男女逆転してさえいれば多少のオプションには目を瞑る
美醜逆転ってようは転生異世界ハーレムで俺TUEEEの一種でしょ
もはやネット小説はすべてこれに支配されてしまうのか
>>690 いや全然違うだろ
実際あべこべモノがそれだけ増えてればどれだけ嬉しい事か
いままで男女+美醜逆転モノで妄想してたんだけど、
男女逆転オンリーで妄想してみたら、
行き着いた先は『メインヒロイン:男の娘』だった
そんなわけで投下していいでしょうか?
この俺が、男女があべこべな世界に生まれ変わって、早十六年の歳月が立っていた。
二度目の人生を高校二年生になるまで過ごしてきただけあって、世界的な常識の逆転によるカルチャーショックに悩まされることも、大分少なくなってきた。
――少なくはなってきたが、無くなったとは言ってない。前世から引き継いでしまった“男”としての価値観が、今日も俺を悩ませる……。
「……今日の授業、超ダルかったわ〜」
「ほんとほんと。俺なんかゲームやってのがバレて、先公に没収されたし」
「そりゃ自業自得だろ」
今し方すれ違った、中々良い肉付きをしている女子中学生たちが、黒一色の学ランに身を包みながら、一人称を“俺”と呼んで男口調で(この世界では女らしい喋り方で)駄弁っているのを見ると、未だに違和感を感じてしまう。
「……ねえ聞いた? 二丁目の木村さんのところ、奥さんの浮気がバレちゃって大変なんだって」
「あらそうなの? あの奥さん、全然そういう風には見えないのに」
「詳しく聞かせてちょうだいよ」
正面からすれ違った、買い物帰りと思われる三人組の主夫が、手提げ袋を腕に掛けて、きゃっきゃうふふと井戸端会議に華を咲かせていた。
――俺には、メタボ腹の中年のサラリーマンたちが、集団で女装しながらオカマ言葉で談笑をしているように見えない。
まあ、そんな光景はこの世界では当たり前のことであるわけで。
いちいち反応していては身が持たないことは、とっくの昔に学習済みである。
でなければ、今日も今日とて白昼堂々、高校指定のセーラー服を着て登下校をするような真似は、できやしないだろう。
「――先輩、どうしちゃったんです? 難しい顔しちゃって」
「いや、別に……っ!」
不意に、横合いから鈴の音が鳴るような、か細くて涼しげな声が耳に届く。
――と、同時に目の前、というよりは眼下から、小さな顔と大きな瞳が、小首を傾げて俺のことを見上げている姿が、目に飛び込んできた。
「そうですか? それならいいんですけれど……」
つい先ほどまで隣を歩いていたはずの後輩が、憎たらしくも可愛らしい小悪魔的な微笑を携えて、上目遣いで俺の顔を覗き込んでいたのだ。
不覚にもドキッとしてしまった。
一瞬の高揚感と、後に来る深い後悔。
「……いきなり立ち止まるなよ。危ないだろ」
「んふふ。ごめんなさい、先輩」
特に気を悪くしたような様子もなく、何事もなかったかのように俺の隣に並んで、しゃなりしゃなりと歩き出す。
――チラリと、横を歩く後輩を盗み見る。
俺の着ているモノと同じセーラー服を着用しているその姿は、俺からしてみれば、これ以上ないくらいに似合っていた。
線の細い身体つきに、小柄な体躯。襟元から覗けるうなじの色っぽさは、今時珍しい存在となった大和撫子の魂を感じさせる。
(ちなみに、この世界では、大和撫子とは男のことを示す言葉である。だがしかし、俺がここでいう大和撫子は、お淑やかな女性らしさを表している。あべこべだ)
胸が完全なるまな板なのは残念だけれど、セーラー服の前側が余ってぶかぶかになってしまっているのは、それはそれで有りだと存じる。 さっき、俺のことを前かがみになって見上げていたときに、中身が見えそうになってドキドキしたのは内緒だ。
――やはりセーラー服とはこうあるべきだ。決して、筋骨隆隆な大男が、胸板をピチピチに張りつめながら装備するものなどではない。
「最近、涼しくなってきましたよね」
「だな。そろそろスカートの下にジャージを履かざるを得ない季節だ」
「んもう、先輩ったらはしたないんだから」
この後輩と俺は、お互いに似たような悩みを抱えているもの同士であったりする。
