583 :
高妙11:2014/01/19(日) 21:47:54.52 ID:Pcf/llh3
一夜のうちに少女から女へと生まれ変わった妙は、
高杉の目から見てもハッとするほどの変化を見せていた。
艶やかな黒髪、憂いと喜びを帯びたまなざし、紅もさしていないのに色めく薄紅の口元、
真珠色に輝く肌、たおやかな体つき。
そんな妙を高杉は、まるで生まれたての小動物でも扱うかのような細心さで、扱った。
高杉の手に触れられ、撫でられたところは、そこだけが熱を帯びるかの様に思われた。
(愛してる……)
二人の間に言葉はなかった。何かを言ってしまうと、壊れてしまいそうだったから。
瞬きすることさえ忘れ、互いに見つめ合い、口づけを交わすだけでも幸せを感じた。
互いの腕も脚もどちらのものか解らなくなるほど、絡み合い離れがたくなっていた。
高杉の胸の鼓動を聞きながら、妙は安心し切って眠りに落ちた。そんな妙の寝顔を指でなぞりながら、高杉は飽くことなく見つめていた。
空が白み出す―――昨夜の雨は嘘のように止み、一番鳥のさえずりが聞こえ始めた。
至福の夜が終わり、残酷な朝が訪れようとしていた。これ以上日が高くなれば人目も避けられぬ、
朝霧に紛れて一刻も早くここから立ち去らねばならない事は解っていた。
高杉は意を決して褥から起き上がると、傍らにある着物を纏い身支度を整え、
そのまま部屋を後にしようとした。
「高杉さん…」
妙の声が背に投げかけられ、戸に掛けられた手が一瞬止まる。だが、彼は振り向かない。
妙は急いで襦袢を身につけると、高杉に近づいて言った。
「行く前に、もう一度……お顔を見せてください」
しかし、彼は振り向かなかった。もはやこの男の心は戦場にあるのだろう。
解ってはいたことだが、せめてもう一目彼の顔が見たかった。
泣きそうになるのを堪え、微笑んで送り出そうと妙は心に決めた。
「……お前を…恨むよ、妙」
ぽつりと高杉が言った。何故、彼がそんなことを言うのか解らなかった。
「え…?」
「俺は…今まで死ぬことなんざ、怖くなかった。
むしろ生と死の狭間を生きている時、俺の中の獣は猛り、言いようのねぇ高まりを感じていた」
高杉の背中が震えていた。妙は驚き、思わず口に手を当てた。
「……だが、お前を知って、お前をこの手で抱いて、俺は…」
高杉が何を言わんとしているか、痛いほど伝わってきた。不器用なこの人が、
必死で声を枯らして叫んでいてくれる。妙は彼の背中を静かに抱いた。
もう何も言わなくてもいいように。
584 :
高妙12:2014/01/19(日) 21:50:30.29 ID:Pcf/llh3
妙は高杉の背中に顔を埋めた。そうでもしなければ嬉しさと切なさで泣いてしまいそうだったからだ。
妙のぬくもりが伝わり、高杉もまた差し迫った残酷な現実を少しだけ忘れることができた。
「君がため をしかざりし 命さへ
ながくもがなと 思ひけるかな」
自作の歌では照れくさかったのだろうか、高杉は百人一首にもある有名な歌を後朝の歌として詠んだ。
それは妙でも知っている藤原義孝の一首であった。
君のために死んでも惜しくはないと思っていた命だったが、
君に逢った今ではまだ生きたいと思うようになってしまった
そんな意味の歌を詠まれて、妙は頬を染めた。ゆっくりと高杉が振り返る。
次の瞬間、妙の華奢な体を狂おしく掻き抱いた。折れるほどに。
「俺は明日をも知れねぇ身だ。だから約束なんざ、したことがなかった…
だがなぁ、妙、お前に賭けて誓う。俺は必ず生きて帰る」
「はい…高杉さん。待ってます」
高杉は腕を緩め、妙の顔を見た。愛されて新しい女へと生まれ変わった妙は、匂うほど美しく、
高杉の心を惑わせた。これ以上見つめていたら決死の覚悟が折れてしまいそうだった。
高杉は自分の羽織を外すと、襦袢姿の妙の細い肩に掛けてやった。
羽織には高杉の煙管の葉の匂いが染みつき、妙はそのたちこめる薫りで彼を感じることができた。
「行ってくる」
高杉は戸に手をかけて開けると、朝露のけぶる志村家の庭を見つめた。
そこは二人が初めて会い、全てが始まった場所だった。
高杉は目を細めて一瞥すると、草履に足を通して歩き始めた。
「ご無事で…」
高杉の後姿にそっと妙が声をかける。彼はもはや振り向かない。
男の目は再び炎のような熱さと氷のような冷やかさを取り戻していた。
しかしそんな獣のような心の片隅に、まだ僅かな人間らしさも残っていた。
ただ一人の女のために芽生えたその想い。
それを抱いてこれから宇宙に乗り込んで行くかと思うと、男の心は言い知れぬ興奮に包まれた。
きっとこの勝負、俺は勝つ。再びあの女をこの腕に抱くために。
この世でただ一人欲した女、妙
以上です。
改行とかまだ不慣れで、読みにくくてすみませんでした。
すごい! の一言です
すばらしいものが読めました。ありがとうございました
久々に来たら神作が!
