To LOVEるでエロパロ part16

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 01:22:29.89 ID:vhbnWcPW
おつん
3名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 18:31:16.90 ID:u2uFsCk+
>>1
4名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 21:31:15.29 ID:ckHD9KLE
おつー
5名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 15:13:39.38 ID:e51hlMxH
>>1
乙!

リトとララifの続き、ずっと待ってんだけどなあ…
6名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 23:09:52.48 ID:MkDsenwx
もう18禁で書け
7名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 00:47:26.09 ID:YPhw0dzd
リレー形式じゃない以上、他人が勝手に他の作者の作品の続編書くってのはあまりよくないだろうよ
8名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 00:32:43.16 ID:08pzacKH
前スレ>>638の続きはこっちには来ないのか?
9名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 00:42:48.60 ID:rozdxEGI
うん
10名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 14:50:15.89 ID:wGeMknqj
はよ
11名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 15:12:12.92 ID:uonm0L9I
うん
12名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 21:32:13.71 ID:fPNuvKrD
はよー
13名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 17:48:56.05 ID:xPKCGXlz
てすと
14愛人契約:2012/03/25(日) 21:13:02.40 ID:8lUpGkIs
第四話


前スレ>>628の続き
近親相姦嫌いな人はスルー推奨
15愛人契約:2012/03/25(日) 21:14:28.80 ID:8lUpGkIs
いろいろあった一日だった。
朝から春菜と秋穂が訪問して来るまでは良いとして、
その後秋穂に手玉に取られるわ、分身はするわ、
ララと春菜と同時に初体験を済ませるわ。
メアが愛人問題に協力してくれるというララの報告も、
考えてみれば途方も無い一大珍事の筈なのに、
一日の出来事を振り返ると、その事が霞んでしまうようだ。
「お姉様がメアさんを引き込むというのは意外でしたね」
「全くだ……本当に大丈夫なのかな、俺……」
メアの正体とその危険性を理解しているのは、
結城家の中では今の所リトとモモぐらいだ。
他の者達においそれと聞かれるのはややこしいので、
美柑が食器を洗い終え、リビングで寛いでいるララやモモと
合流しに行くのを待ってから、リトはモモと相談を始めた。
「メアさんの目的は、ヤミさんの手でリトさんを始末させる事。
 決してメアさん本人がリトさんに危害を加える事は無いと思います。
 婚約発表の場ではどうしてもヤミさんメアさんは同席しますが、
 その時ヤミさんが発破をかけられる事があったとしても、
 すぐさまリトさんに牙を剥くという展開は、
 今のヤミさんからするとちょっと考えにくいですね」
「そうかなぁ。ヤミ、俺の事嫌ってるじゃん」
ヤミが暗殺業から殆ど足を洗っている事も、
元々好きで殺しをやっていたわけではない事も、リトは分かっている。
ただそれとは別にして、彼は自分がヤミに
好かれているとは、考えもしなかった。
好意に気付かれていない事は、ヤミにとって好都合なのか、
それとも可哀想な事なのか、その判断はモモにはつかないが。
「とりあえずメアさんの事は保留にしましょう。
 まだ地球時間にして二十五日も残っています。
 残りの異星人二人は、期限ギリギリまで探しましょう。
 もし見つからなければ、メアさんは採用で」
「そうだな……」
16愛人契約:2012/03/25(日) 21:16:54.56 ID:8lUpGkIs
風呂でも入って気分を変えようかと立ち上がった矢先、
リトの耳に玄関の鍵を開ける音が届いた。
結城家の合い鍵を持っているのはリトと美柑、そして両親のみ。
珍しい事だが、才培が原稿を一段落終えて、
久し振りに持ち家に帰って来たのだろうか、とリトは思った。
だが現れたのは、予想外の人物だった。
「母さん!? 外国から帰って来たのか!」
「元気してたかしら、リト?
 ……って、何でアンタそんなに疲れた顔してんの」
話し声を聞きつけ、リビングからドタバタと他の者も集まる。
「あら美柑。ちょっと胸大きくなったんじゃない?」
「のっけから何の話してるのよ、お母さん」
「下着の寸法の話よ。あなたもそろそろ新しいブラ買わなきゃね」
「あー! リトママだー!」
「久し振り、ララさん。もうそろそろリトとえっちした?」
「うん! 今日のお昼……」
「わー馬鹿っ!!」
「え、え? ちょっとリトさん、私その話聞いてませんよ!?」
「こ、このケダモノ……ッ!」
「リト、アンタ……」
「まうー?」
一気に騒がしくなってしまった。
しかもひょんな事で、リトとララの関係が進展した事まで知られた。
モモが期待に満ちた目になり、美柑とナナがジト目になるのが分かる。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! 事情は全部話すから!」
リトは林檎を引っ張ってリビングへと連れて行った。
17愛人契約:2012/03/25(日) 21:17:20.22 ID:8lUpGkIs
「……と言うワケでして」
ギドから送られてきた、次期王位継承者の三つの条件。
本日昼頃にララ、春菜の両名と関係を持つに至った事。
秋穂の事はちょっと面倒なので省いたが、
リトは真実を殆ど全て、仕方なく、母親に話し終えた。
その流れの中で、リトの愛人候補に林檎が入っている事も、
モモの口から付け加えられた。
「信じらんない。まさか本当に浮気するなんて」
美柑が軽蔑に近い眼差しでリトを睨みつける。
リトにとっては軽蔑としか思えなかったその目つきは、
しかしモモや林檎にとっては、ジェラシーの視線であると見抜けた。
自分もリトの愛人として抱かれたいと思っている事は明白だ。
だがそれを美柑本人以外の口から指摘するのも憚られたので、
モモも林檎も、敢えて何も言わなかった。
「うーん、まぁララさんも春菜さんも納得してるんなら、
 母親としては何も文句は無いわねぇ。
 私は元々どっちの恋も応援してたわけだし」
「え? 母さん、春菜ちゃんが俺の事好きだって、知ってたのか?」
春菜とは一度しか会った事がなく、しかもロクに会話していない。
何故林檎が春菜の気持ちを知っているのか、リトには分からなかった。
しかし結城家の女性は、母も娘も勘が鋭い。
今まで春菜の気持ちに気付けていないのは、リトだけだ。
「でも美柑やお母さんまで愛人だなんて、ちょっと面白い展開ねぇ」
「いや全然面白くないから。それより母さんに相談なんだけど、
 二十五日後って仕事空いてる? 同席して貰わなきゃいけないんだけど」
「えーっと、月末の木曜日だから……」
林檎は胸ポケットの手帳を取り出して確認した。
予定は詰まっているが、後回し出来る仕事を後回しにし、
前倒し出来る作業は前倒しにすれば、一日ぐらい空けられる。
「問題無いわよ。ただその週はイギリスに居るんだけど」
「それなら私がリトママを迎えに行くよ!
 小型宇宙船を使えばひとっ跳びだし」
宇宙船なんかおいそれと人に見られて良い物ではない。
だが光学迷彩くらいは備わっているので、誰に見咎められる事も無く
当日林檎を迎えに行く事は出来るのだと、モモが補足した。
18愛人契約:2012/03/25(日) 21:19:05.73 ID:8lUpGkIs
その夜、林檎は結城家に泊まって行った。
丁度この町から電車で半時間程の場所にある広告代理店と、
今度の新作発表会の打ち合わせをする為に一時帰国したらしい。
ビジネスホテルを取る事も出来たが、自宅の方が寛げる。
「美柑と一緒に寝るのも久し振りねー」
「……流石にこの年で一緒に寝るのは、ちょっと……」
ここが結城家の持ち家である以上、普段使われていないだけで、
才培と林檎の寝室もちゃんと別に存在している。
だから林檎は一人で寝てくれれば良かったのだが、
数ヶ月ぶりに会う愛娘と少しでも長く一緒に居たいのは、
母親としての本能にも近い愛情が故だ。
ついでに言えば、林檎にはもう一つ、目的があった。
美柑の心情を探る、という目的が。
「あなた、リトの事はどう思ってんの?」
普通の兄妹なら「……はぁ?」とでも返しておけば良い。
だが美柑にとって、それは出来ない話だった。
「なっ! 何言ってるのよお母さん! 私達兄妹だよ!?」
実際、昔はただの兄妹だった。
ララに翻弄され、春菜にお熱をあげるリトを見て、
美柑はその都度面白がっているだけの女だった。
いつからかリトを恋愛対象にしてしまっていたが、
本人はその本音を隠し通しているつもりでもあった。
だが結城家の女は、勘が鋭い。
そもそも美柑の勘の良さは、まさしくこの林檎譲りだ。
今日久し振りに会っただけなのに、林檎はもう、
美柑のリトを見る目が以前より変化している事に気付いていた。
「母親に嘘ついたってバレバレなんだから。正直に仰いなさいな、我が娘よ」
一枚の布団の中で、林檎はぎゅうっと美柑を抱きしめ、
逃げられないような状況に追い詰め、問い詰めている。
無理矢理母の胸に顔を押し付けられ、美柑が降参するのは早かった。
「うん……私、リトの事……好き……」
やっぱりねぇ、と林檎が頷く。

たった一日で盛大に疲れてしまったリトは、
ベッドに潜るとすぐに眠りに落ちられると思いきや、
予想に反して目が冴え、中々寝つけずにいた。
昼間このベッドでララや春菜を抱いたのだと思うと、
まだ二人の残り香が漂っているような気さえしてくる。
それどころか、ほのかに香水の匂いも混ざっている。秋穂の匂いだ。
「秋穂さんの裸まで見るとはなぁ……いろいろ有り過ぎてしんどい……」
完全な独り言だった。
室内には他に誰も居ないし、まだモモもベッドに潜り込んで来てない。
だから誰かに聞かれる事は無い筈だった。
しかし、タイミングが悪かった。
その時ドアの外に、二人分の気配が並び立っていた事に、
彼は全く気付いていなかった。
「ふっふっふ……秋穂さんって誰かしらぁ?」
ガチャリ、と音を立ててドアがゆっくりと開く。
「かっ、母さん!?」
「最っ低……ララさんや春菜さん以外にも手を出してたなんて」
「美柑!? いや誤解だ! 手は出してないって!」
言っても信じてもらえないそうにない雰囲気だ。
パジャマ姿の二人は、説明を求める目をリトに纏わりつかせた。
リトは単に秋穂にからかわれただけで、
肌にさえ殆ど触れていないのだと納得して貰うまで、
たっぷり十分以上かけて弁明させられた。
19愛人契約:2012/03/25(日) 21:20:25.33 ID:8lUpGkIs
「なるほどね。でもその内容だと、どっちかって言うと
 リトより春菜さんの方がノセられてた感じだけど?」
「う、あ、いや……」
事実そうなのだが、全てを春菜のせいに出来る程、リトは図太くない。
経緯がどうあれ最終的に秋穂のパンティに指をかけたのはリト自身だ。
言い訳をしたかったわけではないが、事実をそのまま釈明すると、
どうしても言い訳のように聞こえてしまうのだった。
「まぁ愛し合ってもない人に手を出さなかったのは、
 母親として褒めてあげるわ。そういう所、お父さんとそっくりね。
 あの人浮気なんて全然しないどころか、そもそも性欲より仕事優先だから、
 あんた達を作る時も中々ノってくれなくて苦労したわ」
実子の前で一体何の話をするんだ、この人は。
そう思ったのは、意外にもリトだけだった。
彼は気付いていなかったが、美柑の方はとっくに、
そんな事を気にする段階を通り過ぎている。
何故ならつい先程まで美柑の部屋で、もっと濃い話し合いをしていたのだから。
「とりあえず秋穂さんの事は置いておいて。リト、相談があるんだけど」
「何だよ美柑、改まって」
自分の口から言い出そうとしたくせに、いざとなると美柑は縮こまった。
本当にこんな事を、実の兄に頼むべきなのだろうか、という
不安や倫理観、貞操観念といった、ありとあらゆる抵抗が入り混じる。
「んと……あのね? その……」
中々言い出せずにいる美柑に替わって、発起人の林檎が口を開いた。
「リト。アンタ、今から美柑とえっちしてあげなさい」
数秒間の沈黙。
ややあって、リトの絶叫が、悲鳴に近いトーンで響き渡った。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ララ達が異次元接続された別室で寝ていたのは幸いだ。
彼女らはこの大声で目が覚める事は無かったし、
セリーヌは美柑の部屋でスヤスヤと寝息を立てたままだ。
「どっからそんな話になるんだよ一体!?」
リトは常識的な困惑と質問をぶつけた。
20愛人契約:2012/03/25(日) 21:22:07.89 ID:8lUpGkIs
そこからは、恥じらいと自己嫌悪から何一つ言えない
美柑に替わって、林檎が矢継ぎ早に説明し続けた。
美柑がリトを男として愛している事。
公に愛人を名乗るのなら、美柑がリトと愛し合う事に問題は無い事。
しかも事が宇宙規模の問題となれば、日本の法律を気にする必要が無い事。
「だからって、何で美柑と……」
「あら、嫌なの?」
「嫌とかそういう問題じゃないだろ、母さん。妹だぞ?」
「だからそれは関係無いって。宇宙では普通の事なんでしょ?
 世界中飛び回ってる私からすれば、日本の価値観が
 外国じゃ何の意味も無い場面なんて、いくらでも見てきたわ。
 それともあなた、インド人に対して文句言える?
 男なら妻は一人に絞れだなんて、日本の基準で言えるの?
 イスラム教徒に対して、美味しいから豚肉も食べてみろとか、
 バチカンに対して宗教捨てて無神論に転換しろなんて、言える?」
だったら日本人に対して一夫一妻制を捨てろとか、
妹とセックスしろと言うのも、無茶なのでは?
リトはそうツッコもうとした。
「でも俺は日本人だし、美柑も日本人だぞ! だから血縁者とは……」
「それはたまたまあなた達が両方とも日本に生まれただけよ。
 じゃあ私が宇宙に出張してる時に偶然美柑を出産してて、
 そのまま余所の星の文化に染まって育ってたとした場合、
 それでもあんたは美柑の思想を批判出来るの?」
論点がすり替えられ過ぎている。
何だ、宇宙に出張って。ギドじゃあるまいし。
しかも日本人の両親から生まれた子供二人は、
日本で生まれるのが大多数であって、海外で生まれる方が珍しい。
ましてやどちらか片方が宇宙で生まれていたら、などという仮定が
本題に絡んでくる程重要な要素とも思えない。
「あのな、母さん。そう言うのは今の日本じゃ」
「あぁもうっ! いちいち細かい事気にする愚息ね!」
林檎は逆ギレした。
どう考えてもリトの方が正しいのに。
「それじゃあ何? 兄妹だから、法律だから、常識だから。
 そんな理由で、一人の女の心の底からの気持ちを無下に扱うのが、
 今の日本では男のする事だと思われてるって事?」
林檎の言いたい事は分からないでもないが、実際今の日本では、
実妹と肉体関係を持つ事は法律でも常識でも否定されている。
しかしこう言われると、言いくるめられてしまうのがリトだ。
それは気が弱いから、などではなく。
いろんな意味で、妹の事を本気で大切に思っているからこそだった。
21愛人契約:2012/03/25(日) 21:23:47.95 ID:8lUpGkIs
「リト……」
それまで黙り込んで俯いていた美柑が、ゆっくりと顔を上げた。
妹なのに、思わずリトさえ見入ってしまうものがある。
しかし。
そこからの続く言葉は、想定外の罵倒に満ち溢れていた。
「ハッキリしない男ね、アンタは!
 そんなだから今日まで春菜さんに告白も出来なかったのよ!
 しかも何? ララさんや春菜さんはまだしも、
 春菜さんのお姉さんにまで手を出しかけてたですって!?
 よく知りもしない女には手を出せるのに、大事な妹にはこの対応?
 私がどんだけの覚悟でここに来たと思ってんのよ!
 アンタをからかう為だけに部屋に上り込んだ秋穂さんとじゃ、
 比べ物にならないくらい重いモン背負って来てるんだからっ!
 この優柔不断の蝙蝠男! 紳士ヅラした似非フェミニスト!」
「う……うおぉう……」
リトは三つ四つも年下の妹に、完全に気圧された。
無理からぬ事だ。
美柑からすれば、幼いなりにも人生の殆どの時間をかけて
今まで積み重ねられてきた、数年越しの想いの発露だ。
半泣きになりながら叫んでいた事に、彼女自身自覚が無かった。
「美柑……」
リトは逡巡した。
望んでいるわけではないとは言え、これから銀河の王にならんとする立場。
その自分が、銀河全体から見ればちっぽけな太陽系の中でも、
せいぜい真ん中ぐらいのサイズしか無い惑星の、
その更に0.25%、つまり1%にも遥かに満たない陸地面積しか持たない島国の、
しかもここ数世紀の間定着しているだけの価値観を基準にして、
妹の気持ちを蔑ろにするというのは、馬鹿らしい事なのではないのか?
「でも、せめてララと春菜ちゃんには断りを入れておかないと……」
このリトの意見は、至極もっともなものだ。普通なら。
宇宙と地球、双方の正妻に許しを得ないまま、黙って他の女を抱く事は出来ない。
リトとしては極めて常識的な事を言ったつもりだった。
あくまで「つもり」だが。
「……アンタ、愛人囲うのに妻の了解取る男がどこに居るのよ」
嫌なタイミングで林檎が割って入る。
仰る通りだ。
林檎の思想はリトにとって受け入れがたいものの筈なのに、
ピンポイントでリトより常識的な事を言ってくる場面もあるのだから、
中々対処がし辛い。
「あの二人なら大丈夫よ。勘だけど、ララさんも春菜さんも、
 相手が美柑や私なら、納得してくれるって」
「そりゃあの二人は優しいからそうかも知れないけど……
 って、え? 今何気に母さんまで含まれてた!?」
「当然よ。美柑達には悪いけど、アンタに対する愛情っていう意味では、
 母親としての誇りにかけて、誰にも負けやしないんだから」
……大変な事になってきた。
22愛人契約:2012/03/25(日) 21:25:14.80 ID:8lUpGkIs
「さっすがあの人の息子! まるで本人みたいにそっくり」
「こ、これがリトの……マジマジと見るのは初めてかも……」
ちょっとした拷問だ。
母親と妹に押し倒され、身ぐるみを剥がされて、陰茎を見られるなど。
「同じ位置にホクロがあるなんて、まるであの人のを見てるみたいだわ……」
林檎はうっとりした顔で、才培のモノと良く似ているらしい、
息子のムスコをつぶさに観察し続けた。
今リトは、死にたいくらいの恥辱を感じている。
「うう……恥ずかし過ぎる……」
「我慢なさい、リト。あんたの周りの女の子達、美柑も含めて、
 何度もアンタに裸見られたり、胸触られたりしてるって聞いてるわよ?
 そんなに人に辱めを与えといて、自分は耐えられないなんて我儘よ」
「母親にチンコ握られるのは別格だろぉ!?」
「私が何度アンタのオムツ替えてお尻拭いてあげたと思ってんだか」
どう頑張っても林檎には言葉では勝てない。
土台、リトが討論で勝てる相手など、この世には居ないのかも知れないが。
「それじゃあ美柑、お母さんのやり方をよく見てなさい。
 交替したら、同じようにしてあげるのよ?」
「う、うん……」
まだ萎んだままのリトのイチモツに、林檎は躊躇い無く舌を這わせた。
よく息子相手にこんな事が出来るなとは思うが、
まさしく目に入れても痛くない愛息にだからこそ可能なのだろう。
小さい頃以来久しく見ていなかったが、林檎の体は見事だと、
リトも美柑も認めざるを得なかった。
年齢を感じさせない、どころか二十代中盤と言っても通用する張り。
弛んだところは一切無く、目元に皺の一つも見当たらない。
化粧で誤魔化しているわけではなく、林檎はスッピンでも若々しかった。
恐らくかなりトレーニングをして維持している。
母親であるという事さえ忘れれば、かなり魅力的な女性だ。
リトの母だと言う事実と、実年齢を知りさえしなければ、
猿山や弄光辺りならナンパしかねない。
対する美柑の体は未成熟だが、さすが林檎の娘である片鱗を覗かせる。
最近少しずつくびれてきたウェストに、膨らみかけの胸。
躊躇いから直視しなかったが、先程ちらりと見た限りでは、
まだ陰毛も全然生え揃っていないが、これは林檎に言わせれば
「同年代の子から比べれば生えるのが遅い方」らしい。
23愛人契約:2012/03/25(日) 21:26:42.40 ID:8lUpGkIs
林檎の口や舌の使い方には遠慮や躊躇が一切無かった。
美柑を生んで以来夫とはご無沙汰で、海外で浮気の一つもしていないらしく、
十年以上振りに味わう男のモノが、美味しくて堪らないらしい。
尿道口からカリの裏のヒダまで舌先で丹念に舐め回し、
根本まで咥えて舌を縦横に這わせながら、睾丸を揉む事も忘れない。
まるで飲み物のように「ズズッ」と音を立てて肉棒を吸い込もうとする。
「こ、こんなの真似出来るワケないじゃん」
男根から口を離し、林檎は娘に答える。
「いきなり最初からここまで出来る女は居ないわよ、普通。
 美柑も回数を重ねてゆっくり覚えていきなさいな。
 妹と言えばある意味愛人よりも妻よりも近しい女なんだから。
 あなたなら妻以上の存在になれるわ」
妻以上の存在という概念は、リトにはピンと来ない。
現代の日本の一般的な観念で言えば、男にとって妻が最上の女なのだから。
だが、結婚もしなければ子供もまだ持っていないリトには、分からない。
血の繋がりとは、配偶者よりも深いものだ。
例えば才培にとっては林檎よりもリトや美柑の方が大事だし、
林檎にとっても才培より愛息達の方が大切だ。
それは何も夫婦間の愛情が枯渇しているわけではない。
緊急時に子供の命と配偶者の命と、どちらを取るか、という問題だ。
それがそのまま兄妹の関係にも適用出来るとは、ちょっと思い難いが。
「わ、私が……リトにとって、妻以上の女に……」
ゴクリ、と喉を鳴らす音が、美柑のか細い首から漏れてくる。
「お兄ちゃんと妹なんだから、そうなっても全然おかしくないわ。
 妹は、妻より恋人より深い関係なのよ、美柑」
この人の論理、おかしくないか?
今更リトはそう痛感させられたが、元々林檎は、
誰彼の区別無く職業病で女の胸や尻を触ってしまう人だ。
デザイナーと言えばある種芸術家なので、どこか頭の作りが違うのだろう。
別に芸術家を批難するつもりは、リトにはさらさら無いが。
天才と変人は何とやら、だ。
「妻以上の存在になりたいなら、今ぐらい呼び捨ては止めなさい。
 リトの事をお兄ちゃんって呼べるのは、世界であなただけの専売特許よ」
「う、お……お兄……ちゃん……」
言いながら美柑は、母を真似てフェラチオにトライし始めた。
24愛人契約:2012/03/25(日) 21:28:27.25 ID:8lUpGkIs
ララにも春菜にもまだフェラはさせていないのに、
自分の人生初のフェラの相手が母親で、次が妹だとは。
その事にリトが今になって気付けたのは、冷静さを取り戻してきたからだ。
林檎のテクはねっとりとしていて、男の平常心を失わせるものがある。
反面美柑の技術は技術と呼べない程拙く、逆に心が落ち着いてくる。
下手には違いないのだが、どこか平和な感じだ。
「チンポにキスしてあげるだけが精一杯? もっと舌を使わなきゃ」
林檎にそう助言されて、美柑は恐る恐る舌を突き出す。
だがそれでも、触れられるのは肉棒の側面が限界だ。
鈴口はおろか、カリ首にすら怖くて触れられない。
「だって無理だよ、こんなの……変な匂いするし、変な液体出てるし」
「甘いわね、美柑。この匂いを香しいと思えるようになってこそ一人前よ。
 その汁も我慢汁って言って、リトが感じてるからこそ出るのよ」
「それじゃお兄ちゃん、気持ち良くなってくれてるの?」
いちいち聞くな馬鹿! と怒鳴りたいが、リトには何も言えなかった。
その小さな唇と小さな舌が、拙いなりに懸命に頑張ってくれているのを見れば、
テクのある人に弄ばれるのとはまた違った興奮、幸福感が芽生える。
「まぁ、今日のところはフェラはこんなもんで良いでしょ。
 初めっから口内射精だのバキュームだのは無理な話だしね。
 次はリトが美柑を愛してあげる番よ?」
「つっても俺、どうすれば良いのか……」
「嘘おっしゃい。既に二人食ってる男の言う事か」
「うっ」
そう言われると逃げ場が無い。
だが、何をすれば良いか分からないのは事実だ。
確かにリトは既にララと春菜を抱いているが、あれは分身の訓練を兼ねていた。
胸を触るのも手マンをするのもキスをするのも、
今思えば、全部彼女達の言う通りにチャレンジしていただけだ。
「そ……それじゃ、とりあえず……きっ、キスするか? 美柑」
「ふぇえっ!? キシゅ!?」噛んだ。
「キスならさっき、フェラの前にしたじゃん! もう良いって!」
決して嫌と言うわけではないが、今美柑にとって、
キスはむしろフェラチオより苦手とさえ思える事だった。
何しろ、どうしてもリトの顔を見なければならない。
目を閉じていても、目の前にリトの顔がある事を思い知らされる。
フェラならまだ何とか、リト本人から意識を背ける事も出来ていたのに。
「さっきのキスは、母さんに急かされてだったし、落ち着かなかったし……
 ちゃんとしたキスはまだ済ませてないんじゃないか、って思ってさ」
「う、あぅ……そ、そうかもしれないけど……」
躊躇う妹の両肩をそっと掴み、引き寄せ抱き寄せ、リトは優しく口付けた。
いざと言う時は強引なところも、やはり才培の息子だと、林檎は思った。
25愛人契約:2012/03/25(日) 21:29:32.18 ID:8lUpGkIs
「……ぷぁっ」
どうやら息を止めていたらしく、唇を離した美柑は軽く息継ぎした。
「え、と……それじゃ美柑、ここに横になって」
「はい……」
はい……とは、また従順な事だ。
垣間見えたリトの男らしさに、美柑は女の本能を刺激されていた。
言われるままにベッドの上に仰向けになり、もはや胸を腕で隠す事もせず、
微かに覗き見える陰唇のビラビラまで含めて、全てをリトに曝け出す。
委ねる、という言葉の意味を生まれて初めて本当に理解した瞬間だった。
リトは美柑の小さな胸に手を伸ばし、恐る恐る揉んだ。
ララよりも春菜よりも小さい分、迂闊に触れれば壊れてしまいそうだ。
その遠慮がちな触り方を美柑は気にしなかったが、林檎は気に入らなかった。
「アンタねぇ。せっかく男を見せたんだから、半端な事しないの」
「ケド……」
「私はこれで十分だよ、お母さん」
むしろ初体験からいきなりパワフルなセックスをされても困る、
と美柑は言いかけたが、そう言われてみると物足りないのも事実だ。
何しろ普段のリトは、アクシデント由来とは言え、
他の女達の胸をもう少し強く揉んだりしているのだから。
それには負けたくない、という対抗心が美柑の中に芽生えつつあった。
「乳首吸うくらいの事はしなさい。それをしないと、
 男が心を開いてくれてる実感を、女は得られないわよ」
そう言って林檎は身を乗り出し、リトの横に腰掛けた。
「さぁほら、練習よ。お母さんのなら遠慮なく吸えるでしょ?」
「いや、そのりくつはおかしい」
「何よ、意気地なし。小さい頃はあんなに一所懸命吸ってたくせに。
 まだ乳歯も生えてない内から噛まれて痛かった事もあるのよ?」
知りませんがな。
「ねぇお兄ちゃん、私からもお願い」
「美柑!?」
「お母さんのおっぱい吸ってるトコ見せて。
 どんな風にするのか先に見てからの方が、私も覚悟決められるから」
女達に押し切られる形で、リトは林檎の胸にそっと顔を近付けた。
26愛人契約:2012/03/25(日) 21:30:41.94 ID:8lUpGkIs
リトが乳児だった事など、もう十何年も昔の話だ。
今更母親の乳首の感触など覚えてもいない。
こんなだったっけ? と思いつつ、リトは林檎の乳首を口に含んだ。
林檎はかつてそうしていたように、リトの後頭部を片腕で柔らかく包み込んだ。
愛する息子を抱っこする感覚が、懐かしくて堪らない。
「アァ……良いわぁ、このカンジ……ふふっ」
快感より、母としての嬉しさの方が先に立っているようだ。
「でもリト。
 お母さんにはそれで良いけど、美柑にはもっとサービスしてあげるのよ?
 片方の乳首を吸ってる間ももう片方の乳首を手で弄ったり、
 こんな風にオマンコを撫でてあげたり……」
「んむっ!?」
いきなり片手を掴まれ、それが林檎の股間に引っ張られると、リトは焦燥した。
「どう? お母さんのココ、もうすっかり濡れてるでしょ。
 これから美柑のも、こんな風に濡らしてあげるのよ。アンタの手で」
林檎の秘部は、モジャモジャの陰毛で覆われていた。
ララとも春菜とも、勿論美柑とも全然違う。
生え揃い方がジャングルのようなら、それが濡れた様は湿地帯のよう。
全体の手触りはヌメヌメしているのに、根元の感触はザラザラだ。
「かっ、母さん! いくら何でも……」
「何を嫌がってんだか。あんた、元々ここに入ってたのよ?」
そんな事を言われても困る。
昔は入っていたかも知れないが、今は出入りしていないのに。
リトの手を離すと、林檎はそそくさと立ち上がった。
「それじゃ、後は若い二人に任せて、お母さんはもう寝るわね」
これ以上母親にセックスに干渉されても困るので好都合なのだが、
一応リトは聞いてみる事にした。
「あ、えっと……もう良いのか?」
「欲求不満は明日の夜お父さんに解消させてもらうから、
 アンタ達は気にせず二人きりで続行しちゃいなさい。
 これ以上アンタ達のお邪魔はしないわよ」
明日の夜いきなり行って、果たして才培に時間の余裕があるだろうか?
だがそれは、リトや美柑が気にする事ではない。
今彼らが気にすべき事は、自分達の事なのだから。
27愛人契約:2012/03/25(日) 21:32:15.51 ID:8lUpGkIs
寝そべっている美柑の未成熟な体に目線をやると、
リトは林檎に教えられた通りのやり方で、彼女を愛する事にした。
「それじゃ、もう一度。今度はちゃんとするからな、美柑」
「うん……良いよ、お兄ちゃん……」
改めて覚悟を決めたリトは、美柑の右胸に顔を近付けた。
その乳首を口中に含んで軽く吸うと同時に、左胸にも手を這わせる。
母親に監督されていたという一種の圧迫感が無くなったためか、
二人きりになったリトは、幾許か遠慮が無くなっていた。
乳首を吸うだけではなく、舌先で転がしたり、乳輪を時計回りになぞったり。
リトの手に絡みついていた林檎の愛液が、美柑の胸に薄く広がっていく。
母がそうしていたように、美柑もまた、リトの顔をそっと抱き寄せた。
兄を相手にこんな風に抱き寄せる日が来る事を、
彼女は今まで予期した事も無かった。
懸命に乳首をペロペロと舐める兄が、可愛くすら思える。
経験の無い美柑でも分かる。リトの手つきや舌遣いは、どこか未熟だ。
美柑のフェラがそうであったように、リトの愛撫もまた遠慮がちで、
完全な充足を女に与えるものとは程遠い。
「お兄ちゃん。この分だと奥さん達にも手間取ったんじゃないのぉ?」
奥さん達とは、疑いなくララや春菜の事を指している。
「うっ……何かそう言えば、一時間以上かかってたような……」
愛撫に一時間と言うのが長いのか短いのかは、リトにも美柑にも分からない。
だがそんなものは些少な問題だ。
女にだって一回のセックスに時間をかけて密度を重視したい者もいれば、
一晩で最低三回戦まではしたいテンポ重視の者も居るだろう。
それは各人に合わせてリトが調整してやれば良いだけのものだ。
――つまり自分以外の女とリトが交わる事を、もう美柑は受け入れていた。
ある面では妻をも超える距離にある立場にあるという自信は、
少女にオンナとしての余裕をも与えていた。
「どうせこの先古手川さんやモモさん達ともえっちするんだろうしさ。
 今の内に私で慣れときなよ、お兄ちゃん」
勿論、今後他の女達を抱いていく事で磨き上げた技術を、
いずれまた自分とのセックスにもフィードバックして貰うつもりだが。
「うぉえっ!? 俺が古手川やモモとって、そんな事……」
「有り得ないなんて思ってるのは、お兄ちゃんだけだよ。
 銀河公認の愛人なんだし、しかもその愛人達に愛されるのが王の条件なんだし。
 何なら秋穂さんや新田先生にだって、本気で愛して貰うのも良いじゃん」
秋穂のパンティを脱がせただけであそこまで怒っていた女の台詞とは思えない。
美柑はもう完全に吹っ切れているらしかった。
28愛人契約:2012/03/25(日) 21:33:12.09 ID:8lUpGkIs
リトが乳首攻めに一段落終えてクンニに移行し始めた時。
ドアの隙間からそれをこっそりと窺っている者達があった。
「リ……リトと、美柑が……まさかマジで、こんな、こんな……」
「あら、良い傾向じゃない、ナナ。王たる者、こうでなくっちゃ」
「モモはそれでも良いだろうけど、こんなのケダモノ過ぎんだろ!?」
「しっ。あまり騒がないで。
 お姉様の道具のお陰で廊下の物音や声はリトさん達には届かないけど、
 あなたが暴れて壁でも殴ったら、その音は向こうに伝わっちゃうんだから」
双子の姉妹なのに、こうまで反応が違うのは面白い。
彼女達をこっそりリトの部屋の前まで連れてきた林檎は、
愛しい息子の意外なモテぶりを確かめられて満足だった。
「モモさんも今まであのバカ息子の煮え切らない態度に散々待たされたんだから、
 これを機会に襲っっちゃえば良いんじゃないかしら?」
「リトママ! そもそもアタシやモモはリトの愛人には入ってな――」
「あらぁ良いですわねお母様。
 リトさんさえその気になってくれれば、明日にでも」
「こらモモッ!」
慌てふためくナナとは裏腹に、ララなどはあっけらかんとしたものだ。
「良いじゃんナナ。みんなでリトとイチャイチャ出来たらサイコーだよ!」
立場上は一応正妻予定なのに、ララのこの余裕たるや凄まじいものがある。
姉がこんなに理解のある人で助かったとモモは実感した。
ドアの向こうでは、リトが丹念に美柑のマンコを舐め回している。
しかしまだ美柑は物足りないだろう。
舐めるだけでなく、舌を突っ込むとか、愛液を吸うとか、
そういった大胆さがリトにはまだ足りない。
その辺は、おいおい教えて行けば良いのだ。みんなで。
29愛人契約:2012/03/25(日) 21:34:41.86 ID:8lUpGkIs
「い、入れるぞ、美柑」
「うん、お兄ちゃん……」
小学生の妹に、未来の銀河王の先端がねじ込まれる。
やはり相当にキツいらしく、美柑は歯を食いしばりながら
涙を滝のようにこぼして堪えている。
「ひぐっ、ぅ……んんっ……」
「だ、大丈夫か美柑!? 抜こうか!?」
慌てるリトの顔に手を伸ばし、その両頬をそっと撫でると、美柑は言った。
「良い事教えといてあげる、お兄ちゃん。
 そんな優しさ、要らないから」
人によるだろ、流石にそれは。
林檎は思わずドアの向こうでそうツッコんだが、
しかし美柑にとっては不要と言うなら、都合は悪くない。
自分がお腹を痛めて産んだ子供達が結ばれるのを見物するのに、
あまり手間や時間を無駄に重ねられても困る。
「それじゃ……もうちょっと力込めるぞ、良いな? 美柑」
「大丈夫だから、早く奥までお兄ちゃんに触れさせて」
勢いをつけて、リトは最後の抵抗の薄膜を破いた。
「うぁああああああっ!?」
ピーラーで爪から肩まで皮膚を一気に剥かれたかのような激痛。
美柑は今度は歯を食いしばる事も出来ず、本気で痛がった。
少しでも気を紛らわせてやろうと思ったリトは、ララ達にそうしたように、
上半身を折り曲げて顔を近付け、唇を触れさせてやった。
「んう、じゅぷっ……ふ、あは……んむっ……」
そちらに意識を向けようととして、美柑もリトの口中に舌をねじ込んだ。
この期に及んで美柑を気遣ったリトが男根を抜いたりしてしまわないよう、
両腕と両足でがっちりと彼を抱きしめ、離さないようにする。
そうするまでもなく、リトも既に止まる気は無いようで、
狭い膣の中を一心不乱に前後に擦り上げていた。
美柑の中は浅く、短い運動でも簡単に奥まで突き上げる事が出来る。
それはそのままピストンの速さに直結しており、
申し訳ない事に、リトは早くもイってしまいそうだった。
比べるのも悪い事だし、小学生なのだから当たり前なのだが、
ララや春菜よりもキツいのだから、早く果ててしまうのは仕方ない。
「ぷぁっ……み、美柑……イクぞ、イクぞ……」
「あはぁっ、おに、お兄ひゃぁんっ、全部っ、全部ナカにっあぁんっ!」
二分ともたず、リトは血の繋がった妹の中に、
今日残っていた分の全ての精子を迸らせた。




終了
30名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 00:34:21.13 ID:TrqVxKgV
あーてすてす
31名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 14:51:07.02 ID:y/kgfSDy
おつん
32名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 22:19:09.44 ID:g0AJmJk/
ふむ
33名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 01:13:07.02 ID:toG8CGek
(´・ω・`) ふむふむ
34名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 23:23:43.70 ID:jC7G2bnl
>>29
乙!
これからも期待してます
35名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 23:31:06.76 ID:D/W+szxD
GJである

ただ1つだけ訂正させてくれ
実は日本では近親相姦は禁止されてない
近親婚が禁止されてるだけなのだ

何故なら日本には近親相姦を繰り返してきた皇室がリアルに存在するからな
36名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 22:14:57.98 ID:DsJBOzmz
てす
37名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 02:26:07.14 ID:elGl2q4P
>>29

最高です
38名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 06:24:11.95 ID:VDPvVMub
てす
39名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 09:15:08.86 ID:lcnA5t6N
最高でした
40名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 17:51:10.92 ID:cLavCRaR
ほしゅ
41名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 12:02:04.56 ID:qJe3FA7Z
はんどう
42名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 10:54:32.81 ID:tSDWwY7t
モモンガがペロペロされる
43名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 01:04:28.88 ID:zUQY6qFJ
期待
44名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 14:28:01.07 ID:M4xzgGWB
個体
45名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 01:51:40.46 ID:TCqhFuWI
まだー
46名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 09:37:54.90 ID:uXZRu8cf
アニメ楽しみだな
47名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 11:00:50.43 ID:L9RJgtha
うん
48名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 14:47:07.49 ID:OwW19UKC
期待
49名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 12:52:48.07 ID:3a9qjzgG
ssまだぁ?
50名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 01:04:03.42 ID:sfcLo3JR
保管庫っていつ更新されんの?
51名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 04:11:46.28 ID:Fhadb14M
気づいた人が更新するのよ
52名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 20:40:56.86 ID:sfcLo3JR
俺ROM専のもしもし野郎だから更新出来ないや・・・・
53名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 23:06:49.83 ID:vwCT/Ycv
やらねー乞食のくせに文句だけイッチョ前
54名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 23:42:13.91 ID:5TNzl2eQ
そういうお前は更新するんだろうな?
55名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 00:15:50.33 ID:nf9UA93g
>>54
バカ!そういことは聞くもんじゃないよ!ああいう奴はやらないって知ってるでしょ!
56名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 01:32:19.46 ID:O/IO/Kwg
しないよ、そこ利用しないで、自分でエクセルでまとめているから不要、だいたい、そういうまとめサイトの広告がうざいんじゃない?
そういう、ちょとした労力も出来ない奴に無償でやっている人は大抵自己満足か、アフィリエイト目的だからね
57名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 03:36:26.89 ID:OITfZuGh
あ、はい
どうでもいいです
58名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 05:16:04.65 ID:8B3vFGaj
大したこと言ってるわけでもないのに凄く偉そうですね
59名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 07:32:36.97 ID:Xr5uaLRI
実際偉いので
60名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 09:44:07.84 ID:NzRcQgO0
はいはい、えらいえらい^^
61名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 11:27:52.77 ID:+PDIbE0+
変な流れになってきたね(´・ω・`)
62名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 11:38:35.93 ID:eNQhYxot
偉い人をスルーすれば平和になる
63名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 11:43:10.68 ID:UgMca9PK
褒めてもらえたからおとなしくなってくれるはずだよ。きっとね
64名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:01:55.40 ID:NzRcQgO0
だといいですね^^
65名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:47:57.87 ID:pHg38pLU
本編ではDQ9主人公とアリーナが意気投合してたけど
絶対ソフィアとも合うよね
66名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:37:08.86 ID:sDVgmTB6
なんのこっちゃ
67名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 02:08:33.89 ID:01//XZv4
そろそろ籾岡さんがみたいとです
68名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 13:04:58.98 ID:EWxoZ8UE
書いて
69名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 00:47:35.91 ID:KK5P1yH9
てすてす
70名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 18:25:32.84 ID:9iTbMHaH
(´・_・`)
71名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 14:39:19.14 ID:kRxV7ozc
まだぁぁぁぁああ?
72名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 16:07:13.11 ID:IrQG5Z15
どなたかヤミちゃんのお尻をテーマに書いてくれませんか
73名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 20:15:08.55 ID:KQMHB0l7
御自分で
74名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 01:15:24.77 ID:I4xcJb7X
了解
75名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 09:27:44.27 ID:vtfexsMw
職人いなくなっちゃったね(´・ω・`)
76名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 12:17:47.98 ID:2Ghyy5WU
>>74
に期待してみる
77名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 15:04:20.81 ID:/5dRFQ7F
大人しく待ってなさいよ
78名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 15:41:55.57 ID:RmxWQkAq
はーい
79名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 14:41:47.88 ID:xgPsHxCi
まだかのう
80名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 19:34:17.40 ID:PQWCCKAU
さあ
81名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 20:41:28.37 ID:PL/GR6Uv
はじめよう
82名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 21:47:42.24 ID:uetys77/
ベネッセ 小学講座
83名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 21:54:43.24 ID:mHonKSCl
どんっ!!
84名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 08:10:18.13 ID:eyv9LfIR
なんだこの流れww
85名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 22:54:38.09 ID:ye5mGryn
まーだかな?
86名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 00:39:56.91 ID:vBpe7+Hb
まだですな
87名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 19:12:06.22 ID:Gk8T7oGg
ララ春菜はどんな反応するか

833 :名無しかわいいよ名無し:2012/04/26(木) 13:39:37.23 ID:QxLwnJhl0
もしもフェラチオでリトの精液を口で受け止めて飲んだら

モモ「(ゴクッ)うふっ♥ リトさんの精液、濃くて美味しいですぅ」
ナナ「(ゴクッ)うわ苦っ! よくこんなもん飲めるよなぁ」
美柑「(ゴクッ)苦い。食事の栄養バランスが偏ってたのかなぁ」
ヤミ「(ゴクッ)精液って苦かったんですね。知りませんでした…」
唯「(ゴクッ)の、飲んだわよ。これで文句ないわよね///」
里紗「(ゴクッ)ふう〜ぅ、やっぱり精液は生搾りに限るよなぁ」
凛「(ゴクッ)うむ、濃いな。日本男児なるもの、こうでなくてはいかん」
御門「(ゴクッ)あぁ美味しいわ♥ これで結城君のDNA情報ゲットね」
ティア「(ゴクッ)タンパク質とデオキシリボ核酸ね。アルカリ性だから苦いわ」
88名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 00:07:08.05 ID:/dk6CBG4
春菜「(ゴクッ)結城の…美味しい…」
89名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 00:07:29.32 ID:nufxEg5v
君をわすれたよ!君を!
90名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 01:00:34.14 ID:i8EviMQD
なんだってー
91名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 01:51:02.35 ID:Y0TdJDib
>里紗「(ゴクッ)ふう〜ぅ、やっぱり精液は生搾りに限るよなぁ

なんやこのタカさん
92名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 01:57:53.27 ID:TxY8ix+V
> ララ「(ゴクッ)うえ〜変なあじ〜、でもリトが喜ぶならまた飲んであげるね♪」
93名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 15:08:01.51 ID:eDLE6aoR
ふひひ
94名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 22:32:26.49 ID:XDq39W/1
ぶひ!ww
95名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 01:16:56.27 ID:TGSatPFp
ヒヒぃぃぃん!
96名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 12:17:16.15 ID:x0f7dzWl
(´・_・`)
97名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 18:40:15.08 ID:pS/kuv72
ララ「(ゴクッ)うえ〜変なあじ〜、でもリトが喜ぶならまた飲んであげるね♪」
春菜「(ゴクッ)結城君の…美味しい…」

モモ「(ゴクッ)うふっ♥ リトさんの精液、濃くて美味しいですぅ」
ナナ「(ゴクッ)うわ苦っ! よくこんなもん飲めるよなぁ」
美柑「(ゴクッ)苦い。食事の栄養バランスが偏ってたのかなぁ」
ヤミ「(ゴクッ)精液って苦かったんですね。知りませんでした…」
唯「(ゴクッ)の、飲んだわよ。これで文句ないわよね///」
里紗「(ゴクッ)ふう〜ぅ、やっぱり精液は生搾りに限るよ」
凛「(ゴクッ)うむ、濃いな。日本男児なるもの、こうでなくてはいかん」
御門「(ゴクッ)あぁ美味しいわ♥ これで結城君のDNA情報ゲットね」
ティア「(ゴクッ)タンパク質とデオキシリボ核酸ね。アルカリ性だから苦いわ」
98名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 19:42:11.85 ID:24u6vmXI
続きは?
99名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 22:36:06.82 ID:M0SfUKCX
モモ所有の植物の花粉を誤って吸収してしまった唯が発情するお話はまだですかね?
100名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 05:23:11.33 ID:eAZvYVOp
ない
101名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 16:33:55.30 ID:sQTfWnBU
>>97
一番言って欲しいのは春菜
102名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 10:04:45.06 ID:pnEx3QKK
>>101
握手
103名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 00:41:13.52 ID:UtOb8bhf
拍手
104名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 23:48:56.44 ID:M89MWWGn
各種
105名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 00:14:15.63 ID:zDWBuavW
搾取
106名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 00:38:56.79 ID:3ySec+ln
木種
107名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 00:52:17.38 ID:9oL48XBD
新種
108名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 14:21:47.76 ID:LRpw1kZ0
看守
109名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 23:30:47.71 ID:okjdXEW8
亜種
110名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 00:07:01.70 ID:jp7mcXVj
党首
111名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 00:28:39.33 ID:t7o38Ryc
まだー?
112名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 08:34:54.11 ID:TQ0KYlQS
だま
113名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:28:32.45 ID:7bFz8b/n
114愛人契約:2012/05/06(日) 13:29:50.05 ID:6BYkk9Pn
>>29続き


第四話


その日の彩南高校は、締りが無かった。
ただでさえ緩い校風、ただでさえ奔放な校長だが、
今日はいつにも増して歯止めがきかなくなっている感がある。
リサのスカートの短さが小煩く指摘される事も無ければ、
猿山がエロ本を持ちこんでいても怒る者も居ない。
リトがアクシデントで春菜に抱きついても、
それを廊下に正座させてガミガミと叱りつける者が、今日は居ない。
「古手川さん、また風邪なのかしら」
「あぁ、何かメール来てたよ。知恵熱だってさ」
リトと唯がメールのやり取りをしているというのは、
原作でも描写があった事はあったが、どこか想像し辛い。
そもそも唯が携帯電話を持っている事自体が不似合いにも思える。
だがそれよりも、春菜は「知恵熱」という言葉の方に引っ掛かった。
「知恵熱って、乳児に使う言葉だよ?
 古手川さんがそんな間違いするとは思えないんだけど」
「あぁ、違う違う。同じ古手川でも、古手川遊さん。
 古手川のお兄さんからメールが来てたんだ。
 しかしそうかぁ、知恵熱って大人には使わない言葉なんだぁ。
 さすが春……西連寺は何でも知ってんなぁ」
まだ二人の関係は、おおっぴらには出来ない。
愛人問題に関与しているリサやミオの前でなら良いかも知れないが、
その他大勢のクラスメートの前で「春菜ちゃん」とは呼べない。
そんなリトと春菜のやり取りを、リサとミオがニヤつきながら見ている。

それじゃあまた前のように、古手川さんの家にプリントを届けてあげて。
委員長である春菜にそう言われて、リトは放課後の道を一人、
記憶を頼りに古手川邸へと歩いて行った。
「それにしても知恵熱って、頭使い過ぎてなる病気? ……だよな。
 普段からいろいろ難しく考えてそうな古手川だけど、
 余程頭に負担かかるくらい、いろいろ悩みとか溜め込んでんのかな」
まさかその悩みの元凶が自分であるなどと、リトは想像もしていなかった。
呼び鈴を押すと、これも前回と同じく、遊が出迎えてくれた。
「おぉ結城か。よく来たな、上がってけよ」
だが今回少し違っていたのは、遊の後ろに他の女性が居た事だ。
「あれぇ? リト君じゃん。そう言えば遊君の友達なんだっけ」
「あ、秋穂さん!?」
あんな事があった後では、秋穂の顔を見るのが気まずい。
さっさとプリントだけ渡して引き下がろうとしたリトは、
しかし案の定、遊に引きとめられた。
「まぁ上がってけって。お前が来たら唯も喜ぶから」
「いやあの、その……」
「って言うか唯ちゃんも別に風邪とかじゃないんだしさぁ、
 四人でレンタルしてきた映画でも見ようよ」
強引な二人に半ば無理矢理連れ込まれ、リトは二階へ上がらされた。
115名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:30:32.97 ID:6BYkk9Pn
今度こそ裸を見るようなアクシデントの無いよう、慎重にノック。
唯の返事を待ってから、リトはドアを開けた。
「こ、古手川? プリント届けに来たんだけど……」
「……有難う。ベッドの上に置いておいて」
唯がそっ気ないのはいつもの事だが、今日は更にだ。
風邪ではないという秋穂の言葉通り、体調はそう悪くないようだ。
机に向かって黙々と一人で勉強している。
家で自主学習も悪くないが、だったら学校に来れば良いのではないだろうか。
「遊さんが知恵熱とか言ってたけど、何をそんなに根を詰めてんだ?」
リトにそう言われ、唯もまた春菜同様、内心で「知恵熱」の意味にツッコんだ。
なるべく彼と口をききたくない状態なので、何も言わないが。
正確に言うと口をききたくないのではなく、何を話せば良いか分からないのだ。
「悩みがあるなら何でも言ってくれよ。俺ら友達だろ?」
その言葉も唯には釈然としないものがあった。
言いたい事はいくらでもある。
いくらリト本人の意思でないとは言え、
彼と愛人契約を結ぶ事をナナから持ちかけられて以来、
自分がどんなに葛藤してきたか、分かっていないのだろうか?
いつか愛人でなく、心の底から愛して貰えるかも知れないと期待して、
ようやく折り合いをつけ、とりあえず愛人の座に甘んじようと決めたのに。
事も有ろうにリト本人は愛人どころか、友達だと言っている。
唯としては格下げされた気分だ。
リトは元々唯を愛人だとか浮気相手だとかにする気は無いのだろうし、
それが彼の良いところでもあるのだが、余計に苛立たしい。
こっちは格下げされた気分なのに、相手は最初から唯の格を、
上げも下げもしていないのだから。
「……あなたねぇ……私がどんな気持ちで……!」
116名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:31:10.00 ID:6BYkk9Pn
レンタルしてきたブルーレイを一階のPS3で視聴しようぜ、
と誘いに来た遊と秋穂の耳に、唯の怒鳴り声が響く。
「大体あなた、自覚あるの!?
 私を愛人にするとか、ハレンチにも程があるわ!
 のみならず、西連寺さんや籾岡さんや沢田さんまで!
 いいえ! ナナさんによると、もっと多いそうじゃない!
 銀河の王の条件だか何だか知らないけど、
 聞くところによると合計十五人もの女の子と
 愛人関係を結ぶつもりだそうじゃない!
 私、言ったわよね!? 私にだけはハレンチな事しても良いから、
 他の子には何もしないでって!
 それでも私、丸一日考え込んで、どうにか折り合いつけたわ!
 考え過ぎて頭が痛くなってきて、とうとう今日は学校まで休んだし!
 私がそこまで頭抱えてるのに、友達とはどういう事よ!?」
唯からも秋穂からも何も聞かされていなかった遊は、
唯の言い分だけを一方的に聞かされた格好となった。
だがその時彼の中に去来したのは、リトへの軽蔑ではなかった。
宇宙が相当に厄介な連中ばかりというのはヤミを見て知っていたので、
彼はリトの境遇に同情するしか無かった。
「おい唯、とりあえず落ち着けって。結城、大丈夫か?」
「は、はい……いや、悪いのは俺なんだから、
 遊さんは妹さんを気遣ってあげてくれませんか」
「あちゃー……春菜からは聞いてなかったけど、
 まさか遊君の妹さんまでリト君の愛人だったなんてねぇ」
一応当事者のくせに、秋穂は他人事のような反応だ。
「おいおい何だよ、事情が分かってないのって俺だけかぁ?
 結城、お前また何か変な問題抱えてるのかよ」
「は、はい……実は……」
リトは全てを説明し始めた。
その間唯はずっと不機嫌なままだったが、遊と秋穂が何とか宥めた。
117名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:31:59.53 ID:6BYkk9Pn
「愛人……愛人かぁ……そりゃ唯も可哀想だなぁ」
「そぉ? 春菜の方は嬉しそうだったけどね。
 ララちゃんと一緒にえっち出来たって、喜んでたし」
「春菜ちゃん、そんな事まで秋穂さんに教えてるんですか!?」
「いや、私があの夜無理矢理聞き出しただけだけどね。
 ちょっとくすぐったら一発だったわよ」
「結城君……そんな人だとは思わなかったわ……」
顔を真っ赤にしながら、嫉妬と侮蔑の入り混じった顔で、
唯は目の前のリトをじぃーっと見下し続けた。
リトとしては委縮せざるを得ず、足が痛いのに正座を解けない。
「それで、念の為聞きたいんスけど、秋穂さんは結城と何かしたんスか?」
秋穂に惚れ込んでいる遊としては気になるところだろう。
自分の片想いの相手が、知らない所で自分の友人の愛人になっていたなど。
リトを信じたくはあるが、ちょっとした寝取られ気分だ。
「なぁんにも。彼ったら一途ねぇ。
 私が目の前で裸になってても、ずっと目を背け続けて……あ、ヤバ」
秋穂としてはリトのひた向きさをアピールするつもりだった。
だが、どういうシチュエーションから秋穂がリトの前で全裸になるのか、
唯にも遊にも納得がいかなかった。
「おいどういう事だ結城!?」
「ねぇどういう事よ結城君!」
「うわ、わ、ちょっと待って! 話す! 全部話すから!」
「待ってよ二人とも。私が春菜をからかったのが悪いんだから」
言い訳もロクに出来ないリトに変わって、秋穂が全て説明した。
「くっそ、うらやま……いやいや、そうじゃなくって。
 俺でも秋穂さんの裸なんか見てないのに……いやいやいや」
「お兄ちゃん、そういう話は秋穂さんと余所で話し合ってきてくれる?
 私は今から結城君をこっっっってり絞らないとダメだから」
「んもう、しょうがないわね遊君ったら。
 それじゃあ遊君にも裸見せたげるから、それで許して、ね?」
「うぉぉぉ!? いやマジっすか秋穂さん!」
「だから、二人ともそういう話は余所でしてって言ってるでしょ!」
一人リトだけが、何も言えずに未だに正座し続けていた。
118名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:32:53.74 ID:6BYkk9Pn
今の唯を宥めるには、女同士だけで話し合うのが良いだろう。
愛人契約の当事者として、秋穂にも責務を感じるところはある。
ひとまずリトと遊を廊下に放り出して、秋穂は唯と話し合いを持った。
他方、廊下に追い出された遊はリトを連れて一階に下り、
コーラをアルコール代わりにして、リトから情報を引き出そうとした。
「それで、そのララって子と、秋穂さんの妹とは、どこまでいったんだ?」
「……何か遊さん、ワクワクしてません?」
「そりゃあそうだろ。猥談が趣味じゃない男なんていねぇよ」
勝手にそう決めつけられても困るのだが、
そう言えば猿山もそのテの話は大好きだ。
自分が極端にエロが苦手なだけかもしれない、とリトは思った。
「と、とりあえずその二人とは、まぁ、普通に……」
「普通なワケないだろぉ? さっき秋穂さん言ってたじゃん。
 春菜って子が、ララちゃんと一緒にえっち出来たとか何とか。
 お前みたいな真面目な奴が3Pなんて、十分普通じゃねぇって」
「いや、あれ三人で、って言うのかな……俺、分身してたし」
「分身!? マジお前の周りって意味不明なのばっかだなぁ」
リトの分身が、リト以外の、周りの誰かのせいであると、
遊はリトに説明されるまでもなく察していた。
まだ数回しか会った事が無いが、中々リトの事を理解してくれているようだ。
「それでそれで? 愛人だけでも十五人なんだろ?
 他には誰か食ったのか? それとも近衛兵とやらにも手出したのか?」
「いやそこまでしてませんって! 近衛兵って、一人は男性で、
 もう一人はあんまり接点の無い人で、もう一人はあのヤミですよ?」
「あぁ、あの髪の毛で殴って来るコかぁ。ありゃ厳しいわなぁ。
 それで、他はどうなんだ? これから手ぇ出していくのか?」
「いや、それは……その……」
口ごもるリトに、遊は洞察するものがあった。
「やっぱ既に他のコにも手ぇ出してんだろぉ。誰だ? 誰だ?」
「えっと……妹と……そん時に、母さんにもちょっとだけ」
「親子丼かよ!? ってかお前の年齢だと、妹何歳だよ?
 まだせいぜい中学生なんじゃねぇのか?」
「いや小学生なんですけど……ハハ……」
「お前、見かけによらずディープだなぁ。
 しかもついこないだまで童貞だったくせに、
 人生で3Pしか経験してないとか。俺が言うのも何だが、
 二人きりの落ち着いたセックスも良いもんだぜ?」
「それはまぁ……妹とは実質途中から二人きりだったから……」
「うっわぁ。妻二人とさえサシでヤってないのに、
 妹とは二人きりでしっぽりってか。妹さん、もう妻以上じゃね?」
確か林檎も、美柑を「妻以上」と位置付けていた気がする。
119名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:34:06.03 ID:6BYkk9Pn
そんな話を無理矢理遊から引き出されている内に、
リトはリビングのドアの磨りガラスの向こうに、人影を認めた。
「……誰かいるんですか?」
「や、やばっ」
「ちょっ、秋穂さん!?」
ドアを少しだけ開けて聞き耳を立てていた唯と秋穂が、
慌てた拍子にドアを全開にしてリビングに倒れ込んできた。
リトならばそのまま倒れてしまうところだろうが、
二人は何とか顔面を床にぶつける前に踏み止まってバランスを取った。
「何やってんスか秋穂さん? 唯と二人で話し合ってたんじゃあ」
「まぁまぁ、そんな事どうでも良いじゃん遊君。
 それより今の話、実に興味深かったんだけどさぁ」
秋穂が唯の背中を軽く押した。
「要するにリト君って、普通のセックスはまだしてないわけだよね?
 だったら君の人生初の普通のプレイ、唯ちゃんに譲ってあげたら?」
「ちょ、ちょっと秋穂さん!?」
まさかそんな事を提案されるとは、唯も想像していなかった様子だ。
「おぉっ、そりゃ良い! 秋穂さん、名案だぜ」
「いや待って下さいよ遊さん! ってか自分の妹の事をそんな簡単に……」
「アン? 自分の妹に手ぇ出した奴が言う事かぁ? うん?」
「うっ……」
ニヤニヤと笑いながら、遊はリトを無理矢理席から立たせ、
勢いそのまま唯の方へ押し出した。
「俺は妹の幸せを願ってるだけだぜ? 正妻じゃないかも知れんが、
 お前の初めての普通のセックスの相手が唯だなんて、
 唯にとってもお前にとっても良い記念に……あれ? オイ」
遊も秋穂も、まだ分かっていなかった。
リトは倒れる時、必ずオートセクハラ機能が働くという事を。
「わわっ! ゴメン古手川!」
「良いから……手、どけてくれる……?」
唯を押し倒す格好になり、覆いかぶさり、しかも胸まで揉んでしまう。
ゴゴゴゴゴ……と何かが噴火する前兆のようなオーラが唯から滲み出す。

作戦が裏目に出てしまった事を、秋穂は痛感していた。
リトは、一言で言えば、良い奴だ。
周りに押し切られたり、アクシデントでセクハラする事もあるにせよ、
落ち着いて話せば彼の言い分も唯に伝わるだろうと思っていた。
その為に秋穂は一旦リトを唯と引き離し、遊にリトと話させたのだ。
ヒートアップしていた唯では、素直にリトの話に聞き耳を傾けるまで、
かなりの時間を要するだろうと思っての計らいだ。
だからまず唯を落ち着かせた後、リト達が一階に降りた事を確認すると、
秋穂は唯を連れてリビングの入り口まで忍び足で近付いて行った。
しかしまさか、あのリトが、血縁者にまで手を出していたとは。
「もういい加減許してあげなよ、唯ちゃん」
「そうだぜ、唯。結城だって悪意があって女達に手出してるんじゃないんだし」
「私は風紀委員として言ってるの! 不純異性交遊だけでも駄目なのに、
 しかも妹や母親とまで関係を持つなんて、風紀委員として見過ごせないわ!」
「ここ学校じゃねぇんだし、結城も自分ん家でヤってんだから、
 風紀委員に文句言われる筋合い無いんじゃねぇ?」
「あの、遊さん、それ火に油……」
「とっ! にっ! かっ! くっ! 今度と言う今度は、
 絶対結城君を許してあげたりなんかしないんだからっ!!」
今の唯は、もう誰にも止められない。
素直に許して仲直りしてやった方が、お互いの為だろうに。
120名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:34:42.42 ID:6BYkk9Pn
ここで秋穂は、ある作戦を思いついていた。
先程唯がリトに言っていた「私にだけはハレンチな事しても良い」の一言。
本人はリト以外に聞かれているつもりは無かったのだろうが、
遊も秋穂もその言葉はばっちり聞いていた。
唯がリトに抱かれる覚悟が常から備わっているというのなら、
そこからこの頑強な砦を崩す事は十分可能だろう。
「仲直りしなって、唯ちゃん。この先ずっとギクシャクしたいの?」
「で、でも……」
「私、良い解決策知ってるわよ? 男と女が仲直りする、とっておきの方法」
内心リトと訣別したままで日々を過ごしたくないのは、唯の本音だ。
人生の先達の言葉に、彼女は耳を傾けた。
「その方法……って?」
「ズバリ、えっちでしょ」
あぁ、聞くんじゃなかった……と唯は光速で後悔した。

