303 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/16(水) 21:34:43.40 ID:WekdnGbe
「え―・・・その・・・。霧江さん、なんか色々ごめんなさい・・・」
『・・・ん、いや・・・』
「えへへへっ」
「・・・」
『・・・』
「・・・そもそも、なんでこんなことになったんでしたっけ・・・」
『・・・夕子がやましいことじゃないって言い張るから、わたしが見て判断するって話だったろ』
「あ、そ、そうでしたね・・・」
「へへへへっ」
『・・・』
「・・・」
『・・・なあ、夕子ってさ、その・・・した後って、いつもこうなるのか?』
「いつもって訳でもないですけど・・・。
なんていうか、その、イかせすぎたり、追い討ちかけすぎるとこうなっちゃうんです・・・」
『イカっ・・・』
「へへへぇ。そーらよぉ、だめらよぉ。おんなのこにおいうちなんかしたりちゃあ」
「・・・。僕も・・・なんと言うか、してる最中はつい我を忘れちゃうんで、
気付いたら夕子さんがだめになっちゃってるってことが、たびたび・・・」
『・・・それだけどさ、新谷。・・・お前、してる最中はなんか、キャラが変わってるな』
「え!?そ、そうですか?」
『夕子からちょくちょく聞いてはいたけどさ・・・。アレの最中のお前はケダモノだって』
「うっ・・・」
「そーらよぉ、てーいちくんはケダモノだよぉ。わたしいっつもくいちらかされちゃってるよぉ」
「ううっ・・・・・・」
『夕子のことだから多少誇張が入ってると思ったんだけど、そういうわけでもなさそうだな。
・・・ふふ』
「ぐくっ・・・」
『・・・ま、今回は言いくるめられてやるよ』
「・・・え?」
『夕子の主張さ。おばあちゃんに後ろめたいことなんてないっていう。
最初はただの屁理屈だと思ってたけど、お前がなんだ、その・・・。
最後、ちょっと恥ずかしいことしてたろ?』
「キ、キスのことですか?いや、まあ・・・」
『あれ見たら、なんか、夕子の言い分も分かってやったふりしてやってもいいかな、なんて・・・さ』
「・・・・・・」
「そーだよぉ、キスはいーよぉ」
「・・・ちょっと惚気になっちゃうんですけど」
『うん?』
「夕子さん、僕の・・・何て言うか、『モノ』として役に立つことに、すごくこだわるんです」
『・・・モノ?』
「ええ。・・・人間関係って色々ですけど、即物的に役に立つのって、ある意味一番需要があるじゃないですか。
まあ、そういう関係って、あまりいい関係じゃないことも多いですけど」
『・・・』
「でも今までの夕子さんは、人間関係の良し悪し以前の問題でしたよね?
存在自体に気付いてもらえなかったんですから。
・・・だから、きっと不安なんです。必要としてもらえるってことに」
『必要・・・』
「これは単なる僕の思い上がりですけど。きっと、だから即物的に役に立つってことにこだわるんです。
・・・僕だって、一緒にいてめんどくさいとか、疲れるとかって夕子さんに思われるのは、すごく怖い。
そういうのが怖くなった時、使える道具としてそばにいられるのなら、気兼ねなく一緒にいられますから」
『新谷・・・』
「それが夕子さんにとっては、その・・・僕の・・・ト、トイレとか、そういう形で表れてるんじゃないかなって。
だから、夕子さんの惚気は霧江さんにとっては、すごく卑猥に聞こえるかも知れませんけど。
あまり拒絶反応を起こさないであげて欲しいんです。
・・・さっきも言ったように、共犯の僕が偉そうに言えた義理じゃないんですけど・・・」
『・・・新谷ってさ、そういうとこ、意外といい性格してるよな』
「・・・え?」
304 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/16(水) 21:35:44.30 ID:WekdnGbe
『覚えるか?今年の二月くらいだったか・・・。
旧校舎が取り壊されたのに、また夕子の噂が流れ始めて。わたしはそれを、お前に問い詰めたよな?』
「え、ええ・・・」
『それで、未練がましく噂を流すお前にわたしが呆れたら・・・お前、なんて言った?
得意げに『夕子さんは僕に未練がある!』とか言い放ちやがったよな?』
「あ〜〜〜・・・。いや、あれは・・・」
『わたしはその時、こいつ夕子がいなくなったショックでとうとうおかしくなったのかと思ったよ・・・』
「いや・・・まあ、あれは・・・。あの時霧江さんにも話したように、僕なりの目論見があってですね・・・。
実際、夕子さんは戻ってきてくれたわけですし」
『だからこそだよ。
普通、あんなおかしな仮説に辿り着かないし、辿り着いても実行に移さないだろ。常識で考えればな。
・・・なのにお前ときたら、その非常識で鼻持ちならない妄想を見事に的中させやがって・・・。
常識的に生きてる他の人類に謝れよ』
「わぁ―・・・ひどい言われよう・・・」
『常識的に生きてるのがバカらしくなるよ。・・・ふふっ。お前らを見てるとさ』
「いや〜〜〜・・・。霧江さんもたいがいキツいと思うんですけど・・・」
『・・・。ま、まあ、おばあちゃんにはお前らのこと、元気にやってるから心配しなくていいって報告しとくよ。
・・・ぶ厚いオブラートに包んでだけどな』
「なんかごめんなさい・・・」
『・・・じゃあ、そろそろ帰るか』
「あ、はい」
「へへ〜。てーいちくんとげこーデート〜」
『・・・』
「・・・」
『・・・なあ、新谷。ほんとに直るんだろうな?それ・・・』
「あ〜〜〜・・・。いつもは半日から三日くらいで正気に戻るんですけど・・・」
『・・・けっこう掛かるんだな・・・。まあ大して変わらん気もするけど』
「イヤ、それはちょっと・・・」
『あっちの世界に行ったきり帰ってこなくなってもまためんどくさいから、ほどほどにしとけよ。
・・・夕子をいじめるの』
「・・・はい・・・」
「へへ〜。てーいちくんにいじめられるのだいすきぃっ」
『こいつは・・・。
・・・じゃあ、わたしは先に行くから・・・。また明日な』
「あ、はい・・・」
ガララッ・・・ピシャンっ。
「・・・じゃあ、夕子さん。僕たちも帰りましょうか」
「なでなでされながらかえるのがいーなぁ」
「はいはい・・・」
すりすり・・・。
「えへへへへっ、ねー、てーいちくんっ」
「・・・なんですか?夕子さん・・・」
「ずっと、そばにおいてねっ」
「・・・。
・・・それは、僕のセリフです・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
305 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/16(水) 21:38:02.18 ID:WekdnGbe
「・・・ねえ、おばあちゃん」
「・・・なんですか?霧江」
「その・・・お婆ちゃんのお姉さん・・・夕子のことなんだけど・・・」
「・・・・・・」
「あの、ごめんなさい。こないだはその、悪口みたいなこと言って・・・」
「・・・ふふふ。あなた、そんなことを気にしていたの?」
「・・・えっ?」
「あのね、霧江・・・。夕子は・・・姉様は確かに、わたしの憧れでした。
・・・けれどね、わたしと姉様は、ケンカだってよくしたのよ」
「そ、そうなの?」
「ええ。わたしはよく、姉様と比べられたから。
お父様・・・あなたの曽祖父も、夕子はよく出来た子だって言うのが口癖みたいになっていてね・・・」
「・・・!」
「それに・・・ふふふ。姉様はしっかりしすぎて、頑固なところもあったから・・・。
わたしは逆に、若い頃はちょっと流されやすいところがあったから、口ゲンカなんてしょっちゅうで・・・」
「そ、そうなんだ・・・」
「・・・ですから、霧江。こないだ、まるで姉様とケンカしているかのようなあなたの口ぶりを聞いたらね、
自分の若い頃を思い出してしまって。
・・・不思議ね。ついこないだまでは、亡霊のように追いすがってきた忌まわしい過去が
今はこうやって懐かしむことができるなんて」
「・・・おばあちゃん・・・」
「ふふ。でも霧江、あまり姉様を責めないであげてね。・・・姉様、すごく真面目で一本木だった分
好きな男の子ができて、ものすごくのぼせ上がってしまってるだけだから」
「え・・・」
「・・・あんなにはしゃいでる姉様を見たのは、わたしも初めてかもしれないわ・・・」
「お・・・おばあちゃん・・・。
・・・ひょっとして、夕子の姿が・・・!」
「・・・ふふふ。さあ、どうでしょうね?」
306 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/16(水) 21:43:09.82 ID:WekdnGbe
おしまい。
307 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/16(水) 21:58:42.08 ID:n7XSlbPv
gj
gjでした
309 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:37:13.57 ID:Xh/upfmV
「新谷さーん!事件です!怪異の事件でーす!」
「・・・」
「・・・」
「怪異調査部の出番で――っす!」
「・・・なんか、えらい久々だな・・・」
「・・・嬉しそうだね、小此木さん・・・」
「そりゃあもう!もう、なんか、久々ですし、ネタにも自信がありますから!」
「最後に調査した事件って口裂け女でしたっけ?もう三ヶ月近く事件らしい事件がなかったんですね・・・」
「そそっかしい誰かさんの在校時間が減ったからな。怪奇現象も減るのは必然だろう」
「・・・あ―・・・」
「・・・?なんの話ですかあ?」
「何でもない。こっちの話だ。・・・で、どんなネタだ?どーせまたなんかの見間違いだろうけど・・・」
「いえいえ!これがですね、実体験者も確認されてる曰く付きのネタなんですよ!」
「・・・ま、一応聞くだけ聞くよ。どうせ誤解だろうけどな。どうせ。うん。そうに決まってるさ」
「・・・霧江さん・・・。ならなんで顔を手で覆ってるんですか・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「名付けて!『旧校舎の怨霊』!」
「・・・え?『怨霊』?『旧校舎の幽霊』じゃなくて?」
「はい。七不思議とは無関係な、新しい噂でっす!」
「無関係ならそんなややこしい名前付けるなよ・・・。て言うか、夕子のことじゃないのか?」
「基本的には夕子さんとは別の怪異と認識されてるみたいですねー。
・・・と言うか、夕子さんは今や怨霊どころか学園の守り神ですよ?学園のアイドルです!」
「守り神・・・アイドル・・・。夕子がねえ・・・」
「そう言えば最近、女子の間で『夕子さま』って遊びが流行ってるらしいね。
まあ、コックリさんやエンジェル様を夕子さんに置き換えただけみたいだけど」
「そーなんですよ!あ、夕子さんに恋のおまじないをするのもあるんですよ!やり方はですね・・・」
「いやもういいから。話を戻してくれ小此木」
「あ、はいはい。
・・・でですね、この旧校舎の怨霊、目撃・・・と言うか、実際の体験談は第二体育館なんですけど・・・」
「旧校舎の怨霊なのに遭遇したのは第二体育館なの?」
「まあ、第二体育館は旧校舎が建ってた場所に近いからな。そういうことだろ小此木」
「はい、さすが霧江さんです。
・・・で、具体的な怪異の内容なんですけど、
体育館をグループで利用していると突如、特定の人が豹変しはじめるというものでして・・・」
「豹変?」
「はい。何でもそれまで一緒に運動していた人が、急に凶暴になって暴れ出すとか・・・」
「は、は、ははは、し、試合に負けて、癇癪でも起こしたんじゃないのか?」
「それが、かなり脈絡のない変わり方みたいでして・・・」
「特定の人と言うのは?」
「特に法則性とかは見受けられないんですが、兆候が表れる人とそうでない人とでハッキリ別れるみたいです。
・・・それでですね、さっき霧江さんも言われたように、第二体育館って旧校舎が建ってた場所に近いですよね?
ですから、その現象を目の当たりにした人たちは、旧校舎に潜んでいた怨霊が住み処を奪われたことに怒って、
手近な体育館の利用者に取り憑いて暴れてるんじゃないかって・・・」
「なるほど・・・。そういえば、旧校舎の近く・・・って言うか、
体育館のすぐ隣に多目的ホールもあるけど、そっちは被害は出てないの?」
「はい。現在現象が確認されている建物は、第二体育館のみですね」
「は、は、ははは、ず、ずいぶんと勉強嫌いなおお怨霊だな」
「多目的ホールって、実質自習館ですもんね・・・」
「どうですか!?この怪異!ビビっときました?きました?」
「うん・・・。て言うか、今日にでも行ってみようか」
「へっ!?」
「おおっ!やる気ですね新谷さん!」
「旧校舎のことだからね・・・。夕子さんの依り処だったあの場所に、悪い噂なんて立って欲しくないんだ」
「・・・新谷・・・」
「そう言えば、その夕子さんはなんて言ってるんですか?いるんですよね夕子さん!」
「あ―・・・って言うか、いるってよく分かるな小此木・・・」
「だって、さっきまで一袋あったお供え物の『ばかうまFinal2』が消えてるんですもん!
