462 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:08:31.70 ID:h8f2Cn2m
「やだやだ、見ないで……」
せっかく落ち着きかけた幸子が、また泣き出しそうな顔をしているのを見た時、
あかねの頭の中で何かが弾けた。
「もーアタマきたー!ノムさん、一緒に早退してあたしの家で一休みしよっ!」
「えっ!?そ、そんな、ダメですよ。あかねさんに迷惑かけちゃいます……」
ハンカチで目元を拭いながらそう答える幸子の手を取り、あかねは優しく声をかける。
「心配いらないわ、ノムさん。午後は体育と図工だからあたしがいなくても平気よ。
帰っちゃお!のり子、教室行ってあたしとノムさんのランドセル取ってきて」
「……あいよ。ウチも一緒に早退したほうがええか?」
自分のジャージを幸子に羽織らせ、それをタオル代わりに水に濡れた幸子の長い髪を
拭いていたのり子は、ワンテンポ遅れて返事をした。
「ううん。のり子まで付き合わなくていいわ。それより、
帰りにこのジャージの回収ついでにノムさんを送ってもらえる?」
「よっしゃ、了解や。ノムさん、少し待っててな!」
「あっ、のり子さん待って!」
呼び止める幸子を振り返り微笑んだ後、のり子は野次馬を押し退け、
3年1組の教室へと走り出した。
「今日の小鉄軍団は早退すんのかー。相変わらず馬鹿な奴らだなー!」
「さすが春巻と小鉄のクラスの女子だぜ。やることが馬鹿で笑えるー!」
「なんですってーっ!?そこのタイガー軍団のチビ2人、もう一度言ってみろー!」
「うわーっ、タケシくん助けてー!」
野次馬根性丸出しではしゃぐ上級生を一喝するあかねの横顔を潤んだ瞳で見つめながら、
幸子は小さな声でつぶやいた。
「あかねさん、のり子さん、ありがとう……。ホント頼りになる、ステキなお友達です」
463 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:12:32.53 ID:h8f2Cn2m
「集団とはいえ小学生にやられるなんて、情けない。……春巻先生らしいけど」
信彦や田中から(幸子と小鉄に都合の悪い部分を除く)ことのあらましを聞いた
長崎屋奈々子が思わずため息をついたとき、のり子が教室に戻ってきた。
「あら、のり子だけなの。野村は大丈夫?」
「ちゃーす奈々子先生。あかねとノムさんが早退しますんでよろしくー」
「何よ早退って!?担任の許可もらってないんでしょ?ダメよ」
奈々子の予想通りの石頭な回答にもひるまず、のり子はあかねと幸子のランドセルに
教科書やノートなどを詰め込んでいく。
「馬鹿担任ならそこに転がってるから許可もらえるわけないやん。
事実上担任代理のあかねが決めたことやから、許可もらったも同然やでー」
「屁理屈でごまかすな!あかねと野村のランドセルを置いて、2人を呼んできなさい」
「あかねもノムさんも、体調悪いから無理でーす。先生さいならー」
早くも眉をしかめて怒りだした奈々子に少し怯えながらも、のり子は親友2人の
ランドセルに持ち帰るものを詰め終え、教室を出ていこうとする。
464 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:16:51.02 ID:h8f2Cn2m
「待て、のり子!――ぶぱっ!?」
のり子を止めようと彼女の襟首をつかもうとした奈々子の腰に、
小鉄がタックルするように飛びついた。
「わしゃしゃー!オメェーも早退しちゃえよ、のり子!
教室に戻ると奈々子先生に怒られるからなー!」
「小鉄……!ありがとな!ウチのランドセル、よろしくー!」
瞳を輝かせ小鉄に礼を言うと、のり子はあかねと幸子のランドセルを抱え、
教室を飛び出した。
「ふ、ふざけんな小鉄……!うがああぁっ!!」
「グスコーーッ!!」
激怒した奈々子は脳天にエルボーを叩き込んで小鉄を一発KOし、
のり子を追いかけようとするが、
「奈々子先生…ダメ……」
「今日だけはのり子たちの早退許してあげてよ!」
「ぼ、僕も、小鉄っちゃんみたいな自己犠牲ナイスガイになるんだー!」
「乱闘でもロッテ最強ー!うおおー!」
「のりちゃんに体罰ダメプー!」
「おごっ!?」
小鉄の親友の男子が、小鉄に続けてばかりに続々と奈々子に飛びかかり、
彼女の突進をくい止めた。
「コ、コラ離せー!あたしを春巻先生みたくヒール扱いすんなー!!」
奈々子にタックルした小鉄以下の男子生徒は、その後奈々子にたっぷりお説教されること
になったが、幸子たち女子3人の早退は許してもらえた。元担任長崎屋菜々子は、短気で
厳格で体罰体質のジャージが似合う独身女教師だが、決して不人情な先生ではないのだ。
465 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:20:18.33 ID:h8f2Cn2m
「すいません。のり子さんまで早退させちゃって」
成り行きで給食時間中に早退した3年1組の美少女3トップ3は、
あかねが住むアパート、コーポあかねに向かって歩いていた。
「謝らんでええよ。ノムさんのせいやないし。たまにはこーゆうのも楽しくてええやん」
「そうよノムさん。今日はママはお買い物のあと保育園で帰り遅いし、この前ゴストコで
買い込んだお菓子がたくさんあるから、家に着いたら気兼ねなくおやつ食べてね」
「のり子さん、あかねさん……。ありがとうございます!」
2人の友情に幸子が改めて感激していると、
「あーっ、のりちゃんたちだ!」
「ハーイ、今日はお早いお帰りでちゅねー」
