛の存在すら感じられないほど滑らかな白磁の肌。
 豊かなのに、ブラを外しても重力を無視している乳房は、理想的な形を兼ね備えていた。

 その中心部分にある肌よりほのかに色の濃い乳輪と、控えめな先端の蕾がジョーの視線に反応するかのように、隆起し始めている。
 当然、見ているだけで気が済む訳もなく、ジョーは彼女のバストも愛撫し始めた。
「………………」

 溜息のような軽く息を漏らしながら、フランソワーズはジョーの愛撫を受け入れ、そこからもたらされる心地よさを受け入れていく。
 立っていると辛くなって来たから、壁に背中を当てて体重を預け、恋人の愛撫を受け入れる体勢をとる。
 彼女の協力を受けながら、ジョーはフランソワーズの乳房を存分に堪能していた。
 若さ特有の張りがあるのに、触っているだけで心地良いほどの柔らかさを兼ね備えた膨らみを、手の中で好き勝手に愛撫していくが、
彼女が痛みを感じている様子はない。

 どうすれば彼女が感じるのか、嫌がるのかは知り尽くしている愛撫の仕方だった。
 手の中で柔らかなゴムまりのように形を変えて楽しませてくれる乳房にも舌を這わせ、まるで食べるかのように大きく口を開いて吸い付き、
味わっていく。

「もう…ジョーは、本当にオッパイが好きなんだから……」

 赤ちゃんだって、そんなに熱心じゃないわよ?
 というフランソワーズの声を聞きながら、ジョーは赤ん坊以上の熱心さで味わい続けていた。

 硬くなり始めた乳輪や隆起した乳首にも吸い付き、舌でその感触を楽しんでもみたりすると、女性の敏感な部分を愛撫されて、フランソワーズの
声も艶を増していく。
 その声の艶やかさに刺激されたのか、ジョーは乳房から顔を離して、彼女の顔を見上げてくる。

「…………………」

 それだけで彼が何を求めているのかを察し、フランソワーズは少し恥ずかしそうにしながら、体勢を変えて彼に背を向けると、少し上体を倒した。
 壁に手をついて、お尻をジョーに突き出すような姿勢は、照明が点いているトレーニングルームの中でする姿勢としては、かなり恥ずかしい。
 微かな震えが伝わって、お尻が揺れるのが艶かしく、ジョーは恭しい手つきで彼女の下半身を包むスパッツに手をかけると、そのまま下着ごと
膝まで下ろしていく。

「ああ………………」

 女性として最も恥ずかしい部分が全て、明るい照明の下で恋人の視線に晒されて、フランソワーズの唇から恥じらうような吐息が漏れた。
 乳房同様に、バレリーナには似つかわしくないほど豊かで形の良いお尻。
 形よく丸みを帯びたヒップラインの美しさは、甘い果汁の詰まった桃のようで、その割れ目は目も眩むほど深い。
 外気と視線を受けて震えるお尻に手を添えると、ジョーはおもむろに吸い付いた。


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生殺しだろと言われそうですが、眠気限界なんで今日はここまで
つか、次回の投下で終わるとは思うんですが
おかしい、俺はチャイチャしてエロする短い話を書くつもりだったのに、なんでこんだけ長くなってるんだ……
81名無しさん@ピンキー:2012/11/25(日) 06:19:50.24 ID:aTqeg20U
朝っぱらから甘々いただきました
ご褒美とか関係ねーだろ島村w
続きもよろしくー
82名無しさん@ピンキー:2012/11/25(日) 08:41:56.46 ID:FByxEZDE
原作ジョーフランかな?
サバットやってるってので、そういえば構想ノートでフランはテコンドー習ってる設定だったなと思い出した
とにかく投下第一号さんgjです、本当生殺しだwエロ部分楽しみにしてます

しかしどう見ても女の方の文章だけど男の方なん?俺女さんかい?
8325 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/25(日) 10:03:06.56 ID:OHXiBjBx
朝からレスありがとうございます。出勤前に返信w