わたしあれ、朝にお供えしたんですよ?それも三袋!」
310 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:38:36.21 ID:Xh/upfmV
「・・・なんかごめんね、小此木さん・・・」
「いえいえ!夕子さんに召し上がって頂いて光栄です!」
「まあ、じゃあ、そのばかうま三袋分は働いてもらわなくちゃな。守り神に」
「じゃあ僕たちは準備してから向かうから、小此木さんは先に体育館に行っててくれるかな?」
「はい!では、また後で!」
ガララッ・・・ぴしゃんっ。
たったったったっ・・・。
「・・・」
「・・・」
「・・・と、いうわけらしいが・・・。実際のところどうなんだ?
・・・夕子」
『ん―?・・・んんっ、そ―ねえ・・・。
Finalって銘打ってる割には控えめな味付けだけど、そのせいでついつい手が伸びちゃうって言うか・・・んぐっ。
・・・やばっ、ファイナルなのに食べ終えどころ見失っちゃうかも・・・これ』
「・・・いや、ばかうまの方じゃなくて、怪異の噂の方ですよ夕子さん・・・」
「どうせまた、お前が人目を忘れてやらかしたんじゃないのか?」
「もー、ちょっと、またすぐそうやってわたしを悪者にしようとするんだから」
「霧江さん。いくら夕子さんでも、人をいきなり凶暴化させるのはムリだと思いますよ」
「そーそー。さっすが貞一くん。誰かさんと違って、人を信じるってことを知ってるなー」
「ぐっ・・・。
・・・ま、まあ、夕子が凶暴化させることのできる相手なんて、新谷くらいのものだもんなあ」
「えっ」
「こないだもさんざん見せつけられたしなー」
「うっ・・・」
「あら、よく分かってるじゃない。そのとーり。
・・・ふふふ。そう、わたしは貞一くんを野獣にするためなら、一切手段を問わない愛の狩人っ!」
「・・・と、とにかく!旧校舎の名誉を守るためにもですね、今回は気合いを入れて行きましょう!」
「・・・にしても、なんだろうな。夕子の仕業じゃないとすると、何が原因だ?」
「人が見てる中で起こってるんですよね・・・。
今まで夕子さんが絡んでなかった怪異は、たいてい伝聞による誤解だったんですけど」
「あとはあのアバズレ女の自作自演か。でも今の話を聞いた限りじゃ、演技とかじゃなさそうだしな」
「んー、とりあえず、『本物』って線はナシで行きたいな。
しつこいようだけど、この学園にはわたし以外の幽霊は存在しないし
ましてそれが旧校舎なら、わたしが気づかないわけないしね」
「お、おお、そ、そうだよな!いくらなんでも本物はないよなー!はははは!いや分かってたけどなっ!」
「・・・でも、夕子さん、影夕子の存在には気づかなかったんですよね・・・」
「・・・あっ・・・」
「・・・」
「・・・」
「い、いや、ホラ!影はあくまでわたしの分身だから!
『わたし以外の幽霊は存在しない』って主張とは矛盾してないし!セーフ!ねっねっ?」
「・・・やっぱり不安だ・・・」
「・・・まあ、小此木さんはもう向かってるはずですし、ここでどうこう言ったって始まらないですから
とりあえず第二体育館に行ってみましょう」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
311 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:41:29.91 ID:Xh/upfmV
「う―む・・・。やっぱり異常らしい異常はないですね〜・・・」
「原因は体育館内じゃないんじゃないのか?」
「・・・まあ、怨霊の足取りなんて分かりっこないですし、まずは体育館内を洗わないと・・・。
・・・そういえば小此木さん。その凶暴化した人たちって、その後どうなったの?」
「ん―・・・。聞いたところによると、その後しばらくぐったりして、
また何事もなかったかのように正気に戻ったらしいです。
頭痛を訴える人もいたようですが・・・。霊障ってやつでしょうかね?」
「なんか、オチとして地味だな・・・。やっぱりただの癇癪じゃないのか?」
「ハデなオチだったらハデなオチだったで怖がるくせに・・・」
「うるさいっ!」
「居合わせた人たちが言うには、ただ怒ってるだけにしてはかなり不自然な挙動だったらしいですよ」
「不自然って?」
「目がとろんとして、呂律が回ってなかったとか。動きも何かに振り回されるような動きで・・・」
「なるほど。そこだけ聞くと、確かになにかに取り憑かれたかのような動きっぽいね」
「は、ははは、て、徹夜明けだったんじゃないか?」
「実際被害に遭ったのは何人くらい?」
「あっ、はい。えっと・・・。確認できてる限りは5人ですね。
で、最初にこの現象が確認されたのは今年の6月・・・つまり、先月に入ってからです」
「意外と少ない・・・のか?」
「はい。ただ、5人のうち2人は2回、1人は3回もこの現象に見舞われているとのことですよ」
「え、同じ人が何度も同じ目に遭ってるの?」
「『特定の人』って表現したのもそのせいか」
「ええ。後日、病院で検査を受けた人もいますけど、特に異常は見つからなかったらしくて・・・」
「う―――ん・・・」
「他には何か情報ないのか?」
「暴れたり凶暴化したりせずに、そのままぐったりしちゃうケースもあったみたいです。
・・・それくらいで・・・・・・あ!重要な情報を忘れてました!」
「え、なに?」
「5人の被害者のうち1人は、体育館の外でこの現象に見舞われてるそうです」
「え、外でか?」
「はい。なんでもその人は、野外で旧校舎の瓦礫をスケッチしていたらしくて・・・」
「ガレキを・・・?変わったものをスケッチするんだな・・・」
「まー、芸術家肌の人の感性って、一般人には理解しがたいことも多いですからねー。
・・・でですね、その人は特に凶暴化かひどくて、ものすっ・・・ごい暴れたらしいですよ」
「・・・なんか、すごい変人臭が漂ってるな、そいつ・・・。
ヘンなものばっか描いてそうって言うかさ。
人物画とかでも変人ばっかモチーフにしてそうだよな、なんとなく」
「どういう偏見・・・って言うか、霧江さんがそれを言いますか・・・」
「あとは、えーと・・・それくらいかな」
「そっか。ありがとう。・・・にしても、よくそこまで調べたね。すごいよ小此木さん」
「へぇっ!?い、いえ!ここここれしき、第三新聞部としては当然の仕事ででで・・・!」
「新谷・・・。小此木はまがりなりにも新聞部の部長だぞ・・・。って言うか、上級生だってこと忘れてないか?」
「そそそそーですよっ!やだなー新谷さんってば!」
「あっ、ご、ごめん・・・。小此木さん、可愛らしいからつい・・・」
「!」
「ふぇっ・・・!?」
「え?・・・あ!ち、違うんだ!可愛らしいって言うのは、あくまで印象の話であって・・・
・・・あ!いた!いたたっ!」
「え、に、新谷さん?」
「・・・」
「いてっ!いてててて!ちょ、やめ・・・いたっ!」
「に、新谷さん!?大丈夫ですか新谷さん!」
「・・・小此木。わたしたちはあっちを調べよう」
「えっ!?で、でも霧江さん!新谷さんが・・・!」
「新谷は大丈夫だ。確実に大丈夫だ。
・・・いや、まあ、ある意味ピンチだけど、とにかくほっといても大丈夫だから。犬も食わないってやつだ」
がしっ。
312 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:43:04.84 ID:Xh/upfmV
「え、ちょっ・・・霧江さん!?」
「こんだけ体育館内を調べ回ってるのに、未だに何も出てこないんだ。手分けして本腰入れた方がいい。
・・・ほら、行くぞ」
ずるずるずる・・・。
「ああっ!そんな、新谷さんっ、新谷さ―――んっ!」
「新谷―っ、テキトーなトコで切り上げて、さっさと調査再開しろよ―っ」
「あ、ちょ、霧江さ・・・いてて!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・夕子さん・・・。いい加減に機嫌直してくださいよ・・・」
「つ―――――ん」
「ほんとに他意はないんですってば。
それに、小此木さんは可愛らしい印象の人っていうのは、ただの事実じゃないですか」
「あのね、貞一くん。例えばわたしが生きてる人間で、
貞一くんの目の前で他の男の人に『アラヤダカッコイイ♪』なんて言ったら、貞一くんはどう思う?」
「そ、それは・・・」
「すごくイヤな感じでしょ?そーゆーことなのっ!」
「・・・ご・・・ごめんなさい・・・」
「あーあーキズついたなーこころがひきさかれそーだなーまた影と分裂しちゃおっかなー」
「・・・・・・」
「あーあーこのキズはあいするひとのあついくちづけでしか癒されそーにないなー
どーせなら舌もいれてほしーなー」
「・・・・・・・・・」
―むぐっ。
「んんっ!?」
「んっ・・・んっ、んっ、んっ・・・」
「んーっ!?んっ!んっんっ!」
「んんむぅっ。・・・ぷぁっ」
「・・・は!・・・はぁあぁぁ・・・っ。て、貞一くんっ・・・」
「ごめんなさい夕子さん。夕子さんの言う通りです」
「えっ?えっ?・・・う、うん・・・」
「自分が同じ立場だったら、すごく嫌な気分になるのに、僕は・・・」
「あ、あの、貞一くん・・・?
わたし、その、ぶっちゃけ、貞一くんにキスしてほしかっただけでね?そこまで深刻な話にするつもりじゃ・・・」
「でも・・・」
「な、なんかごめんね・・・」
「・・・僕のほうこそ・・・本当に・・・」
「あ、ほ、ほら!調査の続きしよ?あの子にも怒られちゃうよ」
「・・・はい・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ん〜・・・。やっぱり、特におかしなとこはないね〜・・・」
「・・・」
「・・・でもまさか、ほんとに旧校舎跡からなんか来てるわけじゃあるまいし・・・」
「・・・瓦礫」
「え?」
「取り壊した旧校舎の瓦礫、ここからだとよく見えますね・・・」
「え、あ、うん・・・。今は夏だから、二階まで窓開けっ放しだしね。この準備室からだとよく見えるね・・・」
「・・・ほんとになくなっちゃったんですね、旧校舎・・・」
「うん・・・。でも、わたしには新しい居場所ができたから、そんなに未練はないかな・・・」
「・・・でも・・・」
「ふふっ、おかしな貞一くん。まるで、旧校舎に対してわたし以上に未練があるみたい」
「・・・。
一つ、気になってたことがあるんですが」
313 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:45:19.96 ID:Xh/upfmV
「え?」
「・・・なぜ、体育館だけなんでしょうか?」
「うーん・・・。それを今まさに調べてるんだけど・・・。
やっぱり、この体育館自体に何かあるからじゃないかな?」
「・・・じゃあ、聞き方を変えます。・・・なぜ、隣接してる多目的ホールには被害がないんでしょうか?」
「・・・え?だ、だからそれは、たぶん体育館に原因があるからで・・・」
「体育館の外でも被害が出てるのに?」
「!」
「・・・なんか、違和感があるんです。単純に体育館に原因を求めるのは。
・・・なぜ旧校舎の近くなのか。
・・・なぜ体育館の外でも被害が出てるのに、すぐ隣の多目的ホールでは被害が出てないのか・・・」
「きゅ、旧校舎はさすがにただの偶然じゃないかな」
「・・・それでですね、さっき、小此木さんの話を聞いた後、一つ仮定をしてみたんです。
体育館から、『何か』が漏れてるんじゃないかって」
「漏れてる?」
「はい。・・・第二体育館と多目的ホールの違いって、何だと思います?」
「え?え?う〜ん・・・。そんな漠然と聞かれてもなあ・・・」
「・・・もしこの現象が多目的ホールで起きたなら、多分外では被害が出なかったと思うんです」
「・・・?・・・。
・・・あ、ひょっとして、窓のこと?」
「はい・・・。
確認されてる最初の被害は6月に入ってからでした。その頃になると、体育館は窓を全開放して・・・
逆に自習館と化してる多目的ホールはエアコンが入るので・・・窓を閉め切ります。
・・・だから僕は・・・
最初、体育館から『何か』が漏れて・・・それが悪さしてるんじゃないかと・・・思ったんです・・・」
「なるほどね・・・」
「でも・・・こうやって調べた感じでは・・・体育館自体には異変らしい異変が・・・ない」
「・・・」
「それで・・・窓から出て行ったりするってことは・・・むしろ・・・・・・」
「・・・貞一くん?」
「体育館から・・・う・・・出て行ってるんじゃなく・・・うぅ」
「て、貞一くん?貞一くん?」
「・・・くっ・・・」
どっ・・・。
「ちょ、どうしたの貞一くんっ!どっか具合悪いの!?ねえ!」
「・・・・・・・・・・・・」
「や、やだ、どうしよう!あの子たち呼んでこないと・・・!」
ぐいっ。
「えっ?」
「・・・」
「て、貞一くん、腕離して?わたし、あの子たちを呼んでこなきゃ・・・」
「・・・置いてかないで・・・夕子さん・・・」
「・・・・・・へ・・・・・・・?」
「またそうやって・・・僕の前から消えちゃうつもりですか・・・?」
「はい!?」
「ひどいじゃないですかあっ・・・。もう離れないって言ったのにぃ」
「!?え!?えっ!?」
「さっきのこと、まだ怒ってるんですか?あんなに謝ったじゃないですかぁ・・・」
「て・・・て・・・て―・・・いち、くん・・・?」
「あんなに謝ったのに、それでも許してくれないなら、も、いいですっ」
ぎゅっ。
「ひっ!?」
314 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:46:44.51 ID:Xh/upfmV
「夕子さんのこと、力づくで僕のものにしちゃいますからっ」
「へえぇっ!?」
「夕子さん・・・夕子さんっ」
ぎゅうぅっ・・・。
「ちょ、ちょっ、落ち着いて!わたしならとっくに貞一くんに手籠めにされて・・・
・・・じゃなくて!どうしちゃったの貞一くん!?」
「どうもしませんよぉ。ただちょっと、夕子さんにお仕置きするだけですよぉ」
「!?