最初に普通のセックスをしろと言っていたのは、どこの誰だ?
リトがそんな疑問を差し挟む間もなく、遊と秋穂は
勢いだけでリトと唯を押し切ってしまった。
「私達が仲直りのお手本見せてあげるから、あなた達も真似しなさいな」
「つっても秋穂さん、いつ遊さんと喧嘩しましたっけ?」
「してた、してた! 大いにしてたわよ! ね、遊君?」
「そうっスね。俺を差し置いて結城に裸見せた事、チョー恨んでますよ」
別に全く恨んでなさそうな口調で遊が合いの手を打つ。
「んもう、仕方ないなぁ遊君は。約束通り、裸見せてあげるから」
「それだけで終わりますかねぇ? 男は裸見たら抑えらんないっスよ?」
「それもそっか! あはっ!」
即興の割には、示し合わせたような二人の会話。
唯達の母が町内会の集まりでしばらく帰って来ないのを良い事に、
秋穂はテンポ良く服と下着を脱いで、ソファの上に放りだした。
「秋穂さん!」
「やん、遊君ったらケモノなんだから。いきなり抱きついたりして、熱いわねぇ。
 精一杯気持ち良くしてあげるから、ちゃんと私の事許してね?」
他人の家のリビングだと言うのに、秋穂には躊躇が無かった。
水音を立てながら口づけを交わして涎の糸を引き、
パンパンに膨らんだ遊の股間をズボンの上から撫でる。
慣れた手つきでジッパーを下ろし、ベルトを外させ、
剥き出しになった遊のイチモツを目がけるように腰を屈める。
「さぁ早く。リト君に同じようにしてあげちゃいな、唯ちゃん?」
「そ、そんなハレンチな事……出来るワケ……」
「仲直りのコミュニケーションじゃない、こんなの。
 それとも、他の女の子達に負けて良いのかしら?」
「うっ……そ、それは……」
おい無理するなよ、と気遣うリトを尻目に、唯は腹を括った。
「そのくらい出来るわよ! 普段からハレンチなララさんは兎も角、
 あの真面目な西連寺さんや美柑さんにも出来たんだから!」
唯も服と下着を全て脱ぎ捨て、リトのズボンに手をかけた。
だが、唯は男の服を脱がせるのに慣れていない。
手間取る彼女を見かねて、とうとうリトは自分で服を脱ぎ始めた。
「ホントに無理しなくて良いんだぞ、古手川。俺が全部やってやるからさ」
「駄目よ! 風紀委員たる者、私が同級生を導かなくてどうするの!」
別に風紀委員に生徒を導く義務など無い筈だし、
風紀委員だと言うなら避妊の事ぐらい真面目に考えるべきなのだが、
今の唯にコンドームを買いに走る余裕は無かった。
121名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:35:27.13 ID:6BYkk9Pn
唯は真面目だが、そのせいで融通がきかない部分もある。
自分の頭の中に常に理想的な模範、規範を置いて行動するので、
アドリブがききにくいという弊害と常に付き合っている。
模範だの規範だのいったものは所詮先人達が作ってきたものだから、
その意味で唯は、誰かのコピーのような振る舞いしか出来ない。
セックスの経験が全く無い彼女が誰かの振る舞いを倣うなら、
それはこの場では秋穂しか居なかった。
「我が妹ながら、サービス精神旺盛だなぁ」
「サっ、サービス!? これ、そんなにおかしい行為なの!?」
「初めてでパイズリする子はあんまり居ないかもしれないわね」
「それ多分秋穂さんがやってるの真似てるだけなんじゃ……」
こういう事に慣れている秋穂は、のっけから遊にパイズリしていた。
カーペットの上に寝転んだ遊の下半身に覆いかぶさり、
両の乳房でイチモツを挟み込み、巻き込むようにしながら上下に擦る。
唯はただそれを真似ているだけだったから、まさかそれが、
かなり積極的な行動だとは思ってもみなかった。
「良いのよ、唯ちゃん。最初は手探りだろうから、お姉さんの真似してなさい」
良い玩具を見付けた、と秋穂が内心で思っているのは明らかだった。
気付いてないのは唯だけで、遊もリトも少し気の毒がっている。
「あんむ……じゅぷっ……うぶ……」
パイズリしながらフェラも同時にこなす秋穂を見て、唯も真似して見せた。
愚直に、そして実直に、唯は懸命にリトのモノを咥える。
「んぐっ、こ……これが……セックスなのね……
 ララさんや春菜さんも、こんな臭いモノを口に含んだのね……」
「え? いやララと春菜ちゃんにはこんな事してもらってないけど」
リトは三重の墓穴を掘った。
「それじゃあやっぱりこれって特殊な行為なんじゃないの!?
 しかもララさんと春菜さんにはさせてないって事は、
 美柑さんとお母様にはしてもらったって事!? 家族なのに!?
 そもそも春菜ちゃん、って何よ! 私だって名字で呼ばれてるのに!」
「あぁっ、ゴっ、ゴメン! ……えと、ゆ……唯?」
それはそれでむず痒い。普段「古手川」としか呼ばれていないのに。
自分から言っておいて、いざ下の名前で呼ばれると、唯は当惑した。
「な、なんか馴染まないわね……お前、って呼んで頂戴?」
今時珍しい娘だと、遊も秋穂も思った。
昨今は「お前」と呼ばれるのを極度に嫌がる若い娘も多い。
だが次に言い放たれた唯の言葉に、二人とも納得した。
「わ、私も……あなた、って呼ぶ事にするから……」
なるほど、夫婦みたいに呼び合いたいというわけだ。
「よぉ結城、唯。何ならお前とかあなたじゃなくて、
 お父さん、お母さんってぇのはどうだ?」
「やっだー遊君。まるで長年連れ添った夫婦みたいじゃんソレ」
遊と秋穂は、明らかに面白がっている。
122名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:36:14.41 ID:6BYkk9Pn
唯と「お父さん」「お母さん」と呼び合う光景は、
不思議とリトにも想像の難しくない事のように感ぜられた。
仕事を終えて帰宅したリトを、セリーヌを抱いた唯が玄関まで出迎える空想。
――ただいま、母さん。良い子にしてたか、セリーヌ?
――おかえりなさい、あなた。ほらセリーヌ、パパにお帰りは?
――まうー。
悪くはないな、と思ってしまうリトの前で、唯は酷く赤面している。
「そっ、そんなのまだ早いわよ! 子供も作ってないのに!」
「だよなぁ、ハハハ……」
「でも……その……今ぐらい、浸って良いかしら?」
何に浸るのか、リトには分からなかった。
夫婦としての役柄に浸りたいという意味だと気付いたのは、
この中で女心が一番が分かる秋穂だけだった。
「愛してるわ、あなた」
言われて、リトは言葉を失った。
この言葉は、あまりにも唯に似合い過ぎている。
「あ……愛してるよ……お、お前……」
その一言が効いたのか、唯のパイズリがより激しくなった。
リトの方も「お前」「あなた」呼びに興奮するところがあったのか、
一度目の絶頂が近付いている予感が急速に立ち上って来る。
「あっ、ちょ、ゴメンっ」
「へ? あ、ちょっと待っ……きゃっ!?」
慌てて離れようとした唯の乳房と顔面に、思い切り白濁がぶちまけられる。
地面とほぼ垂直にそそり立ったリトの先端から迸るそれは、
公園の水飲み場のように唯の顔を汚して、少しだけリトの腹にも降り注いだ。
「へぇ、やるじゃん唯。こっちはまだイってねぇのに」
「あら遊君、そんな事言って良いのぉ? お姉さん、手加減やめるわよ?」
言うが早いか、秋穂もペースアップした。
確かに手加減していたらしく、遊は十秒後にはもう射精してしまった。
しかも唯とは違い、口内射精の上、咥えたままでそれを飲み込む。
「ちょっと、秋穂さん、それすっげぇバキュームっ……」
「んほ? んれほほ、むぉ、んぶっ」
「何言ってっかワカんねぇし」
汚れた部分を慌ててティッシュで拭いているリトと唯には、
まだまだここまでのディープさは真似出来ない。
唯が女として負けたかのような悔しさを全開にした表情でリトを見やる。
「つっ、次にやる時は、私だってちゃんと飲んであげるんだから!」
「次……次、っすか……はは……」
123名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:37:29.17 ID:6BYkk9Pn
二回戦は唯の部屋に戻って執り行われた。
しかも秋穂の提案で、全員服を着直さないままで二階に上がった。
勿論脱いだ服は全部抱えて上がったが、それでも危険には違いない。
まだ帰宅予定時間には早いとは言え、いつ古手川家の母が帰って来るか分からない。
「こういうのも興奮するじゃん」と言い張った秋穂と、
その意見に面白半分で同調した遊が、リトと唯の服も纏めて持って行く。
着る物を奪われたリトと唯は、否応なしに従わざるを得なかった。
「やっぱり普通のセックスだけじゃ終わらなかったわね、あなた」
「そうだな、唯」
「ばっ、馬鹿! その呼び方は恥ずかしいって言ったじゃない!」
そうは言うが、唯はこの呼ばれ方が一番気に入っている風だった。
唯の自室にリト達が戻った時、一足先に戻っていた遊と秋穂は、
良い悪戯を思いついたとばかりに、実に愉快そうな笑みを浮かべていた。
「ねぇねぇ唯ちゃん。スワッピングしてみない?」
「すわ……何ですか?」
「互いの愛情がより深まるプレイだよ。結城は乗るよな? 男だもんな?」
「へ? あ、は、はぁ……よく分かりませんけど、
 遊さんみたいな男らしい人に近付けるんなら、良いんじゃないっすかね?」
男だもんな、と言われてリトは反応してしまった。
つい先日、遊に憧れる部分があると、彼は秋穂に話したばかりだ。
秋穂はそれを利用してやろうと、遊に持ちかけていた。
「で、そのスワッピングって、何なんすか?」
「パートナー交換」
「へ?」
「パートナー交換」
リトも勿論だが、何より唯の反感は一際凄まじかった。
危うく近所に聞こえそうな声で「そんなの絶対嫌!」と叫びかけて、
すんでのところで秋穂に口元を抑えられ、彼女はもがいた。
「良いじゃん、唯ちゃん。カタい事言わないでさぁ。
 私だって一応リト君の愛人なんだし、味見はしとかなきゃね」
「百歩譲ってそれは許すとしても、私とお兄ちゃんでなんて非常識ですっ!」
「でもリト君なんか妹どころか、母親にまで手ぇ出してんのよ?
 お兄ちゃんとヤれないくらいじゃ、リト君と並ぶ事は出来ないわよ?」
女は論点のすり替えが得意な事を、遊はこれまでの経験で熟知している。
唯は本来ララや春菜達に負けないよう頑張りたいだけで、
別にリトに並ぶ必要などは無いのだが、生憎唯さえその事に気付けない。
「お、お兄ちゃんとだなんて、そんな……でも……
 確かに彼も、美柑さんと……した、のよね……」
「いやいやいやおかしいってお前! 俺が言えた事じゃないけどさ!」
「まさしく結城が言えた事じゃねぇよなぁ。妹食ってんだし」
それを言われると反論する武器はリトには無い。
「俺の女は誰にも渡さない」ぐらい言えれば良かったのだが、
元々独占欲とは縁遠い男であるリトの事、そんな台詞は発想にも無かった。
124名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:38:43.41 ID:6BYkk9Pn
唯の発育が見事な事は、遊の目から見ても明白だった。
何しろ秋穂よりも胸が大きい。
しかし、マグロだ。唯はされるがままで、自分からは何も出来なかった。
或いは相手が実の兄だから何もする気になれないのかも知れないが。
「普段勉強してる机の上でこういうコトすんの、どんな気分だ?」
「い……言わな、いで……」
勉強机の天板の上に腰を下ろし、唯は兄に乳首を引っ掻かれていた。
ノートや筆記具の類は全てどけているが、それでも机に愛液が垂れるのは、
生真面目な唯にとっては何よりも背徳感を助長する。
「秋穂さん、本当にこっ、あっ、こんな事でっ……
 彼と私の愛情が、深まったりなんんっ、か……するん、ですか……」
感じながら喋っているので、所々で言葉が途切れる。
ベッドの上でリトを好き放題にしている秋穂は、事もなげに答えた。
「もっちろん! この後またパートナーを交換し直したら、
 その時唯ちゃんは、リト君に抱かれるのが今よりもっと嬉しくなるわよ」
「ほ、本当に……?」
事実がそうであるならば、この屈辱も耐えるに足るだろう。
兄に犯されるという悔しさも、リトを他の女に食われるという嘆きも、
全てがこの後に訪れる至福の時間の為の布石なら、受け入れてみせる。
例え兄にヴァージンを奪われる事になろうとも。
「あ、秋穂さんっ……ヤバイですって、それぇ……」
「へぇ、リト君は乳首が弱いんだぁ? 今、女の子みたいな顔してるよ?」
余所の女の手でリトが開発されていくやり取りを、唯は直視出来なかった。
同じ事を今自分も兄にされているのだが。
「ぐっ、お、お兄ちゃん! ピチャピチャ音立てないでよ!」
「乳首吸う時は音が出るモンだって」
「そ、そうなの?」
「だよな、結城」
「いやそう……ですかね?」
最中は夢中だから、自分が音を立てているかどうかなど、リトは覚えていない。
その辺りの事はララ、春菜、美柑達に聞かねば分からない事だ。
「あー。リト君、今他の女の事考えたでしょ?」
「うぇえっ!? 何で分かるんですか秋穂さん!」
「ちょっとあなた、それ本当なの……?」
「まっ、待って古手、じゃなくて唯! いや本当だけど、でもちょっと待てって!」
「そんぐらい大目に見てやれって。何しろ結城は愛人十五人だぜ?」
遊は唯の股ぐらに手を突っ込んで、無理矢理彼女の注意を自分に向けた。
「ハァンっ!」
「お、良い反応。どういう気分だ? 結城にも引き出されてない表情を、
 結城の目の前で、兄貴に引き出されるてのはよ」
「ヤダもうお兄ちゃん嫌い! 大っ嫌い!」
唯はジタバタと机の上で暴れた。
125名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:39:35.18 ID:6BYkk9Pn
秋穂に組み伏せられ、抵抗出来ないままのリトは、無理矢理唇を奪われた。
さすが姉妹だけあってか、まるで春菜とキスしたのかと錯覚する感触。
妻の姉に手を出すという事に、今更ながら自責の念が沸き上がってくる。
「んんっぷ……じゅく……ん〜、春菜はこの唇にファーストキスを捧げたのねぇ」
いちいち言われる度に、リトは耐え難い自己嫌悪に襲われた。
恐らく秋穂も、それを意図して言っているのだろう。巧みな言葉攻めだ。
「味も確かめてみようよ、リト君。私と春菜で、どのくらい違うか」
味……?
何の、と聞くまでも無かった。
秋穂は片方の腕で左右の乳房を抱え上げ、もう片方の手でマンコを広げた。
どちらか、ではない。両方味見してみろというわけだ。
躊躇するリトが唯の方を見ると、衝撃的な光景が目に入った。
「ヤメてお兄ちゃん……やっぱりそれだけは……ソコだけは……」
机から降ろされ、天板に両手をついた唯の姿勢は、疑い無く後背位だ。
リトの位置からでは唯自身の足が壁になって見えないが、
今まさしく挿入されかかっているらしい。
にゅるん、と滑らかに、遊のモノが唯の股間に入り込んだ。
「ひわぁっ!?」
両足をきつく閉じた唯の尻を両手で鷲掴みにし、遊は腰を振り始めた。
「スッゲェぬるぬるじゃん。具合良いぜ、唯」
「やめぇっ! 動かないでよぉっ!」
パン、パン、パン……と肉が音を立ててぶつかる。
「唯ちゃんに今了解取ろうとしたって、もう彼女、喋る余裕無いわよ。
 観念しなさい、リト君。秋穂お姉さんが満足させたげる。
 唯ちゃんよりも……勿論、春菜よりもね」
呆然としているリトを引っ張るようにして、秋穂は後ろに倒れ込んだ。
と同時に足を開き、濡れそぼったヴァギナを見せ付ける。
「これが終わったら、唯ちゃんとたっぷり愛し合いなさいな。
 さっきのパイズリなんかより余程愛情が深まってるのが確認出来るから」
「うぅ……あぁっ! もうヤケだ!」
リトは秋穂の股間に、己の剛直を差し込んだ。
「アァんっ! い、いきなりだなんてぇ……」秋穂が悲鳴じみた喘ぎ声を上げる。
126名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:40:10.77 ID:6BYkk9Pn
リトはこの瞬間まで、秋穂に手は出していなかった。
秋穂に乳首攻めされてはいたし、キスもされていたが、
自分の方から何かをしてはいなかったという点で、マグロだったのは唯と同じだ。
それなのに、秋穂は既に十分に濡れていた。
「んふっ、あは……私、キスだけで濡れるんだよね……
 一応私も愛人なんだし、悦ばせ方は……あぁっ……覚えておいて、損は、んんくっ」
そんな言葉を冷静に聞いていられる余裕はもうリトには無い。
言われた通り、丹念に味見するだけだ。
ピストンを繰り返しながら、背骨を少し曲げて、なるだけ秋穂の乳首に唇を近付ける。
それでもまだ少し足りず、彼は手で強引に秋穂の乳房を上向きにして、
それでどうにか先端を舐め回していた。
林檎に習った通り、もう片方の胸への愛撫も忘れはしない。
しかも驚いた事に、秋穂を抱く感覚は、春菜を抱く時のそれに近かった。
内壁の締まり方から奥までの長さ、曲がる角度など、何もかも類似している。
まるで春菜そのものを抱いているようで、だからこそ余計に罪悪感が芽生える。
「ふっ、ふっ、はぁ、うっ、ふっ」
愛のある言葉の一つも吐かず、リトはただ愛撫とピストンにのみ注力した。
どれだけ意識を向けまいとしても漏れ聞こえてくる、唯の喘ぎ声と、
彼女の下半身から聞こえる派手な水音から、どうしても逃れたかった。
故に動きは単調で、乳首の弄り方も舐め方も、ピストンさえも、全て一律。
挿入してから今までの間、リトの動きはどこにも変化が無かった。
「あぅっ……うっ」
途端に、リトの動きが止まった。
暖かい物が断続的に流れ込んでくる感触に、秋穂はほくそ笑んだ。
「早いのねぇ。私まだ満足してないんだけど」
「その分は俺が埋め合わせしますよ、秋穂さん。ほら唯、替われ」
遊もまだイっていないのに、彼は唯のフトモモの間から、
唯の愛液に塗れたイチモツを引き抜いた。
「はぁ……はぁ……」
唯は強姦でもされたかのように、頬を涙で汚していた。
127名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:40:56.53 ID:6BYkk9Pn
「あぁあなたぁっ! やっと……やっと……」
「ゴメンな、唯。もう大丈夫だかんな?」
目の前でリトと唯にそんな会話をされては、まるで遊と秋穂が加害者のようだ。
事実加害者なのだろうが、気に留めるつもりは彼等には無い。
「それじゃ遊君。秋穂お姉様を満足させてちょーだいっ!」
「勿論っスよ。だから俺と付き合って下さいよ、いい加減」
「ふふっ。本当に満足させてくれたら考えたげる。
 でも私、裏じゃリト君の愛人だから、そこんトコ妥協してね」
「まぁ他の男ならいざ知らず、結城なら俺も構わないっすよ」
「あら? 意外と寛容なのねぇ、遊君」
悲壮感の漂っているリトと唯と違い、遊と秋穂はやけに楽しそうだ。
「抱いて、あなた……」
「お前……」
「あなたのが欲しくてたまらないの! あなた以外のなんて入れたくない!」
あの唯がここまでストレートに積極的になるなど、
昨日まで誰が予想しえただろうか。
遊に弄ばれた事が、唯をこれ程までに従順かつ素直な女性に仕立て上げていた。
これにはいくら奥手のリトと言えど、もう答えぬわけにはいかない。
ベッドの上で四つん這いになった唯の入り口を、リトは男根で貫いた。
「ひぐっ!?」
唯が悲鳴を上げる、と同時に鮮血が滴り落ちる。
紛れも無い、破瓜の証だった。
「お、お前! 遊さんに入れられてたんじゃ……」
「あぁ、あれ違うぜ」
遊が声を投げかけた。
「お前からは見えないようにやってたけど、あれただの素股だから。
 いくら何でも可愛い妹のヴァージンを、本人に望まれてないのに
 無理矢理奪う程ワルじゃねぇよ、俺も」
「ゆ、遊さん……」
ここまでの全てが遊と秋穂のお膳立てだった事を、リトは理解した。
彼等は最初から、本当にリトと唯の愛を深める為の手助けしかしなかったわけだ。
とは言え、いつ本当に挿入されるかと、唯は気が気でなかったろう。
「私の初めて……ちゃんと奪ってね、あなた」
「……あ、あぁ! お前は俺のモンだ!」
嬉しい……と唯が呟いた声は小さかったが、他の三人の誰にもちゃんと聞こえていた。
128名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:42:18.12 ID:6BYkk9Pn
ロストヴァージンがバックというのはどうかと思うものがあるが、
この体勢はそもそも唯の方から率先して取ったものだ。
彼女はリトの所有物になりたがっていた。
「お前」と呼ばれる事も、動物のようなポーズで突かれる事も、
全てが唯をリトの「物」にする為の、唯自身の望んだものだった。
その思いに、リトも答えるつもりだった。
バックの姿勢からでも上半身を倒して、自分の胸板と唯の背を密着させる。
そうしておいて両腕を唯の背後から伸ばし、乳房を両サイドから揉み込む。
無論、乳首を摘まんだり捻ったりする動作も忘れない。
下半身だけでなく、唯の体中を愛するかのような体勢だ。
突く度に、唯の長い黒髪はブランコのように揺れた。
「はぁっ……唯っ……あっ、あ……唯っ!」
「アァもっと! もっと呼んで! もっと突いてぇっ! あなたぁっ!」
愛を深め合った二人の絡み合いは、秋穂の目から見ても十分及第点だった。
相変わらずリトにテクニックは無いが、テクよりハートが重要だ。
それが無かりせば、銀河の王など程遠い。
「ふかっ、深いよぉっ! ゆ、くんっ!」
駅弁で子宮口を小突かれている秋穂も、背を弓なりにのけぞらせて悶えている。
「はぁっ! はぁっ! はっ! はぁっあきっ、秋穂さんっ! 秋穂さんっ!」
リトに途中まで高められていた秋穂の体は、すぐに絶頂へと近付いていた。
唯の方も、直前まで遊に弄ばれていた分、そこに到達するのは早かった。
だが何より、二度も射精している筈のリトが、
三度目だと言うのにもうラストスパートに入っている。
それだけ、唯の膣は具合が素晴らしかった。
「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ! 唯っ! イクぞ、唯っ!」
「あッ、アンっ! あんん、んうぅっ、あっ! はくっ、ンアァっ!」
「ヤバッ、これ、感じスギひっ! 遊……君! 遊君!」
「中に出しますよ、秋穂さんっ!」
少しだけタイミングをズラしながら、四人はほぼ同時に果てた。
129名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 13:44:30.70 ID:6BYkk9Pn
事が済み、服も全て着終えた後で、唯に叱りつけられていたのは遊だけだった。
「全く何考えてるの! 私がどれだけ怖い思いした事か分かってんの!?」
「はぁ、あの……スンマセン……」
秋穂は手持無沙汰でメールに夢中、リトは自分が叱られているわけでもないのに
心なしか居住まいを正してベッドに腰掛けていた。
「もう許してあげなよ、唯ちゃん。それより意外にも、リト君にゃ怒らないのね?」
「……何で私が彼を怒らないといけないんですか?」
「だってホラ。私が悪いんだけどさ、一応彼、あなた以外の女に手を出したわけだし」
痛い所を突かれ、リトは増々委縮した。
いつ遊への怒りが自分に矛先を向けられるか、内心ヒヤヒヤしつつ黙っていたのに。
唯は腕組みしたままリトを睨んだ。リトの背筋に悪寒が走った。
が、唯は一つ溜息をこぼすと、諦めたように呟いた。
「彼が他の女の人に手をだすのは、もう仕方ないですから。
 それが今回の王位継承だか何だかの条件みたいなものですし。
 それに彼なら……」
一拍置いて、唯は心持ち声を張り上げて言った。
「彼なら、他の女性に対しても、一所懸命愛してくれるわ。
 それを止めるなんて野暮な事、出来るワケないです」
あまりの予想外の言葉にキョトンとしたリトと遊を尻目に、
秋穂だけはすかさず言葉を返した。
「って事は、アタシもリト君とヤリ放題って事?」
「……止めはしませんけど、節度は守って下さいね。
 今回私にそうしたような、危うく他の女性が泣いちゃうような真似は、
 お兄ちゃんも秋穂さんも今後二度としないで下さい」
「だーいじょうぶだって! 正直遊君のテクが予想以上だったから、
 遊君とリト君以外の人で遊ぶような事は当分するつもりないしね!」
「秋穂さん、それって俺と正式に付き合ってくれるって事?」
喜び勇んでそう確認した遊に、女達は同時に言い返した。
「遊君は調子に乗らないように」
「お兄ちゃんは調子に乗らないで」



はい終わりー。

本当は二話を投下した時点で最終話まで書き終ってんだけど
全部投下してたらスレ一個丸々使っても足りないし
スレを占有するような状態にもなりたくないし、他の人のも読みたいし
他の誰かが投下するまで、続きを投下してお目汚しし続けるのは控えときます
130名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 00:17:42.79 ID:7Ggj02D3
そういわずぜひスレを使い切ってほしい所存です
期待!
131名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 00:22:21.53 ID:AN5kq8Gg
異議なし
132名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 00:26:23.32 ID:OZItungH
(´・ω・`)
133名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 04:49:49.50 ID:N4Ng2HGX
NTR最低だな、吐きそう
二度と投稿しないでほしい
134名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 09:32:03.18 ID:cRxrTYcr
>>133
私たちは続きを希望しています。

>>133 の ID:N4Ng2HGX さんだけが、私たちと好きなことが違うみたいなので、
>>133 の ID:N4Ng2HGX さんだけ、そういう感想を持っているので、>>133 の ID:N4Ng2HGX さんのみが二度と読みに来なければ良いと思います。
135名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 12:56:32.51 ID:e/QgAElz
ぷぷううううう
136名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 14:17:15.08 ID:qvsn+vr7
(´・ω・`)
137名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 19:51:40.49 ID:QzIrLvYf
流石にスワッピングNTRは想定の範囲外
138114:2012/05/07(月) 22:15:59.40 ID:b+swS+U/
すいません、挿入してないからNTRだとは考えてませんでしたが
よくよく考えると乳触られるだけでも十分NTRだと今更気付きました
今後は熟考の上、注意事項を必ず記入し、
苦手な方にはスルーして頂けるよう努めて参ります

今回は大変失礼を致しました
139名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 22:41:11.76 ID:aMZcXbYV
まぁ今回はあれだったけど注意事項として最初に書いてくれればそれでいい
140名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 23:19:04.82 ID:OqO+Ai2R
エロいけどNTRはきついな〜。前半の唯かわいいけどさ。
141名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 00:59:33.80 ID:0Bu/FEnP
(´・ω・`)
142名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 02:47:21.10 ID:ZDrU8W9e
(´-ω-`)
143名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 02:55:46.94 ID:K0l1gW2s
挿入してないつっても素股もかなりきついからねえ。
144名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 11:15:17.54 ID:c4vhWFse
(´・ω・`)
(´-ω-`)
145名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 13:17:22.49 ID:uRSJnWb9
不評もあるみたいだけど、素股だし兄貴だし交換もしてるし何よりノリがノリなんで俺的にはOKだったよ
146名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 17:12:14.83 ID:seFRfYXz
 
147名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 21:18:07.31 ID:d3yvctt/
続き待ってるぞ
148名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 21:39:56.34 ID:bNIYUHvP
俺も待ってるぞ
149名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 21:42:34.60 ID:cjROCdJA
どんな物にも賛否両論あるから仕方ない

割と雑食なので続きを大いに期待
150名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 03:04:38.87 ID:HPAAK1bU
賛否両論てwNTR許容出来る奴のほうが少ないだろ
何も知らずにこんなん読まされて不快になってるのが大多数なはず
151名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 14:27:30.09 ID:+L6TTP5I
(´・ω・`)
152名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 17:36:14.33 ID:ueQykMw7
嫌なら読むなよガキかよwwwww
153名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 18:23:29.80 ID:DaxbxvBD
嫌なら読むなは正論だけど、嫌なものを避ける為にこそ、
書き手は注意事項を付記する事を徹底すべきだったとも思う
154名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:02:31.39 ID:Uhs+b0Hp
きつく言わないで普通に言えば言う側も言われる側も後味悪くないのにね
普段ロム専な自分には贅沢は言えない。書き手がいるからこそ潤うわけだし。
155名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:32:58.81 ID:TJzDkUGm
リトがどうせ誰か入ってくるから開けといてやろうと端っこで寝てたら入ってきたのは意外なあの人だった的な奴誰か書いて
156名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 01:15:46.61 ID:6D1cLGOL
    |┃  ガラッ
    |┃三      __
    |┃      イ´    `ヽ
    |┃ ≡  / /  ̄ ̄ ̄\ ハァハァ…
    |┃=  /_/   猿    \_
    |┃   [_________] 
    |┃   |  ///(__人__)/// | 
    |┃≡ \    ` ⌒´   ,/
    |┃   /         イ\
157名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 01:26:49.79 ID:gIFbOs3a
猿山きゅん来てくれたの♪
158名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 01:31:46.17 ID:rTe78tr6
ホモぉ(´・ω・`)w
159名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 14:19:49.99 ID:Pv1f+Chu
寺谷は好かれるのに猿山と立花は何であんな嫌われるんだろう
160名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 18:26:32.15 ID:hzrNs4ID
雑魚だから
161名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 19:32:04.60 ID:sTBH1v3Q
俺は唯の濃厚なフェラ描写を読みたいのです
162名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 13:31:28.64 ID:sMF1LjfL
(´・ω・`)
163名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 15:41:50.87 ID:+K74T95z
( ^ω^)
164名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 18:23:46.33 ID:1mcext3n
最新話の黒ブレザーって中学時代の唯だよね
あの強気な感じがたまらない
165名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 18:25:48.80 ID:pd9vRHS/
ぶひぃ(´・ω・`)
166名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 20:04:31.86 ID:SYSczbCA
(´・_・`)
167名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 22:48:16.41 ID:pd9vRHS/
モモは16歳(´・_・`)
168名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 00:07:44.61 ID:VvwiZ5W4
唯の妄想がすばらしかった(棒読み)
169名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 00:15:53.91 ID:DFBCRlGA
>>167
14だろ
170名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 01:12:36.91 ID:9m1t65st
モモ
171名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:21:06.61 ID:R0hHsHYu
>>169
(´・_・`)
172名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 21:09:11.59 ID:9m1t65st
なんやねん
173名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 22:01:33.47 ID:WIfoLRi7
あぼ〜ん
174名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 23:25:14.64 ID:d7h84Z7f
ぼあ〜ん
175名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 00:31:14.68 ID:z2aVPazw
>>171
(´・_・`)\(^-^ )
176名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 03:11:08.01 ID:Z4JZa/xK
age
177名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 14:34:31.72 ID:6anCS6NT
sage
178名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 18:57:15.36 ID:QvCmGgQc
リト「そうか、責任とらないとな・・・」
179名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 19:58:38.40 ID:rQKi6ku3
そうでもない
180名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 00:29:09.57 ID:EhB4Agub
新刊6月かな
181名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 01:35:36.87 ID:+4dtvQRi
そりゃ〜そーだろ
182名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 15:24:41.99 ID:4QiV/E6f
わんわん
183名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 01:06:36.31 ID:F68qt+HQ
だれかララを犯すSSを書いてはくれんかね。
いつも笑顔のララを穢してみたい。
184名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 20:31:03.90 ID:AOpUP0O/
カー!
185名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 20:46:56.80 ID:yrC342po
キー!
186名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 20:52:42.38 ID:9q/veBwE
ゴー!
187名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 03:36:11.10 ID:XdWHiAp+
リー!
188名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 07:37:55.97 ID:8D2HyWuf
(´・_・`)
189名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 18:31:10.60 ID:gWFpqTJz
宇宙人組・・・(´・_・`)
190名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 22:43:22.63 ID:Vrhl5IhQ
股間レーダー察知なり
191名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 00:57:18.39 ID:Dp3v9y0k
>>183
いいね
お前書いてよ
192名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 02:59:34.48 ID:aE4tnall
楽しみにみてたらNTRてた…
193名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 07:30:37.28 ID:T6HQjHFY
はあ
194名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 14:48:27.78 ID:R50PFxxV
ふう
195名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 23:08:34.47 ID:iEJ//RnX
(´・ω・`)
196名無しさん@ピンキー:2012/05/28(月) 00:38:10.93 ID:SacOEvOt
( ̄▽ ̄)
197名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 20:46:44.07 ID:/+uTvO04
保管庫更新されないな
198名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 14:34:17.59 ID:ksoP02E2
うむ
199名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 19:07:08.91 ID:ztYVY45S
ヤッホー
200名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 01:50:06.28 ID:WkFbDN0/
せやな
201名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 18:37:25.05 ID:esog/YNz
新作まだかね(´・д・`)
202名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 18:38:19.04 ID:FtpQcmSn
うぜうぜっ
203名無しさん@ピンキー:2012/06/10(日) 01:54:05.23 ID:jDRViDY8
204名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 00:02:54.04 ID:UXjQjCMT
すっかりSSが投下されなくなってしまったね
205名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 00:50:26.52 ID:VEewUBxi
そうでもない
206名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:07:07.11 ID:d6wTva7U
>>183
書いてみた。
基本的に陵辱、キモ男がNTR苦手な方はスルーして下さい。
207リトごめんね 1/3:2012/06/19(火) 22:11:34.73 ID:d6wTva7U
「はぁ…はぁ…オジサン…何か頭がボーっとしてきたよ]
先程までソファーに座り来もしない結城リトを待っていたララが息を荒げている。
彼女の名前はララ・サタリン・デビルーク
デビルーク星のお姫様で結城リトの婚約者である
彼女はアイドル顔負けの整った顔、高校生とは思えない程に発育した胸、そして男を魅力するお尻
そんな完璧な容姿にも関わらず天真爛漫で誰にでも優しく接する彼女の姿に多くの男が虜にされた
平田泰雄もそのひとりだ。
結城家の隣に住む52歳の中年オヤジ。
頭は波平のように禿げ中年太りし性格も卑屈で彼女と真逆で醜く女性には嫌われ距離をとられている。
そんな俺は彼女を欲望のままに犯して好き放題し自分の女にしたくて仕方なかった
その思いは日に日に増していき そして本日彼女を騙して家に連れ込み媚薬入りのジュースを飲ませた
208リトごめんね 2/3:2012/06/19(火) 22:15:34.21 ID:d6wTva7U
「リト君が家に遊びに来るんだけど、ララちゃんもどうかな?」こんな簡単な嘘に騙されて家に連れ込んだララに飲ませた媚薬入りジュースは特別製だ。
裏で秘密裏に取引されている女を奴隷にする媚薬を規定摂取量の三倍の量を盛ったオレンジジュースだ
「はぁっはぁっ…身体が熱いよぉ…変だよこんなの」
艶やかな声を出し汗だくになって火照った身体に悶えている 「オジサンが今から楽にしてあげるからな」ララは潤んだ瞳で見つめてくる
まだ騙されている事には気づいていないみたいだった。
しかし彼女を抱きかかえてベットに連れて行き、そして巨大に勃起した一物を目のあたりすると騙さた事に気づく
「いやっ…そんなのだめ……助けて…助けてリトぉ」
今から犯されてしまう事を悟りベットの上を力の抜けた身体で四つん這いになり這いながら逃げようとする
チェックの短いスカートはお尻を隠しきれずピンク色の可愛らしいショーツが露わになる
しかしショーツは既にぐしょぐしょでお漏らしたと勘違いしてしまう程に愛液を垂らしていた
「こんなに濡らしてオジサンとセックスしたかったんだね」
「違うの…これは違うの」
「何が違うんだ!今からオジサンのチンポでララちゃんを女にしてやるからな」
這いながら逃げるララの腰を掴んで強引に引き寄せる
「オジサン許して…」 ララのお願いが聞き入れられる事はなかった
「っあ!…っ…っんあああ」
ショーツをずらして勃起した一物を膣内に挿入していく
まだ誰も受け入れた事なかった膣内を凶器のように禍々しく勃起した肉棒て押し広げながら処女膜を突き破る
ララの膣内は意志とは関係なしに初めて侵入してきた肉棒にきゅっと絡みつく
嬉しくてニヤニヤが止まらなかった
しかしララは結城リトに捧げると決めていた処女を中年のおっさんに奪われしまい
ララの瞳には自然と涙が溢れて泣いてしまう
「リトごめんね…」
ララは本当に結城リトの事が好きだったんだろう
その事が感に触りララの事を犯していく
209リトごめんね 3/3:2012/06/19(火) 22:18:09.77 ID:d6wTva7U
「ララちゃんのオマンコキュッキュッ締めつけて最高だよ」
シャツにサマーニット、チェックの短いスカートの制服着用したままのララを犬の交尾ように背後から犯していく
「あっ…んっんっんっ…」
シーツを握りしめ必死に耐えているがララは犯されて感じてしまっている
媚薬で淫らに発情した身体はララの意志を無視して中年オヤジを受け入れていく
亀頭のエラ張ったカリで肉壁を掻きまわすと声を我慢出来過ぎ
「あっ…やだぁっ」
「気持ちーだろ!チンポでオマンコ掻き回されるの」
「気持ちよくない…こんなの全然…あっあっああぁんん!!」
と艶やかな声を漏らす
ララは初めてにも関わらず、身体はすっかりセックスにハマっていく
膣内は初めて侵入してきた一物の形大きさを固さをしっかり覚え
犯してくる一物を肉壁で包み込んで奉仕するように絡みつく
このまま一物で突きまわせばララは俺の女になる
確信すればララを堕落させる為に根元まで一物深々と挿入し子宮の入口まで肉棒が到達させる
「だめぇ…そんな奥まで…やぁっ…だめなのぉ」
「だらしない顔して…ほらほらイってしまえ。そして俺の女になるんだ」
子宮の入口に亀頭をグリグリ押しつけて時間をかけてねっとりキスさせていく
「あっあっそんな風にしちゃらめっ…らめなの」
「オジサンのザーメンでララちゃん寝取ってやるからな」
パンッパンッパンッパンッとお尻に腰を打ちつけ子宮入口に肉棒をガンガン突き上げる
そして強引に子宮の入口開くと
「ほら出すぞ!!」
「あんっもう…らめぇ…いくっいっちゃう っ…らめえええぇぇ」
ドクドク脈打って子種汁を子宮の中流しこむ
ララは中出しされたと同時に達してしまう
熱い子種汁はポタポタ垂れ落ち
身体をピクピク反応させてセックスの余韻に浸る
「はぁ…はぁ…リトぉ」
ララの声はリトには届かず中年オヤジの毒牙に蝕まれていく
210名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:22:09.63 ID:d6wTva7U
こんな感じて下手でしたが読んでくれた方はありがとうございます。

続きは暇があれば書くかもしれません
211名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:43:56.48 ID:CgI3GggN
TO LOVEひっ思い出すよ
212名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 23:09:42.38 ID:d6wTva7U
あとオマケで今日発売のパンツネタで書きました

こっちは相当気持ち悪い妄想ですので基本的にスルーでお願いします
213おにぃちゃんのパンツ:2012/06/19(火) 23:10:37.29 ID:d6wTva7U
「リトの…おにぃちゃんのぱんつ…」
(おにぃちゃんのぱんつクンクンしたらダメかな)
普段はリトと呼び捨てにしているが心の中ではおにぃちゃんと読んでいる
その事はもちろん秘密である
お風呂に入ってるおにぃちゃん
はぁ…はぁ…おにぃちゃん我慢出来ないよぉ
「はぁん…こんな所見つかったら嫌われちゃう…おにぃちゃんに嫌われちゃう」
おにぃちゃんのぱんつの匂い…
えっちな匂い
おにぃちゃん
「大好き…おにぃちゃん大好き」
おにぃちゃん…みかんの事好き?
こんな悪い事するみかんの事好き?
みかんはおにぃちゃん大好きだよ
みかんの事大事にしてくる
みかんが困ったら助けてくれる
「おにぃちゃん…」
大好き…



「ほらリト…髪乾かしなよ」
お風呂から上がってきたおにぃちゃん
「まったく世話がかかるんだから」
おにぃちゃん大好き
214名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 11:53:30.23 ID:dTbw0QiF
おつ
215名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 19:34:15.70 ID:QSU5Wach
乙!
216名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 20:09:10.10 ID:uCOyH3tl
おっぱい
217名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 07:35:02.62 ID:teRnjiTJ
リト×春菜で書いてください
218名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 22:08:32.51 ID:IATDnQSQ
リトハルで書きます
エロは下手・少なめです
初心者なので批判してください

____「あーこれどうしよー」

結城家の静寂を破ったのはいつもと違う声だった
「どうした美柑?」
ララ達がいないのに叫び声が聞こえるのを心配したリトが降りて来た
__3姉妹は母星に帰っている(セリーヌも一緒)
そんなこんなで今日はのんびりしていたのだが…
「ああリトちょっと困っちゃったのよね」
「ん?」
「煮物作ったんだけどララさん達の分も作っちゃったのどうすればいいと思う?」
「冷蔵保存するか誰かに渡すかだな」
至極真っ当な意見を言ったつもりが何かに気付いた美柑がニヤッと笑って

「じゃあリトおすそ分けしてきてよ
春菜さんに!」

「何でそこで春菜ちゃんになるんだーー」
あたふたするリトに
「だってあんたが言ったんでしょ」
と追撃する美柑に
「あー分かったよいけばいいんだろ!いけば」と言いながらも内心ウキウキしていた
219名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 22:19:38.30 ID:IATDnQSQ
____一方その頃西連寺家では…

「はあっ…はあっ…結…結城君…」クチュクチュ

春菜が一人で自慰に耽っていた

本当なら姉がいるはずなのだが
残業があって遅くなると連絡があった
そんな経緯で自慰に耽っているのだ

もちろん既に好きだと公言しているのだからリトに会いにいけばいいのだが

ララに気を使う春菜はララを前にして
「結城君に会いに来た」とは言いづらく
(母星に帰っているのは急用だったので知らない)ただ一人で満たされる事無い行為をしているのだった

「あ…あ…あー…」一通りの行為を終えた
春菜が喉の渇きを覚え台所に行き(全裸で)紙パックのジュースでのどを潤していると


220名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 22:32:50.78 ID:IATDnQSQ
ピンポーンピンポーン

「うん?誰だろ?」のぞき穴から覗いてみると
「ゆ…ゆ…結城君!!」意外な来訪者に腰を抜かしてしまった
「取り敢えず受け答えしなきゃ…
いやっ私裸じゃない」とテンパってしまう

その頃外にいたリトは「春菜ちゃんいないのかな?」と肩を落として帰ろうとすると…

「結城君…どうしたの?」と取り敢えず服を着ただけのようなリトでも何かあったのか気づいてしまうような春菜が立っていた

「ああ…えーと…そうだ美柑が煮物作り過ぎたから
春…西連寺にもおすそ分けだって」

「うわー今からご飯だったのありがとー」となんとか受け答えして荷物をチェックすると美味しそうな煮物が1人前…いやそれにしては多すぎる量が入っていて
それに小さな美柑からのメッセージが貼ってあった
「お兄ちゃんの分もそっちに入ってるから一緒に食べて☆」と書いてあった
221名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 22:40:38.69 ID:IATDnQSQ
「な…な…な…」と声にならない声を出していると

「じゃあ西連寺!じゃあな!」と帰ろうとしていたので

「ま…待って!!」なんとか引き止めに成功した春菜は思い切って
「煮物多かったから一緒に食べない?」
と彼女なりに精一杯の勇気を振り絞って聞いたのだか

リトは鈍感なのか
「ああちょっと待って美柑に聞いてみるよ」と携帯を出して聞き始めた

__3分後

「西連寺OK出たよ‼」と言ったので
その間に着替えて来た春菜ちゃんが
「じゃあ…どうぞ…」となんとか家に入れることが出来た
222名無しさん@ピンキー:2012/06/25(月) 23:26:00.60 ID:IATDnQSQ
続きは明日
223名無しさん@ピンキー:2012/06/27(水) 02:22:23.58 ID:YWrNs2ea
こなかったでござる
224HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/27(水) 22:59:18.48 ID:9bFWJc8x
ちょっとバイトで疲れてるんで…

明日の夜までには更新します
225名無しさん@ピンキー:2012/06/27(水) 23:45:38.05 ID:YWrNs2ea
おつ!
226名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 01:12:27.24 ID:miqrxl28
おつおつ
227HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 21:54:21.10 ID:DsrwFGSz
アク規中だけどいけるかな?

前回のあらすじ…はないです
228HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 22:12:23.47 ID:DsrwFGSz
「おじゃましまーす」というと結城リトは家の中に入って行った
「大丈夫なの?」
「えっ何が?」
「いや…ララさんのこととか」と春菜は聞いてみた
「あーそのことララたち今家にいないんだ
逆にそっちは大丈夫なの?」質問返しをするリトに
「お姉ちゃんの分も用意してたんだけどお姉ちゃん残業で遅くなるから大丈夫なんだって」と答える春菜

少し二人の間に沈黙が流れて…

「じゃ…じゃあ用意してくるから待っててね」

____5.6分後

「「いただきます」」

二人で仲良くご飯を食べるリト達、すると
リトが…

「何か傍目から見たらカップルみたいだな」と変なことをつぶやいた

「ん……!!」動揺を隠せない春菜だが
ここはチャンスと見て
「結城くん私が食べさせてあげるね」と箸をリトの口付近に持っていく

「あ…え…う…は…西連寺が俺に!!」
何気なく言った言葉が大変なことになってしまい動揺するリトに

「そ…そーだよ、はいあーん」パクッ

(あー俺はもう死んでも良い)

「美味い!!」
「そう良かった、じゃあ次は…」口を開けて待つ春菜に
「お…お…俺もやるの」さっきから動揺しっぱなしのリトに
「早くしてよ〜私も恥ずかしかったんだから」と懇願する春菜
「じゃ…じゃあ…はいあーん」パクッ

(美味しい…幸せ…)とこんな感じでいちゃつきながら時間をかけて夕飯を食べる二人だった

229HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 22:24:12.67 ID:DsrwFGSz
「「ごちそうさまでした」」

「ふー美味しかった!!」とリトが言えば
「美柑ちゃん料理上手だねー」と春菜が答える



「じゃあ俺そろそろ…」

帰ると言おうとするとはかったかのような美柑からの電話が来る

「あっそうそうそういえば
リト今日は帰って来ても家には上げないからね
着替え?学校の用意?全部紙袋の中に入ってるからじゃーね☆」と電話を切る

「え…おい…待てよ美柑…おれはどうすりゃいいんだー!!」と思わず叫ぶリトに

「結城君どうしたの?!」と洗い物をしてた春菜が尋ねて来た

「あのさ…西連寺…実は…家に入れなくてさ…その…泊まらせてくれないかな?」
と頼むリト

勿論拒む理由?が無い春菜は一瞬テンパったもののすぐに

「やっぱりか〜」と言う

「えっやっぱりって…どういうこと?」さっぱりわからないリトに

「ああ…煮物もらった時ちょっと重かったのだから…」と答える春菜。

(ああそういうことか)とホッと胸を撫で下ろすリトだった
230HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 22:36:25.44 ID:DsrwFGSz
すると春菜が
「じゃあ結城君私お風呂入るね」と言うので

「え…お…おふ…お風呂!!」とテンパるリト

しかし春菜は冷静に
「それで結城君にお願いがあって…」

「お願い?ああなんでも言ってよ」と何故か自信満々のリトに
「えーとね、お願いっていうのはね
・残っている食器を洗っておいて欲しい
・お風呂を覗かないで欲しいっていうことなんだけど…」

「ああ…いいよ」と二つ返事で返すリト

「じゃあお言葉に甘えて…」とお風呂に向かう春菜
リト側は
「はあー春菜ちゃんお風呂か(ホワワワワーンとイケナイモウソウ)何考えてんだ俺はーーー」と自身の欲求と戦っていた

春菜側は
「よし‼‼今日はいつもの分まで一杯甘えよう」と心に決めて湯船に浸かっているのであった

__20分後

「あーありがとう結城君」とお礼をいう春菜に

「いいっていいっていつも家でやってるし」と謙遜するリト

「じゃ…じゃあ…結城君お風呂入ってきて」と春菜が言う

「わかったよじゃあ失礼して…」と言い残し風呂に入るリトだった
231HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 22:50:47.23 ID:DsrwFGSz
_____10分後

「はあーいい湯だったなー」とお風呂から出たリトに春菜が

「結城君ここに胡座かいてすわって…」と頼む春菜に

(なんでだろ)と思うリトだったが

「うん良いよ」と好きな子の言うことには逆らえず座ると
「じゃあ…失礼します」と膝を枕に横になる春菜

「ど…どうした…西連寺」リトが聞くと

「今日はいつもの分まで甘えるの」と言う春菜
それを意識したのかしてないのか
「あっ…TVつけていい?」と聞くリト
(まったく鈍感なんだからー)と思いつつ
「うん、いいよ」といってしまうのも春菜らしい
しかしリトがつけて最初に映ったのはなんと恋愛ドラマでしかもキスシーンだった
「結城君…」
「西連寺…」とどちらかともなく唇を重ねようとした瞬間


「春菜くーんたっだいまーーー…ってあらまあお邪魔だったみたいね」


このタイミングで秋穂さんが帰って来てしまった
慌ててパッと離れる二人に秋穂さんは
「はっはっはっ男を連れ込むなんてやるではないか春菜君」

「お…おねえ…お姉ちゃん…違うの…えーと…これは…」とテンパりゲージMAXの春菜に
「はいはい、いちゃつくのはベットのうえでね」と風呂に入って行ってしまった

「「ハハッ…」」と笑うと二人が同時に
「もう寝ようか?」と言ったのでベットに向かう二人だった
232HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 22:56:27.38 ID:DsrwFGSz
ベットに向かっても何故か寝付けない

そりゃ当然だ一つのベットに二人で寝てるんだものしかも向かい合わせ…

二人は知らぬ間にキスしていた

並のカップルならここでS○Xまでいくが

なんてったって鳥がつくほどのウブな二人にそこまではいけずにかわりに

「結城君…腕枕して」と頼む春菜に
「いやっ抱き合って寝たいなー」と言うリト
結局抱き合って寝た二人だった


233HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 23:10:15.78 ID:DsrwFGSz
______朝になり…

リトは唇の甘い感触で起きた

それは春菜の唇だった

「あっ…結城君おはよー」と言う春菜に

「おはよー」と言い返すリト

「朝ごはんできてるから一緒に食べよう?」と言ってリトを食卓に連れていく春菜だった

すると春菜が

「結城君…昨日みたいにして欲しいな」と懇願するので
「もちろん。はいあーん」パクッ

「美味しい」と朝からいちゃつく二人だった…

___学校へ向かう途中

「イテテテテッ」呻くリトの姿が…その横では春菜が
「ごめんなさい結城君」必死に謝っていた

どうやら制服に着替えている最中に裸を見られたらしい

「いいっていいってよく確認してない俺も悪かったし」とこちらも謝るリト

お互い笑って許したようだが…


「あーーーーー!!リト君!!!おはよーー!!」元気いっぱいに挨拶して来たのはルンだった

「ふーん、リト君昨日お泊りしてたんだ…」と確信をつかれるリト

「だって春菜さんが男物のパジャマ持ってるんだもん、すぐわかるよ!!」と言うルンはさらに…

「リト君今日は私の家に泊まりに来てよねいいでしょっていうか来てーーー」

「わわっ西連寺逃げるぞ!!!」
「あーん待ってよリト君ーーー!!」

fin.
234HSZO ◆3V6Mg2tdG. :2012/06/28(木) 23:12:28.24 ID:DsrwFGSz
お疲れ様でした
最後は尻切れとんぼの様ですいません

ヤル描写を入れなかったのはウブであることと秋穂さんに知られたくないと春菜が言ったからです

ご鑑賞ありがとうございました

また機会があれば頑張ります
235名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 23:19:38.78 ID:WRfXDpBe
GJ!
236名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 00:30:01.17 ID:8xmgxLGc
237名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 02:19:50.63 ID:f+8hC6Yk
おつ
238名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 09:48:42.27 ID:5tNiqgpm
(*´ω`*)
239名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 21:05:52.83 ID:HENLLOxC
いいね!
240名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 22:37:26.72 ID:Gd9/Uj3J
うむ
241名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 23:36:02.37 ID:HJr4lh4N
こんばんは。
投下しても大丈夫かな?
前スレのティアーユ&御門先生の3Pものの続きです。
242ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:36:58.55 ID:HJr4lh4N
「大丈夫?リト」
左足の捻挫の処置を済ませて教室に戻ってきたリトにララが声をかける。
「ああ。なんとか…。」
「まともに歩けてないじゃない。痛むんでしょ?」
ララと一緒に唯もリトを心配している。
「確かに痛むけど、初めよりはだいぶいいよ」
「そう・・・。ならいいけど・・・」
そのとき次の始業を告げるチャイムが鳴り、ララと唯はそれぞれの席へ戻っていった。
ティアーユが教室に入り、授業が始まる。
「では授業を始めます。前回宿題を出していたので、担当者は前で答えを書いてください」
その声と共に宿題の担当者が立ち上がる。
担当者はリト、里紗、唯、春菜の4人である。
「結城くん、足は大丈夫?」
「なんとか・・・」
ティアーユがリトを心配するが、リトは笑ってみせた。
リトが答えを書いていたそのとき、隣で答えを書いていた里紗が不意にリトにぶつかった。
「あっ?ごめ・・・」
里紗がそう言う間もなくリトはバランスを崩して倒れそうになる。
「危ないっ!」
そんな彼の体を支えたのはティアーユだった。
「あ、ありがとう・・・、ティアーユ先生・・・」
「いいえ・・・。いいのよ・・・」
見つめ合う二人。
つい先程まで保健室で交わっていたことを思い出してしまい、顔が赤くなる。
顔を赤くしたままお互いに視線を背け、リトとティアーユの体が離れる。
そんな二人のただならぬ様子を里紗はしっかりと見ていた。
『今のは一体・・・?』

そして昼休み―
「リト、その足じゃ今日は無理だな」
「ああ、悪いな猿山。治ったらまた誘ってくれ」
今日リトは猿山をはじめとする男子グループと昼休み体育館でバスケをする予定だったのだが、捻挫のせいでその約束は白紙になった。
体育館へ向かう猿山たちを見送り、リトは大きなため息をついた。
243ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:37:43.50 ID:HJr4lh4N
「はあ・・・。まいったな・・・」
足にはまだ痛みを感じる。
治るまではしばらくかかりそうだった。
そのときリトは尿意を感じ、トイレへ向かおうと立ち上がった。
「あれ?結城、どっか行くの?」
立ち上がったリトを見て里紗が声をかけた。
「いや、トイレに行くだけだよ」
「そう・・・」
里紗はそう言いながら自分の席から立ち上がり、リトに肩を貸してやる。
「籾岡?」
「その足じゃトイレまででも結構きついでしょ?肩貸したげる」
「・・・ありがとう・・・」
まさか里紗からそんな申し出を受けるとは思っていなかったリトは、少し驚きつつも彼女の厚意に甘えることにした。
「よっと・・・」
里紗は少し身をかがめ、そのままリトの左脇に自分の右肩を入れる。
「籾岡さん?どうしたの?」
それまで自分の席で本を読んでいた唯だったが、里紗とリトが二人で教室を出ていこうとするのを見て声をかけた。
「ああ、ダーリンがトイレ行きたいって言うから、そこまで連れてってあげようかなって」
「だ・・・誰がダーリンだっ!」
リトが里紗にツッコミを入れるが、里紗はそれをさらりと流す。
「なら私も・・・」
唯も立ち上がろうとするが、里紗は笑いながら言った。
「別に大丈夫だって。トイレなんてすぐそこだし」
「でも・・・」
唯が少し上目遣いにリトを見つめる。
「それとも私とダーリンがいけないことしちゃうかもって気になってるわけ?」
「だ・・・誰が!もういいわっ!」
唯はすっかりむくれて自分の椅子にどかっと腰掛けた。
「ごめんな、古手川。でもありがとう」
リトは申し仕分けなさそうにそう言うと、里紗に連れられて教室を出て行った。
244ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:38:56.08 ID:HJr4lh4N
廊下を歩く二人、このまままっすぐ進めばトイレなのだが、里紗は急に方向転換した。
「!?籾岡、そっちは方向が違う・・・」
「いいからついて来なって」
片足では抵抗もできず、リトは里紗にずるずると引きずられていく。
里紗がリトを連れて行った先は校舎の隅っこで、ほとんど使用する者もいないトイレだった。
「こんなとこまで来なくても・・・って、おい、そっちは・・・」
リトが驚いたのもそのはず、里紗は女子トイレにリトを連れ込んだ。
抵抗しないリトを個室にぶち込み、洋式の便器に座らせ、自分も個室に入って鍵をかける。
「ふふ〜ん♪」
里紗は鼻歌を歌うような声を出してリトを見下ろした。
「な・・・なんだよ・・・」
里紗の唇が動き、リトの思いもしなかった言葉を発した。
「あんたさぁ・・・、もしかしてティアーユ先生となんかあった?」
「えっ!?」
とことん嘘のつけない男である。
里紗はにやにやしながらリトを問い詰めていった。
「だってさっきの授業のとき、先生様子おかしかったじゃん?あんたのこと顔を真っ赤にして見つめちゃってさ・・・」
「う・・・」
「あんたもあんたで先生のことを・・・」
「うぅ・・・」
もうひと押しだ。
里紗はリトを追い詰めていった。
「何をしたのかなあ・・・?」
ティアーユ、そして御門としてしまった保健室での行為をリトは思い出す。
唇を絡ませ、二人の肌の感触を手のひらに刻みつけ、そして二人の中に射精までした。
「ふーん・・・。そういうことか・・・」
里紗は膨れ上がった股間部分を見て納得の笑みを浮かべた。
「あんたの初めてはララちぃで濃厚だと思ってたけど、意外な伏兵がいたのねぇ・・・」
「だ・・・誰にも言わないでくれ・・・」
リトが懇願するように声を絞ると、里紗はふふんと笑った。
「まあ、教師と生徒でなんて、秘密のカンケイもいいところだもんねえ・・・」
そう言いながら里紗はリトのズボンに手を突っ込んだ。
「うわっ?」
驚いたリトだったが、里紗が手のひらで包み込むようにペニスを刺激すると、掠れた声を漏らし始めた。
245ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:40:17.19 ID:HJr4lh4N
「ふふ・・・。おとなしい顔して、ここは結構ケダモノなのね・・・」
リトはついに我慢できなくなり、里紗を自分の方に抱き寄せた。
「・・・ふふ・・・。いいよ。内緒にしといたげる。私をこれで満足させてくれたらね・・・」
里紗はリトのズボンを下ろし、シャツも脱がせてトイレのドアのフックにかける。
リトは里紗の服をすべて脱がせ、フックにかかった自分の服の上に彼女の服をかけた。
「わかる?」
里紗はリトの手を自身の陰部に導く。
薄めの陰毛の先にある局部は蜜を湛え、彼女自身がケダモノと称した彼のペニスを受け入れる準備を整えていた。
「前に言ったと思うけどさ、私ご無沙汰だから、こんなの入れたらおかしくなっちゃうかも・・・」
そう言いながら里紗はリトのペニスを自分の中へと続く入口に導き、位置を合わせる。
ルーズソックスだけを残した格好の里紗がゆっくりとリトのペニスに跨る。
亀頭が飲み込まれ、そのままズブズブと根元まで飲み込まれていく。
「わかる?私たち繋がっちゃったんだよ?」
里紗は艶っぽい笑みを浮かべてゆっくりと腰を動かした。
その瞬間、リトは里紗の腰を掴み、ペニスが深く入るように里紗の腰を自分の方へぎゅっと押し付け、そのままゴリゴリと支給をすり潰すように刺激した。
「ちょっ・・・、こら結城・・・っ・・・!」
里紗の抗議に耳も貸さず、リトは里紗の子宮を攻めつづけた。
「待っ・・・、そんな奥ばっかり・・・」
「でも好きなんだろ?」
耳元でそう囁かれ、里紗は背中にぞくぞくとした電流のような刺激を感じた。
「それは・・・あんっ!」
里紗の体の感触に夢中になるリト。
対面座位で交わりながら里紗の形が良く、張りの強い胸にキスをする。
「乳首とかすっげー綺麗・・・」
里紗の胸がすっかり気に入ったらしく、リトは左右の乳首に交互に吸い付いたり、乳房の丸みに沿ってキスをしたりした。
子宮に感じる生のペニスの感触と乳房への刺激、自分の体をやたらと褒めるリトの言葉に三重の刺激を受け、里紗は果ててしまいそうになる。
「結城・・・、私もうやばい・・・」
「俺も・・・」
生のペニスを容赦なく締め上げ、精を搾り取ろうとする里紗の膣肉の動きにリトは中出しへの欲求が高まっていく。
リトは腕にさらに力を込め、里紗の腰が自分から離れないように押さえつけた。
「あっ・・・!結城・・・っ!」
「籾岡・・・っ!・・・」
互いの名前を呼び合いながら果てる二人。
里紗の子宮に密着したリトのペニスが脈打ち、交わりの証を里紗の子宮の中へたっぷり注ぎ込む。
「ふ・・・はあぁ・・・」
里紗の口からため息とも喘ぎ声とも取れない声が漏れ、リトはそんな里紗を見つめながら最後の一滴まで彼女の中へ注ぎ込んだ。
246ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:41:15.63 ID:HJr4lh4N
「なあ籾岡・・・。そろそろ戻ったほうがいいんじゃ・・・」
「ん〜?そお?」
里紗はリトのペニスから一旦は唇を離したが、再び勃起したリトのペニスに舌を這わせた。
「でもこのまま教室に帰れる?」
里紗はすっかり力を取り戻したリトのペニスを見ながらいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「それは・・・」
「ね?もう一回くらいいいじゃん・・・」
里紗は今度はドアに手をついてリトに背を向け、膣口を人差し指と中指で開いて見せた。
先ほど出した精液が白い糸のように垂れ落ちた。
「ほら、あんたがこんなに出すから私も止まれなくなっちゃったんだからね・・・」
里紗の挑発的な視線にリトはついに我慢ができなくなり、足の痛みも忘れて里紗を立ちバックの体制で貫いた。
「あんっ!!すご・・・」
人気のない所とはいえ校内である。だが里紗は声を抑えることもせず、リトとの交わり、その快感に夢中で腰を振った。
「く・・・うぅっ・・・!」
リトは里紗の締めつけに一気に精を搾り取られそうになるが、なんとか持ち堪える。
「今イキそうになった?」
動きを止めたリトに里紗は視線を送る。
「うん・・・。籾岡の中すげえ気持ちいいから・・・」
「もう♪そんなこと言ったって何も出ないぞ♪」
二人はクスッと笑うとキスを交わした。
そしてそのまま舌を絡ませ合い、二人はお互いの舌の感触に没頭する。
「きゃっ!?」
すると突然里紗が驚きの声を上げた。
リトが繋がったまま里紗を引き倒したのだ。
リトはそのまま便器に座る形になり、里紗は後ろから入れられたまま背面座位の形に持ち込まれる。
247ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:41:58.95 ID:HJr4lh4N
「あっ・・・。結城、この体勢はさすがに恥ずかしいよ・・・」
「誰も見てないって」
「そうだけど・・・」
リトは里紗の太ももの裏側に手を滑り込ませ、もし真正面に人がいたら自分たちの結合部が丸見えになるような体勢を取った。
「あっ・・・やぁあんっ・・・」
里紗の膣にペニスが抜き差しされ、彼女の膣内が二人の欲望で真っ白く濁っていることを証明するようにリトにペニスに白濁とした粘液が絡む。
彼女の張りのある美乳が揺れ、白い背中を汗が伝っていく。
「結城ぃ・・・。もう一回中に出して・・・」
「言われなくても・・・っ」
里紗が中出しをねだり、リトはそれに応えてもう一度精液を里紗の中に吐き出していく。
「あは・・・。すごい・・・」
自分の最奥部で脈打つペニス、吐き出される精液の熱を感じ、里紗の理性は完全に吹き飛んだ。
「ねえ結城・・・。これからも私とヒミツのカンケイ続けようよ?」
「籾岡がいいなら、俺は断る理由なんてないよ」
リトは背後から里紗を抱きしめながら里紗の申し出を受け入れた。

授業開始から5分後、二人が教室に戻ってきた。
「「すみません、遅くなりましたっ」」
二人がドアを開けるなり謝罪の声を上げた。
「ふたり揃って遅刻とは・・・。さっさと席に着け」
担当教師は呆れたように指示を出し、授業の続きに戻った。
『ふふ・・・。これからよろしくね、ダーリン♪』
里紗は心の中でそう言いながら、リトに向かってウインクを投げた。
248ヒミツノカンケイ:2012/07/02(月) 23:45:03.89 ID:HJr4lh4N
以上です。
里紗もエロくてそそりますよね。
それを表現できてたらいいんだけどなあ・・・
249名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 00:45:34.88 ID:RASRX3/k
gj!
また枯れるまで息子に頑張ってもらおう
250名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 01:25:28.80 ID:VVDfYl+P
遅れたが乙!
251名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 13:39:43.19 ID:09bOIoy2
乙した
久々に里紗のSSが見れてよかった
252名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 13:47:00.48 ID:e7qQkFhy
やっぱ里紗はエロくて最高だぜ
253名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 18:26:18.52 ID:cKZeGC+T
>>241
>前スレのティアーユ&御門先生の3Pもの
これ読みたいんだけど保管庫停止してる?
254名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 20:02:49.52 ID:qVITmfS9
たぶん
255名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 01:40:05.43 ID:lhOxbIxq
ナンダッテー
256名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 09:12:45.65 ID:XOPFpNOQ
アニサキスのせいでFBIの捜査の手が保管庫に伸びて停止したってのは本当だったのか
257名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 01:27:37.97 ID:Sv+ZiSZW
恭子に射精管理されたい
258名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 19:44:01.59 ID:RCVlJzHh
恭子のSSオナシャス
259愛人契約:2012/07/11(水) 22:16:51.76 ID:+V9fZdjq
>>258了解

>>129続き
第五話

※ブラックキャットの内容をロクに知らないまま組み込んでしまったので
 本物のスヴェンともリンスレットともサヤともキョーコ(黒猫版)とも
 一切合財関係の無いパロディキャラとしてどうか適当に受け流して下さい。