仲良く手をつないで歩く巨漢と小さな男の子に出くわした。小鉄の兄晴郎と弟の裕太だ。
「あっ……!こ、こんにちは」
晴郎の顔を見た途端、幸子はパッと表情が明るくなった。
「うん、今日はちょっとムカつくことあったから、3人揃って早引きしちゃたー」
「自分らも帰り早いなー。裕たんもなんかムカつくことでもあったんかー?」
幸子の分かりやすい反応に、あかねとのり子は微笑む。
これで幸子の機嫌も直ることだろう。
「ううん。僕は今モーレツにご機嫌だよー!」
「風疹にかかった子が見つかって、保育園が午後からお休みになったなりー。
マミーの外出中に連絡受けたんで、ワシがお迎えでやんすー」
「げっ、それじゃママたちももう家に帰ってるかもー」
「ノムさんにおやつやけ食い計画、お流れかー」
「やけ食いなんてしませんよー!でも、困りましたね……。
あかねさんのお母様に早退がバレちゃう」
あかねの家でおやつパーティーする計画がご破算になって困り顔の美少女トリオの反応に、
晴郎と裕太は顔を見合わせ頷いた。
「それじゃ、僕らの家で遊ぼうよ!」
「ウェルカムだっちゃ。ノムさんを満足させられる量のおやつはないけど、
遠慮はいらないズラー」
そして、いかにもこの兄弟らしい心優しく紳士的な提案をした。
466 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:23:43.77 ID:h8f2Cn2m
「やったー!裕たん、晴郎さん、ありがとう!」
「おやつなら心配いらんでー。ウチが家の残りのご飯でチャーハン作ってくるからー。
小鉄の家はウチの家が隣やから便利やし助かるわー」
「すいません、お二人にまでご迷惑おかけして……」
「迷惑じゃないよー。ノムさんたちと一緒に遊べて嬉しいよ。ねっ、ハル兄ちゃん?」
「ウィ、ユー。困った時はお互い様っちゃ。さっきも言ったけど、遠慮は無用なりよー」
そう言いながら、晴郎は幸子に背を向け、しゃがみこむ。
「晴郎さん、裕太くん、……ありがとう。お言葉に甘えさせていただきます」
感激した幸子は靴を脱いで、晴郎の背中によじ登る。
「準備がでてきたら起動ボタンを押すなりー。今日のワシは太陽の使者だっちゃー!」
「了解です。鉄人ハルオ、発進!……ポチッ」
「ガオー!」
馬鹿春巻にセクハラされたショックから完全に立ち直った幸子は、
晴郎に調子を合わせて肩乗り鉄人ごっこを楽しむことにした。
晴郎は立ち上がり、幸子を肩に担いだまま歩き出した。
鉄人ハルオの動力源が左肩に乗る美少女の小さく柔らかなお尻の感触であることは、
……言うまでもなかった。
467 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:30:11.25 ID:h8f2Cn2m
「わあー、いいなーっ!僕も肩に乗りたいけど、今はお邪魔だから我慢しよーっと」
「さすが裕たん、偉いなー。……よっしゃ!晴郎の代わりに、
ランドセル背負ってないウチがおんぶしてあげるわー!」
のり子は裕太の頭を撫でながら優しくささやいた。一人っ子ののり子は、
賢くて優しくて顔立ちも良い裕太を弟のように可愛がっていた。
「やったー、のりちゃん大好きー!」
裕太は大喜びでのり子の背中に抱きつき、背負ってもらう。
彼の方ものり子になついていて、姉の桜と同じかそれ以上にのり子を慕っていた。
「プッ。小鉄っちゃんがあんまり鈍感だったら、裕たんがお兄ちゃんの代わりに
のり子と結婚して、のり子を幸せにしてあげてねー。あはははーっ!」
将来義理の姉弟になる可能性大な2人の仲の良さを見たあかねは、
思わず冷やかさずにはいられなかった。
「そんなことにはならないよ。兄ちゃんは絶対のりちゃんとくっつくもん!」
裕太もすかさずあかねに便乗した。
不意打ちの冷やかしに、のり子の顔がみるみる赤くなっていく。
「コラ、あかね!裕たんが誤解するようなこと言うなやー!
……ウ、ウチは小鉄の事なんかべ、別に……」
「えーっ!?のりちゃん、兄ちゃんとケッコンしなくちゃダメだよー!
だってのりちゃん、小鉄兄ちゃんのこと大好きなんでしょー?」
「裕たんの言うとおりよ、のり子。自分の気持ちに嘘ついちゃダメよ、アハハ……」
「だから違うわー!みんなウチとあのハゲをつっくけようとしすぎやー!もーっ!!」
裕太とあかねのツッコミをムキになって否定しながらも、のり子は裕太を背負い、
あかねと並びながら、先を行く晴郎と幸子の後を追いかけ歩いていた。
468 :
ノムライス:2013/04/20(土) 21:38:15.75 ID:h8f2Cn2m
以上で完結です、ノムさんを取り巻く良い子たちの群像劇みたくなりました
後半は一応のり子が主役でしょうか?
以前の投下で暴走気味だった晴郎と裕太を原作に近い雰囲気にしたら、
エロス入れる余地がなくなりました。鉄人ハルオの動力源が精一杯
乙乙。
ほのぼのエンドも良いと思います。
うん、のり子はかわえーなぁ。
ついにタイガー軍団一味登場!上級生ならではの行動が期待されます。
晴郎は風疹予防接種ちゃんと受けていてほしい。
この前、裕太くんと金鉄さんに怪談話を披露しようと、大沢木さん家を訪ねたんだ。
そしたら、人がいる気配はするのに、何度玄関のチャイムを押しても返事がない。
不審に思ったあたしは、貧乏神に取り憑かれていそうなお隣の西川さんのボロ家の
壁を(登りやすかったんで)よじ登り、大沢木さん家の2階を覗いてみたんだ。
すると、ぶくぶく太った自宅警備妖怪が、いかにもああいう体型のオタク青年が好き
そうな二次元美少女がプリントされた抱き枕を真っ二つに開いて、その中に手を
突っ込んでいたんだ!!