>>81
まあ、結果のために名目作るのがバカップルですから
続きは仕事から帰ってから、できれば

>>82
一応は原作時期とREの間の話にしてますんで、お好きなキャラデザで想像してください

サバットは、前に古武道の雑誌読んでたら記事が載っていまして、古い白黒写真で、
女性たちが習ってる姿があったんですよ

原作でフランソワーズが生まれた時期とか考えたら、習ってても不思議じゃないなと
つべとかで見ると、バレリーナみたいに足技が凄い優雅だし、彼女に似合いそうだったんで

テコンドーはねえ、いつどこで習うんだよ、原作の時期でという問題があって……
今でこそ道場、日本にもいっぱいあるけど、40年以上前だと、ね
構想ノートには悪いけど、一応フランスの国技みたいなもんだし、手技や投げ・関節、武器術も
あるし、サバットにしました

後、自分の性別は男なんですが、女の文章ってどこらへんですかね…自覚がないw
やっぱ、だらだら長々書くとこかな?w
84名無しさん@ピンキー:2012/11/25(日) 12:01:20.57 ID:tQriLqwO
続きを待ってるぜ!
8525 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/26(月) 02:52:30.68 ID:DXZevgfw
うわ、寝落ちしてた
月曜は休みなんで、起きたら書きますorz
8625 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/27(火) 00:01:19.97 ID:DXZevgfw
1時ぐらいから続き、即興投下予定。

そういえば鳴海丈氏の時代劇読んでて、乱暴されかけたフランソワーズが救出後、
ジョーに、他の男が近づかないようにあなたのでマーキングしてとリクして聖水プレイ

じゃあ、僕にもしてねとジョーにフランソワーズが聖水プレイで、その後は盛り上がって
くんずほぐれつ……て、マニアックにもほどがあるシーンが思い浮かんだorz

疲れてるんだろうか、俺……
87名無しさん@ピンキー:2012/11/27(火) 00:43:55.42 ID:KOklq2l6
うむ、休めw
眠いけど、限界まで投下しまーす。
終わるといいなあ……

----------------------------------------------

「ひぁっ」

 お尻に顔を埋められて、フランソワーズは思わず声を出してしまう。
 振り返るまでもなく、割れ目にジョーの顔が埋まっているのが容易に思い浮かべられた。


「…………………………」

 汗でしっとりとしたヒップは吸い付くような柔らかさで、ジョーを受け入れてくれる。
 スパッツと下着に包まれ、汗で湿った肌からは独特の甘い香りがした。

 バレリーナは基本的に体脂肪が少なく、筋肉質な体をしているというが、何で彼女はそれに当てはまらないのだろうと、
たまにジョーは思ってしまう。
 贅肉なんてどこにも無いぐらいほっそりしているのに、抱き心地が良いのは、必要な脂はちゃんと残っている証拠だった。

 鍛えているためか、バストとヒップのラインを持ち上げる筋肉も発達しており、豊かに発達しているのに、服を脱いでも重力を
無視して小動もしない。
 前に二人で温泉に行った時、周囲の女性が何故か暗くなったとフランソワーズが首をひねっていたが、そりゃそうだろうと思って
しまったほどだ。

「うん」

 頬に感じられるヒップの滑らかさと柔らかさは、それだけで心地よかった。
 ボディビルダーのように必要以上に鍛える訳ではないから、独特の弾力も兼ね備えているので、触れているだけで気持ち良い。

「っ…………」

 舌と唇でお尻を撫で回していくと、フランソワーズの唇から微かに声が漏れ出す。
 明るい部屋の、それもトレーニングルームでしているからか、恥じらいの感情のほうが強いらしく、声を出そうとしない。

 それを見て、少し意地悪い気分になったジョーは、剥いた卵のように真っ白で艶やかなお尻に強めのキスを繰り返したり、軽く歯を
立ててみたりもする。

「アッ………」

 強めの刺激に、さすがに声が漏れ出て、フランソワーズの頬が薔薇色を強めた。
 彼女の反応に気を良くして、ジョーはさらにお尻にキスマークや歯型を軽く付け続けていく。
 男女の関係になってから、数える気にならないほど歯型やキスマークを付けて来たが、未だに飽きる気がしない。
 彼女のお尻を一頻り愛撫すると、ジョーはそのまま割れ目に顔を埋め、秘所を無造作に舌で舐め上げる。

「ふぁっ…………!」

 強い感触にフランソワーズは身を捩るが、ジョーはお尻を捕まえて逃がそうとしない。
 逃げられないように彼女の下半身を抱え込むと、割れ目の下で息づく秘所をさらに愛撫し始めた。
 元々が体毛の薄いほうで、恥毛も産毛がうっすらとある程度だから、じっくり鑑賞しながら愛撫する事が出来た。
 少女のような彼女に相応しい、控えめな膨らみと、そこから僅かに覗く薄桃色の秘肉。