・・・お・・・し・・・お・・・き・・・?」
「また僕から離れていこうとした夕子さんにお仕置きです。
二度とそんな気が起こらないように、これから酷い目に遭ってもらいますっ」
「・・・・・・・・・・・・」
―ひょっとして、これが件の怨霊騒ぎ・・・?
まさか、貞一くんが同じ症状にかかっちゃうなんて・・・。
・・・でも、これ・・・なんだかよくわからないけど・・・
・・・これ、ひょっとして、ものすごいチャンスなんじゃ・・・。
「・・・夕子さん、僕、お手洗いに行きたいんですけど」
「え?お、おトイレなら、一階に降りて階段の横に・・・」
「・・・」
くにっ。
「ひッ!?」
「・・・そうじゃないでしょ?」
ぬぬぬぬぬ・・・っ。
「んぉぉおっ!?
・・・そ、そんな、いきなりおしりのあなにゆびっなんおぉおっ」
「僕は便所を使いたいって言ってるんですよ。・・・夕子さんは、僕のなんですか?」
「!!!」
「ほら、ちゃんと答えてください」
ぬぽっぬぽっぬぽっ。
「あ、あぁあ、わか、わかったからぁっ!
なかゆびっで・・・ぇ、おしりのあなそんなおくまでこねこねしちゃらめぇ―ッ!」
ぬぽんっ!
「おほぉっ!」
「じゃ、もっかい言いますね。
・・・夕子さん、僕、便器にひっかけたいです」
「・・・へ、へえぇぇ・・・」
「・・・」
くっ・・・。
「あ―っ!わかった、言いますっ、いうよぉっ!だから中指はもうゆるしてぇっ!」
「・・・ふふ。夕子さん、かわいいです・・・」
ちゅ。
315 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:53:06.39 ID:Xh/upfmV
「あふぅっ。
・・・ほ、ほ・・・。ほ、本日・・・はっ、あの、えっと・・・。
貞一く・・・新谷様専用ドスケベ便所『庚夕子』をご利用いたたきまして、
まことにありがふん゛んん゛ん゛〜っ!?」
ぬぬぬぬぬっ。
「・・・なんで直立したままなんですか?いつも、あんなに嬉しそうにお尻突き出してくるクセに。
これから夕子さんはトイレになるんだから、それなりの姿勢ってものがあるでしょ。やり直しです」
ぬぽっ。ぬぽっ。ぬぽぬぽぬぽっ。
「んぉぉおっ!おっおっ!ごめんなさい!ごめんなさいぃっ!
今すぐ簡易便所に『変形』するから中指堪忍してぇっ!!」
ぬぽんっ!
「ふっん゛ん゛!」
「・・・じゃ、お願いしますね」
「は・・・はえぇぇ・・・」
すっ・・・。
ぐにぃっ!
「っほ、ほ、本日はっ・・・。
新谷様専用ドスケベ便所『庚夕子』をご利用頂きましてぇ、ま、誠にありがとうございますぅ・・・。
ふ、不手際により、対応が遅れましたことを、心よりお詫び申し上げますっ・・・。
お詫びに、えーと、えーっと・・・その、
こちらの、おまん・・・『ザーメン用小便器』にいぃ、たんまりとイカくさいおしっこをんおぉおお〜っ!?」
ぬぶぶぶぶぶっ!
みちみちみちっ!!
「ふんっ!」
ずんっ!!
「・・・ッほ!!」
「ごめんなさいっ・・・我慢できなくなっちゃったんで・・・おぅっ!
その小便器、もう使い始めちゃいますねっ・・・」
「ちょおぉぉっ!?わざわざ言い直させといてそれはなおっおっおっ!」
ぬちっぬちっぬちっ。
「いきなりぶち込んだからもっとキツいかと思いましたけど・・・ふんっ!もうヌルッヌルですねっ・・・!
・・・中指っ、そんなに良かったですかっ?
・・・おっ、おっおっ!」
ぱんっぱんっぱんっ!
ぬっ!ぬっ!ぬっ!
「ふんっ!ふんっ!ふんん゛っ!
ち、ちがっ、いきなりいっいっ、おっ、おしりっにいぃっ、なかゆび、つ、つっこまれたからあっあっあっ、
お、おどっ、おどろおっおっおっ!」
316 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/20(日) 22:54:15.91 ID:Xh/upfmV
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
ずちゅっ!ぐちゅっ!ぬちゅっ!
「そうですかっ?でも・・・夕子さんの肛門、物欲しそうにひくついてますよっ!?」
ぐにぃっ!
「あおぉおっ、おっ、おしりのっあなっ・・・ひっ!ひろげちゃやあっ!」
「ひくっひくして、中指の・・・うぁっ、さ、催促してるようにしかっ、僕には見えないんですけどっ・・・!」
「ち、ちがうってばあんんんっ!ちが、ちがうけどおぉっおおぉっ、いまはぜったいなかゆびだめぇっ!」
「・・・っ」
くにっ。
「っひ!?」
「そーですかっ・・・夕子さんの肛門は、僕の中指が大好物なんですねっ・・・」
「ちょっとおぉっ!?ていいちくんなにいってん゛お゛〜〜〜〜〜っ!?」
ぬぷぷぷぷっ・・・。
「おうっ!?急に締まりが・・・ふっんん!!」
「やっ、やあっ、なかゆびやあぁっ!」
ぬポっ。ぬポっぬポぬポっ。
ぱんっぱんっぱんぱんぱんっ!
ぶちゅっ。ぶぶっ。ぶりゅりゅっ。
「おっおっ、おおっ・・・な、なに言ってるんですかっ。いつももっと太いのでコスってるのにっ・・・ぉおぅっ!」
「おまんことおしりのあなどうじはらめなのおっ!
・・・ひ!や・・・あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛」
ぱんっぱんぱんぱんっ!ぱんっぱんっ!
ぶこっぶこっぶこっぶこっぶこっぶこっ。
ぐりっ。ぐりりっ。
「おぉぉおぉ、お、おしりのなかぐりぐりしちゃらめぇ―――」
「そうですか・・・そんなにお尻の中をぐりぐりされるのが好きですかっ」
ぐりりっ・・・ぐりぐりぐりっ!
「ひっ!?ひいぃぃいっ!!」
キュウゥッ・・・。
「うわっ!?急に締め付けが・・・おぅっ!!」
・・・ぶびゅ!ぶびゅびゅっ!ぶびゅるるるっ!
「・・・ッほ!んっほぉおォっ!!」
ぶびゅ―――っ!ぶびゅ―――っ!ぶびゅるる―――っ!
319 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:28:11.07 ID:2t0W99YV
ツヅキデース
320 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:28:52.34 ID:2t0W99YV
「あ―――、あ゛―――、あ゛―――・・・っ」
「ふっん゛ん゛!」
ぶびゅびゅびゅびゅっ!
「あおぉおォっ」
ぶび。ぶび。ぶびゅ。ぶびゅ。
「あっ、ひ、ひっ、あへぇっ・・・」
「・・・ふうぅっ。夕子さん、ほんとにお尻の穴が好きなんですね・・・」
「・・・あ―――――・・・」
「そういえば、初めての時もこうやって、お尻の穴を中指でほじくり回しながらしましたよね。
・・・そのせいかな?」
「・・・ぁ―――・・・」
ぬぼぼぼぼぼっ!ぬぽんっ!
ぶびゅびゅっ!
ぼたたっ。
「んっほォっ!?
・・・っほ!」
「・・・ふう。じゃ、次、その大好物の方でお願いしますね」
「・・・へぇぇ・・・?」
「こないだ言ったじゃないですか、アナルセックスは別腹だって。
夕子さんのおまんこにいくらぶち撒けたって、お尻の穴への排泄欲は満たされないんですよ」
「・・・あ・・・ぁ・・・。そ・・・そ・・・だっ・・・たね・・・」
ちゅ。ちゅ。
「あ、んんっ」
「ふふっ、特に今日は、さんざんいじり回したせいで、もうウズウズきてるんで・・・。
だから、やらしい誘い文句をお願いしますね」
「ぅ・・・うんっ・・・」
ぐにいぃっ。
「・・・ぇ・・・と・・・。あの・・・。
わたしの『貞一くん専用ザーメン小便器』に、たんまりとひり出していただきまして、
まことにありがとうございますぅ・・・。
・・・・も、わたひ・・・。てーいちくんにこんなに愛してもらって、幸せすぎて、たってるのもやっとで・・・。
こんな不甲斐ない精液便所でよろしければ、ぜひこちらの穴でもヌいてやってくださいぃっ。
下品な締め付け具合と、下品なヌき心地には自信のある、男殺しの肛門ですっ・・・」
「・・・」
「・・・あ、あの、貞一くん・・・?」
「・・・下品さが足りない」
「へ、へえぇっ!?」
「こないだの口上と大して変わらないじゃないですか。なんか手抜きになってませんか?誘い文句」
「そっ、そんなことないよぉ!?」
「さっき、僕を野獣にするためなら一切手段を選ばないとか得意げに言ってたくせに、その程度ですか」
なでなで・・・。
「ふぁっ!?ん、ふぁあぁぁっ・・・」
「もう一声頑張ってください。そしたら僕、野獣になってあげます」
「わ、わかったよぉ、わかったからあ、こんなカッコさせたまま、あたまなでなでしないでよぉ」
「ふふっ。立ち前屈の姿勢でお尻の穴を広げながら、頭を撫で回される人なんてそうそういないでしょうね。
・・・じゃあ、早くお願いしますね」
321 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:29:51.78 ID:2t0W99YV
「・・・・・・。
ほ、本日は貞一くんの、濃厚で、熱くて、くっさい『愛』をこんなに注いで頂きまして、
ほんとにありがとうございます・・・。
60年・・・じゃないや、75年間も使い途のなかったわたしの乙女まんこは、
貞一くんのかたくてぶっとい『愛』でぶち抜いてもらってからというもの、
すっかり立派などすけべ便器として、貞一くんのお役に立てるようになりました。
つ、次は、ぜひ、こちらの開発中のアナルオナホも、立派なぶっこき穴として開発してください・・・」
「・・・」
ぐりりっ・・・。
「あ!ぁっ・・・ん」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅっ!!