GJGJGJです。
エロパロというより格調高い文芸作品という感じでした。
エロティックでいて切ない2人の心理描写にやられました。
情景が浮かぶようです。GJでした。
それにしても高妙って原作での接点が一切ないのに、エロパロではクオリティ高い話が多いなぁ。
高妙が好きなので、久々に楽しんで読めました!
二人が恋仲になる過程が丁寧に描かれていて、萌えました
GJGJGJGJ
GJ!
高杉…食べたんだ、お妙さんのおかゆ…。
おつですごちそうさまでした
しっとりとしていい雰囲気だな 高妙
読みごたえありました。GJ!
高妙、大好きです!
高妙・・・退廃的でいながら切ない純愛の香り・・・
はまりました!
あは〜ん
高妙、GJっす!
ぶっ壊す!のあの高杉がお妙さんと純愛・・・
なんかごっさ萌え禿げた〜。
ごちそうさまでした!
597 :
名無しさん@ピンキー:2014/02/17(月) 05:14:48.42 ID:nfPjW96A
近藤さんの活躍が待ち遠しいです
hosyu
エロの最中の「ひぎい」とか「らめえ」て台詞を見ると、
なんかすごい萎える・・・個人的意見でスマソ
600 :
???:2014/03/30(日) 01:20:23.56 ID:j6uru4kC
お妙さんならひぎーとからめえも大好物ですよ
むしろ言わせたい!
普段清楚で凛としたキャラが乱れると、確かに萌える
乱れる、いいねえ
近妙新婚の続きはもうこないの?
この3ヶ月すごく楽しみに待ってる
604 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:12:00.52 ID:zFm3DSqo
月の光が射し込む一室に
絡まる男女の影が浮かび上がった。
「銀時…」
月詠はその躰を小さく震わせながら銀時からの愛撫を受ける。
はだけた着物から見える月詠の肩は、白くなめらかで、
ずいぶん華奢だった。
「お前、こんなちっちゃかったんだな」
銀時がそっと月詠を抱き締めて呟く。
何を想像していたわけではないが、女性にしては長身な月詠が、脱がせばこれほどに華奢で、
腕を回して抱き締めれば、すっぽりと収まりきってしまう。
改めて、こいつは“女”なのだと確認させられた。
「可笑しいか」
「いや、別に。なんも可笑しかねェよ。お前はただの女じゃねェか」
「ただの女であるもんか。わっちは……」
銀時は月詠の口を塞ぐように唇を重ねた。
「お前は、綺麗だよ。上等な女じゃねェか。こんな顔の傷さえ」
月詠がいつか己の手で付けた顔の傷を、銀時は指でなぞった。
「気にならねェ程綺麗だぜ。いや…俺はむしろ嫌いじゃねェ……」
そしてまた、月詠の唇を啄んだ。
愛おしい女の一部であるその傷すらも愛おしいのは、銀時にとって確かなことであった。
「ふっ、嘘でも嬉しいよ。銀時」
「嘘なもんか。嘘つく必要のあるような女とは、俺はこうはならねェよ」
「銀と……」
ふと見た銀時の表情は、いつになく真剣で、鋭い眼差しをしていた。
この男の、この表情を何度となく見たことがある。
それは、敵に立ち向かう時の表情…に、似てはいるが、何かが違う。
瞳の奥に、自分に向ける慈愛の光のようなものを感じた。
自惚れじゃ……
月詠は自分にそう言い聞かせた。
これは、
今二人がしているこの行為は、半ば“義務”なのだ。
自分を元気づけようと、彼奴等が御膳立てをしてくれた。そんな義理はなかったが、彼奴等が善かれと思ってしてくれたことを無碍には出来ぬと、彼奴等が終始見守る(と言うか、覗き行為だったが)その中で、体裁をとって酒を飲み、銀時をもてなした。
つもりだった。
どう言うわけかこうなっていた。
太夫の仕事として、それは仕方のないことではあるのだが
