初カキコですが、8レスほどおつきあいください。
・エロシーンは#2と#5〜8です。
・表立ったTSシーンは#3。以降、#5〜7くらい?
・レイプもの苦手な人は、TSV-BHをあぼーんしてください。
( `・∀・´)ノヨロシク
「事故だ!」
僕は自転車を急がせた。
ここは田舎の県道で、数年前にバイパスができて以来この時間でも交通量はほとんどない。あたりには民家もなく、僕が通りかからなければあの事故の発見は30分は遅れていただろう。
辿り着いてみると、カーブを曲がり損ねたらしい大型のワゴン車が横倒しになっていた。
「大丈夫ですか?」と声を掛けながらフロントガラスから中を覗き込むと、中の惨状が見て取れた。運転手は顔が潰れ、窓越しにももう助かりそうもないのがわかる。
助手席にもう一人いるが横から落ちてきた運転手の下敷きになっていて動く様子がない。
助け出そうにも横転しているので助手席側の扉は開けようがないし、運転席側は高く上を向いている。僕は車の後ろに回り込むことにした。
後部扉が開いていて、車の外に倒れている人がいた。それに気がついた僕は急いで駆け寄ってその人を助け起こした。
長い金髪と白い肌が目についた。倒れていたのは僕よりわずかばかり年下に見える外国人の女の子だった。胸元に目をやると、小さな胸がわずかに上下していた。彼女はまだ生きている!
「君、しっかり!」
声を掛けながらふと、僕は彼女の服装に違和感のようなものを感じた。それは病院の検査着のような簡素な服。
横転した車の中を振り返ると、その疑問に答えるかのように、開いた扉の奥に複雑な機械と寝台、診療器具のようなものが目に入った。内装だけを見ればまるで救急車のような…そうするとこの子は病人なのだろうか?
だが、それを気にしている暇はなかった。同時に、振り返った車の方から漂ってくる臭いに気がついてしまったから。
僕はとっさに倒れている少女を抱え上げると、車から離れるように走った。次の瞬間、轟音を上げ、ワゴン車が炎に包まれた。
ある程度離れたところで振り返る。燃え盛るワゴン車が見えた。運転席の方にいた2人もあの炎の中だろう。
しばらく呆然と炎を見やっていたと思う。そこでようやく我に返った。
「そうだ、警察! 救急車!!」
携帯電話を取り出して連絡を取ろうと思ったが、彼女を抱え上げたままでは両手がふさがっていた。そこで一度彼女を地面に下そうと腰をかがめる。
「u…nn……」
身じろぎに反応したのか、それともどこか痛むのか、彼女がかすかにうめき声を上げる。
彼女の吐息から、甘い、とてつもなく甘いミルクのような香りが漂った。
その後のことはよくわからない。いや、何が起きたかははっきりと記憶しているが、理解できないし、認めたくない。
強烈な衝撃が突き抜けた。彼女の甘い息を吸い込んだ鼻の奥から脳天へ。脊髄を逆流して腰の奥底へ。そこから、パンツの中でいきり立つペニスへ。
『目の前の女の子を犯したい』。その衝動だけが僕の理性を塗りつぶしていった。
検査着の前をはだけると、膨らみかけの双丘がまろびでる。その突端に輝く桃色の蕾にむしゃぶりついた。舐め、吸い、転がす。舌先でそれが固くなっていくのがわかる。
反対の胸にも手を伸ばし、やわやわとした感触を掌に受け止める。円を描くように揉みあげると、こちらも掌の中央で先端の乳芽が固くしこるのを感じ取った。
もちろん僕には今までにセックスの経験などない。やり方もよくわからず、余裕もないままに、勢いに任せてがむしゃらに少女の体をむさぼった。
検査着のズボンを下着ごと引き下ろすと、白いお腹が目に飛び込んでくる。肉付きの薄い恥丘には金糸のような若草が申し訳程度に生えている。
そのさらに奥に秘められているのはまだ見たことのない性の聖地だ。
餓えた駄犬のように僕は少女の股間に顔を埋め、ソコを舐めまわした。その間も小さな乳房を揉みしだく両手は止められない。
「ア…アウ……」