趣味の時間を誰かに邪魔されて気分の良い者はあまり居ない。
地球人であろうと、宇宙人であろうと、それは同様だ。
相手が余程自分にとって大切な人であるとか、好きな人なら兎も角、
それ程信用もしてない者に貴重な読書タイムをを邪魔されれば、
ただでさえ冷淡なヤミが友好的に接するわけは無かった。
「あらぁ奇遇ですねヤミさん。この度はどーも」
「……」
「ダメ元でお願いしてみたのに、協力して頂けて嬉しいですっ」
「……」
「ところで今日は何のご本を読んでらっしゃるんですか?」
「……」
「ガリア戦記? 本当に読書の幅広いですねぇ、ヤミさんは」
「……」
ヤミが何も言葉を返していないのに、モモは構わず喋り続けた。
相手が他の者ならもう少しは喋ってくれるのだろうが、
今のヤミはとてもモモ相手に親密に話す事は出来なかった。
きっかけが自分にある事はモモも熟知しているし、
表面上冷たく振る舞っていてもヤミの心の中がそれなりに
暖かい事は知っているので、モモは何も気にしなかった。
260名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:17:55.09 ID:+V9fZdjq
結城リトの次期デビルーク王位継承問題、
それにまつわる愛人十五名、護衛三名の選出の日から、
ヤミはずっと機嫌が悪そうだ。しかもモモ相手の時限定で。
「リトさんの近衛兵に抜擢された事が、そんなにお気に障りました?」
「……当たり前でしょう。彼は私のターゲットですから」
「でも彼の近衛兵になれば、お姉様の傍にずっと居られますよ?」
「その分の依頼料はあなたに請求しますけどね」
「うっ……手厳しいですわね、ヤミさん。
 でもそれなら、リトさんの護衛を断る事も出来たのでは?」
ヤミがそれを断るわけがないと、モモは完全に理解している。
未だにヤミがリトを狙っているなどと本気で信じているのは、
そう思い込もうとしているヤミ本人と、リトくらいのものだ。
「別に結城リトを守りたいわけじゃありません。
 私以外の人に彼を殺されたくないから、
 私が手を下すまでは守り続けるだけです」
ベジータかお前は、とツッコむ天の声が、モモには聞こえた。
とは言え、良い傾向だ。
今回の愛人問題には、ヤミは含まれていない。
彼女に依頼しているのはあくまで近衛兵の役回りだ。
しかしそれは、モモの知った事ではない。
モモとしてはヤミも含めたリトの周囲の女性全てが
リトの側室になって、ハーレムを形成する事が一番望ましい。
ヤミが本当はリトを無下にするつもりが無い事さえ明白なら、
王位継承の件は抜きにして、モモにとっては都合が良い。
うまく動かせば、彼女をこの機に取り込む事が出来ると思えた。
その為の計画は着々と準備中だ。
今度こそバグチェックは完璧。プログラムに抜かりは無い。
昨日は最後の仕上げに徹夜で作業する羽目になったが、
もう今夜にでも計画を実行に移せる。
「それじゃ私、もう行きますね。今度お昼ご飯ご一緒しましょう?」
「結構です」
「リトさんが同席すると言ってもですか?」
「尚更結構です」
せいぜい強がっているが良い、とモモはほくそ笑んだ。
ヤミがリトを求めて止まなくなるのは、もうすぐだ。
261名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:18:34.28 ID:+V9fZdjq

町中で落ち着ける場所を探すのは案外と難儀なもので、
この公園はヤミが見つけた数少ない穴場だった。
他の公園だと、夜のこの時間帯は
草むらでえっちぃ事に精を出すカップルも居る。
周囲に建築物が少ないと夜風が通り易くて肌寒いし、
照明が暗いと本を読もうにも字が見え辛かったりもする。
普段は宇宙船の中で寝泊まりしている彼女だが、
その宇宙船の人工知能まで彼女の睡眠時間を気にかけてくる。
気を遣われて悪い気はしないが、たまには本当に一人になりたい。
そんなわけで、彼女は時折こうして夜の公園に降り立ち、
一際明るい電燈の真下で小一時間読書して帰る事があった。
「やっほー。金色の闇ちゃん」
せっかくモモが去って落ち着いて読書出来ると思っていたのに、
今度は一体誰が茶々を入れに来たと言うのか。
あまり馴染みの無い声だが、聞き覚えが無いでもない。
しかも今時ヤミを「金色の闇」と呼ぶ者は、かなり限られる。
メアの言う「マスター」の関係者かと疑ったヤミは、
顔を上げた先に、意外な人物が立っている事を認めた。
「あなたは……霧崎キョーコ?」
本人に直接の面識は殆ど無いが、確かルンの友人だ。
フレイム星人と地球人のハーフと聞いているが、詳しい事は知らない。
「金色の闇ってのも味気ない呼び名よねぇ。
 ヤミヤミの方が良い? それとも……イヴイヴ?」
咄嗟に、ヤミは本をベンチの上に投げ出して身構えた。
立ち上がり、いつでも即応出来るように髪に気を集中する。
平然としていられるわけがない。
ヤミの本名を知っている者は極めて少ないのだから。
「霧崎キョーコ……あなた、何者ですか」
「イヴイヴの友達! ……に、なれたら良いなぁって思ってるんだけど」
許可した覚えも無いのに、キョーコはもうヤミを「イヴイヴ」と呼ぶ。
見た所武器も装備も無く、無力でか弱い人間にしか見えないが、
伝え聞くところによるなら、キョーコは炎使いだ。
いくらヤミが強力とは言え、炎と毛髪ではやや分が悪い。
戦いになれば、少々厄介な事になると認めざるを得なかった。
262名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:19:57.40 ID:+V9fZdjq
「そんなに構えないでよ、イヴイヴ。
 今夜は親睦ってやつを深めよーと思って来たんだから。
 あなたに手を出す気はさらさら無いしぃー」
その言葉が真実とは思いにくいが、実際キョーコは肩の力を抜いている。
殺気はまるで無く、それどころか動き方もノラリクラリしていて、
仮にここから何か仕掛けるとしても、初動が絶対に遅れる。
ふわふわした足取りで公園の中を行ったり来たりしているが、
脚にも腰にも力は入っておらず、ともすれば石に躓いたらこけそうな程だ。
「分かりませんね。親睦を深めるなどと言って、何が目的ですか」
「はい? 親睦を深める事自体が目的なんであって、
 それ以外の事なんてなーんにも考えてないってば。
 疑り深いなぁ、イヴイヴは」
そう言ってキョーコは、ストップウォッチを取り出した。
見た所ポケットのついていなさそうなワンピースで、
ポシェットの類を持っている風でもないのに、
どこからこんなものを取り出したのかは、ヤミには見当もつかない。
体内にナイフや銃を隠し持つ異星人と戦った事もあるが、
フレイム星人の身体機能にそんなものは無かった筈だ。
「よーい、スタート!」
「……何のカウントですか、それは」
「ちょっとしたゲームだよん。結城リトの命の、争奪戦のね」
「なっ!?」
ヤミが目を見開いて敵意を剥き出しにしたのを見て、キョーコは満足した。
どうやらヤミは自覚している以上にリトを大切に思っているようだ。
「制限時間は十分よ。それまでにリト君の元に辿り着かないと、
 何人もの刺客が彼の命を狙ってるから、大変な事になるかもね?」
「なっ、何故結城リトが!?」
「決まってんでしょー、そんなの。
 デビルーク王の地位を欲する宇宙人なんて、銀河にゴマンといるもん。
 彼の命を狙う人が刺客を雇うのは当然でしょ?」
何と言う事を……!
「リト君は今、彩南高校の屋上に捕えられてるわ。
 早く行ってあげないと、あなたのターゲットが死んじゃうわよ」
「霧崎キョーコ……! あなたは……!」
問答をしている暇は無い。
ヤミは指を鳴らして宇宙船ルナティーク号を呼び出した。
光学迷彩を解除して公園の中央に降り立った愛機に乗り込み、
目標地点を音声入力、しかる後にすぐさま飛び立つ。
「急いで下さい! でないと彼が、彼が……」
『了解! ヤミちゃん!』
真っ暗な虚空の中に、ルナティーク号は飛び去って行った。
263名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:20:40.34 ID:+V9fZdjq
学校の屋上まで辿り着くと、確かにそこにリトの姿があった。
猿轡をはめられ、両手を後ろ手に縛られ、両脚も手錠で固定されている。
「んー! んむー!」
降り立ったヤミの姿を見たリトは何事か喚いたが、
何を伝えたいのかはさっぱり分からない。
ルナティーク号の空間歪曲航法を使えば五秒とかからず到着出来たから、
タイムリミットにはまだまだ余裕がある。
だが周辺に潜む殺気の群れが、タイムリミットの意味をヤミに気付かせた。
「つまり、この人達を十分で始末しろと言うわけですか……」
暗闇から溶け出すように、人影がにじり寄って来る。
「金色の闇にお会い出来るなんて光栄ね。
 初めまして。私、リンスレットよ」
「私は水無月サヤ、掃除屋。よろしくっス」
「俺はスヴェンだ。しかしまさか本当に金色の闇が来るとはな」
誰も手に手に銃を持っている。
峰不二子みたいなライダースーツの女に、
浴衣の女に、トランクを掲げた背広の男。
どれも毛色が違い過ぎるが、隙の無さにかけては
先程のキョーコとは比べ物にならない。
「……彼に手出しはさせません」
「そういう偉そうな口は、俺らに勝ってからにするんだな!」
スヴェンと名乗った男が右腕の拳銃を差し向け、引き金を引く。
弾道を見切って回避したヤミの頬のすぐ横を鉛玉が掠めたが、
ヤミは擦り傷一つも負わなかった。
高く跳び上がったヤミはトランスで翼を展開した。
機動性と制空権で優位に立つ腹積もりだ。
「なっ……空中!?」
追い縋るようにスヴェンが銃を乱射するが、これが囮である事は明白だ。
左手のトランクがただの荷物でないのは、わざわざ確認するまでもない。
ヤミは空中から急降下して、わざとスヴェンの左側から斬りかかった。
するとスヴェンは、ここぞとばかりにトランクから隠し銃を放つ。
「やっぱり」と呟くと、ヤミはそのトランクごとスヴェンを切り払った。
「ぐぁあっ!!」
手応えがおかしい、とヤミは気付いた。
いやそもそも、それ以前に彼等には気配というものが無い。
一見構えにも挙動にも隙は無いのに、生気も殺気も感じられない。
「まだまだぁっ!」
リンスレットとサヤが同時に銃口をヤミに向けたが、
襲い来る銃弾を髪で作った盾で防ぎ切ると、ヤミは再び跳び上がった。
「凝りもせず空中? でも、どうせ攻撃の為に屋上まで降りなきゃいけない」
「その瞬間を逃す私達じゃないっスよ!」
だが、ヤミは空中に留まったままだ。
「私があなた達を攻撃するのに、降りる必要があるなんて誰が言いましたか?」
無限に伸びる金髪が槍のように先端を尖らせ、
上空から雨のように無数に降り注いだ。
「きゃあっ!」
「くっ……無念っス……」
リトを取り囲んでいた三人の刺客達は、ものの一分とかからず打ち倒された。
264名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:21:25.54 ID:+V9fZdjq
拘束を解き、猿轡を外してやると、リトはようやく生きた心地を取り戻した。
「ぷはぁっ! 助かったよ、ヤミ!」
「別に助ける為に来たわけじゃありません。
 あなたは私が殺す予定なんですから、知らない所で勝手に死なないで下さい」
「うっ……」
このリトにはちゃんと気配がある。どうやら偽物ではないようだ。
先程の刺客達はヤミに倒された瞬間姿が蒸発した。
「どうやら幻覚の類だったようですが、あんなもので一体何を……」
するつもりだったのか、と言いかけたヤミの耳に、足音が聞こえた。
「答えはねぇ。ただあなたをリト君の前に引き合わせたかっただけよ」
「霧崎……」
「キョーコ!? これ一体どういう事なんだよ!
 モモと夜食買いに出かけようとした矢先に、いきなりこんな……
 モモは無事なのか!? モモを一体どうしたんだ!」
その瞬間、ヤミは逆に全てを理解した。
あまりにもあんまりな展開に、深い溜息がこぼれる。
「はぁぁ……と言う事は、彼女の差し金ですか」
「え? え?」
困惑するリト。キョーコは悪戯っぽく笑っている。
「そゆ事。今回の件はモモちゃんの作戦だよん。
 イヴイヴがどれだけリト君の事好きなのか、自覚させる為のねっ。
 さっきの刺客三人も、ただのプログラムだよ」
「おいちょっと待てよキョーコ、ヤミが俺を好きなワケないだろ?」
「彼の言う通りです。私はターゲットを他人に殺させない為に来ただけです」
今度はキョーコが溜息をつく番だった。
「んーもうっ。そんなに言うなら、ちゃっちゃと殺してあげれば良いのに。
 何だかんだ言ってリト君殺す気無いでしょ、イヴイヴ」
「その呼び方は止めて下さい。それに、私がいつターゲットを狙おうが勝手です。
 今あなたに命令されて手を下す筋合いはありません」
キョーコは唇に人差し指を当て、ヤミの反応を面白がるように微笑んだ。
「強情ねぇ。つまり彼の事なんて、何とも思ってないって事?」
「あっ、当たり前です!」
「それじゃあ彼がイヴイヴの目の前で他の女に食べられちゃっても、
 なーんにも文句は無いって事だよね?」
「……は?」
ロクな反応を返す間もなく、キョーコは一瞬でリトの背後に飛び込んだ。
「ちょっ!」
「大人しくしててねん、リト君」
265名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:22:18.84 ID:+V9fZdjq
確かにキョーコも愛人枠に入っていたが、それは形だけの筈だ。
そもそもルンの友達であるキョーコが、ルンの気持ちを知っている可能性は高い。
そのルンが惚れているリトに、キョーコが手を出すのは考えにくい事だ。
考えにくい事なのだが、実際手を出されている以上、疑っても仕方ない。
「おわっぷ! キ、キョーコ! ちょっ、待っ」
「慌てちゃって、かーわいいんだから。こんなの慣れっこでしょ、リト君は」
押し倒したリトの上に跨り、キョーコはすぐさま顔面騎乗した。
下着越しとは言え、彼女の股間が鼻と口に密着する。
「いっ……今すぐ止めなさい、霧崎キョーコ!」
「そうねぇ、今すぐ私を止めないと。彼、このまま窒息死するかも?」
「何を馬鹿な事を……っ」
「だったらイヴイヴもぉ、本腰入れてカレを取り戻さなきゃね!」
ヤミが虚を突かれている隙に、キョーコは口から火を噴いた。
まさかこの姿勢から攻撃して来るとは思っていなかったヤミは、
キョーコが口からも炎を出せる事を失念していた。
「しまっ……! って、これは……」
全身に灼熱の炎を浴びせられた筈が、不思議と皮膚に火傷の痕すら無い。
代わりに、服も下着も全て燃やし尽くされ、彼女は全裸になってしまった。
「……っ!」
慌てて胸と股間を両腕で隠すが、どうせリトには見えていない。
彼は今、視界をキョーコの尻で埋め尽くされている真っ最中だ。
「それともここで、彼を殺してみる? 腹上死で」
「ふ、腹上死だなんて……!」
「あら、言葉の意味は知ってんだねぇ。
 イヴイヴ、そっちのお勉強も熱心なんだぁ」
「たっ、たまたま本に書いてあっただけです!」
「クスクス、どんな本読んでんだか。ほら、こっちおいでよ。
 リト君のチンポは、あなたの為に空けてあげてんだから」
言って、キョーコはリトのズボンにも火を噴いた。
ヤミにそうしたように、リトの下半身も丸裸にされ、陰茎が露出する。
「えっちぃのは嫌いです! 仕舞って下さい!」
慌ててヤミは髪を伸ばし、リトのモノを覆い隠した。
「ひゃあ! 髪コキだなんてマニアックぅ。さっすがトランス能力者は違うわね」
「そんなつもりじゃ……」
「あ、髪コキって言葉も知ってんだぁ? 博識ぃ〜」
「モガモガ! ムォーッ!」
この状況で一番の被害者の筈のリトが、何故か会話の蚊帳の外だった。
キョーコは再びストップウォッチを取り出すと、スイッチを入れた。
「今度の制限時間は、一分。
 一分以内にリト君をイカせてあげたら、私もここをどいてあげるわ。
 早くしないと、カレ窒息死よん?」
「そんな戯言に付き合う義理はありません」
「私に攻撃しようったって無駄よ。触れる物全て燃やし尽くせるんだから。
 今私のアソコに誰が顔をくっつけてるか、分からないわけじゃないでしょ?」
問答を許さぬ脅迫だ。
ヤミはこの申し出に、従わざるを得なかった。
266名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:22:57.68 ID:+V9fZdjq
顔面騎乗と髪コキの相乗効果で、リトの陰茎は本人の意思と裏腹に硬くなった。
それを見せ付けられたヤミの方も、図らずも感情が昂ってくる。
一言で言えば、興奮状態だ。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「あはっ! 髪動かしてるだけなのに、なぁんでそんな息荒いのイヴイヴ」
「くっ……そ、そんな事……ありません……」
ヤミの毛髪、その一本一本が、生物のように微細に蠢く。
男根を包み込んで上下に擦りつつ、幾房かはカリ首を輪を描くように擦り回し、
先走り汁を掬うように尿道口まで責め立てる。
「結構積極的ね、イヴイヴ」
「制限時間を気にしているだけですっ!」
「その制限時間も、あと二十秒切ったよ? もっと本気出さなきゃあ」
「分かってます!」
ヤミはペースアップすると同時に、思い切って睾丸にも刺激を加えた。
手とはまた違う滑らかな肌触りが、リトに新たな快感を与える。
すると期せずしてキョーコの股間にも熱い吐息がかかり、
今度はピタゴラスイッチよろしくキョーコが身悶える。
「んモゴゴッ! ムゥッ! ムーッ!」
「やンっ! リト君ったら、口をパクパクさせて、舌を突き出して……
 顔に似合わず獰猛なんだから、もう……」
リトとしては、少しでも酸素を求めてもがいているだけだ。
そんな事はヤミにも分かっているのだが、悔しいと思う気持ちを自覚もする。
その悔しさの正体が嫉妬である事に、薄々気付いていく。
自分は髪の毛でシゴかされているだけなのに、他の女は自分の目の前で、
彼に股間を刺激され、感じる事が出来ている。
この不平等は一体何だ、という憤りが、彼女の手を自然と動かしていた。
「ふくっ……ん、ん……」
「……へぇ。髪コキしながら自分はオナニーかぁ。
 とうとうイヴイヴでも耐えきれなくなってきたって事ね」
ヤミの変化に満足すると、キョーコはストップウォッチが一分を計上した瞬間、
「バイバーイ」と笑って炎に包まれ、姿を消し去った。
「ぶはぁっ!? ぜぇ、はぁっ、ぜぇ……」
途端に呼吸を取り戻したリトが慌てて身を起こす。
どうやら元々あの炎に殺傷能力は無かったらしく、リトは無傷だ。
陰茎に絡みつく金髪の先、ヤミと視線がかち合った。
267名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:23:57.61 ID:+V9fZdjq
リトはヤミを宥めすかすのに、かなり手間取った。
仕方なかったとは言え髪コキさせられた挙句、オナニーまで見られたのだから、
ヤミが珍しくボロボロ涙をこぼしてしまうのも無理からぬ事だった。
「こ、この私が……こんな、えっちぃ事を……」
「誰もそんな風に考えないって! さっきのは仕方ないじゃん。
 俺を助ける為に髪を使ってくれたんだろ? そんな事より、
 髪が汚れてるかも知れないから、うちでシャワー浴びろよ」
「あなた、自分が自慰を見られてもそんな平然としてられるんですか」
「へ、G? 何の話だ?」
そもそも、どうやらリトは気付いていなかったらしい。
顔を上げた時にヤミが自分の胸と股間をまさぐっていたのは、
単に恥ずかしい部分を隠す為に手を当てていただけだと思っていたようだ。
言わなくて良い事まで危うく言ってしまい、ヤミは更に赤面した。
顔がトマトのように茹って、まるでいつもの彼女とは違っている。
「まぁ兎に角、ばっちぃモノに触れちゃったんだからさ。
 髪は洗おうぜ。あとモモには俺の方から注意しとくからさ。
 それにしてもキョーコがあんな事するなんてなぁ」
「……あれは霧崎キョーコ本人ではありません。
 私が最初に公園で会った時は気配があったから実体だと思い込みましたが、
 少なくともこの屋上で再会した時の彼女はプログラムでした。
 本人と思い込んで気配を探る事を怠った、私のミスです」
「気配? そんなの俺にゃ分かんないけど……」
事情のよく分かっていないリトと違い、ヤミは全て理解していた。
公園の時のキョーコは恐らくモモに頼まれてキョーコが協力したか、
或いはリトをこの空間に拉致した後でモモが化けて登場していたかだ。
そしてその後の事は、このリトを除いて、全てプログラムだ。
この校舎の屋上すら、恐らくはプログラムが生み出したバーチャル空間。
多分実際の彩南高校の屋上に次元転送フィールドを張って、
そっくりに作った仮想現実にヤミとリトを転移させている。
そしてそれは、今も変わらない。
ここはモモの作り出した空間であり、どこからかモモは見張っている筈だ。
だが、もうそんな事を気にする余裕は、ヤミには無かった。
体の疼きを何とかして止めたくて仕方がない。
更に、目の前には彼女を疼かせた張本人が居るとなれば、やる事は一つだ。
「結城リト……」
「ん、何だ? ようやく立ち上がる気になったか?」
「むしろそっちこそ勃たせて下さい。何を萎ませてるんですか」
「え、な、何が?」
「さっきまであんなにカタくなってたのに……
 こっちがその気になったら萎むなんて、許せません!」
ヤミは髪を伸ばし、リトの両腕を左右に引っ張って無防備にすると、
まるで十字架にかけられた罪人のように彼の体を空中に浮かせた。
268名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:24:43.82 ID:+V9fZdjq
浮いたと言っても、せいぜい数十センチ。
ちょうどリトの股間がヤミの胸の高さにくる位置だ。
「まっ、待てヤミ! まさかお前、俺のを切り落とすつもりじゃあ……」
「私はあなたにそんな女だと思われていたのですね。
 まぁ、今までの態度が態度ですから、自業自得ですが」
今日は殴ったり斬ったりはしない。
「襲う」と言う事にかけては、そう変わりはしないかも知れないが。
ヤミはリトのモノを両手で包み込むと、躊躇なく手コキし始めた。
「ヤ、ヤミ!」
腕は髪で縛られているとは言え、脚は自由の筈だ。
ここで暴れて両足をバタつかせればヤミを蹴るぐらい出来るのに、
リトは叫ぶだけで、抵抗も暴力もしなかった。
この人はいつもこうだった、と今更気付かされる。
自分の命が危なかろうと何であろうと、絶対に暴力でヤミに抗おうとしない。
ちょっと殴る蹴るぐらいなら正当防衛で済む範疇なのに。
「こんな私に対しても優しいんですね、あなたは。
 私には胸が無いから、こんなお返ししか出来ませんが」
カウパーの滲み出した亀頭を、ヤミは自分の乳首に押し付けた。
その瞬間リトの男根がムクムクと肥大化し始める。
「それとも、あなたが望むなら……トランスで大人の体にもなれますケド」
自分にもティアーユのような胸があるなら、
もっといろんな楽しませ方も出来たのに、と彼女は思った。
リトは観念したようにかぶりを振った。
「いらないって、そんなの……ヤミはヤミだ。
 そのままのお前が、俺や皆にとっては大事な存在なんだから」
大事な存在。
その言葉の中に「異性として」という含意が無い事は分かっている。
それでも、言われて悪い気はしない。
ヤミは滲み出す薄い精液を乳首に擦り付ける事に満足すると、
一滴それを指で掬い取って舐めた。
「……変な味ですね。これが、えっちぃ味と言う事でしょうか」
「ヤミ、いきなりどうして……」
「それを女性に言わせるような不甲斐無さは治すべきでしょうね」
そう言われてしまうと、リトにはもう何も言えなかった。
269名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:26:24.98 ID:+V9fZdjq
金色の闇はプライドの高い女。
その事はモモも先般来承知している事だ。
面と向かって「愛してる」だの「抱いて」だの言えないタチである事も。
「それにしたって、これは普通逆に自尊心傷つくんじゃ……」
遥か上空から高精細ズームスコープで屋上の様子を見ていたモモは、
突如乱心したとしか思えないヤミの所業に目を見張っていた。
彼女はリトを縛り上げたままで、何とオナニーを再開してしまった。
ついさっきはそのオナニーを見られて平常心を失っていたくせに。
「ヤ、ヤミ? 何してんだ?」
「くふっ……う……いくら欲情しているとはっ……言え……
 女心も分かってくれないあなたに……この気持ちを
 どうにかして欲しいと頼むのは……屈辱、ですからっ……」
リトの先走り汁で汚れた乳首を親指と人差し指で摘み、
捩じるように先端を回し、指の腹で潰し、軽く弾き、
多種多様な刺激を自ら加える。
股間への刺激も勿論忘れず、陰唇を摩擦したり、
指の第一関節を引っかけて入り口を掻き混ぜる。
水滴は指の隙間から直接床に落下するものもあれば、
太腿を伝って滑らかな足の上を滑り落ちていくものもあった。
その内にもリトへの髪コキは片時も休めない。
今にも白く濁った液体が迸り、自分の胸を汚してくれる事を期待する。
「やめろよヤミっ! そんなの人前でするもんじゃねぇって!」
「だったらっ……アンっ……」
だったらあなたが慰めて下さい、とは口が裂けても言えない。
そしてリトの方も、そこまで察してやる事が出来ない。
彼は相変わらず、まさかヤミが自分に惚れているなどとは思ってもいない。
そうこうしている内に、ヤミの足腰から徐々に力が抜け始めた。
最初は何とか立っていられたのに、今や膝が笑い始め、
前屈みになり、倒れそうにすらなる。
リトへの髪コキも比例して速度を増し、彼の表情がだらしなく緩んだ。
「うぁっ……ヤ、ヤミぃ……」
「……出すんですか……はぁ、あ……良い、ですよ……
 ハっあぁ……思い切り……ぶっかけて……」
言い終える前に、リトは耐えきれなくなり、一発目の波を彼女の胸に浴びせた。
「うっ……あぅ……」
「すごい……びゅるびゅるって……これが、射精っ……」
丁度、ヤミも軽いアクメに達して、とうとう腰を抜かしてへたりこんだ。
270名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:27:28.64 ID:+V9fZdjq
モモに見られているだろう事などどうでも良い。
リトの前でプライドを捨てる事ももう気にならない。
未だ燻り続ける疼きを抑える為には、自分の手だけでは足りない。
彼女なら自分の髪を変形させて疑似肉棒くらい作れるのだが、
それだけは今まで何度思いついても実行してきた事が無かった。
処女膜を持たない星の出身ではあるが、それでも貞操観念は地球人と変わらず、
初めてここに入れるのは自分の体の一部であってはならない、
まして玩具などであってはならないと、頑なに守り通してきた。
自分にとって最も妥当と思える初めての相手は誰かと思い描いた時、
いつもリトの顔が浮かんでいた事も、今更否定するつもりにはならない。
今までは彼の顔が脳裏に浮かぶ度に、かぶりを振っていたものだが。
「覚悟して下さい……結城リト……」
「お、おい……本当にするのか? お前、本当に良いのか……?」
「あなたに選択権はありません。こうして髪で体も押さえつけて――」
「違うってば! 俺は、お前がこれで良いのかって聞いてんだろ!?」
呆れた男だ。
リサ辺りなら「まだ覚悟が決まらないのか」と馬鹿にするかも知れない。
だがヤミと、それを見物していたモモは、そう思わなかった。
呆れたと言っても、別の意味でだ。
逆レイプ紛いの事をされかけているのに、まだ自分より相手の方を気遣っている。
こういう人だから自分は深みに陥ったのだと、モモもヤミも快く認めた。
「んふっ……ん、いィッ」
ヤミは騎乗位で腰を下ろし、思い切って奥までリトのモノを咥え込んだ。
「ヤミ……」
「こ、これで……信じる気に、なりましたか……?
 私は、あなたで良いのでは……」
あなた「で」良いのではなく、あなた「が」良いのだと。
言い切る前に、リトが上半身を起こし、彼女に抱きついた。
「あ、ちょっと……服、汚れますよ?」
自分の精液が纏わりついたヤミの胸に体を押しつければ、
それはリト自身の服にも勿論付着する。
だがリトはそんな事は気にしていなかった。
「無理させてゴメンな、ヤミ。ちゃんと俺が動くから」
「駄目です」
「え?」
「あなたは私のターゲット。私が襲う側でなくては」
それにつけても、ここぞという場面で発揮されたリトの底力が嬉しい。
ヤミの髪に体を押さえつけられていたのに、体を起こして抱きしめてきたのだから。
それ程強い力で拘束していたわけではないにしても、
そこそこ本気を出さねば地球人にはそんな芸当は出来ない筈だった。
恐らくこれだけで筋肉を痛め、関節も外れかかっているだろう。
ならば、せめてこれ以上無理はさせられない。
ヤミはゆっくりと肩を押してリトを寝かせ直し、腰を動かし始めた。
271名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:30:22.48 ID:+V9fZdjq
小柄な体が大振りに上下し、純金色の髪が踊る。
月明かりに照らされてか、それとも地球人とは成分が違うのか、
ヤミの愛液は少し煌めいて綺麗な蜂蜜色に見える程だ。
「ど、どう……ですか……んっ、結城……リトぉ……
 私のぉ……ココっ……変じゃ、ないれすか……?」
保健体育の教科書で地球人の女性器の形は図解で見た事がある。
とは言え実物を観察した事は無いので、自分の膣がリトにとって
どこか気味の悪い部分、不気味な部分は無いかと、ヤミは心配だった。
「何なら……トランスで、あなた好みの形状にしても……」
「馬鹿を言うなよ。そのままのお前が大切なんだって言ったろ?
 それに別段他の人と違う感じもないし」
「他の人と……もう、シてるのですね……えっちぃ人……」
「あ、いやその……」
「はっ、あっ、はっ、あっ、ふうっ、うふっ、んっん、ふ」
もう、聞こえていない。
ヤミは足を踏ん張っての上下運動に夢中で、意識が既にソコに集中している。
処女膜は無くとも、キツさは他の処女達と比べて劣る所が無い。
さっき射精したばかりなのに、リトはもう残り汁を搾り取られそうだった。
「結城ぃ……リトぉっ……てっ……手をぉ……」
ヤミは押さえつけていたリトの手を取ると、それを自分の胸に伸ばした。
押し付けるようにして、己の貧相な乳房を揉みしだかせる。
だがリトも、ただされるがままではない。
「こっちのも好きなんじゃないのか?」
左手をヤミの右胸から下ろし、地球人で言うところの、
クリトリスにあたる部分にあてがう。
「ひゃうっ!? こ、擦れっ……」
ただピストンするだけで、陰核が摩擦される。
オナニーよりも断然気持ち良く、他人の手だからか、
それともリトの手だからか、温かみさえ感じる程だ。
内外から同時に訪れる刺激に耐えられず、ヤミはリトより先に果てた。
「あぁっ、アァァァァァァァァッ!!」
やや遅れて、リトは今晩二発目の遺伝子を撃ち放った。
「うっく……出るっ!」
子宮口からゼロ距離射撃されたそれは、少女の子宮では全てを飲みきれず、
彼女の腹を満タンにして尚一部が溢れて滲み出した。
272名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:33:27.53 ID:+V9fZdjq
「作戦通りですわね。彼女も普段からこのぐらい素直なら良いのに」
「何が作戦通りだよモモ、俺何も聞かされてなかったぞ!?」
空間転移を解除され、リトとヤミは本来の彩南高校屋上に姿を現した。
リトが戸惑っている内にモモが降り立ち、
たった今全ての事情を説明されたばかりだ。
「リトさんを騙したのは決して本意じゃありません。
 でもこうしないと、リトさんは彼女の気持ちに気付けないでしょう?
 ほら、ヤミさったらこんなに嬉しそうな顔で、寝息立てて……」
ヤミは疲れたのか、空間転移するより前に、絶頂した瞬間既に眠りに落ちていた。
「えへへぇ……リトぉ……」
下の名前だけで呼ばれるのは初めてだが、完璧に寝言だ。
表情と口ぶりから察するに、まだティアーユと一緒に暮らしていた頃の、
イヴとしての彼女に立ち戻って夢を見ているらしい。
「ヤミさんって、こんな可愛い笑顔もするんですね」
「あ、あぁ、まぁ。俺は何度かヤミのこういう笑顔も見た事あるけど」
「本当に鈍感ですね、リトさんは。彼女がそんな表情を見せてくれてる時点で、
 もうリトさんにメロメロな事は明白じゃないですか」
「そう、かなぁ……でも愛人じゃなくて近衛兵なんだし、
 今後はもうこういう事はあんまり……」
「甘いですよリトさん。近衛兵って事は、リトさんの部下なんですから。
 上司は部下にセクハラする権利があります」
「いや無い無いっ!」
「でも彼女は望んでると思いますけどね?」
「いや……無いだろ、いくら何でも……」
彼の膝枕で眠るヤミの緩みきった笑顔を見ると、
あながちモモの言う事も的外れでないような気もするから困ったものだ。
金色の闇の名に相応しい月明かりの下で、リトは彼女の髪をそっと撫でた。



第六話終了

前回の投降分から話数のカウント間違えてた事に今気付いた……
あと、今回のはキョーコ成分が少な過ぎたから
マナー違反っぽいけど第七話(キョーコ&ルン)も続けて投下します
273愛人契約:2012/07/11(水) 22:36:12.89 ID:+V9fZdjq
>>272続き
第七話


周知されている通り、アイドルとは中々仕事が忙しい。
その多忙さは、見た目の華やかさに比例する。
撮影現場に半日釘付けになったかと思うと、夜は生放送に出演。
握手会ともなれば一日中握手して手がパンパンに腫れそうになり、
まともに箸を握るのも難しい程痛くなる事もしばしば。
巡業で地方に移動する事も少なくはなく、スケジュールは分刻み。
落ち着いて観光する暇も無ければ、ご当地料理を食べるのも難しい。
たまの料理番組出演でご当地料理を食べる事もあれ、
その時は何日も前から、予定されている料理と似たものは口に出来ない。
ハンバーグが美味しい店に収録に行くとなれば、
その何日も前から、私生活でハンバーグは食べられない。
楽屋ではコンビニ弁当より高い弁当が配給されるとは言え、
こればかり食べていては栄養バランスが心配にもなる。
時には移動中のバンの中でカーテンを閉め切り、
コソコソと弁当を腹に詰め込んでから次のテレビ局へ行く。
そんな多忙なキョーコに会って愛人契約の協力を取り付けられたのは、
同じ現場でたまたま収録作業に当たっていたルンだからこその功績だった。

そんな彼女達にも、ようやく休みが取れた、ある一日。
挨拶がてら結城家にお邪魔しようと提案したキョーコに、
ルンは喜び勇んで了解した。
「最近一週間ぐらいリト君に会えなかったしぃ。
 久し振り過ぎて緊張しちゃうなぁ」
「私達の仕事って、ロクに登校出来ない時期も珍しくないもんね。
 空いた時間を見付けて必死で勉強しなきゃ、授業に遅れちゃうし」
ルンとキョーコは自発的にアイドルをやっているから良い方で、
世の中には本人の意思とは全く無関係にアイドルをやらさせる者も居る。
いわゆる子役というのがそれで、本人は親の教育のせいで、
アイドルをやる事が自分の望みなのだと思い込まされている事もある。
そうした親は学校に「収録があるので修学旅行は欠席します」だの、
義務教育でない高校などになると「単位足りなくても進級させて」
だのといった、優先順位を履き違えた要求をする事も珍しくないそうな。
生徒の本分は学業であり、親が金を稼ぐ為に子供をコキ使う事を、
学校が認めるわけはないし、それをして「先生の理解が足りない」
などと文句を言う筋合いは誰にも無いのだけれど。
その点ルンとキョーコはなるべく学業をおろそかにしない努力をしている。
だから本来丸一日休みが取れるとなれば、その日は勉強に専念したいのだが、
まさかリトの婚約発表の日まで挨拶一つしないわけにもいかない。
ましてやそれをメールで済ませるなどという発想は無かった
274名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:37:48.86 ID:+V9fZdjq
所変わって、リトの部屋。
「そっかぁ、監督さんも宇宙人なんだっけか」
「うん! だから婚約発表の日は収録のスケジュール変えてくれたの」
リトの愛人問題が勃発してから、ほぼ一週間。
今日は土曜日で、学校は休みだったから、リトも家に居た。
ララ達は残りの愛人協力者を探す為に活動中で、
今はティアーユに目星をつけているそうだが、
リトにとっては何もする事が無いので、美柑と二人で暇を持て余していた。
そんな折にルンとキョーコが訪問してきたので、
美柑は気を遣って席を外し、適当に外出してくれた。
別に美柑がルンやキョーコと話しづらいというわけではなく、
「どうせリトの事だし、またえっちな事するんでしょ」と思って、
ルンが積極的になれるように邪魔者は退散しただけだったのだが。
そしてキョーコもまた、軽めの挨拶を済ませた後は、
自分を邪魔者と判じて退散するつもりでいた。
「さて、と。久しぶりにリト君とお話し出来た事だし。
 私はそろそろ帰るから、ルンちゃんは頑張ってね!」
「あれ? キョーコ、もう帰るのか?」
一番察してやるべきリトが察していないのは、
ルンにとっては可哀想な事だ。
「いやだってほら、ルンちゃんはその……ねぇ?」
「う、うん……キョーコとは言え、流石に今回ばかりは……」
いくら普段から積極的にリトに迫るルンでも、
セックス本番を誰かの前で見られたいなどとは思わない。
一方でリトは、まさかルンがそんな目的で来たとは思っていない。
一人だけポカンとしている彼の前で、乙女達は顔を赤くして笑い合った。
275名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:40:02.39 ID:+V9fZdjq
頬を桃色に染めている若い娘を見れば、ドギマギするのは男の性だ。
ルンとキョーコが何故照れているのかは分からないまでも、
リトは二人を変に意識せざるを得なかった。
殊に、プログラムによる接触可能な立体映像とは言え、
リトはつい先日キョーコに顔面騎乗位されたばかりだ。
モモの話では、夜の公園でヤミにコンタクトを取ったキョーコすら
モモの変装だったらしいから、あの件にキョーコは関与していない。
それでもキョーコの股間がすぐ目の前にあった事も、
その肉厚に押し潰されそうだった事も、匂いが間近だった事も事実。
リトはルンよりむしろ、キョーコと目を合わせるのが恥ずかしかった。
その態度の怪しさに、真っ先に気付いたのはルンだった。
「リト君、なんかさっきから、キョーコの方妙に意識してない?」
「えぇっ!? そっ、そんな事無いって!」
「そうだよルンちゃん。そんな筈ないじゃん」
キョーコは心の底からそう思っている。
リトとは一度しかまともに会っていないのだから、
一目惚れでもされていない限り、リトが自分を意識する理由が無い。
だが彼女は同時に、彼と初めて会った日の事も思い出していた。
あの時変態に襲われて焦ったルンとキョーコは、
爆弾の取扱いミスにより、リトに全裸を見られている。
リトにとってもルンにとってもそれは慣れている事だが、
キョーコはまさかそれがリトの周りで日常茶飯事とは知らない。
親以外の誰にも見られた事の無い裸を目撃されたと言う点で、
ある意味リトはキョーコにとって特別な、意識せざるを得ない相手だった。

リトにも、キョーコにも責任は無い。
だが二人は互いに別々の理由から、気まずい沈黙に陥った。
しかも何故か二人とも顔を真っ赤にしているとなれば、
ルンにとって面白い状況ではない。
「まさかと思うけど、二人は何かよからぬ事でもあったんじゃ……」
「無い無い無い! 今日が超久し振りに会うのに!」
「そうだよルンちゃん! 勘繰り過ぎだってば!」
それにつけても、先日遭遇した偽物のキョーコとは
全く違った、乙女らしい反応。
キョーコがそういう人間である事はリトも知っているのに、
どういうわけか新鮮に感じてしまい、尚更赤面する。
ララがコロット風邪で一日だけ淑やかになった時のような、
一言で言えばギャップがもたらす興奮だった。
「あやしいわねぇ……まさかリト君、私も抱いてくれないのに、
 キョーコは先に抱いたって言うんじゃ……」
「ちちち違うって! ちょっと待って、全部説明するから!」
リトは迫られて振り切れず、モモの策略にハメられた事を話した。
簡単に説明だけ済ませ、偽キョーコに顔騎された事も、
ヤミと行為に及んだ事も全て隠すつもりだったのだが、
元々嘘をつくのが苦手な事に加え、ルンの追及が執拗で、
とうとう彼は全て白状してしまうに至った。
「わっ……私が、リト君の顔に……の、のの、乗っ……」
「おおおお落ち着いてキョーコ! 偽物! 偽物だから!」
「そうだぜキョーコ! 本物があんなはしたなくないって、
 俺ちゃんと知ってるからさ!」
「ちょっと待ってリト君、それじゃ私の事ははしたないと思ってるの?」
「え、えぇっ!? ルン、何でだよ!」
「だって私、リト君に抱きついたり、裸で迫ったりしてるし……」
「え、ルンちゃんそんな事まで彼にしてたの!?」
二人のファンが聞いたら剃刀レターを送りそうな会話だ。
彼女らを落ち着かせるのに、リトは相当な時間と神経を使った。
276名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:41:55.06 ID:+V9fZdjq
もてなしの為にコップに注いでいたジュースはとうに空になり、
リトは一階まで降りて、新しいジュースを継ぎ足しに行った。
本当ならキョーコはこの一杯で帰る予定だったのだが、
議論がヒートアップしている内に全て飲み干してしまい、
しかも喋り続けたせいで今は喉が渇き切っている。
それはルンもリトも同様だった。
「はぁ……幻覚とは言え、まさか私より先にキョーコがリト君に……」
「そんな事言われても、私身に覚え無いし……」
ジロリ、とキョーコを見つめたルンは、リトが居ないのを良い事に、
キョーコのスカートを物凄い速さで捲り上げた。
「ひゃあっ!?」
「こ、このアソコが……これと同じ形のが、リト君の顔面に……」
「息荒いよルンちゃん!? 全然落ち着いてないじゃん!」
「ここにキスすれば……リト君とも、か、かか、間接キスに……」
「ならないならない! 私は本物の霧さ……あっ」
半狂乱のルンは、とうとうキョーコの股間に顔を埋めてしまった。
「スンハースンハー! クンカクンカ!」
「ひぅう……ル、ルンちゃんてばぁ……」
二人は、リトが盆にコップを三つ乗せて階段を上がってきた時、
その足音に全く気付けずにいた。
リトはドアから聞こえてくる少女達の嬌声に驚き、
足を踏み入れるタイミングを完全に逃してしまった。
「な、なな、何やってんだ? 俺、これどうすりゃ良いんだ?」
両手に掲げた盆を床の上に置く、その音すら躊躇われる。
ここに自分が居る事を気付かれると、余計気まずくなる。
やっと二人を落ち着かせたと思っていたのに、
何でこんな事になっているのか、まるで理解出来ない。
277名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:43:18.88 ID:+V9fZdjq
「はぁ、はぁ……リト君と間接キス、間接キス……」
「だから、してないってばぁ! ルンちゃん、落ち着い……あふぁ」
力で抑え込めず、キョーコはついに、ルンに口づけされた。
しかも、股間に。
余程彼の事が好きなのだろう。
普段のエキセントリックな行動のせいで誤解されがちだが、
ルンのリトに対する思慕は、ララや春菜に劣るものではない。
リトの事を考えると落ち着きを無くしてしまう点も、
たまに妄想にふけってしまう春菜と良い勝負だ。
いざ行動を起こした時の積極性だけ見れば、春菜を遥かに凌いでいる。
「ひゅごい……サラサラしてて、舌触りが良いよぉ……」
「ら、駄目らってば、ルンちゃんっ……それ、舐めてるの、下着……」
的確にマン筋に沿うように上下するルンの舌が、キョーコを責め立てる。
滲み出す愛液を飲むように、ルンは音を立てて吸った。
「んちゅっ、ぷふっ……これ、リト君の唾液ぃ……?」
「だからっ! 彼にそんなトコ舐められてないってばぁっ……」
腰から力が抜けてしまい、キョーコは床に押し倒された。
「ここも、リト君とキスしたの?」
尻上がりのトロけた声音で問いかけ、ルンはキョーコの唇を見つめた。
「し、してないってば……ルンちゃん、駄目だよ……」
制止しようとするキョーコの声も届かず、ルンはおもむろに口付けた。
「んぷぁ……じゅるっ……んちゅくっ……」
「ふぁ……やぁらかくて……あったかぁい……」
キスは、女の心を解きほぐす効果がある。
効果は相手によりけりだが、少なくともルンはキョーコにとって、親友だ。
そのルンにキスをされて嫌悪感が沸くような事は、キョーコには無い。
どころかそのせいで、彼女はこの行為を
「悪くないかも……」とさえ思い始めていた。
既に両者とも正常な思考は失われつつあり、深みに嵌っていきそうだ。
「ちょっと待って、ルンちゃん。こういうのは、手順があるから、ね?」
目の前で服を脱ぎ始めたキョーコを見て、ルンは急かした。
「はやく、はやくぅ。おっぱいもリト君に舐めてもらったんでしょ?
 そこも間接キスしなきゃ、収まんないよぉ」
俺がいつそんな事したよ!?
と思わず叫びそうになったが、リトはぐっと堪えた。
とりあえず、自分の存在を二人にそれとなく教えた方が良い。
だが、わざとらしく咳払いしたのでは、ずっとここに居たとバレてしまう。
彼は足音を立てずに階段を降り、それからわざと大きく足音を立てて、
もう一度階段を上がってくる事にした。
278名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:44:42.72 ID:+V9fZdjq
左右のニーハイを除いてほぼ全裸になったキョーコと、
やや対照的に完全に素っ裸のルンが、
誰に断る事も無く、リトのベッドの上にのし上がる。
「ほら。私の全身、どこでも好きなだけ舐めて良いよ、ルンちゃん。
 その代わり私もルンちゃんの体、隅々まで舐めるよ?」
「ふぇ? 何でぇ?」
「この後リト君とえっちするつもりなんでしょ?
 そしたら私も彼と間接キス出来る事になるじゃん」
「あぁ、それ良い! 名案だよぉ、キョーコぉ」
ルンは変形シックスナインとでも言うべき体勢で、
寝そべるキョーコの上に体を重ねた。
互いの顔が互いの乳房の前に丁度陣取る形だ。
股間と顔を重ねる通常のシックスナインとは異なり、縦幅が長いので、
いかに彼女らが小柄と言えど、一人用のベッドの上では
互いに膝を曲げて詰めなければならなかった。
その為下に位置するキョーコは若干M字開脚、
上に位置するルンは尻を後ろに突き出すような格好になる。
ルンの形の良い乳房は、ララや唯には及ばないが、十分なサイズがある。
重力に引っ張られたそれが垂れ下がる様は、
張りの良さと相まって、決してだらしなくない。
その先端を口に含むと、キョーコはせっせと吸い始めた。
唇をすぼめて乳首を吸いながら、掌で乳房全体を揉み込み、
さながら牛の搾乳を行う時のよう。
「んく、んく……ちゅるっ……ずじゅっ……」
負けじと、ルンもキョーコに同じ事をやり返す。
キョーコの胸もルンに何ら見劣りするところがない。
寝そべっている分重力の影響で左右に潰れるが、
それも多少といった程度のもので、形の良さは相変わらずだ。
ともすればこぼれそうなそれを、ルンは掻き寄せるに
掌を動かし、乳首に照準を合わせて口を開ける。
「あーんむっ……んむふっ……おいひ……」
ただ乳首を舐められているだけでは満足出来ないらしく、
二人はどちらが言うともなしに、いつの間にか股間に片手を伸ばした。
「大好きらよぉ……きょーこぉ……」
「わらひも……ルンひゃん、ひゅきぃ……」
繊細な指先が性器を撫で回し、溢れ出る汁を
リトのベッドの上にこぼしていく。
染みが出来るのもお構いなしに、少女達は下の口を掻き回した。
279名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:47:52.48 ID:+V9fZdjq
一方リトは、既にコップの中になみなみ注がれていたジュースを、
勿体ないがシンクに全て流していた。
部屋の前で足を止めていた時間があったため、液体は温くなっていた。
ジュースの温度で、しばらく部屋の外で待っていた事を悟られるかも知れない。
冷蔵庫から取り出したばかりの冷えたジュースを入れ直し、
改めて二階に戻るという考えだった。
「二人には、トイレに行ってて遅くなったとでも言えば良いか……」
問題は、今部屋に戻って、ルン達が困らないか、だ。
さっき階段を降りていく直前、キョーコは服を脱ぎ始めていた。
ドアを閉め切っていたから直接見たわけではないが、
衣擦れの音からそれは容易に知れた。
今上がって行っても、二人はまだ裸かも知れない。
そうなると、腹痛に襲われてトイレから動けなかったとでも言って、
三十分……せめて十五分くらいは時間を置くべきだと思った。
「ここ、俺ん家なのに。何で俺がこんな目に遭ってんだぁ?」
ララやモモが裸で居るのとはワケが違う。
裸でも平気で迫ってくるルンは兎も角、キョーコまで居るのだ。
アクシデントで裸を見てしまうのならいざ知らず、
そこに裸の女が居る事が分かり切っているのに部屋に入るのは、
さすがの彼でも絶対に出来ない事だった。

リトが気を遣って一階に居る間も、ルンとキョーコは絡み続けた。
今度のポジションは、いわゆる貝合わせ。
女同士で性器を触れさせ、互いに腰を動かして擦り合う。
「えへへ……まさか、枕営業すらした事無いのに、
 こんな事する日が来るなんてね」
「しようよ、枕営業。リト君が銀河の王になれば、
 私もキョーコも、銀河放送に出演出来るかもよ?」
「良いねぇ、それ。リト君相手に枕営業かぁ……」
最初の冷静さはどこへやら、キョーコは完全に理性を失っていた。
部屋の片隅、リトの机と壁の間の僅かな隙間に、
小さなアロマの瓶のようなものが目に入ったが、
それの正体を気にする事さえ無かった。
見かけによらず彼ってアロマに興味があるのね、ぐらいにしか思わない。
アロマとしてはあまりに変な場所に置いてある事まで疑問にしなかった。
「こぉ……こぉして、ルンちゃんと……擦り合せればっ……」
「そ、だね……私がリト君とえっちした時……
 キョーコも、間接セックスした事に……んあっうっ」
聞いた事の無い理屈だが、その整合性を考える知性は、もう無い。
リトのベッドの上に小さな水溜りが出来るのも気に留めず、
二人はただ腰を擦り合わせて、愛液と陰唇を絡めあった。
「んひゅっ、ふえ、アんんう……ひゅごっ、これ……」
「気持ひ良ひぃよぉ……ルンひゃんの、やぁらかくて、ぬるぬるっ……」
その時、階下からわざとらしい足音が聞こえてきた。
リトが新しいジュースを用意して戻って来たのだ。
だが、二人はまるで慌てる様子が無かった。
「えへへ……来たね、カレ」
「うん。やっと本物のリト君と、直接セックス出来るよ」
「良いなぁ、リト君とえっち」
「何言ってんのよ、キョーコ。キョーコも一緒に……ね?」
280名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:50:01.66 ID:+V9fZdjq
ドアの前で耳を澄ませたリトは、室内がやけに静かな事に気付いた。
どうやら二人とも落ち着いてくれたと判断し、
それから更にたっぷり一分は待ってから、ようやくドアを開ける。
これだけ待てば、いくら何でも二人はもう服を着てくれている筈だった。
「いやーゴメンゴメン! トイレに篭もってて……」
固まる。
ルン達は落ち着いたどころか、今尚裸のままで、
おまけにいやにキラッキラした目でリトを見つめていた。
「わーゴメン!」
「待ってリト君!」
リトが慌ててドアを締め直すと同時にダッシュ、ルンは乱暴にドアを開けた。
片手にジュースを乗せた盆を持ってバランスの取りにくいリトは、
両手でドアノブを引っ張れるルンに勝てず、ドアが開くのを抑えられなかった。
それでも目を瞑り、顔を背け、少女達の痴態を見ないように努める。
「待ってリト君! お願いがあるの!」
「良いからとりあえず服着ろってば! 頼むからっ!」
見かねたキョーコはベッドから立ち上がり、潤んだ瞳をリトに向ける。
「ねぇリト君……私の目を見て話して……」
「そ、そんな事言ったって!」
「本気なの……私達、リト君を愛してるの……お願い、抱いて……」
相手の顔だけを見るつもりでちらりと薄目をあけたリトは、
モジモジしながら紅の差した顔で懇願するキョーコの表情を認めた。
それは彼の理性の牙城を崩すのには有効なものだった。
普段のマジカルキョーコのイメージとは全く異なるしおらしさ。
校長を炎で撃退したあの日の度胸も、今は片鱗さえ見えない。
これは、春菜が告白してきた時と同じ顔だ。
人生の全てを懸けるつもりで思いの丈を打ち明ける、恥じらう乙女の顔。
「愛人でも良いの……ううん、リト君が迷惑だって言うなら、
 それ以下でも良いの! せっ、性奴隷だとか、肉便器、だとか……
 そういうので良い……愛なんて要らない、ただ体だけの関係で良いから……
 私とルンちゃんを……あなたの腕で抱いて欲しいの……」
とうとうキョーコは、目が潤んでいるどころの騒ぎではない。
今や左の目から一滴の涙が宝石のように煌めきながら伝い落ちる。
人間の体が生み出す、ダイヤよりも極上の輝き。
それが悲哀からもたらされたものならば、カッティングしてやるのは男の仕事だ。
その涙を掬い、その心を救い、こう言ってやらねばならない。
「愛人以下だとか、奴隷だとか、便器だとかっ!
 女の子がそんな事言っちゃ駄目だろ!?
 ルンもキョーコも、俺の大事な人達の一人なんだからさ……」
盆を廊下の板張りの上にゆっくりと下ろし、リトは少女達の園に踏み入った。
キョーコがゆっくりと立ち上がり、ルンと居並ぶ。
それをリトは両腕を広げ、一緒くたにするように抱きしめた。
彼の体格で女性二人を同時に抱くなど無理があったが、
ルンもキョーコも、極上の幸せを感じていた。
……と同時に、キョーコが微笑む。
「うふふ……ふっふっふ……作戦成功〜」
281名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:51:52.61 ID:+V9fZdjq
ルンもアイドル、キョーコもアイドル。
特にキョーコの方はルンより長く芸能界に身を置き、ドラマにも出ている。
その演技力が凡人とは比較にならない事を、忘れてはいけなかった。
何しろ普段のキョーコは普通の女の子なのに、
マジカルキョーコという番組の中では痴女を演じている。
「ちょっ、あの、お二人さん!?」
「男に二言は無いわよねぇ、リト君?」
「私達が大事なオンナだって、言ってくれたもんねぇ?」
そこからの手際は素早いものだ。
今日の為にルンが用意していた、銀河通販のとある爆弾。
殺傷力皆無の代わりに、服を全て脱がすご都合主義の武器は、
元よりリトを押し倒す為に持参していたものだ。
その爆発が室内の空気を震わせ、リトを丸裸にする。
「な……な……!」
「ここまでキたらもう、出された据え膳は食べなきゃねぇ」
「やるぅリト君! 二人前を同時に召し上がるなんて!」
誰がそんな事言った!
そう抗議する声も軽やかに無視され、彼の目の前で少女達はベッドに戻った。
「どっちが下になる? ルンちゃん、リト君とより深く触れ合いたいよね?」
「それもだけど、どっちかって言うと顔を見ながらの方が良いかも」
何の話をしているのか理解出来ないリトの前で、
二人は話し合いもそこそこに、驚くべき体勢を取った。
仰向けになったルンの上に、うつ伏せになったキョーコが重なる。
乳房が合わさり、乳輪がぴったりと重なり、乳首同士が互いを押し潰す。
と同時に、まるでクリトリス同士をキスさせるように、
二人の股間が真正面から密着した。
「この間に入れて、リト君!」
「あ、でもこれ結構入れにくそうだよ? 高さとか」
「それもそっかぁ。じゃあちょっと移動して、なるべくお尻をベッドの縁の上に……」
「だね! そうすればリト君も中腰で入れ易くなるし」
恐るべし、女達の発想。そして男の意見を無視する強引さ。
少女達はリトの意見など聞く耳持たず、勝手に話を進めた。
要するに貝合わせになった二人のマンコの隙間で素股しろ、というわけだ。
「あのさ二人とも。こういうのはマズい……」
「リト君が気にする事じゃないよ? これは枕営業みたいなもんだから」
「そうそう! 将来銀河放送のドラマで主役枠を取る為のね」
「いやその銀河放送ってのが何なのか知らないけど、
 いくらデビルーク王でもドラマの配役の決定権とか無いだろ」
「それがあるから、銀河王は銀河王たりえるんだよ?」
「結婚とか愛人の問題を気にしてるんだろうけど、ノープロブレム!
 私達も仕事の為にヤってるつもりだから、リト君が気に病む事じゃないよ」
それがリトを納得させる為の方便である事は明白だ。
キョーコはどうか知らないが、少なくともルンがリトと交わる事を
「仕事」だの「営業」だので片付けられる筈は無い。
だが、リトはもう後には引けなくなっていた。
282名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:54:02.33 ID:+V9fZdjq
挿入をしているわけではない。あくまで素股だ。
だからこれは浮気じゃない、浮気じゃない……と自分に言い聞かせる。
そんな言い訳で春菜や唯、美柑が納得するかどうか分からないし、
リト自身自分を納得させられないままでいる。
(ララだけは何のわだかまりも無しに喜んで納得しそうだが)
だが、気のせいか、何か嗅ぎ慣れない芳醇な香りが鼻腔を突く。
目の前に宇宙人と、宇宙人のハーフが揃って性器を晒しているのだから、
この匂いはそういった、地球外の生命体に由来する匂いだろうかと推測する。
彼は自分が普段使っている勉強机の横にアロマの瓶がある事に気付かなかった。
「あぁ……もうヤるしかない……か……」
ぴったりと閉じた貝の隙間にねじ込むように、亀頭が差し込まれる。
陰唇を擦り、陰核を擦り上げるその感触が、少女達の顔を蕩かす。
「ひゃあぁあ……」
「カタい……」
女同士だけで重ね合わせていた時は全く違う感触。
素股とは言え、十分「犯される」と実感させるに足る猛々しさ。
男根の根元まで彼女らの隙間に埋めた時、リトのモノは既に、
本物の膣に挿入したかのごとく濡れていた。
少女達は少し首をズラしているので、リトの位置からすれば、
キョーコの後頭部とルンの顔が見下せる状態だった。
「やっぱりこっちで良かったぁ……リト君の顔見ながら出来るもん」
「大丈夫、ルンちゃん? 重くない?」
「全然平気! キョーコ、軽いもん!」
「それじゃリト君。今度は入れるだけじゃなくて……おっぱいも、ね?」
言われるままに、リトは上半身を少し倒し、手を伸ばした。
潰れるように折り重なった少女達の脇から指を差し込み、
右手はキョーコの右胸を、左手はルンの右胸を包み込む。
「これはこれで良い感じよ、ルンちゃん。
 リト君の胸板がすぐそこにあって、背中があったかぁい」
「良いなぁキョーコ。二回戦は上下入れ替えようね!」
まだ一回戦も終わっていないのに、早くも二回戦が確定しているらしい。
ついこの間まで童貞だったのに、そう言えば一回の射精で終わった日は、
一日たりとて無かったな……とリトは思い出す。
初めてララや春菜と交わった日は、ララ、春菜、美柑にそれぞれ一発ずつ中出し。
翌日の月曜日に秋穂と唯に一発ずつ出し、数日後はヤミに髪コキと本番で二発。
特に美柑とは、もう毎晩ヤっている。
よくこれで精子が枯れないものだと、今更自分の元気さに嫌気が差す思いだった。
283名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:55:37.87 ID:+V9fZdjq
何時間経っただろうか。
三人は……ルンとキョーコが特にだが……
飽きもせずにセックスにふけっていた。
素股3Pで一度二人の腹の上に精液がぶちまけられてもまだ終わらず、
その後はルンとリトと普通にセックスして中出し、
交替でキョーコもリトに正常位で中出しさせている。
流石に三発も出せば少しは休みたいと申し出たリトをそのままにし、
ルンとキョーコは休まずにレズプレイへシフトした。
精液と言う、目に見えてエネルギー残量の枯渇が分かる男と違い、
女同士ならその気になればいつまででも絡み合っていられるという事か。
「ずびゅっ、じゅうぅ……」
「やっア……ルンちゃ、そこぉっ……」
親友のナカに解き放たれた精液すらも、彼女らには貴重なものだ。
今はルンがキョーコにクンニしつつ内奥の白濁を啜っているが、
ついさっきまでは逆にキョーコの方がルンの膣から精液を吸い出していた。
総じて見ると3Pと言うより、二人のレズプレイの途中で
一時的にリトが巻き込まれただけのようにも思える。
もはや当初の少女達の目的は見失われていた。
「よくやるなぁ、マジで……それにしても何で今日に限って……」
常に積極的なルンとは言え、それはあくまでリトに対してのみであり、
まかり間違っても女同士で発情するなど、ちょっと考えにくい事だ。
リトが知る宇宙人の中ではキョーコはかなりまともな人格者だが、
そのキョーコがあそこまでリトやルンを相手に乱れるのも想像し難い。
そしてリト自身、どうして今日に限って彼女らを抱く気になったのか。
他の女性達も散々抱いておいて今更気にするのも変なのだが、
今日の自分はどこかおかしいと、彼は薄々気付いていた。
「あれ? あの瓶何だ?」
口に含んだリトの精液をネチャネチャと上下の歯で噛むルンの横をすり抜け、
勉強机と壁の間の隙間に鎮座する小さな瓶に手を伸ばす。
拾い上げたそれは、疑い無くリトの身に覚えにないものだった。
「ちょっとリトくぅん。サボってないで、ほら、そろそろ復帰出来るでしょ?」
「あ、ちょっ……」
キョーコに腕を引っ張られ、リトはベッドの上に引き戻された。
抵抗する気も逃げるつもりも、もうリトには無かった。
284名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:57:58.43 ID:+V9fZdjq
本日四度目のピストンが始まる。
「どぉ、リト君……? 本物のキョーコの、生顔騎だよぉ……」
若干イカ臭いが、ルンによって大方の精液を絞り出されたキョーコの膣が、
仰向けになったリトの鼻と唇を中心にして、顔中に愛液を振り撒く。
リトもされるがままでは終わらない。
モモの作った偽物のキョーコの時はパンティ越しだったが、
今度は本物の彼女の中に、舌を差し込んで入り口を掻き回す。
「びちゃっぷじゅっ、ぶふっ、べちゅっ、ずずっ」
「イやぁ……リト君ったら……お尻の穴まで、舐めっ……」
リトがアナルを舐めていると言うより、
そうなるようにキョーコの方が腰を動かしている。
それが意図的なものでなく、反射的、本能的なものだったから、
彼女自身その事に気付けていない。
「あッ、あっ、奥までキテ……内臓、押されてりゅよぉ……」
グラインドとピストンを織り交ぜるルンの動きも中々だ。
歌手として培ったダンスの技術か、その動きは大胆で、テレビ映えしそうだ。
それでいて感じる部分をしっかり選んで、
突くように、擦るように動く繊細さも併せ持っている。
「ふぁ……きょーこ、きすぅ……」
「ルンひぁん……」
リトを土台にして踊り狂う少女達は、向かい合って互いに顔を寄せ合い、
濃厚なベロチューを交わし合った。
あたかも、相手の口中に残るリトの精液の微かな残り汁を、
少しでも多く舌で掻き集めんとするように。
歯と歯の隙間、歯茎、頬の内側まで丹念に舐め合う。
ルンはキョーコの乳首に手を伸ばして、人差し指でクリクリと回した。
キョーコはルンの乳首に手を伸ばして、二本指で上下に引っ張った。
「どぉ……? ルンひゃん、イケほぉ……?」
「んんっ……キョーコも、いっひょにイケるよね……?」
「あふっ、アッ……んっく、イ、くゥゥゥっ!」
「あっ、キ……来ぃ、アァァァッ! アッアぁ!」
三者はタイミング良く、ほぼ同時に果てた。
流石のリトも四発目ともなれば、次はもう射精出来そうにない。
二人のアイドルにラスト一滴まで絞られたような感覚だった。
285名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 23:00:00.88 ID:+V9fZdjq
「はぁ……はぁ……すっごく良かったよ、二人とも……」
「キョーコこそ、顔に似合わず激しいんだから、もう」
「さ、さすがに……つかれた……」
ルンの爆弾のせいで、リトは服も下着も失ってしまっている。
クローゼットから着替えを出そうとした彼は、服より前に、
倦怠感という名の衣を全身に纏っているような錯覚さえ感じていた。
ふと思い出し、クローゼットより先に、机の隣に手を伸ばす。
「ところで結局この瓶何だったんだろ。二人の持ち物か?」
「ううん、知らない。リト君のじゃないの?」
何か怪しい。
最初は殆ど部屋に匂いなど無かった筈なのに、
いつの間にかこの瓶から発せられる匂いが強くなっていたのも気になる。
と言う事はつまり遅効性なのだろうが、そんなアロマがあるのだろうか?
ラベルには見覚えの無い手書き文字。
外国語どころか、恐らく地球語ですらない。
「ルン。これ何て書いてあるか分かるか?」
「あ、これデビルーク語だ。でもララの筆跡じゃないし……
 えっと直訳すると……催淫性香料。詰め替えタイプ……?」
その時、玄関のドアが開く音がした。
「ただいまー」
「ただ今帰りました、リトさん」
「あれ? 女モノの靴が二足あるぞ?」
そんな会話が耳に届く。ナナと、モモだ。
「ちょっ……と、待て……」
リトには一瞬で犯人が分かってしまった。
階段を駆け上がる足音の後、リトの部屋のドアが開かれる。
「あらぁ。ルンさんにキョーコさん、いらしてたんですね」
「うわ!? お、お前ら何でまた裸なんだよ!」
「ごめんナナ、ちょっと廊下で待っててくれ。モモ、こっち来い」
「え? え? 何ですか? 私、心当たりがまるで……」
夕方、ろくに女を叱れないリトに替わって、
美柑がモモにガミガミと怒鳴る声が近所中に響く事となった。



第七話終了
286名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 02:22:15.51 ID:QJnkbgNo
>>285
乙です