605 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:15:09.81 ID:zFm3DSqo
「なぁ、本当にいいのか?」
「構わん。ぬしなら構わん……」
どうしてこの流れで、自分の初物を捧げられるだろうか。
好きでもない男なら、義務とは言え席を蹴ったであろう。
月詠自身、どこかでこの男とこうなることを望んでいたのであろうか。
月詠はされるがままに、銀時に身を任せた。
酒が残っている所為か、意識が少しぼんやりとしている。銀時に施される愛撫が善いのか悪いのかも分からない。
ただ、銀時にされているという事実が月詠の胸を確かに躍らせていた。
「なぁ、お前もうちょっと声とか出せねえの?これじゃ善いんだか悪いんだかこっちだってわかんねぇっつーの」
銀時が少し月詠から躰を離し、頭を掻きながら月詠を見下ろした。
「わっちにも、どうした良いのか分からんのじゃ」
月詠は目を逸らして呟く。
「どうしたらいいっておめえ……処女じゃあるめえし」
「処女じゃ」
銀時の言葉に被せ気味に月詠が言い放った。
「はぁ?!またまたぁ」
「嘘ではない。処女じゃ」
「……」
銀時は、月詠のはだけた着物を正そうと前袷に手を掛けた。
「待ちなんし」
月詠は銀時のその手を掴み、制止させた。
「ぬしなら構わんと言ったであろうが……」
「でもお前、太夫なのに処女なんだろ?そこらの太夫と思って手ェ出したけど、さすがに処女は頂けねえよ」
「では、さっきの言葉は全て嘘か」
「……嘘じゃねェよ」
銀時の理性が吹っ飛んだ。
正してやるはずだった着物を乱暴に脱がせ、月詠をきつく抱き締めた。
「嘘なんかじゃねェよ、お前、もうどうなっても知らねえからな」
そう言って、銀時は月詠の唇に喰らい付いた。
向きを変え、角度を変え、舌を絡ませ、お互いの口内を犯すように貪り合った。
息苦しさと興奮に、月詠は自然と小さな喘ぎを漏らした。
口を離すと、互いの口元から月の光を反射する一筋の銀糸が延びた。
銀時は月詠の口元を舌先ですくい上げるように舐め、自分の口を舌なめずりした。
「はっ……ノってきたじゃねェか」
ニヤリとしながら口元を手の甲で拭うと、月詠に覆い被さり組み敷いた。
606 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:17:54.91 ID:zFm3DSqo
月詠の瞳が潤んで、月の光を反射させながらきらきらとしていた。
「怯えてんのか?」
月詠の前髪をすくい上げ、額に手を乗せてその瞳を覗き込みながら訊いた。
「怯えてなんぞおらん……ただ」
「あ?」
「歓喜に震えておるのじゃ……」
月詠は頬を染め、目を瞑ると、そこに溜まっていた涙が溢れ、一筋流れた。
その涙の筋を銀時は舌先でなぞるように掬った。
「泣くこたぁあるかよ、ったく……どこまでオボコいんだよ」
少女をあやすように、優しく頭を撫でる。
「俺なんかにあんま期待すんなよ。後悔させるかも知んねえぞ」
「後悔なんぞしやせん」
「……優しくしてやれねえかも知れねえぞ」
「構わん。ぬしの思うがままにしなんし」
「……あの、アレだ。俺、興奮してるしあっと言う間に終わっちまうかも知んねえし……」
「初めては痛いと聞く。むしろ好都合じゃ」
「良いのか?本当に」
「何が言いたい。わっちじゃ不満か」
「馬鹿言うな。オメエの覚悟が知りたかったんだよ」
607 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:20:06.86 ID:zFm3DSqo
銀時は、再び月詠に永い口づけをした。
月詠の首筋に、ふくよかで柔らかい乳房に、たおやかな腰の括れに、丹念に舌を這わせていく。