「うぉおぉおおっ!?」
「ふんんっ・・・ふんっ!」
ぶりゅんっ!!
「ぉほぉっ!!」
「ふんんっ・・・。」
みち・・・ちっ・・・。
「あぁぁああぁあ、あ、あ―――・・・っ。
きっ、きたぁあっ、おしりのあなにきたぁぁっ」
「むしろ、さっきよりエロくなかったけどっ・・・。
まあっ・・・いいですっ!!」
ぬぬぬぬぬっ・・・。
「ひぃいいぃぃぃっ・・・」
ぬぼぼぼぼっ!!
「あォおぉオっ!!」
「ふふ、さっきから、ケダモノみたいな声出てますよっ・・・。
野獣はどっちだかっ!!」
ぶこっ、ぶこっ、ぶこっ、ぶこっ、ぶこっ。
「あぉっ、あォっ、あオっ、あおっ、あおォオっ」
「ふふっ、気持ちよさそうですねっ?」
「おォっ、いいっ、いぃぃっ、おしりのあなぁっ、オナホにされるのさいこんオォォっ」
ぶぼっ、ぶぼっ、ぶぼっぶぼっぶぼっ。
「んォっ、んおっ、んおっんぉっんオォオォっ」
「オナホなんて道具ですよっ・・・!道具にされるのがそんなにいいんですかっ!?」
「うんんっ。ていいちくんの役にたてるならっ、わたしぃっ、なんだってしあわせだよぉっ」
「僕もっ・・・。憧れだった夕子さんがっ、僕にお尻の穴を突き上げられて悦んでるなんて・・うぅっ!」
ぬぼっ!ぶぼっ!ぬぬぬっ!ぬぬぬぬっ!
「あ、あ、あ、くるっ、アクメくるっ!
イク、イク!
肛門からぁっ、直腸に゛いぃっ、ずっどんっ!ってアクメくるぅっ!!」
「僕もっ、そろっそろっ、おぉっ!ひっかけたいんですけどっおっおぉ・・・っ、
手頃な排泄場所はっ、どこだと思いますっ・・・?」
322 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:30:36.30 ID:2t0W99YV
ぬっぼ!ぬっぼ!ぬっぼ!ぬっぼ!ぬっぼ!
「んおォッ!!おっおォオ!そのっままあぁっ、わたひのアナルをぉ、小便器に゛っい゛ぃっ!みた、てて、
直腸めがけてびゅ――びゅ――ひりだしちゃってえぇっ!」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!
「うおぉっ!おっおっ!!」
ぶびびっ!ぶびゅるるっ!ぶびびびびっ!!
「あっおぉっ!!おおっ!!んォ〜〜〜っ!?」
「・・・おぉおおっ・・・!!」
ぶびゅ―っ!ぶびゅびゅ――っ!ぶびゅびゅびゅ―っ!
「あっ、あっ、あっ、こっ、こーもん、にぃ、すっごいぃ、お、おもいのがっ、きてふっん゛んん゛っ!!」
かくん、かくんっ。
「ふふっ・・・ふんっ!ゆう、こ、さ・・・おぉっ!
カラ腰なんかふっちゃって・・・んんっ!」
「あ゛――っ、ご、ごめんなさふん゛んっ!・・・ごめんなさいぃっ、
お、おしりのあなふん゛っ!・・・が、し、しあわせすぎふんっ!ふんん゛ん゛っ!!」
ぶびゅるる。ぶび。ぶび。びゅ。びゅ。びゅ。
「・・・てぇぇっ、おしり、かってに、へこへこしちゃうぅう・・・。
・・・あ、あ、あ、あ、あ」
「うぅうっ・・・!さ、さすがに、射精中にこねまわされると・・・うぅっ!」
かく、かくっ、かくん、かくんっ。
ぬるっ、ぬぬっ、ぬぬっ、ぬるるんっ。
ぶび、ぶびゅ、ぶびゅ、ぶびゅびゅ・・・。
「おっ、お゛っ、んぉっ、んおォオ〜・・・っ」
「・・・はふぅぅ・・・っ。
・・・ふふっ、夕子さん、とっても使い心地のいい小便器でしたよ・・・」
「あ、あへ、へぇぇ・・・。わた、ひも、とっても、ステキな、つかわれごこちだったよぉぉ・・・」
「・・・夕子さん・・・。
・・・愛してる」
ちゅ。
「ぁふんっ」
「もう、二度と離しませんからね。今度僕の前から消えたら、ほんとに承知しませんから」
「ら、らいじょーぶらよぉ、こ、こんどにげたら、わたしのこと、やつざきにしていいからぁっ」
ぶりゅりゅっ!
「んっほォっ!?」
「八ツ裂きになんてしませんけど・・・。罰を与えます。
・・・こんな風に!」
ぬりゅりゅりゅりゅっ!
ぶびゅ、ぶびゅびゅっ。
323 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:31:28.05 ID:2t0W99YV
「んぉっ!?んおぉぉっ!」
「夕子さん、アナル連続は嫌いなんですよね?
・・・気持ちよすぎて、壊れちゃうから!」
ぶぼっぶぼっぶぼっぶぼっ。
ぶりゅっ。ぶちゅちゅっ。ぶびゅっ。ぶりゅりゅっ。
「あ、あ、ま、まっおっおっおっ!!」
「・・・今度から、夕子さんがおイタしたら、お尻の穴で躾けることにしますから。
・・・じゃあ、いきますね」
「きょ、きょおっぉっおっ、きょうはていいちくんっ、
ほんとにぃっどうしたのぉっおっおっ!」
「別に・・・んんっ、いつも通りですよ僕はっ・・・。
ただっ・・・ふんっ!今日は、このっまま・・・おぉっ!夕子さんの肛門に・・・おおぅっ!
何発でもブチまけられそうですっ・・・!」
ぶぼっぶぼっぶぼっぶぼっ!
ぶびゅっぶりゅりゅっぶぷっぶびゅっ!
「あっあっあ、ひ、ひっ!ご、ごめんなさいっ、ごめんなさいぃっ!
も、こんりんざいっ、かってににげだしたりしませんからぁあっ!
おぉっ、おっおっ、おねっがいぃっ、ゆるっしぉおぉっ!おっおっ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・ったく、新谷たちのやつ、どこで油売ってるんだ?
まさかまだ痴話ケンカしてるわけじゃ・・・。
・・・ん?うわっ、なんだこの匂い!?」
ぎしっ、ぎしっ・・・。
「準備室か!?てかこの匂い、ひょっとして・・・」
がちゃっ。バタンっ!
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ」
「・・・っ、・・・っ、・・・っ、・・・っ」
「うわあぁっ!?な、なにやってるんだお前らっ!?」
「あ・・・きりえしゃん・・・ひっく、きぐーですね・・・」
ぬぼっ。ぬぼぼっ。
ぶぶっ。ぶりゅりゅっ。
ぼた。ぼたたっ。
「なにって・・・ひっく。みればわかるでしょお。アナルセックスですよぉ」
「アナッ!!?」
「・・・・・・・・・っ」
「夕子さんがね、また、僕から逃げよーとしたから・・・ひっく。お尻の穴におしおきしてるとこなんです・・・」
「な、なに言って・・・うわわっ!床、ドロッドロ・・・」
324 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:32:19.02 ID:2t0W99YV
ぬぼ。ぬぼ。ぬぼ。ぬぼ。
ぶびゅびゅっ。ぶちゅっ。
ぼたた。ぼた。
「あ―・・・も、お尻の穴に、四発くらい出したから、吹きこぼしまくっちゃってぇ・・・」
「・・・・・・っ。・・・・・・っ」
「い、いい、いや、て言うか、夕子、し、失神してるぞそれ・・・・・・」
「んん〜?そ〜れすかぁ・・・?どーりで・・・ひっく、さっきから反応がないと・・・」
「・・・に、新谷・・・お前、ひょっとして・・・怨霊憑き・・・なのか・・・?」
「おんりょ―・・・?あー、そーら・・・。大事なことわすれてましたぁ・・・」
「・・・え?」
「きりえしゃん・・・。りじちょーにいってぇ、ガレキ・・・しらべてもらってくらはい・・・。
たぶん、そこにぃ・・・なんか・・・」
「え?え?ガ、ガレキ?」
「はいぃ・・・。この周囲で・・・あやしーのは・・・そこしか・・・う・・・」
「・・・お、おい?」
「う・・・そこから・・・なんか・・・もれて・・・うぅ・・・」
「おい!新谷!どうしたんだ!?」
「・・・・・・」
どっ・・・。
「新谷!新谷っ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・そんなこと、ありえるんですか?」
「うーん・・・わたしもそっちは専門外だから断言はできないけど・・・。ありえなくはない、かな?
あなたたちくらいの年頃だと、まだ分解機能が未発達だしね」
『・・・う・・・』
「ほら、体育館は一日に百人以上の生徒が利用するでしょ?
・・・最初に症状が出たのは、先月の頭だっけ?だったら、その環境が一ヶ月以上も続いたわけだから・・・。
その数百だか数千人の中で特に弱い数人がそうなる可能性も、ゼロではないかな」
「・・・そういうものですか・・・」
『・・・うぅ・・・』
「あとはやっぱり、湿度や気温や風向きね。あまり空気が乾燥してると、あっという間に大気中に霧散しちゃうし
常に体育館が風下ってわけでもないから。
・・・6月に入ってから発生したのは、窓の開閉以外にも、高温多湿が要因かも知れないわね」
「色んな偶然が重なって・・・ってことですか」
『・・・う・・・ん・・・。
・・・あ、あれ・・・?』
「・・・あ、庚さん、気付いたみたいよ?」
「え?・・・ああ、ようやくお目覚めか・・・」
『う・・・んん・・・。ここは・・・。
・・・あれ?霧江さんに・・・高松先生?』
「『あれ?』じゃないぞ、このマヌケめ」
「まあまあ、庚さん。新谷くんは被害者なんだから・・・」
『ここ・・・保健室ですか?