いつも秀作ありがとうございます
287名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 07:08:55.95 ID:tsNK8H0x
>>285
乙!
次も期待してます
288名無しさん@ピンキー:2012/07/13(金) 00:09:24.51 ID:7/uvdtlT
恭子SリトM小説希望
289名無しさん@ピンキー:2012/07/13(金) 21:34:40.45 ID:171RAmdS
(*´ω`*)
290名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 09:12:07.43 ID:v42OaocG
すれ〜(^ω^)
291名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 16:38:04.17 ID:tD5B46Dz
リト×メア見たい
292名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 19:31:32.28 ID:WEwaKV+6
はい
293名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 00:52:29.01 ID:Oe+EEQ1F
いいえ
294名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 01:06:49.98 ID:hgsUssdU
じゃあ消えろ
295名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 15:21:24.76 ID:19xeLjN+
唯×リトでお願いします
296名無しさん@ピンキー:2012/07/25(水) 12:53:22.18 ID:OXObuDjj
そしてだれもいなくなった
297名無しさん@ピンキー:2012/07/26(木) 19:22:23.64 ID:kAVEaMDd
うむ
298名無しさん@ピンキー:2012/07/26(木) 23:28:28.75 ID:OUlMnAKr
へ?
299名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 02:53:55.48 ID:zV+HmJIz
続きはよ
300名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 18:34:52.70 ID:Dy+774sU
300なら>>299がSS投稿
301名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 20:25:26.86 ID:Y27nOq1O
(´・ω・`)
302名無しさん@ピンキー:2012/07/30(月) 01:55:05.57 ID:6hHZIUTp
はよ
303名無しさん@ピンキー:2012/07/30(月) 12:23:03.85 ID:4QS4LnE4
\(^o^)/
304名無しさん@ピンキー:2012/07/30(月) 18:25:02.18 ID:JlWgu+6+
オワタ\(^o^)/
305名無しさん@ピンキー:2012/07/31(火) 10:58:55.60 ID:N7eMljBQ
あ〜あ
306名無しさん@ピンキー:2012/07/31(火) 20:10:10.23 ID:tVsqNT3k
(´・_・`)
307名無しさん@ピンキー:2012/08/04(土) 00:02:47.27 ID:wlxurots
はよぉ〜
308名無しさん@ピンキー:2012/08/04(土) 05:10:32.32 ID:mwz8a/+g
ダメですよ
309名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 00:44:07.09 ID:8OknKl1m
恭子の菊門舐めたい
310名無しさん@ピンキー:2012/08/10(金) 17:48:01.64 ID:K7aA7w00
漢字で恭子って書かれると、どうしてか御門だと思ってしまう
311名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 00:16:35.38 ID:I7o2d/zs
御門先生と恭子の胸吸いたい
312名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 19:41:16.96 ID:JKalUnzm
ララの発明品で人間標本つくる話まだー
313名無しさん@ピンキー:2012/08/13(月) 09:42:45.14 ID:sE+a5V1U
もう続きは無いのか?
314名無しさん@ピンキー:2012/08/13(月) 13:56:08.30 ID:KdCFrWbZ
はい
315名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 10:17:22.90 ID:Q2o5k6jw
しょしょしょしょしょしょんな〜( ; ; )
316名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 22:40:51.98 ID:7nIvA3ut
317名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 22:42:50.01 ID:TT6dG2rn
ダークネス人気あるのに?
318名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 04:48:51.09 ID:6wKeFHve
        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \   何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
319名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 11:37:53.09 ID:HYA76kko
>>318
見てたらなんかアイス食いたくなった
ということで美柑とのアイスぺろぺろプレーをですね
320名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 12:31:55.22 ID:I8Dp85Dg
おね
321名無しさん@ピンキー:2012/08/16(木) 03:03:34.87 ID:YXYBWuyt
はよー
322名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 02:24:31.80 ID:bCuSG5br
「ゆ、結城くん・・・」





「・・・・猿山」
ダキッ
323名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 10:23:31.64 ID:tMts2/Ug
精巧で美しい商品
絶えず更新します
http://tavux.im/1zb
http://tavux.im/1EB
324名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 12:22:32.94 ID:/y6RsC17
次まだー?
325名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 19:40:22.50 ID:sAQxzGbc
はい
326名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 00:40:51.96 ID:XE7nlsYE
待ちなさい
327名無しさん@ピンキー:2012/08/20(月) 10:01:11.36 ID:waFz1ZaL
保管庫の更新はマダなのかなー。part15の途中あたりから更新されてないから、更新して欲しいんだけど。
328名無しさん@ピンキー:2012/08/20(月) 23:10:55.73 ID:RKzXgJp6
自分でやれよ
329名無しさん@ピンキー:2012/08/21(火) 01:08:21.80 ID:RWyE0Xp1

  ∧_∧
  (´・ω・) いやどす
  ハ∨/~ヽ
  ノ[三ノ |
 (L|く_ノ
  |* |
  ハ、__|
""~""""""~""~""~""
330名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 12:20:50.60 ID:Z8RFbpFM
続きが気になる
331名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 15:24:26.81 ID:v2aCyEld
ですな
332名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 18:46:39.75 ID:kWeAAJHt
はよ( ̄ー ̄)
333名無しさん@ピンキー:2012/08/30(木) 02:22:33.04 ID:/YmjOH/P
誰か続き書いてほしい
334名無しさん@ピンキー:2012/08/30(木) 11:19:17.45 ID:1NWtsBZN
任せた
335名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 02:43:22.97 ID:9NqtBGe4
リト、猿山、ザスティンの3Pでおk?
336名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 03:06:13.72 ID:hU1CCoUs
>>335

やれるもんならそれで是非やってみせてくれ
337名無しさん@ピンキー:2012/09/01(土) 01:25:59.30 ID:ZjoypLs0
アッー!(^O^)
338名無しさん@ピンキー:2012/09/04(火) 17:08:32.33 ID:WCTTJvUS
リト子、猿山・他のモブ男子クラスメイト達による三穴輪姦…が見たい…w
339名無しさん@ピンキー:2012/09/04(火) 19:10:12.72 ID:CWlZZQsh
リト子
340名無しさん@ピンキー:2012/09/07(金) 21:20:28.74 ID:+QgQ3fDO
今月のダークネスのモモ妄想、
「二人のリト」からダブル乳首舐めしてるみたいだが…

リト分身ネタでヒロイン輪姦物見たい…
341名無しさん@ピンキー:2012/09/07(金) 22:59:56.81 ID:+IDf+P6R
>>340
ケータイでも良いから書いてみたら?
ものすっごく面倒臭いだろうけど
342名無しさん@ピンキー:2012/09/10(月) 03:08:14.15 ID:i+AVHwad
よろっ!
343名無しさん@ピンキー:2012/09/10(月) 20:02:00.33 ID:QUL9Lwej
344名無しさん@ピンキー:2012/09/15(土) 08:53:12.76 ID:Ej2MzT0k
だれもいない
345名無しさん@ピンキー:2012/09/16(日) 20:22:35.17 ID:47LxSV0l
うん
346名無しさん@ピンキー:2012/09/17(月) 00:56:44.63 ID:dkpQaJpH
てす
347名無しさん@ピンキー:2012/09/18(火) 22:08:22.23 ID:EPjJvCSU
ララこいや!!!!!!
348名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 00:39:56.68 ID:h6fgixzO
来ないよ
349名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 17:29:41.19 ID:QHZMdX7U
いや、来る。きっと来るヲ♪
350名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 17:39:14.93 ID:SJG+gNkE
きっとくるー♪
351名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 18:06:38.45 ID:QHZMdX7U
そうさ、だから誰か書け&ララを愛せ
352名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 18:13:58.25 ID:QHZMdX7U
だーれかララかけ、だーれかララかけ、ウフフフフゥ〜〜〜♪
353名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 18:38:23.54 ID:CgG0AenB
(´・ω・`)
354名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 19:45:12.12 ID:QHZMdX7U
・・・・(なぜ、みんなララの魅力がわからない。)
355名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 19:57:35.47 ID:QHZMdX7U
ちなみにモモでもOK!&はよ書け!!!
356名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 20:06:01.37 ID:CgG0AenB
もちつくんだ(´・ω・`)
357名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 20:53:31.64 ID:QHZMdX7U
モモ「ぺったん、ぺったん」
ナナ「ぺたぺた言うな!!」
358名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 22:46:11.51 ID:brwyTAEg
いつからここはツイッターになったんだ
359名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 22:51:11.18 ID:QHZMdX7U
ごめん。ただ書いて欲しいだけ。
360名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 22:52:13.14 ID:XhsR31aa
>>357
(´・ω・`)
361名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 23:13:00.13 ID:QHZMdX7U
いや、ヤジで。お願いします。愛人契約の人、書いて下さい。
362名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 23:18:21.12 ID:K9aB12du
(`・ω・´)
363名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 23:28:21.13 ID:QHZMdX7U
はっ、早くしないと2年分の精*が、出るヲ。
364名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 01:18:45.16 ID:i1X0Eqmg
キタヲ♪
365名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 18:07:23.17 ID:CAUs+gBG
366名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 18:07:28.85 ID:ES12DLVy
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
367名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 20:18:36.89 ID:ES12DLVy
だ・れ・か・か・け
368名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 20:32:01.85 ID:m2HJaRZt
お前が落ち着くまでは誰も投下せんよ
369名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 21:09:17.46 ID:ES12DLVy
すみませんでした・・・。
370名無しさん@ピンキー:2012/09/21(金) 00:27:53.40 ID:Fnh3rkqZ
(´・ω・`)
371名無しさん@ピンキー:2012/09/21(金) 00:44:09.34 ID:UgYXjIN2
ここ18禁だから君みたいなのがいたら誰も書かない
372名無しさん@ピンキー:2012/09/21(金) 01:31:00.52 ID:RSo4zagb
ふぅ・・・
373名無しさん@ピンキー:2012/09/25(火) 17:43:16.32 ID:obber0ng
黙れ! 書けよ!   口動かす前に、手ェ動かせ!!!!!
374名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 00:29:55.75 ID:yWc9dBG9
はぁ。これだから寂れる。
375名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 17:24:49.20 ID:EAAO91Js
全くだ。
376名無しさん@ピンキー:2012/09/28(金) 10:33:29.43 ID:iDhMsZ37
test。
377名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 03:17:46.89 ID:7pr023bw
378名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 12:27:39.78 ID:vh1bJ3d6
(´-ω-`)ないね(´-ω-`)
379名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 22:29:01.95 ID:tQYZ9rzB
嵐と罵ってくれ。
380名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 22:45:30.08 ID:tQYZ9rzB
 ナナに伝えなくちゃいけない。『あの事』を……
 少しでも早くナナに会いたくて、オレはララたちのルームに移動してすぐに駆け出した。

 こういう場合、いつもわけのわからない障害がオレの前に現れるけど、今回ばかりは邪魔されるわけにはいかない。
 何ができるかなんて自信があるわけじゃないけど、このままじゃメアもナナも可愛そうだ。

 オレが頑張らなきゃいけない!
 なんて考えていたのが悪かったのか?
 走り出した途端に何か柔らかいモノがぶつかった。

ムニュッ

 やっぱりな。オレの行く手に鉄壁の防御が現れたようだ。
 うう〜 まけるもんか〜 などと思ってもコケてしまうのはお約束。
 ゴメン ナナ……

ドテッ
 ナニかに覆いかぶさるように倒れたオレ。
 それなのに、例によって理由はわからないけど、器用に仰向けに倒れてナニかが乗っかってきた。

「いちち……」
 後頭部打った。
 あれ? 目の前が真っ暗になってる?

ムニッ にゅるっ にゅるん

 なんだ? この音。
 それに、ナニかポカポカ温かいモノがオレの上に……と、とりあえずはコレをどけなきゃ。
 普通なら顔の上に乗ってる何かをどけるのが先なんだろうが、オレの両手は勝手に何かをわしづかみにしてしまう。

 丸くて柔らかくて……指先が埋まるんだけど?
 スベスベで……
 なんだかララのオッパイの感じに似てるけど、う〜ん、間に何か挟まってるみたいだ。

 丸いナニかを上下に動かしてみると、

にゅるっ にゅるん
ビクッ ビクンッ

 反応があった。
 もう一度、オレは丸いモノを動かしてみた。

むにゅっ にちっ
ビクンッ

はぅ ぁ……

 そして指から伝わってるのは程よく暖かい温度だけじゃなくて、ツルツル スベスベだけじゃなくて硬くて小さいモノが指に当たる。なんだコレ?
 頭が考えるより早くオレの人差し指と親指は、小さいポッチリ的なモノを摘まんでクリクリと……

はひっ ぁぁ……やぁぁ

 また反応があった。
 それにしても両手の中の丸い何かは 自在に動きまわるけど恐ろしいほど手に馴染む。
 しかもこの弾力……なんつー破壊力……
 こ……この、なじみ深い感触は……!!

「んっ……ぁぁ…やめ……リトォ……はぁ……」
 ララの声がはっきりと聞こえた瞬間、オレのアレが固くなってララの…ララの丸いお尻に……
381名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 22:46:28.12 ID:tQYZ9rzB
じゃあな
382名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 23:02:14.82 ID:omfV0atP
ネメシスって変態なんだね(´-ω-`)
383名無しさん@ピンキー:2012/09/30(日) 01:53:26.06 ID:F2DoQIoN
はい
384名無しさん@ピンキー:2012/10/03(水) 17:06:56.70 ID:A8sjoGMq
ドSプレイ
385名無しさん@ピンキー:2012/10/04(木) 01:47:10.75 ID:3XK1hoU/
書いてくれ
386名無しさん@ピンキー:2012/10/04(木) 13:35:57.09 ID:SpGPoE20
いやだ
387名無しさん@ピンキー:2012/10/05(金) 18:20:46.07 ID:6iem4V4A
ララ「リトー!」ダキッ

リト「わっバカそんな勢いよく抱き着いてきたら…!」

ツルッ ズテッ ズボッ ドピュン
388名無しさん@ピンキー:2012/10/05(金) 18:22:16.39 ID:S/XC0N1R
(´・_・`)
389名無しさん@ピンキー:2012/10/05(金) 19:54:31.72 ID:EjyMUps3
>>387
構わん、続けたまえ
390名無しさん@ピンキー:2012/10/08(月) 22:56:57.28 ID:Ltl+GIt7
(´・_・`)
391名無しさん@ピンキー:2012/10/09(火) 12:53:34.19 ID:fRvWHJ0N
よっちゃん
392名無しさん@ピンキー:2012/10/16(火) 00:15:31.68 ID:yEIc3jC3
リトさん誕生日おめでとうございます
393名無しさん@ピンキー:2012/10/17(水) 18:57:24.75 ID:kxkFMCnh
リト「うーん」
美柑「あっ、気がついた?」
リト「美柑!」
ララ「よかった〜覚えててくれたんだー」
リト「君、誰?」
ララ「え、私だよリト」
リト「どうして俺の名前を・・・」
5時間前・・・
リト「ララ、何やってんだ?」
ララ「あ、リト。ちょっと発明品を整理してるんだ!」
リト「へー。俺も手伝うよ!」ゴソッ
ララ「あっ、その箱のやつはダメ〜!」



すんません。用事ができたのでまた!
394名無しさん@ピンキー:2012/10/17(水) 19:02:18.90 ID:kxkFMCnh
もう少し続けてほしい
  








です・・・
395名無しさん@ピンキー:2012/10/17(水) 20:28:50.09 ID:CT6SdpAM
おつむの悪い小学生はこんなところこないで外で遊んでなさい。
396名無しさん@ピンキー:2012/10/22(月) 02:39:24.77 ID:EqPf6q37
リト「ラッキースケベなんかに負けたりしないし、ましてや一線を越えたりなんてするもんか!」
397名無しさん@ピンキー:2012/10/23(火) 14:50:15.44 ID:jYxlJV4v
えろぱろっ!えろぱろっ!
398名無しさん@ピンキー:2012/10/27(土) 01:18:58.60 ID:l7ro2TNE
ララの発明の暴走で子供に戻ってしまいしかも記憶もあの頃に戻ってしまった
リトとララ達の話とか
399名無しさん@ピンキー:2012/10/27(土) 07:48:21.24 ID:O1TI2SJt
えっ・・・・・・・・・?
400うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
401名無しさん@ピンキー:2012/10/27(土) 13:01:36.76 ID:bmhLYGiO
レンの服もぶらじゃーは着られないし、ぱんつは紐みたいなものに限定されるが
きょーこはぶらじゃー着ないとは!
一体誰が考えたんだ。

しかし、校長は何処でも邪魔するなあ。
服を破くなよ。ツカイ・マワッシュがカワイソだよ。


SQ19

そういえば、先日、全裸の高校男子がノーパンミニスカートの小学生を背負って、往来を駈けていたが捕まらないのは、名瀬
402名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 18:37:56.10 ID:u71n/4hz
ダークネスはもう落ち目か
403名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 19:52:26.08 ID:X0/NuUPF
モモ以外可愛くないし
404名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 20:46:12.02 ID:uHvUf+m7
>>402
お前の人生みたいに?
405名無しさん@ピンキー:2012/10/29(月) 23:40:14.54 ID:3Rto6R2g
>>401
自分のレスで答えが出てるじゃないか
半裸の成人男性がアイドルに襲いかかっても逮捕されない町だからだよ

人気キャラは本編でサービスシーンが多いけど露出が少ないマイナーキャラも可愛いから誰かハレンチさせたいなぁ
オススメな娘っこはいますですかい
406名無しさん@ピンキー:2012/10/30(火) 00:52:18.19 ID:1vwgTjdD
いよいよ
407名無しさん@ピンキー:2012/10/31(水) 13:34:17.67 ID:7wWc1uC4
「校長の休日〜ハレームエンド〜」

6:00〜起床〜
朝の眩しい日差しに起こされポリポリと胸を掻く。
股間には「結城美柑」が朝の性欲処理のため、喉奥までほおばっている。
一瞬目が合い笑顔で「おはよう」と言って来る。
とても可愛いので2発喉奥に出した後、2回膣内に出した。
まだ生理が来ず、早く子供が欲しいと嘆いていた。

7:00〜トイレ〜
催してしまったのでトイレに向かった。
トイレには「ナナ・アスタ・デビルーク」がおり、顔を真っ赤にして「遅い!」と怒った。
とりあえず謝罪をし、催していることを伝えると「まったくもう!」と言い咥えてきた。
ブルっと体を振るわせ放尿を始めると、彼女は笑顔でゴクゴクと音を立て私の尿を飲み干す。
大の方も出そうだったので脱糞風景を至近距離で見てもらい、舌で尻穴を綺麗にしてもらった。
トイレから出る際「また来てもいいんだぜ?」と顔を赤らめながらそっぽを向いた。
彼女の頬に私の糞が付いていたのが堪らなく可愛かった。

7:30〜朝食〜
朝食を支度していたのは「古手川唯」だ。
風紀委員である彼女を学校ではめてるうちに一番早く懐妊した。
裸エプロンで出迎えてくれた彼女に朝のディープキス。
彼女の母乳をおかずにトーストをほおばる実に美味である。
一方テーブル下には「モモ・ベリア・デビルーク」が奉仕している。
彼女はほっといても奉仕してくるので嬉しい限りだ。

10:00〜午前〜
朝食を食べ終え一息ついたころにチャイムがなり「西連寺春菜」が訪ねて来た。
「洗面所借りるね」といい、そそくさと洗面所に駆け込む彼女。
数分待つと体操服姿の彼女が出てきた。
もじもじしながら「にあうかな?」と問いかけてきたので辛抱たまらず抱いた。
4回ほど出した後この後の予定を聞いたら、午後に「結城梨斗」とデートがあるらしい。
とりあえず私服に着替えさせ2回ほど膣内に出し、そのまま向かわせた。
どうやらまだ手もつないでないらしい。

12:00〜昼食〜
気がつくと昼の時間になっていた。
キッチンには裸エプロンの「御門涼子」が調理していた。
彼女も懐妊しておりすこしお腹が目立つ程度になってきた。
大人の雰囲気をかもし出す彼女に興奮したが、安定期ではないためモモに奉仕させ落ち着かせた。
その後、彼女の母乳を飲みつつ、ご飯を口移しで食べさせあいをした。

13:00〜DVD鑑賞〜
休日の趣味は「霧崎恭子」と「ルン・エルシ・ジュエリア」のグラビアDVD鑑賞。
もちろん彼女達を抱きながらである。二人とも映像と同じ衣装を着てきて、とても淫らに奉仕してくる。
映像を見終わるころにはアイドルとは思えない顔でピクピクとアヘ顔をさらしていた。
408名無しさん@ピンキー:2012/10/31(水) 13:35:01.16 ID:7wWc1uC4
18:00〜入浴〜
夕食前に入浴するのは日課である。浴槽でくつろいでいると「ララ・サタリン・デビルーク」が入ってきた。
天真爛漫な彼女はニコニコしながら奉仕してくれるのでとても可愛らしい。
懐妊もしているので湯船につかりながら彼女に抱きつき母乳を飲む、今日もミルク風呂になりそうだ。

19:00〜夕食〜
「天条院 沙姫」が夕食の用意をしてくれたようだ。質素なテーブルに物凄い数の料理が並んでいた。
金にものをいわせて、精力が付くものを用意したそうだ。
食べ終わった後早速効果が出て彼女を気絶するまで抱いた。

21:00〜乱交パーティー〜
朝から奉仕してきた全員(ナナを除く)で乱交パーティーをした。
私の体を全員が舌で舐め回したので、かわるがわる乳に吸い付いた。
全員3回以上出したあたりで0時を迎えたので寝ることにした。
トイレのドアからはナナが睨み付けていたが、あまり気にしなかった。

?〜深夜〜
うとうとしていると自分の上に誰か跨っているのが見えた。「金色の闇」である。
彼女は夜な夜な窓から進入しては私とSEXして帰っていく。
今日は夕食の効果もあり、ムラムラしてきたので彼女を押し倒し5回ほど出した。
やりすぎたせいか、飛んで帰る彼女はふらふらと飛んでどこか危なっかしかった。
ちょっと催したのでトイレに行くとナナが寝ていたので小便をかけておいた。


こんな日常がいつまでも続けばいいなと思いつつ布団に入り眠りについた。


おわり

連続投下サーセン
409名無しさん@ピンキー:2012/10/31(水) 16:29:17.24 ID:mgEdw/XG
かなりの無意味作品
410名無しさん@ピンキー:2012/10/31(水) 18:42:47.91 ID:JJ3YKDyC
まさかの校長w
面白かったGJ
411名無しさん@ピンキー:2012/11/01(木) 02:30:43.03 ID:FG+LcoED
はぁ・・・
412名無しさん@ピンキー:2012/11/01(木) 11:19:48.02 ID:LI/RA7+w
>>410
校長が公式の「キモ男」だからね、誰とでも絡めるぜ
413埼玉昆布:2012/11/08(木) 14:45:32.18 ID:89WQFDaH
「校長×美柑」

「よくきたねー美柑ちゃん♪」
ほの暗い一室に下着姿の校長がベットに腰掛けていた。
「さっきの話本当なんですか?」
若干震えながら結城美柑が尋ねる。
「うん?あぁ結城リトを含む人間が学校で出した破壊活動の賠償金の話?」
校長はニヤリと微笑む。
「その、私がほ、奉仕をすれば無かったことにするって。」
「嫌ならいいんだよー他にいっぱいいるし、ララちゃん、春菜ちゃん・・・闇ちゃんとかもいいかもね♪」
「やめてっ!」
[金色の闇]の名前を出した時、美柑は声を張り上げた。
「闇さんは関係ない、私がやればいいんでしょ?」
「だったら・・・あとはわかるよね?」
校長は股を開くと、いきり立ったペニスが下着を押し上げていた。
「くっ」
ゆっくりと校長の股に近づきしゃがみこむ美柑。
「最初は下着の上から触ってみようか♪」
「・・・はい」
小さな手で恐る恐る校長の大きなペニスを触る美柑。
「おほっさすが小○!きもっちいぃ、先っちょも触って♪」
(うぅ湿ってる)
ペニスの先端を触ると下着越しでもわかるほど、ぐっしょり濡れており指先から糸が引いていた。
「今度は直に!」
「キャッ!」
ブルンと音を立てて校長のペニスが飛び出す。血管が浮かび先端からおびただしい量の汁が漏れていた。
「ほらほら美柑ちゃん、触って♪」
(こんなく、臭い!でもリトが・・・!)
ペニスの体温を直に感じながら美柑は一生懸命ペニスを扱いた。
「ひゃぁぁ!きもちぃいいですぞ!ほらもっと早く強く握って!」
「うぅ」
美柑は校長に言われるがままペニスを扱く、脈動が強まっているのが美柑の手に伝わってゆく。
「そろそろ行きそうですぞ、いきますぞいきますぞぉぉぉぉおぉおぉ!」
ビュルビュルルルルル
ペニスから発射された精液は美柑を越え背負っていた赤いランドセルを白く染め、床にボタボタと零れた。
(終った、うぅ臭いよぉ)
「ふぅーよかったぁ♪それじゃあ明日もお願いね、美柑ちゃん♪」
「え!?」
美柑は校長の言葉に驚いた。
「当たり前だよ、今日から中学あがるまでいっぱいHしようね、美柑ちゃん♪」
414名無しさん@ピンキー:2012/11/09(金) 01:12:17.83 ID:eNCvnQ0w
わーおもしろーい
415名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 01:34:09.25 ID:6vsfgGgJ
416名無しさん@ピンキー:2012/11/14(水) 02:07:56.25 ID:GVLSoROB
誰得
417名無しさん@ピンキー:2012/11/14(水) 02:53:07.57 ID:RSzgNK58
しばらく音沙汰ないけど、リトと唯の人は生きてるのかな?
418名無しさん@ピンキー:2012/11/15(木) 03:15:34.07 ID:BI2jbyNe
風呂入ってていきなり至近距離に全裸のララが現れたらびっくりして叫びながらもとりあえず抱き着いて勃起ちんぽ擦り付けて一回精子出しときたいかな

そんでそのあと正座させて急に人前に出現することの危険性を教えてどういうつもりなのか問い詰めたい
419名無しさん@ピンキー:2012/11/15(木) 14:26:28.26 ID:LllGXi4a
衰退したなこのスレも
420名無しさん@ピンキー:2012/11/15(木) 19:37:02.34 ID:V71wS8ax
そっすね
421名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 15:10:52.77 ID:JC6Nexnw
御門先生の話来ないかなー
422名無しさん@ピンキー:2012/11/28(水) 14:47:43.72 ID:JvZ16y6j
メアとマスターのハード二穴三穴輪姦物見たい…
423名無しさん@ピンキー:2012/11/29(木) 23:57:17.23 ID:sbEyRgvp
ダークネスご無沙汰してて最近まとめて買ったがやばいな。

こんだけSSのネタがあって投下がないのは少し寂しいかな、気長に待ちますか
424名無しさん@ピンキー:2012/12/04(火) 00:51:56.69 ID:N9GGNL3i
リトは女体化して天条院先輩の屋敷に保護された時にリトってことがばれて三人からレズレイプされれば良かった
425名無しさん@ピンキー:2012/12/04(火) 07:06:15.87 ID:kA3FN5vZ
>>423
原作で満足し過ぎなんだろ
426名無しさん@ピンキー:2012/12/05(水) 02:03:55.03 ID:YEQhleAH
\(^o^)/
427名無しさん@ピンキー:2012/12/06(木) 23:14:16.36 ID:GTWDmwok
保守
428名無しさん@ピンキー:2012/12/19(水) 13:07:54.20 ID:pbr99wUv
保存
429名無しさん@ピンキー:2012/12/19(水) 17:09:40.85 ID:0VZAnYG+
まだかー
430名無しさん@ピンキー:2012/12/19(水) 20:29:33.97 ID:SxnZyzUQ
クリスマスになれば投下されるだろうと淡い期待
431名無しさん@ピンキー:2012/12/20(木) 13:38:46.37 ID:dlngjrhe
期待
432名無しさん@ピンキー:2012/12/20(木) 23:30:40.28 ID:w/V2yseh
単行本最新刊の書き下ろしリサのラフって、脱ぎ捨てられた制服とネクタイ&ソックス着用して汗かいてるけど

・一発ヤった直後に中出しされたアソコをケータイで撮って相手(リト)にメール添付して送りつけてニヤニヤ
・ちょっと強引にホテルに引き摺りこんで脱いで誘ってみたものの内心ドキドキでヤな汗が止まらない

どっちのシチュのが萌えるだろう?
433名無しさん@ピンキー:2012/12/20(木) 23:44:43.15 ID:+JWAP95j
前者のあとに後者の流れでもう一発みたいな
434名無しさん@ピンキー:2012/12/21(金) 00:05:42.14 ID:4hRm1n5I
俺は後者ちゃん!
435名無しさん@ピンキー:2012/12/22(土) 21:05:20.20 ID:IAcC2/2g
でるでるザーメン君
射精時の精液の量が通常の50倍になる
436名無しさん@ピンキー:2012/12/30(日) 02:38:13.12 ID:tzGYhdf9
ほしゅ
437名無しさん@ピンキー:2012/12/30(日) 12:55:44.10 ID:E8VioSJq
ほしゅ
438名無しさん@ピンキー:2012/12/30(日) 17:17:09.67 ID:kknbhVgk
はっやっく!
439名無しさん@ピンキー:2012/12/31(月) 10:53:54.24 ID:mj4/7Tmv
大晦日
早いけどあけおめ。
440名無しさん@ピンキー:2012/12/31(月) 11:06:38.54 ID:oP+MDQdB
無為に上げないでくれ
わからないならROMろう
441名無しさん@ピンキー:2013/01/09(水) 21:00:26.67 ID:spKnNLWW
女生徒のみが受講する御門先生が講師の性教育の時間
今回のテーマは処女喪失の観察
「ティアーユ先生は処女でいらっしゃいますので、今回皆さんのお手本になっていただくことになりました。」
442名無しさん@ピンキー:2013/01/16(水) 21:39:25.20 ID:St7LSQaU
>>441
むしろ補習の常連となっているリトと里紗で保健体育の実技補習を…
443名無しさん@ピンキー:2013/01/24(木) 00:18:16.67 ID:mOacI5pd
なんか書きたいと思ったけどなにも思いつかないな……
444名無しさん@ピンキー:2013/01/24(木) 01:48:27.98 ID:/gCAIjJP
近況でも書いてくれ
445新参者:2013/01/25(金) 17:00:45.40 ID:6eL3S7oG
初登校させていただきいます。
ふたなりものですが、よければ暇つぶしにでも読んでください。
446新参者:2013/01/25(金) 17:01:32.80 ID:6eL3S7oG
今日は日曜日。結城リトもいつもとは違い、穏やかな生活を送っていた。
「んあぁ〜いい天気だ。今日はのんびりだらだら、平和な1日にするぞ〜」
そんなところにキャミソールとホットパンツだけの姿のララがやってきた。
艶やかな髪を無造作にくくり、珍しくポニーテールにしている。生足全開で、ボディラインがくっきりと見える服装からは、王女様の気取った態度は見て取れない。かがむ時に胸の谷間がチラッと見えて心臓に悪い。
「ねぇねぇ見てよリトー。コロコロだんじょくん 改ができたんだー」
ララが物騒なものを出してきた。
形状はかつてのコロコロだんじょくんと同じで、色合いだけがシックなモノトーンになっている。
「ちょ、もう女にはならねぇからな!!」
と、釘を差しておくことを忘れない。
何度も女にされるうちに、ララのノリが軽くなっていくのをリトも理解していた。

「大丈夫だよ〜これは女の子が男の子になる道具なんだよ!!」
「そんなもん誰が使うんだよ…」
「男の子の気持ちも知りたいって人がいるかもしんないじゃん!では早速使ってみよう!」
「え、ちょ、待てって……」
リトの制止も聞かずにララは機械のスイッチを入れる。
すると煙が出て来て辺り一面に広がった。
「ゴホッゴホッ!!大丈夫か!?ララ!!」
なにやら危険な雰囲気を感じ取り、必死にララの無事を確保しようとするリト。一方ララは
「う〜ん……はうっ!!うああああぁぁ……」
か細い声を出してペタンと腰を下ろす。

あ、熱い!身体の内側から……焼かれるよう……

下腹部に激しい熱を感じたララは立っていられなくなり、思わず腰を下ろす。

でもこの感覚は……少し気持ちいい…

などと思いながら、やりすごしていると、煙が落ち着く頃にはララの熱も収まっていた。

「大丈夫か!?ララ!?」
すぐさま駆け寄るリト。

「う、うん。大丈夫だよ、でも発明は失敗かな〜体が変わってないよ〜」
「ん、確かに……」

艶のある桃色の髪。ぱっちりとして、見るものを引き込むような緑色の瞳。体を動かす度に形を変える豊満な胸。締まっていながらも柔らかさのある太もも、ふくらはぎ。キュッとしまったウェストに、十二分の肉感をたたえたヒップ。その白い肌は澄み渡り、輝かしい程だ。

「……あれ?…ララ、ちょっと立って見ろよ。」
「え?うん。どしたの?リト」

リトは何かに気づいたようだ。確かに大まかにララの外見は変わっていない。いまだに絶世の美少女だ。しかし、タイトな感じに引き締まっていたホットパンツの中央に、不自然なふくらみがあることに気がついてしまった。

「へ?」
自らの股間にさっきまでなかったふくらみを見て、驚きの声を上げるララ。
「リ、リト……こ、これって」
「……とりあえず確認してみろよ。」

……………

「あ、あたし……あたしの股間におちんちんがはえてるぅ〜〜〜〜」

ララの悲鳴が結城家にこだました。
447新参者:2013/01/25(金) 17:07:31.34 ID:6eL3S7oG
「ってどーすんだよ!?その格好!!」
「ふぇぇぇんどーしよぅリトぉ…」

涙目になってペタンと座り込むララ。
その股には立派な一物が生えていた。

「とっ、とりあえずズボンはけよ。」
「……うん」

パンティーの中にモノをしまい、ホットパンツを腰まで上げるララ。
しかし、ホットパンツはもともとタイトに締め付けるタイプのものだったが、
今ララの股には男性器がついている。
当然締め付けをくらい、刺激が伝わるわけで……

「はぅんっ!!……あ、あぅぅ……リトぉ…なっ、何だか変な感じがするよぅ…」
「へっ、変な声を出すなって!!
しっかしどっちつかずの結果になったなぁ…
こういうの両性具有ってんだろ。」
「あたしどうすればいいのかなぁ…
女の子でも男の子でもない……プールとか、体育とか…
みんなにどんな風に説明すればいいのかなぁ…」

自分のこれからを心配し、涙目になるララ。
季節は初夏。まだプールは始まっていないが、
今週の水曜日にはプール開きがある。
そんな時まで股に一物をぶらさげていれば、
クラスの皆からどんな目で見られるかわからない。
いや、普段の体育の途中や、
籾岡たちとの絡みの中でも気づかれるかもしれない。
そんな不安がララを覆い尽くしていた。

「大丈夫だって。そのうち効き目が切れるはずだろ?
どうにも戻んない時は御門先生に解毒剤を作ってもらえばいいし…」

「うっ…でもっ…結構複雑な薬品を組み合わせちゃったし、
濃度がすごく濃かったから、効き目も長そうだし…解毒剤もすぐ作れないよぉ…」

じゃあなんでモルモットとかで実験しなかったんだよ。
という言葉を飲み込み、リトはララを抱き寄せる。
髪を優しく撫でて、あやすように言った。

「絶対大丈夫だって!!これから御門先生んとこに頼みに行ってくるし、
プールならちょっとくらい休めばいい。だから泣くなよ…ララ。」

リトの体温がララの心をあたためていく。
胸一杯に息を吸うと、リトの匂いで満たされ、
安心感が指の先まで行き渡る。

「ありがとっリト。」
満面の笑みを浮かべてララはリトを強く抱きしめた。
「それでこそララだ。」
「へへへぇ〜〜。リトの体気持ちいいよっ」
「それはいいんだがララ…」
「うん?」
「さっきからお前のホットパンツの下から
すごい主張してるようなんだが…」
「ふあぁううぅ。見ないでリトぉ…」

困った顔をしてリトから離れるララ。リトの男らしい体に反応して、
無意識に性欲が刺激されてしまったようだ。
448新参者:2013/01/25(金) 17:08:58.55 ID:6eL3S7oG
「だ、大丈夫か?ララ」
「うっ…気持ちいいけどっ…苦しいよぉ。何これぇ」

ホットパンツに締め付けられ、
一層こみ上げてくる射精感に苦しむララ。

「リトはこんな時どうしてるの?」

すごいことを聞いてきた。
困ったララを目の前にして、
若干のS心をくすぐられたリトは

「こうするとかかな。」

といってホットパンツの上からララの股間を撫でた。

「ふああああぁん。はぁっはぁっはぁっ……
も、もう!!リトぉ!?何してんの!?」

「や、だからこういう時の対処法。気持ちよくなっちゃえよ。」

「や、そんなこっ、ふあぁん!!や、ダメだって、ん!んあぁぁん!
リ、リトぉ…もう我慢できないよぉ」

「出しちゃえって。気持ちよくなるぞぉ…」

優しくホットパンツの上から上へ下へと手のひらを動かすリト。
徐々に息が荒くなり、手足に力が入らなくなってくるララ。
リトがとどめとばかりに撫でる速度を上げた。

「あっ、あっ、あっああああぁぁぁぁぁ……リトぉぉぉぉ」


ララは初めて射精をした。その快感は今まで味わったことのない次元のもので、
一瞬目の前が真っ白になり、その後全身を脱力感が襲う。
しかし、病みつきになってしまうようなものであった。
449新参者:2013/01/25(金) 17:11:33.05 ID:6eL3S7oG
「うぅ……リトの意地悪ぅ…パンティまでぐしょぐしょだよぉ…」

「まぁまぁ…そういうときは出しちまうのが一番なんだからさ。
それちゃっちゃと洗って御門先生んとこいこうぜ。」

「ふぅぅ……あたし女の子なんだよぉ……」

涙目になりながらも、洗面所へと向かうララ。


「おーい美柑!!ちょっと御門先生んとこいってくるからな!
留守番よろしくー」
と、美柑に声をかけておく。
いつもなら憎まれ口の一つも叩きながら
見送ってくれる美柑なのだが、返事がない。
どうしたものかとリビングを覗くと、

「リ、リトぉ…助けてよぉ」

といきなり美柑が抱きついてきた。
ララとは違い、まだ華奢な発展途上の体だが、
ちゃんといい匂いがするあたり、美柑も女の子だなぁと実感する。

「どうした美柑?」

「あ、あたし………おちんちんがはえちゃったの!!」

「はああああああぁ!?」

「さっきよくわかんない煙を吸ったら、なんかお腹が熱くなって、
おさまったと思ったら股間になんかはえてたのぉ!!
あたしどうしよう!男の子になっちゃうよぉ」

泣きながら危機感に押しつぶされそうな美柑。

(……あの煙大分周りに被害いってんな…
ララに続いて美柑もはうるとは。
これは一刻も早く御門先生に解毒剤を作ってもらわないと。)

「あのな、美柑。それララの発明の失敗でな。ララにもはえてんだけど、
今から御門先生に解毒剤作ってもらいにいこうとしてたんだ。」

「ふぇ?じゃ、じゃあこれちゃんとなくなるの?あたし女の子に戻れるの?」

「う、うん。だけど少し時間がかかるかもってララが…
美柑の小学校はプールはまだだよな。
体育は上手くごまかしといてくれないか?」

「う、うん。わかった。」

涙をふき、正面を向く美柑。

「だけど…」

「だけど?」

「そ、その前に、さっきからあたしのコレ、すごいおっきくなってて、
その、男の人ってこういう時どうしてるのかなぁって…」

(あちゃー。ララと同じパターンだよこれ。)
450新参者:2013/01/25(金) 17:16:42.49 ID:6eL3S7oG
しかし放置するわけにもいかず、しかたなくリトは美柑の世話をする。
美柑はスカートをはいていたため、真ん中が大きくふくらみ、激しい主張がよくわかった。

「じゃ、まずは寝ろよ。」
「う、うん。」

ゆっくりとスカートをめくりあげて、
パンティの上からまずは人差し指と中指で下から上までなで上げる。

「っ!!リ、リト!何これ!」
「何って射精させてんだよ。」
「なっ!!そんなっ、やめ、ふぁぁぁん!
かっ、体に力が、はいらないぃぃぃん!!」
「ほらほらまだまだ。まだ気持ちよくなるぞぉ〜」
「やっ、やめっ!あっ、あたしっ、
変な、変な気持ちにいいぃぃ!!なってくぅぅぅぅ!!!」

「じゃ、やめる。」
「ふぇ!?」

突然愛撫を止めたリト。
(だしそこなってつらそうにしてる美柑が見てみたいな。)
などと不謹慎なことを考えてのことだが、
突然やめられた美柑の方はたまったもんじゃない。

「あっ、あっ、あぅぅぅぅ。苦しいよぉ……
出そうだったのに、出ないよぉ……」
「じゃ、俺そろそろ御門先生んとこいくからな。」

そういって部屋を出ようとするリト。

「やっ、リっ、リトぉ…や、やっぱり……おっ、お願いぃ」

リトは素知らぬ顔で言葉を返す。

「ん?何を頼んでんだ?自分でやりゃあいいじゃん。
やり方は教えてやったろ?」
「あっ、あ、そうっ、か、そうっ、するっ、よ。」

そういって自らしごきはじめる美柑。美少女が自分のモノをしごくなんて、すごくいやらしい風景だ。
しかしどんなに激しく擦っても出せない。

「はぁっ、はぁっ、はっ、はっ、
ううぅ……でないよぉ…リトぉ…お願いぃ」
「だから何をだ?ほら、言って見ろよ。」
「くっ……はっ、恥ずかしいよぉ」

顔を真っ赤にしながらうつむく美柑。
美柑のモノはますます大きくなり、敏感になる。

「何してほしいか言ってくれないんなら、どうしようもねぇよな。じゃな、美柑。」

そういって出かけようとするリト。

「あっ、まっ、待ってよぉリトぉ!!いっ、言うからぁ…
あっ、あたじ、あたしのっ、おちんちんをっ、しご、しごいてくらさいぃぁぃ」
451新参者:2013/01/25(金) 17:17:19.18 ID:6eL3S7oG
ニヤリと笑ってリトはかがみ、美柑の股間に手を伸ばす。

「じゃあいくぞ。」
「うっ、うん!!お願いリト!!」
「そんなに必死になって男の快感を女の子なのに求めるなんて……
美柑は変態さんなんだな。」
「あっ、あっ、はっ早くっ!!早くしてよぉ!!」
「はいはい。言われなくても。ふっ」

息を吹きかけた。

「ひああああああぁん!!」

敏感になっていた美柑のモノは激しく反応し、
あと少しで出るところまできた。

「もっ、もう少しっ!もう少しだけぇ」

美柑が涙とよだれをたらしながら、だらしなく開いた口で懇願する。
そのM字に開いた股にリトは足を下ろした。

「つっ!!リっリト!!なにしてんのぉぉぉんっ!」
「何って足コキだけど?」
「なっ、何それっ?はぁっ、はぁっ、
でっ、でも気持ちいいいぃぃぃぃん!!」

リトは足をつかって巧みに攻めていく。
先がパンティーからはみ出していたので、亀頭を撫で回してから、
周囲を包み込み、上下にピストン運動を始める。
これをパンティーの上からやるからすごい。

「いっ、いやあぁん!あっあっああああぁぁぁ」

凄まじい快楽と脱力感。
美柑もまた、この快楽に溺れてしまう一人であった。
452新参者:2013/01/25(金) 17:19:05.53 ID:6eL3S7oG
「うぅぅ。すごいでちゃったなぁ…」
思ったよりも沢山出た美柑の精液は、
パンティーのみならずスカートまで白いシミを残していた。

「シミとれるかなぁ…」

不安になりながらも洗面所へと行く美柑。
(あれっ?そういやララはどうしたんだろう?
パンティー洗うにしては長すぎないか?)

リトの予想の通り、ララはとっくにパンティーを洗い終わっていた。
しかし、先ほどの快感が忘れられず、かつまだまだ元気なようなので、
射精しようと試みていたのだ。しかし

「うぅぅぅぅ…リトぉ…でないよぉ……」

自分のモノを手に、半泣きの状態で上下に手を動かすララがいた。
いくら擦っても出せない。これは美柑もそうだった。
あの時は楽しいからスルーしたが、よく考えてみればおかしなものだ。
これも薬の効果と考えれば説明がつくが…

「お前何やってんだよ!?」
「リトがやってくれたのが気持ちよくてぇ。もっかいやろうと思ったんだよぉ。でっ、でも全然でないんだよぉ。」
「ちょっと貸してみろ。」
「やんっ!リトぉ」

熱っぽい視線を送るララ。再びリトはララのモノをしごき、出してやる。

「あっ、あっ、あっああああぁぁぁ………気持ちいいよぉ、リト。」

にへらっとしまりのない顔で笑うララ。

「ったくしょうがねぇんだから……
でもララ。俺にまつわる薬品混ぜたりしてないか?
美柑もはえてんだけど、さっきから俺がしごいてやんないと出せないんだよ。」
「えっ!?美柑も!?ごめん……あっ、セリーヌの花粉混ぜた」

(それだよ!)

「その花粉の力で俺がしごいてやんないと出せないってのか…
相変わらずすげぇ理屈だよなぁ…」

一連の流れを横で見ていた美柑だが、
途中から鼻息あらく、顔も心なしか紅潮している。
453新参者:2013/01/25(金) 17:21:31.28 ID:6eL3S7oG
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
「どっ、どうした?美柑!?まさかお前…また」
「リト!お願いもう一度!
あんなの目の前でやられて、我慢できないよぉ」

とリトの手をとって無理やり自分の股間に導く。

「リトの手、柔らかぁいよ。えへへ」

恥も外聞もなく、ただ快楽のために腰を、リトの手を動かす美柑。
その顔はだらしなくとろけきっている。これにはリトも驚いた。

「みっ、美柑!お前どうしちゃったんだ!?」
「あっ、うぅっ、はっはあぁぁぁ」

もう一度射精し、一段落してから美柑は正気に戻ったようで、

「へ?へ!?あっ、あたしっ、なっ、何やってるの!?
あっ、リト!違うの、違うのこれはっ」

と言いつつ再びリトの足にモノをこすりつけ出す美柑。

「えっ?いやっ?いやぁぁんっ!違うのぉ違うんだよリトぉ!!」

頭はリトから離れようとするが、体が言うことを聞かない。
リトの足にしがみつき、がに股になって必死に股間をこすりつけて上下運動をする。
その顔は羞恥心で真っ赤に染まって、目には涙が浮かんでいる。
しかし、波のように寄せ来る快感にはあらがえないのか、口元のゆるむのを止められない。
時折淫らな声も出てしまう。
だらしない。だらしないと思いながらも止められない。

(こっ、これも薬の効果なのかっ?
優等生の美柑がこんなにいやらしくなるなんて。
しかも何か色っぽい…)

横からララもやってきて、

「リトぉ。あたしもお願いぃ」

とリトの手を取る。
その目は大人の女の憂いをたたえ、物欲しそうに手をなめる。

ちゅぱっ、ちゅぱっ、んちゅぅぅ

れろれろとリトの手をなめるララ。
次第に股間も大きくなり、早く早くとねだるようにリトを見つめる。

「リトぉ……おねがぁい。あたしを、気持ちよくしてぇ」

なめまかしい声に負け、リトも両手でララのモノを撫で回す。
横に美柑が動いているので思うようにはいかないが…
二人とも恍惚とした表情で愛撫を受けている。
そしてほぼ同時に絶頂した。

「はああああああぁん」
「ふああああぁん」
454新参者:2013/01/25(金) 17:25:15.50 ID:6eL3S7oG
「はぁっはぁっ……」
「はぁっはぁっ……」
あらい息使いでへたり込む二人。

「きちんと掃除してから、御門先生んとこいこう。早いとこいかねーと何かやな予感がする。」

「う、うん。そうだね…でもリト…もうちょっと待って……
あたしすごく疲れちゃったよ…」

疲労感をにじませるララ。それもそうだ。
二人とも3連続で抜くなんて、初めてにしてはハードな行程だ。

「ねっ、ねぇリト。違うんだよ。あたし、好きでこんなことやってるわけじゃなくって、
体が言うこときかなくて……」

必死に弁明する美柑。さっきから足コキとかがに股スクワットとか、
なかなか変態的な行為をこなしてきた上、元が優等生なだけにプライドがあるのだろう。
しかしそう言いながらリトのファスナーを下ろし、
丁寧にリトのモノを取り出す姿は非常にエロかった。

リトも美柑も薬品を吸った影響で、半錯乱状態にあることと、
セリーヌの花粉が化学反応を起こした影響で
リトの思い通りに美柑たちが動くという副作用が生まれているようだ。

「わかってるよ。美柑が実はすごい変態さんだなんてのは。」
「ふぅぅ…違うよぉあたし変態じゃないよぉ」
「じゃあさっきから何やってんだよ!?」
「いや、ち、違うの!!これは……その。
リトも気持ちよくしてあげようかなぁって……」
「じゃあそれそのままくわえてくれよ。」
「ふぇ?ふぉ、ふぉうかな?」
「そうそう。そのまま舐めて。」
「っ!!!」

かあぁっと赤面しつつも、リトのモノを丁寧に舐めまわす美柑。
裏側を根元から柔らかくなめあげ、舌の筋肉を使って一番上までなで上げた。
その後周囲をペロペロと舐めまわし、亀頭にキスをする。
目はとろんとし、愛おしいものを見る目つきはとても小学生のそれとは思えないほどだった。

「まったく。いつからそんなに変態さんになったんだ?美柑はっ!
つっ!あぁ、わかってんじゃん気持ちいいとこ」
「もぉ〜〜〜リトぉ?あたしは変態じゃないってのにぃ……
でも、リトが気持ちいいならいいやっ」

リトが美柑の頭を優しくなでると、美柑は目を細めて笑みを浮かべた。そして一層力を込めて舐めまわす。

「〜〜〜っつっ!み、美柑!!でる!でちまうって!」
「ふぃいよぉ出して」
「そ、そんなっ、あっあぁぁ。」

美柑の口の中に真性の男性器から苦い白濁液が勢いよく放出された。

「んっ、んっ、んっ、ぷはぁ〜っ。に、苦いよぉ〜熱いよぉ」
(うわぁエロい。美柑のやつこんなにエロかったっけ……)
「そういうもんだって。無理しなくていいんだぞ。」
「ううん。リトのだったらいいんだ。」

にっこりと笑い、リトのモノを舐めて掃除していく。
455新参者:2013/01/25(金) 17:27:53.79 ID:6eL3S7oG
「もぉ〜リトぉ!!あたしもかまってよぉ」
「あーもーわかったよ。ほら」
「ひっ!!あっ!尻尾はだっ、めっ、だめだったらあああぁぁん!!」
「ほらほら前もそそり立ってんぞ。そーゆー時はどーすんだったかなぁ?」

(やべ、これもしかして俺が思ったようにララたちの体を動かせるんじゃねーか!?よし、試してみよう)

「うっうぅぅ、やっ、なっ!?あっ、あたし何してるのっ!?」

ララは近くにあったほうきを股にすりあて、前後に激しくゆすりだしていた。
その姿にはもはや王女の面影なとかけらも残っていなかった。

「ほらほらこっちもかたくなっちまって……まったくララはいやらしい子だ、なっ」

硬くなった乳首を優しく撫でてから、一気につまんだ。勿論尻尾への刺激も忘れない。
自分にするよりも速い速度で、シュッシュッという音がこだまする。

「ひああああああぁん!!やっ、リトっ、リトぉ!
だっ、だめだよぅ!おっぱいやだぁぁぁぁんん!!」

「じゃあどこならいいんだ?尻尾か?股か?おっぱいか?それともここか?」

ララの耳を甘噛みするリト。
そこから軽く耳に息を吹きかけ、白いうなじを舐めまわす。
その間もララのほうきを持つ手は止まらない。

「やっ、あんっ!そんなっ!にっ!されたら、
あた、あたし、変になっちゃうよぉぉぉ〜リトぉ〜〜」

全方位からの刺激に最早意識が飛びそうになるほどの快感を受けているララ。

「仕方ないなぁ…いかせてやるか。」

パチン!!とリトが指をならすと、下腹部の快感がいや増しに増していく。
ほうきの移動速度がぐんぐん上がり、ララは射精した。

「ああああぁっ、いやああぁん!!」


リトの処理を終え、疲れがでたのかふらついていた美柑は着替えさせてベッドに寝かしておいた。
ララは4回目の射精のあとはさすがにぐったりしていたが、
後片付けをして、リトと一緒に出かけるため着替えた。
何はともあれやっと御門先生の診療所へとむかえる。


実はララが混ぜた薬品にはワルクナールも入っており、
リトがさっきからSっ気があるのはそのせいなのだが、まだ誰も気づかない。
まぁララも美柑もセリーヌの花粉の影響で陶酔状態なので、無理というものだが。
さらにララが巻いた煙は結城家だけに広がった訳ではないことにもまだ彼らは気づいていない…
456新参者:2013/01/25(金) 17:30:20.38 ID:6eL3S7oG
着替えたララの格好は、下は長めのスカートに
上はキャミソールの上に肩を出す形のベストのようなものをはおっている。

「パンツスタイルはきついもんな。」
「もぉ〜言わないでよリトぉ」

軽口を叩き合いながら道を歩く二人。
ふとした瞬間にララがバッとスカートを抑えた。

「どうした?ララ」
「ん……いや、う〜ん…あのね、もしかしたらね、あたしね…」

煮え切らない態度に違和感を覚えながらも続きを聞いてみる。

「いっ、今のあたしって、
男の人にも女の人にも反応しちゃってるんだなって……」

……………

「はあああぁっ!?ちょ、それって、どういうことだ!?」
「たっ、多分この股の男の子の部分が女の子に、
あたし本来の女の子の部分が男の子に反応してるんだと思うけど、
そのっ、いっ、いやらしい格好をした人なんかを見ると……
おっきくなっちゃうってゆぅかぁ……」

そう言いながら顔をこれでもかというほど紅潮させ、目を背けるララ。
確かに目の前の店には女物のランジェリーが売っており、リトも思わず目を背ける。
だが、性器が反応するようなレベルではない。
どうにも化学反応で性器が敏感になっているようだ。

(ちょ、もしかして…自分の体に欲情したりすんのかな?)

次の瞬間ララの両手がスカートから自らの胸に伸び、
その豊満で柔らかいおっぱいをわしづかみにしていた。

「やんっ!?えっ?えっ?いやぁぁぁ!」

がっしりつかんだ手は胸を離さない。離さないどころか
どこか男を彷彿とさせるような荒々しい手つきでもみしだく。
そうしているうちに下の方が主張を始め、
スカートが有り得ない形にめくれあがる。

「キャアアアアアアアァッ!!!!!」

慌ててスカートを抑えるが、なかなか息子の方はおさまってくれない。
ララは前屈みになってごまかしている。

「とっ、とりあえずこの場を抜け出そう!!もうすぐ診療所だし、な?」
「うっ、うん。あっ、リトっ!
そんなに早く歩かないで!シルエットが見えちゃうよぉ〜」
「あっ、わりぃ」

そんな一騒動があってから診療所。
457新参者:2013/01/25(金) 17:36:18.13 ID:6eL3S7oG
ピンポーン

「はぁい」
大人な女の人の声がしてドアが開かれる。
しかし、その声はリトの記憶している御門先生の声ではなかった。

「どちらさまですかっ……て、結城くん?ララさん?」
「ティアーユ先生!?」

出てきたのはティアーユだった。タイトなジーンズにTシャツ、というラフな格好だが、
ボディラインがくっきりでており、相当自分のプロポーションに自信がないと着られない服装だった。

「あっ」ララが思わず赤面し、前屈みになる。リトはそれをごまかして頭を下げさせた。

「すいません。御門先生に解毒剤を調合してもらおうと思って来たんですが、ご在宅でしょうか?」

丁寧な物腰で御門の所在を尋ねる。

「そう、あたしもミカドに解毒剤を頼もうと思ってきたのだけれど、どうも彼女の様子がおかしくって……
結城くんに連絡をとりたいみたいだったから、今電話かけようと思ってたところなの。ちょうど良かったわ。上がって。」

「はっ、はぁ…」
(御門先生の様子がおかしいなんて珍しいな。ま、いつもおかしいっちゃおかしいけど…
ティアーユ先生がそういうなんて…)

「あぁ、結城くん!ララさんも連れつきてくれたのね!?
あなたもしかして何か危険な薬品をばらまかなかった!?」

リトの顔を見るなり、先生らしくもなく取り乱して尋ねてきた。
格好は白衣の下にはちきれんばかりの胸を強調した黒い扇情的なブラジャーに、
生足が靴下もはかずに晒されている。しかしパンティーの部分は白衣が閉じられていて見えない。

「えっ、いや、かくかくしかじかで……」

リトはここまでの下りとララや美柑の様子がおかしいこと、
ララから聞き出した薬品48種類の名前を御門先生とティアーユ先生に伝えた。すると御門先生は頭を抱えて、

「やっぱりね……そんなことだろうと思ったわ。」
「わたしも今合点がいったわ。」
「あのぉ〜御門先生もティアーユ先生もどうしたんですか?お二人とも何か焦っているようで……」
「多分その薬品が外へ漏れ出したのね。わたしは寝ていたから気づかなかったのだけれど、朝起きたらほら」

御門先生は白衣の前部分を全開にした。
柔らかそうなおっぱいが揺れ、しまったウェストがあらわになる。
しかしその下の黒のパンティーは、中央部が不自然に大きく盛り上がってしまっていた。

「ふあぁぁん!!」
ララが声をあげ、ソファーの上で股を広げ、両肘を膝において前傾姿勢をとった。

「みっ、見ないでっ!リトっ!」

赤面させて涙目で懇願するララも気になるが、
御門先生の股間の方がリトには衝撃的だった。

「うわっ!先生まで!?まっ、まさかティアーユ先生も……」
458新参者:2013/01/25(金) 17:38:03.30 ID:6eL3S7oG
若干口元を引きつらせていたティアーユは、少し顔をそむけてから一歩踏み出した。
いや、踏みだそうとしてこけた。

「あっ、やっ」
バターン

そんな擬音が聞こえてきそうな見事なこけっぷり。
成熟した体にはあまりにミスマッチなあどけなさがリトの男心をくすぐる。
しかし、こけた拍子にララの胸をわしづかみにしてしまい、
慌ててティアーユはとびのく。

「ごっ、ごめんなさいっ!大丈夫!?ララさん!?あっ、やぁんっ!」
「だっだっ大丈夫です、ひいいぃぃん!リトあっちむいてぇ」

ララのモノはますますそりたち、スカートの中が丸見えになるレベルに達していた。
ティアーユの方はorzの姿勢で苦しそうに悶えていた。

「くっ、やっ、あっ、あん」

タイトなジーンズをはいているので、
ララ同様締め付けがきついのだろうと理解したリトは、ティアーユに詰め寄る。

「先生。大丈夫ですよ。」
「だっ、だって朝からどんな刺激与えてもでなくてぇ……
あっ、いやっそうじゃなくて!?」
「大丈夫です。いきますよ。」

そっとジーンズの上から手のひらを這わす。

「っ!??〜〜〜〜」
姿勢を変えさせ、仰向けに寝かせてからM字に股を開かせ、刺激を続ける。
中指と人差し指、周りをなでまわす、
ときおりデコピンを打ったりしながら愛撫する。

「あっ!あっ!うぅぅんんをんんあぁん!はぁっはぁっはぁっ」

ティアーユは射精し、だらしなく緩んだ口元に感謝の笑みを浮かべた。

「あっ、朝から何か生えたと思ったら、自分の裸とかを見るだけでおっきくなって……
苦しいからだそうとしても出なくて…ありがとう結城くん!」
459新参者:2013/01/25(金) 17:40:23.17 ID:6eL3S7oG
「結城くん。わたしもお願いできるかしら?」
「あっ、はいっ先生!」
「こっ、これでいいのかしら?」
御門先生は巨大なそれをパンティーから自ら取り出した。
いつになく恥ずかしさに顔を染めているのがなまめかしい。

「じゃあまずは自分の股で刺激して下さい。」
「へっ?え、えぇ、わかったわ。」

御門先生は仰向けになり、内股にしてもじもじと股のそれを刺激し始めた。
「あっあんっ!やん!ふぅぅん」
勿論快感は感じる。しかし、リトが直接手を下さない限り出せはしない。
その苦しみはどんどん蓄積していく。

「ゆっ、結城くんっ早くっ!」
「何をですかぁ?先生今生徒の前で見せつけるようにオナニーしてる変態さんですよぉ」
「なっ、やっ、そんなっちがっ」
「何が違うんですかぁ?ほら言っちゃって下さいよ。
わたしは生徒にしごいてもらわないと射精もできない変態さんですって。
わたしのこのいやらしい体を舐めまわして下さいって。」
「あっ、そっ、そんなことっ、言える、訳ない、じゃないっ!!」
「じゃあ仕方ないなぁ、俺このまま帰ろうかなぁ。ララ〜」
「うっ、リトぉ〜」
「結城くぅん」

ララもティアーユも二人そろって御門と同じことをしていた。
汗で髪がはりついて、一層いやらしさが増す。

「あっ、やっやめてっ結城くんっ!言うから、言うからあぁ!!」
「じゃあ早く言ってくださいよ。はい」
「わっ、わたしっ、わたしはっ、生徒にしごいてもらわないとぉぉぉんっ!
しゃっ、射精もできない、変態さんですっ!!」
「はい次」
「わっ、わたしのこのいやらしい体をっ、舐めまわして、くらさぃぃぃぃ!!!」
「よくできました。」
ニヤリと笑いリトは御門の胸を揉む。
手のひらに収まりきらないサイズの胸が揉むたびに形を変え、
その先端が徐々にかたくなっていく。
460新参者:2013/01/25(金) 17:43:18.48 ID:6eL3S7oG
「やっ、結城くぅんっ、おっぱいは、おっぱいはだっ、だめぇぇ」
「変態さんが何か言える立場じゃないで、しょっ!!」
思いっきり乳首をひねった。

「んあああああぁん!おかしくなっちゃうぅんっ!」
馬乗りになって乳首を舐めていく。吸い上げるごとに御門の顔が歪む。

チュパチュパ、ンチューッ
「ひあああぁんん!」
そしてますます熱く、固くなっていく御門のモノ。

「こぉんなにおっきくなっちゃって…先生いやらしいですよっ。ふぅぅっ」
息を吹きかけただけで震えが止まらない。もう御門は限界だった。

「ふあぁぁ……あぁ…結城……くん。もう……いかせてぇ」
「そんなこというならだーめっ。ティアーユ先生。先いかせてあげますね。」
「へ?ふぇぇん結城くぅぅん!?お願い、お願いぃぃぃ」
「だから後でちゃんとやりますって。ちょっと待っててください。」
「あ、やだぁ、もうやだぁ。」
「ティアーユ先生。行きますよ。」
「あっ、結城くん。あたし、あたしもおっぱい。吸って?」
「へ?あぁ、わかりました。行きますよ。」
「ひあぁぁぁん!!!お、思ったよりも、くるっ」
「さぁどうぞ。俺の足でいっちゃって下さい。」
「そっ、そんなっ、足にっ、〜〜〜っ気持ちひいぃぃぃ。結城くんの足気持ちいい…」
「あっ、あっ、ああああぁううう!ゆっ、結城くんまだあぁぁ?もっ、もう無理だゆぉ死んじゃうよぉ」
「ちょっと待っててくださいって。はい、ティアーユ先生行きますよぉ。」
とどめの高速擦過でティアーユをいかせた。
「あっあっあっああああぁ」
461新参者:2013/01/25(金) 17:44:10.98 ID:6eL3S7oG
「結城くんっ結城くんっ結城くんっ!!早く早くぅ」
御門先生が満面の笑みで近づいてくる。
もう足がガクガクで立っているのも厳しい状態だ。

「先生。お座り。」
「あっ、やっ、わかった、わかったわ」
大人しくお座りをする御門先生。毎回揺れるおっぱいの先はもうカチンコチンだ。
「じゃあ、チンチン」
「はいっ」
足で立ち、御門先生の立派なモノがぶらん、とぶら下がった。
「うわぁ先生尊厳とかないんですか?さすがに引きますよー」
「うっ、うっ、えっ、ええ、あっ、もう、いいから。早くいかせて」
ついに泣き出した。耐えきれない快感に先生としての全てをかなぐり捨てた瞬間だった。
「ごめんなさい。あたしは変態さんですぅ…だから早くいかせてぇ」
そんな御門をリトは後ろからそっと抱きしめた。
「ふぁ」
「すいません先生。焦る先生があんまりにも可愛くて、
つい意地悪しちゃいました。許して下さい。」

(かっ、可愛い!?可愛いっていった!?結城くんが?わたしに?
キャッ!やだぁ顔がどんどん赤く…)

「あっ、やっ、いいから、早く…」
「はい。」
シュッシュッシュッシュッ
「あああああぁぁぁっ!はぁっはぁっ」
最もシンプルな射精をさせた。
「でも先生いやらしいですね。もう何もしてないのに腰が動いてドンドンでてくる。」
「あっ、やっやあぁ…みないで結城くぅん!」
「いや、きれいです。先生の体。」
(えっ?あたしっ?きれい?やっ、もう、ダメぇ)
恥ずかしさに身悶えする御門を抱き寄せ、リトは頬に優しくキスをした。
そしてさっきまで焦らしたのが嘘のように御門に5回の射精をさせた。
終わったあとの御門はそれはもう幸せそうな顔で寝ていたという。
462新参者:2013/01/25(金) 17:46:37.27 ID:6eL3S7oG
3人の面倒を見てから改めて対策を考えるリト。
「ひとまず解毒剤は作れそうですか?」
「難しいわね。」
一刀両断。
「何せ48種類でしょう?ここまで重複した薬品の効果を打ち消すなんて、至難の技よ。
副作用で死者が出てないだけ奇跡だわ。」
「とにかく患者の数を把握するのが先ね。
女の子に限られるからちょっとデリケートな問題かもしれないけど、
結城くんの命令にある程度の強制力があるなら早めに見つかりそうね。
それに水曜からはプールが始まるし。そこである程度は絞れるわ。」