そしてその自宅警備肥満妖怪Hくんは、抱き枕の中に隠していた髪の長い女の子Nさんの
超精巧フィギュアを取り出して、それに何度もちゅっちゅとキスしたり、甘い言葉を囁き
ながら頬ずりしたり、スカートの中を覗き込んだりしてたんですよっ!!
「ええぇーーっ!?は、晴郎さんが、そ、そんな……!ふぅ……」
「うわっ!?ノムさん気絶してもーたで!」
「怪談というより……キ、キモくて、怖すぎ……」
「キモデブアニキめ、抱き枕ごとノムさんフィギュア没収だ!わしゃしゃしゃーっ!」
ほのぼのした良い話を書いている途中で思いついた酷い一発ネタです
俺が書く晴郎はこんな扱いばっかで申し訳ないが、でも抱き枕持ってるのは事実だしw
実物のノムさんを悲しめないための晴郎の持つ優しさなんだな。
レギュラーキャラで恒常的に精液出せるのは晴郎しかいませんから
この扱いもむべなるかな。
でもあの抱き枕は脱ぎかけのイラストだし等身大フィギュアよりエロスなんだ。
扉絵での涙と勇ちゃんのいちゃつきぶりは異常
ノムさんは晴郎以外にもフグオや小鉄とも絡むけど、勇ちゃんはマジ涙一辺倒
374の方もネタにされてますが、やっぱ中学、下手したら小学校高学年で結ばれちゃうかも
二人ともアホの子でムッツリスケベっぽい男子とSM性癖な女子だから危険すぎですw
474 :
374:2013/05/04(土) 18:50:44.10 ID:nmrPTbPD
皆様お久しぶりです。
要領がヤバそ気ですが投下させて頂きます。
ガラガラガラ・・・
のりこ「きゃっ!な・・・なんやこのハゲー!
窓から入ってくるな言うてるやろー!」
小鉄「・・・」
のりこ「こ、小鉄・・・?」
小鉄「のりこ・・・俺もう我慢できねぇんだよ・・・!」
ガバッ!
のりこ「き・・・きゃああああああっ!何しとんねんこのハゲー!
キモイから離れろや〜!」
小鉄「やだよ!俺。もうお前が頭から離れらんねぇんだよ!
好き過ぎてどうにかなっちまいそうなんだ!」
のりこ「こ・・・こてつ・・・(///)」
小鉄「のりこ、お前だって俺のこと好きだろ?」
のりこ「す、す・・・好きに決まってるやろ!で、でも・・・」
小鉄「だったら良いじゃねえか!好きにさせてくれよ!」
のりこ「うあっ!でも!こんなんちゃうねん!こんな・・・ん、ん〜!」
ちゅ〜・・・
のりこ「あん!んあっ!こ、こてつ〜!」
小鉄「はぁ、はぁ・・・そろそろヤベェ・・・
のりこ・・・中に出していいか?」
のりこ「や、やめっ!・・・中は・・・出したらアカン!
きゃん!出したら・・・」
小鉄「もう無理だっ・・・う、うあああああっ!」
のりこ「あっ!あぁぁぁぁぁああああああん!」
のりこ「アカ〜ン!」
ガバッ!
のりこ「えっ・・・ゆ、夢?なんちゅう夢や・・・
はっ!(ごそごそ)」
ねばぁ〜っ・・・
のりこ「な、何やこれ・・・?何でこんな濡れてるんや?
・・・ごっつ変な感じするわぁ・・・」
ちゅんちゅん・・・
のりこ「ふぁ〜、最悪や・・・あれから一睡もでけへんかった・・・
それもこれもあのハゲのせいや〜」
小鉄「誰がハゲだよ?おい」
のりこ「ひゃん!こ・・・こて・・・つ・・・(///)」
小鉄「って・・・わしゃしゃしゃしゃ!何で真っ赤になってんだよ!?
エロい事でも考えてたのか!?このスケベ〜!」
のりこ「(かぁぁぁぁっ)お、お前のせいやアホ〜!」
バシッ!
小鉄「レイプッ!」
のりこ「うわ〜ん!(ダダダダダッ!)」
小鉄「・・・はぁ〜?もうわけわかんね〜よ〜!」
以上です。
やっぱり2人には中学の段階ではまだ純潔でいて欲しいので
のりこの夢オチという事でお茶を濁させて頂きました。
乙です
最近の原作の小鉄を見てるとのり子と結ばれるのは意外と遅くなりそうですね
乙乙。
JCのりちゃんはお赤飯炊いてるだろうしやっぱり中はダメだよね。
桜や弥生が花丸木とHなことするより勇ちゃんが涙としちゃう方が想像しやすいという
478 :
マジョルカ:2013/05/31(金) 21:39:13.54 ID:dWp9gkvY
「魔女の宅配便が実写映画化するんだってー」
「ひっ!?」
「ホンマかー?……って、なんやそれ?」
放課後、いつものように大沢木家に遊んでいる小鉄たちは、
あかねがスマホで見ていたニュースの話題に興じていた。
「アニメ映画になってるやつだろー?この前裕太と一緒にテレビで見たぜー」
「ジプリ……闇崎の…だよね……?」
「ああ、なんか聞いたことあるわー。……あれ、晴郎。もう2階行くんか?」
「う、うん。まだこの前買ったゲームをクリアしてないなり……」
魔女の宅配便の話題が出た途端、急に顔色が悪くなった晴郎は、逃げるように
階段を登り、部屋にひきこもってしまった。
「なんや、あいつ。こーゆーオタクっぽい話題には食いつきええはずなのに」
「プッ」
「わしゃしゃしゃしゃーー!」
「あーっはははははーーっ」
首をひねって不思議がるのり子を見て、友人たちは一斉に噴き出した。
「なんや自分ら!?わ、わけわからんけど、笑うなー!」
顔を赤らめ怒るのり子を反応が、さらにツボに入って爆笑を誘う。
「アハハハッ。のり子がホントに魔女宅のこと知らなくて、KYな反応するからよ!