・・・うっ!あいたたた・・・』
「あらあら、大丈夫?」
『あ、頭が・・・。な、なんだこれ・・・?』
「よかったな、新谷。これでお前もリッパなオトナの仲間入りだ」
『・・・へ・・・?』
「初めて味わう二日酔いの味はどうだと聞いてるんだ。この酔っ払いめ」
325 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:36:17.60 ID:2t0W99YV
『ふ・・・ふつか・・・よい・・・?』
「・・・まあ、まだ日をまたいでないから、正確には二日酔いじゃないんだけどね・・・ふふっ」
「お前、酒気にあてられて体育館で倒れたんだよ。
・・・ったく。大変だったんだぞ。ほんとに。・・・色んな意味でな」
『お、お酒・・・?な、なんで』
「あら、新谷くんが気付いたって聞いたんだけど。
・・・旧校舎の瓦礫に、大量の酒樽が混じってたって」
「先生、こいつが気付いたのは『なんとなく瓦礫から何かが漏れてる』ってことだけですよ」
「あら、そうなの。・・・にしても、大したものだわ」
『・・・さかだる・・・ですか?』
「うん。・・・今先生とその話をしてたんだけどな。旧校舎のどこかに秘蔵されてた酒樽が、
取り壊しの際に瓦礫の中に埋もれて、そのままだったらしい。
それが六月に入ってから日中の気温で蒸発しはじめて、風で体育館の方に運ばれていってたんだそうだ」
「と言っても、大気中に溶けたアルコールなんて、経口摂取と比べたらほんっとに微弱なものだけれどね。
それこそ、今回のケースだと臭気すら感じないくらい」
『・・・・・・』
「だから、本来なら人間一人を酔わせる量には到底及ばないんだけれど。
ただ、大人でもまれに甘酒や酒粕で酔っ払っちゃう人もいるから、
この一ヶ月で体育館を利用したたくさんの生徒の中でも、特に弱い数人が当てられちゃったみたいね」
「・・・で、お前はその栄えある弱い数人のうちの一人に選ばれたというわけだ」
『・・・・・・。
・・・あ!そうだ!!ゆう・・・あ、いや、えっと・・・』
「・・・。
・・・高松先生、新谷はわたしが見てますから、もう会議に行ってください」
「・・・あら、そう?新谷くん、わたしがいなくても大丈夫そうかな?」
『え?いや・・・あ、はい!』
「ごめんなさいね。その件で緊急職員会議が掛かってるから。・・・じゃあ庚さん、お願いね」
「あ、はい・・・」
「いつになるか分からないから、もしわたしが戻ってくるのが遅いようなら、その合鍵で施錠しておいてね。
・・・あ、あともう遅いから、帰り道は気をつけるのよ?・・・じゃあね」
がららっ・・・ぴしゃんっ。
「・・・」
「・・・」
「・・・さて、どっから話したものかな・・・」
「あの、霧江さん。夕子さんは・・・」
「・・・新谷。お前、どこまで覚えてるんだ?」
「・・・え―・・・と・・・」
「わたしが来たことは覚えてるか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「オーケー。分かった。その『えらいとここの人にみられちゃったよ』みたいな顔からして、
大半のことは覚えてると受け取っていいわけだな」
「・・・すみません・・・」
「・・・ほんとだよ、まったく・・・。あの後マジで大変だったんだからな。
もう、なんか、お前も、夕子も、準備室の床も、ヘンなおかゆまみれみたいになってるし・・・」
「・・・おかゆって・・・」
「先に小此木を帰らせといて正解だったよ。
あんな光景を見られた日には、小此木の中のお前のポジションがヒーローから一躍、変質者へと転落してたぞ」
「・・・ごめんなさい・・・。
・・・あの、それで、夕子さんは・・・」
「・・・。
・・・新谷。そのままもっかいベッドに横になってみろ」
「いや、あの」
「いいから」
「・・・?」
326 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:38:11.88 ID:2t0W99YV
ぎしっ・・・。
むにゅっ。
「うわっ!?」
「おっと。・・・えいっ!」
がしっ。・・・ぐりりっ。
「うわぷっ!」
「うふふふふっ。起き上がろうとしたってだぁ〜めっ♪
無駄な抵抗はやめて、大人しく膝枕の刑に服しなさいっ!」
ぐりぐり・・・。
「ゆ、夕子さん・・・」
「・・・ったく、すぐ後ろに夕子がいることにすら気付かないとはな・・・。
まだ酔っ払ってるんじゃないのか?」
「うふふふふっ、それは許せないな〜。膝枕の刑、刑期延長しちゃおっかな〜?うふふふふ♪」
「〜〜〜・・・っ」
「って言うか・・・お前が寝てる間な、夕子のやつ、ずっとお前のこと膝枕してたんだぞ」
「えへへ〜」
「・・・・・・。
・・・あの〜・・・夕子さん・・・」
「んん〜?な〜に、貞一くん?」
「ひょっとしなくても・・・怒ってます・・・よね?」
「怒る?わたしが?・・・なんで?」
「いや、だって・・・」
「怒るどころか!わたしは今、すっごい機嫌いいよ?んふふふっ♪」
「・・・こいつさ・・・。お前が寝てる間も、気持ち悪いくらい上機嫌でさ・・・」
「・・・夕子さん・・・。怒ってるんですよね?やっぱり・・・」
「だから、ほんとに怒ってないってば。って言うか、なんでそうわたしが怒ってることにしたがるの?」
「・・・」
「だって、さっき・・・あんな・・・」
「『あんな・・・』なぁに?」
「・・・」
「なぁに?なんのことかな〜?うふふっ♪」
「・・・うぅっ・・・」
「前に言ったじゃない?わたしにとっては、貞一くんがわたしのことを独り占めにしたいとか、
束縛したいと思ってくれること自体がご褒美だって」
「夕子さん・・・」
「まして、あんな濃厚な・・・えへへへへへへへへ♪」
「・・・・・・・・・」
「ああっ!んもうっ!サイコーだったよぉ♪
てーいちくんっったらぁっ、わたしが
『ごめんなさいっ!かんべんしてください!なんでもいうことききますからぁっ!も――ゆるしてえぇっ!!』
・・・って、泣きじゃくりながら命乞いしてるのにぃ、まったく聞く耳もってくれなくてぇ、
そのまま三発目の濃ゆ〜いのをっ、わたしのアナルにたんっまりとぶちまけてくれちゃってぇ、
わたし、そっから記憶がブッ飛んじゃってぇっ・・・・・・んふふふふふっ♪」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「おかげでわたしっ、今、すっごいどすけべ女になってる自覚あるものぉ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「んふふふ、ねぇ、てーいちくぅんっ、わたしの膝枕、イカくさくない?だいじょぶかな?」
「・・・いや、あの・・・」
「だいじょぶなわけないよねぇ?うふふふっ♪
あんな・・・どっちの『小便器』からもゴポゴポあふれ出すくらい、
こってりしたのを何度もブッ放してくれたんだものぉっ♪
イカくさくないわけないよねっ?ねっ?ねっねっ?」
327 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 01:39:53.55 ID:2t0W99YV
「・・・・・・」
「・・・新谷・・・。これ、なまじ会話が通じる分、いつもの壊れ方より悪質なんじゃないか・・・」
「・・・・・・・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・にしても、瓦礫の中に発生源があるってよく気付いたな」
「いえ・・・。そんなに特別な発想じゃないと思いますよ。
そもそも旧校舎の怨霊として噂されてたんですから、瓦礫の中を疑うのはごく単純な発想ですし。
どちらしろ、いずれ誰かが気付いてたと思います」
「・・・そういうもんか」
「それに、通気性や風の流れを考えれば
体育館内から漏れてるんじゃなくて、むしろ体育館の中へと流れ込んでると考える方が自然ですからね」
「ん〜・・・、なんでもい〜や。おかげでわたし、すっごいいい思いできたしね〜。うへへへ・・・」
「・・・こいつは・・・。
・・・それはそうと、一体誰だ?神聖な学舎に酒なんか隠した不届き者は」
「そ〜だよね〜。わたし、その人に感謝しなくっちゃ。おかげでより深く貞一くんと愛し合えましたって」
「・・・夕子、お前もう黙ってろ」
「・・・ひょっとしたら、紫子さんかも・・・」
「えっ」
「えっ」
「・・・」
「・・・あのなあ、新谷・・・。なんかお前、何でもかんでもおばあちゃんのせいにするクセが付いてないか?」
「・・・」
「だいたい、なんでおばあちゃんがそんな不謹慎な真似しなきゃいけないんだよ。
まして、夕子の遺骸が眠ってた場所だぞ旧校舎は」
「だからこそ、です」
「・・・は?」
「・・・」
「仮定に仮定を重ねるような話なので、話半分に聞いて欲しいんですけど。
そのお酒、飲むために秘蔵してたんじゃなくて、お供え物だったんじゃないでしょうか」
「で・・・でも、わたし中学生だよ?お酒なんか供えられても飲めないわ」
「いえ、夕子さんにではなく、あの祠の主にです」
「!」
「ほこらって・・・。夕子が人柱にされた、山神の祠か」
「はい・・・。あの隠し部屋の奥まった場所に更なるスペースがあったか、それとも別の隠し部屋か。
それは分かりませんけど、とにかくそこにお神酒として捧げられたものだったのかも、って」
「・・・あ―・・・。山の神様って、お酒好きだっていうものね・・・」
「でも、なんでおばあちゃんがそんなことを?
どちらかと言えば、おばあちゃんにとっては忌まわしい存在なんじゃ・・・」
「もし、そうだとしたら・・・。夕子さんのことをお願いするために、だと思います」
「!!」
「夕子さんが山神に捧げられたのだとしたら、
もう夕子さんの魂の安息をお願いできる相手は、それしかいませんから・・・」
「・・・」
「もちろん、アカヒト様の儀式に関しては、紫子さんもすぐ過ちに気付いたわけですから
本気で山神の加護が得られるなんて思ってなかったと思います。
・・・でも、例え気休めでも、縋らずにはいられなかったんじゃないでしょうか。
・・・取り返しが付かないからこそ、あらゆる『気休め』を尽くさずにはいられない・・・」
「・・・」
「そうだとしたら、今回の件は、確かに亡霊の仕業と言えるかも知れません。
夕子さんへの過ちに対する悔恨の念が、何十年も経ってから掘り起こされたんですから」
「・・・紫子・・・」
「・・・新谷。やっぱお前さ、詐欺師の才能あるよ」
「・・・霧江さん?」
「お前に言われると、ほんとにそうなんじゃないかって気がしてくるからな。
・・・たとえ、今みたいな何の根拠もない憶測でもさ」
「・・・」
328 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 03:00:04.52 ID:2t0W99YV
「・・・そう言えば、これからその件で会議だって言ってましたね。大丈夫でしょうか理事長」
「まあ、大丈夫だろう。しらばっくれてれば分かりようがないだろうしな。
そもそも、お前の憶測が本当に合ってるかどうかも分かんないし」
「・・・そう・・・ですね・・・」
「・・・」
「・・・」
「ま、まあ!ほら!もし本当に貞一くんの推測通りだったとしたら、
今回はわたし、紫子のおかげでいい思いできたってことだから!
紫子のやったことはちゃんとご利益があったってことで!結果オーライ!ねっ!」
「・・・いや、お前らがド変態なのはよく知ってるけどさ・・・。
そもそもあれを『いい思い』って断言すること自体、わたしにはちょっと信じられないんだが・・・」
「あら、わたしは貞一くんの思いを受け止められること自体が嬉しいんだもの。おかしくなんかないわ」
「ははは・・・。
・・・じゃあ、そろそろ帰りましょうか。
・・・もう夜も遅いですし、僕ももう大丈夫ですから・・・」
「・・・は?何言ってるんだ新谷」
「・・・え?」
がしっ。
「わぶっ!ちょ、夕子さん!?」
「て〜い〜ちくぅ〜ん?わたし、今回の件で色々と興味が湧いちゃったんだけどな〜?」
「え・・・?興味って・・・」
「・・・新谷、お前さ・・・。ほんとに酔っ払ってたのか?」
「はい!?」
「夕子から顛末は聞いたんだが・・・。なんかお前、ただ酔ってたにしては、色々と不審な点があるな?」
「え?え?」
「貞一くんってば、二人きりになった辺りから、妙におセンチになってたから
なんかヘンだなーとは思ってたんだけどね〜・・・。
でも、一旦突っ伏していじめっこモードに入った後は、むしろノリっノリだったよね?」
「で、ですからそれはお酒のせいで」
「普段より饒舌だったよね?滑舌もやたら良かったし」
「・・・」
「動きも・・・んふふっ♪むしろ、普段よりキレが良かったくらいだったし!」
「・・・・・・」
「わたしのお尻の穴をあんなに正確に、何度も中指でイジメてくれたじゃないっ。
腰使いだって・・・んふっ♪酔っ払いはあんなに正確に『小便器』にひっかけられないと思うよ?
・・・んふふふふふっ♪」
「・・・・・・・・・」
「・・・ま、まあ、その、なんだ。
・・・わたしが駆けつけた時には、さすがにぐでんぐでんだったけどさ・・・。
お前、わたしが来るまでに、夕子が失神するほど・・・その、なんだ、・・・したんだろ?
ぶちまけられてたアレの量が異常だったし・・・。
それってよく考えたら、アルコールのせいって言うより、単に疲労によるものなんじゃ・・・。
・・・だいたい酔っ払いって、そんなになるまでできるものなのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「でねでねっ、実際のとこどうだったのかなって!」
「・・・ほんとは割とシラフだったのに、引っ込みつかなくなっただけじゃないのかお前」
「いや、あの」
「・・・あのねっ、貞一くん。わたしね、ほんっとに怒ってるわけじゃないんだよ?
むしろ嬉しかったの。貞一くんが本音を剥き出しにして、わたしにぶちまけてくれたの。
・・・だからね、どんな条件なら貞一くんが本音野獣モードになってくれるのかね、知りたくって!」
「ウソつけこのスケベ。お前はただ単に、新谷にイジメられたいだけだろ」
「あら、あなたこそなんでそんなに聞きたがるのよ?基本部外者のくせに」
「おまっ・・・!わたしはアレだぞ!?なんかあの、あの地獄絵図と化した準備室を、人知れず片付けたんだぞ!?