彼女の小さな唇が悩ましげな嬌声を紡ぎ始める。意識がないようでも感じているのだろうか。僕の口元のぴちゃぴちゃという音も次第に大きくなってきた。僕の唾液ではない別の汁があふれかえり僕の口元を濡らす。
身を起こして彼女の顔を覗く。ほほを赤く染め、何かをこらえるような表情を見せる。矢も楯もたまらなくなり、僕は自分のズボンを下ろすと彼女の間に身を沈めた。
一息に突き入れると、熱を持った僕の分身が温かい世界に抱かれる。これまで感じたことのない優しい快楽を味わいながら、僕は少女の小さな体を力いっぱいに抱きしめていた。
すると、目の前で大きな青い瞳がひときわ大きく見開かれた。つづいて開かれるのは小さな口。
「イヤァアアアアーッ!!」
絶叫が響く。でも、止められない。少女の口をふさぐように僕は自分の口を押し当てた。彼女はいやいやをするように顔を振って振り払う。だが、さきほどのような大声はもう出ないようだ。
「Af……No…○×▽@××……」
しきりに何かを訴えかけてくるが、言葉は通じない。たとえ意味が分かったとしても今の僕には通じなかったろう。僕は未知の快楽をむさぼるために、ただただひたすらに腰を突き動かし続けていた。
「アッ……un…Oo…Ah,Ah,fum…×××…」
次第に彼女の言葉も単調になってくる。目が潤み、息が上がっている。おそらくはもう、その言葉には意味のあるものは少なく、悦楽に翻弄されるままのあえぎ声ばかりなのだろう。
限界が近づいていた。腰の動きが速くなる。彼女もそれを察したのだろうか、一度はやめた抵抗がまた激しくなる。叫び声をあげ、小さな握りこぶしが僕の胸板を叩いた。
今にして思えば、それは『彼女』からの最後の『警告』だったのかもしれない。
僕は果てた。狭く温かい小洞の奥深くに精の限りをぶちまけた。がくり、と力が抜け、少女の上に倒れこんでしまう。胎内に僕の濁りを撃ち込まれた少女のほうも、消え去るような嬌声とともに再び気を失ってしまったようだ。
そのとき。
解き放った精液と入れ替わるように、肉筒の中を何かが遡ってくるような奇妙な感じを覚えた、ような気がした。
すべてが終わった後、少しずつ僕の中に正気が戻ってきた。
たまらない罪悪感と恐怖感が僕を蝕む。
「あ……僕は…なんで…なんで…うわぁああっ!」
恐ろしくて、恐ろしくて、恐ろしくて。
僕は逃げてしまった。忌まわしい事故現場を後にして。僕が、この僕が穢してしまった少女を置き去りにして。振り返ることもなくただただ走って逃げた。
それからどれほどの距離を走っただろう。息が切れ、胸が苦しい。身体が酷く熱く、全身にびっしょりと汗がにじんでいる。僕は足を止めて荒れる息を整えようとした。
落ち着いてくるにつれ、背中に氷を入れられたような寒気に襲われる。これからいったいどうしたらいいのだろう。自分がやってしまったことが信じられない。
(……そうだ、自転車!)
事故の現場に自分の自転車を置いてきてしまったことを思い出した。あのままにしておくわけにはいかない。取りに戻らなければ。
あわてて駆け出そうとしたその時。
「あっ」
僕はその場に転んでしまった。倒れたまま振り向くと、脱げた靴が転がっている。サイズの合っていない靴が脱げた拍子に足を取られて転んでしまったのだろう……サイズの合っていない?
おそるおそる、転がる靴に手を伸ばす。しっかりと靴ひもの結ばれたスニーカーは、まぎれもなく僕のものだ。僕のものである限りそれは僕の足に合ったサイズのはずで……
戸惑いを隠せないでいるうちに、もう一つ不自然なことに気がついてしまう。今、靴を拾って手にしている、この華奢な「手」は誰のものだ?
メガネをはずし、袖口で拭ってかけなおしてみる。しかし「手」の大きさは変わらない。
それだけじゃない。今、メガネをはずした時に僕のほほにうっとおしくかぶさってきたこの長い髪は何なんだ?
そしてなによりも。走ってきたせいだけではない、胸の息苦しさの元。
着慣れたカッターシャツを内側から押し上げようとしているこの塊は??