晴郎さんは魔女宅苦手なのよ。ヒロインのせいでねー」
「がはは……。主人公が宮崎危機そっくり……。しかも名前も同じ『キキ』……」
「マ、マジかー!?」
「マジだよー。だからアニキは危機と会ってから魔女宅を怖がるようになっちゃって、
絶対見ないし、話題に出すのも嫌がってんだよー。わーっしゃしゃしゃしゃーー!!」
「笑いごとやないで、それ……。ウチも魔女宅苦手になったわ。見たことないけど」
479 :
マジョルカ:2013/05/31(金) 21:50:05.25 ID:dWp9gkvY
「ノォォォォーー!……あ、悪夢を、思い出してしまったのだ」
魔女の宅配便と聞いただけで、汚点となった宮崎危機との短い逢瀬を思い出して、
心底怯えた晴郎は、(いつものことながら)部屋にひきこもり、
オタクグッズが散乱する床に突っ伏し頭を抱え、苦悶していた。
――アニメヒロインめいた美少女(顔は超好みズラ)が、自分のようないかにもオタク男
に、初対面からいきなり好感度MAXで告ってきた時点で疑うべきだったのだ。
当時は黒ローブじゃなくてクラリス風の純白ドレスから無防備にチラ、いやモロした
もこもこズロースをガン見しても、ドサクサ紛れに小鉄みたいに髪や体の匂いを嗅いでも、
アクシデントで胸(正確には胸に入れたパッドだったでやんす……)を揉んでも、
にっこり笑って許してくれたのを、可愛くて優しい子なりー、なんて騙されちゃって、
……一生の不覚だっちゃ。
――据え膳食わぬは〜なムードに流されて、ズギュゥゥゥンと接吻してしまった時に、
痛いくらい唇や舌を噛んできた時に宮崎さんの本性に気付いていれば……。
性よ……熱いパトスを抑えきれなくなり、彼女を押し倒してスカートの中に顔を入れて、
もこもこズロースにちゅっちゅなんてしてしまったから……。
「は、恥ずかしいけど……6と9しましょう」
なんて甘言にひっかかり、体格差をものともしない魔女のパイルドライバー
を決められたのが、怪物ストーカー宮崎さんの悪夢の魔女伝説の始まりだっちゃ。
――元々ああいう性格なうえに、あんな若気のいたりな出来事があったんだから、
……宮崎さんのストーキングはそうそう終わらないのだ。
ワシ自身も不安だが、ワシの周囲の人々に被害が及ばないか心配なりー。
と、特に、ノムさんに……。この前の冬のクリスマスバイトイベントが割愛されたのも、
そのせいだったりするかもしれないだっちゃ。
悩み多きニート・ザ・ガードマンは、今日も不毛な一日を過ごしていた。
480 :
マジョルカ:2013/05/31(金) 21:53:26.58 ID:dWp9gkvY
おまけ
「ねえ、小鉄っちゃん。晴郎さんが宮崎危機と結婚する可能性あると思う?」
「わーっしゃしゃしゃ!」
「コラ、笑いごとやないやろー!」
「あ、悪夢すぎる……」
「そーかー?毎日ガチのデスマッチが見れそうでおもしろそーじゃん」
「そーね、怖い物見たさ的な興味はあるわねー」
「真面目に考えろやハゲー!あかねも他人事やと思って無責任やなー。
ウチは絶対ゴメンやでー。お隣に危険人物が嫁入りなんて勘弁やー」
「んなマジになんなよ、のり子。アニキは危機とくっついたりしねーよ」
「遠くの魔女宅より…近くの爆食姫……」
「ノムさんね。確かに宮崎さんより断然お似合いよねー」
「ノムさんがお隣だったら毎日大食い見れて楽しそーやな」
「ノムさんが俺のねーちゃんになるかもしれないのかー、なんか興奮するぜー」
「(ムカッ!)興奮すんなやハゲー!キモいんじゃーー!!」
「アニョメ!」
「こっちも……お似合い」
「あはははーーっ!ホントそーよね、仁ちゃん」
481 :
マジョルカ:2013/05/31(金) 22:00:23.68 ID:dWp9gkvY
以上です、ネタギレてるせいもあって久々の投下です
毎度7巻の言動や行動見てると原作晴郎にもちゃんと性欲はありそうですよね
危機の胸がぺったんこになったの見て声出したり、胸に入れてたパン欲しがったり
小鉄とのり子が山で迷って一晩二人きりで野宿とかも考えましたが
手に負えないかもなのと、助かったとはいえ危険そうな元ネタなので魔女の宅急便ネタに
>>478-480 乙乙。
なるほど晴郎が危機に強くでれないのはそんないきさつなんですね。
Bまでは致していた、とφ(。_。*)メモメモ
確かに小鉄は登山で勝手に行動してのり子がいさめながらついて行くのが想像できます。
乙乙
>胸に入れてたパン欲しがったり
その発想は無かったw
宮崎さんは不思議っ子を通り越してモンスターの領域かも知れないけど、
晴郎を好きな気持ちはガチ!(多少歪んでても)
と言う事で手を出してしまったなら責任を取って頂きたい(笑)
それに彼女を救えるのは晴郎しか居ない気もするし、今後の二人(三人?)の展開には
自分も密かに期待を膨らませていますw
ノムさんも大好きなんだけど。
ホントの危機と晴郎のファーストコンタクト(無印30巻)見る限り、晴郎は手を出してない
というか怖くて手を出すどころじゃないの確実ですけど、そこはエロパロということで捏造許してちょw
宮崎危機は処女の可能性極大だけど、男にヤリ捨てされて狂っちゃったとかの脳内補完するのもありかと…
いやだい、いやだい、危機はナチュラルボーンキチガイじゃないといやだい。
そんな悪には悪に至る理由があるなんてこじつけだよ。
世界は論理だけでなく不条理も含むから広いんだよ。
外国にパン修行に行けるほど自立してるし、
それともやはり実家がお金持ちでお嬢様の道楽パン屋なのかな。
甘やかされすぎで育てられたから行動に限度がきかない、とか。
理由づけしちゃった。
金持ちで幼いころからあらゆる快楽を知ってしまったため
あえて晴郎のような存在に付きまとって楽しんでいるとか。
487 :
374:2013/06/11(火) 23:10:44.78 ID:K5Cfgw/Q
お久しぶりです。
6月に入ったところで夏ネタの布石でも・・・
のりこ「あ〜、あっついわ〜・・・ええ加減冷房無しの生活は
きつ過ぎる〜・・・」
ドンドンドン!