 何も知らない少女のようにふっくらと盛り上がった恥丘を分かつ、閉じられた割れ目を刺激すると、恥ずかしそうにほんの少しだけ
ジョーの舌を受け入れてくれる。
 ぬるりと舌で愛撫し続けると、それがジョーのものであるのに気づいたのか、恐る恐る力を抜いて受け入れを深くしてくれた。
 フランソワーズが恥じらいながらも受け入れを深くしてくれるのに気を良くして、ジョーは舌を秘所に捻り込むように
深く付き入れ、膣の中を味わうかのように動かしていく。

「……そんなに深くしないで……」

 恥ずかしそうな声が上から聞こえてくるが、謹んで無視する。
 可愛い恋人がお尻を向けて、好きにさせてくれる時に遠慮する馬鹿など、この世にはいない。
 たっぷりと舌で膣の中を味わうと、内部からすぐに甘い粘液が分泌されて、体は愛撫を歓迎しているのを示してくれた。

 体液は基本、塩気がある筈なのに何で恋人のだと甘く感じられるのかは永遠の命題だが、ジョーは単純に相手がフラン
ソワーズだからと決め込んでいる。
 他に女を知らないというのもあるが、ジョーにとってはそれが真実だった。
 だから、より熱心に彼女の中を愛撫し、感じる場所を的確に刺激したり、時には秘所から舌を抜いて、彼女の最も敏感な
肉の粒にも吸い付いたり、舌で刺激したりもしてやる。
 そうすると、面白いようにビクビクとフランソワーズの身体が震え、お尻にえくぼが浮かんだ。

「っ……くっ……そんなにしないで……」

 フランソワーズは懇願するように言うが、それとは裏腹に愛液の分泌はより豊かになり、彼女のお尻はジョーの顔に自ら
押し付けるようになっている。

 グイグイと顔にお尻が押し付けられ、ジョーの顔は彼女の汗と愛液でベタベタになってしまうが、気にせず愛撫を続けていく。
 秘所からはもう止めどなく愛液が分泌され、垂れ落ちそうなぐらいだ。
 しきりに愛撫を弱めるように訴える彼女の声が心地良いが、もっと大きな声も聞いてみたくなってくる。
 それに、半ズボンを大きく押し上げているジョー自身も、我慢の限界に来ていた。
 抱え込んでいたお尻から顔を離すと、手の甲でベトベトになった顔を拭いながら立ち上がる。

「……ジョー?」

 突然、愛撫が止んだ事に訝しげな声を出すフランソワーズだったが、すぐにそれがどういう目的での事なのかを察し、潤んだ目で
彼を見つめる。

「……フランソワーズ、僕も限界みたいだ」

 彼の言葉に視線を下げると、ジョーの半ズボンの前が大きく膨らんで可哀想なぐらいになっていた。
 そのままにしていたら苦しくて仕方ないだろう。
 恋人にそんな気分を味わわせたくない。だから……

「………………………いいわ」

 フランソワーズの中に入りたい、というジョーの言葉に優しく頷くと、フランソワーズは身を起こした。
 トレーニングルームは建前通り、フランソワーズがバレエの練習をするための場所でもあるから当然、姿見の鏡や掴まる為のバーも
取り付けられている。
 フランソワーズは姿見のところに取り付けられたバーに両手をかけると、もう一度ジョーにお尻を向ける。
 先程より高々とヒップを掲げ、男性を待つ姿勢。

 恥ずかしいが、それよりもジョーを楽にしてあげたいという想いもあったし、それにもっとジョーに快感を与えて欲しいという期待もあった。
 背後でジョーがズボンを下ろすのが、鏡に映る。
 そして、彼の男性自身が臍にくっつくほどの勢いで勃起しているのも、能力を使わずとも見えてしまった。
 理想的なサイズと形をしているのに、赤ん坊のような薄桃色の可愛らしさも兼ね備えたペニス。
 ずっと彼女にだけ操を捧げてくれる大切な物が、先端を自身の興奮で濡らしながら、フランソワーズの中に包まれたいかのように震えている。
 吐息を漏らしながら、フランソワーズはジョーがお尻を再び掴むのを鏡で見ながら、軽く足を開いたり、腰を僅かに動かして角度の調整に協力
してやる。