そっと胸元に手を伸ばして触れてみる。二枚の布越しに伝わってくる確かな肉感。少し力を込めると、ほどよい弾力で押し返してくる。小さくなった手では覆いきれないそれは、それがそこにあるという紛れもない証だった。
「んくっ!」
そして、そのほんのちょっとの力加減だけで僕の胸に響き渡るむず痒さは、それが僕自身の身体についていることを物語る。その感覚が恐ろしくて、僕はあわてて手を放した。
「……ありえない」
そんなはず……私は気が触れてしまったのでしょうか?
「でも……」
呟く声音も、いつのまにか、か細く高い子供のような……そんな声に変っている。それもまた一つの証拠だった…でした。
知覚されるすべては一つの答えを物語っている。でも、それを認めてしまうことは本当に気が狂ってしまいそうなことだ。だからといって、なかったことにできるものでもない。
僕は鏡を探した。近くには見つからない。そんなものを持ち歩くような性格でもない。
はっと気がついて、携帯電話を取り出した。あまり使ったことはなかったけれども、これには自分撮り機能がついていたはずだ。自分のものとはどうしても思えない小さな手が震えながら携帯電話を操作する。
しばらくして液晶画面に映し出されたのは。
見知った服、見知ったメガネ。よく見知った顔立ちの……しかし、見たことのない、可愛い女の子の姿、でした。
「どうして……」
僕は携帯を取り落すと、その場にへたり込んでしまった。
どのくらいそうしていただろう。急に強い光を当てられ、少し目がくらんだ。
「君、どうしたの? こんな場所で」
二台のバイクのヘッドライトが僕を照らしていた。傍らに立っているのは大学生くらいの年齢の男の人たち。一人がフルフェイスのヘルメットをはずすと、端正とも言える容貌が見え、ました。
でも、この状況をどう説明すればいいのだろう。ありのままに話す?
事故現場で病人の女の子をレイプしました。怖くなって逃げ出して気がついたら女の子になっていました。そんな荒唐無稽な話、だれが信じるだろう。頭がおかしいとしか思えない。
「宵の口とはいえ、このへんは女の子一人でいて大丈夫な場所でもないぜ? 歩いてきたのか? 家はどこ?」
彼らは親切で話しかけてくれているんだとは思う。でも、答えようがない僕には話しかけられることが苦痛にしかならない。
何も言えずにいる僕を怪訝に思ったのか、不思議そうな顔で近づいてくる。
「もしかして、どこか怪我してる? 事故にでもあった?」
「お前の顔が怖ぇえからおびえてんだよ」
「うるせえ! あー、救急車呼ぶか? それとも大丈夫なら近場まで送っていっても…?」
もう一人もヘルメットを取ると、一緒に近づいてきて僕の顔を覗きこむ。答えないでいるほうが、疑われてしまうだろう。
「あ、あの……」
平気ですから、と言おうとして思わず口を押えた。
私の息から、ミルクのような甘い香りが漂いました。
「嫌だぁあ! やめろぉ!」
それまでの親切な言動が一遍、狂犬のような瞳をした男たちが僕を押し倒した。シャツの上から膨らんだ胸を力任せに揉んでくる。突き飛ばそうとした腕が捕まえられ、頭の上で押さえつけられる。
肩が痛い。相手が二人がかりとはいえ、僕だってそれなりには鍛えてきたはず。その僕がこれほど非力であったなんて!
「大人しくしてろよぉ……すぐにいい気持にさせてやるからよぅ……」
荒い息をした男が僕の首筋に舌を這わせてきた。ううぅ、気持ちが悪い。
「おぉ。こんなでけぇモンぶらさげて、ノーブラか?」
当たり前だ! ブラジャーをする男なんて変態じゃないか。
だけ…ど、シャツの布地に擦られているうち、乳首の先…が。
痛い。だが、それだけじゃない、奇妙な感じがして……きます。コリコリと音が聞こえるくらいに固く…固く…
「やめ…ろ、やめ…て。僕は…おとこ…だ…」
必死に懇願する。これで少しでもひるんでくれれば、と思い、何とか振りほどこうと試みる。
男たちは一度顔を見合わせたが、下卑た薄笑いをして向き直った。
「へぇぇ。こんなおっきな胸をして、男だって?」
襟元から引きちぎられシャツのボタンが飛ぶ。下着替りのTシャツがズボンから引き出され首元までまくり上げられる。押さえつけられた息苦しさからは解き放たれたが、夜風が直接に胸を、乳房を撫で上げていき寒気と怖気で鳥肌が立った。
「かわいいねぇ。やさしくしてあげるから大丈夫だよぉ」
視界がゆがむ。メガネが外されたんだと気がついたとき、頭上の男のほうが顔を寄せ、いつの間にか潤んでいた僕の涙を舐めとった。
「ふぁっ!」
突然、胸の先から突拍子もない感覚が響き渡った。少しざらつく舌先が固くしこった私の乳首が転がし、て、います。
嫌悪感と快感が激しくせめぎ合う。先っちょをくりくりとこね回されると、それがだんだんと快感側に調整されていくようだ。
男の手が右胸から離れた。入れ替わりにもう一人の男がさかさまに顔を伸ばして敏感になった乳芽を咥えこみました。り、両の胸を別々の男に口づけられて、い、る、、、います。
「うぁっ、はっ、はっ、はなし…て…」
(ううっ…男に乳首を…舐められ、て………か、感じるなんてっ!)