流石は天才医師と天才科学者。スラスラと善後策を提示してくれる。

「じゃあしばらくはこのまますごすんですね……大丈夫かなぁ?」
「あっ、あたし、すぐ反応しちゃうの何とかして欲しいよぉ…」
ララが涙目で頼む。
「それはもう慣れしかないわね。
それよりも結城くんがフォローしないと射精できないことの方が問題だわ。
突然ムラムラしても結城くんがいないと苦しみが募るだけだし、
第一結城くんにモノを触られたくないって言う人がいるかも……
いくら結城くんに対して好意を持つとはいえ、
股の世話をしてもらうのは抵抗があるかもしれないわ。」

確かに。相手によってはありうる話だ。

「それならなんとかなるよ〜。こないだ作った自力マッサージ機のシステムを応用すれば
どこからでもリトにおちんちんをなでてもらえるよ!」
「流石はララさんね。メンテナンスはティアにお願いすればいいし、明日保健室にもってきてくれる?」
「わかりました。えへへ〜リト楽しみにしててねっ」
「はぁ…とにかくこれから町中を歩いて、他に被害にあった人を探してみます。
今日中に見つかった患者をリストにして送りますんで。」
「ありがとう。それと服のことなのだけれど……」
「は?」
「だってぇ…自分の体洗ったりしたら、絶対またムラムラきちゃうんだもぉん。
結城くんなしじゃあたしたちシャワーも浴びれないわ。」
「いや、だって俺男ですしっ!か、勘弁してくださいよ!」
「さっきはわたしを変態呼ばわりして虐げてたのに、突然弱気ね。どうしたのかしら?」
「いや、あれはちゃんと服着てたからいいっていうか、
風呂とか入ったら俺も危ないってゆうか……」
「あら、ちゃんとそちらもお世話してあげるわよ。ねぇティア」
「………あっ、いやっ、そのっ、………お、お願い、しますぅ」

赤面し、足をもじもじさせながら頼むティアーユはなかなかかわいらしかった。

「ララさんもどうぞ。」
「えっ!?ララ!?」
ララを見るとこちらも困った顔で
「ぅぅぅ……お願いリトぉ…また収まんなくなっちゃったよぉ」

かくして三人とのお風呂が決定したのであった。
463新参者:2013/01/25(金) 17:49:04.01 ID:6eL3S7oG
そこそこ狭いシャワールームに御門と二人押し込められ、リトは赤面してしまっていた。
勿論息子は大張り切りだ。そもそも入る前から心臓に悪い。

「ねぉ結城くん。脱がせてぇ」
「ちょ、脱ぐくらい自分でできるでしょう!?」
「だって自分で体触ったりしたら反応しちゃうんだもぉん。かわりに脱がせてあげるからぁ」

じゃあ一緒じゃねぇか!とも言えず、今はSっ気がおさまっているリトは御門に従った。
「じゃ、じゃあいきますよ。」

Yシャツに手をかける。シャツのしたからこれでもかというほど主張してくる胸を意識せざるを得ないが、なんとか全てのボタンを外す。
ゆっくりとシャツを脱がすと次は下だ。あの後ホットパンツをはいているが、苦しくないのだろうか。
しかし、チャックを下ろし、ゆっくりと下げていくときにどうしても触れてしまう太ももの感触が素晴らしく、
その弾力を再び味わいたいと思ってしまう。
御門の体からするほんのり甘い匂いにリトはクラクラしてきた。このまま先生を舐めまわしたい。
その欲求を抑えるのには相当な精神力が必要だった。

次は下着だ。フロントホックをはずすと、プルンと大きな胸が露わになる。
乳首はピンク色で少々強ばっている。
ブラの次はパンティーだ。大きな大きなモノを意識せざるをえないが、
それでも御門のヒップは魅力的だ。

下着からする香りにやられたか、全裸の御門を前に、
リトはブラジャーの匂いをおもむろにかいでしまう。

「すぅ〜〜〜〜っ、はぁ〜っすぅ〜〜〜〜っ、はぁ〜っ、」
すごくいい匂い。若干の汗がまた御門の生体を感じさせ、ますますリトの息子を成長させる。

「あっ」

ニマリ。敵将討ち取ったり。
といわんばかりの笑みをたたえた御門は優しくリトに詰め寄る。

「そんなにわたしの下着がすきなのぉ?じゃあ今度いくつかあげようかしら?」
「あっ、いやっ、これはそのっ」
「なぁに、先生の下着の匂いを目の前で嗅ぐような変態さんがどうしたのかしらぁ?」

御門がリトの乳首を刺激し、服を脱がせていく。
全裸になったところでその豊満なおっぱいでリトのモノをはさんで前後運動する。

「あぐっ、あっ……ふあああぁ」
すぐにリトは射精した。なにせ御門のパイズリだ。でないほうがおかしい。
「きっ、気持ちいぃぃです先生」
「じゃあ次はあたしの番ね。お願い。」
464新参者:2013/01/25(金) 17:50:22.40 ID:6eL3S7oG
ここでシャワールームに入り、今ボディソープで全身を洗わせられているところだ。全身隈無く洗っていく。
先ずは胸。硬くなった乳首をほぐすように全面に手で塗りたくり、ついでにいくらかもんでおく。
「あっやっ、んっ」
御門が身悶えしているが無視。
続いて腕だ細く長い指先から丁寧に塗り込んでいく。
二の腕の辺りで若干震えたが、無視して左手も同様に。
お腹をあらったらお尻を撫で回してから足だ。
「きゃっ、ひあぁんっ」
お尻をなでると嬉しそうな声を出すが、これまた無視。次は足だ。
太もももふくらはぎも、柔らかい上に弾力があり、撫でがいがある。少し頬ずりをする。

「やっ、結城くぅん、わたしの足、好きなの?」
くすぐったそうに聞く。
「はい。今度足コキしてくださいよ。」
「しょうがないわねぇ」
指の間まで洗ったら次は背中だ。まず指先で背筋を一撫で。
「ひああぁんっ!!」
涙目の御門はとてもいやらしい。
一通り背中を洗ったら首筋。
くすぐったそうにしているが、顎を持ち上げて物欲しそうな顔を見て満足。

「先生、すごくいい顔しています。」
「ま、まだぁ?もう我慢できないわ結城くぅん」
そして最後に御門先生の股間の大物だ。
丁寧に撫で回す。ボディソープのおかげでなめらかに刺激できる。
「あっやっ、結城くぅん!はや、いよぉ」
「先生好きでしょうこういうの。ほら上がお留守ですよ。」
「やっ、やぁんっ」
御門の手が胸へと伸び、もみしだく。この上ない快感のなか御門は射精した。

「はぁ〜〜っ。次は結城くんね。」
「へ?」
そう言って御門先生はリトを座らせ、後ろから体を洗い始める。
むにゅう
同じ手順で洗っていくが、何せ胸があたるあたる。
わざと当てているのはわかっているが、意識しないなど到底無理である。
「せっ、先生……はやくっ、はやくうぅぅ」
「あらあらこんなにおっきくなっちゃって、待ちきれないのね。いいわ」
そう言って御門は足コキを始める。
「〜〜〜〜っ!!!!」
あまりの気持ちよさに悶えるリト。
「せっんせいのふとももぉぉぉっ、やっわっらっかあああぁいよぉぉ」
「ふふっ特別よ。」
「ふああああああぁ」

こうして第一ラウンド。御門とのお風呂は幕を閉じる。
465新参者:2013/01/25(金) 17:53:41.81 ID:6eL3S7oG
「せっ、先生はどうしましょうか!?」
「へ?」
「あっ、いやっ、御門先生と同じようにしたほうがいいのかな…と。」
「えっ、いやっ、そのぉ、じゃあそれでお願いするわ。」

完全に上がってしまっているティアーユ。
タイトジーンズの下のモノがうずいてしかたがない。

「じゃっ、じゃあ脱がしますね。」
「えっ?あっ、そこから?」
「はい……御門先生はそうされましたが、嫌ならいいですよ!俺も自分で脱ぐ方が楽だし!」
「あっ、じゃあ自分で脱ぐわ。ララさんもまってるし…」

ちょっとがっかりして全裸になるリト。しかし、ティアーユの様子がおかしい。
一つ一つの動作毎にびくんびくんと震えていて、ようやく上のTシャツを脱いだところだ。

(っ、これ、おっぱいよね。いや、いつも見てるのに、どうしてこんなにやらしいのかしら……やんっ、柔らかい)

「どうかしましたか?」
「あっ、いやっ、その、自分の体を意識しちゃうみたいでね?
そのぉ……出来れば脱がせてくれないかしら」

小声になりながら、赤面した顔で頼むティアーユはエロかった。
ゆっくりとブラジャーを外すと、口から吐息がこぼれた。
「ゆ、結城くん、できるだけはやくお願い。もう限界」
「あっはい」
どうも下が限界のようだ。試しにジーンズの上からはじいてみる。
「ひいいいぃぃんっ!ゆ、結城くん!冗談は、やめてよぉ」
「ははは、わかりましたよ。」
優しくジーンズを脱がし、ふくらはぎを撫でてからパンティーに対面する。ティアーユらしい黒のパンティーだ。
「ちょっと座って下さい。」
「あっ、はぁ」
股を開かせて少し間を置く。次の瞬間。
足首をつかんでティアーユの股間を踏みつけた。デンキアンマー垂直versionだ。
「あああああぁんっそんなっ、いたあぁい」
「けど気持ちよさそうですよ先生。ほら顔がだんだんだらしなくなってくる。」
一気に股に快感が走り、射精するティアーユ。
「いやああああ、あたしっそんな変態じゃなあぁんんんっ、
はぁっ、はぁっ……うぅ……こんな…こんなことって」
「さ、とりあえずシャワー浴びましょう。」
「あ、まってよぉ結城くん」

ティアーユのシャワータイム中、
リトは再三ティアーユの肌を舐めまわし、乳首を吸い上げた。
「やっ、そんなっところばかり、結城くんだめだよぉぉぉ」
「何がだめなんですか?」
「あたしっ、ふあぁん、おっぱいはだめぇ!下の子が、止まんないよぉ」

結果3回もティアーユは抜くことになり、大いに疲れるのだが、
そのうろんとした目にはリトへの熱っぽさしかのこっていなかった。

「ゆ、結城くうぅぅん!」
いきなりリトに抱きつき、リトのモノをくわえる。
「あっ、先生!いきなりだめですよぉぉぉぉっ」
初心者とは思えない手つきで舐めあげ、あっという間にリトを射精させてしまった。

「結城くん……気持ちい〜ぃ?」
「はい。すごく。」
「えへへへぇ、やった!」
幼さの残る笑みでティアーユとのお風呂は終わった。
466新参者:2013/01/25(金) 17:54:45.01 ID:6eL3S7oG
「リトぉ!!はやく出して出してぇお願い!!」
スカートをまくり上げ、ぴょんぴょん飛び跳ねながら頼むララの股には、
巨大なモノがプランプランとしており、なんとも言えないエロい感じになるのだった。
「わ、わかったから落ち着けって、な?」
「もぉ無理だよぉ!!はやく出して!」

そういってララはモノをリトに押し付けてくる。
リトも仕方がないので胸をもみしだいてから射精させてやった。
「はぁっ、はぁっ、つ、次!」
「は?まだいくの?」
「たりないよぉ、わたしももっと出したいよぉ」
「お、お前女の子だからな!?」
「あっ、……いやだぁ…でも苦しいよぉ」
「仕方ねぇなぁ」

結局ララはこのあとさらに3回抜いて、全身をリトに洗われた。

「リ、リトぉ、恥ずかしいよぉ……」
「今更何言ってんだよ」
「だ、だって胸も股も全部洗うだなんて、やんっ!!し、しっぽはだめぇ」
「ほらほらここが硬くなってきたぞ。
おっ!なんだ自分で股刺激しだしたか?ついにララも男の子だな!」
「えっ!?やっ、やだぁ!なっ何これ止まんないよぉ!いやだぁリトぉ!」

体を洗う間もリトの命令に従い、あと3回も抜き、本当に精根尽き果ててララの入浴は終わった。
467新参者:2013/01/25(金) 17:56:40.81 ID:6eL3S7oG
家へ帰る途中、公園のそばを通るとヤミが見えた。
「お〜いヤミ!」

ティアーユとの約束もあるので話しかける。
「〜〜〜っ!!こっ、来ないでくださいっ!来たら殺しますよっ!!」

思いっきり赤面してこちらを威嚇する。両手でスカートを抑え、
前かがみの状態でトランスを使い、髪でリト達と自分の間に壁を作る。

「おっ、おいそんな警戒しなくても……あっ、もしかしてお前も両性具」
「それ以上口に出さないで下さい!!」

ヤミが羽をはやし、飛んでリトの口を封じに来た。
しかしララがそれを遮り、進路変更を余儀なくさせられたところに
どこからか野球のボールが飛んできた。
ボールはヤミの股間に見事にぶつかって落ちた。

「はうぅっ!あああぁっ」

その場に倒れ込み、顔を青くするヤミ。今まで感じたことのない痛みに震えが止まらない。

「うああぁっ、うっ、いたっ、痛いっ!!痛いよぉぉぉ!!」

殺し屋にあるまじき姿で痛みに悶えながらも、痛い以外の思考が完全に停止している。

「あちゃー。ヤミもそうか…ヤミ。落ち着いて腰から落ちる形でジャンプだ。」
「うっ、なっ、わっ、わかりました」

男子ならわかってもらえるだろうが、これが急所をやられたときの対処法だ。
とそこに

「すいませーん。って結城?ララちぃ?」
「リサミオー!!どうしたのこんなとこで!?」
「あ、いや色々あって何となくキャッチボールしてたんだ。そしたら古手川さんにあってね。
一緒に話してたら手もとが狂って暴投しちゃったんだ〜」
「こっ、古手川!?」

こういうことにはうるさい古手川に見つかるときっと怒られるとわかっているリトはうろたえる。

「何よ!?わたしがいたら何かまずいわけ!?」
「あっ、古手川!?」

(ふん!何よ結城くんたら……せっかく休日に会えたのに全然嬉しそうじゃないし、何より籾岡さんとかララさんとか女の子だらけじゃないのよ!!
っていうかわたし嫌われてる?)

「い、いや、探してたっていうか、会いたかったっていうか…」
「えぇっ!?そ、そんな……」

一気に頬を赤らめる唯。

「でたよ結城の天然ジゴロが。」
「ねー!」
「ちょ、待てよ籾岡に沢田!俺が天然ジゴロとはどういうわけだ?」
「そのままの意味だよ。まぁそのうち取り返しのつかないとこまで行って気づくんじゃない?」
「う〜……あっ!んなことよりさ、今朝ララがーーーー」
468新参者:2013/01/25(金) 18:00:46.40 ID:6eL3S7oG
「あーそういうわけね。どうもおかしいと思ったんだぁ。」
「じゃあ籾岡も?」
「そう。ご覧の通り。」
スカートをめくりあげるともっこり盛り上がったパンティーが見えた。
「沢田もか?」
「うっ、うん。はっ、恥ずかしいんだけどなぁ……」
スカートをめくるときに恥じらうミオ。しかしそれにモノが反応する。
「ふあぁん!やっ、見ないでぇ!!結城ぃ!!」
「ゆっ、結城くん!ハレンチだわっ!キャッ!いやぁ……ふぅんっ、こっち見ないでぇ」
つられて古手川も勃起する。
それを見て籾岡のスイッチが入る。

「ここがいいのかしらぁ〜?風紀委員さん?」
後ろから古手川の服に手を突っ込み、直接胸を揉む。
「あっ、やっ、はっハレンチなっ!!やめなさい籾岡さんっ!あんっ!やぁん」
「体はそうは言ってないみたいだよぉ〜ほぉらおちんちんはどんどんおっきくなるし、
乳首もカチカチだよ〜古手川さんって案外ハレンチなんだね」
「ああんっ!ゆっ、結城くん止めてぇ!こっ、このままじゃあたしっあたしいぃぃ」
「ちょ、籾岡その辺にしとけって!この薬、俺のフォローなしじゃ出せなくなるんだよ!そのままじゃ古手川が……」
「へっ!?何その縛り!だから朝から全然あたしたち出せなかったのか!っつってええええぇぇぇ!?
結城のフォロー!?それってつまりあたしたちのちんちんに結城が触れるってこと!?」
「あっ、あぁそうなんだ……嫌だったらララがすぐメカを作って
間接的に刺激を与えられるようにするけど……もう少しかかるな。」

(やっ、結城があたしの股触るなんて……そんな進んだとこからスタートなの!?
そりゃ結城は優しいし、ライバルは多いけどあたしの方向いてくれないかなって、
って何言ってんのあたし!?…そんなっ早すぎるって)

(結城くんがわたしの股を触るですって!?ありえないわ!ハレンチよ!
しかも籾岡さんや沢田さんのも触るなんて……あたしだけじゃないの!?
だめよそんなの!それにしゃっ、射精するなんて!女の子として終わりだわ!!断固射精しないんだから!!)

(結城……かぁ。リサや唯みたいに胸もないし、ホントスタイルが残念なんだよなぁ……
でも、結城は外見こだわらないって言ってるし、まだ諦めるのは早いってか!
よぉしメイド喫茶のバイトスキルで頑張るぞ!)

「結城……リト。はぁっ、わたしもまさかその薬による作用を受けているのですか?」
「うん。ヤミも確実にそれだと思う。」
「〜〜〜〜っ、ターゲットにしごかれるなんて殺し屋の名折れ!わたしは自分で行ってみせます!」

そういってヤミは自分でしごき始めた。両手両足に加え、トランスで髪をつかって攻め立てる。
柔らかく包み鋭く刺激を与えるそれは、ヤミに空前の快感をもたらす。

「あぁんっ!や、やぁ〜っ、ひぅぅん」
ヤミの淫らな声がこだまする。それを見て沢田が自分でしごき始めた。

「とっ、とりあえず努力してみる!どうにも無理なときは結城!お願い!」
「あ、ヤミ。今からトランス使うの禁止な。」
リトがそう言った途端、ヤミの髪の毛がはらはらと元に戻る。

「なっ、何をするのです!?結城リト!」
「いや、お前ら俺の指示に逆らえないらしくてさ……
やめとけよ無駄な努力は。すぐ楽にしてやるからさ。」

「……くっ、…こんな……これしきのことに……わたしは屈さない」
とは言いつつもヤミの股のモノはズキズキと疼き、
これ以上の我慢は体調を崩しそうなレベルに達していた。
469新参者:2013/01/25(金) 18:02:25.17 ID:6eL3S7oG
「ねぇ結城。あたしのお願いしてもいい?」
「籾岡か。おう。早いとこ出しちまおう。キツいだろ?」
「正直……ね」
苦笑する籾岡。スカートをまくりあげると、恥ずかしそうに顔を赤らめ、うつむく。

「あっ……ねぇ結城。優しく……お願い。」
「あぁ。いくぞ」

手始めに根元から先端までをなで上げる。
「ひゃああああっんっ!あっ、きっ気持ちいいよぉ」

続いて周りの太ももをサワサワと撫でる。徐々にそそり立つ籾岡のモノ。

「あっ、ゆっ結城ぃ…そんな、とこじゃなくて、真ん中ぉぉぉんっ!」
フッと息を吹きかけると体が反応してしまう籾岡。
ラストはララの尻尾をグルグル巻いてそれを前後に動かした。
勿論ララの乳首は舐めまわしておく。

「あっ、やっ、リトっリトだめぇぇぇ!!尻尾はっ尻尾はやあああああぁんっ!」
「うっあんっ!結城、結城ぃぃ気持ちぃぃぃぃぃぃああああん!」
二人同時に射精。

「リトあたしのおっぱいすきなのぉ?もぉ仕方ないんだからぁ、へへぇ」
だらしなく笑うララ。今日は抜きすぎてもう立てないようだ。

「っ、結城ったら大胆。また頼むね。つってもこのパンティーどーしよっかね」

「すまんそれはまだ対策考えてないんだ。御門先生に解毒剤作ってもらってるから、それができるまでの我慢かな。」
470新参者:2013/01/25(金) 18:03:34.50 ID:6eL3S7oG
「っ、結城ぃ。あたしもお願ぁい。」
「沢田……な?キツいだろ?今いくよ。」
「ごめぇん結城。って結城もキツそうじゃない?」
見るとリトのズボンの下もすごい主張をしていた。

「あっ、いやまぁ後でなんとかするよ。」
「あたしがやったげる!」
「え!?」
「あっ、その、いや、やるってのはその、お礼に、そう!今から出させてもらうお礼にお世話したげる!」
「ちょっと待ってよミオ!あたしもやりたい!」
「ま、待てよ二人とも……じゃあ両方頼もうかな。
なかなか限界なんだこれが。まずは沢田。いくぞ」
二人とも嬉しそうにしてミオは股を差し出す。M字に開いたその股にリトは近くに落ちていた鉛筆をすりこんだ。

「あっやっんっ!何これぇ!?うぅっはうぅぅんかっ、感じちゃうぅぅぅ」
二本の鉛筆を駆使して激しい刺激を続けるリト。これが六角鉛筆の力。鋭い刺激には抗えない。
押して挟んでそのままスライド。はじいてつついてピストン運動。リトもだんだんテクニックが様になってきた。

「やっ、やあああああぁんっ」
ミオも射精完了。残すはまだ努力を続けているヤミと、
さっきからギンギンになったモノに全く触れようとしない古手川だけだ。
471新参者:2013/01/25(金) 18:05:41.14 ID:6eL3S7oG
「結城ぃ……次はそっちの番だよ!へへっ、優しくしたげるからねー」
オドオドとファスナーを下ろし、リトのモノを取り出すミオ。
「うわぁおっきい。本物はやっぱちがうなぁ」
ギンギンになったリトの息子をうっとりと見つめ、口に含む。

「ひゃあ、ひくよ」
「お、おう頼む。」

合図と同時に舌を使って刺激する。たどたどしいが丁寧に裏筋を刺激していく。
「ふぁ、ああ……沢田、上手いな……あいてっ!かっ、かむなって」
「ふぅぅ、今更苗字とか…ミオってよんでよぉ」
「あ、わかったよミオ。あっ、ってそろそろヤバいんだが……、くっ」
「全部飲むから安心して!」
「ふぅっ、くっ、いやっ、それはどうかと」
「あーバカにしてる!いーよ絶対全部飲んでやる!」
「あっあっあっ、あああぁ」

クッ、クッ、クッ、クッ、ぷはー

「はぁっ、はぁっ、ね?できたでしょー?偉い?偉い?」
「ハイハイ。ミオ偉いよ」

頭を撫でてやると気持ちよさそうに頭をさげ、にやにやととろけそうな笑みを浮かべるミオ。
「ちょ、結城!次あたし!もう我慢できないよぉ」
籾岡が横から入ってリトのモノに頬ずりする。
出したばかりでしおれてはいるが、籾岡の柔らかい肌に反応し、再び首をもたげ始めた。

「あらぁ、結城ぃ元気ないぞ。こうしてやるっ!」

シュッ、シュッ、シュッ、シュッ

「ふぁぁ……も、籾岡ぁ…手つきがエロいってぇ」
「だったら……うぅ……恥ずかしいけど、えいっ」
シャツを脱ぎ去り、豊かな胸をリトの股に押し付ける籾岡。柔らかい感触を伴う肌で挟み、揉んでいく。

「うぁっ、あぁ、籾岡ぁ、いい!気持ちひぃぃぃぃぃぃ」
「いっちゃえいっちゃえ!」
「あぁ、リサぁお前のおっぱい、やっ、やわらかいぃぃ。くっ、んんっ、はぁっ。」

(ゆっ結城が、っ、あたしの体にっ、……よっ、欲情してくれてる…んだよね?ヤバいよ嬉しいよぉ)

赤面しながらどうしようもないような快楽に溺れる籾岡。そのたまらなくエロい表情に刺激されたか、
リトは籾岡の顔にたっぷりと白濁液をかけてしまった。籾岡はそれをベロっとなめる。

「んんっ、にがぁい。でっでもこんな熱いなんて……結城以外とえっちなんだね?」
「籾岡のおっぱいがエロいからじゃないか」

リトも大概赤面しつつ、リサの胸を撫でる。
「ひゃんっ!いきなりはずるいよぉ結城ぃ。んっ、あっ、やっ、舐めちゃだめぇぇぇぇ」

硬くなった乳首を優しく舐めまわすリト。左の方への刺激も忘れない。

「あっやぁぁんっ、って、また下がぁ……うぅ、結城見ないでぇ」
「安心しろ。すぐ楽にしてやるから。」
左手を籾岡の股に向け撫で回す。睾丸袋をときおり刺激すると、籾岡の熱い吐息がこぼれおちる。

「あぁっ、結城っ!結城ぃぃ!でっ、でちゃうよぉ、あっあああああん」

籾岡は絶頂したあとも余韻にひたり、気持ちよさそうにしている。
472新参者:2013/01/25(金) 18:07:46.85 ID:6eL3S7oG
さて、その奥ではヤミがまだ頑張っていた。
あのあとリトから手で触ることも禁じられ、もはや策なしかと思われたが、
道路標識に股をこすりつけて必死にいこうとしていた。
無論いけるはずもなく、もはや疼きが限界を突破し、
耐え難い苦しみに半泣きの状態だった。

「あぁ、ヤミだ。何やってんのヤミ?それってえっちいことだよね。
知らなかったなぁヤミが外で平気で自慰をするなんて。
しかも標識とはまたマニアックな。」

「あっ、やっやぁぁ…これはっ、違うのぉぉ」
「ほらお願いしたら?いかせてください。私のおちんちんを撫でて下さいって。」
「くっ、やっ、いやっいやです!ターゲットに助けられるなんて……」
「じゃあもう少し縛りをかけるかな。ヤミは今から俺のちんちんを舐め回したくなります。」

「ひああああんっ!!っ!わたしっ!わたしは…こんな…くっ、屈辱です」

心とは裏腹にリトの股間に目が吸い寄せられる。
その大きなモノを口にしてなめ回したい、という欲望がヤミを支配する。
跪いてうっとりとみつめる。なめたいなめたいなめたいなめたい………
(いやっ、ダメですこんなっ!え、えっちぃことを!何をしているのですか私の体は!)
右手がそろそろと伸びていき、亀頭に触れる。その瞬間、凄まじい快楽がヤミを襲う。

「あっ、あううぅ!はむっ」

もっと快楽が欲しくなり、リトのペニスを美味しそうにほおばるヤミ。その顔はにやけが抑えられず、とろけきっていた。

ちゅぱっ、んっ、はむっ、れろれろ、ん〜〜っちゅっ

卑猥な音がこだまする。
(おっ、おいしいぃ……気持ちいいよぉ)

「あぁ!ヤミったらいきなり俺のに食らいついて……変態だなぁ!?そんなに欲しかったのか?」
「あっ、やっ、やんっ!ちっ違うんですこれはっ!」
「そう言いながら下も感じちまってるじゃないか?言ってごらんよ。ご主人様のおちんちんが舐めたくて仕方がなかったんですって。ほら?」
「ごっ、ご主人様!?自分が何様だとっ、あっ、いやぁ私、私は何を」

股から徐々に下へさがり、土下座をするような体勢で足を舐めまわす。
473新参者:2013/01/25(金) 18:08:52.12 ID:6eL3S7oG
(ーーっ!?いっ、今私は何を言おうとしましたか?まっまさかっ、ごっご主人)

「ごっ、ごしゅじ、ご主人様ぁ。わたしを、ふっ、踏んでくださいぃ。」

(あぁっもう!やだ、こんなのわたしじゃありません!)

「仕方ないなぁヤミは。じゃあいくよ。」

そういって頭を踏みつけるリト。ヤミはこの上ない幸せ、という顔をしてよだれをたらしている。

「えへへへ、ご主人様ぁ、気持ちいいですぅ」
「ヤミったら踏まれて喜ぶなんて変態だな!なぁヤミ」

(きっ、気持ちいいぃぃ…結城リトの足、気持ちいいですぅ、
いやっ、ダメですこんなの)

「返事がないぞヤミ。お仕置きだ。次はおっぱいの刺激かな?」
「あっやぁぁぁぁん!」

いきなりヤミが体を起こし、乳首をひねった。腰は地面に股間を擦り付けるので忙しい。
周囲を揉みしだいてから乳首を回すように撫でる。ときおりつぶしたりしながら愛撫していく。

「もっ、もうっ、限界ですぅ。いっ、いかせて……ください」
「仕方ないなぁ。ほらっいっちゃえ。ふっ」

リトの一息が最後の一撃になったのか。ヤミのモノは白い液を大量に撒き散らした。

「ふぁ、ふぁぁぁぁぁんっ!!」
474新参者:2013/01/25(金) 18:11:09.25 ID:6eL3S7oG
「さぁヤミ。服を着て。」
「うぅ……わっ、私はなんということを……」

涙目になりながら、服を着ていくヤミ。黒い服から出る肩はほんの少し赤味を帯びていた。そんなヤミに耳元で囁く。

「次はね。ヤミは肌を見られるのがすごぉく恥ずかしく感じるんだよ。」
ヤミの顔がカッと赤くなった。

「やっ!わっ、私ったらなんて格好を!やぁぁ見ないで下さいっ!
ト、トランス!あれ!?トランスできない」
「さっきトランス禁止したもんね。まっ手でしごくのは解禁したげる。それと、ヤミは肌を触られるとすごく感じちゃうんだよ。」
「やあぁ見ないでぇ。」

羞恥に顔を染めるヤミに後ろから近づくリト。太ももの裏をそっと撫でる。

「ひっひああああああぁぁぁんっ!!」
「おいおいそんな大きな声を出してはしたないぞ。こんなとこで感じちゃうのか、な?」
「やっんやあぁぁぁんっ!!」

背中に手を入れて指を添わすと、どこか嬉しそうな悲鳴がこぼれる。
案の定ヤミの前の部分はギンギンに反り返っている。

「ヤミは自分でスカートをめくって、パンティーの上から俺になでてと頼むんだよ。」

そう言いながら耳をはむっとくわえるリト。
475新参者:2013/01/25(金) 18:13:29.13 ID:6eL3S7oG
「そっそんなっああぁんっ!みっ、耳はやめぇぇ!
って、やっわっ私は何を!やだぁやだよぉうっ、うぅぅ」

スカートをまくりあげようとする両手を必死に抑えようとするヤミの意志。
しかしとどめをさすようにリトが囁く。

「ヤミは隠れ露出狂だからなぁ。人に恥ずかしいとこ見られて喜んでるもんなぁ。」
「あっやああああ」
ついにスカートをまくりあげるヤミ。

「ごっ、ご主人様ぁぁ。わたしのおっ、おちんちんをぉ、
パンティーの上から、しごいてくださぃぃぃぃぃん」

言葉の途中でヤミを凄まじい快楽が襲う。
見られることに快楽を覚え始めたのだ。

「ほらぁ恥ずかしいとこ見られてこんなに興奮してる。やらしいなぁヤミは。」

そういって太ももをさわさわするリト。真っ白い、きめ細やかな肌。もちもちしていて、頬ずりしたくなる。
しかし肌を触られると感度が何倍にもなったヤミの肌は反応してしまう。

「ふぁぁぁ……もっ、もっとなでてぇ……気持ちいいよぉ」
だらしなく緩んだその顔には、殺し屋の面影はなかった。

「じゃあいくよ。やらしいヤミは俺に股を踏まれて喜んでいくんだ。」
「はいぃ。踏んでくらさいぃ。いっいけないわたしを踏みつけてくださぃぃぃ」

M字に開いた股にむけ、リトは足をふみおろす。足がヤミの股に触れた瞬間。ヤミは射精した。

「わっ、もういっちゃったのかぁーさっきからためてたもんね」
「たっ、足りません!もっと踏んでください結城リト!!」
「ったく仕方ないなぁ。いくぞっほら。」
「んああああああぁぁっ」

この後さらに2発抜いてようやくヤミはおさまった。
「はぁっ、はぁっ。結城リトぉ。明日も踏んでくださいぃ」

さて。さっきからこの光景を端で見ている古手川唯だが。
「はっ、ハレンチなっ!結城くんっ!許さないわよっ!
わたしっ、あなたに股間触られるなんて絶対やだから!じゃあねっ」

そういって帰ってしまった。

「あーあ。ありゃ明日大変だぞ。」
「じゃあ結城。ありがとね。まっ、またあたしで抜きたくなったらいつでも言ってよね。
あたしはいつでもいいから。また明日。」
赤面しつつ帰路につく籾岡。ミオもそれに続く。

「じゃねー結城ぃ!今度はメイド服でやったげるからねっ!」
「結城……リト…明日も…踏んで……やっ、私は何を」

まだ肌を出しているのが恥ずかしいのか、
ヤミも体を抱きかかえるようにして帰っていった。

リトも寝てしまったララを背負って帰るのだった。
(ちょ、胸あたるし太もも柔らかいし…きついなこれは)
476名無しさん@ピンキー:2013/01/26(土) 16:20:04.89 ID:Hg49JOjL
おわりか?
ひとまず乙
477名無しさん@ピンキー:2013/01/27(日) 03:23:27.59 ID:Kloaz8yF
>>475
乙です
478名無しさん@ピンキー:2013/01/30(水) 00:37:06.50 ID:MKpt3e0B
BD発売日だしSQフラゲ出たし、投下こねぇかなっと
479名無しさん@ピンキー:2013/02/01(金) 00:12:40.23 ID:TUwXhJ+r
乙!
480名無しさん@ピンキー:2013/02/12(火) 01:17:15.72 ID:FJ/FYQig
美柑のクラスの同級生が妊娠。
安易な童貞と処女の処女喪失の危険を警鐘するために、
処女ということで晴子先生が、教材用性教育ビデオのモデルに、
相手は、童貞がリトしかいないということで、選ばれる。
481名無しさん@ピンキー:2013/02/18(月) 00:08:41.09 ID:g7Xu2QcM
メアはなんだか一歩間違えれば、愛を欲しさにヤンデレになりそうな気がする
のは自分だけだろうか?
482名無しさん@ピンキー:2013/02/18(月) 00:21:27.24 ID:xjZz//YY
>>481
すごくいい
どうかそれで一本
483名無しさん@ピンキー:2013/02/27(水) 16:31:51.44 ID:4ZxPSfBN
投下こないかな
484名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 01:34:48.29 ID:1I7n4UM3
里紗の抱き枕とか出ねえかな…
ってことで久々に一本書くわ里紗で
485名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:32:32.71 ID:1I7n4UM3
『大事な相談があるから放課後付き合って、ダーリン♥』
籾岡里紗からそんな短文のみのメールが結城リトに届いたのが昼休み。
それから放課後までの間、リトは何度か里紗に事情を確認しようと試みたものの、
「え〜?なんのこと?あたし知らないよ〜?」
「なになに結城ぃ、新手のナンパ?皆の前なのに大胆だね〜」
などと躱され、まともに取り合って貰えず、
しかし明らかに自分との会話だけを短く済ませようとする里紗の態度に、
リトは悶々としたものを感じていた。
そして放課後。
里紗からの接触は何もないまま、リトは一人帰路についた。
(いつものイタズラだったのかな…?でも…)
あと少しで自宅、というところで携帯から着信音が響く。
溜息をつきながら確かめると画面に表示されていたのはやはり里紗の名前だった。
半分冗談に付き合ってやるつもりで、
歩みを止めないままに通話ボタンを押す。
「もしもし?」
「もう〜♥ダ〜ア〜リ〜ン♥
先に帰っちゃうなんてヒドイよお〜♥」
甘ったるい声音がリトに脱力感を与える。
「何なんだよ、どうせイタズラだったんだろ?」
「え〜?違うよお〜♥ダーリンにぃ、
と〜っても大事な用があるのぉ〜♥」
リトは深々と溜息をついた後で、もう一度尋ね直した。
「まずその喋り方やめてくれよ…
ったく、だから用ってなんだよ?
ていうか俺、もう家着いちゃうんだけど…」
「うん、あたしも今帰宅中だよ♪」
「はあ!?いや、意味がわからないんだけど…?」
「つまり、待ち合わせ場所はあたしんちってコ・ト♥」
「ええっ!?なんでだよ、別にその辺の喫茶店とかいくらでも…」
「おねが〜い結城ぃ♥誰にも聞かれたくないコトなの♥」
「いや…でも…」
以前の出来事がリトの脳内に蘇る。
里紗に危険な誘惑で迫られたとある夜の出来事が。
またあのときの繰り返しになるのでは、
と考えるとどうにも気が引けてしまう。
「ホンットお願い!!お礼はちゃんとするからさ!!」
今度は真面目な声音のようだった。
「ヘンなこと…しないよな?」
「え!?なにヘンなことって!?や〜だ結城ぃ、
まさかなんかエロいこと期待してるの〜?」
「そっ、そんなことあるわけないだろ!!
わかったよ、着替えたらすぐに行くから、
少し待っててくれ!!」
「ありがと結城、愛してる♥」
「ああもう…それじゃあ、後でな?」
里紗のペースから逃れるため返事を待たず、
早々に通話を終わらせたリトだったが、
その直前に里紗の企みを示唆する笑い声が、
微かにスピーカーから漏れていたことには全く気付かなかった。
486文字化けファック:2013/03/07(木) 10:36:19.75 ID:1I7n4UM3
『大事な相談があるから放課後付き合って、ダーリン♡』
籾岡里紗からそんな短文のみのメールが結城リトに届いたのが昼休み。
それから放課後までの間、リトは何度か里紗に事情を確認しようと試みたものの、
「え〜?なんのこと?あたし知らないよ〜?」
「なになに結城ぃ、新手のナンパ?皆の前なのに大胆だね〜」
などと躱され、まともに取り合って貰えず、
しかし明らかに自分との会話だけを短く済ませようとする里紗の態度に、
リトは悶々としたものを感じていた。
そして放課後。
里紗からの接触は何もないまま、リトは一人帰路についた。
(いつものイタズラだったのかな…?でも…)
あと少しで自宅、というところで携帯から着信音が響く。
溜息をつきながら確かめると画面に表示されていたのはやはり里紗の名前だった。
半分冗談に付き合ってやるつもりで、
歩みを止めないままに通話ボタンを押す。
「もしもし?」
「もう〜♡ダ〜ア〜リ〜ン♡
先に帰っちゃうなんてヒドイよお〜♡」
甘ったるい声音がリトに脱力感を与える。
「何なんだよ、どうせイタズラだったんだろ?」
「え〜?違うよお〜♡ダーリンにぃ、
と〜っても大事な用があるのぉ〜♡」
リトは深々と溜息をついた後で、もう一度尋ね直した。
「まずその喋り方やめてくれよ…
ったく、だから用ってなんだよ?
ていうか俺、もう家着いちゃうんだけど…」
「うん、あたしも今帰宅中だよ♪」
「はあ!?いや、意味がわからないんだけど…?」
「つまり、待ち合わせ場所はあたしんちってコ・ト♡」
「ええっ!?なんでだよ、別にその辺の喫茶店とかいくらでも…」
「おねが〜い結城ぃ♡誰にも聞かれたくないコトなの♡」
「いや…でも…」
以前の出来事がリトの脳内に蘇る。
里紗に危険な誘惑で迫られたとある夜の出来事が。
またあのときの繰り返しになるのでは、
と考えるとどうにも気が引けてしまう。
「ホンットお願い!!お礼はちゃんとするからさ!!」
今度は真面目な声音のようだった。
「ヘンなこと…しないよな?」
「え!?なにヘンなことって!?や〜だ結城ぃ、
まさかなんかエロいこと期待してるの〜?」
「そっ、そんなことあるわけないだろ!!
わかったよ、着替えたらすぐに行くから、
少し待っててくれ!!」
「ありがと結城、愛してる♡」
「ああもう…それじゃあ、後でな?」
里紗のペースから逃れるため返事を待たず、
早々に通話を終わらせたリトだったが、
その直前に里紗の企みを示唆する笑い声が、
微かにスピーカーから漏れていたことには全く気付かなかった。
487名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:45:19.30 ID:1I7n4UM3
それから数十分後。
慣れない道に苦労しながらもリトは籾岡宅に辿り着いた。
夏の日差しにあてられ、それなりに汗をかいてしまったリトは、
薄い半袖のパーカーを脱ぎ手に持ち、
Tシャツにデニム姿といったシンプルなスタイルになっていた。
インターホンのボタンを押すと家の中から呼び出し音が漏れ聞こえる。
そして返事が無いままに玄関のドアが開き、
制服のままの籾岡がリトを迎えた。
「やーやー!!暑いなかご苦労さん!!
さ、入って入って〜♪」
「お、お邪魔します…」
リトも予想はしていたが、家には里紗一人のみ。
共働きの両親も今日は夜遅くまで帰ってこないとのことだった。
どうしても緊張が抜けないリトが靴を脱ぎ終わり立ち上がると
里紗はリトの全身に目をやりながら語りかける。
「しっかし結城ぃ、折角の女の子との家デートなんだからさ、
もっとビシッとバシッとキメてくるって考えはなかったの?」
「はあ!?お前が大事な用だからって言うから急いで来たんだぞ?
そんなこと考えてる余裕は…いや、
っていうか、家デートってなんだよ!?」
「あ〜そういえばそうだよね♪あはは♪
ゴメンゴメン冗談だって!
いや〜相変わらず結城は単純ってゆうかなんてゆうか…」
「帰るぞ」
「ああっ!?いやマジマジ!!悪かったって!!」
「ったく…お前もいつも通りの調子だよな」
道中、里紗のことを少し心配していたことを後悔するリトだった。
「ん〜と、じゃあ…とりあえずシャワーかな?」
「はい!?」
「いや、結城汗だくじゃん?そのままじゃ気持ち悪いっしょ?」
「いや…でも…」
「遠慮しない遠慮しない♪アイスとかジュースとか用意しとくからさ♪」
「いやでも…着替えとか…」
「あたしのTシャツとジャージ貸したげるよ♪
アンタでも着れるぐらいのサイズのなら持ってるからさ」
「う、う〜ん…」
どうにも気が引ける…。
以前古手川に自宅のシャワーを貸したことがあったけど、
もしかしてあのときの古手川はこんな気持ちだったのだろうか…
だったら少し気遣いが足りなかったかも…。
などとリトが考えていると、
「脱いだ服は洗濯機に入れてスイッチ入れちゃってね。
着替えはドアの前置いとくから。
シャワー済んだらあたしの部屋来てね〜♪
そんじゃ、ごゆっくり〜♪」
と、里紗はトタトタと二階への階段を登って行ってしまった。
困惑しながら一人残されたリトだったが、
ここで好意を無駄にしても仕方無いだろうと、
モヤモヤとした気持ちを抑えながら浴室へと足を踏み入れた。
488名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:46:13.24 ID:1I7n4UM3
リトがシャワーを終え里紗の部屋でようやく一息ついたころには、
窓から覗く光はすでに赤みがかっていた。
テーブルの横に座り里紗が用意したグラス入りのオレンジジュースを飲みながら、
リトはすぐ傍のベッドに腰掛ける里紗に切り出す。
「それで?大事な用ってなんなんだよ」
「うん…えっとね…」
「…?」
珍しく少しだけ緊張しているような里紗の姿に、
リトは軽い驚きと不安を憶えた。
「ちょっと結城もここ座って?」
と、里紗は自分のいるすぐ脇を軽く叩く。
「お、おう」
真剣な口調の里紗に言われるがまま、
リトは里紗のすぐ横に腰掛ける。
「ちょっとこれを見て欲しいんだけど…」
里紗は自分の携帯の画面をリトに見せようとしているようだが、
何故かリトの顔の前から少し遠く位置するように腕を伸ばしている。
「ん?おいこれじゃ見えな…」
「てやっ」
リトの右頬からチュッ、という音がした。
ほぼ同時にリトの正面からはパシャ、という音がした。
「ちょ、なんで写メ!?ていうか今…!!」
「ん〜?ただの記念写真だって♪」
動揺するリトをよそに満足感を滲ませた微笑みで里紗は続ける。
「記念写真というか…証拠写真?」
「は…はあっ!?」
「こんな画像ばら撒かれたら…ララちぃや春菜はどう思うだろうねえ〜♪」
「おっ…おおおおお前ってやつは…!!」
「だ・か・ら♪今日はもう逃げられないよん♪」
「に、逃げられないって…うわっ!?」
いつかの夜と同じようにリトを押し倒した里紗。
しかし以前と異なり、里紗は熱く熱をもった唇までもリトのそれに押し当てていた。
対応能力の限界を超えたリトは硬直している。
里紗は暫くそのままリトの唇の感触を確かめた後、
少しだけ唇を浮かせ、リトが今まで見たこともない蕩けた笑顔で囁いた。
「いっぱい楽しもうね…ダーリン♡」
489名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:47:09.57 ID:1I7n4UM3
「も、籾岡…やめ…やややめ…」
「あ、間違えて画像、クラスの皆に一斉送信しちゃうかも…」
「う…ぐぅ…」
よくよく考えれば家族友人知人に至るまでリトの純情っぷりは知れ渡っているので、
リトが事情を説明すれば誰もが納得するであろうレベルの先の画像に、
そこまでの拘束力は実のところ無いのだが、
初キス(女性との)を突然経験してしまったリトの脳内は完全にショートしており、
まともな判断などできる余地もないままに、
里紗に全身を撫で回されてしまっていた。
そんなリトを尻目に、ここまで計画通りにコトが運ぶとは正直思っていなかった里紗は、
意気揚々と計画の補足をリトに語る。
「あたしだって結城が来るまで色々準備してたんだよ〜?
結城はハジメテだし、学生のハジメテはやっぱ制服の方がいいかな〜と思って、
帰ってソッコーシャワー浴びて綺麗な制服わざわざ着直したりとかさ♪」
「は、ハジメテって…」
「モチロンこうゆうハジメテだよ?♡」
里紗は震えるリトにキスをすると、
上下の唇にはむように吸いつき、空いた隙間にスルリと舌を差し挿れた。
奥に進みリトの舌を見つけ絡ませるように舐め回していく。
全身が痺れるような感覚にとらわれたリトも本能を抑えきれずに、
里紗の柔らかく濡れた舌、唇、唾液を舐め回し、吸いつくように貪ってしまう。
「は…むぅ…んん…ん!!」
「あぁ、は…う、ん…ぷ…はぁっ…!!」
いつの間にか互いの身体に腕を回しまさぐりながらの体液の交換は数分続き、
糸を引きながら唇が離れる頃には、服もシーツも乱れ汗ばんだ身体同士は更なる快楽を待ちわびていた。
「も…籾…岡…」
「ふふ…乗り気になってきたね…
さっきからグリグリ当ててきてさ…?
いいよ…気持ちよくしてあげる…♡」
軽く息切れしながら里紗は身体を浮かすと、
ブラウスとスカートを取り去った。だけのはずが、
その肌に残ったのは緩まった碧色のタイとルーズソックスだけだった。
「お、おま、下着…!!」
「面倒だからつけなかったんだよね…
あ、脱がせたかった?」
「い、いや、そういうわけじゃ…」
ブラウスを脱ぐ際にふるふると揺れていた形のいい乳房、
淡いピンクに染まった柔らかそうな美しい上半身、
更に自分に触れている脚の付け根からは少なくない湿り気を感じ、
リトは自身の股間にジンジンと熱が溜まっていくのを感じていた。
「ほら、結城も脱いだ脱いだ♪」
「おわっ!?ちょっ…」
借りていたTシャツもジャージもスルスルと剥かれてしまい、
リトはいきり勃ったぺニスを里紗にまじまじと凝視されてしまい赤面する。
「ホラぁ…こんなに先っぽまでガッチガチになってるじゃん…
ビショビショだし…あたしのジャージえらいコトになってるんだけど…♪
すっごいエロいニオイもするし…♡
よっぽど溜まってるな…?身体によくないぞ?」
490名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:48:06.72 ID:1I7n4UM3
里紗は身体をリトの脚の間に移動させると、
そのままゆったりと頭を下げぺニスを一気に根元まで咥え込んでしまった。
「うぁっ!?ちょっ!?籾岡なにしてっ…」
里紗はリトの動揺になど目もくれず、口腔内の未だ膨らみ続ける肉芯から漏れ出た粘液を舐めとり、
唇を締めすぼめて亀頭の先までスライドさせ、
そのまま鈴口を中心にチロチロと舐め回しながら、
右手指を残った竿に巻きつかせ軽く締めつけながらしごき始める。
その舌や粘膜の熱さや柔かさや粘度、
根元から全体へのツボを心得た摩擦に加わる、
途切れ途切れの暖かい吐息のアクセント。
友人が自分のぺニスをこうも必死に愛撫している様を目前にし、
リトは今すぐにでも達してしまいそうになる。
「ちょ、た、タンマぁ!!やっぱりこんなのっ…!!」
リトは思わずその強烈な刺激を止めようと股間に手を伸ばす。
対し里紗は一旦動きを止めると少し面倒そうに眉を潜めると、
「往生際悪いなぁ〜、もう…
そんなに口動かしたいんなら…ほれっ♡」
頭部を支点に身体を回転させリトの頭部を跨ぎ、
自身の淫液で既に周りを濡らした肉唇を少し見せつけた後に、
クチャリと音をさせながら顔面に押しつけた。
「んぶっ!?んむっ、んんんっ!?」
「あっ…ん…ほら結城ぃ?アンタもサボってないでヤることヤってよ?」
「あ…うあぁ…」
少し腰を浮かせた里紗は、そのまま目の前でビクつくモノへの愛撫を再開する。
一方のリトは僅かの間だけは必死に堪えていたが、
先と同様、下半身から登ってくる圧倒的な快楽に理性など通用せず、
尻肉を片方ずつ両手を使い鷲掴みにすると、
目の前のモノの味と匂いと感触を一気に貪り始めた。
汁を吸い出すようにしゃぶりつき舐め回し、
溶け始めた内部を掻き混ぜるように舌が差し込まれ踊りだす。
「んむぅっ!?はぁ…ん…はぁう…!!
なんだよぉ…急にそんな…激しくしてぇ…♡
やればできんじゃん…ァン…!!
ならあたしも…!!んっ、本気で…いくからね…!!」
リトの急加速に負けじと里紗もペースを上げるが、
思わぬ快楽の強さに動揺が隠せない。
熟練のごとき手際の良さに早くも膝が震え始めてしまう。
(ちょ…!!なんでコイツこんな上手いの…!?ヤバっ…!!これじゃ先にあたしが…)
「う、ああっ!!も、籾岡っ、俺もう…!!」
「あんっ…!?こら結城ぃ、止めちゃダメだろ…♡
こうゆうのは一緒にイクのがいいんだか…らっ!!」
少しだけ勝ったような気分になれた里紗は、
再度リトに愛撫を強要しながらも、より手元の動きを強めていく。
「うっ…ぐっ!!もっ…ほみふぉかあぁっ!!」
「んぶっ!?んっ、む!!んんんんんんんんっ!!」
熱の塊を噴き出したリトに強烈に淫裂を吸い込まれ痙攣する里紗の口腔内、そして思考は、
大量の白濁液の濃厚すぎる味と臭いに一瞬で支配された。
491名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:48:57.20 ID:1I7n4UM3
腰が抜けてしまった里紗は少し間を置いてから、
リトにテーブルの上のオレンジジュースを持ってこさせ、
口の中に残った白濁液を喉奥に流し込んだ。
そんな里紗をリトは心配そうに見つめる。
「あ…ご、ごめん籾岡…大…丈夫か…?」
「ん…く…けほっ、けほっ…ん…はあ…
もう…いくらなんでも溜め過ぎでしょ…
味も匂いも濃いなんてモンじゃないし…
液体ってよりゼリーみたいだったし…」
「ご、ごめん…」
「まあ、でも…こんなの飲まされちゃったらさ…
いくら超純情乙女なあたしでもガマンなんてできなくなっちゃうんだよね…♡」
超純情乙女って誰だ、とツッコむ隙も与えずに、
ベッドに胡座で座っていたリトに向かい合う形で跨る里紗。
お互いの性器は既に回復、若しくは臨戦態勢が整っている。
「い、いや…ソレは…!!」
「ん〜?なになにどうしたの?
ここまでキテるのに止められるのぉ?
こ〜んなに入りたそうにしてるのに?」
理沙は腰をくねらせ、互いの下半身の口と口を擦り合わせる。
情欲を逆撫でする感触がピチャピチャと音を立て時折糸を引く。
「う…ううっ…!!」
「ほら…どうしたいのか…言ってみ?」
リトの首に腕を回すと、里紗は日常で見せるようなイタズラ心に満ちた表情で問いかける。
「ううっ…!!…ぃ…い、い…挿れ…た…い…!!」
「あは…よぉくできました…ダァ…リン…♡」
里紗が快感に震えながらゆっくりと腰を沈めていき、
リトのぺニスはクチャクチャと膣壁を大きく掻き分けていき、
丁度根元までで子宮口を押し上げる位置に到達した。
その極上のネットリとした締めつけにビクビクと血液の流れが活発になる。
「くぁ…も…籾岡ぁ…」
「はァ…くぅ…!!スッ…ゴ…!!」
結城のチンポ…私のナカで暴れちゃってる…♡」
「籾岡の中…気持ちよすぎ…やばい…」
「ふふ…いいよ…ハジメテだもんね…♡
じゃああたしも一緒にイけるように動くから、
なるべくガマンしてみて?」
「う…うん…」
深いキスをしながら互いに抱きしめあい、
下腹部を密着させたまま前後に揺り動かしていく。
全身の肌が擦れあい熱を高め合っていくかのような感覚に、
里紗もリトもすぐに登りつめてしまう。
「あっ、結城…イイよぉ…♡」
「ごめん籾岡…俺もう…!!」
「いいよ…?いっぱいちょうだい…♡」
「くぅっ….!!出るっ!!」
一度目はビンの蓋のようなモノだったのか、
比べて数倍の熱量が膣内の隅々までを一斉に蹂躙し、
里紗はリトの身体を絞るように四肢を絡ませ、
その絶感にしゃぶりつき味わい尽くした。
「くはっ!?くっ…んああああああっ…!!
あ…ヤバ…すぎぃ…!!スゴ…熱い…よぉ…♡」
492名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:49:57.61 ID:1I7n4UM3
全身を虚脱感にとらわれたリトの脳内は混然とし、
どういう流れで里紗の家を後にしたのかも思い出せないまま、
おぼつかない足取りで帰路についていた。
時刻は既に22時を回っており、美柑からの着信も数十件を超えていた。
すぐにも連絡を返さねばと携帯を構えるも、
先の記憶がフラッシュバックしてまともに話せる気がしない。
そんなことを何度か繰り返していると、
掌から振動が伝わってきた。
恐らくは美柑から再度のお叱りメールだろう、
と画面を確認すると、差出人は里紗だった。
嫌な予感しかしない──
が、放置などできるような立場ではないと、
リトは本文を開いた。
『ホントの記念写真ア・ゲ・ル♪
ひとりで寂しい時に使ってもいいけど、
ホンモノに使う分はとっといてね、ダーリン♡』
携帯の向こうでこちらの反応を楽しんでるであろう様子が容易に想像できる。
リトは恐る恐る画面下部へのスクロールを開始する──
──添付された画像は三枚。
どれも対面の視点で撮られたものだった。
──一枚目、乱れに乱れたシーツ、その上にはスカートや下着が脱ぎ捨てられている。
ルーズソックスを履きゆったり伸ばされた脚。
その少しだけ開かれた付け根では白濁、白い半透明、透明の液体が、
情事の内容を強調するようにあちこちで光を反射している。
──二枚目、汗ばんだ上半身。
ヘソから周りへと目を移す。
柔らかそうな薄い肉とくびれが扇情的な腹部。
更に上には掌に馴染む形のよい乳房がふたつ。
首元に見える緩んだタイの碧色が白っぽい肌色によく映えている。
──三枚目、顔面アップ。
安らかに閉じられた瞼、軽く開き尖らせた唇。
思わず顔を近づけてしまいそうなる煌めきと官能に満ちた乙女の表情。
「やばい…よなぁ…うぅ…」
今後確実に肥大化するであろう誘惑への葛藤に頭を抱えながらも、
極上の柔肌の味を覚えてしまったその手指は、
目前の宝物を厳重に保存するために動いていた。


END
493名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 11:02:33.13 ID:1I7n4UM3
>>485は無視してくださいスンマセン
タイトルは「テンプテーション」でした
494名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 13:23:34.96 ID:85m97dAy
GJ!!
495名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 14:07:13.71 ID:/5pQOeU4
GJ!!
496名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 17:30:41.74 ID:rxnY65Jw
投下乙乙
497名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 22:03:32.52 ID:HHXcVfti
やべー、久々の投下に加えて里紗とは……。
ダークネス5巻の巻末が目に浮かぶ
GJ!
498名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 03:22:38.99 ID:tsgT8v1E
リトのアヘ顔が見たくなったララが、
付けた人の遺伝子情報を元にその人のぺニスになるビキビキちんぽくんを使って女体化させたリトをレイプしてたらモモに見つかって、
モモがリトの知り合いの女共を呼んでしまったせいで女共がやって来て、皆でビキビキちんぽくんでリトを集団レイプして(トランス使える奴は自前)、
リトが調教されて女ちんぽ大好き変態マゾ肉便器に堕ちる様子をりさみおが記念ついでにビデオで撮ってる話が読みたい

そしてその後も誰かがリトを犯したくなったらビキビキちんぽくん付けて好きなときにリトを犯す。
リトは体は男に戻ってるけどしっかり調教されてしまってるから、逆らうことが出来ずに女ちんぽを見せられるだけで体が疼いてしまって、
嫌なのに体は安々と女ちんぽを受け入れてぐちょぐちょに感じてしまう。
リトも嫌なのに女の体の方が感じるから物足りなさを感じてるから女体化させられて犯される時は情欲狂いになってしまう。


という話が読みたい
499名無しさん@ピンキー:2013/03/10(日) 15:33:22.77 ID:LMMpS3DV
もうそこまで書いたなら自分で書いてみるのはどうですかねぇ……
500名無しさん@ピンキー:2013/03/10(日) 17:13:36.75 ID:3S7dLcLo
同じこと考えてた
501名無しさん@ピンキー:2013/03/11(月) 13:07:02.22 ID:+OmwIZ4r
GJ
502名無しさん@ピンキー:2013/03/11(月) 21:15:31.74 ID:3eGAiFtQ
そこまで来たら「リトという男はもういない。いるのはリコという牝だけだ」状態…
503名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 09:20:51.66 ID:1xdRT7wK
504名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 22:51:36.06 ID:CsnJtytZ
6巻の里紗ラフは近いウチの本気里紗回予告
505名無しさん@ピンキー:2013/03/23(土) 01:14:32.20 ID:WtdFxe+n
ミオが本気出す回はいつになったら来るやら
506名無しさん@ピンキー:2013/03/24(日) 14:00:26.63 ID:z3hcUVju
リト分身、被ヒロイン二穴三穴チンポ堕ち物希望
507名無しさん@ピンキー:2013/03/25(月) 23:18:13.59 ID:RuaFLO+r
愛人の人が失踪したので続き勝ってに書いておk?
508名無しさん@ピンキー:2013/03/25(月) 23:28:40.90 ID:RuaFLO+r
509名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 00:30:23.09 ID:2P6RRLA3
ないわ
510名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 02:16:07.36 ID:L6qsXxf2
>>507
愛人て、愛人契約の?
それ書いてたの俺だけど、別に失踪したわけじゃないよ
ただHDD壊れて最終話まで書き溜めてた分全部データ無くなって
まとめサイトにも載ってないし過去スレも見れないしで
どのキャラの分を投下済みなのか分からなくなったから書き直さなくなっただけ
本当に続き作って下さるんならむしろ嬉しいくらい
511名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 03:10:51.94 ID:oh62RpDA
>>510さん
勝ってな事言ってすいませんでしたm(._.)m
HDDドンマイです(/ _ ; )
書き直しってもしかして続き書いてくれるんですか?
すいません変に期待して^^;
でも、もし続き書き直し中または書き直しして投下してくれるならいつまでも待ちますので投下してくれると嬉しいです(^^)
本当に勝ってな事言ってすいませんでしたm(._.)m
512510:2013/03/26(火) 03:21:37.41 ID:L6qsXxf2
いや全然書き直し中でも何でもないからむしろ代わりに書いて下さい
513名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 13:21:49.15 ID:WaKq06Mh
愛人のやつは傑作だったのにHDD飛んだのか
残念すぎる・・・
514名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 19:54:58.91 ID:4+Oa/XJ+
oh...楽しみに待ってたらデータとんでたのか……
515名無しさん@ピンキー:2013/03/27(水) 03:19:13.04 ID:UwkFIfss
時間があれば書いてみます^^;
516名無しさん@ピンキー:2013/03/28(木) 00:50:16.85 ID:js1cWSub
517名無しさん@ピンキー:2013/04/01(月) 15:07:09.99 ID:AIKaAiyN
>>516
あなたが神か・・・
518名無しさん@ピンキー:2013/04/14(日) 23:07:04.58 ID:YjCXY1Nd
ネメシスかメアものをキボンヌ
519名無しさん@ピンキー:2013/04/15(月) 00:11:20.96 ID:XB3te6wX
乙です
520名無しさん@ピンキー:2013/04/18(木) 23:03:52.47 ID:EGXCnaJE
リトモモ読みたいです
521名無しさん@ピンキー:2013/04/19(金) 00:17:09.41 ID:x5RIlpWT
オレモ
522名無しさん@ピンキー:2013/04/19(金) 00:35:11.20 ID:mnAq6OyJ
エロ題材での一番人気ってやっぱみかんとヤミなんかね?
523名無しさん@ピンキー:2013/04/19(金) 17:42:21.52 ID:zwqcRAeu
誰かリトモモ書いてくれませんか?
524名無しさん@ピンキー:2013/04/20(土) 11:31:50.96 ID:mFQVAjdb
モモ
リト

モリモト
525名無しさん@ピンキー:2013/04/20(土) 22:42:11.08 ID:paIfiQvH
リトララの間に娘が生まれたりしたら
名前は「リリ」とかになるんだろうか
526名無しさん@ピンキー:2013/04/21(日) 01:25:20.01 ID:uuSTOSTE
(´・_・`)
527名無しさん@ピンキー:2013/04/21(日) 11:56:47.62 ID:zElthmkP
Lala
Momo
Nana
Oooo
528名無しさん@ピンキー:2013/04/23(火) 01:48:53.60 ID:RWBbXLzN
おー∩(  `   ▽   ´  )∩ 
529名無しさん@ピンキー:2013/04/25(木) 12:44:57.60 ID:fLf76H4L
リラ・・・
530名無しさん@ピンキー:2013/05/02(木) 19:42:15.33 ID:3JlPuY65
ほしゅ
531名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 08:09:11.82 ID:WqzPxnBD
トラ
532名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 10:07:34.15 ID:PldO2Q9N
ウマ
533名無しさん@ピンキー:2013/05/14(火) 15:57:18.88 ID:tNdx6Shq
ほし
534名無しさん@ピンキー:2013/05/24(金) 18:00:35.35 ID:ZogOar19
リトモモ(^O^)/
535名無しさん@ピンキー:2013/05/24(金) 22:57:43.31 ID:ozlcW0ws
リトとナナが見たい
536名無しさん@ピンキー:2013/05/31(金) 16:43:03.29 ID:NhwNEt4M
リトモモ(^O^)/
537名無しさん@ピンキー:2013/06/02(日) 04:20:19.97 ID:ihSkgVOD
モリモト(´・_・`)
538名無しさん@ピンキー:2013/06/02(日) 23:37:24.21 ID:S1PUnblM
 
539名無しさん@ピンキー:2013/06/08(土) 23:24:04.99 ID:5FCrLTl/
ToLOVEるってよく考えると外国人が一人も居ないな
540名無しさん@ピンキー:2013/06/09(日) 00:24:41.31 ID:2LrtEeUJ
 
541名無しさん@ピンキー:2013/06/10(月) 22:49:04.78 ID:DngAReLz
>>539
外国人じゃなくて宇宙人だからね
542名無しさん@ピンキー:2013/06/11(火) 08:39:42.36 ID:c9ighE15
 
543名無しさん@ピンキー:2013/06/17(月) 08:54:06.23 ID:yQC8xvnb
はよ
544ダークネス第七巻28話のif(0/3ぐらい):2013/06/21(金) 04:17:17.13 ID:eb+u8Qu3
流れをぶった切って徹夜の勢いで書いたのを投下するぜ!!