「うっ……」

 熱く固い肉の感触が秘所に感じられて、フランソワーズは思わず呻いた。
 十分に潤っているのに、その硬く大きな感触に女肉が吸い付いて侵入を拒むかのように、食いつく。
 だが、ジョーは止まらない。
 そのままフランソワーズが傷つかない事に注意しながら、女肉の抵抗すら楽しむように力を込めて男根を
突き入れ、彼女の中へと侵入させていく。
 大きく開いた傘の部分が入ってしまうと、後は一気に突き入れた。

「ああっ…!!?」

 止まらず一気に侵入され、長く太いものが膣内を占領する感触にフランソワーズは悲鳴のような声をあげる。
 控えめな割れ目と秘所の入り口が一杯に開いてジョーの物を頬張り、一気に食い締めた。
 彼女のお尻が、ジョーの腰骨に押されて平たく変形するほど、深々と突き入れられている。

「……ふ……深いわ……」

 苦悶に近い表情を浮かべながらフランソワーズは突き入れられたジョー自身の感触を味わい、さらに汗で身体を濡らす。
 限界近くまで彼女の秘所は広げられ、固い肉の熱さが入っているだけで彼女の中を刺激する。
 突き入れられているだけでも、フランソワーズはその感触自体で快感を感じられるほどだった。
 そんな彼女の反応を楽しみながら、ジョーはゆるゆると肉棒を出し入れし始める。

「っ!?」

 大きく開いた肉の傘で膣の中を削られ、フランソワーズは背を反らせた。
 反射的にお腹の中の物を締め付けるがジョーは嬉しそうな声を出すだけで、止まる様子一つ見せない。

「……………………」

 フランソワーズのお尻を抱えて彼女の中を味わいながら、ジョーはその女肉の素晴らしさを堪能していた。
 狭いのにジョーの侵入を柔軟に受け入れ、入れる度に微妙に締め付ける場所を変えながら、彼を搾り取るかのようにグイグイと
強く締め付ける秘肉。
 肉の粒がジョーの男性を猫の舌で舐め上げるかのように、あるいはざわざわと絡み付いて刺激してくる。
 何度しても、どれだけ交わっても、飽きるなんて発想が思い浮かばない。

 この二人の相性は、こんな所でも良すぎるぐらいに良かった。

 フランソワーズのお尻を貫きながら、ジョーは角度や突き入れるリズムを変えてみたり、快感を味わうだけでなく、少しでも楽しめる
ように工夫していく。

「……あっ……あっ……」

 そうすると、しきりにか細い声をあげていたフランソワーズもそれを察したのか、自ら腰を揺すってみたり、彼の突き入れる方向に合わ
せて捻りを加えてみたり、彼を気持よくさせる事を工夫し始める。
 している場所やシチュエーションもエッセンスとなって、二人が互いにもたらす快感は容易に高まり、とろけそうなほどの心地良さをもたらす。

 と、

「…………やっ」

 快楽に潤んだ目でふと姿見を見上げたフランソワーズは、羞恥に思わず顔を手で覆ってしまう。
 鏡に写っていた、快感にとろけそうな顔をしている自分の顔を見て、思わず恥じらいが戻ってしまったのだった。
 背後からジョーに犯され、快感に涎まで垂らしている自分の顔。
 快感に翻弄されつつも、そんな顔だけは見られたくないと思ったフランソワーズだったが、ジョーの考えは違ったらしい。

「隠しちゃ駄目だよ」
「え……きゃっ?!」

 ぐいっと背後から抱き起こされ、フランソワーズはより深い状態で男性を突き入れられて背中を固くしながら、顔を覆っていた手を払われてしまう。
 そして、もう一度手で顔を隠す前に、振り向かされてジョーに唇を奪われた。
 深く舌を差し込まれ、口内を蹂躙される。
 その間も秘所を蹂躙され、空いた手で乳房を揉みしだかれる。
 抵抗する気をとろかされながら、フランソワーズは羞恥よりも快楽を優先してしまう事を受け入れるようになっていく。
「んむ……」

 いつしか、フランソワーズはジョーの唇に自分から吸い付き、捩じ切らんばかりの強さで積極的に舌を絡めていく。
 たっぷりと彼の口内を味わったかと思えば、ジョーの顔にも無数のキスを降らせ、舌を這わせる。
 ジョーも彼女の顔に同じ事をするから、すぐに二人の顔は互いの唾液でベトベトになってしまった。
 下の方でも不自由な体勢ながら動き方により積極性が増し、彼のものを締め付けながら、楽しむかのように腰を揺り動かす。