のりこ「ん〜?誰や〜こんなクソ暑い日に・・・」
小鉄「お〜っす!」
ガチャ!
小鉄「のりこ〜!プール行こうぜプール!」
のりこ「・・・!!!」
小鉄「んあ?どうしたんだよそんな顔して?」
のりこ「・・・なんちゅう格好で来てんねん!この変態〜!!!(///)」
バタンッ!
小鉄「うおっ!・・・格好?昔みてぇに海パン一丁で来ただけじゃねえか?」
のりこ「ハァ・・・ハァ・・・
(あのアホ・・・昔の格好で来よってからに・・・引き締まった胸板、
割れた腹筋、ごっつい腕・・・もうガキの身体ちゃうやんか・・・(///)」
ピンポ〜ン♪
あかね「は〜い!」
小鉄「あ、あかねちゃん?おれおれ、小鉄だけど家上がっても平気?」
あかね「あっ!ちょうど良かった!今ノブ君来てるの!あがってあがって!」
ガチャ!
小鉄「お邪魔しま〜っす!」
あかね「いらっしゃ・・・きゃはははははっ!何その格好〜!
昔の小鉄っちゃんじゃ〜ん!」
ノブ「どうしたの・・・ぶはははははっ!懐かし〜!」
小鉄「だよな?やっぱその反応が正解だよな!?」
二人「えっ?」
小鉄「なんて事があってよ〜、その後みんなんトコ行ったけど
仁はバイトだし、フグ夫は家から出たがらねぇし、
涙は勇ちゃんとデートだしよ〜、みんな付き合い悪ぃよな?」
ノブ「なるほどな〜、それであかねちゃん家来たってわけか」
小鉄「そ〜なんだよ!やっぱノブ、本当話しやすいな!スッキリしたわ!
つーかのりこの反応マジありえなくね?普通だったらあかねちゃんとか
ノブみたく笑い飛ばすよな?」
あかね「そりゃそんなマッチョな上裸見せてきたらビビるでしょ〜!
ましてやのりこにとって小鉄っちゃんは・・・」
小鉄「え、なになに〜?」
あかね「それは〜・・・(ニヤニヤ)」
小鉄「それは〜?」
ノブ「あとは自分で考えろよな!」
小鉄「くぁ〜何だそりゃ!つーかマジ泳ぎて〜!中学入ってから夏休みなんて
部活でほとんど潰れちまうしよ〜、ホント貴重なんだよ!」
あかね「確かにみんなで行きたいよね!よし!菊池あかね、いっちょ企画しますか!」
小鉄「え!マジで!?」
あかね「でも近場じゃ面白くないから九十九里でも行きたいよね!小鉄っちゃん!
最近免許取った晴郎さんに頼んで大鉄カー出させなさい!」
小鉄「アニキも連れてくのかよ!暑苦しいだけだぜ〜?」
ノブ「小鉄、冷静に考えろよ?晴郎さんが来ればノムさんも来る、ノムさんの水着姿が拝めるだろ?」
小鉄「・・・うおおおおお!興奮してきた〜!!!」
あかね「も〜二人ともエッチ!(ノブくん、さすが小鉄っちゃんを知り尽くしてる・・・)」
とりあえず以上です。
本編書く頃には次スレになってそうですが・・・。
488 :
れいんニブルー:2013/06/12(水) 21:42:06.68 ID:PSD6LDfl
「みなさん、おひさしぶりです」
「おおおお、やったー!」
「雨女……三たびあらわる」
6月中旬、久しぶりに朝から雨が降り続くこの日、3年1組に彼女が帰ってきた。
希代の雨女、雨森れいんが久々に帰国したのだ。
「雨森は日本の空梅雨を心配して帰ってきたチェン。しばらく学校に通いながら
静養した後、各地のダムを回って雨降らせるホーイ」
「スゲー!さすがれいんちゃん」
「さすが超雨女。れいんちゃん大活躍ねー」
「え、ええ……」
世界を股にかけたれいんの活躍に、感心しきりのクラスメートたち。
だが、肝心のれいんはなんだか元気がない。
「れいんちゃん、どないした?なんか元気ないでー」
「ハイ、実は最近また雨女能力を発揮できなくなってしまってるんです」
そう言ってれいんは窓の外を見つめ、ため息をついた。
「そーなの?でも、今日雨降ってるじゃん」
「今日の雨は台風の影響で、あたしが降らせてるんじゃありません」
「怒ってなくて、雨降りスイッチがオフになってるせいじゃないですか?」
「いいえ。あたしずーっと不機嫌で、今もほとんど怒りに近いくらいイライラしてます。
それでも雨降らなくて……。このところ、いくら怒っても雨が降らないんです」
「雨降りスイッチ故障かー」
「日本の水不足も解消できないし、深刻ね……」
489 :
れいんニブルー:2013/06/12(水) 21:45:10.43 ID:PSD6LDfl
「雨降らせるために理由もなく怒るの繰り返したせいで、本気で怒れなく
なってるんじゃない?理由もなく激怒するのって大変だし無理あるよ。
だから、誰かがれいんちゃんを本気で怒らせてみたらいいんじゃないかな」
腕組みをしてれいんたちの会話を聞いていた信彦が、自分の推理を語った。
「なるほど。そうかもしれませんね。誰か、あたしを怒らせてください」
聞き上手受け答え上手な信彦の発言は説得力があって、れいんはコクリと頷いた。
「そーゆーことなら小鉄っちゃん、前みたくれいんちゃんを激怒させてあげなよ」
「よっしゃー、まかせてよー!」
「んっ?コラ小鉄、ちょっと待ちぃや……」
嫌な予感がしたのり子が制止しようとしたが間に合わない。小鉄はれいんに近寄ると、
彼女の雨ガッパの前開きファスナーの引き手金具を掴んで少しだけ下ろした。
「雨ガッパの下、真っ裸ってマジ?うしゃしゃー」
「イヤーーッ!や、やめてーーっ!!」
れいんはすさまじい悲鳴をあげて、怒りに任せた渾身の力で小鉄をビンタした。
「レイッ!」
小鉄は吹っ飛んで教室の床にダウンした。
490 :
れいんニブルー:2013/06/12(水) 21:56:28.87 ID:PSD6LDfl
「なっ……!?」
小鉄の突飛でエッチないたずら(小鉄らしくはあるのだが)に呆気にとられて、
クラスメートは硬直し、ろくに声も出せなかった。一瞬静かになった教室に、
急に強くなった雨音が響く。れいんが激怒した証拠だ。
床に這いつくばり、痛む頬をさすりながらも、小鉄はニヤリと笑った。
「いててー、れいんちゃんの雨降りスイッチ押したぜー、わしゃしゃー!