あとお前らの・・・なんだ、その・・・下半身も!これくらい尋問する権利はあるだろ!」
「あら?それってあなたにしてみれば、むしろ役得なんじゃないの?」
「なっ!?なななばばば、な、なっ、なにをババババカなことを・・・!!」
329 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 03:01:01.81 ID:2t0W99YV
「・・・」
「・・・で、どうなの貞一くん?ぶっちゃけ、大して酔ってなかったの?」
「・・・・・・」
「あの時の貞一くん、意地悪で、ワイルドで、とってもステキだったよぉ。
いや貞一くんはいつだってステキだけどね、とにかく、たまにはああやってはっちゃけることも必要だと思うの!
だから、貞一くんのストレスを軽減してあげるためにもわたし、
貞一くんがはっちゃける条件を把握しておきたいの!・・・妻として!」
「いや勘違いするなよ?わたしの近くで同じ状態になられたらかなわんから、
自己防衛のために聞いておきたいだけだからな、わたしは」
「ねっねっ、どうなの?」
「どうなんだ?はっきり聞くまで帰らせないからな!」
「・・・。
・・・もう、ゆるして・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・おらぁ〜!みはらぁ〜!もっときりきりあるけぇ〜っ!」
「・・・沖浦先輩・・・。また旧校舎のとこに行ってたんスか?」
「あぁ〜ん!?わらひがろこれなにかこーがかってらろーがっ!!」
「・・・もう、ホントカンベンして下さいよ・・・。
こないだもあそこ行ったら、ナゼかべろんべろんになって帰ってきたじゃないっスか・・・。
だいたい、なんで瓦礫なんかスケッチしたがるんスか?」
「うるさ―――いっ!みはらにはげいじゅつってもんがわかんないのらぁ〜!
ほらぁっ、おとなひくわらひののりものとしてだいにのじんせいをあゆめぇ〜っ!」
ギュウゥッ。
「あ!い、いててっ!太ももで首絞めないでっ!!」
「んん〜?なんらぁ〜?ほんとはうれしークセにぃ〜っ♪」
「いやっそのっ・・・ぶっちゃけ、嬉しいんスけど!
肩車からの首締めはさすがにキケンだからヤメテ―っ!!
・・・ぐぇっ!」
330 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/22(火) 03:02:35.26 ID:2t0W99YV
おしまいです。
331 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 02:01:00.76 ID:d7b0BO7v
|ω・`)
投下していいかな・・・。
ごめんねいつも一人で異常な量投下して・・・。
332 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 07:48:34.49 ID:+SBK2edi
GoGo
333 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:34:32.43 ID:d7b0BO7v
334 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:35:16.51 ID:d7b0BO7v
「・・・・・・」
「どうしたんですか?夕子さん。僕の顔になにか付いてます?」
「貞一くん・・・。わたし、大変衝撃的なニュースをキャッチしてきたんだけど」
「え、なんですか?」
「・・・・・・」
「・・・夕子さん?」
「・・・そう。あくまでしらばっくれようってハラなのね?」
「・・・。はい?」
「誓いを交わしたあの日、お互い隠し事はやめようねって約束したのに・・・。
うぅぅ・・・」
「いやいやいや。話が見えないんですけど。って言うか、身に覚えがないんですけど」
「・・・わたしね、貞一くんのプロフィールを見る機会があったの」
「・・・・・・・・・は?」
「それでまあ、さぞわたしへの愛に溢れてるんだろうなと、期待に胸を膨らませながら読んだらね・・・」
「ちょ、ちょっと待ってください。何ですって?プロフィール?」
「うん?そうだよ?」
「えーと・・・。それって、身体検査とか入学時に書いたやつのことですか?」
「違う違う。そういうのには好きなものとか苦手なものとかは書かないでしょ?」
「好きなもの!?好きなものとか書いてあるんですか!?」
「そうだよ?だってプロフィールだもの。それでね・・・」
「いやいやいや!ちょっと待ってください!そんなの書いた覚えがないですよ!?」
「貞一くん、好きなものはざるそばと百科事典で合ってる?」
「え?ええ、まあ・・・」
「うん、じゃあ、やっぱり貞一くんのプロフィールで間違いないわ」
「な、なんで・・・。って言うか、いつの間に・・・」
「まーまー、細かいことは言いっこなし。・・・でね、まあ、好きなものはいいのよ。
・・・いや、あんまり良くはないかな。
わたしてっきり、好きなものの中に『夕子さん!』って書いてあるものとばかり思ってたから」
「いや、あの〜・・・。
そういうのに普通個人名とか書かないですし、そもそも僕、プロフィール自体を書いた覚えが・・・。
だいたい夕子さん、ざるそばや百科事典と同列に書かれて嬉しいですか?」
「あら、わたしは好きなものの欄にはっきり『貞一くん!』って書いたよ?ちゃんとビックリマークも付けて」
「ビックリ・・・?
ああ、エクスクラメーションマークのことですか。
・・・って言うか、夕子さんは書いた覚えがあるんですね、そのプロフィール・・・」
「・・・でね、まあそっちは百歩譲って見逃すとして、問題は『苦手なもの』の欄よ」
「・・・なんて書いてあったんですか?」
「もー、他人事みたいに言わないの。自分の胸に手を当てて聞いてみなさい」
「いや、ですから、書いた覚えが・・・」
「わさび」
「っ!?」
「・・・まあ、わさびは別にいいよ?
苦手だって人は実際多いし、おそばが好きなら余計に出される機会も多いだろうし」
「ほんとになんなんですか、そのプロフィール・・・」
「違うの?」
「・・・バッチリ当たってます・・・」
「・・・じゃあ、もう一つの『苦手なもの』も確かなわけね」
「二つ書いてあったんですか?・・・え、なんだろ」
「もー、往生際が悪いよ貞一くん」
「・・・あのですね、夕子さん。僕自身に書いた覚えがない以上、
そういう漠然とした好みなんてものは、いくらでも思い当たるものがあるわけでして・・・。
カレーライスとか大抵の人は好きでしょうし、ゴキブリとか大抵の人は苦手なわけで・・・」
「ああっ!!傷付いた!!わたし超傷付いたよ貞一くん!!」
「うわっ、な、なんですかいきなり?」
「てーいちくんにゴキブリ扱いされた―――っ!!」
「なっ!?なんでそうなるんですか!!・・・って言うか、いい加減もったいぶらずに教えてくださいよ!」
335 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:36:42.50 ID:d7b0BO7v
「・・・。
・・・『年上の女性』」
「!!!」
「ああっ!その浮気がバレた時の男の人みたいな顔っ!やっぱりそうなのね!」
「い、いや、ちょ、ちょっと待ってください。まずは話を聞いてください」
「ああっ!貞一くんがまさかロリコンだったなんてっ!」
「は!?だからなんでそう極論に走るんですか!
だいたい中二でロリコンとか逆に難しいですからね!?」
「・・・じゃあ違うの?・・・『年上の女性』」
「いや、それは・・・その・・・」
「あ―ショック―また影と分裂しそう―」
「お願いだから聞いてくださいっ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「え〜とですね・・・。まあ、確かに年上の女性が苦手っていうのは、その通りです」
「・・・・・・わたしも?」
「そこなんですけど・・・。
何と言うか、『嫌い』と『苦手』って違いますよね?むしろ好きだからこそ苦手と言うか」
「なんか言い逃れっぽく聞こえるんだけど」
「・・・夕子さん、今まで遭遇してきた怪異の事件って、大半に共通点があるんですけど、何だか分かります?」
「共通点?」
「具体的に言うと『隠れ鬼』『神隠し』『六年桜』『アカヒトさん』・・・かな。
・・・あ、あと『異次元13階段』もそうか」
「・・・んんん?」
「えーとですね・・・。今挙げた事件って、みんな僕から見て上級生の女の人が発端なんですよ」
「!」
「まあ『異次元13階段』に関しては、沖浦先輩は直接は関係なかったんですけど」
「・・・」
「まあ、だからですね、なんか、年上の女の人に関わると事件に巻き込まれちゃうようなイメージが
なんとな〜く僕の中になくもなくてですね・・・。
決して夕子さんがどうこうってわけじゃ」
「・・・貞一くん」
「はい?」
「それ、やっぱりわたしのことが苦手だって言ってるんだよね?」
「いや、ですからそうじゃなくて・・・」
「その理屈でいくと、噂の発端になるようなことばかりやらかしてるわたしこそ、大の苦手ってことにならない?」
「うっ・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・やっぱ影と分裂しちゃおっかな―・・・」
「僕は夕子さんのことが大好きですっ!!」
がばっ!
「ひッ!?」
「でも!その、あれですよ!ほら!好きすぎて辛いって言うか!
好きな人のこと考えると胸が苦しくなるって言うじゃないですか!苦手っていうのは、ほら、そういうアレです!」
「えっ、いや、あ、う、うん・・・?」
「でもそれは決して後ろ向きな意味じゃなくてですね!大切だからこそって言うか、
・・・えと、あの、その・・・」
「・・・ぷっ。
くすくす・・・」
「ゆ、夕子さん?」
「もー、必死になっちゃって。貞一くんかわいい♪」
がばっ。
336 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:38:52.88 ID:d7b0BO7v
改行前スペース開けてなかった・・・。
337 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:39:33.68 ID:d7b0BO7v
「わぶっ!」
「うふふふ。抱き締め返しの刑〜っ」
「・・・っ」
「貞一くんがわたしのこと、ほんとに想ってくれてるのはよ〜く分かってるよ。
ただね、わたしは好きなものにズバリ貞一くんって書いたのに、
貞一くんの方は遠回しにわたしのことが苦手だって書いてあるように感じちゃって。
だからちょっと意地悪したくなっちゃったの」
「・・・ごめんなさい・・・。
・・・いや、書いた覚えはないんですけど・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「そういえば、夕子さんは苦手なものってなんなんですか?」
「わんこ」
「犬ですか・・・。やっぱり猫が好きだからですか?」
「そういうわけじゃないんだけど・・・。わたし、なぜか犬によく吠えられるのよね」
「・・・そういえば、何もない空間に向かって吠えてる犬とかたまにいますよね・・・。
あれってそういうことなのかな」
「まあ、ねこちゃんと違って、学園内だと犬に遭遇する機会はあまりなかったんだけどね。
・・・あ!でも、最近は結構好きになってるかも!」
「え、そうなんですか?」
「だって貞一くんが子犬っぽいんだも〜ん♪」
「え」
「わたしに駆け寄ってくる時とか、飼い主を見つけてまっしぐらなワンちゃんそのものだよ?」
「・・・僕の中では、まっしぐらしてくるのはむしろ夕子さんの方って認識なんですけど・・・」
「あらあら、いつもわたしのお尻めがけて『まっしぐら』してくるクセに〜♪」
「い、いや、それは・・・」
「いつも貞一くんみたいな可愛いワンちゃんに、ごりっっごりレイプされてるかと思うと、ゾクゾクしちゃう。
・・・んふふふ。
・・・あ、そうだ!」
ごそごそ・・・。
「え、どうし・・・って!なに勝手に人の机の引き出し漁ってるんですか!?」
「じゃーん。『イヌミミカチューシャ〜』♪」
「・・・え、えええ〜・・・?なんでそんなとこにそんなものが・・・」
「こんなこともあろうかとね、用意しておいたんだ」
「・・・。
一体何が『こんなこともあろうかと』なのかとか、
そもそもどこでそんなもの手に入れて来たのかとか色々聞きたいことはあるんですけど・・・。
とりあえず、引き出しの中に元から入ってた物はどこへやったんですか?」
「え?もちろん燃やしたよ?エッチな本だったから」
「・・・・・・・・・・・・」
「もーっ、そんな悲しそうな顔しないの。
って言うか、貞一くんが悪いんだよ?そういうの読むくらいだったらわたしに試してって、いつも言ってるのに」
「・・・僕のプライベート・・・」
「まーまー。・・・でね、子犬っぽい貞一くんに、一度これ着けてもらいながらエッチしてみたかったんだ」
「え゛、それ僕用なんですか?」
「うん?そりゃそうだよ。わたしが犬のマネしたってしょうがないじゃない。
わたしにはこのねこちゃんパジャマがあるし」
「・・・イヌミミとネコミミって、パッと見じゃ見分け付かないんですけど」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・なんですか、その『その言葉待ってました』みたいな顔・・・」
「うふふふふ、ご心配なく、ちゃ〜あんと準備してありますからっ!」
「・・・準備?」
338 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:40:04.10 ID:d7b0BO7v
ごそごそ・・・。
「じゃーん♪『ヒモ付き首輪〜』!」
「げっ!」
「そしてこれが重要!『犬しっぽプラグ〜』♪」
「ッ!?」
「うふふふふ・・・。このプラグのモフモフ感・・・絶対貞一くんに似合うよ・・・うへへへへ・・・」
「え、え、あの、夕子さん?」
「うふふふふ・・・モフモフだよ・・・うふふふふ・・・」
「それ・・・その、なんて言うか・・・。まさか、その、『挿す』んですか?」
「あらあら、そんな見れば分かることを、敢えて聞いちゃう?」
「ちょちょ、ちょっと待ってください!首輪まではいいとしても、その、しっぽとかはちょっと!」
「なによ、イヤなの?貞一くん」
「いや、そりゃそうですよ!」
「わたしのお尻の穴はさんざんオナホにしてくれちゃってるクセに?」
「!!」
「んん〜?おかしくないかなあ〜?わたしのお尻の穴は奴隷のように酷使してるクセに、自分のはイヤなんだ?」
「いや、それは・・・」
「こないだなんか、わたしが失神するまで・・・って言うか、失神した後まで『連発』してくれちゃったよね〜?」
「・・・あうぅ・・・」
「あああっ!貞一くんがそんなエゴイストだったなんて・・・」
「・・・うぅ〜・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「その『あともうひと押しでイケるかも』みたいな目でチラ見するのやめてください!