同じように吸われていても、感触が少しだけ違う。二人の愛撫の仕方の違いまでも私の乳房は感じ取れるようでした。心臓が早鐘を打ちはじめ、僕は強烈な酩酊感に翻弄されようとしていた。
不意に、ズボンの上裾からトランクスの中に手が差し込まれた。
たったそれだけで私の下半身は雷に撃たれたかのように痺れてしまいました。
(あ……ぁ…やっぱり…)
男の無骨な腕が私の下腹の上を、何かを探すように這い回ります。ついさっき、あの少女に猛威を振るった僕の…僕のチンコ…が、その手に触れることはなくて。
ぐちゃり。
ああ。それだけは認めたくなかったのに。頭の中から無理矢理に追い出そうとしていた感触を突きつけられる。男の指先は、私の……マ、マンコ…を…探り当て、柔らかな肉の隘路に侵入してきました。
先ほどからの執拗な胸への愛撫……それがもたらしていたのはイチモツの屹立ではなくて。この、ぐしょぐしょに濡れそぼった秘口。濡れたトランクスから伝わる冷たい感触でした。
「なぁんだ、やっぱり女の子じゃん」
違う…違う…僕は、男だ。男…なんだ。でも。
「あはぁっ、やぁっ、やっ……くっ」
押し殺そうとしても嬌声がこらえきれない。恥骨のあたりを撫で回されるとくすぐったいようなむず痒さが、溝口を指先でこすられると火照るような焦燥感が湧き上がってきます。
そんな悦楽を放つ器官が私の足の間にあるということが、どうしても信じられません。
その指先が次に触れたのは…
「ぴゃあああっ! そこっ、そこだめっ! やああっ!」
まるで女の子のように声を上げてしまいました。
剥き身の亀頭を撫で上げられた時の感覚を何百倍にも濃縮したような衝撃が跳ね返ったから。つまり、今つまみあげられたこれが、クリ…クリトリスなんですね。
わずかにひねられ、かすかに擦りあげられるだけで、腰は痙攣をおこし、頭の中にいくつもの爆弾が爆発するような、しょ、衝撃が響き渡…る…。
頭上の男は体を入れ替えて僕の顔にまたがってきた。突き出される男の象徴に思わず目をつぶり顔を逸らしてしまいました。似たようなものを毎日見てきたというのになぜかそれがとてつもなく汚らわしいものに思えてしまって。
「んぶっ!」
男は僕の頭を掴み向き直させると口の中にその気色悪い肉塊を突き入れてきた。突然のことに目が白黒する。喉の奥に苦いものが込み上げてくる。
(うぁあ……き、気持ち悪っ!)
悔しくて悔しくてたまらない。どうして僕がこんな目に合わなければならないんだ!
男の体でふさがれた視界の向こう側でかちゃかちゃという音がしていた。下着ごとズボンが引き下ろされて下半身が裸にされる。濡れそぼる秘所に夜風が当たり、火照りきった体に冷やりとした感覚が気持ちいい。
そう、そうしたら次は……
男の指先が肉襞を広げて……内臓の中まで冷たい風が吹き込んで……すぐに生暖かい吐息が当たって。
(ふひゃああ!)