……おおおっ!?中田さ〜ん、パンツ見えそうだよー」
「キャーッ!」
スカートを押さえながらあげた田中の悲鳴で、ようやくクラスメートたちの硬直が融けた。
「こ、このエロハゲがーーっ!!」
「コノヤロー!そんなエッチな方法で怒らせんじゃねー!!」
「殺す、マジ殺す!ぬおおーっ!」
「トゥーユー!!」
れいん以上に激怒したのり子とあかねと花子が、床に転がる小鉄を寄ってたかって
踏みつけ、蹴りつけはじめた。3年1組の教室は完全にパニック状態だ。
「もーひどいなー!……でも、ありがとう」
頬を赤らめプリプリ怒りながらも、れいんは小鉄に感謝していた。
小鉄が本気で雨ガッパを脱がそうとしたのではないことに気付いたからだ。
(オッパ……胸見えるほど下ろさなかったし、殴られる前に金具手を離してたもんなー)
硬直しながらも見るべき所は見逃さなかった信彦は苦笑しながら、
どうやって小鉄を助けようかと、腕組みして考えた。
窓の外は、教室の中以上にやかましい土砂降りになっていた。
491 :
れいんニブルー:2013/06/12(水) 22:06:22.52 ID:PSD6LDfl
以上です、れいんちゃんマジにダムに雨降らせてくれー
れいんちゃんを下からのぞくと犯罪なので、いつもパンツ見える服で固定の中田さんwをのぞくことに
>>487 乙です
本編期待してます、容量少なくしてすいません
中学生になったのり子たちの水着姿見たいです、できればポロリもw
確実にポロリしてくれるのは花丸木なのでしょうが
>>487 乙乙。
ノムさんってあの巨乳になったノムさんですよね、水着回にニヤニヤ(*´ω`)
>>488-490 乙乙。
小鉄GJ。
公式でレインコートの下が全裸設定は破壊力があるなぁ。
中田さんのパンツはやっぱり白かな。
ノムさんは将来ビブリア古書堂の栞子さん並に巨乳美女になるっちゃ、374氏の中学Verのごとく
ドラマのゴーリキさんじゃなくて原作挿絵の方なり〜
ギャルゲーのフラグ立てみたいなシチュでも小3だとなんだかほのぼの爽やかですな
鈴ちゃん→小鉄のSS書きたいけど台詞に頼れないから難易度高すぎです
495 :
はだかの王子様:2013/07/07(日) 23:56:37.42 ID:6hL/IaeK
――ウラヤスという国には裸の王子様が住んでいます。
どんなに寒い日でもいつも海パン一丁の、ちょっとおバカな男の子です。
だけど気さくでユニークで優しくてカッコよくて、みんなの人気者です。
裸の王子様は、クラスになじめない無口な女の子の前にひょっこり現れては、
なんの屈託もなく一緒に遊んで、女の子に笑顔をプレゼントしてくれます。
女の子は王子様が大好きです。王子様と結婚できたらいいな、なんて妄想しています。
いつか王子様に「好きです。もっと一緒に遊びたいです」と伝えたいと思っています。
実体験を膨らませたおとぎ話を書き綴るための小さな手帳を買いに出かけた
鈴木鈴は、帰り道で変な男に絡まれていた。
「見つけたぞ、黒髪の魔女マヨネッタ!君も浦安アベンジャーズの一員として戦うのだ!」
見るからにオタクな汗臭い巨漢のメガネ男は、興奮した様子で意味不明な事を叫びながら、
鈴に2丁の水鉄砲を押しつけてくる。
元々無口なうえに怯えきっている鈴は悲鳴をあげて助けを求めることもできず、
首を横に振るばかりだ。メガネがずり落ちてきた。
恐怖のあまり目をギュッと閉じた鈴の脳裏に、彼女が憧れる王子様の笑顔が浮かぶ。
(……たすけて、王子様……××っちゃん!)