――自分で言うのもなんだけれど、俺の身長は高めだし、体型もそれなりにガッチリしている。
顔は、まあ別に特筆すべきところは何一つなく、その代わりに大きな瑕疵もない無難な造りをしているんじゃないかという自負がある。
まかり間違っても、容姿で女と間違われることなんかない。
だが、俺の持っている価値観は、前世で養われてきた"男"としてのアイデンティティは、この世界に置いては完璧に"女"のそれであった。
十六年間の歳月は、俺の精神的ジェンダーギャップを矯正するには、ついに足りなかったのだ。
対して、この後輩はその真逆。
容姿はまるで女の子のそれなのだけれど、中身はこの世界の男性そのもの。
大人しめで控えめで、それでいて多少ドジっ子なところもあったりする、つい守ってあげたくなる女の子……、じゃなくて男の子だ。
『いつも女の子に間違われるんです』と、頬を膨らませながら話してくれたこともあった。
かくいう俺も、初めて高校でコイツと出会ったときは、ついに俺と同じ価値観を持つ女の子と巡り合えたと、感激してしまったくらいだ。
その正体が、まさか男の娘だったと知ったときは、それはもう愕然としたものだ。
「ところで先輩」
「んあ?」
「さっき、私の胸元、見てましたよね?」
何故バレてたし。
「た、たた、たまたまじゃね? なんつーか、視線が丁度、偶然その位置にあっただけっつーか」
「今日だけじゃ、ないです……。ことあるごとに、私のうなじとか、太ももとか、見てたじゃないですか」
「お、おほ、男同士ことだろ、何、意識しちゃってんだよ、じ、じじ、自意識過剰だなおまえもー」
我ながら苦しい取り繕いだった。
真っ向から図星を刺されて、まともな反論をすることが出来なくなっていたのだ。
「男の子って、そういう視線に、結構敏感なんですよ? 女勝りな先輩には、わからないかもしれないけれど……」
仰る通り、確かにわからない。
生物学上は、俺とコイツは同じ男であるはずなのに、俺にはない乙女心ならぬ乙男心(おとこごころ)とやらをその身に内包しているのかもしれない。
「……」
いうだけ言って、俯き黙り込んでしまう後輩。長めの前髪に隠された横顔からは、ちらりと潤んだ瞳が垣間見えた。
ズキっと、胸が痛む。
「……ごめん」
男同士だからと油断してしまっていた。この世界基準で、『身体は男、心は女』な人物から、不躾な視線をぶつけられたりしては、傷ついてしまうのは当然のことだ。
「――いいんです」
返ってきたのは、予想外に寛容な言葉だった。
思わず顔を上げた先、俺の視界には、真正面から俺のことを見上げる後輩の微笑が映った。
潤んでいた瞳は、紅く染められた頬と合わさって、先ほどまでの哀しげな印象を払拭して、まったく違った色彩を帯びている。
「私、先輩なら、……その」
「……?」
「むしろ、見るだけじゃなくて……」
「……!?」
柔らかそうな唇に、人差し指の背を押し付けて、口元を隠しながら頬を緩ませている後輩。
色っぽくて、扇情的な雰囲気に当てられそうになりながらも、咄嗟に理性が警鐘を打ち鳴らす。
「い、いやいやいや、俺は男で、お前も……」
「そうかもしれないですけど、でも、先輩って、なんだか女の子よりも女らしくて……。私、先輩のそういうところに……、なんていうか、参っちゃって……」
参っちゃってるのはこっちだ。
俺の思考は混乱の極みに達していた。
確かに、同じ男ではあるけれど、第一印象はバッチリだったし、俺の好みはボンキュッボンだったはずなのだけれど、コイツと出会ってからは、貧乳体型もいいかなぁなどと思い始めるようにはなった。
だけども、やっぱり生物学的にも学術的にも、俺は男でコイツも男。
どうあがいても越えられぬ大きな壁が立ちはだかっている筈。
あれ? でも、俺はこの世界に置いては女みたいな性格と価値観を持っていて、逆にコイツは男の中の男。でも容姿はまるで女。
俺が女でコイツが男? なら問題ない? いやいや、騙されるな(?)
俺は女の心の持ち主であって、コイツは俺の価値観からすれば理想的な女性らしさの持ち主で、女と女じゃやっぱりどうしようも……あれ? あれれ?