留意事項
初エロパロ
長い文章を書くのに5年ほどBlankあり
徹夜の勢いで少し見づらい
toLoveるダークネス第七巻28話のif世界
リト×キョーコ
545ダークネス第七巻28話のif(1/3ぐらい):2013/06/21(金) 04:18:00.34 ID:eb+u8Qu3
「もしも、もしもToLoveるダークネス第七巻第28話の状況が神の想定外だったなら!」

時はP164、キョーコをファンの群れから救出しお姫様だっこで中庭を逃走中・・・。

「リトさん!?一体・・・まぁっワイルドっ」
「モモ!助けてくれ!ファンの人たちがしつこくて逃げ切れない!」
「リトー!!キョーコちゃーん!!」
「ララ!?」
「最近完成した良い物があるよ!かくれんぼに最適っ!」
   いないいないワープくん〜!!
「さぁどうぞ!」
「ええええぇぇぇぇっ!!」
リトとキョーコはワープくんのまぶしい光の中を通り抜けた。
通り抜けた先は・・・。
(ララのヤツ・・・、これぴょんぴょんワープくんじゃねーかっ!!)
リト達の教室にある掃除ロッカーの中だった。
それも全裸で相手の尻を掴み抱き合う状態で、である。
「リトくん・・・。」
幸い薄暗いおかげで全身が見えるような事は無いがキョーコが赤面しているのは十分に

見えてしまう。
それを見たリトも茹で蛸のように赤面してしまい、これ以上見ないようにと身をよじる。
「っ!?」
すると突然リトは下腹部にかすかな痛みを感じた。
変なところがキョーコに当たっている・・・という感じの痛みでは無い。
(なんかがアレにまきついてっ・・・。)
キョーコの肩越しから正体を見ようとゆっくりキョーコの尻から手を離しつつ体勢を前に

起こそうとするが
(うっわわっ!やっやわらかいものが!)
「んんっ!リトくんうごかないでっ・・・。」
「ごめんっ!」
あやまった表紙に完全に尻から手を離す。
突如アレに衝撃と痛みが走った。
「ひぅっ!?」
キョーコも小さな悲鳴を上げ咄嗟にリトに抱きつく。
「んんっ!?あっぅ・・・っ!」
「ぐっっ!キョーコちゃんっ!?」
あまりの衝撃にキョーコは爪をたてそうになるほど強く抱きしめる。
「足がっつかなっ・・・いっ!?」
(折れそっうな痛みだっ!キョーコちゃんの体重がのっちまってるのか?!)
膝を落としてこの危機から脱出しようとするが
「いてっ!!!」
ロッカー内のフックにリトの尻穴が引っかかってしまう。
同時にリトは悟る。
(そうか!反対側にある箒の紐が絡まってるんだっ!)
そこまで考えた辺りでリトはキョーコの状態が多少落ち着いたのに気付いた。
「はぁっ!はぁっ!つま先だけなんとかっ・・・。」
「そういえば・・・外にはバレてないよな・・・?」
リトはロッカーの覗き窓から外を覗ってみる。

「そうだ!春菜がエロいことされてないか気になってしょうがないみたいだしちょっと冷や

かしにいってみよーよ!」
「ちょっとリサっ!私そんなこと考えてないよ!」
「まーたまたー。どっちみちララちゃんも探さなきゃ行けないんだしほらいこっ!」
546ダークネス第七巻28話のif(2/3ぐらい):2013/06/21(金) 04:19:17.38 ID:eb+u8Qu3
「はーっ・・・。」
いつもの面々が教室から出て行くのを見てばれなかったことに安堵する。
「これっどうしよう・・・。」
だが、状況は良くなってはいない。
リトは状況を説明した。
「つまり・・・リトくんのその・・・っアレ・・・がこっちの箒の紐に絡まっててそれを取ればこの

状況から解放される・・・のね。」
「うん、俺が箒をどうにかするから・・・それまで耐えててほしい。」
「・・・わかった。手早くお願いねっ!」
しかし、事はうまく運ばなかった。
(手が微妙に届かないっ・・・。)
リトの手はもぞもぞとキョーコの尻をくすぐるように動き
「んっ・・・ふっ・・・」
その度に恥ずかしい声が漏れそうになる。
解こうとアレに触れる度にアレが上下に動いてしまい
キョーコのアソコの水気が増していき滑りやすくなってしまう。
(もう少しで一本取れそうだ・・・。取れたっ!)
その瞬間、一本取れた衝撃で僅か箒側に傾いたアレを滑りやすくなったアソコが滑る。
かすかな水音と共に快感の波がキョーコを襲った。
「ひゃうっ!!」
運が悪い事に抱きしめていた手足も動揺と汗で滑り、僅かにリトと離れてしまう。
(!!)
リトから見ると軽くイッたキョーコのテラテラ光るアソコから膨らんだ豆、見とれるほど綺

麗な美乳、存在感をあらわにする乳首、快感で惚けてしまったキョーコの顔、その全てが

見えてしまった。
即座にリトのアレは反応してしまい、キョーコの体に更なる快感を与えてしまうのは明か

だ。
咄嗟にリトはキョーコの尻を鷲掴みにして更なる快感を与える前にアレに当たらないよう

に浮かせてアソコをリトの体に擦りつけるほどに強く抱きしめた。
「ごめんっ!だけどこれしかおもいつかなくてっ!!」
「・・・?・・・うん?」
キョーコはイッた衝撃から立ち直れないのか惚けた返事しかできなかった。状況も理解

できない。

その頃、西蓮寺達は・・・。
「結城くん達どこ行っちゃったんだろう・・・。」
「リトー!!」
ララ達と合流し、事情を聞いてリト達を探していた。
「二人で愛の逃避行でもしちゃってたりしてっ」
「えっ!?愛っ!?」
「やっぱ春菜ってむっつりだよねー」
「かっからかってないで結城くん達をさがしてよっ」
「うーん、リト達校外に飛ばされちゃったのかなー・・・」
547ダークネス第七巻28話のif(3/3ぐらい):2013/06/21(金) 04:20:10.25 ID:eb+u8Qu3
数分後・・・。
キョーコはやっと状況を理解できた。
「これからどうすれば・・・」
「リトくん・・・あの・・・そのっ・・・そのまま抱きしめてて、その間に私がリトくんのアレから

外すから・・・っ。」
「えっ!?・・それはダメだっ!!俺の汚いのを触る事になるなんてっ!」
「でもこっちの方が私の負担が軽いのっ!お願い!」
「でっでもっ・・・わゎっ!!」
キョーコは了解も待たずに解き始める、今は強引にでもこの状況を切り抜けないともっと

恥ずかしい事になると思ったからだ。
「っ・・・!」
キョーコの手がリトのアレを時には包むように時には撫でるように触れる。
それを快感と感じてしまわないようにリトは声を出さないように我慢する。
その様子を見てキョーコに悪戯心がわき出て来た。
(私の恥ずかしい声聞いたんだしリトくんにも恥ずかしい声出してもらおうかなっ・・・。)

「うっわひゃっ!!」
あたかも紐を外すかのように先っぽに向けて何度も手を上下させると感じた事のない快

感がリトを支配した。
快感の声を上げるリトを見てキョーコはニヤりとした。
「これでおあいこねっ!」
「わざとっ!?」
言った瞬間、アレから痛みが消えた。
「はい!取れた!」
「っ・・・。じゃあ下ろすよ。」
「ゆっくり・・・してね。」
「わかったっ。」
548ダークネス第七巻28話のif(4/3('A`)):2013/06/21(金) 04:20:49.91 ID:eb+u8Qu3
その時、教室のドアを勢いよく開ける音がして沢山の事が短い間に起きた。

突然大きな音がしたせいで二人ともビクッと肩を震わせ、その衝撃でアレとアソコが直線

上に結ばれた。
リトは覗き窓からララが見えると同時にバレた!?と動揺し、手を滑らせた。
完全に濡れきっていたキョーコのアソコは難なくアレを受け入れた。

その結果・・・。
最初で最後の感覚と共にキョーコは嬌声という名の悲鳴を上げた。
「ひぃゃああああああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!?」

「リトーーーーー!!!キョーコちゃーんーーーー!!いるーーーーー!!!?」
「やっぱいないかー。次いこっと!」

その悲鳴はララの声で完全に遮られてロッカーの外に漏れる事は無かった。
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・はっ・・・・・・。」
キョーコのアソコはリトのアレを根元まで完全にくわえ込んでしまった。
つま先立ちでしか維持出来なかった高さなのだから道理である。
「キョーコちゃん・・・っ。」
「うっ動かないでっ、痛っ・・・声が・・・ひぅっ。」
キョーコの瞳に涙が浮かぶ、破血の痛みと初めての感覚によるものだけではない。
(ルンの応援するために来たのに私がリトくんのを奪っちゃうなんて最低だ・・・。)
自己嫌悪しつつもお互いの呼吸によって嫌でも感じてしまう。
「ふぁぁぁああっ・・・!」
「キョーコちゃんっっ・・・!」
(このままじゃ・・・いずれ誰かに気付かれる・・・かといって抜こうにも抜けないし・・・どう

すれb・・・!?)
全く同じ事を考えたキョーコは大胆な行動に出た。
「んむぅちゅっ・・・ちゅるっ・・・。」
ディープキス、キョーコは快楽流されてしまったのだった。
(キョーコちゃん・・・っ!)
だがこれはキョーコにとって失敗だったかも知れない。
(っ!?うごいてっ・・・!?)
「んむっ!?ぐむっ!?ちゅっむぅ!?」
リトのスイッチが完全に入ってしまったのだ。
腰を掴まれ激しいピストンが体内を突く。
(あぁぁぁっ・・・これダメっ・・・気持ちよすぎるっ・・・。)
もはやバレる心配すら忘れて快楽に溺れていき・・・。
(なかがっ!ガクガクしてるっっっ!!)
キョーコは痙攣に対抗するように全力でリトを抱きしめイッた。
(キョーコちゃんっ!イクッ!!)
リトはキョーコの背中に手をまわし肩を掴んで全力で子宮口にアレを押しつけた。
「んむむむむむむっ!!!」
(中に・・・出てるっ!暖かくて気持ちいいっ!!)

それから完全にスイッチの入ってしまった二人は体力が尽きるまでヤリ続けた。
モモ達に助けてもらったのは体力が尽きた直後だったそうな・・・。
549ダークネス第七巻28話のif(5/3):2013/06/21(金) 04:23:46.60 ID:eb+u8Qu3
というわけで速攻にて投下完了。

あとまだありましたね留意事項。

勢い・経験不足・オリジナリティが薄い
等の事から拙く見える\(^o^)/

というわけで原作でまたキョーコネタが出るまでROMに戻ります( ´ω`)ノシ
550名無しさん@ピンキー:2013/06/21(金) 14:43:08.06 ID:eb+u8Qu3
なんか所々変な改行がある・・・(´・ω・`)
551名無しさん@ピンキー:2013/06/21(金) 21:40:11.62 ID:zA4LodmA
以前リト分身物あったけど
アレの続きでリト分身&ダークネスにあった媚薬で
蜜柑媚薬トロトロ、リト分身三穴両手コキ髪コキ分身和輪姦みたいわー
552名無しさん@ピンキー:2013/06/22(土) 02:57:47.00 ID:9mvBuMNL
>>551
見たいわーお前が書けば解決
553名無しさん@ピンキー:2013/07/01(月) NY:AN:NY.AN ID:lCVuzdcO
ちょいエロだと原作を超えられないというジレンマw
でも原作でラッキースケベシーンよりも、唯の妊婦妄想の方がエロく感じたのは何故だ。
感覚が麻痺したのか?
554名無しさん@ピンキー:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:i4l/7lZf
矢吹神はいろいろと凡人の想像を超越してるよなぁ
あの人が描く絵やシチュはまじでパネぇ

俺にもSSの神は降りてこないだろうか・・・
555名無しさん@ピンキー:2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN ID:fMSVfbMd
腋フェチな事しか好感は持てないな
それ以外は自己満足のデブの発想なだけ
556名無しさん@ピンキー:2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN ID:dM3miTeE
サイクロンの同人誌でブヒブヒやってりゃ良いんじゃねぇの。
557名無しさん@ピンキー:2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN ID:VaTp8mCn
今月号のは攻略された凛先輩より最後「もっと触られた〜い」とか言ってる里紗のが萌えてしまった、元々里紗推しというのはあるが
けど里紗攻略したらガンガンにエロアタックしてくるだろうから「ラッキースケベ」にならなくて使いづらいだろうな…という憶測
558愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
せっかく>>516様がログを下さったのと、
そこから四ヶ月経っても他の方が続編投下なさらなかったので
久し振りに書いてみる事にしました


愛人契約 第八話(だっけ?)
今回はメアとティアが餌食です
559名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
休み時間は多くの学生にとって心のオアシスだ。
分けても昼休みともなれば、尚一層その傾向は強い。
体力の有り余った男子達はグラウンドに置きっぱなしのゴールを使って
バスケットボールを楽しんだりしているし、
女子は女子で、教室の片隅や廊下、階段の踊り場などで談笑に花を咲かせる。
早く昼食を終えれば終える程、単純に自由時間は増える。
その貴重な休み時間を使って、リトの女達は猥談を交わし合っていた。
「リトってば最近キスが上手くなってきたと思わなぁい?」
「だよね、だよね。私もそう思ってたんだ」
「秋穂さんがたまにレクチャーしてるお陰みたいだけど」
「後はもう少しクンニが上達してくれたら言う事無しですね」
「私達も負けてらんないよね。もっとパイズリ練習しよっと」
「パイズリのコツ教えたげようか、ララちぃ。私得意だよん?」
「リサもミオも早くリトとヤれば良いのに」
彩南高校の屋上で、赤裸々女子トークは和気藹々と進んだ。
ここ最近、リトの女達は昼休みを利用しては屋上に集まり、
余人に聞かせられない猥褻な話をする事が日課になっている。
本来校舎屋上には生徒達は立ち入れない筈なのだが、
そこはそれ、この場には空を飛べる宇宙人が四人も居る。
おまけにその四人は、見た目に反して地球人に倍する怪力の持ち主だ。
つまりはララ、ナナ、モモ、ヤミの四人が、
それぞれ春菜、唯、リサ、ミオを担いで屋上に飛んでいた。
こうなればドアに鍵がかかっていようと何だろうと関係無い。
誰にも邪魔されない特等席で、彼女らは話し続けた。
元々違う学校の生徒であるキョーコや美柑、
仕事が忙しいルンや秋穂や林檎は参加していないが、
その代わりにまだリトと交わっていないリサミオが加わっている。
本当なら当事者であるリトも参加を呼びかけられていたが、
毎日昼休みが来る度に女子達と揃って姿を消すとなると、
大勢の男子達に恨まれてしまいそうだからと、彼は遠慮していた。
第一、今回の愛人契約の件は、猿山にさえ教えていない。
女達との関係はなるべく周りに隠しておきたいのが、リトの本音だった。
560名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
その女子会を、更に上空から見下ろす、一人の女の姿があった。
メアだ。
ヤミにすら気配を察知されぬ程の高空から、
銀河通販で仕入れた高精細ズームスコープで、彩南高校屋上を見下す。
高性能な指向性マイクが、女達の音声をメアの耳に余す所無く届けた。
『ところでリトって、セックス上手な方なのかなぁ?』
『どうでしょうね。比較対象が無いからよく分かりませんが、私は満足してます』
『うちのお姉ちゃんが言うには、まだそんなに上手い方じゃないらしいよ。
 ただ、一所懸命さは伝わってくるから、それはそれで嬉しいんだってさ』
『あぁ、なるほど……。確かにいつも全力だものね、彼って』
その会話が筒抜けである事も知らず、女達は恥ずかしい話を続けている。
メアは少しばかりジェラシーを覚えていた。
「他のコ達は、もうせんぱいにペロペロされまくってるんだぁ……。
 私もこうしちゃいられないなぁ」
タイミングの良い事に、リトのクラスの五限目の授業は、体育らしかった。
『そろそろ予鈴が鳴るわね。次の授業に行きましょう、皆』
『まだ良いじゃーん古手川さぁん。相変わらず真面目なんだから』
『はぁ……私も早くリトさんと愛し合いたいですわ……』
『モモはよくこの会話についていけてるな……アタシにゃ無理だ』
八人の女子達が空を浮遊して地上へと舞い戻って行くのを見届け、
メアも少し遅れて地上に戻って行った。

昼休み終了五分前に予鈴が鳴り、生徒達はめいめい教室へ向かっていく。
だが体育を控えているリトのクラスだけは、教室ではなく、更衣室に集まった。
リト達はいつものように学生服を脱ぎ、体操服に着替え、校庭へと出て行く。
彼等は今日は、種々の陸上競技を行う予定だった。
つまりは短距離走なり、懸垂なり、走り幅跳びなり、ハードル走なりだ。
それらの道具は午前中に別の学年が使ったまま、グラウンドに留め置かれていた。
だから本来なら改めて何かを準備する必要は無いのだが、
それでもリトは、予備のハードルを取る為に体育倉庫に向かわされた。
ハードルの一つが、経年劣化で錆びて折れかかっていたからだ。
今すぐ折れると言う程ではないにしろ、危険には違いない。
「結城、悪いけどひとっ走り、予備の分を取って来てくれ」
「分かりました、佐清先生」
これはメアにとって僥倖だった。
彼女は本来、他の手段でリトを密室に連れ込むつもりで居た。
教室で受ける通常の授業では難しいが、体育ならつけ込む隙はある。
何らかの理由をでっちあげてリトを誘い出せないかと上空から窺っていたら、
丁度リトが教諭の指示で、体育倉庫に向かって歩き始めてくれた。
勿論、メアはすぐにその後を追った。
「待っててね、せんぱい。すぐにペロペロして貰うんだから」
561名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
ところで教師と言うものは、サラリーマンと同じように、出張がある。
研究会だの、校外学習の実踏だのといったものだ。
大抵は日帰りで済むが、その為に授業を自習にせねばならない時も多い。
副担任であるティアーユもその日、別の教師に同伴して、
他校へ研究授業の為に赴いていた。
午前中にその仕事を終えた彼女は、通用門から校内へと戻った。
彼女は助手席に座っていただけだったが、車での移動だったから、
その車を駐車スペースまで移動させるのに、
どうしても通用門を通らねばならなかった。
本来なら彼女は、そこからすぐに職員室に戻るべきだった。
だが彩南高校の通用門からは、偶然にも体育倉庫がよく見えた。
そこで彼女は、見知った顔が体育倉庫に入って行くのを目撃した。
「あれは……」
ティアーユは少々焦った様子で助手席を降りた。
「……脇役先生、先に行ってて下さい。私はちょっと、他に用事が」
「そうですか? なるべく早く戻って来て下さいね」
まぁ校長があんなんだから、遅れても煩くは言われないだろうけど……
と言う脇役先生の声も、もうティアーユには聞こえていなかった。
決して全速力で走ったりはしていないが、すぐ後ろに居る他人の声すら
聞いていられない程度には、彼女は焦燥していた。
「どうして……メアが体育倉庫なんかに……」
悪い予感がする。
マスターネメシスの手先であるメアが、今度は何を企んでいるものか。
562名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
ガチャン。
と言う音が背後から聞こえ、リトは慌てて振り向いた。
振り向いたとは言うものの、実の所暗くて何も見えない。
ただ、何者かに外からドアを閉められた事は分かった。
……正確には外からではなく、中からだったのだが。
「あれ? お、おい! 中に人が居るんだぞ!」
体育倉庫の中は整頓されていたが、目隠しして歩ける程ではない。
傍らにはマットや跳び箱、ボールの詰まったコンテナ等がある。
ハードルは倉庫入り口の鉄扉からは少し奥まった所にあって、
もうリトはその目前まで辿り着いていたものだから、
迂闊に入り口の方まで戻る事も出来ない状態だった。
慎重に歩を進めてみるも、やはり何かに体がぶつかってしまう。
「イテッ! くそ、跳び箱にでもぶつかったかな」
剥き出しの膝小僧が木製の何かに当たった感触だった。
「暗くて何も見えやしねぇ。
 ケータイは更衣室に置いてきたし……くそっ、どうしようかな」
これが猿山だったら、むしろ授業をサボれてラッキー、としか思うまい。
どうせ遠からず佐清先生辺りが気付いて、体育倉庫まで様子を見に来るだろう。
いつまで経っても帰って来ない生徒に、教師が気付かぬ道理は無い。
放っておいても、焦るまでもなく、その内簡単に外に出られる。
だがリトは、授業をサボりたいと考える程、不真面目ではなかった。
ドアは、ただ閉まっただけで、施錠された音はしなかった。
ならばどうにかして入り口まで辿り着けば、自力で出られる。
彼はゆっくりと手探りで歩き始めた。
「せめて灯りがあればなぁ……」
「ありますよ、せんぱい」
突如、聞き覚えのある声が頭上から響く。
体育倉庫の天井は普通の教室と変わらぬ高さの筈だったが、
その声はやけに高い場所から聞こえる気がした。
「うおっ、まぶしっ」
声のする方向を見上げると同時に、照らし出される庫内。
たった今彼が足をぶつけた、十段以上積まれた跳び箱の頂点で、
メアが三つ編みの先端に仄かなビームを灯し、照明代わりにしていた。
「メア!? 何でこんな所に居るんだ?」
「ニブいなぁ、せんぱい。私がせんぱいを、ここに閉じ込めたんですよ」
563名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
ティアーユは体育倉庫の前で頭を抱えていた。
たった今、結城リトの叫び声が聞こえたところだ。
中に人が居るんだぞ……リトはそう言っていた。
だからティアーユも必死で答えた。
結城君、大丈夫? 今すぐ開けてあげるからね。
だが彼女はその鉄扉に手をかけるどころか、近付く事も出来なかった。
不可視のバリアが倉庫周辺に展開されているのは明らかで、
これがある以上、誰も体育倉庫には接触出来ない。
元素変換式バリア発生器。
かつてモモが、リトと唯を結城邸に閉じ込めた時と同じものだった。
せっかく倉庫の南京錠は開錠されたままなのに、
これではドアを開ける事が出来ない。
「どうしよう……他の先生を呼ぶべきかしら……でも……」
屈強な体育教師数名を連れて来たところで、このバリアはどうにもならない。
第一、メアが凶行に及んでいるかも知れないこの状況に、
一般の地球人を巻き込むわけにはいかない。
考えた末に彼女が採択したのは、ララかモモかヤミを呼ぶ事だった。
彼女らなら、このバリアを破れるだろう。
けれども教師としての矜持が、それを頑なに拒む。
いくら生徒を助ける為とは言え、他の生徒を巻き込むなど。
これがもしティアーユでなく御門なら、すぐに決断していた。
甘過ぎる性格故に、ティアーユは即断出来ずにいた。
そうしてただ、倉庫の前で悶々とする事しか、彼女には出来なかったのだ。
ようやく決断して、グラウンドに居るララを呼ぼうと決めたものの、
彼女はそこで足を止めてしまった……いや、何かの力で足を止められた。
「うっ、動けない……」
これもメアの仕業か。だとしたら酷過ぎる。
「うわっ、おい! やめろメア!」
倉庫の中からは、リトの叫びが木霊していた。
助けを求めるこの声をすぐ傍で聞きながら、ティアーユには何も出来なかった。
「結城君! 結城君! 誰か、誰か来てぇっ!」
彼女の声はバリアの余波のためか、誰にも聞こえてはいなかった。
いやそれどころか、彼女の姿自体、誰にも見えていないらしかった。
たまにグラウンドに居る生徒達が偶然こちらに目線を向けたにも関わらず、
誰一人として「あそこにティアーユ先生が居るぞ」と言っている感じが無い。
まるでそこにはティアーユも誰も立ってなど居ないかの如く。
ここに至ってようやく、ティアーユも気付いた。
これは、バリアの余波などではない。
メアは二重にバリアを張っているのだ。
体育倉庫を取り囲むように一つと、ティアーユを覆うようにもう一つ。
564名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
今日は僥倖続きだと、メアはほくそ笑んだ。
リトが体育倉庫に向かった事もそうだし、ティアーユがここへ来た事もそうだ。
気配を隠す事に慣れていないティアーユの存在は、メアには筒抜けだった。
メアはすぐさま、ティアーユの身動きを封じる防壁を倉庫外に展開した。
それは勿論ティアーユを苦悩させる為だったが、それだけではない。
苦悩させた上で、この後更に、ティアーユの倫理観を弄ぶ為だ。
今の内に思う存分焦燥させておけば、後々が有利になる。
「いっぱいペロペロして下さいね、せんぱい。
 どうせ誰も見てないんですし」
確かに、誰も見ていない。ティアーユが外で声を聞いているだけだ。
そのティアーユも、数分後にはここに足を踏み入れる事になるのだが。
「やめろってば、メア!」
「暴れても駄ぁ目。せんぱいの腕力じゃ振り切れないでしょ」
さすがに宇宙人だけあって、メアの膂力は地球人を凌いでいる。
彼女は簡単にリトをマットの上に押し倒し、組み伏せ、馬乗りになっていた。
そしてトレードマークの三つ編みを、生き物のように蠢かせる。
「何をする気だよ!?」
「せんぱいは知ってるでしょ? これの使い道」
かつてそうしたように、メアは再び、この三つ編みの先端を
リトの額に軽く突き刺し、その表面の皮膚と癒着させた。
精神世界へのダイブが始まった。

以前リトの精神世界に埋没した時は、風呂場のシーンだった。
ダイブされた本人の強く意識するものが、心象風景には投影される。
今回はどんな風景だろうと思ってメアがゆっくり目を開けると、
そこに映っていたのは、校舎の屋上だった。
「ここで最近、せんぱいは印象的な事をシたのかなぁ」
だがどうにも様子がおかしい。
校舎屋上には違いないが、それだけではない。
屋上なのに何故かベッドがあるし、ダイニングのテーブルや勉強机まである。
おまけにどういうわけか、その机の上にはアロマの瓶ときている。
まさかこんな混ぜこぜな風景が、現実にリトの前にあったとは思えない。
つまりこれは、ここ最近でリトの印象に残った風景の、
その全てがミキシングされた景色であるらしかった。
「そう言えば、もう何人もぺろぺろしてるんだっけ。道理で」
「おいメア! 今すぐ俺を現実世界に帰してくれよ!」
既に精神世界へ潜入された経験のあるリトは、
早くもこの状況がどういう状況か、ちゃんと理解していた。
「裸で叫んでても、みっともないだけだよ、せんぱい」
「裸なのはメアのせいだろ!」
リトは必死で股間を隠しながら叫んでいた。
「手が邪魔だね」
メアはそう呟くと、リトの体の主導権を剥奪した。
この精神世界でなら、強く念じれば、相手の体は思いのままに動かせる。
リトにイニシアティブは無かった。
「ぺろぺろしましょ、せんぱい」
565名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
ティアーユの体に自由が戻ったのは突然だった。
必死で前へ進もうとして果たせなかった彼女は、
突如解除されたバリアのせいで、思わず前のめりになった。
「きゃっ!」
勢いそのまま、体育倉庫の鉄扉に両手を突く。
その時の彼女は助けを呼ぶ事より、扉を開け放つ事を選んだ。
中で教え子が大変な目に遭っているかも知れないのだ、当然の判断だ。
まずは中に押し入り、助けを呼ぶ必要性があるかどうか、
それから判断せねばならない。
「いらっしゃい、はかせ……いや、ティアーユせんせい」
敢えてメアは、ティアーユを「先生」と呼んだ。
これは一種の駄目押しだ。
ティアーユの教師のとしてのプライドをくすぐる事で、
一層ティアーユに、リトを助けねばと強く思わせる。
「何をやってるの、メアさん!」
「何って、せんぱいとイチャイチャしてるだけだよ」
メアはリトを膝枕する格好に移行していた。
だが三つ編みの先端は、リトの額に繋がれたままだ。
精神世界へのダイブの真っ最中だと、ティアーユもすぐに気付く。
「結城君から離れて下さい!」
すぐさま飛び掛かるが、その度胸は買うとしても、彼女には為す術も無い。
非力なティアーユではメアの三つ編みを振り解く事も、
リトをメアから引き剥がす事も出来なかった。
三つ編みは、まるで最初からリトの体の一部だったかのように、
固くしつこく、リトの額に癒着していた。

「どうしてこんな事を……」
「だから、せんぱいとイチャイチャする為だってば。
 今せんぱいのナカに、私の精神の一部が入り込んでるの。
 相手が地球人みたいなひ弱な種族なら、抑え込むのはこれで十分。
 でも今から私、自分の精神の全部を、せんぱいのナカに入れるけどね」
「何が目的なの!?」
「飲み込み悪いなぁ、せんせい。
 だから、イチャイチャするのが目的なんだってば。
 単にせんぱいの体の自由を奪うだけなら、自分の精神の一部を使うだけで足りるけど。
 目一杯快感に浸る為には、やっぱり精神全部を没入させないとねっ」
何かが目的でイチャイチャするのではなく。
イチャイチャする事それ自体が目的なのだと、メアは主張した。
「そんな……でも、だったら……!」
「無駄だよ、せんせい。いくら私の心が全部せんぱいのナカに入っても。
 せんせいの力じゃ、どの道この髪の結合は解けないから」
なら、やはりララを呼んで来ようか。
そうティアーユが考えた矢先、再び倉庫の鉄扉が閉まった。
誰も触れていない筈なのに、それは自動的に閉じられたのだ。
「逃がさないよ、せんせい。私と勝負してくんなきゃ」
「勝負ですって?」
「私がせんぱいのナカでイク前に、せんせいがせんぱいをイかせてみて。
 それが出来たら、私、せんぱいもせんせいも解放したげるから」
ティアーユは絶句した。
「イかせ……って……そんな、いやでも、ちょっ……」
「それじゃ私、せんぱいのナカに全部入るから。頑張ってね、せんせい!」
そうして、メアの意識の全てが彼女の体から抜け、リトの脳髄に侵入した。
566名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:gL3pJf0C
リトと「ぺろぺろ」する事は、メアにとって至福の瞬間だった。
抵抗出来ないリトの精神体を無理矢理ラジコンのように動かし、
彼女は精神世界の中、白昼の屋上でのシックスナインを敢行した。
「ふぁあぁっ……せんぱいの舌、あったかぁい……」
「や、めっ……メアぁっ……」
自分の意思とは裏腹に勝手に動く舌を、リトは止められない。
メアのソコはヤミと同じく、地球人と極めて似通った形をしていた。
染み出す汁の味が甘い点は、異星人であるララとも似ている。
その滴が舌を伝い、リトの上唇まで濡らし始めた。
ひくつくマンコに全ての意識が集中しそうになるのを堪え、
メアはフェラチオの方にも情熱を注ごうとした。
ともすれば口の動きが疎かになり、意識全部がマンコに向かいそうだった。
「これが、せんぱいのおちんちん……。
 せっぱいったら、顔は可愛い系なのに、コッチはケダモノ。ふふっ」
リトと違い、メアは経験が無いから、他に比較出来る対象を知らない。
しかしリトの顔立ちの大人しさに対し、モノの方が凶悪な外見である事は、
わざわざ何かと比較せずとも理解出来た。
「ヤミお姉ちゃんも、これをぺろぺろしたのかなぁ。ぺろぺろ、ちろちろ」
ご丁寧に口でわざとらしく擬音を奏でつつ、メアは鈴口を責める。
先走り汁は苦く、一言で言えば不味かった。
だがこの不味さは、クセになりそうな味わいでもあった。
「こーゆーのも、結構アリなんじゃない?」
メアは三つ編みの先端で鈴口をくすぐる事を思いついた。
それは全くの思いつきに他ならず、知識があったわけではないが、
リトの反応を見れば大成功なのは明らかだった。
「うあぁぅっ! アッ、んうっ! やめ、あぁっ!」
「せんぱいったら、まるで女の子みたいな声出しちゃって」
三つ編みの先端に糸を引くカウパーを、メアは髪ごと舐めて言った。
しかしやはりこの味は、直接舐めた方が興奮する。
メアは三つ編みで尿道口を撫でる事を止め、
代わりにその三つ編みで今度は裏筋を撫でてやった。
空いた尿道口には無論、再びベロの先端でのピンポイント攻撃を見舞う。
「はふっ、んじゅちゅっ、んおっ」
尿道と裏筋への波状攻撃に晒されながらの、強制クンニ。
リトは為す術無く、メアの魔の手に翻弄され続けた。
567愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
一方現実世界では、ティアーユがリトを前に固まっていた。
リトをイかせれば、メアはリトを解放すると言った。
だが、どうすれば男性を絶頂に導けると言うのか、
大人のくせに処女であるティアーユには、皆目見当もつかなかった。
と言っても元が科学者だから、理論でなら理解している。
性器に摩擦刺激を与えれば射精に至るのが、地球人男性のメカニズムだ。
それはティアーユの母星におけるオスの生態と、何ら変わらない。
けれども肝心の、摩擦の加え方を、彼女は具体的に知らなかった……ただ一つを除いて。
「……やっぱり、アレは最後の手段だし……となると……」
かつて御門から無理矢理聞かされた事のある、男の悦ばせ方。
自分や御門のような巨乳にのみ許された最高級のテクだと聞いている。
それを、ティアーユは実践してみる事にした。
まずはメアの膝枕で仰向けに寝ている、リトのズボンに視線を向ける。
男性経験皆無の彼女には、ジッパーを下ろさせるだけでも難儀だった。
しかも精神世界でメアに逆レイプされているせいで、
現実のリトのムスコも、もう立派に剛直している。
これでは慣れてる女でも、社会の窓からソレを取り出すのは簡単ではない。
素手でペニスに触るのは気が引けたティアーユだったが、
さりとてゴム手袋か何かを取りに行っている暇は無いし、
そもそも今はメアの結界のせいで外に出られない。
それに、教え子の体の一部に素手で触れないなど、とんでもない事だ。
教師としてのプライドが、彼女を奮い立たせていた。
「よしっ……と。何とか出せたわね、おちん……お、おち……」
誰も聞いていないのに、その単語を口にする事が憚られる。
「じゃあ次は、いよいよ。パ、パイズリね……!」
御門が言っていた、巨乳にのみ許されたテクニック。
乳房で両サイドから陰茎を挟み込むこの技なら、リトを射精させられる筈。
ティアーユはそう信じ、上着を脱ぎ始めた。
全部脱ぐのは流石に抵抗があるので、ブラウスにブラジャーと脱いでいっても、
下半身だけは手つかずで、スカートもパンティもストッキングそのままだった。
そうしてリトの上に覆い被さり、おもむろに乳をセッティングする。
「……よいしょっと」
だが、悲しい事に。彼女に出来たのは、そこまでだった。
否、彼女が理解出来ている限界が、ここまでだった。
「……あ、あれ? おかしいわね、何の反応も無い」
彼女は知らなかった。
パイズリとは、ただ挟むだけでなく、そのまま乳房を上下動させるものだと。
御門が「この胸で挟んじゃえば男なんてイチコロよ」等と言っていたので、
その言葉を額面通りに受け取ってしまっていた。
ただ単にリトのチンポをメロンサイズの乳房で挟み込んだまま、
ティアーユはしばし呆然と硬直していた。
568愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
メアがティアーユに提示した条件を、おさらいする必要がある。
彼女は「自分がイク前に現実世界のリトをイかせろ」と言っていた。
決して「リトがイク前に現実世界のリトをイかせろ」とは言っていない。
極論、彼女は最初から、リトをイかせる事に興味は無かった。
彼女が興味があるのは、自分が気持ち良くなる事だけだったのだ。
リトの快感などこの際どうでも良いから、自分が早くイキたかった。
この辺りに、基本的に自分の楽しい事、興味のある事にしか
顔を突っ込もうとしない、彼女の本性が現れていた。
だから彼女は、精神世界のリトに、こう言った。
「早く私をイかせてよぉ、せんぱぁい。
 早くしないと、ティアーユがキズモノになっちゃうよ?」
その言葉に、リトは思わず目を剥いた。
「ぷあっ……! な、何でティアーユ先生が……」
四肢の動きは完全に制御されてしまっているが、
どうやら口の動きだけなら、少しは自分の意思で動かせる。
出せる筈も無いと思っていた問いかけの声が出せた事に、
リトは少しばかり驚いていた。
「偶然私の後姿を見かけたらしくて、後をついて来てたんだよ。
 今ティアーユは、せんぱいの肉体の前に居るよ」
だったらすぐにティアーユが助けを呼んでくれるかも……とは期待出来ない。
メアが、この状況でティアーユをスルーするとは、とても思えない。
「ティアーユには、こう言ってあるの。
 私がせんぱいにイかせて貰う前に、現実のせんぱいをイかせてみせて、って。
 そしたら二人とも解放してあげるって、ティアーユには言ったよ」
「そ、そんな馬鹿な……んぐっ、ぺろっ」
言いながらも、リトのオートクンニは止まらなかったし、止められなかった。
多少喋る事は出来ても、所詮はそこまででしかないのだ。
普通の人間ならここで逡巡するものを、リトは迷わなかった。
一刻も早く、メアをイかせなければならない、と考えた。
569名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
……そういう選択肢を最初から頭の片隅にも入れない男だからこそ、
誰もがリトに心奪われ、体を捧げる気になるのだ。
リトをよく知る人物なら、誰もがこの時のリトの考えを理解出来る。
彼は、自分がメアに好き放題されてしまうとしても、
仮に一生精神世界に捕われたままになってしまうかも知れないとしても、
それでも自分以外の誰かを守る為なら、躊躇無く犠牲になれる男だった。
「俺がメアを満足させてやる! だからティアーユ先生は見逃してくれ!」
「あはっ! やっぱ、せんぱいはそう来るよねっ!」
メアは、気付いていなかった。
彼女はリトがこのタイミングでやる気を出す事を予期していたし、
だからこそティアーユの事を彼に告げ、彼の意地を引き出したわけだが、
リトがティアーユを犠牲になどするつもりが無い、と推測出来ていた時点で、
彼女もまた十分にリトの人間性、その魅力を理解出来ていたのだ。
自分がリトに対し、観察対象と言うには強過ぎる関心を抱いている事を、
彼女はこの時まだ気付けていなかった。
今のヤミなら、メアに対して「それは恋ですよ」などと諭せるだろう。
「それじゃ、せんぱいにも本格的に動いて貰おっかな」
いよいよ、リトが本気を出す。
その為に足枷となる精神体ジャックを、メアは解除した。
まだ現実世界のリトは解放されていないが、この精神世界の中でなら、
リトは自由に動く事が出来るようになった。
「せんぱい、早くっ、早くっ。私を気持ち良くさせてっ」
メアは屋上の手すりに両手を突っ張り、立ちバックの姿勢で挿入をせがんだ。

精神世界の方ではそんな展開になっていると、ティアーユは知らない。
彼女はリトと知り合ってまだ日が浅く、その上会話もあまりしていない。
自分を守る為にリトが奮起してくれているなど、想像もしていなかった。
もっとも、想像出来ていたら出来ていたで、尚の事本腰を入れて、
一秒でも早くリトをイかせ、彼を救ってやろうとしたに違いないが。
「どうしよう……パイズリって、こうじゃなかったの?」
相変わらず、彼女はそのデカパイでリトのちんぽを挟んだままだった。
そのまま、身動ぎさえ殆どしていない。
摩擦刺激を加えてやれば良いと、生物学的に知っている筈なのに、
彼女はまだ御門の言葉を勘違いしたまま信じ続けていた。
「挟んであげればイチコロだって、御門、言ってたのに……」
普段の彼女なら、こんな勘違いはしなかったろう。
聡明な彼女が、「挟む事」と「摩擦を加える事」を一つの行為に結び付けられず、
ただじっと固まったままで居たのは、それだけ動転していたからだ。
そして、ここでもう一点、付け加えるべき事項がある。
彼女もまた、リトと同じように、他人の為に自分を犠牲に出来るタイプだと言う事だ。
女である分、自分の体を犠牲にする事に、リトよりも決断は遅かったのだが。
「……やっぱり……アレをするしか、無いのね……」
生物学的に、哺乳類に分類される雄を、雌が射精させてやれる行為。
地球人相手にも同じやり方で良いのかは分からないが、
リトは鮭や鮪じゃないのだから、この方法で良い筈だ。
即ち、挿入。
「ごめんね、結城君……。先生、今からイケナイ事しちゃう……」
自分の貞操も当然大事だが、この期に及んでまだ、
彼女も自分より相手の事を慮っていた。
本人の知らないままに、勝手に猥褻な行為を強要する事に、
恥じるよりむしろ罪悪感を覚えていた。
自分がどれだけ魅力的な女であるか自覚もしないまま、
こんなトボけた女に食われるリトを、憐れんでいた。
スカートを脱ぎ、ストッキングを脱ぎ、パンティを脱ぐ。
頭髪と同じく金色に輝く陰毛が、彼女の秘部をうっすら覆っていた。
570愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
遊のようなテクニシャンではなかった事が、リトには悔やまれた。
テクニックさえあれば、指だけでメアをイかせられたかも知れない。
だが彼は、女を絶頂に導くのに、男根を使う以外の方法を体得していなかった。
「ん、あはっ……あぁ……入ってくるぅ……」
ヤミと同じく処女膜を持たない生命体であるメアは、
リトのモノを迎え入れるのに、それ程大きな苦痛は感じなかった。
狭い穴を強引に押し広げられる感覚はあるが、それさえ快感を助長する。
リトは彼女の尻を両手でしっかり押さえ、奥まで亀頭を押し込んだ。
「おぉっ……奥ぅ……キタぁあん……」
「流石にまだイってない、よな……」
「はぁ、あっ……そ、そだね……まだ、入れたばっか、だし……」
「それじゃあ、動くぞ……?」
ティアーユを守る為だから、メアに手加減はしてやれない。
それでもリトは、出来る事ならティアーユだけでなく、メアも傷つけたくなかった。
体力任せのピストンをして膣壁を出血させたりはしたくないし、
それでなくとも、可能ならばメアに可哀想な思いはさせたくない。
これが普通のセックスなら、相手のペースをちゃんと考えてやりたいところだ。
そういうわけにもいかないのが、今回の精神世界セックスの難点だった。
「ふあっ、ふあっ、あぅふっ、んはっ、ひぃっ」
リトが腰を動かす度、メアは瞼をきつく閉じて打ち震えた。
「ひぇんぱいのぉっ……おちんぽがぁ……あたひのナカ、ぺろぺろしてりゅぅ……」
ヴァギナを肉棒の側面に舐められる都度、メアは意識が飛びそうになった。
ここが精神世界である以上、体ではなく、心が繋がっている。
その面では彼女は、ララや春菜達よりも、リトと深く繋がっていられた。
「ヤバっ、いっ、コレぇっ……ゾッコンになっひゃいそぉ……」
心が繋がると言う事は、心を通わせると言う事に極めて近い。
リトの精神に直接繋がっている今のメアには、
精神体すらもが繋がった事で、より顕著にリトの気持ちが伝わった。
彼が決して、メアを憎く思って、こんな事をしているわけではない事。
ティアーユを慮りながら、同時にメアの事をも、極力傷つけまいとしている事。
それが伝わってきた時、素直に「嬉しい」「愛しい」と感じるに至り、
メアは遅まきながら、リトを欲する自分に気が付いた。
今まで彼女はリトと「ぺろぺろ」したいと思いつつも、
それが恋愛感情に類する物だとは、思いもしなかった。
ただの生物学的興味の延長にしか捉えられていなかった。
今、その思い込みが突き崩されつつあった。
「ひぇんぱいぃ……しゅきぃっ……!」
571愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
激しいピストンを続けながら、リトはある瞬間、覚えのある感覚に襲われた。
この独特の感覚は、常人であれば一生感じる事が出来ない。
だのに彼は、これとほぼ同じ感覚を、つい最近も一度味わった事がある。
ララと春菜とで、疑似4Pをした時のそれだ。
あの時はリトの体が分身しており、分身体同士で性感が共有されていた。
「うぁっ、あ……? な、んだ、これ……っ」
彼は知らない。
現実世界の方で、たった今、ティアーユに騎乗位された事を。
「きっとぉっ……ティア、ユ、がっ……オマンコ、してくれてるんっ……だよ……」
「はぁっ……はぁっ……せ、先生、が……?」
メアの推測はぴたり的中していたが、彼女の言葉は同時に、リトを焦燥させた。
こうならない為に、彼はメアを抱く事を決心したのだから。
「くそっ、早く……」
早くメアをイかせて、せめて今すぐティアーユを救ってやらねば。
もう挿入を果たしてしまったとて、途中で止めれば、まだ心の傷は浅いだろう。
少なくとも、このままティアーユのナカに射精してしまうよりは。
そう思ったリトに、しかしメアは、希望的観測を示した。
「きっと、ティアもぉ……悦んでくれてる、よぉっ……」
「そ、んな……はぁっ……ワケ……はっ……」
そんなワケはない、と断言しようとした矢先、リトには聞こえてきた。
現実世界におけるティアーユの声が、耳小骨を通り、彼の精神にまで届いた。

「アァッ、良いっ! 気持ち良いれすぅ、リトくぅん!」
ティアーユは初めての身でありながら、もう腰を立派に動かしていた。
ヤミに処女膜が無かったのだから、その素体であったティアーユもまた、
処女膜などという希少種の身体的特徴を持たない。
殆ど痛覚に邪魔される事無く、彼女は快楽を貪る事が出来ていた。
彼女とて、相手が男なら誰でも良いわけではない。
彼女はリトの性格の良さ、人格を、以前からちゃんと認めている。
それは思慕と言うには程遠い目線によるものだったが、
男女として結合した事で、図らずも思慕に類する感情に進化していた。
それが故に、彼女はリトの事を「結城君」ではなく「リト君」と呼んでしまった。
それは本能的な叫びであり、決して意識して呼んだわけではなかった。
巨乳と巨尻を揺らしながら、ティアーユは愛液を撒き散らした。
「愛してぇっ! もっと私を可愛がってくらひゃいぃっ!」
メアの張ったバリアが無ければ、その声は外界にダダ漏れだっただろう。
それ程までに、ティアーユは本能剥き出しで喘ぎまくっていた。
572愛人契約:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:HWCbl2AD
これまで何人に愛の告白をされただろうか。
その人数をいちいち指折り数えねばならない程、リトは女達から愛されてきた。
ララに、春菜ちゃんに、美柑に……そうか、これで九人目か。
秋穂さんや母さんは省くとしても、後一歩で二桁になるじゃないか。
リトは一心不乱に腰を振りつつ、頭のどこかで、そう冷静に考えていた。
そして、こうも思う。
愛を求められるのなら、答えてやる事は何ら悪くない。
一夫一妻制度に慣れた地球人としての常識など、
愛の前には邪魔になるだけのものだ。
メアは、こんなだらしない俺を、好きだと言ってくれた。
ティアは、こんな不甲斐無い俺に、愛してくれと言った。
他の愛人達には応えてきて、この二人には応えないという道理は無いじゃないか。
「愛してるっ……愛してるよ、メア……ティア……っ!」
リトももう、ティアーユを「先生」とは呼ばなかった。
この精神世界の声が今の彼女に届かないとしても、構いはしなかった。
これからは、ティアーユ・ルナティークは、ティアだ。
今はティアにばかり動かせているが、現実世界に戻ったら、
もう一度ちゃんと抱いてやりたい。
その前にまずは、この精神の繋がりの世界で、メアを本気で抱いてやる。
「アハッ……せんぱい、覚悟……決まっ……
 アァン! 決まったん、らね……?」
「あぁっ! 愛してる! みんな、心から愛してるよっ!」
だから、望み通り、ちゃんとぺろぺろもしてやる。
そう言わんばかりに、リトは立ちバックでメアを抱きながら、
同時に彼女の耳の穴に舌を捻じ込んだ。
両手は尻ではなく、彼女の乳首にシフトさせる。
「アッ! ひっ! ソレ良スギぃっ! もぉ無理ぃんっ! あぁあッ!」
「イクぞっ、メア! ティア! 全部ナカで飲み干せっ!」
精神世界ではメアの子宮に、現実世界ではティアの子宮に、
それぞれリトの精液がたっぷりなみなみと、重力に逆らって迸った。

その瞬間、タイミングを合わせるようにして、ティアもまたイった。
「ふぁあぁ……リト君の……セーシぃ……」
ドクドクと子宮に流し込まれる温かい感触に、
ティアはしばし呆け、騎乗位姿勢のままで余韻に浸り続けた。




続く、かも知れない
正直前より連投規制がキツくなってるっぽくてマトモに投下出来ないじゃんコレ
573名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:+Jy8aEEi
久々の投下乙!待ってたかいがあった。
次回もお願いします
574名無しさん@ピンキー:2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:Y8PEpapR
乙、待っててよかった
575愛人契約:2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:SJmGc5/a
うわ、今読み返してみたら>>568>>569の間に
もう1レス分投稿してた筈の文章が丸々弾かれてる

その辺り前後の繋がりが意味不明になってると思いますが、
どうせ大した部分じゃなかったのでスルーして下さい
576名無しさん@ピンキー:2013/08/17(土) NY:AN:NY.AN ID:DEezwcH3
続き楽しみ +(0゚・∀・) + ワクテカ +
577名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:Q9sihkHS
遅れましたが超乙です

…一度「妻達全員vsリト分身(ララアイテム暴走による)妻達の数の3乗の大乱交…ってのとか見てみたいw・・・
578名無しさん@ピンキー:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:R0kENrMA
>>577
リトさんの人数が天文学的数字になりますがそれは…
579名無しさん@ピンキー:2013/09/02(月) 09:26:06.18 ID:dOIjtXyA
>>577
えっ?、×3でしょ?なんで天文学的数なんだい?
580名無しさん@ピンキー:2013/09/02(月) 23:42:01.57 ID:sssW4cpS
「3乗」って言葉の意味を知らない年齢が、ここに来ちゃ駄目だろ
581名無しさん@ピンキー:2013/09/02(月) 23:59:20.71 ID:jQ8LmsoF
ここに来て良い年齢で「3乗」を知らないなら、日本語が不自由なのか学力が不自由なのかのどっちかだろうなあ
いずれにしてもエロパロなんて読んでる場合じゃ無い
582名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 10:29:36.98 ID:QE9aliZT
ヤミちゃんペロペロ
583名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 16:19:20.51 ID:V8sJxrxa
3乗も分からないって
さすがにネタだよな?
584名無しさん@ピンキー:2013/09/04(水) 17:20:01.63 ID:7ZLn1vhM
みんな校長にベロベロされちゃって欲しい
585名無しさん@ピンキー:2013/10/06(日) 23:32:02.47 ID:C1nOTe8s
対象キャラは追々考えるとして、ちょっと2通りのシチュが浮かんだんだが
・改良型あにまるチェンジくんで猫耳&尻尾付きになったまでは良いが、発情期が重なって中出し交尾しないとおかしくなっちゃう!
・女性だけが感染する放置すれば死に至る病。唯一の治療方法は抜かずで3発中出しされること、という宇宙の病気
さて、誰に引き受けてもらいましょうか(ゲス顔
586名無しさん@ピンキー:2013/10/08(火) 22:21:05.25 ID:QeZyWzTu
小手川
587名無しさん@ピンキー:2013/10/10(木) 21:36:11.63 ID:QErW0eJj
御門せんせー
588 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:8) :2013/10/10(木) 21:40:07.97 ID:HQUVftWH
支援
589名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 20:49:09.53 ID:SaAMkjm4
愛人契約、まだすかね?
すっごい楽しみにしてんすよー
590名無しさん@ピンキー:2013/10/18(金) 16:00:05.32 ID:Djq/OXPI
はるなー
591名無しさん@ピンキー:2013/10/19(土) 12:26:48.02 ID:+j2pokym
過去ログも含めて保管庫に上げて欲しいと思うの俺だけ?
592名無しさん@ピンキー:2013/10/19(土) 19:07:51.74 ID:Ec4DyC/b
俺も思う〜
でも実際やり方わかんないし
わかってもめんどいよねw
593名無しさん@ピンキー:2013/10/22(火) 23:01:35.16 ID:IgEty7Vt
久しぶりにSS読みたいです( ̄▽ ̄)
594名無しさん@ピンキー:2013/11/07(木) 17:07:02.11 ID:sg4fjQ/o
今月もよかった
595名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 23:46:37.46 ID:VGNgDkNS
身体検査でリトに異常が見つかり後日精液検査を受けることに、
検査の日は女子の検査日、御門先生監視のもとオナニーのおかずとしての有志の女子2人(3年と、2年)が、テスト免除のため
下着のままリトの前へ・・・

というのは?
596名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 15:22:03.41 ID:yPKJ7Q8V
いいね!
597名無しさん@ピンキー:2013/11/26(火) 16:26:02.58 ID:/uvVm18o
純愛路線が多いな。酷い目にあう話もあってもいいのだが
598名無しさん@ピンキー:2013/11/27(水) 11:36:48.53 ID:sdotzIg1
リトが醜い目にあう場合、金色の
闇とナナがリトを庇うから、無理です。
まぁ、ナナと金色の闇が同時にリトを攻撃するしかないですね。
この場合、もしかしたらメアとかリトを庇うかもですが。
599名無しさん@ピンキー:2013/11/28(木) 12:47:51.64 ID:J4XQmlxm
ひどい目にあう話なんて薄い本に割とあるし
600名無しさん@ピンキー:2013/11/28(木) 13:49:03.83 ID:ETgNrCUc
リトは酷い目に遭うんじゃなくてNTRされるだけじゃないかなあ、普通。
リトを虐待したってエロ同人としてたいした商品価値はないし。
601名無しさん@ピンキー:2013/11/28(木) 23:28:54.09 ID:t9pkalpG
リコが酷い目なら需要ある。
602名無しさん@ピンキー:2013/12/04(水) 16:09:51.20 ID:cv8sEUCE
愛人契約は終わってしまったんですか?
603名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 00:58:34.20 ID:L6lAd/XA
リトは幸せ者すぎだからな。周りの子が不幸になれば同時に不幸になる。
総じて酷いことになる。
常にNTRの危険は孕んでいるわけだからな。薄い本展開とも言うが、そういう風に
なってしまえこの幸せ者がーと思ってしまう。
604愛人契約:2013/12/09(月) 23:02:56.76 ID:hFhNycFn
愛人契約 第九話