そのたびに月詠の華奢な肢体が震えながら小さく跳ねる。
「声……聴かせろよ」
「ぁっ…銀時……」
遠慮がちに小さな喘ぎを発する。
「もっと」
そう言って、月詠の胸の、桜のような色をした小さな胸の突起を人差し指で軽く弾いた。
「ああ……」
月詠は首筋を伸ばして胸板を浮かせた。
「好い声してんじゃねェか」
その調子で月詠の胸を愛撫しながら、銀時は躰ごと下方へ摺り降りていった。
月詠の下腹部を眼前にし、片方の手で月詠の脚を持ち上げ、自分の肩に乗せると、目の前にあるその双璧をそっと指で押し広げた。
月の光を浴びたそこははっきりとした形状を見せない程に、銀色に輝いていた。
「すげぇ濡れてる……」
指を沿わせて一撫でし、すぐに離すと糸を引いた。
「恥ずかしいことを言いなさんな」
「恥ずかしいことなんてねえよ。男にとっちゃこれは褒美以外の何もんでもねえさ」
そう言うと、そこに顔を埋め、舌で大きく舐め上げた。
「ぁあああ、銀時…!」
銀時の肩からぶら下がっていた脚が、ピンと伸びる。
胸を愛撫していた手を、そのしなやかな腰に持って行き、掴んで固定した。
月詠の秘穴から溢れ出る蜜を全て舐め取るように、銀時は舌を這わせ続けた。
舐めれば舐める程に蜜は溢れ出し、全て吸い尽くそうと思えば切りがない。
608 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:21:53.22 ID:zFm3DSqo
月詠はその甘く痺れる感覚に、腰を捩らせたいのに、銀時の大きな手で掴まれ固定された腰は、それを許さない。
「あぁ、銀時、銀時っ、このままでは……」
月詠は腰を掴んで離さない銀時の手を掴む。施される愛撫の刺激に併せ、その手に力が篭められていく。
銀時はそっと腰から手を離し、そのまま月詠の掌側から指を滑らせ、五本の指を絡めるように手を握った。
膨らみ出した突起を舌先でつつきながら、唇で挟んで小刻みに吸った。
握り合う月詠の手に一層力が篭もり、銀時の手の甲に月詠の爪が食い込んでいく。
「イクッ、イクッ、アアッ…銀時ぃい…イってしまうっ…」
苦悶のような表情を浮かべながら、躰を大きく仰け反らせ月詠は絶頂を迎えた。
腰をびくびくと跳ねさせながら脱力していくと、月詠の握力も一気に抜けた。
ひくひくと蠢く月詠の蜜壷に銀時は指を一本沿わせるようにあてがい撫でた。
そしてまた上方へ身体を持って行き、月詠の唇に唇を重ねると、その指をくっと滑り込ませるように差し込んだ。
「んんっ!」
腰を浮かせ、目を見開く。
「痛ェか?」
「平気…じゃ……」
「無茶すんなよ」
月詠のあらゆる曲線に舌を這わせながら、ゆっくりと、少しずつ指を挿入していった。
609 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:22:32.73 ID:zFm3DSqo
ぬちゅ…ぬちゅ…
卑猥な水音が部屋にこだますると、二人の興奮はさらに煽られた。
「はぁ…はぁ…銀時…もぅ……っつ」
“欲しい”
月詠は強く思った。
受け入れ、重なり合えば何もかもが満たされる気がした。
「良いか?俺ももう我慢出来ねェ…」
月詠の方脚を持ち上げ、挿入していた指を引き抜くと、自分の着物の裾を後方に払い避け、月詠の秘穴に怒張したそれをあてがった。
「月詠」
「銀時……」
見つめ合い、互いの存在を確認するかのように名を呼び合い、二人の手は、互いの輪郭をなぞるように顔に添わせた。
舌を絡ませながら口を吸い、銀時が少しずつ腰を鎮めていく。
「んくっ…んんん……」
月詠が苦しそうな声を漏らす。
メリメリと肉が割ける音が、月詠の中で響いた気がした。
しかしその圧迫感は、決して不快なものではなく