・・・あーもうっ!わかった!わかりましたよっ!」
「やったーっ♪てーいちくん愛してるぅっ」
「うぅ・・・女装の次は犬のコスプレなんて・・・。
・・・とりあえずトイレに行かせて下さい・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「と、とりあえず、イヌミミはこれでいいですか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・夕子さん?」
「・・・は!?あ、ごめんごめん!あんまり似合ってるものだから、ちょっと見とれちゃった・・・」
「ま、またそういうことを・・・」
「いやホントだってば。これはあの子たちには見せられないわ。貞一くんを強奪されかねないもの」
「心配しなくてもこんな生き恥、夕子さん以外には絶対見せませんから」
「つまり、イヌミミ貞一くんはわたしだけが知ってる貞一くんってことね。うへへへへ・・・」
339 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/26(土) 23:40:58.39 ID:d7b0BO7v
とりあえずここまでで。
いつも読んで下さる方ありがとうございます。
ほんとに。
340 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/27(日) 03:13:54.54 ID:0XOfEYSv
乙
341 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/28(月) 03:07:28.93 ID:lCl2+LqI
342 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/28(月) 03:12:41.76 ID:lCl2+LqI
「・・・。
ま、まあ、じゃあ次は、首輪を着けますね」
「あ、ダメダメ!自分でつけちゃ!」
「え、なんでですか?」
「分かってないなー貞一くん。
首輪をつけるっていうのはね、飼い主とペットの間で交わされる、神聖な儀式なの。
契約書にサインするようなものよ」
「そういうものですか・・・。
って言うか、僕、完全に夕子さんのペット扱いなんですね・・・」
「んふふふっ♪心配しなくても、この先ねこちゃんプレイする時は
ちゃんと貞一くんに首輪つけさせてあげるからねっ」
「はあ・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・」
きゅっ・・・。
「ん、これでよしっ、と。
・・・やだっ、もうっ、超かわいいっ・・・」
「・・・あんまりそういうこと言わないで下さいよぉ・・・」
「だってほんとにかわいいんだもの。
このままどこか人気のないところへさらって、ずっとそばに置いておきたいくらい」
「カンベンしてくださいよ、もう・・・。
夕子さん自身が神隠しの噂通りのことしてどうするんですか」
「まーそれはそれ。・・・じゃあ・・・んふっ、次はお待ちかねの・・・んふふっ・・・」
「〜〜〜・・・」
「んふふふ、もちろんわたしに挿れさせてくれるよね?」
「いや、その・・・」
「だいじょーぶっ、ここにちゃーんとソープを用意したから。わたしの時はこれですんなりいったしね!」
「うぅ〜・・・」
「あの時は最初に貞一くんが指でほぐしてくれたよね〜?
・・・じゃ、背中・・・って言うか、お尻をこっちに向けて♪」
「・・・」
くるっ。
がばっ。
「うひっ!?な、なんで覆い被さるんですか!?」
「うん?覆い被さらずにお尻ガン見された方がいいの?」
「いや、それは・・・はうっ!」
「ほらぁ、動かないの。
だいじょーぶ。やさしく・・・やさーしく、
・・・指で犯してあげるから・・・ね?」
くにっ。
「ッひ!?」
「うふふふふ・・・。女の子みたいな声出しちゃって・・・。
・・・ほんっとに・・・かわいいな・・・っと!」
343 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/28(月) 03:13:11.33 ID:lCl2+LqI
ぬぷぷぷぷぷぷぷっ・・・。
「んいぃぃいいっ!?」
ぐぐっ・・・!
「・・・あっ!やだ、なにこれ!?ねえ、指入れた途端におちんぽおっきし始めたよ!?ねえ!」
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」
ぬぷぷんっ。
「はっぅうぅっ!」
「やだっ、うそっうそっ!指入れただけでおちんぽ勃起しちゃったよ!なにこれ!?すごっ!」
「う・・・うぁ・・・うぁぁっ・・・」
「うわー、うわー・・・。
ひょっとして、男の人ってこういうものなのかな・・・?
・・・ねぇ、貞一くん、気持ちいいの?」
「き、きもちいいっていうか・・・ひぅっ!」
「んふふふふ、まんざらでもなさそうね?・・・じゃあ、こっから・・・指を折り曲げたりぃ〜・・・」
くいっくいっ。
「ひっいぃいっ!?いっいっ!」
「ぐりぐり〜ってほじっちゃったり・・・」
ぐりぐりぐりぐりっ。
「あ゛ーっ!ま、まっあっあ゛っ!」
「奥の方を、やさ〜〜〜しく、指の腹でなでなでしちゃったりしたら・・・」
すりっすりっ・・・。
「あっあっ!あっあっあっ!」
「どうなっちゃうのかなぁ〜〜〜?」
くにくに。ぐりぐり。すりすり・・・。
「あ―――っ、ゆうこさんんっ!おねっがいっ、まって・・・ま゛っ・・・あっ、あっあっあっ!」
「んん〜?待たないとどーなっちゃうの?ねえ?ねえねえねえねえ?」
「・・・っあ、ぉ、あおぉっ・・・」
くにっくにっぐりりりっすりすりすり。
「・・・うおおっ!おっおっ!」
びゅるるるっ!びゅっ!びゅっ!
「えっ!?」
「うぉぉ・・・お―――・・・っ」
びゅ――ーっ!びゅぶっ!びゅっ!
「や、やだ!!うそっ!?」
「ひっ!あ・・・あうぅぅうっ!!」
びゅっ。びゅっ。びゅっ。びゅっ。びゅっ。
344 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/28(月) 03:13:44.44 ID:lCl2+LqI
「・・・・・・・・・・・・」
「は・・・ぇ・・・えぇ・・・」
びゅ。びゅ。
「・・・貞一くん・・・」
「・・・ぁ・・・ぁ・・・」
「・・・お尻の穴、そんなに気持ちよかったの・・・?」
「・・・ぅ・・・」
「わたし、おちんぽの方には全然触れてないよ?」
「・・・うぅ・・・」
「なのに、こんな・・・」
「・・・・・・ぐすっ・・・・・・。夕子さん、ひどいですよぉ・・・」
「あ!ご、ごめんね?で、でもわたし、・・・まさか、えっと・・・。
・・・あ、で、でも、わたしはこの何倍も貞一くんにお尻をいじめられてるんだし、
・・・だから、そんな泣かなくても・・・ね?」
「・・・・・・っ」
「や、やだ、どうしよう。なんだろこの気持ち」
ぎゅ。
「と、とにかく泣かないで。ほ、ほら、ぎゅってしてあげるから」
「・・・もうっ、なんですかそれっ」
「あーやだ、もう、ごめんね貞一くん。でも泣いてる貞一くん、すっごいかわいい。
・・・・・・」
ぐっ・・・。
「いっ!?」
「で、泣いてるとこ悪いんだけど・・・。せっかくほぐしたんだし、このまま一気に挿れちゃうね・・・『しっぽ』」
「ちょっと夕子さんっ!?言ってることとやってることが全然ちがっ・・・ひぅっ」
「ごめんね、ほんとにごめんね?わたしもよく分かんないの。
貞一くんに泣くほど恥ずかしい思いさせていたたまれないはずなのに、
もっと泣かせたいような、いじめたいような・・・
・・・んっ」
ぬりゅんっ!
「あおぉぉっ!」
「はぁぁっ・・・。すんなり入ったね・・・。
・・・・・・あぁあんっ、また勃起しちゃってるうぅっ・・・」
「う・・・くぅぅっ・・・」
「・・・ね。こっち向いて?わたしだけのワンちゃんの姿、わたしにちゃんと見せて?」
「・・・・・・」
「ね?はやくぅ。向いてくれなきゃしっぽぐりぐりしゃうよ?」
「・・・っ」
くるっ。
「!!
・・・・・・・・・・・・」
「・・・な、なにか言ってくださいよぉ・・・」
「・・・貞一くん・・・。すっ・・・ごくかわいいよぉっ・・・」
「〜〜〜っ・・・」
「・・・こんな可愛いコが、わたしだけのものなんだ・・・」
「な、なに言ってるんですかっ!?」
345 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/28(月) 19:32:13.33 ID:nQ89TQka
犬乙
346 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/30(水) 04:05:21.31 ID:J1L+EN94
「・・・わたしね、ずーっと一人ぼっちで、なんでわたしだけ、って思ったことが何度もあるけど・・・。
今はむしろ、すごい贅沢だと思ってるよ。
・・・だって、誰にも見てもらえなかったわたしに、わたししか見ることが許されないものができたんだもの」
「・・・なんかいい話っぽくしようとしてますけど、僕にとってはただの辱しめですからね?これ・・・」
「ふふっ、ごめんね?・・・でも、こんなにかわいいのに、おちんぽはぶっとくおっ勃てちゃって・・・」
「あ、あんまりまじまじ見ないでくださいっ・・・」
「うふふふ。・・・にしても、盛大にひっかけて汚しちゃったね、部屋」
「うぅ〜・・・」
「んふっ、大丈夫だよ貞一くん。ペットの粗相は飼い主の責任だから。
わたしが責任もって、ちゃーんと後始末してあげるからねっ♪」
「・・・え?」
「でもこれからは、しーしーする時はちゃんとおトイレに、ね?せっかく専用のお便器があるんだから」
すっ・・・。
「ゆ、夕子さん?」
「んふっ。懐かしいね。初めての時も、貞一くんの粗相をこうやってお掃除したっけ。
・・・んっ」
ぺろっ。
「!!」
「うふふ、随分勢いよく飛ばしたね?床のあちこちに飛び散ってるよ?
・・・むっ」
ぴちゃ・・・。
「ゆ、夕子さん!床なんか舐めたら汚いですよぉ!」
「じゃあ貞一くんが舐める?」
「へっ?」
「イヤでしょ?・・・ん、むっ、
ペットは・・・んんっ、自分の粗相の後始末なんて、普通できないし。だから飼い主のわたしがするの」
ぴちゃ。ぴちゃ。
「だ、だからって、直接床を舐めなくったって・・・」
「わたしがどう掃除しようがわたしの勝手でしょ?
だいたい、イヤなら粗相なんかせずに、ちゃんと『専用便器』に残らずひり出しなさいよ。
おトイレの躾はちゃんとしたはずだったけど?
・・・ほら」
ぐにぃっ。
「う、うわっ・・・」
「うふふふっ、貞一わんこ専用のマーキング練習兼用便器だぞぉ〜。
いい機会だから、このまましーしーの練習しちゃえっ♪」
「・・・ま、マーキング・・・?」
「そうだよ。貞一くんも知ってるでしょ?
わんちゃんはね、自分の縄張りにしーしーして、自分の『モノ』だってことを顕示するんだよ」
「・・・!」
「わたしにエロいおしっこしーしーして、イカくっさい匂いでわたしのこと、自分のメスだって顕示したくない?」
「・・・」
「・・・ああっ、わたし飼い主なのにっ。
自分のペットに『このメスは俺のメスだ』って主張されちゃうなんて
・・・きゅん、ってきちゃうぅ・・・」
「・・・夕子さんに・・・マーキング・・・」
「・・・あ!