496 :
はだかの王子様:2013/07/07(日) 23:57:58.56 ID:6hL/IaeK
「レッグラリアート!」
「めしあーーっ!!」
メガネのデブ男、大沢木晴郎は鋭い跳び蹴りを首に喰らって吹き飛んだ。
「やめろよバカアニキ!危機やノムさんに見られたらこんなモンじゃ済まねーぞー!」
「……!?」
鈴は口元を抑えて驚愕する。
彼女を助けてくれたのは、今まさに助けを求めた裸の王子様、大沢木小鉄だったのだ。
「ゴメ〜ン、こいつホントは良い奴なんだけど、オタクスイッチ入ると暴走しちゃってさー。
……って、あれ?鈴ちゃん、3年2組の鈴木鈴ちゃんだよねー?」
「……!」
コクリと頷くなり、鈴は小鉄に抱きついて、声を出さずに泣き出した。
「す、鈴ちゃん!?……ああー、スゲーイイ匂い、それに柔らけー……」
「……」
いきなり抱きつかれ困惑しながらも、小鉄は美少女メガネっ娘との抱擁にご満悦だ。
3年1組の西川のり子にこんな場面を見られたら、さきほどの晴郎以上に命が危ういが、
小鉄にとっても鈴にとても幸いなことに、のり子はこの場には現れなかった。
「うおおー、水鉄砲はっけーん。しかも2つあるじゃん。鈴ちゃん、これで遊ぼーよ!」
数分後、足下の水鉄砲の存在に気付いて目を輝かせた小鉄は、ようやく泣き止んだ鈴を
優しく引き離しながら彼女を遊びに誘う。鈴の頭は当然、コクンと縦に揺れた。
――そして裸の王子様はまたまた現れて、女の子のピンチを救ってくれたのでした!
497 :
はだかの王子様:2013/07/08(月) 00:06:10.85 ID:/wVOFmHd
以上です、強引に鈴ちゃんSSを書いたのでいつも以上にご都合展開です
二人の関係的に鈴ちゃんの方から抱きつくのが自然、でしょうか?
レッグラリアートは元祖28巻でやってるの見てネタにしました
乙乙。
宮崎危機の浦安再上陸で晴郎のスカウトも熱心ですな。
この後鈴ちゃんは水鉄砲プレイでスケスケでいや〜んな展開になるのですね。
しかし、浦安には裸の王子様の義兄になるでろう真っ裸の王子がいることを鈴ちゃんはまだ知らないのだった。
毎度8巻は色々興味深いな
ノムさんって天然でニブそうだけど恋愛に関しては警戒心強くてガードも固め
逆にのり子はしっかりしてるようでお人好しで流されやすくて男と二人きりだと危うい
ノムさん「ただでさえ好きなハッピーターンを小鉄っちゃんからもらえたら嬉しいですよ」
意味深…
元祖26巻のバレンタイン回でも仁と涙に作ったチョコの半分をお返しにあげてるし
ノムさんは小鉄への好感度高いよね、のり子に気を遣いつつ本音ポロリ言っちゃう辺りが可愛い
何回か絡んだ涙や仁より初めてまともに会話したノブのが脈ありそうなのもワロタ
502 :
屋根上の散歩者:2013/07/16(火) 21:37:48.76 ID:yHX52pwO
「のり子ってスカートの時は、だいたい下にブルマーとか水着履いてんだぜー」
「マ、マジか!?……って小鉄、なんでオマエそんなコト知ってんだよ?」
「わしゃしゃしゃー、あいつの部屋覗いてるからに決まってんだろー。
俺ん家の屋根からあいつの部屋覗き放題なんだぜー!」
「そーだったな。……いいなー、お隣さんって」
「うしゃしゃーっ!ノブも一緒に覗いてみないかー?
最近やたら暑ぃーからのり子のやつ、家じゃ無防備な薄着になってるぜー!」
「む、無防備な薄着(ゴクリ)……。見たいけどバレたら怖ぇーからやめとくよ」
「なんだよー!?いつもはノリ良くつきあうのにー。仕方ねーな、他のやつ誘うか。
こーゆーコトだと仁より涙のが食いつきいーんだよなー」
「ハァー。……後悔すんなよ、小鉄」
「わーっしゃしゃしゃ!バレやしねーから心配すんなよー」
(のり子のエロい姿を他の男に見せたりすんなよ、バカだな……)
翌日
「昨日の晩、夜道を散歩してたら見ちゃったんだ……。
大沢木さん家の屋根の上に、坊主頭の少年が二人して座ってて……
よだれ垂らして隣のボロ家の二階の窓を覗いてんのっっっ!」
「キャーーッ!」
「また覗きおったんかキモ猿ーっ!!」
「ふろいとっ!」
「もう一人は涙クンでしょー!?……く、糞エロッテ小僧がー!」
「りびどー!」
「小鉄っちゃんと涙くん、ちゃいてーテス……」
「ホッ……(やっぱ覗かなくてよかったー)」
503 :
屋根上の散歩者:2013/07/16(火) 21:49:53.36 ID:yHX52pwO
単発です、最初の小鉄のセリフは俺のがんぽーテス
毎度1巻12キンポで下にブルマーらしきの履いてましたしw
乙乙。
屋根の上の笛吹き男じゃなくてよかった…
まあ、小鉄に誘われれば涙は覗くでしょうなw
それも二人でうおおおーとか興奮しながら
>>502 のり子は小鉄だけには見せつけてたんですねー。
毎度1巻12キンポののり子は脱ぎっぷりもいいし自分の調査研究によると
あれは毛糸のパンツの可能性があります。
今週はれいんちゃんのパンツがあって眼福でした。
浦安パンツの歴史がまた1ページ…
宮崎危機とポパイちゃんは貧乳、中学生の桜や弥生よりぺったんこ
「市民プール最高ー!わーっしゃしゃしゃーっ」
「プールの水を得た……猿海パン」
「あはははーっ!仁ちゃんうまーい」
夏休みの昼下がり。小鉄たちは例によって東野の市民プールで泳いでいる。
「ハァー、泳げりゃゴキゲンなアホ猿は気楽でええなー。……なぁ、涙ー?」
ビート板に顎を乗せ、流れるプールに身を任せていたのり子はため息をつき、
少し後方で浮き輪にもたれてプカプカ浮いている涙を振り向いた。
「おねーさんの水着ってダイタンだよねー、エヘヘ……」
「コラー!どこ見とんじゃー!?」
「まりーんっ!」
涙が露出の多い女子高生らしき女の子を盗み見つめていることに気づいたのり子は、
ビート板で頭を叩くと、怯んだ涙の腕を引っ張り一緒に流れるプールから上がって、
がっちりヘッドロックを決め、右のコブシで涙のこめかみをグリグリ攻めはじめた。
「小学生が水着ねーちゃんガン見すんなやー!」
「ぼびぃーっ!ゴ、ゴメ〜ン。……でも、ちょっとはしゃいでもいーじゃん」
「あかんわー!……ったく、さっきまでいくら探しても勇子がおらんちゅーて
メソメソしとったくせに、切り替え早すぎやー」
「……だって、切り替えないと、マジ悲しくなっちゃうもん」
「あっ……!?涙、ゴメンなー」
「のりちゃんは悪くないよ。悪いのは、約束破った……勇ちゃんだ」
ムッツリスケベモード全開だった理由に気づいてヘッドロックを解いて謝る
のり子に無理矢理微笑むと、涙は再び流れるプールに飛び込む。
「涙……。早く来てやー、勇子」
「涙クン、悪いけど明日の朝のキャッチボールはパスだにゃ」
「ええーっ!?」
「その代わり、明日はプール行こっ!この前買ったカープ水着をお披露目しちゃうよん」
「いいねーっ、行く行く!小鉄っちゃんたちも誘ってみんなでプール行こー!