満ちているとはこういった事を言うのじゃな……
ぼんやりと思い、目を瞑った。
「きっ…つ……痛くねぇ、か…?」
眉を顰める月詠の顔を見て銀時が訊ねた。
「ぬしが此処を…皆を…わっちを護るに受けた傷を思えば、こんなものは何でもない……おいでなんし」
月詠が深く呼吸をしながらそう言い、両腕を広げた。
銀時は月詠の胸に頭を預け、緩やかに腰を振り始めた。
月詠は銀時の頭を腕に抱え込んだ。
「銀時…銀時……」
涙を流しながら、譫言のように銀時の名を繰り返し呼んだ。
ずりゅ…ずちゅっ…
銀時の腰が往復する度に卑猥な水音と、獣としての本能を呼び覚ますような蜜の匂いが部屋に充満していく。
抜き差しされる銀時のそれに、月詠の初めてを貫いた証がまとわりついていた。
610 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:23:35.94 ID:zFm3DSqo
もっと密着して重なり合いたい。
そう思ったのは銀時の方だった。
銀時は肩にぐっと力を入れ、月詠に頭を抱えられたまま上体を起こし、床と月詠の背の間に出来た隙間に両腕を滑り込ませ抱き上げた。
銀時の胡座の上に月詠が腰を下ろしている状態で、銀時は月詠をきつく抱き締めた。
下から突き上げると、月詠の腰も自然に動く。
「ああっ、ああっ、銀時!銀時!んん……」
二人の身体は霧でも浴びたかのようにじんわりと全身に汗をかいていた。
内側から火照り熱くなるそれと相反して、二人の表皮はひんやりと冷たくなっていく。
重なり合う肌の感触が心地良かった。
「駄目だ、俺もう…やっぱ保たねェ…」
息も絶え絶えに銀時は呟いた。
「良い、良いよ銀時、来なんしっ……」
すると銀時は月詠の頭を抱え、自分の口元に耳を持ってきた。
「マジで…後悔すんじゃねえぞ」
月詠にそう囁くと、一気に腰を打ち付けた。
「ああっ、ぎ、んと…きぃ……」
「んっくぅ…」
ドクン
月詠の中で銀時の快感が弾けた。
「ぁ…あ……銀時……」
自分の中で脈を打ち、熱い飛沫を送り込む感覚を月詠は感じて震えた。
611 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 15:25:07.03 ID:zFm3DSqo
月詠が腰を浮かせて退こうとすると、銀時の腕に力が篭もり、抱き締めたまま月詠の肢体を掴んで離さなかった。
「もうちょいこのまま居ろよ」
「しかし銀時、処理を……」
「そんなもん、いいから」
月詠は黙って、密着する銀時の身体から伝う鼓動を感じていた。
「お前、後悔しないっつったな。その覚悟は、勿論出来てんだろうな」
「何を今更」
「俺が生半可な気持ちで処女に手を出したなんて、思っちゃねえよな」
「……銀時…?」
そのまま銀時は黙り込んで、月詠を抱き締めていた。
「しかし銀時、お前も随分立派な覚悟じゃな」
「当たり前だろ」
「そんなに甲斐性があったとはな。二億じゃ」
「は?」
「そのつもりじゃろ?わっちは高いぞ」
そうだった。こいつはただの女じゃねえ。
太夫だった…!!
改めて銀時はこいつは“タダ”の女じゃないことを確認させられた。
GJ!
まずは
613 :
銀時×月詠:2014/05/10(土) 16:37:00.18 ID:zFm3DSqo
レスサンクス。連投で引っかかって最後の挨拶出来なんだ。
郭言葉って難しいですね。
お目汚し失礼いたしました。
これにて。
お粗末。
GJ!
GJ!最後の落ちが…ツッキーひでぇなw
これはGJ!読みやすかった
久々に覗いてみて良かった!GJっす!
なんかすごく燃えた・・・というか萌えた。
おおっ、久々の良作!今週のジャンプと合わせて月詠に萌えますた。gj!