「先輩」
「な、なんでしょうか!」
「――私の家、今日誰も居ないんです」
「 」
……どうする、俺……っ!
┌(┌ ^o^)┐
元の世界で例えると男と間違われるぐらい貧乳のお淑やかな女の子と男勝りの巨乳娘って感じか
混乱しつつも・・・
どうしても続きが読みたい!
イラストが欲しいところ
誰か書いて
700 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/11(金) 16:42:30.59 ID:2mu8pKj2
異世界に飛ばされた男の子が
少しずつあべこべの環境に馴染んで
こっちの世界で言うところの女の子らしくなっていくシチュが好きなのは俺だけか
その場合飛ばされる男の子はそれこそガキ大将みたいなやんちゃな悪ガキがいいな
それが向こうの世界の悪ガキ女の子集団の洗礼を受けて…みたいな
M乙
>>701 もとの世界では大人しくてお淑やかな女の子が
女の子集団のボスとして君臨していそうだ。
スカート茶巾絞りにされちゃったり
お殿様だっこ
保守
707 :
名無しさん@ピンキー:2014/04/27(日) 13:05:04.93 ID:tm2xSsgy
”Girls be...” ってのがあった。
ちらっとサンプル見てみたら女の子の口調まで男っぽくなっててなかなかいい感じだった
サンプル見たけどなかなかおもしろかった
1巻持ってた。まあこのスレ的にはお勧めだよ。
いいな売ってるかな?
713 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 12:05:26.94 ID:LYzdZcsi
あげ
714 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 22:51:24.74 ID:UDySJhVf
1970年ごろ読売テレビで当時売り出し中の桂三枝が
さかさまショーという番組やっていたらしい。
男が女装。女が男装してゲームをしていたみたい。
715 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/06(火) 09:59:52.20 ID:/16dedCH
716 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/12(月) 13:56:14.15 ID:6xI7FUdv
この世界観だと男女比がよく偏るなと思っていろいろ考えたら偏らなかったら野生の王国になるな
717 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/15(木) 00:04:16.75 ID:LY2bgIpY
「なあ、由宇、腹空かねぇか?いい時間だしなんか食ってこうぜ?」
「うん、いいんじゃないかな、伊織さん、ちょうどぼくもお腹空いてたところだから」
さて、やってまいりました。本日のデートプラン、麗しの彼、霧宮 由宇(きりみや ゆう)サマと土曜日のJ○SCOでショッピング。
女、天ケ瀬伊織。今日も張り切ってエスコートさせていただきますよっと。
今日もてくてくと可愛い足音をたてて由宇くんは俺の斜め後ろをついて行く。それにしても男ってのは何で好き好んでハイヒールなどという
こう足に悪そうなモンを履くのだろう?道ゆく若い男の子たちみんなそうだ、こう不便なものを敢えて使う発想がどうも俺には分からんなぁ。
「それでね、伊織さん、……ってあれ?」
「…はっ!な、なに?由宇くん?」
「もうっ!ちゃんときいててよね!いま考え事してたでしょ?」
「ゴメンゴメンっ!悪かったっ!」
「んー女の人ってどうして人の話をきけないのかなぁ?」
「そう嫌な言い方をするなよっ!っていうかその凡例はうっかり聞き逃したときのことじゃなくて人の意見に耳を貸さない女に対して使うんだろ!」
「あー、そうか。そうだね、うん。ちょっと間違えかも。でも伊織さん、デート中にぼくを差し置いて考え事とはいささかどうかとなぁ〜」
「意外と粘着質っ!やめてよ、ちょっと!ごめんってば!」
「ふふっ、本気で怒ってなんていないよ?やだなぁもう」
「心臓に悪いじゃねえか、まったく……」
俺の彼氏、由宇くんはどうもこうやって彼女である俺に毒を吐くきらいがある、カワイイ声して。身長159p、男の子らしい艶やかなショートヘア、
夏らしいワンピースが良く似合うその御姿からのこの性格はある種ギャップ萌え?かも知れんな。
「今ふと思ったんだけどさ、さっきぼくが言ったような女男間のこう、ステレオタイプな表現みたいなのってさ、結構あるよね?」
「ん?確かにな。例えば……アレか?『男は地図を読めない』とか?」
「あー、よく聞くよね。でもぼくはちゃーんと読めるからね?ほら、上が北で、下が南で……」
「へえ、分ってんじゃん」
「あんまり馬鹿にしないでよねっ!伊織さんっ!」
でも俺は忘れないぞ、この間「おいしいお店があるの〜」っていうから俺の車の道案内を任せたとき国道沿いの店に行くつもりがとんでもないあぜ道に出た時のこと。
また怒るから言わないけど。
「他には……何かあったっけ?」
というわけで男女間のイメージの逆転みたいなものを取り入れて書いてみた。こんなのどうだろう?