舐められた。まるで軟体動物のような舌先が僕の中を割り進んでくる。強く吸われると応えるように愛蜜が噴き出してくるのがわかる。
叫び声を上げたかったが、口は別の男のもので塞がれていた。だけどもう、耐え切れなくなって頭を振り乱し、口の中のモノを吐き出した。
「げほっ、けほ……アッ…やぅ、ああっ」
「おうおう、感じてる感じてる」
「そうか? じゃ、これはどうだ?」
くにっ、という音がするかのように、一番敏感な肉芽を甘噛みされた。
「きゅあぁあっ! や、あん、あぁあぁあうっ!!」
指でされるのの何倍、いや何十倍もの悦楽が集中したその一点から体中にさざ波のように伝播するのは、碌に性を知らない私には未知の宇宙に投げ捨てられたような思いでした。
固く瞑った瞼の端からはとめどなく涙があふれ、口の端からは涎を垂れ流し、下の口は猛烈な女の匂いを放つ愛汁を迸らせました。
「すっごいいい反応。もしかして君、インラン?」
「ちょっと、そこどけよ。可愛い顔が見えない」
可愛い……だれ…が…? 僕は、男、で…可愛いなんて言われるような……
淫乱だなんて……ひ、ひどい。私、はそんなふしだらな女じゃ……
目の前に覆いかぶさっていた男が身体をどかすと、入れ替わりに今まで下半身を愛撫していた男の顔が迫ってきた。じっと見つめられると…その……ほほが紅潮する……します。
男は私の身体をしっかりと抱きしめると、私の唇に…キス……して、きま……してくる。
う、うぇえ……
男に、キス、された。
その事実がもたらした嫌悪感が、僕を一時的に我に返させる。こんなの、おかしい。男の身体に手をかけ、押しのけようと力を込める。
でも……だめ。
口の中をくまなく嘗めあげられ、舌先を絡み取られる。男の分厚い胸板に押しつぶされながら、痛いくらいに自己主張をする、大きすぎる僕……私の乳房。
押しのけようとする腕から力が抜けていき、その腕は頼るものを探すように男の背中に回され、いつしか彼を抱きしめ返していました。
くちゃり。
その音が突然に、処刑の時を告げる鐘のように私の頭の中に聞こえてきました。
怖い!!
熱く硬い肉槍が姫唇を小刻みにノックしてきます。
怖い、コワイ、こわい!!
でも、そのとき、本当に、怖かったのは。
男とセックスしてしまうという男としての拒否感よりもはるかに強く。
一生に一度の大事なものを奪われてしまうという女としての恐怖感が私の心を握りしめていることに気がついてしまったことでした。
ずっ、ずずぅ、ぐぐっ。
「う……あ、……ああっ…や、やだ…ぬ、ぬい……て」
切り裂き、押し広げられていく痛み。ぷつり、という何ががちぎれる感覚。
男であれば一生感じるはずのなかった痛みを打ち込まれていくと、二重の意味でもう後戻りができなくなったことを教えられる。
葛藤を続けていた“僕”が少しずつ諦めとともに小さくなっていく。
それと同時に、私がもし女の子だったならば、守りたかったと思う一番大事なものが、無慈悲に奪われてしまったことを思い知らされました。
とん。というかすかな気配が、私の一番奥に届きました。
「あはぁっ! ん……んぁっ!」
女が、女である聖域、その小口に灼熱の肉棒の切っ先が口づけしているのがわかります。まるで、その器官が私の中にあるという疑いようのない事実を私自身に確かめさせるように。
私は自分の指を軽く噛んで声が出てしまうのをこらえようとしました。
「ふ…くっ」
膣の内壁を押し広げていた肉塊がゆるゆると引き抜かれていくと、そこから物足りないような空虚感が湧き出てきます。私の肉壁はそれを逃がしたくないと訴えるかのように強く食い締めていきます。
再び強く突きこまれると、傷ついた肉襞を擦られる痺れるような痛みとともに、熱い肉棒に焼き尽くされるような焦熱と、隅々まで満たされるような充足とにお腹の中で数々の爆発が起きているようでした。
その動きはだんだんと加速していき、次第に私の身体も痛みを抑え、ただただ煌めくような快感のみを受け入れていくようになりました。
私の腰の動きも、無数の肉襞をもって男の侵入を受け入れるように、男が与えてくれる甘い快感に答えて、秘唇のすべてを持って男に仕えるように変わっていきました。