保守
公式なのに銀月は久々だな
もっと増えていいのよ
銀さんお色気行けるけど行かないな
近藤さんとしっぽりしたりする暇があるなら一晩位誰かと何かあっていいだろうに
寅さんで言うところのリリィはよう
いっそマダオさんと桂と近藤さんとメゾン万事屋を作って住むか
保守
お妙さんを孕ます話が読みたい。
意外とモブキャラにも見える所も好き
用意周到に危ない日を狙われて犯られちゃうとか?
新巻読んだがめっちゃ萌えた
あのお香絶対エロパロ向けだろw
さっちゃんはよ
高妙GJ!
おかしい
銀月が増えてない
ツッキーの口調が難しいでヤンス
630 :
近妙十三:2014/07/21(月) 20:29:16.23 ID:/xMuWrN1
>>565 大分期間が空いてもう需要は皆無とは思いますが、かなり久々にちょっぴりあげてみます。過去の産物と化してますが…。
せんせーいつになったらバナナはあそこに入りますかー?
「妙のオマンコが俺の事誘ってますよ」
「そっ…!そんな事…無いです…」
「そう?物欲しそうにヒクヒクしてるよ?」
「ぁッ…また…!息、かけないで…ッ」
わざと話しながら息を吹き掛ける。
慌てて脚を閉じようとするが、俺の力に敵うはずも無い。
舌先を伸ばしてペロリと一度舐め上げる。
「ひぁ…ッ」
ビクリと大袈裟なくらい身体が揺れる。
吸い付くように唇を寄せて舌先を揺らすと、次第に妙の脚の強張りが溶けていく。
「ンッ!ぁア……ッ、勲…さん」
突起を舌先でグリグリ潰すと一際妙の声が大きくなった。
「舐められるの気持ちいいですか?」
一度唇を離して指で突起を転がしながら問いかける。
「…ぁ、あ…わかりませ……ッ」
「分からない?嘘吐いたらダメですよ。こんなにオマンコヌルヌルさせておいて。どんなに舐めてもキレイにならないですよ」
「は…ァッ」
「気持ち良すぎて喋れない?妙はおマメさん苛められるのが好きみたいですね」
「はぅ…ン、やァ…」
再び突起を舌先で転がすと、絶えずに艶めいた吐息が漏れる。
はは、本当に喋れなくなってるよ。
「んむ……ッ妙のココ、どんどん溢れてすごいです」
「ごめんなさ…ッ、はあ…っ…勲さんの髭が……」
あァ、俺がおマメさん舐めるとアソコに髭が当たるのね。
吸い付きながら顎を揺らすと、ふたつの快感が余程良いのか、妙が無意識にソコを押し付けて来る。
「ァ、あ…ッはぁん」
「……ッん、もうすっかり濡れましたね」
顔を離して妙の頭を撫でる。
汗で張り付いた髪を剥がして微笑みを向けると、熱に溺れ焦点の合わない妙が手を重ねて来た。
「大丈夫?」
「は…ァ、ごめんなさい…」
「どして謝るの?」
「勲さんの顔…濡れちゃってます…」
「大丈夫ですよ、俺も興奮しちゃいました」
「……本当、ですか?」
「本当です。妙のやらしい声とか、やらしいココとか見てたら止まらなくなりそうです」
631 :
近妙十四:2014/07/21(月) 20:32:02.14 ID:/xMuWrN1
妙の隣に横になり、妙と重ねた手はそのままに反対の手で再び割れ目をなぞる。
「、っん」
蜜が溢れるソコに指の先を挿入すると妙が驚いて俺を見る。
「そろそろ馴らしましょうか」
先程舌が収まっていた所まで指を侵入させると、その様子を妙が見詰める。
「……ぁ……」
「痛くないですか?」
「痛くないです…っ、ん…」
内壁が無遠慮に俺の指を搾り取ろうとする。
くにくに、と指の節を曲げると妙の顔が緊張する。
そうだよなァ、自分でも触った事無い所に指挿れられてんだもんな。
男は突っ込むだけだけど、女は初めは怖いんだろうな。
「大丈夫です。痛くしないように努力します。ゆっくりしますから、力を抜いて」
「ぁ……はい、……っ」
返事はするものの、指を奥まで侵入させると妙の身体の緊張は益々強ばった。
このまま二本目じゃ痛ェよな。
「妙、もう一度言うけど、痛かったら言ってくださいね」
「……っ…はい……」
手をどうのなんて件はもう話す余裕は無いらしい。
キター!まってました。嬉しい