いいじゃない
いいね!こういうの
720 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 09:57:26.12 ID:zz8N1Okv
俺の妄想だと男女比は4:1。
4妻1夫画理想。
麻雀してい妻たちにお茶とか軽食の世話をするとかね。
721 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 08:26:47.79 ID:rAc4pKn+
面白いな これ
自分の好みのあべこべ具合があったはずなのに、それ以外の奴も良いよねと最近思う
あり得ないことだから色々な場合を見たいというか
オタサーの姫があべこべ世界では姫サーのオタに
姫サーのオタ、いいなぁ
ギャルギャルしい娘やお嬢様とかが、
サークルに入ったキモオタを奪い合う感じで
「入部希望でありますが・・・・・・フヒヒッ」
いつものようにギャル系ファッション誌を見ながら夏の新作をチェックしていた私たちファッション部のところに、
チェックのネルシャツをズボンにインしたオタクが訪ねてきたのは、
新入生歓迎会も終わった6月の中旬だった。
世間ではいい歳して着飾ることにうつつを抜かしていてキモいとか言われ、
大学内ではどことなく敬遠されているファッション部に男子学生が訪ねてくるなんて。
しかもその男子学生が、ファッションなんか興味なさそうなオタクだとか信じられない。
「え、うちってファッション部だよ? キミのようなオタクが来るところじゃないよ?」
てっきり部室棟で隣であるアニメ研やコスプレ研なんかに入りそうな部活と間違えてきたのかと思って聞き返す。
「拙者、女子のファッションに多少なりとも興味がありまして、入部を希望するのであります」
が、やっぱり彼はうちに入部しようとやってきたらしい。
次の瞬間、ビシッとしたレディーススーツに身を包んだ朱里、
いかにもといわんばかりのお嬢様系スタイルの紗弥加、
そして男子が好まない黒ギャル系でまとめた私が跳ね上がるように立ち上がり、
このステキなオタクを部室に招き入れた。
そして、オタクが入部したという話を聞きつけて次々と幽霊部員たちが部室へと殺到する。
だが、これが「ファッション部」崩壊への序章だとは、誰も気づいていなかったのだった・・・・・・(続かない予定)。
いいぞ
727 :
名無しさん@ピンキー:2014/06/13(金) 03:37:17.56 ID:IaHNSGMS
個人的にカップルの逆転が一番好き
ドラえもんであったみたいにあべこべ世界の自分と対面…的な
729 :
名無しさん@ピンキー:2014/06/28(土) 17:16:49.74 ID:I9T1gTdq
パラレルワールドの女性の自分とであって、
やらしい発想や、人に知られたくない性癖や、
恥ずかしい記憶を熟知している関係で、
ぶっちゃけすき放題プレイするとか…
あれ?何があべこべかわかんないや。
730 :
名無しさん@ピンキー:2014/06/29(日) 10:18:36.07 ID:GEhPe6Jv
「ここはグリーンウッド」の「チェリーウッド編」かよ。
731 :
名無しさん@ピンキー:2014/07/04(金) 10:10:00.62 ID:Jj8z8wc1
部活といえば、TS部?