 先ほどから、彼女を襲おうとしている大きな波が近づいてきているのが分かる。
 それに合わせるかのように、ジョー自身もピクピク震えている。
 フランソワーズの中に精を放ちたくて堪らなくないらしく、少しでも彼女の中に深く侵入しようとしてくる。

「……………………」

 いつでも来ていいわ、と言葉でなく目で促すと、ジョーもそれを察して、最後の瞬間を最高の快感で迎えるかのようにテンポを早めて来る。
 それに刺激されて、彼女の快感の波も高まり、最後の瞬間が目の前にやってくる。
 最後を同時に迎えるように調整できるのは、相性の良いカップルの強みである。
 限界まで我慢していたジョーが、最後に子宮まで突き破りそうな勢いで彼女の中を貫くのと、フランソワーズが快感の波に自分を委ねたのは、
完全に同時だった。

「…………っっ!」

 二人の声にならない呻きが部屋に響き、フランソワーズが絶頂を迎え、身体を硬直させる。
 彼女の身体を抱き締め、お尻が変形するほど腰を押し付けたジョーは、そのまま子宮へ直接流し込むように射精した。
 熱くねっとりとした粘液が、子宮の天井を突き破ろうとするかのような勢いで放たれ、フランソワーズはその熱さと勢いに快感の呻きをあげながら、
余さず受け入れていく。
 体温はそれほど変わらない筈なのに、焼けるかと思うほどの熱さは、快感で脳を焼かれたフランソワーズにとって、さらなる心地良さをもたらす
ものでしかなかった。

 まるで、小便のような勢いと量の精液が彼女の子宮を瞬く間に満たし、入りきれない粘液が膣の中を濡らす。
 満足気な吐息と共に、フランソワーズはジョーの唇を味わい、労るように舌で彼のを愛撫する。
 お腹の中では、まだジョーの射精が続いている。
 体の中を満たされながら、心までもが満たされる感触に、フランソワーズは目尻に涙を浮かべ、最後の一滴まで受け入れていく。
「ジョー…………」
「うん?」

 ようやく射精が終わり、それでも二人は先程のジョーが背後から抱きしめた状態で繋がったままだ。
 気だるげに、でもジョーへの愛しさが隠し切れない声で、フランソワーズは甘い声で恋人に囁く。

「素敵よ」
「フランソワーズも凄く素敵だよ」

 そう言って、もう一度軽くキス。

「……凄く汗かいちゃったわね」
「バスルームに行こうか」

 先ほどの練習でも汗をかいていたし、今ので二人とも汗まみれだった。
 タイマーセットしておいたから、バスにはお湯が満たされてるし、とジョーが続ける。

「そうね、汗を流さないと……て、ジョー……っ!?」
「垂れるとまずいから、こうした方がいいだろう?」

 離れようとしたフランソワーズを放さず、ジョーは抵抗が薄い内に彼女の脚を下から持ち上げ、まるで幼女に用を足させるような格好にしてしまう。

「……駄目、見られたら……!?」
「……この家のセキュリティ、どれだけ万全にしてると思ってるのさ」

 正気に戻って痴態に暴れるフランソワーズだったが、まだ身体が先ほどの絶頂でしびれているため、抵抗は薄い。

「さ、お風呂に行こうか。勝ったご褒美、もっと欲しいし」
「駄目、駄目! ……あ……あっ!」

 まだ繋がったままで、ジョーの肉棒も固いままだったから、敏感になっている膣内を抉られてフランソワーズは再び快感に喘ぎながら、抵抗し切れ
ない。
 恋人を背面から抱き上げて犯しながら、ジョーは器用にトレーニングルームの扉を開けると、フランソワーズの喘ぎ声を楽しみながら浴室へと歩い
て行く。
 彼が歩く振動で体内を刺激され、彼女の咽び泣くような声が廊下に響き渡る。


 その日、ジョーがフランソワーズにどれぐらい勝利のご褒美をもらったのかは、二人だけの秘密である。



 余談だが、バレエ教室でフランソワーズのその肢体の美しさやスタイルの見事さは当然、他の女性からも羨望の的となり、どうすればそんな風に
なれるのか聞かれる事も多かった。