でも、練習って言っても、他のコにはしちゃだめだからね!当たり前だけど!
練習した成果は全部わたしに試すように!」
347 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/30(水) 04:05:56.01 ID:J1L+EN94
「それはもちろん分かってますけど。
夕子さんは他の人には見えないから、顕示したくてもできないんじゃ・・・」
「見えないからこそ、その分匂いで自己顕示するんじゃない」
「・・・なんか、いつもやってることと変わらないような・・・」
「それはそれ。ほら、今日はわたしが上になってあげるから。
・・・はやく、しよ?」
「え、夕子さんが上になるんですか?」
「うん、そうだよ?」
「そ、そうですか・・・」
「うふふふ。なあに?そのちょっと残念そうな顔。
それとも貞一わんこは、バックからわたしをガンガンいじめたかったのかな?」
「え!?い、いやそういうわけじゃ」
「心配しなくても、そんなにしたいなら
後でいくらでもわたしのお尻で・・・んふ、おモチ突きさせてあげるから。
今日はまず、お互いの顔を見ながら、座ってしたいな」
「わ、分かりました」
「じゃあ、ベッドに腰かけてくれる?」
「は、はい・・・」
ぎしっ・・・
「ん・・・あら、うふふ。・・・貞一くん、なあに?これ」
「え?・・・あっ!」
ぺろり。
「さっきの粗相、ベッドの上まで飛び散ってるじゃないのぉ。・・・んんっ♪」
「〜〜〜っ」
「あ〜あ、あぶなかったなー。こんなとこまで飛び散る勢いで胎内に『しーしー』されちゃったら
わたし、正気じゃいられなかったよ。あぶなかったー。ほんとあぶなかったなー」
「な、なにが言いたいんですかっ!」
「べっつにー。ただきっと、あまりの嬉しさと衝撃で狂っちゃってたから、ほんとあぶなかったってだけだよ。
あーあ、ほんと惜し・・・じゃないや、あぶなかったなー」
「・・・」
ちゅぷっ。
「んんっ。・・・んふっ。まあいっか。今からもっかいしーしーしてもらえば。
・・・今度はちゃんと、一滴もこぼさず『的』にマーキングしてね?」
「は、はい・・・」
「ん・・・じゃあ、乗るよ」
ぎししっ。
「ふふっ。わたしから乗っちゃうなんて、ひさしぶりだね」
「そう言えば、顔を向き合ったままするのは恥ずかしいんじゃ・・・んんっ」
くちゅっ・・・。
「んっ・・・。んふふふ、いざしてみるとね、
今度は貞一くんのかわいいエロ顔が見えないままするのは・・・ふぅっ、物足りなくなっちゃって
・・・ふんっ!」
みちっ・・・みちちちっ!
「くあぁっ!」
「んおぉぉおっ」
348 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/30(水) 04:07:02.00 ID:J1L+EN94
ぬぶぶぶぶっ・・・ぬぼんっ!
「おおっ・・・!」
「ほ!」
みちぃっ・・・。
「ほ、ほっ・・・。
な、なんか、いつもより、ぶっ・・・とおぉいっ。
おまんこみちみちいってるぅぅ」
「あんまりしない体位だから、そう感じるんじゃ・・・んんっ!」
ぬぬぬぬぬ・・・っ。
「うそうそっ、このひきっぬくときのぉっ、ごりっごりこそぎとられるかんじぃっ、
ぜったい・・・んんっ!いつもっよりっ、ちんぽぶっとおいっ!
・・・ふんんんっ!」
ぬぼぼぼぼっ!!
「んオォォオっ!!」
「あううぅ・・・!」
「おォ・・・お・・・。
・・・ん、ふふっ。ひょっとして、『しっぽ』のせいっかなっ!?」
「えっ!?」
ぬっ。ぬっ。ぬぬっ。ぬっぬっ。
「あっ、あっ、あうぅ・・・っ!」
「おしりの穴、いじられただけで・・・ふんっ!しーしーしちゃうっくらいきもちーんでしょっ?
だから、おしりのあなぁっ、おちんぽが本気になっちゃうスイッチがあるんじゃ・・・あおぉぉっ!」
ぬぼっ。ぬぼっ。ぬぼっ。ぬぼっ。
「んっ!んんっ!そんな・・・うくっ!そんなっことっ・・・」
「・・・ああっ!やらぁっ!!
イヌミミ付けたままそんなかわいー顔しないれよぉっ!」
れるぅ。れろっ。
「あっ・・・ゆ、ゆうこさんっ、かお、なめちゃ・・・」
「あーもうかわいいっ。てーいちくんかわいいよぉっ。ほんとにさらって飼い殺しにしたいっいっいぃっ!」
ぶっぽ。ぶっぽ。ぶっぽ。ぶぽっぶぽっぶぽっ。
「わたしのものだっ、わたっしのぉおっ・・・。
ぜったいぃっ、だれっにもおっおっ!わたっさないんらからぁっ!」
ぴちゃ、ぴちゅっ。れるっれろろっ。
「ゆう、こ、さん・・・あふぅっ!これじゃどっちがイヌかわかんない・・・おぉっ!」
「んおぉっ!おっおっ!
・・・んっ!ふふっ。だいじょ・・・ぶっ、これから、て・・・いちくんにぃぃっ
たっぷり鳴いてもらうからぁっ」
「へっ・・・?」
「んんっ。・・・ふふっ。なんっでぇ、わたしが、わざわざ、すわってしようっていったか、
まだっあぁっ、わかんない?」
「ゆ、ゆうこさ」
349 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/04/30(水) 04:09:27.93 ID:J1L+EN94
350 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/05/02(金) 20:03:12.11 ID:OPxFFCJc
ぐりりっ!
「ひぃぃっ!?」
「ふん゛んん゛っ!?や、やっぱふんん゛っ!!か、かたくなっん゛おォっ!」
「あ・・・お・・・お・・・」
みちちっ・・・。
「おおぉっ・・・。
・・・ど、どう?ハメ゛っなっがら・・・
しっ、『しっぽ』、ぐりっぐりされる気分はっ・・・んッほォっ!」
ぐりっ。ぐりぐりっぐりっ
「ひ、ひっ!ゆ・・・こ、さ・・・。
おし・・・り、いじらな・・・んおぉっ!?」
ごりっ!ごりりっ!
「んおォオおオっ!!
ああっ、きたぁっ!削岩ちんぽごりごりきたぁぁっ!
けずられてるっ!てーいちくんのおちんぽのかたちにごりっごりけずられてるぅぅっ!!」
ごりっ!ごりっごりっごりっ!!
「んオォっ!おっおっ!んオ〜〜〜・・・っ!!」
「あうぅっ!あっあっあっ、あ―――――っ!!
ゆ―こさんっ!おしりゆるしてぇえぇっ!」
ぶびっっ!!ぶびびっ!!ぶびゅびびっ!!
「・・・ッほォ!!」
「あっ、あっあっ、あ――――――っ!!」
ぶびっ!ぶびゅるるるるるるるるるるっっ!!
「ふん゛っ!!ふん゛んん゛んんん゛ん゛んん゛っ!!」
「んんんっ・・・んんっ!!」
ぶびっ。ぶび。ぶびるるっ・・・。
「ほンっ、んっ、あんんんんっ」
「あ・・・あ、ああっ・・・」
びゅ。びゅ。びゅびゅ・・・っ。
「へ・・・え、えぇぇ・・・」
「・・・あぁ、ぁ・・・」
びゅ・・・。
「ふんん゛っ。・・・へぇぇ・・・。
・・・な、なによぉ、その断末魔はぁ・・・っ。」
「は・・・ぁ、はあぁっ・・・」
「イヌミミのエロ顔で、『おしりゆるしてぇっ』なんてさけびながら、しゃせぇ、するなんてぇ。
はんそくだよぉっ・・・」
351 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :2014/05/02(金) 20:04:09.28 ID:OPxFFCJc
ちゅ。ちゅ。ちゅ。
「ゆ・・・こさ、んんっ」
「あぁあぁぁ・・・もぉぉ、かわいいっ。かわいぃっ。かわいいぃっ」
すりすりすり・・・。
「んんっ」
「てーいちいくん、だいすきっ。だいすきだよぉっ」
ちゅ。ちゅ。ちゅっ。ちゅっ。ちゅっちゅっちゅっ。
「ゆうこさ・・・んっ、ちょ・・・んんっ、ま・・・んっ」
「ねっ、てーいちくんっ。今のうちにわたしのこと、てってーてきに調教しちゃったほうがいいよ?
じゃないとわたし、貞一くんになにするかわかんないよ?」
「な・・・なにって、なにするつもりなんですかっ?」
「だからぁ、それがわたしにもわかんないんだもんっ。
ほんとに悪霊みたいな・・・ううんっ、もっとひどいことしちゃうかも・・・」
「・・・」
「でも貞一くんが悪いんだよ?
お尻いじめられながら、あんな可愛くてエロい顔であえいでるのに、
おちんぽは・・・んふふっ、ごりっごりの削岩機なんだもん。
あんなどエロ顔でザーメンブッ放されさら、だれだってばかになっちゃよぉ」
「・・・も、カンベンしてくださいよぉ・・・」
「だぁーめ。ふふっ。貞一わんこはごりごりチンポで上手にマーキングできましたっ♪」
なでなで・・・。
「うぅう〜〜〜・・・っ」
「でも、抜くとあふれちゃうから、しばらくこのまま・・・ね?」
ぎゅ・・・。
「・・・はい・・・」
352 :
いつもの人 ◆2XMU15nbVw :
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「貞一くんの部屋ですると、初めての時のこと思い出しちゃうね」
「『思い出す』っていうほど、昔でもないじゃないですか」
「そうだね。・・・ふふ、ごめんね。また時間の感覚がおかしいって怒られちゃうね」
「・・・今はもう、そういうことはないんですよね?」
「うん。影に記憶や感情が流れていってた影響だったからね。
・・・でもあの頃だって、『いつ』だったかはあやふやでも、
貞一くんと『なにをした』かは全部・・・全部、覚えてたから」
「・・・はい」
「初めての時、貞一くんがすっごいレイプ魔だったことも、
痛がるわたしに問答無用で・・・んふふ、びゅ―――――っ!・・・ってしたのも、
そのくせわたしが破瓜したのにビビってたのも、全部覚えてる」
「・・・ごめんなさい・・・」
「謝ってほしくはないんだけどなー。わたしは、あの時の貞一くんステキだったよ?って言ってるだけなんだから」
「・・・ほんと、カンベンしてください・・・」
ぐりっ。
「うひっ!?」
「うふふふっ。カンベンしてほしい?してほしいなら、おねだり聞いてほしいな―・・・うりうりっ」
ぐりぐりっ・・・。
「わ、わかっあ゛ぁっ、わかりましたからぁっ!気軽にしっぽいじらないでくだっさぁっ・・・あっあっ!」
「あぁぁああぁあっ、ほんとかわいぃぃっ。ラチカンキンして毎日毎日逆レイプしたいよぉっ」
「あ、アブないこといわな・・・ふっうぅうっ!」
「んふふふふふっ。・・・ね、貞一くんっ、ヤラれっぱなしでいいの?」
「・・・へ?」
「復讐したくないかって聞いてるの。わたしの・・・んふふっ、ケ・ツ・あ・な♪に」
ぬぬぬぬっ・・・ぬっぽんっ!
「あうぅうっ!!」
「ふんっん゛!!」
ぼた。ぼた。ぼたた。
「ふんんぅっ・・・。ほ、ほらぁ、イヌみたいにわたしをハメ倒したいんでしょっ?
せっかくだから、ケツ穴でヌいてあげるって言ってるのぉっ」
ぐにっ。
「ふんんっ」
むにいぃっ・・・。
「う、うわっ、うわっ!」
「んふっ、見て見てっ♪
貞一くんのザーメン便器にされまくったせいで、わたしのお尻の穴、こぉんなにやわらかくなっちゃった♪」
ぐにぃぃいっ。
「うわぁあぁ・・・」
「ほらほらっ、やわらかそーでしょっ?ヌき心地よさそーでしょっ?
ぶびゅびゅびゅっ!・・・ってゲヒンな音立てながらザーメンブッ放したいでしょっ!?」
「・・・・・・!!
・・・うぅう〜〜〜!!」