体臭もあべこべになって女の子からむさくるしい臭いがするように
逆におっさんがいいにおいなのか
【その1】
疲れがかなり残っていたのか2度目の目覚ましでも起きられず、妻の怒鳴り声でようちやく目が覚める。
慌てて身支度をして鞄を抱えて家を飛び出し、駅までの道のりを全力で走って改札をくぐったら、
俺のようなサラリーマンの姿はほとんどなく、ホームは制服姿の女子学生でいっぱいだった。
「しくじったなぁ……」
いつも乗っている車両の前まで行くのを諦め、しぶしぶ近くの乗車待ち列の後ろにつく。
しばらくして、軽く警笛を鳴らして10両編成の電車がホームに滑り込み、
いままで詰め込んでいた人々を吐き出し、そして俺達を詰め込んでまた走り出す。
ちょっとの身動きすら取れないほどぎゅうぎゅう詰めの車内は、
エアコンが効いているとは思えないほどの蒸し暑さでじっとりと汗がにじんでくる。
車内の温度が上がってくるにつれて、そこかしこからむわりと嫌な臭いが漂ってきた。
古くなった揚げ油のような臭いに酸っぱい汗のにおい、それにかっちり固めた頭から漂う整髪料の成分がまじりあった悪臭は、
それだけで人が殺せるほどひどいものだった。
「これだから、この時間の電車に乗りたくなかったのに……」
満員電車にぎっしり乗っている女子学生が全身から放つ悪臭は、年頃の親父である俺にとっては耐え難い代物だった。
なんで若い女ってのはこんなに臭いのだろうか。そういえば、妻は娘のものと一緒に俺の下着とか洗っていないだろうか。
あんな臭い洗濯物と一緒に洗われたら、お気に入りの下着が余計汚れてしまう。
【その2】
カーブに差し掛かったのか、電車が大きく揺れる。その衝撃に押し出されたのか、
週刊誌を丸めるように握って読んでいるブレザー姿の女子高生が大きく息を吐いた。
その腐った魚のようなにおいを帯びた空気の塊がもろに俺の顔面に当たり、涙が出そうになる。
あまりの出来事にキッと睨むと、その女子高生は週刊誌で隠すように顔をそむけた。
その時目に入った記事は、俺と同い年ぐらいの親父が下着姿でポーズをつけているもの。
こんな混雑した車内でもエロ記事を読んでいるなんて、本当にエロ女子は度し難い。
また魚の腐ったような息を浴びたらたまったものではないと、なんとか体の向きを変えると、
目の前には中学生ぐらいの女子の後頭部があった。
この世代独特の未齢臭と整髪料、何日も洗っていないと思われる汗のにおいが鼻を直撃する。
逆を向こうとすると、シャンプーや制汗剤にまじる年頃の親父のにおいをかごうと
鼻息を荒くするセーラー服の女子中学生が立っている。
どっちを向いても地獄だ。
その3】
「やっぱりもっと早く起きるべきだったなぁ」
数日起きに繰り返す後悔を今日もまたしていたら、突然股間を変な感触が襲う。
カバンやランドセル、膝が当たるのとは違う、生物的にうごめく嫌な感覚。
――痴女だ!
常々、痴女が出たら大声でとっちめてやろう。そう思っていたのに、
生理的嫌悪感と恐怖から声が出ない。
やけに小さい指がむにむにと俺のズボンの上でうごめき、
その動きに合わせて自分の意志とは反してペニスは固さを増していってしまう。
体をひねったりして振り払おうとしても、執拗に痴女の手がついてくる。
下着のなかで完全に勃起してしまった俺のペニスを、大胆にもズボン越しに握り締めてしごきはじめる痴女。
荒々しく、ときに優しく、亀頭を、陰茎を、陰嚢を刺激し続ける。
「……っっ!」
下半身がはじけるようにビクンビクンとけいれんし、目の前が真っ白になる。
それと同時に電車のドアが開き、人の波に流されるように俺もホームへと押し出されてしまった。
ドアが閉まり、遠ざかっていく電車の窓に目をやると、白いブラウスに吊りスカートといった
「いかにも」なエロ小学生が俺の顔を見てにやりと笑ったのが見えた。
きっと、あれが痴女だったに違いない。
もう1回電車に乗らないと……そう思って列に並びなおそうとすると、くちゅりと股間が鳴った。
慌てて公衆トイレに飛び込み下着を見ると、ねっとりと白い液体がペニスとトランクスにまとわりついていた。
「……もうやだぁ……会社行きたくない……」
あまりの悔しさ、恥ずかしさに、涙がこらえきれずこぼれだす。
親父ってだけでいつも性的な目で見られてしまう。
世の中のエロ女学生が全部死ねばいいのに。
そんなことを考えつつ、俺は泣きながらトイレットペーパーで自らの精液を拭き取るのだった。
以上、親父と女子学生の体臭と性的搾取があべこべになった世界で小ネタでした
臭い女の子イイねぇ
男子学生はおばさん臭かったりするんだろうか