俺以外誰にも需要の無さそうな新田先生編、投下します
605名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:03:58.58 ID:hFhNycFn
そう言えば今まで、一対一のセックスは一度も経験していないな。
リトは起き抜けの漠然とした意識の中、そんな事を考えていた。
目覚ましが鳴る前に目を覚ましたお陰で、まだ時間には余裕がある。
しばらくは考え事をしていても問題無かった。
傍らには、全裸のララとルン。
二人ともまだスヤスヤと寝入っており、当分起きる気配が無い。
昨夜ルンは収録を終えてすぐに結城邸に来た。
仕事の忙しい彼女がリトと会える時間は限られていたから、
この貴重な逢瀬の時間を満喫せんがため、
ララを交えて午前二時くらいまではヤリまくったものだ。
今夜は逆にキョーコの予定が空いていて、ルンは別番組の収録に向かう。
数日前から、今夜は春菜がこの家に泊まりに来る予定だったから、
丁度良い事だし、春菜とキョーコと3Pしよう、と約束していた。
「んん……ふぁあ……おはよ、リト」
少し遅れて目を覚ましたララが、寝惚け眼を擦りながら囁く。
つられてルンも起き、気付けに一発、リトの頬にキスをした。
「えへへ。おはようのチューだよ、リト君」
「おはよう、ララ、ルン。ちょっと早いけど、もう降りるか?」
三人は裸のままで、一階のダイニングへと降りて行った。
606名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:05:38.63 ID:hFhNycFn
「おはよう、お兄ちゃん」
美柑が裸エプロンで朝食の支度をしている。
昨夜の美柑は別室で寝ていて、セックスには参加していない。
にも関わらず裸エプロンであるのはつまり、
兄への視覚サービスの一環に他ならなかった。
文字だけのSSでそんな事されてもあんまり意味無いんだけど。
「おはよう。今日も可愛いよ、美柑」
「……言うようになってくれちゃって。
 いつからそんなサブイボの立つような台詞を平然と言える人になったんだか」
照れつつも、美柑は人数分の椀に味噌汁を注いでいった。
今朝はルンの分を含めて、いつもより食卓の人数が一人多い。
だが、元々大勢で食事する事にいい加減慣れていた美柑は、
ルンの分が増えた程度では、支度に困る事は全く無かった。
最近では春菜や唯が泊まりに来る事も多いので、
食器を少し買い足していたのも功を奏していた。
異次元空間にあるララのラボに、いずれはリトの愛人、
その大半が移住する事が、既に口約束されている。
そこにはヤミや、ティアや、メアも混じる予定だ。
ラボはこの家の二階から通じているのだから、言い換えるなら、
リトと美柑とセリーヌを含めて合計十三人もが
この結城家に同居する事になる計算だ。
いや、この先リトが本気で愛する女の数は、もっと増えるだろう。
その時には美柑一人では流石に手が足りないから、
春菜や唯といった者達にも料理を手伝って貰う事になる。
食器は今の内に買い足しておくに越した事は無かった。
スペースの問題は、ララのラボに部屋を増設すれば事足りる。
「ところでさぁ、お兄ちゃん」
「ん? 何だよ」
最愛の妹の作ってくれた、母の味のする味噌汁を啜りながら、リトは聞き返した。
「この先何人くらい、愛人が増える予定なの?
 形式上の愛人じゃなくて、本気でお兄ちゃんが愛する愛人」
「……そんなの、分かるかよ。ってか、これ以上増える事あんのか?
 俺からすりゃ、今でも十分意外過ぎるくらい増えてんだけど」
ララから好意を持たれている事はずっと以前から知っていたが、
つい最近までは春菜の想いにすら気付けていなかったリトだ。
彼にとっては唯やヤミに告白された事、メアやティアに惚れられた事、
ルンは兎も角キョーコまで乗り気になってきた事等、
何から何まで想定外の事だらけだった。
流石にこれ以上愛人は増えまいと思うものの、そうも言い切れない。
互いに恋愛感情の無かった秋穂まで、今や正式な愛人の一人なのだから。
607名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:06:50.65 ID:hFhNycFn
滞りなく食事を終え、準備を済ませ、各々は学校へ向かった。
と言っても、美柑以外は全員同じ、彩南高校の生徒だ。
セリーヌは家で一人で留守番をしてくれている。
「愛人なぁ……この先マジで増えたりすんのかなぁ」
「あら、当然でしょう? リトさんの魅力は無限大ですもの。
 いずれはナナだって堕ちるに決まってますわ」
或いはもう、ナナはとっくにリトに惚れかけているかも……
とまで言ってしまうと、ムキになったナナと喧嘩になってしまうから、
モモはそれ以上言わなかったが。
「アタシがリトみたいなケダモノを好きになるワケ無いだろ!」
「分からないわよ、ナナ? リトさんの優しさに触れれば誰だって……」
モモがそう言いかけた時、リトの携帯電話が鳴った。
「こんな時間に誰からの着信?」
「未登録の番号だね、これ」
ララとルンが、同時に横から画面を覗き込んだ。
リトの携帯電話のディスプレイには、ただ整然と番号が並べられていた。
メモリダイヤルに登録されていない番号だから、名前は表示されない。
しかし彩南市の市外局番が表示されている事を考えると、固定電話だ。
果たして誰がかけてきたのかと訝しがりつつ、リトは通話に応答した。
「もしもし?」
『あ、お兄ちゃん?』
声の主は美柑だった。
美柑にはまだ携帯電話は買い与えていない。
ただ、下校時に買い物をして貰う事もあるから、多少の金は持たせている。
となるとつまり、美柑は今その金を使って、恐らくは自分の通う小学校の、
備え付けの公衆電話か何かから電話してきているのだろう。
同じ時間に家を出ても、美柑の方が先に学校に到着する位置関係だ。
おおよそ十分くらい前には、美柑はもう小学校に着いている計算だった。
「どうしたんだよ、こんな時間に。忘れ物でもしたのか?」
『違うわよ! 大変な事になったんだってば! さっき、晴子先生から――』
608名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:09:20.61 ID:hFhNycFn
美柑の話では、こうだ。
結城才培の息子の頼みとあれば吝かではないと、晴子はリトとの愛人契約に同意した。
そもそもリトは晴子を巻き込むつもりなど無かったのだが、
知らない間に美柑が声をかけて、しかも承諾を貰えていたのだから仕方ない。
ただ、この世に異星人が居るとか、銀河の王になるのに条件があるとか、
そうした非現実的な話は、例え優等生の美柑から打ち明けられたとしても、
晴子としては未だに頭から信じる気にはなれない。
仮に信じるとして、それなら尚の事、挨拶はしておかねばならない。
愛人になるリト本人に対してもそうだし、リトの保護者である才培に対しても。
美柑の持ちかけた話が、ジョークでないと言うのなら、当事者への挨拶は必須だった。
『だから今日、先生が放課後にウチに来るって言ってんの!』
「マジかよ。親父どうせ忙しいから、また今回も時間の都合はつかないと思……」
そこまで言いかけて、リトは気付いた。いや、思い出した。
かつて晴子が家庭訪問に来た際、リトが変装して才培役を買って出たのだと。
その正体がリトだった事は、今の所まだ晴子にはバレていない。
しかし逆を言えば、今回もまたリトが才倍のフリをせねばならないのだ。
「今回はちゃんとしなきゃねー。前はいろいろ危なかったし」
ララにそう言われ、リトは陰鬱な気持ちになった。
晴子の胸にペンで落書き(サイン)したり、
晴子の服をアクシデントで半脱ぎにしてしまったり。
あの時のリトは、実に様々な無礼を働いてしまっている。
殆ど記憶が無かったにせよ、後からその事実を聞かされ、当時は落ち込んだものだ。
「今回はうまくいくかなぁ……どうもあーゆーのは苦手で……って……」
この時になってようやく、リトとララはハッとした。
当時居合わせなかったモモやナナ、ルンはまだ気付いていない。
しかしその中にあって、聡明なモモは、いち早く最大の懸念に気付いた。
「今回新田先生は、リトさんと、そのお父様の、
 お二人に同時に会いたがっている、と……」
「そそそ、そうだよ! そんなの無理だよ! どうすりゃ良いんだ!?」
リトの慌てぶりは相当なものだった。
仕事の忙しい父を呼び出せない、などというのは問題ではない。
問題は、未だにリトの変装を才培本人だと、晴子が思っている事である。
「結城リト」と「結城才培」は、晴子の前にあっては、
どう足掻いても同時に存在出来ない関係にあったのだ。
609名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:11:06.07 ID:hFhNycFn
「ここに来るのも久し振りね」
晴子は放課後、結城家の前に立っていた。
家庭訪問ではなく個人的な用件だったから、勤務時間中は来られなかった。
本来教師の仕事はとても定時で終わるものではなく、
毎日十九時だの二十時だのまで残業し、それでもまだ足りないくらいだ。
日付変更直前まで職員室に居残る事も珍しくはない。
だから学期末などになると、こっそり自宅に仕事を持ち帰ったりもしている。
通知簿をつける時期が一番大変で、クラス担任だと寝る暇も無い始末だ。
本来なら、私用で定時上がりする事は、後々自分の首を絞める事でもあった。
今日出来なかった分の仕事をいつ片付けるのか、考えただけで億劫になる。
それでもしかし、彼女はどうしても会っておきたかった。
愛人となるリト本人は元より、敬愛する結城才培に、もう一度。
「こんにちわー。美柑ちゃんの担任の、新田ですけれどもー」
呼び鈴を鳴らし、晴子は返事を待った。
ややあって、ゆっくりと玄関が開く。
「……ど、どうも、晴子先生」
「あぁ、美柑ちゃん。お父さんとお兄ちゃんはもう居る?」
「はぁ、まぁ……」
渋々ながら、美柑は晴子を家に迎え入れた。
「や、やぁ、新田先生。お待ち申して御座いましたよ」
背後から近付いてきたリト扮する才培に、
美柑は心の中で「アンタいつ時代の人間よ」とツッコんだ。
相変わらず下手な変装をしているが、リトの顔を知らぬ晴子は騙されている。
「おっ、お久し振りです、才培先生! それであの、息子さんはどちらに?」
ここからが、正念場だった。
「こふっ、こんにゅちわっ! 美柑の兄のリトでしゅっ!」
現れたリトは、パニックの余りに呂律が回っていなかった。
ここに、才培に化けたリトと、それとは別のリトの、二人が揃っていた。
「さすが親子、随分似てますねぇ」
晴子が核心に迫る事を無自覚に口にした。
「よよよ、よく言われます。ささ、どうぞ居間へ……」
「み、美柑は上で、ま、待っててくれよ」
「……うまくやりなさいよ、アンタ達」
610名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:12:22.68 ID:hFhNycFn
種明かしをしてしまえば簡単だ。
ララの発明品によって、リトは再び、一時的に分身した。
そして一方を才培に変装させただけである。
だが、ただでさえ演技の下手なリトだ。
どこまでも騙しとおせるとは思えなかった。
案の定、「ところで、リト君」と晴子に呼ばれた際、
才培に化けた方のリトまで「はい!?」と答えてしまったりした。
「……急にどうなさったんですか、才培先生?」
「い、いや、あのっ! たはは……間違えました」
「そう、ですか? ふふっ、意外とおっちょこちょいなんですね」
本来教師が、受け持ちの生徒の保護者に、おっちょこちょいなど言うのは無礼だ。
だがリトの人柄が、晴子の気を随分楽にしていた。
当然ながら晴子の方は、それは才培の人柄だと勘違いしていたのだけれど。
「宇宙人が実在すると言うのは、私ももう信じる事にしました。
 美柑ちゃんがそんな下らない嘘を言う子だとも思えませんし。ただ……」
リトには、晴子の言いたい事が、何となく分かるような気がした。
宇宙人の実在不在の問題は別として、やはり愛人になどなれない。
そう言ってくるに違いなかった。
いくら形式上のものであり、実際に肉体関係を持つ必要は無いとて、
まともな良識のある社会人なら、抵抗が無い筈が無いのだから。
ところが予想に反し、晴子はとんでも無い事を口にした。
「才培先生! 私、リト君の愛人になる事を、拒みません!」
「「ひゃえっ!?」」
二人のリトは同時に声を上げた。
「その代わり……と言っては卑怯なんですが……」
「「な、何ですか?」」
晴子が提示して来る交換条件となれば、また漫画絡みだろうか。
以前は確かサインをねだられた。今回は何をねだられるのか。
晴子は一呼吸置き、誰も予想していなかった言葉を吐いた。
「私を、才培先生の愛人にもして下さい!」
顔を真っ赤にし、眼鏡の奥の瞳を潤ませ、
晴子は土下座せんばかりの勢いでそう言った。
611名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:14:23.64 ID:hFhNycFn
「父さんの……愛人に?」
そう言ったのは才培に化けていた方のリトだったが、
晴子が俯いていたお陰で、つまりダブルリトから目線を外していたお陰で、
その矛盾にはとりあえず気付かれずに済んだ。
今の言葉、晴子はまさしくリトの方が言ったのだと思い込んでいる。
「いやでも、ほら……新田先生、ワタシにはですね……一応妻が……」
「でもでもっ! 息子さんが愛人を囲う事を良しとするのなら、
 お父様が同じ事を拒む理由は無いのではりませんか?」
「うっ……」
単純にあなたが好きになれない、だからあなたを愛人にはしない。
リトが薄情者なら、晴子にそう言ってしまえただろう。
しかし、そんな風に相手の人格を傷つけられないのが、リトである。
彼には断る為の言葉が咄嗟に思いつけなかった。
「私、才培先生の事が好きなんです!
 以前は作家としての結城才培を尊敬しているだけでしたが、今は違う。
 家庭訪問の日、あなたの娘さんへの愛情に触れて、
 個人としてもあなたを愛するようになってしまったんです!」
え、あれで?
散々セクハラを働いてきた男相手に、あんなもので惚れたのか?
リトは思わずそう呟きそうになった。
第一、あの家庭訪問の日に、そうまで美柑に優しくした覚えは、リトには無い。
しかし彼の美柑への優しさは、周りから見れば一目瞭然だった。
晴子はまだ知らなかったが、そもそも妹の為に、リトは変装までしてくれたのだ。
その時点で既に美柑への優しさは滲み出していたのだが、
その事に当のリト自身が自覚を持っていなかった。
「お願いします、才培先生! 都合の良い女で構いませんから!
 息子さんの愛人役も立派にこなしてみせます、だからっ!」
勢いに任せ、晴子は才培に……いや、リトに手を伸ばした。
ちゃぶだい越しだと言うのに身を乗り出し、その肩に両手を置く。
慌てたリトが、この程度の事で姿勢を崩してしまうのも、
ToLOVEる読者なら納得のいく範囲のアクシデントだろう。
どういう物理法則が働いたのか、ちゃぶだいは宙を舞って横に吹き飛び、
だのに壁にも畳にも傷一つつかず、そのくせリトだけは床に倒れ込んだ。
更に言えば、この時リトの変装道具のカツラと眉毛が、
瞬時にして吹き飛んでしまった事も……やはりToLOVEる読者なら納得の筈だった。
612名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:16:05.40 ID:hFhNycFn
一階の派手な物音を聞きつけて、慌てて降りてきたララ達は、
襖の隙間から、修羅場に等しい空気を感じ取っていた。
「お、おい、どうなってんだよ」
「しっ! 静かにして、ナナ」
「リトの変装、もう外れちゃってるねぇ」
「……あんの馬鹿」
二人のリトは、晴子の前で正座をしていた。
別に正座をしろと晴子に強要されたわけではないのだが。
「つまり、以前私がお会いしたのも、リト君の変装だったのですね?」
「「は……はい……」」
二人のリトは同時に答えた。
「それで今回は、宇宙人のご友人、いえ奥様でしたか。
 その奥様の道具で分身して、再び演技していた、と」
「「その通りで御座います……」」
まだ晴子は静かなままだ。
極めて落ち着いた声音で、淡々と事実確認をしている。
だが、だからこそ怖い。
ここからどんな責めの言葉が続々と投げかけられるか、リトは気が気でなかった。
「ふぅ……分かりました」
たったそれだけの言葉に、リト達の肩がビクンと跳ね上がった。
けれども晴子が次に口にした言葉は、誰の予想をも裏切っていた。
「ならば、話は簡単ですね。正式に、私をリト君の愛人にして下さい」
「「……はい?」」
これには思わず、モモや美柑も口をあんぐり開けた。
「お話した筈です。私はあの家庭訪問の日に、あなたに恋をしたのだと。
 その正体が結城才培であったか、結城リトであったかは、問題ではありません。
 私は、あの日と、そして今も私の目の前に居る、このあなたが好きなんです」
613名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:17:54.58 ID:hFhNycFn
考えてみれば、これは一応、一対一のセックスになるのだろうか?
公認の愛人の数が多過ぎて、リトは今まで、3Pか4Pしか経験していなかった。
ララや春菜と初めて交わった時は、正確には3Pだったのか4Pだったのかは分からない。
あの時も今日のように分身していたが、それは別としても、相手は女子二人だった。
だから、あれは少なく見積もっても結局3Pなのだ。
唯や秋穂と交わった時も、体裁の上では2Pを二連続、という事になってはいたが、
スワッピングの一環でもあったから、やはり実質4Pだ。
美柑と初めてした時は、途中まで林檎が参戦していた。
ヤミと異次元でヤった時は、バーチャルとは言え、キョーコが居た。
メアとの時も、現実世界ではティアに中出ししていた。
純粋にたった一人の女を相手にするのは、リトにとって、今回が初めてだった。
ただ、代わりに、リトの方が二人に増えているのだけれど。
「ちゅぱ、ちゅぅっ……」
「れろれろれろ……」
二人のリト達は、晴子の左右の乳首を、同時に味わった。
場所をリトの部屋に映し、彼等は愛人の契りを交わす運びとなっていた。
彼等が居間を出ようとした時、ララ達は慌てて退避し、隠れ、
今はドアの隙間から、この似非2Pの成り行きを見守っている。
「良いなぁ。私も左右同時に舐められたぁい」
「言ってる場合じゃないよ、ララさん。とうとうお兄ちゃん、晴子先生まで……」
「そうですね。まさか新田先生まで手籠めにするとは、私も予想してませんでした」
「そんだけリトが優しくて魅力的に見えるんだろ。アタシにゃ分かんないけど」
「まうー?」
いつの間にか勝手に混じって来ていたセリーヌまで居る。
幼児にはまだ早いからと、ナナが慌ててセリーヌを連れて行った。
本当はナナ自身が、これ以上生々しい現場を見ていられなかったのだが。
「あぁん……リト君、上手いぃ……」
「「ま、まぁ……最近鍛えてますから」」
「ねぇお願い。もっと顔をよく見せて。私の愛する男の子の顔を」
晴子は行為に及んでも、決して眼鏡を外そうとしなかった。
ボヤけた視界でリトと見つめ合おうとはしなかった。
片方のリトは彼女の乳房から顔を離し、晴子の面前に向き合った。
もう片方のリトはと言うと、同じく乳房から離れたものの、
逆に晴子の下半身に狙いを定めて体勢を変えていた。
そして、上下同時攻撃が始まる。
一方のリトは露わになった乳房を揉みしだきながらのキス、
もう一方のリトはパンティ越しで彼女の股間を舐めだした。
「うあぁっ……リト君にディープキスされながふぁっ……
 リト君にクンニされりゅなんれぇ……幸せれふぅ……」
そんなの私もされた事無いのに、と美柑は少し嫉妬した。
614名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:19:23.54 ID:hFhNycFn
「先生、さ」
ふと頭に浮かんだ疑問を、リトは問うてみる事にした。
「ひょっとして、経験あんの?」
無い筈は無い。
ティアのような天然記念物級の鈍感でなければ、この美貌なら、
今までに男に愛された事は一度や二度ではないだろう。
だが晴子の経験人数は、リトの予想を遥か下回っていた。
「大学三年生の時に、一度だけ彼氏が居ましたケド。
 私みたいな地味な女、滅多に好かれないんですよ、ホント」
「「そんな事無いっ!!」」
二人のリトは躍起になって反論した。
「「晴子先生は綺麗だよ。気付いてない周りの男が馬鹿なんだって」」
彼はこういう台詞を、好いてもいない女にまで言える、天性の女タラシだ。
しかしこの彼の言葉が、晴子に火をつけた。
「そんな事言われたの、生まれて初めて……。嬉しいよ、リト君」
その時に見せた晴子の躊躇いがちな笑顔は、
大半の男が鼻血を出すだろう程に可愛らしかった。
成人している女とは思えない、若々しく、初々しい笑顔。
とても、男を知っている女のそれとは思えない。
そして実際、彼女は実は、男を知らなかった。
「私、自信が無くなってたんです。男の人とお付き合いしたの、一度だけだし。
 しかもその一度だって、三ヶ月でフラれちゃったから、まだ処女だし」
「「そ、そうなんですか?」」
「ご存知の通り、私、漫画オタクだから。
 普通の男子には、こういうの、ヒかれちゃうみたいでして」
そんな事でこの美女を袖にするなど、何と罰当たりな男が居たものだ。
さりとて本当に、晴子は処女なのだろうか?
リトはすぐにでも確かめたくなった。
「意地悪な事言うかも知れないけど、その……晴子先生のディープキス、
 初めてとは思えないくらい上手だと、俺は感じたんですけど」
「それは、その……イメージトレーニングの……成果ですかね。
 そういう妄想をしてる事を知られたのも、元彼にフラれた一因でして」
うわぁ……と美柑がドン引きする。
だが、愛する男と舌を絡める妄想をする事の楽しさは、
モモには十分に分かる事だった。
リトは言った。
「「それじゃさ、晴子先生……下、確かめて良い?」」
晴子は一拍置いてから、意を決して答えた。
「優しく……して下さいね?」
615名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:20:51.09 ID:hFhNycFn
以前晴子の服をアクシデントで脱がせてしまった時、リトは酔っていた。
だから当時の記憶が無いのだが、今改めて見ると、
晴子の下着はリトが今まで見て来たどの愛人達よりも大人びていた。
ティアや秋穂より、心なしかアダルトな雰囲気がある。
凝った刺繍に、ピンクと黒のツートーン。
「今日は勝負下着を着けてきたんですよ」と晴子は照れくさそうに笑った。
「でも、いつか使う事があるかもって思って買ったものの、
 今日まで使う機会が無かったんですけどね」
その取っておきの下着をも、晴子は既に全て取り払われていた。
さっきまで来ていたスーツも脱ぎ捨て、完全に一糸纏わぬ姿だ。
唯一、眼鏡だけは取ろうとはしていなかった。
「「凄いっすね……やっぱ、大人のカラダって感じ」」
「えへへ。未使用ですけどね、一応」
とりあえず褒めてはみたが、既に経験豊富となったリトからすれば、
晴子のボディラインはそう特筆すべき要素は何も無かった。
胸はララや唯の方が大きいし、ティアには及びもつかない。
色気という点なら、くびれの深い秋穂の方が、まだあるくらいだ。
だが晴子の体は、良い意味で「平凡」だった。
平凡な、ありきたりな、どこにでも居る、普通の大人の女の体。
十人並みの肢体と言う点では春菜もそうなのだが、
晴子の場合その顔と相まって、「地味な体」とさえ言えそうだ。
こういう地味な女にこれからエロい事をさせるのだと思うと、
それはそれで興奮が高まる気もする。
ロリ体型の美柑やヤミとは違う背徳感だ。
ロリを相手にする時の背徳感は、それが犯罪であるという認識に基づく。
一方、唯やティアのような巨乳を相手にする時には、
罪悪感は無い代わりに、こちらの性的興奮はデフォルトで高まる。
そのどちらでもない、中庸な体型の女がこれから乱れると言うのが、
逆にリトには新鮮に感じられるのだった。
この「普通の女」を、これから好き放題して良いのだ。
この「地味な女」を、これからド淫乱に改造させてやれるのだ。
優しくしてと請われはしたが、内心リトは、
少しばかり意地悪になりかけている自分を自覚しつつあった。
616名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:23:23.49 ID:hFhNycFn
陰毛を摘まみ上げ、マン肉ごと引っ張る。
別にこれをしたからと言って、クンニのし易さはそう変わらない。
これはただ単に、晴子の辱めを強める為だけの行為だった。
「晴子先生のアソコ、こうすると中身がよく見えるよ」
そんな事は有り得ない。
この程度で女性器の中が剥き出しになる事はまず無い。
晴子もそう思ったものの、しかしきっぱりとリトに言い切られては、
自分の認識に確信が持てなくなってきてしまう。
陰毛の処理をする時に鏡で見た事は何度もあるが、
単に鏡で見るのととは違う角度から、今リトに見られている。
今まで気付かなかったけれど、陰毛を上に引っ張ると、
クンニする側の角度からすれば中身がよく見えてしまうのだろうか、と疑った。
「そ、そんなぁ……恥ずかしいです……」
「こっちもよく見せてよ、先生」
もう一方のリトが、晴子の両腕を絡め取り、バンザイをさせる。
晴子は最初から胸を隠してはいなかったから、こんな事をしなくとも、
彼女の乳房は元より余す所無く丸見えだった。
これもやはり、晴子に無根拠な恥辱を与えるだけの行為でしかない。
晴子はただ、よく手入れされたワキを曝け出しただけでしかないのに、
無駄に顔を真っ赤にしてくれた。
セックスが初めてなせいで、どういう行為が普通なのか、
どういう行為が普通ではないのか、その境目が分かっていないのだろう。
嗜虐的な口調でワキを直視されたり、陰毛を引っ張られたりすれば、
それだけで「これはひょっとしてアブノーマルな方なのでは」と、
勝手に追い詰められてくれているようだった。
「灯りつけてて正解だったな。先生のカラダ、よく見えるよ、隅々まで」
「マジで大人の体してるよなぁ晴子先生って。いろいろと、さ」
二人のリトは交互に晴子の体を辱め、褒め称えた。
彼女の体は「熟れている」と言う程年輪を重ねていないし、
決して大人の魅力が濃い方ではないのだけれど、
これは比較する相手を持たない晴子にとって、十分な言葉責めになった。
「わっ、私の体、そんなにえっちなカンジなんですか!?」
「「そうだね。色とかが結構、良い感じ」」
「い、色!? 何の色ですか! おっぱい? アソコ?」
特に変わった色などしている部分は一つも無いのに、晴子は勝手に焦り始めた。
傍で見ていた美柑が「お兄ちゃん、チョーシのっちゃって」と呆れる。
617名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:24:44.53 ID:hFhNycFn
言うまでもなく、晴子のウィークポイントは、経験値がゼロな点だ。
年齢は秋穂とそう変わるまいが、経験値がまるで違う。
秋穂ならリトがどんな行為を強要しようと
これはノーマル、これはアブノーマル、と区別をつける事も出来るだろうし、
受け入れ難いプレイならそれとなく釘を刺す事も出来るだろう。
だが晴子は、大人のくせにそれが出来ない。
今の内に少々キワドイ事をいろいろやっておけば、この地味な女は、
一晩でそれなりに変貌してしまうだろうと、リトは考えていた。
まずは手始めに、かつてヤミにされた事を、今度は自発的にリトライしてみる。
「こっ、こんなの、おかしくないですか……?」
「「ん? 何が?」」
「いやその……乳首を、おちんちんの先っちょで擦る……なんて」
「「このぐらい誰でもやってるけど?」」
大嘘だ。こんなプレイ、リトはまだヤミ以外にはされていない。
透明な先走り汁に濡らされ、晴子の乳首はまるで
母乳が染み出してきているかのような体裁になった。
ぷっくり膨らんだ乳首が乳輪の上で自己主張し、悦んでいるのが分かる。
予想はしていたけれど、晴子は少しM気質のようだった。
「大丈夫だよ、晴子先生」
「俺もそんなに変な事はしないからさ」
二人のリトは、晴子を安堵させる為の方便を口にした。
事実、スカトロだのアナルファックだのは、まだやる気にはなれない。
しかし既に実妹や実母とも姦淫し、スワッピングまでしている彼にとって、
大概の事なら「それ以下」なのも、また事実だった。
そしてここは、リトの部屋だ。私物や勉強道具も多い。
相手が教師と言うのも、うまく利用出来そうだった。
618名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:26:52.20 ID:FkgD5k38
四円
619名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:27:20.67 ID:hFhNycFn
美柑は「よくこんなの考え付くわね、アイツ」と呆れ返っていた。
リトは今、晴子の陰毛を出来る限り引っ張り、定規でその長さを測っている。
AV女優のデビュー作品ならよく見かける光景だが、
リトはその方面の映像作品をよく知らないにも関わらず、
それと同じ事を今まさに実行せしめていた。
「一番長い部分だと、4cmもあるんだね」
「そっ、それって長過ぎですか!? もう少し整えた方が良いんですか!?」
別に4cmくらい普通なんじゃないかな、とリトが言うも、
からかい半分のフォローにしか聞こえず、晴子は疑心暗鬼だった。
それからリトは、陰唇を左右に広げてセロテープで止めたり、
ボールペンのノック機構を用いてスーパーカー消しゴムのように乳首を弾いたり、
ありとあらゆる文房具を使って、晴子を貶めていった。
職場で日常的に使用しているこれらの道具は、晴子にとって、
事務用品であると同時に、「生徒」や「教育」のイメージをも伴う。
小学一年生ならセロテープと紙で簡単な工作をする事もあるし、
ボールペンやシャーペンは学校への持ち込み禁止として固く注意したりする。
そうした、子供達を教え導く為の道具でカラダを弄ばれる事は、
彼女にとって背徳の熱をいや増すものとなっていた。
教え子の兄と不倫する時点で既に十分な背徳だったものを、
これではますます堕ちていく実感が増大するばかりだ。
中でも彼女が最も抵抗があったのは――そして最も悦んだのは――絵筆だった。
下ろしたての、まだ未使用の平筆。
これを用いる事は、図工の授業を彼女に思い起こさせると同時に、
敬愛する漫画家である才培の事さえ思い起こさせた。
漫画家はベタを筆ペンで塗ったり、カラー原稿を絵の具で仕上げるからだ。
今時は全てデジタルで処理する作家も多い中、
才培だけは意固地にアナログなやり方に徹している事を、
ファンである彼女が知らぬ筈はなかった。
「はっ……! はぁ、あっ……!」
柔らかな和毛の如き絵筆にクリトリスをくすぐられると、
晴子は微弱な電流でも受けたかのように小刻みに体を痙攣させた。
「それにしても、リトがあんな事するなんて」
どうもリトらしくないな、と美柑が疑問を呈する。
その答えを知っているのは、モモだけだ。
以前ルンやキョーコが堕落したキッカケとなった、催淫性香料。
あの時は美柑に叱咤されて瓶ごと回収したものの、
実はその香料の原料となる植物の花びらが一枚だけ、
リトが一階に降りている間にこっそり箪笥の裏に隠されていた。
花びら一枚でも、地球人にとってはアルコールに近い作用をもたらす。
そんな事はおくびにも出さず、モモは素知らぬ顔で言う。
「良い傾向ですわ。やはり王たる者、このぐらい強引でなければ」
620名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:29:08.89 ID:hFhNycFn
散々嬲られまくり、焦らされまくった晴子は、もう息も絶え絶えだった。
「はぁ……はぁ……もう、我慢が……出来ませぇん……」
彼女も勿論、モモの仕掛けた催淫性植物の影響を受けている。
花びら一枚だけだから効能は香水より薄いが、
室内の人間を全て、本能に正直にさせるくらいの効果はあった。
廊下に居るララ、ナナ、美柑はその効果範囲の外なので、
未だにモモの奸計に気付けていない。
もし今回もルンの時のように瓶ごと置いておかれたら、
今頃はその匂いにやられて、美柑やナナも部屋へ乱入していたかも知れない。
しかし今日の所は晴子だけ落とせればそれで十分、とモモは考えていた。
「入れて、下さい……リト君のおちんぽ、欲しいんですぅ……」
教師としての威厳はどこへやら、晴子は蕩けた顔で懇願した。
処女のくせに、破瓜への恐怖や不安は消し飛ばされているようだ。
二人のリトもまた、それは望むところだった。
「それじゃ、晴子。四つん這いになって」
「上と下から、同時に責めてやるから。覚悟しといてくれよ」
二人のリトはもう、晴子を「先生」とは呼ばなくなっていた。
性奴隷になりかけの晴子に、今更先生も無いものだ。
果たして、晴子は言われるがままにした。
前方も後方もリトに挟まれ、上の口はフェラ、下の口はピストンの準備態勢だ。
「うっ……ぐ……ちょっと、キツいな、まだ……」
「んむぅーっ! んんっ!」
自己申告の通り、晴子の処女膜は健在だった。
ブチブチと音を立てながら破れる抵抗の薄膜を、銀河王は容赦無く突き破る。
二人のリトは感覚を共有しているので、口中の温かさも、
膣内の締め付けも、同時に味わう事が出来た。
何より、苦痛に悶える晴子の顔と、激痛に耐える為に力の入る晴子の尻が、
両方同時に真正面から拝めるのは眼福と言えた。
汗で鼻からズレ落ちかけている眼鏡も、今の晴子のみっともない姿に、
良いアクセントを付け加えている。
「……ぷぁっ。ふぁふ、んむ……」
チンコを頬張りながらも、晴子は何か言いたげだった。
さぁこれからいよいよピストンだと意気込んでいたリトは、
少し休み、彼女の言葉を聞いてみる事にした。
きっと、とんでもなく恥ずかしい台詞を口にしてくれるに違いなかった。
やはり晴子は、漫画オタクそのものといった、狂ったような言葉を呟いた。
「リ……リト君のミスノンで……先生のナカ、塗り潰してくらひゃいぃ……」
精液をミスノン呼ばわりするボキャブラリーは、
他の愛人達には無いニッチな素養だった。
621名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:30:28.34 ID:hFhNycFn
時刻はいつの間にか夕方の六時。
その晩リトとセックスする約束をしていた春菜とキョーコは、
インターフォンを鳴らす前に玄関先でモモに止められた。
「今、リトさんはセックスの最中です。呼び鈴は無粋ですよ」
春菜もキョーコも、嫉妬さえしない。
リトが愛人とお盛んなのは当然の事と了解している。
だが、邪魔をしてはならないとは、少々珍しかった。
今までリトが誰とセックス中だろうが、構わず部屋に入って行けたし、
何ならそのまま自分も混じってしまう事だって出来た。
今回それが許されないと言う事は、今リトが相手している女は、
今日が初めてのリトとの交わりである、という事だ。
王と戯れる初めての日であり、特別な日であるという事だ。
「誰が来てるの?」
「美柑さんの担任の先生ですよ」
「まぁ素敵! リト君、とうとうそんな、赤の他人まで虜にしたのね」
殆ど関わりの無い相手すらも魅了する、リトの人間性。
是非とも観戦したいと、春菜もキョーコも言った。
階段を忍び足で上がり、絶賛観戦中のララや美柑に混じる。
室内では、二人のリトが晴子を犯している最中だった。
「でもこれ……どっちかって言うと、レイプみたいに見えるけど」
「それは誤解だよ、春菜さん。晴子先生、あれでメッチャ悦んでるから」
春菜にとってそれが強姦に見えたのも無理は無い。
晴子は髪を掴まれながら強引にフェラさせられ、涙まで流している。
口と股間から白いモノを垂れ流しているのを見るに、
もう既に一発くらいは上下の口の中に射精されているようだった。
「うぶっ、んむぉ、んごふっ」
男根を頬張りながらの嗚咽は、酷く無様に見える。
やがて、二人のリトは同時にイった。
「イクぞ、晴子っ! 今度はちゃんと飲んでくれよ!」
「喉にも子宮にも直接注ぎ込んでやるからな!」
「んむぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉっ!!」
622名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 23:32:40.94 ID:hFhNycFn
美柑の言った通り、晴子は嬉々としてこの強引なプレイを受け入れていた。
さっきまで泣いていたのは、破瓜の痛み癒え切らぬまま、
抜かずの二連発をされて、体が悲鳴を上げていたかららしい。
しかし、心までは悲鳴を上げていない。
心は歓喜の声を上げていた。
「げほっ、うぇほっ……はぁ……ぜぇ……はぁ……」
無理矢理喉の奥で受け止めた精液に咽ながら、晴子はにっこり笑っていた。
リトのミスノンを食道と子宮に受け止め、感極まっている。
そしてミスノンとは、修正の為の道具だ。
「私のカラダもココロも、リト君の色に修正されちゃいましたぁ……」
そういう事言ってるから多分元彼にフラれちゃうんだよ、とは言えない。
フラれてくれていたお陰で、晴子と言う、こんなに面白い女の処女を食えた。
貼りっぱなしだったマンコのセロテープをリトが剥がしてやると、
晴子は少し痛がったが、その痛みすら楽しんでいるようだった。
テープには、引き千切られる格好でついてきた、陰毛が数本くっついている。
「リトくぅん……もっと……もっとシましょうよぉ」
懇願する晴子が、最も悦ぶであろう切り返しを、リトは選んだ。
「悪いな、晴子。これから春菜ちゃんとキョーコの予約が入ってんだ」
「そ、そんなぁ」
だがマゾの素質を開花させた晴子は、口で言う程嫌がってはいなかった。
放置プレイも吝かではない、というわけだ。
「さぁおいで、春菜ちゃん。キョーコ。晴子は放っといて楽しもう」
「うん!」
「よっし、頑張るぞぉ」
その日晴子は、全裸のままリトの部屋の片隅で放置され、
3Pに勤しむリトの姿を、指を咥えて眺め続けた。
勿論それが終わった後で、やっぱり晴子も
もう一度相手してやる程度のフォローは、リトは怠らなかった。



続く
623名無しさん@ピンキー:2013/12/10(火) 15:20:39.54 ID:iaGxuNud
GJ!
624名無しさん@ピンキー:2013/12/10(火) 22:44:17.94 ID:DzKWGiUh
リトがクズすぎる
625名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 20:28:52.52 ID:jrkDQbpq
元からそうだろ
626愛人契約:2013/12/12(木) 23:16:36.88 ID:Csn9sIUP
愛人契約 第十話

今回はお静と御門


>>624
実は今回の伏線の為にわざとリトを若干粗暴気味な男として扱ってたり
627名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:18:29.03 ID:Csn9sIUP
今日も今日とて、彩南高校屋上ではリトの愛人達による女子会が開かれている。
事実上の愛人である者達は言うに及ばず、まだリトと関係を持っていない筈の
リサやミオに加え、今日はお静までその猥談に加わって、
一般の男子が聞いたらドン引きしそうな会話に夢中だ。
「凄いなぁリト君。とうとう美柑ちゃんの担任の先生まで」
自分の夫が、およそ赤の他人と言って良いような間柄の女まで陥落させた事に、
春菜はジェラシーを微塵も感じる事なく、ただ感心していた。
「何が凄いんだよ、春菜。あんなのただのケダモノじゃんか」
ナナはまだリトに完全に惚れる段階には至っておらず、肉体関係も持っていないので、
晴子を犯した時のリトのあの力強さに、むしろ怖がってさえいるようだった。
「ナナはまだお子様ねぇ。あのケダモノっぷりが良いんじゃないの」
同じくリトにはまだ抱かれていない筈のモモまで、
うっとりとリトの魅力に赤面している。
「腰を振る時のスピードとか、以前より上がってるものね、彼」
強引にされるのが好きな唯は、今朝もリトと交わったばかりで、
まだその時の後背位の快感と余韻が尾を引いている。
「そう言えばそうですね。手マンの速度も向上してますし」
お陰で行為が終わった直後は少し陰唇がヒリヒリする程です、
と付け加えながら、ヤミは満更でもないトーンで言った。
「せんぱいのぺろぺろ、段々ねっとり度が増してきてるよねぇ」
次にリトとヤる時にはどんなクンニ技術を披露してくれるかと期待しながら、
メアは一昨日リトと交わした、もう何度目かになるセックスを思い出していた。
「ふーん。結城がそんなテクい男になるなんてねぇ」
「人は見かけによらないって言うか」
リサとミオは、まだリトと関係を持っていないし、
それどころか今の所、関係を持つ予定も願望も無い。
しかしミオは兎も角リサの方は、少しばかり期待度が高まらないでもなかった。
ララや春菜達の話す、ベッドの上でのリトの勇ましさと大胆さは、
リサの興味を多少なりとも引きつけていた。
そんな中、唯一お静だけが、伝え聞くリトの力強く粘着質なセックスに、
期待よりもむしろ恐怖を感じてビクついていた。
「あのリトさんが、そんな風に……ゴクリ」
628名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:20:18.66 ID:Csn9sIUP
他方、その頃保健室では、ティアと御門が二人きりで話し込んでいた。
「大人しい顔しちゃって、ヤル事はヤってんのねぇ」
「それって、私の事? それともリト君の事?」
「両方ともよ、ティア。人は見かけによらないとはこの事ね」
ティアの話によるならば、彼女とリトは、既に三度は体を重ねているらしかった。
一度目はメアの策略による事故のようなものだが、二度目からはそうではない。
ティアとヤミによる親子丼や、そこにメアを交えての4Pは、
ティアの心の中に早くも思い出深い行為として刻み込まれている。
「リト君ったら精力底無しだから、凄いのよホントに」
嬉しそうに、恥ずかしそうに、ティアは顔を赤らめながら自慢した。
それそのものは、大いに結構だ。
ティアのファンである男子生徒達が聞いたら卒倒しそうなセリフではあるが、
本人がこんなに喜んでいるのなら、リトの強引さも御門には許容出来る。
だがどうしても、逆にその強引さこそが、彼女には気がかりだった。
リトが新田晴子を堕としたのは昨日の事らしい。
今朝の登校時に偶然ララから聞かされた限りでは、
リトは半ばレイプのような格好で晴子にフェラさせたのだとか。
晴子がそれを喜んでいたから良いようなものの、相手によってはその限りではないだろう。
リトの事を愛してはいても、その強引さ、パワフルさだけは好きになれない、
と感じる女が、いつかその内現れてもおかしくない。
今の所リトと体の関係にある女達は皆平気なようだが、
恐らくはこの先も多くの女達を愛していくリトの事だから、
いつかは必ず、その強引さだけでは堕とせない女とも出会う事になろう。
その時、リトは別のやり方で、その女を惚れ込ませなければならない。
……今の内にそれをリトに教えておかねばなるまい。
人生の先輩としても、また名目上の愛人の一人としても、
ここらで一旦リトを教育し直す必要があると、御門は判断した。
629名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:22:05.94 ID:Csn9sIUP
その日の夕方、迷い犬が校庭に姿を現したのは、本当に偶然だった。
今までヤミを、キョーコを、晴子を堕とす為に暗躍してきたモモだが、
今回に限り、まだ何も根回しや裏工作をしていない。
ただ偶然犬が迷い込み、そしてただ偶然そこに、お静が居合わせた。
「ヒッ……い、犬っ!?」
例の如く、お静の念力が暴走しかける。
そこまでの事が偶然なら、たまたまリトとモモがそこを通りかかったのもまた偶然。
しかしそこからの出来事は、いわば必然だった。
ただでさえ優しい上に、いざという時は体を張るリトが、
念力の被害を最小限に抑えようと、身を挺した。
「お静ちゃん、マズいって!」
彼は駆け足でお静の目の前まで接近し、彼女の目を掌で覆った。
以前の彼ならこううまくはいかない。
お静を止めようと近付くも、その前に念力にやられ、服がビリビリに破けるところだ。
もしくはたまたま居合わせたヤミの服の方が破れて、とばっちりで殺されかけるか。
けれども今の彼が以前と違ったのは、優しさを向ける対象だった。
彼はお静の念力によって周りに被害が出る事以上に、
お静が今犬を怖がっている、その事実をどうにかしてやろうとした。
「落ち着いて、お静ちゃん。俺がついてるから」
そう言って彼はお静の目を覆いながら、もう一方の手では彼女の肩に手を置いた。
これも、以前の彼なら童貞力が強過ぎて、中々出来なかった事だ。
女慣れしてきているせいで、今の彼なら、このくらいの事は容易に出来た。
「リ……リト、さん」
「ほら、怖くないだろ? 落ち着いて声を聞いてごらん。
 あの犬はお静ちゃんに襲い掛かろうとしてるんじゃないよ。
 お静ちゃんに懐こうとしてるだけなんだ」
キャン、キャン、と吼える犬の鳴き声はしかし、言われてみれば確かに可愛らしい。
とても、今から人間に襲い掛かろうとしている動物のそれには聞こえない。
「可愛いワンちゃんですわね。お静さんが無理なら、私がお相手しますわ」
モモがそう言うと、犬は人語が解せたかのように、モモに飛びついた。
まだお静の視界はリトの手に遮られたままだが、
楽しそうに微笑むモモの声と、じゃれあう犬の鳴き声は聞こえる。
「ほっ……。安心しました、リトさん。もう大丈夫ですよ」
そう言うとお静は、そっとリトの手をどけた。
その目で犬の姿を見るとまだ恐怖は抜けきらないが、
なるほどモモと戯れる犬の姿は、確かに獣性からかけ離れている。
この先も彼女は犬を見る度に怖がってしまうのだろうが、今だけは、
リトが守ってくれているこの瞬間だけは、いつもと違う気分で犬を眺められた。
彼女の頬が少しばかり朱に染まっているのは、決して夕映えだけのせいではなかった。
そしてその光景を、御門は保健室の窓から、遠巻きに眺めていた。
630名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:25:35.08 ID:Csn9sIUP
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
「と言うわけで、御門先生の性教育講座の始まり始まりぃ〜」
夜の保健室で、リトは寝台の上に腰掛けさせられ、御門の口上に聞き入っていた。
しかし「と言うわけで」と言われても、どういうわけなのか、さっぱりだ。
今夜はララ唯のダブルパイズリが予定されていたのだけれど、
彼が家に帰ると、一足先にお邪魔していた唯は何故か
「御門先生が呼んでるから学校に戻って、あなた」と笑っていた。
ララも「頑張ってね、リト!」と親指を立ててきた。
どうやら御門がティアに話をつけ、ティアはそれをララや唯に伝えてくれていて、
もうリト以外の人間にはすっかり話が通っているらしい。
じゃあ何で当事者である筈の自分にだけ話が伝わっていないんだろう、
というリトの疑問に、御門は逆に質問で返した。
「ララさんから聞いてないの? ……あ、そうか。
 あのコに正確な伝言を期待した私のミスだったかもね」
御門は、ティアには正確な伝言をしていた。
ティアもまた、ララにはその伝言をそっくり正確に伝えた。
ただ、ララはリトに対し、ぶった切るレベルで端折った伝言をしていた。
その結果、リトだけが殆ど何も知らされないまま、ここまで来てしまったのだ。
「どーゆー事なんスか? 俺は御門先生が待ってるって聞かされてたのに。
 お静ちゃんまで、こんな時間まで残ってるなんて」
既に校内に人影は無く、見回りの守衛はモモ、メア、ヤミが眠らせている。
特に校内の監視カメラにはモモがプログラムを流し、当分はダミー映像を走らせて、
あたかも今この建物の中には生徒が一人も居ないかのように装っている。
保健室だけは灯りがついているが、それも御門が残務処理の為と言って
事前に校長に申請していたから、疑う者はどこにも居まい。
そんな中、裏工作に奔走しているモモ達や、呼び出した御門本人は兎も角、
あまり関係の無さそうなお静まで居るのは、リトには不可解に思えた。
「女慣れしてきてると思ってたけど、まだ鈍感ねぇ結城君は。
 愛人関係に最近お盛んな君の前に、その愛人の内の一人であるお静ちゃんが居て、
 しかも舞台は夜の校舎内とくれば、やる事は一つしか無いでしょ?」
「……って、事は……。いやいやでも、ちょっと待って下さいよ!
 愛人契約ってのは形だけのものなんだし、実際に関係を持つ必要は無いんじゃ」
「今更言う事? 方々で女の子達に手を出しておいて?」
「うっ……。ま、まぁそうなんスけど」
尻込みするリトを前に、お静が半歩踏み出して言った。
芽生えたばかりの彼女の思いの丈は、ララや春菜、唯には劣るものかも知れない。
そうと自覚した上で、それでも彼女は、他の女達に負けないように勇気を出した。
「わっ、私をリトさんの愛人にして下さい! リトさんの事、好きなんです!」
予想だにしなかった突然の告白は、リトにとっても戸惑いを誘発した。
無論、多少戸惑うとは言ったところで、それに応えない彼ではなかったが。
631名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:26:48.85 ID:Csn9sIUP
そしてここからが、御門の教育の始まりだった。
戸惑いながらも、さぁではお静を抱き寄せようとしたリトに、御門は待ったをかけた。
「聞いてるわよ、結城君? いろいろ激しいんですってね」
「そ、そんな話誰から」
「ティアとか、その他諸々。
 お静ちゃんも女子会に参加して、話は聞いてきてるそうだし」
言いながら御門は、そっとリトの肩を押し、彼をベッドの方に押しやった。
「な、何するんスか?」
「あら、不安? 良い傾向ね。その不安、もっと噛み締めなさい」
言ってる意味が分からない。
どうにも御門はリトを不安がらせたいようだが、意図が理解出来ない。
困惑するリトの前で、御門は白衣の胸ポケットからアンプルを取り出した。
「これ、何だか分かる?」
「さ、さぁ……」
「まぁ分からないわよねぇ。お静ちゃん、いらっしゃい」
お静を呼びつけると、御門は注射器を彼女に手渡した。
「それじゃ今から、結城君の腕に、お注射してあげて」
「ハイッ!」
「ちょ、ちょっと待って! その薬品マジ何なんスか!
 ってか、お静ちゃんって、ちゃんと注射とか出来るんスか?」
お静が的確に血管を探り当てられるようには、リトにはどうしても思えなかった。
彼が尚一層不安を募らせると、御門は更に満足そうに笑みを浮かべた。
「そうねぇ。まだお静ちゃんには、注射は任せられないわ。
 だったらこの注射、私が打ってあげる。それで安心出来る?」
「いや、まぁ……でも、その薬品が何なのか分からないと、さすがに。
 つっても御門先生の事だから、ララとかモモと違って、
 悪い効能のあるものじゃないとは信じてますけど」
自分の妻やその妹相手に散々な言い様ではあるが、
今までのララとモモの行いを考えると、リトの言う事はもっともだった。
「安心なさい。言う通り、悪いおクスリじゃないから」
御門はリトの腕を取ると袖を捲り、そっと針を突き刺した。
彼女の注射は実に巧みで、熟練の看護師がそうであるように、
刺された本人に何ら痛みを感じさせなかった。
あれ、もう終わったの? と言いたくなる程、鮮やかな手口だ。
632名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:29:01.93 ID:Csn9sIUP
御門の打った薬は、一言で言えば、精力剤だった。
だが、地球で手に入る物より、遥かに地球人に対して効果が高い。
精嚢と前立腺を刺激し、打たれた男に無制限の快感を与えつつ、
止め処無い射精を約束する逸品だ。
その薬液が血管中を巡り切ると、リトは壊れた。
「うあっ、あぁっ、おわぁあはっ!! ひゅぐっ、おぉあっ! んあはっ!!」
今まで出した事が無いような、凄絶な喘ぎ声。
傍で見ているお静からも、血の気が引いている。
御門はニヤニヤと笑いながら、リトにあらゆる快楽を与え続けた。
恐ろしい速度で手コキをしたり、スイカのごとき乳房でパイズリしたり。
リトの乳首を舐めもしたし、睾丸を口に含んで転がしもした。
手術用のラテックス製手袋をつけた手で彼のアナルに指を突っ込み、
前立腺を責め立ててやった時には、悪女のような笑みさえ浮かべていた。
そして、その全ての行為の最中、常にリトは射精し続けていた。
よくもまぁ人間の体からこれ程精液が迸るものだと驚くくらい、
リトは噴水のように間断なく精液を迸らせた。
「おぉあぁぁぁがっはくっうぅぅあっはぅうっ!」
ベッドの上で弓なりに背を仰け反らせたリトは、
しかし快感よりも、苦痛の方を強く感じてさえいた。
いつの間に御門が服や下着を脱いでいたのか、それさえ気付く余裕は無かった。
常時押し寄せる苦悶が彼の脳を苛み、目は焦点が合わない程だ。
実の所、御門は途中で少し手を休め、フェラしながら器用に服を脱いでいたのだが、
その事に気付けるようなゆとりは、リトには一秒未満も無かった。
「ふふ。すっごいわぁ、コレ。結城君、分かる?
 君のお腹の上、もう君の精液で汚れまくってるわよ」
飛び散り続ける白濁はリトの腹や胸は勿論、ベッドにも染みを作っていた。
あまりの勢いのせいで、一部は天井にまで届いている程だ。
けれども御門の声は、もうリトには届いていなかった。
「ふんぐほっ、んむぇあ、ぶふっ、んもぐ、むおぉっ!!」
彼の声はいつしか、御門の股間に塞がれていた。
御門の膣は咥え込んできた男の数を表すかのようにビラビラしており、
鬱蒼と茂る陰毛と、年齢相応に沈着した陰唇の色素が、大人らしさを演出する。
御門はリトに生顔騎しながらも、その生足でリトのイチモツを弄っていた。
絶え間なく噴き出す精液は彼女の足の裏を汚し、
そこから跳ね返るかのように、やはりリトの腹の上に飛び散っていくのだった。
呼吸を求めて蠢くリトの唇が、舌が、絶えず陰部を責め続けてきているのに、
百戦錬磨の御門はまるで意にも解さず、平然とした様子で足コキを続けた。
633名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:32:01.94 ID:Csn9sIUP
リトが薬を打たれてから、そろそろ一時間。正確には四十八分。
実に五十分近くもの間、彼は一瞬も休まず射精していた。
たった今まで顔騎されていたせいで、彼の顔は雨後のようにズブ濡れだ。
御門ときたら、表情は澄ましているのに、愛液は大量に垂れ流していた。
途中で何度かリトが溺死しそうになった程だ。
「がはっ、おふっ! んうぉっ! も、ヤメっ……んぎぃあっ!?」
俺が一体何したってんだ。
そんな恨みがましい事を言ってやりたくなる程、リトは苦しんでいた。
なまじそこに快楽が混じっているのだから、余計にタチが悪い。
先だっては晴子相手にSの気性を見せ付けた彼だったが、
根っこはやはりMなのだと、彼自身再認識せざるを得なかった。
「抵抗しちゃダァメ。ま、抵抗する余力なんて無いでしょうケド?」
御門はそう言うと、未だ射精衰えぬリトの上に、騎乗位で跨り始めた。
触れる前から、迸る精液が陰唇に直撃し続ける。
入れる最中も、精液はずっと暴発し続けた。
射精しながらの挿入は、リトに更なる苦楽を与えた。
「んおぉぉぉぉぉぉっ!?!?」
「う、んっふ、気持ち良い……。
 入れながらの子宮口直撃射精って、何度やっても素晴らしいわぁ」
薬の効果は、注射からほぼ一時間で切れる計算だ。
残り十分間、御門はひたすらピストンを続けた。
勿論その間も、リトはずっと射精し続けていた。
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ」
胸の巨峰を存分に揺らしながら上下動する御門の顔は恍惚として、
平生見せる彼女の知的でクールな顔とは一変していた。
そうでありながらもしかし、彼女の内面は冷静さを忘れておらず、
よりリトを虐める為に、そのか細い指がリトの乳首をクリクリ弄り回す。
目の前で見事なバストが揺れているのに、リトときたら、
そこに手を伸ばして揉む余裕さえ無かった。
御門の膣はそれ自体が生き物のように精液を飲み続けていたが、
溢れた精液は早くもリトの睾丸を伝ってベッドの上に垂れていった。
そして、こうまでリトがイキっぱなしであるにも関わらず、
御門の方は最後まで本格的に絶頂に達する事は無かった。
それは彼女が不感症なのではなく、ただ経験値による余裕だった。
634名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:33:41.29 ID:Csn9sIUP
今まで御門を、怖いと思った事が一度も無いと言えば、嘘になる。
優しい、心の温かい人だとは思っているが、その内面に
底の知れなさのようなものも垣間見えると、リトは思ってきた。
その底知れなさの一端の、冷徹なまでのサディズムを、
今宵リトは初めて身を以て思い知らされた形となった。
……だが。
薬の効果が切れて、呼吸も落ち着き、射精も止まった今。
彼の体中に撒き散らされた精液を、その舌でねっとりと舐め回し、
体表面を掃除してくれている御門の眼差しに、やはり温もりも感じるのが事実だ。
「こんなに汚れちゃって。一方的に負けるのは初めてだったんじゃない?」
「ぜぇ……はぁ……ぜぇ……はぁ……」
「ふふ。答える余力も無いくらい、消耗しきったのね。
 無理も無いわ。あの薬、地球人相手なら本来は二十倍に希釈しなきゃだし」
「な……何で、こんな事……」
今まで体を重ねた女とは、秋穂を除いてほぼ例外無く心を通わせてきたリトだ。
その秋穂とだって、本格的な恋愛関係になっていないだけで、
男女としてそれなりに心を通わせてはいる。
しかし彼は初めて、体が交わっても、心が交わらない相手が居る事を知った。
御門の考えている事がてんで読めず、当惑は今尚収まらない。
「教えてあげたかったのよ、あなたに。犯される側の感じてる怖さを」
「怖、さ……?」
問いかけるリトに、御門は一時間前に使ったばかりの注射器を持ち上げ、
その先端を照明の下にちらつかせながら語り続けた。
「注射が怖くない人間なんて少ないわ。
 怖くないと思ってるのは、それを扱う医者を信用してるから。
 医者なら間違いは無いだろうって、皆思い込んでるからよ」
「あっ……」
そう言えば、お静に注射されかかった時、確かにリトは恐怖していた。
医師免許を持たないお静に注射などさせて良いのかと、危惧していた。
「でも、医者でも何でもない、知らない人にいきなり注射器向けられて、
 それでも安心して身を任せられる人間なんて、普通は居ない。
 この人は本当に安心なのか、この薬は本当に安全なのか、不安になるものよ。
 そしてそれは、セックスでも同じなの。特に、女の子はね」
御門は、今までリトが持ち得なかった視点を、彼に語った。
635名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:36:12.52 ID:Csn9sIUP
「私は別に、男女平等を笠に着て、女権を主張しようなんて思わないわ。
 でも、事がセックスにおいては、明らかに女の方が不利なのよ。
 乱暴にされたらどうしようとか、ゴムつけてくれなかったらどうしようとか。
 万一妊娠しても、この人はちゃんと責任を取ってくれるのか。
 仮にこの相手と出来ちゃった結婚するかも知れないとして、
 そもそも自分は本当にそこまでこの人を信頼し、安心しきれるのか。
 勿論、男の方にも不安がある事は分かってる。
 準備されてるコンドームに穴が開けられたりしてないか。
 実はエイズや性病を持ってるんじゃないか、ってトコかしらね。
 でもそんな不安要素は、男の側が自分で制御出来るのよ。
 コンドームは自分で用意すれば済むし、性病は簡単に予防出来る。
 今日は安全日だからって嘘つかれても、信じずに避妊する自由が、男にはある。
 ところが、そんな自由、女には無いも同然なの。
 終始我儘なペースで腰を振られるかも知れないし、
 何度頼んでも決してゴムをつけてくれないかも知れないし、
 あんまりパワフル過ぎるとナカが傷ついて出血する事もあり得るのに、
 女はそれを自力で防ぐ手段が、何一つ無いのよ」
滔々と語り続ける御門の言葉は、リトにとっては目から鱗だった。
今まで彼は、避妊をした事が一度も無い。
妻と全ての愛人達に対し、常にゴム無しでヤってきた。
ひょっとすると誰か妊娠しているかも知れないが、責任は取るつもりだし、
何より女達の方が、避妊を拒んでいた。
だから彼は、見落としていた。
世の中の大多数の女達は、御門が言ったような不安を抱えているのだと。
逆に言えば愛人達は、そんな不安を覚えない程、自分を信用してくれているのだと。
「私は殊更、男はこうあるべき、女はこうあるべきなんて、言うつもりは無い。
 それでもやっぱり、セックスの時だけは、男は女に優しくすべきだと思う。
 勿論女の方も、男の優しさを信じてあげる必要があるし、男に優しくする必要もある。
 関係が馴染んできてからなら兎も角、お互いが初めて愛し合う最初の一回目くらいは、
 二人とも相手に優しくして、相手の優しさを受け止めあうべきだわ」
「それが……俺に足りなかった事、か……」
今やリトは、全てを理解していた。
どうして今日に限って、御門がわざとサディスティックに振る舞ったのか。
その直後リトの体の精液を掃除する時、どうしてあんなに優しかったのか。
あの酷薄なセックスの後に見せられた御門の温もりに、リトは心底安堵したものだ。
翻って、今まで自分は、女達にどうしてきただろうか?
誰もがリトとの交わりに満足してくれてはいたが、それは結果論だ。
たまたま全員、力強いセックスを好んでくれていただけだ。
そうでない女も、この先いつか出会うかも知れない。
その時自分は、その女を果たして安心させ、満足させられるだろうか。
「さ、性教育はお終いよ。結城君にはまだ今夜の本番が控えてるじゃないの」
御門は全裸のまま立ち上がると、背後に立ち尽くしていたお静に視線を振った。
636名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:38:29.87 ID:Csn9sIUP
お静との初めての交わりは、徹頭徹尾、スローセックスだった。
お静もそれを望んでいたし、リトも満更ではなかった。
最近のリトは、キスと言えばディープキスがデフォルトだったが、
今回は敢えてソフトタッチなキスのみに徹底していた。
「うふふ……これが接吻なんですね。心が安らぎます」
心が安らぐ、か。新鮮な感想だ。
美柑などはリトとキスすると「気分が変になっちゃうよぉ……」と言うのが常だ。
ヤミはストレートに「えっちぃ気持ちになってきました」とはにかむ。
だがそれも、結局はリトがディープキスばかりしているからであり、
たまにはもっと優しいキスをしてやっていたなら、違う感想が聞けたかも知れない。
多少なりとテクニックを身につけて来た自負もあったものの、
根本の部分で自分にはテクが足りていなかったのだと、リトは自覚した。
体を使ったテクではなく、心を使ったテクが。
「この後は、えぇっと……どうすればよろしんでしょう?」
可愛く小首を傾げるお静に、リトは紳士的に言った。
「お静ちゃんは何もしなくて良いんだよ。全部俺に任せて」
まだお静は制服を着たままだ。ブレザーすら脱いでいない。
その着衣の上から、リトは優しく彼女の肩を撫でた。
いきなり乳房や股間に手を伸ばしたりはしない。
いつもはそうするのだが、今回は別だ。
リトはお静を抱き寄せ、額をコツンと当てた。
そうするとお静も自然と、ほんわかと笑った。
「何だかこういうの、恋、ってカンジがしますねぇ」
「そうだな。こういう落ち着いたのも、何か良いや」
リトは多数の愛人を囲っていながら、いつの間にか恋心を忘れかけていた。
愛情はあったが、それは純朴な意味での「恋心」とは違っていた。
青少年が抱く、拙いが真剣な、淡い恋の音色。
心臓と呼吸とが織り成すその音色を、彼は久しく忘れていた。
何度キスを重ねても、恋の実感と言う一点においては、
今行っている額と額の触れ合い、至近距離での微笑の交差に及ばなかった。
リトはお静の背に両腕を回し、優しい力で抱き締めた。
「もっと強く抱き締めて良い? お静ちゃん」
「ん……良いですよ、リトさん」
リトはゆっくりと力を込めながら、彼女の体を自分に一層引き寄せた。
ララ相手なら、最初から全力でキツく抱き寄せるものを。
だがこのゆっくりさが、今の彼には至福の時だった。
長く忘れていたトキメキ、ドキドキが、そこには確かにあった。
637名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:39:54.23 ID:Csn9sIUP
お静が服を脱ぐのは、二人の共同作業だった。
リトは彼女に「何もしなくて良い」と言ったが、
服を脱ぐくらいの事は手伝わなければと、お静は殊勝な事を言った。
ボタンはお静が外すが、ボタンが外れた後の服を肩からそっと脱がせるのはリトだ。
こんな布きれは邪魔とばかりに、その辺に放り投げたくなるが、
その衝動を今はぐっと堪え、丁寧にベッドの隅にどけてやる。
そうしてとうとう下着姿になったお静に、リトは今一度キスをした。
保健室のベッドは高級品ではないから、鉄パイプが軋んだ音を小さく立てる。
そのキスの姿勢を維持したまま、リトはゆっくり、お静をベッドに押し倒した。
それは「押し倒した」と言うより、ただ「寝かせた」と言った方が近かった。
そのくらい、彼のリードは優しく緩やかだった。
本当ならもう下着も全て取り払ってやりたいのだが、今はまだその時ではない。
それによくよく考えると、下着姿と言うのもソソるものがある。
最近身につける事に慣れてきたらしいブラジャーとパンティは、
お静の清純さを表すかのように、無垢な真っ白だった。
他の女達ならもうこの時点で股を少しく濡らしているところだが、
お静はまだキスだけで濡れる程の女には育っていない。
ここを湿らせてやるのは、ここからのリトの頑張り次第だった。
リトはキスを継続しながらも、ブラの上から彼女の乳房を優しく撫でる。
いきなり生乳を揉もうとしないのも、彼の優しさの表れだ。
こうして徐々に、お静の緊張を解し、体の準備を整えていってやるのだ。
ふと思い立ち、リトはそれまで四つん這いに近い姿勢だったところから、
そっと姿勢を崩して、自分自身もまたお静の横に並ぶように寝転んだ。
「頭、ちょっと持ち上げて」
「はい」
素直に従うお静の首の下に、自分の腕を通す。腕枕の格好だ。
セックスが終わった後のピロートークの最中でなら兎も角、
前戯の段階からこんな事をしたのは、リトにとっては初めてだった。
無論、ただ腕枕をするだけではない。
一方の腕でお静の枕になってやりながら、もう一方の腕はやはり胸を触る。
「リトさん……好き……」
その言葉は、お静の合図だった。
もうブラジャーなんか取っても良いですよ、という意味なのは言を待たない。
リトはかつて秋穂や春菜に習った時の要領で、お静のホックを外した。
638名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:41:41.07 ID:Csn9sIUP
陶器のように真っ白な肌。そこに鎮座する桃色の乳首。
だがお静の体はまだリトに開発される前だからか、
乳首はそれ程固くはなっておらず、自己主張は控えめだった。
いきなりむしゃぶりついたりせず、リトは静かに乳房全体を撫で回す。
それは愛撫と言うよりは、眠る幼子の頭を撫でるかのような優しさだった。
段々と乳首が硬度を増してくるが、まだ本格的には固くなっていない。
うっすらと立ちかけている乳首を、リトは指先で柔らかに擦り始める。
その手の甲の上に、お静が自分の掌をそっと重ねた。
「好きです、リトさん」
さっきも聞いたよ、などと意地悪な応答を、リトはしない。
代わりに、いつどんなタイミングで好きになったのか、聞いてみる事にした。
「今日の夕方、私を守ってくれた時ですよ。
 皆さんがリトさんを愛する理由が、よく分かった気がしました」
「あんな事で? ……でも、これからも俺は、君を守り続けるから。
 犬だけじゃない。宇宙人が攻めてきたって、何が何でも、俺は君を守るよ」
「ふふっ。有難う御座います。でも、勿論……」
お静はより深くリトの腕枕に埋没しつつ言った。
「他の女の人達の事、蔑ろにしちゃ駄目ですよ?
 皆がリトさんの恋人なんですから」
恋人。
妻でもなく、愛人でもなく。
お静が言ったその言葉は、リトの琴線に触れた。
そうなのだ。
ララも、春菜も、美柑も、秋穂も、ヤミも、メアも、ティアも、
晴子も、ルンも、キョーコも、全員。
何なら林檎や、御門だって今はそうだ。
全員がリトの恋人であり、彼女なのだ。
「愛人」という言葉は、、どこか性欲だけの関係のようにも聞こえる。
そんな後ろめたい言葉は、今後は捨て去るべきだ。
全員を恋人とし、それどころか、全員を妻に昇華すべきだ。
明日早速、女達にそう宣言し、認めさせようと、リトは決意した。
639名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:43:38.18 ID:Csn9sIUP
お静のおっぱいは美味しかった。
無論、本質的な意味での、味覚に由来するものではない。
彼女の体から仄かに香る肌の匂いと、緊張している彼女自身のウブさ。
それが舌を通じ、リトの中に流れ込んできたのだ。
先程までとは違い、今度はお静がリトに腕枕をしていた。
「リトさんが私に甘えてくれてるなんて、嬉しい……」
リトの頭を撫でながら、お静は彼に乳首を味わわせた。
両方の乳首を唾液で濡らし尽くすと、お次はいよいよ股間だ。
リトはゆっくりと彼女のパンティを脱がせ、うっすら茂った陰毛をまず眺めた。
「私のココ、変じゃないですか……?」
「綺麗だよ、お静ちゃん」
エロ漫画では語り尽くされた程に王道な言葉のやり取りだが、
さすが王道になるだけあって、このやり取りはお静を安心させた。
実際、乳首に劣らぬ程ピンク色の彼女の陰唇は、宝石のように綺麗だった。
そこをリトは、舌でやんわりと撫で回した。
深く舌を差し込んだりせず、クリトリスを虐めたりもせず。
ただ表面だけを、なぞるように舌で濡らす。
「どう? 気持ち良い?」
これは決して言葉責めではなかった。
唯なら「そんな事言わせないで」と顔を真っ赤にするだろうが、お静は違う。
そしてリトも、そんな反応は期待していなかった。
単純にお静を少しでも気持ち良くさせてやりたいだけだったし、
その意図はお静にも十分に伝わっていた。
だから、彼女は率直に答えた。
「よく分かんないです。くすぐったいんですけど、なんか、こう……」
少し躊躇いながら、お静は言った。
「もうちょっとだけ、ナカに入れてくれたら、多分……もっと良いと、思います」
その通りだった。
生暖かい舌の先端を膣内に滑り込ませてやると、お静はピクンと反応した。
「あ、これ……今までで、一番良いかも……」
請われるまま、リトは首を少し回転させ、緩慢な動作で
彼女の入り口を舌先でほじってやった。
640名無しさん@ピンキー:2013/12/12(木) 23:45:45.45 ID:Csn9sIUP
「ん……はぁ……ふ……ふっ……んぁ……んっ」
ピストンは、極めて鈍いスピードで行われた。
作り物の体とは言え、破瓜の血は生々しかった。
御門がリアリティを追及していたからだろうが、痛みも結構あったようだ。
けれどもお静は、その痛みを十分程で乗り越えた。
挿入した直後は激痛に悶え、しばらく休憩したいとリトに言っていたものだが。
繋がったままでしばし休息していると、お静はやがて
「もう、動いて良いですよ……」と言った。
そして、今に至る。
二人は正常位でぎゅっと抱きしめ合いながら、シーツの上でゆるやかに交わった。
カリ首は牛歩のように静かにお静の内壁を滑り、
そっと子宮口にキスをしては、またゆったりと入り口付近まで戻った。
お静の為にと御門が用意していたコンドームは、
お静自身の申し出で、使われないまま放置されていた。
妊娠はまだ怖いが、リトならちゃんと外に出してくれる、とお静は信じていた。
膣外射精でも先走り汁だけで妊娠の危険性はあるのよ、と御門は言ったが、
それならそれで構わない、とお静は覚悟を決めていた。
彼女は妊娠を怖がっていると言うより、どちらかと言えば、
親友である春菜より先にリトの子を身籠るのを避けたがっていただけだ。
今日ここでリトと愛し合う事は春菜にも伝えていたし、
春菜もそれを喜んでいたが、それでも抜け駆けはしたくなかった。
ただ、女の本能として、惚れた男の子供なら欲しい、とも思うのだ。
ちょっぴり春菜を裏切っている気もしないではないが、
最初はしっかり避妊するつもりでいた彼女が、
行為の最中にいつしかリトの子を欲するようになっていたのは、
お静にとっても御門にとっても当初の計算から外れていた。
「はぁ……ふぅ……俺……もう、イキそうだよ……お静ちゃん……」
「良い、ですよ……あっ……イって、アッ……下さ……」
「で、も……お静ちゃんは……まだ……だろ……?」
「だいじょぶ……ンっ……です……イかせて貰うのはぁ……今度の、機会で……」
さっきまで処女だったお静は、まだ到底絶頂には程遠かった。
そうそう都合良くイける程、彼女の性感は拡張されていない。
この時までリトは知らなかったが、大抵の女は普通そうなんだと、
後から彼は御門に聞かされる事になる。
「あっ……はぁっ……で、出るぅ……」
最後の瞬間だけ少しスパートをかけ、それからおもむろにペニスを引き抜き、
リトはお静の腹の上に、まるで今日一発目かのように濃い精液を発射した。



続く
641名無しさん@ピンキー:2013/12/13(金) 18:28:56.70 ID:C2FadhHp
乙です
642名無しさん@ピンキー:2013/12/13(金) 22:39:31.99 ID:ZD5lb7pj
お疲れ様です!
続き楽しみにしてます
643名無しさん@ピンキー:2013/12/17(火) 21:43:12.41 ID:1lglgJos
続きはよ
644うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
645名無しさん@ピンキー:2013/12/27(金) 19:37:33.65 ID:Zb8UIzJU
ものすごく昔な感じがしますが、
新参者ってもう終わってしまったんですか?
646名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 18:25:27.99 ID:BRtvnJCB
過疎半端ないですね…
647名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 22:22:29.40 ID:Z/Yi27Gx
もう職人さんとかいないんすかね…
愛人契約とかすっごく先気になるんすけどねー
648名無しさん@ピンキー:2014/03/16(日) 12:18:07.63 ID:iw7vId7T
誰か過去ログも保管庫に上げてもらえないですかねー。part15の途中あたりからのを読みたいと思ったら一々移動するの手間ですし。
649愛人契約:2014/04/04(金) 02:06:52.50 ID:M14HWmbO
本当は同じ人物が連続で投下なんてしたくないんだけど
三ヶ月待っても他に投下する人が誰も出て来ないから
マイルールを破って>>640の続きを投下します