「あぁんっ、そっ、そこ。いいっ、いいのっ。もっと、もっと、シテ……」
口を突いて出るのは牡を求める牝の言葉でした。そんな言葉を私が口にしていることが信じられなくて、とてつもなく恥ずかしい気がして。でも、我慢することもできない体にされていて。
男の手は私の胸を優しく愛撫し、再びの口づけを。私は自然にそれを受け入れ、自ら舌を伸ばしていました。ほんの少し前まで男であったはずの僕。それが知らないうちに私という女の子になり……そして今や紛れもないオンナになってしまいました。
「いくぞ……いくぞ……おぉっ!」
「あっ、あっ、あっ、ああああぁっ!!!」
どくり。
奥底に流れ込んでくるもの。熱く烈しい奔流がもうかすかにしか残っていなかった“僕”を押し流し、内側からかき消してしまう…しまい、ま、す。
瞼の裏に閃光が走り、一瞬何もかもがわからなくなりました。その閃光が引いていくとともに、自分がイかされてしまったことを痛感しました。
全身に染み渡る快感は射精の時に感じていたものの比ではありません。いつまでも後を引いているようで、女という生き物の素晴らしさが細胞の一つ一つにまで刻み込まれていきました。
それとともに……もう、私の中のどこを探しても、“僕”はいなくなっていました。
私の膣内を支配していた巨塊が、ずるり、と引き抜かれると、口をあけた淫腔から溢れた白濁が流れ落ち、私はわずかな虚無感をさえ覚えました。それさえも、オンナの……いえ、この身体に刻み込まれた牝の本性なのでしょうか。
「はい、こーたい」
「なぁ、こっち使ってもいいか?」
「えぇ……しゃーねぇなぁ」
「へへ、それじゃ……よっと」
絶頂が引いた後も体中が気怠く、頭の中に霞がかかったように何も考えられません。
男たちの会話を呆然と聞いているだけの私の身体が引き起こされ、頭からシャツが抜かれました。これでもう本当に全裸です。
入れ替わりに先ほどまで私の口を犯していた男が仰向けになり、私はその上に跨らされました。
「んくっ! はぁあぅ」
激しく突き入れられ、一度広げられながら元の狭さを取り戻していた膣洞は、再びの痛みをもたらしながら熱い肉柱を受け入れていました。
二人目のモノは一人目のソレよりも一回り長く、切っ先が子宮のとば口をえぐりこみ、腰の奥底から伝わる衝撃に体中が痺れてしまいます。それなのに、私のソコは私の意識とは無関係に男の蹂躙を歓喜を持って迎え入れ、存在の確かさを味わうように包み込みました。
自分の体を支えるだけの力を出すこともできず、私は目の前に倒れこみ、横たわる男の胸板にほほを寄せてしまいました。
「くぅっ!」
突然、……その…後ろの穴、に指がつきこまれ滑る粘液が塗りこめられました。
まさか…まさか…でも……
「やめ……そこは、そこは…ちが……だめ…」
だめなんかではありません。私の期待に、そう期待に応えて、二つ目の穴にも…男の人のモノが差し込まれます。
「はぁっ! あ…はぁ、い、いぃ……いっぱ……い」
その満腔感。内臓の薄壁を挟んでこすれあう二本の男根。一刺し毎に頭の中で激しくまたたく光。
その度に、私の中で何かが壊れていくのを感じながら、壊れていくことを望んでいる私がありました。
「おおっ!」
「んぁっ!」
「んふあぁあああああああっ!」
三者三様の叫び声を上げ、私の二度目の絶頂とともに二人の男も同時に果てていきました……
それからしばらくの間、私は指先ひとつ動かすこともできないでいました。
裸のまま地面に横たわり、股の間から響き続けている鈍痛と、途方もない悲しみによって涙を流しながら、遠ざかっていくバイクの音を聞いていました。
だから私は、彼らに……いいえ、彼女たちにこれから訪れる運命について何も伝えてあげることができませんでした。
きっとあの子も、私と同じだったにちがいありません。だからきっと彼女たちも、私と同じになるのでしょう…
201X年秋。人類の存亡を脅かす最悪規模のバイオハザードが日本の一地方都市で発生しました。
三日目朝の時点で下は10歳から上は72歳までの“元”男性、894人の感染が確認され、未確認の感染者はその数倍から十数倍に及ぶと予想されました。
Trance Sexual Virus Bio Hazzard.
これはその発端となった物語です。