勇ちゃんのカープ水着、スッゲー楽しみだなー、えへへー」
「涙クンたらー、テヘへッ。じゃあ午後に現地集合だよっ」
(自分から約束したくせに、勇ちゃんのバカ……。
知らないおねーさんより、勇ちゃんの水着が見たいのに)
昨日キャッチボールを終えた後に勇子と交わした約束を思い出して、涙は唇を噛んだ。
そしてヤケクソで、エッチな水着の女の子を探そうとキョロキョロ周囲を眺めていると、
「あっ!?」
小柄な女の子がこちらに向かって歩み寄ってくるのに気がついた。
胸元に赤いCマークのついた、おヘソが見えるセパレートの可愛い白い水着の彼女は……、
「勇ちゃん!」
涙は急いでプールから上がって、待ちわびていたお目当ての女の子の元へと走り寄る。
「勇子ー、遅かったやん」
少し遅れてのり子も気づいてやってきた。
「ゴメ〜ン、二人とも。……ケホッケホッ」
「勇ちゃん、風邪ひいちゃったの!?」
「うん、おかげで遅れちゃってゴメン。でも、約束守って来たよっ。ゴホッゴホッ!」
健康的でまぶしい水着と不釣り合いなマスクをつけた勇子は、
苦しそうに咳こみながらも、精一杯普段通り空元気でおどけてみせる。
「アホ。泳ぐどころやないのに水着なんか着て、無理すんなや、勇子……」
「テヘッ、後先考えず来ちゃった。あたしって糞馬鹿だよね。ゲホッゲホッ……」
「うわああーっ!勇ちゃん、ゴメン、ゴメンね……!風邪ひいてるのに無理してまで
来てくれたのに、僕は約束破られたと思って勇ちゃんのこと……。ホント、ゴメンね」
「涙クン……。マジ泣きするくらいあたしの水着に期待してくれてありがとー!
ゴホ、ゴホッ……。どーお、あたしのカープ水着?糞可愛いーでしょ?テヘッ」
濡れるのを厭わず、勇子は泣きじゃくる涙を優しく抱きしめた。
「コラコラ涙、泣いとる場合やないやろ。早く勇子を家まで送ってやれやー」
もらい泣きしているのり子に促された涙は、手早くシャワーを浴び体を拭くと、
水着の上からカープ帽とカープユニフォームを着込んだ勇子をおんぶして歩きだす。
「涙クン、野球以外の持久力糞なんだから無理しないでね。ゲホッゲホッ……。
疲れたら降ろしていいよん。泳ぐのはダメでも歩くのはオッケーだから」
「だ、大丈夫。勇ちゃん軽いし……気持ちいいから、ずっとおんぶしてたいくらいだよ」
「涙クン、ありがとう……。ユ、ユニフォームの上からだし……コホン!
……お、お尻、さ、触りたいなら、触っても、……いいよん。テへへ……」
微熱で火照る顔をさらに真っ赤にしながら涙の耳元でそう呟くと、
勇子はマスク越しに涙の首筋に口づけした。
「ゆ、勇ちゃん……!うおおーっ、俺はいまモーレツに感動しているーっ!!」
「ウニャーッ!」
勇子の甘い言葉と接吻で、暑さも疲労も忘れて精力ギンギンになった涙は、
勇子の形の良い小さなお尻を両手でむにゅっと鷲掴みすると、猛烈な勢いで走り出す。
「痛っ!い、いいっ……。うにゃ〜」
「ロッテ最高、勇ちゃんはもっと最高ー!カープは、まあまあ最高ー」
もっと勇子と仲良くなって、毎日彼女とこんなことをしたいと心から願う涙だった。
以上です、病気で倒れた勇ちゃんをおんぶと涙がプールで視姦というネタ2つを組み合わせました
涙と勇ちゃんって、小3にしてはエロ妄想しやすいですよね、小鉄とのり子より早く結ばれそうw
容量削減のため小鉄やあかねちゃん、仁には強引にフェードアウトしてもらいました
乙乙。
勇ちゃん、熱があるせいかダイターン!
きっと勇ちゃんは前日の夜に家族に見られたら恥ずかしいからお風呂のときにカープ水着を
着て色々なポーズをとってたせいで風邪をひいたんやな。
母親に風邪だから寝てなさいという制止を振り切ってプールに来たんやな。
かつがれて帰ってきた勇ちゃんと無理やり呼び出したように見える涙はしこたま怒られるんやな。
それが二人の絆を深めるんやな。
前半の涙がなんかクレヨンしんちゃんで再生されてしまった。