愛人契約 第十一話
今回の標的は沙姫と凛と綾
650名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:07:34.05 ID:M14HWmbO
全ての愛人達を、恋人にする。
リトがそう宣言した時、喜ばない女は居なかった。
元より正妻だったララと春菜は勿論、唯や美柑も満面の笑みで頷く。
「そうね。私達、もうどこか彼の恋人の一人であるつもりで居たけど」
「よく考えたら、今はまだ、ただの浮気相手だったんだよね」
本質的には浮気ではないが、名目上はそうなっている。
地球の、しかも日本の法律においては、リトが結婚出来るのは一人だけ。
今のところ婚約者の地位は春菜のものになっているが、逆を言えば、
将来的にリトの子を孕んで良いのもまた、春菜だけなのだ。
デビルーク星の戸籍の方から見ても、リトと子を為せるのはせいぜいララのみ。
それ以外の女達は、リトの子は産めてもあくまで妾にしかなれず、
生まれる子供は非嫡出子にしかなり得ない。
晴子などは「一人でも立派に育ててみせます!」と意気込んでいたし、
リトの方も出来得る限りで全員を扶養するつもりで居たが、
それはそれとして、法律上や体裁上の都合は解決していなかった。
「でも、全員を恋人にするって言っても、具体的にどうするんですか?」
回答は分かり切った上で、敢えてティアは聞いた。
リトの答えは明瞭だった。
「今のままで良いんだよ。このままデビルーク王位を継承してしまえば。
 その後で俺は、地球側に交渉して、地球を正式に銀河統一連合に迎え入れる。
 法律もその時にすり合せて、銀河全体で、一夫多妻制を施行するんだ」
元よりそれはモモが以前から言っていた提案ではあったが、
それを改めてリトが口にした事実は大きい。
以前はハーレム計画にすら乗り気でなかったリトが、
今、自分の意思で、ハーレムを作ろうとしているのだから。
「でもさぁ、地球ってまだ、宇宙と全然交流無いに等しいワケじゃん?」
「だよね。まずは地球に宇宙人の存在とか周知させるトコから始めないと」
リサとミオが、現実的な課題を口にする。
この問題は地球人である彼女らより、モモやヤミの方がより強い懸念を持っていた。
「地球は現在、他の星々と違って、星単位ですら統一を果たしていません。
 例えば、デビルーク星を統治している王は一人だけですが、
 地球の場合はこの日本や、アメリカや、中国や、ロシア……
 三桁にも及ぶ政権がそれぞれ独立して機能しています」
「地球が今まで銀河統一連合に参入出来ていなかった理由も、そこにありますね。
 参入出来ていなかったと言うより、一言で言えば、見向きされていないんです。
 交渉するにあたっての窓口がどこの誰になるのか、明確になっていませんから」
聞けば、地球より遥かに多種多様な種族が混在していて、
それにも関わらず全体で統一国家を形成している星など、いくらでもあるらしい。
翻って、霊長類という単一の種族が実質的に全域を支配していながら、
その霊長類の中ですら政治や思想の統一が成されていない地球と言う星は、
思考能力の足りない野蛮な未開種族としか、宇宙からは見られないとの事だ。
かつてザスティンやギドが、地球人を格下に見ていた理由もここにある。
彼等にとって地球人は、当時は共食いをするザリガニと同等にしか見えなかった。
651名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:08:12.49 ID:M14HWmbO
地球の法律を変える為には、地球を銀河統一連合に加盟させる必要がある。
地球を銀河統一連合に加盟させる為には、地球の国家間を統一させる必要がある。
地球の国家間を統一させる為には、地球人に宇宙の真実を伝え、
狭い地球の枠組みの中での「国境」などという概念を、まず失くさせねばならない。
そんな簡単な三段論法の末に、リトは結論を導き出した。
その結論も結局、最初から目の前に提示されていたものだった。
「まずは俺が、デビルーク王になる。それから、地球に宣言するんだ。
 宇宙には地球人の知らない星や文明、異星人が多く存在してるって。
 だから地球も、宗教や政治で対立なんかせず、まずは一つの国家になろう、って。
 高校生の俺がそんな事を声高に主張しても、誰も聞く耳持たないだろうけど、
 宇宙と地球の架け橋となった存在になってからなら、説得力は段違いだろ?」
その時には説得力の駄目押しとして、巨大宇宙船で地球に凱旋もしよう。
最初こそ、その威容は威圧的とすら捉えられ、地球人達を恐怖させるかも知れない。
だが、そのくらいのインパクトが無ければ、各国政府を動かす事は困難だ。
今でさえララやヤミといった宇宙人達が、地球人に紛れて生活しているが、
彼女らがある日突然「私は宇宙人です」と宣言したところで、
各国首脳がそう簡単に信じ、統一に向けて動き出してくれるとは考えにくい。
ララ達の存在は、ただの頭のおかしい人としか見られまい。
「ついにリトさんが本気になりましたか。
 リト・デビルークを襲名なさる日も、そう遠くありませんわね」
未来の王の勇ましい姿にうっとり見惚れるモモの隣で、
御門は冷静に、もう一つの課題を提示した。
「でもリト君、王になるのは良いとして、執政とか外交出来るの?」
「うっ、それは……」
大人の意見は、まだ幼稚なビジョンしか見えていなかったリトには重かった。
当面はギドの下で見習いをし、数年は勉学に耐え忍ばねばなるまい。
その期間内に出来る限り、政治家としての実力をつける必要がある。
「外交なら、得意そうな人が何人か居ますけどね」
モモは品定めするように、リトの愛人――否、恋人達――を見回した。
営業慣れしているルンやキョーコは元より、
今ここに居ない林檎など、渉外がこなせそうな人物は少なくない。
何となくのイメージであり、実際に彼女らがそういう業務をしている場面は
一度も見た事が無いが、少なくともリトよりは大いに有望だろう。
モモがそう言うと、次いで美柑が、唯が、ララが声を上げる。
「じゃあ私、デビルークの宮廷料理人にでもなろうかな」
「王ともなると、生まれてくる子供に教育係も必要よね」
「それは新田先生とか、リトママ辺りが適任じゃないかなぁ」
そこから、女達は各々の役割を分担し合い、リトを手助けする方策を考え始めた。
「ねぇねぇ、王宮お抱えの医者としてなら、御門とティアが最適じゃない?」
「アタシ、一応雑誌記者だし、公文書とか演説の作成出来るかも」
「確かに秋穂さんなら適任ね。近衛兵の統率はヤミさんに、メアさんも有りだわ」
「美柑ちゃんだけだと給仕は大変だろうから、私も手伝うわ」
「西連寺さんがやるなら、私も。それなりに料理は出来るし」
652名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:08:53.46 ID:M14HWmbO
リトの恋人達の中で、王の財力に甘えようなどと考える者は、一人も居なかった。
それぞれリトの妻になれる事に幸福を感じてはいたし、
専業主婦になる事が嫌というわけではなかったが、
彼女らは自立心や克己心において、いずれ劣らぬ者達でもあった。
リトとしては、彼女らを部下や配下のようには扱いたくなかったのだが、
本人達が働く意欲を出しているのなら、適材適所の采配はしてやるべきだ。
今日ここには来ていない沙姫や凛、綾を除いて、何故かリサやミオのような、
リトと体を重ねた事の無い者達までもが、やる気を見せている。
「来賓のもてなしなら、ミオの右に出る人は居ないんじゃない?」
「一応接客業のバイトしてるしね、私。しかもメイドだし」
「じゃあ私は幽体離脱を利用して、諜報活動とかしちゃいましょうか」
「お静ちゃん、あんまり物騒な事言わないでよ……」
「ところで御門先生って、そんなにリト君の事好きだったんですか?」
「うーん、何て言えば良いのかしらね。私、理想が低くないから。
 私のお眼鏡に適う、結婚しても良いかなって思える男は、
 今んところ結城君しか居ないのよねぇ」
「じゃあ御門先生は医療方面担当って事で、確定ですね」
現在海外に居る林檎を除き、珍しくほぼ全ての恋人達の都合がついたその日、
ララのラボの中は、将来の展望と計画に向けて、誰もが心躍らせていた。
唯一ナナは「じゃあアタシは王宮の動物の世話くらいしてやるか」と、
あくまでリトの恋人の一人になるのではなく、部下としての立場で言っていたが。
653名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:09:34.37 ID:M14HWmbO
……しかし。
ギドからの緊急連絡が入ったのは、まさにその時だった。
『大変な事んなったぜ、テメーら。結城リトは居るか?』
「何でしょう、お父様。リトさんならこちらに居ますが」
応答したモモは、何故今日に限ってギドが音声通信をしてきたのか怪しんだ。
以前、次期デビルーク王位継承権の事について連絡してきた時は、
言葉の行き違いがあってはならないからと、わざわざ文書で送信された。
それ以降、モモは密かに、そして定期的に、
リトの愛人契約の進捗状況をギドに連絡していたが、
その時も文書によるやり取りしか無かった。
ギドの声を聞くのは、今日が実に久し振りとなっていた。
ホログラフィーを併用したリアルタイム音声通信の向こう側、ギドは嘆息した。
『……オイ結城リト。
 今更慌ててズボン履いてる暇あったら、とりあえず落ち着いて俺の話聞け』
「わっ、ごっ、ごめんなさい! いやあの、えっと」
ララのラボは今やララの私室ではなく、リトとその恋人達の寝室を兼ねている。
元々仮想空間内に構築した部屋でしかなかったから、
プログラムを弄れば、間取りの拡張は容易い事だった。
リサ、ミオ、モモ、ナナを除く全員が、さっきまでここで絡み合っていたから、
リトに限らず、殆ど全員裸のままだった。
春菜や唯は慌ててシーツを手繰り寄せて体を隠していたが、
御門やメアは、ギドに見られている事も意に介していない。
『お盛んなのは結構だがな、結城リト。
 出来れば今すぐお遊びは止めて、改めて愛人獲得に乗り出した方が良いぜ』
「愛人獲得、って……。いや、でももう、人数は揃ってんじゃ」
『それが、そうもいかなくなったんだよ』
ギドは立体映像越しに一同を見渡し、ややあって美柑に視線を合わせた。
『テメーが結城美柑か。結城林檎は居ないのか? まぁ良いや』
「あの、私やお母さんに何か用ですか?」
『別に用は無ぇよ。むしろテメーとその母親こそが、一番用無しなんだよ』
カチンとくる言い回しだったが、ギドが苛ついているのは分かる。
彼がイライラしながら話していた理由も、直後にリト達は思い知る事になった。
突然こんな話になれば、誰だって多少は苛ついただろう。
654名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:10:09.14 ID:M14HWmbO
翌日は日曜日だったが、リトはすぐさま天条院沙姫に連絡を取った。
今までも何度か彼女の別荘やプライベートビーチに遊びに行った事はあったが、
リトの方から連絡を取る事は、極めて珍しかった。
そして彼は、駅前で沙姫と落ち合った。
ララや美柑が心配して同行したがったが、リトはそれを断った。
当初愛人契約を結んでくれる者達を探していた頃は、
ララもモモもナナも美柑も協力してくれていたが、
あれは本来、あまり良い事ではない。
リトの都合の為に相手と交渉するのだから、リト本人が動くべきだったのだ。
その頃のリトは愛人を囲う事に気乗りしていなかったが、
自らの意思で、愛人ではなく恋人達を囲うと決めた今ならば、
誰かに後押しして貰うのではなく、自分一人で交渉相手と向かわねばならなかった。
「それで、お話って何ですの?」
沙姫は相変わらず高そうな私服に身を包んでいた。
リトの方は一人で来たが、沙姫はやはり、凛と綾を伴っている。
リトを警戒して一人で会いたがらないのではなく、
沙姫がお供の二人を連れ立って歩くのは、いつもの事に過ぎない。
ただ、凛が私服でありながら竹刀を携行しているのは、
やはりリトを警戒しているせいかも知れなかった。
「その前に、まずは九条先輩と藤崎先輩に、お礼を言わせて下さい。
 挨拶が遅れちゃって申し訳ないんスけど、今回は有難う御座います。
 俺なんかの為に、名目上とは言え、協力関係を結んでくれて」
凛は近衛兵、綾は愛人として、それぞれリトと関係している。
だがその返礼は、もう何十日も前に、リト本人から受けている。
春菜と美柑が「菓子折り持ってった方が良いよ」とアドバイスしてくれたので、
リトはなるべく高そうなクッキーのセットを小遣いで買って、
既に凛と綾、そして沙姫にも、お礼の言葉を伝えに行っているのだ。
結局その時は三人とも「礼には及ばない」と言ってくれていたが。
「本題に入るのを躊躇ったな、リト君。そんなに言い辛い事なのか」
既に済まされている返礼を、今また繰り返したリトに、凛は追及した。
彼女の言う通り、リトは本題に入るのをなるべく先延ばしにしたがっていた。
けれどもいつまでも先延ばしには出来ない。
婚約発表まで、後十日を切っているのだから。
「実は……天条院先輩の協力が必要になったんです」
655名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:10:52.16 ID:M14HWmbO
リトは全てを打ち明けた。
彼の奢りで立ち寄った喫茶店で、全ての話を聞き終えた時、
誰よりも憤慨したのは沙姫その人だった。
だがその憤慨は、リトからの申し出に対するものではない。
彼女は、宇宙人達の器の狭さに憤っていた。
「そんなの許せませんわ!
 今更になって、妹さんやお母様では、愛人に認められないなど!」
「ちょっ、先輩、声大きいって」
周囲の客達が、沙姫の怒声に振り返る。
だが常識的に考えれば、血の繋がった妹や母親が、愛人になれるわけがない。
そもそも、たかが高校生ごときが、どうして愛人云々の話をしているのか、
周囲の客達にとってはそちらの方が不思議な程だった。
「ギド……ララのお父さんも、先輩と同じ事言ってましたよ。
 今まであの人、俺の愛人獲得の進捗を、数日おきに連合に提出してたそうで。
 美柑や母さんは初日から愛人リストに入ってて、
 その頃は何も文句をつけられなかったのに、何で今頃……って」
進捗と言っても、実は当初からリトの愛人リストは、そう変わっていない。
実際に肉体関係を持ったのがいつであるかは別として、
建前だけの愛人なら、今回の話が始まった初日には、
もうかなりの人数が揃っていたのだ。
後はそこに、メアやティアが追加されただけに過ぎない。
つまり、当初からリストに加わっていた美柑や林檎が、
今更になって否定されるというのは、お門違いも良いところだった。
何より沙姫が憤っているのは、血縁者とすら結婚してもおかしくない宇宙の民が、
どういうわけかリトに対してだけはそれを許さない、と言ってきた事だ。
妹や母親とは、真の愛は育めないとでも言いたいのか、宇宙人は。
それでは地球人の固定観念と何ら変わらないではないか。
「そんなワケでとりあえず、俺、後二人も地球人の愛人作らなきゃなんです。
 もう俺の知り合いで、残ってるのが天条院先輩くらいなもんで。
 婚約発表終わったらいくらでも殴ってくれて良いんで、
 今だけでも協力してくれませんか?」
沙姫が協力してくれたところで、まだ愛人枠は後一人空席のままだ。
それについてはどう埋めれば良いものか、未だにリトには分からない。
しかし少なくとも、埋められる席が一席だけでもあるのなら、
そこはさっさと埋めてしまって、懸念事項を少しでも減らしたかった。
タイムリミットは後十日も無いのだ。
656名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:11:40.00 ID:M14HWmbO
いくら何でもこれは断られるだろうな、と半ば諦めていたリトに、
しかし沙姫は、しばし逡巡した後でこう答えた。
「よろしいですわ」
「えっ?」
「なって差し上げます。あなたの愛人に。名前貸しだけで良いんでしょう?」
「そ、そうですけど……いや、良いんスかマジで!?」
リトは驚愕しているが、凛と綾は澄ました顔だ。
沙姫ならこう答えるだろうと、彼女らは最初から分かっていた。
彼女らの冷静な反応を見て、リトも改めて思い出す。
思えば沙姫は、こういう女だった。
日頃の高飛車な物言いに隠れているが、本来沙姫は、面倒見の良い女だ。
素性や正体を知らぬままリコの世話をした事もあったし、
かつては虐められていた綾を助けた事がある。
最近はめっきり減ったが、以前はリトやララ達を誘って、
別荘やビーチに連れて行ってくれた事もあったものだ。
「良かったな、リト君」
「沙姫様を愛人に出来るのですから、光栄に思って下さいね」
「九条先輩、藤崎先輩……は、はいっ! 有難う御座います、皆!
 俺、何て言ったら良いか……」
ただし、と沙姫は言葉を割り込ませた。
「ただし、条件があります」
「条件?」
「今日でも、明日でも構いませんわ。ザスティン様と一度お話させて下さい」
交換条件がそんな事で良いのかと、リトは首を傾げた。
しかし、彼女がザスティンを好いているのは、リトも知っている。
名目だけとは言っても、他人の愛人になる事を受け入れた沙姫にとって、
本命であるザスティンに伝えておきたい言葉は、いくらもあるに違いなかった。
すぐさま、リトはザスティンの携帯電話に連絡を入れてみた。
657名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:31:54.61 ID:M14HWmbO
ザスティンは貧乏だが、暇人ではない。
漫画家志望として、また結城才培のアシスタントとして、
日々睡眠時間を削りながら生活している。
今も新しい投稿作の原稿作成に勤しんでおり、とても外出する時間は無い。
しかし客人を招くくらいなら出来ると、彼はリトの申し出を快諾してくれた。
もてなしは何も出来ないが、それで良いなら、との事だ。
ザスティンの住まいがボロいアパートだと聞いた沙姫は、
もし同居人が居るならそれらは出払っていて欲しいと、急に言い出した。
一軒家なら兎も角アパートでは、三畳一間もあり得ると思っての事だろう。
そうなると同居人は、嫌でもその場に居合わせる事になる。別室が無いのだから。
年頃の女の子が、惚れた男相手に、出来れば余人に聞かせたくない話をする。
その事情が分からぬ程鈍感でないリトは、ザスティンに無理を頼んで、
ブワッツとマウルには一時的にアパートから出ていて貰うように言った。
お陰で沙姫はザスティンと二人で話せる……とは、ならなかった。
ザスティンのアパートは郊外にあり、土地勘が無ければ辿り着けない。
リトの案内無しでは、沙姫はザスティンに会えなかったのだ。
後は「君を沙姫様と二人きりにするとロクな事になりそうにない」と、
凛や綾が同行する事になるのは、極めて自然な流れだった。
「ここですよ、先輩達」
「まぁ、ここがザスティン様のお住まい……何と風光明媚な事でしょう」
恋は盲目とはこの事だ。
どこをどう見たら、このボロアパートが風光明媚に見えるのか。
沙姫にはこの木造の安普請が、趣のある景観に見えるらしかった。
「おーいザスティン。天条院先輩連れて来たぞ」
玄関前でそう声をかけると、呼び鈴を鳴らすまでもなく、ザスティンが出てきた。
玄関のすぐ横に台所があるような狭いアパートだから、
呼び鈴どころかノックすら必要無いような環境なのだ。
「お待ちしてましたよ、リト君。沙姫さん達も、どうぞ上がって下さい。
 たった今片付けが終わったところです。狭い場所で申し訳ありません」
普段原稿を書くのに使っているらしい卓袱台は脇にどけられ、
インクやペン先、トーン等の雑多な道具がその上に固められている。
来客があるからと一応シャワーは浴びていたらしく、
ここ最近のザスティンにしては清潔な外見をしていたが、
普段の彼は数日おきにしか入浴しない、不衛生な男になり下がっている。
それが証拠に、Tシャツの肩にはスクリーントーンの切れ端がついたままだ。
洗濯もろくにしていない事が分かる。
万年床らしい布団が男三人分、折り重なって窓際に詰められていた。
畳は普段布団が敷かれている部分だけを除き、日焼けして古びている。
座布団は三人分しか無く、そこに女達三人を座らせれば、
必然リトとザスティンは畳の上に正座という格好になった。
658名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:32:26.25 ID:M14HWmbO
「それで、沙姫さん。私にお話とは、一体何でしょう?」
沙姫の想いに気付いてもいないザスティンは、邪気の無い顔で問うた。
まさかこれから、自分が愛の告白をされるなど、夢にも思うまい。
自分は邪魔者になるから退室しようとしたリトだったが、それを凛が制止した。
「待ちたまえ、リト君」
「え、でも、九条先輩。俺達は出てた方が」
「そうですわ、凛。結城リトどころか、出来ればあなた達にも、その……
 いえ、決してあなた達が邪魔と言うのではなくて、ただ、やっぱり……」
告白するのに、周りにギャラリーが欲しいと思う者は、そうは居ない。
沙姫は普段は快活で活動的だが、恋の局面になると、途端にしおらしくなる女だ。
その事をリトは十分知っているし、凛や綾は尚更熟知しているだろう。
どうしてこの局面で凛がリトを呼び止めたのか、誰にも分からなかった。
彼等は明らかに、この場では邪魔者だった筈だ。
「私の勘だよ。多分君は、ここに居た方が良い。
 その方が沙姫様の為になると思うんだ」
凛が何を考えているのか、リトには分からなかった。
沙姫の良き理解者である綾ですら、まだ凛の言葉の根拠が読めない。
それは当然の話で、今の凛の言葉の意味を理解するには、
沙姫という女を知っているだけでは駄目なのだ。
リトという男の事も知っていなければならない。
凛はそこまでリトと親しいわけではないが、かつての美柑との接触、
また凛自身が魔剣に寄生された時のリト自身の男気から見て、
リトがどういうタイプの人間であるか、多少は心得ている。
それにリトは、以前沙姫が家出をした時、必死になって沙姫を庇っていた。
彼の熱意と誠意は、今の沙姫とザスティンの為には、必要なファクターの筈だった。
そして、凛の思惑が分からないまでも、沙姫は凛を信用している。
凛がこう言うのなら、多分リトは居た方が良いのだろうと思い、
彼女はそのままザスティンと話を進める事にした。
「あ、あの……わた、私は、ですね……ザスティン様……の事が……」
予想通り、沙姫は途端にしどろもどろになった。
恋をしている時の沙姫の淑やかさは、春菜にも負けない程だ。
普段からその調子なら凄い可愛いのに、とリトは失礼な感想を抱いた。
「頑張って下さい、沙姫様」
「ファイトです、沙姫様!」
凛と綾が、控えめなボリュームで声援を送る。
「頑張って、天条院先輩」
別に沙姫がザスティンとどうなろうと関係無い立場なのに、
リトも一緒になってエールを送った。
この誠意。やはりリトが居合わせたのは正解だろう、と凛は思った。
だが彼女がリトに求めていた本来の役割は、まだ先だった。
659名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:32:59.39 ID:M14HWmbO
沙姫は意を決し、一度深呼吸して、それから思いの丈を口にした。
「ザスティン様! ワタクシ、以前より貴方をお慕い申しておりました!
 ワタクシとお付き合いなさって下さいませんか!」
よく言った。
リトは内心拍手をしてやりたい気分だった
……ザスティンが予想外なボケをする瞬間までは。
「お、お死体? 突き合う? 何やら物騒な話ですが、どういう意味ですか?
 失礼ながら私、難しい日本語はよく分からないものでして」
歴戦の剣士ザスティンは、思わず殴り飛ばしたくなる程の鈍感さを発揮した。
慌てて綾が辞書を引っ張り出し、ザスティンの前でページを繰る。
「お死体ではなく、お慕い! あなたを愛してるって事ですよ、ザスティン様!」
「それにサーベルで突き合うとかじゃなくて、交際したいって事だよ、馬鹿」
綾とリトに責められ、ザスティンはキョトンとしたまま、少したじろいだ。
「沙姫さんが私を愛してらっしゃる? 私と交際したがっている?
 ハハハ、まさかそんなワケないでしょう」
この期に及んで腹立たしい天然さだ。
そう言えば初めてリトと出会った頃のザスティンも、
ララの嘘を真に受けるくらいの頭の悪さを見せ付けたものだった。
彼は基本的に、智将にはなれないタイプらしい。いやそれ以前の問題だが。
「本人が目の前でそう言ってんのに、どうしてワカんねぇかなぁ」
「いやしかし、あまりに唐突過ぎませんか?
 私がいつ、どうして、沙姫様に慕われるようになったと言うのです。
 そのような徳を積んだ覚えはありませんよ」
ここでザスティンが「徳」という言葉を用いた理由は、後々分かる事になる。
彼は実の所、沙姫という女の素晴らしさを認めていた。
その上で、そんな女に自分が好かれる筈が無いと、思い込んでいた。
「天条院先輩の家の車がトラブった時、ザスティンが助けたんだろ?
 それ以来ザスティンに惚れ込んじゃったらしいぞ」
「まさか、そんな事で?
 あの程度の事では、とても沙姫さんに愛されるに値しませんよ」
「何か天条院先輩の事認めてるっぽいけど、
 ザスティンってそんなにこの人と接点あったっけ?」
「ララ様から、沙姫さんの人となりは聞いてますから。
 面倒見が良く、友人にも慕われていると。
 校外清掃のような、本来多くの生徒達が面倒臭がる行事においても、
 率先して体を動かすような誠実さも持ってらっしゃるともね」
あのララがそんな風に沙姫を評価していたとは意外だ。
ララの場合、尊敬しているわけでも何でもなく、素直な感想を言っただけだろうが。
660名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 02:34:05.76 ID:M14HWmbO
「兎も角、このように人徳のある方に愛されるなど、
 私にとっては身に余る光栄ですよ。
 信じろと言うのは無理な話です。私ではとても釣り合いません」
なるほど、だからさっき「徳」がどうとか言ったのか、とリトは納得した。
だがそれで納得出来ないのは、沙姫本人だ。
「そんな、ザスティン様! 私は貴方の考えているような女ではありません!」
言わなくても良いのに、沙姫は自らの落ち度をペラペラ話し始めた。
「貴方の仕えるララにだって、何度となく対立しようとした事がありますわ。
 このような賤しい私が、貴方様に愛を告白するなど、思い上がった真似を……。
 むしろ私の方こそ、ザスティン様にはとても釣り合わないのですわ」
「そんな事言ってて、マジでザスティンにフラれたらどうするんスか」
加熱暴走気味に陥りかけている沙姫を、リトは他人事ながら案じた。
「お願いします、ザスティン様! 私を抱いて下さい!」
またいきなり凄い事言い出したなこの人、とリトは脱力した。
先程までのしおらしさはどこへやら、一度火のついた沙姫は、
いつも通りの積極性と行動性を言動に露わにしていた。
「私の身も心も、ザスティン様のモノにして欲しいのです!
 本来なら、例え名目だけとは言え、結城リトの愛人になる事も憚られます。
 結城リトが嫌なのではなく、誰の愛人であろうと、私には受け入れられません。
 名目だけとは言え、そして一時的とは言え、他の誰かから、
 この私が結城リトの女であるなどと思われる事が、耐えられないのです。
 けれども宇宙の都合も分かるつもりですし、個人の都合で我儘は言えません。
 だから、愛人として彼に名前は貸しますから、せめて……
 体と心だけは、あなた一人のモノにして欲しいのです」
「むむっ……そうまで本気で想って頂けるとは、光栄の極み。
 あなたの想い、確かに受け取りましたよ、沙姫さん」
「では……!」
「しかし、沙姫さん。私はララ様にお仕えする身です。
 そのララ様の婚約者となるリト君も、私にとっては主のようなもの。
 名目上とは言え、主の側室の一人に、手を出すワケにはいきません」
「嗚呼、何と美しい忠義の心! 私、ますます貴方に夢中になってしまいますわ!」
「なりません、沙姫様。私は生涯を主に尽くすと誓った身。
 リト君の側室に唾をつけるような事だけは、とてもとても……
 例い神が赦そうとも、私自身が自分を赦す事が出来ません!」
661名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 03:15:13.05 ID:M14HWmbO
……耽美過ぎる。
いつからこのSSはシェイクスピアの戯曲みたいな事になったんだ。
リトは四畳半のボロアパートの中で繰り広げられるこのやり取りに、
いい加減辟易してきた。
そしてここからが、凛がリトに求めていた役割の、本領発揮だった。
「だぁーもううるせぇなっ!」
ビクッ、とザスティンと沙姫が反応する。
「ザスティン! お前、天条院先輩の事は嫌いなのか?」
「そんなワケありませんよ。彼女は素晴らしい女性だと思います。
 このような方ともし本当に婚姻出来るなら、私の人生は至福のものとなるでしょう」
「だったらそれで良いじゃん! とっとと付き合えよ!
 何を俺をダシにして告白断ろうとしてんだ!」
「いえ、決してリト君をダシにしようとしたわけでは……」
いつもは気弱なリトだが、ここぞという場面では男気がある。
そう見抜いていたからこそ、凛はリトに期待していた。
その期待は、どうやらうまくハマりそうだった。
ザスティンは珍しく怒っているリトの剣幕にたじたじだ。
「しかしやはり、リト君の側室に手を出すワケには……」
「だったらこうしましょう、ザスティン様!
 彼の婚約発表が終わってからなら、私は彼との愛人契約を破棄出来ます。
 そうなれば、あなたと私の間の障害は何一つ……」
「天条院先輩!」
「は、はひっ!」
リトの剣幕に、沙姫も思わず居住まいを正す。
「俺が迷惑をかけてるのは重々承知してますけど、先輩もガッツが足りないっスよ。
 婚約発表が終わるまでとか、そんなまどろっこしいのはナシです。
 本当にザスティンが好きなら、今すぐにだって、愛し合う権利が二人にはあるんだ。
 俺は文句なんて当然言わないし、誰にも文句は言わせない。
 先輩は今からでも、ザスティンとキスなりハグなりした方が良いって!」
「そ、そんないきなり……まだその……やっぱり、早い、ですわ」
「抱いてとか言ってた人が今度は何言ってんスか。急に尻込みしちゃって」
「私は何も、今すぐザスティン様と交際したいと言ったワケでは」
「付き合うのに、今すぐも後からもあるもんか。
 今の先輩とザスティン見てると、ちょっと前までの俺を見てるみたいだよ。
 お互い相手を大切に思ってるのに、決まり事とか世間体に縛られてさ。
 でも俺は、ララと春菜ちゃんを、同時に抱いた。美柑とだって寝た。
 世間的にはこういうの、浮気とか、近親相姦とかって言って、許されない事だ。
 でも、そんな俺だから、今だからこそ分かるんだ。
 お互いが相手を大切に思ってるなら、好き合う事は、誰にも止める権利は無い。
 主の側室だからどうとか、釣り合わないからどうだとか、そんなの言い訳だ!」
それは、実妹とすらヤリまくっている、リトだからこそ言える真実だった。
そして何より、かつて春菜を高嶺の花とし、声さえかけられずに居た彼だからこそ、
想いを遂げる権利があるのにそうしない男女の愚かさが、実感として分かっていた。
相思相愛だと分かるまでのリトと春菜は、今の沙姫とザスティンに劣らぬくらい、
馬鹿馬鹿しくも青臭い、まどろっこしい関係だったものだ。
662名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 09:39:12.56 ID:V5rJhyG7
おつおつ
663名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 13:28:02.74 ID:M14HWmbO
>>661の続き


「リト君の言う通りですよ、沙姫様」
そう言った凛の顔には、微笑が浮かんでいた。
「愛し合う事は罪悪ではありません。特に今回の場合、リト君自身が認めている。
 沙姫様がリト君の愛人であれ、ザスティン様がリト君の部下であれ、
 そんな事は何の障害にもならないのです」
「そうですわ、沙姫様! さぁ、今すぐザスティン様の胸に飛び込んで!」
勢いに乗って、綾まで背中を後押ししようとする。
焚き付けられた沙姫は、躊躇いを残したまま、潤んだ瞳でザスティンを見つめた。
「ザスティン様……私の想い、受け取って下さいまし……」
「沙姫さん……」
またしても耽美な雰囲気が二人の間に流れ始めた。
これ以上はさすがに同席するわけにはいかないとして、
凛は綾を伴い、座布団から立ち上がろうとした。
リトも同じ考えだった。
だがここで、ザスティンが余計な事を口走った。
「分かりました、沙姫さん。全力であなたを、生涯愛し続けます。
 ですが一つだけ、不遜ながら訂正を求めたい部分もあります」
「訂正、ですか?」
「はい。リト君は人徳のある人です。
 あのララ様が見初め、モモ様が魅了され、ナナ様も惹かれる相手です。
 そんなリト君との愛人関係を、忍耐の対象のようには言って欲しくないのです」
「それでは……この私に、結城リトをも愛せと仰るのですか?」
「そういうわけではありません。
 しかし、彼の事を悪しざまに言うのだけは、お止め頂きたいのです」
そういうの、もう良いから……と言いかけたリトの前で、
沙姫は立ち上がり、ザスティンの胸にもたれかかって答えた。
「勿論ですわ、ザスティン様。先程は私の物言いに落ち度がありました。
 私こう見えて、彼の事は悪い人だとは思っていませんのよ。
 それに、つい今しがたの彼の熱い説得……私、心を打たれましたわ」
公然と浮気相手が何人も居るとか、妹とすらヤっているとか、
リトの言った事はただのヤリチン宣言にも等しかったのだが、
これでも意外と感受性と共感性の強い沙姫は、すっかりリトを認めていた。
「それでは、我々はこれで。お暇しよう、二人とも」
もういい加減退席すべきだとしてドアノブに手をかけた凛を、
またしても止める声が上がった。
「待って、凛!」
「……何でしょう、沙姫様」
「あ、えぇと……聞きにくい事なんだけど……」
あなた、セックスってした事ある?
沙姫は突拍子もなく、そんな質問を親友にぶつけた。
664名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 13:28:44.05 ID:M14HWmbO
最初は沙姫がザスティンに告白するだけだった筈なのに、
また随分と大事になってきたものだと、リトは思った。
「それじゃ、たっぷり楽しんできて下さいね、皆さん」
語尾に意味深なハートマークをつけたようなイントネーションで言うと、
モモはたった今手配してきたばかりの新品の布団一式を残して去って行った。
彼女がそんなものをザスティンのアパートに運び入れたのは、
せめて清潔な布団の上で事を致したいと言った、凛と綾の意見による。
リトは彼女らの意見を汲み、モモに頼んで布団を調達して貰った。
つまり……今からこの部屋で、リトは、凛と綾と、事を致すというわけだった。
「天条院先輩は本当にそのままの布団で良かったんスか?」
「ザスティン様が日頃使っておられるお布団ですから。
 むしろザスティン様の温もりが伝わってくるようですわ」
部屋の隅に纏められていた男三人分の布団の内、
ザスティンの布団だけが敷かれ、沙姫はそこに嬉しそうに寝転がった。
その隣に、たった今モモが運んできた新品の布団が寄り添っている。
「ところで綾。何も君まで付き合う事は無いんだぞ?」
「そ、そんなワケにはいかないわ……凛一人にだけ、我慢させるなんて」
つい先程の事だ。
沙姫に男性経験の有無を問い詰められ、凛は赤面しながら首を横に振った。
続けて同じ質問を受けた綾もまた、首をブンブン振ったものだ。
それは当たり前の事で、そもそも彼女ら三人は親友なのだから、
誰か一人が男と付き合うような事になりでもすれば、
それは三人の間ではすぐさま情報共有され、秘密にされる筈が無かった。
凛や綾が男と付き合った事があると、沙姫が一度も聞いた事が無かった時点で、
それはつまり、凛も綾も恋愛をした事が無い、というのも同義だった。
そう確信している上で、それでも念の為、沙姫は聞いたのだ。
全ては、初めて男と交わる瞬間の不安を、少しでも和らげたいが為に。
665名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 13:29:45.84 ID:M14HWmbO
沙姫は言った。
経験者の意見を聞ければ、少しは不安も薄れたかも知れないのに、と。
だったら俺の恋人を誰か呼びましょうか、とリトが提案した折り、
ザスティンが「え、まだ凛さんも綾さんもリト君に抱かれてなかったんですか」
などと余計な事を言ってしまったのが、今の状況のキッカケだ。
「てっきりもう、リト君はこのお二人を愛してらっしゃるとばかり思ってました」
ザスティンは改めてリトに謝った。
「俺がそう見境なく誰にでも手を出してると思うなよ……
 いや、そうとも言えないのがお恥ずかしい限りなんだけど」
「しかし凛さんも綾さんもリト君の愛人なのですから、
 もっと早くに抱いて差し上げていても良かったのでは?」
「九条先輩は愛人じゃなくて近衛兵。つーか、藤崎先輩だって別に……。
 俺は、俺の事を好きだって言ってくれる子とヤってきただけで、
 そうでない人にまで手を出した事は……や、無いとも言えないな、やっぱり」
自分と火遊びで関係を持っている秋穂や、
当初は交わる事に躊躇していたティアを思うと、
どうにもはっきり言い返せないな、と項垂れるリトだった。

「とりあえず、沙姫様の為だ。よろしく頼むぞ、リト君」
「で、出来るだけ優しく、して下さいね……?」
凛と綾は、覚悟を決めた表情でリトの前に立った。
初めてのセックスは痛いだろう。怖いだろう。
その不安は沙姫にも、凛にも、綾にも共通していた。
ならばせめて、挿入というのがどんなものか、沙姫に見せてやりたい。
そうする事で沙姫が少しでも安心出来るとは言い難いが、
せめて覚悟を決める一助になるならと、凛はリトに体を委ねる事を決めた。
凛一人に負担はかけられないからと、綾も参加すると言い張った。
つまりここからは、リトと、凛と、綾による、公開セックスだ。
沙姫とザスティンに見守られる中で、三人は交わる事になる。
それを見届けた沙姫が最後の覚悟を決め、ザスティンに身を預ける段取りだった。
「本当に無理しなくて良いんだぞ、綾。私だけで十分役目は果たせるんだし」
「だっ、大丈夫! 凛一人にだけ辛い思いなんてさせないんだから!」
「ふぅ……さっきザスティン様が沙姫様に言った事をもう忘れたのか?
 リト君の事を忍耐の対象のように言うのは良くないよ。
 それに私は、別段我慢しようとしているワケじゃないんだし」
「……え?」
凛は、誰も予想し得なかった言葉を吐いた。
「私、リト君の事好きだし」
666名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 13:32:37.57 ID:M14HWmbO
一旦終了、近日中に続き投下します


本当はこのまま十二話までいきたかったんだけど
連投規制がしつこ過ぎて、昨夜は一時間待っても解除されなかった程で
投下がぶつ切りになるという情けないところをお見せしてしまいました
667名無しさん@ピンキー:2014/04/05(土) 01:08:33.43 ID:0AoELG6i
ザスティンに見られながらとかそういうのは不愉快だから投下しなくていいよ
668名無しさん@ピンキー:2014/04/05(土) 17:49:42.97 ID:vorBgW9H
愛人契約乙です!
待ってたかいがありました。

他の作品が全く投稿されないので、
どんどん投稿して下さい、よろしくですm(_ _)m
669愛人契約:2014/04/06(日) 00:06:11.11 ID:5I9+WLVL
>>667
スマンな、おもっくそザスティンに直視されるわ



愛人契約第十二話投下しまっす
尚、今回からなるべく一度のレスで投下量を増やす為に改行を減らします
読みにくかったら次回から改めるので言ってくれさい
670名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:07:12.78 ID:5I9+WLVL
凛がリトを愛している事を、沙姫と綾は以前から知っていた。
知ってはいたが、実際にその想いを認め、口にするとは、この時まで二人とも予想していなかった。
凛の事だからむしろ、リトへの思慕を隠したまま「仕方ないから」という体裁で彼と交わるものと思っていた。
沙姫も沙姫で、ザスティンに随分度胸のある告白をしたものだが、
凛もまた度胸を発揮し、しかしさらっとリトへの告白を済ませてしまった。
「本当に良いんスか、九条先輩」
「こういう時は下の名前呼べ。あと、いちいち聞いてくるな、馬鹿」
赤らんだ顔をつっけんどんに背けながら、凛は布団の上で正座していた。
隣では綾が、驚天動地の展開に目を回している。
まさか凛がリトに今日告白するなど、予想もしていなかった彼女だ。
「凛ったら、澄ましたお顔でとんでもない事を……」
「いや、私だって結構ドギマギしてるんだが」
「とてもそうは見えないですわよ?」
「平静を装ってないと、顔に火がついて逃げ出しそうになるんだよ」
凛が男に告白するシーンはちょっと想像がつかないが、もしそんな局面があるとしたら、
きっと恥じらいまくりで、うまく呂律も回らないんじゃないか、と思える。
しかし、直前に沙姫が告白する場面を見せてくれていた事で、勢いに任せる事の出来た凛は、
自分で想像していたよりいくらか楽な気分でリトへの愛を白状する事が出来ていた。
「幸せに……してくれないか、リト君」
「もっ、勿論だよ、その……り、凛」
こうしてまた、リトの恋人が一人増える事となった。
リトは凛の肩を抱き寄せると、紳士的なタッチで口付けを交わした。このしなやかな口付けは、御門やお静から学んだものだ。
強引で熱烈なキスではなく、柔和で温厚なキス。それは凛のリトに対する人物評を、更に跳ね上げるに一役買った。
「ふぅ……思った通り、優しいキスをするんだな、君は。君が初恋の相手で良かったと思うよ」
そう言うと凛は、今度は自分からリトを抱き寄せ、口付けを交わした。

それを見ていた沙姫もまた、触発されるものがあった。
「ザスティン様……私達も」
まだセックスは怖いが、キスくらいなら平気だろう。
沙姫は潤んだ瞳でザスティンを見上げ、ぷるんとした唇で懇願した。これに答えない程、ザスティンも馬鹿ではない。
「それでは、いざ!」
今から決闘でもするつもりか、と言いたくなるような気合いの声。
ザスティンは沙姫を抱き締め、彼女のファーストキスを軽やかに奪った。
触れ合う唇と唇からは、少女漫画のように煌めく粒子が飛散した、ように見えた。
「そ、そんな……まるで私だけ、仲間外れみたいな……」
沙姫も凛も、決して綾を仲間外れにしようとしたわけではないが、
親友二人が目の前で男とキスをしていれば、綾も触発されるのは道理だった。
「綾。おいで」
リトが優しく囁く。
「あ、そんな、あ、綾だ、なんて……」
いきなりファーストネームで呼ばれ、綾は眼鏡の奥の瞳を潤ませた。
彼女の、女の本能のような部分が、思わずリトの唇を凝視させる。
そこから釘付けになって離れない視線を、綾は自分の意思では引き剥がせなかった。
リトの事は何とも思っていなかった筈なのに、何故か目と心が奪われる。
リトの手が、そっと綾の肩を抱き寄せる。それは綾にとって、良い言い訳の材料になった。
あくまで相手の方から強引に抱いてきたのであって、自分の方から求めたのではない、と自分に言い聞かせる為の。
触れ合った唇からは、想像を遥かに絶する幸福感が唾液を伝わって流れてきた。
「ふぁ……キスって、こんなにアツいんれすかぁ……?」
「綾には特別に熱いキスをしただけだよ」
「と、特別……」
その言葉の響きに、綾は酔いそうな感覚になった。
「ズルいぞ、綾。私だって……」
「拗ねちゃ駄目だよ、凛」
リトはすかさず、凛にも同じように熱烈なキスを見舞った。
己の唇で、相手の唇を丸ごと包み込んでしまうかのようなキスだ。
愛されているという実感をこれ程味わえるキスは他に無かった。
671名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:08:27.63 ID:5I9+WLVL
多くの女達から手解きを受けて来た今のリトは、年に不相応なスキルを持っている。
好青年そのものといった優しく温かなリードも出来れば、脂ぎった中年男性のような粘着質のペッティングも出来る。
しつこく貪るも、余裕ぶって焦らすも、思いのままだ。
それは秋穂、林檎、御門らによって施されたテクニックだった。
その技法を以てキスすれば、凛と綾という異なるタイプの女性二人をいっぺんに堕落させるのも、そう難しい事ではなかった。
僅か五分もする頃には、もう二人は股間をしとどに濡らし、競い合うようにリトの唇を奪い合っていた。
「ん、んく……ふ、ッア……こういうのも……良い……」
最初こそ紳士なキスをされた凛も、途中で一度強引なキスを挟まれた事で意外な肉食性に翻弄され、魅入られていた。
リトは、ソフトなキスとハードなキスをランダムに織り交ぜるものだから、
次の瞬間にはどんなキスがくるかと、凛は一秒一秒毎に期待させられた。
「……ふぁ。リト君の唇、やぁらかい……」
始めは熱烈なキスに落とされた綾も、途中で何度か繊細なキスを交えられ、その草食性に驚くや否や、すぐさま魅了された。
これでもう、凛と綾は、肉食な攻めと草食な攻めの、どちらでも受け入れられる女になった。
遊ですら凛と綾のような女をここまで到達させるには、三十分はかかるだろう。
細かな技法において、まだリトは遊には遠く及ばないくせに、
女をその気にさせてしまう神業だけは、誰にも負けないレベルに達していた。
「それじゃ、そろそろ次のステップに移る?」
相手のペースを探り探り、リトは尋ねた。以前までなら、ペースを合わせてやる余裕も無かった。
そして、勢い一つで相手を抱き、そのまま最後までいってしまう事が多かった。
例外もあるにはあったが、基本的にリトは、その勢いというものを自分でコントロールするゆとりは無い方だった。
そんな彼も、今では御門とお静の性教育の賜物か、女のペースを最大限に尊重した緩やかな交わりが出来る男になっていた。
「ま、待ってくれ」
この期に及んで、凛は怖気づいた。
「いきなり、あの……おちんちん……に触れるのは、怖いから……似たようなモノで、予習しておきたいんだが……」
余程テンパっているのか、とんでもない事を言い出すものだ。
彼女は愛刀たる竹刀に視線を落とした。
672名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:12:46.48 ID:5I9+WLVL
リトが沙姫を呼び出したと聞かされた時、凛は警戒した。
どうせ彼の事だから、またエロいトラブルに見舞われるのだろうと。その時には、沙姫が犠牲になるかも知れぬと。
そうなった際には、自分が制裁をせねばなるまいと、彼女は踏んでいた。
だからこそ休日で、しかも私服なのに、竹刀だけは持って来ていたのだ。
その竹刀が今、凛の股間をパンティ越しに擦っている。竹刀はリトではなく、凛をこそ責める道具に成り下がった。
「うぁっ、くぅん、ひふっ、ふんんっ」
布団の上で自発的にM字開脚した凛は、一心不乱に竹刀オナニーに没頭した。
肉の棒に触れる前に、まずは竹の棒というわけだ。長過ぎる事は別として、太さは実物のペニスと比べても悪くない。
これなら肉棒に触れる前の予行演習には適任と言える道具だった。
流石に挿入こそしないが、覚悟を決める前の予備動作といったところだ。
その横で綾は膝立ちの姿勢のまま、スカートの縁は咥えたままで、両手の指で自らの股間をパンティ越しに虐め抜いていた。
リトと交わる前に、女性器をまさぐられる事の予習をしたいと思ったのは、凛だけではなかったというわけだ。
鼻からズレ落ちかけている眼鏡が、いつかの晴子を思い出させる。
薄布の上からクリをつねったり転がしたりと、どうもオナニー慣れしているようでもある。
こういうタイプが意外とムッツリなんだよなぁ、とリトは既存の恋人達の顔をつい思い浮かべてしまった。
「んっ、んっ、ふーっ、ん、むっ、ふむぅっ」
スカートを咥えていても、声はついつい漏れてしまう。
擦る度に表面が湿り気を帯びていく凛の無骨な竹刀と、水滴が貫通して布団を濡らしてしまいそうな程に湿る綾のパンティ。
胡坐をかいたままでそれらを眺めるリトにとって、どちらも甲乙つけがたい絶景だった。
女達はどちらもまだ服を着たままで、下腹部だけ露出させている格好だが、
今や服の上からでも乳首の固さが透視出来るかのようでもあった。

二人の様子を隣の布団の上で見つめながら、沙姫もまた股間を湿らせていた。
我知らずモジモジとフトモモを擦り合わせ、必死にもどかしさを誤魔化す。
「沙姫さんは、あのお二人のようにはしないので?」
意地悪な問いかけをするザスティンに、沙姫は目を伏せて答えた。
「わ、私……オナニーって、した事ないから……やり方、分かりませんわ」
それは明らかに強がりだった。ザスティンを想って自らを慰めた事が、彼女なら一度や二度はあろう。
もしザスティンが意地悪な性分なら「自分のやりたいようにやってご覧」とでも言い、
沙姫のオナニーショーをとっくり見物した事だろう。
だがザスティンはそうしなかった。彼女が嘘をついている事を分かった上で、騎士は騎士らしく姫を導く。
「では、私が教えて差し上げましょう」
後ろから沙姫を抱き締め、片手はスカートを捲り上げると、もう片方の手でパンティの中をまさぐる。
まだ胸も揉んでいない、どころか服も脱いでいない相手に対して、
容赦の無さではザスティンは歴戦の騎士そのものと言えた。
「はぅ、あ、そっ、そんなトコロぉ……ダメです、ザスティン様ぁ……」
憧れのザスティンに愛撫されながら、沙姫は心にも無い事を言った。
ダメなわけが無いのだ、彼女にとって。ザスティンの手でアソコをビチョビチョにされる事は。
673名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:18:51.65 ID:5I9+WLVL
そこから更に三十分もする頃には、既に綾は一糸纏わぬ姿になっていた。
いつの間に服を脱いでいたのか、自分で脱いだのかそれとも脱がされたのか、それさえ覚えていられない程、彼女の意識はふわふわとしていた。
そのようにたゆたっていた彼女の意識が、突如として振り戻されたのは、公開オナニーに一区切りをつけてリトとの本番に臨んだ瞬間だった。
「はぁあがっ!? いだっ、痛ひぃぃぃっ……!」
破瓜の痛みは人それぞれ。綾の破瓜は、小学生の美柑のそれにも劣らぬ激痛を伴った。
リトもなるべくゆっくり挿入してやったのだが、こればかりは仕方ない。
リトの男根の直径と、綾の膣の内径という、物理的な問題がどうしても立ちはだかる。
代わりに綾のナカは、百戦錬磨のリトでも長くは耐えられない程、ぎゅうぎゅうに締め付けてくれる狭さがあった。
バックで挿入しながらアヌスにも指先の第一関節までを軽く捻じ込んでやると、膣の締め付けは尚一層に強まって、リトが射精するのを今か今かと急き立てた。
「そっ、そこはぁぁっ!? お尻の……ふんんうぅっ! あ、頭がぁっ……ジンジンしてきまふぅうっ!」
下半身から脳天まで、綾の体内を痛みと共に悦楽が染み渡る。
いつか読んだ小説に、女はセックスをすると相手への情が深まる、と書いてあった。
勿論、そうでない女も世の中には沢山居るのだろうし、そんな事でコロッと落とされる女は正直チョロい方なのだろうが、今ならそんな女の気持ちが、綾にはこれ以上無いくらいに理解出来た。
ナカを擦られる度に、先程までは無かった筈の愛情が、湯水のように溢れて来る。
奥を一突きされる度に、背後の男への好感度が目盛り五つ分くらい上がる。
強姦でもない限り、セックスは相手への好意を深める効果があるのだ。女のカラダはそういう風に出来ていた。
ひとたび交わるだけでインスタントな愛が育まれ、回数を重ねる程にそれはやがて本物の愛に育っていく。
「あふぅぅぅぅんっ!  しゅっ、ひゅきれすぅぅぅっ! だいひゅきぃぃぃんっ!」
「うっ、は……! あ、あぁ……」
綾の貧相な肢体をかき抱きながら、リトは果てた。
その様をじっと見つめていた凛も、もはや我慢の限界といったところだ。
「私の方が、ずっと前からリト君を好きだったのに……綾に先を越されるなどと」
「悪かったよ、凛。でも、綾の方はこれで一時休戦だろうから。ここからしばらくの間は凛専用だよ、俺の体は」
一口にオナニーと言っても、棒で表面を擦るのと、指で様々な刺激を与えるのでは、どうしても後者の方が先に達してしまえる確率が高い。
たまたま準備が先に整ったのが綾の方だっただけで、リトは決して凛を蔑ろにするつもりは無かった。

本来の目的に照らし合わせれば、沙姫が行為に没入していくのに、下準備はこれで完了と言えた。
彼女はただ、処女の挿入の場面をその目で見届け、覚悟を決めたかっただけだ。
凛はまだオナニーしかしていないが、綾が既に一戦終えて燃え尽きた後なのだから、この期に及んでまだ覚悟が決まらないなどと、臆病な事はもう言えなかった。
「ザスティン様……はしたないなんて、思わないで下さいね……」
沙姫はするりとブラウスを脱ぐと、均整の取れた見事なボディラインを披露した。
その姿はあたかも中世ヨーロッパの裸婦画、或いは彫刻のよう。彼女が脱いだだけで、安普請のアパートは美術館の如き様相となった。
ルーブルも、ナショナル・ギャラリーも、メトロポリタンも、これ程の美しさを誇る所蔵品は持ち合わせていまい。
沙姫の姿にはまるで白薔薇が纏わりついているようだったし、彼女の脱いだ服からは百合でも咲き乱れてきそうな程だった。
沙姫の周りでキューピッドの群れが祝福のラッパを吹いているような様を、リトもザスティンも、そればかりか息も絶え絶えな凛と綾さえ幻視していた。
「……やる事なす事いちいちエレガントなんだな、この人」
「まぁ、沙姫様だからな……このぐらい当然だよ……」
「さ、流石、ですわ……沙姫、様……」
この誉れある誇り高き絶世の美女が、今から男の前でだらしなく股を開く。
それは晴子のような「普通の女」が乱れる時とは、また違った素敵さがあるだろうと、リトは思い描いた。
だが残念ながら、沙姫を犯すのは彼ではない。
沙姫を汚し、その美しい顔を性欲に歪ませ変貌させるのは、ザスティンの役目だ。
ちょっと惜しい気分だな、とリトが考えていると、彼の意識を引き戻すように、凛がおねだりをした。
「さぁ、リト君。次は私の番だろう……? これ以上、他の女に目移りしないでくれ」
主君たる沙姫でさえ、今の凛には「他の女」扱いだ。
反逆にも等しい暴言だったが、それ程までに、凛はリトを欲するようになっていた。
674名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:31:36.54 ID:5I9+WLVL
「ふぁあはっ! ひゃふっ! んんソコぉっ! 奥ゥッ!」
綾と違い、凛は服を着たままでの正常位で、リトを受け入れた。服を脱いでいる時間が勿体なかった。
だが実際交わってみると、破瓜の痛みも勿論大きいが、それ以上に、もっと彼と素肌で密着したい、との思いが強かった。
着衣のままで交わるなど勿体ない事をした、とつい後悔する。だが全裸で交わるのは次の機会で良い。
リトの恋人になれた以上、次の機会などいくらでもあるのだ。
凛の体には今、脱げかけのワイシャツと、首元までたくし上げられたブラ、ふくらはぎに引っ掛かったままのジーンズが残されていた。
もう一つ、パンティも穿いたままだったが、これは横にズラされており、リトの挿入を邪魔するにはあたらなかった。
「んんぐっ! ひゅふっ、はっ! ザスティンしゃまのぉっ……太いぃっ!」
沙姫の方はと言うと、声が隣室に漏れるのを堪える為に、下唇を噛み締めようとしているが、堪えきれずにヨガってしまっていた。
まだザスティン以外の男のモノを知らないくせに、とはリトも思ったが、しかし処女からしてみれば、大抵どんなチンポでも太く思うだろう。
いつもの高貴な雰囲気はどこへやら、沙姫はひっくり返った蛙じみた格好で、縦ロールを千々に乱しながら安物の布団の上で体を揺らしていた。
「沙姫さん! 沙姫さん! 沙姫さん! 沙姫さん!」
ザスティンはリトに比べれば随分大人びているが、経験回数がそれ程でもないのか、リトより余裕が無かった。
王女の護衛として身を粉にし働く日々だったのだから、女と逢瀬を重ねている暇など無かったのかも知れない。
さすがに童貞ではないのだろうが、この端正な顔立ちが、今まであまり女に触れられてこなかっただろう事は勿体なかった。
凛と沙姫は、互いを横目に見ながら、変わり果てた友人の淫らな表情に愕然とした。
(あの沙姫様が、こんなにみっともな顔を……)(あの凛が、こんなにだらしない顔を……)
言葉を出す余裕は両者には無かったが、文にしたとしたら、概ねこうだろう。
彼女らは気付いていない。それぞれ、自分も同じくらい、情けない顔を晒しているのだと。
「アッ、もっ、だめっ! イってしまいますわぁぁぁぁん!!」「こ、これっ、擦られ過ぎ、てっ、あぁっ、あぁぁぁぁっ!!」
凛と沙姫は、仲良く同時に初イキを味わった。

ぐったりしている凛と綾を前に、リトは余韻に浸っていた。「ふふっ。二人とも、可愛い寝顔してら」
凛と綾の眠りこける姿を前にしては、寝込みに余計な悪戯をする気にもなれない。純真にして穏やかな寝顔だ。
だが、沙姫の方はまだまだいけるようだ。「ザスティン様……今度は、こちらに……」
高貴な家柄の女とは思えない、下品な懇願。沙姫は自分の股間に中指を滑らせると、マンコではなく、菊門の方を撫でてみせた。
「沙姫さん、よろしいので?」
「そ、そのっ……綾がここを責められてるのを見たら、何と言うか……興味が、湧いてきてしまいまして……」
肉棒をねだる彼女の声は、言葉の内容と裏腹に、オペラのように麗しい。
いやだからいい加減そのエレガント路線やめろって、とリトは言いたくなった。しかしこれが沙姫の生来備える気品なのだから仕方ない。
「ならば、私も再び気合いを入れましょう!」
ザスティンはやっぱり決闘でもするかのような気迫で答えた。
そうして、たった今処女を失ったばかりの令嬢が、すぐさまアナルファックなどというディープなプレイに勤しむ事となった。
675名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:33:16.41 ID:5I9+WLVL
「沙姫さん! どっちが! 良いですか!」バックで沙姫の直腸を犯しながら、ザスティンが問いかける。
「前と! 後ろと! どちらが! 好みですか!」ピストンに合わせながら喋るものだから、言葉が途切れ途切れだ。
普通だったら後ろの穴なんてそんなに気持ち良くないのだろうが、沙姫はこれで結構、元々痴女の天性が身についている。
その事は普段の彼女の振る舞い(元祖ToLOVEる見てれば一目瞭然)からも、容易に窺い知れる事だった。
「そっ、そん、なのっ……比べっ、られ……」どっちも良い、とはまた強欲な事だ。どちらか一つに絞れないのだろうか。
「どっちも! どっちも欲しいですわっ! 前も! 後ろも! 同時に犯して欲しいのほぉっ!」
乱れ狂う沙姫のその回答に、ザスティンはひっそり微笑んだ。沙姫の痴態に呆れていると言うよりは、より愛しく思っている風だ。
早速、彼は沙姫の腰の横から自分の腕を滑り込ませ、アナルを突きながら同時に、マンコの方も指で擦ろうとした。
それを止めたのは、誰あろう沙姫自身だった。「ちがっ……違うのぉっ……両方とも、おちんぽ入れて欲しいのぉっ!」
無茶言うなよ、チンポは一本しか無いんだぞ。リトが心の中でそうツッコむと、丁度ザスティンと目が合った。
……何か変な予感がするな、とリトが思った矢先、ザスティンはにっこりと悪気無く笑ってこう言った。
「それならば沙姫さん。ここに居るではないですか。あなたの、愛人が」

考えてみると、こういう形での3Pは初めてだ。
今までリトは何度も3Pをしてきたが、それは全て、リト一人に対して女が二人、という形式ばかりだった。
何度かはリトが分身した事もあったし、晴子相手にはそれで3Pもしたが、あれは結局「リト対女」という構図であり、厳密な3Pとは言い難い。
遊に素股された直後の唯とヤった事もあれど、あれはただ順番に唯を弄んだだけで、二人で同時に協力攻撃したわけではない。
自分以外の男と、同時に一人の女を犯す経験は、リトはまだ無かった。
「良い事!? 絶っ対に! 余計な事はしないで下さいまし!」
沙姫はリトに対し、鉄の掟を課した。
「あなたに貸すのは、お尻の穴だけなんですから! 私の体の他の部分は全てザスティン様専用です!
 あなたには私のオマンコはおろか、胸さえ触らせません! キスしたら殺しますから! ハグしても殺しますから!」
「それ3Pって言うのかなぁ……」
沙姫はこの期に及んでも、やはりザスティン以外の男は要らないらしい。
たまたま居合わせたリトのペニスを欲しているのも、所詮はチンポがもう一本欲しいだけで、リトが欲しいわけではない。
本当はザスティンに男根が二本生えてれば、それが一番良かったのだろう。
「それでは、沙姫さん。どうぞ、こちらへ」
ザスティンは布団の上に仰向けになると、股間の聖剣をそそり立たせた。
一度は直腸に突っ込んだモノだが、既に風呂場で丁寧に汚れと菌を洗い流している。その上に、沙姫が騎乗位で跨る。
そんな沙姫の後ろから、リトはバックで彼女の肛門を抉る手筈だ。つまり、束の間沙姫は、リトとザスティンにサンドイッチされる格好になる。
せっかくたった今までザスティンが後ろの穴を掘っていたのだから、そのままリトは沙姫のマンコに挿入すれば早かったのだが、
彼女は「前の穴だけは絶対ザスティン様専用!」と言って譲らなかった。そういう貞淑さは、秋穂にも見習わせたい。
「んんっ……ん〜〜〜っ!」
きつく唇を閉じながら、沙姫はザスティンの上に腰を落とした。
ズン、という擬音が聞こえてきそうな程の、深い挿入だ。
「さ……さぁ……リト……早く、入れて下さいまし……」
他の女達もそうだったが、いつしか沙姫も、リトを「リト」と呼んでいた。
今更になってフルネームで呼ぶのも趣きが無い。
美の理解者、天条院沙姫は、この場でリトを他人行儀に扱う事の醜さと愚かしさをも理解していた。
676名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:36:11.83 ID:5I9+WLVL
形だけの愛人だった筈が、本当の愛人になる。
それは今まで肌を重ねてきた全ての女達に共通していたが、沙姫も結局はその例から漏れる事が無かったというわけだ。
「はぁんっ! はぁっ! ザスっ……ティン、様ぁっ! リ、リトぉっ!」
前の穴を亭主に、後ろの穴を不倫相手に貫かれながら、沙姫は汗の粒を撒き散らしていた。
リトの側からすれば、沙姫の姿は、後頭部とうなじと、背中しか見えない。
ザスティンに膣を抉られた沙姫がどんな緩みきった顔をしているのか、リトの方からは想像する事しか許されなかった。
どこかそれは、「寝取られている」と感じる悔しさがあった。
自分の知らない沙姫の顔を、ザスティンは今まさに見ている。間近でその蕩けた瞳を凝視し、唇を重ね、舌を吸い合っている。
リトの方には、彼女の唾液の一滴さえ、分け前が与えられない。
……こういうのも、それはそれで良いな、とリトは肯定的に捉えた。
それまで全ての恋人達を自分一人で独占していただけのリトが、初めて、たまには他の男も交えて3Pも良いかも、と思った瞬間だった。
今度レンを呼んで、ララと3Pしてみようか。或いは遊さんと一緒に秋穂さんを犯してみようか。
そんな、女達が聞いたら何と言うやら分からない展望を、彼は思い描いていた。
「沙姫っ……沙姫っ」
リトもいつの間にやら、沙姫を「天条院先輩」とは呼ばなくなった。
愛人なのだから、それもおかしくはない。
おまけに、一度体を繋いでしまえば情が移ったようで、沙姫も別段それには反感を覚えなかった。
さり気なくリトが前傾姿勢になり、沙姫の背にもたれかかり、彼女とザスティンの胸板の間に手を滑り込ませ、
彼女の乳房を揉み始めようとも、拒絶すらしない。
胸にすら触るなと言っていたあの気高さも、どこへやらだ。
「アァッ、らめぇっ! おっぱい感じちゃいますわぁんっ!」
乳頭をクリクリされ、沙姫は美しい金髪を振り乱した。
リトは沙姫のアヘ顔を空想しながら、彼女のうなじに舌を這わせた。花の蜜のような香りが、沙姫の後ろ髪の生え際から立ち上っている。
余程良いシャンプーを使っているのか、それとも彼女の生まれつきの体臭か。きっと両方だろう、とリトは結論付けた。

一度3Pを経験すると、沙姫はもう、完全に堕落した。
ザスティンの精液を掻き出した膣にリトのペニスを、リトの精液を吐き出した直腸にザスティンのペニスを受け止め、
前後を入れ替えての、ついに三回戦目に突入だ。
それまでに既にリトは、凛、綾とのセックスを含めてもう三回も射精していたが、何のそのといったところだ。
普段は他の恋人達相手に、一日五回くらいはヤっている。この程度では、彼の精液は枯渇しなかった。
「良い事? あなたはただの浮気相手! ただのセフレなんですから! これで私があなたに籠絡されたなどと、調子に乗らないで下さい!」
ザスティン以外のモノは膣に入れたくないと言っていたくせに、籠絡されていないなどと、どの口が言うのだろうか。
しかも本命であるザスティンの前で、堂々と浮気だのセフレだのと。
「ははっ、許して下さいリト君。沙姫さんは私の妻ですので」
「大丈夫だよ、ザスティン。これはこれで、新鮮だから」
れっきとした他人の女を抱く事自体は、リトにとっては初めてではない。
林檎は彼の母親だが、才培の妻だ。秋穂は遊の彼女とは言い難いが、リトの恋人とも言い難い。
しかし、息子を愛して当然の林檎や、本気で恋をしない秋穂とは、沙姫は全く違った不倫の風情をリトに与えてくれた。
これからも、心底ザスティンを愛すれば良い。ザスティンを愛したままで、時折浮気してくれれば、それで十分だ。
罪悪感と快楽の狭間で悶えるご令嬢の複雑な表情、是非堪能させて貰う。
「それじゃ、動くぞ、っと」
今度はリトが騎乗位、ザスティンが後背位という、さっきとは真逆のポジションでの3Pとなっていた。
これなら、喘ぐ沙姫の顔が間近に見られ、声が間近に聞こえる。
「アッ! アァッ! 深いィッ!」
予想違わず、沙姫は良い顔で嬉し涙を流し始めた。
二穴を同時に攻められた時、沙姫はこんな顔をするのだと、リトは初めて知った。
沙姫のナカは温かく、それはそのまま、彼女の心の温かさのようだった。
677名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:36:41.08 ID:m8wRrsZl
支援
678名無しさん@ピンキー:2014/04/06(日) 00:39:18.70 ID:5I9+WLVL
「それじゃあ沙姫も、とうとうリトの彼女になったんだねぇ」
事後報告をする為に、沙姫とザスティンと凛と綾は、結城家に立ち寄った。
嬉々としてはしゃぐララに、沙姫は躍起になって言い返す。
「彼女じゃありませんから! 愛人! あ、い、じ、んっ!」
愛人の方が普通は嫌なんじゃないかなぁ、という美柑の指摘はスルーされる。
「それにしてもザスティン様、よく沙姫様の浮気を受け入れられましたね」
感心するように言う凛に、ザスティンは何食わぬ顔で答える。
「私の居ない所で、私に内緒でなら兎も角、今回は話が別ですから。
 あれは浮気と言うより、ただのそういう愛し合い方、ですよ」
この人ひょっとしてお兄ちゃんより心広くない? と美柑がモモに耳打ちする。
「リトさんも王になるのなら、このくらいの寛容さは必要かも知れませんね」
「それって私達も、お兄ちゃん以外の男の人に抱かれるって事なんじゃ……」
私はそんなの絶対嫌、と美柑は口を尖らせた。同席していた多くの女達も、大体同じ意見だった。
違ったのはララくらいのもので、彼女だけは「それもアリかなぁ」などと、あまり深く考えずに言っている。
とは言え彼女の場合、リト以外の男の顔は、パッとは思い浮かばなかった。
目の前にザスティンが居るのに眼中に無い辺り、いかにもララらしい。
結局のところ、彼女もリト以外の男とは根本的にヤル気が無いのだ……今の所は、だが。
「とりあえずこれで、愛人枠は後一人なんですよね? どこから調達すれば良いんでしょうか」
綾は眼鏡の奥の瞳を細めながら、真剣に言った。
晴子や秋穂まで協力してくれたのだから、ツテを当たれば他にも協力者は現れるかも知れないが、
今の所誰にとっても、新しいツテなど思いつかなかった。
沙姫を愛人に出来ただけでも、本当なら殊勲賞モノなのだから。
「うー、後一人かぁ……その後一人が、難しいんだよなぁ……」
リトは腕組みしたまま、苦笑さえ浮かべる余裕が無かった。



第十二話終了。
ネメシスの登場する後日談をずっと前から用意してたのに、
「メアの髪の毛一本とお静の念力で協力してネメシスを抑え込む」というとっておきのネタを原作で先に披露されたので
俺の貧相な脳味噌ではもうネメシスをうまく負けさせるネタが無くなってしまった……。
679名無しさん@ピンキー:2014/04/08(火) 23:51:10.80 ID:5mdY1Fms
乙です!
次も期待してます。他の作品の投稿も本当に無いので、書きあがり次第どんどん投稿して下さい!m(_ _)m
680名無しさん@ピンキー:2014/04/28(月) 06:25:44.30 ID:p7io0mZz
ララ万歳
681名無しさん@ピンキー:2014/05/20(火) 15:15:06.60 ID:Ruf4W9O8
ララ
682名無しさん@ピンキー
メアちゃんとセックス