 本人は、『ジョーがエクササイズに付き合ってくれるから』と笑うだけだったが、その笑顔は時折、女性でもギクリとするような艶やかさが漂っていた
と言う。




 END
9325 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/27(火) 03:51:47.99 ID:2aiF078h
取り敢えず、何とか終わりましたんで仕事に備えて寝ますorz
何で、いちゃいちゃしてエロする短い話の予定が40kb超えてんだよ、俺
即興でやると、予定が本当に狂うなあ……

明日か明後日には、話の中で出てたフランソワーズがピンチになりかける話でも
書きますかね…………

即興で書いてましたんで、てめえ何書いてんだよ、おいというツッコミは堪忍してくださいw
94名無しさん@ピンキー:2012/11/27(火) 06:02:21.40 ID:52SMYTWB
25さん乙!
二人が幸せそうで良かったよ
次も期待してます
95名無しさん@ピンキー:2012/11/27(火) 11:50:45.99 ID:KOklq2l6
見事!!
9625 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/28(水) 00:42:16.53 ID:XQI9QuZn
見直したら、誤字とか文章手直しせんといかん部分多いなあ…
サイトに再掲載する時は、手直しと加筆しないと……
9725 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/29(木) 01:54:31.23 ID:1cAzF0dp
眠いんで、金曜辺りに何か投下しますー。
聖水プレイどうしよう……(まだ気にしてるのか
98名無しさん@ピンキー:2012/11/30(金) 18:06:11.57 ID:nvmGjLT8
投下はマイペースでいいですよ〜
99誘導:2012/11/30(金) 20:59:26.48 ID:oMcIhJcK
LR違反

以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン
1001:2012/11/30(金) 21:19:08.54 ID:d/UcmbZU
すまんかった
立て直すでいいのかな?>言い出しっぺの人
801の人も来るからあまり行きたくはないんだがw
10125 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/30(金) 21:55:47.85 ID:2KzXEueg
>>99
ジェットとアメリカ人彼女とか、ハインリヒとドイツ人彼女の話とか書く予定だったんだけど、駄目?w
スレタイの時点で駄目だと、無理か……

続きはピンクのキャラサロンになると、801の人たちに怒られないかなあ(何書く気だ
102名無しさん@ピンキー:2012/11/30(金) 22:10:18.56 ID:d/UcmbZU
25さんが書いてくれるなら(他力本願w)そっちの方向でお願いしたい
スレタイと1の内容変えて、009全般ってことにしてここに立て直すとか?
103名無しさん@ピンキー:2012/11/30(金) 23:02:01.69 ID:nvmGjLT8
おお、実はハインリヒさんの読みたいなぁと思ってたんだ…
スレタイ変えればいいんでない?
10425 ◆PXWApJGh9tkm :2012/11/30(金) 23:50:53.59 ID:2KzXEueg
フランソワーズだけ出る訳じゃないから、スレタイ変えるぐらいでいいですかね?

でもシチュじゃなくてキャラ主体なのは変わらんから、キャラサロンでやれと
言われるんかなあ……ココらへんの判断、どうすればいいんでしょw
105名無しさん@ピンキー:2012/11/30(金) 23:59:44.51 ID:d/UcmbZU
とりあえず立ててみる
フランソワーズ以外の話を25さんが書いてくれるってことでw
106名無しさん@ピンキー:2012/12/01(土) 00:12:22.82 ID:VRQ7KWsE
>>104 キャラサロン覗いてみたけど、あそこは801か男女なりきり会話が主体みたいで、二次小説的なのはちょっと合わないでしょw
107名無しさん@ピンキー:2012/12/01(土) 00:15:29.09 ID:7wQpEd1L
規制くらってたんで携帯からw
当たり障りのないスレタイにしてみた
気に入らなかったらすまん

【003】サイボーグ009総合【ヒルダ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1354288397/

移動したら、こっちは削除依頼出さないとまずいよな
10825 ◆PXWApJGh9tkm :2012/12/01(土) 01:11:16.83 ID:ly3ubb6S
>>107
スレ立て乙です
後で向こうに、ハインリヒの即興で投下しますかね

テンプレとかはいいのかなあ、009全般だし
どうなんだろ
109名無しさん@ピンキー:2012/12/01(土) 10:53:05.14 ID:SxjfONF3
自治厨ウゼー
110名無しさん@ピンキー:2012/12/01(土) 11:07:29.82 ID:tASSJHDk
削除人が自らの判断で削除するならともかく
住人の判断で削除依頼だけは勘弁して欲しい
111名無しさん@ピンキー
>>110
そういうもんなのか
了解した、ありがとう